1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 19:56:11.44 :aYKV9Sbm0
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 19:57:18.59 :aYKV9Sbm0
夕美「えっ!?」
凛「違うの?」
夕美「え、ええっと」
凛「すごく話したそうな顔してるけど」
夕美「う……」
夕美「……違わない、です」
夕美「えっ!?」
凛「違うの?」
夕美「え、ええっと」
凛「すごく話したそうな顔してるけど」
夕美「う……」
夕美「……違わない、です」
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3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:00:03.08 :aYKV9Sbm0
凛「はぁ……」
夕美「……こういうのって、鬱陶しい?」
凛「別に?」
夕美「でも、溜息…」
凛「今のは心の準備してただけ」
夕美「準備……?」
凛「うん。例えば、ケーキを渡されたとするでしょ」
夕美「えっ?」
凛「はぁ……」
夕美「……こういうのって、鬱陶しい?」
凛「別に?」
夕美「でも、溜息…」
凛「今のは心の準備してただけ」
夕美「準備……?」
凛「うん。例えば、ケーキを渡されたとするでしょ」
夕美「えっ?」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:01:05.82 :aYKV9Sbm0
凛「クリームがたっぷり乗ってるやつを、1ホール丸々」
夕美「……?」
凛「カロリーが気になるよね」
夕美「うん?」
凛「食べるなら覚悟しなきゃ」
夕美「確かに、そうだけど」
凛「つまり、そういうこと。いいよ、聞くよ。うん」
夕美「えっ、あ、うん」
凛「で、何?」
夕美「えっとね……ふふふっ♪」
凛「クリームがたっぷり乗ってるやつを、1ホール丸々」
夕美「……?」
凛「カロリーが気になるよね」
夕美「うん?」
凛「食べるなら覚悟しなきゃ」
夕美「確かに、そうだけど」
凛「つまり、そういうこと。いいよ、聞くよ。うん」
夕美「えっ、あ、うん」
凛「で、何?」
夕美「えっとね……ふふふっ♪」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:01:39.61 :aYKV9Sbm0
夕美「見て見て、これ!」
凛「ネックレス?……あ、やっぱり花なんだね。買ったの?」
夕美「ううん、Pさんからっ♪」
凛「ああ、そういう……ふーん。いいセンスだね」
夕美「だよねっ!」
凛「この花、なんだっけ」
夕美「ベゴニア。ふふ、かわいいよね……えへへ」
凛「あ、そのまま」
パシャッ
夕美「えっ?」
夕美「見て見て、これ!」
凛「ネックレス?……あ、やっぱり花なんだね。買ったの?」
夕美「ううん、Pさんからっ♪」
凛「ああ、そういう……ふーん。いいセンスだね」
夕美「だよねっ!」
凛「この花、なんだっけ」
夕美「ベゴニア。ふふ、かわいいよね……えへへ」
凛「あ、そのまま」
パシャッ
夕美「えっ?」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:02:16.51 :aYKV9Sbm0
凛「うん。いい感じにだらしない顔」
夕美「えっ、ちょっと、消して、消して!」
凛「ダメ。今回のお代」
夕美「えっ」
凛「ほら、幸せ最高潮って顔してる」
夕美「あはは……け、消して?」
凛「ダーメ。使い道ありそうだし」
夕美「つ、使い道って」
凛「うん。いい感じにだらしない顔」
夕美「えっ、ちょっと、消して、消して!」
凛「ダメ。今回のお代」
夕美「えっ」
凛「ほら、幸せ最高潮って顔してる」
夕美「あはは……け、消して?」
凛「ダーメ。使い道ありそうだし」
夕美「つ、使い道って」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:03:26.05 :aYKV9Sbm0
凛「痴話喧嘩の仲裁とか」
夕美「……誰の?」
凛「さあ?でもそのうちあるでしょ」
夕美「……ないもん」
凛「喧嘩するほど仲がいいって言うし」
夕美「う」
凛「まあ私が一切気にしなくていいなら消すけど?」
夕美「……」
凛「痴話喧嘩の仲裁とか」
夕美「……誰の?」
凛「さあ?でもそのうちあるでしょ」
夕美「……ないもん」
凛「喧嘩するほど仲がいいって言うし」
夕美「う」
凛「まあ私が一切気にしなくていいなら消すけど?」
夕美「……」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:04:11.51 :aYKV9Sbm0
凛「で、何、ベゴニア?」
夕美「あっ、うん、そうそう」
凛「また花言葉絡み?」
夕美「うんっ!『愛の告白』なんだ。……ふふ♪」
凛「へぇ。直球だね」
夕美「ね!ふふ、こういうの、Pさんからは初めてで……えへへ」
凛「で、何、ベゴニア?」
夕美「あっ、うん、そうそう」
凛「また花言葉絡み?」
夕美「うんっ!『愛の告白』なんだ。……ふふ♪」
凛「へぇ。直球だね」
夕美「ね!ふふ、こういうの、Pさんからは初めてで……えへへ」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:05:27.44 :aYKV9Sbm0
凛「花言葉込みでの贈り物かは聞いた?」
夕美「えっ?」
凛「『夕美だしとりあえず花あげとけばいいか』みたいなノリかも」
夕美「え、ええっ!?そんな、えっ、」
凛「……ごめん、冗談。そんな泣きそうな顔しないで」
夕美「で、でもよく考えたら、何も聞いてないし」
凛「花言葉込みで受け取ってくれてたんだから、逆でも然りだよ」
夕美「……だ、だよね。ふふ」
凛「花言葉込みでの贈り物かは聞いた?」
夕美「えっ?」
凛「『夕美だしとりあえず花あげとけばいいか』みたいなノリかも」
夕美「え、ええっ!?そんな、えっ、」
凛「……ごめん、冗談。そんな泣きそうな顔しないで」
夕美「で、でもよく考えたら、何も聞いてないし」
凛「花言葉込みで受け取ってくれてたんだから、逆でも然りだよ」
夕美「……だ、だよね。ふふ」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:06:49.90 :aYKV9Sbm0
