1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:21:14.94 :jblh4lcN0
サシャ「まだ半分しか食べていなかったのに……」
ブクブク
サシャ「?」
ばっしゃーん!
サシャ「!?」
クリスタ「あなたが落としたのはこの金の芋ですか?」
サシャ「違います」
クリスタ「ではこの銀の芋ですか?」
サシャ「違います!普通の芋です!」
クリスタ「あなたは正直者ですね、正直者にはこの金の芋……」
サシャ「普通の芋!普通の芋を返して下さい!」
クリスタ(えええ~……)
サシャ「まだ半分しか食べていなかったのに……」
ブクブク
サシャ「?」
ばっしゃーん!
サシャ「!?」
クリスタ「あなたが落としたのはこの金の芋ですか?」
サシャ「違います」
クリスタ「ではこの銀の芋ですか?」
サシャ「違います!普通の芋です!」
クリスタ「あなたは正直者ですね、正直者にはこの金の芋……」
サシャ「普通の芋!普通の芋を返して下さい!」
クリスタ(えええ~……)
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:26:36.74 :jblh4lcN0
クリスタ「お、落ち着いて?正直者にはこの金の芋と銀の芋……」
サシャ「いりません!普通の芋!プリーズ!フツー、イ・モ!」
クリスタ「…………」
サシャ「いーも!いーも!いーも!」
クリスタ「……もういい!」
サシャ「!?」
クリスタ「正直者には金の芋と銀の芋と普通の芋の3つをあげようと思っていたのにぃ!もう全部あげない!」
サシャ「えええ!?」
クリスタ「じゃあね!バイバイ!」ブクブク
サシャ「待って下さい!せめて普通の芋だけでも返して下さい!」
シーン……
サシャ「芋ぉおおおおおおおおおおおお!!!」
クリスタ「お、落ち着いて?正直者にはこの金の芋と銀の芋……」
サシャ「いりません!普通の芋!プリーズ!フツー、イ・モ!」
クリスタ「…………」
サシャ「いーも!いーも!いーも!」
クリスタ「……もういい!」
サシャ「!?」
クリスタ「正直者には金の芋と銀の芋と普通の芋の3つをあげようと思っていたのにぃ!もう全部あげない!」
サシャ「えええ!?」
クリスタ「じゃあね!バイバイ!」ブクブク
サシャ「待って下さい!せめて普通の芋だけでも返して下さい!」
シーン……
サシャ「芋ぉおおおおおおおおおおおお!!!」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:28:03.72 :jblh4lcN0
サシャ「おぉおおおおおおおおおおおおお!!!」
サシャ「うわぁああああああああああああ!!!」
サシャ「あぁあああああああああああああ!!!」
サシャ「おろぉろろろろろろろろおおおおお!!!」
クリスタ「うるさーい!」バシャーン!
サシャ「!?」
クリスタ「玄関前で騒がないで!近所迷惑でしょ!」
サシャ「ああよかった女神様!謝りますので普通の芋を返して下さい!」
クリスタ(こっちも少し意地になっちゃってた所あるし……正直者には褒美を与えないとね)
クリスタ「いいでしょう、あなたには金の芋と銀の芋と……」
サシャ「普通の芋だけで結構です」
クリスタ「…………」
サシャ「おぉおおおおおおおおおおおおお!!!」
サシャ「うわぁああああああああああああ!!!」
サシャ「あぁあああああああああああああ!!!」
サシャ「おろぉろろろろろろろろおおおおお!!!」
クリスタ「うるさーい!」バシャーン!
