-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:46:05.58:rZj/CLPRO
レイ「わたしはキリスト教徒じゃない」
シンジ「えっ?」
レイ「クリスマスはキリストの誕生日でしょう」
シンジ「そ、そうだけど日本では違うんだよ」
レイ「違う?」
シンジ「日本ではさ、家族とかと祝うんだ」
レイ「わたしと碇くんは家族じゃないわ」
シンジ「それはっ・・・将来的に家族にというか・・・とにかく、僕とクリスマスを祝って欲しいんだ!お願い!」
レイ「・・・そう」
シンジ「そうって・・・いいの?」
レイ「クリスマスがどういうものかわからないけど、碇くんといると楽しい。だから、一緒にいたい」
シンジ「はやなみっ・・・」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:48:47.65:JEQ88E4wO
シンジ「ふんふーん」
ミサト「なーにシンちゃん、いつになく機嫌いいじゃない。なにかいいことでもあった?」
シンジ「えぇっ!?そ、そんなことないですよ」
ミサト「そんなことあるよーに見えるんだけどなー。ねえアスカ?」
アスカ「・・・ふんっ。さっさとご飯作んなさいよグズ」
シンジ「もう出来るから。ふんふーん♪」ジュー
ミサト「怪しいわねーなーんか怪しい」
アスカ「・・・」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:55:07.32:rZj/CLPRO
ミサト「じゃ、わたしはもう寝るから後片付けよろしくねー。おいでぺんぺん」
ぺんぺん「くぁっ」ペタペタ
シンジ「ふーんふんふふふんふん」カチャカチャ
アスカ「・・・」
シンジ「そうだアスカ、コーヒー飲む?」
アスカ「・・・ココアなら飲む」
シンジ「ココアね。りょうかいっ」
シンジ「ふー・・・ココア美味しいね」ズズズ
アスカ「・・・普通」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:00:08.62:rZj/CLPRO
シンジ「・・・なるほど・・・」ペラッ
アスカ「・・・」
シンジ「・・・うーん・・・」ペラッ
アスカ「・・・さっきからなに独り言言ってんのよ気持ち悪いわね」
シンジ「あ、ごめん・・・・・・高いなぁこれ」ペラッ
アスカ「・・・」
シンジ「・・・そうだアスカ。ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ」
アスカ「なに」
シンジ「例えば、クリスマスプレゼントもらうならこれとこれどっちがいい?」
アスカ「・・・はぁ!?」ガタッ
シンジ「こ、これじゃ駄目だった?ならこっちは」ペラッ
アスカ「クリスマスプレゼント!?なにすんのよそんなもん!」
シンジ「だ、だから例えばだよ例えば」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:07:27.83:rZj/CLPRO
シンジ「その、女の子の好みってわからなくて」
アスカ「な、なんでわたしに聞くの?」
シンジ「アスカに聞くのが一番かなって」
アスカ「・・・わたしが一番・・・」
アスカ「・・・・・・はっ!?」
アスカ(わ、わたしへのプレゼント!?)
アスカ(ででででも普通本人に聞く!?)
シンジ「こっちのネックレスもいいかなぁ・・・うーん」
アスカ「馬鹿シンジ!」
シンジ「な、なにアスカ」
アスカ「その、なんでわたしに聞くわけ!?そういうのは自分で選ばない普通は!」
シンジ「だって失敗したら嫌だし・・・ごめん変なこと聞いて」
アスカ「失敗したくないからわたしに聞いた・・・」
アスカ(・・・やっぱこれわたしへのプレゼントだーーーーー!ママァーーーー!!)
