梓「さわ子先生のメガネのレンズを叩き割ったら泣いた」 1-10話
梓「さわ子先生のメガネのレンズを叩き割ったら泣いた」 11-20話
梓「さわ子先生のメガネのレンズを叩き割ったら泣いた」 21-30話
梓「さわ子先生のメガネのレンズを叩き割ったら泣いた」 31-40話【完結】


652VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 03:50:48.51:B3cVhwCYo

─第31話─

 
653VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 03:51:15.73:B3cVhwCYo

あずにゃん、お元気ですか?

ざまぁみろ

私達は今、同じ学生寮で暮らしています

したがって、高校生のときは あまり見る機会のなかった

みんなの私生活を観察できるのであります

律「ふあ~あ、おあよ~」

さっそく りっちゃんのお出ましです


りっちゃんは寮にいる間はカチューシャを外して

髪の毛をパイナップルのように結っています


律「へへ、フルーティで おいしそうだろっ?」


彼女は気が狂っていました

 
654VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 03:52:25.55:B3cVhwCYo

果物きどりの女子大生を 私達は若干、薄気味悪く感じていましたが

これから4年間も同じ屋根の下で生活する仲間です

大切にしなきゃね


律「ん、どうした?」

唯「なんでもないよ~、りっちゃん」

律「そっか、明日は入学式だからボーリングでもボーリングボーリング」

  「ポォア」

時々、何を言っているのか分からないことだらけですが

私達は曖昧な笑顔で対応して、りっちゃんの機嫌を損なわないようにね……

そうそう……

規則正しく ぬるやかに……

それが大人というものです


1つだけ言っておくならば

時々 私も私は?何を言っているのか分からなくなりま す

 
655VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 03:54:29.50:B3cVhwCYo

澪「やあ、唯」

  「調子はどうだい?」

唯「澪ちゃん」

  「私は いつでも元気いっぱいだよ」

澪「そりゃあ いい」


澪ちゃんは寮にいる間は

亀仙人の道着を身につけています

つかもうぜドラゴンボール


澪「ロマンティックあげ~るよ~ロマンティックあげ~るよ~」


彼女は服のセンスが くるっていました


澪「ちゃんとシッポの穴もついているんだぞ? ホラッ」

ホラッと言われても、別の穴*が見えちゃったよ、などと言っていいモノかどうか

私は困るばかりですが、そんな時も曖昧な笑顔は絶やしません

というか澪ちゃんは道着の下は何も履いていません

何も

澪「かわいいだろ?」

唯「うん そうだね」

  「絶対にかわいいよ」


また うそをつきました


澪ちゃんはときどき


フリーザと同じ格好でウロついていることもあります

 
656VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 03:55:49.89:B3cVhwCYo

ザァアアアアアアアッ


紬「おはよう、唯ちゃん」

  「今日もいい天気になりそうね」


ザァアアアアアアアッ


唯「おはよう、ムギちゃん」

  「本当だね、すごくいい天気になりそうだね」


ザァアアアアアアアッ


今は夜中だし、外はドシャ降りです


ムギちゃんの目には

果たして何が映っているんでしょうか


紬「昨日、水の入ったペットボトルでネコを牽制したら

   すごく怖がっていたのよ」

  「水の入ったペットボトルで宮殿を作って

   そこでネコと暮らしたいわよね? ね、そうよね?」

唯「うん、そうだね」

紬「ふふ」


ムギちゃんは最近、紅茶を淹れてくれなくなりました

 
657VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 03:57:04.70:B3cVhwCYo

紬「お茶 淹れたけれど、飲むかしら?」

唯「あ、うん! ありがとー!」


そんな事を思っていると、いきなり紅茶を淹れてくれたので安心です


唯「安心だね!すごく安心だね!」

紬「え?」

唯「ふふふっ、あはははっ」

紬「そうね、安心ね」


ムギちゃんは安心です

 
658VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 03:58:26.72:B3cVhwCYo

カチャッ

恵「あなた達、もう遅いんだから あまり大きな声は……」

唯「あっ、めぐみん先輩」

恵「あらっ、澪ちゃんはいないの?」

唯「澪ちゃんなら、お花を摘みに行っています」

恵「よーし」

  「私、ちょっと おトイレに行ってくるわね」

めぐみん先輩はおしとやかで、知的で、キレイで、

きちがいでした


ここにきて数日しか経っていませんが

澪ちゃんはすでに200回も着替えをのぞかれています


でも


数日で200回も着替えをする澪ちゃんも また


異常者でした

 
659VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 03:59:35.59:B3cVhwCYo

モゾ……

澪「ん……?今、恵先輩の声が聞こえたけど……」

唯「大丈夫だよ、澪ちゃん」

  「寝てても大丈夫だよ」

澪「ん……じゃ、寝る」スヤ~

澪ちゃんは私の部屋の私のベッドで寝ていましたが、別に深い意味はありません

この寮に住み始めてから、みんなはいつでも自由に

それぞれの部屋に出入りして、テレビを見たり、ベッドで眠ったりしています


澪ちゃんのニオイのする澪ちゃんの部屋で

澪ちゃんのニオイのする澪ちゃんの服を着て

澪ちゃんのニオイのする澪ちゃんの布団に包まっていると

ときどき私はひょっとして澪ちゃんなのかな?なんて

思うワケあるか

わ 私は正常だもん

 
660VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 04:01:32.55:B3cVhwCYo

トタ トタ

律「唯~、風呂入りに行こうぜ~」

唯「そうだね、お風呂に入りに行かないことに

   私は反対の賛成!」

律「アあ」

  「なぁ、知ってるか?」

  「ほうれんそうを喰うと最高にアタマがハイになるんだぜ」


寮に来てから、りっちゃんはよく私をお風呂に誘ってくれます

水属性のフィールドでなら

私に勝てるとでも思っているのか。と、警戒していましたが

どうやら胸の大きな澪ちゃんやムギちゃんと

一緒にお風呂に入ることに抵抗を感じているようです


頭の芯は輪切りにしたパイナップルのように

カラッポのりっちゃんですが、胸のふくらみに関しては

乙女回路が作動しているようです

 
661VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 04:03:58.63:B3cVhwCYo

律「なぁ、胸は揉まれると大きくなるって話だし

   一つ揉み合いをしてみないか」

  「私と お前で」

唯「え、うん……」

律「イヤか?」

唯「……うぅん。いいよ」

  「やろう、りっちゃん」

ちゃぷちゃぷ

もみもみもみもみもみもみもみもみ

ちゃぷちゃぷ

モミモミモミモミモミモミモミモミ

ちゃぷちゃぷ

湯船の中で、無言でお互いの胸の脂肪を揉み合います

律「ウッ……ウゥッ……ウォゥ……」

唯「りっちゃん?」

律「と、ときどき、み、澪の胸を見てると、

   ウゥッ……ど、どうしようもなく胸ン中、苦しくなるんだぁ……」

唯「りっちゃん……」


りっちゃんは泣いていました

 
662VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 04:04:47.83:B3cVhwCYo

律「ちゅ、中学の時くらいは、そのうちアタシも、って思ってたけど」

  「アタ、アタシの胸ぇ、もう大学生で……」

唯「りっちゃん、大丈夫。大丈夫だから、もう落ち付いて」

律「おい、あとでホウレンソウ喰いに行こうぜwwwwwwwwwwwwww」ピピッwwww

唯「ほひっwwww」

ポパイはホウレン草を食べると無敵になるけれど

アレは よくない草だったのかも知れないなぁ

でもマヨネーズをかけるとホウレン草とはいえ美味しいものなので

マヨネーズはすごいよ なんでもあうよ

じゃあね、マヨネーズあずにゃん

あずにゃんもいつかマヨネーズだねっ

ははははっ



─第31話─

  おわり

 
670:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/13(水) 18:08:01.03:9PfEPIyqo
この子たちはTウィルスか何かに感染してるの?

 
672:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方):2011/04/13(水) 19:24:14.54:rzIQPj5To
なんだこの不気味さは

 
682:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府):2011/04/14(木) 09:58:59.08:voel/zpRo
乙www

だんだん洗練されたハイセンスなキチガイに進化してるな

 
689VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:30:02.99:0WhnWNgko

─第32話─

 
690VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:31:03.35:0WhnWNgko

やぁ、梓。

しばらく会っていないが元気だったか?

絶対に許さないからな

私達は今日、N女子大の入学式だったんだ


昨日は純ちゃんや憂ちゃん、さわ子先生も寮に呼んで

「前夜祭だから」とドンチャン騒ぎ

楽しくて片腹痛かったよ

そうだ

お前は呼ばれてなかったな

なんでだと思う?

