兄「頼む! 何でもする! 何でもするから俺とセッ◯スしてくれよ!」
妹「……どうかしてる」
兄「そうだよ、どうかしてるんだよ! だからお願いだ、セッ◯スさせてくれよ!」
妹「そこ、どいて……邪魔だから」
兄「お願いだ。俺にできることは何でもするから、だから」
妹「そこを、どいて。聞こえた?」
兄「……どけたら、セッ◯スさせてくれるのか?」
妹「どけ!」 ドンッ
兄「ひっ!? わ、うわっ!?」
妹「……またこんなことしたら、今度は本当に蹴るからね」
兄「妹、待ってくれよ! なぁ、妹!」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/17(土) 23:33:04.29:t2YLlro00
兄「セッ◯スしてください」
妹「……あんたには人としてのプライドってものがないの?」
兄「妹とセッ◯スしたいんだ」
妹「使うから出て行け」
兄「頼みます」
妹「トイレから出てけ!」
兄「お願いです! お願いです!」
妹「土下座、土下座、土下座ってさっ! プライドもない人の土下座に価値なんてあると思うの!?」
兄「何でもしますから」
妹「消えて。私に近づかないで」
兄「……お願いします」
妹「これ以上そこにいたら、この花瓶で殴り殺す」
兄「うぅ……」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/17(土) 23:38:13.65:t2YLlro00
妹「……また。また、それか」
兄「……」
妹「人の部屋に勝手に入って、待ち構えたみたいに土下座して……気持ち悪い……」
兄「セッ◯スさせてください」
妹「……もう、いい加減にしてよ。付き纏われる方の身にもなってよ……何なの、何なの!」
兄「セッ◯スを……」
妹「そんなにしたいなら風俗にでも行け! 商売女とやってろ! なんで私に来る!?」
兄「俺は妹とセッ◯スしたいんだ!」
妹「ふざけんな!」 ガンッ
兄「うっ」
妹「妹に! 土下座で! セッ◯スさせてなんて! 頼む奴と! 誰が! 誰が! 気持ち、悪いっ! 死ね!」 ガンッ ガンッ ガンッ
兄「うっ、うっ、うぅっ」
妹「はぁ……はぁ……。あ……ご、ごめん、ちょっとやりすぎ……」
兄「セッ◯ス……させて……」
妹「まだ言うか!? この……クズっ!」 ガンッ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/17(土) 23:41:53.75:t2YLlro00
兄「だって、だって、妹とセッ◯スしたいんだよ……頼むよ……」
妹「……なんで、こんな奴が私の……」
兄「うぅぅ……頼むよ……何でもするから……」
妹「もうやだ」
兄「妹ぉ」
妹「私の名前を呼ぶな!」
兄「……何でもするから……」
妹「じゃあ死ねって言ったら死ぬの? 死ねないでしょ!?」
兄「死ぬ」
妹「はぁ?」
兄「妹とセッ◯スできるなら、死んでもいい」
妹「口先ばっかり……ふざけんな!」
兄「死ぬ。約束する。セッ◯スしたら死ぬ」
妹「……本気なの?」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/17(土) 23:43:31.93:t2YLlro00
兄「本気だ。約束する。何なら殺してくれてもいい」
妹「やめてよ……頭おかしくなりそう」
兄「……」
妹「なんで私なの?」
兄「……なんで、って……好きだから」
妹「……私、妹なんだけど」
兄「うん」
妹「なんで?」
兄「だから、好き、だから」
妹「なんで好きなの?」
兄「わからない……」
妹「はぁ……」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/17(土) 23:47:13.47:t2YLlro00
兄「ダメ、でしょうか」
妹「ダメに決まってるでしょ」
兄「……お願いしま」
妹「やめて」
兄「……」
妹「こんな方法しかできないの? 少しは恥ずかしいとか思わないの?」
兄「だって……」
妹「正直、気持ち悪い。自分の妹をそういう目で見られるのも気持ち悪いし、土下座なんかでやろうとするのも気持ち悪い」
兄「じゃあ、セッ◯スしてくれるのかよ!? 俺と!? この俺と! してくれないだろ!?」
妹「なんで逆切れしてんの?」
兄「うっ、うぅっ……俺が、俺が努力したからって、妹が、俺とセッ◯スなんて、してくれるわけ、ないだろ……だったら、もう頼むしかないじゃねえかよ……」
妹「……気持ち悪い……」
兄「うぐっ、うぐぅぅぅ」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/17(土) 23:50:45.73:t2YLlro00
妹「……」
兄「うぐっ、うぐぅぅ」
妹「……わかった」
兄「うぅ?」
妹「セッ◯ス、してもいい」
兄「ほ、ほんどに?」
妹「でも条件がある」
兄「な、なんでもじます!」
妹「今後、私の命令すべてに従ってもらう」
兄「すべて……」
妹「すべて。何もかも。死ぬとまで言ったんだから、それくらいできるでしょ」
兄「す、する! 妹とセッ◯スできるならいい!」
妹「それじゃ、まず……」
兄「う、うん」
妹「コンドーム。買って来て」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/17(土) 23:55:16.87:t2YLlro00
兄「はぁ、はぁ……か、買って来た」
妹「付けて」
兄「は、はい?」
妹「今すぐ付けて」
兄「ここで?」
妹「そう」
兄「い、いいの?」
妹「早くして」
兄「ち、ちんちん、出していいの?」
妹「……もういい。出てって」
兄「え」
妹「出てけって言ってるの、聞こえなかった?」
兄「え、でも」
妹「これ以上約束を守れないなら、今すぐ母さんに電話する。わかったら出てって」
兄「……はい……」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:01:59.40:TS9IjMB60
妹「……あれは人間じゃない。あれは人間じゃない。あれは人間じゃない。だから怒っちゃダメ。……よし」
妹「そこに正座して。これから大事な話をするから」
兄「うん」
妹「兄にもできることと、できないことがあると思うの」
兄「うん」
妹「だから無理にあれしろ、これしろって命令する気はないの。でもね」
妹「できることはすぐにやりなさい。私を待たせないで、きびきびと動きなさい」
兄「でも」
妹「それをやめて。聞き返さない、口答えしない。そういうの、大嫌いなの。わからない?」
兄「……わかります」
妹「なら、復唱して。すぐに動く、聞き返さない、口答えしない」
兄「すぐ動く、聞き返さない、口答えしない」
妹「もう一度」
兄「すぐ動く、聞き返さない、口答えしない」
妹「忘れないようにメモしておきなさい。それが終わったら私の部屋に来ること」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:06:34.80:TS9IjMB60
兄「……メモしました」
妹「コンドームは持ってきた?」
兄「あ、はい」
妹「箱から出して」
兄「えと」
妹「もたもたしない」
兄「は、はい」 ガサゴソ
妹「……」
兄「だ、出しました」
妹「箱、貸して」
兄「はい」
妹「ふーん、……それ、一つ袋から出して」
兄「はい……えと、こうか」 ビリビリッ
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:10:10.11:TS9IjMB60
妹「下、脱いで」
兄「え……い、今?」
妹「……」
兄「ぬ、脱ぎますから。うっ、くっ」 ヌギッ
妹「……汚い」
兄「えっ」
妹「何でもない。次、コンドームを付けて」
兄「付けるって、今はちょっと」
妹「口答え」
兄「で、でも、このままじゃ付けられないし、大きくならないと」
妹「……なら大きくしなよ」
兄「急に言われても」
妹「また口答え……っ! くっ、くぅ……落ち着け、私」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:14:18.60:TS9IjMB60
兄「妹?」
妹「……大きくするのにどのくらかかるの」
兄「どのくらいって、その、興奮したら……」
妹「いつ興奮するの?」
兄「いつって……」
妹「……」
兄「に、睨まれても、だって、おかずがないと」
妹「おかず?」
兄「エロ本とか……い、妹のパンツとか、裸とか……」
妹「……なんで私があんたなんかに、そんなもの見せなきゃならないの、ねえ」
兄「だ、ダメ?」
妹「歯、食いしばりなさい」 ニギッ
兄「えっ?」
妹「ああぁぁっ!!」 ガツンッ
兄「うぎぃっ!?」 バタンッ
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:18:26.34:TS9IjMB60
