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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:37:46.79:dIzLk2sz0
じんたん「今日も結局特に何もせずにグータラ過ごしちまったなぁ…」
じんたん「まあいいや…寝るか…」
じんたん「…ん。もう朝か。」
じんたん「あれ?妙に天井が高いな…寝ぼけてるのか?」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:38:35.12:dIzLk2sz0
篤「あー仁太!もう起きたの?お父さんお仕事行ってくるから」
じんたん「あ…ああ」
じんたん「親父…帽子被ってない…」
じんたん「まあとりあえず飯でも…」
じんたん「ってあれ?仏壇がない…移動させたのか…?」
じんたん「さっきからなんかおかしいぞ…まるで時間が巻き戻ったみた…もしかして!?」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:39:24.58:dIzLk2sz0
じんたん「カ、カレンダーカレンダー!!」
じんたん「ご…五年前の日付だ…」
じんたん「ゆ…夢でも見てるのか?」
仁太は頬を引っ張る
じんたん「いててっ…夢じゃない…」
じんたん「それにしてもなんで…っ!」
じんたん「め、めんまは生きてるのか!?」
じんたん「と…とりあえず秘密基地に行こう!!」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:40:05.34:dIzLk2sz0
秘密基地
じんたん「だ…誰もいない…」
???「あれっ!?じんたんもういたの?じんたんはぇーなー!!」
じんたん「ぽ…ぽっぽ!?」
ぽっぽ「どうしたんだよじんたん?俺の顔になんかついてるか?」
じんたん「いや…なんでもない…(ぽっぽ…昔の体だ…っ!?)」
じんたんは自分の体を見た
じんたん「やっぱり…!昔の体に戻ってる…!!」
ぽっぽ「じんたんさっきから様子が変だぞ~?」
じんたん「あー、いやっ!なんでもない!」
じんたん「ほ…他の皆は?」
ぽっぽ「あー、もうすぐ来ると思うよ!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:40:25.36:6gKqnoOH0
ガタッ
ゆきあつ「なんだ、2人とももう来てたのか…」
じんたん「ゆっ…ゆきあつ!?」
ゆきあつ「なっ…なんだよ?」
じんたん「あ、えーと…あなるたちは…?」
ゆきあつ「もう外で待ってるよ。俺たちも早く行こうぜ?」
じんたん「行こうぜ…って…一体どこに?」
ぽっぽ「なんだよ忘れちまったのかよじんたん~」
ぽっぽ「昨日皆で虫捕りに行こうぜってじんたんが自分で言ったんじゃないかよ~」
じんたん「あ、ああ。そうだったな。い、行くか!」
ゆきあつ「おう」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:41:44.36:dIzLk2sz0
あなる「じんたんっ!おはよー」
めんま「おっはよー!」
つるこ「おはよー」
じんたん「!?」
じんたん「(め…めんま!?)」
めんま「どーしたの?じんたん?」
じんたん「あ、いやなんでもない!」
ぽっぽ「今日のじんたん何かおかしいんだよ~。さっきからずっとあの調子なんだぜ?」
ゆきあつ「まあいいだろ。早くとりにいこうぜ。虫。」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:42:16.30:dIzLk2sz0
じんたん「(懐かしいな。昔はこんな感じで皆と…)」
めんま「じんたん?本当に大丈夫?熱でもあるのかな?」
じんたん「ああっ!大丈夫大丈夫!軽い夏バテだよ…」
あなる「おーいっ!早くいこ~よー!」
めんま「今行く~!ほらっじんたん、いこ?」
じんたん「あ、ああ」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:43:09.55:dIzLk2sz0
あなる「うわぁ~!やっぱりじんたんのが一番大きい!」
じんたん「へへっ!だろ?」
ゆきあつ「ちぇっ」
つるこ「ほんと、すごいすごい」
ぽっぽ「じんたんかっけーなー!」
あなる「ねーつるこー!」
つるこ「なに?」
あなる「あっちでお花とか探そうよー!」
じんたん「ほんと久し振りだ…こんな風に皆と遊んだの…」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:44:30.55:dIzLk2sz0
宿海家
じんたん「本当に時間が巻戻った…んだな…」
じんたん「それともこれは夢で…次に目が覚めたらまた元の…」
じんたん「いいや。いやなことは考えないで今日は早く寝よう!」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:46:14.60:dIzLk2sz0
そして…
あなる「ねえ…じんたん…てさ…」
じんたん「!?」
あなる「めんまのこと…好き…なんでしょ…?」
めんま「ええっ!///」
じんたん「……」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:46:59.03:dIzLk2sz0
ゆきあつ「正直に言えよ…超平和バスターズに隠し事は無しだぞ」
じんたん「ゆきあつ…」
ぽっぽ「へへっ!いーえ!いーえ!いーえー!早く言えよー!」
つるこ「もう…やめなよー…」
めんま「///」
じんたん「…」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:53:02.01:dIzLk2sz0
ゆきあつ「おいじんた「ああっ!」」
じんたん「俺はめんまが大好きだ!」
めんま「!!」
あなる「じんたん…」
ぽっぽ「うわぁ~!じんたんかっけ~!」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:53:41.24:dGsXjX1Q0
めんま「めんまも…じんたんが大好きだよ///」
ゆきあつ「っく…」
ぽっぽ「ひゅーひゅー!」
あなる「っ…」ダッ…
つるこ「あ、あなる!ちょっと!」
じんたん「!?」
じんたん「待てっ!あなる!」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:56:44.06:dIzLk2sz0
じんたん「(こ、このままじゃあなるがっ!)」
あなる「ハアッ…ハアッ…」
あなる「っじんたん…っ」ヅルッ
あなる「あっ…!」
ガシッ
あなる「じんたん…」
じんたん「馬鹿野郎!」
じんたん「し…死んだらどうする…」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:58:00.54:dIzLk2sz0
あなる「じんたん…ありがとう…」
じんたん「ああ。いいよ。ほらっ、戻るぞ」
あなる「うん…。」
ぽっぽ「あ!じんたん!あなるは?」
じんたん「ああ、いるよ。」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:00:52.78:dIzLk2sz0
じんたん「それにしてもあなる…なんで急に逃げ出したりなんか…」
ゆきあつ「お前…わざと言ってるのか?」
じんたん「わざとって…なにが…」
つるこ「好きな人にフられたも同然なのよ?私があなるだとしても逃げ出してた」
じんたん「え…?い、一体なんの…」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:02:59.76:dIzLk2sz0
ゆきあつ「もしかして知らなかったのか?お前?」
あなる「もういいよ、ゆきあつ。じんたんを責めるのはもうやめて。じんたんは何も悪くないんだし…むしろ悪いのは私だし…」
ゆきあつ「でもこいつは…!いや…もういい…」
ぽっぽ「ほ…ほら!き、気を取り直してさ!ノケモンやろーぜ!ノケモン!」
つるこ「そ、そうね!皆でやりましょ!ノケモン!」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:04:19.84:dIzLk2sz0
帰り道
じんたん「……」
めんま「かえるが鳴いたらかーえーる!」
めんま「ねえじんたん!さっきのって本当?」
じんたん「しつこいなぁ…さっきも言っただろ!本当だよ本当…」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:06:43.30:dIzLk2sz0
めんま「めんまもじんたんの事大好きだよ!」
じんたん「その…好きってのは…友達の好きとか…それだけじゃないんだからな…」
めんま「分かってるよ!お嫁さんにしたいの好きでしょ?」
めんま「あ!めんまのおうち!」
めんま「じんたん!またね!」
じんたん「あ、ああ。じゃーな」
めんま「ふふっ。バイバーイ!」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:08:53.24:dIzLk2sz0
じんたん「…はぁっ……」
じんたん「過去を変えたって事だよな…これって…」
じんたん「しかしなんでいきなり過去に…」
じんたん「まあめんまも死なずに済んだし良しとしよう!こんなに幸せなことってないぞ!」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:14:53.61:dIzLk2sz0
めんま「ねえ皆!じんたんのお母さんのお見舞いに行こうよ!」
じんたん「(…そうだった…母さん…まだ生きてるんだったな…)」
じんたん「(しかしこればっかりは俺の力じゃどーしようもないよな…)」
ゆきあつ「じんたん。お前んちの母さん、容体はどうなんだ?」
じんたん「えっ!?あ、ああ…まあまあってとこかな…多分…」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:16:42.86:dIzLk2sz0
ぽっぽ「あぁー。じんたんの母ちゃんの蒸しパン。また食いて~よな~!」
あなる「あ!そうだ!皆でさ!あの蒸しパン作ってじんたんのお母さんにプレゼントするってのはどーかな?」
めんま「あ!それいーねー!めんま、家庭科頑張る!」
つるこ「わたし、作り方調べる」
じんたん「よしっ!そうと決まればさっそくおれんちに集合だ!」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:20:27.53:dIzLk2sz0
篤「蒸しパン?」
じんたん「そうだよ!蒸しパン作って母ちゃんにあげるんだ!」
篤「ああ、それなら…っと」
篤「ここにレシピがあるよ」
つるこ「」
じんたん「さっすが親父!」
ゆきあつ「それじゃあつくるか…」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:23:08.09:dIzLk2sz0
一時間後
じんたん「………」
めんま「ありゃありゃ~。蒸しすぎちゃったね…」
ゆきあつ「どーすんだこれ?持ってくのか?」
ぽっぽ「なんかすんげーまずそーだよ~これ~!」
あなる「と…とりあえずさ!味見してみよ!味見!」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:26:20.71:dIzLk2sz0
つるこ「なんか…」
めんま「やっぱりおいしくないよこれ…」
ゆきあつ「ガリッ(卵の殻入ってる…)」
あなる「しょ、しょうがないよ…やっぱ作り直「いや。」」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:30:52.59:dIzLk2sz0
めんま「じんたん?」
じんたん「このままでいいよ。これを持って行こう」
ぽっぽ「なんでだよー。こんなまずいのもらっても嬉しくないぞきっと~」
あなる「そ、そーだよ、作り直そうよ」
じんたん「このままでいいよ。母ちゃん、俺らが一生懸命作った蒸しパンならどんな味でもきっと喜ぶよ」
ぽっぽ「えー…まずいものもらっても嬉しくなんか…」
ゆきあつ「ぽっぽ!」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:34:47.18:dIzLk2sz0
めんま「…そーだね。じんたんのお母さん、きっと喜ぶよ」
つるこ「それじゃあ行こ?」
じんたん「ああ、行こう!」
じんたん「母ちゃん!」
塔子「あら!仁太!来てくれたの?あっ!お友達の皆まで!」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:38:03.53:dIzLk2sz0
じんたん「母ちゃん!今日はさ、母ちゃんに渡したいものがあるんだ!」
あなる「あの…これ…」
つるこ「皆で一生懸命作ったんです…」
ぽっぽ「味はおいしくないけどねー!」
ゆきあつ「こらっ!ぽっぽ!」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:42:48.98:dIzLk2sz0
塔子「あら…皆、わざわざありがとね…」
じんたん「母ちゃん、絶対に病気治せよ…絶対に絶対に絶対に!絶対!ぜった…」
めんま「じ、じんたん…?」
じんたん「グッ…」
塔子「…………分かってるわよ。お母さん、絶対に病気治すからね…」
ぽっぽ「あれ?じんたん泣いてんの?」
あなる「もうっ!ぽっぽ!さっきから…」
ゆきあつ「……じんたん…」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:45:50.84:dIzLk2sz0
帰り道
じんたん「…はぁっ……」
じんたん「ついつい泣いちまった…」
じんたん「死んだはずの母ちゃんが目の前で喋ってるのを見たらおもわず…」
じんたん「母ちゃん、やっぱり治らないのかな…」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 23:51:05.84:dIzLk2sz0
そして時は流れ中学校入学
じんたん「なんだかんだで中学入学…もう元の世界に戻っちまうってこともないんだろうな…」
めんま「じんたーん!中学生だよ!中学生!」
あなる「中学校…楽しみだなぁ!」
ゆきあつ「皆同じ中学か…にぎやかにたりそうだな…」
81: ◆9.sKd9on5k :2011/08/18(木) 23:55:31.29:dIzLk2sz0
ぽっぽ「じんたん!じんたんは部活どこに入るの!?」
じんたん「そーだなぁ…」
じんたん「ゆきあつは…?
