テロリスト「おら!!全員、その場を動くなぁ!!」
生徒「きゃー!!」
テロリスト「うるせえ!!静かにしろ!!」
生徒「きゃー!!きゃー!!」
テロリスト「黙れって言ってんだろ!!」ダダダダ
生徒「きゃー!!!マシンガンだー!!きゃー!!」
テロリスト「蜂の巣になりたくなきゃ、静かにしろぉ!!」
生徒「きゃー!!テロリストー!!きゃー!!」
テロリスト「死にてえのかぁ!!」
生徒「きゃー!!すてきー!!」
テロリスト「……」
生徒「テロリストさん、かっこいいー!!」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:03:49.96:ctgJwd1r0
テロリスト「……」
先生「しずかにーテロリストさんも困ってるだろ」
生徒「「はぁーい」」
先生「あ、じゃあどうぞ」
テロリスト「お、おう」
テロリスト「いいか!!お前らは人質だ!!」
生徒「しつもーん」
テロリスト「あぁ!?」
生徒「なんでこの学校を選んだんですか?」
テロリスト「……ここは金持ちの子どもが多く通っていると聞いたからな」
生徒「確かに。政治家の親を持ってる人もいるよねー」
生徒「それわたしー」
生徒「じゃ、殺されるんじゃない?」
生徒「まじ!?きゃー!!どうしよー!!」
テロリスト「……」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:11:32.89:AihHfLLs0
先生「困りましたね」
テロリスト「何が?」
先生「みんな日ごろから妄想していたのか、怖がってません」
テロリスト「……」
生徒「ちょっと、男子ー。ここは俺が!とかいって前にでなさいよー」
生徒「うっせーブス」
生徒「誰がてめえを庇うかよ」
生徒「いったなー!!」
テロリスト「だまれ!!こらぁ!!!」
生徒「きゃー!!」
テロリスト「てめえ、こい」
少女「え?」
テロリスト「俺たちの要求にてめえらの親、警察が応えない場合、殺す」
少女「……」
テロリスト(流石にびびったか……?)
6: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/12/28(水) 07:14:45.71:Y9V8Ipat0
少女「……」
テロリスト「こっちにこい」
少女「あの」
テロリスト「なんだ?」
少女「糸くずがついてますよ」
テロリスト「え?」
少女「はい、とれました」
テロリスト「……お前、怖くないか?」
少女「いえ」
テロリスト「銃を突きつけられてるのにか?」
少女「不思議と……この銃口は優しい目をしています」
テロリスト「……」
少女「あはっ」
テロリスト(なんだ……この学校は……)
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:18:02.31:AihHfLLs0
テロリスト「……」
少女「仲間は何人ぐらいいるんですか?」
テロリスト「15人だ」
少女「意外と少ないんですね」
テロリスト「まぁな」
少女「ふぅん」
テロリスト「はやくこい」
少女「はい」ヒョコヒョコ
テロリスト「……」
「よぉ。つれてきたか。見せしめ要員」
「よし、このカメラの前に立て」
少女「はぁーい」
「これを読め」
少女「あ、脅迫文ですね。わかりました」
テロリスト「……」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:21:43.95:AihHfLLs0
少女「我々は正義の使者だ。警察、保護者各員に告ぐ。我々の要望は―――」
「……なんでハキハキしてんだ?」
「怖がってないな」
テロリスト「……」
「なんだ、あいつは?」
テロリスト「知らん」
少女「―――以上。要望が通らない場合はなんと!!二時間ごとに生徒が脳を撒き散らして死に絶えるでしょう!!」
「そんなこと書いてない!!」
少女「でも、これぐらいインパクトがないと」
「いや……」
テロリスト「まぁ、これでいい。早速このビデオを送ろう」
「そうだな。一時間もすれば大騒ぎになるはずだ」
少女「その間、私は監禁ですか?」
テロリスト「ああ」
少女「じゃ、オセロでもしませんか?」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:24:33.93:AihHfLLs0
テロリスト「しない」
少女「なぁーんだ」
「じゃあさっそくダビングしてっと……」
少女「手伝います」
「お、わりいな」
少女「これですね?」
「そうそう」
テロリスト「見回りしてくる」
「おう」
少女「どうやって送るんですか?」
「外に仲間がいる。そいつらがバイクで届ける寸法だ」
少女「あったまいー!!」
「そうか?」
テロリスト「……」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:27:48.26:AihHfLLs0
廊下
テロリスト「……」スタスタ
テロリスト「……ん?」
生徒「……」ヒラヒラ
テロリスト(手を振ってやがる……)
生徒「……」ゴソゴソ
テロリスト「……?」
生徒「……」タン
カンペ『拳銃はロシア製ですか?』
テロリスト「……」コク
生徒「……」カキカキ
カンペ『マジカッケー!!』
テロリスト「……」
テロリスト(おかしい……これがゆとり教育で培われた個性なのか……?)
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:28:20.74:DlumtFjTO
テロリスト「ふぅ……」
少女「おかえりなさい」
「どうだった?」
テロリスト「異常はない」
「そうか」
少女「お茶です」
テロリスト「……」
少女「睡眠薬とか盛ってませんから」
テロリスト「そうか」
「しばらくは静観するか」
「だな」
少女「じゃあ、大富豪でもしませんか?」
テロリスト「黙れ」
少女「……」
テロリスト「殺すぞ?」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:33:35.29:AihHfLLs0
少女「ひどぃ……」ウルウル
テロリスト「あのなぁ……」
少女「うえぇぇん……」ポロポロ
テロリスト「泣くポイントがずれてんだよ……」
少女「うぇぇぇん……ウノでもいいですからぁぁ……」ポロポロ
テロリスト「……」
「おい。別のところにいれておけ」
テロリスト「そうだな」
少女「あれ?」
テロリスト「こっちにこい」
少女「はい」
テロリスト「くそ……」
少女「掃除用具ロッカーとかはやめてくださいね?」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:36:45.94:AihHfLLs0
校長室
テロリスト「入るぞ」
校長「おや?」
少女「パパー!!」
校長「どうした?」
テロリスト「なに……?」
少女「パパ、紹介するね。今、この学校を占拠してるテロリストさん」
校長「そうですか。それはご苦労様です」
テロリスト「この娘は最初の見せしめだ」
校長「ほう」
少女「私、殺されるっぽいよ?」
校長「それは困るな」
テロリスト「ふん……俺たちの要望が通れば殺さないでいてやる」
校長「そうですか。お手数お掛けします」
少女「いい人だよね」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:39:41.48:AihHfLLs0
テロリスト「……」
校長「なんだと?!ビデオに!?」
少女「多分、全国に私の顔が公開されちゃうよ」
校長「お前はかわいいからなぁ。アイドルになっちゃうかもしれんな」
少女「もうやだぁ!」
テロリスト「おい」
校長「あ、すいません。今、お茶を出します」
テロリスト「……」
少女「私が淹れる」
校長「そうか、頼んだよ」
少女「うん!!」
テロリスト「なぁ?」
校長「なんでしょうか?」
テロリスト「こう言ってはなんだが……この学校の生徒は全員、頭おかしいのか?」
校長「いえ、滅相もない。人質の価値は十分にあります」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:44:24.30:AihHfLLs0
テロリスト「……」
校長「何かご不満でも?」
テロリスト「銃を突きつけても恐怖しないのはおかしいだろ」
校長「ああ、すいません」
テロリスト「……」
校長「今度からカリキュラムに組んでおきましょう。銃を見せられたら怖がるように訓練します」
テロリスト「いや……」
少女「はい。お茶です」
校長「ありがとう」
テロリスト「……お前も変だな」
校長「教育者として、テロリストがいつきてもいいように我々は心構えができていますから」
テロリスト「そんな馬鹿な……」
校長「このご時勢……なにがあっても不思議はありませんからな」
テロリスト「……」
少女「あ、警察がきてるー!!」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:47:59.94:AihHfLLs0
校長「おぉ……SATもいるかな?」
少女「いるんじゃないかな?」
テロリスト「意外に早いな」
少女「これからどうしますか?」
校長「髪を整えておこうか」
少女「そっかー、アイドルになれちゃうかもしれないもんね」
校長「ああ」
少女「パパ、がんばるね!!」
校長「がんばれ」
テロリスト「……」
校長「では、娘をお願いします」
少女「私、いつかミリオンヒットを出して見せます!!」
テロリスト「俺はプロデューサーじゃない」
少女「あ、そっか」
校長「あはは、気が早いやつだ」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:51:43.46:AihHfLLs0
