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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:02:04.01:461NLIAgO
まどか「まさかこんな事になるなんて・・・」
さやか「仕方ないやまどか」

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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:14:35.21:461NLIAgO
まどか「全部燃えちゃったね」
マミ「気にしないで、命が助かっただけ良かったわ」
さやか「でも明日から何処に住むんですか?」
マミ「それよね。どうしようかしら・・・」
まどか「大変だね。マミさん」
マミ「そうだわ、鹿目さんのお家に暫く泊めてもらえない?」
まどか「えー。ダメだよパパとママもいるし」
さやか「私も急だと困るなぁ」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:16:39.69:QFkRW36M0
マミ「でも他に頼れる友達がいないのよね・・・」
まどか「そんな事言われてもね?」
さやか「ねっ」
まどか「マミさん強いから生きて行けるよ」
マミ「でも、お財布も燃えたでしょ?いやらしい話なんだけど晩ご飯だけでもいいかしら」
まどか「しつこいよマミさん!急にいわれたらパパだって困るの」
マミ「ゴメンナサイね・・・」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:28:48.25:bNcXQ6QG0
まどか「じゃあそろそろ帰ろっか」
さやか「そうだね、お母さん心配しちゃうね」
マミ「・・・いいわよねあなたたちは。私もお母さんがいたらよかったのに」
さやか「まどか。まどか?」
まどか「なに、さやかちゃん」
さやか「なんだか私ちょっとマミさんが可哀相に見えてきたよ」
まどか「さやかちゃんは優しいんだね」
さやか「えへへ」
まどか「じゃあ、コンビニで晩ご飯ぐらい買ってあげてもいいかな」
マミ「あら?いいの鹿目さん」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:35:23.66:461NLIAgO
まどか「うん。お礼ならさやかちゃんに言いなよ」
マミ「有り難うね、美樹さん」
さやか「よしてよ。照れるよ」
まどか「じゃあマミさん自転車貸してくれない」
マミ「自転車?」
まどか「だって自転車は駐輪場だから燃えてないじゃない」
マミ「あぁ、そうよね」
まどか「嫌だな、先輩なんだからしっかりしてよマミさん」
マミ「ごめんなさいね。カギならポケットに入ってたわ」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:41:02.96:461NLIAgO
まどか「さやかちゃん二人乗りしようよ」
マミ「ダメよ、鹿目さん。自転車の二人乗りは危ないわ」
まどか「関係ないよ。マミさんは静かにしててよ」
さやか「仕方ないよ、マミさんは心配性だからね」
マミ「そうかしら。自分では普通だと思うんだけど」
まどか「マミさんらしいや」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:45:40.02:461NLIAgO
まどか「じゃあいくね、さやかちゃん」
さやか「うん。漕いでいいよ」
マミ「フラフラしてない?危ないわよ」
さやか「まどか、早く漕いでよ」
まどか「分かってるよ、そんなに体重かけないで」
さやか「わたし全然かけてないよ」
まどか「絶対かけてるよ。止めてよね」
マミ「ほら、ちゃんと前をみないと」
まどか「あ・・・」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:50:51.50:461NLIAgO
マミ「・・・私の自転車」
まどか「ごめんね、さやかちゃん。怪我はない」
さやか「うん。ギリギリで飛び降りたからね」
まどか「えへへ。わたしも」
さやか「やっぱり二人乗りは危ないね」
まどか「気付いて正解だね。マミさん自転車戻しておいていいよ」
マミ「・・・ええ。でもチェーンが外れちゃったから直してからにするわ」
さやか「本当だ。ハンドルも曲がってるよ」
マミ「そこも直さないとね・・・」
まどか「じゃあ歩いて行こうかさやかちゃん」
さやか「そうだよね」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:59:18.34:461NLIAgO
まどか「コンビニのスイーツって美味しそうだよね」
さやか「うん。買うつもりが無くても見たらついカゴに入れちゃうの」
まどか「さやかちゃん、デザート何にしたの」
さやか「私は焼プリンだよ」
まどか「じゃあ私もそれにするよ」
さやか「お揃いだね」
まどか「うん。お揃いだよ」
さやか「雑誌も見ていい?」
まどか「勿論だよ。私も見たい漫画があったの」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 18:05:24.04:461NLIAgO
まどか「沢山買っちゃったね」
さやか「あれ・・・。そういえばマミさんの分忘れてない」
まどか「え?そうだったね。すっかり忘れてたよ」
さやか「マミさんって何食べるんだろう」
まどか「知らないなぁ。何食べるのかな」
さやか「あんまり想像できないよね」
まどか「えへへ。それに今月のなかよし買ったからあんまりお金無いんだよね」
さやか「無駄遣いしたらお母さんに怒られるしね」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 18:15:18.74:461NLIAgO
マミ「・・・ふう。自転車を修理するのも意外と大変なのね」
まどか「あれ。まだやってたのマミさん」
マミ「あらお帰りなさい二人とも。なかなかチェーンが挟まらなくてね」
まどか「もう少し左から掛けたらいいんじゃないかな?」
マミ「・・・こうかしら?」
まどか「違うよ。だから左だってば」
マミ「・・・口で言われても分からないわ」
さやか「そうなんだ?」
