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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:06:45.05:1ZpfV0050
ローラ「ひーま、ひーまーっ」 ペシペシ
ドラゴン「我慢してくださいよ、あと尻尾叩かないでください」
ローラ「生活必需品以外何も無い部屋でどうやって遊べっていうのよ」
ドラゴン「寝てたらどうですか」
ローラ「私ただでさえ一日10時間以上寝てるのよ、暇だから」
ドラゴン「ごめんなさい」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:12:14.30:1ZpfV0050
ドラゴン「なんか1人でできる遊びとか無いんですか」
ローラ「場所を取らず1人で出来て楽しく暇が潰せる遊びとか」
ドラゴン「まあそう簡単には見つかりませんよね」
ローラ「……あ」
ドラゴン「?」
ローラ「……このエロドラゴン!」
ドラゴン「えっ、なんで」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:17:21.99:1ZpfV0050
ローラ「ひーまー」 ベシベシ
ドラゴン「はいはい、やめてください」
ローラ「暇だからしりとりでもしない?しりとりの『り』からね」
ドラゴン「じゃあ…リカント」
ローラ「トンヌラ」
ドラゴン「ライオンヘッド」
ローラ「ドラゴン」
ドラゴン「やる気あるんですか」
ローラ「ごめん飽きた」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:22:56.15:1ZpfV0050
ローラ「ふっ…ふっ…」 グッグッ
ドラゴン「何をしてるんですか」
ローラ「いや、某国の囚人はやることないからひたすら体鍛えるって話を思い出して」 グッグッ
ドラゴン「やめてください、姫がムキムキマッスルメンになったら竜王様がカタなしです」
ローラ「嫌なら何か暇潰せる道具とか相手とか持ってこさせなさいよ、竜王に」 グッグッ
ドラゴン「竜王様も忙しいんです」
ローラ「ならいっそこのまま鍛えて自力で脱出して竜王倒すのもいいかもね」 グッグッ
ドラゴン「やめてください」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:28:49.62:1ZpfV0050
ローラ「ねえ、何かやることないの?」
ドラゴン「料理でもしたらどうです」
ローラ「めんどい、却下」
ドラゴン「本当に暇潰す気あるんですか」
ローラ「ありまくりよ、だから早くフライドポテトか何か作って」
ドラゴン「太りますよ」
ローラ「食べるか寝るか筋トレ以外に楽しみが無いんだもの」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:32:47.49:1ZpfV0050
ローラ「暇」
ドラゴン「掃除とかしないんですか」
ローラ「掃除とか侍女の仕事でしょうが、私これでも王女なのよ」
ドラゴン「ニートにしか見えないんですが」
ローラ「誰かさんが出しくれたら買い物とか行くんですけどね」
ドラゴン「すいません」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:38:08.20:1ZpfV0050
ローラ「しゃあない、掃除でもしますか、雑巾貸して」
ドラゴン「どういう心変わりですか、別にいいですけど」
ローラ「右手でワックスをかける…左手でワックスを拭き取る…」 キュッキュッ
ローラは うけながす を おもいだした!
ローラ「右手でワックスをかける…左手でワックスを拭き取る…」 キュッキュッ
ドラゴン「やめてください、なんですかそれ」
ローラ「いや、城にいた武道家の人がこうやって修行つけてたなあって思い出して」
ドラゴン「やめてください」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:40:13.38:Ycs7m3w/O
ローラ「ひまー」
ドラゴン「そうですか」
ローラ「外に出してよクソドラゴン野郎」
ドラゴン「駄目です、あとクソドラゴンじゃないです」
ローラ「そんな…ひどい…」
ドラゴン「駄目です」
ローラ「そんな…ひどい…」
ドラゴン「駄目です」
ローラ「そんな…ひどい…」
ドラゴン「おやつ作ってきますね」
ローラ「チッ」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:47:28.41:1ZpfV0050
竜王「久方ぶりだなドラゴンよ、姫は無事か?」
ドラゴン「は、無意味に元気なくらいです」
ローラ「暇すぎて死にそうだけどね、ここに何か遊び道具とか遊び相手とか呼んでよ」
竜王「うぅむ、しかしこちらも人員不足でな、それに人質という立場である以上、あまり自由にさせるわけにも」
ローラ「そんな、ひどい……」
竜王「こらえてくれ姫よ、私も姫にこんな思いをさせるのは忍びな」
ローラ「そんな、ひどい……」
竜王「いや、うん、こちらにもこちらの都合というものが」
ローラ「そんな、ひどい……」
竜王「……近々遊び相手を手配しよう、それまで待っていろ」
ローラ「っしゃあ!!」 グッ
ドラゴン「うわあ……」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:52:23.31:1ZpfV0050
がいこつ「ちーっす、がいこつでーす」
ドラゴン「すいません、わざわざ」
がいこつ「いや、いいっすよ別に」
ローラ「で、何か遊び道具持ってきた?」
がいこつ「はい、まあ竜王様が持っていけということでしたのでこれを」
ドラゴン「それは?」
がいこつ「紐っす、あやとりの」
ローラ「あいつ死ねばいいのに」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:56:41.23:1ZpfV0050
ドラゴン「まあ一応は竜王様も気を使ってくれたんですよ」
がいこつ「ベーゴマかコレかで大分迷ってましたからね」
ローラ「昭和かよ」
がいこつ「ほら東京タワー」 シュバッ
ローラ「すごいけどそういう話じゃないし、私あやとりで一日潰せる自信が無いわ」
がいこつ「そうだと思って俺が個人的にトランプ持って来ました」
ローラ「がいこつさん大好き!!!」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:02:57.64:1ZpfV0050
ローラ「はい八切りで2のダブルで7であがり!!」 バシーン
がいこつ「うげ、姫様また大富豪じゃないすか、4のダブルな」
ローラ「リアルで大富豪どころか王族ですからwwwwwwwwwww」
ドラゴン「随分テンション上がってますね、11のダブルで」
ローラ「ふふ、そりゃそうよ、トランプならそのゲームに飽きても別の別のと繰り返せるし」
がいこつ「それに3人いりゃあ大概のゲームはちゃんとプレイできますからね、パス」
ドラゴン「じゃ8出して流し、ところで八切りってうちだと八流しって言ってたんですけど」
ローラ「土地によって違うんじゃない?『やぎり』とか『はちぎり』とかあるし」
がいこつ「ですかね…あー、俺大貧民かー」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:08:48.34:1ZpfV0050
メーダ「ドラゴン様ー」
ドラゴン「どうしました?」
メーダ「いやさっき勇者が洞窟に入ってきたんで、一応報告しとこうかと」
ドラゴン「それでどうしました?」
メーダ「撃退しました」
がいこつ「まあ低レベルでこの洞窟越えるのはキツいよな」
ローラ「そんなのどうでもいいから七並べやりましょうよ、メーダも」
メーダ「あ、いいんすかwwwwwwサーセンwwwwんじゃ俺もwwwwwwww」
ドラゴン「どうでもいいってこたないでしょう」
ローラ「今の私はスペードをどうやって止めてやるかで頭が一杯なのよ」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:12:05.15:Q775A7Y/0
王様「おお、勇者よ!死んでしまうとは情けない!」
勇者「はっ、申し訳ありません!洞窟の魔物が思いの他強く…」
王様「言い訳無用!早く行けい!!」
勇者「はっ、それでは!必ず姫を救い出してみせます!」
勇者(姫…きっと1人で寂しい思いをしているだろう…待っていて下さい…この俺がきっと…!)
洞窟
ローラ「はい残念ババでしたーwwwwwwwwwwwwwww」
メーダ「ちょwwwwwwwwwwwwwヒドスwwwwwwwwwww」
がいこつ「ざまあwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ドラゴン(私の仕事これで良いんだろうか)
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:21:22.87:1ZpfV0050
がいこつ「あ、時間なんで俺そろそろ帰りますねwwwwwwww」
メーダ「あwwwwwんじゃ俺もwwwwwwwwwwwwwwww」
ローラ「おー、お疲れ!また明日ね!」
がいこつ「ちなみに姫様なんか欲しい遊び道具とかあります?」
ローラ「折角4人いるんだから麻雀とかやりたいわよねー、雀卓持ってない?」
がいこつ「ありますけどここまで雀卓かついでくんのはキツいっすwwwwwwwwwwww」
ローラ「それもそうねwwwwwwwんじゃあんたに任せるわwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
がいこつ「うぃーっすwwwwwwwwwwwwwwwwww」
メーダ「んじゃまたwwwwwwwwwwwwwwww」
ローラ「さーてと、んでドラゴン、晩御飯は?」
ドラゴン「もうすぐ出来ますよ」
ドラゴン(何故だろう、私よりがいこつの方が姫の信用を得ている気がする)
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:29:48.12:1ZpfV0050
がいこつ「っつーわけで姫様はえらい元気でしたね」
りゅうおう「ふむ、そうか…」
がいこつ「あ、あと勇者が洞窟に入ってきたらしいっすよ、すぐ撃退されたみたいっすけど」
りゅうおう「勇者が…そうか、しかしドラゴンは倒せまい」
がいこつ「今日の報告は以上っすwwwwwんじゃまた明日wwwwwwwwwwwwwwwww」
りゅうおう「うむ…いや、少し待て」
がいこつ「へい?」
りゅうおう「……姫はわしの選んだ道具を喜んでおったか?」
がいこつ「はい」
りゅうおう「ふふ…そうか…よし、下がってよいぞ…ふふふ…」
がいこつ(嘘っすwwwwwwwサーセンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:36:11.99:1ZpfV0050
メーダ「いやあ今日は楽しかったわwwwwwwwwwwwwwwww」
メーダ「仕事サボって遊んでんのに怒られないとかwwwwwwwwwwwwwwwww」
メーダ「それに姫も可愛いしwwwwwwwwwwwwこれはフラグ立ってるわwwwwwwwwwwwww」
メーダ「セクロスできる日もそう遠くないわなwwwwwwwうはwwwwwwww夢がひろがりんぐwwwwwwwwwwww」
どんっ
メーダ「あwwwwwwwwサーセンwwwwwwwwよそ見してましたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「……魔物か」 チャキ
メーダ「ちょwwwwwwwなにマジになってんのwwwwwwワロ…………」
メーダを たおした!