ゆきあつ「俺は部活は入らないつもりだ。その代わり勉強に励む」
つるこ「相変わらずね…」
82: ◆9.sKd9on5k :2011/08/18(木) 23:57:59.95:dIzLk2sz0
めんま「めんま、バレーボールやりたいな!」
あなる「あ、私もバレーボールやりたいかな…」
つるこ「私もゆきあつと一緒で部活は入らないわ」
ぽっぽ「なんだよーゆきあつるこ~つれないなー」
83: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:01:19.32:p5iygJIL0
じんたん「俺も…部活は入らない…かな」
めんま「えー!どーしてーじんたーん、じんたん運動得意なのに…」
ぽっぽ「じんたんが部活やらないなら俺もやらなーい!」
めんま「ぽっぽ!?」
あなる「皆やらないなら…私も…」
めんま「あぁ!あなるまで…」
84: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:04:46.38:p5iygJIL0
ゆきあつ「めんまは…どうするんだ?」
つるこ「……」
めんま「うぅ……」
めんま「めんまも部活やらない!」
ゆきあつ「……で。なんで俺んちに集まってるんだ?」
ぽっぽ「まあまあいーじゃねーかー!入学祝いに皆でぱーっとやろーぜ!ぱーっと!」
めんま「わーい!お祝いお祝い!」
86: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:10:47.54:p5iygJIL0
じんたん「……あっ、あのさ!」
ゆきあつ「ん?どーしたじんたん」
じんたん「俺さ…実はさ…」
ぽっぽ「ああ、分かってるよ、めんまが大好きなんだろ?皆知ってるよ。さてパーティーパーティー!パンティーパンティー!」
あなる「変態ぽっぽ!」
ぽっぽ「お前がそれを言うか?あ、な、る!」
じんたん「違うんだ。」
つるこ「え?…」
じんたん「多分みんな信じないと思うけどさ…実際俺でも未だに信じらんねーし…」
じんたん「実は俺、未来から戻って来たんだ」
89: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:17:10.21:p5iygJIL0
ゆきあつ「おいおい中学生になれたのが嬉しくておかしくなったか?」
じんたん「いや。俺は正常だ…」
じんたん「俺さ…この過去に戻ってくる前は引きこもりだったんだよ…
俺が戻ってくる前の世界ではめんまが死んじゃっててさ…高校受験に失敗して…」
ゆきあつ「おいお前!」
じんたん「そんなある日さ…時間が巻戻ったんだよ…」
じんたん「めんまが死んじまう前に!」
つるこ「ちょっとじんたんっ!」
じんたん「結果的に過去を変えられたっていうか…めんまは死なずに今こうして元気に生きてるって訳なんだが…」
92: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:23:06.67:p5iygJIL0
ゆきあつ「………で?それが仮に本当だったとしよう。それで俺たちに話して何の得になる?」
じんたん「……っ」
ゆきあつ「おいおい…まさかノリで話したのかよ。ふん。笑わしてくれるな。」
じんたん「違う…」
じんたん「未来では母ちゃんも死んでるんだ。」
じんたん「そして今、母ちゃんの容体が芳しくない。」
じんたん「こんな話も変だけどさ…母ちゃんもできれば死なせたくない…」
じんたん「俺たちでどうこうできるって問題でもないんだけどさ…」
じんたん「ごめん……しらけさせちまったな…。今の話は忘れてくれ。今日はもう帰るわ」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 00:24:00.40:Wp4jF07J0
じんたん「それじゃ…」
ぽっぽ「待てよじんたん」
ぽっぽ「勝手に話して勝手に逃げる気か?そりゃ自分勝手だぜじんたん」
ぽっぽ「俺、馬鹿だからよくわかんねーけどさ。じんたんがいた未来ではじんたんの母ちゃん、死んじまってんだろ?」
ぽっぽ「そんでさ、じんたんは何かしら後悔があったんだろ?母ちゃんに対してさ。」
ぽっぽ「だからさ、じんたん。皆で話し合ってさ。後悔のないようにしようぜ?」
じんたん「ぽっぽ…」
100: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:35:32.46:p5iygJIL0
あなる「そ…そうだよ!今度さ!もう一回じんたんのお母さんのお見舞いに行こうよ!皆で!」
つるこ「そうね…!」
ぽっぽ「ゆきあつ!お前ももちろん行くよな?」
ゆきあつ「………仕方ないな…」
めんま「わーい!お見舞いお見舞い!」
じんたん「み…皆!」
104: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:43:49.61:p5iygJIL0
ぽっぽ「じゃあとりあえず今日の所は帰るか!」
ゆきあつ「…また明日、秘密基地集合、な。」
帰り道
じんたん「………」
めんま「じんたん」
じんたん「ん?」
めんま「じんたんってさ。じんたんのお母さんの前で笑ったことってある?」
じんたん「……?」
めんま「めんまがじんたんのお母さんだったら病気で辛い時はじんたんの笑顔が見たいかなーって!」
じんたん「!!?」
じんたん「めんま…」
めんま「あ、べ…別にじんたんのお母さんに聞いたんじゃないよ!めんまがじんたんのお母さんだったらってことだよ!?」
じんたん「ああ。分かってるよ。ありがとな。めんま」
めんま「ふふっ」ニコッ
105: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:46:47.18:p5iygJIL0
その晩
じんたん「そうだな…もうしばらく母ちゃんの前で笑った事なんて無かったな…」
じんたん「……めんま…ありがとう…」
じんたん「母ちゃん……」
108: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:52:12.30:p5iygJIL0
翌日
じんたん「あれ…?秘密基地集合…だよな?」
じんたん「誰もいない…」
あなるの家
めんま「めんまね!じんたんのお母さんと約束したの!じんたん泣かすって!」
ぽっぽ「でもじんたん結構前にお見舞い行った時泣いてたじゃん」
めんま「それはそーだけど、そーじゃなくて!」
あなる「でもじんたんってさ…じんたんのお母さんの前で笑顔見せた事ってある?」
つるこ「言われてみれば…」
ゆきあつ「あいつ…母親の前になるといつも顔しかめてたな…」
110: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:56:21.46:p5iygJIL0
めんま「でしょっ!だからじんたんのお母さんの前でじんたん笑わそ!」
つるこ「笑わすっていってもどうやって…」
ぽっぽ「おいおい…俺がいるってのを忘れたのか?」
つるこ「…何かいい案はないかしら」
ぽっぽ「おい!さらっと無視すんなよ!」
あなる「う~ん……」
ぽっぽ「」
113: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:02:46.27:p5iygJIL0
ゆきあつ「笑顔にする……か…」
ぽっぽ「なぁ…本当にさぁ…俺無視すんのやめてくんねえ…悲しくなってくるよ…」
あなる「そうね…なんだかんだいってぽっぽは頼れるもんね!」
つるこ「…まあいいか」
めんま「わぁー!ぽっぽ!がんばってねぇ!」
115: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:04:47.21:p5iygJIL0
ぽっぽ「お!俺頑張っちゃうぜ!」
ぽっぽ「なぁーに!俺にかかればじんたんなんて大爆笑よ!」
ゆきあつ「あれ…なんか忘れてる気が…」
秘密基地
じんたん「皆遅いなぁ…」
じんたん「………帰るか」
116: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:09:32.09:p5iygJIL0
お見舞いの日
じんたん「母ちゃん!」
塔子「あら仁太…皆もいるのね…」スッ
じんたん「(点滴の跡…)」
塔子「ごめんね…仁太…お母さん仁太といれなくて…」
じんたん「母ちゃん…具合はどうなんだよ…」
塔子「ん……まあまあ…かな…」
じんたん「そうか…」
塔子「(仁太…また暗い顔して…)」
119: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:16:00.39:p5iygJIL0
ぽっぽ「じ…じんたん!昨日さ!風呂に入ってて思ったんだけどさ!ニューヨークで入浴、なんちって!」
じんたん「あ…ああ…あはは…」
ぽっぽ「はは…」
ゆきあつるこ「(あちゃー…)」
めんま「あはは!ぽっぽおもしろーい!」
ぽっぽ「そ…そうか!?後な、俺はスキーが大スキーなんちって!」
めんま「すごーい!ぽっぽおもしろーい」
あなる「めんま…あんな寒いギャグで…」
121: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:21:16.40:p5iygJIL0
ぽっぽ「布団がふっとんだー!土管がドッカーン!」
めんま「あはは!ぽっぽ天才だよー!」
じんたん「クスッあははは!」
ぽっぽ「お?やっぱりおもしろかったろ?俺のギャグ!」
じんたん「めんま…笑いの沸点低すぎだろ…クスッ」
ぽっぽ「おいおいそりゃどーゆことだよぉ」
めんま「どーゆーことだってばよ!」
塔子「フフッ」
ゆきあつ「ん……」
つるこ「ぽっぽに任せてよかったわね」
ゆきあつ「一時はどうなることかと思ったけどな…」
122: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:24:23.38:p5iygJIL0
帰り道
じんたん「ぽっぽ…ありがとな!ギャグはつまんなかったけど!」
ぽっぽ「おいおい!あれ考えるのに一晩費やしたんだぜ?」
あなる「ブッあんなのに一晩!」
つるこ「クスッ」
ゆきあつ「あれ…めんまは…」
124: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:30:11.23:p5iygJIL0
