-
1: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 09:42:43.17:5jryYnNU0
紅莉栖「最近、岡部の私に対する扱いが酷い気がする」
紅莉栖「一向に名前で呼んでくれないし、HENTAI発言でセクハラしてくるし……」
紅莉栖「で、でも確かにあいつは私に気がある筈よ!よく私の事盗み見てるし……その、二人きりの時は気がきくし」
紅莉栖「あいつヘタレだから何もしてこないけど……」
紅莉栖「だからこそ!私が橋田と付き合って危機感を煽れば何かアクションを起こすはず!」
紅莉栖「そういうことだから私に協力して橋田」
ダル「だが断る」

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12: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 09:51:10.85:5jryYnNU0
紅莉栖「な、なぜ!?」
ダル「牧瀬氏、僕にこの前彼女が出来たって知ってるでしょ?」
紅莉栖「そ、それはそうだけど……」
ダル「彼女のいる僕がそんな浮気めいた事すると思うん?」ドヤァ
紅莉栖(ぐっ、美人の彼女が出来てから橋田の奴、さらにうざくなってる……!)
ダル「それに彼氏役頼むなら他にもいるでしょ。ルカ氏とか、店長とか……」
紅莉栖「う、漆原くんは見た目が完全に女の子じゃない!それに店長さんは言っても協力してくれないだろうし……お願い橋田、あんたしか頼める人いないの」
ダル「う~ん、でもな~」
15: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 10:00:10.77:5jryYnNU0
バタン!
岡部「フゥーハハハ!鳳凰院凶真、ただいま帰還した!」
紅莉栖「お、岡部!?」ビクッ
紅莉栖(く、なんでこんな早くに……!)
岡部「今日は助手とダルだけか、まゆりはまだ来てないのか?」キョロキョロ
ダル「まゆ氏ならコス仲間と打ち合わせがあるって言ってたから今日は来ないと思われ」
岡部「そうか」
紅莉栖(岡部の奴…!まゆりがいないからって露骨にがっかりしやがって!こうなったら)
紅莉栖「ねえ、岡部。実は大切な話しがあるの」
岡部「うん?なんだ?新しいガジェットの案でも思い浮かんだのか?」
ダキッ
紅莉栖「……」
ダル「ちょっ、牧瀬氏!?」
岡部「へっ?」
紅莉栖「じ、実は私、橋田と付き合うことになったの!」
ダル「はっ?」
岡部「えっ……」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 10:08:46.14:FOxuKA6+0
橋田「ちょっ、牧瀬氏……どういうつもりなん!?」ヒソヒソ
紅莉栖「いいから合わせて!後でメイクイーンで好きなだけ奢ってあげるから!」ヒソヒソ
岡部「な、ギャグ……だよな?」
紅莉栖「ほ、本当よ!さっき私から告白して、おk貰ったんだから!」
岡部「い、いやダルにはコスプレイヤーの彼女が……」
紅莉栖「昨日喧嘩してそのまま別れたんだって。そうでしょ?橋田」グリグリ
ダル「そ、そうだお……」
岡部「け、喧嘩別れって……」
紅莉栖(ふふっ、岡部の奴やっぱり動揺してる!よほどショックだったみたいね。だけど、安心して。ちゃんと岡部から告白してきたら私も素直に返事をするから)
岡部「そ、そうか……紅莉栖とダルが……」
橋田「なあ、牧瀬氏?ちょっとやり過ぎじゃね?オカリン、ガチでへこんでるじゃん……」ヒソヒソ
紅莉栖「う、確かに……」ヒソヒソ
岡部「ふ、ふふ……」フラフラ
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 10:11:55.37:rqmEK2maP

29: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 10:20:53.30:5jryYnNU0
岡部「フゥーハハハ!なんだ、なんだ!そういう事か!」
紅・ダ「」ビクッ
岡部「ダルよ、まさかお前が女と別れた次の日に別の女と付き合うような節操のない奴とはな」
ダル「お、オカリン……?」
岡部「なに、別に責めている訳ではない。それほどお前に魅力があったという事だ。紅莉栖も、良かったな。片思いだったんだろ?」
紅莉栖「え、その……」
岡部「いや、いい言うな。恥ずかしがる必要はない。貴様も今日からスイーツ(笑)の仲間入りだな」
紅莉栖「あの、岡部……」
岡部「しかし、まさかラボメンから二組目のカッポゥが出るとはな。今日はラボメン全員で盛大にパーティを開かなければ!」
紅莉栖「………え?二組目?」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 10:22:10.08:SaDZKfVu0
岡部「ああ、済まん。お前たちにはまだ話していなかったな。二人が関係を公表したんだ。こちらも公表せねばな」
紅莉栖「えっ……は?」
岡部「実は俺もラボメンの一人と付き合っているのだ!どうか驚いたか!フゥーハハハ!」
ダル「えっ、マジ?」
紅莉栖「そ、そんな馬鹿な!?」
岡部「ふん、二人が驚くのも無理ない。なんせ、付き合っているのはそいつと俺以外誰も知らない秘密だからな!」
紅莉栖「あ、相手は誰なの!?」アセアセ
岡部「それは秘密だ。なに、今夜のパーティのサプライズとしてみんなの前で発表するさ」
ダル「なあ牧瀬氏……なんかマズくない?あれ?なあ、牧瀬氏、聞いてる?」ヒソヒソ
紅莉栖「」
岡部「そうだ!ダルよ、お前の元彼女の由季さんだったか?彼女も今夜のパーティに呼ぼう。喧嘩別れというのも後味が悪かろう。俺が和解の場を用意してやろうではないか!」
ダル「」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 10:34:07.54:gGRLR7iR0
岡部「おっと、パーティをするには買い出しが必要だな。みんなにも連絡せねば……では二人とも、俺は少し出掛けてくる」
ダル「」
紅莉栖「」
岡部「……あと、二人きりだからと言ってラボでチュッチュするのは止めろよ」
バタン
ダル「」
紅莉栖「」
ダル「あ、ああ……ああああああああオワタ……初めての彼女が……童貞卒業が……あばばばばばばばば」
紅莉栖「そ、そんな……嘘、嘘よね……?だって岡部が私以外の女と付き合うなんて有り得ないもん。私としっかりフラグ建ててたもん……岡部は私の……誰にも」
79: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 10:51:59.68:5jryYnNU0
ブラウン管前ベンチ
岡部「………さて買い出しも終わったし、あとはパーティの飾り付けだな。まゆりやフェイリスに手伝って貰うか」
岡部「…………」
岡部(いやいやいやいや……えっ?紅莉栖とダルが?えっマジで?えっ、なんで?ダルと紅莉栖?えっ、ないって。嘘だろ。有り得ない)ガクブル
岡部(俺か?俺がいけないのか?さっさと紅莉栖に告白しなかった俺がいけないのか?)
