小鳥「ひゅーっ!ぱふぱふー!!」
みんな「「「いぇーいっ!!!」」」
P「……………」
小鳥「……あれ?どうしたんですプロデューサーさん。なんかノリ悪くないですか?」
P「いや……まぁ、みんなで遊ぼうってことで、王様ゲームをやるのはいいんですよ別に。ただ、『俺限定』ってなんなんですか?…正直、悪い予感しかしないんですが」
小鳥「悪い予感、ですか……」
P「…………」ゴクリ
小鳥「……全くもぅ、勘が良いですね、プロデューサーさんっ♪」
P「……(お、終わった……)」
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:06:07.90 :N7sO9roei
小鳥「おほん。プロデューサーさん限定というのは、読んで字のごとく。それではルール説明を、僭越ながらこの音無小鳥めが」
真「いぇーいっ!いいぞー小鳥さーん!」
春香「頑張ってくださーい!」
小鳥「さて。……とは言っても、基本は普通の王様ゲームと変わりません。まず、765プロのみんなからランダムに王様を選びます」
P「……まぁ、ここまでは確かに普通ですね」
小鳥「そして、選ばれた王様は、他の人に対して……時には自分を対象とした、何かしらの指令を与えるわけですが…」
P「……あー。嫌々ながら読めてきました……」
小鳥「今回はその『他の人』が…………プロデューサーさんオンリーとなっております!!」
みんな「「「Fuーーーーー!!!!」」」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:07:19.60 :N7sO9roei
P「つまり、王様が決まった時点で他のアイドル達は……まぁ言うなれば蚊帳の外になるわけですか」
小鳥「その通りっ!このゲームは、『王様』とプロデューサーさんの、一対一形式で行われます!」
P「……これは辛い…………」
小鳥「……ルール説明は以上です。質問があればその都度お受けいたします。なお、このゲームには私と律子さんも参加しますので、あしからず」
P「oh…………」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:09:05.24 :N7sO9roei
~~~数分後~~~
小鳥「……さて、みんな、クジは行き渡ったかしら?」
亜美「クジっていっても割り箸に色塗っただけだけどねー」
真美「安っぽいよねー」
伊織「更に言えば、会場も普通に事務所だけどね……」
律子「……まぁまぁいいじゃないの。これも経費削減よ」
小鳥「……ともかくっ!さぁ、運命の第一回戦、最初の王様はーっ!?」
やよい「えっと…せーのっ!」
みんな「「「王様だーれだっ!!」」」
最初の王様>>12
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:10:02.70 :wnHYtTOV0
小鳥「……はいはいはーい!私でしたーっ!」
みんな「「「……………」」」
小鳥「……え、なになに?」
貴音「……小鳥嬢、気持ちはわかります。ですが、いかさまは、この勝負において許してはならぬことなのです」
美希「小鳥ズルいの……ミキが最初の王様になりたかったのにぃ…」
小鳥「いや、いやいやいや!?私ズルなんてしてませんよ!?」
響「ホントかー…?」ジトー
小鳥「ほ・ん・と・ですっ!」
伊織「……まぁいいじゃない。さ、なら早く、プロデューサーへの命令を言って頂戴」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:16:58.42 :N7sO9roei
小鳥「うーん……どうしようかなぁうへへへぇ。迷っちゃうなぁ~♪」
美希「小鳥テンション上がりすぎなのー。はりはりー」
千早「美希のやる気が目に見えて減ってるわね…」
あずさ「あらあら~」
小鳥「…そうですねぇ。とは言え最初ですし、ここは軽めにいきましょうか!」
P「…………決まりましたか?」
小鳥「はいっ!……『プロデューサーさんは、王様と10秒間見つめ合うっ!!』」
律子「……ほほぅ。そこらへんから攻めてくるわけですねぇー」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:22:43.80 :N7sO9roei
P「……ッ!な、成る程。まぁ、それぐらいなら……」
小鳥「ふっふーん。『ただし、その距離は十センチ以内とするっ!!』」
伊織「…ぬぁんですってええぇーーー!!?」
やよい「うわぁっ!?……び、びっくりしたー……」ドキドキ
伊織「だめ!ダメよそんなの!!」
小鳥「へぇ?あらあら、何を言ってるのかしら伊織ちゃん?……知ってる?…王様の命令は、絶対な、の、よ?」ニヤア…!
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:27:47.55 :N7sO9roei
伊織「ぐっ……!」
雪歩「こ、怖いよ真ちゃん……」ガクガクブルブル
真「小鳥さん……完全に悪女だ…!」
やよい「なんだか小鳥さん、961プロの社長さんと顔がそっくりかなーって」
小鳥「う、うるさいうるさいっ!王様に逆らう気っ!?」
響「もはや違うゲームみたいだぞ……」
貴音「これは……なんと面妖な…………」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:31:53.84 :N7sO9roei
小鳥「とーもーかーくっ!……
さぁ、やりますよプロデューサーさんっ!!」
P「そんなに身構えなくても……わかりました。よろしくお願いします」キリッ
小鳥「……はうっ」ジュンッ
美希「真剣な顔のハニー、カッコいいの……」
小鳥「よ、よよよよろしくお願いしますっっっ」
伊織「一気にキョドり出したわね……」
律子「それじゃ……カウント、スタートッ!」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:36:46.07 :N7sO9roei
チッチッチッチッチッ……
小鳥「………/// (ダメ…!目を逸らしてはダメよ小鳥……!もったいない!!)」
春香「って、ちっか!めっちゃ近いですよあれ!」
美希「しーっ。春香、静かになの」
小鳥「………うぅー…」ドキドキ
P「(小鳥さん、肌綺麗だなぁ……)」
亜美「……んんっ?…ねぇねぇ真美、あの二人……」
真美「んっふっふー。なんだか段々顔が近づいているようなー?」ニヤニヤ
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:46:25.94 :N7sO9roei
小鳥「(…………っっっ!!)」ドキドキ
千早「もう正味五センチくらいね……」
美希「ぐぬぬ……」
律子「…………しゅーりょーっ!!」
小鳥「……ぷはっ!」バッ!
P「ふぅ……」
伊織「いやぁ今のは際どかったわ実際」
小鳥「はぁ、はぁ……ふふふ、悔しかったら伊織ちゃんも王様になって見なさい?」
響「なんでピヨ子はちょっと疲れてるんだ」
伊織「……べ、別に私がなりたいわけじゃ…っ!」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:48:53.61 :N7sO9roei
P「(口には出さないが……危なかったな……。後五秒あればあわや、だった。……よく耐えた!俺!)」ドキドキ
律子「……さて!じゃあ次行きましょうか!」
美希「っしゃー!なの!!」
千早「せ、せーーのっ!」
みんな「「「王様だーれだっ!?」」」
次の王様>>33
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:50:09.79 :oJakIcT40
千早「私、ですね……」
春香「ここで千早ちゃんかー」
美希「むぅーっ!またミキじゃなかったのー!なーんーでーっ!!」ジタバタ
P「あーなんかこんなAAあったなー」
小鳥「うふふ。彼女の性格で、どんな命令を出すのか楽しみね……」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:57:50.56 :N7sO9roei
千早「……それでは、『プロデューサーは、私と一緒に歌を歌う』で、どうかしら」
真「さすが千早。凄く健全だ……」
伊織「ほんと。……誰かさんとは大違いねー」ジトー
小鳥「ピヨッ!?わ、私だって、男の人とあんな息が掛かるくらい接近したの、始めてだったんだからっ!」
響「なんかいらん事暴露し始めたぞ……」
貴音「そこは響。優しくするーして差し上げましょう」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:04:04.14 :N7sO9roei
千早「た、ただしっ!『王様と手を繋ぎながら』っ!」
美希・春香「「「な、なんだってーーっっ!!??」」」ガタガタッ
あずさ「あらあら千早ちゃん、顔が真っ赤ねー」ニコニコ
真美「ほほー。あの千早お姉ちゃんが……勇気を出しましたなー」ニヤニヤ
亜美「なんだか見てるこっちも微笑ましい気分になりますなー」ニヤニヤ
P「……りょ、了解。でも、俺別に歌上手くないぞ……?」
千早「……いいんです。そんなこと」ニコッ
P「っ!そ、そうか……(千早はたまにめちゃくちゃ可愛いから困るな……)」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:14:38.92 :N7sO9roei
千早「……じゃあ、行きますよ、プロデューサー」ギュッ
P「お、おうっ……」ドキドキ
春香「(いいなぁ………)」
やよい「みゅーじっく、すたーと!」ポチッ
千早「……もう、大丈夫心配ないとー」ギュッ
P「泣ーきそうなー、私のそーばでーぇー」ニコッ
やよい「…二人とも目と目で通じ合ってますー……」
あずさ「素敵ねぇ……」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:16:41.41 :MZVNknhe0
~~~~~~~~~~~~
千早「とーきーにはー急ぎすぎて、見失うー」
P「事もー」ギュッ
千早「こともー」ニコニコ
千早「あるよー」ギュッ
P「あるよー」ニコッ
P・千早「「仕方なーいっ」」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:28:43.51 :N7sO9roei
P「『ずっと見守っているから』、ってー笑顔で」
千早「いつもー」 P「いつもー」
P「のよにー」 千早「のよにー」
P・千早「「だーきしーめーたっ」」
美希「(二人とも、すっごくキラキラしてるの……)」
P「あなたの笑顔にー」
千早「何度助けられただろうー」
P「ありがとうー」 千早「ありがとうー」
千早「ありがとうー」 P「ありがとうー」
千早・P「ベーストフレーンドッ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:33:21.50 :N7sO9roei
みんな「「「わーわーわー!!」」」パチパチパチ
千早「……くすっ。プロデューサー、歌、下手ですね」クスクス
P「なっ…、だ、だから言ったじゃないか……」カアアァァ
千早「でも」
P「……?」
千早「とっても楽しかったですっ。ありがとうございます、プロデューサー」
P「……っ!ちっ、千早は王様なんだから、感謝は……必要ないよ」
千早「……そうでしたね。ごめんなさい、つい」ニコッ
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:38:43.59 :N7sO9roei
律子「……さて、もう少しさっきの素晴らしい歌の余韻に浸っていたいところだけど!」
小鳥「ゲームは周り続けるわよーっ!」
律子「それでは、次の王様はーっ!?」
貴音「承りました。……せぇーの!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>67
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:39:46.04 :/sTFfWV+i
貴音「わたくし…ですね」
美希「orz」
亜美「お姫ちんかぁー。さて、どうなるー?」
真美「そんなに派手な事は言わない、と思われますなー」
貴音「それでは……『わたくしと、月見酒でもどうでしょう』。あなた様」
響「なるほど、貴音らしいなぁ」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:14:10.62 :N7sO9roei
律子「ベランダ開けときますねー」スタスタ
貴音「とはいえ、わたくしはじゅーすですが。丁度冷蔵庫に団子もあります、風情があって良いでしょう」
春香「……ほっ」
小鳥「おぉっと。安心するのは早いわよ?春香ちゃん」
春香「……?」
美希「千早さんですら、あんなにいい雰囲気になれたんだから……ましてやあの貴音が相手。何が起こるかわからないの」
貴音「……と、言い忘れてました。折角のこの権利。『二人きりでの月見を、所望します』」
美希「やっぱり来たの……!」
伊織「もうこの後出し命令みたいなのは定番になりつつあるわね」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:21:36.28 :N7sO9roei
P「……わかった。それじゃ、ベランダに行こうか」スクッ
貴音「はい。参りましょう」
スタスタ
ガラガラガラ…… ピシャリ
雪歩「……行っちゃいましたねー」
小鳥「……ふう。二人ともベランダ行きましたよー。それにしても、貴音ちゃんは"どっち"なのかしらねぇ?」
真「どっち、って?」
小鳥「春香ちゃんや美希ちゃんみたいに、プロデューサーさんにガチ惚れなのかどうか、って事ですよ」
春香「あぅ………….///」
美希「てれるの」
伊織「アンタ絶対照れてないでしょ」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:26:59.02 :N7sO9roei
~~~~~ベランダ~~~~~
P「……と、もう四月も終わりだけど、この時間は少し冷えるな……貴音、大丈夫か?」
貴音「平気です。お構いなく」
P「そうか?……それにしても、『月が綺麗だな』。今夜は」
貴音「…………っ!?あ、あなた、様……?」ドキッ
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:30:07.27 :k0MQQJer0
P「……?どうしたんだ、貴音?」キョトン
貴音「い、いえ。……なんでも、なんでもないのです」
P「?……貴音に限ってそれは無いと思うが、もしかして、少し緊張してたりするか?」
貴音「……いえ、それは違います、が」
貴音「(……気付かずの振る舞いなのでしょうね。…全く。まこと、この方は……)」
98:>>94 なん、だと……すまん、知識が足りなかった :2012/04/23(月) 23:38:54.35 :N7sO9roei
P「……そうか?ならいいが」
貴音「はい。……あなた様、酌を致します」
P「お、悪いな。いやぁ、貴音に酌をしてもらえるなんて、俺は幸せ者だよ」ニコニコ
貴音「……それは褒め過ぎです。…このくらいでよろしいでしょうか」
P「ん。ありがとな……それじゃ、乾杯」
貴音「……乾杯」
チンッ
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:47:32.57 :N7sO9roei
P「…………」コクッ
P「……不思議だよ。月と貴音を見ていると、本当にこの一口を美味しく感じる」
貴音「……あなた様。酔いが回るのが早すぎますよ」クスッ
P「そうじゃないと思うけどなぁ」
貴音「……ですが、まぁ」
P「……?」
貴音「……あなた様にそう思って頂けるのなら、こんな"命令"をした甲斐が、あったというものですが」
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:56:10.19 :N7sO9roei
P「…って、ならこの命令は、まさかこうして俺を休ませるために……?」
貴音「…………わたくしはただ、自分のしたい命令を、したまでです」
P「……それ、否定になってないぞ?」クスッ
貴音「そうかもしれません。……ですが、これ以上は野暮と言うものですよ」
P「…おっと。すまんすまん」クスッ
貴音「……それに、私は今この瞬間、とても幸せです。それでよろしいでしょう」
P「ははっ。ほんとだな。……うん。それで、十分だ」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:06:14.11 :vD8KF1rli
貴音「……そろそろ、他の皆が待ちくたびれている頃では?」
P「……そっか。そうだよな。はぁ、できる事なら、このままずっとこうしてたい、なんて思うのは……」
貴音「あなた様」
P「……おっと、すまん。…はは、俺も酔いが回ってきたかな」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:11:26.40 :Lv+uWtQoi
貴音「…………きっと、そうでしょう。さぁ、それでは戻りましょう」
P「あぁ。……それにしても、今日は本当に月が綺麗だ…………貴音と居るから、余計に、かな」
貴音「………………っ」
P「?どうした、貴音?」
