325:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:17:41.59 :8MnlR9I2o
【久保家 貴子の部屋】
貴子「はっ、ほっ、てやっ、くっ、オラァ!!」
貴子「ふぅ……やっぱり変身ポーズは体力を使うぜ……でも、もう少し練習すれば完コピァッだから頑張るか」フフッ
貴子(全部マスターしたら……今度はオリジナルを考えて…………楽しみが広がるぜ)
♪~
貴子「ん?……宮永ァァッからか…………ふんふん…………何ィッ!!?」
貴子(臼沢も倒しただと!?マジか!)
貴子「こいつはスゲェ……やっべ、テンション上がってきちまった!止まれねぇ!」ピポパ..プルルル
華菜『はい、もしもし。コーチ、一体なんの…』
貴子「池田ァァッ!てめぇ休みだからって気ぃ抜いてるんじゃねェだろうなぁ!?今から半荘5回打ってこい!わかったな!」ガチャ!
貴子「……ったく、頼むぜ……てめぇがエースなんだからよぉ」
貴子(ふぅ……落ち着いた。さて、それじゃァ最後の四天王を紹介して…………)
貴子「………………」
貴子(あいつを紹介していいものか……)
貴子(…………臼沢を倒したとはいえ、宮永姉妹と清澄の部長の3人では……あいつに勝てるわけァァッ!がねェ……)
貴子(うん、そうだな。約束とは違うが、宮永たちァァッの無事が第一だしな……『3人では勝てねェ……この話はなかったことにする』っと……送信)ピポパ
【久保家 貴子の部屋】
貴子「はっ、ほっ、てやっ、くっ、オラァ!!」
貴子「ふぅ……やっぱり変身ポーズは体力を使うぜ……でも、もう少し練習すれば完コピァッだから頑張るか」フフッ
貴子(全部マスターしたら……今度はオリジナルを考えて…………楽しみが広がるぜ)
♪~
貴子「ん?……宮永ァァッからか…………ふんふん…………何ィッ!!?」
貴子(臼沢も倒しただと!?マジか!)
貴子「こいつはスゲェ……やっべ、テンション上がってきちまった!止まれねぇ!」ピポパ..プルルル
華菜『はい、もしもし。コーチ、一体なんの…』
貴子「池田ァァッ!てめぇ休みだからって気ぃ抜いてるんじゃねェだろうなぁ!?今から半荘5回打ってこい!わかったな!」ガチャ!
貴子「……ったく、頼むぜ……てめぇがエースなんだからよぉ」
貴子(ふぅ……落ち着いた。さて、それじゃァ最後の四天王を紹介して…………)
貴子「………………」
貴子(あいつを紹介していいものか……)
貴子(…………臼沢を倒したとはいえ、宮永姉妹と清澄の部長の3人では……あいつに勝てるわけァァッ!がねェ……)
貴子(うん、そうだな。約束とは違うが、宮永たちァァッの無事が第一だしな……『3人では勝てねェ……この話はなかったことにする』っと……送信)ピポパ
326:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:18:46.70 :8MnlR9I2o
♪~
貴子「来た……」ピッ
『言い忘れてました。今現在のメンバーは、私と咲、竹井久、沢村さん、エイスリンさんの5人です』
貴子「な、なんだとぉっァァッ!?宮永てめェ、伝達漏れじゃねェか!びっくりしちゃったぞ!」
♪~
貴子「!しかも連続送信だと!?」ピ
『最後の四天王はかなりの強敵だ、という久保さんからメール内容をみんなに話したら、臼沢さんも一緒に行きたいという話になりました』
貴子「な……!」
貴子(沢村を倒した宮永たちに加え……四天王が3人も同行するだと!?こんな流れになるとは…………)
貴子「うぉぉ……さらにテンションが……くっ!」ピポパ..プルルル..ガチャ
華菜『も、もしも…』
貴子「池田ァァッ!電話なんかに出てる暇があんなら練習しろァァッ!もう半荘5回追加だ!」ピッ!
貴子「ふぅ……」
貴子「…………宮永……」
貴子(四天王が3人いるなら……いくらあいつが相手とはいえ、なんとかなるか。うん、そうだな)
貴子(ではあいつに連絡するか――――)ピポパ..
貴子(―――よし!これでいい)
貴子(あとはお前たち次第だ……)
貴子(……私は今日中に、あと4人分の変身ポーズを体得できるよう頑張る……だから……お前たちも頑張れよ……)
♪~
貴子「来た……」ピッ
『言い忘れてました。今現在のメンバーは、私と咲、竹井久、沢村さん、エイスリンさんの5人です』
貴子「な、なんだとぉっァァッ!?宮永てめェ、伝達漏れじゃねェか!びっくりしちゃったぞ!」
♪~
貴子「!しかも連続送信だと!?」ピ
『最後の四天王はかなりの強敵だ、という久保さんからメール内容をみんなに話したら、臼沢さんも一緒に行きたいという話になりました』
貴子「な……!」
貴子(沢村を倒した宮永たちに加え……四天王が3人も同行するだと!?こんな流れになるとは…………)
貴子「うぉぉ……さらにテンションが……くっ!」ピポパ..プルルル..ガチャ
華菜『も、もしも…』
貴子「池田ァァッ!電話なんかに出てる暇があんなら練習しろァァッ!もう半荘5回追加だ!」ピッ!
貴子「ふぅ……」
貴子「…………宮永……」
貴子(四天王が3人いるなら……いくらあいつが相手とはいえ、なんとかなるか。うん、そうだな)
貴子(ではあいつに連絡するか――――)ピポパ..
貴子(―――よし!これでいい)
貴子(あとはお前たち次第だ……)
貴子(……私は今日中に、あと4人分の変身ポーズを体得できるよう頑張る……だから……お前たちも頑張れよ……)
327:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:19:29.77 :8MnlR9I2o
【テナントビル前】
咲「返事来た?」
照「うん……今から2時間後くらいに待ち合わせ」
久「結構時間空くわね」
照「そうだね」
トシ「そいつはちょうどいいね。これからみんなでご飯でも食べないかい?」
照(……カップラーメンよりお菓子の方がいいな)
咲(ラーメンかぁ……一口ちょうだいが出来るのはいいけど、お姉ちゃんが幸せそうにお菓子を食べてる顔が見たいな)
久(カップラーメンは健康面で問題ありそうなのよね……嫌いではないけど……)
智紀(時間的に考えて、今カップラーメンを食べると夕食に響く)
エイスリン(カップメン、ビミョウ……)
塞(どうせラーメン食べるならお店の方が……って、ここらへんあるのかな?)
トシ「カップラーメンじゃないよ?」フフッ..
照・咲・久・智紀・エイスリン・塞「!!??」ザワ..
照(じゃあカップうどん?赤いきつねとか嫌いじゃないけど……うーん……)
咲(お姉ちゃんがどん兵衛とか俺の塩とか一平ちゃんみたいな、男の人を連想させるやつを食べるのは嫌だよ……)
久(焼きそばバゴーンかしら?たまに食べたくはなるんだけど……)
エイスリン(ゴンブト?)
塞(Spa王とか?)
トシ「どこかの定食屋でいいかい?」
照・咲・久・智紀・エイスリン・塞「!!??」ザワ..
トシ「ふふ、私だってインスタント以外のパターンは持ってるんだよ」ニコリ
【テナントビル前】
咲「返事来た?」
照「うん……今から2時間後くらいに待ち合わせ」
久「結構時間空くわね」
照「そうだね」
トシ「そいつはちょうどいいね。これからみんなでご飯でも食べないかい?」
照(……カップラーメンよりお菓子の方がいいな)
咲(ラーメンかぁ……一口ちょうだいが出来るのはいいけど、お姉ちゃんが幸せそうにお菓子を食べてる顔が見たいな)
久(カップラーメンは健康面で問題ありそうなのよね……嫌いではないけど……)
智紀(時間的に考えて、今カップラーメンを食べると夕食に響く)
エイスリン(カップメン、ビミョウ……)
塞(どうせラーメン食べるならお店の方が……って、ここらへんあるのかな?)
トシ「カップラーメンじゃないよ?」フフッ..
照・咲・久・智紀・エイスリン・塞「!!??」ザワ..
照(じゃあカップうどん?赤いきつねとか嫌いじゃないけど……うーん……)
咲(お姉ちゃんがどん兵衛とか俺の塩とか一平ちゃんみたいな、男の人を連想させるやつを食べるのは嫌だよ……)
久(焼きそばバゴーンかしら?たまに食べたくはなるんだけど……)
エイスリン(ゴンブト?)
塞(Spa王とか?)
トシ「どこかの定食屋でいいかい?」
照・咲・久・智紀・エイスリン・塞「!!??」ザワ..
トシ「ふふ、私だってインスタント以外のパターンは持ってるんだよ」ニコリ
328:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:20:01.56 :8MnlR9I2o
食事後―――
店員「ありがとうございました~」
エイスリン「オイシカター♪」キラキラー
照「すみません、ご馳走になってしまって」
トシ「気にしなくていいよ」フフ
久「ん、ちょうどいい時間ね。今から向かえば待ち合わせ時間の少し前くらいに着きそう」
塞「じゃあ行く?照」
照「そうだね」
咲「!」
咲(食事中にちょっと話しただけで呼び捨てに……!?)
咲「…………い、行こう!お姉ちゃん」グイッ
照「え?あ、うん」
咲(臼沢さんは幼女趣味だから大丈夫だとは思うけど……〔幼女領域(ようじょ・フィールド)〕を使ってお姉ちゃんにエッチなことをするかもしれない!それは絶対だめ!)グイグイ
照「さ、咲。引っ張らないで」
塞「…………」
久「あーあ、咲ったらもう……あの子、悪気はないんだけど……」
塞「うん、わかってるわかってる。お姉ちゃんが大好きだから、ヤキモチ焼いてるんでしょ?」
久「そうみたい」クス
塞「あーあ、可愛いなぁ。あんな妹が欲しいわー。ちょっと年齢行き過ぎだけど」
久「……そう」
エイスリン「…………」ジー
食事後―――
店員「ありがとうございました~」
エイスリン「オイシカター♪」キラキラー
照「すみません、ご馳走になってしまって」
トシ「気にしなくていいよ」フフ
久「ん、ちょうどいい時間ね。今から向かえば待ち合わせ時間の少し前くらいに着きそう」
塞「じゃあ行く?照」
照「そうだね」
咲「!」
咲(食事中にちょっと話しただけで呼び捨てに……!?)
咲「…………い、行こう!お姉ちゃん」グイッ
照「え?あ、うん」
咲(臼沢さんは幼女趣味だから大丈夫だとは思うけど……〔幼女領域(ようじょ・フィールド)〕を使ってお姉ちゃんにエッチなことをするかもしれない!それは絶対だめ!)グイグイ
照「さ、咲。引っ張らないで」
塞「…………」
久「あーあ、咲ったらもう……あの子、悪気はないんだけど……」
塞「うん、わかってるわかってる。お姉ちゃんが大好きだから、ヤキモチ焼いてるんでしょ?」
久「そうみたい」クス
塞「あーあ、可愛いなぁ。あんな妹が欲しいわー。ちょっと年齢行き過ぎだけど」
久「……そう」
エイスリン「…………」ジー
329:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:20:33.40 :8MnlR9I2o
塞「まぁねー。咲ちゃんだと、10年前なんかドストライクかな」
久「はは、は……」
塞「……久も幼女時代は可愛かったね」フフ
久「ふぇ?あ、そう、かしら……あり……がとう?」
塞「…………もう一度あの頃に戻りたくなったらいつでも協力するから連絡してね。その……ちょっとだけねちっこく触らせてもらうけど……」
久「……もし兆が一その機会があったら、ね」
エイスリン「…………」
久「……じ、じゃあそろそろ向かいましょうか」テクテク
塞「ん、そうだね」
クイッ..
塞(?何かに引っ張られてる?)チラ
エイスリン「…………」
塞「……エイスリン?なに?」
エイスリン「…………」
塞「……??」
エイスリン「サエ……ヤッパリイツモトチガウ」
塞「へ?」
エイスリン「……ミヤモリニイルトキト……チガウ」
塞「……あー」
エイスリン「…………」
塞「まぁねー。咲ちゃんだと、10年前なんかドストライクかな」
久「はは、は……」
塞「……久も幼女時代は可愛かったね」フフ
久「ふぇ?あ、そう、かしら……あり……がとう?」
塞「…………もう一度あの頃に戻りたくなったらいつでも協力するから連絡してね。その……ちょっとだけねちっこく触らせてもらうけど……」
久「……もし兆が一その機会があったら、ね」
エイスリン「…………」
久「……じ、じゃあそろそろ向かいましょうか」テクテク
塞「ん、そうだね」
クイッ..
塞(?何かに引っ張られてる?)チラ
エイスリン「…………」
塞「……エイスリン?なに?」
エイスリン「…………」
塞「……??」
エイスリン「サエ……ヤッパリイツモトチガウ」
塞「へ?」
エイスリン「……ミヤモリニイルトキト……チガウ」
塞「……あー」
エイスリン「…………」
330:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:21:36.77 :8MnlR9I2o
塞「……あのさ。さっきも言ったけど、宮守のみんなといる時の私も私だよ?確かに、百合妄想士であることと幼女好きなことを隠してたけど……それだけ」
エイスリン「ムー……」
塞「別にみんなを騙してるつもりはないの。実際、私が幼女好きだと知ってるのは勝負した百合妄想士だけ。両親にも言ってないもの」
エイスリン「!」
塞「やっぱり……そう簡単に口に出せないよ。誰かに聞かれて噂にでもなったりしたら、最悪の場合は…」
エイスリン「!」
エイスリン「…………」カキカキ!
塞「?」
エイスリン「デキタ!」パッ!
『壁や屋根に落書きされまくっている臼沢家』
塞「さすがにこんな刃牙の家みたいにはならないよ!?」
エイスリン「ソウ…」
塞「もう……」
エイスリン「…………」
塞「……あー……エイスリン」
エイスリン「ナニ……?」
塞「私は、宮守のみんなを大切な友達で仲間だと思ってるから。安心してよ」
エイスリン「……!ホント?」
塞「もちろん」ニコリ
エイスリン「…………ヤッタ!」ニッコリ!
塞「……胡桃は別カテゴリに入れさせてもらうけど」ボソ
エイスリン「?」
塞「なんでもない」フフ
照「…………」
咲「……?お姉ちゃん、難しい顔してどうしたの?そんな顔のお姉ちゃんもかわいいけど……」
照「あ、その……これから戦う四天王の人はどういう人かなって考えてた」
咲「……メールだと、相当強い人だって」
照「うん……どんな人なのかな?」
トシ「……沖縄の銘苅(めかる)って子を知ってるかい?」
咲「え?」
照「銘苅……確か真嘉比高校の選手……」
塞「……あのさ。さっきも言ったけど、宮守のみんなといる時の私も私だよ?確かに、百合妄想士であることと幼女好きなことを隠してたけど……それだけ」
エイスリン「ムー……」
塞「別にみんなを騙してるつもりはないの。実際、私が幼女好きだと知ってるのは勝負した百合妄想士だけ。両親にも言ってないもの」
エイスリン「!」
塞「やっぱり……そう簡単に口に出せないよ。誰かに聞かれて噂にでもなったりしたら、最悪の場合は…」
エイスリン「!」
エイスリン「…………」カキカキ!
塞「?」
エイスリン「デキタ!」パッ!
『壁や屋根に落書きされまくっている臼沢家』
塞「さすがにこんな刃牙の家みたいにはならないよ!?」
エイスリン「ソウ…」
塞「もう……」
エイスリン「…………」
塞「……あー……エイスリン」
エイスリン「ナニ……?」
塞「私は、宮守のみんなを大切な友達で仲間だと思ってるから。安心してよ」
エイスリン「……!ホント?」
塞「もちろん」ニコリ
エイスリン「…………ヤッタ!」ニッコリ!
塞「……胡桃は別カテゴリに入れさせてもらうけど」ボソ
エイスリン「?」
塞「なんでもない」フフ
照「…………」
咲「……?お姉ちゃん、難しい顔してどうしたの?そんな顔のお姉ちゃんもかわいいけど……」
照「あ、その……これから戦う四天王の人はどういう人かなって考えてた」
咲「……メールだと、相当強い人だって」
照「うん……どんな人なのかな?」
トシ「……沖縄の銘苅(めかる)って子を知ってるかい?」
咲「え?」
照「銘苅……確か真嘉比高校の選手……」
331:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:22:26.88 :8MnlR9I2o
エイスリン「インハイデ、タタカッタ!マッガーヒ↓」
塞「うん。私が対戦した子だね……ってそれは……有希×ハルヒ?」
エイスリン「キョンコトイツキ!」
塞「一姫かー。私的にはキョン子より妹ちゃんが好きだけど」ハッァアー..
トシ「私はラーメンの方が好きだね」
智紀「あ、あの……真嘉比の子の話を…」
トシ「ん?そうかい。で……銘苅は百合人(ゆりんちゅ)と呼ばれる、かなりの力を持つ百合妄想士なんだよ」
久「!」
照「……では、その子が最後の四天王?」
トシ「いや、違う。私が聞いたのは、銘苅が四天王と戦ったという話さ」
照「!」チラ
智紀「……」フルフル
エイスリン「バツ!」フルフル
塞「戦ってないよ」
照「……ということは」
トシ「…そう。今から会う子と戦ったんだ。そして…」
久「…………」ゴクリ
トシ「手も足も出ずに負けた……って話さ」
照・咲・久「!!!」
トシ「……それぐらいの強敵だということ。気を引き締めるんだよ?」
照「…………」コク
エイスリン「インハイデ、タタカッタ!マッガーヒ↓」
塞「うん。私が対戦した子だね……ってそれは……有希×ハルヒ?」
エイスリン「キョンコトイツキ!」
塞「一姫かー。私的にはキョン子より妹ちゃんが好きだけど」ハッァアー..
トシ「私はラーメンの方が好きだね」
智紀「あ、あの……真嘉比の子の話を…」
トシ「ん?そうかい。で……銘苅は百合人(ゆりんちゅ)と呼ばれる、かなりの力を持つ百合妄想士なんだよ」
久「!」
照「……では、その子が最後の四天王?」
トシ「いや、違う。私が聞いたのは、銘苅が四天王と戦ったという話さ」
照「!」チラ
智紀「……」フルフル
エイスリン「バツ!」フルフル
塞「戦ってないよ」
照「……ということは」
トシ「…そう。今から会う子と戦ったんだ。そして…」
久「…………」ゴクリ
トシ「手も足も出ずに負けた……って話さ」
照・咲・久「!!!」
トシ「……それぐらいの強敵だということ。気を引き締めるんだよ?」
照「…………」コク
332:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:23:00.78 :8MnlR9I2o
【風越女子高校】
照「…………」
照(ここに…………最後の四天王がいる)
咲「……お姉ちゃん」キュッ
照「咲……大丈夫だから」
咲「でも……すごい強いんでしょ?臼沢さんみたいに、お姉ちゃんを幼女趣味にしようとする変態だったらって思うと私……」
照「……心配してくれてありがとう」ナデナデ
咲「ぅわわ……///」
塞「ちょ、ちょっと……私は少し変わった趣味ってだけで変態じゃな…」トントン(肩を叩かれる)
塞「?」クルッ
エイスリン「…………」フルフル
塞「私変態なの!?」
エイスリン「…………」カキカキ..
塞「?」
エイスリン「!」サッ
『首を振るエイスリン』
塞「今見たよ!」
【風越女子高校】
照「…………」
照(ここに…………最後の四天王がいる)
咲「……お姉ちゃん」キュッ
照「咲……大丈夫だから」
咲「でも……すごい強いんでしょ?臼沢さんみたいに、お姉ちゃんを幼女趣味にしようとする変態だったらって思うと私……」
照「……心配してくれてありがとう」ナデナデ
咲「ぅわわ……///」
塞「ちょ、ちょっと……私は少し変わった趣味ってだけで変態じゃな…」トントン(肩を叩かれる)
塞「?」クルッ
エイスリン「…………」フルフル
塞「私変態なの!?」
エイスリン「…………」カキカキ..
塞「?」
エイスリン「!」サッ
『首を振るエイスリン』
塞「今見たよ!」
333:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:23:34.83 :8MnlR9I2o
久「と、とにかく、待ち合わせ場所に行きましょうか」
智紀「…………」コクリ
塞「ね、ねえ、久!私、変態かな!?た、確かに……ちょっと……その……え、えっちかも、とか思ってるけど……///」
久「…………えーと」
塞「…………」
久「へ、変態というより……個性的で素敵よ?うん…」
塞「そ、そうよね!?よかった」ホッ
智紀「…………」
エイスリン「…………」
久「な、なによ」
智紀「いえ……」
エイスリン「ベツニ……」
久「い、急ぎましょう!」
久「と、とにかく、待ち合わせ場所に行きましょうか」
智紀「…………」コクリ
塞「ね、ねえ、久!私、変態かな!?た、確かに……ちょっと……その……え、えっちかも、とか思ってるけど……///」
久「…………えーと」
塞「…………」
久「へ、変態というより……個性的で素敵よ?うん…」
塞「そ、そうよね!?よかった」ホッ
智紀「…………」
エイスリン「…………」
久「な、なによ」
智紀「いえ……」
エイスリン「ベツニ……」
久「い、急ぎましょう!」
334:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:24:03.34 :8MnlR9I2o
【体育館前】
照「………準備はいい?」
咲「うん」
久「ええ」
智紀「はい」
エイスリン「Yes!」
トシ「待ちわびたよ」
照「…………じゃあ、開ける」
ギィィ...
