部室
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「んぁ?」
キョン「ノートパソコン、家に持って帰ってもいいのか?」
ハルヒ「だめよ」
キョン「だよな」
長門「……」ジーッ
キョン「あ、やっぱり……新品のほうがいいよな」
長門「……」コク
キョン「……」
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww
【東方】ルックス100点の文ちゃん
【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?
韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:38:55.68:lcoHPdc60
クリスマス当日
ハルヒ「メリークリスマース!!!」パァン
朝比奈「きゃぁ!?」
古泉「ふふ」
長門「……」
キョン「長門、はい」
長門「……」
キョン「安物のノートパソコンだけど」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」パァン
キョン「喜んでくれて何よりだ」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:41:12.67:lcoHPdc60
長門「お返し」
キョン「なんだ?」
長門「コタツ布団」
キョン「あ、ありがとう……でも、長門が寒いんじゃないか?」
長門「平気」
キョン「そ、そうか」
長門「……」
キョン(なんか嬉しそうだし、よかった)
ハルヒ「キョン!!私には?!」
キョン「チロルチョコあげただろ」
ハルヒ「あれ!?うそでしょ!?」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:42:51.83:QWxRGcBt0
ハルヒ「じゃ、みんなまたねー!!!」
古泉「はい、良いお年を」
朝比奈「さようなら」
長門「……」スタスタ
キョン「あ、長門」
長門「……」
キョン「ネットとかするんだろ?」
長門「……」コク
キョン「よかったら、ツイッターとかしてみないか?」
長門「ツイッター?」
キョン「結構、楽しいぜ?」
長門「貴方もしている?」
キョン「ああ、長門が始めたら全力でフォロワーしてやる」
長門「わかった」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:47:32.73:lcoHPdc60
長門宅
長門「……」カチャカチャ
長門「……」
長門「……」カチカチ
長門「……」
長門「……」カタカタ
長門「ネットが出来ない」
長門「……プログラムに異常なし」
長門「……」
長門「……」バンバン
長門「……どうして」
長門「ツイッター、不可能」
長門「……」トゥルルル
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:50:55.03:lcoHPdc60
キョン『どうした?』
長門「インターネットができない」
キョン『え……』
長門「ツイッター、不可能」
キョン『長門の家ってプロバイダーと契約してるのか?』
長門「プロバイダー?」
キョン『ちゃんと契約しないとインターネットはできないぞ』
長門「どうすればいい?」
キョン『ちょっとまってくれ……』
長門「……」
キョン『―――明日、今から言う電話番号にかけてみろ。ネット回線の工事をしてくれるはずだ』
長門「そう」
キョン『あ、間違っても宇宙的な魔法はなしな』
長門「わかった」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:53:09.49:lcoHPdc60
二週間後
業者「―――では、以上で終了です」
長門「……」コク
業者「失礼しました」
長門「……」コク
長門「……」
長門「……」カタカタ
長門「……」
長門「ツイッター……ツイッター……」
長門「……あった」
長門「……」カタカタ
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:56:08.46:lcoHPdc60
学校 部室
長門「……」
キョン「おーす、長門」
長門「……」
キョン「ツイッター、始められたか?」
長門「……」コク
キョン「おぉ!!そうか。なら今日ぐらいフォロワーする」
長門「助かる」
ハルヒ「おっまたせー!!」
朝比奈「こんにちは」
古泉「お正月以来ですね」
ハルヒ「さってとー、今日の会議を始めるわね!!」
キョン「今日は何をするんだ?」
ハルヒ「そうねえ……なにする?」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:59:44.99:lcoHPdc60
長門「……」ポチポチ
ハルヒ「あら?有希が携帯弄るなんて珍しいわね。誰とメールしてんの?」
長門「……」バッ
ハルヒ「何で隠すのよ?」
長門「貴女に利益がないと判断」
ハルヒ「そんなの私が決めるの!!ほら、見せなさい」
キョン「ハルヒ、やめろ」
ハルヒ「会議中に携帯を弄ってるほうが悪いのよ。没収しないだけマシでしょ?」
キョン「あのなぁ……」
長門「帰る」
ハルヒ「ちょっと!!有希!!―――冗談、冗談だって!!」
長門「……」
ハルヒ「もう、そんな本気で見ようなんて思って―――すきありぃぃ!!!」バッ
長門「!?」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:02:39.33:YxEk6HPp0
ハルヒ「誰と文通してるわけぇ?」
長門「やめて」
ハルヒ「まぁまぁ」
キョン「ハルヒ!!」
ハルヒ「あら……?これツイッターじゃない。なに、有希ってばツイッターしてるの?」
長門「……」
ハルヒ「ふーん……へぇ……」
長門「返却を要求する」
ハルヒ「はい。ありがと」
長門「……」
ハルヒ「ツイッターね……ふむふむ……」
キョン「どうしたんだよ?」
ハルヒ「別に。まだ秘密」
キョン「おいおい……」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:07:03.34:YxEk6HPp0
キョン宅
キョン「あ……そういえば長門のツィートでも見てみるかな」
キョン「……」スタスタ
キョン「……おーい」トントン
妹「―――なぁに?」ガチャ
キョン「パソコン、貸してくれ」
妹「いいよー」
キョン「まあ、俺の部屋なんだけどな。ここ」
妹「えへ☆」
キョン「よっと……うわ……お前、またウィキペディアでハサミのページをみてたのか」
妹「うん」
キョン「怖いからやめとけ。……さてと……長門のツィートは……」カタカタ
妹「んー?」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:10:00.29:ht+zXRzZ0
キョン「あった……これだな」カチ
『なう』
キョン「あはは……初めてのツィートらしいな」
妹「なにこれー?」
『便所掃除開始。目標五分』
キョン「……」
『便所掃除完了。所要時間四分五十七秒。なう』
キョン「……」
『コンビニなう』
妹「ツイッターだぁ」
『から揚げ、美味しそう。購入、断念』
キョン「なにがあった……」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:11:51.16:F6sd0T7x0
『コタツの中で丸くなる。コタツ布団を友人に譲渡したことを思い出す。断念』
キョン「長門……」
妹「誰のツイッター?有希ちゃん?」
『お茶を飲む。茶柱は立たず。無念』
キョン「……」
『外を見る。星が見えた』
キョン「……」
妹「なんか可哀想……」グスッ
『就寝』
キョン「長門……」
妹「電話してあげてよぉ」
キョン「そ、そうだな」
キョン「……」トゥルルル
妹「えーと……何歳ですか?」カタカタ
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:18:50.79:YxEk6HPp0
長門『……』
キョン「長門か?」
長門『……』カタカタ
妹「あ、早速きた……えーと?」
『JC』
妹「おぉ……なんの略、ですか?」カタカタ
キョン「えーと……元気か?」
長門『ほどほど』カタカタ
キョン「そうか」
妹「早いなぁ……」
『女子中学生』
妹「あれ?高校生じゃないの?……証拠、うp」カタカタ
キョン「あのさ……なにか困ったことがあれがすぐに相談してくれな?」
長門『了解』
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:23:09.68:YxEk6HPp0
『ねらーはお断り』
妹「むー……画像くれ」カタカタ
キョン「長門、大丈夫なんだな?」
長門『平気。それより……先ほどから貴方から酷い煽りを受けている』カタカタ
キョン「え?」
長門『今、下着姿の写真を要求されている。見たい?』
キョン「え……ちょ……な……?」
『そんなに?』
妹「無論だ」カタカタ
長門『了解した。少し待って』
キョン「え……!?お、おい!!長門!!?」
ツーツー……
キョン「どうなってんだ……?」
妹「ワクワク」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:26:24.39:ylpaBNgv0
