-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 00:36:19.86:HkAmfVew0
ルールー「待ちなさい、ティーダ。ちゃんとキマリに朝ごはんあげたの?」
ティーダ「おっと、忘れてた」
ティーダ「よしよしキマリ…お腹減ったッスか?」
キマリ「……」
ティーダ「相変わらず愛想の悪い犬ッスね」
ティーダ「――じゃあ、母さん行って来るッス!」
ルールー「行ってらっしゃい。気をつけてね」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 00:41:08.83:HkAmfVew0
―学校―
ざわざわ ざわざわ
ティーダ(今日は何でこんなに騒がしいかというと…)
ティーダ(なんと二ヶ月ぶりの席替えがあるッスよ!)
ティーダ「…」クルッ
ユウナ「ふふふ」
リュック「でさー――」
ティーダ(愛しのあの子の隣をgetッスよ!!)
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 00:45:11.86:Cori3JjFO
キスティス「――じゃあ次、ティーダ君」
ティーダ「はいッス!!!」
キスティス「…普段もそれくらい元気のいい返事をしてくださいね?」
ティーダ「よぉーしッ…」
ガサゴソ
ティーダ(…神様お願いするッス…)
ティーダ(もう前方シーモア、後方セフィロスは嫌ッス…)
ティーダ(プリント回すだけでストレスが溜まるッスよ…)
ガサゴソ
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 00:49:17.28:rDIkbaBV0
ティーダ(…よしっ……これッス!!)ガバッ
キスティス「はい、じゃあクジ引いたら席について」
ティーダ「ふぅ…やりとげた感がすごいッス…」
セフィロス
宝条 ティーダ ヴィンセント
シーモア
ティーダ(四面楚歌ッス…)
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 00:58:08.95:BB5uj6hC0
宝条「――やぁ、ティーダ君。君が隣の席で良かった…楽しくなりそうだよ」ニヤリ
ティーダ「はぁ…」(誰ッスかこのおっさん…浪人生ッスかね…)
ティーダ「…」チラッ
アーヴァイン「はは、今日はホントにいい日だよ。こんなかわいい子の隣になれるなんて」
ユーナ「もぉ…アーヴァインったら調子いいんだから///」
ティーダ(くそぉぉおおおおおッッ!!!!あの野郎、ユウナから離れろッスッッ!!!)
61: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/08/03(水) 01:18:05.74:StcLH7oS0
―昼休み―
クラウド「どうしたティーダ?今日は元気がないな」
ティーダ「…さっき科学の授業で同じ班のやつが妙な気体発生させてすんごい怒られたッスよ…。こんなことなら席替えなんてしない方がよかったッス…」
クラウド「そうか…」
ティーダ「そういうクラウドはどうだったんスか…?」
クラウド「まぁ俺は…」チラッ
ティファ「ふんふふ~ん♪♪」
ティーダ「…よかったッスね……」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:21:31.86:QyAbD0Sn0
―放課後―
リュック「あれ?ティーダ帰るの?水球の練習は?」
ティーダ「今日はお腹が痛いんで帰るッス…」
リュック「…ふーん」
ティーダ「じゃあまた明日…」
リュック「待って!」
ティーダ「ん…?」
リュック「一緒に帰ろっ♪」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:34:20.86:HkAmfVew0
ティーダ(これは……)じーッ
リュック「?」
ティーダ(着崩した制服…かなり短めのスカート…)
リュック「??」
ティーダ「いや…今日は一人で帰りたいッス」
リュック「そ、そうなんだ…」シュン
ティーダ(そうッス…おれは一途なんだ…。ビッチには騙されないッス)
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:37:33.54:rDIkbaBV0
ティーダ「はぁ……今日はもう散々ッスよ…」トボトボ
ティーダ「……んっ?あそこの公園にいるのは…?」
レッドサーティーン「キャンキャン♪!」
キマリ「………」
ティーダ「…キマリあんな所で何やってるんッスか!」ダダッ
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:48:59.57:HkAmfVew0
ティーダ「コラっ!キマリ!勝手に首輪外すなって何度言えば分かるッスかっ!!」
キマリ「!!?」ビクッ
サッ
レッドサーティーン「…ウゥ……ワンッワンッッ!!!…ガルルルル……ッ」
ティーダ「え?なんスか?そんなみすぼらしい犬の後ろに隠れるんッスか?」
ティーダ「こちとら水球で身も心も鍛えてるんスよ…ッ。野犬の一匹や二匹っ――」
ユウナ「――やめなさいッ!ナナキ!!」
115: 忍法帖【Lv=29,xxxPT】 :2011/08/03(水) 01:49:36.22:vGlfE/nB0
ティーダ「!!?ゆ、ゆうなっ……」
ユウナ「ダメでしょ…私のお友達に威嚇したら」
ナナキ「きゃんきゃん♪」スリスリ
ティーダ(…すごい変わり様ッス)
ユウナ「…ところでティーダ君。この子あなたの家の飼い犬?」
ティーダ「…!あっ!そ、そうっス!そうッスよ!」
ユウナ「うふふ、かわいいねっ…」
ユウナ「ほら、おいで♪」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:03:21.52:HkAmfVew0
キマリ「……」てくてく
キマリ「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ……」
ユウナ「キャッ…もう、くすぐったい///」キャハハハ
キマリ「……」クンカクンカペロペロ
ティーダ(な、なんなんッスか…この心の奥底から湧き上がってくる邪悪な気持ちは……っ!)
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:17:16.15:HkAmfVew0
ユウナ「私、ティーダ君が犬飼ってるなんて知らなかったな」
ティーダ「そ、そうッスか…」
ユウナ「うん!今度ワンちゃんのことでいっぱいお話しようねっ♪」
ティーダ「ッ!!?」
ユウナ「…それじゃあ、私夕飯の仕度あるから…じゃあねっ」
ティーダ「あっ…もう行くッスか…?」
ユウナ「うん。ほら行くよ、ナナキ!」
レッドサーティーン「キャン」
ティーダ「……行っちまったッス……」
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:22:16.27:HkAmfVew0
ティーダ「…じゃあ俺達も帰るッスか、キマリ――」
キマリ「…ハァハァ……」カクカク
ティーダ「!?な、なにやってるんスかっっ!?それは遊具ッスよっっ!!!」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:22:47.18:EzdWq8Oz0
―ティーダ宅―
ティーダ「母さん!おかわりッスっ!!!」
ルールー「あらあら…珍しく部活休んできたと思ったらいつもより元気じゃない」
ライトニング「母さん、ただのずる休みだよコイツは」
ティーダ「はんッ…恋愛の一つもしたことない姉ちゃんには分からないッスよ」
ライトニング「ほぅ…?」ポキポキ
ティーダ「や、止めるッス!食事中ッスよっ!」
ルールー「あらあら」
ワッカ「そうか…ティーダももうそんな年頃か…」しみじみ
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:36:02.76:RDHdP4EjO
ティーダ「じゃあご馳走様!」ダッ
ルールー「あっ!ティーダ、キマリにちゃんとお夕飯あげた?」
ティーダ「あ、いけねっっ!忘れてたッス!」
ライトニング「……たく…っ。終いには餓死するぞ、あいつ…」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:37:58.48:Dteic3840
キマリ「……」
キマリ「……」クンクン
ティーダ「いやー!悪かったッスよ!すっかり忘れてたッスよ」
キマリ「……」プイッ
ティーダ「…ほら…機嫌直すッスよ。明日は学校休みだから散歩に連れてってやるッスから」
キマリ「……」コクッ
ティーダ「……それにしても…気持ちいい風ッスね」
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:51:02.34:HkAmfVew0
ティーダ「…それじゃあ戻るッスか」
ティーダ「………んっ?」
『ピーンポーン』
???「御免くださーい」
ティーダ「あれは……ホープ?」
ホープ「すいませーん!」
ティーダ「何かウチに用ッスか、ホープ」
ホープ「あ!ティーダさん!」
ティーダ「久しぶりッス」
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:52:04.16:QyAbD0Sn0
ホープ「あの…先週家族でハワイに旅行に行ったのでお土産を…」ガサゴソ
ティーダ「マジッスか!?」
ホープ「えぇ…これ、よろしかったら皆さんで召し上がって下さい」
ティーダ「ありがとうッス」
ホープ「それじゃあボクはこれで…」
ティーダ「あれっ?あがって行かないんスか?」
ホープ「はい、もう遅いですし――」
ドタタタタタタタ――ッ ガラッ
ライトニング「いやっ!少しくらいなら大丈夫だろう!さぁ、あがっていけ!さぁっっ!!」
ティーダ(……必死ッスなぁ)
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:07:11.60:HkAmfVew0
―翌朝―
ティーダ「ZzZ……」
ライトニング『おいっ!!起きろ、ティーダ!今月はおまえが散歩当番だろっ!!!』
ドンドンッ
ティーダ「……うーん………うるさいッスねぇ…」
ティーダ「……」チラッ
ティーダ「もう九時ッスか…」
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:17:31.19:HkAmfVew0
ティーダ「――うーん……今日は良い天気ッスね!」
キマリ「……」ハッハッ
ティーダ「さぁ!散歩行くッスよ!キマリ!!」
キマリ「……」コクッ
ティーダ「――ふんふ~ん♪……んっ?あれは……?」
スタイナー「……」ガサゴソ
ティーダ「……おっさんが自動販売機の下漁ってるッス……」
スタイナー「……」ガサゴソ
ティーダ「まぁ不景気ッスからね…しょうがないッスね…」
キマリ「……」ジョー
ティーダ「!!?こ、こらキマリっ!!いくらなんでもションベンかけるのはひどいッスよっ!!!」
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:18:38.80:YhtDZvPeO
ティーダ「まったくもう…キマリのせいで鎧代弁償させられたッスよ…」
キマリ「……」シュン
ティーダ「それにしてもあれクリーニングに出せるんッスかね……おっ?」
テクテクテク
アンジェロ「…」
テクテクテク
ティーダ「…見たッスか、キマリ。あれが血統書付きの犬ってやつッスよ」
ティーダ「はぁー……ウチもあの犬みたいな気品溢れる犬に飼い換えた方がいいッスかね」チラッ
キマリ「!?……」ブルブル
ティーダ(ふふ……焦ってる。さっきのばつッス)
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:40:56.61:HkAmfVew0
エアリス「――もーぉ!早くしないと置いてっちゃうぞーッ!!」
クラウド「…ちょっと待て。人に荷物持たせといてそれか」
エアリス「~~♪♪」
クラウド「聞けよ」
クラウド「……ん?あれは…?」
ティーダ「…ハァ~……そんなデカイうんちして誰が持ち帰ると思ってるんスか…」
キマリ「……」プルプル
クラウド「っ!!?ま、マズいッッ!エアリス、隠れろっ!!!」グイッ
エアリス「えっ…?きゃっっ!!!」
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:47:59.33:wcDoI6az0
エアリス(な…何するのよ、クラウドっ!!)モゴモゴ
クラウド(お、落ち着けっ!あいつらが通り過ぎるまで!)
