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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:49:25.36:j5d7rimV0
先生「明日は検尿をしますので、朝起きて忘れないようにしてくださいね。
先生「以上でホームルーム終わります。では、みなさんまた明日~」
京子「検尿か~この紙コップって何回くらい使えるのかな?」
結衣「同じ紙コップを何回も使う機会は無いだう」
京子「そりゃそうだ。それにしてもこの学校の検尿容器って何で焼き鳥のタレくらいあるのん?」
結衣「確かに…この容量はちょっとどうかと思う」
京子「まったく、入れる身にもなって欲しいもんだよ。」
京子「間違えてお弁当に入れちゃったらどうするんだ」
結衣「入れねーよ」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:50:10.32:j5d7rimV0
京子「そうそう結衣~帰りにゆりのあな寄っていい?」
結衣「いいけど…何かあるのか?」
京子「今日はミラクるんの最新刊が入荷してるハズなのだ」
結衣「やれやれしょうがないな京子は。いいよ、行こうか」
京子「よっしゃ~財布が悲鳴をあげるまで買いまくるぞー」
結衣(同人にしろコスプレにしろ、京子って何気にお金持ってるよなぁ…)
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:50:55.65:j5d7rimV0
翌朝…
京子「ふぁぁあ…まだねもぃ。って?ん!?えっ!?もうこんな時間!?」
京子「目覚ましは…無意識のうちに止めてる。。。って、遅刻する!!」
京子「うぅ~昨日はミラクるんミッドナイトフィーバーしすぎたか」
京子「うあーダメだー!時間がない着替えたらすぐ出よう」
京子「今日に限ってママは朝早かったからな~」
京子「うぉっ、結衣からいっぱい電話とメール来てる」
結衣『一応待った。あかりやちなつちゃんもいるし、私も日直の仕事あるからすまないが先に行く』
京子「もぅ~薄情だぞぅ。って寝坊した私が悪いんだけど!」
京子「今から超ダッシュすればギリギリ間に合うか…?急げっ」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:51:40.89:j5d7rimV0
京子「はぁはぁ…間に、合った…」
結衣「おはよ。よく間に合ったな」
京子「まぁね。主人公だから時間を止めてきたのさ」
結衣「それあかりの没案じゃないか…と、先生来たぞ」
先生「皆さんおはようございます。早速ですが検尿を回収するのでケースに入れてくださいね」
京子(し ま っ た)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:52:48.38:j5d7rimV0
京子(そういえばこれがあったんだ…でも朝おしっこしてないからまだセーフと言えばセーフ)
先生「歳納さんも提出してください~」
京子「先生そのーすみません忘れました」
先生「うーん、忘れてしまったのはしょうがないですね。後でトイレで採尿して持ってきてくださいねー」
京子「はーい」
結衣「ふむ、寝坊して検尿どころじゃなかったというところか…」
京子「(σ・∀・)σビンゴ」
京子「はー仕方ない、一時間目が始まるまでに終わらせてくるよ」
結衣「いってらっしゃい」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:53:41.02:j5d7rimV0
京子「よし。ちゃっちゃと済ませてしまおう」
京子「何だかんだで朝してないからたまってるし…」ヌギヌギ
京子「よし、紙コップを用意してと…んっ」ジョロジョロジョロ
京子「んぁ…朝から我慢してたから…」
京子「ふぅ…こんなものかな。このコップの生暖かさはお茶と違って違和感あるなぁ…」
京子「あとは容器をぽふぽふやって吸引すれば終了~」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:54:39.01:j5d7rimV0
京子「手洗い…手あら!そういえば朝は顔も洗う暇なかったな~」
京子「トイレの洗面台とはいえ水が汚いわけではないな。」
京子「すっきりしたいし顔でも洗っていこう」バシャバシャ
京子「ふぁあぁあ…なんか顔洗ったら逆に眠くなって来た。」
京子「部室だとサボりになっちゃうし…保健室で寝かせてもらおうっと」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:55:31.51:j5d7rimV0
綾乃「うぅ~今朝は寝癖酷かったから、ちゃんと直ってるのか鏡で確認してこないと…」
綾乃「寝癖なんて歳納京子が見たらバカにされちゃうに決まってるもの」
綾乃「うん、寝癖は…大丈夫ね。あら?何かしらこれ」
綾乃「…!?こ、これは歳納京子の検尿!?なんでこんな所に!?」
綾乃「そういえば朝のHRで先生に言われてるのは見たけど…まさか」
綾乃「やっぱりまだ暖かい…」(歳納京子の温もり歳納京子の温もり)
綾乃「ほ、ホントにこんな所に検尿を置いていくなんて良い迷惑ね!」
綾乃「これは生徒会副会長としてビシッと注意しなきゃいけないわ」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:56:18.85:j5d7rimV0
綾乃「そ、それにしても~これホントにおしっこなのかしら?」
綾乃「歳納京子の事だからジュースでも入れてきてるのかも」
綾乃「これはちょっと調べてみる必要があるわねー そう、生徒会副会長として仕方なくよ!」
綾乃「匂いは…すんすん、おしっこぽいかも…?」
綾乃「でもでも油断できないわ。もしかしたらおしっこの匂いがするだけで中身はCCレモンかもしれないし」
綾乃「ちょ、ちょっと味見してみないといけないかも」ドキドキ
綾乃「や、やっぱり匂いだけじゃわからないし?」
綾乃「よくTVで麻薬とかペロって舐めて判断してるから別におかしくはないわよね」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:57:13.75:j5d7rimV0
綾乃「って!いやいやいやおかしいわよ!冷静になるのよ綾乃」
綾乃「歳納京子のおしっこをその…舐めるだなんてそんな変態的なこと…」
綾乃「でもこれがもしCCレモンだったら歳納京子が先生に怒られるし、そんな事許せないし…」
綾乃(歳納京子のおしっこ歳納京子のおしっこ!)
綾乃「違うから!これはあくまで副会長としての調査の一環なんだからねっ」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 22:58:32.20:uvNCX2NC0
綾乃「ちょっとだけ、ちょっとだけ手に取って舐めるだけ…」ドキドキ
綾乃「…」ペロ
綾乃「これだけじゃ味は…よくわからないかな?」
綾乃「でも不思議な味と感覚…」
綾乃「こんな少量でも歳納京子を感じる感じがするわ…」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:05:28.65:j5d7rimV0
京子「あっ、そういえば顔洗った時に洗面台に検尿容器を置き忘れてたっけ」
京子「戻るのは面倒だなぁ。このまま保健室に向かって眠りに付きたい」
京子「どうせあんなもの捨てられはしても盗りはしないだろうし」
京子「このまま保健室に直行だ!待っててねベッドちゃん」
京子「結衣へ、眠たいのと一時間目はザマスなので保健室で寝てきます。っと送信。」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:07:46.05:j5d7rimV0
教室
綾乃「どうしよう。歳納京子の検尿を持ってきてしまった…」
綾乃「今更になってすごい罪悪感が襲ってきたんだけど…ホントどうしよう」
綾乃「とりあえず鞄に入れておいて…後でこっそり戻しにいきましょう」
綾乃「でも歳納京子のおしっこ欲しいな…って思ってしまったのも事実」
綾乃「うぅ~私ってこんなに変態だったのかしら」
綾乃「きっと万引きをしてしまう人ってこんな心境なのね…」
綾乃「ごめんなさい…歳納京子」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:09:50.76:j5d7rimV0
《ザマス警報!》
キーンコーンカーンコーン
教師「私語はそこまで、今日は授業を始める前にお話があるザマス」
教師「実は学年主任である私が担任をしているクラスで盗難事件があったザマス」
教師「この中に盗稀 菜楠子さんの財布を持ってる人が居たら正直に名乗り出るザマス!」
教師「今なら怒らないでおいてあげるザマスよ~?」
結衣(大抵そういう場合は素直に名乗り出たとしても間違いなく怒られる)
教師「…返答無きようザマスね、かくなる上は抜き打ち持ち物検査を実施するザマス!!」
教師「鞄を机の上に置いて待つように。私が机の中身と鞄の中身を確認して回るザマスからね」
教師「ちなみにこれは皆さんを疑ってるわけでは決してないザマス。むしろ無実を証明する為のものザマス」
結衣(サボってるあいつの分までノート取る必要あるかと思ったが…これは授業にならないな)
綾乃(どうしようどうしようどうしょうどうしよう東照宮…!)
綾乃(どうしてこんな時に持ち物検査なんかするのよぉ~!)
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:11:03.13:BjiVs3iM0
綾乃(もちろん財布なんて盗んではないけど、この歳納京子の検尿が見つかったら…)
千歳『綾乃ちゃん…さすがのウチでもそれは引くわぁ…』
結衣『もう京子には近づかないでくれる?この変態』
京子『綾乃…最っ低!幻滅した。私に今後一切話しかけないでね』
向日葵『副会長として尊敬してました。でも今は軽蔑してますわ』
櫻子『冷蔵庫に入ってるプリンの事はお任せ下さい!』
ちなつ『わかります、わかります。私も結衣先輩のなら…あぁっ…』
あかり『安心して下さい杉浦先輩っ!\アッカリーン/を伝授しますから!』
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:18:54.95:UcWPWbH2O
綾乃「ううっ…そんなのやだ…」ジワァ
綾乃「親友も、副会長としての尊厳も失って歳納京子から嫌われるなんて絶対やだ…」グスッ
教師「次は杉浦さんザマス。まぁ、副会長として優秀なあなたは心配してないザマス」
教師「とはいえ一応は調べさせてもらうザマス」
綾乃(どうか見つかりませんようにっ…)
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:20:36.67:j5d7rimV0
教師「ふむ。杉浦綾乃さん特に問題なし…さすが生徒会副会長、当然ザマスね」
綾乃(ほっ…)
教師「一つ気になるのはこの小袋ザマス。目薬でも入ってるザマスか?」
綾乃「そ、それは!そのっあのっ…」(どうしようどうしようどうしよう)
教師「匂う…匂うザマスよ!!これは何か重大な秘密が入ってるザマス!いざオープン!」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:21:06.33:XNFmcLr00
綾乃(あぁぁ…終わった…もう私ダメなんだ…うぅっ…)
教師「これは検尿容器ザマスね…。まだ提出してなかったザマスか?」
教師「んんっ?ネームは歳納京子…どういう事ザマス?」
ざわ…ざわ…
女子A「杉浦さんって確か提出してたわよね」
女子B「じゃあ歳納さんのを持ってるのはどういう事?」
女子A「歳納さん忘れたって言ってたけど、もしかして杉浦さんに盗られてたから提出できなかったとか?キャー!」
女子C「それヤバイヤバイwww」
教師「静かにするザマス!まったく財布を捜してたら違うものを発掘してしまったザマス」
教師「これはどういう事か説明してもらうザマス!」
綾乃「ぅっ…それは…」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:22:34.36:udpULJCs0
千歳(綾乃ちゃん…これはウチはどう動けば正解なんや。状況がまだ把握できてへん)
千歳(なぜ綾乃ちゃんが歳納さんのを持ってるのか…あかん!考えなあかんのに妄想が止まらへん!)ダラダラ
結衣(京子のをなぜ綾乃が持ってるのかわからんが…多分あいつが原因だろ)
結衣(事情は不明だが、このままでは綾乃が可哀想だからサボった京子に泥を被ってもらうか…)ガタッ
結衣「すみません先生、それは京…歳納さんが杉浦さんの鞄に入れたものです」
教師「どういう事ザマスの!?」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:34:08.48:j5d7rimV0
結衣「ちょっとしたドッキリです。」
結衣「本当は軽くコントのように流す遊びのつもりだったのですが…大事になってしまいましたね」
結衣「ちなみに容器も似たようなのを先日探してきまして、中身は尿ではなくリアルゴールドを使ってます。」
結衣「京子は無駄にリアリティを求めますから、たぶん本物があったとしても区別しにくいでしょう」
教師「そうだったんザマスか、確かにあの歳納さんならやりそうな事ザマス」
教師「まぁぁったく!彼女はテストの成績は優秀なのに不真面目な不良生徒ザマスね!!」
教師「わかりました。これが飲料水という事でしたら何も問題ないザマス」
綾乃(船見さん助けてくれたの…?むしろ本当にリアルゴールドだったとか!?)
教師「とりあえず杉浦さんはそれを飲んで処分するザマス」
結衣「は?」
綾乃「は?」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:35:53.41:j5d7rimV0
結衣「あっ、あの先生…その必要はないのでは?」
教師「他の先生方が持ち物検査をした時に、同じように不審に思っては手間ザマスからね」
教師「捨ててもいいザマスが、戦時中を思えば少量の飲食物でも無駄にする事は不幸ザマス!!」
教師「ハサミで飲み口をちょん切ってやれば一気飲みできるザマスよ。そーれイッキ!イッキ!」
結衣(こんな持ち物検査なんてあんたしかしねーよ!つーかイッキって!?)
結衣(マズイな…リアルゴールドうんぬんは私の口からでまかせだ。アレの真相はわからないが…)
結衣(もし仮に本物だったとしたら私はフォローどころか最悪のパスをしてしまった事になる!?)
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:38:05.58:HLc88H5F0
綾乃(もうダメかと思ってた…これは天罰なんだって。全て無くしちゃうって)
綾乃(でもっ…これを飲めばこの場は収まる!)
綾乃(船見さんがくれたチャンス…ファイトファイトファイファイビーチよ綾乃!)
結衣(綾乃がこっちを振り返って微笑んだ…?私のせいですまないっ)
綾乃「わ、私もびっくりしましたけど…歳納京子のいたずらには慣れっこですからアハハハ…」
綾乃「の…のみますね?」
教師「イッキ!イッキ!」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:40:43.80:XNFmcLr00
千歳(綾乃ちゃんが歳納さんのを…これぞ黄金水、まさにリアルゴールドや!!いけない妄想がとまらへん)ダラダラ
綾乃(これはたぶん…リアルゴールドじゃないと思う。鞄に入ってたんじゃなくて私が入れたのだから)
綾乃(何より私が拾った時に温かかった。だから…これは本当に歳納京子のおしっこな…ハズ)
綾乃(でも何でかな…おしっこだって思うのに全然嫌じゃない。)
綾乃(ううん…これは仕方なくよ!この場を収める為にイヤイヤ飲むんだから!)
綾乃「では…いただきます」ゴク
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:47:16.66:j5d7rimV0
綾乃(うぅっ…少量とはいえやっぱり甘さはないわね…)
綾乃(苦みとアンモニアの香りが舌に纏わり付くみたい)
綾乃(でも食道を通って胃から私の身体の隅々まで歳納京子に染められてる…)
綾乃(味覚を通してのマーキングっていうのかな…私は歳納京子のものだって身体に教え込まれてるみたい)
綾乃(心が満たされる事でおいしく感じちゃうような…?)