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:13:18.48 :Lv+uWtQoi
貴音「『三千世界の鴉を殺し』……」
P「……殺すって、どうしたんだ、いきなりそんな物騒な」
貴音「……いえ、なんでもありません。ただ、私もあなた様の意見に同意を唱えたかったのです」
P「……あぁ。だよな、今日の月は本当に…」
貴音「えぇ。まこと…………『わたくし、もう死んでもいいくらいです』」クスッ
P「……貴音に死なれると、俺は困るぞ?」
貴音「……ふふっ。承知しました、あなた様」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:13:33.32 :pXLd4fU40
P「ただいまー」
律子「…おっ、帰って来ましたねー。みんな、待ちくたびれてますよ」
美希「ハニー遅いのーっ!」
P「あはは…すまんすまん」
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:22:56.47 :Lv+uWtQoi
春香「…さぁ!早く次行きましょう、次っ!」
真「春香のやる気がすごいなぁ」
伊織「とっとと王様になりたくて仕方ないんでしょ」
小鳥「りょーーかい、ですっ!さぁ、次の王様はーーっ!?」
亜美「…いっくよー!せぇーーーぇのっ!!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>122
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:24:23.13 :fZaY9Tjw0
雪歩「わ、私、ですぅ……」
みんな「「「お、おおぅ……」」」
響「雪歩……何をしでかすかわからないぞ…」
律子「ある意味一番恐い王様かもね……」
雪歩「うぅ……どうしよう…」
真「(雪歩……頑張って…!)」
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:32:59.22 :j87omVIb0
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:40:46.59 :E+XCIQ2H0
雪歩「えっと…えっと……」
春香・美希「…………」ゴクリ
雪歩「『プ、プロデューサーは、王様の理想の男の人を演じるっ!』」
P「…………んんん?」
美希「つまり…どういうことだってばよなの……」
雪歩「……私が色々と『理想の男の人像』を出しますから、それをプロデューサーに演じて頂いてほしいなぁ、と……」
小鳥「…おぉっと、ここで私達も楽しめそうなのを出してくれたわねー」
千早「まぁ、みんなで楽しんでこその王様ゲームですし、とても良いと思います」
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:42:36.92 :Lv+uWtQoi
P「……ともかく、俺は雪歩の言う通りのキャラクターを演じればいいわけか?」
雪歩「は、はいっ」
律子「ふむ……これは、どうなるのかしらね」
春香「とりあえず、見守っておきましょう」
P「わかった……それじゃ雪歩、お題を頼む」
雪歩「えっと……まずは『お姫様をエスコートする王子様』、お願いします…えへへ」ポワーン
伊織「なんかこれ、ちょっとリミッター外れかかってない……?」
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:50:09.18 :Lv+uWtQoi
雪歩「あ、シチュエーションは、『町娘と王子、束の間の密会ももう終わり、別れを惜しむ二人』で!!!」
春香「あれ、エスコートなんじゃ…?」
美希「もはや今の雪歩に細かい矛盾は通用しないの」
P「お、おう、わかった。……こほん」
P「『あぁ、姫……貴女との別れが、こんなにも惜しいとは!どうして私は、王子などに……!』」グイッ
雪歩「きゃっ……!王子、様……///」ポッ
やよい「あわわ、腰に手を回しちゃってますー…!」
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:55:07.56 :Lv+uWtQoi
雪歩「私も…私も別れたくありません…!けれど、けれど…!!」
P「『……否!二人の気持ちが…通じ合う想いがあれば!血筋など!国など!!』」
雪歩「あはは…慰めはよしてくださいまし。一介の町娘に、一対何を……」
P「『……私と、共に逃げよう!!』」グイグイッ!!
雪歩「王子、さまぁ……///」ウルウル
美希「…ストップ!すとぉーっぷなの!!」
春香「二人とも近過ぎーっ!!」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:55:16.54 :FOuEhCJQ0
P「えー」
美希「いや『えー』じゃないの!ハニーぐいぐい行きすぎなの!!」
P「だって、そういう命令だし……」ブツブツ
小鳥「わわ、プロデューサーさん拗ねてますよ」
律子「よっぽどさっきの小芝居が楽しかったんでしょうね……」
雪歩「…………(プロデューサー…ううん。王子様、カッコよかったぁ……)」ポワーン
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:07:22.71 :Lv+uWtQoi
雪歩「……さ、次のシーン、行きましょうか」
P「うんっ!…ぃよーしっ!次も頑張るぞぉーーっ!!」
真「プロデューサー、気合い入ってるなぁ」
響「ちょっと引くレベルだぞ……」
伊織「ふんっ。なんなのよアイツ……」
春香「ていうか私と美希、完全スルーされちゃったし……」
雪歩「じゃあ次は『放課後、夕陽の差し込む教室で、幼馴染に決死の告白をする男子』……お願いします」
P「はいっっっ!!!」
美希「ていうかもう『男性像』じゃないの」
春香「あ、あはは……」
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:08:42.23 :vq6ICg1wP
P「『……ゆ、雪歩っ!』」
雪歩「……あれ?まだ帰ってなかったんだ。どうしたのよ、こんな時間まで?」
貴音「口調まで変えてしまうとは……萩原雪歩、なんと面妖な……」
P「『い、いやっ、その、用事、ってかさ……』」
雪歩「……なによもう。やけにはっきりしないわね?」
P「『っ!だから、その…………ちょっと、お前に話があるんだ』」キリッ
雪歩「……はぅっ///」ズキューン
春香「……はぅっ///」ズキューン
美希「……はぅっ///」ズキューン
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:16:18.39 :FOuEhCJQ0
小鳥「……はぅっ///」ズキューン
律子「いやあんたもかいっ!」スパーン!
真「律子、そのハリセンどこから出したのさ……」
P「えっと…『ゆ、雪歩……?』」
雪歩「……はっ!…いや、ごめんごめん何でもないの……それで、話って?」
伊織「そして続けんのね……」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:22:27.56 :Lv+uWtQoi
P「『えっと…その、な。なんつーか、さ……』」
雪歩「……な、なによ。アンタにしては、やけにはっきりしないわね?」ドキッ
P「『だ、大事な話、だ。聞いて、くれるか……?』」
雪歩「い、いいわよ?聞いてやろうじゃない」
あずさ「なんだか、伊織ちゃんみたいな性格の女の子ねー。うふふ」
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:28:35.65 :Lv+uWtQoi
P「『その……俺、実はお前の事……!』」
雪歩「…待って!」
P「『…………?』……ッ!?」
………ギュッ
律子「……春香と美希が撃沈してる間に、アドリブと称してプロデューサーに抱きつくとは……考えたわね、雪歩」
雪歩「この先は……私に、言わせて…?」グイッ
P「……はぅっ///」ズキューン
伊織「あー、近い近い。ゼロ距離かってぐらいね」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:40:04.22 :Lv+uWtQoi
雪歩「その……あの、ね?」チラッ
律子「……あ、あの上目遣いは卑怯ねぇ」ソワソワ
P「『お、おう……』」
雪歩「わたし、私、も……あなたの、事…!」
P「…………」ゴクリ…!
雪歩「…私、あなたが、好……!!」
律子・真美・小鳥・伊織・貴音・千早・響「「「…そ、それはやっぱりダメーーーッッッ!!」」」ガタガタッ
P「……へ?…うわあぁーーっ!」
雪歩「キャッ!!」
ガッシャーーーンッッッ!!!!!
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:47:57.95 :Lv+uWtQoi
P「痛ってて……大丈夫か、雪歩…って、ッッッ!!」
雪歩「だ、大丈夫で、す……ぷ、ろ、でゅー……さぁ…」
P「……っ!!(…雪歩の小さな身体が、俺の真下、に……!)」
雪歩「(え、ええっ!?わたし、プロデューサーに押し倒されて、る……?)」
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:51:07.78 :Lv+uWtQoi
P「(こ、これはまずいっ!色んな意味で……っ!)」
P「ご、ごめん雪歩、すぐ退くから…!」
…グイッ
P「ちょ……ゆき、ほ…………?」
雪歩「ぷろでゅー、さー……?」ウルウル
P「雪、歩……っ」
雪歩「…………っ!」ギュッ
伊織「なぁーーにやってんのアンタ達はあぁぁぁーーーーっ!!!!!」
スパアンッッッ!!!
P「痛ってぇっ!?」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:55:55.17 :UXIYpTcvi
~~~~~~~10分後~~~~~~~
P「……この度は、私の悪ノリによって、765プロ事務所、及びそこに所属するアイドル達に多大なる迷惑を掛けた事を、ここに謝罪致しますっっっ!!」
伊織「いや、まぁ反省してるならそこまでしなくてもいいけど……」
雪歩「うぅ……ごめんなさい、みんな……」
律子「……まぁ、私達の突進が原因で机が倒れてあの騒ぎなわけだし、二人だけを責められないわ」
小鳥「そうですねぇ。結果誰にも何もありませんでしたし、今回はみんなで痛み分けってことで」
P「いやー……ほんとに申し訳ない」
春香「びっくりしたよー……起きたらプロデューサーさんが、伊織ちゃんにお説教されてるんだもん」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 02:02:20.29 :Lv+uWtQoi
美希「……んーまぁ、よくわからないけど、物が壊れたわけでも怪我した人がいるわけでもないなら、ミキ、もういいと思うな!」
やよい「うっうー!美希さんに賛成ですー!」
響「えっと……それで、王様ゲームは、どうするんだ…?」
亜美「そりゃ→もちろん続行でしょー!」
真美「まだまだ遊び足りないもんね→っ!」
貴音「わたくしは別に構いませんが。……なにも、一度しか王様になれぬわけでもないですし」クスッ
小鳥「じゃあ……続けます?」
律子「……ま、いいでしょう」
みんな「「「いぇーーいっ!!」」」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 02:05:36.20 :Lv+uWtQoi
小鳥「……さて!それでは気を取り直してっ!!」
律子「いっくわよーっ!!」
春香「あ、私か。えと、せ、せーーのっ!!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>187
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 02:06:36.78 :fj3eOz2i0
千早「また、私、ですね………」
美希「もうヤなの……順番なんて永遠に来ない気がするの……」
春香「千早ちゃん、いいなぁ…………」
千早「……ふぅっ。それじゃ、王様の命令を伝えます」
P「お、おう……っ」
千早「『王様の権利は、全て春香に移譲するわ。よってこの瞬間から、このターンの王様は春香よ』」
春香「…………ふえぇっ!?いや、いやいやいや、悪いよ千早ちゃんっ!」
千早「いいの。私は一回やったし……何より、私が春香にあげたいのよ、王様」
春香「千早、ちゃん……」
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 16:47:43.85 :Lv+uWtQoi
千早「それじゃ、春香。……思う存分、愉しんでね」
春香「…………うんっ!」グッ
伊織「何このちょっとした感動ノリみたいなの」
小鳥「あぁ、良いわ……!女の子同士の美しき友情……否、愛っ!!」ハァハァ
律子「はいはい小鳥さんはあっちの方行ってましょうねー」
あずさ「あらあらー。大丈夫ですか、小鳥さん?」
小鳥「な…なんてことねえっすよ、これぐらい……」ハァハァ
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 16:54:30.16 :Lv+uWtQoi
真「それで、春香。命令はどうするの?」
春香「え、えぇっとぉ……」チラッ チラッ
P「…………?」
春香「(が、頑張るのよ、春香……っ!)」
亜美「春香お姉ちゃん、すっごい気合いだねー」
美希「あーもうヤバイの。下手したらプロデューサーの貞操が危ないの」
春香「いきますよ……『プロデューサーは……王様と新婚さんごっこ』ッ!!」
みんな「「「…………ッッッ!!??」」」
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 16:58:34.87 :seePTjFR0
美希「ヤバイのヤバイの……!」アセアセ
真美「あーそれ知ってるー!芸人さんのマネでしょーっ?」
美希「違うのっ!この状況でそのツッコミは無いって思うな!?」
春香「……えへへ。どうですか?プロデューサーさんっ」ニコニコ
P「あ、あぁ……。流石春香、って感じの命令だな……」
貴音「あまりに直球過ぎる命令に、さすがのぷろでゅーさーも戸惑ってますね……」
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:15:13.51 :Lv+uWtQoi
律子「はいはい、するならする。早く始めてくださーい」ムカムカ
亜美「……ほほ→ぅ。さっきの騒ぎから、律っちゃんが平静を保てなくなってきていますな~」ニヤニヤ
やよい「しーっ!あんまりそういうこといっちゃだめだよーっ」
亜美「いやいや、やよいっち。何も"そう"なってるのは、律っちゃんだけじゃないみたいだよ→?静かに周りの人の様子を観察してみ?」ニヤニヤ
やよい「…………?」ソーーッ…
伊織・真美・響「………………っ」モヤモヤ
やよい「はわっ。なんだか皆さん、ちょっと怖いです……」
亜美「嫉妬の炎がめらめら燃えてますな→」ニヤニヤ
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:15:53.39 :Fax7WebH0
>>276
おおっとすまん
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:26:08.59 :/ZBI9q4V0
やよい「ど、どうしよう……?」
あずさ「……今は、そっと見守っておきましょう」
やよい「あずささん……」
あずさ「うふふ。気になるのは分かるけど、みんな良い子だから、多分大丈夫よー」
やよい「で、でも……」
あずさ「……心配性なのね、やよいちゃんは」
やよい「わたし、ケンカとかになったらって思うと……うぅ」
あずさ「だーいじょーうぶっ。もしそうなったら、私がパパって止めちゃうんだから!」ニコニコ
やよい「…………あはは……そうですねっ。ありがとうございます、あずささん!」
あずさ「あらあらー。私何もしてないわよー?」
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:37:37.14 :Lv+uWtQoi
亜美「んっふっふー。さっすがあずさお姉ちゃん。包容力MAXですな→」
あずさ「……?よくわからないけれど、ありがとう、亜美ちゃん」
美希「……おしゃべりしてる場合じゃないの。春香とハニーのシチュエーション相談、終わったみたいだから、もう始まるの」
亜美「ミキミキ、…顔が死人のようだ……!!」
290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:51:20.44 :Lv+uWtQoi
P「……よし、わかった。それじゃ始めよう」
春香「はいっ!」
響「ついに始まるのか……」
貴音「長き戦になりそうですね……」
P「『はぁーあ。今日も疲れたー。……ただいまー!』」
春香「……おかえりなさいっ、"あなた"!」
P「…………っ!た、たた、『ただいま』……」
伊織「あの子これやりたかっただけでしょ……」
292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:59:07.90 :oYF7O6k90
P「(あなた、とかね。…あの天海春香に、そんなこと言われちゃあ俺はもう……!!)」ドキドキ
