1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:09:31.89 :ZzNCJRG10
弟「早くしろよ!!」
姉「待てよ、私はまだパンツにシャツ一枚なんだよ、こんな姿で外に出たら嫁に行けないっつの」
弟「あーもう!!セミが逃げるだろ!!」
姉「あのな、今でも嫌になるくらい鳴き声が聞こえるだろ」
弟「虫カゴも虫捕り網もあるのにさー」
姉「用意周到なのは分かったが、私が用意出来てないから待ってろ」
弟「待ってる」
弟「ねーちゃんまだー?」
姉「はえーよ、そして普通にドア開けて姉の着替え見てるんじゃねーよ」
弟「うん、早く、セミ逃げる」
姉「逃げねぇよ!よいしょっと……しょうがない行くか」
弟「やっとだ!よし行くぞー!!」
姉「めんどっちぃ」
弟「早くしろよ!!」
姉「待てよ、私はまだパンツにシャツ一枚なんだよ、こんな姿で外に出たら嫁に行けないっつの」
弟「あーもう!!セミが逃げるだろ!!」
姉「あのな、今でも嫌になるくらい鳴き声が聞こえるだろ」
弟「虫カゴも虫捕り網もあるのにさー」
姉「用意周到なのは分かったが、私が用意出来てないから待ってろ」
弟「待ってる」
弟「ねーちゃんまだー?」
姉「はえーよ、そして普通にドア開けて姉の着替え見てるんじゃねーよ」
弟「うん、早く、セミ逃げる」
姉「逃げねぇよ!よいしょっと……しょうがない行くか」
弟「やっとだ!よし行くぞー!!」
姉「めんどっちぃ」
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7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:13:32.45 :ZzNCJRG10
弟「いい天気だなー」
姉「あっちぃ、早く帰りたい。アイス食べたい」
弟「いい天気なのに家に居たら馬鹿になるってかーちゃん言ってたぞ」
姉「そうか、だから私は馬鹿なんだな」
弟「外に出ればちょっとは頭良くなるかもなー」
姉「それで頭良くなったら苦労しないんだけどな」
弟「よし、姉ちゃん勝負しようぜ」
姉「なんだ、唐突だな」
弟「公園までまだまだあるけど、どっちが早く公園につくか勝負!」
姉「待て、それはつまり走るってことか?」
弟「当たり前じゃん」
姉「この暑い中をか!?」
弟「うん、そうだよ」
姉「拷問だな、そりゃ」
弟「ごうもんってなに」
弟「いい天気だなー」
姉「あっちぃ、早く帰りたい。アイス食べたい」
弟「いい天気なのに家に居たら馬鹿になるってかーちゃん言ってたぞ」
姉「そうか、だから私は馬鹿なんだな」
弟「外に出ればちょっとは頭良くなるかもなー」
姉「それで頭良くなったら苦労しないんだけどな」
弟「よし、姉ちゃん勝負しようぜ」
姉「なんだ、唐突だな」
弟「公園までまだまだあるけど、どっちが早く公園につくか勝負!」
姉「待て、それはつまり走るってことか?」
弟「当たり前じゃん」
姉「この暑い中をか!?」
弟「うん、そうだよ」
姉「拷問だな、そりゃ」
弟「ごうもんってなに」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:15:10.06 :S0f87dhv0
付き合ってくれるだけやさしいな
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:16:13.92 :ZzNCJRG10
姉「いや、なんでもない、とにかく待て準備体操が必要だろう?急に走るのは身体に悪い」
弟「そうなのか、学校でやってるのでいい?」
姉「ああ、なんでもいい」
弟「イチニ、サンシ、ゴローさん……」
姉「それ学校でもやってるの」
弟「先生の名前が五郎だからみんな面白がってやってるよ」
姉「なんだそりゃ、笑えるな」
弟「でもやると怒られるんだよね」
姉「そりゃそうだ」
弟「……サンシッー」
姉「ゴローさん」
弟「あははははwwwwwww」
姉「笑うなよ、私まで笑うだろ」
弟「だって、ねーちゃんがゴローさんって、あっはっはwwww」
姉「恥ずかしくなるからやめろ!笑うな!馬鹿者!!」
姉「いや、なんでもない、とにかく待て準備体操が必要だろう?急に走るのは身体に悪い」
弟「そうなのか、学校でやってるのでいい?」
姉「ああ、なんでもいい」
弟「イチニ、サンシ、ゴローさん……」
姉「それ学校でもやってるの」
弟「先生の名前が五郎だからみんな面白がってやってるよ」
姉「なんだそりゃ、笑えるな」
弟「でもやると怒られるんだよね」
姉「そりゃそうだ」
弟「……サンシッー」
姉「ゴローさん」
弟「あははははwwwwwww」
姉「笑うなよ、私まで笑うだろ」
弟「だって、ねーちゃんがゴローさんって、あっはっはwwww」
姉「恥ずかしくなるからやめろ!笑うな!馬鹿者!!」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:18:45.03 :ZzNCJRG10
弟「よし、じゃあ走ろう!」
姉「うーん、まぁいいか。ダイエットだと思えばいい、そうだ、これはダイエットだ」
弟「ねーちゃんダイエットするほど太ってない気がする」
姉「嬉しいこと言ってくれるじゃん、走るぞー」
弟「よーい……」
姉「ドン!!」
弟「あ、待ってよ!!ずるい!!!」
姉「姉に勝る弟など居ない!!」
弟「くっそー!!」
姉「は、早っ!!」
弟「これでもクラス4位だもんなー!!」
姉「また微妙な位置だな!!!そこまでいったなら1位とっちまえ!!!」
弟「びゅーん!!」
姉「ぬかされたぁ……」
弟「よし、じゃあ走ろう!」
姉「うーん、まぁいいか。ダイエットだと思えばいい、そうだ、これはダイエットだ」
弟「ねーちゃんダイエットするほど太ってない気がする」
姉「嬉しいこと言ってくれるじゃん、走るぞー」
弟「よーい……」
姉「ドン!!」
弟「あ、待ってよ!!ずるい!!!」
姉「姉に勝る弟など居ない!!」
弟「くっそー!!」
姉「は、早っ!!」
弟「これでもクラス4位だもんなー!!」
姉「また微妙な位置だな!!!そこまでいったなら1位とっちまえ!!!」
弟「びゅーん!!」
姉「ぬかされたぁ……」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:21:29.22 :ZzNCJRG10
弟「あははは、ねーちゃんの負けだ」
姉「負けた負けた、ゼェゼェ……あー喉乾いた、ねーちゃん負けたからジュース奢ってやる」
弟「マジか!!俺スプライト!!」
姉「はいはい、スプライト好きだなぁ。私は……無難にいろはすでいっか」
弟「金俺入れる!」
姉「分かった分かった、えっと……うわ、150円しかねぇ」
弟「どうしたの?」
姉「一本しか買えないぞ」
弟「なんで?」
姉「金が無いからだ、まぁお前の分でいっか。一口くれ」
弟「うーん」
姉「ん?ほら、早く金入れろよ」
弟「これ!」ピッ
姉「おお?いろはすだぞそれ」
弟「だってねーちゃんが買うのにねーちゃんが欲しいもの買えないのっておかしいだろ」
弟「あははは、ねーちゃんの負けだ」
姉「負けた負けた、ゼェゼェ……あー喉乾いた、ねーちゃん負けたからジュース奢ってやる」
弟「マジか!!俺スプライト!!」
姉「はいはい、スプライト好きだなぁ。私は……無難にいろはすでいっか」
弟「金俺入れる!」
姉「分かった分かった、えっと……うわ、150円しかねぇ」
弟「どうしたの?」
姉「一本しか買えないぞ」
弟「なんで?」
姉「金が無いからだ、まぁお前の分でいっか。一口くれ」
弟「うーん」
姉「ん?ほら、早く金入れろよ」
弟「これ!」ピッ
姉「おお?いろはすだぞそれ」
弟「だってねーちゃんが買うのにねーちゃんが欲しいもの買えないのっておかしいだろ」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:23:26.38 :ZzNCJRG10
姉「そ、そうか。優しいんだな弟は」
弟「ジュース奢ってくれるねーちゃんもね」
姉「はい、半分こ」
弟「うめー!いろはすも美味い!!」
姉「走ったからなー、うわーあっという間に空だ」
弟「貸して貸して」
姉「お、おうおう」
弟「いろはすってバキバキバキってやるのが好きだ」