ティーダ「キマリ…落ちてる物勝手に食べちゃあダメッスよ」
キマリ「……」コクン
テクテクテクテク……
クラウド(……………行ったか――)
ティーダ「行ってないッス」ヌッ
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:55:38.86:HkAmfVew0
クラウド「!?うっ………何か用か?」
ティーダ「いいッスよ、『彼女』の前だからってクールぶらなくても」
クラウド「!?ち、違う!これはだな――」
ティーダ「何が違うんスか?」ズイッ
クラウド「う………ッ」
ティーダ「クラウド…確かにオレ達は友達…いやっ、親友ッスよ」
ティーダ「でも、だからこそコレはないんじゃないッスか?」
クラウド「……なんのことだ」
ティーダ「ロックハート」
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:01:14.78:HkAmfVew0
クラウド「き、貴様ッッ…」ギリッ
エアリス「貴様って…クラウド、お友達でしょ!?」
ティーダ「うぅ…クラウド怖いッス……」ビクビク
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:08:59.01:HkAmfVew0
クラウド「…クソっ…高く付くぞ…。で何が望みだ」
ティーダ(さすがクラウドッス!……実は最近溜まってるんスよね…)ヒソヒソ
クラウド(なに……ッ?)
ティーダ(なんかそっちのネーちゃん、そういうの慣れてそうじゃないッスか)ヒソヒソ
クラウド「……この下衆め……ッ」ボソッ
ティーダ(持ちつ持たれつッスよ)ニヤリ
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:14:36.78:HkAmfVew0
クラウド(……用はおまえとエアリスでデートさせろってことだな)
ティーダ(そういうことッス)
クラウド(分かった……しかしその後のことは自分でやるんだな…)
ティーダ(もちろんッス)
ヒソヒソ
エアリス「ふふふ。かわいいワンちゃん♪」
キマリ「……」ハッハッ
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:21:57.11:HkAmfVew0
クラウド「…よしっ、行こうかエアリス」
エアリス「あっ……うん!」
キマリ「……」ハッハッハッハッ
エアリス「じゃあ行こ♪クラウド♪」
クラウド「……」
エアリス「…?……クラウド…?」
クラウド「……あいたたたたたっ!!お腹がっ!お腹が痛いよぉぉおおおおっっ!!!!!」ジタバタ
エアリス「」
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:25:00.07:OHPBEO1SO
クラウド「うわぁぁぁあああああああっっっ!!!!!!」ジタバタ
エアリス「お、落ち着いてっ!クラウドっ!!」アタフタ
ティーダ(……これはひどい…一応写メっとくッス)パシャ
クラウド「す…すまん、エアリス……お、俺はもうダメだ…」ヨロヨロ
クラウド「きょ、今日の所は帰らせてくれないか…」
エアリス「う、うん!じゃあ私が家まで送って――」
クラウド「いやっ!!大丈夫だ!!一人で帰れるっ!!」
エアリス「でも…ッ」
クラウド「いいからっ!!!」
クラウド「……それじゃあ二人とも……ゴホッ…ゲフンゲフンッ……」
ダッダッダッ
エアリス「……行っちゃった……」ポカーン
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:37:36.00:HkAmfVew0
エアリス「……せっかく今日はクラウドの為に気合入れて来たんだけどな…」ボソッ
エアリス「……でも仕方ないか」
エアリス「あはは…何かゴメンね……それじゃあ私も帰るね――」
ティーダ「――待つッスよ」
エアリス「え…ッ」
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:55:31.90:HkAmfVew0
ティーダ「このまま家に帰るなんてそのオニューのワンピがかわいそうッスよ」
エアリス「で、でも…」
ティーダ「それにホラ…今日はこんなに天気がいいじゃないッスか」
エアリス「…そうだけど一人でお出かけしてもつまんないし…」
ティーダ「…オレがいるじゃないッスか」
エアリス「え…ッ」
ティーダ「バラのような哀愁漂う顔も綺麗だけど…やっぱりキミにはヒマワリのような笑顔の方が似合うッスよ」
ティーダ「オレがヒマワリの花が咲くように水をかけてあげるッスよ…」
ティーダ「だから……今日はオレと一緒に出掛けないッスか…?」
エアリス「…ティーダ君…」キュン…
キマリ「……」ジョーッ
エアリス「え……?」
キマリ「……」フゥ
ティーダ「!?あぁぁぁあああああッッ!!!何ションベンかけてるんスかっっ!!!!」
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:58:17.03:4lEWLait0
エアリス「……最っ低」ボソッ
パンッ!
ティーダ「うっ……ッ」
エアリス「さようなら」
ダッダッダッダッ
ティーダ「……」
ティーダ「…全部…終わった…よな……」
356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 11:12:28.03:9sWBWVgF0
―ティーダ宅―
カァー カァー
ティーダ「今日は折角の休みだったのにキマリの散歩に一日を費やしてしまった…」
ティーダ「はぁ…」
ティーダ「しかも女の子にビンタされて…」
ティーダ「…思い出したらなんかムラムラしてきたな……」
ティーダ「仕方ない…久々に自家発電でもやるか…」
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 11:24:14.38:9sWBWVgF0
ティーダ「今日のオカズは何にしようかなッ…と」ガサガサ
ティーダ「…また中学校時代のユウナのへそチラ写真でいいか…」パラパラ
ティーダ「よぉし……んっ?…これは……?」
ティーダ(確か…此間の修学旅行でユフィから買った……ユウナの生着替え画像ッ……!!)
ティーダ(なくなったと思ったらこんな所に挟まってたのか…)ゴクリ
361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 11:36:35.28:9sWBWVgF0
ティーダ(…着替えてるといっても靴下脱いでるだけなんだけど…)
ティーダ(足元見られて二万円も払わされたからな)
ティーダ「……俄然やる気が沸いてきたッスよ!!!」
♪トゥットゥルットゥットゥットゥットゥー トゥットゥルットゥットゥットゥットゥー ←10の戦闘曲
ティーダ「…くッ……はぁ…ッッ……ウゥ……」シコシコ
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 11:37:05.19:YhtDZvPeO
ティーダ(やばいッス…やばいッス…)シコシコ
ティーダ(一週間もオナ禁してたからもう出そうだ…ッ)ハァハァ
ティーダ(……う……ッ…)シコシコ
ティーダ「…で…でるッス!でるッスよっ!!」シコシコシコ
ティーダ「あぁっっっ!!!」ドピュッ
ガチャ
ライトニング「――ちょっといいかティーダ…母さんが今日の夕飯何がいいって――」
ティーダ「あ」
べチャッッ
ライトニング「…な……っ…?…何か…私の顔に……」
366: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/08/03(水) 11:49:55.49:EOuwxVQR0
ティーダ「…………」
ライトニング「…………」
ティーダ「…そうだな、ハンバーグ――」
ライトニング「死ね」
ドカバキグシャベキッ
ルールー「ライト、ティーダは?」
ライトニング「今日夕飯いらないって」
ルールー「おかしいわね…やっぱり体の調子が悪いのかしら……?」
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:05:28.82:9sWBWVgF0
―翌朝―
クラウド「どうした、ティーダ……顔そんなに腫らして」クックックッ
ティーダ「…今日は放って置いてくれ」
キスティス「はーい、着席着席!出席とるわよ」
ティーダ(そういえば休みをはさんでたんで忘れてたけど…)
セフィロス「……」
シーモア「……」
シーモア「……」
ヴィンセント「……」
宝条「…ヒッ…ヒヒヒッ…」
ティーダ(これは……ッ…)
375: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/08/03(水) 12:10:50.34:7UyIl1k60
ユウナ「もぉー、アーヴァインったら!」
アーヴァイン「ほらほら先生見てるよっ」
いちゃいちゃ
ティーダ(…何でだ…何でなんだ……ッ!!)ガタガタ
セフィロス「うるさいぞ、人間」
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:21:05.35:9sWBWVgF0
―屋上―
ティーダ「はぁ…」
ティーダ(今日はもう帰りたいな……)
???「――どうした。昼休みなのにそんな辛気臭い顔して」
ザッ
ティーダ「あなたは………用務員のおじさん?」
アーロン「そんな顔してちゃあ幸せは寄って来ないぞ」
380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:24:45.59:uTjEVWoD0
――――――――
―――――――
――――――
―――――
――――
アーロン「――なるほど。いわゆる恋の悩みってやつか…」
ティーダ「はい…。もう挫けそうッスよ…」
アーロン「………」フゥ
アーロン「………若いの」
ティーダ「は、はいッス」
アーロン「まぁ俺もこんな年でまだ独り身やってるから偉そうなことは言えんが…」
アーロン「……このままでいいのか?」
390:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:41:05.21:9sWBWVgF0
アーロン「確かにお前ぐらいの年齢だったらいろいろと周りの目を気にし過ぎたりするだろう…」
アーロン「だけどな…失敗を恐れてどうする」
アーロン「俺も若い時は色々挑戦して来たものだ……まぁ今はごらんのとおりしがない用務員だけどな」フフッ
ティーダ「用務員さん…」
アーロン「……ティーダよ」
ティーダ「は、はい」
アーロン「覚悟を決めろ。他の誰でもない…。これはお前の物語だ」
ティーダ「用務員さん……」
392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:45:48.08:9sWBWVgF0
ティーダ「…分かったよ……俺やってみるよ…」
アーロン「そうか…頑張れよ、おまえならやれる」
ティーダ「それじゃあ俺行ってきます。……おじさん、ありがとうッス!!」
ダッダッダッダッ
アーロン「……若い、な」フフ
393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:52:19.91:9sWBWVgF0
ティーダ(そういえばあの人なんでオレの名前を…?)
ティーダ(……あっ!居たっ!ユウナだ)
ユフィ「でねでね――」キャピキャピ
ユウナ「うふふふ――」
ティーダ「……」ドキドキ
ティーダ(……行くしか…ないッスっ!!)ギュッ
395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:58:03.77:9sWBWVgF0
ティーダ「ゆ、ユウナ。……ちょっといいか」
ユウナ「あ、ティーダくん!」
ユウナ「何かご用?」ニコッ
ティーダ(うっ!?)
