男「クソが！ またＩＤ腹筋スレかよ！」
男「うぜぇ?！ マジうざってぇ！」
男「“妹「お兄ちゃんダメだよぅ」”なんてスレ」
男「日本男子だったら、だれだって開くに決まってるだろうが！ クソが！」
男「もし、このスレタイを見て開かないヤツがいたとしたら──」
男「そいつは売国奴だ！」
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2：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:15:14.80 ：uyJOwJ370
男「この世にＩＤ腹筋スレほど残酷なものはねーぞ！」
男「なんたって三大欲求の一つである性欲をエサに、人を誘い込むんだからな」
男「いってみりゃあ、これはヒトの本能に対する冒涜だ」
男「餓死寸前のヤツを食い物で釣って、腹筋させるようなもんだ！」
男「疲れてるヤツが仮眠室に入ったら、腹筋台しかなかったようなもんだ！」
男「残酷で卑怯な上に、外道だ！」
男「犯行予告スレが可愛く見えらぁ！」
男「ＩＤ腹筋スレ立てるヤツとか懲役にしろってんだよ、クソが……」
男（くそぉ、ＩＤ腹筋スレを処罰する法律とかできねーかなぁ）
男（違法ダウンロードがどうとかやってる場合じゃないぜ、マジで）
男（詐欺罪とか適用できると思うんだけどなぁ）
3：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:22:09.33 ：uyJOwJ370
男「さて引っかかったことだし、ＩＤチェックしとくか」
男（どうせ腹筋なんてやらねーけどな）
男「え?っと……」ｶﾁｯ
男「うわっ……」
4：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:25:07.21 ：uyJOwJ370
男「ハハハハハッ！」
男「運動なんてろくにしてない俺が、２３９０３回も腹筋できるわけねーだろ！」
男「ま、どうせやらねーけどな」
男「さぁて、他のスレ、他のスレっと……」
「待てい」
5：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:27:17.65 ID:RshRMvaK0
男の後ろに、屈強そうな老人が立っていた。
男「うおっ！？」
男「だれだアンタ、どうやって入ってきた！？」
？「ワシは……神だ」
男「神様！？」
？「ＩＤ腹筋の神だ」
男「ＩＤ腹筋の神！？」
10：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:34:09.99 ：uyJOwJ370
男「ずいぶんとニッチな神だな、オイ」
ＩＤ腹筋の神「この世のあらゆるものに、神というものは存在するのだ」
男「……で、ＩＤ腹筋の神が俺になんの用だよ！」
ＩＤ腹筋の神「今キサマは愚かにもスレタイにホイホイ釣られ、ＩＤ腹筋の刑となった」
ＩＤ腹筋の神「その上、恥知らずにも課せられた腹筋をこなそうとしなかった」
ＩＤ腹筋の神「神として、キサマの所業、断じて許すわけにはいかぬ！」
男「ふっ……ふざけんな！ バカバカしい！」
男「ＩＤ腹筋をやってないヤツなんて、俺の他にもいっぱいいるはずだろうが！」
13：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:40:11.90 ：uyJOwJ370
ＩＤ腹筋の神「うむ」
ＩＤ腹筋の神「近頃の若者は軟弱化し、ＩＤ腹筋をこなさぬ輩が増えてきた」
ＩＤ腹筋の神「ゆえに神界から降り、罰を与えようと決めたのだ」
ＩＤ腹筋の神「記念すべき第一号が、キサマというわけだ」
男「意味が分かんねぇ！」
男「だいたいなんだよ、近頃の若者って」
男「まるでＩＤ腹筋が大昔からあったようないいかたしやがって」
男「神だからって爺さんみたいな格好だけど、ホントは俺より若いだろ、アンタ！」
14：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:42:30.66 ID:zEUTaoSvO
ＩＤ腹筋の神「フッ……」
ＩＤ腹筋の神「フハハハハハッ！」
ＩＤ腹筋の神「キサマはＩＤ腹筋の歴史を全く知らぬのか……」
ＩＤ腹筋の神「つくづく近頃の若者の軟弱化は嘆かわしい」
男「だからＩＤ腹筋の歴史ってなんだよ！」
ＩＤ腹筋の神「よかろう、説明してやろう」
17：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:50:10.27 ：uyJOwJ370
藍泥腹筋（あいでいふっきん）
古代中国、秦の時代に生まれたとされる鍛錬法。
