-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 10:36:39.10:nVELd4s40
隙間少女「やってしまった」
隙間少女「流石に0.5センチの隙間は辞めた方がよかった」
隙間少女「冷蔵庫の後ろだから良い感じだと思ったのに」
隙間少女「というかここからだと何も見えないし」
隙間少女「ここの住人にも私の存在に気づいてもらえない気がする」
隙間少女「帰ろう」
隙間少女「……あ、出れないや」
ガチャ
男「ふいー今日も疲れたなっと」
隙間少女「……帰ってきた」

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【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 10:39:10.66:nVELd4s40
男「さてと、なんか飲むか」
隙間少女(念じればどうにかなるか?)
隙間少女(むむむ~きづけ~)
男「んく……ごく……ぷはぁ!!」
隙間少女(きづけ~きづけ~)
男「ふう……あ、野球やってるよな、みよ」
隙間少女(私はここにいるぞ~)
男「やってるやってる♪」
隙間少女(だめか)
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 10:41:52.29:nVELd4s40
隙間少女(はあ、早く人間をビビらせないとここから一生出れないかもしれないね)
男「おーし!いいぞー!!」
隙間少女(しかし、どうする)
隙間少女(ここは間が狭すぎて視線にすら気付いてもらえない)
隙間少女(そうだ!ラップ現象!!)
隙間少女(むむむ~)
カン!コン!
男「ん?」
隙間少女(おお!いけるかも!)
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 10:44:03.63:nVELd4s40
隙間少女(もっともっと!)
カン!コン!
男「なんだ……?」
男「こっちから聞こえてきたな」
隙間少女(よしよし)
男「……?」
隙間少女(おおー!あとはこっちに視線を向けてくれれば!)
隙間少女(じー……)
男「気の所為か……野球みよ」
隙間少女(鈍感……ぐすっ……)
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 10:46:44.13:nVELd4s40
男「ふー今日は楽天勝ったし、気分がいいぜ!」
隙間少女(全然気がつかない。ここまで鈍い人っているんだ)
隙間少女(でも、早いとこ勝負決めないと……)
隙間少女(えーと、えーと……私に何ができたっけなぁ)
男「風呂入るか」
男「ふんふんーん」
隙間少女(きゃっぁぁあぁ!!!裸で横を通り過ぎたぁぁ!!)
隙間少女(うぅ……初めて見ちゃった……///)
男「さくっと入って寝るか」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 10:49:19.89:nVELd4s40
隙間少女(はあ……)
隙間少女(風呂から出てきたら寝るつもりみたいだけど)
隙間少女(そうなったら私はここに明日も挟まれ続けないといけない)
隙間少女(正直、同じ場所は飽きるから出たい)
隙間少女(そもそもこの人をビビらせることに意味はないしー)
隙間少女(うんうん、今のうちに出ましょう)
隙間少女(で、他の家にいけば……)
隙間少女(んー!!)
隙間少女(狭すぎて動けない)
男「ふーさっぱりしたー」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 10:52:50.03:nVELd4s40
男「さてと、ビール飲んでねますかー」
隙間少女(どうでもいいけど独り言多いなぁ)
男「ごく……ごく……くぅー!!うまい!!」
隙間少女(はあ……帰りたい。弟も心配してるだろうなぁ)
男「……はぁ、彼女欲しいなぁ」
隙間少女(……)
男「彼女いない歴も年齢だし……このまま一人なのかなぁ……はぁ……」
隙間少女(いきなりテンション下がってる……)
男「寝るか……はぁ……」
男「仕事場とベッドの往復なんて何が楽しいんだろうなぁ」
隙間少女(ふうん。人間も大変みたいね)
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 10:56:37.38:nVELd4s40
隙間少女(さてと、寝静まったみたいだし、出よっと)
隙間少女(ちょっとずつ動いていけばぁ……)
ズリズリ……
隙間少女(おお……いけそう)
ズリズリ……
隙間少女(よしよし……頭は出た……)
ズリズリ……
隙間少女(……胸がスムーズなのは複雑)
ズリズリ……ズッ!
隙間少女(ちょ!!なんでお尻がひっかかるの!?)
隙間少女(んー!!んー!!抜けろー!!!)
男「んあ?なんだ?物音が……?」
隙間少女(やばい!!戻れーってすぐには無理だー!!)
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:00:06.32:nVELd4s40
男「台所からだな……」
隙間少女(ぎゃーやばいー!!)
隙間少女(こんな状態で見つかったら隙間女としての威厳が損なわれる!!)
男「……だれかいるのか?」
隙間少女(ぬおー!!せめて全部体を出した状態でないと!!ただの不審者と思われないと!!)
男「……?」
隙間少女(えーい!!もうここまで来たら気合いでお尻を抜くしかなーい!!)
男「……」
隙間少女「ぬぇぇぇい!!!」
男「!?」
ポン!
少女「抜けた♪」
男「誰だ!!」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:02:53.60:nVELd4s40
男「だ、だれだ!!?お前!!!」
少女「あ、えーと」
男「け、けいさつに電話……するからな!!お、おおお、大人しくしろ!!」
少女(こんな成りの女の子にビビり過ぎじゃないかな?)
男「……」
少女「あの」
男「な、なんだよ?」
少女「警察に電話、しないんですか?」
男「お、おまえ!!俺がでんわしてるあ、ああいだに、に、にげるきだろ!?」
少女「はぁ……彼女もできないわけだ」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:06:04.34:nVELd4s40
少女「別に何も盗ってないですし、すぐに出ていきますって」
男「それを信じろってい、いうのかよ!?」
少女「えー?だってここに盗むようなものはないですよ?」
少女(現金以外は)
男「う、うるさい!!何も盗ってないって言うならしょ、証拠を見せろ!!」
少女「証拠?」
男「あ、ああ、そうだ」
少女「じゃあ、どうぞ。ボディチェックでもしてください」
男「な、なに!?」
少女「ご自由にどーぞ」
男「……ハァ……ハァ……」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:08:41.36:4yJrEBJb0
少女(鼻息が荒いなぁ)
男「ぽ、ポケットには、何もな、ななないな」
少女「……」
男「他には……ふ、ふくをぬ、ぬげ!」
少女「ええ?」
男「ふ、服の中に……隠してるだろ!!」
少女「はぁ……マジですか?」
男「やや、やっぱり、盗んでるな!!」
少女「はいはい……はぁ……」
スルスル……
少女「こ、これでいいですか……///」
少女(恥ずかしい……隙間に戻りたい……)
男「ハァ……ハァ……」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:13:14.80:nVELd4s40
少女「あ、あの……恥ずかしいんで、もういいですか?」
男「ま、まて!!下着だ!!」
少女「あぇ?」
男「し、しし下着の中にかかかか、隠してるだろ!?」
少女「あの。この平らな胸となーんの色気もないお尻に何かを隠せると思ってるんですか?」
男「は、はやく、ししし、しろ!!」
少女「うぇ……」
男「で、できないなら……ややや、やっぱり……」
少女(あぁ……変な家の隙間に入ったなぁ)
男「は、はやく!!」
少女「……」
スルスル……
少女「こ、これで……いい、ですか……///」
男「ハァ……ハァ……ハァ……!!」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:16:41.15:nVELd4s40
少女(死ねる……恥ずかしさで死ねる……)
男「ハァ……ハァ……お、おい!」
少女「な、なんですか……?」
男「胸を、か、かくすな」
少女「は、はい……」
男「そ、それから……まだ、隠せる場所があ、あるだろ……」
少女「はえ?い、や……もう……」
男「ま、股を開け……ハァ……ハァ……」
少女「えぇ!?」
男「女は……ハァ……そこにも……隠せる……ハァ……だろ?」
少女(嘘でしょ?!いい加減にしてよぉ……!)