マミ「だからね。鹿目さんちょっとやって見てくれないかしら」
まどか「やだよ。油でベタベタになるよ。分からないのかなマミさん?」
マミ「そうよね・・・、私が悪かったわ」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 18:57:28.18:461NLIAgO
さやか「そんな事より早く食べないかな」
まどか「そうだね。レンジでチンしてもらったのに」
さやか「冷めちゃうよね」
まどか「ねっ」
マミ「分かったわ。頂きますをしましょうか」
まどか「え?どうしてなのマミさん」
マミ「だって・・・美樹さんが」
さやか「確かに私は言ったけどそうじゃないよ」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 19:04:34.52:461NLIAgO
まどか「マミさんの手だよ」
マミ「・・・え」
さやか「マミさん手が自転車の油でベタベタ・・・」
マミ「・・・あら」
まどか「ご飯を食べる前に手をキレイにしないとママに怒られるでしょ」
マミ「ごめんなさいね・・・私お母さんいないのよね。だからね」
さやか「まどか。まどかさ?」
まどか「なにかな。さやかちゃん」
さやか「マミさんの前でお母さんの話って止めるのどうかな?」
まどか「どうしてなの。私分からない」
さやか「だって、マミさん少し落ち込んじゃうんだよ」
まどか「そうなんだ。さやかちゃんはやっぱり優しいね」
さやか「えへへ」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 19:13:16.76:461NLIAgO
まどか「マミさんの手キレイになったかな」
さやか「大丈夫じゃないかな?お水で洗ったら」
まどか「そうだよね」
マミ「公園の蛇口って便利ね・・・」
まどか「お帰りマミさん。お水で洗えたかな」
マミ「えぇ。公園の水道水を使ったのよ」
さやか「水の力は凄いってわけよ」
まどか「その言い方じゃ、さやかちゃんのお陰みたい」
マミ「本当に面白い子ね。美樹さんは」
さやか「えへへ。恥かしから食べようよ」
マミ「待ってね。紙コップにお水を汲んできたの」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 19:26:44.85:461NLIAgO
まどか「あれ。マミさん三つもコップあるの?」
マミ「そうよ。私達三人でしょう、いやね」
さやか「ううん違うよマミさん。そういう意味じゃないの、まどかが言ったのは」
マミ「それは?鹿目さん」
まどか「私ポカリスエット買っちゃった」
さやか「私もポカリだよ」
まどか「えへへ。さやかちゃんと私、お揃いなの」
マミ「・・・なかよしなのね。二人は。お水どうしようかしら」
まどか「こっちの溝に流したら排水口に落ちるよ」
マミ「・・・そうよね」
さやか「見て見て、まどか。少しずつ水が流れていくね」
まどか「お水の力は凄いってわけだね」
さやか「えへへ。それわたしの面白いやつ」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 19:36:38.90:461NLIAgO
マミ「でもね、ポカリスエットって甘いでしょう」
まどか「うん。美味しいから沢山飲めるね。ご飯の前だけど」
マミ「そうやって水の代わりに沢山飲むの、私は関心しないな・・・」
さやか「それがマミさんの面白いやつ?」
まどか「マミさん。さやかちゃんに教えてもらいなよ、面白いやつ」
マミ「違うわよ。沢山お砂糖をとると身体に悪いから・・・」
まどか「・・・ごめん。マミさん」
さやか「・・・いやだな。マミさんもそんなつもりで言ったんじゃないよ」
まどか「そうなの?マミさん」
マミ「・・・うん」
まどか「安心したよ私。ビックリしちゃった」
マミ「ごめんなさいね。ご飯は楽しく食べないとね」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 19:45:00.12:461NLIAgO
まどか「それはマミさんが気にする事じゃないんだよ」
マミ「・・・そうよね」
さやか「じゃあ早く食べちゃおうよ。今日はパスタの気分だったの」
マミ「あら?美樹さんは西洋なのね」
まどか「じゃあねマミさん。私の焼き肉弁当は日本洋なの」
マミ「それじゃあ海の名前みたいよ」
まどか「違うの?焼き肉弁当は」
マミ「東洋よね、それを言うなら」
まどか「あはは。マミさん面白いね。とうようよねって?」
さやか「そういえば、二回うよって言ったね」
マミ「あらら。先輩をからかわないで鹿目さん」
まどか「えへへ。今日のマミさんの初めて面白いやつだね」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 19:51:56.73:461NLIAgO
マミ「私もお腹がすいたわ。なにを買って来てくれたのかしら」
さやか「マミさんはオニギリだよ」
マミ「・・・え。オニギリなの」
まどか「おかかがさやかちゃんで梅干しが私だよ」
マミ「オニギリ二つなのね」
まどか「あぁ。やっぱりマミさんオニギリは食べないのかな」
さやか「そうみたいだね。お米ならマミさんも食べると思ったのに」
まどか「難しいね、マミさんは」
マミ「違うのよ・・・私オニギリも食べるもの」
まどか「良かった。大丈夫みたいだね」
さやか「うん大丈夫。ビックリして損したみたい」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:08:28.74:461NLIAgO
まどか「みんなで食べるお弁当は美味しいね」
さやか「うんうん。コンビニなのにね」
マミ「・・・鹿目さん。お肉残しているのね」
まどか「そうだよ。沢山あるの」
マミ「あのね、意地汚いと思われるかもしれないけれどね」
さやか「どうしたのさ、マミさん」
マミ「一口貰ってもいいかしら、お肉?」
さやか「あれ。マミさん知らなかったんだ」
マミ「・・・え」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:16:15.59:461NLIAgO
まどか「わたしね。美味しいものは最後に食べるの」
マミ「・・・そうなの」
まどか「お肉って美味しいね」
マミ「うん。そうよね・・・」
さやか「まどか。マミさんの空気がまたオカシイよ」
