-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:27:31.87:gXf3hVr50
結衣「あかり…こんな所で何してるんだ」
あかり「…結衣ちゃんかぁ」
結衣「…花瓶…いつまで、こんな事するつもりだ」
あかり「一生かな…一生、水を替え続けるつもりだよぉ」
結衣「…あかり」
結衣「こんな事しても、アリさんは帰ってこないぞ」
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww
【東方】ルックス100点の文ちゃん
【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?
韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:30:13.25:gXf3hVr50
私は船見結衣。19歳。
何だかんだで京子と同棲している普通の大学生だ。
今は夏休み。京子はバイトでいそがしいのでヒマだった。
そんなある日、ちなつちゃんから聞いた驚くべき話。
七森中の妖怪「アッカリーン」の噂だ
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:33:28.73:gXf3hVr50
毎日毎日、校門の近くに置いてある花瓶の水を替える人物の噂…。
どんなに気持ち悪がられようと警察に注意されようと止めないらしい。
…私には心当たりがあった。
あそこは、あかりの飼っていたアリが死んだ場所だったのだ。
そして、私は久しぶりに七森中へやってきた。
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:36:54.97:gXf3hVr50
結衣(やっぱり…あかりだったのか。妖怪アッカリーン…)
あかり「…もしかして心配かけちゃってるのかなぁ?」
結衣「ああ…正直、毎日アリの為に水を替えに来るなんて、普通じゃない」
あかり「そっか…そうだよね、変だよね」
結衣「…あかりは今、何してるの?あかりも、とっくに卒業しただろ?」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:39:58.47:gXf3hVr50
あかり「あかりは…大学で上手くやってるよ?」
結衣「ホントか?あかりとちなつちゃん、私達と同じ大学に行くって言ってて」
結衣「それで…」
あかり「ちなつちゃんだけ受かった。私は希望じゃない大学に…」
結衣「そ…そうだろ?余裕ないはずなのに」
結衣「こんな事してて、ホントに大丈夫なのか?」
あかり「…」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:43:13.95:gXf3hVr50
あかり「…ごめんね。嘘ついちゃった」
あかり「二ヶ月行ってないよ、大学」
結衣「な…!二ヶ月!?単位は…!?」
あかり「うん。ヤバイよぉ」
結衣「な…なら!こんな事してる場合じゃないだろ!?」
あかり「…あかりにとっては、大事な事なんだ…ごめんね」
結衣「あ…あかり…お前…まさか、空いてる時間、ずっとココにいるのか?」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:48:26.69:gXf3hVr50
あかり「…そうだよぉ。そうでもなければ、警察に注意なんかされないよぉ」
結衣「っ…ウソだろ…」
あかり「…ごめんね。失望しちゃった?」
結衣「そういう問題じゃない…」ワナワナ
あかり「…ふふ、そうだね」ニコッ…
結衣「…ここに来るなら、やるべき事をやってからにしろよ…?」
あかり「…そうだね。分かったから、今日は帰ってね」ニコッ
結衣「…まだだ。説教は終わってないぞ」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:52:28.05:gXf3hVr50
結衣「あかり、お姉さんと同居してただろ?お姉さんは何て言ってるんだ?」
あかり「帰ってよぉ。結衣ちゃんは関係ないよぉ」
結衣「ダメだ。あかりが就職したお姉さんの邪魔をしてないかどうか心配だ」
あかり「…帰ってよぉ」
結衣「この事を聞くまでは帰らないぞ?」
あかり「一番つらい質問だよぉ」
結衣「はやく答えてくれ…あかり」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:53:20.81:kqXokZsT0
あかり「…」
「私があかりを守るから、あかりは好きにしてていいのよ~…ハァ」
「じゃ、仕事行ってくるわね。ご飯は冷蔵庫だから…いってきます」
あかり「こんな感じかな?」
結衣「お、おい…それニートって言うんじゃないか…?」
あかり「…帰ってよぉ」
結衣「こんな生活を二ヶ月…いや、もっとか…?」
結衣「ふざけるな…!迷惑かけてまで…!!」ワナワナ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:01:32.73:gXf3hVr50
あかり「あかりは、立派に水を替えてるから…20分ごとn」
結衣「ふざけるな!!」
あかり「え」ビクッ
結衣「立派!?良く言えたなそんな事…!!」
結衣「みんな立派に、大学行ったり就職したりしてるのに…あかりは…!」
あかり「…これが私の仕事だよぉ。帰ってね」ニコッ
結衣「あかり!!良く聞け!いいか、よく聞けよ!?」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:05:01.31:gXf3hVr50
結衣「まず、りせ会長だ!」
結衣「あの人は西垣先生と立派な研究室を立ち上げてる!」
「失敗も多いが、興味深い研究室」
結衣「世界中から注目が集まってる研究室だ!今度ノーベル賞をもらうかもしれないんだってさ!!」
結衣「人の命を救うかもしれない立派な
研究だ!すごいな!!」
あかり「…」
結衣「次は、櫻子ちゃん…いや、向日葵ちゃんと櫻子ちゃんだ!!」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:08:47.73:gXf3hVr50
結衣「二人は、立派な女優さんだよ!!」
結衣「すごいぞ!!ハリウッドにも行ったからな!!」
「これからの女優界を引っ張っていく二人。良いライバル同士」
結衣「今度、あの二人が主演のハリウッド映画が出来るらしい!!」
結衣「あの有名な某監督が作るんだってさ!!すごいな!!!」
あかり「…」
結衣「次は、千歳と千鶴だ!!」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:13:08.64:gXf3hVr50
結衣「あの二人は、京都で立派なお店を開いたよ!!」
結衣「私も一回行った!!すっごく美味しかったぞ!?」
「漬物に愛がこもっている。外国の有名人も感動する味。」
結衣「名前は、千千!検索してみろ、すごいぞ!!」
結衣「スポンサーも付き初めて、絶好調らしい!!」
あかり「…あ、水…」
結衣「ぐっ…次は、綾乃だ!!」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:17:24.55:gXf3hVr50
結衣「綾乃は、大学で猛勉強中だよ!」
結衣「私達とは違う、すっごく偉い大学で常にトップらしいぞ!」
「天才。さらに努力家。いつか成功する」
結衣「前、会ってきた!山ほどあるレポートを一瞬で仕上げてたよ!」
あかり「…元気かなぁ、アリさん」
結衣「…っ…次は、ちなつちゃんだ…!」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:22:18.02:gXf3hVr50
結衣「ちなつちゃんは…!大学に行きながら、アイドルの面接をちょくちょく受けてるらしい!」
結衣「前、バックダンサーに採用されて、あの某ドームで躍ったらしい!」
「まだまだこれからですけど、頑張ります!結衣センパイ、見てて下さいね…♪」
結衣「こんな事を言ってたよ!いつかアイドルになって」
結衣「七森中みんなに自慢するのが夢だってさ!ちなつちゃんらしいな!」
あかり「…花もそろそろかなぁ」
結衣「…最後に…私と京子だけど…っ」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:26:11.90:gXf3hVr50
結衣「…私は、普通の大学生。知ってると思うけど、京子と暮らしてる」
結衣「京子、最近バイト始めちゃってさ…ヒマなんだよな」
「バイトも楽しいけど、やっぱ結衣と一緒にいる方が楽しいなーっ。そろそろ辞めるわー!」
結衣「…何だよソレ…って感じだろ?でも、京子らしいよな」
結衣「…皆…それぞれの道を歩いてる。だから…あかりはどうかなって…」
あかり「…」
結衣「あかり…聞いてたよな?」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:29:57.60:gXf3hVr50
結衣「その…興奮したのは悪かった。だから…」
結衣「あかりの気持ちを聞かせてくれないか…?」
あかり「…結衣ちゃん…」
結衣「皆のこと知って、どう思った?自分はこのままでいいや、って思ったか?」
あかり「…」
結衣「…どうなんだ?怒らないから、聴かせてくれ…」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:33:47.17:gXf3hVr50
あかり「…怒らない?」
結衣「ぐっ…いや、返答次第では怒ってしまうかも…」
あかり「帰ってよぉ」
結衣「…すぅーっ…はぁーっ…落ち着け私…」ボソッ
結衣「分かった。怒らない。だから、あかりの気持ち、聞かせてくれ」
あかり「…」
あかり「…あかりは」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:37:14.75:gXf3hVr50
あかり「この道を選んだんだよぉ」ニコッ
結衣「…なるほどぉぉ…それで?」
あかり「前進しなくても…止まり続けて、アリさんの世話をする…」
あかり「そんな道もあると思うんだ」ニコッ
結衣「そっかぁぁ…それで?」
あかり「終わりだよぉ。帰ってよぉ」ジョボジョボ
結衣「…お姉さんの話はどうしたんだ?お姉さんに迷惑かけてるだろぉぉ…?」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:41:13.16:gXf3hVr50
あかり「お姉ちゃんは良いんだよぉ。受け止めて、包んでくれるから」
結衣「…はぁぁ…だから良いって…?」
あかり「うん。帰ってよぉ」
結衣「終わりかぁぁ…?」
あかり「うん。帰ってよぉ」
結衣「ふ・ざ・け・る・なぁぁ…あかりぃぃぃぃ…終わり…?」ピキッ
あかり「…約束だよぉ。帰ってよぉ」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:44:33.13:gXf3hVr50
結衣「ぐっ…ううぅぅ…」
結衣「わ、分かった…約束だもんなぁぁ…怒らないよ…?」
あかり「ありがとう。帰ってよぉ」
結衣「じゃ、また来るからな。今日は帰るよ」
あかり「…え?やめてよぉ」
結衣「安心しろ…私は怖いだろ?他の七森中の皆に頼んで来てもらうから…」
あかり「やめてよぉ」
結衣「じゃ、また明日…私じゃないけどな」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:48:13.59:gXf3hVr50
ブルルルルルルルル…
あかり「原付に乗って行っちゃった。免許、取ったんだ」
あかり「…明日から…あかりとアリさんにピンチ到来だね」
あかり「まぁいいや…アリさん、クッキー砕いておいたよぉ。良かったら食べてね」
ガキA「あwwwwアッカリーンwwwww」
ガキB「飽きないなー俺達もwwww」
あかり「…また来たんだぁ」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:52:36.45:gXf3hVr50
ガキA「うんwwwwじゃ、クッキーちょうだい?wwww」
ガキB「俺も…欲しいな。お願い…w…やべっ、笑い止まんねぇwwwwww」
あかり「…はい。残りはアリさんの分だから…」
ガキA「アリさん出たwwwwwwwwww」
ガキB「笑かすなよwwwwwwwwww」
あかり「帰ってよぉ」
ガキA「うん!毎日ありがとう。…くっ…ははは!wwwwww」
ガキB「何ふざけてんだよ!……だ、ダメwwwwwwww」
クソガキども「じゃあなーwwwwww」
あかり「…はぁ」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:58:12.94:gXf3hVr50
~2時間後~
あかり「…花瓶も変えようかなぁ」
あかり「笑われたって、いいよ。アリさんも、辛いもん」
あかり「…同じ命なのに…会長たちの人の命を救う研究は賞賛されて」
あかり「なんで、あかりは怒られたり失望されたり笑われたりするんだろぅ…」
あかり「…あかり、何だか悲しくなってきちゃったよぉ」
あかり「…けど、出る涙もないよぉ」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:00:25.96:sGhdnlrg0
先生「うわっ…またいる…」
校長「そんな事を言わないで。ほら、あなたのクラスの卒業生でしょう?」
先生「…はい。行ってきます」
~~
先生「…あかりちゃん?」
あかり「帰ってよぉ」
先生「あ、あっはは…またソレ?」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:04:03.45:sGhdnlrg0
先生「先生、あかりちゃんの自己紹介にはビックリしたもんだよ」
あかり「聞いたよぉ」
先生「でもね、その後に話していく内に…何だ、いい子じゃない!ってね~」
あかり「また子供扱いだよぉ」
先生「お、新しい会話できたんじゃない?じゃ、先生は帰るわね?」
あかり「うん。帰ってよぉ」
先生「またねー…あ!ちゃんと大学は行くのよ?」
先生(なんなのよ毎日毎日…残業気分だって…もう!イライラする!!!)
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:08:56.22:sGhdnlrg0
~さらに3時間後~
あかり「…そろそろ、帰るよぉ」
あかり「ごめんね、アリさん。また明日」
あかり「…」タッ
~~
~あかねマンション~
あかね「…はぁ…疲れた…うう…」
あかね「頭がズキズキするわ~…これから、ご飯も作らないとね…」
あかね「…愛するあかりの為だものね。ガマンガマン…」
ガチャ
あかり「ただいまー」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:12:56.26:sGhdnlrg0
あかね「あら、早かったんじゃない?」
あかり「そんな事ないよぉ。警察の職務質問が無かっただけだよぉ」
あかね「…その体で、その制服だもの…そりゃ、怪しいわよ~」
あかり「うん。ゴメンね」
あかね「な、何で謝るの?」
あかり「ゴメンね…ゴメンね…」
あかね「ど、どうしたの?」
あかり「ゴメンね…ゴメンね…」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:16:55.66:sGhdnlrg0
あかね「…まさか、何かあったの!?」
あかり「ううん。ゴメンね」
あかね「また、子供達に花瓶を割られたの!?それとも、先生がキレたの!?」
あかり「違うよぉ。ゴメンね」
あかね「やっ…やめて!!謝らないで!!お願い!!」
あかり「うん。ゴメンね」
あかね「あああああやめて!!あかりは悪くない…あかりは悪くない…!!」ハァハァ
あかね(そう思わないと…そう思わないと…!!)
あかり「うん。」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:20:59.18:sGhdnlrg0
あかね「うっ…ううう…今日はご飯抜きでいいかしら…」
あかり「うん。ゴメンね」
あかね「はぁーっ…!はぁーっ!睡眠剤はどこだったかしら…はぁーっ…」
あかり「ここだよぉ」
あかね「あっ、ありがとう」
あかり「うん。ゴm」
あかね「…」ゴキュゴキュ
あかね「おやすみなさい!」バタンッ
あかり「…うん…ゴメンね」
ドン…ドンドン…謝らないでえええおねがいいいいい…あかりいいいい…
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:24:38.53:sGhdnlrg0
あかり「…最近は丸聞こえだよぉ。お姉ちゃんのストレス発散…」
あかりぃぃぃぃ…私が悪いのぉぉ…あかりは悪くないわよぉぉ…守るからぁぁ…
ドンドン…バキッ…ドン…ドンドン…
あかり「近所迷惑だよぉ。でもストレス溜まってるから仕方ないよぉ」
ううう…やっと眠くなってきたわぁぁぁ…明日に備えて寝ないとぉぉぉ…
あかり「あかりも寝るよぉ」
ドン!!!!!よし、寝るわぁぁ…
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:29:45.42:sGhdnlrg0
~翌日~
あかね「おはよう、あかり。大学はどうするの?」ニコッ
あかり「行かないよぉ」
あかね「言うと思ったわ~。それじゃ、行ってくるわね~」ニコッ
あかり「行ってらっしゃーい」
バタンッ!!!!!!!!!!
あかり「…うるさいよぉ」
あかり「あかりも出発だよぉ」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:32:36.63:sGhdnlrg0
~校門付近~
あかり「花瓶がないよぉ」
あかり「こんな事もあろうかと、予備の花瓶はあるよぉ」
あかり「ふふ…あかりって偉いなぁ」
あかり「~♪~♪」
~~~~~
ちなつ「えっ、七森中ですか?」
結衣「うん、ちなつちゃんが教えてくれたでしょ?妖怪アッカリーン」
結衣「あれ、本当だったんだよ」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:36:40.76:sGhdnlrg0
ちなつ「…って事は…」
結衣「うん。あかり…だった」
ちなつ「げぇぇ…マジですか…」
結衣「うん。口癖が、帰ってよぉ…になってたよ…ははは」
ちなつ「わ、笑えないですよソレ…京子センパイみたいなこと言わないで下さいよ」
結衣「…見て、話せば分かるよ。」
ちなつ「…とりあえず、ダンスの練習中なので電話切りますね?行けたら行きますから」
結衣「うん、ありがとう。それじゃ」ピッ
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:40:13.65:sGhdnlrg0
ちなつ「久々のセンパイのラブコールなのに…うれしくなかったなぁ」
コーチ「吉川ぁ!集合だ!」
ちなつ「あっ、すみませーん」ニコッ
コーチ「ぐっ…///甘やかさないぞ!次は…」
ちなつ(このハゲコーチ腹立つなぁ)
・・・・・・・・
・・・・
・・・
・・
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:44:24.74:sGhdnlrg0
~~~~
ちなつ「来ちゃった…でも、結構おそいし…流石にいないかな?」テクテク
あかり「…今日はカステラだよぉ…甘いもの好きだよね…」
ちなつ「…えっ」ピタッ
ちなつ「何、あれ…」
あかり「ふふ…焦らなくていいよぉ」
ちなつ「…寒気が…夏なのに…な、なんか本当に妖怪みたい…怖っ…」プルプル
あかり「…来ちゃったよぉ。ちなつちゃんかぁ」
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:47:52.00:sGhdnlrg0
ちなつ「ひっ…!あかりちゃん…?」
あかり「そうだよぉ」
ちなつ「な、何してるのかなー?」
あかり「知ってるでしょ?」
ちなつ「…はわわ…あかりちゃん…本気なの…」ガクガク
あかり「帰ってよぉ。カステラはあげないよぉ」
ちなつ(怖い…怖い…!無表情だし…制服だし…不気味…)
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:52:17.73:sGhdnlrg0
あかり「…もう夜だし…帰らないと」
ちなつ「!…ま、待って!」
あかり「?」
ちなつ「あかりちゃん、私、話があって来たんだけど…っ」
あかり「帰ってよぉ」
ちなつ「………あかりちゃん………?」
ちなつ(センパイで無理だったなら無理だろうけど…でも)
ちなつ(ここで逃げたら、本格的に私、ダメ人間な気がする…!!あかりちゃんを止めないと…!)