男「ハァ……ハァハァ!!」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:20:17.29:nVELd4s40
男「そ、そこに仰向けになれ……」
少女「は、はい……」
男「ま、ま、股を開け……」
少女「……こ、こう、ですか?」
男「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」
少女「……あ、あの……もうこれ以上は……」
男「ふふふ、ふざけるな!!まだ、中を見てないだろ!!」
少女「そ、そんなぁ……!」
男「もっと股を開け……よ、よくみえない……ハァ……ハァ……」
少女(うう……もう、やめてぇ……)
男「ハァ……ハァ……」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:25:12.23:nVELd4s40
男「よ、よし……もっと奥まで見てやる……!」
少女「ちょっと!!何してるんですか!?」
男「だ、だまれ!!泥棒のくせに!!」
少女(ダメだ……こうなったら……)
男「こ、これが女の子の……ハァ……ハァ……!」
少女「ん……!」
男「ハァ……ハァ……かわいい……」
少女(えーい!)
ゴン!!
男「あ……なんで……鍋が?」
ドサッ
少女「はぁ……物を動かす力があってよかったぁ……」
少女「護身術にラップ現象があるのも頷けるね。物を動かす力は偉大だ……」
少女「服、着よう……酷い目にあった……」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:28:48.74:nVELd4s40
翌日
隙間少女(さてと、今日は安心の2センチの隙間に入ってみました。やっぱりタンスの後ろが最高ね)
隙間少女(昨日は酷い目にあったけど、今日は無難にこなそう)
ガチャ
女「……」
隙間少女(お、帰ってきた帰ってきた)
女「……」
隙間少女(……なんだろう、部屋を見渡してるけど?)
女「……やっぱり、他の女が出入りしているみたいね……」
隙間少女(え?早速ばれた!?)
女「許せない……たかし……絶対に……」
隙間少女(こわいぃぃぃ!!)
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:32:08.01:nVELd4s40
女「たかしも……たかしを誑かす女も殺す……」
隙間少女(えぇ!?家に入っただけで殺されるのぉ!?)
女「ふー……ふー……」
隙間少女(げげ!?包丁持ち出してきた!?)
女「たかしぃ……」
隙間少女(やばい!これは逃げないと!!)
女「……誰かの気配……?」
隙間少女(!?)
女「まさか……いるの?」
隙間少女(ひぃぃぃ!!)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:35:23.95:nVELd4s40
女「……」
隙間少女(……た、たすけ……)
女「……気の所為?」
隙間少女(……ほ)
女「―――見つけた♪」
隙間少女「―――な、なんで!?」
女「こんなタンスの隙間に隠れるなんて器用ね、彼方」
隙間少女「あ、ああああ」
女「ほら、出てきてよ」
隙間少女「い、い、いや、で、す……」
女「ほら、泣かなくてもいいじゃない」
隙間少女「あ、あ……あ……」
女「―――出てきなさいよッ!!!」
隙間少女「ひっ!!」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:39:39.85:nVELd4s40
女「……そう。出てこないの」
隙間少女「……(ガクガクブルブル!!」
女「じゃあ、こうやって包丁でほじくりだしてあげる♪」
隙間少女「や、やめ……!!」
女「ほらほら、可愛い目に刺さっちゃうかもしれないわよ♪」
隙間少女「い……いや……!」
女「……あと、もうちょっと」
隙間少女「あ……あ……たすけて……!」
女「ふふふ、もうすこし……♪」
隙間少女「ご、ごめんなさい……ゆ、ゆるし……て……」
女「許して欲しい?」
隙間少女「は、はい……」
女「―――許すもんですか。たかしを誑かせておいて死ねばいいのよ」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:43:21.43:kJdJNYvT0
ガチャ
たかし「おまえ!?なにやってる!?」
女「たかし!?」
たかし「お前、もうストーカーはしないっていったよな?!」
女「私のことを愛してるんでしょ!?たかしぃぃ!!!」
たかし「お前……」
女「こんなタンスの隙間に隠れる女より、私の方が何倍もいいってどうしてわからないのぉぉぉ!!!!」
たかし「おわ!!あぶねえ!!」
女「死ね!死ね!!死ね!!!」
ブン!
たかし「―――ふ!!」
バキ!!
