ほむら「と思うのだけど、まどかはどうかしら」
まどか「あ……、うん。そうだね……」
ほむら「やっぱりそうよね。女同士だなんて狂っているわ」
まどか「……」
まどか(ほむらちゃん、そういう趣味の子じゃなかったの……?)
まどか(わたし、わたし……)
ほむら(涙目のまどかも可愛いわ!!!)
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:21:52.83:0BELpC/s0
ほむら「困るのよね。何故か私をレズキャラだと勘違いする人が多くて」
まどか「そっ、そうなんだ! 大変だね!」
ほむら「別にそんな趣味ないというのに変な目で見られるなんて、はなはだ不本意だわ」
まどか「……そう、だよね」
ほむら(まどか! まどか!)
ほむら(まどまどまどか!)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:25:44.55:0BELpC/s0
ほむら「ところでまどか」
まどか「うん」
ほむら「大事な話っていうのは何なのかしら?」
まどか「あっ」
ほむら「大事な話がある。そういう名目で、私は屋上に呼び出されたわ」
まどか「う、うん……」
ほむら「時間も遅くなってきたし、そろそろ本題に入ってはもらえないかしら?」
まどか「えっと……、大事な話っていうのは、その……」
ほむら(戸惑うまどかもかわいいわ!!)
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:30:18.66:0BELpC/s0
まどか(どうしよう……)
まどか(ほむらちゃんがそっちの趣味の人じゃないって分かった今となっては、言えるわけないよ……)
ほむら「どうしたのかしらまどか」
まどか「その、えっとえっと……」
ほむら「そう緊張しないで」
まどか「うん……」
ほむら「……まさかとは思うけれど、告白なんかじゃないわよね?」
まどか「えっ!?」
ほむら「ごめんなさい、冗談よ。まどかがそんなアブノーマルなことをするはずないものね」
まどか「……」
ほむら(まどかー! まどか好きー!)
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:35:39.62:0BELpC/s0
まどか「そっ、それにしてもだいぶ寒くなってきたね!」
ほむら「そうね」
まどか「こんな寒い日は、早くお家に帰った方がいいかなー」
ほむら「……」
まどか「なーんて」
ほむら「ええ、まどかの言う通りだわ」
まどか「ね! そうだよね!」
ほむら「まどかの大事な話とやらを聞いたら今日はまっすぐ帰宅しないとね」
まどか「ううぅ……」
ほむら(気候の話なんかで気をそらそうとするなんて可愛いわ)
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:40:35.35:0BELpC/s0
ほむら「日が落ちていよいよ本格的に寒くなってきたわね」
まどか「うん……。ねえ、ほむらちゃん、やっぱり今日はもう帰った方が……」
ほむら「いいえ。大切なお友達が、大事な話があると言うんだもの。それを聞くまでは帰れないわ」
まどか(お友達、かあ……)
まどか(そうだよね。ほむらちゃんの中では、わたしはお友達止まりなんだよね……)
ほむら(もちろんゆくゆくは結婚する予定よ!)
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:46:35.87:DPEHavs00
ほむら「そうだ。そういえば今朝、カバンの中にマフラーを入れておいたのを思い出したわ」
まどか「マフラー?」
ほむら「ええ。天気予報で寒くなると言っていたから……、あったあった」
まどか(マフラーを巻いたほむらちゃんかぁ)
ほむら「巻いてあげるわね。首を上げてくれる?」
まどか「えっ!? ほむらちゃんのマフラーをわたしが!?」
ほむら「そうよ」
まどか「いっ、いいよそんなの!! ほむらちゃんに悪いよ!」
ほむら「いいのよ。私は魔法少女だから風邪はひきにくいもの」
まどか「でも……」
ほむら「これはまどかが巻くべきだわ」
まどか「そっか。それなら……、ありがとう、ほむらちゃん」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:50:48.81:0BELpC/s0
ほむら「じっとしていてね」
まどか「う、うん……」
まどか(ほむらちゃんの手がわたしの首に……)ドキドキドキ
まどか(あっ、顔近い顔近い!)ドキドキドキ
まどか(わっ!? 顔に息がかかった!)ドキドキドキ
まどか(どうしよう……、こんなにドキドキしてることに気がつかれたら、気持ちがばれちゃう……)
まどか(顔だってたぶん赤いし……)
まどか(陽が落ちてて良かった……)
ほむら(ところがどっこい。ばればれよまどか!)
ほむら(自分の気持ちを隠せてるつもりのまどかも可愛いわ!)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:57:38.13:0BELpC/s0
ほむら「よし、巻き終えたわ」
まどか「あっ、ありがとう……ほむらちゃん……」
ほむら「どういたしまして」
まどか(ほむらちゃんのマフラー、ほむらちゃんのマフラー……)
ほむら「……あら。制服にほこりがついているわ」
まどか「えっ?」
ほむら「払ってあげるわ。じっとしていて」
まどか「うん」
ほむら「ちょうど胸の部分ね」
まどか(って、えっ!? 胸!?)
ほむら「まあ……、同性同士だしいいわよね?」
まどか「だめーっ!!」
まどか(胸なんかに触られたら……、どきどきしてるのがばれちゃう、かも……)
ほむら(ほむほむ)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 19:02:18.34:0BELpC/s0
ほむら「あら。それはどうして?」
まどか「えっと、その……」
ほむら「別にそう気にすることないわよ」
まどか「でも、わたし……」
ほむら「ほら」ヒョイ
まどか「わーっ! 駄目ー!」
ほむら「いったい何故そんなにかたくなに嫌がるの?」
まどか「そっ、それは、だから……」
まどか(どうしよう……)
ほむら(まどかー! まどかぁー!!)
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 19:07:29.99:0BELpC/s0
まどか「じっ、自分でとる! ほこりなら自分でとるからいいよ!」
ほむら「……」
まどか「だからほむらちゃんがとってくれなくても……」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「ぐすっ」
まどか「えっ?」
ほむら「ぐすっ、ぐすぐす……」
まどか「わああっ!? どうしたのほむらちゃん!?」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 19:10:35.20:0BELpC/s0
ほむら「やっぱりわたしは……、信用されて、ないのね……」
まどか「そんなことない!」
ほむら「未だに同性愛者だと思われて、きっとそれで、まどかは私を警戒して……」
まどか「……泣かないでほむらちゃん」
まどか「さっ、触っていいから……、だから泣かないで、ほむらちゃん!」
ほむら「まどか……?」
まどか「わたしのせいでほむらちゃんが泣くなんて、そんなの嫌だもん」
ほむら「まどか……。本当にいいの?」
まどか「うん」
まどか(そうだよ。ほむらちゃんを泣かせちゃうぐらいなら……)
ほむら「本当の本当にいいの? 後で撤回しない?」
まどか「うん」
ほむら(やったぁー!!)
ほむら(まどパイ! まどパイ!)
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 19:28:53.19:0BELpC/s0
ほむら「それじゃあいくわよ」
まどか「う、うん……」
ほむら「よいしょ」スッ
まどか「!!」ドキッ
ほむら「うーん、なかなかとれにくいほこりね」サワサワ
まどか「……」ドキドキドキ
ほむら「どうしたことかしら。本当になかなかとれないわ」グニグニ
まどか(あああ、駄目駄目駄目! おさまってわたしの心臓!)ドキドキドキ
まどか(うーっ、ううーっ!!)ドキドキドキ
ほむら(まどかぁ……)
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 19:36:08.73:0BELpC/s0
ほむら「……あら?」
まどか「……」ドキドキドキ
ほむら「まどか。あなた、心臓が激しく動いているわ」
まどか「えっ!!?」ドキッ
ほむら「もしかして……、考えたくもないことだけれど、あなた……」
まどか「……」
ほむら「私に胸を触られて、そういう気持ちに……?」
まどか「……ち、違う! わたしは、えっと……」
ほむら(あたふたするまどかも可愛いわ!)
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 19:40:44.81:0BELpC/s0
ほむら「まどかにはがっかりだわ」
まどか「あぁ……、うあぁぁ……」
ほむら「せっかくいいお友達になれたと思っていたのに、まさかそんな性嗜好の持ち主だったなんて」
まどか「違う! 違うのほむらちゃん!」
ほむら「何が違うの?」
まどか「うっ、ううっ……、うえぇぇん……」
ほむら(やっぱり可愛いわ、泣きまどか!)
ほむら(でもさすがにこのままというわけにもいかないわね)
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 19:49:47.98:0BELpC/s0
ほむら「まさか泣き始めてしまうだなんて……」
まどか「くすんくすん……」
ほむら「それではもう、自分の異常性癖を認めてしまったも同然ね」
まどか「ほむらちゃぁん……」
ほむら「でも安心して、まどか」
まどか「え……?」
ほむら「確かに貴女は変態だけれど、それでも私にとって大切な存在よ」
まどか「……」
ほむら「私がこのことを理由で貴女を嫌いになるようなことはないわ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ただ、そんな人間と今まで通りお友達でいるというのもアレよね」
まどか「じゃあ……、どうすれば、いいの……?」
ほむら「そうねえ……。ここは1つ、上下関係をはっきりさせるというのはどうかしら」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 19:56:28.17:0BELpC/s0
まどか「上下、関係……」
ほむら「だってそうでしょう?」
ほむら「変態な貴女の本性を知って、それでもなお、私は貴女とお付き合いを続けてあげるのよ」
ほむら「これはもはや対等な関係とは言い難いわ」
まどか「……」
ほむら「ただ、周りから不自然に思われないよう、普段は今まで通りの関係でいましょう」
ほむら「私と貴女の上下関係は2人だけのひ・み・つ」
ほむら「ねっ、素敵だと思わない?」
まどか「2人だけの……、秘密……」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:03:40.53:0BELpC/s0
まどか「上下関係をはっきりさせればほむらちゃんは……」
ほむら「違うわ。ほむら様、よ」
まどか「……ほむら様は、わたしのこと、嫌いにならない?」
ほむら「ええ。そうすればわたしは貴女のことをきちんと受け入れるわ」
ほむら「貴女の私に対する気持ちも何もかも、温かく包み込んであげる」
まどか「ほむら様……」
ほむら「ええ」
まどか「それなら、わたし……」
ほむら「いい子ね。よしよし」
まどか「ほむら様ぁ……」
ほむら(ふふ、ふふふふふ!!)
ほむら(とうとう私の理想が実現したわ!)