 
691VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:33:55.29:0WhnWNgko

入学式と言えば律のヤツ

スーツにカチューシャが似合わないとかって

オランウータンみたいに部屋中を飛びまわりながら わめき散らしてさ

いっそカチューシャを外したらどうだ?と私が提案すると

律「なぁ澪しゃん。入学式は普通、スーツで出るもんだろうが

   アタシはイチかバチか全裸で出たいんだよ」

澪「お前、いい加減にしておけよ」

  「もう大人なんだから二度と裸になるな!!」


その日の夕方、律はスーツを着たまま風呂に入っていた



これだからな

 
692VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:35:46.23:0WhnWNgko

夕食のあと、私はムギの部屋に向かった


高校時代、部活中にあったティータイムは

寮に入ってから夕食後に移動したんだ


まだ、大学の軽音部には入部していないし

大学の軽音部でも あんなふざけたティータイムが許されるとは限らないしな


夕食でお腹いっぱいなのでケーキを食べたりはしないが

紅茶を飲むと、とてもいい気分になってくる


ガチャ

澪「やぁムギ。今日も お茶を飲ませてくれるかな」

紬「ハッ、ホッ」

部屋に入るとムギは足を首の後ろに組んで手を合わせていた


何をしているのか尋ねると

悪魔将軍はキン肉マンに傷めつけられたヒザをそうやって癒やしていたそうだ


そうか。と、私は適当に相槌を打ってみた

 
693VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:37:14.47:0WhnWNgko

紬「澪ちゃん」

  「私、テレポーテーションを会得したかも知れないの」

足を首の後ろで組んだまま紅茶を淹れるムギが、何か分からない事を言いだした

澪「テレポーテーションって、どこかに瞬間移動

紬「見ててね」

  「よがっ」

私が話し終えるのも待たずにムギは何か奇声を発した


当然、ムギが消えたり移動したりするハズもない


紬「おかしいわ」

  「よがっ、よがっ」

  「よがッ!?」

顔を真っ赤にして奇声を発し続けるうちに

ムギは 変なポーズのまま

ぐるんと白目を向いて気絶した



気絶したいのは こっちの方だ

 
694VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:39:05.83:0WhnWNgko

頭痛がしてきたので、失神したムギの財布から1000円失敬して

私は夜のコンビニに繰り出した

頭痛には なんといっても、コカ・コーラだからな


寮の自販機にはカロリーゼロの腰ヌケ コーラしか無い

コーラと言えば、糖分たっぷり体に悪い黒い毒液コカ・コーラ


律のヤツはコカインとコカコーラの違いがよく分からずに

コーラを注射していた


アイツの血液の10パーセントくらいはコカ・コーラなんだが

まだ この事は誰にも打ち明けたことはない

 
695VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:40:33.24:0WhnWNgko

唯「あれっ、澪ちゃん」

澪「やぁ、唯」

  「調子はどうだい」

唯「私はいつでもお腹いっぱいだよ」

澪「そりゃあ いい事だ」

夜のコンビニで唯と出会った


唯は夜、外をふらふらと出歩いていることが多い


寮の中ではアイスを求めてゴロゴロと転げ回っているが

外で会う唯は意外とゴロゴロ転がっている


私は唯を蹴っ飛ばしてトイレの壁とエロ本コーナーのスキマにハメ込んだ

 
696VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:41:23.97:0WhnWNgko

唯「わぁあ、わぁああ」

澪「なぁ唯、この服かわいいだろ」

唯「うん、かわいいよ絶対」

今日は神様の服なんだね、と唯は寂しそうに微笑んだ

澪「ふふ、コイツめ」

私は杖で唯の頭をコツンと つついた


普段は悩みなんてなさそうに振舞っている唯だが

あの寂しそうな笑顔の裏には

どんな想いがしまい込まれているのだろう


興味がなかったので、私はアイスを買ってコンビニをあとにした

 
697VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:43:13.12:0WhnWNgko

コンビニからの帰り道、早速コカ・コーラを飲もうとアイスのフタをあける


なぜ私はアイスを買ったんだ


アイスを民家の壁に叩きつけ、再びコンビニへ戻った


店に戻ると雑誌コーナーで唯が立ち読みしていた


さきほどエロ本コーナーとトイレの壁の隙間にハメこんでおいたハズだが

スクロールすると復活する仕様らしい



と、思っているとエロ本コーナーとトイレの壁の隙間に、もう一人の唯が はさまっていた

唯「わぁああ、わぁあああ」

また頭痛がひどくなっていた

 
698VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:44:33.85:0WhnWNgko

憂「澪さん。こんばんわ」

雑誌コーナーで立ち読みをしていた唯らしき人物は

憂ちゃんの変装だった

澪「なんだ、憂ちゃんだったのか」

  「てっきり唯が増殖したのかと思ったよ」

  「だけど大学寮の近くで何をしているんだい?」

憂ちゃんの話によるとウナギが食べたくなったらしい


だからなんなのか分からないがウナギは私も食べたくなってきたので

「そうだね」と相槌を打っておいた

 
699VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:45:56.94:0WhnWNgko

憂「澪さん」

  「私、テレポーテーションを会得したかも知れないんです」

立ち読みしていたファッション雑誌を真っ二つに引き裂きながら

唯の妹は どこかで聞いたような言葉を口にする

澪「どうして雑誌を引き裂いたんだ」

憂「よく見ててくださいね」

  「よがっ」

私の話も聞かずに憂ちゃんは奇声を発した

ムギとは違って一発で

憂ちゃんは ぐるんと白目を向いて気絶した


私はアイスを買ってコンビニをあとにした

 
700VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:46:44.60:0WhnWNgko

律「澪、こんな夜遅くに どこに行ってたんだよ」

澪「あぁ、ちょっとコカ・コーラを買いにな」

  「お前こそ、そんなズブ濡れのスーツを着て どこに行ってんだ」

  「あぁ、イってたのか」

  「アタマが」

律「イッてきまーす!!」


律は ぐるんと白目を向いて気絶した

 
701VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 00:58:18.47:0WhnWNgko

私は頭痛がいよいよ限界を迎えてきたので

コーラを飲もうとアイスをフタをあけ

ぐるんと白目を向いて気絶した

 
702VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 01:01:33.95:0WhnWNgko

紬「澪ちゃん、気がついた?」

澪「ここは……?」

律「病院だよ」

  「アタシたち、全員運ばれたんだ」

ぺきっ

ぺきっ

私の隣のベッドでは憂ちゃんが

一心不乱に誰かのメガネを叩き割り続けている

澪「憂ちゃん。そのメガネは……」

憂「ぷちぷちみたいなものですよ」

  「これを割るとストレス解消になるんです」

ぺきっ

ぺきっ

憂ちゃんにとってはストレス解消かも知れないが

私にはひどく不快な音に聞こえた

 
703VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 01:04:55.66:0WhnWNgko

紬「ほらね?病院でしょ」

澪「そうだな」

  「なにが?」

紬「さっきまで寮にいたのに

   いつのまにかテレポーテーションできたでしょ?」

私はそんなスキルを身につけた覚えはないし

身につけたいとも思わなかったし

頭痛は相変わらずガンガンがんがんガンガンガン♪


私はぐるんと白目を向いて窓から落ちた


─第32話─

  おわり

 
710:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 02:28:28.63:PpKj6gJDO
ついにみんな病院送りに……

 
712:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/16(土) 13:40:38.27:5a0/VuxDO


あと田井中編及びムギ編が待っているのか……

 
713:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方):2011/04/16(土) 13:43:37.89:21pTBrWho
中野がいないとみんなおかしくなった

 
721:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/18(月) 14:03:26.17:zjUtsYJxo
大学って恐ろしいところなんだな…

 
726VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:14:28.03:G9vm44HSo

─第33話─

 
727VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:15:22.99:G9vm44HSo

よお、元気か、ゼットン?

アタシは元気だ

元気があればフライドチキン

だがフライドチキンにも良いところは ある

なぜなら、アタシたちは春から絶対に大学生ってワケさ


な~んて、こんな事 言ってると

決まって「お前は古いタイプの人間だ」なんて言われるのが相場ってモンだけどな



紬「ねぇ」

  「りっちゃんの考え方は、人類には早すぎると思うわ。絶対に」


律「なんのことだ?」

  「りっちゃんとは……そして『じんるい』とはなんだ?」


唯「え~っとね、え~っとね」


澪「そもそもこれは梓への手紙だろう」

  「なんでゼットンに呼びかけてるんだよ」

  「お前、誰なんだよ」


律「分からん」


アタシは都合が悪いことが起こると、この魔法の呪文で

全ての問題をクズ箱にブチこんできた


コイツを使えば たちまち相手は戦意喪失

意識は月まで吹っ飛び、骨まで砕ける昔なつかしのメガトンパンチってヤツだ


世の中には分からないことが多いが、そんな事をいちいち気にしていたら

外を一歩進むたびに、疑問で頭の中のピンク色のヤツが破裂しそうになる


だから、私は もう迷わないし、何も考えないことに決めた


それがアタシの歩く道だ

 
728VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:17:29.30:G9vm44HSo

今日は入学式だ

入学式ってなんだ?


カレンダーに汚い文字で書き殴ってあるからには

きっと今日は必ず入学式ってヤツなんだろう


だが、とりあえずの問題は その「入学式」ってのが

今のアタシには なんなのかサッパリ「分からん」ってことだ

昨日、九九の5の段を覚えた影響だろう


アタシは、アタシが覚えている数少ない幼馴染にして親友に尋ねてみる


コイツのことだけはモノ覚えの悪いアタシでも昔から何故か忘れられないんだ


律「なぁ澪~、入学式ってなんだ?」

澪「お、お前、入学式を知らないのか?」


そういうと「澪」は悲しそうな顔をする


コイツはアタシのアホさ加減にホトホト愛想が尽きると

決まって こんな顔をする


アタシはなんだか 澪の この表情が好きじゃない


アタシは気分を落ち着かせるために、ひそかに自分の尻の穴に指を入れた

 
729VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:19:50.82:G9vm44HSo

律「入学式が何かは分かるに決まってるだろ、あ、あ」クチュ

  「アタシが聞きたいのは、入学式とは澪にとってなんなのか、って事さ」

澪「あぁ……そういう哲学チックな意味合いか……」

  「そうだなぁ。確かに ただ漫然と式に出るのもよくないかも知れない」

  「今日から自分たちが大学生になるって事の意味を

   入学式を通して、よく噛みしめた方がいいのかもな」


いいぞ、少し思い出してきた


─入学式─


入学式に入学すると、みんなスーツ姿で

偉そうなオッサンの眠くなる呪文にただひたすら耐えている


ここでアタシもみんなと同じように眠りの呪文に耐えるべきなのか

はたまた偉そうなオッサン(学長)に会心の一撃をくらわせるべきか迷っていると

前の方でアタシが覚えている数少ないヘアピン、唯が眠りこけて

隣の女の肩によだれをまき散らしていた


ゆうに8リットルは垂れ流し続けている

よだれをだぞ?

さすがのアタシでもアレが超常的で絶望的な何かであることは想像にたやすい

 
730VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:21:13.98:G9vm44HSo

律「おい、澪、澪」

  「ありゃあ一体なんなんだ」

澪「さぁな。夢でも見てるんだろ」

律「唯がか?」

澪「私達がだよ」

律「私達がか」

澪「考えても見ろ。入学式に眠りこける人間は存在するだろうけど

   それで隣の人の肩に よだれを2ガロンも炸裂させる爆裂バカが この世にいるワケないさ」

律「なるほど」

  「それもそうだ」


どうやらここは あの世らしい

 
731VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:23:51.56:G9vm44HSo

式が終わると唯によだれをかけられた女が激怒していた

女「おいっ!!スーツどうしてくれるんだよ!?」

  「ここの肩のトコ、よだれだらけになっちまったじゃねーかッ!?」

唯「そりゃあそうだよ」

  「よだれをかけてアイスだらけになったら

   私は正気じゃいられなくなっちゃうよ~」

女「何を言ってるんだ、コイツは」


澪「す、すいませんでひたっ!!」

  「ほら、唯!!お前もこのレイプに謝るんだよっ」

  「腹の中でベロ出してていいからっ」

唯「分かった!!」

  「どうもごめんなさいっ」バーカ

女「全部、聞こえているんだよっ!!」

  「そして『このレイプ』とはなんだ?」

澪「ひぃいい犯される」

 
732VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:24:44.77:G9vm44HSo

律「まぁまぁ、そうカッカしなさんな」

  「アタシに免じて許してやってくれよレイプ」

女「ん……誰だアンタ」

律「ア、アタシは誰だ?」

紬「フライドチキン」

律「アタシがフライドチキンだレイプ」

女「ど、どういうことだレイプ」

律「分からんレイプ」

アタシはまた魔法の呪文を炸裂させた

アタシにはサポセンなんて必要ねぇ


目の前の女は「エンッ!!!」って叫んで鼻血を勢いよく噴出しながら倒れ、友人に保健室に運ばれた

 
733VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:25:16.86:G9vm44HSo

入学式が終わり、アタシたちは大学構内をねり歩く


すると色々なサークルの連中が、新入生歓迎チラシを配りまくってくるので

ヒャッハーこんなものケツ拭く紙にもなるぜ!!と思って いっぱい もらったぞ!!


紬「でも私達はもう入るサークル決めてるものね」

律「けいおん部、だよな?」

さすがのアタシでもコレだけは覚えている

大切な大切な仲間たちと ひき合わせてくれた、大切な、大切な……なんだ?