女「ぁう!!」
たかし「ふぅ……俺が空手の経験者ってこともリサーチしとけ、バカ」
隙間少女「あ……あ……」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:49:06.14:nVELd4s40
たかし「……え?」
隙間少女「うぅ……あぁ……ぐすっ……」
たかし「君は……?」
隙間少女「こ、こわかったぁ……ころ、され、るかと……うぅ……」
たかし「とりあえず、そんな隙間にいないで出てきなよ」
隙間少女「……ご、ごめん、なさ、い……こ、ころ、さ、ない、で……」
たかし「殺さないし、何もしない。話をしたいだけだ」
隙間少女「……ほ、ほんと?」
たかし「ああ」
隙間少女「……」
ズリズリ……
少女「……」
たかし「……あ」
少女「え?あ……!!嘘!?い、いつのまに!?おもらし、して……ぐすっ……」
たかし「ま、まずはお風呂に入ろうか……そのままじゃ、気持ち悪いだろ?」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:53:49.75:nVELd4s40
ピンポーン
たかし「あ、はいはい」
警察「通報を受けました、えと……彼女が?」
たかし「ええ、そうです」
女「たかし……どうしなのよ……」
警察「あなたにも事情を聴きたいのですが」
たかし「明日のお昼でいいですか。今日は、その都合が……」
少女「……」
警察「分かりました。では、またご連絡いたします。―――こい!」
女「たかし……私は……あきらめないからねっ!!!!」
バタン
少女「あ、あのー……ありがとうございます、服まで貸していただいて」
男「でかいワイシャツで悪いな」
少女「い、いえいえ!そんな!」
男「で。君は?」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:56:52.04:nVELd4s40
少女「それは……」
たかし「……言えないの?」
少女「……」
たかし「そうか」
少女「どうして警察に突き出さなかったんですか?」
たかし「え?なんでだろうね」
少女「はい?」
たかし「まあ、君がどうしてこの部屋にいるのかは聞かないよ。どうやら何も盗んでないし」
少女「……そ、そうですか」
少女(昨日の人は差がありますね……)
たかし「で、君の家は?服が乾いたら送っていくよ」
少女「家は……あの……」
たかし「……家出?」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:57:36.24:Ec0A80O0O
少女「そ、そういうわけでもないんですけど……家がないというか……」
少女(人間では近寄れない世界だし)
たかし「……そうか。大変だったね」
少女「え?」
たかし「君さえよかったら今日は泊っていってもいいよ?お腹すいてるならご飯も用意しよう」
少女「あ、そ、そんな!!服が乾けばすぐにでていきますから!!」
たかし「大丈夫だよ。俺は気にしない」
少女(私が気にするんですけど)
たかし「あ、何か飲むかい?」
少女「いいんですか?」
たかし「ああ」
少女「で、ではお茶を……」
たかし「分かった」
少女(でも、まあ、悪い人じゃなさそう……)
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:04:43.86:nVELd4s40
たかし「はい、麦茶と晩御飯」
少女「あ、え?」
たかし「お腹、空いてるだろ?」
少女「い、いりませんってば!!」
グゥゥゥ……
少女「……///」
たかし「まあ、どうせ朝の余り物だし好きにしたらいいよ。捨ててもいい」
少女「す、すてるのはもったいないです!!」
たかし「でも、困ったな。俺はもうお腹いっぱいだから、お腹を空かせた女の子にでも食べてもらわないと、捨てることになるな」
少女「……し、しかたないですね。た、べます」
たかし「おかわりもあるからね」
少女「は、はい」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:08:04.96:nVELd4s40
たかし「さてと、もう寝ようか」
少女「あ、はい」
少女(はあ……早く帰らないと……弟もお腹を空かせてる……)
たかし「……」
少女「どうしました?」
たかし「ああ、いや。俺は奥の部屋で寝るから」
少女「あ、はい」
たかし「……あと、これ」
少女「え?なんですか、このカギ?」
たかし「この家のカギだ。鍵を閉めたらポストの中に入れといてくれ」
少女「え?あの……」
たかし「……おやすみ」
少女「……ありがとうございます」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:10:28.30:nVELd4s40
ガチャ
少女(お世話になりました……)
少女(そうだ、鍵をポストにいれ……)
少女(……)
少女(……ごめんなさい!)
翌日
たかし「あれ?」
たかし「鍵がないな」
たかし「……じゃあ、返してくれるまで待ちますか」
たかし「にしても、可愛かったなぁ」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:14:16.19:nVELd4s40
数日後
隙間少女(……)
たかし「よっと!」
隙間少女(……)
たかし「おし、良い感じだ」
隙間少女(……)
たかし「おーい出来たぞ」
隙間少女(……)
たかし「今日はどこの隙間にいるんだ……?」
隙間少女(……)
たかし「……ここか!」
隙間少女「あ、みつかっちゃいました♪もう、たかしさんはすぐに見つけるから楽しくないです」
たかし「まあ、かくれんぼは得意だからな。それより今日のは自信作だ。ほら、あーん」
隙間少女「あーん♪……うん、美味しいです!」
たかし「だろ?」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:16:45.12:nVELd4s40
隙間少女「あ、洗い物は私が……!」
ズリズリ……
ポンッ
少女「しますよ!」
たかし「そうか?なら任せる」
少女「はい!」
たかし「……」
少女「なんですか?」
たかし「い、いや……なんでも……」
少女「変なたかしさん、ふふ」
たかし「……」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:16:46.72:ggB9Fh000
翌日 仕事場
たかし「はぁ……」
男「どうした?」
たかし「あ、先輩」
男「お前が溜息なんて珍しいな、なんかあったか?」
たかし「それが、ちょっと最近、ある女の子が気になって」
男(ちっ!リヤ充め!)
たかし「で、その子に告白しようかどうか迷ってるんです」
男「イケメンのお前なら確実だろうが。何を迷う必要があるんだよ」
たかし「……あの、誰にも言わないでくださいね?」
男「あ、ああ」
たかし「その子、どう見ても中学生ぐらいなんです」
男「犯罪じゃねーか」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:24:40.08:nVELd4s40
たかし「だから困ってるんです」
男「つか、知り合ってるのか?」
たかし「ええ。まあ」
男「ふーん、話もよくしてるのか?」
たかし「そうですね。結構、家にも遊びにきてくれます」
男「ほーん」
男(なんでこいつばっかり!!俺なんて変な女の子とエッチなことをする夢を見ただけで興奮できるのに!!あの日は台所で寝てたけど)
たかし「はあ……やっぱまずいですよね」
男「別に合意の上でならいいだろ」
たかし「でも……」
男「それに実年齢は聞いてないんだろ?」
たかし「ええ」
男「今日ぐらい年齢聞いとけや」
たかし「そうですね。そうします」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:30:53.65:qnecbJYY0
夜
隙間少女「年齢、ですか?」
たかし「ああ」
隙間少女「言っても信じてくれないと思いますけど」
たかし「どういうこと?」
隙間少女「私、34歳なんで」
たかし「え?」
隙間少女「ほらー疑ってるー」
たかし「いやいや!!それは流石に……」
隙間少女「本当ですよ?」
たかし「それ、証明できる?」
隙間少女「んー……聖母たちのララバイとか好きですね」
たかし「おk。信じた」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:30:59.67:RwVXezrGO
隙間少女「で、なんでそんなことを?」
たかし「あの……さ」
隙間少女「はい」
たかし「俺と、付き合ってくれ」
隙間少女「……はい?」
たかし「君のことが好きだ」
隙間少女「……はい?」
たかし「君のことを愛してしまった」
隙間少女「……はい?」
たかし「君と幸せな毎日をずっと送っていきたい」
隙間少女「……はい?」
たかし「君を幸せにしたい」
隙間少女「……はい?」
たかし「結婚してくれ」
隙間少女「……はい」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:36:46.31:nVELd4s40
翌日
男「な、なに!?」
たかし「34歳らしくて、もうプロポーズもしました」
男(っざけんな!!!くそくそ!!俺なんてまだ生まれてから一度も!!!)
たかし「先輩のお陰です。ありがとうございました!」
男「そ、そうか……」
たかし「あ、昨日婚約記念に写真とったんですよ。みてください、この子です」
男「……!?」
男(この子は……俺の夢にでてきた……!!!)
男(あ、あれはやっぱり夢じゃなかったんだ!!)
たかし「性格も可愛いんですよ」
男「そ、そうか。あ、おい、こんど会わせてくれないか?」
たかし「え?ああ、いいですよ。先輩なら歓迎ですよ!」
男「そうか……」
男(っざけんな!この子は俺の嫁だ!!!)
