1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:53:54.17 :2G9hiHtyo
モバP「ぐっ……ゴホッゴホッ…………ダメだ! もう全部飲んじまった」
志希「ふっふっふー♪ どうやらもう手遅れみたいだねー!」
モバP「て、手遅れ!?」
志希「DHMO……これを一度でも飲んだことのある生き物はただ一つの例外もなく、いずれ死に至る!」
モバP「クソッ! 志希! 何て物を飲ませてくれたんだ! いったい俺に何の恨みがあるっていうんだ!?」
モバP「ぐっ……ゴホッゴホッ…………ダメだ! もう全部飲んじまった」
志希「ふっふっふー♪ どうやらもう手遅れみたいだねー!」
モバP「て、手遅れ!?」
志希「DHMO……これを一度でも飲んだことのある生き物はただ一つの例外もなく、いずれ死に至る!」
モバP「クソッ! 志希! 何て物を飲ませてくれたんだ! いったい俺に何の恨みがあるっていうんだ!?」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:54:27.68 :2G9hiHtyo
志希「にゃははー、キミはホントに面白いねー♪」
モバP「くっ……お前はそんな危険な物質をいったい何処で……?」
志希「ん? そうだねー、この地球上なら何処でも採れるけどー?」
モバP「どこでもだと?!」
志希「え、あ、うん」
モバP(そうか、つまり志希にしてみればどこにでもある、ありふれたものから俺を殺す毒物くらい作り出すことができる……)
モバP「そうか、だがそれなら……解毒剤があるんじゃないか?」
志希「にゃははー、キミはホントに面白いねー♪」
モバP「くっ……お前はそんな危険な物質をいったい何処で……?」
志希「ん? そうだねー、この地球上なら何処でも採れるけどー?」
モバP「どこでもだと?!」
志希「え、あ、うん」
モバP(そうか、つまり志希にしてみればどこにでもある、ありふれたものから俺を殺す毒物くらい作り出すことができる……)
モバP「そうか、だがそれなら……解毒剤があるんじゃないか?」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:55:10.05 :2G9hiHtyo
志希「は? ゲドクザイ……解毒剤?」
モバP「そうだ。お前だってふとした拍子に飲んでしまうかもしれないからな。解毒剤を持ち歩いているんじゃないか!?」
志希「は? え、えーとー」
モバP「どうなんだ!?」
志希「」
志希(え、何これ何これ? まさかホントーに毒だと思ってるの?)
志希「は? ゲドクザイ……解毒剤?」
モバP「そうだ。お前だってふとした拍子に飲んでしまうかもしれないからな。解毒剤を持ち歩いているんじゃないか!?」
志希「は? え、えーとー」
モバP「どうなんだ!?」
志希「」
志希(え、何これ何これ? まさかホントーに毒だと思ってるの?)
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:55:42.11 :2G9hiHtyo
志希「あー……んー、解毒剤は、ない、かな?」
モバP「そんな嘘を!!」
志希「ひぃっ」
モバP「……いや、そうか、そういうことか」
志希(ようやく冗談だって気づいてくれた?)
志希「あー……んー、解毒剤は、ない、かな?」
モバP「そんな嘘を!!」
志希「ひぃっ」
モバP「……いや、そうか、そういうことか」
志希(ようやく冗談だって気づいてくれた?)