キョン「長門……?」
妹「まだかー?」カタカタ
『カメラ、ない。困惑中』
妹「携帯の写メだ!」カタカタ
『なんという名案。試みる』
妹「いそげーまにあわなくなってもしらんぞー」カタカタ
キョン「はぁ……少し、風呂に入ってくるか」
妹「あ、わたしもー!!」テテテ
キョン「いい加減、一人で入れるようになれ」
妹「キョンくんとおふろー♪」
キョン「全く……将来が不安だ」
『今から画像を掲載する』
『どうぞ』
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:30:56.42:YxEk6HPp0
長門宅
長門「……」
長門「フォロワーがすごい勢いで増えていく……」
長門「……」
長門「……」カタカタ
長門『感想を』
『かわいい!!』
『最高です!!』
『もっとください』
『手ブラでお願いします』
『顔も見たい』
長門「……」
長門「手ブラ……?」
長門「……」トゥルルル
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:34:17.07:YxEk6HPp0
キョン宅
キョン「ふぅ……さっぱりした」
妹「うぅ……」
キョン「あ、電話だ……はい?」
長門『手ブラとは?』
キョン「え……?」
妹「―――あ、更新されてる。おぉ!!すごい。顔以外載ってる」
長門『今、要求されてる』
キョン「要求って……うおぉぉぉ!?!?」
長門『私は貴方の指示に従った』
キョン「まてまて!!すぐに消せ!!こんなことするなぁ!!」
長門『……?』
キョン「早く!!」
長門『了解』
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:37:28.71:YxEk6HPp0
キョン「その前に保存だけはしとくか」
妹「もうしたよー」
キョン「流石だな」
妹「えへへ」
長門『消した』
キョン「よし……もう、こんなことするな。いいな?」
長門『わかった』
妹「いい体してんなぁ」カタカタ
『嘘』
妹「嘘じゃないよ」カタカタ
『嘘嘘』
妹「次は胸だ」カタカタ
長門『……どっちが貴方の真意?』
キョン「なにが?」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:40:52.42:8oUs6N670
『就寝』
妹「もしもーし!!」カタカタ
長門『おやすみ』
キョン「あ、ああ」
妹「逃げられちゃった」
キョン「長門……普通にツイッターやればいいのに……」
妹「私もねよーっと」
キョン「おやすみ」
妹「うん」
キョン「さてと……」
キョン「……」カタカタ
キョン「……」
キョン「今日も勉強全然しなかったぜー!!ハッハー!!!」カタカタ
キョン「今日のつぶやきはこれでいいか。寝よ寝よ」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:45:47.85:YxEk6HPp0
数日後 休日
キョン「暇だし、長門のツィートでも見るか」
キョン「……」カタカタ
『起床。現在、5時。快晴の模様。朝日が綺麗』
キョン「早起きだな……」
『散歩開始』
キョン「……」
『道中、猫と遭遇。見つめあうこと5分。猫、逃走。撫でること叶わず』
キョン「長門……」
『公園なう』
『見知らぬ男性に声をかけられた』
キョン「!?」
『飴を受け取る。イチゴミルク味。美味』
キョン「長門って意外とアクティブなんだな……」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:50:48.59:YxEk6HPp0
『コンビニなう』
キョン「またコンビニか……」
『フライドチキンかから揚げ棒、真剣に思案中』
『フライドチキン、購入』
『あつあつ、できたて』
キョン「にしても……あいつ無口な分、こういとこではよく話すんだな」
『帰宅。やはりからあげ棒にしたらよかった』
『外を見る。雲がソフトクリームに見えてくるまで座視して待つことにする』
キョン「おいおい……」
キョン「あれ……それから更新がないな……」
キョン「かれこれ3時間か……」
キョン「電話するか……」
キョン「……」トゥルルル
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:54:22.82:YxEk6HPp0
長門『……』
キョン「長門?」
長門『なに?』
キョン「ソフトクリームの雲は見えたか?」
長門『まだ』
キョン「そうか」
長門『排泄物になら見えないこともない雲がいくつかあった』
キョン「……」
長門『……』
キョン「長門……辛いか?」
長門『……?』
キョン「なんでも相談してくれよ?」
長門『わかった。……にちゃんねるで一番面白い板を教えて欲しい』
キョン「?!」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:00:24.81:YxEk6HPp0
キョン「い、いきなりどうした??!」
長門『最近、他のツィートもみるようにしているが、ユニークなツィートには必ず『にちゃん発祥』という文字が躍る』
キョン「そ、それで?」
長門『元々、にちゃんねるの存在は知っていた。しかし、あまりの煩雑さから敬遠していた』
キョン「うんうん」
長門『だが、ユニークな場所であることが徐々にわかり始めた。だから、お勧めの板を教えて欲しい。そこの住人になる』
キョン「そうだなぁ……長門が気に入りそうな板は……PC板とかじゃないか?」
長門『では、逆に行かないほうがいい板は?』
キョン「VIPだろうな」
長門『それはどのような場所?』
キョン「屑の集まりだ」
長門『了解』
キョン「でも、あんまり行かないほうが……」
ツーツーツー
キョン「長門……」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:01:25.56:D2Mgasy30
長門「……」カタカタ
長門「……ここが」
長門「やはり……スレッドを探すのも一苦労」
長門「……」
長門「……」トゥルルル
キョン『どうした?」
長門「見にくい」
キョン『ああ、まあ、そのまま行くとな』
長門「どうすればいい?」
キョン『専用のブラウザがあるんだ。それを使えば見やすくなるぞ?』
長門「専用ブラウザ?」
キョン『長門だったらすぐに見つけられるだろ』
長門「了解」
キョン『でも、それをインストールしちまうとぬけだせな―――』
長門「専用ブラウザ……」カタカタ
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:08:49.40:YxEk6HPp0
数分後
長門「インストール開始」カチッ
長門「……」
長門「できた」
長門「……」カタカタ
長門「……これは画期的」
長門「見やすい。使いやすい」
長門「……」カタカタ
長門「まずはPC板という場所に……」
長門「……」
長門「……PCサロン……」
長門「……」カタカタ
長門「知ってることを語っているだけ……面白くない」
長門「……他」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:13:25.62:YxEk6HPp0
長門「……」カタカタ
長門「……VIP」
長門「……」カチッ
長門「……眼鏡の女は最高……?」
長門「……」カチッ
『眼鏡をかけてる女ってマジ最高じゃね?』
『眼科行け』
『なわけねーだろ、うざいだけ』
『眼鏡キャラはマジでいらね』
『いや、外したら美人とか普通にあるし』
『童貞乙』
長門「……」
長門「眼鏡はだめ?」カタカタ
長門「……忍法帖……?」
長門「書き込みできない……」カチカチ
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:16:27.25:YxEk6HPp0
長門「……どうして?」
長門「プログラムに異常なし」
長門「……」バンバン
長門「電話……」
長門「……」フルフル
長門「自分で解析する」
長門「……」カタカタ
長門「―――なるほど」
長門「では……」
長門「……」カタカタ
長門「……これで忍法帖レベルは40になったはず」
長門「……再試行」カタカタ
長門「できた」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:21:46.14:YxEk6HPp0
『眼鏡とかマジできめー』
長門『以前、友人に眼鏡はないほうがいいといわれた』
『詳しく』
長門『教室に二人っきりになったとき、私は眼鏡をとった。そのときに言われた。やはり眼鏡はないほうがいい?』
『ホモですか?アッー』
長門『違う。私は女、友人は男』
『うp』
『スカートうp』
長門『どうやって?ここ、初めてでよくわからない』
『よう、おっさん。仕事しろ』
長門『中年ではない。その言い方は失礼』
『じゃあ、うpはよ』
長門『方法を教えて』
『写真とってこのサイトにいってアップロードしてURLを晒せカス』
長門『了解』
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:25:37.79:YxEk6HPp0
『はよはよはよ』
『バンバンバンバン』
『パンツ脱いだほうがいい?』
長門「……」カシャ
