-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 02:36:46.97:kExbP7PKO
幼女「??」ヒョイッ
大剣「っ、ほう…まだ完全な契約を結んだわけでもないというのに我を棒切れのように持ち上げるか」
大剣「ふむ…これはいままでの適格者の中でも最も『相応しき者』かもせれんな」
大剣「よし、では…我が主よ。我の名を呼べ…そして我とひとつになるのだ!」
幼女「??」
大剣「どうした?さぁ、我を呼ぶのだ」
幼女「」ニッコニコ
大剣「む?な、なんだ?どうした?さあ我を――」
幼女「」ズルズルズリズリ
大剣「こ、こらまて!引きずるな!やめないか!」ズリズリ

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 02:43:41.60:kExbP7PKO
大剣「(結局引きずられたまま人目につくところまできてしまった…)」ガリガリガリ
幼女「~♪」ガリガリガリ
大剣「(む、むう…明らかにみられている…あまり目立ちたくはないのだが…)」ガリガリガリ
お巡りさん「この辺りですかっ?!……あっアレは!」
幼女「??」
お巡りさん「ちょっとちょっとお嬢ちゃん!ダメだよー!」
大剣「(む?何者だ?)」
お巡りさん「オモチャっていってもね、さすがにこんな大きいモノ持ち歩いちゃダメだよー」グッ
大剣「あ、バカ者!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 02:50:13.13:kExbP7PKO
お巡りさん「あいたっ!」
大剣「だからいったのだバカ者が…契約者……まだ、不完全だが、主あらばともかく普通のニンゲンが刃をさわる奴があるか」
お巡りさん「えっ――えー?!ちょちょちょ、ちょっとこれ本物ー?!」
大剣「だからそう言っているではないか!」
幼女「??」
お巡りさん「お嬢ちゃん、これどっから持ってきたの!」
大剣「我をこれなどと呼ぶな!我には―――いや、これはもしかして」
お巡りさん「もー黙ってちゃ分からないでしょ!ほら、かしてっ」
大剣「我の声、聞こえてない?」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 02:58:53.53:kExbP7PKO
幼女「??」
お巡りさん「なっ――おもっ、おもい………」プルプル
大剣「無理をするな阿呆。持てるわけがないだろう」
お巡りさん「はっ……ふ、だ、だめだっ」ガンガラガラーン
大剣「おいこら!放り出すな!」
幼女「…?」ヒョイッ
お巡りさん「」アングリ
お巡りさん「な、なんかよく分からないけど、ちょっとお嬢ちゃんお父さんかお母さんは一緒じゃないの?」
幼女「」シュン
お巡りさん「うーん、困ったなぁ。何か言ってくれないとオジサンどうしようもないできないよー」
大剣「それでいい。我らのことは放っておいてくれ」
お巡りさん「うーん、じゃあお嬢ちゃん、おうちはどこかな?」
幼女「!!」ビッビッ
お巡りさん「??……んーとあっちってこと?」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:05:59.55:kExbP7PKO
幼女「!!」コクコク
お巡りさん「そ、そう…。おとーさんか、おかーさん。おうちにいるかな?」
幼女「…」クイッ クイッ
お巡りさん「え?えーっと?わからないってことかな?」
幼女「」コクコク
お巡りさん「うーん、参ったなぁ…とりあえず、ご両親から事情をお聞きしないと」
お巡りさん「お嬢ちゃん、おうち、案内してくれるかな?」
幼女「…」
お巡りさん「ん、どうしたの?」
幼女「」テコテコズリズリ
お巡りさん「??ついてきてってことかな?」コツコツ
大剣「(気にはなっていたが…まさか、まさかとは思うが)」ズリズリ
大剣「我が主は言葉が話せないのか?」ズリズリ
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:12:24.37:kExbP7PKO
幼女「」チラッ コクコク
お巡りさん「??」
大剣「な、なんだ…主には声が聞こえているではないか。他のニンゲンに聞こえないのは契約を完遂してないせいか」
大剣「し、しかし…話せないとは。これは参ったな…契約には我が名を唱える必要があるのだが…」
幼女「?」ズリズリ
大剣「(しかし、ここまでの適格者…そう簡単には見つかるまい。さて、どうしたものか)」
幼女「」ピタッ
お巡りさん「ん、ここがおうちかな?」
幼女「」コクコク
お巡りさん「はー、ここらに一軒家とはねー。さて、では」ピンポーン
母「………はい」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:23:21.48:kExbP7PKO
母「っ警察?」
お巡りさん「えーはい、一応こういうものでして」
母「あの、どういったご用件でしょうか?」
お巡りさん「(う、うむう…なんて格好だ。ほぼ下着姿じゃないか)」
母「あの?」
お巡りさん「あ、いえ失礼しました。こちら、お宅の娘さんですね」
母「……」キッ
幼女「」ビクッ
母「……えぇ、そうですが。うちの娘が何か?」
幼女「」ビクビク
大剣「(これは……このままだと何か不味い気がする)」
大剣「(ええい!やむをえん!出来ればこれはやりたくなかったが…)」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:32:31.96:kExbP7PKO
お巡りさん「えぇ、それが…お嬢ちゃん、ちょっとこっちにきてく……あれ?」
幼女「??」
お巡りさん「あ、あれっ?!さっきの大きいのは?!」
幼女「?」スッ
お巡りさん「あ、あれ……何でこんなに小さくなってるの?!」
幼女「??」
母「あの、それがなにか?みたところオモチャのようですけど」
お巡りさん「あ、いや……えっと…その」
お巡りさん「お嬢さんが一人でおられましたので!最近何かと物騒ですからね!」キリッ
母「そうですか………気をつけます」
お巡りさん「そ、それでは私はこれで!(何だったんだ???)」コツコツ
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:40:48.78:kExbP7PKO
母「………」
幼女「」モジモジ
母「……」キッ
幼女「」ビクッ
母「あんたっ!遊ぶときはヒトのいないところで見つからないようにして遊べっていったでしょ!」パシン!
幼女「」ウルッ
母「泣くなっ!鬱陶しい!」パシーン
幼女「」グッ
大剣「(成る程…我が主があんなところに一人でいたのはそのせいか)」
大剣「(……言いつけを破って我を引きずって…、もしかしてこのニンゲンに見せたかったのか?)」
母「それと…なに、そのオモチャは?」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:47:42.17:kExbP7PKO
幼女「!」フルフル ニ、ニコッ
母「なに、その顔は?」
幼女「」ビクッ
母「変なもの拾ってくるなってもいってるでしょ!」パッシーン
幼女「!」ドサッ ポロッ ゴドン!!
母「……?な、なにその音」グッ
母「なっ?!なにこれっ!床にくっついてる?!」フンッフンッ
母「はー、はー……」
♂「……んだよ、おい。うっせーぞ」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:52:58.31:kExbP7PKO
母「あっ!ごめん!ごめんね!起こしちゃった?」
♂「あー、うっせ。あんだけギャーギャーいってたら起きるだろうよ」
母「ごめんね、ごめんね…」
♂「ちっ……あん?」
幼女「」ビクッ
♂「んだよ、そのガキ帰ってきてたのかよ」
幼女「」ビクビク
♂「ちっ、相変わらず薄気味わりーガキだな!」ドガッ
幼女「!」ドンッ
大剣「なっ!貴様っ!我が主を足蹴にするとはっ!」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:56:12.75:jM/IL5eZ0
幼女「」ガタガタ
♂「ふん…。おい、こいつがいるならオレもう帰るからな」
母「あ、まっ、まって!だって今日はまだっ…」
♂「しるかよ。だいたいオレには女なんて腐るほどいんだよ」
母「まってまって!今でていかすからっ!」
♂「ふん…」
母「ほらっ!何ボサッとしてんの?!さっさと外にいきなさい!」パシッ
幼女「!」ウルッ ヒョイッ トボトボ
母「………ほんと、気味悪い子!」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 04:06:00.67:kExbP7PKO
大剣「なぁ、我が主よ。あれが本当に主の母なのか?」
幼女「」コク
大剣「ふん…悪魔ですらもう少しは子に情があるぞ」
幼女「」トボトボ
大剣「しかし、主の親ならば多少の力を感じるかと思ったが…あの母親にも父親にも何も感じなかったな」
幼女「」フルフル
大剣「む、どうした?何が違うのだ、主よ」
幼女「」フルフル
大剣「……ううむ、契約すれば話さずとも意思を読み取れるが」
大剣「契約するには我が名を唱える必要がある。つまり話せなければならない……」
大剣「な、なんというジレンマだ…!」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 04:13:05.63:kExbP7PKO
キーンコーンカーンコーン
男「はぁ…やっと終わったよ。さ、帰…」
雑魚1「おい男!今日の当番変わってくれよ」
雑魚2「あ、じゃあ俺も俺も!」
男「えっ、でもそんなの…」
雑魚1「えっ?何だって?」
男「あ、だから、その」
雑魚1「えーっ?何だってーっ?」
男「あ、う……ん、じゃあやっとくよ…」
雑魚2「おーし!帰りどこ寄ってくよ!」
雑魚1「おう、んじゃ最近出来たっつーほら、あそこ寄ってこうぜ!」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 04:19:12.41:kExbP7PKO
幼馴染「……」
男「……はー」
幼馴染「ね、ねぇ男、わた――」
雑魚1「なななー幼馴染ちゃんも一緒にいかねー?」
幼馴染「えっ、え?私?」
雑魚2「一緒にいこーぜーぃ!幼馴染ちゃんの分くらいだったら奢るからさ!」ギュッ
幼馴染「わっ!わわっ?!」
♀雑魚1「ちょっ、それセクハラじゃーんwww」
雑魚1「お前下心ミエミエすぎだろwww」
雑魚2「うっせ!じゃっ、しゅっぱーつ!」
幼馴染「あっ………」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 04:26:25.85:kExbP7PKO
男「……ふぅ、これで、よしっと」
男「なんか…しょっちゅう当番やってるせいかかなり慣れてきたな…」ハハ
男「………」
男「だめ、だな…僕は」
男「はー……」
男「昔は……よかったな。他に友達いなくてもあいつが一緒だったし…」
男「……久々に、あそこ、行ってみようかな」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 04:35:22.41:kExbP7PKO
幼女「」グリグリ
大剣「(ううむ、何か、文字と絵のようなものを描いているが…)」
大剣「(この調子では…文字を用いての簡易契約も不可能か)」
大剣「(いかに適格者とはいえまだおさなごだからな…。だが、)」
大剣「(これくらいの年齢ならばもう少しは字が書けても良いものではないのか?)」
大剣「(それともこの世界の教育水準が低すぎるのか……)」
幼女「」グリグリ ニコニコ
大剣「(はぁ、まったく…我が気も知らずに)」フッ
幼女「?」
大剣「何でもないぞ」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 04:43:21.48:kExbP7PKO
大剣「(完全に八方塞がりだな…。契約できれば我が叡知を与えることが出来る)」
大剣「(そうすれば文字を書くことはもちろん、話すことも恐らくは出来るようになる)」
大剣「(だがその為には……ああ、堂々巡りだ……む?)」
大剣「主よ、何者かがこの場に近づいているぞ」
幼女「~♪」グリグリ
大剣「おいっ!我が主よ!」
幼女「」ニッコニコ グリグリ
大剣「あーるーじーよー!!!」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 04:50:59.42:kExbP7PKO
変「おっ」
幼女「?」
幼女「」ビクッ
変「ほっへへぇ…こりゃあ…なんていうかまぁ…」
幼女「??」ビクビク
変「真っ白いお嬢ちゃんだなぁ……」
幼女「!」
変「髪も服も肌まで真っ白……へへぇ、こりゃすげえ」
変「お、お、お嬢ちゃん、こんなところで何してるの?でへへ」
幼女「」ビクッ ビクビク
変「づゅへへ…ビクビクしちゃって可愛いねえ。大丈夫、大丈夫なぁんにもしないよ!」
変「で、でも……づひっ、髪長くてお、お顔みえないねえ…ほら、オジサンにみせてくれないかなぁ?」
幼女「」ガタガタガタ
大剣「この世界にはまともなニンゲンがいないのかっ?!」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 05:00:33.58:kExbP7PKO
変「へ、へへ……じゃあオジサンが自分で見ちゃうよぉ?」
大剣「お、おいっ!やめろ!そんな危ない目をして主に近づくな!」
変「はぁはあはぁはあはぁはあはあっ!」
幼女「」ガクガクブルブル
大剣「く、くそ!せめて通常状態ならば威嚇程度にはなれるのだがっ!」
大剣「主よ!我を手に取るのだ!そうしなければっ――」
変「ほーらこわくないよーぅ」ハァハァ
幼女「」イヤイヤズリズリ
大剣「あー!なぜ離れるのだ!我を!我を手に取るのだっ!」
変「も、もう辛抱たまらん!」グワッ
大剣「なぁっ?!やめろバカ者ー!!!」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 05:07:48.16:kExbP7PKO
男「ちょ、ちょっと!何してるんですかっ?!」
変「ほへぁ?!だ、誰だ!」
男「ほ、ほへぁって…僕はその…」
幼女「!」ダダッ ギュッ
男「えっえっ?!」
大剣「(なっ……?!な、なぜ我ではなくそんな馬の骨のような奴を頼るっ?!)」
変「な、なんだ?」
男「ええっと…その!何してるのかって言うのはこっちの台詞ですよ!」
男「(お……おぉ?僕、今ちょっとかっこいいかも?)」
69: 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/07/10(日) 05:10:24.63:hj2SDOJN0
変「おっ、オレは……その子の父だ!」
男「……はっ?」
変「わ、我が子が可愛すぎてちょっとハグしようと思っただけだ!親子だから問題ないだろ?!」
男「……」
幼女「」カタカタ フルフル
変「だ、だからいいだろうが!ほら、その子をこっちへ――」
男「下手な嘘つかないでください」
変「なんだとっ?!」
男「僕はこの子の兄です」
変「ななななっなっな!」
幼女「!」ギュッ
大剣「なんだ――なんなのだこれは」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 05:24:26.11:kExbP7PKO
変「あ、えっと―……あー」
男「」スッ ピポペプ
男「―――あ、もしもし」
変「うおわーーー?!」ダダダッ
男「…なんちゃって、かな?はは、は………ふー」ペタン
幼女「??」ギュッ
男「はー、ははっ大丈夫!ちょっと、ホントはビビってただけだから」
大剣「まったく…情けないやつだ」
幼女「!」テコテコ ヒョイッ
男「?」
幼女「」 ペシペシ
大剣「な、なにをするのだっ主よっ!やめろ、やめるのだ!ペシペシするのをやめるのだ!」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 05:31:37.09:kExbP7PKO
男「……えっと、どうしたの?なに、それオモチャ?」
大剣「ええい!どいつもこいつも我を玩具などと!我はこれでも666体の天使共を葬ってきた――」
幼女「」テコテコ チョコン
男「なっ!」
幼女「」ニコニコ
大剣「なっ……何故こんなやつの膝に……」
男「あは、は……何かなつかれちゃった、かな?」
大剣「くっ……貴様も嬉しそうな顔をするんじゃない!」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 05:48:52.81:kExbP7PKO
男「はぁー……でもここも変わっちゃったなぁ。昔は僕とあいつの秘密の場所だったのに」
幼女「?」
男「はは、君に見つかっちゃったね」ナデナデ
幼女「??」ニコニコ
男「あ、あとあのオジサンにもか……」
大剣「我もいるんだが…」
男「さあ、ってと…じゃあ僕は……」
幼女「」クゥー
男「………」
幼女「」テレテレ
男「おなか、空いてるの?」
幼女「」モジモジ コクン
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 06:29:35.21:kExbP7PKO
男「…困ったな、僕いま何も食べるもの」ガサガサ
男「あっ……!よかった、割れてなかった…」
幼女「?」
男「あ、卵だよ……あともやし」
幼女「??」
男「ううん、でもこんなんじゃどうしようも……。まぁでも、そろそろ夕御飯の時間でしょ?」
幼女「」フルフル
男「えっ、だってもうそろそろ六時だよ?お母さんがそろそろご飯作り始めてるでしょ?」
幼女「」フルフル ウルッ
男「えっ、なな、なんで泣くのっ?!」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 08:47:02.65:cis4r0Nc0
幼女「」ジー クゥー
男「ええ・・・ど、どうしよう。た、食べたいの?」
幼女「!」コクコク
男「と、とは言ってもねえ・・・生卵ともやしじゃあ・・・。まさか僕の部屋に行くわけにもいかないし・・・」
大剣「当たり前だ!そんなことは我が許さん!」
幼女「?」
男「ううーん・・・どうしたもんかなあ・・・」
幼女「」ギュ サッサッ
男「卵がどうしたの?・・・」
幼女「!」サッサッ
男「うんん?・・・て、いうかもしかして君・・・話せない、とか?」
幼女「」シュン コクコク
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 08:51:20.06:cis4r0Nc0
男「そ、そうなんだ・・・」ポム ナデナデ
幼女「??」
男「あ、ごめんね・・・。うん、なんでもないから」
幼女「??」サッサッ
男「うん、と。卵はねちゃんと料理して食べないとだめなんだよ?」
幼女「!」コクコク
男「うーん・・・わかってはいるかぁ・・・」
幼女「!」グリグリグリ
男「んー・・・ん?なにこれ?」
大剣「な、なんだこの絵は・・・不定形生命体か??」
幼女「!」ペシペシ
大剣「ぺ、ぺしぺしはやめるのだ・・・。と、というか不定形生命体という言葉の意味が分かっているのか?」
幼女「??」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 08:54:47.44:cis4r0Nc0
男「うーん、と。もしかして目玉焼きかな?」
幼女「!!」コクコクコク
男「ううん・・・そりゃ目玉焼きくらい僕も簡単に作れるけどね・・・」
男「それにはだって・・・家にいかないとだし・・・さすがにちょっとなぁ・・・」
幼女「!」ヒョイ
大剣「むっ、な、なにをする気だ我がある――」キィィィイン
男「なっ・・・・・・?!う、うわぁああ!お、おもちゃが・・・大きくなった!!?」
大剣「な、ば、馬鹿な・・・契約もしていないのに我が力を使ったというのか・・・?」
幼女「」ニコニコ ペシペシ
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 08:58:01.91:cis4r0Nc0
男「な、なにそれ・・・なんかの・・・その手品?」
幼女「?」フルフル
男「う、ううん・・・よく、わかんないけど・・・えっとそれどうするの?」
幼女「!」ギュッ
男「あっちょ!あぶないよ!!」
大剣「ま、まさか・・・我が主よ・・・」
幼女「!!」ギュ!
幼女「」ジッ
男「え、な、何?」
幼女「」ペシッペシッ
男「え、っと・・・触れってこと?」
幼女「」コクコク
男「・・・?」ピト
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:01:10.60:cis4r0Nc0
男「―――?!あ、あっつ!!」バッ
幼女「?」ペシッペシッ
男「き、君は・・・熱くないの?」
幼女「」コクコク ペシペシ
大剣「なんという・・・ことだ。契約無しに我の力をここまで扱えるとは・・・!」
大剣「やはり、我の見立てに間違いはなかった・・・主こそ・・・主こそ我の真の――!」
幼女「」サッサッ
男「えっ・・・ま、まさかそれで焼くの?!」
大剣「――なん、だと・・・」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:03:45.25:cis4r0Nc0
男「ど、どういう仕組みなのかは分からないけど・・・」
幼女「??」
男「えっと、き、汚くないかな?」
大剣「なっ・・・・・・!!!無礼な!!」
幼女「」ゴソゴソ フキフキ
大剣「うう・・・主よ・・・我が主よ・・・後生だ・・・頼む・・・やめてくれ・・・我はもう泣きそうだ」
男「う、ううん・・・いいのかなぁ・・・」
幼女「」キラキラキラ
男「わ、わかったよ・・・じゃ、じゃあ」パカッ
大剣「うああああああ・・・・・・」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:11:21.83:cis4r0Nc0
男「おお、・・・思いのほかきれいに焼きあがったなぁ・・・」
幼女「」ニッコニコ
大剣「うう・・・こんな、こんなことがあるか・・・?我は666体の天使共を屠ってきた誇り高き魔剣なのだぞ・・・?」
大剣「それが・・・こんな調理器具代わりにされるなど・・・他の魔剣にどう顔向けすればいいのだ・・・?」
幼女「?」ナデナデ
大剣「うう・・こんなときだけ優しい主がうらめしい・・・」
男「うーん・・・やっぱり目玉焼きだって焼けちゃうのに・・・やっぱり君は熱くないんだね」
幼女「?」ナデナデ
大剣「」メソメソ
男「まあ・・・じゃあとりあえず食べようか?って・・・あ。お箸がない・・・」
男「あ、いや。弁当箱についてるやつがあるけど・・・僕がお昼使ったやつだし・・・」
幼女「??」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:15:16.38:cis4r0Nc0
男「こ、こまったなぁ・・・」
幼女「」クゥー
幼女「!」パシッ
男「ああ!ちょ、ちょっと!だめだよ!汚いよ!!」
幼女「」ハムハフハフ モグモグ
男「ああああ・・・はぁ・・・もう、しかたないなぁ」ニコッ
幼女「!」ニッコニコ
大剣「なんなのだ・・・なんなのだこのちょっと良い雰囲気は・・・!」
男「」グウゥゥ
幼女「!」
男「あっ・・・!あ、あはは・・・君の食べっぷりがいいから、つい・・・」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:18:14.33:cis4r0Nc0
幼女「」イソイソ サッ
男「えっ・・・ぼ、僕も食べるの?」
幼女「」コクコク
男「え、でも、その」
幼女「」サッ ジーーー
男「あー・・・えっと・・・」
幼女「」ジーーーー
男「う・・・い、頂きます・・・」ハム
幼女「!」ニコッ
男「う、・・・お、おいしいよ」ニコッ
男「(ううん・・・塩もしょうゆも何にも使ってないのに・・・なんだろ、本当においしいや・・・)」
大剣「・・・」
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:25:19.09:cis4r0Nc0
幼女「」ニコニコ グリグリ
男「(ううん・・・それにしてもなんか不思議な子だなぁ)」ジッ
幼女「」カリカリ グリグリ
男「(さっきの・・・あのおっきな剣。また小さくなってるし・・・一体何なんだろう)」
幼女「」ガリガリ グリグリ
大剣「なあ・・・主よ・・・小枝などその辺りに沢山落ちているだろう?我を落書きの道具に使わないでくれ・・・」
男「ね、何かいてるか見ていいかな?」
幼女「!」テレテレ コクコク
大剣「いや・・・見ても分からんと思うぞ?我からみたらこれは地獄の大沼に住む大ガマの――」
幼女「!!」ペシッ!ドズン!! ペシッ!ドズン!!
