-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:01:28.54:sscYyMw80
悪魔「ふふふー♪」
天使「ちょっと、擦りつかないでよ」
悪魔「天使って良い匂いするよなぁ……くんくん」
天使「匂うな!!」
悪魔「いいだろぉ」
天使「よくない!早く帰って!こんなところ他の天使に見られたら……」
悪魔「えへへ」
天使「照れんな!!」
悪魔「てんしぃ……♪」
天使「もう、やめてぇ……」
悪魔「……ぐぅ……」
天使「あ……寝ちゃった……はぁ……」
天使「……翼を毛布代わりにしてっと……」
悪魔「……あったかぁ……むふふ……むにゃ……」
天使「……お仕事、あるのになぁ」

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:05:00.31:sscYyMw80
神「えっと……じゃあ、この人のところに行ってくれる?もう寿命だから連れてきて」
天使「わかりました」
神「あ、ちょっと」
天使「はい?」
神「最近、変な噂を耳にしたんだけど」
天使「なんですか?」
神「悪魔と仲良くしてるってほんとぉ?」
天使「いえいえ!仲良くはしてません!向こうが一方的に迫ってきてるだけです!!」
神「あ、そなの?」
天使「はい!」
神「ならいいか。悪魔の瘴気は天使には害だからね。まあ、あまり近付かない方がいいよ?」
天使「分かってます」
神「じゃ、この人の魂をよろしくね」
天使「はい、行ってきます!」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:08:45.00:sscYyMw80
大悪魔「じゃあ、この人の魂、よろ」
悪魔「へいへーい」
大悪魔「あ、ちょっと」
悪魔「なんですか?」
大悪魔「最近、天使にちょっかい出してるって話を聞いたんだけど?」
悪魔「え?なんか不味いんですか?」
大悪魔「いや……下手したら戦争になるからやめてほしい」
悪魔「え?戦争?」
大悪魔「向こうの神様は大昔、悪魔に天使が殺されたっていって戦争しかけてきたんだから」
悪魔「うぇ」
大悪魔「だから気を付けてね」
悪魔「わかりましたー」
大悪魔「わかってんの?」
悪魔「うぃ」
大悪魔「まあ、魂のほうは任せたから。いってらっしゃい」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:10:02.27:pQJrM30X0
現世 道路
男「交通事故か!?」
女「酷い……乗ってた人はもうダメね……」
男「救急車を呼べって!!」
少女「……お、か……さん……いたいよぉ……」
少女「し……に、たく……ないよぉ……」
少女「……」
悪魔「お、アレだな」
天使「あれですね」
悪魔「あ」
天使「げ」
悪魔「天使じゃーん♪」
天使「ちょっと!!顔をすり合わせないで!!!」
悪魔「奇遇だな!」
天使「なんでよぉ」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:16:56.48:sscYyMw80
悪魔「天使もあの子の魂を?」
天使「そうです。天界に連れてくるように言われたの」
悪魔「へぇ!そっかそっか。実は私もなんだー!」
天使「えぇ!?」
悪魔「じゃあ、仲良く折半でもしよっか?」
天使「ダメに決まってるでしょ!!」
悪魔「えー?」
天使「悪魔さんは手出ししないでください」
悪魔「あ、ちょっとまてってー」
少女「……うぅ……いたいよぉ……」
天使「―――少女さん、お待たせいたしました」
少女「え……天使……?」
天使「あなたを今から天界に―――」
悪魔「天使ぃーもっと話そうぜぇ」
少女「と悪魔!?!」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:22:01.86:sscYyMw80
天使「もう!邪魔しないでったら!!」
悪魔「いいじゃんいいじゃん……うりうり」
天使「あはぁん♪―――って、翼を弄らないでっていつもいってるでしょ!!」
悪魔「あははは、やっぱり感じるところなんだな♪」
天使「この……貴女だってここが弱いくせにぃ!!」
悪魔「あにゃぁ!?尻尾をにぎるなぁぁ……うぁん♪」
天使「こうしてやるこうしてやる!」
悪魔「あぁぁん!!だめぇ!!むすばないでぇ!!!かんじる、からぁ!!だめぇぇ!!!」
少女「えと……///」
天使「あ……こほん。では少女さん、今から天界にご案内いたします」
少女「え……あの、私、死んだんですか?」
天使「はい」
悪魔「あうぅ……ほどけた……ひどいことするなぁ」
天使「自業自得」
少女「しんだんだぁ……」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:26:14.86:sscYyMw80
悪魔「あ、天界より魔界の方がおもしろいぜ?」
少女「え?」
天使「ダメです。少女さんは私と既に契約を果たしました」
悪魔「契約なんてまだだろ?嘘はいけないなぁ」
天使「嘘じゃないです!」
少女「えと……あの……どうしたらいいんですか?」
天使「さあ、私の手を握ってください」
悪魔「私の手を握ってくれ」
天使「む……」
悪魔「む……」
天使「邪魔しないで」
悪魔「じゃあ、私が天使の手を握るか……やわらけえ!」
天使「貴女が握ってどうするのよ!!」
少女「……ぷ!」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:29:50.11:sscYyMw80
天使「ほら、笑われたじゃないですか」
悪魔「なんだよー、手ぐらいいいだろぉ」
天使「いつも胸とか揉んでくよりはマシですけど、今はお仕事中です!」
悪魔「真面目だねえ」
天使「貴女が不真面目なだけです!!」
悪魔「うぇ……こええ。な、こんな鬼のような天使じゃなくて私みたいにピュアは悪魔についてきた方がいいだろ?」
少女「ええ?」
天使「悪魔さん!!」
悪魔「ほらほら、いこうぜ!」
天使「だめです!!」
少女「あの……二人とも腕をひっぱらないで……」
悪魔「こっちいこうぜ!」
天使「こっちです!!」
少女「いたたたたたたた!!!!!!―――はなしてください!!!」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:35:05.92:sscYyMw80
天使「あ、すいません……」
悪魔「あ、わりぃ」
少女「ふぅ……あの天界でも魔界でも正直どっちでもいいんですけど……ちょっとお願いがあるんです」
天使「なんですか?」
少女「私……通学途中で死んだんですよね?」
悪魔「だろうなぁ……車が横から突っ込んできて……アンタは撥ねられ、運転手は重傷だな」
少女「あの……今日、どうしても学校に行きたいんです!!」
天使「どうしてですか?」
少女「私……今日、好きな人に告白するって……決めてたんです」
悪魔「ま、まじか……やめてくれよなぁ、そういう話」
天使「つまり、告白してから出ないと一緒にいけない……いきたくないと?」
少女「はい」
天使「なるほど……」
悪魔「どうするんだ……なんて、聞くまでもないか」
天使「―――分かりました。アナタの最後の望み、私が叶えてあげます!」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:38:53.67:sscYyMw80
―――学校
天使「ここですね?」
少女「はい……」
悪魔「でもさ、どうするんだ?もう少女は霊体だぞ?」
天使「告白する方法なんていくらでもあります」
少女「例えば?」
天使「その人の机にメッセージを掘るとか」
悪魔「気味悪がられて終わりだな」
天使「ラブレターを下駄箱に」
悪魔「死んだ相手からのラブレターなんて怖すぎるだろ」
天使「……誰かに憑依して告白するとか」
悪魔「そいつと付き合っちまうだろ」
天使「なによーー!!!悪魔さん文句ばっかり!!!」
悪魔「いや、真面目な意見だろ!?」
少女(大丈夫かなぁ?)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:43:46.93:sscYyMw80
少女「あの……私の想いがちゃんと伝わればいいので……方法はあまり気にしなくても」
悪魔「その想いってのが厄介なんだろ?」
少女「え?」
悪魔「だって、死んだ相手からの気持ちなんて正直トラウマになるぜ?」
天使「まあ、忘れられない思い出にはなるかな?」
少女「じゃあ、どうすれば……?」
悪魔「死んだ相手からの想いを受け取っても、心は和やかでいてほしいだろ?」
少女「それは勿論です」
悪魔「それが難しいだよなぁ」
天使「うーん……」
少女「やっぱり無理なんでしょうか……」
悪魔「ここに居ても仕方ない。とりあえず、その相手を拝みに行くか」
天使「そうですね」
少女「こっちです」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:47:34.23:sscYyMw80
―――教室
少女「あの人です」
少年「でさぁ」
生徒「マジで?」
悪魔「ふうん」
天使「まだアナタが死んだことを知らないようですね」
悪魔「ま、さっきだしな」
少女「……はぁ」
天使「元気出してください!!」
少女「でも、告白してももう結ばれることがないと思うと……はぁ……」
悪魔「それは諦めろよ」
天使「悪魔さん!!!」
先生「みんな聞いてくれ……」
悪魔「お、セン公が入ってきたな……」
先生「今朝、少女が……亡くなった……」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:52:19.14:sscYyMw80
―――昼休み
悪魔「なんかずっと暗いな。この教室で葬式でもしてんのかよ」
天使「普通は沈痛な面持ちになりますって」
少女「……なんか悪いことしちゃった気分……」
天使「まぁまぁ」
少女「少年くん……」
悪魔「とりあえず……腹減ったし……その辺の奴の生気でもいただくかぁ」
天使「ダメです」
悪魔「なーんでだよー!!」
天使「仮にも私は天使です!!そんなことを目の前でさせません!!」
悪魔「んじゃ、天使の生気でも貰うか」
天使「ちょ!!なんで、そんな結論に!?」
悪魔「いただきまーす♪」
天使「うわ!だめ!!やめてぇぇ……!!」
少女「うわぁ……これが大人……///」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:53:48.46:pQJrM30X0
悪魔「ふぅ……ごっそさん」
天使「あぅ……もうお嫁にいけない……」
少女「うぅ……///」
悪魔「さてと。腹ごしらえもできたし、行動開始といくか!」
天使「ど、どうするんですか……?」
悪魔「とりあえず、人目につかないところにいくか」
天使「え、ええ」
少女「……」
―――女子トイレ
悪魔「よいしょっと……おし、中学生に見えるか?」
天使「その尻尾はアクセサリーで通すんですか?」
悪魔「天使だって頭の上に浮いてる輪はどうするんだ?」
天使「アクセサリーです!!」
少女「あの……二人ともなにを?」
悪魔「ん?ああ、こうやって実体化して少年に近付くんだよ」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:00:54.58:EgLNYtwa0
少女「えええ!?!?」
天使「近付いてどうする気なんですか?」
悪魔「そりゃ、少女のことを話すにきまってるだろ?」
天使「すぐに信じてもらえるとでも?」
悪魔「そこは悪魔のテクニックでだなぁ」
少女「あのぉ……変なことはしないでくださいね?」
悪魔「変なこと?」
天使「例えば?」
少女「さきほど……ふたりがしてたような……こと……です」
悪魔「あーなるほどねー。惚れた相手が童貞を喪失するとこなんて見たくないか!」
天使「ちょっと!!」
少女「……///」
悪魔「安心しろって。こっちからは誘わないから」
少女「え?」
天使「向こうから誘われたらやるんですか!?」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:03:34.70:EgLNYtwa0
―――教室
少年「……少女……」
生徒「……なんか、なにしてもつまらないな」
生徒「そうだな……」
女子「少女ちゃん……かわいそう……」
女子「うぅ……」
悪魔「おじゃましまーす♪」
