QB「この洗剤も付けちゃうよ」

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 20:25:23.85:5Rq3rCN50
----見滝原市路上----
ほむら「あの・・・新聞は間に合ってますから・・・」
QB「君は僕の話を聞いていなかったのかい?」
まどか「QBが余計なオプションをつけたからだと思うよ?」
QB「余計とは心外だね。人間は契約の際にオマケを渡すと聞いたからわざわざ用意して来たんだよ」
マミ「そんな話、どこから聞いてきたのよ?」
QB「さあ、暁美ほむら。君の願いはなんだい?」
マミ(あれ?スルーされたの?)
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 20:28:10.58:5Rq3rCN50
ほむら「契約って言われても、そもそも魔法少女って何なのか私まだ良く知らないんですけど・・・」
まどか「あっ、そっか。ほむらちゃんはついさっき知ったばかりだもんね」
マミ「そうね、じゃあ私が説明しt QB「魔法少女というのはだね」
QB「魔女を狩る存在さ。もちろん無償でやってもらうわけじゃない、ちゃんと見返りもあるよ」
マミ(もしかしてQBは私のことが嫌いなの・・・?いいえ、そんなはずはないわ!そんなはず・・)
ほむら「魔女、ってさっき鹿目さんたちが戦ってた怪物のこと?」
まどか「うん、そうだよ。でも怪物みたいなのは使い魔で、魔女は門みたいな方だったけどね」
ほむら「そんなっ、私あんな怖いのと戦うなんて無理です・・・」
マミ「そうね、確かに怖くないといえば嘘になるわね。でもあけm QB「そうか!分かったよ!」
QB「君はこの洗剤を普通の洗剤だと思っているんだね?」
マミ(・・・)
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 20:32:56.44:5Rq3rCN50
まどか「え?それって普通に売ってる洗剤とは違うの?」
QB「あたりまえじゃないか」
ほむら「あ、本当だ。『インキュベーターも顔面蒼白の白さに!』って書いてあるよ」
QB「暁美ほむら、例えば君がお気に入りの洋服にケチャップとソースと醤油を同時にこぼしたとしたらどうだい?」
QB「僕には感情がないからよくは分からないけど、君はとても悲しいんじゃないかな?」
まどか「私にはそんな状況が思い浮かばないよ」
ほむら「え?うん、そうだね・・・あっ考えただけで涙が・・・」ウルウル
まどか「泣かないでほむらちゃん!」
マミ(どうしよう、会話に参加してもまたQBに邪魔されそうな気g QB「ところが!この洗剤だとっ!」
QB「全て洗い落とすことが可能なのさ!」
マミ「思考パートでさえ遮られた!?ちょっとキュゥb ほむら「それ本当ですか・・・?」グスッ
QB「もちろんさ。僕は嘘はつかないよ」
マミ「」グスッ
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 20:37:51.69:5Rq3rCN50
QB「ケチャップソース醤油に油汚れ、果てはお肌のシミやらソウルジェムの穢れまで綺麗サッパリさ」
まどか「凄いよQB!普通の洗剤でも落とせない物まで大丈夫なんだね」
QB「その通り。もちろん服の染色もバッチリ落とせるよ」
まどか「洗剤として欠陥品だった・・・」
ほむら「あの、私別にそこまで凄い洗剤は必要ありません・・・」
QB「なるほど、君は交渉が上手いね。よし分かった、今契約してくれるならこの洗剤を3個付けようじゃないか」ポンポン
ほむら「いえその、数の問題じゃなくて・・・」
ほむら「お洋服がそんなことになってしまったら、少し悲しいですけど諦めることにします・・・」グスッ
まどか「ほむらちゃん・・・」
QB「そうかい?でも強要はできないからね」
ほむら「はい、ごめんなさい。力になれなくて」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 20:43:49.93:5Rq3rCN50
QB「なら、こっちのチケットならどうかな?」
ほむら「別のがあるの!?」
まどか「チケットっていうと、野球とかサッカーとかかな?」
『第1564回キュップぃボール世界選手権 SS指定席』
ほむら「なに・・・これ・・・?」
まどか「なに・・・これ・・・?」
QB「キュップぃボールの世界選手権のチケットさ。しかもSS指定席だよ」
まどか「そうじゃなくて、キュップぃボールってなんなの?」
QB「まどか、君は魔法少女なのにキュップぃボールすら知らないのかい?どうかしてるよ」
まどか「知らないよっ!」
ほむら「鹿目さん落ち着いてっ」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 20:49:58.94:5Rq3rCN50
QB「やれやれ、君たちの感情というものは理解し難いよ。どうして突然怒り出すんだい?」
まどか「キャリア1週間のアマチュアなのは自覚してるけど、馬鹿にされたからだよ!」
QB「キュップぃボールというのはね、僕たちの星の競技なんだ」
まどか「スルーされた」イラッ
QB「流石のまどかもグリーフシードは知ってるよね?」
まどか「また馬鹿にしてるよね?魔女の卵のことでしょ」
QB「僕たちがグリーフシードを回収するとき、背中でキュップぃするんだけど」
QB「その技術を競うのがキュップぃボールだよ」
ほむら「フィギュアスケートみたいに技術点とか芸術点とかで競うんですか?」
まどか(ほむらちゃんが興味を持ってる・・・!)
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 20:52:45.12:1XoSjhKK0
QB「技術を競うんだよ。僕たちは感情がないから芸術性は判断できないよ」
QB「技の難易度を競うだけさ。ちなみに前回の優勝者の技は『72回転半ムーンサルトドリフトキュップぃ』だったね」
ほむら「ななじゅ・・・」
まどか「すごいね、私もちょっとだけ興味が出てきたよ」
ほむら「そんな技があるならきっと盛り上がるし、楽しそうだね」
まどか「そうだねほむらちゃん。チケットはともかく一緒に見に行けたらきっと楽しいよね」
ほむら(これをきっかけに鹿目さんとお友達になれるなら・・・契約してもいいかな・・・)
QB「何を勘違いしてるんだい暁美ほむら」
ほむら「え?」
QB「何度も言うけれど、僕たちには感情がないんだ。興奮したり、盛り上がったりするわけがないだろう?」
QB「確かに万単位で入場できる会場で行われるけど、誰も歓声を挙げたりせず静かなものだよ」
ほむら「」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 20:58:36.71:5Rq3rCN50
まどか「そんなの絶対おかしいよ!?」
QB「あのねまどか、キュップぃボールは娯楽じゃなくて競技なんだ」
QB「言うならばキュップぃの勉強会みたいなものだよ」
QB「君たちの好むようなスポーツみたいなものとは違うんだよ」
まどか「じゃあ私たち行く意味がないよね!なんでそういうチケット持ってくるの!」
ほむら「鹿目さん落ち着いて」オロオロ
QB「全く・・・まどか、キュップぃボールとはそもそもだね・・・」
まどか「せっかくほむらちゃんと仲良くなれるチャンスだと思ったのに・・・」ガッカリ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:04:08.66:5Rq3rCN50
ほむら「えっ、鹿目さん?」
QB「・・・時のインキュベーター王7世が提唱し・・・」
まどか「あ、えっとね・・・その・・・」
ほむら「あの、私なんかでよければ仲良く・・・してくれるなら・・・」
QB「・・・そして5回目の技術革命が行われた際には・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
まどか「うん、これからもっと仲良くしてね。ほむらちゃん!」
ほむら「鹿目さん・・・!」
QB「・・・君らで言うところの中世の時代には・・・」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:10:00.85:5Rq3rCN50
-------------
-------
----
ほむら「じゃあ私そろそろ帰らないと」
まどか「うん、じゃあまた明日ね」
ほむら「うん、また明日・・・」
ほむら(『また明日』って言ってバイバイできるお友達ができた・・・!)