ムギはニコッと笑った

アタシはとりあえずムギの尻の穴に指を入れた

紬「えっ///」

 
735VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:26:59.45:G9vm44HSo

唯「チラシいっぱいもらっちゃった!!」

律「おぉ、唯もか!!」

  「これでいっぱいケツが拭けるな!!」

サークル員たち「えっ」


澪「ばか!!こんな所でそんな事言うなよー!!」

  「チラシ配ってくれた人たちが気を悪くする……」


紬「じゃあ私は気分をよくするために1000円札をバラまいて中和するわ~」

バッ

そういうとムギは千円札を50000枚くらいカバンから掴みだし

キャンパスに夏目漱石の桜吹雪を舞わせた


そこにいたサークル員たちは血眼になって、1枚でも多く金を奪おうと

隣人の左の頬を殴りまくりながら右の頬も殴りまくっていた


人がいっぱい倒れ、血を流している


大変なことになった

 
736VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:27:34.52:G9vm44HSo

澪「ど、どうするんだ?」

紬「分からないわ」


ムギも魔法の呪文を唱えた


その顔は威厳に満ち満ちていて

アタシにはとても眩しく見えた

 
737VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:29:36.25:G9vm44HSo

ドンッ

唯「うぎゃっ」

女子学生たちが殴り合いをする中、無人の荒野を颯爽と歩くように

つまり何も考えずに歩き、チラシを抱え過ぎて

前を全く見てなかった唯が誰かに思い切り ぶつかった

女「よぉ、また逢ったな……」

唯「えぁ?」

唯に激突された女はプルプル震えている


昔の唯なら外を歩くたびにトラックにハネ飛ばされていたモンだが

人にぶつかる程度で済んだのだから

大学生になって唯の「うん」の値がレベルアップしたようだ

うん

こううん

だいがくせえ

いや、なんでもない

 
738VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:30:13.21:G9vm44HSo

澪「あ、さっきのレイプだ」

紬「さっきのヨダレよ」

律「ソイツはレイプなのかヨダレなのかどっちなんだ」

女「アタシはレイプでもヨダレでも無いんだよ!!」


そりゃそうだろうな


アタシはその女の尻穴にそっと指を入れてやった

女「んっ……」

 
739VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:30:44.41:G9vm44HSo

紬「だめっ!!」

バチンッ

律「ぶげらっ」


何故かムギに殴られて

アタシは唇を切って少し血を流した

紬「あっ、ごめんね……」

唯「りっちゃんの唇、血で口紅をつけたみたいに赤いよ」

  「なんだか色っぽ~い」チュ

何故か唯にキスされた

 
740VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 00:31:16.78:G9vm44HSo

紬「クソがァっ!!」

バチンッ

唯「あぎゃぁあ」

何故か唯はムギに殴られて

唇を切って少し血が出た

紬「あっ、ごめんね……」バーカ

唯「うぃ~」

澪「唯の唇、紅く染まって色っぽいぽいぽぽいぽ」チュ

何故か澪は唯にキスをした


紬「大変よい光景だわ」


ムギは満足そうに微笑んでいた


まるで ひまわりみたいな女だ


いつも眩しい太陽をまっすぐ正面から見つめ続け

自分自身もまばゆい光を放つ


そういう人にアタシはなりたい



─第33話─

  分からん

 
744:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/22(金) 02:10:55.73:qu5DEMnjo
なぜ大学に入れたんだ…

 
755:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県):2011/04/23(土) 00:04:36.74:izvLwT22o
なんで誰も尻穴に指入れた事について触れないのww

 
759:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/04/23(土) 18:58:39.69:nZdHjb03o
高校生時代はことあるごとに脱糞してたんだぜ
指突っ込む程度になったんだから大成長だろ

 
760:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/23(土) 19:39:25.27:zfyT9pXIO
流石、大学生にもなるとちょっぴりエロスだな

 
767VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:23:21.56:NlBBBzZmo

─第34話─

 
768VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:23:47.89:NlBBBzZmo

紬で~す!


梓ちゃん

お金は好きですか?


私は


正直な子が好きです

 
769VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:24:19.87:NlBBBzZmo

私が自分の部屋で札束を床にバラまいていると

唯ちゃんが文字通り、ゴロゴロと転がり込んできました


唯「ムギちゃ~ん」

紬「なぁに、唯ちゃ~ん」


唯『アイス買うからお金ちょうだい!!』

  『ふんす!!』 ド ン ! ! 


唯ちゃんは寮に来てから、毎日 私にお金をねだってきます

 
770VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:25:14.63:NlBBBzZmo

その様子は、さながら飛天御剣流 奥義『天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)』


もう、左足から踏み込んで、超神速で右手を突きだしてきます


生きようとする意志は 何 よ り も 強 い


私は、その気迫に押され、つい500円渡してしまいました



でも、その500円で みんなの分も買ってくるならいいかな

と、期待して待っていると


唯ちゃんはハーゲンダッツを買ってきたようです


自分の分だけ……

 
771VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:26:02.14:NlBBBzZmo

紬「唯ちゃん。みんなの分のアイスは……?」

唯「ムギちゃん」

  「500円でハーゲンダッツをそんなに買えはしないんだよ?」


えぇ、そうね

でも

ハーゲンダッツ以外にもアイスはあるわよね?


唯「でも、私はもう大学生だから……」


澪「100円アイスなんか、もう食べてられないってことか」

唯「うんたん!うんたん!」


澪「このっ……バカッ!!」


ずちゅうううううるるる


澪ちゃんは、りっちゃんのおヘソに唇をつけて

勢いよく吸い始めました


紬「イヤッホォォォォゥゥゥゥゥ!!」

ガタンッ

紬「イヤッ、イヤッホォォォォゥゥゥゥゥ!!」

唯「うんたんたん!!」

 
772VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:27:07.83:NlBBBzZmo

律「だったら、そのハンバーガーゲンダッツを100等分しようぜ」


澪ちゃんにおヘソを吸われて頭がよくなったりっちゃんが

ハサミを持って来ました


全てが納得の流れでーす♪


ガタンッ

紬「イヤッ、イヤッホッホォォォォゥゥゥゥゥ!!」

唯「全然、納得の流れじゃないよ!!」

  「アイスを切る道具としてハサミは適切じゃないし!

   ムギちゃんはテンションあがりすぎだし!!

   澪ちゃんがあのタイミングでりっちゃんのおヘソを吸いだすのはおかしいしっ!!!」

澪「でも、自分の分だけアイス買ってくる唯も変だぞっ☆」


澪ちゃんはりっちゃんおヘソの吸い過ぎで目がぐるぐるぐる


唯「私は自分に正直になっただけだも~ん」

澪「私も」

律「アタシも」

紬「私も~♪」


みんな、そういうと顔を見合せて大笑い




その夜、私はもちろん66匹のイグアナを

唯ちゃんの部屋の前に放ちました

 
773VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:28:29.51:NlBBBzZmo

律「なんだこりゃああああ!?」

翌朝、異変にいち早く気付いたのは早起きりっちゃんでした


律「まぁいいか」

いち早く順応したのも りっちゃんでした


精巧なイグアナ着ぐるみを着こんで這いつくばっていた私は

イグアナの群れの中から立ちあがって、りっちゃんに説明しました


紬「騒がせてごめんね? 実は唯ちゃんに目にモノ見せてやろうと思って……」

律「なんだよ、ケンカでもしたのか?」

紬「ほら、昨日 唯ちゃんがアイスを自分の分しか買ってこなかったでしょう?」

律「アイス?」

紬「覚えていないの?」

律「あいす……」

紬「ひょっとしてアイスが何か覚えていないの?」


律「あい」


もう、りっちゃんの目には 何もうつっていませんでした

 
774VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:29:29.54:NlBBBzZmo

澪「うわぁああああああ!?」

次にイグアナたちに気づいたのは射手座のゴールドクロスを着こんだ澪ちゃんでした

澪「うわぁあああああああ!?」

バチンッ

澪ちゃんはスタンガンで気絶させました


律「ムギッ!!どうして澪にひどいことをするんだ!?」

紬「よかれと思って……」

律「そうだな!」


りっちゃんは弾けんばかりの笑顔で

二階の窓から飛び出して、外の木に飛び移りました

 
775VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:30:40.50:NlBBBzZmo

紬「どうして外の木に飛び移ったの?」

律「よかれ」


もう、なにがなんだかわかりませんが

私も弾けんばかりの笑顔で窓越しに

りっちゃんにサツマイモを差し出しました


律「オ、オナラで、空を、飛びたいな~!」

  「ほいっ、タけコプター!!」


ぶぅっ、と屁をこいて

りっちゃんは木から木からへと飛び移り

弾けんばかりの笑顔で寮の外へと消えて行きました


全部、納得の流れでした

 
776VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 13:31:56.22:NlBBBzZmo

がちゃっ

唯「ふんす!」

外での騒ぎを聞きつけたのか、勢いよく唯ちゃんが弾けんばかりの笑顔で部屋から飛び出してきました


部屋の外で待機していたイグアナが弾けんばかりの笑顔でいっせいに唯ちゃんをじっと見つめます

唯「あいす!」

唯ちゃんは弾けんばかりの笑顔でアイスをイグアナたちに食べさせると

イグアナは変温動物なので、たちまち体温が低下し

弾けんばかりの笑顔で動けなくなりました



唯「へんおん!」

紬「そういうことだったのね」


そういうことだったのです


─第34話─

  おわり

 
784:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/04/28(木) 19:27:53.27:qUj+vqRIO
お、おう…

 
810VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 10:57:20.11:GIGyGYOfo

─第35話─

 
811VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 10:58:54.94:GIGyGYOfo

─学生寮─

唯「晶ちゃんにヨダレに行こうよ!!」

律「え?おぉ」

紬「晶(あきら)ちゃんって、入学式の日に

   唯ちゃんが大量のヨダレをぶっかけたオバケだったかしら」

澪「あぁ、あの人 やたら目つきが悪くて怖そうだなぁと思ったら

   実はオバケだったんだね、よかった~」

律「ところでヨダレに行くって どういう行動だ?」

紬「ニュアンス的に唾液をかけに行く、ってことじゃないかしら」

律「いや、しかしそれは大学生として人として」

澪「ゆい、ゆい。ヨダレに行くってなんだい?」

唯「えぁあああ!!あぇえぇぇぇ♪」だらだら

律「とりあえずアタシの部屋でヨダレを垂らすの 今スグやめような?」ナッ?