テクテクテク...
照「……薄暗い」
咲「う、うん」
久「…………」ゴクリ
?《ドアを閉めて……》
照「!」
咲(プライベート回線!)
?《閉め切りの方が落ち着く……だから……閉めて》
智紀「…………」ギイイ..
エイスリン「シメタ!」
?《ありがとう……》
照(声はするけど……どこにいる?)キョロキョロ
【体育館前】
照「………準備はいい?」
咲「うん」
久「ええ」
智紀「はい」
エイスリン「Yes!」
トシ「待ちわびたよ」
照「…………じゃあ、開ける」
ギィィ...
テクテクテク...
照「……薄暗い」
咲「う、うん」
久「…………」ゴクリ
?《ドアを閉めて……》
照「!」
咲(プライベート回線!)
?《閉め切りの方が落ち着く……だから……閉めて》
智紀「…………」ギイイ..
エイスリン「シメタ!」
?《ありがとう……》
照(声はするけど……どこにいる?)キョロキョロ
335:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:25:54.76 :8MnlR9I2o
ゴォ..ン..
久(!)
いくつかの窓がカーテンによって光を遮断されている薄暗い体育館の中で、一番の存在感を持つ舞台。その横のドアがゆっくりと開く。
咲(!あ、あの人は……)
智紀(全くの予想外……)
割といいところの子が通う学校のため、スタイル良さげな子が多い風越女子高校の中で、一番の重量感を持つ女生徒。その横幅がゆっくりと露わになる。
久(この子が最後の四天王だったなんて……)
?《お久しぶりです………あるいは初めまして。私は……深堀純代です》
風越女子高校麻雀部所属の2年生、深堀純代。
彼女の登場によって、この場に四天王が全員揃うこととなった―――
ゴォ..ン..
久(!)
いくつかの窓がカーテンによって光を遮断されている薄暗い体育館の中で、一番の存在感を持つ舞台。その横のドアがゆっくりと開く。
咲(!あ、あの人は……)
智紀(全くの予想外……)
割といいところの子が通う学校のため、スタイル良さげな子が多い風越女子高校の中で、一番の重量感を持つ女生徒。その横幅がゆっくりと露わになる。
久(この子が最後の四天王だったなんて……)
?《お久しぶりです………あるいは初めまして。私は……深堀純代です》
風越女子高校麻雀部所属の2年生、深堀純代。
彼女の登場によって、この場に四天王が全員揃うこととなった―――
336:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:26:31.52 :8MnlR9I2o
【久保家 貴子の部屋】
貴子「はっ、ほっ、ふっ…………よし。変身ポーズは大体マスターできたぜ、っと……そろそろ休憩にするか」
貴子「…………」
貴子(今頃ァァッ……宮永たちが深堀と会ってるだろうな)
貴子(……四天王が3人いても、あいつに勝てるとは限らねェ……それほど、あいつの百合に対する思いはズバ抜けてるァァッ……)
貴子(……なんせ深堀は1日のうちほとんどの時間を百合妄想に費やし、日常会話を放棄しているに近い……こうなると深堀にとっては妄想内こそが日常と言えるァァッだろうな)
貴子(そしてもう1つ……恐ろしいことに…)
ピンポーン!
貴子「!来たか!」
貴子(オークションで落札したアレだ!待ってたぜ!)ダダダ!
貴子「はい!」ガチャ!
女性ドライバー「…………こちらお届け物です印鑑をお願いします」(冷めた目でぶっきらぼうに荷物を差し出す)
貴子「?はい」
貴子(なんだこの態度は…………昔から知ってる人だし、いつもはもっと愛想いいんだが……うーむ)ポン
女性ドライバー「……ありがとうございます失礼します」ササッ!ガチャ
貴子「あ……」
貴子(なんなんだ一体………)
貴子「……って、考えてもしょうがねェか。今はこいつを開けるのが先決だ」ヨイショ
貴子(18禁ゲームってことで、気になりつつも今まで避けていたが…………ついに買ってしまったぜェ!プレイするのは変身ポーズマスター後ってことにして……うん、パッケージだけでも確認しとくか!)
貴子(まずはガムテープを剥がして………ん?なんだこれ?品名の欄に何か色々書いて……)
『品名:二次元アダルトPCゲーム 処女宮 ~栗毛の潮吹少女たち~ 限定版 ※女同士エッチあり』
貴子「………………」
貴子「しゅ、出品者てめェェ!!馬鹿正直に書くんじゃねェよ!情報過多なんだよこの野郎がァァッ!!!!」
【久保家 貴子の部屋】
貴子「はっ、ほっ、ふっ…………よし。変身ポーズは大体マスターできたぜ、っと……そろそろ休憩にするか」
貴子「…………」
貴子(今頃ァァッ……宮永たちが深堀と会ってるだろうな)
貴子(……四天王が3人いても、あいつに勝てるとは限らねェ……それほど、あいつの百合に対する思いはズバ抜けてるァァッ……)
貴子(……なんせ深堀は1日のうちほとんどの時間を百合妄想に費やし、日常会話を放棄しているに近い……こうなると深堀にとっては妄想内こそが日常と言えるァァッだろうな)
貴子(そしてもう1つ……恐ろしいことに…)
ピンポーン!
貴子「!来たか!」
貴子(オークションで落札したアレだ!待ってたぜ!)ダダダ!
貴子「はい!」ガチャ!
女性ドライバー「…………こちらお届け物です印鑑をお願いします」(冷めた目でぶっきらぼうに荷物を差し出す)
貴子「?はい」
貴子(なんだこの態度は…………昔から知ってる人だし、いつもはもっと愛想いいんだが……うーむ)ポン
女性ドライバー「……ありがとうございます失礼します」ササッ!ガチャ
貴子「あ……」
貴子(なんなんだ一体………)
貴子「……って、考えてもしょうがねェか。今はこいつを開けるのが先決だ」ヨイショ
貴子(18禁ゲームってことで、気になりつつも今まで避けていたが…………ついに買ってしまったぜェ!プレイするのは変身ポーズマスター後ってことにして……うん、パッケージだけでも確認しとくか!)
貴子(まずはガムテープを剥がして………ん?なんだこれ?品名の欄に何か色々書いて……)
『品名:二次元アダルトPCゲーム 処女宮 ~栗毛の潮吹少女たち~ 限定版 ※女同士エッチあり』
貴子「………………」
貴子「しゅ、出品者てめェェ!!馬鹿正直に書くんじゃねェよ!情報過多なんだよこの野郎がァァッ!!!!」
337:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:26:59.18 :8MnlR9I2o
【風越女子高校 体育館】
純代《……私の相手は………これだけですか?》
照「!?」
咲(え?こ、これだけ………って……6人もいるのに)
純代「…………」ズモモォ..
照(でも……この迫力、ただのビッグマウスとは思えない…)
純代「…………」チラ
照「!」ビクッ!
照(あ、あ……何、これ…………足が……震える……)ガタガタ..
咲「お、おねえちゃぁん……」
照「……だ、大丈夫……」
智紀「…………っ」
久(くっ……この感じは……沢村さんや臼沢さんの時も味わったけど……なんか……それ以外の怖さがある気がする…)
エイスリン「ウゥ……」
純代《ではいきます……まずは…………あなたから》
照「!!」
照(まずい!体が動かないのに……!)
純代《……!》
塞「…………」スッ
照「さ、塞……?」
【風越女子高校 体育館】
純代《……私の相手は………これだけですか?》
照「!?」
咲(え?こ、これだけ………って……6人もいるのに)
純代「…………」ズモモォ..
照(でも……この迫力、ただのビッグマウスとは思えない…)
純代「…………」チラ
照「!」ビクッ!
照(あ、あ……何、これ…………足が……震える……)ガタガタ..
咲「お、おねえちゃぁん……」
照「……だ、大丈夫……」
智紀「…………っ」
久(くっ……この感じは……沢村さんや臼沢さんの時も味わったけど……なんか……それ以外の怖さがある気がする…)
エイスリン「ウゥ……」
純代《ではいきます……まずは…………あなたから》
照「!!」
照(まずい!体が動かないのに……!)
純代《……!》
塞「…………」スッ
照「さ、塞……?」
338:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:27:37.09 :8MnlR9I2o
塞「照は下がって。ね?」ニコリ
照「う、うん……」
照(でも……足が……)
咲「お、お姉ちゃん。こっち」グイッ
照「ぁ……咲、ありがとう」
純代「…………」
塞「…………」
塞(……本当のところ、照が四天王と戦うのが目的って話だから私は手を出さないつもりだったけど……どうやら狙いを定められちゃったみたい)
照「あ……さ、塞!」
塞「んー?なぁに?」
照「ぇと……」
照(深堀さんに聞かれたらまずい……から……!プライベート回線で…)
照《塞は……力を使い果たしたままなのに、今戦ったら……》
塞《あぁ……大丈夫よ。ファミレスに行く前、途中で少し抜けたでしょ?その時に銭湯に行っておばあさんの裸見て回復したから》
照《…………え?》
塞《全快になるまで脱衣場にいて、お風呂に入らず戻ってきたわけ。あ、ちゃんとお金は払ったよ?》
照《そういう問題じゃない……わけでもないのかな……?》
塞《ま、とにかく、私は全然平気だから……》チラ
塞「照は下がって。ね?」ニコリ
照「う、うん……」
照(でも……足が……)
咲「お、お姉ちゃん。こっち」グイッ
照「ぁ……咲、ありがとう」
純代「…………」
塞「…………」
塞(……本当のところ、照が四天王と戦うのが目的って話だから私は手を出さないつもりだったけど……どうやら狙いを定められちゃったみたい)
照「あ……さ、塞!」
塞「んー?なぁに?」
照「ぇと……」
照(深堀さんに聞かれたらまずい……から……!プライベート回線で…)
照《塞は……力を使い果たしたままなのに、今戦ったら……》
塞《あぁ……大丈夫よ。ファミレスに行く前、途中で少し抜けたでしょ?その時に銭湯に行っておばあさんの裸見て回復したから》
照《…………え?》
塞《全快になるまで脱衣場にいて、お風呂に入らず戻ってきたわけ。あ、ちゃんとお金は払ったよ?》
照《そういう問題じゃない……わけでもないのかな……?》
塞《ま、とにかく、私は全然平気だから……》チラ
339:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:28:16.28 :8MnlR9I2o
純代《…………》
塞《私が相手するよ。深堀さん》
純代《わかりました……》
塞(……となれば、先手必勝!)スゥ..
塞「〔 幼 女 領 域 ( よ う じ ょ ・ フ ィ ー ル ド )〕!!」
純代「!」
キィィィイイィ........ン.....
すみよ「…………!」
塞「ふふ……」
塞(照たちと戦った時と違って相手が1人なら、消耗はかなり抑えられる。そう簡単に力尽きないわよ!)ニヤリ
すみよ《これは………不思議な技を………》
塞(まだまだっ!続けていくわよ!)
塞「〔 幼 女 操 作 ( よ う じ ょ ・ コ ン ト ロ ー ル )〕」
すみよ《!?体が……》
ともき(あっという間に相手を抑え込んだ……しかも力も十分に残してる)
塞(これで……とどめっ!)
塞「〔 絶 対 幼 女 ( ア ブ ソ リ ュ ー ト ・ よ う じ ょ )〕」
ゴァアアアアアアア!!
すみよ《ううぅう……く、ぅう……》
塞(………うん、効いてる)
塞の〔絶対幼女(アブソリュート・ようじょ)〕は、相手が今まで妄想していればしているほど効果的という性質を持つ。
そういう点では、妄想に1日の大半を割いている純代に対しては非常に有効だろう。
純代《…………》
塞《私が相手するよ。深堀さん》
純代《わかりました……》
塞(……となれば、先手必勝!)スゥ..
塞「〔 幼 女 領 域 ( よ う じ ょ ・ フ ィ ー ル ド )〕!!」
純代「!」
キィィィイイィ........ン.....
すみよ「…………!」
塞「ふふ……」
塞(照たちと戦った時と違って相手が1人なら、消耗はかなり抑えられる。そう簡単に力尽きないわよ!)ニヤリ
すみよ《これは………不思議な技を………》
塞(まだまだっ!続けていくわよ!)
塞「〔 幼 女 操 作 ( よ う じ ょ ・ コ ン ト ロ ー ル )〕」
すみよ《!?体が……》
ともき(あっという間に相手を抑え込んだ……しかも力も十分に残してる)
塞(これで……とどめっ!)
塞「〔 絶 対 幼 女 ( ア ブ ソ リ ュ ー ト ・ よ う じ ょ )〕」
ゴァアアアアアアア!!
すみよ《ううぅう……く、ぅう……》
塞(………うん、効いてる)
塞の〔絶対幼女(アブソリュート・ようじょ)〕は、相手が今まで妄想していればしているほど効果的という性質を持つ。
そういう点では、妄想に1日の大半を割いている純代に対しては非常に有効だろう。
340:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:28:47.93 :8MnlR9I2o
すみよ《…………ぐぐぐ……さすが……ですね……では、こちらも……攻めさせて、もらいます》
ピキィィン..
純代がプライベート回線の範囲を『この場にいる全員』から『塞と自分だけ』に狭める。
そして……。
塞《え?これは………》
塞(頭の中に映像が浮かんでくる………これは………深堀さんが………今見てる妄想………?)
回線を通して、自分の妄想を塞の脳内に叩き込んだ。
塞(な、何!?なんなのこの鮮明さは!ありえないって!)
塞が驚くのも無理はない。純代によって繰り出された攻撃は、純代が妄想している映像をそのまま塞の脳内に映し出したものだったからだ。
普通はプライベート回線を用いて言葉で妄想を喚起させるが、頭の中で描かれる映像はそれなりに鮮明ではあるものの、現実感を伴うものではない。
しかし純代が使う力は違う。
妄想を相手の脳内に深く、深く……目の前で無理矢理映画を観せるように映し出す。
そのあまりの迫力に、この攻撃を受けた人間は現実と妄想が入れ替わったかのような錯覚を覚える。
塞「っあ……ぁあ……ぐうぅ……」
すみよ《…………ぐぐぐ……さすが……ですね……では、こちらも……攻めさせて、もらいます》
ピキィィン..
純代がプライベート回線の範囲を『この場にいる全員』から『塞と自分だけ』に狭める。
そして……。
塞《え?これは………》
塞(頭の中に映像が浮かんでくる………これは………深堀さんが………今見てる妄想………?)
回線を通して、自分の妄想を塞の脳内に叩き込んだ。
塞(な、何!?なんなのこの鮮明さは!ありえないって!)
塞が驚くのも無理はない。純代によって繰り出された攻撃は、純代が妄想している映像をそのまま塞の脳内に映し出したものだったからだ。
普通はプライベート回線を用いて言葉で妄想を喚起させるが、頭の中で描かれる映像はそれなりに鮮明ではあるものの、現実感を伴うものではない。
しかし純代が使う力は違う。
妄想を相手の脳内に深く、深く……目の前で無理矢理映画を観せるように映し出す。
そのあまりの迫力に、この攻撃を受けた人間は現実と妄想が入れ替わったかのような錯覚を覚える。
塞「っあ……ぁあ……ぐうぅ……」
341:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:29:21.88 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
打ち止め「うぅ………なんかピンチかも…って、ミサカはミサカはお腹を抑えてみる……」ギュルルウルル..
打ち止め「うぅぅぅ………」グルグルグ..
打ち止め「も、もうおしまいかも………って……ミサカはミサカは絶望してみたり………」
黄泉川「お、おい……まさか……」
打ち止め「…………あ………―――」
~~~~~~~~~~~~~~~~
塞「!!!」ガハッ!
塞《や、やだ!!!やめて!!打ち止めたんでスカなんて………残虐すぎる!!》
すみよ《………何を言ってるんです?一番漏らす年代でしょう》
塞《ち、違う!お、おしっこならわかるの!そう、おしっこならっ!!》
すみよ《……残念です。私の体をこんな風にしたことから、あなたが幼女好きだと思ったのですが……上辺だけだったとは……》
塞《な……そんなことない!私は!幼女のためならなんだって…っ!》
すみよ《だったら……幼女のう○ちも平気なはず》
塞《うっ……そ、れは………》
すみよ《……幼女が好きなのに、幼女のう○ちを嫌うということは、『可愛いから猫が飼いたい』と言って飼ったものの、う○ちの世話が面倒になり、他の人に全部任せるような無責任な人と同じですよ》
塞《……それは違う!》
~~~~~~~~~~~~~~~~
打ち止め「うぅ………なんかピンチかも…って、ミサカはミサカはお腹を抑えてみる……」ギュルルウルル..
打ち止め「うぅぅぅ………」グルグルグ..
打ち止め「も、もうおしまいかも………って……ミサカはミサカは絶望してみたり………」
黄泉川「お、おい……まさか……」
打ち止め「…………あ………―――」
~~~~~~~~~~~~~~~~
塞「!!!」ガハッ!
塞《や、やだ!!!やめて!!打ち止めたんでスカなんて………残虐すぎる!!》
すみよ《………何を言ってるんです?一番漏らす年代でしょう》
塞《ち、違う!お、おしっこならわかるの!そう、おしっこならっ!!》
すみよ《……残念です。私の体をこんな風にしたことから、あなたが幼女好きだと思ったのですが……上辺だけだったとは……》
塞《な……そんなことない!私は!幼女のためならなんだって…っ!》
すみよ《だったら……幼女のう○ちも平気なはず》
塞《うっ……そ、れは………》
すみよ《……幼女が好きなのに、幼女のう○ちを嫌うということは、『可愛いから猫が飼いたい』と言って飼ったものの、う○ちの世話が面倒になり、他の人に全部任せるような無責任な人と同じですよ》
塞《……それは違う!》
342:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:30:25.02 :8MnlR9I2o
照「…………」
照(急に回線が切られてから、何度かアクセスしようとしてるけど……全部ブロックされる……一体何が起きてるんだろう)
エイスリン(サエ……)
智紀(状況はわからない……でも、臼沢さんが押されてるのは間違いなさそう……)
すみよ《…………違う、とはどういう意味ですか?幼女と猫は違うということ?》
塞《それもあるけど……私が幼女の上辺だけを愛してるわけじゃないってことよ》
すみよ《…………》
塞《だから……う、う○ちだって………大丈夫!今のはビックリしちゃっただけ!》
すみよ《……それはどうですかね……?》
塞《……そ、そうだ!あみちゃんとまゆりちゃん目当てに買った白衣性恋愛症候群のRE:Therapyで、かおりとなぎさ先輩のオムツシーンがあったけど全然平気だった!幼女ですらないのにだよ!?》
すみよ《直接的なCGはなかった……》
塞《で、でも……想像したって…………うん、問題な…》
すみよ《コーン入り!!》クワッ!
塞《いやぁぁぁあああ!!!!》
コーン入り……それは絶望の言葉。
咀嚼した食べ物が体内を通り、排泄するまでのプロセスを連想させるからである。
否が応でもリアルさが増す。
照「…………」
照(急に回線が切られてから、何度かアクセスしようとしてるけど……全部ブロックされる……一体何が起きてるんだろう)
エイスリン(サエ……)
智紀(状況はわからない……でも、臼沢さんが押されてるのは間違いなさそう……)
すみよ《…………違う、とはどういう意味ですか?幼女と猫は違うということ?》
塞《それもあるけど……私が幼女の上辺だけを愛してるわけじゃないってことよ》
すみよ《…………》
塞《だから……う、う○ちだって………大丈夫!今のはビックリしちゃっただけ!》
すみよ《……それはどうですかね……?》
塞《……そ、そうだ!あみちゃんとまゆりちゃん目当てに買った白衣性恋愛症候群のRE:Therapyで、かおりとなぎさ先輩のオムツシーンがあったけど全然平気だった!幼女ですらないのにだよ!?》
すみよ《直接的なCGはなかった……》
塞《で、でも……想像したって…………うん、問題な…》
すみよ《コーン入り!!》クワッ!