テロリスト「応答しろ」
『こっちでも確認した』
テロリスト「じゃあ、交渉を始めるんだな?」
『既に始まっている。電話がかかってきたからな』
テロリスト「じゃあ、今から二時間後にこいつを殺せばいいんだな?」
『動きがない場合な』
テロリスト「了解」
少女「あー!パパ、あれがSATじゃない?」
校長「ほんとだ。初めてみたよ」
少女「踊る大捜査線でみたことあるある!!」
校長「パパも」
少女「かっこいいねー」
校長「そうだな」
テロリスト「おまえら……いい加減にしろ。緊張感がないのか?」
少女「生憎と」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:55:02.84:AihHfLLs0
テロリスト「……」
少女「あ、怒りました?」
テロリスト「呆れただけだ」
少女「よかった」
テロリスト「……」
校長「さて、二時間後はどうなっていることやら……」
少女「ドキドキだね」
校長「そうだな」
テロリスト「お前、娘が死ぬかもしれないというのに余裕だな」
校長「なんでしょう……不思議と娘が死ぬとは思えないのです」
テロリスト「なに?」
校長「貴方の目はとても優しい……だから娘を到底殺せるとは思えないのです」
テロリスト「……」
少女「私もそう思う!!」
テロリスト「ふふ……なめるのも大概にしろ……俺たちは本気だ」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:57:51.54:AihHfLLs0
校長「本気?」
テロリスト「……」バァァン
少女「ひゃ!!」
校長「おぉ……!?」
テロリスト「躊躇なく引き金をひける」
校長「……」
少女「……」
テロリスト(ふっ……ようやく、事態の深刻さを理解したようだな)
校長「今のは……」
テロリスト「……」
校長「ロシア製の拳銃ですね?」
テロリスト「それがなんだ?」
校長「私もマニアでして……ほら」チャカ
テロリスト「!?」
校長「拳銃集めるの、趣味なんです」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:00:29.52:6Clb7yXU0
テロリスト「な……きさま……!!」
校長「……」
少女「パパってばすごいんだよ。ここの引き出しに……何丁もあるの」チャカ
テロリスト「!?」
校長「ふふ……どうです?」
少女「すごいでしょ?」
テロリスト「銃を置け……」
校長「ほら……よく見てください」
少女「結構重たいね」
テロリスト「銃をおけぇ!!」
校長「……ばん!!」
テロリスト「……っ!?!??」
校長「なんちゃって。これモデルガンです」
少女「びっくりしました?」
テロリスト「……」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:04:32.91:AihHfLLs0
少女「だーいせいこー!!」
校長「わっはっはっは」
テロリスト「……」バァァン
少女「きゃぁ!?」
校長「な……?」
テロリスト「人質は死なないとでも思っているのか?」
少女「いや、そんなことは」
テロリスト「こい」
校長「なんですか?」
テロリスト「お前から殺す」
少女「そんな!!私が先です!!」
校長「そうです!!こんな中年の死亡シーンなどお茶の間は期待していません!!殺すなら娘を!!」
テロリスト「うるせえ!!!こい!!!」
少女「パパー!!」
校長「やめてくれぇ!!!」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:09:57.15:AihHfLLs0
「どこにいく?」
テロリスト「こいつを見せしめに殺す」
校長「どうも」
「おいおい……なにがあった?」
テロリスト「色々だ」
「やめろ。交渉している最中にそんなことしてみろ、向こうは強硬手段に出るぞ」
テロリスト「怖気づいて譲渡してくれるかもしれないだろ?」
「あのな……どこで殺すんだ?」
テロリスト「ビデオを回せ。殺すところを撮って送りつけやる」
「おいおい、もっとクールになれよ」
テロリスト「うるせえ!!」
校長「そうだ!」
テロリスト「あぁ?!」
校長「私がみなさんに殺されるよりも、レ○プされるところをビデオで撮りましょう。インパクトあると思います」
テロリスト「あ、ああ……?」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:10:59.92:LrWx/HF80
校長「ほらほらー、お前らが要望に応えないからこいつはまたいっちまうぜー!!とか、いいながら」
「あのなぁ……」
校長「だめですか?」
テロリスト「そんな趣味のやつはいねえ!!」
校長「では、体育教師の通称ゴリ先生を呼んでください。あの人なら嬉々としてやってくれましょう」
テロリスト「きもいんだよ!!」
校長「えぇ……」
「つまりあれか……お前はそういう趣味があると全国にカミングアウトしたいのか?」
校長「いえいえ。あくまでも強要されているように見せませんと」
テロリスト「娘が知ったら悲しむぞ!!いいのか!!」
校長「それも拷問のうちです!!」
テロリスト「……」
校長「さぁ!!場所は体育館倉庫で!!」
テロリスト「……元の場所に戻してくる」
「そうしてくれ」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:18:58.93:AihHfLLs0
校長室
テロリスト「ふぅ……」
少女「あ、おかえり」
校長「ただいま」
少女「よく無事だったね」
校長「死んでもおかしくなかった」
テロリスト「頭いたいな……くそ……」
『応答しろ』
テロリスト「どうした?」
『動きがあった。人質の解放を条件に、俺たちの要求を呑むそうだ』
テロリスト「ふん……テンプレ通りだな。どうする?」
『さっきの校長だけを解放しよう。正直、頭痛のタネだ』
テロリスト「同意だ」
『では、頼んだ』
テロリスト「ああ」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:22:22.96:AihHfLLs0
テロリスト「お前だけを解放する」
校長「なんですって?!」
少女「やったね!!」
テロリスト「立て」
校長「私だけを解放ですと!?何をおっしゃいますか!!」
テロリスト「なんで困惑してんだよ。普通は歓喜するとこだろ!!」
校長「そうですか」
テロリスト「そうだ」
校長「わかりました。よろこびます……」
テロリスト「全然、嬉しそうじゃねえな」
少女「またね、パパ」
校長「今日の晩御飯はなにがいい?」
少女「ハンバーグ!!」
校長「わかった」
テロリスト「さっさとこい!!」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:26:46.05:AihHfLLs0
校庭
テロリスト「こいつを解放する!!残りはきちんと要求が通ったあとで随時解放してやる!!」
警察「無駄な抵抗はやめろー。お母さんがかなしむぞー」
テロリスト「あぁ!?」
警察「たけしー!!」
テロリスト「俺はたけしじゃねえ!!」
警察「違うって」
警察「やっぱりたかしだったんじゃ……」
警察「賭けは失敗だな」
警察「じゃあ、二回目いっとく?」
警察「たかしー!!」
テロリスト「いい加減にしろ!!こいつを殺すぞ!!」
校長「マンマミーヤ!!」
警察「それはまずいな!!」
警察「わかった!!もうしない!!人質を解放してくれー!!」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:28:44.26:LrWx/HF80
テロリスト「おら、いけ!!」ドン
校長「おぉぉ……」
警察「さ、こちらへ!!」
校長「はい……」
警察「お怪我は?」
校長「大丈夫です」
テロリスト「ふん……!!」
警察「まて!!」
テロリスト「なんだ?」
警察「子どもたちは無事なんだろうな?」
テロリスト「知らないね」
警察「いいか。子どもに手を出してみろ……どうなるかわかっているな?」
テロリスト「どうなるんだ?」
警察「児童ポルノ法で―――」
テロリスト「死ね」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:35:37.58:AihHfLLs0
「ご苦労さん」
テロリスト「ふぅ……早く要求を呑んでくれないかな……疲れてきた」
「もう少しだ。我慢しろ」
テロリスト「……もう昼か」
少女「あのぉ」
「どうした?勝手にうごくんじゃねえ」
少女「すいません。でも、そろそろお昼ごはんの時間なんですけど」
テロリスト「それがどうした?」
少女「ごはん……」グゥ~
テロリスト「そんな状況に見えるのか?」
少女「でも、お弁当を放っておくと臭いとかすごいことに……」
テロリスト「……」
少女「そうなるとテロリストさんたちもテロってる場合ではなくなると思うんですよぉ」
テロリスト「そのときは捨てるまでだ」
少女「駄目です!!せっかくお母さんが作ってくれたのにぃ!!捨てるなんて何言ってるんですかぁ!!」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:40:57.93:AihHfLLs0
テロリスト「駄目だ」
少女「ひどい!!テロリストさん鬼畜ぅ!!」
テロリスト「最高の褒め言葉だ」
少女「うわ……マゾ?」
テロリスト「こいつ……!!」
「落ちつけ」
テロリスト「だが……!!」
少女「落ち着け」
テロリスト「……」
「わかった。だが、いいのか?」