妹「はぁ……はぁ……」
兄「い、痛いっ、痛いっ、痛いっ!?」
妹「そりゃ、痛いでしょうね。置物で殴られれば」
兄「な、なんでこんなこと……」
妹「私が、今、どれだけたくさんのことを我慢してると思う?」
兄「が、我慢って」
妹「あんたの粗末なモノなんて見たくないし、あんたとセッ◯スなんてしたくない」
兄「えっ、あっ」
妹「それを我慢して、こうしてるのに、あんた、何様なの?」
兄「で、でもそれは妹だって承諾して」
妹「承諾したのはセッ◯スする事だけ。パンツ? 裸? ふざけんな」
兄「でも」
妹「しかも! 口答えするなって散々言ったのに、今もこう! それが承諾したから何!? ねえ!?」
兄「う……」
妹「いい加減にしないと、私、本当にあんたを殺す。お願いだから、ちゃんとして」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:22:18.89:TS9IjMB60
兄「……」
妹「……もう、今日はやめよ。この状況じゃ、あんただって大きくならないでしょ」
兄「いや、大丈夫」
妹「大丈夫じゃないでしょ。頭、切れて血が出てる。手当てするから」
兄「いい」
妹「良くないでしょ」
兄「いい、大丈夫だから」
妹「……それじゃ、大きくなるの?」
兄「するから。……その、想像で」
妹「想像?」
兄「……」
妹「……どうぞ、勝手にして。私だって頭の中までどうこう言う気はないから」
兄「ありがとう」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:28:10.58:TS9IjMB60
兄「……」
妹「……」
兄「……ん」 ムクッ ムクムクッ
妹「うげっ。……それ付けられるの?」
兄「やっ、まだちょっと」
妹「そう」
兄「……もういい、と思う」
妹「それじゃ付けて」
兄「うん。……くっ、ん? こう? あれ……」
妹「ちゃんとしっかり握って。それにあてがう」
兄「ん。……あ、入った」
妹「しっかり根元まで」
兄「うん」
妹「……外れない? 大丈夫?」
兄「多分、大丈夫」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:32:01.06:TS9IjMB60
妹「そう。じゃあ、もういいから外して」
兄「え、外すの?」
妹「……」
兄「ごめん」
妹「いい」
兄「あの……これ、何の意味が……」
妹「今のでわかんないの?」
兄「ごめん」
妹「……練習せずに本番であんただけに付けさせたらどうなるか、簡単に想像できるでしょ」
兄「えっと」
妹「私が言わなきゃ、半端に付けたままして、途中で外れて……グダグダで終わるならまだしも、外れたまま出したら、あんた、責任取れるの?」
兄「と、取る……」
妹「取れるわけないでしょう!? 適当な事言うな、このバカ!」
兄「あ……うっ……」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:36:04.91:TS9IjMB60
妹「バカなのは、まだ許す。許すことにした。でも、バカを認めなかったり、開き直ったりして変わろうとしないのは、許さない」
兄「うん」
妹「あんたことを言ってるんだ」
兄「……」
妹「コンドーム、まだあるでしょ。ちゃんと練習しておいて。日曜日、するから」
兄「う、うん」
妹「それじゃ、それまで私に関わらないで。また土下座したりしたら……許さないから」
兄「わかった」
妹「はぁ……どうして、私がこんな……」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:42:46.20:TS9IjMB60
兄「お、おはよう」
妹「……」
兄「あのさ、今日」
妹「買い物に行くから付き合って」
兄「買い物……? あ、うん、付き合います」
妹「お金、どのくらい持ってるの?」
兄「えと、財布に二万。あと銀行に……」
妹「最低五万。いい?」
兄「五万って、それは」
妹「……」
兄「……わかった」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:45:34.44:TS9IjMB60
妹「バスの時刻表ある?」
兄「確か、机に」
妹「駅前に行くバス。一番近い時刻、調べて」
兄「うん。見てくる」 タッタッ
妹「……」
妹「ダメだ」
妹「真面目に考え始めると、泣きそう」
妹「……あー……あ……もう……」
兄「じゅ、十分後だった」
妹「そう……じゃ、すぐに出よ」
兄「う、うん」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:47:59.40:TS9IjMB60
兄「あ、う、後ろの方空いてるな」
妹「そう」
兄「二人掛けの席でいい?」
妹「いい」
兄「う、うん」 パフッ
妹「……」 パフッ
兄「……う、動き始めたな、バス」
妹「そう」
兄「……」
妹「じろじろ見るな」
兄「あ、う、うん」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:52:14.02:TS9IjMB60
妹「とりあえず、服。私の知ってる店に行くから」
兄「新しい服買うのか」
妹「あんたのも買うの。そのためにお金下ろしたんだから」
兄「そ、そうなのか」
妹「予算は三万円。そのお金で、あんたを改造する」
兄「改造?」
妹「知り合いに見られても、あんただってわからないくらいにね。……どんな素材でも普通にはなるから」
兄「普通って」
妹「いいから。あんたの仕事は私の言った服を買って着るだけ。いい?」
兄「あ、うん」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 00:56:03.57:TS9IjMB60
妹「できるだけバカっぽく、悪そうな奴は大体友達くらいの感じに固めるから」
兄「そんなの着れな……な、なんでもない」
妹「今のあんたよりは、このくらい頭が悪そうな方がいい。帽子はどれがいい?」
兄「これ」
妹「じゃあこれね」
兄「えっ、なんで」
妹「あんたが選ばないようなのを選ばなきゃ意味がないから。試着してサイズ合わせて」
兄「うん……うーん……」
妹「悩まず行く」
兄「うーっ」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:04:05.62:TS9IjMB60
妹「思ったより安上がりに済んで良かったわ」
兄「妹も自分の服、買ったんだな」
妹「……」
兄「妹?」
妹「トイレでその服に着替えたら、駅のロッカーに荷物を入れて、電車に乗るから」
兄「電車って、どこに行くんだ?」
妹「隣町」
兄「えっ、なんで?」
妹「……私に、言わせんな。今日が、何をする日か……考えればわかるでしょ」
兄「あ。え、でも、なんでわざわざ」
妹「言わなくちゃ、わかんないの? 私に言わせるの?」
兄「……」
妹「家でして、父さんや母さんにバレたら? 近所のホテルでして、誰かに見られたら? ……そんなの、死んでも足りない」
兄「……」
妹「行こ。……二人揃って遅くなったら、変に思われる」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:08:15.33:TS9IjMB60
妹「ここ」
兄「……」
妹「もっと胸張って。入るのが当然だってくらいに」
兄「お、おう」
妹「入口、そっちじゃない! ちゃんと目開けてんの!?」
兄「お、おう」
妹「……しっかりしてよ」
兄「……ん」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:10:45.20:TS9IjMB60
妹「……ねえねえ、どの部屋にする?」
兄「お、おう」
妹「……どの部屋にする?」
兄「……こ、この部屋で」
妹「そう。すみません、お願いします。はい……はい……。ほら、お金払って」
兄「お、おう」
妹「……行こ」
兄「……」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:12:11.70:TS9IjMB60
妹「ちょっと。この部屋だって」
兄「……」
妹「鍵」
兄「えっ」
妹「鍵、開けて」
兄「あ、うん」
妹「はぁ……」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:14:28.31:TS9IjMB60
妹「……思ったより広いんだね」
兄「そう、そうだな」
妹「シャワー、先に浴びてきて」
兄「う、うん。うん。うん」
妹「返事はいいから」
兄「す、すぐに浴びる! すぐに出てくる!」 バタバタッ
妹「……あーあ」
妹「心から死にたいって、生まれて初めて思ってるかも」