生徒「!??」
女子「な、なに!?」
天使「ちょっと、悪魔さん!!」
悪魔「えっと……おーいたいたー」
少年「え?」
悪魔「ちょっとこっちこい」
少年「え?え?」
悪魔「おら。早く立て!いくぞ!」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:08:27.53:EgLNYtwa0
―――空き教室
少年「……誰?」
悪魔「誰でもいーだろ」
少年「ここの制服着てるけど……みたことないなぁ」
天使「あははは……」
悪魔「んなことはどーでもいい。―――少年さぁ」
少年「え……どうして俺の名前を?」
悪魔「だから、どうでもいいだろ。話たいことがあるんだ」
少年「話したいこと?」
天使「あの、信じられないと思うんですけど、聞いてほしいんです」
少年「わ、わかった」
悪魔「少女のことは知ってるよな?」
少年「あ、ああ……知ってる……今朝……死んだって」
悪魔「早い話が少女はお前のことが好きだったんだ」
少女「ストレートすぎる!!!」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:11:46.17:ruXr9yyL0
少年「え……」
天使「で、告白するまでは死んでも死にきれないって」
少年「……」
悪魔「あ、疑ってるな?」
少年「どうやって信じろっていうんだ」
天使「あの、でも……」
少年「お前らなんだよ!!!死んだ奴のことを弄びたいのか!!」
悪魔「いや、そんなつもりは……」
少年「アイツはもういない!!そんなこと分かるわけないだろ!!!」
天使「いえ……ですから……」
少年「―――帰る」
悪魔「あ、おい!」
天使「はぁ……怒らせちゃいましたね」
少女「少年くん……」
悪魔「ったく……面倒だなぁ」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:18:41.66:EgLNYtwa0
―――屋上
悪魔「はぁ……どうしたものか」
天使「難しいですね」
少女「あの……別に無理には……」
悪魔「ここまできてそりゃねーよ」
少女「え……?」
天使「中途半端は神様に怒られるますから」
少女「二人とも……」
悪魔「お、そーだ、少女さ、ラブレターかけよ」
天使「その案は貴女が却下したじゃないですか」
悪魔「違う違う。私たちが少女と昔からの親友だったってことにしとけばいいだろ?」
天使「なるほど。事前にラブレターを受け取っていたと?」
悪魔「そーそー。流石は天使!話が早い!」
天使「いえいえ……」
少女「えと……それは……」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:22:11.36:EgLNYtwa0
少女「―――結局、書かされた」
悪魔「おーし、いくか!」
天使「はい!」
少女(絶対に失敗する……はぁ……)
悪魔「おじゃましまーす♪」
少年「え?」
女子「また来た……」
悪魔「ほらほら、こっちこいよ」
少年「やめろ!!なんだよ!!」
天使「すいません。すぐに済みますから」
少年「やめろよ!!ここで言えよ!!」
悪魔「少女のラブレターを預かってる……」
少年「え……?」
天使「あの、五分だけでいいので」
少年「……」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:26:04.33:EgLNYtwa0
―――空き教室
悪魔「ほら……これだ」
少年「……」
少女「……(ドキドキ」
少年「これはどこで?」
天使「私達、少女さんとは昔からの親友で、その以前に受け取ってたんです」
悪魔「渡す勇気が出たら返して欲しいって約束でな」
少年「ふうん」
悪魔「な?これで―――」
少年「っざけんな!!!!」
天使「ひぃ!?」
悪魔「あーー!!ラブレターをなげすてんなよぉ!!」
少年「俺とアイツは幼馴染だ!!!お前らなんて幼稚園でも小学校でも見たことねーよ!!!!」
悪魔「oh……」
少年「もうアイツのことであそぶんじゃねええ!!!!」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:32:09.83:EgLNYtwa0
悪魔「先に言ってくれよ」
少女「すいません……言うタイミングが」
天使「悪魔さんが強引に書かそうとするからです」
悪魔「なんだとぉ?天使だって、賛同したじゃん!」
天使「ですから、もっと話を聞いてからと……!!」
悪魔「なんだと、このこの!!」
天使「あひぃん!!!―――輪に触るなぁぁぁ!!!!」
悪魔「はにゃぁぁ!!!!尻尾にさわるなぁ!!!!」
少女(天使さんって輪もダメなんだ……)
天使「はぁ……はぁ……」
悪魔「はぁ……分かった。作戦変更だ」
天使「どうするんですか?」
悪魔「とりあえず、少年と仲良くなるところから始めるか」
天使「えぇ?」
少女「それはもう絶望的なところからですね……」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:36:03.88:EgLNYtwa0
―――教室
少年「はぁ……」
女子「少年くん……さっきの女の子ってなんなの?」
少年「え?……いや、知らない」
女子「ふーん、そっか」
少年「どうかしたのか?」
女子「ううん。なんでもないよ」
少年「そうか……」
悪魔「おじゃましまーす♪」
少年「―――なんだよ!!!」
天使「何度もすいません」
女子「ちょっと!!さっきからなんですか!!少年くんが困ってるじゃないですか!!」
悪魔「うっせぇ、ブス。消えろ」
女子「な!?」
天使「悪魔さん!言葉が乱暴すぎます!!!」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:40:06.73:EgLNYtwa0
悪魔「いやぁ……さっきはめんごめんご。あ、隣座ってもいい?」
少年「なんだよ……お前ら」
天使「いやぁ……あの」
女子「ちょっと、他のクラスの子でしょ?早く自分のクラスに帰りなさいよ!!」
悪魔「実はお前に近づきたくてあんなことをしたんだ、ごめんな」
女子「無視!?!」
天使「あの……大変申し訳ないことをしました……ごめんなさい」
少年「俺に近づいてどうする気だよ?」
悪魔「仲良くなりたいに決まってるだろ?」
天使「はい」
少年「はぁ?」
女子「あの!!!」
悪魔「なんだよ?」
女子「いきなりなんですか!!少年くんと仲良くなりたいなんて!!」
天使「えと……アナタも仲良くなりたいんですか?」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:44:52.13:EgLNYtwa0
女子「……私と少年くんは十分に仲が良いです」
悪魔「そうなのか?」
少年「あ……まあ……」
天使「まさか……お付き合いしているとか?」
少年「え、それは―――」
女子「そうです」
少女「……!?!?」
生徒「……やっぱ、マジだったんだ……」
生徒「最近、いつも一緒に帰ってたもんね」
悪魔「マジかよ……」
少年「おい!!」
女子「いいじゃない、別に」
少年「いや、だから―――」
少女「……さよなら!!」
天使「あ!少女さん!!待ってください!!」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:50:22.65:EgLNYtwa0
悪魔「お前……いい度胸してんな」
女子「なによ?」
悪魔「ふん……!」
少年「いっちまった……」
女子「ふぅ……」
少年「あ……これ、さっきのラブレター……アイツが置いて行ったのか?」
少年「そういえばちゃんと読んでなかったな……どんなことが書いてるんだ……?」
―――屋上
少女「―――やっぱり……そうだったんだ……」
天使「あの……」
少女「薄々は気づいてたんです……もう、少年くんは付き合ってるって……」
天使「……」
少女「でも……私は昔からずっと好きだったし……諦められなくて……」
悪魔「諦めることはねーだろ?」
少女「……でも」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:54:39.79:EgLNYtwa0
少年「……これって!?」
女子「どうしたの?」
少年「―――いかなきゃ!!」
女子「あ、少年くん!?もうすぐ授業始まるよ!!」
少年「サボる!!」
少女「女子ちゃんの気持ちもありますし……ここで私が何か言ったら……」
悪魔「でもよぉ」
少女「いいんです……もう、吹っ切れましたから」
天使「少女さん……」
悪魔「―――っち、あのブス女め!」
天使「悪魔さん!!」
悪魔「なんだよ、天使はあの糞ブスの肩を持つのか?」
天使「だから言葉が乱暴なんですってば!!」
少年「い、いたぁ!!!」
天使「え……?」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:59:54.45:EgLNYtwa0
少女「少年くん……!?」
少年「こ、これ……お前が書いたのか?!」
悪魔「ラブレター、ちゃんと読んだのか?」
少年「読んだ!!―――これ、どういうことだよ」
天使「……」
少年「……どうして……俺と一緒に遊んだこととか……昔、お風呂に入ったこととか……書いてるんだ……?」
天使「へぇ……お風呂に」
悪魔「私たちも昔はよく入ってたよな!?」
天使「思い出させないで!!!」
少年「……これ、誰にも言ったことなかったのに……お前ら……本当に少女と親友だったのか?」
悪魔「親友だったというか、まあ、親友かなぁ?」
少年「……じゃあ、このラブレターは本物ってことか……?」
天使「はい、そうです」
少年「そ、うか……少女は……俺のことを……」
少女「……少年くん……」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:03:50.06:EgLNYtwa0
悪魔「なんだ、割と簡単に信じてくれたんだな」
天使「良かったです」
少年「……悪かったな。酷いこと言って」
悪魔「気にしてねえって」
天使「はい」
少女「……」
悪魔「で、少女の想いを聞いて、お前の感想は?」
少年「それは―――」
女子「少年くん!!ここにいたのね!?」
少年「え……!」
女子「ほら、教室にもどろ!!」
悪魔「あ、まてよ!」
女子「こんな不良と一緒にいちゃだめなんだから!」
天使「ふ、不良……!?」
悪魔「あーあ、天使が傷ついたぞ……可哀想に……」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:07:19.26:EgLNYtwa0
少女「……」
悪魔「これで終わりでいいか?」
少女「はい……もう十分です」
天使「不良……ひどいですぅ……天使なのにぃ」
少女「二人ともありがとうございました」
悪魔「いや、結構いい暇潰しになった」
天使「あぅ……」
悪魔「よしよし、私の胸でお泣き」
天使「私よりおっきい胸の人には頼りません」
悪魔「天使よりまな板の奴なんていないだろ?」
天使「うるさいなぁああ!!!!」
少女「あははは」
悪魔「んで、どっちにくる?魔界か?」
天使「天界ですよね?」
少女「えっと……どうしよう……?」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:13:18.39:EgLNYtwa0
悪魔「ま、ゆっくり考えろ。今更一日伸びても小言を言われることには変わりないし」
天使「貴女は小言で済むかも知れませんけど、私は神様に雷を落とされるんですよ?」
悪魔「じゃあ、私は天使の股間に電気ショックを……ぐへへへ」
天使「変態!!」
悪魔「誰が変態だ!!!私は悪魔だ!!」
少女「もう少しだけ……居ても良いですか?」
悪魔「んー、好きにしろ」
天使「自分の夜伽を見たいんですか?」
少女「うん……」
悪魔「物好きだねえ」
少女「聞こえなくてもいいから、来てくれた人にお礼を言いたいんです」
天使「分かりました。ご一緒します」
悪魔「おいおい」
少女「いいんですか?」
天使「はい……構いませんよ」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:20:16.82:EgLNYtwa0
―――夜 少女宅 通夜
母「うぅ……どうして……どうしてぇ……」
父「……」
少女「ごめんね……先に逝っちゃって……」