姉「気持ちいいよな、なんか。バキバキバキって」
弟「えい!」
姉「ナイッシュー」
弟「よーし、セミ取るぞ」
姉「あっはっは、頑張れ頑張れ。ねーちゃんちょっと疲れたから、ここで見てるわ」
姉「そ、そうか。優しいんだな弟は」
弟「ジュース奢ってくれるねーちゃんもね」
姉「はい、半分こ」
弟「うめー!いろはすも美味い!!」
姉「走ったからなー、うわーあっという間に空だ」
弟「貸して貸して」
姉「お、おうおう」
弟「いろはすってバキバキバキってやるのが好きだ」
姉「気持ちいいよな、なんか。バキバキバキって」
弟「えい!」
姉「ナイッシュー」
弟「よーし、セミ取るぞ」
姉「あっはっは、頑張れ頑張れ。ねーちゃんちょっと疲れたから、ここで見てるわ」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:25:47.71 :ZzNCJRG10
弟「セミいねー!!どこだ!セミ!!」
姉「いねーって、すげー鳴いてるのになぁ。あーほんと馬鹿みたいにいい天気、暑いけど」
弟「あ、居た!!あそこに居るぞ!!」
姉「雲一つねぇなぁー、今日は散歩日和ってか」
弟「ねーちゃーん!!」
姉「どうした、セミは居たか?」
弟「届かないんだよ、ねーちゃんなら届くかなって」
姉「そうか、セミは高い所が好きなんだな」
弟「そうなんだよ、セミは高い所が好きで、俺も高い所行きたいんだけど、いけないんだ」
姉「うんうん……それは社会に出てもきっとそうだよ」
弟「何の話し?」
姉「いや、なんでもない。よし、取りに行くぞ」
弟「うん!」
弟「セミいねー!!どこだ!セミ!!」
姉「いねーって、すげー鳴いてるのになぁ。あーほんと馬鹿みたいにいい天気、暑いけど」
弟「あ、居た!!あそこに居るぞ!!」
姉「雲一つねぇなぁー、今日は散歩日和ってか」
弟「ねーちゃーん!!」
姉「どうした、セミは居たか?」
弟「届かないんだよ、ねーちゃんなら届くかなって」
姉「そうか、セミは高い所が好きなんだな」
弟「そうなんだよ、セミは高い所が好きで、俺も高い所行きたいんだけど、いけないんだ」
姉「うんうん……それは社会に出てもきっとそうだよ」
弟「何の話し?」
姉「いや、なんでもない。よし、取りに行くぞ」
弟「うん!」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:28:49.09 :ZzNCJRG10
姉「たっけぇな、オイ」
弟「でしょ、ねーちゃんでも無理?」
姉「何、姉に出来ないことはあんまり無いぞ」
弟「あんまりなんだね」
姉「もしかしたら出来ないかもしれない、出来なかったらごめん」
弟「うん、大丈夫」
姉「よし、木に登るぞ」
弟「え、登れるの?」
姉「当たり前だ、昔は木に登ってよくこの街を見下ろした」
弟「そうなんだ、凄い」
姉「……あんまり思い出したくない思い出だけど」
弟「気をつけてね」
姉「おう、下で待ってろよ」
弟「……うん!」
姉「いった、なんだこの木、登りにくい……ぐぎぎ、だけど、弟の為なら……っと!!あぶねぇ、落ちるかと思った。なんで馬鹿と煙とセミは高い所が好きなんだよ」
姉「たっけぇな、オイ」
弟「でしょ、ねーちゃんでも無理?」
姉「何、姉に出来ないことはあんまり無いぞ」
弟「あんまりなんだね」
姉「もしかしたら出来ないかもしれない、出来なかったらごめん」
弟「うん、大丈夫」
姉「よし、木に登るぞ」
弟「え、登れるの?」
姉「当たり前だ、昔は木に登ってよくこの街を見下ろした」
弟「そうなんだ、凄い」
姉「……あんまり思い出したくない思い出だけど」
弟「気をつけてね」
姉「おう、下で待ってろよ」
弟「……うん!」
姉「いった、なんだこの木、登りにくい……ぐぎぎ、だけど、弟の為なら……っと!!あぶねぇ、落ちるかと思った。なんで馬鹿と煙とセミは高い所が好きなんだよ」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:31:17.02 :ZzNCJRG10
弟「ねーちゃーん!!大丈夫ー!!」
姉「平気平気!!今取るからなー!!うるっせぇええ!!セミの鳴き声直に聞くとやっばいな」
弟「すげーねーちゃんすげぇー」
姉「む、セミが鳴くのをやめた……私に気づいたのか、だけど、こうして……逃げる瞬間を見計らって」
弟「……ゴクリ」
姉「今だ!!」
ジジッ
姉「ぎゃっ!!!」
弟「ねーちゃん!?」
ドスンッ
姉「ちょっと、ドスンッて失礼だな、いたたた……」
弟「大丈夫か!?」
姉「平気平気、受け身は取った」
弟「そ、そうなんだ。セミは?」
姉「逃した……しかも、おしっこかけられた……くっそーセミ殺す」
弟「ねーちゃーん!!大丈夫ー!!」
姉「平気平気!!今取るからなー!!うるっせぇええ!!セミの鳴き声直に聞くとやっばいな」
弟「すげーねーちゃんすげぇー」
姉「む、セミが鳴くのをやめた……私に気づいたのか、だけど、こうして……逃げる瞬間を見計らって」
弟「……ゴクリ」
姉「今だ!!」
ジジッ
姉「ぎゃっ!!!」
弟「ねーちゃん!?」
ドスンッ
姉「ちょっと、ドスンッて失礼だな、いたたた……」
弟「大丈夫か!?」
姉「平気平気、受け身は取った」
弟「そ、そうなんだ。セミは?」
姉「逃した……しかも、おしっこかけられた……くっそーセミ殺す」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:34:11.11 :ZzNCJRG10
弟「ダメだよ、殺しちゃ」
姉「そうだな、生け捕りにして拷問を……」
弟「ごうもんってなに」
姉「なんでもない忘れてくれ、ちょっと水道まで行こう。身体がセミのおしっこでくっさい」
弟「ほんとだ!くっせー!!」
姉「うるせー!!ほら行くぞ、ダッシュダッシュ!!」
弟「おー!」
姉「うー……服にびっしょり」
弟「あははは!!」
姉「笑うな!もー誰の為を思って……」
弟「ご、ごめんね」
姉「謝るな!」
弟「ど、どうすればいいの?」
姉「ああ、すまんすまん。気にするな、もういいやまるごと水浴びしちゃえ」
弟「ダメだよ、殺しちゃ」
姉「そうだな、生け捕りにして拷問を……」
弟「ごうもんってなに」
姉「なんでもない忘れてくれ、ちょっと水道まで行こう。身体がセミのおしっこでくっさい」
弟「ほんとだ!くっせー!!」
姉「うるせー!!ほら行くぞ、ダッシュダッシュ!!」
弟「おー!」
姉「うー……服にびっしょり」
弟「あははは!!」
姉「笑うな!もー誰の為を思って……」
弟「ご、ごめんね」
姉「謝るな!」
弟「ど、どうすればいいの?」
姉「ああ、すまんすまん。気にするな、もういいやまるごと水浴びしちゃえ」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:36:14.12 :ZzNCJRG10
弟「わっ!冷た!」
姉「うひゃーきもちいい~!弟もやるか?」
弟「いいの?服濡らして怒られない?」
姉「こんなに天気いいんだ、すぐ乾くよ」
弟「そっか!」
姉「ほら、びしゃー!」
弟「うひゃー!!気持ちいいー!」
姉「そうだろうそうだろう。って、うわ、下着丸見えじゃん!」
弟「あ、ほんとだ」
姉「まぁいっか、どうせ誰も見て無いし」
弟「ほんと?大丈夫?」
姉「どうせすぐ乾くさ!ほら、まだセミ探すんだろ?」
弟「うん!次はあっちのほう行こう!」
姉「行くかぁー」
弟「わっ!冷た!」
姉「うひゃーきもちいい~!弟もやるか?」
弟「いいの?服濡らして怒られない?」
姉「こんなに天気いいんだ、すぐ乾くよ」
弟「そっか!」
姉「ほら、びしゃー!」
弟「うひゃー!!気持ちいいー!」
姉「そうだろうそうだろう。って、うわ、下着丸見えじゃん!」
弟「あ、ほんとだ」
姉「まぁいっか、どうせ誰も見て無いし」
弟「ほんと?大丈夫?」
姉「どうせすぐ乾くさ!ほら、まだセミ探すんだろ?」
弟「うん!次はあっちのほう行こう!」
姉「行くかぁー」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:37:36.18 :ZzNCJRG10
弟「あ!!あれ!!見て!!」
姉「ん?うわ、クワガタじゃねぇか」
弟「凄い、こんな公園にも居るんだ」