大剣「や、やめるのだ!地面に何度も叩きつけるのは!あ、やめて!」
男「・・・・・・ええっと、これ・・・『おかあさん と わたし』って読むのかな?」
幼女「!!」コクコクコク!
大剣「ええー・・・」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:30:58.13:cis4r0Nc0
男「仲良く手をつないでる絵だね。・・・お母さんと仲良しなんだね」
幼女「」シュン
男「ん、どうしたの?」
大剣「この絵を鑑定するその能力には素直に賞賛を送るが・・・あ、ぺしぺしはだめだと言うに」
大剣「もう少しデリカシーというものがないのか貴様には!我が主の顔を見・・・あ、や、やめるのだ!」
男「そ、っか・・・君も、お母さんと上手くいかないんだ?」
幼女「??」
男「あ、ごめん!なんでもないよ!」ナデナデ
幼女「?」テレテレ ジッ ハラリ
男「あ、髪が・・・えっ」
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:36:19.28:cis4r0Nc0
男「(前髪が伸びすぎてて顔、殆ど見えなかったけど・・・)」サッ
幼女「??」テレテレ ドキドキ
大剣「おい!!我が主に馴れ馴れしく触るなっ!」
男「(なんて・・・ なんて綺麗な子なんだ)」
男「・・・ねえ、まだ、時間あるかな?」
幼女「?」コクコク
男「ん、っていってももう6時半か・・・いくら暗くなるのが遅いからってそろそろ帰らせないとまずいよな・・・」
幼女「!!」ギュッ
男「え・・・ど、どうしたの?」
幼女「」フルフル
男「ううん・・・何が言いたいんだろう・・・あ、そうだ!書いてもらえばいいんだ!」
男「ねえ、ちょっとどうしたいのか地面にかいてごらん?」
幼女「」シュン
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:42:27.40:cis4r0Nc0
男「えっ・・・どうしたの?」
幼女「」フルフル
男「え、書けない、の?でも・・・さっきのあの絵の横には・・・」
幼女「」フルフル
男「もしかして・・・アレしかちゃんとかけない、とか・・・?」
大剣「いやあれもちゃんと書けてるかというと我は・・・あっ、やめっ」
男「・・・そっか。いや、でも・・・うん、なんとなく、何が言いたいか分かったよ」ナデナデ
幼女「!」
大剣「な、なんだと・・・貴様冴えない顔しているくせに妙に鋭い・・・あっあっあっ」
男「家に、帰りたくないんだね・・・」ナデナデ
幼女「」コクン
男「お母さんのこと、怖いの?」
幼女「」フル・・・フルフル
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:46:32.64:cis4r0Nc0
男「じゃあ・・・お父さん?」
幼女「」シーン
男「・・・そっか、うん、そっか」
大剣「な、なんなのだこいつ・・・いったい何を理解したというのだ・・・」
男「おうちにはどれくらいまでにかえればいいの?」
幼女「」フルフル
男「」ジー
幼女「」フルフル ワタワタ フルフル
男「そっか・・・はは、なんか、やっぱり僕と似てるね」
大剣「なっ・・・なんだというのだ・・・我ですら主の心の声を聞けぬというのにこいつはまるで・・・」
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:49:52.68:cis4r0Nc0
男「よしっ!じゃあ僕の部屋に行こう!」
幼女「?」
大剣「なっなんだと!何故そうなる!!」
男「僕ね、こう見えても手先は結構器用なんだ!髪も自分でいつも切ってるんだよ」
幼女「??」
男「せっかく綺麗なんだから・・・この髪も手入れして、僕が整えてあげるよ」
幼女「!」ギュッ スリスリ
男「ははっ・・・なんか本当にお兄ちゃんになったみたいだな・・・」ナデナデ
大剣「なんだ、この疎外感」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:52:23.18:7HcJtj0x0
幼女「」ペコッペコッ
男「あははっ、そんなに緊張しなくてもいいよ。僕一人暮らしなんだから。ゆっくりして」
幼女「」キョロキョロ
男「うっ・・・あんまり片付けてないからなんか恥ずかしい・・・」
幼女「」キョロキョロ・・・・・・
幼女「!」サッサッ
男「あ。あれはね、僕が作ったんだよ」
幼女「!!」ビッビッ
男「あははっ、いいよ。はい」
幼女「」ジーー ギュッ
男「(う、ううん・・・自作フィギアくらい片付けておくべきだったな・・・)」
大剣「う・・・ううむ・・・この男、本当に大丈夫なんだろうな・・・」
大剣「人形術士だか死体術士だか知らんが・・・奴らは大体性格や性癖がおかしいからな・・・」
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 10:20:42.79:cis4r0Nc0
男「じゃあそこに座ってね」
幼女「」ポムン
男「よし、・・・・・・ん、これでよしっと!じゃあ切る――ん?」
幼女「」サッサッ ジー
男「あははっ、いいよ、ほら持っておいて」
幼女「」パァァ ギュッ
男「ううん・・・そこまで気に入ってくれると作った本人としてもなんかすごく嬉しいな・・・」
大剣「しかし大の男が少女の姿を模した人形作りとはどうなのだ・・・あ、こら主よ我を人形に持たせるな!」
男「おお!なんかちょっとかっこよくなったかな!」
幼女「」テレテレ
大剣「む、むう・・・自分のことのように主に照れられるとなんとなく我もこそばゆいというか・・・」
大剣「(ってそうではなく!・・・これは、人形などに持たせたら我の重みで一瞬で拉げる筈・・・)」
大剣「(熱を持たせることや大きさを調整するだけでなく重量も変えてしまうとは)」
大剣「(これは・・・契約したら主は我の力をどこまで引き出せるのだろう)」
大剣「(もしや・・・永らく叶わなかった、我の真の姿を取り戻すことも――)」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 10:56:35.61:cis4r0Nc0
男「ふんふーんふーん」チョキチョキ
幼女「」モジモジ
男「あ。あんまり動いちゃダメだからねー危ないからね」チョキチョキ
幼女「」テレテレ
大剣「ほ、・・・ほう。みるまに我が主が美しくなっていくではないか・・・!」
男「ふー・・・ううん、やっぱりちょっと量が多すぎるね」
幼女「?」
男「一度流そうか。ほら、洗面所へいくよー」
幼女「!」テコテコ
大剣「あ、ちょっと主よ!我をおいていくな!!」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 10:59:45.54:cis4r0Nc0
男「よし、椅子をこうしてっと・・・はい、ここに座って・・・って届かないか」
幼女「?」
男「う・・・ん、ちょ、ちょっとごめんね」ヒョイッ
幼女「!!」テレテレ
男「よっし、と」ポム
幼女「」ギュッ
男「おっとと・・・どうしたの?」
幼女「」ギュ テレテレ
男「ふふ・・・」ナデナデ
幼女「」ニコニコ
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:04:33.18:cis4r0Nc0
男「そう、そんな感じで・・・じゃあ流すよー」シャワー
幼女「」ポケー
男「(女の子だもんな・・・力入れてゴシゴシしないように気をつけなきゃ)」ワシワシ
幼女「」ポケー
男「シャンプー使うからねー。目、ぎゅっとしててねー」
幼女「」コクン
男「(賢い子だなぁ・・・。僕はこれくらいの頃ってシャンプーハットないとだめだったよなぁ)」
男「(ふふ・・・そうそう、よくそうやってガシガシ父さんに頭洗われてたっけ・・・)」
男「(・・・父さん、か)」ピタ
幼女「?」モジモジ
男「あ、ごめんごめん。それじゃ流すからねー」シャワー
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:09:18.40:cis4r0Nc0
男「軽くドライヤーかけるからね。熱かったら熱いって言って・・・あー・・・」
幼女「?」
男「じゃあ熱い!って思ったら・・・えっとじゃあそのおもちゃペシペシしてね」
大剣「な、なんだと・・・」
幼女「」コクコク
男「じゃあいくよー」ブオーン
幼女「」ペシッペシッ
大剣「や、やめるのだ・・・」
男「えっもう?!」
幼女「」ニッコニコ ペシペシ
大剣「・・・」
男「・・・」
大剣・男「しょうがないな・・・」フッ 「しょうがないねぇ」クスッ
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:13:07.36:cis4r0Nc0
男「もうちょっとで切り終わるからねー」チョキチョキ
幼女「」コクッ・・・・・・ハッ・・・・・・コクコク・・・・・
男「はは、眠いみたいだね」チョキチョキ ピタッ チョキチョキ
大剣「ほう・・・見事なものだな。主の動きにあわせるかのように刃を動かしている」
大剣「世が世ならば・・・一級の武具職人になれたやも知れぬな」
男「」ジッ
大剣「むっ?」
男「」ジーッ
大剣「な、何故我を凝視しているのだ・・・?」
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:18:59.64:cis4r0Nc0
幼女「??」
男「っとと、ごめんね。もうちょっとで終わるから我慢してね」チョキチョキ
大剣「ふむ・・・?まぁこの世界でどのような玩具が流行っているのかは知らぬが」
大剣「我のような見た目のものは珍しいのかも知れんな・・・細工師としての血がうずくとかか?」
男「よーし!おわりっ!」
幼女「!!」バッ
大剣「おお・・・なんと・・・なんと美しく、そして可愛らしい・・・まさに我を振るうに相応しき者・・・」グッ
男「ううむ・・・これはなんていうかもう人間離れしてるなぁ・・・」
幼女「??」
男「ふふっ、うん、前よりもっと可愛くなったよ!」ナデナデ
幼女「」テレテレ ギュッ
大剣「我も褒め称えたのに・・・。な、なぜ我にはなにもなしなのだ・・・」
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:25:44.21:cis4r0Nc0
男「でも・・・さすがに時間かかっちゃったなあ。もう九時半か・・・」
幼女「~♪」
男「どうしよ・・・多分、この子の母親はこの子がいなくても気にしない人、なんだと思うけど・・・」
幼女「?」
大剣「む、むう・・・夕時のあのやり取りだけでそこまで見抜いているとは・・・」
男「まさか泊めるわけにもいかないし・・・一人で帰らせるわけにもいかないし・・・」
男「ねえ、君のおうちってここから近いのかな?」
幼女「」
男「・・・そんな顔しないで。ちゃんと帰らないとダメだから、ね?」
幼女「」コクン
男「よし、じゃあ送っていってあげるよ」
大剣「いや、それには及ばん。貴様のような棒切れなどおらずとも我がいれば・・・わ、わかった、もう言わないから!」
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:29:58.52:cis4r0Nc0
男「よし、じゃあ行こう」カチャン
幼女「」モジモジ
男「うん?どうしたの?」
幼女「」ジッ
男「・・・よし、じゃあ行こうか」ニギッ
幼女「!」 ギュッ
大剣「なんというか・・・我より意思疎通できているな・・・」
幼女「~♪」
大剣「と、いうかいい加減人形に持たせるのは止めて欲しいのだが・・・」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:34:43.61:cis4r0Nc0
男「ここなの?」
幼女「」コクン
男「なんだ、割と近いんだね」
幼女「」モジモジ ギュッ ウルウル
男「大丈夫」ナデナデ
幼女「」ピタッ
男「寂しくなったら・・・またあそこにおいで。僕もこれからはよく行くようにするから」
幼女「」コクン
男「よし、いい子だね・・・」ナデナデ
大剣「ふむ・・・第一印象から・・・随分変わってきたなこの男・・・」
男「じゃあね、・・・えっと。あ、そっか・・・名前・・・。まあいいか!それじゃあね!」
幼女「!」ブンブン
大剣「ふん、やっといなくなったか」
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:38:40.22:cis4r0Nc0
幼女「」カチャン ソー
幼女「」
大剣「なんだ、誰もいないではないか。不用心なことだ」
幼女「」シュン
大剣「よかったではないか、いたらいたでまた折檻されるのかもしれないのだろう?」
幼女「」
大剣「ふむ・・・主の心中が、まだよくわからぬな・・・」
幼女「」モゾモゾ ゴソゴソ
大剣「ん、眠るのか主よ」
幼女「」ウツラウツラ ナデナデ
大剣「うむ、おやすみ。よく眠るがいい・・・」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:43:05.58:9ralXfmy0
翌日 放課後
男「はぁ・・・結局今日も当番か。しかも校庭とか・・・」ザッザッ
男「だいたい校庭って他のクラスの当番と合同じゃないの・・・?なんで僕一人・・・」ザッザッ
男「はー・・・やっと半分くらいだよ」
男「もう5時半じゃないか・・・1時間近く経ってる・・・はぁ・・・」
男「・・・・・・」
男「昨日の子・・・あれから怒られたりしなかったかなぁ・・・」
男「しかっし・・・我ながら、うん。あれは可愛くできたなぁ・・・」
幼女「」ニコニコ
男「そう、こんなかんじ・・・・・・えっ」
幼女「」ニコニコ
大剣「こんなことに我が力を使うとは・・・いや、力を使うこと自体は悪いわけではないのだが・・・」
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:50:06.77:cis4r0Nc0
男「えええーーー?!な、なんで君!ここにっ?!」
幼女「?」
男「あわっわわ!まずいまずいよ!こんなところ誰かに見られたら!」
幼女「??」
男「えええっっと!どうしよう・・・どうしよう・・・そ、そうだ!とりあえず外に出て・・・」
♀雑魚1「んー・・・?」
男「げっ!あ、あれはクラスの・・・!!」
♀雑魚1「あんたそれ・・・」
男「あああああのっ!この子は!この子はそのっ・・・いい、妹なんだよ!」
♀雑魚1「・・・・・・はぁ?」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:54:12.77:cis4r0Nc0
幼女「?」ギュッ チラッ
♀雑魚1「う、うわっ?!なにっちょ!めっちゃ可愛いじゃんあんたの妹!!」
幼女「」ビクッ サッ
男「あ、そ、その妹は人見知りなんだ。あんまり驚かさないでやってくれると・・・」
♀雑魚1「うわっ!これちょマジ大ニュースじゃん!」ピロリンピロリン
男「あっ!ちょ!撮らないで!」
幼女「」ビクビク
♀雑魚1「ちょっこれあいつらにもみせてやろー!じゃねー!!」
男「あ、ああ・・・あああ・・・」
幼女「?」
男「た、大変なことになった・・・」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:00:56.31:cis4r0Nc0
男「よ、よしとりあえず・・・今日はこれで掃除も終わったということにして」
幼女「?」
男「逃げよう!」ギュッ
幼女「!」ギュッ
大剣「そ、それで解決になるのか・・・?」
男「よ、よし・・・ここまでくれば・・・ふう・・・」
幼女「?」
男「(な、なんで僕が息あがってるのにこの子は平然としてるんだろう・・・)」
幼女「~♪」ギュッ
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:05:18.32:cis4r0Nc0
男「(うーん・・・やっぱり可愛いなぁ。でも、ここは心を鬼にして)」
幼女「??」
男「あのね、あそこはあの学校の生徒じゃないと入っちゃだめなんだ。わかる?」
幼女「?」オドオド
男「・・・・・・・・・なんて、・・・はぁ・・・」
幼女「??」ビクビク
男「こんなんじゃ叱るに叱れないよ・・・」ポム ナデナデ
幼女「?」
男「ははっ、だめだな・・・僕、将来父親になったら絶対甘やかすタイプだな・・・」
大剣「まず、父親になれるかどうかの心配をしろ」
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:09:37.85:cis4r0Nc0
男「ううん・・・でもどうしよっか・・・えっと、今六時前だよね」
幼女「~♪」ギュッ
男「んー・・・よし、じゃあ今日は僕が晩御飯をご馳走してあげるよ!」
幼女「!」
男「多分、平気だよね?」
幼女「」コクン ジッ
男「気にしない気にしない!」ナデナデ
大剣「なんか・・・我、もういなくてもいい気がする。我、都合のいい時にしか使われないし・・・」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:13:47.97:cis4r0Nc0
幼馴染「・・・はぁ。何やってるんだろう、私。こんなところに来て・・・」
幼馴染「男、今日も掃除当番やってたな・・・」
幼馴染「手伝ってあげなくちゃ・・・ううん、いつもみんなに言われてるときだってとめてあげれれば・・・」
幼馴染「・・・なんで、出来ないんだろう」
幼馴染「昔は・・・もっとちっちゃい頃は・・・ここで遊んでた頃は・・・他の人の目なんて気にならなかったのに」
?「ねえ、ここで間違いないのよね?」
??「ええ。そのはずです」
幼馴染「えっ?!だ、だれ!!」
?「うん?なに、先客?」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:20:13.44:cis4r0Nc0
幼馴染「え・・・?こ、子供・・・?」
聖幼女「まあ・・・確かに子供だけどさあ」
聖剣「まあ。あなたも大人になりましたね」
聖幼女「うるっさいなー・・・もう慣れっこだからね、こういうの」
幼馴染「えっ・・・、ど、どこから声が」
聖幼女「あんた喋ったらまずいんじゃないの?」
聖剣「まー、いざとなれば記憶を消せばいいんですよ」
聖幼女「毎度毎度、聖剣様のお言葉とは思えないわね」
幼馴染「えっ?えっ・・・?き、記憶・・・?」
聖幼女「あー、もー!めんどくさいなぁ!ねえあんた!」
幼馴染「えっ!な、なな、なにっ?」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:24:16.15:egkdGZly0
聖幼女「ここらへんでいっかにも禍々しそうな剣、見なかった?」
幼馴染「へ・・・?け、けん?剣?」
聖剣「魔剣とはいえ全部が全部禍々しい見た目をしているわけではないのですよ」
聖幼女「ハイ、ちゃちゃいれないー」
幼馴染「え、よ、よくわからないけど剣なんてその辺に転がってるわけないでしょう」
聖幼女「どう思う?」
聖剣「嘘を言ってる感じではないですね。本当に知らないのでしょう」
聖幼女「うーん・・・でも確かにここら辺から黒っぽい力を感じたのよねえ」
聖剣「おそらくですが、あまりに強い力が発動されたため余波が残っていたのでしょう」
聖幼女「まー、ありえない話じゃないけど。それにしたってそんな大きな力を使ったなら痕跡くらいあってもいいけど・・・ん?」
聖剣「どうかしましたか?」
聖幼女「いや・・・なに、これ?卵の殻?」
聖剣「まあ、マナー違反ですね。ゴミはちゃんと持ち帰らないと」
聖幼女「あんたの口から聞くととたんに胡散臭くなるわね」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:35:24.50:cis4r0Nc0
幼馴染「」ポカーン
聖幼女「あ、コレのこと忘れてた」
聖剣「まあ、別に放っておいてもいいでしょう。無駄に力を使ってあちらに気付かれるのもなんですし」
聖幼女「まあ、そうね」
幼馴染「え、えっと・・・もしかしのその剣から声がしてるの」
聖剣「ええ。私、聖剣デュラクハールと言います。お見知りおきを」
幼馴染「??ええっと・・・な、なにこれ?外国ではこういう携帯が流行ってるの?」
聖幼女「全く信じられてないみたいよ」
聖剣「まあそれが普通の反応ですよ」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:42:40.56:cis4r0Nc0
聖剣「しかし・・・これも何かの縁ですね」
聖幼女「どうするつもり?」
聖剣「少し、記憶を操作して彼女に協力してもらいましょう」
幼馴染「えっ・・・」
聖幼女「ふーむ・・・向こうが派手に暴れてくれないとこっちも探し辛いしねえ」
聖剣「そういうことです。情報を集める手段は多ければ多いほど良いのです」