塔子「めんまちゃん…今日はありがとね」
めんま「めんまは何にもしてないよ!頑張ったのはぽっぽだよ!」
塔子「仁太を笑わそうって考えてくれたの、めんまちゃんでしょ?」
めんま「め、めんまはただ、めんまがじんたんのお母さんだったらじんたんの笑顔がみたいかなって思っただけだよっ!」
塔子「ありがとう。優しいのね、めんまちゃんは…」
塔子「私が居なくなってもめんまちゃんが
あの子の…」
めんま「めんま、じんたんのお母さん死んじゃったらやだよっ!」
125: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:35:20.29:p5iygJIL0
塔子「めんまちゃん、前にも教えたと思けどね。人は死んだら生まれ変わるの。だから寂しくなんかないのよ。」
めんま「でも……」
塔子「私、死んじゃったら仁太とめんまちゃんの赤ちゃんに生まれ変わりたいかな」ニコッ
めんま「っ!///」
塔子「それならいつでもすぐそばいられるでしょ?」
めんま「そ、そうだね!めんま、寂しくない!」
塔子「そうよ!それじゃあそろそろ遅いから帰りなさい。またね!」
めんま「はぁーい!バイバーイ!」
126: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:40:50.23:p5iygJIL0
めんま「わぁ!もう真っ暗だぁ!」
じんたん「めんま!」
めんま「あっ!じんた~ん!待ってたくれたの!?」
じんたん「あ、ああ。か、帰ろうぜ!」
めんま「うんっ!」
めんま「ねぇじんたん」
じんたん「ん?なんだよ?」
めんま「じんたんってさぁ~生まれ変わりって信じる?」
129: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:47:15.36:p5iygJIL0
じんたん「生まれ変わり…かぁ…」
めんま「めんまはねぇ~信じてるよ!」
めんま「だからねー、じんたんのお母さんが死んじゃっても寂しくないんだよ!」
じんたん「……めんま…」
めんま「じんたんのお母さんね~。じ、じんたんとめんまの赤ちゃんに生まれ変わるって!」
じんたん「っ…///」
めんま「だからずっと一緒にいられるって!」
じんたん「ああ…そうだな…寂しくなんか…ないよな!」
131: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:52:11.19:p5iygJIL0
めんま「それじゃ!またね!バイバーイ!」
じんたん「おう!またな」
じんたん「母ちゃん…」
じんたん「過去に戻るなんて事がありえたんだ」
じんたん「生まれ変わりだってありえるさ」
じんたん「なんか…心が晴れたな!」
じんたん「よーっし!中学校生活悔いのないよう思いっきり楽しむか!」
133: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 01:57:32.73:p5iygJIL0
ゆきあつ「初めての試験…二週間後か…」
つるこ「どうしたのゆきあつ?今から緊張してるの?」
ゆきあつ「ん、いやそういう訳じゃ」
ぽっぽ「やべーよー!俺全然勉強できねーよ!」
めんま「わぁー!ぽっぽ!仲間だぁ!」
じんたん「おいおい…」
ぽっぽ「待てよ…じんたん、お前確か未来では高校生だったんじゃ…!」
じんたん「ああ、俺全く勉強してなかったから全然できないよ」
ぽっぽ「あら~ん」
あなる「ズルはだめだよ、ぽっぽ!」
ぽっぽ「はぁ~い…」
136: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:04:50.08:p5iygJIL0
じんたん「じゃーさ!明日秘密基地で勉強会しよーぜ!」
めんま「あ、いーねー!!やろーやろー!」
ゆきあつ「まあ…皆でやれば効率もいいかな…多分…」
ぽっぽ「うぉー!楽しみー!俺お菓子いっぱい持ってくよ!」
つるこ「ぽっぽ…勉強会だよ…」
あなる「ぽっぽたら…」
じんたん「そんじゃ決まりな!明日秘密基地集合!」
137: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:09:05.68:p5iygJIL0
翌日
あなる「ぽっぽ…本当に沢山お菓子持ってきたのかよ…」
じんたん「ま…まあいいんじゃないか!」
ゆきあつ「早く始めようぜ。時間がもったいない」
つるこ「まあ今日は息抜きみたいな感覚でいいんじゃない?」
ぽっぽ「そーだよそーだよ!じゃあさっそくゲームを」
じんたん「勉強な」
140: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:17:26.94:p5iygJIL0
めんま「はぁー!いっぱい勉強したねー!」
ぽっぽ「あー疲れたー」グダ
ゆきあつ「今日はそろそろ帰るか」
つるこ「………」
じんたん「そうだな!今日は終了!それじゃあ諸君!今後勉強頑張って!」
あなる「バイバーイ!」
ぽっぽ「またなー」
141: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:17:47.20:p5iygJIL0
ゆきあつ「ん?つるこ、どーした?」
つるこ「じんたん…さ。変わったよね。なんかこう…明るくなったっていうか…」
ゆきあつ「ああ。そーだな。リーダーはやっぱり元気じゃなくちゃな」
つるこ「ゆきあつも変わったよね」
ゆきあつ「そうか?」
つるこ「うん、なんかじんたんに対して敵対心が無くなってきた…っていうか」
ゆきあつ「なんか…敵わない気がするんだよな。もう。」
ゆきあつ「さ、帰るか」
つるこ「うん」
144: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:24:40.50:p5iygJIL0
ぽっぽ「うわぁーーー!学年200人中133位だ…」
めんま「わーい!ぽっぽに勝った~!めんま117位!」
あなる「69位…微妙…」
つるこ「4位か…上出来ね…
ゆきあつ「2位…まあまあかな」
めんま「ねえねえじんたんは?何位?」
じんたん「俺?1位に決まってるだろ!」
ぽっぽ「うわぁー!じんたんつえぇー!」
じんたん「へへっ」
ゆきあつ「…さすがだな…」
あなる「69位…69…」
146: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:31:09.82:p5iygJIL0
男子A「なあなあ宿海」
じんたん「ん?なんだ?」
男子A「これ…さ。安城に渡してくんね?」
じんたん「お?ラブレターか?いいぞいいぞ!返事もらえるといいな!」
男子A「う、うるせー!頼んだぞ!」
じんたん「はいはい。」
じんたん「おーいあなるー!」
あなる「ちょっそのあだ名で呼ぶな!」
じんたん「まあまあいーじゃねーか!ほら、これ。男子Aから。お前意外とモテるんだな!」
あなる「う、うるさい!」
147: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:35:54.30:p5iygJIL0
あなる「そーいやーさ。」
じんたん「ん?なんだ?」
あなる「あんたとめんまってさ…その…つ、付き合ったりってしてるの?」
じんたん「え?んー…どうなんだろ…」
あなる「はぁっ…まあいいわ…そんじゃ」
じんたん「お、おう」
153: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:46:37.79:p5iygJIL0
ゆきあつ「なあ……つるこ…」
つるこ「なに?」
ゆきあつ「いや…なんでもない。さっ、帰るか!」
つるこ「フフッ変なゆきあつ」
ゆきあつ「そうか?フフッ」
ぽっぽ「なんかなー」
じんたん「ん?」
ぽっぽ「俺ってつくづくモテないよなー」
ぽっぽ「じんたんにはめんまがいるし、ゆきあつとつるこもなんだかんだで仲いいしあなるもラブレターもらったつうしよぉ…」
じんたん「お前だって背高くて優しくて面白くて…。」
ぽっぽ「でもよーなんか寂しいよー!」
ぽっぽ「あーーー!彼女がほしぃーーー!」
155: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:52:18.17:p5iygJIL0
その晩
じんたん「彼女…か…」
じんたん「俺とめんま…付き合ってる…のかな?」
じんたん「なんか友達って感じだ…」
じんたん「まあ…いっか!焦る必要もないだろ!」
158: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 02:58:22.42:p5iygJIL0
ぽっぽ「さーて今年も夏休みがやってまいりました!」
めんま「わーい!わくわくするぅ~!今年は何する!?」
じんたん「今年はさぁ…海行かねーか?海!」
あなる「いいんじゃない?」
つるこ「そういえば皆で海に行くのって初めてよね」
ゆきあつ「…まあいいんじゃないか?」
めんま「わぁーい!海!海!」
ぽっぽ「俺泳げねぇよ…」
あなる「プッ…あんたそんなでかいガタイして泳げないのっ!」
ぽっぽ「しょーがねーだろぉ」
じんたん「そんじゃ決まりな!」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 03:03:09.33:cORNe0tE0
当日
電車内
めんま「あぁ~わくわくするよ~」
じんたん「・・・で・・・ぽっぽはなんでそんな馬鹿でかい浮輪もってきてるんだ?」
ぽっぽ「おいおいこの前言っただろ?俺泳げねーんだよぉ」
あなる「え!?この前のって本当だったの!?」
つるこ「どうでもいいけどこれ邪魔よ」
ゆきあつ「おい。そろそろ着くぞ」
224: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 09:27:30.84:p5iygJIL0
じんたん「おーいい天気だなー」
めんま「じんた~ん」
じんたん「お、おおめんま・・(めんまの水着・・・)」
めんま「じんたん?」
じんたん「あぁ、いや!なんでもない!お、泳ごうぜ」
めんま「うんっ」
ぽっぽ「うぉー!あなるおっぱいでっかいなおっぱい!」
あなる「うるっさい!この変態!
