-
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 21:26:39.50:roIxnaEu0
紅莉栖「へ?」
ダル「百合フラグと聞いて」ガタッ
紅莉栖「黙れHENTAI! ま、まゆり? いったいどうしちゃったの?」
まゆり「特に意味はないんだけどね? なんだか面白いなーって思って」
紅莉栖「なんだ、そういうことだったのか……」
岡部「クリスティーナよ……お前はなにを想像したというのだ? この俺に言ってみィるがいい!」
紅莉栖「おのれはいつもいつも……!」
岡部「なァーに、別に変なことを考えていなければ言えるのであァーろう?
つまり、クリスティーナは天才HENTAI少女ということなのかァ?」
紅莉栖「そんなわけあるか、そんなわけあるか! 大事なことなので2回言いました!」
ダル「牧瀬氏牧瀬氏、その考えたことについてkwsk……」
紅莉栖「黙れっ!HENTAIがっ!」
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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 21:33:31.67:roIxnaEu0
紅莉栖「このHENTAI共は、本当に手に負えない奴らだな……!」
岡部「フゥーハハハ! 天才HENTAI少女よ、そう怒るでない!」
紅莉栖「誰が天才HENTAI少女よ!」
まゆり「でもねー、まゆしぃは紅莉栖ちゃんのクリちゃんを見てみたいなーと思うのです」
岡部「えっ」
紅莉栖「えっ」
ダル「本当に百合フラグ来たお……!」ガタッ
まゆり「だからねー? クリスちゃん、ちょっとだけこっちに来てほしいのです☆」ガシッ
紅莉栖「えっ、ちょ、まゆり!? 冗談でしょ!?」
岡部「……俺だ、大事な人質が“機関”に洗脳されたようだ……!
なにィ!? 俺にこの状況をどうにかしろというのか……!
これも運命石の扉の選択だというのか……!」
ダル「厨二病、乙!」
まゆり「さあクリスちゃん、脱衣室に行こうねー?」
紅莉栖「な、なんぞこれえええええええ!」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 21:37:29.22:DKRInLjc0
─ 10分後 ─
ダル「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
俺たちは、まゆ氏と牧瀬氏の百合フラグを観測していると思っていたら、
何故か牧瀬氏がコスプレをして登場してきた。
なにを言っているかわからねェだと思うが──」
紅莉栖「黙れッ! このHENTAI!」バキッ
ダル「ありがとうございますっ!」
まゆり「えっへへー、クリスちゃんとっても可愛いよー♪」
紅莉栖「な、なんで私がチアガールコスをしなきゃならないのよぉー!」
まゆり「クリスちゃんは本当にアメリカの学校で勉強をしてたから、もしかしたら似合うかなー
と思って、1ヶ月前から作ってたんだー♪」
紅莉栖「おっ、岡部っ! あんたも何か言いなさいよ!」
岡部「……いい」ボソッ
紅莉栖「え?」
岡部「お、俺だ! 今、“機関”による強烈な精神攻撃を受けている!
ただの天才HENTAI少女がただの可愛い少女に変えられてしまったのだっ!
なんだと!? 支援要請は受け付けないだと!? おい、待て! おい──」
紅莉栖「……え?」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 21:49:36.73:roIxnaEu0
紅莉栖「今岡部、私のこと……可愛いって……」カァァ
ダル「牧瀬氏の顔がどんどん赤くなっていく件について」
まゆり「良かったねー紅莉栖ちゃん♪ オカリンに可愛いって言ってもらえて、まゆしぃも嬉しいのです」
紅莉栖「お、岡部……?」
岡部「な、なんだ天才HENTAI少女よッ! ととと突然そんな格好をしてどうしたというのだっ、
そ、そんな格好だと寒いのではないかっ?」
ダル「あ、逃げたお」
まゆり「オカリン? 今は本当のことを言わないとまゆしぃは怒っちゃうのです☆」ゴゴゴ……
岡部「ああっ、クソッ! そうだよ! 俺はチアコス姿のクリスティーナを見て可愛いと思ったよ!
