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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 22:59:10.61:PnH5dY+z0
フローラ「ビアンカさん…」
ビアンカ「よしてよ、そんな顔されちゃ、私のほうが気まずいわ」
フローラ「はい…」
ビアンカ「おしあわせにね」
トンヌラ「ビアンカ…ありがとう」
ビアンカ「黙れよターバン野郎」

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:02:18.46:PnH5dY+z0
トンヌラ「そ、そんな言いk」
ルドマン「さあ、早速式を挙げようじゃないか!」
ビアンカ「そうよ。みんなでお祝いしましょう!ほら、準備してらっしゃい!」
フローラ「はい!ありがとうございます!」
トンヌラ「そ、そうだね!さあ行こうフローラ!ビアンカも来てくれよな!」
ビアンカ「判ったからさっさといけ青キノコ」
トンヌラ「わ、わかったよ。それじゃあ後で」
バタン
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:02:57.84:EJC6GIAP0
ルドマン「さて…ビアンカ殿。さぞかし辛かろうが、これもあの若者の選択じゃ」
ビアンカ「ええ、判っています」
ルドマン「トンヌラ殿も随分悩んでいたようじゃからな…きっと苦渋の決断だったろう」
ビアンカ「ええ…」
ルドマン「決してどちらかが優れ、劣っているというわけではない…運命じゃよ」
ビアンカ「ええ」
ルドマン「運命的な出会い、選択というものが、人生には往々にして」
ビアンカ「しっつけえな判ったっつってんだろうがハゲデブ」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:04:22.88:KpknKtGsP
ルドマン「ハ、ハゲ…」
ビアンカ「申し訳ありません。ですが、あまり慰められるのも…」
ルドマン「そうじゃな。いやすまなかった。つい悪い癖でな。わっはっは」
ビアンカ「そのお気持ちは、受け取っておきます」
ルドマン「貴女のような気丈で美しい人なら、すぐに婿も見つかる筈じゃ。わっはっは」
ビアンカ「いや笑えねえよ」
ルドマン「す、すいません」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:05:23.32:PnH5dY+z0
ルドマン「あ、それじゃわしも準備に行ってくるとするよ。しばらく待ってておくれ」
ビアンカ「はい」
ルドマン「くれぐれも出席しておくれよ」
バタンッ
ビアンカ「…ふう」
ビアンカ(……。結婚か…幸せそうな顔してたな…。トンヌラ…いっちゃうんだな…)
ガチャ
アンディ「…あの…」
ビアンカ「あら、あなたは…」
アンディ「貴女がここに残っている、ということは…やっぱり…」
ビアンカ「ええ、そういうことよ」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:06:06.62:PnH5dY+z0
アンディ「そうですか…」
ビアンカ「落ち込まないで、って言っても無理よね」
アンディ「いえ……。あの…?」
ビアンカ「わたし?わたしはビアンカ」
アンディ「僕はアンディといいます」
ビアンカ「よろしくね。何をしている人なの?」
アンディ「え、その、笛を…」
ビアンカ「笛を?」
アンディ「笛を吹いて…」
ビアンカ「笛を吹いて…?」
アンディ「笛を吹いてるんです」
ビアンカ「ニートね」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:07:58.07:Pu7jjvlgi
アンディ「いやニートというか…」
ビアンカ「じゃあなんなの?」
アンディ「吟遊詩人にいつかなれたらな…なんて…ええと…ほら…」
ビアンカ「え?なに?」
アンディ「いや…今は…確かにニートっぽい…っていうか…そう言われても…」
ビアンカ「メラゾーマ!」
アンディ「ひっ!」
ビアンカ「冗談よ」
アンディ「びっくりしたなあ…やめてくださいよそういうのは…乱暴な人だなあ…突然そんな」
ビアンカ「メラ!」
アンディ「うあっつうっ!」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:10:25.22:PnH5dY+z0
ビアンカ「ごめんね。ちょっとイラッときたから…」
アンディ「いつつ…」
ビアンカ「で、あなたこれからどうするの?」
アンディ「……実はビアンカさんに相談が」
ビアンカ「何?」
アンディ「僕、くやしいんです。あんな、あんな流れ者に突然フローラを奪われて!」
ビアンカ「元々あんたのものじゃないでしょ。自惚れてんじゃないわよ」
アンディ「あ…そうなんですが…」
ビアンカ「あんたみたいな男いるわよね。グジグジ言うだけで何もしない癖に逆恨みばっかりするやつ」
アンディ「……うう……」
ビアンカ「泣かないでよキモいから。で、何?続き言いなさいよ。ほら
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:12:11.71:PnH5dY+z0
アンディ「…ぼ、僕はフローラを諦め切れないんです!奪い返したいんです!」
ビアンカ「どうやって?」
アンディ「結婚式の最中に、フローラをさらいます!ビアンカさんにも協力して欲しいんです!」
ビアンカ「そんなことしたって、フローラさんの気持ちは変わらないわよ」
アンディ「変わらなくても!こうなったら、どんなことをしてでも僕の愛情を伝えきりたいんです!」
ビアンカ「トンヌラと、ルドマンさんが許さないわよ」
アンディ「それでも、やるんです」
ビアンカ「捕まるだけじゃ、すまないかもしれないわ」
アンディ「いいんです!もう死んでもいいんです!もちろんビアンカさんには迷惑をかけません!」
ビアンカ「言うのね…」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:13:28.70:PnH5dY+z0
アンディ「お願いします!協力してください!」
ビアンカ「…そうね。いいわよ」
アンディ「ほんとですか!」
ビアンカ「多分無理だと思うけど」
アンディ「そんな…僕は本気なんです!」
ビアンカ「判ってるわよ。私だって、くやしくないわけじゃないの」
アンディ「ビアンカさん…」
ビアンカ「私からしたら、フローラさんが突然彼を奪っていった、ってなるのかな」
アンディ「ビアンカさん、僕…すいません自分の気持ちばっかり…」
ビアンカ「あんたに同情されると余計落ち込むわね…」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:14:08.06:PnH5dY+z0
アンディ「じゃ、じゃあ段取りを説明します…」
ビアンカ「簡潔にね」
アンディ「ビアンカさんはみなの注意を引きつけてもらいたいんです」
ビアンカ「どうすればいいの?」
アンディ「はい。まずはこの教会の見取り図を見てください…」
ガチャ
アンディ「誰だっ!」
ルドマン「何じゃっ!」
ビアンカ「よおデブハゲ!(裏声)」
ルドマン「アンディか!なんだその言い草は!」
アンディ「ち、違う!僕じゃ」
ビアンカ「南部虎弾みたいな頭しやがって!(裏声)」
ルドマン「誰が電撃ネットワークじゃ!」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:16:33.24:PnH5dY+z0
ルドマン「出て行け!無礼者!」
アンディ「ちょ…!待ってくだ」
バタン!
