-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:28:20.29:XRgW1azf0
桃太郎「…は?」
爺「行ってこい」
桃太郎「意味が分かんねえよ。なんで俺が鬼を退治しなきゃいけないんだ」
爺「隣村が襲われたからじゃよ」
桃太郎「だからなんだよ。関係ねえだろ」
爺「桃太郎! 貴様それでも桃から生まれた男か!?」
桃太郎「好きで桃から生まれたわけじゃねーし」
爺「なにか!? 婆さんのま○こがよかったか!?」
桃太郎「そうじゃねえ! なんで俺が鬼を退治しなきゃなんねえんだって聞いてんだよ!」
爺「お前、ロクに働いとらんだろ」
桃太郎「うっ……」
爺「ワシらの脛には威勢よく噛み付いて! 鬼に噛み付く度胸はないのか! この与太郎!」
桃太郎「わかったよ! 行けばいいんだろ!? いくよ!!!」
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww
【東方】ルックス100点の文ちゃん
【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?
韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:29:07.67:TQ4Ejm4C0
~翌日~
桃太郎「なんだよこの衣装…」
爺「立派じゃろ。婆さんが寝ずに四半時でつくった」
桃太郎「突貫だな」
爺「見てくれは完璧じゃ」
桃太郎「まあ立派だけど、『日本一』の旗は外した方が…」
爺「ピッタリじゃよ。お前からそれを取ったら何も残らん」
桃太郎「褒めてんのか?貶してんのか?」
爺「あと、刀じゃ。ホレ」
桃太郎「扱い方しらねえんだけどな…」
爺「婆さんが念入りに磨いでくれたぞ」
桃太郎「ああ。……え? 婆さんが?」
爺「あと、きびだんご。婆さんお手製じゃ。絶品だ」
桃太郎「有り難いけど…爺さんからは何もないのか?」
爺「ねえよ」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:32:13.13:XRgW1azf0
爺「いってら~」
桃太郎「おーう(婆さんは見送ってくれないんだな)」
こうして、桃太郎の鬼退治の旅は始まった。
桃太郎(つーか鬼はどこにいるんだ? そもそも、どんくらいの規模なんだ? 鬼どもの勢力は)
桃太郎(あー。勢いで出てきちゃったけど無理じゃね? もう帰りたいかも…)
しばらく歩くと、道端で犬に出会った。
犬「wwwwwwwwwww」
桃太郎「? 犬か」
犬「wwwwwwwっぶひゅwwwwwwwww」
桃太郎「なんだよ。なにヘラヘラしてんだよ」
犬「いやwwwwwwwwwなんでもないっすけどwwwwwwwwぢゅっふwwwwwww」
桃太郎「なんでもなくねえだろ。なんか俺の顔についてるのか?」
犬「顔っつーかwwwwwwwww背中っつーかwwwwwwwwwww」
桃太郎「あん?」
犬「おたく、日本一?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:33:47.00:XRgW1azf0
桃太郎「なっ…ば、ばか! これは…そういうんじゃねえよ!///」
犬「いやwwwwwwwwwにっぽwwwwwwww日本一wwwwwwwwwうほwwwwwww」
桃太郎(くそ! よく考えりゃ無茶苦茶恥ずかしいじゃねえか! 何がピッタリだよ! うれしくねえ!)
バキッ
犬「あれwwwwwwww捨てちゃうんですかwwwwwwwwwwぶほwwwwwwww」
桃太郎「ギャグだギャグ! 誰かが指摘するのを待ってたんだよ!」
犬「ツッコミ待ちwwwwwwwwwww犬の俺がツッコミでよかったっすかwwwwwwwwwww」
桃太郎「ああ! ツッコミありがとよ! じゃーな!」
犬「ちょwwwwwwww待ってくださいwwwwwwwwwww」
桃太郎「ああ? まだなんかあるのか?」
犬「もwwwwwwwもwwwwwwブッヒwwwwwwっくぅwwwwwww」
桃太郎「なんだよ!!!」
犬「おたくwwwwwwwwwももtwwwbっふwwwwはぁ、っくww、w桃太郎さんですよねwwwww」
桃太郎「そうだけど。なんなんだよお前、喧嘩売ってのか?」
犬「いええwwwwwちがwwww違いますおwwwwwwなんかこれから用っすか?wwwって聞きたいだけwwwwwwww」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:35:26.55:XRgW1azf0
桃太郎「鬼退治にいくんだよ」
犬「おwwwwwwwwにwwwwwwwwたwwwwwwwいwwwwwwwwじwwwwwwww」
桃太郎「斬るぞ」
犬「ちょwwwwwまwwwwwwごめんなさうぃwwwwwwwご立派ですねwww尊敬しちゃうwwwwww」
桃太郎「嘘だろてめえ」
犬「すいませんwwwwwwwこれは癖でしてwwwwwwww本当はwwwwwww真剣wwwwwwぶっはwwwwww」
桃太郎「…」
犬「待ってwwwwww刀しまってwwwwwww刀wwwww話を聞いてwwwwww」
桃太郎「だからなんだよ!」
犬「俺もwwwwwww鬼退治にwwwwww連れてってwwwwwwww」
桃太郎「…はあ? 鬼退治に? お前を? マジで言ってんの?」
犬「マジっすwwwwww俺、隣村に住んでるんすけどwwwwwww」
桃太郎「隣村ぁ? …ああ、鬼に襲われたらしいな」
犬「そうwwwwwwそれでwwwwww俺の飼い主wwwwwwさwwwwらwwwwわwwwwwれwwwwwたwwwwww」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:37:08.36:XRgW1azf0
桃太郎「そいつは…」
犬「ぜってえ許さねえwwwwwあの鬼どもwwwwwwお願いします桃太郎さんwwwwwww俺をお供にwwwwwwww」
桃太郎「嘘にしか聞こえないんだが」
犬「ちょwwwww理wwww不www尽wwwww信じてくださいよwwwww俺wwwwご主人様を助けたいんすよwwwwww」
犬「お願いします!wwwwwwww桃太郎さんwwwwwwwwwこwwwwのwwwwとwwwwwおwwwwwりwwwww」
桃太郎(……まあ、数は多い方がいいか。犬って強そうだし)
桃太郎「わかったよ。俺と一緒に来い」
犬「ぶっはwwwwwwwwデュフwwwwwwwwよっしゃwwwwwwwwwぶっほほおwwwwwwぶっひwwwww」
桃太郎「やっぱやめようかな」
犬「待っwww待ってwwwwwwこれはwwwww喜びwwwwwwそしてwwwww燃え上がる闘志wwwwwww」
桃太郎「わかったわかった。お前がマジなのはわかったから、少し笑いを抑える努力をしろ」
犬「努力しますwwwwwwwwwwww」
こうして、犬が仲間になった。
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:40:07.55:XRgW1azf0
さらに歩くと、今度はキジに出会った。
キジ「桃太郎さんですね?」
桃太郎「そうだけど」
キジ「私も鬼退治につれていってくれませんか?」
犬「ぶほwwwwwwwwいきなりwwwwwwwww」
キジ「いえね。あなた方の会話をちょっと盗み聞きしてましてね」
犬「うほwwwwwwww盗み聞かれてたwwwwwwwwwwさたでーうぇいてぃんぐばーwwwwwwwww」
桃太郎「お前は黙ってろ」
犬「ごめんなソーリーwwwwwwww」
桃太郎「で?」
キジ「はい。私も鬼たちの悪行には腹を立てていましてね。仲間も数人殺されました」
犬「数人wwwwwww人じゃねえだろうwwwwwww」
桃太郎「おい」
犬「ソーリーwwwwwwwwww」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:42:12.50:XRgW1azf0
キジ「仇を討ちたいのです。桃太郎さん、旅に同行させてください」
桃太郎(キジかぁ……まあ、いないよりもマシ…か。犬よりも誠意を感じるしな)
桃太郎「いいよ」
キジ「ありがとうございます」
犬「うほwwwwwwwwwwよろしくwwwwwwwwww」
キジ「私はあなたが嫌いです」
犬「きwwwwwらwwwwwわwwwwwれwwwwwたwwwwww」
こうして、キジが仲間になった。
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:44:03.81:XRgW1azf0
桃太郎「ところで、鬼ってどこを根城にしてるんだ?」
犬「シラネーヨwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「おまえ本当に飼い主を助ける気があるんだろうな…」
犬「ありまくりwwwwwwwwwまじで鬼をぶっころがして飼い主助けますwwwwwwww」
キジ「犬は放っておきましょう。それより、鬼の根城は鬼ヶ島ですよ。桃太郎さん」
桃太郎「鬼ヶ島?」
キジ「ええ。ここから南下した沖合にあると言われている、鬼の住む島です」
桃太郎「島かぁ…。海を渡る必要があるな」
キジ「ええ。船の調達が必要ですね」
犬「キジwwwwwwおまえ飛べばいいじゃねえかwwwwwwwww」
キジ「そんな長距離、飛べませんね」
犬「うはwwwwwwwwww飛べねえのかよwwwwwwwwwwww」
キジ「あなたこそ、泳げばいいでしょう? 犬かきなど得意ではありませんか?」
犬「俺はwwwwwww金槌なんだよwwwwwwwwwwwww」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:46:08.96:XRgW1azf0
桃太郎「鬼の人数とか知らねえか?」
犬「知るわけねえだろwwwwwwwww常識的にwwwwwww考えtwwwwwwwwww」
キジ「知ってますよ」
犬「知ってんのかよwwwwwwwwwww物知りwwwwwwwwこの博学野郎wwwwwwww」
キジ「5人です」
桃太郎&犬「少ねえ!!!(wwwwwwwwwwwwwwww)」
キジ「もともとは300人いたらしいですけど」
桃太郎「なんでそんなに減ったんだ?」
キジ「先日、隣村に攻め込んだ鬼たちを村人が総力で迎え撃ったそうです」
キジ「双方ともに疲弊して、隣村はほぼ全滅。ですが、鬼の方も5人しか生き残れなかったらしいです」
桃太郎「マジかよ村人つええ…」
桃太郎「つーか…いいのかな。今更、退治に行ってさ。ただのおいしいとこ取りじゃないか?」