唯「うん!!」ペッ

律「おまっ」

 
812VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 10:59:45.48:GIGyGYOfo

とたとた

晶「夜中だってのに うるせーな~」ファアア~

律「おう、オバケ!」

紬「違うわ りっちゃん」

  「アレはヨダレが大好きなマスター・ヨーダよ」

晶「お前らの中で私はどうなってんだクソが」

澪「い、いつもヨダレをかけられることで

   パワーを得ている超人なんですよね……?」オドオド

晶「お前らは一人残らず バカか?」

  「それともお前らを理解できない私がアホなの?」

唯「私をバカにするのは許せないけれど

   私のバカを友達にするのは許せないよ~!!」

晶「つまり貴様がバカか」

唯「うんたん!」ニコッ

 
813VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 11:00:43.87:GIGyGYOfo

晶「その胸クソ悪い笑みをやめろ」

唯「さー、いぇす、さー!!」ウンタン♪ウンタン♪

晶「早く顔面に伝えろ!!」

唯「ふんす!!」ぶっ

晶「屁をこくな」

唯「ぺっ」

ぴちゃ

晶「なんで今ツバを吐いた!?」

唯「分からないさー!!」

晶「なんなんだ ここは!?」

律「ようこそ ここへ」

澪「おねがいwwwwwwアツアツお皿のカレーwwwwww

   スパイスひとさじ刺激ちょーだい☆」

紬「甘口じゃなく今日は中辛なのwww大人味なのwwwwwwwwwwwwwwwwwwww☆」

澪「私の歌詞をアレみたいに扱うのはやめろ!!」

律「お前が言い出したんじゃねーか」

澪「えへへ、おいしかった?」

紬「まぁまぁね」

晶「頭いてぇ」

 
814VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 11:02:24.01:GIGyGYOfo

晶「つまりアレだ。お前らがアホの化身だろうと

   マンカスから生まれたカビだろうと知ったこっちゃないが

   とにかく朝晩問わず騒ぎまくるのをやめてほしい、

   私の願いはただそれだけなんだ」

唯「はいはい!!どうしてですか?」
   
晶「つまりは私の部屋はここの隣だ。隣で大声をあげられると

   うるせーし、眠れねーし、眠れないと私は翌日、大学でヘマをやらかす」

  「そこから導き出される答えはアソコからキビャックみたいな発酵臭の漂う

   お前らでも容易に想像がつくだろう?」

唯「わかりません!!」

晶「おいウソだろ」

律「アタシたちはウソが本当になるようにずっと がんばってきたんだ」

紬「それでは聞いてください」

唯「『ふわふわ大麻!!』」

澪「アwwwwアレをやると常にハートDOKI☆DOKI♪wwwwww♪」

  「揺れる視界ははぁはぁマシュマロみたいに、ふわゃふわゃwwwwwwww」

晶「私が垂れたクソからピーナッツ探して食え」

律「おい、おやつか!?」ウキウキ

晶「おい、ウキウキするな」

律「サー、イェス、サー!!」ソワソワ

晶「早く全身に伝えろ!!」

 
815VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 11:03:45.44:GIGyGYOfo

とたとた

菖「晶~、なに騒いでんのよ」

律「あっ、新キャラ」

晶「菖(あやめ)!!いいトコロに」

  「こいつら狂ってるんだ!!」

菖「それ、私 絶対 いいトコロに来てないよねー」

  「で、どうしたのよー」

紬「まず唯ちゃんがヨダレをまきちらして」

律「テンションあがったコイツがウンコ食えってわめきちらして」

晶「いろいろハショり過ぎだバカヤロウ!!」

  「それじゃ私が変態みてーじゃねーか!!」

菖「いやいや、いかなる流れであろうと うんこ食べさせる時点で相当だけどね」

 
816VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 11:04:50.09:GIGyGYOfo

唯「晶ちゃ~ん♪」ダキッ

晶「そして何故この女は私に なつくんだ」

唯「晶ちゃんはね、あずにゃんに似てるんだよ~!」ハァハァ

律「似てるか?」

唯「あずにゃんあずにゃんあずにゃちゃんあきらちゃん」

律「あぁ~」

紬「納得」

澪「するしかないな」

晶「えっ」

律「ここでは よくあることだ」

晶「なんなんだ、ここは!?」

紬「ようこそ、ここへ」

唯「あきらゃんらゃん!!あきらゃんらゃん!!」ウンタン♪ウンタン♪

菖「ねぇねぇ、らゃんってどうやって発音してるの?」

唯「らゃん!!」フンス -3

 
817VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 11:05:30.65:GIGyGYOfo

澪「説明しよう」

  「あずにゃんというのは唯が高校時代、日常的に見ちゃってたマボロシなんだ」

菖「サラッとマボロシとか言っちゃった」

紬「だけど、私だってマボロシだけど

   アナタたちにも見えているでしょ?」

晶「なに言ってやがんだコイツ」

紬「突然だけど、ここに5000万円があるわ」ドサッ

菖「あっ、見たこともないような大金!!」

晶「おいマジかよ」

紬「これが現実だと思う?」

菖「ね、ねぇ、私たマボロシでも見てるの?」

澪「もちろんだよ、だってあんな沢庵みたいな眉毛おかしいよね」

晶「確かに……」

紬「あとで澪ちゃんの部屋の前にゴライアスバードイーターという

   鳥をも喰らう恐ろしい巨大グモを200匹は放っておくわ」

澪「私はそれをヤフオクで転売するよ」

紬「ずるい!!」

 
818VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 11:06:35.54:GIGyGYOfo

菖「晶をこんなにイジれるなんて、きっと面白い子たちに違いないわ」

晶「お前も振り回されてたじゃねーか」

菖「ねぇねぇ、あなた達、軽音部のチラシもらってたけど

   入部するの? 軽音部に」

澪「うん、そのつもりだけど……」

菖「私は吉田 菖(あやめ)、コッチは林 幸(さち)」

  「ウンチは和田 晶(あきら)」

  「私達も軽音部に入るつもりだから、仲良くしようよ!」

幸「……」ニコ

紬「あなた、レズよね、ね?そうよね?」

幸「……」ニコ

紬「ふふ」

晶「ちょっと待て、今なんでウンチって言ったんだ?」

紬「え、言ってないけれど……」

幸「この子のアタマは排泄物で いっぱいだから……」ニコ

晶「お前お前お前」

 
819VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/11(水) 11:07:23.17:GIGyGYOfo

あずにゃん、大学に入って色んなことがあったよ!


大学は広いし、人もいーっぱいだし!


それから友達がいきなり3人もできたよ!!


これから楽しくなりそう!


だから


グッバイ あずにゃん!!



─第35話─

  おわり

 
828:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/05/11(水) 16:23:05.60:BPcBb1AUo
へぇ、新キャラってこんな感じなんだ

 
833:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/13(金) 21:22:07.74:JaWapfwIO
イマジナリーフレンドとは幼少のときだけ見える架空の友達である。
社会性を身に付けるにつれ、次第に見えなくなるという。

 
834:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/05/14(土) 00:36:38.47:fcQcxe4eo
きっちり連載追いかけてる辺りに更なる狂気を感じる

 
847VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:05:55.36:f2875enLo

─第36話─

 
848VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:06:50.60:f2875enLo

─学生寮─

  ─食堂─

唯「んぐんぐ」

紬「あっ、唯ちゃん なにをしているの?」

唯「牛乳を飲んでいるんだよ~」プハー!!

紬「ヒャアアア」

律「どうしたんだムギ」

澪「また良からぬことさ」

紬「あのね、今日の朝ごはんは、ごはんよね?」

唯「朝ごはんはごはんだよ~」んぐんぐ

紬「イヒャアアア」

律「ど、どうした」

澪「あっ、もしかしてムギ

   白米と牛乳は合わない派?」

唯「私は かめはめ波!!」

澪「私 どどんぱ!!」

律「セコそうな澪には鶴仙流がお似合いだなっ」

澪「ひ、ひどいぞ」クスン

 
849VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:07:53.96:f2875enLo

唯「ごはんはスゴイよ!!なんでも合うよ!!」ワハハ

紬「確かに ごはんとオカズは大体 合うけれど

   飲み物は そうでもないと私 思うの」

澪「う~ん、確かに ご飯とコーヒーとか

   ちょっと変な組み合わせかも……」

  「やっぱり白米には お茶が合うよね」

紬「だから私、紅茶を淹れてきました~」カチャ

澪「そ、それは」

唯「やった!!ご飯に紅茶をかけて、お茶漬けができるよ~!!」どばどばどば

澪「ほう、思いきりのいいパイロットだな」

 
850VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:08:42.18:f2875enLo

唯「お茶漬けが紅茶で真っ赤っかになっちゃった」

律「お、おい。ついでに緑茶を混ぜたら緑と赤でクリスマスカラー茶漬けを召喚できるぞ」

唯「!!」

  「りっちゃんは天才だね!!」じょぼじょぼ

澪「あっ」

律「よく考えたら牛乳を混ぜたら、クリスマスツリーに白い雪が舞い散る茶漬け!!」

唯「!!」

  「もはや、りっちゃんの知性はとどまる所を知らないよ~!!」じょぼじょぼ

澪「とどまれ」

 
851VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:09:37.61:f2875enLo

恵「こらっ、あなた達!!」

唯「あっ、めぐみん先輩!!」

恵「食べ物で遊んじゃダメでしょ!?」

澪「ご、ごめんなさい……」シュン

恵「あっ、澪ちゃんは人を殺してもいいのよ?」

律「ひいきだ!!」ブー ブー

澪「というか、そもそも私は何も悪い事はしてないんだよ」

紬「私も紅茶を淹れただけだわ」

律「私はアイディアを提供しただけだ」

唯「私はただの操り人形だもん」

澪「じゃあ食べ物で遊んでいたのは……」

紬「消去法で恵先輩!?」

律「悪い人だなぁ」

唯「めぐみん先輩、あやまって!!」

恵「おかしいわ」

唯「おかしかったら笑おうよ!!」

律「ワッ ハッ 八ッ ノヽww」

 
852VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:10:28.79:f2875enLo

恵「今、どうして笑ったの?」

律「えっ……」

唯「それは、めぐみん先輩が、おかしいって言ったから……」

恵「面白いという意味での『おかしい』じゃないって事くらい

   流れで分かるでしょ?」

律「あ、はい」

紬「ごちそうさま」ガタ

恵「ムギちゃん、ちょっと座ってて」

紬「はい」ガタ

 
853VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:11:35.04:f2875enLo

恵「唯ちゃん。私は謝らなきゃイケナイ事をしたかしら?」

唯「それは、めぐみん先輩が食べ物で遊んだから……」

恵「へぇ、私が いつ 食べ物で遊んだの?」

唯「えっと、ごめんなさいっ」

恵「なぜ、謝るの?何か謝らなきゃいけないことでもしたの?」

唯「えっと」

恵「それから私の質問に答えていないわよね?」

  「私が いつ 食べ物で 遊んだの?」

唯「あ、遊んでません」

恵「でもアナタ、さっき 私が遊んだって言ったじゃない」

唯「……」

恵「そして謝れ、とまで命令したわよね?」

唯「め、命令したワケじゃ……」

律「あの、その辺で……」

恵「りっちゃん、あなたもさっきバカみたいに笑ってたけど

   何がおかしかったの?」

律「あ、えー……」

恵「なに?」

律「えっと」

 
854VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:14:14.77:f2875enLo

恵「メグミルクを飲みなさい」コト

律「えっ」

澪(メグミルク?)

唯(恵るく?)

律(このタイミングでなんだ?)

紬(メグミルクと恵先輩をかけた渾身のギャグかしら……?)