勇者は レベルが あがった!
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:37:35.23:VsSqOlnI0
がいこつ「っつーわけでとりあえずウノ持って来ました、あとオセロとか」
ローラ「うふふ、くるしゅうない、くるしゅうない」
ドラゴン「順調にニートの部屋と化してきてるんですけど」
がいこつ「んじゃウノからやりますかwwwwwwwwwwww」
ローラ「そうね、ところでメーダはどこ行ったのかしら」
がいこつ「今日も来るっつってたんすけどねぇ」
ローラ「あんたちょっとドロルかゴーストか何か呼んできてよ」
がいこつ「呼んでこいよ」
ドラゴン「なんで私が一番下っ端みたいになってるんでしょうか」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:48:40.37:1ZpfV0050
ドラゴン「と、いうわけなのですがメーダを知りませんか?」
ドロル「メーダか……ふっ…あいつは逝っちまったよ…円環の理に導かれてな……」
ドラゴン「なんと」
ドロル「昨夜に勇者がこの洞窟にまた辿りついてな…まあ、たいまつも無いんで姫様の部屋は見つからなかったみたいだが……」
ドラゴン「勇者は無事に撃退したのか?」
ドロル「まあな…だがこの洞窟を抜けられるのも時間の問題だろう…全く、嫌な世の中だねぇ……」
ドラゴン「…この話、姫に耳には入れるなよ」
ドロル「フッ……そこまで野暮な男じゃないさ」
ローラ「っしゃwwwww四隅ゲットwwwwwwwwwwwwwwww」
がいこつ「詰wwwwwwwwwwwwwwwwんwwwwwwwwだwwwwwwwwwwww」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:58:50.17:1ZpfV0050
ローラ「ウノ!」
ドロル「こっちもウノだ」
がいこつ「お前らはえーなー、黄色の5」
ドラゴン「それじゃスキップで」
ローラ「ドラゴンてめぇ!」
ドロル「ふ…悪いなお嬢ちゃん…黄色の7で上がりだ」
ローラ「クッソがぁぁぁ!!!」
ドラゴン「あの、姫っぽくない言動は謹んでくれませんか」
ローラ「うっせぇ!もう一戦!もう一戦!」
ドロル「ふ…まあ…俺は別に構わんがね……」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:05:10.00:1ZpfV0050
ゴースト「ドラゴン様!勇者に洞窟を突破されました!」
ドラゴン「なにっ!?」
ドロル「昨日の今日でか…流石だねぇ……」
がいこつ「今はまだ気付いてないっぽいけど、そのうちここにも気付くだろうな」
ローラ「私的にはなんかもう勇者に助けてもらわなくても構わないんだけど」
ドラゴン「姫がそうでも勇者がそうはいかないでしょう」
ローラ「そっか……そうよね……」
がいこつ「まあ今はともかくゲームに興じましょうや、それドロー2」
ドラゴン「ドロー4、赤です」
ローラ「ちょ、なんで緑にしないのよ!このクソハゲうんこドラゴン!!」
ドラゴン「やめてください、うんこじゃありません」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:15:53.97:1ZpfV0050
デンデンデンデンデンデンデンデンデーンデロン
がいこつ「はい、あー、竜王様っすか、あ、はーい、はいはい、それじゃ」
がいこつ「ふう……」 ピッ
ドラゴン「何でした?」
がいこつ「竜王様から『勇者が通ったみたいだけど無事かー』ってさ」
ローラ「ねえねえ、なにそれ楽しそう」
がいこつ「ああ、なんか竜王様から持たされたんだ、これと同じのを持ってる奴と連絡できるんだってよ」
ドラゴン「更にネットだか何だかで知らない相手とコミュニケーションを取ったりできるそうです」
ローラ「へえ…竜王が作ったの?」
ドラゴン「じゃないですかね、詳しくは知りませんけど」
ローラ「へぇ……」じっ
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:18:39.93:1ZpfV0050
ローラ「ね、がいこつ、それちょうだい?」
がいこつ「ダメっすよ、そりゃ予備よかありますけど仕事道具なんすから」
ローラ「そんな、ひどい…」
がいこつ「ダメっす」
ローラ「そんな、ひどい…」
がいこつ「ダメっす!」
ローラ「そんな、ひどい…」
がいこつ「……」
ローラ「そんな、ひど」
がいこつ「分かりましたよ!明日なんか持ってきますから!!」
ローラ「っしゃあ!」グッ
ドラゴン「そんな、ひどい」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:25:14.67:1ZpfV0050
翌日
がいこつ「はい、これっす」
ローラ「おおー…んでこれってどう使うの?」
がいこつ「えーと、これでこうして、こうすっと別の相手選べるんで、それで連絡を」
ローラ「それじゃここの『がいこつ』を選べばあんたといつでも話せるわけね」
がいこつ『そっすね、こういう感じで』
ローラ「おおー、ドラゴンはコレ持ってないの?」
ドラゴン「ええまあ、ていうか姫すぐそこにいるじゃないですか」
ローラ「いや仕事で使うんじゃないかしらと思ったんだけど、なるほど、ハブられてるのね」
ドラゴン「ハブられてませんし、私がハブったんですし」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:31:47.41:1ZpfV0050
ローラ「んで昨日言ってた知らん人と話せるっていうのは?」
がいこつ「まあ話せるっていうか具体的には違いますけど、この魔界回線を繋いでっすね」
ローラ「ふむふむ」
がいこつ「んでまあこういう掲示板とか色々あるんすけど、こういうのに色んな人が書き込んでくんすよ」
ローラ「へーえ、そういうことなのね」
がいこつ「そうっす、あ、ほら丁度『魔族に捕まってるけど質問ある?』って姫みたいなスレ立ってますよ」
ローラ「本当だ、なになに?純情☆エルフさん?名前?」
がいこつ「ハンドルネームっすね、本名明かすと色々アレなんで」
ローラ「へえ、じゃあ私はビューティー☆王女ってとこかしら」
ドラゴン「ビューティーて」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:32:59.28:lcY2rPJb0
エルフ『ぶっちゃけ暇すぎて死にそうwwwwwwwwwwwwwwwww』
ローラ「あー分かるわー、この人も囚われの身のプロね」 カタカタ
ドラゴン「プロってなんですか」
王女『分かるわーwwwwwwwwww最近は私もトランプとか貰えたけどwwwwwww』
エルフ『いいなあ、私のとこ護衛の魔物とスライムいるんだけど遊び道具ロクにないわwwwwwwww』
王女『うちドラゴンと骸骨がいるwwwwwwあと適当に洞窟の魔物呼んだりとかwwwwww』
エルフ『洞wwww窟wwwwwwwwwwwこっち塔の最上階だわwwwwwwwwwwwww』
王女『なにその高待遇wwwwwwwwww裏山wwwwwwwww』
がいこつ「姫様本当に掲示板初心者っすか」
ローラ「そうだけど何?」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:44:40.45:1ZpfV0050
エルフ『なんかたまーに魔王的な奴が来て口説いてくるしwwwwwwwwきめぇwwwww』
王女『ちょwwwwwwwwwwwwww何て言ってくんの?wwwwwwwww』
エルフ『そりゃもう「ああ、愛しの○○○○(本名)」とかwwwwwww笑い堪えるのがキツいったらwwwwwwww』
王女『ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
エルフ『愛はいいから遊び道具くれってねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
王女『そんだけ言うなら言えば何かくれるんじゃない?wwwwwwwwwwwwww』
エルフ『あっ、噂してたら影だわwwwwwwwww見つかったからヤバいから落ちるねーwwwwwwwwwwwww』
ローラ「世の中には大変な人もいるんだねぇ」
ドラゴン「姫も同じような立場のはずなんですが」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:52:04.67:1ZpfV0050
ローラ「あっ、また似たようなの立ってる『牢屋にブチ込まれた商人だけど質問ある?』ってさ」
商人『ヤバスwwwwwwwはっちゃけすぎて捕まったwwwwwwwwwwww』
王女『ちょwwwwwwwwwwww何やったんwwwwwwwwwwwwwwwww』