犬「俺たちwwwせこいwwwwwwww295人は村人に任せてwwwwwww残り5人になったら俺たち参上wwwwwww」
桃太郎「いや、マジでそんな感じだぞ。後からノコノコと…俺たちが出しゃばっていいのかな。犠牲になった村人に悪い気がする」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:48:22.99:XRgW1azf0
キジ「重要なのは、生き残りがいるということです。誰かがやらなければ、また残りの5人が悪行を働きますよ?」
犬「そうだよwwwwwwwご主人様も助けねえとwwwwwwwwwww」
桃太郎(そうか…そうだよな。ここで何もしないなんて、それこそ隣村の人々の犠牲が無駄になる)
桃太郎「よし! じゃあ俺たちで残りの5人を退治するか!」
犬「おうよwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「ええ」
キジ「ところで、犬。あなたは隣村に住んでいたのですよね?」
犬「そうですけどwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「何故、あなたは無事なのですか?」
犬「逃げたからだよwwwwwwwwwwwww」
犬「俺は逃げたさwwwwwwみじめになwwwwwwwww村人が殺されてもwwwwwwwご主人様がさらわれてもwwwwwww」
犬「俺はただ見ていただけさwwwwwwwww無様に震えながらなwwwwwwwwwwww」
犬「だけどwwwww今度は逃げねえよwwwwwwwww俺みずから鬼ヶ島に乗り込んでwwwwwwww助け出してやんよwwwwww」
桃太郎「…」
犬「うはwwwwwwwwwwwww」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:50:23.99:XRgW1azf0
海岸を目指して歩く桃太郎たち。
その道中、新たな仲間に出会う。
猿「ふぇぇ…」
桃太郎「猿か? 珍しいな、山からだいぶ離れてるのに」
キジ「まだ幼いようですね。人里に降りて、迷子になってしまったのでしょうか」
犬「ちょwwwwwwwwwww俺wwwwwww猿とはwwwwwwwwちょっとwwwwwwww無理wwwwwww」
猿「ふぇぇ… えいっ」
どがっ
犬「ぐっは!!!wwwwwwwちょwwwwww脇腹wwwwwwいてえwwwwww」
キジ「なかなか鋭い拳ですね」
猿「ふぇぇ… まだ実力の1/300だよぉ…」
桃太郎「なんだか知らんが超強そうだな。この子ザル」
犬「くっふ!wwwwwwこの猿なかなかwwwwwwwかはっwwwwwww」
キジ「口から血が出てますよ」
犬「マwwwwジwwwwかwwww」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:53:11.69:XRgW1azf0
猿「ふぇぇ… 迷子だよぅ…」
桃太郎「迷子? 親猿とはぐれたのか?」
猿「…(コクリ」
キジ「どうしますか?」
桃太郎「う~ん、放っておけないしなぁ。さっきの犬への攻撃を見る限り、かなりの戦力になりそうだ」
犬「ちょwwwww仲間にするとかwwwwwww勘弁wwwwwwこんな寝小便くさい猿wwwwwww」
犬「そもそもwwwwww俺っちと猿の間には敬遠の仲というものg」
猿「ふぇぇ… とりゃっ」
メキッ
犬「鼻が!!!wwwwwwww」
桃太郎「なあ、猿。一緒に鬼退治に行かないか?」
猿「ふぇぇ…」
桃太郎(と言っても、了承するわけねえか…)
猿「いいよぉ…」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:54:43.88:XRgW1azf0
桃太郎「いいのか!?」
猿「…(コクリ」
キジ「親は探さなくていいのですか?」
猿「ふぇぇ… その気になれば一人でだって生きていけるよぉ…」
桃太郎「メンタル面も強そうだな」
こうして、猿が仲間になった。
犬「うはwwwwwwマジかよwwwwwwwwww」
キジ「鼻から血が出てますよ」
犬「マwwwwジwwwwwかwwwww」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:56:46.53:XRgW1azf0
三匹の仲間を引き連れ、海岸にたどり着いた桃太郎。
桃太郎「さて、ここに来れば運よく小舟のひとつやふたつ見つかるかなと思ったんだが」
犬「なwwwっうぃwwwwwww小舟ないwwwwwwwwwwwww」
キジ「困りましたね」
猿「ふぇぇ… ボク泳げないよぉ…」
犬「おwwwwwれwwwwwwもwwwwwwww」
キジ「私もです」
桃太郎「俺は………どうなんだろう。泳いだことがないから分からん」
犬「出不精wwwwwwwwwww」
桃太郎「うるせえっ いいから船になりそうなものを探せっ」
猿「ふぇぇ… それなら木を2、3本加工して船をつくればいいと思う…」
キジ「さらっと凄いことを言いますね。猿くんは」
犬「無www理wwwだwwwろwww」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:58:45.21:XRgW1azf0
シュバッ ズンッ ズダダダダダ シュパパパパ
猿「ふぇぇ… お船完成したよぉ…」
犬「ちょwwwwwwwwwwwwwまwwwwwwwwwwすげえwwwwwwwwwww」
キジ「木を手刀で加工するとは、いやはや、驚きましたね」
桃太郎「猿ってこんなにハイスペックなのか…?」
猿「ふぇぇ… ボクは特別だよぉ…」
桃太郎「こりゃあ、残りの鬼も楽勝かもしれないな。猿だけで」
犬「うはwwwwww俺たち猿の足枷wwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 自覚しておけよぉ… この糞犬ぅ…」
犬「こwwwwいwwwwつwwwww」
キジ「なにはともあれ、これで海を渡れますね」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:01:10.89:XRgW1azf0
猿がつくった船で鬼ヶ島を目指す桃太郎一行。
犬「うはwwwwwwww妙だなwwwwwwwwwwww」
キジ「なにがですか?」
犬「いやwwwwwwさっきから火薬の匂いがするんだよwwwwwwwwww」
桃太郎「火薬?」
犬「隣村が襲われたからなwwwwwww火薬の匂いが陸地に充満してたんだがwwwwwwwwwww」
犬「海上に来てもまだ匂いやがるwwwwwwwwwwww」
キジ「妙ですね。この時期は海上から陸地にかけての季節風が流れています。火薬の匂いがここまでするはずがないのですが」
犬「うはwwwwwおまwwwwwwwなんでそんなことまで知ってんだよwwwwwwキジなのにwwwwww」
キジ「キジですから」
犬「うはwwwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 鬼ヶ島から匂いが流れてるんじゃないかなぁ…」
桃太郎「ああ、そうかもしれない。見ろ。鬼ヶ島だ」
キジ「見えてきましたね」
犬「武者震いwwwwwwwwぶるぶるwwwwwwwwwww」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:03:23.84:XRgW1azf0
キジ「島の中心に立っている城が本拠地です。鳥仲間から聞いた話によると、城の正面以外は崖になっているようです」
キジ「さて、どうやって上陸……いえ、攻め込みますか?」
犬「真正面かrwwwwwwwwwwww」
キジ「正気ですか? ああ、いえ、あなたは正気ではありませんね」
犬「ちょwwwwwwwwひどいwwwwwwww」
桃太郎「やはり、城の背後から…」
猿「ふぇぇ… 背後は最も警戒が濃くなっているラインだと思うよぉ…」
キジ「たしかに。ですが、警戒といっても彼らは残り5人です」
キジ「交代制で見張りを立てているとしても、最大で4人…。全面をくまなくカバーするのは難しいはずです」
桃太郎「ぶっちゃけどこから攻めても変わらなそうだな…」
キジ「それでも、真正面から攻めるよりかはマシだと思いますがね」
桃太郎「うーん…よし、じゃあ右側面から攻めるか(なんとなく)」
キジ「いいんじゃないでしょうか」
犬「異議なーしwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:05:38.16:XRgW1azf0
犬「やっぱり異議ありますwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「なんだよ」
犬「どうやってwwww崖をwwwwww登るんだよwwwwwwwww」
キジ「崖と言っても、岩が荒く積まれているだけですから。よじ登ればいいではないですか」
犬「この肉球で?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「…ハァ……」
犬「なんだよwwwwwwwwwしかたねーだろwwwwwwww犬なんだからwwwwwwww」
桃太郎「しょうがねえな。俺が崖の上からロープを投げるから、それを胴体に結びつけろ。引っ張ってやるよ」
犬「胴体にwwwwww結びつける?wwwwwwwこの肉球で?wwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「…じゃあ、猿。お前が犬をアシストしろ」
猿「ふぇぇ… しょうがないなぁ… 感謝しろよぉ…」
犬「Thank you wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:07:04.71:XRgW1azf0
桃太郎「あれ、キジはどうやって崖を登るんだ? お前飛べないんだよな?」
キジ「投げてください」
桃太郎「は?」
キジ「私を投げてください」
犬「血迷ったかwwwwwwwwwwwwwキジwwwwwwwwwww」
キジ「あなたよりかは正常ですよ」
犬「うはwwwwwwwwwww俺も正常だってのwwwwwwwwwww
キジ「グライダー方式での滑空なら得意なんです。ついでに島を一周して偵察もしてきますよ」
桃太郎「いや、そんなに空高く投げ飛ばせるほど俺は力ないぜ」
キジ「そうですか。では…」
猿「ふぇぇ…」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:09:04.38:XRgW1azf0
猿「ふぇぇ… うおりゃぁ…」
ドヒュン!!!