まどか「本当だ。さやかちゃんジョシリョク高いね」
さやか「えへへ。よせやいよせやい」
まどか「マミさん、これで元気を出してよ」
さやか「今月号のなかよしだよ」
マミ「私・・・ちゃお派なのよね」
まどか「気にしないでよ私、読み終わったから」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:28:25.14:461NLIAgO
さやか「お腹いっぱいだね」
まどか「焼きプリンもあったもん」
さやか「焼きプリンは余計だったかな」
まどか「デザートとは別腹だよ。女の子だもの」
マミ「・・・そうよね」
さやか「ほら、見てよまどか、マミさん。沢山星が出てるよ?」
まどか「本当だ。あんなにハッキリ見えるよ」
マミ「きっと建物の照明が全て焼けてしまって暗いから、相対的に明るく見えるのね」
さやか「そうなんだ。相対的に見えるんだ」
まどか「さやかちゃん。相対的って何?」
さやか「えへへ。分かんないよ」
まどか「それってさやかちゃんが、相対的って言いたいだけでしょ」
さやか「ばれたか」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:35:52.98:461NLIAgO
まどか「あれはなんて星座かな」
さやか「どのヤツ?」
まどか「あっちの白っぽいのだよ」
マミ「・・・白い星座なんてあるの?」
さやか「おかしいよまどか。なんだか大きくなってるよ」
まどか「本当だ。星座じゃなくて何か落ちて来てるんだよ」
マミ「あれはキュゥべえね・・・」
まどか「きゅうべえ?それが落ちてきたの」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:41:45.13:461NLIAgO
キュゥべえ「僕の名前はキュゥべえ」
マミ「こんばんはキュゥべえ」
まどか「あなたキュゥべえっていうの?可愛い尻尾だね」
キュゥべえ「えへへ。ありがとう」
さやか「あんな高い所から落ちも大丈夫なんだね」
マミ「うふふ。美樹さんネコは高い所から落ちても平気なのよ」
キュゥべえ「僕はネコじゃないよ」
まどか「マミさんはいつも物知りだよね」
さやか「本当だね」
キュゥべえ「僕はネコじゃないよ」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:49:11.45:461NLIAgO
さやか「キュゥべえもご飯を食べにきたの?」
まどか「ごめんね。もうなかよししか残ってないの」
キュゥべえ「もう立ち読みしたから気にしないで」
マミ「・・・キュゥべえもなかよし派なのね」
キュゥべえ「大丈夫。ちゃおとりぼんも読んでるよ。立ち読みだけど」
まどか「キュゥべえって立ち読みが好きなんだね」
キュゥべえ「えへへ。・・・それよりマミに差し入れだよ」
マミ「あら・・・気を使わなくていいのに」
キュゥべえ「家が燃えたら大変だもの。つまらない物だけど受け取ってよ」
さやか「えらいねキュゥべえ。お母さんみたいだよ」
まどか「ネコなのにしっかりしてるね」
キュゥべえ「ネコじゃないよ」
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:53:14.55:6qoYYa0W0
さやか「キュゥべえさん来たならもう私達いいかな?」
まどか「そうだよね。ママが心配しちゃうね。キュゥべえさん任せていいかな?」
キュゥべえ「キュゥべえで良いよ。気を使わないで」
まどか「いいネコだね、さやかちゃん」
さやか「そうだね」
キュゥべえ「ネコじゃないよ」
マミ「・・・そうだわ、鹿目さん達。ちょっとだけ時間を貰えるかしら」
さやか「何かなマミさん」
マミ「キュゥべえの事なんだけどね・・・」
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:07:55.64:461NLIAgO
マミ「この子と契約すれば何でも願い事が叶うのよ・・・」
まどか「凄いねキュゥべえって。じゃあ叶えてよ」
キュゥべえ「いいけど魔法少女になっちゃうよ」
まどか「願い事だけでいいよ。別に」
キュゥべえ「それじゃあ契約にならないよ」
まどか「難しいんだね、契約って」
さやか「私はいいよ。契約しようよ」
まどか「そうなんだ。さやかちゃん大胆だね」
さやか「だってマミさんが可哀相でしょ」
マミ「美樹さん・・・分かってもらえたのね」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:20:19.83:461NLIAgO
キュゥべえ「美樹さやか。キミの願いはエントロピーを凌駕した・・・」
まどか「さやかちゃんエントロピーを凌駕したの?」
さやか「うん凌駕したみたいだね」
まどか「へぇ。なんかカッコいいね」
マミ「・・・あら。おかしいわね」
さやか「どうしたのマミさん。不安そうだよ」
マミ「いえね・・・、マンションが何も変わっていないから」
まどか「マンション?マミさんのマンション?」
キュゥべえ「持ってきたよ、さやか。ここに置いておくね」
さやか「有り難うキュゥべえ。マミさん、壊れた自転車直してもらったよ」
マミ「あら・・・。そっちだったの?」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:25:33.20:461NLIAgO
まどか「凄いね。ピッタリ元の場所にチェーンがハマってるよ」
キュゥべえ「エントロピーを凌駕したからね」
さやか「良かったよ。マミさん自転車が無かったら大変だと思って」
まどか「良かったねマミさん。新品みたいだね」
マミ「えぇ・・・。もう二人乗りしちゃダメよ」
さやか「はーい。分かってますよ」
キュゥべえ「マミの自転車で二人乗りしたのかい?悪い子だね」
まどか「えへへ。キュゥべえにバレちゃった」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:38:12.12:e+vKpPVj0
詢子「まどかー。おーいまどかー」
キュゥべえ「誰かな?まどかって呼んでるよ」
まどか「私の名前だよ。ママが迎えに来てくれたの」
キュゥべえ「そうなんだ。もう遅いからね」
まどか「ママ。こっちだよ」
詢子「おう。皆遅くまで遊んでて大丈夫なのかい?」
さやか「私ももうすぐ、お母さんが車で迎えにくるから」
