モモ「(え…？)」和「っ…」 : 咲 SS

和「桃子さん」モモ「和ちゃん…」
モモ「ネットアイドル…？」霞「……ふふふ」
恒子「モモちゃん、解説よろしく！」モモ「は、はいっす」
モモ「(え…？)」和「っ…」

9：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:25:14.21 ：/y68idQrO

霞「……………………」

霞「…………………」ｸﾙｯ

霞「………………知ってたわよ…来てくれないのよね…」

霞「ふぅ………残念だわ。来てくれたなら、特別に特別な情報を特別に教えてあげないこともなかったのに…」

霞「……………くすん」

初美「(……帰っちゃいましょうかねー)」

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11：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:31:35.36 ：/y68idQrO

frmNさん

sub私がＮだということは

桃子さんには話さないでください。いずれ自分の口から言いますから。他の二人にもそう言っておいてください。

豊音「…Ｎさん。モモちゃん」

豊音「させない…させないよー」

豊音「二人の絆…守ってみせるよー！」

13：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:33:15.31 ：/y68idQrO

恒子「緊急特番！恒子とモモのインハイラジオっすー！」

モモ「わ…わーっすー…(特番ラジオまで…私は一体何者なんすか？)」

モモ「(……考えるっす東横桃子……私はネットアイドルらしいっす…
そしてこの格好……この格好を収めた写真を持つ人物は…そしてあのタイミング…どう考えても……)」

モモ「……和ちゃん…なんすか？」ﾎﾞｿｯ
恒子「はい？和ちゃん？インターミドルチャンプの原村和に注目していると？」

モモ「へ…？」

恒子「へ？」

モモ「…そうっす！清澄高校の原村和ちゃんっす！」ｱﾜｱﾜ

恒子「親しげな呼び方ですねー。もしかしなくても友達同士ってやつですね」

15：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:36:25.85 ：/y68idQrO

モモ「友達っすけど…だ、だからって贔屓してるわけじゃないっすよ！
たまにいじわるっすけど麻雀も強いし優しいし綺麗だしおっぱい大きいし最高っす！」

恒子「確かに彼女のおっぱいはすごいですよねー。
あれでまだ高校一年生…末恐ろしい」

モモ「おっきさだけじゃないっす！張りも弾力もムニュムニュ感も…」

恒子「ムニュムニュ感？なんですかそのどことなく淫猥な響きのする言葉は？」
モモ「(ストップ私！和ちゃんは胸のことは気にしていたんだったっすー！)」

16：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:37:31.76 ：/y68idQrO

モモ「こ…こーこちゃん！胸の話ばっかり広げないで下さいっすー！こーこちゃんのドスケベ！」

恒子「モモちゃんだって乗っかって来たのに！？」

モモ「こーこちゃんが乗せたんす！私は悪くないっす！だから許してっす和ちゃーん!」

恒子「誰と話してるんですかー！？」

19：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:40:16.57 ：/y68idQrO

本番終了後。更衣室にて。

モモ「うぅ……申し訳ないっす。麻雀から話しが脱線しっぱなしで」

恒子「最高でしたよモモちゃん！聴取率、すんごいことになってましたよ！」

モモ「あの…こーこちゃん…私がネットアイドルって話しなんすけど」

恒子「…Ｎさんから話しは聞いてますよモモちゃん。
二次元の壁を超えた影響で記憶が一部欠落していると」

モモ「……………はい、そうなんす。詳しく教えてほしいっす」

21：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:43:56.72 ：/y68idQrO

かなり今更ですが原作と展開がなかなか違います

疑問に感じたらそういうことだと納得してください

24：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:45:14.15 ：/y68idQrO

説明終了

モモ「私がトップランカーのネットアイドル…っすか」

恒子「そうです。飛ぶ鳥を落とし切り、他のファンを奪い、僅かな期間で覇権を握り、
現実世界にその名を広めるネットアイドルモモ！それがモモちゃんです！」

モモ「………その、ホームページの管理人のＮさんという人は…和ちゃん…なんすか」

恒子「いえ、彼女は我々の指示に従うよう協力してもらっただけで無関係ですよ」

26：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:47:49.66 ：/y68idQrO

モモ「なんだ、そうっだったんすか。そうっすよね…和ちゃんにはあんまり見せないでって言ったっすし」

恒子「(あの子にこう言っておけば信じると言われた時は
無理があると思ってたけど、あっさり信じるんだ…)」

恒子「…モモちゃん。これ、モモちゃんの携帯です。
脱がせた時こちらで預かっておきました」ｽｯ

モモ「……あー！!忘れてたっす！先輩達とは別行動を取ってそのまま…！」ﾊﾟｯ
モモ「うわわわ…先輩から鶴賀の皆から着信やらメールやらこんなに…！」

30：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 19:58:21.11 ：/y68idQrO

恒子「あ、事情は全部まるっとこちらから説明しました。
荷物もスタッフがモモちゃんの泊まる所に送っておいたんで安心してください」

モモ「……泊まる所…？」

恒子「モモちゃんはアイドルなんです。万が一民家に宿泊していることが割れたら辺りが騒ぎになりますし…
ご友人に迷惑がかかるのは嫌でしょう？と、もっともらしい理由を付けましたが此方の都合が
第一なわけで…せめてものお詫びにモモちゃんのご友人方の食費をこちらで賄わせて頂きますので、ご容赦ください」

モモ「そ…そんな好待遇を…」

33：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:07:46.54 ：/y68idQrO

恒子「なんせモモちゃんですからねー」

モモ「(ネットアイドル人気がここまでとは…あのおっぱいお化けの言っていた
ことは本当だったんすか…機会があれば謝っておくっすかね…)」

恒子「モモちゃんはですね、モモちゃんの想像を絶するスーパーネトアなんですよ。
この程度で驚いていたら心臓が持ちません」

モモ「…そーいえばこーこちゃんはなんで私に敬語なんすか？」

35：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:14:15.07 ：/y68idQrO

恒子「モモちゃんにタメ口なんてきけるわけないですよ！狂信者として！」

モモ「いいっすよタメ口で。大会の間はコンビを組むわけっすし、
大人に敬語で接されるのはむず痒くてたまらないっす」

恒子「……………モモちゃん…私…生きててよかった…」ﾌﾙﾌﾙ

モモ「大げさな…」

恒子「この感動に暫く浸っておきたいところだけど、泊まる場所に案内しなきゃなんで…さぁモモちゃん。早く着替えて着替えて～」

36：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:16:23.57 ：/y68idQrO

モモ「はいっす」ﾇｷﾞﾇｷﾞ

恒子「………」ｼﾞｰ

モモ「…………あの」

恒子「着替えて着替えて～」ｼﾞｰ

モモ「うぅ…助けてっす…和ちゃん」

39：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:20:28.29 ：/y68idQrO

夜。ホテルにて。

モモ「はぁ…今日は特別濃い１日っすね…」

モモ「(私がネットアイドルで…大人気で…解説役で………)」

モモ「(誰が私をネットアイドルに…？和ちゃんじゃないとすると…)」

モモ「うぅー…ダメっす！わかんないっすー！!」

41：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:24:32.76 ：/y68idQrO

モモ「つーか…私に解説なんて無理っすよこーこちゃーん!全国選手の牌譜は目を通してあるっすけど…」

モモ「私は打ち筋はトンデモじゃないんすよ！!怪物達のイレギュラーな
トンデモ一打が飛び出したら解説できるわきゃないっすー!」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｼﾞﾀﾊﾞﾀ

モモ「つーかつーか、あの格好は勘弁してほしいっすー！生き地獄っすー！」

モモ「先輩め…！なーにが良い経験になるだろうっすか！だったらやってみろって話っすよ!
ネットアイドルゆみとして華麗にデビューしてみろってんすよ!」ｶﾞｰッ！

43：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:31:12.11 ：/y68idQrO

モモ「…考えることが山積みで…知恵熱起こしそうっす…」

モモ「………夜風にでも当たってくるっすかね…」

廊下にて

モモ「はぁ…どうしたもんっすかねぇ…ん？」

？「………」ｽﾀｽﾀ

モモ「(あの後ろ姿は…)」

44：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:34:47.52 ：/y68idQrO

桃子「和ちゃん…」

和「……え？」ｸﾙｯ

モモ「和ちゃーん！やっと会えたっすー！!」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞッ

和「桃子さん！？どうしてここに!？」

モモ「和ちゃーん！」ｷﾞｭｰ

和「ひゃっ…！？桃子さ…」

46：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:37:01.92 ：/y68idQrO

モモ「あぁ…ひさしぶりっす…このムニュムニュ感…感無量っす…」ｷﾞｭｰ

和「桃子さん…気持ちは嬉しいのですが、公共の場での過度なスキンシップは…」

モモ「大丈夫っす。最近見える人は増えてきたとは言え基本見えないっすから、
傍目には和ちゃんが一人であわあわしてるようにしか見えないっす」

和「……なにが大丈夫なんですかそれ？」

モモ「なにかがっす」ｷﾞｭｰ

47：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:38:54.21 ：/y68idQrO

和「はぁ…まったく…」

モモ「えへへー」

和「あの…桃子さんはなんでここに？」

モモ「ここに泊まるようこーこちゃんに言われたっす」

和「(聞いてませんよ…)」

49：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:41:38.61 ：/y68idQrO

モモ「和ちゃん。今から用事はあるっすか？」

和「少し夜風にでも当たろうかと…」

モモ「奇遇っすね。私もっすよ」

和「桃子さんも…ですか？」

モモ「はいっす。一緒に散歩しようっす。話したいことも山ほどあるんすよ」

51：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:45:04.61 ：/y68idQrO

和「(桃子さん…まだ自分の立場がわかってないんですね)」

和「桃子さん。よろしければ、桃子さんの部屋でお話ししませんか？」

モモ「……それって、二人っきりでお話しってやつっすか？」

和「やつですよ」

モモ「断る理由がないっす！さぁいくっすよー！」ｸﾞｲｯ

和「引っ張らなくとも私は逃げませんよ」ｸｽｸｽ

53：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:48:38.08 ：/y68idQrO

和「(…逃げませんよ…今は)」

モモ部屋にて

モモ「和ちゃん！ひどいっすよー！和ちゃんまで
グルになって私をはめて!」

和「すみません。麻雀界の進退を決める大切なことだと力説されまして…」

モモ「私の解説で衰退するような麻雀界なら滅んでしまった方が世のためっす」
和「(…あんな薄っぺらい嘘を…信じてるんですね)」ｽﾞｷｯ

和「(…今、言ってしまいましょうか)」

和「桃子さん」

54：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:51:45.63 ：/y68idQrO

モモ「なんすか？」

和「…………」

モモ「………和ちゃん？」

和「驚きましたよ。桃子さんがネットアイドルで大会の解説役で…凄いですね」

モモ「そうなんすよ和ちゃん！断っておくっすけどネットアイドルは
私の趣味じゃないっすよ！？これは誰かの陰謀っす！」

和「陰謀って…」

57：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:56:12.34 ：/y68idQrO

モモ「先輩が怪しいっす。あの女、しらばっくれてたっすけど
最近みょーに先走った行動取って滑り倒してるっすから可能性は一番高いっす」

和「ゆみさんが…ですか？」

モモ「和ちゃん、先輩には見せてるんすよね」

和「えぇ、画像データは全て送っていますが…」

モモ「間違いないっす…！先輩の仕業っす…！動機はよかれと思ってやったってところっすね…！」

58：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 20:59:36.86 ：/y68idQrO

和「しますかねゆみさんが…」

モモ「和ちゃんは知らないだろうけど、最近の先輩は
よかれと思ってやったことが全部裏目ってるんすよ」

和「…うちの部長もです」

モモ「そっちの部長さんも大分突っ走ってるらしいっすね…堂々と優勝宣言とは恐れ入ったっす」

和「私は勝つ気しかありませんから、気にしていません」

モモ「和ちゃん。かっこいいっす…」

60：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:07:17.11 ：/y68idQrO

和「大会に出る以上誰もが優勝を目指すわけですから、
言い方は少々挑発的でしたが部長は当たり前のことを言ったまでです」

モモ「和ちゃん最高っす…!ミスパーフェクトっす！」

和「最高のネットアイドルモモちゃんに一番注目されているわけ
ですからね、弱音は吐いていられませんよ」ﾆｺｯ

モモ「……………聴いてたんすね、あれ」

和「えぇ、隅々まで拝聴させて頂きました」ﾆｺﾆｺ

63：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:08:45.34 ：/y68idQrO

モモ「……隅々までっすか？」

和「えぇ、隅々までです」ﾆｺﾆｺ

モモ「……」

和「ムニュムニュ感とは、なんですか？」ﾆｺﾆｺ

64：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:10:58.27 ：/y68idQrO

モモ「………」

和「桃子さん、仏の顔も三度までという諺があるのですが、知ってますか？」ﾆｺﾆｺ

モモ「し…知らないっす…和ちゃんは博識っすねー」

和「…………」ﾆｺﾆｺ

モモ「う…」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

和「…………」ﾆｺﾆｺ

66：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:15:30.14 ：/y68idQrO

モモ「うわぁぁぁぁー!!」ｷﾞｭｰ

和「急になんですか!？」

モモ「もう我慢の限界っす！いいじゃないっすか!いいじゃないっすか!
良いものを良いといって何が悪いんすか!？最高っす！和ちゃんの体は最高なんすー！」ｽﾘｽﾘ

和「んっ…！も…桃子さん！どこに顔を擦り付けてるんですか!？」ｶｧｧｧッ

モモ「胸っす！見りゃ分かるじゃないっすか！」ｽﾘｽﾘ

70：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:20:43.02 ：/y68idQrO

和「やっ…！桃子さん、止めっ…」

モモ「嫌っす！和ちゃんが私のこと許してくれるまで止めないっす！
いつか言おうと思ってたんすけどね、和ちゃんはずるいっす！私のこと何度も何度もはめておいて…
なのに…なのにちょっと私が和ちゃんのおっぱいに触れただけでオーラ漲らせて凄んで…！」ﾑｷﾞｭｰ

和「ひぅっ…!胸に顔を埋めないでください！」

モモ「埋められるのが悪いんすー！」ﾑｷﾞｭｰ

和「許します！許しますからー！」

74：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:26:16.61 ：/y68idQrO

数分後

和「………」

モモ「ゆ、許してくれるんすよねー…？」

和「…許します。許します。許しますよえぇ」

モモ「あう…」

モモ「(私…逆ギレが癖になってるんすかね…早期に治療しないと…取り返しのつかない過ちを犯す前に…)」ﾁﾗｯ

和「…………」ﾂｰﾝ

75：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:28:31.01 ：/y68idQrO

モモ「(手遅れの予感…!)」

和「………くすっ」

モモ「…？」

和「…私達、会う度会う度、似たようなやりとりを繰り返してますよね」

モモ「…そっすね。主犯は私っすけど」

78：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:36:48.08 ：/y68idQrO

和「不思議と、飽きないです。何度も何度も繰り返しているのに…何度でも繰り返せそうです」

モモ「……私もっすよ…」

和「(………いずれ…いずれは言います。時間ならまだあります…もう、何日かくらいは)」

モモ「(私ももっと和ちゃんと………清澄の初戦は三日目…とはいえ調整なりなんなりやることがあるっす…
メールや電話も、麻雀に集中しなきゃならない時にするのは非常識っすし…
私も私で終日までやることだらけ……ホテルに居る時も私にばかり付き合わせるわけにはいかないっすけど…)」

モモ「(今日くらいは…いいっすよね)」

79：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:38:36.71 ：/y68idQrO

モモ「あ…あの」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

和「なんですか？突然しおらしくなって」

モモ「今日は…一緒に…」

ﾌﾟﾙﾙﾙ

モモ「……………」

和「…携帯、鳴ってますよ？」

モモ「…………」ｽﾁｬッ

80：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:41:06.74 ：/y68idQrO

着信先輩

モモ「……なんすか先輩？」

ゆみ「モモ。実は言い忘れていたことがあったんだがな、
モモが泊まっている所に和も泊まっているそうなんだ。あぁ、安心しろ。
和には秘密にしているからアポなしサプライズも可能だ。どうだ、私も気が利くだろう!？」

モモ「先輩…」

ゆみ「礼ならいらんぞ」ﾌッ

モモ「全国大会が終わったら肖像権侵害で訴えるっすから、
今のうち腕の良い弁護士に相談しておくといいっす」

ゆみ「なんの話しだ！？」

82：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:48:12.11 ：/y68idQrO

モモ「じゃ、月１くらいで面会には行くんで」ﾌﾟﾂｯ

ゆみ「ちょ…！」

モモ「……くそぅ……くそぅ…!先輩め…先輩め…私の勇気を返せっす…!」

和「ゆみさんから、だったんですか？話しの途中で切ったように見えましたが…」

モモ「いいんす…十分情けはかけたっすから」

84：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:49:30.27 ：/y68idQrO

和「…それで、桃子さん。先ほど何か言いかけていたようですが…」

モモ「う…さっきの話しはっすね…その」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

和「…………」

モモ「(気張るっすよモモ！萎んだ勇気を膨らますっす！)」

モモ「あの…和ちゃんさえよければ……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

86：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:54:08.18 ：/y68idQrO

和「…………」

モモ「嫌じゃなければ…嫌だったら遠慮なく断っていいんすよ？」

和「…………はい」

モモ「それを踏まえた上で…その、聞いてほしいんすけど…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

和「…………」

モモ「…………今日はずっと一緒に…いてくんないっすか？」

88：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 21:57:39.29 ：/y68idQrO

和「……いいですよ」

モモ「…い、いいんすか…!？」

和「……良い思い出になりそうですし」ﾎﾞｿｯ

モモ「…良い…思い出…？」

和「こちらの話しです。気にしないでください」

モモ「(良い…思い出…って…まさか)」

89：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:00:48.07 ：/y68idQrO

(だ、だめっすよ和ちゃん……私は…そんなつもりで誘ったんじゃ…)

(嘘ですね。期待していたくせに。素直になれないなら素直にしてあげますよ)

(やっ…！？いやっ…す…のどかちゃん………)

(嫌なんですか？こんなに体を熱くしておいて、嫌だ…と？)

(うぅぅ…そんなに触られたら誰だってこうなるっすよ…)

91：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:03:48.01 ：/y68idQrO

(はぁ…ゆみさん、可哀想ですね。可愛がっている後輩が誰に触られても感じるようないやらしい子だったなんて…
申し訳ないと思わないんですか…？全国のモモちゃんファンにも謝らなきゃいけませんね)

(う…うぅぅぅ…違うっす…私は…そんな女じゃないっす…)

