-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:12:14.43:mrg11vH/0
ヨッシー「マリオさんって実は人間じゃないんですよ」
マリオ「何を言ってるんだヨッシー」
ヨッシー「ピーチ姫は、キノコを食べて巨大化しますか?」
マリオ「……」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:15:04.98:mrg11vH/0
マリオ「するんじゃないかな」
ヨッシー「現実逃避しないでください」
ヨッシー「マリオさん、これ何か分かります?」
マリオ「残機だろ?」
ヨッシー「何でマリオさんばかり何度も死ねるんですかね?」
マリオ「ヨッシーだってオレが二段ジャンプで乗り捨てても復活するじゃないか」
ヨッシー「あれは落ちるたびに這い上がってきてるんです。
スーパードラゴンの体は人間より丈夫なんで」
マリオ「なんかごめん」
4: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/10/07(金) 00:15:42.24:qBEX6T380
マリオ「じゃあオレはどうして生き返ることが出来るんだ?」
ヨッシー「いや、実はマリオさんも毎回死んでますよ」
マリオ「えっ」
ヨッシー「死ぬたびに新しい身体が用意されて、
記憶が引き継がれているだけです」
マリオ「」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:20:31.36:mrg11vH/0
マリオ「悪い冗談やめようぜ」
ヨッシー「時にマリオさん。コイン100枚集めると1UPしますよね」
マリオ「ああ」
ヨッシー「あれはコイン100枚で新しい身体が用意されているってことなんですが」
マリオ「ちょっと待て。身体を用意するって言うけど、誰がやっているんだ?」
ヨッシー「クッパです」
マリオ「」
ヨッシー「つまりマリオさんは金(コイン)を集めるための機械」
マリオ「アアアアアアア」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:23:06.67:mrg11vH/0
マリオ「ってことはピーチ姫も」
ヨッシー「グルです」
マリオ「」
ヨッシー「仕組みはこうです。
マリオさんはレンタルのロボットのようなもので、クッパが貸し出しを行っています。
使用期限はそのマリオさんが死ぬまで。
キノコ王国はこれをレンタルして、キノコ、フラワー、スターなどの物品を集めています。
レンタル代は当然国費から出ますが、マリオさんの旅の道中コインが落ちているので、
これをレンタル代に代えているわけです」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:26:09.27:mrg11vH/0
マリオ「しかしそれじゃクッパは自分で勝手にオレを使ってコインを稼げばいいじゃないか。
それだとキノコ王国はボロ儲けだろ」
ヨッシー「そうですね。クッパのやっていることはほとんどボランティアです。
そうまでしてでもキノコ王国との関係を良好にしておきたいんでしょう。
朝貢のようなものです」
マリオ「オレは金儲けと外交の道具だったってことか……」
ヨッシー「マリオさん。大丈夫ですか?」
マリオ「ああ。少し眩暈がしただけだ」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:28:08.12:mrg11vH/0
ヨッシー「もうどれくらい経つのか……。マリオさんが初登場したときのことを憶えていますか?」
マリオ「ドンキーコングか」
ヨッシー「ええ。あのとき悪役として登場したマリオさんが、いつの間にか冒険者になっていた。
その時点で違和感は覚えるべきだったのかもしれません」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:31:15.06:mrg11vH/0
マリオ「ヨッシー、きみは何者なんだ? そしてなぜこのことをオレに伝えた?」
ヨッシー「これも昔の話ですが、当初わたしはクッパの魔法で卵の中に閉じ込められていましたよね。
真相を知るヨッシーはあのような弾圧を受け続けていたんです」
マリオ「それがなぜ今になって?」
ヨッシー「今はインターバルです。しばらくの間、新しい冒険はないでしょう。
それにクッパの方もそろそろ
この益のないシステムに嫌気がさしているようです」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:33:32.11:mrg11vH/0
マリオ「ヨッシーはオレの味方なのか?」
ヨッシー「もちろんです。
もし、マリオさんがこの状況を変えたいのなら、
今夜またここに来てください。
今あなたが何をすべきか教えましょう」
マリオ「……」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:36:29.07:mrg11vH/0
マリオ宅
マリオ「……」
マリオ「(とんでもないことを知ってしまった……。
ヨッシーはああ言うが、一体何をするつもりなんだ?)」
ルイージ「兄さん、何してるの?」
マリオ「(あの話が本当ならこいつもオレと同じか……。
この状況を変えたいなら今夜。こいつも連れていくか?