QB「・・・そして最近になって新たに訪れた転機が・・・」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:18:21.72:5Rq3rCN50
ほむら「またね、鹿目さん!」
まどか「ほむらちゃんまたねー!」
まどか「さてと、私も帰ろうかな」
まどか「って、あれ?何でマミさんそんなところで紅茶を飲んでるんですか?」
マミ「あら?お話は終わったかしら?」カチャ
まどか「もしかしてマミさん、ずっと待っててくれたんですか?」
マミ「ええ、二人が楽しそうに話してるのを見て、邪魔しちゃ悪いかなと思って」
まどか「そんなっ!すみませんマミさん、お待たせしてしまって・・・」
マミ「いいのよ鹿目さん。暁美さんと仲良くなれたんでしょ?」ニコッ
まどか「はいっ」
マミ「ふふっ、良かったわね。」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:23:31.31:5Rq3rCN50
マミ「今日はうちに寄って行くのかしら?」
まどか「あ、マミさんが迷惑じゃないなら・・・」
マミ「迷惑な訳ないじゃない、大歓迎よ。さ、行きましょうか」
マミ「魔法で出した紅茶じゃなくて、もっとおいしい紅茶をご馳走するわ」
まどか「はーい。楽しみです」
QB「・・・という訳だよ。分かったかい、まどか?」
QB「あれ?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:30:13.55:5Rq3rCN50
----めがほむホーム----
カチャ
パタン
ほむら「ただいまー、って誰も居ないけど」
ほむら(今日はいろんなことがあったな・・・)
ほむら(転校した学校で、すぐにお友達ができて、)
ほむら(名前をほめてくれて、)
ほむら(ちょっと落ち込んじゃったり、)
ほむら(そしたら魔女・・・が出てきて、)
ほむら(魔法少女・・・か・・・)
『クラスのみんなには内緒だよ!』
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:35:47.77:5Rq3rCN50
マミ『今日はどんな素晴らしい商品なのかしら』
ほむら「ごほごほっ・・・えっ?きゅ、QB!?と、鹿目さんと一緒に居た魔法少女の、えっと・・・」
マミ『巴マミよ、暁美さん』
ほむら「そう、巴さん。なんでテレビに、というか今私の言った事に返事をして・・・えぇ・・・?」
QB『だいぶ混乱しているようだね。でも、魔法を使えばこのぐらい何てことないんだよ』
マミ『ごめんなさいね、暁美さん。QBがどうしてもやr QB『さあ、今日の商品はこちら!』
QB『魔法少女だよ』
マミ(・・・)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:42:25.83:5Rq3rCN50
ほむら「えっ・・・?も、もしかして鹿目さんが商品なの!?」
QB『違うよ。なにを言っているんだい君は。いや君たちは、かな?まずは話を聞いてからにしてくれないかな?』
QB『ゴホン。さて・・・』
QB『君は自分というものに不満はないかい?もっと違う自分、違う未来を手に入れたくはないかい?』
ほむら「えっと、確かにもっと格好良くなれたら嬉しいかな」
QB『そんな君にはこれ!魔法少女!』
QB『どうしようもない現状を変えたい!もっと理想の自分になりたい!』
QB『キュプネットならそんな君の手伝いができるんだよ!』
マミ(楽しそうねQB・・・)
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:47:12.14:5Rq3rCN50
QB『その秘密がこちら!なんと魔法少女になる際に何でも1つ願いを叶える事ができるんだ』
ほむら「え、凄い・・・そういえばさっきも願い事は何だ、って・・・」
ほむら「本当になんでも叶えてもらえるの?」
QB『もちろん願いの限度はあるけどね。でも君が望みそうな願いなら大抵は何とかなると思うよ』
ほむら「なんでも・・・」
QB『さあ、君の願い事はなんだい?』
ほむら「格好良く・・・なれるかな・・・?」
QB『君が望むならクールでミステリアスな雰囲気漂う美少女にだってなれるよ』
ほむら「えぇ・・・そういう感じのは私には似合わないよ・・・」
ほむら「それにやっぱり魔女と戦うのは怖いし・・・」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:51:05.99:5Rq3rCN50
QB『そんな不安を持つ君に朗報だよ』
QB『なんと今契約すると、希望次第でベテラン魔法少女・巴マミによる特別レッスンが受けられるんだ!』
マミ『え?QB、今私のこと呼んだかしら?』
QB『マミ、何で本番中に紅茶を飲んでサボってるんだい。君はまじめにやる気があるのかい?』
マミ『え?あっ、ゴメンなさいQB』
QB『いくら僕が毎回マミの言葉を遮っているからって、それはあんまりじゃないかな』
マミ『故意にやっていたのね・・・』
QB『僕にも理由は分からないんだけど、話を進めていたらこうなってしまったんだ。マミ、分かってよ』
マミ『もう、今回だけy QB『じゃあマミ、例のVTRをお願いするよ』
ゴッ
『しばらくおまちください』
ほむら「・・・」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:54:05.01:5Rq3rCN50
QB『なんてことをするんだいマミ。バールのような物で殴るなんて、危うく死んでしまうところだったじゃないか』
マミ『QBが反省してないからでしょ!』
QB『まったく、訳が分からないよ』
ほむら「あの・・・?」
マミ『あら、どうしたの暁美さん?』
ほむら「その・・・折角いろいろして頂いてるのに申し訳ないんですけど」
ほむら「私みたいなのが魔法少女になるなんて無理です・・・」
マミ『暁美さん・・・』
QB『心配は無用だよ、暁美ほむら。そんな不安を持つ少女は結構居るんだ』
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:56:51.95:5Rq3rCN50
QB『今回はかつてそんな不安を持ちながら、今や魔法少女として活躍してる子のインタビューをしてきたんだ』
QB『結論を出すのはそれを見てからでも遅くはないんじゃないかな?』
ほむら「えっと、それじゃあ見てみようかな・・・」
QB『そうこなくちゃ。マミ、例のVTRをお願いするよ』
マミ『分かったわ。じゃあVTR、ティロ・フィナーレ!』
QB『何故これから始まるのにフィナーレなんだい?』
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 21:58:45.16:5Rq3rCN50
------------------
QBボイス『昨今では実に多くの魔法少女が世界中で活躍しているんだ』
QBボイス『今日はその中の一人にインタビューしてみたよ』
QBボイス『彼女は見滝原市に住む、M.Kさん』
QBボイス『最近なったばかりの駆け出し魔法少女だ』
QBボイス『やあ、○○○。今日はインタビューに来たよ』【プライバシー保護のため名前を伏せております】
M『ティヒヒ。ほむらちゃんのためならお安い御用だよ』【音声はそのままでお送りしております】
------------------
ほむら「鹿目さん!?目線入ってるけど鹿目さんだよね!?」
------------------
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:01:08.62:5Rq3rCN50
QBボイス『じゃあ早速質問だよ。君は魔法少女になってみてどうだい?』
M『えー?そうだなぁ。前より自分に自信が持てるようになったかな』
QBボイス『へぇ、それは何故なんだい?』
M『魔法少女になる前の私って、得意な学科とか人に自慢できる才能とか何もなくて』
M『このまま人の役に立てないまま生きていくのかな、って思ってたんだけど』
M『でも魔法少女の存在を知って、私でも誰かの役に立てるって思ったら嬉しくて』
M『契約するまで凄く悩んだけど、今では良かったなって思ってるよ』
QBボイス『そうかい。そう言ってもらえると、僕としても誘った甲斐があるよ』
M『でもまだまだマミさんに頼りっぱなしだし、もっとしっかりしないとね』
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:01:12.56:1XoSjhKK0
QBボイス『君が強くなってくれると心強いよ』
M『ウェヒヒ。頑張っちゃうよ』
QBボイス『あとはそうだね、これから魔法少女になろうか考えてる子に一言もらえるかい?』
M『うーん・・・、焦らずちゃんとよく考えて契約して欲しいかな』
M『って、私が言えるようなことでもないけどね ウェヒヒ』
QBボイス『ありがとう、○○○。いいインタビューだったよ』
M『どういたしましてー』
------------------
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:09:50.61:5Rq3rCN50
マミ『はい、M.Kさんのインタビュー映像でした』
ほむら「あの・・・私や巴さんの名前が出ていたんですけど・・・?」
QB『この番組は暁美ほむら宅への独占放送だから実は問題ないよ、彼女の名前を伏せたのは気分を出すためさ』
QB『さて、じゃあここで改めてセット内容の確認をするよ』
ほむら「え?はい、お願いします」
QB『まずはソウルジェム』
マミ『これがないと始まらないわね』
QB『それぞれのイメージに合わせてカラーリングが自由に選べる上に、カラーバリエーションはほぼ無限さ』
QB『次に魔法少女服』
マミ『これも重要ね。魔法少女の命とも言えるわ』
QB『これもデザインは君の自由だ、イメージ通りの形に構築するよ』
マミ『もしどんな風にするか悩むようなら、私がいいデザインを考えるわよ』
ほむら「え、本当ですか?私、オシャレとか自信がないからお願いしようかな・・・」
QB『やめておいた方がいいと思うけどね』
マミ『QB!それどういう意味よ!』
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:15:44.30:5Rq3rCN50
QB『気をとりなおして、次は願い事。これはこの商品のメインともいえるものだね』
マミ『そうね、とても重要なことよ。だからこそちゃんと考えて欲しいと思うの』
QB『以上が基本セットだね。武器とか能力は願い事や資質に左右されるからセットには含まれないよ』
QB『そして、今契約してくれるなら・・・・なんと!』
QB『この万能刺身包丁をつけちゃうよ』
マミ『えぇっ!凄いわQB!これで魚介類系の魔女が出ても安心ね』
ほむら(万能?なのにお刺身用なの・・・?)
QB『この包丁も特製だからね、とてもよく切れるから気をつけるんだよ』
QB『迂闊に使おうものなら、まな板どころかキッチンまで真っ二つだよ』
ほむら「えぇぇ・・・」
QB『そして更に!今回限りの特別奉仕!』
QB『この特製高枝切りバサミもつけるよ!これも3000mまで伸びる特別製さ!』
マミ『素晴らしいわ!これで樹木型の魔女が出ても大丈夫ね!』
ほむら(高枝切りバサミって、通販だとオマケじゃなくてメイン扱いじゃないのかな・・・)
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:20:18.53:5Rq3rCN50
マミ『でもQB、そんなにいろいろ付けちゃって大丈夫なの?』
QB『もちろんさ!と言いたいところだけど、実はちょっと厳しいんだ』
QB『だから今回限りのワンチャンス!後で「あの時契約しておけばよかった」と思っても遅いよ』
キュープネットキュープネット・・・
QB『おや、そろそろ時間のようだね』
QB『願い事が決まったら僕にテレパシーを飛ばしてね!』
QB『それじゃあ、君の契約待ってるよ』
夢のキュプネットトモエー
『ザザー』
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:25:22.71:5Rq3rCN50
ほむら「・・・」
ほむら「魔法少女、か・・・」
ほむら「でもやっぱり怖いし、願い事も・・・これといってないし・・・」
ほむら「ごめんね、鹿目さん、巴さん・・・」
ほむら「私はやっぱりそういうのは無理だよ・・・」
ほむら「それに・・・QBにテレパシーってどうやるのかも分からないよ・・・」ポロポロ
『ザザー・・・ザ・・・油断した瞬間、魔物に頭からパックリやられてしまったマミマミ!』
『果たして首は無事なのか?そして敵を倒すことができるのか?』
『次回、魔法使いマミマミ第4話「やっぱり怖いものもある」、お楽しみにね!』
ほむら「え・・・?きゃあああああっ!マミマミの再放送が終わってる!」
ほむら「そんな・・・、スーパーマミマミになる前の名シーンのある3話を見逃すなんて・・・」ガッカリ
ほむら「もう寝よ・・・」グスッ
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:28:48.36:WubhM1s+0
----翌日・通学路----
ほむら「はぁ・・・」トボトボ
ほむら(いろいろ考えすぎちゃって結局あんまり寝られなかったな・・・)
「ほむらちゃーん!」タッタッタッ
ほむら「あ、鹿目さん」
まどか「おはよう、ほむらちゃん」
ほむら「お・・・おはよう、鹿目さん」
ほむら(凄い!『おはよう』って友達と言い合えるなんて夢みたい!)
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:36:05.63:5Rq3rCN50
まどか「あのね、ほむらちゃん。昨日のテレビ見た・・・?」
ほむら「昨日って、もしかしてQBの・・・」
まどか「うん、見てくれたんだね!」
ほむら「その、アニ・・・テレビを見ようとしたら無理やり始まって仕方なく・・・」
まどか「え?そうなの?」
ほむら「魔法ってあんなこともできるんだね。ビックリしちゃった」
まどか「うーん、私はそういうことはできないんだけど。マミさんやQBだとできるのかなー?」
ほむら「巴さんって凄いんだね」
まどか「ウェヒヒ。私の自慢の先輩だよ」
------------------
マミ「クシュン!!」
QB「マミ、風邪かい?」
マミ「誰か噂してるのかしら・・・?」
QB「そんなアテもないのになにを言っているんだいマミ?」
------------------
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:40:36.74:5Rq3rCN50
----放課後・街中----
ほむら「はぁ・・・鹿目さんは魔女退治に行っちゃったし、今日はまっすぐ帰ろう・・・」
まどか『ほむらちゃんも一緒に来る?』
ほむら『あ、あの私・・・ごめんなさい・・・!』
まどか『あっ・・・』
ほむら(私ってほんとバカ・・・なんで断っちゃったんだろ・・・)
「あ、ちょっとそこの君」
ほむら(え?私のことかな?)