凛「いつもらったの?」
夕美「昨日ね、帰りの車でこそっと」
凛「こそっと?」
夕美「うん。乗ろうとしたら助手席に箱が置いてあって、Pさんの字で『夕美へ』って」
凛「直接渡せばいいのに」
夕美「でも、ほら、一応……ね?」
凛「一応で済む仲じゃないでしょ」
夕美「う……そ、そう、だけど」
凛「変なところで回りくどいよね」
夕美「あはは……」
凛「いつもらったの?」
夕美「昨日ね、帰りの車でこそっと」
凛「こそっと?」
夕美「うん。乗ろうとしたら助手席に箱が置いてあって、Pさんの字で『夕美へ』って」
凛「直接渡せばいいのに」
夕美「でも、ほら、一応……ね?」
凛「一応で済む仲じゃないでしょ」
夕美「う……そ、そう、だけど」
凛「変なところで回りくどいよね」
夕美「あはは……」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:07:44.50 :aYKV9Sbm0
凛「似た者同士なんだろうけど」
夕美「そう、かな?えへへ」
凛「……ね、夕美」
夕美「うん?」
凛「なんか肌荒れてない?」
夕美「えっ?……そ、そんなこと」
凛「寝不足でしょ」
夕美「う゛……凛ちゃん、鋭い……」
凛「似た者同士なんだろうけど」
夕美「そう、かな?えへへ」
凛「……ね、夕美」
夕美「うん?」
凛「なんか肌荒れてない?」
夕美「えっ?……そ、そんなこと」
凛「寝不足でしょ」
夕美「う゛……凛ちゃん、鋭い……」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:09:11.34 :aYKV9Sbm0
凛「……何、やっぱりそういうアレなの?」
夕美「う、うん……その、昨日はそれであんまり寝れなくて」
凛「……そっちはちょっと聞きたいかも」
夕美「あんまり夜更かしはしないように気を付けてるんだけど」
凛「でも夜じゃないと無理でしょ」
夕美「……じ、実は、今朝も、ちょっと……」
凛「……は!?朝も!?」
夕美「えっ、あ、あれ、そ、そんなに変?」
凛「変って、いや、そうじゃなくて……」
凛「……何、やっぱりそういうアレなの?」
夕美「う、うん……その、昨日はそれであんまり寝れなくて」
凛「……そっちはちょっと聞きたいかも」
夕美「あんまり夜更かしはしないように気を付けてるんだけど」
凛「でも夜じゃないと無理でしょ」
夕美「……じ、実は、今朝も、ちょっと……」
凛「……は!?朝も!?」
夕美「えっ、あ、あれ、そ、そんなに変?」
凛「変って、いや、そうじゃなくて……」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:10:55.02 :aYKV9Sbm0
夕美「……だって、嬉しかったんだもん」
凛「嬉しいと朝も、なの?」
夕美「うん……つい」
凛「つい、って」
夕美「だって、ほら、ね?」
凛「……夕美ってさ、結構こう、予想外のすっ飛び方するよね」
夕美「うっ……そんなことないもん。……たぶん」
夕美「……だって、嬉しかったんだもん」
凛「嬉しいと朝も、なの?」
夕美「うん……つい」
凛「つい、って」
夕美「だって、ほら、ね?」
凛「……夕美ってさ、結構こう、予想外のすっ飛び方するよね」
夕美「うっ……そんなことないもん。……たぶん」
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:11:40.13 :aYKV9Sbm0
凛「初めてPさんとしたときもそうだったんでしょ?」
夕美「そ、それは今関係ないよっ!」
凛「してることは同じでしょ」
夕美「えっ?」
凛「いくらなんでも、嬉しいからって朝からは…」
夕美「……さ、流石に朝から、その、したりは、ないよ?」
凛「……え?」
夕美「昨日の夜も、ネックレス眺めてたら嬉しくて寝れなかっただけで」
凛「…………」
夕美「Pさんと、その、してたわけじゃ……」
凛「初めてPさんとしたときもそうだったんでしょ?」
夕美「そ、それは今関係ないよっ!」
凛「してることは同じでしょ」
夕美「えっ?」
凛「いくらなんでも、嬉しいからって朝からは…」
夕美「……さ、流石に朝から、その、したりは、ないよ?」
凛「……え?」
夕美「昨日の夜も、ネックレス眺めてたら嬉しくて寝れなかっただけで」
凛「…………」
夕美「Pさんと、その、してたわけじゃ……」
16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:12:16.61 :aYKV9Sbm0
凛「………………」カァッ
夕美「あ、あはは、凛ちゃんったら」
夕美「私そんな、ひゃっ」
ツン ツン
凛「夕美は脇腹、弱いよね」
夕美「ひゃ、あはっ、ちょ、凛ちゃん、やめ、やめて、あははっ」
凛「初体験の話」
夕美「あはっ、なに、ちょっと、やめてってば、ふふっ」
凛「そういえば聞いてなかったっけ」
夕美「ひゃっ、やめ、ほんとにそこ弱い、あははははっ」
凛「………………」カァッ
夕美「あ、あはは、凛ちゃんったら」
夕美「私そんな、ひゃっ」
ツン ツン
凛「夕美は脇腹、弱いよね」
夕美「ひゃ、あはっ、ちょ、凛ちゃん、やめ、やめて、あははっ」
凛「初体験の話」
夕美「あはっ、なに、ちょっと、やめてってば、ふふっ」
凛「そういえば聞いてなかったっけ」
夕美「ひゃっ、やめ、ほんとにそこ弱い、あははははっ」
17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:13:13.69 :aYKV9Sbm0
凛「話してくれるまでつつくから」
夕美「ひゃ、きゃっ」
凛「話す?」
夕美「えっ、それは、」
凛「話すでしょ」
夕美「きゃ、ちょっと、凛ちゃん、やめ」
凛「話すの?」
夕美「っ、は、話す、話すからっ」
凛「よし。じゃあ、どうぞ」
夕美「はぁ、はぁ……」
凛「話してくれるまでつつくから」
夕美「ひゃ、きゃっ」
凛「話す?」
夕美「えっ、それは、」
凛「話すでしょ」
夕美「きゃ、ちょっと、凛ちゃん、やめ」
凛「話すの?」
夕美「っ、は、話す、話すからっ」
凛「よし。じゃあ、どうぞ」
夕美「はぁ、はぁ……」
18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:15:02.20 :aYKV9Sbm0