綾乃(って…違うんだから!そんなふしだらな想像をしちゃうのは絶対に歳納京子のせいよ!)
綾乃「けほっ、けほっ…とっても、リアル…ゴールドです…」
綾乃(飲んじゃった…歳納京子のおしっこ飲んじゃった…)
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:49:09.91:j5d7rimV0
教師「ちなみに、このようにイッキ飲みを相手に強要するのはあまり良くないザマス」
結衣(オイコラ)
教師「特に大人はアルコールなどを勧められる場合、急性アルコール中毒を引き起こす可能性があるザマス。」
教師「みんなも大人になったら、アルハラによる強要空気に流されない飲まざる勇気も必要ザマスよ」
結衣(何いい事教えたなぁってドヤ顔してんだよ!)
教師「ハイでは、持ち物検査再開するザマス!」
………
……
…
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:51:41.65:j5d7rimV0
教師 「さて、全員の検査が終了したザマスよ」
教師 「やはりー私が思ってたようにみんなは善良な生徒であるからして、何の不審物もなかったザマス」
ピンポンパンポーン
『校内放送をお知らせします。盗稀 菜楠子さんの財布が好奇心旺盛なアヒルの鞄から発見されました。
中身は無事です。ザマス先生は無意味な持ち物検査を直ちに終了して下さい。』
教師 「オゥ!見つかって良かったザマス!」
教師 「まったくウチのアッヒーちゃんにも困ったものザマスねぇ」
結衣 (アンタが教室で放し飼いしてるんかい…そして私達の机と鞄は好奇心旺盛なザマスに荒らされ終わりました。)
教師 「さー残り5分ザマスが授業を再開するザマスよ~!」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:53:50.68:j5d7rimV0
教師「今日はここまで。ではまた次の授業でお会いしましょうザマス」
結衣「綾乃だいじょうぶ?」
綾乃「ふ…船見さん?どうしたの」
結衣「あ、あのさ…さっきのアレの事なんだけど。実は全部、私の口からでまかs」
綾乃「お、お願い!あの事は歳納京子にだけは言わないで!!」
綾乃「もし歳納京子に知られたら私…」グスッ
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:56:56.54:j5d7rimV0
結衣(綾乃のこの反応…やはり中身は)
結衣「綾乃泣かないで。だいじょぶ言わない、誰にも言わないよ」
綾乃「ぐすっ…本…当?ありがとう船見さん」ニコッ
結衣「」ドキッ
結衣「べ…別にたいしたことじゃないよ。気にしないで」
結衣(綾乃って可愛い…)
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:00:42.73:0cjb4VNP0
京子「おいすー1時間目サボっちゃった☆(・ω<)てへぺろ」
結衣「コラッ。こっちは京子のせいで大変だったんだぞ」
京子「そいえばさートイレに検尿容器忘れたんだけど、さっき見てきたら無くなってた。どこいったんだろアレ」
綾乃「あっ…」オロオロ
結衣「あぁ、あれなら綾乃が拾ってくれたよ」
京子「マジで!?」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:01:33.82:0cjb4VNP0
綾乃「えっ…」ハラハラ
結衣「ただ机の上に置いておいたらザマス先生に処分された。余計な物は置いておくなってね」
京子「Oh…あの先生ならしょうがないか。うぅ、採尿からやりなおしとは…」
結衣「そゆこと。それもこれも朝忘れた京子が悪い。」
結衣「次は忘れないように手にメモでも書いておくこと。というわけでこの話はこれでおしまいな。」
綾乃(ほっ…ありがとう船見さん)
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:04:49.56:0cjb4VNP0
結衣(あの日から私は―――綾乃の事が気になるようになってしまった)
千歳「綾乃ちゃん~新聞部から今月のななもり通信が送られて来てたでー」
綾乃「ホント?こ、今月の恋愛運は…」パラッ
♥♥♥♥♥
アナタにとって恋多き月となる予感がします。思いがけない相手からも???
ふだんは恥ずかしくて素直に言えない気持ちを思いきって伝えてみるといいでしょう。
片思いの場合も勇気を出して。きっと、うれしい返事があります。
綾乃「ハート5つ…」パァァッ
綾乃「恋愛相性1位おひつじ座…相性度92点。第二位おうし座…」
綾乃「確か歳納京子は3月28日生まれのおひつじ座よね。べ…別にだからどうってわけじゃないけど」
千歳「やったなぁ綾乃ちゃん。これは告白するしかあらへんのとちゃう?」
綾乃「な、何の事かしら!?えーと、恋愛運とか別にどうでもいいし?やっぱり副会長としては仕事運でしょ!」
千歳「うふふ。強情やなぁ」
結衣(どうやら綾乃は占いが好きな女の子のようだ。可愛いな…)
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:06:02.81:0cjb4VNP0
教師「杉浦さんこのプリントを配っておいて欲しいザマス。次の授業で使うザマスからね」
綾乃「はい分かりました。」
綾乃「よいしょっと」(とは言ったものの結構な量ね)
京子「あっやのー!どうしたのコレ。凄い紙の量だけど…」
綾乃「次の授業で使うプリントみたいよ」
京子「これプリント作るのヘタすぎて資源の無駄だなぁ。とりあえず私も半分持つよ」
綾乃「い、いいわよ別に。私一人でもノンノンノートルダムなんだからっ!」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:07:09.34:0cjb4VNP0
京子「まぁまぁ、どうせ教室行くなら目的地同じじゃん?」
京子「いつものプリンのお礼と思ってさ。頼ってよ」
綾乃「しょ…しょうがないわね!歳納京子がどうしてもっていうなら手伝わせてあげなくもないわ」
京子「んじゃ半分もーらいっと!」
綾乃「と、歳納京子それ半分よりちょっと多いわよ」
京子「気にしない気にしない~」
綾乃「もぅ!歳納京子ったらホントに強引なんだからっ」
結衣(そう言いながら顔がにやけてる綾乃であった。嬉しいの全然隠せてないの可愛いなぁ)
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:14:07.08:0cjb4VNP0
京子「でさー…」
京子「…ってことなんだよなー」
結衣「相変わらずだなお前は…」
綾乃 チラッ チラッ チラッ チラッ…
結衣(綾乃が京子をチラ見すること36回目…これは間違いないな)
結衣(綾乃は…京子が好きだ!)
結衣「なぁ、京子。明日の一時間目なんだっけ」
京子「明日の一時間目ぇ?そんなの前に貼ってある時間割を見ればいいじゃん」クルッ
綾乃「あっ…」プイ
結衣(ふふっ、慌ててそっぽ向いた。京子と目があったせいか耳が真っ赤になってて可愛いなぁ)
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:17:26.02:0cjb4VNP0
結衣「ここ数ヶ月で綾乃を観察して分かったことは可愛いという事だ」
結衣「京子は一緒にいるのが当たり前だし、あかりやちなつちゃんも娯楽部の大切な仲間だ」
結衣「3人は私にとって特別な存在だけど、綾乃に対するこの気持ちは初めて感じる…かも」
結衣「恋とかよくわかんないけど、もしかしたら私は綾乃の事が好きなのかもしれない」
結衣「でも綾乃は京子が好きなんだよね…」
結衣「相手の好きな人が分かってる恋って辛くて切ないなぁ…」
結衣「でもそれはひとまず置いておいて、まずは友達としてもっと仲良くなりたい。」
結衣「今度お泊まりにでも誘おうかな…来てくれるかな?」
結衣「よし、今度のテストに向けての勉強会という名目で誘うぞ」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:20:33.43:0cjb4VNP0
結衣「綾乃ちょっといい?」
綾乃「どうしたの船見さん」
結衣「その…明日よければ私の家でお泊まり勉強会しない?」
結衣「きょ、京子も来るだろうしさ千歳も呼んでさ」
綾乃「うーん、そうねーたまにはいいかも」
結衣「ほんと!?」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:23:27.87:0cjb4VNP0
綾乃「千歳ー」
千歳「どうしたん綾乃ちゃん?」
綾乃「船見さんが明日お泊まり勉強会しないかって」
千歳「それはええなー歳納さんも来るんやろ?」
結衣「たぶん」
千歳(このイベント見たいなぁ。でも歳納さん一緒やったら千鶴は行かへんやろなぁ…)
千歳「でもごめんなー。ウチは千鶴と二人で勉強するわ」
千歳「千鶴は多分いかへんと思うし。かと言うて可愛い妹一人にするんも気が引けるし」
千歳「今回は三人で楽しんでなー」
結衣(千歳は不参加か…京子には部活の時にでも聞いてみるか)
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:25:32.62:0cjb4VNP0
京子「今日もゴロゴロぶっかつー♪」
結衣「京子、明日私の家で綾乃と勉強会するんだけど来るか?」
京子「勉強会か~私は前日一夜漬けで十分だしなぁ」
京子「そんな事より今は『なもっとモンスター』の方が大事だ。」
京子「何度対戦しても結衣に勝てないからな~NSまだ貸しておいてね」※"Namori Screen"というゲーム機である
結衣「いいけど。お前はギリギリでゲーム進めるし個体値も気にしてないから…」
京子「ギリギリで勝つのが面白いんじゃん」
結衣「でも、なもモンはそんな理屈じゃ勝てないぞ。種族値と個体値と努力値と性格と特性が…」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:28:13.48:0cjb4VNP0
結衣「結局あの後はなもモンの話で部活が終わってしまった…」
結衣「でも京子は乗り気じゃなかったから、よく考えたら綾乃と二人で勉強会!?」
結衣「京子がいないとあまり会話弾まないかも…」
結衣「何より京子も来るかもって事で綾乃を誘ったのにどうしよう」
結衣「とりあえず綾乃が来てから、京子は無理そうだと言う事を伝えよう」
結衣「綾乃も流石に家まで来て帰るって事はないだろうから…」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:30:34.01:0cjb4VNP0
お泊まり勉強会当日
綾乃「お邪魔します」
結衣「いらっしゃい。さ、上がって。」
綾乃「へぇ~ここで船見さんは一人暮らしをしてるのね。おっとなー」
結衣「まだまだ親に世話になってるし、そうでもないよ。」(綾乃の私服可愛いなぁ)
結衣「それとごめん…京子は今日これないみたいだ」
綾乃「へ?べ、別にあんなやつどうでもいいわよ!どうせ勉強にならないに決まってるし」
綾乃「あとこれお菓子買ってきたんだけど…よかったらどうぞ」
結衣「わざわざありがとう。冷蔵庫に入れておくから後で食べよう」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:33:39.36:0cjb4VNP0
結衣「綾乃、ここの問題なんだけど…」
綾乃「どれどれ、ふんふん。これはこの公式を使って…」
結衣「なるほど。ありがとう」
綾乃「船見さん、この和訳なんだけど…」
結衣「これはたしか…」
チクタク チクタク
結衣(勉強は進むけど会話が…せっかく二人っきりなのに何を話したらいいんだ)
結衣「と、とりあえず休憩しようか。あれから何時間も勉強したし疲れたでしょ?」
綾乃「そうね、一息いれましょうか」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:36:33.60:0cjb4VNP0
結衣「じゃあお茶入れてくる。ゆっくりしてて」
綾乃「ありがとう。少しお手洗い借りるわね」
結衣「うん。玄関から見て手前の扉がそうだから」
結衣「さてとお茶は…紅茶でいいのかな?バ、バッキンガムつながりで…ブフッ」
結衣「あとは綾乃が持ってきてくれたおやつを用意してと」
結衣「これはプリン…京子の分を含めてか3つある…」
結衣「京子来れないとか綾乃には悪い事したかな…」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:39:19.41:0cjb4VNP0
結衣「このプリンおいしいな」
綾乃「良かった。私が一番好きなお店のプリンなの」
結衣「さすがプリン好きな綾乃が一番と言うだけある」
綾乃「よかったら、今度教えるわね」
結衣「うん。その時はよろしく頼むよ」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:40:59.86:0cjb4VNP0
結衣「…」
綾乃「…」
結衣(またしても会話が…私も綾乃も元々そんなに饒舌なタイプじゃないからどうすれば)
綾乃「あの…一つ聞いてもいいかしら?」
結衣「うん、何でも聞いてよ」
綾乃「そ、その…歳納京子って好きな子とかいるのかしら?」
綾乃「別に全然興味はないけど何となく!」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:44:42.67:0cjb4VNP0
結衣「あぁ、京子なら自分が一番好きーって言ってたよ」
綾乃「と、歳納京子らしいわ…」
結衣「綾乃はいないの?好きな子とか」
綾乃「私!?私は全然いないわ!誰が歳納京子の事なんか…ゴニョゴニョ」
結衣(京子の事とは言ってないんだけどなー。まぁ、わかりやすい所が可愛いけど)
綾乃「そ…そういう船見さんは?」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:45:55.05:0cjb4VNP0
結衣(前の私なら興味ないなぁって言ってただろうけど今は…)
結衣「私はいるよ、好きな子…」
綾乃「本当!?」
結衣「でもその子にはもう既に好きな相手がいるんだ」
綾乃「その人達はもう付き合っているの?」
結衣「いや、まだ私が好きな子の片思いみたいなんだけど」
結衣「どうしたらいいかなって…綾乃はどうすれば良いと思う?」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:50:02.89:0cjb4VNP0
綾乃「えと、うーん。そうね…」
綾乃「こっ、告白…とか?」
結衣「告白!?相手は片思いしてる相手がいるのに?」
綾乃「うん…最初はダメかもしれないけれど、少なくとも相手の印象には残ると思うの」
綾乃「それでも相手を想い続けていたらいつかは想いが届くかも…」
綾乃(これは本当は私の願望…もし歳納京子が船見さんを好きだったら…)
綾乃「でもこれは私の希望的観測でしかないから…役に立てなくてごめんなさい」
結衣「ううん。参考になったありがとう」(告白…か)
結衣「さて、そろそろ勉強再開しようか」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:54:19.01:0cjb4VNP0
結衣「綾乃ーバスタオルここに置いておくね」
綾乃「えぇ、ありがとう」
結衣(あれから晩ご飯を食べて、また勉強して、あとはもうお風呂に入って寝るだけとなった)
結衣「そして目の前には綾乃の…脱いだ…」
結衣「綾乃らしい清楚で可憐な下着だなぁ…」
結衣「ってコレじゃ私、変態みたいというより変態じゃないか」
結衣「いかん。綾乃に嫌われないように早くここから立ち去ろう…」
結衣「布団の準備でもしておくか」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 00:59:30.21:0cjb4VNP0
結衣「ふぅ、お風呂さっぱりした。」
結衣(綾乃の湯と思って悶々としたが何とか我慢できたぞ…)
綾乃「船見さん、今日はありがとう。とても有意義な一日が過ごせたわ」
結衣「こちらこそ、勉強が捗ったよ」
結衣(綾乃の髪を下ろした姿も可愛いなぁ…)
結衣「じゃあ、そろそろ寝ようか。電気消すよ」パチッ
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:00:21.38:0cjb4VNP0
結衣「そういえばさ。その布団いつも京子が使ってるんだ」
綾乃「えぇ!?そ、ソウナンダー」
綾乃(も、ももももしかして歳納京子の残り香とかあったりして!?)クンクンスーハースーハー
結衣「京子は私の匂いがするって言ってた。今は私と京子の匂いになってるのかな?」
綾乃「嗅いでなんかないわよ!全然そんなことないんだから!」
綾乃(これは歳納京子と船見さんの香りなのね…)
綾乃(いつもこうして歳納京子が泊まりにくる船見さんが羨ましい)
結衣「…綾乃。寝たままでいいから聞いて」
綾乃「?」
結衣「私は…綾乃が好きだ」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:06:20.67:0cjb4VNP0
綾乃(えっ…と。わ、わたし告白されたの???)