ほむら「はい?なんでしょうか?」
QB「今ちょっとアンケートやってるんだ。時間は取らせないからちょっと協力してもらえないかな?」
ほむら「きゅ、QB!?」
QB「やあ、暁美ほむら」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:45:24.74:5Rq3rCN50
ほむら「アンケートって、どんなことを聞いてるの?」
QB「いや、大したことは聞いてないよ」
QB「ここじゃあれだからちょっと場所を移そうか、その先に小さな喫茶店があるんだ」
ほむら「うん、いいy・・・」
ほむら(はっ!これはもしかして英会話の教材を買わされるパターンの勧誘!?)
ほむら「あのっ、私ちょっと忙しいからまた今度にして!」
QB「え?大丈夫だよ、すぐ終わるから」
ほむら「ごめんなさい!」タッタッタッタッ
QB「行ってしまった。この勧誘方法はあまり有効じゃないなぁ」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:49:31.93:5Rq3rCN50
----めがほむホーム----
ガチャバタン
ほむら「はぁ・・・っ、はぁ・・・っ」
ほむら(危なかった・・・)
ほむら「どうしよう、なんだかQBの勧誘がだんだん怖くなってきたよ・・・」
ほむら「このまま落ち着いてくれるといいんだけど・・・」
しかしほむらの気持ちとは裏腹にQBの勧誘は日毎にエスカレートしていった
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:53:03.57:5Rq3rCN50
----翌日・めがほむホーム----
ほむら「ただいまー、あれ?机の上に雑誌が?」
ほむら「こんな雑誌買ったかな?」
『月間魔法少女○月号』
『ベテラン魔法少女・巴マミの素顔に迫る!』
『華麗なる戦闘の秘訣とは?大ボリュームの特集120ページ』
『1からはじめるティロ・フィナーレ』
『連載小説「もう一人ぼっちじゃないんだ 第7話」』
『特別付録・ソウルジェムデコシール』
『魔法少女になりたい君は今すぐこのはがきを書いてポストにGOだ』
ほむら「・・・」
ほむら「これは月間魔法少女じゃなくて、月間巴マミじゃないかな・・・」
QB(この方法もダメか)
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:54:12.69:Osy96TyG0
QB「え?この雑誌かい?毎月刊行で定価4780円、ただし魔法少女候補なら無料だよ」
QB「バックナンバーは創刊号から取り扱っているよ。ちなみに創刊号は特別価格で1050円さ」
QB「もし興味があるならテレパシーで連絡してくれるかな」
59:他スレに誤爆した・・・氏にたい・・・:2012/04/09(月) 22:58:24.22:5Rq3rCN50
----翌日・めがほむホーム----
カタカタ・・・コトン
ほむら「あれ?ポストに何か・・・?新聞は取ってないし、なんだろう?」
『マスケット先生魔法少女ゼミ』
『魔法少女になるか悩んでる貴女へ』
ほむら「・・・」ペリペリペリ ガサガサ
MAMI『今日から2年生!新しいクラスに新しい友達!楽しみだな!』
QB『おっと、そこの君。新学期に想いを馳せるのもいいけれど、僕と契約して魔法少女になってよ!』
MAMI『え?魔法少女って何?』
QB『魔法少女というのはだね、どうたらこうたら』
MAMI『ええっ!それは凄いよ!私、魔法少女になる!』
ほむら「・・・」
ほむら「何この超展開・・・」ビリビリー
QB(この方法も有効じゃないみたいだね)
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:59:00.82:anJ/RzczP
----翌日・めがほむホーム----
ピンポーンピンポーン
ほむら「はーい?」
ガチャ
QB「やあ、暁美ほむら。QHKだよ」
QB「受信料の支払い手続きは済んでいるかい?」
QB「見る機会がなくても、チューナーを内蔵した機器があるだけで支払わないといけないんだ」
QB「ついでに魔法少女の契約もしようよ!」
バタン
QB「この方法も効果は見込めないな」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:04:28.05:5Rq3rCN50
----翌日・めがほむホーム----
ピンポーンピンポーン
ほむら「はーい?」
ガチャ
QB「やあ、暁美ほむら。魔法少女新聞を取らないかい?」
バタン
QB「この方法でも無理みたいだね」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:06:12.24:1XoSjhKK0
QB「え?魔法少女新聞かい?」
QB「これは1ヶ月ごとの契約で月々6980円だよ」
QB「3ヶ月契約だと12600円、半年契約だと23200円だよ」
QB「もし興味があるならテレパシーで連絡してくれるかな」
QB「あと僕は不良品じゃないよ、いろいろな勧誘方法を模索しているんだ」
QB「次はとっておきの方法を試してみようかな、まず張り紙をはらないと・・・」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:13:34.17:WubhM1s+0
----翌日・めがほむホーム----
ドンドンドンドン
QB「アケミサーン、イルンデショー?」
ドンドンドンドン
QB「オカネカエシテ、ジャナカッタ マホウショウジョニナッテヨー」
ドンドンドンドン
QB「オラァ!マホウショウジョニナレヤァ!!」
ドンドンドンドンドンドンドン
ほむら(怖い・・・誰か助けて・・・鹿目さん・・・)ガクガク
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:18:16.20:5Rq3rCN50
----翌朝・見滝原中学校----
まどか「あれ?ほむらちゃん今日おやすみなのかな?通学路でも会わなかったし・・・」
さやか「え?暁美さん?」
仁美「あら、本当ですわ。暁美さんは退院したばかりですし、体調が良くない日もあるのではないでしょうか?」
まどか「うーん、心配だなぁ・・・」
さやか「お?まどかは暁美さんにゾッコンだなぁ。さやかちゃんは寂しいぞー」
まどか「えぇ!?ち、違うよー。その、ほむらちゃん一人暮らしだし何かあったらと思うと・・・」
さやか「隠すな隠すなー」ダキッ
まどか「きゃぁぅ!もうっ!ほんとに違うってばぁ」
まどか(でもほむらちゃん、本当に大丈夫かな?もし倒れてたりしたら・・・)
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:22:36.08:5Rq3rCN50
----放課後・めがほむホーム----
ピンポーン
ピンポーン
まどか(何の反応もないよ・・・どうしちゃったんだろ・・・)
まどか(というかこの張り紙はなんだろ・・・?字が汚くて読めないや・・・)
ピンポーン
まどか「ほむらちゃーん?」
ピンポーン
まどか「ほむらちゃーん」
ほむら『鹿目さん?』ドアゴシ
まどか「あ、ほむらちゃん?良かった、心配したんだよ」
ほむら『・・・』
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:27:37.65:5Rq3rCN50
まどか「ほむらちゃん?どうしたの?もしかして凄く体調が悪いの!?」
ほむら『そうじゃないけど・・・』
まどか「あの、よかったらドアを開けて中に入れてもらえないかな?」
まどか「お見舞いにって思って、果物とか買ってきたんだよ」
ほむら『・・・鹿目さん、今一人だけ?』
まどか「え?そうだけど・・・?」
ほむら『今からカギを開けるから、そしたらすぐに入って』
まどか「う、うん?よく分からないけど分かったよ」
ガチャ
ほむら「鹿目さん!早くっ」
まどか「え、わ・・わ・・・っ」
バタン ガチャ
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:32:16.24:5Rq3rCN50
ほむら「はぁ・・・っ、はぁ・・・っ」
まどか「ど、どうしたの?ほむらちゃん」
ほむら「ごめんね、なんでもないから・・・」フラッ
まどか「っ・・・!危ない!」ガシッ
ほむら「うぅ・・・」
まどか「ほむらちゃん!大丈夫!?」
ほむら「うん、ごめんね。ちょっと眩暈がしただけだから大丈夫だよ・・・」
まどか「全然大丈夫じゃないよ!」
ほむら「鹿目さんが来てくれたから安心しちゃって、気が緩んだのかな」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:36:53.36:5Rq3rCN50
まどか「いったい何があったの?」
ほむら「実は・・・」グー
ほむら「あっ・・・///」
まどか「もしかしてほむらちゃん、ご飯食べてないの?」
ほむら「うん、買い置きはあるんだけど食欲がなくて・・・」
まどか「私リンゴ買ってきたから剥いてあげるよ!リンゴなら食べられるよね?」
ほむら「ありがとう鹿目さん・・・」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:40:33.53:5Rq3rCN50
----めがほむホーム・居間----
まどか「リンゴ剥けたよー」
ほむら「うん・・・」
まどか「ちょっと形は変だけど・・・でもほら、食べて食べて」
ほむら「」シャリシャリ
ほむら「」ホムホム
ほむら「うっ・・・ひっく・・・」ポロポロ
まどか「ほ、ほむらちゃん!?ごめんね、リンゴ酸っぱかったかな?」
ほむら「ううん、違うの。鹿目さんが居てくれるのが嬉しくて・・・」
まどか「私で良ければここにいるよ。だからほむらちゃん、何があったか話してくれるかな?」
ほむら「あのね・・・」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:44:20.75:5Rq3rCN50
ほむら「ということがあって、QBが怖くて・・・」
まどか「そんな・・・」
ほむら「私がすぐに魔法少女にならなかったのが悪いんだ・・・だから今も鹿目さんにも迷惑が・・・」
まどか「違うよ!」
ほむら「」ビクッ
まどか「そんなことないよ!これはどう考えてもQBが悪いよ」
ほむら「でも・・・」
まどか「QB!どうせ侵入してその辺にいるんでしょ?出てきて!」
ほむら「出て・・・こないね・・・」
まどか「うーん、よし。マミさんの家に行ってみよう」
ほむら「え?でも・・・」
まどか「QBが居るかもしれないし、居なくてもマミさんが相談に乗ってくれるよ」
ほむら「うん・・・」
QB「」チラッ
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:44:54.29:+/UhktRL0
----マミホーム----
マミ「QBがそんなことを・・・」
ほむら「おうちに居ても物音とかが怖くなっちゃって・・・」
マミ「私も通販風の時は手伝ったけど、まさかこんなにエスカレートするなんて・・・」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん。ほむらちゃんが魔法少女になるかもしれないって思ったら」
まどか「もっと仲良くなれると思って、そしたら舞い上がっちゃって・・・」
マミ「私も仲間が増えるかと思ったら嬉しくて・・・つい・・・」
マミ「ごめんなさい、暁美さん。私たちはあなたに申し訳ないことをしてしまったわ」
ほむら「そんな・・・私こそずっと悩んでて、それが巴さんたちに変に期待させてしまって・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:52:24.03:5Rq3rCN50
マミ「そんなことないわ、暁美s QB「やあ。みんな揃って何をしているんだい?」
ほむら「ひっ!きゅ、QB!」ガシッ
まどか(ほ、ほむらちゃんが抱きついてきた!これは今までの私の人生で一番の自慢だよ!)