天使「うわーーーーん!!!!!うおぉぉぉおおん!!!!良い御両親ですぅぅ!!!!」
悪魔「よしよし、貰い泣きでそんなに号泣できる天使が私は大好きだぞ?」
天使「うぇぇん……あくまさぁぁん!!なみだが、なみだがとまりませぇぇん!!!」
悪魔「よしよし」
少女「あはは……」
少年「……」
女子「……」
少女「あ……」
悪魔「お、渦中のご両人が来たな」
天使「うぁぁん」
少年「少女……ごめん……お前の気持ちに気付いてやれなくて……ごめん……くぅ……うぅ……」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:25:35.87:EgLNYtwa0
少女「少年くん……」
悪魔「―――どうやら、本心みたいだな」
少女「え?」
悪魔「……アイツは心の底から少女の死を悲しんでる」
天使「……ぐす……また、そうやって心を読んで……」
悪魔「ま、悪魔の特権だな。嘘を吐いたやつの魂を奪うこともあるし」
少女「そうなんですか?」
悪魔「おうよ。悪魔に嘘を通じない。天使はその点、なんでも信じるように教育されてるから大変だよな?」
天使「ふんだ。でも、どんな苦痛でも忘れさせてあげられるんですから、いいですよーだ」
悪魔「それっていいのかなぁ?」
天使「誰だって苦痛は忘れたいです。よね?」
少女「ええ、まあ。痛いのは嫌ですし」
天使「ほらー」
悪魔「はいはい」
少年「うぅ……ごめん……ごめんな……」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:30:34.84:EgLNYtwa0
女子「……少女ちゃん……安らかにお眠りください……」
悪魔「……っ」
少女「悪魔さん?」
天使「友達想いのいいかたですねぇ」
悪魔「―――違う」
少女「え?」
悪魔「アイツの本心は全く別のことを言ってる」
天使「別……?」
悪魔「聞くか?」
少女「え……でも……」
悪魔「いいから……聞いてみろって」
少女「は、い……」
女子「……少女ちゃん……今までありがとう……」
女子(これで少年くんのことを好きなやつはいない……きっと少年くんは私のことだけを見てくれるわ……やった……死んでくれてありがとう、少女ちゃん)
天使「……吐きそう」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:35:30.90:EgLNYtwa0
悪魔「ま、こんなもんだな。人間なんて」
天使「きもちわるいぃ」
少女「……そんな……色々遊んでくれたりしたのに……女子ちゃんが……」
悪魔「ふん」
天使「はきそう……なんてものを聞かせてくれるんですかぁ……」
悪魔「はいはい、悪かったよ」
天使「気分悪い……うぅぅ……おぇぇ」
少女「わぁ!!天使さん!?」
悪魔「おほぉ♪天使の嘔吐とか初めてみたぜぇ!!」
少女「何を喜んでるんですか!!?」
天使「あ、あくま……」
悪魔「人の恥ずかしいところを見るのが三度の飯より好きだからな、私」
少女「あくまだ……」
悪魔「悪魔ですけど?」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:39:51.68:EgLNYtwa0
―――深夜
天使「では、そろそろ」
少女「はい……」
悪魔「どっちにくる?魔界のほうがスリリングで面白いぞ?」
天使「いいえ。天界は悠久の安息が約束されていますよ?」
悪魔「何もねーだけだろ?!」
天使「そっちはただの拷問巡りじゃないですか!!」
悪魔「それがいいんだろ!?」
天使「どこが!?」
少女「あ、あの……!」
悪魔「決めた?」
天使「どちらですか?」
少女「て、天界にいきます」
悪魔「―――くそ!!!天使の無い乳めぇ!!!」
天使「関係ないでしょ!!?なんでそうやってコンプレックスを抉るんですかぁ!!!」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:44:23.14:EgLNYtwa0
―――天界
神「おお、戻ったか。遅いんで心配したぞ」
天使「すいません、色々あって」
少女「……」
神「そうかそうか。辛いことがあったのだな」
少女「は、い……」
天使「もう大丈夫ですよ?全てを忘却してから、安息の庭園へと向かいますので」
少女「それって、全部を忘れるってことですか?」
天使「はい」
少女「それは……少年くんのことも?」
神「それが一番苦痛だったのだろう?」
少女「……はい」
天使「ご安心を……少年くんのことは忘れません。ただ、少年くんに対する想いは忘れてしまうでしょうけど」
少女「わかりました……お願いします」
神「うむ……では……」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:49:07.29:EgLNYtwa0
―――魔界
大悪魔「お疲れ」
悪魔「はぁ……収穫なしでしたー!」
大悪魔「ま、いつものことだねえ」
悪魔「ひど!?」
大悪魔「今日はもうゆっくり休みな」
悪魔「んー。そうしたいんだけど……ちょっといいですか?」
大悪魔「なに?プリンは冷蔵庫だけど?」
悪魔「ひゃっほー♪―――じゃなくて、寿命名簿見せてくれません?」
大悪魔「いいけど?……はい」
悪魔「ども。……ほうほう……なるほど」
大悪魔「どうしたっていうの?なんか欲しい魂でもあるわけ?」
悪魔「いいえ。むしろ、消滅させたい魂なんですよね……あのやろう、80歳まで生きんのか……」
大悪魔「消滅って穏やかじゃないねえ……悪魔だけに」
悪魔「すこし、これ借りますねー。しゅわっち!」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:50:41.41:BVEwUKzI0
少女「じゃあ、色々とお世話になりました……さよなら」
天使「はい……」
天使「―――ふう。よし、今日のお勤めは終わり」
悪魔「天使ー遊ぼうぜー」
天使「またきたよ……」
悪魔「くふふふ……♪」
天使「もう、くっつかないでってば」
悪魔「まあまあ……良い匂いだぁ♪」
天使「もう……」
悪魔「あ、ところで、これ見てくれない?」
天使「え?寿命名簿?」
悪魔「ここ」
天使「女子ちゃんか……老衰により80歳で死去……家族に看取られ大往生……いいじゃないですか」
悪魔「あんな屑が大往生で、少女が交通事故って不公平だろ?」
天使「でも、運命の決定は神様と大悪魔様が決めてることだし、私たちが口出しできるものじゃ……」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:01:27.17:EgLNYtwa0
悪魔「でもさぁ……納得できないだろ?」
天使「まあ、それは……そうですけど」
悪魔「私には人間の魂を奪える権限がある。天使には魂を浄化する力がある」
天使「そうですけど?」
悪魔「なら、私たちが協力すれば、アイツを魔界よりも危ない場所に連れていけるだろ?」
天使「魔界よりって……まさか、地獄!?」
悪魔「正解!」
天使「待ってください!あそこに行く魂は何かの手違いで歪んでしまった者だけが向う場所ですよ?」
悪魔「アイツだって十分に歪んでるじゃん」
天使「でも、人を殺めたわけでもないのに……」
悪魔「じゃあ、ちょっと観察しようぜ」
天使「観察?」
悪魔「魔界にこいって」
天使「ええ!!?私が魔界って!!?堕天使にするつもりですか!!?」
悪魔「ほらほら、いこうぜー♪」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:05:48.83:EgLNYtwa0
―――魔界
天使「もう……犯されたのと一緒だぁ……あぅ」
悪魔「ただいまー」
大悪魔「おかえりー、チャーハン作ったから食べてみてくんない?」
悪魔「おほ!いいですねー」
天使「もう……」
大悪魔「あら?天使?どうかした?」
天使「無理矢理連れてこられたんです」
大悪魔「はぁ……しょうがないなぁ……神様に連絡しとくわ」
天使「すいません」
悪魔「ありがとうございますー」
大悪魔「全く……あ、もっしー?神様?大悪魔なんだけどぉ……うんうん、そう、天使がこっちにきちゃって―――」
天使「で、観察というのは?」
悪魔「ああ、これこれ。人の心を見ることが出来る望遠鏡だ」
天使「それで女子ちゃんの心を?やめましょうよ」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:10:31.50:EgLNYtwa0
悪魔「いいじゃん、えっと……座標を合わせてっと……」
天使「もう……悪魔さんったら」
大悪魔「天使ー、なんか飲む?」
天使「血液とかいらないです」
大悪魔「じゃあ、水?」
天使「あ、それなら頂きます」
大悪魔「はいよ」
悪魔「お……きたきたー♪」
天使「え……?本当ですか?」
悪魔「なんだよ、興味あるんじゃん」
天使「あ、いえ……・」
悪魔「見るか?」
天使「じゃあ……ちょっとだけ」
悪魔「見ろ見ろ」
天使「……」
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:15:05.66:EgLNYtwa0
女子「少年くん、おはよ(はぁ……いつみてもかっこいいなぁ)」
少年「ああ……」
女子「お葬式もいくの?(死んだ女のことなんて早く忘れればいいのに)」
少年「家族での付き合いもあったからな」
女子「そうなんだ(少年くんまで行くことないと思うけどね)」
少年「お前も来るのか?」
女子「うん、勿論だよ!(悲しみにくれている少年くんに優しくしてあげれば、勝手に好感度もあがるしね)」
少年「そっか、優しいんだな」
女子「だって……少女ちゃんとは友達だったもの(少年くんに近付くためのね)」
天使「……おぇ」
悪魔「大丈夫か?」
天使「気持ち悪い……」
大悪魔「こら!天使になんてものを見せてんだ!!」
悪魔「いや、見たいっていうから」
天使「頭が痛くなってきちゃった……」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:16:49.64:xkEbJsdH0
―――葬儀会場
少年「……(少女……ごめんな……俺……少女のことがずっと好きだったのに……言えなくて……)」
女子「……(早く終わらないかなぁ……このあと少年くんとデートでもしよっと)」
天使「少年さんは……少女さんのことを……!?」
悪魔「そうなのか?」
天使「でも、少年さんと女子ちゃんはお付き合いをしてるって……!!」
悪魔「ありゃ嘘だ」
天使「嘘?」
悪魔「私たちを追い払うために吐いた嘘だ。まあ、日頃からアプローチしまくってたのか、周囲も勝手に信じてたけど」
天使「……そうなんですか……」
大悪魔「天使ーお風呂はいってく?」
天使「あ、はーい。おねがいします」
大悪魔「おっけー」
悪魔「じゃ、続き続き」
天使「は、はい」
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:26:27.78:EgLNYtwa0
デパート
少年「はぁ……(俺、何やってんだろ?)」
女子「ねね、これとか似合うかな?(さっさと忘れてほしいなぁ)」
少年「あ、ああ。似合うと思う……(少女……)」
女子「そう?(少年くん、買ってくれないかなぁ?)」
少年「……(少女……)」
悪魔「屑だなー」
大悪魔「人間はそういうもんだって。だから、我々は穢れた魂を奪う権限があるんだし」
悪魔「そうですね」
天使「すいません、いいお湯でした」
大悪魔「おう」
悪魔「じゃあ、次は私がはいろっと」
天使「変なことしないでくださいね?」
悪魔「天使の使ったタオルを私が再利用するのはセーフ?」
天使「アウト!!!」
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:32:31.30:EgLNYtwa0
―――夜
女子「今日は楽しかった。ありがとう!(まだ帰りたくないけど)」
少年「あ、ああ……」
女子「……(よし……ここで勝負をきめちゃえ)」
女子「少年くん」
少年「え?」
女子「元気だして……」
少年「……」
女子「私……少年くんの明るい笑顔がすきだなぁ」
少年「お前……」
大悪魔「くぁ!心にもないことを……あ、いや、一割ぐらいは本音か」
悪魔「はぁ……きもちよかったぁ」
天使「……」
悪魔「あ、天使。あざーす!!」