綾乃「あ、あのーあのえーと」アタフタ
綾乃(それはそれとして船見さんが好きな相手がいて告白したらって言ったのは私で)
綾乃(でも…告白するのって凄く勇気がいる事よね)
綾乃(もし船見さんが私にそういう気持ちで告白してくれたなら)
綾乃(ちゃんと…ちゃんと答えなきゃ!)ガバッ
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:11:19.38:0cjb4VNP0
結衣「綾乃…寝たままで良いって言ったのに。正座って」
綾乃「船見さん、告白してくれたあなたの気持ちは凄く嬉しい…」
綾乃「でも、でも…ごめんなさい!私は…好きな人が」
結衣「知ってる。京子でしょ?」クスッ
綾乃「えっ!?何でバレて」
結衣「綾乃を見てたからわかるよ。私の好きな子は片思い中だって言ったよね」
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:14:41.83:0cjb4VNP0
結衣「ダメだとわかっていたけど、伝えたかったんだ。」
結衣「少なくとも気持ちを知って貰える事で印象は変わるしね?」
綾乃「た、確かにそう言ったけれど…船見さんが私の事を…」カアァッ
結衣「別に何か要求するわけじゃないから、難しく考えなくていいよ。」
結衣「ただ、友人としてもっと仲良くなりたいとは思うかな?」
綾乃(えっ…と、もしかして好きってそういう友人としての好きだったのかしら???)
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:18:58.67:0cjb4VNP0
結衣「もう友人としてもダメかな…?」ショボン
綾乃「そんなことない!こんな私でよければ、えと…よろしくね結衣」ニコッ
結衣(ここに来て名前呼びだと…まさか天然でやってるのか!?綾乃なんて子!)
綾乃「千歳みたいに名前で呼べたら、気兼ねない友人関係になれると思ったんだけど」
綾乃「…ダメだったかしら?」
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:25:22.07:0cjb4VNP0
結衣(自分で言ったものの友人か…でも今までの関係が無くなるような最悪の結果じゃない。)
結衣(名前で呼んでもらったり…むしろフレンドリーさでは前進でプラスだよな)
結衣「いや、嬉しいよ。こちらこそよろしく綾乃」
結衣(想い続けていたらいつかは想いが届くか…私も淡い希望を持っていいんだよね?)
結衣(でも綾乃にはまず自分の恋を貫いて欲しい。今は見守ろう、二人を。)
結衣(いくら京子でも綾乃を傷付ける事があったら許さないからな…)
結衣「綾乃の恋、実るといいね」ボソッ
綾乃「へ…?」
結衣「そろそろ寝よう。おやすみ」
綾乃「えぇ、おやすみなさい…」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:27:35.36:0cjb4VNP0
チュンチュン
ピンポーンピンポーン
京子「中にいるのはわかっている。大人しく開けなさーい!」
結衣「んー…朝から何なんだ?」
綾乃「ふぁぁっ…おはよう結衣。」
結衣「おはよう綾乃。」
綾乃「それにしてもこんな朝からお客様?」
結衣「たぶんこんな事をするのは京子だ…」
綾乃「歳納京子!?ね、寝癖とかないかしら」
結衣「大丈夫、綾乃はいつも可愛いよ」
綾乃「へっ…!?そんな///」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:30:21.59:0cjb4VNP0
結衣「おはよう京子。今日は早いな」
京子「ようやく、なもモンのPTが完成したから勝負したくてさ~」
結衣「それでか。残念だがボコボコ予定だな」
綾乃「おっ…おはよう歳納京子!」
京子「綾乃おはよ~たしか勉強会してたんだっけ」
結衣「そういえば綾乃が持ってきてくれたプリンがあるよ」
京子「なんと!?綾乃はいつもプリンくれるから大好き!」
結衣「くれるっていうかいつも盗ってるだろお前は…」
綾乃「別に歳納京子のためなんかじゃないんだから!今回は偶然3つあっただけよっ」
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:32:09.63:0cjb4VNP0
結衣「と言いつつ…京子が来れないの私が伝え忘れてたから、京子の分も用意してたんだよね」
綾乃「ちょ、ちょっと結衣!そんなんじゃないんだから」
京子「おやおや~?お二人さんいつの間にそんなに仲良くなったのですかな」
京子「綾乃が結衣~だなんて。昨晩はお楽しみでしたね?」
結衣「勉学という魔物に一緒に立ち向かった仲だからな。」
京子「私はいつまで経ってもフルネームなのに妬けちゃうなぁ~」
京子「ほれほれ、私の事も京子っていってみ」
綾乃「うううう」タジタジ
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:35:39.19:0cjb4VNP0
結衣「はいはい、京子は焦らないの。」
京子「だって~やっぱ私って綾乃に嫌われてるのかなぁ」
結衣(それはない)
結衣「京子もお泊まりしたら仲良くなれるかもな?ね、綾乃」
綾乃「それはぁその…」
京子「もしかして綾乃の家はゴミ屋敷で恥ずかしいとか!?」
綾乃「失礼ねちゃんと綺麗にしてるわよ!」
綾乃「そ、そんなに言うなら今度のテストが終わったらウチに泊まりにくるといいわ!」
京子「これは今から楽しみになってきたぞー!」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:36:57.82:0cjb4VNP0
そんなこんなであっという間にテスト最終金曜日
京子「おわったー!」
京子「今日は綾乃んちにお泊まり会だぞー」
綾乃「そ、そうね。千歳と結衣も帰宅して荷物を持って…」
結衣「その事なんだが…私と千歳は不参加になった」
綾乃「へ?ちょ、ちょっと…千歳と結衣がいなかったら私どうしていいか困るわよっ」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:38:25.93:0cjb4VNP0
千歳「ごめんなー綾乃ちゃん。千鶴がな商店街のクジで温泉旅行当ててな」
千歳「いつもお世話になっとるおばあちゃんを、連れて行ってあげる事になってん」
結衣「私も久々に実家に顔を出さないといけない事になってさ。残念だけど」
綾乃「うぅ…それなら仕方ないわね…」ショボン
千歳(これで狙い通り二人っきりにするお膳立ては整ったな船見さん)bグッ
結衣(心細そうな顔してる綾乃もやっぱり可愛いなぁ)bグッ
京子「二人は来れないのか…ラムレーズン4つ持って行くつもりだったけど私が食べるか」
結衣「食べてばかりのおまえが人にラムレーズンを用意するとは…」
千歳「ほな帰ろうか。歳納さんは忘れずに綾乃ちゃんの家に行ってなー」
京子「ほいほい。ちょっと寄る所があるから遅れるけど5時までには行くよ」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:41:15.24:0cjb4VNP0
千歳「なぁ船見さん…船見さんは綾乃ちゃんの事が好きなんやろ」
結衣「ん…まぁ、でもフラれちゃったけどね」
千歳「綾乃ちゃんは歳納さんが好きやからなぁ…」
結衣「そういう一途な所も含めて綾乃の魅力的な所だけど。」
千歳「せやなぁ。歳納さんはほんま幸せ者やで」
結衣(京子と綾乃か…千歳が見守るのも分からなくもない。見ていて微笑ましい二人だ)
結衣(以外と似てるとこあるよなあの二人。修学旅行でそわそわしてたりはしゃぎすぎたり)クスッ
結衣(そして私と綾乃の間に今あるのは友情…)
結衣(綾乃が私に向けてくれる気持ちと、私が綾乃に向ける気持ちは違うけど)
結衣(それでも私はこの立場で、綾乃を好きであり続けるよ。綾乃が京子に対して一途なように…)
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:43:58.50:0cjb4VNP0
某日夕方杉浦家
綾乃「よ…よく来たわね歳納京子、とりあえず上がるといいわ!」
京子「おじゃましま~す」
杉浦ママ「あら、いらっしゃい」
杉浦パパ「キミの事はいつも綾乃から聞いてるよ」
京子「どうも初めまして、歳納京子と言います。杉浦さんにはいつもお世話になってまして…」
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:45:51.61:0cjb4VNP0
杉浦ママ「あらあら。そんなにかしこまらなくてもいいわよ。」
杉浦ママ「この子ったらいつも楽しそうにあなたの話をするの」
京子「そうなの?」
綾乃「ちょ、お母さん!?」
杉浦ママ「千歳ちゃんや歳納さんがいて、学校が楽しくて仕方ないみたい。うふふ」
杉浦パパ「小学生の時はシャイな綾乃に友達ができるか心配したんだが、馴染めてるようで安心したよ」
杉浦ママ「これからもこの子と仲良くしてあげてね」
京子「はい!」
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 01:47:54.07:0cjb4VNP0
杉浦ママ「それじゃあ綾乃、パパとママは明日の朝まで出かけるからお留守番よろしくね。」
綾乃「うん…わかった。気をつけてね」
京子「お仕事ですか?」
杉浦パパ「いやネットカフェだよ。ある意味で仕事だがね」
京子「へっ!?」
杉浦ママ「ごめんなさい…そろそろいかなければならないのでございますの」
杉浦パパ「ッヒィ~課金!課金!カッキンガム!課金!課金!カッキンガム!非課金は消毒だ~っ!!」
杉浦ママ「やくそくだもんね、ばいばい」
こうして綾乃の両親は何かに取り憑かれるように出かけていった。
よくわかんないけど綾乃はおばあちゃん似で罰金なんだけど、ご両親は課金なんだって…
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:07:10.14:0cjb4VNP0
京子「え…と。いつもこうなの?」
綾乃「いぃ、いつもじゃないわ。ときどきよ時々!」
京子(悪い両親ではないみたいだが、それにしても家に綾乃一人残していくなんて…許せない)
綾乃「さて、ちょっと早いけど晩ご飯の支度しましょうか?」
京子「うん、そだね。おやつ食べてないからおなかへったなー」
綾乃「今日は歳納京子がいるから作りがいがあるわ。」
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:08:21.88:0cjb4VNP0
京子(ねぇ綾乃…綾乃はこんな時一人でご飯食べてるの?そんなの…そんなの寂しいよ…)ギュッ
綾乃「ひゃぁっ!な、なに抱きついてきてるのよ歳納京子!」
京子「いやーうーん何となく?」
綾乃「何となくって、び…びっくりするじゃないの!」ドキドキ
京子「まぁまぁ、そんなことより一緒に作ろっか。えへへー」
綾乃「ま、まったくもう…」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:10:52.85:0cjb4VNP0
綾乃「歳納京子ーこのお皿テーブルに持って行って」
京子「ガッテン承知の助」
綾乃「そのお皿で最後だから並べ終わったら食べる用意をしましょう」
京子「お~」
綾乃「ど…どうかな?結衣みたいに上手じゃないと思うけど」
京子「ウマイ!これおいしいよ綾乃!」
綾乃「そ、そう?口に合ったならよかったけど…」
綾乃「あとでデザートに歳納京子が持ってきたラムレーズン食べましょ」
京子「うまい食卓にラムレーズンが合わさり天国になる」
綾乃「ラムレーズン一つで大げさね。ふふっ」
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:12:16.30:0cjb4VNP0
京子「フゥー世は満足じゃ。ごちそうさまでした」
綾乃「お粗末さまです」
京子「とりあえず後片付けしちゃおっか」
綾乃「あ…歳納京子はお客様なんだから座ってなさいよ」
京子「もちろん一人ではやらないけど!ミラクるん持ってきたから早く終わらそう」
綾乃「相変わらずマイペースねぇ歳納京子は…」
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:13:30.25:0cjb4VNP0
京子「さぁ、お楽しみのミラクるんタイムだ」ドンッ
京子「よっしゃー今日は1話からオールナイトいくぞぉ~」
京子「ささっ綾乃も早く座って座って」ポンポン
綾乃「そんなに急かさないでよ、っていうか何で膝の上を叩いてるの?」
京子「いや~膝の上に座るのでも、膝枕でもお好きな方をどうぞ」
綾乃「な、ななな…そんな事するわけないでしょっ!」
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:15:16.75:0cjb4VNP0
ミラクるん『からあげにレモンをかけるなんてッ…正気なのライバるん!?』
ライバるん『私はお人好しだからな』ニヤァ
ライバるん『そーれ!もひとつおまけにくるりんぱ!』
ミルクるん『やめてぇぇえぇえ!!』
綾乃「相変わらず何なのよこのアニメは…」
京子「…」ポテッ
綾乃(な、何!?歳納京子もたれ掛かってきて…肩に歳納京子の重みを感じる)ドキドキ
京子「もう食べられないょ…むにょむにょ」
綾乃(って寝てるー!!)
綾乃「そっか…今日テスト最終日だったから昨日は一夜漬けで徹夜しちゃったのね」
綾乃「それなのにわざわざ家に来てくれたんだ…ありがとう歳納京子」
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:16:41.18:F52Ty30B0
綾乃(にしても…歳納京子の体温と重みが気になる)
綾乃「深呼吸…深呼吸して落ち着くのよ綾乃」
綾乃(あっ、歳納京子の香り)すぅーはぁー
綾乃「お風呂入ってない今が歳納京子の純粋な香り…」
綾乃「と、とりあえずソファに寝かせてあげましょ。起こさないように肩からそーっと倒してっと」
綾乃「歳納京子の寝顔かわいい…黙ってれば本当に美少女ね」
綾乃(そうだ、首スジとかなら匂いを嗅いでも…?)