塞《いやぁぁぁあああ!!!!》
コーン入り……それは絶望の言葉。
咀嚼した食べ物が体内を通り、排泄するまでのプロセスを連想させるからである。
否が応でもリアルさが増す。
343:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:30:59.30 :8MnlR9I2o
すみよ《……コーン入りなんて泣きぼくろ的なチャームポイントなのに……そんな反応ですか》ヤレヤレ
塞《…………な、何を意味の分からないことを……》
すみよ《お尻がう○ちで汚れているのは、ほっぺにご飯粒がくっついてるのと全く同じですし、う○ちがポトリと落ちるのは、涙がこぼれたのと一緒》
塞《絶対違うよ!》
すみよ《はぁー…………》
塞《な、何?その溜息は……》
すみよ《……いえ、期待を裏切られたもので。幼女好きなのにスカがダメとか……小学生なんてみんな週に1回はおもらしするんですよ?》
塞《は?何をデタラメなことを……》
すみよ《え?事実ですよ。知らないんですか?どこの学校でもう○ち当番が義務付けられてるのに》
塞「!?」ゾワッ..
すみよ「?」
塞(……………こ、この子………)
すみよ《……好きな子のう○ち当番になった子が悶々とするのが可愛いんですよね》
塞(……私のように幻想を抱いてではなく、本気で言ってる!?現実と妄想の区別が付いていない………とか?)
塞の考えは概ね当たっている。
純代は普段、必要のない場面ではほとんど喋らず、妄想の世界へダイブしている。
妄想内で朝チュンをしたり、妄想内で空想をしたりと、現実世界と妄想世界を複雑に行き来し続けたことで、何が事実で何が空想かの区別が曖昧になっていたりするのだ。
特に、アニメやゲーム、漫画などのフィクションが混ざると、その設定の幅広さから、突拍子もないことを常識として捉えてしまう。
すみよ《……コーン入りなんて泣きぼくろ的なチャームポイントなのに……そんな反応ですか》ヤレヤレ
塞《…………な、何を意味の分からないことを……》
すみよ《お尻がう○ちで汚れているのは、ほっぺにご飯粒がくっついてるのと全く同じですし、う○ちがポトリと落ちるのは、涙がこぼれたのと一緒》
塞《絶対違うよ!》
すみよ《はぁー…………》
塞《な、何?その溜息は……》
すみよ《……いえ、期待を裏切られたもので。幼女好きなのにスカがダメとか……小学生なんてみんな週に1回はおもらしするんですよ?》
塞《は?何をデタラメなことを……》
すみよ《え?事実ですよ。知らないんですか?どこの学校でもう○ち当番が義務付けられてるのに》
塞「!?」ゾワッ..
すみよ「?」
塞(……………こ、この子………)
すみよ《……好きな子のう○ち当番になった子が悶々とするのが可愛いんですよね》
塞(……私のように幻想を抱いてではなく、本気で言ってる!?現実と妄想の区別が付いていない………とか?)
塞の考えは概ね当たっている。
純代は普段、必要のない場面ではほとんど喋らず、妄想の世界へダイブしている。
妄想内で朝チュンをしたり、妄想内で空想をしたりと、現実世界と妄想世界を複雑に行き来し続けたことで、何が事実で何が空想かの区別が曖昧になっていたりするのだ。
特に、アニメやゲーム、漫画などのフィクションが混ざると、その設定の幅広さから、突拍子もないことを常識として捉えてしまう。
344:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:32:09.91 :8MnlR9I2o
すみよ《う○ち当番を知らなかったのがそんなにショックだったんですか?》
塞《だからっ……そんなのないって!》
すみよ《はぁ……そう信じ込むならそれでいいですけど……じゃあ次は……そうですね…………う○ちの定番に一工夫しますか》
塞「っ!?」
塞(また……スカ!?もう勘弁してよっ!)
すみよ《今回はオリキャラでいきます》
『教室にて。みんなの前でう○ちを漏らしてしまった少女………その姿を見て異常に興味を示す少女もまたう○ちを漏らしてしまう……その姿を見て興奮する少女』
塞「っあああああ!!!」
思わず絶叫する塞。無理もない。愛すべき幼女たちが、目の前でスカという名の檻に囚われている。『自分ならこの子の可愛さをもっと表現できる』という悔しさもあるだろう。
それに加え、現実離れした状況のはずなのに、周りのクラスメイトは全く動じていない。この不自然すぎる映像を無理やり脳にねじ込まれている感覚は、味わったものにしかわからない。
塞「っ……はぁ……はぁ……ぁ」フラッ
照「さ、塞……」
トシ(そんな……こんな短時間で塞の力が尽きかけてるなんて……銭湯で見たばあさんの裸の質が悪かったとでも言うのかい?)
あのトシがカップラーメンのことも忘れ驚く。それは当然だろう。照たちと戦った際は、複数人を相手にするため〔幼女領域(ようじょ・フィールド)〕を広範囲で設定していた。その場合は1人を相手にするよりも力の消費が激しい。
それでも、幼女状態でのイチャイチャや智紀のあざと恥ずかしい九九、全員での幼女妄想ラッシュなどによって、紙一重で照たちの勝利となったというのに、
純代はたった1人で、しかも戦闘開始してすぐに塞を追い詰めている。
すみよ《う○ち当番を知らなかったのがそんなにショックだったんですか?》
塞《だからっ……そんなのないって!》
すみよ《はぁ……そう信じ込むならそれでいいですけど……じゃあ次は……そうですね…………う○ちの定番に一工夫しますか》
塞「っ!?」
塞(また……スカ!?もう勘弁してよっ!)
すみよ《今回はオリキャラでいきます》
『教室にて。みんなの前でう○ちを漏らしてしまった少女………その姿を見て異常に興味を示す少女もまたう○ちを漏らしてしまう……その姿を見て興奮する少女』
塞「っあああああ!!!」
思わず絶叫する塞。無理もない。愛すべき幼女たちが、目の前でスカという名の檻に囚われている。『自分ならこの子の可愛さをもっと表現できる』という悔しさもあるだろう。
それに加え、現実離れした状況のはずなのに、周りのクラスメイトは全く動じていない。この不自然すぎる映像を無理やり脳にねじ込まれている感覚は、味わったものにしかわからない。
塞「っ……はぁ……はぁ……ぁ」フラッ
照「さ、塞……」
トシ(そんな……こんな短時間で塞の力が尽きかけてるなんて……銭湯で見たばあさんの裸の質が悪かったとでも言うのかい?)
あのトシがカップラーメンのことも忘れ驚く。それは当然だろう。照たちと戦った際は、複数人を相手にするため〔幼女領域(ようじょ・フィールド)〕を広範囲で設定していた。その場合は1人を相手にするよりも力の消費が激しい。
それでも、幼女状態でのイチャイチャや智紀のあざと恥ずかしい九九、全員での幼女妄想ラッシュなどによって、紙一重で照たちの勝利となったというのに、
純代はたった1人で、しかも戦闘開始してすぐに塞を追い詰めている。
345:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:33:15.96 :8MnlR9I2o
塞「っあ……あぁ……」
塞がフラつく。
塞の能力の支配下にありながらこれほどの破壊力をもつ攻撃を繰り出す深堀純代の強さは並外れている。
すみよ《…………漏らした3人はそのあと脱糞同盟を組み、う○ち当番を管轄する側へ…》
塞「!!く……あ……っ」
塞の体がグラつく。もはや限界は近い。
どうにか立て直そうとするが……
『そそてう○ち委員会の委員長に任命!!』
さらなる追撃が塞を襲う。
塞「ぬぎゃーーっっ!!」
すみよ《!その叫び声はドラクエ5のパパス?なるほど……次はポワン様×ベラで攻めてくるというわけか……ならこっちは妖精の国のトイレでガップリン♀に覗かれた話を…》
塞「ぁ……ぅ……」フラーー..
すみよ《…………?》
キィイッィィ..ン!
純代「…………!」
照・咲・久・智紀・エイスリン・トシ「!!!」
照(深堀さんが元の姿に戻った!)
久(〔幼女領域(ようじょ・フィールド)〕が解けた……?)
咲(じゃあ……臼沢さんは……!)
塞「っあ……あぁ……」
塞がフラつく。
塞の能力の支配下にありながらこれほどの破壊力をもつ攻撃を繰り出す深堀純代の強さは並外れている。
すみよ《…………漏らした3人はそのあと脱糞同盟を組み、う○ち当番を管轄する側へ…》
塞「!!く……あ……っ」
塞の体がグラつく。もはや限界は近い。
どうにか立て直そうとするが……
『そそてう○ち委員会の委員長に任命!!』
さらなる追撃が塞を襲う。
塞「ぬぎゃーーっっ!!」
すみよ《!その叫び声はドラクエ5のパパス?なるほど……次はポワン様×ベラで攻めてくるというわけか……ならこっちは妖精の国のトイレでガップリン♀に覗かれた話を…》
塞「ぁ……ぅ……」フラーー..
すみよ《…………?》
キィイッィィ..ン!
純代「…………!」
照・咲・久・智紀・エイスリン・トシ「!!!」
照(深堀さんが元の姿に戻った!)
久(〔幼女領域(ようじょ・フィールド)〕が解けた……?)
咲(じゃあ……臼沢さんは……!)
346:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:34:00.84 :8MnlR9I2o
塞「っ……」ドサッ..
トシ「塞……」
その姿を茫然とした表情で見つめるトシ。頭の中のほとんどが塞に対する心配で占められている。
普段のトシなら、50%がラーメンのこと、残りはその他のことを色々と考えているのだが、今は違う。ラーメンなど頭から消えている。
80%が塞を心配する気持ち。そして残り20%は、何故かカルビーのことを考えてしまっている。
あっという間に塞をねじ伏せた純代の強さを目の当たりにしたことで、混乱しているのだろう。
今すぐに駆け寄りたい想いはあれど、体が動かない。そんなトシの横を、可愛い金髪の天使がキラキラと走り抜けた。
エイスリン「!サエ……!」タタッ..
照「!」
塞「…………」
エイスリン「サエ!サエ!サエ!」ユサユサユサ!!
力を使い果たして倒れた塞の元へ駆け寄るエイスリン。
涙目になりながら肩を揺さぶる。
塞「…………」
エイスリン「サエッ!サエッ!」ユササ!
なおも揺さぶる。
エイスリン「サエ!ダイジョーブ!?サエ!!」ユササササ!!
揺さぶって揺さぶって、揺さぶった後、揺さぶるように揺さぶる。
塞「ぅ……ちょ……気持ち悪くなるから……もう……やめて……」ウプッ
エイスリン「サエ!オキタ!?」
塞「起きた……けど……もう、限、界……疲れたのと、揺らされたことのダブルで……やばい……」ウプ
塞「っ……」ドサッ..
トシ「塞……」
その姿を茫然とした表情で見つめるトシ。頭の中のほとんどが塞に対する心配で占められている。
普段のトシなら、50%がラーメンのこと、残りはその他のことを色々と考えているのだが、今は違う。ラーメンなど頭から消えている。
80%が塞を心配する気持ち。そして残り20%は、何故かカルビーのことを考えてしまっている。
あっという間に塞をねじ伏せた純代の強さを目の当たりにしたことで、混乱しているのだろう。
今すぐに駆け寄りたい想いはあれど、体が動かない。そんなトシの横を、可愛い金髪の天使がキラキラと走り抜けた。
エイスリン「!サエ……!」タタッ..
照「!」
塞「…………」
エイスリン「サエ!サエ!サエ!」ユサユサユサ!!
力を使い果たして倒れた塞の元へ駆け寄るエイスリン。
涙目になりながら肩を揺さぶる。
塞「…………」
エイスリン「サエッ!サエッ!」ユササ!
なおも揺さぶる。
エイスリン「サエ!ダイジョーブ!?サエ!!」ユササササ!!
揺さぶって揺さぶって、揺さぶった後、揺さぶるように揺さぶる。
塞「ぅ……ちょ……気持ち悪くなるから……もう……やめて……」ウプッ
エイスリン「サエ!オキタ!?」
塞「起きた……けど……もう、限、界……疲れたのと、揺らされたことのダブルで……やばい……」ウプ
347:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:34:39.15 :8MnlR9I2o
照「塞……」
塞「あ…………照」
照「!なに?」
塞「気を、付けて……あの……子、の……ゎざは……スカ……うっ」ガクッ
照「え……?何……」
塞「…………」
さえはきぜつした!
エイスリン「サエ……」
智紀「今、宮永さんに何か……」
久「うん」
咲「ねえお姉ちゃん。臼沢さん、なんて言ったの?」
照「よくわからない……ただ『気を付けて』と『スカ』って言うのだけは聞こえた。スカって言うのは何かの略かな?」
エイスリン「ンー?」??
咲「スカ…………」
久「それは……」
智紀「……脅威」
照「…………スカ……スカ………あ」
久「き、気付いた?」
照「『スカイガールズ』って言おうとして、途中で気を失ったから最後まで言えなかったのかも」
咲「……え?」
照「……うん、その可能性は高い。最初は女の子3人で百合百合かと思いきや実際は……っていう展開はショックだったし」ウンウン
照「塞……」
塞「あ…………照」
照「!なに?」
塞「気を、付けて……あの……子、の……ゎざは……スカ……うっ」ガクッ
照「え……?何……」
塞「…………」
さえはきぜつした!
エイスリン「サエ……」
智紀「今、宮永さんに何か……」
久「うん」
咲「ねえお姉ちゃん。臼沢さん、なんて言ったの?」
照「よくわからない……ただ『気を付けて』と『スカ』って言うのだけは聞こえた。スカって言うのは何かの略かな?」
エイスリン「ンー?」??
咲「スカ…………」
久「それは……」
智紀「……脅威」
照「…………スカ……スカ………あ」
久「き、気付いた?」
照「『スカイガールズ』って言おうとして、途中で気を失ったから最後まで言えなかったのかも」
咲「……え?」
照「……うん、その可能性は高い。最初は女の子3人で百合百合かと思いきや実際は……っていう展開はショックだったし」ウンウン
348:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:35:05.98 :8MnlR9I2o
久「…………それはー、どうかしらね」
照「え?間違ってる?」
久「い、いえ……間違ってるということもないような気もするような気も……」
照「?何が言いたいの?教えて」
久「え、えと……スカっていうのは……//」
咲「私がお姉ちゃんに教えます」ズズイ
久「咲?」
照「?咲は知ってるの?」
咲「もちろん。スカっていうのはね、健康法なんだよ」
照「健康法?」
咲「そう!」
エイスリン「ワオ!」
久・智紀「…………」
咲「だから、今度2人で一緒にしようね。私、そっち系は無理なんだけど、お姉ちゃんのならきっと大丈夫だと思うから//」ポ
照「うん……?わかっ……た?」??
咲「ほ、本当!?やった!」
久「…………それはー、どうかしらね」
照「え?間違ってる?」
久「い、いえ……間違ってるということもないような気もするような気も……」
照「?何が言いたいの?教えて」
久「え、えと……スカっていうのは……//」
咲「私がお姉ちゃんに教えます」ズズイ
久「咲?」
照「?咲は知ってるの?」
咲「もちろん。スカっていうのはね、健康法なんだよ」
照「健康法?」
咲「そう!」
エイスリン「ワオ!」
久・智紀「…………」
咲「だから、今度2人で一緒にしようね。私、そっち系は無理なんだけど、お姉ちゃんのならきっと大丈夫だと思うから//」ポ
照「うん……?わかっ……た?」??
咲「ほ、本当!?やった!」
349:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:35:49.71 :8MnlR9I2o
照「…………」
照(普通、気絶前に健康法のことを言う?なんか違うような気がする……久たちは知ってるのかな?)チラ
久「!」ビク
照「………………」ジィー
久「………………」フィッ
照「……なんで目をそらすの」ススッ
久「ち、近いから……」
照「……もしかして、スカが健康法だって言うのは間違いなの?」ヒソヒソ
久「…………完全に間違ってるわけではない……ような気がしないでもないんだけど」
照「……じゃあなに?」
久「…………スカっていうのは……」ヒソヒソ...
エイスリン「???」
照「うん…………うん………………ええっ!!!?」
咲(どうしよう……色々グッズを揃えないと……お姉ちゃんの風呂桶はピンクにして、私は…)
照「…………咲」
咲「あ、お姉ちゃん?なぁに?紫の方がいい?」
照「紫が何かはわからないけど……それよりも……」
咲「?うん……」
照「……健康法じゃないんだってね」
咲「!?」
咲(ど、どうして!?一体誰がお姉ちゃんに…)チラ!
久「!…………」コクリ
咲「!!ぶ、部長……なんで知って……まさか、そっち系も完備してるんですか……?」エェー..
久「ち、違うわよ。その……たまたまネットで見て……」
咲(うぅ……情報社会のバカ!せっかくお姉ちゃんといけないことができるチャンスだったのに……)
照「…………」
照(普通、気絶前に健康法のことを言う?なんか違うような気がする……久たちは知ってるのかな?)チラ
久「!」ビク
照「………………」ジィー
久「………………」フィッ
照「……なんで目をそらすの」ススッ
久「ち、近いから……」
照「……もしかして、スカが健康法だって言うのは間違いなの?」ヒソヒソ
久「…………完全に間違ってるわけではない……ような気がしないでもないんだけど」
照「……じゃあなに?」
久「…………スカっていうのは……」ヒソヒソ...
エイスリン「???」
照「うん…………うん………………ええっ!!!?」
咲(どうしよう……色々グッズを揃えないと……お姉ちゃんの風呂桶はピンクにして、私は…)
照「…………咲」
咲「あ、お姉ちゃん?なぁに?紫の方がいい?」
照「紫が何かはわからないけど……それよりも……」
咲「?うん……」
照「……健康法じゃないんだってね」
咲「!?」
咲(ど、どうして!?一体誰がお姉ちゃんに…)チラ!
久「!…………」コクリ
咲「!!ぶ、部長……なんで知って……まさか、そっち系も完備してるんですか……?」エェー..
久「ち、違うわよ。その……たまたまネットで見て……」
咲(うぅ……情報社会のバカ!せっかくお姉ちゃんといけないことができるチャンスだったのに……)
350:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:36:55.81 :8MnlR9I2o
照「…………」ジィーッ
咲「!…………」
照「…………」
咲「…………」
照「…………」
咲「…………お姉ちゃん」
照「なに」
咲「この戦い、絶対負けられないね」
照「話題をそらそうとしてもだめ」
咲「ああっ!!」
照(まったく……もし健康法だって信じたままだったらどうなったことか……)
照(世間話とかで『スカがいいらしいよ』なんて言った日にはどんな呼び名が付けられるのか……想像しただけで怖い)ブルッ
咲「うぅぅ……」
照「咲、また嘘ついた……」
咲「!」
照「咲は絶対閻魔大王行き」
咲「ぁあぁっ!」
照「2泊決定」
咲「うぅ……2泊で許してくれるのは優しいけど……ねぇ、お姉ちゃんも一緒に来てよぉ」
照「だめ」
咲「!」
照「私は引き続き天国に行く」
咲「一貫性のあるお姉ちゃんかわいい……けど地獄は寂しい……お姉ちゃんと一緒がいい……」
照「…………」ジィーッ
咲「!…………」
照「…………」
咲「…………」
照「…………」
咲「…………お姉ちゃん」
照「なに」
咲「この戦い、絶対負けられないね」
照「話題をそらそうとしてもだめ」
咲「ああっ!!」
照(まったく……もし健康法だって信じたままだったらどうなったことか……)
照(世間話とかで『スカがいいらしいよ』なんて言った日にはどんな呼び名が付けられるのか……想像しただけで怖い)ブルッ
咲「うぅぅ……」
照「咲、また嘘ついた……」
咲「!」
照「咲は絶対閻魔大王行き」
咲「ぁあぁっ!」
照「2泊決定」
咲「うぅ……2泊で許してくれるのは優しいけど……ねぇ、お姉ちゃんも一緒に来てよぉ」
照「だめ」
咲「!」
照「私は引き続き天国に行く」
咲「一貫性のあるお姉ちゃんかわいい……けど地獄は寂しい……お姉ちゃんと一緒がいい……」
351:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:37:32.21 :8MnlR9I2o
照「…………」
咲「」シュン
照「……短時間だけ面会が可能」
咲「や、やったぁ!人情味のあるお姉ちゃんかわいい!」
照「//」プイッ
エイスリン「ネエ!」
照「?エイスリンさん……?」
エイスリン「スカッテナニ!?」
照・咲・久・智紀「!!!」
エイスリン「オシエテ!」
照「そ、それは……」
久「無理よ……」
智紀「…………」コクコク
咲「?」
照「だって……エイスリンさんは……そういうのしないし」
咲「……どういうこと?」
照「エイスリンさんの場合……老廃物はくしゃみと汗で出ると思うから」
久「言えてるわね」ウンウン
咲「逆に気持ち悪いよ…」
エイスリン「??」
咲(……みんなデレデレしちゃって……だったら私が教えてあげよう)
咲「あのですね、エイスリンさん。スカっていうのは、老廃物のド塊を醜悪な門から…」
エイスリン「ローハイ……ニーハイノナカマ?」フムフム
咲「あ、違くって…老廃物っていうのは……うーんと、なんて説明すればいいかな……そうそう、体にいらない物を…」
エイスリン「イラハイ?パチパラ?サクラコ?」
咲「そうじゃなくて……ええと…」
照「…………」
咲「」シュン
照「……短時間だけ面会が可能」
咲「や、やったぁ!人情味のあるお姉ちゃんかわいい!」
照「//」プイッ
エイスリン「ネエ!」
照「?エイスリンさん……?」
エイスリン「スカッテナニ!?」
照・咲・久・智紀「!!!」
エイスリン「オシエテ!」
照「そ、それは……」
久「無理よ……」
智紀「…………」コクコク
咲「?」
照「だって……エイスリンさんは……そういうのしないし」
咲「……どういうこと?」
照「エイスリンさんの場合……老廃物はくしゃみと汗で出ると思うから」
久「言えてるわね」ウンウン
咲「逆に気持ち悪いよ…」
エイスリン「??」
咲(……みんなデレデレしちゃって……だったら私が教えてあげよう)
咲「あのですね、エイスリンさん。スカっていうのは、老廃物のド塊を醜悪な門から…」
エイスリン「ローハイ……ニーハイノナカマ?」フムフム
咲「あ、違くって…老廃物っていうのは……うーんと、なんて説明すればいいかな……そうそう、体にいらない物を…」
エイスリン「イラハイ?パチパラ?サクラコ?」
咲「そうじゃなくて……ええと…」
352:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:38:20.07 :8MnlR9I2o
純代《……知りたいなら……私が教えてあげようか?》
咲・エイスリン「!!」
純代《………あなたたちのやりとりを眺めながら妄想してるのも楽しかったけど……これ以上待つのもなんだしね》
咲(そうだ……勝負中だったんだ……忘れてたよ)チラ
照(……………うっかりしてた……でも、最初から気付いてたという感じに振る舞おう)キリッ!