少女「え?」
「飯を食う。飲み物を飲む。そうなると生理現象が起こる」
少女「そうですね」
「我々はお前たちを教室から一歩も出さないぞ?そうなると……?」
少女「おもらし……大会……開幕!!」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:43:39.03:/Ef5KHcZ0
「そういうことだ」
少女「でも……!!」
「我慢するか、欲を満たし教室を汚物で満たすか……どちらがいいかな?」
少女「……!!」
テロリスト「何を言ってんだ?」
少女「窓!!」
「なに?!」
少女「窓から用をたせば……」
「お前……天才か?」
テロリスト「お前、しっかりしろ」
少女「どうやら、私の勝ちですね」
「それをやられるとこちらが困るな」
少女「え?」
「お前たちにそういうことを強要しているように映る。そうなると我々はもれなくロリコンテロリストとなる」
テロリスト「なぁ!!どうしたんだ!!しっかりしろ!!!」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:48:15.81:AihHfLLs0
「よかろう……トイレぐらいは許可する」
少女「ありがとうございます」
「いいネゴシエーターになれそうだな」
少女「私の夢は公務員です」
「そうか」
テロリスト「……見回りしてくる」
「わかった。おい、校内放送でお昼ご飯の時間になったことを伝えろ」
「わかりました」
テロリスト「……」
少女「テロリストさん!」
テロリスト「なんだ?」
少女「一緒にお弁当どうですか?」
テロリスト「断る」
少女「お腹がすいてはテロもできませんよ?ほらほら」
テロリスト「ひっぱるな!!」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:53:29.98:AihHfLLs0
ピンポンパンポーン
スピーカー『今からランチタイムに突入だ。トイレに行く場合は最寄のテロリストに一声掛けろ。以上』
テロリスト「……」
少女「これ、私のお手製なんですよ」
テロリスト「そうなのか」
少女「私の家、お母さんがいなくて」
テロリスト「そういえばさっき、父親が夕食のことを訊ねていたな」
少女「はい。朝は私。夜はパパなんです」
テロリスト「そうか」
少女「はい、あーん」
テロリスト「やめろ」
少女「え?卵焼き嫌いですか?」
テロリスト「そういうことじゃない」
生徒「あ、仲いいな!!ヒューヒュー!!」
少女「や、やめてよ!!そんなんじゃないんだから!!」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:58:48.37:AihHfLLs0
テロリスト「……」
生徒「テロリストさん、私のお弁当……もらってください!!」
生徒「あー!!ぬけがけー!!」
生徒「私のお弁当もおいしいですよ!!!」
テロリスト「……」
少女「み、みんな!!テロリストさんが困ってるから!!」
生徒「なによ!!独り占めにするき?」
生徒「テロリストさんはあなたのテロリストじゃない!!みんなのテロリストなのよ!!」
少女「そ、そうだけど……」
生徒「そうだ!学校を案内します!!」
生徒「あ、それいい!!」
テロリスト「お前ら……うっとうしいから座ってろ」
生徒「あはぁん……声がしぶい……」
生徒「まさにテロリスト……」
テロリスト(殺したい……)
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:03:38.28:AihHfLLs0
『応答しろ』
テロリスト「なんだ?」
『第二の要求に関しては妥協案を出してきやがった』
テロリスト「はっ。想像通りだな」
『そこでだ。今度はあのガキを連れて行け』
テロリスト「銃をつきつけてか」
『ああ、それで脅せ。もし向こうが渋るようなら、腕か足を撃て』
テロリスト「ふっ……了解」
少女「誰からでした?」
テロリスト「無線だから仲間だけだ」
少女「へえ」
テロリスト「さてと……こい」
少女「え……や、やだ……そんな……や、やさしくしてください……」
テロリスト「……」
生徒「いいなー。絶対にキスはするね、あの感じ」
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:07:16.77:AihHfLLs0
校庭
警察「へえ、奥さんとはそんな馴れ初めが」
校長「ええ」
警察「うらやましい」
校長「いえいえ」
警察「それで、奥さんの処女はいつ?」
校長「あれは……あいつが中学―――」
テロリスト「おらぁ!!!おまえらぁ!!」
警察「なんだ!?」
警察「なんだ!?なんだ!?」
テロリスト「要求がのめないそうだな!!」
少女「きゃー!!きゃー!!」
警察「貴様!!その子をどうする気だ!!」
テロリスト「お前らの態度次第だ!!」
警察「児童ポルノ法に抵触するぞ!!そんな前科、恥ずかしくて履歴書にかけんぞ!!」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:09:33.51:YP+0BT/E0
テロリスト「……状況がわかってないようだな?」チャカ
少女「きゃー!!きゃー!!」
警察「なにを……!!」
テロリスト「妥協案なんて出してんじゃねえ。100%要求を呑め」
警察「しかし……!!」
テロリスト「そうか……」
警察「!?」
テロリスト「このガキは五体満足で居られなくなるぞ?」
少女「きゃー!!」
警察「やめろ!!」
テロリスト「要求をのめ」
警察「……っ」
テロリスト「それが答えか……なら!!」
少女「?!」
校長「バァァァン!!!」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:11:50.63:exx1Fmi80
テロリスト「?!」
少女「きゃー!!」
警察「なに!?」
校長「……」
警察「もう!!びっくりするじゃないですか!!」
校長「銃声のモノマネは十八番なんです」
警察「すごいですね」
校長「空港で鳥を空砲で追い払う仕事あるじゃないですか。老後はそれで食べていこうかと」
警察「あはは、いいですね」
校長「でしょう?」
テロリスト「きさまらぁぁ!!!」
警察「うるさいなぁ」
テロリスト「要求はのむのか!!」
警察「どうする?」
警察「めんどくさいし、のんじゃう?」
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:18:49.62:AihHfLLs0
テロリスト「……」
少女「きゃー!!」
テロリスト「うるさい」
少女「あ、すいません」
警察「わかった!!呑む!!ただし、人質を解放しろ!!」
テロリスト「お前らがちゃんと我らの要望に応えたらな!!」
警察「オーライ!!では、30分で応えよう!!」
テロリスト「わかった」
警察「よし、各員に知らせろ」
警察「わかりました」
テロリスト「ふ……これで、あとは最後の要求……逃げ足を用意させれば勝ちだな」
少女「もう終わりですか?」
テロリスト「ああ」
警察「おい!!」
テロリスト「あぁ?」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:22:00.49:AihHfLLs0
警察「その子ぐらいは解放していけ」
テロリスト「……どうする?」
『いいんじゃないか?』
テロリスト「……よし」ドン
少女「あぅ!?」
警察「大丈夫か?」
少女「はい……」
警察「胸とかお尻とか触られてない?」
少女「え、ええ」
警察「そうか……」
テロリスト「じゃあ、期待しているぞ?」
警察「……」
少女「テロリストさん!!楽しかったです!!ありがとう!!」
テロリスト「ふん……」スタスタ
警察「やはり……ロリコンか……!?」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:26:33.93:AihHfLLs0
「意外と簡単でしたね」
「こんなもんさ。今の警察は腑抜けだ」
「確かに」
テロリスト「あとは車を用意させるか」
「そうだな。その前に……これを仕掛けて来い」
「へへ……爆弾……ですね?」
「俺たちが逃走して奴らが追ってきたら……ドカーン!ですね?」
「その通りだ」
テロリスト「よし。じゃあ、仕掛けてくる」
「どこに仕掛けるか……」
「教室がいいだろうな」
「確かに……くく、こりゃいっぱい死ぬな」
「―――もしもし?最後の要求をするよくきけ」
テロリスト「……」
テロリスト(ようやくらしくなってきたな)
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:30:08.94:AihHfLLs0
教室
テロリスト「……」ゴソゴソ
生徒「なにしてるんですかぁ?」
テロリスト「爆弾を仕掛けている」
生徒「すげー!!」
テロリスト「……お前らもここまでだ」
生徒「あー!!初めから生かす気なんてなかったんですね!!」
テロリスト「その通りだ」
生徒「渋い!!」
生徒「立つ鳥後を濁さず……か」
生徒「いいっすね!!」
テロリスト「……ふん」
生徒「よーし!!みんなぁー!!爆弾解体しようぜ!!」
生徒「どうせ最後は赤の線と青の線が残るんだよな!!」
テロリスト「おまえら……!!」
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:33:29.91:AihHfLLs0
生徒「しんいちー!!」
生徒「らぁぁん!!」
生徒「知ってる!時計仕掛けの摩天楼!!」
生徒「いいよな」
生徒「おう」
テロリスト「こいつら……マジか……!?」
『おい!!』