和「……桃子さん？桃子さーん？」

モモ「……の……和ちゃん…私は…私は…！」ｶｧｧｧッ

和「はい…？」ｷｮﾄﾝ

95：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:12:43.26 ：/y68idQrO

モモ「雰囲気に流されるような軽い女じゃないっすー！!」

和「どうして怒られてるんですか私！？」

モモ「つ、ついでにドＭでもないっす！優しくされるならされるで…！」

和「桃子さん、話しの主旨がさっぱり…」

モモ「種子…!？」

97：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:14:27.48 ：/y68idQrO

和「なにに驚いたんですか!？私、変なこと言いましたか!？」

モモ「和ちゃん…！私達まだ高校生なんすよ！？なのに
和ちゃんが…和ちゃんがそんな獣だったなんて…!」

和「桃子さん深呼吸、深呼吸して落ち着いてください…！」

モモ「ラマーズ法なんてまだ覚える必要ないっすー！」

和「会話してくださいー！」

98：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:18:16.16 ：/y68idQrO

数分後

和「桃子さん。確かにあの手のやりとりは飽きないと言いましたよ？
でもですね、間を空けてくれませんか？体力、なかなかに消耗するんですよ」

モモ「はい…はいっす…肝に命じるっす…」ｾｲｻﾞｯ

和「ふぅ……じゃあ私、着替えとかエトペンとか、持ってきますんで」ｽﾀｯ

モモ「い…いってらっしゃいっすー」ﾋﾗﾋﾗ

99：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:19:38.70 ：/y68idQrO

廊下にて

和「(……すみません。すみません桃子さん)」ｽﾀｽﾀ

和「(桃子さんにとって…辛い思い出になるとわかっていて…私は)」ｽﾀｽﾀ

和「(桃子さん…私との思い出など塗り潰せるほどに、たくさんたくさん
良い思い出が出来るはずです…忘れられるはずですから…)」ｽﾀｽﾀ

和「(……そうだ)」ｽﾁｬッ

104：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:27:45.75 ：/y68idQrO

ﾌﾟﾙﾙﾙ

恒子「はいはーい」
和「福与さん…どういうことですか？なぜ桃子さんが
同じ宿に泊まることを教えてくれなかったんですか？」

恒子「あ、ばったり出くわしたんだ。びっくりした？ねぇびっくりした？」

和「…しましたよ」

恒子「ならばっちりだ」

和「…なにがですか？」

恒子「関係してること、知られたくないんでしょ？
ばったり出くわした時に素でびっくりすれば駄目押しになるかなぁって」

和「………余計なお世話です。嘘をつくのは、慣れてますんで」ﾌﾟﾂｯ

105：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:29:28.15 ：/y68idQrO

ガチャッ

咲「和ちゃん。おかえり」

和「…咲さん。他の方々は？」

咲「優希ちゃんはタコス分を補充しに、部長は用事があるからってどこかに、
染谷先輩は監視する必要があるからって部長について行ったよ」

和「そうですか…咲さん。私も用事ができました」

咲「えっ…」

和「桃子さんと同じ部屋に泊まることになりまして…あ、今日だけですよ？」

106：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:31:27.45 ：/y68idQrO

咲「東横さん…？なんでここに？」

和「なんで、でしょうね。ほんと…なんでですかね」ｳﾂﾑｷ

咲「…………和ちゃん」

和「そういうことなんで、他の方々にもそう伝えておいてください」

咲「うん…」

107：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:35:01.29 ：/y68idQrO

和「咲さん…あの」
咲「和ちゃん。東横さん、待ってるんでしょ？早く行かなきゃ」

和「……そうですね。」ｺﾞｿｺﾞｿ

咲「………」

和「着替えと…エトペンと…あと歯ブラシと…よし。咲さん、ではまた明日」

咲「うん。またね」
ｶﾞﾁｬﾝ

109：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:35:50.07 ：/y68idQrO

咲「………東横さん…ここにいるんだ」

咲「(東横さんと仲良くなるチャンス…だけど)」

咲「私も行ったら…迷惑だよね」

咲「…明日にしよう。うんっ」

111：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:43:03.66 ：/y68idQrO

モモ部屋にて

モモ「(………和ちゃん…和ちゃんがここに…一晩…私と…）」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

（桃子さん。あんなにだめだ嫌だと言っておいて
抵抗のひとつもしないなんて…淫らな人ですね）

（…抵抗はしたっすよ…和ちゃんが力ずくで……）

（へぇ…なら…ほら、力を抜いてあげましたよ。遠慮なく振り解いてください）

（あ…ぅ）

（どうしました？ほら早く。早くしないと…ひどいこと、しちゃいますよ？）

112：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:45:26.34 ：/y68idQrO

モモ「（あぁぁぁ！静まれ！自重しろっす！私の妄想！つーかなんで私ん中の和ちゃんは
ドＳなんすか!？和ちゃんは優しい子っす！もっと優しくしてくれるはずっすー！）」

ｶﾞﾁｬﾘ

和「桃子さん、お待たせしました」

モモ「和ちゃん…!？ほ…本物っすよね！？優しい和ちゃんっすよね！？」

和「私に偽物がいるんですか？」

モモ「…こ…こっちの話っす…」

114：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:50:23.89 ：/y68idQrO

和「桃子さん…今日はずっと変ですよ。疲れが溜まっているんじゃないですか？早めに眠ったほうがいいのでは？」

モモ「…そうっすね。シャワー浴びてくるっす」ﾄｺﾄｺ

和「どうぞごゆっくり」

モモ「あ、和ちゃんは」

和「私はもう済ませましたから」

116：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:52:40.40 ：/y68idQrO

モモ「そうっすか…」ｶﾞｯｸﾘ

和「え？ご、ごめんなさい？」

モモ「いいんす…私の邪悪な脳みそが厄すぎるんす…」ﾄｺﾄｺ

シャワータイム

モモ「はぁぁぁぁ…」

モモ「またまた和ちゃんに
余計な気を遣わせちゃったっす…」

118：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 22:54:03.33 ：/y68idQrO

モモ「（まさか正直に己の妄想をぶちまけるわけにも…）」

モモ「（…ぶちまけたらどうなるっすかね………）」

モモ「（………気持ち悪いっすよね…同性相手に）」

モモ「（友達相手に…）」

121：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:00:01.38 ：/y68idQrO

モモ「…………消え去れっすネガティブ!」

モモ「（悟られなきゃいいんす…そうすりゃずっと友達同士でいられるっす）」
モモ「……友達同士で」

部屋にて

和「……どうしましょうか」

モモ「和ちゃん。お待たせっすー」

122：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:01:11.36 ：/y68idQrO

和「桃子さん、あの、布団が…」

モモ「……布団？」

和「……はい…」

モモ「あ…」

和「どうしますか？」

124：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:03:18.51 ：/y68idQrO

モモ「い…一緒に寝る…とかどうっすか！？友達同士っすし!嫌っすか、嫌っすよね、
気持ち悪いっすよね、暑苦しいっすよね、変な提案をしてすんませんっす!」ｱﾜｱﾜ

和「構いませんよ」

モモ「さ…採用っすか…!？」

和「他にどうしようもないですし…あ、今日はエトペンがあるので何時かのように寝ぼけて
抱きしめるようなことはありませんから安心してください」

125：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:04:28.45 ：/y68idQrO

モモ「それはざんねん…」

和「残念？」

モモ「はっ…!？」

モモ「（欲望に忠実過ぎるっすよ私ー！？なーにが悟られなきゃ…
っすか！もうテンパってんじゃないっすか！？）」

和「抱きしめられるの…嫌じゃないんですか？」

127：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:05:36.90 ：/y68idQrO

モモ「（…変に否定するより認めたほうがいいっすかね）」
モモ「そりゃ…今日も和ちゃんを出会い頭に抱きしめてる
くらいっすから…抱きしめられるのも嫌じゃないっす」

和「でも前は…」

モモ「エトペンの代わり扱いが嫌だったんす。私、太ってないっすもん」ﾌﾟｸｰ

和「…そうですか」
モモ「はいっす」

128：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:10:36.64 ：/y68idQrO

和「（嫌じゃない…ですか）」

モモ「（…あれ？なんか考え込んでるっす…やっちまったっすか私…！？
振り込み飛び終了なんすか！？いやでも…漫画じゃハグはよくあるスキンシップで…！）」

和「桃子さん…お願いがあるのですが」

モモ「…ぜ…絶交っすか？」

131：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:13:10.71 ：/y68idQrO

和「違いますよ。なんですかその急展開は？」

モモ「…よかったっす」ﾎｯ

和「まぁ、不躾さで言えば同等かもしれませんね…」

モモ「えっ…」ﾋﾞｸｯ

和「あの……」

132：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:14:49.26 ：/y68idQrO

モモ「………」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

和「桃子さんのこと、抱きしめて寝てもいいですか？」

モモ「………ほぇ？」

和「最近、眠りが浅いのかいくら寝ても疲れがとれなくて…
ですが、桃子さんを抱きしめて寝た時はぐっすり眠れた気がするんです」

モモ「(…私は妄想と現実の区別が付かないほど末期じゃないっす。つまり…これは現実)」ﾎﾞｰッ

134：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:17:29.55 ：/y68idQrO

和「エトペンの代わり…じゃなくて、桃子さんがいいんです」

モモ「っわわわ、私が…っすか…！？」ドｷｰﾝ

和「はい…」ｺｸﾘ

モモ「(和ちゃんが私がいいって私がいいって私がいいって…！)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

