洋榎「恭子(5さい)はじめてのおつかいやで!」2
7:とりあえずこのへんから:2012/10/26(金) 19:33:20.62 :XOKNDYxG0
きょうこ「き、きくで…?」
こまき「う、うん…」
きょうこ「…ないたらあかんで?」ゴクリ
こまき「…うん」ゴクリ
きょうこ「……こまき」
「まいごなん?」
こまき「!」ジワッ
「……!!」グッ
「…うん」コクリ
きょうこ「…そか」ホッ
霞『ふんふむ 今度は泣くのを我慢できました』
『恭子ちゃんもちょっと安心です』
『にしても、なんだか不思議なやりとりねえ』ウフフ
(衣)「なんかお姉さんみたいだぞー」
(豊音)「ちょー頼もしいよー」
きょうこ「き、きくで…?」
こまき「う、うん…」
きょうこ「…ないたらあかんで?」ゴクリ
こまき「…うん」ゴクリ
きょうこ「……こまき」
「まいごなん?」
こまき「!」ジワッ
「……!!」グッ
「…うん」コクリ
きょうこ「…そか」ホッ
霞『ふんふむ 今度は泣くのを我慢できました』
『恭子ちゃんもちょっと安心です』
『にしても、なんだか不思議なやりとりねえ』ウフフ
(衣)「なんかお姉さんみたいだぞー」
(豊音)「ちょー頼もしいよー」
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 19:34:16.25 :XOKNDYxG0
こまき「…こまきとおかあさん、おかいものしてて…それで……」
きょうこ「うん」
こまき「……おかあさん、いないの」ジワッ
きょうこ「……」
こまき「……」グッ
きょうこ「わかった」
こまき「…?」
きょうこ「おかあさんさがすで、こまき」
こまき「…?」
きょうこ「いこ」
こまき「い、いいの…?」
きょうこ「? なにが?」
こまき「…? こまきのおかあさんなのに…」
こまき「…こまきとおかあさん、おかいものしてて…それで……」
きょうこ「うん」
こまき「……おかあさん、いないの」ジワッ
きょうこ「……」
こまき「……」グッ
きょうこ「わかった」
こまき「…?」
きょうこ「おかあさんさがすで、こまき」
こまき「…?」
きょうこ「いこ」
こまき「い、いいの…?」
きょうこ「? なにが?」
こまき「…? こまきのおかあさんなのに…」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 19:35:40.47 :XOKNDYxG0
きょうこ「? こまき、こまってるんやろ?」
こまき「うん…」
きょうこ「ならさがすで」
こまき「…ありがとう」
きょうこ「きっとおかあさんもさみしいで、はよみつけたらなあかん」
こまき「…」
「うんっ」
きょうこ「…」
「……」ギュッ
こまき「!」
「…」
「……」ギュッ
きょうこ「? こまき、こまってるんやろ?」
こまき「うん…」
きょうこ「ならさがすで」
こまき「…ありがとう」
きょうこ「きっとおかあさんもさみしいで、はよみつけたらなあかん」
こまき「…」
「うんっ」
きょうこ「…」
「……」ギュッ
こまき「!」
「…」
「……」ギュッ
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 19:42:54.47 :XOKNDYxG0
(久)「! 見て見てセーラ、手つないでるわ!かわいー!」グイグイ
(セーラ)「うお、ちょっ、久!なに急に元気になっとんねん!」
(久)「!! ねえ小蒔ちゃんほんのり顔赤くない!?赤いわよね!?」
(セーラ)「落ち着けって、分かったから!」
(衣)「?? 健夜ー、久はどうしたのだ?」
(健夜)「えっ、わたし!?」
きょうこ「……」テクテク
こまき「……」テクテク
(久)「! 見て見てセーラ、手つないでるわ!かわいー!」グイグイ
(セーラ)「うお、ちょっ、久!なに急に元気になっとんねん!」
(久)「!! ねえ小蒔ちゃんほんのり顔赤くない!?赤いわよね!?」
(セーラ)「落ち着けって、分かったから!」
(衣)「?? 健夜ー、久はどうしたのだ?」
(健夜)「えっ、わたし!?」
きょうこ「……」テクテク
こまき「……」テクテク
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 19:50:26.66 :XOKNDYxG0
きょうこ「……」テクテク
こまき「……」テクテク
きょうこ「こまきのおかあさんはどんななん?」
こまき「…?」
きょうこ「うち、こまきのおかあさんしらんで」
こまき「! ええと…」
きょうこ「うん」
こまき「せは、これくらいで…」セノビテノバシ
きょうこ「…うん?」
こまき「かみのけがながくって…」
きょうこ「うん」
こまき「…きれい」
きょうこ「……」
きょうこ「……」テクテク
こまき「……」テクテク
きょうこ「こまきのおかあさんはどんななん?」
こまき「…?」
きょうこ「うち、こまきのおかあさんしらんで」
こまき「! ええと…」
きょうこ「うん」
こまき「せは、これくらいで…」セノビテノバシ
きょうこ「…うん?」
こまき「かみのけがながくって…」
きょうこ「うん」
こまき「…きれい」
きょうこ「……」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 19:58:08.03 :XOKNDYxG0
こまき「あ、おかあさん、やさしいよ」ニコッ
きょうこ「!」
「うちのおかあさんもやさしいで!」
こまき「!」
きょうこ「ごほんよんでくれたりすんねん!」
こまき「! こまきのおかあさんも!」
きょうこ「! ほんま?」
こまき「うんっ」
きょうこ「……」
こまき「…?」
きょうこ「…すごいぐうぜんや」
こまき「あ、おかあさん、やさしいよ」ニコッ
きょうこ「!」
「うちのおかあさんもやさしいで!」
こまき「!」
きょうこ「ごほんよんでくれたりすんねん!」
こまき「! こまきのおかあさんも!」
きょうこ「! ほんま?」
こまき「うんっ」
きょうこ「……」
こまき「…?」
きょうこ「…すごいぐうぜんや」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 20:06:08.22 :XOKNDYxG0
きょうこ「……」ジー
霞『あら?恭子ちゃん、小蒔ちゃんをじっと見ています』
『なにか気になることでもあるのかしら』
きょうこ「こまき」
こまき「? なあに?」
きょうこ「こまきのおようふく、かわいいな」
こまき「! …ありがとう」
きょうこ「ようふくやさんでも、みたことあらへん」
こまき「…?」
きょうこ「……」ジー
霞『あら?恭子ちゃん、小蒔ちゃんをじっと見ています』
『なにか気になることでもあるのかしら』
きょうこ「こまき」
こまき「? なあに?」
きょうこ「こまきのおようふく、かわいいな」
こまき「! …ありがとう」
きょうこ「ようふくやさんでも、みたことあらへん」
こまき「…?」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 20:14:01.76 :XOKNDYxG0
(セーラ)「確かに、巫女服なんて珍しいもんなー」
(豊音)「わたしお正月以外で初めて見たよー」
(衣)「衣も着てみたいぞー」
(久)「あら、買ってあげましょうか?」
(衣)「! 本当か!?」
こまき「おかあさんも」
きょうこ「…?」
こまき「おかあさんも、おんなじふくだよ?」
きょうこ「! すごいな!」
こまき「…えへへ」テレ
(セーラ)「確かに、巫女服なんて珍しいもんなー」
(豊音)「わたしお正月以外で初めて見たよー」
(衣)「衣も着てみたいぞー」
(久)「あら、買ってあげましょうか?」
(衣)「! 本当か!?」
こまき「おかあさんも」
きょうこ「…?」
こまき「おかあさんも、おんなじふくだよ?」
きょうこ「! すごいな!」
こまき「…えへへ」テレ
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 20:20:07.80 :HZHEuUU20
かわいい!
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 20:21:59.93 :XOKNDYxG0
きょうこ「……」テクテク
こまき「……」テクテク
きょうこ「…みあたらへん?」
こまき「…うん」コクン
きょうこ「そか」
こまき「……」ジワッ
きょうこ「だいじょうぶやで」
こまき「! うん」コクン
デサー、シズガサー ヘー、ソウナンデスカ
きょうこ「……」ジー
霞『あら?』
『恭子ちゃん、こんどは女子高生をじっと見てるわ』
『どうしたのかしら』
きょうこ「……」テクテク
こまき「……」テクテク
きょうこ「…みあたらへん?」
こまき「…うん」コクン
きょうこ「そか」
こまき「……」ジワッ
きょうこ「だいじょうぶやで」
こまき「! うん」コクン
デサー、シズガサー ヘー、ソウナンデスカ
きょうこ「……」ジー
霞『あら?』
『恭子ちゃん、こんどは女子高生をじっと見てるわ』
『どうしたのかしら』
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 20:30:08.23 :XOKNDYxG0
きょうこ「…」
「きいてみよか」
こまき「…?」
きょうこ「こまきのおかあさんみてへん?って」
こまき「! うんっ」
??①「それでねー」
??②「はい」
きょうこ「ぴんくのおねえちゃんたち」ソデツカミ
??①「ピンクの!?」
??②「…子ども?」
きょうこ「…」
「きいてみよか」
こまき「…?」
きょうこ「こまきのおかあさんみてへん?って」
こまき「! うんっ」
??①「それでねー」
??②「はい」
きょうこ「ぴんくのおねえちゃんたち」ソデツカミ
??①「ピンクの!?」
??②「…子ども?」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 20:38:17.99 :XOKNDYxG0
憧「あー…まあ確かにピンク色の髪だけど…」ズーン
きょうこ「…?」
和「なんですか?」
きょうこ「こまきのおかあさんみてへん?」
和「コマキ…?」
きょうこ「こっちや」ユビサシ
こまき「……」オズオズ
和「…」
「ええと…」
憧「とりあえずそのお母さんってどんな人なのか教えてよ」
きょうこ「せは、このくらいで…」セノビテノバシ
「かみがながくて、きれいで…」
「やさしいおかあさんやねん」
憧「あー…まあ確かにピンク色の髪だけど…」ズーン
きょうこ「…?」
和「なんですか?」
きょうこ「こまきのおかあさんみてへん?」
和「コマキ…?」
きょうこ「こっちや」ユビサシ
こまき「……」オズオズ
和「…」
「ええと…」
憧「とりあえずそのお母さんってどんな人なのか教えてよ」
きょうこ「せは、このくらいで…」セノビテノバシ
「かみがながくて、きれいで…」
「やさしいおかあさんやねん」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 20:46:19.29 :XOKNDYxG0
和「…」
「うーん…」
憧「んー、もうちょっとこれだっ!って特徴ないかな?」
きょうこ「……」
こまき「……」
きょうこ「…」
「!」ポン
「こまきとおんなじおようふくやって」
和「? これって、巫女服ですか?」
憧「みたいだねー」
きょうこ「みてへん?」
憧「うーん、巫女服は見てないなー…」
きょうこ「そか…」
こまき「……」
憧「…」
「あ、でもさ」ポン
和「…」
「うーん…」
憧「んー、もうちょっとこれだっ!って特徴ないかな?」
きょうこ「……」
こまき「……」
きょうこ「…」
「!」ポン
「こまきとおんなじおようふくやって」
和「? これって、巫女服ですか?」
憧「みたいだねー」
きょうこ「みてへん?」
憧「うーん、巫女服は見てないなー…」
きょうこ「そか…」
こまき「……」
憧「…」
「あ、でもさ」ポン
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 20:53:59.05 :XOKNDYxG0
きょうこ「…?」
憧「巫女なら、神社とか行けば分かるんじゃないかな?」
きょうこ「じんじゃ?」
憧「たぶんお母さん神社関係なんじゃないかと思うんだよね」
和「まあ、コスプレの服とかではないみたいですしね」マジマジ
きょうこ「…?」
憧「えーと、お母さんか、お母さんの知りあいとかいるかもってこと」
きょうこ「!」
憧「地元ならあたしも分かるんだけど…」
「和ー、この辺って神社あるっけ?」
和「ちょっと待ってください、いま検索してみます」ポチポチ
きょうこ「…?」
憧「巫女なら、神社とか行けば分かるんじゃないかな?」
きょうこ「じんじゃ?」
憧「たぶんお母さん神社関係なんじゃないかと思うんだよね」
和「まあ、コスプレの服とかではないみたいですしね」マジマジ
きょうこ「…?」
憧「えーと、お母さんか、お母さんの知りあいとかいるかもってこと」
きょうこ「!」
憧「地元ならあたしも分かるんだけど…」
「和ー、この辺って神社あるっけ?」
和「ちょっと待ってください、いま検索してみます」ポチポチ
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:04:59.95 :XOKNDYxG0
和「ええと…いくつかあるみたいですね」
憧「どれどれー」
「あ、この近くにもあるね」
きょうこ「!」
憧「これなら歩いていけるんじゃないかな」
きょうこ「どっち?」
憧「え?えーと、あっちへ、道なりに真っ直ぐかな」
きょうこ「わかった、おおきに」
憧「ちょ、ちょっと待った!」
きょうこ「…?」
憧「付いてかなくて大丈夫なの?ふたりだけで行ける?」
和「ええと…いくつかあるみたいですね」
憧「どれどれー」
「あ、この近くにもあるね」
きょうこ「!」
憧「これなら歩いていけるんじゃないかな」
きょうこ「どっち?」
憧「え?えーと、あっちへ、道なりに真っ直ぐかな」
きょうこ「わかった、おおきに」
憧「ちょ、ちょっと待った!」
きょうこ「…?」
憧「付いてかなくて大丈夫なの?ふたりだけで行ける?」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:03:21.82 :XOKNDYxG0
きょうこ「? だいじょうぶや」
「いこ、こまき」スタスタ
こまき「うん」スタスタ
きょうこ「おおきに」フリ
憧「あっ、待っ――」
和「憧」グイ
憧「? なに?」
和「大丈夫だと思いますよ」
憧「え、なんで?危なくない?」
和「たぶん大丈夫です」
「テレビのカメラみたいな物を持った人が追いかけていきましたから」
憧「!?」
和「? 結構堂々としてましたよ?」
きょうこ「? だいじょうぶや」
「いこ、こまき」スタスタ
こまき「うん」スタスタ
きょうこ「おおきに」フリ
憧「あっ、待っ――」
和「憧」グイ
憧「? なに?」
和「大丈夫だと思いますよ」
憧「え、なんで?危なくない?」
和「たぶん大丈夫です」
「テレビのカメラみたいな物を持った人が追いかけていきましたから」
憧「!?」
和「? 結構堂々としてましたよ?」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:06:14.11 :A/bsceJn0
そいやカメラはモモだったな
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:13:01.43 :XOKNDYxG0
きょうこ「……」テクテク
こまき「……」テクテク
「…きょうこちゃん」
きょうこ「? なに?」
こまき「きょうこちゃんは、おとなのひとともおはなしできるんだねえ」
きょうこ「…?」
こまき「すごいねえ」キラキラ
きょうこ「…??」
こまき「……」ギュー
霞『あらあら、可愛らしいわ』
『小蒔ちゃんには、恭子ちゃんが頼れるお姉さんに見えてるのかしら』
『恭子ちゃんはあんまり気付いてないみたいだけど』ウフフ
きょうこ「……」テクテク
こまき「……」テクテク
「…きょうこちゃん」
きょうこ「? なに?」
こまき「きょうこちゃんは、おとなのひとともおはなしできるんだねえ」
きょうこ「…?」
こまき「すごいねえ」キラキラ
きょうこ「…??」
こまき「……」ギュー
霞『あらあら、可愛らしいわ』
『小蒔ちゃんには、恭子ちゃんが頼れるお姉さんに見えてるのかしら』
『恭子ちゃんはあんまり気付いてないみたいだけど』ウフフ
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:22:10.19 :XOKNDYxG0
ワタアメイカガデスカー ワタアメヤスウリチュウデース
こまき「……」ジー
きょうこ「……」テクテク
??「お子さんにはおひとつ無料でお配りしてまーす いかがですかー」
こまき「……」ジィー
きょうこ「……」テクテク
??「ん、そこの子どもたち」
こまき「!」
きょうこ「…?」
??「わたあめ食べない?」
ワタアメイカガデスカー ワタアメヤスウリチュウデース
こまき「……」ジー
きょうこ「……」テクテク
??「お子さんにはおひとつ無料でお配りしてまーす いかがですかー」
こまき「……」ジィー
きょうこ「……」テクテク
??「ん、そこの子どもたち」
こまき「!」
きょうこ「…?」
??「わたあめ食べない?」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:30:15.71 :XOKNDYxG0
きょうこ「わたあめ?」
照「こういうの」
きょうこ「……」ジー
「…」
こまき「きょうこちゃん、きょうこちゃん」クイクイ
きょうこ「…?」
こまき「わたあめたべたい」キラキラ
きょうこ「…」
「おかねがあらへん」
照「いいよ、いっこずつまでならタダだから」
きょうこ「! ほんま?」
照「うん、いま練習中だからサービスしてるの」
きょうこ「…」パアァ
「じゃあうちのと、こまきのぶんください!」
きょうこ「わたあめ?」
照「こういうの」
きょうこ「……」ジー
「…」
こまき「きょうこちゃん、きょうこちゃん」クイクイ
きょうこ「…?」
こまき「わたあめたべたい」キラキラ
きょうこ「…」
「おかねがあらへん」
照「いいよ、いっこずつまでならタダだから」
きょうこ「! ほんま?」
照「うん、いま練習中だからサービスしてるの」
きょうこ「…」パアァ
「じゃあうちのと、こまきのぶんください!」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:38:14.95 :XOKNDYxG0
照「わかった」
「つくるからちょっと待ってて」ガシャン
ギュルルルルルルルルルルル(砂糖をわたあめにする音)
きょうこ「…」マジマジ
こまき「わあー…」パアァ
クルクルクルクル(わたあめのかたまりをつくる音)
きょうこ「…」マジマジ
こまき「わあぁー…」パアァァ
バシュバシュ(わりばしを刺す音)
照「できた どうぞ」
照「わかった」
「つくるからちょっと待ってて」ガシャン
ギュルルルルルルルルルルル(砂糖をわたあめにする音)
きょうこ「…」マジマジ
こまき「わあー…」パアァ
クルクルクルクル(わたあめのかたまりをつくる音)
きょうこ「…」マジマジ
こまき「わあぁー…」パアァァ
バシュバシュ(わりばしを刺す音)
照「できた どうぞ」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:46:16.48 :XOKNDYxG0
(衣)「わあーわたあめだー」キラキラ
(セーラ)「なんか変わったつくりかたやったな」
(久)「普通わりばしでわたをからめとるわよね」
(豊音)「バシュバシュってかっこよかったよー」
きょうこ「…」パク
「! おいしい」
こまき「おいしいー!」パクパク
照「よかった」
こまき「おいしいねえ、きょうこちゃん」パクパク
きょうこ「うん、おいしい」パク
(衣)「わあーわたあめだー」キラキラ
(セーラ)「なんか変わったつくりかたやったな」
(久)「普通わりばしでわたをからめとるわよね」
(豊音)「バシュバシュってかっこよかったよー」
きょうこ「…」パク
「! おいしい」
こまき「おいしいー!」パクパク
照「よかった」
こまき「おいしいねえ、きょうこちゃん」パクパク
きょうこ「うん、おいしい」パク
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 21:54:31.86 :XOKNDYxG0
照「? ふたりは姉妹?」
きょうこ「ううん」フルフル
「じんじゃにいくねん」
照「神社?」
きょうこ「こっちやって、ぴんくのおねえちゃんがいうてたで」
照「ピンク……?」
きょうこ「どこやかしってる?」
照「神社なら…」
「……」
「…たぶんあっち」ユビサシ
霞『…あら?』
照「? ふたりは姉妹?」
きょうこ「ううん」フルフル
「じんじゃにいくねん」
照「神社?」
きょうこ「こっちやって、ぴんくのおねえちゃんがいうてたで」
照「ピンク……?」
きょうこ「どこやかしってる?」
照「神社なら…」
「……」
「…たぶんあっち」ユビサシ
霞『…あら?』
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 22:02:07.87 :XOKNDYxG0
きょうこ「おおきに」
「こまき、いこ」
こまき「うん」
照「わりばしくわえて歩かないようにね、危ないから」フリフリ
きょうこ「うん、おおきに」フリ
照「……」フリフリ
「…」
(おいしいって言ってた…うまくできた…)
??「照、どうだ調子は?」
照「! 師匠」
菫「練習積めてるか?ちょっと見せてみろ」
照「! はい」
きょうこ「おおきに」
「こまき、いこ」