サシャ「!?」
クリスタ「玄関前で騒がないで!近所迷惑でしょ!」
サシャ「ああよかった女神様!謝りますので普通の芋を返して下さい!」
クリスタ(こっちも少し意地になっちゃってた所あるし……正直者には褒美を与えないとね)
クリスタ「いいでしょう、あなたには金の芋と銀の芋と……」
サシャ「普通の芋だけで結構です」
クリスタ「…………」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:28:59.90 :jblh4lcN0
クリスタ「……普通の芋だけでいいの?」
サシャ「はい、返して下さい」
クリスタ「で、でも金の芋と銀の芋を売れば普通の芋をたくさん買えるんだよ?」
サシャ「!」
クリスタ「気付いた?じゃあ金の芋と銀の芋と普通の芋の3つをあげるね?」
サシャ「いえ、普通の芋だけで結構です」
クリスタ「何で!?」
サシャ「女神様、芋粥という話を知っていますか」
クリスタ「芋粥?」
サシャ「好きなものは程々にしておくべきという教訓です……なので私は普通の芋1個しか求めません!」キリッ
クリスタ「そ、そう」
クリスタ「……普通の芋だけでいいの?」
サシャ「はい、返して下さい」
クリスタ「で、でも金の芋と銀の芋を売れば普通の芋をたくさん買えるんだよ?」
サシャ「!」
クリスタ「気付いた?じゃあ金の芋と銀の芋と普通の芋の3つをあげるね?」
サシャ「いえ、普通の芋だけで結構です」
クリスタ「何で!?」
サシャ「女神様、芋粥という話を知っていますか」
クリスタ「芋粥?」
サシャ「好きなものは程々にしておくべきという教訓です……なので私は普通の芋1個しか求めません!」キリッ
クリスタ「そ、そう」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:30:04.20 :jblh4lcN0
クリスタ「じゃ、じゃあ普通の芋を返すね?」
サシャ「ありがとうございます!」
クリスタ「……ホントに金の芋と銀の芋はいらないの?」
サシャ「ふぁい」モグモグ
クリスタ「…………」ブクブク
女神は湖の中へ帰っていった。
コニー「おーいサシャ、何騒いでいたんだよ?」
サシャ「じふふぁでふね……(実はですね……)」モグモグ
クリスタ「じゃ、じゃあ普通の芋を返すね?」
サシャ「ありがとうございます!」
クリスタ「……ホントに金の芋と銀の芋はいらないの?」
サシャ「ふぁい」モグモグ
クリスタ「…………」ブクブク
女神は湖の中へ帰っていった。
コニー「おーいサシャ、何騒いでいたんだよ?」
サシャ「じふふぁでふね……(実はですね……)」モグモグ
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:33:53.22 :jblh4lcN0
コニー「はは、おもしれぇ作り話だな」
サシャ「作り話ではありません!」
マルコ「やあ、何の話だい?」
コニー「聞いてくれよマルコ!サシャがな……」
コニーはマルコに今聞いた事を話した。
マルコ「あはは、サシャは面白い話を作れるんだね」
サシャ「マルコまで!嘘ではないのに!」
マルコ「でもその話が本当だとしたら惜しい事をしたね」
サシャ「え?」
マルコ「だって金の芋があれば肉を買えたかもしれないじゃないか」
サシャ「!!?」
コニー「はは、おもしれぇ作り話だな」
サシャ「作り話ではありません!」
マルコ「やあ、何の話だい?」
コニー「聞いてくれよマルコ!サシャがな……」
コニーはマルコに今聞いた事を話した。
マルコ「あはは、サシャは面白い話を作れるんだね」
サシャ「マルコまで!嘘ではないのに!」
マルコ「でもその話が本当だとしたら惜しい事をしたね」
サシャ「え?」
マルコ「だって金の芋があれば肉を買えたかもしれないじゃないか」
サシャ「!!?」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:35:03.05 :jblh4lcN0
コニー「おいサシャ!芋だ!芋を落とせ!」
サシャ「もう全部食べてしまいました!」
コニー「くそ!新しい芋を盗んでくる!」
サシャ「駄目です!早くしないと女神様がどこかへ行ってしまうかも!」ガシッ!