和「いい、ですか？」

138：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:24:48.88 ：/y68idQrO

モモ「もももちオッケーっすよ！和ちゃんの好きにしてくださいっす！」

和「ありがとうございます」ﾆｺｯ

モモ「…ぅあ……」ﾌﾟｼｭｰ

モモ「(和ちゃんの笑顔…いつ見ても破壊力抜群っす…親の役満っす…)」

140：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:27:29.51 ：/y68idQrO

布団in

モモ「(うわっうわわわ…!近い…近いっす！)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

和「桃子さん…抱きしめますよ？」ｼﾞｰ

モモ「(この距離でじっと見つめられるのは…精神的に堪えるっすー！)」

モモ「…どうぞっす」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

和「…失礼します」ｷﾞｭｰ

141：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:29:08.05 ：/y68idQrO

モモ「う…(むちむちが…おもちが…抱きしめるときより強く自己主張してくるっすー…!)」

和「痛くないですか？」ｷﾞｭｰ

モモ「全然…痛くないっす…むしろ気持ち良いっす…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

和「私も…暖かくて…気持ち良いです」ﾄﾛｰﾝ

モモ「(エロくないっす…エロくないっすよモモ…！健全な…健全なセリフっす…！)」

144：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:34:57.29 ：/y68idQrO

和「…桃子さん………おやすみなさい…」

モモ「おやすみ…なさいっすー…」

和「……………ぐぅ」

モモ「(…気持ちよさそうな寝顔っす…)」

和「………んん…」

147：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:36:52.56 ：/y68idQrO

モモ「(…………顔…綺麗っすー…)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

和「……すぅ………」

モモ「(…眉毛…整ってて…まつげ長くて…目鼻立ちもくっきりしてて……唇…)」

和「…………」

モモ「(……唇…)」

148：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:41:21.11 ：/y68idQrO

和「…………くぅー」

モモ「(み…見なきゃよかったす…！)」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

モモ「(……うあー…！目を離せないっすー…！)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

和「………んー…」

モモ「(……悪魔が…悪魔が私の耳元で…甘言を囁くっすよー…！)」

151：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:47:48.02 ：/y68idQrO

モモ「(…ここが正念場っすよ…！踏ん張れ私の理性……！)」

和「ん…」ｷﾞｭｰ

モモ「(………理性…理性…!友達同士の関係を維持するためにー！)」

和「………すぅ」

モモ「(…うぅ…和ちゃん…私の気も知らないで…私を誘惑して…ぐっすり眠って…)」

152：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:51:29.57 ：/y68idQrO

モモ「(……もしかして…誘ってるんすか？)」

モモ「(…友達同士で、抱きしめて寝たいなんて…ありえるんすか？)」

(桃子さん…してくれないですか？…意気地なし)

モモ「(…理性理性理性理性理性……!都合のいい妄想に負けるなっすモモ！)」

？「………」ｼﾞｰ

モモ「(なにやら視線…！)」

153：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/06(火) 23:53:50.09 ：/y68idQrO

エトペン「………」

モモ「(…エトペン。あなたのご主人様は私の大切な友達っす…信じてっす…)」

和「…………桃子さん…」ｷﾞｭｰ

モモ「ひゃいっ……!」ﾋﾞｸﾘッ

和「………」

158：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:03:12.52 ：IPUCqzp8O

モモ「…はー……寝言っすか…」

和「…んぅ…桃子さん…桃子さぁん…」

モモ「(…エトペン…！私に力を…！)」

早朝

恒子「おはよーございまーす」

恒子「ふふふふふふ…早朝といえば寝起き…寝起きといえばドッキリ。
寝起きドッキリといえばアイドル。それが日本の常識」

159：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:05:16.12 ：IPUCqzp8O

恒子「いざいかん…！」

ｶﾞﾁｬﾘ

恒子「…失礼しまー」ｺｿｺｿ

和「……すぅ…」ｷﾞｭｰ

モモ「……ぐぅ……」ｷﾞｭｰ

恒子「(スキャンダール!!)」

恒子「…えー…あー…」

恒子「失礼しましたー…」ｺｿｺｿ

162：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:09:09.71 ：IPUCqzp8O

和「………ん…」ﾑｸﾘｯ

モモ「すー…」

和「(……何時もより早くに目覚めたのに頭が冴えてる。こんなに寝覚めのいい朝を迎えるのは久しぶり…)」

モモ「……ん」ｷﾞｭｰ

164：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:14:36.21 ：IPUCqzp8O

和「きゃっ」

モモ「…えへへ…のどかちゃーん」

和「桃子さん…」ﾄﾞｸﾝッ

モモ「……すぅ…」

和「(気の迷いじゃなく…私は……友達相手に。同性相手に…)」

165：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:17:20.74 ：IPUCqzp8O

モモ「……んん…」

和「(これで正真正銘退路はなくなりました…私は彼女の
傍にいるべきではないことがはっきりわかりました)」

モモ「んー…」ﾊﾟﾁﾘッ

和「おはようございます桃子さん」ﾆｺｯ

モモ「…おはよーございまっす」ﾑｸﾘｯ

167：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:22:25.48 ：IPUCqzp8O

モモ「…和ちゃん。もう起きたんすか。私、早めに出るっすから…ここで寝ててもいいっすよ？」

和「眠くはありません。ぐっすり眠れましたので」

モモ「そうっすか…ぐっすり眠れたっすか」

和「はい。それはもうぐっすり」

モモ「…よかったっす…和ちゃんの役に立てて」ﾆｺｯ

168：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:24:14.97 ：IPUCqzp8O

和「っ………」

モモ「和ちゃんにはお世話になってばっかっすから
…お返しがしたかったっすけど、何をしたらいいのか思い付かなくて…」

和「…桃子さん………」ｽﾞｷｽﾞｷ

モモ「だ…だから、眠れない時は…また…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

モモ「………」

180：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:49:07.94 ：IPUCqzp8O

和「電話…出ないんですか？」

モモ「あーもう…!くそぅ…!先輩だったら絶対に許さないっす…！」ｽﾁｬッ

着信

こーこちゃん

モモ「こーこちゃんなら仕方ないっす」

182：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:52:00.81 ：IPUCqzp8O

モモ「おはようっすこーこちゃん」

恒子「お、おはよーモモちゃん。よく眠れたかなー？」

モモ「はいっす。ばっちりぱっちりっす」

恒子「よきかなよきかな。今から迎えに行くから、身支度は済ませておいてね」

モモ「りょーかいっす」

恒子「じゃまた後ほど」

183：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 00:56:42.53 ：IPUCqzp8O

モモ「ういっすー」ﾌﾟﾂｯ

和「福与さんからですか」

モモ「そっす。迎えに来るそうっすよ」

和「そうですか。ならはやく支度しなきゃいけませんね」

モモ「あの、和ちゃん…」

185：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 01:03:37.23 ：IPUCqzp8O

和「支度、私も手伝います。寝癖すごいですよ。梳いてあげますね」

モモ「あぅ…」

ホテル前

モモ「結局言えず終いっす…」

恒子「おはよーモモちゃん。今日も１日がんばろう！」

186：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 01:04:54.15 ：IPUCqzp8O

モモ「……許さないっすよこーこちゃん」

恒子「え…起きてたの…!？あの、撮ってはないよ！？」

モモ「…え？」

恒子「しまっ…」

モモ「こーこちゃん…？」

恒子「…いやー今日もスカッと爽やか快晴だね。仕事にも精が出るってもんだー」

モモ「………」ジー

189：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 01:11:05.69 ：IPUCqzp8O

色々とすっ飛ばし、夜。ホテルの廊下にて

モモ「つ…疲れたっす……労働基準法とは何だったのか…」ﾌﾗﾌﾗ

モモ「シャワー浴びて…歯を磨いて…布団にダイブしたいっす…」ﾌﾗﾌﾗ

咲「あ、東横さん。お帰りなさい」

モモ「」

190：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 01:19:27.93 ：IPUCqzp8O

モモ「みみみみみ宮永さん！？どうして私の部屋の前に！？」

咲「和ちゃんに聞いたんです」

モモ「(和ちゃん…どういうつもりっすか…!？
私を生け贄に捧げて何を召喚するつもりなんすか！？)」

咲「事前に連絡もなく訪ねてすみません」ﾍﾟｯｺﾘﾝ

モモ「い、いえ…どうぞお構いなく…それで…その…御用件をお伺いしてもよろしいっすか…？」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

192：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 01:22:46.09 ：IPUCqzp8O

咲「東横さん…私と…」

モモ「(私と…なんすか！？麻雀っすか！？楽しまされるっすかー！？)」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

咲「と…友達になってください！」

モモ「…とも…だち？」

咲「はいっ…！和ちゃんから東横さんの話を聞いている内に、
だんだん興味が湧いて…私も友達になれたらと思うようになって…」

194：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 01:26:50.15 ：IPUCqzp8O

モモ「(…宮永さんが…私と友達に…？)」

咲「あの…だめですか？」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

モモ「(か…可愛い)」

モモ「…オッケーっすよ。友達が増えるのは大歓迎っす」

咲「あ…ありがとうございます東横さん」ﾆｺｯ

210：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 01:55:53.28 ：IPUCqzp8O

モモ「(可愛い。可愛いっす。うん…可愛いだけの無害な女の子っす。)」

モモ「桃子でいいっすよ。敬語も要らないっす(これが口癖みたいになってきたっす)」

咲「…うんっ。桃子ちゃんも私のことは咲って呼んでね」

モモ「(卓上ではラスボスっすけど…卓の外では普通の女の子なんすね)」

咲「あのね…桃子ちゃん。私…」

242：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 06:38:03.02 ：IPUCqzp8O

モモ「咲ちゃん。立ち話もなんすから部屋に入ってお話ししようっす」

咲「いいの？お仕事で疲れてるなら無理しなくても…」

モモ「私も…咲ちゃんに興味が湧いてきたっすから」

咲「桃子ちゃん…私、嬉しいよ」ﾆｺｯ

モモ「(……浮気じゃないっす…私はビッチじゃないっすよ…)」

243：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 06:55:35.99 ：IPUCqzp8O

モモ部屋

咲「桃子ちゃん。さっきの話しの続きなんだけど…
私、桃子ちゃんと友達になれる気がしてたんだ」

モモ「どうしてっすか？」

咲「桃子ちゃん。和ちゃんのこと好きでしょ？」

モモ「」ﾋﾞｸｯ

咲「…？好き、だよね？」

244：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 07:12:50.56 ：IPUCqzp8O

モモ「す…すす好きっすよ。友達っすもん」

咲「私も和ちゃんのこと好きだから、仲良くなれるかなって。こう考えるのはおかしいかな？」

モモ「…お…おかしくないと思うっすよー…」

モモ「(ゆ、ゆゆ油断したっす…！これは、宣戦布告っすかー！？…いやいや、早とちりはＮＧっすモモ！
友達として好きだという意味だってオチがつくはずっす…!)」

247：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 07:29:58.52 ：IPUCqzp8O

咲「桃子ちゃん。証拠を見せてあげるね。私、和ちゃんのことこんなに好きなんだよ」ｽﾁｬッ

モモ「(…和ちゃんの寝顔画像…明らかに盗撮っすよねこれ…！？)」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