長門「……」カタカタ
長門『できた』
『キターーーーーー!!!!!』
『いやっほー!!!!』
『待てよ。スカートだけじゃん。パンツ、はよ』
『ここの礼儀にしたがって貰おうか。パンツとブラジャー、はよ』
長門「礼儀……」
長門『了解』
長門『着たままのほうが望ましい?』
『あたりまえだろ!!』
長門『了解』
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:28:12.10:GqyFqb5A0
長門『どうぞ』
『マジだ!!!!!!』
『神スレ』
『何歳?』
長門『3歳』
『ペドロリキタコレ』
『このスレはアグネスに監視されています』
『もっと!もっと!!』
長門「……」
長門「……」カタカタ
長門『裸は嫌』
『ふざけんな!!にげられるとおもうなよ!!』
『うーp!うーp!!』
長門「……」オロオロ
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:33:41.46:YxEk6HPp0
『もうお前ん家、特定したから。うpしなければ凸』
『はよはよ』
『乳首みたいなー』
長門「……」
長門『でも恥ずかしい』
『はずかしくないよー』
『俺らしかみねーから』
『安心しろ』
長門「……」オロオロ
長門『じゃあ、乳首だけ』
『きたーーーーーー!!!!』
『あるがたやありがたや』
『生きててよかった。ありがとう』
長門「……」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:38:18.58:YxEk6HPp0
長門『どうぞ』
『ふぅ……』
『けしからん……ふぅ……』
『ふぅ……お前ら全員逮捕だからなwwwwwwwwwwwwwwww』
長門「……」
長門「確かに屑が多い」
長門「……でも、悪い気分ではない」
『次は下ですか?』
『そろそろやめとけ』
長門「……」
『やめろ』
『はぁ?ふざけんなカス。空気嫁』
『気にせずうp』
『もうやめろ』
長門「……」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:41:41.55:YxEk6HPp0
『これ以上は駄目だ』
『ひっこんでろ』
『ばぁーか』
長門「……」カタカタ
長門『やめる』
『そんなこというなー!!!』
『もどってきてー!!天使よー!!!』
長門「……」
ピリリリ
長門「……?」
長門「……」
キョン『長門?』
長門「なに?」
キョン『今から、そっちに行ってもいいか?』
長門「構わない」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:45:02.73:YxEk6HPp0
数十分後
長門「どうぞ」
キョン「……長門、なんで来たかわかるな?」
長門「……」コク
キョン「どうしてあんなことをしたんだ?」
長門「……」
キョン「あんな場所に裸を晒して……ネットに一度流れたものはもう回収できないんだぞ?」
長門「……」
キョン「長門……」
長門「もうしない」
キョン「え……」
長門「インターネット、もうしない」
キョン「いや……なにもそこまで……」
長門「貴方に余計な心労を与えるだけなら、もうしない」
キョン「……」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:49:23.48:YxEk6HPp0
長門「……」
キョン「ああいう使い方さえしなければいいだけの話だ」
長門「……」
キョン「なにも拒絶することはないって」
長門「本当に?」
キョン「ああ。でも、長門は素直だからな。にちゃんねるには行かないほうがいい」
長門「そうする」
キョン「ツイッターで日々の思いをぶちまけてるほうがいいって」
長門「……」
キョン「な?」
長門「……」コク
キョン「よし……まぁ、俺のプレゼントしたPCをできるだけ使って欲しいってだけだがな」
長門「……」
キョン「それじゃあ」
長門「さよなら」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:55:20.12:YxEk6HPp0
長門「……」カタカタ
長門『友人に怒られた。辛い』
長門『でも、私のことを心配してくれてのこと。嬉しい』
長門『この場を借りて感謝する』
長門『ありがとう』
長門「……」
長門「ツィート、完了」
長門「……」
長門「新しいフォロワー……」カタカタ
長門「……」
長門「涼宮ハルヒ……」
長門「……」カチッ
『今日からツイッターはじめましたー!!よろしくぅー!!』
長門「……」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:56:05.09:9DqKXp8M0
長門「……」
『学校なう。授業おもしろくない。今日はずっと窓から空を見上げてUFOを探してた』
長門「UFO……」
『前の席に座ってる男子の背中をシャーペンでつついた。寝てたみたいでビクッてなった。かわいい』
長門「……」
『昼休み屋上なう。教室には居場所がない』
長門「……」
『放課後キター!!正直、これからが私の時間!!』
『会議中なう。専属メイドさんを公開』
長門「朝比奈みくるが掲載されている……」
『自宅なう。今日の夕食はカツどん。おいしいです』
長門「……」グゥ~
『お風呂はいってくるよー。今日のつぶやきはここまで!!』
長門「……」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:06:18.14:eUYu/spbO
長門「まだある……」
『おはよう!!いってきまーす!!』
長門「……」
『通学路なう』
長門「……」
『今日はここで待ち伏せしてみる。奴が来るかもしれない』
長門「やつ……?」
『きたきた』
長門「……」
『驚かすタイミングを逃した。失敗。でもめげない。つーか、これからっしょ』
長門「……」
『学校なう。相変わらず授業はつまらない。テロリストでも乱入してこい』
『昼休み、部室なう。ネットしながら昼ごはんとか最高ね』
『早く放課後こい』
長門「……」グスッ
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:13:55.64:YxEk6HPp0
『うわぁぁぁ!!!部屋にゴキブリがぁぁぁ!!!』
『しとめた♪』
『殺したゴキブリ、掲載。これが本当の公開処刑』
長門「ゴキブリが……」
『今日はここまで予習してみた!!どうだぁー!!』
『これで明日、あいつに勉強のことを聞かれても安心安心』
『今日のつぶやきはここまで!!おやすー!!』
長門「……」
長門「……勘違いしていたかもしれない」
長門「涼宮ハルヒは決して強くない……」
長門「全員に知らせないと……」
長門「……」トゥルルル
朝比奈『は、はい……もしもし?』
長門「ツイッター初めて、今すぐ」
朝比奈『へ?』
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:20:25.38:YxEk6HPp0
朝比奈『ツイッター……は始めるんですか?』
長門「そう」
朝比奈『ど、どうして……?』
長門「涼宮ハルヒのツィートを見ればわかる」
朝比奈『涼宮さんの……?わかりました』
長門「……次」トゥルルル
古泉『どうかされましたか?』
長門「ツイッターを始めて、今すぐに」
古泉『ツイッターなら既にしていますが?』
長門「涼宮ハルヒのツィートは閲覧済み?」
古泉『え?涼宮さんが……?それは知りませんでした、探してみます』
長門「……次」トゥルル
キョン『どうした?』
長門「涼宮ハルヒのツィートを見て」
キョン『え……あいつ、ツイッターなんてしてたのか?!』
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:27:51.53:YxEk6HPp0
朝比奈「……これでいいんですよね?」
朝比奈「この時代の機械はローテクすぎて……」カタカタ
朝比奈「2TBとか……そもそもこういう記憶媒体が……」
朝比奈「あ……これですね」
朝比奈「えーと……」カチッ
『今日は日曜日!!不思議探索の日!!やっほー!!』
『どの服を着ていくか悩む。今日は赤にすべきか』
『待ち合わせ時間の45分前に到着。土日は私が一番輝いていると思う』
朝比奈「え……」
『まずは可愛いクールっ娘がきたー!!!』
『挨拶、ガン無視された。ま、いつものことだけどね!!』
朝比奈「……」
『次は副団長!!さわやかイケメン!!挨拶したらガン無視。クールっ娘とはちゃんと挨拶してる』
『最後の巨乳ロリっ娘先輩きたー!!胸を揉みながら挨拶したら思い切り叩かれた。もうやめよう』
朝比奈「す、すず、みや……さん……ごめん……なさ、い……」ブワッ
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:30:23.00:LpMQKmp00
古泉「……」
『一番遅れて奴がくる!!するとみんなの表情が一変する。これもいつもの感じ、もう慣れた』
『奴がいるときだけみんなが私に優しくなる不思議!!』
古泉「……」
『だから、私にはきっと奴が必要!!あいつがいないと私は輝けない!!』
『私は月で、奴が太陽ってとこね!!』
古泉「……」
『くじ引きで班分けをした!!今日こそは奴と二人っきりになりたい!!』