岡部(タイムリープは?いやいやいやいやこの世界線にはない。落ち着け……では電話レンジは……?いやいやいやいや、だからこの世界線にはないって……)
岡部(そもそも何故あそこで彼女がいるなどと嘘を付いたのだ俺は!)
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 10:52:54.26:gGRLR7iR0
岡部(俺は、どうすればいい……)
岡部(紅莉栖は……諦めよう。俺は彼女が幸せならそれでいい。ダルも、あれでかなりいい奴だからな。二人で幸せになるだろう)
岡部(問題は、俺の彼女だ。パーティ開始予定まであと三時間ほど。それまでにラボメンの誰かに彼女役を頼むか?)
岡部(いやいやいやいや……そんな下らない真似をしてどうする。偽りの関係なんて直ぐにばれる。そんなのは馬鹿がする事だ)
岡部「いっその事、今からラボメンの誰かに告白してみるか……?」
岡部(馬鹿な……ギャルゲーじゃあるまいし。急に告白して彼女が出来るなら苦労はしない)
岡部「なら、どうすれば……」
岡部(そういえば、ダルの彼女もこの前ラボメンにしたんだったな……)
岡部「振られたもの同士がくっ付くなんて、よくある話だが……ふむ」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 11:05:18.07:TiAnYDO9i
岡部(阿万音由季……彼女とはまだ数回程度しか話したことはないが、綺麗な人だったな。性格も良かった)
岡部「それに、やはりというか……鈴羽にも似ている」
岡部(もしもダルと紅莉栖、そして俺と阿万音さんがそれぞれ結婚し、子を宿した場合、どちらの子が鈴羽になるのだろうか)
岡部(……仮に、阿万音さんと子を作るとして、俺ならその子の名前を鈴羽にするだろう。だからその場合、俺の子が鈴羽になるのか……?)
岡部「って、何を考えているんだ俺は……まだ数回した会ったことのない女性と子を作るなど」
岡部(しかし……彼女が魅力的なのは確かだ)
岡部「……別れたとはいえ、翌日にダルが他の女と付き合っていたと知れば、彼女は悲しむだろうな」
岡部(付き合う云々は置いといて、どの道フォローは必要だろう。ラボメンNo.001として、それは俺の役目だ)
岡部「とりあえず、阿万音さんに連絡をするか」
139: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 11:35:52.96:5jryYnNU0
『ダルが紅莉栖と付き合うことになったというのは阿万音さんも知っていますか?昨日、ダルと阿万音さんが喧嘩別れをしたと聞きました。そのことについて、少し話したいのでラボの下にあるブラウン管工房前に来てください』
岡部「これでよし。送信、と……」ピッ
岡部(彼女にメールを送るのはこれが初めてだが……まあ文面はあんなものだろう)
ピピッピピッ
岡部「ん?もう返事がきたか、早いな」
『喧嘩別れ?そんな筈ありません。それに牧瀬さんと付き合ったってどういう事ですか?今すぐそちらに向かいます』
岡部「全く、ダルの奴め……付き合うのなら俺に言う前に彼女に報告をしろよ」
岡部(やはり、何も知らされていないのか。さて、これからどうフォローすればいいのか)
岡部(まあ、振られたもの同士、話はしやすいと思うが)
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 11:36:41.15:g3OrWbfX0
ラボ
ブーブー
紅莉栖「……ねぇ、橋田。さっきからあんたの携帯、鳴りっぱなしよ」
ブーブー
ダル「」
紅莉栖「……聞いてる?」
ブーブー
紅莉栖「……橋田?」
ブーブー
ダル「ああああああああああほわわあああああああいああえああああああああああ!!!オワタ!僕のリア充ライフが完全終了のお知らせwwwwwwwwwwwwwwwふひひひひはははははwwwwwwwwwwwwwwwww」
紅莉栖「その、ごめん……」
ダル「許さない。絶対にだ」
紅莉栖「で、でも私だって!」
紅莉栖「私だって岡部とのラブチュッチュ計画も終了のお知らせよwwwwwwwwwwwwwwwふひひひひはははははwwwwwwwwwwwwwwwww」
ダル「………」
紅莉栖「………」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 11:46:53.14:xcK8n1NL0
由季「あ、岡部さん!」タッタタタ
岡部「ああ、来てくれたか。急に呼び出して済まない」
由季「いえ、いいです。それで、その……彼が牧瀬さんと付き合ったというのは……」
岡部「……さっき、本人たちから聞いた」
由季「そ、そんな……」フラッ
岡部「ちょっ、阿万音さん!?」
ガシッ
岡部「大丈夫か?ショックなのは分かるが」
由季「す、すみません……でも、あまりにも突然過ぎて」
岡部「ダルは昨日、阿万音さんと喧嘩別れをしたと言っていたが……」
由季「そ、そんな筈ないです!彼と付き合ってから喧嘩なんて今まで一度も」
岡部「なに……?」
179: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 12:11:21.97:5jryYnNU0
岡部(ダルめ、見損なったぞ!あいつ紅莉栖に告白されたからって阿万音さんを捨てたのか?)
由季「うぅ……ぐすっ……」
岡部「っ、阿万音さん……」
岡部(彼女は、鈴羽の母親だ……それに今はラボメンなんだ。放っておけるか)
ギュッ
由季「っ、岡部、さん……」
岡部「落ち着くまで、泣いていい。こうしていれば泣き顔を誰かに見られる事もない」
由季「うぅ、岡部、さん……ありがとう」
ギュッ
岡部「!……ら、ラボメンは大事な仲間だ。仲間の為なら俺は何でもする」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 12:18:20.98:tKFWiZn10
'´  ̄  ̄ ` ヽ、
、__/ : : : : : )ノ: :ヾ: : : \
. `7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽ
{: : ト; ;ハ,リノ;Y川 } : ノ: : i|
i::小● ● ノリル: ; j
从l⊃ 、_,、_, ⊂⊃从ッ》 <りんたろーぱぱ!