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:55:42.42:sGhdnlrg0
あかり「帰ってよぉ。あかりも帰るよぉ」
ちなつ「だ…ダメ!話を聞いて?」
あかり「…」
ちなつ「…え、えっと…その」
あかり「帰ろうよぉ」
ちなつ「その!その…あ、アリさん…こんな事されてもうれしくないんじゃないかな…なんて…」
あかり「え、何でかなぁ?」
ちなつ(反応した!怖いよ!逆に怖い!)
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:59:32.62:sGhdnlrg0
ちなつ「えーっと…アリさんも、あかりちゃんが好きだと思うんだ」
あかり「うん」
ちなつ「だから、アリさんも…あかりちゃんに迷惑かけたくないでしょー…みたいな…」
あかり「…」
ちなつ(何でこの年になってこんな話をs…)
あかり「迷惑じゃないから、いいよぉ」
ちなつ「えっ!?何!?」ビクッ
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:03:27.94:sGhdnlrg0
あかり「あかり、楽しいよぉ。すごく」
ちなつ「そ、そっか。でも、迷惑かけたりするのは良くないよねー…」
あかり「帰ってよぉ」
ちなつ「」
ちなつ「あ、あかりちゃん…ちょっと…?」ガクガク
あかり「帰ってよぉ」
ちなつ「…か」
ちなつ「帰るね…」バッ
ちなつ(無理…足の震えが止まらない…ごめんなさいセンパイ…)
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:07:46.82:sGhdnlrg0
~ちなつマンション~
ちなつ「はぁ…何かこっちまで暗くなっちゃうなぁ…」
ブーッブーッブーッ
ちなつ「…あ、結衣センパイ…」ピッ
ちなつ「…はい。はい。ごめんなさい…いえ、怖くて…はい。」
ちなつ「それじゃ…」ピッ
ちなつ「…ヤバイ。何かすっごく嫌な気分…」
ちなつ「はぁ…怖かったなぁ」
ピンポーン
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:10:14.88:sGhdnlrg0
ちなつ「…誰だろ。前に受けた面接の通知かな…」
ガチャ
あかり「…」
ちなつ「」
あかり「…」
ちなつ「」
あかり「…ちなつちゃん」
ちなつ「」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:11:40.84:UdUSivI00
あかり「ちなつちゃん」
ちなつ「」
あかり「ちなつちゃん?」ユサユサ
ちなつ「」フルフル
あかり「…気絶しちゃってるよぉ」
あかり「とりあえず、看病しないと…」
ちなつ「」
あかり「お邪魔しまーす。うわ、ちなつちゃんの写真だらけだよぉ」
キーッ…バタンッ
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:20:30.83:sGhdnlrg0
~~~数分後~~~
ちなつ「そ、それで…何でいるの…?」ガクガク
あかり「お姉ちゃんが…ちょっとね」
ちなつ「?…ど、どういう事?」
あかり「病院に搬送されたらしいんだよぉ」
ちなつ「えっ…ウソっ…」
あかり「それで、誰かの家に泊まって、ってお姉ちゃんからケータイに電話来たんだよぉ」
ちなつ「…え、ついてきてたの?」
あかり「え、気付かなかったの?」
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:23:24.70:sGhdnlrg0
ちなつ「」
あかり「それにしても…ちなつちゃんらしい部屋だね」
ちなつ「ちょっ、ちょっと!ここにいる理由になってないよ!?」
あかり「あ、ゴメンね。泊めてくれないかな?」
ちなつ「…っ…そうなるの…?」
あかり「ゴメンね」
ちなつ「~!」ゾクッ
ちなつ「わ、わかった…」
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:27:02.30:sGhdnlrg0
あかり「ゴメンね…ゴメンね…」
ちなつ「も、もういいから…何が食べたいの?」バフッ
あかり「うーん…冷蔵庫の中身から選んでいいのかな?」
ちなつ「いいよ…」
あかり「じゃ、枝豆で」ニコッ
ちなつ「わかった…チンするから待っててね」
ちなつ(とんでもないことになっちゃったなぁ…うう…)
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:30:04.38:sGhdnlrg0
~~~
あかり「…でね…近所の子供がいつも…」
ちなつ(…さっきからアリ関係の話ばっかり…)
ちなつ(でも、楽しそうだから放っとこう…うん、それがいいよね)
~~~~
あかり「おやすみー」
ちなつ「おやすみ…」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:33:56.62:sGhdnlrg0
~翌日~
ちなつ「いない…」
ちなつ「…また行ったのかな…」
ちなつ「てゆーか、流石に病院に行くよね…お姉さんが倒れてるんだし…」
~~~~~
病院
ドン…ドン…ドン…あかりぃぃ…帰らせて下さい…!!帰らないと行けないんです…
落ち着いて下さい!昨日、電話したでしょう!?
なんなの…ここ、邪魔ばっかり…ドン!!
あかり「…病室がすぐに分かるよぉ」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:36:56.42:sGhdnlrg0
ドン…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…
ドン!!!!!!!!!!!!!
看護師「ひっ…」
帰るわ…帰るわ…ドン
ガラッ
あかり「お姉ちゃん。お見舞いだよぉ」
あかね「あかり…あかり…」
あかり「…目の前だよぉ?」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:40:00.35:sGhdnlrg0
あかね「帰るわ…家に、あかりが…」フラフラ
あかり「目の前だよぉ」
あかね「あかり…あかり…あっ、アリの所かもしれないわ…あかりの人生を狂わせたアリ…」フラフラ
あかり「…そんなこと思ってたんだ」
あかね「…あ、あかり?」
あかり「お見舞だよぉ」
あかね「えっ、来てくれたんだ…ウソ」
あかり「ヒドイよぉ~」
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:13:00.26:sGhdnlrg0
あかね「来てくれたんだ…信じられない」
あかり「もう!ヒドイよぉ」
あかね「だ、だって…この時間はいつも、あそこに行ってるじゃない」
あかり「流石に、こんな時ぐらい休むよぉ」
あかね「!…ふふ、ありがとう。」
あかり「うん。それじゃ…」バサッ
あかね「?…花、持ってきてくれたの?」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:16:19.34:sGhdnlrg0
あかり「いや、アリさん用に花のストックを買ったんだよぉ」
あかね「…え」
あかり「3万4000円。こだわったよぉ」
あかね「…あかり、その金はどうしたのかしら…?」
あかり「…ゴメンね」
あかね「…まさか、預金通帳から…?た、ただでさえ生活は苦しいのよ?」
あかり「うん。ゴメンね」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:19:34.01:sGhdnlrg0
あかね「あ、あかり…あれは、二人で使い方を決めるってルールでしょ?」
あかり「うん。ゴメンね。あかりが悪いんだよね…本当にゴメンね」
あかね「うっ…」ズキズキ
あかり「ゴメンね…反省するから…ゴメンね…ゴメンね…」
あかね「あ、あああ…わ、分かったわ!仕方ないわよね!」ニコッ
あかり「ありがとう」ニコッ
あかね(うう…私よりもアリ…この事を話すためにここに来たんだわ…)
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:22:22.14:sGhdnlrg0
あかり「じゃ、帰るよぉ」
あかね(…やっぱり。終わったから…)
あかね「…帰っちゃうの?」
あかり「うん、また来るよぉ」
ガラガラ…バタンッ
…ドン…ドン……ドン…ドン…ドン!!!
看護師「ひっ…まただ…」
あかり「アリさんの所へ行こう…」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:25:56.16:sGhdnlrg0
~結衣マンション~
結衣「…京子。話がある」
京子「んー?良い所だから後でねー」ピコピコ
結衣「頼む。ちなつちゃんからも電話が来たんだ」
京子「ほうほう…」ピコピコ
結衣「…あかりのお姉さん…ついに倒れたらしい」
京子「…ほんと?」ピタッ
結衣「…そうだよ。前に話した妖怪アッカリーンの事で倒れたんだと思う」
京子「…あかり…」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:28:31.70:sGhdnlrg0
結衣「私…もう、どうすれば良いかわかんなくてさっ…!」グスッ
京子「!…結衣…」
結衣「あかりがぁ…っ!おかしくなっちゃ
うよっ…!うっ…うっ…京子ぉ…」ポロポロ
京子「…こうなったら」
京子「…結衣。提案があるんだけど…」
結衣「…え?」
~~~~
あかり「…あれ?何これ…」
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:31:45.46:sGhdnlrg0
あかり「飼育ケース…?」パカッ
あかり「…アリだ。アリさんのケース…」
あかり「…元気だなぁ…」
あかり「…動いてるアリさんなんて、久しぶりに見たよぉ」
あかり「…可愛いなぁ…」
京子「おーい!あかりぃー!」
あかり「!…京子ちゃん…今日は京子ちゃんかぁ」
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:34:54.17:sGhdnlrg0
京子「久しぶりだなぁーっ!」
あかり「帰ってよぉ」
京子「ははっ!ずいぶん冷たくなったじゃんか~あかりの分際でぇ!」
あかり「帰ってよぉ」
京子「…ふふ…命の恩人にそんな事を言っていいのかな~?」
あかり「…?」
京子「ふっふっふっ…なんと…私がアリを生き返らせたのです!」
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:37:31.77:sGhdnlrg0
あかり「帰ってよぉ」
京子「ウソだと思ってる?」
あかり「え」
京子「アリはね…生き返るんだよ…ふっふっふっ…」
あかり「…」
京子「長いこと、お祈りを捧げるとね…こう、魂がね…」
あかり「…」
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:40:04.14:sGhdnlrg0
京子「それでね…こうして…」ペラペラ
あかり「…」
京子「…ってワケ!あかりの願いでアリさんは生き返ったんだよ!」
あかり「…」
京子「あかり?聞いてた?」
あかり「…本当?」
京子「えっ」
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:42:50.54:sGhdnlrg0
京子(げ、元気付ける作戦なんだけど)
あかり「…すごいね。ありがとう」ニコッ
京子「あ、あのさ!し、信じたの!?」
あかり「…うん。あかりの今までの苦労を考えたら…」
あかり「あり得なくはないかなって」ニコッ
京子「ま、マジすか!?」
あかり「…それに」
あかり「京子ちゃんの事も信じてるから」ニコッ
京子(…すごい…なんか、すごい勢いで解決していく…ふふふ…)
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:45:56.60:sGhdnlrg0
あかり「じゃあ…この花瓶も、お供え物も、もういらないね」
京子「うん!持って帰っt」
ガシャン
グシャグシャグシャグシャグシャグシャ
ゲシッゲシッゲシッゲシッ
京子「」
あかり「あかりが、どれだけ苦労してきたか…まぁ、もう終わりだけどね」
京子「お、おぅ…お疲れ様…」ビクビク
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:49:42.60:sGhdnlrg0
あかり「ふぅ~!スッキリだよぉ!」
京子「お、おぅ…ふふふ…結衣、驚くだろうな~!」
あかり「…心配かけちゃったみたいだからね…謝らないと。」
京子「そうだ!今度、結衣ん家でパーティーしようぜ!パーティー!」
あかり「あっ、さんせーい!」ニコニコ
京子「よーし!さっそく電話して…皆も呼んで…よし、テンション上がってきたー!」
あかり「あかりもー!」
~~~~~
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:52:57.37:sGhdnlrg0
ブーッブーッブーッ
結衣「ん…京子だ!どうなったんだ!?」ピッ
京子「どうも!解決した、歳納京子です!」
結衣「お、おお…!って事は…!?」
京子「今度、結衣ん家であかり復活パーティー!OK!?」
結衣「質問に答えろよ…ったく」
結衣「でも…ははっ良かった…私からも、皆に連絡するよ」
~~~~~
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:55:57.08:sGhdnlrg0
綾乃「ええ…構わないけれど。」
綾乃「そんな事ないわよ。ヒマぐらい作れるわ。じゃあ、また」ピッ
~~~
千歳「ええで~…あっ!ウチでパーティーしようや!千千は、団体客もオッケーや~!」
千歳「まかしとき!貸切や!…うん、うん、ほなな~」ピッ
~~~
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:58:49.03:sGhdnlrg0
ちなつ「えっ!?…どうしようかなぁ…」
ちなつ「…うう…分かりました。少し怖いけど、行きますね…はい」ピッ
~~~~
櫻子「…向日葵、パーティーだってさ」
向日葵「え!?収録はどうしますの?」
櫻子「そんなの後でいいじゃんっ!私達、ワガママ言える立場でしょ?」
向日葵「はぁ…次期頂点女優としては、休みたくないですけれど…仕方ないですわね」
櫻子「オッケーです!はい、はい!それじゃ!」ピッ
~~~~
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:02:17.53:sGhdnlrg0
西垣「パーティー?授賞式の後のインタビューやらなんやらで忙しいんだが…」
りせ「…」
西垣「…はぁ。分かったよ、松本。分かった、行くよ。何とか予定を合わせる」ピッ
~~~
結衣「みんな来れるってさ」
京子「きたーーー!!!」
あかり「うれしいなぁ~」ニコニコ
京子「盛り上がっていこうっ!!!」
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:06:11.49:sGhdnlrg0
~翌日、パーティー当日~
千歳「いらっしゃいませ~」
千鶴「…」ペコリ
京子「す…すげぇ」
結衣「刺身も扱い始めたのか…」
綾乃「久しぶりね、千歳!」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ…
千歳「とりあえず、入って入って~」
あかり「おじゃましまーす」
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:10:00.26:sGhdnlrg0
ドタドタドタ…
ちなつ「…あかりちゃん」
あかり「あっ、ちなつちゃん!」
ちなつ「…その、もう大丈夫なの?」
あかり「うん、昨日は京子ちゃん達とお姉ちゃんの見舞いにも行ったし…」
ちなつ「そ、そっか」
ちなつ(良かった~)
りせ「…」
西垣「…ああ、分かる分かる」
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:13:43.79:sGhdnlrg0
千歳「ここです~」
スッ
京子「お…す、スゲーー!!」
結衣「漬物…刺身…お頭…豪華な料理ばっかりだ…」
綾乃「千歳も千鶴さんもすごいわね…」
あかり「わぁ~」
りせ「…」
西垣「…ん?それは良く分からんな…お前がタバコ嫌いなだけだろ」
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:17:39.52:sGhdnlrg0
スッ
櫻子「向日葵…何か、なつかしいね。日本の料理」
向日葵「ですわね…とても美味しそうですわ」
千歳「お、きたで~」
京子「じゃあ始めるか!あかり復活を祝って…!!」
「カンパイ!!」
京子「…ま、会長と先生しか酒が飲めないワケだが~っ」ニシシ
綾乃「相変わらずね…歳納京子は」
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:21:15.59:sGhdnlrg0
~1時間後~
あかり「うーっ、腹がポンポンだよぉ…」
櫻子「…なんか、聞いてたのと違うなぁ。元のあかりちゃんじゃん」
向日葵「…ですわね」
ちなつ「いや、ヒドイもんでしたよ!いきなり家に押し掛けたり!」
あかり「あ、あはは…ご、ごめんね?」
ちなつ「べ、別にいいけどさ…」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ…
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:23:10.69:sGhdnlrg0
~~~
あかり「あかり、トイレ…」
~~~
あかり「ふぅ…トイレ…トイレ…あれ?」
あかり「何か落ちてる…レシート?」
あかり「日付は…昨日」
あかり「購入したものは…えっ」
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:25:13.58:sGhdnlrg0
あかり「…」
あかり「アリ飼育セット…?」
あかり「…アリ…飼育セット…!!」
あかり「まさか…昨日は、これを置いてただけ…!?」
あかり「…あ」
あかり「あああああああ」
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:25:40.58:lhtbSE1J0
あかり「…アリさん…」