『並木道なう。ロリ先輩とイケメンに挟まれる。会話、なし』
古泉「……」ウルウル
『さむいわねー!!を連呼。効果なし』
古泉「……涼宮さん……」
『缶コーヒー奢ろうとしたら拒否された!!なんでだろー♪』
古泉「もういい……もういい……」ポロポロ
『トイレにいって出てきたら二人の姿がなかった。確かに待っててとは言わなかった。反省反省!!』
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:45:33.73:YxEk6HPp0
『そろそろお昼。我慢に耐えかねて、奴に電話。奴はいつもニュートラル。優しい。声を聞くだけでたまに涙腺が壊れそうになる』
キョン「……」
『マクドナルドで一服。私が注文している間、みんなは待っててくれる。これは奴がいるからだと思う』
『チーズバーガーとオレンジジュースのSサイズを注文した!!!これ全部、あいつのおごり!!やっほー!!』
キョン「ハルヒ……」
『ポテトは恵んでもらう!!』
『トイレなう。ロリ先輩に呼び出される。奴のポテトは食うなと言われる』
キョン「おぉ……!?」
『再度くじ引き!!今度こそ二人っきりになりたい!!なりたい!!もう何時間も会話しないとか嫌!!』
『でも、くじ引きしないと一週間ぐらい普通に口を聞いてもらえない。それはもっと嫌!!』
キョン「ハルヒぃ……気づいてやれなくて……スマン……」ポロポロ
『不思議探索中。パーティーはクールっ娘とロリ先輩。時折、先輩からため息が聞こえる』
『この集まりが嫌なのかもしれない。でも、これがなくなると私はきっと土日外にでなくなる』
『なにがいけないのかわかりません』
キョン「ハルヒ……」ブワッ
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:52:42.62:YxEk6HPp0
キョン「……」
『今日の探索は無事終了!!明日、また学校で!!』
キョン「ハルヒ……俺の知らないところで……」
『自宅なう!!!今日の日記を書くぞ!!』
『お風呂はいったー!!』
『予習をしてねます!!今日のつぶやきはここまで!!早く放課後がこないかなぁ!!』
キョン「……」
キョン「……」トゥルルル
長門『なに?』
キョン「長門……どうしてハルヒにこんなことを……」
長門『私はいつもどおり』
キョン「そうか……そうだな。長門は確かに無口だもんな……」
長門『原因があるとするならば、朝比奈みくると古泉一樹たち』
キョン「長門……明日から……できるだけ……あの……」
長門『涼宮ハルヒに気をかける。安心して。一人にはさせない』
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:58:40.51:YxEk6HPp0
夜
キョン「……」カタカタ
キョン「今日のハルヒは……」
『今日は不思議探索中止です!!毎週してたら流石に心底嫌われるから!!』
キョン「……」
『何をするか困る!!というわけでケーキでも作ってみる!!』
『卵とかかってきたー!!どやぁぁぁ!!!』
『失敗した』
キョン「……」ブワッ
『やる気うせた。寝る』
『なんか上手くいかない。何がいけないのか小一時間考えてみる』
キョン「……あ、更新された」
『あいつの声、ききたいなぁ……』
キョン「……」
キョン「……」トゥルルル
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:02:49.58:YxEk6HPp0
ハルヒ『なによ?』
キョン「よっ」
ハルヒ『何のよう?急がしいんだけど?』
キョン「いや……今日会わなかっただろ?元気にしてるかなって」
ハルヒ『はぁ?なんかあったらすぐに連絡してるわよ』
キョン「そうか」
ハルヒ『それだけ?』
キョン「ああ」
ハルヒ『あっそ。じゃあね!!』
キョン「ああ」
ツーツーツー……
キョン「……あ、更新された」
『電話きたーーーーー!!!なんか知らないけど私の心配してくれてる!!!!今日はぐっすりねれそう!!!』
キョン「ハルヒ……」ポロポロ
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:06:53.00:YxEk6HPp0
翌日 学校
キョン「長門」
長門「……」
キョン「ハルヒ、もう来てるぞ」
長門「そう」
キョン「……長門にPCプレゼントしてよかった」
長門「どうして?」
キョン「ハルヒの気持ち……知ることが出来たから」
長門「それは私の功績ではない」
キョン「ま、そう思わせてくれってことだよ」
長門「わかった」
キョン「じゃあ、いくか」
長門「……」コク
キョン「ハルヒー」
ハルヒ「んぁ?」
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:10:42.82:/jMC5M1P0
長門「これ……読んで」
ハルヒ「え?なに?」
キョン「クリスマスプレゼントだそうだ」
ハルヒ「今更?」
長門「おすすめ」
ハルヒ「有希のおすすめなら読むわ。ありがとう」
キョン「あと、これ……」
ハルヒ「へ?」
キョン「チロルチョコは流石に……反省した……俺のおすすめのCDだ。家で聴いてくれると嬉しい」
ハルヒ「ふーん……別にあんたの趣味なんてどうでもいいけど……まぁ、貰えるものはもらっておくわ」
キョン「そうか」
長門「じゃあ」スタスタ
ハルヒ「また、放課後ね!!」
長門「……違う。昼休みに来る」
ハルヒ「え……?」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:14:40.03:Bmd6t8ClO
休み時間
ハルヒ「トイレいこっと」
ハルヒ「……」スタスタ
ハルヒ(有希ってば昼休みに来るって……何かあるの……?)
朝比奈「涼宮さん!!!」
鶴屋「やぁやぁ!!」
ハルヒ「あら、みくるちゃん、鶴屋さん。どうかしたの?」
朝比奈「あの……今日、お昼休み一緒にご飯食べませんか?」
鶴屋「いやぁ、今日はちょこっとつくりすぎちゃってさぁ、どうにょろ?」
ハルヒ「べ、別にいいけど……」
朝比奈「じゃあ、教室で待っていてくださいね」
鶴屋「約束っさー!!」
ハルヒ「う、うん……」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:18:45.11:YxEk6HPp0
ハルヒ「……すっきりした」
古泉「涼宮さん」
ハルヒ「古泉くん、どうかしたの?」
古泉「これを」
ハルヒ「なにこれ?」
古泉「涼宮さんにぴったりのマフラーを見つけまして、プレゼントしようかと」
ハルヒ「え?いいの?なんか高そうだけど」
古泉「はい。閣下のためですから」
ハルヒ「そ、そう……じゃあ、もらってあげるわ。ありがたく思いなさい!!」
古泉「はっ!」
ハルヒ「……」
古泉「それでは」
ハルヒ「う、うん……」
ハルヒ(あれ……キョンが傍にいないのに……なんか優しい……)
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:23:19.70:p9zCr/MK0
昼休み
ハルヒ「……」
谷口「キョン~飯食おうぜ!!」
キョン「悪い、今日は先約があるんだ」
ハルヒ(誰と食べるのかしら……?)
キョン「な、ハルヒ?」
ハルヒ「!?」
キョン「弁当だろ?」
ハルヒ「ばっ!!なにいってんのよ!!誰があんたとたべるかぁ!!」
朝比奈「涼宮さん!」
鶴屋「きたよー」
ハルヒ「お生憎様!今日はみくるちゃんと食べるの!!」
キョン「そっか。わかった」
ハルヒ「ふん!!」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:26:06.32:YxEk6HPp0
長門「……」
ハルヒ「あ、有希じゃない」
長門「……」
ハルヒ「これから一緒にお昼ご飯でもどう?」
朝比奈「ど、どうですか?」
鶴屋「どうにょろー?」
長門「……」コク
ハルヒ「じゃあ、いきましょう!!」
朝比奈「どこで食べましょうか?」
ハルヒ「そうねえ……」
長門「部室」
ハルヒ「そうね!部室にしましょう!!」
朝比奈「じゃあ、私がお茶をいれますね」
ハルヒ「ええ!お願いね!!」
朝比奈「はい」
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:31:31.57:YxEk6HPp0
キョン「……」ポチポチ
谷口「キョン、さっきからなにしてんだ?」
キョン「ツイッターみてる」
国木田「へえ……なんか面白いツィートでもあるの?」
キョン「面白いって言うか……」
谷口「なんだよ?」
キョン「ちょっとな……」
『部室なう!!なんと今日はみんな一緒だぁぁ!!!』
『みんな優しい!!』
『お茶がおいしいぞ!!ありがとう!!先輩!!』
『もう一人の先輩が作ってきたお弁当が超豪華!!ほっぺが二度落ちた!!』
『クールっ娘もいつもより私と目を合わせてくれてる!!きゃっほー!!』
キョン「……よかったな……ハルヒ……」
『お茶のおかわりしようか迷ってる。迷惑がられないだろうか……』
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:35:18.07:YxEk6HPp0
ハルヒ「うぅ……」
鶴屋「それでみくるがさぁ……」
朝比奈「もうやめてください!!」
ハルヒ(ん……?)