/⌒ヽ、|ヘ ゝ._) j /⌒i
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211: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 13:05:51.67:5jryYnNU0
由季「ぐすっ……その、ごめん、なさい」
岡部「言っただろう。ラボメンの為なら何でもすると。気にするな」
由季「でも、岡部さんも……その、牧瀬さんの事を」
岡部「な、気付いていたのか?」
由季「ふふっ、まだ関係の浅い私でも気付いたんですから、多分ほかの皆さんも気付いていたと思いますよ?」
岡部「そ、そうか」
岡部(という事は紅莉栖にも気付かれていたという事か。なら、俺から告白をしたところで俺の想いはあいつには届かなかったのか)
岡部「まあ、いい。それを聞けて俺も踏ん切りがついたよ。ありがとう」
由季「いえ、私はなにも……」
岡部「そうだ、阿万音さん今夜空いているか?」
由季「えっ?」
岡部「ラボメン全員でパーティをやるんだ。あいつら二人の祝杯パーティを。阿万音さんにも参加してほしい」
221: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 13:16:09.63:5jryYnNU0
岡部「阿万音さんが複雑な思いをしているのは分かっている。だが、俺はラボメン同士の間にしこりを残したくはない」
由季「岡部さん……」
岡部「まあ、阿万音さんに何も言わずに紅莉栖とくっ付いたあいつには一発ぶん殴ってやるけどな……」
由季「分かり、ました。私も、パーティに参加します」
岡部「いいのか?」
由季「はい、私も……彼と別れるならちゃんとした形で別れたいので」
岡部「そう、か……ありがとう、阿万音さん」
由季「いえ……あの、それよりも岡部、さん?」
岡部「ん?なんだ?」
由季「あ、あの、ずっとこのままの体制だとちょっと……」ドキドキ
岡部「っ!すまん」バッ
由季「あっ……」
234: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 13:31:43.01:5jryYnNU0
岡部「と、とにかくこれでパーティはラボメン全員参加となった!これも全て狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真のカリスマ性の成せる業だな!フゥーハハハ!」
岡部(い、いかん。よく考えてれば往来であんな美人と抱き付くなど!くそっ、意識するな!)
由季「……やっぱり、岡部さんって面白い人ですね」クスッ
岡部「わ、笑うでない!ラボメンNo.009阿万音由季よ!貴様にもパーティの準備を手伝って貰うからな!」
由季「はいっ」
岡部(くっ、調子が狂う。ダルは何故こんな素晴らしい彼女を振ったのだ!)
岡部「あっ、彼女といえば……」
由季「どうかしたんですか?」
岡部「あ、いや……ダルが紅莉栖と付き合ったって言い出した時に少し見栄を張ってな……俺もラボメン内で彼女がいると宣言したのだが」
由季「えっ……岡部さんも、既に付き合っている人がいるんですか?」
岡部「俺をダルと一緒にするでない!……言っただろう見栄を張ったと。実際に彼女などいない」
由季「そ、そうですか……」
247: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 13:44:32.85:5jryYnNU0
岡部「それにパーティまであと二時間……ぐっ、このままでは俺が恥かくことに……」
紅莉栖『あれれ~ラボメン内に彼女がいるんじゃなかったんですか鳳凰院さん?』
ダル『オカリン見栄張りワロスwwww童貞乙!』
紅莉栖・ダル『童貞!童貞!童貞!童貞!童貞!童貞の見栄張り乙!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
岡部「な、なんという屈辱……!」
岡部(俺は、どうすれば……いい)
由季「あの、岡部さん」
岡部「なんだ?」
由季「その、もし……岡部さんが良かったらの話なんですけど」モジモジ
岡部「うん?」
由季「あの、私とお付き合いしませんか……?」
岡部「なん……だと?」
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 13:45:35.59:BSFlW8Ji0
i: . : . : . : . : . ?`i
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..=ミr: :彡-‐iニコーiニコノリ彡
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261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 13:52:08.10:iBKmkjN30
岡部「はっ……い?」
岡部(はああああああああああ!?えっ?なにこれ?マジ?振られた者同士ってこんなにもスピーディーにくっ付くものなのか!?)
由季「あ、その……すみません。いきなり、迷惑ですよね」
岡部「そ、そんなことはない!」
由季「えっ?」
岡部「め、迷惑な訳ないだろう。いきなり過ぎて驚いていただけだ」
岡部(阿万音由季。容姿も性格も完璧だ。そんな彼女の告白を振る理由がどこにある?――しかし)
岡部「ただ、その……少し時間が欲しい。俺と君はまだ知り合って間もない。互いをよく知らずに付き合っても、多分長くは続かないと思う」
由季「そう、ですよね……」
岡部「あ、いや……済まない。だから、その……互いをよく知る為にも、時間が欲しい。お互いの事をよく知って……それから返事を返す」
275: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 14:10:27.49:5jryYnNU0
岡部「それでも、いいのか?」
由季「はいっ、もちろんですよ」ニコッ
岡部「そ、そうか、それじゃあ、これからもよろしく頼む」
由季「ええ、こちらこそ。でも、今日だけは恋人同士の関係でいいじゃないですか?その方が岡部さんも」モジモジ
岡部「い、いいのか?」
由季「はい、私でよければ」
岡部「ありがとう、阿万音さん」
由季「えっと、その、今日は恋人同士ですから……な、名前で呼んで下さい」
岡部「あ、ああ。わかった。由季」ドキドキ
由季「お、岡部さん」ドキドキ
岡部(な、なんだこの甘ったるい空気は!これがスイーツ(笑)の空気なのか!)
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 14:11:09.67:17ll+bxD0
岡部「そ、そろそろパーティの準備に取り掛かるか!か、開始時間に間に合わなくなるしな!フゥーハハハ!」
岡部(い、一刻も早くこの甘ったるい空気から抜け出したい!)