なんでこんなに助手は可愛くなってしまったのだ!」
岡部「…………。」カァァ
紅莉栖「」ボンッ
ダル「ああ、牧瀬氏が……ムチャシヤガッテ」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 21:55:33.73:roIxnaEu0
紅莉栖「もうわたししんじゃってもいいかも」
岡部「助手ッ!? おいっ! 助手ぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
まゆり「クリスちゃん、良かったねー」
ダル「オカリン……たったあの一言で牧瀬氏をダウンさせるとは……おそろしい子!」
紅莉栖「あは、あはははははー」
岡部「どうしてこんなことに……」
ダル「今日のお前が言うなスレはここですか? まじオカリン爆発しろお……」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:01:26.92:roIxnaEu0
まゆり「じゃあまゆしぃは、これからバイトがあるのでメイクイーンに行ってくるのです☆」
ダル「あ、じゃあ僕もメイクイーン行くお」
岡部「ちょっ、ダルとまゆりよ! 赤面して倒れているクリスティーナを置いていっていいというのか!?」
ダル「オカリンがいれば大丈夫っしょ常考」
まゆり「しばらくまゆしぃたちはいなくなるので、あとは2人で楽しんでねー♪」ガチャッ
ダル「ま、そういうことで僕もいくおー」
岡部「おいっ、2人とも待て──」
バタンッ
岡部「……と、とにかく紅莉栖をどうにかしないとだな」
紅莉栖「あはは、あははは」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:13:50.69:roIxnaEu0
─ 30分後 ─
紅莉栖「トツゼンタオレテシマッテスミマセンデシタ……」
岡部「別に気にするな。もとはと言えば、あの2人が悪いのだ……」
岡部「しかし、あの2人には本当に困ったものだな……」
紅莉栖「同感だわ……あの2人のペースに巻き込まれたら最後、絶対抜け出すことができないわ……」
岡部「どうしたらいいものか……」
紅莉栖「そ、そういえば岡部……?」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「わ、私のチアガール姿が可愛かったって、本当……?」
岡部「……も、もし可愛いと言ったらどうなる」
紅莉栖「ふぇっ!? い、いやどうもしないけれどっ! べ、別に岡部に
可愛いとか思われてたらどうしようかと思っただけよっ!」
岡部「そ、それもそうだな! 俺の助手があんなに可愛くなるはずがない! フゥーハハハ!」
紅莉栖「」ボンッ
岡部「い、今の言葉のどこに、赤面する言葉があったというのだ助手よ……」
お、俺はもう無理だ……! これ以上は任せたぞ……!
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:22:46.77:xp5qu1nU0
紅莉栖「か、勘違いしないでよね! べっ、別に岡部に可愛いとか言われて喜んでるわけじゃないしっ!」
岡部「いや、俺は別に可愛いとは一言も……」
紅莉栖「と、とにかく! これから絶対あの服は着ないわ! また岡部に見られたら私死ぬ!」
岡部「そ、そこまでいうか……」
紅莉栖「とにかくあの服についての話題は終わりっ! わかった!?」
岡部「わ、わかったから落ち着け助手よ。 そんなに顔を近づけられたら俺が困る」
紅莉栖「そ、それもそうね……」
岡部「しかし、喉が渇いてしまったな……ドクペでも飲むか」
紅莉栖「あ、岡部。私にもドクペ頂戴」
岡部「だが断る。それぐらい自分で取れ」
紅莉栖「鳳凰院さんは心が狭いのねー? そんなんじゃ女の子にモテないわよ?」
岡部「それぐらい別に構わん。俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だからな」
紅莉栖「理由になってない件について」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:37:11.52:roIxnaEu0
岡部「……プハッ、やはりドクペは美味いな! なぜダルたちはこの良さがわからないのだろうか」
紅莉栖「普通はわからないわよ」
岡部「しかし、ドクペのストックがなくなってきたな……少し買ってくる」トンッ
紅莉栖「あらそう、いってらっしゃい」
岡部「では行ってくる」
バタン
紅莉栖「…………」
紅莉栖「岡部、ドクペを常温で置いておくとか炭酸抜けるの知っててやってんのか……?」
紅莉栖「ま、まさか私にそのドクペを飲めとでも言ってるのかしら」
紅莉栖「ってそんなわけあるか、そんなわけあるか! 誰がそんなHENTAI行為をするもんか!」
紅莉栖「とにかく、冷蔵庫にしまっておくかな……」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:42:16.85:roIxnaEu0
紅莉栖「……お、岡部と間接キスができる……のよね」
紅莉栖「いやいや私、そんなことは考えなくていいの!」
紅莉栖「ただ普通に岡部の飲みかけのドクペを冷蔵庫にしまうだけじゃない!