姉「ましてや真昼間ってのに。なんで居るんだか」
弟「捕まえられるかな」
姉「どうだろうなぁ、それはお前次第だろ」
弟「頑張る」
姉「頑張れ、ねーちゃんここで見てるから」
弟「うん、行ってくる」
姉「男を見せてやれ!!」
弟「お、男?う、うん!」
弟「あ!!あれ!!見て!!」
姉「ん?うわ、クワガタじゃねぇか」
弟「凄い、こんな公園にも居るんだ」
姉「ましてや真昼間ってのに。なんで居るんだか」
弟「捕まえられるかな」
姉「どうだろうなぁ、それはお前次第だろ」
弟「頑張る」
姉「頑張れ、ねーちゃんここで見てるから」
弟「うん、行ってくる」
姉「男を見せてやれ!!」
弟「お、男?う、うん!」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:40:08.86 :ZzNCJRG10
弟「……ゴクリ」
姉「ゆっくり近づきすぎだろ、逃げるぞあれじゃ」
弟「……」タッタッ
姉「と思ったら急に小走りしやがった、大丈夫か、あいつ……」
弟「……ジー」
姉「動けよ!様子見かよ!!」
弟「……」
姉「あーでもなんだ、水浴びしたらさっぱりしたなぁ……あ?なんだ、ずっとこっち見てる奴がいる……あーそうか、私下着丸見えか。まぁいいや……どうせ見てるの弟と同じくらいのガキだし」
弟「ていや!」
姉「お、捕まえたか!?」
弟「やった!!!ゲット!!!」
姉「おお、マジか!見せろ!!」
弟「げ、ゲットしたけど!!どうすればいいの!?」
姉「そうか、網から出せないな。えっと……背中の部分持てばいいんだっけ?」
弟「う、動けないよ」
弟「……ゴクリ」
姉「ゆっくり近づきすぎだろ、逃げるぞあれじゃ」
弟「……」タッタッ
姉「と思ったら急に小走りしやがった、大丈夫か、あいつ……」
弟「……ジー」
姉「動けよ!様子見かよ!!」
弟「……」
姉「あーでもなんだ、水浴びしたらさっぱりしたなぁ……あ?なんだ、ずっとこっち見てる奴がいる……あーそうか、私下着丸見えか。まぁいいや……どうせ見てるの弟と同じくらいのガキだし」
弟「ていや!」
姉「お、捕まえたか!?」
弟「やった!!!ゲット!!!」
姉「おお、マジか!見せろ!!」
弟「げ、ゲットしたけど!!どうすればいいの!?」
姉「そうか、網から出せないな。えっと……背中の部分持てばいいんだっけ?」
弟「う、動けないよ」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:43:31.36 :ZzNCJRG10
姉「ちょっと待ってろ、そのまま、そのままだぞ。網の上から……捕まえてっと」
弟「うんうん」
姉「そのまま、ゆっくり網を上にあげるんだ。大丈夫だ、ねーちゃん掴んでるから逃げられないよ」
弟「分かった、そっとだね」
姉「そうだ、そっとだぞ……」
弟「……」
姉「そしたら、私が支えているから、網に手を突っ込んで、お前が生でクワガタを手で掴むんだ」
弟「わ、わかった……頑張る」
姉「よしよし……そのままそのまま、違う違うそこじゃない!そこを掴んだらクワガタ死ぬだろ!」
弟「ど、どこ!?」
姉「私が今掴んでる所を同じように掴むんだよ。力入れすぎるなよ、死ぬから」
弟「うん……こ、こう?」
姉「そうそう、いいか?私手を離すからな?お前は手を離さないで、ゆっくり網の中から出すんだ」
弟「分かった」
姉「せーの!」
姉「ちょっと待ってろ、そのまま、そのままだぞ。網の上から……捕まえてっと」
弟「うんうん」
姉「そのまま、ゆっくり網を上にあげるんだ。大丈夫だ、ねーちゃん掴んでるから逃げられないよ」
弟「分かった、そっとだね」
姉「そうだ、そっとだぞ……」
弟「……」
姉「そしたら、私が支えているから、網に手を突っ込んで、お前が生でクワガタを手で掴むんだ」
弟「わ、わかった……頑張る」
姉「よしよし……そのままそのまま、違う違うそこじゃない!そこを掴んだらクワガタ死ぬだろ!」
弟「ど、どこ!?」
姉「私が今掴んでる所を同じように掴むんだよ。力入れすぎるなよ、死ぬから」
弟「うん……こ、こう?」
姉「そうそう、いいか?私手を離すからな?お前は手を離さないで、ゆっくり網の中から出すんだ」
弟「分かった」
姉「せーの!」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:46:53.83 :ZzNCJRG10
弟「や、やった」
姉「よし、そのままカゴに入れてやれ」
弟「やったー!!クワガタゲットだー!!」
姉「セミよりもすげーじゃねぇか!」
弟「みんなに自慢出来るかな」
姉「そりゃ出来るともさ。さてと、どうする?まだ続けるか?」
弟「ううん、早くかーちゃんにこれ見せたいから!」
姉「そうかそうか、かーちゃんきっとめっちゃビビるぞ」
弟「ほんと?」
姉「うん、私がクワガタだかカブトムシだかを捕まえた時もビビってた」
弟「ねーちゃんもやったことあんのか!だから上手かったんだな!」
姉「そ、そうかな、上手かったか?」
弟「うん、ねーちゃんすごい」
姉「よ、よせよせ、照れるから」
弟「すげークワガター……」
弟「や、やった」
姉「よし、そのままカゴに入れてやれ」
弟「やったー!!クワガタゲットだー!!」
姉「セミよりもすげーじゃねぇか!」
弟「みんなに自慢出来るかな」
姉「そりゃ出来るともさ。さてと、どうする?まだ続けるか?」
弟「ううん、早くかーちゃんにこれ見せたいから!」
姉「そうかそうか、かーちゃんきっとめっちゃビビるぞ」
弟「ほんと?」
姉「うん、私がクワガタだかカブトムシだかを捕まえた時もビビってた」
弟「ねーちゃんもやったことあんのか!だから上手かったんだな!」
姉「そ、そうかな、上手かったか?」
弟「うん、ねーちゃんすごい」
姉「よ、よせよせ、照れるから」
弟「すげークワガター……」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:48:56.57 :ZzNCJRG10
姉「んじゃ帰るか」
弟「うん!」
姉「帰りは歩いて帰ろうな、走ったらクワガタ逃げそうだし」
弟「逃げられるのはやだ!」
姉「そうだよな、一所懸命捕まえたもんな」
弟「うん」
姉「ん?あれは……」
弟「? どうしたの?」
姉「なんか今光ったような……ちょっとこっち来い」
弟「う、うん」
姉「やっぱりだ!!」
弟「何々?」
姉「500円玉だ……」
弟「ご、ごひゃくえんだま……」
姉「これがあればジュースが買えるぞ……」
姉「んじゃ帰るか」
弟「うん!」
姉「帰りは歩いて帰ろうな、走ったらクワガタ逃げそうだし」
弟「逃げられるのはやだ!」
姉「そうだよな、一所懸命捕まえたもんな」
弟「うん」
姉「ん?あれは……」
弟「? どうしたの?」
姉「なんか今光ったような……ちょっとこっち来い」
弟「う、うん」
姉「やっぱりだ!!」
弟「何々?」
姉「500円玉だ……」
弟「ご、ごひゃくえんだま……」
姉「これがあればジュースが買えるぞ……」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:51:08.80 :ZzNCJRG10
弟「でもかーちゃんが拾ったものは交番にって言ってた」
姉「あー、それもそうだなぁ。帰り道に交番あるし、弟の教育も兼ねて届けるか」
弟「うん」
警察「うん?」
姉「すんませーん」
弟「すみません!」
警察「おやおや、どうしたのかな?」
姉「なんか500円落ちてたんで届けにきました」
警察「おお、わざわざ偉いね」
弟「かーちゃんに怒られるから」
警察「そうか、君のお母さんは良いお母さんだね」
弟「見てみて!!クワガタ!!」
警察「おお、立派なクワガタだ……ココら辺で捕まえたのかい?」
弟「そう!そこの公園!!」
弟「でもかーちゃんが拾ったものは交番にって言ってた」
姉「あー、それもそうだなぁ。帰り道に交番あるし、弟の教育も兼ねて届けるか」
弟「うん」
警察「うん?」
姉「すんませーん」
弟「すみません!」
警察「おやおや、どうしたのかな?」
姉「なんか500円落ちてたんで届けにきました」
警察「おお、わざわざ偉いね」
弟「かーちゃんに怒られるから」
警察「そうか、君のお母さんは良いお母さんだね」
弟「見てみて!!クワガタ!!」
警察「おお、立派なクワガタだ……ココら辺で捕まえたのかい?」