咲(はぅっ!『うっかりしてた……でも、最初から気付いてたという感じに振る舞おう』とか考えてそうなお姉ちゃんかわいい!)
エイスリン「オシエテクレル?」
純代《はい。今、見せます……》
キィィン..
『帰国中の機内でCA全員が脱糞!総重量が増え、高度が少し下がる!』
エイスリン「!!!!」
純代《これがスカですよ》
エイスリン(ナニコレ!?ウゥ……)
純代《隅々まで堪能してくださいね》
エイスリン(……モラシタCAサンタチ……キスシテテ……ユリダケド……)
百合以上に、目の前で繰り広げられる惨劇がエイスリンの魂を削る。
お尻のANAからあふれ出る悪魔。そのビジュアルに加え、強烈な匂いが鼻孔を襲う。
純代の妄想は、現実と妄想の区別がつけられないほど鮮明なため、匂いまでも正確に表現するのだ。
純代《……知りたいなら……私が教えてあげようか?》
咲・エイスリン「!!」
純代《………あなたたちのやりとりを眺めながら妄想してるのも楽しかったけど……これ以上待つのもなんだしね》
咲(そうだ……勝負中だったんだ……忘れてたよ)チラ
照(……………うっかりしてた……でも、最初から気付いてたという感じに振る舞おう)キリッ!
咲(はぅっ!『うっかりしてた……でも、最初から気付いてたという感じに振る舞おう』とか考えてそうなお姉ちゃんかわいい!)
エイスリン「オシエテクレル?」
純代《はい。今、見せます……》
キィィン..
『帰国中の機内でCA全員が脱糞!総重量が増え、高度が少し下がる!』
エイスリン「!!!!」
純代《これがスカですよ》
エイスリン(ナニコレ!?ウゥ……)
純代《隅々まで堪能してくださいね》
エイスリン(……モラシタCAサンタチ……キスシテテ……ユリダケド……)
百合以上に、目の前で繰り広げられる惨劇がエイスリンの魂を削る。
お尻のANAからあふれ出る悪魔。そのビジュアルに加え、強烈な匂いが鼻孔を襲う。
純代の妄想は、現実と妄想の区別がつけられないほど鮮明なため、匂いまでも正確に表現するのだ。
353:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:38:53.18 :8MnlR9I2o
エイスリン「ッッ!!ナンテコウケイ……ワスレラレナイ……ナツ、ニ……ナル…………ウゥ」
持っていたイラストボードが滑り落ちる。初スカのインパクトにより、体力も握力も奪われてしまった。
そして、ゆらりと体が揺れて、傾く。
トシ「危ないんだよ!」ガシッ!
倒れる直前、トシがエイスリンを抱き留める。その瞬間、関節の音がパキッと小さく鳴ったが、トシは気にせず、エイスリンを受け止められたことに安堵した。
エイスリン「ウウーン……」
トシ「間一髪だったね」フフ
照「よかった……」ホッ
トシ「……エイスリンは私が介抱するから、あんたらは深堀さんを……」チラ
久「……はい、ありがとうございます」
トシ「頑張るんだよ……」
照「はい」
照(…………今、パキッって鳴った)
久(関節の音が聞こえたけど……やっぱり年齢のアレかしら……)
智紀(年をとるとあれだけのことで音が……)
咲(明日になったらあの箇所が痛むのかな…?)
それぞれが関節の音に対して2秒ほど考えたのち、戦闘態勢に入る。
エイスリン「ッッ!!ナンテコウケイ……ワスレラレナイ……ナツ、ニ……ナル…………ウゥ」
持っていたイラストボードが滑り落ちる。初スカのインパクトにより、体力も握力も奪われてしまった。
そして、ゆらりと体が揺れて、傾く。
トシ「危ないんだよ!」ガシッ!
倒れる直前、トシがエイスリンを抱き留める。その瞬間、関節の音がパキッと小さく鳴ったが、トシは気にせず、エイスリンを受け止められたことに安堵した。
エイスリン「ウウーン……」
トシ「間一髪だったね」フフ
照「よかった……」ホッ
トシ「……エイスリンは私が介抱するから、あんたらは深堀さんを……」チラ
久「……はい、ありがとうございます」
トシ「頑張るんだよ……」
照「はい」
照(…………今、パキッって鳴った)
久(関節の音が聞こえたけど……やっぱり年齢のアレかしら……)
智紀(年をとるとあれだけのことで音が……)
咲(明日になったらあの箇所が痛むのかな…?)
それぞれが関節の音に対して2秒ほど考えたのち、戦闘態勢に入る。
354:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:39:39.60 :8MnlR9I2o
純代「…………」
照(でも……どう攻めたらいいんだろう……スカなんて見せられたら私……)ゾワッ
咲「……私からいくよ」スッ
照「咲?」
咲「……大丈夫だよお姉ちゃん。私なら平気」
照「だけど……」
咲「…………うん。スカは守備範囲外だけど……お姉ちゃんのう○ちだと思い込めばきっと耐えられる」
照「…………………………そう」
咲「もちろん、おしっこもね」ニコリ
照「……………………」
久「咲……」
智紀「…………」
咲「いってきます」テクテク
純代「………………」
咲《私が相手をします》
純代《そうですか……では、早速!》
キィィン..
『好きな人の汚物を見たい衝動に駆られた女生徒と、衆人環視で排泄をする事に快感を覚える女教師!!』
咲「くっ……!」
照(咲!)
咲「だ、いじょうぶ……っ!女教師はお姉ちゃん……!女生徒は留年した私っ!!」
純代「!」
咲(こうやって……設定とか時代背景さえなんとかすれば……全部お姉ちゃんでいける!耐えられるよ!)ググッ..
純代《なるほど……耐性持ちか》
咲《ふふっ……一緒の家に住んでた時は、同じ便器を使ってた……となれば、色々と考えることはありましたから》クス
純代《ふむ……すべて姉と想像することで耐える……ですか。それなら、少し趣向を変えましょうか》
咲「え……?」
純代《この場合、どう凌ぎますか?》
純代「…………」
照(でも……どう攻めたらいいんだろう……スカなんて見せられたら私……)ゾワッ
咲「……私からいくよ」スッ
照「咲?」
咲「……大丈夫だよお姉ちゃん。私なら平気」
照「だけど……」
咲「…………うん。スカは守備範囲外だけど……お姉ちゃんのう○ちだと思い込めばきっと耐えられる」
照「…………………………そう」
咲「もちろん、おしっこもね」ニコリ
照「……………………」
久「咲……」
智紀「…………」
咲「いってきます」テクテク
純代「………………」
咲《私が相手をします》
純代《そうですか……では、早速!》
キィィン..
『好きな人の汚物を見たい衝動に駆られた女生徒と、衆人環視で排泄をする事に快感を覚える女教師!!』
咲「くっ……!」
照(咲!)
咲「だ、いじょうぶ……っ!女教師はお姉ちゃん……!女生徒は留年した私っ!!」
純代「!」
咲(こうやって……設定とか時代背景さえなんとかすれば……全部お姉ちゃんでいける!耐えられるよ!)ググッ..
純代《なるほど……耐性持ちか》
咲《ふふっ……一緒の家に住んでた時は、同じ便器を使ってた……となれば、色々と考えることはありましたから》クス
純代《ふむ……すべて姉と想像することで耐える……ですか。それなら、少し趣向を変えましょうか》
咲「え……?」
純代《この場合、どう凌ぎますか?》
355:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:40:22.22 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
【聖・小田急学園(女子高)】
生田「はぁ………」
登戸「どうしたの?ため息なんてついて」
生田「…………それが……嫌な話を聞いてしまって………」
登戸「嫌な話………?」
生田「そう……………百合ヶ丘先輩がさ、すっごく落ち込んでて」
登戸「あの百合ヶ丘先輩が?」
生田「うん。新百合ヶ丘さんと付き合ったばっかりなのに、全然会えないって」
登戸「…………」
生田「部活(快速急行)とか、家の手伝い(急行)とか、アルバイト(多摩急行)だって言って断られてばっかりだって」
登戸「そうなんだ………」
生田「………それだけなら百合ヶ丘先輩も大変ですね、ですむんだけど………」
登戸「え?」
生田「………新百合ヶ丘さんが読売ランド前先輩と会ってたのを見ちゃった、って………」
登戸「………え」
生田「それで百合ヶ丘先輩が、読売ランド前先輩を問い詰めたら本当のことだったらしくて………」
登戸「………うん」
生田「それを聞いて百合ヶ丘先輩、すごく動揺したらしくて、読売ランド前先輩に結構きつめに文句を言っちゃったらしいんだ」
登戸「………でも、読売ランド前先輩って百合ヶ丘先輩のこと………」
生田「…………うん。それで読売ランド前先輩、泣いて飛び出していって………」
登戸「……………」
~~~~~~~~~~~~~~~~
【聖・小田急学園(女子高)】
生田「はぁ………」
登戸「どうしたの?ため息なんてついて」
生田「…………それが……嫌な話を聞いてしまって………」
登戸「嫌な話………?」
生田「そう……………百合ヶ丘先輩がさ、すっごく落ち込んでて」
登戸「あの百合ヶ丘先輩が?」
生田「うん。新百合ヶ丘さんと付き合ったばっかりなのに、全然会えないって」
登戸「…………」
生田「部活(快速急行)とか、家の手伝い(急行)とか、アルバイト(多摩急行)だって言って断られてばっかりだって」
登戸「そうなんだ………」
生田「………それだけなら百合ヶ丘先輩も大変ですね、ですむんだけど………」
登戸「え?」
生田「………新百合ヶ丘さんが読売ランド前先輩と会ってたのを見ちゃった、って………」
登戸「………え」
生田「それで百合ヶ丘先輩が、読売ランド前先輩を問い詰めたら本当のことだったらしくて………」
登戸「………うん」
生田「それを聞いて百合ヶ丘先輩、すごく動揺したらしくて、読売ランド前先輩に結構きつめに文句を言っちゃったらしいんだ」
登戸「………でも、読売ランド前先輩って百合ヶ丘先輩のこと………」
生田「…………うん。それで読売ランド前先輩、泣いて飛び出していって………」
登戸「……………」
356:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:40:54.86 :8MnlR9I2o
生田「和泉多摩川先輩も、狛江先輩も追いかけたみたいだけど、見つからなくて…………」
登戸「せ、世田谷代田先輩は?」
生田「その日も休んでたみたい………」
登戸「…………そう」
生田「その話を聞いて豪徳寺先輩が動いたっていうし………一体どうなるんだろ………?」
登戸「………うん」
生田「女の子同士で付き合うのって………やっぱり大変なのかな?」
登戸「………ううん、女の子同士よりなにより………付き合う……ってこと自体が大変なんだと思う」
生田「…………」
登戸「すごく幸せであればあるほど不安も付きまとう………好きだからこそ許せなくなる……」
生田「…………そっか」
登戸「でも………それでも私は……」(生田の手を握る)
生田「あっ……」
登戸「生田と一緒にいたい」
生田「登戸……」
登戸「生田と一緒に映画を見たい、ご飯を食べたい、遊びに行きたい、笑ったり、泣いたりしたい!」
生田「……うん。私も同じ気持ちだよ」
登戸「生田………」
生田「…………」
登戸「…………」
チュッ..
~~~~~~~~~~~~~~~~
生田「和泉多摩川先輩も、狛江先輩も追いかけたみたいだけど、見つからなくて…………」
登戸「せ、世田谷代田先輩は?」
生田「その日も休んでたみたい………」
登戸「…………そう」
生田「その話を聞いて豪徳寺先輩が動いたっていうし………一体どうなるんだろ………?」
登戸「………うん」
生田「女の子同士で付き合うのって………やっぱり大変なのかな?」
登戸「………ううん、女の子同士よりなにより………付き合う……ってこと自体が大変なんだと思う」
生田「…………」
登戸「すごく幸せであればあるほど不安も付きまとう………好きだからこそ許せなくなる……」
生田「…………そっか」
登戸「でも………それでも私は……」(生田の手を握る)
生田「あっ……」
登戸「生田と一緒にいたい」
生田「登戸……」
登戸「生田と一緒に映画を見たい、ご飯を食べたい、遊びに行きたい、笑ったり、泣いたりしたい!」
生田「……うん。私も同じ気持ちだよ」
登戸「生田………」
生田「…………」
登戸「…………」
チュッ..
~~~~~~~~~~~~~~~~
357:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:41:28.57 :8MnlR9I2o
咲《………………………》
咲(こ、これは、一体なんなの!?擬人化!?)
純代《この場合、お姉さんは生田?登戸?それとも線路ですか?》
咲(え?え?意味がわからない………私の知ってる百合とは違う!!)
純代《愛し合うのは人間だけじゃない………百合はどこにでもある。電車も線路も百合……ううん、それだけじゃない。路線図も、非常停止ボタンも……白線も売店も百合……》
咲《お姉ちゃんは…………線路?違う……お姉ちゃんは…………うぅ……》
純代《どうして悩む?路線図と売店は姉妹でもいいのでは?》
咲《そんなこと…………り、理解できないよ………うぅぅう》グラッ..
咲が照へ抱く、尋常ではないレベルの愛をもってしても、照を路線図や売店とは思えなかった。
それは当然だろう。普通は自分の姉を売店へ逆擬人化する機会などないのだから。
咲《ごめん、お姉ちゃん………》バタッ..
照《咲!》タタッ!
純代《これで残りは4人……》チラ
トシ「…………」
智紀「…………」
照「…………」(気を失った咲を抱きかかえている)
久「…………っ」
久(四天王が2人も……この子、強すぎるわ……一体どうしたら……)ビクビク
純代《……あなたには受けが似合いそうだ》
久《え?何を言って……》
キィィン..
咲《………………………》
咲(こ、これは、一体なんなの!?擬人化!?)
純代《この場合、お姉さんは生田?登戸?それとも線路ですか?》
咲(え?え?意味がわからない………私の知ってる百合とは違う!!)
純代《愛し合うのは人間だけじゃない………百合はどこにでもある。電車も線路も百合……ううん、それだけじゃない。路線図も、非常停止ボタンも……白線も売店も百合……》
咲《お姉ちゃんは…………線路?違う……お姉ちゃんは…………うぅ……》
純代《どうして悩む?路線図と売店は姉妹でもいいのでは?》
咲《そんなこと…………り、理解できないよ………うぅぅう》グラッ..
咲が照へ抱く、尋常ではないレベルの愛をもってしても、照を路線図や売店とは思えなかった。
それは当然だろう。普通は自分の姉を売店へ逆擬人化する機会などないのだから。
咲《ごめん、お姉ちゃん………》バタッ..
照《咲!》タタッ!
純代《これで残りは4人……》チラ
トシ「…………」
智紀「…………」
照「…………」(気を失った咲を抱きかかえている)
久「…………っ」
久(四天王が2人も……この子、強すぎるわ……一体どうしたら……)ビクビク
純代《……あなたには受けが似合いそうだ》
久《え?何を言って……》
キィィン..
358:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:42:01.73 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
優希「部長………覚悟するじょ!!」サワ..
和「部長、どうされたんですか?………いつもの余裕はどこに?」クス
まこ「ふふふ、楽しみじゃな」サワサワ
咲「部長……敏感でかわいい……」ツンツン
和「朝までたっぷり、愛してあげますから……――――」
~~~~~~~~~~~~~~~~
久《!!》ハッ!
久(い、今のは!?まるで自分が体験したかのような……)
久(あんな……みんなに体を触られるなんて……///)ドキドキ
純代《快感責めを気に入ってくれたみたいですね》
久《ぇ、べ、別にそういうわけじゃ……》
純代《次はもっと長く………快感に浸らせてあげます………》ピキィィン..
久《!?》
~~~~~~~~~~~~~~~~
優希「部長………覚悟するじょ!!」サワ..
和「部長、どうされたんですか?………いつもの余裕はどこに?」クス
まこ「ふふふ、楽しみじゃな」サワサワ
咲「部長……敏感でかわいい……」ツンツン
和「朝までたっぷり、愛してあげますから……――――」
~~~~~~~~~~~~~~~~
久《!!》ハッ!
久(い、今のは!?まるで自分が体験したかのような……)
久(あんな……みんなに体を触られるなんて……///)ドキドキ
純代《快感責めを気に入ってくれたみたいですね》
久《ぇ、べ、別にそういうわけじゃ……》
純代《次はもっと長く………快感に浸らせてあげます………》ピキィィン..
久《!?》
359:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:42:39.36 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~~
優希「部長………私、部長とエッチしたいじょ」
和「わ、私も………いつも部長と…………することばかり考えてる、エッチな女の子なんです////」モジ
咲「あ、あの!私も……色々したいことがあって……///」
まこ「わしは……ずっと部長のことが好きじゃった……」
優希・和・咲・まこ「部長……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
『その後、朝まで全員と愛し合う竹井久―――』
久《うあ………ああ》クラリ..
純代によって叩き込まれた妄想内で愛撫を受け続ける久。
普段は自分から動き、周りを引っ張っていく立場だ。
それなのに複数人に押さえつけられ、どうあがいても逃げられない状況で撫でられ、キスされ、愛される……。
そんな非現実的な出来事が、純代によって現実味を持って体感させられる。
久(学生議会長の私が……こんな……乱れちゃうなんて……///)
久(………………でも……///)
久(気持ち……いい……///)フラ...バタッ..
次第に表情が緩んでいく。快楽を享受し、思考を手放す。
竹井久、部員たちの攻めよって悦楽に浸り、脱落である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
優希「部長………私、部長とエッチしたいじょ」
和「わ、私も………いつも部長と…………することばかり考えてる、エッチな女の子なんです////」モジ
咲「あ、あの!私も……色々したいことがあって……///」
まこ「わしは……ずっと部長のことが好きじゃった……」
優希・和・咲・まこ「部長……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
『その後、朝まで全員と愛し合う竹井久―――』
久《うあ………ああ》クラリ..
純代によって叩き込まれた妄想内で愛撫を受け続ける久。
普段は自分から動き、周りを引っ張っていく立場だ。
それなのに複数人に押さえつけられ、どうあがいても逃げられない状況で撫でられ、キスされ、愛される……。
そんな非現実的な出来事が、純代によって現実味を持って体感させられる。
久(学生議会長の私が……こんな……乱れちゃうなんて……///)
久(………………でも……///)
久(気持ち……いい……///)フラ...バタッ..
次第に表情が緩んでいく。快楽を享受し、思考を手放す。
竹井久、部員たちの攻めよって悦楽に浸り、脱落である。
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww
【東方】ルックス100点の文ちゃん
【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?
韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
360:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:43:39.19 :8MnlR9I2o
照「久……!」
照(…………私、何をやってるんだろう……震えて動けなくて……塞、エイスリンちゃん、咲がやられて……久までも……)
咲「う……うぅ……」
照「!咲……」
咲「……うぁ……ぁ……」
照(うなされてる……悪い夢でも見てるのかもしれない。私が最初から戦えていれば、こんなことにならなかったかもしれないのに……!)
咲「おね……ぇちゃん……」
照(……ううん、今からでも、戦うんだ……咲の仇を討つ……っ!)グッ
照「……咲、待っててね」
照(勝てるかはわからないけど、全力で戦うから!)テク..テク..
咲「ぅぅ……お願い……意地悪…しないで……腋チラを……見せ……て…」ウーンウーン..