あかり「…ごめんね…ごめんね…だまされて…お見舞い、サボっちゃったみたいだね」
あかり「今すぐ行きたい所だけど…ちょっと待っててね」
あかり「…京子ちゃんは、生き返らせる事が出来るって言ってた」
あかり「本当の方法を聞かないといけないよぉ…じゃないと、許せないよぉ」
~~~~
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:07:57.86:sGhdnlrg0
スッ
京子「あっ、あかりぃ!何してたんだよー!」
あかり「…これ、見つけたんだよぉ」ピラッ
ちなつ(…あかりちゃん…え、ウソ…不気味なあかりちゃんに戻ってる…!?)ガクガク
京子「んー?…あ…!」
あかり「どういうことか、教えてよぉ」
京子「そ、その…し、知らないなぁ」
あかり「ウソつかないでよぉ」
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:15:57.50:sGhdnlrg0
あかり「日付は昨日だし、こんな所にこんなレシート…京子ちゃんが落としたんだよぉ」
京子「…っ…その…」
あかり「だよね?」
京子「~~!……ご……ごめん」
あかり「…」
京子「あ、あかり?」
あかり「…だましてたんだね」
京子「ち、ちが…違わないけど…私は、あかりのために…」
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:20:18.82:sGhdnlrg0
あかり「…うん。分かってるよぉ。京子ちゃんを信じてるから…」
京子「そ、そっかぁ!じゃ、パーティーの続きを…」
あかり「だから、アリさんを生き返らせる方法…教えてよぉ」
京子「え」ピクッ
あかり「あるんだよね?教えてくれたら、許すよぉ」
京子「え…っ?」
結衣(…あかりは…純粋だな…成長しても…変わらない。でも、それは…)
あかり「教えてよぉ」
322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:24:50.08:sGhdnlrg0
あかり「京子ちゃん?」
京子「あ…そのー」
あかり「教えてよぉ。あるんだよね、方法」
京子「………あかり」
あかり「?」
京子「あの話…ウソ、なんだけど…」グッ
あかり「聞こえなかったよぉ」
京子「もう、アリさんは帰ってこない!そういう事だよあかり…っ!」プルプル
あかり「…」ゴソゴソ
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:28:50.72:sGhdnlrg0
あかり「…あああああああ」
ちなつ「ひぃぃ…!!」
結衣「あれは…飼育ケース…持ってきてたのか…っ?」
あかり「こんなアリさん求めてないんだよぉ…あかりの…あかりのアリさんはぁ…??????」ズイッ
京子「」ビクッ
あかり「…黙ってちゃ…分からないよぉ!!」ポイッ
京子「いたっ…うわ、アリまみれ…き、気持ち悪い!結衣ぃ!取ってぇ!!」
あかり「…気持ち悪い?」
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:33:08.67:sGhdnlrg0
あかり「ふーん…京子ちゃんは、自分の買ったアリさんも愛せないんだぁ」
京子「はっ…?愛?」
あかり「…もういいよぉ…あかりが、生き返らせる。アリさん…」バッ
結衣「まて!!あかり!!」ガシッ
あかり「帰るよぉ。離してよぉ」
結衣「も…もう、やめろ…いつまで子供でいるつもりだ…」ワナワナ
あかり「関係ないよぉ。帰るよぉ」
結衣「みんなは…大人だから…お前を受け止めたんだ。お前のために悩んだんだ」
結衣「なのに…おまえは…っ!」
328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:36:58.15:sGhdnlrg0
あかり「…預金通帳。また、お花を買わないといけないよぉ」
結衣「お、お前なぁぁ…!!」
結衣「あかり、歯をくいしばれっ!!!」
バキッ
あかり「いたいよぉ。帰るよぉ」
結衣「」
あかり「じゃあね。あ、来ないでね」
スッ
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:40:03.70:sGhdnlrg0
~校門付近~
あかり「はぁ…だまされてたみたいだよぉ」ジョボジョボ
あかり「…アリさん…アリさん…」
ガキA「…あ!なんか戻ってきてるwwwwwwwwwww」
ガキB「wwww本当だwwwwwww」
あかり「…いつもの事だよぉ」
・・・・・・・
・・・・
・・
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:43:48.88:sGhdnlrg0
~~~千千で2時間経過~~~
結衣「…」ボーゼン
西垣「みんな、聞いてくれ。松本から話があるそうだ」
りせ「…」
西垣「私、思うんだけど…赤座さん、なにかの病気だと思うの…だそうだ」
ちなつ「…病気…!?」
りせ「…」
西垣「だって、アリが生き返るなんて普通信じない…それに、思いっきり殴られて」
西垣「あんな反応はないわ…痛覚も狂ってるのかも…だそうだ」
339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:01:53.10:sGhdnlrg0
結衣「…そうか、私は…あかりを殴ってしまったんだよな…っ」グッ
櫻子「しょうがないですよ、センパイ。私も殴りそうだったし」
向日葵「はぁ…フォローになってませんわよ」
西垣「私も、松本の言う通りだと思う。赤座は、どこか狂ってる」
綾乃「…私もそう思うわ。赤座さん…皆の思いを裏切るような」
綾乃「そんな子じゃなかったもの」
341:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:06:22.73:sGhdnlrg0
西垣「と、言っても…確証もない。だから…無理矢理、私達の研究室に連れてき…」
西垣「調べさせてもらう」
綾乃「な…!そんなのダメですよ!」
西垣「…と、松本は言っている」
綾乃「か…会長…?」
西垣「これは…赤座さんのためだから…私はあんまり親しくはなかったけど」
西垣「私の大事な…生徒だから。協力して…だそうだ」
344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:11:40.78:sGhdnlrg0
京子「…ぺっ、ペッ…あー、やっと取れた…」
千歳「…私は、賛成やけどなぁ。協力するで?会長命令やしなぁ」ニコッ
千鶴「…姉さんが言うなら…」
西垣「ありがとう…だそうだ。私からも、礼を言わせてもらうよ」
綾乃「びょ…病院で良いんじゃ…」
西垣「私達は最先端の技術を持っている。それに…病院にはお姉さんがいるんだろう?」
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:15:07.12:sGhdnlrg0
西垣「大丈夫。手荒なマネはしない…と、松本は言っている」
綾乃「…会長は…変わらないですね。こんな歳になっても皆の事を…」
りせ「…」コクン
結衣「…行こうか。早い方がいいだろ」
ちなつ(えー…私も…?…はぁ)
347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:20:32.45:sGhdnlrg0
~~~~~
あかり「お花…買ってきたよぉ」
あかり「2万円ピッタリの花だよぉ」
ガキA「飽きないわー面白すぎwwwwwwwwwwww」
ガキB「くっ…ww…はははっ…www」
あかり「…まだいるよぉ。あの子たち」
ブルルルルルルル…キキーッ
あかり「…?」
西垣「よっ!赤座。でっかい車でお出迎えだぞ!」
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:24:41.28:sGhdnlrg0
あかり「帰ってよぉ」
バタンッ ガチャ バタンッ
結衣「…そうはいかないぞ。ついてきてもらうからな」
あかり「帰ってよぉ」
結衣「…殴るぞ?」
あかり「帰ってよぉ」
西垣「松本…どうする?」
りせ「…」
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:28:12.33:sGhdnlrg0
西垣「…だな。それしかないか」
西垣「赤座。少し眠ってもらう。安心しろ、軽い催眠スプレーだ」
あかり「やめてよぉ」
西垣「次、目が覚める時は研究室だ。それじゃ…」
プシュー・・・・・・
あかり「…」グッタリ
・・・・・・
・・・・
・・
353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:30:36.11:sGhdnlrg0
~~~
あかり「ん…ここは…」
あかり「…七森中?何で…それに、体も…」
あかり「…夢かな。そういえば眠らされて…そっかぁ」
あかり「…あっ!」ゴソゴソ
あかり「アリさんだ!ふふふ…久しぶりに会えたよぉ!」
あかり「ふふ…ふふふ…」
438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 16:48:58.70:MI8rrjxt0
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 17:06:04.16:aXyR+ReW0
~西松研究室~
あかり「…」ニヤニヤ
結衣「先生…何してるんですか?」
西垣「ふふ…これが私達のノーベル賞をもらった研究の成果だ!」
ちなつ「自慢はいいです…はやく」
西垣「この装置は、対象の人物の最も濃い記憶を改めて本人に擬似体験させるものだ」
西垣「そして、脳波を測る。これにより、病気の有無、怒り、悲しみなどが分かるんだ」
綾乃「ははぁ…興味深いわね…」
476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 18:27:07.80:sGhdnlrg0
西垣「そして、今の状態になってしまった原因の大元を辿る」
西垣「悲しみが原因なのか…などをな」
西垣「松本…どうだ?」
りせ「…」
西垣「どうやら今、赤座は楽しい気分になっているようだ」
ちなつ「え…じゃあ何で…」
西垣「そう焦らないで。終わりが来れば自動的に終わるわ…と、松本は言っている」
綾乃「…でも、大丈夫なのかしら?この装置…」
477:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 18:31:42.04:sGhdnlrg0
綾乃「もし、その濃い記憶というのが嫌な記憶だとしたら」
綾乃「本人の病状はますます悪化してしまうでしょう?」
西垣「そうとも限らない。現実を見ることにより、態度を改める患者もいる」
西垣「………だが、この装置で…気が狂っまった患者もいるのは確かだ」
綾乃「…でしょうね…」
西垣「…でも、こうするしかないの…この装置は、多くの患者を救ってきたから」
西垣「…と、松本は言っている」
481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 18:36:31.41:sGhdnlrg0
~~~
あかり「ふふ…なつかしいよぉ…この授業中にアリさんと遊ぶ感覚…」
あかり「アリさん…アリさん…ふふ…また大きな穴を作ったんだね…」ニヤニヤ
あかり「ふふ…ふふ…」
先生「赤座さん、この問題は?」
あかり「○○だよぉ」
先生「せ、正解」
先生「えらく頭が良くなったわね…」
あかり「…」ニヤニヤ
482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 18:41:25.11:sGhdnlrg0
~昼休み~
あかり「…」ニヤニヤ
ちなつ「三人とも弁当食べよー」
向日葵「私、クッキーを持って来ましたのよ」ニコッ
櫻子「おいしくもないクッキーなのに、頑張るなぁ…ププッ」
あかり「あ…そんな時間かぁ」
あかり「向日葵ちゃん、クッキーいいかな?」
向日葵「はい、もちろんですわ!櫻子にはあげませんから!」
櫻子「いらないよーっだ…じゅるっ」
483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 18:44:15.29:sGhdnlrg0
あかり「ありがとう…」
グシャグシャ
向日葵「ひっ!?…あ、赤座さん?クッキー…」
櫻子「ひ、ひどいじゃんかぁ!何で潰したの!?」
あかり「食べやすいように…」パラパラ
ちなつ「…な、何してるの…」
あかり「アリさんに食べさせてるんだよぉ」ニヤニヤ
486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 18:48:12.85:sGhdnlrg0
ちなつ「」
あかり「あ、そっか…昔もこんな事があって…」
向日葵「…ひっ…な、何ですの…?」
あかり「なんでもないよぉ…ゴメンね…ゴメンね…」
~~~
ちなつ「あかりちゃん、部活いくよー?」
あかり「ふふ…アリさん、食べ物は逃げないよぉ…」
ちなつ「…あかりちゃん…今日はどうしちゃったんだろう…?」
487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 18:51:24.76:sGhdnlrg0
~ごらく部~
ガラッ
あかり「…」ニヤニヤ
京子「おーっす…って、何してんの?」
ちなつ「なんか今日、ずっとこんな調子なんですよ…はぁ…」
結衣「飼育ケース…あかり、アリ飼ってたんだ」
あかり「…え、何?」ニヤニヤ
495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:07:15.24:sGhdnlrg0
京子「…まぁいいや!今日はこのドリームBOXで遊ぶぞー!」
結衣「…何だそれ」
京子「皆さんには、この中に将来の夢を書いてもらいます」
ちなつ「しょ、将来の夢…そんなの、決まってます…♪」
京子「何個でもオーケーだから!はい書いて書いてー!」
結衣「はぁ…」
498:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:11:30.22:sGhdnlrg0
あかり(…ああ…やったなぁ…こんな事)
あかり(あかり、この時は普通に暮らしたいです、って書いたんだよね…)
あかり「…」ニヤッ
あかり(ムダかもしれないけど…お願い、書いておこうかな)カキカキ
京子「おお…あかり、貪欲だな!罰が当たるぞ!」カキカキ
結衣「何個でもオーケーなんだろ…よし」
京子「よし、集計打ち切り!出してみましょー」
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:17:52.79:sGhdnlrg0
京子「えーと…おお、ざっと30個ぐらいかな?読むぞー」
結衣「な、何か恥ずかしいな…」
「結衣センパイと一緒に住む」
「普通に就職」
「アリさんが生き返りますように」
「お供え物が盗まれませんように」
「ラムレーズン100個一気食い」
「世界平和」
「結衣と一緒に住む…キャッ」
「私と結衣センパイの壁が全て消える」
「近所のガキが死ぬ」
「花瓶が盗まれませんように」
506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:21:48.00:sGhdnlrg0
「アリさんの前で泣かないようになる」
「アリさん生き返って」
「アリさん生き返って」
「眠らなくても大丈夫な体」
「花瓶をもっと高級に出来ますように」
「ミラクルんよ永久に」
「無病息災」
「お供え物も高級に出来ますように」
「センパイとあんな事やこんな事」
「結衣と一緒の大学」
507:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:25:51.10:sGhdnlrg0
「アリさん生き返って」
「絵が上手くなる」
「アリさん生き返って」
「アリさん生き返って」
「アリさん生き返って」
「結衣センパイと一緒の大学」
「アリさんアリさんアリさんアリさん」
「アリさん生き返って」
「アリさんアリさんアリさんアリさん」
「ごらく部よ永久に」
京子「…」
あかり「京子ちゃんお疲れ様」ニコッ
511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:31:33.23:sGhdnlrg0
結衣「アリさん…何のことだ?」
あかり「それ全部あかりが書いたんだよぉ」
京子「…何か読んでて気分悪くなった…」
ちなつ「…分かります、その気持ち…」
あかり「失礼だよぉ」
結衣「…帰るか。私も寒気がしてた」
あかり「結衣ちゃんまでヒドイよぉ」
516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:39:44.75:sGhdnlrg0
あかり(…でも、この願いは叶わないんだよね…)
あかり(皆は…願いは叶わなくても…それぞれ…)
(お…おい…それ、ニートって言うんじゃないか…?)
(あかりは悪くない…悪くないわ…)
(迷惑かけたりするのは良くないよねー…)
(…あかり)
(そんな事してもアリさんは帰ってこないぞ)
あかり「うっ…」ズキズキ
519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:43:44.68:sGhdnlrg0
あかり「…」ピクッピクッ
西垣「…ひどい脳波だ…見たくもない」
りせ「…」コクン
結衣「だ、大丈夫なのか…」
あかり「~!~!」ガチャガチャ
ちなつ「脳波とか関係なしに怖いって…」
櫻子「…映画じゃん」
向日葵「不謹慎ですわよ、櫻子」
523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:49:03.56:sGhdnlrg0
~~
あかり(こ…この頃は良かったよぉ…)ズキズキ
あかり(何もしなくても怒られない…笑われない…失望されない…)
あかり(今は…お姉ちゃんが倒れて…子供達に笑われて…)
あかり「ううううううううう」ズキズキ
結衣「…あかり?帰るぞ?」
ちなつ「早くしなよ~」
あかり「うううううううううう」ズキズキ
525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:54:13.83:sGhdnlrg0
(歯をくいしばれっ!!!)
(アッカリーンwwwwwwww)
(あかりの人生を狂わせたアリ…)
(アリさんも嬉しくないでしょー…みたいな…)
(…もう、アリさんは帰ってこないっ!そういう事だよあかり…!)