コニー「サシャ?」
サシャはコニーを掴むと湖へと投げ入れた。
どっぼーん!
マルコ「!?」
ブクブク…
クリスタ「あなたが落としたのは金のコニーですか?」
サシャ「はいそうです!」
クリスタ「……あなたは嘘つきです、嘘つきには何もあげません」ブクブク
女神は湖へと帰っていった。
サシャ「……あれ?」
マルコ「コニィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」
コニー「おいサシャ!芋だ!芋を落とせ!」
サシャ「もう全部食べてしまいました!」
コニー「くそ!新しい芋を盗んでくる!」
サシャ「駄目です!早くしないと女神様がどこかへ行ってしまうかも!」ガシッ!
コニー「サシャ?」
サシャはコニーを掴むと湖へと投げ入れた。
どっぼーん!
マルコ「!?」
ブクブク…
クリスタ「あなたが落としたのは金のコニーですか?」
サシャ「はいそうです!」
クリスタ「……あなたは嘘つきです、嘘つきには何もあげません」ブクブク
女神は湖へと帰っていった。
サシャ「……あれ?」
マルコ「コニィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:36:01.76 :jblh4lcN0
マルコ「コニー!コニー!サシャ!君は何て事をしてくれたんだ!」
サシャ「すいません、欲に目が眩みました」
マルコ「早く新しいコニーを湖に落とすんだ!」
サシャ「新しいコニーって何ですか?」
マルコ「…………」
サシャ「…………」
マルコ「コニー!コニー!返事をするんだコニー!」
サシャ「…………」ススス
がすっ!
どっぼーん!
サシャはマルコの背後にまわると湖に蹴落とした。
マルコ「コニー!コニー!サシャ!君は何て事をしてくれたんだ!」
サシャ「すいません、欲に目が眩みました」
マルコ「早く新しいコニーを湖に落とすんだ!」
サシャ「新しいコニーって何ですか?」
マルコ「…………」
サシャ「…………」
マルコ「コニー!コニー!返事をするんだコニー!」
サシャ「…………」ススス
がすっ!
どっぼーん!
サシャはマルコの背後にまわると湖に蹴落とした。
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:37:01.78 :jblh4lcN0
ぶくぶく……
クリスタ「あなたが落としたのは金のマルコですか?」
サシャ(同じ過ちは犯しません)
サシャ「いえ!普通のマルコです!」
クリスタ「ではこの銀のマルコですか?」
サシャ「いえ!普通のマルコです!」
クリスタ「あなたは正直者ですね、ご褒美に金のマルコ、銀のマルコ、普通のマルコの3人をあげましょう」
サシャ「え!?マルコが3人!?」
クリスタ「はい」
サシャ「マルコが3人に増えては困ります!金のマルコだけください!」
クリスタ「え?」
ぶくぶく……
クリスタ「あなたが落としたのは金のマルコですか?」
サシャ(同じ過ちは犯しません)
サシャ「いえ!普通のマルコです!」
クリスタ「ではこの銀のマルコですか?」
サシャ「いえ!普通のマルコです!」
クリスタ「あなたは正直者ですね、ご褒美に金のマルコ、銀のマルコ、普通のマルコの3人をあげましょう」
サシャ「え!?マルコが3人!?」
クリスタ「はい」
サシャ「マルコが3人に増えては困ります!金のマルコだけください!」
クリスタ「え?」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:38:02.67 :jblh4lcN0
クリスタ「金のマルコだけでいいの?」
サシャ「はい」
クリスタ(まあいいかな……)
クリスタ「では金のマルコをあげます、これからも正直者でいるんですよ?」ブクブク
サシャ「はい!女神様!」
女神は湖へと帰っていった。
金のマルコ「…………」ピカピカ
サシャ「やりましたよマルコ!マルコを売ればお肉をたくさん……あれ?マルコって売っていいんですか?」
金のマルコ「駄目に決まってるだろ!!!」
サシャ「ですよね、あはは……」
クリスタ「金のマルコだけでいいの?」
サシャ「はい」