ゆきあつ「・・・」
つるこ「ゆきあつ・・・鼻血・・・」
ゆきあつ「っえ!?あっ・・・」
225: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 09:31:32.39:p5iygJIL0
めんま「すごぉ~い!じんたん泳ぐのはや~い!」
じんたん「へへっ、だろ?」
ぽっぽ「なぁなぁ・・・スイカ割りしようぜ?」
めんま「お!いいね~!スイカ割りスイカ割り~!」
あなる「あんた・・・泳げないから暇なだけでしょ・・・」
ぽっぽ「あ、バレた?」
ゆきあつ「スイカなら持ってきてるぞ。ほらっ」
ぽっぽ「おぉ~!さっすがゆきあつ!」
227: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 09:39:53.71:p5iygJIL0
じんたん「おっとっと・・」
ぽっぽ「じんたん!もうちょい右!右!」
めんま「じんたん!頑張れ!」
じんたん「よっと!」
パガッ
ぽっぽ「うおぉ!じんたんつえぇーよー!」
231: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 09:52:18.52:p5iygJIL0
帰り道
つるこ「今日は楽しかったわね」
ゆきあつ「ああ・・・」
つるこ「ゆきあつ?」
ゆきあつ「・・・・・・つるこ」
つるこ「なに?」
ゆきあつ「俺たち・・・付き合ってみないか?」
つるこ「え・・・」
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 09:59:33.40:KlVkB2DV0
つるこ「ゆきあつ・・・」
ゆきあつ「やっぱり・・・駄目か?」
つるこ「少し・・・考えさせて・・・」
ゆきあつ「あ、ああ。それじゃあまたな」
つるこ「ええ」
239: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 10:18:24.39:p5iygJIL0
つるこ「嬉しいけど・・・いきなりすぎて・・・」
つるこ「ゆきあつ・・・」
ゆきあつ「あーあ。思わず口走っちまったな」
ゆきあつ「もうどうにでもなれ・・・」
ゆきあつ「つるこ・・・」
246: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 10:41:54.07:p5iygJIL0
翌日
ゆきあつ「・・・で。返事は?」
つるこ「え、ええ。付き合ってみるのもいいんじゃないかなーって・・・」
ゆきあつ「そうか。それはよかった」
つるこ「・・・あんた・・・何も変わんないのね。すこしは喜んでるふりでもしたら?」
ゆきあつ「いや、ほんとにうれしいよ」
つるこ「それじゃあ・・・改めてよろしく」
ゆきあつ「ああ、よろしくな」
251: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 10:56:37.79:p5iygJIL0
秘密基地
ぽっぽ「なあなあじんたん!聞いたか?」
じんたん「聞いたって何を・・・?」
ぽっぽ「ゆきあつとつるこ、付き合い始めたんだってよ!」
じんたん「ゆきあつとつるこが・・・」
ぽっぽ「なんでもあのゆきあつから・・・」
ゆきあつ「ようじんたん、ぽっぽ」
じんたん「お、おう」
ゆきあつ「どうした?何の話をしてたんだ?」
ぽっぽ「ああ、いやなんでもねえよ!」
ゆきあつ「そうか。それじゃあ俺は今日は用があるから」
じんたん「あ、ああ。またな」
253: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 11:09:57.72:p5iygJIL0
ぽっぽ「そういやつるこも用があって来れないって・・・」
じんたん「まあそういうことだろう」
あなる「あ、じんたん、ぽっぽ!」
めんま「おーーーっす!」
ぽっぽ「おお!めんまにあなる!」
あなる「だーかーらーその名前で呼ぶなっつってんだろ!」
ぽっぽ「ご、ごめんごめん」
あなる「もう・・・」
258: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 11:28:24.25:p5iygJIL0
その日の夕方
じんたん「なあ・・・めんま・・・」
めんま「なーに?じんたん」
じんたん「俺達ってさ・・・付き合ってる・・・のかな」
めんま「めんまはじんたんのお嫁さんだよ?」
じんたん「お前は本当に変わらないな」
260: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 11:39:32.28:p5iygJIL0
めんま「めんま、じんたんも大好きだけど皆も大好きだから!」
じんたん「フッそうだな・・・それが一番だ・・・」
深夜
じんたん「腹減ったな・・・でも家には何もないし・・・」
じんたん「コンビニでも行くかな・・・」
ゆきあつの家の前
じんたん「あ、あれは・・・ゆきあつとつるこ・・・」
じんたん「こんな夜遅くに・・・」
353: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 18:35:26.44:p5iygJIL0
つるこ「今日は楽しかったわ。またね。」
ゆきあつ「ああ、気をつけて帰れよ」
じんたん「あ、あれ?こっち来る!?」
つるこ「あらじんたん。どうしたの?こんな遅くに」
じんたん「お、俺は別に、は、腹減ったからコンビニでも行こうかと…」
じんたん「お…お前こそこんな遅くまでゆきあつと何してたんだよ?」
つるこ「!?」
つるこ「な、なんでもないわ。ちょっと一緒に勉強してただけ…」
355: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 18:39:52.79:p5iygJIL0
じんたん「そ…そうか…」
じんたん「それじゃ、よ、夜遅いから気を付けて帰れよ!」
つるこ「ええ。じんたんもね」
じんたん「(絶対何かあるって顔してたよな…)」
じんたん「はぁ…今日はもう帰るか…」
356: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 18:46:45.37:p5iygJIL0
翌日
秘密基地
ぽっぽ「今日もゆきあつるこはデートかよー。つれないなー」
じんたん「………」
あなる「じんたん?」
じんたん「俺さ。昨日見ちまったつーか…」
じんたん「昨日の夜遅くに腹減ったからコンビニに行こうとしたんだよ」
じんたん「その時ゆきあつの家の前を通りかかったんだ。そしたらつるこがでてきてさ。夜遅くにだぞ?」
358: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 18:52:15.00:p5iygJIL0
じんたん「んでつるこにこんな遅くにゆきあつの家で何してんだって聞いたらさ」
じんたん「明らかになんかあるっつー顔してたんだよ」
ぽっぽ「おいおいゆきあつとつるこのやつ中学生でセックスかよ!つぇーな!」
あなる「セッ!///」
じんたん「い…いや、まだそう決まった訳じゃ」
ぽっぽ「いやぁーこれはもう決まりだろー!ゆきあつつえーよー!」
361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 18:54:52.61:dflqRSDw0
じんたん「……」
じんたん「皆…なんだかんだで変わっちまっていくんだよな…」
めんま「めんまお腹空いた~!」
じんたん「(変わんないのはこいつくらいか…)」
368: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 19:17:20.14:p5iygJIL0
じんたん「お前は本当に変わらないな」
めんま「あー!失礼な!めんまだって成長してるもん!」
ぽっぽ「でもあなるのおっぱいに比べると・・・」
あなる「何言ってんのよ!この変態///」
じんたん「ぽっぽも変わってないよな」
ぽっぽ「でも背は高くなったぞぉ!じんたん!」
めんま「ぽっぽ大きい!じんたんと同じくらいある!」
じんたん「(まあ本質的なところはやっぱり皆変わんないよな・・・)」
385: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 19:56:00.08:p5iygJIL0
そして時が流れ高校入学
じんたん「なんだかんだ言って…」
ゆきあつ「皆同じ高校か…」
めんま「じんたんが勉強教えてくれたおかげだね!」
ぽっぽ「やっぱじんたんつぇーよ!」
つるこ「まさかめんまとぽっぽまで進学校に入れるなんて…」
あなる「でもよかったじゃん!皆一緒で!」
389: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 20:07:56.38:p5iygJIL0
じんたん「(とうとう過去に戻る前と同じ年か…)」
じんたん「(でも今はもう引きこもりなんかじゃない!)」
じんたん「(めんまもいるし、超平和バスターズは今も皆仲良しだし!)」
めんま「じんたん!ありがとね!」
ぽっぽ「まさか俺とめんままで同じ学校入れるとは思わなかったぜ~ほんとっ!」
じんたん「皆揃ってこその超平和バスターズだろ?」
あなる「じんたん…///」
395: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 20:20:10.09:p5iygJIL0
398: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 20:33:36.19:p5iygJIL0
じんたん「うーん!今日もいい天気だ!」
めんま「ねえじんたん」
じんたん「ん?なんだ?めんま」
めんま「もし…私が未来から戻ってきた…って言ったら、じんたん信じる?」
じんたん「えっ…」
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 20:37:40.41:I9qM+jtM0
めんま「私がいた未来ではね、じんたん死んじゃってて…」
じんたん「ちょっ、悪い冗談はよせよ!」
めんま「じんたんがいた未来ではめんまが死んでたんでしょ?」
じんたん「…」
めんま「私がいた未来のじんたんね、じんたんのお母さんが死んじゃった時、すごく後悔したことがあったみたいでね」
めんま「自殺…しちゃったんだ…」
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 20:44:23.17:gCxmEr4u0
じんたん「…それで……あの時…」
めんま「そう。だからこの世界でのじんたんはじんたんのお母さんが死んでも自殺しなかった…」
めんま「じんたんのいた未来での私はどうして死んじゃったの?」
414: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 20:49:08.85:p5iygJIL0
じんたん「……あなるがさ…俺が…めんまのこと好きかって聞いた時あったよな」
じんたん「あんとき…前の世界っつーの?そこではさ…」
じんたん「俺は照れ隠しで「誰がこんなブスッ!」」
じんたん「って言っちまったんだ…」
めんま「……」
じんたん「俺さ、泣くと思ったんだ。めんまが。でも前の世界でのお前はさ…」
じんたん「そんで俺…思わずにげだしちまってさ…」
じんたん「俺を追いかけためんまが…足をすべらせて…」