妹「笑える」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:17:29.65:TS9IjMB60
兄「ど、どこ洗えばいんだ」
兄「てててて、っていうか、シャワーって何をすれば」
兄「そ、そう! 体を洗うんだ!」
兄「蛇口はどこに……冷たっ!? な、なんで……」
兄「あ、ああぁ、ま、まずい、待たせたら妹、帰っちゃうかも」
兄「で、でも、ちゃんと洗わないと臭いって思われたら」
兄「とと、とにかく急いで、ちゃんと洗って、それから、それから……」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:19:49.71:TS9IjMB60
妹「遅かったね」
兄「ちょ、ちょっとシャワーの使い方、わからなくて」
妹「そうなんだ」
兄「い、妹も入るんだよな」
妹「……そうだね」
兄「待ってるから!」
妹「……そうだね」
兄「……? どうかした?」
妹「別に。それじゃ」
兄「うん!」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:21:58.01:TS9IjMB60
妹「……」
妹「うっ、うっ……」
妹「うぅぅっ」
妹「……」
妹「自分で決めたことで、言い訳なんて」
妹「して、たまるか」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:25:01.28:TS9IjMB60
兄「は、早かったな」
妹「あんたが掛かりすぎなだけでしょ」
兄「そ、そうかも」
妹「……深呼吸して落ち着きなさい」
兄「えっ」
妹「きょどりすぎ。そんなんで上手くできるわけないでしょ。ほら、息吸って、吐いて。ほら」
兄「う、うん。すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……」
妹「続けて。……よし、もういい。少しは落ち着いた?」
兄「多分」
妹「じゃ……始めよ」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:27:55.87:cgIy+QbdO
兄「よ、よし……」 ソロソローッ
妹「触るな」
兄「えっ?」
妹「……体に触っていいとまでは、言ってない」
兄「でも、触らなきゃセッ◯スできないだろ」
妹「……触っていいのは、下だけ」
兄「え、えっ、えぇええええええっ!?」
妹「文句あるの?」
兄「そ、そんなのセッ◯スじゃない!」
妹「……ならやめる?」
兄「そ、そ、そ、そんな、そんなのってないだろ!?」
妹「私は、約束は破ってない。破ったりなんかしない」
兄「でも!」
妹「嫌ならいい」
兄「おい……おいっ!」 ガシッ
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:34:58.84:TS9IjMB60
妹「……」
兄「な、なんだよ……お、俺は、間違ってないぞ」
妹「……わかった。触るだけならいい」
兄「本当だな?」
妹「それ以上何かしたら、殺す」
兄「ちょ、直接触っていいんだよな?」
妹「……。つまり、脱げってこと?」
兄「うん」
妹「……わかった」 スッ スルッ ファサッ
兄「ぶ……ブラも」
妹「……はいはい、これでいいですか?」 プチッ スルッ スルスルッ プルンッ
兄「い、いい、いいです。すごく……いい」 ムクッ ムクムクッ
妹「……で?」
兄「触る。触るぞ。いいよな?」
妹「……どーぞ」
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:44:41.76:TS9IjMB60
兄「あ……あ……あ……!」 ギュッ
妹「……っ! バカ、痛い!」
兄「あ、ごめん。気を付ける」 サワッ
妹「……」
兄「はぁ……はぁ……夢みたいだ……い、妹の体に触って、こんな風にできるなんて」 モニュッ
妹「……っ」
兄「き、気持ち良い?」
妹「いいから、早くして」
兄「まだ、もう少し」 クニュッ
妹「くぅ……っ」
兄「も、もっと強くしていい? いいよな?」
妹「……そんな風にしてたら、する時間なくなるよ」
兄「そ、それは困る!」
妹「ならもういいでしょ」
兄「うん……しょうがない、よな……」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:54:04.79:TS9IjMB60
妹「上着るから向こう見てて」
兄「えっ、着るの? 脱いでた方がいいのに……」
妹「……何度言えば、覚える?」
兄「ん? ……あ、ああ、ごめん」 クルッ
妹「……もういいよ」
兄「よ、よし。それじゃ、次はいよいよ」
妹「ああ、はいはい」 スルスルッ スッ スッ
兄「えっ、ちょっ、ちょっ、そんな、大胆すぎるって!」
妹「するんでしょ?」
兄「それはするけど、脱がせる楽しみが」
妹「……。ああ、そう。でももう脱いじゃったから」
兄「仕方ないよな」
妹「そう。ほら、しなよ」 ポフッ
兄「い、いや、まだ前戯全然してないし、入らないって」
妹「ああ……それがあったんだ……」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:02:14.52:TS9IjMB60
兄「……あ、あれ……」
妹「……」
兄「なんで濡れないんだ……」
妹「さあ?」
兄「こ、これだけ愛撫してるのに。……不感症なのか?」
妹「……あんたが……」
兄「え、何?」
妹「なんでもない。……ちょっと、自分で弄ってみる」
兄「お、オ◯ニー見れるのか!?」
妹「……離れて静かにしてて。集中したいから」
兄「おっ、おう!」 スタスタッ
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:08:43.46:TS9IjMB60
妹「んっ。ん……ふぅ……んっ……」 スリスリッ
兄「……はぁ、はぁ……」 シコシコッ
妹「んくっ、うぅんっ、んっ、ふぅっ」 スリスリッ
兄「うっ、うぉ……危ねぇ……」
妹「うぅん……っ」 プルッ
兄「ふぅ……」
妹「……いいよ」
兄「いいって?」
妹「準備。そっちもコンドームして」
兄「お、おおっ! わかった! ……ここを、ぐっとして、よし!」
妹「しっかり、付いてるね」
兄「練習したからな」
妹「ん。……来て」
兄「……ふぅ、ふぅ……」 グッ
妹「もっと、下の方」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:17:02.35:TS9IjMB60
兄「こ、こうか……?」 ズッ
妹「ん……っ」
兄「い、入れるぞ」
妹「ゆっくりして」
兄「ゆ、ゆっくり? どのくらいだ?」
妹「……もう、いい。好きにして」
兄「いいのか?」
妹「……」
兄「よ、よし。……ぐっ、くっ、くぅ……っ」 ズプッ ズプッ ズプッ
妹「……うっ、い……い……っ!」 プルプルッ
兄「き、きつい! 全然入っていかないぞ!」
妹「いい、から……っ! するなら、早く……っ!」 ギリッ
兄「ぐっ、ぐぅ、うぅうっ!」 ズプププッ
妹「うぁっ、あっ、あぐぅううっ!」 ギュゥゥゥゥッ
兄「は、入った……! 入った……!」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:24:51.93:TS9IjMB60
妹「……気持ち、良い?」
兄「き、気持ち良い、っていうか、あったかい」
妹「そう……」
兄「動いていい?」
妹「そうしなきゃ、終わらないでしょ……」
兄「うん」
妹「なら、そうしなよ」
兄「い、いくよ」 ヌププッ
妹「うっ、ぐぅ……っ」 ギュッ
兄「ど、どう? いい?」
妹「いい……いいから、早くして……」
兄「もしかして……痛いのか?」
妹「別に、痛くない……それより、もう時間、ないよ……」
兄「あっ、ほ、本当だ! い、妹、動くよ!」 ズッ ズチュッ ヌプッ ププッ
妹「……っ、くぅ……う……う……っ」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:30:52.74:TS9IjMB60
兄「うくっ、あっ、うっ! 妹……妹……!」 ズチュッ ズチュッ ズチュッ
妹「うっ、うぁっ、あっ、あぐっ!」
兄「ご、ごめん、もう!」 ズチュッ ズチュッ
妹「うくっ、あっ、あぅ!」
兄「でるっ! あっ、ああっ、あっ!」 ビュッ ビュクッ ビュクビュクッ
妹「……っ」
兄「あっ、あっ、あっ」 ブルッ ブルブルッ
妹「……はぁ……はぁ……っ」
兄「あぁ……気持ち良かった……」
妹「終わったの……?」
兄「うん……」
妹「なら、抜いて」
兄「もうちょっと……」
妹「抜いて」
兄「えっ。う、うん」 ズリュッ
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:33:51.48:TS9IjMB60