賽を複数投げ、出た目に応じた回数の腹筋運動を行うというものである。
出た目によっては、三日三晩腹筋運動をさせられる者もあったという。
なお藍泥とは、賽の色が藍色だったこと、腹筋運動は泥の上で行われることから
名づけられたとされる。
ちなみに、今日ネット上の匿名掲示板において行われている遊戯「ＩＤ腹筋」の起源に
なっているということはもはや付け加えるまでもないであろう。
民明書房刊『世界のトレーニング』より
18：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:55:28.59 ：uyJOwJ370
男「ウソだろ……！？」
男「ＩＤ腹筋がそんなにも長い歴史を持っていただなんて……」
男「しかも起源が中国だったなんて……！」
ＩＤ腹筋の神「ちなみに日本には室町時代に伝わったとされ」
ＩＤ腹筋の神「現代でも一部の武術家はこの鍛錬を取り入れておる」
ＩＤ腹筋の神「この伝統的鍛錬を、インターネット発だと思っていたとは嘆かわしい！」
ＩＤ腹筋の神「恥を知れい！」
男「すいません……」
19：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:58:11.78 ：uyJOwJ370
男「…………」
男「……ん、待てよ？」
男「だったらアンタ、藍泥腹筋とやらの神なんじゃないの？」
ＩＤ腹筋の神「こっちのがスタイリッシュだから名前を変えた。文句あるか」ｷﾞﾛｯ
男「いえ、ないです。無粋なツッコミをしてすいませんでした」
21：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:04:03.30 ：uyJOwJ370
男「じゃあボクは、もっとＩＤ腹筋の勉強をしたいんで図書館に──」
ＩＤ腹筋の神「ならぬ」
ＩＤ腹筋の神「外出するのは、ＩＤ腹筋をこなしてからだ」
男（くそっ、うまく逃げられると思ったのに）
男「ふぅ……」
男「あのね、神様」
男「ろくに運動してないこの俺が、２万回も腹筋できると思う？ 常識的に考えて」
22：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:07:55.27 ：uyJOwJ370
ＩＤ腹筋の神「できるかできないかではない。やるのだ」ｺﾞｺﾞｺﾞ…
男「うぅっ……！」
ＩＤ腹筋の神「もしやらぬというのなら──ワシがキサマの腹筋を破壊する」
ＩＤ腹筋の神「むろん、笑わすという意味ではないぞ？」
男（やべぇ、この爺さんマジだ……！）
男（くっそぉ?……とりあえず、やるだけやってみるか）
男（限界までやれば、きっと勘弁してくれるだろう）
男「分かりました。やりますよ、やればいいんでしょ！？」
ＩＤ腹筋の神「うむ」
23：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:14:07.13 ：uyJOwJ370
男「じゃあ足を押さえててくれよ」
ＩＤ腹筋の神「うむ」
男「い?ち」ｸﾞｯ
男「に?い」ｸﾞｯ
男「さ──」
ＩＤ腹筋の神「さぁぁ?ん！」
男（なんでナベアツのモノマネしてんだ、この神……）
ＩＤ腹筋の神「…………」ﾄﾞﾔｯ
男（シカトしよう）
30：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:20:58.59 ：uyJOwJ370
しかし、限界は早くも訪れた。
男「さ、さんじゅぅ?」ｸﾞｲｯ
男「はぁっ、はぁっ、もう無理です。お腹が痛くて……」
ＩＤ腹筋の神「ふざけるな！」
ＩＤ腹筋の神「２３８７３回残っておるぞ！」
ＩＤ腹筋の神「やらねば、腹筋を破壊する！」
男「ひぃ?！」
32：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:23:31.48 ：uyJOwJ370
男「ひゃ、ひゃ?くぅ！」ｸﾞｯ
男「うげぇっ！」ﾊﾞﾀｯ
ＩＤ腹筋の神「なにをバテている！ あと２２８０３回残っておるぞ！」
男「いや、ホントムリですって！」
男「腹がハチ切れそうになってますもん！」
ＩＤ腹筋の神「泣き言をいうな！」
男「ひ、ひぃ?！」
35：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:26:51.92 ：uyJOwJ370
男「じゃあ……」
男「せめて水を飲ませて下さいよぉ」
男「久々に運動したから、ノド渇いちゃって……」
ＩＤ腹筋の神「ならぬ！」
ＩＤ腹筋の神「運動中に水を飲むなど、愚行中の愚行だ！」
男（いつの時代の部活顧問だよ……）