商人『いやwwww風俗充実させたり自分の家すげー豪華にしたりとかwwwwwwwwwww』
王女『越後屋wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
商人『wwwwwwwwwwwwwwwww』
ゴッド商人『なにがwwwだよ、商人の恥さらしが、そのまま辞めちまえ』
ローラ「あれ?何か入ってきた」
がいこつ「そりゃ姫しかいないわけじゃないっすからね、他の人も参加してきますよ」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:58:50.93:1ZpfV0050
商人『サーセンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
ゴッド商人『サーセンじゃねえよ、お前反省してないだろ』
ゴッド商人『お前らみたいな商人がいるから俺みたいに真面目な商人が誤解されんだよボケが』
王女『うわあ……ちなみにゴッドさんは今どこから書き込んでんの?』
ゴッド商人『牢屋だけど』
王女『牢屋wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
商人『悪徳商人wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
ゴッド商人『うっせぇよカス、俺はお前らみたいに悪事して閉じ込められたわけじゃねーし』
ゴッド商人『それよりお前だろ、話題そらすなカス、売春とか本当に恥知らずな奴だよな、商人どころか男の恥だわ』
商人『いやwwwwwwwwwwあたし女ですからwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
ゴッド商人『おっぱいうp』
商人『え?』
王女『え?』
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:04:47.71:1ZpfV0050
ゴッド商人『おっぱいうp』
ゴッド商人『どうしたおっぱいうpだよ』
ゴッド商人『本当に女ならおっぱいあるだろ、早くおっぱいうp』
ゴッド商人『早くおっぱいうpしろよ』
ゴッド商人『おいふざけんな、おっぱいうp』
ゴッド商人『おっぱいうp』
ゴッド商人『おっぱいうpだっつってんだろ!!!!!!』
ゴッド商人『舐めてんのか!!おっぱいうpだよ!!!!』
ゴッド商人『やっぱり嘘だろ!男だからおっぱいうpできないんだろ!!!!』
ゴッド商人『クソが!!さっさとおっぱいうpしろよ!!!』
ゴッド商人『お願いしますおっぱいうpしてください』
ゴッド商人『ごめんんさい、本当お願いします、おっぱいうpしてください』
ビューティー☆王女さんが退室しました
悪徳商人さんが退室しました
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:06:47.79:LjG1VFQJ0
ローラ「この機能は封印しましょう」
がいこつ「そうっすね、人間としてダメになりますね」
ローラ「あんた魔物じゃないの」
ドラゴン「とかやってるうちにご飯できましたよ」
ローラ「うめぇwwwwwwwwwwwwwwwwww」
デンデンデンデンデンデンデンデンデーッデレデン
がいこつ「ん?はい何か、あー、はい、はい、分かりましたー、はーい」 ピッ
ドラゴン「竜王様ですか?」
がいこつ「おう、勇者がガライの墓をクリアしたんだってよ」
ドラゴン「……」
がいこつ「そろそろここもバレるかもなあ……」
ローラ「チャーハンうめぇ」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:11:09.38:wRqfGDWc0
勇者「ふう…これが雨雲の杖か…どうやって使うんだろうな」
勇者「まあいいか、さて次は確か西の方に竜王に滅ぼされた町が……」
勇者「っと、その前にリムルダールで魔法の鍵を買わないとな」
勇者「そういえばあの洞窟もよく探してなかったな…たいまつも買ってくか……」
勇者「待っててください姫…すぐにとはいきませんが…この勇者が助けに行きます!」
ローラ「そーっと…そーっと……」
ドラゴン「姫、まだ寝ないんですか?」
バラッ
ローラ「ああああっ!!折角トランプタワーが完成できそうだったのに!!!」
ドラゴン「うわ、すみません」
ローラ「絶対に許さんぞ虫ケラども!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」
ドラゴン「そのセリフやめてください」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:32:40.39:1ZpfV0050
リムルダール周辺
がいこつ「さーてと、また姫さんと暇潰しか、楽な仕事だわなしかし」
デンデンデンデンデンデンデンデンデーンデロデンッ
がいこつ「もしもしがいこつですー、おう、姫さんか」
ローラ『おはようー、今日はどう?ここ来るの?』
がいこつ「あー、行きます行きます、今日はアレっすよ、カードゲーム持ってきますよ」
ローラ『カードゲーム?どんなの?』
がいこつ「まあ魔族の間で流行ってるのでー、魔物を召喚して相手より強いのを出したら勝ちみてーな」
ローラ『へえ、ちなみにがいこつはどのくらいの強さなの?』
がいこつ「俺らっすか?まあこのカードだと攻撃力300とかそんなんですね」
ローラ『ふーん、それって強いの?』
がいこつ「ぶっちゃけ雑魚っす」
ローラ『だせぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
がいこつ「うっせwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「おい」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:45:08.77:cH4ZjajU0
がいこつ「…あー、姫さん、アレっす、なんか今日用事できたんで行けなくなりましたわー」
ローラ『えっ、なんで?』
がいこつ「いやまあ仕事の都合っつーか、大人の都合っすね」
ローラ『そっか、まあいいや、明日は来れるのよね?』
がいこつ「まあ、まだ分かりませんけど行けたら連絡しますわー」
ローラ『ん、分かったー、んじゃまたねー』
がいこつ「はい、はいはーい、失礼しゃーっす…さて」
勇者「姫と言っていたな、ローラ姫の居場所を知っているのか?」
がいこつ「うんまあ」
勇者「話してもらおうか、そうすれば命までは取らん」 チャキ
がいこつ「嘘つけバカ、出会い頭に何もしてない魔物を殺すような奴が俺を生かすかよ」
がいこつ「どのみちお前ならすぐに姫さん見つけるだろうし…あー、まあでもアレだ、一応頼み事だけしてもいいか?」
がいこつ「俺の持ち物だけ姫さんに届けといてくれよ、さっき届けるって言っちゃったからな」
勇者「…会えたら渡しておこう」
がいこつをたおした!
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:48:56.16:L6Xanhal0
ローラ「ねえドラゴン、がいこつ来れなくなったってー」
ドラゴン「そうですか……」
ローラ「はあ、誰も来れないんじゃ暇だなあ…寝てよっかな…」
ドラゴン「そうですね…最近遊んでばかりでしたし、今日はぐっすり寝てた方が良いんじゃないでしょうか」
ローラ「そうねー…ま、たまには寝て過ごすのも悪くないかしら」
ドロル「……ドラゴン様」
ドラゴン「分かってる」
ドラゴン「それでは姫、私は少し用事があるのでこれで」
ローラ「あら、あんたが用事とか珍しいじゃない、デート?ねえデート?」
ドラゴン「まあそんなものです」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:08:34.56:1ZpfV0050
勇者「こんなところに抜け道があるとはな…もしやここに姫が…」
ドラゴン「だったらどうする?」
勇者「っ!魔物か!!」
ドラゴン「姫は渡さん、貴様にはここで死んでもらうぞ!」
勇者「面白い、やれるものならやってみろ!!」
ローラ「1人神経衰弱ー、イエー」
ローラ「これとこれ、あー、外れたわー、でもこれとこれーっと!」
ローラ「やった正解!ふふふ流石だわ私ったら」
ローラ「……」
ローラ「どうしよう、めっちゃ暇」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:14:53.89:1ZpfV0050
ローラ「ひーま、ひーま」
ドラゴン「何ですか>>1の時みたいなこと言って」
ローラ「あらお帰り、どこ行ってたの?」
ドラゴン「ちょっとした害虫駆除というか何と言うか」