  (でも余計なことを言ったら怒られるかも知れないから黙っておくわ)

律「ごくごく」

恵「メグミミルクはおいしい?」

律「はいっ!!」

唯(もうメグミミルクって言っちゃってるよ~)

澪(どう反応するのが正解なんだろう)

恵「おかしかったでしょ?」

律「えっ」

恵「おかしかったかって聞いているのよッ!!」

ガッシャアァァアン

澪「ひぃいい」

唯「おかしいです!!」

恵「おかしかったら笑いなさいよッ!!」

律「ワ、ワッ ハッ 八ッ ノヽ」

紬「おほほ、げらげら」

恵「あはっはああ!!アハハッハハ!」

澪「ど、どうすればいいんだ」

 
855VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/05/17(火) 11:15:13.04:f2875enLo

めぐみん先輩の手記によると


いったん怒ったフリをして、実はドッキリでした~という意味で


恵とメグミルクをかけたダジャレを披露して


みんな 安心&爆笑の計画だったそうですが


わかりにくくて すごく怖かったです



━第36話━

  おわり

 
857:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/05/17(火) 11:47:48.69:zXTdkdLSo
めぐみんがまともだ!って思ったのはほんの数レスだけだった

 
882VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 06:55:19.84:MC3QkgqLo

━第37話━

 
883VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 06:55:46.57:MC3QkgqLo

━夜━

━大学寮・澪の部屋━



唯「あずにゃん率いる桜丘けいおん部に新入部員が入ったから

   こらしめに行こうと思うんだ」

律「よし、行け」


律「お前一人でな」


唯「ふぇぇ……」

 
884VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 06:56:26.40:MC3QkgqLo

澪「ん? 部員 入ったんだ?」

  「よかったなぁ」

紬「でも、新入部員と言っても

   憂ちゃんと純ちゃんの事ではないの?」

澪「なんだ、そうなのか」

唯「違うよ~!ぴかぴかの一年生で名前は糞ちゃんと奥田さんって言うらしいんだ」

紬「へぇ」

  「へぁっ?」

澪「く、くそちゃん?」

律「アレか!?かちかち山か!!」

紬「かちかち山って そんな話だったかしら」

律「グリム童話に火事とウンコはつきものだろ」

澪「お前のすべてが間違っているよ」


澪「いつものことだけど」

 
886VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 06:57:38.03:MC3QkgqLo

唯「かちかち山はタヌキが おばあちゃんにイタズラしちゃって

   燃え上がる昔話だよね」

紬「お、おばあちゃん相手に燃え上がっちゃうの!?」

唯「ちがったっけ」

澪「まぁ、あってるよ」

律「で、ウンコはいつ飛び出るんだよ!?」wくあwかう

唯「……確か火の中から飛び出したんだよ」

澪「それ、なにか別の話が混じって、しかも間違ってる」

紬「推測するに、おばあちゃんと性的に燃え上がってる

   タヌキが興奮してウンコを噴き出した……?」

律「すげえ」

澪「その昔話から子供たちは何を感じ取ればいいんだ」

唯「自由な心」

澪「お前が言うと それらしく聞こえるわ」

 
887VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 06:58:11.79:MC3QkgqLo

紬「澪ちゃん、今日はパチンコに行くの?」

澪「行かないよ!!」

  「行った事もないよ!!」

  「なぜ、いつも行ってるみたいな扱いになってるのさ!?」

律「でもさ、アタシ達も大学生になったんだし

   高校の頃は出来なかったことをやってみたいよな」

紬「辻斬りとか?」

律「ヨーシ!」

澪「いくつになってもやっちゃダメだよ!!」

 
888VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:02:04.74:MC3QkgqLo

唯「辻斬りといえば、あずにゃんに後輩が出来たって話をしたよね」

澪「その話なんだけど、

   本当に新入部員に『くそ』なんて名前の子がいるの?」

律「何か問題があるのか?」

澪「そりゃ お前にとっては、なんでもないことなんだろうけどさ」

紬「澪ちゃんは『くそ』なんて名前の子とは仲良くできないのよね」

澪「あっ、そ、そんなことないよ」

  「名前って、親が その子のためを想って一生懸命作ってくれた

   最初のプレゼントなんだ!!」

  「例え『くそ』でも赦してあげなきゃな!」

律「赦してあげるのか」

紬「ありがたや ありがたや」

唯「澪ちゃんは何様なの?」

澪「私は おひさまみたいな存在になりたいんだ!!」

律「早くパンツ見せろよ」

唯「そこら中に脱ぎ散らかってるけどね」

紬「澪ちゃんはパンツを洗濯しないの?」

澪「太陽の光で消毒しているんだ」

  「福山雅治もお風呂で石鹸やシャンプーを使わずにお湯で体を洗うって

  ラジオで言っていたからね」

  「なんでも洗剤で洗ったりするのはよくないんだぞ」

唯「へぇ」

 
889VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:03:23.56:MC3QkgqLo

紬「思ったんだけれど、ひょっとしたら糞というのは人名ではないのかも知れない」

唯「ムギちゃん、どういうこと?」

澪「おいおい、ま、まさか本物の排泄物だっていうのか?」

唯「そ、それだよ!!」

  「あずにゃんはさびしさのあまり スッポンモドキを部員にするという

   暴挙に出るくらいだもん」

  「うんちを部員にしても不思議じゃないかも!!」

澪「すごく不思議だよ」

律「うんちがメンバーなんてイカれたバンドだな」

紬「それにスッポンモドキを部員にしたのは唯ちゃんよ」

唯「すばらしい采配だったね!」

律「なぁ ところで今の話と全然関係ないけど

   大学に入って梓が抜けた分、新メンバーを加入するってどうかな」

澪「お前が何を考えているのか手にとるように分かるよ」

唯「りっちゃんは何を考えているの?」

紬「見て、りっちゃんの下半身がいつのまにやら すっぽんぽん」

律「イカれたメンバーを紹介するぜ!!」ミチチッ

澪「イカれてるのはお前だよ!!おいやめろ、私の部屋で、せめてバケツにあぁあああああぁぁあああああぁぁああ」

  「こんなことが赦されていいのでしょうか……」

紬「ありがたやありがたや」

 
890VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:04:36.49:MC3QkgqLo

紬「ところで唯ちゃんは、くそ情報をどこから得たの?スカラー波?」

澪「なんだ、妄想か」

  「よかった、くそなんて名前の女の子はいなかったんだ」

唯「あずにゃん情報だよ~、あずにゃんがメールを送ってくれたんだよ~、ほら!」ピッ

澪「おわぁ」

律「梓からのメールが1000件くらい来てるな」

  「たった一日で」

紬「梓ちゃん、唯ちゃんのことが大好きだもんね」

澪「よ、よかったなぁ唯」

唯「正直あまり良い気はしないよ」

 
891VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:05:02.83:MC3QkgqLo

ヴーン

澪「あ、また来た」

唯「い、急いで返さなきゃ!!」

ヴーン ヴーン ヴーン ヴーン ヴーンヴーン ヴーンヴーンヴーンヴーン

律「次々と送られてくるな」

唯「メールが来たらすぐに返信しないと、あずにゃん爆撃が始まっちゃう!」

澪「もう切っておけば いいんじゃないか」

唯「ケータイの電源を?」

澪「アイツとの縁を」

ヴーン ヴーン ヴーン ヴーン ヴーンヴーン ヴーンヴーンヴーンヴーン
ヴーン ヴーン ヴーン ヴーン ヴーンヴーン ヴーンヴーンヴーンヴーン

梓「ヴーン ヴーン ヴーン ヴーン ヴーンヴーン ヴーンヴーンヴーンヴーン」

唯「あっ」

 
892VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:06:21.71:MC3QkgqLo

梓「唯先輩がなかなかメールを返してくれないので

   心配になって来ちゃいました!」ニャオーン!!

澪「私は お前の行く末が心配だよ」

  「心より」

紬「梓ちゃん、お久しぶり」

梓「はい!!」

唯「お帰りはアチラだよ~」

梓「……」

律「おい、それよりも梓」

  「ほ、本当に新入部員に くそさんがいるんだろうな?」

梓「なに言ってんだコイツ」

律「もはぉっ」

唯「え、いないの?」

  「だってメールに糞って書いてあったのに……」

梓「そんな事 書いた覚えはありませんよ?」

  「ほら、メールにも

  『新入部員①斉藤 菫 ②奥田あなる』としか書いてないじゃないですか」

紬「えっ、斉藤 菫?」

梓「斉藤 スミレ です」

紬「斉藤 レズミ!!」

梓「気持ちいい!!」

澪「それよりも②はどうなってるんだ」

 
893VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:08:02.53:MC3QkgqLo

紬「そう、新入部員って あの子の事だったのね……」

唯「ムギちゃん、この斉藤って子、もしかして知ってるの?」

紬「えぇ、私の家に住みついている

   屋敷しもべ妖精なの」

澪「へ、へぇ」

律「それってハリーポッターに出てきてたアレだよな」

唯「それってどんなの?」

律「人間の腰くらいの身長で、プーチン大統領に似ているんだ」

紬「見た目は全然 異なるけれど、何か粗相をやらかしたときに

   家具に激しく頭を打ちつけて自分に罰を与えるところは同じね」

唯「プーチン大統領ってそんなことするんだ~」

律「プーチン大統領はそんなことしねーよ!!」

梓「しかし、それは気持よさそうですね」

澪「なに言ってるんだよ!!そ、そんなの止めなきゃダメだ!」

紬「でも、あの子にとってそれは嬉しい事なのよ」

  「家に新しい家具が届くと、興味しんしんな表情で

   頭を全力で打ち付けて失神するの」

  「私はその様子を見ていると、心が温かいもので満たされるわ」

梓「すてきなお話でした」パチパチパチ

 
894VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:09:20.17:MC3QkgqLo

律「それにしても 梓、お前のメール とんでもなく汚い字だよな」

  「こりゃ唯が『菫』を『糞』と読み間違えるのも仕方ないよ」

唯「そうそう」

澪「待ってくれ。メールなのに『字が汚い』ってどういうこと?」

  「最近のスマートフォンってヤツは

   使い手の汚れた心が文字に反映されるの?」

梓「それはですね、唯先輩にメールを送る時は
 
   手書きで文章を書き綴って

   ケータイカメラで そのお手紙を撮って送信していますから!」エッヘン!