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:56:16.37 :2G9hiHtyo
モバP「解毒剤はない。つまり、一度飲んでしまえばもうおしまい、そういうこと、なんだろ?」
志希「い、いや、だからさ……」
モバP「お前はきっと、あらかじめ予防薬みたいなものを飲んでいたんだな。そうじゃなけりゃ、俺がどっちを飲むかなんて分からないのに、毒を入れておくことなんてできないからな」
志希「だから、違うってば!」
モバP「何が違うって言うんだ! さっきお前はもう手遅れだといったじゃないか!?」
モバP「解毒剤はない。つまり、一度飲んでしまえばもうおしまい、そういうこと、なんだろ?」
志希「い、いや、だからさ……」
モバP「お前はきっと、あらかじめ予防薬みたいなものを飲んでいたんだな。そうじゃなけりゃ、俺がどっちを飲むかなんて分からないのに、毒を入れておくことなんてできないからな」
志希「だから、違うってば!」
モバP「何が違うって言うんだ! さっきお前はもう手遅れだといったじゃないか!?」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:57:04.49 :2G9hiHtyo
志希「だからさ! 冗談だったんだって!」
モバP「お前は冗談で毒を人に飲ませるのか!」
志希「なっ!?」
モバP「もういい、どうせ俺はもうすぐ死ぬんだ! そんな事は分かってる!!」
志希「だからさ! 冗談だったんだって!」
モバP「お前は冗談で毒を人に飲ませるのか!」
志希「なっ!?」
モバP「もういい、どうせ俺はもうすぐ死ぬんだ! そんな事は分かってる!!」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:57:54.59 :2G9hiHtyo
ちひろ「ちょっと! どうしたんですかプロデューサーさん!」
志希「ちひろさん!」
ちひろ「もうすぐ死ぬだなんてそんな物騒なこと。もう、外まで聞こえてましたよ」
モバP「ああ、ちひろさん。よかった、もう会えないかと思ってました。本当に、最期にあなたにまた会えて、良かった」
ちひろ「本当にどうしちゃったんですか? 私がちょっと買い物にでている間に何があったんです?」
ちひろ「ちょっと! どうしたんですかプロデューサーさん!」
志希「ちひろさん!」
ちひろ「もうすぐ死ぬだなんてそんな物騒なこと。もう、外まで聞こえてましたよ」
モバP「ああ、ちひろさん。よかった、もう会えないかと思ってました。本当に、最期にあなたにまた会えて、良かった」
ちひろ「本当にどうしちゃったんですか? 私がちょっと買い物にでている間に何があったんです?」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:58:32.18 :2G9hiHtyo
モバP「ああ、実はさっき飲んだコーヒーに猛毒が入っていたんですよ」
ちひろ「猛毒って……本当なの、志希ちゃん!?」
志希「いや、ちひろさん、あのね……」
モバP「本当ですよ、ちひろさん。志希が言ったんです、俺のコーヒーには猛毒のDHMOが入ってたって」
ちひろ「DHMO…………ってあのDHMOですか?」
モバP「ああ、実はさっき飲んだコーヒーに猛毒が入っていたんですよ」
ちひろ「猛毒って……本当なの、志希ちゃん!?」
志希「いや、ちひろさん、あのね……」
モバP「本当ですよ、ちひろさん。志希が言ったんです、俺のコーヒーには猛毒のDHMOが入ってたって」
ちひろ「DHMO…………ってあのDHMOですか?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/16(水) 23:59:14.77 :2G9hiHtyo
モバP「なんだ、ちひろさんも知ってたんですか。ひょっとして、有名な毒薬だったりするんですか? 俺は今の今まで聞いたこともありませんでしたけど……」
ちひろ「あの……プロデューサーさん? それって、多分志希ちゃんの冗談ですよ?」
モバP「はは、無理に慰めてくれなくったっていいんですよ。こうなってしまった以上、覚悟は出来ています。こうして自分が受け持ったアイドルに殺されるだなんて夢にも想いませんでしたけどね……」
モバP「ホント、なんだったんでしょうね……俺のやってきた事って……」
モバP「なんだ、ちひろさんも知ってたんですか。ひょっとして、有名な毒薬だったりするんですか? 俺は今の今まで聞いたこともありませんでしたけど……」
ちひろ「あの……プロデューサーさん? それって、多分志希ちゃんの冗談ですよ?」
モバP「はは、無理に慰めてくれなくったっていいんですよ。こうなってしまった以上、覚悟は出来ています。こうして自分が受け持ったアイドルに殺されるだなんて夢にも想いませんでしたけどね……」
モバP「ホント、なんだったんでしょうね……俺のやってきた事って……」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:00:41.12 :u9hc+Peno
志希「お願い、聞いてプロデューサー! プロデューサーは死んだりなんかしないから!」
ちひろ「そうですよ! 水を飲んだくらいで人は死んだりしません!」