ティーダ(や、やっぱりかわいい……)ドキドキ
ユウナ「?」
ユフィ「あー!なんかティーダエロい顔してるぅ~♪」ニヤニヤ
ティーダ「!?そ、そんな顔してないからっ!」
396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 13:03:40.52:9sWBWVgF0
ティーダ「そ、それでユウナ!あ、あのッ……」モジモジ
ユウナ「…ティーダ君、顔がすごい腫れてるよ」
ティーダ「そ、それはいいからっ!」
ユウナ「そ、そう」
ティーダ「あ…っ!ご、ごめん!大きな声出して!」アタフタ
ユフィ「ふふーん♪」ニヤニヤ
397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 13:11:01.05:9sWBWVgF0
ユウナ「…それで何の用かな?」
ティーダ「あ、あの……」
ティーダ(…や、やっぱり言えない…)
ティーダ(普段は軽口を言えるのに肝心な時に何も言えないなんて…)
ティーダ(やっぱりオレには無理なのかな…)
ティーダ(……)
ティーダ(……んっ?あれは……?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アーロン ジーッ
401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 13:16:41.94:9sWBWVgF0
ティーダ(…用務員さん…ッ!)ハッ
『覚悟を決めろ。他の誰でもない…。これはお前の物語だ』
ティーダ(……分かったッスよ)
ティーダ「……ユウナ」
ユウナ「はい?」
ティーダ「……今週の日曜、オレとデートしてくれないか?」
ユウナ「え///」
ユフィ「なっ…///」
407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 13:25:22.07:9sWBWVgF0
ティーダ「だ、駄目かな…?」
ユウナ「え…ッ///えっと…そのッ…///」
ユフィ「だ、駄目に決まってるでしょっ///!」
ティーダ「……」
ユウナ「あ、あの……///」
ユフィ「しゅしゅしゅ」シュッシュッシュッ
ユウナ「………い、いいよッ…///」ボソッ
408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 13:25:37.14:Gxvo0ews0
ユフィ「ゆ、ユウナっ!」
ティーダ「ほ、ホントに!!」
ユウナ「あッ!で、でも二人っきりだと…ほら!アレだからっ…///」モジモジ
ユフィ「!?そ、そうだよねっ!二人っきりだと襲われるよねっっ!!」
ユウナ「あの…ティーダ君犬飼ってたでしょ…?だから二人と二匹で…」
ユフィ「」
ティーダ「い、いいよ!全然いいよっ!!」
418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 13:34:42.95:Miyq+ikri
ティーダ「じゃ、じゃあ今週の日曜日だからっ!!」
ユウナ「うん」
ユフィ「わ、私も行くっ!!!」
ティーダ「じゃあオレはこれで行くけど…約束だからなっ!!」
ダッダッダッ
ユウナ「行っちゃった…」
ユフィ「……」
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 16:23:00.94:HfkR2nZEO
435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 16:27:05.52:99Mjg7qSO
~~~~~~~~~~~~~~~~~
バレット「――よーし。じゃあプリント配るぞ」ペロッ
ティーダ(……まさかokもらえるなんて…)
ティーダ(やっぱり男はガツガツいかないと駄目なんだな……)
ティーダ「……」ニヤニヤ
セフィロス「…おい。早くプリントを受け取れ。回答時間が短くなるだろう」
ティーダ「…あっ!ご、ごめん」
ティーダ(……初デートとはいえ…もしかしたらもしかするかもしれないからな…)
ティーダ(今日早速下着を新調するか…)
ティーダ「…ふへへ」ニヤニヤ
ティーダ(……っ!?や、ヤバい!興奮してきた……落ち着け…落ち着け……)スーハースーハー
シーモア「……私に唾付きのプリントを回すとは、おもしろい人ですね」ニヤリ
444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 16:43:50.94:9sWBWVgF0
―放課後―
ゼル「よぉ、ティーダ。今日は調子いいみたいだな」
ティーダ「へへ。まぁーな」
セッツァー「病み上がりだから心配していたが…どうやらその必要はないみたいだな」
ティーダ「ああ。悪かったな。心配かけて」
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 16:57:58.37:9sWBWVgF0
ティーダ「…ふぅ今日はいい一日だったな…」
ティーダ「…お?昼間の用務員さんが花壇の整備してる」
ベアトリクス「――で、あなたは午前中はずっと屋上に居たと生徒から報告があったのですが…本当ですか?」
アーロン「すみません…返す言葉もありません…ッ」
ベアトリクス「はぁ…」
ティーダ(……近所のコンビニで同じ様な場面を見たことあるな…)
ティーダ(大丈夫ッス……オレはまだ若いんだから…)
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:04:48.31:9sWBWVgF0
???「てぃーだっ♪♪」
ティーダ「え?」
ユフィ「…一緒にかえろっ!」
ティーダ「…何だ、ユフィか」
ユフィ「何だとはナによぉ!」
ユフィ「ね♪いいでしょ!」
ティーダ「別にいいけど……何か唐突だな」
ユフィ「ふっふ~ん。べっつにぃ~」ニヤニヤ
452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:09:26.83:9sWBWVgF0
ティーダ「まっいいか…じゃあ帰るぞ」
ユフィ「うんっ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ティーダ(………)
ユフィ「……」
ティーダ「……」ニヤニヤ
ユフィ「……ねぇ、ティーダ」
453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:13:13.41:9sWBWVgF0
ティーダ「うん?」
ユフィ「ちょっと話があるんだけど…」
ティーダ「何?」
ユフィ「あのさぁ……日曜日私も一緒に遊びたいなーなんて――」
ティーダ「ダメ」
ユフィ「……ケチ」
455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:21:04.63:9sWBWVgF0
ティーダ「ユフィ…分かるだろ。これはオレの一世一代の勝負なんだ」
ユフィ「…ちぇっ」
ユフィ「…………」
ピラッ
ティーダ「んっ?ユフィ、何か落ちたぞ?」
ユフィ「あ……ごっめーん!ティーダ取ってくれないかなー?」
ティーダ「仕方ないな………ってこれはっっ!!?」
ユフィ ^^ニヤリ
457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:28:31.64:9sWBWVgF0
ティーダ「……」ぷるぷる
ユフィ「ふふふ……今まで何百何千とユウナを撮ってきたけど」
ユフィ「中でもこの羞恥心とエロティックさが混ざり合った一枚は…国宝級だよんっ♪」
ティーダ「こ、これはコラじゃ…」
ユフィ「コラじゃないよ」
ティーダ「ないんスか」
459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:35:14.84:9sWBWVgF0
ティーダ「……い、いくらッスか…」
ユフィ「うーん、残念!お金じゃ買えないんだな~」
ティーダ「ど、どうすれば」
ユフィ「うーん……そうだなぁ…」
ティーダ「……」じーっ
ユフィ「日曜日……私も連れて行ってくれればタダであげるんだけどなぁ…」
ティーダ「えっ…」
462:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:44:59.24:9sWBWVgF0
ティーダ「……」
ユフィ「さぁーどーする?」ニヤニヤ
ティーダ「………」
ティーダ「………ユフィっっ!!!」
ユフィ「え…ッ?」びくっ
ティーダ「オレのユウナに対する思いがこんな写真一枚分しかないと思ってるのかっ!!」
ティーダ「オレはなぁ…中学の頃からずっとユウナのことが好きだったんだよ」
ティーダ「そしてとうとう手に入れた千載一遇のチャンスなんだ…」
ティーダ「…それをこんな写真で買収しようとするなんて…ッ」ギリッ
ティーダ「見損なったよ!ユフィっ!!」
ユフィ「ご、ごめん…」シュン
465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:50:58.68:9sWBWVgF0
ティーダ「もういいっっ!!!オレは帰るっ!!!!」
ユフィ「!?ご、ごめんなさい、ティーダ!」アタフタ
ティーダ「じゃあなっ!!ユフィ!!」
ユフィ「ま、待って!ティーダ……っ!」
ティーダ「何だっ!!まだ何か用があるのかっっ!!!!」
ユフィ「写真返して」
ティーダ「…うぃーッス」
501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 19:55:02.54:5nuNBzGTO
―日曜日―
ティーダ(…………)
ティーダ「…いよいよだな…」
ティーダ「キマリも一月ぶりに水浴びさせたし」
ティーダ「口臭・ムダ毛・下着、全部チェック済みだ」
ティーダ「……行くぞ、キマリ」
キマリ「……」こくっ
503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:01:23.60:hhq53w7E0
ティーダ「………」チラッ
ティーダ(……待ち合わせ時間まであと15分…)
ティーダ「………」ドキドキ
~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~
ティーダ(…………あっ!き、来たっ!!)
ユウナ「ご、ごめんなさい!ちょっと遅れちゃったかな…?」ハァハァ
510:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:13:10.75:9sWBWVgF0
ティーダ「ぜ、全然…オレも今来たところだし…」
ユウナ「そう…よかった……?」
ユウナ「……」じー
ティーダ「?どうかした…?」
ユウナ「えッ!?う、ううん、何でもない!」
ティーダ「そう…」(笑顔笑顔…)ニコッ
ユウナ(ティーダ君の私服…なんか異様に文字が大きくてカラフルだな…)
517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:22:27.21:9sWBWVgF0
ユウナ「それで今日はどこに行くの?」
ティーダ「そうだな…やっぱりペット同伴だと入れるところはあんまりないんで…」
ティーダ「とりあえずペットokのカフェにでも入って考えようか」
ユウナ「うん」
523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:29:08.86:9sWBWVgF0
カラーン
『いらっしゃいませ』
ユウナ「…わー、こんなところにこんなカフェあったんだねーっ」
ティーダ「うん…時々キマリ連れて家族で来るからね」
ユウナ「へーっ…」
レッドサーティーン「ハッハッハッ」
キマリ「……」
525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:37:00.80:9sWBWVgF0
店員「ご注文はお決まりですか」
ティーダ「うーん……じゃあオレはカフェラテとホットサンドで」
ユウナ「あ、じゃあ私も同じのをお願いします」
店員「かしこまりました。少々お待ちください」
ティーダ「ふぅー………」
ユウナ「………」
529:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:47:39.05:9sWBWVgF0
ティーダ(………だ、ダメだなんか話しかけないと)
ユウナ「………」じー
ティーダ「ゆ、ユウナはさっきから何見てるんだ…?」
ユウナ「えっ…?うん、何かキマリって不思議な犬だと思ってね」
ティーダ「あー…オレも最初拾った時はそもそも犬かどうかも分からなかったな」
ユウナ「へーっ、キマリって捨て犬だったんだ」
ティーダ「うん、まぁね」
ユウナ「ねぇ!もっとキマリの話聞かせて!」
ティーダ「え…いいけどそんなにおもしろい話は――」
ユウナ「ううん。聞きたいの!」
ティーダ「…そう?それじゃあキマリの皮膚の色なんだけど…」
ユウナ「うんうんっ♪」
ティーダ「――――!」
ユウナ「!――――?」
540:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:02:04.09:9sWBWVgF0
ティーダ「――というわけで無暗に角を触ったらダメなんだよね」
ユウナ「へー♪」
店員「お待たせしました」
ティーダ「おっ。きたきた」
店員「こちら、ホットサンドとカフェラテになりま――」グラッ
店員「えっ」
ガッシャーン!
ユウナ「きゃっ!?」
店員「す、すみませんっ!お怪我はありませんか!?い、今拭く物を持って参りますっ!!」ダッ
ティーダ「ユウナ大丈夫――」
キマリ「」バッ
ユウナ「キ、キマリ…っ!?」
キマリ「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ――」
ユウナ「…んッ……キマリぃ…だ、だめぇ……ッ」ハァハァ
ティーダ「で、デジャヴュ……」
545:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:08:56.02:2pTzXSWP0
ティーダ(あ、あいつ…!どこ舐めて……)
キマリ「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ…」
ユウナ「キ、キマリ…っん…も、もう大丈夫だからッ……ね…っ?」
キマリ「………」コクッ
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
ティーダ「――それじゃあ、そろそろ出ようか」
ユウナ「うん」
店員「あのっ…」
ユウナ「はいっ?」
店員「先程は本当に申し訳ありませんでしたっ…!」ペコペコ
ユウナ「いえいえ」
550:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:17:09.75:9sWBWVgF0
ユウナ「それじゃあ、また来ます」
店員「!?あ、ありがとうございます!」
カラーン
店長「…………イリーナ」
イリーナ「は、はい…ッ」ビクッ
ツォン「…………気にするな、失敗は誰にでもある」
イリーナ「て…店長ぅ…」ジーン
552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:18:00.17:eel883yH0
ティーダ「それじゃあ、今度はペット同伴のテーマパークに行ってみようか?」
ユウナ「うん!行ってみたいなっ!」
ティーダ「そこはドッグレースもあるからナナキとキマリで競争させようか?」
ユウナ「わぁ…おもしろそう!……でもキマリ凄い速そうだな……」
ティーダ「はははははは――」
ユウナ「ふふふふふふ――」
ドンッ!
559:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:35:21.16:9sWBWVgF0
ユウナ「…痛っ……」
モンク1「…っいってぇーな……。おい、嬢ちゃんどこ見てあるいてんだよっっ!!!」
ティーダ「!?な、なんだとっ!よそ見してたのはそっちの方じゃないか!!!」
モンク1「…なんだと……っ」
ズラズラ ズラズラ
モンク2「おいおい…どうした…?」
モンク3「なに?このギャル男くん?」
モンク4「まさか俺たちに喧嘩売ってるなんてこてぁないよなぁ……ん?」
シーフ「ふふ…雑魚のくせに粋がりやがって」
モンク5「お。よく見りゃあこの女なかなかの上玉じゃねぇか…」
ティーダ(……くそっ……多勢に無勢だな……ッ)
563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:43:28.91:9sWBWVgF0
ユウナ「い、いいのティーダ君…す、すみませんでした。謝りますのでこの人には手を出さないで下さい」
ティーダ「ユウナ……」
モンク1「謝るゥ……?そういうこと言ってんじゃないんだよなァ…」
グイッ
ユウナ「きゃっ…」
モンク1「おぉ。なかなかいい乳してんじゃねぇか…ヒヒヒ…」
ユウナ「い、嫌ッ……」ジワッ
ティーダ「や、止めろっ!!ユウナから離れろっっ!!!」
569:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:50:39.28:9sWBWVgF0
モンク1「へぇ…この女ユウナっていうのか…」
モンク1「かわいいよぉ…ユウナちゃぁん……っ」チュパチュパ
ティーダ「っ!!?て、てめぇえええっっ!!!」
ぶんっ
モンク1「おっと」
モンク1「おい、ちょっとコイツどうにかしてくれ」
モンク2「チッ…仕方ねぇなぁ…」
ティーダ「来るなら来いよ……っ」
575:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:58:01.15:9sWBWVgF0
モンク2「…」クイッ
ティーダ「………?」
モンク3 ソーッ
がしっ
ティーダ「!!?な…は、離せよっ!このっ……」
モンク2「うるぅぁあっっ!!!」ドスッ
ティーダ「がっ……っ!」
ユウナ「ティーダ君っ!!!」
モンク1「…んー……ユウナちゃんは自分の心配した方がいいんじゃないかな…」ハァハァ
ユウナ「うぅ……」
578:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:04:49.14:9sWBWVgF0
レッドサーティーン「ガルルルルルっ……ガウッッッ!!!!!」ガブッ
モンク1「痛っ…!?この犬噛みやがった…」
レッドサーティーン「…フゥーッ……フゥッー…」
レッドサーティーン「………ガウッッ!!!」ガバッ
モンク1「この…犬っころの分際でっ……!!」
ドスッ
レッドサーティーン「きゃいんっっ……」
586:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:11:44.21:9sWBWVgF0
ユウナ「ナナキっ……!」
モンク1「ははははモンク様は強いんだぞーっ!1では最強のジョブなんだぞーっっ!!!」ヒャハハハ
シーフ「ふふふ…しっかり押さえてろよ……」
シーフ「おらぁああ!!」バキッ
ティーダ「…ッ……!」
シーフ「オラオラオラオラオらおらおらおらおらおらぁあああっっ!!!」
ドカバキグシャ
ユウナ「ひ……ひどいッ……」
ユウナ「…もう…止めて……っ」ポロポロ
589:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:17:45.22:9sWBWVgF0
キマリ「……」
キマリ(………泣いている)
キマリ「ユウナが……泣いている」
ユウナ「うぅ……」ポロポロ
モンク1「ひゃはははははっ!!!」
ちょいちょい
モンク1「ん……?」
590:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:18:36.25:Xdo6NZs00
ドキャメチャグチャバキッ
モンク1「ひでぶっ…」
ドサッ
ユウナ「えっ………」
キマリ「……」
ユウナ「き、キマリ…?」
シーフ「――おらおらおらおらおらおらおら…ひでぶっ」グチャッ
ティーダ「……………き、キマリっ…」
モンク2~5「こ、この野郎っっ!!!」
グチャ
キマリ「……」フゥ
ティーダ(………す、すげぇ…)ゴクリ
602:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:34:58.56:9sWBWVgF0
キマリ「………」くいっ
ティーダ「――え………」ハッ
ティーダ「ユ、ユウナ!大丈夫かっ!!」
ダッダッダッダッ
ユウナ「……うん…。私は大丈夫…けどティーダは…?」
ティーダ「お、オレの方こそ大丈夫だよ!なにせいっつも父ちゃんにアレぐらい殴られてるッスから!!」
ユウナ「………ぷっ……そうなんだ…」クスクス
ティーダ「…あぁ。そうッスよ…はは」
608:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:38:13.91:9sWBWVgF0
ユウナ「ふふふ…でもすごい顔だよ」
ティーダ「そうだな……ちょっとナンパに支障をきたすぐらいかな」
ユウナ「もうっ!!」
ティーダ「ははははははは」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~
レッドサーティーン「………」
キマリ「………」
610:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:40:16.53:eel883yH0
レッドサーティーン「……………いいのか…行かなくて」
キマリ「…問題ない……ティーダが傍に居る」
レッドサーティーン「照れくさいのか……以外にかわいい奴だな」
キマリ「キマリをからかうのよくない」
レッドサーティーン「おいおい……からかっちゃいないさ」
キマリ「………それに人間には人間の方が合っている」
レッドサーティーン「そうだな……犬は犬同士結ばれるのがお似合いだからな」
キマリ「そういうことだ」
616:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:49:14.17:F7oAx0aK0
レッドサーティーン「………キマリよ、ちなみにおまえは――」
キマリ「キマリは雄だ。すまない」
レッドサーティーン「…………そうか」
625:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:57:38.21:9sWBWVgF0
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
ザーザーッ ザーザーッ
ティーダ「うわぁ……雨降ってきた」
ユウナ「そうだね…冷えてきたね」
ティーダ「…もう日も暮れてきたしそろそろ帰ろうか」
ユウナ「うん」
ユウナ「――じゃあ私こっちだから…」
ティーダ「……うん……気をつけて」
628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:07:12.10:9sWBWVgF0
ユウナ「それと…今日はありがとうね」
ティーダ「いや……オレは何にも…」
ユウナ「ううん。身を挺して守ってくれた姿…かっこよかったよ///」ニコッ
ティーダ「!!??」ドキッ
ティーダ(……な、なんスか……これもしかしてイケるんじゃないッスか!!)
ティーダ(最後までいけなくても…BとCの間くらいならイケるんじゃないッスかっ!!)
631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:13:48.59:9sWBWVgF0
ユウナ「…………」ドキドキ
ティーダ「…………」ドキドキ
ティーダ(い、イヤッ!あせっちゃダメだっ!!今のオレは顔も服もボロボロだし明日は普通に学校だし…ッ)
『―――これはお前の物語だ―――』
ティーダ「えっ…」
ユウナ「…ティーダ君?」
ティーダ「………………分かったよ、師匠」
635:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:18:02.72:9sWBWVgF0
ユウナ「師匠……?」
ティーダ「………ユウナ」ガシッ
ユウナ「な、何。どうしたの…」
ティーダ「――ユウナのことが好きだ。オレと付き合ってくれ」
ユウナ「え////」
643:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:23:41.01:9sWBWVgF0
ティーダ「………だ、ダメかな……?」
ユウナ「…………」
ユウナ「―――――よっ」ボソッ
ティーダ「えっ…」
ユウナ「………いいよっ…/////」
ティーダ(よっしゃらぅぅぉぉぉっぉおおおおおえええええっっっ!!!!!!)
644:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:23:50.81:FSJkWZMIO
ティーダ「ほ、ほ、ほ、ホントに……っ?」
ユウナ「うん……///。私ティーダ君と話合うみたいだし…それに何があっても私のこと守ってくれるって思えたし…」
ユウナ「……もちろん、キマリもねっ♪」
キマリ「………」コクッ
ティーダ「…………………ユウナ」
ユウナ「………………ティーダくん////」
660:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:36:05.09:9sWBWVgF0
ティーダ「ユウナ………目瞑って…」ドキドキ
ユウナ「……………うん………」ドキドキ
キマリ(…………)
キマリ(キマリ……おしっこしたい…)
661:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:36:33.03:+uUpMZ+90
キマリ(しかも今ユウナに褒められたから角度がすごいことになってる……)
キマリ(で、でもキマリは飼い犬としてこの瞬間を見届けないといけない…ッ)
キマリ(キマリ……我慢……する)グッ
ティーダ「ユウナ………いくよ」ゴクリ
ユウナ「うん…………来て……」
キマリ「……ウゥ……」ブルブル
675:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:45:37.02:jMVmU33O0
ティーダ「………………」ンッー
ユウナ「………………」ドキドキ
キマリ(す…すごい…キス、しようとしてる)ビンビン
キマリ(だ、大丈夫…キマリ我慢できる)
ヒュォォォオオオオオンンン~
キマリ(!?す、すごい冷たい風が…)ブルブル
キマリ(き、キマリ、我慢………)ぷるぷる
キマリ(我慢………我慢………)ぷるぷる
キマリ(…………………出来ない)
じょぼぼぼぼぼぼ~
688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:00:41.40:8y96MkWW0
ジョボボボボべチャべチャッッ
ユウナ「え……急に雨が……ッ?……って何これ!!?げほっ…ゴホッ!!」
ティーダ「え」
キマリ(……ユウナの顔に盛大にかけてしまった…)
ユウナ「………な、なんか凄い臭い…」
ユウナ「雨じゃない……これって………」
ユウナ「…………おしっこ」
ティーダ「え?え?え?」
694:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:04:41.89:7K4fakjhO
ユウナ「……………」
ティーダ「いや…………こ、これはキマリが――」
ユウナ「…………最っ低」ボソッ
ティーダ「え」
ユウナ「目を瞑ってって言ったのはその為だったのね」
ユウナ「……小雨が降ってるから少しくらいならバレないと思ったんでしょっ!!」
ユウナ「じ……自分の歪んだ癖を満たす為に…私の心を弄んだのね……ッ!」フルフル
ティーダ「!!?ち、違うんだっっ!!!これはキマリが――」
パンッッッ!!!