ルドマン「まったく…」
ビアンカ「困った方ですね…」
ルドマン「おおビアンカ殿。アンディに何かされなかったかね」
ビアンカ「ええ大丈夫です」
ルドマン「あやつも根は良い奴なのだが…おや、何を後ろ手に隠しているのかね」
ビアンカ「いえ、何も」
ルドマン「いやしかし何か紙切れのようなものが」
ビアンカ「何もねえっつってんじゃん」
ルドマン「はい」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:17:54.73:PnH5dY+z0
ルドマン「そうじゃ、式は二時半から行うことになった。まだ少し時間はあるが、どうするかね」
ビアンカ「じゃあ、少し散歩でもしてきます」
ルドマン「そうじゃなそれも良かろう。何かあったら遠慮せず言っておくれ」
ビアンカ「はい。それじゃまた後ほど…」
バタン
ビアンカ「……あの池に沈んでるのはアンディかしら」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:25:49.04:PnH5dY+z0
ビアンカ「ちょっと、大丈夫?」
アンディ「うう…大丈夫です…」
ビアンカ「燃えたり濡れたり大変ね」
アンディ「それは…」
ビアンカ「なに?」
アンディ「いえ」
ビアンカ「ほら、見取り図もちゃんとあるわよ」
アンディ「ありがとうございます。でもあんなやりかた酷いんじゃ…」
ビアンカ「燃えたいの」
アンディ「燃えたくはないです」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:34:32.60:PnH5dY+z0
ビアンカ「ここで話すのはちょっとまずいわね」
アンディ「ええ、宿屋の裏に行きましょう」
ビアンカ「二人で歩いてるのを見られるのもまずいんじゃないかしら」
アンディ「そうですね…共謀の証拠にもなってしまいますね」
ビアンカ「あなたと二人で歩くこと自体が嫌ね」
アンディ「あ、そうですよねわかります」
ビアンカ「わかったならさっさと先に行って」
アンディ「はい、では待ってます」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:39:56.51:PnH5dY+z0
ビアンカ(宿屋は街の入り口あたり…少し間を空けたほうがいいわよね…)
トンヌラ「あ、ビアンカ」
ビアンカ「トンヌラ」
トンヌラ「どうしたの、そんなに驚いて」
ビアンカ「い、いえ、変な名前だな、と思って」
トンヌラ「それ今言うの?」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:44:06.12:jub7Pehf0
トンヌラ「いや、そういや、初めて会ったときも、そう言ってたね」
ビアンカ「そうだったかしら」
トンヌラ「うん。覚えてない?」
ビアンカ「覚えてない」
トンヌラ「まったく?」
ビアンカ「まったく全然、ちっとも」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:46:39.59:PnH5dY+z0
トンヌラ「そうか…」
ビアンカ「ごめんね私物覚え悪くて…」
トンヌラ「ううんいいんだ」
ビアンカ「私、ちょっと寂しいかも」
トンヌラ「え」
ビアンカ「だって、幼馴染がそうじゃなくなっちゃうんだもの」
トンヌラ「そんなことないよ、これからだって友達さ」
ビアンカ「ほんとに?」
トンヌラ「ほんと」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:46:51.35:CbsUQCOr0
ビアンカ「嬉しいな」
トンヌラ「ビアンカ…」
ビアンカ「何?」
トンヌラ「いや、なんだか…」
ビアンカ「何?何か言いたいの?」
トンヌラ「申し訳ないな、って」
ゲシッ
トンヌラ「いてっ!」
ビアンカ「それをいっちゃあおしめえよ」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:50:11.64:PnH5dY+z0
トンヌラ「そ、そうだよねビアンカ。ごめんよ」
ビアンカ「ううん、気持ちは判るわ」
トンヌラ「あ、そろそろ行かなきゃ、式着てよね」
ビアンカ「判ったわヌントラ」
トンヌラ「それ皮肉?」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:53:07.83:PnH5dY+z0
ビアンカ「違うわよトヌンラ。いってらっしゃい」
トンヌラ「ぐぐ…じゃあまた後でね!」
ビアンカ「(ヌントラ…じゃないトンヌラ…良い笑顔しちゃって…)」
アンディ「ビアンカさん」
ビアンカ「!急に話しかけないでようんこ野郎」
アンディ「ひ、ひぃ…」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:56:32.86:PnH5dY+z0
ビアンカ「何よ」
アンディ「あ、あの段取りをですね」
ビアンカ「ああ、そうね。で、どうするの?」
アンディ「とりあえずあの物陰で…」
ビアンカ「ああ、あんたに似合いそうな場所に」
アンディ「はいそうですぅ」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:59:44.95:PnH5dY+z0
コソコソ
ビアンカ「で、どうするの?」
アンディ「はい、まずはこの教会の見取り図をみてください」
ビアンカ「ふむふむ」