『大丈夫、みんな君のこと大好きだから』
鶴屋「ん?どったの?またメール?」
ハルヒ「あ、えと……みくるちゃん、おかわり!!」
朝比奈「はい!少し待っててください」
鶴屋「交友関係広そうだもんね」
ハルヒ「まあね!」ポチポチ
ハルヒ『お茶、おかわりできたー。ありがとう!』
『よかったな』
朝比奈「はい、どうぞ」
ハルヒ「どうも」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:40:21.22:YxEk6HPp0
夜 キョン宅
キョン「あいつ……放課後もすごい機嫌よかったな……」
キョン「……」カタカタ
『今日は幸せな一日だったぁ!みんなとのご飯が美味しいことを忘れてたぁ!!』
『少し遅めのクリスマスプレゼントももらったし、お返しを考えないといけない!!』
『近くバレンタインデーもあるし、そのときでいいか』
キョン「ハルヒ……」
『また、こんな明日ならいいな』
キョン「あぁ……大丈夫さ、ハルヒ」
キョン「明日もまたみんなで食えるさ……」
キョン「……」カタカタ
キョン『おやすみ』
ハルヒ『おやすみー!!』
おしまい。
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:44:26.49:4zELs3Ys0
クリスマス当日
ハルヒ「メリークリスマース!!!」パァン
朝比奈「きゃぁ!?」
古泉「ふふ」
長門「……」
キョン「長門、はい」
長門「……」
キョン「安物のノートパソコンだけど」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」パァン
キョン「喜んでくれて何よりだ」
長門「お返し」
キョン「なんだ?」
長門「コタツ布団」
キョン「あ、ありがとう……でも、長門が寒いんじゃないか?」
長門「平気」
キョン「そ、そうか」
長門「……」
キョン(なんか嬉しそうだし、よかった)
ハルヒ「キョン!!私には?!」
キョン「チロルチョコあげただろ」
ハルヒ「あれ!?うそでしょ!?」
チロルチョコwwwww
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:44:50.48:OfL+4dJ60
ハルヒ不憫wwww
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/11(日) 23:44:59.14:lcoHPdc60ハルヒ「じゃ、みんなまたねー!!!」
古泉「はい、良いお年を」
朝比奈「さようなら」
長門「……」スタスタ
キョン「あ、長門」
長門「……」
キョン「ネットとかするんだろ?」
長門「……」コク
キョン「よかったら、ツイッターとかしてみないか?」
長門「ツイッター?」
キョン「結構、楽しいぜ?」
長門「貴方もしている?」
キョン「ああ、長門が始めたら全力でフォロワーしてやる」
長門「わかった」
長門宅
長門「……」カチャカチャ
長門「……」
長門「……」カチカチ
長門「……」
長門「……」カタカタ
長門「ネットが出来ない」
長門「……プログラムに異常なし」
長門「……」
長門「……」バンバン
長門「……どうして」
長門「ツイッター、不可能」
長門「……」トゥルルル
キョン『どうした?』
長門「インターネットができない」
キョン『え……』
長門「ツイッター、不可能」
キョン『長門の家ってプロバイダーと契約してるのか?』
長門「プロバイダー?」
キョン『ちゃんと契約しないとインターネットはできないぞ』
長門「どうすればいい?」
キョン『ちょっとまってくれ……』
長門「……」
キョン『―――明日、今から言う電話番号にかけてみろ。ネット回線の工事をしてくれるはずだ』
長門「そう」
キョン『あ、間違っても宇宙的な魔法はなしな』
長門「わかった」
二週間後
業者「―――では、以上で終了です」
長門「……」コク
業者「失礼しました」
長門「……」コク
長門「……」
長門「……」カタカタ
長門「……」
長門「ツイッター……ツイッター……」
長門「……あった」
長門「……」カタカタ
学校 部室
長門「……」
キョン「おーす、長門」
長門「……」
キョン「ツイッター、始められたか?」
長門「……」コク
キョン「おぉ!!そうか。なら今日ぐらいフォロワーする」
長門「助かる」
ハルヒ「おっまたせー!!」
朝比奈「こんにちは」
古泉「お正月以来ですね」
ハルヒ「さってとー、今日の会議を始めるわね!!」
キョン「今日は何をするんだ?」
ハルヒ「そうねえ……なにする?」
長門「……」ポチポチ
ハルヒ「あら?有希が携帯弄るなんて珍しいわね。誰とメールしてんの?」
長門「……」バッ
ハルヒ「何で隠すのよ?」
長門「貴女に利益がないと判断」
ハルヒ「そんなの私が決めるの!!ほら、見せなさい」
キョン「ハルヒ、やめろ」
ハルヒ「会議中に携帯を弄ってるほうが悪いのよ。没収しないだけマシでしょ?」
キョン「あのなぁ……」
長門「帰る」
ハルヒ「ちょっと!!有希!!―――冗談、冗談だって!!」
長門「……」
ハルヒ「もう、そんな本気で見ようなんて思って―――すきありぃぃ!!!」バッ
長門「!?」
ハルヒ「誰と文通してるわけぇ?」
長門「やめて」
ハルヒ「まぁまぁ」
キョン「ハルヒ!!」
ハルヒ「あら……?これツイッターじゃない。なに、有希ってばツイッターしてるの?」
長門「……」
ハルヒ「ふーん……へぇ……」
長門「返却を要求する」
ハルヒ「はい。ありがと」
長門「……」
ハルヒ「ツイッターね……ふむふむ……」
キョン「どうしたんだよ?」
ハルヒ「別に。まだ秘密」
キョン「おいおい……」
キョン宅
キョン「あ……そういえば長門のツィートでも見てみるかな」
キョン「……」スタスタ
キョン「……おーい」トントン
妹「―――なぁに?」ガチャ
キョン「パソコン、貸してくれ」
妹「いいよー」
キョン「まあ、俺の部屋なんだけどな。ここ」
妹「えへ☆」
キョン「よっと……うわ……お前、またウィキペディアでハサミのページをみてたのか」
妹「うん」
キョン「怖いからやめとけ。……さてと……長門のツィートは……」カタカタ
妹「んー?」
>>18
妹怖すぎワロタ
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:10:01.88:YxEk6HPp0妹怖すぎワロタ
キョン「あった……これだな」カチ
『なう』
キョン「あはは……初めてのツィートらしいな」
妹「なにこれー?」
『便所掃除開始。目標五分』
キョン「……」
『便所掃除完了。所要時間四分五十七秒。なう』
キョン「……」
『コンビニなう』
妹「ツイッターだぁ」
『から揚げ、美味しそう。購入、断念』
キョン「なにがあった……」
かわいいな
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:12:51.82:pLXwzk/w0
財布わすれたのかな?
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:14:50.98:YxEk6HPp0『コタツの中で丸くなる。コタツ布団を友人に譲渡したことを思い出す。断念』
キョン「長門……」
妹「誰のツイッター?有希ちゃん?」
『お茶を飲む。茶柱は立たず。無念』
キョン「……」
『外を見る。星が見えた』
キョン「……」
妹「なんか可哀想……」グスッ
『就寝』
キョン「長門……」
妹「電話してあげてよぉ」
キョン「そ、そうだな」
キョン「……」トゥルルル
妹「えーと……何歳ですか?」カタカタ
長門『……』
キョン「長門か?」
長門『……』カタカタ
妹「あ、早速きた……えーと?」
『JC』
妹「おぉ……なんの略、ですか?」カタカタ
キョン「えーと……元気か?」
長門『ほどほど』カタカタ
キョン「そうか」
妹「早いなぁ……」
『女子中学生』
妹「あれ?高校生じゃないの?……証拠、うp」カタカタ
キョン「あのさ……なにか困ったことがあれがすぐに相談してくれな?」
長門『了解』
『ねらーはお断り』
妹「むー……画像くれ」カタカタ
キョン「長門、大丈夫なんだな?」
長門『平気。それより……先ほどから貴方から酷い煽りを受けている』カタカタ
キョン「え?」
長門『今、下着姿の写真を要求されている。見たい?』
キョン「え……ちょ……な……?」
『そんなに?』
妹「無論だ」カタカタ
長門『了解した。少し待って』
キョン「え……!?お、おい!!長門!!?」
ツーツー……
キョン「どうなってんだ……?」
妹「ワクワク」
妹wwwww
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:27:38.24:YxEk6HPp0キョン「長門……?」