キジ「お先に行ってきまあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
キィィィィィィィン
犬「すげえwwwwwwwwwwwwwwマッハwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「よし。俺たちも行くか」
犬「気をつけろよwwwwwwwwwwwwww上に着いたら身をかがめてwwwwwwwwww鬼に見つかるなよwwwwwwwwwww」
桃太郎「わかってるよ。……よっと」
~数分後~
犬「くっは!wwwwwwwwwwロープがwwwwwwwwww腹に食い込んでwwwwwwwwぐっはwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 静かにしろよぉ…」
桃太郎「右側面部には見張りがいないみたいだな…」
バサバサッ ストッ
キジ「みなさん、無事に登り切ったのですね」
犬「おうwwwwwwwwwwキジwwwwwwwwww」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:12:45.63:XRgW1azf0
桃太郎「島の様子はどうだった?」
キジ「見張りは4人。正面左右にわかれて2人、後方左右にわかれて2人。数分ごとに右回転でローテーションしています」
桃太郎「じゃあ、もうすぐここにも見張りがくるな」
犬「どうするwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「鬼たちは私たちの上陸に感づいていません。取るべき方法はひとつしかないでしょう」
猿「ふぇぇ… 待ち伏せ…」
桃太郎「一人ずつ、確実に、か」
キジ「幸い、崖の近くは岩が多いです。身を隠すには絶好ですよ」
犬「そのぶんwwww相手も警戒するわけだがなwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「リスクは承知のうえさ。どうやって仕留める?」
キジ「一番恐れるべきは、他の鬼に感づかれることです。声をあげられたら困ります」
桃太郎「となると…」
キジ「4人で殺る必要があります」
犬「だからwwwwwwwwwwww人じゃねえだろwwwwwwwwwwww」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:15:13.93:XRgW1azf0
キジ「まず、猿くんが背後から鬼に飛びつき、口を塞いでください」
猿「ふぇぇ… 了解…」
キジ「私は前面から鬼の目を潰しましょう」
犬「ワイルドwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「そしたら、桃太郎さん。あなたがその刀で一突きです」
桃太郎「お、おう…。わかった」
犬「ちょっとwwwwwwwwwwwwちょっと待ったwwwwwwww」
キジ「なんですか?」
犬「おwwwwwwれwwwwwはwwwwwww?wwwwwwwww」
キジ「ああ、忘れていました」
犬「ちょwwwwwwwww4人でってwwwwwwwwww言ったのにwwwwwwwwwwのにwwwwwwwww」
キジ「そうですね。念のために、あなたは鬼の喉を食い破ってください。それでもう鬼はお仕舞いでしょう」
犬「おkwwwwwwwwwww鬼の喉元に噛み付くwwwwwwwwwwwww」
キジ「噛み付くだけでは駄目です。食い破ってください。頸動脈から血が噴き出る程度に」
犬「ちょwwwwwwww一番のワイルド役俺だったwwwwwwwwwwww頑張ってみるwwwwwwwwww」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:17:25.28:XRgW1azf0
~数分後~
キジ(来ました…)
鬼「…見張りなんてしなくても人間なんてこねえだろ…ったくよぉ」
キジ(猿くん。手筈通りに)
猿(ふぇぇ… 殺ってくる…)
ヒュッ ガシッ
鬼「ムグッ!?」
ゴキ
ドサッ
猿「ふぇぇ… 勢い余って首の骨を折っちゃったよぉ…」
犬「うほwwwwwwwwwwwすげえwwwwwwwwつーか俺の出番wwwwwwwwwwww」
桃太郎「な、なんつーか。まあ…結果オーライだな」
キジ「よくよく考えれば、手刀で木を刳り貫けるんですからね。猿くん一人で充分だったようです」
犬「マジで俺たち不要やんwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「なにはともあれ、あと4人です」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:20:05.29:XRgW1azf0
~さらに数分後~
ゴキ
ドサッ
猿「ふぇぇ… 4人目ぇ…」
犬「猿無双wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「あと1人か…(俺、なんもしてねえよ)」
キジ「残りの1人は城の中にいるようですが…」
猿「ふぇぇ… ボクたちを待ってるよぉ…」
桃太郎「待ってる…?」
キジ「なるほど、私たちが鬼4人を仕留めたことには気づいていると」
犬「ちょwwwwwwwwwなにその大物臭wwwwwwwwwwwww」
桃太郎「気づいていながら、俺たちを放っておいたってことか?」
キジ「どうやらそのようですね。怯えているのか、それともよほど腕に自信があるのか…」
猿「ふぇぇ… おそらく後者だよぉ…」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:22:22.50:XRgW1azf0
~鬼ヶ島、城内~
???「待ってたぜ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
犬「ちょwwwwwww誰wwwwwwwwwww」
鬼王「俺の名は鬼王。鬼どもの大将だ。よく来たな」
桃太郎「こいつが…大将…あきらかに今までの奴らと違うぞ…」
猿「ふぇぇ… とても強いよぉ… ボクでも敵わないかもしれない…」
キジ「猿くんにそこまで言わしめるとは、相当ですね」
桃太郎(ま、マジかよ…そんなやつに勝てんのかよ)
桃太郎(いや、勝てるか勝てないかじゃない。やるんだ。ここまで来ちまったからにはビビッてらんねえ…つーか俺、なんもしてねえしっ)
桃太郎「俺は桃太郎! あんたを退治しにきた!」
鬼王「ああ、知ってるぜぇ… ヒャハハ! そういう命知らず、大好物だ」
鬼王「この前攻め込んだ村のやつらもなかなかでなぁ…こっちの鬼共もだいぶ殺されちまったぁ…」
鬼王「だが、そんなことはいいんだ。弱いから殺された、それだけのことだからな」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:24:01.13:XRgW1azf0
鬼王「むしろ嬉しかったぜぇ…鬼じゃなくてもこんなに強いやつらがいるんだってなぁ!」
鬼王「見張りを殺ったてめらだ、そうとう強いんだろ? へへ、楽しませてくれよおおおおおお!!!!!!」
ドゴォ!!!!
桃太郎「うわっ!」
キジ「っく!」
猿「ふぇぇ…」
犬「ちょwwwwwwwwwwwwwやばすwwwwwwwwwwwwwなんという衝撃wwwwwwwww」
鬼王「なんだぁ? ヒャハハ! 逃げんなよぉ!!!!!!!!」
猿「ふぇぇ… ボクが食い止める…」
ガキィィン!!!
鬼王「へぇぇ? やるじゃねえか猿ぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」
ズドドドドドド
猿「ふぇぇ… オラオラオラオラオラオラぁ…」
ズダダダダダダ
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:26:11.20:XRgW1azf0
キジ「桃太郎さん! 猿くんが鬼王を食い止めてる間に引きましょう!」
桃太郎「引くって、引いてもどうしようもないだろ!」
キジ「なにか強力な武器がないことには戦えません!」
桃太郎「それはそうだが…」
犬「ちょwwwwwww待てwwwwwwwwwこの城のどこかにさらわれたご主人様がいるはずなんだwwwwwwwwww」
犬「助け出すまでは引かねえよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「ですが!」
犬「それにwwwww強力な武器なら桃太郎さんwwwwwwwwwwwあんた持ってるだろwwwwwwwwww」
桃太郎「この刀のことか? これは俺には…」
犬「そうじゃねえよwwwwwwwwwwwそのおkwwwwww」
バゴォォォォン!!!
桃太郎「ぐわっ」
キジ「っぐ」
犬「うほwwwwwwwwwwwwwwwwww」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:27:55.24:XRgW1azf0
猿「ふぇぇ… つ、強いよぉ…」
鬼王「ハハハ!!! おもしれえな!!! もっとやろうぜ!!!!」
猿「ふぇぇ… こいや…」
ズダダダダダダ ドドドドドドド
犬「くっはwwwwwwwwいてえwwwwwwwww吹き飛ばされたwwwwwwwwww」
ムクリ
犬「あいつら人間じゃねえwwwwwwwwwあwwwww人間じゃねえやwwwwwwwwww」
パサッ
犬「ん?wwwwwwww」
犬「これはwwwwwwwwwwwwwご主人様の服wwwwwwwwwwwwwww」
犬「ちょwwwwwwww血まみれじゃねえかwwwwwwwwww」
犬「これはwwwwwwwwwwwwwwwwwどういうことだwwwwwwwwwwwww」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:30:10.71:XRgW1azf0
ガキィィィン
猿「ふぇぇ… 攻撃が重い…」
鬼王「ククク…ハハハ!!! やるじゃねえか!!!!」
犬「おいwwwwwwwwwwwwww鬼王wwwwwwwwwwwww」
鬼王「ああん? なんだ? お前も一緒に殺りあいたいのか?」
犬「返答によってはなwwwwwwwwwwwwひとつ聞きたいことがあるwwwwwwwwwww」
バサッ
犬「この着物wwwwwwwwwwwwこの着物の主はどこだ?wwwwwwwwwwwwwww」
鬼王「ああ? ああ、あの女か」
犬「そうだwwwwwwwwwwwその女性はどこにいる?wwwwwwwwwwwwww」
鬼王「あいつなぁ。キャーキャーうるせえからよぉ。クハハ! 食っちまった」
犬「食った?wwwwwwwwwご主人様を?wwwwwwwwwwwww」
鬼王「そうだ。ヒャハハ! 最高にうまかったぜぇ。悲鳴と苦痛にゆがむ顔の相乗効果でな!」
犬「鬼王wwwwwwwwwwwwそいつはwwwwwwwwwwwwwww」
犬「笑えねえ冗談だぜ」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:32:06.88:JFsLvFlX0
桃太郎「犬…!」
犬「ゆるさねえ。桃太郎さん、俺はアイツをゆるさねえ」
犬「キジ。悪いが俺は引かねえぞ」
キジ「………ええ。私も忘れていましたよ。鬼に殺された仲間たちの断末魔を…」
桃太郎「よし。今、ここで、やつを仕留めよう」
猿「ふぇぇ… もとよりそのつもり…」
鬼王「なんだぁ? なんだか知らねえが…まとめてかかってこいやぁ!!!」
猿「ふぇぇ… まいる…」
ザッ
犬「桃太郎さん、あんたの腰についてるそれ。そいつもアテにしたい(ボソッ」
桃太郎「え? 腰って…このきびだんごのことか?(ボソッ」
犬「ああ、出会った時は火薬の匂いで紛れてたが…あんたの、そのきびだんご? 違うな。それは爆弾だ(ボソッ」
犬「危ない匂いがプンプンするぜ(ボソッ」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:34:55.41:XRgW1azf0
桃太郎「えっ!?」
犬「俺と猿でやつを仕留められるか分からない。桃太郎さんとキジはそのだんごを使えるようにしてくれ」
キジ「わかりました」
桃太郎(いや、でも爺さんはきびだんごだって…)
キジ「急ぎましょう桃太郎さん!」
桃太郎「あ、ああ」
犬「それじゃ、いっちょ敵討ちといくか……ガルル」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:36:32.14:XRgW1azf0
猿「ふぇぇ… ていやっ」
ドガッ
鬼王「くっ!ふ…ク、ハッハ! きかねえな!」
犬「ならこいつはどうだ!」
ザシュッ
鬼王「!?」
ブシャア
鬼王「っく……なかなかやるじゃねえか! 犬ぅ!!!」
犬「元来、犬の爪や牙は獲物を狩るためのものだ。そして、獲物はアンタだよ。鬼王」
鬼王「俺を狩るぅ? ヒャハハ!!! やってみろよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
犬「やるさ」
猿「ふぇぇ… ボクもいるよぉ…」
ガキィィィン
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:38:54.67:XRgW1azf0
桃太郎「マジできびだんごから導火線が伸びてる…」
キジ「すごいですね。誰がつくったんですか?」
桃太郎「いや、婆さんだと思うんだが…」
キジ「文が入っているようですよ」
桃太郎「ほんとだ。なになに」
『これで鬼ヶ島を吹き飛ばせます』
桃太郎「威力!!!!!!!!!」
キジ「これは…私たちも巻き込まれてしまいますね」
桃太郎(婆さん…でかい桃を川から家まで1人で運んだことを聞いて以来ただの婆さんではないと思ってたが…)
桃太郎「こいつは使えないか…」
キジ「…いえ、方法はあります。もみぎりで火を起こして戻りましょう」
桃太郎「あ、ああ」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:41:26.15:XRgW1azf0
犬「っく、なんて野郎だ…決定的な一撃に繋がらねえ」
猿「ふぇぇ… かてえな糞野郎ぅ…」
鬼王「ヒャハハ!!! どうしたどうしたぁ!!!」
桃太郎「犬! 猿!」
犬「桃太郎さん! どうだった!?」
桃太郎「火は起こしたからすぐに使える。だが、使うには少し面倒でな…」
犬「どういうことだ!?」
キジ「説明はあとです。とにかく、雷鬼を高く空に打ち上げてください」
犬「あいつをか? 簡単に言ってくれるな」
猿「ふぇぇ… それは骨が折れるぅ…」
犬「だが、やってやる」
鬼王「ああん? 作戦タイムかぁ? ハハハ!!! 楽しみだなぁオイ!!!」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:43:13.19:XRgW1azf0
犬「小細工なんてしねえ。ただ攻めるだけだ!」
猿「ふぇぇ… ぶっ殺すぅ…」
ドガッ バキッ シュン シュパッ ババッ
鬼王「ハハハ! 無駄無駄無駄ぁ!!!!」
ゴオッ!!!