マミ「・・・」スッ
まどか「マミさん・・・?」
マミ「ティロ・ハリセン!」バシーン
QB「キュブシ!!」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:55:13.49:5Rq3rCN50
-------------
-------
----
QB「何をするんだいマミ」
マミ「あなたには反省するという考えはないの?」
QB「反省?何のことだい?僕には反省する事が思い浮かばないよ」
マミ「ティロっ!ティロっ!ティロっ!」バシーンバシーンバシーン
QB「いたっ、ちょ、マミ、やめ、いたっ!たんなる、いたっ、紙の、った、加工物ったい、でもっ、いたっ」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:59:49.65:5Rq3rCN50
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」
ほむら「うん、ごめんね。もう落ち着いたから・・・」スッ
まどか(あぁ、ほむらちゃんが離れちゃった・・・)
マミ「ところでQB、あなた暁美さんに迷惑を掛けているそうじゃない」
QB「迷惑?何のことだい?僕には迷惑を掛けた事が思い浮かばないよ」
マミ「」スッ
QB「待って、マミ!そうだ、話を聞くよ!話し合いは相互の理解のために必要だね!」
まどか「ほむらちゃんをしつこく勧誘するのをやめてよ!」
QB「やめても何も、僕は少女を魔法少女にするのが役目なんだ」
QB「そうしないと世界は魔女に滅ぼされてしまう、その要求は聞くことができないよ」
まどか「だからって・・・、限度があるよ!ほむらちゃん、こんなに怖がってるじゃない!」
ほむら「あの、鹿目さん私なら大丈夫だから」
まどか「ほむらちゃん、私に任せて!」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:03:39.29:r2xB897y0
まどか「QB!あんまりほむらちゃんに酷い事するなら、QBが相手でも許さないからね!」
QB「君と事を構えるつもりはないよ、まどか」
QB「ところでさっき暁美ほむらの家で呼ばれたけど、あえて無視したのは悪いと思っているよ」
まどか「マミさん、私にもそれ使わせてもらえませんか?」
マミ「ええ、たくさん作ったから遠慮なく使ってね」スッ
QB「ごめんよ!戸締りを厳重にされていたから、無理に侵入して出て行くのはどうかと思ったんだ!」
QB「だからそのハリセンはやめて!ほんと痛いから!エントロピー凌駕しそうだから!」
ほむら「あ、あの。もうやめてあげてください」
まどか「ほむらちゃん!?」
マミ「暁美さん・・・、いいの?QBは貴女に随分酷いことをしたのよ?」
まどか「そうだよ、ほむらちゃん。それに私たちのこともいろいろ馬鹿にしてるし、何より反省してないよ!」
ほむら「確かに酷いこと沢山されたけど、でもほんの少しだけ可哀想になって・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:07:15.71:r2xB897y0
まどか(なんて優しいの、ほむらちゃん!あぁ、もう天使が地上に降り立ったかのようだよ!)
マミ「暁美さんがそう言うのなら・・・」
QB「そこまで言うのなら仕方ないね。全く君のわがままにも困ったものだよ」
マミ「ティロ・フィナーレ(気分だけ)」バシーン
QB「キュブシ!!」
マミ「さて、流石にQBもそろそろ反省すると思うし。紅茶とケーキでもどうかしら?」
まどか「わぁ、やったぁ!ほむらちゃん、マミさんの紅茶とケーキ凄くおいしいんだよ!」
ほむら「え、そうなの?楽しみだな・・・」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:12:32.89:r2xB897y0
-------------
-------
----
まどか「おいしー!これマミさんが作ったんですか?」
マミ「えぇ、日持ちするから明日鹿目さんと暁美さんを呼ぼうと思って作っておいたの」
ほむら「お店で売ってるケーキよりおいしいです」
QB「僕としては先週食べたガトーショコラってケーキのほうが好みだね」
マミ「じゃあまた今度作ってあげるわね」
ほむら「あの、鹿目さん、巴さん。」
まどか「なに?ほむらちゃん」
マミ「ケーキのおかわりかしら?それとも紅茶?」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:15:54.62:r2xB897y0
ほむら「その・・・、実は私やっぱりQBと契約しようかなと思って・・・」
QB「」ピクッ
まどか「えっ!?だってほむらちゃん、QBが怖いって・・・!」
マミ「それは自身の恐怖を置いても叶えたい願いができた、ということかしら?」
ほむら「はい」
QB「よし。さぁ、暁美ほむら。君の願いはなんだい?」キリッ
ほむら「私の願いは・・・」
まどか「願いは・・・?」
マミ「」ゴクッ
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:20:06.85:r2xB897y0
ほむら「QBからの勧誘をやめさせたい。勧誘されない私になりたい!」
まどか「え?」 マミ「え?」 QB「え?」
ほむら「やっぱり無理でしょうか・・・?」
QB「わけがわからないよ。マミ、内容をよく理解できない僕がおかしいのかい?」
マミ「QBがしつこく勧誘しすぎたから心労で・・・。暁美さんメンタルが少し弱そうだし」
まどか「ほむらちゃん、流石にそれはおかしいよ!」
ほむら「え?え・・・?」
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:23:14.76:MgoIzR1o0
マミ「暁美さん、よく考えて?」
マミ「まず、QBは何のために勧誘をしているかはわかるわよね?」
ほむら「えっと、資質のある人に魔法少女になってもらうため・・・ですよね?」
マミ「そうよ。じゃあ魔法少女に対しては勧誘する意味があると思う?」
ほむら「あ、そっか。」
ほむら「巴さんや>>114さんの言うとおり、魔法少女になれば、そんな願いをしなくても勧誘されなくなるんですね」
マミ「その通りよ」
ほむら「ごめんなさい、巴さん。私、ちょっと焦ってたみたいです」
QB「今のは流石の僕も驚いたよ・・・」
まどか「QBがしつこすぎるのが悪いんだから、ほむらちゃんは気にしちゃダメだよ」
ほむら「うん・・・。でもどうしよう、他に願い事考えてなかったよ」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:34:31.17:r2xB897y0
マミ「無理して考えることじゃないわ。何度も言うけれど、本当に叶えたい願いを叶えるのよ」
ほむら「でも、それだとQBが・・・」
まどか「QBは私とマミさんがなんとかするよ!だからほむらちゃんは無理しないで!」
QB「まるで僕が悪いことをしているみたいじゃないか」
マミ「貴方にとっては悪いことじゃないかもしれないけれど、暁美さんにとっては悪いことなのよ」
QB「なるほど、過度の勧誘は逆効果みたいだね」
まどか「QB、ほむらちゃんがちゃんと願い事を決めるまで勧誘するのをやめてよ」
QB「それは構わないけど、僕としては早いほうが助かるんだけどね」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:39:40.71:r2xB897y0
マミ「ダメよQB。女の子を急かすと嫌われるわよ」
QB「そういうものなのかい?でも、どうせなら今契約したほうがいいと思うんだけどな」
ほむら「?」
まどか「どういうこと?」
QB「今契約すると、この特製QBストラップ(ソウルジェム用)が貰えるよ」
ほむら「そういうのはもういいよ!」
おわり
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:42:05.29:IZBkQmpS0
QB「やっぱり駄目だったか。仕方ない、魅力的なオマケを考えることにしよう」
QB「魔女空間で僕と握手!というのはどうかな?」
まどか「それはバツゲームの範囲じゃないかな・・・」
マミ「魔法少女候補とはいえ、一般の人を巻き込むのは駄目よ」
ほむら「できるならもう二度とあんな場所には行きたくありません・・・」
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:51:48.70:r2xB897y0
QB「月間魔法少女の付録を豪華にするのはどうかな?」
ほむら「豪華に・・・って?」
QB「毎月付いてくる巴マミフィギュアパーツ」
QB「全て集めると等身大の巴マミが完成するよ!」
まどか「それ何年かかるの・・・」
マミ「というか本編中にも言いたかったのだけど、勝手に私を使うはやめてもらえないかしら?」
135:オマケです。ネタが切れたら終わります:2012/04/10(火) 00:53:56.55:r2xB897y0
まどか「通販だと、同じ商品をもう1個!ってあるよね?」
ほむら「うん、そうだね」
QB「願い事を2個にしたら現役魔法少女からクレームが来るよ」
QB「ソウルジェムを2個にしても意味はないしね」
マミ「衣装を増やしてもらえるなら私は嬉しいのだけど・・・」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:57:28.64:J4p/PpMM0
ほむら「あまり奇抜なものじゃなくて・・・、QBのぬいぐるみとかどうかな?」
まどか「あっ、それ凄くいいかも!」
QB「僕のぬいぐるみかい?」
マミ「ちょっと大きくて、抱きしめられる感じなら女の子受けはよさそうね」
QB(予備の固体を使う手はあるけど・・・、これはまだマミたちに知られたくないな)
QB「検討しておくよ」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 01:00:33.36:r2xB897y0
ほむら「そういえば、願い事を増やしてって願いは駄目なの?」
マミ「暁美さん、何気に凄いことを言うわね・・・」
まどか「すごいよほむらちゃん!そんなこと思いつくなんて天才だよ!」
ほむら「そ、そうかな・・・?」
QB「願い事を増やす、っていうのは魔法少女の願いとしては難しいんだ」
QB「僕たちと同等の力を持つことに近いしね」
QB「余程の因果を持ってないと駄目だね」
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 01:03:18.99:r2xB897y0
QB「等身大マミフィギュアを作ってみたよ」
マミ「何で勝手にそんなことをするの!?」
まどか「すごい、見分けが付かないぐらいそっくりだよ!」
QB「これをオマケにすれば契約もはかどるかな?」
ほむら「うわぁ・・・すごい・・・きゃっ」コケッ
ドン ゴロゴロゴロ
QB「あ、首はジョイントが弱いからすぐ取れちゃうよ。気をつけて」
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 01:04:13.90:H7gJaCX40
ほむら「魔法少女入門の冊子をつけたらどうかな?」
QB「君が積極的に考えてくれて嬉しいよ」
マミ「確かに、魔法少女になっても独りぼっちってあるものね。心強そうだわ」
まどか「さすがほむらちゃん!」
QB「このアイデアはストックしておこう」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 01:13:51.16:uJe/l3oH0
QB「さて、そろそろネタがなくなってきたよ」
ほむら「皆さん、読んでくださってありがとうございました」
マミ「支援してくれた人や、合いの手を入れてくれた人もありがとうね」
まどか「>>1は寝ます。おやすみなさい」
QB「誤爆は本当に申し訳なかったと思っているよ・・・」
QB「ここで謝っても仕方ないけれど、あっちに顔を出すのもまた邪魔になるからね」
QB「さて、僕はまた魔法少女候補を探すために他のスレを見てこようかな」
QB「>>153は参考にさせてもらうよ!」
本当に終わり
みんなありがとう
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 01:15:48.31:xBkWehoIP
----見滝原市路上----
ほむら「あの・・・新聞は間に合ってますから・・・」
QB「君は僕の話を聞いていなかったのかい?」
まどか「QBが余計なオプションをつけたからだと思うよ?」
QB「余計とは心外だね。人間は契約の際にオマケを渡すと聞いたからわざわざ用意して来たんだよ」
マミ「そんな話、どこから聞いてきたのよ?」
QB「さあ、暁美ほむら。君の願いはなんだい?」
マミ(あれ?スルーされたの?)