凛「夕美、結構くすぐったがりだね」
夕美「昔っから弱くて……」
凛「くすったがりの子は感度がいいんだって」
夕美「えっ?」
凛「で、初体験。はい」
夕美「……えっと、内緒、ね?」
凛「したことも泣いたことももう知ってるんだし。今更でしょ」
夕美「でも」
凛「人に言ったりしないから」
夕美「うぅ……」
凛「夕美、結構くすぐったがりだね」
夕美「昔っから弱くて……」
凛「くすったがりの子は感度がいいんだって」
夕美「えっ?」
凛「で、初体験。はい」
夕美「……えっと、内緒、ね?」
凛「したことも泣いたことももう知ってるんだし。今更でしょ」
夕美「でも」
凛「人に言ったりしないから」
夕美「うぅ……」
19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:17:26.08 :aYKV9Sbm0
凛「なんだっけ。車で夕美から誘ったんだっけ?」
夕美「そ、それだとまるで車の中でしたみたいに」
凛「うん、ホテルで一緒に泊まりたいって言ったんだよね」
夕美「う、うん…」
凛「で?反応は?」
夕美「その……すごくびっくりされた」
凛「まあ、だよね」
凛「なんだっけ。車で夕美から誘ったんだっけ?」
夕美「そ、それだとまるで車の中でしたみたいに」
凛「うん、ホテルで一緒に泊まりたいって言ったんだよね」
夕美「う、うん…」
凛「で?反応は?」
夕美「その……すごくびっくりされた」
凛「まあ、だよね」
20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:18:58.23 :aYKV9Sbm0
夕美「でも、『ダメ』とは言われなくて」
凛「へぇ」
夕美「Pさんも迷ってる感じだったの」
凛「うん」
夕美「だから、もう一押しかなって思って」
夕美「それで、その、『お願い、します』…って」
凛「……言ったの?」
夕美「……言った」
凛「うわ」
夕美「う、うわって」
夕美「でも、『ダメ』とは言われなくて」
凛「へぇ」
夕美「Pさんも迷ってる感じだったの」
凛「うん」
夕美「だから、もう一押しかなって思って」
夕美「それで、その、『お願い、します』…って」
凛「……言ったの?」
夕美「……言った」
凛「うわ」
夕美「う、うわって」
21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:20:14.39 :aYKV9Sbm0
凛「え、いや、そのさ……うん、ね?」
夕美「……な、何?」
凛「うん。夕美、やるね」
夕美「そ、そう?」
凛「誘った後に『お願いします』って、ダメ押しにも程があるでしょ」
夕美「…………」
凛「断れないよね、それ」
夕美「~~っ!!」
凛「え、いや、そのさ……うん、ね?」
夕美「……な、何?」
凛「うん。夕美、やるね」
夕美「そ、そう?」
凛「誘った後に『お願いします』って、ダメ押しにも程があるでしょ」
夕美「…………」
凛「断れないよね、それ」
夕美「~~っ!!」
22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:21:36.21 :aYKV9Sbm0
凛(あ、耳真っ赤になった)
夕美「わ、わ、その、私はね、そんなつもりじゃ」
凛「よしよし。さすが夕美だね」
夕美「さ、流石って、私は」
凛「雰囲気ばっちり、状況もばっちりからの乙女全開。完璧」
夕美「別に狙ってやったわけじゃなくてね、」
凛「大好きだからね。仕方ないよね」
夕美「そ、そうだよっ!」
凛(あ、耳真っ赤になった)
夕美「わ、わ、その、私はね、そんなつもりじゃ」
凛「よしよし。さすが夕美だね」
夕美「さ、流石って、私は」
凛「雰囲気ばっちり、状況もばっちりからの乙女全開。完璧」
夕美「別に狙ってやったわけじゃなくてね、」
凛「大好きだからね。仕方ないよね」
夕美「そ、そうだよっ!」
23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:22:05.66 :aYKV9Sbm0
夕美「だって、本当に奇跡みたいだったんだもん」
凛「片思い上等だったし?」
夕美「そう!だから信じられないくらい嬉しくて!」
夕美「花もね、すっごく大事に愛でてくれててたの」
凛「そんなに」
夕美「そんなに!本当に愛情がこもった押し方だったの!」
夕美「あんなに大切にされるなら、私も花になっちゃいたいくらい…」
凛「っ、ぶふっ、何それ」
夕美「ほ、本当だよっ」
夕美「だって、本当に奇跡みたいだったんだもん」
凛「片思い上等だったし?」
夕美「そう!だから信じられないくらい嬉しくて!」
夕美「花もね、すっごく大事に愛でてくれててたの」
凛「そんなに」
夕美「そんなに!本当に愛情がこもった押し方だったの!」
夕美「あんなに大切にされるなら、私も花になっちゃいたいくらい…」
凛「っ、ぶふっ、何それ」
夕美「ほ、本当だよっ」
24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:22:41.08 :aYKV9Sbm0
凛「で?『お願いします』の後は?」
夕美「……Pさん、すごく驚いた顔してた」
凛「返事はどうだったの?」
夕美「……『じゃあ、一部屋で』って」
凛「おぉ……ってまあ、そうだよね」
夕美「そ、そしたら、なんかもう何も考えられなくなっちゃった」
凛「ドキドキだ」
夕美「うん……だってこれから、しちゃうんだって考えると」
夕美「今日の下着どんなのだっけとか、手入れ大丈夫かな、とか」
凛「うん、うん」
凛「で?『お願いします』の後は?」
夕美「……Pさん、すごく驚いた顔してた」
凛「返事はどうだったの?」
夕美「……『じゃあ、一部屋で』って」
凛「おぉ……ってまあ、そうだよね」
夕美「そ、そしたら、なんかもう何も考えられなくなっちゃった」
凛「ドキドキだ」
夕美「うん……だってこれから、しちゃうんだって考えると」
夕美「今日の下着どんなのだっけとか、手入れ大丈夫かな、とか」
凛「うん、うん」
26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:23:37.49 :aYKV9Sbm0
夕美「でね、ホテルの部屋に入ったら、Pさんが先にシャワー入るように言ってくるでしょ?」
凛「まあ、うん」
夕美「それで体洗って一息ついたら、さらにわーってなっちゃって」