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:11:13.52:R0u1Whpo0
シンジ「でも僕じゃなに選んだらいいかわかんないし・・・仕方ない、ミサトさんに」
アスカ「待ちなさい」ガシッ
シンジ「なに?」
アスカ「ミサトがわたしたちといくつ離れてるか知ってる?15よ?倍よ倍。そんなおばさんに聞いたってまともな答えが帰ってくるわけないじゃない」
シンジ「た、確かに・・・でも僕じゃ」
アスカ「ほら、見せてみなさいよ」
シンジ「え?」
アスカ「わたしがいくつか選んであげるから」
シンジ「いいの?」
アスカ「でも最後は自分で決めなさいよ。男なんだから」
シンジ「うん・・・ありがとうアスカ!」
アスカ「まったく・・・」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:16:34.67:aJ/I5yKF0
次の日
ヒカリ「おはようアスカ」
アスカ「おはよヒカリ。いい朝ね」ニコッ
ヒカリ「どうしたのアスカ」
アスカ「なにが?」
ヒカリ「なにかいいことあった?」
アスカ「あー分かる?分かっちゃうわよねー。でも教えない」
ヒカリ「なによそれー。教えてくれてもいいじゃない」
アスカ「いーやっ」
ヒカリ「もぉー」
トウジ「なんや惣流のやつ偉い上機嫌やな。なんかあったんか?」
シンジ「さぁ。なんか昨日からあんななんだ」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:24:11.17:rZj/CLPRO
夜
シンジ「・・・うーん・・・」カチカチ
アスカ「なに、まだ悩んでんの?」
シンジ「プレゼントは決まったんだけどね、レストランをどうしようかなって」
アスカ「レストラン!?」
シンジ「うん。せっかくのクリスマスなんだし外食のがいいかなって」
アスカ「今から予約取れるの?」
シンジ「えっ?なんで?」
アスカ「クリスマスのディナーなんて、人気のお店だったら数ヶ月前に埋まっちゃうわよ普通」
シンジ「えぇっ!そうなの!?」
アスカ「これだから子供は・・・」ヤレヤレ
シンジ「そんな・・・どうしよう・・・」
アスカ「・・・はぁー」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:29:20.91:rZj/CLPRO
アスカ「別に、レストランじゃなくたって」
シンジ「・・・」
アスカ「あんたの手料理とかでもいいんじゃない?人によってはそっちのがいいかもしれないし」
シンジ「手料理・・・」
アスカ「わたしは、まあレストランのがいいけど?でもあんたが一生懸命作るならそれもいいと思うし」
アスカ「本来ならレストランのディナーが当たり前だけどねっ!」
シンジ「アスカ・・・ありがとう!僕、頑張って料理作るよ!よし、今からレシピ覚えないと」
アスカ「ふんっ・・・ほんと馬鹿なんだから」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:33:04.38:rZj/CLPRO
アスカ「飾り付けとかは?」
シンジ「うーん・・・クリスマスツリーっていくらするんだろう」
アスカ「エヴァで持ってきたら?冗談だk」
シンジ「その手があったか!父さんに頼んでくる!」
アスカ「ちょっ、馬鹿まちなさいよ!」
シンジ「使っていいって!」
アスカ「OK出たの!?」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:36:39.28:452cR83w0
そしてクリスマス当日
アスカ「ねぇミサト、リボン曲がってない?」ソワソワ
ミサト「もー曲がってないったら。何回聞くのよ」
アスカ「だって、気になるんだもん!」
ミサト「はいはい、じゃあわたしはこのへんで」
アスカ「どこいくの?」
ミサト「あとは若い二人にまかせて、明日のお昼には戻るから」
アスカ「・・・・・・えぇぇぇぇ!?」
ミサト「二人っきりだからって変なことしちゃだめよ」
アスカ「んなっ!そんなことしないわよ!!」
ミサト「じゃあねーばははーい」
アスカ「・・・二人っきり・・・どどどどうしよう!!ママ!」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:39:21.48:wlQd5Rc20
シンジ「アスカー」
アスカ「っ!」ビクッ
シンジ「アスカ?いないの?」
アスカ「いいいるわよ馬鹿!!」
シンジ「なんだよ馬鹿って・・・じゃあ僕出かけてくるから」
アスカ「出かけて?なにか買い忘れでもあったの?」
シンジ「あれ?言ってなかったっけ?」
シンジ「きょ、今日は綾波の家でクリスマスを過ごすんだ」
アスカ「はぁ?なんでわざわざファーストの家で」
シンジ「じゃあ、そういうことだから」スタスタ
アスカ「なんだ・・・ファーストも一緒なんだ・・・」スタスタ
シンジ「あれ、アスカもどっか行くの?」
アスカ「え?ファーストの家行くんでしょ?」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:50:30.16:rZj/CLPRO
シンジ「うん」
アスカ「まったく最初からそう言っときなさいよ」
アスカ「ほら早く、なにぐずくずしてんの?」
シンジ「えっと・・・アスカはどこ行くの?」
アスカ「だから、ファーストの家でしょ?」
シンジ「僕はそうだけどアスカは?」
アスカ「ファーストの家だけど」
シンジ「えっ?」