妹「まだかー?」カタカタ
『カメラ、ない。困惑中』
妹「携帯の写メだ!」カタカタ
『なんという名案。試みる』
妹「いそげーまにあわなくなってもしらんぞー」カタカタ
キョン「はぁ……少し、風呂に入ってくるか」
妹「あ、わたしもー!!」テテテ
キョン「いい加減、一人で入れるようになれ」
妹「キョンくんとおふろー♪」
キョン「全く……将来が不安だ」
『今から画像を掲載する』
『どうぞ』
長門宅
長門「……」
長門「フォロワーがすごい勢いで増えていく……」
長門「……」
長門「……」カタカタ
長門『感想を』
『かわいい!!』
『最高です!!』
『もっとください』
『手ブラでお願いします』
『顔も見たい』
長門「……」
長門「手ブラ……?」
長門「……」トゥルルル
キョン宅
キョン「ふぅ……さっぱりした」
妹「うぅ……」
キョン「あ、電話だ……はい?」
長門『手ブラとは?』
キョン「え……?」
妹「―――あ、更新されてる。おぉ!!すごい。顔以外載ってる」
長門『今、要求されてる』
キョン「要求って……うおぉぉぉ!?!?」
長門『私は貴方の指示に従った』
キョン「まてまて!!すぐに消せ!!こんなことするなぁ!!」
長門『……?』
キョン「早く!!」
長門『了解』
キョン「その前に保存だけはしとくか」
妹「もうしたよー」
キョン「流石だな」
妹「えへへ」
長門『消した』
キョン「よし……もう、こんなことするな。いいな?」
長門『わかった』
妹「いい体してんなぁ」カタカタ
『嘘』
妹「嘘じゃないよ」カタカタ
『嘘嘘』
妹「次は胸だ」カタカタ
長門『……どっちが貴方の真意?』
キョン「なにが?」
ついったーってこわいんですね
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 00:41:09.95:YxEk6HPp0『就寝』
妹「もしもーし!!」カタカタ
長門『おやすみ』
キョン「あ、ああ」
妹「逃げられちゃった」
キョン「長門……普通にツイッターやればいいのに……」
妹「私もねよーっと」
キョン「おやすみ」
妹「うん」
キョン「さてと……」
キョン「……」カタカタ
キョン「……」
キョン「今日も勉強全然しなかったぜー!!ハッハー!!!」カタカタ
キョン「今日のつぶやきはこれでいいか。寝よ寝よ」
数日後 休日
キョン「暇だし、長門のツィートでも見るか」
キョン「……」カタカタ
『起床。現在、5時。快晴の模様。朝日が綺麗』
キョン「早起きだな……」
『散歩開始』
キョン「……」
『道中、猫と遭遇。見つめあうこと5分。猫、逃走。撫でること叶わず』
キョン「長門……」
『公園なう』
『見知らぬ男性に声をかけられた』
キョン「!?」
『飴を受け取る。イチゴミルク味。美味』
キョン「長門って意外とアクティブなんだな……」
『コンビニなう』
キョン「またコンビニか……」
『フライドチキンかから揚げ棒、真剣に思案中』
『フライドチキン、購入』
『あつあつ、できたて』
キョン「にしても……あいつ無口な分、こういとこではよく話すんだな」
『帰宅。やはりからあげ棒にしたらよかった』
『外を見る。雲がソフトクリームに見えてくるまで座視して待つことにする』
キョン「おいおい……」
キョン「あれ……それから更新がないな……」
キョン「かれこれ3時間か……」
キョン「電話するか……」
キョン「……」トゥルルル
長門『……』
キョン「長門?」
長門『なに?』
キョン「ソフトクリームの雲は見えたか?」
長門『まだ』
キョン「そうか」
長門『排泄物になら見えないこともない雲がいくつかあった』
キョン「……」
長門『……』
キョン「長門……辛いか?」
長門『……?』
キョン「なんでも相談してくれよ?」
長門『わかった。……にちゃんねるで一番面白い板を教えて欲しい』
キョン「?!」
キョン「い、いきなりどうした??!」
長門『最近、他のツィートもみるようにしているが、ユニークなツィートには必ず『にちゃん発祥』という文字が躍る』
キョン「そ、それで?」
長門『元々、にちゃんねるの存在は知っていた。しかし、あまりの煩雑さから敬遠していた』
キョン「うんうん」
長門『だが、ユニークな場所であることが徐々にわかり始めた。だから、お勧めの板を教えて欲しい。そこの住人になる』
キョン「そうだなぁ……長門が気に入りそうな板は……PC板とかじゃないか?」
長門『では、逆に行かないほうがいい板は?』
キョン「VIPだろうな」
長門『それはどのような場所?』
キョン「屑の集まりだ」
長門『了解』
キョン「でも、あんまり行かないほうが……」
ツーツーツー
キョン「長門……」
サーセンwwww
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:05:26.00:YxEk6HPp0長門「……」カタカタ
長門「……ここが」
長門「やはり……スレッドを探すのも一苦労」
長門「……」
長門「……」トゥルルル
キョン『どうした?」
長門「見にくい」
キョン『ああ、まあ、そのまま行くとな』
長門「どうすればいい?」
キョン『専用のブラウザがあるんだ。それを使えば見やすくなるぞ?』
長門「専用ブラウザ?」
キョン『長門だったらすぐに見つけられるだろ』
長門「了解」
キョン『でも、それをインストールしちまうとぬけだせな―――』
長門「専用ブラウザ……」カタカタ
数分後
長門「インストール開始」カチッ
長門「……」
長門「できた」
長門「……」カタカタ
長門「……これは画期的」
長門「見やすい。使いやすい」
長門「……」カタカタ
長門「まずはPC板という場所に……」
長門「……」
長門「……PCサロン……」
長門「……」カタカタ
長門「知ってることを語っているだけ……面白くない」
長門「……他」
長門「……」カタカタ
長門「……VIP」
長門「……」カチッ
長門「……眼鏡の女は最高……?」
長門「……」カチッ
『眼鏡をかけてる女ってマジ最高じゃね?』
『眼科行け』
『なわけねーだろ、うざいだけ』
『眼鏡キャラはマジでいらね』
『いや、外したら美人とか普通にあるし』
『童貞乙』
長門「……」
長門「眼鏡はだめ?」カタカタ
長門「……忍法帖……?」
長門「書き込みできない……」カチカチ
長門「……どうして?」
長門「プログラムに異常なし」
長門「……」バンバン
長門「電話……」
長門「……」フルフル
長門「自分で解析する」
長門「……」カタカタ
長門「―――なるほど」
長門「では……」
長門「……」カタカタ
長門「……これで忍法帖レベルは40になったはず」
長門「……再試行」カタカタ
長門「できた」
『眼鏡とかマジできめー』
長門『以前、友人に眼鏡はないほうがいいといわれた』
『詳しく』
長門『教室に二人っきりになったとき、私は眼鏡をとった。そのときに言われた。やはり眼鏡はないほうがいい?』
『ホモですか?アッー』
長門『違う。私は女、友人は男』
『うp』
『スカートうp』
長門『どうやって?ここ、初めてでよくわからない』
『よう、おっさん。仕事しろ』
長門『中年ではない。その言い方は失礼』
『じゃあ、うpはよ』
長門『方法を教えて』
『写真とってこのサイトにいってアップロードしてURLを晒せカス』
長門『了解』
『はよはよはよ』
『バンバンバンバン』
『パンツ脱いだほうがいい?』
長門「……」カシャ
長門「……」カタカタ
長門『できた』
『キターーーーーー!!!!!』
『いやっほー!!!!』
『待てよ。スカートだけじゃん。パンツ、はよ』
『ここの礼儀にしたがって貰おうか。パンツとブラジャー、はよ』
長門「礼儀……」
長門『了解』
長門『着たままのほうが望ましい?』
『あたりまえだろ!!』
長門『了解』
俺らって最低だな…
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 01:29:26.07:YxEk6HPp0長門『どうぞ』
『マジだ!!!!!!』
『神スレ』
『何歳?』
長門『3歳』
『ペドロリキタコレ』
『このスレはアグネスに監視されています』
『もっと!もっと!!』
長門「……」
長門「……」カタカタ
長門『裸は嫌』
『ふざけんな!!にげられるとおもうなよ!!』
『うーp!うーp!!』
長門「……」オロオロ
『もうお前ん家、特定したから。うpしなければ凸』
『はよはよ』
『乳首みたいなー』
長門「……」
長門『でも恥ずかしい』
『はずかしくないよー』
『俺らしかみねーから』
『安心しろ』
長門「……」オロオロ
長門『じゃあ、乳首だけ』
『きたーーーーーー!!!!』
『あるがたやありがたや』