704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:13:24.93:8y96MkWW0
ティーダ「あ…………ッ」
ユウナ「………………さようなら」
ダッダッダッダッ
ティーダ「…………………」
ザァーッ ザァーッ
709:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:15:24.18:Xkv0ZkeX0
ティーダ「……………」
キマリ「……………」
ザァーッ ザァーッ
ティーダ「……………キマリ、帰ろうか」
キマリ「……」コクッ
ザァーッ ザァーッ
ティーダ「………キマリ、ちょっと寄り道したいんだけどいいかな…」
キマリ「……」コクッ
ティーダ「いっぱい動物がいるところだからな…………きっとキマリも喜ぶッスよ」 おわり
717:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:22:23.54:dAP/9ifA0
―学校―
ざわざわ ざわざわ
ティーダ(今日は何でこんなに騒がしいかというと…)
ティーダ(なんと二ヶ月ぶりの席替えがあるッスよ!)
ティーダ「…」クルッ
ユウナ「ふふふ」
リュック「でさー――」
ティーダ(愛しのあの子の隣をgetッスよ!!)
キマリww
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 00:48:35.28:HkAmfVew0キスティス「――じゃあ次、ティーダ君」
ティーダ「はいッス!!!」
キスティス「…普段もそれくらい元気のいい返事をしてくださいね?」
ティーダ「よぉーしッ…」
ガサゴソ
ティーダ(…神様お願いするッス…)
ティーダ(もう前方シーモア、後方セフィロスは嫌ッス…)
ティーダ(プリント回すだけでストレスが溜まるッスよ…)
ガサゴソ
どんなクラスだwwwwwwwwwwww
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 00:57:44.45:HkAmfVew0ティーダ(…よしっ……これッス!!)ガバッ
キスティス「はい、じゃあクジ引いたら席について」
ティーダ「ふぅ…やりとげた感がすごいッス…」
セフィロス
宝条 ティーダ ヴィンセント
シーモア
ティーダ(四面楚歌ッス…)
最強の布陣だなwww
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:00:14.28:HQ1OJQzA0
キチガイに囲まれとるwwwww
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:06:43.16:kiiVNTzj0
ティーダを挟んで消しカスが飛び交いそう
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:08:02.21:HkAmfVew0宝条「――やぁ、ティーダ君。君が隣の席で良かった…楽しくなりそうだよ」ニヤリ
ティーダ「はぁ…」(誰ッスかこのおっさん…浪人生ッスかね…)
ティーダ「…」チラッ
アーヴァイン「はは、今日はホントにいい日だよ。こんなかわいい子の隣になれるなんて」
ユーナ「もぉ…アーヴァインったら調子いいんだから///」
ティーダ(くそぉぉおおおおおッッ!!!!あの野郎、ユウナから離れろッスッッ!!!)
エサなし!エサなし!
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:19:31.92:HkAmfVew0―昼休み―
クラウド「どうしたティーダ?今日は元気がないな」
ティーダ「…さっき科学の授業で同じ班のやつが妙な気体発生させてすんごい怒られたッスよ…。こんなことなら席替えなんてしない方がよかったッス…」
クラウド「そうか…」
ティーダ「そういうクラウドはどうだったんスか…?」
クラウド「まぁ俺は…」チラッ
ティファ「ふんふふ~ん♪♪」
ティーダ「…よかったッスね……」
エアリス……
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:24:58.92:HkAmfVew0―放課後―
リュック「あれ?ティーダ帰るの?水球の練習は?」
ティーダ「今日はお腹が痛いんで帰るッス…」
リュック「…ふーん」
ティーダ「じゃあまた明日…」
リュック「待って!」
ティーダ「ん…?」
リュック「一緒に帰ろっ♪」
ティーダ(これは……)じーッ
リュック「?」
ティーダ(着崩した制服…かなり短めのスカート…)
リュック「??」
ティーダ「いや…今日は一人で帰りたいッス」
リュック「そ、そうなんだ…」シュン
ティーダ(そうッス…おれは一途なんだ…。ビッチには騙されないッス)
おめーだって外見チャラ男だろwwwwwwwww
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:37:55.50:QE8wN0yQ0
無駄にピュアだな
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:40:41.61:HkAmfVew0ティーダ「はぁ……今日はもう散々ッスよ…」トボトボ
ティーダ「……んっ?あそこの公園にいるのは…?」
レッドサーティーン「キャンキャン♪!」
キマリ「………」
ティーダ「…キマリあんな所で何やってるんッスか!」ダダッ
ティーダ「コラっ!キマリ!勝手に首輪外すなって何度言えば分かるッスかっ!!」
キマリ「!!?」ビクッ
サッ
レッドサーティーン「…ウゥ……ワンッワンッッ!!!…ガルルルル……ッ」
ティーダ「え?なんスか?そんなみすぼらしい犬の後ろに隠れるんッスか?」
ティーダ「こちとら水球で身も心も鍛えてるんスよ…ッ。野犬の一匹や二匹っ――」
ユウナ「――やめなさいッ!ナナキ!!」
キマリかわええwwww
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 01:57:26.27:HkAmfVew0ティーダ「!!?ゆ、ゆうなっ……」
ユウナ「ダメでしょ…私のお友達に威嚇したら」
ナナキ「きゃんきゃん♪」スリスリ
ティーダ(…すごい変わり様ッス)
ユウナ「…ところでティーダ君。この子あなたの家の飼い犬?」
ティーダ「…!あっ!そ、そうっス!そうッスよ!」
ユウナ「うふふ、かわいいねっ…」
ユウナ「ほら、おいで♪」
キマリ「……」てくてく
キマリ「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ……」
ユウナ「キャッ…もう、くすぐったい///」キャハハハ
キマリ「……」クンカクンカペロペロ
ティーダ(な、なんなんッスか…この心の奥底から湧き上がってくる邪悪な気持ちは……っ!)
ユウナ「私、ティーダ君が犬飼ってるなんて知らなかったな」
ティーダ「そ、そうッスか…」
ユウナ「うん!今度ワンちゃんのことでいっぱいお話しようねっ♪」
ティーダ「ッ!!?」
ユウナ「…それじゃあ、私夕飯の仕度あるから…じゃあねっ」
ティーダ「あっ…もう行くッスか…?」
ユウナ「うん。ほら行くよ、ナナキ!」
レッドサーティーン「キャン」
ティーダ「……行っちまったッス……」
ティーダ「…じゃあ俺達も帰るッスか、キマリ――」
キマリ「…ハァハァ……」カクカク
ティーダ「!?な、なにやってるんスかっっ!?それは遊具ッスよっっ!!!」
これはひどい
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:31:43.38:HkAmfVew0―ティーダ宅―
ティーダ「母さん!おかわりッスっ!!!」
ルールー「あらあら…珍しく部活休んできたと思ったらいつもより元気じゃない」
ライトニング「母さん、ただのずる休みだよコイツは」
ティーダ「はんッ…恋愛の一つもしたことない姉ちゃんには分からないッスよ」
ライトニング「ほぅ…?」ポキポキ
ティーダ「や、止めるッス!食事中ッスよっ!」
ルールー「あらあら」
ワッカ「そうか…ティーダももうそんな年頃か…」しみじみ
父ちゃんワッカかよwwwwwwwwww
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:37:37.28:HkAmfVew0ティーダ「じゃあご馳走様!」ダッ
ルールー「あっ!ティーダ、キマリにちゃんとお夕飯あげた?」
ティーダ「あ、いけねっっ!忘れてたッス!」
ライトニング「……たく…っ。終いには餓死するぞ、あいつ…」
ライトニング浮いてるだろwwwwww
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 02:44:33.11:HkAmfVew0キマリ「……」
キマリ「……」クンクン
ティーダ「いやー!悪かったッスよ!すっかり忘れてたッスよ」
キマリ「……」プイッ
ティーダ「…ほら…機嫌直すッスよ。明日は学校休みだから散歩に連れてってやるッスから」
キマリ「……」コクッ
ティーダ「……それにしても…気持ちいい風ッスね」
ティーダ「…それじゃあ戻るッスか」
ティーダ「………んっ?」
『ピーンポーン』
???「御免くださーい」
ティーダ「あれは……ホープ?」
ホープ「すいませーん!」
ティーダ「何かウチに用ッスか、ホープ」
ホープ「あ!ティーダさん!」
ティーダ「久しぶりッス」
ライトニング「………」ピクッ
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:01:22.08:HkAmfVew0ホープ「あの…先週家族でハワイに旅行に行ったのでお土産を…」ガサゴソ
ティーダ「マジッスか!?」
ホープ「えぇ…これ、よろしかったら皆さんで召し上がって下さい」
ティーダ「ありがとうッス」
ホープ「それじゃあボクはこれで…」
ティーダ「あれっ?あがって行かないんスか?」
ホープ「はい、もう遅いですし――」
ドタタタタタタタ――ッ ガラッ
ライトニング「いやっ!少しくらいなら大丈夫だろう!さぁ、あがっていけ!さぁっっ!!」
ティーダ(……必死ッスなぁ)
―翌朝―
ティーダ「ZzZ……」
ライトニング『おいっ!!起きろ、ティーダ!今月はおまえが散歩当番だろっ!!!』
ドンドンッ
ティーダ「……うーん………うるさいッスねぇ…」
ティーダ「……」チラッ
ティーダ「もう九時ッスか…」
ティーダ「――うーん……今日は良い天気ッスね!」
キマリ「……」ハッハッ
ティーダ「さぁ!散歩行くッスよ!キマリ!!」
キマリ「……」コクッ
ティーダ「――ふんふ~ん♪……んっ?あれは……?」
スタイナー「……」ガサゴソ
ティーダ「……おっさんが自動販売機の下漁ってるッス……」
スタイナー「……」ガサゴソ
ティーダ「まぁ不景気ッスからね…しょうがないッスね…」
キマリ「……」ジョー
ティーダ「!!?こ、こらキマリっ!!いくらなんでもションベンかけるのはひどいッスよっ!!!」
スタイナー何やってんだwww
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:24:19.78:1YlqzhBAO
おっさんwwwベアトリクスに怒られるぞ
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:28:36.26:HkAmfVew0ティーダ「まったくもう…キマリのせいで鎧代弁償させられたッスよ…」
キマリ「……」シュン
ティーダ「それにしてもあれクリーニングに出せるんッスかね……おっ?」
テクテクテク
アンジェロ「…」
テクテクテク
ティーダ「…見たッスか、キマリ。あれが血統書付きの犬ってやつッスよ」
ティーダ「はぁー……ウチもあの犬みたいな気品溢れる犬に飼い換えた方がいいッスかね」チラッ
キマリ「!?……」ブルブル
ティーダ(ふふ……焦ってる。さっきのばつッス)
エアリス「――もーぉ!早くしないと置いてっちゃうぞーッ!!」
クラウド「…ちょっと待て。人に荷物持たせといてそれか」
エアリス「~~♪♪」
クラウド「聞けよ」
クラウド「……ん?あれは…?」
ティーダ「…ハァ~……そんなデカイうんちして誰が持ち帰ると思ってるんスか…」
キマリ「……」プルプル
クラウド「っ!!?ま、マズいッッ!エアリス、隠れろっ!!!」グイッ
エアリス「えっ…?きゃっっ!!!」
クラウドってティファの隣の席になって喜んでなかったっけw
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 03:48:10.39:HkAmfVew0エアリス(な…何するのよ、クラウドっ!!)モゴモゴ
クラウド(お、落ち着けっ!あいつらが通り過ぎるまで!)