純代《……次の相手は…………ん?》
照「…………」
純代《……なるほど。やる気になったわけですか》
照「…………」コクリ
純代《では………宮永さん、あなたを…………っ!?》
ゴオオッ..
智紀「………………」ザッ..
純代「………………」
照「久……!」
照(…………私、何をやってるんだろう……震えて動けなくて……塞、エイスリンちゃん、咲がやられて……久までも……)
咲「う……うぅ……」
照「!咲……」
咲「……うぁ……ぁ……」
照(うなされてる……悪い夢でも見てるのかもしれない。私が最初から戦えていれば、こんなことにならなかったかもしれないのに……!)
咲「おね……ぇちゃん……」
照(……ううん、今からでも、戦うんだ……咲の仇を討つ……っ!)グッ
照「……咲、待っててね」
照(勝てるかはわからないけど、全力で戦うから!)テク..テク..
咲「ぅぅ……お願い……意地悪…しないで……腋チラを……見せ……て…」ウーンウーン..
純代《……次の相手は…………ん?》
照「…………」
純代《……なるほど。やる気になったわけですか》
照「…………」コクリ
純代《では………宮永さん、あなたを…………っ!?》
ゴオオッ..
智紀「………………」ザッ..
純代「………………」
361:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:44:21.59 :8MnlR9I2o
照「沢村さん……」
智紀《宮永さん……私に譲ってもらえますか》
照《……》
智紀《深堀さんを相手に受け身はまずいです。こちらから仕掛けないといけない。でも何が有効かはわからない》
照「…………」コクリ
智紀《なので宮永さんを含めた範囲のプライベート回線で攻めながら探ります。弱点がわかったら宮永さんも加わってください》
照《わかった》
智紀《では……》
智紀は気合を入れるため、眼鏡をクイッと持ち上げる。これは拳銃でいう撃鉄を起こすと同義。
そして、眼鏡をキラッと光らせる。これは引き金を引くのと同義。
あとは己の妄想をぶつけるのみ。
純代《…………》
智紀(深堀さんの絶望は何かわからない…………けど)
智紀(…………今までそうしてきたように…………自分の直感を信じて……いく!)
智紀《……風越女子高校麻雀部には、素晴らしい人がいる》
純代「!」
智紀《その人の名は福路美穂子………彼女はみんなから愛されていた》
純代《………っ!》
智紀の先制攻撃に対し、すかさず反撃をする純代。
ピキィィン..
照「沢村さん……」
智紀《宮永さん……私に譲ってもらえますか》
照《……》
智紀《深堀さんを相手に受け身はまずいです。こちらから仕掛けないといけない。でも何が有効かはわからない》
照「…………」コクリ
智紀《なので宮永さんを含めた範囲のプライベート回線で攻めながら探ります。弱点がわかったら宮永さんも加わってください》
照《わかった》
智紀《では……》
智紀は気合を入れるため、眼鏡をクイッと持ち上げる。これは拳銃でいう撃鉄を起こすと同義。
そして、眼鏡をキラッと光らせる。これは引き金を引くのと同義。
あとは己の妄想をぶつけるのみ。
純代《…………》
智紀(深堀さんの絶望は何かわからない…………けど)
智紀(…………今までそうしてきたように…………自分の直感を信じて……いく!)
智紀《……風越女子高校麻雀部には、素晴らしい人がいる》
純代「!」
智紀《その人の名は福路美穂子………彼女はみんなから愛されていた》
純代《………っ!》
智紀の先制攻撃に対し、すかさず反撃をする純代。
ピキィィン..
362:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:44:52.24 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
透華「智紀………愛してますわ」
一「ともきー………ボクが愛称で呼ぶのはともきーだけなんだよ?ボクの愛に気付いてよ」
純「な、なあ………髪、触っていいか?その……キレイだからよ……////」
衣「ころももおっぱい大きくなりたいぞ!大きくしてくれ!」
透華「わたくしが許可しますわ…………わたくしの体を………愛でなさい////」
一「ボク………おっぱい小さいから触っても楽しくないかもしれないけど………手先は器用なんだ………こんな風にね」ウニョウニョ
純「あ、あんまり知識ねえけどよ………が、頑張るから…………その………な////」
衣「なんかお股がムズムズするぞ~…………んんぅ~」
~~~~~~~~~~~~~~~~
智紀(くっ………これは、きつい。あまりにもリアルすぎる……///)
智紀(でも……まだまだ……っ)
智紀《…………誰にでも優しい美穂子は、みんなの憧れだった》
純代「…………っ」チッ
照(!舌打ち………?)
照(沢村さんのストーリーはまだ序盤……なのに苛立つということは……?)
智紀(これは……当たり?深堀さんの絶望は……)
智紀《……そんな彼女にはたった1つ、弱点があった》
純代《次……》ピキィン
~~~~~~~~~~~~~~~~
透華「智紀………愛してますわ」
一「ともきー………ボクが愛称で呼ぶのはともきーだけなんだよ?ボクの愛に気付いてよ」
純「な、なあ………髪、触っていいか?その……キレイだからよ……////」
衣「ころももおっぱい大きくなりたいぞ!大きくしてくれ!」
透華「わたくしが許可しますわ…………わたくしの体を………愛でなさい////」
一「ボク………おっぱい小さいから触っても楽しくないかもしれないけど………手先は器用なんだ………こんな風にね」ウニョウニョ
純「あ、あんまり知識ねえけどよ………が、頑張るから…………その………な////」
衣「なんかお股がムズムズするぞ~…………んんぅ~」
~~~~~~~~~~~~~~~~
智紀(くっ………これは、きつい。あまりにもリアルすぎる……///)
智紀(でも……まだまだ……っ)
智紀《…………誰にでも優しい美穂子は、みんなの憧れだった》
純代「…………っ」チッ
照(!舌打ち………?)
照(沢村さんのストーリーはまだ序盤……なのに苛立つということは……?)
智紀(これは……当たり?深堀さんの絶望は……)
智紀《……そんな彼女にはたった1つ、弱点があった》
純代《次……》ピキィン
363:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:45:20.82 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
久「さ、沢村さん……」
久「………誰にでもこんなことすると思わないでね………ぁむ」(スカートを口でくわえる)
久「ん……/////」(そのまま持ち上げる)
久「めえ(ねえ)………はあって(触って)………あわんえいない(我慢できない)////」
~~~~~~~~~~~~~~~~
智紀《くっ……》
久の痴態からの誘惑にも耐える智紀。その精神力はさすがだ。
しかし、眼鏡が曇りだした。これは少し押され気味の合図。
智紀(ここで引いたら絶対だめ……っ!まだまだ……攻める!)
智紀《…彼女の弱点………それは機械音痴だということ………》
純代《っ!》ピキィ!
~~~~~~~~~~~~~~~~
久「さ、沢村さん……」
久「………誰にでもこんなことすると思わないでね………ぁむ」(スカートを口でくわえる)
久「ん……/////」(そのまま持ち上げる)
久「めえ(ねえ)………はあって(触って)………あわんえいない(我慢できない)////」
~~~~~~~~~~~~~~~~
智紀《くっ……》
久の痴態からの誘惑にも耐える智紀。その精神力はさすがだ。
しかし、眼鏡が曇りだした。これは少し押され気味の合図。
智紀(ここで引いたら絶対だめ……っ!まだまだ……攻める!)
智紀《…彼女の弱点………それは機械音痴だということ………》
純代《っ!》ピキィ!
364:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:45:55.76 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
久「さ、沢村さんっ!私………あなたにお願いがあるの!!」
久「………私ね………ずっと昔から、ある願望があるの………」
久「…………………」
久「…………………あのね………」
久「私………きっと変態なの……」
久「好きな女の子に…………おしっこをかけてもらいたいの………」
久「…………ごめんなさい………でも、どうしてもかけてほしいの!!」
久「だから………沢村さん………」
久「普段の私に…………すました顔で学生議会長やってる私に………あなたのおしっこをかけて!!」
久「私が変態女だって!あなたが証明して!!―――」
~~~~~~~~~~~~~~~~
智紀(ち、違う!竹井さんはこんな変態じゃない……)チラ
久「………………」(倒れたまま)
智紀(……そう……竹井さんはあんなこと……)
『あなたのおしっこをかけて!!』
智紀「…………」ゴクリ
眼鏡がさらに曇った。これは興奮しているサイン。
智紀(竹井さん……学生議会長としてしっかりするよう心掛けている分、タガが外れるとド変態になる……とか……ありえない話じゃない……)
智紀の思考が純代の妄想に引っ張られていく。
智紀(そう……黒タイツも……おしっこを吸収させるために履いてるとか?『他人のおしっこがしみ込んだタイツを身に纏う惨めな自分』を実感して気持ちよくなりたい被虐嗜好からなのかも……?)
今まさに、純代の妄想と智紀の現実が入れ替わろうとしている。
智紀(じゃあ竹井さんは……おしっこをかけられたいと思って……?)
智紀(っ!違う……竹井さんは……うぅ……頭が……)
純代《はぁっ!》ピキィ..ン..
~~~~~~~~~~~~~~~~
久「さ、沢村さんっ!私………あなたにお願いがあるの!!」
久「………私ね………ずっと昔から、ある願望があるの………」
久「…………………」
久「…………………あのね………」
久「私………きっと変態なの……」
久「好きな女の子に…………おしっこをかけてもらいたいの………」
久「…………ごめんなさい………でも、どうしてもかけてほしいの!!」
久「だから………沢村さん………」
久「普段の私に…………すました顔で学生議会長やってる私に………あなたのおしっこをかけて!!」
久「私が変態女だって!あなたが証明して!!―――」
~~~~~~~~~~~~~~~~
智紀(ち、違う!竹井さんはこんな変態じゃない……)チラ
久「………………」(倒れたまま)
智紀(……そう……竹井さんはあんなこと……)
『あなたのおしっこをかけて!!』
智紀「…………」ゴクリ
眼鏡がさらに曇った。これは興奮しているサイン。
智紀(竹井さん……学生議会長としてしっかりするよう心掛けている分、タガが外れるとド変態になる……とか……ありえない話じゃない……)
智紀の思考が純代の妄想に引っ張られていく。
智紀(そう……黒タイツも……おしっこを吸収させるために履いてるとか?『他人のおしっこがしみ込んだタイツを身に纏う惨めな自分』を実感して気持ちよくなりたい被虐嗜好からなのかも……?)
今まさに、純代の妄想と智紀の現実が入れ替わろうとしている。
智紀(じゃあ竹井さんは……おしっこをかけられたいと思って……?)
智紀(っ!違う……竹井さんは……うぅ……頭が……)
純代《はぁっ!》ピキィ..ン..
365:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:46:50.03 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~
久「変態でごめんね?でももう我慢できないの……」
久「……下、脱がすわね?」
久「大丈夫……いつまでだって待つから……いっぱい……かけてね?」
~~~~~~~~~~~~~~
智紀「ぁ……ぐぅ……」
智紀《……げ、んかい……が近い……でも、まだ……最後まで……》
純代《とどめ……!竹井さんでスカ妄想を…》
智紀「わあああああ!!」
純代「!?」
智紀「……ぅ……」ガクッ
今まで純代の猛攻を耐え続けた智紀も、ここでダウン。
これは、限界を迎えたというよりも、純代に妄想される前に自ら意識を手放した形だ。
純代による久のスカ妄想……。それは絶望を操る智紀にとっても、耐えがたいものだったのだろう。
純代《…………妙なタイミング……とはいえ、勝ちは勝ち》
照「…………」
照(沢村さん……ありがとう。おかげで作戦が決まった)
照(深堀さんは……風越女子のキャプテン、福路さんで妄想されるのを嫌がってた)
照(となれば……福路さん1本で攻める!)
純代《あと2人……》
照(……風越女子のデータは頭に入ってる。個人戦の時の妄想用に情報を集めたから)
照(でも…………どういう風に妄想をぶつけよう?適当なことを言っても深堀さんには通用しない)
トシ《私が時間を稼ぐ》ザッ!
照《!?熊倉、さん……?》
トシ《そう、熊倉さ》ニコッ
~~~~~~~~~~~~~~
久「変態でごめんね?でももう我慢できないの……」
久「……下、脱がすわね?」
久「大丈夫……いつまでだって待つから……いっぱい……かけてね?」
~~~~~~~~~~~~~~
智紀「ぁ……ぐぅ……」
智紀《……げ、んかい……が近い……でも、まだ……最後まで……》
純代《とどめ……!竹井さんでスカ妄想を…》
智紀「わあああああ!!」
純代「!?」
智紀「……ぅ……」ガクッ
今まで純代の猛攻を耐え続けた智紀も、ここでダウン。
これは、限界を迎えたというよりも、純代に妄想される前に自ら意識を手放した形だ。
純代による久のスカ妄想……。それは絶望を操る智紀にとっても、耐えがたいものだったのだろう。
純代《…………妙なタイミング……とはいえ、勝ちは勝ち》
照「…………」
照(沢村さん……ありがとう。おかげで作戦が決まった)
照(深堀さんは……風越女子のキャプテン、福路さんで妄想されるのを嫌がってた)
照(となれば……福路さん1本で攻める!)
純代《あと2人……》
照(……風越女子のデータは頭に入ってる。個人戦の時の妄想用に情報を集めたから)
照(でも…………どういう風に妄想をぶつけよう?適当なことを言っても深堀さんには通用しない)
トシ《私が時間を稼ぐ》ザッ!
照《!?熊倉、さん……?》
トシ《そう、熊倉さ》ニコッ
366:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:47:24.26 :8MnlR9I2o
純代「!…………」
トシ《もはや、あの子に勝てる可能性があるのはあんたしかいない……だから、私があの子と戦っている間に、しっかり妄想を練るんだよ?》
照《…………はい、ありがとうございます》
トシ《ん》
純代「…………」
トシ《……さて、勝負といこうか》
純代《…………わかりました》
宣戦布告と同時に、トシが前傾姿勢をとる。あえて腰を痛めやすい体勢をとることで、自分を追い込み、背水の陣を敷いたのだろう。
トシの石のような強い意志をひしひしと感じる。
トシ《老婆による幼女妄想……年齢の落差はFUJIYAMA並さ》
塞が負けたことでトシの幼女趣味はリセットされたが、すでに体に染みつき得意分野となっていた幼女妄想で攻めたてる。
純代《………………》
トシ《……花沢さんはカツオに会いにいくうち、ワカメのことが気になり…》
照(熊倉さんが時間を稼いでくれてるうちに……福路さんの妄想内容を練ろう……)ウーン
照(福路さんと言えば……機械音痴、清楚、後輩に慕われてる、麻雀が強い、優しい、微笑み、右目、掃除、洗濯、部内ランキングの記憶力…)
照(これらのデータを基に、どんなストーリーを組み立てるか……)
トシ《宮永さん》
照《?はい》
トシ《もう負けたよ》
照「え?」
照が視線を向けると、横になっているトシの姿があった。
トシ《瞬殺とはこういうことを言うんだよ》
照「…………」
純代「!…………」
トシ《もはや、あの子に勝てる可能性があるのはあんたしかいない……だから、私があの子と戦っている間に、しっかり妄想を練るんだよ?》
照《…………はい、ありがとうございます》
トシ《ん》
純代「…………」
トシ《……さて、勝負といこうか》
純代《…………わかりました》
宣戦布告と同時に、トシが前傾姿勢をとる。あえて腰を痛めやすい体勢をとることで、自分を追い込み、背水の陣を敷いたのだろう。
トシの石のような強い意志をひしひしと感じる。
トシ《老婆による幼女妄想……年齢の落差はFUJIYAMA並さ》
塞が負けたことでトシの幼女趣味はリセットされたが、すでに体に染みつき得意分野となっていた幼女妄想で攻めたてる。
純代《………………》
トシ《……花沢さんはカツオに会いにいくうち、ワカメのことが気になり…》
照(熊倉さんが時間を稼いでくれてるうちに……福路さんの妄想内容を練ろう……)ウーン
照(福路さんと言えば……機械音痴、清楚、後輩に慕われてる、麻雀が強い、優しい、微笑み、右目、掃除、洗濯、部内ランキングの記憶力…)
照(これらのデータを基に、どんなストーリーを組み立てるか……)
トシ《宮永さん》
照《?はい》
トシ《もう負けたよ》
照「え?」
照が視線を向けると、横になっているトシの姿があった。
トシ《瞬殺とはこういうことを言うんだよ》
照「…………」
367:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:47:56.42 :8MnlR9I2o
トシ《私が今後おしめ生活になった時、おしめを交換してくれる教え子が何人いるか……そんな風に考えさせられてね……心が折れた》フッ
照《そうですか……お大事に……》
トシ《……すまないねぇ……時間稼ぎができなくて……》
照《いえ、そんなことないです》
照(うん……その気持ちだけでもありがたい)
純代《……残るは、あなた1人ですね》ズシン
照《…………そうだね》
照(私が負けたら全滅……)チラ
咲「…………」ウーン..ウーン..ヘソチラ..プリーズ..
照(咲……深堀さんを倒して、すぐに悪夢から目覚めさせてあげるね)ゴオォオオォッ..
純代《!》
純代は足を止めた。照の心の奥底から発せられる気迫に一瞬押されたためだ。
その隙を照は見逃さない。
照《機械音痴の美穂子!それを利用しようとする者がいた……!》
純代「……!」チッ
つい先ほどまで震えていた人間とは思えないほどの迫力から繰り出される先制攻撃を受け、舌打ちする純代。
照「っ……!!」
純代《ふんっ!》
返す刀で追撃を狙う照より早く、反撃の妄想を繰り出す。
ピキィィン..
トシ《私が今後おしめ生活になった時、おしめを交換してくれる教え子が何人いるか……そんな風に考えさせられてね……心が折れた》フッ
照《そうですか……お大事に……》
トシ《……すまないねぇ……時間稼ぎができなくて……》
照《いえ、そんなことないです》
照(うん……その気持ちだけでもありがたい)
純代《……残るは、あなた1人ですね》ズシン
照《…………そうだね》
照(私が負けたら全滅……)チラ
咲「…………」ウーン..ウーン..ヘソチラ..プリーズ..
照(咲……深堀さんを倒して、すぐに悪夢から目覚めさせてあげるね)ゴオォオオォッ..
純代《!》
純代は足を止めた。照の心の奥底から発せられる気迫に一瞬押されたためだ。
その隙を照は見逃さない。
照《機械音痴の美穂子!それを利用しようとする者がいた……!》
純代「……!」チッ
つい先ほどまで震えていた人間とは思えないほどの迫力から繰り出される先制攻撃を受け、舌打ちする純代。
照「っ……!!」
純代《ふんっ!》
返す刀で追撃を狙う照より早く、反撃の妄想を繰り出す。
ピキィィン..
368:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:48:51.56 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
菫「照………見てくれ………もうこんなに濡れてしまった///」
尭深「菫先輩だけじゃないです……///」ハラッ..
誠子「みんな………宮永先輩が悪いんですよ///」ギシッ..
淡「テルが好きだから…エッチな気分になっちゃうんだよぉ……///」
~~~~~~~~~~~~~~~~
照「ぅ……っ!」
チームメイトに迫られる誘惑攻撃。妄想が脳内に染み渡り、興奮を誘う。
照《み……美穂子の機械音痴を利用しようとしていた人物は未春………彼女は美穂子にある物を渡した》
しかし一瞬怯んだものの、照は引かない。さらに攻める。
照《それはピンクローター。受け取った美穂子は、どういう物かもわからない》
純代《ふん!》ピキィィン..
~~~~~~~~~~~~~~~~
菫「照………見てくれ………もうこんなに濡れてしまった///」
尭深「菫先輩だけじゃないです……///」ハラッ..
誠子「みんな………宮永先輩が悪いんですよ///」ギシッ..
淡「テルが好きだから…エッチな気分になっちゃうんだよぉ……///」
~~~~~~~~~~~~~~~~
照「ぅ……っ!」
チームメイトに迫られる誘惑攻撃。妄想が脳内に染み渡り、興奮を誘う。
照《み……美穂子の機械音痴を利用しようとしていた人物は未春………彼女は美穂子にある物を渡した》
しかし一瞬怯んだものの、照は引かない。さらに攻める。
照《それはピンクローター。受け取った美穂子は、どういう物かもわからない》
純代《ふん!》ピキィィン..
369:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:49:31.22 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
淡「いつもテルが私を見る目………ゾクゾクする……////」
尭深「はしたない女の子だって………軽蔑しますよね……でも私は……それでも先輩と……///」スリスリ..
誠子「先輩のお尻………こうして触りたかっただけの話……」ナデ..
菫「みんなお前が好きなんだ。だから………朝までずっと愛し合おう……ちゅ……」
~~~~~~~~~~~~~~~~
照《っく……》
純代《…………》
照《……未春は美穂子に説明する。『これは健康グッズで、毎日股間に当てて振動させることで、代謝が良くなって健康になるんです』………と》
純代《!》
純代が照の打たれ強さに驚く。表情から余裕が消えている。
純代(これも耐えるなら……こうだ!)ピキィン!