咲「私達、良い友達になれそうだね」ﾆｺｯ

モモ「…そ…そうっすねっ」

モモ「(はやく、はやくオチを…咲ちゃんは普通の可愛い
女の子のはずっす…ヤンデレ気質なんてそんなオカルトは…)」

250：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 07:40:25.56 ：IPUCqzp8O

咲「どうしたの？身体、震えてるよ？寒いの？」

モモ「…そっすね…ちょっと寒気が…」ｶﾀｶﾀ

咲「風邪気味なの？なら断ってくれてよかったのに…
身体あっためて寝なきゃだめだよ」

モモ「(咲ちゃん…優しいっす…この優しさを素直に受け取れたなら
どんなに幸せか…私のトラウマの根は深いっすね…)」

モモ「…そうっすね。シャワー浴びてくるっす」ﾄﾃﾄﾃ

251：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 07:42:15.21 ：IPUCqzp8O

咲「シャワーでいいの？お風呂に入ったほうが」

モモ「いいっすよ。ほんと、大したことないんで」ﾄﾃﾄﾃ

咲「そっか…」

咲「…………」

咲「(やったー!桃子ちゃんと友達になれた！嬉しいよぉっ)」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

254：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 08:02:06.73 ：IPUCqzp8O

咲「(ほぼシミュレーション通り上手くいくなんて…出来過ぎだよ)」

咲「(どうしよう？今日はこの結果に満足して帰るべきかな…それとも…)」

咲「…………」

咲回想

和「咲さん。桃子さんと友達になりたくはありませんか？」

咲「…なりたいけど…いざ話しかけようと思っても、東横さん忙しそうだし…」

256：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 08:08:31.87 ：IPUCqzp8O

和「咲さん。お願いします。咲さんを桃子さんが必要とする日が来るんです」

咲「……和ちゃんの言いたいことはわかんないけど…大切なこと、なんだ？」

和「はい」

咲「うん、わかった。でも、和ちゃんに言われたから仲良くするわけじゃないよ。
元々、仲良くなりたかったから。だからね」

和「ありがとうございます咲さん」ﾆｺｯ

咲「お…お礼なんていらないよ…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

257：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 08:21:51.15 ：IPUCqzp8O

回想終了

咲「(和ちゃんの目…真剣だったな…)」

モモ「咲ちゃーん？」

咲「…よーし」

モモ「何がよしなんすか？」

咲「わっ…!？も、もう上がったの？ちゃんと浴びて身体あっためなきゃだめだよ？」

モモ「…ちょろっと寒気がするくらいっすから平気っすよ」

264：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 09:04:25.44 ：IPUCqzp8O

咲「…ほんとに？悪化したら大変だよ？」

モモ「だいじょうぶっすよ」

モモ「(うぅ…咲ちゃんが天使過ぎて心苦しいっす…すんませんっす咲ちゃん…ヤンデレだラスボスだと
色眼鏡をかけて見て…咲ちゃんは不器用でちょっと友情の形が他人より変わってるだけの優しい子に違いないっす)」

咲「………ねぇ桃子ちゃん…なんならさ…私が…添い寝、してあげようか？」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

モモ「………へ？」

269：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 09:34:43.27 ：IPUCqzp8O

咲「あの、風邪引いた時は人肌恋しくなるって言うし、一緒に寝ればあったかいと思うし…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

モモ「……へ？え？」

咲「私とじゃ嫌…かな？さっき友達になったばっかりだもんね…ごめんね」ｼｭﾝッ

モモ「いい嫌じゃ、嫌じゃないっすよ！お願いしたいくらいっす!」

咲「……ほんとに？嫌なら和ちゃんを呼ぶよ？」

モモ「咲ちゃん！咲ちゃんがいいっす！」

272：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 09:57:37.37 ：IPUCqzp8O

咲「そっか。頑張って暖めるからねっ」ﾆｺｯ

モモ「よ…よろしくっす」ｶｧｧｧ

モモ「(私はビッチじゃないっす…ビッチじゃないっすよ和ちゃん…だって…咲ちゃんが泣きそうになって…)」

布団in

咲「どう？桃子ちゃん、あったかいかな？」

モモ「うん…あったかいっす…」

275：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 10:13:32.50 ：IPUCqzp8O

咲「………えいっ」ｷﾞｭｰッ

モモ「ひゅっ…!？ささ咲ちゃ」

咲「…あったかい？」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

モモ「…あったかい…っすー」ﾏｯｶ

咲「恥ずかしいけど、今日はずっとこうしててあげるね」ﾆｺｯ

モモ「(和ちゃんみたいなムニュムニュ感はないっすけど、微かな膨らみが感じられて…
ちっちゃい子にじゃれつかれているみたいで…これはこれで)」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

278：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 10:27:40.06 ：IPUCqzp8O

(ね、桃子ちゃん。もっとあっためてあげようか？)

(咲ちゃん？なにを)

(ほら…ここを触ると、あったかくなるでしょ？)

(んっ…咲ちゃん…やめ…あっ…)

(和ちゃんには内緒にしてあげるから、いっぱいいっぱいあったまってね？)

モモ「(死んじまえっす私…!！)」

280：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 10:44:51.73 ：IPUCqzp8O

早朝

恒子「おはよーございまーす」

恒子「昨日は予期せぬアクシデントが発生したために敵前逃亡とあいなりましたが、
今日こそはモモちゃんの寝顔をカメラに収めたいと思います」

恒子「いざいかん、楽園へ…!」

ｶﾞﾁｬﾝ

282：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 10:51:59.54 ：IPUCqzp8O

恒子「…おはよーございま…」

モモ「すぅー…」

咲「すぅー…」

恒子「(別な子ー!？)」

恒子「…しつれいしましたー」

284：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 11:10:50.80 ：IPUCqzp8O

ホテル前

モモ「こーこちゃん。おはよーっす」

恒子「…若いね、モモちゃん」ﾌｯ

モモ「？」

３日目終了

恒子「こーことモモの以下略ラジオー！モモちゃん様々視聴率も
物販もあれもこれもそれもボロ儲けスペシャルー！」

モモ「タイトル略していいんすか？露骨なお金の話しもどうかと思うっす」

恒子「私は気にしない!さーてはてさて、今回はゲストをお呼びしております！
初日に知名度を上げに上げ、本日一回戦にて他校を無慈悲にもぶっ飛ばし血祭りにあげた清澄高校部長、竹井久選手とそのお供、染谷まこ選手です！」

288：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 11:26:09.77 ：IPUCqzp8O

久「相手も弱くはなかったわ。ただ私達が強過ぎたのよ…」ﾌｯ

まこ「調子に乗りおって…」

モモ「染谷さん…胃薬、足りてるっすか？」

まこ「わしの味方がこんなところに…モモちゃんは天使じゃ」ﾎﾛﾘッ

290：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 11:35:27.48 ：IPUCqzp8O

恒子「竹井選手。二回戦の強豪姫松と永水、そしてダークホース宮守との対戦の意気込みをお聞かせください！」

久「そうね…面白いものが見られる、とだけ言っておくわ。その種は蒔いておいたから」

まこ「(何する気じゃこいつ…)」

恒子「聞きましたかリスナー共！期待で白糸台の某先鋒の胸すら膨らみそうな発言を!
てめぇら全裸で待っていてください！」
モモ「こーこちゃん。部長さんと絡むとテンションが明後日の方向に右肩上がりっすね…」

292：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 11:52:52.81 ：IPUCqzp8O

ホテルin廊下

モモ「はぁ…あの格好でカメラに映るのも慣れてきちゃったっす…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

