杏子「マミ、眠れない」マミ「仕方ないわねえ」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:48:05.24 :rh2z0VOd0
マミ「はい」スッ
杏子「何これ」
マミ「司馬遼太郎の『二十一世紀に生きる君達へ』」
杏子「やだ、むつかしそう」
マミ「じゃあ阿刀田高の『箱の中』」
杏子「それも難しそう」
マミ「灰崎抗の『想師』」
杏子「小説はちょっとなあ」
マミ「じゃあ私の濃厚な百合本を持ってくるわ」
杏子「一晩中悶々としろってか」
マミ「あら、私が相手してあげてもいいのよ」
杏子「また今度な」
マミ「えー…」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:49:37.31 :bStaOfri0
マミ「眠れない夜はこれでしょう」
杏子「まんが日本昔ばなし101、マミは私を舐めてるんだな」
マミ「舐めたい」
杏子「やめろ」
マミ「えー…」
杏子「やめろ」
マミ「はい」
杏子「こんな子供っぽいのはなあ」
マミ「あら、読んでみると意外に面白いものよ」
杏子「そうかあ?」
マミ「眠れないときに『読んでもらう』ってことに意味があるのよ」
杏子「じゃあお願いしようかな」
マミ「任せなさい」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:59:38.88 :rh2z0VOd0
マミ「それじゃあ14ページ、『にんじんとごぼうとだいこん』、始まり始まり~」
杏子「おう」
むかしむかし、神さまが、この世にいろ~んなものをお作りになったばかりのことでした。
山また山のそのおくに、やさしい神さまがおりました。
きゅうりになすびにほうれんそう、み~んなこの神さまがお作りになったという、やさいの神さまでした。
この神さまがさんぽに出ると、やさいたちがみ~んな集まってきて、あいさつします。
まど神「ウェヒッ、神様役だよ」
まど神「これこれ、きゅうりさん、子どもは元気かね?」
仁美胡瓜「はい、神さま、ありがとうございます。おかげさまで。」
仁美胡瓜「あれっ、私子供なんて居ないんですけど」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:06:26.89 :rh2z0VOd0
やさいたちは、いつもこの神さまがやさしく見守ってくれているので幸せにくらせると、感謝しているのでした。
そんなある日、神さまは考えました。
まど神「もっと野菜の種類を増やしたいなあ、もっと見事な野菜をつくりたい」
そう思った神さまは、えのぐをとりだして、なにやら絵をかきはじめました。
まど神「ひとつは、小さくて短いもの、もう一つは、細くて長いもの。もう一つは、丸くて大きいもの。」
まど神「ウェヒヒ、どんな色にするかな。そうだ、もようを入れてみよう。ぺたぺた…と」
神さまが、すっかり気に入った新しいやさいができました。
まど神「さて、どんな名前にしようかな?そうだ、あなたはごぼうさんね」
ほむごぼう「細すぎて胸まで痩せたわけね…」
まど神「ち、違うからね」
まど神「あなたはだいこんさん」
マミだいこん「誰が大根よぉ…」シクシク
まど神「他に適役がいなくて…」
まど神「あなたはにんじんさんね」
杏子にんじん「色か、そうか…」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:13:40.23 :rh2z0VOd0
まど神「にんじんさん、ごぼうさん、だいこんさん、仲良くするんだよ」
3人「はい、神さま。きれいなきものをありがとうございました。」
ほかの野菜たちは、きれいなもようがうらやましくてたまりません。
恭助葱「いいなあ、僕たちもあんな着物を着てみたいなあ」
杏子にんじん「いいだろ、きれいだろ~。」
あたらしく生まれた三種類のやさいは、大とくい。
ほかのやさいたちに見せびらかすように、はたらくときも、遊ぶときも、いつもいっしょ。
ある日、このやさいたちは、むちゅうで遊んでいるうちに、体じゅうどろだらけになってしまいました。