ローラ「ふうん、まあいいや、ねえねえポーカーかブラックジャックか何かやりましょうよ」
ドラゴン「いいですけど」
ローラ「ふふ、やっぱねー、アレね、いくら道具があっても一緒に遊ぶ相手がいないと面白くないわね」
ドラゴン「そうですね……あ、そうだ姫様これ」
ローラ「なにそれ」
ドラゴン「がいこつの言ってたカードゲームです、私が人づてに貰ってきました」
ローラ「やるじゃん」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:21:16.96:1ZpfV0050
王様「おお勇者よ!死んでしまうとは情けない!」
勇者「はっ、申し訳ありません…しかし王様、私はとうとう姫を見つけ出しました」
王様「なにっ!」
勇者「しかしもう少しというところで門番の魔物に…」
王様「何をしている!場所が分かっているのなら早く連れてこぬか!!」
勇者「はっ…では私はこれにて」
勇者(レベルがまだ足りないか…悔しいところだが一旦西へ行ってレベルを上げるとしよう)
ドラゴン(勇者は近いうちにまた強くなってここへ来るだろう)
ドラゴン(その時私は勝てるだろうか…)
ローラ「100…101…102…」 ギッギッ
ドラゴン「姫、寝る前に腕立てするのはいい加減やめてください」
ローラ「こうしないとなかなか寝れないんだもの」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:29:23.83:1ZpfV0050
ドラゴン「はあ……」
ローラ「今日も連絡来ないわね、あいつ忙しいのかしら」 ペチペチ
ドラゴン「そうですね……」
ローラ「何か暇を持て余すわよね、何かやらない?ねえ?」 ペチペチ
ドラゴン「そうですね……」
ローラ「…………キャアアアッ!!!?」
ドラゴン「はっ…どうしました姫!」
ローラ「い、今すごい大きいゴキブリがベッドの下に…ど…ドラゴン、取ってくれる?」
ドラゴン「分かりました、では……」 ガチャッ
ローラ「今だッ!!」 サッ
ドラゴン「あっ」 ガチャン
ローラ「っしゃあああ!!脱出成功!!!」
ドラゴン「ちょ、姫!姫ー!出してください!出して!!」 ガシャガシャ
ローラ「うふふ、あんなにぼんやりしてるんだから隙を突かれて当然よ」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:35:27.78:1ZpfV0050
ローラ「さあ!その牢屋の中がいかに暇か自分で思い知るがいいわ!!」
ドラゴン「笑い事じゃないんですって姫ー!」
勇者「……姫?」
ドラゴン「!!!?」
ローラ「あら勇者、久しぶり」
勇者「姫!無事だったのか!良かった!さあ一緒にラダトームに帰ろう!!」
ローラ「ああ、そっか、勇者は私を助けに来てくれたのね?」
勇者「ああ!さあ帰ろう!帰って…それから竜王を倒して…俺と一緒に…」
ローラ「だが断る」
ドラゴン・勇者「ナニッ!!?」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:41:33.11:1ZpfV0050
勇者「ローラ姫!なぜです!?」
ローラ「だって城に戻ったら誰がトランプで遊んでくれるの?誰がカードゲームを教えてくれるの?」
勇者「そんなの俺が……」
ローラ「身分の違いが分かってないわね、あなたはロトの血筋なだけの単なる一般人なのよ?」
ローラ「気軽に王女とカードで遊んだりオセロやったりできる立場じゃないでしょう!」
勇者「それは……」
ローラ「それにね、1人旅のあんたには分からないかもしれないけど、友達って多い分だけ楽しいものなのよ」
ローラ「1人じゃつまらないことでもね、友達がいると何倍も面白いの、神経衰弱とか」
ドラゴン(いつの間に1人神経衰弱を)
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:48:56.25:1ZpfV0050
ローラ「だから私は戻らないわ、友達のいない城より友達のいる洞窟の方が楽しいもの」
ドラゴン「姫様……」
勇者「…姫様…姫様は間違っている、いや、その魔物にたぶらかされているのですね」
ローラ「いや別に?」
勇者「ならば俺がその魔物を倒して…姫様を心から救い出してみせよう!」
ドラゴン「くっ…」
ローラ「そんなのダメに決まってんでしょうがバカ」
勇者「どいてくれ姫!そいつを殺せない!」
ローラ「ノウ!絶対にノウ!分かってないわね勇者、私は王女…NOとしか言わない女よ!」
勇者「くっ…ならば姫、貴女が俺と戦いでもすると言うのか!」
ローラ「イエス」
勇者「NOとしか言わない筈…!」
ローラは ばくれつけんを はなった!
勇者「うげはぁっ!!!」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:58:10.17:1ZpfV0050
勇者「ちょ…ま……」
ローラ「せいやぁっ!!」
ローラは 深く腰を落とし まっすぐに相手を突いた!
勇者「ぶへぁっ!」
ローラ「ふ、日に30時間という矛盾した鍛錬を行い続けてきた私を舐めるな!!」
ドラゴン「いやほぼグダグダしたり遊んだりしてたじゃないですか」
勇者「くっ、仕方ない…姫に攻撃するのは忍びないが…峰打ちで!」
勇者の こうげき!
ローラは 勇者の こうげきを うけながした!
勇者「なっ……」
ローラ「ぜりゃああああっ!!!!!」 ズガガガガガガガッ
勇者「ぐへああああああっ!!!」
ローラの こうげき! ゆうしゃは しんでしまった!
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 21:00:15.57:qXdL7Lm50
王様「おお勇者よ!死んでしまうとは情けない!」
王様「役立たずな勇者め…これだけやってまだ姫を救い出せんのか!」
勇者「…王様」
王様「なんじゃ?また言い訳か?」
勇者「いや、まああの、言い訳と取ってもらって構わないんですが、その」
王様「なんじゃ!ハッキリと申してみい!」
勇者「……ローラ姫に殺されました」
王様「えっ」
勇者「だからローラ姫に」
王様「えっ」
勇者「えっ」
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 21:15:04.64:1ZpfV0050
ローラ「やっちまったぜ……」
ドラゴン「どうするつもりなんです?」
ローラ「うーん、私としては城に戻りたくないんだけど…父上うざいし」
ローラ「ここでドラゴンを人質に立てこもるのも手だと思う」
ドラゴン「立場が逆転しましたね」
ローラ「そうね」
ドラゴン「では姫、そろそろ夕飯の支度をしてください、私は1人ウノやったりしてますので」
ローラ「やっぱそっちに戻ってもいい?」
ドラゴン「そんな、ひどい…」
ローラ「……」
ドラゴン「そんな、ひど」
ローラ「作るわよ!作ればいいんでしょう!もーっ!!」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 21:22:59.94:1ZpfV0050
りゅうおう「なにっ!?ドラゴンが囚われただと!!?」
リカント「はい」
りゅうおう「おのれ勇者め…わしの愛娘によくも…」
リカント「娘だったんですか」
りゅうおう「まあの、だから危険な前線には置かぬでおいたものを…」
リカント「しかしながら犯人はどうも勇者ではないようです」
りゅうおう「なんと!?しかし勇者以外にそのような真似ができるものなど……」
リカント「洞窟内のドロルによると犯行に及んだのはローラ姫の方らしいです」
りゅうおう「えっ」
リカント「ドラゴン様を捕まえたのはローラ姫です」
りゅうおう「えっ」
リカント「えっ」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 21:23:57.35:yWqZvgh30
ローラ「へえ、あんたメスだったのね」
ドラゴン「オスだと言った覚えはありませんが」
ローラ「じゃあ今度は私が魔族の姫を捕まえてるわけね」
ドラゴン「そうなりますね、しかし姫……」
ローラ「なによ」
ドラゴン「……料理ド下手ですね」
ローラ「うっせえ正拳突きぶつけんぞ」
ドラゴン「すいません、ていうか料理は私がやるんで牢屋の鍵開けといてくれませんか」
ローラ「ていうかこの扉外しちゃっていいんじゃないもう」 バキッ
ドラゴン「やりたい放題ですね」
ローラ「何を今更」
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 21:52:58.59:1ZpfV0050
悪魔の騎士「おのれローラめ…今日こそ姫を返してもらうぞ!!」
ローラは こしをふかくおとし まっすぐに あいてを ついた!
