1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:11:56.97:yY3SL6hqO

シンジ「わ、わかったよ。何のアイス?」

アスカ「あんたバカぁ?スイカバーに決まってるじゃない!」

 
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:14:28.19:yY3SL6hqO

~ローソンネルフ本部店~


シンジ「ったく僕はアスカの奴隷じゃないんだ!よし、今日こそ文句いってやる!帰ってすぐ文句いってやる!ブツブツ」

マヤ「あらシンジくん。こんにちは!」

シンジ「あっマヤさんこんにちは!」

マヤ「またアスカにパシリにされてるの?」

シンジ「うっ、そうなんですよ・・・アスカは僕を使用人かなんかだと勘違いしてるんですよ!」

マヤ「かわいそうに。シンジくん、アスカをいちどギャフンといわせてみない?」

シンジ「えっ?どうやって?」

 
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:17:55.19:yY3SL6hqO

マヤ「これを使うのよ!」

シンジ「これは・・・特殊メイクセット?」

マヤ「そうよ、アスカも加持さんにはデレデレだから、これを使ってシンジくんが加持さんに変装して、アスカに近付くのよ!」

シンジ「ええ!でも、うまくいくのかな・・・」

マヤ「大丈夫よ!それでうまくアスカの弱味を握ってやればいいのよ!」

シンジ「わ、わかったよマヤさん!僕やってみるよ!」

 
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:21:04.17:yY3SL6hqO

~ネルフ本部内洗面所~

シンジ「さっそく加持さんに変装するぞ!まずは輪郭を・・・」

コネコネキュッキュッ

シンジ「次は顔を・・・」

キュッキュッ

シンジ「よし、後はこのポニーテールカツラをかぶれば・・・」

カポッ

シンジ「か、完璧だ・・・どこから見ても加持さんじゃないか!すごい!マヤさんありがとう!よ~し帰ってアスカにお仕置きだ!!」

 
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:24:58.98:yY3SL6hqO

一方その頃、パイロット控え室

アスカ「遅い!あのバカどこで道草食ってるのよ!帰ってきたらお仕置きだわ!」

綾波「・・・」

アスカ「っ!何よファースト!文句ある?」

綾波「・・・あなたは」

アスカ「えっ?なに!?」

綾波「・・・何でもないです」

アスカ「ふんっ!ファーストの分際でこのあたしに意見しないでよね!」

綾波「・・・(碇くん早く帰ってきて)」

 
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:29:35.86:yY3SL6hqO

シンジ「さあ急いで戻らなきゃ!」

タッタッタッ

シンジ「あ、向こうから歩いてくるのはミサトさんだ!ミサトさ~んこんにちは!」

ミサト「えっ?加持くん?あんた何か変なものでも食べた?」

シンジ「っ!(しまった!今の僕の外見は加持さんだったんだ!えと、えと!)」

ミサト「??な~んか変ね・・・」

シンジ「い、いや最近シンジくんと一緒になる機会が多くてね、影響を受けたというかその、な!」

ミサト「ふ~ん・・・あまりシンジくんに変なこと教えたりしないでよね!」

シンジ「あ、ああ。それじゃっ!」

タッタッタッ

ミサト「変な加持くん」

 
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:33:57.48:yY3SL6hqO

シンジ「ハアハア、焦った~!よし、息を整えて、やるぞ!」

ガチャ

シンジ「やあ、こんにちは。」

アスカ「あっ!加持さん!会いたかったー!」

バフッ!