マミ大根「いけないわ佐倉さん、私が素手で洗ってあげないといけないわ」
杏子にんじん「いやいいです」
そこで、三人いっしょにおふろにはいりました。
ほむごぼう「もう他の人の胸見たくない」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:17:19.06 :rh2z0VOd0
ところが、ごぼうはおふろにはいったとたん、ごぼ~んと出てしまいました。
ほむごぼう「もう生き地獄は嫌あああっ」
ごぼうは、(他人と入る)おふろが大きらいなんですって。
だいこんはきれいずき、ごしごし、ごしごし、体じゅうをきれいにあらいました。
マミ大根「後輩に汗臭い所見せられないものね」
にんじんはというと、いつまでも、いつまでもおふろにはいったまま。
杏子にんじん「数週間ぶりの風呂だ」
つぎの日、神さまのところへ、にんじんとごぼうとだいこんがやってきました。
なんだか元気がありません。
それもそのはず、なんと!にんじんは、ま~っかっか、ごぼうは、ま~っくろ、だいこんは。ま~っしろになっていたのです。
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:22:04.12 :rh2z0VOd0
まど神「あれ、どうしたの皆?その格好は?」
ほむごぼう「その、あの…」
三人は、おふろにはいった時のことを話しました。
それによると、だいこんは、体じゅうをあらいすぎて、そのままばっさ~んと着物ごと洗い流してしまいました。
それで、ま~っしろけ。
ごぼうは、ろくろくおふろにはいらず、そのうえ、どろんこの中でころんでしまったので、ま~っくろけ。
にんじんは、あまり長いあいだ湯に入りすぎて、ま~っかっか。
三人は、もう一度、まえのような着物をきせてほしいと、神さまにおねがいしました。
でも、神さまはおっしゃいました。
まど神「あなたたちは、あの着物をほかの野菜たちに自慢していたから、そのままでよろしい。」
それからというもの、にんじんは赤、ごぼうは黒、だいこんは白になってしまったそうな。
終わり
さやか「あの、青い野菜って無いですかね」
終わり
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:24:33.48 :rh2z0VOd0
マミ「はい、おしまい」
杏子「zzz…」
マミ「あらあらうふふ」
杏子「…が…」
マミ「?」
杏子「マミ大根が…迫ってくる…」
マミ「あらあらあらあらあら」ビキビキ
杏子「納得の…配役…」
マミ「うふふふふふ」
マミ「ここににんじんと潤滑油があります」
終わり
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:24:53.16 :AIxEqDLgO
えー
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:54:45.95 :rh2z0VOd0マミ「眠れない夜はこれでしょう」
杏子「まんが日本昔ばなし101、マミは私を舐めてるんだな」
マミ「舐めたい」
杏子「やめろ」
マミ「えー…」
杏子「やめろ」
マミ「はい」
杏子「こんな子供っぽいのはなあ」
マミ「あら、読んでみると意外に面白いものよ」
杏子「そうかあ?」
マミ「眠れないときに『読んでもらう』ってことに意味があるのよ」
杏子「じゃあお願いしようかな」
マミ「任せなさい」
マミ「それじゃあ14ページ、『にんじんとごぼうとだいこん』、始まり始まり~」
杏子「おう」
むかしむかし、神さまが、この世にいろ~んなものをお作りになったばかりのことでした。
山また山のそのおくに、やさしい神さまがおりました。
きゅうりになすびにほうれんそう、み~んなこの神さまがお作りになったという、やさいの神さまでした。
この神さまがさんぽに出ると、やさいたちがみ~んな集まってきて、あいさつします。
まど神「ウェヒッ、神様役だよ」
まど神「これこれ、きゅうりさん、子どもは元気かね?」