凛「わーって?」
夕美「あと数分後には、って考え始めるともう」
凛「……夕美ってアレだね」
夕美「アレ?」
凛「結構むっつりだね」
夕美「でね、ホテルの部屋に入ったら、Pさんが先にシャワー入るように言ってくるでしょ?」
凛「まあ、うん」
夕美「それで体洗って一息ついたら、さらにわーってなっちゃって」
凛「わーって?」
夕美「あと数分後には、って考え始めるともう」
凛「……夕美ってアレだね」
夕美「アレ?」
凛「結構むっつりだね」
27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:25:16.44 :aYKV9Sbm0
夕美「……ち、違うよっ!本当にドキドキでぐるぐるだったの!」
凛「フラワーガールだもんね。愛されるために誘います、って感じ」
夕美「違うからーっ!!」
凛「なのに初心なんだから」
夕美「うう……精一杯だったんだもん」
凛「勇気あるよね」
夕美「……私もあんな勇気、出るとは思ってなかったよ」
凛「で?ちゃんと、したんでしょ?」
夕美「うん……」
夕美「……ち、違うよっ!本当にドキドキでぐるぐるだったの!」
凛「フラワーガールだもんね。愛されるために誘います、って感じ」
夕美「違うからーっ!!」
凛「なのに初心なんだから」
夕美「うう……精一杯だったんだもん」
凛「勇気あるよね」
夕美「……私もあんな勇気、出るとは思ってなかったよ」
凛「で?ちゃんと、したんでしょ?」
夕美「うん……」
28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:26:19.56 :aYKV9Sbm0
夕美「えっと、入れ替わりでPさんもシャワー浴びて、そのあとね、」
凛「うん、うん。詳しく詳しく」
夕美「う……ま、まずね、どうやって待ってたらいいかわからなくて」
凛「普通に座って待ってればいいんじゃないの?」
夕美「服着て?」
凛「……着ない理由なくない?」
夕美「う゛……」
凛「え、何、脱いで待ってたの?」
夕美「えっと、入れ替わりでPさんもシャワー浴びて、そのあとね、」
凛「うん、うん。詳しく詳しく」
夕美「う……ま、まずね、どうやって待ってたらいいかわからなくて」
凛「普通に座って待ってればいいんじゃないの?」
夕美「服着て?」
凛「……着ない理由なくない?」
夕美「う゛……」
凛「え、何、脱いで待ってたの?」
29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:27:07.92 :aYKV9Sbm0
夕美「だ、だってほら、ドラマとかだとよくあるでしょ?」
凛「まあ、うん、あるけどそれはさ……」
夕美「あああああ……変だったのかな……」
凛「……バスタオル巻いて待ってたとか?」
夕美「……」
凛「……え、裸?」
夕美「裸……」
凛「ベッドで待ってたの?」
夕美「シーツにくるまってた……」
凛「……」
夕美「だ、だってほら、ドラマとかだとよくあるでしょ?」
凛「まあ、うん、あるけどそれはさ……」
夕美「あああああ……変だったのかな……」
凛「……バスタオル巻いて待ってたとか?」
夕美「……」
凛「……え、裸?」
夕美「裸……」
凛「ベッドで待ってたの?」
夕美「シーツにくるまってた……」
凛「……」
30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:30:12.91 :aYKV9Sbm0
夕美「……や、やっぱりおかしかったのかな」
凛「いや、うん」
夕美「う、うん?」
凛「なんか『お待ちしていました』って感じだよね。私だったらできないかな」
夕美「うあああ……やっぱり……」
凛「男の人なら嬉しいんじゃない?そういうの。うん」
夕美「……ううう」
凛「逆にほら、1枚1枚脱がされるよりマシでしょ」
夕美「……確かにそうかもしれない、けど……」
夕美「……や、やっぱりおかしかったのかな」
凛「いや、うん」
夕美「う、うん?」
凛「なんか『お待ちしていました』って感じだよね。私だったらできないかな」
夕美「うあああ……やっぱり……」
凛「男の人なら嬉しいんじゃない?そういうの。うん」
夕美「……ううう」
凛「逆にほら、1枚1枚脱がされるよりマシでしょ」
夕美「……確かにそうかもしれない、けど……」
31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:31:05.60 :aYKV9Sbm0
凛「Pさんの反応はどうだったの?」
夕美「シャワーから出てきて、目が合ったら『ふふ』って感じで笑われた……」
凛「うん。その気持ち、わかる」
夕美「……どんな?」
凛「『無理しちゃってかっわいいなぁ』」
夕美「……」
夕美「そ、そんなことないない、ないよ、あはは……」
凛「ベタベタに可愛がられたでしょ、そのあと」
夕美「……う」
凛「うん?」
夕美「……可愛がられた、かも」
凛「だよね」
凛「Pさんの反応はどうだったの?」
夕美「シャワーから出てきて、目が合ったら『ふふ』って感じで笑われた……」
凛「うん。その気持ち、わかる」
夕美「……どんな?」
凛「『無理しちゃってかっわいいなぁ』」
夕美「……」
夕美「そ、そんなことないない、ないよ、あはは……」
凛「ベタベタに可愛がられたでしょ、そのあと」
夕美「……う」
凛「うん?」
夕美「……可愛がられた、かも」
凛「だよね」
32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:31:51.52 :aYKV9Sbm0
夕美「包まってるシーツの上から、ぎゅーってされて」
凛「うん」
夕美「そのままなんかじゃれてたんだけど」
凛「じゃれてたって?」
夕美「最初はこう、後ろからPさんが抱き着いてきて。ちょっとお話しながら、ぺたぺた触り合ったり」
凛「話してたなら、そのタイミングで言うこと言えたんじゃないの?花言葉のこととか」
夕美「う……そうなんだけど、その時は全然そんなこと頭に浮かばなくて」
夕美「それにだんだん恥ずかしくなってきて……だから、うん、ちょっと間違えちゃって、ね」
凛「……間違えた?」
夕美「その……『するなら早くしよ』みたいなこと言っちゃった」
凛「うわ」
夕美「あはは……」
夕美「包まってるシーツの上から、ぎゅーってされて」
凛「うん」
