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1:代行:2011/08/01(月) 23:59:04.36:Q92WAPP50
魔娘「お前なに言ってるんだ?」
勇者「聞こえなかったか?わたしの仲間になれといったんだ!」
ID:hreW0a9y0

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:04:55.04:ppBHZmV30
ID変わっちゃったけど代行感謝です
魔娘「お前勇者だろ?」
勇者「おーおー、こんなところにもわたしを知るものがいたとは、勇者の名は伊達じゃあないな!」
魔娘「馬鹿を言うな、わたしはな、魔王」
勇者「おー!お前も魔王討伐に出ているのか!流石わたし!見る目があるな!」
魔娘「ち、違う!わたしは魔王のむす」
勇者「んー、それ以上言わなくていい、わたしは他人がどういう過去をしょっていようが気にしない心の広い勇者なのだからな!」
魔娘「おい!」
勇者「いやいや、ここまで1人で旅をしていたのはきっとお前に会うためだったのだ!」
魔娘「少しくらい聞けよ!!」
勇者「よし!早速いこうか!!」
魔娘(まったく人の話し聞かないなこいつ!!)
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:07:37.72:ppBHZmV30
魔娘「というかお前、ここまで1人で旅をしていたのか?もううちまでもうすぐじゃないか?」
勇者「うち?」
魔娘「あぁ、お前で言うなら魔王の城だな!(これで気づくだろ!)」
勇者「そーだなー、最初は1人で追い出されるように出てきたけどなー」
魔娘(気づかないのかよ!!)
勇者「でもここまで来て気がついたんだ、『仲間がほしい!!』ってな!」
魔娘「いまさらかよ!遅くないか!?」
勇者「いやー、わたし馬鹿だからー、えっへへー」
魔娘(それはよーくわかるが)
勇者「そういえばお前、すげー装備してるなー」
魔娘「装備?」
勇者「おー、その羽と、尻尾、どこで手に入れたんだー?」
魔娘「ばっ・・・これは装備じゃねえ!!」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:10:09.20:ppBHZmV30
勇者「え?」
魔娘(そうだ!これがあるじゃないか!これを見せ付けてやればきっと)
勇者『お前・・・魔物だったのか!!』
魔娘(となるはずだ・・・ふふふ)
魔娘「ふふふ・・・だからこれは装備ではない・・・本物だ!」
勇者「お前・・・コスプレイヤーだったのか!!」
魔娘「そうだ!!・・・って、ちっげーよ!!」
勇者「ふふふ・・・わたしはコスプレ娘でも大歓迎だ!とにかく仲間がほしかっただけだからな!」
魔娘「違うっていってるだろ!・・・というかそれならわたしじゃなくてもいいじゃないか!」
勇者「いーや、わたしはお前が気に入った、今はお前がいい」
魔娘(こいつ・・・)
【まもののむれがあらわれた!!】
勇者「お?魔物があらわれたぞ!」
魔娘(なんてタイミングで現れるんだ・・・)
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:13:17.14:ppBHZmV30
魔物A(おい、あれ姫様じゃないか?)
魔物B(本当だ、なんで勇者と一緒に?)
勇者「あれくらいならお前にも倒せるだろー!」
魔娘「で、できるか!!」
魔娘(部下を倒してどうするんだよ・・・)
勇者「おー?できないのか?」
魔娘「できるわけないだろ!」
勇者「そんな格好してるのに?」
魔娘「は?」
勇者「見掛け倒しにもほどがあるぞー?」
魔娘「イラッ・・・わかったよ、やってやろうじゃないか」
勇者「いやー?できないんならいいのよー?勇者様にまかせておいて、ねー?」
魔娘「ムッカー!!やってやるっつってんだろ!!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:16:28.35:ppBHZmV30
魔娘(ここで人間離れした技を見せてやれば、この馬鹿でも流石に気づくだろう・・・ふふふ)
魔物A「ひ、姫様・・・?」
魔娘「すぅー・・・」
【まむすめはごうかのいきをはいた!】
魔物AB「ぎゃー!!」
魔娘「どーうだ!こんなこと!人間にはできまい!!」
勇者「お前・・・」
魔娘(ふ・・・やっと気がついたか・・・)
勇者「大道芸人だったのか・・・」
魔娘「そのとおり・・・は?」
勇者「コスプレイヤーで大道芸人とは、ジョブの掛け持ちができる奴がいたなんて!!」
魔娘「・・・」
勇者「すごい!一体どうしたらそんなことが!」
魔娘「ちっがーう!!!!!!!!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:20:23.27:ppBHZmV30
夜・宿屋
勇者「はー!ふかふかのベッドー!」
魔娘(結局町まで着いてきてしまった・・・)
勇者「お前ー、あー」
魔娘「なんだよ・・・」
勇者「あー、うん、名前なんていうんだ?」
魔娘「え、名前?」
勇者「うん、そういえば聞くの忘れてたからなー、ちなみにわたしはユウっていうんだ!」
魔娘「名前・・・」
勇者「どうした?」
魔娘「・・・名前は、ない」
勇者「お?」
魔娘(魔物には名前なんて無い、それが王族であろうとも、そういうものだから・・・)
勇者「そうかぁ・・・それじゃあなー、レイドーなんてどうだ?」
魔娘「・・・は?」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:24:22.89:ppBHZmV30
魔娘「レイドー・・・?」
勇者「コスプ『レイ』ヤーで大『道』芸人だからレイドー!」
魔娘「それはまさか、名前・・・か?」
勇者「おー!」
魔娘「名前が無いといったのに怪しまないのか?」
勇者「んー?あー、それなー、ちょっと遠くに文明の遅れた村と文明の進んだ国ってのがあってな」
魔娘(おとーさんが『支配するまでもない!』っていってたところと『あそこは早めに落としておきたい』っていってたところかな)
勇者「どっちでもな、人々に名前なんて無かったんだ」
魔娘「えっ!そんな両極端な!」
勇者「なー、わたしも最初そう思ったけど、文明の遅れた村ではそもそも名前という概念が無くてな、
逆に文明の進んだ国では名前なんて必要が無いということになっていたんだ」
魔娘「名前が必要ないだって?」
勇者「確かな、みんな番号で呼び合っていたよ、そのほうが効率がいいんだってさ」
魔娘「・・・なんだか寂しいな」
魔娘(魔物社会も似たようなものか・・・)
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:27:32.10:ppBHZmV30
勇者「うん、わたしもそれ王様に言ったんだ、そしたら『外の人間には関係ない!』って言われちゃってな」
魔娘「・・・」
勇者「で、どう?レイドー!かっこいいと思うんだけどな!」
魔娘「却下だ!」
勇者「えー!」
魔娘「・・・といいたいが、自分で名前を考えるのもめんどくさいから、それでいい」
勇者「本当!?」
魔娘「あ、ああ、だがレイドーはなんかかっこ悪いからレイにしてくれ!」
勇者「えー!レイドーかっこいいよー!」
魔娘「どういうセンスしてるんだよ!レイにしないと許可しないー!」
勇者「まー、いっかー」
魔娘「お前適当だな!」
勇者「えっへへー」
魔娘「ほめてないからな!!」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:31:14.53:ppBHZmV30
勇者「すぅ・・・すぅ・・・」
魔娘「・・・寝つきのいい奴だな」
魔娘「はぁ、たまにはって散歩になんて出るんじゃなかった・・・」
魔娘「おとーさんに『勇者には気をつけるんだぞ、最近は強いやつがこのあたりをうろついてるみたいだからな』」
魔娘「って言われてたけど・・・まさかこんなことになるなんて・・・」
勇者「すぅ・・・んん・・・」ごろり
魔娘「なっ・・・ちょっとこっちくるなよ!あーもうなんでシングルベッドなんだよー!」
勇者「うへへへ・・・スパゲちぃ・・・」
魔娘「もう・・・なんだよこいつは・・・」
魔娘(そういえばこいつ、なんか妙なこといってたな・・・)
勇者『最初は1人で追い出されるように出てきたけどなー』
魔娘(なにかあったのかな・・・いやいやいやいや!!)
魔娘(わたしがこいつの心配してどうする!何の意味がある)
魔娘(わたしは・・・魔王のむすめ・・・なん・・・)
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:34:43.09:ppBHZmV30
朝
ユウ「おはよー!おはよー!」
レイ「んー・・・おとーさんあと少し・・・」
ユウ「起きるんだレイ!レーイ!!」
レイ「な!!なんだ!え?あ、勇者!!」
ユウ「ユウと呼びたまえよ!」
レイ「な、なんでだよ!別に好きでいいだろ!」
ユウ「だめだ!名前欄もそうなったんだからだめだ!」
レイ「名前欄ってなんだよ!!勇者でいいだろ!」
ユウ「まぁ、レイがそっちがいいてのなら仕方ないな・・・」
レイ「あとそのレイっていうのも・・・」
ユウ「え?」
レイ「・・・いや、別にいい」
ユウ「ふっふー♪」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:39:30.25:ppBHZmV30
朝食
レイ「・・・あ」
ユウ「どうしたー?」
レイ(昨日の晩にこいつが寝入ってからやっつけてしまえばよかったんじゃないか?)