テロリスト「どうした!?」
『爆弾を仕掛けたらガキどもが嬉しそうになんか解体を始めようとしている!!』
テロリスト「なんだと!?」
『こっちもだ!!』
『こっちも―――こら!!それに触れるな!!あぶない!!うわぁぁ―――』
テロリスト「どうした!!!おい!!!」
生徒「これランカンじゃね?」
テロリスト「触るな!!」
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:35:40.89:cTQhR5F50
生徒「この桃色の線は絶対に大丈夫なやつだ」
生徒「切れ切れ」
テロリスト「やめろ!!」
生徒「えー?」
テロリスト「くっ……応答しろ!!」
『聞いている』
テロリスト「爆弾の設置は危険だ」
『みたいだな』
テロリスト「この作戦は中止にしたほうがいい」
『ああ、撤収しろ』
テロリスト「了解」
生徒「爆弾は?」
テロリスト「没収だ」
生徒「そんなぁ」
生徒「殺生な!!」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:41:47.46:AihHfLLs0
テロリスト「はぁ……はぁ……」
「ここのガキはクレイジーだ」
「そうだな」
テロリスト「どうする?逃げるときの保険は?」
「よし……人質をとるぞ」
テロリスト「それしかないか」
「爆弾を解体しようとするなんて想定外にもほどがあるからな」
「で、誰にする?」
「そうだな……」
少女「立候補!!」
テロリスト「!?」
校長「私も!!」
「お前ら……!!?」
少女「私が全校生徒の囮になります!!」
「おい、無能な警察ども良くきけ。解放した人質がまた人質になったぞ。どうしてくれる?」
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:47:19.15:AihHfLLs0
警察『なに!?そっちにいるのかぁ!!卑怯なやつだ!!』
「違う。勝手に帰ってきた。ガキはいいがおっさんは本当にいらん」
警察『ならば解放しろ』
「わかった」
「お前は外にいけ!!」
校長「なんでですかぁ!!必死になって警察の目を盗んできたのに!!」
テロリスト「邪魔なんだよ!!」
校長「くそ……こんなところで……!!」
警察『ところで車なんだが』
「どうした?」
警察『2tトラックしか用意できなかったがよろしいか?』
「貴様……!!」
警察『トラックの荷台に仲間全員乗せればいいと思って……』
「目立つだろ!!」
警察『しらんし』
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:51:13.42:AihHfLLs0
「おのれ……人質がどうなってもいいのか!?」
警察『車種を言わなかったお前たちにも責任はあるぞ!!』
「く……正論を……!!」
テロリスト「押されんな」
「普通車だ!!」
警察『セダンか?』
「それは任せる」
警察『わかった。おい、キューブでいいそうだ』
「あ、こら!!」
「切れた……」
テロリスト「とりあえず逃げるときの人質はこいつでいいな?」
少女「やん」
「もうそいつでいい」
少女「なんですか!失敬な言い方ですね!!」
テロリスト「外にいくぞ」
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:55:00.58:AihHfLLs0
校庭
テロリスト「車は?」
警察「用意した」
「どこにある?」
警察「校門の外だ」
テロリスト「校庭の真ん中までもってこい」
警察「わかった」
少女「あのどこまで行きます?」
「知る必要はない」
少女「いや……どこに行くか相談したいんですけど……」
ブゥゥゥゥン
警察「へい、おまち!!」
テロリスト「降りろ」
警察「……はいはい」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:59:23.88:AihHfLLs0
「トランクを調べろ」
「へい」
テロリスト「追ってきたらどうなるか……わかっているな?」
警察「どうなる?」
テロリスト「このガキを……目を覆いたくなるような姿にしてやるぜ」
警察「アヘ顔ダブルピースか」
テロリスト「違う」
警察「ほぅ……それ以上か。詳しく」
テロリスト「死体にきまってんだろ!!」
警察「警官をなめるな!!死体だけで目を覆いたくなるようではつとまらんよ!!」
テロリスト「そう言う意味じゃない」
警察「ふむ……」
少女「私、助手席ー!!」
警察「シートベルトはちゃんとしろ」
少女「はぁーい」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:00:28.14:exx1Fmi80
「発信機もないか?」
「そのような反応もないですね」
「よろしい。もらっていく」
警察「80万だ」
「なに?」
警察「あと車庫証明も―――」
「おまえはディーラーか?」
警察「ポリスメンだ」
「……」
警察「……」
テロリスト「ほら、いくぞ」
「ああ」
少女「峠をせめるぜ!!」
警察「道路交通法は守れよ!!」
テロリスト「余計なお世話だ!!」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:07:41.99:AihHfLLs0
車内
テロリスト「……」
少女「ラジオを聞いてもいいですか?」
テロリスト「好きにしろ」
「後続車はちゃんとついてきてるか?」
「問題ないです。他のメンバーもちゃんと後ろにいます」
「ふふ……勝ったな」
テロリスト「ああ……完勝だ」
少女「ニュース、ニュース……」
ラジオ「―――速報をお伝えします」
少女「お」
テロリスト「俺たちのことか?」
ラジオ「少女一名を誘拐したテロリスト集団は現在逃走中とのことです」
少女「おぉー!!」
ラジオ「ただいまから車番と車種を読み上げますので、見かけた方はそのまま追跡して警察に連絡をしてください」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:11:39.52:AihHfLLs0
テロリスト「?!」
少女「なんてこった」
「考えたじゃねえか……」
テロリスト「おい……こいつを殺そう」
少女「なんですか?!」
「……」
テロリスト「追ってくるなと警告したのに……この様だ」
「まて」
テロリスト「なんだ?」
「俺たちは警察に追ってくるなといった……だが、民間人にまではそれを言っていない」
テロリスト「……は?」
「つまり……俺たちの負けだ」
テロリスト「おい!!なに遠い目をしてるんだよ!!しっかりしろ!!!」
少女「負けた……完敗ですね」
テロリスト「なんでお前まで悟った顔をしやがる!?くそ!!なんだよこれ!!!どういうことだよ!!」
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:14:52.43:14WZro+kO
警察「―――速度超過だ。50キロオーバーで逮捕する」
「まけたよ」
警察「中々だったぞ」
テロリスト「くそ……こんな終わり方なんて……」
警察「お前は児童ポルノ法で逮捕だ」
テロリスト「!?」
少女「やめて!!お兄ちゃんは悪くないんです!!」
警察「その話はゆっくり署で聞こう」
少女「はい……」
テロリスト「……」
校長「これで一件落着ですな」
警察「ええ。ご協力ありがとうございます」
校長「いえ。私は必死に犯人たちを追いかけただけです。親子で人質になったほうがいいと思いまして」
警官「なるほど」
校長「わっはっはっは!!」
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:19:39.21:AihHfLLs0
数週間後
看守「もう来るなよ」
テロリスト「……ああ」
少女「あ、あの……!!」
テロリスト「君は……!!」
少女「……あの……私……」
テロリスト「……」
少女「貴方のテロ被害にあったんです……心が……」
テロリスト「え……?」
少女「私を一生……貴方の人質にしてください……」
テロリスト「……わかった」
少女「うれしい……大好きです……」
おしまい。
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:21:06.68:DsDJErRJ0
俺「さがってろ」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:08:11.47:AihHfLLs0テロリスト「……」
先生「しずかにーテロリストさんも困ってるだろ」
生徒「「はぁーい」」
先生「あ、じゃあどうぞ」
テロリスト「お、おう」
テロリスト「いいか!!お前らは人質だ!!」
生徒「しつもーん」
テロリスト「あぁ!?」
生徒「なんでこの学校を選んだんですか?」
テロリスト「……ここは金持ちの子どもが多く通っていると聞いたからな」
生徒「確かに。政治家の親を持ってる人もいるよねー」
生徒「それわたしー」
生徒「じゃ、殺されるんじゃない?」
生徒「まじ!?きゃー!!どうしよー!!」
テロリスト「……」
先生「困りましたね」
テロリスト「何が?」
先生「みんな日ごろから妄想していたのか、怖がってません」
テロリスト「……」
生徒「ちょっと、男子ー。ここは俺が!とかいって前にでなさいよー」
生徒「うっせーブス」
生徒「誰がてめえを庇うかよ」
生徒「いったなー!!」
テロリスト「だまれ!!こらぁ!!!」
生徒「きゃー!!」
テロリスト「てめえ、こい」
少女「え?」
テロリスト「俺たちの要求にてめえらの親、警察が応えない場合、殺す」
少女「……」
テロリスト(流石にびびったか……?)