アンディ「二人がこの祭壇の前に来たときが勝負です」
ビアンカ「具体的には?」
アンディ「突っ込みます」
ビアンカ「はぁ?」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:03:14.19:9W7f0gF70
アンディ「強攻策です!」
ビアンカ「これ策でもなんでもないじゃない!あんた馬鹿じゃないの!馬鹿か」
アンディ「はいぃ」
ビアンカ「はいじゃ無いわよ。もう…私は何をすればいいの?」
アンディ「ビアンカさんには、囮になってほしいんです」
ビアンカ「一人で?」
アンディ「いえ。あの、モンスターと一緒に」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:06:03.37:9W7f0gF70
ビアンカ「まさか…ゲレゲレ?」
アンディ「ゲレゲレっていうですかあの虎wwwwwwwwwww」
ビアンカ「私が名づけたのよ」
アンディ「すいませんすいません」
ビアンカ「いいわ、でゲレゲレとどうするの」
アンディ「ゲレゲレが暴r」
ビアンカ「さんを付けろよデコスケ野郎」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:07:39.45:VP55SACC0
アンディ「げ、ゲレゲレさんが暴れたふりをして、式をめちゃくちゃにするんです」
ビアンカ「私は?」
アンディ「自棄になって暴れているふりをしてください」
ビアンカ「えー格好悪い」
アンディ「でもビアンカさんとゲレゲレさんが暴れてくれれば、相当式がめちゃくちゃになると思うんですよ!」
ビアンカ「どういう意味よ…」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:11:40.99:9W7f0gF70
アンディ「作戦は以上です」
ビアンカ「作戦というか、もう強硬手段ね」
アンディ「駄目、ですか…?」
ビアンカ「良いわよ。もう私失うものなんて、ないし」
アンディ「ビアンカさん…」
ビアンカ「そこ、同情しない」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:14:15.39:9W7f0gF70
アンディ「すいませんすいません」
ビアンカ「じゃ、そういうことね。合図は?」
アンディ「式場で僕が出します」
ビアンカ「判ったわ。」
アンディ「式まであと一時間…どうしますか?」
ビアンカ「酒でも飲んでるわ。そのほうが暴れやすいし」
アンディ「じゃあ僕もいっし」
ビアンカ「だが断る」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:18:51.99:9W7f0gF70
マスター「いらっしゃい」
ビアンカ「バーボン。ロックで」
マスター「は、はい」
ビアンカ「(結婚か…。私は結婚できるのかな…)」
ビアンカはバーボンを一気に飲み干すと、マスターにおかわりを告げた。
そして今度はゆっくり口を付けた。
その目には僅かに涙が光っていた。
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:22:25.89:9W7f0gF70
そして式の時間がやってきた…
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:22:50.53:OxiFlVhL0
式場は華やかに賑わっていた。
街中の人はもちろん、ルドマン家のお嬢様の結婚式である、
サラボナ以外からも人が集まり、教会の前は賑々しい状態になっていた。
中心にはトンヌラとフローラの、幸せそうな笑顔
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:28:26.46:9W7f0gF70
トンヌラ「みなさんありがとうありがとう」
フローラ「みなさま、どうもありがとうございます」
ルドマンは忙しそうにあちこちを走り回っている。
トンヌラの仲間モンスターたちも嬉しそうにはしゃいでいる。
そんな中、人々の隅で負のオーラを放つアンディ…
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:29:09.21:vIRzYzQs0
アンディ「(フローラフローラフローラフローラ…あんなに幸せそうにして…ギギギ…)」
今にも噛み付きそうなアンディの後ろから、一人の女性が近づいてくる。
ビアンカである。
ビアンカ「よおー!!アンディ!!!」
アンディ「ビ、ビアンカさん…!?」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:37:27.63:9W7f0gF70
ビアンカ「へへへへ!よお楽しんでるか!?」
アンディ「へべれけじゃないですか!」
ビアンカ「誰がへべれけだコラ!メラメラメラ」
アンディ「うわーーー!!」
式場がざわつく…。
ルドマン「どうしたのかねアンディ」
アンディ「いえなんでもないんです!熱い!」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:40:03.90:9W7f0gF70
コソコソ…
アンディ「そ、そんな酔っちゃ計画が…」
ビアンカ「計画ぅ?んふふwww」
アンディ「駄目だこいつはやk」