弟「そう!そこの公園!!」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:54:19.02 :ZzNCJRG10
警察「そうかぁ、おじさんも昔クワガタとかカブトムシとか捕ってたな……懐かしいものだ」
弟「おっちゃんも捕るの上手い?」
警察「昔はね、今はちょっと難しいかな」
弟「そっかー!ブランクだな」
姉「お前どこでそんな言葉覚えたんだよ……」
警察「はっはっは、それじゃこの500円は預かっておくね、あ、そうだ、ちょっとそこで待ってなさい」
姉「ん?書類とか書くのかな」
弟「しょるい?」
姉「500円みつけたのは私達だ!ってのを書くやつ」
弟「へーそんなのあるのか」
姉「わかってないな」
弟「わかってる!」
姉「まぁいいや、しかし交番は涼しいなぁ……」
警察「おまたせ、ほらアイスだ」
姉「あ、あれ?」
警察「そうかぁ、おじさんも昔クワガタとかカブトムシとか捕ってたな……懐かしいものだ」
弟「おっちゃんも捕るの上手い?」
警察「昔はね、今はちょっと難しいかな」
弟「そっかー!ブランクだな」
姉「お前どこでそんな言葉覚えたんだよ……」
警察「はっはっは、それじゃこの500円は預かっておくね、あ、そうだ、ちょっとそこで待ってなさい」
姉「ん?書類とか書くのかな」
弟「しょるい?」
姉「500円みつけたのは私達だ!ってのを書くやつ」
弟「へーそんなのあるのか」
姉「わかってないな」
弟「わかってる!」
姉「まぁいいや、しかし交番は涼しいなぁ……」
警察「おまたせ、ほらアイスだ」
姉「あ、あれ?」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 11:58:32.53 :ZzNCJRG10
弟「おー!!すげぇアイス!!」
警察「ほら、お姉さんも」
姉「あ、ありがとうございます……あの、書類とか書かなくていいんですか?」
警察「ああ、お金だけっていうのは仮に『それは私が落とした500円です』って言われても、証明が出来ないんだ」
姉「あ、なるほど……」
警察「財布とかだと身分証明とか入ってるから出来るんだけどね、お金とかだと大金じゃない限り難しいんだよ。だから、君にこれは返すよ」
姉「あ、ありがとうございます……」
警察「そして、ちゃんと届けにきたご褒美にアイスだ」
弟「でもかーちゃん知らない人から食べ物とかもらっちゃダメって」
警察「はっはっは、君のお母さんは本当に良いお母さんだ。何、おじさんは警察官だからね」
姉「警察官は正義!」
警察「……そう言ってくれるとありがたいけどね」
弟「正義の味方か!」
警察「悪は許さないけどね」
弟「かっこいい……」
弟「おー!!すげぇアイス!!」
警察「ほら、お姉さんも」
姉「あ、ありがとうございます……あの、書類とか書かなくていいんですか?」
警察「ああ、お金だけっていうのは仮に『それは私が落とした500円です』って言われても、証明が出来ないんだ」
姉「あ、なるほど……」
警察「財布とかだと身分証明とか入ってるから出来るんだけどね、お金とかだと大金じゃない限り難しいんだよ。だから、君にこれは返すよ」
姉「あ、ありがとうございます……」
警察「そして、ちゃんと届けにきたご褒美にアイスだ」
弟「でもかーちゃん知らない人から食べ物とかもらっちゃダメって」
警察「はっはっは、君のお母さんは本当に良いお母さんだ。何、おじさんは警察官だからね」
姉「警察官は正義!」
警察「……そう言ってくれるとありがたいけどね」
弟「正義の味方か!」
警察「悪は許さないけどね」
弟「かっこいい……」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:01:33.93 :ZzNCJRG10
警察「だから、安心してアイスを食べるといい。ご褒美だからね」
姉「なんか本当ありがとうございました」
警察「君も出来たお姉さんだ」
姉「そ、そんな、あはは……」
警察「それじゃあ、またな!」
弟「またなー!バイバイ!」
姉「あ、待って、ほらアイス貰ったお礼は?」
弟「アイスありがとうございました!」
警察「何気にするな!気をつけて帰るんだぞ!」
姉「良い人だったなぁ」
弟「正義の味方かっこよかった」
姉「そうだな、正義の味方はかっこいいよな」
弟「俺も警察官になる!」
姉「そうか、じゃあいっぱい勉強しないとな」
警察「だから、安心してアイスを食べるといい。ご褒美だからね」
姉「なんか本当ありがとうございました」
警察「君も出来たお姉さんだ」
姉「そ、そんな、あはは……」
警察「それじゃあ、またな!」
弟「またなー!バイバイ!」
姉「あ、待って、ほらアイス貰ったお礼は?」
弟「アイスありがとうございました!」
警察「何気にするな!気をつけて帰るんだぞ!」
姉「良い人だったなぁ」
弟「正義の味方かっこよかった」
姉「そうだな、正義の味方はかっこいいよな」
弟「俺も警察官になる!」
姉「そうか、じゃあいっぱい勉強しないとな」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:04:11.01 :ZzNCJRG10
弟「勉強はなー、ちょっとなー」
姉「ちょっとなーじゃないっての」
弟「ねーちゃんはどう?」
姉「どうって、そりゃ、うん。ぼちぼちだ」
弟「じゃあ俺もぼちぼちだ!」
姉「真似すんな!」
弟「アイスうめー!」
姉「こいつ、誤魔化しやがったな……」
弟「ねーちゃんのアイスは何味?」
姉「私はいちごだ、弟は?」
弟「俺ソーダ!」
姉「ソーダもうめーよな、一口くれ」
弟「はい!」
姉「んー、うまい!ほら、私にも一口やる」
弟「いちごもうめぇ!!」
弟「勉強はなー、ちょっとなー」
姉「ちょっとなーじゃないっての」
弟「ねーちゃんはどう?」
姉「どうって、そりゃ、うん。ぼちぼちだ」
弟「じゃあ俺もぼちぼちだ!」
姉「真似すんな!」
弟「アイスうめー!」
姉「こいつ、誤魔化しやがったな……」
弟「ねーちゃんのアイスは何味?」
姉「私はいちごだ、弟は?」
弟「俺ソーダ!」
姉「ソーダもうめーよな、一口くれ」
弟「はい!」
姉「んー、うまい!ほら、私にも一口やる」
弟「いちごもうめぇ!!」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:05:56.85 :ZzNCJRG10
姉「だよなー。あ、アイス貰ったことはかーちゃんにナイショな」
弟「なんで?」
姉「だって、風呂あがった時にアイス食えないし」
弟「そうだった、アイスは1日1個だった!」
姉「そういうことだ!」
弟「じゃあナイショだ!」
姉「おうおう」
弟「ただいまー!」
姉「ただいまー」
姉「だよなー。あ、アイス貰ったことはかーちゃんにナイショな」
弟「なんで?」
姉「だって、風呂あがった時にアイス食えないし」
弟「そうだった、アイスは1日1個だった!」
姉「そういうことだ!」
弟「じゃあナイショだ!」
姉「おうおう」
弟「ただいまー!」
姉「ただいまー」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:07:44.74 :1J9kODEF0
拾ってきたお金そのまま渡しちゃうのかよ
お金預かってポケットマネーあげろってこち亀が
お金預かってポケットマネーあげろってこち亀が
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:10:50.84 :ZzNCJRG10
>>46
俺もこち亀で見た覚えがあるんだけど、この警察官はその500円預かって、自分の500円出したとか、そういう感じでお願いします
なんかややこしいですけど
俺もこち亀で見た覚えがあるんだけど、この警察官はその500円預かって、自分の500円出したとか、そういう感じでお願いします
なんかややこしいですけど
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:09:42.10 :xJ9u8tjR0
このまえゴム手袋のなかにクワガタ入っててマジビビったわ