仁美胡瓜「はい、神さま、ありがとうございます。おかげさまで。」
仁美胡瓜「あれっ、私子供なんて居ないんですけど」
やさいたちは、いつもこの神さまがやさしく見守ってくれているので幸せにくらせると、感謝しているのでした。
そんなある日、神さまは考えました。
まど神「もっと野菜の種類を増やしたいなあ、もっと見事な野菜をつくりたい」
そう思った神さまは、えのぐをとりだして、なにやら絵をかきはじめました。
まど神「ひとつは、小さくて短いもの、もう一つは、細くて長いもの。もう一つは、丸くて大きいもの。」
まど神「ウェヒヒ、どんな色にするかな。そうだ、もようを入れてみよう。ぺたぺた…と」
神さまが、すっかり気に入った新しいやさいができました。
まど神「さて、どんな名前にしようかな?そうだ、あなたはごぼうさんね」
ほむごぼう「細すぎて胸まで痩せたわけね…」
まど神「ち、違うからね」
まど神「あなたはだいこんさん」
マミだいこん「誰が大根よぉ…」シクシク
まど神「他に適役がいなくて…」
まど神「あなたはにんじんさんね」
杏子にんじん「色か、そうか…」
まど神「にんじんさん、ごぼうさん、だいこんさん、仲良くするんだよ」
3人「はい、神さま。きれいなきものをありがとうございました。」
ほかの野菜たちは、きれいなもようがうらやましくてたまりません。
恭助葱「いいなあ、僕たちもあんな着物を着てみたいなあ」
杏子にんじん「いいだろ、きれいだろ~。」
あたらしく生まれた三種類のやさいは、大とくい。
ほかのやさいたちに見せびらかすように、はたらくときも、遊ぶときも、いつもいっしょ。
ある日、このやさいたちは、むちゅうで遊んでいるうちに、体じゅうどろだらけになってしまいました。
マミ大根「いけないわ佐倉さん、私が素手で洗ってあげないといけないわ」
杏子にんじん「いやいいです」
そこで、三人いっしょにおふろにはいりました。
ほむごぼう「もう他の人の胸見たくない」
ところが、ごぼうはおふろにはいったとたん、ごぼ~んと出てしまいました。
ほむごぼう「もう生き地獄は嫌あああっ」
ごぼうは、(他人と入る)おふろが大きらいなんですって。
だいこんはきれいずき、ごしごし、ごしごし、体じゅうをきれいにあらいました。
マミ大根「後輩に汗臭い所見せられないものね」
にんじんはというと、いつまでも、いつまでもおふろにはいったまま。
杏子にんじん「数週間ぶりの風呂だ」
つぎの日、神さまのところへ、にんじんとごぼうとだいこんがやってきました。
なんだか元気がありません。
それもそのはず、なんと!にんじんは、ま~っかっか、ごぼうは、ま~っくろ、だいこんは。ま~っしろになっていたのです。
まど神「あれ、どうしたの皆?その格好は?」
ほむごぼう「その、あの…」
三人は、おふろにはいった時のことを話しました。
それによると、だいこんは、体じゅうをあらいすぎて、そのままばっさ~んと着物ごと洗い流してしまいました。
それで、ま~っしろけ。
ごぼうは、ろくろくおふろにはいらず、そのうえ、どろんこの中でころんでしまったので、ま~っくろけ。
にんじんは、あまり長いあいだ湯に入りすぎて、ま~っかっか。
三人は、もう一度、まえのような着物をきせてほしいと、神さまにおねがいしました。
でも、神さまはおっしゃいました。
まど神「あなたたちは、あの着物をほかの野菜たちに自慢していたから、そのままでよろしい。」
それからというもの、にんじんは赤、ごぼうは黒、だいこんは白になってしまったそうな。
終わり
さやか「あの、青い野菜って無いですかね」
終わり
マミ「はい、おしまい」
杏子「zzz…」
マミ「あらあらうふふ」
杏子「…が…」
マミ「?」
杏子「マミ大根が…迫ってくる…」
マミ「あらあらあらあらあら」ビキビキ
杏子「納得の…配役…」
マミ「うふふふふふ」
マミ「ここににんじんと潤滑油があります」
終わり
おつ
もっと読みたかったが
もっと読みたかったが
コメント 5
コメント一覧 (5)
役柄がなんかひどいw
さやかちゃん・・・(´;ω;`)ウッ
あれが一番の見所なのに
登場人物がみんなカワイイな