唯「呪いなの?」

梓「なんでですか!違いますよ!」

紬「愛ゆえに?」

梓「にゃ、にゃあっ///!」

唯「いや、にゃあとか言われてもにゃぁ……」

梓「にゃあ!!にゃあ!!」ププッ

澪「おい、鼻血が、私の部屋」

 
895VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:10:34.20:MC3QkgqLo

律「しかし、唯のことを想っているのなら

  もうちょっと読みやすい字で書いた方がいいんじゃないの?」

梓「唯先輩のことを想っているからこそ、こんな字になっちゃうのですよ」

紬「わかったわ! もう唯ちゃんに手紙を書くだけで

   白目むきながらビクンビクンってイッちゃうから手が震えて文字を書くどころじゃないのね?」

梓「どんだけ変態なんですか」

唯「ほっ」

  「それが正解だったら あずにゃんメールがカッつまった

   私のケータイを破壊するところだったよ~」

律「で、正解は?」

梓「唯先輩のことを思いながら

   ○○○にシャーペンを奥まで挿して、腰をグラインドさせながら書いてるからです」

紬「変態!!変態!!変態!!変態!!変態!!!」

澪「もうお前、ホーリーで大ダメージを喰らっちゃう属性のモンスターになっちゃってるぞ」

唯「ねぇねぇ、○○○の中には何が入るの?」

梓「王さま、これは変態にしか見えない○○○です」

澪「やっぱりさっぱり分からないよ」

紬「私も~」

律「このグネグネの文字は

   梓が○○○にシャーペン突っ込んで書いた文字だと思うと

   かんがい深いなぁ」

梓「そ、そんなジロジロ見ないでくださいッ///!!」カァッ

澪「こいつ絶対おかしいよ」

紬「わかりきったことよ」

 
896VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:11:40.57:MC3QkgqLo

澪「そんなことより、この②の奥田さんの名前は ちゃんと合ってるのか?」

唯「あなるちゃんって変わった名前だよね~。外人?」

梓「あぁ……この害人とは まだあまり話す機会が少ないので

   フルネームが分からなくって」

  「ゆえに仮の名前をつけておきました」

澪「大事な新入部員に 仮とはいえ こんな名前つけちゃダメだろ!!」

梓「でも コイツは、私のむったんの弦をブチッと切りやがったですよ!?」

紬「で、でも どうせ梓ちゃんがロクでも無い事しでかしたからでしょ?」

唯「きっとトンちゃんをイジメたりしたんだよー」

梓「トンちゃんならもう爆発しましたよ」

唯「えっ」

 
897VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 07:12:59.09:MC3QkgqLo

梓「私とて、根拠もなく アナルなんて つけたりしません」

  「奥田って字をよく見てください」

唯「ねぇ、本当にトンちゃん 爆発したの?」

  「冗談だよね、ね?」グスッ

律「奥田って文字がどうしたんだ?」

梓「ほら、中をよく見ると……」

紬「あっ」

澪「き、貴様 まさか……」

紬「謝って!!全国の奥田さんと奥さんやらに謝って!!」

  「奥村はいいわ」

律「なぜ梓は奥田さんとかに謝らなきゃいけないんだ?」

梓「王さま、これは変態にしか見えない米なのです」

唯「あっ、よく見るとケツのあ


━第37話━

  おわり

 
906:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/01(水) 12:39:58.78:3UmyyMK0o
奥という字がなにやら誘ってるように見えてきたじゃないか
どうしてくれる

 
907:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/06/01(水) 12:50:23.55:zMb4eh4Mo
糞と薫の区別が……

 
909:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/01(水) 17:59:55.38:hjmEMwH0o
あの子屋敷しもべ妖精だったのか

 
913:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank):2011/06/05(日) 19:21:11.85:8Zl8fwbf0
あれ?
あずにゃんは唯の妄想で…
もしかして全てが虚構の中の世界なのか?

 
918:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/11(土) 17:22:55.03:9SpL6thho
そして時は動き出す・・・

 
919:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 00:05:53.41:Bw4nCJwDO
カオスをこえて終末がちかづく!

 
920VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:50:32.73:MeHWCeQvo

━第38話━

 
921VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:51:08.83:MeHWCeQvo

─部室─


純「新入部員も入ったし、今日は部室でパーティでもしようか!!」

菫「わぁ、いいんですか?」パァ~ッ

憂「だめだよ」メッ

菫「そ、そうですよね……」シュン…

憂「うそだよ~」ハミッ

菫「あ、右の耳をかじらないでくださいっ!!」

純「じゃあ私は左の耳をゆっくりかじろう……」ハミッ

菫「ああ汝、左耳をハミられたらみぎみみみみみみ…・・・!!」ハミハミハミハミ

 
922VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:51:59.68:MeHWCeQvo

菫「という夢を見ました」

憂「はぁ」

純「なに言ってんのこの子」

菫「のこのこ!!」キャッ

憂「なんだかあぶない子だなぁ~」

梓「ところで菫、ひとつ気になったんだけどね」

菫「はい」

梓「夢の中に憂と純が出てきているのに私だけがいないようだね」

  「おかしいなぁ~」

菫「こ、この人、なに言ってるんですか?」

憂「梓ちゃんは危ない子だからいいよ」

菫「よかった!いいのならいいんですね!だっていいんですから!!」ホッ

純「???」

 
923VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:52:49.55:MeHWCeQvo

奥田「この部活は不思議な部活ですね」

   「私のようなクズ人間でも

    入部しているだけで勇気がびちびち湧いてきます」

憂「ははっ、よかったぁ」

奥田「おや?」

   「入部しているだけで勇気が湧いてくるということは

    ひょっとすると部室にわざわざ来なくても

    勇気が湧いてくるんでしょうか?」

憂「どうだろうねぇ」

奥田「試しに今日は帰りますね」

ガチャッ

バタン

憂「あの子、なにを言ってたのかなぁ」

 
924VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:54:05.26:MeHWCeQvo

純「本当に出ていっちゃったよ……」

梓「そんなことよりお茶にしようよ!!」

純「部長として、意味もなく帰ろうとする部員に

   何か言うことがあるんじゃないのかね?」

梓「でも律先輩が部長やってたときは

   まだまだこんなもんじゃなかったよ」

憂「誰が一番長い間、部室に来ないか競ったこともあったそうだね」

純「えっ、なにそれ」

  「結局どうなったの?」

梓「私と唯先輩と律先輩とムギ先輩は3日くらいで部室にきたけど

   澪先輩だけ半年間来なくて優勝した」

純「半年間……?」

梓「だけど、勝ったハズの澪先輩の横顔は何故か寂しそうだったよ」

 
925VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:54:57.82:MeHWCeQvo

ガチャッ

さわ子「やっほ~」

純「あっ、さわ子先生」

憂「こんにちわ~」

さわ子「今、メガネとスレ違ったけど、あの子も新入部員?」

梓「お前は次に『お前もメガネだろうがっ』と驚く」

菫「お、お前もメガネだろうがっ!!」エィッ

さわ子「あなた、新入生の分際で

     私をお前呼ばわりとはいい度胸じゃない」

菫「ごごめんなさい……!!アイツが言えって言ったんです……」オドオド

梓「新入生の分際で先輩をアイツ呼ばわりとはいい度胸だね」

菫「はぅぅ……」

 
926VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:56:02.88:MeHWCeQvo

純「梓が後輩をイジめている」

憂「きっと今までお姉ちゃんたちの後輩というポジションに甘んじていたから

   ウサ晴らししているんだ」

さわ子「梓ちゃんってマゾだと思ってたけど実はサディストでもあったのね」

憂「右利きの人がサウスポーに転向するようなものだから手ごわいですよ」

  「なにせ右で撃つジャブがすべて大砲並のパンチ力なんだから」


梓「菫、早く私の耳の穴に煮えたぎった紅茶を流しこむんだよ」


菫「ひゃぁっ、そ、そんなことできませんんっ」

さわ子「菫ちゃんに自らを責めさせることで、SとM、両方を兼ねているなんて!!」

純「私も何やら帰りたくなってきました」

 
927VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:57:06.05:MeHWCeQvo

菫「あっ、そうだ!」ポン

  「新入生歓迎会での先輩の一人弾き語り、とっても上手でした!」

梓「えっ、えへへ」

  「そうかなぁ///」ウニャァ

純「ロコツにご機嫌をとりにいった」

憂「でも正直、ものすごい音痴だったよね」

  「私、ひいちゃった」

梓「えっ」

さわ子「なんていうか、こう、ジャイアンみたいなギャグの音痴じゃなくて

     聞いてるとこっちが恥ずかしくなってしまう

     リアルで哀れな音痴ぶりだったわね」

梓「ち、違う!!あれは澪先輩の歌詞が恥ずかしいのであって

   私の歌は恥ずかしくないです!!」

憂「今まではギターが超絶うまかったから生意気言っても許された感があったけど

   もう梓ちゃんは澪さんたちのことをバカにしない方がいいと思うんだ」

純「うん、歌へたあずにゃんにそんな資格はないんだよ」

梓「うぐぁ」

菫「お、お気の毒です」

梓「お前のせいだ!!お前の!!お前の!!お前の!!」ハミハミ

菫「み、みみっ」

 
928VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 10:58:37.98:MeHWCeQvo

菫「耳をやさしくかまれると気持ちいいんですね……」ポワポワ~

  「私、知りませんでした」エヘヘ

さわ子「その歳でそんなこと知っている方がおかしいのよ」

純「でも高校生だから

   そういうことを知り始める年でもあるような」

憂「さわ子先生が彼氏に初めて

   耳をアマガミされたのはいつですか?」

さわ子「この間、耳にバターを塗ってネコたちにぺろぺろ舐めてもらったのよ?」

純「えーっと」

梓「このバンドのボーカルは

   私が菫の耳をかんで

   そのとき菫が漏らしたイイ声がボーカルっていうのはどうかな」

憂「わけがわからないよ」

さわ子「バカなんじゃないの?」

菫「怖いです」

憂「菫ちゃん、そこは死ねばいいのにって言った方が流れがよくなるよ」

菫「あっ、そうなんですね! 先輩すごいです!死ねばいいのに!」

純「心清らかな新入部員に地獄のコンビネーションを仕込むのやめてくんないかなぁ」

 
929VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 11:00:14.28:MeHWCeQvo

さわ子「そんなことより私が学校に来ているのは

     安定した給料とボーナスとお茶とお菓子だけが目的だって知ってた?」

菫「あっ、私、お茶淹れてきますね」カタ

憂「私も手伝うよ~」ガタ

純「いやぁ、お茶係は憂がやると思ってたけど

   菫があんなに紅茶を淹れるのが上手なんて、思わぬ伏兵出現だよね~」

さわ子「そういえば茶道部といえば緑色の気持ち悪い汁野郎ってイメージしかないけど

     上手に紅茶を入れる紅茶道部なんてあったら需要あるんじゃないかしら」

梓「あぁ、確かに赤い方が興奮しますもんね」

純「花嫁修業でやるにしても、今どきの人なら緑茶より紅茶を淹れてあげた方が喜びそうかも」

さわ子「あっ、珍しくみんなの支持が得られたわ!」ワーワー!!