39：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:30:09.09 ：uyJOwJ370
どうにか気力と神の脅しによって腹筋１０００回を迎えた時、
時刻は真夜中になっていた。
男「眠いし、汗だくだし、お腹減ったし、腹が痛さを通り越して痛くなくなったし……」
男「少し休ませて下さいよぉ?」
ＩＤ腹筋の神「ならぬ！」
ＩＤ腹筋の神「もし眠ったら、即座にキサマの腹筋を破壊する！」
男「そんなぁ?！ あんまりだぁ?！」
40：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:32:07.94 ：uyJOwJ370
男の両足を押さえる神の手はビクともしなかった。
さすがは神というべきか、人間が力ずくでどうにかできる相手ではなさそうだ。
外出はおろか、食事も、睡眠すらも許されない。
男は汗と涙と、時折小便を流しながら、腹筋を続けた。
43： 忍法帖【Lv=15,xxxPT】 ：2012/04/19(木) 23:36:13.31 ID:s6YRPeEe0
神がやってきてから丸二日後、男の腹筋運動は１００００回を突破した。
だが、男の体力も本当の限界に近づいていた。
男（も、もう無理だ……絶対無理……！）
男（どんなに神に脅されたって無理だ……）
男（むしろ１万回こなした自分を褒めてやりたい……）
男（もう、楽になろう……）
46：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:43:31.23 ：uyJOwJ370
しかし──
男の脳裏に、顔も見たこともないＩＤ腹筋スレを立てし者が現れた。
男にとって、ヤツらは魔王であった。
魔王「フハハハハ……」
魔王「まんまとワシが作り上げたスレタイに引っかかった挙げ句」
魔王「ノルマであるＩＤ腹筋もこなせぬとは──」
魔王「しょせんキサマは負け犬よ……」
47：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:45:05.70 ：uyJOwJ370
負け犬よ……
負け犬よ……
負け犬よ……
負け犬よ……
負け犬よ……
負け犬よ……
男（お、俺は──）
48：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:48:28.54 ID:XlB1a9cVO
男「俺は負け犬なんかじゃねえっ！」ｶﾞﾊﾞｯ
ＩＤ腹筋の神「！？」
男「やってやる……俺はあんな本能を冒涜するような外道どもに、負けないっ！」
ＩＤ腹筋の神（なんかよく分からんが、こやつに闘志が灯ったようじゃな）
ＩＤ腹筋の神「よし、やれい！ あと１３９０３回じゃ！」
男「おうっ！」
51：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:54:03.07 ID:PEh5ltcI0
男「１５３４３……」ｸﾞｯ
ＩＤ腹筋の神「いいぞぉ！」
男「１５３４４……」ｸﾞｯ
ＩＤ腹筋の神「よしよし！」
男「１５３４５……」ｸﾞｯ
ＩＤ腹筋の神「もいっちょ！」
男はペースこそ落ちたものの、休まず腹筋を続けた。
神も彼を励まし続けた。
54：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:59:07.72 ：uyJOwJ370
そして腹筋開始から一週間後──
ついに男はやり遂げた。
２３９０３回もの腹筋をやり遂げたのである。
男「や……」
男「やったぁ……」ﾄﾞｻｯ
ＩＤ腹筋の神「……よくやったぞ！」
男「すげぇよ、あのブヨブヨだった腹が──八つに割れてやがる」
男「いわゆるカニ腹ってヤツだ」
男「すっげぇカチンコチン！ 銃弾だってハネ返せそうだぜ！」ﾊﾞｼｯ
男「いやぁ?人間なんだってやればできるもんなんだなぁ」
ＩＤ腹筋の神「…………」
すると──
57：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:05:59.05 ：1VNNdTDw0
パアァァァァ……！
男の腹が黄金に輝き始めた。
男「なんだこれ！？」
ＩＤ腹筋の神「やはりな……」
男「やはりってなんだよ！？」
ＩＤ腹筋の神「ワシの目に狂いはなかった……」
ＩＤ腹筋の神「やはりキサマも黄金腹筋の持ち主だったか……」
59：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:10:14.55 ：1VNNdTDw0
男「全然ワケ分からねぇよ、ちゃんと説明してくれよ！」
ＩＤ腹筋の神「これを見よ」ﾊﾞｯ
神は自分の腹を、男に見せた。