なんでこんなこと考えてるのよ!」
紅莉栖「こ、これじゃあ私が岡部と間接キスしてみたいと言ってるようなものじゃない!」
紅莉栖「は、早くドクペを冷蔵庫の中に……」
紅莉栖「……ちょ、ちょっとだけならいいかも」プシュッ
紅莉栖「……こ、これに口をつければ岡部と──」
岡部「フゥーハハハ! 今帰った──」
紅莉栖「どぅりゃああああああああああ!」ブンッ
岡部「ぬわーっ!? 俺の顔面めがけてドクペがァー!?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:48:19.46:roIxnaEu0
岡部「ラボに帰ってきたと思ったらクリスティーナにドクペを投げつけられたでござるの巻」
紅莉栖「ホントウニモウシワケゴザイマセンデシタ……」
岡部「理不尽にもほどがあるぞ……助手よ……」
紅莉栖「本当に悪かったわよ……」
岡部「とにかく、服にドクペが掛かってしまったから俺はシャワーを浴びるからな」
紅莉栖「はいはい、わかったわよ」
岡部「しかし、本当に困った助手だな……白衣は後で洗いにいくか」パサッ
紅莉栖「悪かったわね! 早くシャワー浴びてきなさい!」
岡部「では浴びてくるからな」シャッ
紅莉栖「……とりあえず@ちゃんねるでもやろうかしら」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:51:53.93:roIxnaEu0
紅莉栖「…………」カチッ カチカチッ
紅莉栖「…………」カチッ カタカタカタ
紅莉栖「………っ」カチカチッ カチッ
紅莉栖「…………」カタカタ……
紅莉栖「…………」カチッ……
紅莉栖「(今度は絶対にしない、岡部の白衣をクンカクンカとか絶対しない)」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:55:33.15:roIxnaEu0
紅莉栖「(さっきもドクペで失敗したじゃない……!)」カチカチッ
紅莉栖「(今度は絶対にしないわ……!)」カチッ カタカタカタカタ
紅莉栖「…………」カタカタ
紅莉栖「(……暇だし、なにしよう)」カタカタカタカタ
紅莉栖「(@ちゃんのスレ巡回したけど、面白そうなスレもなかったし……)」
紅莉栖「(やっぱり岡部の……)」
紅莉栖「(……まずは素数でも数えて落ち着こう)」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 23:01:40.82:roIxnaEu0
紅莉栖「(2、3、5、7、9、11、13、17……)」
紅莉栖「(51、53、57、59、61、67……)」
紅莉栖「(どう考えても無理です。本当にありがとうございました。)」
紅莉栖「ドクペのかかった白衣、か……」
紅莉栖「!」ペコーン
紅莉栖「岡部の飲みかけドクペがかかった白衣のドクペを吸えば一粒で二度おいしい……!」
紅莉栖「うん、流石にそれはないな、忘れよう」
紅莉栖「普通に岡部の白衣をクンカクンカするだけでやめとこうかしら……」
紅莉栖「でも、これは二度もないであろうチャンス……!」
紅莉栖「つか、なんで嗅ぐのが前提になってるんだ私は……」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 23:02:47.61:0Uy37Ht50
紅莉栖「……そうだ、今の私はまともに素数も数えられない状態……」
紅莉栖「だから、私が岡部の白衣を嗅いでいてもおかしくないはず」
紅莉栖「そうよ、だから私は岡部の白衣を嗅いでいても別におかしくないわよね」
紅莉栖「そう、相手に気付かれないように静かに忍び寄り……」
紅莉栖「獲物を取るべしっ!」バッ
紅莉栖「おお、おおおおおおおおおっ!?」クンカクンカ
紅莉栖「な、なにこれっ!? この匂いが岡部の匂いだというの!?」スーハースーハー