由季「あの、岡部さん!」
岡部「な、なんだ、ラボメンNo.009よ!早く準備に――」
チュッ
岡部「えっ……?」
由季「その、恋人として練習です。あの、岡部さんがは、初めてなんですよ?」
岡部(ダル……お前チュッチュせずに別れたのかよ……)
由季「さ、先にラボに行きますね」タッタタタ
岡部「あっ………」
岡部「……………」
岡部「柔らかかったな……」
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 14:20:16.72:fwYiubu60
ラボ
岡部「ではこれより!我がラボのバカッポゥへの祝杯パーティを行う!」
パチパチパチパチ
まゆり「ダルくんと紅莉栖ちゃんがくっ付くなんて、まゆしぃびっくりです」
ルカ子「ボクも、驚きました……牧瀬さんは、その、岡部さんの事を好きだと」
Mr.ブラウン「橋田の奴。やるじゃねーか!あんなべっぴんさんと付き合うなんてよ」
萌郁「おめでとう……二人とも」
綯「紅莉栖おねーちゃん。おめでとー!」
岡部「ダル、紅莉栖。二人とも幸せになれよ」
由季「私の事はもう、気にしないで」
ダル「」
紅莉栖「」
343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 14:41:30.63:++5zGDPJ0
ダル「まぁああきぃいいせぇええしぃいいい!!!!」
ガシッ
ダル「ちょっ、これどう責任に取ってくれるん!?僕にNTR属性なんてないお!?」ユサユサユサユサユサユサ
紅莉栖「」ガクガクガクガクガクガクガクガク
まゆり「えっへへ、みんなのまで抱き付いちゃっているのです」
ルカ子「あれって抱き付くとは違うような」
フェイリス「ニャニャ~ダルニャンとクーニャンなかいいニャ~」
Mr.ブラウン「ったく、人前でいちゃつきやがって」
綯「らぶらぶだー」
萌郁「シャッターチャンス」カシャ、カシャ
岡部「ふん、何だかんだでお似合いだな」
由季「そうですね」
岡部「……俺たちも、いつかは」
由季「!……はいっ、もちろんです。倫太郎さん」
岡部「え~オッホン!いちゃつきの途中悪いが、ここで俺からも諸君らに発表がある!」
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 14:54:45.33:gGRLR7iR0
岡部「実はもう一組、このラボメン内でバカッポゥが誕生した!」
紅莉栖「あーあー聞こえなーい」
ダル(さっきから由季が僕と全く話さない件について)
まゆり「え~ほんと~?ルカくんが?」
ルカ子「ぼ、ボクじゃないよ~」
フェイリス「ニャニャ?そうなると男は凶真しかいないニャン」
Mr.ブラウン「岡部てめぇもか!?」
綯「オカリンおじさんおめでとー」パチパチ
萌郁「シャッターチャンスは、逃さない」ソワソワ
由季(岡部さん……)ドキドキ
岡部「発表しよう!もう一組のバカッポゥ!それはこの俺、鳳凰院凶真と!」
全員「………」ゴクリ
岡部「ラボメンNo.009阿万音由季だ!フゥーハハハ!」
ΩΩΩ<<な、なんだってー!
388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 15:04:20.25:Al5Pn4pp0
まゆり「ええ~由季さんとオカリンがくっ付いちゃったの~?あれ?由季さんはダルくんの恋人で紅莉栖ちゃんもダルくんの恋人?あれれ~?」
フェイリス「つまり凶真がダルニャンからユキニャンを寝取ったニャン!」
まゆり「お~なるほど~じゃあオカリンじゃなくてネトリンだね~えっへへ」
ルカ子「えっと、その、岡部さん、阿万音さん、おめでとうございます!」
Mr.ブラウン「ったく、どいつもこいつも可愛い子ちゃんとくっ付きやがって!俺にも紹介しろ岡部!」
綯「おとーさん?」
Mr.ブラウン「ち、違うんだ綯、俺はいつでも綯一筋だからな?な?」
萌郁「これは、意外……」カシャ、カシャ
ダル「あ、あ、あ、あ、ああああ」
紅莉栖「」
413:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 15:14:39.88:+AE6gucI0
あれから、十年の月日が経った。何だかんだありつつも、俺と由季はゆっくりと互いを知り、時間を掛けながら距離を縮め、そして結婚した。
俺たちの式にはラボメン二人を覗いた大勢の知人たちで、盛大に行われた。まゆりやフェイリスたちの茶化し、Mr.ブラウンは俺を実の父親のように激励してくれた。コスプレイヤーなこともあり由季の花嫁姿は見とれてしまう程――綺麗だった。
そんな結婚式、終えて翌年には子供を授かった。これも運命の導きか、いやシュタインズ・ゲートの選択としよう。授かった子は女の子だった。
名前はもちろん、最初から決まっていた。
岡部鈴羽。なかなかいい名前だろう?
今年で六歳になる我が愛娘は女の子にしてはやんちゃな元気な子だ。
俺の遺伝子を含んでいる為か、俺の知る鈴羽とは髪の質が違い、こちらはストレートだ。
「ぱぱ~今日は何して遊ぶ~?」
「フッ、鈴羽よ!もちろん今日もこのマッドサイエンティスト鳳凰院凶真を倒す修行だ!」
「やった~!」
笑顔の鈴羽が俺に抱き付き、俺は優しく受け止める。鈴羽の後ろでは俺たちを見守るような目で由季が微笑んでいる。
紅莉栖、ダル……お前たちは元気か?少しは顔を見せて欲しい。お前たちにもこの可愛い我が娘を見せてやりたい。
紅莉栖、ダル――お前たちはいま幸せか?
俺は、いま最高に幸せだよ。
ハッピーエンド
454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 15:35:04.75:XtamHVSi0
紅莉栖「な、なぜ!?」
ダル「牧瀬氏、僕にこの前彼女が出来たって知ってるでしょ?」
紅莉栖「そ、それはそうだけど……」
ダル「彼女のいる僕がそんな浮気めいた事すると思うん?」ドヤァ
紅莉栖(ぐっ、美人の彼女が出来てから橋田の奴、さらにうざくなってる……!)
ダル「それに彼氏役頼むなら他にもいるでしょ。ルカ氏とか、店長とか……」
紅莉栖「う、漆原くんは見た目が完全に女の子じゃない!それに店長さんは言っても協力してくれないだろうし……お願い橋田、あんたしか頼める人いないの」
ダル「う~ん、でもな~」
バタン!
岡部「フゥーハハハ!鳳凰院凶真、ただいま帰還した!」
紅莉栖「お、岡部!?」ビクッ
紅莉栖(く、なんでこんな早くに……!)