~~~~~~~~~~~~~~~~
淡「いつもテルが私を見る目………ゾクゾクする……////」
尭深「はしたない女の子だって………軽蔑しますよね……でも私は……それでも先輩と……///」スリスリ..
誠子「先輩のお尻………こうして触りたかっただけの話……」ナデ..
菫「みんなお前が好きなんだ。だから………朝までずっと愛し合おう……ちゅ……」
~~~~~~~~~~~~~~~~
照《っく……》
純代《…………》
照《……未春は美穂子に説明する。『これは健康グッズで、毎日股間に当てて振動させることで、代謝が良くなって健康になるんです』………と》
純代《!》
純代が照の打たれ強さに驚く。表情から余裕が消えている。
純代(これも耐えるなら……こうだ!)ピキィン!
370:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:50:05.37 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
咲「お姉ちゃん………」
咲「私…………お姉ちゃんが好き……」
咲「………キスしよう?」
咲「…………」チュッ..
咲「んっ…………ちゅぱ………ん……れろ……」チュプ..ン..チュ..
咲「………姉妹で………キス………しちゃったね///」
咲「どうせしちゃったんなら………もっと………しよ?」
~~~~~~~~~~~~~~~~
純代《これなら……》
照《…未春を信じ、言われた通りにする美穂子。完全に信じているのをいいことに『たまには他者に確認してもらう必要がある』と嘘をつき、目の前で自慰をさせたりもした》
純代《っ!ぐぅうううう!!》
純代(家族攻めも耐えるなら……今度はっ!)ピキィィ
~~~~~~~~~~~~~~~~
咲「お姉ちゃん………」
咲「私…………お姉ちゃんが好き……」
咲「………キスしよう?」
咲「…………」チュッ..
咲「んっ…………ちゅぱ………ん……れろ……」チュプ..ン..チュ..
咲「………姉妹で………キス………しちゃったね///」
咲「どうせしちゃったんなら………もっと………しよ?」
~~~~~~~~~~~~~~~~
純代《これなら……》
照《…未春を信じ、言われた通りにする美穂子。完全に信じているのをいいことに『たまには他者に確認してもらう必要がある』と嘘をつき、目の前で自慰をさせたりもした》
純代《っ!ぐぅうううう!!》
純代(家族攻めも耐えるなら……今度はっ!)ピキィィ
371:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:51:28.11 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
久「ほら………パンツ脱がしちゃった♪」
久「………綺麗なアソコね」フフ
久「まさか咲のお姉さんとこんなことになるなんてね」クス
久「………大丈夫よ。あなたはただ感じている顔を私に見せればいいの」ウフフ
久「………」チュ
久「………ふふっ、どうしたの?ビックリしちゃって……太ももじゃ嫌なの?」
久「もしかして…………違うところにキスされるのを期待した?」クス
久「ゃん♪エッチなんだから…………でも……もっと可愛い声を聞かせてくれたら……期待に応えてあげても……いいわよ?」フフッ
~~~~~~~~~~~~~~~~
純代《………どうだ………》
照《っ……そ、それだけに飽き足らず、未春は…》
純代(!?全く効いていない…?)
純代の顔がむくみだす。それは焦りか、あるいは恐怖だろうか。
一向に勢いの衰えない照の攻撃。そして純代の妄想を凌ぎ続ける耐久力は、不気味さすら感じられる。
過去、純代と戦ってきた相手の中に強敵はいた。しかし照は違う。
純代が最初に照を見た時、大した実力者だと感じられなかった。自分を前にして震えてしまう、妄想される側の人間に過ぎない。
いや、それは今でも対して変わらないはずだ。
震えこそ止まっているが、だからといっていきなり実力が増すなどということはありえない。
では何故、照は純代の攻撃を耐えられるのか。純代には理由がわからない。それだけに、奇妙で、不気味で……顔がむくむ。
~~~~~~~~~~~~~~~~
久「ほら………パンツ脱がしちゃった♪」
久「………綺麗なアソコね」フフ
久「まさか咲のお姉さんとこんなことになるなんてね」クス
久「………大丈夫よ。あなたはただ感じている顔を私に見せればいいの」ウフフ
久「………」チュ
久「………ふふっ、どうしたの?ビックリしちゃって……太ももじゃ嫌なの?」
久「もしかして…………違うところにキスされるのを期待した?」クス
久「ゃん♪エッチなんだから…………でも……もっと可愛い声を聞かせてくれたら……期待に応えてあげても……いいわよ?」フフッ
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純代《………どうだ………》
照《っ……そ、それだけに飽き足らず、未春は…》
純代(!?全く効いていない…?)
純代の顔がむくみだす。それは焦りか、あるいは恐怖だろうか。
一向に勢いの衰えない照の攻撃。そして純代の妄想を凌ぎ続ける耐久力は、不気味さすら感じられる。
過去、純代と戦ってきた相手の中に強敵はいた。しかし照は違う。
純代が最初に照を見た時、大した実力者だと感じられなかった。自分を前にして震えてしまう、妄想される側の人間に過ぎない。
いや、それは今でも対して変わらないはずだ。
震えこそ止まっているが、だからといっていきなり実力が増すなどということはありえない。
では何故、照は純代の攻撃を耐えられるのか。純代には理由がわからない。それだけに、奇妙で、不気味で……顔がむくむ。
372:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:52:23.64 :8MnlR9I2o
照《末春は……美穂子に『ある程度回数をこなしたら、大勢の前で発表するのが当たり前なんですよ』………と告げる》
純代《や、やめろ!!》
ピキ..ッ
純代《キャプテンは……そんなこと……絶対に……》
ここにきて、純代の妄想が止まった。
圧倒的な攻撃力を持ち、どんな攻めを受けようと最後には相手を粉砕してきた。
そんな四天王最強かつ最重と言われた深堀純代が、照の妄想を受け止めるだけになっている。
照《当日、全く疑うことなく美穂子はやってきた。懐にピンクローターを忍ばせて……》
純代(や、やめてくれ………)ジリッ
見えない力に押されるように……息苦しさから逃れようとするかのように、純代は後ずさる。
照《そして、美穂子はみんなの前で宣言する………『これからみんなに見てもらいたいものがあるの』と……》ジリッ
開いた距離を埋めるように、獲物を追い詰める獣のように、一歩踏み込む。
純代(ダ、ダメ………そんなこと………絶対………)クラッ...
照《憧れの先輩の呼びかけに集まる部員たち。興味津々の部員の中に1人、邪悪な笑みの未春……》
純代(キャ………キャプテン…………くっ!)
照「!」
照《末春は……美穂子に『ある程度回数をこなしたら、大勢の前で発表するのが当たり前なんですよ』………と告げる》
純代《や、やめろ!!》
ピキ..ッ
純代《キャプテンは……そんなこと……絶対に……》
ここにきて、純代の妄想が止まった。
圧倒的な攻撃力を持ち、どんな攻めを受けようと最後には相手を粉砕してきた。
そんな四天王最強かつ最重と言われた深堀純代が、照の妄想を受け止めるだけになっている。
照《当日、全く疑うことなく美穂子はやってきた。懐にピンクローターを忍ばせて……》
純代(や、やめてくれ………)ジリッ
見えない力に押されるように……息苦しさから逃れようとするかのように、純代は後ずさる。
照《そして、美穂子はみんなの前で宣言する………『これからみんなに見てもらいたいものがあるの』と……》ジリッ
開いた距離を埋めるように、獲物を追い詰める獣のように、一歩踏み込む。
純代(ダ、ダメ………そんなこと………絶対………)クラッ...
照《憧れの先輩の呼びかけに集まる部員たち。興味津々の部員の中に1人、邪悪な笑みの未春……》
純代(キャ………キャプテン…………くっ!)
照「!」
373:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:53:21.34 :8MnlR9I2o
純代《うおおおっ!!》
『白糸台OGによるう○ちの差し入れ!!』
照「!!!」ガハァ..!
ここで純代が底力を見せた。窮鼠スカを出す。
それとも、本当に強い人間は最後の最後に大きな仕事を成し遂げるということなのだろうか。
とにもかくにも、照に迫るのは今まで卒業した先輩方のう○ち……その量はとてつもなく、白糸台といいつつも、白い部分は1つもなく、真っ茶っ茶だ。
照「っ……ぁ」フラ..
照が一歩、ニ歩とたじろぐ。さきほど詰めた距離がまた開く。
いや、それどころか今の一撃で照の体力はかなり削られた。
純代《く……ここから……盛り返…す》ジリ..
逆転への決意を胸に、照の元へ歩みを進める純代。脳内では、OGのう○ちに続くスカ妄想への道が練られていく。
照「ぐ……!」
照(多分……あと1回食らったら終わる……)
純代《ぬ……ぐ……ぅ》
2人の体が揺れ、足がフラつく。両者共に限界が近い。
照(だから……とにかく……攻めるしか、ない!)
照《美穂子は、大勢の部員たちの前で……笑顔を浮かべながらスカートを脱ぎ………パンツを下ろした………》
純代「っ!!」
先に攻撃したのは照。しかし、だからといって単純に有利というわけではない。
照の攻撃は一発一発はさほどの威力ではない。柔道で言うなら『有効』や『技あり』になる類のもの。しかも妄想をいくつも積み重ねてようやく、といった感じだ。
それに引き換え、純代の攻撃は一撃が重い。まさに一本糞だ。逆転の可能性を秘めている。
純代《うおおおっ!!》
『白糸台OGによるう○ちの差し入れ!!』
照「!!!」ガハァ..!
ここで純代が底力を見せた。窮鼠スカを出す。
それとも、本当に強い人間は最後の最後に大きな仕事を成し遂げるということなのだろうか。
とにもかくにも、照に迫るのは今まで卒業した先輩方のう○ち……その量はとてつもなく、白糸台といいつつも、白い部分は1つもなく、真っ茶っ茶だ。
照「っ……ぁ」フラ..
照が一歩、ニ歩とたじろぐ。さきほど詰めた距離がまた開く。
いや、それどころか今の一撃で照の体力はかなり削られた。
純代《く……ここから……盛り返…す》ジリ..
逆転への決意を胸に、照の元へ歩みを進める純代。脳内では、OGのう○ちに続くスカ妄想への道が練られていく。
照「ぐ……!」
照(多分……あと1回食らったら終わる……)
純代《ぬ……ぐ……ぅ》
2人の体が揺れ、足がフラつく。両者共に限界が近い。
照(だから……とにかく……攻めるしか、ない!)
照《美穂子は、大勢の部員たちの前で……笑顔を浮かべながらスカートを脱ぎ………パンツを下ろした………》
純代「っ!!」
先に攻撃したのは照。しかし、だからといって単純に有利というわけではない。
照の攻撃は一発一発はさほどの威力ではない。柔道で言うなら『有効』や『技あり』になる類のもの。しかも妄想をいくつも積み重ねてようやく、といった感じだ。
それに引き換え、純代の攻撃は一撃が重い。まさに一本糞だ。逆転の可能性を秘めている。
374:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:54:07.73 :8MnlR9I2o
照《ざわめく部員………しかし美穂子は、いつも通りピンクローターのスイッチを入れる》
純代《ぅ……ぐ!》
ひたすら、妄想を続ける照。反撃できなくなるまで攻める気だろう。
照《突然の美穂子の痴態に言葉をなくす部員たち》
照《しかし、憧れの先輩の異常な行動から目を離す者はいなかった………》
照《ある者は血走った目で見つめ………ある者は太ももをこすり合わせ、ある者は写メで撮影した》
純代(……………)グラッ...
純代の巨体が揺れる。限界が近い。照の勝利が見えてきた。
しかし、照はそんな純代に目もくれず、ひたすら己の妄想を紡いでいく。
照《やがて……美穂子が達すると、未春が口を開いた………『キャプテン、欲求不満みたい……本当にキャプテンを想うなら、手伝ってあげるべきだよ』》
照《未春の言葉で、理性を保とうとしていた部員たちは……》
純代《……~~っおおお……!!》
照「!?」
純代《ふ…っ》
『不摂生教育実習生の超う○ち!!』
照《っあああああ!!!!》
茶色い鈍器で叩くような純代の強烈な一撃が、照の脳の横っ面を叩いた。
照《ざわめく部員………しかし美穂子は、いつも通りピンクローターのスイッチを入れる》
純代《ぅ……ぐ!》
ひたすら、妄想を続ける照。反撃できなくなるまで攻める気だろう。
照《突然の美穂子の痴態に言葉をなくす部員たち》
照《しかし、憧れの先輩の異常な行動から目を離す者はいなかった………》
照《ある者は血走った目で見つめ………ある者は太ももをこすり合わせ、ある者は写メで撮影した》
純代(……………)グラッ...
純代の巨体が揺れる。限界が近い。照の勝利が見えてきた。
しかし、照はそんな純代に目もくれず、ひたすら己の妄想を紡いでいく。
照《やがて……美穂子が達すると、未春が口を開いた………『キャプテン、欲求不満みたい……本当にキャプテンを想うなら、手伝ってあげるべきだよ』》
照《未春の言葉で、理性を保とうとしていた部員たちは……》
純代《……~~っおおお……!!》
照「!?」
純代《ふ…っ》
『不摂生教育実習生の超う○ち!!』
照《っあああああ!!!!》
茶色い鈍器で叩くような純代の強烈な一撃が、照の脳の横っ面を叩いた。
375:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:54:45.82 :8MnlR9I2o
照「が……ぁは……」
照の勝利は目前だった……しかし、やはりと言おうか、そう簡単に終わる相手ではなかった。
照「ぅ……」ガクッ
純代の妄想の中の不摂生う○ちには、激しいイメージの偏りがあり、実物より遥かにおぞましい。
そんなものを間近に見せられ、匂いを嗅がされたとあってはたまらないだろう。照はついに地面に膝をついてしまう。
純代「はぁ……はぁ……」
照「…………っ」
照を見下ろす純代にも余裕はない。しかし、その目はギラついており、今まさにとどめを刺そうという意思を感じられた。
照(くっ!)
照《部員、たちは……美穂子に迫る…っ!》
純代「っ!」
照があがく。脳内にう○ちをばら撒かれながらも、最後まで勝利を諦めない。
照「が……ぁは……」
照の勝利は目前だった……しかし、やはりと言おうか、そう簡単に終わる相手ではなかった。
照「ぅ……」ガクッ
純代の妄想の中の不摂生う○ちには、激しいイメージの偏りがあり、実物より遥かにおぞましい。
そんなものを間近に見せられ、匂いを嗅がされたとあってはたまらないだろう。照はついに地面に膝をついてしまう。
純代「はぁ……はぁ……」
照「…………っ」
照を見下ろす純代にも余裕はない。しかし、その目はギラついており、今まさにとどめを刺そうという意思を感じられた。
照(くっ!)
照《部員、たちは……美穂子に迫る…っ!》
純代「っ!」
照があがく。脳内にう○ちをばら撒かれながらも、最後まで勝利を諦めない。
376:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:55:55.55 :8MnlR9I2o
照(もし私が負けたら……咲が悲しむ……!)
照《美穂子は……っ部員、たちに囲まれ……》
照(私が勝てば……咲は……笑ってくれる……!)
純代《う゛ぉ……ぐぁぉおぉ……》
照《愛撫を……受け続け…た…………っ!》
照は限界間近……いや、限界を超えながら妄想を繰り出していく。
その攻撃は確実に純代にダメージを与える。
純代《っが……ぁあ……》
純代の額からブワッと汗が吹き出し、床に垂れ、フラついた際に上履きとの摩擦でキュキュッと音が鳴る。
もはや純代も限界を超えつつある。
純代《P…》
しかし、怪物はまだ倒れず。そして……
『PTAのおばさんたちが……円陣を組んで脱糞!!』
照「っあああ!!!」
長年生きてきた熟女たちの集大成を円形状にしてぶつけてきた。
照「~~~~~!!」
照が頭を抱えてもがく。脳が純代の妄想を見ることを拒絶しているからだ。ダメージは計り知れない。
そんな照の姿を見た純代は、フラつきながらも、うっすらと笑顔を浮かべる。勝利を確信したのだ。
照(――――もう、だめ…………か)
目を閉じる。痛みと悪臭と悪寒から逃れるために。
照(しょうがないよ……だって……う、う○ちとか…………反則だし……)
照(ましてやPTAなんて卑怯……負けても……仕方が…)
照(もし私が負けたら……咲が悲しむ……!)
照《美穂子は……っ部員、たちに囲まれ……》
照(私が勝てば……咲は……笑ってくれる……!)
純代《う゛ぉ……ぐぁぉおぉ……》
照《愛撫を……受け続け…た…………っ!》
照は限界間近……いや、限界を超えながら妄想を繰り出していく。
その攻撃は確実に純代にダメージを与える。
純代《っが……ぁあ……》
純代の額からブワッと汗が吹き出し、床に垂れ、フラついた際に上履きとの摩擦でキュキュッと音が鳴る。
もはや純代も限界を超えつつある。
純代《P…》
しかし、怪物はまだ倒れず。そして……
『PTAのおばさんたちが……円陣を組んで脱糞!!』
照「っあああ!!!」
長年生きてきた熟女たちの集大成を円形状にしてぶつけてきた。
照「~~~~~!!」
照が頭を抱えてもがく。脳が純代の妄想を見ることを拒絶しているからだ。ダメージは計り知れない。
そんな照の姿を見た純代は、フラつきながらも、うっすらと笑顔を浮かべる。勝利を確信したのだ。
照(――――もう、だめ…………か)
目を閉じる。痛みと悪臭と悪寒から逃れるために。
照(しょうがないよ……だって……う、う○ちとか…………反則だし……)
照(ましてやPTAなんて卑怯……負けても……仕方が…)
377:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:56:24.08 :8MnlR9I2o
『お……ち…』
照(?今……)
『…ね…ちゃ…』
照(この声は……咲……?)
『おねえちゃん!!』
照(幻聴………か)
『おねえちゃん!!』
照(………でも…………それでも……!)ググ..
照の目が開く。
純代「!?」
照(咲に…呼ばれたら……立ち上がらないと……)
ゆっくり、ゆっくりと照が顔を上げる。その目には強い光が灯っている。
照(だって……私は、お姉ちゃんだから!)
純代《そんな……!PTAのう○ちなのに……!》
純代が驚愕する。
何故なら、PTAとは人生の酸いも甘いも知り尽くした存在であり、食べ物でも、甘い物、つまみ、珍味、魚、豚、牛に発酵食品……様々な物を食べてきた熟女の集団。
そんな連中から発せられるスカ攻撃は、まさに一撃必殺。そう確信していた。
なのに……照は耐えた。
『お……ち…』
照(?今……)
『…ね…ちゃ…』
照(この声は……咲……?)
『おねえちゃん!!』
照(幻聴………か)
『おねえちゃん!!』
照(………でも…………それでも……!)ググ..
照の目が開く。
純代「!?」
照(咲に…呼ばれたら……立ち上がらないと……)
ゆっくり、ゆっくりと照が顔を上げる。その目には強い光が灯っている。
照(だって……私は、お姉ちゃんだから!)
純代《そんな……!PTAのう○ちなのに……!》
純代が驚愕する。
何故なら、PTAとは人生の酸いも甘いも知り尽くした存在であり、食べ物でも、甘い物、つまみ、珍味、魚、豚、牛に発酵食品……様々な物を食べてきた熟女の集団。
そんな連中から発せられるスカ攻撃は、まさに一撃必殺。そう確信していた。
なのに……照は耐えた。
378:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:57:35.51 :8MnlR9I2o
純代《どうして……!》
照《み、美穂子は部員たちに囲まれ、触られ続けた……》
……いや、耐えただけではなく、間髪入れず攻撃を仕掛けてきた。
純代《が……っは……》
照《そ、んな美穂子の姿を見て、未春はたまらなく悲しくなると同時に……嬉しさを覚える…》
純代《あ……っぐ……》
照《『私のキャプテンが汚されていく……』そう感じながらも、恍惚の表情を浮かべる美穂子に対する愛しさと、どんどんと失われていく、清純だった頃の美穂子の面影を想い、未春は笑顔で涙を流し、悲しみながら喜ぶのであった……》
純代《……………》
照「………………」
照(………この先のストーリーは……考えてない……もう、今の状態じゃ思い付かない……)
照(これでダメなら……今度こそ……私の負け……)
純代(………………)ギロリ..
照「!!」
照(届かなかった………?)
純代「」ユラ....ッ
照「?」
照は、自分へ向けられた純代の眼光の鋭さに、敗北を覚悟した。
しかし次の瞬間、純代の巨体が大きく揺らいだ。
戦闘中にそんな場面は何度かあったが、今回は違った。
全身から力が抜け、吸い込まれるように床へと倒れる。
純代《どうして……!》
照《み、美穂子は部員たちに囲まれ、触られ続けた……》
……いや、耐えただけではなく、間髪入れず攻撃を仕掛けてきた。
純代《が……っは……》
照《そ、んな美穂子の姿を見て、未春はたまらなく悲しくなると同時に……嬉しさを覚える…》
純代《あ……っぐ……》
照《『私のキャプテンが汚されていく……』そう感じながらも、恍惚の表情を浮かべる美穂子に対する愛しさと、どんどんと失われていく、清純だった頃の美穂子の面影を想い、未春は笑顔で涙を流し、悲しみながら喜ぶのであった……》
純代《……………》
照「………………」
照(………この先のストーリーは……考えてない……もう、今の状態じゃ思い付かない……)
照(これでダメなら……今度こそ……私の負け……)
純代(………………)ギロリ..