俺「俺が囮になる!」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:14:55.22:AihHfLLs0少女「……」
テロリスト「こっちにこい」
少女「あの」
テロリスト「なんだ?」
少女「糸くずがついてますよ」
テロリスト「え?」
少女「はい、とれました」
テロリスト「……お前、怖くないか?」
少女「いえ」
テロリスト「銃を突きつけられてるのにか?」
少女「不思議と……この銃口は優しい目をしています」
テロリスト「……」
少女「あはっ」
テロリスト(なんだ……この学校は……)
テロリスト「……」
少女「仲間は何人ぐらいいるんですか?」
テロリスト「15人だ」
少女「意外と少ないんですね」
テロリスト「まぁな」
少女「ふぅん」
テロリスト「はやくこい」
少女「はい」ヒョコヒョコ
テロリスト「……」
「よぉ。つれてきたか。見せしめ要員」
「よし、このカメラの前に立て」
少女「はぁーい」
「これを読め」
少女「あ、脅迫文ですね。わかりました」
テロリスト「……」
少女「我々は正義の使者だ。警察、保護者各員に告ぐ。我々の要望は―――」
「……なんでハキハキしてんだ?」
「怖がってないな」
テロリスト「……」
「なんだ、あいつは?」
テロリスト「知らん」
少女「―――以上。要望が通らない場合はなんと!!二時間ごとに生徒が脳を撒き散らして死に絶えるでしょう!!」
「そんなこと書いてない!!」
少女「でも、これぐらいインパクトがないと」
「いや……」
テロリスト「まぁ、これでいい。早速このビデオを送ろう」
「そうだな。一時間もすれば大騒ぎになるはずだ」
少女「その間、私は監禁ですか?」
テロリスト「ああ」
少女「じゃ、オセロでもしませんか?」
テロリスト「しない」
少女「なぁーんだ」
「じゃあさっそくダビングしてっと……」
少女「手伝います」
「お、わりいな」
少女「これですね?」
「そうそう」
テロリスト「見回りしてくる」
「おう」
少女「どうやって送るんですか?」
「外に仲間がいる。そいつらがバイクで届ける寸法だ」
少女「あったまいー!!」
「そうか?」
テロリスト「……」
廊下
テロリスト「……」スタスタ
テロリスト「……ん?」
生徒「……」ヒラヒラ
テロリスト(手を振ってやがる……)
生徒「……」ゴソゴソ
テロリスト「……?」
生徒「……」タン
カンペ『拳銃はロシア製ですか?』
テロリスト「……」コク
生徒「……」カキカキ
カンペ『マジカッケー!!』
テロリスト「……」
テロリスト(おかしい……これがゆとり教育で培われた個性なのか……?)
俺「ハッ…まるで素人だな…全員黙らせるのに120秒もあれば充分だ」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 07:30:27.64:AihHfLLs0テロリスト「ふぅ……」
少女「おかえりなさい」
「どうだった?」
テロリスト「異常はない」
「そうか」
少女「お茶です」
テロリスト「……」
少女「睡眠薬とか盛ってませんから」
テロリスト「そうか」
「しばらくは静観するか」
「だな」
少女「じゃあ、大富豪でもしませんか?」
テロリスト「黙れ」
少女「……」
テロリスト「殺すぞ?」
少女「ひどぃ……」ウルウル
テロリスト「あのなぁ……」
少女「うえぇぇん……」ポロポロ
テロリスト「泣くポイントがずれてんだよ……」
少女「うぇぇぇん……ウノでもいいですからぁぁ……」ポロポロ
テロリスト「……」
「おい。別のところにいれておけ」
テロリスト「そうだな」
少女「あれ?」
テロリスト「こっちにこい」
少女「はい」
テロリスト「くそ……」
少女「掃除用具ロッカーとかはやめてくださいね?」
校長室
テロリスト「入るぞ」
校長「おや?」
少女「パパー!!」
校長「どうした?」
テロリスト「なに……?」
少女「パパ、紹介するね。今、この学校を占拠してるテロリストさん」
校長「そうですか。それはご苦労様です」
テロリスト「この娘は最初の見せしめだ」
校長「ほう」
少女「私、殺されるっぽいよ?」
校長「それは困るな」
テロリスト「ふん……俺たちの要望が通れば殺さないでいてやる」
校長「そうですか。お手数お掛けします」
少女「いい人だよね」
テロリスト「……」
校長「なんだと?!ビデオに!?」
少女「多分、全国に私の顔が公開されちゃうよ」
校長「お前はかわいいからなぁ。アイドルになっちゃうかもしれんな」
少女「もうやだぁ!」
テロリスト「おい」
校長「あ、すいません。今、お茶を出します」
テロリスト「……」
少女「私が淹れる」
校長「そうか、頼んだよ」
少女「うん!!」
テロリスト「なぁ?」
校長「なんでしょうか?」
テロリスト「こう言ってはなんだが……この学校の生徒は全員、頭おかしいのか?」
校長「いえ、滅相もない。人質の価値は十分にあります」
テロリスト「……」
校長「何かご不満でも?」
テロリスト「銃を突きつけても恐怖しないのはおかしいだろ」
校長「ああ、すいません」
テロリスト「……」
校長「今度からカリキュラムに組んでおきましょう。銃を見せられたら怖がるように訓練します」
テロリスト「いや……」
少女「はい。お茶です」
校長「ありがとう」
テロリスト「……お前も変だな」
校長「教育者として、テロリストがいつきてもいいように我々は心構えができていますから」
テロリスト「そんな馬鹿な……」
校長「このご時勢……なにがあっても不思議はありませんからな」
テロリスト「……」
少女「あ、警察がきてるー!!」
校長「おぉ……SATもいるかな?」
少女「いるんじゃないかな?」
テロリスト「意外に早いな」
少女「これからどうしますか?」
校長「髪を整えておこうか」
少女「そっかー、アイドルになれちゃうかもしれないもんね」
校長「ああ」
少女「パパ、がんばるね!!」
校長「がんばれ」
テロリスト「……」
校長「では、娘をお願いします」
少女「私、いつかミリオンヒットを出して見せます!!」
テロリスト「俺はプロデューサーじゃない」
少女「あ、そっか」
校長「あはは、気が早いやつだ」
テロリスト「応答しろ」
『こっちでも確認した』
テロリスト「じゃあ、交渉を始めるんだな?」
『既に始まっている。電話がかかってきたからな』
テロリスト「じゃあ、今から二時間後にこいつを殺せばいいんだな?」
『動きがない場合な』
テロリスト「了解」
少女「あー!パパ、あれがSATじゃない?」
校長「ほんとだ。初めてみたよ」
少女「踊る大捜査線でみたことあるある!!」
校長「パパも」
少女「かっこいいねー」
校長「そうだな」
テロリスト「おまえら……いい加減にしろ。緊張感がないのか?」
少女「生憎と」
テロリスト「……」
少女「あ、怒りました?」
テロリスト「呆れただけだ」
少女「よかった」
テロリスト「……」
校長「さて、二時間後はどうなっていることやら……」
少女「ドキドキだね」
校長「そうだな」
テロリスト「お前、娘が死ぬかもしれないというのに余裕だな」
校長「なんでしょう……不思議と娘が死ぬとは思えないのです」
テロリスト「なに?」
校長「貴方の目はとても優しい……だから娘を到底殺せるとは思えないのです」
テロリスト「……」
少女「私もそう思う!!」
テロリスト「ふふ……なめるのも大概にしろ……俺たちは本気だ」
校長「本気?」
テロリスト「……」バァァン
少女「ひゃ!!」
校長「おぉ……!?」
テロリスト「躊躇なく引き金をひける」
校長「……」
少女「……」
テロリスト(ふっ……ようやく、事態の深刻さを理解したようだな)
校長「今のは……」
テロリスト「……」
校長「ロシア製の拳銃ですね?」
テロリスト「それがなんだ?」