猿「ふぇぇ… っく」
犬「っち、うおらあああああああああああ」
鬼王「ヒャハハ迂闊だなぁ!!! 右足もらったぁ!!!」
犬「しまっ」
バキャッ
犬「ぐあっ!!!」
ドサッ
桃太郎「犬ぅぅぅぅぅ!!!!!!」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:45:14.14:XRgW1azf0
犬「……ぐ、クソ…!」
桃太郎「犬!!! おまえ足が…!」
鬼王「ヒャハハハ!!! 残念だったなぁ!!!!」
猿「ふぇぇ… 余所見してんじゃねえぞぉ…」
ブンッ
鬼王「おおっと、 ハハハ! お前も同じ目に合わせてやるよ猿ぁ!!!」
猿「ふぇぇ… やってみろぉ…」
ズドドドドド
犬「クソ!!! 俺も…!!!」
キジ「無茶です! 足をもがれたのですよ!? バランスもロクに……!」
犬「へへへ…大したことねえ。身体をまるごと食われちまったあの人に比べたら…!」
犬「このぐらい痛くもかゆくもねえ!!!!!!!」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:47:34.56:sI8qWlju0
犬「おらあああああああああ!!!!!!」
ガブリッ
鬼王「っくあ!!!! んの犬ぅぅぅ!!!!!!!」
バシッ
犬「っうおっと」
スタン
鬼王「ヒャハハ!!! 噛み付きやがったな!!! 無茶すんじゃねえぞ犬ころ! ハハハ!!!」
犬「ハッ! ありがとよ!」
鬼王「ああん?」
犬「右後ろ足を取ってくれたおかげで、ションベンするときに足を挙げる手間が省けるぜ」
鬼王「ん? ククク…ヒャハハハ!!! 口の減らねえ犬だ!!! おまえから殺してやるよおおおおおお!!!!!」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:50:10.45:XRgW1azf0
桃太郎(いいのか? 俺はこのままやつらの戦いを見ているだけでいいのか?)
桃太郎(爺さんに言われて、成り行きにまかせるままにここまで来て、こんなんでいいのかよ! 俺は!!!)
桃太郎(いいわけねえ…いいわけねえんだ!!!!)
鬼王「おまえから殺してやるよおおおおおおお!!!!!!!!!」
桃太郎「!!! っく……うおおおおおおおおおおおおおわああああああああ!!!!!!!!!」
鬼王「ああ? なんだぁ?」
犬「桃太郎さん!」
桃太郎「うおりゃああああああああああああああああああああああああああああ」
ブンッ
鬼王「いい刀だなぁ!!! でも当たんねえよ!!!」
ヒョイ
桃太郎(避けられたあああああああああああああああああああああああ)
鬼王「そんなに死にたきゃお前からだ!!! 桃野郎!!!!!」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:52:07.40:XRgW1azf0
桃太郎(やべえ! 死ぬ!!!)
犬「桃太郎さん!!!!!」
鬼王「うおry」
キジ「きええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
ブスッ
鬼王「ぐおあっ!!!!!! っくっそが!!!!! 目があああああああ!!!!!!!!」
キジ「きえええええ!!!!!!!きええええええええ!!!!!!!!!!!」
ブスッ ブスッ ブスッ
鬼王「ちっくしょうが…!!!!! 邪魔だ虫ケラああああああああああ!!!!!!!!」
猿「ふぇぇ… 隙ありぃ…」
ドガッ
鬼王「ぐあっ!!!! っくそ、あ!!!!!! 糞がああああああああああああ!!!!!!!!」
キジ「糞はてめえだああああああ!!!! これでも食ってろおおおおおおおおおお!!!!!」
鬼王「ふがっ」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:54:33.12:XRgW1azf0
キジ「きびだんごを食わせました!!!!! 猿くん今です!!!!! 空高く!!!!!」
猿「ふぇぇ… うおりゃあああああああああああああああああああああああああああああ…」
ドヒュンッ!!!!!
鬼王「うおわあああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」
キィィィィィィィィン
キジ「消しとべぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
カッ
ドォォォォォォォォォォン……
猿「ふぇぇ… たーまやぁ…」
キジ「はぁ…はぁ… わ、私としたことが、取り乱してしまいましたね」
桃太郎「やっ……た……」
犬「……安らかに眠ってください……ご主人様……」
こうして、桃太郎一行は鬼の王を打ち滅ぼしたのであった。
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:56:01.37:XRgW1azf0
犬「やりましたね…桃太郎さん」
桃太郎「ああ……俺はなんもしてねえけどな」
犬「刀で斬りかかったじゃないですか。かっこよかったですよ」
桃太郎「避けられたけどな…」
犬「でも、俺は救われました。ありがとうございます」
桃太郎「ああ…まあ、うん」
犬「立派ですよ。ご主人様の危機になにもできなかった俺とは違う…」
桃太郎「そんなことねえよ。お前こそ立派に戦ったじゃねえか」
犬「そう言ってもらえると助かります」
桃太郎「お世辞じゃない。お前は、仇を討ったんだ。きっと……喜んでくれてるはずだ。いや、喜んでるにきまってる」
犬「そうですかね…そうだと…いいなぁ」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:57:38.19:XRgW1azf0
桃太郎「…」
犬「…」
桃太郎「…」
犬「…www」
桃太郎「…?」
犬「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「お、おい。どうした…?」
犬「え?wwwwwどうしたってwwwwwww悲しんでてもしょうがないでしょwwwwwwwwwwww」
桃太郎「いや、そうだけど」
犬「これが俺の素だしwwwwwwwwwwwwwwご主人様が素敵だってwwwwwwwwwww言ってくれたんですよwwwwwww」
犬「『お前のその陽気な性格が素敵だ』ってwwwwwwwwwwww言ってくれたんですよwwwwwwwwww」
犬「だからwwwwwwwwwご主人様を悲しませないためにもwwwwwwwww俺は俺を貫きますよwwwwwwwwww」
桃太郎「ああ…そうだな。お前のそういうとこ、好きだぜ俺は」
犬「ちょwwwwwwwwwきめえwwwwwwwww俺は女が好きですよwwwwwwwwww」
桃太郎「そういう意味じゃねえよ!!!!!!!」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:59:19.52:XRgW1azf0
キジ「お二人とも、ちょっと」
犬「だからwwwwwwwwwwww人じゃねえってwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「どうした?」
キジ「船が無いです」
犬「なwwwwwんwwwwwでwwwwwwww」
桃太郎「来た時の船は!?」
キジ「ロープで結ばなかったので、流されてしまいました」
桃太郎「あ…そっか…」
犬「なんでwwwwwwwwwwwwロープでwwwwwwwwww結ばなかったんだよwwwwwwwwwww」
桃太郎「お前を崖の上に引き上げるのに使ったからだよ!!!」
犬「うはwwwwwwww俺かwwwwwwwwwwwwwwソーリーwwwwwwwwwwwwwww」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:00:57.02:XRgW1azf0
桃太郎「しょうがねえな。城の材木でまたつくってもらえるか?」
猿「ふぇぇ… まかせて…」
キジ「では材木を調達してきましょう」
犬「おっしゃwwwwwwwwww任せろwwwwwwwwwwww」
犬「あwwwwwwwwwww俺じゃ材木運べねえやwwwwwwwwww3本だとwwwwwwwwバランスがwwwwww」
ドサッ
犬「うほwwwwwwwwwwwwちょまwwwwwwwwwwwよいしょwwwwwwwww」
ムクリ
犬「これwwwwwwwwwwwww笑ってる反動でwwwwwwwwwバランスがwwwwwwwwww」
ドサッ
犬「うはwwwwwwwwwwww笑ってるとまともに立てねえwwwwwwwwwww」
キジ「そこで寝ててください」
犬「おkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:02:31.31:XRgW1azf0
桃太郎「よし。こんなもんでいいか」
猿「ふぇぇ… 十分だよぉ…」
キジ「爆片で引火した材木が多かったですね。はやめに集められてよかった」
猿「ふぇぇ… じゃあつくるよぉ…」
シュバッ ズンッ ズダダダダダ シュパパパパ
猿「ふぇぇ… できたよぉ…」
犬「うはwwwwwwwwwwwすげえwwwwwwwwwww」
桃太郎「やっぱりお前もう笑うなよ…足プルプルじゃねえか」
犬「大丈夫wwwwwwwwwwwwだんだんバランスが取れてきたwwwwwwwwwwwwww」
キジ「くだらないことやってないで、船ができたのだから帰りましょう」
桃太郎「そうだな」
犬「おkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 帰ろぉ…」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:04:28.42:XRgW1azf0
~海上~
キジ「そういえば、桃太郎さん。残りのきびだんごは?」
桃太郎「え? 鬼ヶ島に捨ててきたけど」
犬「うはwwwwwwwwwwwwもったいねえwwwwwwwwwww」
キジ「捨てるのは正解ですが、鬼ヶ島のどこですか?」
桃太郎「え? え~っと、材木探してた時だから…城の中かな」
キジ「それは…引火しt」
ドォォォォォォォォォォォォォン
犬「なんぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「言ってる傍から、城に捨てたきびだんごが爆発したんですね」
桃太郎「ああー、水の中に捨てたほうがよかったかな」
キジ「まあ、無人ですし。構わないでしょう」
ィィィィィィィィン
犬「ん?wwwwwwwwwwwwなんの音?wwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 鬼ヶ島から燃えたぎる木片が飛んでくるよぉ…」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:05:53.64:XRgW1azf0
桃太郎「ちょま…」
キジ「これは…」
猿「ふぇぇ…」
犬「火の玉が降ってくるうううううううwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ズドーーーーーン!!!!!!