幼馴染「あ、あなた何を言って・・・」
聖幼女「こっちとしても色々調べなきゃいけないから派手なことやって注意引きたくないしね」
聖剣「ええ。この辺りにある魔剣が一振りだけとも限りません。まずは慎重に行きましょう」
聖幼女「とかいう割には力を感じたらすぐに飛び込ませたくせに」
聖剣「過去は過去、今は今です。未来を見つめましょう」
幼馴染「・・・」ポカーン
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:47:21.17:cis4r0Nc0
聖幼女「でも記憶操作使って、あっちに感づかれないかな?」
聖剣「そんなに複雑なものは使いません。まあ、大丈夫でしょう」
聖幼女「大雑把なのか神経質なのか・・・よくわかんないわね、あんたも」
幼馴染「」ジリ・・・ジリ
聖幼女「おっと」
聖剣「どこに行こうというのですか?」
幼馴染「っ!」ダッ
聖幼女「おっそいなー」ヒュッ
幼馴染「えっ?!」クルッ
幼馴染「(う、うそ・・・あそこから一瞬で・・・?!)」
聖剣「手間をかけさせないでくださいね」
聖幼女「ほん、っと悪役みたいなセリフ」トン
幼馴染「・・・ぁ」カクン
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:52:21.87:cis4r0Nc0
幼女「」ニッコニコ
男「おお・・・あれだけあったカレーが空に・・・」
幼女「」ギュッ
男「おおう・・・カレー臭い・・・」
大剣「確かに・・・さっき主が食べていたもののニオイが主自身から出ている気がするぞ・・・」
幼女「??」
男「・・・うーん、どうするかな。いや、でもさすがにそれは・・・」
幼女「??」ニッコニコ
男「・・・お、お風呂、入る?」
幼女「!」コクコク
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:55:58.44:cis4r0Nc0
男「そ、そっか・・・入り方は・・・さすがに分かるかな?」
幼女「」コクコク
男「うん、じゃ、じゃあ気をつけて入ってね?お湯は浅めに張ってあるから大丈夫だとは――」
幼女「」ギュッ ジー
男「えっ・・・な、なに?」
幼女「」ギュッ グイグイ
男「ま、まさか・・・」
大剣「お、い・・・いくらなんでも我は・・・」
男「一緒に入るの?」
幼女「!」コクコクコク
大剣「うおおおおお!!!我は許さん!それは許さんぞ!!」
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 13:05:20.02:cis4r0Nc0
男「で、でもさすがにそれは・・・」
幼女「?」
男「うん、それは・・・さすがに出来ないよ。ごめんね」
幼女「」シューン
男「うっ・・・」
男「(だ、だめだ!こんなところで犯罪者予備軍(予備軍?)になるわけには)」
男「そんな顔してもダメだからね!」
幼女「」シューン テコテコ ペタン
男「ど、どうしたの・・・そんなところに座ったりして」
幼女「」ツーン
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 13:08:47.86:cis4r0Nc0
男「だ、だめだからね、そんな態度とっても!」
幼女「」コロン
男「も、もう・・・じゃあお風呂入らないの?」
幼女「」コクン
男「こ、困ったなぁ・・・」
大剣「お、おお・・・なんというか色々な意味でセーフだな」
男「じゃあせめて・・・」
男「はい、これ。タオルとお湯入った洗面器」
男「さすがにちょっとにおうからね・・・せめてこれくらいは・・・いいね?」
幼女「」ツーン コクン
男「はぁ・・・じゃ、じゃあ僕はその間にお風呂にはいるよ。ここにいるのもなんだし」
幼女「」ツーン
大剣「よし・・・男よ、貴様にしては良い判断だ」
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 13:32:36.98:cis4r0Nc0
男「ふう・・・」カポーン
男「半身入浴はいいね・・・文化がどうのこうのだよ・・・」
男「しかし・・・明日、どうするかなあ・・・十中八九、クラスの連中に何か言われるだろうな・・・」
男「もし、もしも・・・」
男「僕に隠された力があったら・・・なんて・・・はは、漫画の読みすぎだよね」
男「・・・なんて、そんなこと考えるのはやっぱり、あの子の持ってるあのオモチャみたいなの」
男「あれ、なんなんだろう・・・目玉焼きを焼いたときに見たあの剣・・・」
男「すごく、禍々しい感じがして・・・でもどこか儚くて綺麗で・・・」
男「やっぱり、あれがただのオモチャだなんてどうしても思えない」
男「・・・・・・でも、アレで目玉焼きを焼くなんてなあ」クスッ
男「もしあの剣が喋れたらやめろー!とかいってそうだな」ニヤニヤ
ガラッ
208:当SSに登場する幼女は全て18歳以上でありどうのこうの:2011/07/10(日) 13:37:02.00:cis4r0Nc0
幼女「!」
男「」ポカーン
幼女「!!」イソイソ チャポ
男「」ポカーン
幼女「」チョコン ニコニコ
男「ハッ・・・!!ちょ、ちょっとまず身体を洗って湯船につからないと!」
幼女「!」イソイソ
男「うん・・・そこに石鹸あるからね。あ、シャンプー自分で出来る?してあげようか?」
幼女「!」コクコクコク
男「うん、じゃあそこに座ってね」
幼女「」ニコニコ
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 13:41:56.87:cis4r0Nc0
男「よーし、ごしごしするからねー痛かったら言って・・・あー、お兄ちゃんのお膝叩いてね」
幼女「」コクン
男「ふんふんー。昨日念入りにトリートメントとかした効果があったなぁ・・・うん、さらっさらだよ」ナデナデ
幼女「」テレテレ
男「もともと髪質はいいんだろうねー」ワシワシ
幼女「」モジモジ
男「・・・・・・うーん、よし、流すよー」シャワー
幼女「」プルプル
男「よし、きれいになった!」
幼女「」パァァア ニコニコ
男「うんうん」ナデナデ
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 13:46:41.50:cis4r0Nc0
幼女「」グイッグイッ
男「ん?身体も・・・?」
幼女「」コクコク
男「仕方ないな。本当甘えん坊さんだなぁ」ナデナデ
幼女「」テレテレ
男「じゃあなるべく優しく洗うから、くすぐったりしたら・・・さっきと同じね?」
幼女「」コクン
男「よいっしょ、・・・小さな背中だなぁ・・・それに、これ」
男「この『痕』ここも・・・ここも・・・やっぱり、僕と同じなんだね君は・・・」
幼女「?」
男「こんな小さな身体で・・・」ナデナデ
幼女「?」テレテレ
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 13:50:43.23:cis4r0Nc0
男「痛くない?」シュッ シュッ
幼女「」コクン
男「ちゃんと、痛かったら教えてね」シュッ シュッ
幼女「」ピクッ
男「あ、ごめん、大丈夫?」
幼女「」コクコク
男「ん、そっか」シュッシュ
幼女「」ピク ピクンッ
男「(誰かに洗ってもらうってことに、慣れてないんだな・・・この年だったら普通に親と入るだろうに・・・)」シュッシュ
幼女「」モジッ ピクン
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 13:54:14.75:cis4r0Nc0
男「よし、流すよー」シャワー
幼女「!」
男「よし、きれいになった!」
幼女「」ニコニコ
男「じゃあ、お風呂に浸かろうか」チャポン
幼女「」コクン チャポ ピタ
男「~♪」ナデナデ
幼女「♪」ウットリ
男「(僕は・・・僕はなにやってたんだ・・・?)」
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 13:58:16.53:cis4r0Nc0
男「」ボー
大剣「・・・こいつ、こいつの記憶だけは何があっても消し去ってやる」
大剣「いや、むしろ存在そのものを消し飛ばしてやる・・・」
幼女「」プクー ペシペシ
大剣「我が主よ!我も今回だけはぺしぺしで折れるつもりはないからな!」
大剣「主よ・・・少しは我の言うことも聞いてくれてよいのではないか・・・?」
大剣「あるじ・・・あーーーるーーーじーーー!」
幼女「」チョコン スリスリ
男「」ポケー
大剣「何故だ・・・そんなアホ面のどこがよいのだ・・・うぅ・・・」
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 14:04:00.82:cis4r0Nc0
チュンチュン・・・チュン・・・
男「」ポケー
幼女「」スースー
男「は!!!」
幼女「!!」ビクッ
幼女「」キョロキョロ
男「あ、ああ・・・ごめんごめん、ちょっとぼーっとしてた・・・」
幼女「?」
大剣「風呂を上がってから朝に至る今までがちょっとなのか、貴様は」
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 14:05:20.77:MA4W3KSl0
男「あ、あああ・・・ていうかどうしよう。これ、結果的に女の子を家に泊めちゃったんだよなぁ」チラッ
幼女「?」ニコッ
男「ってそうじゃなくて!さ、さすがに家の人も心配してるでしょ!!」
幼女「」フリフリ
男「ま、まさか・・・そんなにほったらかしにされてるのか・・・」
幼女「?」
男「よく、今まで生きてこれたなぁ・・・」
大剣「さすが、我が主といったところだな」
幼女「??」
男「まあ、過ぎた事はしょうがないよね。じゃあもう朝ごはんも食べていく?」
幼女「」クゥー コクコク
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 14:13:07.58:cis4r0Nc0
幼女「」モックモック
男「目玉焼き、好きなんだね」
幼女「」モクッ コクコク
男「あははっ、今日のはちゃんとフライパンで焼いてるし味付けもしてるし、おいしいでしょ?」
幼女「」モクモック
大剣「わ、我で焼いたのだって美味かったのだろう・・・?は!な、何を我は対抗心などを・・・!」
幼女「」ナデナデ モックモック
大剣「おお・・・主よ・・・うれしいが・・・嬉しいが卵の黄身が我にこぼれてかかってきているぞ・・・」
男「それ、お気に入りなんだね」
幼女「」コクン
大剣「くっ・・・なんだ、なんでこの程度でこんなにも気持ちが高鳴る・・・!」クッ
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 14:17:41.70:cis4r0Nc0
男「じゃあ僕学校行って来るからね。君はもう学校にはきちゃだめだよ」
幼女「」シューン
男「こればっかりはね・・・ごめんね」ナデナデ
幼女「」コクン
男「それじゃあね!」フリフリ
幼女「」ブンブン
大剣「お、おい主よあまり振り回すな!手がすべりでもしたら」ズルッ ヒューン
大剣「なあああああああああぁぁぁぁぁぁ(エコー)」
幼女「!!」テッテッテ
男「はは、朝から元気だなぁあの子・・・」
男「・・・さて、と。はぁ・・・気が重い」
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:08:11.90:cis4r0Nc0
男「・・・」ガラッ
雑魚1「お!」
雑魚2「よー!お兄ちゃん!」
男「あは、は・・・」
♀雑魚2「ねーこれ本当にあんたの妹なんー?なんか全然似てなくねー?」カパッ
♀雑魚1「いや、でもなんかけっこー懐いてたよ」
雑魚2「おいおいおいー紹介しろよお兄ちゃんー」
雑魚1「え、お前何?ロリコンとかそういうの?ww」ゲラゲラ
雑魚2「ばっかちげーし!変態というなの紳士だしwww」ゲラゲラ
雑魚1「はwwwんだそれ意味わかんねwww」ゲラゲラ
男「あ、あはっ、ははは、・・・はっ!」
幼馴染「」ジー
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:16:35.00:cis4r0Nc0
男「(うう・・・まずい。幼馴染は僕に妹がいないなんて当然知ってる・・・)」
幼馴染「」ジトー
男「(で、でも。みんながまだ妹、妹って言ってるってことは・・・黙っててくれてるのかな)」
幼馴染「」プイ
男「(な、なんにせよよかった・・・なんでも言ってみるもんだね)」
幼馴染「(何なんだろう、あの写メの女の子・・・男の知り合いの・・・妹とか?)」
幼馴染「(っ・・・聞きたい!うぅ・・・私も携帯あればなぁ)」ジッ
男「(うっ、また見てる・・・)」
幼馴染「(んんー・・・あの顔、なんか隠し事して焦ってるときの顔・・・)」ジーー
男「(うう・・・幼馴染には後で説明しとかないとまずいな・・・これは。完全に犯罪者を見る目だよ・・・)」
幼馴染「(ま、まさか彼女とかそんなわけないしね。あんなちっちゃい子。男は少女趣味なんかじゃない・・・はず)」ジー
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:17:34.79:NKgGFTJC0
昼休み
男「」コソコソ ジッ
幼馴染「?」
男「」コソコソ スタスタ
幼馴染「!」ガタッ
♀雑魚2「あれっ?どしたん?」
雑魚2「お?幼馴染ちゃんトイレ?」
♀雑魚1「うっわ、マジさいてーだわww」
雑魚2「うっせ!幼馴染ちゃん、一緒にメシくおーぜ」
幼馴染「ぁ・・・っと・・・ご、ごめん!ちょっと用事あるから!」タッ
雑魚1「でーwwフラレてやんのwww」
♀雑魚2「ふふ・・・ほら、私の胸で泣きな・・・」
雑魚2「くっそ、うるせー!」
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:26:54.16:cis4r0Nc0
男「」スタスタ
幼馴染「」タスタス
男「ふう・・・こ、ここでいっか」クルッ
幼馴染「あっ・・・!」ビク
男「あはは・・・なんかこうして二人で話すのも久しぶりだね」
幼馴染「う、うん・・・」モジモジ
男「それで・・・早速だけどあの例の――」
幼馴染「ご、・・・ごめんっ!」
男「―――って、え?」
323:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:32:26.45:cis4r0Nc0
幼馴染「わ、わたし・・・いつも男があんなふうにされてるのに見てみぬ振りばっかりで・・・」
男「・・・」
幼馴染「本当は助けてあげたかったのにっ・・・手伝ってあげたかったのに・・・でも、私・・・」
男「・・・なんだ、そんなことか」
幼馴染「え・・・?」
男「そんなの、僕は気にしてないよ」ポンッ ナデナデ
幼馴染「わっわわっ・・・!」
男「あっ・・・ご、ごめん!昔のクセで・・・!(あと最近よくまたやっちゃってるし・・・)」
幼馴染「う、ううん!良いけどっ別にいいけどっ・・・そ、そっか・・・」
男「うん。変に僕に味方して幼馴染までハブられても仕方ないでしょ」
幼馴染「っ!で、でも、私・・・」
男「いいからいいから!それより・・・あの出回ってる写メのことなんだけど・・・」
幼馴染「そ、それより・・・?」
325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:39:48.39:cis4r0Nc0
男「え。な、何?」
幼馴染「・・・・・・なんでもない」
男「そ、そっか・・・あのさ、あの子俺の妹ってことになってるけど・・・」
幼馴染「何?おばさん、また再・・・あっ・・・・・・ご、ごめん」
男「いや、気にしないで良いよ・・・幼馴染が昔から母さんのこと良く思ってないの、わかってるから・・・」
幼馴染「う、ん・・・ごめんね・・・」
男「いいって。そうやって思ってくれてるだけでも十分だよ」
幼馴染「」カァァア モジモジ
男「・・・?ま、まあとにかく結論から言うとあの子は僕の妹でもなんでもないよ」
幼馴染「じゃ、じゃあ何・・・?もしかして・・・ほ、本当にかか、っかかかのっ・・・」
男「へっ?」
幼馴染「か、彼女とか?!」
男「・・・・・・は?」
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:45:28.68:cis4r0Nc0
男「・・・ぷっ、ふっ・・・くくっ・・・」
幼馴染「なっ・・・!なんで笑うの?!」
男「い、いや・・・だってあんなちっさい子にそんな・・・」
幼馴染「だって男むかしからあんな感じの可愛い子のお人形とか好きだったじゃない!」
男「おおお、おい!ちょっと!そんな大きな声で!」キョロキョロ
幼馴染「だ、だから・・・そんな心配しても、しょうがないじゃない・・・」
男「い、いやさすがにソレはないから・・・まあ可愛いとは思うけどさ」
幼馴染「」ジトッ
男「いや、ほんと!そんなんじゃないんだ!友達だよ!ただの友達!」
幼馴染「友達ー?・・・なんかそれもそれでちょっとアレなんだけど・・・」
男「(ま、まいったな・・・さすがにあの子の家の事情とか話すわけにはいかないし・・・)」
328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:51:04.20:cis4r0Nc0
幼馴染「はー・・・。まあいいよ、もう。男のこと、信じてるし」
男「お、そ、そう・・・?」
幼馴染「・・・それにしても、綺麗な子だね」
男「で、でしょ?実はね、あの子の髪、僕が切って整えてあげたんだ!」
幼馴染「・・・・・・」
男「伸ばしっぱなしでほったらかしてあったからちょっと苦労したけ・・・え?」
幼馴染「」プルプル
男「・・・なっ・・・なに・・・?」
幼馴染「今度、男の今の部屋教えて」
男「えっ、ま、まあいいけど・・・?」
幼馴染「今度私の髪も切って!ちょうど切ろうと思ってたから!!」
男「えっ・・・ええ?!いや、だってそれは・・・ね、ねえ?」
幼馴染「いいでしょ!昔はしてくれてたじゃない!」
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:58:01.85:cis4r0Nc0
男「そ、そりゃ昔は・・・」
幼馴染「・・・」ジッ
男「わ、分かったよ・・・(話が全然進まない・・・)」
幼馴染「・・・な、なら、いいよ、うん」モジモジ
男「(なんかちょっと話さないうちに変わったなぁ)」
幼馴染「(なんでちょっと緊張してるの・・・?!相手は男、男なんだから・・・)」
幼馴染「それにしても・・・。はぁ・・・なんか、最近って変わった小さな子が多いのかなぁ?」
男「えっ、何?」
幼馴染「ううん、なんでもない。あ、そうだ」
男「?」
幼馴染「あの写メの子が持ってた人形、男の作ったやつじゃないの?」
男「あ、うん。その、髪を切ってあげたときに・・・あげたんだ」
幼馴染「ふーん?」
男「(なんとなく、家で切ってたあげたとは言わないほうがいい気がする・・・)」
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 20:03:11.47:cis4r0Nc0
幼馴染「でも・・・男ってあんなのも作ってたっけ?」
男「うん?別に他の人形とそんなに変わらないと思うけど・・・」
幼馴染「ううん、そうじゃなくて、あのなんか剣みたいなの」
男「あ、ああ・・・あれか。あれはなんかあの子がもともと持ってたんだよ」
幼馴染「あ、そういうことね」
男「うん。それでね、最近の子供のおもちゃってすごいんだね」
幼馴染「?」
男「なんかあれ大きくなったり、熱くなったりするんだよ」
幼馴染「な、なにそれー!」ニコニコ
男「いや、本当なんだ!僕たちが昔遊んでるときに使ってたおもちゃからは想像つかないだろうけど・・・」
幼馴染「ふーん?・・・あ、でも」
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 20:06:40.48:4grD9McmO
男「?」
幼馴染「私の知り合いの女の子にも、剣の形した携帯持ってる子いるの」
男「へ、へえ・・・最近はよくわからないものが流行ってるんだねぇ・・・」
幼馴染「そうみたいね」クスクス
男「あ、ははは・・・」
幼馴染「ふふふっ」
男「なんか、さ・・・ほっとしたよ。こんな風に久々に話せて」
幼馴染「私も・・・」ジー
男「な、何?」
幼馴染「ううん、何でもない」ニコッ
336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 20:13:34.06:cis4r0Nc0
幼女「~♪」ピトッ
大剣「(ううむ・・・冷気を纏わせることまで出来てしまうとは・・・)」
幼女「」スリスリ
大剣「なあ我が主よ・・・我の力を使うな、とはもちろん言わん」
幼女「?」