岡部「今日は助手とダルだけか、まゆりはまだ来てないのか?」キョロキョロ
ダル「まゆ氏ならコス仲間と打ち合わせがあるって言ってたから今日は来ないと思われ」
岡部「そうか」
紅莉栖(岡部の奴…!まゆりがいないからって露骨にがっかりしやがって!こうなったら)
紅莉栖「ねえ、岡部。実は大切な話しがあるの」
岡部「うん?なんだ?新しいガジェットの案でも思い浮かんだのか?」
ダキッ
紅莉栖「……」
ダル「ちょっ、牧瀬氏!?」
岡部「へっ?」
紅莉栖「じ、実は私、橋田と付き合うことになったの!」
ダル「はっ?」
岡部「えっ……」
段々と薄くなっていくバイト戦士
25: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 10:11:54.39:5jryYnNU0橋田「ちょっ、牧瀬氏……どういうつもりなん!?」ヒソヒソ
紅莉栖「いいから合わせて!後でメイクイーンで好きなだけ奢ってあげるから!」ヒソヒソ
岡部「な、ギャグ……だよな?」
紅莉栖「ほ、本当よ!さっき私から告白して、おk貰ったんだから!」
岡部「い、いやダルにはコスプレイヤーの彼女が……」
紅莉栖「昨日喧嘩してそのまま別れたんだって。そうでしょ?橋田」グリグリ
ダル「そ、そうだお……」
岡部「け、喧嘩別れって……」
紅莉栖(ふふっ、岡部の奴やっぱり動揺してる!よほどショックだったみたいね。だけど、安心して。ちゃんと岡部から告白してきたら私も素直に返事をするから)
岡部「そ、そうか……紅莉栖とダルが……」
橋田「なあ、牧瀬氏?ちょっとやり過ぎじゃね?オカリン、ガチでへこんでるじゃん……」ヒソヒソ
紅莉栖「う、確かに……」ヒソヒソ
岡部「ふ、ふふ……」フラフラ

岡部「フゥーハハハ!なんだ、なんだ!そういう事か!」
紅・ダ「」ビクッ
岡部「ダルよ、まさかお前が女と別れた次の日に別の女と付き合うような節操のない奴とはな」
ダル「お、オカリン……?」
岡部「なに、別に責めている訳ではない。それほどお前に魅力があったという事だ。紅莉栖も、良かったな。片思いだったんだろ?」
紅莉栖「え、その……」
岡部「いや、いい言うな。恥ずかしがる必要はない。貴様も今日からスイーツ(笑)の仲間入りだな」
紅莉栖「あの、岡部……」
岡部「しかし、まさかラボメンから二組目のカッポゥが出るとはな。今日はラボメン全員で盛大にパーティを開かなければ!」
紅莉栖「………え?二組目?」
なん…だと
42: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 10:33:32.03:5jryYnNU0岡部「ああ、済まん。お前たちにはまだ話していなかったな。二人が関係を公表したんだ。こちらも公表せねばな」
紅莉栖「えっ……は?」
岡部「実は俺もラボメンの一人と付き合っているのだ!どうか驚いたか!フゥーハハハ!」
ダル「えっ、マジ?」
紅莉栖「そ、そんな馬鹿な!?」
岡部「ふん、二人が驚くのも無理ない。なんせ、付き合っているのはそいつと俺以外誰も知らない秘密だからな!」
紅莉栖「あ、相手は誰なの!?」アセアセ
岡部「それは秘密だ。なに、今夜のパーティのサプライズとしてみんなの前で発表するさ」
ダル「なあ牧瀬氏……なんかマズくない?あれ?なあ、牧瀬氏、聞いてる?」ヒソヒソ
紅莉栖「」
岡部「そうだ!ダルよ、お前の元彼女の由季さんだったか?彼女も今夜のパーティに呼ぼう。喧嘩別れというのも後味が悪かろう。俺が和解の場を用意してやろうではないか!」
ダル「」
ダルwww
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 10:37:28.34:0xrgF8OCO
鈴羽が消えるううううう
57: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 10:40:47.54:5jryYnNU0岡部「おっと、パーティをするには買い出しが必要だな。みんなにも連絡せねば……では二人とも、俺は少し出掛けてくる」
ダル「」
紅莉栖「」
岡部「……あと、二人きりだからと言ってラボでチュッチュするのは止めろよ」
バタン
ダル「」
紅莉栖「」
ダル「あ、ああ……ああああああああオワタ……初めての彼女が……童貞卒業が……あばばばばばばばば」
紅莉栖「そ、そんな……嘘、嘘よね……?だって岡部が私以外の女と付き合うなんて有り得ないもん。私としっかりフラグ建ててたもん……岡部は私の……誰にも」
ブラウン管前ベンチ
岡部「………さて買い出しも終わったし、あとはパーティの飾り付けだな。まゆりやフェイリスに手伝って貰うか」
岡部「…………」
岡部(いやいやいやいや……えっ?紅莉栖とダルが?えっマジで?えっ、なんで?ダルと紅莉栖?えっ、ないって。嘘だろ。有り得ない)ガクブル
岡部(俺か?俺がいけないのか?さっさと紅莉栖に告白しなかった俺がいけないのか?)
岡部(タイムリープは?いやいやいやいやこの世界線にはない。落ち着け……では電話レンジは……?いやいやいやいや、だからこの世界線にはないって……)
岡部(そもそも何故あそこで彼女がいるなどと嘘を付いたのだ俺は!)
オカリンwww
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 10:54:04.58:g3OrWbfX0
誰も得してないぞこの計画wwww
103: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 11:03:57.00:5jryYnNU0岡部(俺は、どうすればいい……)
岡部(紅莉栖は……諦めよう。俺は彼女が幸せならそれでいい。ダルも、あれでかなりいい奴だからな。二人で幸せになるだろう)
岡部(問題は、俺の彼女だ。パーティ開始予定まであと三時間ほど。それまでにラボメンの誰かに彼女役を頼むか?)
岡部(いやいやいやいや……そんな下らない真似をしてどうする。偽りの関係なんて直ぐにばれる。そんなのは馬鹿がする事だ)
岡部「いっその事、今からラボメンの誰かに告白してみるか……?」
岡部(馬鹿な……ギャルゲーじゃあるまいし。急に告白して彼女が出来るなら苦労はしない)
岡部「なら、どうすれば……」
岡部(そういえば、ダルの彼女もこの前ラボメンにしたんだったな……)
岡部「振られたもの同士がくっ付くなんて、よくある話だが……ふむ」
ダメええええええ!