60: 忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2011/07/29(金) 12:37:19.06:+loSNzB00
たかし「おーい」
隙間少女「なんですか?」
たかし「今度、先輩が君に会いたいって言ってるんだけど、いいかな?」
隙間少女「うん、大丈夫だよ」
たかし「そっか。ありがとう」
隙間少女「あ、あのたかしさん」
たかし「ん?」
隙間少女「あの結婚後のことなんですけどぉ」
たかし「どうしたの?」
隙間少女「私には弟がいるんです。でも、まだ自立できる年齢じゃなくて。まだまだ支えてあげないと」
たかし「何を言っているんだ。君の弟は俺の弟でもあるんだよ。弟と今度会おう」
隙間少女「たかしさん……ありがとうございます!」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:46:01.76:nVELd4s40
土曜日
隙間少女「たかしさん、これが私の弟です」
たかし「どうも」
隙間弟「……」
たかし「あの、弟君」
隙間少女「ほら、ちゃんと挨拶して」
隙間弟「たかしさん、お姉ちゃんから色々聞きました」
たかし「え?うん」
隙間弟「僕、お姉ちゃんのこと大好きだから、たかしさんに少しだけ嫉妬してます」
隙間少女「こ、こら!何をいって!」
隙間弟「幸せにしてくれるんですよね?」
たかし「……もちろんだ。俺も弟くんに負けないぐらい好きだから」
隙間弟「……じゃ、じゃあ……これからは僕のお、おにいちゃん……ですね……///」
たかし「弟くん……ああ、そうだな。よろしく!」
隙間少女「……よかった……あぁ……これが幸せなんだぁ……はぁ……たかしさんと出逢えてよかった……」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:50:13.26:nVELd4s40
日曜日
男(フヒヒヒ……睡眠薬も用意したし、これで……)
男(あんなイケメンリア充が全部幸せを持っていくなんて許せねえ)
男(しかも俺の嫁を寝とりやがって……!!)
男(フヒヒヒ……懲らしめてやる……フヒヒヒ)
たかし「あ、先輩!わざわざ来ていただいてすいません」
男「ああ。別にいい。それよりも早くいこう。外は暑いからな」
たかし「そうですね。いきましょう」
男(フヒヒヒ……)
たかし「……」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:54:10.87:nVELd4s40
男「お邪魔します」
たかし「どうぞどうぞ」
少女「あ、お待ちして……!?」
たかし「どうかしたか?」
男(やっぱりだ!!この表情、俺のことを知っている!!あの子だ!!間違いない!!)
少女「う、ううん!!何でもないです!す、すぐにお茶の準備しますね!」
たかし「ああ、頼むよ」
男「あ、お構いなく」
男(フヒヒヒ……俺が救ってあげるからねぇ……フヒヒヒ)
たかし「じゃあ、こっちです」
男「あ、ああ」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:58:48.44:nVELd4s40
少女「ど、どうぞ……」
男「本当にかわいいねえ」
たかし「ありがとうございます」
少女「あ、あのたかしさん、私、買い物に……」
男「まあまあ、ちょっと色々話を聞かせてよ」
少女(な、なにを考えてるの……!?)
たかし「ほら、先輩がこういってるんだから」
少女「は、はい……」
男「あ、そうそう。これ、是非とも味わってもらえないか。ケーキなんだけど」
たかし「あ、そんな。悪いですよ」
男「気にするなって、安い結婚祝いだ」
少女「……」
たかし「じゃあ、俺が切り分けますね」
男(フヒヒヒ!!睡眠薬のたっぷり入った結婚祝いだ!!十分に味わいやがれ!!)
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:01:50.06:nVELd4s40
たかし「どうぞ、先輩」
男「いや、まずはお前らから食べたいいぞ。結婚祝いなんだし」
たかし「そうですか?」
少女「……」
男「そうそう。食べろ食べろ」
男(そしてゆっくり寝ろ!!)
少女「じゃ、じゃあ……」
男(フヒヒヒ。持ち帰ってなにしてやろうか……今からたのしみだねえ)
たかし「少女、まて」
少女「え?」
男「な、なんだよ?」
たかし「先輩から食べてください」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:04:42.12:nVELd4s40
男「いや、だから」
たかし「……食べてください」
男「な、なんだよ!?」
たかし「何を怒っているんですか?」
少女「……」
男「お、怒ってなんか……」
たかし「じゃあ、先に食べてください」
男「……だ、だから……・これは……」
たかし「……」
少女(な、なに……?)
男「これは……お前たちから食べないと……意味が……」
たかし「お前、何か盛ったな?」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:06:47.59:lYYy4IwX0
男「……!?」
たかし「おい、さっさと食ってみろ」
少女「た、たかしさん!?」
男「お、お前!先輩に向かってなにを!?」
たかし「お前、迎えに言ったときから表情が時々弛んでたんだよ。気持ち悪いぐらいにな」
男「な……!?」
たかし「おい。いいから食え。このケーキ食ってくれ」
男「くぅぅう……!!」
少女「た、たかしさん……」
男「お、おまえなんかにそ、そのこを渡すか……!!」
たかし「なに?」
男「その子は俺の嫁だ!!返せ!!!」
少女「ひっ!!」
たかし「……」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:12:14.59:nVELd4s40
男「ほ、ほんとうは眠らせた後に使おうと思ってたけどな……」
ギラッ
たかし「ナイフで殺そうって思ってたのかよ」
男「うるせえ!!死ね!!」
たかし「お前、マジで屑だな」
男「―――うわぁぁぁ!!!!」
少女「た、たかしさん!!!にげてぇぇ!!」
たかし「―――はっ!」
バキ!!
男「……う、ごぉ……」
ドサッ
たかし「ったく。俺の周りは異常な奴ばっかだな」
少女「た、たかしさん……」
たかし「―――まあ、少女は可愛いけどな」
少女「たかしさん……よかったぁ……」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:15:26.66:nVELd4s40
たかし「悪いな。こんな俺とでも結婚してくれるか?」
少女「します……ずっと傍にいさせてください……」
たかし「ありがとう」
ギュ……
たかし「でも、狭いとこが好きなんだよな?もっと狭い家に引っ越そうか?」
少女「いえ……いいです」
たかし「いいのか?隙間が好きなんだろ?」
少女「だって……たかしさんの胸と腕の隙間が一番狭くて、好きです……」
たかし「少女……」
少女「たかしさん、幸せにしてくださいね?」
たかし「勿論だ」
少女「……好き」
たかし「俺もだ」
HAPPY END
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:16:07.13:qnecbJYY0
>>92
期待させてすまない
でも確かにカマキリの放し飼いも怖いな
カマキリ「……」
男「くそ!!あのやろう、どこに消えた!?」
カマキリ「……」
男「ど、どこだ……!?」
カマキリ「……(ニヤリ」
シュバ!!
男「は!?そこか!?」
カマキリ「男さん、つっかまえた♪」
男「うわー!!やめてくれー!!」
カマキリ「もう。私に出産させたんだから、大人しく食べられてよね♪」
もぐもぐ……
男「うわー!!足から、あしがぁぁぁぁ!!!」
みたいなことになるしな。
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:29:16.99:+loSNzB00
男「さてと、なんか飲むか」
隙間少女(念じればどうにかなるか?)