ビアンカ「誰がこいつだこら」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:43:27.73:9W7f0gF70
アンディ「クソ…どうしよう…どうすれば」
ルドマン「さあ!そろそろ式を始めようじゃないか!みなさんどうぞ教会へ」
ぞろぞろと教会へ入っていく人々。
アンディ「どうしようどうしよ」
ビアンカ「おい!トンヌラ!待て!」
アンディ「!?」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:45:03.96:9W7f0gF70
トンヌラ「え?」
ビアンカ「お前なあ!結局そんなお嬢様が好きになったのかよ!ええ!」
ルドマン「何を言い出すんじゃビアンカ殿」
ビアンカ「南部は黙ってろ!」
ルドマン「へい」
ビアンカ「お前なあ!私との約束、忘れたの!」
ざわ…ざわ…
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:46:55.06:9W7f0gF70
トンヌラ「ビアンカ、落ち着いて」
フローラ「この人、酔ってますわ…」
ビアンカ「酔ってるよ!悪いかよ!約束、忘れたの?」
トンヌラ「約束って…」
ビアンカ「私を嫁に貰ってくれるって約束じゃない!したじゃない!ゆびきりげんまん!」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:48:57.93:9W7f0gF70
ビアンカ「私、忘れてないんだからね!それだけはずっと覚えてたんだからね!」
トンヌラ「ビアンカ…それは子供のころの…」
ビアンカ「だから忘れろって言うの!こんなに…こんなに…」
アンディ「ビアンカさん、ちょっとおちつ」
ビアンカ「メラミ!」
アンディ「あべし!」
ビアンカ「こんなに好きなのにぃ…!!」
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:50:27.65:EoUTTbBs0
ビアンカ「好きなのー!わーん!」
トンヌラ「ビアンカ…!」
アンディ「(待てよ…今なら、僕も流れに乗じてフローラに!)」
ルドマン「ちょ、ちょっと落ち着こう皆の衆!」
アンディ「僕もこの人が好きなんです!」
ルドマン「わし!?」
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:53:57.58:9W7f0gF70
アンディ「え?ええ?」
ルドマン「貴様!どうしてわしが男色だと知っている!?」
アンディ「ええええええ!?」
ビアンカ「わーん!わーん!」
トンヌラ「ビアンカ…泣かないで」
ビアンカに走りよるトンヌラ。驚くフローラ。
フローラ「トンヌラさん…!」
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:55:50.34:9W7f0gF70
ルドマン「しかもおぬしにちょっと気があったことを何故!?」
アンディ「え、いやちょ」
トンヌラ「ビアンカよしよし」
ビアンカ「えぐ…えぐ…」
フローラ「そんな!私を置いて…!トンヌラさん!」
ゲレゲレ「ごろにゃーん!」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:56:40.74:EtaZshU/0
フローラ「トンヌラ!私と結婚するんじゃないの!」
トンヌラ「え、いや、ちょ」
ルドマン「わしと結婚するか!」
アンディ「え、あのいや」
ゲレゲレ「wwwwwwwwwww」
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:59:04.93:FtOvxTxp0
ビアンカ「えぐえぐ…ごめんねトンヌラ…」
トンヌラ「いいんだよビアンカ…いやあんまり良くないけど…」
ルドマン「しかし、これじゃわしは良いとしても三角関係じゃな…」
フローラ「そうですよお父様!わたしこんなの許せません!トンヌラは私のものです!」
ビアンカ「何よその言い草!トンヌラは私と結婚するって約束したの!べー!」
アンディ「(あわわ…僕にとって最悪な状況に…)」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:03:04.21:9W7f0gF70
ドシーン… ドシーン…
突然鳴り響く巨大な足音…
トンヌラ「!なんだ!?」
ルドマン「ま、まさかこんな時に…つぼの封印が…!?」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:04:59.18:9W7f0gF70
デボラ「トンヌラ!あんた私のこと忘れたわけじゃないわよね!」
トンヌラ「げ…お、お前はデボラ!」
フローラ「誰よ!」
ビアンカ「どういうことよ!」
ルドマン「なにじゃこれは!」
アンディ「酷い!」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:08:23.22:9W7f0gF70
ギャース!
とつぜんサラボナを黒い影が覆う…
そう、つぼの封印が解けてしまったのだ…!
トンヌラ「あわわわわ」
デボラ「何よこの田舎臭い娘二人は!私と寝たこと、知ってるの!?」
トンヌラ「ギャース!」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:08:25.49:et/0u9K30
ブオーンの襲来!