綾乃(でもでもっそんな事…ううん、これはきっとアルコール分:1.6%のラムレーズンのせいね)
綾乃「そう…これも、これも寝てる歳納京子が悪いのよ!」
綾乃「歳納京子としのうきょうこっ」クンクンクンクン
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:22:59.54:0cjb4VNP0
綾乃「はぁっ…歳納京子いいにおい…」
綾乃「ちょっとだけ、ちょっとだけなら舐めても…平気かしら?」チラッ
京子「くぅー」
綾乃「歳納京子の首すじ…綺麗」ペロッ
綾乃「…ぺろ…ちゅっ…ぺろ…」
綾乃「はぁはぁ…やっぱりこれだけじゃ満たされない…」
綾乃「今でもハッキリ覚えてる。あの時の歳納京子のおしっこの味が、匂いが…忘れられない」
京子「えっ…なにその話…」
綾乃「!!!」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:24:23.75:8f0gQ60t0
綾乃「歳納京子…どう、して?寝てたはずじゃ…」
京子「そりゃまぁ寝てたけどね。流石にこんな事されてれば…」
京子「そんな事よりさっきの話どういう事か聞かせてもらいましょっか」
綾乃「あ…あっ…あのあのねそれはあの…」
京子「大丈夫、落ち着いて…ね?」ニコッ
綾乃(うぅ…もう終わりよ…歳納京子に嫌われてもう…)
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:29:54.69:0cjb4VNP0
綾乃「……ということなの……」
京子「ふーん、あのとき私が忘れたのを教室に持って帰ってたんだ」
京子「そして運悪くザマスの持ち物検査が始まったから飲んだと……」
京子「…」スタッ
綾乃「ひっく…本当にごめんなさい…そうよね帰りたくもなるわよね…」
京子「お風呂」ボソッ
京子「お風呂だよ。もちろん綾乃も一緒にね…」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:30:10.87:q3PViJOE0
綾乃(きっと、おしっこ飲むような子が舐めたから汚いって思ってるわ…実際そうよね…)
京子「綾乃も脱いで」
綾乃「はい…」
京子「私はいま怒っています。何故でしょうか?」
綾乃「それは…わたしがっ…ぐすっ…歳納京子のおしっこを飲んだ変態だからですっ…」
京子「そうだね。」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:32:52.81:0cjb4VNP0
綾乃(やっぱり…)ポロポロ
京子「いきなりさ、あなたのおしっこ飲みましたって言われたらどう思う?」
綾乃「それは…」
京子「さすがの私でもすっごい恥ずかしい!恥ずかしかった!」
綾乃「うぅ…ご…ごめ、んなさ…」
京子「というわけで、綾乃にはこれから私の目の前でおしっこをしてもらう」
綾乃「えっ…?」
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:35:28.43:F52Ty30B0
綾乃「それってどういう」
京子「恥ずかしいでしょ?綾乃にも恥ずかしい気持ちを味わってもらおうと思ってね」
京子「本当に申し訳ないという気持ちで胸がいっぱいならできるはずだよ」
綾乃(それで…それで歳納京子の気がすむのならっ!)
綾乃「わかりました…」
京子「じゃあお風呂のふちに腰掛けてね。」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:41:53.63:0cjb4VNP0
綾乃「これで…いいですか?」オズオズ
京子「もう少し足を開いて」ぐいっ
綾乃「ひゃん!」
京子「うん。バッチリ綾乃の大事な場所がよく見える」
綾乃(うぅ…恥ずかしすぎて消えちゃいたい…)
京子「出していいよ?」
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:42:41.74:0cjb4VNP0
綾乃「む…無理よ…いきなりだなんて」
京子「とは言ってもな~うーん、刺激したら出そう?」
綾乃「へっ?刺激って…」
京子「ふうぅ~」
綾乃「あひゃんっ!」
綾乃「歳納京子の息が…はうぅ」
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:43:40.13:0cjb4VNP0
京子「綾乃のここ、熱くなってる」クチュ
京子「もしかして…見られて感じてる?」
綾乃「そんなことない…んぁ」クチュ
綾乃「んっ、はっ…」クチュ
京子「どう出そう?」
綾乃「あっ、んぅ、う…ひゃう…んくぅ…」
京子「このお豆さんをつまみ上げるとどうかな」
綾乃「だ、め…歳納京子…あっ、あっ」
京子「いいよ出してっ!」
綾乃「ひぁ、ぁ、ダメぇ…出る…出ちゃうっ!」
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:45:13.75:0cjb4VNP0
綾乃「あ……はぁ、ああぅ……」
綾乃(いやぁ…歳納京子に私のおしっこ浴びせちゃってる…)
京子「温かいね、ほら私の手の平にいっぱい出てるよ」
綾乃「は…恥ずかしいから、そんなの見せないで…」
京子「綾乃、よーく見ててね…」
綾乃「へ?」
京子「んっ…」ゴクッ
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:46:34.91:0cjb4VNP0
京子「ぷはっ。うぅん…何て言うか不思議な味だな~。綾乃のだから悪い気はしないけど」
綾乃「ちょ、ちょっと汚いわよ!?おしっこ飲むなんて!!」カアァッ
京子「そうかな綾乃もやった事じゃん?」
綾乃「それはそうだけど、こんな風には…もぅ!歳納京子の変態!変態!」
京子「へへーこれで私は綾乃より変態なわけだ。」
京子「だから綾乃がやった事は、これに比べれば些細なことで気にする事はないよ」
京子「怒ってるってのもウソ。まぁ、恥ずかしかったのは本当だけどね」
京子「さて、綾乃にはた~っぷり恥ずかしい思いをしてもらったし」
京子「あと一つ言う事を聞いてくれたら今回の件は許してあげる。」
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:49:34.11:0cjb4VNP0
綾乃「な、何?もうここまで来て恥ずかしい事なんて無いけど…」
京子「それはね――私の事を京子って呼ぶこと。」
綾乃「えっ!?ええ」
京子「だっていきなり結衣だけずるいじゃん。私も綾乃に名前で呼んで貰いたいのにー」
綾乃「でっでもでもそんな心の準備がっ」
京子「え~こうして裸で向き合っていて、挙げ句の果てにおしっこまで飲み合った仲なのに?」
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:52:45.88:0cjb4VNP0
綾乃「それでもその…ううう」
京子「やっぱり綾乃は私のこと嫌いなんだ…」
綾乃「そんなことはっ」アタフタ
京子「そんなもこんなもないじゃん…」
綾乃(そ、そういえば占いで気持ちを思いきって伝えみるといいって、うん…)
綾乃「す…スキ…」
京子「ん、何て?ススキ?」
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:55:15.76:axBi+5SZO
綾乃「と、歳納京子のこと好き…」
京子「目を見て、言ってみて?」ズィッ
綾乃「ひゃゎ…」ドキドキ
綾乃「わた…わたしは、歳納京子の事が好きですっ」
京子「うーまだフルネームなのが残念だけど、ハッキリ好きって言ってもらえて嬉しいよ綾乃~!」ダキッ
綾乃(裸で抱きつくなんて!?歳納京子やわらかくて肌と肌がみっちり密着で体温がダイレクトに鼓動がドキドキで)
綾乃「あわわわわ………きゅう」プシュー
京子「綾乃!?しっかり綾乃ーー!」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:57:37.06:0cjb4VNP0
綾乃「うぅ…はっ!?ここは?」
京子「綾乃の部屋だよ。はい、お水」
綾乃「ありがと…」
綾乃(もしかして今までの全部、夢とか?…ちょっと残念かも。今度は私が…いやいや私そこまで変態じゃないし)
京子「さすがに人一人運ぶのは大変だったよぉ」
綾乃「って、何このパジャマ!?」
京子「それ?綾乃がお風呂で気絶しちゃったからさ~」
京子「とりあえず身体拭いて一応下着も着せてからパジャマ着せたんだけど、どう?」
綾乃(えええぇー夢じゃなかったのぉ~~~!!!)
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:59:43.22:0cjb4VNP0
綾乃「何て言うか、部屋の鏡に映ってる私が凄くうさぎに見えるのだけれど…」
京子「ここに来る前にゲーセンに寄ってさ、取ってきたわけです」
京子「結衣がパンダ、あかりがわんわん、ちなつちゃんが猫なので綾乃はうさぎにしてみました。」Vブイッ
京子「うさぎは寂しいと死んじゃうって言うし、今日は一緒に寝てあげるよぅ」
綾乃「ええぇっ!?ふ、布団敷いてあげるからそっちで寝なさいよ」
京子「ダメ。私が一緒に寝たい。なかなか京子って呼んでくれないからもっと親睦を深めねば」
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:03:31.36:0cjb4VNP0
綾乃(そういえば名前で呼べば、今回の事を許してくれるって歳納京子言ってたわね…)
綾乃(でも気絶しちゃったりで結局呼べてない)
綾乃(歳納京子はこんなにも優しく接してくれるのに…)
綾乃(私だけ意地張って、与えられるだけで、相手に何も返せてない)
綾乃「私は…」
綾乃「私はきょっ…きょ…が…」
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:04:50.28:0cjb4VNP0
綾乃「うぅ…やっぱりダメ恥ずかしくて言えないっ…」
綾乃「私のいくじなしバカバカっ」ポフポフポフポフ
京子「えと…どうしてそこまで頑ななのかな?」
綾乃「だ…だって…好きな人を名前で呼ぶのは恋人同士になってからじゃないと…」カアァッ
綾乃「歳納京子は何だかんだでモテモテだし、私なんかじゃ無理かなって…」
京子「何てことだ、私がモテモテなのが原因だなんてっ…」(私そんなにモテたっけ?)
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:11:27.95:0cjb4VNP0
京子「言い分はわかったよ綾乃。でもね」
京子「綾乃が言えないっていうのならっ…」
京子「綾乃の声も、吐息も、私が奪っちゃうぞ…」グッ
綾乃「え?きゃっ…歳納京子!ま、待って、んっ…んーっ!」
京子「んちゅっ…んっ、んぅっ…綾乃っ…んちゅう、れろろっ…」
京子「あやの…あやのっ…あやのっ……」
綾乃「と、としの…ちゅっ…はふぅっ…んちゅぅ」
京子「うぅ…うっ…私のちっぽけな嫉妬だって、わかっているけどっ…ぐすっ…」
京子「私も呼んで欲しいのに…ひっく…結衣や千歳だけずるいって思っちゃって…うぅ…」
綾乃(え…あの歳納京子が、泣いて…いる…?)
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:14:49.59:0cjb4VNP0
綾乃(自分勝手で強引な所もあって、それでもいつも明るくて憎めないあの歳納京子が泣いている…?)
京子「グスッ…無理矢理…ごめんね……」
綾乃(あやまらないで。歳納京子を泣かせたのは、いつまでも素直になれない私のせいよ!)
綾乃(歳納京子にはいつまでも笑顔でいてほしい。それが…それが私の願い。)
綾乃「ううん、いいのよ。泣かないで……京子…」ナデナデ
京子「あやの…」
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:17:44.73:0cjb4VNP0
綾乃「あなたを泣かせてしまうなんて…ダメね私。」
京子「そんなことない…意地っ張りな所も綾乃の魅力的な所だから全然ダメじゃないよ?」
綾乃「でもあなたを泣かせてまで張る意地じゃないわ。」
綾乃「京子の涙で私の意地っ張りな心は溶かされちゃった」
京子「へへ…そっか。じゃあ私、責任取らないとダメだね。」
綾乃「ふふっ、私も京子を泣かせた責任を取らないといけないわ。」
京子・綾乃「「だから…」」
京子・綾乃「「私と…付き合って下さい!」」
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:23:02.67:0cjb4VNP0
|
| ∧ ∧
|/ ヽ ./ ∧
| `、 / ∧
|  ̄ ̄ ̄ ヽ
| ̄ ̄ ̄月曜日 ̄ ̄ ̄)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\
|ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- /
|:: \___/ / 恋をすれば貴女に会える平日が待ち遠しい。
|:::::::: \/ / そんな月曜日
京子「アルミ缶の上にあるミカン~明日も晴れならよろこんぶ♪」
結衣「何その歌…」
京子「何って…私が考えたダジャレソングに決まってるじゃん。」
京子「綾乃ってダジャレ好きでしょ?だから喜ぶかな~って」
結衣「綾乃は狙って言ってるわけではないと思うが…」
結衣「あとお前のダジャレはつまらんが、綾乃は知的さを醸し出した上で面白い」
結衣(無意識に言っちゃう可愛い綾乃が言えば全て満点)
京子「いや…あれウケてるの結衣だけなんですけど」
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:29:46.98:0cjb4VNP0
綾乃「歳納京子ー!またプリント提出してないじゃない!」
京子「おぉ、噂をすれば。あーごめん~忘れてた。」
綾乃「提出は今日よ!仕方ないから生徒会室で書き終わるまで返さないから」
京子「しょうがないな~」
結衣「お泊まり会で何か進展があるかとは思ったが…何も無かったのか?」
千歳「大丈夫や!ウチの妄想では凄い事になっとるっ!」ブシュー!