ボワァァァァ……！
男「俺と同じ……光ってる！ ──い、いや、少し色がちがうけど」
ＩＤ腹筋の神「うむ、ワシの腹筋の色は“銅”だ」
男「色んな輝き方があるってことか？」
ＩＤ腹筋の神「いいや、ワシの腹筋もかつては黄金に輝いていた」
ＩＤ腹筋の神「しかし年を取るごとに輝きが衰えていき──」
ＩＤ腹筋の神「いつしか銀色になり、ついに銅色となってしまったのだ」
61：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:15:14.59 ：1VNNdTDw0
ＩＤ腹筋の神「そして銅色でなくなるのも時間の問題だろう」
ＩＤ腹筋の神「これ以上色が落ちれば、ワシは神としての資格を失う」
ＩＤ腹筋の神「神としての資格がなくなれば、もはやワシは消え去るしかない」
ＩＤ腹筋の神「そうなれば、ＩＤ腹筋の神はいなくなってしまう」
ＩＤ腹筋の神「それだけは絶対に避けねばならん」
ＩＤ腹筋の神「だからワシは後継者となるべき人物を探しておったのだ」
ＩＤ腹筋の神「神となるに相応しい、黄金腹筋の持ち主をな……」
男「その後継者って、まさか──」
ＩＤ腹筋の神「そう、キサマなのだ」
62：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:16:53.04 ID:HBo4/KCm0
ＩＤ腹筋の神「キサマこそが、二代目ＩＤ腹筋の神なのだ！」
男「な、なんだってー！？」
男「俺が神……だと……！？」
ＩＤ腹筋の神「先ほどおぬしは“人間なんだってできるもんだ”といったが」
ＩＤ腹筋の神「おぬしは単なる人間ではなく、神の素質を持った人間だったのだ」
ＩＤ腹筋の神「運動不足の人間が、不眠不休で２万回も腹筋できるワケがあるまい？」
ＩＤ腹筋の神「常識的に考えて」
ＩＤ腹筋の神「普通そこまでやる前に、腹筋が壊れて病院行きだ」
男「そりゃそうだ……」
66：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:26:32.12 ：1VNNdTDw0
ＩＤ腹筋の神「さぁワシと一緒に神界へ──」
男「ま、待ってくれ」
男「正直な話、いきなり俺が神とかいわれても全くついていけねェよ」
男「一晩だけでいい、時間をくれないか」
ＩＤ腹筋の神「よかろう」
ＩＤ腹筋の神「ワシとて、ムリヤリキサマを神にするワケにはいかんからな」
ＩＤ腹筋の神「だが、これだけはいっておく」
ＩＤ腹筋の神「神がいなくなれば、ＩＤ腹筋は滅ぶということを……」
フッ
神は部屋から消えた。
68：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:29:09.44 ID:2j2m6JW90
男（神がいなくなれば、ＩＤ腹筋も消える……か）
男（別に消えたっていいじゃねえか、こんなもん）
男（誰も困らないだろ……）
その夜、男は一週間ぶりのインターネットに興じた。
やはり掲示板にはいくつものＩＤ腹筋スレが立っていた。
72：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:38:51.63 ：1VNNdTDw0
74：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:43:09.71 ID:+QvYJxWU0
男（俺はもっぱら騙される側だったから、いつも腹を立ててたけど）
男（いざこうやって神になったつもりで眺めてみると）
男（みんな、騙し騙され楽しくやってるんだなぁ）
男（ＩＤ腹筋……か）
男（やっぱ消すワケにはいかねーよな）
男（──心は決まった！）
76：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:48:09.52 ：1VNNdTDw0
翌朝、再び神がやって来た。
ＩＤ腹筋の神「答えは……出たか？」
男「ああ」
男「俺はＩＤ腹筋の神になる！」
ＩＤ腹筋の神「そうか……」
ＩＤ腹筋の神「ではワシもちょうど寿命のようだ」
ＩＤ腹筋の神「キサマに神の力を託そう」
パァァァァ……
77：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:55:18.83 ：1VNNdTDw0
ＩＤ腹筋の神「今この瞬間から、キサマはＩＤ腹筋の神となった」
ＩＤ腹筋の神「人間界では最初からいなかったことになる」
ＩＤ腹筋の神「さぁ、神界へ行くがよい」
ＩＤ腹筋の神「今のキサマなら、説明せずとも行き方が分かるハズだ」
男「ああ、分かるよ。まるで昔から神だったような気分だ」
ＩＤ腹筋の神「な、ならばよい……」ｼｭｩｩ…