キュゥべえ「僕は門限とか無いから平気だよ」
詢子「あはは。そりゃあネコだもんな」
キュゥべえ「ネコじゃないよ。まどかのお母さん」
マミ「・・・私は家がここですから」
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:53:58.15:461NLIAgO
まどか「ママはもう、晩ご飯食べたの?」
詢子「パパとタツヤですき家の牛丼さ」
まどか「いいなあ。私も食べたかったよ、すき家の牛丼」
さやか「まどか焼き肉弁当だったじゃん?」
まどか「えへへ。それもそうなんだけどね」
詢子「それじゃウチに帰るかまどか?」
まどか「そうだねママ。なんだか眠たいよ」
マミ「・・・はぁ」
まどか「あ。そうだ、ちょっと待ってねママ」
詢子「ん。どうした?」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:01:28.18:461NLIAgO
まどか「ねぇマミさん。私知ってるよ」
マミ「なんのことかしら鹿目さん・・・」
まどか「マミさん恥ずかしがりやだから言えないんだよね」
さやか「どういう事なの?まどか」
マミ「あら、鹿目さん・・・。それじゃあ」
まどか「うん。キュゥべえにお願いしていいかな」
キュゥべえ「いいけど契約だよ?」
まどか「お願いだけじゃダメなの」
キュゥべえ「それじゃあ、すき家で牛丼を食べてお金が無いのと同じだよ」
まどか「えへへ。言ってみただけだよ」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:12:02.22:461NLIAgO
キュゥべえ「キミの願いはエントロピーを凌駕したからね」
まどか「やったねキュゥべえ」
キュゥべえ「うん。やったね、まどか」
マミ「・・・いえね。鹿目さん」
まどか「何かなマミさん」
マミ「マンションなんだけどね・・・。焦げたままなのよ」
さやか「火事になったもんね」
マミ「鹿目さん。あなたキュゥべえに何をお願いしたのよ・・・」
まどか「マミさんのママだよ」
「マミちゃん?・・・どこなのマミちゃん」
マミ「あら・・・マンションの裏手からお母さんの声が」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:13:21.48:KHDo/G7k0
まどか「マミちゃんだって。マミさんなのに、なんだか恥かしいよね」
さやか「マミさんのお母さんだからね」
マミ「・・・どうして私のお母さんを?」
まどか「マミさんママの話題で落ち込んじゃうから。マミさんもママが欲しいんだと思って」
さやか「ちゃんと覚えてたんだ。まどかも気がきくね」
まどか「えへへ。よしてよ」
「マミちゃんこんな遅くまで何してるの、早く帰りましょう」
マミ「そうねお母さん・・・ごめんなさいね」
さやか「でも、マミさんの家燃えてるよね」
マミ「そうなのよね・・・お母さん、どうしようかしら?」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:27:47.01:461NLIAgO
マミマミー「何言ってるの。マミちゃんのお家はココじゃないでしょ」
マミ「・・・え?あぁ、そういえば事故にあったからココに引越したんだったわね」
マミマミー「いやねぇマミちゃん。しっかりして頂戴よ」
マミ「えへへ・・・」
まどか「えへへだって。マミさんなのにえへへだって」
キュゥべえ「お母さんの前だからね」
さやか「これでマミさん泊まる心配しなくていいのかな?」
キュゥべえ「そうだよね。いいんじゃないかな」
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:39:13.47:461NLIAgO
マミマミー「それじゃこの時間は電車も無いし、ホテルにでも泊まりましょうか」
マミ「・・・そうね。だったら安いビジネスホテルにしましょう。お金が勿体ないわ」
マミマミー「そうね。お父さんが入れば車で帰れるのにね」
さやか「そういえば、マミさんお母さんしか元に戻ってないね」
キュゥべえ「そうだね。バランス悪いね」
まどか「ねぇ、キュゥべえ。もう一回契約できないの?」
キュゥべえ「一人一回だよ」
さやか「そうなんだ?仕方ないね」
まどか「じゃあ、別の魔法少女になってくれる子見つければいいかな?」
キュゥべえ「だったら、構わないよ」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:49:10.87:461NLIAgO
さやか「それじゃ、私達魔法少女の目的は新しい仲間を見つけることだね」
まどか「そうだね。なかよしの漫画みたいだね」
キュゥべえ「頑張ろうよ。僕も手伝うよ」
詢子「まどかー。なにやってんだい?置いていくよ」
まどか「あ。お母さん呼んでるから、続きは明日からにしようね」
キュゥべえ「そうだね、色々ごめんね」
まどか「じゃあ、マミさんとマミさんのママもまたね」
マミ「・・・えぇ。またね鹿目さん」
マミマミー「またマミちゃんと遊んであげてね」
まどか「うふふ。マミちゃん・・・」
マミ「・・・どうしたのよ」
キュゥべえ「笑ったらお母さんに失礼だよ」
まどか「うふふ、ごめんね。つい」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:55:02.44:461NLIAgO
さやか「じゃあ、アレお母さんの車だから」
まどか「うん。じゃあまた明日学校で」
さやか「そうだね。またね」
詢子「さ。私も帰るよ、パパが心配するからさ」
まどか「そうだね。パパを心配させちゃいけないよね」
詢子「そういう事、そういう事。まどかは聞き分けが良いね」
まどか「えへへ」
おわり
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:56:01.75:I27AS/320
まどか「全部燃えちゃったね」
マミ「気にしないで、命が助かっただけ良かったわ」
さやか「でも明日から何処に住むんですか?」
マミ「それよね。どうしようかしら・・・」
まどか「大変だね。マミさん」
マミ「そうだわ、鹿目さんのお家に暫く泊めてもらえない?」
まどか「えー。ダメだよパパとママもいるし」
さやか「私も急だと困るなぁ」
マミさんのその解脱したかのような平静ぶりはなんなの?