ほむら「契約って言われても、そもそも魔法少女って何なのか私まだ良く知らないんですけど・・・」
まどか「あっ、そっか。ほむらちゃんはついさっき知ったばかりだもんね」
マミ「そうね、じゃあ私が説明しt QB「魔法少女というのはだね」
QB「魔女を狩る存在さ。もちろん無償でやってもらうわけじゃない、ちゃんと見返りもあるよ」
マミ(もしかしてQBは私のことが嫌いなの・・・?いいえ、そんなはずはないわ!そんなはず・・)
ほむら「魔女、ってさっき鹿目さんたちが戦ってた怪物のこと?」
まどか「うん、そうだよ。でも怪物みたいなのは使い魔で、魔女は門みたいな方だったけどね」
ほむら「そんなっ、私あんな怖いのと戦うなんて無理です・・・」
マミ「そうね、確かに怖くないといえば嘘になるわね。でもあけm QB「そうか!分かったよ!」
QB「君はこの洗剤を普通の洗剤だと思っているんだね?」
マミ(・・・)
まどか「え?それって普通に売ってる洗剤とは違うの?」
QB「あたりまえじゃないか」
ほむら「あ、本当だ。『インキュベーターも顔面蒼白の白さに!』って書いてあるよ」
QB「暁美ほむら、例えば君がお気に入りの洋服にケチャップとソースと醤油を同時にこぼしたとしたらどうだい?」
QB「僕には感情がないからよくは分からないけど、君はとても悲しいんじゃないかな?」
まどか「私にはそんな状況が思い浮かばないよ」
ほむら「え?うん、そうだね・・・あっ考えただけで涙が・・・」ウルウル
まどか「泣かないでほむらちゃん!」
マミ(どうしよう、会話に参加してもまたQBに邪魔されそうな気g QB「ところが!この洗剤だとっ!」
QB「全て洗い落とすことが可能なのさ!」
マミ「思考パートでさえ遮られた!?ちょっとキュゥb ほむら「それ本当ですか・・・?」グスッ
QB「もちろんさ。僕は嘘はつかないよ」
マミ「」グスッ
QB「ケチャップソース醤油に油汚れ、果てはお肌のシミやらソウルジェムの穢れまで綺麗サッパリさ」
まどか「凄いよQB!普通の洗剤でも落とせない物まで大丈夫なんだね」
QB「その通り。もちろん服の染色もバッチリ落とせるよ」
まどか「洗剤として欠陥品だった・・・」
ほむら「あの、私別にそこまで凄い洗剤は必要ありません・・・」
QB「なるほど、君は交渉が上手いね。よし分かった、今契約してくれるならこの洗剤を3個付けようじゃないか」ポンポン
ほむら「いえその、数の問題じゃなくて・・・」
ほむら「お洋服がそんなことになってしまったら、少し悲しいですけど諦めることにします・・・」グスッ
まどか「ほむらちゃん・・・」
QB「そうかい?でも強要はできないからね」
ほむら「はい、ごめんなさい。力になれなくて」
QB「なら、こっちのチケットならどうかな?」
ほむら「別のがあるの!?」
まどか「チケットっていうと、野球とかサッカーとかかな?」
『第1564回キュップぃボール世界選手権 SS指定席』
ほむら「なに・・・これ・・・?」
まどか「なに・・・これ・・・?」
QB「キュップぃボールの世界選手権のチケットさ。しかもSS指定席だよ」
まどか「そうじゃなくて、キュップぃボールってなんなの?」
QB「まどか、君は魔法少女なのにキュップぃボールすら知らないのかい?どうかしてるよ」
まどか「知らないよっ!」
ほむら「鹿目さん落ち着いてっ」
QB「やれやれ、君たちの感情というものは理解し難いよ。どうして突然怒り出すんだい?」
まどか「キャリア1週間のアマチュアなのは自覚してるけど、馬鹿にされたからだよ!」
QB「キュップぃボールというのはね、僕たちの星の競技なんだ」
まどか「スルーされた」イラッ
QB「流石のまどかもグリーフシードは知ってるよね?」
まどか「また馬鹿にしてるよね?魔女の卵のことでしょ」
QB「僕たちがグリーフシードを回収するとき、背中でキュップぃするんだけど」
QB「その技術を競うのがキュップぃボールだよ」
ほむら「フィギュアスケートみたいに技術点とか芸術点とかで競うんですか?」
まどか(ほむらちゃんが興味を持ってる・・・!)
この時間軸は一体…
12:時間軸は周回前:2012/04/09(月) 20:56:00.31:5Rq3rCN50QB「技術を競うんだよ。僕たちは感情がないから芸術性は判断できないよ」
QB「技の難易度を競うだけさ。ちなみに前回の優勝者の技は『72回転半ムーンサルトドリフトキュップぃ』だったね」
ほむら「ななじゅ・・・」
まどか「すごいね、私もちょっとだけ興味が出てきたよ」
ほむら「そんな技があるならきっと盛り上がるし、楽しそうだね」
まどか「そうだねほむらちゃん。チケットはともかく一緒に見に行けたらきっと楽しいよね」
ほむら(これをきっかけに鹿目さんとお友達になれるなら・・・契約してもいいかな・・・)
QB「何を勘違いしてるんだい暁美ほむら」
ほむら「え?」
QB「何度も言うけれど、僕たちには感情がないんだ。興奮したり、盛り上がったりするわけがないだろう?」
QB「確かに万単位で入場できる会場で行われるけど、誰も歓声を挙げたりせず静かなものだよ」
ほむら「」
まどか「そんなの絶対おかしいよ!?」
QB「あのねまどか、キュップぃボールは娯楽じゃなくて競技なんだ」
QB「言うならばキュップぃの勉強会みたいなものだよ」
QB「君たちの好むようなスポーツみたいなものとは違うんだよ」
まどか「じゃあ私たち行く意味がないよね!なんでそういうチケット持ってくるの!」
ほむら「鹿目さん落ち着いて」オロオロ
QB「全く・・・まどか、キュップぃボールとはそもそもだね・・・」
まどか「せっかくほむらちゃんと仲良くなれるチャンスだと思ったのに・・・」ガッカリ
ほむら「えっ、鹿目さん?」
QB「・・・時のインキュベーター王7世が提唱し・・・」
まどか「あ、えっとね・・・その・・・」
ほむら「あの、私なんかでよければ仲良く・・・してくれるなら・・・」
QB「・・・そして5回目の技術革命が行われた際には・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
まどか「うん、これからもっと仲良くしてね。ほむらちゃん!」
ほむら「鹿目さん・・・!」
QB「・・・君らで言うところの中世の時代には・・・」
-------------
-------
----
ほむら「じゃあ私そろそろ帰らないと」
まどか「うん、じゃあまた明日ね」
ほむら「うん、また明日・・・」
ほむら(『また明日』って言ってバイバイできるお友達ができた・・・!)
QB「・・・そして最近になって新たに訪れた転機が・・・」
ほむら「またね、鹿目さん!」
まどか「ほむらちゃんまたねー!」
まどか「さてと、私も帰ろうかな」
まどか「って、あれ?何でマミさんそんなところで紅茶を飲んでるんですか?」
マミ「あら?お話は終わったかしら?」カチャ
まどか「もしかしてマミさん、ずっと待っててくれたんですか?」
マミ「ええ、二人が楽しそうに話してるのを見て、邪魔しちゃ悪いかなと思って」
まどか「そんなっ!すみませんマミさん、お待たせしてしまって・・・」
マミ「いいのよ鹿目さん。暁美さんと仲良くなれたんでしょ?」ニコッ
まどか「はいっ」
マミ「ふふっ、良かったわね。」
マミ「今日はうちに寄って行くのかしら?」
まどか「あ、マミさんが迷惑じゃないなら・・・」
マミ「迷惑な訳ないじゃない、大歓迎よ。さ、行きましょうか」
マミ「魔法で出した紅茶じゃなくて、もっとおいしい紅茶をご馳走するわ」
まどか「はーい。楽しみです」
QB「・・・という訳だよ。分かったかい、まどか?」
QB「あれ?」
----めがほむホーム----
カチャ
パタン
ほむら「ただいまー、って誰も居ないけど」
ほむら(今日はいろんなことがあったな・・・)
ほむら(転校した学校で、すぐにお友達ができて、)
ほむら(名前をほめてくれて、)
ほむら(ちょっと落ち込んじゃったり、)
ほむら(そしたら魔女・・・が出てきて、)
ほむら(魔法少女・・・か・・・)
『クラスのみんなには内緒だよ!』
マミ『今日はどんな素晴らしい商品なのかしら』
ほむら「ごほごほっ・・・えっ?きゅ、QB!?と、鹿目さんと一緒に居た魔法少女の、えっと・・・」
マミ『巴マミよ、暁美さん』
ほむら「そう、巴さん。なんでテレビに、というか今私の言った事に返事をして・・・えぇ・・・?」
QB『だいぶ混乱しているようだね。でも、魔法を使えばこのぐらい何てことないんだよ』
マミ『ごめんなさいね、暁美さん。QBがどうしてもやr QB『さあ、今日の商品はこちら!』
QB『魔法少女だよ』
マミ(・・・)
ほむら「えっ・・・?も、もしかして鹿目さんが商品なの!?」
QB『違うよ。なにを言っているんだい君は。いや君たちは、かな?まずは話を聞いてからにしてくれないかな?』
QB『ゴホン。さて・・・』
QB『君は自分というものに不満はないかい?もっと違う自分、違う未来を手に入れたくはないかい?』
ほむら「えっと、確かにもっと格好良くなれたら嬉しいかな」
QB『そんな君にはこれ!魔法少女!』
QB『どうしようもない現状を変えたい!もっと理想の自分になりたい!』
QB『キュプネットならそんな君の手伝いができるんだよ!』
マミ(楽しそうねQB・・・)
QB『その秘密がこちら!なんと魔法少女になる際に何でも1つ願いを叶える事ができるんだ』
ほむら「え、凄い・・・そういえばさっきも願い事は何だ、って・・・」
ほむら「本当になんでも叶えてもらえるの?」
QB『もちろん願いの限度はあるけどね。でも君が望みそうな願いなら大抵は何とかなると思うよ』
ほむら「なんでも・・・」
QB『さあ、君の願い事はなんだい?』
ほむら「格好良く・・・なれるかな・・・?」
QB『君が望むならクールでミステリアスな雰囲気漂う美少女にだってなれるよ』