兄「も、もしかして気持ち良くなかった?」
妹「……シャワー浴びてくる」
兄「い、妹?」
妹「出る準備して」 トタッ トタッ
兄「……あ、あれ。これ、血? なんで?」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:36:51.00:TS9IjMB60
妹「……あは、ははは……」
妹「ははっ……は……う……う……っ」
妹「うぅ……う……う……っ」
妹「うぁ……あ……あ……っ」
妹「……泣いて、何になる……」
妹「……もう、行かなきゃ……」
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:41:52.75:TS9IjMB60
妹「……シャワー。どうぞ」
兄「なぁ、妹」
妹「なに」
兄「お前って、その、初めてだったのか?」
妹「……そう」
兄「あ、あのさ、俺なんかが初めてで、良かったのか?」
妹「……ぷっ」
兄「ん?」
妹「ぷっ、くっ、くくっ、あはっ、あははははははっ!」
兄「な、なんだよ、急に笑って」
妹「はっ、ははっ、ははっ……いいわけ、ないでしょ!?」 ゴッ
兄「うっ、てぇ、何すんだよ!? どけろよ!」
妹「黙れ、この、このっ! この、バカっ!」 ゴッ ゴスッ ゴスッ
兄「な、やめっ、やめろっ!」
妹「やめろ? ふざけんな! あんたが私に命令できる立場か、よく考えてみろ! そのバカな頭振り絞って考えろっ!」 ゴンッ
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:50:13.02:TS9IjMB60
兄「な、なんで急に怒るんだよ!? してる時はあんなに……!」
妹「バカで臆病でクズなあんたが、その汚いもの小さくしないように、してたんだ! この、バカ野郎っ!」 ゴスッ
兄「な、なん、何なんだよ!?」
妹「クズ! クズ! クズ! クズ! この、クズっ!」 ゴンッ
兄「痛っ、痛いって! いい加減にしろよ!?」
妹「痛い、痛いって? 痛い、そう、痛い? あんたのお腹引き裂いて腕突っ込んでやろうか? それが本当に痛いってことなんだよ!」 ゴツンッ
兄「やめ、やめてくれって! お、俺が悪かったなんなら謝るから!」
妹「何が悪いかもわからずに謝られて、それで何? ねえ?」 グイッ
兄「あ、あれだろ、その、い、痛かったんだろ、初めてで」
妹「ははっ。うん、そう。そう。それで、まず一つ」 バチンッ
兄「ひっ」
妹「他には?」
兄「ほ、他にって……」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 02:59:11.22:TS9IjMB60
妹「他に謝ることはないのかって聞いてるんだよ」
兄「え、な、な、ないかって、聞かれても、急には」
妹「ベタベタベタベタ、人の体を触って、気色悪いんだよ!」 ギュゥッ
兄「うっ、くっ、でっ、でもっ」
妹「でも? 私が良いって言った? ああ、言ったよ」
兄「な、なら」
妹「私は、約束は守る。あんたの屁理屈で約束を破ったなんて、絶対に言われたくない。言わせない」
兄「じゃ、じゃあ俺は悪くない! 悪くないだろ!?」
妹「ははっ、そう、ならあんたの中じゃ悪くないんだね」
兄「そう、そうだよ! 俺は悪くない!」
妹「くっ、くくくっ……くっ、うぅっ、うぅぅぅ……」 ポタッ ポタポタッ
兄「な、なんだよ? なんなんだ? なんで泣くんだよ?」
妹「泣かずに、いられると思う? こんな、こんなのが私の兄で、初めての相手なんだよ……?」
兄「こんなのって……」
妹「あんたが、謝って、反省して、後悔しなくちゃいけないのは……あんたが、そんな人間だってことだろ……」
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:06:52.72:TS9IjMB60
妹「うっ……う……う……っ」
兄「……」
妹「うぅぅ……うぅ……うぅぅ……」
兄「妹、その……」 スッ
妹「触るな!」 バシンッ
兄「……」
妹「私が馬鹿だった」
兄「……」
妹「あんたの中に、少しでも、人として大事なものがあるなんて思った私が、馬鹿だった」
兄「……あのさ」
妹「さようなら。私は、もう、あなたに何も期待しません。関わりません。だから、私に関わらないでください」
兄「あ、で、でも、俺は」
妹「……」
兄「俺は……」
妹「……さようなら」
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:11:27.00:TS9IjMB60
兄「ただいま」
妹「……」
兄「……ただいま」
妹「……」 スッ
兄「あ」
兄「あの、俺」
兄「俺……」
兄「……俺、何を言えば、いいんだろ」
兄「何をすれば」
兄「どうすれば」
兄「許して……許して、もらえるわけ、ないってさ」
兄「俺でも……わかるよ……」
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:15:37.69:TS9IjMB60
兄「ああ。でもさ」
兄「でも、逆にさ。良かったんだよ」
兄「ほら。どうせ、俺なんか、何もないまま死んで」
兄「それで終わりだったんだし」
兄「それが妹とセッ◯スできたんだぜ」
兄「ほら。良かったろ。気持ち良かったし」
兄「こうなったもう、諦めも付くしさ」
兄「良いこと尽くめだろ」
兄「もう死んでもいいくらいにさ」
兄「死のうぜ」
兄「なあ」
兄「うん」
兄「死ねばさ」
兄「許してくれるかもしれないし」
兄「……なんでだろ。死んだ俺に妹が怒ってる姿しか、浮かばないなぁ」
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:23:07.96:TS9IjMB60
兄「おは……」
妹「……」 スタスタッ
兄「……よう」
兄「……」
兄「前より辛いのは、なんでだろ」
兄「会話なんて、元々そんなにあったわけじゃないのに」
兄「……ああ、そうか。妹の俺を見る目が」
兄「もう俺を見てないからか」
兄「何もないからか」
兄「嫌われてすらいないからか」
兄「嫌われたいな」
兄「いや」
兄「嫌われてもいいから、俺を」
兄「俺を、見て欲しい」
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:27:14.16:TS9IjMB60
妹「……」
兄「お願いします」
妹「……」
兄「お願いします」
妹「……」 スッ
兄「お願いです」
妹「……」
兄「俺を、見てください」
妹「……」 スタスタッ
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:34:33.28:TS9IjMB60
兄「お願いです!」
妹「……また。また、それか」
兄「お願いです!」
妹「……その安い土下座で、今度は何が欲しい? またセッ◯スがしたくなった?」
兄「……」
妹「私の最後の頼みまで無視して、何がしたい?」
兄「……」 ギュッ
妹「許されたい? なら許してあげるから、もう話しかけないでくれる? それじゃ」
兄「チャンスを……ください……」
妹「……」
兄「俺に……もう一度、チャンスをください……。お願いです……見捨てないでください……」
妹「どの口が……それを言う? 人の気持ちを平気な顔で踏み躙って、それを悪いとも思わない人間が、どの口で言う?」
兄「ごめんなさい。許してくださいなんて言いませんから、恨んでくれて、いいですから。だから、俺を見てください。蔑んでください」
妹「それで何がどうなる? 私があんたにもう一度期待して、それで私は、また裏切られればいいのか?」
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:43:18.56:TS9IjMB60
兄「変わり、ますから。良い人間になりますから」
妹「はっ、ははっ。良い人間? なんだそれ。あんた自分が何してきたかわかって言ってるのか?」
兄「……良い人間に、なります」
妹「あんたを信用できる根拠が……どこにあるんだよ!」 グイッ
兄「……か、変わり……ます……」
妹「変われない! あんたはずっと、ずっとそのままだ!」
兄「い……いやだ……そんなの……いやだ……」 ポロポロッ
妹「ふざけんな! あんたに泣く資格なんてないだろっ!」
兄「い……妹に……好かれたい……」
妹「ふざけん……っ」
兄「愛されたい! 妹に愛されたい! こんな、こんな俺じゃ、嫌だ……嫌なんだよ……うっ、うぅ……っ」 ポロポロッ
妹「……くそ……せめて、憎ませてよ……こんなんじゃ、私……どうすりゃいんだよ……」 ギュゥゥッ
兄「うっ、うっ、うぅぅ……」