……いや、知らない方が幸せだろう。危険も伴うだろうし)」
ルイージ「兄さん?」
マリオ「弟よ……。兄は少し出かける。
留守は頼んだぞ」
ルイージ「あ、うん。いってらっしゃい」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:39:47.99:mrg11vH/0
夜
ヨッシー「来てくれると信じていました」
マリオ「それで、一体オレは何をすればいいんだ?」
ヨッシー「簡単です。いつも通りのことをやればいいんです」
マリオ「いつも通り?」
ヨッシー「つまり、クッパに会いに行くんです」
マリオ「……!!」
ヨッシー「クッパ自身この状況を嫌っている可能性があることは言ったとおりです。
ならばクッパを説得して、キノコ王国を打倒しましょう」
マリオ「しかしそれは……」
ヨッシー「ええ、クッパを説得できなかったらアウト。道中に死んでもアウトです。
記憶が引き継がれるとはいえ、今のマリオさんは死にますから。
その危険を冒す覚悟があるのなら……」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:42:25.61:mrg11vH/0
マリオ「……」
ヨッシー「怖いのは分かります。強制もしません。よく考えてください」
マリオ「ヨッシー、きみはどうしてオレにここまでしてくれるんだ?」
ヨッシー「マリオさんは憶えていないでしょうが、
わたしはマリオさんが赤ちゃんだった頃からマリオさんを見てきました。
……大勢のマリオさんが死んで行くのも。
せめて今のマリオさんだけでも、わたしは救いたいんです」
マリオ「ヨッシー……」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:45:30.22:mrg11vH/0
マリオ「ヨッシー。決めた。オレは行く」
ヨッシー「その意気ですマリオさん。絶対に、このふざけたシステムを壊してやりましょう!」
マリオ「ああ」
ヨッシー「確認しますが、マリオさんは崖から落ちたら普通に死にます。
クッパの説得に失敗してもアウトです。大丈夫ですね?」
マリオ「ひとつだけ……。オレに何があっても、ルイージには危害は及ばないな?」
ヨッシー「わたしが約束します」
マリオ「よし、行こう」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:47:07.00:mrg11vH/0
陸のステージ
マリオ「今までのオレなら数分でクリアするような場所だけど……」
ヨッシー「違って見えますか?」
マリオ「少し、な」
クリボー「!! マリオ!」
マリオ「そういえばこいつらは何なんだ?」
ヨッシー「わたしは知っていますが、せっかくなので本人に聞いてみるのはどうですか?」
クリボー「どうして……兄ちゃんを殺した!?」
マリオ「!!」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:53:05.18:mrg11vH/0
ヨッシー「どういうことですか?」
クリボー「言葉のとおりだ。オレの兄ちゃんは数か月前、そこのマリオに踏みつぶされた……」
ヨッシー「(そうなんですか? マリオさん)」
マリオ「(……正直憶えていない)」
クリボー「兄ちゃんだけじゃない。じいちゃんも、おじさんも、皆マリオに踏みつぶされたんだ!」
マリオ「でもお前らも襲ってくるんだからお互い様だろ」
クリボー「襲ってくる? 何を言っている?」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:56:11.36:mrg11vH/0
クリボー「オレたちは何もしていない!
お前が勝手にやってきてオレたちの仲間を踏みつぶしたんだろう!」
マリオ「(ヨッシー、どういうことだ?)」
ヨッシー「(……仕方ありません。話しましょう。
マリオさんはもともといわゆる敵キャラに触れるとダメージを受ける仕様なんです。
個体の回転を早くするためにね)」
マリオ「」
ヨッシー「(彼らが襲ってくるというのはマリオさんの被害妄想なんです)」
マリオ「」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:57:47.59:meKjDRK10
クリボー「確かにオレらはキノコ王国の裏切り者さ。
だがな、あんな王国、裏切られて当然だ!」
マリオ「(キノコ王国ってどんだけひどいことしてるんだよ)」
ヨッシー「(マリオさんが一番の被害者だと思いますが)」
クリボー「ともかく、兄ちゃんの敵! 死ね!」
マリオ「ヨッシー! 向かってきたぞ!」
ヨッシー「彼らを殺してきたのはわたしも一緒です。まあわたしはお腹がすいてるだけなんですが。
とにかく、この冒険が終わるまでは甘んじて罪を受けるほかないと思います」
マリオ「……踏みつぶすしかないのか?」
ヨッシー「残念ながら」
マリオ「……」
クリボー「マリオオオオオオ」
グシャッ
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:00:24.72:hqGTA4es0
マリオ「うえ……」
ヨッシー「大丈夫ですか?」
マリオ「いや、いろいろとフラッシュバックしてな……」
ヨッシー「つらいですか? やめますか?」
マリオ「いや、続けよう。弟のためにも」
ヨッシー「では進みましょう」
マリオたちの前に崖が現れる。向こう側に着くには空中リフトを渡るほかないようだ。
ヨッシー「特別難しい仕掛けでもありませんね。行きましょう」
マリオ「ヨッシー!」
ヨッシー「はい?」
マリオ「……少し待ってくれ」ガクガク
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:06:56.50:mrg11vH/0
マリオ「ここで落ちたら、オレは死ぬんだよな」
ヨッシー「そうですね」
マリオ「今まで難なく突破してきたところも、
ミスったら死だと考えると急に怖くなってきた」
ヨッシー「しかしここを進まないとゴールへは辿りつけません」
マリオ「分かってるが……」
ヨッシー「マリオさん、わたしにつかまっていてください。
大丈夫です。絶対に落ちません。
仮に落ちそうになったら、わたしを乗り捨ててもらって構いません」
マリオ「ヨッシー……」
ヨッシー「行きますよっ!」
ピョン ピョン ピョン
ヨッシー「あ」
マリオ「……」
マリオ「ごめん、ヨッシー」ピョン
ヨッシー「あああああああああああああ」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:08:10.11:a7BJyvFP0
ヨッシー「本当に乗り捨てられるとは思いませんでしたよ」ボロボロ
マリオ「いや、オレも本当に落ちそうになるとは思わなかったもので。
すまんかった」
ヨッシー「まあいいです。慣れてますから」
マリオ「ところで、他のヤツについても色々聞きたいんだけど」
ヨッシー「構いませんよ。誰ですか?」
マリオ「ワリオとか」
ヨッシー「あれはマリオさんに対抗意識を燃やしているただのおっさんです」
マリオ「そうか」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:10:12.10:FHGUeAhL0
水中面
マリオ「水中面か……」
ヨッシー「マリオさん、何で準備運動してるんですか」
マリオ「いや、足とか攣ったら困るし……」
ヨッシー「……」
マリオ「そういえば、SFC時代は永遠に息が続いたのに、
64あたりから長く潜っていられなくなったんだよな」
ヨッシー「それはただの体力低下です」
マリオ「……そうか」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:16:31.31:mrg11vH/0
マリオ「今のオレも?」
ヨッシー「時系列的にあれより後ですから、当然息をしないと死にます」
マリオ「は?」
ヨッシー「さあ行きましょう」
マリオ「帰る」
ヨッシー「海パン一丁でUターンしないでください。
前半のカッコイイマリオさんはどこへ行ったんですか」
マリオ「いや、だって無理じゃんコレ。
空中リフトとかは頑張れば生きて突破できるけど、
これは100%死ぬじゃん!」
ヨッシー「大丈夫です!