ティーダ「キマリ…落ちてる物勝手に食べちゃあダメッスよ」
キマリ「……」コクン
テクテクテクテク……
クラウド(……………行ったか――)
ティーダ「行ってないッス」ヌッ
クラウド「!?うっ………何か用か?」
ティーダ「いいッスよ、『彼女』の前だからってクールぶらなくても」
クラウド「!?ち、違う!これはだな――」
ティーダ「何が違うんスか?」ズイッ
クラウド「う………ッ」
ティーダ「クラウド…確かにオレ達は友達…いやっ、親友ッスよ」
ティーダ「でも、だからこそコレはないんじゃないッスか?」
クラウド「……なんのことだ」
ティーダ「ロックハート」
クラウド「き、貴様ッッ…」ギリッ
エアリス「貴様って…クラウド、お友達でしょ!?」
ティーダ「うぅ…クラウド怖いッス……」ビクビク
クラウド「…クソっ…高く付くぞ…。で何が望みだ」
ティーダ(さすがクラウドッス!……実は最近溜まってるんスよね…)ヒソヒソ
クラウド(なに……ッ?)
ティーダ(なんかそっちのネーちゃん、そういうの慣れてそうじゃないッスか)ヒソヒソ
クラウド「……この下衆め……ッ」ボソッ
ティーダ(持ちつ持たれつッスよ)ニヤリ
クラウド(……用はおまえとエアリスでデートさせろってことだな)
ティーダ(そういうことッス)
クラウド(分かった……しかしその後のことは自分でやるんだな…)
ティーダ(もちろんッス)
ヒソヒソ
エアリス「ふふふ。かわいいワンちゃん♪」
キマリ「……」ハッハッ
クラウド「…よしっ、行こうかエアリス」
エアリス「あっ……うん!」
キマリ「……」ハッハッハッハッ
エアリス「じゃあ行こ♪クラウド♪」
クラウド「……」
エアリス「…?……クラウド…?」
クラウド「……あいたたたたたっ!!お腹がっ!お腹が痛いよぉぉおおおおっっ!!!!!」ジタバタ
エアリス「」
……えっ?
275: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/08/03(水) 04:25:47.71:Cums+4Wl0
クラウドwwwww
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 04:31:53.86:HkAmfVew0クラウド「うわぁぁぁあああああああっっっ!!!!!!」ジタバタ
エアリス「お、落ち着いてっ!クラウドっ!!」アタフタ
ティーダ(……これはひどい…一応写メっとくッス)パシャ
クラウド「す…すまん、エアリス……お、俺はもうダメだ…」ヨロヨロ
クラウド「きょ、今日の所は帰らせてくれないか…」
エアリス「う、うん!じゃあ私が家まで送って――」
クラウド「いやっ!!大丈夫だ!!一人で帰れるっ!!」
エアリス「でも…ッ」
クラウド「いいからっ!!!」
クラウド「……それじゃあ二人とも……ゴホッ…ゲフンゲフンッ……」
ダッダッダッ
エアリス「……行っちゃった……」ポカーン
エアリス「……せっかく今日はクラウドの為に気合入れて来たんだけどな…」ボソッ
エアリス「……でも仕方ないか」
エアリス「あはは…何かゴメンね……それじゃあ私も帰るね――」
ティーダ「――待つッスよ」
エアリス「え…ッ」
ティーダ「このまま家に帰るなんてそのオニューのワンピがかわいそうッスよ」
エアリス「で、でも…」
ティーダ「それにホラ…今日はこんなに天気がいいじゃないッスか」
エアリス「…そうだけど一人でお出かけしてもつまんないし…」
ティーダ「…オレがいるじゃないッスか」
エアリス「え…ッ」
ティーダ「バラのような哀愁漂う顔も綺麗だけど…やっぱりキミにはヒマワリのような笑顔の方が似合うッスよ」
ティーダ「オレがヒマワリの花が咲くように水をかけてあげるッスよ…」
ティーダ「だから……今日はオレと一緒に出掛けないッスか…?」
エアリス「…ティーダ君…」キュン…
キマリ「……」ジョーッ
エアリス「え……?」
キマリ「……」フゥ
ティーダ「!?あぁぁぁあああああッッ!!!何ションベンかけてるんスかっっ!!!!」
キマリwwwwwww
354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 11:05:16.93:9sWBWVgF0エアリス「……最っ低」ボソッ
パンッ!
ティーダ「うっ……ッ」
エアリス「さようなら」
ダッダッダッダッ
ティーダ「……」
ティーダ「…全部…終わった…よな……」
―ティーダ宅―
カァー カァー
ティーダ「今日は折角の休みだったのにキマリの散歩に一日を費やしてしまった…」
ティーダ「はぁ…」
ティーダ「しかも女の子にビンタされて…」
ティーダ「…思い出したらなんかムラムラしてきたな……」
ティーダ「仕方ない…久々に自家発電でもやるか…」
ティーダ「今日のオカズは何にしようかなッ…と」ガサガサ
ティーダ「…また中学校時代のユウナのへそチラ写真でいいか…」パラパラ
ティーダ「よぉし……んっ?…これは……?」
ティーダ(確か…此間の修学旅行でユフィから買った……ユウナの生着替え画像ッ……!!)
ティーダ(なくなったと思ったらこんな所に挟まってたのか…)ゴクリ
ティーダ(…着替えてるといっても靴下脱いでるだけなんだけど…)
ティーダ(足元見られて二万円も払わされたからな)
ティーダ「……俄然やる気が沸いてきたッスよ!!!」
♪トゥットゥルットゥットゥットゥットゥー トゥットゥルットゥットゥットゥットゥー ←10の戦闘曲
ティーダ「…くッ……はぁ…ッッ……ウゥ……」シコシコ
高すぎだろwwww
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 11:46:18.13:9sWBWVgF0ティーダ(やばいッス…やばいッス…)シコシコ
ティーダ(一週間もオナ禁してたからもう出そうだ…ッ)ハァハァ
ティーダ(……う……ッ…)シコシコ
ティーダ「…で…でるッス!でるッスよっ!!」シコシコシコ
ティーダ「あぁっっっ!!!」ドピュッ
ガチャ
ライトニング「――ちょっといいかティーダ…母さんが今日の夕飯何がいいって――」
ティーダ「あ」
べチャッッ
ライトニング「…な……っ…?…何か…私の顔に……」
最悪だwwww
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 11:53:24.67:9sWBWVgF0ティーダ「…………」
ライトニング「…………」
ティーダ「…そうだな、ハンバーグ――」
ライトニング「死ね」
ドカバキグシャベキッ
ルールー「ライト、ティーダは?」
ライトニング「今日夕飯いらないって」
ルールー「おかしいわね…やっぱり体の調子が悪いのかしら……?」
―翌朝―
クラウド「どうした、ティーダ……顔そんなに腫らして」クックックッ
ティーダ「…今日は放って置いてくれ」
キスティス「はーい、着席着席!出席とるわよ」
ティーダ(そういえば休みをはさんでたんで忘れてたけど…)
セフィロス「……」
シーモア「……」
シーモア「……」
ヴィンセント「……」
宝条「…ヒッ…ヒヒヒッ…」
ティーダ(これは……ッ…)
おかしいな.... シーモアが二人に見える....
376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:12:33.00:9sWBWVgF0ユウナ「もぉー、アーヴァインったら!」
アーヴァイン「ほらほら先生見てるよっ」
いちゃいちゃ
ティーダ(…何でだ…何でなんだ……ッ!!)ガタガタ
セフィロス「うるさいぞ、人間」
―屋上―
ティーダ「はぁ…」
ティーダ(今日はもう帰りたいな……)
???「――どうした。昼休みなのにそんな辛気臭い顔して」
ザッ
ティーダ「あなたは………用務員のおじさん?」
アーロン「そんな顔してちゃあ幸せは寄って来ないぞ」
アーロンさん!
383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 12:29:28.29:9sWBWVgF0――――――――
―――――――
――――――
―――――
――――
アーロン「――なるほど。いわゆる恋の悩みってやつか…」
ティーダ「はい…。もう挫けそうッスよ…」
アーロン「………」フゥ
アーロン「………若いの」
ティーダ「は、はいッス」
アーロン「まぁ俺もこんな年でまだ独り身やってるから偉そうなことは言えんが…」
アーロン「……このままでいいのか?」
アーロン「確かにお前ぐらいの年齢だったらいろいろと周りの目を気にし過ぎたりするだろう…」
アーロン「だけどな…失敗を恐れてどうする」
アーロン「俺も若い時は色々挑戦して来たものだ……まぁ今はごらんのとおりしがない用務員だけどな」フフッ
ティーダ「用務員さん…」
アーロン「……ティーダよ」
ティーダ「は、はい」
アーロン「覚悟を決めろ。他の誰でもない…。これはお前の物語だ」
ティーダ「用務員さん……」
ティーダ「…分かったよ……俺やってみるよ…」
アーロン「そうか…頑張れよ、おまえならやれる」
ティーダ「それじゃあ俺行ってきます。……おじさん、ありがとうッス!!」
ダッダッダッダッ
アーロン「……若い、な」フフ
ティーダ(そういえばあの人なんでオレの名前を…?)
ティーダ(……あっ!居たっ!ユウナだ)
ユフィ「でねでね――」キャピキャピ
ユウナ「うふふふ――」
ティーダ「……」ドキドキ
ティーダ(……行くしか…ないッスっ!!)ギュッ
ティーダ「ゆ、ユウナ。……ちょっといいか」
ユウナ「あ、ティーダくん!」
ユウナ「何かご用?」ニコッ
ティーダ(うっ!?)