ほむら「398個の世界で積み重ねた失敗を、ようやく乗り越えられた!!」
まどか「えっ?」
ほむら「あっ」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:06:47.63:QzjBzhTZO
まどか「……」ジトー
ほむら(まずい! 疑心が目に表れている!)
ほむら(このままでは……、私の計画が……)
まどか「もしかしてほむらちゃんって、わたし以上の……」
ほむら(呼び方がほむらちゃんに戻っている!?)
ほむら(ああもうっ! こうなったら実力行使よ!)
まどか「変た……、むぐっ!? むぐぐっ!?」
ほむら「ぷはっ……」
まどか(え? キス? えっ?)
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:16:21.02:0BELpC/s0
ほむら「ねえ、まどか……」
まどか「う、うん」ドキッ
ほむら「貴女は大人しく私の言うことを信じればいいの」
まどか「……」
ほむら「そうすれば、幸せな気持ちにしてあげるから……」ギュッ
まどか(あわわ……、だっ、抱きしめられて……)
ほむら「ね、まどか。分かったらお返事は?」
まどか「あ……、は、はい……」
ほむら「いい子ね」ナデナデ
まどか「ほむら様……」
ほむら(よし! なんとか上手くいった!)
ほむら(危うく前々々回と同じ轍を踏むところだったわ)ホムー
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:27:30.35:0BELpC/s0
ほむら「ではそろそろ帰りましょうか」
まどか「はい!」
ほむら「手でも繋ぐ?」
まどか「えっ!? いいんですか!?」
ほむら「貴女のような変態でもない限り、女子中学生が手を繋いでいても変に勘ぐらないわよ」
まどか「えへへ……、それじゃあ、お言葉に甘えて」ギュ
ほむら(まどかの手はあったかいわ)ホムホム
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:33:50.02:0BELpC/s0
――――
休日
まどか「おじゃまします!」
ほむら「いらっしゃい。……ああ、ちょっと待って」
まどか「えっ?」
ほむら「家の中では基本的に四つん這いで移動すること。分かった?」
まどか「あっ、はい!」
ほむら(前々回の世界で私は、まどまどしながら歩くまどかを見ていて我慢しきれなくなり……)
ほむら(そのまま思い切り抱きついて、普通にいちゃいちゃモードに移行してしまった)
ほむら(それはそれで悪くはない……、いえ、むしろいいのだけど)
ほむら(でも! 今回こそは! 今回こそは!)
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:41:57.65:0BELpC/s0
ほむら「さて。私達の関係をもう一度おさらいしておくわよ」
まどか「はい」
ほむら「私は、変態な貴女を受け入れてくれる優しい優しいご主人様」
ほむら「そして貴女は私の、よ……、じゃなくて、下僕」
ほむら「自分のご主人様に邪な感情をもってしまう、いやしいいやしい下僕」
まどか「……はい」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:45:36.59:0BELpC/s0
ほむら(前回はここでついうっかり、まどかは私の嫁と言ってしまった)
ほむら(そうしてなんとなく普通のいちゃいちゃに)
ほむら(それだってまったく悪くないどころか、とても素敵なのだけど……)
ほむら(私は、そんな関係のループを抜け出したいの!)
ほむら(さあ。ここから先はいよいよ未到達ゾーンよ!)
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:53:59.19:0BELpC/s0
ほむら「そうねえ……、今日はまずは、貴女の忠誠心を私に示してちょうだい」スッ
まどか(忠誠心……?)
まどか(でも……、そんなこと言われても、どうしたら……)
ほむら「口で言われないと何をすればいいのかすら分からないの?」
まどか「す、すみません……」
ほむら「この私がわざわざこうして足を差し出しているのよ。……後は自分で考えなさい」
まどか「あ……」
まどか「ぺろ……、ぺろ……」
ほむら(!!)
ほむら(まずい! まずいわ、これ!)
まどか「ぺろぺろ……」
ほむら(思った以上にくすぐったい!!)
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:57:56.61:0BELpC/s0
まどか(ほむら様の足……)ペロペロ
まどか(どうしよう……。なんだかだんだん、こうしているのがきもちよくなってきた……)ペロペロ
まどか(私は、ほむら様のもの……)ペロペロ
まどか(ほむら様のものなんだ……)ペロペロ
ほむら(やばい……!)
ほむら(ここで笑ってしまったら威厳が全部吹き飛ぶ!)
ほむら(こらえるのよ! こらえるのよ私!)
まどか「ほむら様ぁ……」チュプチュプ
ほむら「……くっ、……ぅく……」
まどか「ほむら様ぁ……」ペロペロペロ
ほむら「ひっ……、う……」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:58:27.88:DPEHavs00
ほむら「そっ、そこらへんでいいわ!」サッ
まどか「あぁ……」
ほむら「はあっ、はあ、はあ……」
ほむら(何故か私の方が責められているみたいになってしまったわ……)
まどか「えへへ、ほむら様……」スリスリ
ほむら(でも、こうして足に擦り寄られるのは幸せな気持ちね)
まどか「ほむら様ぁ」ペロペロ
ほむら「それはもういいから!」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:09:12.67:0BELpC/s0
ほむら(さあ、足舐めはすんだわ!)
ほむら(次はえっと、えっと……)
ほむら(……)
ほむら(あれ……? 何をすればいいのかしら?)
ほむら(まっ、まま、まずい! ここまでしか想定していなかった!)
まどか「ほむら様……?」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:14:36.47:0BELpC/s0
ほむら(足舐めときたら次は鞭、とか……?)
ほむら(ああ、でもそんなもの用意してない!)
ほむら(長細いものなんてスルメぐらいしかないわ!)
ほむら(後は、えっと、えっと……)
まどか「ほむら様」ギュッ
ほむら「えっ?」
ほむら(まどか……?)
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:16:57.37:XMYlZ2sC0
まどか「わたし、ほむら様が大好き」
ほむら「……」
まどか「だからね。不器用だったり、ちぐはぐだったりしても……」
まどか「ほむら様なりのやり方でわたしを愛してくれたら、わたしはそれでいいの」
ほむら「まどか……」
まどか「わたしはほむら様の下僕……、だもんね?」
ほむら「……ええ、そうよ。そんなことまどかに言われるまでもないわ!」
まどか「えへへ、ごめんなさい」
ほむら「いえ……、いいのよ」
ほむら(まどか大好き!!)
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:35:04.96:0BELpC/s0
ほむら(といっても、何もしないわけにはいかないわよね)
ほむら(今お家にあるものは……)
ほむら(確かスルメ、きゅうり、クッピーラムネ、ペコちゃんキャンディーぐらい)
ほむら(盾の中の銃火器はさすがに洒落にならないし……)
ほむら(百合漫画、百合DVDコレクションは荒っぽく使いたくないし……)
ほむら(うーん)
ほむら(……そうだわ!)
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:36:06.94:D8tam/z10
ほむら「まどか、おすわり」
まどか「はいっ」
ほむら「そのままそこで待っていてちょうだい」
ほむら(えっと、このへんに……)
ほむら(あったわ、ペコちゃんキャンディー)
ほむら(これをぺろぺろして溶かしてから……)
ほむら「ぺたぺたぺたー」
まどか「えっ?」
ほむら「ぺたぺたぺたー」
まどか(わっ!? 顔がねばねばする!?)
ほむら(ふふふ。こんな感じでいいのよね?)
ほむら(ロウソクをぽたぽた垂らすのと同じような要領だわ)
まどか(なんか地味ですほむら様!!)
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:58:53.82:0BELpC/s0
ほむら「ふう。たくさんぺたぺたしたわね」
まどか「……」
ほむら「どうかしら。気持ち悪いでしょう?」
まどか「あ、はい」
ほむら「さて、と。次は何をしてもらおうかしら」
まどか「あの、ほむら様……」
ほむら「何かしら?」
まどか「動物扱いして四つん這いでモノを食べさせたりとか、手で身体を叩いたり」
まどか「あとは踏みつけたり、罵ったり」
まどか「こういうことなら、特に道具が無くてもできるんじゃないかなって……」
ほむら「……」
ほむら(なるほど!!!)
ほむら(さすがまどか、天才だわ……!)
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:07:28.46:0BELpC/s0
ほむら(……あ、違う)
ほむら(そうじゃなくて、ここは)
ほむら「あら、まどか。ひょっとしてそれ、全部貴女がやってほしいこと?」
まどか「……」
ほむら「まどか。貴女って本当にどうしようもない変態ね」
まどか「はい……」
ほむら「おまけに女の子を好きになってしまうなんて……」
ほむら「本当、わたし以外の誰が貴女を受け入れてくれるというのかしら?」
まどか「すみません……」
ほむら「違うでしょう? そういう時は、ありがとうございます、よ」
まどか「ありがとうございます……、ほむら様」
ほむら「そう。それでいいの」
ほむら(だんだんのってきたわ!)
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:15:10.38:0BELpC/s0
ほむら「……ぺろっ」
まどか「きゃっ!?」
ほむら「ぺろ、ぺろ……」
まどか「ほ、ほむら様……?」
ほむら「こんなに顔にキャンディをつけてしまって、はしたない子ね」
まどか「……」
ほむら「貴女は……、そうね、まともにキャンディを食べることもできない出来損ない」
まどか「……はい」
ほむら「私は、そんな貴女を拾い、ペットにしてあげた慈悲深いご主人様」
まどか「その通り、です……」
ほむら「さあ、ペット。エサの時間よ。これを食べなさい」
まどか(キュウリまるごと一本!?)
ほむら「もちろん手など使わずに、ね」
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:17:52.56:QzjBzhTZO
まどか「……」ガジガジ
ほむら「ふふっ。無様な食べっぷりね」
まどか「……」パクパク
ほむら「本当、みっともないったらないわ」
まどか「はあ……、はあ……」
まどか(ようやくちょっと興奮してきたかも)
ほむら「さあ。早くエサを食べ終えなさい。いつまでご主人様を待たせるつもり?」ゲシゲシ
まどか(あっ。足で、頭踏まれてる!)
まどか(いい感じですほむら様!)
ほむら(……あれ?)
ほむら(あああーっ! 床にきゅうりの汁がこぼれて染みになってる!!!)
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:30:37.19:0BELpC/s0
まどか(さあほむら様! もっとののしってください!)
まどか「……」ガジガジ
まどか「……」ガジガジ
まどか(あれ? ほむら、様……?)
まどか(あれれ?)