大剣「ただあまり考えなしにところかまわず使わないで欲しいのだ」
幼女「??」
大剣「契約が完遂していればこの程度、さしたる力も無しに出来ることなのだが」
大剣「いかんせん今の状態ではこの程度にもかなりの力を使わねばならん」
大剣「それでもし聖剣共に勘付かれることがあっては・・・って主?」
幼女「」スヤスヤ
大剣「・・・はぁ」
337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 20:20:35.07:cis4r0Nc0
聖剣「退屈ですねー。その辺に悪魔が2,3体沸きませんかねぇ」
聖幼女「あんた前から思ってたけど本当に聖剣なの?」
聖剣「失礼な。私はこうみても333体の悪魔達を」
聖幼女「あーあー!もう、それは聞き飽きた!」
聖剣「む・・・私の輝かしい伝説を・・・、む」
聖幼女「どうしたの・・・?」
聖剣「」キィィィイン
聖幼女「なに?突然、窓なんて使って」
聖剣「」キィィィイン
聖幼女「どれどれ・・・」
342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 20:23:54.73:cis4r0Nc0
幼馴染『ううん、そうじゃなくて、あのなんか剣みたいなの』
男『あ、ああ・・・あれか。あれはなんかあの子がもともと持ってたんだよ』
幼馴染『あ、そういうことね』
男『うん。それでね、最近の子供のおもちゃってすごいんだね』
幼馴染『?』
男『なんかあれ大きくなったり、熱くなったりするんだよ』
聖幼女「これって・・・」
聖剣「」キンッ
聖剣「ええ、おそらく」
聖幼女「あーあ。つまんない、こんなに早く見つけちゃうなんて」
聖剣「いいじゃないですか。何事も要領よく、潤滑にですよ」
聖幼女「ちぇ、ちょっとゆっくりする暇もないんだから」
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 20:37:39.27:cis4r0Nc0
放課後
男「よ、よかった今日は普通に帰れる」
男「(まあ、幼馴染のグループが当番だったからなんだけど・・・)」
男「うーん・・・今日はどうするかな・・・ん?」
幼女「」コソコソ ジー
男「(あの電柱の影からこっそりこっちを見てるのは)」
幼女「」ヒョイ ! ササッ コソコソ
男「・・・ぷっ、ふふっ」オイデオイデ
幼女「!!」パァァア トテテテ ギュッ
男「お外で待っててくれたんだね」ナデナデ
幼女「!」コクコクコク
男「うん、ちゃんと約束守れていい子だね」ナデナデ
幼女「」テレテレ
大剣「はぁ・・・もう、なんか疲れたな」
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 20:59:23.36:cis4r0Nc0
男「今日はなにしよっか?」
幼女「?」
男「うん?どっか行きたいトコとか、したこととかない?」
幼女「」フルフル
男「・・・?」
幼女「」ギュッ スリスリ
男「・・・あはは、そうだね。じゃあこの間の秘密の場所にいこっか!」
幼女「」コクン
大剣「完全に蚊帳の外ではないか・・・」
幼女「」ナデナデ
大剣「ま、毎回それで我が納得するとでも思ったら大間違い・・・あ、冗談、冗談だから!そのままで!」
男「(うん、やっぱりそれ、君の宝ものなんだね・・・)ナデナデ
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:04:12.93:cis4r0Nc0
幼女「」グリグリ
男「(懐かしいな・・・僕も昔はここで・・・こうやって遊んでたっけ)」
幼女「」ガリガリ
大剣「ふふ・・・どうだ?我はその辺りの小枝などよりよっぽど描き易かろう?」
幼女「」ニッコニコ ガリガリ
男「(そうやって・・・一人で遊んでるところにあいつがきて・・・)」
男「(最初はここが自分の秘密の場所だって喧嘩しあって)」
男「(そして・・・いつの間にか仲良くなって・・・それで・・・)」
幼女「」グイグイ
353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:04:54.47:B8TTXkOd0
男「うん?出来たの?」
幼女「」コクコクコク
大剣「こ、これは・・・我でもわかる・・・」
男「これ、・・・君と、君のそのおもちゃ?」
幼女「」コクコク
男「(すっごい笑顔の絵だ・・・)」
大剣「おお・・・ぉぉぉ・・・ぅ・・・」
幼女「?」ナデナデ
男「(この子にも・・・そんな、友達ができればなぁ)」
男「(僕が友達に・・・でも、それはなんか違う、よな)」
男「(僕と同じように・・・同じくらいの子の友達が・・・)」
?「あー、やっとみつけた!まさかまたここだなんてね」
??「犯人は犯行現場に戻るというやつですね」
361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:16:25.73:cis4r0Nc0
大剣「っ?!し、しまった!我としたことが警戒を解いてしまっているとは!」
男「えっ・・・き、君は・・・?」
男「(ま、まさか本当に同じような年の子がくるなんて・・・!)」
大剣「っ!は、離れろ!我が主よ!奴は聖剣だ!我らの敵だ!!」
幼女「??」
聖幼女「んー?なんかあちらさん戦闘態勢になってないみたいだけど?」
聖剣「ですが、おそらくあの子に間違いないでしょう。例の情報になにより――」
聖幼女「あれ、ね」
聖剣「ですが・・・妙ですね。たいした力を感じられません」
聖幼女「ふーん・・・?もしかしてまだ契約してないとか?」
聖剣「いえ・・・それはないでしょう。実際に力を使ったりしているわけですし―――」
男「あ、あのっ!ちょっと君?」
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:22:13.13:cis4r0Nc0
聖幼女「・・・?なに、お兄さん。私たち、もう貴方には用がないのだけれど」
男「え・・・え?」
聖剣「どうやら事情を理解してはいないようですね」
聖幼女「協力者ではないというわけね」
聖剣「ええ。まあ、あの魔剣を砕いたあとで適当に記憶を改竄すれば良いでしょう」
聖幼女「本当にどっちが悪役かわからないわねぇ・・・っと」
男「ね、ねえ君――うわっ!」ドン ズザザザー
幼女「!!」
聖幼女「ま、あとでその傷も治してあげるから今は大人しくしておいてね」
男「くっ・・・ぐぅ・・・」
364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:26:51.96:cis4r0Nc0
幼女「??」トタタ ギュッ ユサユサ
大剣「何をしているっ我が主よ!今は逃げるのだ!」
男「へ、平気だよ・・・ちょ、ちょっと・・・っつ・・・いや、結構痛いけど大丈夫、だから・・・」
幼女「」ウルウル
男「だから、な、なかないで・・・それより、君も早くにげるんだ・・・なんかよくわからないけど・・・やばい・・・」
大剣「そうだ!それにやつらの目的は我らだ!逃げればそれを追ってくる!」
幼女「」フルフル
大剣「な。何を・・・我が主・・・」
男「だ、ダメだよ・・・」
大剣・男「逃げるのだ!!」「にげるんだっ・・・」
幼女「」スッ ギュッ
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:32:43.33:cis4r0Nc0
大剣「くっ・・・」キィィィィン
聖幼女「ん、あちらさんどうやらやる気になったみたいよ?」
聖剣「・・・」
聖幼女「どうしたの?」
聖剣「あ、あれは・・・あの魔剣は!これはなんという大物に・・・!」
聖幼女「おーい、何一人で盛り上がってるのよー」
聖剣「っ・・・?しかし、あの魔剣にしては、何故この程度の力しか・・・」
聖剣「何かわかりませんが、今がチャンスです!あの魔剣を砕くのです!」
聖幼女「まあ・・・そのつもりだけどさぁ」チャキッ
幼女「」ス カタカタ
大剣「(くっ、ど、どうする?!おそらくあの聖剣はかなり高位のものだ)」
大剣「(契約を完遂していない我らでは・・・勝ち目など万に一つもない!)」
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:40:42.40:cis4r0Nc0
聖幼女「別に戦うつもりはないんだけどなぁ」
聖幼女「私としては魔剣が砕ければそれでいいわけだし」
幼女「」ギュッ カタカタ フルフル
大剣「主よ・・・」
聖剣「どうも魔剣を手放すつもりはないようですね」
聖幼女「そーみたいね。ま、別にそれならそれで」
聖幼女「ちょっと、暴れましょうか、ねっ!」ヒュン ギィイイン
幼女「?!」ガッ フラフラ
聖幼女「ちょ、ちょっと何々?ただ剣ぶったたいただけじゃない・・・そんなでかいの構えておいて」
大剣「(やはり、だめだ・・・相手は、契約をしている聖剣だ、無論そうあるのが普通なのだが)」
大剣「(クソ・・・やはり無理やりにでも文字を覚えてもらってせめて簡易契約でもしていれば・・・)」
384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:47:17.19:cis4r0Nc0
幼女「」フラフラ ギュッ
聖幼女「はあ・・・そんな顔されてもねえ・・・」ヒュッ ギンッ ガン ギィイン
幼女「!!!」ガッ ドッ フラフラ
聖幼女「維持でも放さないつもりね」
聖剣「心苦しいですが、所詮は魔に魅入られた者・・・少々痛めつけて諦めてもらいましょう」
聖幼女「ちょっともう、あんた黙って!あんたが口開くだび私が悪役に近づいていく気がする!」
聖剣「正義とは時として非情で理解されないものです」
男「・・・ちょ、・・・まって・・・くれ、・・・」フラフラ
聖幼女「?・・・だから、邪魔しないでって」
394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:51:52.02:cis4r0Nc0
男「あの子は・・・別に、何も悪いことしてないじゃないか・・・どうしてこんな・・・」
聖幼女「今はしていなくても、魔剣のわるーい力にあてられていつし始めるからわかんないでしょ」
男「さっき、から・・・魔剣魔剣ってなんのこと・・・」
聖幼女「呆れたわねえ・・・あんな目の前で色んなことやられてまだそんなこと言ってるの?」
聖剣「放っておきましょう」
聖幼女「そうね」スッ
男「ま、まって!これ以上あの子に手出ししないでく――」
聖幼女「・・・・・・うるさいっ!!」
男「う、うわっ?!」ドッ ズザーーーー ドッドンドン
幼女「!!!」
399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:56:55.92:cis4r0Nc0
幼女「」ダダッ ブン
聖幼女「おっ・・・とと!危ないじゃないいきなり!」
幼女「」ブンブンブン
聖幼女「わっ!と・・・っと・・・もう!」ギン
幼女「!」ガッ ドサッ プルプル
大剣「主よ!!!クソ、どうすれば・・・どうすれば・・・!!」
聖剣「簡単ですよ。貴方が素直にへし折れてくれれば良いのです」
大剣「?! そ、そうかすっかり忘れていた・・・最近自分の声が主以外には聞こえないものだから・・・」
聖剣「・・・やはり、契約を完遂していないようですね」
大剣「・・・」
聖剣「ならば、あの子をあきらめて大人しく私たちに砕かれなさい」
聖剣「今ならばあの子にかかる負担もごく少々のもので済むでしょうから」
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:02:02.16:cis4r0Nc0
大剣「我は・・・」
聖剣「私たちツルギというものは主となる者に手にとられた時から契約が始まるもの」
聖剣「もはや、この世界から逃げ出すこともできないでしょう?」
大剣「・・・」
聖剣「貴方は詰んでいるのです。どの道その子では私と聖女には勝てません。大人しく砕かれなさい」
聖幼女「せ、聖女って改めて呼ばれるとなんか照れるわね・・・」
大剣「・・・・・・」
大剣「主・・・よ」
幼女「?」フラフラ
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:05:42.38:cis4r0Nc0
大剣「主と過ごした・・・わずかな時間」
大剣「今までにない・・・不可思議な時間だった」
大剣「刃を血に曇らせることもない、聖剣を砕く感触に酔いしれることもない」
大剣「だが・・・悪くなかった。こんな・・・なんと言って良いか分からぬ・・・不可思議な気持ちがあるのだと知った」
大剣「主よ・・・感謝するぞ」
幼女「??」
大剣「だが、これでお別れだ」
幼女「!!」フルフル イヤイヤ
408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:11:58.60:cis4r0Nc0
聖剣「魔剣らしくもない・・・お別れの挨拶は済んだようですね」
大剣「ふん・・・長く生きていれば色々あるものだ。貴様のようなどこの銘とも知れぬナマクラには分からんだろうがな」
聖剣「なっ・・・!く・・・!!聖女よ!早くこの魔剣を砕くのです!!」
幼女「!!」ガバッ
大剣「主・・・すまぬ・・・」キンッ
幼女「?!」ピタッ
大剣「我らはお互いが暴走しないよう、またはしたときの為に互いを抑えることが出来る・・・」
大剣「重要な力ゆえ・・・これは手に持たれたときから使える力だ」
大剣「まさか、このような使い方をすることになるとは思わなかったがな・・・」フッ
幼女「!!」イヤイヤ
411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:17:36.00:cis4r0Nc0
聖幼女「・・・」
聖剣「どうしました?」
聖幼女「・・・別に、何でも――」
ズリ・・・ズリズリ・・・
男「ま、まって・・・まって・・・くれ・・・」
幼女「!」
聖幼女「いい加減・・・しつこいわね・・・」
男「それは・・・その子が大事にしているっ・・・もの、なんだっ」
男「きっと・・・特別な・・・特別なものなんだ・・・」
男「だから・・・壊さないで・・・あげてくれっ・・・・・・」
聖幼女「・・・あんた、この子とは何の関係もないのでしょう?どうしてそこまで出来るの?」
418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:24:25.37:cis4r0Nc0
男「僕は・・・だって、僕は・・・」
男「その子のお兄ちゃんになって・・・あげるって言ったから・・・!」
聖幼女「!!」
男「だから・・・その子・・・守らないと・・・」
聖幼女「は、はは・・・あはははっ!」
聖剣「・・・」
聖幼女「な、なにそれ!笑わせてくれるわね!」
聖剣「・・・」
聖幼女「あんたも!!」
幼女「?!」ビクッ
聖幼女「守るだの・・・守られるだの・・・そんなの・・・そんなのっ・・・!!」
聖剣「聖女よ、こういうことに私情を持ち込んではいけま――」
聖幼女「わかってる!!わかってるわよ!!!!」
427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:31:50.89:cis4r0Nc0
聖幼女「・・・もういいわ、沢山。もう沢山だわこんな茶番は」スッ チャキッ
幼女「!!」イヤイヤ
大剣「ふん・・・好きにするがいい。ただし、我が主と・・・そこの男にはもう手を出さないと誓え」
聖剣「もとより、貴方を砕くことが目的です。それが終われば用はありませんので」
大剣「ふん・・・」
幼女「」イヤイヤ
大剣「そんな、顔を・・・我がさせてしまっているのだな・・・」
大剣「すまなかったな・・・我と出会わなければ・・・このようなことに巻き込まれることも」
大剣「主が・・・そんな顔をすることもなかった・・・というのにな」
幼女「」フルフル ウルウル
聖幼女「・・・もう、黙って・・・」
大剣「哀れな・・・聖剣の奴隷め・・・」
聖幼女「・・・だまれっ!!!」ブン!
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:44:20.55:cis4r0Nc0
大剣『さあ、我を手に取るがいい…』
大剣『なっ!貴様っ!我が主を足蹴にするとはっ!』
大剣『な、なにをするのだっ主よっ!やめろ、やめるのだ!ペシペシするのをやめるのだ!』
大剣『な、なんだこの絵は・・・不定形生命体か??』
大剣『うう・・・主よ・・・我が主よ・・・後生だ・・・頼む・・・やめてくれ・・・我はもう泣きそうだ』
大剣『なあ・・・主よ・・・小枝などその辺りに沢山落ちているだろう?我を落書きの道具に使わないでくれ・・・』
大剣『む、むう・・・自分のことのように主に照れられるとなんとなく我もこそばゆいというか・・・』
大剣『主よ・・・少しは我の言うことも聞いてくれてよいのではないか・・・?』
大剣『ふふ・・・どうだ?我はその辺りの小枝などよりよっぽど描き易かろう?』
大剣『やはり、我の見立てに間違いはなかった・・・主こそ・・・主こそ我の真の――!』
幼女「っ!」
441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:48:28.64:cis4r0Nc0
幼女「っ・・・!・・・っっ!」プルプル
幼女「エクス、キューショナー!!!」
大剣「!?」
男「なっ・・・」
聖幼女「くっ?!」ブン
聖剣「し、しまったっ、これはっ?!」
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:48:58.53:0kpxp2gE0
ガギィィン
聖幼女「っ?!な、は、弾かれて・・・?!」
聖剣「まずいです!契約を完遂させてしまいました!!」
聖剣「しかも、断罪者の銘・・・やはりっ!!」
聖幼女「だからって、何よ!相手はまだ覚醒したばかりのひよっこじゃない!こんなの・・・」
聖剣「事情がかわったのです!あれは聖剣と聖女一組で相手に出来るものではありません!」
聖幼女「私ならできるっ!!あんただって私が優秀だって言ってくれたじゃない!」
聖剣「それはそうですが・・・とにかく、いまはこの場を離れるのです!」
男「・・・え・・・?な・・・なん、だ・・・?」
幼女?「・・・」
455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:53:49.81:+pd+l2gX0
男「(あの子が何か叫んで・・・そしたら・・・)」
幼女?「・・・」
男「(な、なんだ・・・?あれが、あの子なの、か・・・?)」
男「(ぼ、僕と同い年くらいにしか見えない・・・そ、それに・・・)」
男「(あの、白くて光っていた髪が・・・段々と黒く染まっていく・・・?!)」
幼女?「・・・」ジッ
聖幼女「っく?!(な、何?睨まれただけでこの、威圧感はっ!)」
幼女?「・・・」フッ ズッ ドドドドドドズバババ ガギイイン
聖幼女「くうっ?!」ミシミシ
聖剣「な、なんという魔力・・・!ここらを焼け野原にするつもりですかっ」
聖幼女「っち!一般人もいるっているのにっ!」
男「(な、なんだ・・・あの子があの剣を振るっただけで地面が裂けて・・・?)」
473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:06:50.83:cis4r0Nc0
聖剣「やはり、無理です!一旦逃げましょう・・・あっ」
聖幼女「に、逃げるですって?!そんなの出来ない!だって!だって私は!優秀なんだから!」ダッ
聖剣「聖女!!」
聖幼女「負けないっ!もう誰にも!負けないって!」ガン キン ギイン
幼女?「・・・」キン キン キイン
聖幼女「自分で・・・乗り越えてやるって・・・決めたんだから・・・!」ブゥン
幼女?「・・・」スッ
聖幼女「あっ!」
聖剣「くっ?!」キィン
ヒュンヒュンヒュンヒュン サクッ
聖幼女「あ・・・」
483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:14:27.91:cis4r0Nc0
幼女?「・・・」サクサクサク
聖幼女「あ・・・あぁ・・・」
聖剣「聖女!しっかりするのです!早く!私を手に――」
幼女?「・・・」サクサクサク ピタ
聖幼女「・・・あ、・・・あぁ・・・」ペタン
聖剣「聖女?!くっ・・・そんなっ!!」
幼女?「」ス ジャギン
聖幼女「あ・・・わ、私は・・・優秀で・・・だから・・・いままで負けないで・・・」
幼女?「」ス
聖幼女「だから・・・一人で・・・大丈夫で・・・それで・・・・・・だから・・・」
幼女?「」ス ブン!
聖幼女「・・・ぉ・・・と・・・ぅ・・・・・・ん・・・」
489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:19:30.05:cis4r0Nc0
ザシュ!!