ティーダ(や、やっぱりかわいい……)ドキドキ
ユウナ「?」
ユフィ「あー!なんかティーダエロい顔してるぅ~♪」ニヤニヤ
ティーダ「!?そ、そんな顔してないからっ!」
ティーダ「そ、それでユウナ!あ、あのッ……」モジモジ
ユウナ「…ティーダ君、顔がすごい腫れてるよ」
ティーダ「そ、それはいいからっ!」
ユウナ「そ、そう」
ティーダ「あ…っ!ご、ごめん!大きな声出して!」アタフタ
ユフィ「ふふーん♪」ニヤニヤ
ユウナ「…それで何の用かな?」
ティーダ「あ、あの……」
ティーダ(…や、やっぱり言えない…)
ティーダ(普段は軽口を言えるのに肝心な時に何も言えないなんて…)
ティーダ(やっぱりオレには無理なのかな…)
ティーダ(……)
ティーダ(……んっ?あれは……?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アーロン ジーッ
ティーダ(…用務員さん…ッ!)ハッ
『覚悟を決めろ。他の誰でもない…。これはお前の物語だ』
ティーダ(……分かったッスよ)
ティーダ「……ユウナ」
ユウナ「はい?」
ティーダ「……今週の日曜、オレとデートしてくれないか?」
ユウナ「え///」
ユフィ「なっ…///」
ティーダ「だ、駄目かな…?」
ユウナ「え…ッ///えっと…そのッ…///」
ユフィ「だ、駄目に決まってるでしょっ///!」
ティーダ「……」
ユウナ「あ、あの……///」
ユフィ「しゅしゅしゅ」シュッシュッシュッ
ユウナ「………い、いいよッ…///」ボソッ
シュシュシュッ
416:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 13:32:35.91:9sWBWVgF0ユフィ「ゆ、ユウナっ!」
ティーダ「ほ、ホントに!!」
ユウナ「あッ!で、でも二人っきりだと…ほら!アレだからっ…///」モジモジ
ユフィ「!?そ、そうだよねっ!二人っきりだと襲われるよねっっ!!」
ユウナ「あの…ティーダ君犬飼ってたでしょ…?だから二人と二匹で…」
ユフィ「」
ティーダ「い、いいよ!全然いいよっ!!」
キマリ同伴とか嫌な予感しかしねぇw
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 13:41:48.01:9sWBWVgF0ティーダ「じゃ、じゃあ今週の日曜日だからっ!!」
ユウナ「うん」
ユフィ「わ、私も行くっ!!!」
ティーダ「じゃあオレはこれで行くけど…約束だからなっ!!」
ダッダッダッ
ユウナ「行っちゃった…」
ユフィ「……」
>>433
ちょっと飼いたくなった
436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 16:27:31.56:fRpP9cCC0ちょっと飼いたくなった
>>433
このキマリ可愛い
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 16:34:58.54:9sWBWVgF0このキマリ可愛い
~~~~~~~~~~~~~~~~~
バレット「――よーし。じゃあプリント配るぞ」ペロッ
ティーダ(……まさかokもらえるなんて…)
ティーダ(やっぱり男はガツガツいかないと駄目なんだな……)
ティーダ「……」ニヤニヤ
セフィロス「…おい。早くプリントを受け取れ。回答時間が短くなるだろう」
ティーダ「…あっ!ご、ごめん」
ティーダ(……初デートとはいえ…もしかしたらもしかするかもしれないからな…)
ティーダ(今日早速下着を新調するか…)
ティーダ「…ふへへ」ニヤニヤ
ティーダ(……っ!?や、ヤバい!興奮してきた……落ち着け…落ち着け……)スーハースーハー
シーモア「……私に唾付きのプリントを回すとは、おもしろい人ですね」ニヤリ
―放課後―
ゼル「よぉ、ティーダ。今日は調子いいみたいだな」
ティーダ「へへ。まぁーな」
セッツァー「病み上がりだから心配していたが…どうやらその必要はないみたいだな」
ティーダ「ああ。悪かったな。心配かけて」
ティーダ「…ふぅ今日はいい一日だったな…」
ティーダ「…お?昼間の用務員さんが花壇の整備してる」
ベアトリクス「――で、あなたは午前中はずっと屋上に居たと生徒から報告があったのですが…本当ですか?」
アーロン「すみません…返す言葉もありません…ッ」
ベアトリクス「はぁ…」
ティーダ(……近所のコンビニで同じ様な場面を見たことあるな…)
ティーダ(大丈夫ッス……オレはまだ若いんだから…)
???「てぃーだっ♪♪」
ティーダ「え?」
ユフィ「…一緒にかえろっ!」
ティーダ「…何だ、ユフィか」
ユフィ「何だとはナによぉ!」
ユフィ「ね♪いいでしょ!」
ティーダ「別にいいけど……何か唐突だな」
ユフィ「ふっふ~ん。べっつにぃ~」ニヤニヤ
ティーダ「まっいいか…じゃあ帰るぞ」
ユフィ「うんっ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ティーダ(………)
ユフィ「……」
ティーダ「……」ニヤニヤ
ユフィ「……ねぇ、ティーダ」
ティーダ「うん?」
ユフィ「ちょっと話があるんだけど…」
ティーダ「何?」
ユフィ「あのさぁ……日曜日私も一緒に遊びたいなーなんて――」
ティーダ「ダメ」
ユフィ「……ケチ」
ティーダ「ユフィ…分かるだろ。これはオレの一世一代の勝負なんだ」
ユフィ「…ちぇっ」
ユフィ「…………」
ピラッ
ティーダ「んっ?ユフィ、何か落ちたぞ?」
ユフィ「あ……ごっめーん!ティーダ取ってくれないかなー?」
ティーダ「仕方ないな………ってこれはっっ!!?」
ユフィ ^^ニヤリ
ティーダ「……」ぷるぷる
ユフィ「ふふふ……今まで何百何千とユウナを撮ってきたけど」
ユフィ「中でもこの羞恥心とエロティックさが混ざり合った一枚は…国宝級だよんっ♪」
ティーダ「こ、これはコラじゃ…」
ユフィ「コラじゃないよ」
ティーダ「ないんスか」
ティーダ「……い、いくらッスか…」
ユフィ「うーん、残念!お金じゃ買えないんだな~」
ティーダ「ど、どうすれば」
ユフィ「うーん……そうだなぁ…」
ティーダ「……」じーっ
ユフィ「日曜日……私も連れて行ってくれればタダであげるんだけどなぁ…」
ティーダ「えっ…」
ティーダ「……」
ユフィ「さぁーどーする?」ニヤニヤ
ティーダ「………」
ティーダ「………ユフィっっ!!!」
ユフィ「え…ッ?」びくっ
ティーダ「オレのユウナに対する思いがこんな写真一枚分しかないと思ってるのかっ!!」
ティーダ「オレはなぁ…中学の頃からずっとユウナのことが好きだったんだよ」
ティーダ「そしてとうとう手に入れた千載一遇のチャンスなんだ…」
ティーダ「…それをこんな写真で買収しようとするなんて…ッ」ギリッ
ティーダ「見損なったよ!ユフィっ!!」
ユフィ「ご、ごめん…」シュン
ティーダ「もういいっっ!!!オレは帰るっ!!!!」
ユフィ「!?ご、ごめんなさい、ティーダ!」アタフタ
ティーダ「じゃあなっ!!ユフィ!!」
ユフィ「ま、待って!ティーダ……っ!」
ティーダ「何だっ!!まだ何か用があるのかっっ!!!!」
ユフィ「写真返して」
ティーダ「…うぃーッス」
ユフィは俺の嫁
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 19:58:54.80:9sWBWVgF0―日曜日―
ティーダ(…………)
ティーダ「…いよいよだな…」
ティーダ「キマリも一月ぶりに水浴びさせたし」
ティーダ「口臭・ムダ毛・下着、全部チェック済みだ」
ティーダ「……行くぞ、キマリ」
キマリ「……」こくっ
キマリきたねぇwwwwwwwww
505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:04:21.31:9sWBWVgF0ティーダ「………」チラッ
ティーダ(……待ち合わせ時間まであと15分…)
ティーダ「………」ドキドキ
~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~
ティーダ(…………あっ!き、来たっ!!)
ユウナ「ご、ごめんなさい!ちょっと遅れちゃったかな…?」ハァハァ
ティーダ「ぜ、全然…オレも今来たところだし…」
ユウナ「そう…よかった……?」
ユウナ「……」じー
ティーダ「?どうかした…?」
ユウナ「えッ!?う、ううん、何でもない!」
ティーダ「そう…」(笑顔笑顔…)ニコッ
ユウナ(ティーダ君の私服…なんか異様に文字が大きくてカラフルだな…)
ユウナ「それで今日はどこに行くの?」
ティーダ「そうだな…やっぱりペット同伴だと入れるところはあんまりないんで…」
ティーダ「とりあえずペットokのカフェにでも入って考えようか」
ユウナ「うん」
カラーン
『いらっしゃいませ』
ユウナ「…わー、こんなところにこんなカフェあったんだねーっ」
ティーダ「うん…時々キマリ連れて家族で来るからね」
ユウナ「へーっ…」
レッドサーティーン「ハッハッハッ」
キマリ「……」
店員「ご注文はお決まりですか」
ティーダ「うーん……じゃあオレはカフェラテとホットサンドで」
ユウナ「あ、じゃあ私も同じのをお願いします」
店員「かしこまりました。少々お待ちください」
ティーダ「ふぅー………」
ユウナ「………」
ティーダ(………だ、ダメだなんか話しかけないと)
ユウナ「………」じー
ティーダ「ゆ、ユウナはさっきから何見てるんだ…?」
ユウナ「えっ…?うん、何かキマリって不思議な犬だと思ってね」
ティーダ「あー…オレも最初拾った時はそもそも犬かどうかも分からなかったな」
ユウナ「へーっ、キマリって捨て犬だったんだ」
ティーダ「うん、まぁね」
ユウナ「ねぇ!もっとキマリの話聞かせて!」
ティーダ「え…いいけどそんなにおもしろい話は――」
ユウナ「ううん。聞きたいの!」
ティーダ「…そう?それじゃあキマリの皮膚の色なんだけど…」
ユウナ「うんうんっ♪」
ティーダ「――――!」
ユウナ「!――――?」
ティーダ「――というわけで無暗に角を触ったらダメなんだよね」
ユウナ「へー♪」
店員「お待たせしました」
ティーダ「おっ。きたきた」
店員「こちら、ホットサンドとカフェラテになりま――」グラッ
店員「えっ」
ガッシャーン!
ユウナ「きゃっ!?」
店員「す、すみませんっ!お怪我はありませんか!?い、今拭く物を持って参りますっ!!」ダッ
ティーダ「ユウナ大丈夫――」
キマリ「」バッ
ユウナ「キ、キマリ…っ!?」
キマリ「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ――」
ユウナ「…んッ……キマリぃ…だ、だめぇ……ッ」ハァハァ
ティーダ「で、デジャヴュ……」
キマリ ・・・・・・
547:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:12:32.45:9sWBWVgF0ティーダ(あ、あいつ…!どこ舐めて……)
キマリ「ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ…」
ユウナ「キ、キマリ…っん…も、もう大丈夫だからッ……ね…っ?」
キマリ「………」コクッ
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
ティーダ「――それじゃあ、そろそろ出ようか」
ユウナ「うん」
店員「あのっ…」
ユウナ「はいっ?」
店員「先程は本当に申し訳ありませんでしたっ…!」ペコペコ
ユウナ「いえいえ」
ユウナ「それじゃあ、また来ます」
店員「!?あ、ありがとうございます!」
カラーン
店長「…………イリーナ」
イリーナ「は、はい…ッ」ビクッ
ツォン「…………気にするな、失敗は誰にでもある」
イリーナ「て…店長ぅ…」ジーン
イリーナかわいかったよね
555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:23:37.34:9sWBWVgF0ティーダ「それじゃあ、今度はペット同伴のテーマパークに行ってみようか?」
ユウナ「うん!行ってみたいなっ!」
ティーダ「そこはドッグレースもあるからナナキとキマリで競争させようか?」
ユウナ「わぁ…おもしろそう!……でもキマリ凄い速そうだな……」
ティーダ「はははははは――」
ユウナ「ふふふふふふ――」
ドンッ!