紅莉栖「Nice smell...」
岡部「さて、着替えるとす……る……?」
紅莉栖「」
岡部「」
紅莉栖「」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 23:13:13.20:roIxnaEu0
\ さいごのガラスをぶち破れ~ /
* \ 見慣れた景色をけりだして~ /*
* ( \/ /_∧ <./| /| + /\___
+ ..ヽ/ /Д`/⌒ヽ / .| / / / //
。 / /\/ ,ヘ i  ̄ > \_/ * /____//
し' \_/ i />  ̄ ̄ ̄ ̄
+ i⌒ヽ ./  ̄>__ + 。 ..|| |::
/⌒ヽ i i \( .|/ / /\ + .|| |:: ←紅莉栖
* ..i | /ヽ ヽ *∠__/  ̄ + *..|| |::
ヽ ヽ| |、 \_ノ > <> * || |::
。 \| )  ̄ ./V * 。 .|| |::
____ .ノ ./⌒)∧ / ..+_________||___
。 / し'.ヽ ( .∨ /\________|__|
// し' / /\ + ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
岡部「助手ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 23:20:38.08:roIxnaEu0
─ 三日後 ─
ダル「……つまり、牧瀬氏はそれからしばらく姿を見せない、ということかお?」
まゆり「まさかこんな風になるだなんて思ってなかったのです……」
岡部「紅莉栖……いったいどこにいったというのだ……?」
ガチャッ
紅莉栖「…………」
岡部「なっ!? 紅莉栖!?」ガタッ
紅莉栖「…………」
紅莉栖「岡部っ! お前の匂いを嗅がせろっ!」ダッ
岡部「ぬわーっ!?」ダッ
ダル「牧瀬氏が吹っ切れてさらにHENTAIになった件について」
紅莉栖「岡部ェー! 待ちなさァーい!」
岡部「だが断るッ! 助手はどうしてしまったというのだァー!?」
まゆり「なんだかもう、これでいい気がしてきたよー? クリスちゃんが素直になってくれたし♪」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 23:24:54.97:roIxnaEu0
紅莉栖「岡部ぇー! 大好きッ! だから嗅がせて!」
岡部「断るッ! やめろおおおおおおおおお!」
ダル「……まあ、こんな展開もいいんじゃね?」
まゆり「まゆしぃはこれからが楽しみになってきたのです♪」
ダル「とりあえず、オカリンは一回爆発しろお」
おわり
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 23:25:49.44:A5jK2v4y0
紅莉栖「このHENTAI共は、本当に手に負えない奴らだな……!」
岡部「フゥーハハハ! 天才HENTAI少女よ、そう怒るでない!」
紅莉栖「誰が天才HENTAI少女よ!」
まゆり「でもねー、まゆしぃは紅莉栖ちゃんのクリちゃんを見てみたいなーと思うのです」
岡部「えっ」
紅莉栖「えっ」
ダル「本当に百合フラグ来たお……!」ガタッ
まゆり「だからねー? クリスちゃん、ちょっとだけこっちに来てほしいのです☆」ガシッ
紅莉栖「えっ、ちょ、まゆり!? 冗談でしょ!?」
岡部「……俺だ、大事な人質が“機関”に洗脳されたようだ……!
なにィ!? 俺にこの状況をどうにかしろというのか……!
これも運命石の扉の選択だというのか……!」
ダル「厨二病、乙!」
まゆり「さあクリスちゃん、脱衣室に行こうねー?」
紅莉栖「な、なんぞこれえええええええ!」
HEN!TAI!HEN!TAI!