クリスタ(まあいいかな……)
クリスタ「では金のマルコをあげます、これからも正直者でいるんですよ?」ブクブク
サシャ「はい!女神様!」
女神は湖へと帰っていった。
金のマルコ「…………」ピカピカ
サシャ「やりましたよマルコ!マルコを売ればお肉をたくさん……あれ?マルコって売っていいんですか?」
金のマルコ「駄目に決まってるだろ!!!」
サシャ「ですよね、あはは……」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:42:22.44 :jblh4lcN0
ジャン「どうした何騒いでんだよ」
金のマルコ「大変なんだジャン!コニーが!」
ジャン「お前マルコ……か?」
マルコはジャンに事の顛末を話した。
ジャン「何だよそれ……にわかには信じられん……しかし……」
金のマルコ「…………」ピカピカ
ジャン「本当のようだな……」
サシャ「本当のようですね……」
ジャン「お前がやったんだろうが!」
サシャ「えへへ」
ジャン「どうした何騒いでんだよ」
金のマルコ「大変なんだジャン!コニーが!」
ジャン「お前マルコ……か?」
マルコはジャンに事の顛末を話した。
ジャン「何だよそれ……にわかには信じられん……しかし……」
金のマルコ「…………」ピカピカ
ジャン「本当のようだな……」
サシャ「本当のようですね……」
ジャン「お前がやったんだろうが!」
サシャ「えへへ」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:43:02.31 :jblh4lcN0
金のマルコ「僕一生このままなのかな……」
ジャン「いや待て、今の状態のマルコを湖に落とせば何とかなるんじゃないか?」
金のマルコ「そうか!普通の僕に戻してもらえばいいんだ!」
サシャ「?」
ジャン「よし、じゃあ……落とすぞマルコ」
金のマルコ「やってくれ!」
どっぼーん!
ジャン「…………」
ぶくぶく
ばっしゃーん!
クリスタ「…………」
ジャン「!?」
金のマルコ「僕一生このままなのかな……」
ジャン「いや待て、今の状態のマルコを湖に落とせば何とかなるんじゃないか?」
金のマルコ「そうか!普通の僕に戻してもらえばいいんだ!」
サシャ「?」
ジャン「よし、じゃあ……落とすぞマルコ」
金のマルコ「やってくれ!」
どっぼーん!
ジャン「…………」
ぶくぶく
ばっしゃーん!
クリスタ「…………」
ジャン「!?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:44:03.14 :jblh4lcN0
ジャン(本当に現れたよ……)
クリスタ「あなたが落としたのは金のマルコですか?」
ジャン「はい!金のマルコです!」
クリスタ「だよね、じゃあそのまま返すね」
ジャン「え」
クリスタ「これからも正直者でいるんですよ」ブクブク
女神は湖へ帰っていった。
金のマルコ「…………」ピカピカ
サシャ「あれ?結局何がしたかったんですか?」
ジャン「…………」
ジャン(本当に現れたよ……)
クリスタ「あなたが落としたのは金のマルコですか?」
ジャン「はい!金のマルコです!」
クリスタ「だよね、じゃあそのまま返すね」
ジャン「え」
クリスタ「これからも正直者でいるんですよ」ブクブク
女神は湖へ帰っていった。
金のマルコ「…………」ピカピカ
サシャ「あれ?結局何がしたかったんですか?」
ジャン「…………」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:45:03.68 :jblh4lcN0
エレン「よう、何して……マルコ!?どうしたお前その体!?」
ミカサ「!」
アルミン「い、一体何があったの!?」
金のマルコ「…………」
金のマルコは事の顛末を3人に話した。
エレン「何だよそれ……それでマルコがそんな輝いているのか」
ジャン「マルコ、もう1度湖に落ちてみよう、そして今度は普通のマルコって言ってみようぜ」
アルミン「駄目だ!嘘つき認定されて返してくれないかもしれない!」
ジャン「確かにそうだな……」