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:31:09.63:0cjb4VNP0
生徒会室
京子「ねえ~綾乃~学校でも名前で呼んでよー!」
綾乃「だ…だって恥ずかしいじゃない。せめて二人きりの時じゃないと…」
京子「いま生徒会室には誰もいないよ?」
綾乃「そうだプ、プリントが終わったら一緒にプリンを食べましょう」
京子「しっかし二人きりの時だけとか~やっぱり綾乃はツンデレだねぇ。」
綾乃「だっていきなりだと周りからからかわれるかもだし…何より千歳が心配よ」
京子「あーたしかに…血の海になりそう」
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:33:27.10:0cjb4VNP0
京子「千歳にちょっとやそっとじゃ動じない強き心を手に入れてもらうしかないか…」
京子「ということで、前に言ってたように綾乃と千歳には娯楽部に入ってもらいま~す!」
綾乃「えぇ!?いきなり何よそれ!」
京子「生徒会の仕事が無くて暇な時でいいからさ。ずっと一緒にいれば千歳も耐性付くって」
綾乃「じゃ、じゃあ京子には私が会長になれた時に、会長補佐として生徒会に入ってもらうわよ!」
京子「おやおや~それは職権乱用ってやつじゃないですかねぇ」
綾乃「こ…これも千歳に慣れてもらう為なんっだからっ。別に一緒にいたいとかじゃ…」
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:35:14.63:0cjb4VNP0
京子「まぁ綾乃と一緒なら何でもいいや。」
京子「よーし結衣やちなつちゃん、あかり達も呼んでここを第二の娯楽部にするぞ~」
綾乃「ちょ…ちょっと、そんな暴挙は許さないないナイアガラよ!」
京子「あははっ、やっぱり学校は楽しいな~。」
綾乃「私も…京子の事が気になってからは学校が凄く楽しくなった」
綾乃「そしてあなたとこうして向き合える今は…あの頃よりもっと幸せね」ニコッ
京子「あぅぅ……綾乃は時々そうやって恥ずかしい事を平気で言う」
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:37:43.81:0cjb4VNP0
結衣「気になって見に来たが…うまくやれてるじゃないか」コソッ
結衣「なぁ、ちと……千歳ぇー!?」
京子「結衣の声?どうしたー!」ガラッ
綾乃「えっ…?きゃぁーーー千歳しっかりして!」
京子「この血の海は一体どういう事だ!?眼鏡はちゃんと掛けてるのに」
結衣「それだけ二人の進展ぶりが強烈すぎたんだ…」
綾乃「そんなっ!私達のせいで千歳が…千歳が…」
結衣「綾乃のせいじゃない。こっそり覗いてた私達の責任だ…私がもっと気をつけていればっ」
千歳「せや…綾乃ちゃんも船見さんもわるない…ウチは今、幸せの絶頂や…」
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:42:47.83:0cjb4VNP0
千歳「まさに我が生涯に一片の悔いなし!!ガクッ」
綾乃「やだ…やだよ千歳、しっかりして」
京子「千歳…何て生き様がハイカロリーなんだ!」
千歳「綾乃ちゃん、これからも歳納さんときゃっきゃうふふしてな…それがウチの願いや」
綾乃「わかったわ千歳…わたし京子と幸せになるね」
京子「千歳に誓うよ…綾乃の事は任せてゆっくり休んでくれ。」
千歳「これでもう思い残す事は…ぐふっ!」
綾乃・京子「千歳ぇぇぇーーーー!」
何だかんだで千歳なら死なないだろうと思いつつも
結衣は冷静に119番で救急車を手配するのであった…
結衣「やれやれ…これだから学校は退屈しないな。」
おわり
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:48:28.01:0cjb4VNP0
京子「そうそう結衣~帰りにゆりのあな寄っていい?」
結衣「いいけど…何かあるのか?」
京子「今日はミラクるんの最新刊が入荷してるハズなのだ」
結衣「やれやれしょうがないな京子は。いいよ、行こうか」
京子「よっしゃ~財布が悲鳴をあげるまで買いまくるぞー」
結衣(同人にしろコスプレにしろ、京子って何気にお金持ってるよなぁ…)
翌朝…
京子「ふぁぁあ…まだねもぃ。って?ん!?えっ!?もうこんな時間!?」
京子「目覚ましは…無意識のうちに止めてる。。。って、遅刻する!!」
京子「うぅ~昨日はミラクるんミッドナイトフィーバーしすぎたか」
京子「うあーダメだー!時間がない着替えたらすぐ出よう」
京子「今日に限ってママは朝早かったからな~」
京子「うぉっ、結衣からいっぱい電話とメール来てる」
結衣『一応待った。あかりやちなつちゃんもいるし、私も日直の仕事あるからすまないが先に行く』
京子「もぅ~薄情だぞぅ。って寝坊した私が悪いんだけど!」
京子「今から超ダッシュすればギリギリ間に合うか…?急げっ」
京子「はぁはぁ…間に、合った…」
結衣「おはよ。よく間に合ったな」
京子「まぁね。主人公だから時間を止めてきたのさ」
結衣「それあかりの没案じゃないか…と、先生来たぞ」
先生「皆さんおはようございます。早速ですが検尿を回収するのでケースに入れてくださいね」
京子(し ま っ た)
京子(そういえばこれがあったんだ…でも朝おしっこしてないからまだセーフと言えばセーフ)
先生「歳納さんも提出してください~」
京子「先生そのーすみません忘れました」
先生「うーん、忘れてしまったのはしょうがないですね。後でトイレで採尿して持ってきてくださいねー」
京子「はーい」
結衣「ふむ、寝坊して検尿どころじゃなかったというところか…」
京子「(σ・∀・)σビンゴ」
京子「はー仕方ない、一時間目が始まるまでに終わらせてくるよ」
結衣「いってらっしゃい」
京子「よし。ちゃっちゃと済ませてしまおう」
京子「何だかんだで朝してないからたまってるし…」ヌギヌギ
京子「よし、紙コップを用意してと…んっ」ジョロジョロジョロ
京子「んぁ…朝から我慢してたから…」
京子「ふぅ…こんなものかな。このコップの生暖かさはお茶と違って違和感あるなぁ…」
京子「あとは容器をぽふぽふやって吸引すれば終了~」
京子「手洗い…手あら!そういえば朝は顔も洗う暇なかったな~」
京子「トイレの洗面台とはいえ水が汚いわけではないな。」
京子「すっきりしたいし顔でも洗っていこう」バシャバシャ
京子「ふぁあぁあ…なんか顔洗ったら逆に眠くなって来た。」
京子「部室だとサボりになっちゃうし…保健室で寝かせてもらおうっと」
綾乃「うぅ~今朝は寝癖酷かったから、ちゃんと直ってるのか鏡で確認してこないと…」
綾乃「寝癖なんて歳納京子が見たらバカにされちゃうに決まってるもの」
綾乃「うん、寝癖は…大丈夫ね。あら?何かしらこれ」
綾乃「…!?こ、これは歳納京子の検尿!?なんでこんな所に!?」
綾乃「そういえば朝のHRで先生に言われてるのは見たけど…まさか」
綾乃「やっぱりまだ暖かい…」(歳納京子の温もり歳納京子の温もり)
綾乃「ほ、ホントにこんな所に検尿を置いていくなんて良い迷惑ね!」
綾乃「これは生徒会副会長としてビシッと注意しなきゃいけないわ」
綾乃「そ、それにしても~これホントにおしっこなのかしら?」
綾乃「歳納京子の事だからジュースでも入れてきてるのかも」
綾乃「これはちょっと調べてみる必要があるわねー そう、生徒会副会長として仕方なくよ!」
綾乃「匂いは…すんすん、おしっこぽいかも…?」
綾乃「でもでも油断できないわ。もしかしたらおしっこの匂いがするだけで中身はCCレモンかもしれないし」
綾乃「ちょ、ちょっと味見してみないといけないかも」ドキドキ
綾乃「や、やっぱり匂いだけじゃわからないし?」
綾乃「よくTVで麻薬とかペロって舐めて判断してるから別におかしくはないわよね」
綾乃「って!いやいやいやおかしいわよ!冷静になるのよ綾乃」
綾乃「歳納京子のおしっこをその…舐めるだなんてそんな変態的なこと…」
綾乃「でもこれがもしCCレモンだったら歳納京子が先生に怒られるし、そんな事許せないし…」
綾乃(歳納京子のおしっこ歳納京子のおしっこ!)
綾乃「違うから!これはあくまで副会長としての調査の一環なんだからねっ」
変態だー!
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:01:28.92:j5d7rimV0綾乃「ちょっとだけ、ちょっとだけ手に取って舐めるだけ…」ドキドキ
綾乃「…」ペロ
綾乃「これだけじゃ味は…よくわからないかな?」
綾乃「でも不思議な味と感覚…」
綾乃「こんな少量でも歳納京子を感じる感じがするわ…」
京子「あっ、そういえば顔洗った時に洗面台に検尿容器を置き忘れてたっけ」
京子「戻るのは面倒だなぁ。このまま保健室に向かって眠りに付きたい」
京子「どうせあんなもの捨てられはしても盗りはしないだろうし」
京子「このまま保健室に直行だ!待っててねベッドちゃん」
京子「結衣へ、眠たいのと一時間目はザマスなので保健室で寝てきます。っと送信。」
教室
綾乃「どうしよう。歳納京子の検尿を持ってきてしまった…」
綾乃「今更になってすごい罪悪感が襲ってきたんだけど…ホントどうしよう」
綾乃「とりあえず鞄に入れておいて…後でこっそり戻しにいきましょう」
綾乃「でも歳納京子のおしっこ欲しいな…って思ってしまったのも事実」
綾乃「うぅ~私ってこんなに変態だったのかしら」
綾乃「きっと万引きをしてしまう人ってこんな心境なのね…」
綾乃「ごめんなさい…歳納京子」
《ザマス警報!》
キーンコーンカーンコーン
教師「私語はそこまで、今日は授業を始める前にお話があるザマス」
教師「実は学年主任である私が担任をしているクラスで盗難事件があったザマス」
教師「この中に盗稀 菜楠子さんの財布を持ってる人が居たら正直に名乗り出るザマス!」
教師「今なら怒らないでおいてあげるザマスよ~?」
結衣(大抵そういう場合は素直に名乗り出たとしても間違いなく怒られる)
教師「…返答無きようザマスね、かくなる上は抜き打ち持ち物検査を実施するザマス!!」
教師「鞄を机の上に置いて待つように。私が机の中身と鞄の中身を確認して回るザマスからね」
教師「ちなみにこれは皆さんを疑ってるわけでは決してないザマス。むしろ無実を証明する為のものザマス」
結衣(サボってるあいつの分までノート取る必要あるかと思ったが…これは授業にならないな)
綾乃(どうしようどうしようどうしょうどうしよう東照宮…!)
綾乃(どうしてこんな時に持ち物検査なんかするのよぉ~!)
\やべぇ/
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:14:51.98:j5d7rimV0綾乃(もちろん財布なんて盗んではないけど、この歳納京子の検尿が見つかったら…)
千歳『綾乃ちゃん…さすがのウチでもそれは引くわぁ…』
結衣『もう京子には近づかないでくれる?この変態』
京子『綾乃…最っ低!幻滅した。私に今後一切話しかけないでね』
向日葵『副会長として尊敬してました。でも今は軽蔑してますわ』
櫻子『冷蔵庫に入ってるプリンの事はお任せ下さい!』
ちなつ『わかります、わかります。私も結衣先輩のなら…あぁっ…』
あかり『安心して下さい杉浦先輩っ!\アッカリーン/を伝授しますから!』
>>25
安定の下3人
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:18:58.90:j5d7rimV0安定の下3人
綾乃「ううっ…そんなのやだ…」ジワァ
綾乃「親友も、副会長としての尊厳も失って歳納京子から嫌われるなんて絶対やだ…」グスッ
教師「次は杉浦さんザマス。まぁ、副会長として優秀なあなたは心配してないザマス」
教師「とはいえ一応は調べさせてもらうザマス」
綾乃(どうか見つかりませんようにっ…)
教師「ふむ。杉浦綾乃さん特に問題なし…さすが生徒会副会長、当然ザマスね」
綾乃(ほっ…)
教師「一つ気になるのはこの小袋ザマス。目薬でも入ってるザマスか?」
綾乃「そ、それは!そのっあのっ…」(どうしようどうしようどうしよう)
教師「匂う…匂うザマスよ!!これは何か重大な秘密が入ってるザマス!いざオープン!」
うわああああああああ
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:22:28.18:j5d7rimV0綾乃(あぁぁ…終わった…もう私ダメなんだ…うぅっ…)
教師「これは検尿容器ザマスね…。まだ提出してなかったザマスか?」
教師「んんっ?ネームは歳納京子…どういう事ザマス?」
ざわ…ざわ…
女子A「杉浦さんって確か提出してたわよね」
女子B「じゃあ歳納さんのを持ってるのはどういう事?」
女子A「歳納さん忘れたって言ってたけど、もしかして杉浦さんに盗られてたから提出できなかったとか?キャー!」
女子C「それヤバイヤバイwww」
教師「静かにするザマス!まったく財布を捜してたら違うものを発掘してしまったザマス」
教師「これはどういう事か説明してもらうザマス!」
綾乃「ぅっ…それは…」
オワタwww
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:29:50.14:j5d7rimV0千歳(綾乃ちゃん…これはウチはどう動けば正解なんや。状況がまだ把握できてへん)
千歳(なぜ綾乃ちゃんが歳納さんのを持ってるのか…あかん!考えなあかんのに妄想が止まらへん!)ダラダラ
結衣(京子のをなぜ綾乃が持ってるのかわからんが…多分あいつが原因だろ)
結衣(事情は不明だが、このままでは綾乃が可哀想だからサボった京子に泥を被ってもらうか…)ガタッ
結衣「すみません先生、それは京…歳納さんが杉浦さんの鞄に入れたものです」
教師「どういう事ザマスの!?」
結衣「ちょっとしたドッキリです。」
結衣「本当は軽くコントのように流す遊びのつもりだったのですが…大事になってしまいましたね」
結衣「ちなみに容器も似たようなのを先日探してきまして、中身は尿ではなくリアルゴールドを使ってます。」
結衣「京子は無駄にリアリティを求めますから、たぶん本物があったとしても区別しにくいでしょう」
教師「そうだったんザマスか、確かにあの歳納さんならやりそうな事ザマス」
教師「まぁぁったく!彼女はテストの成績は優秀なのに不真面目な不良生徒ザマスね!!」
教師「わかりました。これが飲料水という事でしたら何も問題ないザマス」
綾乃(船見さん助けてくれたの…?むしろ本当にリアルゴールドだったとか!?)
教師「とりあえず杉浦さんはそれを飲んで処分するザマス」
結衣「は?」
綾乃「は?」
結衣「あっ、あの先生…その必要はないのでは?」
教師「他の先生方が持ち物検査をした時に、同じように不審に思っては手間ザマスからね」
教師「捨ててもいいザマスが、戦時中を思えば少量の飲食物でも無駄にする事は不幸ザマス!!」
教師「ハサミで飲み口をちょん切ってやれば一気飲みできるザマスよ。そーれイッキ!イッキ!」
結衣(こんな持ち物検査なんてあんたしかしねーよ!つーかイッキって!?)
結衣(マズイな…リアルゴールドうんぬんは私の口からでまかせだ。アレの真相はわからないが…)
結衣(もし仮に本物だったとしたら私はフォローどころか最悪のパスをしてしまった事になる!?)
何も問題ないないナイアガラだな
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:39:37.24:j5d7rimV0綾乃(もうダメかと思ってた…これは天罰なんだって。全て無くしちゃうって)
綾乃(でもっ…これを飲めばこの場は収まる!)
綾乃(船見さんがくれたチャンス…ファイトファイトファイファイビーチよ綾乃!)
結衣(綾乃がこっちを振り返って微笑んだ…?私のせいですまないっ)
綾乃「わ、私もびっくりしましたけど…歳納京子のいたずらには慣れっこですからアハハハ…」
綾乃「の…のみますね?」
教師「イッキ!イッキ!」
教師wwwwwwww
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/18(火) 23:41:17.82:j5d7rimV0千歳(綾乃ちゃんが歳納さんのを…これぞ黄金水、まさにリアルゴールドや!!いけない妄想がとまらへん)ダラダラ
綾乃(これはたぶん…リアルゴールドじゃないと思う。鞄に入ってたんじゃなくて私が入れたのだから)
綾乃(何より私が拾った時に温かかった。だから…これは本当に歳納京子のおしっこな…ハズ)
綾乃(でも何でかな…おしっこだって思うのに全然嫌じゃない。)
綾乃(ううん…これは仕方なくよ!この場を収める為にイヤイヤ飲むんだから!)