犬「直wwwwww撃wwwwwww」
桃太郎「沈むうううう!!!!!」
キジ「引火しました!」
桃太郎「水をかけろ!!!!! 水をすくって鎮火しろ!!!!!」
犬「この肉球で?wwwwwwwwwwwwwwwww」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:07:21.46:XRgW1azf0
犬「やばいwwwwwwwwwww沈むwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… おしっこしたいよぅ…」
桃太郎「我慢しなさい!!!」
キジ「誰か私を投げて!!!!」
犬「おまwwwwwwwwww自分だけ助かろうとwwwwwwwwwww」
ブクブクブク…
犬「ああああああああwwwwwwwwwwww沈むううううううううwwwwwwwwwwww」
桃太郎「くそおおおおおおおおおおおおおおお」
ピカァァァァァァ
キジ「!? 沈まない!?」
猿「ふぇぇ…」
キジ「これは…? 巨大な桃が船の下に!?」
犬「ちょwwwwwwwwwwwなんぞwwwwwwwwwwwwwwwww」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:09:07.53:XRgW1azf0
キジ「これは…桃太郎さんの力なのですか?」
桃太郎「いや、知らんけど…」
犬「知らねえのかよwwwwwwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 漏らしちゃった…」
桃太郎「どわああああああああああああああ」
犬「ちょwwwwwwwwwwきたねえwwwwwwwwwwwだれか拭けwwwwwwwwwこれでいいやwwwwwwww」
キジ「わたしの羽根を使わないでください!!!!!!!!!」
見事鬼を退治し、身体に秘めた力を目覚めさせた桃太郎!
はたして、桃から生まれた桃太郎に隠された衝撃の真実とは!?
桃太郎たちの旅はまだまだ続くよ!
ご愛読ありがとございました!ID:XRgW1azf0先生の次回作にご期待ください!
~完~
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:10:37.77:XRgW1azf0
そんなわけで桃太郎はコンビニで働くことになりました
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 20:30:38.32:XRgW1azf0~翌日~
桃太郎「なんだよこの衣装…」
爺「立派じゃろ。婆さんが寝ずに四半時でつくった」
桃太郎「突貫だな」
爺「見てくれは完璧じゃ」
桃太郎「まあ立派だけど、『日本一』の旗は外した方が…」
爺「ピッタリじゃよ。お前からそれを取ったら何も残らん」
桃太郎「褒めてんのか?貶してんのか?」
爺「あと、刀じゃ。ホレ」
桃太郎「扱い方しらねえんだけどな…」
爺「婆さんが念入りに磨いでくれたぞ」
桃太郎「ああ。……え? 婆さんが?」
爺「あと、きびだんご。婆さんお手製じゃ。絶品だ」
桃太郎「有り難いけど…爺さんからは何もないのか?」
爺「ねえよ」
爺「いってら~」
桃太郎「おーう(婆さんは見送ってくれないんだな)」
こうして、桃太郎の鬼退治の旅は始まった。
桃太郎(つーか鬼はどこにいるんだ? そもそも、どんくらいの規模なんだ? 鬼どもの勢力は)
桃太郎(あー。勢いで出てきちゃったけど無理じゃね? もう帰りたいかも…)
しばらく歩くと、道端で犬に出会った。
犬「wwwwwwwwwww」
桃太郎「? 犬か」
犬「wwwwwwwっぶひゅwwwwwwwww」
桃太郎「なんだよ。なにヘラヘラしてんだよ」
犬「いやwwwwwwwwwなんでもないっすけどwwwwwwwwぢゅっふwwwwwww」
桃太郎「なんでもなくねえだろ。なんか俺の顔についてるのか?」
犬「顔っつーかwwwwwwwww背中っつーかwwwwwwwwwww」
桃太郎「あん?」
犬「おたく、日本一?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「なっ…ば、ばか! これは…そういうんじゃねえよ!///」
犬「いやwwwwwwwwwにっぽwwwwwwww日本一wwwwwwwwwうほwwwwwww」
桃太郎(くそ! よく考えりゃ無茶苦茶恥ずかしいじゃねえか! 何がピッタリだよ! うれしくねえ!)
バキッ
犬「あれwwwwwwww捨てちゃうんですかwwwwwwwwwwぶほwwwwwwww」
桃太郎「ギャグだギャグ! 誰かが指摘するのを待ってたんだよ!」
犬「ツッコミ待ちwwwwwwwwwww犬の俺がツッコミでよかったっすかwwwwwwwwwww」
桃太郎「ああ! ツッコミありがとよ! じゃーな!」
犬「ちょwwwwwwww待ってくださいwwwwwwwwwww」
桃太郎「ああ? まだなんかあるのか?」
犬「もwwwwwwwもwwwwwwブッヒwwwwwwっくぅwwwwwww」
桃太郎「なんだよ!!!」
犬「おたくwwwwwwwwwももtwwwbっふwwwwはぁ、っくww、w桃太郎さんですよねwwwww」
桃太郎「そうだけど。なんなんだよお前、喧嘩売ってのか?」
犬「いええwwwwwちがwwww違いますおwwwwwwなんかこれから用っすか?wwwって聞きたいだけwwwwwwww」
桃太郎「鬼退治にいくんだよ」
犬「おwwwwwwwwにwwwwwwwwたwwwwwwwいwwwwwwwwじwwwwwwww」
桃太郎「斬るぞ」
犬「ちょwwwwwまwwwwwwごめんなさうぃwwwwwwwご立派ですねwww尊敬しちゃうwwwwww」
桃太郎「嘘だろてめえ」
犬「すいませんwwwwwwwこれは癖でしてwwwwwwww本当はwwwwwww真剣wwwwwwぶっはwwwwww」
桃太郎「…」
犬「待ってwwwwww刀しまってwwwwwww刀wwwww話を聞いてwwwwww」
桃太郎「だからなんだよ!」
犬「俺もwwwwwww鬼退治にwwwwww連れてってwwwwwwww」
桃太郎「…はあ? 鬼退治に? お前を? マジで言ってんの?」
犬「マジっすwwwwww俺、隣村に住んでるんすけどwwwwwww」
桃太郎「隣村ぁ? …ああ、鬼に襲われたらしいな」
犬「そうwwwwwwそれでwwwwww俺の飼い主wwwwwwさwwwwらwwwwわwwwwwれwwwwwたwwwwww」
桃太郎「そいつは…」
犬「ぜってえ許さねえwwwwwあの鬼どもwwwwwwお願いします桃太郎さんwwwwwww俺をお供にwwwwwwww」
桃太郎「嘘にしか聞こえないんだが」
犬「ちょwwwww理wwww不www尽wwwww信じてくださいよwwwww俺wwwwご主人様を助けたいんすよwwwwww」
犬「お願いします!wwwwwwww桃太郎さんwwwwwwwwwこwwwwのwwwwとwwwwwおwwwwwりwwwww」
桃太郎(……まあ、数は多い方がいいか。犬って強そうだし)
桃太郎「わかったよ。俺と一緒に来い」
犬「ぶっはwwwwwwwwデュフwwwwwwwwよっしゃwwwwwwwwwぶっほほおwwwwwwぶっひwwwww」
桃太郎「やっぱやめようかな」
犬「待っwww待ってwwwwwwこれはwwwww喜びwwwwwwそしてwwwww燃え上がる闘志wwwwwww」
桃太郎「わかったわかった。お前がマジなのはわかったから、少し笑いを抑える努力をしろ」
犬「努力しますwwwwwwwwwwww」
こうして、犬が仲間になった。
さらに歩くと、今度はキジに出会った。
キジ「桃太郎さんですね?」
桃太郎「そうだけど」
キジ「私も鬼退治につれていってくれませんか?」
犬「ぶほwwwwwwwwいきなりwwwwwwwww」
キジ「いえね。あなた方の会話をちょっと盗み聞きしてましてね」
犬「うほwwwwwwww盗み聞かれてたwwwwwwwwwwさたでーうぇいてぃんぐばーwwwwwwwww」
桃太郎「お前は黙ってろ」
犬「ごめんなソーリーwwwwwwww」
桃太郎「で?」
キジ「はい。私も鬼たちの悪行には腹を立てていましてね。仲間も数人殺されました」
犬「数人wwwwwww人じゃねえだろうwwwwwww」
桃太郎「おい」
犬「ソーリーwwwwwwwwww」
キジ「仇を討ちたいのです。桃太郎さん、旅に同行させてください」
桃太郎(キジかぁ……まあ、いないよりもマシ…か。犬よりも誠意を感じるしな)
桃太郎「いいよ」
キジ「ありがとうございます」
犬「うほwwwwwwwwwwよろしくwwwwwwwwww」
キジ「私はあなたが嫌いです」
犬「きwwwwwらwwwwwわwwwwwれwwwwwたwwwwww」
こうして、キジが仲間になった。
桃太郎「ところで、鬼ってどこを根城にしてるんだ?」
犬「シラネーヨwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「おまえ本当に飼い主を助ける気があるんだろうな…」
犬「ありまくりwwwwwwwwwまじで鬼をぶっころがして飼い主助けますwwwwwwww」
キジ「犬は放っておきましょう。それより、鬼の根城は鬼ヶ島ですよ。桃太郎さん」
桃太郎「鬼ヶ島?」
キジ「ええ。ここから南下した沖合にあると言われている、鬼の住む島です」
桃太郎「島かぁ…。海を渡る必要があるな」
キジ「ええ。船の調達が必要ですね」
犬「キジwwwwwwおまえ飛べばいいじゃねえかwwwwwwwww」
キジ「そんな長距離、飛べませんね」
犬「うはwwwwwwwwww飛べねえのかよwwwwwwwwwwww」
キジ「あなたこそ、泳げばいいでしょう? 犬かきなど得意ではありませんか?」
犬「俺はwwwwwww金槌なんだよwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「鬼の人数とか知らねえか?」