こまき「うん」
照「わりばしくわえて歩かないようにね、危ないから」フリフリ
きょうこ「うん、おおきに」フリ
照「……」フリフリ
「…」
(おいしいって言ってた…うまくできた…)
??「照、どうだ調子は?」
照「! 師匠」
菫「練習積めてるか?ちょっと見せてみろ」
照「! はい」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 22:10:30.47 :XOKNDYxG0
ギュルクルバシュ
菫「…うーん まだ刺しこみかたがすこし甘いな」
「いいか、こうだ」バシュン
「わたの感触を殺さず、かつわたを落っことしてしまうこともない」
「そんなシャープシュートを心掛けろ」
照「…はい」
菫「だが…うん、味はいいな」パク
照「! ありがとうございます!」
「さっきも子どもたちにおいしいって言ってもらえたんです!」
菫「よかったじゃないか」
照「はい!」
「それで神社に行くって言うからあっちだよって教えたんです!」
「それで、それで!」
菫「…」
「……照」
照「? はい」
菫「…神社はそっちじゃない」
照「えっ」
ギュルクルバシュ
菫「…うーん まだ刺しこみかたがすこし甘いな」
「いいか、こうだ」バシュン
「わたの感触を殺さず、かつわたを落っことしてしまうこともない」
「そんなシャープシュートを心掛けろ」
照「…はい」
菫「だが…うん、味はいいな」パク
照「! ありがとうございます!」
「さっきも子どもたちにおいしいって言ってもらえたんです!」
菫「よかったじゃないか」
照「はい!」
「それで神社に行くって言うからあっちだよって教えたんです!」
「それで、それで!」
菫「…」
「……照」
照「? はい」
菫「…神社はそっちじゃない」
照「えっ」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 22:18:02.11 :XOKNDYxG0
きょうこ「……」パクパク
こまき「……」パクパク
霞『あらあら』
『わたあめ屋さん、神社の場所を勘違いしてたようです』
『だんだん神社から離れていくわ…気付くといいけれど…』
(久)「…わたあめを食べる子どもってのもなかなかいいわよね」
(豊音)「どういうことー?」
(久)「口が小さいからどうしてもべたべたになるでしょう?」
(豊音)「うんうん」
(久)「それをなんとか取ろうとして手とかで拭いちゃったりして…」
(セーラ)「お、ちょうど小蒔ちゃんがそんなかんじやで」
(久)「!!」
きょうこ「……」パクパク
こまき「……」パクパク
霞『あらあら』
『わたあめ屋さん、神社の場所を勘違いしてたようです』
『だんだん神社から離れていくわ…気付くといいけれど…』
(久)「…わたあめを食べる子どもってのもなかなかいいわよね」
(豊音)「どういうことー?」
(久)「口が小さいからどうしてもべたべたになるでしょう?」
(豊音)「うんうん」
(久)「それをなんとか取ろうとして手とかで拭いちゃったりして…」
(セーラ)「お、ちょうど小蒔ちゃんがそんなかんじやで」
(久)「!!」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 22:26:11.03 :XOKNDYxG0
(豊音)「あー、そしたら今度は手がべたべただよー」
(セーラ)「あはは、気になってしゃーないみたいやな」
(久)「そうなの!これなのよ!」
こまき「……」キョロキョロ
「……」モジモジ
きょうこ「……」パクパク
「…?」
「こまき、どうしたん?」
こまき「…べたべたするの」
きょうこ「?」
こまき「…わたあめ」
(豊音)「あー、そしたら今度は手がべたべただよー」
(セーラ)「あはは、気になってしゃーないみたいやな」
(久)「そうなの!これなのよ!」
こまき「……」キョロキョロ
「……」モジモジ
きょうこ「……」パクパク
「…?」
「こまき、どうしたん?」
こまき「…べたべたするの」
きょうこ「?」
こまき「…わたあめ」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 22:34:00.89 :XOKNDYxG0
きょうこ「…」
「…て」
こまき「…?」
きょうこ「はんかちでふいたる」
こまき「!」
「…」ソーッ
きょうこ「もうちょっとだして」
こまき「う、うん」
きょうこ「……」ゴシゴシ
こまき「…ありがとう」
きょうこ「うん」ゴシ
「かおも」ゴシゴシ
こまき「……」カァ
きょうこ「…」
「…て」
こまき「…?」
きょうこ「はんかちでふいたる」
こまき「!」
「…」ソーッ
きょうこ「もうちょっとだして」
こまき「う、うん」
きょうこ「……」ゴシゴシ
こまき「…ありがとう」
きょうこ「うん」ゴシ
「かおも」ゴシゴシ
こまき「……」カァ
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 22:42:09.06 :XOKNDYxG0
きょうこ「とれたで」
こまき「…うん」カアァ
(久)「わたしきょうここにきてほんとうによかったわ」
(セーラ)「一周まわって悟ったような顔やな」
(衣)(衣もわたあめ食べたくなってきたぞ…)ジー
(久)「かえりにかってあげるわよ?」ニコッ
(衣)「!? 本当か!?」
(久)「ええ」
(セーラ)「えらいナチュラルに思考読んだな…」
きょうこ「とれたで」
こまき「…うん」カアァ
(久)「わたしきょうここにきてほんとうによかったわ」
(セーラ)「一周まわって悟ったような顔やな」
(衣)(衣もわたあめ食べたくなってきたぞ…)ジー
(久)「かえりにかってあげるわよ?」ニコッ
(衣)「!? 本当か!?」
(久)「ええ」
(セーラ)「えらいナチュラルに思考読んだな…」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 22:49:21.76 :XOKNDYxG0
きょうこ「…」パク
「……」
こまき「わたあめ、おわったねえ」
きょうこ「うん」
こまき「じんじゃ、どこ?」
きょうこ「……」
「…わからへん」
こまき「……」キョロキョロ
きょうこ「……」キョロキョロ
こまき「…」キョロ
きょうこ「…」キョロ
きょうこ「…」パク
「……」
こまき「わたあめ、おわったねえ」
きょうこ「うん」
こまき「じんじゃ、どこ?」
きょうこ「……」
「…わからへん」
こまき「……」キョロキョロ
きょうこ「……」キョロキョロ
こまき「…」キョロ
きょうこ「…」キョロ
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 22:56:07.15 :XOKNDYxG0
ボウハンキャンペーンチュウデスー アキノボウハンキャンペーンチュウデスー
こまき「…ないねえ」シュン
きょうこ「…うん」
??①「むむっ…!むむむっ!」
霞『あら…?』
??①「そこのおふたりさんっ」
こまき「!?」ビクッ
きょうこ「…?」
??①「もしや…迷子さんですか?」
こまき「…??」ビクビク
きょうこ「……」
??②「どうかしましたか?マホ」
ボウハンキャンペーンチュウデスー アキノボウハンキャンペーンチュウデスー
こまき「…ないねえ」シュン
きょうこ「…うん」
??①「むむっ…!むむむっ!」
霞『あら…?』
??①「そこのおふたりさんっ」
こまき「!?」ビクッ
きょうこ「…?」
??①「もしや…迷子さんですか?」
こまき「…??」ビクビク
きょうこ「……」
??②「どうかしましたか?マホ」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:03:46.23 :XOKNDYxG0
マホ「先輩、先輩、迷子さんかもしれませんっ」
煌「すばらっ どれどれ…」
霞『ふんふむ』
『声をかけてきたのはパトロール中のお巡りさんたち』
『優しそうなふたりだけど…』
こまき「…うぅ」ササッ
霞『あらあら、小蒔ちゃんはちょっと怖いみたいです』
『恭子ちゃんの後ろに隠れてしまいました』ウフフ
きょうこ「こまき、だいじょうぶや、おまわりさんやから」
こまき「…?」ウルッ
マホ「先輩、先輩、迷子さんかもしれませんっ」
煌「すばらっ どれどれ…」
霞『ふんふむ』
『声をかけてきたのはパトロール中のお巡りさんたち』
『優しそうなふたりだけど…』
こまき「…うぅ」ササッ
霞『あらあら、小蒔ちゃんはちょっと怖いみたいです』
『恭子ちゃんの後ろに隠れてしまいました』ウフフ
きょうこ「こまき、だいじょうぶや、おまわりさんやから」
こまき「…?」ウルッ
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:10:13.04 :XOKNDYxG0
煌「すばらっ あなたはこの子のお姉さんですか?」
きょうこ「ううん」フルフル
煌「ではお友だち?」
きょうこ「うん」
煌「それはすばらです」
きょうこ「…?」
マホ「え、ええと、ふたりは迷子さんですか?」
きょうこ「うn――?」
こまき「……」グイグイ
「……」グイグイ
「…!!」フルフルフル
きょうこ「…?」
煌「すばらっ あなたはこの子のお姉さんですか?」
きょうこ「ううん」フルフル
煌「ではお友だち?」
きょうこ「うん」
煌「それはすばらです」
きょうこ「…?」
マホ「え、ええと、ふたりは迷子さんですか?」
きょうこ「うn――?」
こまき「……」グイグイ
「……」グイグイ
「…!!」フルフルフル
きょうこ「…?」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:16:42.89 :ji7XZS7A0
帽子を突き破るオオスバラのハサミ
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:18:09.70 :XOKNDYxG0
こまき「…!!」フルフルフルフル
きょうこ「…??」
マホ「? どうかしたですか?」
こまき「……」プルプル
きょうこ「……」
煌「ふむ……」
きょうこ「…」
「…」
「…おまわりさん」
マホ「! はいっ」
きょうこ「…うちら、まいごやあらへん」
「でも、みちがわからんねん」
こまき「…!!」フルフルフルフル
きょうこ「…??」
マホ「? どうかしたですか?」
こまき「……」プルプル
きょうこ「……」
煌「ふむ……」
きょうこ「…」
「…」
「…おまわりさん」
マホ「! はいっ」
きょうこ「…うちら、まいごやあらへん」
「でも、みちがわからんねん」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:26:16.27 :XOKNDYxG0
マホ「?? それって――」
煌「マホ」
マホ「! は、はいっ」ビクッ
煌「どうやら迷子だと思ったのはわたしたちの勘違いのようですね」
「すみませんでした」ペコン
きょうこ「…ううん」フルフル
煌「道、というのはどこへ行く道ですか?」
きょうこ「じんじゃや」
煌「ふむ、神社ですか」
「マホ、このあたりの地図は持ってますか?」
マホ「も、持ってますっ!」ダシッ
煌「すばらっ!」
マホ「えへへ」テレ
マホ「?? それって――」
煌「マホ」
マホ「! は、はいっ」ビクッ
煌「どうやら迷子だと思ったのはわたしたちの勘違いのようですね」
「すみませんでした」ペコン
きょうこ「…ううん」フルフル
煌「道、というのはどこへ行く道ですか?」
きょうこ「じんじゃや」
煌「ふむ、神社ですか」
「マホ、このあたりの地図は持ってますか?」
マホ「も、持ってますっ!」ダシッ
煌「すばらっ!」
マホ「えへへ」テレ
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:34:08.66 :XOKNDYxG0
煌「ええと、神社神社…ああ、そんなに遠くはないですね」
きょうこ「! ほんと?」
煌「ええ」
「お送りしましょうか?」
きょうこ「……」チラ
こまき「……」フルフルフルフル
きょうこ「…」
「ううん、ふたりでいけるで」
煌「すばらっ」
「じゃあ、っと…」カキカキ
きょうこ「…?」
煌「この地図、さしあげます」
「赤で描いたルートで神社につきますよ」ワタシ
きょうこ「! おおきに」
煌「いいってことです」ニコッ
煌「ええと、神社神社…ああ、そんなに遠くはないですね」
きょうこ「! ほんと?」
煌「ええ」
「お送りしましょうか?」
きょうこ「……」チラ
こまき「……」フルフルフルフル
きょうこ「…」
「ううん、ふたりでいけるで」
煌「すばらっ」
「じゃあ、っと…」カキカキ
きょうこ「…?」
煌「この地図、さしあげます」
「赤で描いたルートで神社につきますよ」ワタシ
きょうこ「! おおきに」
煌「いいってことです」ニコッ
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:36:51.57 :BQUeB0hJ0
すばらっ!
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:40:46.18 :XOKNDYxG0
煌「では、お気をつけて」フリフリ
マホ「あぶないひとについていっちゃダメですよー」フリフリ
きょうこ「うん」フリ
こまき「……あ、あの」
煌「…?」
こまき「あ…あ、ありがとう、でした」ペコン
煌「すばらですっ」ニコッ
(恒子)「小鍛治プロ、すばらってなんでしょうね、小鍛治プロ」
(健夜)「なんですごい改まったかんじでそこに触れるの…!?」
煌「では、お気をつけて」フリフリ
マホ「あぶないひとについていっちゃダメですよー」フリフリ
きょうこ「うん」フリ
こまき「……あ、あの」
煌「…?」
こまき「あ…あ、ありがとう、でした」ペコン
煌「すばらですっ」ニコッ
(恒子)「小鍛治プロ、すばらってなんでしょうね、小鍛治プロ」
(健夜)「なんですごい改まったかんじでそこに触れるの…!?」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:48:13.39 :XOKNDYxG0
マホ「行っちゃったですね」
煌「さてマホ、こっそりふたりの後をつけますよ!」
マホ「! まさか先輩、最初からそのつもりで!?」
煌「気持ちは尊重したいけれど、放ってもおけませんからねっ」ビシッ
マホ「わあー!さすが先輩ですっ!」キラキラ
煌「すばらっ」
マホ「すばらですっ」キラキラ
モモ「すばらっすけど、それには及ばないっす」スゥ
マホ「!?」
煌「すばらっ!?」
マホ「行っちゃったですね」
煌「さてマホ、こっそりふたりの後をつけますよ!」
マホ「! まさか先輩、最初からそのつもりで!?」
煌「気持ちは尊重したいけれど、放ってもおけませんからねっ」ビシッ
マホ「わあー!さすが先輩ですっ!」キラキラ
煌「すばらっ」
マホ「すばらですっ」キラキラ
モモ「すばらっすけど、それには及ばないっす」スゥ
マホ「!?」
煌「すばらっ!?」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 23:56:10.51 :XOKNDYxG0
――神社
きょうこ「ここやな」
こまき「うん」
きょうこ「かいだん、のぼれる?」
こまき「うん」コクン
きょうこ「……」テク テク
こまき「……」テク テク
きょうこ「……」テク テク
こまき「……」テク テク
きょうこ「…こまき」
こまき「?」
きょうこ「なんでまいごやっていうの、いややったん?」
――神社
きょうこ「ここやな」
こまき「うん」
きょうこ「かいだん、のぼれる?」
こまき「うん」コクン
きょうこ「……」テク テク
こまき「……」テク テク
きょうこ「……」テク テク
こまき「……」テク テク
きょうこ「…こまき」
こまき「?」
きょうこ「なんでまいごやっていうの、いややったん?」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:04:12.92 :EDVOGNkM0
こまき「……」
きょうこ「おまわりさん、こわい?」
こまき「…うん」
きょうこ「そっか」
こまき「……それに」
きょうこ「?」
こまき「まいごは、こまきだけだから…」
きょうこ「…?」
こまき「きょうこちゃんは、まいごじゃないから…だから…」
きょうこ「……」
こまき「……いやだったの」ギュッ
きょうこ「??」
こまき「……」
きょうこ「おまわりさん、こわい?」
こまき「…うん」
きょうこ「そっか」
こまき「……それに」
きょうこ「?」
こまき「まいごは、こまきだけだから…」
きょうこ「…?」
こまき「きょうこちゃんは、まいごじゃないから…だから…」
きょうこ「……」
こまき「……いやだったの」ギュッ
きょうこ「??」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:12:10.80 :EDVOGNkM0
――境内
きょうこ「ついた…」
こまき「うん」
きょうこ「……」キョロキョロ
霞『ふんふむ』
『目的地にはたどり着いたけれど…』
きょうこ「…だれもいないで」
こまき「…うん」
(セーラ)「ちゅーか、随分ボロっちい神社やなー」
(豊音)「なんか出そうだねー」
(衣)「!?」ビクッ
――境内
きょうこ「ついた…」
こまき「うん」
きょうこ「……」キョロキョロ
霞『ふんふむ』
『目的地にはたどり着いたけれど…』
きょうこ「…だれもいないで」
こまき「…うん」
(セーラ)「ちゅーか、随分ボロっちい神社やなー」
(豊音)「なんか出そうだねー」
(衣)「!?」ビクッ
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:16:15.10 :EDVOGNkM0
きょうこ「…」キョロキョロ
こまき「…」キョロ
きょうこ「…」キョロ
こまき「…」
きょうこ「…」
「つかれたな」
こまき「うん」
きょうこ「あっちすわろか」
こまき「うん」
きょうこ「…」キョロキョロ
こまき「…」キョロ
きょうこ「…」キョロ
こまき「…」
きょうこ「…」
「つかれたな」
こまき「うん」
きょうこ「あっちすわろか」
こまき「うん」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:20:02.78 :EDVOGNkM0
きょうこ「それでな、まほうつかいのおねえちゃんがきてな」カキカキ
こまき「まほうつかい?」
きょうこ「せや、ほんものやで」カキカキ
こまき「わあー」パアァ
きょうこ「まほうでなんでもわかるんや」カキカキ
こまき「すごいねえ」キラキラ
霞『神社の隅っこでちょっと休憩ちゅうの恭子ちゃんと小蒔ちゃん』
『わたあめの棒でお絵かきに夢中です』ウフフ
きょうこ「みほこせんせいは、やさしくてびじんやねん」カキカキ
こまき「きれいだねえ」キラキラ
きょうこ「それでな、まほうつかいのおねえちゃんがきてな」カキカキ
こまき「まほうつかい?」
きょうこ「せや、ほんものやで」カキカキ
こまき「わあー」パアァ
きょうこ「まほうでなんでもわかるんや」カキカキ
こまき「すごいねえ」キラキラ
霞『神社の隅っこでちょっと休憩ちゅうの恭子ちゃんと小蒔ちゃん』
『わたあめの棒でお絵かきに夢中です』ウフフ
きょうこ「みほこせんせいは、やさしくてびじんやねん」カキカキ
こまき「きれいだねえ」キラキラ
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:28:00.23 :EDVOGNkM0
きょうこ「こまきのせんせいは?」
こまき「え、ええとね」カキ
きょうこ「うん」
こまき「はるちゃんせんせいは、おこらなくて」カキカキ
きょうこ「ええな」
こまき「うんっ それでね、かわいくて」カキカキ
きょうこ「うん」
こまき「こくとうをくれるの」カキカキ
きょうこ「…」
「こくとう?」
きょうこ「こまきのせんせいは?」
こまき「え、ええとね」カキ
きょうこ「うん」
こまき「はるちゃんせんせいは、おこらなくて」カキカキ
きょうこ「ええな」
こまき「うんっ それでね、かわいくて」カキカキ
きょうこ「うん」
こまき「こくとうをくれるの」カキカキ
きょうこ「…」
「こくとう?」
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:36:04.04 :EDVOGNkM0
霞『さて、神社に来て結構経ったけれど』
『やっぱり誰も出てこないわねえ』
きょうこ「でな、りんしゃんていうて」カキカキ
こまき「うん」ウトウト
霞『ふんふむ どうしようかしら』
『またお母さん探しに出るのは、ちょっと大変そうだけれど…』
きょうこ「? こまき、ねむい?」
こまき「うん」ウトウト
きょうこ「なら、ねていいで」
こまき「…でも」
きょうこ「だれかきたらおこすで、だいじょうぶや」
こまき「…うん」ウトウト
「…」ウト
霞『さて、神社に来て結構経ったけれど』
『やっぱり誰も出てこないわねえ』
きょうこ「でな、りんしゃんていうて」カキカキ
こまき「うん」ウトウト
霞『ふんふむ どうしようかしら』
『またお母さん探しに出るのは、ちょっと大変そうだけれど…』
きょうこ「? こまき、ねむい?」
こまき「うん」ウトウト
きょうこ「なら、ねていいで」
こまき「…でも」
きょうこ「だれかきたらおこすで、だいじょうぶや」
こまき「…うん」ウトウト
「…」ウト
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:42:33.57 :EDVOGNkM0
こまき「……」Zzz
霞『あら、小蒔ちゃん眠っちゃったわ』
『うふふ、かわいら――あら?』
ゴオオオオオオオオオオォォ
(衣)「…ほう」
ザワワワワワ カーカーカカーカーカカーカー!