ローラ「ハッ!!!」 ドグシャアッ
悪魔の騎士「うぐおああああああああああああああっ!!!!!」
あれから、洞窟にはドラゴンを救い出そうと竜王の手下が乗り込んできた。
なかなか強い相手もいるが、もはや地上最強の生物と化した私に適う相手はいなかった。
ちなみに勇者やラダトームの兵士もやってきたが、同様に撃退した。
ついでに勇者にはラダトーム内部の様子を教えてもらうため
もう一つのがいこつの形見である遠距離通話機を持たせた。
ちなみに正式名称は「王女の愛」というらしい、竜王のキモさが垣間見える。
がいこつやメーダの死は勇者もドラゴンも何も言わなかったが
大体のことは想像がついた、悲しかったが勇者を責めるわけにもいかない。
でもムカつくので今度勇者が来たら殴り殺してやろうと思う。
ちなみにがいこつは元々アンデッド種なので放っておいたら50~60年ぐらいで復活するらしい。
私の涙を返せ。
そうしてある日、竜王撃破の知らせが私達の耳に届いた。
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 22:01:09.53:1ZpfV0050
ドラゴン「……」
ローラ「…なんかごめん」
ドラゴン「いいですよ、こんなことになるのは分かってましたし」
ローラ「あんたこれからどうすんの?」
ドラゴン「まあ、竜王の城へ戻って細々と暮らしていきたいと思います」
ドラゴン「竜王の血を絶やしたくはありませんしね、姫はどうするつもりですか?」
ローラ「なんか勇者がラダトームの外の大陸に行って国とか作るって言うから手伝おうと思う」
ローラ「どんな魔物がいるか知らないけど、あいつ1人で外海とか行ったら絶対死ぬでしょう」
ドラゴン「はは…しかしどのみち姫とはこれでお別れですか」
ローラ「ま、またちょくちょくこっちに戻ってくるわよ、多分」
ドラゴン「そうしてくれると嬉しいです…しかし姫…」
ローラ「なに?」
ドラゴン「最後まで料理の腕は上達しませんでしたね……クッソまず」
ローラ「それ以上言ったら爆裂拳かますわよ」
ドラゴン「やめてください、しんでしまいます」
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 22:09:31.06:1ZpfV0050
ひ孫「…というお話だったのさ、ちなみにわしはその竜王のひ孫じゃ」
サマル「それじゃムーンがガサツなのとローレが筋肉バカなのはローラ姫のせいだったんだね」
ローレ「バカ王子てめぇ」
ムーン「それ言うなら勇者の中途半端な魔法戦士っぷりがあんたじゃない」
ローレ「人様への迷惑っぷりもな」
ひ孫「はは…時にお主ら何か面白い物とか持っておらぬか?」
ローレ「特に持ってないけど…どうしてだ?」
ひ孫「いやな…まあ…ずっとこの城に1人でおったものじゃから……」
ひ孫「暇すぎて死にそうなんじゃ」
ローラ姫「暇すぎて死にそう」 完
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 22:10:56.78:ZS2u9eGmO
ドラゴン「なんか1人でできる遊びとか無いんですか」
ローラ「場所を取らず1人で出来て楽しく暇が潰せる遊びとか」
ドラゴン「まあそう簡単には見つかりませんよね」
ローラ「……あ」
ドラゴン「?」
ローラ「……このエロドラゴン!」
ドラゴン「えっ、なんで」
ローラ「ひーまー」 ベシベシ
ドラゴン「はいはい、やめてください」
ローラ「暇だからしりとりでもしない?しりとりの『り』からね」
ドラゴン「じゃあ…リカント」
ローラ「トンヌラ」
ドラゴン「ライオンヘッド」
ローラ「ドラゴン」
ドラゴン「やる気あるんですか」
ローラ「ごめん飽きた」
ローラ「ふっ…ふっ…」 グッグッ
ドラゴン「何をしてるんですか」
ローラ「いや、某国の囚人はやることないからひたすら体鍛えるって話を思い出して」 グッグッ
ドラゴン「やめてください、姫がムキムキマッスルメンになったら竜王様がカタなしです」
ローラ「嫌なら何か暇潰せる道具とか相手とか持ってこさせなさいよ、竜王に」 グッグッ
ドラゴン「竜王様も忙しいんです」
ローラ「ならいっそこのまま鍛えて自力で脱出して竜王倒すのもいいかもね」 グッグッ
ドラゴン「やめてください」
ローラ「ねえ、何かやることないの?」
ドラゴン「料理でもしたらどうです」
ローラ「めんどい、却下」
ドラゴン「本当に暇潰す気あるんですか」
ローラ「ありまくりよ、だから早くフライドポテトか何か作って」
ドラゴン「太りますよ」
ローラ「食べるか寝るか筋トレ以外に楽しみが無いんだもの」
ローラ「暇」
ドラゴン「掃除とかしないんですか」
ローラ「掃除とか侍女の仕事でしょうが、私これでも王女なのよ」
ドラゴン「ニートにしか見えないんですが」
ローラ「誰かさんが出しくれたら買い物とか行くんですけどね」
ドラゴン「すいません」
ローラ「しゃあない、掃除でもしますか、雑巾貸して」
ドラゴン「どういう心変わりですか、別にいいですけど」
ローラ「右手でワックスをかける…左手でワックスを拭き取る…」 キュッキュッ
ローラは うけながす を おもいだした!
ローラ「右手でワックスをかける…左手でワックスを拭き取る…」 キュッキュッ
ドラゴン「やめてください、なんですかそれ」
ローラ「いや、城にいた武道家の人がこうやって修行つけてたなあって思い出して」
ドラゴン「やめてください」
ベストキッドかよ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 16:42:20.66:1ZpfV0050ローラ「ひまー」
ドラゴン「そうですか」
ローラ「外に出してよクソドラゴン野郎」
ドラゴン「駄目です、あとクソドラゴンじゃないです」
ローラ「そんな…ひどい…」
ドラゴン「駄目です」
ローラ「そんな…ひどい…」
ドラゴン「駄目です」
ローラ「そんな…ひどい…」
ドラゴン「おやつ作ってきますね」
ローラ「チッ」
竜王「久方ぶりだなドラゴンよ、姫は無事か?」
ドラゴン「は、無意味に元気なくらいです」
ローラ「暇すぎて死にそうだけどね、ここに何か遊び道具とか遊び相手とか呼んでよ」
竜王「うぅむ、しかしこちらも人員不足でな、それに人質という立場である以上、あまり自由にさせるわけにも」
ローラ「そんな、ひどい……」
竜王「こらえてくれ姫よ、私も姫にこんな思いをさせるのは忍びな」
ローラ「そんな、ひどい……」
竜王「いや、うん、こちらにもこちらの都合というものが」
ローラ「そんな、ひどい……」
竜王「……近々遊び相手を手配しよう、それまで待っていろ」
ローラ「っしゃあ!!」 グッ
ドラゴン「うわあ……」
がいこつ「ちーっす、がいこつでーす」
ドラゴン「すいません、わざわざ」
がいこつ「いや、いいっすよ別に」
ローラ「で、何か遊び道具持ってきた?」
がいこつ「はい、まあ竜王様が持っていけということでしたのでこれを」
ドラゴン「それは?」
がいこつ「紐っす、あやとりの」
ローラ「あいつ死ねばいいのに」
ドラゴン「まあ一応は竜王様も気を使ってくれたんですよ」
がいこつ「ベーゴマかコレかで大分迷ってましたからね」
ローラ「昭和かよ」
がいこつ「ほら東京タワー」 シュバッ
ローラ「すごいけどそういう話じゃないし、私あやとりで一日潰せる自信が無いわ」
がいこつ「そうだと思って俺が個人的にトランプ持って来ました」
ローラ「がいこつさん大好き!!!」
ローラ「はい八切りで2のダブルで7であがり!!」 バシーン
がいこつ「うげ、姫様また大富豪じゃないすか、4のダブルな」
ローラ「リアルで大富豪どころか王族ですからwwwwwwwwwww」
ドラゴン「随分テンション上がってますね、11のダブルで」
ローラ「ふふ、そりゃそうよ、トランプならそのゲームに飽きても別の別のと繰り返せるし」
がいこつ「それに3人いりゃあ大概のゲームはちゃんとプレイできますからね、パス」
ドラゴン「じゃ8出して流し、ところで八切りってうちだと八流しって言ってたんですけど」
ローラ「土地によって違うんじゃない?『やぎり』とか『はちぎり』とかあるし」
がいこつ「ですかね…あー、俺大貧民かー」
メーダ「ドラゴン様ー」
ドラゴン「どうしました?」
メーダ「いやさっき勇者が洞窟に入ってきたんで、一応報告しとこうかと」
ドラゴン「それでどうしました?」
メーダ「撃退しました」
がいこつ「まあ低レベルでこの洞窟越えるのはキツいよな」
ローラ「そんなのどうでもいいから七並べやりましょうよ、メーダも」
メーダ「あ、いいんすかwwwwwwサーセンwwwwんじゃ俺もwwwwwwww」
ドラゴン「どうでもいいってこたないでしょう」
ローラ「今の私はスペードをどうやって止めてやるかで頭が一杯なのよ」
充実してるな
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:14:49.89:1ZpfV0050王様「おお、勇者よ!死んでしまうとは情けない!」
勇者「はっ、申し訳ありません!洞窟の魔物が思いの他強く…」
王様「言い訳無用!早く行けい!!」
勇者「はっ、それでは!必ず姫を救い出してみせます!」
勇者(姫…きっと1人で寂しい思いをしているだろう…待っていて下さい…この俺がきっと…!)
洞窟
ローラ「はい残念ババでしたーwwwwwwwwwwwwwww」
メーダ「ちょwwwwwwwwwwwwwヒドスwwwwwwwwwww」
がいこつ「ざまあwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ドラゴン(私の仕事これで良いんだろうか)
がいこつ「あ、時間なんで俺そろそろ帰りますねwwwwwwww」
メーダ「あwwwwwんじゃ俺もwwwwwwwwwwwwwwww」
ローラ「おー、お疲れ!また明日ね!」
がいこつ「ちなみに姫様なんか欲しい遊び道具とかあります?」
ローラ「折角4人いるんだから麻雀とかやりたいわよねー、雀卓持ってない?」
がいこつ「ありますけどここまで雀卓かついでくんのはキツいっすwwwwwwwwwwww」
ローラ「それもそうねwwwwwwwんじゃあんたに任せるわwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
がいこつ「うぃーっすwwwwwwwwwwwwwwwwww」
メーダ「んじゃまたwwwwwwwwwwwwwwww」
ローラ「さーてと、んでドラゴン、晩御飯は?」
ドラゴン「もうすぐ出来ますよ」
ドラゴン(何故だろう、私よりがいこつの方が姫の信用を得ている気がする)
がいこつ「っつーわけで姫様はえらい元気でしたね」
りゅうおう「ふむ、そうか…」
がいこつ「あ、あと勇者が洞窟に入ってきたらしいっすよ、すぐ撃退されたみたいっすけど」
りゅうおう「勇者が…そうか、しかしドラゴンは倒せまい」
がいこつ「今日の報告は以上っすwwwwwんじゃまた明日wwwwwwwwwwwwwwwww」
りゅうおう「うむ…いや、少し待て」
がいこつ「へい?」
りゅうおう「……姫はわしの選んだ道具を喜んでおったか?」
がいこつ「はい」
りゅうおう「ふふ…そうか…よし、下がってよいぞ…ふふふ…」
がいこつ(嘘っすwwwwwwwサーセンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)
メーダ「いやあ今日は楽しかったわwwwwwwwwwwwwwwww」
メーダ「仕事サボって遊んでんのに怒られないとかwwwwwwwwwwwwwwwww」
メーダ「それに姫も可愛いしwwwwwwwwwwwwこれはフラグ立ってるわwwwwwwwwwwwww」
メーダ「セクロスできる日もそう遠くないわなwwwwwwwうはwwwwwwww夢がひろがりんぐwwwwwwwwwwww」
どんっ
メーダ「あwwwwwwwwサーセンwwwwwwwwよそ見してましたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「……魔物か」 チャキ
メーダ「ちょwwwwwwwなにマジになってんのwwwwwwワロ…………」
メーダを たおした!