420: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 21:02:15.92:p5iygJIL0
じんたん「でも…この世界では」
めんま「大好き。って言ってくれたよね。私、あの時はすごい嬉しかった。」
じんたん「……」
めんま「じんたん、この世界では皆で幸せに過ごしていこ?」
めんま「なんで私とじんたんが過去から戻ってこれたのかは分からないけど」
じんたん「ああ。今を大切に生きて行こう!」
めんま「うん!あー!めんまお腹空いちゃった!」
じんたん「うちで塩ラーメンでもくうか!」
ぽっぽ「あー!ずるいぞ2人とも!俺にも食わせてくれるよな!」
あなる「もう…ぽっぽったら食い意地張って…」
ゆきあつ「まあせっかくだし」
つるこ「皆揃って食べましょう」
超平和バスターズはずっと仲良し
ずっとずっと仲良し
END
421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 21:03:36.70:/VTIEF/PI
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 03:52:39.11:iZxcmtMD0
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 18:28:27.86:iZxcmtMD0
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 18:31:23.17:iZxcmtMD0
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 18:34:58.22:iZxcmtMD0
篤「あー仁太!もう起きたの?お父さんお仕事行ってくるから」
じんたん「あ…ああ」
じんたん「親父…帽子被ってない…」
じんたん「まあとりあえず飯でも…」
じんたん「ってあれ?仏壇がない…移動させたのか…?」
じんたん「さっきからなんかおかしいぞ…まるで時間が巻き戻ったみた…もしかして!?」
じんたん「カ、カレンダーカレンダー!!」
じんたん「ご…五年前の日付だ…」
じんたん「ゆ…夢でも見てるのか?」
仁太は頬を引っ張る
じんたん「いててっ…夢じゃない…」
じんたん「それにしてもなんで…っ!」
じんたん「め、めんまは生きてるのか!?」
じんたん「と…とりあえず秘密基地に行こう!!」
秘密基地
じんたん「だ…誰もいない…」
???「あれっ!?じんたんもういたの?じんたんはぇーなー!!」
じんたん「ぽ…ぽっぽ!?」
ぽっぽ「どうしたんだよじんたん?俺の顔になんかついてるか?」
じんたん「いや…なんでもない…(ぽっぽ…昔の体だ…っ!?)」
じんたんは自分の体を見た
じんたん「やっぱり…!昔の体に戻ってる…!!」
ぽっぽ「じんたんさっきから様子が変だぞ~?」
じんたん「あー、いやっ!なんでもない!」
じんたん「ほ…他の皆は?」
ぽっぽ「あー、もうすぐ来ると思うよ!」
これは…
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:40:47.52:dIzLk2sz0ガタッ
ゆきあつ「なんだ、2人とももう来てたのか…」
じんたん「ゆっ…ゆきあつ!?」
ゆきあつ「なっ…なんだよ?」
じんたん「あ、えーと…あなるたちは…?」
ゆきあつ「もう外で待ってるよ。俺たちも早く行こうぜ?」
じんたん「行こうぜ…って…一体どこに?」
ぽっぽ「なんだよ忘れちまったのかよじんたん~」
ぽっぽ「昨日皆で虫捕りに行こうぜってじんたんが自分で言ったんじゃないかよ~」
じんたん「あ、ああ。そうだったな。い、行くか!」
ゆきあつ「おう」
あなる「じんたんっ!おはよー」
めんま「おっはよー!」
つるこ「おはよー」
じんたん「!?」
じんたん「(め…めんま!?)」
めんま「どーしたの?じんたん?」
じんたん「あ、いやなんでもない!」
ぽっぽ「今日のじんたん何かおかしいんだよ~。さっきからずっとあの調子なんだぜ?」
ゆきあつ「まあいいだろ。早くとりにいこうぜ。虫。」
じんたん「(懐かしいな。昔はこんな感じで皆と…)」
めんま「じんたん?本当に大丈夫?熱でもあるのかな?」
じんたん「ああっ!大丈夫大丈夫!軽い夏バテだよ…」
あなる「おーいっ!早くいこ~よー!」
めんま「今行く~!ほらっじんたん、いこ?」
じんたん「あ、ああ」
あなる「うわぁ~!やっぱりじんたんのが一番大きい!」
じんたん「へへっ!だろ?」
ゆきあつ「ちぇっ」
つるこ「ほんと、すごいすごい」
ぽっぽ「じんたんかっけーなー!」
あなる「ねーつるこー!」
つるこ「なに?」
あなる「あっちでお花とか探そうよー!」
じんたん「ほんと久し振りだ…こんな風に皆と遊んだの…」
宿海家
じんたん「本当に時間が巻戻った…んだな…」
じんたん「それともこれは夢で…次に目が覚めたらまた元の…」
じんたん「いいや。いやなことは考えないで今日は早く寝よう!」
そして…
あなる「ねえ…じんたん…てさ…」
じんたん「!?」
あなる「めんまのこと…好き…なんでしょ…?」
めんま「ええっ!///」
じんたん「……」
ゆきあつ「正直に言えよ…超平和バスターズに隠し事は無しだぞ」
じんたん「ゆきあつ…」
ぽっぽ「へへっ!いーえ!いーえ!いーえー!早く言えよー!」
つるこ「もう…やめなよー…」
めんま「///」
じんたん「…」
ゆきあつ「おいじんた「ああっ!」」
じんたん「俺はめんまが大好きだ!」
めんま「!!」
あなる「じんたん…」
ぽっぽ「うわぁ~!じんたんかっけ~!」
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:54:19.82:Y1WGPPrt0
じんたん!じんたん!
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:54:25.74:+9asR8aS0
ぽっぽ「じんたん…」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/18(木) 22:54:46.09:dIzLk2sz0めんま「めんまも…じんたんが大好きだよ///」
ゆきあつ「っく…」
ぽっぽ「ひゅーひゅー!」
あなる「っ…」ダッ…
つるこ「あ、あなる!ちょっと!」
じんたん「!?」
じんたん「待てっ!あなる!」
じんたん「(こ、このままじゃあなるがっ!)」
あなる「ハアッ…ハアッ…」
あなる「っじんたん…っ」ヅルッ
あなる「あっ…!」
ガシッ
あなる「じんたん…」
じんたん「馬鹿野郎!」
じんたん「し…死んだらどうする…」
あなる「じんたん…ありがとう…」
じんたん「ああ。いいよ。ほらっ、戻るぞ」
あなる「うん…。」
ぽっぽ「あ!じんたん!あなるは?」
じんたん「ああ、いるよ。」
じんたん「それにしてもあなる…なんで急に逃げ出したりなんか…」
ゆきあつ「お前…わざと言ってるのか?」
じんたん「わざとって…なにが…」
つるこ「好きな人にフられたも同然なのよ?私があなるだとしても逃げ出してた」
じんたん「え…?い、一体なんの…」
ゆきあつ「もしかして知らなかったのか?お前?」
あなる「もういいよ、ゆきあつ。じんたんを責めるのはもうやめて。じんたんは何も悪くないんだし…むしろ悪いのは私だし…」
ゆきあつ「でもこいつは…!いや…もういい…」
ぽっぽ「ほ…ほら!き、気を取り直してさ!ノケモンやろーぜ!ノケモン!」
つるこ「そ、そうね!皆でやりましょ!ノケモン!」
帰り道
じんたん「……」
めんま「かえるが鳴いたらかーえーる!」
めんま「ねえじんたん!さっきのって本当?」
じんたん「しつこいなぁ…さっきも言っただろ!本当だよ本当…」
めんま「めんまもじんたんの事大好きだよ!」
じんたん「その…好きってのは…友達の好きとか…それだけじゃないんだからな…」
めんま「分かってるよ!お嫁さんにしたいの好きでしょ?」
めんま「あ!めんまのおうち!」
めんま「じんたん!またね!」
じんたん「あ、ああ。じゃーな」
めんま「ふふっ。バイバーイ!」
じんたん「…はぁっ……」
じんたん「過去を変えたって事だよな…これって…」
じんたん「しかしなんでいきなり過去に…」
じんたん「まあめんまも死なずに済んだし良しとしよう!こんなに幸せなことってないぞ!」
めんま「ねえ皆!じんたんのお母さんのお見舞いに行こうよ!」
じんたん「(…そうだった…母さん…まだ生きてるんだったな…)」
じんたん「(しかしこればっかりは俺の力じゃどーしようもないよな…)」
ゆきあつ「じんたん。お前んちの母さん、容体はどうなんだ?」
じんたん「えっ!?あ、ああ…まあまあってとこかな…多分…」
ぽっぽ「あぁー。じんたんの母ちゃんの蒸しパン。また食いて~よな~!」
あなる「あ!そうだ!皆でさ!あの蒸しパン作ってじんたんのお母さんにプレゼントするってのはどーかな?」
めんま「あ!それいーねー!めんま、家庭科頑張る!」
つるこ「わたし、作り方調べる」
じんたん「よしっ!そうと決まればさっそくおれんちに集合だ!」
篤「蒸しパン?」
じんたん「そうだよ!蒸しパン作って母ちゃんにあげるんだ!」
篤「ああ、それなら…っと」
篤「ここにレシピがあるよ」
つるこ「」
じんたん「さっすが親父!」
ゆきあつ「それじゃあつくるか…」
一時間後
じんたん「………」
めんま「ありゃありゃ~。蒸しすぎちゃったね…」
ゆきあつ「どーすんだこれ?持ってくのか?」
ぽっぽ「なんかすんげーまずそーだよ~これ~!」
あなる「と…とりあえずさ!味見してみよ!味見!」
つるこ「なんか…」
めんま「やっぱりおいしくないよこれ…」
ゆきあつ「ガリッ(卵の殻入ってる…)」
あなる「しょ、しょうがないよ…やっぱ作り直「いや。」」
めんま「じんたん?」
じんたん「このままでいいよ。これを持って行こう」
ぽっぽ「なんでだよー。こんなまずいのもらっても嬉しくないぞきっと~」
あなる「そ、そーだよ、作り直そうよ」
じんたん「このままでいいよ。母ちゃん、俺らが一生懸命作った蒸しパンならどんな味でもきっと喜ぶよ」
ぽっぽ「えー…まずいものもらっても嬉しくなんか…」
ゆきあつ「ぽっぽ!」
めんま「…そーだね。じんたんのお母さん、きっと喜ぶよ」
つるこ「それじゃあ行こ?」
じんたん「ああ、行こう!」
じんたん「母ちゃん!」
塔子「あら!仁太!来てくれたの?あっ!お友達の皆まで!」
じんたん「母ちゃん!今日はさ、母ちゃんに渡したいものがあるんだ!」
あなる「あの…これ…」
つるこ「皆で一生懸命作ったんです…」
ぽっぽ「味はおいしくないけどねー!」
ゆきあつ「こらっ!ぽっぽ!」
塔子「あら…皆、わざわざありがとね…」
じんたん「母ちゃん、絶対に病気治せよ…絶対に絶対に絶対に!絶対!ぜった…」
めんま「じ、じんたん…?」
じんたん「グッ…」
塔子「…………分かってるわよ。お母さん、絶対に病気治すからね…」
ぽっぽ「あれ?じんたん泣いてんの?」
あなる「もうっ!ぽっぽ!さっきから…」
ゆきあつ「……じんたん…」
帰り道
じんたん「…はぁっ……」
じんたん「ついつい泣いちまった…」
じんたん「死んだはずの母ちゃんが目の前で喋ってるのを見たらおもわず…」
じんたん「母ちゃん、やっぱり治らないのかな…」
そして時は流れ中学校入学
じんたん「なんだかんだで中学入学…もう元の世界に戻っちまうってこともないんだろうな…」
めんま「じんたーん!中学生だよ!中学生!」
あなる「中学校…楽しみだなぁ!」
ゆきあつ「皆同じ中学か…にぎやかにたりそうだな…」
ぽっぽ「じんたん!じんたんは部活どこに入るの!?」
じんたん「そーだなぁ…」
じんたん「ゆきあつは…?