金のマルコ「そんな!?じゃあ僕は一生このままか!?」ピカピカ
エレン「いいじゃねえか、カッコイイぞ、な、なあミカサ?」キョロキョロ
ミカサ「う、うん」キョロキョロ
アルミン「め、目立っていいんじゃないかな?」キョロキョロ
金のマルコ「…………」
エレン「よう、何して……マルコ!?どうしたお前その体!?」
ミカサ「!」
アルミン「い、一体何があったの!?」
金のマルコ「…………」
金のマルコは事の顛末を3人に話した。
エレン「何だよそれ……それでマルコがそんな輝いているのか」
ジャン「マルコ、もう1度湖に落ちてみよう、そして今度は普通のマルコって言ってみようぜ」
アルミン「駄目だ!嘘つき認定されて返してくれないかもしれない!」
ジャン「確かにそうだな……」
金のマルコ「そんな!?じゃあ僕は一生このままか!?」ピカピカ
エレン「いいじゃねえか、カッコイイぞ、な、なあミカサ?」キョロキョロ
ミカサ「う、うん」キョロキョロ
アルミン「め、目立っていいんじゃないかな?」キョロキョロ
金のマルコ「…………」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:46:04.28 :jblh4lcN0
エレン「それにしても人間も金にしちまうなんてとんでもねえな」
ミカサ「不思議……」
エレン「ミカサ、そのマフラーちょっと貸せよ」グイッ
ミカサ「あ……」
エレンはミカサの巻いていたマフラーを湖へ投げ入れた。
ぽちゃん…
ミカサ「あああ!!?」
アルミン「ちょっとエレン!?」
エレン「何だよ、もう古くなっていたし金ピカのマフラーの方がいいだろ」
ばしゃーん!
エレン「うおお!?ホントに現れた!?」
クリスタ「あなたが落としたのはこの金のマフラーですか?」
ミカサ「違う!そんなのいらないからエレンからもらったマフラー返して!」
クリスタ「え……」
エレン「それにしても人間も金にしちまうなんてとんでもねえな」
ミカサ「不思議……」
エレン「ミカサ、そのマフラーちょっと貸せよ」グイッ
ミカサ「あ……」
エレンはミカサの巻いていたマフラーを湖へ投げ入れた。
ぽちゃん…
ミカサ「あああ!!?」
アルミン「ちょっとエレン!?」
エレン「何だよ、もう古くなっていたし金ピカのマフラーの方がいいだろ」
ばしゃーん!
エレン「うおお!?ホントに現れた!?」
クリスタ「あなたが落としたのはこの金のマフラーですか?」
ミカサ「違う!そんなのいらないからエレンからもらったマフラー返して!」
クリスタ「え……」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:50:11.80 :jblh4lcN0
クリスタ「そんなのって……その言い方は良くないと思うよ?」
ミカサ「マフラー返して!エレンのマフラー返して!返して!返して!」
クリスタ「むぅ~……」
ミカサ「返して!マフラー!エレンのマフラー!返せ!返せ!返せ!」
アルミン「駄目だミカサ!一旦3つとももらっておけばいいんだよ!」
ミカサ「あ……」
クリスタ「礼儀を知らない人には何もあげません!」ブクブク
ミカサ「あ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"!!」
ミカサは湖へ飛び込もうとした。
クリスタ「そんなのって……その言い方は良くないと思うよ?」
ミカサ「マフラー返して!エレンのマフラー返して!返して!返して!」
クリスタ「むぅ~……」
ミカサ「返して!マフラー!エレンのマフラー!返せ!返せ!返せ!」
アルミン「駄目だミカサ!一旦3つとももらっておけばいいんだよ!」
ミカサ「あ……」
クリスタ「礼儀を知らない人には何もあげません!」ブクブク
ミカサ「あ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"!!」
ミカサは湖へ飛び込もうとした。
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:51:03.57 :jblh4lcN0
エレン「おいやめろ!」ガシッ!