天使「なにしたんですかぁああああ!!!!!」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:37:44.18:EgLNYtwa0
女子「ねえ……私はこうして生きてるよ?」
少年「え……」
女子「私が少年くんの支えになりたい……だめかな?」
少年「でも……」
女子「まだ、少年くんの返事、聞いてなかったね?」
少年「……」
女子「私は少年くんのこと好き……大好き……」
少年「……俺は……」
女子(よしよし、もうひと押しだ……ふふふ、ありがと、少女ちゃん。あなたが死んでくれたおかげで、かなり落としやすくなったよ)
悪魔「うわ……悪魔でもこれはないな」
大悪魔「そうか?もっと酷い人間はごまんといるぞ?」
天使「そ、そうなんですか?」
大悪魔「おうよ。―――あ、ポテチいる?」
天使「あ、頂きます……もぐもぐ」
悪魔「こいつ……マジでどうしてやろうかなぁ」
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:43:57.76:EgLNYtwa0
女子「ねえ……少年くん……」
少年「……ごめん」
女子「え……?」
少年「俺……やっぱり、無理だ」
女子「……」
少年「やっぱり……俺は……少女のことが……」
女子「やめてよ!!」
少年「!?」
女子「あの子は死んだんだよ!?どうして!?」
少年「死んだとかそんなこと……」
女子「もっと現実を見てよ!死んだ子はもう少年くんのことなんて見てくれないし、忘れちゃってるよ!!」
悪魔「そなの?」
天使「まあ……そうですね。忘れているのは少年さんに対する想いですけど」
悪魔「ふうん」
天使「……うぇ」
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:47:58.55:EgLNYtwa0
少年「―――ごめん」
女子「……そう」
少年「じゃあ……」
女子「わかった(ここまで時間割いてやったのに……糞が)」
女子(死んだくせに……死んだくせに……死んだ相手が好き?笑っちゃうわ……)
女子(私を侮辱したんだ……許さない……)
大悪魔「あ、これはまずいな」
悪魔「魂が堕ちる瞬間ってやつか」
天使「ええ!?」
悪魔「よーし、もういいか」
天使「え?なにが?」
悪魔「観察だよ。ところで、天使は泊ってくだろ?」
大悪魔「奥の部屋が空いてるからつかってもいいよ?」
天使「い、いや、帰ります……怖いし」
悪魔「えー?そんなこというなよぉ」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:52:47.25:EgLNYtwa0
天使「遠慮しまーす!!」
大悪魔「逃がすな!」
悪魔「翼キャッチ!!」
天使「ほにゃぁぁぁぁ!!!!!!」
大悪魔「もう神様には言ってあるから……ふふふ」
悪魔「ほらほら……ゆっくりしていこうぜぇ」
天使「や、やめ……て……」
大悪魔「くくく……一度でいいから翼をモフモフしたかったんだよなー♪」
悪魔「あーこの肌触りがなんともいえない……♪」
天使「やめてぇぇ!!!あ……ん……!!だめぇなのぉ……!!ん……ぁ……ぉ♪」
――女子宅
女子「……少年くんも少女も許さない……」
女子「……どうにかしてやる……」
女子「……呪う、方法……(カタカタ」
女子「……出てきた……どれにしよう……」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:58:24.65:EgLNYtwa0
天使「あ……ぅ……・」
悪魔「あー昨日の夜は楽しかったぁ」
大悪魔「うむ……年甲斐もなくハッスルしたなぁ」
天使「もう……天界にかえれないよぉ……ぐすん」
悪魔「さてと、じゃあ大悪魔様、ちょっと行ってきます」
大悪魔「ああ、あの堕ちた魂の回収よろしくな」
悪魔「おっけー」
天使「うぅ……」
悪魔「ほら、天使。いくぞ?」
天使「え?どこに?」
悪魔「女子のところに決まってるだろ?」
天使「本当にやるんですか?」
悪魔「勿論。堕ちた魂は早急に回収しないと周辺の魂にまで悪影響が出るからな」
天使「分かりました……いきましょう」
悪魔「おし!」
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:59:21.61:fXaW7+3X0
女子「……この紐を……人形にくくりつけて……」
女子「よし……これで少年くんは……ふふふ……」
悪魔「そんなことはよしこさん」
女子「!??」
天使「人を呪うなんてダメです」
女子「あ、貴方達は……!!?ど、どこから入ってきたの!?」
悪魔「そんなことはどうでもいいよ……ほら、こっちにこい」
女子「な、なにをする気……?」
天使「魂を回収させて頂きます」
女子「何をいってるの……!?意味がわからない!!!」
悪魔「うっせえなぁ、いいから私の手を握れよ!」
女子「―――こないで!!!刺すわよ……?」
天使「女子ちゃん……」
悪魔「あははははは!!!カッターナイフで刺せるわけねーだろ、ブス」
天使「もう、悪魔さん!!」
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:09:10.52:EgLNYtwa0
女子「ふぅ……ふぅ……」
悪魔「どうする?」
天使「でも、寿命じゃないですし、抵抗されるのも致し方ありませんね」
悪魔「そっか。こいつ無駄に長生きなんだっけ?」
女子「帰って……帰りなさいよ!!」
天使「どうします?」
悪魔「うーん……」
―――天界
大悪魔「ちわーっす」
神「これ!お前はこっちにきちゃいかんと何度いえばわかるんだ!!」
大悪魔「まあ、まあ、固いことはなしで……この子の件で来たんだしさ」
神「む……ああ。堕落した魂の子か……」
大悪魔「―――寿命、縮めてもいいしょ?」
神「……そうだな。天使と悪魔も抵抗されて困っているだろうし」
大悪魔「じゃあ、女子の寿命を14歳の八月、事故死にしとく」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:14:02.77:HAZJMfmi0
女子「はぁ……はぁ……」
悪魔「もう、やめろって。お前は生きていても仕方ないんだしさ」
女子「ふ、ふざけないで!!」
天使「あの……落ち着いてください……」
女子「死ねって言われて、どうやって落ち着けるのよ!!!」
悪魔「そうだぞ」
天使「すいません―――って悪魔さんの言い方が悪いからでしょ!?」
悪魔「褒めてる?」
天使「貶してます!!」
悪魔「うほ!ありがとう!」
天使「しまったーー!!!ネガティブなほうが嬉しいんだったぁ!!」
女子「……お母さん!!」
悪魔「あ、どこ行く気だ!?」
天使「待ってください!!」
女子「―――お母さん!!!警察よ―――きゃぁぁあああああああ!!!!!!」
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:20:12.19:EgLNYtwa0
悪魔「あー、階段から落ちたぞ」
天使「大丈夫……ではないですね」
女子「……いたた……なにがどうなって……あれ?私が……寝てる?」
母「ちょっと、今の音はなに―――女子!?!どうしたの!?!」
女子「あ、お母さん?」
母「しっかりして!!大丈夫!?」
女子「え……あの……私はここに……」
母「あなた!!救急車をよんで!!!」
女子「え……おかあ、さん?」
悪魔「―――死んだんだよ。よかったな」
女子「え……?え?」
天使「ご冥福をお祈りします」
女子「う、そ……こんなことで……死ぬの……?」
悪魔「ああ。人間なんて神様と大悪魔が管理してるからな」
天使「魂がいつ朽ちるかは神様次第です」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:24:48.73:EgLNYtwa0
悪魔「さてと、今回は私が持っていくぞ?」
天使「どーぞどーぞ。堕ちた魂なんて願い下げです」
悪魔「優しいねえ、キスしちゃう」
天使「どわ!?」
女子「うそよ……うそ……うそよ……はは……うそに……きまってる……これはゆめ……ゆめなんだから……」
悪魔「じゃあ、いくか」
天使「お手伝いします」
悪魔「さんきゅー」
女子「あぁ……あぁ……目をさまさないと……まだ、ねてるはず……さまさないと……あはは……」
悪魔「地獄行きになるかなぁ?」
天使「その前に少しだけ天界に寄ってもいいですか?」
悪魔「何する気だ?」
天使「どうしても会わせてあげたいんです」
悪魔「……別に良いけど」
天使「……すいません」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:30:37.31:EgLNYtwa0
―――天界
悪魔「ふわぁぁ」
天使「……さあ、少女さん」
少女「……女子ちゃん」
女子「なによ……」
少女「ごめんね?」
女子「え……?」
少女「ずっと謝りたかった……私も少年くんのことを好きだって、もっと早く言えていれば、こんなことにはならずに済んだと思うの」
女子「なにを……」
少女「どうなってたかはわからないけど、少なくても……女子ちゃんが困ることはなかったと思うんだ……」
女子「やめてよ……もう……いやぁ……生き返らせてよぉ……」
少女「ごめんね。きっと、女子ちゃんがここまで来ちゃったのは……私の所為だよね……」
女子「―――やめてええええ!!!!!!」
悪魔「ほい!そこまで。その振り上げた手で少女を殴ってみろ……殺すだけじゃ済まないからな?」
女子「ひぃ!?!」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:34:24.80:EgLNYtwa0
天使「もう、いいですか?」
少女「はい」
天使「では、戻りましょう」
少女「ありがとうございます」
天使「いえいえ」
女子「うぅ……まって……わ、たしを……」
悪魔「さて、こっちに堕ちてもらうか」
女子「ひぃ!!はなして!!はなしてええ!!!」
悪魔「私は悪魔だ。人間が泣いて縋り付くほど興奮するんだぜ?」
女子「な、によ……それ……」
悪魔「んじゃ、神様、あんがと♪」
神「どうでもいいけど天使にちょっかいだすな」
悪魔「いやいや、それは無理だね」
神「お前……!戦争しても良いんだぞ!?」
悪魔「それは勘弁だけど、天使もまんざらじゃないから。やめません。じゃ、またねー♪―――しゅわっち!」
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:41:08.99:EgLNYtwa0
―――魔界
大悪魔「あ、おかえりんこ!」
悪魔「ただいまんこ……ってこら!!何言わせるんですか!!!」
大悪魔「んで、その子が例の?」
悪魔「そうです」
女子「……」
大悪魔「ふん……ここまで穢れてると魔界でも面倒みきれないね」
悪魔「んじゃ、地獄ですね?」
大悪魔「そうだな。それじゃあ、手続きするから待ってて。―――あ、もしもし?大悪魔だけど、閻魔さんに代わってくれる?」
女子「地獄って……なによぉ」
悪魔「魂が行きつく最低辺の世界だ。そこでは繰り返し苦痛を味わい、決して慣れることも、壊れることもできない」
女子「な、いやよ……いきたくない……!!!」
大悪魔「ええ、そうです。はい。よろしくね、閻魔ちゃん♪―――おっけーだから、落として」
悪魔「じゃあな……ばいばーい♪」
女子「え?――――いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:47:15.99:EgLNYtwa0
―――地獄
閻魔「―――よろしい、連れて行け」
鬼「こっちだ!!こい!!!」
女子「いやぁ!!!いやぁ!!!!」
鬼「じゃあ、まずは序の口地獄からだな。―――爪を剥いでいくぞ。よいしょ」
女子「ぎひぃぃぃいいいい?!!?!?!?!!!?!?」
鬼「腕も折っとくか……おいしょー」
女子「はがぁああああぁあああぁああ!?!!?!?!!?」
鬼「目玉も、ね♪」
女子「ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!?!?!!?」
鬼「あはははは!!!いいねえ」
女子「ころじでぇぇぇえ!!!!!!もういや!!!!ころじてぐだざいぃぃぃ!!!!!」
鬼「バカ。お前はもう死んでるんだよ」
鬼「ここで悠久の惨苦を味わえ……ほら、股がさけるぞ♪」
女子「あぎぃいぃぃいぃぃいぃぉぉぉぉおぉおぉおおお――――」