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:09:50.43 :ZzNCJRG10
翌日。
姉「あー、今日は図書館でも行こうかなぁ、図書館はクーラーも聞いてるし、静かだし、何より本があるし」
弟「ねーちゃん、クワガタが元気ねぇんだ!」
姉「あー?クワガタもこんだけ暑かったらバテるよなぁーわかるわかる……」
弟「はちみつあげたのにダメだった!」
姉「はちみつだけじゃダメだな、あのゼリーみたいなのじゃないと」
弟「蒟蒻畑?」
姉「確かにゼリーだけどあれあげてもダメだぞ」
弟「そっか、じゃあゼリーみたいなの買いに行かないと」
姉「私金無いからなぁー、それに図書館行こうと思ったのに……」
弟「えー……」
姉「うーん……仕方ない、行くかぁ」
弟「ほんとか!」
姉「ただし、チャリで行くぞ今日は」
弟「分かった!カーチャンに鍵もらいに行く!」
翌日。
姉「あー、今日は図書館でも行こうかなぁ、図書館はクーラーも聞いてるし、静かだし、何より本があるし」
弟「ねーちゃん、クワガタが元気ねぇんだ!」
姉「あー?クワガタもこんだけ暑かったらバテるよなぁーわかるわかる……」
弟「はちみつあげたのにダメだった!」
姉「はちみつだけじゃダメだな、あのゼリーみたいなのじゃないと」
弟「蒟蒻畑?」
姉「確かにゼリーだけどあれあげてもダメだぞ」
弟「そっか、じゃあゼリーみたいなの買いに行かないと」
姉「私金無いからなぁー、それに図書館行こうと思ったのに……」
弟「えー……」
姉「うーん……仕方ない、行くかぁ」
弟「ほんとか!」
姉「ただし、チャリで行くぞ今日は」
弟「分かった!カーチャンに鍵もらいに行く!」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:13:04.16 :ZzNCJRG10
姉「今日もあっちぃ、でも今日は雲があるなぁ」
弟「鍵と金もらってきた!」
姉「でかした、金は私が預かる。お前財布持ってないだろ」
弟「持ってない!かーちゃんもねーちゃんに預けろって言ってた!」
姉「だよな」
弟「チャリ久々だから緊張するな」
姉「乗り方忘れてないよな?」
弟「きっと平気だ」
姉「転ぶなよ、転んでも自分で立ち上がるんだぞ」
弟「転ばない!」
姉「その油断が命取りになるんだ、気をつけろよ」
弟「うん」
姉「私後ろ走るから、お前前走れ」
弟「分かった!」
姉「どこで買うかわかるか?いつもかーちゃんと行くスーパーだぞ?」
姉「今日もあっちぃ、でも今日は雲があるなぁ」
弟「鍵と金もらってきた!」
姉「でかした、金は私が預かる。お前財布持ってないだろ」
弟「持ってない!かーちゃんもねーちゃんに預けろって言ってた!」
姉「だよな」
弟「チャリ久々だから緊張するな」
姉「乗り方忘れてないよな?」
弟「きっと平気だ」
姉「転ぶなよ、転んでも自分で立ち上がるんだぞ」
弟「転ばない!」
姉「その油断が命取りになるんだ、気をつけろよ」
弟「うん」
姉「私後ろ走るから、お前前走れ」
弟「分かった!」
姉「どこで買うかわかるか?いつもかーちゃんと行くスーパーだぞ?」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:16:08.23 :ZzNCJRG10
弟「わかってる!」
姉「そうか、なら任せる」
弟「はえー!自転車はえー!」
姉「おい!こら!あんまり飛ばすな!」
弟「びゅーん!」
姉「って、馬鹿!そっちじゃねぇ!!右だ右!!」
弟「右ってこっち?」
姉「そっちは左だ!!!バカ!!」
弟「もーしょうがないなぁー」
姉「それは私のセリフだっつの……はぁー今頃図書館だったのになぁ……」
弟「つかれたー」
姉「やっとついた……」
弟「でも久々のチャリ楽しかった!」
姉「それはよかったな……」
弟「わかってる!」
姉「そうか、なら任せる」
弟「はえー!自転車はえー!」
姉「おい!こら!あんまり飛ばすな!」
弟「びゅーん!」
姉「って、馬鹿!そっちじゃねぇ!!右だ右!!」
弟「右ってこっち?」
姉「そっちは左だ!!!バカ!!」
弟「もーしょうがないなぁー」
姉「それは私のセリフだっつの……はぁー今頃図書館だったのになぁ……」
弟「つかれたー」
姉「やっとついた……」
弟「でも久々のチャリ楽しかった!」
姉「それはよかったな……」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:18:53.91 :ZzNCJRG10
弟「おおー涼しい」
姉「生き返る……」
弟「ゼリーどこにあるんだ?お菓子コーナー?」
姉「だからそれは私達が食べるゼリーだよ!」
弟「そっか、じゃあどこ?」
姉「んー、多分この時期なら……ああ、あったあった、ほらここ」
弟「でっけぇクワガタ!!」
姉「それ人形な、ほらこれじゃないかなゼリー」
弟「これかー、美味いのか?」
姉「お前が食うな!」
弟「だって美味しそう!」
姉「あのな、お前が普段食べてる食べ物をクワガタに食べられたらどう思う?」
弟「それは……悲しい」
姉「そうだろ、同じ事しようとしてるんだ」
弟「それはダメだ」
弟「おおー涼しい」
姉「生き返る……」
弟「ゼリーどこにあるんだ?お菓子コーナー?」
姉「だからそれは私達が食べるゼリーだよ!」
弟「そっか、じゃあどこ?」
姉「んー、多分この時期なら……ああ、あったあった、ほらここ」
弟「でっけぇクワガタ!!」
姉「それ人形な、ほらこれじゃないかなゼリー」
弟「これかー、美味いのか?」
姉「お前が食うな!」
弟「だって美味しそう!」
姉「あのな、お前が普段食べてる食べ物をクワガタに食べられたらどう思う?」
弟「それは……悲しい」
姉「そうだろ、同じ事しようとしてるんだ」
弟「それはダメだ」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:19:39.19 :WwJzRiJt0
イイネエチャンダナー
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:20:57.23 :ZzNCJRG10
姉「そうだ、もしかしたら逮捕されるかもしれない」
弟「逮捕!?」
姉「昨日の警察官に!」
弟「ごめんなさい……」
姉「大丈夫だ、私が事情を説明するから」
弟「ほんとか?」
姉「任せろ!」
弟「よかった~!」
姉「まぁいいや、ねーちゃん今日は金持ちだから、今日こそジュース奢ってやるよ」
弟「マジかー!やったー!スプライトー!」
姉「ほんとスプライト好きだな」
弟「スプライト好きだ、しゅわってしてて」
姉「しゅわってしてるの他にもあるだろ」
弟「スプライトのしゅわっとしてるのが一番良いんだ」
姉「そうか、こだわりだな」
姉「そうだ、もしかしたら逮捕されるかもしれない」
弟「逮捕!?」
姉「昨日の警察官に!」
弟「ごめんなさい……」
姉「大丈夫だ、私が事情を説明するから」
弟「ほんとか?」
姉「任せろ!」
弟「よかった~!」
姉「まぁいいや、ねーちゃん今日は金持ちだから、今日こそジュース奢ってやるよ」
弟「マジかー!やったー!スプライトー!」
姉「ほんとスプライト好きだな」
弟「スプライト好きだ、しゅわってしてて」
姉「しゅわってしてるの他にもあるだろ」
弟「スプライトのしゅわっとしてるのが一番良いんだ」
姉「そうか、こだわりだな」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:24:37.16 :ZzNCJRG10
弟「冷たい!」
姉「私はー……コーラでいいや」
弟「コーラ!コーラも好きだ」
姉「スプライトとどっちが好き?」
弟「それはスプライトだ、スプライトのしゅわっとしたほうが俺に合う」
姉「そうかーコーラ負けたかぁ。世界のコーラがなぁ」
弟「コーラも嫌いなわけじゃない!」
姉「そっかそっか、えっと……あとお菓子も買うか」
弟「お菓子!?いいの!?」
姉「ああいいぞー駄菓子だけな」
弟「よっしゃー!」
姉「200円までな」
弟「分かった、えっと……ブラックサンダーと、マーブルチョコと」
姉「おいおい、チョコは溶けるからあんまりチョコばっかにするなよ」
弟「うん、あと……キャラメルと、フエラムネも買っていい?」
弟「冷たい!」
姉「私はー……コーラでいいや」