咲「あ、桃子ちゃん。お帰り」

和「お帰りなさい、桃子さん」

モモ「和ちゃん！咲ちゃん！ただいまっすー！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞッ

293：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 11:53:54.76 ：IPUCqzp8O

和「…風邪を引いていた割に、元気そうですね桃子さん」

モモ「(………あ、あれ？和ちゃんから一瞬黒いオーラが出たような…)」

咲「治ったんだね桃子ちゃん。あっためた甲斐があったよ」ﾆｺｯ

和「桃子さん。治りかけで油断するとぶり返しますから、
今日も暖めてもらったらどうですか？咲さんに」ﾆｺｯ

モモ「え…あ…えー…」

295：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 11:56:45.17 ：UCpfyTW90

Oh！修羅場！

297：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 12:03:19.70 ：IPUCqzp8O

咲「まだ治ってないの？ならいいよ桃子ちゃん」

和「よかったですね、桃子さん」

モモ「あ…ぅぅ…」ｵﾛｵﾛ

和「では、私は…」

モモ「待ってくださいっす和ちゃん!」

299：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 12:12:30.70 ：IPUCqzp8O

和「…なんの用ですか？咲さんの様なスレンダーな体型の小柄で可愛いらしい
女の子に用があるならまだしも私のような贅肉の塊になんの用が？」ﾆｺﾆｺ

モモ「(な、なんすか！？私はまたなんかやらかしたんすか！
？ラジオで口滑らしたんすか！？おっぱいっすかー！？)」

咲「(和ちゃん…)」

和「用はありませんね、ありませんよ、ありませんよね、
あるわけがありません、無くて然るべきです。ですよね？」

303：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 12:40:49.78 ：IPUCqzp8O

モモ「(…怯むなっす！恐れず行けよ行けばわかるさっすー！考えるな感じろっすー！)」

モモ「あるっすよ和ちゃん…！あ、あの…」

和「手短に頼みます」

モモ「その、和ちゃんにも暖めてほしいっす！」

和「…………え」

咲「…………え」

モモ「…………え」

304：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 12:42:11.92 ：IPUCqzp8O

モモ部屋にて

咲「三人だとさすがに狭いね」ｷﾞｭｰ

和「…そうですね」ｷﾞｭｰ

モモ「(えー！？)」

咲「桃子ちゃん、暖かい？風邪、治りそう？」ｷﾞｭｰッ

モモ「治るどころか、魂まで浄化しそうっす…」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

309：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 12:51:04.29 ：IPUCqzp8O

モモ「(ちっちゃいおもちとおっきいおもちとムニュムニュが
ムニュムニュで良い匂いが混ざり合って…)」ﾎﾞｰｯ

咲「私も暖かいよ…暖かくて…眠くなって……」ｳﾂﾗｳﾂﾗ

咲「すぅ…」

和「………仮病を使ってまで咲さんと添い寝したかったのに…
邪魔者に気を遣わせてすみませんね桃子さん」ﾎﾞｿｯ

モモ「ひぃっ…」ﾌﾞﾙｯ

314：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 13:06:04.93 ：IPUCqzp8O

モモ「…の…和ちゃん。違うんす…違うんよー…」

和「自分に正直に生きてください桃子さん。友達になって一日目で添い寝する仲になった咲さんと、
ようやっと添い寝する仲になった私…どちらを優先するべきか、至極明瞭ではありませんか」

モモ「…和ちゃん……ひょっとして、嫉妬…」

和「はい？」ﾆｺｯ

モモ「ししし…しっ…嫉妬…してるんすか？」

316：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 13:12:47.51 ：IPUCqzp8O

和「………………いえ…桃子さんがまさかそこまで女性の添い寝に執着しているとは思わず…
己の気の利かなさに嫌気が差しまして…次は誰がいいですか？部長ですか？優希ですか？染谷先輩ですか？」ｷﾞｭｰッ

モモ「違うんすよー…誰でも言いわけじゃないんすよー…」ｵﾛｵﾛ

和「(………すみません…すみません桃子さん…咲さんに仲良くしてもらうよう頼んだのは私なのに…)」ｷﾞｭッ

317：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 13:18:01.29 ：IPUCqzp8O

早朝

恒子「はいおはよーございまーす」

恒子「しつれいしまーす」

ｶﾞﾁｬﾝ

咲「すぅ…」

和「ぐぅ…」

モモ「んん…和ちゃん…違うんすよー…」

恒子「はいはいしつれいしましたしつれいしました」

323：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 13:38:30.86 ：IPUCqzp8O

二回戦。VS清澄

恒子「清澄高校の実力が試される日が来ました!強豪と対峙し、勝利の栄光を手にすることで
ただのビックマウスではないことを彼女達は証明してくれるのか！？
龍門渕高校を下した実力を全国の雀キチ共とモモちゃんファンに見せてくれぇぇぇぇ！!清澄高校片岡優希選手入場です！」

優希「……まるでプロレスだじぇ…」

白望「…片岡…優希…」ｼﾞｰ

優希「(睨まれてる…睨まれてるじょ…謝ったのに…誠意が足りなかった…？)」

324：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 13:46:15.37 ：IPUCqzp8O

こんなことがありました。会場にて

優希「た～こすたこすーたこたこすー♪」

白望「……ちょいタンマ」

優希「じぇ？」

白望「…清澄の片岡さん…だよね？」

優希「(あ…この人は…)」

白望「…私は宮守女子の」

優希「知ってるじょ！小瀬川シラミさん！」

白望「」ﾋﾟｼｯ

325：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 13:48:01.07 ：9NKyKIiXP

これはぶちぎれるwwwwwwww

327：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 13:54:08.19 ：IPUCqzp8O

優希「シラミさん？どうしたんだじょ？シラミさーん？」

白望「……シロミ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

優希「…ごめんなさい」

白望「…いい。ごめん…引き留めておいて悪いけど…ダルいから帰る…」ｽﾀｽﾀ

優希「………言っちゃったじょ…」

白望「…悪気はない…悪気はない…」ｳﾙｳﾙ

329：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:00:43.21 ：IPUCqzp8O

優希「小瀬川さん…あの時は本当に」

白望「…怒ってない。睨んでたわけじゃなくて…お礼が言いたかった」

優希「…お礼？」

白望「…そっちの部長さんのおかげで、火が点いたから」

優希「…上等だじぇ！私も負けないじょ！」

白望「…ん」

白望「(…良い子でよかった)」

332：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:07:48.85 ：IPUCqzp8O

恒子「さぁ…本日の先鋒戦入場のトリを務めるのはこの人!現実世界を侵食する
ネットアイドルの一人です！モモちゃんに次ぐ怪物…！」

永水控え室

霞「ふふふふふ…ネトアはモモちゃん一人じゃないわ。小蒔ちゃんに、
雀士としてもアイドルとしてもただの頑張り屋さんなとこ以外欠点はないわ！この大会で結果を
出し、アイドルとして信仰を集めて…世界を牛耳るのよこまき☆ちゃん！」

初美「(やたらテンション高くて面倒くさいですよー)」

春「(…気持ち悪い)」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

巴「(…………気持ち悪い)」

334：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:11:27.94 ：IPUCqzp8O

フッ

優希「照明が…！？」

白望「…あの時と同じ」

漫「空気…圧倒的空気…!」

恒子「神代小蒔選手もといこまき☆ちゃんの入場です！」

パッ

338：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:20:53.13 ：IPUCqzp8O

小蒔「こ、この世に蔓延る魑魅魍魎悪鬼羅刹を…ズバッとお祓い！即解決！こまき☆ちゃん!た、只今参上！」ｶｧｧｧッ

優希「………」

白望「…………」

漫「……………」

霞「素敵よこまき☆ちゃん！皆の視線を釘付けよー！」

巴春初「(………不憫な)」

339：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:25:57.38 ：4BxyKs5qO

かわいそうな姫様・・・

343：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:36:21.14 ：IPUCqzp8O

恒子「こまきたーん！!こっち向いてー！!！!」

モモ「(名乗り口上…無くてよかったっす…)」

恒子「はっ！？モモちゃん！」

モモ「なんすかこーこちゃん？」

恒子「いっ…一番はモモちゃんだから！モモちゃんだからね！？」ｱｾｱｾ

モモ「……どーもっす」

345：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:49:35.64 ：IPUCqzp8O

久「ふふふふふ…浮かれていられる時間もここまでよ!」

入場曲～金○の大冒険～

恒子「はっ？」

優希「じょっ？」

白望「え？」

漫「えっ」

小蒔「？」

霞「えっ…」

346：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:51:09.85 ：xJ/CB/WH0

その歌はあかん

349：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 14:58:31.86 ：IPUCqzp8O

恒子「こ…これは一体全体どういうことだー！？巫女という清楚なイメージからもアイドルイメージからも、
遥か彼方に位置する放送禁止曲をバックに神代小蒔選手平然と歩んでいます！
まさかまさかのイメージをかなぐり捨てて他校に精神攻撃だー！今年の永水は捨て身の特攻魂を心に宿しているぞぉぉー！金○ー！守って！○太守って！」

モモ「こーこちゃん。なんでこの曲が放送禁止なんすか？」
恒子「はい…？」

351：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:01:43.96 ：IPUCqzp8O

モモ「なんでっすか？」

恒子「えー…と…金○がね…その……カマトトぶんなこの野郎ぉぉぉぉ！」

モモ「ひぅっ…！？」ﾋﾞｸｯ

霞「え…？え…？なに？なにこれ？なんなのこれ！？金○がどうしたっていうのよー！？
小蒔ちゃんを応援しなさいよ！？なんで○太を応援するのよ！？」

初美「(カマトトぶるなですよー)」

春「……(無理)」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

巴「(モモちゃんならまだしも…無理があるわー)」

353：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:06:35.48 ：IPUCqzp8O

白望「(…点った火が…消えかかった。勝つためにはここまでやらなきゃいけないのかぁ…)」

優希「(心が乱されたじぇ…)」

漫「(…放送中止に追い込む暴挙に出たというのに悠然と……底が知れない…！)」

小蒔「金○負けーるな金○負けーるな○太負けーるなー♪」

漫優白「(三人掛かりで抑えこまなきゃやられる…！)」

357：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:18:11.94 ：IPUCqzp8O

恒子「二回戦先鋒戦、放送コード的にも波乱の幕開けとなりました!勝利のために明日を捨てたと思いきや無邪気に猥歌を歌うその姿にアイドル力の翳り無し！
神代小蒔選手!何やら因縁があるらしい小瀬川白望選手と片岡優希選手！春季第五位の姫松高校上重漫選手！闘牌開始です！」