校長「私もマニアでして……ほら」チャカ
テロリスト「!?」
校長「拳銃集めるの、趣味なんです」
校長ワロタwwwwww
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:00:50.18:AihHfLLs0テロリスト「な……きさま……!!」
校長「……」
少女「パパってばすごいんだよ。ここの引き出しに……何丁もあるの」チャカ
テロリスト「!?」
校長「ふふ……どうです?」
少女「すごいでしょ?」
テロリスト「銃を置け……」
校長「ほら……よく見てください」
少女「結構重たいね」
テロリスト「銃をおけぇ!!」
校長「……ばん!!」
テロリスト「……っ!?!??」
校長「なんちゃって。これモデルガンです」
少女「びっくりしました?」
テロリスト「……」
少女「だーいせいこー!!」
校長「わっはっはっは」
テロリスト「……」バァァン
少女「きゃぁ!?」
校長「な……?」
テロリスト「人質は死なないとでも思っているのか?」
少女「いや、そんなことは」
テロリスト「こい」
校長「なんですか?」
テロリスト「お前から殺す」
少女「そんな!!私が先です!!」
校長「そうです!!こんな中年の死亡シーンなどお茶の間は期待していません!!殺すなら娘を!!」
テロリスト「うるせえ!!!こい!!!」
少女「パパー!!」
校長「やめてくれぇ!!!」
「どこにいく?」
テロリスト「こいつを見せしめに殺す」
校長「どうも」
「おいおい……なにがあった?」
テロリスト「色々だ」
「やめろ。交渉している最中にそんなことしてみろ、向こうは強硬手段に出るぞ」
テロリスト「怖気づいて譲渡してくれるかもしれないだろ?」
「あのな……どこで殺すんだ?」
テロリスト「ビデオを回せ。殺すところを撮って送りつけやる」
「おいおい、もっとクールになれよ」
テロリスト「うるせえ!!」
校長「そうだ!」
テロリスト「あぁ?!」
校長「私がみなさんに殺されるよりも、レ○プされるところをビデオで撮りましょう。インパクトあると思います」
テロリスト「あ、ああ……?」
お茶の間フリーズってレベルじゃない
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:14:28.28:F869t3yB0
まさかのホモ展開
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:14:54.54:AihHfLLs0校長「ほらほらー、お前らが要望に応えないからこいつはまたいっちまうぜー!!とか、いいながら」
「あのなぁ……」
校長「だめですか?」
テロリスト「そんな趣味のやつはいねえ!!」
校長「では、体育教師の通称ゴリ先生を呼んでください。あの人なら嬉々としてやってくれましょう」
テロリスト「きもいんだよ!!」
校長「えぇ……」
「つまりあれか……お前はそういう趣味があると全国にカミングアウトしたいのか?」
校長「いえいえ。あくまでも強要されているように見せませんと」
テロリスト「娘が知ったら悲しむぞ!!いいのか!!」
校長「それも拷問のうちです!!」
テロリスト「……」
校長「さぁ!!場所は体育館倉庫で!!」
テロリスト「……元の場所に戻してくる」
「そうしてくれ」
校長室
テロリスト「ふぅ……」
少女「あ、おかえり」
校長「ただいま」
少女「よく無事だったね」
校長「死んでもおかしくなかった」
テロリスト「頭いたいな……くそ……」
『応答しろ』
テロリスト「どうした?」
『動きがあった。人質の解放を条件に、俺たちの要求を呑むそうだ』
テロリスト「ふん……テンプレ通りだな。どうする?」
『さっきの校長だけを解放しよう。正直、頭痛のタネだ』
テロリスト「同意だ」
『では、頼んだ』
テロリスト「ああ」
テロリスト「お前だけを解放する」
校長「なんですって?!」
少女「やったね!!」
テロリスト「立て」
校長「私だけを解放ですと!?何をおっしゃいますか!!」
テロリスト「なんで困惑してんだよ。普通は歓喜するとこだろ!!」
校長「そうですか」
テロリスト「そうだ」
校長「わかりました。よろこびます……」
テロリスト「全然、嬉しそうじゃねえな」
少女「またね、パパ」
校長「今日の晩御飯はなにがいい?」
少女「ハンバーグ!!」
校長「わかった」
テロリスト「さっさとこい!!」
校庭
テロリスト「こいつを解放する!!残りはきちんと要求が通ったあとで随時解放してやる!!」
警察「無駄な抵抗はやめろー。お母さんがかなしむぞー」
テロリスト「あぁ!?」
警察「たけしー!!」
テロリスト「俺はたけしじゃねえ!!」
警察「違うって」
警察「やっぱりたかしだったんじゃ……」
警察「賭けは失敗だな」
警察「じゃあ、二回目いっとく?」
警察「たかしー!!」
テロリスト「いい加減にしろ!!こいつを殺すぞ!!」
校長「マンマミーヤ!!」
警察「それはまずいな!!」
警察「わかった!!もうしない!!人質を解放してくれー!!」
警察もかよwww
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:30:09.01:AihHfLLs0テロリスト「おら、いけ!!」ドン
校長「おぉぉ……」
警察「さ、こちらへ!!」
校長「はい……」
警察「お怪我は?」
校長「大丈夫です」
テロリスト「ふん……!!」
警察「まて!!」
テロリスト「なんだ?」
警察「子どもたちは無事なんだろうな?」
テロリスト「知らないね」
警察「いいか。子どもに手を出してみろ……どうなるかわかっているな?」
テロリスト「どうなるんだ?」
警察「児童ポルノ法で―――」
テロリスト「死ね」
「ご苦労さん」
テロリスト「ふぅ……早く要求を呑んでくれないかな……疲れてきた」
「もう少しだ。我慢しろ」
テロリスト「……もう昼か」
少女「あのぉ」
「どうした?勝手にうごくんじゃねえ」
少女「すいません。でも、そろそろお昼ごはんの時間なんですけど」
テロリスト「それがどうした?」
少女「ごはん……」グゥ~
テロリスト「そんな状況に見えるのか?」
少女「でも、お弁当を放っておくと臭いとかすごいことに……」
テロリスト「……」
少女「そうなるとテロリストさんたちもテロってる場合ではなくなると思うんですよぉ」
テロリスト「そのときは捨てるまでだ」
少女「駄目です!!せっかくお母さんが作ってくれたのにぃ!!捨てるなんて何言ってるんですかぁ!!」
テロリスト「駄目だ」
少女「ひどい!!テロリストさん鬼畜ぅ!!」
テロリスト「最高の褒め言葉だ」
少女「うわ……マゾ?」
テロリスト「こいつ……!!」
「落ちつけ」
テロリスト「だが……!!」
少女「落ち着け」
テロリスト「……」
「わかった。だが、いいのか?」
少女「え?」
「飯を食う。飲み物を飲む。そうなると生理現象が起こる」
少女「そうですね」
「我々はお前たちを教室から一歩も出さないぞ?そうなると……?」
少女「おもらし……大会……開幕!!」
開幕じゃねーよwwwwwwwwwwww
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 08:44:53.97:AihHfLLs0「そういうことだ」
少女「でも……!!」
「我慢するか、欲を満たし教室を汚物で満たすか……どちらがいいかな?」
少女「……!!」
テロリスト「何を言ってんだ?」
少女「窓!!」
「なに?!」
少女「窓から用をたせば……」
「お前……天才か?」
テロリスト「お前、しっかりしろ」
少女「どうやら、私の勝ちですね」
「それをやられるとこちらが困るな」
少女「え?」