夕美「そのままなんかじゃれてたんだけど」
凛「じゃれてたって?」
夕美「最初はこう、後ろからPさんが抱き着いてきて。ちょっとお話しながら、ぺたぺた触り合ったり」
凛「話してたなら、そのタイミングで言うこと言えたんじゃないの?花言葉のこととか」
夕美「う……そうなんだけど、その時は全然そんなこと頭に浮かばなくて」
夕美「それにだんだん恥ずかしくなってきて……だから、うん、ちょっと間違えちゃって、ね」
凛「……間違えた?」
夕美「その……『するなら早くしよ』みたいなこと言っちゃった」
凛「うわ」
夕美「あはは……」
33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:35:21.08 :aYKV9Sbm0
凛「それは、うん。なんかアレだね」
夕美「……ダメだよね」
凛「ムードもへったくれもない一言」
夕美「反省してるもん……」
夕美「でも、それ言ったらもう完全にそういう雰囲気になってきて」
凛「うん、うん」
凛「それは、うん。なんかアレだね」
夕美「……ダメだよね」
凛「ムードもへったくれもない一言」
夕美「反省してるもん……」
夕美「でも、それ言ったらもう完全にそういう雰囲気になってきて」
凛「うん、うん」
34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:36:45.63 :aYKV9Sbm0
夕美「キスして、こう、Pさんも一緒に、シーツの中に入ってきたの」
凛「うん」
夕美「それでしばらくPさんが、その、いろいろ触ってたんだけど」
凛「いろいろって?」
夕美「その……うん、ほら、ね?」
凛「いろいろって?」
夕美「で、ね!!それで、結構気がまぎれたというか、ほぐれてきたから、大丈夫かなって思って」
凛「何が?」
夕美「で、でもこう、いざ、ってなったらね、またわーってなっちゃって……」
夕美「……Pさんもすごく優しくしてくれたんだけど……その、痛くて」
凛「……まあ、そればっかりは、ね」
夕美「キスして、こう、Pさんも一緒に、シーツの中に入ってきたの」
凛「うん」
夕美「それでしばらくPさんが、その、いろいろ触ってたんだけど」
凛「いろいろって?」
夕美「その……うん、ほら、ね?」
凛「いろいろって?」
夕美「で、ね!!それで、結構気がまぎれたというか、ほぐれてきたから、大丈夫かなって思って」
凛「何が?」
夕美「で、でもこう、いざ、ってなったらね、またわーってなっちゃって……」
夕美「……Pさんもすごく優しくしてくれたんだけど……その、痛くて」
凛「……まあ、そればっかりは、ね」
35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:37:28.64 :aYKV9Sbm0
夕美「それで、してる最中、ずっと泣いちゃってて」
凛「そんなに痛かったの?」
夕美「だ、だって体の中に入っちゃうんだよ!?」
凛「そうだけど……あー」
夕美「……?」
凛「ずっと悶々考えてるから、必要以上に緊張しちゃったんだ」
夕美「……かも」
夕美「それで私が泣きっぱなしで、Pさんも申し訳なさそうな感じになっちゃって」
凛「あー……ああー……」
夕美「終わった後も私泣いてて、Pさんが背中さすったりしてくれたんだけど」
凛「……悪くないじゃん。だけど?」
夕美「なんか、そのまま寝ちゃった……」
ベシッ
夕美「それで、してる最中、ずっと泣いちゃってて」
凛「そんなに痛かったの?」
夕美「だ、だって体の中に入っちゃうんだよ!?」
凛「そうだけど……あー」
夕美「……?」
凛「ずっと悶々考えてるから、必要以上に緊張しちゃったんだ」
夕美「……かも」
夕美「それで私が泣きっぱなしで、Pさんも申し訳なさそうな感じになっちゃって」
凛「あー……ああー……」
夕美「終わった後も私泣いてて、Pさんが背中さすったりしてくれたんだけど」
凛「……悪くないじゃん。だけど?」
夕美「なんか、そのまま寝ちゃった……」
ベシッ
36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:38:09.02 :aYKV9Sbm0
夕美「あたっ」
凛「あっ」
夕美「うう……」
凛「ごめん、つい」
夕美「私も悪かったと思ってるもん……」
凛「そこはさ、上手くできなかったけど大好きですみたいなピロートークするとこでしょ」
夕美「だ、だよね……」
凛「する前に変なこと言ったのも全部清算できたかもしれないのに」
夕美「あたっ」
凛「あっ」
夕美「うう……」
凛「ごめん、つい」
夕美「私も悪かったと思ってるもん……」
凛「そこはさ、上手くできなかったけど大好きですみたいなピロートークするとこでしょ」
夕美「だ、だよね……」
凛「する前に変なこと言ったのも全部清算できたかもしれないのに」
37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:38:57.04 :aYKV9Sbm0
凛「……で?朝は?」
夕美「……気まずくなっちゃって、話そうとしてもぎこちなくて……」
凛「はぁ……無理するから」
夕美「……ごめんなさい」
凛「いや、私に謝られても」
凛「でも、今は上手くいってるんでしょ?」
夕美「うんっ!えへへ、凛ちゃんのおかげ!」
凛「……で?朝は?」
夕美「……気まずくなっちゃって、話そうとしてもぎこちなくて……」
凛「はぁ……無理するから」
夕美「……ごめんなさい」
凛「いや、私に謝られても」
凛「でも、今は上手くいってるんでしょ?」
夕美「うんっ!えへへ、凛ちゃんのおかげ!」
38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:42:59.60 :aYKV9Sbm0
凛「まあ、乗りかかった船だしね。最近はどうしてるの?」
夕美「ふふ、たまにデートしたりしてるよ♪」
凛「仕事の後とか?」
夕美「そうそう!外に遊びに行くのは難しいけど、お部屋デートとか」
凛「へぇ?」
夕美「あっ、この間ね、Pさんの部屋にプランター置かせてもらったの」
凛「うちで買っていったやつ?」
夕美「そう!それでちょくちょくお邪魔して、手入れしてるんだ♪」
凛「早速部屋に遊びに行ける口実作ったんだ。夕美、やっぱやり手だね」
凛「まあ、乗りかかった船だしね。最近はどうしてるの?」
夕美「ふふ、たまにデートしたりしてるよ♪」