漫「(私だけテンプレ!？)」

小蒔「皆さん…なんで金○さんはマカオに行ったんでしょうか？」

白優漫「(心を乱したら負ける…！)」

360：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:23:49.07 ：IPUCqzp8O

清澄サイド

まこ「貴様というポンコツは…!」

久「なによ！他校生の意気を削いであわよくば対局を放送中止に追い込んで先鋒戦を
すっ飛ばしてやろうっていう私の頭脳プレイに文句があるの！？」ﾑｷｰｯ！

まこ「アホか!優希の意気まで削いでどうするんじゃ！放送中止になっても
すぐ再開するし対局も無かったことにはならんじゃろが！」

久「………わかってるわよそんくらい！!馬鹿にしないでよ馬鹿にしないでよ馬鹿にしないでよー！」ﾎﾟｶﾎﾟｶッ

まこ「痛い痛い痛い！わりゃあ子どもか!？」

咲「部長…相談してって言ったのに」

和「放っておいても問題なさそうですよ」

361：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:35:03.37 ：IPUCqzp8O

結果は大して変わらないのですっ飛ばし、次鋒戦は当然飛ばし

中堅戦

恒子「中堅には奴がいます！今大会の台風の目！竹井久選手!他校の選手は
またしても彼女の餌食となるのか！それとも待ったをかけられるのかー！!」

洋榎「出鼻挫きリーチ！」

洋榎「(初日からあいつが目立ち放題やからな…！役満あがったいうんに
全く注目されんかった挙げ句ちゃちゃのんファンに猛バッシングされた雪辱を晴らしたる!)」

365：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:42:58.03 ：IPUCqzp8O

久「…(現物)」

春「……」

胡「(うるさい…！)」

洋「くるでー！一発くるでー！」

洋「なんで六萬やねん！」

久「……(スジ)」

洋「それ、ロンや!」

久「(三萬単騎で即リー…？私の悪待ちを真似たとでも？)」

366：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:44:18.64 ：IPUCqzp8O

洋榎「ふふふ。後引っ掛けの洋榎とはうちのことや!」

久「」ｶﾁﾝｯ

春「親、流れた…」

胡桃「ふるよー」

洋榎「(こんなんはうちの手筋やないけど、趣あるやろ？清澄の…)」

久「萬子のスジ…後引っ掛けね…見事だわ」

洋榎「おおきに」

久「敬意を込めて、あなたにスジマンの洋榎という二つ名を送らせてもらうわ」

369：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:48:42.16 ：IPUCqzp8O

洋榎「敬意って言葉の意味辞書で調べろや!なんやそのギリギリアウトな二つ名は!？」

久「不満があるなら逆にしてあげてもいいわよ？」

洋榎「逆にしたら完全アウトやんけ！？ＢＰＯが黙っとらんで！？」

久「はぁ…我が儘な子ね」

洋榎「あんたには負けるわ！!」

370：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:50:27.71 ：IPUCqzp8O

春「……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

胡桃「(五月蝿い…けど巻き込まれたくない！)」

春「カン」

洋榎「ロンや!どや竹井！スジマンの汚名は返上や!今からうちはチャンカンの洋榎や！」

久「チャンカン…ね…」

久「そうね…今からあなたはヤリマンの洋榎よ」

洋榎「汚名を返上して二乗三乗分の汚泥おっ被った名が返ってくるってどういうことやねん！？張り倒すぞ！？」

373：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 15:59:50.15 ：IPUCqzp8O

久「スジマンでヤリマンなんて大したもんじゃない」

洋榎「意味合い隠す気ゼロかい!？うちは新品や！ＳＪや！」

久「ＪＳ？見えなくも無いわね。私、とある事情があって新品のランドセル
とか黄色い帽子とか園児服とか持ってるんだけど、着てみない？」

洋榎「どんな事情や！？特殊性癖に目覚めただけやろ！？そんな犯罪の臭いしか
せえへん事情聞いたことないしカメラの前で堂々と欲求満たそうとする奴も見たことないわ！!」

久「私はロリコンじゃないわよ。似合いそうな後輩が
傍にいたのが悪いのよ。私は悪くないわ」

375：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 16:07:44.96 ：IPUCqzp8O

洋榎「後輩に手を出したうえに責任転嫁かい！？最低やな!」

久「ヤリマンの分際で他人様に最低なんて言葉ほざくんじゃないわよ」

洋榎「こ…このぉ…ど突き回したろか…！」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

春「………(楽しい)」

胡桃「(うるさい…うるさい…)」ｹﾞｯｿﾘ

姫松控え室

絹恵「(副将でよかった…)」

末原「(大将でよかった…)」

代行「今年の優勝は清澄が持っていくかもね～」

377：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 16:12:20.62 ：IPUCqzp8O

清澄控え室

和「部長、絶好調ですね」

まこ「わしの胃は絶不調じゃ…」

宮守控え室

エイ「？？？」

白望「」ﾌﾟﾂｯ

エイ「シロ！？ナンデテレビケス!？」

塞「ナイス」

トシ「(…今年のインハイは大荒れだね)」

実況席

モモ「私はビッチじゃないっすよー！!」
恒子「なにさモモちゃん!？」

378：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 16:15:26.52 ：IPUCqzp8O

洋榎「チーや!(泣かしたる…！絶対泣かしたる…！)」

久「うわ、あんたの鳴きのせいで不要牌が下りてきたわ。しかも萬子。とんだサゲマンね」

洋榎「あんたアレか!？下ネタかまし倒して
放送中止にして没収試合にしようって魂胆やろ!？」

久「ばーかばーか!放送中止になっても一時の間だけよ!
対局が無効になるわけないじゃない!やーいばーかばーか!」

洋榎「あんたのがよっぽどＪＳやないか！いい歳して恥ずかしくないんかいこのバカが！」

久「バカって言ったやつがバカなのよばーか！」

382：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 16:27:17.43 ：IPUCqzp8O

洋榎「ならあんたがバカやんか」

久「いちいち揚げ足取るんじゃないわよ!陰険な女ね…！」

洋榎「…あんた清澄の他の子らに常日頃から迷惑かけまくってるやろ？」

久「生きてるだけで迷惑をかけてるヤリマンでサゲマンのバイオウェポンが迷惑云々を語るとは笑えるわね」

洋榎「あぁ！？誰がバイオハザードの発生源や！？誰が大阪を死者の街に変えたいうんや！？
そしてなにちゃっかり病気持ちにしてくれとんのや！？」

385：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 16:44:12.01 ：IPUCqzp8O

久「私には見えるわ。大阪の少子高齢化が深刻化し…
泌尿器科が左団扇で高笑いをするビジョンが…」

洋榎「アホか!１日何人ペースで男の相手したらそうなるんや！？」

久「…する気なのね？させないわよ。大阪の未来は私が守るわ」

洋榎「なんで長野県民が大阪の未来を守んねん！？なんであんたがヒーローポジションやねん！？
あんたなんか組織を裏切るも全部筒抜けであっさり処分される子悪党がお似合いや！」

388：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 16:48:57.69 ：IPUCqzp8O

久「長野県民が大阪守って何が悪いのよ？ストリートファイ○ーの主役は日本じゃリュ○だけどアメリカじゃガイ○なのよ？アメリカじゃリュ○は冴えないチンピラなのよ？
なら長野県民の私が主役でもいいじゃない。誰が子悪党よ？あんたなんか主役に片思いするも完全にメインヒロインの
噛ませで話が進むにつれフェードアウトしていくサブヒロイン顔じゃない。
演出効果で意味ありげに死ぬも後になって視聴者にあれ無駄死にじゃね？って言われてネタにされる程度の見せ場が用意されてるくらいのサブヒロイン顔じゃない」

洋榎「どんな理屈やそれ！？ここは日本や！大阪は大阪や！私の顔のどこがモブ顔やねん！？
ようみぃ！特徴溢れるモロメインヒロイン顔やんけ!デザインが二転三転して企画
会議に会議を重ねて髪の毛先一つでいい大人が真剣に熱い議論を交わしてようやっと誕生したメインヒロイン顔やんけ！パッケージ中央を飾るに相応しいメインヒロイン顔やんけ！
つーか文脈からして、うちがあんたに惚れるってことかい！？しかも一方通行かい！
ふざけんな!私はストレートや！私にその気があったにしてもだれが趣味の悪い悪待ち女に惚れるかボケ！」

391：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 16:59:38.21 ：IPUCqzp8O

久「あなたのどこがメインヒロイン顔よ？栗みたいな口して、どこ切り取っても下ネタしか出てこないバイ○帝国の尖兵が。
そういやどうみてもアレにしか見えないボスがいたわね。アレのモデル、あなたなんじゃないの？波動砲ぶっ放されたくなかったら白状しなさいよ。
趣味が悪い？その趣味の悪い私の真似事をしといてよくいうわよ。私だってストレートよ。その気があったにしてもごめんなさい。
私ツンデレは趣味じゃないの。素直クールとか妹タイプがいいの」

洋榎「うちのどこが下ネタやねん！？どこ切り取っても清純派やん！恋愛禁止アイドルのセンター穫れる逸材やん!
うちの影響で皆男との付き合いを自重するくらいにカリスマ溢れるリーダー顔やん!
パパラッチが男関係に探りを入れるも男のおの字も出ずにお手上げするパーフェクトアイドル顔やん!
そして言うにことかいてうちがどうみてもアレにしか見えないアレのモデルやと!？
バイ○係数が異常やと!？舐めんな！もしうちがバ○ド化して地球侵略しても己がバイ○化していることに気付いて
地球から撤退する男気みせたるわ!告白もしてへんのに振られるってなんやねん！？あんたみたいな口の悪い
ＪＳ脳女こっちから願い下げや!あんたに対してデレはないわ！十割ツンや!」