綾乃「では…いただきます」ゴク
綾乃(うぅっ…少量とはいえやっぱり甘さはないわね…)
綾乃(苦みとアンモニアの香りが舌に纏わり付くみたい)
綾乃(でも食道を通って胃から私の身体の隅々まで歳納京子に染められてる…)
綾乃(味覚を通してのマーキングっていうのかな…私は歳納京子のものだって身体に教え込まれてるみたい)
綾乃(心が満たされる事でおいしく感じちゃうような…?)
綾乃(って…違うんだから!そんなふしだらな想像をしちゃうのは絶対に歳納京子のせいよ!)
綾乃「けほっ、けほっ…とっても、リアル…ゴールドです…」
綾乃(飲んじゃった…歳納京子のおしっこ飲んじゃった…)
教師「ちなみに、このようにイッキ飲みを相手に強要するのはあまり良くないザマス」
結衣(オイコラ)
教師「特に大人はアルコールなどを勧められる場合、急性アルコール中毒を引き起こす可能性があるザマス。」
教師「みんなも大人になったら、アルハラによる強要空気に流されない飲まざる勇気も必要ザマスよ」
結衣(何いい事教えたなぁってドヤ顔してんだよ!)
教師「ハイでは、持ち物検査再開するザマス!」
………
……
…
教師 「さて、全員の検査が終了したザマスよ」
教師 「やはりー私が思ってたようにみんなは善良な生徒であるからして、何の不審物もなかったザマス」
ピンポンパンポーン
『校内放送をお知らせします。盗稀 菜楠子さんの財布が好奇心旺盛なアヒルの鞄から発見されました。
中身は無事です。ザマス先生は無意味な持ち物検査を直ちに終了して下さい。』
教師 「オゥ!見つかって良かったザマス!」
教師 「まったくウチのアッヒーちゃんにも困ったものザマスねぇ」
結衣 (アンタが教室で放し飼いしてるんかい…そして私達の机と鞄は好奇心旺盛なザマスに荒らされ終わりました。)
教師 「さー残り5分ザマスが授業を再開するザマスよ~!」
教師「今日はここまで。ではまた次の授業でお会いしましょうザマス」
結衣「綾乃だいじょうぶ?」
綾乃「ふ…船見さん?どうしたの」
結衣「あ、あのさ…さっきのアレの事なんだけど。実は全部、私の口からでまかs」
綾乃「お、お願い!あの事は歳納京子にだけは言わないで!!」
綾乃「もし歳納京子に知られたら私…」グスッ
結衣(綾乃のこの反応…やはり中身は)
結衣「綾乃泣かないで。だいじょぶ言わない、誰にも言わないよ」
綾乃「ぐすっ…本…当?ありがとう船見さん」ニコッ
結衣「」ドキッ
結衣「べ…別にたいしたことじゃないよ。気にしないで」
結衣(綾乃って可愛い…)
京子「おいすー1時間目サボっちゃった☆(・ω<)てへぺろ」
結衣「コラッ。こっちは京子のせいで大変だったんだぞ」
京子「そいえばさートイレに検尿容器忘れたんだけど、さっき見てきたら無くなってた。どこいったんだろアレ」
綾乃「あっ…」オロオロ
結衣「あぁ、あれなら綾乃が拾ってくれたよ」
京子「マジで!?」
綾乃「えっ…」ハラハラ
結衣「ただ机の上に置いておいたらザマス先生に処分された。余計な物は置いておくなってね」
京子「Oh…あの先生ならしょうがないか。うぅ、採尿からやりなおしとは…」
結衣「そゆこと。それもこれも朝忘れた京子が悪い。」
結衣「次は忘れないように手にメモでも書いておくこと。というわけでこの話はこれでおしまいな。」
綾乃(ほっ…ありがとう船見さん)
結衣(あの日から私は―――綾乃の事が気になるようになってしまった)
千歳「綾乃ちゃん~新聞部から今月のななもり通信が送られて来てたでー」
綾乃「ホント?こ、今月の恋愛運は…」パラッ
♥♥♥♥♥
アナタにとって恋多き月となる予感がします。思いがけない相手からも???
ふだんは恥ずかしくて素直に言えない気持ちを思いきって伝えてみるといいでしょう。
片思いの場合も勇気を出して。きっと、うれしい返事があります。
綾乃「ハート5つ…」パァァッ
綾乃「恋愛相性1位おひつじ座…相性度92点。第二位おうし座…」
綾乃「確か歳納京子は3月28日生まれのおひつじ座よね。べ…別にだからどうってわけじゃないけど」
千歳「やったなぁ綾乃ちゃん。これは告白するしかあらへんのとちゃう?」
綾乃「な、何の事かしら!?えーと、恋愛運とか別にどうでもいいし?やっぱり副会長としては仕事運でしょ!」
千歳「うふふ。強情やなぁ」
結衣(どうやら綾乃は占いが好きな女の子のようだ。可愛いな…)
教師「杉浦さんこのプリントを配っておいて欲しいザマス。次の授業で使うザマスからね」
綾乃「はい分かりました。」
綾乃「よいしょっと」(とは言ったものの結構な量ね)
京子「あっやのー!どうしたのコレ。凄い紙の量だけど…」
綾乃「次の授業で使うプリントみたいよ」
京子「これプリント作るのヘタすぎて資源の無駄だなぁ。とりあえず私も半分持つよ」
綾乃「い、いいわよ別に。私一人でもノンノンノートルダムなんだからっ!」
京子「まぁまぁ、どうせ教室行くなら目的地同じじゃん?」
京子「いつものプリンのお礼と思ってさ。頼ってよ」
綾乃「しょ…しょうがないわね!歳納京子がどうしてもっていうなら手伝わせてあげなくもないわ」
京子「んじゃ半分もーらいっと!」
綾乃「と、歳納京子それ半分よりちょっと多いわよ」
京子「気にしない気にしない~」
綾乃「もぅ!歳納京子ったらホントに強引なんだからっ」
結衣(そう言いながら顔がにやけてる綾乃であった。嬉しいの全然隠せてないの可愛いなぁ)
京子「でさー…」
京子「…ってことなんだよなー」
結衣「相変わらずだなお前は…」
綾乃 チラッ チラッ チラッ チラッ…
結衣(綾乃が京子をチラ見すること36回目…これは間違いないな)
結衣(綾乃は…京子が好きだ!)
結衣「なぁ、京子。明日の一時間目なんだっけ」
京子「明日の一時間目ぇ?そんなの前に貼ってある時間割を見ればいいじゃん」クルッ
綾乃「あっ…」プイ
結衣(ふふっ、慌ててそっぽ向いた。京子と目があったせいか耳が真っ赤になってて可愛いなぁ)
結衣「ここ数ヶ月で綾乃を観察して分かったことは可愛いという事だ」
結衣「京子は一緒にいるのが当たり前だし、あかりやちなつちゃんも娯楽部の大切な仲間だ」
結衣「3人は私にとって特別な存在だけど、綾乃に対するこの気持ちは初めて感じる…かも」
結衣「恋とかよくわかんないけど、もしかしたら私は綾乃の事が好きなのかもしれない」
結衣「でも綾乃は京子が好きなんだよね…」
結衣「相手の好きな人が分かってる恋って辛くて切ないなぁ…」
結衣「でもそれはひとまず置いておいて、まずは友達としてもっと仲良くなりたい。」
結衣「今度お泊まりにでも誘おうかな…来てくれるかな?」
結衣「よし、今度のテストに向けての勉強会という名目で誘うぞ」
結衣「綾乃ちょっといい?」
綾乃「どうしたの船見さん」
結衣「その…明日よければ私の家でお泊まり勉強会しない?」
結衣「きょ、京子も来るだろうしさ千歳も呼んでさ」
綾乃「うーん、そうねーたまにはいいかも」
結衣「ほんと!?」
綾乃「千歳ー」
千歳「どうしたん綾乃ちゃん?」
綾乃「船見さんが明日お泊まり勉強会しないかって」
千歳「それはええなー歳納さんも来るんやろ?」
結衣「たぶん」
千歳(このイベント見たいなぁ。でも歳納さん一緒やったら千鶴は行かへんやろなぁ…)
千歳「でもごめんなー。ウチは千鶴と二人で勉強するわ」
千歳「千鶴は多分いかへんと思うし。かと言うて可愛い妹一人にするんも気が引けるし」
千歳「今回は三人で楽しんでなー」
結衣(千歳は不参加か…京子には部活の時にでも聞いてみるか)
京子「今日もゴロゴロぶっかつー♪」
結衣「京子、明日私の家で綾乃と勉強会するんだけど来るか?」
京子「勉強会か~私は前日一夜漬けで十分だしなぁ」
京子「そんな事より今は『なもっとモンスター』の方が大事だ。」
京子「何度対戦しても結衣に勝てないからな~NSまだ貸しておいてね」※"Namori Screen"というゲーム機である
結衣「いいけど。お前はギリギリでゲーム進めるし個体値も気にしてないから…」
京子「ギリギリで勝つのが面白いんじゃん」
結衣「でも、なもモンはそんな理屈じゃ勝てないぞ。種族値と個体値と努力値と性格と特性が…」
結衣「結局あの後はなもモンの話で部活が終わってしまった…」
結衣「でも京子は乗り気じゃなかったから、よく考えたら綾乃と二人で勉強会!?」
結衣「京子がいないとあまり会話弾まないかも…」
結衣「何より京子も来るかもって事で綾乃を誘ったのにどうしよう」
結衣「とりあえず綾乃が来てから、京子は無理そうだと言う事を伝えよう」
結衣「綾乃も流石に家まで来て帰るって事はないだろうから…」
お泊まり勉強会当日
綾乃「お邪魔します」
結衣「いらっしゃい。さ、上がって。」
綾乃「へぇ~ここで船見さんは一人暮らしをしてるのね。おっとなー」
結衣「まだまだ親に世話になってるし、そうでもないよ。」(綾乃の私服可愛いなぁ)
結衣「それとごめん…京子は今日これないみたいだ」
綾乃「へ?べ、別にあんなやつどうでもいいわよ!どうせ勉強にならないに決まってるし」
綾乃「あとこれお菓子買ってきたんだけど…よかったらどうぞ」
結衣「わざわざありがとう。冷蔵庫に入れておくから後で食べよう」
結衣「綾乃、ここの問題なんだけど…」
綾乃「どれどれ、ふんふん。これはこの公式を使って…」
結衣「なるほど。ありがとう」
綾乃「船見さん、この和訳なんだけど…」
結衣「これはたしか…」
チクタク チクタク
結衣(勉強は進むけど会話が…せっかく二人っきりなのに何を話したらいいんだ)
結衣「と、とりあえず休憩しようか。あれから何時間も勉強したし疲れたでしょ?」
綾乃「そうね、一息いれましょうか」
結衣「じゃあお茶入れてくる。ゆっくりしてて」
綾乃「ありがとう。少しお手洗い借りるわね」
結衣「うん。玄関から見て手前の扉がそうだから」
結衣「さてとお茶は…紅茶でいいのかな?バ、バッキンガムつながりで…ブフッ」
結衣「あとは綾乃が持ってきてくれたおやつを用意してと」
結衣「これはプリン…京子の分を含めてか3つある…」
結衣「京子来れないとか綾乃には悪い事したかな…」
結衣「このプリンおいしいな」
綾乃「良かった。私が一番好きなお店のプリンなの」
結衣「さすがプリン好きな綾乃が一番と言うだけある」
綾乃「よかったら、今度教えるわね」
結衣「うん。その時はよろしく頼むよ」
結衣「…」
綾乃「…」
結衣(またしても会話が…私も綾乃も元々そんなに饒舌なタイプじゃないからどうすれば)
綾乃「あの…一つ聞いてもいいかしら?」
結衣「うん、何でも聞いてよ」
綾乃「そ、その…歳納京子って好きな子とかいるのかしら?」
綾乃「別に全然興味はないけど何となく!」
結衣「あぁ、京子なら自分が一番好きーって言ってたよ」
綾乃「と、歳納京子らしいわ…」
結衣「綾乃はいないの?好きな子とか」
綾乃「私!?私は全然いないわ!誰が歳納京子の事なんか…ゴニョゴニョ」
結衣(京子の事とは言ってないんだけどなー。まぁ、わかりやすい所が可愛いけど)
綾乃「そ…そういう船見さんは?」
結衣(前の私なら興味ないなぁって言ってただろうけど今は…)
結衣「私はいるよ、好きな子…」
綾乃「本当!?」
結衣「でもその子にはもう既に好きな相手がいるんだ」
綾乃「その人達はもう付き合っているの?」
結衣「いや、まだ私が好きな子の片思いみたいなんだけど」
結衣「どうしたらいいかなって…綾乃はどうすれば良いと思う?」
綾乃「えと、うーん。そうね…」
綾乃「こっ、告白…とか?」
結衣「告白!?相手は片思いしてる相手がいるのに?」
綾乃「うん…最初はダメかもしれないけれど、少なくとも相手の印象には残ると思うの」
綾乃「それでも相手を想い続けていたらいつかは想いが届くかも…」
綾乃(これは本当は私の願望…もし歳納京子が船見さんを好きだったら…)
綾乃「でもこれは私の希望的観測でしかないから…役に立てなくてごめんなさい」
結衣「ううん。参考になったありがとう」(告白…か)
結衣「さて、そろそろ勉強再開しようか」
結衣「綾乃ーバスタオルここに置いておくね」
綾乃「えぇ、ありがとう」
結衣(あれから晩ご飯を食べて、また勉強して、あとはもうお風呂に入って寝るだけとなった)
結衣「そして目の前には綾乃の…脱いだ…」
結衣「綾乃らしい清楚で可憐な下着だなぁ…」
結衣「ってコレじゃ私、変態みたいというより変態じゃないか」
結衣「いかん。綾乃に嫌われないように早くここから立ち去ろう…」
結衣「布団の準備でもしておくか」
結衣「ふぅ、お風呂さっぱりした。」
結衣(綾乃の湯と思って悶々としたが何とか我慢できたぞ…)
綾乃「船見さん、今日はありがとう。とても有意義な一日が過ごせたわ」
結衣「こちらこそ、勉強が捗ったよ」
結衣(綾乃の髪を下ろした姿も可愛いなぁ…)
結衣「じゃあ、そろそろ寝ようか。電気消すよ」パチッ
結衣「そういえばさ。その布団いつも京子が使ってるんだ」
綾乃「えぇ!?そ、ソウナンダー」
綾乃(も、ももももしかして歳納京子の残り香とかあったりして!?)クンクンスーハースーハー
結衣「京子は私の匂いがするって言ってた。今は私と京子の匂いになってるのかな?」
綾乃「嗅いでなんかないわよ!全然そんなことないんだから!」
綾乃(これは歳納京子と船見さんの香りなのね…)
綾乃(いつもこうして歳納京子が泊まりにくる船見さんが羨ましい)
結衣「…綾乃。寝たままでいいから聞いて」
綾乃「?」
結衣「私は…綾乃が好きだ」
綾乃(えっ…と。わ、わたし告白されたの???)