隙間少女(むむむ~きづけ~)
男「んく……ごく……ぷはぁ!!」
隙間少女(きづけ~きづけ~)
男「ふう……あ、野球やってるよな、みよ」
隙間少女(私はここにいるぞ~)
男「やってるやってる♪」
隙間少女(だめか)
隙間少女(はあ、早く人間をビビらせないとここから一生出れないかもしれないね)
男「おーし!いいぞー!!」
隙間少女(しかし、どうする)
隙間少女(ここは間が狭すぎて視線にすら気付いてもらえない)
隙間少女(そうだ!ラップ現象!!)
隙間少女(むむむ~)
カン!コン!
男「ん?」
隙間少女(おお!いけるかも!)
隙間少女(もっともっと!)
カン!コン!
男「なんだ……?」
男「こっちから聞こえてきたな」
隙間少女(よしよし)
男「……?」
隙間少女(おおー!あとはこっちに視線を向けてくれれば!)
隙間少女(じー……)
男「気の所為か……野球みよ」
隙間少女(鈍感……ぐすっ……)
男「ふー今日は楽天勝ったし、気分がいいぜ!」
隙間少女(全然気がつかない。ここまで鈍い人っているんだ)
隙間少女(でも、早いとこ勝負決めないと……)
隙間少女(えーと、えーと……私に何ができたっけなぁ)
男「風呂入るか」
男「ふんふんーん」
隙間少女(きゃっぁぁあぁ!!!裸で横を通り過ぎたぁぁ!!)
隙間少女(うぅ……初めて見ちゃった……///)
男「さくっと入って寝るか」
隙間少女(はあ……)
隙間少女(風呂から出てきたら寝るつもりみたいだけど)
隙間少女(そうなったら私はここに明日も挟まれ続けないといけない)
隙間少女(正直、同じ場所は飽きるから出たい)
隙間少女(そもそもこの人をビビらせることに意味はないしー)
隙間少女(うんうん、今のうちに出ましょう)
隙間少女(で、他の家にいけば……)
隙間少女(んー!!)
隙間少女(狭すぎて動けない)
男「ふーさっぱりしたー」
男「さてと、ビール飲んでねますかー」
隙間少女(どうでもいいけど独り言多いなぁ)
男「ごく……ごく……くぅー!!うまい!!」
隙間少女(はあ……帰りたい。弟も心配してるだろうなぁ)
男「……はぁ、彼女欲しいなぁ」
隙間少女(……)
男「彼女いない歴も年齢だし……このまま一人なのかなぁ……はぁ……」
隙間少女(いきなりテンション下がってる……)
男「寝るか……はぁ……」
男「仕事場とベッドの往復なんて何が楽しいんだろうなぁ」
隙間少女(ふうん。人間も大変みたいね)
隙間少女(さてと、寝静まったみたいだし、出よっと)
隙間少女(ちょっとずつ動いていけばぁ……)
ズリズリ……
隙間少女(おお……いけそう)
ズリズリ……
隙間少女(よしよし……頭は出た……)
ズリズリ……
隙間少女(……胸がスムーズなのは複雑)
ズリズリ……ズッ!
隙間少女(ちょ!!なんでお尻がひっかかるの!?)
隙間少女(んー!!んー!!抜けろー!!!)
男「んあ?なんだ?物音が……?」
隙間少女(やばい!!戻れーってすぐには無理だー!!)
男「台所からだな……」
隙間少女(ぎゃーやばいー!!)
隙間少女(こんな状態で見つかったら隙間女としての威厳が損なわれる!!)
男「……だれかいるのか?」
隙間少女(ぬおー!!せめて全部体を出した状態でないと!!ただの不審者と思われないと!!)
男「……?」
隙間少女(えーい!!もうここまで来たら気合いでお尻を抜くしかなーい!!)
男「……」
隙間少女「ぬぇぇぇい!!!」
男「!?」
ポン!
少女「抜けた♪」
男「誰だ!!」
男「だ、だれだ!!?お前!!!」
少女「あ、えーと」
男「け、けいさつに電話……するからな!!お、おおお、大人しくしろ!!」
少女(こんな成りの女の子にビビり過ぎじゃないかな?)
男「……」
少女「あの」
男「な、なんだよ?」
少女「警察に電話、しないんですか?」
男「お、おまえ!!俺がでんわしてるあ、ああいだに、に、にげるきだろ!?」
少女「はぁ……彼女もできないわけだ」
少女「別に何も盗ってないですし、すぐに出ていきますって」
男「それを信じろってい、いうのかよ!?」
少女「えー?だってここに盗むようなものはないですよ?」
少女(現金以外は)
男「う、うるさい!!何も盗ってないって言うならしょ、証拠を見せろ!!」
少女「証拠?」
男「あ、ああ、そうだ」
少女「じゃあ、どうぞ。ボディチェックでもしてください」
男「な、なに!?」
少女「ご自由にどーぞ」
男「……ハァ……ハァ……」
いいぞもっとやってください
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:09:14.33:nVELd4s40少女(鼻息が荒いなぁ)
男「ぽ、ポケットには、何もな、ななないな」
少女「……」
男「他には……ふ、ふくをぬ、ぬげ!」
少女「ええ?」
男「ふ、服の中に……隠してるだろ!!」
少女「はぁ……マジですか?」
男「やや、やっぱり、盗んでるな!!」
少女「はいはい……はぁ……」
スルスル……
少女「こ、これでいいですか……///」
少女(恥ずかしい……隙間に戻りたい……)
男「ハァ……ハァ……」
少女「あ、あの……恥ずかしいんで、もういいですか?」
男「ま、まて!!下着だ!!」
少女「あぇ?」
男「し、しし下着の中にかかかか、隠してるだろ!?」
少女「あの。この平らな胸となーんの色気もないお尻に何かを隠せると思ってるんですか?」
男「は、はやく、ししし、しろ!!」
少女「うぇ……」
男「で、できないなら……ややや、やっぱり……」
少女(あぁ……変な家の隙間に入ったなぁ)
男「は、はやく!!」
少女「……」
スルスル……
少女「こ、これで……いい、ですか……///」
男「ハァ……ハァ……ハァ……!!」
少女(死ねる……恥ずかしさで死ねる……)
男「ハァ……ハァ……お、おい!」
少女「な、なんですか……?」
男「胸を、か、かくすな」
少女「は、はい……」
男「そ、それから……まだ、隠せる場所があ、あるだろ……」
少女「はえ?い、や……もう……」
男「ま、股を開け……ハァ……ハァ……」
少女「えぇ!?」
男「女は……ハァ……そこにも……隠せる……ハァ……だろ?」
少女(嘘でしょ?!いい加減にしてよぉ……!)
男「ハァ……ハァハァ!!」
男「そ、そこに仰向けになれ……」
少女「は、はい……」
男「ま、ま、股を開け……」
少女「……こ、こう、ですか?」
男「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」
少女「……あ、あの……もうこれ以上は……」
男「ふふふ、ふざけるな!!まだ、中を見てないだろ!!」
少女「そ、そんなぁ……!」
男「もっと股を開け……よ、よくみえない……ハァ……ハァ……」
少女(うう……もう、やめてぇ……)
男「ハァ……ハァ……」
男「よ、よし……もっと奥まで見てやる……!」
少女「ちょっと!!何してるんですか!?」
男「だ、だまれ!!泥棒のくせに!!」
少女(ダメだ……こうなったら……)
男「こ、これが女の子の……ハァ……ハァ……!」
少女「ん……!」
男「ハァ……ハァ……かわいい……」
少女(えーい!)