「お前たちにそういうことを強要しているように映る。そうなると我々はもれなくロリコンテロリストとなる」
テロリスト「なぁ!!どうしたんだ!!しっかりしろ!!!」
「よかろう……トイレぐらいは許可する」
少女「ありがとうございます」
「いいネゴシエーターになれそうだな」
少女「私の夢は公務員です」
「そうか」
テロリスト「……見回りしてくる」
「わかった。おい、校内放送でお昼ご飯の時間になったことを伝えろ」
「わかりました」
テロリスト「……」
少女「テロリストさん!」
テロリスト「なんだ?」
少女「一緒にお弁当どうですか?」
テロリスト「断る」
少女「お腹がすいてはテロもできませんよ?ほらほら」
テロリスト「ひっぱるな!!」
ピンポンパンポーン
スピーカー『今からランチタイムに突入だ。トイレに行く場合は最寄のテロリストに一声掛けろ。以上』
テロリスト「……」
少女「これ、私のお手製なんですよ」
テロリスト「そうなのか」
少女「私の家、お母さんがいなくて」
テロリスト「そういえばさっき、父親が夕食のことを訊ねていたな」
少女「はい。朝は私。夜はパパなんです」
テロリスト「そうか」
少女「はい、あーん」
テロリスト「やめろ」
少女「え?卵焼き嫌いですか?」
テロリスト「そういうことじゃない」
生徒「あ、仲いいな!!ヒューヒュー!!」
少女「や、やめてよ!!そんなんじゃないんだから!!」
テロリスト「……」
生徒「テロリストさん、私のお弁当……もらってください!!」
生徒「あー!!ぬけがけー!!」
生徒「私のお弁当もおいしいですよ!!!」
テロリスト「……」
少女「み、みんな!!テロリストさんが困ってるから!!」
生徒「なによ!!独り占めにするき?」
生徒「テロリストさんはあなたのテロリストじゃない!!みんなのテロリストなのよ!!」
少女「そ、そうだけど……」
生徒「そうだ!学校を案内します!!」
生徒「あ、それいい!!」
テロリスト「お前ら……うっとうしいから座ってろ」
生徒「あはぁん……声がしぶい……」
生徒「まさにテロリスト……」
テロリスト(殺したい……)
『応答しろ』
テロリスト「なんだ?」
『第二の要求に関しては妥協案を出してきやがった』
テロリスト「はっ。想像通りだな」
『そこでだ。今度はあのガキを連れて行け』
テロリスト「銃をつきつけてか」
『ああ、それで脅せ。もし向こうが渋るようなら、腕か足を撃て』
テロリスト「ふっ……了解」
少女「誰からでした?」
テロリスト「無線だから仲間だけだ」
少女「へえ」
テロリスト「さてと……こい」
少女「え……や、やだ……そんな……や、やさしくしてください……」
テロリスト「……」
生徒「いいなー。絶対にキスはするね、あの感じ」
校庭
警察「へえ、奥さんとはそんな馴れ初めが」
校長「ええ」
警察「うらやましい」
校長「いえいえ」
警察「それで、奥さんの処女はいつ?」
校長「あれは……あいつが中学―――」
テロリスト「おらぁ!!!おまえらぁ!!」
警察「なんだ!?」
警察「なんだ!?なんだ!?」
テロリスト「要求がのめないそうだな!!」
少女「きゃー!!きゃー!!」
警察「貴様!!その子をどうする気だ!!」
テロリスト「お前らの態度次第だ!!」
警察「児童ポルノ法に抵触するぞ!!そんな前科、恥ずかしくて履歴書にかけんぞ!!」
履歴書に前科欄なんかねえよwwwwwwww
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:10:19.96:H1wqiiQo0
こいつらwww
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:10:53.92:AihHfLLs0テロリスト「……状況がわかってないようだな?」チャカ
少女「きゃー!!きゃー!!」
警察「なにを……!!」
テロリスト「妥協案なんて出してんじゃねえ。100%要求を呑め」
警察「しかし……!!」
テロリスト「そうか……」
警察「!?」
テロリスト「このガキは五体満足で居られなくなるぞ?」
少女「きゃー!!」
警察「やめろ!!」
テロリスト「要求をのめ」
警察「……っ」
テロリスト「それが答えか……なら!!」
少女「?!」
校長「バァァァン!!!」
!?
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:14:10.47:AihHfLLs0テロリスト「?!」
少女「きゃー!!」
警察「なに!?」
校長「……」
警察「もう!!びっくりするじゃないですか!!」
校長「銃声のモノマネは十八番なんです」
警察「すごいですね」
校長「空港で鳥を空砲で追い払う仕事あるじゃないですか。老後はそれで食べていこうかと」
警察「あはは、いいですね」
校長「でしょう?」
テロリスト「きさまらぁぁ!!!」
警察「うるさいなぁ」
テロリスト「要求はのむのか!!」
警察「どうする?」
警察「めんどくさいし、のんじゃう?」
テロリスト「……」
少女「きゃー!!」
テロリスト「うるさい」
少女「あ、すいません」
警察「わかった!!呑む!!ただし、人質を解放しろ!!」
テロリスト「お前らがちゃんと我らの要望に応えたらな!!」
警察「オーライ!!では、30分で応えよう!!」
テロリスト「わかった」
警察「よし、各員に知らせろ」
警察「わかりました」
テロリスト「ふ……これで、あとは最後の要求……逃げ足を用意させれば勝ちだな」
少女「もう終わりですか?」
テロリスト「ああ」
警察「おい!!」
テロリスト「あぁ?」
警察「その子ぐらいは解放していけ」
テロリスト「……どうする?」
『いいんじゃないか?』
テロリスト「……よし」ドン
少女「あぅ!?」
警察「大丈夫か?」
少女「はい……」
警察「胸とかお尻とか触られてない?」
少女「え、ええ」
警察「そうか……」
テロリスト「じゃあ、期待しているぞ?」
警察「……」
少女「テロリストさん!!楽しかったです!!ありがとう!!」
テロリスト「ふん……」スタスタ
警察「やはり……ロリコンか……!?」
「意外と簡単でしたね」
「こんなもんさ。今の警察は腑抜けだ」
「確かに」
テロリスト「あとは車を用意させるか」
「そうだな。その前に……これを仕掛けて来い」
「へへ……爆弾……ですね?」
「俺たちが逃走して奴らが追ってきたら……ドカーン!ですね?」
「その通りだ」
テロリスト「よし。じゃあ、仕掛けてくる」
「どこに仕掛けるか……」
「教室がいいだろうな」
「確かに……くく、こりゃいっぱい死ぬな」
「―――もしもし?最後の要求をするよくきけ」
テロリスト「……」
テロリスト(ようやくらしくなってきたな)
教室
テロリスト「……」ゴソゴソ
生徒「なにしてるんですかぁ?」
テロリスト「爆弾を仕掛けている」
生徒「すげー!!」
テロリスト「……お前らもここまでだ」
生徒「あー!!初めから生かす気なんてなかったんですね!!」
テロリスト「その通りだ」
生徒「渋い!!」
生徒「立つ鳥後を濁さず……か」
生徒「いいっすね!!」
テロリスト「……ふん」
生徒「よーし!!みんなぁー!!爆弾解体しようぜ!!」
生徒「どうせ最後は赤の線と青の線が残るんだよな!!」
テロリスト「おまえら……!!」
生徒「しんいちー!!」
生徒「らぁぁん!!」
生徒「知ってる!時計仕掛けの摩天楼!!」
生徒「いいよな」
生徒「おう」
テロリスト「こいつら……マジか……!?」
『おい!!』
テロリスト「どうした!?」
『爆弾を仕掛けたらガキどもが嬉しそうになんか解体を始めようとしている!!』
テロリスト「なんだと!?」
『こっちもだ!!』
『こっちも―――こら!!それに触れるな!!あぶない!!うわぁぁ―――』
テロリスト「どうした!!!おい!!!」