男「爺さん！？」
ＩＤ腹筋の神「では……ＩＤ腹筋を……頼ん……だ……ぞ……」ｼｭｩｩ…
男（……任せてくれ、先代！）
先代の神は消滅した。
彼の意志を受け継いだ男の腹筋は、昨日よりも力強く黄金に光り輝いていた。
79：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 01:00:12.56 ：1VNNdTDw0
こうして一人の男が神になったことにより、ＩＤ腹筋は滅亡を免れた。
今日も我々がＩＤ腹筋という娯楽を享受できるのは、新しい神のおかげなのである。
さぁ、これからもＩＤ腹筋スレをたくさん立てて、
大いに騙し騙され、笑い泣き怒り、そして楽しもうではないか！
もちろん、引っかかったからにはＩＤ腹筋はきちんとこなすこと。
しかし、あまり無理をすると腹筋が輝くどころか壊れるので、
その辺りのさじ加減はちゃんと自分で考えるように！
＜完＞
80：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 01:00:34.07 ：1VNNdTDw0
男「この世にＩＤ腹筋スレほど残酷なものはねーぞ！」
男「なんたって三大欲求の一つである性欲をエサに、人を誘い込むんだからな」
男「いってみりゃあ、これはヒトの本能に対する冒涜だ」
男「餓死寸前のヤツを食い物で釣って、腹筋させるようなもんだ！」
男「疲れてるヤツが仮眠室に入ったら、腹筋台しかなかったようなもんだ！」
男「残酷で卑怯な上に、外道だ！」
男「犯行予告スレが可愛く見えらぁ！」
男「ＩＤ腹筋スレ立てるヤツとか懲役にしろってんだよ、クソが……」
男（くそぉ、ＩＤ腹筋スレを処罰する法律とかできねーかなぁ）
男（違法ダウンロードがどうとかやってる場合じゃないぜ、マジで）
男（詐欺罪とか適用できると思うんだけどなぁ）
男「さて引っかかったことだし、ＩＤチェックしとくか」
男（どうせ腹筋なんてやらねーけどな）
男「え?っと……」ｶﾁｯ
724 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2012/04/11(水) 21:02:05.52 ID:i23903TZ0
>>1
死ね
男「うわっ……」
男「ハハハハハッ！」
男「運動なんてろくにしてない俺が、２３９０３回も腹筋できるわけねーだろ！」
男「ま、どうせやらねーけどな」
男「さぁて、他のスレ、他のスレっと……」
「待てい」
良スレの予感
6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:28:11.36 ：uyJOwJ370男の後ろに、屈強そうな老人が立っていた。
男「うおっ！？」
男「だれだアンタ、どうやって入ってきた！？」
？「ワシは……神だ」
男「神様！？」
？「ＩＤ腹筋の神だ」
男「ＩＤ腹筋の神！？」
男「ずいぶんとニッチな神だな、オイ」
ＩＤ腹筋の神「この世のあらゆるものに、神というものは存在するのだ」
男「……で、ＩＤ腹筋の神が俺になんの用だよ！」
ＩＤ腹筋の神「今キサマは愚かにもスレタイにホイホイ釣られ、ＩＤ腹筋の刑となった」
ＩＤ腹筋の神「その上、恥知らずにも課せられた腹筋をこなそうとしなかった」
ＩＤ腹筋の神「神として、キサマの所業、断じて許すわけにはいかぬ！」
男「ふっ……ふざけんな！ バカバカしい！」
男「ＩＤ腹筋をやってないヤツなんて、俺の他にもいっぱいいるはずだろうが！」
ＩＤ腹筋の神「うむ」
ＩＤ腹筋の神「近頃の若者は軟弱化し、ＩＤ腹筋をこなさぬ輩が増えてきた」
ＩＤ腹筋の神「ゆえに神界から降り、罰を与えようと決めたのだ」
ＩＤ腹筋の神「記念すべき第一号が、キサマというわけだ」
男「意味が分かんねぇ！」
男「だいたいなんだよ、近頃の若者って」
男「まるでＩＤ腹筋が大昔からあったようないいかたしやがって」
男「神だからって爺さんみたいな格好だけど、ホントは俺より若いだろ、アンタ！」
なんだこれｗｗｗ
16：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 22:44:45.89 ：uyJOwJ370ＩＤ腹筋の神「フッ……」
ＩＤ腹筋の神「フハハハハハッ！」
ＩＤ腹筋の神「キサマはＩＤ腹筋の歴史を全く知らぬのか……」
ＩＤ腹筋の神「つくづく近頃の若者の軟弱化は嘆かわしい」
男「だからＩＤ腹筋の歴史ってなんだよ！」
ＩＤ腹筋の神「よかろう、説明してやろう」
藍泥腹筋（あいでいふっきん）
古代中国、秦の時代に生まれたとされる鍛錬法。
賽を複数投げ、出た目に応じた回数の腹筋運動を行うというものである。
出た目によっては、三日三晩腹筋運動をさせられる者もあったという。