弟「コーラ!コーラも好きだ」
姉「スプライトとどっちが好き?」
弟「それはスプライトだ、スプライトのしゅわっとしたほうが俺に合う」
姉「そうかーコーラ負けたかぁ。世界のコーラがなぁ」
弟「コーラも嫌いなわけじゃない!」
姉「そっかそっか、えっと……あとお菓子も買うか」
弟「お菓子!?いいの!?」
姉「ああいいぞー駄菓子だけな」
弟「よっしゃー!」
姉「200円までな」
弟「分かった、えっと……ブラックサンダーと、マーブルチョコと」
姉「おいおい、チョコは溶けるからあんまりチョコばっかにするなよ」
弟「うん、あと……キャラメルと、フエラムネも買っていい?」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:26:47.24 :ZzNCJRG10
姉「懐かしいな、フエラムネ」
弟「ぴゅーぴゅー鳴るから楽しい」
姉「よく家で鳴らして怒られたっけか」
弟「かーちゃんの前でやるのは禁止だ」
姉「そうだったな、まぁ帰りにどっか寄って食べればいいだろ」
弟「うん!じゃあ、これで!」
姉「オッケー、レジ行くか」
店員「お会計が750円です」
姉「はい」
弟「750円です!」
姉「残念、私が出したのは1000円だ」
弟「え?1000円って、あの紙じゃないのか?」
姉「あれも1000円だけど、500円玉二枚でこれも1000円だ」
弟「んー?」
姉「懐かしいな、フエラムネ」
弟「ぴゅーぴゅー鳴るから楽しい」
姉「よく家で鳴らして怒られたっけか」
弟「かーちゃんの前でやるのは禁止だ」
姉「そうだったな、まぁ帰りにどっか寄って食べればいいだろ」
弟「うん!じゃあ、これで!」
姉「オッケー、レジ行くか」
店員「お会計が750円です」
姉「はい」
弟「750円です!」
姉「残念、私が出したのは1000円だ」
弟「え?1000円って、あの紙じゃないのか?」
姉「あれも1000円だけど、500円玉二枚でこれも1000円だ」
弟「んー?」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:29:20.13 :ZzNCJRG10
姉「弟にはちょっと難しすぎたかな」
弟「俺にはまだちょっと早いみたい」
姉「そうだな、だけどいつまでも分からないままじゃ、警察官にはなれないからな」
弟「うん!頑張る!」
店員「ふふっ……」
姉「すんません、騒がしくて」
店員「いいのよ、可愛いわね、これくらいの子は」
姉「あはは、そうですね」
店員「駄菓子の袋別のほうがいいかしら?」
姉「あ、お願いします」
店員「熱中症には気をつけてね」
姉「はい、気をつけます。ありがとうございます」
店員「いえいえ、ありがとうございました、またお越しくださいね」
弟「何話してたんだー?」
姉「熱中症に気をつけろって」
姉「弟にはちょっと難しすぎたかな」
弟「俺にはまだちょっと早いみたい」
姉「そうだな、だけどいつまでも分からないままじゃ、警察官にはなれないからな」
弟「うん!頑張る!」
店員「ふふっ……」
姉「すんません、騒がしくて」
店員「いいのよ、可愛いわね、これくらいの子は」
姉「あはは、そうですね」
店員「駄菓子の袋別のほうがいいかしら?」
姉「あ、お願いします」
店員「熱中症には気をつけてね」
姉「はい、気をつけます。ありがとうございます」
店員「いえいえ、ありがとうございました、またお越しくださいね」
弟「何話してたんだー?」
姉「熱中症に気をつけろって」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:32:41.35 :ZzNCJRG10
弟「ねっちゅーしょー?」
姉「ゆっくり言うな、別の意味になるから」
弟「うん」
姉「熱中症ってのはあまりにも暑すぎてぶっ倒れることだ」
弟「去年とーちゃんがなったやつか」
姉「そうそう、それそれ。だから気をつけろ」
弟「どうすればいい!」
姉「そうだな、こまめに水分補給だっけか。あれ、それは脱水症状?いや、確かどっちもだったはず」
弟「そっか、じゃあこまめにスプライト飲む!」
姉「そうしろ、さてとどこ行くか」
弟「これ食べたい」
姉「そうだよな、んー……チャリあるし、土手で食べるか」
弟「土手!行こう!」
姉「ちょっと遠いけど、あそこ川あって涼しいしな」
弟「うん!」
弟「ねっちゅーしょー?」
姉「ゆっくり言うな、別の意味になるから」
弟「うん」
姉「熱中症ってのはあまりにも暑すぎてぶっ倒れることだ」
弟「去年とーちゃんがなったやつか」
姉「そうそう、それそれ。だから気をつけろ」
弟「どうすればいい!」
姉「そうだな、こまめに水分補給だっけか。あれ、それは脱水症状?いや、確かどっちもだったはず」
弟「そっか、じゃあこまめにスプライト飲む!」
姉「そうしろ、さてとどこ行くか」
弟「これ食べたい」
姉「そうだよな、んー……チャリあるし、土手で食べるか」
弟「土手!行こう!」
姉「ちょっと遠いけど、あそこ川あって涼しいしな」
弟「うん!」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:36:27.95 :ZzNCJRG10
姉「ひー……忘れてた」
弟「ねーちゃん早くー!!」
姉「この坂……きっつい!!」
弟「先に行っちゃうよー!!」
姉「待てー!!先に行くなぁ!!!ひぃひぃ……」
弟「ダメだなぁ、ねーちゃんは」
姉「ゼェゼェ……ふー、疲れた」
弟「早く食べよう!」
姉「おう、えっと、ほら駄菓子の袋」
弟「よっしゃー!あれ、なんだこれ冷たい」
姉「ああ、保冷剤入れておいたからな。チョコ溶けるから」
弟「ちべてー!ほら」
姉「んがっ!!急に頬につけるな!バカモノ!!」
弟「あははは!!ブラックサンダー食べよう」
姉「ブラックサンダーうめぇよな」
姉「ひー……忘れてた」
弟「ねーちゃん早くー!!」
姉「この坂……きっつい!!」
弟「先に行っちゃうよー!!」
姉「待てー!!先に行くなぁ!!!ひぃひぃ……」
弟「ダメだなぁ、ねーちゃんは」
姉「ゼェゼェ……ふー、疲れた」
弟「早く食べよう!」
姉「おう、えっと、ほら駄菓子の袋」
弟「よっしゃー!あれ、なんだこれ冷たい」
姉「ああ、保冷剤入れておいたからな。チョコ溶けるから」
弟「ちべてー!ほら」
姉「んがっ!!急に頬につけるな!バカモノ!!」
弟「あははは!!ブラックサンダー食べよう」
姉「ブラックサンダーうめぇよな」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:38:01.86 :ZzNCJRG10
弟「美味い、これ発明した人は繊細だ」
姉「そうだな、繊細だ。だけどな、弟、こういう時は天才って言うんだ」
弟「そうそうそれそれ」
姉「なんだわかってたのか」
弟「次フエラムネ!」
姉「私にもくれ」
弟「うん、はい!」
姉「むぐむぐ……」
ピュー!
弟「あはははは!!!」
姉「あっはっっはっは!!」
弟「美味い、これ発明した人は繊細だ」
姉「そうだな、繊細だ。だけどな、弟、こういう時は天才って言うんだ」
弟「そうそうそれそれ」
姉「なんだわかってたのか」
弟「次フエラムネ!」
姉「私にもくれ」
弟「うん、はい!」
姉「むぐむぐ……」
ピュー!
弟「あはははは!!!」
姉「あっはっっはっは!!」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:40:12.88 :ZzNCJRG10
弟「なんか笑える」
姉「そうだな、お前と私笑いの沸点がおかしいのかもしれない」
弟「笑いのふってん?」
姉「同じ所で笑うって意味だ」
弟「なるほど」
ピュー!
弟「あははは!!」
姉「あーおっかしーなーもー」
弟「あ!ねーちゃんあれすげーラピュタの雲だ」
姉「ん?ああ、積乱雲か」
弟「せきらんうん?」
姉「ああいう雲のことを積乱雲って言うんだ」
弟「へー、姉ちゃんはなんでも知ってるなぁ」
姉「なんでもは知らねーけどなぁー、弟よりは知ってること多いけど」
弟「やっぱねーちゃんはすげーやー」
弟「なんか笑える」
姉「そうだな、お前と私笑いの沸点がおかしいのかもしれない」
弟「笑いのふってん?」
姉「同じ所で笑うって意味だ」
弟「なるほど」
ピュー!