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:23:02.87:461NLIAgOマミ「でも他に頼れる友達がいないのよね・・・」
まどか「そんな事言われてもね?」
さやか「ねっ」
まどか「マミさん強いから生きて行けるよ」
マミ「でも、お財布も燃えたでしょ?いやらしい話なんだけど晩ご飯だけでもいいかしら」
まどか「しつこいよマミさん!急にいわれたらパパだって困るの」
マミ「ゴメンナサイね・・・」
マンション全焼とか下手こいたらまどまど終身刑くらいそうだな
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 17:29:53.74:461NLIAgOまどか「じゃあそろそろ帰ろっか」
さやか「そうだね、お母さん心配しちゃうね」
マミ「・・・いいわよねあなたたちは。私もお母さんがいたらよかったのに」
さやか「まどか。まどか?」
まどか「なに、さやかちゃん」
さやか「なんだか私ちょっとマミさんが可哀相に見えてきたよ」
まどか「さやかちゃんは優しいんだね」
さやか「えへへ」
まどか「じゃあ、コンビニで晩ご飯ぐらい買ってあげてもいいかな」
マミ「あら?いいの鹿目さん」
まどか「うん。お礼ならさやかちゃんに言いなよ」
マミ「有り難うね、美樹さん」
さやか「よしてよ。照れるよ」
まどか「じゃあマミさん自転車貸してくれない」
マミ「自転車?」
まどか「だって自転車は駐輪場だから燃えてないじゃない」
マミ「あぁ、そうよね」
まどか「嫌だな、先輩なんだからしっかりしてよマミさん」
マミ「ごめんなさいね。カギならポケットに入ってたわ」
まどか「さやかちゃん二人乗りしようよ」
マミ「ダメよ、鹿目さん。自転車の二人乗りは危ないわ」
まどか「関係ないよ。マミさんは静かにしててよ」
さやか「仕方ないよ、マミさんは心配性だからね」
マミ「そうかしら。自分では普通だと思うんだけど」
まどか「マミさんらしいや」
まどか「じゃあいくね、さやかちゃん」
さやか「うん。漕いでいいよ」
マミ「フラフラしてない?危ないわよ」
さやか「まどか、早く漕いでよ」
まどか「分かってるよ、そんなに体重かけないで」
さやか「わたし全然かけてないよ」
まどか「絶対かけてるよ。止めてよね」
マミ「ほら、ちゃんと前をみないと」
まどか「あ・・・」
マミ「・・・私の自転車」
まどか「ごめんね、さやかちゃん。怪我はない」
さやか「うん。ギリギリで飛び降りたからね」
まどか「えへへ。わたしも」
さやか「やっぱり二人乗りは危ないね」
まどか「気付いて正解だね。マミさん自転車戻しておいていいよ」
マミ「・・・ええ。でもチェーンが外れちゃったから直してからにするわ」
さやか「本当だ。ハンドルも曲がってるよ」
マミ「そこも直さないとね・・・」
まどか「じゃあ歩いて行こうかさやかちゃん」
さやか「そうだよね」
まどか「コンビニのスイーツって美味しそうだよね」
さやか「うん。買うつもりが無くても見たらついカゴに入れちゃうの」
まどか「さやかちゃん、デザート何にしたの」
さやか「私は焼プリンだよ」
まどか「じゃあ私もそれにするよ」
さやか「お揃いだね」
まどか「うん。お揃いだよ」
さやか「雑誌も見ていい?」
まどか「勿論だよ。私も見たい漫画があったの」
まどか「沢山買っちゃったね」
さやか「あれ・・・。そういえばマミさんの分忘れてない」
まどか「え?そうだったね。すっかり忘れてたよ」
さやか「マミさんって何食べるんだろう」
まどか「知らないなぁ。何食べるのかな」
さやか「あんまり想像できないよね」
まどか「えへへ。それに今月のなかよし買ったからあんまりお金無いんだよね」
さやか「無駄遣いしたらお母さんに怒られるしね」
マミ「・・・ふう。自転車を修理するのも意外と大変なのね」
まどか「あれ。まだやってたのマミさん」
マミ「あらお帰りなさい二人とも。なかなかチェーンが挟まらなくてね」
まどか「もう少し左から掛けたらいいんじゃないかな?」
マミ「・・・こうかしら?」
まどか「違うよ。だから左だってば」
マミ「・・・口で言われても分からないわ」
さやか「そうなんだ?」
マミ「だからね。鹿目さんちょっとやって見てくれないかしら」
まどか「やだよ。油でベタベタになるよ。分からないのかなマミさん?」
マミ「そうよね・・・、私が悪かったわ」
さやか「そんな事より早く食べないかな」
まどか「そうだね。レンジでチンしてもらったのに」
さやか「冷めちゃうよね」
まどか「ねっ」
マミ「分かったわ。頂きますをしましょうか」
まどか「え?どうしてなのマミさん」
マミ「だって・・・美樹さんが」
さやか「確かに私は言ったけどそうじゃないよ」
まどか「マミさんの手だよ」
マミ「・・・え」
さやか「マミさん手が自転車の油でベタベタ・・・」
マミ「・・・あら」
まどか「ご飯を食べる前に手をキレイにしないとママに怒られるでしょ」