『生きててよかった。ありがとう』
長門「……」
長門『どうぞ』
『ふぅ……』
『けしからん……ふぅ……』
『ふぅ……お前ら全員逮捕だからなwwwwwwwwwwwwwwww』
長門「……」
長門「確かに屑が多い」
長門「……でも、悪い気分ではない」
『次は下ですか?』
『そろそろやめとけ』
長門「……」
『やめろ』
『はぁ?ふざけんなカス。空気嫁』
『気にせずうp』
『もうやめろ』
長門「……」
『これ以上は駄目だ』
『ひっこんでろ』
『ばぁーか』
長門「……」カタカタ
長門『やめる』
『そんなこというなー!!!』
『もどってきてー!!天使よー!!!』
長門「……」
ピリリリ
長門「……?」
長門「……」
キョン『長門?』
長門「なに?」
キョン『今から、そっちに行ってもいいか?』
長門「構わない」
数十分後
長門「どうぞ」
キョン「……長門、なんで来たかわかるな?」
長門「……」コク
キョン「どうしてあんなことをしたんだ?」
長門「……」
キョン「あんな場所に裸を晒して……ネットに一度流れたものはもう回収できないんだぞ?」
長門「……」
キョン「長門……」
長門「もうしない」
キョン「え……」
長門「インターネット、もうしない」
キョン「いや……なにもそこまで……」
長門「貴方に余計な心労を与えるだけなら、もうしない」
キョン「……」
長門「……」
キョン「ああいう使い方さえしなければいいだけの話だ」
長門「……」
キョン「なにも拒絶することはないって」
長門「本当に?」
キョン「ああ。でも、長門は素直だからな。にちゃんねるには行かないほうがいい」
長門「そうする」
キョン「ツイッターで日々の思いをぶちまけてるほうがいいって」
長門「……」
キョン「な?」
長門「……」コク
キョン「よし……まぁ、俺のプレゼントしたPCをできるだけ使って欲しいってだけだがな」
長門「……」
キョン「それじゃあ」
長門「さよなら」
長門「……」カタカタ
長門『友人に怒られた。辛い』
長門『でも、私のことを心配してくれてのこと。嬉しい』
長門『この場を借りて感謝する』
長門『ありがとう』
長門「……」
長門「ツィート、完了」
長門「……」
長門「新しいフォロワー……」カタカタ
長門「……」
長門「涼宮ハルヒ……」
長門「……」カチッ
『今日からツイッターはじめましたー!!よろしくぅー!!』
長門「……」
ハルヒwwwwwwww
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:01:18.67:YxEk6HPp0長門「……」
『学校なう。授業おもしろくない。今日はずっと窓から空を見上げてUFOを探してた』
長門「UFO……」
『前の席に座ってる男子の背中をシャーペンでつついた。寝てたみたいでビクッてなった。かわいい』
長門「……」
『昼休み屋上なう。教室には居場所がない』
長門「……」
『放課後キター!!正直、これからが私の時間!!』
『会議中なう。専属メイドさんを公開』
長門「朝比奈みくるが掲載されている……」
『自宅なう。今日の夕食はカツどん。おいしいです』
長門「……」グゥ~
『お風呂はいってくるよー。今日のつぶやきはここまで!!』
長門「……」
リア充なんだかリア充じゃないんだか分からんな
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:06:50.49:YxEk6HPp0長門「まだある……」
『おはよう!!いってきまーす!!』
長門「……」
『通学路なう』
長門「……」
『今日はここで待ち伏せしてみる。奴が来るかもしれない』
長門「やつ……?」
『きたきた』
長門「……」
『驚かすタイミングを逃した。失敗。でもめげない。つーか、これからっしょ』
長門「……」
『学校なう。相変わらず授業はつまらない。テロリストでも乱入してこい』
『昼休み、部室なう。ネットしながら昼ごはんとか最高ね』
『早く放課後こい』
長門「……」グスッ
『うわぁぁぁ!!!部屋にゴキブリがぁぁぁ!!!』
『しとめた♪』
『殺したゴキブリ、掲載。これが本当の公開処刑』
長門「ゴキブリが……」
『今日はここまで予習してみた!!どうだぁー!!』
『これで明日、あいつに勉強のことを聞かれても安心安心』
『今日のつぶやきはここまで!!おやすー!!』
長門「……」
長門「……勘違いしていたかもしれない」
長門「涼宮ハルヒは決して強くない……」
長門「全員に知らせないと……」
長門「……」トゥルルル
朝比奈『は、はい……もしもし?』
長門「ツイッター初めて、今すぐ」
朝比奈『へ?』
朝比奈『ツイッター……は始めるんですか?』
長門「そう」
朝比奈『ど、どうして……?』
長門「涼宮ハルヒのツィートを見ればわかる」
朝比奈『涼宮さんの……?わかりました』
長門「……次」トゥルルル
古泉『どうかされましたか?』
長門「ツイッターを始めて、今すぐに」
古泉『ツイッターなら既にしていますが?』
長門「涼宮ハルヒのツィートは閲覧済み?」
古泉『え?涼宮さんが……?それは知りませんでした、探してみます』
長門「……次」トゥルル
キョン『どうした?』
長門「涼宮ハルヒのツィートを見て」
キョン『え……あいつ、ツイッターなんてしてたのか?!』
朝比奈「……これでいいんですよね?」
朝比奈「この時代の機械はローテクすぎて……」カタカタ
朝比奈「2TBとか……そもそもこういう記憶媒体が……」
朝比奈「あ……これですね」
朝比奈「えーと……」カチッ
『今日は日曜日!!不思議探索の日!!やっほー!!』
『どの服を着ていくか悩む。今日は赤にすべきか』
『待ち合わせ時間の45分前に到着。土日は私が一番輝いていると思う』
朝比奈「え……」
『まずは可愛いクールっ娘がきたー!!!』
『挨拶、ガン無視された。ま、いつものことだけどね!!』
朝比奈「……」
『次は副団長!!さわやかイケメン!!挨拶したらガン無視。クールっ娘とはちゃんと挨拶してる』
『最後の巨乳ロリっ娘先輩きたー!!胸を揉みながら挨拶したら思い切り叩かれた。もうやめよう』
朝比奈「す、すず、みや……さん……ごめん……なさ、い……」ブワッ
泣いた
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:31:18.34:UlKkFHHdO
ハルヒお前…
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:33:49.23:1z8u2Fz60
古泉無視してんのかよwww
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 02:35:19.48:YxEk6HPp0古泉「……」
『一番遅れて奴がくる!!するとみんなの表情が一変する。これもいつもの感じ、もう慣れた』
『奴がいるときだけみんなが私に優しくなる不思議!!』
古泉「……」
『だから、私にはきっと奴が必要!!あいつがいないと私は輝けない!!』
『私は月で、奴が太陽ってとこね!!』
古泉「……」
『くじ引きで班分けをした!!今日こそは奴と二人っきりになりたい!!』
『並木道なう。ロリ先輩とイケメンに挟まれる。会話、なし』
古泉「……」ウルウル
『さむいわねー!!を連呼。効果なし』
古泉「……涼宮さん……」
『缶コーヒー奢ろうとしたら拒否された!!なんでだろー♪』
古泉「もういい……もういい……」ポロポロ
『トイレにいって出てきたら二人の姿がなかった。確かに待っててとは言わなかった。反省反省!!』
『そろそろお昼。我慢に耐えかねて、奴に電話。奴はいつもニュートラル。優しい。声を聞くだけでたまに涙腺が壊れそうになる』
キョン「……」
『マクドナルドで一服。私が注文している間、みんなは待っててくれる。これは奴がいるからだと思う』
『チーズバーガーとオレンジジュースのSサイズを注文した!!!これ全部、あいつのおごり!!やっほー!!』
キョン「ハルヒ……」
『ポテトは恵んでもらう!!』
『トイレなう。ロリ先輩に呼び出される。奴のポテトは食うなと言われる』
キョン「おぉ……!?」
『再度くじ引き!!今度こそ二人っきりになりたい!!なりたい!!もう何時間も会話しないとか嫌!!』
『でも、くじ引きしないと一週間ぐらい普通に口を聞いてもらえない。それはもっと嫌!!』
キョン「ハルヒぃ……気づいてやれなくて……スマン……」ポロポロ
『不思議探索中。パーティーはクールっ娘とロリ先輩。時折、先輩からため息が聞こえる』
『この集まりが嫌なのかもしれない。でも、これがなくなると私はきっと土日外にでなくなる』
『なにがいけないのかわかりません』
キョン「ハルヒ……」ブワッ
キョン「……」