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:49:45.48:BpxITnVFO
―――数日後
少年「……はぁ」
天使「元気ないですね」
少年「わぁ!?!」
悪魔「ま、無理もないか」
少年「あんた達か……なんか用か?」
天使「少女さんから伝言を承りましたので」
少年「え……?」
悪魔「感謝しろよ?これって結構、異例なことだから」
天使「―――どうか、忘れてください。と」
少年「……そ、んなの……むりに……きまってるだろ……」
悪魔「悪いな……これが精一杯だ」
天使「すいません……」
少年「く……そ……少女……俺も……す、き……なのに……!!」
少年「―――うわぁぁぁぁぁ!!!!」
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:59:07.76:EgLNYtwa0
天使「よしよし……今はいっぱい泣いてください」
少年「うぐ……うぅぅう……」
悪魔「あーずりぃ!!!私もナデナデしてくれよぉ!!」
天使「はぁ!?貴女、今回の一件でなにか傷つきました!?」
悪魔「今、傷ついた。天使が人間に優しくしてるところを目の当たりにして、目に焼き付いた。これはPTSDもんだわ」
天使「バカですか!?」
悪魔「いいや、悪魔ですよ?ほらぁ、私もそのまな板の胸で優しく包み込んでくれよぉ」
天使「こっちくんな!!!!まな板とかいう人を慰めるわけないでしょ!!!」
悪魔「んだとぉ?―――翼をこうしてやるぅ!!!」
天使「きゃぁ!?!?おぉ……♪―――って、やめて!!!このやろ!!!」
悪魔「ひぎゃぁあああ!!!!尻尾ははんそ――――あひぃん♪」
少年「―――あの……」
天使「あ、はい?」
少年「俺はもういいから……そっちを慰めてあげて」
悪魔「おお!?いいの?やっほー♪」
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 04:02:42.06:EgLNYtwa0
天使「うにゃあああ!?!!?」
悪魔「良い匂いだぜぇ!!」
少年「ありがとう……」
天使「え……?」
悪魔「ん?」
少年「もう大丈夫だから……それと伝言頼んでいいか?」
天使「え……」
悪魔「おう」
天使「ちょっと!!」
悪魔「いいじゃん。これでこいつらと関わるのは最後だ」
天使「は、はい……じゃあ、どうぞ」
少年「ごめん。じゃあ、伝えてほしい―――」
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 04:07:11.57:EgLNYtwa0
―――天界
少女「天使さん……」
天使「伝言を……」
少女「誰からですか?」
天使「少年さんです」
少女「……すいません、誰ですか?」
天使「……!?」
天使(そっか……もう神様が完全に忘却させたんだ……)
天使「とりあえず……伝えます」
少女「はい」
天使「―――ごめん。やっぱりずっと好きでいると思う」
少女「―――そうですか……誰かはわかりませんが……なんだか、嬉しいです……」
天使「少女さん……」
少女「あ、れ……なんで涙が……えへへ……すいません……別に悲しくないのに……あれ……?」
天使「それで、良いと思います……良かったですね……」
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 04:12:47.29:EgLNYtwa0
悪魔「天使ー遊ぼうぜー」
天使「はぁ……いいですよ?」
悪魔「あれ?いいの?」
天使「たまには、いいかなって」
悪魔「―――伝えたのか?」
天使「はい……想いは伝わりました」
悪魔「そっか。なら、この一件はお終いだな」
天使「はい……そうですね」
悪魔「じゃあ、今日は天使の部屋に行ってもいいか?にひひ」
天使「何する気ですか?」
悪魔「え?天使の部屋の匂いをコロンにしたいから採取しようと思ったけど、アウト?」
天使「アウトです!!!」
悪魔「ケチー!親友だろぉ!いいだろぉ!」
天使「親友でもダメ!―――遊ぶだけなら、いいですけど?」
悪魔「おっしゃ!じゃあ、行こうぜ!今日はたっぷり遊ぶぜ!」
END
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 04:16:32.49:BpxITnVFO
神「えっと……じゃあ、この人のところに行ってくれる?もう寿命だから連れてきて」
天使「わかりました」
神「あ、ちょっと」
天使「はい?」
神「最近、変な噂を耳にしたんだけど」
天使「なんですか?」
神「悪魔と仲良くしてるってほんとぉ?」
天使「いえいえ!仲良くはしてません!向こうが一方的に迫ってきてるだけです!!」
神「あ、そなの?」
天使「はい!」
神「ならいいか。悪魔の瘴気は天使には害だからね。まあ、あまり近付かない方がいいよ?」
天使「分かってます」
神「じゃ、この人の魂をよろしくね」
天使「はい、行ってきます!」
大悪魔「じゃあ、この人の魂、よろ」
悪魔「へいへーい」
大悪魔「あ、ちょっと」
悪魔「なんですか?」
大悪魔「最近、天使にちょっかい出してるって話を聞いたんだけど?」
悪魔「え?なんか不味いんですか?」
大悪魔「いや……下手したら戦争になるからやめてほしい」
悪魔「え?戦争?」
大悪魔「向こうの神様は大昔、悪魔に天使が殺されたっていって戦争しかけてきたんだから」
悪魔「うぇ」
大悪魔「だから気を付けてね」
悪魔「わかりましたー」
大悪魔「わかってんの?」
悪魔「うぃ」
大悪魔「まあ、魂のほうは任せたから。いってらっしゃい」
大悪魔やさしそうだなwwww
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:12:30.06:sscYyMw80現世 道路
男「交通事故か!?」
女「酷い……乗ってた人はもうダメね……」
男「救急車を呼べって!!」
少女「……お、か……さん……いたいよぉ……」
少女「し……に、たく……ないよぉ……」
少女「……」
悪魔「お、アレだな」
天使「あれですね」
悪魔「あ」
天使「げ」
悪魔「天使じゃーん♪」
天使「ちょっと!!顔をすり合わせないで!!!」
悪魔「奇遇だな!」
天使「なんでよぉ」
悪魔「天使もあの子の魂を?」
天使「そうです。天界に連れてくるように言われたの」
悪魔「へぇ!そっかそっか。実は私もなんだー!」
天使「えぇ!?」
悪魔「じゃあ、仲良く折半でもしよっか?」
天使「ダメに決まってるでしょ!!」
悪魔「えー?」
天使「悪魔さんは手出ししないでください」
悪魔「あ、ちょっとまてってー」
少女「……うぅ……いたいよぉ……」
天使「―――少女さん、お待たせいたしました」
少女「え……天使……?」
天使「あなたを今から天界に―――」
悪魔「天使ぃーもっと話そうぜぇ」
少女「と悪魔!?!」
天使「もう!邪魔しないでったら!!」
悪魔「いいじゃんいいじゃん……うりうり」
天使「あはぁん♪―――って、翼を弄らないでっていつもいってるでしょ!!」
悪魔「あははは、やっぱり感じるところなんだな♪」
天使「この……貴女だってここが弱いくせにぃ!!」
悪魔「あにゃぁ!?尻尾をにぎるなぁぁ……うぁん♪」
天使「こうしてやるこうしてやる!」
悪魔「あぁぁん!!だめぇ!!むすばないでぇ!!!かんじる、からぁ!!だめぇぇ!!!」
少女「えと……///」
天使「あ……こほん。では少女さん、今から天界にご案内いたします」
少女「え……あの、私、死んだんですか?」
天使「はい」
悪魔「あうぅ……ほどけた……ひどいことするなぁ」
天使「自業自得」
少女「しんだんだぁ……」
悪魔「あ、天界より魔界の方がおもしろいぜ?」
少女「え?」
天使「ダメです。少女さんは私と既に契約を果たしました」
悪魔「契約なんてまだだろ?嘘はいけないなぁ」
天使「嘘じゃないです!」
少女「えと……あの……どうしたらいいんですか?」
天使「さあ、私の手を握ってください」
悪魔「私の手を握ってくれ」
天使「む……」
悪魔「む……」
天使「邪魔しないで」
悪魔「じゃあ、私が天使の手を握るか……やわらけえ!」
天使「貴女が握ってどうするのよ!!」
少女「……ぷ!」
天使「ほら、笑われたじゃないですか」
悪魔「なんだよー、手ぐらいいいだろぉ」
天使「いつも胸とか揉んでくよりはマシですけど、今はお仕事中です!」
悪魔「真面目だねえ」
天使「貴女が不真面目なだけです!!」
悪魔「うぇ……こええ。な、こんな鬼のような天使じゃなくて私みたいにピュアは悪魔についてきた方がいいだろ?」
少女「ええ?」
天使「悪魔さん!!」
悪魔「ほらほら、いこうぜ!」
天使「だめです!!」
少女「あの……二人とも腕をひっぱらないで……」
悪魔「こっちいこうぜ!」
天使「こっちです!!」
少女「いたたたたたたた!!!!!!―――はなしてください!!!」
天使「あ、すいません……」
悪魔「あ、わりぃ」
少女「ふぅ……あの天界でも魔界でも正直どっちでもいいんですけど……ちょっとお願いがあるんです」
天使「なんですか?」
少女「私……通学途中で死んだんですよね?」
悪魔「だろうなぁ……車が横から突っ込んできて……アンタは撥ねられ、運転手は重傷だな」
少女「あの……今日、どうしても学校に行きたいんです!!」
天使「どうしてですか?」
少女「私……今日、好きな人に告白するって……決めてたんです」
悪魔「ま、まじか……やめてくれよなぁ、そういう話」
天使「つまり、告白してから出ないと一緒にいけない……いきたくないと?」
少女「はい」
天使「なるほど……」
悪魔「どうするんだ……なんて、聞くまでもないか」
天使「―――分かりました。アナタの最後の望み、私が叶えてあげます!」
―――学校
天使「ここですね?」
少女「はい……」
悪魔「でもさ、どうするんだ?もう少女は霊体だぞ?」
天使「告白する方法なんていくらでもあります」
少女「例えば?」
天使「その人の机にメッセージを掘るとか」
悪魔「気味悪がられて終わりだな」
天使「ラブレターを下駄箱に」
悪魔「死んだ相手からのラブレターなんて怖すぎるだろ」
天使「……誰かに憑依して告白するとか」
悪魔「そいつと付き合っちまうだろ」
天使「なによーー!!!悪魔さん文句ばっかり!!!」
悪魔「いや、真面目な意見だろ!?」
少女(大丈夫かなぁ?)
少女「あの……私の想いがちゃんと伝わればいいので……方法はあまり気にしなくても」
悪魔「その想いってのが厄介なんだろ?」
少女「え?」
悪魔「だって、死んだ相手からの気持ちなんて正直トラウマになるぜ?」
天使「まあ、忘れられない思い出にはなるかな?」
少女「じゃあ、どうすれば……?」
悪魔「死んだ相手からの想いを受け取っても、心は和やかでいてほしいだろ?」
少女「それは勿論です」
悪魔「それが難しいだよなぁ」
天使「うーん……」
少女「やっぱり無理なんでしょうか……」
悪魔「ここに居ても仕方ない。とりあえず、その相手を拝みに行くか」
天使「そうですね」
少女「こっちです」
―――教室
少女「あの人です」
少年「でさぁ」
生徒「マジで?」
悪魔「ふうん」
天使「まだアナタが死んだことを知らないようですね」
悪魔「ま、さっきだしな」
少女「……はぁ」
天使「元気出してください!!」
少女「でも、告白してももう結ばれることがないと思うと……はぁ……」
悪魔「それは諦めろよ」
天使「悪魔さん!!!」
先生「みんな聞いてくれ……」
悪魔「お、セン公が入ってきたな……」
先生「今朝、少女が……亡くなった……」
―――昼休み
悪魔「なんかずっと暗いな。この教室で葬式でもしてんのかよ」
天使「普通は沈痛な面持ちになりますって」
少女「……なんか悪いことしちゃった気分……」
天使「まぁまぁ」
少女「少年くん……」
悪魔「とりあえず……腹減ったし……その辺の奴の生気でもいただくかぁ」
天使「ダメです」
悪魔「なーんでだよー!!」
天使「仮にも私は天使です!!そんなことを目の前でさせません!!」
悪魔「んじゃ、天使の生気でも貰うか」
天使「ちょ!!なんで、そんな結論に!?」
悪魔「いただきまーす♪」
天使「うわ!だめ!!やめてぇぇ……!!」
少女「うわぁ……これが大人……///」
なにこの明暗が混沌とした教室
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/21(日) 23:56:42.35:sscYyMw80悪魔「ふぅ……ごっそさん」