春香「あ、あなたっ?……『ごはんにする?お風呂にする?それとも……///』」
亜美「き、きたーーっ!」
律子「普通のアイドルが、普通の誘い文句を言う……それだけなのに、なのに、何?この感覚……」
美希「悔しいけど……可愛いの。春香」
小鳥「そ、それとも?それともなんなの……っ!?」ドキドキ
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 20:30:39.21 :Lv+uWtQoi
春香「そ、それとも……それともっ!」
P「(その頑張ってる表情が可愛いんだよなぁ……)」ドキドキ
小鳥「…………!」ゴクリ
春香「それとも、…………私?」
P「………………っっ!」
亜美「き、きたーーっ!(二回目)」
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 20:34:52.17 :Lv+uWtQoi
P「じゃあ…………ご、ごはんにしようかなー?」
春香「」
亜美「ヘタレだーーーっ!!!」
真美「これはない」
美希「春香かわいそうなの……」
伊織「美希はどうなってほしいのよ……」
P「……う、うるせーうるせー!外野にはこの気持ちはわかんないんだよぉー!」
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 20:40:33.19 :Lv+uWtQoi
春香「わかりました……すぐ準備します……」ズーン
真「あーあ。春香落ち込んじゃったー」
千早「春香…………」
P「悪いな。頼むよ……(すまん、春香……)」
小鳥「む、報われなさすぎてもう……。私が抱きしめてあげたいわ……」
377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 20:47:09.38 :Lv+uWtQoi
やよい「……あっ、春香さん、戻ってきましたー!」
春香「…………お、お待たせっ!美味しく食べてねっ?」
律子「空元気が痛々しい……」
雪歩「……あっ。でも見て、あの『ごはん』……」
貴音「……あれは、春香がここぞという時にしか出さない、幻のくっきー……!」ジュルリ
響「あー、貴音。よだれよだれ」
伊織「まぁ"ごっこ"だしね。設定がごはんなら、あれもごはんよね」
380:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 20:55:40.59 :Lv+uWtQoi
亜美「…………っ!はっはーん。そして、あの一緒に持ってきた箸は……」ピキーン
小鳥「あー。アレね」
あずさ「"アレ"……?」
真「乙女の憧れですねっ!」
美希「『あーん』、なの」
あずさ「……あーあーあー!そういうことだったのねぇ」
382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 20:58:46.01 :Lv+uWtQoi
P「おー。美味しそうだな!」
P「それじゃ、いただきま…」
春香「ま、待って……?」
亜美「き、きたーーっ!……げほ、げほっ!」
やよい「もー亜美ー。叫びすぎだよー」
亜美「アハハ…ごめんごめん。テンション上がっちゃって」
律子「乙女チックに憧れるのは、亜美も一緒なのねぇ?」ニヤッ
亜美「……っ!?……ち、違う違う!そんなんじゃないーっ!」
真美「亜美、顔が赤いよー?」ニヤッ
亜美「…………真美のバカ」
386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:02:00.88 :Lv+uWtQoi
真美「あはは、ゴメンゴメン」
亜美「ふんだっ!いいから続きみよ→!」
真美「はーいっ」
P「……ん?どうしたんだ?」
春香「え、えっと、わ、私が、食べさせてあげるねっ……?///」
P「……っ。わ、わかった……」
388:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:09:02.56 :Lv+uWtQoi
春香「い、いいんですかっ!?」
P「そりゃ、別に構わないよ……あー、俺たち、新婚さんなんだろ……?」テレテレ
春香「…………うんっ!私達、新婚さんっ!」ニコニコ
P「な、なら…何も問題は無いさ」
春香「……うん。うんっ。そうだよねっ」
雪歩「よかったね、春香ちゃん……!」
小鳥「こんなんで感極まるなんて、かわいいわぁ、春香ちゃん」
伊織「……アンタだってこんな風に言われたら腰砕けになるクセに」
小鳥「さ、さぁそれはどうかしらー?」ピヨピヨ
393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:14:51.31 :Lv+uWtQoi
春香「えと、それじゃ、あなた。"あ、あーん"……」ソローー…
P「oh……」
P「(……なんと言うことでしょう。この光景、エロゲーだったら絶対CGあるところです)」
律子「……あー、いらんこと思い出しちゃった」
響「?いらんこと、ってなんだ?」
律子「いつかプロデューサーが酔っ払った時、このシチュエーションについて語ってたのよ」
美希「…その話、詳しく聞かせてほしいの」
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:19:33.72 :Lv+uWtQoi
律子「はぁ……あんまり思い出したくないんだけどねー」
亜美「とか言いながら語る律っちゃんが、亜美は大好きだよ」
律子「……仕方ないわねぇ。いい、今から言うのは一言一句、プロデューサーの言葉だと思いなさい」
美希「はーい、なの」
律子「……こほん。…『"あーん"と、言うのはだな、律子。無論、手ずから女の子に食べさせてもらえる、という点でも評価されるべきだが、その真は、そこから見える風景にある。』」
貴音「ぷろでゅーさーに、瓜二つの声色……面妖な」
真美「律っちゃんすげー……」
401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:25:35.16 :Lv+uWtQoi
律子「『考えてもみろ。目の前の女の子から俺の口元に伸ばされる美しい手を。そして、食器を持っている手、というのはね、とても美しい形なんだよ、律子』」
響「プロデューサーキモいぞ……」
律子「『そんな存在が、あーん、なんて言葉と共に、おずおずと俺の口元に食べ物を差し出す……やさしく丸まった逆の手を、その下へ添えながら。…………そんなのもう、どう考えても、勃起だ』」
響「プロデューサーキモいぞーーっ!!!」
やよい「うっうー…さすがにそれは気持ち悪いかなーって……」
律子「……ふぅ。だから"嫌なこと"っていったじゃない」
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:27:29.09 :SBj+De1/0
美希「美希、ちょっと明日からハンドエステ通う事にするの」
小鳥「……くっ。ハンドクリーム、丁度切らしてたわ……私としたことが……」
千早「……くじけてない人も、何人かいるみたいだけれど」
律子「さて、これでプロデューサーが"あーん"に対して並々ならぬ情熱を持っているのは分かったわね?……ほら、あまり目を離しすぎると、いつのまにか終わっちゃうわよ?」
響・美希「…………ハッ!」
春香「……あなた、おいし?」
P「うん……最高だよ、春香」
春香「…………やたっ♪」グッ
414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:40:42.68 :Lv+uWtQoi
春香「たくさん食べてねっ。あなたに喜んでもらえるのが……私、一番嬉しい」
P「…………そう、か……ははっ」
P「(やばい春香超やばい)」
P「じ、じゃあ、もう一口……」
春香「……えへへ。はい、あなた……あーん?」ニコニコ
~~~~~~~~~~~~~~~
P「……ふぅ。ごちそうさま」
春香「お粗末さまでしたっ」
美希「の、濃厚ないちゃらぶだったの……」
真「…いくらボクでも、さすがに食傷気味だよ……」
417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:47:15.14 :Lv+uWtQoi
小鳥「さ、てと…………」
P「…………」チラッチラッ
小鳥「春香ちゃんが食器を片付けに行った途端、プロデューサーさんからの激しいアイコンタクトが……」
律子「……多分、まだ続行していいのか?って意味だと思いますけど」
小鳥「うーん……確かに、他の子より少し時間取ってるけど……」チラッ
春香「………………っ♪」ニコニコ
小鳥「見てくださいよ、あの幸せそうな顔……」
律子「私たちでは決められないわ……」
というわけで、ちょっと伸びすぎてる春香編、続けるか次行くか安価
>>420
420:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:47:56.05 :7TMec/2m0
小鳥「了解です。忍びないけれど…………二人とも!終了ーーーーーーっっ!!!」
春香「…………えぇー」
律子「ごめんね春香。けどもう他の子が耐えられそうにないの」
P「悪いな、春香。……今度また、お菓子食べさせてくれよ。楽しみにしてるからさ」キリッ
春香「……え、い、いいんですか!?…はいっ、必ず、絶対ですよ!」
P「もちろんさ」
小鳥「さっすがプロデューサーさん、抜かりないわねー」
伊織「あれを素でやってるところがタチ悪いのよアイツは……」
434:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:03:20.98 :Lv+uWtQoi
律子「……さぁっ、とにもかくにも!次の王様を決める時が再びやってまいりましたっ!!」
美希「待ちくたびれたのーっ!」
響「なんか皆のを見てたら自分も興味が湧いてきたぞ……」
亜美「そろそろ実況ポジションは飽きたよ→っ!」
真美「真美も王様なってみたい→っ!」
あずさ「すっごく楽しそうねー。私もちょっと期待しちゃうかも……」
真「ボクもプロデューサーにお姫さまみたいに扱ってもらいたい……!」
やよい「プロデューサーに、お兄ちゃん役、やってもらいたいかなー、って……あぅ///」
小鳥「なんだかとても長い間やってるようですが……、実際のところ、まだ五回しかやってません!」
446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:12:09.00 :Lv+uWtQoi
小鳥「……まぁぶっちゃけ、みんなが期待するくらいには、美味しい思いできますっ!」
当たってない組「「「ざわ…………」」」
千早「……認めざるを得ないわね。確かに」
貴音「あれは、まこと良き時間でした……」
雪歩「プロデューサーの演技、すっごく上手だったなぁ……///」
春香「"あなた"……だって。えへへっ♪」
当たってない組「「「ざわ……!ざわざわ……!」」」
小鳥「さぁそれではっ!いってみましょう次の回っ!!」
真「え、ボク?……せーーのっ!!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>452
452:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:13:07.93 :F4UtkfxT0
小鳥「……他の子だと思った!?残念!小鳥ちゃんでした!!」
美希「イカサマ……ッ!これは間違いなくイカサマ…………ッッ!」
やよい「うー、残念です……」
響「あーあ。ショックだぞ…」
伊織「ま、まぁしょうがないわよ。クジだものね……はぁ」
小鳥「テンション低いわよーみんなっ!?もっとアゲていきなさいっ!」
真「いるよね、こういう自分が主役になると途端に張り切り出す人……」
あずさ「あー。いるわねぇ……」
496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:31:22.36 :Lv+uWtQoi
P「……ともあれ、小鳥さんですか。よろしくお願いします」
小鳥「はいっ!二度目は手加減しませんよー?」
P「ははっ、お手柔らかに」
律子「はいはいそれじゃ小鳥さん。早く命令を出して下さい。ただでさえ巻きなんですから」
小鳥「うーん。そうですねぇ……」
伊織「はりーはりー」
小鳥「…………あっ。そうだ、あれにしよう」
律子「…………?」
503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:37:24.93 :Lv+uWtQoi
小鳥「ふふっ。みんな、喜んでいいわよ……今回の命令、すぐ終わっちゃうから」
美希「…………んん?」
真「あの小鳥さんが、どうしてそんな生温い真似を……?」
小鳥「生温くてもいいの。……ちょっと、子供の頃の憧れを、果たしてもらいたくなっちゃって」クスッ
P「あこ、がれ……?」
小鳥「……ええ。それじゃ、命令です。……『"フリ"でいいです。プロデューサーは、王様の薬指に指輪を嵌めて、誓いの言葉を、言ってください』」
505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:38:16.08 :eN8iBiGL0
春香「あ…………」
P「……小鳥さん、それは……その命令は、俺ごときがやっていい事では…………」
小鳥「んもぅ、何言ってるんですか、プロデューサーさん。私は、プロデューサーさんだから、こんな事、言ったんですよ?」クスッ
P「ですけど……!」
小鳥「だから、"フリ"でいいんですって。変な意味もありません。……本当に、ただの子供時代に憧れた事を、言ってみただけなので」
貴音「ふむ…………プロデューサー、やってあげればよろしいかと」
P「いや、でもなぁ貴音……」
貴音「小鳥嬢は、フリだけと言っているのです。言うなればこれは、ただの『ままごと』と一緒。……児戯にそのような深い考えは不要なのでは?」
P「むぅっ…………」
517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:47:43.26 :Lv+uWtQoi
伊織「まぁ、いいんじゃない?」
真「ボク、小鳥さんの気持ちわかりますっ!やっぱり皆、憧れますよねっ!そういうの!」
律子「あはは……どうやら、賛成多数みたいですよ?」
P「…………まあ、いいですが」
小鳥「うふっ。ありがとうございます、プロデューサーさんっ」ニコッ
522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:53:38.04 :QUL9Kb/X0
523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:56:08.21 :CvqyMhHt0
小鳥「(そう、これは、ただの憧れ。……子供時代から……"今まで"続いてる、私の夢)」
律子「……あ、指輪、私が付けてるの使って下さい」スッ
P「お、ありがとう、律子」
小鳥「(それを、"おままごと"として、加えて、こんなゲームの力を使ってでも、あなたに叶えてもらいたい、私の気持ち……やっぱり重いのかなぁ……)」
P「それじゃ、小鳥さん……」
小鳥「(でも、それでも。……私は、美希ちゃんや春香ちゃんのように、好意をあんなにも素直に表現する事は、もうできないから……茶化しながらのアピールが精一杯、だから)」
P「いきますよ……?」
小鳥「(せめて、王様の命令としてなら、いい、よね……?)」
小鳥「……はい。よろしくお願いしますね」
528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:01:56.81 :Lv+uWtQoi
P「私、Pは、音無小鳥を生涯の伴侶とし……」
小鳥「(生涯の伴侶、かぁ……私の、伴侶さんになってくれる人は……誰かいるのかしら……)」
P「病める時も、健やかなる時も、之を愛する事を…………誓います」
P「小鳥さん……手を」
小鳥「あ、はい……」スッ
小鳥「(っ…………指輪、付けられちゃった)」
P「………………」
チュッ
530:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:02:26.49 :l7g6lZA5i
みんな「「「っっっ!!!!!」」」
小鳥「ぷ、ぷろでゅーさー、さん……?」
小鳥「え、えと、勘違いだったらごめんなさい。…………今、私のおでこに、ちゅっ、ってしました……?」
P「はい。しました。……誓いのキス、とはいきませんけど、これからも一緒に頑張りましょう、という意味を込めて」
小鳥「…………………うそ」
P「ごめんなさい、出過ぎたマネ、でしたかね……はは……」
小鳥「……ううん。そんな事ない。……ありがと、嬉しい」
P「…………っ!は、ははは……」
律子「(……プロデューサー、今ときめいたわね……)」
542:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:08:19.43 :vJR5zxv00
律子「…………はい!しゅーりょーーーっっ!!!」
みんな「「「ふぅ…………」」」
小鳥「あはは、終わりですって。プロデューサーさん」
P「みたいですね」
小鳥「…………うんっ!元気出たっ!!」
美希「いやー、小鳥、ズルすぎるの……」
真「でもかっこよかったなぁ、プロデューサー!ほんと、僕も憧れますよっ!」