『今日の探索は無事終了!!明日、また学校で!!』
キョン「ハルヒ……俺の知らないところで……」
『自宅なう!!!今日の日記を書くぞ!!』
『お風呂はいったー!!』
『予習をしてねます!!今日のつぶやきはここまで!!早く放課後がこないかなぁ!!』
キョン「……」
キョン「……」トゥルルル
長門『なに?』
キョン「長門……どうしてハルヒにこんなことを……」
長門『私はいつもどおり』
キョン「そうか……そうだな。長門は確かに無口だもんな……」
長門『原因があるとするならば、朝比奈みくると古泉一樹たち』
キョン「長門……明日から……できるだけ……あの……」
長門『涼宮ハルヒに気をかける。安心して。一人にはさせない』
夜
キョン「……」カタカタ
キョン「今日のハルヒは……」
『今日は不思議探索中止です!!毎週してたら流石に心底嫌われるから!!』
キョン「……」
『何をするか困る!!というわけでケーキでも作ってみる!!』
『卵とかかってきたー!!どやぁぁぁ!!!』
『失敗した』
キョン「……」ブワッ
『やる気うせた。寝る』
『なんか上手くいかない。何がいけないのか小一時間考えてみる』
キョン「……あ、更新された」
『あいつの声、ききたいなぁ……』
キョン「……」
キョン「……」トゥルルル
ハルヒ『なによ?』
キョン「よっ」
ハルヒ『何のよう?急がしいんだけど?』
キョン「いや……今日会わなかっただろ?元気にしてるかなって」
ハルヒ『はぁ?なんかあったらすぐに連絡してるわよ』
キョン「そうか」
ハルヒ『それだけ?』
キョン「ああ」
ハルヒ『あっそ。じゃあね!!』
キョン「ああ」
ツーツーツー……
キョン「……あ、更新された」
『電話きたーーーーー!!!なんか知らないけど私の心配してくれてる!!!!今日はぐっすりねれそう!!!』
キョン「ハルヒ……」ポロポロ
翌日 学校
キョン「長門」
長門「……」
キョン「ハルヒ、もう来てるぞ」
長門「そう」
キョン「……長門にPCプレゼントしてよかった」
長門「どうして?」
キョン「ハルヒの気持ち……知ることが出来たから」
長門「それは私の功績ではない」
キョン「ま、そう思わせてくれってことだよ」
長門「わかった」
キョン「じゃあ、いくか」
長門「……」コク
キョン「ハルヒー」
ハルヒ「んぁ?」
そういえばハルヒはクリスマスにチロルチョコしかもらってないんだったな・・・
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:10:54.09:YxEk6HPp0長門「これ……読んで」
ハルヒ「え?なに?」
キョン「クリスマスプレゼントだそうだ」
ハルヒ「今更?」
長門「おすすめ」
ハルヒ「有希のおすすめなら読むわ。ありがとう」
キョン「あと、これ……」
ハルヒ「へ?」
キョン「チロルチョコは流石に……反省した……俺のおすすめのCDだ。家で聴いてくれると嬉しい」
ハルヒ「ふーん……別にあんたの趣味なんてどうでもいいけど……まぁ、貰えるものはもらっておくわ」
キョン「そうか」
長門「じゃあ」スタスタ
ハルヒ「また、放課後ね!!」
長門「……違う。昼休みに来る」
ハルヒ「え……?」
くそっ
こんな奥行きのあるツンデレは初めてだ!
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:15:02.34:YxEk6HPp0こんな奥行きのあるツンデレは初めてだ!
休み時間
ハルヒ「トイレいこっと」
ハルヒ「……」スタスタ
ハルヒ(有希ってば昼休みに来るって……何かあるの……?)
朝比奈「涼宮さん!!!」
鶴屋「やぁやぁ!!」
ハルヒ「あら、みくるちゃん、鶴屋さん。どうかしたの?」
朝比奈「あの……今日、お昼休み一緒にご飯食べませんか?」
鶴屋「いやぁ、今日はちょこっとつくりすぎちゃってさぁ、どうにょろ?」
ハルヒ「べ、別にいいけど……」
朝比奈「じゃあ、教室で待っていてくださいね」
鶴屋「約束っさー!!」
ハルヒ「う、うん……」
ハルヒ「……すっきりした」
古泉「涼宮さん」
ハルヒ「古泉くん、どうかしたの?」
古泉「これを」
ハルヒ「なにこれ?」
古泉「涼宮さんにぴったりのマフラーを見つけまして、プレゼントしようかと」
ハルヒ「え?いいの?なんか高そうだけど」
古泉「はい。閣下のためですから」
ハルヒ「そ、そう……じゃあ、もらってあげるわ。ありがたく思いなさい!!」
古泉「はっ!」
ハルヒ「……」
古泉「それでは」
ハルヒ「う、うん……」
ハルヒ(あれ……キョンが傍にいないのに……なんか優しい……)
くそぅ…くそぅ…ハルヒがかわいい…超かわいい…
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:23:41.85:YxEk6HPp0昼休み
ハルヒ「……」
谷口「キョン~飯食おうぜ!!」
キョン「悪い、今日は先約があるんだ」
ハルヒ(誰と食べるのかしら……?)
キョン「な、ハルヒ?」
ハルヒ「!?」
キョン「弁当だろ?」
ハルヒ「ばっ!!なにいってんのよ!!誰があんたとたべるかぁ!!」
朝比奈「涼宮さん!」
鶴屋「きたよー」
ハルヒ「お生憎様!今日はみくるちゃんと食べるの!!」
キョン「そっか。わかった」
ハルヒ「ふん!!」
長門「……」
ハルヒ「あ、有希じゃない」
長門「……」
ハルヒ「これから一緒にお昼ご飯でもどう?」
朝比奈「ど、どうですか?」
鶴屋「どうにょろー?」
長門「……」コク
ハルヒ「じゃあ、いきましょう!!」
朝比奈「どこで食べましょうか?」
ハルヒ「そうねえ……」
長門「部室」
ハルヒ「そうね!部室にしましょう!!」
朝比奈「じゃあ、私がお茶をいれますね」
ハルヒ「ええ!お願いね!!」
朝比奈「はい」
キョン「……」ポチポチ
谷口「キョン、さっきからなにしてんだ?」
キョン「ツイッターみてる」
国木田「へえ……なんか面白いツィートでもあるの?」
キョン「面白いって言うか……」
谷口「なんだよ?」
キョン「ちょっとな……」
『部室なう!!なんと今日はみんな一緒だぁぁ!!!』
『みんな優しい!!』
『お茶がおいしいぞ!!ありがとう!!先輩!!』
『もう一人の先輩が作ってきたお弁当が超豪華!!ほっぺが二度落ちた!!』
『クールっ娘もいつもより私と目を合わせてくれてる!!きゃっほー!!』
キョン「……よかったな……ハルヒ……」
『お茶のおかわりしようか迷ってる。迷惑がられないだろうか……』
ハルヒ「うぅ……」
鶴屋「それでみくるがさぁ……」
朝比奈「もうやめてください!!」
ハルヒ(ん……?)
『大丈夫、みんな君のこと大好きだから』
鶴屋「ん?どったの?またメール?」
ハルヒ「あ、えと……みくるちゃん、おかわり!!」
朝比奈「はい!少し待っててください」
鶴屋「交友関係広そうだもんね」
ハルヒ「まあね!」ポチポチ
ハルヒ『お茶、おかわりできたー。ありがとう!』
『よかったな』
朝比奈「はい、どうぞ」
ハルヒ「どうも」
夜 キョン宅
キョン「あいつ……放課後もすごい機嫌よかったな……」
キョン「……」カタカタ
『今日は幸せな一日だったぁ!みんなとのご飯が美味しいことを忘れてたぁ!!』
『少し遅めのクリスマスプレゼントももらったし、お返しを考えないといけない!!』
『近くバレンタインデーもあるし、そのときでいいか』
キョン「ハルヒ……」
『また、こんな明日ならいいな』
キョン「あぁ……大丈夫さ、ハルヒ」
キョン「明日もまたみんなで食えるさ……」
キョン「……」カタカタ
キョン『おやすみ』
ハルヒ『おやすみー!!』
おしまい。
>>1乙
俺はハルヒ派で在り続けたことを
嬉しく思えた
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:46:43.71:IZ29F2ElO俺はハルヒ派で在り続けたことを
嬉しく思えた
乙。心暖まった。
これで明日も頑張れる。
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:47:55.58:buNXKw/P0これで明日も頑張れる。
良かったね(ホロリ)
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:49:25.61:p9zCr/MK0
ハルヒよかったな
よかったなハルヒ
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/12(月) 03:50:03.74:21V7OZkr0よかったなハルヒ
乙!
ハルヒかわいいよハルヒ
ハルヒかわいいよハルヒ
コメント 14
コメント一覧 (14)
救われて良かった!
キョンのほうが大事だからじゃない?