街の人々は逃げ戸惑う…
ビアンカ「もう最低。飽きれた」
フローラ「婚約破棄します」
デボラ「ほら、行くよ、トンヌラ」
トンヌラ「あばばばばb」
ルドマン「ちょっとつぼ封印してくる!」
アンディ「つ、疲れた…」
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:15:30.40:9W7f0gF70
こうしてルドマンの活躍により町は救われた…
トンヌラはその後デボラという女にさらわれ、
アンディはめでたくルドマンと結婚した…。
ビアンカ「そうよね、やっぱりあんなやつと一緒になるより、一人でいた方が気が楽だわ…」
お粗末
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:16:17.63:MTh2cYzJ0
トンヌラ「そ、そんな言いk」
ルドマン「さあ、早速式を挙げようじゃないか!」
ビアンカ「そうよ。みんなでお祝いしましょう!ほら、準備してらっしゃい!」
フローラ「はい!ありがとうございます!」
トンヌラ「そ、そうだね!さあ行こうフローラ!ビアンカも来てくれよな!」
ビアンカ「判ったからさっさといけ青キノコ」
トンヌラ「わ、わかったよ。それじゃあ後で」
バタン
青きのこ・・・
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:04:04.05:PnH5dY+z0ルドマン「さて…ビアンカ殿。さぞかし辛かろうが、これもあの若者の選択じゃ」
ビアンカ「ええ、判っています」
ルドマン「トンヌラ殿も随分悩んでいたようじゃからな…きっと苦渋の決断だったろう」
ビアンカ「ええ…」
ルドマン「決してどちらかが優れ、劣っているというわけではない…運命じゃよ」
ビアンカ「ええ」
ルドマン「運命的な出会い、選択というものが、人生には往々にして」
ビアンカ「しっつけえな判ったっつってんだろうがハゲデブ」
トンヌラって誰かと思ったら主人公か
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:04:44.82:PnH5dY+z0ルドマン「ハ、ハゲ…」
ビアンカ「申し訳ありません。ですが、あまり慰められるのも…」
ルドマン「そうじゃな。いやすまなかった。つい悪い癖でな。わっはっは」
ビアンカ「そのお気持ちは、受け取っておきます」
ルドマン「貴女のような気丈で美しい人なら、すぐに婿も見つかる筈じゃ。わっはっは」
ビアンカ「いや笑えねえよ」
ルドマン「す、すいません」
ルドマン「あ、それじゃわしも準備に行ってくるとするよ。しばらく待ってておくれ」
ビアンカ「はい」
ルドマン「くれぐれも出席しておくれよ」
バタンッ
ビアンカ「…ふう」
ビアンカ(……。結婚か…幸せそうな顔してたな…。トンヌラ…いっちゃうんだな…)
ガチャ
アンディ「…あの…」
ビアンカ「あら、あなたは…」
アンディ「貴女がここに残っている、ということは…やっぱり…」
ビアンカ「ええ、そういうことよ」
アンディ「そうですか…」
ビアンカ「落ち込まないで、って言っても無理よね」
アンディ「いえ……。あの…?」
ビアンカ「わたし?わたしはビアンカ」
アンディ「僕はアンディといいます」
ビアンカ「よろしくね。何をしている人なの?」
アンディ「え、その、笛を…」
ビアンカ「笛を?」
アンディ「笛を吹いて…」
ビアンカ「笛を吹いて…?」
アンディ「笛を吹いてるんです」
ビアンカ「ニートね」
こんな切れ味あるビアンカ見たことない
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:08:20.39:PnH5dY+z0アンディ「いやニートというか…」
ビアンカ「じゃあなんなの?」
アンディ「吟遊詩人にいつかなれたらな…なんて…ええと…ほら…」
ビアンカ「え?なに?」
アンディ「いや…今は…確かにニートっぽい…っていうか…そう言われても…」
ビアンカ「メラゾーマ!」
アンディ「ひっ!」
ビアンカ「冗談よ」
アンディ「びっくりしたなあ…やめてくださいよそういうのは…乱暴な人だなあ…突然そんな」
ビアンカ「メラ!」
アンディ「うあっつうっ!」
ビアンカ「ごめんね。ちょっとイラッときたから…」
アンディ「いつつ…」
ビアンカ「で、あなたこれからどうするの?」
アンディ「……実はビアンカさんに相談が」
ビアンカ「何?」
アンディ「僕、くやしいんです。あんな、あんな流れ者に突然フローラを奪われて!」
ビアンカ「元々あんたのものじゃないでしょ。自惚れてんじゃないわよ」
アンディ「あ…そうなんですが…」
ビアンカ「あんたみたいな男いるわよね。グジグジ言うだけで何もしない癖に逆恨みばっかりするやつ」
アンディ「……うう……」
ビアンカ「泣かないでよキモいから。で、何?続き言いなさいよ。ほら
アンディ「…ぼ、僕はフローラを諦め切れないんです!奪い返したいんです!」
ビアンカ「どうやって?」
アンディ「結婚式の最中に、フローラをさらいます!ビアンカさんにも協力して欲しいんです!」
ビアンカ「そんなことしたって、フローラさんの気持ちは変わらないわよ」
アンディ「変わらなくても!こうなったら、どんなことをしてでも僕の愛情を伝えきりたいんです!」
ビアンカ「トンヌラと、ルドマンさんが許さないわよ」
アンディ「それでも、やるんです」
ビアンカ「捕まるだけじゃ、すまないかもしれないわ」
アンディ「いいんです!もう死んでもいいんです!もちろんビアンカさんには迷惑をかけません!」
ビアンカ「言うのね…」
アンディ「お願いします!協力してください!」
ビアンカ「…そうね。いいわよ」
アンディ「ほんとですか!」
ビアンカ「多分無理だと思うけど」
アンディ「そんな…僕は本気なんです!」
ビアンカ「判ってるわよ。私だって、くやしくないわけじゃないの」
アンディ「ビアンカさん…」
ビアンカ「私からしたら、フローラさんが突然彼を奪っていった、ってなるのかな」
アンディ「ビアンカさん、僕…すいません自分の気持ちばっかり…」
ビアンカ「あんたに同情されると余計落ち込むわね…」
アンディ「じゃ、じゃあ段取りを説明します…」
ビアンカ「簡潔にね」
アンディ「ビアンカさんはみなの注意を引きつけてもらいたいんです」
ビアンカ「どうすればいいの?」
アンディ「はい。まずはこの教会の見取り図を見てください…」
ガチャ
アンディ「誰だっ!」
ルドマン「何じゃっ!」
ビアンカ「よおデブハゲ!(裏声)」
ルドマン「アンディか!なんだその言い草は!」
アンディ「ち、違う!僕じゃ」
ビアンカ「南部虎弾みたいな頭しやがって!(裏声)」
ルドマン「誰が電撃ネットワークじゃ!」
ルドマン「出て行け!無礼者!」
アンディ「ちょ…!待ってくだ」
バタン!