聖幼女「・・・・・・」
聖幼女「・・・?」プルプル
男「こ・・・ハ・・・」 ドサッ
聖幼女「・・・え?」
男「コフッ・・・カハー・・・・・・コヒュー・・・」プルプル
幼女?「・・・?」スッ
聖幼女「なっ!なんであんたが!あんたが私をたすけ――えっ?」
聖幼女「(私じゃ、ない・・・あの子を・・・見てる?)」
男「・・・カフッ・・・・・・カハー・・・・・・」
幼女?「・・・・・・」
494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:25:48.82:cis4r0Nc0
幼女?「・・・・・・?・・・っ!・・・??」
男「・・・・・・カフッ・・・・・・」ニ、 ニコッ
幼女?「・・・ぁ・・・お・・・にい・・・ちゃん・・・」
男「・・・・・・コヒュー・・・・・・コフ・・・」
幼女?「おにいちゃん・・・お兄ちゃん!お兄ちゃん!!!」ダッ ガラン
大剣「ぬ・・・む、あ、不覚だった・・・まさかこれほどまでの、お互いの意識が交じり合うほどのものとは・・・」
幼女?「ううう・・・うわあああ・・・」ガタガタ
大剣「大丈夫だ。我が主よ」
幼女?「・・・?」
大剣「その男ならば・・・今の主ならば我の力を使えば治す事など造作もない」
幼女?「!!」バッ
499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:31:26.86:cis4r0Nc0
大剣「ただし、条件がある・・・」
幼女?「・・・!」
大剣「よいな?」
幼女?「・・・」
大剣「それが、この男の為でもある」
幼女?「!!」 コクン
大剣「また、我はそんな顔をさせてしまっているか・・・」
幼女?「」ウルウル
大剣「だが、心配するな・・・我だけは、我だけは常に主と共にあろう」
幼女?「・・・あり・・・が・・・とう」グシグシ
大剣「美しい、良い声だ・・・」
501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:35:13.30:cis4r0Nc0
翌日 朝
男「いやでも・・・どうしたの突然、ウチまで起こしに来るなんて」
幼馴染「別にーなんとなく、だよ!」
男「はは、昔は僕がよく起こしに行ってあげてたよね」
幼馴染「そんな、いつの昔よ、もう!」パンッ
男「あてっ!・・・ははっ」
幼馴染「・・・うん?」
男「ん、どうしたの?」
幼馴染「いや、あれ・・・」
505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:39:26.89:cis4r0Nc0
男「・・・?」
幼女「」ジッ
幼馴染「なんかこっち・・・ていうか男をじっとみてるからさ・・・知り合い?」
男「ん・・・?」
幼女「」モジモジ
男「いや・・・知らない子だよ」
幼女「!」
幼馴染「男って子供にだけは好かれるもんねーふふっ」スタスタ
男「だけは・・・って」スタスタ
幼女「」
大剣「(記憶は、完全に消えているようだな)」
幼女「」コクン
508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:40:42.04:GIdtafw00
大剣「(さあ・・・主よ、行こうか)」
幼女「」
大剣「(今までの我は・・・天使共を屠る事、聖剣を砕くことだけを考えてきた・・・)」
幼女「?」
大剣「(だが、もうよい・・・我は、我は主ともにある・・・それだけでもうよいのだ)
幼女「」ナデナデ
大剣「(ふふ・・・。そうだな)」
大剣「(もうこの地に縛られる必要もない・・・共に世を見て歩こうか)」
幼女「」コクン ナデナデ
大剣「(なっ・・・・・・お、おかあさん、だと?!そ、それは・・・我のこと・・・か?)」
522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:47:43.53:cis4r0Nc0
幼女「」ニコニコ コクコク
大剣「(む、むう・・・なんだこの・・・感情は・・・!)」
大剣「(まったく・・・主は、いつも我の知らぬことを教えてくれるな)」
幼女「」ニコニコ
大剣「(ふっ・・・ああ。さあ――では行こう)」
幼女「」 スッ トコトコ
?「まっ・・・待って!!!」
528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:51:51.17:cis4r0Nc0
幼女「!!」ビクッ クルッ
男「はー・・・はー・・・」
幼女「!」
大剣「(な、なんだ・・・?記憶は消えていたはず・・・?)」
男「ごめん・・・なんだか・・・頭の中に靄がかかってたみたいで・・・ハッキリしなくて・・・」
男「でも・・・思い出せたよ!どうして、忘れそうになってたのか、それが分からないけど・・・」
幼女「」ウルウル
大剣「(な、なんだと・・・確かに我も力の発動を確認して記憶の消去は完了していたはず・・・何故・・・)」
大剣「(・・・!ま、まさか・・・?いや、そんなまさか・・・しかし、あのときの?)」
534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:56:51.05:cis4r0Nc0
大剣「(わ、我で焼いたあのアレを食べたから・・・か?)」
大剣「(その時我の力に対する耐性を・・・わずかながら得た?)」
大剣「(確かに今回の記憶の消去は多少強引なもののそんなに大きなものではない・・・)」
大剣「(いや、しかし・・・ううむ・・・)」
幼女「」ギュッ ギュッ スリスリ
大剣「(ふふ・・・、うむ、それだけではなさそうだな)」
男「はは、ごめん、ごめんね」ナデナデ
幼馴染「ちょ、ちょっと・・・はぁはぁ・・・男・・・はぁはぁ・・・」
男「あっ」
541:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/11(月) 00:03:16.01:cJzAr7xa0
幼馴染「な、なによ・・・いきなり走り出し・・・ん?」
幼女「」ギュウウウ スリスリスリ
幼馴染「あっ!さっきの子!!ちょっと!知らない子だっていってたのにどういうこと?!」
男「あ、いや・・・えっと・・・これは・・・」
幼女「??」
幼馴染「ねえってば!」
男「こ、こういうときは・・・逃げよう!」ヒョイ
幼女「!」ニコニコ
幼馴染「あっ!何処行くのよ!学校は?!ねえってば!!」
大剣「(ふん、我が主に見初められておきながらいい気なものだな)」
大剣「だが・・・娘は絶対に渡さんからな」
男「?今何か・・・」
544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/11(月) 00:09:18.04:cJzAr7xa0
聖幼女「・・・」
幼馴染「ねえってばー!!」
聖剣「・・・どうするのです?ドサクサに紛れて逃げれたのは良かったのですが・・・」
聖幼女「どうするも何も・・・今度こそアレを叩きおるのよ。・・・もっと強くなってね」
聖剣「・・・!ふふ、そうですね・・・もっと強くなりましょう。私の力をもっと引き出せるように」
聖幼女「わかってる・・・、」
聖剣「どうしました?」
男「ははっ!しっかりつかまってね!」
幼女「」ギュッ ニコニコ
聖幼女「・・・ふん、楽しそうにしちゃって」
聖剣「・・・?」
END
546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/11(月) 00:10:08.41:fT+wAoyc0
大剣「(結局引きずられたまま人目につくところまできてしまった…)」ガリガリガリ
幼女「~♪」ガリガリガリ
大剣「(む、むう…明らかにみられている…あまり目立ちたくはないのだが…)」ガリガリガリ
お巡りさん「この辺りですかっ?!……あっアレは!」
幼女「??」
お巡りさん「ちょっとちょっとお嬢ちゃん!ダメだよー!」
大剣「(む?何者だ?)」
お巡りさん「オモチャっていってもね、さすがにこんな大きいモノ持ち歩いちゃダメだよー」グッ
大剣「あ、バカ者!」
お巡りさん「あいたっ!」
大剣「だからいったのだバカ者が…契約者……まだ、不完全だが、主あらばともかく普通のニンゲンが刃をさわる奴があるか」
お巡りさん「えっ――えー?!ちょちょちょ、ちょっとこれ本物ー?!」
大剣「だからそう言っているではないか!」
幼女「??」
お巡りさん「お嬢ちゃん、これどっから持ってきたの!」
大剣「我をこれなどと呼ぶな!我には―――いや、これはもしかして」
お巡りさん「もー黙ってちゃ分からないでしょ!ほら、かしてっ」
大剣「我の声、聞こえてない?」
幼女「??」
お巡りさん「なっ――おもっ、おもい………」プルプル
大剣「無理をするな阿呆。持てるわけがないだろう」
お巡りさん「はっ……ふ、だ、だめだっ」ガンガラガラーン
大剣「おいこら!放り出すな!」
幼女「…?」ヒョイッ
お巡りさん「」アングリ
お巡りさん「な、なんかよく分からないけど、ちょっとお嬢ちゃんお父さんかお母さんは一緒じゃないの?」
幼女「」シュン
お巡りさん「うーん、困ったなぁ。何か言ってくれないとオジサンどうしようもないできないよー」
大剣「それでいい。我らのことは放っておいてくれ」
お巡りさん「うーん、じゃあお嬢ちゃん、おうちはどこかな?」
幼女「!!」ビッビッ
お巡りさん「??……んーとあっちってこと?」
幼女「!!」コクコク
お巡りさん「そ、そう…。おとーさんか、おかーさん。おうちにいるかな?」
幼女「…」クイッ クイッ
お巡りさん「え?えーっと?わからないってことかな?」
幼女「」コクコク
お巡りさん「うーん、参ったなぁ…とりあえず、ご両親から事情をお聞きしないと」
お巡りさん「お嬢ちゃん、おうち、案内してくれるかな?」
幼女「…」
お巡りさん「ん、どうしたの?」
幼女「」テコテコズリズリ
お巡りさん「??ついてきてってことかな?」コツコツ
大剣「(気にはなっていたが…まさか、まさかとは思うが)」ズリズリ
大剣「我が主は言葉が話せないのか?」ズリズリ
幼女「」チラッ コクコク
お巡りさん「??」
大剣「な、なんだ…主には声が聞こえているではないか。他のニンゲンに聞こえないのは契約を完遂してないせいか」
大剣「し、しかし…話せないとは。これは参ったな…契約には我が名を唱える必要があるのだが…」
幼女「?」ズリズリ
大剣「(しかし、ここまでの適格者…そう簡単には見つかるまい。さて、どうしたものか)」
幼女「」ピタッ
お巡りさん「ん、ここがおうちかな?」
幼女「」コクコク
お巡りさん「はー、ここらに一軒家とはねー。さて、では」ピンポーン
母「………はい」
母「っ警察?」
お巡りさん「えーはい、一応こういうものでして」
母「あの、どういったご用件でしょうか?」
お巡りさん「(う、うむう…なんて格好だ。ほぼ下着姿じゃないか)」
母「あの?」
お巡りさん「あ、いえ失礼しました。こちら、お宅の娘さんですね」
母「……」キッ
幼女「」ビクッ
母「……えぇ、そうですが。うちの娘が何か?」
幼女「」ビクビク
大剣「(これは……このままだと何か不味い気がする)」
大剣「(ええい!やむをえん!出来ればこれはやりたくなかったが…)」
お巡りさん「えぇ、それが…お嬢ちゃん、ちょっとこっちにきてく……あれ?」
幼女「??」
お巡りさん「あ、あれっ?!さっきの大きいのは?!」
幼女「?」スッ
お巡りさん「あ、あれ……何でこんなに小さくなってるの?!」
幼女「??」
母「あの、それがなにか?みたところオモチャのようですけど」
お巡りさん「あ、いや……えっと…その」
お巡りさん「お嬢さんが一人でおられましたので!最近何かと物騒ですからね!」キリッ
母「そうですか………気をつけます」
お巡りさん「そ、それでは私はこれで!(何だったんだ???)」コツコツ
母「………」
幼女「」モジモジ
母「……」キッ
幼女「」ビクッ
母「あんたっ!遊ぶときはヒトのいないところで見つからないようにして遊べっていったでしょ!」パシン!
幼女「」ウルッ
母「泣くなっ!鬱陶しい!」パシーン
幼女「」グッ
大剣「(成る程…我が主があんなところに一人でいたのはそのせいか)」
大剣「(……言いつけを破って我を引きずって…、もしかしてこのニンゲンに見せたかったのか?)」
母「それと…なに、そのオモチャは?」
幼女「!」フルフル ニ、ニコッ
母「なに、その顔は?」
幼女「」ビクッ
母「変なもの拾ってくるなってもいってるでしょ!」パッシーン
幼女「!」ドサッ ポロッ ゴドン!!
母「……?な、なにその音」グッ
母「なっ?!なにこれっ!床にくっついてる?!」フンッフンッ
母「はー、はー……」
♂「……んだよ、おい。うっせーぞ」
母「あっ!ごめん!ごめんね!起こしちゃった?」
♂「あー、うっせ。あんだけギャーギャーいってたら起きるだろうよ」
母「ごめんね、ごめんね…」
♂「ちっ……あん?」
幼女「」ビクッ
♂「んだよ、そのガキ帰ってきてたのかよ」
幼女「」ビクビク
♂「ちっ、相変わらず薄気味わりーガキだな!」ドガッ
幼女「!」ドンッ
大剣「なっ!貴様っ!我が主を足蹴にするとはっ!」
大剣がんばれ
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 03:58:03.28:kExbP7PKO幼女「」ガタガタ
♂「ふん…。おい、こいつがいるならオレもう帰るからな」
母「あ、まっ、まって!だって今日はまだっ…」
♂「しるかよ。だいたいオレには女なんて腐るほどいんだよ」
母「まってまって!今でていかすからっ!」
♂「ふん…」
母「ほらっ!何ボサッとしてんの?!さっさと外にいきなさい!」パシッ
幼女「!」ウルッ ヒョイッ トボトボ
母「………ほんと、気味悪い子!」
大剣「なぁ、我が主よ。あれが本当に主の母なのか?」
幼女「」コク
大剣「ふん…悪魔ですらもう少しは子に情があるぞ」
幼女「」トボトボ
大剣「しかし、主の親ならば多少の力を感じるかと思ったが…あの母親にも父親にも何も感じなかったな」
幼女「」フルフル
大剣「む、どうした?何が違うのだ、主よ」
幼女「」フルフル
大剣「……ううむ、契約すれば話さずとも意思を読み取れるが」
大剣「契約するには我が名を唱える必要がある。つまり話せなければならない……」
大剣「な、なんというジレンマだ…!」
キーンコーンカーンコーン
男「はぁ…やっと終わったよ。さ、帰…」
雑魚1「おい男!今日の当番変わってくれよ」
雑魚2「あ、じゃあ俺も俺も!」
男「えっ、でもそんなの…」
雑魚1「えっ?何だって?」
男「あ、だから、その」
雑魚1「えーっ?何だってーっ?」
男「あ、う……ん、じゃあやっとくよ…」
雑魚2「おーし!帰りどこ寄ってくよ!」
雑魚1「おう、んじゃ最近出来たっつーほら、あそこ寄ってこうぜ!」
幼馴染「……」
男「……はー」
幼馴染「ね、ねぇ男、わた――」
雑魚1「なななー幼馴染ちゃんも一緒にいかねー?」
幼馴染「えっ、え?私?」
雑魚2「一緒にいこーぜーぃ!幼馴染ちゃんの分くらいだったら奢るからさ!」ギュッ
幼馴染「わっ!わわっ?!」
♀雑魚1「ちょっ、それセクハラじゃーんwww」
雑魚1「お前下心ミエミエすぎだろwww」
雑魚2「うっせ!じゃっ、しゅっぱーつ!」
幼馴染「あっ………」
男「……ふぅ、これで、よしっと」
男「なんか…しょっちゅう当番やってるせいかかなり慣れてきたな…」ハハ
男「………」
男「だめ、だな…僕は」
男「はー……」
男「昔は……よかったな。他に友達いなくてもあいつが一緒だったし…」
男「……久々に、あそこ、行ってみようかな」
幼女「」グリグリ
大剣「(ううむ、何か、文字と絵のようなものを描いているが…)」
大剣「(この調子では…文字を用いての簡易契約も不可能か)」
大剣「(いかに適格者とはいえまだおさなごだからな…。だが、)」
大剣「(これくらいの年齢ならばもう少しは字が書けても良いものではないのか?)」
大剣「(それともこの世界の教育水準が低すぎるのか……)」
幼女「」グリグリ ニコニコ
大剣「(はぁ、まったく…我が気も知らずに)」フッ
幼女「?」
大剣「何でもないぞ」
大剣「(完全に八方塞がりだな…。契約できれば我が叡知を与えることが出来る)」
大剣「(そうすれば文字を書くことはもちろん、話すことも恐らくは出来るようになる)」
大剣「(だがその為には……ああ、堂々巡りだ……む?)」
大剣「主よ、何者かがこの場に近づいているぞ」
幼女「~♪」グリグリ
大剣「おいっ!我が主よ!」
幼女「」ニッコニコ グリグリ
大剣「あーるーじーよー!!!」
変「おっ」
幼女「?」
幼女「」ビクッ
変「ほっへへぇ…こりゃあ…なんていうかまぁ…」
幼女「??」ビクビク
変「真っ白いお嬢ちゃんだなぁ……」
幼女「!」
変「髪も服も肌まで真っ白……へへぇ、こりゃすげえ」
変「お、お、お嬢ちゃん、こんなところで何してるの?でへへ」
幼女「」ビクッ ビクビク
変「づゅへへ…ビクビクしちゃって可愛いねえ。大丈夫、大丈夫なぁんにもしないよ!」
変「で、でも……づひっ、髪長くてお、お顔みえないねえ…ほら、オジサンにみせてくれないかなぁ?」
幼女「」ガタガタガタ
大剣「この世界にはまともなニンゲンがいないのかっ?!」
変「へ、へへ……じゃあオジサンが自分で見ちゃうよぉ?」
大剣「お、おいっ!やめろ!そんな危ない目をして主に近づくな!」
変「はぁはあはぁはあはぁはあはあっ!」
幼女「」ガクガクブルブル
大剣「く、くそ!せめて通常状態ならば威嚇程度にはなれるのだがっ!」
大剣「主よ!我を手に取るのだ!そうしなければっ――」
変「ほーらこわくないよーぅ」ハァハァ
幼女「」イヤイヤズリズリ
大剣「あー!なぜ離れるのだ!我を!我を手に取るのだっ!」
変「も、もう辛抱たまらん!」グワッ
大剣「なぁっ?!やめろバカ者ー!!!」
男「ちょ、ちょっと!何してるんですかっ?!」
変「ほへぁ?!だ、誰だ!」
男「ほ、ほへぁって…僕はその…」
幼女「!」ダダッ ギュッ
男「えっえっ?!」
大剣「(なっ……?!な、なぜ我ではなくそんな馬の骨のような奴を頼るっ?!)」
変「な、なんだ?」
男「ええっと…その!何してるのかって言うのはこっちの台詞ですよ!」
男「(お……おぉ?僕、今ちょっとかっこいいかも?)」
変ww
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 05:14:10.01:kExbP7PKO変「おっ、オレは……その子の父だ!」
男「……はっ?」
変「わ、我が子が可愛すぎてちょっとハグしようと思っただけだ!親子だから問題ないだろ?!」
男「……」
幼女「」カタカタ フルフル
変「だ、だからいいだろうが!ほら、その子をこっちへ――」
男「下手な嘘つかないでください」
変「なんだとっ?!」
男「僕はこの子の兄です」
変「ななななっなっな!」
幼女「!」ギュッ
大剣「なんだ――なんなのだこれは」
変「あ、えっと―……あー」
男「」スッ ピポペプ
男「―――あ、もしもし」
変「うおわーーー?!」ダダダッ
男「…なんちゃって、かな?はは、は………ふー」ペタン
幼女「??」ギュッ
男「はー、ははっ大丈夫!ちょっと、ホントはビビってただけだから」
大剣「まったく…情けないやつだ」
幼女「!」テコテコ ヒョイッ
男「?」
幼女「」 ペシペシ
大剣「な、なにをするのだっ主よっ!やめろ、やめるのだ!ペシペシするのをやめるのだ!」
男「……えっと、どうしたの?なに、それオモチャ?」
大剣「ええい!どいつもこいつも我を玩具などと!我はこれでも666体の天使共を葬ってきた――」
幼女「」テコテコ チョコン
男「なっ!」
幼女「」ニコニコ
大剣「なっ……何故こんなやつの膝に……」
男「あは、は……何かなつかれちゃった、かな?」
大剣「くっ……貴様も嬉しそうな顔をするんじゃない!」
男「はぁー……でもここも変わっちゃったなぁ。昔は僕とあいつの秘密の場所だったのに」
幼女「?」
男「はは、君に見つかっちゃったね」ナデナデ
幼女「??」ニコニコ
男「あ、あとあのオジサンにもか……」
大剣「我もいるんだが…」
男「さあ、ってと…じゃあ僕は……」
幼女「」クゥー
男「………」
幼女「」テレテレ
男「おなか、空いてるの?」
幼女「」モジモジ コクン
男「…困ったな、僕いま何も食べるもの」ガサガサ
男「あっ……!よかった、割れてなかった…」
幼女「?」
男「あ、卵だよ……あともやし」
幼女「??」
男「ううん、でもこんなんじゃどうしようも……。まぁでも、そろそろ夕御飯の時間でしょ?」
幼女「」フルフル
男「えっ、だってもうそろそろ六時だよ?お母さんがそろそろご飯作り始めてるでしょ?」
幼女「」フルフル ウルッ
男「えっ、なな、なんで泣くのっ?!」
幼女「」ジー クゥー
男「ええ・・・ど、どうしよう。た、食べたいの?」
幼女「!」コクコク
男「と、とは言ってもねえ・・・生卵ともやしじゃあ・・・。まさか僕の部屋に行くわけにもいかないし・・・」
大剣「当たり前だ!そんなことは我が許さん!」
幼女「?」
男「ううーん・・・どうしたもんかなあ・・・」
幼女「」ギュ サッサッ
男「卵がどうしたの?・・・」
幼女「!」サッサッ
男「うんん?・・・て、いうかもしかして君・・・話せない、とか?」
幼女「」シュン コクコク
男「そ、そうなんだ・・・」ポム ナデナデ
幼女「??」
男「あ、ごめんね・・・。うん、なんでもないから」
幼女「??」サッサッ
男「うん、と。卵はねちゃんと料理して食べないとだめなんだよ?」
幼女「!」コクコク
男「うーん・・・わかってはいるかぁ・・・」
幼女「!」グリグリグリ
男「んー・・・ん?なにこれ?」
大剣「な、なんだこの絵は・・・不定形生命体か??」
幼女「!」ペシペシ
大剣「ぺ、ぺしぺしはやめるのだ・・・。と、というか不定形生命体という言葉の意味が分かっているのか?」
幼女「??」
男「うーん、と。もしかして目玉焼きかな?」
幼女「!!」コクコクコク
男「ううん・・・そりゃ目玉焼きくらい僕も簡単に作れるけどね・・・」
男「それにはだって・・・家にいかないとだし・・・さすがにちょっとなぁ・・・」
幼女「!」ヒョイ
大剣「むっ、な、なにをする気だ我がある――」キィィィイン
男「なっ・・・・・・?!う、うわぁああ!お、おもちゃが・・・大きくなった!!?」
大剣「な、ば、馬鹿な・・・契約もしていないのに我が力を使ったというのか・・・?」
幼女「」ニコニコ ペシペシ
男「な、なにそれ・・・なんかの・・・その手品?」
幼女「?」フルフル
男「う、ううん・・・よく、わかんないけど・・・えっとそれどうするの?」
幼女「!」ギュッ
男「あっちょ!あぶないよ!!」
大剣「ま、まさか・・・我が主よ・・・」
幼女「!!」ギュ!
幼女「」ジッ
男「え、な、何?」
幼女「」ペシッペシッ
男「え、っと・・・触れってこと?」
幼女「」コクコク
男「・・・?」ピト
男「―――?!あ、あっつ!!」バッ
幼女「?」ペシッペシッ
男「き、君は・・・熱くないの?」
幼女「」コクコク ペシペシ
大剣「なんという・・・ことだ。契約無しに我の力をここまで扱えるとは・・・!」
大剣「やはり、我の見立てに間違いはなかった・・・主こそ・・・主こそ我の真の――!」
幼女「」サッサッ
男「えっ・・・ま、まさかそれで焼くの?!」
大剣「――なん、だと・・・」
男「ど、どういう仕組みなのかは分からないけど・・・」
幼女「??」
男「えっと、き、汚くないかな?」
大剣「なっ・・・・・・!!!無礼な!!」
幼女「」ゴソゴソ フキフキ
大剣「うう・・・主よ・・・我が主よ・・・後生だ・・・頼む・・・やめてくれ・・・我はもう泣きそうだ」
男「う、ううん・・・いいのかなぁ・・・」
幼女「」キラキラキラ
男「わ、わかったよ・・・じゃ、じゃあ」パカッ
大剣「うああああああ・・・・・・」
男「おお、・・・思いのほかきれいに焼きあがったなぁ・・・」
幼女「」ニッコニコ
大剣「うう・・・こんな、こんなことがあるか・・・?我は666体の天使共を屠ってきた誇り高き魔剣なのだぞ・・・?」
大剣「それが・・・こんな調理器具代わりにされるなど・・・他の魔剣にどう顔向けすればいいのだ・・・?」
幼女「?」ナデナデ
大剣「うう・・こんなときだけ優しい主がうらめしい・・・」
男「うーん・・・やっぱり目玉焼きだって焼けちゃうのに・・・やっぱり君は熱くないんだね」
幼女「?」ナデナデ
大剣「」メソメソ
男「まあ・・・じゃあとりあえず食べようか?って・・・あ。お箸がない・・・」
男「あ、いや。弁当箱についてるやつがあるけど・・・僕がお昼使ったやつだし・・・」
幼女「??」
男「こ、こまったなぁ・・・」
幼女「」クゥー
幼女「!」パシッ
男「ああ!ちょ、ちょっと!だめだよ!汚いよ!!」
幼女「」ハムハフハフ モグモグ
男「ああああ・・・はぁ・・・もう、しかたないなぁ」ニコッ
幼女「!」ニッコニコ
大剣「なんなのだ・・・なんなのだこのちょっと良い雰囲気は・・・!」
男「」グウゥゥ
幼女「!」
男「あっ・・・!あ、あはは・・・君の食べっぷりがいいから、つい・・・」
幼女「」イソイソ サッ
男「えっ・・・ぼ、僕も食べるの?」
幼女「」コクコク
男「え、でも、その」
幼女「」サッ ジーーー
男「あー・・・えっと・・・」
幼女「」ジーーーー
男「う・・・い、頂きます・・・」ハム
幼女「!」ニコッ
男「う、・・・お、おいしいよ」ニコッ
男「(ううん・・・塩もしょうゆも何にも使ってないのに・・・なんだろ、本当においしいや・・・)」
大剣「・・・」
幼女「」ニコニコ グリグリ
男「(ううん・・・それにしてもなんか不思議な子だなぁ)」ジッ
幼女「」カリカリ グリグリ
男「(さっきの・・・あのおっきな剣。また小さくなってるし・・・一体何なんだろう)」
幼女「」ガリガリ グリグリ
大剣「なあ・・・主よ・・・小枝などその辺りに沢山落ちているだろう?我を落書きの道具に使わないでくれ・・・」
男「ね、何かいてるか見ていいかな?」
幼女「!」テレテレ コクコク
大剣「いや・・・見ても分からんと思うぞ?我からみたらこれは地獄の大沼に住む大ガマの――」
幼女「!!」ペシッ!ドズン!! ペシッ!ドズン!!