憂「梓ちゃんの意見はカウントに入れてもいいのかなぁ」

 
930VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 11:00:50.82:MeHWCeQvo

菫「お茶が入りましたっ」カチャ

さわ子「ん~、いい薫りねぇ、とても芳醇でまろやかで濃厚な

     ミルクのような濃い霧の中で新呼吸をしたような」

梓「おいしいなぁ」ずずっ

純「正直、紅茶の味ってよくわかんないけど、おいしいって言っておこう」

さわ子「それでお菓子は?」

憂「ピーナッツですよ、ほら」がさがさ

梓「わぁ、5粒も」

さわ子「なぁっ!?」

    「こんなのおやつじゃないっ!!」

憂「わがままだなぁ、早く糖尿病になればいいのに」

さわ子「そんなリアルに怖いこと言わないでっ!!」

 
931VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 11:03:44.32:MeHWCeQvo

梓「唯先輩はいくら食べても太らないみたいな事言ってたけど

   糖尿病は大丈夫なのかなぁ」

憂「いくら食べても太らないのは私が作った

   偽装こんにゃくアイスや偽装こんにゃくステーキしか食べてかったからだよ」

  「最終的には偽装水道水こんにゃくまで飲ませてたから安心だね!」

純「それって逆に虐待じゃないんだよね?」

憂「ぶっちゃけた話、お姉ちゃんは家にいる間はこんにゃくしか口にしてなかったよ」

  「今は学生寮だから太らないか心配だなぁ」

さわ子「憂ちゃん、偽装こんにゃくティラミスとかないの?」

憂「こんなこともあろうかと作ってきました!!」

ジャーン

純「ティラミスだ」

菫「どこからどう見てもティラミスです!」

さわ子「ねぇ、これ食べていい?食べていい?」ハッハッ

憂「あっ、待ってください。食べる前にこの注射を」

 
932VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/13(月) 11:04:43.70:MeHWCeQvo

チューッ

憂「はい、こんにゃくの中に生チョコンニャクとかを注入しておきました」

純「あー、びっくりした。私、てっきり」

梓「残念だなぁ」

さわ子「おいしいおいしい!!」ガツガツ

菫「生チョコンニャクって響き、なんだかカワイイですね!」

憂「ありがと~♪」

菫「あっ、可愛いのは生チョコンニャクであって先輩は関係なくて……すいませんっ」

憂「私、こんな扱いをうけたの始めてだなぁ」バキッ

さわ子「あなた達も もう3年生だものね」

    「今までは可愛い可愛いと言われたでしょうけど、ちょっと憂ちゃん、もうその辺で……」

純「わぁああっ、わあああああああ」


─第38話─

  おわり

 
935:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県):2011/06/13(月) 11:51:16.34:VSfoDz0/o
屋敷しもべ妖精まさかの常人枠か

 
947:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/18(土) 12:02:33.06:aAlDrD/IO
ハミハミ

 
954VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:28:28.30:yW2N/P1Ro

─第39話─

 
955VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:29:04.91:yW2N/P1Ro

唯「今年の夏も暑くなってきたので

   太陽が許せないよ~」

澪「唯はクーラーが苦手だから、その憎しみは常人よりもはるかに強いんだ」

紬「だけど復讐心は唯ちゃんの心まで蝕んでしまうわ」

律「だからアイスでも食べて幸せになろうぜ?」

唯「あいす!あいす!」ニコニコ

紬「あっ、バニラアイスだと思ったら豆腐しか冷凍庫に入ってなかった」

唯「ぐぁああああああ!!」ペロペロ

澪「ぐあああとかいいながら豆腐をペロペロ舐める人間を初めてみた」

紬「どういう心理状態なのかしら」

 
956VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:29:46.11:yW2N/P1Ro

律「なぜ豆腐を舐めたんだ」

唯「心頭滅却したら、何も分からなくなったんだよ~」

澪「よいことだ」

紬「それで涼しくなった?」

唯「……あれ?」

澪「どうした?」

唯「本当に あつくなくなった!」

律「なにっ」

澪「おぉ」

紬「すごいわ、唯ちゃん!心頭の滅却に成功したのね!」

唯「ふんふ~ん♪」

澪「でも今、室温30℃以上あるのに本当に全然暑くないのか?」

唯「うん!!」

  「私はもう痛みも悲しみも

   暑さも喜びも何も感じなくなっちゃったんだよ~」

律「それ、心が壊れてるんじゃないの?」

 
957VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:31:30.90:yW2N/P1Ro

唯「ど、どうしよう!?憂に怒られちゃう!!」

澪「心が滅びたのに心配事は妹に怒られるかどうかだけなのか?」

律「そもそも痛みも悲しみも感じないなら、憂ちゃんに怒られたってヘッチャラだろ」

唯「あっ、そうだね」

  「よーし、反対にブン殴ってやる」

澪「やめてあげろ!!」

律「なんだよ、反対にって」

唯「ん~、わかんない!!」フーンスッ!

紬「唯ちゃんは憂ちゃんに不満でもあるの?」

唯「えっ、でも兄よりすぐれた弟などいねぇって昔の偉い人が言ってて……」

澪「その偉い人とやらはなんだか あまり出世しないような気がするよ」

 
958VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:32:34.73:yW2N/P1Ro

律「騒いでたら暑くなってきたぞ」

澪「何も感じないってことは、クーラーをつけても唯は平気なのかな」ピッ

ゴォオオ

律「ぉお、すずしい……」

紬「どう?唯ちゃん 大丈夫?」

唯「う~ん」




唯「なんかウンコしたい気がするけどトイレに行かなくていいかなぁ」ゴロゴロ

律「あたりまえさ」

澪「いや、行けよ!!」

紬「心は何も感じないけど お腹が冷えてきちゃったのね」

 
959VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:33:12.05:yW2N/P1Ro

ゴジャー

唯「私の全てを出しきってきたよ」

澪「よくやった」ナデナデ

紬「今日は暑いし、みんなでプールに行くか、

   もしくは唯ちゃんを部屋から追い出してクーラーをつけない?」

律「プールに行くったって、今は水着もってないからなぁ」

澪「じゃあ残念だけど唯……」

唯「ま、待ってよぉ!!水着なんかなくたって大丈夫だよぉ!!」

澪「そりゃお前は心が壊れて

   羞恥心も屋根まで飛んで弾けて消えたのかも知れないけどさ」

唯「違うよ。水着の代わりに貝殻を水着にするんだよ!」

  「ミロのビーナスみたいに!」

紬「ミロのヴィーナスって両腕が無いアレじゃなかったかしら」

澪「しかも唯が言いたいヴィーナスの誕生にしても

   彼女は貝殻に乗ってるだけで基本、全裸だぞ」

唯「なんで、ヴィーナスは誕生日にそんなことしようと思ったの?」

律「変態だったんだろ」

 
960VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:34:49.35:yW2N/P1Ro

唯「ところで ここに朝のお味噌汁に入っていた

   しじみの貝殻があるんだけど……」

律「ちっちぇ」

澪「それで一体どうする気だ」

唯「りっちゃんの胸も ちっちゃいから水着に丁度いいと思うんだ」

紬「変態!!変態!!」♪

律「しじみの貝殻で包み込めるほど小さくねぇよ!?」

唯「ちなみに澪ちゃんには、昨日の夜のお味噌汁に入っていた

   アワビの貝殻があるんだけど……」

澪「ちょっとイメージがいやらしい貝殻だよね。高級感あるけど」

紬「唯ちゃん唯ちゃん、私には無いの!?貝!!」ワクワク

唯「あっ、えーと」

  「あぶない水着があるよ」ペリッ

律「ただのセロハンテープじゃねーか」

紬「唯ちゃんは本当に私がこのセロテープだけを

   身につけてプールに行っても平気なの?」

唯「言っておくけど私は今、勢いだけで喋っているだけだから

   何を選択するかは、みんなの意思で決めてほしいんだ」

律「出てってくれ」

紬「すぐに」

澪「あわびありがとう」

バタン

唯「本当に部屋から追い出されちゃった!!」クソ~-3

 
961VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:35:45.03:yW2N/P1Ro

唯「みんなにイジワルされたから和ちゃんのところに行こうっと」

ピンポンピンポンピンポン

和「はぁい」

ガチャッ

和「あら唯。どうしたの、連絡もしないで突然、来たりして」

唯「太陽が憎くて……」

和「そういうときは虫メガネで太陽を見るといいわよ」ハイ

唯「ぐぁあああああ!!」チリチリ

和「ぐあああとかいいながら黒目から煙をあげる人類は初めて見たわ」

 
962VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:36:50.04:yW2N/P1Ro

唯「でも心頭滅却したから平気だもんねー」フフーン

和「平気なことが逆に大丈夫じゃないような気もするけれど

   唯がいいならそれでいいわ」

唯「ねぇねぇ、和ちゃんは今、何をしてたの?」

和「腰がちょっと痛いんだけど、自分ではうまく

   マッサージできないし湿布も貼れないから

   柱に腰を打ちつけていたの」ゴーン ゴーン

唯「なんか気が狂った人みたいなんだよ」

和「乱れた世の中でまっすぐでいられる人の方が狂っていると思わない?」ゴーン ゴーン

唯「難しい話だね」

 
963VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:37:20.62:yW2N/P1Ro

唯「そうだ、あずにゃんのところに行こう!」

  「そして先輩の権力で全力で揉ませるんだよ!!腰を!!」

和「でも梓ちゃんは私の直接の後輩ではないし

   なんだったら唯が揉んでくれれば、それで私は幸せになれるんだけど」

唯「あずにゃんは私の腰を揉むんだよ~」

和「私は?」

唯「和ちゃんだよ」

和「そうね。私は和ちゃんね」

唯「よかったぁ」

和「そうね。よかったわ」

 
964VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:38:13.31:yW2N/P1Ro

─中野邸─

カチャカチャ

唯「あれっ、あずにゃんの家のチャイムならないよ?」

和「壊れているのかしら」

唯「じゃあ口で言おうっと!!」

  「ピンポンピンポンピンポーン!!」カチャカチャ

和「あー、腰いたい。家の壁に腰を激突させようかしら」ゴーンゴーン


梓「なんだか表が騒がしいなあ」

ガチャッ

唯「ピンポンピンポンピンポーン!!」カチャカチャ

和「はああ」ゴーンゴーン

梓「どうしたんですか、頭が壊れてるんですか」

唯「壊れているのはあずにゃんのピンポンピンピョンピンポォオオオン!!」

梓「正気なのかなぁ」

 
965VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:38:58.72:yW2N/P1Ro

和「唯の話ではね、私の腰が痛いから

   あなたに唯の腰を揉んでほしいらしいのよ」

梓「私が唯先輩の腰を揉むと

   和三盆の腰が治るですか?」

唯「桶屋が吹っ飛べば風邪が舞い散るんだよ~」

梓「終始なに言ってんですかこいつ」

和「分かるようになったらオシマイよ」

梓「確かに」

唯「あっ。私、シューマイ好き!!」ワクワク

 
966VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:39:55.88:yW2N/P1Ro

梓「みんなでシューマイを食べに行きましょう!!」

唯「あずにゃん、えらぁい」ダキツキ

梓「しゃっかああ」

和「じゃあマックに行きましょうか」

梓「マクドナルドにシューマイはありませんよ」

和「そんなの関係ないわ。私はマックが食べたくなったのよ」

  「違う?」

梓「違う?って言われても……」

唯「和ちゃんも心が滅んでいるかのように人の心を踏みにじるよね」

和「心頭滅却すれば火もまたマック」

梓「この人どんだけマックが好きなんだ」

唯「でも私もマツタケも好きだものね!」

梓「……?」

和「……?」

 
967VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/06/30(木) 21:41:01.53:yW2N/P1Ro