アスカ「なによ」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:55:49.31:rZj/CLPRO
シンジ「な、なんでアスカが綾波の家に行くの?」
アスカ「なに言ってんのあんたはさっきから。クリスマスパーティーやるんでしょ?」
シンジ「パーティーっていうか、クリスマスを祝おうって」
アスカ「だからファーストの家行くんでしょ?あんたバカぁ?」
シンジ「ぼ、僕は綾波と二人でクリスマス祝う約束してたんだけど・・・綾波に誘われたの?」
アスカ「・・・・・・えっ?」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:01:18.06:+th6H1ByO
シンジ「二人っきりって約束だったのに・・・」
アスカ「えっ・・・意味わかんない」
シンジ「えっ?」
アスカ「シンジはわたしとクリスマス祝うんじゃなかったの?」
シンジ「えっ?」
アスカ「だって、プレゼントとか」
シンジ「あれは綾波の選んでたんだけど」
アスカ「えっ」
シンジ「えっ」
アスカ「料理は?」
シンジ「これから綾波の家で二人で作るんだ」
アスカ「わたしは?」
シンジ「えっと・・・知らない」
アスカ「なんで知らないの?」
シンジ「だって僕は出かけるから」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:05:24.65:+th6H1ByO
アスカ「わたしはどうしたらいいの?」
シンジ「ミサトさんと」
アスカ「ミサトはどっかいっちゃった」
シンジ「じゃあ・・・テレビでも見てたら?」
アスカ「シンジは?」
シンジ「出かけるから」
アスカ「だめ」
シンジ「そんなこと言われても、約束だから」
アスカ「なんでわたしとは約束してないの?」
シンジ「それは・・・とにかく、僕は出かけるから!じゃあね!」スタタッ
アスカ「あっ・・・」
アスカ「・・・・・・」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:06:16.01:07D1M46t0
アスカ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」カチッ
アハハハハ
アスカ「・・・テレビ・・・つまんない・・・」
アスカ「・・・・・・」グゥー
アスカ「・・・お腹空いた・・・」
アスカ「ママ・・・ママ・・・」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:16:48.82:+th6H1ByO
アスカ「・・・・・・」
『アスカこっちやでー』
アスカ「・・・ママ?・・・ママの声・・・ママの声がした!」ダダッ
ネルフ本部
シゲル「なんでクリスマスイブに出てこないといけないんだ?」
マコト「仕方ないでしょう。司令が張り切っちゃってるんだから」
マヤ「でも弐号機をダミープラグで動かしてサンタにするなんて・・・清潔!」
ピピピッ
マコト「弐号機起動。これより・・・ん?」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:22:00.11:AmNuCAjW0
マヤ「この信号はダミープラグじゃありません!」
シゲル「シンクロ率どんどん上がっていきます!!
マヤ「まさか・・・暴走!?」
冬月「碇」
ゲンドウ「あぁ。なんだかわからんがまずいな」
シンジ「よし、あとはケーキが焼けるのを待って」
ズシーン……ズシーン……
レイ「・・・なにか聞こえる」
シンジ「あぁ、来たんだね。綾波、ちょっとベランダに来て」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:23:25.45:07D1M46t0
レイ「・・・弐号機?」
シンジ「父さんに今日のこと話したら張り切っちゃってさ。サンタだって」
レイ「サンタ・・・」
ズシーン………ズシーン………
弐号機『クリスマスがもうじきやって来る うれしさをかくせない 犬や猫まで』ズシーン
弐号機『もみの木に灯る明かりをうけて いつもよりやさしそうな パパの目が笑ってる』ズシーン
レイ「歌ってる・・・」
シンジ「な、なんかちょっと怖いね」
弐号機『クリスマスは誰にもやって来る もしひとりぼっちでも 淋しがらずに』ズシーン
弐号機『心に住むサンタに呼びかけて 幼い頃の夢を 思い出してごらんよ』ズシーン
レイ「エントリープラグが刺さってない」
シンジ「えっ?まさかそんな」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:33:31.85:+th6H1ByO
アスカ『わかったわママ!わたしがエヴァに乗る意味!』
シンジ「アスカ!?アスカが乗ってるの!?」
アスカ『エヴァはこう使うのね!ママ!』
レイ「・・・」
アスカ『うん、わたしがクリスマスを滅ぼす!見ててねママ!』
弐号機『ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』
アスカ『メリークリスマス!』プチッ
クリスマスが今年もやって来る
悲しかった出来事を 消し去るように
さあ パジャマを脱いだら 出かけよう
少しずつ白くなる 街路樹を駆け抜けて
劇終
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:34:27.57:+th6H1ByO
使徒殺しの子供がクリスマスを祝うとな?