アルミン「湖に飛び込んだらマルコみたいになっちゃうよ!」ガシッ!
ミカサ「でも……!でも……!」
女神は湖へと帰っていってしまった。
ミカサ「……ウェ」ジワッ
エレン「ミカサ?」
ミカサ「ウェェェェェェェェン!」ポロポロ
エレン「お、おい、何も泣く事ないだろ?」
ミカサ「ウェェェェェェェェン!ウェェェェェェェェン!」ポロポロ
エレン「マフラーなんて新しいのくれてやるって!」
ミカサ「あ"の"マフラーがい"い"!あ"の"マフラーがい"い"!」ヒックヒック
ジャン(かわいい……)
エレン「おいやめろ!」ガシッ!
アルミン「湖に飛び込んだらマルコみたいになっちゃうよ!」ガシッ!
ミカサ「でも……!でも……!」
女神は湖へと帰っていってしまった。
ミカサ「……ウェ」ジワッ
エレン「ミカサ?」
ミカサ「ウェェェェェェェェン!」ポロポロ
エレン「お、おい、何も泣く事ないだろ?」
ミカサ「ウェェェェェェェェン!ウェェェェェェェェン!」ポロポロ
エレン「マフラーなんて新しいのくれてやるって!」
ミカサ「あ"の"マフラーがい"い"!あ"の"マフラーがい"い"!」ヒックヒック
ジャン(かわいい……)
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:51:13.06 :S0PdKkys0
ミカサ取り乱しすぎだろwww
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:52:36.29 :jblh4lcN0
ばしゃーん!
ミカサ「!!」
クリスタ「ごめんね、ちょっと大人げなかった」
ミカサ「マフラー返して!」
アルミン「ミカサ!3つとももらうんだ!」
クリスタ「あなたが落としたのは金のマフラーですか?」
ミカサ「違います……」ズビッ
クリスタ「では銀のマフラーですか?」
ミカサ「違います!」ウルウル
クリスタ「ではこの普通のマフラーですか?」
ミカサ「そうです!それです!お願いですから返して下さい!」
クリスタ「あなたは正直ですね、では3つともあげましょう」
ミカサ「よかった……!」ウルウル
ばしゃーん!
ミカサ「!!」
クリスタ「ごめんね、ちょっと大人げなかった」
ミカサ「マフラー返して!」
アルミン「ミカサ!3つとももらうんだ!」
クリスタ「あなたが落としたのは金のマフラーですか?」
ミカサ「違います……」ズビッ
クリスタ「では銀のマフラーですか?」
ミカサ「違います!」ウルウル
クリスタ「ではこの普通のマフラーですか?」
ミカサ「そうです!それです!お願いですから返して下さい!」
クリスタ「あなたは正直ですね、では3つともあげましょう」
ミカサ「よかった……!」ウルウル
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:52:55.57 :K+QVO1m/0
ミカサかわいいよミカサ
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:53:47.03 :jblh4lcN0
クリスタ「これからも正直者でいるんですよ?」
ミカサ「は"い"!」
女神は湖へと帰っていった。
アルミン「よかったねミカサ」
ミカサ「うん……うん……」ゴシゴシ
エレン「そんなボロっちいマフラーのどこがいいんだよ」
ミカサ「エレンがくれたものだから……」
ジャン「おい、この金のマフラーと銀のマフラーどうすんだよ?」
サシャ「売ってお肉を買いましょう!」
アルミン「高価なものだから扱いには気を付けないと……」
ミカサ「エレンにあげる」
エレン「は?」
クリスタ「これからも正直者でいるんですよ?」
ミカサ「は"い"!」
女神は湖へと帰っていった。
アルミン「よかったねミカサ」
ミカサ「うん……うん……」ゴシゴシ
エレン「そんなボロっちいマフラーのどこがいいんだよ」