生徒「これランカンじゃね?」
テロリスト「触るな!!」
馬鹿も集団になると無敵だな
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 09:37:32.69:AihHfLLs0生徒「この桃色の線は絶対に大丈夫なやつだ」
生徒「切れ切れ」
テロリスト「やめろ!!」
生徒「えー?」
テロリスト「くっ……応答しろ!!」
『聞いている』
テロリスト「爆弾の設置は危険だ」
『みたいだな』
テロリスト「この作戦は中止にしたほうがいい」
『ああ、撤収しろ』
テロリスト「了解」
生徒「爆弾は?」
テロリスト「没収だ」
生徒「そんなぁ」
生徒「殺生な!!」
テロリスト「はぁ……はぁ……」
「ここのガキはクレイジーだ」
「そうだな」
テロリスト「どうする?逃げるときの保険は?」
「よし……人質をとるぞ」
テロリスト「それしかないか」
「爆弾を解体しようとするなんて想定外にもほどがあるからな」
「で、誰にする?」
「そうだな……」
少女「立候補!!」
テロリスト「!?」
校長「私も!!」
「お前ら……!!?」
少女「私が全校生徒の囮になります!!」
「おい、無能な警察ども良くきけ。解放した人質がまた人質になったぞ。どうしてくれる?」
警察『なに!?そっちにいるのかぁ!!卑怯なやつだ!!』
「違う。勝手に帰ってきた。ガキはいいがおっさんは本当にいらん」
警察『ならば解放しろ』
「わかった」
「お前は外にいけ!!」
校長「なんでですかぁ!!必死になって警察の目を盗んできたのに!!」
テロリスト「邪魔なんだよ!!」
校長「くそ……こんなところで……!!」
警察『ところで車なんだが』
「どうした?」
警察『2tトラックしか用意できなかったがよろしいか?』
「貴様……!!」
警察『トラックの荷台に仲間全員乗せればいいと思って……』
「目立つだろ!!」
警察『しらんし』
「おのれ……人質がどうなってもいいのか!?」
警察『車種を言わなかったお前たちにも責任はあるぞ!!』
「く……正論を……!!」
テロリスト「押されんな」
「普通車だ!!」
警察『セダンか?』
「それは任せる」
警察『わかった。おい、キューブでいいそうだ』
「あ、こら!!」
「切れた……」
テロリスト「とりあえず逃げるときの人質はこいつでいいな?」
少女「やん」
「もうそいつでいい」
少女「なんですか!失敬な言い方ですね!!」
テロリスト「外にいくぞ」
校庭
テロリスト「車は?」
警察「用意した」
「どこにある?」
警察「校門の外だ」
テロリスト「校庭の真ん中までもってこい」
警察「わかった」
少女「あのどこまで行きます?」
「知る必要はない」
少女「いや……どこに行くか相談したいんですけど……」
ブゥゥゥゥン
警察「へい、おまち!!」
テロリスト「降りろ」
警察「……はいはい」
「トランクを調べろ」
「へい」
テロリスト「追ってきたらどうなるか……わかっているな?」
警察「どうなる?」
テロリスト「このガキを……目を覆いたくなるような姿にしてやるぜ」
警察「アヘ顔ダブルピースか」
テロリスト「違う」
警察「ほぅ……それ以上か。詳しく」
テロリスト「死体にきまってんだろ!!」
警察「警官をなめるな!!死体だけで目を覆いたくなるようではつとまらんよ!!」
テロリスト「そう言う意味じゃない」
警察「ふむ……」
少女「私、助手席ー!!」
警察「シートベルトはちゃんとしろ」
少女「はぁーい」
アヘ顔ダブルピースクソワロタwwwww
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:01:17.77:9Zl5B4tQO
アへ顔ダブルピースwwww
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:02:39.71:AihHfLLs0「発信機もないか?」
「そのような反応もないですね」
「よろしい。もらっていく」
警察「80万だ」
「なに?」
警察「あと車庫証明も―――」
「おまえはディーラーか?」
警察「ポリスメンだ」
「……」
警察「……」
テロリスト「ほら、いくぞ」
「ああ」
少女「峠をせめるぜ!!」
警察「道路交通法は守れよ!!」
テロリスト「余計なお世話だ!!」
車内
テロリスト「……」
少女「ラジオを聞いてもいいですか?」
テロリスト「好きにしろ」
「後続車はちゃんとついてきてるか?」
「問題ないです。他のメンバーもちゃんと後ろにいます」
「ふふ……勝ったな」
テロリスト「ああ……完勝だ」
少女「ニュース、ニュース……」
ラジオ「―――速報をお伝えします」
少女「お」
テロリスト「俺たちのことか?」
ラジオ「少女一名を誘拐したテロリスト集団は現在逃走中とのことです」
少女「おぉー!!」
ラジオ「ただいまから車番と車種を読み上げますので、見かけた方はそのまま追跡して警察に連絡をしてください」
テロリスト「?!」
少女「なんてこった」
「考えたじゃねえか……」
テロリスト「おい……こいつを殺そう」
少女「なんですか?!」
「……」
テロリスト「追ってくるなと警告したのに……この様だ」
「まて」
テロリスト「なんだ?」
「俺たちは警察に追ってくるなといった……だが、民間人にまではそれを言っていない」
テロリスト「……は?」
「つまり……俺たちの負けだ」
テロリスト「おい!!なに遠い目をしてるんだよ!!しっかりしろ!!!」
少女「負けた……完敗ですね」
テロリスト「なんでお前まで悟った顔をしやがる!?くそ!!なんだよこれ!!!どういうことだよ!!」
これは面白いwww
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:16:00.70:AihHfLLs0警察「―――速度超過だ。50キロオーバーで逮捕する」
「まけたよ」
警察「中々だったぞ」
テロリスト「くそ……こんな終わり方なんて……」
警察「お前は児童ポルノ法で逮捕だ」
テロリスト「!?」
少女「やめて!!お兄ちゃんは悪くないんです!!」
警察「その話はゆっくり署で聞こう」
少女「はい……」
テロリスト「……」
校長「これで一件落着ですな」
警察「ええ。ご協力ありがとうございます」
校長「いえ。私は必死に犯人たちを追いかけただけです。親子で人質になったほうがいいと思いまして」
警官「なるほど」
校長「わっはっはっは!!」
数週間後
看守「もう来るなよ」
テロリスト「……ああ」
少女「あ、あの……!!」
テロリスト「君は……!!」
少女「……あの……私……」
テロリスト「……」
少女「貴方のテロ被害にあったんです……心が……」
テロリスト「え……?」
少女「私を一生……貴方の人質にしてください……」
テロリスト「……わかった」
少女「うれしい……大好きです……」
おしまい。
面白かった!
乙!
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:21:14.52:9Zl5B4tQO乙!
これはハッピーエンドwww
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:23:44.02:of0a2gIS0
ルパンかよ
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/12/28(水) 10:37:26.22:cTQhR5F50
乙
面白かったぜ!
面白かったぜ!
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コメント一覧 (12)
アへ顔ダブルピースはずるいわ
これがゆとりか
に続く?