伊織「た、確かにっ、今のプロデューサーは、ほんの少しだけ、その…………か、かっこよかった、わね。普段からそうしてればいいのに……」
558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:18:04.77 :Lv+uWtQoi
小鳥「……さぁっ!それじゃ、次行きましょうかっ!!」
みんな「「「うぇーい…………」」」
小鳥「元気なっ!?どうしたのよ、みんな?」
響「いやー、さすがにあれを見せられたあとだとな……」
やよい「なんだか、おとな、って感じで、わたし、かんどうしちゃって……」
雪歩「ドラマのワンシーンみたいでした……///」
小鳥「あ、あはは……。でも、やるんでしょ?次の勝負」
みんな「「「もっちろんっ!!!」」」
567:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:22:54.81 :Lv+uWtQoi
律子「さぁーーて!どんどんアゲて行くわよーっ!次の王様はっ!?」
美希「……よーしっ、……すぅっ、せぇーーーぇのっ!!!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>575
575:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:23:30.12 :/wctfbMD0
律子「………あっ!私だっ!!」
小鳥「おめでとうございます!同じ進行役として嬉しいです!」
美希「またダメなの……ミキ、なにか神様に嫌われるようなことしたっけ……」
亜美「んー。上手くいかないなぁ……」
真美「なんだかなぁ……」
伊織「でもま、律子ならスパッとやってくれるでしょ」
千早「秋月さんね……どんな命令出すのかしら……」
春香「ちょっと読めないよね……」
律子「あはは……みんな、そんなに構えなくても大丈夫だってば」
683:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:32:13.74 :grwQvawgi
律子「そうね、じゃあ命令は……『プロデューサーは、王様の質問に、十個、誤魔化さずに答えよ』で、どうです、プロデューサー殿?」
P「……そんなんでいいのか?」
律子「……むっ。そんなんとは失礼ですね。……プロデューサーがお望みとあらば、『今まで付き合った女の子の数』とか、聞いてもいいんですよ?」ニヤリ
春香・美希「」ガタッ
P「…………勘弁してくださいリツコサマ」
律子「よろしい」フフン
685:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:33:48.75 :p7miAtQ20
貴音「……とは言え、あの律子嬢のこと。そこまで厳しい質問はなさらないでしょう……この命令には、何か隠された意図があるのでしょうか……」
あずさ「そうねぇ……多分…………」
貴音「…………?」
あずさ「うふっ。なんでもないわー」ニコニコ
律子「…………さて!準備はいいですか、プロデューサー?」
P「お、おう。どんと来い……!」
691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:48:13.70 :grwQvawgi
律子「……ではいきます。質問その一。『私がプロデュースしているユニット、竜宮小町ですけど、プロデューサーのあなたの観点から見て、これからもっと登っていけると重いますか?』」
伊織「…………普通ね。拍子抜けするくらいに」
亜美「……ていうかむしろ、亜美たちのこと考えてくれてるね」
あずさ「あらあら。ありがたいわー」
P「どうだろうな……このままいってもある程度まではいけると思うが……それより更に上を目指すとなると、更なる努力が必要だろうな。具体的には、三人とも、たくさんのダンスレッスンが必要だろ」
伊織「……耳が痛い話ね」
亜美「律っちゃんごめんねー……」
あずさ「が、頑張らなきゃっ」
698:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:56:48.58 :grwQvawgi
律子「……やっぱそこですよね。わかりましたありがとうございます」
P「いやいや、これくらいなんでもないさ」
律子「……質問その二。ここからは数問連続で出すので、テンポよく答えてください」
P「おう」
律子「それじゃ、いきますよー……『好きなアニメはっ?』」
P「へ?えーと、ブラックラグーン!」
律子「『好きな声優は!』」
P「阿澄佳奈と宮野真守!」
律子「『好きなゲームは!』」
P「FF?!」
真美「あー、そう言えば……」
亜美「……律っちゃんって、アニメとか好きだったよねー」
702:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:00:09.94 :grwQvawgi
律子「『765プロがリリースした曲の中で、1番好きな曲は!?』」
P「【隣に…】!」
あずさ「あら。プロデューサーさん……」
律子「『765プロで、1番歌が上手いと思うのは!』」
P「あずささん!」
あずさ「あ、あらあらー……///」
703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:01:07.73 :ZGGe0SqS0
律子「『765プロで、1番頑張ってると思うのは!』」
P「律子!」
律子「…………ふぇっ!?」
P「…………あ、やべっ……」
718:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:09:24.98 :QXyck4Xl0
律子「ほ、ほんとに……?」
P「…………それ、質問その八か…?」
律子「……いえ、違います。べ、別に、答えなくてもいいですけどっ」
P「……本当だよ。他の子もそりゃ、とても頑張ってるけどな。けど、……アイドル兼事務をこなして、そこからプロデューサーを始めるなんて、生半可じゃ出来ないと思うから」
律子「…………っ、そ、そうです、か……一応、褒め言葉として受けとっておきます……///」
美希「……なんて言うか、さすが律子…さん、なの。色んな意味で」
723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:15:01.46 :grwQvawgi
律子「……おほん!……そ、それじゃ、今度は本当に、質問その八、です」
P「よし。今度はさっきみたいなヘマしな……」
律子「『プロデューサーの、好きな女の子のタイプ、は……?』」
みんな「「「(グッジョブ、律子さんっ!!)」」」
P「…………っ!はぁ!?」
律子「だ、だから!好きな女の子の
タイプ、ですけど……」
725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:22:18.64 :grwQvawgi
P「えー、と…………誤魔化さず、だったよな」
律子「……そうです。誤魔化さず、ですからね……!」
P「あー、えーと。……自分をちゃんと持っていて、前に向かっていける人、かな」
みんな「「「(…………メモメモ、っと)」」」
727:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:26:42.19 :grwQvawgi
律子「……抽象的ですね。もっとなんかこう、ないんですか?」
P「なんかってなんだよ……」
律子「だから……もっとこう、背は低い方が良いとか!」
やよい・響「「…………!」」ピクッ
律子「む、胸が大きい方が良いとか!」
あずさ・貴音・美希「「「…………!」」」ピクッ
律子「…………眼鏡を掛けてる方が良い、とか」
律子「そういうの、ですよ……!」
729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:31:31.18 :PrMIi8ZG0
P「……うーん。そういうのは、別にない、かな」
律子「そう、ですか……」
P「ま、やっぱ長く付き合うとなると、人間中身だしな!」
律子「……まぁ、そうですけどね」
律子「それじゃ、次。質問その九です」
P「」ゴクリ
律子「『……765プロの中で、誰が1番好きですか?』」
みんな「「「(それ聞いちゃうっ!?)」」」
735:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:35:51.90 :XZgTp8lz0
P「みんな好きだ」
律子「……!即答ですね……」
小鳥「(すげー。天然ハーレム宣言ですよ……)」
P「……即答だろそりゃ。ここにいるみんなは、誰一人例外無く、最高だ……というか、そう思ってなきゃ、プロデューサーなんてやってないよ」ニコッ
律子「ま、まぁ。そうなんですけど」
律子「…………1番頑張ってると思うなら、もっと私になんかあってもいいじゃないですか……」ボソッ
P「……?何か言ったか?」
律子「いーえっ!なんでもっ!」
747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:50:48.32 :oX8dHkZUi
P「……次で最後の質問だな」
律子「そーですねっ」プンスカ
P「……なんだか、律子の命令は、自分を見つめ直してるみたいで、為になったよ。ありがとな」ニコッ
律子「………………ッ!ばかっ!!」
P「うぇっ!?なんで!?」
律子「……なんでもないですっ!ほら、最後の質問、いきますよ!!」
P「お、おう………」
752:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:59:22.74 :oX8dHkZUi
律子「……質問、その十…………」
P「(なんか、一気に元気無くなったな……?)」
律子「……えーと、その。あのー、あれですよ、あれ!」
P「いやアレと言われても……」
律子「そうですよね!すいませんっ!」
P「なんでそこで怒るっ!?」
律子「す、すいません……」
P「(ど、どうしたんだ……?律子……)」
律子「最後の、質問です。……『プロデューサーは、私の事、どう、思ってますか……?』」
754:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:05:50.89 :oX8dHkZUi
亜美「律っちゃん、えぐってくねぇ……」
小鳥「なんだか、もう後に引けなくなってるだけなような気もしますけどね……」
P「どうって……普通に好きだぞ?」
律子「は、はあぁっ!?///」
P「うわっ!ど、どうしたんだよ……」
律子「そんなのダメに決まってるじゃないですかっ!」アセアセ
P「いや、ダメって」
律子「だって、そんなことあったら……私、みんなになんて言えば!!」アセアセ
春香「その、"みんな"は、全員ここにいるんだけどね……あはは……」
756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:12:24.65 :oX8dHkZUi
P「いや、別に何も言わなくていいんじゃないか……?(ていうか何でそんな話に……)」
律子「何も言わないぃっ!?そんな無責任な話がありますかー!」
P「いや、もう何がなんだか……。同僚として好ましく思うのが、そんなにいけない事か……?」
律子「」
雪歩「いやー、あはは……」
美希「まぁ、そんなこったろうとは思ったの」
律子「…………あぁーーーあ、もぉっ!!!」
小鳥「……はい、しゅーーりょーーーーー!!!」
758:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:17:37.42 :oX8dHkZUi
律子「ぜぇ……ぜぇ…………」
小鳥「お疲れ様でした、律子さん。お茶です」
律子「あ、ありがとうございます……」
響「いやー、色々と勉強になったぞ!」
美希「有用な情報をたくさん手に入れたの」
小鳥「…………さて、ここで、重大なお知らせがありますっ!!」
762:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:27:35.46 :oX8dHkZUi
小鳥「今回のゲームは、これでおしまいですっ!!」
P「え、そうなの?」
みんな「「「えぇーーーーっっっ!!!???」」」
美希「認めないの!絶対ヤなの!まだミキの番が来ーてーなーいーのーっ!!」
小鳥「しょうがないじゃないっ!こっちにも色々と事情があるのよ!」ピヨピヨ
律子「まだ順番が回ってきてないのは……響、美希、やよい、あずささん、亜美、真美、伊織ね」
P「わかった、ならこれはどうだ?」
みんな「「「…………?」」」
P「今度、今回選ばれなかった人を主に、敗者復活戦をやるってのは」
770:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:35:14.51 :oX8dHkZUi
あずさ「あら、それはいいアイディアじゃないかしらー」
伊織「ふーん。あ、アンタにしては、気が利くじゃない……」
響「それなら自分、我慢できるぞっ!楽しみに待てるしなっ!」
亜美「うーーーーん。まぁ仕方ないねー……」
真美「残念だけどねー……」
やよい「うっうーっ!今度やる時が楽しみですーっ!」
P「…………どうだ、美希?」
771:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:38:58.99 :oX8dHkZUi
美希「…………いいよ。みんな我慢してるのに、ミキだけわがまま言うのは、違う、って思うし」
P「……そっか。偉いな、美希」ナデナデ
美希「………………えへっ」
小鳥「…………さて!それじゃ、今日は皆でご飯でも食べに行きましょうかっ!」
みんな「「「さんせーーーっっ!!」」」
美希「……よーーっし!それじゃみんな、レッツゴーなのーっ!!」
おわり
772:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:40:44.87 :XZgTp8lz0
小鳥「おほん。プロデューサーさん限定というのは、読んで字のごとく。それではルール説明を、僭越ながらこの音無小鳥めが」
真「いぇーいっ!いいぞー小鳥さーん!」
春香「頑張ってくださーい!」
小鳥「さて。……とは言っても、基本は普通の王様ゲームと変わりません。まず、765プロのみんなからランダムに王様を選びます」
P「……まぁ、ここまでは確かに普通ですね」
小鳥「そして、選ばれた王様は、他の人に対して……時には自分を対象とした、何かしらの指令を与えるわけですが…」
P「……あー。嫌々ながら読めてきました……」
小鳥「今回はその『他の人』が…………プロデューサーさんオンリーとなっております!!」
みんな「「「Fuーーーーー!!!!」」」
P「つまり、王様が決まった時点で他のアイドル達は……まぁ言うなれば蚊帳の外になるわけですか」
小鳥「その通りっ!このゲームは、『王様』とプロデューサーさんの、一対一形式で行われます!」
P「……これは辛い…………」
小鳥「……ルール説明は以上です。質問があればその都度お受けいたします。なお、このゲームには私と律子さんも参加しますので、あしからず」
P「oh…………」
~~~数分後~~~
小鳥「……さて、みんな、クジは行き渡ったかしら?」
亜美「クジっていっても割り箸に色塗っただけだけどねー」
真美「安っぽいよねー」
伊織「更に言えば、会場も普通に事務所だけどね……」
律子「……まぁまぁいいじゃないの。これも経費削減よ」
小鳥「……ともかくっ!さぁ、運命の第一回戦、最初の王様はーっ!?」
やよい「えっと…せーのっ!」
みんな「「「王様だーれだっ!!」」」
最初の王様>>12
ピヨ
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:11:23.19 :N7sO9roei小鳥「……はいはいはーい!私でしたーっ!」
みんな「「「……………」」」
小鳥「……え、なになに?」
貴音「……小鳥嬢、気持ちはわかります。ですが、いかさまは、この勝負において許してはならぬことなのです」
美希「小鳥ズルいの……ミキが最初の王様になりたかったのにぃ…」
小鳥「いや、いやいやいや!?私ズルなんてしてませんよ!?」
響「ホントかー…?」ジトー
小鳥「ほ・ん・と・ですっ!」
伊織「……まぁいいじゃない。さ、なら早く、プロデューサーへの命令を言って頂戴」
小鳥「うーん……どうしようかなぁうへへへぇ。迷っちゃうなぁ~♪」
美希「小鳥テンション上がりすぎなのー。はりはりー」
千早「美希のやる気が目に見えて減ってるわね…」
あずさ「あらあら~」
小鳥「…そうですねぇ。とは言え最初ですし、ここは軽めにいきましょうか!」
P「…………決まりましたか?」
小鳥「はいっ!……『プロデューサーさんは、王様と10秒間見つめ合うっ!!』」
律子「……ほほぅ。そこらへんから攻めてくるわけですねぇー」
P「……ッ!な、成る程。まぁ、それぐらいなら……」
小鳥「ふっふーん。『ただし、その距離は十センチ以内とするっ!!』」
伊織「…ぬぁんですってええぇーーー!!?」
やよい「うわぁっ!?……び、びっくりしたー……」ドキドキ
伊織「だめ!ダメよそんなの!!」
小鳥「へぇ?あらあら、何を言ってるのかしら伊織ちゃん?……知ってる?…王様の命令は、絶対な、の、よ?」ニヤア…!