ミカサ「エレンがくれたものだから……」
ジャン「おい、この金のマフラーと銀のマフラーどうすんだよ?」
サシャ「売ってお肉を買いましょう!」
アルミン「高価なものだから扱いには気を付けないと……」
ミカサ「エレンにあげる」
エレン「は?」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:55:00.37 :jblh4lcN0
ミカサ「エレンからもらったマフラーなのだからエレンが持つべき」
エレン「もらっても扱いに困るんだが……」
アルミン「まあどうするかはこれから決めればいいよ、皆もエレンが持つ事でいいよね?」
ジャン「俺は構わないぜ、マルコを金にした奴のくれた物なんて持ちたくねえし」
金のマルコ「僕自身が金だし……」
サシャ「お肉買いたいのでください」
アルミン「よし、皆納得してくれたみたいだね」
サシャ「お肉……」
エレン「どうすっかなこれ……」
ミカサ「エレンの好きにすればいい」
サシャ「お肉……」
ミカサ「エレンからもらったマフラーなのだからエレンが持つべき」
エレン「もらっても扱いに困るんだが……」
アルミン「まあどうするかはこれから決めればいいよ、皆もエレンが持つ事でいいよね?」
ジャン「俺は構わないぜ、マルコを金にした奴のくれた物なんて持ちたくねえし」
金のマルコ「僕自身が金だし……」
サシャ「お肉買いたいのでください」
アルミン「よし、皆納得してくれたみたいだね」
サシャ「お肉……」
エレン「どうすっかなこれ……」
ミカサ「エレンの好きにすればいい」
サシャ「お肉……」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 20:59:37.67 :jblh4lcN0
広場
エレン(こういうのって男が巻くものじゃねえだろうし、女にあげるかな)
アニ「どうしたの、そんな高価そうな物持って」
エレン「(アニでいいか)欲しいならやるよ」ヒョイッ
アニ「え……」
エレン「じゃあな」スタスタ
アニ「ちょ、ちょっと待ちなよ!」
エレン「何だよ」
アニ「どういうつもりなの……」
エレン「は?」
アニ「……み、見返りは何……」
エレン「見返り?何だよ見返りって」
アニ「…………」
広場
エレン(こういうのって男が巻くものじゃねえだろうし、女にあげるかな)
アニ「どうしたの、そんな高価そうな物持って」
エレン「(アニでいいか)欲しいならやるよ」ヒョイッ
アニ「え……」
エレン「じゃあな」スタスタ
アニ「ちょ、ちょっと待ちなよ!」
エレン「何だよ」
アニ「どういうつもりなの……」
エレン「は?」
アニ「……み、見返りは何……」
エレン「見返り?何だよ見返りって」
アニ「…………」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 21:00:55.68 :jblh4lcN0
エレン「もらって迷惑か?」
アニ「いきなり寄こされても困るから返すよ」グイッ
エレン「そうか、まいったな、どうすっかなこれ」
アニ「……あのさ」
エレン「ん?」
アニ「私は別に高いものじゃなくていいから……さ」
エレン「(どういう事だ?まあ適当に相槌打っとくか)ああ、分かった」
アニ「…………」
ライナー「どうしたんだアニ、顔が赤いようだが」
アニ「気のせいだよ」
エレン「もらって迷惑か?」
アニ「いきなり寄こされても困るから返すよ」グイッ
エレン「そうか、まいったな、どうすっかなこれ」
アニ「……あのさ」
エレン「ん?」
アニ「私は別に高いものじゃなくていいから……さ」
エレン「(どういう事だ?まあ適当に相槌打っとくか)ああ、分かった」
アニ「…………」
ライナー「どうしたんだアニ、顔が赤いようだが」