犬「知るわけねえだろwwwwwwwww常識的にwwwwwww考えtwwwwwwwwww」
キジ「知ってますよ」
犬「知ってんのかよwwwwwwwwwww物知りwwwwwwwwこの博学野郎wwwwwwww」
キジ「5人です」
桃太郎&犬「少ねえ!!!(wwwwwwwwwwwwwwww)」
キジ「もともとは300人いたらしいですけど」
桃太郎「なんでそんなに減ったんだ?」
キジ「先日、隣村に攻め込んだ鬼たちを村人が総力で迎え撃ったそうです」
キジ「双方ともに疲弊して、隣村はほぼ全滅。ですが、鬼の方も5人しか生き残れなかったらしいです」
桃太郎「マジかよ村人つええ…」
桃太郎「つーか…いいのかな。今更、退治に行ってさ。ただのおいしいとこ取りじゃないか?」
犬「俺たちwwwせこいwwwwwwww295人は村人に任せてwwwwwww残り5人になったら俺たち参上wwwwwww」
桃太郎「いや、マジでそんな感じだぞ。後からノコノコと…俺たちが出しゃばっていいのかな。犠牲になった村人に悪い気がする」
キジ「重要なのは、生き残りがいるということです。誰かがやらなければ、また残りの5人が悪行を働きますよ?」
犬「そうだよwwwwwwwご主人様も助けねえとwwwwwwwwwww」
桃太郎(そうか…そうだよな。ここで何もしないなんて、それこそ隣村の人々の犠牲が無駄になる)
桃太郎「よし! じゃあ俺たちで残りの5人を退治するか!」
犬「おうよwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「ええ」
キジ「ところで、犬。あなたは隣村に住んでいたのですよね?」
犬「そうですけどwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「何故、あなたは無事なのですか?」
犬「逃げたからだよwwwwwwwwwwwww」
犬「俺は逃げたさwwwwwwみじめになwwwwwwwww村人が殺されてもwwwwwwwご主人様がさらわれてもwwwwwww」
犬「俺はただ見ていただけさwwwwwwwww無様に震えながらなwwwwwwwwwwww」
犬「だけどwwwww今度は逃げねえよwwwwwwwww俺みずから鬼ヶ島に乗り込んでwwwwwwww助け出してやんよwwwwww」
桃太郎「…」
犬「うはwwwwwwwwwwwww」
海岸を目指して歩く桃太郎たち。
その道中、新たな仲間に出会う。
猿「ふぇぇ…」
桃太郎「猿か? 珍しいな、山からだいぶ離れてるのに」
キジ「まだ幼いようですね。人里に降りて、迷子になってしまったのでしょうか」
犬「ちょwwwwwwwwwww俺wwwwwww猿とはwwwwwwwwちょっとwwwwwwww無理wwwwwww」
猿「ふぇぇ… えいっ」
どがっ
犬「ぐっは!!!wwwwwwwちょwwwwww脇腹wwwwwwいてえwwwwww」
キジ「なかなか鋭い拳ですね」
猿「ふぇぇ… まだ実力の1/300だよぉ…」
桃太郎「なんだか知らんが超強そうだな。この子ザル」
犬「くっふ!wwwwwwこの猿なかなかwwwwwwwかはっwwwwwww」
キジ「口から血が出てますよ」
犬「マwwwwジwwwwかwwww」
猿「ふぇぇ… 迷子だよぅ…」
桃太郎「迷子? 親猿とはぐれたのか?」
猿「…(コクリ」
キジ「どうしますか?」
桃太郎「う~ん、放っておけないしなぁ。さっきの犬への攻撃を見る限り、かなりの戦力になりそうだ」
犬「ちょwwwww仲間にするとかwwwwwww勘弁wwwwwwこんな寝小便くさい猿wwwwwww」
犬「そもそもwwwwww俺っちと猿の間には敬遠の仲というものg」
猿「ふぇぇ… とりゃっ」
メキッ
犬「鼻が!!!wwwwwwww」
桃太郎「なあ、猿。一緒に鬼退治に行かないか?」
猿「ふぇぇ…」
桃太郎(と言っても、了承するわけねえか…)
猿「いいよぉ…」
桃太郎「いいのか!?」
猿「…(コクリ」
キジ「親は探さなくていいのですか?」
猿「ふぇぇ… その気になれば一人でだって生きていけるよぉ…」
桃太郎「メンタル面も強そうだな」
こうして、猿が仲間になった。
犬「うはwwwwwwマジかよwwwwwwwwww」
キジ「鼻から血が出てますよ」
犬「マwwwwジwwwwwかwwwww」
三匹の仲間を引き連れ、海岸にたどり着いた桃太郎。
桃太郎「さて、ここに来れば運よく小舟のひとつやふたつ見つかるかなと思ったんだが」
犬「なwwwっうぃwwwwwww小舟ないwwwwwwwwwwwww」
キジ「困りましたね」
猿「ふぇぇ… ボク泳げないよぉ…」
犬「おwwwwwれwwwwwwもwwwwwwww」
キジ「私もです」
桃太郎「俺は………どうなんだろう。泳いだことがないから分からん」
犬「出不精wwwwwwwwwww」
桃太郎「うるせえっ いいから船になりそうなものを探せっ」
猿「ふぇぇ… それなら木を2、3本加工して船をつくればいいと思う…」
キジ「さらっと凄いことを言いますね。猿くんは」
犬「無www理wwwだwwwろwww」
シュバッ ズンッ ズダダダダダ シュパパパパ
猿「ふぇぇ… お船完成したよぉ…」
犬「ちょwwwwwwwwwwwwwまwwwwwwwwwwすげえwwwwwwwwwww」
キジ「木を手刀で加工するとは、いやはや、驚きましたね」
桃太郎「猿ってこんなにハイスペックなのか…?」
猿「ふぇぇ… ボクは特別だよぉ…」
桃太郎「こりゃあ、残りの鬼も楽勝かもしれないな。猿だけで」
犬「うはwwwwww俺たち猿の足枷wwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 自覚しておけよぉ… この糞犬ぅ…」
犬「こwwwwいwwwwつwwwww」
キジ「なにはともあれ、これで海を渡れますね」
猿がつくった船で鬼ヶ島を目指す桃太郎一行。
犬「うはwwwwwwww妙だなwwwwwwwwwwww」
キジ「なにがですか?」
犬「いやwwwwwwさっきから火薬の匂いがするんだよwwwwwwwwww」
桃太郎「火薬?」
犬「隣村が襲われたからなwwwwwww火薬の匂いが陸地に充満してたんだがwwwwwwwwwww」
犬「海上に来てもまだ匂いやがるwwwwwwwwwwww」
キジ「妙ですね。この時期は海上から陸地にかけての季節風が流れています。火薬の匂いがここまでするはずがないのですが」
犬「うはwwwwwおまwwwwwwwなんでそんなことまで知ってんだよwwwwwwキジなのにwwwwww」
キジ「キジですから」
犬「うはwwwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 鬼ヶ島から匂いが流れてるんじゃないかなぁ…」
桃太郎「ああ、そうかもしれない。見ろ。鬼ヶ島だ」
キジ「見えてきましたね」
犬「武者震いwwwwwwwwぶるぶるwwwwwwwwwww」
キジ「島の中心に立っている城が本拠地です。鳥仲間から聞いた話によると、城の正面以外は崖になっているようです」
キジ「さて、どうやって上陸……いえ、攻め込みますか?」
犬「真正面かrwwwwwwwwwwww」
キジ「正気ですか? ああ、いえ、あなたは正気ではありませんね」
犬「ちょwwwwwwwwひどいwwwwwwww」
桃太郎「やはり、城の背後から…」
猿「ふぇぇ… 背後は最も警戒が濃くなっているラインだと思うよぉ…」
キジ「たしかに。ですが、警戒といっても彼らは残り5人です」
キジ「交代制で見張りを立てているとしても、最大で4人…。全面をくまなくカバーするのは難しいはずです」
桃太郎「ぶっちゃけどこから攻めても変わらなそうだな…」
キジ「それでも、真正面から攻めるよりかはマシだと思いますがね」
桃太郎「うーん…よし、じゃあ右側面から攻めるか(なんとなく)」
キジ「いいんじゃないでしょうか」
犬「異議なーしwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
犬「やっぱり異議ありますwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「なんだよ」
犬「どうやってwwww崖をwwwwww登るんだよwwwwwwwww」
キジ「崖と言っても、岩が荒く積まれているだけですから。よじ登ればいいではないですか」
犬「この肉球で?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「…ハァ……」
犬「なんだよwwwwwwwwwしかたねーだろwwwwwwww犬なんだからwwwwwwww」
桃太郎「しょうがねえな。俺が崖の上からロープを投げるから、それを胴体に結びつけろ。引っ張ってやるよ」
犬「胴体にwwwwww結びつける?wwwwwwwこの肉球で?wwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「…じゃあ、猿。お前が犬をアシストしろ」
猿「ふぇぇ… しょうがないなぁ… 感謝しろよぉ…」
犬「Thank you wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「あれ、キジはどうやって崖を登るんだ? お前飛べないんだよな?」
キジ「投げてください」
桃太郎「は?」
キジ「私を投げてください」
犬「血迷ったかwwwwwwwwwwwwwキジwwwwwwwwwww」
キジ「あなたよりかは正常ですよ」
犬「うはwwwwwwwwwww俺も正常だってのwwwwwwwwwww
キジ「グライダー方式での滑空なら得意なんです。ついでに島を一周して偵察もしてきますよ」
桃太郎「いや、そんなに空高く投げ飛ばせるほど俺は力ないぜ」
キジ「そうですか。では…」
猿「ふぇぇ…」
猿「ふぇぇ… うおりゃぁ…」
ドヒュン!!!