なお藍泥とは、賽の色が藍色だったこと、腹筋運動は泥の上で行われることから
名づけられたとされる。
ちなみに、今日ネット上の匿名掲示板において行われている遊戯「ＩＤ腹筋」の起源に
なっているということはもはや付け加えるまでもないであろう。
民明書房刊『世界のトレーニング』より
男「ウソだろ……！？」
男「ＩＤ腹筋がそんなにも長い歴史を持っていただなんて……」
男「しかも起源が中国だったなんて……！」
ＩＤ腹筋の神「ちなみに日本には室町時代に伝わったとされ」
ＩＤ腹筋の神「現代でも一部の武術家はこの鍛錬を取り入れておる」
ＩＤ腹筋の神「この伝統的鍛錬を、インターネット発だと思っていたとは嘆かわしい！」
ＩＤ腹筋の神「恥を知れい！」
男「すいません……」
男「…………」
男「……ん、待てよ？」
男「だったらアンタ、藍泥腹筋とやらの神なんじゃないの？」
ＩＤ腹筋の神「こっちのがスタイリッシュだから名前を変えた。文句あるか」ｷﾞﾛｯ
男「いえ、ないです。無粋なツッコミをしてすいませんでした」
男「じゃあボクは、もっとＩＤ腹筋の勉強をしたいんで図書館に──」
ＩＤ腹筋の神「ならぬ」
ＩＤ腹筋の神「外出するのは、ＩＤ腹筋をこなしてからだ」
男（くそっ、うまく逃げられると思ったのに）
男「ふぅ……」
男「あのね、神様」
男「ろくに運動してないこの俺が、２万回も腹筋できると思う？ 常識的に考えて」
ＩＤ腹筋の神「できるかできないかではない。やるのだ」ｺﾞｺﾞｺﾞ…
男「うぅっ……！」
ＩＤ腹筋の神「もしやらぬというのなら──ワシがキサマの腹筋を破壊する」
ＩＤ腹筋の神「むろん、笑わすという意味ではないぞ？」
男（やべぇ、この爺さんマジだ……！）
男（くっそぉ?……とりあえず、やるだけやってみるか）
男（限界までやれば、きっと勘弁してくれるだろう）
男「分かりました。やりますよ、やればいいんでしょ！？」
ＩＤ腹筋の神「うむ」
男「じゃあ足を押さえててくれよ」
ＩＤ腹筋の神「うむ」
男「い?ち」ｸﾞｯ
男「に?い」ｸﾞｯ
男「さ──」
ＩＤ腹筋の神「さぁぁ?ん！」
男（なんでナベアツのモノマネしてんだ、この神……）
ＩＤ腹筋の神「…………」ﾄﾞﾔｯ
男（シカトしよう）
しかし、限界は早くも訪れた。
男「さ、さんじゅぅ?」ｸﾞｲｯ
男「はぁっ、はぁっ、もう無理です。お腹が痛くて……」
ＩＤ腹筋の神「ふざけるな！」
ＩＤ腹筋の神「２３８７３回残っておるぞ！」
ＩＤ腹筋の神「やらねば、腹筋を破壊する！」
男「ひぃ?！」
男「ひゃ、ひゃ?くぅ！」ｸﾞｯ
男「うげぇっ！」ﾊﾞﾀｯ
ＩＤ腹筋の神「なにをバテている！ あと２２８０３回残っておるぞ！」
男「いや、ホントムリですって！」
男「腹がハチ切れそうになってますもん！」
ＩＤ腹筋の神「泣き言をいうな！」
男「ひ、ひぃ?！」
男「じゃあ……」
男「せめて水を飲ませて下さいよぉ」
男「久々に運動したから、ノド渇いちゃって……」
ＩＤ腹筋の神「ならぬ！」
ＩＤ腹筋の神「運動中に水を飲むなど、愚行中の愚行だ！」
男（いつの時代の部活顧問だよ……）
どうにか気力と神の脅しによって腹筋１０００回を迎えた時、
時刻は真夜中になっていた。
男「眠いし、汗だくだし、お腹減ったし、腹が痛さを通り越して痛くなくなったし……」
男「少し休ませて下さいよぉ?」
ＩＤ腹筋の神「ならぬ！」
ＩＤ腹筋の神「もし眠ったら、即座にキサマの腹筋を破壊する！」
男「そんなぁ?！ あんまりだぁ?！」
男の両足を押さえる神の手はビクともしなかった。
さすがは神というべきか、人間が力ずくでどうにかできる相手ではなさそうだ。
外出はおろか、食事も、睡眠すらも許されない。
男は汗と涙と、時折小便を流しながら、腹筋を続けた。
鬼畜すぐるｗｗ
44：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:37:13.33 ：uyJOwJ370神がやってきてから丸二日後、男の腹筋運動は１００００回を突破した。
だが、男の体力も本当の限界に近づいていた。
男（も、もう無理だ……絶対無理……！）
男（どんなに神に脅されたって無理だ……）
男（むしろ１万回こなした自分を褒めてやりたい……）
男（もう、楽になろう……）
しかし──
男の脳裏に、顔も見たこともないＩＤ腹筋スレを立てし者が現れた。
男にとって、ヤツらは魔王であった。
魔王「フハハハハ……」
魔王「まんまとワシが作り上げたスレタイに引っかかった挙げ句」
魔王「ノルマであるＩＤ腹筋もこなせぬとは──」
魔王「しょせんキサマは負け犬よ……」
負け犬よ……
負け犬よ……
負け犬よ……
負け犬よ……
負け犬よ……
負け犬よ……
男（お、俺は──）
?