マミ「ごめんなさいね・・・私お母さんいないのよね。だからね」
さやか「まどか。まどかさ?」
まどか「なにかな。さやかちゃん」
さやか「マミさんの前でお母さんの話って止めるのどうかな?」
まどか「どうしてなの。私分からない」
さやか「だって、マミさん少し落ち込んじゃうんだよ」
まどか「そうなんだ。さやかちゃんはやっぱり優しいね」
さやか「えへへ」
まどか「マミさんの手キレイになったかな」
さやか「大丈夫じゃないかな?お水で洗ったら」
まどか「そうだよね」
マミ「公園の蛇口って便利ね・・・」
まどか「お帰りマミさん。お水で洗えたかな」
マミ「えぇ。公園の水道水を使ったのよ」
さやか「水の力は凄いってわけよ」
まどか「その言い方じゃ、さやかちゃんのお陰みたい」
マミ「本当に面白い子ね。美樹さんは」
さやか「えへへ。恥かしから食べようよ」
マミ「待ってね。紙コップにお水を汲んできたの」
まどか「あれ。マミさん三つもコップあるの?」
マミ「そうよ。私達三人でしょう、いやね」
さやか「ううん違うよマミさん。そういう意味じゃないの、まどかが言ったのは」
マミ「それは?鹿目さん」
まどか「私ポカリスエット買っちゃった」
さやか「私もポカリだよ」
まどか「えへへ。さやかちゃんと私、お揃いなの」
マミ「・・・なかよしなのね。二人は。お水どうしようかしら」
まどか「こっちの溝に流したら排水口に落ちるよ」
マミ「・・・そうよね」
さやか「見て見て、まどか。少しずつ水が流れていくね」
まどか「お水の力は凄いってわけだね」
さやか「えへへ。それわたしの面白いやつ」
マミ「でもね、ポカリスエットって甘いでしょう」
まどか「うん。美味しいから沢山飲めるね。ご飯の前だけど」
マミ「そうやって水の代わりに沢山飲むの、私は関心しないな・・・」
さやか「それがマミさんの面白いやつ?」
まどか「マミさん。さやかちゃんに教えてもらいなよ、面白いやつ」
マミ「違うわよ。沢山お砂糖をとると身体に悪いから・・・」
まどか「・・・ごめん。マミさん」
さやか「・・・いやだな。マミさんもそんなつもりで言ったんじゃないよ」
まどか「そうなの?マミさん」
マミ「・・・うん」
まどか「安心したよ私。ビックリしちゃった」
マミ「ごめんなさいね。ご飯は楽しく食べないとね」
まどか「それはマミさんが気にする事じゃないんだよ」
マミ「・・・そうよね」
さやか「じゃあ早く食べちゃおうよ。今日はパスタの気分だったの」
マミ「あら?美樹さんは西洋なのね」
まどか「じゃあねマミさん。私の焼き肉弁当は日本洋なの」
マミ「それじゃあ海の名前みたいよ」
まどか「違うの?焼き肉弁当は」
マミ「東洋よね、それを言うなら」
まどか「あはは。マミさん面白いね。とうようよねって?」
さやか「そういえば、二回うよって言ったね」
マミ「あらら。先輩をからかわないで鹿目さん」
まどか「えへへ。今日のマミさんの初めて面白いやつだね」
マミ「私もお腹がすいたわ。なにを買って来てくれたのかしら」
さやか「マミさんはオニギリだよ」
マミ「・・・え。オニギリなの」
まどか「おかかがさやかちゃんで梅干しが私だよ」
マミ「オニギリ二つなのね」
まどか「あぁ。やっぱりマミさんオニギリは食べないのかな」
さやか「そうみたいだね。お米ならマミさんも食べると思ったのに」
まどか「難しいね、マミさんは」
マミ「違うのよ・・・私オニギリも食べるもの」
まどか「良かった。大丈夫みたいだね」
さやか「うん大丈夫。ビックリして損したみたい」
まどか「みんなで食べるお弁当は美味しいね」
さやか「うんうん。コンビニなのにね」
マミ「・・・鹿目さん。お肉残しているのね」
まどか「そうだよ。沢山あるの」
マミ「あのね、意地汚いと思われるかもしれないけれどね」
さやか「どうしたのさ、マミさん」
マミ「一口貰ってもいいかしら、お肉?」
さやか「あれ。マミさん知らなかったんだ」
マミ「・・・え」
まどか「わたしね。美味しいものは最後に食べるの」
マミ「・・・そうなの」
まどか「お肉って美味しいね」
マミ「うん。そうよね・・・」
さやか「まどか。マミさんの空気がまたオカシイよ」
まどか「本当だ。さやかちゃんジョシリョク高いね」
さやか「えへへ。よせやいよせやい」
まどか「マミさん、これで元気を出してよ」
さやか「今月号のなかよしだよ」
マミ「私・・・ちゃお派なのよね」
まどか「気にしないでよ私、読み終わったから」
さやか「お腹いっぱいだね」
まどか「焼きプリンもあったもん」
さやか「焼きプリンは余計だったかな」
まどか「デザートとは別腹だよ。女の子だもの」
マミ「・・・そうよね」
さやか「ほら、見てよまどか、マミさん。沢山星が出てるよ?」
まどか「本当だ。あんなにハッキリ見えるよ」
マミ「きっと建物の照明が全て焼けてしまって暗いから、相対的に明るく見えるのね」
さやか「そうなんだ。相対的に見えるんだ」
まどか「さやかちゃん。相対的って何?」