ユウナ「…痛っ……」
モンク1「…っいってぇーな……。おい、嬢ちゃんどこ見てあるいてんだよっっ!!!」
ティーダ「!?な、なんだとっ!よそ見してたのはそっちの方じゃないか!!!」
モンク1「…なんだと……っ」
ズラズラ ズラズラ
モンク2「おいおい…どうした…?」
モンク3「なに?このギャル男くん?」
モンク4「まさか俺たちに喧嘩売ってるなんてこてぁないよなぁ……ん?」
シーフ「ふふ…雑魚のくせに粋がりやがって」
モンク5「お。よく見りゃあこの女なかなかの上玉じゃねぇか…」
ティーダ(……くそっ……多勢に無勢だな……ッ)
ユウナ「い、いいのティーダ君…す、すみませんでした。謝りますのでこの人には手を出さないで下さい」
ティーダ「ユウナ……」
モンク1「謝るゥ……?そういうこと言ってんじゃないんだよなァ…」
グイッ
ユウナ「きゃっ…」
モンク1「おぉ。なかなかいい乳してんじゃねぇか…ヒヒヒ…」
ユウナ「い、嫌ッ……」ジワッ
ティーダ「や、止めろっ!!ユウナから離れろっっ!!!」
モンク1「へぇ…この女ユウナっていうのか…」
モンク1「かわいいよぉ…ユウナちゃぁん……っ」チュパチュパ
ティーダ「っ!!?て、てめぇえええっっ!!!」
ぶんっ
モンク1「おっと」
モンク1「おい、ちょっとコイツどうにかしてくれ」
モンク2「チッ…仕方ねぇなぁ…」
ティーダ「来るなら来いよ……っ」
モンク2「…」クイッ
ティーダ「………?」
モンク3 ソーッ
がしっ
ティーダ「!!?な…は、離せよっ!このっ……」
モンク2「うるぅぁあっっ!!!」ドスッ
ティーダ「がっ……っ!」
ユウナ「ティーダ君っ!!!」
モンク1「…んー……ユウナちゃんは自分の心配した方がいいんじゃないかな…」ハァハァ
ユウナ「うぅ……」
レッドサーティーン「ガルルルルルっ……ガウッッッ!!!!!」ガブッ
モンク1「痛っ…!?この犬噛みやがった…」
レッドサーティーン「…フゥーッ……フゥッー…」
レッドサーティーン「………ガウッッ!!!」ガバッ
モンク1「この…犬っころの分際でっ……!!」
ドスッ
レッドサーティーン「きゃいんっっ……」
ユウナ「ナナキっ……!」
モンク1「ははははモンク様は強いんだぞーっ!1では最強のジョブなんだぞーっっ!!!」ヒャハハハ
シーフ「ふふふ…しっかり押さえてろよ……」
シーフ「おらぁああ!!」バキッ
ティーダ「…ッ……!」
シーフ「オラオラオラオラオらおらおらおらおらおらぁあああっっ!!!」
ドカバキグシャ
ユウナ「ひ……ひどいッ……」
ユウナ「…もう…止めて……っ」ポロポロ
キマリ「……」
キマリ(………泣いている)
キマリ「ユウナが……泣いている」
ユウナ「うぅ……」ポロポロ
モンク1「ひゃはははははっ!!!」
ちょいちょい
モンク1「ん……?」
喋ったぞこいつ
600:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:28:06.20:9sWBWVgF0ドキャメチャグチャバキッ
モンク1「ひでぶっ…」
ドサッ
ユウナ「えっ………」
キマリ「……」
ユウナ「き、キマリ…?」
シーフ「――おらおらおらおらおらおらおら…ひでぶっ」グチャッ
ティーダ「……………き、キマリっ…」
モンク2~5「こ、この野郎っっ!!!」
グチャ
キマリ「……」フゥ
ティーダ(………す、すげぇ…)ゴクリ
キマリ「………」くいっ
ティーダ「――え………」ハッ
ティーダ「ユ、ユウナ!大丈夫かっ!!」
ダッダッダッダッ
ユウナ「……うん…。私は大丈夫…けどティーダは…?」
ティーダ「お、オレの方こそ大丈夫だよ!なにせいっつも父ちゃんにアレぐらい殴られてるッスから!!」
ユウナ「………ぷっ……そうなんだ…」クスクス
ティーダ「…あぁ。そうッスよ…はは」
ユウナ「ふふふ…でもすごい顔だよ」
ティーダ「そうだな……ちょっとナンパに支障をきたすぐらいかな」
ユウナ「もうっ!!」
ティーダ「ははははははは」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~
レッドサーティーン「………」
キマリ「………」
キマリにならラーニングされてもいい
615:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:47:28.94:9sWBWVgF0レッドサーティーン「……………いいのか…行かなくて」
キマリ「…問題ない……ティーダが傍に居る」
レッドサーティーン「照れくさいのか……以外にかわいい奴だな」
キマリ「キマリをからかうのよくない」
レッドサーティーン「おいおい……からかっちゃいないさ」
キマリ「………それに人間には人間の方が合っている」
レッドサーティーン「そうだな……犬は犬同士結ばれるのがお似合いだからな」
キマリ「そういうことだ」
お前ら普通に喋れんのかよwwww
617:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:50:04.23:9sWBWVgF0レッドサーティーン「………キマリよ、ちなみにおまえは――」
キマリ「キマリは雄だ。すまない」
レッドサーティーン「…………そうか」
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~
ザーザーッ ザーザーッ
ティーダ「うわぁ……雨降ってきた」
ユウナ「そうだね…冷えてきたね」
ティーダ「…もう日も暮れてきたしそろそろ帰ろうか」
ユウナ「うん」
ユウナ「――じゃあ私こっちだから…」
ティーダ「……うん……気をつけて」
ユウナ「それと…今日はありがとうね」
ティーダ「いや……オレは何にも…」
ユウナ「ううん。身を挺して守ってくれた姿…かっこよかったよ///」ニコッ
ティーダ「!!??」ドキッ
ティーダ(……な、なんスか……これもしかしてイケるんじゃないッスか!!)
ティーダ(最後までいけなくても…BとCの間くらいならイケるんじゃないッスかっ!!)
ユウナ「…………」ドキドキ
ティーダ「…………」ドキドキ
ティーダ(い、イヤッ!あせっちゃダメだっ!!今のオレは顔も服もボロボロだし明日は普通に学校だし…ッ)
『―――これはお前の物語だ―――』
ティーダ「えっ…」
ユウナ「…ティーダ君?」
ティーダ「………………分かったよ、師匠」
ユウナ「師匠……?」
ティーダ「………ユウナ」ガシッ
ユウナ「な、何。どうしたの…」
ティーダ「――ユウナのことが好きだ。オレと付き合ってくれ」
ユウナ「え////」
ティーダ「………だ、ダメかな……?」
ユウナ「…………」
ユウナ「―――――よっ」ボソッ
ティーダ「えっ…」
ユウナ「………いいよっ…/////」
ティーダ(よっしゃらぅぅぉぉぉっぉおおおおおえええええっっっ!!!!!!)
素敵だな
651:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:31:23.41:9sWBWVgF0ティーダ「ほ、ほ、ほ、ホントに……っ?」
ユウナ「うん……///。私ティーダ君と話合うみたいだし…それに何があっても私のこと守ってくれるって思えたし…」
ユウナ「……もちろん、キマリもねっ♪」
キマリ「………」コクッ
ティーダ「…………………ユウナ」
ユウナ「………………ティーダくん////」
ティーダ「ユウナ………目瞑って…」ドキドキ
ユウナ「……………うん………」ドキドキ
キマリ(…………)
キマリ(キマリ……おしっこしたい…)
キマリイイイイイイ!!!!!
669:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:41:47.02:VXHxTgp60
キマリって去勢していないの?
671:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:43:16.66:9sWBWVgF0キマリ(しかも今ユウナに褒められたから角度がすごいことになってる……)
キマリ(で、でもキマリは飼い犬としてこの瞬間を見届けないといけない…ッ)
キマリ(キマリ……我慢……する)グッ
ティーダ「ユウナ………いくよ」ゴクリ
ユウナ「うん…………来て……」
キマリ「……ウゥ……」ブルブル
キマリ砲、仰角よし!風向きよし!
676:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:46:27.74:rhjL/KmnP
勃起してんのかよ
678:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:46:40.45:K6wKenz80
キマリどっか行けよwwwww
680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:52:15.23:9sWBWVgF0ティーダ「………………」ンッー
ユウナ「………………」ドキドキ
キマリ(す…すごい…キス、しようとしてる)ビンビン
キマリ(だ、大丈夫…キマリ我慢できる)
ヒュォォォオオオオオンンン~
キマリ(!?す、すごい冷たい風が…)ブルブル
キマリ(き、キマリ、我慢………)ぷるぷる
キマリ(我慢………我慢………)ぷるぷる
キマリ(…………………出来ない)
じょぼぼぼぼぼぼ~
ジョボボボボべチャべチャッッ
ユウナ「え……急に雨が……ッ?……って何これ!!?げほっ…ゴホッ!!」
ティーダ「え」
キマリ(……ユウナの顔に盛大にかけてしまった…)
ユウナ「………な、なんか凄い臭い…」
ユウナ「雨じゃない……これって………」
ユウナ「…………おしっこ」
ティーダ「え?え?え?」
アクアプレス!!
698:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:09:44.44:8y96MkWW0ユウナ「……………」
ティーダ「いや…………こ、これはキマリが――」
ユウナ「…………最っ低」ボソッ
ティーダ「え」
ユウナ「目を瞑ってって言ったのはその為だったのね」
ユウナ「……小雨が降ってるから少しくらいならバレないと思ったんでしょっ!!」
ユウナ「じ……自分の歪んだ癖を満たす為に…私の心を弄んだのね……ッ!」フルフル
ティーダ「!!?ち、違うんだっっ!!!これはキマリが――」
パンッッッ!!!
ティーダ「あ…………ッ」
ユウナ「………………さようなら」
ダッダッダッダッ
ティーダ「…………………」
ザァーッ ザァーッ
いきたーいーよーwwwwwwwww君のところへーwwwww
714:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:21:35.70:8y96MkWW0ティーダ「……………」
キマリ「……………」
ザァーッ ザァーッ
ティーダ「……………キマリ、帰ろうか」
キマリ「……」コクッ
ザァーッ ザァーッ
ティーダ「………キマリ、ちょっと寄り道したいんだけどいいかな…」
キマリ「……」コクッ
ティーダ「いっぱい動物がいるところだからな…………きっとキマリも喜ぶッスよ」 おわり
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
718:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:22:27.95:Xkv0ZkeX0
保健所はらめええええええええ
719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:22:40.18:HbMn3zcS0
保健所wwwwwwwwwwwwwwwwww
725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:24:51.38:8y96MkWW0
勢いで立てたスレだったんで途中意味不明な箇所もあったと思うが
保守してくれた人ありがとう
729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:26:08.46:azTC5LbD0保守してくれた人ありがとう
>>725
乙
キマリ好きっぷりが伝わってきたよ。感動した
731:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/04(木) 00:27:14.24:JI8PatPuO乙
キマリ好きっぷりが伝わってきたよ。感動した
クッソワロタ
その他のFF勢もチョイ役で出てクオリティ高かったよ
735: 忍法帖【Lv=14,xxxPT】 :2011/08/04(木) 00:32:20.32:8cgDTOsG0その他のFF勢もチョイ役で出てクオリティ高かったよ
まさかこんなオチとは予想してなかったww
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ツルッツルだよね