綾乃「あ、あのーあのえーと」アタフタ
綾乃(それはそれとして船見さんが好きな相手がいて告白したらって言ったのは私で)
綾乃(でも…告白するのって凄く勇気がいる事よね)
綾乃(もし船見さんが私にそういう気持ちで告白してくれたなら)
綾乃(ちゃんと…ちゃんと答えなきゃ!)ガバッ
結衣「綾乃…寝たままで良いって言ったのに。正座って」
綾乃「船見さん、告白してくれたあなたの気持ちは凄く嬉しい…」
綾乃「でも、でも…ごめんなさい!私は…好きな人が」
結衣「知ってる。京子でしょ?」クスッ
綾乃「えっ!?何でバレて」
結衣「綾乃を見てたからわかるよ。私の好きな子は片思い中だって言ったよね」
結衣「ダメだとわかっていたけど、伝えたかったんだ。」
結衣「少なくとも気持ちを知って貰える事で印象は変わるしね?」
綾乃「た、確かにそう言ったけれど…船見さんが私の事を…」カアァッ
結衣「別に何か要求するわけじゃないから、難しく考えなくていいよ。」
結衣「ただ、友人としてもっと仲良くなりたいとは思うかな?」
綾乃(えっ…と、もしかして好きってそういう友人としての好きだったのかしら???)
結衣「もう友人としてもダメかな…?」ショボン
綾乃「そんなことない!こんな私でよければ、えと…よろしくね結衣」ニコッ
結衣(ここに来て名前呼びだと…まさか天然でやってるのか!?綾乃なんて子!)
綾乃「千歳みたいに名前で呼べたら、気兼ねない友人関係になれると思ったんだけど」
綾乃「…ダメだったかしら?」
結衣(自分で言ったものの友人か…でも今までの関係が無くなるような最悪の結果じゃない。)
結衣(名前で呼んでもらったり…むしろフレンドリーさでは前進でプラスだよな)
結衣「いや、嬉しいよ。こちらこそよろしく綾乃」
結衣(想い続けていたらいつかは想いが届くか…私も淡い希望を持っていいんだよね?)
結衣(でも綾乃にはまず自分の恋を貫いて欲しい。今は見守ろう、二人を。)
結衣(いくら京子でも綾乃を傷付ける事があったら許さないからな…)
結衣「綾乃の恋、実るといいね」ボソッ
綾乃「へ…?」
結衣「そろそろ寝よう。おやすみ」
綾乃「えぇ、おやすみなさい…」
チュンチュン
ピンポーンピンポーン
京子「中にいるのはわかっている。大人しく開けなさーい!」
結衣「んー…朝から何なんだ?」
綾乃「ふぁぁっ…おはよう結衣。」
結衣「おはよう綾乃。」
綾乃「それにしてもこんな朝からお客様?」
結衣「たぶんこんな事をするのは京子だ…」
綾乃「歳納京子!?ね、寝癖とかないかしら」
結衣「大丈夫、綾乃はいつも可愛いよ」
綾乃「へっ…!?そんな///」
結衣「おはよう京子。今日は早いな」
京子「ようやく、なもモンのPTが完成したから勝負したくてさ~」
結衣「それでか。残念だがボコボコ予定だな」
綾乃「おっ…おはよう歳納京子!」
京子「綾乃おはよ~たしか勉強会してたんだっけ」
結衣「そういえば綾乃が持ってきてくれたプリンがあるよ」
京子「なんと!?綾乃はいつもプリンくれるから大好き!」
結衣「くれるっていうかいつも盗ってるだろお前は…」
綾乃「別に歳納京子のためなんかじゃないんだから!今回は偶然3つあっただけよっ」
結衣「と言いつつ…京子が来れないの私が伝え忘れてたから、京子の分も用意してたんだよね」
綾乃「ちょ、ちょっと結衣!そんなんじゃないんだから」
京子「おやおや~?お二人さんいつの間にそんなに仲良くなったのですかな」
京子「綾乃が結衣~だなんて。昨晩はお楽しみでしたね?」
結衣「勉学という魔物に一緒に立ち向かった仲だからな。」
京子「私はいつまで経ってもフルネームなのに妬けちゃうなぁ~」
京子「ほれほれ、私の事も京子っていってみ」
綾乃「うううう」タジタジ
結衣「はいはい、京子は焦らないの。」
京子「だって~やっぱ私って綾乃に嫌われてるのかなぁ」
結衣(それはない)
結衣「京子もお泊まりしたら仲良くなれるかもな?ね、綾乃」
綾乃「それはぁその…」
京子「もしかして綾乃の家はゴミ屋敷で恥ずかしいとか!?」
綾乃「失礼ねちゃんと綺麗にしてるわよ!」
綾乃「そ、そんなに言うなら今度のテストが終わったらウチに泊まりにくるといいわ!」
京子「これは今から楽しみになってきたぞー!」
そんなこんなであっという間にテスト最終金曜日
京子「おわったー!」
京子「今日は綾乃んちにお泊まり会だぞー」
綾乃「そ、そうね。千歳と結衣も帰宅して荷物を持って…」
結衣「その事なんだが…私と千歳は不参加になった」
綾乃「へ?ちょ、ちょっと…千歳と結衣がいなかったら私どうしていいか困るわよっ」
千歳「ごめんなー綾乃ちゃん。千鶴がな商店街のクジで温泉旅行当ててな」
千歳「いつもお世話になっとるおばあちゃんを、連れて行ってあげる事になってん」
結衣「私も久々に実家に顔を出さないといけない事になってさ。残念だけど」
綾乃「うぅ…それなら仕方ないわね…」ショボン
千歳(これで狙い通り二人っきりにするお膳立ては整ったな船見さん)bグッ
結衣(心細そうな顔してる綾乃もやっぱり可愛いなぁ)bグッ
京子「二人は来れないのか…ラムレーズン4つ持って行くつもりだったけど私が食べるか」
結衣「食べてばかりのおまえが人にラムレーズンを用意するとは…」
千歳「ほな帰ろうか。歳納さんは忘れずに綾乃ちゃんの家に行ってなー」
京子「ほいほい。ちょっと寄る所があるから遅れるけど5時までには行くよ」
千歳「なぁ船見さん…船見さんは綾乃ちゃんの事が好きなんやろ」
結衣「ん…まぁ、でもフラれちゃったけどね」
千歳「綾乃ちゃんは歳納さんが好きやからなぁ…」
結衣「そういう一途な所も含めて綾乃の魅力的な所だけど。」
千歳「せやなぁ。歳納さんはほんま幸せ者やで」
結衣(京子と綾乃か…千歳が見守るのも分からなくもない。見ていて微笑ましい二人だ)
結衣(以外と似てるとこあるよなあの二人。修学旅行でそわそわしてたりはしゃぎすぎたり)クスッ
結衣(そして私と綾乃の間に今あるのは友情…)
結衣(綾乃が私に向けてくれる気持ちと、私が綾乃に向ける気持ちは違うけど)
結衣(それでも私はこの立場で、綾乃を好きであり続けるよ。綾乃が京子に対して一途なように…)
某日夕方杉浦家
綾乃「よ…よく来たわね歳納京子、とりあえず上がるといいわ!」
京子「おじゃましま~す」
杉浦ママ「あら、いらっしゃい」
杉浦パパ「キミの事はいつも綾乃から聞いてるよ」
京子「どうも初めまして、歳納京子と言います。杉浦さんにはいつもお世話になってまして…」
杉浦ママ「あらあら。そんなにかしこまらなくてもいいわよ。」
杉浦ママ「この子ったらいつも楽しそうにあなたの話をするの」
京子「そうなの?」
綾乃「ちょ、お母さん!?」
杉浦ママ「千歳ちゃんや歳納さんがいて、学校が楽しくて仕方ないみたい。うふふ」
杉浦パパ「小学生の時はシャイな綾乃に友達ができるか心配したんだが、馴染めてるようで安心したよ」
杉浦ママ「これからもこの子と仲良くしてあげてね」
京子「はい!」
杉浦ママ「それじゃあ綾乃、パパとママは明日の朝まで出かけるからお留守番よろしくね。」
綾乃「うん…わかった。気をつけてね」
京子「お仕事ですか?」
杉浦パパ「いやネットカフェだよ。ある意味で仕事だがね」
京子「へっ!?」
杉浦ママ「ごめんなさい…そろそろいかなければならないのでございますの」
杉浦パパ「ッヒィ~課金!課金!カッキンガム!課金!課金!カッキンガム!非課金は消毒だ~っ!!」
杉浦ママ「やくそくだもんね、ばいばい」
こうして綾乃の両親は何かに取り憑かれるように出かけていった。
よくわかんないけど綾乃はおばあちゃん似で罰金なんだけど、ご両親は課金なんだって…
京子「え…と。いつもこうなの?」
綾乃「いぃ、いつもじゃないわ。ときどきよ時々!」
京子(悪い両親ではないみたいだが、それにしても家に綾乃一人残していくなんて…許せない)
綾乃「さて、ちょっと早いけど晩ご飯の支度しましょうか?」
京子「うん、そだね。おやつ食べてないからおなかへったなー」
綾乃「今日は歳納京子がいるから作りがいがあるわ。」
京子(ねぇ綾乃…綾乃はこんな時一人でご飯食べてるの?そんなの…そんなの寂しいよ…)ギュッ
綾乃「ひゃぁっ!な、なに抱きついてきてるのよ歳納京子!」
京子「いやーうーん何となく?」
綾乃「何となくって、び…びっくりするじゃないの!」ドキドキ
京子「まぁまぁ、そんなことより一緒に作ろっか。えへへー」
綾乃「ま、まったくもう…」
綾乃「歳納京子ーこのお皿テーブルに持って行って」
京子「ガッテン承知の助」
綾乃「そのお皿で最後だから並べ終わったら食べる用意をしましょう」
京子「お~」
綾乃「ど…どうかな?結衣みたいに上手じゃないと思うけど」
京子「ウマイ!これおいしいよ綾乃!」
綾乃「そ、そう?口に合ったならよかったけど…」
綾乃「あとでデザートに歳納京子が持ってきたラムレーズン食べましょ」
京子「うまい食卓にラムレーズンが合わさり天国になる」
綾乃「ラムレーズン一つで大げさね。ふふっ」
京子「フゥー世は満足じゃ。ごちそうさまでした」
綾乃「お粗末さまです」
京子「とりあえず後片付けしちゃおっか」
綾乃「あ…歳納京子はお客様なんだから座ってなさいよ」
京子「もちろん一人ではやらないけど!ミラクるん持ってきたから早く終わらそう」
綾乃「相変わらずマイペースねぇ歳納京子は…」
京子「さぁ、お楽しみのミラクるんタイムだ」ドンッ
京子「よっしゃー今日は1話からオールナイトいくぞぉ~」
京子「ささっ綾乃も早く座って座って」ポンポン
綾乃「そんなに急かさないでよ、っていうか何で膝の上を叩いてるの?」
京子「いや~膝の上に座るのでも、膝枕でもお好きな方をどうぞ」
綾乃「な、ななな…そんな事するわけないでしょっ!」
ミラクるん『からあげにレモンをかけるなんてッ…正気なのライバるん!?』
ライバるん『私はお人好しだからな』ニヤァ
ライバるん『そーれ!もひとつおまけにくるりんぱ!』
ミルクるん『やめてぇぇえぇえ!!』
綾乃「相変わらず何なのよこのアニメは…」
京子「…」ポテッ
綾乃(な、何!?歳納京子もたれ掛かってきて…肩に歳納京子の重みを感じる)ドキドキ
京子「もう食べられないょ…むにょむにょ」
綾乃(って寝てるー!!)
綾乃「そっか…今日テスト最終日だったから昨日は一夜漬けで徹夜しちゃったのね」
綾乃「それなのにわざわざ家に来てくれたんだ…ありがとう歳納京子」
素晴らしい
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:21:27.54:0cjb4VNP0綾乃(にしても…歳納京子の体温と重みが気になる)
綾乃「深呼吸…深呼吸して落ち着くのよ綾乃」
綾乃(あっ、歳納京子の香り)すぅーはぁー
綾乃「お風呂入ってない今が歳納京子の純粋な香り…」
綾乃「と、とりあえずソファに寝かせてあげましょ。起こさないように肩からそーっと倒してっと」
綾乃「歳納京子の寝顔かわいい…黙ってれば本当に美少女ね」
綾乃(そうだ、首スジとかなら匂いを嗅いでも…?)
綾乃(でもでもっそんな事…ううん、これはきっとアルコール分:1.6%のラムレーズンのせいね)
綾乃「そう…これも、これも寝てる歳納京子が悪いのよ!」
綾乃「歳納京子としのうきょうこっ」クンクンクンクン
綾乃「はぁっ…歳納京子いいにおい…」
綾乃「ちょっとだけ、ちょっとだけなら舐めても…平気かしら?」チラッ
京子「くぅー」
綾乃「歳納京子の首すじ…綺麗」ペロッ
綾乃「…ぺろ…ちゅっ…ぺろ…」
綾乃「はぁはぁ…やっぱりこれだけじゃ満たされない…」
綾乃「今でもハッキリ覚えてる。あの時の歳納京子のおしっこの味が、匂いが…忘れられない」
京子「えっ…なにその話…」
綾乃「!!!」
うわあああああああ
155: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/10/19(水) 02:24:53.12:baHo0Qhc0
ここでかああああ
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:27:06.29:M+yh/7nc0
スレタイ完全に忘れてたわ
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:27:36.37:0cjb4VNP0綾乃「歳納京子…どう、して?寝てたはずじゃ…」
京子「そりゃまぁ寝てたけどね。流石にこんな事されてれば…」
京子「そんな事よりさっきの話どういう事か聞かせてもらいましょっか」
綾乃「あ…あっ…あのあのねそれはあの…」
京子「大丈夫、落ち着いて…ね?」ニコッ
綾乃(うぅ…もう終わりよ…歳納京子に嫌われてもう…)
綾乃「……ということなの……」
京子「ふーん、あのとき私が忘れたのを教室に持って帰ってたんだ」
京子「そして運悪くザマスの持ち物検査が始まったから飲んだと……」
京子「…」スタッ
綾乃「ひっく…本当にごめんなさい…そうよね帰りたくもなるわよね…」
京子「お風呂」ボソッ
京子「お風呂だよ。もちろん綾乃も一緒にね…」
ゴクリッ
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:31:30.75:0cjb4VNP0綾乃(きっと、おしっこ飲むような子が舐めたから汚いって思ってるわ…実際そうよね…)
京子「綾乃も脱いで」
綾乃「はい…」
京子「私はいま怒っています。何故でしょうか?」
綾乃「それは…わたしがっ…ぐすっ…歳納京子のおしっこを飲んだ変態だからですっ…」
京子「そうだね。」
綾乃(やっぱり…)ポロポロ
京子「いきなりさ、あなたのおしっこ飲みましたって言われたらどう思う?」
綾乃「それは…」
京子「さすがの私でもすっごい恥ずかしい!恥ずかしかった!」
綾乃「うぅ…ご…ごめ、んなさ…」
京子「というわけで、綾乃にはこれから私の目の前でおしっこをしてもらう」
綾乃「えっ…?」
流石京子さんや!