ほむら「えぇ・・・そういう感じのは私には似合わないよ・・・」
ほむら「それにやっぱり魔女と戦うのは怖いし・・・」
QB『そんな不安を持つ君に朗報だよ』
QB『なんと今契約すると、希望次第でベテラン魔法少女・巴マミによる特別レッスンが受けられるんだ!』
マミ『え?QB、今私のこと呼んだかしら?』
QB『マミ、何で本番中に紅茶を飲んでサボってるんだい。君はまじめにやる気があるのかい?』
マミ『え?あっ、ゴメンなさいQB』
QB『いくら僕が毎回マミの言葉を遮っているからって、それはあんまりじゃないかな』
マミ『故意にやっていたのね・・・』
QB『僕にも理由は分からないんだけど、話を進めていたらこうなってしまったんだ。マミ、分かってよ』
マミ『もう、今回だけy QB『じゃあマミ、例のVTRをお願いするよ』
ゴッ
『しばらくおまちください』
ほむら「・・・」
QB『なんてことをするんだいマミ。バールのような物で殴るなんて、危うく死んでしまうところだったじゃないか』
マミ『QBが反省してないからでしょ!』
QB『まったく、訳が分からないよ』
ほむら「あの・・・?」
マミ『あら、どうしたの暁美さん?』
ほむら「その・・・折角いろいろして頂いてるのに申し訳ないんですけど」
ほむら「私みたいなのが魔法少女になるなんて無理です・・・」
マミ『暁美さん・・・』
QB『心配は無用だよ、暁美ほむら。そんな不安を持つ少女は結構居るんだ』
QB『今回はかつてそんな不安を持ちながら、今や魔法少女として活躍してる子のインタビューをしてきたんだ』
QB『結論を出すのはそれを見てからでも遅くはないんじゃないかな?』
ほむら「えっと、それじゃあ見てみようかな・・・」
QB『そうこなくちゃ。マミ、例のVTRをお願いするよ』
マミ『分かったわ。じゃあVTR、ティロ・フィナーレ!』
QB『何故これから始まるのにフィナーレなんだい?』
------------------
QBボイス『昨今では実に多くの魔法少女が世界中で活躍しているんだ』
QBボイス『今日はその中の一人にインタビューしてみたよ』
QBボイス『彼女は見滝原市に住む、M.Kさん』
QBボイス『最近なったばかりの駆け出し魔法少女だ』
QBボイス『やあ、○○○。今日はインタビューに来たよ』【プライバシー保護のため名前を伏せております】
M『ティヒヒ。ほむらちゃんのためならお安い御用だよ』【音声はそのままでお送りしております】
------------------
ほむら「鹿目さん!?目線入ってるけど鹿目さんだよね!?」
------------------
QBボイス『じゃあ早速質問だよ。君は魔法少女になってみてどうだい?』
M『えー?そうだなぁ。前より自分に自信が持てるようになったかな』
QBボイス『へぇ、それは何故なんだい?』
M『魔法少女になる前の私って、得意な学科とか人に自慢できる才能とか何もなくて』
M『このまま人の役に立てないまま生きていくのかな、って思ってたんだけど』
M『でも魔法少女の存在を知って、私でも誰かの役に立てるって思ったら嬉しくて』
M『契約するまで凄く悩んだけど、今では良かったなって思ってるよ』
QBボイス『そうかい。そう言ってもらえると、僕としても誘った甲斐があるよ』
M『でもまだまだマミさんに頼りっぱなしだし、もっとしっかりしないとね』
ただのコントwww
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:05:57.75:5Rq3rCN50QBボイス『君が強くなってくれると心強いよ』
M『ウェヒヒ。頑張っちゃうよ』
QBボイス『あとはそうだね、これから魔法少女になろうか考えてる子に一言もらえるかい?』
M『うーん・・・、焦らずちゃんとよく考えて契約して欲しいかな』
M『って、私が言えるようなことでもないけどね ウェヒヒ』
QBボイス『ありがとう、○○○。いいインタビューだったよ』
M『どういたしましてー』
------------------
マミ『はい、M.Kさんのインタビュー映像でした』
ほむら「あの・・・私や巴さんの名前が出ていたんですけど・・・?」
QB『この番組は暁美ほむら宅への独占放送だから実は問題ないよ、彼女の名前を伏せたのは気分を出すためさ』
QB『さて、じゃあここで改めてセット内容の確認をするよ』
ほむら「え?はい、お願いします」
QB『まずはソウルジェム』
マミ『これがないと始まらないわね』
QB『それぞれのイメージに合わせてカラーリングが自由に選べる上に、カラーバリエーションはほぼ無限さ』
QB『次に魔法少女服』
マミ『これも重要ね。魔法少女の命とも言えるわ』
QB『これもデザインは君の自由だ、イメージ通りの形に構築するよ』
マミ『もしどんな風にするか悩むようなら、私がいいデザインを考えるわよ』
ほむら「え、本当ですか?私、オシャレとか自信がないからお願いしようかな・・・」
QB『やめておいた方がいいと思うけどね』
マミ『QB!それどういう意味よ!』
QB『気をとりなおして、次は願い事。これはこの商品のメインともいえるものだね』
マミ『そうね、とても重要なことよ。だからこそちゃんと考えて欲しいと思うの』
QB『以上が基本セットだね。武器とか能力は願い事や資質に左右されるからセットには含まれないよ』
QB『そして、今契約してくれるなら・・・・なんと!』
QB『この万能刺身包丁をつけちゃうよ』
マミ『えぇっ!凄いわQB!これで魚介類系の魔女が出ても安心ね』
ほむら(万能?なのにお刺身用なの・・・?)
QB『この包丁も特製だからね、とてもよく切れるから気をつけるんだよ』
QB『迂闊に使おうものなら、まな板どころかキッチンまで真っ二つだよ』
ほむら「えぇぇ・・・」
QB『そして更に!今回限りの特別奉仕!』
QB『この特製高枝切りバサミもつけるよ!これも3000mまで伸びる特別製さ!』
マミ『素晴らしいわ!これで樹木型の魔女が出ても大丈夫ね!』
ほむら(高枝切りバサミって、通販だとオマケじゃなくてメイン扱いじゃないのかな・・・)
マミ『でもQB、そんなにいろいろ付けちゃって大丈夫なの?』
QB『もちろんさ!と言いたいところだけど、実はちょっと厳しいんだ』
QB『だから今回限りのワンチャンス!後で「あの時契約しておけばよかった」と思っても遅いよ』
キュープネットキュープネット・・・
QB『おや、そろそろ時間のようだね』
QB『願い事が決まったら僕にテレパシーを飛ばしてね!』
QB『それじゃあ、君の契約待ってるよ』
夢のキュプネットトモエー
『ザザー』
ほむら「・・・」
ほむら「魔法少女、か・・・」
ほむら「でもやっぱり怖いし、願い事も・・・これといってないし・・・」
ほむら「ごめんね、鹿目さん、巴さん・・・」
ほむら「私はやっぱりそういうのは無理だよ・・・」
ほむら「それに・・・QBにテレパシーってどうやるのかも分からないよ・・・」ポロポロ
『ザザー・・・ザ・・・油断した瞬間、魔物に頭からパックリやられてしまったマミマミ!』
『果たして首は無事なのか?そして敵を倒すことができるのか?』
『次回、魔法使いマミマミ第4話「やっぱり怖いものもある」、お楽しみにね!』
ほむら「え・・・?きゃあああああっ!マミマミの再放送が終わってる!」
ほむら「そんな・・・、スーパーマミマミになる前の名シーンのある3話を見逃すなんて・・・」ガッカリ
ほむら「もう寝よ・・・」グスッ
何その食われて死んだと思ったらパワーアップして復活したみたいな
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:31:45.42:5Rq3rCN50----翌日・通学路----
ほむら「はぁ・・・」トボトボ
ほむら(いろいろ考えすぎちゃって結局あんまり寝られなかったな・・・)
「ほむらちゃーん!」タッタッタッ
ほむら「あ、鹿目さん」
まどか「おはよう、ほむらちゃん」
ほむら「お・・・おはよう、鹿目さん」
ほむら(凄い!『おはよう』って友達と言い合えるなんて夢みたい!)
まどか「あのね、ほむらちゃん。昨日のテレビ見た・・・?」
ほむら「昨日って、もしかしてQBの・・・」
まどか「うん、見てくれたんだね!」
ほむら「その、アニ・・・テレビを見ようとしたら無理やり始まって仕方なく・・・」
まどか「え?そうなの?」
ほむら「魔法ってあんなこともできるんだね。ビックリしちゃった」
まどか「うーん、私はそういうことはできないんだけど。マミさんやQBだとできるのかなー?」
ほむら「巴さんって凄いんだね」
まどか「ウェヒヒ。私の自慢の先輩だよ」
------------------
マミ「クシュン!!」
QB「マミ、風邪かい?」
マミ「誰か噂してるのかしら・・・?」
QB「そんなアテもないのになにを言っているんだいマミ?」
------------------
----放課後・街中----
ほむら「はぁ・・・鹿目さんは魔女退治に行っちゃったし、今日はまっすぐ帰ろう・・・」
まどか『ほむらちゃんも一緒に来る?』
ほむら『あ、あの私・・・ごめんなさい・・・!』
まどか『あっ・・・』
ほむら(私ってほんとバカ・・・なんで断っちゃったんだろ・・・)
「あ、ちょっとそこの君」
ほむら(え?私のことかな?)
ほむら「はい?なんでしょうか?」
QB「今ちょっとアンケートやってるんだ。時間は取らせないからちょっと協力してもらえないかな?」
ほむら「きゅ、QB!?」
QB「やあ、暁美ほむら」
ほむら「アンケートって、どんなことを聞いてるの?」
QB「いや、大したことは聞いてないよ」
QB「ここじゃあれだからちょっと場所を移そうか、その先に小さな喫茶店があるんだ」
ほむら「うん、いいy・・・」
ほむら(はっ!これはもしかして英会話の教材を買わされるパターンの勧誘!?)