照「!!」
照(届かなかった………?)
純代「」ユラ....ッ
照「?」
照は、自分へ向けられた純代の眼光の鋭さに、敗北を覚悟した。
しかし次の瞬間、純代の巨体が大きく揺らいだ。
戦闘中にそんな場面は何度かあったが、今回は違った。
全身から力が抜け、吸い込まれるように床へと倒れる。
379:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:58:09.25 :8MnlR9I2o
ズズーーーー........ン
重厚なサウンドが響き、体育館が揺れる。
にも関わらず、ホコリが舞わないということは、普段から掃除が行き届いていることの証明だろう。みんな偉い。
照「………………………」
純代「………………………」
長い沈黙。
照の脳内には未だにPTAのう○ちがこべりついていて、正確な判断が出来なかった。
しかし純代が倒れて起き上がらないこと、対して自分には意識のあるということに気付く。
照「か、勝った………の?」
照「ほ………本当に………?」
純代「………………」
照「は……はは……」
勝利を自覚した瞬間、照の全身から力が抜けた。
ゴロリと仰向けに寝転がる。
照(勝てた……信じられないけど…………私が勝ったんだ)
照(……咲、喜んで……くれるかな)
ふぅ、と一息つくと、激しい疲労感が襲ってきた。
今までは戦闘に集中していたせいで忘れていたものだ。
照(あ……なんか……眠くなってきた…………う…………ん……)
精神も肉体も休息を欲している。
照は目を閉じ、床に身を委ねるように眠りについた。
ズズーーーー........ン
重厚なサウンドが響き、体育館が揺れる。
にも関わらず、ホコリが舞わないということは、普段から掃除が行き届いていることの証明だろう。みんな偉い。
照「………………………」
純代「………………………」
長い沈黙。
照の脳内には未だにPTAのう○ちがこべりついていて、正確な判断が出来なかった。
しかし純代が倒れて起き上がらないこと、対して自分には意識のあるということに気付く。
照「か、勝った………の?」
照「ほ………本当に………?」
純代「………………」
照「は……はは……」
勝利を自覚した瞬間、照の全身から力が抜けた。
ゴロリと仰向けに寝転がる。
照(勝てた……信じられないけど…………私が勝ったんだ)
照(……咲、喜んで……くれるかな)
ふぅ、と一息つくと、激しい疲労感が襲ってきた。
今までは戦闘に集中していたせいで忘れていたものだ。
照(あ……なんか……眠くなってきた…………う…………ん……)
精神も肉体も休息を欲している。
照は目を閉じ、床に身を委ねるように眠りについた。
380:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:59:11.24 :8MnlR9I2o
?「……だ……」
?「…………と思う」
?「……ヨ!ゼッタイ!」
照(…………ぅ……)
照(なんか……声が聞こえる……)
?「こう…う時は……です」
照(この声は……咲……?それに……みんなも……)
咲「人工呼吸すればきっと…」
久「いやいや、寝てるだけだし……」
智紀「素人が人工呼吸は危険……」
咲「だ、だったら……キスだけでも……」
エイスリン「ソレナライケルヨ!」
塞「寝てる子にキスっていいわよね~」
智紀「白雪姫……王女のキスで目を覚ます……」
久「あのシチュエーション、リアルで起こるとこんなにもイケナイことに見えるのね」
照(……いつまでも寝てられないよね…………起きよう)
?「……だ……」
?「…………と思う」
?「……ヨ!ゼッタイ!」
照(…………ぅ……)
照(なんか……声が聞こえる……)
?「こう…う時は……です」
照(この声は……咲……?それに……みんなも……)
咲「人工呼吸すればきっと…」
久「いやいや、寝てるだけだし……」
智紀「素人が人工呼吸は危険……」
咲「だ、だったら……キスだけでも……」
エイスリン「ソレナライケルヨ!」
塞「寝てる子にキスっていいわよね~」
智紀「白雪姫……王女のキスで目を覚ます……」
久「あのシチュエーション、リアルで起こるとこんなにもイケナイことに見えるのね」
照(……いつまでも寝てられないよね…………起きよう)
381:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 02:59:38.79 :8MnlR9I2o
照「…………っ」ムクリ
咲「!」
久「お目覚めみたい」ニコリ
智紀「」コクリ
塞「おはよ」
エイスリン「オキタ!」
咲「お、お姉ちゃん、まだ早いよ。私、まだキスしてない……」
照「……おはよう」ニコリ
咲「へ?」
咲(な、何この笑顔……お姉ちゃんがかわいいのは当然だけど……それ以上に……なんか……///)ドキドキ..
久「おはよう。体調はどう?」
照「ん……平気」
智紀「よかった……」ホッ
エイスリン「ヨカタ!」
照(あ……深堀さんは……)チラ
純代「…………」
照(起きてる……なんか私より全然元気そう……すごい)
純代《宮永照さん、おはようございます》
照《あ、うん。おはよう》
純代《………………》
照「?」
純代《いや、やめよう……ちゃんと直接喋ります》
照「え?」
照「…………っ」ムクリ
咲「!」
久「お目覚めみたい」ニコリ
智紀「」コクリ
塞「おはよ」
エイスリン「オキタ!」
咲「お、お姉ちゃん、まだ早いよ。私、まだキスしてない……」
照「……おはよう」ニコリ
咲「へ?」
咲(な、何この笑顔……お姉ちゃんがかわいいのは当然だけど……それ以上に……なんか……///)ドキドキ..
久「おはよう。体調はどう?」
照「ん……平気」
智紀「よかった……」ホッ
エイスリン「ヨカタ!」
照(あ……深堀さんは……)チラ
純代「…………」
照(起きてる……なんか私より全然元気そう……すごい)
純代《宮永照さん、おはようございます》
照《あ、うん。おはよう》
純代《………………》
照「?」
純代《いや、やめよう……ちゃんと直接喋ります》
照「え?」
382:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:00:56.42 :8MnlR9I2o
純代「」コホン
純代「私の負けです。お見事でした」
照「あ……」
照(そう、だった……私、勝ったんだ……)
咲「さすがお姉ちゃん!」ワァ
智紀「お見事」
久「ほんとすごいわ。照」
エイスリン「チャンプ!」
塞「うんうん、年齢一桁だったら好きになってたかも」クス
照「ありがとう……でも、私が勝ったというより、みんなの力で勝ったという方が正確だと思う」
咲「お姉ちゃん」
照「私の攻撃が通用したのだって沢村さんが弱点を教えてくれたからだし、妄想の土台も沢村さんが考えてくれた」
智紀「ううん、それは違う……」
照「え?」
エイスリン「ワオ!トモキモロンパ!」
智紀「へ?あ、いや、そんな意図は……」
エイスリン「チョウコウコウキュウノメガネ!」
智紀「ええと……」
エイスリン「イキキル!ササササワムラ!」
久「エイスリンちゃん。話が進まないから……ね?」
純代「」コホン
純代「私の負けです。お見事でした」
照「あ……」
照(そう、だった……私、勝ったんだ……)
咲「さすがお姉ちゃん!」ワァ
智紀「お見事」
久「ほんとすごいわ。照」
エイスリン「チャンプ!」
塞「うんうん、年齢一桁だったら好きになってたかも」クス
照「ありがとう……でも、私が勝ったというより、みんなの力で勝ったという方が正確だと思う」
咲「お姉ちゃん」
照「私の攻撃が通用したのだって沢村さんが弱点を教えてくれたからだし、妄想の土台も沢村さんが考えてくれた」
智紀「ううん、それは違う……」
照「え?」
エイスリン「ワオ!トモキモロンパ!」
智紀「へ?あ、いや、そんな意図は……」
エイスリン「チョウコウコウキュウノメガネ!」
智紀「ええと……」
エイスリン「イキキル!ササササワムラ!」
久「エイスリンちゃん。話が進まないから……ね?」
383:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:01:49.57 :8MnlR9I2o
エイスリン「エ……ワタシ……ジャマ?」ウルウル
久「そ、そんなわけないわ!!エイスリンちゃんがいるから地球は回るのよ!!」
エイスリン「ホント?」(人差し指を唇の下に添え、首を傾げる)
久「え、ええ、もちろんよ……えへへ……かわいい……///」
塞「いやいや、今は邪魔してるでしょ。エイスリンはしばらくお口チャックね」ガシ
エイスリン「モゴゴ…」
照「…………」
智紀「え、ええとですね。私がしたのはあくまでも土台を用意しただけです」
照「でも……」
智紀「……私では深堀さんの攻撃にはとても耐えきれない…………もし、私が最後に戦っていても勝てなかったと思います」
照「…………」
智紀「ですから、宮永さんはすごいです」
照「……ありがとう……でも」
智紀「?」
照「…………深堀さん」
純代「はい」
照「…………1つ聞きたいことがある」
純代「はい」
照「私への攻撃…………スカ一辺倒だったら、間違いなく負けてた」
エイスリン「エ……ワタシ……ジャマ?」ウルウル
久「そ、そんなわけないわ!!エイスリンちゃんがいるから地球は回るのよ!!」
エイスリン「ホント?」(人差し指を唇の下に添え、首を傾げる)
久「え、ええ、もちろんよ……えへへ……かわいい……///」
塞「いやいや、今は邪魔してるでしょ。エイスリンはしばらくお口チャックね」ガシ
エイスリン「モゴゴ…」
照「…………」
智紀「え、ええとですね。私がしたのはあくまでも土台を用意しただけです」
照「でも……」
智紀「……私では深堀さんの攻撃にはとても耐えきれない…………もし、私が最後に戦っていても勝てなかったと思います」
照「…………」
智紀「ですから、宮永さんはすごいです」
照「……ありがとう……でも」
智紀「?」
照「…………深堀さん」
純代「はい」
照「…………1つ聞きたいことがある」
純代「はい」
照「私への攻撃…………スカ一辺倒だったら、間違いなく負けてた」
384:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:02:37.42 :8MnlR9I2o
純代「…………」
照「なのにどうして他の攻撃をしたの?」
純代「………………」
照「………………」
純代「………………私の能力は相手に自分の妄想を見せる…」
照「…………」
純代「その妄想によって相手を制する。それが私の力です」
照「うん……」
純代「……確かにスカは破壊力がある。大体の相手はスカを放っていれば勝てます」
照「…………」コクリ
純代「でも私は……ただ相手を制するのではなく、色々な表情が見たい」
照「え…」
純代「………快感に溺れたり、とてもいやらしい気分になっている時の表情が………たまらなく好きなんです」
照(……それは……わかるかも)
純代「だから、できることなら………全員快楽責めの妄想で倒したかった」
智紀「…………」
純代「でも………当然負けるつもりはないから、相手が得体の知れない能力を使用する場合はやむを得ず、スカで対処しました」
塞「………なるほど」
純代「…………」
照「なのにどうして他の攻撃をしたの?」
純代「………………」
照「………………」
純代「………………私の能力は相手に自分の妄想を見せる…」
照「…………」
純代「その妄想によって相手を制する。それが私の力です」
照「うん……」
純代「……確かにスカは破壊力がある。大体の相手はスカを放っていれば勝てます」
照「…………」コクリ
純代「でも私は……ただ相手を制するのではなく、色々な表情が見たい」
照「え…」
純代「………快感に溺れたり、とてもいやらしい気分になっている時の表情が………たまらなく好きなんです」
照(……それは……わかるかも)
純代「だから、できることなら………全員快楽責めの妄想で倒したかった」
智紀「…………」
純代「でも………当然負けるつもりはないから、相手が得体の知れない能力を使用する場合はやむを得ず、スカで対処しました」
塞「………なるほど」
385:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:03:11.86 :8MnlR9I2o
純代「……スカについて知りたがってる人に対しては、スカで答えた」
エイスリン「ウゥ……」
純代「宮永咲さんは自信満々の表情だったから、スカ好きかと思ってスカを贈った」
咲「あ、あはは……」
咲(……別に好きじゃないんだけど……)
純代「そうしたら案の定、耐えた。スカ耐性持ちは珍しいから、今度は違った視点の百合を見せたくなった」
咲「それで、擬人化……」
純代「……そう。これで残りは3人。後は快楽責めで大丈夫だと思った」
久「た、確かに………やられたしね////」カァ...
智紀「///」
純代「でも………宮永照さんは違った」
照「…………」
純代「どれだけ快楽責めをしても………全く効果がない。こんな相手は初めてだった」
久「ぇ……すごいのね……照」
照「………え、と」
純代「普通はよほど嫌いな相手とかでない限り、反応はあるものだけど、それすらもなかった………どうしてですか?」
照「あの………それは…………」
純代「……スカについて知りたがってる人に対しては、スカで答えた」
エイスリン「ウゥ……」
純代「宮永咲さんは自信満々の表情だったから、スカ好きかと思ってスカを贈った」
咲「あ、あはは……」
咲(……別に好きじゃないんだけど……)
純代「そうしたら案の定、耐えた。スカ耐性持ちは珍しいから、今度は違った視点の百合を見せたくなった」
咲「それで、擬人化……」
純代「……そう。これで残りは3人。後は快楽責めで大丈夫だと思った」
久「た、確かに………やられたしね////」カァ...
智紀「///」
純代「でも………宮永照さんは違った」
照「…………」
純代「どれだけ快楽責めをしても………全く効果がない。こんな相手は初めてだった」
久「ぇ……すごいのね……照」
照「………え、と」
純代「普通はよほど嫌いな相手とかでない限り、反応はあるものだけど、それすらもなかった………どうしてですか?」
照「あの………それは…………」
386:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:03:58.59 :8MnlR9I2o
咲「お姉ちゃん?」
塞「それは?」
智紀「私も聞きたいです。なぜ耐えられたのか……」
照「えっと………」
エイスリン「オシエテ!」
純代「……………」
照「………………………………から」
純代「はい?」
照「………………経験済みのことばっかだったから………」
純代「え?」
咲・久・智紀・エイスリン・塞「?」
照「その………あなたの快楽責めの妄想……」
純代「ええっ!!?」
咲「???」
久「???」
照「リアルで経験したことがあるからこそ、妄想を耐えられた……んだと思う」
純代「そ、そんな……」
純代「じゃ、じゃあ!白糸台の……チーム虎姫の面々に愛されたのも!?」
照「き、キスまでなら……その……あ、ある///」カァアア..
咲「!!!!!!!!」ガガガガーーーン!!
咲(そ、そんな…………お姉ちゃんが白糸台の人たちと……あんなことやこんなことを……!?)
咲「お姉ちゃん?」
塞「それは?」
智紀「私も聞きたいです。なぜ耐えられたのか……」
照「えっと………」
エイスリン「オシエテ!」
純代「……………」
照「………………………………から」
純代「はい?」
照「………………経験済みのことばっかだったから………」
純代「え?」
咲・久・智紀・エイスリン・塞「?」
照「その………あなたの快楽責めの妄想……」
純代「ええっ!!?」
咲「???」
久「???」
照「リアルで経験したことがあるからこそ、妄想を耐えられた……んだと思う」
純代「そ、そんな……」
純代「じゃ、じゃあ!白糸台の……チーム虎姫の面々に愛されたのも!?」
照「き、キスまでなら……その……あ、ある///」カァアア..
咲「!!!!!!!!」ガガガガーーーン!!
咲(そ、そんな…………お姉ちゃんが白糸台の人たちと……あんなことやこんなことを……!?)
387:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:04:32.67 :8MnlR9I2o
咲「うぅ……」フラッ..
エイスリン「アブナイ!ヒサ!」
久「は、はい!」ガシッ!
エイスリン「ウケトメタ!ヒサエライ!」
久「あ、ありがと///」
塞「いや、エイスリンの方が近いんだから自分で受け止めてあげなよ」
久「私ならいいのよ」エヘヘ
智紀「……デレデレしすぎです」
久「?なんか言った?」
智紀「いえ、別に……」
純代「……じ、じゃあ!し、姉妹でキスしたことも!!?」
照「…………き、昨日……ね///」
純代「た、竹井さんに……太ももチュッチュされたことも!!!?」
久「!?」
照「そ、それも昨日………された………///」
久「~~~////」マッカッカ!
照(どっちも、エイスリンさんに操られてのことだけど……)
咲「うぅ……」フラッ..
エイスリン「アブナイ!ヒサ!」
久「は、はい!」ガシッ!
エイスリン「ウケトメタ!ヒサエライ!」
久「あ、ありがと///」
塞「いや、エイスリンの方が近いんだから自分で受け止めてあげなよ」
久「私ならいいのよ」エヘヘ
智紀「……デレデレしすぎです」
久「?なんか言った?」
智紀「いえ、別に……」
純代「……じ、じゃあ!し、姉妹でキスしたことも!!?」
照「…………き、昨日……ね///」
純代「た、竹井さんに……太ももチュッチュされたことも!!!?」
久「!?」
照「そ、それも昨日………された………///」
久「~~~////」マッカッカ!
照(どっちも、エイスリンさんに操られてのことだけど……)
388:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:05:19.55 :8MnlR9I2o
純代「…………………」ポカーーーン...
照「…………////」
純代「は………はは………まさかあんな妄想を現実で味わってる人がいるとは………」ハハ...
照「い、いつもじゃないから!!」
純代「どうりで堪えないはずだ……経験してるなら効果が薄いのも当然か」
照「う……///」
純代「……最後の最後……なりふり構わず使ったスカ攻撃にも耐えたし……お見事です」
照「ん……」
照(そういえば……どうして耐えられたんだろう……私、スカ系は全然読んだことないのに……)
照(……ただただ夢中だったから、かな?)
純代「………………」
純代「……こんなスッキリした気分は久しぶりです」
照「…………」
純代「いつもは……現実と妄想が混ざり合ったような、そんな状態でしたから……」
照「そう……」
純代「………弱点も見透かされたし………完敗ですよ………はは…」
智紀「……………」
純代「…………………」ポカーーーン...
照「…………////」
純代「は………はは………まさかあんな妄想を現実で味わってる人がいるとは………」ハハ...
照「い、いつもじゃないから!!」
純代「どうりで堪えないはずだ……経験してるなら効果が薄いのも当然か」
照「う……///」
純代「……最後の最後……なりふり構わず使ったスカ攻撃にも耐えたし……お見事です」
照「ん……」
照(そういえば……どうして耐えられたんだろう……私、スカ系は全然読んだことないのに……)
照(……ただただ夢中だったから、かな?)