まどか「……」チラッ
ほむら(どうしましょう、きちんと汚れは落ちるかしら)
ほむら(ほむぅ……)
まどか「ほむら様ー!!」
ほむら「!?」ビクッ
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:32:16.47:OqfaWu110
まどか「駄目なわたしにはほむら様しかいないんです!」
ほむら「あ、はい!」
まどか「わたし、ほむら様の言うことなら何でも聞きます!」
ほむら「まどかぁ」
まどか「だからほむら様もきちんとわたしに向き合ってください!!」
ほむら(そうよ、私は何をしていたのかしら)
ほむら(せっかくまどかがその気になってくれているのに、きゅうりの染みなんかに気をとられて!)
ほむら(きゅうりの、染み……)
ほむら(大丈夫かしら……、思ったよりも目立つ色だけれど……)
まどか「もーっ! ほむら様ぁー!」
ほむら「あ、聞いてます!」
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:38:57.03:h5ddnAEW0
まどか「もうっ。ご主人様にはお仕置きが必要ですね!」
ほむら「……え?」
まどか「お尻を出してください」
ほむら「え? で、でも……」
まどか「お尻を出してください」
ほむら「はっ、はい!」
まどか「それっ!」ペチーン
ほむら「いたっ!?」
まどか「ていっ!」ペチーン
ほむら「痛いわまどか!」
まどか「だからこそお仕置きになるんです!」ペチーン
ほむら「ひいっ!?」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:47:03.79:0BELpC/s0
ほむら「ほむぅ……」
ほむら(お尻がひりひりするわ)
まどか「さ、ご主人様」スッ
ほむら「え?」
まどか「今度は同じようにわたしを叩いてください」
ほむら「まどかを、私が? いいんですか……?」
まどか「どんな理由があれ、ご主人様に手を出してしまったんです」
まどか「だからけじめとして罰してください」
ほむら(そういえば私がご主人様だったわ! 叩かれる内に忘れていた!)
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:52:08.02:0BELpC/s0
ほむら「それじゃあいくわよ!」
まどか「はい!」
ほむら「えいっ!」ペトッ
まどか「……」
ほむら「えいっ!」ペトッ
まどか「……ほむら様」
ほむら「何かしら」
まどか「もっと真面目に叩いてください!」
ほむら「えっ!? だ、だって、そしたらまどかが痛い目に……」
まどか「痛くなきゃ罰にならないじゃないですか!」
ほむら「確かに……!」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:58:48.96:0BELpC/s0
まどか「わたしだって誰にでもお尻を叩かせるわけじゃありません!」
まどか「相手がご主人様だから、わたしは……」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「どんなに痛くたって、ご主人様にされたことなら我慢できます」
まどか「だってご主人様のこと、信じてるから」
まどか「だからご主人様もわたしのこと、信じてください!」
ほむら「まどかを、信じる……?」
まどか「わたしは痛いことされたからってご主人様のこと嫌いになりません!」
まどか「ご主人様はわたしが本当に嫌がることはしないって、信じてるからです!」
まどか「だからご主人様、ほむら様」
まどか「いっぱいいっぱいの気持ちを行動にして、わたしにぶつけて欲しいんです!」
ほむら「ほむむむむ……」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:06:55.45:0BELpC/s0
まどか「痛ければ痛いほど……」
まどか「それだけほむら様がわたしのこと信じてくれてるって、分かるから」
ほむら「……」
まどか「まどかにはここまでのことをしても大丈夫なんだなって、そう信じてくれてる」
まどか「そういう気持ちが、伝わるから……」
まどか「だから痛くない方が、不安になっちゃうんです」
まどか「わたしの気持ちを信じてくれていないのかな、って」
ほむら「……分かったわ、まどか。私が悪かった」
まどか「ほむら様!」
ほむら「ふふっ。下僕に諭されるなんて、私も落ちたものね」
まどか「そんなことないです! それよりお仕置きを!」
ほむら「ええ、分かったわ」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:09:25.54:yjYhNHmU0
ほむら「ほむっ!」ペチーン
まどか「あうっ!」
ほむら「ほむむっ!」ペチーン
まどか「あうっ!」
ほむら「ほむむむっ!」ペチーン
まどか「ひっ!」
ほむら「ふふ……。ひとまずこんなところで止めておいてあげる」
まどか「ご主人様!」
ほむら「だけど勘違いしないで。私に手を上げた罪は、同程度の報復では流しきれないわ」
まどか「はい」
ほむら「だから今度は……、そうね、私の椅子になりなさい」
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:17:57.23:0BELpC/s0
まどか「椅子、ですか?」
ほむら「そうよ。まずは貴女に一番お似合いの、四つん這いのポーズ」
まどか「はい」
ほむら「そのままじっとしていなさい」
まどか「……」ドキドキ
ほむら「それ」ホムッ
まどか(えへへ、身体全体にほむら様の体重が)
ほむら「私がいいというまでそのままでいなさい」
まどか「はい!」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:20:42.97:0BELpC/s0
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら(まずいことに気がついたわ)
ほむら(人間椅子って、字面は強烈だけど……)
ほむら(実際やってみると思いの外、地味だった!!)
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:26:26.83:0BELpC/s0
ほむら「……」ソワソワ
まどか「……」
ほむら「……」ソワソワ
まどか「お尻を頭に乗せる、とか」ボソッ
ほむら「!!」
ほむら(さすがまどか、やっぱり天才だわ!)
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:29:51.92:0BELpC/s0
ほむら「あらそう。貴女は自分の頭をご主人様に踏みつけて欲しいのね」
まどか「はい!」
ほむら「つくづく救えないわね」
まどか「はい……、すみません」
ほむら「でもいいわ。私は優しいもの。特別に、貴女の頭を椅子として使ってあげる」
まどか「ほむら様!」
ほむら「さ、ありがたく踏まれなさい」ドカッ
まどか「ありがとうございます!」
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:30:05.49:zJHH92I30
ほむら「ありがとうございます?」
ほむら「頭をお尻で踏まれて発する言葉が、ありがとうございます?」
まどか「はい」
ほむら「椅子の考えは人間様には度し難いわね、本当」
まどか「すみません」
ほむら「でも困ったわね。これじゃあ罰するどころか、ただご褒美をあげているようなものじゃない」
ほむら「これだから変態って困るのよね」
まどか(ほむら様のお尻が頭の上に)
まどか(はあ、はあ)
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:40:58.43:0BELpC/s0
ほむら「さ、椅子はもういいわ」
まどか「はい!」
ほむら「次は……、うーん。そろそろ言うことを聞けたご褒美をあげようかしら」
まどか「ご褒美?」
ほむら「四足を止めて床に座りなさい」
まどか「えっと、こうですか?」
ほむら「そう。しばらくそのままでいて」
まどか(ご褒美って何かな!?)
まどか(キス、とか!?)
まどか(それともひょっとしてひょっとして……)
ほむら「はい、クッピーラムネ」
まどか「わーい! ……って、なんでー!?」
ほむら(スルメの方がよかったかしら?)
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:01:42.06:QCfjJeCS0
まどか「あのねほむら様! こういうことをする時はムードが大切なんです!」モグモグ
ほむら「ほむ……」
まどか「それを何ですか、クッピーラムネって!?」モグモグ
ほむら「でも、クッピーラムネは美味しいわ……」
まどか「それとこれとは話が別です!」モグモグ
ほむら「ほむむ……」
まどか「同じお菓子をご褒美にするにしても……」モグモグ
まどか「例えばそう、ウイスキーボンボンみたいなお洒落なお菓子なら、ムードも壊れないのに」
ほむら「っ!! 今から買ってくるわ!」
まどか「例えばの話です!!」
ほむら「ほむぅ……」
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:07:23.24:QCfjJeCS0
まどか「あとは……、渡し方を工夫すれば、たとえ駄菓子であろうとムードを壊しません!」
ほむら「渡し方を工夫?」
まどか「例えば10円の飴玉。これを普通にご褒美だよと渡されればムードぶち壊しですが」
まどか「この飴玉だって口移しされれば、それだけで全然感じが変わります!」
ほむら「!! 分かったわまどか、クッピーラムネを口移ししましょう!」
まどか「クッピーラムネは口移しする前に口の中で溶けちゃいます!!」
ほむら「ほむぅ……」
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:11:06.62:QCfjJeCS0
まどか「色々口喧しくしてごめんなさい、ほむら様……」
ほむら「まどか……」
まどか「でもわたし、ほむら様との時間をよりいいものにしたくて……」
ほむら「……よく分かったわ、まどか」
まどか「ほむら様!」
ほむら「このスルメならクッピーラムネと違って口移しできるわ!!」
まどか「話が戻ってるから!! あとスルメは口移しでも多分カバーしきれません!!」
ほむら「ほむぅ……」
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:15:31.46:QCfjJeCS0
ほむら(なかなか難しいわ……)
ほむら(でも一生懸命なまどかは可愛いわね)
ほむら(まどか! まどか!)
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:20:28.80:QCfjJeCS0
ほむら(さて、これからどうしようかしら)
まどか「……」マドマド
ほむら(そういえばまどか、顔がベタベタね。私がやったんだけど)
ほむら(そうだわ!)
ほむら「まどか、一緒にお風呂に入りましょう」
まどか「ええっ!?」
ほむら(あら……?)
まどか「あ、あの、でもほむら様……」モジモジ
ほむら「これは命令よ」
まどか「あ……、はい」モジモジ
ほむら(まどか! 知識はあっても経験が無いのね!)
ほむら(だからこういうことは恥ずかしがっちゃう!)
ほむら(これでこそ私のまどかだわ!)
ほむら(まどか! まどか! まどまどまどか!)
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:29:06.53:QCfjJeCS0
お風呂
ざああー
まどか「うぅぅ」モジモジ
ほむら「まーどか」ピトッ
まどか「ほむらちゃん!? ……あっ。じゃなくてほむら様!?」
ほむら「どうしてタオルなんて巻いているの?」
まどか「それは、だって……」
ほむら「恥ずかしいから?」
まどか「……はい」
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:29:34.76:QCfjJeCS0
ほむら「どうして同性相手に恥ずかしがるの?」
まどか「わたしが……、変態だから、です」
ほむら「そう。でもねまどか」
まどか「……」
ほむら「私はご主人様なの。そしてご主人様の命令は絶対よ」
ほむら「タオルをとりなさい、まどか」
まどか「……はい」
ほむら「ふーん。これが貴女の身体」ジロジロ
まどか「……」カアアアッ
ほむら(赤面するまどかも可愛いわ!)