モバP「ははは、いいんです。自分の体の事は自分が一番よくわかってます」
モバP「今こうしているうちにも、手足の方から熱が奪われていくのが分かるんです。俺は、もう長くないんです……」
志希「お願い、聞いてプロデューサー! プロデューサーは死んだりなんかしないから!」
ちひろ「そうですよ! 水を飲んだくらいで人は死んだりしません!」
モバP「ははは、いいんです。自分の体の事は自分が一番よくわかってます」
モバP「今こうしているうちにも、手足の方から熱が奪われていくのが分かるんです。俺は、もう長くないんです……」
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:01:27.18 :u9hc+Peno
志希「え……嘘? キミ、顔が……それに手も、なんでそんなしわだらけに……」
ちひろ「待ってください! 死にませんからっ!」
モバP「ああ……寒いですね、ちひろさん。もうじき、こうして喋ることも出来なくなるんですね……」
志希「嘘だ! なんで……なんでそんないっきに白髪が……」
ちひろ「プロデューサーさん! しっかりしてください! 志希ちゃんが言ったDHMOは水の事なんですよ!」
志希「え……嘘? キミ、顔が……それに手も、なんでそんなしわだらけに……」
ちひろ「待ってください! 死にませんからっ!」
モバP「ああ……寒いですね、ちひろさん。もうじき、こうして喋ることも出来なくなるんですね……」
志希「嘘だ! なんで……なんでそんないっきに白髪が……」
ちひろ「プロデューサーさん! しっかりしてください! 志希ちゃんが言ったDHMOは水の事なんですよ!」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:01:58.81 :u9hc+Peno
モバP「ああ、ちひろさん……今だからこそ、言いますが……俺は……」
ちひろ「聞きたくありません! 志希ちゃん! 急いでDHMOの解説サイトを印刷して!」
志希「えっ」
ちひろ「急いで!!」
志希「う、うん!」
モバP「ああ、ちひろさん……今だからこそ、言いますが……俺は……」
ちひろ「聞きたくありません! 志希ちゃん! 急いでDHMOの解説サイトを印刷して!」
志希「えっ」
ちひろ「急いで!!」
志希「う、うん!」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:02:42.26 :u9hc+Peno
モバP「ははは、ちひろさんの手は、暖かいですねぇ……」
志希「ちひろさん、これ!」
ちひろ「プロデューサーさん! これを見てください! あなたはまだ死なないんですよ!」
モバP「ちひろさん……ダメなんですよ……俺はもう、目がかすんで……」
ちひろ「そんな……」
春菜「まあまあ眼鏡どうぞ」
志希「!?」
モバP「ははは、ちひろさんの手は、暖かいですねぇ……」
志希「ちひろさん、これ!」
ちひろ「プロデューサーさん! これを見てください! あなたはまだ死なないんですよ!」
モバP「ちひろさん……ダメなんですよ……俺はもう、目がかすんで……」
ちひろ「そんな……」
春菜「まあまあ眼鏡どうぞ」
志希「!?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:03:21.62 :Gz3Kyz+PO
!?
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:03:43.63 :u9hc+Peno
モバP「…………DHMOとは……簡単に言えば、水……」
モバP「恐ろしいものに……誤認させる…………ジョーク?」
モバP「…………ジョーク?」
モバP「…………DHMOとは……簡単に言えば、水……」
モバP「恐ろしいものに……誤認させる…………ジョーク?」
モバP「…………ジョーク?」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:04:18.76 :u9hc+Peno
ちひろ「そうです、ジョークです!」
モバP「ジョーク……」
ちひろ「はい」
モバP「ちひろさん……」
ちひろ「はい」
モバP「俺は……死なないんですか?」
ちひろ「そうです、ジョークです!」
モバP「ジョーク……」
ちひろ「はい」
モバP「ちひろさん……」
ちひろ「はい」
モバP「俺は……死なないんですか?」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:04:51.50 :u9hc+Peno
ちひろ「死ぬはず、ないじゃありませんか!」
志希「そうだよ! コーヒー飲んだくらいで、死なないでよ!」
モバP「志希……」
ちひろ「死ぬはず、ないじゃありませんか!」
志希「そうだよ! コーヒー飲んだくらいで、死なないでよ!」
モバP「志希……」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:05:31.18 :u9hc+Peno
ちひろ「さぁ、プロデューサーさん。私のドリンクです、飲んでください」
モバP「ぁ……うぅ……」
志希「えっ、嘘……」
志希(さっきまであんなにヨボヨボでシワクチャだったのに、一飲みするごとに若返ってる?!)