アニ「気のせいだよ」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 21:02:03.12 :jblh4lcN0
エレン(そうだ、調査兵団の人にあげよう、お世話になっているし)
~調査兵団本部~
ハンジ「どうしたのそんな高価そうな物」
エレン「欲しいんならあげましょうか?」
ハンジ「うーん……どうせならエレンの体の一部が欲しいなぁ」スリスリ
エレン「そ、そうですか……」
エレン(ハンジさんは駄目か……なら……)
ペトラ「あらエレン、何それ彼女へのプレゼント?」ニヤニヤ
エレン「ペトラさんへあげます」スッ
ペトラ「えええ!!?駄目よエレン!私にはリヴァイ兵長がいるもの!」
エレン(ペトラさんも駄目か……)
エレン(そうだ、調査兵団の人にあげよう、お世話になっているし)
~調査兵団本部~
ハンジ「どうしたのそんな高価そうな物」
エレン「欲しいんならあげましょうか?」
ハンジ「うーん……どうせならエレンの体の一部が欲しいなぁ」スリスリ
エレン「そ、そうですか……」
エレン(ハンジさんは駄目か……なら……)
ペトラ「あらエレン、何それ彼女へのプレゼント?」ニヤニヤ
エレン「ペトラさんへあげます」スッ
ペトラ「えええ!!?駄目よエレン!私にはリヴァイ兵長がいるもの!」
エレン(ペトラさんも駄目か……)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 21:03:03.58 :jblh4lcN0
ミカサ「…………」ダラダラ
アルミン「……ミカサ」
ミカサ「何アルミン」ダラダラ
アルミン「暑くないの?」
ミカサ「暑い」ダラダラ
アルミン「だよね、マフラー3枚も巻いてたら、1枚だけに絞ったら?」
ミカサ「どのマフラーもエレンがくれたもの、皆違って皆いい」
アルミン「そ、そう……」
ミカサ「……ゼェゼェ」
アルミン(外せばいいのに……)
ミカサ「…………」ダラダラ
アルミン「……ミカサ」
ミカサ「何アルミン」ダラダラ
アルミン「暑くないの?」
ミカサ「暑い」ダラダラ
アルミン「だよね、マフラー3枚も巻いてたら、1枚だけに絞ったら?」
ミカサ「どのマフラーもエレンがくれたもの、皆違って皆いい」
アルミン「そ、そう……」
ミカサ「……ゼェゼェ」
アルミン(外せばいいのに……)
46: ◆TU2imyK31H1o :2013/07/24(水) 21:04:41.69 :jblh4lcN0
リヴァイ「おい、こんな所に呼び出して何の用だ」
ハンジ「えへへ、エレンからここの事を聞いてね」
リヴァイ「ここがどうかしたのか?」
ペトラ「……すみません兵長!でも人類のためなんです!」
どんっ!
リヴァイ「!?」
どっばーん!
クリスタ「あなたが落としたのは金のリヴァイ?」
おわり
リヴァイ「おい、こんな所に呼び出して何の用だ」
ハンジ「えへへ、エレンからここの事を聞いてね」
リヴァイ「ここがどうかしたのか?」
ペトラ「……すみません兵長!でも人類のためなんです!」
どんっ!
リヴァイ「!?」
どっばーん!
クリスタ「あなたが落としたのは金のリヴァイ?」
おわり
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 21:08:26.76 :MqoWx5qc0
コニー…
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/24(水) 21:12:48.62 :R+U01sGh0
リヴァイ増産化計画が始まる
乙
乙
コメント 12
コメント一覧 (12)
クリスタが女神のやつ
あっちのが好きかな
ミカサが可愛かった
確かにリヴァイが3人もいたら人類のためになるよね!
「リヴァイ兵長が3人もいたら人類は勝てる」純粋にそれを信じていた
この決断が、人類を滅ぼす事になるとも知らずに
ハンジさんだったらエレンを落とすだろうな。