唯「私はまた変な事を言っちゃったんだね?」

梓「まぁ変なことしか言ってないですけど」

  「私達が出会ったあの日から」

和「でもそんなこと言いながら、さっき唯に抱きつかれたときに

   梓ちゃんが発した『しゃっかああ』ってなんなのよ一体」

梓「釈迦に対する感謝の咆哮です」

和「そんな……」

唯「あっ、そう言えば暑くなってきたなぁ」

  「心頭滅却の効果が薄れてきたようだよ?」

梓「おしゃかさまのおかげです」

唯「ありがとう!!おまかしゃま!!」

和「じゃあシャカシャカチキンでも食べに行きましょうか」」

梓「なんてありがたい食べ物なんだろう」

唯「ありがたやありがたや」


─第39話─

  おわり

 
973:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都):2011/07/01(金) 05:31:55.04:InCKJIrho
セリフ回しが秀逸
語呂が良くて歯切れが良いのに何言ってるのか全然わからないとか凄い

 
978:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/07(木) 10:13:44.12:ZQ3zIsIDO
トンちゃんが爆発したエピソードも見たいなあ

 
980VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:19:24.09:LBVxpjhbo

─第40話─

 
981VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:20:00.16:LBVxpjhbo

律「アタシらの中で生まれ変わるとしたら、やっぱりムギがいいよなぁ」

澪「あ~、分かる分かる。私もムギみたいになりたいよ」

唯「そうだねぇ~」

紬「えっ、みんな どうしたの?」

梓「私もお金持ちになりたいです!」

律「へへへ」

澪「やっぱり世の中、金だもんな!」

紬「じゃあ、もし私がお金持ちじゃなかったら?」

唯「私、澪ちゃんになりたいな~」

澪「♪」フフ~ン

紬「シュン……」

梓「しかし、なんで よりによって澪先輩なんかになりたいんですか」

澪「お前は私に憧れていたという設定はどうした」

 
982VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:21:21.35:LBVxpjhbo

唯「だって澪ちゃん、かわいいんだもん」

澪「や、やった!」

律「確かに残念美人の澪のボディに、唯のおもしろ人格がインストールされたら……」

~~~妄想~~~

澪「うんたん!うんたん!」

  「ふぇぇ……暑いよぉぉ」

  「りつぅぅ……あいす~あいすぅうう」

~~~妄想終了~~~

梓「悪くないですね」

紬「むしろ非常に良いわ」

律「じゃあ、こいつらの頭を激突させて見ようぜ」

唯「ヨーシ!」

澪「そんな事したって、人格は入れ替わらないよ!!」

梓「まぁいいじゃないですか、替わらないなら替わらないで」

  「とにかく頭を激突させましょう」

澪「お前は私に憧れていたという設定はどうした、本当に」

 
983VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:22:26.98:LBVxpjhbo

律「唯の性格の澪は、普段とのギャップで面白いけど

   澪の性格の唯は、どうなんだろうな」

~~~妄想~~~

唯「お前ら、ちゃんと練習しろ!!」

~~~妄想終了~~~

梓「もはや、ぶっ殺したいですね」

唯「……そんなに?」

紬「私はそこまでは思わないけど、まぁ」

律「とりあえず、もう一緒にバンドをやることもないだろう」

澪「私は喜べばいいのか、どうなんだ?」

唯「うわーん;;うわーん;;」

 
984VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:23:33.96:LBVxpjhbo

梓「唯先輩のあどけない笑顔はカワイイと思っていたけど

   あの性格あってのものだったんですね」

唯「私、ずっと かわいく生きていくよ」

紬「じゃあ全然、別のベクトルで、りっちゃんと梓ちゃんが

   入れ替わったらどうなるのかしら」

~~~妄想~~~

律「さぁ、練習するぞ!!」

梓「えぇええ~~~……暑いから今日はもうやめましょうよぉおお、ボォエエエ……」

~~~妄想終了~~~

唯「あずにゃんは退部だね」

澪「退部だな」

律「つまりどういうことなんだ」

紬「りっちゃんの態度は、先輩という立場だから許されていたのであって

   後輩だったらこれはもう、まったくクズだったんだわ」

梓「ふふ~ん」

律「先輩で助かったぜ」

唯「助かったね~」

 
985VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:25:01.01:LBVxpjhbo

澪「それにしても梓が乗りうつった律は人としての魅力が一カケラも無いなぁ」

唯「あずにゃんも ルックスでつまらない性格が許されていたタイプだったんだよ~」

紬「梓ちゃん率いるニュー軽音部が空中分解して

   きったねぇ花火になって消えゆく末路が目に浮かぶわ」

梓「そんなことないもん!」

  「大体、人としての魅力に関して

   澪先輩のようなスカスカのカスにだけは言われたくないんですよ!!」

澪「お前、私に憧れ、お前、設定、お前、カスであると!!」

律「どうしたんだ」

 
986VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:27:06.34:LBVxpjhbo

紬「澪ちゃんは精神汚染レベルの怖がりというキャラが立っているわ」

澪「ほらな?」

唯「確かに怖い話に おびえる りっちゃんなんて檄萌えキュンだよ~」

律「ひぃいい、怖いいよぉこわいよぉおぉおお、澪ぉおお~~;;」ブルブル

澪「よしよし」ナデナデ

律「うぅっ……」グスッ

唯「りっちゃん、かわいい」

律「ふぅ……一方、梓にはどんな特技があるんだ?」

梓「えっと、えっと、ほら、唯先輩にツンデレ気味なところとか」

  「もう!!しょうがないなぁ唯先輩は!!」ニャンッ?

唯「はぁ」

紬「女の子が女の子を好きになるなんて気持ち悪い」

律「お、おい、どうした」

 
987VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:28:55.99:LBVxpjhbo

梓「セレブなムギ先輩と薄汚れたノラ犬 田井中 律が

   入れ替わると凄そうですよね、ギャップが」

澪「ほほぅ」

~~~妄想~~~

律「お茶が入りました~♪」

  「今日はマドレーヌ作ってみたの」ウフ

澪「りっちゃんが作ったの~?すごいよ~」キラキラ

律「あんまり自信は無いんだけど……」モジ……

紬「うめぇww」ガツガツ

唯「うん。これは本当においしいよ、律」

律「よかったぁ~」

梓「」プクプク

~~~妄想終了~~~

 
988VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:30:43.70:LBVxpjhbo

澪「ほほぅ」

律「というか色々どうなってんだよ」

梓「私は思いきってトンちゃんになってみました!」エヘヘ!!

紬「その調子よ」

唯「でもアレだね~、りっちゃんが粗野なテーブルマナーでも

   あぁ、やばんじんなんだな~、って思うだけなんだけど

   ムギちゃんが金髪を振り乱してマドレーヌにかぶりついてたら

   頭が おかしい人みたいだね!!」

澪「というか、なんか哀れだな……」

梓「ムギ先輩、お金持ちでよかったですね!」

紬「うん……よかった」

 
989VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:32:39.21:LBVxpjhbo

律「唯と憂ちゃんが入れ替わってたら、どうなってたんだろうな」

澪「えーっと」

紬「ちゃんと練習しながら、息抜きのタイミングも心得ている気が利く娘よ。憂ちゃんは」

梓「憂は飲み込みが早そうだから、ギター同士で音楽談義に花を咲かせることが出来たろうなぁ」

律「けちんぼ澪と違って、宿題もたやすく見せてくれそうだ」

唯「私はいらない子なの?」

澪「……でも憂ちゃんみたいな出来た子だったら、唯ほど親しくなれなかったかもな」

唯「えっ」

律「なんでだよ」

澪「自分より明らかに劣ってる人間だから、唯といると安心するんだ」

紬「……そうね。確かに唯ちゃんのゆるんだ顔面を見ていると

   自分の眉毛がちょっと人より太くて濃いことなんて、どうでもよく思えてきちゃう」

梓「ちょっと……?」

律「最初のテストで唯が赤点とりまくったとき、むしろ嬉しかったもんな~」

  「脳みそがカステラみたいなヤツが相手なら偉そうに出来るぞって……」

唯「みんな……」




唯「それ、いい話なの?」

澪「そういうことにしておいた方がいいぞ」

唯「わかった~!!」

律「バカでよかったな、唯」

唯「うん、よかった~!!」

 
990VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:33:30.22:LBVxpjhbo

梓「その理屈で言うと、クズほど周囲に癒しを与えるということになりますね」

唯「あずにゃんがクズって言った!!」ウワァァ~

  「あっ、でも私くずもち好きなんだ~」ムシャムシャ

律「見ろよ、なに言ってんだこいつ」

紬「癒されるわ~」

澪「こんな私でも胸を張って生きてていいんだなって思えてくるよ」

梓「……」

 
991VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:35:34.77:LBVxpjhbo

─職員室─

さわ子「どうしたの梓ちゃん、あっ、さては おやつくれるの?」ワクワク

梓「いや、先輩たちが卒業して、けいおん部の部長になって

   練習のペースを考えたり、新入部員に気をつかったりで

   実は結構疲れちゃって……」

さわ子「あっ、人生相談なら乗る気はないわよ?」

    「だって、すごく面倒くさいもの」

    「私は学校の教師である前に一人の人間で

     生徒のために時間を割くなんて冗談ではないし

     私は私の生き方をこれからもまったく微塵も変える気は全然ないの」

    「さようなら」

    「そこに壁があるから、壁とでも話しててね?本当にごめんね?バーカ」

 
992VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 10:37:43.94:LBVxpjhbo

梓「やはり、さわ子先生ほど癒される人はいません」

さわ子「話の流れがよく分からないけど、そりゃあそうよ!」エッヘン!

梓「えいっ」パリン

さわ子「あぁっ!?私のおしゃれメガネが割られた……」

    「私、癒されるんじゃなかったの!?」

梓「アアア心地いいなぁ」パリン パリン

さわ子「うっ、ううっ……」

梓「ふふっ」

  「さわ子先生のおかげで私、なんとかやっていけそうですよ?」

  「これから一年間、よろしくお願いしますね!」パリン

さわ子「きもちわるい」





─梓「さわ子先生のメガネを叩き割ったら泣いた」─






         ━おわり━

 
993:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋):2011/07/11(月) 11:13:50.25:9vumrO3lo
一貫してこのテンションで乗り切ったのはすごいな
乙まじで乙

 
994:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 11:22:00.42:ebW4Nw1Do
いきなりの最終回で、しかも原点回帰とは
下らなくって(いい意味で)実に面白かった
乙でした

 
995:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越):2011/07/11(月) 11:26:45.46:jfp9HlFAO
最終回は切ないな…乙でした

 
996:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 11:52:24.65:C6NKI08co

そして>>1に戻る……

 
997:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区):2011/07/11(月) 12:27:57.79:k3byu25Qo
すげえ

 
998:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 12:39:32.25:qwRxRzzIO
乙だよ

 
999:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県):2011/07/11(月) 12:49:20.88:xBqec3ou0
超乙!!!!

 
1000:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2011/07/11(月) 12:49:35.00:wIZsIobIO
バイバイ

 
元スレ SS速報VIP