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:50:43.71:TS9IjMB60
兄「うっ、うっ、うぅぅ……」
妹「……見苦しい」
兄「ご、ごめん……ごめん……」
妹「軽々しく謝るな」
兄「うっ、うぅ……」
妹「私は、あんたを絶対に許さない」
兄「うぐぅぅ……」
妹「だから、変われ」
兄「……あ……?」
妹「あんたが私の兄であることを、私が誇れるくらい。あんたが私の初めてだってことを自慢できるくらい」
兄「……あ……え……」
妹「じゃなきゃ、許さない」
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 03:55:31.42:TS9IjMB60
兄「ほ、本当に……それで、許して……」
妹「……でも、無理だよ。あんたはバカだから、一人じゃすぐに間違える。きっと、すぐに全部忘れて、元のあんたに戻る」
兄「う……でも……」
妹「約束、憶えてる?」
兄「約束……」
妹「……」
兄「お、憶えてる!」
妹「……あんたが、今よりも、少し。前よりも少し変われたみたいに、今よりも少し変われるまで」
兄「変われるまで……」
妹「バカなあんたに、付き合ってあげる」
兄「……」
妹「きっとあんたを見捨てた方が楽だし、その方が正しい。私にはそうする権利がある。それでもね、あんたは私の兄なんだよ」
兄「う……うくっ、うっ、うっ」
妹「私はあんたが大嫌いだ。好きな所なんて一つもない。それでもいいなら」
兄「う、うん……うん……っ」
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 04:06:54.76:TS9IjMB60
妹「だから、あんたは……人の気持ちを考えろって言ってるでしょ」
兄「俺なりに考えたつもりなんだけど……」
妹「誕生日にケーキを買ってくるのはいいけど、なんでチョコレートケーキ?」
兄「いつもチョコ食ってるじゃん?」
妹「それとこれとは違うでしょ!」
兄「そうか……?」
妹「全然違う!」
兄「っていうか、気持ちじゃなくて好みの問題じゃないか?」
妹「こういう時は自分が間違ってないと思っても、今日が誕生日の私に譲ること」
兄「……ん……まあ……そうかも……でも、何か納得が……」
妹「うるさい。命令に服従するって約束はどうしたの?」
兄「……うん……まあ……俺が悪かったです……」
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 04:10:19.90:TS9IjMB60
妹「よろしい」
兄「それじゃ蝋燭に火を……」
妹「いい! そういうのは夜にまた家族四人でやるから。さあ、食べよ!」
兄「……俺も食べていい?」
妹「当たり前でしょ? こんなの一人で食べたって美味しくないんだから」
兄「それじゃ、八等分にして……大きい方を……」
妹「……」
兄「……妹に」
妹「……」
兄「……俺に」
妹「ん」
兄「……なんで?」
妹「女の子に聞くな」
兄「はい……」
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 04:15:50.54:TS9IjMB60
妹「……誕生日っていうのはさ」
兄「ん……」
妹「生まれた日のことだけど、去年の誕生日から今日まで幸せに暮らせました、っていうお祝いの日だと私は思う」
兄「そうか。……んと」
妹「私は。……今日、こうして兄と二人でお祝いができて……良かった」
兄「……褒められてる?」
妹「そう。だから、私が……私があんたを許せる日まで『一年間、幸せに暮らせました』って毎年言わせて」
兄「努力する」
妹「努力じゃ足りない」
兄「頑張るよ。それに……許してもらってからも、絶対に言わせるから」
妹「……今後のあんたに期待する」
兄「うん。今はそれでいい。それじゃ、改めて……誕生日おめでとう」
おしまい
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 04:17:32.21:yeZcXpQf0
兄「セッ◯スしてください」
妹「……あんたには人としてのプライドってものがないの?」
兄「妹とセッ◯スしたいんだ」
妹「使うから出て行け」
兄「頼みます」
妹「トイレから出てけ!」
兄「お願いです! お願いです!」
妹「土下座、土下座、土下座ってさっ! プライドもない人の土下座に価値なんてあると思うの!?」
兄「何でもしますから」
妹「消えて。私に近づかないで」
兄「……お願いします」
妹「これ以上そこにいたら、この花瓶で殴り殺す」
兄「うぅ……」
妹「……また。また、それか」
兄「……」
妹「人の部屋に勝手に入って、待ち構えたみたいに土下座して……気持ち悪い……」
兄「セッ◯スさせてください」
妹「……もう、いい加減にしてよ。付き纏われる方の身にもなってよ……何なの、何なの!」
兄「セッ◯スを……」
妹「そんなにしたいなら風俗にでも行け! 商売女とやってろ! なんで私に来る!?」
兄「俺は妹とセッ◯スしたいんだ!」
妹「ふざけんな!」 ガンッ
兄「うっ」
妹「妹に! 土下座で! セッ◯スさせてなんて! 頼む奴と! 誰が! 誰が! 気持ち、悪いっ! 死ね!」 ガンッ ガンッ ガンッ
兄「うっ、うっ、うぅっ」
妹「はぁ……はぁ……。あ……ご、ごめん、ちょっとやりすぎ……」
兄「セッ◯ス……させて……」
妹「まだ言うか!? この……クズっ!」 ガンッ
兄「だって、だって、妹とセッ◯スしたいんだよ……頼むよ……」
妹「……なんで、こんな奴が私の……」
兄「うぅぅ……頼むよ……何でもするから……」
妹「もうやだ」
兄「妹ぉ」
妹「私の名前を呼ぶな!」
兄「……何でもするから……」
妹「じゃあ死ねって言ったら死ぬの? 死ねないでしょ!?」
兄「死ぬ」
妹「はぁ?」
兄「妹とセッ◯スできるなら、死んでもいい」
妹「口先ばっかり……ふざけんな!」
兄「死ぬ。約束する。セッ◯スしたら死ぬ」
妹「……本気なの?」
兄「本気だ。約束する。何なら殺してくれてもいい」
妹「やめてよ……頭おかしくなりそう」
兄「……」
妹「なんで私なの?」
兄「……なんで、って……好きだから」
妹「……私、妹なんだけど」
兄「うん」
妹「なんで?」
兄「だから、好き、だから」
妹「なんで好きなの?」
兄「わからない……」
妹「はぁ……」
兄「ダメ、でしょうか」
妹「ダメに決まってるでしょ」
兄「……お願いしま」
妹「やめて」
兄「……」
妹「こんな方法しかできないの? 少しは恥ずかしいとか思わないの?」
兄「だって……」
妹「正直、気持ち悪い。自分の妹をそういう目で見られるのも気持ち悪いし、土下座なんかでやろうとするのも気持ち悪い」
兄「じゃあ、セッ◯スしてくれるのかよ!? 俺と!? この俺と! してくれないだろ!?」
妹「なんで逆切れしてんの?」
兄「うっ、うぅっ……俺が、俺が努力したからって、妹が、俺とセッ◯スなんて、してくれるわけ、ないだろ……だったら、もう頼むしかないじゃねえかよ……」
妹「……気持ち悪い……」
兄「うぐっ、うぐぅぅぅ」
妹「……」
兄「うぐっ、うぐぅぅ」
妹「……わかった」
兄「うぅ?」
妹「セッ◯ス、してもいい」
兄「ほ、ほんどに?」
妹「でも条件がある」
兄「な、なんでもじます!」
妹「今後、私の命令すべてに従ってもらう」
兄「すべて……」
妹「すべて。何もかも。死ぬとまで言ったんだから、それくらいできるでしょ」
兄「す、する! 妹とセッ◯スできるならいい!」
妹「それじゃ、まず……」
兄「う、うん」
妹「コンドーム。買って来て」
兄「はぁ、はぁ……か、買って来た」
妹「付けて」
兄「は、はい?」
妹「今すぐ付けて」
兄「ここで?」
妹「そう」
兄「い、いいの?」
妹「早くして」
兄「ち、ちんちん、出していいの?」
妹「……もういい。出てって」
兄「え」
妹「出てけって言ってるの、聞こえなかった?」
兄「え、でも」
妹「これ以上約束を守れないなら、今すぐ母さんに電話する。わかったら出てって」
兄「……はい……」
妹「……あれは人間じゃない。あれは人間じゃない。あれは人間じゃない。だから怒っちゃダメ。……よし」
妹「そこに正座して。これから大事な話をするから」
兄「うん」
妹「兄にもできることと、できないことがあると思うの」
兄「うん」
妹「だから無理にあれしろ、これしろって命令する気はないの。でもね」
妹「できることはすぐにやりなさい。私を待たせないで、きびきびと動きなさい」
兄「でも」
妹「それをやめて。聞き返さない、口答えしない。そういうの、大嫌いなの。わからない?」
兄「……わかります」
妹「なら、復唱して。すぐに動く、聞き返さない、口答えしない」
兄「すぐ動く、聞き返さない、口答えしない」
妹「もう一度」
兄「すぐ動く、聞き返さない、口答えしない」
妹「忘れないようにメモしておきなさい。それが終わったら私の部屋に来ること」