伊織「ぐっ……!」
雪歩「こ、怖いよ真ちゃん……」ガクガクブルブル
真「小鳥さん……完全に悪女だ…!」
やよい「なんだか小鳥さん、961プロの社長さんと顔がそっくりかなーって」
小鳥「う、うるさいうるさいっ!王様に逆らう気っ!?」
響「もはや違うゲームみたいだぞ……」
貴音「これは……なんと面妖な…………」
小鳥「とーもーかーくっ!……
さぁ、やりますよプロデューサーさんっ!!」
P「そんなに身構えなくても……わかりました。よろしくお願いします」キリッ
小鳥「……はうっ」ジュンッ
美希「真剣な顔のハニー、カッコいいの……」
小鳥「よ、よよよよろしくお願いしますっっっ」
伊織「一気にキョドり出したわね……」
律子「それじゃ……カウント、スタートッ!」
チッチッチッチッチッ……
小鳥「………/// (ダメ…!目を逸らしてはダメよ小鳥……!もったいない!!)」
春香「って、ちっか!めっちゃ近いですよあれ!」
美希「しーっ。春香、静かになの」
小鳥「………うぅー…」ドキドキ
P「(小鳥さん、肌綺麗だなぁ……)」
亜美「……んんっ?…ねぇねぇ真美、あの二人……」
真美「んっふっふー。なんだか段々顔が近づいているようなー?」ニヤニヤ
小鳥「(…………っっっ!!)」ドキドキ
千早「もう正味五センチくらいね……」
美希「ぐぬぬ……」
律子「…………しゅーりょーっ!!」
小鳥「……ぷはっ!」バッ!
P「ふぅ……」
伊織「いやぁ今のは際どかったわ実際」
小鳥「はぁ、はぁ……ふふふ、悔しかったら伊織ちゃんも王様になって見なさい?」
響「なんでピヨ子はちょっと疲れてるんだ」
伊織「……べ、別に私がなりたいわけじゃ…っ!」
P「(口には出さないが……危なかったな……。後五秒あればあわや、だった。……よく耐えた!俺!)」ドキドキ
律子「……さて!じゃあ次行きましょうか!」
美希「っしゃー!なの!!」
千早「せ、せーーのっ!」
みんな「「「王様だーれだっ!?」」」
次の王様>>33
ちはや
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:53:27.81 :N7sO9roei千早「私、ですね……」
春香「ここで千早ちゃんかー」
美希「むぅーっ!またミキじゃなかったのー!なーんーでーっ!!」ジタバタ
P「あーなんかこんなAAあったなー」
小鳥「うふふ。彼女の性格で、どんな命令を出すのか楽しみね……」
千早「……それでは、『プロデューサーは、私と一緒に歌を歌う』で、どうかしら」
真「さすが千早。凄く健全だ……」
伊織「ほんと。……誰かさんとは大違いねー」ジトー
小鳥「ピヨッ!?わ、私だって、男の人とあんな息が掛かるくらい接近したの、始めてだったんだからっ!」
響「なんかいらん事暴露し始めたぞ……」
貴音「そこは響。優しくするーして差し上げましょう」
千早「た、ただしっ!『王様と手を繋ぎながら』っ!」
美希・春香「「「な、なんだってーーっっ!!??」」」ガタガタッ
あずさ「あらあら千早ちゃん、顔が真っ赤ねー」ニコニコ
真美「ほほー。あの千早お姉ちゃんが……勇気を出しましたなー」ニヤニヤ
亜美「なんだか見てるこっちも微笑ましい気分になりますなー」ニヤニヤ
P「……りょ、了解。でも、俺別に歌上手くないぞ……?」
千早「……いいんです。そんなこと」ニコッ
P「っ!そ、そうか……(千早はたまにめちゃくちゃ可愛いから困るな……)」
千早「……じゃあ、行きますよ、プロデューサー」ギュッ
P「お、おうっ……」ドキドキ
春香「(いいなぁ………)」
やよい「みゅーじっく、すたーと!」ポチッ
千早「……もう、大丈夫心配ないとー」ギュッ
P「泣ーきそうなー、私のそーばでーぇー」ニコッ
やよい「…二人とも目と目で通じ合ってますー……」
あずさ「素敵ねぇ……」
とーきーにはーいそぎすぎてみうーしなーうーこともーあるよーしかたなーい
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:24:13.33 :N7sO9roei~~~~~~~~~~~~
千早「とーきーにはー急ぎすぎて、見失うー」
P「事もー」ギュッ
千早「こともー」ニコニコ
千早「あるよー」ギュッ
P「あるよー」ニコッ
P・千早「「仕方なーいっ」」
P「『ずっと見守っているから』、ってー笑顔で」
千早「いつもー」 P「いつもー」
P「のよにー」 千早「のよにー」
P・千早「「だーきしーめーたっ」」
美希「(二人とも、すっごくキラキラしてるの……)」
P「あなたの笑顔にー」
千早「何度助けられただろうー」
P「ありがとうー」 千早「ありがとうー」
千早「ありがとうー」 P「ありがとうー」
千早・P「ベーストフレーンドッ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みんな「「「わーわーわー!!」」」パチパチパチ
千早「……くすっ。プロデューサー、歌、下手ですね」クスクス
P「なっ…、だ、だから言ったじゃないか……」カアアァァ
千早「でも」
P「……?」
千早「とっても楽しかったですっ。ありがとうございます、プロデューサー」
P「……っ!ちっ、千早は王様なんだから、感謝は……必要ないよ」
千早「……そうでしたね。ごめんなさい、つい」ニコッ
律子「……さて、もう少しさっきの素晴らしい歌の余韻に浸っていたいところだけど!」
小鳥「ゲームは周り続けるわよーっ!」
律子「それでは、次の王様はーっ!?」
貴音「承りました。……せぇーの!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>67
貴音
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:05:41.73 :N7sO9roei貴音「わたくし…ですね」
美希「orz」
亜美「お姫ちんかぁー。さて、どうなるー?」
真美「そんなに派手な事は言わない、と思われますなー」
貴音「それでは……『わたくしと、月見酒でもどうでしょう』。あなた様」
響「なるほど、貴音らしいなぁ」
律子「ベランダ開けときますねー」スタスタ
貴音「とはいえ、わたくしはじゅーすですが。丁度冷蔵庫に団子もあります、風情があって良いでしょう」
春香「……ほっ」
小鳥「おぉっと。安心するのは早いわよ?春香ちゃん」
春香「……?」
美希「千早さんですら、あんなにいい雰囲気になれたんだから……ましてやあの貴音が相手。何が起こるかわからないの」
貴音「……と、言い忘れてました。折角のこの権利。『二人きりでの月見を、所望します』」
美希「やっぱり来たの……!」
伊織「もうこの後出し命令みたいなのは定番になりつつあるわね」
P「……わかった。それじゃ、ベランダに行こうか」スクッ
貴音「はい。参りましょう」
スタスタ
ガラガラガラ…… ピシャリ
雪歩「……行っちゃいましたねー」
小鳥「……ふう。二人ともベランダ行きましたよー。それにしても、貴音ちゃんは"どっち"なのかしらねぇ?」
真「どっち、って?」
小鳥「春香ちゃんや美希ちゃんみたいに、プロデューサーさんにガチ惚れなのかどうか、って事ですよ」
春香「あぅ………….///」
美希「てれるの」
伊織「アンタ絶対照れてないでしょ」
~~~~~ベランダ~~~~~
P「……と、もう四月も終わりだけど、この時間は少し冷えるな……貴音、大丈夫か?」
貴音「平気です。お構いなく」
P「そうか?……それにしても、『月が綺麗だな』。今夜は」
貴音「…………っ!?あ、あなた、様……?」ドキッ
で、でたープロデューサーのプロポーズだぁー
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:31:06.26 :fKxs1DpC0
枕詞にあなたといると~が必要だぜ
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:32:31.54 :N7sO9roeiP「……?どうしたんだ、貴音?」キョトン
貴音「い、いえ。……なんでも、なんでもないのです」
P「?……貴音に限ってそれは無いと思うが、もしかして、少し緊張してたりするか?」
貴音「……いえ、それは違います、が」
貴音「(……気付かずの振る舞いなのでしょうね。…全く。まこと、この方は……)」
P「……そうか?ならいいが」
貴音「はい。……あなた様、酌を致します」
P「お、悪いな。いやぁ、貴音に酌をしてもらえるなんて、俺は幸せ者だよ」ニコニコ
貴音「……それは褒め過ぎです。…このくらいでよろしいでしょうか」
P「ん。ありがとな……それじゃ、乾杯」
貴音「……乾杯」
チンッ
P「…………」コクッ
P「……不思議だよ。月と貴音を見ていると、本当にこの一口を美味しく感じる」
貴音「……あなた様。酔いが回るのが早すぎますよ」クスッ
P「そうじゃないと思うけどなぁ」
貴音「……ですが、まぁ」
P「……?」
貴音「……あなた様にそう思って頂けるのなら、こんな"命令"をした甲斐が、あったというものですが」
P「…って、ならこの命令は、まさかこうして俺を休ませるために……?」
貴音「…………わたくしはただ、自分のしたい命令を、したまでです」
P「……それ、否定になってないぞ?」クスッ
貴音「そうかもしれません。……ですが、これ以上は野暮と言うものですよ」
P「…おっと。すまんすまん」クスッ
貴音「……それに、私は今この瞬間、とても幸せです。それでよろしいでしょう」
P「ははっ。ほんとだな。……うん。それで、十分だ」
貴音「……そろそろ、他の皆が待ちくたびれている頃では?」
P「……そっか。そうだよな。はぁ、できる事なら、このままずっとこうしてたい、なんて思うのは……」
貴音「あなた様」
P「……おっと、すまん。…はは、俺も酔いが回ってきたかな」
貴音「…………きっと、そうでしょう。さぁ、それでは戻りましょう」
P「あぁ。……それにしても、今日は本当に月が綺麗だ…………貴音と居るから、余計に、かな」
貴音「………………っ」
P「?どうした、貴音?」
貴音「『三千世界の鴉を殺し』……」
P「……殺すって、どうしたんだ、いきなりそんな物騒な」
貴音「……いえ、なんでもありません。ただ、私もあなた様の意見に同意を唱えたかったのです」
P「……あぁ。だよな、今日の月は本当に…」
貴音「えぇ。まこと…………『わたくし、もう死んでもいいくらいです』」クスッ
P「……貴音に死なれると、俺は困るぞ?」
貴音「……ふふっ。承知しました、あなた様」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
このP・・・できる・・・
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:22:34.65 :Lv+uWtQoiP「ただいまー」
律子「…おっ、帰って来ましたねー。みんな、待ちくたびれてますよ」
美希「ハニー遅いのーっ!」
P「あはは…すまんすまん」
春香「…さぁ!早く次行きましょう、次っ!」
真「春香のやる気がすごいなぁ」
伊織「とっとと王様になりたくて仕方ないんでしょ」
小鳥「りょーーかい、ですっ!さぁ、次の王様はーーっ!?」
亜美「…いっくよー!せぇーーーぇのっ!!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>122
雪歩
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:28:36.07 :Lv+uWtQoi雪歩「わ、私、ですぅ……」
みんな「「「お、おおぅ……」」」
響「雪歩……何をしでかすかわからないぞ…」
律子「ある意味一番恐い王様かもね……」
雪歩「うぅ……どうしよう…」
真「(雪歩……頑張って…!)」
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:40:46.59 :E+XCIQ2H0
>>130
なんだこの雪歩
色っぽい
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:36:42.62 :Lv+uWtQoiなんだこの雪歩
色っぽい
雪歩「えっと…えっと……」
春香・美希「…………」ゴクリ
雪歩「『プ、プロデューサーは、王様の理想の男の人を演じるっ!』」
P「…………んんん?」
美希「つまり…どういうことだってばよなの……」
雪歩「……私が色々と『理想の男の人像』を出しますから、それをプロデューサーに演じて頂いてほしいなぁ、と……」
小鳥「…おぉっと、ここで私達も楽しめそうなのを出してくれたわねー」
千早「まぁ、みんなで楽しんでこその王様ゲームですし、とても良いと思います」
P「……ともかく、俺は雪歩の言う通りのキャラクターを演じればいいわけか?」
雪歩「は、はいっ」
律子「ふむ……これは、どうなるのかしらね」
春香「とりあえず、見守っておきましょう」
P「わかった……それじゃ雪歩、お題を頼む」
雪歩「えっと……まずは『お姫様をエスコートする王子様』、お願いします…えへへ」ポワーン
伊織「なんかこれ、ちょっとリミッター外れかかってない……?」
雪歩「あ、シチュエーションは、『町娘と王子、束の間の密会ももう終わり、別れを惜しむ二人』で!!!」
春香「あれ、エスコートなんじゃ…?」
美希「もはや今の雪歩に細かい矛盾は通用しないの」
P「お、おう、わかった。……こほん」
P「『あぁ、姫……貴女との別れが、こんなにも惜しいとは!どうして私は、王子などに……!』」グイッ
雪歩「きゃっ……!王子、様……///」ポッ
やよい「あわわ、腰に手を回しちゃってますー…!」
雪歩「私も…私も別れたくありません…!けれど、けれど…!!」
P「『……否!二人の気持ちが…通じ合う想いがあれば!血筋など!国など!!』」
雪歩「あはは…慰めはよしてくださいまし。一介の町娘に、一対何を……」
P「『……私と、共に逃げよう!!』」グイグイッ!!