水中にはコインとかマンタのおならとか息継ぎ出来るものは
いくらでもあるんですから!」
マリオ「無理無理無理いいい!」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:21:03.85:mrg11vH/0
水中
マリオ「がぼおぼがあべぼぼぼ」
ヨッシー「(説明しよう。水中で会話している漫画もあるが、
64その他の水中を見る限り、普通に水の中のマリオさんは
「がぼがぼ」だ)」
マリオ「がぼがっぼぼ(トーピードとか死ねる)」
ヨッシー「(昔ボンボンの漫画であの手がミッ○ーの手だとかいうネタがありましたよね。
おっと誰か来たようだ)」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:24:39.40:mrg11vH/0
陸
マリオ「水中では特に何もなかったな」
ヨッシー「だから大丈夫だって言ったじゃないですか」
マリオ「さあ! 次行こう! 次のステージは?」
ヨッシー「洞窟です」
マリオ「は?」
ヨッシー「もういい加減グダりますからそうやって渋るのいらないですから」
マリオ「だってあれじゃん。洞窟面ってことはあれがあるだろ?
落ちてくる天井とか、下マグマだったりとか」
ヨッシー「さあさあ、テンポよく行きますよ」
マリオ「うわああああああ」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:29:03.07:mrg11vH/0
マリオ「ハーッ、ハーッ。死ぬかと思った」
ヨッシー「落ちてくる天井はなんとか突破しましたね。次はこっちです」
マリオ「う……マグマの上を渡るのか」
ヨッシー「でもラッキーなことに金網ですよ。楽じゃないですか」
マリオ「ああ、あの金網伝っていく奴か。ワールドのクッパ城みたいな」
ヨッシー「そうです。さあ行きましょう」
マリオ「そういえば、ヨッシーは金網につかまれなくない?」
ヨッシー「大丈夫です。道中青コウラを手に入れました。これで飛んでいきます」パタパタ
マリオ「おお、そうか」
ヨッシー「じゃあわたしはさきに行ってるんで」パタパタ
マリオ「待ってろよー。……って、オレを乗せていってくれてもよかったんじゃないかな」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:31:02.56:mrg11vH/0
マリオ「しかしこりゃあまり怖くないし、確かに楽だな」
ノコノコ「あ、マリオ!」
マリオ「(ああそうか。金網のところはノコノコが邪魔してくるんだっけ。
確か倒し方は金網の裏側から叩いて落とすんだったな」
ノコノコ「えっ」
マリオ「えいっ」ポコッ
ノコノコ「あああああああああああ」
ジュッ
マリオ「……」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:35:42.75:mrg11vH/0
ヨッシー「無事渡ってこれましたね。マリオさん? 顔青いけど大丈夫ですか?」
マリオ「ちょっとな……」
ヨッシー「あ、見てください。出口ですよ」
マリオ「次は何のステージだ?」
ヨッシー「お化け屋敷です」
マリオ「え、ってことはきみは」
ヨッシー「ええ、入れません」
マリオ「前から思ってたんだけどさ、
あれ建物だからわざわざ中に入らなくても迂回していけばいいんじゃないかな」
ヨッシー「駄目です。マリオさんがお化け屋敷に入るのは義務です」
マリオ「だけど、ヨッシーのアドバイスがないと心細いぞ」
ヨッシー「そこはこのトランシーバーで連絡をとりましょう」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:39:24.23:mrg11vH/0
お化け屋敷
マリオ「ところでヨッシー」
ヨッシー『何でしょう』
マリオ「オレが倒したクッパやコクッパたちはどうなっているんだ?」
ヨッシー『彼らはマリオさんよりよっぽど強いんで、倒されたふりをしているだけですよ」
マリオ「……ショックだ」
ヨッシー『何でそんなことを訊くんですか?』
マリオ「いや、昔、お盆に殺されたクッパやコクッパの亡霊が出てくるっていう話が漫画にあったんでな」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:43:08.35:mrg11vH/0
マリオ「しかしお化け屋敷は比較的危険な仕掛けもなくて楽……」
クリボー?「マリオ……」
マリオ「!?」
クリボー?「アタマガ……イタイ……」
マリオ「ま、まさか……」
ノコノコ?「アツイヨ……アツイ……」
マリオ「うわあああああああああああ!」
マリオ「ハー……逃げ切れたが……。
……あいつらもやっぱ死んでるんだな。
ああいうのは心に来るよ」
アトミックテレサ「じゃーん」
マリオ「あ、アトミックテレサだ。
確か階段を滑って倒せるんだよなこいつ。
それっ」ポコッ
アトミックテレサ「うわー」