ユウ「もぐもぐ」
レイ「くっ・・・」
ユウ「どうした?お腹でも痛いか?」
レイ「違う・・・気にするな・・・」
ユウ「お?おー」
レイ(そうだ、わたしは魔王の娘なんだ、隙を見てこいつをやっつけてしまえば・・・そうすればおとーさんも・・・)
ユウ「食べないならウインナーもらうぞ!もぐもぐ」
レイ「な・・・!おま!わたしのウインナー!!」
ユウ「早く食べないからだー」
レイ「くぅ・・・!!」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:44:05.18:ppBHZmV30
レイ「今日はちなみにどこに行くんだ?」
ユウ「んー、行き当たりばったりかなー」
レイ「え?魔王の城も目の前だって言うのに行かないのか?」
ユウ「うん、なんかなー」
レイ「お前勇者だろ?」
ユウ「そうだけどー」
レイ「だったら魔王を倒しに行くんじゃないのか?」
ユウ「行くけどー、今日じゃないの!!わかった!?」
レイ(まぁ、魔王の娘としてはそれで万々歳なんですけどね)
レイ「それでも他にやることとかあるだろ?」
ユウ「そうだなー、まあとりあえず買い物だなー」
レイ「なんか足りてないのか」
ユウ「んー、そうじゃないけど、なんかなー」
レイ「なんだよはっきりしないな」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:48:35.94:ppBHZmV30
市場
レイ「うわ、すごい店の数だな」
ユウ「ここは有名な市場の町だからなー、いろんなところから物を売りに来てるんだよー」
レイ「ほぁー、ん?」
レイ(あ、あの露天商、魔物だな、人間に化けてなにやってるんだ?)
ユウ「ちょっとこっち来て!」
レイ「あ!なんだよ!おい!」
・・・
ユウ「ここなんだけど!」
レイ「なんだけど!とか言われても・・・服屋?」
ユウ「そうそう、ここはこの町でも有名な服屋でなー、かわいい服がいっぱい売ってるんだー」
レイ「かわいい服って、お前勇者だろ?」
ユウ「その前に女の子だし!」
レイ(なんでこんなのが勇者やってるんだ?こんなの最初のスライムにやられちゃうだろ?)
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:52:16.09:ppBHZmV30
ユウ「ほらほらー、やっぱり似合うよー!」
レイ「は、恥ずかしいぞこんなふりふりなの・・・」
ユウ「かわいいよー!かーわいいよー!」
レイ「う、うるさい!あんまりほめるんじゃない!!」
ユウ「へへへー、あ、それはわたしが買ってやるからなー」
レイ「えっ、買ってやるって金は?」
ユウ「冒険してるとなー、お金は手に入るんだよー」
レイ(ああ、魔物からふんだくるんだったか・・・)
ユウ「じゃあ買ってくるなー」
レイ「ちょ、ちょっと待てよ!お前の分は?」
ユウ「わたしのはいいよー、レイのだけでいいんだー、わたしは来ても似合わないからなー」
レイ「わたしにだけ恥ずかしい思いさせるのか!?」
ユウ「そういうわけじゃないよー」
レイ「ええい!こっちにこい!」
ユウ「な、なんだよー!」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:56:15.79:ppBHZmV30
ユウ「う、うわー・・・」
レイ「どーだ、恥ずかしいだろ!」
ユウ「こんなに露出あるのは流石にどーかとおもうけど・・・」
レイ「へそでてるだけじゃないか、かわいいぞー?ひひひひ」
ユウ「そ、そうかなー?じゃあこれも買っちゃおうかなー」
レイ(あ、あれ、満更でもないっぽいぞ?)
ユウ「えへへ・・・」
レイ「まて!これも着てみろ!」
ユウ「ええー?そんなに買えるほどお金に余裕は無いよー!」
レイ「買わなくていいから!着るだけ!!」
レイ(もっと恥ずかしい思いをすればいい!!)
ユウ「え、ええー!」
レイ「つべこべ言わずに着てこーい!」
ユウ「うわー」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 00:59:57.97:ppBHZmV30
ユウ「あー、恥ずかしかったー、最後のほう水着とか下着だったじゃないかー」
レイ「結局かなり長いこといたな・・・もう夕方だぞ」
ユウ「えー、じゃあ宿屋に戻る?」
レイ「服見ただけじゃないか、勇者がそんなことでいいのか?」
ユウ「いーんだよ!わたしはもう十分に強いから!」
レイ「・・・そうなのか?」
レイ(こんなに自身があるってことはそうとうなのか?だとしたら不意打ちなんてきかないんじゃ?)
ユウ「ふーんふふーんふーんふーんふーんふっ、ふーん」
レイ(こいつに限ってそんなことあるわけ無いか、言ってるだけだろう)
ユウ「あ、あそこでご飯にしよう!お昼も食べ損なっちゃったし!」
レイ「あ、ちょっとまて!走るな!」
ユウ「なんだよー、もう疲れちゃったのー?弱いなー」
レイ「カチン、そんなわけないだろ!元気じゃああああ!!」
ユウ「ちょ!こっちは荷物持ってるんだからそんなに猛ダッシュしないでよー!」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:04:37.18:ppBHZmV30
ユウ「わー、レイのハンバーグおいしそう!」
レイ「お前のスパゲティだっておいしそうじゃないか」
ユウ「食べたい?」
レイ「・・・ちょっと」
ユウ「じゃあはい、あーん」
レイ「ばっ・・・!恥ずかしいからやめろ!自分で食う!」
ユウ「あっ・・・もー・・・」
レイ「むぐむぐ・・・んー!うまいなこれ!」
ユウ「じゃあレイのハンバーグもちょっとちょうだい!」
レイ「だめだ!お前今朝わたしのウインナー食べただろ!」
ユウ「た、食べてないよー」
レイ「そっぽ向いてもだめだ、これは私のハンバーグだ」
ユウ「でも買ったのはわたしのお金だー」
レイ「ぐ・・・わかったよ一口だけな・・・」
ユウ「ありがとー♪」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:07:36.39:ppBHZmV30
宿屋
ユウ「あー、ふかふかベッドー」
レイ「それ昨日も言ってたぞ」
ユウ「そーだっけー?ふかふか」
レイ「ったく・・・あ」
ユウ「ん?どうしたの?」
レイ「服、置いてきちゃったぞ?」
ユウ「あー!しまったー・・・ちょっとわたしとってくるね!!」
レイ「おい!ちょっと!・・・いっちゃった・・・」
レイ「・・・そうだ、今のうちに逃げてしまえば・・・」
ユウ『やっぱり似合うよー!かわいいよー!かーわいいよー!』
レイ「・・・」
レイ「ふん・・・」ごろん
レイ「・・・そういえばあいつ・・・」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:11:27.31:ppBHZmV30
ユウ「ただいまぁー、いやー閉店ぎりぎりでとってもらっちゃったよー」
レイ「・・・なぁ、勇者」
ユウ「んあー?」
レイ「昨日の話で気になったことがあるんだけど」
ユウ「うんうん、なに?」
レイ「1人で追い出されるように旅に出たって話」
ユウ「あ・・・い、言ってないよ!」
レイ「言ってたじゃないか!忘れたのか?」
ユウ「いやその、言ってたような、言ってないような・・・」
レイ「詳しく聞かせてくれないか?」
ユウ「い、いやだよ」
レイ「何でだよ」
ユウ「いやだよ・・・」
レイ「言えよ、言わなかったらわたし帰るからな」
ユウ「う、わかったよ!言うから!」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:15:31.24:ppBHZmV30
ユウ「実はね、わたしの町では15年に1度、町から若い人を勇者として旅に出させる習慣があってね」
レイ「町?国出身じゃない勇者とか始めてきいたぞ?」
ユウ「あぁ、それはね、近くの大きな国に属してる町だし、そういうことじゃないかな」
レイ「なるほど」
ユウ「それでね、わたし、町でいじめられてたんだ」
レイ「・・・」
ユウ「女の子の癖に力持ちでね、10歳のときに大岩を持ち上げたりしてね!みんなびっくりしてたんだよ!」
ユウ「でもね、それで怪力女とか、魔物の娘とか言われていじめられて」
ユウ「それで結局耐えられなくて勇者として旅に出たいってお母さんに無理行って出させてもらったんだ」
レイ「そうだったのか・・・」
ユウ「それからは、人間不信というか、なんというか、結局仲間も作れなくって、それで今まで1人でやってきたってわけ」
ユウ「ごめんね、本当はこの話、暗くなっちゃうからしたくなかったんだけど」
レイ「いや、わたしこそ、聞いてごめん・・・」
ユウ「レイはわるくないよ!大丈夫だよー!」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:19:22.40:ppBHZmV30
ユウ「それでね、こんな力持っててもしょうがないし、なるべく魔物も倒さないでいたんだ」
レイ「え?でもそれじゃあお金は?」
ユウ「ダンジョンで手に入れた武器や防具を売ってね!」
レイ「そう・・・だったのか・・・」
ユウ「だから、レベルも上がるの遅くてねー!魔法もほとんど使えないんだー」
レイ(あれ?じゃあ昨日わたしが魔物倒したのは無意味だったんじゃ?)