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 22:50:35.58:rZj/CLPROシンジ「ふんふーん」
ミサト「なーにシンちゃん、いつになく機嫌いいじゃない。なにかいいことでもあった?」
シンジ「えぇっ!?そ、そんなことないですよ」
ミサト「そんなことあるよーに見えるんだけどなー。ねえアスカ?」
アスカ「・・・ふんっ。さっさとご飯作んなさいよグズ」
シンジ「もう出来るから。ふんふーん♪」ジュー
ミサト「怪しいわねーなーんか怪しい」
アスカ「・・・」
ミサト「じゃ、わたしはもう寝るから後片付けよろしくねー。おいでぺんぺん」
ぺんぺん「くぁっ」ペタペタ
シンジ「ふーんふんふふふんふん」カチャカチャ
アスカ「・・・」
シンジ「そうだアスカ、コーヒー飲む?」
アスカ「・・・ココアなら飲む」
シンジ「ココアね。りょうかいっ」
シンジ「ふー・・・ココア美味しいね」ズズズ
アスカ「・・・普通」
シンジ「・・・なるほど・・・」ペラッ
アスカ「・・・」
シンジ「・・・うーん・・・」ペラッ
アスカ「・・・さっきからなに独り言言ってんのよ気持ち悪いわね」
シンジ「あ、ごめん・・・・・・高いなぁこれ」ペラッ
アスカ「・・・」
シンジ「・・・そうだアスカ。ちょっと聞きたいことがあるんだけどさ」
アスカ「なに」
シンジ「例えば、クリスマスプレゼントもらうならこれとこれどっちがいい?」
アスカ「・・・はぁ!?」ガタッ
シンジ「こ、これじゃ駄目だった?ならこっちは」ペラッ
アスカ「クリスマスプレゼント!?なにすんのよそんなもん!」
シンジ「だ、だから例えばだよ例えば」
シンジ「その、女の子の好みってわからなくて」
アスカ「な、なんでわたしに聞くの?」
シンジ「アスカに聞くのが一番かなって」
アスカ「・・・わたしが一番・・・」
アスカ「・・・・・・はっ!?」
アスカ(わ、わたしへのプレゼント!?)
アスカ(ででででも普通本人に聞く!?)
シンジ「こっちのネックレスもいいかなぁ・・・うーん」
アスカ「馬鹿シンジ!」
シンジ「な、なにアスカ」
アスカ「その、なんでわたしに聞くわけ!?そういうのは自分で選ばない普通は!」
シンジ「だって失敗したら嫌だし・・・ごめん変なこと聞いて」
アスカ「失敗したくないからわたしに聞いた・・・」
アスカ(・・・やっぱこれわたしへのプレゼントだーーーーー!ママァーーーー!!)
アスカがんばれ
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:13:42.58:rZj/CLPROシンジ「でも僕じゃなに選んだらいいかわかんないし・・・仕方ない、ミサトさんに」
アスカ「待ちなさい」ガシッ
シンジ「なに?」
アスカ「ミサトがわたしたちといくつ離れてるか知ってる?15よ?倍よ倍。そんなおばさんに聞いたってまともな答えが帰ってくるわけないじゃない」
シンジ「た、確かに・・・でも僕じゃ」
アスカ「ほら、見せてみなさいよ」
シンジ「え?」
アスカ「わたしがいくつか選んであげるから」
シンジ「いいの?」
アスカ「でも最後は自分で決めなさいよ。男なんだから」
シンジ「うん・・・ありがとうアスカ!」
アスカ「まったく・・・」
これは(´;ω;`)
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:18:52.13:rZj/CLPRO次の日
ヒカリ「おはようアスカ」
アスカ「おはよヒカリ。いい朝ね」ニコッ
ヒカリ「どうしたのアスカ」
アスカ「なにが?」
ヒカリ「なにかいいことあった?」
アスカ「あー分かる?分かっちゃうわよねー。でも教えない」
ヒカリ「なによそれー。教えてくれてもいいじゃない」
アスカ「いーやっ」
ヒカリ「もぉー」
トウジ「なんや惣流のやつ偉い上機嫌やな。なんかあったんか?」
シンジ「さぁ。なんか昨日からあんななんだ」
夜
シンジ「・・・うーん・・・」カチカチ
アスカ「なに、まだ悩んでんの?」
シンジ「プレゼントは決まったんだけどね、レストランをどうしようかなって」
アスカ「レストラン!?」
シンジ「うん。せっかくのクリスマスなんだし外食のがいいかなって」
アスカ「今から予約取れるの?」
シンジ「えっ?なんで?」
アスカ「クリスマスのディナーなんて、人気のお店だったら数ヶ月前に埋まっちゃうわよ普通」
シンジ「えぇっ!そうなの!?」
アスカ「これだから子供は・・・」ヤレヤレ
シンジ「そんな・・・どうしよう・・・」
アスカ「・・・はぁー」
アスカ「別に、レストランじゃなくたって」