49：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:49:02.64 ：uyJOwJ370男「俺は負け犬なんかじゃねえっ！」ｶﾞﾊﾞｯ
ＩＤ腹筋の神「！？」
男「やってやる……俺はあんな本能を冒涜するような外道どもに、負けないっ！」
ＩＤ腹筋の神（なんかよく分からんが、こやつに闘志が灯ったようじゃな）
ＩＤ腹筋の神「よし、やれい！ あと１３９０３回じゃ！」
男「おうっ！」
ｗｋｔｋ
52：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/19(木) 23:54:15.46 ：uyJOwJ370男「１５３４３……」ｸﾞｯ
ＩＤ腹筋の神「いいぞぉ！」
男「１５３４４……」ｸﾞｯ
ＩＤ腹筋の神「よしよし！」
男「１５３４５……」ｸﾞｯ
ＩＤ腹筋の神「もいっちょ！」
男はペースこそ落ちたものの、休まず腹筋を続けた。
神も彼を励まし続けた。
そして腹筋開始から一週間後──
ついに男はやり遂げた。
２３９０３回もの腹筋をやり遂げたのである。
男「や……」
男「やったぁ……」ﾄﾞｻｯ
ＩＤ腹筋の神「……よくやったぞ！」
男「すげぇよ、あのブヨブヨだった腹が──八つに割れてやがる」
男「いわゆるカニ腹ってヤツだ」
男「すっげぇカチンコチン！ 銃弾だってハネ返せそうだぜ！」ﾊﾞｼｯ
男「いやぁ?人間なんだってやればできるもんなんだなぁ」
ＩＤ腹筋の神「…………」
すると──
パアァァァァ……！
男の腹が黄金に輝き始めた。
男「なんだこれ！？」
ＩＤ腹筋の神「やはりな……」
男「やはりってなんだよ！？」
ＩＤ腹筋の神「ワシの目に狂いはなかった……」
ＩＤ腹筋の神「やはりキサマも黄金腹筋の持ち主だったか……」
男「全然ワケ分からねぇよ、ちゃんと説明してくれよ！」
ＩＤ腹筋の神「これを見よ」ﾊﾞｯ
神は自分の腹を、男に見せた。
ボワァァァァ……！
男「俺と同じ……光ってる！ ──い、いや、少し色がちがうけど」
ＩＤ腹筋の神「うむ、ワシの腹筋の色は“銅”だ」
男「色んな輝き方があるってことか？」
ＩＤ腹筋の神「いいや、ワシの腹筋もかつては黄金に輝いていた」
ＩＤ腹筋の神「しかし年を取るごとに輝きが衰えていき──」
ＩＤ腹筋の神「いつしか銀色になり、ついに銅色となってしまったのだ」
ＩＤ腹筋の神「そして銅色でなくなるのも時間の問題だろう」
ＩＤ腹筋の神「これ以上色が落ちれば、ワシは神としての資格を失う」
ＩＤ腹筋の神「神としての資格がなくなれば、もはやワシは消え去るしかない」
ＩＤ腹筋の神「そうなれば、ＩＤ腹筋の神はいなくなってしまう」
ＩＤ腹筋の神「それだけは絶対に避けねばならん」
ＩＤ腹筋の神「だからワシは後継者となるべき人物を探しておったのだ」
ＩＤ腹筋の神「神となるに相応しい、黄金腹筋の持ち主をな……」
男「その後継者って、まさか──」
ＩＤ腹筋の神「そう、キサマなのだ」
嬉しくないにも程がある
63：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:17:36.14 ID:2j2m6JW90
だが一応神だぞ
64：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:22:46.41 ：1VNNdTDw0ＩＤ腹筋の神「キサマこそが、二代目ＩＤ腹筋の神なのだ！」
男「な、なんだってー！？」
男「俺が神……だと……！？」
ＩＤ腹筋の神「先ほどおぬしは“人間なんだってできるもんだ”といったが」
ＩＤ腹筋の神「おぬしは単なる人間ではなく、神の素質を持った人間だったのだ」
ＩＤ腹筋の神「運動不足の人間が、不眠不休で２万回も腹筋できるワケがあるまい？」
ＩＤ腹筋の神「常識的に考えて」
ＩＤ腹筋の神「普通そこまでやる前に、腹筋が壊れて病院行きだ」
男「そりゃそうだ……」
ＩＤ腹筋の神「さぁワシと一緒に神界へ──」
男「ま、待ってくれ」
男「正直な話、いきなり俺が神とかいわれても全くついていけねェよ」
男「一晩だけでいい、時間をくれないか」
ＩＤ腹筋の神「よかろう」
ＩＤ腹筋の神「ワシとて、ムリヤリキサマを神にするワケにはいかんからな」
ＩＤ腹筋の神「だが、これだけはいっておく」
ＩＤ腹筋の神「神がいなくなれば、ＩＤ腹筋は滅ぶということを……」
フッ
神は部屋から消えた。
滅んでも構わないけどなｗｗ
70：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:30:32.36 ：1VNNdTDw0男（神がいなくなれば、ＩＤ腹筋も消える……か）
男（別に消えたっていいじゃねえか、こんなもん）
男（誰も困らないだろ……）
その夜、男は一週間ぶりのインターネットに興じた。
やはり掲示板にはいくつものＩＤ腹筋スレが立っていた。
俺のエロ画像フォルダ開放する
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/04/18(水) 21:00:15.58 ID:Fish+Ing0
ＩＤ腹筋な
ルフィ「俺をちぎってコンドーム作って大儲け」
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/04/18(水) 21:10:36.44 ID:sArLuFFy0