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 21:42:05.06:roIxnaEu0─ 10分後 ─
ダル「あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
俺たちは、まゆ氏と牧瀬氏の百合フラグを観測していると思っていたら、
何故か牧瀬氏がコスプレをして登場してきた。
なにを言っているかわからねェだと思うが──」
紅莉栖「黙れッ! このHENTAI!」バキッ
ダル「ありがとうございますっ!」
まゆり「えっへへー、クリスちゃんとっても可愛いよー♪」
紅莉栖「な、なんで私がチアガールコスをしなきゃならないのよぉー!」
まゆり「クリスちゃんは本当にアメリカの学校で勉強をしてたから、もしかしたら似合うかなー
と思って、1ヶ月前から作ってたんだー♪」
紅莉栖「おっ、岡部っ! あんたも何か言いなさいよ!」
岡部「……いい」ボソッ
紅莉栖「え?」
岡部「お、俺だ! 今、“機関”による強烈な精神攻撃を受けている!
ただの天才HENTAI少女がただの可愛い少女に変えられてしまったのだっ!
なんだと!? 支援要請は受け付けないだと!? おい、待て! おい──」
紅莉栖「……え?」
紅莉栖「今岡部、私のこと……可愛いって……」カァァ
ダル「牧瀬氏の顔がどんどん赤くなっていく件について」
まゆり「良かったねー紅莉栖ちゃん♪ オカリンに可愛いって言ってもらえて、まゆしぃも嬉しいのです」
紅莉栖「お、岡部……?」
岡部「な、なんだ天才HENTAI少女よッ! ととと突然そんな格好をしてどうしたというのだっ、
そ、そんな格好だと寒いのではないかっ?」
ダル「あ、逃げたお」
まゆり「オカリン? 今は本当のことを言わないとまゆしぃは怒っちゃうのです☆」ゴゴゴ……
岡部「ああっ、クソッ! そうだよ! 俺はチアコス姿のクリスティーナを見て可愛いと思ったよ!
なんでこんなに助手は可愛くなってしまったのだ!」
岡部「…………。」カァァ
紅莉栖「」ボンッ
ダル「ああ、牧瀬氏が……ムチャシヤガッテ」
紅莉栖「もうわたししんじゃってもいいかも」
岡部「助手ッ!? おいっ! 助手ぅぅぅぅぅぅぅぅ!」
まゆり「クリスちゃん、良かったねー」
ダル「オカリン……たったあの一言で牧瀬氏をダウンさせるとは……おそろしい子!」
紅莉栖「あは、あはははははー」
岡部「どうしてこんなことに……」
ダル「今日のお前が言うなスレはここですか? まじオカリン爆発しろお……」
まゆり「じゃあまゆしぃは、これからバイトがあるのでメイクイーンに行ってくるのです☆」
ダル「あ、じゃあ僕もメイクイーン行くお」
岡部「ちょっ、ダルとまゆりよ! 赤面して倒れているクリスティーナを置いていっていいというのか!?」
ダル「オカリンがいれば大丈夫っしょ常考」
まゆり「しばらくまゆしぃたちはいなくなるので、あとは2人で楽しんでねー♪」ガチャッ
ダル「ま、そういうことで僕もいくおー」
岡部「おいっ、2人とも待て──」
バタンッ
岡部「……と、とにかく紅莉栖をどうにかしないとだな」
紅莉栖「あはは、あははは」
─ 30分後 ─
紅莉栖「トツゼンタオレテシマッテスミマセンデシタ……」
岡部「別に気にするな。もとはと言えば、あの2人が悪いのだ……」
岡部「しかし、あの2人には本当に困ったものだな……」
紅莉栖「同感だわ……あの2人のペースに巻き込まれたら最後、絶対抜け出すことができないわ……」
岡部「どうしたらいいものか……」
紅莉栖「そ、そういえば岡部……?」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「わ、私のチアガール姿が可愛かったって、本当……?」
岡部「……も、もし可愛いと言ったらどうなる」
紅莉栖「ふぇっ!? い、いやどうもしないけれどっ! べ、別に岡部に
可愛いとか思われてたらどうしようかと思っただけよっ!」
岡部「そ、それもそうだな! 俺の助手があんなに可愛くなるはずがない! フゥーハハハ!」
紅莉栖「」ボンッ
岡部「い、今の言葉のどこに、赤面する言葉があったというのだ助手よ……」
お、俺はもう無理だ……! これ以上は任せたぞ……!