マリオ「安らかに眠れよ」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:44:44.59:a7BJyvFP0
お化け屋敷外
ヨッシー「お疲れ様です」
マリオ「特に何もなかったぞ」
ヨッシー「さあ、次のステージをクリアすればいよいよクッパ城ですよ!」
マリオ「おお! ……で、次のステージは?」
ヨッシー「空中面です」
マリオ「」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:47:39.32:mrg11vH/0
ヨッシー「今回は駄々こねないんですか?」
マリオ「もう、いいや」
ヨッシー「まあ、安心してください。お化け屋敷の外でこれを手に入れました!」
マリオ「おお! マント羽根!」
ヨッシー「正直このステージで羽根はチートですけどね」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:52:46.05:mrg11vH/0
空中
うにゅん うにゅん(飛んでる音)
ヨッシー「わたしはヨッシーの翼を手に入れられたのでこれで行きます」
マリオ「またチートアイテムか」
ヨッシー「常人なら即失神する光景でしょうに、マリオさん冷静ですね」
マリオ(仏)「慣れたよ」
ヨッシー「それは何よりです。ところで、飛ぶアイテムって言っても色々ありますよね」
マリオ「ああ。このマントは当初操作が上手く出来なくて苦戦したものだ」
ヨッシー「Pバルーンとか、拷問用アイテムとしか思えませんよね。
タヌキで飛ぶとかイミフだし。
羽根帽子がどれだけスタイリッシュなことか」
ヨッシー「時にマリオさん」
マリオ「何だ?」
ヨッシー「マントからの急降下で敵キャラを倒せることに関して、
傷ついたことはないんですか?」
マリオ「頃すぞ」
ヨッシー「すみませんでした」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:55:04.47:mrg11vH/0
クッパ城
マリオ「ついに来たか……」
ヨッシー「今回は飛行船とか凝ったことはしてませんね」
マリオ「最後のステージ……どんなに険しいトラップが待っていようとも、オレは行く!」
ヨッシー「その調子です! マリオさん!」
マリオ「……行くぞ」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:58:14.07:mrg11vH/0
クッパ城内部
マリオ「……」
ヨッシー「……」
シーン
マリオ「あれだけ意気込んで入ったのに、トラップが作動していないというのはどういうことだ?」
ヨッシー「まあこれだけのトラップを動かすとなると、電気代もかさみそうですからね
わたしたちが来ると分かっていないときは動かしてないんじゃないですか」
マリオ「経営難!?」
ヨッシー「キノコ王国への貢納もあるでしょうからね。
だからこそ交渉の可能性があるんです。行きましょう」
マリオ「ああ」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:02:06.23:mrg11vH/0
メカクッパ「カタカタ……」
マリオ「(今思うとこれも、クッパがオレに倒されてくれるために置いてあったのかな)」
ヨッシー「マリオさん! 敵の気配が……!」
マリオ「む……」
ハックンA「顔も黒く塗ったら完全に見えなくなるんじゃね?」ペタペタ
ハックンB「(反復横とびの練習)」ピョンピョン
マリオ「……」
ヨッシー「あーーーーー!!!!」
マリオ「何だよ、でかい声出すなよ」
ヨッシー「ドッスンが胡坐かいてます!」
マリオ「……彼だって疲れているんだろう」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:05:19.54:mrg11vH/0
クッパの部屋の前
マリオ「とうとうここまで……」
ヨッシー「マリオさん、途中のドタバタで忘れがちかもしれませんが、
ここで失敗したらアウトですからね」
マリオ「ああ、分かってる。ところできみは城の中には入れないんじゃなかったのか?」
ヨッシー「ここまで来たら言いっこなしですよ」
マリオ「そうだな。じゃあ、扉を開けるぞ」ガチャ
パンッ
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:09:08.05:mrg11vH/0
「ハッピーバースデー……
ルイージ!!!」
マリオ「は?」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:10:03.78:HougrluN0
キノピオ「ルイージさん誕生日おめでとうございます!」
クッパ「ワガハイも今日は祝ってやろう。さあ、食え!」
ルイージ「悪いね、みんな!」
ドンキー「うぇwwっうぇっwwwwww」
マリオ「は?」
ヨッシー「そう、これはドッキリ。マリオさんを騙して、冒険を影から撮影する、
ルイージさんへの誕生日プレゼントだったんですよ!