天使「あぅ……もうお嫁にいけない……」
少女「うぅ……///」
悪魔「さてと。腹ごしらえもできたし、行動開始といくか!」
天使「ど、どうするんですか……?」
悪魔「とりあえず、人目につかないところにいくか」
天使「え、ええ」
少女「……」
―――女子トイレ
悪魔「よいしょっと……おし、中学生に見えるか?」
天使「その尻尾はアクセサリーで通すんですか?」
悪魔「天使だって頭の上に浮いてる輪はどうするんだ?」
天使「アクセサリーです!!」
少女「あの……二人ともなにを?」
悪魔「ん?ああ、こうやって実体化して少年に近付くんだよ」
少女「えええ!?!?」
天使「近付いてどうする気なんですか?」
悪魔「そりゃ、少女のことを話すにきまってるだろ?」
天使「すぐに信じてもらえるとでも?」
悪魔「そこは悪魔のテクニックでだなぁ」
少女「あのぉ……変なことはしないでくださいね?」
悪魔「変なこと?」
天使「例えば?」
少女「さきほど……ふたりがしてたような……こと……です」
悪魔「あーなるほどねー。惚れた相手が童貞を喪失するとこなんて見たくないか!」
天使「ちょっと!!」
少女「……///」
悪魔「安心しろって。こっちからは誘わないから」
少女「え?」
天使「向こうから誘われたらやるんですか!?」
―――教室
少年「……少女……」
生徒「……なんか、なにしてもつまらないな」
生徒「そうだな……」
女子「少女ちゃん……かわいそう……」
女子「うぅ……」
悪魔「おじゃましまーす♪」
生徒「!??」
女子「な、なに!?」
天使「ちょっと、悪魔さん!!」
悪魔「えっと……おーいたいたー」
少年「え?」
悪魔「ちょっとこっちこい」
少年「え?え?」
悪魔「おら。早く立て!いくぞ!」
―――空き教室
少年「……誰?」
悪魔「誰でもいーだろ」
少年「ここの制服着てるけど……みたことないなぁ」
天使「あははは……」
悪魔「んなことはどーでもいい。―――少年さぁ」
少年「え……どうして俺の名前を?」
悪魔「だから、どうでもいいだろ。話たいことがあるんだ」
少年「話したいこと?」
天使「あの、信じられないと思うんですけど、聞いてほしいんです」
少年「わ、わかった」
悪魔「少女のことは知ってるよな?」
少年「あ、ああ……知ってる……今朝……死んだって」
悪魔「早い話が少女はお前のことが好きだったんだ」
少女「ストレートすぎる!!!」
悪魔ちゃん可愛い
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 00:12:52.87:EgLNYtwa0少年「え……」
天使「で、告白するまでは死んでも死にきれないって」
少年「……」
悪魔「あ、疑ってるな?」
少年「どうやって信じろっていうんだ」
天使「あの、でも……」
少年「お前らなんだよ!!!死んだ奴のことを弄びたいのか!!」
悪魔「いや、そんなつもりは……」
少年「アイツはもういない!!そんなこと分かるわけないだろ!!!」
天使「いえ……ですから……」
少年「―――帰る」
悪魔「あ、おい!」
天使「はぁ……怒らせちゃいましたね」
少女「少年くん……」
悪魔「ったく……面倒だなぁ」
―――屋上
悪魔「はぁ……どうしたものか」
天使「難しいですね」
少女「あの……別に無理には……」
悪魔「ここまできてそりゃねーよ」
少女「え……?」
天使「中途半端は神様に怒られるますから」
少女「二人とも……」
悪魔「お、そーだ、少女さ、ラブレターかけよ」
天使「その案は貴女が却下したじゃないですか」
悪魔「違う違う。私たちが少女と昔からの親友だったってことにしとけばいいだろ?」
天使「なるほど。事前にラブレターを受け取っていたと?」
悪魔「そーそー。流石は天使!話が早い!」
天使「いえいえ……」
少女「えと……それは……」
少女「―――結局、書かされた」
悪魔「おーし、いくか!」
天使「はい!」
少女(絶対に失敗する……はぁ……)
悪魔「おじゃましまーす♪」
少年「え?」
女子「また来た……」
悪魔「ほらほら、こっちこいよ」
少年「やめろ!!なんだよ!!」
天使「すいません。すぐに済みますから」
少年「やめろよ!!ここで言えよ!!」
悪魔「少女のラブレターを預かってる……」
少年「え……?」
天使「あの、五分だけでいいので」
少年「……」
―――空き教室
悪魔「ほら……これだ」
少年「……」
少女「……(ドキドキ」
少年「これはどこで?」
天使「私達、少女さんとは昔からの親友で、その以前に受け取ってたんです」
悪魔「渡す勇気が出たら返して欲しいって約束でな」
少年「ふうん」
悪魔「な?これで―――」
少年「っざけんな!!!!」
天使「ひぃ!?」
悪魔「あーー!!ラブレターをなげすてんなよぉ!!」
少年「俺とアイツは幼馴染だ!!!お前らなんて幼稚園でも小学校でも見たことねーよ!!!!」
悪魔「oh……」
少年「もうアイツのことであそぶんじゃねええ!!!!」
悪魔「先に言ってくれよ」
少女「すいません……言うタイミングが」
天使「悪魔さんが強引に書かそうとするからです」
悪魔「なんだとぉ?天使だって、賛同したじゃん!」
天使「ですから、もっと話を聞いてからと……!!」
悪魔「なんだと、このこの!!」
天使「あひぃん!!!―――輪に触るなぁぁぁ!!!!」
悪魔「はにゃぁぁ!!!!尻尾にさわるなぁ!!!!」
少女(天使さんって輪もダメなんだ……)
天使「はぁ……はぁ……」
悪魔「はぁ……分かった。作戦変更だ」
天使「どうするんですか?」
悪魔「とりあえず、少年と仲良くなるところから始めるか」
天使「えぇ?」
少女「それはもう絶望的なところからですね……」
―――教室
少年「はぁ……」
女子「少年くん……さっきの女の子ってなんなの?」
少年「え?……いや、知らない」
女子「ふーん、そっか」
少年「どうかしたのか?」
女子「ううん。なんでもないよ」
少年「そうか……」
悪魔「おじゃましまーす♪」
少年「―――なんだよ!!!」
天使「何度もすいません」
女子「ちょっと!!さっきからなんですか!!少年くんが困ってるじゃないですか!!」
悪魔「うっせぇ、ブス。消えろ」
女子「な!?」
天使「悪魔さん!言葉が乱暴すぎます!!!」
悪魔「いやぁ……さっきはめんごめんご。あ、隣座ってもいい?」
少年「なんだよ……お前ら」
天使「いやぁ……あの」
女子「ちょっと、他のクラスの子でしょ?早く自分のクラスに帰りなさいよ!!」
悪魔「実はお前に近づきたくてあんなことをしたんだ、ごめんな」
女子「無視!?!」
天使「あの……大変申し訳ないことをしました……ごめんなさい」
少年「俺に近づいてどうする気だよ?」
悪魔「仲良くなりたいに決まってるだろ?」
天使「はい」
少年「はぁ?」
女子「あの!!!」
悪魔「なんだよ?」
女子「いきなりなんですか!!少年くんと仲良くなりたいなんて!!」
天使「えと……アナタも仲良くなりたいんですか?」
女子「……私と少年くんは十分に仲が良いです」
悪魔「そうなのか?」
少年「あ……まあ……」
天使「まさか……お付き合いしているとか?」
少年「え、それは―――」
女子「そうです」
少女「……!?!?」
生徒「……やっぱ、マジだったんだ……」
生徒「最近、いつも一緒に帰ってたもんね」
悪魔「マジかよ……」
少年「おい!!」
女子「いいじゃない、別に」
少年「いや、だから―――」
少女「……さよなら!!」
天使「あ!少女さん!!待ってください!!」
悪魔「お前……いい度胸してんな」
女子「なによ?」
悪魔「ふん……!」
少年「いっちまった……」
女子「ふぅ……」
少年「あ……これ、さっきのラブレター……アイツが置いて行ったのか?」
少年「そういえばちゃんと読んでなかったな……どんなことが書いてるんだ……?」
―――屋上
少女「―――やっぱり……そうだったんだ……」
天使「あの……」
少女「薄々は気づいてたんです……もう、少年くんは付き合ってるって……」
天使「……」
少女「でも……私は昔からずっと好きだったし……諦められなくて……」
悪魔「諦めることはねーだろ?」
少女「……でも」
少年「……これって!?」
女子「どうしたの?」
少年「―――いかなきゃ!!」
女子「あ、少年くん!?もうすぐ授業始まるよ!!」
少年「サボる!!」
少女「女子ちゃんの気持ちもありますし……ここで私が何か言ったら……」
悪魔「でもよぉ」
少女「いいんです……もう、吹っ切れましたから」
天使「少女さん……」
悪魔「―――っち、あのブス女め!」
天使「悪魔さん!!」
悪魔「なんだよ、天使はあの糞ブスの肩を持つのか?」
天使「だから言葉が乱暴なんですってば!!」
少年「い、いたぁ!!!」
天使「え……?」
少女「少年くん……!?」
少年「こ、これ……お前が書いたのか?!」
悪魔「ラブレター、ちゃんと読んだのか?」
少年「読んだ!!―――これ、どういうことだよ」
天使「……」
少年「……どうして……俺と一緒に遊んだこととか……昔、お風呂に入ったこととか……書いてるんだ……?」
天使「へぇ……お風呂に」
悪魔「私たちも昔はよく入ってたよな!?」
天使「思い出させないで!!!」
少年「……これ、誰にも言ったことなかったのに……お前ら……本当に少女と親友だったのか?」
悪魔「親友だったというか、まあ、親友かなぁ?」
少年「……じゃあ、このラブレターは本物ってことか……?」
天使「はい、そうです」
少年「そ、うか……少女は……俺のことを……」
少女「……少年くん……」
悪魔「なんだ、割と簡単に信じてくれたんだな」
天使「良かったです」
少年「……悪かったな。酷いこと言って」
悪魔「気にしてねえって」
天使「はい」
少女「……」
悪魔「で、少女の想いを聞いて、お前の感想は?」
少年「それは―――」
女子「少年くん!!ここにいたのね!?」
少年「え……!」
女子「ほら、教室にもどろ!!」
悪魔「あ、まてよ!」
女子「こんな不良と一緒にいちゃだめなんだから!」
天使「ふ、不良……!?」
悪魔「あーあ、天使が傷ついたぞ……可哀想に……」
少女「……」
悪魔「これで終わりでいいか?」
少女「はい……もう十分です」
天使「不良……ひどいですぅ……天使なのにぃ」
少女「二人ともありがとうございました」
悪魔「いや、結構いい暇潰しになった」
天使「あぅ……」
悪魔「よしよし、私の胸でお泣き」
天使「私よりおっきい胸の人には頼りません」
悪魔「天使よりまな板の奴なんていないだろ?」
天使「うるさいなぁああ!!!!」
少女「あははは」
悪魔「んで、どっちにくる?魔界か?」
天使「天界ですよね?」
少女「えっと……どうしよう……?」
悪魔「ま、ゆっくり考えろ。今更一日伸びても小言を言われることには変わりないし」
天使「貴女は小言で済むかも知れませんけど、私は神様に雷を落とされるんですよ?」
悪魔「じゃあ、私は天使の股間に電気ショックを……ぐへへへ」
天使「変態!!」
悪魔「誰が変態だ!!!私は悪魔だ!!」
少女「もう少しだけ……居ても良いですか?」
悪魔「んー、好きにしろ」
天使「自分の夜伽を見たいんですか?」
少女「うん……」
悪魔「物好きだねえ」
少女「聞こえなくてもいいから、来てくれた人にお礼を言いたいんです」
天使「分かりました。ご一緒します」
悪魔「おいおい」
少女「いいんですか?」
天使「はい……構いませんよ」
―――夜 少女宅 通夜
母「うぅ……どうして……どうしてぇ……」
父「……」
少女「ごめんね……先に逝っちゃって……」
天使「うわーーーーん!!!!!うおぉぉぉおおん!!!!良い御両親ですぅぅ!!!!」
悪魔「よしよし、貰い泣きでそんなに号泣できる天使が私は大好きだぞ?」
天使「うぇぇん……あくまさぁぁん!!なみだが、なみだがとまりませぇぇん!!!」
悪魔「よしよし」
少女「あはは……」
少年「……」
女子「……」
少女「あ……」
悪魔「お、渦中のご両人が来たな」
天使「うぁぁん」
少年「少女……ごめん……お前の気持ちに気付いてやれなくて……ごめん……くぅ……うぅ……」
少女「少年くん……」
悪魔「―――どうやら、本心みたいだな」
少女「え?」
悪魔「……アイツは心の底から少女の死を悲しんでる」
天使「……ぐす……また、そうやって心を読んで……」
悪魔「ま、悪魔の特権だな。嘘を吐いたやつの魂を奪うこともあるし」
少女「そうなんですか?」
悪魔「おうよ。悪魔に嘘を通じない。天使はその点、なんでも信じるように教育されてるから大変だよな?」
天使「ふんだ。でも、どんな苦痛でも忘れさせてあげられるんですから、いいですよーだ」