ゴン!!
男「あ……なんで……鍋が?」
ドサッ
少女「はぁ……物を動かす力があってよかったぁ……」
少女「護身術にラップ現象があるのも頷けるね。物を動かす力は偉大だ……」
少女「服、着よう……酷い目にあった……」
翌日
隙間少女(さてと、今日は安心の2センチの隙間に入ってみました。やっぱりタンスの後ろが最高ね)
隙間少女(昨日は酷い目にあったけど、今日は無難にこなそう)
ガチャ
女「……」
隙間少女(お、帰ってきた帰ってきた)
女「……」
隙間少女(……なんだろう、部屋を見渡してるけど?)
女「……やっぱり、他の女が出入りしているみたいね……」
隙間少女(え?早速ばれた!?)
女「許せない……たかし……絶対に……」
隙間少女(こわいぃぃぃ!!)
女「たかしも……たかしを誑かす女も殺す……」
隙間少女(えぇ!?家に入っただけで殺されるのぉ!?)
女「ふー……ふー……」
隙間少女(げげ!?包丁持ち出してきた!?)
女「たかしぃ……」
隙間少女(やばい!これは逃げないと!!)
女「……誰かの気配……?」
隙間少女(!?)
女「まさか……いるの?」
隙間少女(ひぃぃぃ!!)
女「……」
隙間少女(……た、たすけ……)
女「……気の所為?」
隙間少女(……ほ)
女「―――見つけた♪」
隙間少女「―――な、なんで!?」
女「こんなタンスの隙間に隠れるなんて器用ね、彼方」
隙間少女「あ、ああああ」
女「ほら、出てきてよ」
隙間少女「い、い、いや、で、す……」
女「ほら、泣かなくてもいいじゃない」
隙間少女「あ、あ……あ……」
女「―――出てきなさいよッ!!!」
隙間少女「ひっ!!」
女「……そう。出てこないの」
隙間少女「……(ガクガクブルブル!!」
女「じゃあ、こうやって包丁でほじくりだしてあげる♪」
隙間少女「や、やめ……!!」
女「ほらほら、可愛い目に刺さっちゃうかもしれないわよ♪」
隙間少女「い……いや……!」
女「……あと、もうちょっと」
隙間少女「あ……あ……たすけて……!」
女「ふふふ、もうすこし……♪」
隙間少女「ご、ごめんなさい……ゆ、ゆるし……て……」
女「許して欲しい?」
隙間少女「は、はい……」
女「―――許すもんですか。たかしを誑かせておいて死ねばいいのよ」
女の方がフツーに怖いわwwww
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 11:43:29.10:nVELd4s40ガチャ
たかし「おまえ!?なにやってる!?」
女「たかし!?」
たかし「お前、もうストーカーはしないっていったよな?!」
女「私のことを愛してるんでしょ!?たかしぃぃ!!!」
たかし「お前……」
女「こんなタンスの隙間に隠れる女より、私の方が何倍もいいってどうしてわからないのぉぉぉ!!!!」
たかし「おわ!!あぶねえ!!」
女「死ね!死ね!!死ね!!!」
ブン!
たかし「―――ふ!!」
バキ!!
女「ぁう!!」
たかし「ふぅ……俺が空手の経験者ってこともリサーチしとけ、バカ」
隙間少女「あ……あ……」
たかし「……え?」
隙間少女「うぅ……あぁ……ぐすっ……」
たかし「君は……?」
隙間少女「こ、こわかったぁ……ころ、され、るかと……うぅ……」
たかし「とりあえず、そんな隙間にいないで出てきなよ」
隙間少女「……ご、ごめん、なさ、い……こ、ころ、さ、ない、で……」
たかし「殺さないし、何もしない。話をしたいだけだ」
隙間少女「……ほ、ほんと?」
たかし「ああ」
隙間少女「……」
ズリズリ……
少女「……」
たかし「……あ」
少女「え?あ……!!嘘!?い、いつのまに!?おもらし、して……ぐすっ……」
たかし「ま、まずはお風呂に入ろうか……そのままじゃ、気持ち悪いだろ?」
ピンポーン
たかし「あ、はいはい」
警察「通報を受けました、えと……彼女が?」
たかし「ええ、そうです」
女「たかし……どうしなのよ……」
警察「あなたにも事情を聴きたいのですが」
たかし「明日のお昼でいいですか。今日は、その都合が……」
少女「……」
警察「分かりました。では、またご連絡いたします。―――こい!」
女「たかし……私は……あきらめないからねっ!!!!」
バタン
少女「あ、あのー……ありがとうございます、服まで貸していただいて」
男「でかいワイシャツで悪いな」
少女「い、いえいえ!そんな!」
男「で。君は?」
少女「それは……」
たかし「……言えないの?」
少女「……」
たかし「そうか」
少女「どうして警察に突き出さなかったんですか?」
たかし「え?なんでだろうね」
少女「はい?」
たかし「まあ、君がどうしてこの部屋にいるのかは聞かないよ。どうやら何も盗んでないし」
少女「……そ、そうですか」
少女(昨日の人は差がありますね……)
たかし「で、君の家は?服が乾いたら送っていくよ」
少女「家は……あの……」
たかし「……家出?」
俺の知ってるたかしはこんなに格好よくない
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:01:01.18:nVELd4s40少女「そ、そういうわけでもないんですけど……家がないというか……」
少女(人間では近寄れない世界だし)
たかし「……そうか。大変だったね」
少女「え?」
たかし「君さえよかったら今日は泊っていってもいいよ?お腹すいてるならご飯も用意しよう」
少女「あ、そ、そんな!!服が乾けばすぐにでていきますから!!」
たかし「大丈夫だよ。俺は気にしない」
少女(私が気にするんですけど)
たかし「あ、何か飲むかい?」
少女「いいんですか?」
たかし「ああ」
少女「で、ではお茶を……」
たかし「分かった」
少女(でも、まあ、悪い人じゃなさそう……)
たかし「はい、麦茶と晩御飯」
少女「あ、え?」
たかし「お腹、空いてるだろ?」
少女「い、いりませんってば!!」
グゥゥゥ……
少女「……///」
たかし「まあ、どうせ朝の余り物だし好きにしたらいいよ。捨ててもいい」
少女「す、すてるのはもったいないです!!」
たかし「でも、困ったな。俺はもうお腹いっぱいだから、お腹を空かせた女の子にでも食べてもらわないと、捨てることになるな」
少女「……し、しかたないですね。た、べます」
たかし「おかわりもあるからね」
少女「は、はい」
たかし「さてと、もう寝ようか」
少女「あ、はい」
少女(はあ……早く帰らないと……弟もお腹を空かせてる……)
たかし「……」
少女「どうしました?」
たかし「ああ、いや。俺は奥の部屋で寝るから」
少女「あ、はい」
たかし「……あと、これ」
少女「え?なんですか、このカギ?」
たかし「この家のカギだ。鍵を閉めたらポストの中に入れといてくれ」
少女「え?あの……」
たかし「……おやすみ」
少女「……ありがとうございます」
ガチャ
少女(お世話になりました……)
少女(そうだ、鍵をポストにいれ……)
少女(……)
少女(……ごめんなさい!)