勇者は レベルが あがった!
メーダ…
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:39:15.11:J+K16X7G0
メーダァァァァ!!
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:41:55.68:Dzd/uGQJ0
でもメーダってよく見ると気持ち悪いよね
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 17:43:05.29:1ZpfV0050がいこつ「っつーわけでとりあえずウノ持って来ました、あとオセロとか」
ローラ「うふふ、くるしゅうない、くるしゅうない」
ドラゴン「順調にニートの部屋と化してきてるんですけど」
がいこつ「んじゃウノからやりますかwwwwwwwwwwww」
ローラ「そうね、ところでメーダはどこ行ったのかしら」
がいこつ「今日も来るっつってたんすけどねぇ」
ローラ「あんたちょっとドロルかゴーストか何か呼んできてよ」
がいこつ「呼んでこいよ」
ドラゴン「なんで私が一番下っ端みたいになってるんでしょうか」
ドラゴン「と、いうわけなのですがメーダを知りませんか?」
ドロル「メーダか……ふっ…あいつは逝っちまったよ…円環の理に導かれてな……」
ドラゴン「なんと」
ドロル「昨夜に勇者がこの洞窟にまた辿りついてな…まあ、たいまつも無いんで姫様の部屋は見つからなかったみたいだが……」
ドラゴン「勇者は無事に撃退したのか?」
ドロル「まあな…だがこの洞窟を抜けられるのも時間の問題だろう…全く、嫌な世の中だねぇ……」
ドラゴン「…この話、姫に耳には入れるなよ」
ドロル「フッ……そこまで野暮な男じゃないさ」
ローラ「っしゃwwwww四隅ゲットwwwwwwwwwwwwwwww」
がいこつ「詰wwwwwwwwwwwwwwwwんwwwwwwwwだwwwwwwwwwwww」
ローラ「ウノ!」
ドロル「こっちもウノだ」
がいこつ「お前らはえーなー、黄色の5」
ドラゴン「それじゃスキップで」
ローラ「ドラゴンてめぇ!」
ドロル「ふ…悪いなお嬢ちゃん…黄色の7で上がりだ」
ローラ「クッソがぁぁぁ!!!」
ドラゴン「あの、姫っぽくない言動は謹んでくれませんか」
ローラ「うっせぇ!もう一戦!もう一戦!」
ドロル「ふ…まあ…俺は別に構わんがね……」
ゴースト「ドラゴン様!勇者に洞窟を突破されました!」
ドラゴン「なにっ!?」
ドロル「昨日の今日でか…流石だねぇ……」
がいこつ「今はまだ気付いてないっぽいけど、そのうちここにも気付くだろうな」
ローラ「私的にはなんかもう勇者に助けてもらわなくても構わないんだけど」
ドラゴン「姫がそうでも勇者がそうはいかないでしょう」
ローラ「そっか……そうよね……」
がいこつ「まあ今はともかくゲームに興じましょうや、それドロー2」
ドラゴン「ドロー4、赤です」
ローラ「ちょ、なんで緑にしないのよ!このクソハゲうんこドラゴン!!」
ドラゴン「やめてください、うんこじゃありません」
デンデンデンデンデンデンデンデンデーンデロン
がいこつ「はい、あー、竜王様っすか、あ、はーい、はいはい、それじゃ」
がいこつ「ふう……」 ピッ
ドラゴン「何でした?」
がいこつ「竜王様から『勇者が通ったみたいだけど無事かー』ってさ」
ローラ「ねえねえ、なにそれ楽しそう」
がいこつ「ああ、なんか竜王様から持たされたんだ、これと同じのを持ってる奴と連絡できるんだってよ」
ドラゴン「更にネットだか何だかで知らない相手とコミュニケーションを取ったりできるそうです」
ローラ「へえ…竜王が作ったの?」
ドラゴン「じゃないですかね、詳しくは知りませんけど」
ローラ「へぇ……」じっ
ローラ「ね、がいこつ、それちょうだい?」
がいこつ「ダメっすよ、そりゃ予備よかありますけど仕事道具なんすから」
ローラ「そんな、ひどい…」
がいこつ「ダメっす」
ローラ「そんな、ひどい…」
がいこつ「ダメっす!」
ローラ「そんな、ひどい…」
がいこつ「……」
ローラ「そんな、ひど」
がいこつ「分かりましたよ!明日なんか持ってきますから!!」
ローラ「っしゃあ!」グッ
ドラゴン「そんな、ひどい」
翌日
がいこつ「はい、これっす」
ローラ「おおー…んでこれってどう使うの?」
がいこつ「えーと、これでこうして、こうすっと別の相手選べるんで、それで連絡を」
ローラ「それじゃここの『がいこつ』を選べばあんたといつでも話せるわけね」
がいこつ『そっすね、こういう感じで』
ローラ「おおー、ドラゴンはコレ持ってないの?」
ドラゴン「ええまあ、ていうか姫すぐそこにいるじゃないですか」
ローラ「いや仕事で使うんじゃないかしらと思ったんだけど、なるほど、ハブられてるのね」
ドラゴン「ハブられてませんし、私がハブったんですし」
ローラ「んで昨日言ってた知らん人と話せるっていうのは?」
がいこつ「まあ話せるっていうか具体的には違いますけど、この魔界回線を繋いでっすね」
ローラ「ふむふむ」
がいこつ「んでまあこういう掲示板とか色々あるんすけど、こういうのに色んな人が書き込んでくんすよ」
ローラ「へーえ、そういうことなのね」
がいこつ「そうっす、あ、ほら丁度『魔族に捕まってるけど質問ある?』って姫みたいなスレ立ってますよ」
ローラ「本当だ、なになに?純情☆エルフさん?名前?」
がいこつ「ハンドルネームっすね、本名明かすと色々アレなんで」
ローラ「へえ、じゃあ私はビューティー☆王女ってとこかしら」
ドラゴン「ビューティーて」
ロザリーはなにをやってるのだ
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:37:38.91:pTN6u4WS0
ロザリーもひまそうだからなぁ
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 18:38:45.40:1ZpfV0050エルフ『ぶっちゃけ暇すぎて死にそうwwwwwwwwwwwwwwwww』
ローラ「あー分かるわー、この人も囚われの身のプロね」 カタカタ
ドラゴン「プロってなんですか」
王女『分かるわーwwwwwwwwww最近は私もトランプとか貰えたけどwwwwwww』
エルフ『いいなあ、私のとこ護衛の魔物とスライムいるんだけど遊び道具ロクにないわwwwwwwww』
王女『うちドラゴンと骸骨がいるwwwwwwあと適当に洞窟の魔物呼んだりとかwwwwww』
エルフ『洞wwww窟wwwwwwwwwwwこっち塔の最上階だわwwwwwwwwwwwww』
王女『なにその高待遇wwwwwwwwww裏山wwwwwwwww』
がいこつ「姫様本当に掲示板初心者っすか」
ローラ「そうだけど何?」
エルフ『なんかたまーに魔王的な奴が来て口説いてくるしwwwwwwwwきめぇwwwww』
王女『ちょwwwwwwwwwwwwww何て言ってくんの?wwwwwwwww』
エルフ『そりゃもう「ああ、愛しの○○○○(本名)」とかwwwwwww笑い堪えるのがキツいったらwwwwwwww』
王女『ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
エルフ『愛はいいから遊び道具くれってねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
王女『そんだけ言うなら言えば何かくれるんじゃない?wwwwwwwwwwwwww』
エルフ『あっ、噂してたら影だわwwwwwwwww見つかったからヤバいから落ちるねーwwwwwwwwwwwww』
ローラ「世の中には大変な人もいるんだねぇ」
ドラゴン「姫も同じような立場のはずなんですが」
ローラ「あっ、また似たようなの立ってる『牢屋にブチ込まれた商人だけど質問ある?』ってさ」
商人『ヤバスwwwwwwwはっちゃけすぎて捕まったwwwwwwwwwwww』
王女『ちょwwwwwwwwwwww何やったんwwwwwwwwwwwwwwwww』
商人『いやwwww風俗充実させたり自分の家すげー豪華にしたりとかwwwwwwwwwww』
王女『越後屋wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
商人『wwwwwwwwwwwwwwwww』
ゴッド商人『なにがwwwだよ、商人の恥さらしが、そのまま辞めちまえ』
ローラ「あれ?何か入ってきた」
がいこつ「そりゃ姫しかいないわけじゃないっすからね、他の人も参加してきますよ」
商人『サーセンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
ゴッド商人『サーセンじゃねえよ、お前反省してないだろ』
ゴッド商人『お前らみたいな商人がいるから俺みたいに真面目な商人が誤解されんだよボケが』
王女『うわあ……ちなみにゴッドさんは今どこから書き込んでんの?』
ゴッド商人『牢屋だけど』
王女『牢屋wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
商人『悪徳商人wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
ゴッド商人『うっせぇよカス、俺はお前らみたいに悪事して閉じ込められたわけじゃねーし』
ゴッド商人『それよりお前だろ、話題そらすなカス、売春とか本当に恥知らずな奴だよな、商人どころか男の恥だわ』
商人『いやwwwwwwwwwwあたし女ですからwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
ゴッド商人『おっぱいうp』
商人『え?』
王女『え?』
ゴッド商人『おっぱいうp』
ゴッド商人『どうしたおっぱいうpだよ』
ゴッド商人『本当に女ならおっぱいあるだろ、早くおっぱいうp』
ゴッド商人『早くおっぱいうpしろよ』
ゴッド商人『おいふざけんな、おっぱいうp』
ゴッド商人『おっぱいうp』