394：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 17:04:05.71 ：IPUCqzp8O

久「あなたがリーダーになったら皆年がら年中発情期の兎みたいになって内部崩壊するに決まってるでしょうが。パパラッチもまたこいつかよって
ウンザリするに決まってるでしょうが。どうみても他事務所が仕向けた刺客です本当にありがとうございました。
恋愛禁止なんてレッテルは十数年後にバラエティー番組で実は遊びほうけてましたと
暴露するためのネタ振りでしかないじゃない。そんな汚れたアイドルグループのセンター顔の自覚があるなんて
…なかなか自己分析に長けてるわね。清純派()ねぇ…ならあなた、モモちゃんみたいに華麗に
ネトアデビューしてみなさいよ。次元の壁を突破してみせなさいよ
口の悪いＪＳ脳女？その女と同じ土俵に立って真正面から殴り合ってるくせに…あーあーやだやだツンデレは」

洋榎「ぐぬぬぬぬぬ……おうやったろうやないかい！華麗に可憐にネトアデビュー
したろやないかい！あまりの可愛さに腰抜かしても責任とらへんで!」

399：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 17:13:30.16 ：IPUCqzp8O

久「言ったわね？なら前半戦終わったら付き合いなさい。
私のプロデュースでデビューさせてあげるわ。逃げないわよね？
強豪姫松の人間が無名のぽっと出の呼び出しに尻尾を巻いて逃げるわけないわよね？」

洋榎「逃げも隠れもせんわ！受けてたったる！」

久「いい度胸ね。気に入ったわ。今日からあなたはお兄ちゃん達のアイドル皆の妹ひろえたんよ。
なれなきゃスジマンヤリマンサゲマンの淫乱ビッチよ」

洋榎「言葉の意味は解らんがやったるわい！汚名を全部まとめて叩き返して、ちゃちゃのんが勝ち上がればよかった
いうアホども見返したるわ！」

405：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 17:30:43.10 ：IPUCqzp8O

恒子「これはなんと、新たなアイドルが爆誕するのか！？竹井久選手が書く勝利の方程式は難解で常人の私には理解できません！
愛宕洋榎選手をアイドルデビューさせることがどう勝利に繋がるのか…モモちゃん。解説ヨロシク!」
モモ「わっかんねーっす。解説のために牌譜を念入りにチェックしてきたっすけどわっかんねーっす」

胡桃「……(つかれた…)」

春「(…仲良さそうで羨ましい)」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

408：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 17:41:50.86 ：IPUCqzp8O

順位的なものは気にせず前半戦終了

久「ついてきなさいプッシー。あなたの心の処女膜再生させてあげるわ」

洋榎「再生もなにもきっちり張っとるわこのバカが!」

久「またバカって言ったわね！？なによ！私だって色々考えてるのよ！
必死に考えてるのよ！後輩に存在感吸い取られても必死に考えてるのよ！
相談してくれとか言われたけどいいとこ見せたいのよ！
バカにしないでよバカにしないでよバカにしないでよー！」ﾎﾟｶﾎﾟｶッ

洋榎「痛い痛い痛い…！わかったわかったわわかったわ!バカにせーへんからはよ行こ！な!？」

411：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 17:47:09.87 ：IPUCqzp8O

清澄控え室

久「というわけで、彼女が愛宕洋榎さんよ。皆、逃がすんじゃないわよ？」

咲「…………」

和「…………」

まこ「…………」

優希「…………」

久「さ～準備準備～♪」ｺﾞｿｺﾞｿ

洋榎「(あかん。正気を取り戻してしまったわ。うちはなにやっとるんや？
なんでうちは対戦校の控え室におるんや？うちは、ありえへん
暴牌切り飛ばしたんちゃうか？ひろえたんってなんや？)」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

413：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 17:57:32.01 ：IPUCqzp8O

まこ「…愛宕さん。愛宕さん」ﾁｮｲﾁｮｲ

洋榎「なんや？」ﾄﾃﾄﾃ

まこ「何はともあれ…」

まこ優和咲「すみません」

洋榎「(あぁ…後輩らは皆まともなんやな。図星やったんかい)」

414：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 17:59:31.21 ：IPUCqzp8O

まこ「部長も昔はああじゃなかったんじゃ。
今の部長は脳みそが沸騰しちょるけぇ…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

咲「全国大会前から…色々と一人で抱え込んでて…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

和「唯一の三年生なので、プレッシャーもあり…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

優希「存在感がどうのこうのもあって…大絶賛ハジケ中だじぇ…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

洋榎「…苦労しとるんやな」

416：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 18:06:33.50 ：IPUCqzp8O

和「わかってくれますか」

まこ「なら…」

咲「すみません…」

優希「以下同上だじぇ」

洋榎「えっ…」

久「みんな、抑えなさい」

418：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 18:12:31.68 ：IPUCqzp8O

ｶﾞｼｯ

洋榎「いやや！離せ!離さんかい！あんたらうちを謀ったな！？」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

和「すみません…一蓮托生なんです」

まこ「…すまんのぅ。アレ、わしらの部長なんじゃ」

咲「すみません…これ以上部長の行動を否定すると幼児退行してしまいそうで…」

優希「……あとでタコス奢るじぇ」

419：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 18:22:07.55 ：IPUCqzp8O

久「ふふふふふふ…ついに和を超える日がやってきたわ…！」

洋榎「許さん…！許さんで竹井ぃぃぃ！あっ嘘！嘘や！脱がさんでや…！わかった！
自分で着るから…やっ…ほ…ほんまに堪忍して…何で下着まで…！？…う…うぁ…ぁぁぁ…」

洋榎「泣き寝入りはせんからなぁぁぁぁぁ!!」

対局場にて

春「…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

胡桃「(…充電…足りない…)」

久「待たせたわね！」

422：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 18:28:57.20 ：IPUCqzp8O

恒子「待ってました部長！あの自信に満ち満ちた凛々しき表情を見てください!期待して損はないでしょう！」

モモ「同情するっすよ愛宕さん…」

久「会場内の、テレビの前のいい歳こいて妹を欲っする犯罪者予備軍共！
あなた達の夢を叶えてやるわ！
さぁひろえたん!全世界中のお兄ちゃん達のカルマを解放するのよ!」

427：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 18:47:03.57 ：IPUCqzp8O

バッ

洋榎「うぐ…ぁう…」

姫松サイド

末原「…園児…？」

絹恵「お姉ちゃんが妹…!？………アリや…!」

漫「敵に塩を送って…清澄の狙いが読めない…!」

末原「思考停止したら終わりや！考えるんや！」

代行「隙のない選択ね～」

由子「(…みんな毒されてるのよー)」

434：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 19:11:06.58 ：IPUCqzp8O

実況席

恒子「なんという幼児！なんという妹！２１世紀を代表する妹オブ妹の生誕の
瞬間に立ち会えた幸運に、わたくし体の震えが止まりません！」

モモ「…和ちゃんに着てほしいっす………」

恒子「…は？」

モモ「き…気にしない方向でお願いするっす！」

435：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 19:23:05.53 ：IPUCqzp8O

対局開始

洋榎「(あかん…集中できひん…！麻雀どころじゃないわ！
全国放送で…こんな醜態晒して…！はよ…はよ終わって…！)」ｶｧｧｧッ

久「ひろえたん、顔あげなさいよ!咲の次に似合ってるんだから、笑顔で愛嬌振りまきなさいよ！
私のプロデュース力が和を凌駕することの証明にならないじゃない！」

モモ「え…？」

恒子「(…あちゃー)」

和「…っ」

437：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 19:33:16.86 ：IPUCqzp8O

洋榎「人に街を歩けなくなるくらいの辱めを受けさせて二番目ってなんや！？
納得いかんわ!何がプロデュース力や！自分の欲求満たしたいだけやんかこの犯罪者!あんた後輩らは昔はまともやった
言うてたけど後輩達の前でボロ出さんかっただけで根っからのポンコツやろ！」

久「私の後輩舐めんじゃないわよ!？直に見ておいてあの可愛さがわからないなんて目ん玉腐ってるんじゃないの！？
可愛くて麻雀強くて宮永照の妹なのよ！？私は幼児性愛好者じゃないって言ってるでしょ！？
なにもかにも咲がロリロリしいのがいけないのよ!私はぽんこつじゃないわよ!学生議会長なのよ偉いのよ!
馬鹿にしないでよ馬鹿にしないでよ馬鹿にしないでよー！」ﾎﾟｶﾎﾟｶッ

洋榎「痛い痛い痛い…!わかったわかったわかったわ!私のことは煮るなり
焼くなり好きにせぇ！その代わり後輩らに迷惑かけたらあかんで！」

438：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 19:38:41.86 ：IPUCqzp8O

久「言ったわね！？ならメルアドと電話番号教えなさいよ！？私が満足するまで付き合ってもらうからね！」

洋榎「なんぼでも教えたるわ!こうならヤケや!地獄の果てまで付き合ったろうやないか！
けど方向性に関しては文句付けさせてもらうで！」

久「プロデューサーに意見するの!？幼稚園児のくせに生意気なのよ！人気アイドル気取り!？」

441：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 19:52:08.33 ：IPUCqzp8O

洋榎「うちは高３やぞ！園児服は無理があるわ!せめてランドセルにしてや！」

久「牌のお姉さんを見習いなさいよ！あっちのがよっぽど無理があるでしょ！
なのに恥じることなく牌のお姉さんやってるのよ！あの面の皮の厚さを学びなさい！」

洋榎「うぐっ…!卑怯やぞ！それを言われたらなんも言い返せんやんか…!」

モモ「(和ちゃんが…プロデュース？)」

～某所にて～

豊音「…同士諸君！諸君らが愛するモモちゃんの笑顔が失われようとしている！何故だー!？」

続

443：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 19:55:40.76 ：9TWhjPrF0

おっつ
みんな良い感じに壊れてて可愛い
次も期待

444：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 19:58:01.73 ：IPUCqzp8O

次で終わります

長期保守ありがとうございました

金○のあれは姫様繋がりというわかりづらいあれですすみません

448：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/11/07(水) 20:26:19.87 ：2DZs+BK20

乙ァ！！