ほむら「あのっ、私ちょっと忙しいからまた今度にして!」
QB「え?大丈夫だよ、すぐ終わるから」
ほむら「ごめんなさい!」タッタッタッタッ
QB「行ってしまった。この勧誘方法はあまり有効じゃないなぁ」
----めがほむホーム----
ガチャバタン
ほむら「はぁ・・・っ、はぁ・・・っ」
ほむら(危なかった・・・)
ほむら「どうしよう、なんだかQBの勧誘がだんだん怖くなってきたよ・・・」
ほむら「このまま落ち着いてくれるといいんだけど・・・」
しかしほむらの気持ちとは裏腹にQBの勧誘は日毎にエスカレートしていった
----翌日・めがほむホーム----
ほむら「ただいまー、あれ?机の上に雑誌が?」
ほむら「こんな雑誌買ったかな?」
『月間魔法少女○月号』
『ベテラン魔法少女・巴マミの素顔に迫る!』
『華麗なる戦闘の秘訣とは?大ボリュームの特集120ページ』
『1からはじめるティロ・フィナーレ』
『連載小説「もう一人ぼっちじゃないんだ 第7話」』
『特別付録・ソウルジェムデコシール』
『魔法少女になりたい君は今すぐこのはがきを書いてポストにGOだ』
ほむら「・・・」
ほむら「これは月間魔法少女じゃなくて、月間巴マミじゃないかな・・・」
QB(この方法もダメか)
年間購読するわ
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 22:55:13.68:5Rq3rCN50QB「え?この雑誌かい?毎月刊行で定価4780円、ただし魔法少女候補なら無料だよ」
QB「バックナンバーは創刊号から取り扱っているよ。ちなみに創刊号は特別価格で1050円さ」
QB「もし興味があるならテレパシーで連絡してくれるかな」
----翌日・めがほむホーム----
カタカタ・・・コトン
ほむら「あれ?ポストに何か・・・?新聞は取ってないし、なんだろう?」
『マスケット先生魔法少女ゼミ』
『魔法少女になるか悩んでる貴女へ』
ほむら「・・・」ペリペリペリ ガサガサ
MAMI『今日から2年生!新しいクラスに新しい友達!楽しみだな!』
QB『おっと、そこの君。新学期に想いを馳せるのもいいけれど、僕と契約して魔法少女になってよ!』
MAMI『え?魔法少女って何?』
QB『魔法少女というのはだね、どうたらこうたら』
MAMI『ええっ!それは凄いよ!私、魔法少女になる!』
ほむら「・・・」
ほむら「何この超展開・・・」ビリビリー
QB(この方法も有効じゃないみたいだね)
ゼミ的な
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:00:14.92:5Rq3rCN50----翌日・めがほむホーム----
ピンポーンピンポーン
ほむら「はーい?」
ガチャ
QB「やあ、暁美ほむら。QHKだよ」
QB「受信料の支払い手続きは済んでいるかい?」
QB「見る機会がなくても、チューナーを内蔵した機器があるだけで支払わないといけないんだ」
QB「ついでに魔法少女の契約もしようよ!」
バタン
QB「この方法も効果は見込めないな」
----翌日・めがほむホーム----
ピンポーンピンポーン
ほむら「はーい?」
ガチャ
QB「やあ、暁美ほむら。魔法少女新聞を取らないかい?」
バタン
QB「この方法でも無理みたいだね」
このQB不良品じゃないか…
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:06:59.65:WubhM1s+0
魔法少女新聞読みたいんだけど
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:09:55.97:5Rq3rCN50QB「え?魔法少女新聞かい?」
QB「これは1ヶ月ごとの契約で月々6980円だよ」
QB「3ヶ月契約だと12600円、半年契約だと23200円だよ」
QB「もし興味があるならテレパシーで連絡してくれるかな」
QB「あと僕は不良品じゃないよ、いろいろな勧誘方法を模索しているんだ」
QB「次はとっておきの方法を試してみようかな、まず張り紙をはらないと・・・」
高すぎワロタ
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:14:07.63:5Rq3rCN50----翌日・めがほむホーム----
ドンドンドンドン
QB「アケミサーン、イルンデショー?」
ドンドンドンドン
QB「オカネカエシテ、ジャナカッタ マホウショウジョニナッテヨー」
ドンドンドンドン
QB「オラァ!マホウショウジョニナレヤァ!!」
ドンドンドンドンドンドンドン
ほむら(怖い・・・誰か助けて・・・鹿目さん・・・)ガクガク
----翌朝・見滝原中学校----
まどか「あれ?ほむらちゃん今日おやすみなのかな?通学路でも会わなかったし・・・」
さやか「え?暁美さん?」
仁美「あら、本当ですわ。暁美さんは退院したばかりですし、体調が良くない日もあるのではないでしょうか?」
まどか「うーん、心配だなぁ・・・」
さやか「お?まどかは暁美さんにゾッコンだなぁ。さやかちゃんは寂しいぞー」
まどか「えぇ!?ち、違うよー。その、ほむらちゃん一人暮らしだし何かあったらと思うと・・・」
さやか「隠すな隠すなー」ダキッ
まどか「きゃぁぅ!もうっ!ほんとに違うってばぁ」
まどか(でもほむらちゃん、本当に大丈夫かな?もし倒れてたりしたら・・・)
----放課後・めがほむホーム----
ピンポーン
ピンポーン
まどか(何の反応もないよ・・・どうしちゃったんだろ・・・)
まどか(というかこの張り紙はなんだろ・・・?字が汚くて読めないや・・・)
ピンポーン
まどか「ほむらちゃーん?」
ピンポーン
まどか「ほむらちゃーん」
ほむら『鹿目さん?』ドアゴシ
まどか「あ、ほむらちゃん?良かった、心配したんだよ」
ほむら『・・・』
まどか「ほむらちゃん?どうしたの?もしかして凄く体調が悪いの!?」
ほむら『そうじゃないけど・・・』
まどか「あの、よかったらドアを開けて中に入れてもらえないかな?」
まどか「お見舞いにって思って、果物とか買ってきたんだよ」
ほむら『・・・鹿目さん、今一人だけ?』
まどか「え?そうだけど・・・?」
ほむら『今からカギを開けるから、そしたらすぐに入って』
まどか「う、うん?よく分からないけど分かったよ」
ガチャ
ほむら「鹿目さん!早くっ」
まどか「え、わ・・わ・・・っ」
バタン ガチャ
ほむら「はぁ・・・っ、はぁ・・・っ」
まどか「ど、どうしたの?ほむらちゃん」
ほむら「ごめんね、なんでもないから・・・」フラッ
まどか「っ・・・!危ない!」ガシッ
ほむら「うぅ・・・」
まどか「ほむらちゃん!大丈夫!?」
ほむら「うん、ごめんね。ちょっと眩暈がしただけだから大丈夫だよ・・・」
まどか「全然大丈夫じゃないよ!」
ほむら「鹿目さんが来てくれたから安心しちゃって、気が緩んだのかな」
まどか「いったい何があったの?」
ほむら「実は・・・」グー
ほむら「あっ・・・///」
まどか「もしかしてほむらちゃん、ご飯食べてないの?」
ほむら「うん、買い置きはあるんだけど食欲がなくて・・・」
まどか「私リンゴ買ってきたから剥いてあげるよ!リンゴなら食べられるよね?」
ほむら「ありがとう鹿目さん・・・」
----めがほむホーム・居間----
まどか「リンゴ剥けたよー」
ほむら「うん・・・」
まどか「ちょっと形は変だけど・・・でもほら、食べて食べて」
ほむら「」シャリシャリ
ほむら「」ホムホム
ほむら「うっ・・・ひっく・・・」ポロポロ
まどか「ほ、ほむらちゃん!?ごめんね、リンゴ酸っぱかったかな?」
ほむら「ううん、違うの。鹿目さんが居てくれるのが嬉しくて・・・」
まどか「私で良ければここにいるよ。だからほむらちゃん、何があったか話してくれるかな?」
ほむら「あのね・・・」
ほむら「ということがあって、QBが怖くて・・・」
まどか「そんな・・・」
ほむら「私がすぐに魔法少女にならなかったのが悪いんだ・・・だから今も鹿目さんにも迷惑が・・・」
まどか「違うよ!」
ほむら「」ビクッ
まどか「そんなことないよ!これはどう考えてもQBが悪いよ」
ほむら「でも・・・」
まどか「QB!どうせ侵入してその辺にいるんでしょ?出てきて!」
ほむら「出て・・・こないね・・・」
まどか「うーん、よし。マミさんの家に行ってみよう」
ほむら「え?でも・・・」
まどか「QBが居るかもしれないし、居なくてもマミさんが相談に乗ってくれるよ」
ほむら「うん・・・」
QB「」チラッ
やだこのQBこわい…
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/09(月) 23:48:27.36:5Rq3rCN50----マミホーム----
マミ「QBがそんなことを・・・」
ほむら「おうちに居ても物音とかが怖くなっちゃって・・・」
マミ「私も通販風の時は手伝ったけど、まさかこんなにエスカレートするなんて・・・」
まどか「ごめんね、ほむらちゃん。ほむらちゃんが魔法少女になるかもしれないって思ったら」
まどか「もっと仲良くなれると思って、そしたら舞い上がっちゃって・・・」
マミ「私も仲間が増えるかと思ったら嬉しくて・・・つい・・・」
マミ「ごめんなさい、暁美さん。私たちはあなたに申し訳ないことをしてしまったわ」
ほむら「そんな・・・私こそずっと悩んでて、それが巴さんたちに変に期待させてしまって・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
マミ「そんなことないわ、暁美s QB「やあ。みんな揃って何をしているんだい?」
ほむら「ひっ!きゅ、QB!」ガシッ
まどか(ほ、ほむらちゃんが抱きついてきた!これは今までの私の人生で一番の自慢だよ!)
マミ「・・・」スッ
まどか「マミさん・・・?」
マミ「ティロ・ハリセン!」バシーン
QB「キュブシ!!」
-------------
-------
----
QB「何をするんだいマミ」
マミ「あなたには反省するという考えはないの?」
QB「反省?何のことだい?僕には反省する事が思い浮かばないよ」
マミ「ティロっ!ティロっ!ティロっ!」バシーンバシーンバシーン
QB「いたっ、ちょ、マミ、やめ、いたっ!たんなる、いたっ、紙の、った、加工物ったい、でもっ、いたっ」
まどか「ほむらちゃん、大丈夫?」
ほむら「うん、ごめんね。もう落ち着いたから・・・」スッ
まどか(あぁ、ほむらちゃんが離れちゃった・・・)
マミ「ところでQB、あなた暁美さんに迷惑を掛けているそうじゃない」
QB「迷惑?何のことだい?僕には迷惑を掛けた事が思い浮かばないよ」
マミ「」スッ
QB「待って、マミ!そうだ、話を聞くよ!話し合いは相互の理解のために必要だね!」
まどか「ほむらちゃんをしつこく勧誘するのをやめてよ!」
QB「やめても何も、僕は少女を魔法少女にするのが役目なんだ」
QB「そうしないと世界は魔女に滅ぼされてしまう、その要求は聞くことができないよ」
まどか「だからって・・・、限度があるよ!ほむらちゃん、こんなに怖がってるじゃない!」
ほむら「あの、鹿目さん私なら大丈夫だから」
まどか「ほむらちゃん、私に任せて!」
まどか「QB!あんまりほむらちゃんに酷い事するなら、QBが相手でも許さないからね!」
QB「君と事を構えるつもりはないよ、まどか」
QB「ところでさっき暁美ほむらの家で呼ばれたけど、あえて無視したのは悪いと思っているよ」
まどか「マミさん、私にもそれ使わせてもらえませんか?」
マミ「ええ、たくさん作ったから遠慮なく使ってね」スッ
QB「ごめんよ!戸締りを厳重にされていたから、無理に侵入して出て行くのはどうかと思ったんだ!」
QB「だからそのハリセンはやめて!ほんと痛いから!エントロピー凌駕しそうだから!」
ほむら「あ、あの。もうやめてあげてください」
まどか「ほむらちゃん!?」
マミ「暁美さん・・・、いいの?QBは貴女に随分酷いことをしたのよ?」
まどか「そうだよ、ほむらちゃん。それに私たちのこともいろいろ馬鹿にしてるし、何より反省してないよ!」
ほむら「確かに酷いこと沢山されたけど、でもほんの少しだけ可哀想になって・・・」
まどか「ほむらちゃん・・・」
まどか(なんて優しいの、ほむらちゃん!あぁ、もう天使が地上に降り立ったかのようだよ!)