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:37:57.30:QCfjJeCS0
まどか「ほむら様は、恥ずかしくないんですか……?」
ほむら「恥ずかしいわよ」
ほむら(でも他の世界でまどかと入浴したことがあるから、多少は慣れているというか)
まどか「……はじめてだよ」
ほむら「えっ?」
まどか「ほむら様にとっても、今ここにいるわたしとお風呂に入るのは、はじめてなんだよ」
ほむら「……」
ほむら(そう言われると、なんとなく恥ずかしいような気が)カアアアッ
まどか「……」モジモジ
ほむら「……」モジモジ
ほむら「……お風呂でぐらいは、普通の関係でいましょうか」
まどか「うん! えへへ、休憩だね」
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:39:39.28:zOCNrq1+0
まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「ほむ?」
まどか「屋上でできなかったわたしの大事な話、今ここで聞いてくれる?」
ほむら「ほむほむん」
まどか「耳、貸してね。えっとね―――」
じゃああああああああ
まどか「でね」
じゃああああああああ
まどか「―――なの」
ほむら(まどか……、そんなにも私のこと……)
ほむら(日本語では容易に表現しきれないほど強く私のことを思ってくれていたなんて……)
ほむら(本来ならノーベル文学賞をとれそうなほど素晴らしい言葉だったのに……)
ほむら(シャワーにかき消されて第三者には聞こえなさそうなほど、小さい声だったのが惜しまれるわ……)
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:49:06.85:LfF5ETxb0
ほむら(それにしても、いくら主導権を握るためとはいえ、)
ほむら(こう考えるとあの時の私って、なんてひどいことをしていたのかしら)
ほむら「ごめんねまどか」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「変態とかなんとか、色々酷いことを言ってごめんなさい、まどか」
まどか「……」
ほむら「まどかが変態なら……、私も、変態だから!」
まどか「あははっ! それフォローになってるのかな?」
ほむら「ほむむ……」
まどか「でもありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「まどか!」
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:03:19.22:QCfjJeCS0
ほむら(ワルプルギスの夜を安定して倒せるようになってからというもの……)
ほむら(調子に乗って世界をやり直しまくって、まどかとの理想の関係を追求してきたけれど)
ほむら(もうそんなことはこれで止めにしましょう)
ほむら(この世界が私にとっての最後の世界!)
ほむら「ね、まどか。お風呂から上がったら一緒に」
まどか「またご主人さまと下僕をやるんだよね?」
ほむら「そうそう、やっぱり普通にラブラブ……、えっ?」
まどか「えへへ。ほーむら様っ!」ギュッ
ほむら「ほむむ!?」
ほむら(どうしてこうなった!!?)
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:07:35.30:DpEMYVNDP
脱衣場
ほむら「はあっ。いいお湯だったわ」
まどか「そうですね、ほむら様!」
ほむら「……」
まどか「ほむら様?」
ほむら「いえ、何でもないわ」
ほむら(今更普通にいちゃいちゃしたくなったなんて言えないわね……)
ほむら(やっぱり私にタチなんて合わなかったのよー!)ホムー!
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:22:16.21:QCfjJeCS0
ほむら「……」
まどか「……?」
ほむら「あの、まどか」
まどか「なんですか?」
ほむら「やっぱり、えっと、その」
まどか「??」
ほむら「私が下僕役がいいな、なんて……」
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:23:24.46:PzxfzgfI0
まどか「ふーん」
ほむら「でもまどかが嫌なら無理にとは……」
まどか「まどか様、だよ」
ほむら「え?」
まどか「ま・ど・か・様」
ほむら「あ、はい! まどか様!」
ほむら(切り替えの速さに一瞬頭が真っ白になったわ!)
まどか「つまりほむらちゃんは、罵る側よりも罵られる側にいたいんだ」
ほむら「……はい」
まどか「なーんだ。ほむらちゃんってわたし以上の変態じゃん」
ほむら「うっ」
ほむら(濡れてきたわ……)
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:33:34.70:3ezxzAFi0
まどか「ま、いいけどね。わたしは器が広いからそんなほむらちゃんのことを受け入れてあげる」
ほむら「まどかぁ」
まどか「だからまどか様だって」ゲシゲシッ
ほむら(まどかの足が私の足をげしげししてる!)
ほむら「ごめんなさい、まどか様」
まどか「そう。よく言えたねー」ナデナデ
ほむら「ありがとうございます!」
ほむら(まどか様! まどか様!)
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:40:41.07:QCfjJeCS0
まどか「ところでほむらちゃん」
ほむら「ほむ?」
まどか「女同士だなんて狂っているわ」
まどか「これ、誰のセリフだったか覚えてる?」
ほむら「……ほむぅ」
まどか「ねえ。なんでこんなこと言ったのかな?」
ほむら「それは、その……」
まどか「言えないんだ」
ほむら「ごめんなさい……」
まどか「じゃあ、せめてもの誠意として土下座して」
ほむら「はいっ!!」ズザーッ
まどか(土下座するのはやっ!)
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:44:35.63:QCfjJeCS0
ほむら「……」ドキドキ
ほむら(ここから何をしてもらえるのかしら!)ドキドキ
まどか「何かしてもらえることをと期待してるんでしょ、ほむらちゃん」
ほむら「……」
まどか「例えば、そう……、頭を踏まれたらいいなぁ、とか思ってたり?」
ほむら「!!」
ほむら(どうして私の考えていることが分かったの!?)
まどか「でも何もしてあげなーい」
ほむら(えっ!?)
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:49:05.02:QCfjJeCS0
まどか「ほむらちゃんはそうしてただじっと土下座をしているの」
ほむら「ほむ……」
まどか「わたしはそんなほむらちゃんは無視して、のんびりクッピーラムネでも食べてようかな」
ほむら「まどか様ぁ……」
まどか「でもね、ほむらちゃん。わたしはとっても優しいんだ」
ほむら「……?」
まどか「だーかーらぁ」
まどか「ほむらちゃんが必死になって自分がしてほしいことをお願いしたら」
まどか「そうしたらそのお願いを聞いてあげるかも」
ほむら「!!」
268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:56:06.34:QCfjJeCS0
まどか「いただきまーす」モグモグ
ほむら「まどか……、様!」
まどか「どうしたのほむらちゃん?」モグモグ
ほむら「私の頭を……」
まどか「ほむらちゃんの頭を?」
ほむら「踏んでください」
まどか「ええーっ! 何それ? 頭を踏んでください?」
ほむら「はい!」
まどか「ねえほむらちゃん。頭を踏んで、なーんて、普通は人に頼むようなことかな?」
ほむら「……」
まどか「それをお願いするようなほむらちゃんって、本当に、生粋の変態さんだね」
ほむら(私は、変態……)
ほむら(ううう、こんなことを言われてるのにエッチな気分になってくるのはどうしてかしら……)
ほむら(やっぱり私って……)
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 02:02:26.55:QCfjJeCS0
まどか「いいよ。踏んであげる」
ほむら「まどか様ぁ……」
まどか「でもただでは嫌だなぁ」
ほむら「踏んでもらえるなら……、何でもするわ」
まどか「じゃ、わたしの足を舐めてくれる?」
ほむら(まどかの足を舐めてもいいの!!?)
ほむら(ご褒美以外の何物でもないじゃない!!)
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 02:08:23.20:QCfjJeCS0
ほむら「ぺろぺろぺろ」
まどか「あはは、くすぐったい」
ほむら(……私は足を舐められた時、必死に笑いをこらえたけれど)
ほむら(まどかは素直に笑ったわね。しかもそのことであまりキャラがぶれていない)
ほむら(同じご主人様でも色々なタイプがあるのかしら……)
まどか「ほら、ほむらちゃん。お口が止まってるよ」
ほむら「ほむ」ペロペロ
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 02:14:10.31:QCfjJeCS0
まどか「このぐらいでいいや」
ほむら(ああ……、もっと舐めていたかったわ……)
まどか「さて、と。約束だったもんね。踏んであげる」
ほむら「!!」
まどか「それっ」ゲシッ
ほむら(あ、ああっ……!)
ほむら(まどかの足が、頭に……!)
まどか「ぐりぐりー」ゲシゲシゲシ
ほむら「ほむぅぅぅ……」
ほむら(幸せだわ……)
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 02:19:01.84:QCfjJeCS0
まどか「今とっても嬉しいでしょほむらちゃん」グリグリ
ほむら「ええ!」
まどか「返事はええ、じゃなくて、はい」
ほむら「ごめんなさいまどか様」
まどか「まったくほむらちゃんは困ったちゃんなんだから」グリグリ
ほむら(まどかぁー!)
ほむら(ほむらちゃーん!)
ほむら(まどかぁー!)
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 02:33:40.78:QCfjJeCS0
まどか「さて、と。顔を上げてほむらちゃん」
ほむら「ほむ?」
まどか「さっきからほむらちゃん、従順な下僕を頑張ってるよね」
ほむら(ほとんど自然体よ!)
まどか「今度はそのご褒美をあげるね」
ほむら(ご褒美!? それって一体)
まどか「ちゅーっ」
ほむら「ほむむっ!?」
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 02:35:20.02:QCfjJeCS0
まどか「……ぷふうっ」
まどか「ふふっ。ほむらちゃんにキスされっぱなしってのもあれだからね」
ほむら「まどか様……」
まどか「あ」
ほむら「??」
まどか「次の命令! 目をつぶって!」
ほむら「はい!」
ほむら(この上まだ何かあるというの!?)
ほむら(期待が膨らむわ!)
まどか(あああっ、やばいよやばいよ今更顔が赤くなってきた!)
まどか(おさまるまで目を閉じていてもらわないと、示しがつかなくなっちゃう!)
ほむら(何かしら何かしら)ドキドキ
まどか(ううーっ! うううーっ!)ドキドキ
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 02:44:58.64:QCfjJeCS0
まどか(ふうっ。ようやく落ち着いてきた)
まどか(わたしもまだまだ駄目だなぁ)
まどか(さて。そろそろほむらちゃんに目を開けてもらった方が……)
ほむら「……」ホムホム
まどか「……」
ほむら「……」ホムホムホム
まどか(なんだろう。凄く責めて欲しそうなオーラが見えるような)
まどか(目を閉じてって言われて期待しちゃったのかな……?)
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 02:57:03.63:QCfjJeCS0
ほむら(まだかしらまだかしら!)
ほむら(まどか様! まどか様!)
まどか「よいしょ、と」ドサッ
ほむら「!!」
ほむら(背中に体重が!)
まどか「別にこんなことするつもりは無かったんだけどね」
まどか「あんまりほむらちゃんが物欲しそうにしてるから、特別だよ」
まどか「さっきのお返し」
ほむら(まどかのお尻が私の背中に……)
ほむら(ほむー!!)