ユウ「えへへ、でもレイとだったら一緒に戦っても大丈夫かなー、だってレイも強いからねー!」
レイ「え?ああ、そうか・・・」
ユウ「この話はおしまい!明日のことを話し合おう!」
レイ「明日?ということはいよいよ魔王の城に?」
ユウ「え?んーん!それはまだ!明日は別にいきたい国があるのです!」
レイ「別の国に行くのか、どこだ?」
ユウ「和の国だよー」
レイ「和!?」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:23:30.78:ppBHZmV30
レイ「ちょっとまて!!和の国って、ここからかなり戻ったところにあるんじゃないか!?」
ユウ「うん、そーなるねー」
レイ「魔王の城が目の前にあるって言うのに引き返すなんて・・・あ、もしかして重要なアイテムがあるとか?」
ユウ「そんなかんじかなー」
レイ「そうか、それなら仕方が無いか・・・」
ユウ「それでねー、レイ、移動の呪文とか使えたりしない?」
レイ「は?なんだお前使えないのか?」
ユウ「使えるんだけど、一回使っちゃうと帰りの分のMPがなくなっちゃうんだよー」
レイ「なんてへっぽこ勇者・・・まぁできなくはないけど」
ユウ「ほんと?よかった!で、和の国には行ったことある?」
レイ「いや、ないな」
ユウ「そっかー、じゃあ行きはわたしが呪文使うから、帰りはレイにお願いするね!」
レイ「お、おおそうか、一回行ったところじゃないと移動呪文はきかないもんな」
ユウ「そういうこと!じゃあおやすみ!」
レイ「うん、おやすみ」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:27:18.00:ppBHZmV30
次の日
ユウ「それじゃーいくよー」
【ユウはいどうじゅもんをとなえた!】
レイ(・・・良く考えたら重要なアイテムとか取りに行かせたらまずいんじゃないか?ってもう遅いか・・・)
・・・
和の国
ユウ「はー、久しぶりだなー」
レイ「ここが和の国か、落ち着いたいい国だな」
ユウ「でしょー、わたしもこの国好きなんだー、世界的に有名な飲み屋さんとかもあるんだよー」
レイ(そうか、良く考えたらこいつはもうMPがないんだ、隙を見て私1人で移動呪文を唱えて帰ってしまえばいいじゃないか!)
レイ「ふっふっふ・・・」
ユウ「レイ気持ち悪いよ、どうしたの?」
レイ「な、なんでもない!それで、どこに行こうって言うんだ」
ユウ「あ、こっちだよー」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:31:46.95:ppBHZmV30
レイ「ここは?」
ユウ「神社だよ、神様とかが奉ってあるんだよー」
レイ(そんなところに魔物が来ても大丈夫なのか?)
レイ「で、ここで何を手に入れようって言うんだ?」
ユウ「はい」
レイ「?金なんて渡してどうするんだ?」
ユウ「お参りだよ」
レイ「はぁ!?重要なアイテムは!?」
ユウ「そ、それはあとで!とにかく、お願い事するの!」
レイ「む・・・わかったよ」
ユウ「やり方わかる?」
レイ「わかるわけないだろ」
ユウ「あのねー、まずここにお金を放り入れて、次に手を二回たたいて、それから目をつぶってお願い事をするんだよ」
レイ「ふむふむ」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:34:43.76:ppBHZmV30
ちゃりんちゃりん
ぱん!ぱん!
ユウ「・・・」
レイ(お願い事っていってもな・・・魔物の繁栄とかか?でもそんなの願ってもな・・・)
ユウ「終わったー?」
レイ「え?あ、おう、終わった!」
ユウ「そっかー、じゃあ次は絵馬書こう絵馬!」
レイ「え、えま?なんだよそれは」
ユウ「お願い事とか、自分がどうありますように、とか書くんだよ!」
レイ「なんだ、さっきのお参りとほとんど一緒じゃないのか?」
ユウ「いーの!やるんだからやるの!」
レイ「しょうがないな・・・で、何に書くんだ?」
ユウ「今から買ってくるから!ちょっと待っててね!」
レイ「はいはい」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:38:46.74:ppBHZmV30
ユウ「これでよしと、レイはなんて書いたの?」
レイ(思いつかん・・・)
ユウ「ねー」
レイ「なんでもいいだろ、というかまだ書けてない!」
ユウ「あー、そっかー」
レイ「・・・・・・書けた」
ユウ「じゃあそこに吊るすんだよー」
レイ「こうか・・・なんか見られるのいやだな、見えないように吊るそう」
ユウ「じゃあ次いこっかー」
レイ「あ、待って」
ユウ「はーい」
レイ(あいつ、何書いたんだろう、どうせ魔王討伐祈願、とかだろうけど)
レイ(ちょっと見てやろう、えーと、あいつの絵馬は・・・っと、これか)
レイ(え・・・)
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:43:43.73:ppBHZmV30
『レイとずっと一緒にいれますように ユウ』
レイ「な・・・あいつ・・・」
ユウ「レイー?行こうよー」
レイ「あ、ああ・・・」
・・・
レイ「・・・なぁ、これってどこに向かっているんだ?」
ユウ「んー、この辺に美味しい和料理のお店があったんだけど・・・あ、ここだー」
レイ「おい、金はあるのか!?」
ユウ「大丈夫だよー!お金なら昨日ちょっと入ったからー」
レイ「そ、そうなのか」
ユウ「おじゃましまーす」
レイ「なんか高級そうなところだけど・・・」
ユウ「ここのテンプーラはおいしーんだよー」
レイ「そ、そうか」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:47:18.03:ppBHZmV30
ユウ「おいしかったねー」
レイ「確かにあのてんぷらうどんはうまかった」
ユウ「またこよーねー!」
レイ(・・・こいつ、何を考えているんだ?一昨日から一向に魔王の城に向かう気配がないじゃないか)
レイ(勇者なのにそんなことでいいのか?)
ユウ「そろそろ帰る?」
レイ「帰るって・・・重要なアイテム取りに来たんじゃなかったのかよ」
ユウ「んー、いやまぁそれはね、まぁいっかってなったから」
レイ「はぁ?なんだよそれ!!わざわざこんなとこまでつれてきて!!それで済むものなのか!?いい加減にしろよ!!」
ユウ「!」びくっ
レイ「一昨日から、まったく先に進もうともせずにだらだらと・・・なんなんだよお前は!なぜわたしを仲間にしたんだよ!!」
レイ「それでも 勇 者 か!!」
ユウ「・・・」だっ
レイ「あ、おい!どこに行くんだよ!!」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:50:47.72:ppBHZmV30
レイ「ぜぇぜぇ・・・あいつ、どこにいったんだよ・・・MPもないのに・・・」
レイ「しかも荷物まで置いて・・・おい!勇者!勇者ー!!」
ユウ「・・・」
レイ「ゆう・・・あ!おっ前こんなところに・・・何なんだよお前は!」
ユウ「・・・違うの」
レイ「なにが!」
ユウ「仲間がほしかったんじゃないの」
レイ「はぇ?」
ユウ「わたし、友達がほしかったの」
レイ「・・・!」
ユウ「わたし、ずっと友達がいなかったから、それで、それで・・・」
レイ「旅してる間に、友達、できなかったのか?」
ユウ「うん・・・普通の人に話しかけるの、怖かったから」
レイ「じゃあなんでわたしに・・・」
ユウ「だって、レイ、魔物だったから・・・」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:53:34.24:ppBHZmV30
レイ「は・・・?お前、気づいてたのか?」
ユウ「うん、だって、尻尾も羽も生えてるし、フィールドにいるし、そりゃ気がつくでしょ?」
レイ(こいつ・・・)
ユウ「人に話しかけるのは怖いけど、でも、魔物となら普通に話できたから・・・」
レイ「普通にって?」
ユウ「町を襲う魔物を退治しに行ったときとか、わたし、そこでお話してね、それで町を襲わないって約束してもらったりしてたの」
ユウ「その代わりに町長さんとかに話しつけて、魔物たちを人間と一緒に生活できるようにしてもらったりしてね」
レイ(じゃあ、あのときの露天商も・・・)
ユウ「本当はいけないことなのは分かってるけど、それでもわたしにはこうすることしかできなかったの・・・」
ユウ「わたし・・・わだし・・・ごんなゆうじゃだがら・・・」
レイ「ちょっと!こんなところで泣くなよ!」
ユウ「うわぁぁぁぁぁん!!」
レイ「ば・・・抱きつくな・・・!」
ユウ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
レイ「・・・」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:56:47.70:ppBHZmV30
レイ「わたしだって・・・本当は魔物に・・・魔王の娘になんて生まれたくなかったさ・・・」
ユウ「ひぐ・・・うぇ・・・?」
レイ「魔物社会ってな・・・すごく、息が詰まるんだ・・・」
レイ「一昨日お前が話してくれた文明の進んだ国の話、あるだろ?」
レイ「あれを、もっと、もーっときびしくしたのが、魔物社会なんだ」
ユウ「・・・ぐすっ」
レイ「わたしにも、友達なんていなかった、友達になりたいと思った魔物も、すぐに勇者討伐や地域侵略に借り出される」
レイ「わたしも、ひとりぼっちだった・・・」
ユウ「レイ・・・」
レイ「最初は!・・・おとーさんに認めてもらえば、もっと自由になれるんだと、友達もできるんじゃないかと思ってた・・・」
レイ「だからどこかでお前を、ユウを倒してやろうって考えてた!」
レイ「でも・・・気がついたら・・・お前といるのが、すっごく!すっごぐ楽じがっだ!!」
ユウ「・・・」
レイ「うぐ・・・ひっぐ・・・」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 01:59:47.61:ppBHZmV30