大剣「や、やめるのだ!地面に何度も叩きつけるのは!あ、やめて!」
男「・・・・・・ええっと、これ・・・『おかあさん と わたし』って読むのかな?」
幼女「!!」コクコクコク!
大剣「ええー・・・」
男「仲良く手をつないでる絵だね。・・・お母さんと仲良しなんだね」
幼女「」シュン
男「ん、どうしたの?」
大剣「この絵を鑑定するその能力には素直に賞賛を送るが・・・あ、ぺしぺしはだめだと言うに」
大剣「もう少しデリカシーというものがないのか貴様には!我が主の顔を見・・・あ、や、やめるのだ!」
男「そ、っか・・・君も、お母さんと上手くいかないんだ?」
幼女「??」
男「あ、ごめん!なんでもないよ!」ナデナデ
幼女「?」テレテレ ジッ ハラリ
男「あ、髪が・・・えっ」
男「(前髪が伸びすぎてて顔、殆ど見えなかったけど・・・)」サッ
幼女「??」テレテレ ドキドキ
大剣「おい!!我が主に馴れ馴れしく触るなっ!」
男「(なんて・・・ なんて綺麗な子なんだ)」
男「・・・ねえ、まだ、時間あるかな?」
幼女「?」コクコク
男「ん、っていってももう6時半か・・・いくら暗くなるのが遅いからってそろそろ帰らせないとまずいよな・・・」
幼女「!!」ギュッ
男「え・・・ど、どうしたの?」
幼女「」フルフル
男「ううん・・・何が言いたいんだろう・・・あ、そうだ!書いてもらえばいいんだ!」
男「ねえ、ちょっとどうしたいのか地面にかいてごらん?」
幼女「」シュン
男「えっ・・・どうしたの?」
幼女「」フルフル
男「え、書けない、の?でも・・・さっきのあの絵の横には・・・」
幼女「」フルフル
男「もしかして・・・アレしかちゃんとかけない、とか・・・?」
大剣「いやあれもちゃんと書けてるかというと我は・・・あっ、やめっ」
男「・・・そっか。いや、でも・・・うん、なんとなく、何が言いたいか分かったよ」ナデナデ
幼女「!」
大剣「な、なんだと・・・貴様冴えない顔しているくせに妙に鋭い・・・あっあっあっ」
男「家に、帰りたくないんだね・・・」ナデナデ
幼女「」コクン
男「お母さんのこと、怖いの?」
幼女「」フル・・・フルフル
男「じゃあ・・・お父さん?」
幼女「」シーン
男「・・・そっか、うん、そっか」
大剣「な、なんなのだこいつ・・・いったい何を理解したというのだ・・・」
男「おうちにはどれくらいまでにかえればいいの?」
幼女「」フルフル
男「」ジー
幼女「」フルフル ワタワタ フルフル
男「そっか・・・はは、なんか、やっぱり僕と似てるね」
大剣「なっ・・・なんだというのだ・・・我ですら主の心の声を聞けぬというのにこいつはまるで・・・」
男「よしっ!じゃあ僕の部屋に行こう!」
幼女「?」
大剣「なっなんだと!何故そうなる!!」
男「僕ね、こう見えても手先は結構器用なんだ!髪も自分でいつも切ってるんだよ」
幼女「??」
男「せっかく綺麗なんだから・・・この髪も手入れして、僕が整えてあげるよ」
幼女「!」ギュッ スリスリ
男「ははっ・・・なんか本当にお兄ちゃんになったみたいだな・・・」ナデナデ
大剣「なんだ、この疎外感」
妙な三角関係が形成されつつあるな
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 09:55:37.94:cis4r0Nc0幼女「」ペコッペコッ
男「あははっ、そんなに緊張しなくてもいいよ。僕一人暮らしなんだから。ゆっくりして」
幼女「」キョロキョロ
男「うっ・・・あんまり片付けてないからなんか恥ずかしい・・・」
幼女「」キョロキョロ・・・・・・
幼女「!」サッサッ
男「あ。あれはね、僕が作ったんだよ」
幼女「!!」ビッビッ
男「あははっ、いいよ。はい」
幼女「」ジーー ギュッ
男「(う、ううん・・・自作フィギアくらい片付けておくべきだったな・・・)」
大剣「う・・・ううむ・・・この男、本当に大丈夫なんだろうな・・・」
大剣「人形術士だか死体術士だか知らんが・・・奴らは大体性格や性癖がおかしいからな・・・」
男「じゃあそこに座ってね」
幼女「」ポムン
男「よし、・・・・・・ん、これでよしっと!じゃあ切る――ん?」
幼女「」サッサッ ジー
男「あははっ、いいよ、ほら持っておいて」
幼女「」パァァ ギュッ
男「ううん・・・そこまで気に入ってくれると作った本人としてもなんかすごく嬉しいな・・・」
大剣「しかし大の男が少女の姿を模した人形作りとはどうなのだ・・・あ、こら主よ我を人形に持たせるな!」
男「おお!なんかちょっとかっこよくなったかな!」
幼女「」テレテレ
大剣「む、むう・・・自分のことのように主に照れられるとなんとなく我もこそばゆいというか・・・」
大剣「(ってそうではなく!・・・これは、人形などに持たせたら我の重みで一瞬で拉げる筈・・・)」
大剣「(熱を持たせることや大きさを調整するだけでなく重量も変えてしまうとは)」
大剣「(これは・・・契約したら主は我の力をどこまで引き出せるのだろう)」
大剣「(もしや・・・永らく叶わなかった、我の真の姿を取り戻すことも――)」
男「ふんふーんふーん」チョキチョキ
幼女「」モジモジ
男「あ。あんまり動いちゃダメだからねー危ないからね」チョキチョキ
幼女「」テレテレ
大剣「ほ、・・・ほう。みるまに我が主が美しくなっていくではないか・・・!」
男「ふー・・・ううん、やっぱりちょっと量が多すぎるね」
幼女「?」
男「一度流そうか。ほら、洗面所へいくよー」
幼女「!」テコテコ
大剣「あ、ちょっと主よ!我をおいていくな!!」
男「よし、椅子をこうしてっと・・・はい、ここに座って・・・って届かないか」
幼女「?」
男「う・・・ん、ちょ、ちょっとごめんね」ヒョイッ
幼女「!!」テレテレ
男「よっし、と」ポム
幼女「」ギュッ
男「おっとと・・・どうしたの?」
幼女「」ギュ テレテレ
男「ふふ・・・」ナデナデ
幼女「」ニコニコ
男「そう、そんな感じで・・・じゃあ流すよー」シャワー
幼女「」ポケー
男「(女の子だもんな・・・力入れてゴシゴシしないように気をつけなきゃ)」ワシワシ
幼女「」ポケー
男「シャンプー使うからねー。目、ぎゅっとしててねー」
幼女「」コクン
男「(賢い子だなぁ・・・。僕はこれくらいの頃ってシャンプーハットないとだめだったよなぁ)」
男「(ふふ・・・そうそう、よくそうやってガシガシ父さんに頭洗われてたっけ・・・)」
男「(・・・父さん、か)」ピタ
幼女「?」モジモジ
男「あ、ごめんごめん。それじゃ流すからねー」シャワー
男「軽くドライヤーかけるからね。熱かったら熱いって言って・・・あー・・・」
幼女「?」
男「じゃあ熱い!って思ったら・・・えっとじゃあそのおもちゃペシペシしてね」
大剣「な、なんだと・・・」
幼女「」コクコク
男「じゃあいくよー」ブオーン
幼女「」ペシッペシッ
大剣「や、やめるのだ・・・」
男「えっもう?!」
幼女「」ニッコニコ ペシペシ
大剣「・・・」
男「・・・」
大剣・男「しょうがないな・・・」フッ 「しょうがないねぇ」クスッ
男「もうちょっとで切り終わるからねー」チョキチョキ
幼女「」コクッ・・・・・・ハッ・・・・・・コクコク・・・・・
男「はは、眠いみたいだね」チョキチョキ ピタッ チョキチョキ
大剣「ほう・・・見事なものだな。主の動きにあわせるかのように刃を動かしている」
大剣「世が世ならば・・・一級の武具職人になれたやも知れぬな」
男「」ジッ
大剣「むっ?」
男「」ジーッ
大剣「な、何故我を凝視しているのだ・・・?」
幼女「??」
男「っとと、ごめんね。もうちょっとで終わるから我慢してね」チョキチョキ
大剣「ふむ・・・?まぁこの世界でどのような玩具が流行っているのかは知らぬが」
大剣「我のような見た目のものは珍しいのかも知れんな・・・細工師としての血がうずくとかか?」
男「よーし!おわりっ!」
幼女「!!」バッ
大剣「おお・・・なんと・・・なんと美しく、そして可愛らしい・・・まさに我を振るうに相応しき者・・・」グッ
男「ううむ・・・これはなんていうかもう人間離れしてるなぁ・・・」
幼女「??」
男「ふふっ、うん、前よりもっと可愛くなったよ!」ナデナデ
幼女「」テレテレ ギュッ
大剣「我も褒め称えたのに・・・。な、なぜ我にはなにもなしなのだ・・・」
男「でも・・・さすがに時間かかっちゃったなあ。もう九時半か・・・」
幼女「~♪」
男「どうしよ・・・多分、この子の母親はこの子がいなくても気にしない人、なんだと思うけど・・・」
幼女「?」
大剣「む、むう・・・夕時のあのやり取りだけでそこまで見抜いているとは・・・」
男「まさか泊めるわけにもいかないし・・・一人で帰らせるわけにもいかないし・・・」
男「ねえ、君のおうちってここから近いのかな?」
幼女「」
男「・・・そんな顔しないで。ちゃんと帰らないとダメだから、ね?」
幼女「」コクン
男「よし、じゃあ送っていってあげるよ」
大剣「いや、それには及ばん。貴様のような棒切れなどおらずとも我がいれば・・・わ、わかった、もう言わないから!」
男「よし、じゃあ行こう」カチャン
幼女「」モジモジ
男「うん?どうしたの?」
幼女「」ジッ
男「・・・よし、じゃあ行こうか」ニギッ
幼女「!」 ギュッ
大剣「なんというか・・・我より意思疎通できているな・・・」
幼女「~♪」
大剣「と、いうかいい加減人形に持たせるのは止めて欲しいのだが・・・」
男「ここなの?」
幼女「」コクン
男「なんだ、割と近いんだね」
幼女「」モジモジ ギュッ ウルウル
男「大丈夫」ナデナデ
幼女「」ピタッ
男「寂しくなったら・・・またあそこにおいで。僕もこれからはよく行くようにするから」
幼女「」コクン
男「よし、いい子だね・・・」ナデナデ
大剣「ふむ・・・第一印象から・・・随分変わってきたなこの男・・・」
男「じゃあね、・・・えっと。あ、そっか・・・名前・・・。まあいいか!それじゃあね!」
幼女「!」ブンブン
大剣「ふん、やっといなくなったか」
幼女「」カチャン ソー
幼女「」
大剣「なんだ、誰もいないではないか。不用心なことだ」
幼女「」シュン
大剣「よかったではないか、いたらいたでまた折檻されるのかもしれないのだろう?」
幼女「」
大剣「ふむ・・・主の心中が、まだよくわからぬな・・・」
幼女「」モゾモゾ ゴソゴソ
大剣「ん、眠るのか主よ」
幼女「」ウツラウツラ ナデナデ
大剣「うむ、おやすみ。よく眠るがいい・・・」
剣かわいいよ剣
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 11:45:23.64:cis4r0Nc0翌日 放課後
男「はぁ・・・結局今日も当番か。しかも校庭とか・・・」ザッザッ
男「だいたい校庭って他のクラスの当番と合同じゃないの・・・?なんで僕一人・・・」ザッザッ
男「はー・・・やっと半分くらいだよ」
男「もう5時半じゃないか・・・1時間近く経ってる・・・はぁ・・・」
男「・・・・・・」
男「昨日の子・・・あれから怒られたりしなかったかなぁ・・・」
男「しかっし・・・我ながら、うん。あれは可愛くできたなぁ・・・」
幼女「」ニコニコ
男「そう、こんなかんじ・・・・・・えっ」
幼女「」ニコニコ
大剣「こんなことに我が力を使うとは・・・いや、力を使うこと自体は悪いわけではないのだが・・・」
男「えええーーー?!な、なんで君!ここにっ?!」
幼女「?」
男「あわっわわ!まずいまずいよ!こんなところ誰かに見られたら!」
幼女「??」
男「えええっっと!どうしよう・・・どうしよう・・・そ、そうだ!とりあえず外に出て・・・」
♀雑魚1「んー・・・?」
男「げっ!あ、あれはクラスの・・・!!」
♀雑魚1「あんたそれ・・・」
男「あああああのっ!この子は!この子はそのっ・・・いい、妹なんだよ!」
♀雑魚1「・・・・・・はぁ?」
幼女「?」ギュッ チラッ
♀雑魚1「う、うわっ?!なにっちょ!めっちゃ可愛いじゃんあんたの妹!!」
幼女「」ビクッ サッ
男「あ、そ、その妹は人見知りなんだ。あんまり驚かさないでやってくれると・・・」
♀雑魚1「うわっ!これちょマジ大ニュースじゃん!」ピロリンピロリン
男「あっ!ちょ!撮らないで!」
幼女「」ビクビク
♀雑魚1「ちょっこれあいつらにもみせてやろー!じゃねー!!」
男「あ、ああ・・・あああ・・・」
幼女「?」
男「た、大変なことになった・・・」
男「よ、よしとりあえず・・・今日はこれで掃除も終わったということにして」
幼女「?」
男「逃げよう!」ギュッ
幼女「!」ギュッ
大剣「そ、それで解決になるのか・・・?」
男「よ、よし・・・ここまでくれば・・・ふう・・・」
幼女「?」
男「(な、なんで僕が息あがってるのにこの子は平然としてるんだろう・・・)」
幼女「~♪」ギュッ
男「(うーん・・・やっぱり可愛いなぁ。でも、ここは心を鬼にして)」
幼女「??」
男「あのね、あそこはあの学校の生徒じゃないと入っちゃだめなんだ。わかる?」
幼女「?」オドオド
男「・・・・・・・・・なんて、・・・はぁ・・・」
幼女「??」ビクビク
男「こんなんじゃ叱るに叱れないよ・・・」ポム ナデナデ
幼女「?」
男「ははっ、だめだな・・・僕、将来父親になったら絶対甘やかすタイプだな・・・」
大剣「まず、父親になれるかどうかの心配をしろ」
男「ううん・・・でもどうしよっか・・・えっと、今六時前だよね」
幼女「~♪」ギュッ
男「んー・・・よし、じゃあ今日は僕が晩御飯をご馳走してあげるよ!」
幼女「!」
男「多分、平気だよね?」
幼女「」コクン ジッ
男「気にしない気にしない!」ナデナデ
大剣「なんか・・・我、もういなくてもいい気がする。我、都合のいい時にしか使われないし・・・」
幼馴染「・・・はぁ。何やってるんだろう、私。こんなところに来て・・・」
幼馴染「男、今日も掃除当番やってたな・・・」
幼馴染「手伝ってあげなくちゃ・・・ううん、いつもみんなに言われてるときだってとめてあげれれば・・・」
幼馴染「・・・なんで、出来ないんだろう」
幼馴染「昔は・・・もっとちっちゃい頃は・・・ここで遊んでた頃は・・・他の人の目なんて気にならなかったのに」
?「ねえ、ここで間違いないのよね?」
??「ええ。そのはずです」
幼馴染「えっ?!だ、だれ!!」
?「うん?なに、先客?」
幼馴染「え・・・?こ、子供・・・?」
聖幼女「まあ・・・確かに子供だけどさあ」
聖剣「まあ。あなたも大人になりましたね」
聖幼女「うるっさいなー・・・もう慣れっこだからね、こういうの」
幼馴染「えっ・・・、ど、どこから声が」
聖幼女「あんた喋ったらまずいんじゃないの?」
聖剣「まー、いざとなれば記憶を消せばいいんですよ」
聖幼女「毎度毎度、聖剣様のお言葉とは思えないわね」
幼馴染「えっ?えっ・・・?き、記憶・・・?」
聖幼女「あー、もー!めんどくさいなぁ!ねえあんた!」
幼馴染「えっ!な、なな、なにっ?」
聖・幼・女
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 12:27:20.40:cis4r0Nc0聖幼女「ここらへんでいっかにも禍々しそうな剣、見なかった?」
幼馴染「へ・・・?け、けん?剣?」
聖剣「魔剣とはいえ全部が全部禍々しい見た目をしているわけではないのですよ」
聖幼女「ハイ、ちゃちゃいれないー」
幼馴染「え、よ、よくわからないけど剣なんてその辺に転がってるわけないでしょう」
聖幼女「どう思う?」
聖剣「嘘を言ってる感じではないですね。本当に知らないのでしょう」
聖幼女「うーん・・・でも確かにここら辺から黒っぽい力を感じたのよねえ」
聖剣「おそらくですが、あまりに強い力が発動されたため余波が残っていたのでしょう」
聖幼女「まー、ありえない話じゃないけど。それにしたってそんな大きな力を使ったなら痕跡くらいあってもいいけど・・・ん?」
聖剣「どうかしましたか?」
聖幼女「いや・・・なに、これ?卵の殻?」
聖剣「まあ、マナー違反ですね。ゴミはちゃんと持ち帰らないと」
聖幼女「あんたの口から聞くととたんに胡散臭くなるわね」
幼馴染「」ポカーン
聖幼女「あ、コレのこと忘れてた」
聖剣「まあ、別に放っておいてもいいでしょう。無駄に力を使ってあちらに気付かれるのもなんですし」
聖幼女「まあ、そうね」
幼馴染「え、えっと・・・もしかしのその剣から声がしてるの」
聖剣「ええ。私、聖剣デュラクハールと言います。お見知りおきを」
幼馴染「??ええっと・・・な、なにこれ?外国ではこういう携帯が流行ってるの?」
聖幼女「全く信じられてないみたいよ」
聖剣「まあそれが普通の反応ですよ」
聖剣「しかし・・・これも何かの縁ですね」
聖幼女「どうするつもり?」
聖剣「少し、記憶を操作して彼女に協力してもらいましょう」
幼馴染「えっ・・・」
聖幼女「ふーむ・・・向こうが派手に暴れてくれないとこっちも探し辛いしねえ」
聖剣「そういうことです。情報を集める手段は多ければ多いほど良いのです」
幼馴染「あ、あなた何を言って・・・」
聖幼女「こっちとしても色々調べなきゃいけないから派手なことやって注意引きたくないしね」
聖剣「ええ。この辺りにある魔剣が一振りだけとも限りません。まずは慎重に行きましょう」
聖幼女「とかいう割には力を感じたらすぐに飛び込ませたくせに」
聖剣「過去は過去、今は今です。未来を見つめましょう」
幼馴染「・・・」ポカーン
聖幼女「でも記憶操作使って、あっちに感づかれないかな?」
聖剣「そんなに複雑なものは使いません。まあ、大丈夫でしょう」
聖幼女「大雑把なのか神経質なのか・・・よくわかんないわね、あんたも」
幼馴染「」ジリ・・・ジリ
聖幼女「おっと」
聖剣「どこに行こうというのですか?」
幼馴染「っ!」ダッ
聖幼女「おっそいなー」ヒュッ
幼馴染「えっ?!」クルッ
幼馴染「(う、うそ・・・あそこから一瞬で・・・?!)」
聖剣「手間をかけさせないでくださいね」
聖幼女「ほん、っと悪役みたいなセリフ」トン
幼馴染「・・・ぁ」カクン
幼女「」ニッコニコ
男「おお・・・あれだけあったカレーが空に・・・」
幼女「」ギュッ
男「おおう・・・カレー臭い・・・」
大剣「確かに・・・さっき主が食べていたもののニオイが主自身から出ている気がするぞ・・・」
幼女「??」
男「・・・うーん、どうするかな。いや、でもさすがにそれは・・・」
幼女「??」ニッコニコ
男「・・・お、お風呂、入る?」
幼女「!」コクコク
男「そ、そっか・・・入り方は・・・さすがに分かるかな?」
幼女「」コクコク
男「うん、じゃ、じゃあ気をつけて入ってね?お湯は浅めに張ってあるから大丈夫だとは――」
幼女「」ギュッ ジー
男「えっ・・・な、なに?」
幼女「」ギュッ グイグイ
男「ま、まさか・・・」
大剣「お、い・・・いくらなんでも我は・・・」
男「一緒に入るの?」
幼女「!」コクコクコク
大剣「うおおおおお!!!我は許さん!それは許さんぞ!!」
男「で、でもさすがにそれは・・・」
幼女「?」
男「うん、それは・・・さすがに出来ないよ。ごめんね」
幼女「」シューン
男「うっ・・・」