(旅は数日かかったが、今日がちょうど誕生日だった)」
マリオ「は?」
ヨッシー「当然冒頭の設定とかも全部嘘です。ドッキリ大成功! ごめんね!」
マリオ「は?」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:14:51.75:mrg11vH/0
ルイージ「あ、兄さんだ! ようこそ! 『ぼくの』誕生日パーティーへ!」
キノピオ「マリオさんも祝ってあげてください!」
クッパ「今日はワガハイの奢りだ!」
マリオ「は?」
キノピオ「さー食べましょう!」
ヨッシー「ウィッキー!」
ドンキー「うぇwwっうぇwwww」
マリオ「……」ショボーン
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:17:59.84:mrg11vH/0
ピーチ「なんてね、嘘よ」
マリオ「!? ピーチ姫!?」
ルイージ&キノピオ&ピーチ&クッパ&ドンキー&ヨッシー
「ハッピーバースデー、マリオアンドルイージ!!!」
マリオ「……マンマミーヤ」
ピーチ「これはプレゼントのキス」チュッ
マリオ「……」
マリオ「ヒア ウィ ゴー!」ピース
おわり
ワリオ「誰か忘れてない?」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:19:32.53:fIp08m/N0
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107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:21:17.88:mrg11vH/0
マリオ「するんじゃないかな」
ヨッシー「現実逃避しないでください」
ヨッシー「マリオさん、これ何か分かります?」
マリオ「残機だろ?」
ヨッシー「何でマリオさんばかり何度も死ねるんですかね?」
マリオ「ヨッシーだってオレが二段ジャンプで乗り捨てても復活するじゃないか」
ヨッシー「あれは落ちるたびに這い上がってきてるんです。
スーパードラゴンの体は人間より丈夫なんで」
マリオ「なんかごめん」
乗り捨ててwwww
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:17:26.24:mrg11vH/0マリオ「じゃあオレはどうして生き返ることが出来るんだ?」
ヨッシー「いや、実はマリオさんも毎回死んでますよ」
マリオ「えっ」
ヨッシー「死ぬたびに新しい身体が用意されて、
記憶が引き継がれているだけです」
マリオ「」
マリオ「悪い冗談やめようぜ」
ヨッシー「時にマリオさん。コイン100枚集めると1UPしますよね」
マリオ「ああ」
ヨッシー「あれはコイン100枚で新しい身体が用意されているってことなんですが」
マリオ「ちょっと待て。身体を用意するって言うけど、誰がやっているんだ?」
ヨッシー「クッパです」
マリオ「」
ヨッシー「つまりマリオさんは金(コイン)を集めるための機械」
マリオ「アアアアアアア」
マリオ「ってことはピーチ姫も」
ヨッシー「グルです」
マリオ「」
ヨッシー「仕組みはこうです。
マリオさんはレンタルのロボットのようなもので、クッパが貸し出しを行っています。
使用期限はそのマリオさんが死ぬまで。
キノコ王国はこれをレンタルして、キノコ、フラワー、スターなどの物品を集めています。
レンタル代は当然国費から出ますが、マリオさんの旅の道中コインが落ちているので、
これをレンタル代に代えているわけです」
マリオ「しかしそれじゃクッパは自分で勝手にオレを使ってコインを稼げばいいじゃないか。
それだとキノコ王国はボロ儲けだろ」
ヨッシー「そうですね。クッパのやっていることはほとんどボランティアです。
そうまでしてでもキノコ王国との関係を良好にしておきたいんでしょう。
朝貢のようなものです」
マリオ「オレは金儲けと外交の道具だったってことか……」
ヨッシー「マリオさん。大丈夫ですか?」
マリオ「ああ。少し眩暈がしただけだ」
ヨッシー「もうどれくらい経つのか……。マリオさんが初登場したときのことを憶えていますか?」
マリオ「ドンキーコングか」
ヨッシー「ええ。あのとき悪役として登場したマリオさんが、いつの間にか冒険者になっていた。
その時点で違和感は覚えるべきだったのかもしれません」
マリオ「ヨッシー、きみは何者なんだ? そしてなぜこのことをオレに伝えた?」
ヨッシー「これも昔の話ですが、当初わたしはクッパの魔法で卵の中に閉じ込められていましたよね。
真相を知るヨッシーはあのような弾圧を受け続けていたんです」
マリオ「それがなぜ今になって?」
ヨッシー「今はインターバルです。しばらくの間、新しい冒険はないでしょう。
それにクッパの方もそろそろ
この益のないシステムに嫌気がさしているようです」
マリオ「ヨッシーはオレの味方なのか?」
ヨッシー「もちろんです。
もし、マリオさんがこの状況を変えたいのなら、
今夜またここに来てください。
今あなたが何をすべきか教えましょう」
マリオ「……」
マリオ宅
マリオ「……」
マリオ「(とんでもないことを知ってしまった……。
ヨッシーはああ言うが、一体何をするつもりなんだ?)」
ルイージ「兄さん、何してるの?」
マリオ「(あの話が本当ならこいつもオレと同じか……。
この状況を変えたいなら今夜。こいつも連れていくか?
……いや、知らない方が幸せだろう。危険も伴うだろうし)」
ルイージ「兄さん?」
マリオ「弟よ……。兄は少し出かける。
留守は頼んだぞ」
ルイージ「あ、うん。いってらっしゃい」
夜
ヨッシー「来てくれると信じていました」
マリオ「それで、一体オレは何をすればいいんだ?」
ヨッシー「簡単です。いつも通りのことをやればいいんです」
マリオ「いつも通り?」
ヨッシー「つまり、クッパに会いに行くんです」
マリオ「……!!」
ヨッシー「クッパ自身この状況を嫌っている可能性があることは言ったとおりです。
ならばクッパを説得して、キノコ王国を打倒しましょう」
マリオ「しかしそれは……」
ヨッシー「ええ、クッパを説得できなかったらアウト。道中に死んでもアウトです。
記憶が引き継がれるとはいえ、今のマリオさんは死にますから。
その危険を冒す覚悟があるのなら……」
マリオ「……」
ヨッシー「怖いのは分かります。強制もしません。よく考えてください」
マリオ「ヨッシー、きみはどうしてオレにここまでしてくれるんだ?」
ヨッシー「マリオさんは憶えていないでしょうが、
わたしはマリオさんが赤ちゃんだった頃からマリオさんを見てきました。
……大勢のマリオさんが死んで行くのも。
せめて今のマリオさんだけでも、わたしは救いたいんです」
マリオ「ヨッシー……」
マリオ「ヨッシー。決めた。オレは行く」
ヨッシー「その意気ですマリオさん。絶対に、このふざけたシステムを壊してやりましょう!」
マリオ「ああ」
ヨッシー「確認しますが、マリオさんは崖から落ちたら普通に死にます。
クッパの説得に失敗してもアウトです。大丈夫ですね?」
マリオ「ひとつだけ……。オレに何があっても、ルイージには危害は及ばないな?」
ヨッシー「わたしが約束します」
マリオ「よし、行こう」
ところで、マリオたちは現行のシリーズ全てを経験したという設定ですが、
これからの冒険はマリオワールドのイメージでお願いします。
31: 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/10/07(金) 00:49:15.88:GwxNFagJ0これからの冒険はマリオワールドのイメージでお願いします。
了解
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:50:18.78:mrg11vH/0陸のステージ
マリオ「今までのオレなら数分でクリアするような場所だけど……」
ヨッシー「違って見えますか?」
マリオ「少し、な」
クリボー「!! マリオ!」
マリオ「そういえばこいつらは何なんだ?」
ヨッシー「わたしは知っていますが、せっかくなので本人に聞いてみるのはどうですか?」
クリボー「どうして……兄ちゃんを殺した!?」
マリオ「!!」
ヨッシー「どういうことですか?」
クリボー「言葉のとおりだ。オレの兄ちゃんは数か月前、そこのマリオに踏みつぶされた……」
ヨッシー「(そうなんですか? マリオさん)」
マリオ「(……正直憶えていない)」
クリボー「兄ちゃんだけじゃない。じいちゃんも、おじさんも、皆マリオに踏みつぶされたんだ!」
マリオ「でもお前らも襲ってくるんだからお互い様だろ」
クリボー「襲ってくる? 何を言っている?」
クリボー「オレたちは何もしていない!