あかり「ううう…頭の中に…うううううううううううううううう」ズキズキ
京子「あ…あかり!?あかり!!」
527:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 19:58:54.92:sGhdnlrg0
~~
あかり「!!…!?…~!!!」ガチャガチャ
西垣「…擬似体験でかなりの感情の揺れが起きている」
西垣「チャンスなのか、危険なのか…悪い感情なのは確かだが…」
千歳「…苦しそうや」
京子「なんか気分悪くなってきた…」
ちなつ「分かります、その気持ち…」
結衣「私も寒気が…うっ…」ガチガチ
西垣「まだ終わってないのなら…続けるべき」
西垣「…と、松本は言っている」
532:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:05:22.31:sGhdnlrg0
~~
結衣「…あかり!大丈夫か!!」
あかり「ううううう…」ズキズキ
結衣「こうなったら…無理矢理にでも…聞こえてないのかもしれない!」
結衣「ほら、二人とも!手伝って!」ガシッ
京子「ど、どこ行く?どこ行くー!?」ガシッ
結衣「落ち着け!病院だ!!」
あかり(…か、帰る…!?だ、ダメだよぉ)
535:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:09:56.63:sGhdnlrg0
あかり(確か…帰る時にケースを落として…)
あかり(トラックにひかれて死んじゃうんだよぉ)
あかり「…うっ…やめてよぉ。結衣ちゃん達だけで帰ってよぉ」
結衣「あ、あかり?大丈夫なのか?」
あかり「結衣ちゃん達だけで帰ってよぉ」
結衣「そ、そういうワケには行かない」
あかり「帰ってよぉ」
544:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:15:09.06:sGhdnlrg0
~~~
綾乃「先生…気になってたんですけど」
西垣「なんだ?」
綾乃「記憶の中で抵抗とかしないんですか?患者の暴走なんて、容易に考えられる事でしょう?」
西垣「安心して。擬似体験は忠実に記憶の中の出来事を再現するまでは」
西垣「終わる事なく、動き続けるわ…」
西垣「…と、松本は言っている」
546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:19:22.82:sGhdnlrg0
~~~~
結衣「…っ…!?ダメだ!こんなあかり、ほっとけない!」
ちなつ(…かっこいい///)
あかり「帰ってよぉ。あかりの事は心配しないでよぉ」
結衣「心配に決まってるだろ!?…もういい、無理矢理つれていくから!」
京子「ラジャー!あかり、動くなよ~っ」
あかり「や、やめてよぉ…やめてよぉ…」
551:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:26:04.95:sGhdnlrg0
あかり「…ううう!」バシッ
ちなつ「きゃっ」
あかり「帰ってよぉ」バシバシバシバシ
結衣「あ…あかり…痛いって」
あかり「帰ってよぉ」バシゲシッバタバタ
京子「いたっ何するんだ…よ…………………………あ、あかり…っ…?」
あかり「…そっかぁ…皆がアリさんを殺したんだ…そっかぁ…ハメられたんだね…」フーッフーッ
552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:30:08.56:sGhdnlrg0
あかり「ここまでするなんて…はぁーっ…はぁーっ…そっかぁ…」
結衣「な…………何の話…………」
ちなつ「はわわわわわわわ」
あかり「考えてみれば…皆が帰ろうって言い始めてたんだよね…思い出したよぉ…」ギラギラ
京子「ちょ…目が怖いって…………」
あかり「…なのに皆はあかりを責めてたんだぁ…すごいね…良く出来てるよぉ…」ギラギラ
559:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:34:02.64:sGhdnlrg0
~~
あかり「~~~!」パチッ
ちなつ「きゃあああああああっ!?!?」
西垣「終わったか…」
りせ「…」フルフル
西垣「…まだ測定は続いてるだって…!?じゃあ…」
西垣「目…目を開けただけ…?そんな前例、聞いた事ないぞ…?」
西垣「…狂ってる…予想が出来ない…」
千鶴「ね、姉さん…」
千歳「…よしよし、怖ないで…っ…」
563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:39:18.75:sGhdnlrg0
あかり「…」ピクッ
あかり「…!!…」ガチャガチャガチャガチャ
西垣「く…流石に不気味だな…目を開けたまま動くなよ…」
ちなつ「」
結衣「白目むいてる…む、無理もないか…」ガチガチ
京子「こっちまで気が狂いそうだぁ…」ガチガチ
櫻子「…え、映画じゃん…」ガチガチ
向日葵「…」ガチガチ
566:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 20:45:25.86:sGhdnlrg0
~~~~
あかり「あかり…気付いちゃったよぉ」ギラギラ
ちなつ「」
結衣「…………病院…早く病院に……」ガチガチ
あかり「アリさん………守るよぉ……大切な命だもんね……」ギュッ
結衣「な……何してるんだよ……ケースなんか抱いて………」
あかり「…なんて?なんて、って言ったんだぁ……やっぱりアリさんの事を軽く見てるんだよぉ………」
609:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 21:33:54.15:sGhdnlrg0
~~~
あかり「ううう…えへへ…」ガチャガチャ
西垣「声も出しているぞ…松本…本当に測定は終わってないのか…?」
松本「…」コクン
ガチガチガチガチガチガチ
西垣「…お前ら、終わるまで部屋から出ておけ…気が狂ってしまうぞ」
結衣「…わ、わかりました…」
バタンッ
西垣「…と言っても、私も余裕は無いがな」ガチガチ…
りせ「…」カタカタカタ…
610:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 21:37:17.83:sGhdnlrg0
~~~
あかり「あかり、アリさんが死んでから勉強にも集中できなくて…大学にも落ちちゃったんだよぉ」
京子「…さ、さっきから意味わかんないってば!あかり!!」
あかり「ふふ…あかりは悪くなかったんだよぉ…お姉ちゃんの言う通りだったよぉ」
結衣(っ…震えて動けない…早く病院に…)
あかり「えへへ…この夢、良いな。元気になっちゃったよぉ」
ちなつ「」
614:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 21:40:53.49:sGhdnlrg0
あかり「…夢が覚めちゃったらアリさんは死んだままなのかな…」
あかり「嫌だよぉ」
あかり「嫌だよぉ」
あかり「嫌だよぉ」
あかり「嫌だよぉ」
あかり「…あっ」
あかり「…原因を消せば…いいのかな…そうだよぉ…これはチャンスなんだよぉ」ギラギラ
結衣「チャンス…?原因…っ?」ガチガチ
616:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 21:44:42.97:sGhdnlrg0
~~~~
あかり「そうだ…そうだよぉ。この夢は…チャンスなんだよね」ズイッ
京子「…あかり…っ…?」
あかり「ふふ…アリさん、少し待っててね…」コトッ
あかり「あかり…頑張るよぉ」ズイッ
結衣「あかり…?大丈夫なのか?動けるのか…?病院は…?」ガチガチ
あかり「むしろ元気だよぉ……過去と将来も結衣ちゃんは質問が多いよぉ…」ズイッ
622:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 21:48:02.95:sGhdnlrg0
結衣「…将来…?やっぱり病院に…」
ドスッ
結衣「…!?…う…ああっ…!?」
あかり「腹パン…京子ちゃんに教えてもらった言葉だよぉ」
結衣「あ…あああ…」ガクッ
あかり「あかり意外と強いよぉ」
結衣「はっ…はっ…ふぅーっ…」
628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 21:51:43.21:sGhdnlrg0
~~~
西垣「…!…脳波の揺れが頂点に…!それも…ん?楽しい…?いきなりだな…」
りせ「…」
西垣「ああ…普通はそうだ。こんな…こんな揺れは見た事ない」
りせ「…!」ガタッ
西垣「どうした!?」
西垣「…脳波が消えた…?」
ピッ…ジジッ…ピッ
632:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 21:55:13.04:sGhdnlrg0
西垣「なっ…」
りせ「…っ」ガタガタ
西垣「…これは…赤座の脳内…?映像…?」
西垣「なんだ…なんなんだ…こんな、こんな…化学では説明できない…」
西垣「…船見が咳き込んでいる…記憶の改ざん…!?」
りせ「…」ガタガタ
西垣「なぜ映像が…なぜ改ざんが…あり得ない…あり得ない…」
あかり「えへへへへへへ」ガチャガチャ
638:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 21:58:29.96:sGhdnlrg0
あかり「…」ビクビク…ピクッ
りせ「…ぃや…ぅぅ…」ガタガタ
西垣「!…松本…」
西垣「…松本。ここからは私が…一人で戦う。部屋から出ろ」
りせ「…っ」
西垣「…ふっ、感謝は後だ。まかせておけ!」
りせ「…」コクン
あかり「…え…へへ」パチッガチャガチャ
642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:02:04.99:sGhdnlrg0
バタンッ…
西垣「…よし。とりあえず脳波のモニターを設置し直して…よし、こっちの、モニターは動くな…」
西垣「…赤座…何があったかは知らんが」
西垣「私の夢は、松本と一緒に一人でも、多くの人を助ける事だ」
西垣「不本意にも、今回は一人で治療法するが…必ず治してやるからな」
あかり「…!…だよぉ…」ガチャガチャ
647:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:05:29.59:sGhdnlrg0
~~~~
結衣「けほっ…あかり…何するんだ…?」
あかり「…結衣ちゃん質問多いよぉ」
ドゴッ
結衣「あっ…」バタッ
あかり「気絶したよぉ。殺しはしないけど目覚める度に腹パンだよぉ」
京子「…あかり!!!!!!!」
653:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:08:13.95:sGhdnlrg0
京子「病院行くぞーっ!ほら!」ガシッ
あかり「帰ってよぉ」
バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ
京子「ちょっ痛い、痛いって」
ゲシッバシバシゲシッゲシッ
ちなつ「」
京子「…う…痛い…痛い…!あかりぃ…!もうやめて…!」ポロポロ
バシバシバシバシバシバシ
654:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:11:04.14:sGhdnlrg0
あかり「京子ちゃんは…ウソついたのもブラスだよぉ」
バシバシバシバシ
京子「な…何の事…っ…いたっ…」
バシバシバシバシバシバシバシバシ
京子「う…うぅ」ポロポロ
ドゴッ
京子「おぇぇ…」バタッ
あかり「次はちなつちゃん…あれ」
ちなつ「」
659:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:14:24.43:sGhdnlrg0
あかり「気絶してるよぉ。ちなつちゃんはいいや」
ちなつ(死んだフリ死んだフリ死んだフリ)
あかり「…アリさん…待たせたね…」ギュッ
あかり「どうしよっかぁ…ここから出る訳にはいかないし…」
あかり「…うーん」
あかり「校門に行かなきゃいいんだし…アリさんとグラウンドで遊ぼう」
662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:18:10.84:sGhdnlrg0
~~~~
西垣「…ヒドイ…こんな事をしておいて楽しいだと…?」
西垣「…くそっ…終わった時、カウンセリングに骨が折れそうだな…」
西垣「…腹パンされなければいいが…」
~~~~~
結衣「…なぁ、京子」
京子「んー?」
結衣「千千に行く前に、お見舞い行ったんだよな?どうだった?」
京子「あー…あかねさんかぁ」
664:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:22:42.72:sGhdnlrg0
京子「フツーにうれしそうだったよ?そりゃそうでしょー」
結衣「…そっか。でも、今こうなってるって知ったらどうなるんだろうな」
京子「…私のせいだよな…」
結衣「そうは言ってないだろ?その…気になっただけだ」
京子「…ごめんな…ごめんな…」
結衣「だ、だから良いって」
京子「…結衣は優しいな…」
結衣「い、今さら何だよ…///」
670:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:26:37.11:sGhdnlrg0
~~~~
あかり「~♪~♪」
あかり「楽しいよぉ。えーと…あった!クッキー…向日葵ちゃんには悪いけど」パラパラ
あかり「~♪~♪~♪」
あかね「…あかり、帰るわよ?」
あかり「…お姉ちゃん…?何でここに」
あかね「遅いから心配で迎えに来たのよ。ほら、帰ろう?」
あかり「お姉ちゃんだけで帰ってよぉ」
673:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:30:30.28:sGhdnlrg0
~~~
西垣「よし…!装置は壊れてないみたいだ…!」
西垣「今の話から察する限り、赤座の記憶では校門に向かわなければならない」
西垣「…そして、赤座の姉が出てきたワケだ…そろそろ終わりだな」
あかり「~!~!」ピクッビクビク
西垣「…何があろうと、この装置は記憶を一つずつ消化する。逃げられないぞ…赤座」
あかり「…」ガチャガチャ
676:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:36:26.02:sGhdnlrg0
~~~~
あかね「何言ってるのよ。ほら」
あかり「帰ってよぉ」
あかね「…だーめ。ほら」ガシッ
あかり「やめてよぉ」パシッ
あかね「…あ、あかり…?」
あかり「帰ってよぉ」
あかね「…何かあったの?」ガシッ
677:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:39:17.75:sGhdnlrg0
あかり「しつこいよぉ」パシッ
あかね「…ほら、帰るわよ…!?」ガシッ
あかり「…ごめんね…」
ドゴッ
あかね「っ…痛い事するのねあかり…」
あかり「…効いてないみたいだよぉ」
あかね「そりゃ、お姉ちゃんだからね…ほら、ほら。行くわよ」ガシッ
あかり「あっ…や、やめてよぉ」ズルズル
680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:43:45.63:sGhdnlrg0
~~~~
西垣「ふふ…よし。姉の方が強いようだ…これで記憶の最後が見れるだろう」
西垣「カウンセリングはまかせておけ…松本…」
あかり「~!~!~!や…め…てよ…………ぉぉぉぉぉ……」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
西垣「…終わりか…」
682:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:47:28.96:sGhdnlrg0
~~~~
あかね「…あかり…悩みがあるなら言うのよ?」
あかり「お姉ちゃん…離してよぉ!!」ズルズル
あかね「はぁ…そんな事を言うなんて…傷つくわ~」
あかり「ひっ…校門が近付いてるよぉ」
あかね「?…病院に行った方がいいかしら…」
あかり「いや…ケース…絶対落とさないよぉ!」
あかね「…ケース?これが原因なの?預かるわね」ヒョイッ
684:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:51:55.31:sGhdnlrg0
あかり「あっ…返してよぉ!返してよぉ!!」
あかね「家に帰ったらね~…」
あかり「…校門…」ガチガチ
あかね「…あっ」ポロッ
あかり「…!!…アリさん!!アリさん!!!」
あかね「はいはい、いま拾いに行くかr」
ガシャンッ
687:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 22:56:20.43:sGhdnlrg0
あかね「あっ…!!」
あかり「…」
あかね「あ、あかり…!また新しいアリ、買ってあげるから………………」
あかり「…あ」
あかり「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
あかね「」
あかり「アリさん…アリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさん」
あかね「」
695:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:01:12.57:sGhdnlrg0
~~~~
あかり「あああああ…あああああ…」ガチャンッガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
西垣「…これが…赤座の記憶の結末…」
西垣「…純粋…だからこそ、ほっとけない…忘れられない」
西垣「…それは良いことだが…純粋すぎるのも考えモノだ…」
西垣「…純粋さを歪ませる事が…大人になること、か…」
あかり「アリさん…アリさん…」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
699:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:05:55.21:sGhdnlrg0
…残り一分で測定を終えます…
西垣「よし、装置の通知も異常なし!」
西垣「…さて…どうしたものか…」
西垣「たかがアリなんて…と、大人の見下す気持ち」
西垣「それを植えつける……何か嫌だな」
西垣「赤座…お前に…責任はなかったのかもしれないな…」
西垣「悪いのは、お前をあざ笑う人…だったのかもしれない」
あかり「あああ…」ガチャガチャ
702:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:08:30.03:sGhdnlrg0
~~~
あかね「あ、あかり…」
あかり「…」
あかね「ごめんね…その…ごめんね…」
あかり「…」
あかね「…あ、あの…」
あかり「…」ニヤッ
705:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:11:44.81:sGhdnlrg0
あかり「いいよぉ。仕方ないよぉ」
あかね「…あかり…」
あかり「…あかり…考えたんだよぉ」
あかね「?」
あかり「…アリさんは帰って来なくてもいい…大事なのは」
あかり「お見舞いする事だよぉ。それじゃ…花瓶と、花を買ってくるよぉ」
あかね「えっ…?」
710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:15:07.57:sGhdnlrg0
~~~
5…4…3…2…1ジジッ、ジジッ
西垣「…?何だ…?」
西垣「…故障…!?擬似体験が続いている…!?」
あかり「あかりは…あかりは…」ガチャガチャ
西垣「…すまん松本」
西垣「赤座は…」
西垣「夢の世界に一生閉じこもるようだ…」
西垣「…これが…赤座の選んだ終わりなのか…?」
あかり「えへへ…えへっ」ピクッ
西垣「脳波が安定している…もうダメだ…」
716:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:20:02.17:sGhdnlrg0
それから…私達は数々の手を施した
だけど…あかりを殺すわけにもいかない。装置を壊したらあかりの脳が死ぬ可能性がある…
私と京子はある人にこの事を伝えなきゃいけない。
私達は病院に向かった
719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:23:24.92:sGhdnlrg0
~病院~
あかね「…あら、京子ちゃんに…結衣ちゃん、だったわね?」ニコッ
京子「…っ…」
あかね「あかりはどうしたの?パーティーでしょう?」
結衣「…」
あかね「私と行きたかったわ…でも、ドクターストップくらっちゃって…」
結衣「…あかりの事で話があります」
723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:26:58.73:sGhdnlrg0
あかね「…ふふ、でしょうね」ニコッ
京子「…結衣っ…お願い…」
結衣「…あかりが…ほぼ、植物状態になりました…」
あかね「…どういう事かしら?」
結衣「かくかくしかじか」
・・・・・・・・・
あかね「…大変だったわね…」
結衣「えっ…それだけですか?」
728:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:30:06.13:sGhdnlrg0
あかね「ええ。死んでないんでしょう?」
結衣「そ、そうですけど…」
あかね「なら、いいわ。見守って行く所存よ…ふふっ」ニコッ
結衣「よ…よかった…もっとショックを受けると思って」
あかね「…でも、少しショックね…一人にしてくれる?」
結衣「あ…すみません。失礼しました」
ガラガラ…バタンッ
あかね「…」
ドン!!!!!!!!!!!!
結衣&京子「ひっ!?」
741:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:34:08.20:sGhdnlrg0
どういう事!?あかりいいぃぃ!!!
ドンドンドンドン!!
植物状態!?何よそれ!?元気になったんでしょう!?私の苦労はどうなるのよ!!
ドン…ドンドンドンドン!!
京子「ちょ…結衣…!帰ろう…!早く!気が狂う!!」
結衣「あ、ああ…」
ドン…ドン
はぁ…はぁ…どうなってるの…!!うううううううううう!!!!!!
どうしたんですか赤座さん…!?
ドン!!!!!!!!!!!!!!
うるさいわよ…!!!!!
753:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:38:33.01:sGhdnlrg0
結衣「はぁっ…はぁっ…」
京子「…あかねさん…」
結衣「うう…あかり…」ポロポロ
京子「…私のせいだよな…」
結衣「…え…っ?」フキフキ
京子「私が…ウソついて…余計に傷つけたんだよ…二人を」
結衣「いや、さっきも言ったろ?お前のせいじゃn」
京子「ごめんな…ごめんな…」
結衣「…京子?」
764:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:41:35.49:sGhdnlrg0
京子「ごめんな…みんな…ごめんな…」
結衣「だ、だから…」
京子「ごめんな…結衣…期待に答えれなくてさ…」
結衣「だから、お前は悪くない!!」
京子「ごめんな…ごめんな…」
結衣「…っ…!聞いてるのか!?」
京子「ごめんな…ごめんな…」
結衣「や…やめろ…っ!京子ぉ!?」
772:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:44:33.97:sGhdnlrg0
京子「謝りに行きたい…皆に…」
結衣「…お前は悪くない。でも…それで気が済むんだな?」
京子「うん。迷惑かけてごめんな」
結衣「…分かったよ…いくぞ…っ」
・・・・・・
・・・
・・
781:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:48:23.77:sGhdnlrg0
~~~
西垣「くそっ…松本、やっぱり無理か?」
りせ「…っ」コクン
西垣「…」
西垣「…ん、ああ…二人が帰ってきた」
ちなつ「…目を覚ましたらこれだよ…うう…あかりちゃん…」
京子「…その事で話があるんだけど」
結衣「…」
京子「…ごめん皆!私が悪いんだ!!あかがこうなったのは私のせいなんだ!」
結衣(…ど、土下座までするのか…)
790:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:51:35.77:sGhdnlrg0
京子「ごめん皆!ごめん皆!ごめん皆!」
ちなつ「きょ、京子センパイ!京子センパイは悪k」
京子「ごめん皆!ごめん皆!ごめん皆!」
綾乃「ちょっ、歳納京子…?」
京子「ごめんなさい、あかり!ごめんなさい、あかり!ごめんなさい、あかり!」
結衣「…やめてくれぇ…っ…もう…!」ポロポロ
ごめん…ごめん…
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・
801:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:56:12.24:sGhdnlrg0
あれから一年
何もしていない京子は罪悪感を抱いたまま…私の介護を受けている。
あかねさんは特別な病棟へ。
最近、やっと落ち着いてきたらしい
ちなつちゃんは、トラウマになってアイアイドルを目指すのはやめたらしい。笑顔が作れなくなったらしい。
811:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 23:59:09.20:sGhdnlrg0
櫻子ちゃんと向日葵は成功。
どうやら、泣く演技が上手くなったらしい。
西垣先生と会長は装置の開発を止めて他の研究を始めたらしい。
綾乃は、相変わらず猛勉強。
トップを取り続けている。
メンタルが強い。
816:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 00:00:36.45:Q05ZrpAR0
千歳と千鶴は相変わらず…でもないけど、
頑張ってるらしい。
人気はうなぎ上りだ。
…そして、私達は大人になった。
あかり「~♪」
828:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 00:04:20.09:Q05ZrpAR0
あかり「ここでは、どれぐらい経ったんだろう…長い夢だなぁ」
あかり「まぁいいよぉ。水を換えるよぉ」
あかり「~♪」
あかり「アリさん…ずっと見守ってるからね…」
あかり「この制服もそろそろボロボロだよぉ」
あかり「でも…目が覚めて現実を見てしまうより…楽しいよぉ」
832:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 00:06:13.46:Q05ZrpAR0
あかり「アリさん…」
あかり「あかりは…見捨てないからね。笑われても、怒られても、失望されても」
あかり「~♪~♪」
結衣「あかり…こんなところで何してるんだ」
~おわり~
834:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 00:07:29.21:DZiLCK+40
私は船見結衣。19歳。
何だかんだで京子と同棲している普通の大学生だ。
今は夏休み。京子はバイトでいそがしいのでヒマだった。
そんなある日、ちなつちゃんから聞いた驚くべき話。
七森中の妖怪「アッカリーン」の噂だ
毎日毎日、校門の近くに置いてある花瓶の水を替える人物の噂…。
どんなに気持ち悪がられようと警察に注意されようと止めないらしい。
…私には心当たりがあった。
あそこは、あかりの飼っていたアリが死んだ場所だったのだ。
そして、私は久しぶりに七森中へやってきた。
結衣(やっぱり…あかりだったのか。妖怪アッカリーン…)
あかり「…もしかして心配かけちゃってるのかなぁ?」
結衣「ああ…正直、毎日アリの為に水を替えに来るなんて、普通じゃない」
あかり「そっか…そうだよね、変だよね」
結衣「…あかりは今、何してるの?あかりも、とっくに卒業しただろ?」
あかり「あかりは…大学で上手くやってるよ?」
結衣「ホントか?あかりとちなつちゃん、私達と同じ大学に行くって言ってて」
結衣「それで…」
あかり「ちなつちゃんだけ受かった。私は希望じゃない大学に…」
結衣「そ…そうだろ?余裕ないはずなのに」
結衣「こんな事してて、ホントに大丈夫なのか?」
あかり「…」
あかり「…ごめんね。嘘ついちゃった」
あかり「二ヶ月行ってないよ、大学」
結衣「な…!二ヶ月!?単位は…!?」
あかり「うん。ヤバイよぉ」
結衣「な…なら!こんな事してる場合じゃないだろ!?」
あかり「…あかりにとっては、大事な事なんだ…ごめんね」
結衣「あ…あかり…お前…まさか、空いてる時間、ずっとココにいるのか?」
あかり「…そうだよぉ。そうでもなければ、警察に注意なんかされないよぉ」
結衣「っ…ウソだろ…」
あかり「…ごめんね。失望しちゃった?」
結衣「そういう問題じゃない…」ワナワナ
あかり「…ふふ、そうだね」ニコッ…
結衣「…ここに来るなら、やるべき事をやってからにしろよ…?」
あかり「…そうだね。分かったから、今日は帰ってね」ニコッ
結衣「…まだだ。説教は終わってないぞ」
結衣「あかり、お姉さんと同居してただろ?お姉さんは何て言ってるんだ?」
あかり「帰ってよぉ。結衣ちゃんは関係ないよぉ」
結衣「ダメだ。あかりが就職したお姉さんの邪魔をしてないかどうか心配だ」
あかり「…帰ってよぉ」
結衣「この事を聞くまでは帰らないぞ?」
あかり「一番つらい質問だよぉ」
結衣「はやく答えてくれ…あかり」
あかり……
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 22:57:16.82:gXf3hVr50あかり「…」
「私があかりを守るから、あかりは好きにしてていいのよ~…ハァ」
「じゃ、仕事行ってくるわね。ご飯は冷蔵庫だから…いってきます」
あかり「こんな感じかな?」
結衣「お、おい…それニートって言うんじゃないか…?」
あかり「…帰ってよぉ」
結衣「こんな生活を二ヶ月…いや、もっとか…?」
結衣「ふざけるな…!迷惑かけてまで…!!」ワナワナ
あかり「あかりは、立派に水を替えてるから…20分ごとn」
結衣「ふざけるな!!」
あかり「え」ビクッ
結衣「立派!?良く言えたなそんな事…!!」
結衣「みんな立派に、大学行ったり就職したりしてるのに…あかりは…!」
あかり「…これが私の仕事だよぉ。帰ってね」ニコッ
結衣「あかり!!良く聞け!いいか、よく聞けよ!?」
結衣「まず、りせ会長だ!」
結衣「あの人は西垣先生と立派な研究室を立ち上げてる!」
「失敗も多いが、興味深い研究室」
結衣「世界中から注目が集まってる研究室だ!今度ノーベル賞をもらうかもしれないんだってさ!!」
結衣「人の命を救うかもしれない立派な
研究だ!すごいな!!」
あかり「…」
結衣「次は、櫻子ちゃん…いや、向日葵ちゃんと櫻子ちゃんだ!!」
結衣「二人は、立派な女優さんだよ!!」
結衣「すごいぞ!!ハリウッドにも行ったからな!!」
「これからの女優界を引っ張っていく二人。良いライバル同士」
結衣「今度、あの二人が主演のハリウッド映画が出来るらしい!!」
結衣「あの有名な某監督が作るんだってさ!!すごいな!!!」
あかり「…」
結衣「次は、千歳と千鶴だ!!」
結衣「あの二人は、京都で立派なお店を開いたよ!!」
結衣「私も一回行った!!すっごく美味しかったぞ!?」
「漬物に愛がこもっている。外国の有名人も感動する味。」
結衣「名前は、千千!検索してみろ、すごいぞ!!」
結衣「スポンサーも付き初めて、絶好調らしい!!」
あかり「…あ、水…」
結衣「ぐっ…次は、綾乃だ!!」
結衣「綾乃は、大学で猛勉強中だよ!」
結衣「私達とは違う、すっごく偉い大学で常にトップらしいぞ!」
「天才。さらに努力家。いつか成功する」
結衣「前、会ってきた!山ほどあるレポートを一瞬で仕上げてたよ!」
あかり「…元気かなぁ、アリさん」
結衣「…っ…次は、ちなつちゃんだ…!」
結衣「ちなつちゃんは…!大学に行きながら、アイドルの面接をちょくちょく受けてるらしい!」
結衣「前、バックダンサーに採用されて、あの某ドームで躍ったらしい!」
「まだまだこれからですけど、頑張ります!結衣センパイ、見てて下さいね…♪」
結衣「こんな事を言ってたよ!いつかアイドルになって」
結衣「七森中みんなに自慢するのが夢だってさ!ちなつちゃんらしいな!」
あかり「…花もそろそろかなぁ」
結衣「…最後に…私と京子だけど…っ」
結衣「…私は、普通の大学生。知ってると思うけど、京子と暮らしてる」
結衣「京子、最近バイト始めちゃってさ…ヒマなんだよな」
「バイトも楽しいけど、やっぱ結衣と一緒にいる方が楽しいなーっ。そろそろ辞めるわー!」
結衣「…何だよソレ…って感じだろ?でも、京子らしいよな」
結衣「…皆…それぞれの道を歩いてる。だから…あかりはどうかなって…」
あかり「…」
結衣「あかり…聞いてたよな?」
結衣「その…興奮したのは悪かった。だから…」
結衣「あかりの気持ちを聞かせてくれないか…?」
あかり「…結衣ちゃん…」
結衣「皆のこと知って、どう思った?自分はこのままでいいや、って思ったか?」
あかり「…」
結衣「…どうなんだ?怒らないから、聴かせてくれ…」
あかり「…怒らない?」
結衣「ぐっ…いや、返答次第では怒ってしまうかも…」
あかり「帰ってよぉ」
結衣「…すぅーっ…はぁーっ…落ち着け私…」ボソッ
結衣「分かった。怒らない。だから、あかりの気持ち、聞かせてくれ」
あかり「…」
あかり「…あかりは」
あかり「この道を選んだんだよぉ」ニコッ
結衣「…なるほどぉぉ…それで?」
あかり「前進しなくても…止まり続けて、アリさんの世話をする…」
あかり「そんな道もあると思うんだ」ニコッ
結衣「そっかぁぁ…それで?」
あかり「終わりだよぉ。帰ってよぉ」ジョボジョボ
結衣「…お姉さんの話はどうしたんだ?お姉さんに迷惑かけてるだろぉぉ…?」
あかり「お姉ちゃんは良いんだよぉ。受け止めて、包んでくれるから」
結衣「…はぁぁ…だから良いって…?」
あかり「うん。帰ってよぉ」
結衣「終わりかぁぁ…?」
あかり「うん。帰ってよぉ」
結衣「ふ・ざ・け・る・なぁぁ…あかりぃぃぃぃ…終わり…?」ピキッ
あかり「…約束だよぉ。帰ってよぉ」
結衣「ぐっ…ううぅぅ…」
結衣「わ、分かった…約束だもんなぁぁ…怒らないよ…?」
あかり「ありがとう。帰ってよぉ」
結衣「じゃ、また来るからな。今日は帰るよ」
あかり「…え?やめてよぉ」
結衣「安心しろ…私は怖いだろ?他の七森中の皆に頼んで来てもらうから…」
あかり「やめてよぉ」
結衣「じゃ、また明日…私じゃないけどな」
ブルルルルルルルル…
あかり「原付に乗って行っちゃった。免許、取ったんだ」
あかり「…明日から…あかりとアリさんにピンチ到来だね」
あかり「まぁいいや…アリさん、クッキー砕いておいたよぉ。良かったら食べてね」
ガキA「あwwwwアッカリーンwwwww」
ガキB「飽きないなー俺達もwwww」
あかり「…また来たんだぁ」
ガキA「うんwwwwじゃ、クッキーちょうだい?wwww」
ガキB「俺も…欲しいな。お願い…w…やべっ、笑い止まんねぇwwwwww」
あかり「…はい。残りはアリさんの分だから…」
ガキA「アリさん出たwwwwwwwwww」
ガキB「笑かすなよwwwwwwwwww」
あかり「帰ってよぉ」
ガキA「うん!毎日ありがとう。…くっ…ははは!wwwwww」
ガキB「何ふざけてんだよ!……だ、ダメwwwwwwww」
クソガキども「じゃあなーwwwwww」
あかり「…はぁ」
~2時間後~
あかり「…花瓶も変えようかなぁ」
あかり「笑われたって、いいよ。アリさんも、辛いもん」
あかり「…同じ命なのに…会長たちの人の命を救う研究は賞賛されて」
あかり「なんで、あかりは怒られたり失望されたり笑われたりするんだろぅ…」
あかり「…あかり、何だか悲しくなってきちゃったよぉ」
あかり「…けど、出る涙もないよぉ」
先生「うわっ…またいる…」
校長「そんな事を言わないで。ほら、あなたのクラスの卒業生でしょう?」
先生「…はい。行ってきます」
~~
先生「…あかりちゃん?」
あかり「帰ってよぉ」
先生「あ、あっはは…またソレ?」
先生「先生、あかりちゃんの自己紹介にはビックリしたもんだよ」
あかり「聞いたよぉ」
先生「でもね、その後に話していく内に…何だ、いい子じゃない!ってね~」
あかり「また子供扱いだよぉ」
先生「お、新しい会話できたんじゃない?じゃ、先生は帰るわね?」
あかり「うん。帰ってよぉ」
先生「またねー…あ!ちゃんと大学は行くのよ?」
先生(なんなのよ毎日毎日…残業気分だって…もう!イライラする!!!)
~さらに3時間後~
あかり「…そろそろ、帰るよぉ」
あかり「ごめんね、アリさん。また明日」
あかり「…」タッ
~~
~あかねマンション~
あかね「…はぁ…疲れた…うう…」
あかね「頭がズキズキするわ~…これから、ご飯も作らないとね…」
あかね「…愛するあかりの為だものね。ガマンガマン…」
ガチャ
あかり「ただいまー」
あかね「あら、早かったんじゃない?」
あかり「そんな事ないよぉ。警察の職務質問が無かっただけだよぉ」
あかね「…その体で、その制服だもの…そりゃ、怪しいわよ~」
あかり「うん。ゴメンね」
あかね「な、何で謝るの?」
あかり「ゴメンね…ゴメンね…」
あかね「ど、どうしたの?」
あかり「ゴメンね…ゴメンね…」
あかね「…まさか、何かあったの!?」
あかり「ううん。ゴメンね」
あかね「また、子供達に花瓶を割られたの!?それとも、先生がキレたの!?」
あかり「違うよぉ。ゴメンね」
あかね「やっ…やめて!!謝らないで!!お願い!!」
あかり「うん。ゴメンね」
あかね「あああああやめて!!あかりは悪くない…あかりは悪くない…!!」ハァハァ
あかね(そう思わないと…そう思わないと…!!)
あかり「うん。」
あかね「うっ…ううう…今日はご飯抜きでいいかしら…」
あかり「うん。ゴメンね」
あかね「はぁーっ…!はぁーっ!睡眠剤はどこだったかしら…はぁーっ…」
あかり「ここだよぉ」
あかね「あっ、ありがとう」
あかり「うん。ゴm」
あかね「…」ゴキュゴキュ
あかね「おやすみなさい!」バタンッ
あかり「…うん…ゴメンね」
ドン…ドンドン…謝らないでえええおねがいいいいい…あかりいいいい…
あかり「…最近は丸聞こえだよぉ。お姉ちゃんのストレス発散…」
あかりぃぃぃぃ…私が悪いのぉぉ…あかりは悪くないわよぉぉ…守るからぁぁ…
ドンドン…バキッ…ドン…ドンドン…
あかり「近所迷惑だよぉ。でもストレス溜まってるから仕方ないよぉ」
ううう…やっと眠くなってきたわぁぁぁ…明日に備えて寝ないとぉぉぉ…
あかり「あかりも寝るよぉ」
ドン!!!!!よし、寝るわぁぁ…
~翌日~
あかね「おはよう、あかり。大学はどうするの?」ニコッ
あかり「行かないよぉ」
あかね「言うと思ったわ~。それじゃ、行ってくるわね~」ニコッ
あかり「行ってらっしゃーい」
バタンッ!!!!!!!!!!