シンジ「(こいつ、僕に接する態度と正反対だ・・・)こらこらアスカ、むやみに抱きつくな。」

アスカ「だってぇ~会いたかったんだもん、加持さん?」

シンジ「(くっ!ビッチめ!)はは、まったく。そうそうこれ、スイカバー、シンジくんがアスカに渡してくれって。」

アスカ「え~加持さんが買ってきてくれたの!?」

シンジ「(!?)いや、だからシンジくんが・・・」

アスカ「うれしい~っ!加持さんだいすきっ!」

シンジ「(こいつ聞いてねえ・・・)」

綾波「・・・碇くんの匂いがする」

 
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:36:47.35:yY3SL6hqO

シンジ「(よし、気をとり直して)ところでアスカ、今日この後は予定はあるかい?」

アスカ「えっ!?加持さん、デートのお誘い?」

シンジ「(目を輝かせやがって・・・)あ、ああ。久し振りに食事でもな。シンジくんとレイも一緒に。」

アスカ「なーんだデートじゃないのね。でも加持さんと一緒ならどこでも行くわ!ファースト!あんたも行くでしょ!?」

綾波「私・・・に」

アスカ「ファーストはオーケーよ!後はバカシンジね!後で仕方がないから誘っておくわ!」

シンジ「(仕方がないって・・)ああ。頼むよアスカ。」

アスカ「は~い♪」

シンジ「(クソッ!)」

綾波「(私・・・にくきらいなのに・・・)」

 
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:41:12.89:yY3SL6hqO

夜、第三新東京ホテル最上階レストラン

アスカ「加持さ~ん!おまたせっ!」

シンジ「(ふん!)やあアスカ。レイも来たな。おや?シンジくんはどうしたんだい?」

アスカ「あ~あのバカね、探してもいないし電話にもでないのよ。たぶん鈴原か相田と遊びにいってるんだと思うわ。」

シンジ「(本当はここにいるんだけどね!くくっ!)そうか、それじゃ仕方ない、3人で食事にするか。」

アスカ「は~い♪」

綾波「・・・(碇くんの匂い、この人から・・・なぜ?)」

 
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:46:23.30:yY3SL6hqO

シンジ「さあ二人とも、遠慮しないで何でも注文していいぞ(こうゆう時は父さんに渡されたカードが役に立つなあ)」

アスカ「え~うれしい!じゃあ私サーロインステーキ300グラム、レアでお願いねっ」

店員「かしこまりました。」

綾波「私、野菜サンド」

店員「申し訳ございません、野菜サンドはお取り扱いしておりません。」

綾波「・・・じゃあカツサンド、カツ抜きで。」

店員「はい、カツサンドをカツ抜きですね(なんだコイツww)」

アスカ「ほーんと変わってるわね。じゃあ抜いたカツあたしの皿にのせてね!」

綾波「・・・(デブ)」

 
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 01:58:25.29:yY3SL6hqO

カチャカチャもぐもぐ

アスカ「おいしい~!でもシンジは来れなくて残念だったわね。」

シンジ「(よし、この際だから色々聞き出そう!)・・・そうだな。ところでアスカ、シンジくんの事をどう思ってるんだい?」

アスカ「えっ?バカシンジ?べっ、別に何でもないわ!このあたしと一緒に住まわせてやってるんだから、感謝してほしいわね!」

シンジ「(くっ、こいつ後から来たくせに!大体アスカだってミサトさんに住まわせてもらってるんじゃないか!)そ、そうか・・・」

 
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 02:10:19.52:yY3SL6hqO

アスカ「もう加持さん、変なこと聞かないでよね!そうだ、ファースト!あんたはバカシンジのことどう思ってるのよ?」

シンジ「(おっ予想外の展開)」

綾波「・・・碇くんといるとポカポカする。」

アスカ「ええぇ~っっ!それってバカシンジのことが好きってこと!?」

綾波「好き?わからない。これが『好き』って気持ち?」

シンジ「(おいおいマジかよ///)」

 
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 02:20:55.10:yY3SL6hqO

アスカ「やっ、やめときなさいよあんなバカ!あんた趣味悪いわよ!あんたはあいつでいいわよ、ほら、相田!」

綾波「・・・なにをムキになっているの?」

アスカ「ム、ムキになんかなってないわよ!あんたこのあたしをバカにしてるの!?」

綾波「スミマセンスミマセンスミマセン」

シンジ「(やばい・・・この展開は読めなかった)まあまあ二人とも、ケンカはよすんだ。」

アスカ「だって元はといえば加持さんが変なこといったからじゃない!やめてよね!」

シンジ「(ムキになってるな・・)あ、ああすまなかったよ。お詫びにこの後、屋上の展望台へ行かないかい?」

アスカ「えぇ~!いくいく!」

綾波「・・・私も」

アスカ「は!?」

綾波「・・・帰ります」

 
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 02:34:18.66:yY3SL6hqO

~屋上展望台~

アスカ「わ~すっごーい!ジオフロントが一望できるわね!」

シンジ「(よし、ここで勝負だ!)アスカ、こっちへおいで。」

アスカ「なあに加持さん?って、えっ!」

グイッ

アスカ「あ、か、加持さん///」

シンジ「(加持さんならこんな時こう言うかな)キレイだよ、アスカ。君の唇が欲しい。」

アスカ「あっ///」

グググ

アスカ「あ、や、やっぱだめぇーーーっっっ!!!」

バッ!


シンジ「(あ、あれ?)アスカ、どうして逃げるんだ?」

 
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 02:42:00.00:yY3SL6hqO

アスカ「かっ!加持さんごめんなさい!まだ心の準備ができてないってゆうか!その!」

シンジ「(こ、これはもしや)アスカ、もしかして君は、気のない素振りをして本当はシンジくんのことが好きなんじゃないかい?」

アスカ「ちっ!ちがっ!」

シンジ「そうかな?君はシンジくんの話になるとずいぶんムキになるようだけど。」

アスカ「っ!///う、う~ん!やっぱり大人の目はごまかせないな~!そうよ。あたし、シンジのこと、好きなの!///」

シンジ「・・・くっ!」

アスカ「ごめんなさい加持さん・・・」

シンジ「クックックックッ!」

アスカ「?」

 
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 02:50:19.02:yY3SL6hqO

シンジ「あーーーっハッハッハッ!!!!」

アスカ「な、何よ加持さん!おかしい!?」

シンジ「いやっ!ははっ!ぶはっはは!」

アスカ「ちょっとー!笑いすぎよ!」

シンジ「わかった!わかったゴメン!実は僕ねっ!」

ベリ

アスカ「え!?」

 
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 03:00:16.04:yY3SL6hqO

ベリベリベリベリベリベリベリベリベリ!!

アスカ「あ、あ、あ、あんたぁぁぁーーーーーっっっ!!!!!///////////」

シンジ「あーっハッハッハッ!!!!聞いたよ!!アスカは僕が好き!!ププっ!まったく素直じゃないんだから!!」

アスカ「///////////あんたねぇぇぇぇぇ!!!!」

シンジ「ほらほらアスカぁ!!大好きな僕をつかまえてごらん!!アハハハハハッ!!」

アスカ「//////てんめぇぇぇ!!!待てやゴルァアアアアア!!!!!」

シンジ「アハハッ!アハハハハハッ!!」


そんな二人を陰から見つめる視線が・・・

綾波「・・・・・・赤イモノ・・・血・・・・・・・・二号機パイロット・・・・・」


ー完ー

 
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/30(木) 03:23:01.65:6fZvlEBa0
深夜だからって何でも許されると思うなよ

 


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