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 11:06:11.37:ZBcmo38G0
よせ!よすんだ岡部!
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 11:06:50.25:IWPOPPus0
そうくるとは予想外だった
124: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 11:19:00.24:5jryYnNU0岡部(阿万音由季……彼女とはまだ数回程度しか話したことはないが、綺麗な人だったな。性格も良かった)
岡部「それに、やはりというか……鈴羽にも似ている」
岡部(もしもダルと紅莉栖、そして俺と阿万音さんがそれぞれ結婚し、子を宿した場合、どちらの子が鈴羽になるのだろうか)
岡部(……仮に、阿万音さんと子を作るとして、俺ならその子の名前を鈴羽にするだろう。だからその場合、俺の子が鈴羽になるのか……?)
岡部「って、何を考えているんだ俺は……まだ数回した会ったことのない女性と子を作るなど」
岡部(しかし……彼女が魅力的なのは確かだ)
岡部「……別れたとはいえ、翌日にダルが他の女と付き合っていたと知れば、彼女は悲しむだろうな」
岡部(付き合う云々は置いといて、どの道フォローは必要だろう。ラボメンNo.001として、それは俺の役目だ)
岡部「とりあえず、阿万音さんに連絡をするか」
『ダルが紅莉栖と付き合うことになったというのは阿万音さんも知っていますか?昨日、ダルと阿万音さんが喧嘩別れをしたと聞きました。そのことについて、少し話したいのでラボの下にあるブラウン管工房前に来てください』
岡部「これでよし。送信、と……」ピッ
岡部(彼女にメールを送るのはこれが初めてだが……まあ文面はあんなものだろう)
ピピッピピッ
岡部「ん?もう返事がきたか、早いな」
『喧嘩別れ?そんな筈ありません。それに牧瀬さんと付き合ったってどういう事ですか?今すぐそちらに向かいます』
岡部「全く、ダルの奴め……付き合うのなら俺に言う前に彼女に報告をしろよ」
岡部(やはり、何も知らされていないのか。さて、これからどうフォローすればいいのか)
岡部(まあ、振られたもの同士、話はしやすいと思うが)
ダル早く止めろおおおおおおおおおおおお
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 11:37:28.33:P0mfwVUzi
いやあああああああああああああああああ
157: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 11:46:10.65:5jryYnNU0ラボ
ブーブー
紅莉栖「……ねぇ、橋田。さっきからあんたの携帯、鳴りっぱなしよ」
ブーブー
ダル「」
紅莉栖「……聞いてる?」
ブーブー
紅莉栖「……橋田?」
ブーブー
ダル「ああああああああああほわわあああああああいああえああああああああああ!!!オワタ!僕のリア充ライフが完全終了のお知らせwwwwwwwwwwwwwwwふひひひひはははははwwwwwwwwwwwwwwwww」
紅莉栖「その、ごめん……」
ダル「許さない。絶対にだ」
紅莉栖「で、でも私だって!」
紅莉栖「私だって岡部とのラブチュッチュ計画も終了のお知らせよwwwwwwwwwwwwwwwふひひひひはははははwwwwwwwwwwwwwwwww」
ダル「………」
紅莉栖「………」
ダメだこいつらw
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 11:48:58.25:fmpyofcY0
助手は因果応報だけどダルはただのとばっちりwwwwwwwww
171: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 12:02:00.89:5jryYnNU0由季「あ、岡部さん!」タッタタタ
岡部「ああ、来てくれたか。急に呼び出して済まない」
由季「いえ、いいです。それで、その……彼が牧瀬さんと付き合ったというのは……」
岡部「……さっき、本人たちから聞いた」
由季「そ、そんな……」フラッ
岡部「ちょっ、阿万音さん!?」
ガシッ
岡部「大丈夫か?ショックなのは分かるが」
由季「す、すみません……でも、あまりにも突然過ぎて」
岡部「ダルは昨日、阿万音さんと喧嘩別れをしたと言っていたが……」
由季「そ、そんな筈ないです!彼と付き合ってから喧嘩なんて今まで一度も」
岡部「なに……?」
岡部(ダルめ、見損なったぞ!あいつ紅莉栖に告白されたからって阿万音さんを捨てたのか?)
由季「うぅ……ぐすっ……」
岡部「っ、阿万音さん……」
岡部(彼女は、鈴羽の母親だ……それに今はラボメンなんだ。放っておけるか)
ギュッ
由季「っ、岡部、さん……」
岡部「落ち着くまで、泣いていい。こうしていれば泣き顔を誰かに見られる事もない」
由季「うぅ、岡部、さん……ありがとう」
ギュッ
岡部「!……ら、ラボメンは大事な仲間だ。仲間の為なら俺は何でもする」
'´  ̄  ̄ ` ヽ、
、__/ : : : : : )ノ: :ヾ: : : \
. `7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽ
{: : ト; ;ハ,リノ;Y川 } : ノ: : i|
i::小● ● ノリル: ; j
从l⊃ 、_,、_, ⊂⊃从ッ》 <りんたろーぱぱ!