あかり「…うるさいよぉ」
あかり「あかりも出発だよぉ」
~校門付近~
あかり「花瓶がないよぉ」
あかり「こんな事もあろうかと、予備の花瓶はあるよぉ」
あかり「ふふ…あかりって偉いなぁ」
あかり「~♪~♪」
~~~~~
ちなつ「えっ、七森中ですか?」
結衣「うん、ちなつちゃんが教えてくれたでしょ?妖怪アッカリーン」
結衣「あれ、本当だったんだよ」
ちなつ「…って事は…」
結衣「うん。あかり…だった」
ちなつ「げぇぇ…マジですか…」
結衣「うん。口癖が、帰ってよぉ…になってたよ…ははは」
ちなつ「わ、笑えないですよソレ…京子センパイみたいなこと言わないで下さいよ」
結衣「…見て、話せば分かるよ。」
ちなつ「…とりあえず、ダンスの練習中なので電話切りますね?行けたら行きますから」
結衣「うん、ありがとう。それじゃ」ピッ
ちなつ「久々のセンパイのラブコールなのに…うれしくなかったなぁ」
コーチ「吉川ぁ!集合だ!」
ちなつ「あっ、すみませーん」ニコッ
コーチ「ぐっ…///甘やかさないぞ!次は…」
ちなつ(このハゲコーチ腹立つなぁ)
・・・・・・・・
・・・・
・・・
・・
~~~~
ちなつ「来ちゃった…でも、結構おそいし…流石にいないかな?」テクテク
あかり「…今日はカステラだよぉ…甘いもの好きだよね…」
ちなつ「…えっ」ピタッ
ちなつ「何、あれ…」
あかり「ふふ…焦らなくていいよぉ」
ちなつ「…寒気が…夏なのに…な、なんか本当に妖怪みたい…怖っ…」プルプル
あかり「…来ちゃったよぉ。ちなつちゃんかぁ」
ちなつ「ひっ…!あかりちゃん…?」
あかり「そうだよぉ」
ちなつ「な、何してるのかなー?」
あかり「知ってるでしょ?」
ちなつ「…はわわ…あかりちゃん…本気なの…」ガクガク
あかり「帰ってよぉ。カステラはあげないよぉ」
ちなつ(怖い…怖い…!無表情だし…制服だし…不気味…)
あかり「…もう夜だし…帰らないと」
ちなつ「!…ま、待って!」
あかり「?」
ちなつ「あかりちゃん、私、話があって来たんだけど…っ」
あかり「帰ってよぉ」
ちなつ「………あかりちゃん………?」
ちなつ(センパイで無理だったなら無理だろうけど…でも)
ちなつ(ここで逃げたら、本格的に私、ダメ人間な気がする…!!あかりちゃんを止めないと…!)
あかり「帰ってよぉ。あかりも帰るよぉ」
ちなつ「だ…ダメ!話を聞いて?」
あかり「…」
ちなつ「…え、えっと…その」
あかり「帰ろうよぉ」
ちなつ「その!その…あ、アリさん…こんな事されてもうれしくないんじゃないかな…なんて…」
あかり「え、何でかなぁ?」
ちなつ(反応した!怖いよ!逆に怖い!)
ちなつ「えーっと…アリさんも、あかりちゃんが好きだと思うんだ」
あかり「うん」
ちなつ「だから、アリさんも…あかりちゃんに迷惑かけたくないでしょー…みたいな…」
あかり「…」
ちなつ(何でこの年になってこんな話をs…)
あかり「迷惑じゃないから、いいよぉ」
ちなつ「えっ!?何!?」ビクッ
あかり「あかり、楽しいよぉ。すごく」
ちなつ「そ、そっか。でも、迷惑かけたりするのは良くないよねー…」
あかり「帰ってよぉ」
ちなつ「」
ちなつ「あ、あかりちゃん…ちょっと…?」ガクガク
あかり「帰ってよぉ」
ちなつ「…か」
ちなつ「帰るね…」バッ
ちなつ(無理…足の震えが止まらない…ごめんなさいセンパイ…)
~ちなつマンション~
ちなつ「はぁ…何かこっちまで暗くなっちゃうなぁ…」
ブーッブーッブーッ
ちなつ「…あ、結衣センパイ…」ピッ
ちなつ「…はい。はい。ごめんなさい…いえ、怖くて…はい。」
ちなつ「それじゃ…」ピッ
ちなつ「…ヤバイ。何かすっごく嫌な気分…」
ちなつ「はぁ…怖かったなぁ」
ピンポーン
ちなつ「…誰だろ。前に受けた面接の通知かな…」
ガチャ
あかり「…」
ちなつ「」
あかり「…」
ちなつ「」
あかり「…ちなつちゃん」
ちなつ「」
こええよwwwwww
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:15:51.18:sGhdnlrg0あかり「ちなつちゃん」
ちなつ「」
あかり「ちなつちゃん?」ユサユサ
ちなつ「」フルフル
あかり「…気絶しちゃってるよぉ」
あかり「とりあえず、看病しないと…」
ちなつ「」
あかり「お邪魔しまーす。うわ、ちなつちゃんの写真だらけだよぉ」
キーッ…バタンッ
~~~数分後~~~
ちなつ「そ、それで…何でいるの…?」ガクガク
あかり「お姉ちゃんが…ちょっとね」
ちなつ「?…ど、どういう事?」
あかり「病院に搬送されたらしいんだよぉ」
ちなつ「えっ…ウソっ…」
あかり「それで、誰かの家に泊まって、ってお姉ちゃんからケータイに電話来たんだよぉ」
ちなつ「…え、ついてきてたの?」
あかり「え、気付かなかったの?」
ちなつ「」
あかり「それにしても…ちなつちゃんらしい部屋だね」
ちなつ「ちょっ、ちょっと!ここにいる理由になってないよ!?」
あかり「あ、ゴメンね。泊めてくれないかな?」
ちなつ「…っ…そうなるの…?」
あかり「ゴメンね」
ちなつ「~!」ゾクッ
ちなつ「わ、わかった…」
あかり「ゴメンね…ゴメンね…」
ちなつ「も、もういいから…何が食べたいの?」バフッ
あかり「うーん…冷蔵庫の中身から選んでいいのかな?」
ちなつ「いいよ…」
あかり「じゃ、枝豆で」ニコッ
ちなつ「わかった…チンするから待っててね」
ちなつ(とんでもないことになっちゃったなぁ…うう…)
~~~
あかり「…でね…近所の子供がいつも…」
ちなつ(…さっきからアリ関係の話ばっかり…)
ちなつ(でも、楽しそうだから放っとこう…うん、それがいいよね)
~~~~
あかり「おやすみー」
ちなつ「おやすみ…」
~翌日~
ちなつ「いない…」
ちなつ「…また行ったのかな…」
ちなつ「てゆーか、流石に病院に行くよね…お姉さんが倒れてるんだし…」
~~~~~
病院
ドン…ドン…ドン…あかりぃぃ…帰らせて下さい…!!帰らないと行けないんです…
落ち着いて下さい!昨日、電話したでしょう!?
なんなの…ここ、邪魔ばっかり…ドン!!
あかり「…病室がすぐに分かるよぉ」
ドン…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…あかり…
ドン!!!!!!!!!!!!!
看護師「ひっ…」
帰るわ…帰るわ…ドン
ガラッ
あかり「お姉ちゃん。お見舞いだよぉ」
あかね「あかり…あかり…」
あかり「…目の前だよぉ?」
あかね「帰るわ…家に、あかりが…」フラフラ
あかり「目の前だよぉ」
あかね「あかり…あかり…あっ、アリの所かもしれないわ…あかりの人生を狂わせたアリ…」フラフラ
あかり「…そんなこと思ってたんだ」
あかね「…あ、あかり?」
あかり「お見舞だよぉ」
あかね「えっ、来てくれたんだ…ウソ」
あかり「ヒドイよぉ~」
あかね「来てくれたんだ…信じられない」
あかり「もう!ヒドイよぉ」
あかね「だ、だって…この時間はいつも、あそこに行ってるじゃない」
あかり「流石に、こんな時ぐらい休むよぉ」
あかね「!…ふふ、ありがとう。」
あかり「うん。それじゃ…」バサッ
あかね「?…花、持ってきてくれたの?」
あかり「いや、アリさん用に花のストックを買ったんだよぉ」
あかね「…え」
あかり「3万4000円。こだわったよぉ」
あかね「…あかり、その金はどうしたのかしら…?」
あかり「…ゴメンね」
あかね「…まさか、預金通帳から…?た、ただでさえ生活は苦しいのよ?」
あかり「うん。ゴメンね」
あかね「あ、あかり…あれは、二人で使い方を決めるってルールでしょ?」
あかり「うん。ゴメンね。あかりが悪いんだよね…本当にゴメンね」
あかね「うっ…」ズキズキ
あかり「ゴメンね…反省するから…ゴメンね…ゴメンね…」
あかね「あ、あああ…わ、分かったわ!仕方ないわよね!」ニコッ
あかり「ありがとう」ニコッ
あかね(うう…私よりもアリ…この事を話すためにここに来たんだわ…)
あかり「じゃ、帰るよぉ」
あかね(…やっぱり。終わったから…)
あかね「…帰っちゃうの?」
あかり「うん、また来るよぉ」
ガラガラ…バタンッ
…ドン…ドン……ドン…ドン…ドン!!!
看護師「ひっ…まただ…」
あかり「アリさんの所へ行こう…」
~結衣マンション~
結衣「…京子。話がある」
京子「んー?良い所だから後でねー」ピコピコ
結衣「頼む。ちなつちゃんからも電話が来たんだ」
京子「ほうほう…」ピコピコ
結衣「…あかりのお姉さん…ついに倒れたらしい」
京子「…ほんと?」ピタッ
結衣「…そうだよ。前に話した妖怪アッカリーンの事で倒れたんだと思う」
京子「…あかり…」
結衣「私…もう、どうすれば良いかわかんなくてさっ…!」グスッ
京子「!…結衣…」
結衣「あかりがぁ…っ!おかしくなっちゃ
うよっ…!うっ…うっ…京子ぉ…」ポロポロ
京子「…こうなったら」
京子「…結衣。提案があるんだけど…」
結衣「…え?」
~~~~
あかり「…あれ?何これ…」
あかり「飼育ケース…?」パカッ
あかり「…アリだ。アリさんのケース…」
あかり「…元気だなぁ…」
あかり「…動いてるアリさんなんて、久しぶりに見たよぉ」
あかり「…可愛いなぁ…」
京子「おーい!あかりぃー!」
あかり「!…京子ちゃん…今日は京子ちゃんかぁ」
京子「久しぶりだなぁーっ!」
あかり「帰ってよぉ」
京子「ははっ!ずいぶん冷たくなったじゃんか~あかりの分際でぇ!」
あかり「帰ってよぉ」
京子「…ふふ…命の恩人にそんな事を言っていいのかな~?」
あかり「…?」
京子「ふっふっふっ…なんと…私がアリを生き返らせたのです!」
あかり「帰ってよぉ」
京子「ウソだと思ってる?」
あかり「え」
京子「アリはね…生き返るんだよ…ふっふっふっ…」
あかり「…」
京子「長いこと、お祈りを捧げるとね…こう、魂がね…」
あかり「…」
京子「それでね…こうして…」ペラペラ
あかり「…」
京子「…ってワケ!あかりの願いでアリさんは生き返ったんだよ!」
あかり「…」
京子「あかり?聞いてた?」
あかり「…本当?」
京子「えっ」
京子(げ、元気付ける作戦なんだけど)
あかり「…すごいね。ありがとう」ニコッ
京子「あ、あのさ!し、信じたの!?」
あかり「…うん。あかりの今までの苦労を考えたら…」
あかり「あり得なくはないかなって」ニコッ
京子「ま、マジすか!?」
あかり「…それに」
あかり「京子ちゃんの事も信じてるから」ニコッ
京子(…すごい…なんか、すごい勢いで解決していく…ふふふ…)
あかり「じゃあ…この花瓶も、お供え物も、もういらないね」
京子「うん!持って帰っt」
ガシャン
グシャグシャグシャグシャグシャグシャ
ゲシッゲシッゲシッゲシッ
京子「」
あかり「あかりが、どれだけ苦労してきたか…まぁ、もう終わりだけどね」
京子「お、おぅ…お疲れ様…」ビクビク
あかり「ふぅ~!スッキリだよぉ!」
京子「お、おぅ…ふふふ…結衣、驚くだろうな~!」
あかり「…心配かけちゃったみたいだからね…謝らないと。」
京子「そうだ!今度、結衣ん家でパーティーしようぜ!パーティー!」
あかり「あっ、さんせーい!」ニコニコ
京子「よーし!さっそく電話して…皆も呼んで…よし、テンション上がってきたー!」
あかり「あかりもー!」
~~~~~
ブーッブーッブーッ
結衣「ん…京子だ!どうなったんだ!?」ピッ
京子「どうも!解決した、歳納京子です!」
結衣「お、おお…!って事は…!?」
京子「今度、結衣ん家であかり復活パーティー!OK!?」
結衣「質問に答えろよ…ったく」
結衣「でも…ははっ良かった…私からも、皆に連絡するよ」
~~~~~
綾乃「ええ…構わないけれど。」
綾乃「そんな事ないわよ。ヒマぐらい作れるわ。じゃあ、また」ピッ
~~~
千歳「ええで~…あっ!ウチでパーティーしようや!千千は、団体客もオッケーや~!」
千歳「まかしとき!貸切や!…うん、うん、ほなな~」ピッ
~~~
ちなつ「えっ!?…どうしようかなぁ…」
ちなつ「…うう…分かりました。少し怖いけど、行きますね…はい」ピッ
~~~~
櫻子「…向日葵、パーティーだってさ」
向日葵「え!?収録はどうしますの?」
櫻子「そんなの後でいいじゃんっ!私達、ワガママ言える立場でしょ?」
向日葵「はぁ…次期頂点女優としては、休みたくないですけれど…仕方ないですわね」
櫻子「オッケーです!はい、はい!それじゃ!」ピッ
~~~~
西垣「パーティー?授賞式の後のインタビューやらなんやらで忙しいんだが…」
りせ「…」
西垣「…はぁ。分かったよ、松本。分かった、行くよ。何とか予定を合わせる」ピッ
~~~
結衣「みんな来れるってさ」
京子「きたーーー!!!」
あかり「うれしいなぁ~」ニコニコ
京子「盛り上がっていこうっ!!!」
~翌日、パーティー当日~
千歳「いらっしゃいませ~」
千鶴「…」ペコリ
京子「す…すげぇ」
結衣「刺身も扱い始めたのか…」
綾乃「久しぶりね、千歳!」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ…
千歳「とりあえず、入って入って~」
あかり「おじゃましまーす」
ドタドタドタ…
ちなつ「…あかりちゃん」
あかり「あっ、ちなつちゃん!」
ちなつ「…その、もう大丈夫なの?」
あかり「うん、昨日は京子ちゃん達とお姉ちゃんの見舞いにも行ったし…」
ちなつ「そ、そっか」
ちなつ(良かった~)
りせ「…」
西垣「…ああ、分かる分かる」
千歳「ここです~」
スッ
京子「お…す、スゲーー!!」
結衣「漬物…刺身…お頭…豪華な料理ばっかりだ…」
綾乃「千歳も千鶴さんもすごいわね…」
あかり「わぁ~」
りせ「…」
西垣「…ん?それは良く分からんな…お前がタバコ嫌いなだけだろ」
スッ
櫻子「向日葵…何か、なつかしいね。日本の料理」
向日葵「ですわね…とても美味しそうですわ」
千歳「お、きたで~」
京子「じゃあ始めるか!あかり復活を祝って…!!」
「カンパイ!!」
京子「…ま、会長と先生しか酒が飲めないワケだが~っ」ニシシ
綾乃「相変わらずね…歳納京子は」
~1時間後~
あかり「うーっ、腹がポンポンだよぉ…」
櫻子「…なんか、聞いてたのと違うなぁ。元のあかりちゃんじゃん」