ちひろ「さぁ、プロデューサーさん。私のドリンクです、飲んでください」
モバP「ぁ……うぅ……」
志希「えっ、嘘……」
志希(さっきまであんなにヨボヨボでシワクチャだったのに、一飲みするごとに若返ってる?!)
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:06:17.55 :u9hc+Peno
モバP「ふぅ、いやーちひろさんおかげで助かりました」
ちひろ「もう……心配させないでくださいよ」
モバP「一時は本当に危なかったんですけどね。まったく、志希も冗談なら冗談と言ってくれ」
志希「あ……え、えっと……ごめんなさい?」
モバP「ふぅ、いやーちひろさんおかげで助かりました」
ちひろ「もう……心配させないでくださいよ」
モバP「一時は本当に危なかったんですけどね。まったく、志希も冗談なら冗談と言ってくれ」
志希「あ……え、えっと……ごめんなさい?」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:07:15.15 :u9hc+Peno
ちひろ「そうよ、志希ちゃん。この人にそういう冗談は通じないんだから。もうそう言ったのはやめてくださいね?」
志希「あ、はい。分かりました……」
モバP「そうだぞ、これが俺だからまだ良かったものの、他のアイドル達だったら大事だからな」
志希「うん、ごめんなさい」
志希(でも、他の人だったらきっとこんな事にはならないよね……?)
ちひろ(あなただからこんな騒ぎになったんですけどね)
ちひろ「そうよ、志希ちゃん。この人にそういう冗談は通じないんだから。もうそう言ったのはやめてくださいね?」
志希「あ、はい。分かりました……」
モバP「そうだぞ、これが俺だからまだ良かったものの、他のアイドル達だったら大事だからな」
志希「うん、ごめんなさい」
志希(でも、他の人だったらきっとこんな事にはならないよね……?)
ちひろ(あなただからこんな騒ぎになったんですけどね)
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:08:36.83 :u9hc+Peno
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
モバP「ふぅ……これでこの部分のスケジュールはOKと。お、もう日付が変わってたか」
モバP「んーちょっと疲れてきたか? 今日はいろいろあったからなー。よし、ここいらで一本、やっとくか!」
モバP「ゴクゴクッ…………ぷはーっ」
ーーーーーーーー
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モバP「ふぅ……これでこの部分のスケジュールはOKと。お、もう日付が変わってたか」
モバP「んーちょっと疲れてきたか? 今日はいろいろあったからなー。よし、ここいらで一本、やっとくか!」
モバP「ゴクゴクッ…………ぷはーっ」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:10:58.66 :u9hc+Peno
モバP「やっぱりちひろさんのドリンクは効くなー」
モバP「これ一本で睡眠も食事もいらないって言うけど、ホントだよなー」
モバP「よし、凛たちを迎えに出るまでにはまだ6時間もある」
モバP「さあ、仕事するぞー!」
…………はっぴーえんど?
モバP「やっぱりちひろさんのドリンクは効くなー」
モバP「これ一本で睡眠も食事もいらないって言うけど、ホントだよなー」
モバP「よし、凛たちを迎えに出るまでにはまだ6時間もある」
モバP「さあ、仕事するぞー!」
…………はっぴーえんど?
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/04/17(木) 00:13:24.22 :6Ld96pqDO
思い込みってすごい
コメント 17
コメント一覧 (17)
水酸と呼ばれ、酸性雨の主成分である。
温室効果を引き起こす。
重篤なやけどの原因となりうる。
地形の侵食を引き起こす。
多くの材料の腐食を進行させ、さび付かせる。
電気事故の原因となり、自動車のブレーキの効果を低下させる。
末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。
その危険性に反して、DHMOは頻繁に用いられている。
工業用の溶媒、冷却材として用いられる。
原子力発電所で用いられる。
発泡スチロールの製造に用いられる。
防火剤として用いられる。
各種の残酷な動物実験に用いられる。
防虫剤の散布に用いられる。洗浄した後も産物はDHMOによる汚染状態のままである。
各種のジャンクフードや、その他の食品に添加されている。
まあ、水なんだけどな
このPならありすの苺パスタ食べそう
解りましたか?プロデューサー達。私の言葉に何か不服は有りますか?