ＩＤ腹筋スレ王に、俺はなる！
どん！
灰原のお漏らしパンツうｐした【画像あり】
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/04/18(水) 21:20:55.13 ID:De+ConAN0
ＩＤ腹筋スレだぜｗｗｗｗｗｗ
バーローｗｗｗｗｗｗ
花 沢 不 動 産 の 一 人 娘 の 全 裸
1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/04/18(水) 21:30:14.26 ID:FuGu+MaS0
えぇーっ！？ ＩＤ腹筋スレなのかい！？
酷いスレばかりだｗ
75：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 00:44:06.75 ：1VNNdTDw0男（俺はもっぱら騙される側だったから、いつも腹を立ててたけど）
男（いざこうやって神になったつもりで眺めてみると）
男（みんな、騙し騙され楽しくやってるんだなぁ）
男（ＩＤ腹筋……か）
男（やっぱ消すワケにはいかねーよな）
男（──心は決まった！）
翌朝、再び神がやって来た。
ＩＤ腹筋の神「答えは……出たか？」
男「ああ」
男「俺はＩＤ腹筋の神になる！」
ＩＤ腹筋の神「そうか……」
ＩＤ腹筋の神「ではワシもちょうど寿命のようだ」
ＩＤ腹筋の神「キサマに神の力を託そう」
パァァァァ……
ＩＤ腹筋の神「今この瞬間から、キサマはＩＤ腹筋の神となった」
ＩＤ腹筋の神「人間界では最初からいなかったことになる」
ＩＤ腹筋の神「さぁ、神界へ行くがよい」
ＩＤ腹筋の神「今のキサマなら、説明せずとも行き方が分かるハズだ」
男「ああ、分かるよ。まるで昔から神だったような気分だ」
ＩＤ腹筋の神「な、ならばよい……」ｼｭｩｩ…
男「爺さん！？」
ＩＤ腹筋の神「では……ＩＤ腹筋を……頼ん……だ……ぞ……」ｼｭｩｩ…
男（……任せてくれ、先代！）
先代の神は消滅した。
彼の意志を受け継いだ男の腹筋は、昨日よりも力強く黄金に光り輝いていた。
こうして一人の男が神になったことにより、ＩＤ腹筋は滅亡を免れた。
今日も我々がＩＤ腹筋という娯楽を享受できるのは、新しい神のおかげなのである。
さぁ、これからもＩＤ腹筋スレをたくさん立てて、
大いに騙し騙され、笑い泣き怒り、そして楽しもうではないか！
もちろん、引っかかったからにはＩＤ腹筋はきちんとこなすこと。
しかし、あまり無理をすると腹筋が輝くどころか壊れるので、
その辺りのさじ加減はちゃんと自分で考えるように！
＜完＞
※だいぶ前置きが長くなりましたが、このスレはＩＤ腹筋スレです。
81：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 01:01:08.23 ID:L+n8dCGw0
！？
83：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 01:01:31.66 ID:1xZpVrUA0
HAHAHA、何言って……なんだと！？
87：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 01:06:42.83 ID:+QvYJxWU0
くそが！釣られたぜ
89：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 01:07:29.41 ID:BSQzuG1vO
鍛えるかァ???
乙
97：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 01:30:08.97 ID:WRn84o7J0乙
だろうな
98：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 01:33:40.34 ID:uS8c6kKK0
はははは
111：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 02:25:50.48 ID:qwTDtw5h0
あああ、釣られた
122：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 05:21:46.33 ID:zQakqqCu0
仕方ないこのSSに免じて初めて腹筋してみますか
159：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 09:52:58.30 ID:f/LXbMsb0
イイハナシダナー
163：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 10:05:19.87 ID:4EoipH9a0
壮大な腹筋スレ
168：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/04/20(金) 10:29:00.06 ID:Hppi8s7SO
なんだこの良腹筋スレは？
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