兄「……メモしました」
妹「コンドームは持ってきた?」
兄「あ、はい」
妹「箱から出して」
兄「えと」
妹「もたもたしない」
兄「は、はい」 ガサゴソ
妹「……」
兄「だ、出しました」
妹「箱、貸して」
兄「はい」
妹「ふーん、……それ、一つ袋から出して」
兄「はい……えと、こうか」 ビリビリッ
妹「下、脱いで」
兄「え……い、今?」
妹「……」
兄「ぬ、脱ぎますから。うっ、くっ」 ヌギッ
妹「……汚い」
兄「えっ」
妹「何でもない。次、コンドームを付けて」
兄「付けるって、今はちょっと」
妹「口答え」
兄「で、でも、このままじゃ付けられないし、大きくならないと」
妹「……なら大きくしなよ」
兄「急に言われても」
妹「また口答え……っ! くっ、くぅ……落ち着け、私」
兄「妹?」
妹「……大きくするのにどのくらかかるの」
兄「どのくらいって、その、興奮したら……」
妹「いつ興奮するの?」
兄「いつって……」
妹「……」
兄「に、睨まれても、だって、おかずがないと」
妹「おかず?」
兄「エロ本とか……い、妹のパンツとか、裸とか……」
妹「……なんで私があんたなんかに、そんなもの見せなきゃならないの、ねえ」
兄「だ、ダメ?」
妹「歯、食いしばりなさい」 ニギッ
兄「えっ?」
妹「ああぁぁっ!!」 ガツンッ
兄「うぎぃっ!?」 バタンッ
妹「はぁ……はぁ……」
兄「い、痛いっ、痛いっ、痛いっ!?」
妹「そりゃ、痛いでしょうね。置物で殴られれば」
兄「な、なんでこんなこと……」
妹「私が、今、どれだけたくさんのことを我慢してると思う?」
兄「が、我慢って」
妹「あんたの粗末なモノなんて見たくないし、あんたとセッ◯スなんてしたくない」
兄「えっ、あっ」
妹「それを我慢して、こうしてるのに、あんた、何様なの?」
兄「で、でもそれは妹だって承諾して」
妹「承諾したのはセッ◯スする事だけ。パンツ? 裸? ふざけんな」
兄「でも」
妹「しかも! 口答えするなって散々言ったのに、今もこう! それが承諾したから何!? ねえ!?」
兄「う……」
妹「いい加減にしないと、私、本当にあんたを殺す。お願いだから、ちゃんとして」
兄「……」
妹「……もう、今日はやめよ。この状況じゃ、あんただって大きくならないでしょ」
兄「いや、大丈夫」
妹「大丈夫じゃないでしょ。頭、切れて血が出てる。手当てするから」
兄「いい」
妹「良くないでしょ」
兄「いい、大丈夫だから」
妹「……それじゃ、大きくなるの?」
兄「するから。……その、想像で」
妹「想像?」
兄「……」
妹「……どうぞ、勝手にして。私だって頭の中までどうこう言う気はないから」
兄「ありがとう」
兄「……」
妹「……」
兄「……ん」 ムクッ ムクムクッ
妹「うげっ。……それ付けられるの?」
兄「やっ、まだちょっと」
妹「そう」
兄「……もういい、と思う」
妹「それじゃ付けて」
兄「うん。……くっ、ん? こう? あれ……」
妹「ちゃんとしっかり握って。それにあてがう」
兄「ん。……あ、入った」
妹「しっかり根元まで」
兄「うん」
妹「……外れない? 大丈夫?」
兄「多分、大丈夫」
妹「そう。じゃあ、もういいから外して」
兄「え、外すの?」
妹「……」
兄「ごめん」
妹「いい」
兄「あの……これ、何の意味が……」
妹「今のでわかんないの?」
兄「ごめん」
妹「……練習せずに本番であんただけに付けさせたらどうなるか、簡単に想像できるでしょ」
兄「えっと」
妹「私が言わなきゃ、半端に付けたままして、途中で外れて……グダグダで終わるならまだしも、外れたまま出したら、あんた、責任取れるの?」
兄「と、取る……」
妹「取れるわけないでしょう!? 適当な事言うな、このバカ!」
兄「あ……うっ……」
妹「バカなのは、まだ許す。許すことにした。でも、バカを認めなかったり、開き直ったりして変わろうとしないのは、許さない」
兄「うん」
妹「あんたことを言ってるんだ」
兄「……」
妹「コンドーム、まだあるでしょ。ちゃんと練習しておいて。日曜日、するから」
兄「う、うん」
妹「それじゃ、それまで私に関わらないで。また土下座したりしたら……許さないから」
兄「わかった」
妹「はぁ……どうして、私がこんな……」
兄「お、おはよう」
妹「……」
兄「あのさ、今日」
妹「買い物に行くから付き合って」
兄「買い物……? あ、うん、付き合います」
妹「お金、どのくらい持ってるの?」
兄「えと、財布に二万。あと銀行に……」
妹「最低五万。いい?」
兄「五万って、それは」
妹「……」
兄「……わかった」
妹「バスの時刻表ある?」
兄「確か、机に」
妹「駅前に行くバス。一番近い時刻、調べて」
兄「うん。見てくる」 タッタッ
妹「……」
妹「ダメだ」
妹「真面目に考え始めると、泣きそう」
妹「……あー……あ……もう……」
兄「じゅ、十分後だった」
妹「そう……じゃ、すぐに出よ」
兄「う、うん」
兄「あ、う、後ろの方空いてるな」
妹「そう」
兄「二人掛けの席でいい?」
妹「いい」
兄「う、うん」 パフッ
妹「……」 パフッ
兄「……う、動き始めたな、バス」
妹「そう」
兄「……」
妹「じろじろ見るな」
兄「あ、う、うん」
妹「とりあえず、服。私の知ってる店に行くから」
兄「新しい服買うのか」
妹「あんたのも買うの。そのためにお金下ろしたんだから」
兄「そ、そうなのか」
妹「予算は三万円。そのお金で、あんたを改造する」
兄「改造?」
妹「知り合いに見られても、あんただってわからないくらいにね。……どんな素材でも普通にはなるから」
兄「普通って」
妹「いいから。あんたの仕事は私の言った服を買って着るだけ。いい?」
兄「あ、うん」
妹「できるだけバカっぽく、悪そうな奴は大体友達くらいの感じに固めるから」
兄「そんなの着れな……な、なんでもない」
妹「今のあんたよりは、このくらい頭が悪そうな方がいい。帽子はどれがいい?」
兄「これ」
妹「じゃあこれね」
兄「えっ、なんで」
妹「あんたが選ばないようなのを選ばなきゃ意味がないから。試着してサイズ合わせて」
兄「うん……うーん……」
妹「悩まず行く」
兄「うーっ」
妹「思ったより安上がりに済んで良かったわ」
兄「妹も自分の服、買ったんだな」
妹「……」
兄「妹?」
妹「トイレでその服に着替えたら、駅のロッカーに荷物を入れて、電車に乗るから」
兄「電車って、どこに行くんだ?」
妹「隣町」
兄「えっ、なんで?」
妹「……私に、言わせんな。今日が、何をする日か……考えればわかるでしょ」
兄「あ。え、でも、なんでわざわざ」
妹「言わなくちゃ、わかんないの? 私に言わせるの?」
兄「……」
妹「家でして、父さんや母さんにバレたら? 近所のホテルでして、誰かに見られたら? ……そんなの、死んでも足りない」
兄「……」
妹「行こ。……二人揃って遅くなったら、変に思われる」
妹「ここ」
兄「……」
妹「もっと胸張って。入るのが当然だってくらいに」
兄「お、おう」
妹「入口、そっちじゃない! ちゃんと目開けてんの!?」
兄「お、おう」
妹「……しっかりしてよ」
兄「……ん」
妹「……ねえねえ、どの部屋にする?」
兄「お、おう」
妹「……どの部屋にする?」
兄「……こ、この部屋で」
妹「そう。すみません、お願いします。はい……はい……。ほら、お金払って」
兄「お、おう」
妹「……行こ」
兄「……」
妹「ちょっと。この部屋だって」
兄「……」
妹「鍵」
兄「えっ」
妹「鍵、開けて」
兄「あ、うん」
妹「はぁ……」
妹「……思ったより広いんだね」
兄「そう、そうだな」
妹「シャワー、先に浴びてきて」
兄「う、うん。うん。うん」
妹「返事はいいから」
兄「す、すぐに浴びる! すぐに出てくる!」 バタバタッ
妹「……あーあ」
妹「心から死にたいって、生まれて初めて思ってるかも」
妹「笑える」
兄「ど、どこ洗えばいんだ」
兄「てててて、っていうか、シャワーって何をすれば」
兄「そ、そう! 体を洗うんだ!」
兄「蛇口はどこに……冷たっ!? な、なんで……」
兄「あ、ああぁ、ま、まずい、待たせたら妹、帰っちゃうかも」
兄「で、でも、ちゃんと洗わないと臭いって思われたら」
兄「とと、とにかく急いで、ちゃんと洗って、それから、それから……」
妹「遅かったね」
兄「ちょ、ちょっとシャワーの使い方、わからなくて」
妹「そうなんだ」
兄「い、妹も入るんだよな」
妹「……そうだね」
兄「待ってるから!」
妹「……そうだね」
兄「……? どうかした?」
妹「別に。それじゃ」
兄「うん!」
妹「……」
妹「うっ、うっ……」
妹「うぅぅっ」
妹「……」
妹「自分で決めたことで、言い訳なんて」
妹「して、たまるか」
兄「は、早かったな」
妹「あんたが掛かりすぎなだけでしょ」
兄「そ、そうかも」
妹「……深呼吸して落ち着きなさい」
兄「えっ」
妹「きょどりすぎ。そんなんで上手くできるわけないでしょ。ほら、息吸って、吐いて。ほら」