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 03:01:32.88:QCfjJeCS0
まどか「そのままでいいから聞いていて」
ほむら「はい」
まどか「わたしね。実は今日、お着替えを持ってきてるんだ」
ほむら「!?」
まどか「ほむらちゃんのお家に泊まっていってもいいかな?」
ほむら「もちろんですまどか様!!!」
まどか(テンション高っ!)
297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 03:10:36.67:QCfjJeCS0
こうしてまどかが私の家に泊まることとなった
晩御飯に、就寝時間に、きっとあるであろうピロートークにと、
これから予想されるイベントに夢は膨らむばかり
ほむら「私達のお泊まりはこれからだ!」
意訳:ごめん、寝る
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 03:11:01.64:MwXZiDYB0
ほむら「困るのよね。何故か私をレズキャラだと勘違いする人が多くて」
まどか「そっ、そうなんだ! 大変だね!」
ほむら「別にそんな趣味ないというのに変な目で見られるなんて、はなはだ不本意だわ」
まどか「……そう、だよね」
ほむら(まどか! まどか!)
ほむら(まどまどまどか!)
ほむら「ところでまどか」
まどか「うん」
ほむら「大事な話っていうのは何なのかしら?」
まどか「あっ」
ほむら「大事な話がある。そういう名目で、私は屋上に呼び出されたわ」
まどか「う、うん……」
ほむら「時間も遅くなってきたし、そろそろ本題に入ってはもらえないかしら?」
まどか「えっと……、大事な話っていうのは、その……」
ほむら(戸惑うまどかもかわいいわ!!)
まどか(どうしよう……)
まどか(ほむらちゃんがそっちの趣味の人じゃないって分かった今となっては、言えるわけないよ……)
ほむら「どうしたのかしらまどか」
まどか「その、えっとえっと……」
ほむら「そう緊張しないで」
まどか「うん……」
ほむら「……まさかとは思うけれど、告白なんかじゃないわよね?」
まどか「えっ!?」
ほむら「ごめんなさい、冗談よ。まどかがそんなアブノーマルなことをするはずないものね」
まどか「……」
ほむら(まどかー! まどか好きー!)
まどか「そっ、それにしてもだいぶ寒くなってきたね!」
ほむら「そうね」
まどか「こんな寒い日は、早くお家に帰った方がいいかなー」
ほむら「……」
まどか「なーんて」
ほむら「ええ、まどかの言う通りだわ」
まどか「ね! そうだよね!」
ほむら「まどかの大事な話とやらを聞いたら今日はまっすぐ帰宅しないとね」
まどか「ううぅ……」
ほむら(気候の話なんかで気をそらそうとするなんて可愛いわ)
ほむら「日が落ちていよいよ本格的に寒くなってきたわね」
まどか「うん……。ねえ、ほむらちゃん、やっぱり今日はもう帰った方が……」
ほむら「いいえ。大切なお友達が、大事な話があると言うんだもの。それを聞くまでは帰れないわ」
まどか(お友達、かあ……)
まどか(そうだよね。ほむらちゃんの中では、わたしはお友達止まりなんだよね……)
ほむら(もちろんゆくゆくは結婚する予定よ!)
ほむらはガチレズじゃなくてガチまどだもんな
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:47:05.30:0BELpC/s0ほむら「そうだ。そういえば今朝、カバンの中にマフラーを入れておいたのを思い出したわ」
まどか「マフラー?」
ほむら「ええ。天気予報で寒くなると言っていたから……、あったあった」
まどか(マフラーを巻いたほむらちゃんかぁ)
ほむら「巻いてあげるわね。首を上げてくれる?」
まどか「えっ!? ほむらちゃんのマフラーをわたしが!?」
ほむら「そうよ」
まどか「いっ、いいよそんなの!! ほむらちゃんに悪いよ!」
ほむら「いいのよ。私は魔法少女だから風邪はひきにくいもの」
まどか「でも……」
ほむら「これはまどかが巻くべきだわ」
まどか「そっか。それなら……、ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「じっとしていてね」
まどか「う、うん……」
まどか(ほむらちゃんの手がわたしの首に……)ドキドキドキ
まどか(あっ、顔近い顔近い!)ドキドキドキ
まどか(わっ!? 顔に息がかかった!)ドキドキドキ
まどか(どうしよう……、こんなにドキドキしてることに気がつかれたら、気持ちがばれちゃう……)
まどか(顔だってたぶん赤いし……)
まどか(陽が落ちてて良かった……)
ほむら(ところがどっこい。ばればれよまどか!)
ほむら(自分の気持ちを隠せてるつもりのまどかも可愛いわ!)
ほむら「よし、巻き終えたわ」
まどか「あっ、ありがとう……ほむらちゃん……」
ほむら「どういたしまして」
まどか(ほむらちゃんのマフラー、ほむらちゃんのマフラー……)
ほむら「……あら。制服にほこりがついているわ」
まどか「えっ?」
ほむら「払ってあげるわ。じっとしていて」
まどか「うん」
ほむら「ちょうど胸の部分ね」
まどか(って、えっ!? 胸!?)
ほむら「まあ……、同性同士だしいいわよね?」
まどか「だめーっ!!」
まどか(胸なんかに触られたら……、どきどきしてるのがばれちゃう、かも……)
ほむら(ほむほむ)
ほむら「あら。それはどうして?」
まどか「えっと、その……」
ほむら「別にそう気にすることないわよ」
まどか「でも、わたし……」
ほむら「ほら」ヒョイ
まどか「わーっ! 駄目ー!」
ほむら「いったい何故そんなにかたくなに嫌がるの?」
まどか「そっ、それは、だから……」
まどか(どうしよう……)
ほむら(まどかー! まどかぁー!!)
まどか「じっ、自分でとる! ほこりなら自分でとるからいいよ!」
ほむら「……」
まどか「だからほむらちゃんがとってくれなくても……」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「ぐすっ」
まどか「えっ?」
ほむら「ぐすっ、ぐすぐす……」
まどか「わああっ!? どうしたのほむらちゃん!?」
ほむら「やっぱりわたしは……、信用されて、ないのね……」
まどか「そんなことない!」
ほむら「未だに同性愛者だと思われて、きっとそれで、まどかは私を警戒して……」
まどか「……泣かないでほむらちゃん」
まどか「さっ、触っていいから……、だから泣かないで、ほむらちゃん!」
ほむら「まどか……?」
まどか「わたしのせいでほむらちゃんが泣くなんて、そんなの嫌だもん」
ほむら「まどか……。本当にいいの?」
まどか「うん」
まどか(そうだよ。ほむらちゃんを泣かせちゃうぐらいなら……)
ほむら「本当の本当にいいの? 後で撤回しない?」
まどか「うん」
ほむら(やったぁー!!)
ほむら(まどパイ! まどパイ!)
ほむら「それじゃあいくわよ」
まどか「う、うん……」
ほむら「よいしょ」スッ
まどか「!!」ドキッ
ほむら「うーん、なかなかとれにくいほこりね」サワサワ
まどか「……」ドキドキドキ
ほむら「どうしたことかしら。本当になかなかとれないわ」グニグニ
まどか(あああ、駄目駄目駄目! おさまってわたしの心臓!)ドキドキドキ
まどか(うーっ、ううーっ!!)ドキドキドキ
ほむら(まどかぁ……)
ほむら「……あら?」
まどか「……」ドキドキドキ
ほむら「まどか。あなた、心臓が激しく動いているわ」
まどか「えっ!!?」ドキッ
ほむら「もしかして……、考えたくもないことだけれど、あなた……」
まどか「……」
ほむら「私に胸を触られて、そういう気持ちに……?」
まどか「……ち、違う! わたしは、えっと……」
ほむら(あたふたするまどかも可愛いわ!)
ほむら「まどかにはがっかりだわ」
まどか「あぁ……、うあぁぁ……」
ほむら「せっかくいいお友達になれたと思っていたのに、まさかそんな性嗜好の持ち主だったなんて」
まどか「違う! 違うのほむらちゃん!」
ほむら「何が違うの?」
まどか「うっ、ううっ……、うえぇぇん……」
ほむら(やっぱり可愛いわ、泣きまどか!)
ほむら(でもさすがにこのままというわけにもいかないわね)
ほむら「まさか泣き始めてしまうだなんて……」
まどか「くすんくすん……」
ほむら「それではもう、自分の異常性癖を認めてしまったも同然ね」
まどか「ほむらちゃぁん……」
ほむら「でも安心して、まどか」
まどか「え……?」
ほむら「確かに貴女は変態だけれど、それでも私にとって大切な存在よ」
まどか「……」
ほむら「私がこのことを理由で貴女を嫌いになるようなことはないわ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ただ、そんな人間と今まで通りお友達でいるというのもアレよね」
まどか「じゃあ……、どうすれば、いいの……?」
ほむら「そうねえ……。ここは1つ、上下関係をはっきりさせるというのはどうかしら」
まどか「上下、関係……」
ほむら「だってそうでしょう?」
ほむら「変態な貴女の本性を知って、それでもなお、私は貴女とお付き合いを続けてあげるのよ」
ほむら「これはもはや対等な関係とは言い難いわ」
まどか「……」
ほむら「ただ、周りから不自然に思われないよう、普段は今まで通りの関係でいましょう」
ほむら「私と貴女の上下関係は2人だけのひ・み・つ」
ほむら「ねっ、素敵だと思わない?」
まどか「2人だけの……、秘密……」
まどか「上下関係をはっきりさせればほむらちゃんは……」
ほむら「違うわ。ほむら様、よ」
まどか「……ほむら様は、わたしのこと、嫌いにならない?」
ほむら「ええ。そうすればわたしは貴女のことをきちんと受け入れるわ」
ほむら「貴女の私に対する気持ちも何もかも、温かく包み込んであげる」
まどか「ほむら様……」
ほむら「ええ」
まどか「それなら、わたし……」
ほむら「いい子ね。よしよし」
まどか「ほむら様ぁ……」
ほむら(ふふ、ふふふふふ!!)
ほむら(とうとう私の理想が実現したわ!)
ほむら「398個の世界で積み重ねた失敗を、ようやく乗り越えられた!!」
まどか「えっ?」
ほむら「あっ」
ついに築いた牙城が一瞬でwwwww
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 20:11:56.78:0BELpC/s0まどか「……」ジトー
ほむら(まずい! 疑心が目に表れている!)