お前が勝手にやってきてオレたちの仲間を踏みつぶしたんだろう!」
マリオ「(ヨッシー、どういうことだ?)」
ヨッシー「(……仕方ありません。話しましょう。
マリオさんはもともといわゆる敵キャラに触れるとダメージを受ける仕様なんです。
個体の回転を早くするためにね)」
マリオ「」
ヨッシー「(彼らが襲ってくるというのはマリオさんの被害妄想なんです)」
マリオ「」
これは・・・
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 00:59:33.85:mrg11vH/0クリボー「確かにオレらはキノコ王国の裏切り者さ。
だがな、あんな王国、裏切られて当然だ!」
マリオ「(キノコ王国ってどんだけひどいことしてるんだよ)」
ヨッシー「(マリオさんが一番の被害者だと思いますが)」
クリボー「ともかく、兄ちゃんの敵! 死ね!」
マリオ「ヨッシー! 向かってきたぞ!」
ヨッシー「彼らを殺してきたのはわたしも一緒です。まあわたしはお腹がすいてるだけなんですが。
とにかく、この冒険が終わるまでは甘んじて罪を受けるほかないと思います」
マリオ「……踏みつぶすしかないのか?」
ヨッシー「残念ながら」
マリオ「……」
クリボー「マリオオオオオオ」
グシャッ
お腹が空いてるだけww
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:00:41.76:q01It2i80
クリボーってこけたらどうやって立ち上がんの?
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:02:40.12:mrg11vH/0マリオ「うえ……」
ヨッシー「大丈夫ですか?」
マリオ「いや、いろいろとフラッシュバックしてな……」
ヨッシー「つらいですか? やめますか?」
マリオ「いや、続けよう。弟のためにも」
ヨッシー「では進みましょう」
マリオたちの前に崖が現れる。向こう側に着くには空中リフトを渡るほかないようだ。
ヨッシー「特別難しい仕掛けでもありませんね。行きましょう」
マリオ「ヨッシー!」
ヨッシー「はい?」
マリオ「……少し待ってくれ」ガクガク
マリオ「ここで落ちたら、オレは死ぬんだよな」
ヨッシー「そうですね」
マリオ「今まで難なく突破してきたところも、
ミスったら死だと考えると急に怖くなってきた」
ヨッシー「しかしここを進まないとゴールへは辿りつけません」
マリオ「分かってるが……」
ヨッシー「マリオさん、わたしにつかまっていてください。
大丈夫です。絶対に落ちません。
仮に落ちそうになったら、わたしを乗り捨ててもらって構いません」
マリオ「ヨッシー……」
ヨッシー「行きますよっ!」
ピョン ピョン ピョン
ヨッシー「あ」
マリオ「……」
マリオ「ごめん、ヨッシー」ピョン
ヨッシー「あああああああああああああ」
冷静だったヨッシーがwwww
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:09:44.49:mrg11vH/0ヨッシー「本当に乗り捨てられるとは思いませんでしたよ」ボロボロ
マリオ「いや、オレも本当に落ちそうになるとは思わなかったもので。
すまんかった」
ヨッシー「まあいいです。慣れてますから」
マリオ「ところで、他のヤツについても色々聞きたいんだけど」
ヨッシー「構いませんよ。誰ですか?」
マリオ「ワリオとか」
ヨッシー「あれはマリオさんに対抗意識を燃やしているただのおっさんです」
マリオ「そうか」
そうかwwww
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:12:36.92:mrg11vH/0水中面
マリオ「水中面か……」
ヨッシー「マリオさん、何で準備運動してるんですか」
マリオ「いや、足とか攣ったら困るし……」
ヨッシー「……」
マリオ「そういえば、SFC時代は永遠に息が続いたのに、
64あたりから長く潜っていられなくなったんだよな」
ヨッシー「それはただの体力低下です」
マリオ「……そうか」
マリオ「今のオレも?」
ヨッシー「時系列的にあれより後ですから、当然息をしないと死にます」
マリオ「は?」
ヨッシー「さあ行きましょう」
マリオ「帰る」
ヨッシー「海パン一丁でUターンしないでください。
前半のカッコイイマリオさんはどこへ行ったんですか」
マリオ「いや、だって無理じゃんコレ。
空中リフトとかは頑張れば生きて突破できるけど、
これは100%死ぬじゃん!」
ヨッシー「大丈夫です!