(豊音)「うわっ!」
(久)「烏…?」
(セーラ)「なんや、一斉に飛び去ってったな」
こまき「……」スクッ
こまき「……」Zzz
霞『あら、小蒔ちゃん眠っちゃったわ』
『うふふ、かわいら――あら?』
ゴオオオオオオオオオオォォ
(衣)「…ほう」
ザワワワワワ カーカーカカーカーカカーカー!
(豊音)「うわっ!」
(久)「烏…?」
(セーラ)「なんや、一斉に飛び去ってったな」
こまき「……」スクッ
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:48:44.27 :EDVOGNkM0
こまき「……」
きょうこ「? こまき?」
こまき「……」
きょうこ「…? ねてていいで?」
こまき「…」スゥ
ビュルルルルルルル!
きょうこ「うわっ」メツムリ
(豊音)「今度はつむじ風だよー!」
(セーラ)「な、なにが起きてるんや…?」
こまき「……」
きょうこ「? こまき?」
こまき「……」
きょうこ「…? ねてていいで?」
こまき「…」スゥ
ビュルルルルルルル!
きょうこ「うわっ」メツムリ
(豊音)「今度はつむじ風だよー!」
(セーラ)「な、なにが起きてるんや…?」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 00:56:08.84 :EDVOGNkM0
ヒュルルルル…
こまき「……」
きょうこ「…」ツムリ
「…」パチ
「こまき、だいじょうぶ?」
こまき「…?」
きょうこ「すごいかぜやったで、けがしてない?」
こまき「……」
「……」コクン
きょうこ「そっか」
こまき「……」ジメンユビサシ
きょうこ「…?」
「これ、ちず?」
こまき「……」コクン
ヒュルルルル…
こまき「……」
きょうこ「…」ツムリ
「…」パチ
「こまき、だいじょうぶ?」
こまき「…?」
きょうこ「すごいかぜやったで、けがしてない?」
こまき「……」
「……」コクン
きょうこ「そっか」
こまき「……」ジメンユビサシ
きょうこ「…?」
「これ、ちず?」
こまき「……」コクン
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 01:03:56.81 :EDVOGNkM0
霞『ふんふむ』
『たしかに、この町の地図になってるわ』
『これはどういう不思議なのかしら』フム
(久)「…仕込みじゃないのよね?」
(恒子)「当番組に仕込みは一切ありまっせんっ!」
こまき「ここ」ユビサシ
きょうこ「? このまるんとこ?」
こまき「……」コクン
「トモエとハル」
きょうこ「…?」
「はるって、こまきのせんせい?」
こまき「……」コクン
霞『ふんふむ』
『たしかに、この町の地図になってるわ』
『これはどういう不思議なのかしら』フム
(久)「…仕込みじゃないのよね?」
(恒子)「当番組に仕込みは一切ありまっせんっ!」
こまき「ここ」ユビサシ
きょうこ「? このまるんとこ?」
こまき「……」コクン
「トモエとハル」
きょうこ「…?」
「はるって、こまきのせんせい?」
こまき「……」コクン
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 01:12:07.12 :EDVOGNkM0
きょうこ「ここにいるん?」
こまき「……」コクン
きょうこ「…じゃあ、ここいこ」スクッ
こまき「……」フルフル
きょうこ「…?」
カー カカー カー カー
コマキー! コマキイルノー!?
…コマキチャーン
きょうこ「ここにいるん?」
こまき「……」コクン
きょうこ「…じゃあ、ここいこ」スクッ
こまき「……」フルフル
きょうこ「…?」
カー カカー カー カー
コマキー! コマキイルノー!?
…コマキチャーン
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 01:20:12.82 :EDVOGNkM0
霞『この声…階段の下からね』
『小蒔ちゃんのお母さんたちかしら』
(セーラ)「……烏につれられてって? いやいやいや…」
(豊音)「信じられないよー」
コマキー! コマキー!!
きょうこ「…? こえ、こまきのおかあさんなん?」
こまき「……」コクン
きょうこ「そっか」
「おーい!こまきはここや――」
こまき「……」クイクイ
きょうこ「? なんや、こまき?」
霞『この声…階段の下からね』
『小蒔ちゃんのお母さんたちかしら』
(セーラ)「……烏につれられてって? いやいやいや…」
(豊音)「信じられないよー」
コマキー! コマキー!!
きょうこ「…? こえ、こまきのおかあさんなん?」
こまき「……」コクン
きょうこ「そっか」
「おーい!こまきはここや――」
こまき「……」クイクイ
きょうこ「? なんや、こまき?」
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 01:28:10.72 :EDVOGNkM0
こまき「……」
「キョウコ」
きょうこ「…?」
こまき「……」ペッコリン
きょうこ「…」
「…?」
こまき「…」
「……ん、うぅ」ウトウト
「ん…きょうこちゃん……?」ウト
きょうこ「? こまき…?」
巴「!!」
「小蒔っ!」
こまき「!? おかあさん!」
こまき「……」
「キョウコ」
きょうこ「…?」
こまき「……」ペッコリン
きょうこ「…」
「…?」
こまき「…」
「……ん、うぅ」ウトウト
「ん…きょうこちゃん……?」ウト
きょうこ「? こまき…?」
巴「!!」
「小蒔っ!」
こまき「!? おかあさん!」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 01:36:04.28 :EDVOGNkM0
巴「どこ行ってたの!心配したのよ!」ダキッ
こまき「うっ、うえ、おかあさあぁぁぁん!」ギュー
春「……」
(…もう降りてない)
きょうこ「……」
春「…?」
「…君は?」
きょうこ「きょうこや」
春「わたしは春」
きょうこ「こまきのせんせいや」
春「…?」
「…知ってるの?」
きょうこ「うん、こまきからきいたで」
春「そう…」
巴「どこ行ってたの!心配したのよ!」ダキッ
こまき「うっ、うえ、おかあさあぁぁぁん!」ギュー
春「……」
(…もう降りてない)
きょうこ「……」
春「…?」
「…君は?」
きょうこ「きょうこや」
春「わたしは春」
きょうこ「こまきのせんせいや」
春「…?」
「…知ってるの?」
きょうこ「うん、こまきからきいたで」
春「そう…」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 01:44:07.06 :EDVOGNkM0
きょうこ「……」
春「…小蒔ちゃんと、一緒にいてくれたの?」
きょうこ「? うん」
春「ありがとう」
「……」ガサガサ
「…」スッ っ黒糖
きょうこ「…? くれるん?」
春「……」コクン
きょうこ「…」パク
「! おいしい」
春「それが自慢…」ニコッ
きょうこ「……」
春「…小蒔ちゃんと、一緒にいてくれたの?」
きょうこ「? うん」
春「ありがとう」
「……」ガサガサ
「…」スッ っ黒糖
きょうこ「…? くれるん?」
春「……」コクン
きょうこ「…」パク
「! おいしい」
春「それが自慢…」ニコッ
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 01:52:12.47 :EDVOGNkM0
霞『なんだかいろいろあったけど、無事お母さんに会えました』
『よかったわあ』ウフフ
巴「小蒔を助けてくれて、本当に、本当にありがとう」ペコン
きょうこ「うん」
春「……」スッ っ黒糖
きょうこ「…?」
春「…ぜんぶあげる」
きょうこ「ええの?」
春「…ほんのお礼」
きょうこ「おおきに」
春「……」コクン
霞『なんだかいろいろあったけど、無事お母さんに会えました』
『よかったわあ』ウフフ
巴「小蒔を助けてくれて、本当に、本当にありがとう」ペコン
きょうこ「うん」
春「……」スッ っ黒糖
きょうこ「…?」
春「…ぜんぶあげる」
きょうこ「ええの?」
春「…ほんのお礼」
きょうこ「おおきに」
春「……」コクン
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:00:02.08 :EDVOGNkM0
こまき「きょ、きょうこちゃ…うぅぅ…」グスン
きょうこ「こまき?」
こまき「うぇ、うえぇぇえぇ…」ポロポロ
きょうこ「! どうしたんや、こまき?」
こまき「うぅ…きょ、こちゃ…また、また…こまきと…」ポロポロポロポロ
きょうこ「…?」
こまき「まっ…また、こまきと、うぇ…あそんでくれる…?」ポロポロ
こまき「きょ、きょうこちゃ…うぅぅ…」グスン
きょうこ「こまき?」
こまき「うぇ、うえぇぇえぇ…」ポロポロ
きょうこ「! どうしたんや、こまき?」
こまき「うぅ…きょ、こちゃ…また、また…こまきと…」ポロポロポロポロ
きょうこ「…?」
こまき「まっ…また、こまきと、うぇ…あそんでくれる…?」ポロポロ
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:08:07.97 :EDVOGNkM0
きょうこ「? うん」
こまき「! ほんと…?」ポロポロ
きょうこ「ほんとや」
「…」
「やから、こまき」
こまき「…?」ポロポロ
きょうこ「ないたらあかんで」
こまき「! うん」グスン
きょうこ「わはは」
こまき「わ、わはは」
きょうこ「わはは」
こまき「わははっ」
きょうこ「せや」
こまき「…えへへっ」
きょうこ「? うん」
こまき「! ほんと…?」ポロポロ
きょうこ「ほんとや」
「…」
「やから、こまき」
こまき「…?」ポロポロ
きょうこ「ないたらあかんで」
こまき「! うん」グスン
きょうこ「わはは」
こまき「わ、わはは」
きょうこ「わはは」
こまき「わははっ」
きょうこ「せや」
こまき「…えへへっ」
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:11:48.03 :BUbI34Fe0
ワハハとかいう魔法の言葉
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:15:32.27 :EDVOGNkM0
(セーラ)「……」ジーン
(豊音)「……」ポロポロポロポロ
(衣)(衣はおとなだから泣かないぞ…)グッ
(久)「…」クスッ
「…」ナデナデ
(衣)「ふぇっ!?」
(久)「そういう無理はするもんじゃないわ」ナデナデ
(衣)「ううぅ…無理なんか…」ポロポロ
(セーラ)「……」ジーン
(豊音)「……」ポロポロポロポロ
(衣)(衣はおとなだから泣かないぞ…)グッ
(久)「…」クスッ
「…」ナデナデ
(衣)「ふぇっ!?」
(久)「そういう無理はするもんじゃないわ」ナデナデ
(衣)「ううぅ…無理なんか…」ポロポロ
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:22:06.95 :EDVOGNkM0
霞『…さて、名残惜しいけどお別れね』
『恭子ちゃんのお母さんも、おうちで恭子ちゃんを待ってます』
『長かったおつかいも、そろそろお了いが近づいてきました』
巴「その道なら、降りてこっちに行けば出れるはずよ」
きょうこ「わかった、おおきに」
巴「…こっちこそ、本当にありがとうね」フリフリ
こまき「ばいばい、きょうこちゃん」フリフリフリ
春「……」フリフリ
きょうこ「ばいばい」フリ
霞『…さて、名残惜しいけどお別れね』
『恭子ちゃんのお母さんも、おうちで恭子ちゃんを待ってます』
『長かったおつかいも、そろそろお了いが近づいてきました』
巴「その道なら、降りてこっちに行けば出れるはずよ」
きょうこ「わかった、おおきに」
巴「…こっちこそ、本当にありがとうね」フリフリ
こまき「ばいばい、きょうこちゃん」フリフリフリ
春「……」フリフリ
きょうこ「ばいばい」フリ
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:30:04.48 :EDVOGNkM0
――公園前
きょうこ「……」テクテク
霞『さあ恭子ちゃん、どんどん進んでもう家は目前です』
『たくさんがんばって、ちょっと強くなった恭子ちゃん』
『お母さんも、きっとたくさんほめてくれますね』ウフフ
(セーラ)「なかなかハードなおつかいやったなー」
(久)「たぶん、お母さんが思ってた以上にね」
(豊音)「でもぜんぶ乗り越えたもんねー すごいよー」
(衣)「天晴れだぞー恭子ー」
(恒子)「すこやんのはじめてのおつかいはどんなかんじだったの?」
(健夜)「今それ聞くの!?」
きょうこ「……」テクテク
??「……」フラ フラ
――公園前
きょうこ「……」テクテク
霞『さあ恭子ちゃん、どんどん進んでもう家は目前です』
『たくさんがんばって、ちょっと強くなった恭子ちゃん』
『お母さんも、きっとたくさんほめてくれますね』ウフフ
(セーラ)「なかなかハードなおつかいやったなー」
(久)「たぶん、お母さんが思ってた以上にね」
(豊音)「でもぜんぶ乗り越えたもんねー すごいよー」
(衣)「天晴れだぞー恭子ー」
(恒子)「すこやんのはじめてのおつかいはどんなかんじだったの?」
(健夜)「今それ聞くの!?」
きょうこ「……」テクテク
??「……」フラ フラ
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:38:00.41 :EDVOGNkM0
きょうこ「……」テクテク
??「……」フラフラ フラ
きょうこ「…」テク
??「…」フラッ
「……」バターン
きょうこ「…?」チラ
??「……」バタンキュー
きょうこ「!!」
きょうこ「……」テクテク
??「……」フラフラ フラ
きょうこ「…」テク
??「…」フラッ
「……」バターン
きょうこ「…?」チラ
??「……」バタンキュー
きょうこ「!!」
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:46:10.20 :EDVOGNkM0
霞『たいへん、誰か公園に倒れてるわ!』
きょうこ「おねえちゃん、だいじょうぶ!?」
怜「……ん、だいじょぶ、だいじょぶや」
きょうこ「でも…」
怜「平気や、これ仮病やから…」
きょうこ「けびょう?」
怜「そ、だいじょぶ、ってことや…」
「よっ、こいしょ…っと」スクッ
きょうこ「!」
怜「……」フラッ フラララ
きょうこ「!!」
怜「…ちょっと、ベンチ座ろかな」フラフラ
霞『たいへん、誰か公園に倒れてるわ!』
きょうこ「おねえちゃん、だいじょうぶ!?」
怜「……ん、だいじょぶ、だいじょぶや」
きょうこ「でも…」
怜「平気や、これ仮病やから…」
きょうこ「けびょう?」
怜「そ、だいじょぶ、ってことや…」
「よっ、こいしょ…っと」スクッ
きょうこ「!」
怜「……」フラッ フラララ
きょうこ「!!」
怜「…ちょっと、ベンチ座ろかな」フラフラ
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 02:54:00.26 :EDVOGNkM0
きょうこ「きゅ、きゅうきゅうしゃとか…」
怜「ああ、ええよええよ…それはほんとにだいじょぶやから…」フラーン
きょうこ「…ほんと?」
怜「ほんと たまにこうなるだけやから」フラフラ
「ふう…」スワリ
きょうこ「…」
「…へいき?」
怜「うん」
「うち、ちょっと病弱なんや」ニコ
きょうこ「きゅ、きゅうきゅうしゃとか…」
怜「ああ、ええよええよ…それはほんとにだいじょぶやから…」フラーン
きょうこ「…ほんと?」
怜「ほんと たまにこうなるだけやから」フラフラ
「ふう…」スワリ
きょうこ「…」
「…へいき?」
怜「うん」
「うち、ちょっと病弱なんや」ニコ
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 03:02:12.95 :EDVOGNkM0
きょうこ「……」ジー
怜「? なんや、心配してくれるん?」
きょうこ「うん しんぱいや」
怜「そか」
きょうこ「……」
怜「…ちょっと、ここ座って」
きょうこ「?」スワリ
怜「話し相手してくれたら、たぶん楽になるんよ」
きょうこ「? そうなん?」
怜「うん」
きょうこ「……」ジー
怜「? なんや、心配してくれるん?」
きょうこ「うん しんぱいや」
怜「そか」
きょうこ「……」
怜「…ちょっと、ここ座って」
きょうこ「?」スワリ
怜「話し相手してくれたら、たぶん楽になるんよ」
きょうこ「? そうなん?」
怜「うん」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 03:10:04.79 :EDVOGNkM0
きょうこ「なら、はなしあいてなるで」
怜「ありがとうな」
きょうこ「うん」
怜「? 買い物ちゅうなん?」
きょうこ「うん、もうおわったで」
怜「そら引き留めてもうて…申しわけないな」
きょうこ「? ううん」フルフル
怜「やさしいんやな」
きょうこ「…」
怜「…やさしさに甘えて、ちょっと、お願いしてもええ?」
きょうこ「…?」
きょうこ「なら、はなしあいてなるで」
怜「ありがとうな」
きょうこ「うん」
怜「? 買い物ちゅうなん?」
きょうこ「うん、もうおわったで」
怜「そら引き留めてもうて…申しわけないな」
きょうこ「? ううん」フルフル
怜「やさしいんやな」
きょうこ「…」
怜「…やさしさに甘えて、ちょっと、お願いしてもええ?」
きょうこ「…?」
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 03:18:07.59 :EDVOGNkM0
怜「つらない?」
きょうこ「へいきや おねえちゃんは?」
怜「だいぶ楽になったで」
きょうこ「よかった」
怜「ふう」
きょうこ「…」ヒザマクラ
怜「…」ゴロン
霞『あらあら』ウフフ
(久)「なんかシュールね」クスッ
(豊音)「いいなー、ひざまくら」
怜「つらない?」
きょうこ「へいきや おねえちゃんは?」
怜「だいぶ楽になったで」
きょうこ「よかった」
怜「ふう」
きょうこ「…」ヒザマクラ
怜「…」ゴロン
霞『あらあら』ウフフ
(久)「なんかシュールね」クスッ
(豊音)「いいなー、ひざまくら」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 03:25:03.41 :EDVOGNkM0
怜「…バッグ、いっぱい入ってるなあ」
きょうこ「…?」
怜「おつかい大変やったんちゃう?」
きょうこ「うん たいへんやった」
怜「なに買うたん?」
きょうこ「たこやきと、とんとぺや」
怜「…? まあなんや分からんけど、えらいなあ」
きょうこ「…」
「ううん」フルフル
怜「…?」
きょうこ「いろんなひとにたすけてもらったで、えらないで」
怜「……」
怜「…バッグ、いっぱい入ってるなあ」
きょうこ「…?」
怜「おつかい大変やったんちゃう?」
きょうこ「うん たいへんやった」
怜「なに買うたん?」
きょうこ「たこやきと、とんとぺや」
怜「…? まあなんや分からんけど、えらいなあ」
きょうこ「…」
「ううん」フルフル
怜「…?」
きょうこ「いろんなひとにたすけてもらったで、えらないで」
怜「……」
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 03:32:07.84 :EDVOGNkM0
怜「せやなあ、えらくはないかもしれんなあ」
きょうこ「うん」
怜「…でも、しあわせなことやと思うで」
きょうこ「…?」
怜「うち、病弱やから」
きょうこ「……」
怜「独りでなんでもできるひとが、羨ましいこともあるけどな」
きょうこ「うん」
怜「それってちょっとさみしいかも、とも思うんや」
きょうこ「……」
怜「周りにたくさん助けられて、申しわけないけど」
きょうこ「うん」
怜「こころの隅っこで、ちょっと嬉しかったりもするんよ」
怜「せやなあ、えらくはないかもしれんなあ」
きょうこ「うん」
怜「…でも、しあわせなことやと思うで」
きょうこ「…?」
怜「うち、病弱やから」
きょうこ「……」
怜「独りでなんでもできるひとが、羨ましいこともあるけどな」
きょうこ「うん」
怜「それってちょっとさみしいかも、とも思うんや」
きょうこ「……」
怜「周りにたくさん助けられて、申しわけないけど」
きょうこ「うん」
怜「こころの隅っこで、ちょっと嬉しかったりもするんよ」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 03:40:04.05 :EDVOGNkM0
きょうこ「……」
怜「大好きな友だちが助けてくれる、うちはしあわせやなって思う」
きょうこ「…」
怜「しあわせやって思えることは、本当にしあわせなことやとも思う」
きょうこ「…」
「うん」
怜「わかる?」
きょうこ「わかるで」
怜「よかった 伝わらなかったら恥ずかしいからなあ」
きょうこ「つたわったで」
怜「ふふ、ないしょやで?」
きょうこ「うん」
トキー トキドコヤー?