ほむら(このままでは……、私の計画が……)
まどか「もしかしてほむらちゃんって、わたし以上の……」
ほむら(呼び方がほむらちゃんに戻っている!?)
ほむら(ああもうっ! こうなったら実力行使よ!)
まどか「変た……、むぐっ!? むぐぐっ!?」
ほむら「ぷはっ……」
まどか(え? キス? えっ?)
ほむら「ねえ、まどか……」
まどか「う、うん」ドキッ
ほむら「貴女は大人しく私の言うことを信じればいいの」
まどか「……」
ほむら「そうすれば、幸せな気持ちにしてあげるから……」ギュッ
まどか(あわわ……、だっ、抱きしめられて……)
ほむら「ね、まどか。分かったらお返事は?」
まどか「あ……、は、はい……」
ほむら「いい子ね」ナデナデ
まどか「ほむら様……」
ほむら(よし! なんとか上手くいった!)
ほむら(危うく前々々回と同じ轍を踏むところだったわ)ホムー
ほむら「ではそろそろ帰りましょうか」
まどか「はい!」
ほむら「手でも繋ぐ?」
まどか「えっ!? いいんですか!?」
ほむら「貴女のような変態でもない限り、女子中学生が手を繋いでいても変に勘ぐらないわよ」
まどか「えへへ……、それじゃあ、お言葉に甘えて」ギュ
ほむら(まどかの手はあったかいわ)ホムホム
――――
休日
まどか「おじゃまします!」
ほむら「いらっしゃい。……ああ、ちょっと待って」
まどか「えっ?」
ほむら「家の中では基本的に四つん這いで移動すること。分かった?」
まどか「あっ、はい!」
ほむら(前々回の世界で私は、まどまどしながら歩くまどかを見ていて我慢しきれなくなり……)
ほむら(そのまま思い切り抱きついて、普通にいちゃいちゃモードに移行してしまった)
ほむら(それはそれで悪くはない……、いえ、むしろいいのだけど)
ほむら(でも! 今回こそは! 今回こそは!)
ほむら「さて。私達の関係をもう一度おさらいしておくわよ」
まどか「はい」
ほむら「私は、変態な貴女を受け入れてくれる優しい優しいご主人様」
ほむら「そして貴女は私の、よ……、じゃなくて、下僕」
ほむら「自分のご主人様に邪な感情をもってしまう、いやしいいやしい下僕」
まどか「……はい」
ほむら(前回はここでついうっかり、まどかは私の嫁と言ってしまった)
ほむら(そうしてなんとなく普通のいちゃいちゃに)
ほむら(それだってまったく悪くないどころか、とても素敵なのだけど……)
ほむら(私は、そんな関係のループを抜け出したいの!)
ほむら(さあ。ここから先はいよいよ未到達ゾーンよ!)
ほむら「そうねえ……、今日はまずは、貴女の忠誠心を私に示してちょうだい」スッ
まどか(忠誠心……?)
まどか(でも……、そんなこと言われても、どうしたら……)
ほむら「口で言われないと何をすればいいのかすら分からないの?」
まどか「す、すみません……」
ほむら「この私がわざわざこうして足を差し出しているのよ。……後は自分で考えなさい」
まどか「あ……」
まどか「ぺろ……、ぺろ……」
ほむら(!!)
ほむら(まずい! まずいわ、これ!)
まどか「ぺろぺろ……」
ほむら(思った以上にくすぐったい!!)
まどか(ほむら様の足……)ペロペロ
まどか(どうしよう……。なんだかだんだん、こうしているのがきもちよくなってきた……)ペロペロ
まどか(私は、ほむら様のもの……)ペロペロ
まどか(ほむら様のものなんだ……)ペロペロ
ほむら(やばい……!)
ほむら(ここで笑ってしまったら威厳が全部吹き飛ぶ!)
ほむら(こらえるのよ! こらえるのよ私!)
まどか「ほむら様ぁ……」チュプチュプ
ほむら「……くっ、……ぅく……」
まどか「ほむら様ぁ……」ペロペロペロ
ほむら「ひっ……、う……」
まどっちがガチすぎるwwwww
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:03:07.55:0BELpC/s0ほむら「そっ、そこらへんでいいわ!」サッ
まどか「あぁ……」
ほむら「はあっ、はあ、はあ……」
ほむら(何故か私の方が責められているみたいになってしまったわ……)
まどか「えへへ、ほむら様……」スリスリ
ほむら(でも、こうして足に擦り寄られるのは幸せな気持ちね)
まどか「ほむら様ぁ」ペロペロ
ほむら「それはもういいから!」
ほむら(さあ、足舐めはすんだわ!)
ほむら(次はえっと、えっと……)
ほむら(……)
ほむら(あれ……? 何をすればいいのかしら?)
ほむら(まっ、まま、まずい! ここまでしか想定していなかった!)
まどか「ほむら様……?」
ほむら(足舐めときたら次は鞭、とか……?)
ほむら(ああ、でもそんなもの用意してない!)
ほむら(長細いものなんてスルメぐらいしかないわ!)
ほむら(後は、えっと、えっと……)
まどか「ほむら様」ギュッ
ほむら「えっ?」
ほむら(まどか……?)
スルメwwwwww
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:21:42.41:0BELpC/s0まどか「わたし、ほむら様が大好き」
ほむら「……」
まどか「だからね。不器用だったり、ちぐはぐだったりしても……」
まどか「ほむら様なりのやり方でわたしを愛してくれたら、わたしはそれでいいの」
ほむら「まどか……」
まどか「わたしはほむら様の下僕……、だもんね?」
ほむら「……ええ、そうよ。そんなことまどかに言われるまでもないわ!」
まどか「えへへ、ごめんなさい」
ほむら「いえ……、いいのよ」
ほむら(まどか大好き!!)
ほむら(といっても、何もしないわけにはいかないわよね)
ほむら(今お家にあるものは……)
ほむら(確かスルメ、きゅうり、クッピーラムネ、ペコちゃんキャンディーぐらい)
ほむら(盾の中の銃火器はさすがに洒落にならないし……)
ほむら(百合漫画、百合DVDコレクションは荒っぽく使いたくないし……)
ほむら(うーん)
ほむら(……そうだわ!)
ほむほむの家の中どうなってんだよ…
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 21:49:35.53:0BELpC/s0ほむら「まどか、おすわり」
まどか「はいっ」
ほむら「そのままそこで待っていてちょうだい」
ほむら(えっと、このへんに……)
ほむら(あったわ、ペコちゃんキャンディー)
ほむら(これをぺろぺろして溶かしてから……)
ほむら「ぺたぺたぺたー」
まどか「えっ?」
ほむら「ぺたぺたぺたー」
まどか(わっ!? 顔がねばねばする!?)
ほむら(ふふふ。こんな感じでいいのよね?)
ほむら(ロウソクをぽたぽた垂らすのと同じような要領だわ)
まどか(なんか地味ですほむら様!!)
ほむら「ふう。たくさんぺたぺたしたわね」
まどか「……」
ほむら「どうかしら。気持ち悪いでしょう?」
まどか「あ、はい」
ほむら「さて、と。次は何をしてもらおうかしら」
まどか「あの、ほむら様……」
ほむら「何かしら?」
まどか「動物扱いして四つん這いでモノを食べさせたりとか、手で身体を叩いたり」
まどか「あとは踏みつけたり、罵ったり」
まどか「こういうことなら、特に道具が無くてもできるんじゃないかなって……」
ほむら「……」
ほむら(なるほど!!!)
ほむら(さすがまどか、天才だわ……!)
ほむら(……あ、違う)
ほむら(そうじゃなくて、ここは)
ほむら「あら、まどか。ひょっとしてそれ、全部貴女がやってほしいこと?」
まどか「……」
ほむら「まどか。貴女って本当にどうしようもない変態ね」
まどか「はい……」
ほむら「おまけに女の子を好きになってしまうなんて……」
ほむら「本当、わたし以外の誰が貴女を受け入れてくれるというのかしら?」
まどか「すみません……」
ほむら「違うでしょう? そういう時は、ありがとうございます、よ」
まどか「ありがとうございます……、ほむら様」
ほむら「そう。それでいいの」
ほむら(だんだんのってきたわ!)
ほむら「……ぺろっ」
まどか「きゃっ!?」
ほむら「ぺろ、ぺろ……」
まどか「ほ、ほむら様……?」
ほむら「こんなに顔にキャンディをつけてしまって、はしたない子ね」
まどか「……」
ほむら「貴女は……、そうね、まともにキャンディを食べることもできない出来損ない」
まどか「……はい」
ほむら「私は、そんな貴女を拾い、ペットにしてあげた慈悲深いご主人様」
まどか「その通り、です……」
ほむら「さあ、ペット。エサの時間よ。これを食べなさい」
まどか(キュウリまるごと一本!?)
ほむら「もちろん手など使わずに、ね」
明らかに熱が抜けているwww
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:26:46.74:0BELpC/s0まどか「……」ガジガジ
ほむら「ふふっ。無様な食べっぷりね」
まどか「……」パクパク
ほむら「本当、みっともないったらないわ」
まどか「はあ……、はあ……」
まどか(ようやくちょっと興奮してきたかも)
ほむら「さあ。早くエサを食べ終えなさい。いつまでご主人様を待たせるつもり?」ゲシゲシ
まどか(あっ。足で、頭踏まれてる!)
まどか(いい感じですほむら様!)
ほむら(……あれ?)
ほむら(あああーっ! 床にきゅうりの汁がこぼれて染みになってる!!!)
まどか(さあほむら様! もっとののしってください!)
まどか「……」ガジガジ
まどか「……」ガジガジ
まどか(あれ? ほむら、様……?)
まどか(あれれ?)
まどか「……」チラッ
ほむら(どうしましょう、きちんと汚れは落ちるかしら)
ほむら(ほむぅ……)
まどか「ほむら様ー!!」
ほむら「!?」ビクッ
プレイに集中しろwww
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:37:00.37:0BELpC/s0まどか「駄目なわたしにはほむら様しかいないんです!」
ほむら「あ、はい!」
まどか「わたし、ほむら様の言うことなら何でも聞きます!」
ほむら「まどかぁ」
まどか「だからほむら様もきちんとわたしに向き合ってください!!」
ほむら(そうよ、私は何をしていたのかしら)
ほむら(せっかくまどかがその気になってくれているのに、きゅうりの染みなんかに気をとられて!)