結局「クリちゃん」とはナンだったのか
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 22:31:00.52:roIxnaEu0紅莉栖「か、勘違いしないでよね! べっ、別に岡部に可愛いとか言われて喜んでるわけじゃないしっ!」
岡部「いや、俺は別に可愛いとは一言も……」
紅莉栖「と、とにかく! これから絶対あの服は着ないわ! また岡部に見られたら私死ぬ!」
岡部「そ、そこまでいうか……」
紅莉栖「とにかくあの服についての話題は終わりっ! わかった!?」
岡部「わ、わかったから落ち着け助手よ。 そんなに顔を近づけられたら俺が困る」
紅莉栖「そ、それもそうね……」
岡部「しかし、喉が渇いてしまったな……ドクペでも飲むか」
紅莉栖「あ、岡部。私にもドクペ頂戴」
岡部「だが断る。それぐらい自分で取れ」
紅莉栖「鳳凰院さんは心が狭いのねー? そんなんじゃ女の子にモテないわよ?」
岡部「それぐらい別に構わん。俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だからな」
紅莉栖「理由になってない件について」
岡部「……プハッ、やはりドクペは美味いな! なぜダルたちはこの良さがわからないのだろうか」
紅莉栖「普通はわからないわよ」
岡部「しかし、ドクペのストックがなくなってきたな……少し買ってくる」トンッ
紅莉栖「あらそう、いってらっしゃい」
岡部「では行ってくる」
バタン
紅莉栖「…………」
紅莉栖「岡部、ドクペを常温で置いておくとか炭酸抜けるの知っててやってんのか……?」
紅莉栖「ま、まさか私にそのドクペを飲めとでも言ってるのかしら」
紅莉栖「ってそんなわけあるか、そんなわけあるか! 誰がそんなHENTAI行為をするもんか!」
紅莉栖「とにかく、冷蔵庫にしまっておくかな……」
紅莉栖「……お、岡部と間接キスができる……のよね」
紅莉栖「いやいや私、そんなことは考えなくていいの!」
紅莉栖「ただ普通に岡部の飲みかけのドクペを冷蔵庫にしまうだけじゃない!
なんでこんなこと考えてるのよ!」
紅莉栖「こ、これじゃあ私が岡部と間接キスしてみたいと言ってるようなものじゃない!」
紅莉栖「は、早くドクペを冷蔵庫の中に……」
紅莉栖「……ちょ、ちょっとだけならいいかも」プシュッ
紅莉栖「……こ、これに口をつければ岡部と──」
岡部「フゥーハハハ! 今帰った──」
紅莉栖「どぅりゃああああああああああ!」ブンッ
岡部「ぬわーっ!? 俺の顔面めがけてドクペがァー!?」
岡部「ラボに帰ってきたと思ったらクリスティーナにドクペを投げつけられたでござるの巻」
紅莉栖「ホントウニモウシワケゴザイマセンデシタ……」
岡部「理不尽にもほどがあるぞ……助手よ……」
紅莉栖「本当に悪かったわよ……」
岡部「とにかく、服にドクペが掛かってしまったから俺はシャワーを浴びるからな」
紅莉栖「はいはい、わかったわよ」
岡部「しかし、本当に困った助手だな……白衣は後で洗いにいくか」パサッ
紅莉栖「悪かったわね! 早くシャワー浴びてきなさい!」
岡部「では浴びてくるからな」シャッ
紅莉栖「……とりあえず@ちゃんねるでもやろうかしら」
紅莉栖「…………」カチッ カチカチッ
紅莉栖「…………」カチッ カタカタカタ
紅莉栖「………っ」カチカチッ カチッ
紅莉栖「…………」カタカタ……
紅莉栖「…………」カチッ……
紅莉栖「(今度は絶対にしない、岡部の白衣をクンカクンカとか絶対しない)」
紅莉栖「(さっきもドクペで失敗したじゃない……!)」カチカチッ
紅莉栖「(今度は絶対にしないわ……!)」カチッ カタカタカタカタ
紅莉栖「…………」カタカタ
紅莉栖「(……暇だし、なにしよう)」カタカタカタカタ
紅莉栖「(@ちゃんのスレ巡回したけど、面白そうなスレもなかったし……)」