凛「仕事の後とか?」
夕美「そうそう!外に遊びに行くのは難しいけど、お部屋デートとか」
凛「へぇ?」
夕美「あっ、この間ね、Pさんの部屋にプランター置かせてもらったの」
凛「うちで買っていったやつ?」
夕美「そう!それでちょくちょくお邪魔して、手入れしてるんだ♪」
凛「早速部屋に遊びに行ける口実作ったんだ。夕美、やっぱやり手だね」
39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:43:38.55 :aYKV9Sbm0
夕美「え、ち、違うよっ!?私は単にPさんがガーデニングに興味もってくれてるのが嬉しくて」
凛「へえ?全然そういう側面はないんだ?」
夕美「うっ……」
凛「うん?」
夕美「ある、かも……」
凛「うん」
夕美「……水やりとか、ちょっとした理由つけてお邪魔させてもらってます……」
夕美「え、ち、違うよっ!?私は単にPさんがガーデニングに興味もってくれてるのが嬉しくて」
凛「へえ?全然そういう側面はないんだ?」
夕美「うっ……」
凛「うん?」
夕美「ある、かも……」
凛「うん」
夕美「……水やりとか、ちょっとした理由つけてお邪魔させてもらってます……」
40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:49:32.37 :aYKV9Sbm0
凛「で、2回目はチャレンジした?」
夕美「え?」
凛「Pさんと」
夕美「……?」
凛「初めてのとき以降」
夕美「……えっ、あ、えっと」
凛「うん?」
夕美「……し、した」
凛「で、2回目はチャレンジした?」
夕美「え?」
凛「Pさんと」
夕美「……?」
凛「初めてのとき以降」
夕美「……えっ、あ、えっと」
凛「うん?」
夕美「……し、した」
41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:50:06.76 :aYKV9Sbm0
凛「結果は?」
夕美「……その、自粛しましょう、ということになりました」
凛「……何それ。またダメだったの?」
夕美「ううん……むしろ逆」
凛「逆?どういうこと?」
夕美「えっと、2回目のとき、Pさんの部屋だったんだけどね」
凛「うん」
凛「結果は?」
夕美「……その、自粛しましょう、ということになりました」
凛「……何それ。またダメだったの?」
夕美「ううん……むしろ逆」
凛「逆?どういうこと?」
夕美「えっと、2回目のとき、Pさんの部屋だったんだけどね」
凛「うん」
42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:56:29.46 :aYKV9Sbm0
夕美「その日はPさんも午前で仕事終わりだったし、そういう約束してて」
凛「羨ましい」
夕美「午後ずっと空いてると時間もあるから、これってもしかして、みたいな、ね?」
凛「まあ、そうだよね」
夕美「で、その時はPさん、私が緊張しないようにいろいろ用意してくれてて」
凛「用意……?」
夕美「うんっ!ハーブティー淹れてくれて、一緒に昔の写真見たり。すごく和やかだったの」
凛「あ、そういうのね」
夕美「……?」
凛「なんでもないよ。で?」
夕美「その日はPさんも午前で仕事終わりだったし、そういう約束してて」
凛「羨ましい」
夕美「午後ずっと空いてると時間もあるから、これってもしかして、みたいな、ね?」
凛「まあ、そうだよね」
夕美「で、その時はPさん、私が緊張しないようにいろいろ用意してくれてて」
凛「用意……?」
夕美「うんっ!ハーブティー淹れてくれて、一緒に昔の写真見たり。すごく和やかだったの」
凛「あ、そういうのね」
夕美「……?」
凛「なんでもないよ。で?」
43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:58:07.22 :aYKV9Sbm0
夕美「私もそのときはもう、するつもりでPさんの部屋に行ったから、準備はばっちりだったし」
凛「……うん」
夕美「Pさんも優しくて、すごくリラックスしてたの」
夕美「だからそういう雰囲気になったら、今度は全然緊張とかなくて」
夕美「……それで、ね?」
凛「うん」
夕美「すごかった……」
凛「……へえ?」
夕美「私もそのときはもう、するつもりでPさんの部屋に行ったから、準備はばっちりだったし」
凛「……うん」
夕美「Pさんも優しくて、すごくリラックスしてたの」
夕美「だからそういう雰囲気になったら、今度は全然緊張とかなくて」
夕美「……それで、ね?」
凛「うん」
夕美「すごかった……」
凛「……へえ?」
44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 20:58:35.91 :aYKV9Sbm0
夕美「なんかね、もう、何しても気持ち良いの」
凛「うん。その辺、詳しく」
夕美「……最初はね、普通にお話してたら、目がふっと合って」
凛「うん、うん」
夕美「どっちからってわけでもなく、キスしたんだけど」
凛「」ゴクッ
夕美「なんかね、もう、何しても気持ち良いの」
凛「うん。その辺、詳しく」
夕美「……最初はね、普通にお話してたら、目がふっと合って」
凛「うん、うん」
夕美「どっちからってわけでもなく、キスしたんだけど」
凛「」ゴクッ
45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:02:23.78 :aYKV9Sbm0
夕美「もうその時点で熔けそう」
凛「……うん」
夕美「頭の中も体の芯もね、こう、チョコみたいに、とろーんって」
夕美「それでね、初めての時は言えなかったから、いっぱい、いっぱい『好き』って言って」
凛(夕美らしい、けど)
夕美「Pさんも少し恥ずかしそうだったけど、好きだよって言ってくれたの」
凛(……これ聞く方も結構恥ずかしい)
夕美「もうその時点で熔けそう」
凛「……うん」
夕美「頭の中も体の芯もね、こう、チョコみたいに、とろーんって」
夕美「それでね、初めての時は言えなかったから、いっぱい、いっぱい『好き』って言って」
凛(夕美らしい、けど)
夕美「Pさんも少し恥ずかしそうだったけど、好きだよって言ってくれたの」
凛(……これ聞く方も結構恥ずかしい)
46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:04:00.39 :aYKV9Sbm0