キジ「お先に行ってきまあああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
キィィィィィィィン
犬「すげえwwwwwwwwwwwwwwマッハwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「よし。俺たちも行くか」
犬「気をつけろよwwwwwwwwwwwwww上に着いたら身をかがめてwwwwwwwwww鬼に見つかるなよwwwwwwwwwww」
桃太郎「わかってるよ。……よっと」
~数分後~
犬「くっは!wwwwwwwwwwロープがwwwwwwwwww腹に食い込んでwwwwwwwwぐっはwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 静かにしろよぉ…」
桃太郎「右側面部には見張りがいないみたいだな…」
バサバサッ ストッ
キジ「みなさん、無事に登り切ったのですね」
犬「おうwwwwwwwwwwキジwwwwwwwwww」
桃太郎「島の様子はどうだった?」
キジ「見張りは4人。正面左右にわかれて2人、後方左右にわかれて2人。数分ごとに右回転でローテーションしています」
桃太郎「じゃあ、もうすぐここにも見張りがくるな」
犬「どうするwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「鬼たちは私たちの上陸に感づいていません。取るべき方法はひとつしかないでしょう」
猿「ふぇぇ… 待ち伏せ…」
桃太郎「一人ずつ、確実に、か」
キジ「幸い、崖の近くは岩が多いです。身を隠すには絶好ですよ」
犬「そのぶんwwww相手も警戒するわけだがなwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「リスクは承知のうえさ。どうやって仕留める?」
キジ「一番恐れるべきは、他の鬼に感づかれることです。声をあげられたら困ります」
桃太郎「となると…」
キジ「4人で殺る必要があります」
犬「だからwwwwwwwwwwww人じゃねえだろwwwwwwwwwwww」
キジ「まず、猿くんが背後から鬼に飛びつき、口を塞いでください」
猿「ふぇぇ… 了解…」
キジ「私は前面から鬼の目を潰しましょう」
犬「ワイルドwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「そしたら、桃太郎さん。あなたがその刀で一突きです」
桃太郎「お、おう…。わかった」
犬「ちょっとwwwwwwwwwwwwちょっと待ったwwwwwwww」
キジ「なんですか?」
犬「おwwwwwwれwwwwwはwwwwwww?wwwwwwwww」
キジ「ああ、忘れていました」
犬「ちょwwwwwwwww4人でってwwwwwwwwww言ったのにwwwwwwwwwwのにwwwwwwwww」
キジ「そうですね。念のために、あなたは鬼の喉を食い破ってください。それでもう鬼はお仕舞いでしょう」
犬「おkwwwwwwwwwww鬼の喉元に噛み付くwwwwwwwwwwwww」
キジ「噛み付くだけでは駄目です。食い破ってください。頸動脈から血が噴き出る程度に」
犬「ちょwwwwwwww一番のワイルド役俺だったwwwwwwwwwwww頑張ってみるwwwwwwwwww」
~数分後~
キジ(来ました…)
鬼「…見張りなんてしなくても人間なんてこねえだろ…ったくよぉ」
キジ(猿くん。手筈通りに)
猿(ふぇぇ… 殺ってくる…)
ヒュッ ガシッ
鬼「ムグッ!?」
ゴキ
ドサッ
猿「ふぇぇ… 勢い余って首の骨を折っちゃったよぉ…」
犬「うほwwwwwwwwwwwすげえwwwwwwwwつーか俺の出番wwwwwwwwwwww」
桃太郎「な、なんつーか。まあ…結果オーライだな」
キジ「よくよく考えれば、手刀で木を刳り貫けるんですからね。猿くん一人で充分だったようです」
犬「マジで俺たち不要やんwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「なにはともあれ、あと4人です」
~さらに数分後~
ゴキ
ドサッ
猿「ふぇぇ… 4人目ぇ…」
犬「猿無双wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「あと1人か…(俺、なんもしてねえよ)」
キジ「残りの1人は城の中にいるようですが…」
猿「ふぇぇ… ボクたちを待ってるよぉ…」
桃太郎「待ってる…?」
キジ「なるほど、私たちが鬼4人を仕留めたことには気づいていると」
犬「ちょwwwwwwwwwなにその大物臭wwwwwwwwwwwww」
桃太郎「気づいていながら、俺たちを放っておいたってことか?」
キジ「どうやらそのようですね。怯えているのか、それともよほど腕に自信があるのか…」
猿「ふぇぇ… おそらく後者だよぉ…」
~鬼ヶ島、城内~
???「待ってたぜ…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
犬「ちょwwwwwww誰wwwwwwwwwww」
鬼王「俺の名は鬼王。鬼どもの大将だ。よく来たな」
桃太郎「こいつが…大将…あきらかに今までの奴らと違うぞ…」
猿「ふぇぇ… とても強いよぉ… ボクでも敵わないかもしれない…」
キジ「猿くんにそこまで言わしめるとは、相当ですね」
桃太郎(ま、マジかよ…そんなやつに勝てんのかよ)
桃太郎(いや、勝てるか勝てないかじゃない。やるんだ。ここまで来ちまったからにはビビッてらんねえ…つーか俺、なんもしてねえしっ)
桃太郎「俺は桃太郎! あんたを退治しにきた!」
鬼王「ああ、知ってるぜぇ… ヒャハハ! そういう命知らず、大好物だ」
鬼王「この前攻め込んだ村のやつらもなかなかでなぁ…こっちの鬼共もだいぶ殺されちまったぁ…」
鬼王「だが、そんなことはいいんだ。弱いから殺された、それだけのことだからな」
鬼王「むしろ嬉しかったぜぇ…鬼じゃなくてもこんなに強いやつらがいるんだってなぁ!」
鬼王「見張りを殺ったてめらだ、そうとう強いんだろ? へへ、楽しませてくれよおおおおおお!!!!!!」
ドゴォ!!!!
桃太郎「うわっ!」
キジ「っく!」
猿「ふぇぇ…」
犬「ちょwwwwwwwwwwwwwやばすwwwwwwwwwwwwwなんという衝撃wwwwwwwww」
鬼王「なんだぁ? ヒャハハ! 逃げんなよぉ!!!!!!!!」
猿「ふぇぇ… ボクが食い止める…」
ガキィィン!!!
鬼王「へぇぇ? やるじゃねえか猿ぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」
ズドドドドドド
猿「ふぇぇ… オラオラオラオラオラオラぁ…」
ズダダダダダダ
キジ「桃太郎さん! 猿くんが鬼王を食い止めてる間に引きましょう!」
桃太郎「引くって、引いてもどうしようもないだろ!」
キジ「なにか強力な武器がないことには戦えません!」
桃太郎「それはそうだが…」
犬「ちょwwwwwww待てwwwwwwwwwこの城のどこかにさらわれたご主人様がいるはずなんだwwwwwwwwww」
犬「助け出すまでは引かねえよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「ですが!」
犬「それにwwwww強力な武器なら桃太郎さんwwwwwwwwwwwあんた持ってるだろwwwwwwwwww」
桃太郎「この刀のことか? これは俺には…」
犬「そうじゃねえよwwwwwwwwwwwそのおkwwwwww」
バゴォォォォン!!!
桃太郎「ぐわっ」
キジ「っぐ」
犬「うほwwwwwwwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… つ、強いよぉ…」
鬼王「ハハハ!!! おもしれえな!!! もっとやろうぜ!!!!」
猿「ふぇぇ… こいや…」
ズダダダダダダ ドドドドドドド
犬「くっはwwwwwwwwいてえwwwwwwwww吹き飛ばされたwwwwwwwwww」
ムクリ
犬「あいつら人間じゃねえwwwwwwwwwあwwwww人間じゃねえやwwwwwwwwww」
パサッ
犬「ん?wwwwwwww」
犬「これはwwwwwwwwwwwwwご主人様の服wwwwwwwwwwwwwww」
犬「ちょwwwwwwww血まみれじゃねえかwwwwwwwwww」
犬「これはwwwwwwwwwwwwwwwwwどういうことだwwwwwwwwwwwww」
ガキィィィン
猿「ふぇぇ… 攻撃が重い…」
鬼王「ククク…ハハハ!!! やるじゃねえか!!!!」
犬「おいwwwwwwwwwwwwww鬼王wwwwwwwwwwwww」
鬼王「ああん? なんだ? お前も一緒に殺りあいたいのか?」
犬「返答によってはなwwwwwwwwwwwwひとつ聞きたいことがあるwwwwwwwwwww」
バサッ
犬「この着物wwwwwwwwwwwwこの着物の主はどこだ?wwwwwwwwwwwwwww」
鬼王「ああ? ああ、あの女か」
犬「そうだwwwwwwwwwwwその女性はどこにいる?wwwwwwwwwwwwww」
鬼王「あいつなぁ。キャーキャーうるせえからよぉ。クハハ! 食っちまった」
犬「食った?wwwwwwwwwご主人様を?wwwwwwwwwwwww」
鬼王「そうだ。ヒャハハ! 最高にうまかったぜぇ。悲鳴と苦痛にゆがむ顔の相乗効果でな!」
犬「鬼王wwwwwwwwwwwwそいつはwwwwwwwwwwwwwww」
犬「笑えねえ冗談だぜ」
犬覚醒wwwwwwww
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:32:17.17:XRgW1azf0桃太郎「犬…!」
犬「ゆるさねえ。桃太郎さん、俺はアイツをゆるさねえ」
犬「キジ。悪いが俺は引かねえぞ」
キジ「………ええ。私も忘れていましたよ。鬼に殺された仲間たちの断末魔を…」
桃太郎「よし。今、ここで、やつを仕留めよう」
猿「ふぇぇ… もとよりそのつもり…」
鬼王「なんだぁ? なんだか知らねえが…まとめてかかってこいやぁ!!!」
猿「ふぇぇ… まいる…」
ザッ
犬「桃太郎さん、あんたの腰についてるそれ。そいつもアテにしたい(ボソッ」
桃太郎「え? 腰って…このきびだんごのことか?(ボソッ」
犬「ああ、出会った時は火薬の匂いで紛れてたが…あんたの、そのきびだんご? 違うな。それは爆弾だ(ボソッ」
犬「危ない匂いがプンプンするぜ(ボソッ」
桃太郎「えっ!?」
犬「俺と猿でやつを仕留められるか分からない。桃太郎さんとキジはそのだんごを使えるようにしてくれ」
キジ「わかりました」
桃太郎(いや、でも爺さんはきびだんごだって…)
キジ「急ぎましょう桃太郎さん!」
桃太郎「あ、ああ」
犬「それじゃ、いっちょ敵討ちといくか……ガルル」
猿「ふぇぇ… ていやっ」
ドガッ
鬼王「くっ!ふ…ク、ハッハ! きかねえな!」
犬「ならこいつはどうだ!」
ザシュッ
鬼王「!?」
ブシャア
鬼王「っく……なかなかやるじゃねえか! 犬ぅ!!!」
犬「元来、犬の爪や牙は獲物を狩るためのものだ。そして、獲物はアンタだよ。鬼王」
鬼王「俺を狩るぅ? ヒャハハ!!! やってみろよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
犬「やるさ」
猿「ふぇぇ… ボクもいるよぉ…」
ガキィィィン
桃太郎「マジできびだんごから導火線が伸びてる…」
キジ「すごいですね。誰がつくったんですか?」
桃太郎「いや、婆さんだと思うんだが…」
キジ「文が入っているようですよ」
桃太郎「ほんとだ。なになに」
『これで鬼ヶ島を吹き飛ばせます』
桃太郎「威力!!!!!!!!!」
キジ「これは…私たちも巻き込まれてしまいますね」
桃太郎(婆さん…でかい桃を川から家まで1人で運んだことを聞いて以来ただの婆さんではないと思ってたが…)
桃太郎「こいつは使えないか…」
キジ「…いえ、方法はあります。もみぎりで火を起こして戻りましょう」
桃太郎「あ、ああ」
犬「っく、なんて野郎だ…決定的な一撃に繋がらねえ」
猿「ふぇぇ… かてえな糞野郎ぅ…」
鬼王「ヒャハハ!!! どうしたどうしたぁ!!!」
桃太郎「犬! 猿!」
犬「桃太郎さん! どうだった!?」
桃太郎「火は起こしたからすぐに使える。だが、使うには少し面倒でな…」
犬「どういうことだ!?」
キジ「説明はあとです。とにかく、雷鬼を高く空に打ち上げてください」
犬「あいつをか? 簡単に言ってくれるな」
猿「ふぇぇ… それは骨が折れるぅ…」
犬「だが、やってやる」
鬼王「ああん? 作戦タイムかぁ? ハハハ!!! 楽しみだなぁオイ!!!」
犬「小細工なんてしねえ。ただ攻めるだけだ!」
猿「ふぇぇ… ぶっ殺すぅ…」
ドガッ バキッ シュン シュパッ ババッ
鬼王「ハハハ! 無駄無駄無駄ぁ!!!!」
ゴオッ!!!