兄「う、うん。すぅ……はぁ……すぅ……はぁ……」
妹「続けて。……よし、もういい。少しは落ち着いた?」
兄「多分」
妹「じゃ……始めよ」
兄にも妹にも成り代わりたくはないけど、端から見てるとどうしようもなく興奮してしまう
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:29:21.63:+8+yCa2/0
>>112
だな
自己投影したくないのに覗いてしまう不思議な感覚だな
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 01:29:01.02:TS9IjMB60だな
自己投影したくないのに覗いてしまう不思議な感覚だな
兄「よ、よし……」 ソロソローッ
妹「触るな」
兄「えっ?」
妹「……体に触っていいとまでは、言ってない」
兄「でも、触らなきゃセッ◯スできないだろ」
妹「……触っていいのは、下だけ」
兄「え、えっ、えぇええええええっ!?」
妹「文句あるの?」
兄「そ、そんなのセッ◯スじゃない!」
妹「……ならやめる?」
兄「そ、そ、そ、そんな、そんなのってないだろ!?」
妹「私は、約束は破ってない。破ったりなんかしない」
兄「でも!」
妹「嫌ならいい」
兄「おい……おいっ!」 ガシッ
妹「……」
兄「な、なんだよ……お、俺は、間違ってないぞ」
妹「……わかった。触るだけならいい」
兄「本当だな?」
妹「それ以上何かしたら、殺す」
兄「ちょ、直接触っていいんだよな?」
妹「……。つまり、脱げってこと?」
兄「うん」
妹「……わかった」 スッ スルッ ファサッ
兄「ぶ……ブラも」
妹「……はいはい、これでいいですか?」 プチッ スルッ スルスルッ プルンッ
兄「い、いい、いいです。すごく……いい」 ムクッ ムクムクッ
妹「……で?」
兄「触る。触るぞ。いいよな?」
妹「……どーぞ」
兄「あ……あ……あ……!」 ギュッ
妹「……っ! バカ、痛い!」
兄「あ、ごめん。気を付ける」 サワッ
妹「……」
兄「はぁ……はぁ……夢みたいだ……い、妹の体に触って、こんな風にできるなんて」 モニュッ
妹「……っ」
兄「き、気持ち良い?」
妹「いいから、早くして」
兄「まだ、もう少し」 クニュッ
妹「くぅ……っ」
兄「も、もっと強くしていい? いいよな?」
妹「……そんな風にしてたら、する時間なくなるよ」
兄「そ、それは困る!」
妹「ならもういいでしょ」
兄「うん……しょうがない、よな……」
妹「上着るから向こう見てて」
兄「えっ、着るの? 脱いでた方がいいのに……」
妹「……何度言えば、覚える?」
兄「ん? ……あ、ああ、ごめん」 クルッ
妹「……もういいよ」
兄「よ、よし。それじゃ、次はいよいよ」
妹「ああ、はいはい」 スルスルッ スッ スッ
兄「えっ、ちょっ、ちょっ、そんな、大胆すぎるって!」
妹「するんでしょ?」
兄「それはするけど、脱がせる楽しみが」
妹「……。ああ、そう。でももう脱いじゃったから」
兄「仕方ないよな」
妹「そう。ほら、しなよ」 ポフッ
兄「い、いや、まだ前戯全然してないし、入らないって」
妹「ああ……それがあったんだ……」
兄「……あ、あれ……」
妹「……」
兄「なんで濡れないんだ……」
妹「さあ?」
兄「こ、これだけ愛撫してるのに。……不感症なのか?」
妹「……あんたが……」
兄「え、何?」
妹「なんでもない。……ちょっと、自分で弄ってみる」
兄「お、オ◯ニー見れるのか!?」
妹「……離れて静かにしてて。集中したいから」
兄「おっ、おう!」 スタスタッ
妹「んっ。ん……ふぅ……んっ……」 スリスリッ
兄「……はぁ、はぁ……」 シコシコッ
妹「んくっ、うぅんっ、んっ、ふぅっ」 スリスリッ
兄「うっ、うぉ……危ねぇ……」
妹「うぅん……っ」 プルッ
兄「ふぅ……」
妹「……いいよ」
兄「いいって?」
妹「準備。そっちもコンドームして」
兄「お、おおっ! わかった! ……ここを、ぐっとして、よし!」
妹「しっかり、付いてるね」
兄「練習したからな」
妹「ん。……来て」
兄「……ふぅ、ふぅ……」 グッ
妹「もっと、下の方」
兄「こ、こうか……?」 ズッ
妹「ん……っ」
兄「い、入れるぞ」
妹「ゆっくりして」
兄「ゆ、ゆっくり? どのくらいだ?」
妹「……もう、いい。好きにして」
兄「いいのか?」
妹「……」
兄「よ、よし。……ぐっ、くっ、くぅ……っ」 ズプッ ズプッ ズプッ
妹「……うっ、い……い……っ!」 プルプルッ
兄「き、きつい! 全然入っていかないぞ!」
妹「いい、から……っ! するなら、早く……っ!」 ギリッ
兄「ぐっ、ぐぅ、うぅうっ!」 ズプププッ
妹「うぁっ、あっ、あぐぅううっ!」 ギュゥゥゥゥッ
兄「は、入った……! 入った……!」
妹「……気持ち、良い?」
兄「き、気持ち良い、っていうか、あったかい」
妹「そう……」
兄「動いていい?」
妹「そうしなきゃ、終わらないでしょ……」
兄「うん」
妹「なら、そうしなよ」
兄「い、いくよ」 ヌププッ
妹「うっ、ぐぅ……っ」 ギュッ
兄「ど、どう? いい?」
妹「いい……いいから、早くして……」
兄「もしかして……痛いのか?」
妹「別に、痛くない……それより、もう時間、ないよ……」
兄「あっ、ほ、本当だ! い、妹、動くよ!」 ズッ ズチュッ ヌプッ ププッ
妹「……っ、くぅ……う……う……っ」
兄「うくっ、あっ、うっ! 妹……妹……!」 ズチュッ ズチュッ ズチュッ
妹「うっ、うぁっ、あっ、あぐっ!」
兄「ご、ごめん、もう!」 ズチュッ ズチュッ
妹「うくっ、あっ、あぅ!」
兄「でるっ! あっ、ああっ、あっ!」 ビュッ ビュクッ ビュクビュクッ
妹「……っ」
兄「あっ、あっ、あっ」 ブルッ ブルブルッ
妹「……はぁ……はぁ……っ」
兄「あぁ……気持ち良かった……」
妹「終わったの……?」
兄「うん……」
妹「なら、抜いて」
兄「もうちょっと……」
妹「抜いて」
兄「えっ。う、うん」 ズリュッ
兄「も、もしかして気持ち良くなかった?」
妹「……シャワー浴びてくる」
兄「い、妹?」
妹「出る準備して」 トタッ トタッ
兄「……あ、あれ。これ、血? なんで?」
妹「……あは、ははは……」
妹「ははっ……は……う……う……っ」
妹「うぅ……う……う……っ」
妹「うぁ……あ……あ……っ」
妹「……泣いて、何になる……」
妹「……もう、行かなきゃ……」
妹「……シャワー。どうぞ」
兄「なぁ、妹」
妹「なに」
兄「お前って、その、初めてだったのか?」
妹「……そう」
兄「あ、あのさ、俺なんかが初めてで、良かったのか?」
妹「……ぷっ」
兄「ん?」
妹「ぷっ、くっ、くくっ、あはっ、あははははははっ!」
兄「な、なんだよ、急に笑って」
妹「はっ、ははっ、ははっ……いいわけ、ないでしょ!?」 ゴッ
兄「うっ、てぇ、何すんだよ!? どけろよ!」
妹「黙れ、この、このっ! この、バカっ!」 ゴッ ゴスッ ゴスッ
兄「な、やめっ、やめろっ!」
妹「やめろ? ふざけんな! あんたが私に命令できる立場か、よく考えてみろ! そのバカな頭振り絞って考えろっ!」 ゴンッ
兄「な、なんで急に怒るんだよ!? してる時はあんなに……!」
妹「バカで臆病でクズなあんたが、その汚いもの小さくしないように、してたんだ! この、バカ野郎っ!」 ゴスッ
兄「な、なん、何なんだよ!?」
妹「クズ! クズ! クズ! クズ! この、クズっ!」 ゴンッ
兄「痛っ、痛いって! いい加減にしろよ!?」
妹「痛い、痛いって? 痛い、そう、痛い? あんたのお腹引き裂いて腕突っ込んでやろうか? それが本当に痛いってことなんだよ!」 ゴツンッ
兄「やめ、やめてくれって! お、俺が悪かったなんなら謝るから!」
妹「何が悪いかもわからずに謝られて、それで何? ねえ?」 グイッ
兄「あ、あれだろ、その、い、痛かったんだろ、初めてで」
妹「ははっ。うん、そう。そう。それで、まず一つ」 バチンッ
兄「ひっ」
妹「他には?」
兄「ほ、他にって……」
妹「他に謝ることはないのかって聞いてるんだよ」
兄「え、な、な、ないかって、聞かれても、急には」
妹「ベタベタベタベタ、人の体を触って、気色悪いんだよ!」 ギュゥッ
兄「うっ、くっ、でっ、でもっ」
妹「でも? 私が良いって言った? ああ、言ったよ」
兄「な、なら」
妹「私は、約束は守る。あんたの屁理屈で約束を破ったなんて、絶対に言われたくない。言わせない」
兄「じゃ、じゃあ俺は悪くない! 悪くないだろ!?」
妹「ははっ、そう、ならあんたの中じゃ悪くないんだね」
兄「そう、そうだよ! 俺は悪くない!」
妹「くっ、くくくっ……くっ、うぅっ、うぅぅぅ……」 ポタッ ポタポタッ
兄「な、なんだよ? なんなんだ? なんで泣くんだよ?」
妹「泣かずに、いられると思う? こんな、こんなのが私の兄で、初めての相手なんだよ……?」
兄「こんなのって……」