紅莉栖「(やっぱり岡部の……)」
紅莉栖「(……まずは素数でも数えて落ち着こう)」
紅莉栖「(2、3、5、7、9、11、13、17……)」
紅莉栖「(51、53、57、59、61、67……)」
紅莉栖「(どう考えても無理です。本当にありがとうございました。)」
紅莉栖「ドクペのかかった白衣、か……」
紅莉栖「!」ペコーン
紅莉栖「岡部の飲みかけドクペがかかった白衣のドクペを吸えば一粒で二度おいしい……!」
紅莉栖「うん、流石にそれはないな、忘れよう」
紅莉栖「普通に岡部の白衣をクンカクンカするだけでやめとこうかしら……」
紅莉栖「でも、これは二度もないであろうチャンス……!」
紅莉栖「つか、なんで嗅ぐのが前提になってるんだ私は……」
さすが天才HENTAI少女
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 23:08:45.74:roIxnaEu0紅莉栖「……そうだ、今の私はまともに素数も数えられない状態……」
紅莉栖「だから、私が岡部の白衣を嗅いでいてもおかしくないはず」
紅莉栖「そうよ、だから私は岡部の白衣を嗅いでいても別におかしくないわよね」
紅莉栖「そう、相手に気付かれないように静かに忍び寄り……」
紅莉栖「獲物を取るべしっ!」バッ
紅莉栖「おお、おおおおおおおおおっ!?」クンカクンカ
紅莉栖「な、なにこれっ!? この匂いが岡部の匂いだというの!?」スーハースーハー
紅莉栖「Nice smell...」
岡部「さて、着替えるとす……る……?」
紅莉栖「」
岡部「」
紅莉栖「」
\ さいごのガラスをぶち破れ~ /
* \ 見慣れた景色をけりだして~ /*
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// し' / /\ + ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
岡部「助手ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
─ 三日後 ─
ダル「……つまり、牧瀬氏はそれからしばらく姿を見せない、ということかお?」
まゆり「まさかこんな風になるだなんて思ってなかったのです……」
岡部「紅莉栖……いったいどこにいったというのだ……?」
ガチャッ
紅莉栖「…………」
岡部「なっ!? 紅莉栖!?」ガタッ
紅莉栖「…………」
紅莉栖「岡部っ! お前の匂いを嗅がせろっ!」ダッ
岡部「ぬわーっ!?」ダッ
ダル「牧瀬氏が吹っ切れてさらにHENTAIになった件について」
紅莉栖「岡部ェー! 待ちなさァーい!」
岡部「だが断るッ! 助手はどうしてしまったというのだァー!?」
まゆり「なんだかもう、これでいい気がしてきたよー? クリスちゃんが素直になってくれたし♪」
紅莉栖「岡部ぇー! 大好きッ! だから嗅がせて!」
岡部「断るッ! やめろおおおおおおおおお!」
ダル「……まあ、こんな展開もいいんじゃね?」
まゆり「まゆしぃはこれからが楽しみになってきたのです♪」
ダル「とりあえず、オカリンは一回爆発しろお」
おわり
即興っぽいのに早くてすごいわ
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/14(金) 23:26:42.04:wdrU61EY0
乙ですた
オープン紅莉栖ってすごくアリだと思う
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/10/14(金) 23:26:57.23:GVmKQP2w0オープン紅莉栖ってすごくアリだと思う
乙ー
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