さやか「えへへ。分かんないよ」
まどか「それってさやかちゃんが、相対的って言いたいだけでしょ」
さやか「ばれたか」
まどか「あれはなんて星座かな」
さやか「どのヤツ?」
まどか「あっちの白っぽいのだよ」
マミ「・・・白い星座なんてあるの?」
さやか「おかしいよまどか。なんだか大きくなってるよ」
まどか「本当だ。星座じゃなくて何か落ちて来てるんだよ」
マミ「あれはキュゥべえね・・・」
まどか「きゅうべえ?それが落ちてきたの」
キュゥべえ「僕の名前はキュゥべえ」
マミ「こんばんはキュゥべえ」
まどか「あなたキュゥべえっていうの?可愛い尻尾だね」
キュゥべえ「えへへ。ありがとう」
さやか「あんな高い所から落ちも大丈夫なんだね」
マミ「うふふ。美樹さんネコは高い所から落ちても平気なのよ」
キュゥべえ「僕はネコじゃないよ」
まどか「マミさんはいつも物知りだよね」
さやか「本当だね」
キュゥべえ「僕はネコじゃないよ」
さやか「キュゥべえもご飯を食べにきたの?」
まどか「ごめんね。もうなかよししか残ってないの」
キュゥべえ「もう立ち読みしたから気にしないで」
マミ「・・・キュゥべえもなかよし派なのね」
キュゥべえ「大丈夫。ちゃおとりぼんも読んでるよ。立ち読みだけど」
まどか「キュゥべえって立ち読みが好きなんだね」
キュゥべえ「えへへ。・・・それよりマミに差し入れだよ」
マミ「あら・・・気を使わなくていいのに」
キュゥべえ「家が燃えたら大変だもの。つまらない物だけど受け取ってよ」
さやか「えらいねキュゥべえ。お母さんみたいだよ」
まどか「ネコなのにしっかりしてるね」
キュゥべえ「ネコじゃないよ」
QBも読むのか
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 20:59:49.27:461NLIAgOさやか「キュゥべえさん来たならもう私達いいかな?」
まどか「そうだよね。ママが心配しちゃうね。キュゥべえさん任せていいかな?」
キュゥべえ「キュゥべえで良いよ。気を使わないで」
まどか「いいネコだね、さやかちゃん」
さやか「そうだね」
キュゥべえ「ネコじゃないよ」
マミ「・・・そうだわ、鹿目さん達。ちょっとだけ時間を貰えるかしら」
さやか「何かなマミさん」
マミ「キュゥべえの事なんだけどね・・・」
マミ「この子と契約すれば何でも願い事が叶うのよ・・・」
まどか「凄いねキュゥべえって。じゃあ叶えてよ」
キュゥべえ「いいけど魔法少女になっちゃうよ」
まどか「願い事だけでいいよ。別に」
キュゥべえ「それじゃあ契約にならないよ」
まどか「難しいんだね、契約って」
さやか「私はいいよ。契約しようよ」
まどか「そうなんだ。さやかちゃん大胆だね」
さやか「だってマミさんが可哀相でしょ」
マミ「美樹さん・・・分かってもらえたのね」
キュゥべえ「美樹さやか。キミの願いはエントロピーを凌駕した・・・」
まどか「さやかちゃんエントロピーを凌駕したの?」
さやか「うん凌駕したみたいだね」
まどか「へぇ。なんかカッコいいね」
マミ「・・・あら。おかしいわね」
さやか「どうしたのマミさん。不安そうだよ」
マミ「いえね・・・、マンションが何も変わっていないから」
まどか「マンション?マミさんのマンション?」
キュゥべえ「持ってきたよ、さやか。ここに置いておくね」
さやか「有り難うキュゥべえ。マミさん、壊れた自転車直してもらったよ」
マミ「あら・・・。そっちだったの?」
まどか「凄いね。ピッタリ元の場所にチェーンがハマってるよ」
キュゥべえ「エントロピーを凌駕したからね」
さやか「良かったよ。マミさん自転車が無かったら大変だと思って」
まどか「良かったねマミさん。新品みたいだね」
マミ「えぇ・・・。もう二人乗りしちゃダメよ」
さやか「はーい。分かってますよ」
キュゥべえ「マミの自転車で二人乗りしたのかい?悪い子だね」
まどか「えへへ。キュゥべえにバレちゃった」
シュールすぎる
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 21:39:44.91:461NLIAgO詢子「まどかー。おーいまどかー」
キュゥべえ「誰かな?まどかって呼んでるよ」
まどか「私の名前だよ。ママが迎えに来てくれたの」
キュゥべえ「そうなんだ。もう遅いからね」
まどか「ママ。こっちだよ」
詢子「おう。皆遅くまで遊んでて大丈夫なのかい?」
さやか「私ももうすぐ、お母さんが車で迎えにくるから」
キュゥべえ「僕は門限とか無いから平気だよ」
詢子「あはは。そりゃあネコだもんな」
キュゥべえ「ネコじゃないよ。まどかのお母さん」
マミ「・・・私は家がここですから」
まどか「ママはもう、晩ご飯食べたの?」
詢子「パパとタツヤですき家の牛丼さ」
まどか「いいなあ。私も食べたかったよ、すき家の牛丼」
さやか「まどか焼き肉弁当だったじゃん?」
まどか「えへへ。それもそうなんだけどね」