猿「ふぇぇ… っく」
犬「っち、うおらあああああああああああ」
鬼王「ヒャハハ迂闊だなぁ!!! 右足もらったぁ!!!」
犬「しまっ」
バキャッ
犬「ぐあっ!!!」
ドサッ
桃太郎「犬ぅぅぅぅぅ!!!!!!」
犬「……ぐ、クソ…!」
桃太郎「犬!!! おまえ足が…!」
鬼王「ヒャハハハ!!! 残念だったなぁ!!!!」
猿「ふぇぇ… 余所見してんじゃねえぞぉ…」
ブンッ
鬼王「おおっと、 ハハハ! お前も同じ目に合わせてやるよ猿ぁ!!!」
猿「ふぇぇ… やってみろぉ…」
ズドドドドド
犬「クソ!!! 俺も…!!!」
キジ「無茶です! 足をもがれたのですよ!? バランスもロクに……!」
犬「へへへ…大したことねえ。身体をまるごと食われちまったあの人に比べたら…!」
犬「このぐらい痛くもかゆくもねえ!!!!!!!」
熱い…
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 21:48:14.36:XRgW1azf0犬「おらあああああああああ!!!!!!」
ガブリッ
鬼王「っくあ!!!! んの犬ぅぅぅ!!!!!!!」
バシッ
犬「っうおっと」
スタン
鬼王「ヒャハハ!!! 噛み付きやがったな!!! 無茶すんじゃねえぞ犬ころ! ハハハ!!!」
犬「ハッ! ありがとよ!」
鬼王「ああん?」
犬「右後ろ足を取ってくれたおかげで、ションベンするときに足を挙げる手間が省けるぜ」
鬼王「ん? ククク…ヒャハハハ!!! 口の減らねえ犬だ!!! おまえから殺してやるよおおおおおお!!!!!」
桃太郎(いいのか? 俺はこのままやつらの戦いを見ているだけでいいのか?)
桃太郎(爺さんに言われて、成り行きにまかせるままにここまで来て、こんなんでいいのかよ! 俺は!!!)
桃太郎(いいわけねえ…いいわけねえんだ!!!!)
鬼王「おまえから殺してやるよおおおおおおお!!!!!!!!!」
桃太郎「!!! っく……うおおおおおおおおおおおおおわああああああああ!!!!!!!!!」
鬼王「ああ? なんだぁ?」
犬「桃太郎さん!」
桃太郎「うおりゃああああああああああああああああああああああああああああ」
ブンッ
鬼王「いい刀だなぁ!!! でも当たんねえよ!!!」
ヒョイ
桃太郎(避けられたあああああああああああああああああああああああ)
鬼王「そんなに死にたきゃお前からだ!!! 桃野郎!!!!!」
桃太郎(やべえ! 死ぬ!!!)
犬「桃太郎さん!!!!!」
鬼王「うおry」
キジ「きええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
ブスッ
鬼王「ぐおあっ!!!!!! っくっそが!!!!! 目があああああああ!!!!!!!!」
キジ「きえええええ!!!!!!!きええええええええ!!!!!!!!!!!」
ブスッ ブスッ ブスッ
鬼王「ちっくしょうが…!!!!! 邪魔だ虫ケラああああああああああ!!!!!!!!」
猿「ふぇぇ… 隙ありぃ…」
ドガッ
鬼王「ぐあっ!!!! っくそ、あ!!!!!! 糞がああああああああああああ!!!!!!!!」
キジ「糞はてめえだああああああ!!!! これでも食ってろおおおおおおおおおお!!!!!」
鬼王「ふがっ」
キジ「きびだんごを食わせました!!!!! 猿くん今です!!!!! 空高く!!!!!」
猿「ふぇぇ… うおりゃあああああああああああああああああああああああああああああ…」
ドヒュンッ!!!!!
鬼王「うおわあああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」
キィィィィィィィィン
キジ「消しとべぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
カッ
ドォォォォォォォォォォン……
猿「ふぇぇ… たーまやぁ…」
キジ「はぁ…はぁ… わ、私としたことが、取り乱してしまいましたね」
桃太郎「やっ……た……」
犬「……安らかに眠ってください……ご主人様……」
こうして、桃太郎一行は鬼の王を打ち滅ぼしたのであった。
犬「やりましたね…桃太郎さん」
桃太郎「ああ……俺はなんもしてねえけどな」
犬「刀で斬りかかったじゃないですか。かっこよかったですよ」
桃太郎「避けられたけどな…」
犬「でも、俺は救われました。ありがとうございます」
桃太郎「ああ…まあ、うん」
犬「立派ですよ。ご主人様の危機になにもできなかった俺とは違う…」
桃太郎「そんなことねえよ。お前こそ立派に戦ったじゃねえか」
犬「そう言ってもらえると助かります」
桃太郎「お世辞じゃない。お前は、仇を討ったんだ。きっと……喜んでくれてるはずだ。いや、喜んでるにきまってる」
犬「そうですかね…そうだと…いいなぁ」
桃太郎「…」
犬「…」
桃太郎「…」
犬「…www」
桃太郎「…?」
犬「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「お、おい。どうした…?」
犬「え?wwwwwどうしたってwwwwwww悲しんでてもしょうがないでしょwwwwwwwwwwww」
桃太郎「いや、そうだけど」
犬「これが俺の素だしwwwwwwwwwwwwwwご主人様が素敵だってwwwwwwwwwww言ってくれたんですよwwwwwww」
犬「『お前のその陽気な性格が素敵だ』ってwwwwwwwwwwww言ってくれたんですよwwwwwwwwww」
犬「だからwwwwwwwwwご主人様を悲しませないためにもwwwwwwwww俺は俺を貫きますよwwwwwwwwww」
桃太郎「ああ…そうだな。お前のそういうとこ、好きだぜ俺は」
犬「ちょwwwwwwwwwきめえwwwwwwwww俺は女が好きですよwwwwwwwwww」
桃太郎「そういう意味じゃねえよ!!!!!!!」
キジ「お二人とも、ちょっと」
犬「だからwwwwwwwwwwww人じゃねえってwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「どうした?」
キジ「船が無いです」
犬「なwwwwwんwwwwwでwwwwwwww」
桃太郎「来た時の船は!?」
キジ「ロープで結ばなかったので、流されてしまいました」
桃太郎「あ…そっか…」
犬「なんでwwwwwwwwwwwwロープでwwwwwwwwww結ばなかったんだよwwwwwwwwwww」
桃太郎「お前を崖の上に引き上げるのに使ったからだよ!!!」
犬「うはwwwwwwww俺かwwwwwwwwwwwwwwソーリーwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「しょうがねえな。城の材木でまたつくってもらえるか?」
猿「ふぇぇ… まかせて…」
キジ「では材木を調達してきましょう」
犬「おっしゃwwwwwwwwww任せろwwwwwwwwwwww」
犬「あwwwwwwwwwww俺じゃ材木運べねえやwwwwwwwwww3本だとwwwwwwwwバランスがwwwwww」
ドサッ
犬「うほwwwwwwwwwwwwちょまwwwwwwwwwwwよいしょwwwwwwwww」
ムクリ
犬「これwwwwwwwwwwwww笑ってる反動でwwwwwwwwwバランスがwwwwwwwwww」
ドサッ
犬「うはwwwwwwwwwwww笑ってるとまともに立てねえwwwwwwwwwww」
キジ「そこで寝ててください」
犬「おkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
桃太郎「よし。こんなもんでいいか」
猿「ふぇぇ… 十分だよぉ…」
キジ「爆片で引火した材木が多かったですね。はやめに集められてよかった」
猿「ふぇぇ… じゃあつくるよぉ…」
シュバッ ズンッ ズダダダダダ シュパパパパ
猿「ふぇぇ… できたよぉ…」
犬「うはwwwwwwwwwwwすげえwwwwwwwwwww」
桃太郎「やっぱりお前もう笑うなよ…足プルプルじゃねえか」
犬「大丈夫wwwwwwwwwwwwだんだんバランスが取れてきたwwwwwwwwwwwwww」
キジ「くだらないことやってないで、船ができたのだから帰りましょう」
桃太郎「そうだな」
犬「おkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 帰ろぉ…」
~海上~
キジ「そういえば、桃太郎さん。残りのきびだんごは?」
桃太郎「え? 鬼ヶ島に捨ててきたけど」
犬「うはwwwwwwwwwwwwもったいねえwwwwwwwwwww」
キジ「捨てるのは正解ですが、鬼ヶ島のどこですか?」
桃太郎「え? え~っと、材木探してた時だから…城の中かな」
キジ「それは…引火しt」
ドォォォォォォォォォォォォォン
犬「なんぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「言ってる傍から、城に捨てたきびだんごが爆発したんですね」
桃太郎「ああー、水の中に捨てたほうがよかったかな」
キジ「まあ、無人ですし。構わないでしょう」
ィィィィィィィィン
犬「ん?wwwwwwwwwwwwなんの音?wwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 鬼ヶ島から燃えたぎる木片が飛んでくるよぉ…」
桃太郎「ちょま…」
キジ「これは…」
猿「ふぇぇ…」
犬「火の玉が降ってくるうううううううwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ズドーーーーーン!!!!!!
犬「直wwwwww撃wwwwwww」
桃太郎「沈むうううう!!!!!」
キジ「引火しました!」
桃太郎「水をかけろ!!!!! 水をすくって鎮火しろ!!!!!」
犬「この肉球で?wwwwwwwwwwwwwwwww」
犬「やばいwwwwwwwwwww沈むwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… おしっこしたいよぅ…」
桃太郎「我慢しなさい!!!」
キジ「誰か私を投げて!!!!」
犬「おまwwwwwwwwww自分だけ助かろうとwwwwwwwwwww」
ブクブクブク…
犬「ああああああああwwwwwwwwwwww沈むううううううううwwwwwwwwwwww」
桃太郎「くそおおおおおおおおおおおおおおお」
ピカァァァァァァ
キジ「!? 沈まない!?」
猿「ふぇぇ…」
キジ「これは…? 巨大な桃が船の下に!?」
犬「ちょwwwwwwwwwwwなんぞwwwwwwwwwwwwwwwww」
キジ「これは…桃太郎さんの力なのですか?」
桃太郎「いや、知らんけど…」
犬「知らねえのかよwwwwwwwwwwwwwwwww」
猿「ふぇぇ… 漏らしちゃった…」
桃太郎「どわああああああああああああああ」
犬「ちょwwwwwwwwwwきたねえwwwwwwwwwwwだれか拭けwwwwwwwwwこれでいいやwwwwwwww」
キジ「わたしの羽根を使わないでください!!!!!!!!!」
見事鬼を退治し、身体に秘めた力を目覚めさせた桃太郎!
はたして、桃から生まれた桃太郎に隠された衝撃の真実とは!?
桃太郎たちの旅はまだまだ続くよ!
ご愛読ありがとございました!ID:XRgW1azf0先生の次回作にご期待ください!
~完~
だってもう眠いんですもの
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:11:02.83:sI8qWlju0
最後しっかり締めろwwwwwwww
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:11:20.66:BTgfIvhhO
ひどいwwwww
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:20:52.98:QqB1CiCr0
次回策に期待wwwww乙!
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/24(日) 22:34:26.93:TYzf0lPXO
わろたwwwww乙wwwwwww
コメント 7
コメント一覧 (7)