雪歩「王子、さまぁ……///」ウルウル
美希「…ストップ!すとぉーっぷなの!!」
春香「二人とも近過ぎーっ!!」
何この寸劇
かわいい
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:55:20.59 :xjq8+Chl0かわいい
Pノリノリじゃん
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:59:53.91 :Lv+uWtQoiP「えー」
美希「いや『えー』じゃないの!ハニーぐいぐい行きすぎなの!!」
P「だって、そういう命令だし……」ブツブツ
小鳥「わわ、プロデューサーさん拗ねてますよ」
律子「よっぽどさっきの小芝居が楽しかったんでしょうね……」
雪歩「…………(プロデューサー…ううん。王子様、カッコよかったぁ……)」ポワーン
雪歩「……さ、次のシーン、行きましょうか」
P「うんっ!…ぃよーしっ!次も頑張るぞぉーーっ!!」
真「プロデューサー、気合い入ってるなぁ」
響「ちょっと引くレベルだぞ……」
伊織「ふんっ。なんなのよアイツ……」
春香「ていうか私と美希、完全スルーされちゃったし……」
雪歩「じゃあ次は『放課後、夕陽の差し込む教室で、幼馴染に決死の告白をする男子』……お願いします」
P「はいっっっ!!!」
美希「ていうかもう『男性像』じゃないの」
春香「あ、あはは……」
まだやるのかwwwww
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:14:29.23 :Lv+uWtQoiP「『……ゆ、雪歩っ!』」
雪歩「……あれ?まだ帰ってなかったんだ。どうしたのよ、こんな時間まで?」
貴音「口調まで変えてしまうとは……萩原雪歩、なんと面妖な……」
P「『い、いやっ、その、用事、ってかさ……』」
雪歩「……なによもう。やけにはっきりしないわね?」
P「『っ!だから、その…………ちょっと、お前に話があるんだ』」キリッ
雪歩「……はぅっ///」ズキューン
春香「……はぅっ///」ズキューン
美希「……はぅっ///」ズキューン
逝きましたー
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:18:07.80 :Lv+uWtQoi小鳥「……はぅっ///」ズキューン
律子「いやあんたもかいっ!」スパーン!
真「律子、そのハリセンどこから出したのさ……」
P「えっと…『ゆ、雪歩……?』」
雪歩「……はっ!…いや、ごめんごめん何でもないの……それで、話って?」
伊織「そして続けんのね……」
P「『えっと…その、な。なんつーか、さ……』」
雪歩「……な、なによ。アンタにしては、やけにはっきりしないわね?」ドキッ
P「『だ、大事な話、だ。聞いて、くれるか……?』」
雪歩「い、いいわよ?聞いてやろうじゃない」
あずさ「なんだか、伊織ちゃんみたいな性格の女の子ねー。うふふ」
P「『その……俺、実はお前の事……!』」
雪歩「…待って!」
P「『…………?』……ッ!?」
………ギュッ
律子「……春香と美希が撃沈してる間に、アドリブと称してプロデューサーに抱きつくとは……考えたわね、雪歩」
雪歩「この先は……私に、言わせて…?」グイッ
P「……はぅっ///」ズキューン
伊織「あー、近い近い。ゼロ距離かってぐらいね」
雪歩「その……あの、ね?」チラッ
律子「……あ、あの上目遣いは卑怯ねぇ」ソワソワ
P「『お、おう……』」
雪歩「わたし、私、も……あなたの、事…!」
P「…………」ゴクリ…!
雪歩「…私、あなたが、好……!!」
律子・真美・小鳥・伊織・貴音・千早・響「「「…そ、それはやっぱりダメーーーッッッ!!」」」ガタガタッ
P「……へ?…うわあぁーーっ!」
雪歩「キャッ!!」
ガッシャーーーンッッッ!!!!!
P「痛ってて……大丈夫か、雪歩…って、ッッッ!!」
雪歩「だ、大丈夫で、す……ぷ、ろ、でゅー……さぁ…」
P「……っ!!(…雪歩の小さな身体が、俺の真下、に……!)」
雪歩「(え、ええっ!?わたし、プロデューサーに押し倒されて、る……?)」
P「(こ、これはまずいっ!色んな意味で……っ!)」
P「ご、ごめん雪歩、すぐ退くから…!」
…グイッ
P「ちょ……ゆき、ほ…………?」
雪歩「ぷろでゅー、さー……?」ウルウル
P「雪、歩……っ」
雪歩「…………っ!」ギュッ
伊織「なぁーーにやってんのアンタ達はあぁぁぁーーーーっ!!!!!」
スパアンッッッ!!!
P「痛ってぇっ!?」
がっとやってちゅっとすってはああああああん
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 01:57:11.41 :Lv+uWtQoi~~~~~~~10分後~~~~~~~
P「……この度は、私の悪ノリによって、765プロ事務所、及びそこに所属するアイドル達に多大なる迷惑を掛けた事を、ここに謝罪致しますっっっ!!」
伊織「いや、まぁ反省してるならそこまでしなくてもいいけど……」
雪歩「うぅ……ごめんなさい、みんな……」
律子「……まぁ、私達の突進が原因で机が倒れてあの騒ぎなわけだし、二人だけを責められないわ」
小鳥「そうですねぇ。結果誰にも何もありませんでしたし、今回はみんなで痛み分けってことで」
P「いやー……ほんとに申し訳ない」
春香「びっくりしたよー……起きたらプロデューサーさんが、伊織ちゃんにお説教されてるんだもん」
美希「……んーまぁ、よくわからないけど、物が壊れたわけでも怪我した人がいるわけでもないなら、ミキ、もういいと思うな!」
やよい「うっうー!美希さんに賛成ですー!」
響「えっと……それで、王様ゲームは、どうするんだ…?」
亜美「そりゃ→もちろん続行でしょー!」
真美「まだまだ遊び足りないもんね→っ!」
貴音「わたくしは別に構いませんが。……なにも、一度しか王様になれぬわけでもないですし」クスッ
小鳥「じゃあ……続けます?」
律子「……ま、いいでしょう」
みんな「「「いぇーーいっ!!」」」
小鳥「……さて!それでは気を取り直してっ!!」
律子「いっくわよーっ!!」
春香「あ、私か。えと、せ、せーーのっ!!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>187
千早!
同じ人が不可なら春香!
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 02:14:57.75 :Lv+uWtQoi同じ人が不可なら春香!
千早「また、私、ですね………」
美希「もうヤなの……順番なんて永遠に来ない気がするの……」
春香「千早ちゃん、いいなぁ…………」
千早「……ふぅっ。それじゃ、王様の命令を伝えます」
P「お、おう……っ」
千早「『王様の権利は、全て春香に移譲するわ。よってこの瞬間から、このターンの王様は春香よ』」
春香「…………ふえぇっ!?いや、いやいやいや、悪いよ千早ちゃんっ!」
千早「いいの。私は一回やったし……何より、私が春香にあげたいのよ、王様」
春香「千早、ちゃん……」
千早「それじゃ、春香。……思う存分、愉しんでね」
春香「…………うんっ!」グッ
伊織「何このちょっとした感動ノリみたいなの」
小鳥「あぁ、良いわ……!女の子同士の美しき友情……否、愛っ!!」ハァハァ
律子「はいはい小鳥さんはあっちの方行ってましょうねー」
あずさ「あらあらー。大丈夫ですか、小鳥さん?」
小鳥「な…なんてことねえっすよ、これぐらい……」ハァハァ
真「それで、春香。命令はどうするの?」
春香「え、えぇっとぉ……」チラッ チラッ
P「…………?」
春香「(が、頑張るのよ、春香……っ!)」
亜美「春香お姉ちゃん、すっごい気合いだねー」
美希「あーもうヤバイの。下手したらプロデューサーの貞操が危ないの」
春香「いきますよ……『プロデューサーは……王様と新婚さんごっこ』ッ!!」
みんな「「「…………ッッッ!!??」」」
ガチで取りにきやがった
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:03:04.88 :Lv+uWtQoi美希「ヤバイのヤバイの……!」アセアセ
真美「あーそれ知ってるー!芸人さんのマネでしょーっ?」
美希「違うのっ!この状況でそのツッコミは無いって思うな!?」
春香「……えへへ。どうですか?プロデューサーさんっ」ニコニコ
P「あ、あぁ……。流石春香、って感じの命令だな……」
貴音「あまりに直球過ぎる命令に、さすがのぷろでゅーさーも戸惑ってますね……」
律子「はいはい、するならする。早く始めてくださーい」ムカムカ
亜美「……ほほ→ぅ。さっきの騒ぎから、律っちゃんが平静を保てなくなってきていますな~」ニヤニヤ
やよい「しーっ!あんまりそういうこといっちゃだめだよーっ」
亜美「いやいや、やよいっち。何も"そう"なってるのは、律っちゃんだけじゃないみたいだよ→?静かに周りの人の様子を観察してみ?」ニヤニヤ
やよい「…………?」ソーーッ…
伊織・真美・響「………………っ」モヤモヤ
やよい「はわっ。なんだか皆さん、ちょっと怖いです……」
亜美「嫉妬の炎がめらめら燃えてますな→」ニヤニヤ
春香お姉ちゃんってなんだよ
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:17:38.87 :Lv+uWtQoi>>276
おおっとすまん
お姉ちゃん分は充分に持ち合わせてるからありだな
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 17:27:51.95 :Lv+uWtQoiやよい「ど、どうしよう……?」
あずさ「……今は、そっと見守っておきましょう」
やよい「あずささん……」
あずさ「うふふ。気になるのは分かるけど、みんな良い子だから、多分大丈夫よー」
やよい「で、でも……」
あずさ「……心配性なのね、やよいちゃんは」
やよい「わたし、ケンカとかになったらって思うと……うぅ」
あずさ「だーいじょーうぶっ。もしそうなったら、私がパパって止めちゃうんだから!」ニコニコ
やよい「…………あはは……そうですねっ。ありがとうございます、あずささん!」
あずさ「あらあらー。私何もしてないわよー?」
亜美「んっふっふー。さっすがあずさお姉ちゃん。包容力MAXですな→」
あずさ「……?よくわからないけれど、ありがとう、亜美ちゃん」
美希「……おしゃべりしてる場合じゃないの。春香とハニーのシチュエーション相談、終わったみたいだから、もう始まるの」
亜美「ミキミキ、…顔が死人のようだ……!!」
P「……よし、わかった。それじゃ始めよう」
春香「はいっ!」
響「ついに始まるのか……」
貴音「長き戦になりそうですね……」
P「『はぁーあ。今日も疲れたー。……ただいまー!』」
春香「……おかえりなさいっ、"あなた"!」
P「…………っ!た、たた、『ただいま』……」
伊織「あの子これやりたかっただけでしょ……」
春香「ご飯にする?ライスにする?それとも……お・こ・め?」
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 20:22:27.51 :Lv+uWtQoiP「(あなた、とかね。…あの天海春香に、そんなこと言われちゃあ俺はもう……!!)」ドキドキ
春香「あ、あなたっ?……『ごはんにする?お風呂にする?それとも……///』」
亜美「き、きたーーっ!」
律子「普通のアイドルが、普通の誘い文句を言う……それだけなのに、なのに、何?この感覚……」
美希「悔しいけど……可愛いの。春香」
小鳥「そ、それとも?それともなんなの……っ!?」ドキドキ
春香「そ、それとも……それともっ!」
P「(その頑張ってる表情が可愛いんだよなぁ……)」ドキドキ
小鳥「…………!」ゴクリ
春香「それとも、…………私?」
P「………………っっ!」
亜美「き、きたーーっ!(二回目)」
P「じゃあ…………ご、ごはんにしようかなー?」
春香「」
亜美「ヘタレだーーーっ!!!」
真美「これはない」
美希「春香かわいそうなの……」
伊織「美希はどうなってほしいのよ……」
P「……う、うるせーうるせー!外野にはこの気持ちはわかんないんだよぉー!」
春香「わかりました……すぐ準備します……」ズーン
真「あーあ。春香落ち込んじゃったー」
千早「春香…………」
P「悪いな。頼むよ……(すまん、春香……)」
小鳥「む、報われなさすぎてもう……。私が抱きしめてあげたいわ……」
やよい「……あっ、春香さん、戻ってきましたー!」
春香「…………お、お待たせっ!美味しく食べてねっ?」
律子「空元気が痛々しい……」
雪歩「……あっ。でも見て、あの『ごはん』……」
貴音「……あれは、春香がここぞという時にしか出さない、幻のくっきー……!」ジュルリ
響「あー、貴音。よだれよだれ」
伊織「まぁ"ごっこ"だしね。設定がごはんなら、あれもごはんよね」
亜美「…………っ!はっはーん。そして、あの一緒に持ってきた箸は……」ピキーン
小鳥「あー。アレね」
あずさ「"アレ"……?」
真「乙女の憧れですねっ!」
美希「『あーん』、なの」
あずさ「……あーあーあー!そういうことだったのねぇ」
P「おー。美味しそうだな!」
P「それじゃ、いただきま…」
春香「ま、待って……?」
亜美「き、きたーーっ!……げほ、げほっ!」
やよい「もー亜美ー。叫びすぎだよー」
亜美「アハハ…ごめんごめん。テンション上がっちゃって」
律子「乙女チックに憧れるのは、亜美も一緒なのねぇ?」ニヤッ
亜美「……っ!?……ち、違う違う!そんなんじゃないーっ!」
真美「亜美、顔が赤いよー?」ニヤッ
亜美「…………真美のバカ」
真美「あはは、ゴメンゴメン」
亜美「ふんだっ!いいから続きみよ→!」
真美「はーいっ」
P「……ん?どうしたんだ?」
春香「え、えっと、わ、私が、食べさせてあげるねっ……?///」
P「……っ。わ、わかった……」
春香「い、いいんですかっ!?」
P「そりゃ、別に構わないよ……あー、俺たち、新婚さんなんだろ……?」テレテレ
春香「…………うんっ!私達、新婚さんっ!」ニコニコ
P「な、なら…何も問題は無いさ」