向日葵「…ですわね」
ちなつ「いや、ヒドイもんでしたよ!いきなり家に押し掛けたり!」
あかり「あ、あはは…ご、ごめんね?」
ちなつ「べ、別にいいけどさ…」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ…
~~~
あかり「あかり、トイレ…」
~~~
あかり「ふぅ…トイレ…トイレ…あれ?」
あかり「何か落ちてる…レシート?」
あかり「日付は…昨日」
あかり「購入したものは…えっ」
あかり「…」
あかり「アリ飼育セット…?」
あかり「…アリ…飼育セット…!!」
あかり「まさか…昨日は、これを置いてただけ…!?」
あかり「…あ」
あかり「あああああああ」
怖いよぉ
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:39:15.98:nSHRghfe0
アかリ
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:04:24.65:sGhdnlrg0あかり「…アリさん…」
あかり「…ごめんね…ごめんね…だまされて…お見舞い、サボっちゃったみたいだね」
あかり「今すぐ行きたい所だけど…ちょっと待っててね」
あかり「…京子ちゃんは、生き返らせる事が出来るって言ってた」
あかり「本当の方法を聞かないといけないよぉ…じゃないと、許せないよぉ」
~~~~
スッ
京子「あっ、あかりぃ!何してたんだよー!」
あかり「…これ、見つけたんだよぉ」ピラッ
ちなつ(…あかりちゃん…え、ウソ…不気味なあかりちゃんに戻ってる…!?)ガクガク
京子「んー?…あ…!」
あかり「どういうことか、教えてよぉ」
京子「そ、その…し、知らないなぁ」
あかり「ウソつかないでよぉ」
あかり「日付は昨日だし、こんな所にこんなレシート…京子ちゃんが落としたんだよぉ」
京子「…っ…その…」
あかり「だよね?」
京子「~~!……ご……ごめん」
あかり「…」
京子「あ、あかり?」
あかり「…だましてたんだね」
京子「ち、ちが…違わないけど…私は、あかりのために…」
あかり「…うん。分かってるよぉ。京子ちゃんを信じてるから…」
京子「そ、そっかぁ!じゃ、パーティーの続きを…」
あかり「だから、アリさんを生き返らせる方法…教えてよぉ」
京子「え」ピクッ
あかり「あるんだよね?教えてくれたら、許すよぉ」
京子「え…っ?」
結衣(…あかりは…純粋だな…成長しても…変わらない。でも、それは…)
あかり「教えてよぉ」
あかり「京子ちゃん?」
京子「あ…そのー」
あかり「教えてよぉ。あるんだよね、方法」
京子「………あかり」
あかり「?」
京子「あの話…ウソ、なんだけど…」グッ
あかり「聞こえなかったよぉ」
京子「もう、アリさんは帰ってこない!そういう事だよあかり…っ!」プルプル
あかり「…」ゴソゴソ
あかり「…あああああああ」
ちなつ「ひぃぃ…!!」
結衣「あれは…飼育ケース…持ってきてたのか…っ?」
あかり「こんなアリさん求めてないんだよぉ…あかりの…あかりのアリさんはぁ…??????」ズイッ
京子「」ビクッ
あかり「…黙ってちゃ…分からないよぉ!!」ポイッ
京子「いたっ…うわ、アリまみれ…き、気持ち悪い!結衣ぃ!取ってぇ!!」
あかり「…気持ち悪い?」
あかり「ふーん…京子ちゃんは、自分の買ったアリさんも愛せないんだぁ」
京子「はっ…?愛?」
あかり「…もういいよぉ…あかりが、生き返らせる。アリさん…」バッ
結衣「まて!!あかり!!」ガシッ
あかり「帰るよぉ。離してよぉ」
結衣「も…もう、やめろ…いつまで子供でいるつもりだ…」ワナワナ
あかり「関係ないよぉ。帰るよぉ」
結衣「みんなは…大人だから…お前を受け止めたんだ。お前のために悩んだんだ」
結衣「なのに…おまえは…っ!」
あかり「…預金通帳。また、お花を買わないといけないよぉ」
結衣「お、お前なぁぁ…!!」
結衣「あかり、歯をくいしばれっ!!!」
バキッ
あかり「いたいよぉ。帰るよぉ」
結衣「」
あかり「じゃあね。あ、来ないでね」
スッ
~校門付近~
あかり「はぁ…だまされてたみたいだよぉ」ジョボジョボ
あかり「…アリさん…アリさん…」
ガキA「…あ!なんか戻ってきてるwwwwwwwwwww」
ガキB「wwww本当だwwwwwww」
あかり「…いつもの事だよぉ」
・・・・・・・
・・・・
・・
~~~千千で2時間経過~~~
結衣「…」ボーゼン
西垣「みんな、聞いてくれ。松本から話があるそうだ」
りせ「…」
西垣「私、思うんだけど…赤座さん、なにかの病気だと思うの…だそうだ」
ちなつ「…病気…!?」
りせ「…」
西垣「だって、アリが生き返るなんて普通信じない…それに、思いっきり殴られて」
西垣「あんな反応はないわ…痛覚も狂ってるのかも…だそうだ」
結衣「…そうか、私は…あかりを殴ってしまったんだよな…っ」グッ
櫻子「しょうがないですよ、センパイ。私も殴りそうだったし」
向日葵「はぁ…フォローになってませんわよ」
西垣「私も、松本の言う通りだと思う。赤座は、どこか狂ってる」
綾乃「…私もそう思うわ。赤座さん…皆の思いを裏切るような」
綾乃「そんな子じゃなかったもの」
西垣「と、言っても…確証もない。だから…無理矢理、私達の研究室に連れてき…」
西垣「調べさせてもらう」
綾乃「な…!そんなのダメですよ!」
西垣「…と、松本は言っている」
綾乃「か…会長…?」
西垣「これは…赤座さんのためだから…私はあんまり親しくはなかったけど」
西垣「私の大事な…生徒だから。協力して…だそうだ」
京子「…ぺっ、ペッ…あー、やっと取れた…」
千歳「…私は、賛成やけどなぁ。協力するで?会長命令やしなぁ」ニコッ
千鶴「…姉さんが言うなら…」
西垣「ありがとう…だそうだ。私からも、礼を言わせてもらうよ」
綾乃「びょ…病院で良いんじゃ…」
西垣「私達は最先端の技術を持っている。それに…病院にはお姉さんがいるんだろう?」
西垣「大丈夫。手荒なマネはしない…と、松本は言っている」
綾乃「…会長は…変わらないですね。こんな歳になっても皆の事を…」
りせ「…」コクン
結衣「…行こうか。早い方がいいだろ」
ちなつ(えー…私も…?…はぁ)
~~~~~
あかり「お花…買ってきたよぉ」
あかり「2万円ピッタリの花だよぉ」
ガキA「飽きないわー面白すぎwwwwwwwwwwww」
ガキB「くっ…ww…はははっ…www」
あかり「…まだいるよぉ。あの子たち」
ブルルルルルルル…キキーッ
あかり「…?」
西垣「よっ!赤座。でっかい車でお出迎えだぞ!」
あかり「帰ってよぉ」
バタンッ ガチャ バタンッ
結衣「…そうはいかないぞ。ついてきてもらうからな」
あかり「帰ってよぉ」
結衣「…殴るぞ?」
あかり「帰ってよぉ」
西垣「松本…どうする?」
りせ「…」
西垣「…だな。それしかないか」
西垣「赤座。少し眠ってもらう。安心しろ、軽い催眠スプレーだ」
あかり「やめてよぉ」
西垣「次、目が覚める時は研究室だ。それじゃ…」
プシュー・・・・・・
あかり「…」グッタリ
・・・・・・
・・・・
・・
~~~
あかり「ん…ここは…」
あかり「…七森中?何で…それに、体も…」
あかり「…夢かな。そういえば眠らされて…そっかぁ」
あかり「…あっ!」ゴソゴソ
あかり「アリさんだ!ふふふ…久しぶりに会えたよぉ!」
あかり「ふふ…ふふふ…」
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 17:06:04.16:aXyR+ReW0
>>438
この表情で「帰ってよぉ」ってのは怖いなぁ
473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 18:23:57.43:sGhdnlrg0この表情で「帰ってよぉ」ってのは怖いなぁ
~西松研究室~
あかり「…」ニヤニヤ
結衣「先生…何してるんですか?」
西垣「ふふ…これが私達のノーベル賞をもらった研究の成果だ!」
ちなつ「自慢はいいです…はやく」
西垣「この装置は、対象の人物の最も濃い記憶を改めて本人に擬似体験させるものだ」
西垣「そして、脳波を測る。これにより、病気の有無、怒り、悲しみなどが分かるんだ」
綾乃「ははぁ…興味深いわね…」
西垣「そして、今の状態になってしまった原因の大元を辿る」
西垣「悲しみが原因なのか…などをな」
西垣「松本…どうだ?」
りせ「…」
西垣「どうやら今、赤座は楽しい気分になっているようだ」
ちなつ「え…じゃあ何で…」
西垣「そう焦らないで。終わりが来れば自動的に終わるわ…と、松本は言っている」
綾乃「…でも、大丈夫なのかしら?この装置…」
綾乃「もし、その濃い記憶というのが嫌な記憶だとしたら」
綾乃「本人の病状はますます悪化してしまうでしょう?」
西垣「そうとも限らない。現実を見ることにより、態度を改める患者もいる」
西垣「………だが、この装置で…気が狂っまった患者もいるのは確かだ」
綾乃「…でしょうね…」
西垣「…でも、こうするしかないの…この装置は、多くの患者を救ってきたから」
西垣「…と、松本は言っている」
~~~
あかり「ふふ…なつかしいよぉ…この授業中にアリさんと遊ぶ感覚…」
あかり「アリさん…アリさん…ふふ…また大きな穴を作ったんだね…」ニヤニヤ
あかり「ふふ…ふふ…」
先生「赤座さん、この問題は?」
あかり「○○だよぉ」
先生「せ、正解」
先生「えらく頭が良くなったわね…」
あかり「…」ニヤニヤ
~昼休み~
あかり「…」ニヤニヤ
ちなつ「三人とも弁当食べよー」
向日葵「私、クッキーを持って来ましたのよ」ニコッ
櫻子「おいしくもないクッキーなのに、頑張るなぁ…ププッ」
あかり「あ…そんな時間かぁ」
あかり「向日葵ちゃん、クッキーいいかな?」
向日葵「はい、もちろんですわ!櫻子にはあげませんから!」
櫻子「いらないよーっだ…じゅるっ」
あかり「ありがとう…」
グシャグシャ
向日葵「ひっ!?…あ、赤座さん?クッキー…」
櫻子「ひ、ひどいじゃんかぁ!何で潰したの!?」
あかり「食べやすいように…」パラパラ
ちなつ「…な、何してるの…」
あかり「アリさんに食べさせてるんだよぉ」ニヤニヤ
ちなつ「」
あかり「あ、そっか…昔もこんな事があって…」
向日葵「…ひっ…な、何ですの…?」
あかり「なんでもないよぉ…ゴメンね…ゴメンね…」
~~~
ちなつ「あかりちゃん、部活いくよー?」
あかり「ふふ…アリさん、食べ物は逃げないよぉ…」
ちなつ「…あかりちゃん…今日はどうしちゃったんだろう…?」
~ごらく部~
ガラッ
あかり「…」ニヤニヤ
京子「おーっす…って、何してんの?」
ちなつ「なんか今日、ずっとこんな調子なんですよ…はぁ…」
結衣「飼育ケース…あかり、アリ飼ってたんだ」
あかり「…え、何?」ニヤニヤ
京子「…まぁいいや!今日はこのドリームBOXで遊ぶぞー!」
結衣「…何だそれ」
京子「皆さんには、この中に将来の夢を書いてもらいます」
ちなつ「しょ、将来の夢…そんなの、決まってます…♪」
京子「何個でもオーケーだから!はい書いて書いてー!」
結衣「はぁ…」
あかり(…ああ…やったなぁ…こんな事)
あかり(あかり、この時は普通に暮らしたいです、って書いたんだよね…)
あかり「…」ニヤッ
あかり(ムダかもしれないけど…お願い、書いておこうかな)カキカキ
京子「おお…あかり、貪欲だな!罰が当たるぞ!」カキカキ
結衣「何個でもオーケーなんだろ…よし」
京子「よし、集計打ち切り!出してみましょー」
京子「えーと…おお、ざっと30個ぐらいかな?読むぞー」
結衣「な、何か恥ずかしいな…」
「結衣センパイと一緒に住む」
「普通に就職」
「アリさんが生き返りますように」
「お供え物が盗まれませんように」
「ラムレーズン100個一気食い」
「世界平和」
「結衣と一緒に住む…キャッ」
「私と結衣センパイの壁が全て消える」
「近所のガキが死ぬ」
「花瓶が盗まれませんように」
「アリさんの前で泣かないようになる」
「アリさん生き返って」
「アリさん生き返って」
「眠らなくても大丈夫な体」
「花瓶をもっと高級に出来ますように」
「ミラクルんよ永久に」
「無病息災」
「お供え物も高級に出来ますように」
「センパイとあんな事やこんな事」
「結衣と一緒の大学」
「アリさん生き返って」
「絵が上手くなる」
「アリさん生き返って」
「アリさん生き返って」
「アリさん生き返って」
「結衣センパイと一緒の大学」
「アリさんアリさんアリさんアリさん」
「アリさん生き返って」
「アリさんアリさんアリさんアリさん」
「ごらく部よ永久に」
京子「…」
あかり「京子ちゃんお疲れ様」ニコッ
結衣「アリさん…何のことだ?」
あかり「それ全部あかりが書いたんだよぉ」
京子「…何か読んでて気分悪くなった…」
ちなつ「…分かります、その気持ち…」
あかり「失礼だよぉ」
結衣「…帰るか。私も寒気がしてた」
あかり「結衣ちゃんまでヒドイよぉ」
あかり(…でも、この願いは叶わないんだよね…)
あかり(皆は…願いは叶わなくても…それぞれ…)
(お…おい…それ、ニートって言うんじゃないか…?)
(あかりは悪くない…悪くないわ…)
(迷惑かけたりするのは良くないよねー…)
(…あかり)
(そんな事してもアリさんは帰ってこないぞ)
あかり「うっ…」ズキズキ
あかり「…」ピクッピクッ
西垣「…ひどい脳波だ…見たくもない」
りせ「…」コクン
結衣「だ、大丈夫なのか…」
あかり「~!~!」ガチャガチャ
ちなつ「脳波とか関係なしに怖いって…」
櫻子「…映画じゃん」
向日葵「不謹慎ですわよ、櫻子」
~~
あかり(こ…この頃は良かったよぉ…)ズキズキ
あかり(何もしなくても怒られない…笑われない…失望されない…)
あかり(今は…お姉ちゃんが倒れて…子供達に笑われて…)
あかり「ううううううううう」ズキズキ
結衣「…あかり?帰るぞ?」
ちなつ「早くしなよ~」
あかり「うううううううううう」ズキズキ
(歯をくいしばれっ!!!)
(アッカリーンwwwwwwww)
(あかりの人生を狂わせたアリ…)
(アリさんも嬉しくないでしょー…みたいな…)
(…もう、アリさんは帰ってこないっ!そういう事だよあかり…!)