ゆきあつ「俺は部活は入らないつもりだ。その代わり勉強に励む」
つるこ「相変わらずね…」
めんま「めんま、バレーボールやりたいな!」
あなる「あ、私もバレーボールやりたいかな…」
つるこ「私もゆきあつと一緒で部活は入らないわ」
ぽっぽ「なんだよーゆきあつるこ~つれないなー」
じんたん「俺も…部活は入らない…かな」
めんま「えー!どーしてーじんたーん、じんたん運動得意なのに…」
ぽっぽ「じんたんが部活やらないなら俺もやらなーい!」
めんま「ぽっぽ!?」
あなる「皆やらないなら…私も…」
めんま「あぁ!あなるまで…」
ゆきあつ「めんまは…どうするんだ?」
つるこ「……」
めんま「うぅ……」
めんま「めんまも部活やらない!」
ゆきあつ「……で。なんで俺んちに集まってるんだ?」
ぽっぽ「まあまあいーじゃねーかー!入学祝いに皆でぱーっとやろーぜ!ぱーっと!」
めんま「わーい!お祝いお祝い!」
じんたん「……あっ、あのさ!」
ゆきあつ「ん?どーしたじんたん」
じんたん「俺さ…実はさ…」
ぽっぽ「ああ、分かってるよ、めんまが大好きなんだろ?皆知ってるよ。さてパーティーパーティー!パンティーパンティー!」
あなる「変態ぽっぽ!」
ぽっぽ「お前がそれを言うか?あ、な、る!」
じんたん「違うんだ。」
つるこ「え?…」
じんたん「多分みんな信じないと思うけどさ…実際俺でも未だに信じらんねーし…」
じんたん「実は俺、未来から戻って来たんだ」
ゆきあつ「おいおい中学生になれたのが嬉しくておかしくなったか?」
じんたん「いや。俺は正常だ…」
じんたん「俺さ…この過去に戻ってくる前は引きこもりだったんだよ…
俺が戻ってくる前の世界ではめんまが死んじゃっててさ…高校受験に失敗して…」
ゆきあつ「おいお前!」
じんたん「そんなある日さ…時間が巻戻ったんだよ…」
じんたん「めんまが死んじまう前に!」
つるこ「ちょっとじんたんっ!」
じんたん「結果的に過去を変えられたっていうか…めんまは死なずに今こうして元気に生きてるって訳なんだが…」
ゆきあつ「………で?それが仮に本当だったとしよう。それで俺たちに話して何の得になる?」
じんたん「……っ」
ゆきあつ「おいおい…まさかノリで話したのかよ。ふん。笑わしてくれるな。」
じんたん「違う…」
じんたん「未来では母ちゃんも死んでるんだ。」
じんたん「そして今、母ちゃんの容体が芳しくない。」
じんたん「こんな話も変だけどさ…母ちゃんもできれば死なせたくない…」
じんたん「俺たちでどうこうできるって問題でもないんだけどさ…」
じんたん「ごめん……しらけさせちまったな…。今の話は忘れてくれ。今日はもう帰るわ」
相変わらずゆきあつはぶれないな
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 00:27:21.92:PgqS9gKs0
じんたん「未来ではおまえ、女装してるんだぜ・・・しかもめんまそっくりに」
96: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 00:29:15.32:p5iygJIL0じんたん「それじゃ…」
ぽっぽ「待てよじんたん」
ぽっぽ「勝手に話して勝手に逃げる気か?そりゃ自分勝手だぜじんたん」
ぽっぽ「俺、馬鹿だからよくわかんねーけどさ。じんたんがいた未来ではじんたんの母ちゃん、死んじまってんだろ?」
ぽっぽ「そんでさ、じんたんは何かしら後悔があったんだろ?母ちゃんに対してさ。」
ぽっぽ「だからさ、じんたん。皆で話し合ってさ。後悔のないようにしようぜ?」
じんたん「ぽっぽ…」
あなる「そ…そうだよ!今度さ!もう一回じんたんのお母さんのお見舞いに行こうよ!皆で!」
つるこ「そうね…!」
ぽっぽ「ゆきあつ!お前ももちろん行くよな?」
ゆきあつ「………仕方ないな…」
めんま「わーい!お見舞いお見舞い!」
じんたん「み…皆!」
ぽっぽ「じゃあとりあえず今日の所は帰るか!」
ゆきあつ「…また明日、秘密基地集合、な。」
帰り道
じんたん「………」
めんま「じんたん」
じんたん「ん?」
めんま「じんたんってさ。じんたんのお母さんの前で笑ったことってある?」
じんたん「……?」
めんま「めんまがじんたんのお母さんだったら病気で辛い時はじんたんの笑顔が見たいかなーって!」
じんたん「!!?」
じんたん「めんま…」
めんま「あ、べ…別にじんたんのお母さんに聞いたんじゃないよ!めんまがじんたんのお母さんだったらってことだよ!?」
じんたん「ああ。分かってるよ。ありがとな。めんま」
めんま「ふふっ」ニコッ
その晩
じんたん「そうだな…もうしばらく母ちゃんの前で笑った事なんて無かったな…」
じんたん「……めんま…ありがとう…」
じんたん「母ちゃん……」
翌日
じんたん「あれ…?秘密基地集合…だよな?」
じんたん「誰もいない…」
あなるの家
めんま「めんまね!じんたんのお母さんと約束したの!じんたん泣かすって!」
ぽっぽ「でもじんたん結構前にお見舞い行った時泣いてたじゃん」
めんま「それはそーだけど、そーじゃなくて!」
あなる「でもじんたんってさ…じんたんのお母さんの前で笑顔見せた事ってある?」
つるこ「言われてみれば…」
ゆきあつ「あいつ…母親の前になるといつも顔しかめてたな…」
めんま「でしょっ!だからじんたんのお母さんの前でじんたん笑わそ!」
つるこ「笑わすっていってもどうやって…」
ぽっぽ「おいおい…俺がいるってのを忘れたのか?」
つるこ「…何かいい案はないかしら」
ぽっぽ「おい!さらっと無視すんなよ!」
あなる「う~ん……」
ぽっぽ「」
ゆきあつ「笑顔にする……か…」
ぽっぽ「なぁ…本当にさぁ…俺無視すんのやめてくんねえ…悲しくなってくるよ…」
あなる「そうね…なんだかんだいってぽっぽは頼れるもんね!」
つるこ「…まあいいか」
めんま「わぁー!ぽっぽ!がんばってねぇ!」
ぽっぽ「お!俺頑張っちゃうぜ!」
ぽっぽ「なぁーに!俺にかかればじんたんなんて大爆笑よ!」
ゆきあつ「あれ…なんか忘れてる気が…」
秘密基地
じんたん「皆遅いなぁ…」
じんたん「………帰るか」
お見舞いの日
じんたん「母ちゃん!」
塔子「あら仁太…皆もいるのね…」スッ
じんたん「(点滴の跡…)」
塔子「ごめんね…仁太…お母さん仁太といれなくて…」
じんたん「母ちゃん…具合はどうなんだよ…」
塔子「ん……まあまあ…かな…」
じんたん「そうか…」
塔子「(仁太…また暗い顔して…)」
ぽっぽ「じ…じんたん!昨日さ!風呂に入ってて思ったんだけどさ!ニューヨークで入浴、なんちって!」
じんたん「あ…ああ…あはは…」
ぽっぽ「はは…」
ゆきあつるこ「(あちゃー…)」
めんま「あはは!ぽっぽおもしろーい!」
ぽっぽ「そ…そうか!?後な、俺はスキーが大スキーなんちって!」
めんま「すごーい!ぽっぽおもしろーい」
あなる「めんま…あんな寒いギャグで…」
ぽっぽ「布団がふっとんだー!土管がドッカーン!」
めんま「あはは!ぽっぽ天才だよー!」
じんたん「クスッあははは!」
ぽっぽ「お?やっぱりおもしろかったろ?俺のギャグ!」
じんたん「めんま…笑いの沸点低すぎだろ…クスッ」
ぽっぽ「おいおいそりゃどーゆことだよぉ」
めんま「どーゆーことだってばよ!」
塔子「フフッ」
ゆきあつ「ん……」
つるこ「ぽっぽに任せてよかったわね」
ゆきあつ「一時はどうなることかと思ったけどな…」
帰り道
じんたん「ぽっぽ…ありがとな!ギャグはつまんなかったけど!」
ぽっぽ「おいおい!あれ考えるのに一晩費やしたんだぜ?」
あなる「ブッあんなのに一晩!」