ほむら(きゅうりの、染み……)
ほむら(大丈夫かしら……、思ったよりも目立つ色だけれど……)
まどか「もーっ! ほむら様ぁー!」
ほむら「あ、聞いてます!」
このほむほむはダメだww
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 22:41:42.80:0BELpC/s0まどか「もうっ。ご主人様にはお仕置きが必要ですね!」
ほむら「……え?」
まどか「お尻を出してください」
ほむら「え? で、でも……」
まどか「お尻を出してください」
ほむら「はっ、はい!」
まどか「それっ!」ペチーン
ほむら「いたっ!?」
まどか「ていっ!」ペチーン
ほむら「痛いわまどか!」
まどか「だからこそお仕置きになるんです!」ペチーン
ほむら「ひいっ!?」
ほむら「ほむぅ……」
ほむら(お尻がひりひりするわ)
まどか「さ、ご主人様」スッ
ほむら「え?」
まどか「今度は同じようにわたしを叩いてください」
ほむら「まどかを、私が? いいんですか……?」
まどか「どんな理由があれ、ご主人様に手を出してしまったんです」
まどか「だからけじめとして罰してください」
ほむら(そういえば私がご主人様だったわ! 叩かれる内に忘れていた!)
ほむら「それじゃあいくわよ!」
まどか「はい!」
ほむら「えいっ!」ペトッ
まどか「……」
ほむら「えいっ!」ペトッ
まどか「……ほむら様」
ほむら「何かしら」
まどか「もっと真面目に叩いてください!」
ほむら「えっ!? だ、だって、そしたらまどかが痛い目に……」
まどか「痛くなきゃ罰にならないじゃないですか!」
ほむら「確かに……!」
まどか「わたしだって誰にでもお尻を叩かせるわけじゃありません!」
まどか「相手がご主人様だから、わたしは……」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「どんなに痛くたって、ご主人様にされたことなら我慢できます」
まどか「だってご主人様のこと、信じてるから」
まどか「だからご主人様もわたしのこと、信じてください!」
ほむら「まどかを、信じる……?」
まどか「わたしは痛いことされたからってご主人様のこと嫌いになりません!」
まどか「ご主人様はわたしが本当に嫌がることはしないって、信じてるからです!」
まどか「だからご主人様、ほむら様」
まどか「いっぱいいっぱいの気持ちを行動にして、わたしにぶつけて欲しいんです!」
ほむら「ほむむむむ……」
まどか「痛ければ痛いほど……」
まどか「それだけほむら様がわたしのこと信じてくれてるって、分かるから」
ほむら「……」
まどか「まどかにはここまでのことをしても大丈夫なんだなって、そう信じてくれてる」
まどか「そういう気持ちが、伝わるから……」
まどか「だから痛くない方が、不安になっちゃうんです」
まどか「わたしの気持ちを信じてくれていないのかな、って」
ほむら「……分かったわ、まどか。私が悪かった」
まどか「ほむら様!」
ほむら「ふふっ。下僕に諭されるなんて、私も落ちたものね」
まどか「そんなことないです! それよりお仕置きを!」
ほむら「ええ、分かったわ」
短い時間で超一流のマゾになってるw
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:11:50.34:0BELpC/s0ほむら「ほむっ!」ペチーン
まどか「あうっ!」
ほむら「ほむむっ!」ペチーン
まどか「あうっ!」
ほむら「ほむむむっ!」ペチーン
まどか「ひっ!」
ほむら「ふふ……。ひとまずこんなところで止めておいてあげる」
まどか「ご主人様!」
ほむら「だけど勘違いしないで。私に手を上げた罪は、同程度の報復では流しきれないわ」
まどか「はい」
ほむら「だから今度は……、そうね、私の椅子になりなさい」
まどか「椅子、ですか?」
ほむら「そうよ。まずは貴女に一番お似合いの、四つん這いのポーズ」
まどか「はい」
ほむら「そのままじっとしていなさい」
まどか「……」ドキドキ
ほむら「それ」ホムッ
まどか(えへへ、身体全体にほむら様の体重が)
ほむら「私がいいというまでそのままでいなさい」
まどか「はい!」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら(まずいことに気がついたわ)
ほむら(人間椅子って、字面は強烈だけど……)
ほむら(実際やってみると思いの外、地味だった!!)
ほむら「……」ソワソワ
まどか「……」
ほむら「……」ソワソワ
まどか「お尻を頭に乗せる、とか」ボソッ
ほむら「!!」
ほむら(さすがまどか、やっぱり天才だわ!)
ほむら「あらそう。貴女は自分の頭をご主人様に踏みつけて欲しいのね」
まどか「はい!」
ほむら「つくづく救えないわね」
まどか「はい……、すみません」
ほむら「でもいいわ。私は優しいもの。特別に、貴女の頭を椅子として使ってあげる」
まどか「ほむら様!」
ほむら「さ、ありがたく踏まれなさい」ドカッ
まどか「ありがとうございます!」
優秀なMは優秀なSを育てる…
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 23:35:46.78:0BELpC/s0ほむら「ありがとうございます?」
ほむら「頭をお尻で踏まれて発する言葉が、ありがとうございます?」
まどか「はい」
ほむら「椅子の考えは人間様には度し難いわね、本当」
まどか「すみません」
ほむら「でも困ったわね。これじゃあ罰するどころか、ただご褒美をあげているようなものじゃない」
ほむら「これだから変態って困るのよね」
まどか(ほむら様のお尻が頭の上に)
まどか(はあ、はあ)
ほむら「さ、椅子はもういいわ」
まどか「はい!」
ほむら「次は……、うーん。そろそろ言うことを聞けたご褒美をあげようかしら」
まどか「ご褒美?」
ほむら「四足を止めて床に座りなさい」
まどか「えっと、こうですか?」
ほむら「そう。しばらくそのままでいて」
まどか(ご褒美って何かな!?)
まどか(キス、とか!?)
まどか(それともひょっとしてひょっとして……)
ほむら「はい、クッピーラムネ」
まどか「わーい! ……って、なんでー!?」
ほむら(スルメの方がよかったかしら?)
まどか「あのねほむら様! こういうことをする時はムードが大切なんです!」モグモグ
ほむら「ほむ……」
まどか「それを何ですか、クッピーラムネって!?」モグモグ
ほむら「でも、クッピーラムネは美味しいわ……」
まどか「それとこれとは話が別です!」モグモグ
ほむら「ほむむ……」
まどか「同じお菓子をご褒美にするにしても……」モグモグ
まどか「例えばそう、ウイスキーボンボンみたいなお洒落なお菓子なら、ムードも壊れないのに」
ほむら「っ!! 今から買ってくるわ!」
まどか「例えばの話です!!」
ほむら「ほむぅ……」
まどか「あとは……、渡し方を工夫すれば、たとえ駄菓子であろうとムードを壊しません!」
ほむら「渡し方を工夫?」
まどか「例えば10円の飴玉。これを普通にご褒美だよと渡されればムードぶち壊しですが」
まどか「この飴玉だって口移しされれば、それだけで全然感じが変わります!」
ほむら「!! 分かったわまどか、クッピーラムネを口移ししましょう!」
まどか「クッピーラムネは口移しする前に口の中で溶けちゃいます!!」
ほむら「ほむぅ……」
まどか「色々口喧しくしてごめんなさい、ほむら様……」
ほむら「まどか……」
まどか「でもわたし、ほむら様との時間をよりいいものにしたくて……」
ほむら「……よく分かったわ、まどか」
まどか「ほむら様!」
ほむら「このスルメならクッピーラムネと違って口移しできるわ!!」
まどか「話が戻ってるから!! あとスルメは口移しでも多分カバーしきれません!!」
ほむら「ほむぅ……」
ほむら(なかなか難しいわ……)
ほむら(でも一生懸命なまどかは可愛いわね)
ほむら(まどか! まどか!)
ほむら(さて、これからどうしようかしら)
まどか「……」マドマド
ほむら(そういえばまどか、顔がベタベタね。私がやったんだけど)
ほむら(そうだわ!)
ほむら「まどか、一緒にお風呂に入りましょう」
まどか「ええっ!?」
ほむら(あら……?)
まどか「あ、あの、でもほむら様……」モジモジ
ほむら「これは命令よ」
まどか「あ……、はい」モジモジ
ほむら(まどか! 知識はあっても経験が無いのね!)
ほむら(だからこういうことは恥ずかしがっちゃう!)
ほむら(これでこそ私のまどかだわ!)
ほむら(まどか! まどか! まどまどまどか!)
お風呂
ざああー
まどか「うぅぅ」モジモジ
ほむら「まーどか」ピトッ
まどか「ほむらちゃん!? ……あっ。じゃなくてほむら様!?」
ほむら「どうしてタオルなんて巻いているの?」
まどか「それは、だって……」
ほむら「恥ずかしいから?」
まどか「……はい」
ほむら「どうして同性相手に恥ずかしがるの?」
まどか「わたしが……、変態だから、です」
ほむら「そう。でもねまどか」
まどか「……」
ほむら「私はご主人様なの。そしてご主人様の命令は絶対よ」
ほむら「タオルをとりなさい、まどか」
まどか「……はい」
ほむら「ふーん。これが貴女の身体」ジロジロ
まどか「……」カアアアッ
ほむら(赤面するまどかも可愛いわ!)
まどか「ほむら様は、恥ずかしくないんですか……?」
ほむら「恥ずかしいわよ」
ほむら(でも他の世界でまどかと入浴したことがあるから、多少は慣れているというか)
まどか「……はじめてだよ」
ほむら「えっ?」
まどか「ほむら様にとっても、今ここにいるわたしとお風呂に入るのは、はじめてなんだよ」
ほむら「……」
ほむら(そう言われると、なんとなく恥ずかしいような気が)カアアアッ
まどか「……」モジモジ
ほむら「……」モジモジ
ほむら「……お風呂でぐらいは、普通の関係でいましょうか」
まどか「うん! えへへ、休憩だね」
完全にイニシアチブ奪われてんなw
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:47:42.02:QCfjJeCS0まどか「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「ほむ?」
まどか「屋上でできなかったわたしの大事な話、今ここで聞いてくれる?」
ほむら「ほむほむん」
まどか「耳、貸してね。えっとね―――」
じゃああああああああ
まどか「でね」
じゃああああああああ
まどか「―――なの」
ほむら(まどか……、そんなにも私のこと……)
ほむら(日本語では容易に表現しきれないほど強く私のことを思ってくれていたなんて……)
ほむら(本来ならノーベル文学賞をとれそうなほど素晴らしい言葉だったのに……)
ほむら(シャワーにかき消されて第三者には聞こえなさそうなほど、小さい声だったのが惜しまれるわ……)
ちくしょうシャワーめ…
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:49:41.54:GvC9x39f0
シャワーなら仕方ない
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 00:55:09.10:QCfjJeCS0ほむら(それにしても、いくら主導権を握るためとはいえ、)
ほむら(こう考えるとあの時の私って、なんてひどいことをしていたのかしら)
ほむら「ごめんねまどか」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「変態とかなんとか、色々酷いことを言ってごめんなさい、まどか」
まどか「……」
ほむら「まどかが変態なら……、私も、変態だから!」
まどか「あははっ! それフォローになってるのかな?」
ほむら「ほむむ……」
まどか「でもありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「まどか!」
ほむら(ワルプルギスの夜を安定して倒せるようになってからというもの……)
ほむら(調子に乗って世界をやり直しまくって、まどかとの理想の関係を追求してきたけれど)
ほむら(もうそんなことはこれで止めにしましょう)
ほむら(この世界が私にとっての最後の世界!)