弟「あははは!!」
姉「あーおっかしーなーもー」
弟「あ!ねーちゃんあれすげーラピュタの雲だ」
姉「ん?ああ、積乱雲か」
弟「せきらんうん?」
姉「ああいう雲のことを積乱雲って言うんだ」
弟「へー、姉ちゃんはなんでも知ってるなぁ」
姉「なんでもは知らねーけどなぁー、弟よりは知ってること多いけど」
弟「やっぱねーちゃんはすげーやー」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:42:40.78 :ZzNCJRG10
姉「な、なんだ。急にどうした」
弟「クワガタも捕まえられるし、ゼリーのこととか知ってるし、ジュース奢ってくれるし、すげぇ」
姉「そうか、凄いか」
弟「うん!」
姉「弟も凄いって言われるようになるさ」
弟「どうだろう」
姉「私の弟なんだからなるに決まってるだろ」
弟「そうか!」
姉「うむ……ってあれ、雲行き怪しいな」
弟「せきらうんが近づいてる気がする」
姉「やべー!チャリだから帰りやべーぞ!!」
弟「やべー!」
姉「うわ!!降ってきた!!」
弟「逃げないと!」
姉「逃げる!?」
姉「な、なんだ。急にどうした」
弟「クワガタも捕まえられるし、ゼリーのこととか知ってるし、ジュース奢ってくれるし、すげぇ」
姉「そうか、凄いか」
弟「うん!」
姉「弟も凄いって言われるようになるさ」
弟「どうだろう」
姉「私の弟なんだからなるに決まってるだろ」
弟「そうか!」
姉「うむ……ってあれ、雲行き怪しいな」
弟「せきらうんが近づいてる気がする」
姉「やべー!チャリだから帰りやべーぞ!!」
弟「やべー!」
姉「うわ!!降ってきた!!」
弟「逃げないと!」
姉「逃げる!?」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:44:47.82 :ZzNCJRG10
弟「雷が来る!」
姉「積乱雲だから来るかもな!とりあえず、チャリ押して橋の下まで行くぞ!」
弟「分かった!!」
姉「ふー……濡れた濡れた、何私は2日連続でびしょびしょになってるんだ」
弟「つめてー」
姉「ええっと……ああ、ハンカチもびしょびしょだ。でもいいや、絞って、とりあえず拭かないと」
ピュー!
姉「そうじゃない!拭かないとって違う!」
弟「あははは!!」
姉「ほら、ハンカチでさっさと身体拭く!夏風邪はしつこいから!」
弟「わかったー」
弟「雷が来る!」
姉「積乱雲だから来るかもな!とりあえず、チャリ押して橋の下まで行くぞ!」
弟「分かった!!」
姉「ふー……濡れた濡れた、何私は2日連続でびしょびしょになってるんだ」
弟「つめてー」
姉「ええっと……ああ、ハンカチもびしょびしょだ。でもいいや、絞って、とりあえず拭かないと」
ピュー!
姉「そうじゃない!拭かないとって違う!」
弟「あははは!!」
姉「ほら、ハンカチでさっさと身体拭く!夏風邪はしつこいから!」
弟「わかったー」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:47:24.36 :ZzNCJRG10
姉「んーつか、服脱ぐか一回」
弟「えー?」
姉「だって、拭いてもさー服の水滴がすぐ身体につくから意味無い。一回絞るから脱いで」
弟「分かったー」
姉「はい、ばんざーい」
弟「一人で脱げる!」
姉「ああ、それもそうか、すまんすまん」
弟「はい!」
姉「はいはい、っと。絞ってる間に身体拭いておいて」
弟「うん、分かった」
姉「つーか私も服脱ぐかぁ……どうせ人なんて居ないし、橋の下だから見えないだろうし」
弟「ねーちゃん風邪ひくなよ」
姉「わかってるわかってる」
姉「んーつか、服脱ぐか一回」
弟「えー?」
姉「だって、拭いてもさー服の水滴がすぐ身体につくから意味無い。一回絞るから脱いで」
弟「分かったー」
姉「はい、ばんざーい」
弟「一人で脱げる!」
姉「ああ、それもそうか、すまんすまん」
弟「はい!」
姉「はいはい、っと。絞ってる間に身体拭いておいて」
弟「うん、分かった」
姉「つーか私も服脱ぐかぁ……どうせ人なんて居ないし、橋の下だから見えないだろうし」
弟「ねーちゃん風邪ひくなよ」
姉「わかってるわかってる」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:50:12.94 :ZzNCJRG10
姉「うひー、私の服も絞れるくらい染み込んでたか」
弟「ねーちゃんさみぃ!」
姉「そーだなぁ、でも服着るのもあれだしなぁ……なんかあればよかったんだけど」
弟「うー」
姉「しょーがない、ほらおいでおいで」
弟「え?」
姉「いいから、ほら!どーせ誰も見てやしないんだから、たまにはねーちゃんに甘えなさいな」
弟「う、うん」
姉「よしよし、いい子だ」ギュウッ
弟「んー……」
姉「ふぁあ……ねみぃ」
弟「うん、お菓子食べたから眠いね」
姉「そうだなぁ、フエラムネ残ってる?」
弟「残ってるよ、はい!」
姉「んー……んまい」
姉「うひー、私の服も絞れるくらい染み込んでたか」
弟「ねーちゃんさみぃ!」
姉「そーだなぁ、でも服着るのもあれだしなぁ……なんかあればよかったんだけど」
弟「うー」
姉「しょーがない、ほらおいでおいで」
弟「え?」
姉「いいから、ほら!どーせ誰も見てやしないんだから、たまにはねーちゃんに甘えなさいな」
弟「う、うん」
姉「よしよし、いい子だ」ギュウッ
弟「んー……」
姉「ふぁあ……ねみぃ」
弟「うん、お菓子食べたから眠いね」
姉「そうだなぁ、フエラムネ残ってる?」
弟「残ってるよ、はい!」
姉「んー……んまい」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:52:05.12 :ZzNCJRG10
弟「寒くなくなった!」
姉「そりゃ、人肌ってのが一番あったけーんだよ」
弟「そうなのか」
姉「あったけーってか暑すぎず寒すぎずだったかな」
弟「ふーん……」
姉「なんか久々に弟抱きしめてたら眠くなってきた……」
弟「こんなとこで寝たら風邪ひく!」
姉「そうだよなぁ……わかってる、わかってるんだけどなぁ」
ピュー!
姉「!? びっくりしたぁ!」
弟「起きた?」
姉「いやぁ、微妙だけど」
弟「起きろー!」
姉「ねみぃ」
弟「寒くなくなった!」
姉「そりゃ、人肌ってのが一番あったけーんだよ」
弟「そうなのか」
姉「あったけーってか暑すぎず寒すぎずだったかな」
弟「ふーん……」
姉「なんか久々に弟抱きしめてたら眠くなってきた……」
弟「こんなとこで寝たら風邪ひく!」
姉「そうだよなぁ……わかってる、わかってるんだけどなぁ」
ピュー!