ルドマン「まったく…」
ビアンカ「困った方ですね…」
ルドマン「おおビアンカ殿。アンディに何かされなかったかね」
ビアンカ「ええ大丈夫です」
ルドマン「あやつも根は良い奴なのだが…おや、何を後ろ手に隠しているのかね」
ビアンカ「いえ、何も」
ルドマン「いやしかし何か紙切れのようなものが」
ビアンカ「何もねえっつってんじゃん」
ルドマン「はい」
ルドマン「そうじゃ、式は二時半から行うことになった。まだ少し時間はあるが、どうするかね」
ビアンカ「じゃあ、少し散歩でもしてきます」
ルドマン「そうじゃなそれも良かろう。何かあったら遠慮せず言っておくれ」
ビアンカ「はい。それじゃまた後ほど…」
バタン
ビアンカ「……あの池に沈んでるのはアンディかしら」
ビアンカ「ちょっと、大丈夫?」
アンディ「うう…大丈夫です…」
ビアンカ「燃えたり濡れたり大変ね」
アンディ「それは…」
ビアンカ「なに?」
アンディ「いえ」
ビアンカ「ほら、見取り図もちゃんとあるわよ」
アンディ「ありがとうございます。でもあんなやりかた酷いんじゃ…」
ビアンカ「燃えたいの」
アンディ「燃えたくはないです」
ビアンカ「ここで話すのはちょっとまずいわね」
アンディ「ええ、宿屋の裏に行きましょう」
ビアンカ「二人で歩いてるのを見られるのもまずいんじゃないかしら」
アンディ「そうですね…共謀の証拠にもなってしまいますね」
ビアンカ「あなたと二人で歩くこと自体が嫌ね」
アンディ「あ、そうですよねわかります」
ビアンカ「わかったならさっさと先に行って」
アンディ「はい、では待ってます」
ビアンカ(宿屋は街の入り口あたり…少し間を空けたほうがいいわよね…)
トンヌラ「あ、ビアンカ」
ビアンカ「トンヌラ」
トンヌラ「どうしたの、そんなに驚いて」
ビアンカ「い、いえ、変な名前だな、と思って」
トンヌラ「それ今言うの?」
>>47
ワロタwwwwww
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:44:36.96:PnH5dY+z0ワロタwwwwww
トンヌラ「いや、そういや、初めて会ったときも、そう言ってたね」
ビアンカ「そうだったかしら」
トンヌラ「うん。覚えてない?」
ビアンカ「覚えてない」
トンヌラ「まったく?」
ビアンカ「まったく全然、ちっとも」
トンヌラ「そうか…」
ビアンカ「ごめんね私物覚え悪くて…」
トンヌラ「ううんいいんだ」
ビアンカ「私、ちょっと寂しいかも」
トンヌラ「え」
ビアンカ「だって、幼馴染がそうじゃなくなっちゃうんだもの」
トンヌラ「そんなことないよ、これからだって友達さ」
ビアンカ「ほんとに?」
トンヌラ「ほんと」
てめえらデボラさんの事もちょっとでいいから話題に出してくださいやがれ
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:48:25.14:/hAi2loe0
>>60
好きだよ
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:50:06.42:LTx+qCAhO好きだよ
>>60
ビアンカと同じくらい好き
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 23:48:19.10:PnH5dY+z0ビアンカと同じくらい好き
ビアンカ「嬉しいな」
トンヌラ「ビアンカ…」
ビアンカ「何?」
トンヌラ「いや、なんだか…」
ビアンカ「何?何か言いたいの?」
トンヌラ「申し訳ないな、って」
ゲシッ
トンヌラ「いてっ!」
ビアンカ「それをいっちゃあおしめえよ」
トンヌラ「そ、そうだよねビアンカ。ごめんよ」
ビアンカ「ううん、気持ちは判るわ」
トンヌラ「あ、そろそろ行かなきゃ、式着てよね」
ビアンカ「判ったわヌントラ」
トンヌラ「それ皮肉?」
ビアンカ「違うわよトヌンラ。いってらっしゃい」
トンヌラ「ぐぐ…じゃあまた後でね!」
ビアンカ「(ヌントラ…じゃないトンヌラ…良い笑顔しちゃって…)」
アンディ「ビアンカさん」
ビアンカ「!急に話しかけないでようんこ野郎」
アンディ「ひ、ひぃ…」
ビアンカ「何よ」
アンディ「あ、あの段取りをですね」
ビアンカ「ああ、そうね。で、どうするの?」
アンディ「とりあえずあの物陰で…」
ビアンカ「ああ、あんたに似合いそうな場所に」
アンディ「はいそうですぅ」
コソコソ
ビアンカ「で、どうするの?」
アンディ「はい、まずはこの教会の見取り図をみてください」
ビアンカ「ふむふむ」
アンディ「二人がこの祭壇の前に来たときが勝負です」
ビアンカ「具体的には?」
アンディ「突っ込みます」
ビアンカ「はぁ?」
アンディ「強攻策です!」
ビアンカ「これ策でもなんでもないじゃない!あんた馬鹿じゃないの!馬鹿か」
アンディ「はいぃ」
ビアンカ「はいじゃ無いわよ。もう…私は何をすればいいの?」
アンディ「ビアンカさんには、囮になってほしいんです」
ビアンカ「一人で?」
アンディ「いえ。あの、モンスターと一緒に」
ビアンカ「まさか…ゲレゲレ?」
アンディ「ゲレゲレっていうですかあの虎wwwwwwwwwww」
ビアンカ「私が名づけたのよ」
アンディ「すいませんすいません」
ビアンカ「いいわ、でゲレゲレとどうするの」
アンディ「ゲレゲレが暴r」
ビアンカ「さんを付けろよデコスケ野郎」
ゲレゲレって名前気持ち悪いよな
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:09:06.06:et/0u9K30
>>82
ばっか、ゲレゲレはトンヌラと並ぶ二大素敵ネーミングだろ!