翌日
たかし「あれ?」
たかし「鍵がないな」
たかし「……じゃあ、返してくれるまで待ちますか」
たかし「にしても、可愛かったなぁ」
数日後
隙間少女(……)
たかし「よっと!」
隙間少女(……)
たかし「おし、良い感じだ」
隙間少女(……)
たかし「おーい出来たぞ」
隙間少女(……)
たかし「今日はどこの隙間にいるんだ……?」
隙間少女(……)
たかし「……ここか!」
隙間少女「あ、みつかっちゃいました♪もう、たかしさんはすぐに見つけるから楽しくないです」
たかし「まあ、かくれんぼは得意だからな。それより今日のは自信作だ。ほら、あーん」
隙間少女「あーん♪……うん、美味しいです!」
たかし「だろ?」
隙間少女「あ、洗い物は私が……!」
ズリズリ……
ポンッ
少女「しますよ!」
たかし「そうか?なら任せる」
少女「はい!」
たかし「……」
少女「なんですか?」
たかし「い、いや……なんでも……」
少女「変なたかしさん、ふふ」
たかし「……」
たかし.....
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:20:32.06:nVELd4s40翌日 仕事場
たかし「はぁ……」
男「どうした?」
たかし「あ、先輩」
男「お前が溜息なんて珍しいな、なんかあったか?」
たかし「それが、ちょっと最近、ある女の子が気になって」
男(ちっ!リヤ充め!)
たかし「で、その子に告白しようかどうか迷ってるんです」
男「イケメンのお前なら確実だろうが。何を迷う必要があるんだよ」
たかし「……あの、誰にも言わないでくださいね?」
男「あ、ああ」
たかし「その子、どう見ても中学生ぐらいなんです」
男「犯罪じゃねーか」
たかし「だから困ってるんです」
男「つか、知り合ってるのか?」
たかし「ええ。まあ」
男「ふーん、話もよくしてるのか?」
たかし「そうですね。結構、家にも遊びにきてくれます」
男「ほーん」
男(なんでこいつばっかり!!俺なんて変な女の子とエッチなことをする夢を見ただけで興奮できるのに!!あの日は台所で寝てたけど)
たかし「はあ……やっぱまずいですよね」
男「別に合意の上でならいいだろ」
たかし「でも……」
男「それに実年齢は聞いてないんだろ?」
たかし「ええ」
男「今日ぐらい年齢聞いとけや」
たかし「そうですね。そうします」
あれ?この先輩まさか・・・
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:28:59.21:nVELd4s40夜
隙間少女「年齢、ですか?」
たかし「ああ」
隙間少女「言っても信じてくれないと思いますけど」
たかし「どういうこと?」
隙間少女「私、34歳なんで」
たかし「え?」
隙間少女「ほらー疑ってるー」
たかし「いやいや!!それは流石に……」
隙間少女「本当ですよ?」
たかし「それ、証明できる?」
隙間少女「んー……聖母たちのララバイとか好きですね」
たかし「おk。信じた」
俺の知ってるたかしと違う
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:32:14.89:nVELd4s40隙間少女「で、なんでそんなことを?」
たかし「あの……さ」
隙間少女「はい」
たかし「俺と、付き合ってくれ」
隙間少女「……はい?」
たかし「君のことが好きだ」
隙間少女「……はい?」
たかし「君のことを愛してしまった」
隙間少女「……はい?」
たかし「君と幸せな毎日をずっと送っていきたい」
隙間少女「……はい?」
たかし「君を幸せにしたい」
隙間少女「……はい?」
たかし「結婚してくれ」
隙間少女「……はい」
翌日
男「な、なに!?」
たかし「34歳らしくて、もうプロポーズもしました」
男(っざけんな!!!くそくそ!!俺なんてまだ生まれてから一度も!!!)
たかし「先輩のお陰です。ありがとうございました!」
男「そ、そうか……」
たかし「あ、昨日婚約記念に写真とったんですよ。みてください、この子です」
男「……!?」
男(この子は……俺の夢にでてきた……!!!)
男(あ、あれはやっぱり夢じゃなかったんだ!!)
たかし「性格も可愛いんですよ」
男「そ、そうか。あ、おい、こんど会わせてくれないか?」
たかし「え?ああ、いいですよ。先輩なら歓迎ですよ!」
男「そうか……」
男(っざけんな!この子は俺の嫁だ!!!)
終わりかと思いきや急展開
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 12:41:09.97:nVELd4s40たかし「おーい」
隙間少女「なんですか?」
たかし「今度、先輩が君に会いたいって言ってるんだけど、いいかな?」
隙間少女「うん、大丈夫だよ」
たかし「そっか。ありがとう」
隙間少女「あ、あのたかしさん」
たかし「ん?」
隙間少女「あの結婚後のことなんですけどぉ」
たかし「どうしたの?」
隙間少女「私には弟がいるんです。でも、まだ自立できる年齢じゃなくて。まだまだ支えてあげないと」
たかし「何を言っているんだ。君の弟は俺の弟でもあるんだよ。弟と今度会おう」
隙間少女「たかしさん……ありがとうございます!」
土曜日
隙間少女「たかしさん、これが私の弟です」
たかし「どうも」
隙間弟「……」
たかし「あの、弟君」
隙間少女「ほら、ちゃんと挨拶して」
隙間弟「たかしさん、お姉ちゃんから色々聞きました」
たかし「え?うん」
隙間弟「僕、お姉ちゃんのこと大好きだから、たかしさんに少しだけ嫉妬してます」
隙間少女「こ、こら!何をいって!」
隙間弟「幸せにしてくれるんですよね?」
たかし「……もちろんだ。俺も弟くんに負けないぐらい好きだから」
隙間弟「……じゃ、じゃあ……これからは僕のお、おにいちゃん……ですね……///」
たかし「弟くん……ああ、そうだな。よろしく!」
隙間少女「……よかった……あぁ……これが幸せなんだぁ……はぁ……たかしさんと出逢えてよかった……」
日曜日
男(フヒヒヒ……睡眠薬も用意したし、これで……)
男(あんなイケメンリア充が全部幸せを持っていくなんて許せねえ)
男(しかも俺の嫁を寝とりやがって……!!)
男(フヒヒヒ……懲らしめてやる……フヒヒヒ)
たかし「あ、先輩!わざわざ来ていただいてすいません」
男「ああ。別にいい。それよりも早くいこう。外は暑いからな」
たかし「そうですね。いきましょう」
男(フヒヒヒ……)
たかし「……」
男「お邪魔します」
たかし「どうぞどうぞ」
少女「あ、お待ちして……!?」
たかし「どうかしたか?」
男(やっぱりだ!!この表情、俺のことを知っている!!あの子だ!!間違いない!!)