怜「おっ、お迎えがきたみたいや」スクッ
きょうこ「……」
怜「大好きな友だちが助けてくれる、うちはしあわせやなって思う」
きょうこ「…」
怜「しあわせやって思えることは、本当にしあわせなことやとも思う」
きょうこ「…」
「うん」
怜「わかる?」
きょうこ「わかるで」
怜「よかった 伝わらなかったら恥ずかしいからなあ」
きょうこ「つたわったで」
怜「ふふ、ないしょやで?」
きょうこ「うん」
トキー トキドコヤー?
怜「おっ、お迎えがきたみたいや」スクッ
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 03:48:04.35 :EDVOGNkM0
きょうこ「だいじょうぶ?」
怜「うん、おかげさまや おおきにな」
きょうこ「うん」
怜「あ、そうや」ガサガサ
「お礼にこれあげるで」ワタシ
きょうこ「?」
怜「ももや、焼き鳥の お昼のあまりやけど」
きょうこ「おおきに」
怜「家に帰るまでがおつかいやで」
きょうこ「うん」
怜「ふふ、ほな」フリフリ
きょうこ「ばいばい」フリ
トキー? リューカ、コッチヤー
きょうこ「…」
「……」テクテク
きょうこ「だいじょうぶ?」
怜「うん、おかげさまや おおきにな」
きょうこ「うん」
怜「あ、そうや」ガサガサ
「お礼にこれあげるで」ワタシ
きょうこ「?」
怜「ももや、焼き鳥の お昼のあまりやけど」
きょうこ「おおきに」
怜「家に帰るまでがおつかいやで」
きょうこ「うん」
怜「ふふ、ほな」フリフリ
きょうこ「ばいばい」フリ
トキー? リューカ、コッチヤー
きょうこ「…」
「……」テクテク
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 03:56:03.72 :EDVOGNkM0
――家の前
きょうこ「…」オシッ
ピンポ…
洋榎「恭子か!?」ガチャッ
…-ン
きょうこ「おかあさん」
洋榎「きょーこー!!」ダキッ
きょうこ「!? おかあさん!?」
洋榎「がんばったなあ!怪我とかしてへんか!?疲れたやろ?」ギュー
きょうこ「おかあさ、くるし…」
洋榎「遅いから心配したで!ごめんなあ大変やったやろ!?」ギュゥー
きょうこ「おか…あつ…」
――家の前
きょうこ「…」オシッ
ピンポ…
洋榎「恭子か!?」ガチャッ
…-ン
きょうこ「おかあさん」
洋榎「きょーこー!!」ダキッ
きょうこ「!? おかあさん!?」
洋榎「がんばったなあ!怪我とかしてへんか!?疲れたやろ?」ギュー
きょうこ「おかあさ、くるし…」
洋榎「遅いから心配したで!ごめんなあ大変やったやろ!?」ギュゥー
きょうこ「おか…あつ…」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 04:04:09.77 :EDVOGNkM0
洋榎「きょうこぉおぉおぉ!!」ギュゥー
初美「ほらほら、恭子ちゃん苦しがってますよー」ポンポン
洋榎「はっ! 恭子、だいじょうぶか!?」パッ
きょうこ「…」ケホ
「だいじょうぶや」
洋榎「ほっ」
きょうこ「…おかあさん」
洋榎「…?」
きょうこ「ただいま」
洋榎「!」
「おかえりきょうこぉー!」ダキッ
きょうこ「!!」
初美「やれやれですー」
洋榎「きょうこぉおぉおぉ!!」ギュゥー
初美「ほらほら、恭子ちゃん苦しがってますよー」ポンポン
洋榎「はっ! 恭子、だいじょうぶか!?」パッ
きょうこ「…」ケホ
「だいじょうぶや」
洋榎「ほっ」
きょうこ「…おかあさん」
洋榎「…?」
きょうこ「ただいま」
洋榎「!」
「おかえりきょうこぉー!」ダキッ
きょうこ「!!」
初美「やれやれですー」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 05:15:02.89 :EDVOGNkM0
きょうこ「これ」っ東と北
初美「わー、ありがとうですよー」
きょうこ「うん」
洋榎「なんや、けったいなもん頼んだんやなあ」
初美「ほんとに助かりましたー」
洋榎「恭子、たこ焼きの材料は買えたか?」
きょうこ「うん、買えたで」っバッグ
洋榎「どれどれ… ん?なんやいっぱい食べもんが入っとるで?」
きょうこ「もらったんや」
洋榎「? 誰に?」
きょうこ「これ」っ東と北
初美「わー、ありがとうですよー」
きょうこ「うん」
洋榎「なんや、けったいなもん頼んだんやなあ」
初美「ほんとに助かりましたー」
洋榎「恭子、たこ焼きの材料は買えたか?」
きょうこ「うん、買えたで」っバッグ
洋榎「どれどれ… ん?なんやいっぱい食べもんが入っとるで?」
きょうこ「もらったんや」
洋榎「? 誰に?」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 05:24:08.43 :EDVOGNkM0
きょうこ「ゆみねえちゃんとか、ねこのおねえちゃんとか…」
「…」
「いろんなひと」
洋榎「ネコ?」
初美「笑い袋なんかもあるんですかー」
笑い袋「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」
きょうこ「てをたたくととぶで」
洋榎「なんやて!」パンパンパン
笑い袋「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」ブーン
洋榎「わははは!おもろいなあ!」パンパンパンパン
初美「すごい楽しみっぷりですー…」
洋榎「あ いいこと思いついたで」
きょうこ「…?」
きょうこ「ゆみねえちゃんとか、ねこのおねえちゃんとか…」
「…」
「いろんなひと」
洋榎「ネコ?」
初美「笑い袋なんかもあるんですかー」
笑い袋「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」
きょうこ「てをたたくととぶで」
洋榎「なんやて!」パンパンパン
笑い袋「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」ブーン
洋榎「わははは!おもろいなあ!」パンパンパンパン
初美「すごい楽しみっぷりですー…」
洋榎「あ いいこと思いついたで」
きょうこ「…?」
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 05:32:57.83 :EDVOGNkM0
――たこ焼きパーティー
霞『恭子ちゃんのお手伝いもあってパーティーの準備が整いました』
『そろそろお友だちとそのお母さんがくる時間です』
ピンポーン
洋榎「はいなー」ガチャ
由子「お呼ばれしましたなのよー」
すず「こ、こんばんはっ」
洋榎「漫ちゃん誕生日おめでとさんさんころころー」
「さあ入った入った」
すず「おじゃ、おじゃまします」
由子「のよー」
きょうこ「! すずちゃん」
すず「あ!きょーこちゃんや!」
――たこ焼きパーティー
霞『恭子ちゃんのお手伝いもあってパーティーの準備が整いました』
『そろそろお友だちとそのお母さんがくる時間です』
ピンポーン
洋榎「はいなー」ガチャ
由子「お呼ばれしましたなのよー」
すず「こ、こんばんはっ」
洋榎「漫ちゃん誕生日おめでとさんさんころころー」
「さあ入った入った」
すず「おじゃ、おじゃまします」
由子「のよー」
きょうこ「! すずちゃん」
すず「あ!きょーこちゃんや!」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 05:41:07.44 :EDVOGNkM0
きょうこ「たんじょうびおめでとう」
すず「えへへ、ありがとう」
きょうこ「たこやき、もうすぐできるで」
すず「ほんま!?」
洋榎「それまでこれで遊んどき」っ笑い袋
由子「おー懐かしグッズなのよー」
すず「…? なにこれ?」ツンツン
笑い袋「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」
すず「ひゃ!しゃべった、きょーこちゃん、しゃべったで!」グイグイ
きょうこ「たんじょうびおめでとう」
すず「えへへ、ありがとう」
きょうこ「たこやき、もうすぐできるで」
すず「ほんま!?」
洋榎「それまでこれで遊んどき」っ笑い袋
由子「おー懐かしグッズなのよー」
すず「…? なにこれ?」ツンツン
笑い袋「ワハハ、ワハハ、ワハハ、ワハハ」
すず「ひゃ!しゃべった、きょーこちゃん、しゃべったで!」グイグイ
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 05:50:12.91 :EDVOGNkM0
きょうこ&すず&洋榎&由子「いただきまーす」パクッ
すず「! おいしい!」モグモグ
きょうこ「うん」モグモグ
由子「んー?なんかいろいろ入ってるのよー?」モグモグ
洋榎「恭子がおつかい道中でいろいろもろてきたから混ぜてみたんや」
すず「うちのおいしいで、きょーこちゃん!」
洋榎「それは梅干し入りたこ焼きやな」
きょうこ「うちのもや」
洋榎「そっちは煮干し砕きたこ焼きや」
すず「おもろいなあ!」キャッキャッ
洋榎「他にも桜餡くるみ焼きとか、もも肉焼きとかあるで!」
すず「すごいなあ、きょーこちゃん!」パクパク
きょうこ「うん」パクパク
きょうこ&すず&洋榎&由子「いただきまーす」パクッ
すず「! おいしい!」モグモグ
きょうこ「うん」モグモグ
由子「んー?なんかいろいろ入ってるのよー?」モグモグ
洋榎「恭子がおつかい道中でいろいろもろてきたから混ぜてみたんや」
すず「うちのおいしいで、きょーこちゃん!」
洋榎「それは梅干し入りたこ焼きやな」
きょうこ「うちのもや」
洋榎「そっちは煮干し砕きたこ焼きや」
すず「おもろいなあ!」キャッキャッ
洋榎「他にも桜餡くるみ焼きとか、もも肉焼きとかあるで!」
すず「すごいなあ、きょーこちゃん!」パクパク
きょうこ「うん」パクパク
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 05:58:20.44 :EDVOGNkM0
由子「のよー」パクッ
「!? 熱っ! …この熱くてドロドロのは何焼きなのよー?」
洋榎「あ…それは、ボンタンアメ焼き…です…」
由子「これは普通に食べたかったのよー…」
きょうこ「お団子焼きおいしいで、すずちゃん」
すず「ほんま?いっこちょうだい」アーン
きょうこ「はい」
すず「…」パクッ
「! おいしい! ありがとうな、きょーこちゃん!」
きょうこ「…」
「…えへへ」ニコッ
――――――…
由子「のよー」パクッ
「!? 熱っ! …この熱くてドロドロのは何焼きなのよー?」
洋榎「あ…それは、ボンタンアメ焼き…です…」
由子「これは普通に食べたかったのよー…」
きょうこ「お団子焼きおいしいで、すずちゃん」
すず「ほんま?いっこちょうだい」アーン
きょうこ「はい」
すず「…」パクッ
「! おいしい! ありがとうな、きょーこちゃん!」
きょうこ「…」
「…えへへ」ニコッ
――――――…
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 06:06:06.98 :EDVOGNkM0
恒子「はい、というわけで恭子ちゃんナイスおつかいでした!」
「グッッッジョブ!!」ビシィッ
健夜「最後、本当にいい笑顔でしたね」
恒子「どうでしたゲスト組のみなさん!」
豊音「ちょーかんどーしたよー!」
セーラ「結構ハラハラもしたけどなー」アハハ
衣「衣もおつかいしてみたくなったぞー!」
久「そろそろ家庭を持つのもアリだなあ…って思ったわ」
恒子「子どもはかわいくて、つい守ってあげたくなるものだけど…」
健夜「…」ハッ
恒子「案外、おとなが思っているよりたくましかったりするものです」
「そんな子どもの姿に」
「逆に何かを教えられることも少なくないんじゃないでしょうか」
健夜「…」コクン
恒子「はい、というわけで恭子ちゃんナイスおつかいでした!」
「グッッッジョブ!!」ビシィッ
健夜「最後、本当にいい笑顔でしたね」
恒子「どうでしたゲスト組のみなさん!」
豊音「ちょーかんどーしたよー!」
セーラ「結構ハラハラもしたけどなー」アハハ
衣「衣もおつかいしてみたくなったぞー!」
久「そろそろ家庭を持つのもアリだなあ…って思ったわ」
恒子「子どもはかわいくて、つい守ってあげたくなるものだけど…」
健夜「…」ハッ
恒子「案外、おとなが思っているよりたくましかったりするものです」
「そんな子どもの姿に」
「逆に何かを教えられることも少なくないんじゃないでしょうか」
健夜「…」コクン
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 06:14:03.29 :EDVOGNkM0
恒子「…ではでは、番組も終わりの時間ですっ」
「司会は今をときめくスーパーアナウンサー福与恒子と」
「国内無敗の最強雀士小鍛治健夜プロでお送りしました!」
健夜「いいかんじで終わると思ったのに!?」
恒子「ばいばーい」フリフリ
恒子「…ではでは、番組も終わりの時間ですっ」
「司会は今をときめくスーパーアナウンサー福与恒子と」
「国内無敗の最強雀士小鍛治健夜プロでお送りしました!」
健夜「いいかんじで終わると思ったのに!?」
恒子「ばいばーい」フリフリ
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 06:22:01.51 :EDVOGNkM0
洋榎「恭子ー、そろそろ寝る時間やでー」
きょうこ「うん」ウトウト
洋榎「今日はほんとにお疲れさんやったな、恭子」ナデナデ
きょうこ「…うん」ウト
洋榎「ゆっくり休みや」
きょうこ「…おかあさん」
洋榎「? なんや?」
きょうこ「あした、うちにまーじゃんおしえて」
洋榎「! ええよ、あしたな」
きょうこ「おおきに」
洋榎「恭子ー、そろそろ寝る時間やでー」
きょうこ「うん」ウトウト
洋榎「今日はほんとにお疲れさんやったな、恭子」ナデナデ
きょうこ「…うん」ウト
洋榎「ゆっくり休みや」
きょうこ「…おかあさん」
洋榎「? なんや?」
きょうこ「あした、うちにまーじゃんおしえて」
洋榎「! ええよ、あしたな」
きょうこ「おおきに」
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 06:30:23.61 :EDVOGNkM0
洋榎「…恭子は麻雀見たことあるか?」
きょうこ「きょうみたで」
洋榎「そーかそーか、麻雀はおもろいで」
きょうこ「うん、しっとるで」
「ただのあそびやないんや」
洋榎「おっ、わかっとるやないか、さすがうちの子や」ナデナデ
きょうこ「…おかあさん、うちな」
洋榎「うん?」
きょうこ「まーじゃんで…かっこいい、まほうつかいになりたい」
洋榎「??」
きょうこ「おやすみ」ウトウト
カン!
洋榎「…恭子は麻雀見たことあるか?」
きょうこ「きょうみたで」
洋榎「そーかそーか、麻雀はおもろいで」
きょうこ「うん、しっとるで」
「ただのあそびやないんや」
洋榎「おっ、わかっとるやないか、さすがうちの子や」ナデナデ
きょうこ「…おかあさん、うちな」
洋榎「うん?」
きょうこ「まーじゃんで…かっこいい、まほうつかいになりたい」
洋榎「??」
きょうこ「おやすみ」ウトウト
カン!
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 06:35:56.50 :KG72xA0hO
おつ
面白かったで
面白かったで
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 06:36:13.11 :dyJV6q6z0
乙!
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 06:36:32.02 :g+2O6M8u0
乙せずにはいられないな
204:ありがとう ここからはおまけっす:2012/10/27(土) 06:38:05.41 :EDVOGNkM0
――テレビ局楽屋 こーこ・すこやん部屋
恒子「いやーいい収録だった!」
健夜「そうだね、楽しかったよ」
恒子「すこやんのちっちゃい頃の写真もみれたし」
健夜「まだそれ言う…?」
恒子「いやいや、実際ね、わたしも竹井さんじゃあないけどさ」
健夜「?」
恒子「子どもほしいなーってちょっと思ったわけよ」
健夜「!!」
――テレビ局楽屋 こーこ・すこやん部屋
恒子「いやーいい収録だった!」
健夜「そうだね、楽しかったよ」
恒子「すこやんのちっちゃい頃の写真もみれたし」
健夜「まだそれ言う…?」
恒子「いやいや、実際ね、わたしも竹井さんじゃあないけどさ」
健夜「?」
恒子「子どもほしいなーってちょっと思ったわけよ」
健夜「!!」
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 06:46:20.81 :EDVOGNkM0
恒子「どうどう?そのへんすこやん的にはどう思う?」
健夜「どうって…」
恒子「うんうん」
健夜「……こーこちゃんってさ」
恒子「うん?」
健夜「その……彼氏とか――」
恒子「いないよ」
健夜「はやっ…!?」
恒子「……」
健夜「…?」
(あれ…なんか真剣な顔…?)
恒子「どうどう?そのへんすこやん的にはどう思う?」
健夜「どうって…」
恒子「うんうん」
健夜「……こーこちゃんってさ」
恒子「うん?」
健夜「その……彼氏とか――」
恒子「いないよ」
健夜「はやっ…!?」
恒子「……」
健夜「…?」
(あれ…なんか真剣な顔…?)
207:ごめん、おまけ結構あります:2012/10/27(土) 06:54:03.50 :EDVOGNkM0
恒子「……なんで」
健夜「!?」ビクッ
恒子「なんで…そんなこと聞くの?」
健夜「え…あの、こーこちゃん…?」
恒子「…わたしはさ、すこやん」
健夜「う…うん…」
恒子「……わたしはあの写真の、すこやんみたいな子どもがほしいの」
健夜「……えっ」
恒子「すこやんの……子どもがほしいの…」
健夜「…あ、え?えっと……」
恒子「それなのに……なんでッ!!」オシタオシ
健夜「!」バタン
「っ…! こ、こーこちゃっ…――」
「!!」ハッ
恒子「……なんで」
健夜「!?」ビクッ
恒子「なんで…そんなこと聞くの?」
健夜「え…あの、こーこちゃん…?」
恒子「…わたしはさ、すこやん」
健夜「う…うん…」
恒子「……わたしはあの写真の、すこやんみたいな子どもがほしいの」
健夜「……えっ」
恒子「すこやんの……子どもがほしいの…」
健夜「…あ、え?えっと……」
恒子「それなのに……なんでッ!!」オシタオシ
健夜「!」バタン
「っ…! こ、こーこちゃっ…――」
「!!」ハッ
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 07:02:01.64 :EDVOGNkM0
恒子「…………なんで、彼氏とか聞くの……?」ポロポロ
健夜「……」
恒子「彼氏なんていらないのに…!わたしは…わたしはすこやんが!」ポロポロ
健夜「……」
恒子「うぅ……えぅ……」ポロポロ
健夜「こーこちゃん…」
恒子「……なに?」ポロポロ
健夜「嘘泣きでしょ」
恒子「あ、バレた?」ペロッ
恒子「…………なんで、彼氏とか聞くの……?」ポロポロ
健夜「……」
恒子「彼氏なんていらないのに…!わたしは…わたしはすこやんが!」ポロポロ
健夜「……」
恒子「うぅ……えぅ……」ポロポロ
健夜「こーこちゃん…」
恒子「……なに?」ポロポロ
健夜「嘘泣きでしょ」
恒子「あ、バレた?」ペロッ
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 07:10:58.96 :EDVOGNkM0
健夜「なんでそういう演技するかなあ…」
恒子「ちなみに録画してあります」
健夜「え、待っ!?」
恒子「うそうそ、わたしが恥ずかしいしね」
健夜「……本当に嘘?」
恒子「うそだというのはほんとです」
健夜「……」ハァ
恒子「女優みたいだった?」
健夜「…みたいだったよ、なったらいいんじゃない」
恒子「いやならないけどね、なぜならスーパーアナウンサーだから!」
健夜「……こーこちゃんのバカ」ボソッ
恒子「バッチリ聞こえておるよ?」
健夜「!?」
健夜「なんでそういう演技するかなあ…」
恒子「ちなみに録画してあります」
健夜「え、待っ!?」
恒子「うそうそ、わたしが恥ずかしいしね」
健夜「……本当に嘘?」
恒子「うそだというのはほんとです」
健夜「……」ハァ
恒子「女優みたいだった?」
健夜「…みたいだったよ、なったらいいんじゃない」
恒子「いやならないけどね、なぜならスーパーアナウンサーだから!」
健夜「……こーこちゃんのバカ」ボソッ
恒子「バッチリ聞こえておるよ?」
健夜「!?」
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 11:52:28.78 :EDVOGNkM0
恒子「そういうよくある展開は通じないっ!なぜなら――」
健夜「もう知らないっ!」プイッ
恒子「ありゃりゃ、怒っちゃった…?」
健夜「……」プイッ
恒子「おーいすこやん」
健夜「……」プイッ
恒子「すっこやーん?」
健夜「……」プイッ
恒子「うーん…」
恒子「そういうよくある展開は通じないっ!なぜなら――」
健夜「もう知らないっ!」プイッ
恒子「ありゃりゃ、怒っちゃった…?」
健夜「……」プイッ
恒子「おーいすこやん」
健夜「……」プイッ
恒子「すっこやーん?」
健夜「……」プイッ
恒子「うーん…」
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 12:00:06.91 :EDVOGNkM0
恒子「すこやんすこやん」
健夜「……」
恒子「泣いたのは嘘だし録画も嘘だけどさ」
健夜「……?」
恒子「すこやんの子どもがほしいのはほんとだよ」
健夜「!?」
恒子「ちょーほしいよー」
健夜「……」プイッ
恒子「あ、ほんと!ふざけちゃったけどほんとだからっ!」
恒子「すこやんすこやん」
健夜「……」
恒子「泣いたのは嘘だし録画も嘘だけどさ」
健夜「……?」
恒子「すこやんの子どもがほしいのはほんとだよ」
健夜「!?」
恒子「ちょーほしいよー」
健夜「……」プイッ
恒子「あ、ほんと!ふざけちゃったけどほんとだからっ!」
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 12:08:07.78 :EDVOGNkM0
健夜「……ほんとにほんと?」
恒子「ほんとにほんと」
健夜「……でも、そんなのって」
恒子「HEHE、ヘン?」
健夜「…変だよ」
恒子「だよねー、わたしも思った!」
健夜「……」
「……でも」
恒子「ちょっと嬉しい?」
健夜「セリフ取らないで!」
恒子「それは無理!なぜなら――」
健夜「こーこちゃんのバカっ!ほんとに知らないっ!!」
もいっこカン!