悪魔「それっていいのかなぁ?」
天使「誰だって苦痛は忘れたいです。よね?」
少女「ええ、まあ。痛いのは嫌ですし」
天使「ほらー」
悪魔「はいはい」
少年「うぅ……ごめん……ごめんな……」
女子「……少女ちゃん……安らかにお眠りください……」
悪魔「……っ」
少女「悪魔さん?」
天使「友達想いのいいかたですねぇ」
悪魔「―――違う」
少女「え?」
悪魔「アイツの本心は全く別のことを言ってる」
天使「別……?」
悪魔「聞くか?」
少女「え……でも……」
悪魔「いいから……聞いてみろって」
少女「は、い……」
女子「……少女ちゃん……今までありがとう……」
女子(これで少年くんのことを好きなやつはいない……きっと少年くんは私のことだけを見てくれるわ……やった……死んでくれてありがとう、少女ちゃん)
天使「……吐きそう」
悪魔「ま、こんなもんだな。人間なんて」
天使「きもちわるいぃ」
少女「……そんな……色々遊んでくれたりしたのに……女子ちゃんが……」
悪魔「ふん」
天使「はきそう……なんてものを聞かせてくれるんですかぁ……」
悪魔「はいはい、悪かったよ」
天使「気分悪い……うぅぅ……おぇぇ」
少女「わぁ!!天使さん!?」
悪魔「おほぉ♪天使の嘔吐とか初めてみたぜぇ!!」
少女「何を喜んでるんですか!!?」
天使「あ、あくま……」
悪魔「人の恥ずかしいところを見るのが三度の飯より好きだからな、私」
少女「あくまだ……」
悪魔「悪魔ですけど?」
―――深夜
天使「では、そろそろ」
少女「はい……」
悪魔「どっちにくる?魔界のほうがスリリングで面白いぞ?」
天使「いいえ。天界は悠久の安息が約束されていますよ?」
悪魔「何もねーだけだろ?!」
天使「そっちはただの拷問巡りじゃないですか!!」
悪魔「それがいいんだろ!?」
天使「どこが!?」
少女「あ、あの……!」
悪魔「決めた?」
天使「どちらですか?」
少女「て、天界にいきます」
悪魔「―――くそ!!!天使の無い乳めぇ!!!」
天使「関係ないでしょ!!?なんでそうやってコンプレックスを抉るんですかぁ!!!」
―――天界
神「おお、戻ったか。遅いんで心配したぞ」
天使「すいません、色々あって」
少女「……」
神「そうかそうか。辛いことがあったのだな」
少女「は、い……」
天使「もう大丈夫ですよ?全てを忘却してから、安息の庭園へと向かいますので」
少女「それって、全部を忘れるってことですか?」
天使「はい」
少女「それは……少年くんのことも?」
神「それが一番苦痛だったのだろう?」
少女「……はい」
天使「ご安心を……少年くんのことは忘れません。ただ、少年くんに対する想いは忘れてしまうでしょうけど」
少女「わかりました……お願いします」
神「うむ……では……」
―――魔界
大悪魔「お疲れ」
悪魔「はぁ……収穫なしでしたー!」
大悪魔「ま、いつものことだねえ」
悪魔「ひど!?」
大悪魔「今日はもうゆっくり休みな」
悪魔「んー。そうしたいんだけど……ちょっといいですか?」
大悪魔「なに?プリンは冷蔵庫だけど?」
悪魔「ひゃっほー♪―――じゃなくて、寿命名簿見せてくれません?」
大悪魔「いいけど?……はい」
悪魔「ども。……ほうほう……なるほど」
大悪魔「どうしたっていうの?なんか欲しい魂でもあるわけ?」
悪魔「いいえ。むしろ、消滅させたい魂なんですよね……あのやろう、80歳まで生きんのか……」
大悪魔「消滅って穏やかじゃないねえ……悪魔だけに」
悪魔「すこし、これ借りますねー。しゅわっち!」
魔界なのになんか和むな
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:52:56.77:WCSXOXcT0
俺の想像した魔界と違う…
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 01:55:21.84:EgLNYtwa0少女「じゃあ、色々とお世話になりました……さよなら」
天使「はい……」
天使「―――ふう。よし、今日のお勤めは終わり」
悪魔「天使ー遊ぼうぜー」
天使「またきたよ……」
悪魔「くふふふ……♪」
天使「もう、くっつかないでってば」
悪魔「まあまあ……良い匂いだぁ♪」
天使「もう……」
悪魔「あ、ところで、これ見てくれない?」
天使「え?寿命名簿?」
悪魔「ここ」
天使「女子ちゃんか……老衰により80歳で死去……家族に看取られ大往生……いいじゃないですか」
悪魔「あんな屑が大往生で、少女が交通事故って不公平だろ?」
天使「でも、運命の決定は神様と大悪魔様が決めてることだし、私たちが口出しできるものじゃ……」
悪魔「でもさぁ……納得できないだろ?」
天使「まあ、それは……そうですけど」
悪魔「私には人間の魂を奪える権限がある。天使には魂を浄化する力がある」
天使「そうですけど?」
悪魔「なら、私たちが協力すれば、アイツを魔界よりも危ない場所に連れていけるだろ?」
天使「魔界よりって……まさか、地獄!?」
悪魔「正解!」
天使「待ってください!あそこに行く魂は何かの手違いで歪んでしまった者だけが向う場所ですよ?」
悪魔「アイツだって十分に歪んでるじゃん」
天使「でも、人を殺めたわけでもないのに……」
悪魔「じゃあ、ちょっと観察しようぜ」
天使「観察?」
悪魔「魔界にこいって」
天使「ええ!!?私が魔界って!!?堕天使にするつもりですか!!?」
悪魔「ほらほら、いこうぜー♪」
―――魔界
天使「もう……犯されたのと一緒だぁ……あぅ」
悪魔「ただいまー」
大悪魔「おかえりー、チャーハン作ったから食べてみてくんない?」
悪魔「おほ!いいですねー」
天使「もう……」
大悪魔「あら?天使?どうかした?」
天使「無理矢理連れてこられたんです」
大悪魔「はぁ……しょうがないなぁ……神様に連絡しとくわ」
天使「すいません」
悪魔「ありがとうございますー」
大悪魔「全く……あ、もっしー?神様?大悪魔なんだけどぉ……うんうん、そう、天使がこっちにきちゃって―――」
天使「で、観察というのは?」
悪魔「ああ、これこれ。人の心を見ることが出来る望遠鏡だ」
天使「それで女子ちゃんの心を?やめましょうよ」
悪魔「いいじゃん、えっと……座標を合わせてっと……」
天使「もう……悪魔さんったら」
大悪魔「天使ー、なんか飲む?」
天使「血液とかいらないです」
大悪魔「じゃあ、水?」
天使「あ、それなら頂きます」
大悪魔「はいよ」
悪魔「お……きたきたー♪」
天使「え……?本当ですか?」
悪魔「なんだよ、興味あるんじゃん」
天使「あ、いえ……・」
悪魔「見るか?」
天使「じゃあ……ちょっとだけ」
悪魔「見ろ見ろ」
天使「……」
女子「少年くん、おはよ(はぁ……いつみてもかっこいいなぁ)」
少年「ああ……」
女子「お葬式もいくの?(死んだ女のことなんて早く忘れればいいのに)」
少年「家族での付き合いもあったからな」
女子「そうなんだ(少年くんまで行くことないと思うけどね)」
少年「お前も来るのか?」
女子「うん、勿論だよ!(悲しみにくれている少年くんに優しくしてあげれば、勝手に好感度もあがるしね)」
少年「そっか、優しいんだな」
女子「だって……少女ちゃんとは友達だったもの(少年くんに近付くためのね)」
天使「……おぇ」
悪魔「大丈夫か?」
天使「気持ち悪い……」
大悪魔「こら!天使になんてものを見せてんだ!!」
悪魔「いや、見たいっていうから」
天使「頭が痛くなってきちゃった……」
と言うか世間の30%くらいの人はこんな思想じゃないかと思う
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 02:21:27.84:EgLNYtwa0―――葬儀会場
少年「……(少女……ごめんな……俺……少女のことがずっと好きだったのに……言えなくて……)」
女子「……(早く終わらないかなぁ……このあと少年くんとデートでもしよっと)」
天使「少年さんは……少女さんのことを……!?」
悪魔「そうなのか?」
天使「でも、少年さんと女子ちゃんはお付き合いをしてるって……!!」
悪魔「ありゃ嘘だ」
天使「嘘?」
悪魔「私たちを追い払うために吐いた嘘だ。まあ、日頃からアプローチしまくってたのか、周囲も勝手に信じてたけど」
天使「……そうなんですか……」
大悪魔「天使ーお風呂はいってく?」
天使「あ、はーい。おねがいします」
大悪魔「おっけー」
悪魔「じゃ、続き続き」
天使「は、はい」
デパート
少年「はぁ……(俺、何やってんだろ?)」
女子「ねね、これとか似合うかな?(さっさと忘れてほしいなぁ)」
少年「あ、ああ。似合うと思う……(少女……)」
女子「そう?(少年くん、買ってくれないかなぁ?)」
少年「……(少女……)」
悪魔「屑だなー」
大悪魔「人間はそういうもんだって。だから、我々は穢れた魂を奪う権限があるんだし」
悪魔「そうですね」
天使「すいません、いいお湯でした」
大悪魔「おう」
悪魔「じゃあ、次は私がはいろっと」
天使「変なことしないでくださいね?」
悪魔「天使の使ったタオルを私が再利用するのはセーフ?」
天使「アウト!!!」
―――夜
女子「今日は楽しかった。ありがとう!(まだ帰りたくないけど)」
少年「あ、ああ……」
女子「……(よし……ここで勝負をきめちゃえ)」
女子「少年くん」
少年「え?」
女子「元気だして……」
少年「……」
女子「私……少年くんの明るい笑顔がすきだなぁ」
少年「お前……」
大悪魔「くぁ!心にもないことを……あ、いや、一割ぐらいは本音か」
悪魔「はぁ……きもちよかったぁ」
天使「……」
悪魔「あ、天使。あざーす!!」
天使「なにしたんですかぁああああ!!!!!」
女子「ねえ……私はこうして生きてるよ?」
少年「え……」
女子「私が少年くんの支えになりたい……だめかな?」
少年「でも……」
女子「まだ、少年くんの返事、聞いてなかったね?」
少年「……」
女子「私は少年くんのこと好き……大好き……」
少年「……俺は……」
女子(よしよし、もうひと押しだ……ふふふ、ありがと、少女ちゃん。あなたが死んでくれたおかげで、かなり落としやすくなったよ)
悪魔「うわ……悪魔でもこれはないな」
大悪魔「そうか?もっと酷い人間はごまんといるぞ?」
天使「そ、そうなんですか?」
大悪魔「おうよ。―――あ、ポテチいる?」
天使「あ、頂きます……もぐもぐ」
悪魔「こいつ……マジでどうしてやろうかなぁ」
女子「ねえ……少年くん……」
少年「……ごめん」
女子「え……?」
少年「俺……やっぱり、無理だ」
女子「……」
少年「やっぱり……俺は……少女のことが……」
女子「やめてよ!!」
少年「!?」
女子「あの子は死んだんだよ!?どうして!?」
少年「死んだとかそんなこと……」
女子「もっと現実を見てよ!死んだ子はもう少年くんのことなんて見てくれないし、忘れちゃってるよ!!」
悪魔「そなの?」
天使「まあ……そうですね。忘れているのは少年さんに対する想いですけど」
悪魔「ふうん」
天使「……うぇ」
少年「―――ごめん」
女子「……そう」
少年「じゃあ……」
女子「わかった(ここまで時間割いてやったのに……糞が)」
女子(死んだくせに……死んだくせに……死んだ相手が好き?笑っちゃうわ……)
女子(私を侮辱したんだ……許さない……)
大悪魔「あ、これはまずいな」
悪魔「魂が堕ちる瞬間ってやつか」
天使「ええ!?」
悪魔「よーし、もういいか」
天使「え?なにが?」
悪魔「観察だよ。ところで、天使は泊ってくだろ?」
大悪魔「奥の部屋が空いてるからつかってもいいよ?」
天使「い、いや、帰ります……怖いし」
悪魔「えー?そんなこというなよぉ」
天使「遠慮しまーす!!」
大悪魔「逃がすな!」
悪魔「翼キャッチ!!」
天使「ほにゃぁぁぁぁ!!!!!!」
大悪魔「もう神様には言ってあるから……ふふふ」
悪魔「ほらほら……ゆっくりしていこうぜぇ」
天使「や、やめ……て……」
大悪魔「くくく……一度でいいから翼をモフモフしたかったんだよなー♪」
悪魔「あーこの肌触りがなんともいえない……♪」
天使「やめてぇぇ!!!あ……ん……!!だめぇなのぉ……!!ん……ぁ……ぉ♪」
――女子宅
女子「……少年くんも少女も許さない……」
女子「……どうにかしてやる……」
女子「……呪う、方法……(カタカタ」
女子「……出てきた……どれにしよう……」
天使「あ……ぅ……・」
悪魔「あー昨日の夜は楽しかったぁ」
大悪魔「うむ……年甲斐もなくハッスルしたなぁ」