/⌒ヽ、|ヘ ゝ._) j /⌒i
\ 〃::(y;)>,、 __, イァ/、__/
. \:(y;ノ:::::::::}}::::::::(y;/::::::/
.ルリゞ::::::((:::::::ルリゞ::::/
由季「ぐすっ……その、ごめん、なさい」
岡部「言っただろう。ラボメンの為なら何でもすると。気にするな」
由季「でも、岡部さんも……その、牧瀬さんの事を」
岡部「な、気付いていたのか?」
由季「ふふっ、まだ関係の浅い私でも気付いたんですから、多分ほかの皆さんも気付いていたと思いますよ?」
岡部「そ、そうか」
岡部(という事は紅莉栖にも気付かれていたという事か。なら、俺から告白をしたところで俺の想いはあいつには届かなかったのか)
岡部「まあ、いい。それを聞けて俺も踏ん切りがついたよ。ありがとう」
由季「いえ、私はなにも……」
岡部「そうだ、阿万音さん今夜空いているか?」
由季「えっ?」
岡部「ラボメン全員でパーティをやるんだ。あいつら二人の祝杯パーティを。阿万音さんにも参加してほしい」
岡部「阿万音さんが複雑な思いをしているのは分かっている。だが、俺はラボメン同士の間にしこりを残したくはない」
由季「岡部さん……」
岡部「まあ、阿万音さんに何も言わずに紅莉栖とくっ付いたあいつには一発ぶん殴ってやるけどな……」
由季「分かり、ました。私も、パーティに参加します」
岡部「いいのか?」
由季「はい、私も……彼と別れるならちゃんとした形で別れたいので」
岡部「そう、か……ありがとう、阿万音さん」
由季「いえ……あの、それよりも岡部、さん?」
岡部「ん?なんだ?」
由季「あ、あの、ずっとこのままの体制だとちょっと……」ドキドキ
岡部「っ!すまん」バッ
由季「あっ……」
岡部「と、とにかくこれでパーティはラボメン全員参加となった!これも全て狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真のカリスマ性の成せる業だな!フゥーハハハ!」
岡部(い、いかん。よく考えてれば往来であんな美人と抱き付くなど!くそっ、意識するな!)
由季「……やっぱり、岡部さんって面白い人ですね」クスッ
岡部「わ、笑うでない!ラボメンNo.009阿万音由季よ!貴様にもパーティの準備を手伝って貰うからな!」
由季「はいっ」
岡部(くっ、調子が狂う。ダルは何故こんな素晴らしい彼女を振ったのだ!)
岡部「あっ、彼女といえば……」
由季「どうかしたんですか?」
岡部「あ、いや……ダルが紅莉栖と付き合ったって言い出した時に少し見栄を張ってな……俺もラボメン内で彼女がいると宣言したのだが」
由季「えっ……岡部さんも、既に付き合っている人がいるんですか?」
岡部「俺をダルと一緒にするでない!……言っただろう見栄を張ったと。実際に彼女などいない」
由季「そ、そうですか……」
岡部「それにパーティまであと二時間……ぐっ、このままでは俺が恥かくことに……」
紅莉栖『あれれ~ラボメン内に彼女がいるんじゃなかったんですか鳳凰院さん?』
ダル『オカリン見栄張りワロスwwww童貞乙!』
紅莉栖・ダル『童貞!童貞!童貞!童貞!童貞!童貞の見栄張り乙!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww』
岡部「な、なんという屈辱……!」
岡部(俺は、どうすれば……いい)
由季「あの、岡部さん」
岡部「なんだ?」
由季「その、もし……岡部さんが良かったらの話なんですけど」モジモジ
岡部「うん?」
由季「あの、私とお付き合いしませんか……?」
岡部「なん……だと?」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 13:45:37.82:uv1CkIvD0
ダル\(^o^)/
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 13:48:50.25:17ll+bxD0
鈴羽終了のお知らせ
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 13:51:38.53:UPW102xm0i: . : . : . : . : . ?`i
、:-― _∠:´ ̄ ̄`ヽ
..=ミr: :彡-‐iニコーiニコノリ彡
.‐z: : : ミ っ }ゞ \(^o^)/
''Wゞ ∀ ノ
_ " `ー--=-‐´、
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: : : : : : : : : : : : : : : :: : ヘ
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i .!
゙、 ゙、
\ ヽ
ヽ !
ノ/
i'/
!
ダルが不遇すぎるww
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 13:58:22.72:MFivsavZ0
ダルのタイムリープの日々が始まる
269: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 14:02:53.12:5jryYnNU0岡部「はっ……い?」
岡部(はああああああああああ!?えっ?なにこれ?マジ?振られた者同士ってこんなにもスピーディーにくっ付くものなのか!?)
由季「あ、その……すみません。いきなり、迷惑ですよね」
岡部「そ、そんなことはない!」
由季「えっ?」
岡部「め、迷惑な訳ないだろう。いきなり過ぎて驚いていただけだ」
岡部(阿万音由季。容姿も性格も完璧だ。そんな彼女の告白を振る理由がどこにある?――しかし)
岡部「ただ、その……少し時間が欲しい。俺と君はまだ知り合って間もない。互いをよく知らずに付き合っても、多分長くは続かないと思う」
由季「そう、ですよね……」
岡部「あ、いや……済まない。だから、その……互いをよく知る為にも、時間が欲しい。お互いの事をよく知って……それから返事を返す」
岡部「それでも、いいのか?」
由季「はいっ、もちろんですよ」ニコッ
岡部「そ、そうか、それじゃあ、これからもよろしく頼む」
由季「ええ、こちらこそ。でも、今日だけは恋人同士の関係でいいじゃないですか?その方が岡部さんも」モジモジ
岡部「い、いいのか?」
由季「はい、私でよければ」
岡部「ありがとう、阿万音さん」
由季「えっと、その、今日は恋人同士ですから……な、名前で呼んで下さい」
岡部「あ、ああ。わかった。由季」ドキドキ
由季「お、岡部さん」ドキドキ
岡部(な、なんだこの甘ったるい空気は!これがスイーツ(笑)の空気なのか!)
岡部爆発しろ
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 14:13:16.02:JhPityxQ0
切り替えの早い二人である
290: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 14:19:47.17:5jryYnNU0岡部「そ、そろそろパーティの準備に取り掛かるか!か、開始時間に間に合わなくなるしな!フゥーハハハ!」
岡部(い、一刻も早くこの甘ったるい空気から抜け出したい!)