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:37:22.57:0cjb4VNP0綾乃「それってどういう」
京子「恥ずかしいでしょ?綾乃にも恥ずかしい気持ちを味わってもらおうと思ってね」
京子「本当に申し訳ないという気持ちで胸がいっぱいならできるはずだよ」
綾乃(それで…それで歳納京子の気がすむのならっ!)
綾乃「わかりました…」
京子「じゃあお風呂のふちに腰掛けてね。」
綾乃「これで…いいですか?」オズオズ
京子「もう少し足を開いて」ぐいっ
綾乃「ひゃん!」
京子「うん。バッチリ綾乃の大事な場所がよく見える」
綾乃(うぅ…恥ずかしすぎて消えちゃいたい…)
京子「出していいよ?」
綾乃「む…無理よ…いきなりだなんて」
京子「とは言ってもな~うーん、刺激したら出そう?」
綾乃「へっ?刺激って…」
京子「ふうぅ~」
綾乃「あひゃんっ!」
綾乃「歳納京子の息が…はうぅ」
京子「綾乃のここ、熱くなってる」クチュ
京子「もしかして…見られて感じてる?」
綾乃「そんなことない…んぁ」クチュ
綾乃「んっ、はっ…」クチュ
京子「どう出そう?」
綾乃「あっ、んぅ、う…ひゃう…んくぅ…」
京子「このお豆さんをつまみ上げるとどうかな」
綾乃「だ、め…歳納京子…あっ、あっ」
京子「いいよ出してっ!」
綾乃「ひぁ、ぁ、ダメぇ…出る…出ちゃうっ!」
綾乃「あ……はぁ、ああぅ……」
綾乃(いやぁ…歳納京子に私のおしっこ浴びせちゃってる…)
京子「温かいね、ほら私の手の平にいっぱい出てるよ」
綾乃「は…恥ずかしいから、そんなの見せないで…」
京子「綾乃、よーく見ててね…」
綾乃「へ?」
京子「んっ…」ゴクッ
京子「ぷはっ。うぅん…何て言うか不思議な味だな~。綾乃のだから悪い気はしないけど」
綾乃「ちょ、ちょっと汚いわよ!?おしっこ飲むなんて!!」カアァッ
京子「そうかな綾乃もやった事じゃん?」
綾乃「それはそうだけど、こんな風には…もぅ!歳納京子の変態!変態!」
京子「へへーこれで私は綾乃より変態なわけだ。」
京子「だから綾乃がやった事は、これに比べれば些細なことで気にする事はないよ」
京子「怒ってるってのもウソ。まぁ、恥ずかしかったのは本当だけどね」
京子「さて、綾乃にはた~っぷり恥ずかしい思いをしてもらったし」
京子「あと一つ言う事を聞いてくれたら今回の件は許してあげる。」
綾乃「な、何?もうここまで来て恥ずかしい事なんて無いけど…」
京子「それはね――私の事を京子って呼ぶこと。」
綾乃「えっ!?ええ」
京子「だっていきなり結衣だけずるいじゃん。私も綾乃に名前で呼んで貰いたいのにー」
綾乃「でっでもでもそんな心の準備がっ」
京子「え~こうして裸で向き合っていて、挙げ句の果てにおしっこまで飲み合った仲なのに?」
綾乃「それでもその…ううう」
京子「やっぱり綾乃は私のこと嫌いなんだ…」
綾乃「そんなことはっ」アタフタ
京子「そんなもこんなもないじゃん…」
綾乃(そ、そういえば占いで気持ちを思いきって伝えみるといいって、うん…)
綾乃「す…スキ…」
京子「ん、何て?ススキ?」
ファイトファイトファイファイビーチよ!
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 02:55:24.71:0cjb4VNP0綾乃「と、歳納京子のこと好き…」
京子「目を見て、言ってみて?」ズィッ
綾乃「ひゃゎ…」ドキドキ
綾乃「わた…わたしは、歳納京子の事が好きですっ」
京子「うーまだフルネームなのが残念だけど、ハッキリ好きって言ってもらえて嬉しいよ綾乃~!」ダキッ
綾乃(裸で抱きつくなんて!?歳納京子やわらかくて肌と肌がみっちり密着で体温がダイレクトに鼓動がドキドキで)
綾乃「あわわわわ………きゅう」プシュー
京子「綾乃!?しっかり綾乃ーー!」
綾乃「うぅ…はっ!?ここは?」
京子「綾乃の部屋だよ。はい、お水」
綾乃「ありがと…」
綾乃(もしかして今までの全部、夢とか?…ちょっと残念かも。今度は私が…いやいや私そこまで変態じゃないし)
京子「さすがに人一人運ぶのは大変だったよぉ」
綾乃「って、何このパジャマ!?」
京子「それ?綾乃がお風呂で気絶しちゃったからさ~」
京子「とりあえず身体拭いて一応下着も着せてからパジャマ着せたんだけど、どう?」
綾乃(えええぇー夢じゃなかったのぉ~~~!!!)
綾乃「何て言うか、部屋の鏡に映ってる私が凄くうさぎに見えるのだけれど…」
京子「ここに来る前にゲーセンに寄ってさ、取ってきたわけです」
京子「結衣がパンダ、あかりがわんわん、ちなつちゃんが猫なので綾乃はうさぎにしてみました。」Vブイッ
京子「うさぎは寂しいと死んじゃうって言うし、今日は一緒に寝てあげるよぅ」
綾乃「ええぇっ!?ふ、布団敷いてあげるからそっちで寝なさいよ」
京子「ダメ。私が一緒に寝たい。なかなか京子って呼んでくれないからもっと親睦を深めねば」
綾乃(そういえば名前で呼べば、今回の事を許してくれるって歳納京子言ってたわね…)
綾乃(でも気絶しちゃったりで結局呼べてない)
綾乃(歳納京子はこんなにも優しく接してくれるのに…)
綾乃(私だけ意地張って、与えられるだけで、相手に何も返せてない)
綾乃「私は…」
綾乃「私はきょっ…きょ…が…」
綾乃「うぅ…やっぱりダメ恥ずかしくて言えないっ…」
綾乃「私のいくじなしバカバカっ」ポフポフポフポフ
京子「えと…どうしてそこまで頑ななのかな?」
綾乃「だ…だって…好きな人を名前で呼ぶのは恋人同士になってからじゃないと…」カアァッ
綾乃「歳納京子は何だかんだでモテモテだし、私なんかじゃ無理かなって…」
京子「何てことだ、私がモテモテなのが原因だなんてっ…」(私そんなにモテたっけ?)
京子「言い分はわかったよ綾乃。でもね」
京子「綾乃が言えないっていうのならっ…」
京子「綾乃の声も、吐息も、私が奪っちゃうぞ…」グッ
綾乃「え?きゃっ…歳納京子!ま、待って、んっ…んーっ!」
京子「んちゅっ…んっ、んぅっ…綾乃っ…んちゅう、れろろっ…」
京子「あやの…あやのっ…あやのっ……」
綾乃「と、としの…ちゅっ…はふぅっ…んちゅぅ」
京子「うぅ…うっ…私のちっぽけな嫉妬だって、わかっているけどっ…ぐすっ…」
京子「私も呼んで欲しいのに…ひっく…結衣や千歳だけずるいって思っちゃって…うぅ…」
綾乃(え…あの歳納京子が、泣いて…いる…?)
綾乃(自分勝手で強引な所もあって、それでもいつも明るくて憎めないあの歳納京子が泣いている…?)
京子「グスッ…無理矢理…ごめんね……」
綾乃(あやまらないで。歳納京子を泣かせたのは、いつまでも素直になれない私のせいよ!)
綾乃(歳納京子にはいつまでも笑顔でいてほしい。それが…それが私の願い。)
綾乃「ううん、いいのよ。泣かないで……京子…」ナデナデ
京子「あやの…」
綾乃「あなたを泣かせてしまうなんて…ダメね私。」
京子「そんなことない…意地っ張りな所も綾乃の魅力的な所だから全然ダメじゃないよ?」
綾乃「でもあなたを泣かせてまで張る意地じゃないわ。」
綾乃「京子の涙で私の意地っ張りな心は溶かされちゃった」
京子「へへ…そっか。じゃあ私、責任取らないとダメだね。」
綾乃「ふふっ、私も京子を泣かせた責任を取らないといけないわ。」
京子・綾乃「「だから…」」
京子・綾乃「「私と…付き合って下さい!」」
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|/ ヽ ./ ∧
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| ̄ ̄ ̄月曜日 ̄ ̄ ̄)
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\
|ヽ-=・=-′ ヽ-=・=- /
|:: \___/ / 恋をすれば貴女に会える平日が待ち遠しい。
|:::::::: \/ / そんな月曜日
京子「アルミ缶の上にあるミカン~明日も晴れならよろこんぶ♪」
結衣「何その歌…」
京子「何って…私が考えたダジャレソングに決まってるじゃん。」
京子「綾乃ってダジャレ好きでしょ?だから喜ぶかな~って」
結衣「綾乃は狙って言ってるわけではないと思うが…」
結衣「あとお前のダジャレはつまらんが、綾乃は知的さを醸し出した上で面白い」
結衣(無意識に言っちゃう可愛い綾乃が言えば全て満点)
京子「いや…あれウケてるの結衣だけなんですけど」
綾乃「歳納京子ー!またプリント提出してないじゃない!」
京子「おぉ、噂をすれば。あーごめん~忘れてた。」
綾乃「提出は今日よ!仕方ないから生徒会室で書き終わるまで返さないから」
京子「しょうがないな~」
結衣「お泊まり会で何か進展があるかとは思ったが…何も無かったのか?」
千歳「大丈夫や!ウチの妄想では凄い事になっとるっ!」ブシュー!
生徒会室
京子「ねえ~綾乃~学校でも名前で呼んでよー!」
綾乃「だ…だって恥ずかしいじゃない。せめて二人きりの時じゃないと…」
京子「いま生徒会室には誰もいないよ?」
綾乃「そうだプ、プリントが終わったら一緒にプリンを食べましょう」
京子「しっかし二人きりの時だけとか~やっぱり綾乃はツンデレだねぇ。」
綾乃「だっていきなりだと周りからからかわれるかもだし…何より千歳が心配よ」
京子「あーたしかに…血の海になりそう」
京子「千歳にちょっとやそっとじゃ動じない強き心を手に入れてもらうしかないか…」
京子「ということで、前に言ってたように綾乃と千歳には娯楽部に入ってもらいま~す!」
綾乃「えぇ!?いきなり何よそれ!」
京子「生徒会の仕事が無くて暇な時でいいからさ。ずっと一緒にいれば千歳も耐性付くって」
綾乃「じゃ、じゃあ京子には私が会長になれた時に、会長補佐として生徒会に入ってもらうわよ!」
京子「おやおや~それは職権乱用ってやつじゃないですかねぇ」
綾乃「こ…これも千歳に慣れてもらう為なんっだからっ。別に一緒にいたいとかじゃ…」
京子「まぁ綾乃と一緒なら何でもいいや。」
京子「よーし結衣やちなつちゃん、あかり達も呼んでここを第二の娯楽部にするぞ~」
綾乃「ちょ…ちょっと、そんな暴挙は許さないないナイアガラよ!」
京子「あははっ、やっぱり学校は楽しいな~。」
綾乃「私も…京子の事が気になってからは学校が凄く楽しくなった」
綾乃「そしてあなたとこうして向き合える今は…あの頃よりもっと幸せね」ニコッ
京子「あぅぅ……綾乃は時々そうやって恥ずかしい事を平気で言う」
結衣「気になって見に来たが…うまくやれてるじゃないか」コソッ
結衣「なぁ、ちと……千歳ぇー!?」
京子「結衣の声?どうしたー!」ガラッ
綾乃「えっ…?きゃぁーーー千歳しっかりして!」
京子「この血の海は一体どういう事だ!?眼鏡はちゃんと掛けてるのに」
結衣「それだけ二人の進展ぶりが強烈すぎたんだ…」
綾乃「そんなっ!私達のせいで千歳が…千歳が…」
結衣「綾乃のせいじゃない。こっそり覗いてた私達の責任だ…私がもっと気をつけていればっ」
千歳「せや…綾乃ちゃんも船見さんもわるない…ウチは今、幸せの絶頂や…」
千歳「まさに我が生涯に一片の悔いなし!!ガクッ」
綾乃「やだ…やだよ千歳、しっかりして」
京子「千歳…何て生き様がハイカロリーなんだ!」
千歳「綾乃ちゃん、これからも歳納さんときゃっきゃうふふしてな…それがウチの願いや」
綾乃「わかったわ千歳…わたし京子と幸せになるね」
京子「千歳に誓うよ…綾乃の事は任せてゆっくり休んでくれ。」
千歳「これでもう思い残す事は…ぐふっ!」
綾乃・京子「千歳ぇぇぇーーーー!」
何だかんだで千歳なら死なないだろうと思いつつも
結衣は冷静に119番で救急車を手配するのであった…
結衣「やれやれ…これだから学校は退屈しないな。」
おわり
何か変態性を目指していたら、結局は恥ずかしくなってボケきれない芸人。
冷静に見るとそんな感じ。
最初考えてたより長くなって自分でもびっくりして眠い。
ここまで何時間も付き合ってくれた忍耐強いみんなありがとう。
綾乃ちゃんはみんなから愛されてるって事が伝われば冥利です
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:48:46.58:M+yh/7nc0冷静に見るとそんな感じ。
最初考えてたより長くなって自分でもびっくりして眠い。
ここまで何時間も付き合ってくれた忍耐強いみんなありがとう。
綾乃ちゃんはみんなから愛されてるって事が伝われば冥利です
乙です
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:51:11.39:jF4mxTqO0
乙
楽しかった
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 03:52:08.33:KX0wDdKB0楽しかった
スレタイ通り進むとか最高だった
乙
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/19(水) 04:53:21.03:5vO+tKZK0乙
おつ!いい展開だった
コメント 6
コメント一覧 (6)
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「キマシ」
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「oh…」
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「キマシタワー」
やっぱり百合は最高やっ!
ゆるゆりにガチエロが入るのは何か違う気がする
あくまで個人的意見だが