春香「……うん。うんっ。そうだよねっ」
雪歩「よかったね、春香ちゃん……!」
小鳥「こんなんで感極まるなんて、かわいいわぁ、春香ちゃん」
伊織「……アンタだってこんな風に言われたら腰砕けになるクセに」
小鳥「さ、さぁそれはどうかしらー?」ピヨピヨ
春香「えと、それじゃ、あなた。"あ、あーん"……」ソローー…
P「oh……」
P「(……なんと言うことでしょう。この光景、エロゲーだったら絶対CGあるところです)」
律子「……あー、いらんこと思い出しちゃった」
響「?いらんこと、ってなんだ?」
律子「いつかプロデューサーが酔っ払った時、このシチュエーションについて語ってたのよ」
美希「…その話、詳しく聞かせてほしいの」
律子「はぁ……あんまり思い出したくないんだけどねー」
亜美「とか言いながら語る律っちゃんが、亜美は大好きだよ」
律子「……仕方ないわねぇ。いい、今から言うのは一言一句、プロデューサーの言葉だと思いなさい」
美希「はーい、なの」
律子「……こほん。…『"あーん"と、言うのはだな、律子。無論、手ずから女の子に食べさせてもらえる、という点でも評価されるべきだが、その真は、そこから見える風景にある。』」
貴音「ぷろでゅーさーに、瓜二つの声色……面妖な」
真美「律っちゃんすげー……」
律子「『考えてもみろ。目の前の女の子から俺の口元に伸ばされる美しい手を。そして、食器を持っている手、というのはね、とても美しい形なんだよ、律子』」
響「プロデューサーキモいぞ……」
律子「『そんな存在が、あーん、なんて言葉と共に、おずおずと俺の口元に食べ物を差し出す……やさしく丸まった逆の手を、その下へ添えながら。…………そんなのもう、どう考えても、勃起だ』」
響「プロデューサーキモいぞーーっ!!!」
やよい「うっうー…さすがにそれは気持ち悪いかなーって……」
律子「……ふぅ。だから"嫌なこと"っていったじゃない」
勃起wwwwwwwwwwwww
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:27:34.99 :seePTjFR0
フフフ…
411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:34:13.98 :Lv+uWtQoi美希「美希、ちょっと明日からハンドエステ通う事にするの」
小鳥「……くっ。ハンドクリーム、丁度切らしてたわ……私としたことが……」
千早「……くじけてない人も、何人かいるみたいだけれど」
律子「さて、これでプロデューサーが"あーん"に対して並々ならぬ情熱を持っているのは分かったわね?……ほら、あまり目を離しすぎると、いつのまにか終わっちゃうわよ?」
響・美希「…………ハッ!」
春香「……あなた、おいし?」
P「うん……最高だよ、春香」
春香「…………やたっ♪」グッ
春香「たくさん食べてねっ。あなたに喜んでもらえるのが……私、一番嬉しい」
P「…………そう、か……ははっ」
P「(やばい春香超やばい)」
P「じ、じゃあ、もう一口……」
春香「……えへへ。はい、あなた……あーん?」ニコニコ
~~~~~~~~~~~~~~~
P「……ふぅ。ごちそうさま」
春香「お粗末さまでしたっ」
美希「の、濃厚ないちゃらぶだったの……」
真「…いくらボクでも、さすがに食傷気味だよ……」
小鳥「さ、てと…………」
P「…………」チラッチラッ
小鳥「春香ちゃんが食器を片付けに行った途端、プロデューサーさんからの激しいアイコンタクトが……」
律子「……多分、まだ続行していいのか?って意味だと思いますけど」
小鳥「うーん……確かに、他の子より少し時間取ってるけど……」チラッ
春香「………………っ♪」ニコニコ
小鳥「見てくださいよ、あの幸せそうな顔……」
律子「私たちでは決められないわ……」
というわけで、ちょっと伸びすぎてる春香編、続けるか次行くか安価
>>420
素晴らしい
安価なら↓
421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:48:05.01 :fDeadWrp0安価なら↓
終了
426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:49:56.42 :feiD57WC0
終わった…
428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:53:01.54 :2z4+A5+30
酷いw
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:54:14.67 :Lv+uWtQoi小鳥「了解です。忍びないけれど…………二人とも!終了ーーーーーーっっ!!!」
春香「…………えぇー」
律子「ごめんね春香。けどもう他の子が耐えられそうにないの」
P「悪いな、春香。……今度また、お菓子食べさせてくれよ。楽しみにしてるからさ」キリッ
春香「……え、い、いいんですか!?…はいっ、必ず、絶対ですよ!」
P「もちろんさ」
小鳥「さっすがプロデューサーさん、抜かりないわねー」
伊織「あれを素でやってるところがタチ悪いのよアイツは……」
律子「……さぁっ、とにもかくにも!次の王様を決める時が再びやってまいりましたっ!!」
美希「待ちくたびれたのーっ!」
響「なんか皆のを見てたら自分も興味が湧いてきたぞ……」
亜美「そろそろ実況ポジションは飽きたよ→っ!」
真美「真美も王様なってみたい→っ!」
あずさ「すっごく楽しそうねー。私もちょっと期待しちゃうかも……」
真「ボクもプロデューサーにお姫さまみたいに扱ってもらいたい……!」
やよい「プロデューサーに、お兄ちゃん役、やってもらいたいかなー、って……あぅ///」
小鳥「なんだかとても長い間やってるようですが……、実際のところ、まだ五回しかやってません!」
小鳥「……まぁぶっちゃけ、みんなが期待するくらいには、美味しい思いできますっ!」
当たってない組「「「ざわ…………」」」
千早「……認めざるを得ないわね。確かに」
貴音「あれは、まこと良き時間でした……」
雪歩「プロデューサーの演技、すっごく上手だったなぁ……///」
春香「"あなた"……だって。えへへっ♪」
当たってない組「「「ざわ……!ざわざわ……!」」」
小鳥「さぁそれではっ!いってみましょう次の回っ!!」
真「え、ボク?……せーーのっ!!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>452
小鳥さん
463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:14:30.75 :FHIFIO9A0
あれ、2度目ありなのか
464:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:14:51.04 :Lv+uWtQoi
小鳥さん強運すぎワロス
二回目だけどいい?
ていうかこの王様ゲームいつ終わればいいんだ……
466:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:15:19.86 :seePTjFR0二回目だけどいい?
ていうかこの王様ゲームいつ終わればいいんだ……
無論>>1000まで
487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:25:54.29 :Lv+uWtQoi小鳥「……他の子だと思った!?残念!小鳥ちゃんでした!!」
美希「イカサマ……ッ!これは間違いなくイカサマ…………ッッ!」
やよい「うー、残念です……」
響「あーあ。ショックだぞ…」
伊織「ま、まぁしょうがないわよ。クジだものね……はぁ」
小鳥「テンション低いわよーみんなっ!?もっとアゲていきなさいっ!」
真「いるよね、こういう自分が主役になると途端に張り切り出す人……」
あずさ「あー。いるわねぇ……」
P「……ともあれ、小鳥さんですか。よろしくお願いします」
小鳥「はいっ!二度目は手加減しませんよー?」
P「ははっ、お手柔らかに」
律子「はいはいそれじゃ小鳥さん。早く命令を出して下さい。ただでさえ巻きなんですから」
小鳥「うーん。そうですねぇ……」
伊織「はりーはりー」
小鳥「…………あっ。そうだ、あれにしよう」
律子「…………?」
小鳥「ふふっ。みんな、喜んでいいわよ……今回の命令、すぐ終わっちゃうから」
美希「…………んん?」
真「あの小鳥さんが、どうしてそんな生温い真似を……?」
小鳥「生温くてもいいの。……ちょっと、子供の頃の憧れを、果たしてもらいたくなっちゃって」クスッ
P「あこ、がれ……?」
小鳥「……ええ。それじゃ、命令です。……『"フリ"でいいです。プロデューサーは、王様の薬指に指輪を嵌めて、誓いの言葉を、言ってください』」
ピヨちゃん2X歳、最後の勝負に…!!
506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:38:50.58 :seePTjFR0
重すぎる
513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:43:49.59 :Lv+uWtQoi春香「あ…………」
P「……小鳥さん、それは……その命令は、俺ごときがやっていい事では…………」
小鳥「んもぅ、何言ってるんですか、プロデューサーさん。私は、プロデューサーさんだから、こんな事、言ったんですよ?」クスッ
P「ですけど……!」
小鳥「だから、"フリ"でいいんですって。変な意味もありません。……本当に、ただの子供時代に憧れた事を、言ってみただけなので」
貴音「ふむ…………プロデューサー、やってあげればよろしいかと」
P「いや、でもなぁ貴音……」
貴音「小鳥嬢は、フリだけと言っているのです。言うなればこれは、ただの『ままごと』と一緒。……児戯にそのような深い考えは不要なのでは?」
P「むぅっ…………」
伊織「まぁ、いいんじゃない?」
真「ボク、小鳥さんの気持ちわかりますっ!やっぱり皆、憧れますよねっ!そういうの!」
律子「あはは……どうやら、賛成多数みたいですよ?」
P「…………まあ、いいですが」
小鳥「うふっ。ありがとうございます、プロデューサーさんっ」ニコッ
523:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:56:08.21 :CvqyMhHt0
>>522
もちろんです
524:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:56:23.09 :Lv+uWtQoiもちろんです
小鳥「(そう、これは、ただの憧れ。……子供時代から……"今まで"続いてる、私の夢)」
律子「……あ、指輪、私が付けてるの使って下さい」スッ
P「お、ありがとう、律子」
小鳥「(それを、"おままごと"として、加えて、こんなゲームの力を使ってでも、あなたに叶えてもらいたい、私の気持ち……やっぱり重いのかなぁ……)」
P「それじゃ、小鳥さん……」
小鳥「(でも、それでも。……私は、美希ちゃんや春香ちゃんのように、好意をあんなにも素直に表現する事は、もうできないから……茶化しながらのアピールが精一杯、だから)」
P「いきますよ……?」
小鳥「(せめて、王様の命令としてなら、いい、よね……?)」
小鳥「……はい。よろしくお願いしますね」
P「私、Pは、音無小鳥を生涯の伴侶とし……」
小鳥「(生涯の伴侶、かぁ……私の、伴侶さんになってくれる人は……誰かいるのかしら……)」
P「病める時も、健やかなる時も、之を愛する事を…………誓います」
P「小鳥さん……手を」
小鳥「あ、はい……」スッ
小鳥「(っ…………指輪、付けられちゃった)」
P「………………」
チュッ
ガタッ
534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:04:17.57 :xfG0/Scp0
チュッってなんだチュッって
認めんぞ
541:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:08:01.44 :Lv+uWtQoi認めんぞ
みんな「「「っっっ!!!!!」」」
小鳥「ぷ、ぷろでゅーさー、さん……?」
小鳥「え、えと、勘違いだったらごめんなさい。…………今、私のおでこに、ちゅっ、ってしました……?」
P「はい。しました。……誓いのキス、とはいきませんけど、これからも一緒に頑張りましょう、という意味を込めて」
小鳥「…………………うそ」
P「ごめんなさい、出過ぎたマネ、でしたかね……はは……」
小鳥「……ううん。そんな事ない。……ありがと、嬉しい」
P「…………っ!は、ははは……」
律子「(……プロデューサー、今ときめいたわね……)」
うひょおおおおおおおおおおおお
548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:10:11.58 :1IcsAoFE0
∩___∩ /゙ミヽ、,,___,,/゙ヽ
| 丿 ヽ i ノ `ヽ'
/ ○ ○ | / `(○) (○)´i、 先生助けてっ!、
| U ( _●_) ミ 彡,U ミ(__,▼_)彡ミ ゲームが始まるまでテンション高かった美希ちゃんが
彡、 |∪| ,,/ ,へ、, |∪| /゙ 息をしてないの!!
/ ヽ ヽノ ヾ_,,..,,,,_ / ' ヽノ `/´ ヽ
| ヽ ./ ,' 3 `ヽーっ / |
│ ヾ ヾl ⊃ ⌒_つ ソ │
│ \,,__`'ー-⊃⊂'''''"__,,,ノ |
549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:10:29.99 :/wctfbMD0| 丿 ヽ i ノ `ヽ'
/ ○ ○ | / `(○) (○)´i、 先生助けてっ!、
| U ( _●_) ミ 彡,U ミ(__,▼_)彡ミ ゲームが始まるまでテンション高かった美希ちゃんが
彡、 |∪| ,,/ ,へ、, |∪| /゙ 息をしてないの!!