ほむら「ね、まどか。お風呂から上がったら一緒に」
まどか「またご主人さまと下僕をやるんだよね?」
ほむら「そうそう、やっぱり普通にラブラブ……、えっ?」
まどか「えへへ。ほーむら様っ!」ギュッ
ほむら「ほむむ!?」
ほむら(どうしてこうなった!!?)
やっぱ覚えゲーだったかワルプル
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:12:43.15:QCfjJeCS0脱衣場
ほむら「はあっ。いいお湯だったわ」
まどか「そうですね、ほむら様!」
ほむら「……」
まどか「ほむら様?」
ほむら「いえ、何でもないわ」
ほむら(今更普通にいちゃいちゃしたくなったなんて言えないわね……)
ほむら(やっぱり私にタチなんて合わなかったのよー!)ホムー!
ほむら「……」
まどか「……?」
ほむら「あの、まどか」
まどか「なんですか?」
ほむら「やっぱり、えっと、その」
まどか「??」
ほむら「私が下僕役がいいな、なんて……」
ほう
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:29:10.51:QCfjJeCS0まどか「ふーん」
ほむら「でもまどかが嫌なら無理にとは……」
まどか「まどか様、だよ」
ほむら「え?」
まどか「ま・ど・か・様」
ほむら「あ、はい! まどか様!」
ほむら(切り替えの速さに一瞬頭が真っ白になったわ!)
まどか「つまりほむらちゃんは、罵る側よりも罵られる側にいたいんだ」
ほむら「……はい」
まどか「なーんだ。ほむらちゃんってわたし以上の変態じゃん」
ほむら「うっ」
ほむら(濡れてきたわ……)
結局そうなるのかよwwww
定期的にSとMを交換するカップルってのもアリだな……
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:33:44.84:RcTNb8ll0定期的にSとMを交換するカップルってのもアリだな……
切り替え早っww
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 01:34:49.31:QCfjJeCS0まどか「ま、いいけどね。わたしは器が広いからそんなほむらちゃんのことを受け入れてあげる」
ほむら「まどかぁ」
まどか「だからまどか様だって」ゲシゲシッ
ほむら(まどかの足が私の足をげしげししてる!)
ほむら「ごめんなさい、まどか様」
まどか「そう。よく言えたねー」ナデナデ
ほむら「ありがとうございます!」
ほむら(まどか様! まどか様!)
まどか「ところでほむらちゃん」
ほむら「ほむ?」
まどか「女同士だなんて狂っているわ」
まどか「これ、誰のセリフだったか覚えてる?」
ほむら「……ほむぅ」
まどか「ねえ。なんでこんなこと言ったのかな?」
ほむら「それは、その……」
まどか「言えないんだ」
ほむら「ごめんなさい……」
まどか「じゃあ、せめてもの誠意として土下座して」
ほむら「はいっ!!」ズザーッ
まどか(土下座するのはやっ!)
ほむら「……」ドキドキ
ほむら(ここから何をしてもらえるのかしら!)ドキドキ
まどか「何かしてもらえることをと期待してるんでしょ、ほむらちゃん」
ほむら「……」
まどか「例えば、そう……、頭を踏まれたらいいなぁ、とか思ってたり?」
ほむら「!!」
ほむら(どうして私の考えていることが分かったの!?)
まどか「でも何もしてあげなーい」
ほむら(えっ!?)
まどか「ほむらちゃんはそうしてただじっと土下座をしているの」
ほむら「ほむ……」
まどか「わたしはそんなほむらちゃんは無視して、のんびりクッピーラムネでも食べてようかな」
ほむら「まどか様ぁ……」
まどか「でもね、ほむらちゃん。わたしはとっても優しいんだ」
ほむら「……?」
まどか「だーかーらぁ」
まどか「ほむらちゃんが必死になって自分がしてほしいことをお願いしたら」
まどか「そうしたらそのお願いを聞いてあげるかも」
ほむら「!!」
まどか「いただきまーす」モグモグ
ほむら「まどか……、様!」
まどか「どうしたのほむらちゃん?」モグモグ
ほむら「私の頭を……」
まどか「ほむらちゃんの頭を?」
ほむら「踏んでください」
まどか「ええーっ! 何それ? 頭を踏んでください?」
ほむら「はい!」
まどか「ねえほむらちゃん。頭を踏んで、なーんて、普通は人に頼むようなことかな?」
ほむら「……」
まどか「それをお願いするようなほむらちゃんって、本当に、生粋の変態さんだね」
ほむら(私は、変態……)
ほむら(ううう、こんなことを言われてるのにエッチな気分になってくるのはどうしてかしら……)
ほむら(やっぱり私って……)
まどか「いいよ。踏んであげる」
ほむら「まどか様ぁ……」
まどか「でもただでは嫌だなぁ」
ほむら「踏んでもらえるなら……、何でもするわ」
まどか「じゃ、わたしの足を舐めてくれる?」
ほむら(まどかの足を舐めてもいいの!!?)
ほむら(ご褒美以外の何物でもないじゃない!!)
ほむら「ぺろぺろぺろ」
まどか「あはは、くすぐったい」
ほむら(……私は足を舐められた時、必死に笑いをこらえたけれど)
ほむら(まどかは素直に笑ったわね。しかもそのことであまりキャラがぶれていない)
ほむら(同じご主人様でも色々なタイプがあるのかしら……)
まどか「ほら、ほむらちゃん。お口が止まってるよ」
ほむら「ほむ」ペロペロ
まどか「このぐらいでいいや」
ほむら(ああ……、もっと舐めていたかったわ……)
まどか「さて、と。約束だったもんね。踏んであげる」
ほむら「!!」
まどか「それっ」ゲシッ
ほむら(あ、ああっ……!)
ほむら(まどかの足が、頭に……!)
まどか「ぐりぐりー」ゲシゲシゲシ
ほむら「ほむぅぅぅ……」
ほむら(幸せだわ……)
まどか「今とっても嬉しいでしょほむらちゃん」グリグリ
ほむら「ええ!」
まどか「返事はええ、じゃなくて、はい」
ほむら「ごめんなさいまどか様」
まどか「まったくほむらちゃんは困ったちゃんなんだから」グリグリ
ほむら(まどかぁー!)
ほむら(ほむらちゃーん!)
ほむら(まどかぁー!)
まどか「さて、と。顔を上げてほむらちゃん」
ほむら「ほむ?」
まどか「さっきからほむらちゃん、従順な下僕を頑張ってるよね」
ほむら(ほとんど自然体よ!)
まどか「今度はそのご褒美をあげるね」
ほむら(ご褒美!? それって一体)
まどか「ちゅーっ」
ほむら「ほむむっ!?」
まどか「……ぷふうっ」
まどか「ふふっ。ほむらちゃんにキスされっぱなしってのもあれだからね」
ほむら「まどか様……」
まどか「あ」
ほむら「??」
まどか「次の命令! 目をつぶって!」
ほむら「はい!」
ほむら(この上まだ何かあるというの!?)
ほむら(期待が膨らむわ!)
まどか(あああっ、やばいよやばいよ今更顔が赤くなってきた!)
まどか(おさまるまで目を閉じていてもらわないと、示しがつかなくなっちゃう!)
ほむら(何かしら何かしら)ドキドキ
まどか(ううーっ! うううーっ!)ドキドキ
まどか(ふうっ。ようやく落ち着いてきた)
まどか(わたしもまだまだ駄目だなぁ)
まどか(さて。そろそろほむらちゃんに目を開けてもらった方が……)
ほむら「……」ホムホム
まどか「……」
ほむら「……」ホムホムホム
まどか(なんだろう。凄く責めて欲しそうなオーラが見えるような)
まどか(目を閉じてって言われて期待しちゃったのかな……?)
ほむら(まだかしらまだかしら!)
ほむら(まどか様! まどか様!)
まどか「よいしょ、と」ドサッ
ほむら「!!」
ほむら(背中に体重が!)
まどか「別にこんなことするつもりは無かったんだけどね」
まどか「あんまりほむらちゃんが物欲しそうにしてるから、特別だよ」
まどか「さっきのお返し」
ほむら(まどかのお尻が私の背中に……)
ほむら(ほむー!!)
まどか「そのままでいいから聞いていて」
ほむら「はい」
まどか「わたしね。実は今日、お着替えを持ってきてるんだ」
ほむら「!?」
まどか「ほむらちゃんのお家に泊まっていってもいいかな?」
ほむら「もちろんですまどか様!!!」
まどか(テンション高っ!)
こうしてまどかが私の家に泊まることとなった
晩御飯に、就寝時間に、きっとあるであろうピロートークにと、
これから予想されるイベントに夢は膨らむばかり
ほむら「私達のお泊まりはこれからだ!」
意訳:ごめん、寝る
乙乙乙
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 03:16:27.45:ClY2bnjX0
>>1は相当な手練れ
何千と受けたであろう乙をさらに重ねよう。乙乙乙
304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 03:17:20.53:6GMb2biK0何千と受けたであろう乙をさらに重ねよう。乙乙乙
オチワロタ ごちそうさまでした
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 03:32:41.53:LfF5ETxb0
>>1乙
ほむほむ可愛いよほむほむ
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/17(木) 04:14:35.87:GErH9Ikf0ほむほむ可愛いよほむほむ
もっと見たかった……
コメント 15
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いつも受けだからたまに攻めるとすげえ興奮するんだよな
攻めが受けに叱られるシーンは笑ったわw
続きを……ふぅ…
ネコとタチっていう名称を使ってくれ頼むから