ゴッド商人『おっぱいうpだっつってんだろ!!!!!!』
ゴッド商人『舐めてんのか!!おっぱいうpだよ!!!!』
ゴッド商人『やっぱり嘘だろ!男だからおっぱいうpできないんだろ!!!!』
ゴッド商人『クソが!!さっさとおっぱいうpしろよ!!!』
ゴッド商人『お願いしますおっぱいうpしてください』
ゴッド商人『ごめんんさい、本当お願いします、おっぱいうpしてください』
ビューティー☆王女さんが退室しました
悪徳商人さんが退室しました
トルネコwwwwwwwwwwwwww
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:09:29.34:1ZpfV0050ローラ「この機能は封印しましょう」
がいこつ「そうっすね、人間としてダメになりますね」
ローラ「あんた魔物じゃないの」
ドラゴン「とかやってるうちにご飯できましたよ」
ローラ「うめぇwwwwwwwwwwwwwwwwww」
デンデンデンデンデンデンデンデンデーッデレデン
がいこつ「ん?はい何か、あー、はい、はい、分かりましたー、はーい」 ピッ
ドラゴン「竜王様ですか?」
がいこつ「おう、勇者がガライの墓をクリアしたんだってよ」
ドラゴン「……」
がいこつ「そろそろここもバレるかもなあ……」
ローラ「チャーハンうめぇ」
姫が「俺ら」化してきているwwwwwwwwwwww
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:23:20.80:1ZpfV0050勇者「ふう…これが雨雲の杖か…どうやって使うんだろうな」
勇者「まあいいか、さて次は確か西の方に竜王に滅ぼされた町が……」
勇者「っと、その前にリムルダールで魔法の鍵を買わないとな」
勇者「そういえばあの洞窟もよく探してなかったな…たいまつも買ってくか……」
勇者「待っててください姫…すぐにとはいきませんが…この勇者が助けに行きます!」
ローラ「そーっと…そーっと……」
ドラゴン「姫、まだ寝ないんですか?」
バラッ
ローラ「ああああっ!!折角トランプタワーが完成できそうだったのに!!!」
ドラゴン「うわ、すみません」
ローラ「絶対に許さんぞ虫ケラども!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」
ドラゴン「そのセリフやめてください」
リムルダール周辺
がいこつ「さーてと、また姫さんと暇潰しか、楽な仕事だわなしかし」
デンデンデンデンデンデンデンデンデーンデロデンッ
がいこつ「もしもしがいこつですー、おう、姫さんか」
ローラ『おはようー、今日はどう?ここ来るの?』
がいこつ「あー、行きます行きます、今日はアレっすよ、カードゲーム持ってきますよ」
ローラ『カードゲーム?どんなの?』
がいこつ「まあ魔族の間で流行ってるのでー、魔物を召喚して相手より強いのを出したら勝ちみてーな」
ローラ『へえ、ちなみにがいこつはどのくらいの強さなの?』
がいこつ「俺らっすか?まあこのカードだと攻撃力300とかそんなんですね」
ローラ『ふーん、それって強いの?』
がいこつ「ぶっちゃけ雑魚っす」
ローラ『だせぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
がいこつ「うっせwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
勇者「おい」
がいこつ逃げて超逃げて
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 19:47:08.74:1ZpfV0050がいこつ「…あー、姫さん、アレっす、なんか今日用事できたんで行けなくなりましたわー」
ローラ『えっ、なんで?』
がいこつ「いやまあ仕事の都合っつーか、大人の都合っすね」
ローラ『そっか、まあいいや、明日は来れるのよね?』
がいこつ「まあ、まだ分かりませんけど行けたら連絡しますわー」
ローラ『ん、分かったー、んじゃまたねー』
がいこつ「はい、はいはーい、失礼しゃーっす…さて」
勇者「姫と言っていたな、ローラ姫の居場所を知っているのか?」
がいこつ「うんまあ」
勇者「話してもらおうか、そうすれば命までは取らん」 チャキ
がいこつ「嘘つけバカ、出会い頭に何もしてない魔物を殺すような奴が俺を生かすかよ」
がいこつ「どのみちお前ならすぐに姫さん見つけるだろうし…あー、まあでもアレだ、一応頼み事だけしてもいいか?」
がいこつ「俺の持ち物だけ姫さんに届けといてくれよ、さっき届けるって言っちゃったからな」
勇者「…会えたら渡しておこう」
がいこつをたおした!
>>84
がいこつぅぅぅぅぅ!!
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 20:05:16.29:1ZpfV0050がいこつぅぅぅぅぅ!!
ローラ「ねえドラゴン、がいこつ来れなくなったってー」
ドラゴン「そうですか……」
ローラ「はあ、誰も来れないんじゃ暇だなあ…寝てよっかな…」
ドラゴン「そうですね…最近遊んでばかりでしたし、今日はぐっすり寝てた方が良いんじゃないでしょうか」
ローラ「そうねー…ま、たまには寝て過ごすのも悪くないかしら」
ドロル「……ドラゴン様」
ドラゴン「分かってる」
ドラゴン「それでは姫、私は少し用事があるのでこれで」
ローラ「あら、あんたが用事とか珍しいじゃない、デート?ねえデート?」
ドラゴン「まあそんなものです」
勇者「こんなところに抜け道があるとはな…もしやここに姫が…」
ドラゴン「だったらどうする?」
勇者「っ!魔物か!!」
ドラゴン「姫は渡さん、貴様にはここで死んでもらうぞ!」
勇者「面白い、やれるものならやってみろ!!」
ローラ「1人神経衰弱ー、イエー」
ローラ「これとこれ、あー、外れたわー、でもこれとこれーっと!」
ローラ「やった正解!ふふふ流石だわ私ったら」
ローラ「……」
ローラ「どうしよう、めっちゃ暇」
ローラ「ひーま、ひーま」
ドラゴン「何ですか>>1の時みたいなこと言って」
ローラ「あらお帰り、どこ行ってたの?」
ドラゴン「ちょっとした害虫駆除というか何と言うか」
ローラ「ふうん、まあいいや、ねえねえポーカーかブラックジャックか何かやりましょうよ」
ドラゴン「いいですけど」
ローラ「ふふ、やっぱねー、アレね、いくら道具があっても一緒に遊ぶ相手がいないと面白くないわね」
ドラゴン「そうですね……あ、そうだ姫様これ」
ローラ「なにそれ」
ドラゴン「がいこつの言ってたカードゲームです、私が人づてに貰ってきました」
ローラ「やるじゃん」
王様「おお勇者よ!死んでしまうとは情けない!」
勇者「はっ、申し訳ありません…しかし王様、私はとうとう姫を見つけ出しました」
王様「なにっ!」
勇者「しかしもう少しというところで門番の魔物に…」
王様「何をしている!場所が分かっているのなら早く連れてこぬか!!」
勇者「はっ…では私はこれにて」
勇者(レベルがまだ足りないか…悔しいところだが一旦西へ行ってレベルを上げるとしよう)
ドラゴン(勇者は近いうちにまた強くなってここへ来るだろう)
ドラゴン(その時私は勝てるだろうか…)
ローラ「100…101…102…」 ギッギッ
ドラゴン「姫、寝る前に腕立てするのはいい加減やめてください」
ローラ「こうしないとなかなか寝れないんだもの」
ドラゴン「はあ……」
ローラ「今日も連絡来ないわね、あいつ忙しいのかしら」 ペチペチ
ドラゴン「そうですね……」
ローラ「何か暇を持て余すわよね、何かやらない?ねえ?」 ペチペチ
ドラゴン「そうですね……」
ローラ「…………キャアアアッ!!!?」
ドラゴン「はっ…どうしました姫!」
ローラ「い、今すごい大きいゴキブリがベッドの下に…ど…ドラゴン、取ってくれる?」
ドラゴン「分かりました、では……」 ガチャッ
ローラ「今だッ!!」 サッ
ドラゴン「あっ」 ガチャン
ローラ「っしゃあああ!!脱出成功!!!」
ドラゴン「ちょ、姫!姫ー!出してください!出して!!」 ガシャガシャ
ローラ「うふふ、あんなにぼんやりしてるんだから隙を突かれて当然よ」
ローラ「さあ!その牢屋の中がいかに暇か自分で思い知るがいいわ!!」
ドラゴン「笑い事じゃないんですって姫ー!」
勇者「……姫?」
ドラゴン「!!!?」
ローラ「あら勇者、久しぶり」
勇者「姫!無事だったのか!良かった!さあ一緒にラダトームに帰ろう!!」
ローラ「ああ、そっか、勇者は私を助けに来てくれたのね?」
勇者「ああ!さあ帰ろう!帰って…それから竜王を倒して…俺と一緒に…」
ローラ「だが断る」
ドラゴン・勇者「ナニッ!!?」
勇者「ローラ姫!なぜです!?」
ローラ「だって城に戻ったら誰がトランプで遊んでくれるの?誰がカードゲームを教えてくれるの?」
勇者「そんなの俺が……」
ローラ「身分の違いが分かってないわね、あなたはロトの血筋なだけの単なる一般人なのよ?」
ローラ「気軽に王女とカードで遊んだりオセロやったりできる立場じゃないでしょう!」
勇者「それは……」
ローラ「それにね、1人旅のあんたには分からないかもしれないけど、友達って多い分だけ楽しいものなのよ」
ローラ「1人じゃつまらないことでもね、友達がいると何倍も面白いの、神経衰弱とか」
ドラゴン(いつの間に1人神経衰弱を)
ローラ「だから私は戻らないわ、友達のいない城より友達のいる洞窟の方が楽しいもの」
ドラゴン「姫様……」
勇者「…姫様…姫様は間違っている、いや、その魔物にたぶらかされているのですね」
ローラ「いや別に?」
勇者「ならば俺がその魔物を倒して…姫様を心から救い出してみせよう!」
ドラゴン「くっ…」
ローラ「そんなのダメに決まってんでしょうがバカ」
勇者「どいてくれ姫!そいつを殺せない!」
ローラ「ノウ!絶対にノウ!分かってないわね勇者、私は王女…NOとしか言わない女よ!」
勇者「くっ…ならば姫、貴女が俺と戦いでもすると言うのか!」
ローラ「イエス」
勇者「NOとしか言わない筈…!」
ローラは ばくれつけんを はなった!