きゅっ
レイ「!?な、なに抱きついてんだよ!!」
ユウ「大丈夫だよレイ・・・もう、わたしたちは友達だから・・・ずっと一緒だから・・・」
レイ「ユウ・・ユウぅ・・・うぐぅ」
ユウ「いいよー、泣いても」
レイ「泣くかよ・・・魔王の娘が・・・なぐがよ・・・ひぐ・・・」
レイ「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ユウ「よしよーし」
レイ「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
・・・
レイ「・・・」
ユウ「・・・ねぇ、レイ」
レイ「なんだよ・・・」
ユウ「これからも、一緒にいてくれる?」
レイ「でも・・・」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:03:18.07:ppBHZmV30
レイ「でもわたしは魔王の娘だ、勇者と一緒になんか、いられないよ・・・」
ユウ「そっか・・・そうだよね・・・魔王の娘だもんね・・・」
レイ「・・・ごめん、わたしが、普通の魔物だったら、きっと・・・」
ユウ「レイが悪いんじゃないよ!大丈夫だよ」
レイ「ごめん・・・ごめん・・・」
ユウ「もう遅くなっちゃったし!今日はここで宿探して!寝よう!ね!」
レイ「うん・・・」
・・・
レイ「はー、はー、なんで、こんな山奥に走って逃げるんだよ・・・」
ユウ「必死だったから・・・レイに嫌われたくなくて・・・」
レイ「逃げたらそんなもん元も子もないだろ・・・」
ユウ「そうだよね・・・えへへ、わたし馬鹿だからー」
レイ「それはもう聞いた・・・って、なんだ?城下町が騒がしいな」
ユウ「うん、行ってみよう」
レイ「ま!待ってってば!はひー」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:06:26.24:ppBHZmV30
ユウ「あのー、何かあったんですか?」
国民「ん?なんだいお嬢ちゃん、聞いてないのかい?ついに勇者様が魔王を討伐したんだよ!」
2人「は?」
国民「今日は宴だ!ぱーっとやるぞ!!」
ユウ「・・・えっと?」
レイ「おとーさんが・・・」
ユウ「あ、レイ・・・そんな、落ち込まないで・・・」
レイ「・・・ふふふ・・・はーははははは!!」
ユウ「!?」
レイ「やった!これで!自由だ!ユウ!自由だよ!!ユウ!!」
ユウ「レイ?レイー?うわああふりまわさないでー!」
レイ「あ、ご、ごめん!」
ユウ「悲しくないの?その・・・お父さんがやられて・・・」
レイ「悲しくなんてないよ!もうとっくにあんなやつ父親だなんて思ってないからな!ははははは!!」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:09:26.23:ppBHZmV30
ユウ「レイ・・・」
レイ「さあ!宿屋に行こう!なあ!はははは!!」
・・・
宿屋
ばたん!
レイ「・・・」
ユウ「レイ」
レイ「な、なんだよ!ユウももっと喜べよ!」
ユウ「わたし、知ってるんだよ、レイが絵馬に『おとーさんが振り向いてくれますように』って書いたこと」
レイ「!!」
ユウ「・・・無理しちゃだめだよ・・・だって、お父さんだもん・・・」
レイ「・・・あんなの・・・おとーさんでもなんでもない・・・」
ユウ「レイ?」
レイ「わたしに見向きもしないで!!仕事仕事仕事仕事!!毎日!!毎日!!」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:12:38.15:ppBHZmV30
レイ「それでいてわたしには魔物らしくしろって!!かわいい服とかも着させてもらえない!!ご飯も一緒に食べてくれない!!」
レイ「そんなんでなにがおとーさんだよ!!そんなんで!!なにが!!」
ユウ「それでも・・・」
レイ「!」
ユウ「それでも、お父さんのこと、大好きだったんだよね・・・」
レイ「そ・・・れは・・・」
ユウ「だって、寝言でもお父さんのこと言ってたもん、それも毎日」
レイ「あ・・・う・・・」
ユウ「辛いんだよね、きっと、辛いんだよね」
レイ「う・・・うう・・・」
ユウ「えへへ・・・実は、わたしお父さんのこと覚えてなくてね」
レイ「・・・え・・・?」
ユウ「わたしが生まれてすぐに勇者として町を出て行ったみたいで、ぜんぜん、覚えてないんだ」
レイ「そうだったの・・・?」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:16:26.62:ppBHZmV30
ユウ「だからね、レイの気持ち、分かる気がするんだ、わたしも、わたしを愛してくれるお父さんに会いたかった」
ユウ「旅に出た理由の1つでもあるんだ、お父さんに会いたいっていう」
レイ「ユウ」
ユウ「・・・えへへ、それでも、生きてるかどうか分からないし、記憶が少ないし気持ちが分かるって言うのもへんだけど」
レイ「・・・なぁ」
ユウ「うん・・・?」
レイ「ちょっと飲みにいかないか?」
ユウ「えー!わたし未成年だよ!」
レイ「ちょ、ちょっと付き合ってくれたっていいじゃないか!どうせ、わたしも未成年だし」
ユウ「でも飲むの?」
レイ「そりゃまあ、飲むけど・・・」
ユウ「いけないんだよー!」
レイ「う、うるせーな!わたしは魔物だからいーんだよ!」
ユウ「えー!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:19:34.21:ppBHZmV30
飲み屋
店主「いらっしゃーい!!」
レイ「は・・・?」
ユウ「ん?」
勇者「それでよー!もうマジで強くってさー!!」
魔王「そりゃそうよ!!俺の部下だぜ?強いに決まってんじゃねーか!!」
レイ「おとーさん!!??」
ユウ「ええ!!??」
魔王「お?おー、娘じゃないかー!紹介するよ、こいつ勇者、俺を倒しに来てよー!それで結局説得してやんの!!」
勇者「うっせー!俺はなー、戦いとか嫌いなんだよー!・・・って、もしかして・・・ユウか・・・?」
ユウ「え?何でわたしの名前を?」
勇者「ユウ!おっきくなったなー!俺だよ!父さんだよ!」
ユウ「え?ええええええええええええ!!!??」
魔王「マージで?いい女じゃん!」
勇者「だって俺の娘よ?そらそーだって!」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:22:20.25:ppBHZmV30
ユウ「お父さん、生きてたんだ・・・」
勇者「おー、し ぶ と く な、あはははははは!!」
魔王「なーにいってんだおめー!戦い避けまくってたくせによーぐびぐび」
レイ「おとーさん飲み過ぎ・・・」
勇者「それ娘だっけ?そっちもべっぴんさんじゃん!」
魔王「だろー?自慢の娘でよー!あはははははは!!」
ユウ「よ、よかったね!レイ!お父さん生きてて!」
レイ「そういうユウだって!」
魔王「レイ?なんだそれ?名前か?」
レイ「え、あ、うん・・・」
魔王「そーだなー、やっぱり俺らも名前とかあったほうがいいかなー」
勇者「おうそうしろそうしろ!!そうして世界的に平等になればいい!」
魔王「それはこれからしていくんだろ!!ぎゃははははは!!」
ユウ「お酒くさい・・・えへへ・・・」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:25:39.53:ppBHZmV30
魔王は死んだ。
世界的にはそういうことになっていた。
魔物たちは消えた、ように見えたが、実は人間の姿に化けて新しく町や村を作り、人間として生きていくようになった。
人々は勇者と、そして勇者の仲間(魔王)を褒め称えた。
勇者は王の命により、世界の中でも一番優位な国の王に任命された。
魔王は大臣としてその国に使えることになった。
勇者と魔王は娘にたちに、一緒に暮らそうとたずねたが。
彼女たちは首を横に振った。
勇者と魔王は理由を聞いたが、答えはしなかった。
それからすぐに、その国でも祭りが始まった。
勇者は酒をがばがば飲んで、飲んで、飲みまくった。
魔王も一緒になって飲んで、食べて、食べまくった。
しかし、そこに彼女たちの姿はなかった。
・・・
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:29:01.09:ppBHZmV30
レイ「はひー、はひー、ちょっと休憩しようー!」
ユウ「えー、またー?んもうレイってば本当に弱いんだからー」
レイ「ユウがタフすぎるんでしょ!はぁー、はぁー」
ユウ「レイがいったんでしょ?『レイの回ってきた世界で、素敵だったところに連れて行ってほしい』って!」
レイ「そういうユウだって『もっとレイと旅したかったなー』って言ってたじゃん!」
ユウ「わたし疲れてないよ?」
レイ「うぐぅ!」
ユウ「それで本当に魔王の娘なのー?」
レイ「カチカチン!あったりまえだろ!!幾多の勇者を葬った!かもしれない魔王の娘だ!!」
ユウ「よーし、じゃあ先にすすもー!」
レイ「そ、それとこれとは話が別だろ!!」
ユウ「じゃあ飛んでくればいいじゃんー」
レイ「そのほうが疲れるってさっきも言っただろ!!あーもうー!待ってー!」
おわり
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 02:32:49.00:ppBHZmV30
ID変わっちゃったけど代行感謝です
魔娘「お前勇者だろ?」
勇者「おーおー、こんなところにもわたしを知るものがいたとは、勇者の名は伊達じゃあないな!」
魔娘「馬鹿を言うな、わたしはな、魔王」
勇者「おー!お前も魔王討伐に出ているのか!流石わたし!見る目があるな!」
魔娘「ち、違う!わたしは魔王のむす」
勇者「んー、それ以上言わなくていい、わたしは他人がどういう過去をしょっていようが気にしない心の広い勇者なのだからな!」
魔娘「おい!」
勇者「いやいや、ここまで1人で旅をしていたのはきっとお前に会うためだったのだ!」
魔娘「少しくらい聞けよ!!」
勇者「よし!早速いこうか!!」
魔娘(まったく人の話し聞かないなこいつ!!)