(まだ続きます)
健夜「……ほんとにほんと?」
恒子「ほんとにほんと」
健夜「……でも、そんなのって」
恒子「HEHE、ヘン?」
健夜「…変だよ」
恒子「だよねー、わたしも思った!」
健夜「……」
「……でも」
恒子「ちょっと嬉しい?」
健夜「セリフ取らないで!」
恒子「それは無理!なぜなら――」
健夜「こーこちゃんのバカっ!ほんとに知らないっ!!」
もいっこカン!
(まだ続きます)
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 12:17:18.34 :EDVOGNkM0
――岩手 宮守中学校 麻雀部部室
アババアババアババオドルアカチャンニンゲン!
シロ「あ メール…」
塞「え、今の着うたなの!?」
シロ「? うん」
胡桃「へんなうた!」
シロ「……いい曲だと思うけど」
塞「へ、へえ…」
シロ「……」ポチポチ
「……」ヨミヨミ
「…」クスッ
塞&胡桃「!?」
――岩手 宮守中学校 麻雀部部室
アババアババアババオドルアカチャンニンゲン!
シロ「あ メール…」
塞「え、今の着うたなの!?」
シロ「? うん」
胡桃「へんなうた!」
シロ「……いい曲だと思うけど」
塞「へ、へえ…」
シロ「……」ポチポチ
「……」ヨミヨミ
「…」クスッ
塞&胡桃「!?」
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 12:26:06.37 :EDVOGNkM0
塞「シロが…!」
胡桃「笑った!?」
シロ「…?」
塞「え、だれだれ!?誰とメールしてるの!?」
シロ「……」
「……ゆみさん」
塞「誰それ!?」
シロ「この前の……」
「…………」
「…………」
「……知り合い」
胡桃「適当にしない、そこ!」
シロ「……ダル」
塞「シロが…!」
胡桃「笑った!?」
シロ「…?」
塞「え、だれだれ!?誰とメールしてるの!?」
シロ「……」
「……ゆみさん」
塞「誰それ!?」
シロ「この前の……」
「…………」
「…………」
「……知り合い」
胡桃「適当にしない、そこ!」
シロ「……ダル」
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 12:34:09.53 :EDVOGNkM0
ガラガラ
エイスリン「コンニチハ」
胡桃「エイちゃん」
シロ「……手紙、出してきたの?」
エイスリン「テガミ…ウン、ポストニ」コクン
塞「だんだん日本語話せるようになってきたね」
エイスリン「ウン、ニホンゴ…ベ、ベンキョウ!」
シロ「……話したい相手がいるからかな」
塞「え、だれだれそれ?好きな人とかいるの?」
シロ「…………」
ガラガラ
エイスリン「コンニチハ」
胡桃「エイちゃん」
シロ「……手紙、出してきたの?」
エイスリン「テガミ…ウン、ポストニ」コクン
塞「だんだん日本語話せるようになってきたね」
エイスリン「ウン、ニホンゴ…ベ、ベンキョウ!」
シロ「……話したい相手がいるからかな」
塞「え、だれだれそれ?好きな人とかいるの?」
シロ「…………」
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 12:42:01.22 :EDVOGNkM0
胡桃「手紙の相手?エイちゃん、手紙誰に出してるの?」
エイスリン「…??」
シロ「……ペラ(英語)」
エイスリン「! テガミ、キョーコニ!」
塞「??」
胡桃「キョウコ?」
シロ「……岩手でももうすぐ放送するって」
塞「…なにが?」
ガラガラ
??「全部バラしに来たよ!」
胡桃「!」
胡桃「手紙の相手?エイちゃん、手紙誰に出してるの?」
エイスリン「…??」
シロ「……ペラ(英語)」
エイスリン「! テガミ、キョーコニ!」
塞「??」
胡桃「キョウコ?」
シロ「……岩手でももうすぐ放送するって」
塞「…なにが?」
ガラガラ
??「全部バラしに来たよ!」
胡桃「!」
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 12:50:04.09 :EDVOGNkM0
エイスリン「トシサンセンセイ!」
塞「いやそんな、梅ちゃん先生みたいな」
シロ「…………」
トシ「シロは面倒がって話してないだろうと思ってねえ」
「語って聞かせるよ、修学旅行で何があったのか…!」
胡桃「修学旅行!?」
塞「けっこう遡った…!」
トシ「ベラベラベラベラ」
胡桃「!」
トシ「ベラベラベラベラ」
塞「!!」
トシ「ベラベラベラベラベラベラベラベラ」
胡桃&塞「!!!」
エイスリン「トシサンセンセイ!」
塞「いやそんな、梅ちゃん先生みたいな」
シロ「…………」
トシ「シロは面倒がって話してないだろうと思ってねえ」
「語って聞かせるよ、修学旅行で何があったのか…!」
胡桃「修学旅行!?」
塞「けっこう遡った…!」
トシ「ベラベラベラベラ」
胡桃「!」
トシ「ベラベラベラベラ」
塞「!!」
トシ「ベラベラベラベラベラベラベラベラ」
胡桃&塞「!!!」
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 12:58:05.93 :EDVOGNkM0
トシ「……というわけなのさ」
塞「そ、そんなことが…」
胡桃「全然知らなかった…」
シロ「……エイスリン」
エイスリン「?」
シロ「ゆみさんが、今度こっちに出張で来るから会わないかって…」
胡桃&塞「!?」
エイスリン「ユミ!ユミ、アイタイ!」
塞「シロー…わたしたちもゆみさんってひとに会いたいよー…」グスン
胡桃「連れてって、そこ!」ウルッ
トシ「……というわけなのさ」
塞「そ、そんなことが…」
胡桃「全然知らなかった…」
シロ「……エイスリン」
エイスリン「?」
シロ「ゆみさんが、今度こっちに出張で来るから会わないかって…」
胡桃&塞「!?」
エイスリン「ユミ!ユミ、アイタイ!」
塞「シロー…わたしたちもゆみさんってひとに会いたいよー…」グスン
胡桃「連れてって、そこ!」ウルッ
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 13:06:03.87 :EDVOGNkM0
シロ「…? いいけど」
塞「! いいの?」
シロ「…………」コクン
胡桃「ほんとに…?」
シロ「……うん、たぶんゆみさんもいいって言う」
胡桃&塞「!!」パアァ
「シロー!」ダキッ
シロ「…………あつい」
エイスリン「フフ、シロ、モテモテ」
シロ「ダル……」
シロ「…? いいけど」
塞「! いいの?」
シロ「…………」コクン
胡桃「ほんとに…?」
シロ「……うん、たぶんゆみさんもいいって言う」
胡桃&塞「!!」パアァ
「シロー!」ダキッ
シロ「…………あつい」
エイスリン「フフ、シロ、モテモテ」
シロ「ダル……」
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 14:17:52.49 :EDVOGNkM0
――スーパーもんぷち
ウィーン
透華「いらっしゃいまし!…ってあら?」
純「……」
透華「なんだ、純ですの」
純「なんだとはなんだよ、いちおう客だぞ」
透華「あなた、最近やけにうちのスーパーに来ますわねえ」
純「べ、便利だからな!それ以上の理由なんかねえよ!」
透華「なんか怪しいですわ…はっ、まさかわたくしに恋を…!?」
純「いやそれはない」
透華「なっ…!なんて乾いた声っ…!」
――スーパーもんぷち
ウィーン
透華「いらっしゃいまし!…ってあら?」
純「……」
透華「なんだ、純ですの」
純「なんだとはなんだよ、いちおう客だぞ」
透華「あなた、最近やけにうちのスーパーに来ますわねえ」
純「べ、便利だからな!それ以上の理由なんかねえよ!」
透華「なんか怪しいですわ…はっ、まさかわたくしに恋を…!?」
純「いやそれはない」
透華「なっ…!なんて乾いた声っ…!」
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 14:26:57.73 :EDVOGNkM0
純「……そんなことよりさ」
透華「そっ、そんなことって…!!」
純「……」
透華「? …なんですの? 思い詰めたような顔をして」
純「……あー、いや、なんでもない」
透華「なんでもないことないでしょう、話してごらんなさいな」
純「いや、いいって… じゃ、俺買いもん済ましちまうわ」スタスタ
透華「! お待ちなさい!純!」
純「……」スタスタ
透華「あ……もう、なんなんですの?」
純「……そんなことよりさ」
透華「そっ、そんなことって…!!」
純「……」
透華「? …なんですの? 思い詰めたような顔をして」
純「……あー、いや、なんでもない」
透華「なんでもないことないでしょう、話してごらんなさいな」
純「いや、いいって… じゃ、俺買いもん済ましちまうわ」スタスタ
透華「! お待ちなさい!純!」
純「……」スタスタ
透華「あ……もう、なんなんですの?」
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 14:34:10.92 :EDVOGNkM0
純「……」スタスタ
「…」
「…」ハァ
…セー
純「!」フリムキ
イラッシャイマセー…アッタカイオデンゴシショクイタダケマス…
純「……」ハァー
「言えるわけねえよな…」
(あの時聞こえた声が気になって仕方なくて通い詰めてるなんて…)
「……言えるわけねー」
ア、アリガトウゴザイマス…ハ、ハイ、アッタカイオデンデス、ハイ、オイシイデスヨ…
純(つーかなんなんだよ、声だけ聞こえるって)
(幽霊かなんかか?今どきはやらねーだろ)
(気のせいかもしんねーのに…つーか普通そう思うぞこんなの)
「…何やってんだろうな、俺」ハァ
サ、サムイヨルニハ…アッタカイオデン、アッタカイオデン…アッタカイオデンハイカガデスカー…
純「……おでん買って帰るか」
??「あれ?もしかしてこの前のひとっすか?」
純「!?」フリムキ
純「……」スタスタ
「…」
「…」ハァ
…セー
純「!」フリムキ
イラッシャイマセー…アッタカイオデンゴシショクイタダケマス…
純「……」ハァー
「言えるわけねえよな…」
(あの時聞こえた声が気になって仕方なくて通い詰めてるなんて…)
「……言えるわけねー」
ア、アリガトウゴザイマス…ハ、ハイ、アッタカイオデンデス、ハイ、オイシイデスヨ…
純(つーかなんなんだよ、声だけ聞こえるって)
(幽霊かなんかか?今どきはやらねーだろ)
(気のせいかもしんねーのに…つーか普通そう思うぞこんなの)
「…何やってんだろうな、俺」ハァ
サ、サムイヨルニハ…アッタカイオデン、アッタカイオデン…アッタカイオデンハイカガデスカー…
純「……おでん買って帰るか」
??「あれ?もしかしてこの前のひとっすか?」
純「!?」フリムキ
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 14:42:14.75 :EDVOGNkM0
??「…えーと、そっちじゃないっすよ?」
純「!?」フリムキ
??「そっちでもないっす、こっちこっち」
純「!!?」フリムキ
??「……こんなに気付かない人も珍しいっすね…」
純「くそっ、どこにいるんだよ!」
??「わわ、そんな大きい声出さないでくださいっす」
純「出てきてくれよ、頼むから!」
??「だから、ちょっと声抑えてって…」
純「…あいたいんだ」
??「え…?」
純「初めて声を聞いたときから!なんでか知らねーけど!」
「あんたにあいたくてしょうがねーんだよ、俺は!!」
??「!!」ドッキーン
??「…えーと、そっちじゃないっすよ?」
純「!?」フリムキ
??「そっちでもないっす、こっちこっち」
純「!!?」フリムキ
??「……こんなに気付かない人も珍しいっすね…」
純「くそっ、どこにいるんだよ!」
??「わわ、そんな大きい声出さないでくださいっす」
純「出てきてくれよ、頼むから!」
??「だから、ちょっと声抑えてって…」
純「…あいたいんだ」
??「え…?」
純「初めて声を聞いたときから!なんでか知らねーけど!」
「あんたにあいたくてしょうがねーんだよ、俺は!!」
??「!!」ドッキーン
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 14:50:24.20 :EDVOGNkM0
ザワザワ ザワザワ
ジュン!チョットアナタ、ナニヤッテマスノ!?ジュン!?
純「……」キョロキョロ
「…」
「…ダメか」
??「……」ドキドキ
「…」
「…もう、しょうがないっすね」クスッ
純「……」ハァ
??「ほら、ここっす」ギュッ
純「!?」ハッ
モモ「見えるっすか、わたしが」スゥ
純「あ、ああ…」
モモ「やっとあえたっすね」クスッ
ザワザワ ザワザワ
ジュン!チョットアナタ、ナニヤッテマスノ!?ジュン!?
純「……」キョロキョロ
「…」
「…ダメか」
??「……」ドキドキ
「…」
「…もう、しょうがないっすね」クスッ
純「……」ハァ
??「ほら、ここっす」ギュッ
純「!?」ハッ
モモ「見えるっすか、わたしが」スゥ
純「あ、ああ…」
モモ「やっとあえたっすね」クスッ
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 14:58:31.28 :EDVOGNkM0
純「ああ、あー…」
「えーと……」
「…」
「…あんた、何者なんだ…?」
モモ「わたしっすか?うーん、そうっすねー」
純「……」
モモ「…!」ポン
「ふふ、わたしはっすね……」
純「…?」
モモ「わたしは、実は…」
純「…」
モモ「…本物の、魔法使いさんっす」ニコッ
純「!?」ドキッ
モモ「誰にも言っちゃダメっすよ?」
もいっこカン!
純「ああ、あー…」
「えーと……」
「…」
「…あんた、何者なんだ…?」
モモ「わたしっすか?うーん、そうっすねー」
純「……」
モモ「…!」ポン
「ふふ、わたしはっすね……」
純「…?」
モモ「わたしは、実は…」
純「…」
モモ「…本物の、魔法使いさんっす」ニコッ
純「!?」ドキッ
モモ「誰にも言っちゃダメっすよ?」
もいっこカン!