由季「あの、岡部さん!」
岡部「な、なんだ、ラボメンNo.009よ!早く準備に――」
チュッ
岡部「えっ……?」
由季「その、恋人として練習です。あの、岡部さんがは、初めてなんですよ?」
岡部(ダル……お前チュッチュせずに別れたのかよ……)
由季「さ、先にラボに行きますね」タッタタタ
岡部「あっ………」
岡部「……………」
岡部「柔らかかったな……」
おい
297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 14:20:56.06:P0mfwVUzi
うわあああああああああああああああああ
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 14:21:38.96:6bfmawz+0
ダル「オカリン、俺・・・ラボを抜けるお」
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 14:30:24.23:ZaSBgTB70
ダル「跳べよおおおおおおおおおおお!!」
328: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 14:36:15.15:5jryYnNU0ラボ
岡部「ではこれより!我がラボのバカッポゥへの祝杯パーティを行う!」
パチパチパチパチ
まゆり「ダルくんと紅莉栖ちゃんがくっ付くなんて、まゆしぃびっくりです」
ルカ子「ボクも、驚きました……牧瀬さんは、その、岡部さんの事を好きだと」
Mr.ブラウン「橋田の奴。やるじゃねーか!あんなべっぴんさんと付き合うなんてよ」
萌郁「おめでとう……二人とも」
綯「紅莉栖おねーちゃん。おめでとー!」
岡部「ダル、紅莉栖。二人とも幸せになれよ」
由季「私の事はもう、気にしないで」
ダル「」
紅莉栖「」
>>328
バイト戦士が・・・いない・・・
363: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 14:52:58.35:5jryYnNU0バイト戦士が・・・いない・・・
ダル「まぁああきぃいいせぇええしぃいいい!!!!」
ガシッ
ダル「ちょっ、これどう責任に取ってくれるん!?僕にNTR属性なんてないお!?」ユサユサユサユサユサユサ
紅莉栖「」ガクガクガクガクガクガクガクガク
まゆり「えっへへ、みんなのまで抱き付いちゃっているのです」
ルカ子「あれって抱き付くとは違うような」
フェイリス「ニャニャ~ダルニャンとクーニャンなかいいニャ~」
Mr.ブラウン「ったく、人前でいちゃつきやがって」
綯「らぶらぶだー」
萌郁「シャッターチャンス」カシャ、カシャ
岡部「ふん、何だかんだでお似合いだな」
由季「そうですね」
岡部「……俺たちも、いつかは」
由季「!……はいっ、もちろんです。倫太郎さん」
岡部「え~オッホン!いちゃつきの途中悪いが、ここで俺からも諸君らに発表がある!」
おいやめろ
386: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 15:03:45.42:5jryYnNU0岡部「実はもう一組、このラボメン内でバカッポゥが誕生した!」
紅莉栖「あーあー聞こえなーい」
ダル(さっきから由季が僕と全く話さない件について)
まゆり「え~ほんと~?ルカくんが?」
ルカ子「ぼ、ボクじゃないよ~」
フェイリス「ニャニャ?そうなると男は凶真しかいないニャン」
Mr.ブラウン「岡部てめぇもか!?」
綯「オカリンおじさんおめでとー」パチパチ
萌郁「シャッターチャンスは、逃さない」ソワソワ
由季(岡部さん……)ドキドキ
岡部「発表しよう!もう一組のバカッポゥ!それはこの俺、鳳凰院凶真と!」
全員「………」ゴクリ
岡部「ラボメンNo.009阿万音由季だ!フゥーハハハ!」
ΩΩΩ<<な、なんだってー!
ひいいいいいいいいいいいいいいいいい
405: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 15:11:30.69:5jryYnNU0まゆり「ええ~由季さんとオカリンがくっ付いちゃったの~?あれ?由季さんはダルくんの恋人で紅莉栖ちゃんもダルくんの恋人?あれれ~?」
フェイリス「つまり凶真がダルニャンからユキニャンを寝取ったニャン!」
まゆり「お~なるほど~じゃあオカリンじゃなくてネトリンだね~えっへへ」
ルカ子「えっと、その、岡部さん、阿万音さん、おめでとうございます!」
Mr.ブラウン「ったく、どいつもこいつも可愛い子ちゃんとくっ付きやがって!俺にも紹介しろ岡部!」
綯「おとーさん?」
Mr.ブラウン「ち、違うんだ綯、俺はいつでも綯一筋だからな?な?」
萌郁「これは、意外……」カシャ、カシャ
ダル「あ、あ、あ、あ、ああああ」
紅莉栖「」
ネトリンwww
449: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/07/25(月) 15:33:45.15:5jryYnNU0あれから、十年の月日が経った。何だかんだありつつも、俺と由季はゆっくりと互いを知り、時間を掛けながら距離を縮め、そして結婚した。
俺たちの式にはラボメン二人を覗いた大勢の知人たちで、盛大に行われた。まゆりやフェイリスたちの茶化し、Mr.ブラウンは俺を実の父親のように激励してくれた。コスプレイヤーなこともあり由季の花嫁姿は見とれてしまう程――綺麗だった。
そんな結婚式、終えて翌年には子供を授かった。これも運命の導きか、いやシュタインズ・ゲートの選択としよう。授かった子は女の子だった。
名前はもちろん、最初から決まっていた。
岡部鈴羽。なかなかいい名前だろう?
今年で六歳になる我が愛娘は女の子にしてはやんちゃな元気な子だ。
俺の遺伝子を含んでいる為か、俺の知る鈴羽とは髪の質が違い、こちらはストレートだ。
「ぱぱ~今日は何して遊ぶ~?」
「フッ、鈴羽よ!もちろん今日もこのマッドサイエンティスト鳳凰院凶真を倒す修行だ!」
「やった~!」
笑顔の鈴羽が俺に抱き付き、俺は優しく受け止める。鈴羽の後ろでは俺たちを見守るような目で由季が微笑んでいる。
紅莉栖、ダル……お前たちは元気か?少しは顔を見せて欲しい。お前たちにもこの可愛い我が娘を見せてやりたい。
紅莉栖、ダル――お前たちはいま幸せか?
俺は、いま最高に幸せだよ。
ハッピーエンド
えっ…
456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 15:35:35.41:tKFWiZn10
助手とダルはどうなった・・・
484:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 15:38:58.12:xcK8n1NL0
ダルどこへいったwwwwwww
495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 15:44:32.77:bkl8FxxtP
おい助手とダルはどうなった
528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 16:51:37.24:SHQPFiDFO
乙
これは全部助手が悪い
532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/25(月) 17:33:49.20:B6hpoxQt0これは全部助手が悪い
乙
クリスティーナたん・・・
クリスティーナたん・・・

コメント 18
コメント一覧 (18)
オカリンの扱いが悪すぎだろ
シュタゲ本編の冒頭の岡部のセリフを、助手が何処かで呟いてそうだなwww
実際に女の気まぐれ一つで無実の男が不幸になるからな・・・
創作での女はもっと男の理想を維持してほしいもんだぜ
たまにはこういう話も悪くないな
これ怖い話・鬱じゃなくいちゃコメもしくはコメディやん