夕美「それで、その、したら……すごくて」
夕美「初めてのときは『なんでこんなことするんだろう』って思っちゃうくらいだったのに……」
凛「うん、その辺もうちょっと詳しく」
夕美「えっ、そ、それは、えっと……ね?」
凛「うん」
夕美「その、あ、普通、普通だよ?」
凛「普通ね。普通に何回くらいしたの?」
夕美「え、ええっと、何回かな……」
凛「数えられないくらい、と」
夕美「それで、その、したら……すごくて」
夕美「初めてのときは『なんでこんなことするんだろう』って思っちゃうくらいだったのに……」
凛「うん、その辺もうちょっと詳しく」
夕美「えっ、そ、それは、えっと……ね?」
凛「うん」
夕美「その、あ、普通、普通だよ?」
凛「普通ね。普通に何回くらいしたの?」
夕美「え、ええっと、何回かな……」
凛「数えられないくらい、と」
47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:04:37.82 :aYKV9Sbm0
夕美「ち、違うよっ!?そういう意味じゃなくて、えっと、1、2、3、あと……」
凛「3回以上?元気だね」
夕美「えっ!?そ、そうなの?」
凛「午後からお部屋デートして、3回以上したら結構お盛んな方でしょ」
夕美「……うう……」
凛「ほら、もっと詳しく」
夕美「…………うぅ……許して……」
夕美「ち、違うよっ!?そういう意味じゃなくて、えっと、1、2、3、あと……」
凛「3回以上?元気だね」
夕美「えっ!?そ、そうなの?」
凛「午後からお部屋デートして、3回以上したら結構お盛んな方でしょ」
夕美「……うう……」
凛「ほら、もっと詳しく」
夕美「…………うぅ……許して……」
48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:05:30.34 :aYKV9Sbm0
凛「じゃあ何がそんなに良かったのかだけ」
夕美「……距離が」
凛「うん?」
夕美「Pさんとの距離が、全然ないのが、よかった」
夕美「こう、密着して、好きって言って、好きを行動で示して」
夕美「Pさんがそれに応えてくれるのが、すごく幸せで」
凛(……乙女だなあ)
凛「じゃあ何がそんなに良かったのかだけ」
夕美「……距離が」
凛「うん?」
夕美「Pさんとの距離が、全然ないのが、よかった」
夕美「こう、密着して、好きって言って、好きを行動で示して」
夕美「Pさんがそれに応えてくれるのが、すごく幸せで」
凛(……乙女だなあ)
49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:07:10.97 :aYKV9Sbm0
夕美「それで、した後にもちょっとベタベタしてたんだけど」
凛「あ、ベタベタしてる時は自覚あるんだ」
夕美「……だって前はそういうのできなかったもん」
凛「まあ、確かに。で?」
夕美「すごかったね、とかいろいろ話してて。すごく幸せだったんだけど」
凛「相性いいんだろうね。2回目でその調子だと」
夕美「う、うん……そういう話もちょっとした」
夕美「それで、した後にもちょっとベタベタしてたんだけど」
凛「あ、ベタベタしてる時は自覚あるんだ」
夕美「……だって前はそういうのできなかったもん」
凛「まあ、確かに。で?」
夕美「すごかったね、とかいろいろ話してて。すごく幸せだったんだけど」
凛「相性いいんだろうね。2回目でその調子だと」
夕美「う、うん……そういう話もちょっとした」
50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:08:24.45 :aYKV9Sbm0
凛「で?自粛?」
夕美「うん……お互いに溺れちゃうのはまずいよね、ってことで」
凛「まあ、そうかもね。長続きするといいけど」
夕美「が、頑張る……」
凛「頑張れそうなの?」
夕美「えっと……うん。最近はちょっとあの温度が恋しいなーって思うこと、あるけど」
夕美「でもね、お互いに無茶はできないし、仕方ないかな、って」
凛「……ふーん」
凛(これアレだね、我慢が裏目に出て更に溺れるパターン)
凛「で?自粛?」
夕美「うん……お互いに溺れちゃうのはまずいよね、ってことで」
凛「まあ、そうかもね。長続きするといいけど」
夕美「が、頑張る……」
凛「頑張れそうなの?」
夕美「えっと……うん。最近はちょっとあの温度が恋しいなーって思うこと、あるけど」
夕美「でもね、お互いに無茶はできないし、仕方ないかな、って」
凛「……ふーん」
凛(これアレだね、我慢が裏目に出て更に溺れるパターン)
51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:08:51.65 :aYKV9Sbm0
夕美「折角凛ちゃんのおかげで上手くいってるんだし、頑張るよっ♪」
凛「……うん、そうだね。頑張って」
夕美「はいっ♪」
凛「今日は何か買ってく?」
夕美「うーん……あっ、栄養剤ある?」
凛「あるよ。何、通い妻する用?」
夕美「あはは……うん。明日早速持っていこうかな」
凛「デレデレしちゃって」
夕美「えへへ」
凛(……明日、ね)
夕美「折角凛ちゃんのおかげで上手くいってるんだし、頑張るよっ♪」
凛「……うん、そうだね。頑張って」
夕美「はいっ♪」
凛「今日は何か買ってく?」
夕美「うーん……あっ、栄養剤ある?」
凛「あるよ。何、通い妻する用?」
夕美「あはは……うん。明日早速持っていこうかな」
凛「デレデレしちゃって」
夕美「えへへ」
凛(……明日、ね)
52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:09:29.40 :aYKV9Sbm0
[翌々日、事務所]
夕美「おはようございまず……」
凛「おはよ……どうしたの夕美、声すごいけど」
夕美「……うん、ちょっと」
凛「風邪?」
夕美「……ね、凛ちゃん」
凛「うん?」
夕美「Pさんに何か言った?」
凛「え?まあ、今日は挨拶くらいだけど」
夕美「そうじゃなくて」
凛「?」
[翌々日、事務所]
夕美「おはようございまず……」
凛「おはよ……どうしたの夕美、声すごいけど」
夕美「……うん、ちょっと」
凛「風邪?」
夕美「……ね、凛ちゃん」
凛「うん?」
夕美「Pさんに何か言った?」
凛「え?まあ、今日は挨拶くらいだけど」