264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 15:06:18.51 :EDVOGNkM0
――まーじゃん喫茶リューイー荘前
池田「にゃー、今日はなかなか調子よかったし!」テクテク
咲「ですね、あの三倍満すごかったです」テクテク
池田「ふっふっふ、三尋木の油断を突いてやったし」
咲「珍しいですよね、三尋木さんがトップじゃないなんて」
池田「まあ華菜ちゃんが本気だしたらざっとこんなもんよ」
咲「あはは」
池田「……」
「…でも、真面目な話、あいつはわたしよりずっと強いからな」
咲「…?」
池田「わたし、本当はすっごく嬉しいんだ、いま」
――まーじゃん喫茶リューイー荘前
池田「にゃー、今日はなかなか調子よかったし!」テクテク
咲「ですね、あの三倍満すごかったです」テクテク
池田「ふっふっふ、三尋木の油断を突いてやったし」
咲「珍しいですよね、三尋木さんがトップじゃないなんて」
池田「まあ華菜ちゃんが本気だしたらざっとこんなもんよ」
咲「あはは」
池田「……」
「…でも、真面目な話、あいつはわたしよりずっと強いからな」
咲「…?」
池田「わたし、本当はすっごく嬉しいんだ、いま」
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 15:14:15.61 :EDVOGNkM0
咲「えっと…」
池田「……」
「…だからさ、宮永」
咲「は、はいっ」
池田「おまえ、ちょっと華菜ちゃんに付きあえよ」
咲「? 付きあうって…?」
池田「いいからいいから」グイグイ
咲「あ、待っ…」
池田「おいしいもの奢ってやるし!」タッタッタ
咲「池田さん、は、はやいですっ」
咲「えっと…」
池田「……」
「…だからさ、宮永」
咲「は、はいっ」
池田「おまえ、ちょっと華菜ちゃんに付きあえよ」
咲「? 付きあうって…?」
池田「いいからいいから」グイグイ
咲「あ、待っ…」
池田「おいしいもの奢ってやるし!」タッタッタ
咲「池田さん、は、はやいですっ」
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 15:22:12.70 :EDVOGNkM0
アリガトウゴザイマシター
ホラ、オイシイッスヨ? チョマッ、ジブンデクエルッテ
咲「ええと、ここは…?」
池田「最近おいしいって評判のわたあめ屋だし!」
照「いらっしゃいませ、おひとついかがですか?」ニコッ
「…あれ、咲?」
咲「あ お姉ちゃん」
池田「にゃっ!?お姉ちゃん!?」
照「? こちらは?」
咲「雀荘仲間の池田さんだよ」
照「ああ、よく一緒に打ってもらってるっていう?」
咲「そうそう」
アリガトウゴザイマシター
ホラ、オイシイッスヨ? チョマッ、ジブンデクエルッテ
咲「ええと、ここは…?」
池田「最近おいしいって評判のわたあめ屋だし!」
照「いらっしゃいませ、おひとついかがですか?」ニコッ
「…あれ、咲?」
咲「あ お姉ちゃん」
池田「にゃっ!?お姉ちゃん!?」
照「? こちらは?」
咲「雀荘仲間の池田さんだよ」
照「ああ、よく一緒に打ってもらってるっていう?」
咲「そうそう」
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 15:30:03.00 :EDVOGNkM0
照「…」クルッ
池田「!?」ビクッ
照「いつも妹がお世話になっております、姉の照です」ペッコリン
池田「あ、いや、こちらこそだし」ペコン
照「わたあめ、いかがですか?サービスしますよ」ニコッ
池田「! いっ、いや!」
照「?」
池田「ちゃんと、お金は払うし!ふ、ふたりぶんお願いしたいし」
照「…? はい、ありがとうございます」
咲「池田さん?」
池田「…言ったろ宮永、今日は華菜ちゃんの奢りだって」
照「…」クルッ
池田「!?」ビクッ
照「いつも妹がお世話になっております、姉の照です」ペッコリン
池田「あ、いや、こちらこそだし」ペコン
照「わたあめ、いかがですか?サービスしますよ」ニコッ
池田「! いっ、いや!」
照「?」
池田「ちゃんと、お金は払うし!ふ、ふたりぶんお願いしたいし」
照「…? はい、ありがとうございます」
咲「池田さん?」
池田「…言ったろ宮永、今日は華菜ちゃんの奢りだって」
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 15:40:09.31 :EDVOGNkM0
――公園
池田「……うまいな」パクパク
咲「はい、おいしいです」パクパク
池田「……」パクパク
咲「……」パクパク
池田「…あ、ベンチだし、と、とりあえずあそこ座るし?」
咲「? はい」
池田「…」スワリ
咲「…」スワリ
池田「……」
咲「……」パクパク
――公園
池田「……うまいな」パクパク
咲「はい、おいしいです」パクパク
池田「……」パクパク
咲「……」パクパク
池田「…あ、ベンチだし、と、とりあえずあそこ座るし?」
咲「? はい」
池田「…」スワリ
咲「…」スワリ
池田「……」
咲「……」パクパク
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 15:48:34.85 :EDVOGNkM0
池田「……」
(ど、どうしよう!)ドキドキ
(今日こそって思ってたのに、なんか切り出せないし!)ドキドキ
咲「……」パクパク
池田(勇気を出せ池田華菜!)ドキドキ
(三尋木を倒したらってずっと前から決めてたじゃんか!)ドキドキ
(怖じ気付くな、いくぞ、せーの、せっ――)
ウズクヨーナー メンツガドーシタノー トイトイトイトイ
池田「!? で、電話!? ごめん、ちょっと出てくるし!」スタタ
咲「? はい」
池田「…? なんだ、非通知…?」ピッ
「…もしもし」
??『おまえらは既に包囲されてるんだよねー、知らんけど』
池田「……」
(ど、どうしよう!)ドキドキ
(今日こそって思ってたのに、なんか切り出せないし!)ドキドキ
咲「……」パクパク
池田(勇気を出せ池田華菜!)ドキドキ
(三尋木を倒したらってずっと前から決めてたじゃんか!)ドキドキ
(怖じ気付くな、いくぞ、せーの、せっ――)
ウズクヨーナー メンツガドーシタノー トイトイトイトイ
池田「!? で、電話!? ごめん、ちょっと出てくるし!」スタタ
咲「? はい」
池田「…? なんだ、非通知…?」ピッ
「…もしもし」
??『おまえらは既に包囲されてるんだよねー、知らんけど』
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 15:56:48.56 :EDVOGNkM0
智美『ワハハ、あんまりからかってやるなよ』
咏『あはは、ごめんごめん、一度やってみたくてさー』
池田「…用がないなら切るぞー?」
咏『あー、待った待った!』
池田「…?」
咏『包囲はしてねーけどさ、見てるぜー、おまえらのこと』
池田「にゃっ!?」
咏『ていうかおまえのことだよネコ娘 なにもじもじしてんだー?』
池田「う、うるさいし!おまえには関係な――」
咏『今日おまえはあたしを倒したんだぜい?いっかいだけだけど』
池田「…は、はあ?」
智美『ワハハ、あんまりからかってやるなよ』
咏『あはは、ごめんごめん、一度やってみたくてさー』
池田「…用がないなら切るぞー?」
咏『あー、待った待った!』
池田「…?」
咏『包囲はしてねーけどさ、見てるぜー、おまえらのこと』
池田「にゃっ!?」
咏『ていうかおまえのことだよネコ娘 なにもじもじしてんだー?』
池田「う、うるさいし!おまえには関係な――」
咏『今日おまえはあたしを倒したんだぜい?いっかいだけだけど』
池田「…は、はあ?」
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 16:04:09.37 :EDVOGNkM0
咏『流れが来てるんだって、わっかんねーかなー』
池田「……」
咏『…よーし、いっかいしか言わないからよく聞けよー』
池田「…?」
咏『びびってんなよ女学生!あたしより手強いもんなんかねーのっ!』
池田「…!!」
咏『だから今日のおまえは最強なんだって!!』
『わかったら行けっ!!』
智美『ワハハ、がんばれよー』プチッ
咏『流れが来てるんだって、わっかんねーかなー』
池田「……」
咏『…よーし、いっかいしか言わないからよく聞けよー』
池田「…?」
咏『びびってんなよ女学生!あたしより手強いもんなんかねーのっ!』
池田「…!!」
咏『だから今日のおまえは最強なんだって!!』
『わかったら行けっ!!』
智美『ワハハ、がんばれよー』プチッ
281:池田おわり 猿怖いから一旦30分くらい開けますね:2012/10/27(土) 16:13:32.43 :EDVOGNkM0
池田「…」テクテク
咲「あ、電話終わったんですか?」
池田「あ、ああ、セールスのイタ電だったし」
咲「??」
池田「み、宮永っ!」
咲「は、はいっ」
池田「……聞いてほしい話があるし」
咲「…なんですか?」
池田「あ、あのな…」
咲「はい」
池田「わ、わたし……」
咲「……はい」
池田「……」スゥー ハァー
「…」
「わたし、おまえのこと――」
池田「…」テクテク
咲「あ、電話終わったんですか?」
池田「あ、ああ、セールスのイタ電だったし」
咲「??」
池田「み、宮永っ!」
咲「は、はいっ」
池田「……聞いてほしい話があるし」
咲「…なんですか?」
池田「あ、あのな…」
咲「はい」
池田「わ、わたし……」
咲「……はい」
池田「……」スゥー ハァー
「…」
「わたし、おまえのこと――」
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 16:16:31.50 :dbqek8NK0
おつおつ
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 16:47:01.83 :EDVOGNkM0
――河原
優希「届いたかー?」カタグルマ
こまき「んーっ」カタグルマサレ
「…ううん」フルフル
優希「届きそうかー?」
こまき「んーっ」テノバシ
「…ううん」フルフル
優希「よし巫女ちゃん、いっかい降りるじぇ」シャガミ
こまき「うん」オリ
優希「うーん、やっぱり圧倒的に身長が足りないじぇ」
こまき「…」シュン
――河原
優希「届いたかー?」カタグルマ
こまき「んーっ」カタグルマサレ
「…ううん」フルフル
優希「届きそうかー?」
こまき「んーっ」テノバシ
「…ううん」フルフル
優希「よし巫女ちゃん、いっかい降りるじぇ」シャガミ
こまき「うん」オリ
優希「うーん、やっぱり圧倒的に身長が足りないじぇ」
こまき「…」シュン
290:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 16:56:09.94 :EDVOGNkM0
優希「おっと心配するな、既に次の手は考えてあるじぇ!」
こまき「ほんと?」パアァ
優希「おうよ!タコス屋さんに任せるじぇ!」
「ピッポッパっと」デンワ
トゥルルルルル トゥルルルルル ガチャ
優希「お、犬か?わたしだじぇ」
「実はいま風船が木に引っかかって取れな――なぬ?」
「仕事とわたしどっちがだいじなんだじぇ!」
「お、おう…分かってればいいんだじぇ…わるかっ――え?」
「でも無理ってどういうことだじぇ!犬、あっ、待っ――…」
ツー ツー
優希「くぅー…なんて使えない犬だじぇ…」
こまき「?」
優希「ちょ、ちょっと待つじぇ!次も考えてあるから…」ピッポッパ
優希「おっと心配するな、既に次の手は考えてあるじぇ!」
こまき「ほんと?」パアァ
優希「おうよ!タコス屋さんに任せるじぇ!」
「ピッポッパっと」デンワ
トゥルルルルル トゥルルルルル ガチャ
優希「お、犬か?わたしだじぇ」
「実はいま風船が木に引っかかって取れな――なぬ?」
「仕事とわたしどっちがだいじなんだじぇ!」
「お、おう…分かってればいいんだじぇ…わるかっ――え?」
「でも無理ってどういうことだじぇ!犬、あっ、待っ――…」
ツー ツー
優希「くぅー…なんて使えない犬だじぇ…」
こまき「?」
優希「ちょ、ちょっと待つじぇ!次も考えてあるから…」ピッポッパ
291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 17:04:20.58 :EDVOGNkM0
マホ「せんぱーい!来たでーす!」フリフリ
優希「おお!よく来たマホ!さすが我が後輩だじぇ!」フリフリ
こまき「!」
マホ「…?」
(…うーん、どこかでみた気がするです…)ジー
こまき「……」オズオズ
マホ「…! あ、あのときの迷子さんですか!?」
こまき「は…はい」コクン
優希「なんだ、ふたりは知り合いか?」
こまき「…」コクン
??「わたしも知り合いですよっ」
こまき「!?」
マホ「せんぱーい!来たでーす!」フリフリ
優希「おお!よく来たマホ!さすが我が後輩だじぇ!」フリフリ
こまき「!」
マホ「…?」
(…うーん、どこかでみた気がするです…)ジー
こまき「……」オズオズ
マホ「…! あ、あのときの迷子さんですか!?」
こまき「は…はい」コクン
優希「なんだ、ふたりは知り合いか?」
こまき「…」コクン
??「わたしも知り合いですよっ」
こまき「!?」
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 17:12:15.23 :EDVOGNkM0
優希「あ、あなたはっ…!花田先輩っ!!」
煌「すばらっ!真打ちは後から登場するって!」
優希「久しぶりだじぇ!どうして先輩までここに?」
煌「なあに」
「マホが、風船がどうとか意味の分からないことを言って」
「急に駆けだしたから、心配になって付いてきただけですよ」
優希「…おまえは相変わらず落ち着きがないじぇ」
マホ「めんぼくないです…」
煌「でも、来て正解だったみたいですね」シャガミ
こまき「…?」
煌「お久しぶりです あの風船を取りたいんですね?」
こまき「! う、うんっ!おねがい、しますっ」ペコン
煌「すばらっ!」ビシッ
「やりますよ!マホ!優希!」
マホ「…あれ?風船ならあっちにもあるですよ?」ユビサシ
こまき「これは…」
優希「そっちは自分ので、あっちは友だちにあげるつもりらしいじぇ」
優希「あ、あなたはっ…!花田先輩っ!!」
煌「すばらっ!真打ちは後から登場するって!」
優希「久しぶりだじぇ!どうして先輩までここに?」
煌「なあに」
「マホが、風船がどうとか意味の分からないことを言って」
「急に駆けだしたから、心配になって付いてきただけですよ」
優希「…おまえは相変わらず落ち着きがないじぇ」
マホ「めんぼくないです…」
煌「でも、来て正解だったみたいですね」シャガミ
こまき「…?」
煌「お久しぶりです あの風船を取りたいんですね?」
こまき「! う、うんっ!おねがい、しますっ」ペコン
煌「すばらっ!」ビシッ
「やりますよ!マホ!優希!」
マホ「…あれ?風船ならあっちにもあるですよ?」ユビサシ
こまき「これは…」
優希「そっちは自分ので、あっちは友だちにあげるつもりらしいじぇ」
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 17:20:25.22 :EDVOGNkM0
煌「すばらです!」
「……これをやるのも久々ですが」
「さあ!わたしの上に乗りなさい、ふたりとも!」
マホ「わー!高遠原中学元麻雀部のチームワークの見せ所です!」ノリ
優希「3段肩ぐるまっ!だじぇ!」ノリ
こまき「!!」パアァ
煌「リフト、アーップ!」フッ
「……あれ?」
「……」ググッ
「……むむっ」
こまき「…?」
煌「……あ、あなたたち、成長しましたね…すばらです…」
優希「マホっ、おまえ…」
マホ「まっ、マホも確かに重くなりましたけど、先輩もっ」
優希「なぬっ!」
煌「と、とりあえず降りてください、ふたりとも…」
煌「すばらです!」
「……これをやるのも久々ですが」
「さあ!わたしの上に乗りなさい、ふたりとも!」
マホ「わー!高遠原中学元麻雀部のチームワークの見せ所です!」ノリ
優希「3段肩ぐるまっ!だじぇ!」ノリ
こまき「!!」パアァ
煌「リフト、アーップ!」フッ
「……あれ?」
「……」ググッ
「……むむっ」
こまき「…?」
煌「……あ、あなたたち、成長しましたね…すばらです…」
優希「マホっ、おまえ…」
マホ「まっ、マホも確かに重くなりましたけど、先輩もっ」
優希「なぬっ!」
煌「と、とりあえず降りてください、ふたりとも…」
297:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 17:28:18.60 :EDVOGNkM0
優希&マホ&煌「……」グッタリ
優希「うーん、どうしたもんか」
マホ「長い棒とかでなんとかならないですかね?」
煌「どうでしょ、下手して飛んでっちゃったらすばらくないですよ?」
優希&マホ&煌「うーん…」
こまき「……」
「…」ミアゲ
「…」
「…わははっ!」グッ
煌「ん…?」
こまき「…」タッタッタ
「!」ピョンッ
「!」ガシッ
優希&マホ&煌「……」グッタリ
優希「うーん、どうしたもんか」
マホ「長い棒とかでなんとかならないですかね?」
煌「どうでしょ、下手して飛んでっちゃったらすばらくないですよ?」
優希&マホ&煌「うーん…」
こまき「……」
「…」ミアゲ
「…」
「…わははっ!」グッ
煌「ん…?」
こまき「…」タッタッタ
「!」ピョンッ
「!」ガシッ
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 17:36:08.03 :EDVOGNkM0
優希「! 巫女ちゃん、何してるじぇ!」
マホ「あ、あぶないですよっ!」
こまき「……だ、だいじょ…ぶ」ヨジ ヨジ
煌「……」
こまき「ん……んぅ…」ヨジ ヨジ
「……」ヨジ
「わ、ははっ」ググッ
優希「マホ、止めるじぇ!」
マホ「がっ、ガッテンで――」
煌「マホ、優希」
マホ「……?」
優希「なんだじぇ!?花田先輩」
煌「…ちょっと、様子を見ましょう」
優希「は、はあ!?」
優希「! 巫女ちゃん、何してるじぇ!」
マホ「あ、あぶないですよっ!」
こまき「……だ、だいじょ…ぶ」ヨジ ヨジ
煌「……」
こまき「ん……んぅ…」ヨジ ヨジ
「……」ヨジ
「わ、ははっ」ググッ
優希「マホ、止めるじぇ!」
マホ「がっ、ガッテンで――」
煌「マホ、優希」
マホ「……?」
優希「なんだじぇ!?花田先輩」
煌「…ちょっと、様子を見ましょう」
優希「は、はあ!?」
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 17:44:07.42 :EDVOGNkM0
優希「正気か!?花田先輩っ」
煌「ええ」
優希「でも落ちたりしたらっ!」
煌「そのときはわたしが受けとめます」
優希「で、でも…」
煌「……無理そうだったらすぐにでも止めます」
「その時はあなたたちふたりを持ち上げてみせますよ」
「…ですが」
こまき「……んしょ、んっ」ヨジ ヨジ
「わは、はっ…」ヨジ
「ふっ……」ヨジ
煌「…彼女が諦めるまでは」
優希「!!」
煌「応援しましょう、優希」ニコッ
優希「…うん、わかったじぇ」
優希「正気か!?花田先輩っ」
煌「ええ」
優希「でも落ちたりしたらっ!」
煌「そのときはわたしが受けとめます」
優希「で、でも…」
煌「……無理そうだったらすぐにでも止めます」
「その時はあなたたちふたりを持ち上げてみせますよ」
「…ですが」
こまき「……んしょ、んっ」ヨジ ヨジ
「わは、はっ…」ヨジ
「ふっ……」ヨジ
煌「…彼女が諦めるまでは」
優希「!!」
煌「応援しましょう、優希」ニコッ
優希「…うん、わかったじぇ」
302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 17:52:40.05 :EDVOGNkM0
マホ「あ、もうちょっとですっ!」
優希「!? 巫女ちゃん!がんば!」
煌「ファイトですよっ!」
こまき「うん、うぅー…!」テノバシ
「んーっ…」ノバシ
「……わははっ!」ギュッ
マホ「!!」
優希「取ったじぇっ!」
こまき「! やっ…」フラッ
「」フワッ
煌「!!?」
マホ「あ、もうちょっとですっ!」
優希「!? 巫女ちゃん!がんば!」
煌「ファイトですよっ!」
こまき「うん、うぅー…!」テノバシ
「んーっ…」ノバシ
「……わははっ!」ギュッ
マホ「!!」
優希「取ったじぇっ!」
こまき「! やっ…」フラッ
「」フワッ
煌「!!?」
304:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 18:00:26.74 :EDVOGNkM0
煌「あぶないっ!!」タッ
こまき「わあっ」ヒュッ
ヒュー
煌「!!」ガシッ
優希「巫女ちゃんっ!?先輩っ!?」
マホ「だっ、だいじょうぶですかっ!?」
煌「……すばらっ」ダキカカエ
こまき「?? …?」ダキカカエラレ
煌「あぶないっ!!」タッ
こまき「わあっ」ヒュッ
ヒュー
煌「!!」ガシッ
優希「巫女ちゃんっ!?先輩っ!?」
マホ「だっ、だいじょうぶですかっ!?」
煌「……すばらっ」ダキカカエ
こまき「?? …?」ダキカカエラレ
313:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 19:11:28.73 :EDVOGNkM0
煌「…お怪我はないですか?」
こまき「? うん」コクン
煌「ふうぅー……」
「…もうこんな無茶しちゃダメですよ」
こまき「……ごめんなさい」シュン
煌「……」フゥ
「…でも」
こまき「?」
煌「すばらです!」ビシッ
こまき「! うんっ」パアァ
煌「…お怪我はないですか?」
こまき「? うん」コクン
煌「ふうぅー……」
「…もうこんな無茶しちゃダメですよ」
こまき「……ごめんなさい」シュン
煌「……」フゥ
「…でも」
こまき「?」
煌「すばらです!」ビシッ
こまき「! うんっ」パアァ
315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 19:20:35.79 :EDVOGNkM0
ワァーヨクミタラカワイイフウセンデスー …エヘヘ
優希「…先輩」
煌「? なんですか、優希」
優希「…先輩、ずっと震えてたじぇ」
煌「……」
優希「巫女ちゃんに怪我がないって分かるまでずっと…」
煌「…そうですね」
優希「……怖かったのか?」
煌「そりゃそうでしょう」
優希「……」
煌「…びびりまくりでしたよ」
「なにかひとつでもズレてたらと思うと、今でも……」
ワァーヨクミタラカワイイフウセンデスー …エヘヘ
優希「…先輩」
煌「? なんですか、優希」
優希「…先輩、ずっと震えてたじぇ」
煌「……」
優希「巫女ちゃんに怪我がないって分かるまでずっと…」
煌「…そうですね」
優希「……怖かったのか?」
煌「そりゃそうでしょう」
優希「……」
煌「…びびりまくりでしたよ」
「なにかひとつでもズレてたらと思うと、今でも……」
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 19:29:08.83 :EDVOGNkM0
優希「先輩」
煌「……軽蔑しましたか?」
優希「…ううん」
煌「わたしは…ちょっと軽蔑しましたよ、自分のこと」
優希「…先輩」
煌「あんな子どもを危ない目に遭わせて、なにやってんでしょうね」
優希「先輩」
煌「責任なんて取りようもないのに、いいおとなを気取っ――」
優希「先輩ッ!!」
煌「……?」
優希「……」
煌「……優希?」
マホ「せんぱーい」タッタッター
優希「先輩」
煌「……軽蔑しましたか?」
優希「…ううん」
煌「わたしは…ちょっと軽蔑しましたよ、自分のこと」
優希「…先輩」
煌「あんな子どもを危ない目に遭わせて、なにやってんでしょうね」
優希「先輩」
煌「責任なんて取りようもないのに、いいおとなを気取っ――」
優希「先輩ッ!!」
煌「……?」
優希「……」
煌「……優希?」
マホ「せんぱーい」タッタッター
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 19:38:50.94 :EDVOGNkM0
優希「……」
煌「……」
マホ「あ、あれ?おじゃましちゃいけないかんじでしたか…?」
優希「…いや、そんなことないじぇ」
煌「なんですか、マホ」
マホ「小蒔ちゃんが、先輩に言いたいことがあるです! ね?」
こまき「うん」コクン
煌「…」
「なんでしょう」ニコ
こまき「あ、あのね…」
煌「……」
こまき「ありがとう、でした」ペコン
煌「…!」
優希「……」
煌「……」
マホ「あ、あれ?おじゃましちゃいけないかんじでしたか…?」
優希「…いや、そんなことないじぇ」
煌「なんですか、マホ」
マホ「小蒔ちゃんが、先輩に言いたいことがあるです! ね?」
こまき「うん」コクン
煌「…」
「なんでしょう」ニコ
こまき「あ、あのね…」
煌「……」
こまき「ありがとう、でした」ペコン
煌「…!」
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 19:51:33.30 :EDVOGNkM0
こまき「ふうせん、きょうこちゃんにあげるの」ニコッ
煌「恭子ちゃんって、あの時の…?」
こまき「?」
煌「そうですか…それはきっと…」
こまき「??」
煌「きっと、喜んでくれますよ」ニコッ
こまき「!」パアァ
煌「すばらです!」ビシッ
こまき「うんっ、すばらっ」ビシッ
煌「…ふふっ」
こまき「ふうせん、きょうこちゃんにあげるの」ニコッ
煌「恭子ちゃんって、あの時の…?」
こまき「?」
煌「そうですか…それはきっと…」
こまき「??」
煌「きっと、喜んでくれますよ」ニコッ
こまき「!」パアァ
煌「すばらです!」ビシッ
こまき「うんっ、すばらっ」ビシッ
煌「…ふふっ」
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 20:00:00.89 :EDVOGNkM0
タカトオバラジコミノカタグルマデスー ワー!タカイタカイ!