/ ヽ ヽノ ヾ_,,..,,,,_ / ' ヽノ `/´ ヽ
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あれ、デコにキスってどんな意味だっけ
552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:12:42.20 :vJR5zxv00
「キス」には「キス」をする場所の違いによってそれぞれ意味が異なります。
手の上:尊敬のキス
額の上:友情のキス
頬の上:厚意のキス
唇の上:愛情のキス
瞼の上:憧憬のキス
掌の上:懇願のキス
腕の首:欲望のキス
そして結婚式での「キス」は「誓いの言葉を封印する」という意味があります。
互いの唇と唇でその言葉を「封印」するのです。
554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:13:17.85 :/wctfbMD0手の上:尊敬のキス
額の上:友情のキス
頬の上:厚意のキス
唇の上:愛情のキス
瞼の上:憧憬のキス
掌の上:懇願のキス
腕の首:欲望のキス
そして結婚式での「キス」は「誓いの言葉を封印する」という意味があります。
互いの唇と唇でその言葉を「封印」するのです。
>>552
thx
553:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:13:14.16 :Lv+uWtQoithx
律子「…………はい!しゅーりょーーーっっ!!!」
みんな「「「ふぅ…………」」」
小鳥「あはは、終わりですって。プロデューサーさん」
P「みたいですね」
小鳥「…………うんっ!元気出たっ!!」
美希「いやー、小鳥、ズルすぎるの……」
真「でもかっこよかったなぁ、プロデューサー!ほんと、僕も憧れますよっ!」
伊織「た、確かにっ、今のプロデューサーは、ほんの少しだけ、その…………か、かっこよかった、わね。普段からそうしてればいいのに……」
小鳥「……さぁっ!それじゃ、次行きましょうかっ!!」
みんな「「「うぇーい…………」」」
小鳥「元気なっ!?どうしたのよ、みんな?」
響「いやー、さすがにあれを見せられたあとだとな……」
やよい「なんだか、おとな、って感じで、わたし、かんどうしちゃって……」
雪歩「ドラマのワンシーンみたいでした……///」
小鳥「あ、あはは……。でも、やるんでしょ?次の勝負」
みんな「「「もっちろんっ!!!」」」
律子「さぁーーて!どんどんアゲて行くわよーっ!次の王様はっ!?」
美希「……よーしっ、……すぅっ、せぇーーーぇのっ!!!」
みんな「「「王様だーーれだっ!?」」」
次の王様>>575
律子
681:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:23:34.49 :grwQvawgi律子「………あっ!私だっ!!」
小鳥「おめでとうございます!同じ進行役として嬉しいです!」
美希「またダメなの……ミキ、なにか神様に嫌われるようなことしたっけ……」
亜美「んー。上手くいかないなぁ……」
真美「なんだかなぁ……」
伊織「でもま、律子ならスパッとやってくれるでしょ」
千早「秋月さんね……どんな命令出すのかしら……」
春香「ちょっと読めないよね……」
律子「あはは……みんな、そんなに構えなくても大丈夫だってば」
律子「そうね、じゃあ命令は……『プロデューサーは、王様の質問に、十個、誤魔化さずに答えよ』で、どうです、プロデューサー殿?」
P「……そんなんでいいのか?」
律子「……むっ。そんなんとは失礼ですね。……プロデューサーがお望みとあらば、『今まで付き合った女の子の数』とか、聞いてもいいんですよ?」ニヤリ
春香・美希「」ガタッ
P「…………勘弁してくださいリツコサマ」
律子「よろしい」フフン
…ほう
686:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:33:52.58 :40LHwmr90
質問によっては今までの中で一番キツい命令だな
688:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:39:14.17 :grwQvawgi貴音「……とは言え、あの律子嬢のこと。そこまで厳しい質問はなさらないでしょう……この命令には、何か隠された意図があるのでしょうか……」
あずさ「そうねぇ……多分…………」
貴音「…………?」
あずさ「うふっ。なんでもないわー」ニコニコ
律子「…………さて!準備はいいですか、プロデューサー?」
P「お、おう。どんと来い……!」
律子「……ではいきます。質問その一。『私がプロデュースしているユニット、竜宮小町ですけど、プロデューサーのあなたの観点から見て、これからもっと登っていけると重いますか?』」
伊織「…………普通ね。拍子抜けするくらいに」
亜美「……ていうかむしろ、亜美たちのこと考えてくれてるね」
あずさ「あらあら。ありがたいわー」
P「どうだろうな……このままいってもある程度まではいけると思うが……それより更に上を目指すとなると、更なる努力が必要だろうな。具体的には、三人とも、たくさんのダンスレッスンが必要だろ」
伊織「……耳が痛い話ね」
亜美「律っちゃんごめんねー……」
あずさ「が、頑張らなきゃっ」
律子「……やっぱそこですよね。わかりましたありがとうございます」
P「いやいや、これくらいなんでもないさ」
律子「……質問その二。ここからは数問連続で出すので、テンポよく答えてください」
P「おう」
律子「それじゃ、いきますよー……『好きなアニメはっ?』」
P「へ?えーと、ブラックラグーン!」
律子「『好きな声優は!』」
P「阿澄佳奈と宮野真守!」
律子「『好きなゲームは!』」
P「FF?!」
真美「あー、そう言えば……」
亜美「……律っちゃんって、アニメとか好きだったよねー」
律子「『765プロがリリースした曲の中で、1番好きな曲は!?』」
P「【隣に…】!」
あずさ「あら。プロデューサーさん……」
律子「『765プロで、1番歌が上手いと思うのは!』」
P「あずささん!」
あずさ「あ、あらあらー……///」
千早「……」
705:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:01:39.25 :wQt+kuTw0
ちーたん逝ったああああああああ
710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:03:03.82 :grwQvawgi律子「『765プロで、1番頑張ってると思うのは!』」
P「律子!」
律子「…………ふぇっ!?」
P「…………あ、やべっ……」
防戦一方の立場であるにも関わらず無自覚に攻めるP
719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:09:43.31 :grwQvawgi律子「ほ、ほんとに……?」
P「…………それ、質問その八か…?」
律子「……いえ、違います。べ、別に、答えなくてもいいですけどっ」
P「……本当だよ。他の子もそりゃ、とても頑張ってるけどな。けど、……アイドル兼事務をこなして、そこからプロデューサーを始めるなんて、生半可じゃ出来ないと思うから」
律子「…………っ、そ、そうです、か……一応、褒め言葉として受けとっておきます……///」
美希「……なんて言うか、さすが律子…さん、なの。色んな意味で」
律子「……おほん!……そ、それじゃ、今度は本当に、質問その八、です」
P「よし。今度はさっきみたいなヘマしな……」
律子「『プロデューサーの、好きな女の子のタイプ、は……?』」
みんな「「「(グッジョブ、律子さんっ!!)」」」
P「…………っ!はぁ!?」
律子「だ、だから!好きな女の子の
タイプ、ですけど……」
P「えー、と…………誤魔化さず、だったよな」
律子「……そうです。誤魔化さず、ですからね……!」
P「あー、えーと。……自分をちゃんと持っていて、前に向かっていける人、かな」
みんな「「「(…………メモメモ、っと)」」」
律子「……抽象的ですね。もっとなんかこう、ないんですか?」
P「なんかってなんだよ……」
律子「だから……もっとこう、背は低い方が良いとか!」
やよい・響「「…………!」」ピクッ
律子「む、胸が大きい方が良いとか!」
あずさ・貴音・美希「「「…………!」」」ピクッ
律子「…………眼鏡を掛けてる方が良い、とか」
律子「そういうの、ですよ……!」
千早「…」
733:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:34:26.99 :grwQvawgiP「……うーん。そういうのは、別にない、かな」
律子「そう、ですか……」
P「ま、やっぱ長く付き合うとなると、人間中身だしな!」
律子「……まぁ、そうですけどね」
律子「それじゃ、次。質問その九です」
P「」ゴクリ
律子「『……765プロの中で、誰が1番好きですか?』」
みんな「「「(それ聞いちゃうっ!?)」」」
いいぞいいぞ
736:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:36:40.86 :7Cxze7Tm0
盛り上がってまいりました
742:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 01:44:28.06 :oX8dHkZUiP「みんな好きだ」
律子「……!即答ですね……」
小鳥「(すげー。天然ハーレム宣言ですよ……)」
P「……即答だろそりゃ。ここにいるみんなは、誰一人例外無く、最高だ……というか、そう思ってなきゃ、プロデューサーなんてやってないよ」ニコッ
律子「ま、まぁ。そうなんですけど」
律子「…………1番頑張ってると思うなら、もっと私になんかあってもいいじゃないですか……」ボソッ
P「……?何か言ったか?」
律子「いーえっ!なんでもっ!」
P「……次で最後の質問だな」
律子「そーですねっ」プンスカ
P「……なんだか、律子の命令は、自分を見つめ直してるみたいで、為になったよ。ありがとな」ニコッ
律子「………………ッ!ばかっ!!」
P「うぇっ!?なんで!?」
律子「……なんでもないですっ!ほら、最後の質問、いきますよ!!」
P「お、おう………」
律子「……質問、その十…………」
P「(なんか、一気に元気無くなったな……?)」
律子「……えーと、その。あのー、あれですよ、あれ!」
P「いやアレと言われても……」
律子「そうですよね!すいませんっ!」
P「なんでそこで怒るっ!?」
律子「す、すいません……」
P「(ど、どうしたんだ……?律子……)」
律子「最後の、質問です。……『プロデューサーは、私の事、どう、思ってますか……?』」
亜美「律っちゃん、えぐってくねぇ……」
小鳥「なんだか、もう後に引けなくなってるだけなような気もしますけどね……」
P「どうって……普通に好きだぞ?」
律子「は、はあぁっ!?///」
P「うわっ!ど、どうしたんだよ……」
律子「そんなのダメに決まってるじゃないですかっ!」アセアセ
P「いや、ダメって」
律子「だって、そんなことあったら……私、みんなになんて言えば!!」アセアセ
春香「その、"みんな"は、全員ここにいるんだけどね……あはは……」
P「いや、別に何も言わなくていいんじゃないか……?(ていうか何でそんな話に……)」
律子「何も言わないぃっ!?そんな無責任な話がありますかー!」
P「いや、もう何がなんだか……。同僚として好ましく思うのが、そんなにいけない事か……?」
律子「」
雪歩「いやー、あはは……」
美希「まぁ、そんなこったろうとは思ったの」
律子「…………あぁーーーあ、もぉっ!!!」
小鳥「……はい、しゅーーりょーーーーー!!!」
律子「ぜぇ……ぜぇ…………」
小鳥「お疲れ様でした、律子さん。お茶です」
律子「あ、ありがとうございます……」
響「いやー、色々と勉強になったぞ!」
美希「有用な情報をたくさん手に入れたの」
小鳥「…………さて、ここで、重大なお知らせがありますっ!!」
夕方から続けててぶっちゃけもう限界なんで締めたいんだが
また明日か明後日敗者復活戦やるってことでダメでしょうか
765:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:29:12.29 :aPjkr6hv0また明日か明後日敗者復活戦やるってことでダメでしょうか
俺も眠いからいいんじゃないかな。春香さん可愛かったよ乙!
766:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:29:19.63 :nd1oSto70
乙、たのしかったよ
769:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:31:55.86 :oX8dHkZUi小鳥「今回のゲームは、これでおしまいですっ!!」
P「え、そうなの?」
みんな「「「えぇーーーーっっっ!!!???」」」
美希「認めないの!絶対ヤなの!まだミキの番が来ーてーなーいーのーっ!!」
小鳥「しょうがないじゃないっ!こっちにも色々と事情があるのよ!」ピヨピヨ
律子「まだ順番が回ってきてないのは……響、美希、やよい、あずささん、亜美、真美、伊織ね」
P「わかった、ならこれはどうだ?」
みんな「「「…………?」」」
P「今度、今回選ばれなかった人を主に、敗者復活戦をやるってのは」
あずさ「あら、それはいいアイディアじゃないかしらー」
伊織「ふーん。あ、アンタにしては、気が利くじゃない……」
響「それなら自分、我慢できるぞっ!楽しみに待てるしなっ!」
亜美「うーーーーん。まぁ仕方ないねー……」
真美「残念だけどねー……」
やよい「うっうーっ!今度やる時が楽しみですーっ!」
P「…………どうだ、美希?」
美希「…………いいよ。みんな我慢してるのに、ミキだけわがまま言うのは、違う、って思うし」
P「……そっか。偉いな、美希」ナデナデ
美希「………………えへっ」
小鳥「…………さて!それじゃ、今日は皆でご飯でも食べに行きましょうかっ!」
みんな「「「さんせーーーっっ!!」」」
美希「……よーーっし!それじゃみんな、レッツゴーなのーっ!!」
おわり
おつ
773:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:44:12.13 :oX8dHkZUi
というわけで、駆け足だけど終わりです
つきあってくれた方、保守してくれた方、ありがとうございました
貴音の『三千世界の鴉を殺し…』
というのは、有名な都々逸で、
律っちゃんが序盤にした質問の答えは、
完全に自分の趣味です
いえすっアスミス!
近い内に敗者復活戦も多分書くかと思います
それじゃ寝ます
ありがとっしたー
776:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:51:11.58 :KqysWEbI0つきあってくれた方、保守してくれた方、ありがとうございました
貴音の『三千世界の鴉を殺し…』
というのは、有名な都々逸で、
律っちゃんが序盤にした質問の答えは、
完全に自分の趣味です
いえすっアスミス!
近い内に敗者復活戦も多分書くかと思います
それじゃ寝ます
ありがとっしたー
ぬしと朝寝がしてみたい~高杉晋作だっけ?
777:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 02:53:10.02 :oX8dHkZUi
>>776
そうそう
数多あるしがらみを忘れて、あなたと共に幸せなまま寝てしまいたいみたいな
そうそう
数多あるしがらみを忘れて、あなたと共に幸せなまま寝てしまいたいみたいな
コメント 15
コメント一覧 (15)
でもこのPは何時かNice boatされれば良いと思うよ!w
真「」
濡れた