魔娘「というかお前、ここまで1人で旅をしていたのか?もううちまでもうすぐじゃないか?」
勇者「うち?」
魔娘「あぁ、お前で言うなら魔王の城だな!(これで気づくだろ!)」
勇者「そーだなー、最初は1人で追い出されるように出てきたけどなー」
魔娘(気づかないのかよ!!)
勇者「でもここまで来て気がついたんだ、『仲間がほしい!!』ってな!」
魔娘「いまさらかよ!遅くないか!?」
勇者「いやー、わたし馬鹿だからー、えっへへー」
魔娘(それはよーくわかるが)
勇者「そういえばお前、すげー装備してるなー」
魔娘「装備?」
勇者「おー、その羽と、尻尾、どこで手に入れたんだー?」
魔娘「ばっ・・・これは装備じゃねえ!!」
勇者「え?」
魔娘(そうだ!これがあるじゃないか!これを見せ付けてやればきっと)
勇者『お前・・・魔物だったのか!!』
魔娘(となるはずだ・・・ふふふ)
魔娘「ふふふ・・・だからこれは装備ではない・・・本物だ!」
勇者「お前・・・コスプレイヤーだったのか!!」
魔娘「そうだ!!・・・って、ちっげーよ!!」
勇者「ふふふ・・・わたしはコスプレ娘でも大歓迎だ!とにかく仲間がほしかっただけだからな!」
魔娘「違うっていってるだろ!・・・というかそれならわたしじゃなくてもいいじゃないか!」
勇者「いーや、わたしはお前が気に入った、今はお前がいい」
魔娘(こいつ・・・)
【まもののむれがあらわれた!!】
勇者「お?魔物があらわれたぞ!」
魔娘(なんてタイミングで現れるんだ・・・)
魔物A(おい、あれ姫様じゃないか?)
魔物B(本当だ、なんで勇者と一緒に?)
勇者「あれくらいならお前にも倒せるだろー!」
魔娘「で、できるか!!」
魔娘(部下を倒してどうするんだよ・・・)
勇者「おー?できないのか?」
魔娘「できるわけないだろ!」
勇者「そんな格好してるのに?」
魔娘「は?」
勇者「見掛け倒しにもほどがあるぞー?」
魔娘「イラッ・・・わかったよ、やってやろうじゃないか」
勇者「いやー?できないんならいいのよー?勇者様にまかせておいて、ねー?」
魔娘「ムッカー!!やってやるっつってんだろ!!」
魔娘(ここで人間離れした技を見せてやれば、この馬鹿でも流石に気づくだろう・・・ふふふ)
魔物A「ひ、姫様・・・?」
魔娘「すぅー・・・」
【まむすめはごうかのいきをはいた!】
魔物AB「ぎゃー!!」
魔娘「どーうだ!こんなこと!人間にはできまい!!」
勇者「お前・・・」
魔娘(ふ・・・やっと気がついたか・・・)
勇者「大道芸人だったのか・・・」
魔娘「そのとおり・・・は?」
勇者「コスプレイヤーで大道芸人とは、ジョブの掛け持ちができる奴がいたなんて!!」
魔娘「・・・」
勇者「すごい!一体どうしたらそんなことが!」
魔娘「ちっがーう!!!!!!!!」
夜・宿屋
勇者「はー!ふかふかのベッドー!」
魔娘(結局町まで着いてきてしまった・・・)
勇者「お前ー、あー」
魔娘「なんだよ・・・」
勇者「あー、うん、名前なんていうんだ?」
魔娘「え、名前?」
勇者「うん、そういえば聞くの忘れてたからなー、ちなみにわたしはユウっていうんだ!」
魔娘「名前・・・」
勇者「どうした?」
魔娘「・・・名前は、ない」
勇者「お?」
魔娘(魔物には名前なんて無い、それが王族であろうとも、そういうものだから・・・)
勇者「そうかぁ・・・それじゃあなー、レイドーなんてどうだ?」
魔娘「・・・は?」
魔娘「レイドー・・・?」
勇者「コスプ『レイ』ヤーで大『道』芸人だからレイドー!」
魔娘「それはまさか、名前・・・か?」
勇者「おー!」
魔娘「名前が無いといったのに怪しまないのか?」
勇者「んー?あー、それなー、ちょっと遠くに文明の遅れた村と文明の進んだ国ってのがあってな」
魔娘(おとーさんが『支配するまでもない!』っていってたところと『あそこは早めに落としておきたい』っていってたところかな)
勇者「どっちでもな、人々に名前なんて無かったんだ」
魔娘「えっ!そんな両極端な!」
勇者「なー、わたしも最初そう思ったけど、文明の遅れた村ではそもそも名前という概念が無くてな、
逆に文明の進んだ国では名前なんて必要が無いということになっていたんだ」
魔娘「名前が必要ないだって?」
勇者「確かな、みんな番号で呼び合っていたよ、そのほうが効率がいいんだってさ」
魔娘「・・・なんだか寂しいな」
魔娘(魔物社会も似たようなものか・・・)
勇者「うん、わたしもそれ王様に言ったんだ、そしたら『外の人間には関係ない!』って言われちゃってな」
魔娘「・・・」
勇者「で、どう?レイドー!かっこいいと思うんだけどな!」
魔娘「却下だ!」
勇者「えー!」
魔娘「・・・といいたいが、自分で名前を考えるのもめんどくさいから、それでいい」
勇者「本当!?」
魔娘「あ、ああ、だがレイドーはなんかかっこ悪いからレイにしてくれ!」
勇者「えー!レイドーかっこいいよー!」
魔娘「どういうセンスしてるんだよ!レイにしないと許可しないー!」
勇者「まー、いっかー」
魔娘「お前適当だな!」
勇者「えっへへー」
魔娘「ほめてないからな!!」
勇者「すぅ・・・すぅ・・・」
魔娘「・・・寝つきのいい奴だな」
魔娘「はぁ、たまにはって散歩になんて出るんじゃなかった・・・」
魔娘「おとーさんに『勇者には気をつけるんだぞ、最近は強いやつがこのあたりをうろついてるみたいだからな』」
魔娘「って言われてたけど・・・まさかこんなことになるなんて・・・」
勇者「すぅ・・・んん・・・」ごろり
魔娘「なっ・・・ちょっとこっちくるなよ!あーもうなんでシングルベッドなんだよー!」
勇者「うへへへ・・・スパゲちぃ・・・」
魔娘「もう・・・なんだよこいつは・・・」
魔娘(そういえばこいつ、なんか妙なこといってたな・・・)
勇者『最初は1人で追い出されるように出てきたけどなー』
魔娘(なにかあったのかな・・・いやいやいやいや!!)
魔娘(わたしがこいつの心配してどうする!何の意味がある)
魔娘(わたしは・・・魔王のむすめ・・・なん・・・)
朝
ユウ「おはよー!おはよー!」
レイ「んー・・・おとーさんあと少し・・・」
ユウ「起きるんだレイ!レーイ!!」
レイ「な!!なんだ!え?あ、勇者!!」
ユウ「ユウと呼びたまえよ!」
レイ「な、なんでだよ!別に好きでいいだろ!」
ユウ「だめだ!名前欄もそうなったんだからだめだ!」
レイ「名前欄ってなんだよ!!勇者でいいだろ!」
ユウ「まぁ、レイがそっちがいいてのなら仕方ないな・・・」
レイ「あとそのレイっていうのも・・・」
ユウ「え?」
レイ「・・・いや、別にいい」
ユウ「ふっふー♪」
朝食
レイ「・・・あ」
ユウ「どうしたー?」
レイ(昨日の晩にこいつが寝入ってからやっつけてしまえばよかったんじゃないか?)