姉「!? びっくりしたぁ!」
弟「起きた?」
姉「いやぁ、微妙だけど」
弟「起きろー!」
姉「ねみぃ」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:55:36.15 :ZzNCJRG10
弟「寝たらちゅーするぞ!?」
姉「んー?そりゃ怖い脅し文句だ」
弟「ねーちゃん重いよ……」
姉「ごめんごめん、眠くて……」
弟「もーしょうがないなぁ」
姉「んー……」
弟「……」
姉「スー……スー……」
弟「寝るなあー!!」
姉「ぐぅ……」
弟「ねーちゃん!ねーちゃん!!」
姉「……すぅ……」
弟「むぐぐ……」
チュッ
弟「寝たらちゅーするぞ!?」
姉「んー?そりゃ怖い脅し文句だ」
弟「ねーちゃん重いよ……」
姉「ごめんごめん、眠くて……」
弟「もーしょうがないなぁ」
姉「んー……」
弟「……」
姉「スー……スー……」
弟「寝るなあー!!」
姉「ぐぅ……」
弟「ねーちゃん!ねーちゃん!!」
姉「……すぅ……」
弟「むぐぐ……」
チュッ
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:56:34.03 :k2gB1sL+0
うひょー
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 12:57:57.48 :ZzNCJRG10
姉「ふが……」
弟「ね、ねーちゃんが寝たから」
姉「お前今何した」
弟「何もしてない!!」
姉「ふむ……まだねむい……」
弟「寝るなぁ!」
姉「まだ雨やまねーのかなぁ」
弟「まだ大雨だよ。ねぇ、ねーちゃん川のはんらんしないかな」
姉「しないしない、どうせ通り雨だから、しないよ」
弟「このままやまなかったら……」
姉「だいじょーぶだ、そんときゃ私が助けてやる……」
弟「……うん、でも俺もねーちゃん助ける!」
姉「そりゃ頼もしいなぁ」
弟「でしょ」
姉「弟のキスも貰ったしね」
姉「ふが……」
弟「ね、ねーちゃんが寝たから」
姉「お前今何した」
弟「何もしてない!!」
姉「ふむ……まだねむい……」
弟「寝るなぁ!」
姉「まだ雨やまねーのかなぁ」
弟「まだ大雨だよ。ねぇ、ねーちゃん川のはんらんしないかな」
姉「しないしない、どうせ通り雨だから、しないよ」
弟「このままやまなかったら……」
姉「だいじょーぶだ、そんときゃ私が助けてやる……」
弟「……うん、でも俺もねーちゃん助ける!」
姉「そりゃ頼もしいなぁ」
弟「でしょ」
姉「弟のキスも貰ったしね」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:00:24.48 :ZzNCJRG10
弟「むがー!!!!」
姉「こら、暴れんな!!」
弟「ねーちゃん起きてたのか!!」
姉「いいじゃんいいじゃん、ちゅーの一つや二つ!!ほら、もっとする?おねーちゃんがちゅーしてあげるぞー!」
弟「うるせー!バカー!バカー!!アホー!!」
姉「はいはい、冗談は良いとして……ん?あれ?でも弱まってきた?」
弟「え、ほんと?」
姉「うん、あーいや弱くなったり強くなったりか」
弟「そうだね」
姉「でもまぁ、そろそろ出る準備はしておくか。流石に下着姿でチャリはこげないしな」
弟「うん、分かった」
姉「おー見事にやんだな」
弟「よかったー、帰れないかと思った」
姉「やまない雨は無いんだよ、弟」
弟「むがー!!!!」
姉「こら、暴れんな!!」
弟「ねーちゃん起きてたのか!!」
姉「いいじゃんいいじゃん、ちゅーの一つや二つ!!ほら、もっとする?おねーちゃんがちゅーしてあげるぞー!」
弟「うるせー!バカー!バカー!!アホー!!」
姉「はいはい、冗談は良いとして……ん?あれ?でも弱まってきた?」
弟「え、ほんと?」
姉「うん、あーいや弱くなったり強くなったりか」
弟「そうだね」
姉「でもまぁ、そろそろ出る準備はしておくか。流石に下着姿でチャリはこげないしな」
弟「うん、分かった」
姉「おー見事にやんだな」
弟「よかったー、帰れないかと思った」
姉「やまない雨は無いんだよ、弟」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:01:48.50 :ZzNCJRG10
弟「なんかかっこいいセリフ」
姉「ごめん、今の無かったことにして」
弟「帰ってクワガタにゼリーあげる!」
姉「そうだな、クワガタも腹すかせて待ってるだろ」
弟「俺も腹減った!」
姉「お菓子食ったのにか!」
弟「うん!」
姉「流石だな、まぁ帰ったらなんか食べるか、そうめんでいいな、そうめん」
弟「そうめん好き!!」
姉「んじゃぁ、帰るかぁ」
弟「なんかかっこいいセリフ」
姉「ごめん、今の無かったことにして」
弟「帰ってクワガタにゼリーあげる!」
姉「そうだな、クワガタも腹すかせて待ってるだろ」
弟「俺も腹減った!」
姉「お菓子食ったのにか!」
弟「うん!」
姉「流石だな、まぁ帰ったらなんか食べるか、そうめんでいいな、そうめん」
弟「そうめん好き!!」
姉「んじゃぁ、帰るかぁ」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:05:22.09 :ZzNCJRG10
――――――
―――
―
姉「ってことがさぁー、むかーしあったよねぇ」
弟「あったっけ……全く覚えてねぇ」
姉「あの時、お前はキスしてくれたのによぉ……すっかり生意気になって、ねーちゃん悲しい」
弟「してないかもだろー!もしかしたら、ほら人差し指とかで触っただけとか」
姉「それでも十分恥ずかしい思い出だけどな」
弟「うるさい」
姉「ふっふ、夏になると思い出すなぁ、こういう話し」
弟「俺にとっては黒歴史だけどさ」
姉「私にとっては良い思い出だよ」
弟「はー……夏だなぁ」
姉「夏だねぇ」
弟「久々にセミ取りとかしてーよなぁー……だけど、こんな大人になっちまってさ」
姉「今したら大笑いものだね、通報ものだよ、私らが木なんて登ってたらさ」
――――――
―――
―
姉「ってことがさぁー、むかーしあったよねぇ」
弟「あったっけ……全く覚えてねぇ」
姉「あの時、お前はキスしてくれたのによぉ……すっかり生意気になって、ねーちゃん悲しい」
弟「してないかもだろー!もしかしたら、ほら人差し指とかで触っただけとか」
姉「それでも十分恥ずかしい思い出だけどな」
弟「うるさい」
姉「ふっふ、夏になると思い出すなぁ、こういう話し」
弟「俺にとっては黒歴史だけどさ」
姉「私にとっては良い思い出だよ」
弟「はー……夏だなぁ」
姉「夏だねぇ」
弟「久々にセミ取りとかしてーよなぁー……だけど、こんな大人になっちまってさ」
姉「今したら大笑いものだね、通報ものだよ、私らが木なんて登ってたらさ」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:08:26.31 :ZzNCJRG10
弟「それは言えてる」
姉「あの頃にゃ戻れないんだねぇ」
弟「ねーちゃんは昔っからそういう恥ずかしいセリフを堂々と言うよな」
姉「私は恥ずかしいと思ってないからね」
弟「聞いてるこっちが恥ずかしいっての」
姉「まぁ……セミはともかくさ、ほら、これ」
弟「なんだこれ」
姉「クワガタ取り!大人も参加出来るやつ!」
弟「へぇ」
姉「いっちょ、採取に行きますかね!」
弟「なんだ、昔と逆転だな」
姉「え?何が?」
弟「昔は俺から誘ってたのに、今じゃねーちゃんからだなって」
姉「そりゃぁ―――時代が変われば、立場ってのも変わるもんさ」
おしまい
弟「それは言えてる」
姉「あの頃にゃ戻れないんだねぇ」
弟「ねーちゃんは昔っからそういう恥ずかしいセリフを堂々と言うよな」
姉「私は恥ずかしいと思ってないからね」
弟「聞いてるこっちが恥ずかしいっての」
姉「まぁ……セミはともかくさ、ほら、これ」
弟「なんだこれ」
姉「クワガタ取り!大人も参加出来るやつ!」
弟「へぇ」
姉「いっちょ、採取に行きますかね!」
弟「なんだ、昔と逆転だな」
姉「え?何が?」
弟「昔は俺から誘ってたのに、今じゃねーちゃんからだなって」
姉「そりゃぁ―――時代が変われば、立場ってのも変わるもんさ」
おしまい
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:09:23.15 :cwfSR6oLP
乙
和んだぞ
和んだぞ
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:11:24.16 :ZzNCJRG10
窓から見える雲とか青い空とか、セミの鳴き声聞いてたら書きたくなって書いてまして
俺にはこんな優しいねーちゃんが居なかったのですが、生まれ変わったらこれくらい優しいねーちゃんが欲しいです
時間がおしてきたので、無理矢理な形で終わっちゃいました
機会があったらまた書きたいです
ありがとうございました
俺にはこんな優しいねーちゃんが居なかったのですが、生まれ変わったらこれくらい優しいねーちゃんが欲しいです
時間がおしてきたので、無理矢理な形で終わっちゃいました
機会があったらまた書きたいです
ありがとうございました
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:13:05.24 :w2++imVv0
いい夏だったよ乙
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:16:20.97 :ZXj5KgDe0
ちょっと切なくなった
乙
乙
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:20:12.47 :1N02J1kc0
乙
こどもの頃はよかったなあ…
こどもの頃はよかったなあ…
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:22:53.07 :jA2rNQg40
乙
もう川とか林で遊んだことは遠い昔だな・・・
もう川とか林で遊んだことは遠い昔だな・・・
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 13:25:19.15 :WhIkJHiR0
えっちで優しいお姉ちゃんが欲しいです
コメント 5
コメント一覧 (5)
虫取に行った時にオヤツとしてよく食べたなぁ…
樹液味が最も不味い