少女「う、ううん!!何でもないです!す、すぐにお茶の準備しますね!」
たかし「ああ、頼むよ」
男「あ、お構いなく」
男(フヒヒヒ……俺が救ってあげるからねぇ……フヒヒヒ)
たかし「じゃあ、こっちです」
男「あ、ああ」
少女「ど、どうぞ……」
男「本当にかわいいねえ」
たかし「ありがとうございます」
少女「あ、あのたかしさん、私、買い物に……」
男「まあまあ、ちょっと色々話を聞かせてよ」
少女(な、なにを考えてるの……!?)
たかし「ほら、先輩がこういってるんだから」
少女「は、はい……」
男「あ、そうそう。これ、是非とも味わってもらえないか。ケーキなんだけど」
たかし「あ、そんな。悪いですよ」
男「気にするなって、安い結婚祝いだ」
少女「……」
たかし「じゃあ、俺が切り分けますね」
男(フヒヒヒ!!睡眠薬のたっぷり入った結婚祝いだ!!十分に味わいやがれ!!)
たかし「どうぞ、先輩」
男「いや、まずはお前らから食べたいいぞ。結婚祝いなんだし」
たかし「そうですか?」
少女「……」
男「そうそう。食べろ食べろ」
男(そしてゆっくり寝ろ!!)
少女「じゃ、じゃあ……」
男(フヒヒヒ。持ち帰ってなにしてやろうか……今からたのしみだねえ)
たかし「少女、まて」
少女「え?」
男「な、なんだよ?」
たかし「先輩から食べてください」
男「いや、だから」
たかし「……食べてください」
男「な、なんだよ!?」
たかし「何を怒っているんですか?」
少女「……」
男「お、怒ってなんか……」
たかし「じゃあ、先に食べてください」
男「……だ、だから……・これは……」
たかし「……」
少女(な、なに……?)
男「これは……お前たちから食べないと……意味が……」
たかし「お前、何か盛ったな?」
たかしイケメンすぎる
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:07:07.64:427EB8Ez0
たかし△
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:08:03.01:nVELd4s40男「……!?」
たかし「おい、さっさと食ってみろ」
少女「た、たかしさん!?」
男「お、お前!先輩に向かってなにを!?」
たかし「お前、迎えに言ったときから表情が時々弛んでたんだよ。気持ち悪いぐらいにな」
男「な……!?」
たかし「おい。いいから食え。このケーキ食ってくれ」
男「くぅぅう……!!」
少女「た、たかしさん……」
男「お、おまえなんかにそ、そのこを渡すか……!!」
たかし「なに?」
男「その子は俺の嫁だ!!返せ!!!」
少女「ひっ!!」
たかし「……」
男「ほ、ほんとうは眠らせた後に使おうと思ってたけどな……」
ギラッ
たかし「ナイフで殺そうって思ってたのかよ」
男「うるせえ!!死ね!!」
たかし「お前、マジで屑だな」
男「―――うわぁぁぁ!!!!」
少女「た、たかしさん!!!にげてぇぇ!!」
たかし「―――はっ!」
バキ!!
男「……う、ごぉ……」
ドサッ
たかし「ったく。俺の周りは異常な奴ばっかだな」
少女「た、たかしさん……」
たかし「―――まあ、少女は可愛いけどな」
少女「たかしさん……よかったぁ……」
たかし「悪いな。こんな俺とでも結婚してくれるか?」
少女「します……ずっと傍にいさせてください……」
たかし「ありがとう」
ギュ……
たかし「でも、狭いとこが好きなんだよな?もっと狭い家に引っ越そうか?」
少女「いえ……いいです」
たかし「いいのか?隙間が好きなんだろ?」
少女「だって……たかしさんの胸と腕の隙間が一番狭くて、好きです……」
たかし「少女……」
少女「たかしさん、幸せにしてくださいね?」
たかし「勿論だ」
少女「……好き」
たかし「俺もだ」
HAPPY END
乙!
面白かったー
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:19:17.84:HHfX18Od0面白かったー
おつ
たかし…立派になったね……
73: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 :2011/07/29(金) 12:59:29.57:AO3N0MuQ0たかし…立派になったね……
怖い話ってのは隙間女が怖いのじゃなくて、男が怖いって話か?
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:01:39.25:apaz/TfA0
むしろ最初の隙間のところの変態と
次の隙間のたかしが同僚だって言う時点で
世界は狭いってことじゃないの
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:20:24.43:nVELd4s40次の隙間のたかしが同僚だって言う時点で
世界は狭いってことじゃないの
>>74
ありがとう、そこまで深く読み取ってくれて……でも、買被らないでほしい
そこまで考えてなかったです……
次も何か展開によっては萌えることができそうな都市伝説とか怪談もの書く
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:21:23.23:WzXNn6cH0ありがとう、そこまで深く読み取ってくれて……でも、買被らないでほしい
そこまで考えてなかったです……
次も何か展開によっては萌えることができそうな都市伝説とか怪談もの書く
怖い話ってスレタイに入れんなよ阿呆が
いつ怖くなるのかと思って全部読んだが全く怖くねーじゃん
これなら部屋でカマキリの放し飼いでもしてた方がよっぽど怖いわ
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:27:16.59:nVELd4s40いつ怖くなるのかと思って全部読んだが全く怖くねーじゃん
これなら部屋でカマキリの放し飼いでもしてた方がよっぽど怖いわ
>>92
期待させてすまない
でも確かにカマキリの放し飼いも怖いな
カマキリ「……」
男「くそ!!あのやろう、どこに消えた!?」
カマキリ「……」
男「ど、どこだ……!?」
カマキリ「……(ニヤリ」
シュバ!!
男「は!?そこか!?」
カマキリ「男さん、つっかまえた♪」
男「うわー!!やめてくれー!!」
カマキリ「もう。私に出産させたんだから、大人しく食べられてよね♪」
もぐもぐ……
男「うわー!!足から、あしがぁぁぁぁ!!!」
みたいなことになるしな。
>>97
怖すぎワロた
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:30:23.91:WzXNn6cH0怖すぎワロた
>>97
あと、ギャグが足りない
って書こうとしたのに俺にとってツボすぎるもの書かれたらもう何も言えねーじゃん
ふざくんな普通に話は面白いんだよカスが
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:22:06.99:+loSNzB00あと、ギャグが足りない
って書こうとしたのに俺にとってツボすぎるもの書かれたらもう何も言えねーじゃん
ふざくんな普通に話は面白いんだよカスが
乙
お前ら完敗だったな
94: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/07/29(金) 13:22:15.97:Pyw57n7/0お前ら完敗だったな
おつ!
よかったよー
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/29(金) 13:27:06.56:KsBCYed+0よかったよー
乙
読んでて面白かったよ
読んでて面白かったよ

コメント 6
コメント一覧 (6)
あっちはストーカー女もキモ男もいないけど。
隙間少女もかわいいし
面白かったよ乙乙