天使「もう……天界にかえれないよぉ……ぐすん」
悪魔「さてと、じゃあ大悪魔様、ちょっと行ってきます」
大悪魔「ああ、あの堕ちた魂の回収よろしくな」
悪魔「おっけー」
天使「うぅ……」
悪魔「ほら、天使。いくぞ?」
天使「え?どこに?」
悪魔「女子のところに決まってるだろ?」
天使「本当にやるんですか?」
悪魔「勿論。堕ちた魂は早急に回収しないと周辺の魂にまで悪影響が出るからな」
天使「分かりました……いきましょう」
悪魔「おし!」
こいつらなかよすぎだろwwwwwwww
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:01:08.43:H3RpQxMY0
戦争になるんじゃなかったのかwwww
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:02:55.89:slcgC2foO
こいつらの戦争ってただのジャンケンとかな気がする
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:03:59.64:EgLNYtwa0女子「……この紐を……人形にくくりつけて……」
女子「よし……これで少年くんは……ふふふ……」
悪魔「そんなことはよしこさん」
女子「!??」
天使「人を呪うなんてダメです」
女子「あ、貴方達は……!!?ど、どこから入ってきたの!?」
悪魔「そんなことはどうでもいいよ……ほら、こっちにこい」
女子「な、なにをする気……?」
天使「魂を回収させて頂きます」
女子「何をいってるの……!?意味がわからない!!!」
悪魔「うっせえなぁ、いいから私の手を握れよ!」
女子「―――こないで!!!刺すわよ……?」
天使「女子ちゃん……」
悪魔「あははははは!!!カッターナイフで刺せるわけねーだろ、ブス」
天使「もう、悪魔さん!!」
女子「ふぅ……ふぅ……」
悪魔「どうする?」
天使「でも、寿命じゃないですし、抵抗されるのも致し方ありませんね」
悪魔「そっか。こいつ無駄に長生きなんだっけ?」
女子「帰って……帰りなさいよ!!」
天使「どうします?」
悪魔「うーん……」
―――天界
大悪魔「ちわーっす」
神「これ!お前はこっちにきちゃいかんと何度いえばわかるんだ!!」
大悪魔「まあ、まあ、固いことはなしで……この子の件で来たんだしさ」
神「む……ああ。堕落した魂の子か……」
大悪魔「―――寿命、縮めてもいいしょ?」
神「……そうだな。天使と悪魔も抵抗されて困っているだろうし」
大悪魔「じゃあ、女子の寿命を14歳の八月、事故死にしとく」
縮めっぷりやべぇww
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:14:20.93:EgLNYtwa0女子「はぁ……はぁ……」
悪魔「もう、やめろって。お前は生きていても仕方ないんだしさ」
女子「ふ、ふざけないで!!」
天使「あの……落ち着いてください……」
女子「死ねって言われて、どうやって落ち着けるのよ!!!」
悪魔「そうだぞ」
天使「すいません―――って悪魔さんの言い方が悪いからでしょ!?」
悪魔「褒めてる?」
天使「貶してます!!」
悪魔「うほ!ありがとう!」
天使「しまったーー!!!ネガティブなほうが嬉しいんだったぁ!!」
女子「……お母さん!!」
悪魔「あ、どこ行く気だ!?」
天使「待ってください!!」
女子「―――お母さん!!!警察よ―――きゃぁぁあああああああ!!!!!!」
悪魔「あー、階段から落ちたぞ」
天使「大丈夫……ではないですね」
女子「……いたた……なにがどうなって……あれ?私が……寝てる?」
母「ちょっと、今の音はなに―――女子!?!どうしたの!?!」
女子「あ、お母さん?」
母「しっかりして!!大丈夫!?」
女子「え……あの……私はここに……」
母「あなた!!救急車をよんで!!!」
女子「え……おかあ、さん?」
悪魔「―――死んだんだよ。よかったな」
女子「え……?え?」
天使「ご冥福をお祈りします」
女子「う、そ……こんなことで……死ぬの……?」
悪魔「ああ。人間なんて神様と大悪魔が管理してるからな」
天使「魂がいつ朽ちるかは神様次第です」
悪魔「さてと、今回は私が持っていくぞ?」
天使「どーぞどーぞ。堕ちた魂なんて願い下げです」
悪魔「優しいねえ、キスしちゃう」
天使「どわ!?」
女子「うそよ……うそ……うそよ……はは……うそに……きまってる……これはゆめ……ゆめなんだから……」
悪魔「じゃあ、いくか」
天使「お手伝いします」
悪魔「さんきゅー」
女子「あぁ……あぁ……目をさまさないと……まだ、ねてるはず……さまさないと……あはは……」
悪魔「地獄行きになるかなぁ?」
天使「その前に少しだけ天界に寄ってもいいですか?」
悪魔「何する気だ?」
天使「どうしても会わせてあげたいんです」
悪魔「……別に良いけど」
天使「……すいません」
―――天界
悪魔「ふわぁぁ」
天使「……さあ、少女さん」
少女「……女子ちゃん」
女子「なによ……」
少女「ごめんね?」
女子「え……?」
少女「ずっと謝りたかった……私も少年くんのことを好きだって、もっと早く言えていれば、こんなことにはならずに済んだと思うの」
女子「なにを……」
少女「どうなってたかはわからないけど、少なくても……女子ちゃんが困ることはなかったと思うんだ……」
女子「やめてよ……もう……いやぁ……生き返らせてよぉ……」
少女「ごめんね。きっと、女子ちゃんがここまで来ちゃったのは……私の所為だよね……」
女子「―――やめてええええ!!!!!!」
悪魔「ほい!そこまで。その振り上げた手で少女を殴ってみろ……殺すだけじゃ済まないからな?」
女子「ひぃ!?!」
天使「もう、いいですか?」
少女「はい」
天使「では、戻りましょう」
少女「ありがとうございます」
天使「いえいえ」
女子「うぅ……まって……わ、たしを……」
悪魔「さて、こっちに堕ちてもらうか」
女子「ひぃ!!はなして!!はなしてええ!!!」
悪魔「私は悪魔だ。人間が泣いて縋り付くほど興奮するんだぜ?」
女子「な、によ……それ……」
悪魔「んじゃ、神様、あんがと♪」
神「どうでもいいけど天使にちょっかいだすな」
悪魔「いやいや、それは無理だね」
神「お前……!戦争しても良いんだぞ!?」
悪魔「それは勘弁だけど、天使もまんざらじゃないから。やめません。じゃ、またねー♪―――しゅわっち!」
―――魔界
大悪魔「あ、おかえりんこ!」
悪魔「ただいまんこ……ってこら!!何言わせるんですか!!!」
大悪魔「んで、その子が例の?」
悪魔「そうです」
女子「……」
大悪魔「ふん……ここまで穢れてると魔界でも面倒みきれないね」
悪魔「んじゃ、地獄ですね?」
大悪魔「そうだな。それじゃあ、手続きするから待ってて。―――あ、もしもし?大悪魔だけど、閻魔さんに代わってくれる?」
女子「地獄って……なによぉ」
悪魔「魂が行きつく最低辺の世界だ。そこでは繰り返し苦痛を味わい、決して慣れることも、壊れることもできない」
女子「な、いやよ……いきたくない……!!!」
大悪魔「ええ、そうです。はい。よろしくね、閻魔ちゃん♪―――おっけーだから、落として」
悪魔「じゃあな……ばいばーい♪」
女子「え?――――いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
―――地獄
閻魔「―――よろしい、連れて行け」
鬼「こっちだ!!こい!!!」
女子「いやぁ!!!いやぁ!!!!」
鬼「じゃあ、まずは序の口地獄からだな。―――爪を剥いでいくぞ。よいしょ」
女子「ぎひぃぃぃいいいい?!!?!?!?!!!?!?」
鬼「腕も折っとくか……おいしょー」
女子「はがぁああああぁあああぁああ!?!!?!?!!?」
鬼「目玉も、ね♪」
女子「ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!?!?!!?」
鬼「あはははは!!!いいねえ」
女子「ころじでぇぇぇえ!!!!!!もういや!!!!ころじてぐだざいぃぃぃ!!!!!」
鬼「バカ。お前はもう死んでるんだよ」
鬼「ここで悠久の惨苦を味わえ……ほら、股がさけるぞ♪」
女子「あぎぃいぃぃいぃぃいぃぉぉぉぉおぉおぉおおお――――」
人の死を喜んだりするとこうなるという教えだな
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 03:51:56.04:EgLNYtwa0―――数日後
少年「……はぁ」
天使「元気ないですね」
少年「わぁ!?!」
悪魔「ま、無理もないか」
少年「あんた達か……なんか用か?」
天使「少女さんから伝言を承りましたので」
少年「え……?」
悪魔「感謝しろよ?これって結構、異例なことだから」
天使「―――どうか、忘れてください。と」
少年「……そ、んなの……むりに……きまってるだろ……」
悪魔「悪いな……これが精一杯だ」
天使「すいません……」
少年「く……そ……少女……俺も……す、き……なのに……!!」
少年「―――うわぁぁぁぁぁ!!!!」
天使「よしよし……今はいっぱい泣いてください」
少年「うぐ……うぅぅう……」
悪魔「あーずりぃ!!!私もナデナデしてくれよぉ!!」
天使「はぁ!?貴女、今回の一件でなにか傷つきました!?」
悪魔「今、傷ついた。天使が人間に優しくしてるところを目の当たりにして、目に焼き付いた。これはPTSDもんだわ」
天使「バカですか!?」
悪魔「いいや、悪魔ですよ?ほらぁ、私もそのまな板の胸で優しく包み込んでくれよぉ」
天使「こっちくんな!!!!まな板とかいう人を慰めるわけないでしょ!!!」
悪魔「んだとぉ?―――翼をこうしてやるぅ!!!」
天使「きゃぁ!?!?おぉ……♪―――って、やめて!!!このやろ!!!」
悪魔「ひぎゃぁあああ!!!!尻尾ははんそ――――あひぃん♪」
少年「―――あの……」
天使「あ、はい?」
少年「俺はもういいから……そっちを慰めてあげて」
悪魔「おお!?いいの?やっほー♪」
天使「うにゃあああ!?!!?」
悪魔「良い匂いだぜぇ!!」
少年「ありがとう……」
天使「え……?」
悪魔「ん?」
少年「もう大丈夫だから……それと伝言頼んでいいか?」
天使「え……」
悪魔「おう」
天使「ちょっと!!」
悪魔「いいじゃん。これでこいつらと関わるのは最後だ」
天使「は、はい……じゃあ、どうぞ」
少年「ごめん。じゃあ、伝えてほしい―――」
―――天界
少女「天使さん……」
天使「伝言を……」
少女「誰からですか?」
天使「少年さんです」
少女「……すいません、誰ですか?」
天使「……!?」
天使(そっか……もう神様が完全に忘却させたんだ……)
天使「とりあえず……伝えます」
少女「はい」
天使「―――ごめん。やっぱりずっと好きでいると思う」
少女「―――そうですか……誰かはわかりませんが……なんだか、嬉しいです……」
天使「少女さん……」
少女「あ、れ……なんで涙が……えへへ……すいません……別に悲しくないのに……あれ……?」
天使「それで、良いと思います……良かったですね……」
悪魔「天使ー遊ぼうぜー」
天使「はぁ……いいですよ?」
悪魔「あれ?いいの?」
天使「たまには、いいかなって」
悪魔「―――伝えたのか?」
天使「はい……想いは伝わりました」
悪魔「そっか。なら、この一件はお終いだな」
天使「はい……そうですね」
悪魔「じゃあ、今日は天使の部屋に行ってもいいか?にひひ」
天使「何する気ですか?」
悪魔「え?天使の部屋の匂いをコロンにしたいから採取しようと思ったけど、アウト?」
天使「アウトです!!!」
悪魔「ケチー!親友だろぉ!いいだろぉ!」
天使「親友でもダメ!―――遊ぶだけなら、いいですけど?」
悪魔「おっしゃ!じゃあ、行こうぜ!今日はたっぷり遊ぶぜ!」
END
乙!
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 04:17:57.77:mDl8/AKs0
面白かった乙
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/22(月) 04:20:28.56:XTs7Cg5e0
さりげなく最後に天使が悪魔のことを親友って認めてるのがいいな
面白かった乙
面白かった乙









































コメント 2
コメント一覧 (2)