つるこ「クスッ」
ゆきあつ「あれ…めんまは…」
塔子「めんまちゃん…今日はありがとね」
めんま「めんまは何にもしてないよ!頑張ったのはぽっぽだよ!」
塔子「仁太を笑わそうって考えてくれたの、めんまちゃんでしょ?」
めんま「め、めんまはただ、めんまがじんたんのお母さんだったらじんたんの笑顔がみたいかなって思っただけだよっ!」
塔子「ありがとう。優しいのね、めんまちゃんは…」
塔子「私が居なくなってもめんまちゃんが
あの子の…」
めんま「めんま、じんたんのお母さん死んじゃったらやだよっ!」
塔子「めんまちゃん、前にも教えたと思けどね。人は死んだら生まれ変わるの。だから寂しくなんかないのよ。」
めんま「でも……」
塔子「私、死んじゃったら仁太とめんまちゃんの赤ちゃんに生まれ変わりたいかな」ニコッ
めんま「っ!///」
塔子「それならいつでもすぐそばいられるでしょ?」
めんま「そ、そうだね!めんま、寂しくない!」
塔子「そうよ!それじゃあそろそろ遅いから帰りなさい。またね!」
めんま「はぁーい!バイバーイ!」
めんま「わぁ!もう真っ暗だぁ!」
じんたん「めんま!」
めんま「あっ!じんた~ん!待ってたくれたの!?」
じんたん「あ、ああ。か、帰ろうぜ!」
めんま「うんっ!」
めんま「ねぇじんたん」
じんたん「ん?なんだよ?」
めんま「じんたんってさぁ~生まれ変わりって信じる?」
じんたん「生まれ変わり…かぁ…」
めんま「めんまはねぇ~信じてるよ!」
めんま「だからねー、じんたんのお母さんが死んじゃっても寂しくないんだよ!」
じんたん「……めんま…」
めんま「じんたんのお母さんね~。じ、じんたんとめんまの赤ちゃんに生まれ変わるって!」
じんたん「っ…///」
めんま「だからずっと一緒にいられるって!」
じんたん「ああ…そうだな…寂しくなんか…ないよな!」
めんま「それじゃ!またね!バイバーイ!」
じんたん「おう!またな」
じんたん「母ちゃん…」
じんたん「過去に戻るなんて事がありえたんだ」
じんたん「生まれ変わりだってありえるさ」
じんたん「なんか…心が晴れたな!」
じんたん「よーっし!中学校生活悔いのないよう思いっきり楽しむか!」
ゆきあつ「初めての試験…二週間後か…」
つるこ「どうしたのゆきあつ?今から緊張してるの?」
ゆきあつ「ん、いやそういう訳じゃ」
ぽっぽ「やべーよー!俺全然勉強できねーよ!」
めんま「わぁー!ぽっぽ!仲間だぁ!」
じんたん「おいおい…」
ぽっぽ「待てよ…じんたん、お前確か未来では高校生だったんじゃ…!」
じんたん「ああ、俺全く勉強してなかったから全然できないよ」
ぽっぽ「あら~ん」
あなる「ズルはだめだよ、ぽっぽ!」
ぽっぽ「はぁ~い…」
じんたん「じゃーさ!明日秘密基地で勉強会しよーぜ!」
めんま「あ、いーねー!!やろーやろー!」
ゆきあつ「まあ…皆でやれば効率もいいかな…多分…」
ぽっぽ「うぉー!楽しみー!俺お菓子いっぱい持ってくよ!」
つるこ「ぽっぽ…勉強会だよ…」
あなる「ぽっぽたら…」
じんたん「そんじゃ決まりな!明日秘密基地集合!」
翌日
あなる「ぽっぽ…本当に沢山お菓子持ってきたのかよ…」
じんたん「ま…まあいいんじゃないか!」
ゆきあつ「早く始めようぜ。時間がもったいない」
つるこ「まあ今日は息抜きみたいな感覚でいいんじゃない?」
ぽっぽ「そーだよそーだよ!じゃあさっそくゲームを」
じんたん「勉強な」
めんま「はぁー!いっぱい勉強したねー!」
ぽっぽ「あー疲れたー」グダ
ゆきあつ「今日はそろそろ帰るか」
つるこ「………」
じんたん「そうだな!今日は終了!それじゃあ諸君!今後勉強頑張って!」
あなる「バイバーイ!」
ぽっぽ「またなー」
ゆきあつ「ん?つるこ、どーした?」
つるこ「じんたん…さ。変わったよね。なんかこう…明るくなったっていうか…」
ゆきあつ「ああ。そーだな。リーダーはやっぱり元気じゃなくちゃな」
つるこ「ゆきあつも変わったよね」
ゆきあつ「そうか?」
つるこ「うん、なんかじんたんに対して敵対心が無くなってきた…っていうか」
ゆきあつ「なんか…敵わない気がするんだよな。もう。」
ゆきあつ「さ、帰るか」
つるこ「うん」
ぽっぽ「うわぁーーー!学年200人中133位だ…」
めんま「わーい!ぽっぽに勝った~!めんま117位!」
あなる「69位…微妙…」
つるこ「4位か…上出来ね…
ゆきあつ「2位…まあまあかな」
めんま「ねえねえじんたんは?何位?」
じんたん「俺?1位に決まってるだろ!」
ぽっぽ「うわぁー!じんたんつえぇー!」
じんたん「へへっ」
ゆきあつ「…さすがだな…」
あなる「69位…69…」
男子A「なあなあ宿海」
じんたん「ん?なんだ?」
男子A「これ…さ。安城に渡してくんね?」
じんたん「お?ラブレターか?いいぞいいぞ!返事もらえるといいな!」
男子A「う、うるせー!頼んだぞ!」
じんたん「はいはい。」
じんたん「おーいあなるー!」
あなる「ちょっそのあだ名で呼ぶな!」
じんたん「まあまあいーじゃねーか!ほら、これ。男子Aから。お前意外とモテるんだな!」
あなる「う、うるさい!」
あなる「そーいやーさ。」
じんたん「ん?なんだ?」
あなる「あんたとめんまってさ…その…つ、付き合ったりってしてるの?」
じんたん「え?んー…どうなんだろ…」
あなる「はぁっ…まあいいわ…そんじゃ」
じんたん「お、おう」
ゆきあつ「なあ……つるこ…」
つるこ「なに?」
ゆきあつ「いや…なんでもない。さっ、帰るか!」
つるこ「フフッ変なゆきあつ」
ゆきあつ「そうか?フフッ」
ぽっぽ「なんかなー」
じんたん「ん?」
ぽっぽ「俺ってつくづくモテないよなー」
ぽっぽ「じんたんにはめんまがいるし、ゆきあつとつるこもなんだかんだで仲いいしあなるもラブレターもらったつうしよぉ…」
じんたん「お前だって背高くて優しくて面白くて…。」
ぽっぽ「でもよーなんか寂しいよー!」
ぽっぽ「あーーー!彼女がほしぃーーー!」
その晩
じんたん「彼女…か…」
じんたん「俺とめんま…付き合ってる…のかな?」
じんたん「なんか友達って感じだ…」
じんたん「まあ…いっか!焦る必要もないだろ!」
ぽっぽ「さーて今年も夏休みがやってまいりました!」
めんま「わーい!わくわくするぅ~!今年は何する!?」
じんたん「今年はさぁ…海行かねーか?海!」
あなる「いいんじゃない?」
つるこ「そういえば皆で海に行くのって初めてよね」
ゆきあつ「…まあいいんじゃないか?」
めんま「わぁーい!海!海!」
ぽっぽ「俺泳げねぇよ…」
あなる「プッ…あんたそんなでかいガタイして泳げないのっ!」
ぽっぽ「しょーがねーだろぉ」
じんたん「そんじゃ決まりな!」
既に泣きそうなんだけど
221: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 09:21:45.03:p5iygJIL0当日
電車内
めんま「あぁ~わくわくするよ~」
じんたん「・・・で・・・ぽっぽはなんでそんな馬鹿でかい浮輪もってきてるんだ?」
ぽっぽ「おいおいこの前言っただろ?俺泳げねーんだよぉ」
あなる「え!?この前のって本当だったの!?」
つるこ「どうでもいいけどこれ邪魔よ」
ゆきあつ「おい。そろそろ着くぞ」
じんたん「おーいい天気だなー」
めんま「じんた~ん」
じんたん「お、おおめんま・・(めんまの水着・・・)」
めんま「じんたん?」
じんたん「あぁ、いや!なんでもない!お、泳ごうぜ」
めんま「うんっ」
ぽっぽ「うぉー!あなるおっぱいでっかいなおっぱい!」
あなる「うるっさい!この変態!