ユウ「もぐもぐ」
レイ「くっ・・・」
ユウ「どうした?お腹でも痛いか?」
レイ「違う・・・気にするな・・・」
ユウ「お?おー」
レイ(そうだ、わたしは魔王の娘なんだ、隙を見てこいつをやっつけてしまえば・・・そうすればおとーさんも・・・)
ユウ「食べないならウインナーもらうぞ!もぐもぐ」
レイ「な・・・!おま!わたしのウインナー!!」
ユウ「早く食べないからだー」
レイ「くぅ・・・!!」
レイ「今日はちなみにどこに行くんだ?」
ユウ「んー、行き当たりばったりかなー」
レイ「え?魔王の城も目の前だって言うのに行かないのか?」
ユウ「うん、なんかなー」
レイ「お前勇者だろ?」
ユウ「そうだけどー」
レイ「だったら魔王を倒しに行くんじゃないのか?」
ユウ「行くけどー、今日じゃないの!!わかった!?」
レイ(まぁ、魔王の娘としてはそれで万々歳なんですけどね)
レイ「それでも他にやることとかあるだろ?」
ユウ「そうだなー、まあとりあえず買い物だなー」
レイ「なんか足りてないのか」
ユウ「んー、そうじゃないけど、なんかなー」
レイ「なんだよはっきりしないな」
市場
レイ「うわ、すごい店の数だな」
ユウ「ここは有名な市場の町だからなー、いろんなところから物を売りに来てるんだよー」
レイ「ほぁー、ん?」
レイ(あ、あの露天商、魔物だな、人間に化けてなにやってるんだ?)
ユウ「ちょっとこっち来て!」
レイ「あ!なんだよ!おい!」
・・・
ユウ「ここなんだけど!」
レイ「なんだけど!とか言われても・・・服屋?」
ユウ「そうそう、ここはこの町でも有名な服屋でなー、かわいい服がいっぱい売ってるんだー」
レイ「かわいい服って、お前勇者だろ?」
ユウ「その前に女の子だし!」
レイ(なんでこんなのが勇者やってるんだ?こんなの最初のスライムにやられちゃうだろ?)
ユウ「ほらほらー、やっぱり似合うよー!」
レイ「は、恥ずかしいぞこんなふりふりなの・・・」
ユウ「かわいいよー!かーわいいよー!」
レイ「う、うるさい!あんまりほめるんじゃない!!」
ユウ「へへへー、あ、それはわたしが買ってやるからなー」
レイ「えっ、買ってやるって金は?」
ユウ「冒険してるとなー、お金は手に入るんだよー」
レイ(ああ、魔物からふんだくるんだったか・・・)
ユウ「じゃあ買ってくるなー」
レイ「ちょ、ちょっと待てよ!お前の分は?」
ユウ「わたしのはいいよー、レイのだけでいいんだー、わたしは来ても似合わないからなー」
レイ「わたしにだけ恥ずかしい思いさせるのか!?」
ユウ「そういうわけじゃないよー」
レイ「ええい!こっちにこい!」
ユウ「な、なんだよー!」
ユウ「う、うわー・・・」
レイ「どーだ、恥ずかしいだろ!」
ユウ「こんなに露出あるのは流石にどーかとおもうけど・・・」
レイ「へそでてるだけじゃないか、かわいいぞー?ひひひひ」
ユウ「そ、そうかなー?じゃあこれも買っちゃおうかなー」
レイ(あ、あれ、満更でもないっぽいぞ?)
ユウ「えへへ・・・」
レイ「まて!これも着てみろ!」
ユウ「ええー?そんなに買えるほどお金に余裕は無いよー!」
レイ「買わなくていいから!着るだけ!!」
レイ(もっと恥ずかしい思いをすればいい!!)
ユウ「え、ええー!」
レイ「つべこべ言わずに着てこーい!」
ユウ「うわー」
ユウ「あー、恥ずかしかったー、最後のほう水着とか下着だったじゃないかー」
レイ「結局かなり長いこといたな・・・もう夕方だぞ」
ユウ「えー、じゃあ宿屋に戻る?」
レイ「服見ただけじゃないか、勇者がそんなことでいいのか?」
ユウ「いーんだよ!わたしはもう十分に強いから!」
レイ「・・・そうなのか?」
レイ(こんなに自身があるってことはそうとうなのか?だとしたら不意打ちなんてきかないんじゃ?)
ユウ「ふーんふふーんふーんふーんふーんふっ、ふーん」
レイ(こいつに限ってそんなことあるわけ無いか、言ってるだけだろう)
ユウ「あ、あそこでご飯にしよう!お昼も食べ損なっちゃったし!」
レイ「あ、ちょっとまて!走るな!」
ユウ「なんだよー、もう疲れちゃったのー?弱いなー」
レイ「カチン、そんなわけないだろ!元気じゃああああ!!」
ユウ「ちょ!こっちは荷物持ってるんだからそんなに猛ダッシュしないでよー!」
ユウ「わー、レイのハンバーグおいしそう!」
レイ「お前のスパゲティだっておいしそうじゃないか」
ユウ「食べたい?」
レイ「・・・ちょっと」
ユウ「じゃあはい、あーん」
レイ「ばっ・・・!恥ずかしいからやめろ!自分で食う!」
ユウ「あっ・・・もー・・・」
レイ「むぐむぐ・・・んー!うまいなこれ!」
ユウ「じゃあレイのハンバーグもちょっとちょうだい!」
レイ「だめだ!お前今朝わたしのウインナー食べただろ!」
ユウ「た、食べてないよー」
レイ「そっぽ向いてもだめだ、これは私のハンバーグだ」
ユウ「でも買ったのはわたしのお金だー」
レイ「ぐ・・・わかったよ一口だけな・・・」
ユウ「ありがとー♪」
宿屋
ユウ「あー、ふかふかベッドー」
レイ「それ昨日も言ってたぞ」
ユウ「そーだっけー?ふかふか」
レイ「ったく・・・あ」
ユウ「ん?どうしたの?」
レイ「服、置いてきちゃったぞ?」
ユウ「あー!しまったー・・・ちょっとわたしとってくるね!!」
レイ「おい!ちょっと!・・・いっちゃった・・・」
レイ「・・・そうだ、今のうちに逃げてしまえば・・・」
ユウ『やっぱり似合うよー!かわいいよー!かーわいいよー!』
レイ「・・・」
レイ「ふん・・・」ごろん
レイ「・・・そういえばあいつ・・・」
ユウ「ただいまぁー、いやー閉店ぎりぎりでとってもらっちゃったよー」
レイ「・・・なぁ、勇者」
ユウ「んあー?」
レイ「昨日の話で気になったことがあるんだけど」
ユウ「うんうん、なに?」
レイ「1人で追い出されるように旅に出たって話」
ユウ「あ・・・い、言ってないよ!」
レイ「言ってたじゃないか!忘れたのか?」
ユウ「いやその、言ってたような、言ってないような・・・」
レイ「詳しく聞かせてくれないか?」
ユウ「い、いやだよ」
レイ「何でだよ」
ユウ「いやだよ・・・」
レイ「言えよ、言わなかったらわたし帰るからな」
ユウ「う、わかったよ!言うから!」
ユウ「実はね、わたしの町では15年に1度、町から若い人を勇者として旅に出させる習慣があってね」
レイ「町?国出身じゃない勇者とか始めてきいたぞ?」
ユウ「あぁ、それはね、近くの大きな国に属してる町だし、そういうことじゃないかな」
レイ「なるほど」
ユウ「それでね、わたし、町でいじめられてたんだ」
レイ「・・・」
ユウ「女の子の癖に力持ちでね、10歳のときに大岩を持ち上げたりしてね!みんなびっくりしてたんだよ!」
ユウ「でもね、それで怪力女とか、魔物の娘とか言われていじめられて」
ユウ「それで結局耐えられなくて勇者として旅に出たいってお母さんに無理行って出させてもらったんだ」
レイ「そうだったのか・・・」
ユウ「それからは、人間不信というか、なんというか、結局仲間も作れなくって、それで今まで1人でやってきたってわけ」
ユウ「ごめんね、本当はこの話、暗くなっちゃうからしたくなかったんだけど」
レイ「いや、わたしこそ、聞いてごめん・・・」
ユウ「レイはわるくないよ!大丈夫だよー!」
ユウ「それでね、こんな力持っててもしょうがないし、なるべく魔物も倒さないでいたんだ」
レイ「え?でもそれじゃあお金は?」
ユウ「ダンジョンで手に入れた武器や防具を売ってね!」
レイ「そう・・・だったのか・・・」
ユウ「だから、レベルも上がるの遅くてねー!魔法もほとんど使えないんだー」
レイ(あれ?じゃあ昨日わたしが魔物倒したのは無意味だったんじゃ?)