それが分らないような奴は今日のおやつ抜きだから
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:09:03.44:9W7f0gF70ばっか、ゲレゲレはトンヌラと並ぶ二大素敵ネーミングだろ!
それが分らないような奴は今日のおやつ抜きだから
アンディ「げ、ゲレゲレさんが暴れたふりをして、式をめちゃくちゃにするんです」
ビアンカ「私は?」
アンディ「自棄になって暴れているふりをしてください」
ビアンカ「えー格好悪い」
アンディ「でもビアンカさんとゲレゲレさんが暴れてくれれば、相当式がめちゃくちゃになると思うんですよ!」
ビアンカ「どういう意味よ…」
アンディ「作戦は以上です」
ビアンカ「作戦というか、もう強硬手段ね」
アンディ「駄目、ですか…?」
ビアンカ「良いわよ。もう私失うものなんて、ないし」
アンディ「ビアンカさん…」
ビアンカ「そこ、同情しない」
アンディ「すいませんすいません」
ビアンカ「じゃ、そういうことね。合図は?」
アンディ「式場で僕が出します」
ビアンカ「判ったわ。」
アンディ「式まであと一時間…どうしますか?」
ビアンカ「酒でも飲んでるわ。そのほうが暴れやすいし」
アンディ「じゃあ僕もいっし」
ビアンカ「だが断る」
マスター「いらっしゃい」
ビアンカ「バーボン。ロックで」
マスター「は、はい」
ビアンカ「(結婚か…。私は結婚できるのかな…)」
ビアンカはバーボンを一気に飲み干すと、マスターにおかわりを告げた。
そして今度はゆっくり口を付けた。
その目には僅かに涙が光っていた。
そして式の時間がやってきた…
やべえ
おもしれえ
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:25:29.09:9W7f0gF70おもしれえ
式場は華やかに賑わっていた。
街中の人はもちろん、ルドマン家のお嬢様の結婚式である、
サラボナ以外からも人が集まり、教会の前は賑々しい状態になっていた。
中心にはトンヌラとフローラの、幸せそうな笑顔
トンヌラ「みなさんありがとうありがとう」
フローラ「みなさま、どうもありがとうございます」
ルドマンは忙しそうにあちこちを走り回っている。
トンヌラの仲間モンスターたちも嬉しそうにはしゃいでいる。
そんな中、人々の隅で負のオーラを放つアンディ…
アンディ…
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:31:05.10:9W7f0gF70アンディ「(フローラフローラフローラフローラ…あんなに幸せそうにして…ギギギ…)」
今にも噛み付きそうなアンディの後ろから、一人の女性が近づいてくる。
ビアンカである。
ビアンカ「よおー!!アンディ!!!」
アンディ「ビ、ビアンカさん…!?」
ビアンカ「へへへへ!よお楽しんでるか!?」
アンディ「へべれけじゃないですか!」
ビアンカ「誰がへべれけだコラ!メラメラメラ」
アンディ「うわーーー!!」
式場がざわつく…。
ルドマン「どうしたのかねアンディ」
アンディ「いえなんでもないんです!熱い!」
コソコソ…
アンディ「そ、そんな酔っちゃ計画が…」
ビアンカ「計画ぅ?んふふwww」
アンディ「駄目だこいつはやk」
ビアンカ「誰がこいつだこら」
アンディ「クソ…どうしよう…どうすれば」
ルドマン「さあ!そろそろ式を始めようじゃないか!みなさんどうぞ教会へ」
ぞろぞろと教会へ入っていく人々。
アンディ「どうしようどうしよ」
ビアンカ「おい!トンヌラ!待て!」
アンディ「!?」
トンヌラ「え?」
ビアンカ「お前なあ!結局そんなお嬢様が好きになったのかよ!ええ!」
ルドマン「何を言い出すんじゃビアンカ殿」
ビアンカ「南部は黙ってろ!」
ルドマン「へい」
ビアンカ「お前なあ!私との約束、忘れたの!」
ざわ…ざわ…
トンヌラ「ビアンカ、落ち着いて」
フローラ「この人、酔ってますわ…」
ビアンカ「酔ってるよ!悪いかよ!約束、忘れたの?」
トンヌラ「約束って…」
ビアンカ「私を嫁に貰ってくれるって約束じゃない!したじゃない!ゆびきりげんまん!」
ビアンカ「私、忘れてないんだからね!それだけはずっと覚えてたんだからね!」
トンヌラ「ビアンカ…それは子供のころの…」
ビアンカ「だから忘れろって言うの!こんなに…こんなに…」
アンディ「ビアンカさん、ちょっとおちつ」
ビアンカ「メラミ!」
アンディ「あべし!」
ビアンカ「こんなに好きなのにぃ…!!」
やべえかわいいいいいいいい
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:51:48.91:9W7f0gF70ビアンカ「好きなのー!わーん!」
トンヌラ「ビアンカ…!」
アンディ「(待てよ…今なら、僕も流れに乗じてフローラに!)」
ルドマン「ちょ、ちょっと落ち着こう皆の衆!」
アンディ「僕もこの人が好きなんです!」