水中にはコインとかマンタのおならとか息継ぎ出来るものは
いくらでもあるんですから!」
マリオ「無理無理無理いいい!」
水中
マリオ「がぼおぼがあべぼぼぼ」
ヨッシー「(説明しよう。水中で会話している漫画もあるが、
64その他の水中を見る限り、普通に水の中のマリオさんは
「がぼがぼ」だ)」
マリオ「がぼがっぼぼ(トーピードとか死ねる)」
ヨッシー「(昔ボンボンの漫画であの手がミッ○ーの手だとかいうネタがありましたよね。
おっと誰か来たようだ)」
陸
マリオ「水中では特に何もなかったな」
ヨッシー「だから大丈夫だって言ったじゃないですか」
マリオ「さあ! 次行こう! 次のステージは?」
ヨッシー「洞窟です」
マリオ「は?」
ヨッシー「もういい加減グダりますからそうやって渋るのいらないですから」
マリオ「だってあれじゃん。洞窟面ってことはあれがあるだろ?
落ちてくる天井とか、下マグマだったりとか」
ヨッシー「さあさあ、テンポよく行きますよ」
マリオ「うわああああああ」
マリオ「ハーッ、ハーッ。死ぬかと思った」
ヨッシー「落ちてくる天井はなんとか突破しましたね。次はこっちです」
マリオ「う……マグマの上を渡るのか」
ヨッシー「でもラッキーなことに金網ですよ。楽じゃないですか」
マリオ「ああ、あの金網伝っていく奴か。ワールドのクッパ城みたいな」
ヨッシー「そうです。さあ行きましょう」
マリオ「そういえば、ヨッシーは金網につかまれなくない?」
ヨッシー「大丈夫です。道中青コウラを手に入れました。これで飛んでいきます」パタパタ
マリオ「おお、そうか」
ヨッシー「じゃあわたしはさきに行ってるんで」パタパタ
マリオ「待ってろよー。……って、オレを乗せていってくれてもよかったんじゃないかな」
マリオ「しかしこりゃあまり怖くないし、確かに楽だな」
ノコノコ「あ、マリオ!」
マリオ「(ああそうか。金網のところはノコノコが邪魔してくるんだっけ。
確か倒し方は金網の裏側から叩いて落とすんだったな」
ノコノコ「えっ」
マリオ「えいっ」ポコッ
ノコノコ「あああああああああああ」
ジュッ
マリオ「……」
ヨッシー「無事渡ってこれましたね。マリオさん? 顔青いけど大丈夫ですか?」
マリオ「ちょっとな……」
ヨッシー「あ、見てください。出口ですよ」
マリオ「次は何のステージだ?」
ヨッシー「お化け屋敷です」
マリオ「え、ってことはきみは」
ヨッシー「ええ、入れません」
マリオ「前から思ってたんだけどさ、
あれ建物だからわざわざ中に入らなくても迂回していけばいいんじゃないかな」
ヨッシー「駄目です。マリオさんがお化け屋敷に入るのは義務です」
マリオ「だけど、ヨッシーのアドバイスがないと心細いぞ」
ヨッシー「そこはこのトランシーバーで連絡をとりましょう」
お化け屋敷
マリオ「ところでヨッシー」
ヨッシー『何でしょう』
マリオ「オレが倒したクッパやコクッパたちはどうなっているんだ?」
ヨッシー『彼らはマリオさんよりよっぽど強いんで、倒されたふりをしているだけですよ」
マリオ「……ショックだ」
ヨッシー『何でそんなことを訊くんですか?』
マリオ「いや、昔、お盆に殺されたクッパやコクッパの亡霊が出てくるっていう話が漫画にあったんでな」
マリオ「しかしお化け屋敷は比較的危険な仕掛けもなくて楽……」
クリボー?「マリオ……」
マリオ「!?」
クリボー?「アタマガ……イタイ……」
マリオ「ま、まさか……」
ノコノコ?「アツイヨ……アツイ……」
マリオ「うわあああああああああああ!」
マリオ「ハー……逃げ切れたが……。
……あいつらもやっぱ死んでるんだな。
ああいうのは心に来るよ」
アトミックテレサ「じゃーん」
マリオ「あ、アトミックテレサだ。
確か階段を滑って倒せるんだよなこいつ。
それっ」ポコッ
アトミックテレサ「うわー」
マリオ「安らかに眠れよ」
うわー
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 01:45:21.20:mrg11vH/0お化け屋敷外
ヨッシー「お疲れ様です」
マリオ「特に何もなかったぞ」
ヨッシー「さあ、次のステージをクリアすればいよいよクッパ城ですよ!」
マリオ「おお! ……で、次のステージは?」
ヨッシー「空中面です」
マリオ「」
ヨッシー「今回は駄々こねないんですか?」
マリオ「もう、いいや」
ヨッシー「まあ、安心してください。お化け屋敷の外でこれを手に入れました!」
マリオ「おお! マント羽根!」
ヨッシー「正直このステージで羽根はチートですけどね」
空中
うにゅん うにゅん(飛んでる音)
ヨッシー「わたしはヨッシーの翼を手に入れられたのでこれで行きます」
マリオ「またチートアイテムか」
ヨッシー「常人なら即失神する光景でしょうに、マリオさん冷静ですね」
マリオ(仏)「慣れたよ」
ヨッシー「それは何よりです。ところで、飛ぶアイテムって言っても色々ありますよね」
マリオ「ああ。このマントは当初操作が上手く出来なくて苦戦したものだ」
ヨッシー「Pバルーンとか、拷問用アイテムとしか思えませんよね。
タヌキで飛ぶとかイミフだし。
羽根帽子がどれだけスタイリッシュなことか」
ヨッシー「時にマリオさん」
マリオ「何だ?」
ヨッシー「マントからの急降下で敵キャラを倒せることに関して、
傷ついたことはないんですか?」
マリオ「頃すぞ」
ヨッシー「すみませんでした」
クッパ城
マリオ「ついに来たか……」
ヨッシー「今回は飛行船とか凝ったことはしてませんね」
マリオ「最後のステージ……どんなに険しいトラップが待っていようとも、オレは行く!」
ヨッシー「その調子です! マリオさん!」
マリオ「……行くぞ」
クッパ城内部
マリオ「……」
ヨッシー「……」
シーン
マリオ「あれだけ意気込んで入ったのに、トラップが作動していないというのはどういうことだ?」
ヨッシー「まあこれだけのトラップを動かすとなると、電気代もかさみそうですからね
わたしたちが来ると分かっていないときは動かしてないんじゃないですか」
マリオ「経営難!?」