夕美「そうじゃなくて」
凛「?」
53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:10:22.89 :aYKV9Sbm0
夕美「昨日は?」
凛「ごめん、何のことかわかんない」
夕美「こ、この間話したアレのこと!」
凛「アレ?」
夕美「その、自粛の話!」
凛「……どうかしたの?」
夕美「き、昨日大変だったんだよ!?」
凛「大変?」
夕美「昨日は?」
凛「ごめん、何のことかわかんない」
夕美「こ、この間話したアレのこと!」
凛「アレ?」
夕美「その、自粛の話!」
凛「……どうかしたの?」
夕美「き、昨日大変だったんだよ!?」
凛「大変?」
54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:11:11.45 :aYKV9Sbm0
・・・
・・
・
[きのう]
ドサッ
夕美「きゃっ、えっ、あ、えっと……んっ」
夕美「あ、あれ?」
夕美「Pさん、こういうのはしばらく無しって、この間」
夕美「……ね、ホントに、するの?」
夕美「あ、嫌ってわけじゃなくて、でも、えっ、ちょっと、Pさん、Pさんってば」
・
・・
・・・
・・・
・・
・
[きのう]
ドサッ
夕美「きゃっ、えっ、あ、えっと……んっ」
夕美「あ、あれ?」
夕美「Pさん、こういうのはしばらく無しって、この間」
夕美「……ね、ホントに、するの?」
夕美「あ、嫌ってわけじゃなくて、でも、えっ、ちょっと、Pさん、Pさんってば」
・
・・
・・・
55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:11:38.92 :aYKV9Sbm0
凛「へぇ。うん、まあそういうこともあるよね」
夕美「凛ちゃん本当に何も……?」
凛「私はちょっとあれだよ、懸念を示しただけ」
夕美「や、やっぱり!?」
凛「押し倒すようにまでは言ってないし」
夕美「えっ、でもやっぱり凛ちゃんが」
凛「でも夕美もNOって言えないわけじゃないでしょ?」
夕美「えっ……あ、えっと」
凛「へぇ。うん、まあそういうこともあるよね」
夕美「凛ちゃん本当に何も……?」
凛「私はちょっとあれだよ、懸念を示しただけ」
夕美「や、やっぱり!?」
凛「押し倒すようにまでは言ってないし」
夕美「えっ、でもやっぱり凛ちゃんが」
凛「でも夕美もNOって言えないわけじゃないでしょ?」
夕美「えっ……あ、えっと」
56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:12:08.07 :aYKV9Sbm0
凛「大変だったね。声が掠れるまでって何回くらい?」
夕美「…………い、いっぱい」
凛「そうなんだ。よかったんじゃないの?」
夕美「き、気持ちよかったけど」
凛「あ、ううん、そういう意味じゃなくて……やっぱいいや」
夕美「……」
凛「うん、で?『気持ちよかったけど』?」
夕美「うぅ……」
凛「大変だったね。声が掠れるまでって何回くらい?」
夕美「…………い、いっぱい」
凛「そうなんだ。よかったんじゃないの?」
夕美「き、気持ちよかったけど」
凛「あ、ううん、そういう意味じゃなくて……やっぱいいや」
夕美「……」
凛「うん、で?『気持ちよかったけど』?」
夕美「うぅ……」
57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:12:52.61 :aYKV9Sbm0
夕美「…………勘弁してください……」
夕美「…………勘弁してください……」
58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:13:45.30 :aYKV9Sbm0
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
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61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:15:24.46 :aYKV9Sbm0
相葉ちゃんに暴露話させたいだけだった
62:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:17:19.27 :s9eAX/KX0
おつです
63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 21:22:37.51 :vWL6q91wo
あなたのSSは良い。 実に良い。
64:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/29(月) 22:32:35.32 :GNE2SjZT0
ありがてぇ、ありがてぇ
コメント 33
コメント一覧 (33)
これ凛ちゃんの方がよっぽどむっつりじゃないですかね
二人とも好きだからまた書いて欲しいな
相葉ちゃんの少ないし、3年目にしてようやく良さがわかる人が目に見えて増えてきた気がする
いやあ、この相葉ちゃんは本当に乙女回路全開で素晴らしい…
是非また相葉ちゃんで書いてくださいなんでもしまむら!
イチャラブ書かせたら右に出る者なしだよ
だから美波と周子二週目を早く書いてくださいお願いします何でもしまむら
ずっと待ってたぞ‼︎
エロとイチャイチャの配分が素晴らしい
心が豊かになる
※4
連続で圏内入っといてそれはないわ
きた!きた!凛わんわんのひと!!!って思ったね
やはり最高だったね
あと凛ちゃん面白すぎる
※2
ここでの凛ちゃんは担当P押し倒すし後ろからわんわんされるの大好きだし、
近藤選手のアンチで中田選手のファンだから仕方ないっす
おっそうだな(平行世界の忠犬リン公を眺めつつ)
もうタイトルだけで特定余裕でしたレベルですわ
これで今日明日の夜勤も頑張れるぜ
眠れないのを性的な意味と勘違いしたりいろいろ用意したってのを誤解したり・・・
むっつ凛ちゃんじゃないですか
俺をモバマスに引き摺り込んだきっかけとなった凛わんわんの作者だけあって破壊力半端ないな
ちなみに美波の話はまだですかねえ……
流石は藍子と並ぶPaの良心
最高でした
来年もよろしくな!
色んな意味でダメージが…
安心と信頼の凛ワンワンP
やっぱり経験者は知ってるんだね