シンジ「・・・」
アスカ「あんたの手料理とかでもいいんじゃない?人によってはそっちのがいいかもしれないし」
シンジ「手料理・・・」
アスカ「わたしは、まあレストランのがいいけど?でもあんたが一生懸命作るならそれもいいと思うし」
アスカ「本来ならレストランのディナーが当たり前だけどねっ!」
シンジ「アスカ・・・ありがとう!僕、頑張って料理作るよ!よし、今からレシピ覚えないと」
アスカ「ふんっ・・・ほんと馬鹿なんだから」
アスカ「飾り付けとかは?」
シンジ「うーん・・・クリスマスツリーっていくらするんだろう」
アスカ「エヴァで持ってきたら?冗談だk」
シンジ「その手があったか!父さんに頼んでくる!」
アスカ「ちょっ、馬鹿まちなさいよ!」
シンジ「使っていいって!」
アスカ「OK出たの!?」
んなばかなwwwwwwww
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:37:00.46:ZHDieye+0
父さんwwwwww
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:38:17.43:vFdMSrgf0
あれだろ、ゲンドウも、も、もしかしてシンジに
クリパに誘われるのかも☆とか思ってるんだよ
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:39:08.43:452cR83w0クリパに誘われるのかも☆とか思ってるんだよ
>>31
なんか巨人の星でひゅうまがクリパ開いて誰も来なかったやつ思い出した
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:38:30.93:rZj/CLPROなんか巨人の星でひゅうまがクリパ開いて誰も来なかったやつ思い出した
そしてクリスマス当日
アスカ「ねぇミサト、リボン曲がってない?」ソワソワ
ミサト「もー曲がってないったら。何回聞くのよ」
アスカ「だって、気になるんだもん!」
ミサト「はいはい、じゃあわたしはこのへんで」
アスカ「どこいくの?」
ミサト「あとは若い二人にまかせて、明日のお昼には戻るから」
アスカ「・・・・・・えぇぇぇぇ!?」
ミサト「二人っきりだからって変なことしちゃだめよ」
アスカ「んなっ!そんなことしないわよ!!」
ミサト「じゃあねーばははーい」
アスカ「・・・二人っきり・・・どどどどうしよう!!ママ!」
やめろおおおおおおおおおおおお
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:43:14.16:aJ/I5yKF0
(´;ω;`)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/09(水) 23:45:32.22:rZj/CLPROシンジ「アスカー」
アスカ「っ!」ビクッ
シンジ「アスカ?いないの?」
アスカ「いいいるわよ馬鹿!!」
シンジ「なんだよ馬鹿って・・・じゃあ僕出かけてくるから」
アスカ「出かけて?なにか買い忘れでもあったの?」
シンジ「あれ?言ってなかったっけ?」
シンジ「きょ、今日は綾波の家でクリスマスを過ごすんだ」
アスカ「はぁ?なんでわざわざファーストの家で」
シンジ「じゃあ、そういうことだから」スタスタ
アスカ「なんだ・・・ファーストも一緒なんだ・・・」スタスタ
シンジ「あれ、アスカもどっか行くの?」
アスカ「え?ファーストの家行くんでしょ?」
シンジ「うん」
アスカ「まったく最初からそう言っときなさいよ」
アスカ「ほら早く、なにぐずくずしてんの?」
シンジ「えっと・・・アスカはどこ行くの?」
アスカ「だから、ファーストの家でしょ?」
シンジ「僕はそうだけどアスカは?」
アスカ「ファーストの家だけど」
シンジ「えっ?」
アスカ「なによ」
シンジ「な、なんでアスカが綾波の家に行くの?」
アスカ「なに言ってんのあんたはさっきから。クリスマスパーティーやるんでしょ?」
シンジ「パーティーっていうか、クリスマスを祝おうって」
アスカ「だからファーストの家行くんでしょ?あんたバカぁ?」
シンジ「ぼ、僕は綾波と二人でクリスマス祝う約束してたんだけど・・・綾波に誘われたの?」
アスカ「・・・・・・えっ?」
シンジ「二人っきりって約束だったのに・・・」
アスカ「えっ・・・意味わかんない」
シンジ「えっ?」
アスカ「シンジはわたしとクリスマス祝うんじゃなかったの?」
シンジ「えっ?」
アスカ「だって、プレゼントとか」