ユウ「えへへ、でもレイとだったら一緒に戦っても大丈夫かなー、だってレイも強いからねー!」
レイ「え?ああ、そうか・・・」
ユウ「この話はおしまい!明日のことを話し合おう!」
レイ「明日?ということはいよいよ魔王の城に?」
ユウ「え?んーん!それはまだ!明日は別にいきたい国があるのです!」
レイ「別の国に行くのか、どこだ?」
ユウ「和の国だよー」
レイ「和!?」
レイ「ちょっとまて!!和の国って、ここからかなり戻ったところにあるんじゃないか!?」
ユウ「うん、そーなるねー」
レイ「魔王の城が目の前にあるって言うのに引き返すなんて・・・あ、もしかして重要なアイテムがあるとか?」
ユウ「そんなかんじかなー」
レイ「そうか、それなら仕方が無いか・・・」
ユウ「それでねー、レイ、移動の呪文とか使えたりしない?」
レイ「は?なんだお前使えないのか?」
ユウ「使えるんだけど、一回使っちゃうと帰りの分のMPがなくなっちゃうんだよー」
レイ「なんてへっぽこ勇者・・・まぁできなくはないけど」
ユウ「ほんと?よかった!で、和の国には行ったことある?」
レイ「いや、ないな」
ユウ「そっかー、じゃあ行きはわたしが呪文使うから、帰りはレイにお願いするね!」
レイ「お、おおそうか、一回行ったところじゃないと移動呪文はきかないもんな」
ユウ「そういうこと!じゃあおやすみ!」
レイ「うん、おやすみ」
次の日
ユウ「それじゃーいくよー」
【ユウはいどうじゅもんをとなえた!】
レイ(・・・良く考えたら重要なアイテムとか取りに行かせたらまずいんじゃないか?ってもう遅いか・・・)
・・・
和の国
ユウ「はー、久しぶりだなー」
レイ「ここが和の国か、落ち着いたいい国だな」
ユウ「でしょー、わたしもこの国好きなんだー、世界的に有名な飲み屋さんとかもあるんだよー」
レイ(そうか、良く考えたらこいつはもうMPがないんだ、隙を見て私1人で移動呪文を唱えて帰ってしまえばいいじゃないか!)
レイ「ふっふっふ・・・」
ユウ「レイ気持ち悪いよ、どうしたの?」
レイ「な、なんでもない!それで、どこに行こうって言うんだ」
ユウ「あ、こっちだよー」
レイ「ここは?」
ユウ「神社だよ、神様とかが奉ってあるんだよー」
レイ(そんなところに魔物が来ても大丈夫なのか?)
レイ「で、ここで何を手に入れようって言うんだ?」
ユウ「はい」
レイ「?金なんて渡してどうするんだ?」
ユウ「お参りだよ」
レイ「はぁ!?重要なアイテムは!?」
ユウ「そ、それはあとで!とにかく、お願い事するの!」
レイ「む・・・わかったよ」
ユウ「やり方わかる?」
レイ「わかるわけないだろ」
ユウ「あのねー、まずここにお金を放り入れて、次に手を二回たたいて、それから目をつぶってお願い事をするんだよ」
レイ「ふむふむ」
ちゃりんちゃりん
ぱん!ぱん!
ユウ「・・・」
レイ(お願い事っていってもな・・・魔物の繁栄とかか?でもそんなの願ってもな・・・)
ユウ「終わったー?」
レイ「え?あ、おう、終わった!」
ユウ「そっかー、じゃあ次は絵馬書こう絵馬!」
レイ「え、えま?なんだよそれは」
ユウ「お願い事とか、自分がどうありますように、とか書くんだよ!」
レイ「なんだ、さっきのお参りとほとんど一緒じゃないのか?」
ユウ「いーの!やるんだからやるの!」
レイ「しょうがないな・・・で、何に書くんだ?」
ユウ「今から買ってくるから!ちょっと待っててね!」
レイ「はいはい」
ユウ「これでよしと、レイはなんて書いたの?」
レイ(思いつかん・・・)
ユウ「ねー」
レイ「なんでもいいだろ、というかまだ書けてない!」
ユウ「あー、そっかー」
レイ「・・・・・・書けた」
ユウ「じゃあそこに吊るすんだよー」
レイ「こうか・・・なんか見られるのいやだな、見えないように吊るそう」
ユウ「じゃあ次いこっかー」
レイ「あ、待って」
ユウ「はーい」
レイ(あいつ、何書いたんだろう、どうせ魔王討伐祈願、とかだろうけど)
レイ(ちょっと見てやろう、えーと、あいつの絵馬は・・・っと、これか)
レイ(え・・・)
『レイとずっと一緒にいれますように ユウ』
レイ「な・・・あいつ・・・」
ユウ「レイー?行こうよー」
レイ「あ、ああ・・・」
・・・
レイ「・・・なぁ、これってどこに向かっているんだ?」
ユウ「んー、この辺に美味しい和料理のお店があったんだけど・・・あ、ここだー」
レイ「おい、金はあるのか!?」
ユウ「大丈夫だよー!お金なら昨日ちょっと入ったからー」
レイ「そ、そうなのか」
ユウ「おじゃましまーす」
レイ「なんか高級そうなところだけど・・・」
ユウ「ここのテンプーラはおいしーんだよー」
レイ「そ、そうか」
ユウ「おいしかったねー」
レイ「確かにあのてんぷらうどんはうまかった」
ユウ「またこよーねー!」
レイ(・・・こいつ、何を考えているんだ?一昨日から一向に魔王の城に向かう気配がないじゃないか)
レイ(勇者なのにそんなことでいいのか?)
ユウ「そろそろ帰る?」
レイ「帰るって・・・重要なアイテム取りに来たんじゃなかったのかよ」
ユウ「んー、いやまぁそれはね、まぁいっかってなったから」
レイ「はぁ?なんだよそれ!!わざわざこんなとこまでつれてきて!!それで済むものなのか!?いい加減にしろよ!!」
ユウ「!」びくっ
レイ「一昨日から、まったく先に進もうともせずにだらだらと・・・なんなんだよお前は!なぜわたしを仲間にしたんだよ!!」
レイ「それでも 勇 者 か!!」
ユウ「・・・」だっ
レイ「あ、おい!どこに行くんだよ!!」
レイ「ぜぇぜぇ・・・あいつ、どこにいったんだよ・・・MPもないのに・・・」
レイ「しかも荷物まで置いて・・・おい!勇者!勇者ー!!」
ユウ「・・・」
レイ「ゆう・・・あ!おっ前こんなところに・・・何なんだよお前は!」
ユウ「・・・違うの」
レイ「なにが!」
ユウ「仲間がほしかったんじゃないの」
レイ「はぇ?」
ユウ「わたし、友達がほしかったの」
レイ「・・・!」
ユウ「わたし、ずっと友達がいなかったから、それで、それで・・・」
レイ「旅してる間に、友達、できなかったのか?」
ユウ「うん・・・普通の人に話しかけるの、怖かったから」
レイ「じゃあなんでわたしに・・・」
ユウ「だって、レイ、魔物だったから・・・」
レイ「は・・・?お前、気づいてたのか?」
ユウ「うん、だって、尻尾も羽も生えてるし、フィールドにいるし、そりゃ気がつくでしょ?」
レイ(こいつ・・・)
ユウ「人に話しかけるのは怖いけど、でも、魔物となら普通に話できたから・・・」
レイ「普通にって?」
ユウ「町を襲う魔物を退治しに行ったときとか、わたし、そこでお話してね、それで町を襲わないって約束してもらったりしてたの」
ユウ「その代わりに町長さんとかに話しつけて、魔物たちを人間と一緒に生活できるようにしてもらったりしてね」
レイ(じゃあ、あのときの露天商も・・・)
ユウ「本当はいけないことなのは分かってるけど、それでもわたしにはこうすることしかできなかったの・・・」
ユウ「わたし・・・わだし・・・ごんなゆうじゃだがら・・・」
レイ「ちょっと!こんなところで泣くなよ!」
ユウ「うわぁぁぁぁぁん!!」
レイ「ば・・・抱きつくな・・・!」
ユウ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
レイ「・・・」
レイ「わたしだって・・・本当は魔物に・・・魔王の娘になんて生まれたくなかったさ・・・」
ユウ「ひぐ・・・うぇ・・・?」
レイ「魔物社会ってな・・・すごく、息が詰まるんだ・・・」
レイ「一昨日お前が話してくれた文明の進んだ国の話、あるだろ?」
レイ「あれを、もっと、もーっときびしくしたのが、魔物社会なんだ」
ユウ「・・・ぐすっ」
レイ「わたしにも、友達なんていなかった、友達になりたいと思った魔物も、すぐに勇者討伐や地域侵略に借り出される」
レイ「わたしも、ひとりぼっちだった・・・」
ユウ「レイ・・・」
レイ「最初は!・・・おとーさんに認めてもらえば、もっと自由になれるんだと、友達もできるんじゃないかと思ってた・・・」
レイ「だからどこかでお前を、ユウを倒してやろうって考えてた!」
レイ「でも・・・気がついたら・・・お前といるのが、すっごく!すっごぐ楽じがっだ!!」
ユウ「・・・」
レイ「うぐ・・・ひっぐ・・・」
きゅっ
レイ「!?な、なに抱きついてんだよ!!」
ユウ「大丈夫だよレイ・・・もう、わたしたちは友達だから・・・ずっと一緒だから・・・」
レイ「ユウ・・ユウぅ・・・うぐぅ」
ユウ「いいよー、泣いても」
レイ「泣くかよ・・・魔王の娘が・・・なぐがよ・・・ひぐ・・・」
レイ「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ユウ「よしよーし」
レイ「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
・・・
レイ「・・・」
ユウ「・・・ねぇ、レイ」
レイ「なんだよ・・・」
ユウ「これからも、一緒にいてくれる?」
レイ「でも・・・」
レイ「でもわたしは魔王の娘だ、勇者と一緒になんか、いられないよ・・・」
ユウ「そっか・・・そうだよね・・・魔王の娘だもんね・・・」
レイ「・・・ごめん、わたしが、普通の魔物だったら、きっと・・・」
ユウ「レイが悪いんじゃないよ!大丈夫だよ」
レイ「ごめん・・・ごめん・・・」
ユウ「もう遅くなっちゃったし!今日はここで宿探して!寝よう!ね!」
レイ「うん・・・」
・・・
レイ「はー、はー、なんで、こんな山奥に走って逃げるんだよ・・・」
ユウ「必死だったから・・・レイに嫌われたくなくて・・・」
レイ「逃げたらそんなもん元も子もないだろ・・・」
ユウ「そうだよね・・・えへへ、わたし馬鹿だからー」
レイ「それはもう聞いた・・・って、なんだ?城下町が騒がしいな」
ユウ「うん、行ってみよう」
レイ「ま!待ってってば!はひー」
ユウ「あのー、何かあったんですか?」
国民「ん?なんだいお嬢ちゃん、聞いてないのかい?ついに勇者様が魔王を討伐したんだよ!」
2人「は?」
国民「今日は宴だ!ぱーっとやるぞ!!」
ユウ「・・・えっと?」
レイ「おとーさんが・・・」
ユウ「あ、レイ・・・そんな、落ち込まないで・・・」
レイ「・・・ふふふ・・・はーははははは!!」
ユウ「!?」
レイ「やった!これで!自由だ!ユウ!自由だよ!!ユウ!!」
ユウ「レイ?レイー?うわああふりまわさないでー!」
レイ「あ、ご、ごめん!」
ユウ「悲しくないの?その・・・お父さんがやられて・・・」
レイ「悲しくなんてないよ!もうとっくにあんなやつ父親だなんて思ってないからな!ははははは!!」
ユウ「レイ・・・」
レイ「さあ!宿屋に行こう!なあ!はははは!!」
・・・
宿屋
ばたん!