詢子「それじゃウチに帰るかまどか?」
まどか「そうだねママ。なんだか眠たいよ」
マミ「・・・はぁ」
まどか「あ。そうだ、ちょっと待ってねママ」
詢子「ん。どうした?」
まどか「ねぇマミさん。私知ってるよ」
マミ「なんのことかしら鹿目さん・・・」
まどか「マミさん恥ずかしがりやだから言えないんだよね」
さやか「どういう事なの?まどか」
マミ「あら、鹿目さん・・・。それじゃあ」
まどか「うん。キュゥべえにお願いしていいかな」
キュゥべえ「いいけど契約だよ?」
まどか「お願いだけじゃダメなの」
キュゥべえ「それじゃあ、すき家で牛丼を食べてお金が無いのと同じだよ」
まどか「えへへ。言ってみただけだよ」
キュゥべえ「キミの願いはエントロピーを凌駕したからね」
まどか「やったねキュゥべえ」
キュゥべえ「うん。やったね、まどか」
マミ「・・・いえね。鹿目さん」
まどか「何かなマミさん」
マミ「マンションなんだけどね・・・。焦げたままなのよ」
さやか「火事になったもんね」
マミ「鹿目さん。あなたキュゥべえに何をお願いしたのよ・・・」
まどか「マミさんのママだよ」
「マミちゃん?・・・どこなのマミちゃん」
マミ「あら・・・マンションの裏手からお母さんの声が」
なんかいい話になってきたぞ
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 22:19:28.94:461NLIAgOまどか「マミちゃんだって。マミさんなのに、なんだか恥かしいよね」
さやか「マミさんのお母さんだからね」
マミ「・・・どうして私のお母さんを?」
まどか「マミさんママの話題で落ち込んじゃうから。マミさんもママが欲しいんだと思って」
さやか「ちゃんと覚えてたんだ。まどかも気がきくね」
まどか「えへへ。よしてよ」
「マミちゃんこんな遅くまで何してるの、早く帰りましょう」
マミ「そうねお母さん・・・ごめんなさいね」
さやか「でも、マミさんの家燃えてるよね」
マミ「そうなのよね・・・お母さん、どうしようかしら?」
マミマミー「何言ってるの。マミちゃんのお家はココじゃないでしょ」
マミ「・・・え?あぁ、そういえば事故にあったからココに引越したんだったわね」
マミマミー「いやねぇマミちゃん。しっかりして頂戴よ」
マミ「えへへ・・・」
まどか「えへへだって。マミさんなのにえへへだって」
キュゥべえ「お母さんの前だからね」
さやか「これでマミさん泊まる心配しなくていいのかな?」
キュゥべえ「そうだよね。いいんじゃないかな」
マミマミー「それじゃこの時間は電車も無いし、ホテルにでも泊まりましょうか」
マミ「・・・そうね。だったら安いビジネスホテルにしましょう。お金が勿体ないわ」
マミマミー「そうね。お父さんが入れば車で帰れるのにね」
さやか「そういえば、マミさんお母さんしか元に戻ってないね」
キュゥべえ「そうだね。バランス悪いね」
まどか「ねぇ、キュゥべえ。もう一回契約できないの?」
キュゥべえ「一人一回だよ」
さやか「そうなんだ?仕方ないね」
まどか「じゃあ、別の魔法少女になってくれる子見つければいいかな?」
キュゥべえ「だったら、構わないよ」
さやか「それじゃ、私達魔法少女の目的は新しい仲間を見つけることだね」
まどか「そうだね。なかよしの漫画みたいだね」
キュゥべえ「頑張ろうよ。僕も手伝うよ」
詢子「まどかー。なにやってんだい?置いていくよ」
まどか「あ。お母さん呼んでるから、続きは明日からにしようね」
キュゥべえ「そうだね、色々ごめんね」
まどか「じゃあ、マミさんとマミさんのママもまたね」
マミ「・・・えぇ。またね鹿目さん」
マミマミー「またマミちゃんと遊んであげてね」
まどか「うふふ。マミちゃん・・・」
マミ「・・・どうしたのよ」
キュゥべえ「笑ったらお母さんに失礼だよ」
まどか「うふふ、ごめんね。つい」
さやか「じゃあ、アレお母さんの車だから」
まどか「うん。じゃあまた明日学校で」
さやか「そうだね。またね」
詢子「さ。私も帰るよ、パパが心配するからさ」
まどか「そうだね。パパを心配させちゃいけないよね」
詢子「そういう事、そういう事。まどかは聞き分けが良いね」
まどか「えへへ」
おわり
まどかスかと思ったらそうでもなかったな
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/03(水) 23:05:48.24:YCy1cv+i0
マミさん心の拠り所出来て良かったねマミマミ

コメント 16
コメント一覧 (16)
あ、さやかは完全にカスでした
ちょっとほんわかするよ
でもなんか…複雑な気分になっただけで後味悪いな
SSでこんな気持ちになったのもあんまり面白くないと思ったのも初めてだ
さやか→バカ天然ちょっと人の気持ちわかる
マミさん→いつも通り
QB→=^・ω・^=
あと、最後んとこは、どう処理すりゃいいのwこれ、良い話なん?