男「(だ、だめだ!こんなところで犯罪者予備軍(予備軍?)になるわけには)」
男「そんな顔してもダメだからね!」
幼女「」シューン テコテコ ペタン
男「ど、どうしたの・・・そんなところに座ったりして」
幼女「」ツーン
男「だ、だめだからね、そんな態度とっても!」
幼女「」コロン
男「も、もう・・・じゃあお風呂入らないの?」
幼女「」コクン
男「こ、困ったなぁ・・・」
大剣「お、おお・・・なんというか色々な意味でセーフだな」
男「じゃあせめて・・・」
男「はい、これ。タオルとお湯入った洗面器」
男「さすがにちょっとにおうからね・・・せめてこれくらいは・・・いいね?」
幼女「」ツーン コクン
男「はぁ・・・じゃ、じゃあ僕はその間にお風呂にはいるよ。ここにいるのもなんだし」
幼女「」ツーン
大剣「よし・・・男よ、貴様にしては良い判断だ」
男「ふう・・・」カポーン
男「半身入浴はいいね・・・文化がどうのこうのだよ・・・」
男「しかし・・・明日、どうするかなあ・・・十中八九、クラスの連中に何か言われるだろうな・・・」
男「もし、もしも・・・」
男「僕に隠された力があったら・・・なんて・・・はは、漫画の読みすぎだよね」
男「・・・なんて、そんなこと考えるのはやっぱり、あの子の持ってるあのオモチャみたいなの」
男「あれ、なんなんだろう・・・目玉焼きを焼いたときに見たあの剣・・・」
男「すごく、禍々しい感じがして・・・でもどこか儚くて綺麗で・・・」
男「やっぱり、あれがただのオモチャだなんてどうしても思えない」
男「・・・・・・でも、アレで目玉焼きを焼くなんてなあ」クスッ
男「もしあの剣が喋れたらやめろー!とかいってそうだな」ニヤニヤ
ガラッ
幼女「!」
男「」ポカーン
幼女「!!」イソイソ チャポ
男「」ポカーン
幼女「」チョコン ニコニコ
男「ハッ・・・!!ちょ、ちょっとまず身体を洗って湯船につからないと!」
幼女「!」イソイソ
男「うん・・・そこに石鹸あるからね。あ、シャンプー自分で出来る?してあげようか?」
幼女「!」コクコクコク
男「うん、じゃあそこに座ってね」
幼女「」ニコニコ
男「よーし、ごしごしするからねー痛かったら言って・・・あー、お兄ちゃんのお膝叩いてね」
幼女「」コクン
男「ふんふんー。昨日念入りにトリートメントとかした効果があったなぁ・・・うん、さらっさらだよ」ナデナデ
幼女「」テレテレ
男「もともと髪質はいいんだろうねー」ワシワシ
幼女「」モジモジ
男「・・・・・・うーん、よし、流すよー」シャワー
幼女「」プルプル
男「よし、きれいになった!」
幼女「」パァァア ニコニコ
男「うんうん」ナデナデ
幼女「」グイッグイッ
男「ん?身体も・・・?」
幼女「」コクコク
男「仕方ないな。本当甘えん坊さんだなぁ」ナデナデ
幼女「」テレテレ
男「じゃあなるべく優しく洗うから、くすぐったりしたら・・・さっきと同じね?」
幼女「」コクン
男「よいっしょ、・・・小さな背中だなぁ・・・それに、これ」
男「この『痕』ここも・・・ここも・・・やっぱり、僕と同じなんだね君は・・・」
幼女「?」
男「こんな小さな身体で・・・」ナデナデ
幼女「?」テレテレ
男「痛くない?」シュッ シュッ
幼女「」コクン
男「ちゃんと、痛かったら教えてね」シュッ シュッ
幼女「」ピクッ
男「あ、ごめん、大丈夫?」
幼女「」コクコク
男「ん、そっか」シュッシュ
幼女「」ピク ピクンッ
男「(誰かに洗ってもらうってことに、慣れてないんだな・・・この年だったら普通に親と入るだろうに・・・)」シュッシュ
幼女「」モジッ ピクン
男「よし、流すよー」シャワー
幼女「!」
男「よし、きれいになった!」
幼女「」ニコニコ
男「じゃあ、お風呂に浸かろうか」チャポン
幼女「」コクン チャポ ピタ
男「~♪」ナデナデ
幼女「♪」ウットリ
男「(僕は・・・僕はなにやってたんだ・・・?)」
男「」ボー
大剣「・・・こいつ、こいつの記憶だけは何があっても消し去ってやる」
大剣「いや、むしろ存在そのものを消し飛ばしてやる・・・」
幼女「」プクー ペシペシ
大剣「我が主よ!我も今回だけはぺしぺしで折れるつもりはないからな!」
大剣「主よ・・・少しは我の言うことも聞いてくれてよいのではないか・・・?」
大剣「あるじ・・・あーーーるーーーじーーー!」
幼女「」チョコン スリスリ
男「」ポケー
大剣「何故だ・・・そんなアホ面のどこがよいのだ・・・うぅ・・・」
チュンチュン・・・チュン・・・
男「」ポケー
幼女「」スースー
男「は!!!」
幼女「!!」ビクッ
幼女「」キョロキョロ
男「あ、ああ・・・ごめんごめん、ちょっとぼーっとしてた・・・」
幼女「?」
大剣「風呂を上がってから朝に至る今までがちょっとなのか、貴様は」
朝…だと
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 14:06:20.06:cis4r0Nc0男「あ、あああ・・・ていうかどうしよう。これ、結果的に女の子を家に泊めちゃったんだよなぁ」チラッ
幼女「?」ニコッ
男「ってそうじゃなくて!さ、さすがに家の人も心配してるでしょ!!」
幼女「」フリフリ
男「ま、まさか・・・そんなにほったらかしにされてるのか・・・」
幼女「?」
男「よく、今まで生きてこれたなぁ・・・」
大剣「さすが、我が主といったところだな」
幼女「??」
男「まあ、過ぎた事はしょうがないよね。じゃあもう朝ごはんも食べていく?」
幼女「」クゥー コクコク
幼女「」モックモック
男「目玉焼き、好きなんだね」
幼女「」モクッ コクコク
男「あははっ、今日のはちゃんとフライパンで焼いてるし味付けもしてるし、おいしいでしょ?」
幼女「」モクモック
大剣「わ、我で焼いたのだって美味かったのだろう・・・?は!な、何を我は対抗心などを・・・!」
幼女「」ナデナデ モックモック
大剣「おお・・・主よ・・・うれしいが・・・嬉しいが卵の黄身が我にこぼれてかかってきているぞ・・・」
男「それ、お気に入りなんだね」
幼女「」コクン
大剣「くっ・・・なんだ、なんでこの程度でこんなにも気持ちが高鳴る・・・!」クッ
男「じゃあ僕学校行って来るからね。君はもう学校にはきちゃだめだよ」
幼女「」シューン
男「こればっかりはね・・・ごめんね」ナデナデ
幼女「」コクン
男「それじゃあね!」フリフリ
幼女「」ブンブン
大剣「お、おい主よあまり振り回すな!手がすべりでもしたら」ズルッ ヒューン
大剣「なあああああああああぁぁぁぁぁぁ(エコー)」
幼女「!!」テッテッテ
男「はは、朝から元気だなぁあの子・・・」
男「・・・さて、と。はぁ・・・気が重い」
男「・・・」ガラッ
雑魚1「お!」
雑魚2「よー!お兄ちゃん!」
男「あは、は・・・」
♀雑魚2「ねーこれ本当にあんたの妹なんー?なんか全然似てなくねー?」カパッ
♀雑魚1「いや、でもなんかけっこー懐いてたよ」
雑魚2「おいおいおいー紹介しろよお兄ちゃんー」
雑魚1「え、お前何?ロリコンとかそういうの?ww」ゲラゲラ
雑魚2「ばっかちげーし!変態というなの紳士だしwww」ゲラゲラ
雑魚1「はwwwんだそれ意味わかんねwww」ゲラゲラ
男「あ、あはっ、ははは、・・・はっ!」
幼馴染「」ジー
男「(うう・・・まずい。幼馴染は僕に妹がいないなんて当然知ってる・・・)」
幼馴染「」ジトー
男「(で、でも。みんながまだ妹、妹って言ってるってことは・・・黙っててくれてるのかな)」
幼馴染「」プイ
男「(な、なんにせよよかった・・・なんでも言ってみるもんだね)」
幼馴染「(何なんだろう、あの写メの女の子・・・男の知り合いの・・・妹とか?)」
幼馴染「(っ・・・聞きたい!うぅ・・・私も携帯あればなぁ)」ジッ
男「(うっ、また見てる・・・)」
幼馴染「(んんー・・・あの顔、なんか隠し事して焦ってるときの顔・・・)」ジーー
男「(うう・・・幼馴染には後で説明しとかないとまずいな・・・これは。完全に犯罪者を見る目だよ・・・)」
幼馴染「(ま、まさか彼女とかそんなわけないしね。あんなちっちゃい子。男は少女趣味なんかじゃない・・・はず)」ジー
<●><●>
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 19:23:10.94:cis4r0Nc0昼休み
男「」コソコソ ジッ
幼馴染「?」
男「」コソコソ スタスタ
幼馴染「!」ガタッ
♀雑魚2「あれっ?どしたん?」
雑魚2「お?幼馴染ちゃんトイレ?」
♀雑魚1「うっわ、マジさいてーだわww」
雑魚2「うっせ!幼馴染ちゃん、一緒にメシくおーぜ」
幼馴染「ぁ・・・っと・・・ご、ごめん!ちょっと用事あるから!」タッ
雑魚1「でーwwフラレてやんのwww」
♀雑魚2「ふふ・・・ほら、私の胸で泣きな・・・」
雑魚2「くっそ、うるせー!」
男「」スタスタ
幼馴染「」タスタス
男「ふう・・・こ、ここでいっか」クルッ
幼馴染「あっ・・・!」ビク
男「あはは・・・なんかこうして二人で話すのも久しぶりだね」
幼馴染「う、うん・・・」モジモジ
男「それで・・・早速だけどあの例の――」
幼馴染「ご、・・・ごめんっ!」
男「―――って、え?」
幼馴染「わ、わたし・・・いつも男があんなふうにされてるのに見てみぬ振りばっかりで・・・」
男「・・・」
幼馴染「本当は助けてあげたかったのにっ・・・手伝ってあげたかったのに・・・でも、私・・・」
男「・・・なんだ、そんなことか」
幼馴染「え・・・?」
男「そんなの、僕は気にしてないよ」ポンッ ナデナデ
幼馴染「わっわわっ・・・!」
男「あっ・・・ご、ごめん!昔のクセで・・・!(あと最近よくまたやっちゃってるし・・・)」
幼馴染「う、ううん!良いけどっ別にいいけどっ・・・そ、そっか・・・」
男「うん。変に僕に味方して幼馴染までハブられても仕方ないでしょ」
幼馴染「っ!で、でも、私・・・」
男「いいからいいから!それより・・・あの出回ってる写メのことなんだけど・・・」
幼馴染「そ、それより・・・?」
男「え。な、何?」
幼馴染「・・・・・・なんでもない」
男「そ、そっか・・・あのさ、あの子俺の妹ってことになってるけど・・・」
幼馴染「何?おばさん、また再・・・あっ・・・・・・ご、ごめん」
男「いや、気にしないで良いよ・・・幼馴染が昔から母さんのこと良く思ってないの、わかってるから・・・」
幼馴染「う、ん・・・ごめんね・・・」
男「いいって。そうやって思ってくれてるだけでも十分だよ」
幼馴染「」カァァア モジモジ
男「・・・?ま、まあとにかく結論から言うとあの子は僕の妹でもなんでもないよ」
幼馴染「じゃ、じゃあ何・・・?もしかして・・・ほ、本当にかか、っかかかのっ・・・」
男「へっ?」
幼馴染「か、彼女とか?!」
男「・・・・・・は?」
男「・・・ぷっ、ふっ・・・くくっ・・・」
幼馴染「なっ・・・!なんで笑うの?!」
男「い、いや・・・だってあんなちっさい子にそんな・・・」
幼馴染「だって男むかしからあんな感じの可愛い子のお人形とか好きだったじゃない!」
男「おおお、おい!ちょっと!そんな大きな声で!」キョロキョロ
幼馴染「だ、だから・・・そんな心配しても、しょうがないじゃない・・・」
男「い、いやさすがにソレはないから・・・まあ可愛いとは思うけどさ」
幼馴染「」ジトッ
男「いや、ほんと!そんなんじゃないんだ!友達だよ!ただの友達!」
幼馴染「友達ー?・・・なんかそれもそれでちょっとアレなんだけど・・・」
男「(ま、まいったな・・・さすがにあの子の家の事情とか話すわけにはいかないし・・・)」
幼馴染「はー・・・。まあいいよ、もう。男のこと、信じてるし」
男「お、そ、そう・・・?」
幼馴染「・・・それにしても、綺麗な子だね」
男「で、でしょ?実はね、あの子の髪、僕が切って整えてあげたんだ!」
幼馴染「・・・・・・」
男「伸ばしっぱなしでほったらかしてあったからちょっと苦労したけ・・・え?」
幼馴染「」プルプル
男「・・・なっ・・・なに・・・?」
幼馴染「今度、男の今の部屋教えて」
男「えっ、ま、まあいいけど・・・?」
幼馴染「今度私の髪も切って!ちょうど切ろうと思ってたから!!」
男「えっ・・・ええ?!いや、だってそれは・・・ね、ねえ?」
幼馴染「いいでしょ!昔はしてくれてたじゃない!」
男「そ、そりゃ昔は・・・」
幼馴染「・・・」ジッ
男「わ、分かったよ・・・(話が全然進まない・・・)」
幼馴染「・・・な、なら、いいよ、うん」モジモジ
男「(なんかちょっと話さないうちに変わったなぁ)」
幼馴染「(なんでちょっと緊張してるの・・・?!相手は男、男なんだから・・・)」
幼馴染「それにしても・・・。はぁ・・・なんか、最近って変わった小さな子が多いのかなぁ?」
男「えっ、何?」
幼馴染「ううん、なんでもない。あ、そうだ」
男「?」
幼馴染「あの写メの子が持ってた人形、男の作ったやつじゃないの?」
男「あ、うん。その、髪を切ってあげたときに・・・あげたんだ」
幼馴染「ふーん?」
男「(なんとなく、家で切ってたあげたとは言わないほうがいい気がする・・・)」
幼馴染「でも・・・男ってあんなのも作ってたっけ?」
男「うん?別に他の人形とそんなに変わらないと思うけど・・・」
幼馴染「ううん、そうじゃなくて、あのなんか剣みたいなの」
男「あ、ああ・・・あれか。あれはなんかあの子がもともと持ってたんだよ」
幼馴染「あ、そういうことね」
男「うん。それでね、最近の子供のおもちゃってすごいんだね」
幼馴染「?」
男「なんかあれ大きくなったり、熱くなったりするんだよ」
幼馴染「な、なにそれー!」ニコニコ
男「いや、本当なんだ!僕たちが昔遊んでるときに使ってたおもちゃからは想像つかないだろうけど・・・」
幼馴染「ふーん?・・・あ、でも」
これはマズいぜ
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 20:06:43.23:cis4r0Nc0男「?」
幼馴染「私の知り合いの女の子にも、剣の形した携帯持ってる子いるの」
男「へ、へえ・・・最近はよくわからないものが流行ってるんだねぇ・・・」
幼馴染「そうみたいね」クスクス
男「あ、ははは・・・」
幼馴染「ふふふっ」
男「なんか、さ・・・ほっとしたよ。こんな風に久々に話せて」
幼馴染「私も・・・」ジー
男「な、何?」
幼馴染「ううん、何でもない」ニコッ
幼女「~♪」ピトッ
大剣「(ううむ・・・冷気を纏わせることまで出来てしまうとは・・・)」
幼女「」スリスリ
大剣「なあ我が主よ・・・我の力を使うな、とはもちろん言わん」
幼女「?」
大剣「ただあまり考えなしにところかまわず使わないで欲しいのだ」
幼女「??」
大剣「契約が完遂していればこの程度、さしたる力も無しに出来ることなのだが」
大剣「いかんせん今の状態ではこの程度にもかなりの力を使わねばならん」
大剣「それでもし聖剣共に勘付かれることがあっては・・・って主?」
幼女「」スヤスヤ
大剣「・・・はぁ」
聖剣「退屈ですねー。その辺に悪魔が2,3体沸きませんかねぇ」
聖幼女「あんた前から思ってたけど本当に聖剣なの?」
聖剣「失礼な。私はこうみても333体の悪魔達を」
聖幼女「あーあー!もう、それは聞き飽きた!」
聖剣「む・・・私の輝かしい伝説を・・・、む」
聖幼女「どうしたの・・・?」
聖剣「」キィィィイン
聖幼女「なに?突然、窓なんて使って」
聖剣「」キィィィイン
聖幼女「どれどれ・・・」
幼馴染『ううん、そうじゃなくて、あのなんか剣みたいなの』
男『あ、ああ・・・あれか。あれはなんかあの子がもともと持ってたんだよ』
幼馴染『あ、そういうことね』
男『うん。それでね、最近の子供のおもちゃってすごいんだね』
幼馴染『?』
男『なんかあれ大きくなったり、熱くなったりするんだよ』
聖幼女「これって・・・」
聖剣「」キンッ
聖剣「ええ、おそらく」
聖幼女「あーあ。つまんない、こんなに早く見つけちゃうなんて」
聖剣「いいじゃないですか。何事も要領よく、潤滑にですよ」
聖幼女「ちぇ、ちょっとゆっくりする暇もないんだから」
放課後
男「よ、よかった今日は普通に帰れる」
男「(まあ、幼馴染のグループが当番だったからなんだけど・・・)」
男「うーん・・・今日はどうするかな・・・ん?」
幼女「」コソコソ ジー
男「(あの電柱の影からこっそりこっちを見てるのは)」
幼女「」ヒョイ ! ササッ コソコソ
男「・・・ぷっ、ふふっ」オイデオイデ
幼女「!!」パァァア トテテテ ギュッ
男「お外で待っててくれたんだね」ナデナデ
幼女「!」コクコクコク
男「うん、ちゃんと約束守れていい子だね」ナデナデ
幼女「」テレテレ
大剣「はぁ・・・もう、なんか疲れたな」
男「今日はなにしよっか?」
幼女「?」
男「うん?どっか行きたいトコとか、したこととかない?」
幼女「」フルフル
男「・・・?」
幼女「」ギュッ スリスリ
男「・・・あはは、そうだね。じゃあこの間の秘密の場所にいこっか!」
幼女「」コクン
大剣「完全に蚊帳の外ではないか・・・」
幼女「」ナデナデ
大剣「ま、毎回それで我が納得するとでも思ったら大間違い・・・あ、冗談、冗談だから!そのままで!」
男「(うん、やっぱりそれ、君の宝ものなんだね・・・)ナデナデ
幼女「」グリグリ
男「(懐かしいな・・・僕も昔はここで・・・こうやって遊んでたっけ)」
幼女「」ガリガリ
大剣「ふふ・・・どうだ?我はその辺りの小枝などよりよっぽど描き易かろう?」
幼女「」ニッコニコ ガリガリ
男「(そうやって・・・一人で遊んでるところにあいつがきて・・・)」
男「(最初はここが自分の秘密の場所だって喧嘩しあって)」
男「(そして・・・いつの間にか仲良くなって・・・それで・・・)」
幼女「」グイグイ
大剣諦めてやがる…
356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 21:09:26.33:cis4r0Nc0男「うん?出来たの?」
幼女「」コクコクコク
大剣「こ、これは・・・我でもわかる・・・」
男「これ、・・・君と、君のそのおもちゃ?」
幼女「」コクコク
男「(すっごい笑顔の絵だ・・・)」
大剣「おお・・・ぉぉぉ・・・ぅ・・・」
幼女「?」ナデナデ
男「(この子にも・・・そんな、友達ができればなぁ)」
男「(僕が友達に・・・でも、それはなんか違う、よな)」
男「(僕と同じように・・・同じくらいの子の友達が・・・)」
?「あー、やっとみつけた!まさかまたここだなんてね」
??「犯人は犯行現場に戻るというやつですね」
大剣「っ?!し、しまった!我としたことが警戒を解いてしまっているとは!」
男「えっ・・・き、君は・・・?」
男「(ま、まさか本当に同じような年の子がくるなんて・・・!)」
大剣「っ!は、離れろ!我が主よ!奴は聖剣だ!我らの敵だ!!」
幼女「??」
聖幼女「んー?なんかあちらさん戦闘態勢になってないみたいだけど?」
聖剣「ですが、おそらくあの子に間違いないでしょう。例の情報になにより――」
聖幼女「あれ、ね」
聖剣「ですが・・・妙ですね。たいした力を感じられません」