レイ「・・・」
ユウ「レイ」
レイ「な、なんだよ!ユウももっと喜べよ!」
ユウ「わたし、知ってるんだよ、レイが絵馬に『おとーさんが振り向いてくれますように』って書いたこと」
レイ「!!」
ユウ「・・・無理しちゃだめだよ・・・だって、お父さんだもん・・・」
レイ「・・・あんなの・・・おとーさんでもなんでもない・・・」
ユウ「レイ?」
レイ「わたしに見向きもしないで!!仕事仕事仕事仕事!!毎日!!毎日!!」
レイ「それでいてわたしには魔物らしくしろって!!かわいい服とかも着させてもらえない!!ご飯も一緒に食べてくれない!!」
レイ「そんなんでなにがおとーさんだよ!!そんなんで!!なにが!!」
ユウ「それでも・・・」
レイ「!」
ユウ「それでも、お父さんのこと、大好きだったんだよね・・・」
レイ「そ・・・れは・・・」
ユウ「だって、寝言でもお父さんのこと言ってたもん、それも毎日」
レイ「あ・・・う・・・」
ユウ「辛いんだよね、きっと、辛いんだよね」
レイ「う・・・うう・・・」
ユウ「えへへ・・・実は、わたしお父さんのこと覚えてなくてね」
レイ「・・・え・・・?」
ユウ「わたしが生まれてすぐに勇者として町を出て行ったみたいで、ぜんぜん、覚えてないんだ」
レイ「そうだったの・・・?」
ユウ「だからね、レイの気持ち、分かる気がするんだ、わたしも、わたしを愛してくれるお父さんに会いたかった」
ユウ「旅に出た理由の1つでもあるんだ、お父さんに会いたいっていう」
レイ「ユウ」
ユウ「・・・えへへ、それでも、生きてるかどうか分からないし、記憶が少ないし気持ちが分かるって言うのもへんだけど」
レイ「・・・なぁ」
ユウ「うん・・・?」
レイ「ちょっと飲みにいかないか?」
ユウ「えー!わたし未成年だよ!」
レイ「ちょ、ちょっと付き合ってくれたっていいじゃないか!どうせ、わたしも未成年だし」
ユウ「でも飲むの?」
レイ「そりゃまあ、飲むけど・・・」
ユウ「いけないんだよー!」
レイ「う、うるせーな!わたしは魔物だからいーんだよ!」
ユウ「えー!」
飲み屋
店主「いらっしゃーい!!」
レイ「は・・・?」
ユウ「ん?」
勇者「それでよー!もうマジで強くってさー!!」
魔王「そりゃそうよ!!俺の部下だぜ?強いに決まってんじゃねーか!!」
レイ「おとーさん!!??」
ユウ「ええ!!??」
魔王「お?おー、娘じゃないかー!紹介するよ、こいつ勇者、俺を倒しに来てよー!それで結局説得してやんの!!」
勇者「うっせー!俺はなー、戦いとか嫌いなんだよー!・・・って、もしかして・・・ユウか・・・?」
ユウ「え?何でわたしの名前を?」
勇者「ユウ!おっきくなったなー!俺だよ!父さんだよ!」
ユウ「え?ええええええええええええ!!!??」
魔王「マージで?いい女じゃん!」
勇者「だって俺の娘よ?そらそーだって!」
ユウ「お父さん、生きてたんだ・・・」
勇者「おー、し ぶ と く な、あはははははは!!」
魔王「なーにいってんだおめー!戦い避けまくってたくせによーぐびぐび」
レイ「おとーさん飲み過ぎ・・・」
勇者「それ娘だっけ?そっちもべっぴんさんじゃん!」
魔王「だろー?自慢の娘でよー!あはははははは!!」
ユウ「よ、よかったね!レイ!お父さん生きてて!」
レイ「そういうユウだって!」
魔王「レイ?なんだそれ?名前か?」
レイ「え、あ、うん・・・」
魔王「そーだなー、やっぱり俺らも名前とかあったほうがいいかなー」
勇者「おうそうしろそうしろ!!そうして世界的に平等になればいい!」
魔王「それはこれからしていくんだろ!!ぎゃははははは!!」
ユウ「お酒くさい・・・えへへ・・・」
魔王は死んだ。
世界的にはそういうことになっていた。
魔物たちは消えた、ように見えたが、実は人間の姿に化けて新しく町や村を作り、人間として生きていくようになった。
人々は勇者と、そして勇者の仲間(魔王)を褒め称えた。
勇者は王の命により、世界の中でも一番優位な国の王に任命された。
魔王は大臣としてその国に使えることになった。
勇者と魔王は娘にたちに、一緒に暮らそうとたずねたが。
彼女たちは首を横に振った。
勇者と魔王は理由を聞いたが、答えはしなかった。
それからすぐに、その国でも祭りが始まった。
勇者は酒をがばがば飲んで、飲んで、飲みまくった。
魔王も一緒になって飲んで、食べて、食べまくった。
しかし、そこに彼女たちの姿はなかった。
・・・
レイ「はひー、はひー、ちょっと休憩しようー!」
ユウ「えー、またー?んもうレイってば本当に弱いんだからー」
レイ「ユウがタフすぎるんでしょ!はぁー、はぁー」
ユウ「レイがいったんでしょ?『レイの回ってきた世界で、素敵だったところに連れて行ってほしい』って!」
レイ「そういうユウだって『もっとレイと旅したかったなー』って言ってたじゃん!」
ユウ「わたし疲れてないよ?」
レイ「うぐぅ!」
ユウ「それで本当に魔王の娘なのー?」
レイ「カチカチン!あったりまえだろ!!幾多の勇者を葬った!かもしれない魔王の娘だ!!」
ユウ「よーし、じゃあ先にすすもー!」
レイ「そ、それとこれとは話が別だろ!!」
ユウ「じゃあ飛んでくればいいじゃんー」
レイ「そのほうが疲れるってさっきも言っただろ!!あーもうー!待ってー!」
おわり
説明を忘れた部分があるから一つだけ・・・
>ユウ「んー、この辺に美味しい和料理のお店があったんだけど・・・あ、ここだー」
>レイ「おい、金はあるのか!?」
>ユウ「大丈夫だよー!お金なら昨日ちょっと入ったからー」
この前の忘れ物のシーンの後で装備一式がなくなってる描写をいれるつもりだったのをわすれてたけどまあしかたないゆるして
あしたも用事あるし、俺は寝る
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/02(火) 03:37:06.21:oTYHsYRF0>ユウ「んー、この辺に美味しい和料理のお店があったんだけど・・・あ、ここだー」
>レイ「おい、金はあるのか!?」
>ユウ「大丈夫だよー!お金なら昨日ちょっと入ったからー」
この前の忘れ物のシーンの後で装備一式がなくなってる描写をいれるつもりだったのをわすれてたけどまあしかたないゆるして
あしたも用事あるし、俺は寝る
おもしろかった!おつ!









































コメント 6
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ぷよぷよやりてぇ
名前は幽霊オチの伏線だと思ったら全然違った
うん(゚_゚)(。_。)
のんびりしすぎだろ