ルドマン「わし!?」
アンディ「え?ええ?」
ルドマン「貴様!どうしてわしが男色だと知っている!?」
アンディ「ええええええ!?」
ビアンカ「わーん!わーん!」
トンヌラ「ビアンカ…泣かないで」
ビアンカに走りよるトンヌラ。驚くフローラ。
フローラ「トンヌラさん…!」
ルドマン「しかもおぬしにちょっと気があったことを何故!?」
アンディ「え、いやちょ」
トンヌラ「ビアンカよしよし」
ビアンカ「えぐ…えぐ…」
フローラ「そんな!私を置いて…!トンヌラさん!」
ゲレゲレ「ごろにゃーん!」
ルドマン…トンヌラがいくらアプローチかけてもなびかなかったくせに…
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 00:58:08.54:9W7f0gF70フローラ「トンヌラ!私と結婚するんじゃないの!」
トンヌラ「え、いや、ちょ」
ルドマン「わしと結婚するか!」
アンディ「え、あのいや」
ゲレゲレ「wwwwwwwwwww」
ルドマンwwwww
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:00:08.27:bN53GyDl0
カオスwwww
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:01:33.25:EhfcXD+L0
ゲレゲレ笑ってんじゃねえよwww
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:01:13.62:9W7f0gF70ビアンカ「えぐえぐ…ごめんねトンヌラ…」
トンヌラ「いいんだよビアンカ…いやあんまり良くないけど…」
ルドマン「しかし、これじゃわしは良いとしても三角関係じゃな…」
フローラ「そうですよお父様!わたしこんなの許せません!トンヌラは私のものです!」
ビアンカ「何よその言い草!トンヌラは私と結婚するって約束したの!べー!」
アンディ「(あわわ…僕にとって最悪な状況に…)」
ドシーン… ドシーン…
突然鳴り響く巨大な足音…
トンヌラ「!なんだ!?」
ルドマン「ま、まさかこんな時に…つぼの封印が…!?」
デボラ「トンヌラ!あんた私のこと忘れたわけじゃないわよね!」
トンヌラ「げ…お、お前はデボラ!」
フローラ「誰よ!」
ビアンカ「どういうことよ!」
ルドマン「なにじゃこれは!」
アンディ「酷い!」
ギャース!
とつぜんサラボナを黒い影が覆う…
そう、つぼの封印が解けてしまったのだ…!
トンヌラ「あわわわわ」
デボラ「何よこの田舎臭い娘二人は!私と寝たこと、知ってるの!?」
トンヌラ「ギャース!」
トンヌラスケコマシすぎるwwwwwwwww
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:11:16.49:9W7f0gF70ブオーンの襲来!
街の人々は逃げ戸惑う…
ビアンカ「もう最低。飽きれた」
フローラ「婚約破棄します」
デボラ「ほら、行くよ、トンヌラ」
トンヌラ「あばばばばb」
ルドマン「ちょっとつぼ封印してくる!」
アンディ「つ、疲れた…」
こうしてルドマンの活躍により町は救われた…
トンヌラはその後デボラという女にさらわれ、
アンディはめでたくルドマンと結婚した…。
ビアンカ「そうよね、やっぱりあんなやつと一緒になるより、一人でいた方が気が楽だわ…」
お粗末
さすがルドマン
できる男だ
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:17:15.34:B/xq53OH0できる男だ
欲を言うならかわいいビアンカをもっと見ていたかった
おつかれ
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:19:08.93:EtaZshU/0おつかれ
ハーレムエンドなんて不純ですもんね
乙です
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/01(金) 01:20:50.73:0p2V54r80乙です
アンディとルドマンwwwwwwwwww
ビアンカが意外と可愛くて良かった
他のキャラもみんないい味出してたw
乙!
ビアンカが意外と可愛くて良かった
他のキャラもみんないい味出してたw
乙!
コメント 10
コメント一覧 (10)
ビアンカが日高のりこさんか鶴ひろみさんでフローラは皆口さんでおねがいします
Ⅴの主人公と言えばリュカなんだと思っていた俺は小説厨
却下されるけど
パパスとマーサの会話を意味不明にさせるのは誰もが通る道
誰かデボラについてkwsk
主人公の名前トンヌラにしたらパパスは別の名前提案する。
SFCならサトチー
あらまそうだったっけ?
最近やってないから記憶が
君は、むしろ本当にやったかどうかのレベルだよね。