優希「先輩」
煌「…はい」
優希「わたしはあれが正しいかとか、そういうのは分かんないじぇ」
煌「はい」
優希「次おんなじことがあったら、どうするかも分かんないじぇ」
煌「ええ、わたしもです」
優希「…でも、先輩」
煌「…はい」
タカトオバラジコミノカタグルマデスー ワー!タカイタカイ!
優希「先輩」
煌「…はい」
優希「わたしはあれが正しいかとか、そういうのは分かんないじぇ」
煌「はい」
優希「次おんなじことがあったら、どうするかも分かんないじぇ」
煌「ええ、わたしもです」
優希「…でも、先輩」
煌「…はい」
325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 20:08:35.27 :EDVOGNkM0
優希「先輩はいいおとな気取ってなんかなかったじぇ」
煌「…」
優希「さっきの先輩は、バカなおとなだったじぇ」
煌「…」
優希「…バカで、すばらなおとなだったじぇ」
煌「……優希」
優希「いくらでも後悔していいけどな、先輩」
煌「…」
優希「それで、ぜんぶを否定してほしくなんかないじぇ」
煌「…そうですね」
優希「……」
煌「優希…」スクッ
優希「先輩…?」
煌「すいませんでしたっ」ペッコリン
優希「!」
優希「先輩はいいおとな気取ってなんかなかったじぇ」
煌「…」
優希「さっきの先輩は、バカなおとなだったじぇ」
煌「…」
優希「…バカで、すばらなおとなだったじぇ」
煌「……優希」
優希「いくらでも後悔していいけどな、先輩」
煌「…」
優希「それで、ぜんぶを否定してほしくなんかないじぇ」
煌「…そうですね」
優希「……」
煌「優希…」スクッ
優希「先輩…?」
煌「すいませんでしたっ」ペッコリン
優希「!」
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 20:16:19.65 :EDVOGNkM0
優希「よしっ、タコス食べて元気出すじぇ、先輩!」
煌「…ええ、そうですね」
優希「サービスしちゃうじぇー?」
マホ「サービスって聞こえたです!」
優希「うおっ、いつの間にきたじぇ!?」
こまき「さーびす?」
マホ「タコスがもらえるですよ」
こまき「?」
優希「よーし!こうなったらスペシャルタコスをくれてやるじぇ!」
マホ「わあー」キラキラ
優希「いくじょー!ついてこーい!」タッタッター
マホ「まってくださーい」タッタッター
優希「よしっ、タコス食べて元気出すじぇ、先輩!」
煌「…ええ、そうですね」
優希「サービスしちゃうじぇー?」
マホ「サービスって聞こえたです!」
優希「うおっ、いつの間にきたじぇ!?」
こまき「さーびす?」
マホ「タコスがもらえるですよ」
こまき「?」
優希「よーし!こうなったらスペシャルタコスをくれてやるじぇ!」
マホ「わあー」キラキラ
優希「いくじょー!ついてこーい!」タッタッター
マホ「まってくださーい」タッタッター
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 20:25:05.80 :EDVOGNkM0
マホー!タコスヂカラガタリンゾー! ウー…マッテクダサイデスー
煌「…ふふっ」
こまき「すばらさん」クイクイ
煌「…?」
こまき「いこ?」
煌「! …ええ」
こまき「すばらっ、すばらっ」テクテク
煌「……」テクテク
こまき「すばらっ、すばらっ」テクテク
煌「……」ナデ
こまき「? すばらっ?」
煌「ええ」
こまき「?」
煌「すばらですっ」ニコッ
もいっこカン ぼっちじゃないよー
マホー!タコスヂカラガタリンゾー! ウー…マッテクダサイデスー
煌「…ふふっ」
こまき「すばらさん」クイクイ
煌「…?」
こまき「いこ?」
煌「! …ええ」
こまき「すばらっ、すばらっ」テクテク
煌「……」テクテク
こまき「すばらっ、すばらっ」テクテク
煌「……」ナデ
こまき「? すばらっ?」
煌「ええ」
こまき「?」
煌「すばらですっ」ニコッ
もいっこカン ぼっちじゃないよー
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 20:34:24.07 :EDVOGNkM0
――薄墨宅
由子「まさか先生が麻雀できるとは思わなかったのよー」ステ
洋榎「しかも結構上手いんやなー」ステ
美穂子「いえ、そんな…学生時代ちょっとやってただけですよ」ツモギリ
初美「いやいや、ちょっとってかんじじゃないですよー?」ステ
由子「正直びっくりなのよー」ツモギリ
洋榎「ほんま、もうちょっと上手かったらうちと五分やで」
「――ツモや」
美穂子「あら…」
初美「やっぱり洋榎さんがトップですかー」
由子「すごい引きなのよー」
洋榎「ふふん、今日は調子いいでー」
ガチャ
??「お姉ちゃん、恭子お昼寝したでー」
洋榎「おっ、お疲れさん、絹」
――薄墨宅
由子「まさか先生が麻雀できるとは思わなかったのよー」ステ
洋榎「しかも結構上手いんやなー」ステ
美穂子「いえ、そんな…学生時代ちょっとやってただけですよ」ツモギリ
初美「いやいや、ちょっとってかんじじゃないですよー?」ステ
由子「正直びっくりなのよー」ツモギリ
洋榎「ほんま、もうちょっと上手かったらうちと五分やで」
「――ツモや」
美穂子「あら…」
初美「やっぱり洋榎さんがトップですかー」
由子「すごい引きなのよー」
洋榎「ふふん、今日は調子いいでー」
ガチャ
??「お姉ちゃん、恭子お昼寝したでー」
洋榎「おっ、お疲れさん、絹」
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 21:50:50.95 :EDVOGNkM0
洋榎「悪いなー、妹に娘のカテキョなんてやらせてもうて」
絹江「ええよええよ、恭子かわいいし」
美穂子「? 妹さん?」
絹江「! もしかして、幼稚園の先生ですか?」
美穂子「! は、はいっ 福路美穂子といいます」ペコン
絹江「やっぱり!美人さんやって聞いてたからすぐ分かりましたわ!」
美穂子「そ、そんな…」カァ
絹江(うわ、なんやかわいい)ドキッ
「きょ、恭子の叔母の愛宕絹江です」ペコン
「こんなかではいちばん年下で、18です」
洋榎「悪いなー、妹に娘のカテキョなんてやらせてもうて」
絹江「ええよええよ、恭子かわいいし」
美穂子「? 妹さん?」
絹江「! もしかして、幼稚園の先生ですか?」
美穂子「! は、はいっ 福路美穂子といいます」ペコン
絹江「やっぱり!美人さんやって聞いてたからすぐ分かりましたわ!」
美穂子「そ、そんな…」カァ
絹江(うわ、なんやかわいい)ドキッ
「きょ、恭子の叔母の愛宕絹江です」ペコン
「こんなかではいちばん年下で、18です」
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 21:57:12.01 :I+rPIeQ60
可愛い可愛いうちの妹は絹恵やで!
353:>>351素で間違えてた ありがとう:2012/10/27(土) 21:58:51.60 :EDVOGNkM0
美穂子「? お若いんですね」
洋榎「今年から華の女子大生なんやで」エヘン
初美「なんで洋榎さんが自慢げなんですかー」
絹恵「麻雀、混ぜてもらってもいいですか?」
洋榎「じゃあうちと代わろか」
絹恵「うん、ありがと」
由子「場決めなのよー」
美穂子「? お若いんですね」
洋榎「今年から華の女子大生なんやで」エヘン
初美「なんで洋榎さんが自慢げなんですかー」
絹恵「麻雀、混ぜてもらってもいいですか?」
洋榎「じゃあうちと代わろか」
絹恵「うん、ありがと」
由子「場決めなのよー」
357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 22:07:10.72 :EDVOGNkM0
美穂子「そういえば、恭子ちゃんの家庭教師って…?」ステ
絹恵「あー、そんな大したもんやないんですよ」フリフリ
美穂子「?」
絹恵「簡単な漢字ドリルとか、超基礎の英語やってるくらいで」ステ
美穂子「まあ、漢字に英語ですか?すごいわ」ツモギリ
絹恵「そんな、山とか川とか、ABCくらいですから」フリフリ
洋榎「前におつかい行ってから急に勉強したがりになってん」
絹恵「うちもちょうどいいバイトやからってことで」ツモギリ
初美「なんで洋榎さんが教えないんですかー?」ステ
洋榎「……うちもいっかい教えてみたんやけどな」
美穂子「?」ステ
美穂子「そういえば、恭子ちゃんの家庭教師って…?」ステ
絹恵「あー、そんな大したもんやないんですよ」フリフリ
美穂子「?」
絹恵「簡単な漢字ドリルとか、超基礎の英語やってるくらいで」ステ
美穂子「まあ、漢字に英語ですか?すごいわ」ツモギリ
絹恵「そんな、山とか川とか、ABCくらいですから」フリフリ
洋榎「前におつかい行ってから急に勉強したがりになってん」
絹恵「うちもちょうどいいバイトやからってことで」ツモギリ
初美「なんで洋榎さんが教えないんですかー?」ステ
洋榎「……うちもいっかい教えてみたんやけどな」
美穂子「?」ステ
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 22:17:14.09 :EDVOGNkM0
絹恵「お母さんだと勉強ってかんじしない、って言われたんやて」
美穂子「まあ」
初美「あはは、それは分かる気がしますねー」ステ
由子「さすが恭子ちゃんなのよー」ツモギリ
洋榎「……」ブスー
絹恵「お姉ちゃん恭子に甘々やしな」ステ
美穂子「それ、ロンです」
絹恵「!」ドキッ
「あ、あちゃー…先生強いなあ」
美穂子「い、いえ、そんな」
絹恵「お母さんだと勉強ってかんじしない、って言われたんやて」
美穂子「まあ」
初美「あはは、それは分かる気がしますねー」ステ
由子「さすが恭子ちゃんなのよー」ツモギリ
洋榎「……」ブスー
絹恵「お姉ちゃん恭子に甘々やしな」ステ
美穂子「それ、ロンです」
絹恵「!」ドキッ
「あ、あちゃー…先生強いなあ」
美穂子「い、いえ、そんな」
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 22:27:10.13 :EDVOGNkM0
初美「にしても英語ですかー」ステ
「やっぱりあの時の留学生さんがキッカケなんですかー?」
美穂子「?」ツモギリ
洋榎「たぶんそやなー」
「恭子、あの子と文通してるんやで」
美穂子「??」
由子「文通って英語でなのよー?」ステ
美穂子「???」
洋榎「いやいや、そこはさすがに日本語やで」
「向こうも日本語の勉強してるみたいやしな」
美穂子「????」
絹恵「…?」ステ
初美「にしても英語ですかー」ステ
「やっぱりあの時の留学生さんがキッカケなんですかー?」
美穂子「?」ツモギリ
洋榎「たぶんそやなー」
「恭子、あの子と文通してるんやで」
美穂子「??」
由子「文通って英語でなのよー?」ステ
美穂子「???」
洋榎「いやいや、そこはさすがに日本語やで」
「向こうも日本語の勉強してるみたいやしな」
美穂子「????」
絹恵「…?」ステ
363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 22:36:03.17 :EDVOGNkM0
絹恵「先生、もしかして見てません?」
美穂子「あ、えっ?なにがですか?」
絹恵「いや、恭子がテレビ出たの」
洋榎「? 先生もちょっと出たんやで」
絹恵「あ、そうなん?じゃあ見――」
美穂子「ご、ごめんなさいっ!」ペコンッ
洋榎&絹恵「!?」
美穂子「わ、わたし、テレビってよく分からなくて…」
「その、いつやるのか…」
「さ、探したんですけど…」
絹恵「な…」ドキッ
(なんなんこれ!このひと、めっちゃかわいいやん!)ドキドキ
絹恵「先生、もしかして見てません?」
美穂子「あ、えっ?なにがですか?」
絹恵「いや、恭子がテレビ出たの」
洋榎「? 先生もちょっと出たんやで」
絹恵「あ、そうなん?じゃあ見――」
美穂子「ご、ごめんなさいっ!」ペコンッ
洋榎&絹恵「!?」
美穂子「わ、わたし、テレビってよく分からなくて…」
「その、いつやるのか…」
「さ、探したんですけど…」
絹恵「な…」ドキッ
(なんなんこれ!このひと、めっちゃかわいいやん!)ドキドキ
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 22:42:11.30 :EDVOGNkM0
洋榎「あっはっは なんや、それなら言ってくれればええのにー」
美穂子「すいません…」
「こんなことも分からないの、なんだか恥ずかしくって…」カァ
洋榎「ええよええよ、気にせんといてーな」
「そや、なんなら録画したのお貸しするで?」
「ブルーレイとDVDとVHS、どれがええ?」
由子「揃いすぎなのよー」
初美「親バカ全開ですかー」
美穂子「? ぶるう? …??」
絹恵「!」ドキッ
「お、お姉ちゃんっ!」
洋榎「な、なんや絹、急にでかい声出して…」
絹恵「プレイヤーごとお貸ししたらどや?ポータブルのあったやろ」
洋榎「あっはっは なんや、それなら言ってくれればええのにー」
美穂子「すいません…」
「こんなことも分からないの、なんだか恥ずかしくって…」カァ
洋榎「ええよええよ、気にせんといてーな」
「そや、なんなら録画したのお貸しするで?」
「ブルーレイとDVDとVHS、どれがええ?」
由子「揃いすぎなのよー」
初美「親バカ全開ですかー」
美穂子「? ぶるう? …??」
絹恵「!」ドキッ
「お、お姉ちゃんっ!」
洋榎「な、なんや絹、急にでかい声出して…」
絹恵「プレイヤーごとお貸ししたらどや?ポータブルのあったやろ」
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 22:50:06.62 :EDVOGNkM0
洋榎「おお、そやな!さすが絹や!」
美穂子「??」
洋榎「先生、再生する機械も一緒にお貸しするで」
美穂子「! いいんですか?」
洋榎「ええってええって、先生にはぜひ見てもらいたいんや」
美穂子「ありがとうございます」ペコンッ
「…でも、使えるかしら」
絹恵「うっ、うちがっ!」
美穂子「…?」
絹恵「うちが、お教えしますよ、使いかた!」
美穂子「まあ、本当ですか?」パアァ
絹恵「!!」ドキッ
「そらもう!教えるのは慣れてますから!」
洋榎「おお、そやな!さすが絹や!」
美穂子「??」
洋榎「先生、再生する機械も一緒にお貸しするで」
美穂子「! いいんですか?」
洋榎「ええってええって、先生にはぜひ見てもらいたいんや」
美穂子「ありがとうございます」ペコンッ
「…でも、使えるかしら」
絹恵「うっ、うちがっ!」
美穂子「…?」
絹恵「うちが、お教えしますよ、使いかた!」
美穂子「まあ、本当ですか?」パアァ
絹恵「!!」ドキッ
「そらもう!教えるのは慣れてますから!」
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 22:56:28.11 :EDVOGNkM0
洋榎「先生相手に大きく出たなー絹」ケラケラ
絹恵「あっ、すいません、うち…」
美穂子「そんな、気にしないでください…」
「ありがとうございます、絹恵さん」ニコッ
絹恵「!!」ドッキーン
由子「リーチなのよー」
初美「おっ、ここでですかー」ステ
美穂子(これなら…)ステ
絹恵「えっ、これどないしよ」ステ
由子「一発ならずなのよー」ツモギリ
初美「そういえばおつかいの時の雀荘、すっごい強い人いましたねー」ステ
洋榎「あー、ごっついのがおったな」
洋榎「先生相手に大きく出たなー絹」ケラケラ
絹恵「あっ、すいません、うち…」
美穂子「そんな、気にしないでください…」
「ありがとうございます、絹恵さん」ニコッ
絹恵「!!」ドッキーン
由子「リーチなのよー」
初美「おっ、ここでですかー」ステ
美穂子(これなら…)ステ
絹恵「えっ、これどないしよ」ステ
由子「一発ならずなのよー」ツモギリ
初美「そういえばおつかいの時の雀荘、すっごい強い人いましたねー」ステ
洋榎「あー、ごっついのがおったな」
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 23:04:10.24 :EDVOGNkM0
美穂子「? そんなにですか?」ツモギリ
初美「じゃんじゃん和了ってましたからねー」
由子「もしかしたら洋榎より強いかもなのよー」
絹恵「!! そ、そんなことっ――」ステ
由子「ロンなのよー」
絹恵「あっ」
洋榎「絹ー…動揺しすぎやで」
絹恵「うん…」シュン
美穂子「ふふ、お姉さん想いなんですね」
絹恵「!?」ドキッ
美穂子「? そんなにですか?」ツモギリ
初美「じゃんじゃん和了ってましたからねー」
由子「もしかしたら洋榎より強いかもなのよー」
絹恵「!! そ、そんなことっ――」ステ
由子「ロンなのよー」
絹恵「あっ」
洋榎「絹ー…動揺しすぎやで」
絹恵「うん…」シュン
美穂子「ふふ、お姉さん想いなんですね」
絹恵「!?」ドキッ
374:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 23:13:16.86 :EDVOGNkM0
絹恵(ああもう、あかんわ…!)ドキドキ
(なんでこんなかわいいんや!ドキドキするやろ!)ドキドキ
(こんなドキドキするん、お姉ちゃん以ら――…!)ハッ
初美「次いきますかー」
絹恵「……」
「…せ、先生っ!」
美穂子「? なんですか?」
絹恵「せ、先生は……その…」
美穂子「…?」
絹恵「かっ、彼氏とか、いるん…ですか?」
美穂子「!」
絹恵(ああもう、あかんわ…!)ドキドキ
(なんでこんなかわいいんや!ドキドキするやろ!)ドキドキ
(こんなドキドキするん、お姉ちゃん以ら――…!)ハッ
初美「次いきますかー」
絹恵「……」
「…せ、先生っ!」
美穂子「? なんですか?」
絹恵「せ、先生は……その…」
美穂子「…?」
絹恵「かっ、彼氏とか、いるん…ですか?」
美穂子「!」
376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 23:22:07.21 :EDVOGNkM0
初美「あー、たしかに気になりますねー」
由子「先生かわいいから、きっといるのよー」
洋榎「…? 絹、なんで急にそんなん――」
絹恵「もっ、もしかして……結婚とかされてるんですか…?」
洋榎「……絹?」
美穂子「……」
絹恵「…先生」
美穂子「……結婚はしてません」
「…でも」
「お付きあいしているひとなら、います」
絹恵「!!」
初美「あー、たしかに気になりますねー」
由子「先生かわいいから、きっといるのよー」
洋榎「…? 絹、なんで急にそんなん――」
絹恵「もっ、もしかして……結婚とかされてるんですか…?」
洋榎「……絹?」
美穂子「……」
絹恵「…先生」
美穂子「……結婚はしてません」
「…でも」
「お付きあいしているひとなら、います」
絹恵「!!」
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 23:29:59.75 :EDVOGNkM0
由子「やっぱりなのよー」
初美「わー、くわしく聞きたいですー」
美穂子「え、ええと…」
由子「まず、どんなひとなのよー」
美穂子「か、かっこよくて……やさしいひとです」
絹恵「……」
初美「おー 同業のかたなんですかー?」
美穂子「いっ、いえ」
初美「じゃあサラリーマンとかですかー?」
美穂子「…わたしは、よく知らないんですけど、その……」
初美「?」
美穂子「テ、テレビとかに、出てるらしくって…」
絹恵「!」
由子「やっぱりなのよー」
初美「わー、くわしく聞きたいですー」
美穂子「え、ええと…」
由子「まず、どんなひとなのよー」
美穂子「か、かっこよくて……やさしいひとです」
絹恵「……」
初美「おー 同業のかたなんですかー?」
美穂子「いっ、いえ」
初美「じゃあサラリーマンとかですかー?」
美穂子「…わたしは、よく知らないんですけど、その……」
初美「?」
美穂子「テ、テレビとかに、出てるらしくって…」
絹恵「!」
382:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 23:36:12.44 :EDVOGNkM0
初美「え、それってつまり…」
由子「芸能人なのよー?」
美穂子「……」コクン
洋榎「ひゃー、そらすごい」
初美「ぶっちゃけ誰なんですかー?」
美穂子「それはちょっと……」
「…それにテレビでは違う名前を使っているそうなので」
由子「デートとかするのよー?」
美穂子「いえ、その……」
由子「?」
美穂子「……同棲してます」カァ
絹恵「!!」
初美「え、それってつまり…」
由子「芸能人なのよー?」
美穂子「……」コクン
洋榎「ひゃー、そらすごい」
初美「ぶっちゃけ誰なんですかー?」
美穂子「それはちょっと……」
「…それにテレビでは違う名前を使っているそうなので」
由子「デートとかするのよー?」