聖幼女「ふーん・・・?もしかしてまだ契約してないとか?」
聖剣「いえ・・・それはないでしょう。実際に力を使ったりしているわけですし―――」
男「あ、あのっ!ちょっと君?」
聖幼女「・・・?なに、お兄さん。私たち、もう貴方には用がないのだけれど」
男「え・・・え?」
聖剣「どうやら事情を理解してはいないようですね」
聖幼女「協力者ではないというわけね」
聖剣「ええ。まあ、あの魔剣を砕いたあとで適当に記憶を改竄すれば良いでしょう」
聖幼女「本当にどっちが悪役かわからないわねぇ・・・っと」
男「ね、ねえ君――うわっ!」ドン ズザザザー
幼女「!!」
聖幼女「ま、あとでその傷も治してあげるから今は大人しくしておいてね」
男「くっ・・・ぐぅ・・・」
幼女「??」トタタ ギュッ ユサユサ
大剣「何をしているっ我が主よ!今は逃げるのだ!」
男「へ、平気だよ・・・ちょ、ちょっと・・・っつ・・・いや、結構痛いけど大丈夫、だから・・・」
幼女「」ウルウル
男「だから、な、なかないで・・・それより、君も早くにげるんだ・・・なんかよくわからないけど・・・やばい・・・」
大剣「そうだ!それにやつらの目的は我らだ!逃げればそれを追ってくる!」
幼女「」フルフル
大剣「な。何を・・・我が主・・・」
男「だ、ダメだよ・・・」
大剣・男「逃げるのだ!!」「にげるんだっ・・・」
幼女「」スッ ギュッ
大剣「くっ・・・」キィィィィン
聖幼女「ん、あちらさんどうやらやる気になったみたいよ?」
聖剣「・・・」
聖幼女「どうしたの?」
聖剣「あ、あれは・・・あの魔剣は!これはなんという大物に・・・!」
聖幼女「おーい、何一人で盛り上がってるのよー」
聖剣「っ・・・?しかし、あの魔剣にしては、何故この程度の力しか・・・」
聖剣「何かわかりませんが、今がチャンスです!あの魔剣を砕くのです!」
聖幼女「まあ・・・そのつもりだけどさぁ」チャキッ
幼女「」ス カタカタ
大剣「(くっ、ど、どうする?!おそらくあの聖剣はかなり高位のものだ)」
大剣「(契約を完遂していない我らでは・・・勝ち目など万に一つもない!)」
聖幼女「別に戦うつもりはないんだけどなぁ」
聖幼女「私としては魔剣が砕ければそれでいいわけだし」
幼女「」ギュッ カタカタ フルフル
大剣「主よ・・・」
聖剣「どうも魔剣を手放すつもりはないようですね」
聖幼女「そーみたいね。ま、別にそれならそれで」
聖幼女「ちょっと、暴れましょうか、ねっ!」ヒュン ギィイイン
幼女「?!」ガッ フラフラ
聖幼女「ちょ、ちょっと何々?ただ剣ぶったたいただけじゃない・・・そんなでかいの構えておいて」
大剣「(やはり、だめだ・・・相手は、契約をしている聖剣だ、無論そうあるのが普通なのだが)」
大剣「(クソ・・・やはり無理やりにでも文字を覚えてもらってせめて簡易契約でもしていれば・・・)」
幼女「」フラフラ ギュッ
聖幼女「はあ・・・そんな顔されてもねえ・・・」ヒュッ ギンッ ガン ギィイン
幼女「!!!」ガッ ドッ フラフラ
聖幼女「維持でも放さないつもりね」
聖剣「心苦しいですが、所詮は魔に魅入られた者・・・少々痛めつけて諦めてもらいましょう」
聖幼女「ちょっともう、あんた黙って!あんたが口開くだび私が悪役に近づいていく気がする!」
聖剣「正義とは時として非情で理解されないものです」
男「・・・ちょ、・・・まって・・・くれ、・・・」フラフラ
聖幼女「?・・・だから、邪魔しないでって」
男「あの子は・・・別に、何も悪いことしてないじゃないか・・・どうしてこんな・・・」
聖幼女「今はしていなくても、魔剣のわるーい力にあてられていつし始めるからわかんないでしょ」
男「さっき、から・・・魔剣魔剣ってなんのこと・・・」
聖幼女「呆れたわねえ・・・あんな目の前で色んなことやられてまだそんなこと言ってるの?」
聖剣「放っておきましょう」
聖幼女「そうね」スッ
男「ま、まって!これ以上あの子に手出ししないでく――」
聖幼女「・・・・・・うるさいっ!!」
男「う、うわっ?!」ドッ ズザーーーー ドッドンドン
幼女「!!!」
幼女「」ダダッ ブン
聖幼女「おっ・・・とと!危ないじゃないいきなり!」
幼女「」ブンブンブン
聖幼女「わっ!と・・・っと・・・もう!」ギン
幼女「!」ガッ ドサッ プルプル
大剣「主よ!!!クソ、どうすれば・・・どうすれば・・・!!」
聖剣「簡単ですよ。貴方が素直にへし折れてくれれば良いのです」
大剣「?! そ、そうかすっかり忘れていた・・・最近自分の声が主以外には聞こえないものだから・・・」
聖剣「・・・やはり、契約を完遂していないようですね」
大剣「・・・」
聖剣「ならば、あの子をあきらめて大人しく私たちに砕かれなさい」
聖剣「今ならばあの子にかかる負担もごく少々のもので済むでしょうから」
大剣「我は・・・」
聖剣「私たちツルギというものは主となる者に手にとられた時から契約が始まるもの」
聖剣「もはや、この世界から逃げ出すこともできないでしょう?」
大剣「・・・」
聖剣「貴方は詰んでいるのです。どの道その子では私と聖女には勝てません。大人しく砕かれなさい」
聖幼女「せ、聖女って改めて呼ばれるとなんか照れるわね・・・」
大剣「・・・・・・」
大剣「主・・・よ」
幼女「?」フラフラ
大剣「主と過ごした・・・わずかな時間」
大剣「今までにない・・・不可思議な時間だった」
大剣「刃を血に曇らせることもない、聖剣を砕く感触に酔いしれることもない」
大剣「だが・・・悪くなかった。こんな・・・なんと言って良いか分からぬ・・・不可思議な気持ちがあるのだと知った」
大剣「主よ・・・感謝するぞ」
幼女「??」
大剣「だが、これでお別れだ」
幼女「!!」フルフル イヤイヤ
聖剣「魔剣らしくもない・・・お別れの挨拶は済んだようですね」
大剣「ふん・・・長く生きていれば色々あるものだ。貴様のようなどこの銘とも知れぬナマクラには分からんだろうがな」
聖剣「なっ・・・!く・・・!!聖女よ!早くこの魔剣を砕くのです!!」
幼女「!!」ガバッ
大剣「主・・・すまぬ・・・」キンッ
幼女「?!」ピタッ
大剣「我らはお互いが暴走しないよう、またはしたときの為に互いを抑えることが出来る・・・」
大剣「重要な力ゆえ・・・これは手に持たれたときから使える力だ」
大剣「まさか、このような使い方をすることになるとは思わなかったがな・・・」フッ
幼女「!!」イヤイヤ
聖幼女「・・・」
聖剣「どうしました?」
聖幼女「・・・別に、何でも――」
ズリ・・・ズリズリ・・・
男「ま、まって・・・まって・・・くれ・・・」
幼女「!」
聖幼女「いい加減・・・しつこいわね・・・」
男「それは・・・その子が大事にしているっ・・・もの、なんだっ」
男「きっと・・・特別な・・・特別なものなんだ・・・」
男「だから・・・壊さないで・・・あげてくれっ・・・・・・」
聖幼女「・・・あんた、この子とは何の関係もないのでしょう?どうしてそこまで出来るの?」
男「僕は・・・だって、僕は・・・」
男「その子のお兄ちゃんになって・・・あげるって言ったから・・・!」
聖幼女「!!」
男「だから・・・その子・・・守らないと・・・」
聖幼女「は、はは・・・あはははっ!」
聖剣「・・・」
聖幼女「な、なにそれ!笑わせてくれるわね!」
聖剣「・・・」
聖幼女「あんたも!!」
幼女「?!」ビクッ
聖幼女「守るだの・・・守られるだの・・・そんなの・・・そんなのっ・・・!!」
聖剣「聖女よ、こういうことに私情を持ち込んではいけま――」
聖幼女「わかってる!!わかってるわよ!!!!」
聖幼女「・・・もういいわ、沢山。もう沢山だわこんな茶番は」スッ チャキッ
幼女「!!」イヤイヤ
大剣「ふん・・・好きにするがいい。ただし、我が主と・・・そこの男にはもう手を出さないと誓え」
聖剣「もとより、貴方を砕くことが目的です。それが終われば用はありませんので」
大剣「ふん・・・」
幼女「」イヤイヤ
大剣「そんな、顔を・・・我がさせてしまっているのだな・・・」
大剣「すまなかったな・・・我と出会わなければ・・・このようなことに巻き込まれることも」
大剣「主が・・・そんな顔をすることもなかった・・・というのにな」
幼女「」フルフル ウルウル
聖幼女「・・・もう、黙って・・・」
大剣「哀れな・・・聖剣の奴隷め・・・」
聖幼女「・・・だまれっ!!!」ブン!
大剣『さあ、我を手に取るがいい…』
大剣『なっ!貴様っ!我が主を足蹴にするとはっ!』
大剣『な、なにをするのだっ主よっ!やめろ、やめるのだ!ペシペシするのをやめるのだ!』
大剣『な、なんだこの絵は・・・不定形生命体か??』
大剣『うう・・・主よ・・・我が主よ・・・後生だ・・・頼む・・・やめてくれ・・・我はもう泣きそうだ』
大剣『なあ・・・主よ・・・小枝などその辺りに沢山落ちているだろう?我を落書きの道具に使わないでくれ・・・』
大剣『む、むう・・・自分のことのように主に照れられるとなんとなく我もこそばゆいというか・・・』
大剣『主よ・・・少しは我の言うことも聞いてくれてよいのではないか・・・?』
大剣『ふふ・・・どうだ?我はその辺りの小枝などよりよっぽど描き易かろう?』
大剣『やはり、我の見立てに間違いはなかった・・・主こそ・・・主こそ我の真の――!』
幼女「っ!」
幼女「っ・・・!・・・っっ!」プルプル
幼女「エクス、キューショナー!!!」
大剣「!?」
男「なっ・・・」
聖幼女「くっ?!」ブン
聖剣「し、しまったっ、これはっ?!」
シャベッタァァァァァ
453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 22:52:56.79:cis4r0Nc0ガギィィン
聖幼女「っ?!な、は、弾かれて・・・?!」
聖剣「まずいです!契約を完遂させてしまいました!!」
聖剣「しかも、断罪者の銘・・・やはりっ!!」
聖幼女「だからって、何よ!相手はまだ覚醒したばかりのひよっこじゃない!こんなの・・・」
聖剣「事情がかわったのです!あれは聖剣と聖女一組で相手に出来るものではありません!」
聖幼女「私ならできるっ!!あんただって私が優秀だって言ってくれたじゃない!」
聖剣「それはそうですが・・・とにかく、いまはこの場を離れるのです!」
男「・・・え・・・?な・・・なん、だ・・・?」
幼女?「・・・」
ぅゎょぅι゛ょっょぃ
465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:00:53.28:cis4r0Nc0男「(あの子が何か叫んで・・・そしたら・・・)」
幼女?「・・・」
男「(な、なんだ・・・?あれが、あの子なの、か・・・?)」
男「(ぼ、僕と同い年くらいにしか見えない・・・そ、それに・・・)」
男「(あの、白くて光っていた髪が・・・段々と黒く染まっていく・・・?!)」
幼女?「・・・」ジッ
聖幼女「っく?!(な、何?睨まれただけでこの、威圧感はっ!)」
幼女?「・・・」フッ ズッ ドドドドドドズバババ ガギイイン
聖幼女「くうっ?!」ミシミシ
聖剣「な、なんという魔力・・・!ここらを焼け野原にするつもりですかっ」
聖幼女「っち!一般人もいるっているのにっ!」
男「(な、なんだ・・・あの子があの剣を振るっただけで地面が裂けて・・・?)」
聖剣「やはり、無理です!一旦逃げましょう・・・あっ」
聖幼女「に、逃げるですって?!そんなの出来ない!だって!だって私は!優秀なんだから!」ダッ
聖剣「聖女!!」
聖幼女「負けないっ!もう誰にも!負けないって!」ガン キン ギイン
幼女?「・・・」キン キン キイン
聖幼女「自分で・・・乗り越えてやるって・・・決めたんだから・・・!」ブゥン
幼女?「・・・」スッ
聖幼女「あっ!」
聖剣「くっ?!」キィン
ヒュンヒュンヒュンヒュン サクッ
聖幼女「あ・・・」
幼女?「・・・」サクサクサク
聖幼女「あ・・・あぁ・・・」
聖剣「聖女!しっかりするのです!早く!私を手に――」
幼女?「・・・」サクサクサク ピタ
聖幼女「・・・あ、・・・あぁ・・・」ペタン
聖剣「聖女?!くっ・・・そんなっ!!」
幼女?「」ス ジャギン
聖幼女「あ・・・わ、私は・・・優秀で・・・だから・・・いままで負けないで・・・」
幼女?「」ス
聖幼女「だから・・・一人で・・・大丈夫で・・・それで・・・・・・だから・・・」
幼女?「」ス ブン!
聖幼女「・・・ぉ・・・と・・・ぅ・・・・・・ん・・・」
ザシュ!!
聖幼女「・・・・・・」
聖幼女「・・・?」プルプル
男「こ・・・ハ・・・」 ドサッ
聖幼女「・・・え?」
男「コフッ・・・カハー・・・・・・コヒュー・・・」プルプル
幼女?「・・・?」スッ
聖幼女「なっ!なんであんたが!あんたが私をたすけ――えっ?」
聖幼女「(私じゃ、ない・・・あの子を・・・見てる?)」
男「・・・カフッ・・・・・・カハー・・・・・・」
幼女?「・・・・・・」
幼女?「・・・・・・?・・・っ!・・・??」
男「・・・・・・カフッ・・・・・・」ニ、 ニコッ
幼女?「・・・ぁ・・・お・・・にい・・・ちゃん・・・」
男「・・・・・・コヒュー・・・・・・コフ・・・」
幼女?「おにいちゃん・・・お兄ちゃん!お兄ちゃん!!!」ダッ ガラン
大剣「ぬ・・・む、あ、不覚だった・・・まさかこれほどまでの、お互いの意識が交じり合うほどのものとは・・・」
幼女?「ううう・・・うわあああ・・・」ガタガタ
大剣「大丈夫だ。我が主よ」
幼女?「・・・?」
大剣「その男ならば・・・今の主ならば我の力を使えば治す事など造作もない」
幼女?「!!」バッ
大剣「ただし、条件がある・・・」
幼女?「・・・!」
大剣「よいな?」
幼女?「・・・」
大剣「それが、この男の為でもある」
幼女?「!!」 コクン
大剣「また、我はそんな顔をさせてしまっているか・・・」
幼女?「」ウルウル
大剣「だが、心配するな・・・我だけは、我だけは常に主と共にあろう」
幼女?「・・・あり・・・が・・・とう」グシグシ
大剣「美しい、良い声だ・・・」
翌日 朝
男「いやでも・・・どうしたの突然、ウチまで起こしに来るなんて」
幼馴染「別にーなんとなく、だよ!」
男「はは、昔は僕がよく起こしに行ってあげてたよね」
幼馴染「そんな、いつの昔よ、もう!」パンッ
男「あてっ!・・・ははっ」
幼馴染「・・・うん?」
男「ん、どうしたの?」
幼馴染「いや、あれ・・・」
男「・・・?」
幼女「」ジッ
幼馴染「なんかこっち・・・ていうか男をじっとみてるからさ・・・知り合い?」
男「ん・・・?」
幼女「」モジモジ
男「いや・・・知らない子だよ」
幼女「!」
幼馴染「男って子供にだけは好かれるもんねーふふっ」スタスタ
男「だけは・・・って」スタスタ
幼女「」
大剣「(記憶は、完全に消えているようだな)」
幼女「」コクン
ちきしょおあおあおあおお
515:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/10(日) 23:43:56.87:cis4r0Nc0大剣「(さあ・・・主よ、行こうか)」
幼女「」
大剣「(今までの我は・・・天使共を屠る事、聖剣を砕くことだけを考えてきた・・・)」
幼女「?」
大剣「(だが、もうよい・・・我は、我は主ともにある・・・それだけでもうよいのだ)
幼女「」ナデナデ
大剣「(ふふ・・・。そうだな)」
大剣「(もうこの地に縛られる必要もない・・・共に世を見て歩こうか)」
幼女「」コクン ナデナデ
大剣「(なっ・・・・・・お、おかあさん、だと?!そ、それは・・・我のこと・・・か?)」
幼女「」ニコニコ コクコク
大剣「(む、むう・・・なんだこの・・・感情は・・・!)」
大剣「(まったく・・・主は、いつも我の知らぬことを教えてくれるな)」
幼女「」ニコニコ
大剣「(ふっ・・・ああ。さあ――では行こう)」
幼女「」 スッ トコトコ
?「まっ・・・待って!!!」
幼女「!!」ビクッ クルッ
男「はー・・・はー・・・」
幼女「!」
大剣「(な、なんだ・・・?記憶は消えていたはず・・・?)」
男「ごめん・・・なんだか・・・頭の中に靄がかかってたみたいで・・・ハッキリしなくて・・・」
男「でも・・・思い出せたよ!どうして、忘れそうになってたのか、それが分からないけど・・・」
幼女「」ウルウル
大剣「(な、なんだと・・・確かに我も力の発動を確認して記憶の消去は完了していたはず・・・何故・・・)」
大剣「(・・・!ま、まさか・・・?いや、そんなまさか・・・しかし、あのときの?)」
大剣「(わ、我で焼いたあのアレを食べたから・・・か?)」
大剣「(その時我の力に対する耐性を・・・わずかながら得た?)」
大剣「(確かに今回の記憶の消去は多少強引なもののそんなに大きなものではない・・・)」
大剣「(いや、しかし・・・ううむ・・・)」
幼女「」ギュッ ギュッ スリスリ
大剣「(ふふ・・・、うむ、それだけではなさそうだな)」
男「はは、ごめん、ごめんね」ナデナデ
幼馴染「ちょ、ちょっと・・・はぁはぁ・・・男・・・はぁはぁ・・・」
男「あっ」
幼馴染「な、なによ・・・いきなり走り出し・・・ん?」
幼女「」ギュウウウ スリスリスリ
幼馴染「あっ!さっきの子!!ちょっと!知らない子だっていってたのにどういうこと?!」
男「あ、いや・・・えっと・・・これは・・・」
幼女「??」
幼馴染「ねえってば!」
男「こ、こういうときは・・・逃げよう!」ヒョイ
幼女「!」ニコニコ
幼馴染「あっ!何処行くのよ!学校は?!ねえってば!!」
大剣「(ふん、我が主に見初められておきながらいい気なものだな)」
大剣「だが・・・娘は絶対に渡さんからな」
男「?今何か・・・」
聖幼女「・・・」
幼馴染「ねえってばー!!」
聖剣「・・・どうするのです?ドサクサに紛れて逃げれたのは良かったのですが・・・」
聖幼女「どうするも何も・・・今度こそアレを叩きおるのよ。・・・もっと強くなってね」
聖剣「・・・!ふふ、そうですね・・・もっと強くなりましょう。私の力をもっと引き出せるように」
聖幼女「わかってる・・・、」
聖剣「どうしました?」
男「ははっ!しっかりつかまってね!」
幼女「」ギュッ ニコニコ
聖幼女「・・・ふん、楽しそうにしちゃって」
聖剣「・・・?」
END
おつかれー
548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/11(月) 00:10:29.33:4+WX2vE0O
面白かった!乙!









































コメント 17
コメント一覧 (17)
雑魚や幼女母が絡んでくるかと思ったがそんなことはなかったぜ。
けど、現代設定は無理
でも面白かったよ
でも面白かったよ
それだけに新鮮だったよホントにいい話だった
ただしアクション性は15倍多くしてー
エックスカ~リバ~♪
エックスカ~リバ~♪
エックスカ~リバ~♪
現代設定では、中途半端で、解決しないな
つまらなくはなかったけど、ちょっとベタなのも気になった