ゆきあつ「・・・」
つるこ「ゆきあつ・・・鼻血・・・」
ゆきあつ「っえ!?あっ・・・」
めんま「すごぉ~い!じんたん泳ぐのはや~い!」
じんたん「へへっ、だろ?」
ぽっぽ「なぁなぁ・・・スイカ割りしようぜ?」
めんま「お!いいね~!スイカ割りスイカ割り~!」
あなる「あんた・・・泳げないから暇なだけでしょ・・・」
ぽっぽ「あ、バレた?」
ゆきあつ「スイカなら持ってきてるぞ。ほらっ」
ぽっぽ「おぉ~!さっすがゆきあつ!」
じんたん「おっとっと・・」
ぽっぽ「じんたん!もうちょい右!右!」
めんま「じんたん!頑張れ!」
じんたん「よっと!」
パガッ
ぽっぽ「うおぉ!じんたんつえぇーよー!」
帰り道
つるこ「今日は楽しかったわね」
ゆきあつ「ああ・・・」
つるこ「ゆきあつ?」
ゆきあつ「・・・・・・つるこ」
つるこ「なに?」
ゆきあつ「俺たち・・・付き合ってみないか?」
つるこ「え・・・」
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
234: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 09:59:55.27:p5iygJIL0つるこ「ゆきあつ・・・」
ゆきあつ「やっぱり・・・駄目か?」
つるこ「少し・・・考えさせて・・・」
ゆきあつ「あ、ああ。それじゃあまたな」
つるこ「ええ」
つるこ「嬉しいけど・・・いきなりすぎて・・・」
つるこ「ゆきあつ・・・」
ゆきあつ「あーあ。思わず口走っちまったな」
ゆきあつ「もうどうにでもなれ・・・」
ゆきあつ「つるこ・・・」
翌日
ゆきあつ「・・・で。返事は?」
つるこ「え、ええ。付き合ってみるのもいいんじゃないかなーって・・・」
ゆきあつ「そうか。それはよかった」
つるこ「・・・あんた・・・何も変わんないのね。すこしは喜んでるふりでもしたら?」
ゆきあつ「いや、ほんとにうれしいよ」
つるこ「それじゃあ・・・改めてよろしく」
ゆきあつ「ああ、よろしくな」
秘密基地
ぽっぽ「なあなあじんたん!聞いたか?」
じんたん「聞いたって何を・・・?」
ぽっぽ「ゆきあつとつるこ、付き合い始めたんだってよ!」
じんたん「ゆきあつとつるこが・・・」
ぽっぽ「なんでもあのゆきあつから・・・」
ゆきあつ「ようじんたん、ぽっぽ」
じんたん「お、おう」
ゆきあつ「どうした?何の話をしてたんだ?」
ぽっぽ「ああ、いやなんでもねえよ!」
ゆきあつ「そうか。それじゃあ俺は今日は用があるから」
じんたん「あ、ああ。またな」
ぽっぽ「そういやつるこも用があって来れないって・・・」
じんたん「まあそういうことだろう」
あなる「あ、じんたん、ぽっぽ!」
めんま「おーーーっす!」
ぽっぽ「おお!めんまにあなる!」
あなる「だーかーらーその名前で呼ぶなっつってんだろ!」
ぽっぽ「ご、ごめんごめん」
あなる「もう・・・」
その日の夕方
じんたん「なあ・・・めんま・・・」
めんま「なーに?じんたん」
じんたん「俺達ってさ・・・付き合ってる・・・のかな」
めんま「めんまはじんたんのお嫁さんだよ?」
じんたん「お前は本当に変わらないな」
めんま「めんま、じんたんも大好きだけど皆も大好きだから!」
じんたん「フッそうだな・・・それが一番だ・・・」
深夜
じんたん「腹減ったな・・・でも家には何もないし・・・」
じんたん「コンビニでも行くかな・・・」
ゆきあつの家の前
じんたん「あ、あれは・・・ゆきあつとつるこ・・・」
じんたん「こんな夜遅くに・・・」
つるこ「今日は楽しかったわ。またね。」
ゆきあつ「ああ、気をつけて帰れよ」
じんたん「あ、あれ?こっち来る!?」
つるこ「あらじんたん。どうしたの?こんな遅くに」
じんたん「お、俺は別に、は、腹減ったからコンビニでも行こうかと…」
じんたん「お…お前こそこんな遅くまでゆきあつと何してたんだよ?」
つるこ「!?」
つるこ「な、なんでもないわ。ちょっと一緒に勉強してただけ…」
じんたん「そ…そうか…」
じんたん「それじゃ、よ、夜遅いから気を付けて帰れよ!」
つるこ「ええ。じんたんもね」
じんたん「(絶対何かあるって顔してたよな…)」
じんたん「はぁ…今日はもう帰るか…」
翌日
秘密基地
ぽっぽ「今日もゆきあつるこはデートかよー。つれないなー」
じんたん「………」
あなる「じんたん?」
じんたん「俺さ。昨日見ちまったつーか…」
じんたん「昨日の夜遅くに腹減ったからコンビニに行こうとしたんだよ」
じんたん「その時ゆきあつの家の前を通りかかったんだ。そしたらつるこがでてきてさ。夜遅くにだぞ?」
じんたん「んでつるこにこんな遅くにゆきあつの家で何してんだって聞いたらさ」
じんたん「明らかになんかあるっつー顔してたんだよ」
ぽっぽ「おいおいゆきあつとつるこのやつ中学生でセックスかよ!つぇーな!」
あなる「セッ!///」
じんたん「い…いや、まだそう決まった訳じゃ」
ぽっぽ「いやぁーこれはもう決まりだろー!ゆきあつつえーよー!」
ゆきあつううううう
362: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 18:59:40.57:p5iygJIL0じんたん「……」
じんたん「皆…なんだかんだで変わっちまっていくんだよな…」
めんま「めんまお腹空いた~!」
じんたん「(変わんないのはこいつくらいか…)」
じんたん「お前は本当に変わらないな」
めんま「あー!失礼な!めんまだって成長してるもん!」
ぽっぽ「でもあなるのおっぱいに比べると・・・」
あなる「何言ってんのよ!この変態///」
じんたん「ぽっぽも変わってないよな」
ぽっぽ「でも背は高くなったぞぉ!じんたん!」
めんま「ぽっぽ大きい!じんたんと同じくらいある!」
じんたん「(まあ本質的なところはやっぱり皆変わんないよな・・・)」
そして時が流れ高校入学
じんたん「なんだかんだ言って…」
ゆきあつ「皆同じ高校か…」
めんま「じんたんが勉強教えてくれたおかげだね!」
ぽっぽ「やっぱじんたんつぇーよ!」
つるこ「まさかめんまとぽっぽまで進学校に入れるなんて…」
あなる「でもよかったじゃん!皆一緒で!」
じんたん「(とうとう過去に戻る前と同じ年か…)」
じんたん「(でも今はもう引きこもりなんかじゃない!)」
じんたん「(めんまもいるし、超平和バスターズは今も皆仲良しだし!)」
めんま「じんたん!ありがとね!」
ぽっぽ「まさか俺とめんままで同じ学校入れるとは思わなかったぜ~ほんとっ!」
じんたん「皆揃ってこその超平和バスターズだろ?」
あなる「じんたん…///」
398: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 20:33:36.19:p5iygJIL0
じんたん「うーん!今日もいい天気だ!」
めんま「ねえじんたん」
じんたん「ん?なんだ?めんま」
めんま「もし…私が未来から戻ってきた…って言ったら、じんたん信じる?」
じんたん「えっ…」
!
407: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 20:41:54.57:p5iygJIL0めんま「私がいた未来ではね、じんたん死んじゃってて…」
じんたん「ちょっ、悪い冗談はよせよ!」
めんま「じんたんがいた未来ではめんまが死んでたんでしょ?」
じんたん「…」
めんま「私がいた未来のじんたんね、じんたんのお母さんが死んじゃった時、すごく後悔したことがあったみたいでね」
めんま「自殺…しちゃったんだ…」
なん…だと!?
411: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 20:44:36.17:p5iygJIL0じんたん「…それで……あの時…」
めんま「そう。だからこの世界でのじんたんはじんたんのお母さんが死んでも自殺しなかった…」
めんま「じんたんのいた未来での私はどうして死んじゃったの?」
じんたん「……あなるがさ…俺が…めんまのこと好きかって聞いた時あったよな」
じんたん「あんとき…前の世界っつーの?そこではさ…」
じんたん「俺は照れ隠しで「誰がこんなブスッ!」」
じんたん「って言っちまったんだ…」
めんま「……」
じんたん「俺さ、泣くと思ったんだ。めんまが。でも前の世界でのお前はさ…」
じんたん「そんで俺…思わずにげだしちまってさ…」
じんたん「俺を追いかけためんまが…足をすべらせて…」
じんたん「でも…この世界では」
めんま「大好き。って言ってくれたよね。私、あの時はすごい嬉しかった。」
じんたん「……」
めんま「じんたん、この世界では皆で幸せに過ごしていこ?」
めんま「なんで私とじんたんが過去から戻ってこれたのかは分からないけど」
じんたん「ああ。今を大切に生きて行こう!」
めんま「うん!あー!めんまお腹空いちゃった!」
じんたん「うちで塩ラーメンでもくうか!」
ぽっぽ「あー!ずるいぞ2人とも!俺にも食わせてくれるよな!」
あなる「もう…ぽっぽったら食い意地張って…」
ゆきあつ「まあせっかくだし」
つるこ「皆揃って食べましょう」
超平和バスターズはずっと仲良し
ずっとずっと仲良し
END
乙!
430: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 21:07:20.56:p5iygJIL0
皆さんありがとうございました
文章能力無さすぎて最後の方もなんかよく分からない展開になってしまいましたが完結できてよかったです
本当に皆さんのおかげです
保守してくれた人、支援してくれた人
本当にありがとうございました
437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 21:15:30.58:3/Ip7IwzO文章能力無さすぎて最後の方もなんかよく分からない展開になってしまいましたが完結できてよかったです
本当に皆さんのおかげです
保守してくれた人、支援してくれた人
本当にありがとうございました
>>430
よかったよ
また、あの花で書いてくれ
435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 21:12:54.72:cTUaN/fG0よかったよ
また、あの花で書いてくれ
乙
楽しかったよ
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 21:46:55.84:KlVkB2DV0楽しかったよ
良SSをありがとう!乙!
165: ◆9.sKd9on5k :2011/08/19(金) 03:11:19.83:p5iygJIL0172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 03:52:39.11:iZxcmtMD0
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 18:28:27.86:iZxcmtMD0
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 18:31:23.17:iZxcmtMD0
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/19(金) 18:34:58.22:iZxcmtMD0
コメント 6
コメント一覧 (6)
普段制服が多かったあなるが違う制服で同じってのが・・・・
ともかく >>1乙
涙腺がやられかけた。
結局ゆきあつとつるこはなにしてたんだろ