美穂子「いえ、その……」
由子「?」
美穂子「……同棲してます」カァ
絹恵「!!」
386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 23:43:27.87 :EDVOGNkM0
洋榎「おお!なんやあつあつやな!」
由子「ひゅーひゅーなのよー」
美穂子「……」カアァ
絹恵「……」
初美「ご飯とか作ってあげるんですかー?」
美穂子「…は、はい」コクン
由子「先生のご飯…羨ましいのよー」
初美「わかりますー 幸せの味がしそうですよー」
美穂子「……」カアァ
絹恵「……」
洋榎「おお!なんやあつあつやな!」
由子「ひゅーひゅーなのよー」
美穂子「……」カアァ
絹恵「……」
初美「ご飯とか作ってあげるんですかー?」
美穂子「…は、はい」コクン
由子「先生のご飯…羨ましいのよー」
初美「わかりますー 幸せの味がしそうですよー」
美穂子「……」カアァ
絹恵「……」
387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 23:50:05.70 :EDVOGNkM0
洋榎「…絹、どうかしたんか?」
絹恵「えっ?ええ、なんもっ、なんもあらへんよ」
洋榎「……?」
初美「じゃあじゃあ、そのひとと結婚とか考えてるんですかー?」
絹恵「!!」
美穂子「えっ、あ……結婚、ですか…」
初美「?」
美穂子「……し、したい、ですけど…」
「…どう、なんでしょう……」
由子「のよー?」
美穂子「向こうも、そのつもりでいてくれてるのかは、ちょっと…」
洋榎「…絹、どうかしたんか?」
絹恵「えっ?ええ、なんもっ、なんもあらへんよ」
洋榎「……?」
初美「じゃあじゃあ、そのひとと結婚とか考えてるんですかー?」
絹恵「!!」
美穂子「えっ、あ……結婚、ですか…」
初美「?」
美穂子「……し、したい、ですけど…」
「…どう、なんでしょう……」
由子「のよー?」
美穂子「向こうも、そのつもりでいてくれてるのかは、ちょっと…」
389:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 23:58:17.42 :EDVOGNkM0
洋榎「? なんや、なんか不安なことでもあるんか、先生」
美穂子「そっ、そんなことは…!」
初美「ああ、でもわかりますよー」
「芸能人ともなれば、そういうのも複雑でしょうしー」
美穂子「い、いえ……」
由子「そういえば最近スキャンダルも多いのよー」
美穂子「!」
初美「うーん、やっぱりモテるでしょうしねー…」
由子「しっかり掴まえとかないとなのよー」
美穂子「あっ、あの……」
洋榎「? なんや、なんか不安なことでもあるんか、先生」
美穂子「そっ、そんなことは…!」
初美「ああ、でもわかりますよー」
「芸能人ともなれば、そういうのも複雑でしょうしー」
美穂子「い、いえ……」
由子「そういえば最近スキャンダルも多いのよー」
美穂子「!」
初美「うーん、やっぱりモテるでしょうしねー…」
由子「しっかり掴まえとかないとなのよー」
美穂子「あっ、あの……」
391:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 00:06:17.34 :0nRn5bGD0
初美「ですねー そのひとは毎日帰ってくるんですかー?」
美穂子「……いえ」
初美「んー」
美穂子「で、でも……」
初美「げーのーじんはオオカミですからねー」
美穂子「そ…そんなひとじゃ……」
初美「でも用心に越したことはないですよー?」
美穂子「あ……」
初美「先生優しいですから、つけこん――」
絹恵「もうやめやっ!」バンッ
初美「!」ビクッ
絹恵「先生嫌がってますやんか!」
初美「ですねー そのひとは毎日帰ってくるんですかー?」
美穂子「……いえ」
初美「んー」
美穂子「で、でも……」
初美「げーのーじんはオオカミですからねー」
美穂子「そ…そんなひとじゃ……」
初美「でも用心に越したことはないですよー?」
美穂子「あ……」
初美「先生優しいですから、つけこん――」
絹恵「もうやめやっ!」バンッ
初美「!」ビクッ
絹恵「先生嫌がってますやんか!」
395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 00:13:59.29 :0nRn5bGD0
洋榎「絹、落ち着きやっ」
絹恵「でも!」
初美「…」ビク
洋榎「初美かて悪気があるわけやないで」
絹恵「それは分かってるけど……」
洋榎「絹」
絹恵「……」
「けど…かわいそうやないか……」
「す…好きな……」
「……好きな、ひとのこと、悪く言われたら、そんなん……」
「そんなん……嫌や…」ポロッ
「ぜったい……かなしゅうて…嫌や……」ポロポロ
「うぅ……ぇ…」ポロポロ
洋榎「絹…」
絹恵「うえ、うえええぇえぇええ……」ポロポロ
美穂子「……」
絹恵「うえぇえぇえぇえええええ……!」ポロポロ
洋榎「絹、落ち着きやっ」
絹恵「でも!」
初美「…」ビク
洋榎「初美かて悪気があるわけやないで」
絹恵「それは分かってるけど……」
洋榎「絹」
絹恵「……」
「けど…かわいそうやないか……」
「す…好きな……」
「……好きな、ひとのこと、悪く言われたら、そんなん……」
「そんなん……嫌や…」ポロッ
「ぜったい……かなしゅうて…嫌や……」ポロポロ
「うぅ……ぇ…」ポロポロ
洋榎「絹…」
絹恵「うえ、うえええぇえぇええ……」ポロポロ
美穂子「……」
絹恵「うえぇえぇえぇえええええ……!」ポロポロ
397:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 00:20:05.53 :0nRn5bGD0
美穂子「絹恵さん……」
絹恵「うぇ…ひっ……ごめんなさ…うち、うち……」ポロポロ
美穂子「…」
絹恵「ごっ、ごめ……ひっく…うえぇ……」ポロポロ
美穂子「…」ダキッ
絹恵「!?」ビクン
美穂子「……いいの、謝らないで」
絹恵「せ、せんせ……?」ポロポロ
美穂子「絹恵さん……」
絹恵「うぇ…ひっ……ごめんなさ…うち、うち……」ポロポロ
美穂子「…」
絹恵「ごっ、ごめ……ひっく…うえぇ……」ポロポロ
美穂子「…」ダキッ
絹恵「!?」ビクン
美穂子「……いいの、謝らないで」
絹恵「せ、せんせ……?」ポロポロ
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 00:28:27.89 :0nRn5bGD0
美穂子「…わたしこそ、ごめんなさい」
絹恵「…そんな、なんで」ポロポロ
美穂子「わたしが、しっかりしてないから、悲しませてしまって…」
絹恵「……そんなん」ポロポロ
美穂子「……でも」
絹恵「……?」ポロポロ
美穂子「…うれしかった」
絹恵「……ぃや」ポロポロ
美穂子「うれしかったわ」
絹恵「…ゃや……そんなん…」ポロポロ
美穂子「絹江さん」
絹恵「……そんなん…いわんで、せんせ…」ポロポロ
美穂子「ありがとう」
美穂子「…わたしこそ、ごめんなさい」
絹恵「…そんな、なんで」ポロポロ
美穂子「わたしが、しっかりしてないから、悲しませてしまって…」
絹恵「……そんなん」ポロポロ
美穂子「……でも」
絹恵「……?」ポロポロ
美穂子「…うれしかった」
絹恵「……ぃや」ポロポロ
美穂子「うれしかったわ」
絹恵「…ゃや……そんなん…」ポロポロ
美穂子「絹江さん」
絹恵「……そんなん…いわんで、せんせ…」ポロポロ
美穂子「ありがとう」
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 00:36:40.65 :0nRn5bGD0
洋榎「ちょっとは落ちついたか?」
絹恵「うん…ごめんなさい、わたし…」
初美「わたしこそ、ごめんなさいです」
「先生、絹ちゃん…」
「調子に乗りすぎました、ごめんなさいっ…」ペコン
由子「わたしも、ごめんなさいなのよー」ペコン
美穂子「そんな、わたしも、その……ごめんなさい」ペコン
洋榎「よし、落着やなっ」
由子「のよー」
初美「ですー」
美穂子「はい」
絹恵「うんっ」
美穂子「ふふ」
絹恵「えへへ」
洋榎「ちょっとは落ちついたか?」
絹恵「うん…ごめんなさい、わたし…」
初美「わたしこそ、ごめんなさいです」
「先生、絹ちゃん…」
「調子に乗りすぎました、ごめんなさいっ…」ペコン
由子「わたしも、ごめんなさいなのよー」ペコン
美穂子「そんな、わたしも、その……ごめんなさい」ペコン
洋榎「よし、落着やなっ」
由子「のよー」
初美「ですー」
美穂子「はい」
絹恵「うんっ」
美穂子「ふふ」
絹恵「えへへ」
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 00:43:59.71 :0nRn5bGD0
ワータシトシヨウヨッ ココロガセイテンドキツモショウテン
美穂子「!」
絹恵「…?」
美穂子「で、電話です ごめんなさい、ちょっと出てきます」タッタッ
ガチャ
美穂子「…もしもし」
??『もしもし、美穂子?』
ワータシトシヨウヨッ ココロガセイテンドキツモショウテン
美穂子「!」
絹恵「…?」
美穂子「で、電話です ごめんなさい、ちょっと出てきます」タッタッ
ガチャ
美穂子「…もしもし」
??『もしもし、美穂子?』
405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 00:50:14.32 :0nRn5bGD0
美穂子「う、上埜さん」
久『ちょっと話したいんだけど、今いいかしら?』
美穂子「はい、だいじょうぶです」
久『よかったー 大事な話なのよ』
美穂子「…?」
久『…美穂子、わたしたち、付きあってどれくらいになるかしら』
美穂子「…どうしたんですか、急に」
久『結構長いわよね、なんだかんだいって』
美穂子「え、ええ」
久『…不安にさせたことも沢山あるわね きっと、わたしが思うより』
美穂子「そ、そんな…」
久『それを今さら謝ったりはしないわ』
美穂子「……上埜さん?」
美穂子「う、上埜さん」
久『ちょっと話したいんだけど、今いいかしら?』
美穂子「はい、だいじょうぶです」
久『よかったー 大事な話なのよ』
美穂子「…?」
久『…美穂子、わたしたち、付きあってどれくらいになるかしら』
美穂子「…どうしたんですか、急に」
久『結構長いわよね、なんだかんだいって』
美穂子「え、ええ」
久『…不安にさせたことも沢山あるわね きっと、わたしが思うより』
美穂子「そ、そんな…」
久『それを今さら謝ったりはしないわ』
美穂子「……上埜さん?」
417:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:50:24.49 :0nRn5bGD0
久『…美穂子、聞いてほしいの いいかしら?』
美穂子「え、ええと」
久『…うん って言って、美穂子』
美穂子「う、上埜さん…?」
久『…お願い』
美穂子「!」
「は、はい」
久『…聞いて、美穂子』
美穂子「…はい」
久『……美穂子』
美穂子「……はい」
久『結婚しましょう』
美穂子「!!」
久『…美穂子、聞いてほしいの いいかしら?』
美穂子「え、ええと」
久『…うん って言って、美穂子』
美穂子「う、上埜さん…?」
久『…お願い』
美穂子「!」
「は、はい」
久『…聞いて、美穂子』
美穂子「…はい」
久『……美穂子』
美穂子「……はい」
久『結婚しましょう』
美穂子「!!」
419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:58:12.69 :0nRn5bGD0
久『……』
美穂子「……」
久『…ふう』
『…』
『今夜、家でもう一度、ちゃんとプロポーズするわ』
美穂子「……」
久『指輪も用意したの』
美穂子「……」
久『…美穂子?』
美穂子「! はっ、はい!」
久『返事はその時に聞かせてちょうだい』
美穂子「は…はい…」
久『……』
美穂子「……」
久『…ふう』
『…』
『今夜、家でもう一度、ちゃんとプロポーズするわ』
美穂子「……」
久『指輪も用意したの』
美穂子「……」
久『…美穂子?』
美穂子「! はっ、はい!」
久『返事はその時に聞かせてちょうだい』
美穂子「は…はい…」
421:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:06:42.78 :0nRn5bGD0
久『……もし、あなたが嫌なら…それでも来て、なんて言えない…』
美穂子「上埜さん……」
久『でも』
美穂子「……」
久『待ってるわ、美穂子』
美穂子「!」
久『…じゃあね』
ガチャ ツー ツー
美穂子「……」
久『……もし、あなたが嫌なら…それでも来て、なんて言えない…』
美穂子「上埜さん……」
久『でも』
美穂子「……」
久『待ってるわ、美穂子』
美穂子「!」
久『…じゃあね』
ガチャ ツー ツー
美穂子「……」
423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:14:10.62 :0nRn5bGD0
美穂子「……」
洋榎「お、電話終わったんか?先生」
美穂子「……」
洋榎「? 先生?」
美穂子「! はっ、はい」
洋榎「んー?」
由子「なんかぼーっとしてるのよー?」
初美「上の空ですねー」
絹恵「…なんか、あったんですか?」
美穂子「え、あ……」
美穂子「……」
洋榎「お、電話終わったんか?先生」
美穂子「……」
洋榎「? 先生?」
美穂子「! はっ、はい」
洋榎「んー?」
由子「なんかぼーっとしてるのよー?」
初美「上の空ですねー」
絹恵「…なんか、あったんですか?」
美穂子「え、あ……」
424:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:22:40.47 :0nRn5bGD0
洋榎「? 話したくないことならええで?」
美穂子「そ、そういうわけじゃないんです!」
洋榎「?」
美穂子「あ、あの……いまの…」
絹恵「いまの?」
美穂子「…いまの電話、その……お付きあいしてるひとからで…」
絹恵「…!」
美穂子「……結婚しよう、って」
絹恵「!!」
洋榎「? 話したくないことならええで?」
美穂子「そ、そういうわけじゃないんです!」
洋榎「?」
美穂子「あ、あの……いまの…」
絹恵「いまの?」
美穂子「…いまの電話、その……お付きあいしてるひとからで…」
絹恵「…!」
美穂子「……結婚しよう、って」
絹恵「!!」
427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:30:07.39 :0nRn5bGD0
洋榎「! よかったやないか!先生!」
由子「おめでたいのよー!」
初美「おめでとうございますー!」
美穂子「あ、ええっと…」
絹恵「……」
洋榎「? 先生?」
美穂子「わ、わたし…その、わからないんです」
洋榎「??」
洋榎「! よかったやないか!先生!」
由子「おめでたいのよー!」
初美「おめでとうございますー!」
美穂子「あ、ええっと…」
絹恵「……」
洋榎「? 先生?」
美穂子「わ、わたし…その、わからないんです」
洋榎「??」
428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:38:53.71 :0nRn5bGD0
美穂子「今夜、プロポーズするって、待ってる、って…言われて」
初美&由子「…」
美穂子「すごくうれしいのに…待ち望んだことなのに…」
洋榎「…」
美穂子「すぐにでも…かけていきたいのに……」
絹恵「……」
美穂子「なのに……どうしていいか、わからないの……」ポロッ
「…へ、へんですよね、こんなの……」ポロポロ
「どうしよう……わたし、どうして……」ポロポロ
絹恵「……先生」
美穂子「わたし、わたし……」ポロポロ
絹恵「先生ッ!」ガシッ
美穂子「!!」
美穂子「今夜、プロポーズするって、待ってる、って…言われて」
初美&由子「…」
美穂子「すごくうれしいのに…待ち望んだことなのに…」
洋榎「…」
美穂子「すぐにでも…かけていきたいのに……」
絹恵「……」
美穂子「なのに……どうしていいか、わからないの……」ポロッ
「…へ、へんですよね、こんなの……」ポロポロ
「どうしよう……わたし、どうして……」ポロポロ
絹恵「……先生」
美穂子「わたし、わたし……」ポロポロ
絹恵「先生ッ!」ガシッ
美穂子「!!」
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:46:47.81 :0nRn5bGD0
絹恵「行くべきや、先生」
美穂子「…絹恵さ――」
絹恵「ぜったい行くべきや!先生!!」
美穂子「……」
絹恵「…先生が臆病んなるんは、そのひとのことが好きだからや」
美穂子「…!」
絹恵「そんな怖なるんは、それだけ好きで、ほんとに大好きだからや!」
美穂子「……絹恵さん」
絹恵「行くべきや、先生」
美穂子「…絹恵さ――」
絹恵「ぜったい行くべきや!先生!!」
美穂子「……」
絹恵「…先生が臆病んなるんは、そのひとのことが好きだからや」
美穂子「…!」
絹恵「そんな怖なるんは、それだけ好きで、ほんとに大好きだからや!」
美穂子「……絹恵さん」
431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:54:42.36 :0nRn5bGD0
絹恵「先生の好きは、わたしにもすごい伝わってくるんや」
美穂子「……」
絹恵「ビシバシ伝わってきて、わたしの胸も苦しなるんや、先生」
美穂子「……」
絹恵「……苦しくて、いきもできなくなるんや」
美穂子「……わたし」
絹恵「こんな、こんな好きなのに、行かなどないすんねん、先生!」
美穂子「…絹恵さん」
絹恵「行って!そのひとのとこに行ってや!先生!」
「わたし応援するから!怖いのなくなるくらい応援するから!」
「やから…やから、行って! 先生!!」
絹恵「先生の好きは、わたしにもすごい伝わってくるんや」
美穂子「……」
絹恵「ビシバシ伝わってきて、わたしの胸も苦しなるんや、先生」
美穂子「……」
絹恵「……苦しくて、いきもできなくなるんや」
美穂子「……わたし」
絹恵「こんな、こんな好きなのに、行かなどないすんねん、先生!」
美穂子「…絹恵さん」
絹恵「行って!そのひとのとこに行ってや!先生!」
「わたし応援するから!怖いのなくなるくらい応援するから!」
「やから…やから、行って! 先生!!」
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:02:08.10 :0nRn5bGD0
美穂子「……絹恵さん…わたし」
絹恵「…先生」
美穂子「…わたし、行きます」
絹恵「!」
美穂子「行って、あのひとと結婚します」
絹恵「!!」パアァ
初美「やったですよー!」
由子「よかったなのよー!」
洋榎「これでようやくおめでとうやな、先生」ニッ
美穂子「ありがとうございます、みなさん」ペコン
美穂子「……絹恵さん…わたし」
絹恵「…先生」
美穂子「…わたし、行きます」
絹恵「!」
美穂子「行って、あのひとと結婚します」
絹恵「!!」パアァ
初美「やったですよー!」
由子「よかったなのよー!」
洋榎「これでようやくおめでとうやな、先生」ニッ
美穂子「ありがとうございます、みなさん」ペコン
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 09:12:13.35 :0nRn5bGD0
マジか・・・起きたら水遁くらってた…
どうしよう
どうしよう
451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 09:24:05.02 :MT8TiU+MP
oh…
453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 09:46:43.86 :0nRn5bGD0
やっぱ2Lvだとどうしようもないですね…
あとちょっとなんだけど…またレベルあげて来週くらい、たぶん日か月に
本当にすいません…
あとちょっとなんだけど…またレベルあげて来週くらい、たぶん日か月に
本当にすいません…
455:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 09:51:01.06 :P3wi4Hgg0
乙乙!
楽しみにしてるわ!
楽しみにしてるわ!
457:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 10:10:21.53 :b4tXSa1c0
乙!
楽しみにしとるでー
楽しみにしとるでー
コメント 6
コメント一覧 (6)
けど姫様超絶かわいい
てか、シロの着信音ww
NHKのEDか?
懐かしすぎるw
めっちゃ楽しみにしてんのに(泣)なんでや