シンジ「あれは綾波の選んでたんだけど」
アスカ「えっ」
シンジ「えっ」
アスカ「料理は?」
シンジ「これから綾波の家で二人で作るんだ」
アスカ「わたしは?」
シンジ「えっと・・・知らない」
アスカ「なんで知らないの?」
シンジ「だって僕は出かけるから」
アスカ「わたしはどうしたらいいの?」
シンジ「ミサトさんと」
アスカ「ミサトはどっかいっちゃった」
シンジ「じゃあ・・・テレビでも見てたら?」
アスカ「シンジは?」
シンジ「出かけるから」
アスカ「だめ」
シンジ「そんなこと言われても、約束だから」
アスカ「なんでわたしとは約束してないの?」
シンジ「それは・・・とにかく、僕は出かけるから!じゃあね!」スタタッ
アスカ「あっ・・・」
アスカ「・・・・・・」
。゚(゚´Д`゚)゚。
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:10:00.17:BsDiE3960
綾波好きだけどアスカが切なすぎて泣いた
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:10:56.12:+th6H1ByOアスカ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」カチッ
アハハハハ
アスカ「・・・テレビ・・・つまんない・・・」
アスカ「・・・・・・」グゥー
アスカ「・・・お腹空いた・・・」
アスカ「ママ・・・ママ・・・」
アスカ「・・・・・・」
『アスカこっちやでー』
アスカ「・・・ママ?・・・ママの声・・・ママの声がした!」ダダッ
ネルフ本部
シゲル「なんでクリスマスイブに出てこないといけないんだ?」
マコト「仕方ないでしょう。司令が張り切っちゃってるんだから」
マヤ「でも弐号機をダミープラグで動かしてサンタにするなんて・・・清潔!」
ピピピッ
マコト「弐号機起動。これより・・・ん?」
清潔www
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:22:02.65:+th6H1ByOマヤ「この信号はダミープラグじゃありません!」
シゲル「シンクロ率どんどん上がっていきます!!
マヤ「まさか・・・暴走!?」
冬月「碇」
ゲンドウ「あぁ。なんだかわからんがまずいな」
シンジ「よし、あとはケーキが焼けるのを待って」
ズシーン……ズシーン……
レイ「・・・なにか聞こえる」
シンジ「あぁ、来たんだね。綾波、ちょっとベランダに来て」
シンジ逃げてえええええ
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:27:26.19:+th6H1ByOレイ「・・・弐号機?」
シンジ「父さんに今日のこと話したら張り切っちゃってさ。サンタだって」
レイ「サンタ・・・」
ズシーン………ズシーン………
弐号機『クリスマスがもうじきやって来る うれしさをかくせない 犬や猫まで』ズシーン
弐号機『もみの木に灯る明かりをうけて いつもよりやさしそうな パパの目が笑ってる』ズシーン
レイ「歌ってる・・・」
シンジ「な、なんかちょっと怖いね」
弐号機『クリスマスは誰にもやって来る もしひとりぼっちでも 淋しがらずに』ズシーン
弐号機『心に住むサンタに呼びかけて 幼い頃の夢を 思い出してごらんよ』ズシーン
レイ「エントリープラグが刺さってない」
シンジ「えっ?まさかそんな」
アスカ『わかったわママ!わたしがエヴァに乗る意味!』
シンジ「アスカ!?アスカが乗ってるの!?」
アスカ『エヴァはこう使うのね!ママ!』
レイ「・・・」
アスカ『うん、わたしがクリスマスを滅ぼす!見ててねママ!』
弐号機『ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』
アスカ『メリークリスマス!』プチッ
クリスマスが今年もやって来る
悲しかった出来事を 消し去るように
さあ パジャマを脱いだら 出かけよう
少しずつ白くなる 街路樹を駆け抜けて
劇終
クリスマス滅びろ!!!!じゃあの。
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:35:03.71:c444a/eQ0
おめでとう
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/10(木) 00:35:16.48:ZX/7yiVV0
イイハナシダナー
コメント 8
コメント一覧 (8)
クリスマスなんてなかったんだ
クリスマスはいらん