マミ「暁美さんがそう言うのなら・・・」
QB「そこまで言うのなら仕方ないね。全く君のわがままにも困ったものだよ」
マミ「ティロ・フィナーレ(気分だけ)」バシーン
QB「キュブシ!!」
マミ「さて、流石にQBもそろそろ反省すると思うし。紅茶とケーキでもどうかしら?」
まどか「わぁ、やったぁ!ほむらちゃん、マミさんの紅茶とケーキ凄くおいしいんだよ!」
ほむら「え、そうなの?楽しみだな・・・」
-------------
-------
----
まどか「おいしー!これマミさんが作ったんですか?」
マミ「えぇ、日持ちするから明日鹿目さんと暁美さんを呼ぼうと思って作っておいたの」
ほむら「お店で売ってるケーキよりおいしいです」
QB「僕としては先週食べたガトーショコラってケーキのほうが好みだね」
マミ「じゃあまた今度作ってあげるわね」
ほむら「あの、鹿目さん、巴さん。」
まどか「なに?ほむらちゃん」
マミ「ケーキのおかわりかしら?それとも紅茶?」
ほむら「その・・・、実は私やっぱりQBと契約しようかなと思って・・・」
QB「」ピクッ
まどか「えっ!?だってほむらちゃん、QBが怖いって・・・!」
マミ「それは自身の恐怖を置いても叶えたい願いができた、ということかしら?」
ほむら「はい」
QB「よし。さぁ、暁美ほむら。君の願いはなんだい?」キリッ
ほむら「私の願いは・・・」
まどか「願いは・・・?」
マミ「」ゴクッ
ほむら「QBからの勧誘をやめさせたい。勧誘されない私になりたい!」
まどか「え?」 マミ「え?」 QB「え?」
ほむら「やっぱり無理でしょうか・・・?」
QB「わけがわからないよ。マミ、内容をよく理解できない僕がおかしいのかい?」
マミ「QBがしつこく勧誘しすぎたから心労で・・・。暁美さんメンタルが少し弱そうだし」
まどか「ほむらちゃん、流石にそれはおかしいよ!」
ほむら「え?え・・・?」
>>113
ほむほむ他の願いで契約しても
二度と勧誘される事は無いよ(笑)
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:26:03.59:r2xB897y0ほむほむ他の願いで契約しても
二度と勧誘される事は無いよ(笑)
マミ「暁美さん、よく考えて?」
マミ「まず、QBは何のために勧誘をしているかはわかるわよね?」
ほむら「えっと、資質のある人に魔法少女になってもらうため・・・ですよね?」
マミ「そうよ。じゃあ魔法少女に対しては勧誘する意味があると思う?」
ほむら「あ、そっか。」
ほむら「巴さんや>>114さんの言うとおり、魔法少女になれば、そんな願いをしなくても勧誘されなくなるんですね」
マミ「その通りよ」
ほむら「ごめんなさい、巴さん。私、ちょっと焦ってたみたいです」
QB「今のは流石の僕も驚いたよ・・・」
まどか「QBがしつこすぎるのが悪いんだから、ほむらちゃんは気にしちゃダメだよ」
ほむら「うん・・・。でもどうしよう、他に願い事考えてなかったよ」
マミ「無理して考えることじゃないわ。何度も言うけれど、本当に叶えたい願いを叶えるのよ」
ほむら「でも、それだとQBが・・・」
まどか「QBは私とマミさんがなんとかするよ!だからほむらちゃんは無理しないで!」
QB「まるで僕が悪いことをしているみたいじゃないか」
マミ「貴方にとっては悪いことじゃないかもしれないけれど、暁美さんにとっては悪いことなのよ」
QB「なるほど、過度の勧誘は逆効果みたいだね」
まどか「QB、ほむらちゃんがちゃんと願い事を決めるまで勧誘するのをやめてよ」
QB「それは構わないけど、僕としては早いほうが助かるんだけどね」
マミ「ダメよQB。女の子を急かすと嫌われるわよ」
QB「そういうものなのかい?でも、どうせなら今契約したほうがいいと思うんだけどな」
ほむら「?」
まどか「どういうこと?」
QB「今契約すると、この特製QBストラップ(ソウルジェム用)が貰えるよ」
ほむら「そういうのはもういいよ!」
おわり
乙
面白かったぞ
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:42:30.56:xBkWehoIP面白かったぞ
乙
このQBは深夜のテレビショッピングみたいなのが素晴らしく思えたんだな
132:ついで、途中で思いついたけど入れなかったネタ:2012/04/10(火) 00:48:16.22:r2xB897y0このQBは深夜のテレビショッピングみたいなのが素晴らしく思えたんだな
QB「やっぱり駄目だったか。仕方ない、魅力的なオマケを考えることにしよう」
QB「魔女空間で僕と握手!というのはどうかな?」
まどか「それはバツゲームの範囲じゃないかな・・・」
マミ「魔法少女候補とはいえ、一般の人を巻き込むのは駄目よ」
ほむら「できるならもう二度とあんな場所には行きたくありません・・・」
QB「月間魔法少女の付録を豪華にするのはどうかな?」
ほむら「豪華に・・・って?」
QB「毎月付いてくる巴マミフィギュアパーツ」
QB「全て集めると等身大の巴マミが完成するよ!」
まどか「それ何年かかるの・・・」
マミ「というか本編中にも言いたかったのだけど、勝手に私を使うはやめてもらえないかしら?」
まどか「通販だと、同じ商品をもう1個!ってあるよね?」
ほむら「うん、そうだね」
QB「願い事を2個にしたら現役魔法少女からクレームが来るよ」
QB「ソウルジェムを2個にしても意味はないしね」
マミ「衣装を増やしてもらえるなら私は嬉しいのだけど・・・」
ベタに願い事の数を増やす事を願った魔法少女はいなかったのかな
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 01:01:47.28:xBkWehoIP
>>137
増やしても出来る事のレベルが減るんじゃないか
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 00:58:35.93:r2xB897y0増やしても出来る事のレベルが減るんじゃないか
ほむら「あまり奇抜なものじゃなくて・・・、QBのぬいぐるみとかどうかな?」
まどか「あっ、それ凄くいいかも!」
QB「僕のぬいぐるみかい?」
マミ「ちょっと大きくて、抱きしめられる感じなら女の子受けはよさそうね」
QB(予備の固体を使う手はあるけど・・・、これはまだマミたちに知られたくないな)
QB「検討しておくよ」
ほむら「そういえば、願い事を増やしてって願いは駄目なの?」
マミ「暁美さん、何気に凄いことを言うわね・・・」
まどか「すごいよほむらちゃん!そんなこと思いつくなんて天才だよ!」
ほむら「そ、そうかな・・・?」
QB「願い事を増やす、っていうのは魔法少女の願いとしては難しいんだ」
QB「僕たちと同等の力を持つことに近いしね」
QB「余程の因果を持ってないと駄目だね」
QB「等身大マミフィギュアを作ってみたよ」
マミ「何で勝手にそんなことをするの!?」
まどか「すごい、見分けが付かないぐらいそっくりだよ!」
QB「これをオマケにすれば契約もはかどるかな?」
ほむら「うわぁ・・・すごい・・・きゃっ」コケッ
ドン ゴロゴロゴロ
QB「あ、首はジョイントが弱いからすぐ取れちゃうよ。気をつけて」
何だその無駄な再現性wwwww
147:QB「ドールと呼ばれてる1/1の模型は首が弱いんだよ」:2012/04/10(火) 01:06:29.35:r2xB897y0ほむら「魔法少女入門の冊子をつけたらどうかな?」
QB「君が積極的に考えてくれて嬉しいよ」
マミ「確かに、魔法少女になっても独りぼっちってあるものね。心強そうだわ」
まどか「さすがほむらちゃん!」
QB「このアイデアはストックしておこう」
アポや新規が取れないと悩んでいるあなたへ・・・
取れないのはあなたの責任ではありません。
取れる方法を、知らないだけだったのです。
そんなあなたのために、 「テレアポ」や飛び込み訪問に使える
〔心理学的ノウハウ〕をご紹介しましょう。
お申し込みはこち
(省略されました続きを読むにはここをクリックしてください)
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 01:14:59.82:r2xB897y0取れないのはあなたの責任ではありません。
取れる方法を、知らないだけだったのです。
そんなあなたのために、 「テレアポ」や飛び込み訪問に使える
〔心理学的ノウハウ〕をご紹介しましょう。
お申し込みはこち
(省略されました続きを読むにはここをクリックしてください)
QB「さて、そろそろネタがなくなってきたよ」
ほむら「皆さん、読んでくださってありがとうございました」
マミ「支援してくれた人や、合いの手を入れてくれた人もありがとうね」
まどか「>>1は寝ます。おやすみなさい」
QB「誤爆は本当に申し訳なかったと思っているよ・・・」
QB「ここで謝っても仕方ないけれど、あっちに顔を出すのもまた邪魔になるからね」
QB「さて、僕はまた魔法少女候補を探すために他のスレを見てこようかな」
QB「>>153は参考にさせてもらうよ!」
本当に終わり
みんなありがとう
今度こそ乙
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/10(火) 01:21:50.42:MgoIzR1o0
乙、面白かった
また別のSSを読めるのを楽しみにしてるよ。
また別のSSを読めるのを楽しみにしてるよ。
コメント 11
コメント一覧 (11)
杏子
「あぁん!?なにしてんだ!!魔法少女の衣装が汚れたぜ?」
ほむら
「ひぃ・・・」
杏子
「落し前つけてもらうぜ?」
↑みたいな展開にならなくてよかった
まさしく通販紹介中に脳内で再生された音楽だったwwww
マミさんフィギャー欲しいぜ!申し込むがテレパシーってどうやんの?
つかQB見えなかったらどうしよう
…ところで他の4人の等身大フィギュアの入手方法は?アマz…
マジで欲しくなってしまったぞっ!!
QB「アケミサーン、イルンデショー?」
ドンドンドンドン
QB「オカネカエシテ、ジャナカッタ マホウショウジョニナッテヨー」
ドンドンドンドン
QB「オラァ!マホウショウジョニナレヤァ!!」
ドンドンドンドンドンドンドン
これがとっておき?つかお金返してよとかお前お金持ってるのかwwww
不良品すぎてワラタ