ヨッシー「キノコ王国への貢納もあるでしょうからね。
だからこそ交渉の可能性があるんです。行きましょう」
マリオ「ああ」
メカクッパ「カタカタ……」
マリオ「(今思うとこれも、クッパがオレに倒されてくれるために置いてあったのかな)」
ヨッシー「マリオさん! 敵の気配が……!」
マリオ「む……」
ハックンA「顔も黒く塗ったら完全に見えなくなるんじゃね?」ペタペタ
ハックンB「(反復横とびの練習)」ピョンピョン
マリオ「……」
ヨッシー「あーーーーー!!!!」
マリオ「何だよ、でかい声出すなよ」
ヨッシー「ドッスンが胡坐かいてます!」
マリオ「……彼だって疲れているんだろう」
クッパの部屋の前
マリオ「とうとうここまで……」
ヨッシー「マリオさん、途中のドタバタで忘れがちかもしれませんが、
ここで失敗したらアウトですからね」
マリオ「ああ、分かってる。ところできみは城の中には入れないんじゃなかったのか?」
ヨッシー「ここまで来たら言いっこなしですよ」
マリオ「そうだな。じゃあ、扉を開けるぞ」ガチャ
パンッ
「ハッピーバースデー……
ルイージ!!!」
マリオ「は?」
ちょwwwwwwww
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:10:30.05:PetfAgO90
おいwwwwwwwww
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:12:32.91:mrg11vH/0キノピオ「ルイージさん誕生日おめでとうございます!」
クッパ「ワガハイも今日は祝ってやろう。さあ、食え!」
ルイージ「悪いね、みんな!」
ドンキー「うぇwwっうぇっwwwwww」
マリオ「は?」
ヨッシー「そう、これはドッキリ。マリオさんを騙して、冒険を影から撮影する、
ルイージさんへの誕生日プレゼントだったんですよ!
(旅は数日かかったが、今日がちょうど誕生日だった)」
マリオ「は?」
ヨッシー「当然冒頭の設定とかも全部嘘です。ドッキリ大成功! ごめんね!」
マリオ「は?」
ルイージ「あ、兄さんだ! ようこそ! 『ぼくの』誕生日パーティーへ!」
キノピオ「マリオさんも祝ってあげてください!」
クッパ「今日はワガハイの奢りだ!」
マリオ「は?」
キノピオ「さー食べましょう!」
ヨッシー「ウィッキー!」
ドンキー「うぇwwっうぇwwww」
マリオ「……」ショボーン
ピーチ「なんてね、嘘よ」
マリオ「!? ピーチ姫!?」
ルイージ&キノピオ&ピーチ&クッパ&ドンキー&ヨッシー
「ハッピーバースデー、マリオアンドルイージ!!!」
マリオ「……マンマミーヤ」
ピーチ「これはプレゼントのキス」チュッ
マリオ「……」
マリオ「ヒア ウィ ゴー!」ピース
おわり
ワリオ「誰か忘れてない?」
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 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
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/ (W) \
〈<二二二>〉
ヘY⌒。><。⌒Yヘ
丶vvv(_)vvvノ
〈ヒ王王王王ヲ〉
>―亠―<
/||__||\
`r<_/◯ ◯\_>、
(U( )U)
丶))> <((ノ
( イ ̄ ̄丶 )
(ソ二) (二ソ) _,,-''"
,-''"; ;,_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' -|r‐、. レ | ┼ヽ
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ./| _ノ __ノ d⌒)
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ところどころ漫画のネタをにおわせる場面があるのは許してください。
>>ルイージが黒幕
>>ドッキリ
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別にワリオ嫌いなわけじゃないです。
他のSS作者さんを挙げてくれた方がいましたが、別人です。
ありがとうございました。
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:22:38.27:31NKX5mx0コロコロのスーパーマリオくん ボンボンのマリオ
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109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:22:59.54:HougrluN0
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110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:23:10.21:PetfAgO90
乙 おもしろかったwww
…まあ、ワリオはダイヤモンドシティの仲間がいるから
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:24:00.09:mrg11vH/0…まあ、ワリオはダイヤモンドシティの仲間がいるから
モブも含めてドッキリだったのかは想像にお任せします。
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 02:30:41.31:TkDaDl/dO
面白かった
乙!
乙!
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同志発見
こんなことも知らなかったなんて一生の不覚だ
まあ……それが判る俺も俺だが
ハックンの4コマネタなつかしす