あかり「ううう…頭の中に…うううううううううううううううう」ズキズキ
京子「あ…あかり!?あかり!!」
~~
あかり「!!…!?…~!!!」ガチャガチャ
西垣「…擬似体験でかなりの感情の揺れが起きている」
西垣「チャンスなのか、危険なのか…悪い感情なのは確かだが…」
千歳「…苦しそうや」
京子「なんか気分悪くなってきた…」
ちなつ「分かります、その気持ち…」
結衣「私も寒気が…うっ…」ガチガチ
西垣「まだ終わってないのなら…続けるべき」
西垣「…と、松本は言っている」
~~
結衣「…あかり!大丈夫か!!」
あかり「ううううう…」ズキズキ
結衣「こうなったら…無理矢理にでも…聞こえてないのかもしれない!」
結衣「ほら、二人とも!手伝って!」ガシッ
京子「ど、どこ行く?どこ行くー!?」ガシッ
結衣「落ち着け!病院だ!!」
あかり(…か、帰る…!?だ、ダメだよぉ)
あかり(確か…帰る時にケースを落として…)
あかり(トラックにひかれて死んじゃうんだよぉ)
あかり「…うっ…やめてよぉ。結衣ちゃん達だけで帰ってよぉ」
結衣「あ、あかり?大丈夫なのか?」
あかり「結衣ちゃん達だけで帰ってよぉ」
結衣「そ、そういうワケには行かない」
あかり「帰ってよぉ」
~~~
綾乃「先生…気になってたんですけど」
西垣「なんだ?」
綾乃「記憶の中で抵抗とかしないんですか?患者の暴走なんて、容易に考えられる事でしょう?」
西垣「安心して。擬似体験は忠実に記憶の中の出来事を再現するまでは」
西垣「終わる事なく、動き続けるわ…」
西垣「…と、松本は言っている」
~~~~
結衣「…っ…!?ダメだ!こんなあかり、ほっとけない!」
ちなつ(…かっこいい///)
あかり「帰ってよぉ。あかりの事は心配しないでよぉ」
結衣「心配に決まってるだろ!?…もういい、無理矢理つれていくから!」
京子「ラジャー!あかり、動くなよ~っ」
あかり「や、やめてよぉ…やめてよぉ…」
あかり「…ううう!」バシッ
ちなつ「きゃっ」
あかり「帰ってよぉ」バシバシバシバシ
結衣「あ…あかり…痛いって」
あかり「帰ってよぉ」バシゲシッバタバタ
京子「いたっ何するんだ…よ…………………………あ、あかり…っ…?」
あかり「…そっかぁ…皆がアリさんを殺したんだ…そっかぁ…ハメられたんだね…」フーッフーッ
あかり「ここまでするなんて…はぁーっ…はぁーっ…そっかぁ…」
結衣「な…………何の話…………」
ちなつ「はわわわわわわわ」
あかり「考えてみれば…皆が帰ろうって言い始めてたんだよね…思い出したよぉ…」ギラギラ
京子「ちょ…目が怖いって…………」
あかり「…なのに皆はあかりを責めてたんだぁ…すごいね…良く出来てるよぉ…」ギラギラ
~~
あかり「~~~!」パチッ
ちなつ「きゃあああああああっ!?!?」
西垣「終わったか…」
りせ「…」フルフル
西垣「…まだ測定は続いてるだって…!?じゃあ…」
西垣「目…目を開けただけ…?そんな前例、聞いた事ないぞ…?」
西垣「…狂ってる…予想が出来ない…」
千鶴「ね、姉さん…」
千歳「…よしよし、怖ないで…っ…」
あかり「…」ピクッ
あかり「…!!…」ガチャガチャガチャガチャ
西垣「く…流石に不気味だな…目を開けたまま動くなよ…」
ちなつ「」
結衣「白目むいてる…む、無理もないか…」ガチガチ
京子「こっちまで気が狂いそうだぁ…」ガチガチ
櫻子「…え、映画じゃん…」ガチガチ
向日葵「…」ガチガチ
~~~~
あかり「あかり…気付いちゃったよぉ」ギラギラ
ちなつ「」
結衣「…………病院…早く病院に……」ガチガチ
あかり「アリさん………守るよぉ……大切な命だもんね……」ギュッ
結衣「な……何してるんだよ……ケースなんか抱いて………」
あかり「…なんて?なんて、って言ったんだぁ……やっぱりアリさんの事を軽く見てるんだよぉ………」
~~~
あかり「ううう…えへへ…」ガチャガチャ
西垣「声も出しているぞ…松本…本当に測定は終わってないのか…?」
松本「…」コクン
ガチガチガチガチガチガチ
西垣「…お前ら、終わるまで部屋から出ておけ…気が狂ってしまうぞ」
結衣「…わ、わかりました…」
バタンッ
西垣「…と言っても、私も余裕は無いがな」ガチガチ…
りせ「…」カタカタカタ…
~~~
あかり「あかり、アリさんが死んでから勉強にも集中できなくて…大学にも落ちちゃったんだよぉ」
京子「…さ、さっきから意味わかんないってば!あかり!!」
あかり「ふふ…あかりは悪くなかったんだよぉ…お姉ちゃんの言う通りだったよぉ」
結衣(っ…震えて動けない…早く病院に…)
あかり「えへへ…この夢、良いな。元気になっちゃったよぉ」
ちなつ「」
あかり「…夢が覚めちゃったらアリさんは死んだままなのかな…」
あかり「嫌だよぉ」
あかり「嫌だよぉ」
あかり「嫌だよぉ」
あかり「嫌だよぉ」
あかり「…あっ」
あかり「…原因を消せば…いいのかな…そうだよぉ…これはチャンスなんだよぉ」ギラギラ
結衣「チャンス…?原因…っ?」ガチガチ
~~~~
あかり「そうだ…そうだよぉ。この夢は…チャンスなんだよね」ズイッ
京子「…あかり…っ…?」
あかり「ふふ…アリさん、少し待っててね…」コトッ
あかり「あかり…頑張るよぉ」ズイッ
結衣「あかり…?大丈夫なのか?動けるのか…?病院は…?」ガチガチ
あかり「むしろ元気だよぉ……過去と将来も結衣ちゃんは質問が多いよぉ…」ズイッ
結衣「…将来…?やっぱり病院に…」
ドスッ
結衣「…!?…う…ああっ…!?」
あかり「腹パン…京子ちゃんに教えてもらった言葉だよぉ」
結衣「あ…あああ…」ガクッ
あかり「あかり意外と強いよぉ」
結衣「はっ…はっ…ふぅーっ…」
~~~
西垣「…!…脳波の揺れが頂点に…!それも…ん?楽しい…?いきなりだな…」
りせ「…」
西垣「ああ…普通はそうだ。こんな…こんな揺れは見た事ない」
りせ「…!」ガタッ
西垣「どうした!?」
西垣「…脳波が消えた…?」
ピッ…ジジッ…ピッ
西垣「なっ…」
りせ「…っ」ガタガタ
西垣「…これは…赤座の脳内…?映像…?」
西垣「なんだ…なんなんだ…こんな、こんな…化学では説明できない…」
西垣「…船見が咳き込んでいる…記憶の改ざん…!?」
りせ「…」ガタガタ
西垣「なぜ映像が…なぜ改ざんが…あり得ない…あり得ない…」
あかり「えへへへへへへ」ガチャガチャ
あかり「…」ビクビク…ピクッ
りせ「…ぃや…ぅぅ…」ガタガタ
西垣「!…松本…」
西垣「…松本。ここからは私が…一人で戦う。部屋から出ろ」
りせ「…っ」
西垣「…ふっ、感謝は後だ。まかせておけ!」
りせ「…」コクン
あかり「…え…へへ」パチッガチャガチャ
バタンッ…
西垣「…よし。とりあえず脳波のモニターを設置し直して…よし、こっちの、モニターは動くな…」
西垣「…赤座…何があったかは知らんが」
西垣「私の夢は、松本と一緒に一人でも、多くの人を助ける事だ」
西垣「不本意にも、今回は一人で治療法するが…必ず治してやるからな」
あかり「…!…だよぉ…」ガチャガチャ
~~~~
結衣「けほっ…あかり…何するんだ…?」
あかり「…結衣ちゃん質問多いよぉ」
ドゴッ
結衣「あっ…」バタッ
あかり「気絶したよぉ。殺しはしないけど目覚める度に腹パンだよぉ」
京子「…あかり!!!!!!!」
京子「病院行くぞーっ!ほら!」ガシッ
あかり「帰ってよぉ」
バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ
京子「ちょっ痛い、痛いって」
ゲシッバシバシゲシッゲシッ
ちなつ「」
京子「…う…痛い…痛い…!あかりぃ…!もうやめて…!」ポロポロ
バシバシバシバシバシバシ
あかり「京子ちゃんは…ウソついたのもブラスだよぉ」
バシバシバシバシ
京子「な…何の事…っ…いたっ…」
バシバシバシバシバシバシバシバシ
京子「う…うぅ」ポロポロ
ドゴッ
京子「おぇぇ…」バタッ
あかり「次はちなつちゃん…あれ」
ちなつ「」
あかり「気絶してるよぉ。ちなつちゃんはいいや」
ちなつ(死んだフリ死んだフリ死んだフリ)
あかり「…アリさん…待たせたね…」ギュッ
あかり「どうしよっかぁ…ここから出る訳にはいかないし…」
あかり「…うーん」
あかり「校門に行かなきゃいいんだし…アリさんとグラウンドで遊ぼう」
~~~~
西垣「…ヒドイ…こんな事をしておいて楽しいだと…?」
西垣「…くそっ…終わった時、カウンセリングに骨が折れそうだな…」
西垣「…腹パンされなければいいが…」
~~~~~
結衣「…なぁ、京子」
京子「んー?」
結衣「千千に行く前に、お見舞い行ったんだよな?どうだった?」
京子「あー…あかねさんかぁ」
京子「フツーにうれしそうだったよ?そりゃそうでしょー」
結衣「…そっか。でも、今こうなってるって知ったらどうなるんだろうな」
京子「…私のせいだよな…」
結衣「そうは言ってないだろ?その…気になっただけだ」
京子「…ごめんな…ごめんな…」
結衣「だ、だから良いって」
京子「…結衣は優しいな…」
結衣「い、今さら何だよ…///」
~~~~
あかり「~♪~♪」
あかり「楽しいよぉ。えーと…あった!クッキー…向日葵ちゃんには悪いけど」パラパラ
あかり「~♪~♪~♪」
あかね「…あかり、帰るわよ?」
あかり「…お姉ちゃん…?何でここに」
あかね「遅いから心配で迎えに来たのよ。ほら、帰ろう?」
あかり「お姉ちゃんだけで帰ってよぉ」
~~~
西垣「よし…!装置は壊れてないみたいだ…!」
西垣「今の話から察する限り、赤座の記憶では校門に向かわなければならない」
西垣「…そして、赤座の姉が出てきたワケだ…そろそろ終わりだな」
あかり「~!~!」ピクッビクビク
西垣「…何があろうと、この装置は記憶を一つずつ消化する。逃げられないぞ…赤座」
あかり「…」ガチャガチャ
~~~~
あかね「何言ってるのよ。ほら」
あかり「帰ってよぉ」
あかね「…だーめ。ほら」ガシッ
あかり「やめてよぉ」パシッ
あかね「…あ、あかり…?」
あかり「帰ってよぉ」
あかね「…何かあったの?」ガシッ
あかり「しつこいよぉ」パシッ
あかね「…ほら、帰るわよ…!?」ガシッ
あかり「…ごめんね…」
ドゴッ
あかね「っ…痛い事するのねあかり…」
あかり「…効いてないみたいだよぉ」
あかね「そりゃ、お姉ちゃんだからね…ほら、ほら。行くわよ」ガシッ
あかり「あっ…や、やめてよぉ」ズルズル
~~~~
西垣「ふふ…よし。姉の方が強いようだ…これで記憶の最後が見れるだろう」
西垣「カウンセリングはまかせておけ…松本…」
あかり「~!~!~!や…め…てよ…………ぉぉぉぉぉ……」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
西垣「…終わりか…」
~~~~
あかね「…あかり…悩みがあるなら言うのよ?」
あかり「お姉ちゃん…離してよぉ!!」ズルズル
あかね「はぁ…そんな事を言うなんて…傷つくわ~」
あかり「ひっ…校門が近付いてるよぉ」
あかね「?…病院に行った方がいいかしら…」
あかり「いや…ケース…絶対落とさないよぉ!」
あかね「…ケース?これが原因なの?預かるわね」ヒョイッ
あかり「あっ…返してよぉ!返してよぉ!!」
あかね「家に帰ったらね~…」
あかり「…校門…」ガチガチ
あかね「…あっ」ポロッ
あかり「…!!…アリさん!!アリさん!!!」
あかね「はいはい、いま拾いに行くかr」
ガシャンッ
あかね「あっ…!!」
あかり「…」
あかね「あ、あかり…!また新しいアリ、買ってあげるから………………」
あかり「…あ」
あかり「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
あかね「」
あかり「アリさん…アリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさんアリさん」
あかね「」
~~~~
あかり「あああああ…あああああ…」ガチャンッガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
西垣「…これが…赤座の記憶の結末…」
西垣「…純粋…だからこそ、ほっとけない…忘れられない」
西垣「…それは良いことだが…純粋すぎるのも考えモノだ…」
西垣「…純粋さを歪ませる事が…大人になること、か…」
あかり「アリさん…アリさん…」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
…残り一分で測定を終えます…
西垣「よし、装置の通知も異常なし!」
西垣「…さて…どうしたものか…」
西垣「たかがアリなんて…と、大人の見下す気持ち」
西垣「それを植えつける……何か嫌だな」
西垣「赤座…お前に…責任はなかったのかもしれないな…」
西垣「悪いのは、お前をあざ笑う人…だったのかもしれない」
あかり「あああ…」ガチャガチャ
~~~
あかね「あ、あかり…」
あかり「…」
あかね「ごめんね…その…ごめんね…」
あかり「…」
あかね「…あ、あの…」
あかり「…」ニヤッ
あかり「いいよぉ。仕方ないよぉ」
あかね「…あかり…」
あかり「…あかり…考えたんだよぉ」
あかね「?」
あかり「…アリさんは帰って来なくてもいい…大事なのは」
あかり「お見舞いする事だよぉ。それじゃ…花瓶と、花を買ってくるよぉ」
あかね「えっ…?」
~~~
5…4…3…2…1ジジッ、ジジッ
西垣「…?何だ…?」
西垣「…故障…!?擬似体験が続いている…!?」
あかり「あかりは…あかりは…」ガチャガチャ
西垣「…すまん松本」
西垣「赤座は…」
西垣「夢の世界に一生閉じこもるようだ…」
西垣「…これが…赤座の選んだ終わりなのか…?」
あかり「えへへ…えへっ」ピクッ
西垣「脳波が安定している…もうダメだ…」
それから…私達は数々の手を施した
だけど…あかりを殺すわけにもいかない。装置を壊したらあかりの脳が死ぬ可能性がある…
私と京子はある人にこの事を伝えなきゃいけない。
私達は病院に向かった
~病院~
あかね「…あら、京子ちゃんに…結衣ちゃん、だったわね?」ニコッ
京子「…っ…」
あかね「あかりはどうしたの?パーティーでしょう?」
結衣「…」
あかね「私と行きたかったわ…でも、ドクターストップくらっちゃって…」
結衣「…あかりの事で話があります」
あかね「…ふふ、でしょうね」ニコッ
京子「…結衣っ…お願い…」
結衣「…あかりが…ほぼ、植物状態になりました…」
あかね「…どういう事かしら?」
結衣「かくかくしかじか」
・・・・・・・・・
あかね「…大変だったわね…」
結衣「えっ…それだけですか?」
あかね「ええ。死んでないんでしょう?」
結衣「そ、そうですけど…」
あかね「なら、いいわ。見守って行く所存よ…ふふっ」ニコッ
結衣「よ…よかった…もっとショックを受けると思って」
あかね「…でも、少しショックね…一人にしてくれる?」
結衣「あ…すみません。失礼しました」
ガラガラ…バタンッ
あかね「…」
ドン!!!!!!!!!!!!
結衣&京子「ひっ!?」
どういう事!?あかりいいぃぃ!!!
ドンドンドンドン!!
植物状態!?何よそれ!?元気になったんでしょう!?私の苦労はどうなるのよ!!
ドン…ドンドンドンドン!!
京子「ちょ…結衣…!帰ろう…!早く!気が狂う!!」
結衣「あ、ああ…」
ドン…ドン
はぁ…はぁ…どうなってるの…!!うううううううううう!!!!!!
どうしたんですか赤座さん…!?
ドン!!!!!!!!!!!!!!
うるさいわよ…!!!!!
結衣「はぁっ…はぁっ…」
京子「…あかねさん…」
結衣「うう…あかり…」ポロポロ
京子「…私のせいだよな…」
結衣「…え…っ?」フキフキ
京子「私が…ウソついて…余計に傷つけたんだよ…二人を」
結衣「いや、さっきも言ったろ?お前のせいじゃn」
京子「ごめんな…ごめんな…」
結衣「…京子?」
京子「ごめんな…みんな…ごめんな…」
結衣「だ、だから…」
京子「ごめんな…結衣…期待に答えれなくてさ…」
結衣「だから、お前は悪くない!!」
京子「ごめんな…ごめんな…」
結衣「…っ…!聞いてるのか!?」
京子「ごめんな…ごめんな…」
結衣「や…やめろ…っ!京子ぉ!?」
京子「謝りに行きたい…皆に…」
結衣「…お前は悪くない。でも…それで気が済むんだな?」
京子「うん。迷惑かけてごめんな」
結衣「…分かったよ…いくぞ…っ」
・・・・・・
・・・
・・
~~~
西垣「くそっ…松本、やっぱり無理か?」
りせ「…っ」コクン
西垣「…」
西垣「…ん、ああ…二人が帰ってきた」
ちなつ「…目を覚ましたらこれだよ…うう…あかりちゃん…」
京子「…その事で話があるんだけど」
結衣「…」
京子「…ごめん皆!私が悪いんだ!!あかがこうなったのは私のせいなんだ!」
結衣(…ど、土下座までするのか…)
京子「ごめん皆!ごめん皆!ごめん皆!」
ちなつ「きょ、京子センパイ!京子センパイは悪k」
京子「ごめん皆!ごめん皆!ごめん皆!」
綾乃「ちょっ、歳納京子…?」
京子「ごめんなさい、あかり!ごめんなさい、あかり!ごめんなさい、あかり!」
結衣「…やめてくれぇ…っ…もう…!」ポロポロ
ごめん…ごめん…
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・
あれから一年
何もしていない京子は罪悪感を抱いたまま…私の介護を受けている。
あかねさんは特別な病棟へ。
最近、やっと落ち着いてきたらしい
ちなつちゃんは、トラウマになってアイアイドルを目指すのはやめたらしい。笑顔が作れなくなったらしい。
櫻子ちゃんと向日葵は成功。
どうやら、泣く演技が上手くなったらしい。
西垣先生と会長は装置の開発を止めて他の研究を始めたらしい。
綾乃は、相変わらず猛勉強。
トップを取り続けている。
メンタルが強い。
千歳と千鶴は相変わらず…でもないけど、
頑張ってるらしい。
人気はうなぎ上りだ。
…そして、私達は大人になった。
あかり「~♪」
あかり「ここでは、どれぐらい経ったんだろう…長い夢だなぁ」
あかり「まぁいいよぉ。水を換えるよぉ」
あかり「~♪」
あかり「アリさん…ずっと見守ってるからね…」
あかり「この制服もそろそろボロボロだよぉ」
あかり「でも…目が覚めて現実を見てしまうより…楽しいよぉ」
あかり「アリさん…」
あかり「あかりは…見捨てないからね。笑われても、怒られても、失望されても」
あかり「~♪~♪」
結衣「あかり…こんなところで何してるんだ」
~おわり~
乙
無限ループか…
847:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 00:10:29.95:Q05ZrpAR0無限ループか…
保守ありがとうございました
自分的には、鬱かどうかビミョーです
誤字多くてスマンかった
ありがとうございましたー
849:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 00:11:06.36:WUXNIMOe0自分的には、鬱かどうかビミョーです
誤字多くてスマンかった
ありがとうございましたー
怖かったがたまにはいいな
乙
856:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/09(日) 00:14:01.15:A2fBSObe0乙
乙だよぉ
コメント 10
コメント一覧 (10)
少なくとも原作にはそんな設定無いんだけど
アニメで改変されたにしろわけわからんな
嘘か本当か分からんレベルだったから忘れてた
こういうENDは好きだぜ
乙
寒いならちなつんち行けよ
燃えてるぜ