勇者「うげはぁっ!!!」
勇者「ちょ…ま……」
ローラ「せいやぁっ!!」
ローラは 深く腰を落とし まっすぐに相手を突いた!
勇者「ぶへぁっ!」
ローラ「ふ、日に30時間という矛盾した鍛錬を行い続けてきた私を舐めるな!!」
ドラゴン「いやほぼグダグダしたり遊んだりしてたじゃないですか」
勇者「くっ、仕方ない…姫に攻撃するのは忍びないが…峰打ちで!」
勇者の こうげき!
ローラは 勇者の こうげきを うけながした!
勇者「なっ……」
ローラ「ぜりゃああああっ!!!!!」 ズガガガガガガガッ
勇者「ぐへああああああっ!!!」
ローラの こうげき! ゆうしゃは しんでしまった!
王女が強いのか勇者が弱いのかwwwww
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 21:01:07.46:cH4ZjajU0
王女が爆裂拳と受け流し使える時点で勇者の勝ち目が薄いwwww
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 21:10:12.36:1ZpfV0050王様「おお勇者よ!死んでしまうとは情けない!」
王様「役立たずな勇者め…これだけやってまだ姫を救い出せんのか!」
勇者「…王様」
王様「なんじゃ?また言い訳か?」
勇者「いや、まああの、言い訳と取ってもらって構わないんですが、その」
王様「なんじゃ!ハッキリと申してみい!」
勇者「……ローラ姫に殺されました」
王様「えっ」
勇者「だからローラ姫に」
王様「えっ」
勇者「えっ」
ローラ「やっちまったぜ……」
ドラゴン「どうするつもりなんです?」
ローラ「うーん、私としては城に戻りたくないんだけど…父上うざいし」
ローラ「ここでドラゴンを人質に立てこもるのも手だと思う」
ドラゴン「立場が逆転しましたね」
ローラ「そうね」
ドラゴン「では姫、そろそろ夕飯の支度をしてください、私は1人ウノやったりしてますので」
ローラ「やっぱそっちに戻ってもいい?」
ドラゴン「そんな、ひどい…」
ローラ「……」
ドラゴン「そんな、ひど」
ローラ「作るわよ!作ればいいんでしょう!もーっ!!」
りゅうおう「なにっ!?ドラゴンが囚われただと!!?」
リカント「はい」
りゅうおう「おのれ勇者め…わしの愛娘によくも…」
リカント「娘だったんですか」
りゅうおう「まあの、だから危険な前線には置かぬでおいたものを…」
リカント「しかしながら犯人はどうも勇者ではないようです」
りゅうおう「なんと!?しかし勇者以外にそのような真似ができるものなど……」
リカント「洞窟内のドロルによると犯行に及んだのはローラ姫の方らしいです」
りゅうおう「えっ」
リカント「ドラゴン様を捕まえたのはローラ姫です」
りゅうおう「えっ」
リカント「えっ」
娘だったんですか
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 21:30:03.38:1ZpfV0050ローラ「へえ、あんたメスだったのね」
ドラゴン「オスだと言った覚えはありませんが」
ローラ「じゃあ今度は私が魔族の姫を捕まえてるわけね」
ドラゴン「そうなりますね、しかし姫……」
ローラ「なによ」
ドラゴン「……料理ド下手ですね」
ローラ「うっせえ正拳突きぶつけんぞ」
ドラゴン「すいません、ていうか料理は私がやるんで牢屋の鍵開けといてくれませんか」
ローラ「ていうかこの扉外しちゃっていいんじゃないもう」 バキッ
ドラゴン「やりたい放題ですね」
ローラ「何を今更」
悪魔の騎士「おのれローラめ…今日こそ姫を返してもらうぞ!!」
ローラは こしをふかくおとし まっすぐに あいてを ついた!
ローラ「ハッ!!!」 ドグシャアッ
悪魔の騎士「うぐおああああああああああああああっ!!!!!」
あれから、洞窟にはドラゴンを救い出そうと竜王の手下が乗り込んできた。
なかなか強い相手もいるが、もはや地上最強の生物と化した私に適う相手はいなかった。
ちなみに勇者やラダトームの兵士もやってきたが、同様に撃退した。
ついでに勇者にはラダトーム内部の様子を教えてもらうため
もう一つのがいこつの形見である遠距離通話機を持たせた。
ちなみに正式名称は「王女の愛」というらしい、竜王のキモさが垣間見える。
がいこつやメーダの死は勇者もドラゴンも何も言わなかったが
大体のことは想像がついた、悲しかったが勇者を責めるわけにもいかない。
でもムカつくので今度勇者が来たら殴り殺してやろうと思う。
ちなみにがいこつは元々アンデッド種なので放っておいたら50~60年ぐらいで復活するらしい。
私の涙を返せ。
そうしてある日、竜王撃破の知らせが私達の耳に届いた。
ドラゴン「……」
ローラ「…なんかごめん」
ドラゴン「いいですよ、こんなことになるのは分かってましたし」
ローラ「あんたこれからどうすんの?」
ドラゴン「まあ、竜王の城へ戻って細々と暮らしていきたいと思います」
ドラゴン「竜王の血を絶やしたくはありませんしね、姫はどうするつもりですか?」
ローラ「なんか勇者がラダトームの外の大陸に行って国とか作るって言うから手伝おうと思う」
ローラ「どんな魔物がいるか知らないけど、あいつ1人で外海とか行ったら絶対死ぬでしょう」
ドラゴン「はは…しかしどのみち姫とはこれでお別れですか」
ローラ「ま、またちょくちょくこっちに戻ってくるわよ、多分」
ドラゴン「そうしてくれると嬉しいです…しかし姫…」
ローラ「なに?」
ドラゴン「最後まで料理の腕は上達しませんでしたね……クッソまず」
ローラ「それ以上言ったら爆裂拳かますわよ」
ドラゴン「やめてください、しんでしまいます」
ひ孫「…というお話だったのさ、ちなみにわしはその竜王のひ孫じゃ」
サマル「それじゃムーンがガサツなのとローレが筋肉バカなのはローラ姫のせいだったんだね」
ローレ「バカ王子てめぇ」
ムーン「それ言うなら勇者の中途半端な魔法戦士っぷりがあんたじゃない」
ローレ「人様への迷惑っぷりもな」
ひ孫「はは…時にお主ら何か面白い物とか持っておらぬか?」
ローレ「特に持ってないけど…どうしてだ?」
ひ孫「いやな…まあ…ずっとこの城に1人でおったものじゃから……」
ひ孫「暇すぎて死にそうなんじゃ」
ローラ姫「暇すぎて死にそう」 完
乙
144: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/07/21(木) 22:11:53.01:w0KUEIFM0
面白かったしいい落とし方だ。乙
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 22:13:46.84:yWqZvgh30
妙に納得できるオチつけられてワロタ
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/21(木) 22:18:07.51:a2CKHlro0
乙
おもしろかった
おもしろかった
コメント 8
コメント一覧 (8)
そりゃ強くなるわ
割とありそうなローラネタを選んでたのに話の持って行き方が上手いんで
もう一段開拓され研磨された感じがする
お見事でしたw