妹「あんたが、謝って、反省して、後悔しなくちゃいけないのは……あんたが、そんな人間だってことだろ……」
妹「うっ……う……う……っ」
兄「……」
妹「うぅぅ……うぅ……うぅぅ……」
兄「妹、その……」 スッ
妹「触るな!」 バシンッ
兄「……」
妹「私が馬鹿だった」
兄「……」
妹「あんたの中に、少しでも、人として大事なものがあるなんて思った私が、馬鹿だった」
兄「……あのさ」
妹「さようなら。私は、もう、あなたに何も期待しません。関わりません。だから、私に関わらないでください」
兄「あ、で、でも、俺は」
妹「……」
兄「俺は……」
妹「……さようなら」
兄「ただいま」
妹「……」
兄「……ただいま」
妹「……」 スッ
兄「あ」
兄「あの、俺」
兄「俺……」
兄「……俺、何を言えば、いいんだろ」
兄「何をすれば」
兄「どうすれば」
兄「許して……許して、もらえるわけ、ないってさ」
兄「俺でも……わかるよ……」
兄「ああ。でもさ」
兄「でも、逆にさ。良かったんだよ」
兄「ほら。どうせ、俺なんか、何もないまま死んで」
兄「それで終わりだったんだし」
兄「それが妹とセッ◯スできたんだぜ」
兄「ほら。良かったろ。気持ち良かったし」
兄「こうなったもう、諦めも付くしさ」
兄「良いこと尽くめだろ」
兄「もう死んでもいいくらいにさ」
兄「死のうぜ」
兄「なあ」
兄「うん」
兄「死ねばさ」
兄「許してくれるかもしれないし」
兄「……なんでだろ。死んだ俺に妹が怒ってる姿しか、浮かばないなぁ」
兄「おは……」
妹「……」 スタスタッ
兄「……よう」
兄「……」
兄「前より辛いのは、なんでだろ」
兄「会話なんて、元々そんなにあったわけじゃないのに」
兄「……ああ、そうか。妹の俺を見る目が」
兄「もう俺を見てないからか」
兄「何もないからか」
兄「嫌われてすらいないからか」
兄「嫌われたいな」
兄「いや」
兄「嫌われてもいいから、俺を」
兄「俺を、見て欲しい」
妹「……」
兄「お願いします」
妹「……」
兄「お願いします」
妹「……」 スッ
兄「お願いです」
妹「……」
兄「俺を、見てください」
妹「……」 スタスタッ
兄「お願いです!」
妹「……また。また、それか」
兄「お願いです!」
妹「……その安い土下座で、今度は何が欲しい? またセッ◯スがしたくなった?」
兄「……」
妹「私の最後の頼みまで無視して、何がしたい?」
兄「……」 ギュッ
妹「許されたい? なら許してあげるから、もう話しかけないでくれる? それじゃ」
兄「チャンスを……ください……」
妹「……」
兄「俺に……もう一度、チャンスをください……。お願いです……見捨てないでください……」
妹「どの口が……それを言う? 人の気持ちを平気な顔で踏み躙って、それを悪いとも思わない人間が、どの口で言う?」
兄「ごめんなさい。許してくださいなんて言いませんから、恨んでくれて、いいですから。だから、俺を見てください。蔑んでください」
妹「それで何がどうなる? 私があんたにもう一度期待して、それで私は、また裏切られればいいのか?」
兄「変わり、ますから。良い人間になりますから」
妹「はっ、ははっ。良い人間? なんだそれ。あんた自分が何してきたかわかって言ってるのか?」
兄「……良い人間に、なります」
妹「あんたを信用できる根拠が……どこにあるんだよ!」 グイッ
兄「……か、変わり……ます……」
妹「変われない! あんたはずっと、ずっとそのままだ!」
兄「い……いやだ……そんなの……いやだ……」 ポロポロッ
妹「ふざけんな! あんたに泣く資格なんてないだろっ!」
兄「い……妹に……好かれたい……」
妹「ふざけん……っ」
兄「愛されたい! 妹に愛されたい! こんな、こんな俺じゃ、嫌だ……嫌なんだよ……うっ、うぅ……っ」 ポロポロッ
妹「……くそ……せめて、憎ませてよ……こんなんじゃ、私……どうすりゃいんだよ……」 ギュゥゥッ
兄「うっ、うっ、うぅぅ……」
兄「うっ、うっ、うぅぅ……」
妹「……見苦しい」
兄「ご、ごめん……ごめん……」
妹「軽々しく謝るな」
兄「うっ、うぅ……」
妹「私は、あんたを絶対に許さない」
兄「うぐぅぅ……」
妹「だから、変われ」
兄「……あ……?」
妹「あんたが私の兄であることを、私が誇れるくらい。あんたが私の初めてだってことを自慢できるくらい」
兄「……あ……え……」
妹「じゃなきゃ、許さない」
兄「ほ、本当に……それで、許して……」
妹「……でも、無理だよ。あんたはバカだから、一人じゃすぐに間違える。きっと、すぐに全部忘れて、元のあんたに戻る」
兄「う……でも……」
妹「約束、憶えてる?」
兄「約束……」
妹「……」
兄「お、憶えてる!」
妹「……あんたが、今よりも、少し。前よりも少し変われたみたいに、今よりも少し変われるまで」
兄「変われるまで……」
妹「バカなあんたに、付き合ってあげる」
兄「……」
妹「きっとあんたを見捨てた方が楽だし、その方が正しい。私にはそうする権利がある。それでもね、あんたは私の兄なんだよ」
兄「う……うくっ、うっ、うっ」
妹「私はあんたが大嫌いだ。好きな所なんて一つもない。それでもいいなら」
兄「う、うん……うん……っ」
妹「だから、あんたは……人の気持ちを考えろって言ってるでしょ」
兄「俺なりに考えたつもりなんだけど……」
妹「誕生日にケーキを買ってくるのはいいけど、なんでチョコレートケーキ?」
兄「いつもチョコ食ってるじゃん?」
妹「それとこれとは違うでしょ!」
兄「そうか……?」
妹「全然違う!」
兄「っていうか、気持ちじゃなくて好みの問題じゃないか?」
妹「こういう時は自分が間違ってないと思っても、今日が誕生日の私に譲ること」
兄「……ん……まあ……そうかも……でも、何か納得が……」
妹「うるさい。命令に服従するって約束はどうしたの?」
兄「……うん……まあ……俺が悪かったです……」
妹「よろしい」
兄「それじゃ蝋燭に火を……」
妹「いい! そういうのは夜にまた家族四人でやるから。さあ、食べよ!」
兄「……俺も食べていい?」
妹「当たり前でしょ? こんなの一人で食べたって美味しくないんだから」
兄「それじゃ、八等分にして……大きい方を……」
妹「……」
兄「……妹に」
妹「……」
兄「……俺に」
妹「ん」
兄「……なんで?」
妹「女の子に聞くな」
兄「はい……」
妹「……誕生日っていうのはさ」
兄「ん……」
妹「生まれた日のことだけど、去年の誕生日から今日まで幸せに暮らせました、っていうお祝いの日だと私は思う」
兄「そうか。……んと」
妹「私は。……今日、こうして兄と二人でお祝いができて……良かった」
兄「……褒められてる?」
妹「そう。だから、私が……私があんたを許せる日まで『一年間、幸せに暮らせました』って毎年言わせて」
兄「努力する」
妹「努力じゃ足りない」
兄「頑張るよ。それに……許してもらってからも、絶対に言わせるから」
妹「……今後のあんたに期待する」
兄「うん。今はそれでいい。それじゃ、改めて……誕生日おめでとう」
おしまい
お疲れ様でしたー!
347: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/03/18(日) 04:17:34.66:fixAbXql0
凄い妹だな
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 04:17:40.53:cgIy+QbdO
お疲れ様
没入する素晴らしいSSでした
355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 04:18:32.64:8xdlpJGH0没入する素晴らしいSSでした
>>1乙
いいスレだった
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/18(日) 04:19:50.31:+8+yCa2/0いいスレだった
もしかしたら今後も何度も兄は落ちぶれるかもしれないし、いつかは見放されるのかもしれないが
いつかは立派な男になることを期待するぜ
いつかは立派な男になることを期待するぜ
コメント 15
コメント一覧 (15)
この兄死ねばいいのに
とても気持ち悪いけれど、死ぬとか言われたらこのシチュエーションに流れる気がする。
なんか色々考えさせられたぞ!
また、DNAに新たな遺伝子情報が取り込まれないので、生まれたときから病気を抱えたり、様々な免疫や耐性を持たない子供が生まれる。
世間体とかそういう問題とは全く別で、真剣に相手を思いやるなら近親相姦は世代を超えての大きな罪になる。
そういう意味で、無知も大きな罪だな・・・。
糞が
人類のクズだわ
だから絶望したし、憎もうともした。
けどやっぱり好きだから見捨てられないんだよな
この兄が妹に相応しい存在になれるかはともかく、なる努力を絶え間なくする事を期待する