純代「………………」
純代「……こんなスッキリした気分は久しぶりです」
照「…………」
純代「いつもは……現実と妄想が混ざり合ったような、そんな状態でしたから……」
照「そう……」
純代「………弱点も見透かされたし………完敗ですよ………はは…」
智紀「……………」
389:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:06:25.46 :8MnlR9I2o
純代「…沢村さん。私の弱点、どうしてわかったか聞いていいですか?」
智紀「………うん」
純代「…………」
智紀「基本的に、相手の絶望するポイントを探るのは直感が一番で、二番が相手の妄想内容から推測、次に周りの環境というのがセオリー」
純代「…………」
智紀「今回の場合は、直感で引っかかった。多分、インハイの地区予選の時の深堀さんたちの姿がどこかで記憶に残っていたからだと思う」
純代「…………」
智紀「福路さんを中心としたチーム……誰もが憧れ、慕い、この人のために頑張ろうという想いの集合体……私は風越女子に対して、そんな感想を持ったのを覚えてる」
純代「なるほど……」フフ
智紀「………これは私の勝手な推測だけど………あなたは福路さんに対し、尊敬を超えた感情……言い過ぎかもしれないけど、神格化すらしているのかもしれないと感じた」
純代「あ………」
智紀「………あくまで、直感からの推測だから、全くの的外れかもしれないけど……」
純代「…………ふふ…………当たってるよ」
智紀「……………」
純代「キャプテンは………私にない物をたくさん持ってるから………優しさも、女性らしさも、容姿も、麻雀の腕も、全部………」
照「…………」
純代「だからキャプテンで妄想したことは一度もない。そんなこと恐れ多くてできないから……」
智紀「…………」
純代「…沢村さん。私の弱点、どうしてわかったか聞いていいですか?」
智紀「………うん」
純代「…………」
智紀「基本的に、相手の絶望するポイントを探るのは直感が一番で、二番が相手の妄想内容から推測、次に周りの環境というのがセオリー」
純代「…………」
智紀「今回の場合は、直感で引っかかった。多分、インハイの地区予選の時の深堀さんたちの姿がどこかで記憶に残っていたからだと思う」
純代「…………」
智紀「福路さんを中心としたチーム……誰もが憧れ、慕い、この人のために頑張ろうという想いの集合体……私は風越女子に対して、そんな感想を持ったのを覚えてる」
純代「なるほど……」フフ
智紀「………これは私の勝手な推測だけど………あなたは福路さんに対し、尊敬を超えた感情……言い過ぎかもしれないけど、神格化すらしているのかもしれないと感じた」
純代「あ………」
智紀「………あくまで、直感からの推測だから、全くの的外れかもしれないけど……」
純代「…………ふふ…………当たってるよ」
智紀「……………」
純代「キャプテンは………私にない物をたくさん持ってるから………優しさも、女性らしさも、容姿も、麻雀の腕も、全部………」
照「…………」
純代「だからキャプテンで妄想したことは一度もない。そんなこと恐れ多くてできないから……」
智紀「…………」
390:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:07:30.92 :8MnlR9I2o
純代「……その想いは私にとって一番誇るべきもので…………同時に一番の弱点……」
智紀「すごい………」
純代「え?」
智紀「あなたほどの百合妄想士に、百合妄想させないほど慕われてるキャプテンさんがすごいと思って……」
純代「そんなこと……」
照「私もすごいと思う」
純代「…………ありがとうございます。自分が褒められるより嬉しいです」フフ
智紀「…………」フフ
純代「…………あぁ……久しぶりに喋ったら……疲れました」クス
塞「そ、そんなに喋らなかったの?」
純代「はい。ずっと妄想の中にいましたから」アハハ
智紀「すごい……その気持ちはわかるけど」
純代「初めての敗北……正直、悔しいですけど………いい経験になりました。ありがとうございました」スッ(手を差し出す)
照「あ………こちらこそ。ありがとう」
握手を交わす両者。とても清々しい光景だ。
自分を負かした相手である照を見つめる純代の表情は、どこかすっきりとしており、むくみも元に戻っている。
照もまた、初めて得た勝利の余韻によって、本人も気づかない程度に表情を小さく輝かせている。
純代「……その想いは私にとって一番誇るべきもので…………同時に一番の弱点……」
智紀「すごい………」
純代「え?」
智紀「あなたほどの百合妄想士に、百合妄想させないほど慕われてるキャプテンさんがすごいと思って……」
純代「そんなこと……」
照「私もすごいと思う」
純代「…………ありがとうございます。自分が褒められるより嬉しいです」フフ
智紀「…………」フフ
純代「…………あぁ……久しぶりに喋ったら……疲れました」クス
塞「そ、そんなに喋らなかったの?」
純代「はい。ずっと妄想の中にいましたから」アハハ
智紀「すごい……その気持ちはわかるけど」
純代「初めての敗北……正直、悔しいですけど………いい経験になりました。ありがとうございました」スッ(手を差し出す)
照「あ………こちらこそ。ありがとう」
握手を交わす両者。とても清々しい光景だ。
自分を負かした相手である照を見つめる純代の表情は、どこかすっきりとしており、むくみも元に戻っている。
照もまた、初めて得た勝利の余韻によって、本人も気づかない程度に表情を小さく輝かせている。
391:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:09:04.28 :8MnlR9I2o
純代「……いつかまた会える日が楽しみです」
照「私も」
久「いつかまたなんて言わずに、このあと、私たちと一緒に行かない?」
純代「え?」
照「?」
久「これからご飯食べに行く話になってさ」
照「でも、さっき食べたばかり……」
久「あれ?気付いてなかった?結構な時間経ってるわよ?」
照「え…………あ、本当だ」
照(私、長い間寝てたんだ……みんなを待たせて、悪いことしちゃった)
純代「でも……いいんですか?」
久「もっちろん」ニコリ
純代「じゃ、じゃあ…………ご一緒させてください」
久「ええ。ちなみに、深堀さんは何が食べたい?」
純代「え、えと…………」
照(迷ってる……というより、こんな風にみんなとご飯食べる機会がなかったから焦ってる、のかな?)
純代「あの…………焼き鳥で」
久「オッケー。それじゃあ……」
塞「うん、支払い担当の先生を起こすね」
トシ「ZZZ……とはね……」
こうして、四天王との戦いは幕を閉じた。
このあとの食事で、予想通りの食欲を発揮した純代がトシの財布に大ダメージを与えたのだが、それもまたいい思い出として、みんなの記憶に刻まれるだろう。
今回の戦いを通じて、絆を深めた者、新たな絆を得た者……それぞれがそれぞれの想いを胸に、帰路へと着いたのだった。
純代「……いつかまた会える日が楽しみです」
照「私も」
久「いつかまたなんて言わずに、このあと、私たちと一緒に行かない?」
純代「え?」
照「?」
久「これからご飯食べに行く話になってさ」
照「でも、さっき食べたばかり……」
久「あれ?気付いてなかった?結構な時間経ってるわよ?」
照「え…………あ、本当だ」
照(私、長い間寝てたんだ……みんなを待たせて、悪いことしちゃった)
純代「でも……いいんですか?」
久「もっちろん」ニコリ
純代「じゃ、じゃあ…………ご一緒させてください」
久「ええ。ちなみに、深堀さんは何が食べたい?」
純代「え、えと…………」
照(迷ってる……というより、こんな風にみんなとご飯食べる機会がなかったから焦ってる、のかな?)
純代「あの…………焼き鳥で」
久「オッケー。それじゃあ……」
塞「うん、支払い担当の先生を起こすね」
トシ「ZZZ……とはね……」
こうして、四天王との戦いは幕を閉じた。
このあとの食事で、予想通りの食欲を発揮した純代がトシの財布に大ダメージを与えたのだが、それもまたいい思い出として、みんなの記憶に刻まれるだろう。
今回の戦いを通じて、絆を深めた者、新たな絆を得た者……それぞれがそれぞれの想いを胸に、帰路へと着いたのだった。
392:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:09:30.94 :8MnlR9I2o
そして数週間後―――
【東京 白糸台高校 部室】
淡「ロン!18000!」
誠子「うぅ……!」
淡「見て見てテル!ハネ満和了ったよ!」ニコー!
照「うん、すごい」
淡「えへへー」
菫「まだ試合中だろう。集中するんだ」
淡「はーい♪」
ヴヴヴヴ..
照(!電話……)
照「ごめん、ちょっと出てくる」
菫「ん……ああ、わかった」
照「…………」ガチャ バタン
菫「………………」
そして数週間後―――
【東京 白糸台高校 部室】
淡「ロン!18000!」
誠子「うぅ……!」
淡「見て見てテル!ハネ満和了ったよ!」ニコー!
照「うん、すごい」
淡「えへへー」
菫「まだ試合中だろう。集中するんだ」
淡「はーい♪」
ヴヴヴヴ..
照(!電話……)
照「ごめん、ちょっと出てくる」
菫「ん……ああ、わかった」
照「…………」ガチャ バタン
菫「………………」
393:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:10:25.99 :8MnlR9I2o
【廊下】
照「……はい、もしもし」
貴子『あ、もしもし。宮永ァァッ。今、電話大丈夫か?』
照「はい」
貴子『そうか。その……実は相談があってな』
照「?私に……ですか?」
貴子『ああァァッ!』ビビビ!
照「っ……!あの、声大きいです」
貴子『っと、すまんな』
照「それで……相談と言うのは?」
貴子『実はな、数日前に散歩をしててな。たまたま顔見知りの運送会社の女性ドライバーの人に会ったんだ』
照「はい」
貴子『で、挨拶をしたんだが、どうも態度がおかしくてな』
照「?」
貴子『冷めた目で見てくるというか……正直な話、1人のドライバーからはそういう態度をとられる原因は思い当たるんだが、そいつはまた別のドライバーなんだ』
照「はぁ」
貴子『今までは挨拶を交わした後、ほんの少しだが世間話でもして……という感じだったんだが……』
照「その日は違ったと」
貴子『ああァァッ!!』ビビビ!
照「っ……!」キーン..
【廊下】
照「……はい、もしもし」
貴子『あ、もしもし。宮永ァァッ。今、電話大丈夫か?』
照「はい」
貴子『そうか。その……実は相談があってな』
照「?私に……ですか?」
貴子『ああァァッ!』ビビビ!
照「っ……!あの、声大きいです」
貴子『っと、すまんな』
照「それで……相談と言うのは?」
貴子『実はな、数日前に散歩をしててな。たまたま顔見知りの運送会社の女性ドライバーの人に会ったんだ』
照「はい」
貴子『で、挨拶をしたんだが、どうも態度がおかしくてな』
照「?」
貴子『冷めた目で見てくるというか……正直な話、1人のドライバーからはそういう態度をとられる原因は思い当たるんだが、そいつはまた別のドライバーなんだ』
照「はぁ」
貴子『今までは挨拶を交わした後、ほんの少しだが世間話でもして……という感じだったんだが……』
照「その日は違ったと」
貴子『ああァァッ!!』ビビビ!
照「っ……!」キーン..
394:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:11:30.01 :8MnlR9I2o
貴子『世間話をしようとしたら……一緒に話してて配達友達に噂されると恥ずかしいし、配達に戻りますね…………とか言ってな』
照「…………」
貴子『解せねぇ!と思ったから、他のドライバーの胸ぐらを掴んで話を聞いてみたんだ……そうしたらある事実が判明した』
照「……それはなんですか?」
貴子『…どうやら最近、配達ドライバーの間で久保貴子は百合エロゲーマーだという噂が流れてるらしい……』
照「…………えと……何故でしょう?」
貴子『その、な……少し前に、オークションでエロゲを落札したんだが、出品者のクソ野郎が荷物の商品名にエロゲのタイトルを馬鹿正直に書きやがってな……』
照「あぁ……それが思い当たる原因ですか。大変ですね」
貴子『本当だぜ全く』
照「…ちなみにそのゲーム、どんなタイトルなんですか?」
貴子『そ、それは…………しょ、処女宮だよ馬鹿野郎……///』
照「……懐かしい」
貴子『な、なんだ?どうしたんだ』
照「いえ……そのゲーム、父がリビングでプレイしてたことがあったので……」
貴子『な!なんだとァァッ!!?』
照「妹と一緒に、3人で正しい選択肢を考えたりしてました」
貴子『宮永てめェ!とんでも幼少期じゃねぇかよ……ッ!』
照「そうですか……?」フーム
貴子『世間話をしようとしたら……一緒に話してて配達友達に噂されると恥ずかしいし、配達に戻りますね…………とか言ってな』
照「…………」
貴子『解せねぇ!と思ったから、他のドライバーの胸ぐらを掴んで話を聞いてみたんだ……そうしたらある事実が判明した』
照「……それはなんですか?」
貴子『…どうやら最近、配達ドライバーの間で久保貴子は百合エロゲーマーだという噂が流れてるらしい……』
照「…………えと……何故でしょう?」
貴子『その、な……少し前に、オークションでエロゲを落札したんだが、出品者のクソ野郎が荷物の商品名にエロゲのタイトルを馬鹿正直に書きやがってな……』
照「あぁ……それが思い当たる原因ですか。大変ですね」
貴子『本当だぜ全く』
照「…ちなみにそのゲーム、どんなタイトルなんですか?」
貴子『そ、それは…………しょ、処女宮だよ馬鹿野郎……///』
照「……懐かしい」
貴子『な、なんだ?どうしたんだ』
照「いえ……そのゲーム、父がリビングでプレイしてたことがあったので……」
貴子『な!なんだとァァッ!!?』
照「妹と一緒に、3人で正しい選択肢を考えたりしてました」
貴子『宮永てめェ!とんでも幼少期じゃねぇかよ……ッ!』
照「そうですか……?」フーム
395:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:12:46.88 :8MnlR9I2o
貴子『深堀に勝てた理由が少しわかる気がするぜ……英才教育ってやつか……』
照「それはどうでしょうか?」
貴子『まぁいい……で、だ。どうすればその噂を消せると思う?』
照「…………多分ですけど、その女性ドライバーは久保さんが好きです」
貴子『な、なんだとォァッッ!!』
照「久保さんがゲームのヒロインに心奪われてることに嫉妬して、自分で噂を流したのではないかと思います」
貴子『……本当か?怪しいぞこの野郎……』
照「大丈夫です」キッパリ
貴子『……まぁ、宮永ァァッ!が言うなら……まんざら間違いでもねェか?』
照「はい」
貴子『………よし、わかった。いきなり電話して悪かったな。助かったぜ』
照「いえ……四天王の件とか、色々お世話になりましたのでこのくらいは全然……」
貴子『はっ!健気じゃねェか……それじゃ切るぜ。ありがとうなァァッ!!!!』
照「あ、はい」
貴子『深堀に勝てた理由が少しわかる気がするぜ……英才教育ってやつか……』
照「それはどうでしょうか?」
貴子『まぁいい……で、だ。どうすればその噂を消せると思う?』
照「…………多分ですけど、その女性ドライバーは久保さんが好きです」
貴子『な、なんだとォァッッ!!』
照「久保さんがゲームのヒロインに心奪われてることに嫉妬して、自分で噂を流したのではないかと思います」
貴子『……本当か?怪しいぞこの野郎……』
照「大丈夫です」キッパリ
貴子『……まぁ、宮永ァァッ!が言うなら……まんざら間違いでもねェか?』
照「はい」
貴子『………よし、わかった。いきなり電話して悪かったな。助かったぜ』
照「いえ……四天王の件とか、色々お世話になりましたのでこのくらいは全然……」
貴子『はっ!健気じゃねェか……それじゃ切るぜ。ありがとうなァァッ!!!!』
照「あ、はい」
396:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:13:38.65 :8MnlR9I2o
ピッ..ァァッ!
ツーッ..ツーッ..
照「……………」
照(確かに……変な呼び名で噂されるのは気になるよね……その気持ち、よくわかる)
照「……さて、そろそろ部室に……」
菫「……照」
照「?あ、菫」
菫「……誰と電話してたんだ?」
照「あー……その……知り合い」
菫「そう、か……知り合いか」
照「うん」
菫「…………」
照「?どうかした?」
菫「ぁ……いや、なんでもない。部室に戻るのか?」
照「うん」テクテク
菫「……照」
照「何?」
菫「……悪いな。引退したというのに、指導を手伝ってもらって」
照「それを言うなら菫もでしょ」
菫「……それもそうか……」
照「うん」テクテク
菫「…………」
菫「…………誰なんだよ……電話の相手は………」
菫「私の照に……近付くなんて……」ブツブツ..
菫「照も照だ。私を裏切るつも。りか?いや、私、の愛が足りない、んだよ……はは、原因があ、るじゃないか。なら簡…単だ照の好、きな料理を作れば喜、んでく…………れるそうなれ、ば私への愛を…ハハハ!思い出す……」ブツブツブツ..
ピッ..ァァッ!
ツーッ..ツーッ..
照「……………」
照(確かに……変な呼び名で噂されるのは気になるよね……その気持ち、よくわかる)
照「……さて、そろそろ部室に……」
菫「……照」
照「?あ、菫」
菫「……誰と電話してたんだ?」
照「あー……その……知り合い」
菫「そう、か……知り合いか」
照「うん」
菫「…………」
照「?どうかした?」
菫「ぁ……いや、なんでもない。部室に戻るのか?」
照「うん」テクテク
菫「……照」
照「何?」
菫「……悪いな。引退したというのに、指導を手伝ってもらって」
照「それを言うなら菫もでしょ」
菫「……それもそうか……」
照「うん」テクテク
菫「…………」
菫「…………誰なんだよ……電話の相手は………」
菫「私の照に……近付くなんて……」ブツブツ..
菫「照も照だ。私を裏切るつも。りか?いや、私、の愛が足りない、んだよ……はは、原因があ、るじゃないか。なら簡…単だ照の好、きな料理を作れば喜、んでく…………れるそうなれ、ば私への愛を…ハハハ!思い出す……」ブツブツブツ..
397:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:14:24.84 :8MnlR9I2o
その日の夜
【白糸台の寮 照と菫の部屋】
照「すー……すー……」(寝ている)
カタ..カタ..
照「ん……」
照(なんか物音が……菫がトイレに行ってるのかな)
フフフ...アハハ..
照(笑い声……電話してる?いや、電話をする時はいつも部屋を出るはず。時間も時間だし……一体何をしてるのかな?)パチリ
菫「はは……確、かにな」
照(?床に座って喋ってる……けど、携帯を持ってない……ん?菫の前に置いてあるのはなんだろう?)ジィー
照(あれは…………ぬいぐるみ、かな?暗くてよく見えないけど…………うーん、あんなの部屋にあったかな?)
菫「そ、うだ今日。はサプライズプ、レ、ゼントがあるんだふふ……ふ」
照(……人形相手に会話……菫にそんな趣味があったなんて………これは見なかったことにしてあげるべきだよね)スッ(目を閉じる)
菫「ほら照」
照「!」
照(起きてるのバレてた!?しまった……)パチリ
菫「お前の好きなお、菓子だぞ」フフフ
照(……あれ?こっちを見てない……)
菫「ほら口を。開けるんだははは……美味しいか?」(ぬいぐるみの口にお菓子を入れる)
照(え)ゾワ
菫「照美味しいかどうだ照。そうか……やっぱりお前は好きなんだなお菓子がこの私の買ってきた物が……」(ぬいぐるみの口に握りつぶしたお菓子をねじ込む)
菫「あぁ……ダメじゃないかこぼしたらこんなに……それともわ、たしに拭いて。?欲しいのか」クス
照(………………えっと……)ダラダラ
照(なんだろう、これ……ものすごい嫌な予感がする……)
照(…………と、とりあえず……目を閉じて考えよう。どうしてこんなことになったのか、明日からどうするかを……――――)スッ...
その日の夜
【白糸台の寮 照と菫の部屋】
照「すー……すー……」(寝ている)
カタ..カタ..
照「ん……」
照(なんか物音が……菫がトイレに行ってるのかな)
フフフ...アハハ..
照(笑い声……電話してる?いや、電話をする時はいつも部屋を出るはず。時間も時間だし……一体何をしてるのかな?)パチリ
菫「はは……確、かにな」
照(?床に座って喋ってる……けど、携帯を持ってない……ん?菫の前に置いてあるのはなんだろう?)ジィー
照(あれは…………ぬいぐるみ、かな?暗くてよく見えないけど…………うーん、あんなの部屋にあったかな?)
菫「そ、うだ今日。はサプライズプ、レ、ゼントがあるんだふふ……ふ」
照(……人形相手に会話……菫にそんな趣味があったなんて………これは見なかったことにしてあげるべきだよね)スッ(目を閉じる)
菫「ほら照」
照「!」
照(起きてるのバレてた!?しまった……)パチリ
菫「お前の好きなお、菓子だぞ」フフフ
照(……あれ?こっちを見てない……)
菫「ほら口を。開けるんだははは……美味しいか?」(ぬいぐるみの口にお菓子を入れる)
照(え)ゾワ
菫「照美味しいかどうだ照。そうか……やっぱりお前は好きなんだなお菓子がこの私の買ってきた物が……」(ぬいぐるみの口に握りつぶしたお菓子をねじ込む)
菫「あぁ……ダメじゃないかこぼしたらこんなに……それともわ、たしに拭いて。?欲しいのか」クス
照(………………えっと……)ダラダラ
照(なんだろう、これ……ものすごい嫌な予感がする……)
照(…………と、とりあえず……目を閉じて考えよう。どうしてこんなことになったのか、明日からどうするかを……――――)スッ...
398:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:15:13.92 :8MnlR9I2o
翌朝
菫「……具合が悪い?」
照「う、うん……だから今日は学校を休む」
菫「そうか……わかった」コト(学校の鞄を置く)
照「え、菫?どうしたの?もう時間ないのに……忘れ物?」
菫「何を言っている。今日は私も休む」
照「!?」
菫「驚くことじゃないだろう?照が体調不良なのに、呑気に学校に行っていられるか」
照「あ……や……その……」
照(それはまずい。菫がいない間に昨日のぬいぐるみとか色々探るつもりなのに……どうしよう……なんて言えば……)
菫「?どうした」
照「……その……私のせいで菫が学校を休むってなると、罪悪感によってもっと体調が悪くなる」
菫「ふふ……照のせいで休むのではない。わた、しの意思で休むんだ。照が。気にすることはない」
照「あ……えと……わ、私は菫がちゃんと学校に行ってくれた方が嬉しい、な」
菫「…………」
照「…………」
菫「…………そう、か」
照「う、うん……」
菫「あはははは!!…………」(笑顔から一転、無表情になる)
照「っ!?」ビクン
菫「……そうなのかどうしてだわたしのおもいをこばむいやちがうてるはやさしさでいっているのであってすべてはわたしへのあいにつながる……はは、ははは」ブツブツブツ...
照「…………」ゾク..
菫「っ!!」バンッッ!!(自分の鞄を床に叩き付ける)
照「ひ…っ!」
菫「…………あーーーー……うあーーあーーー……」
照「す、菫……」
翌朝
菫「……具合が悪い?」
照「う、うん……だから今日は学校を休む」
菫「そうか……わかった」コト(学校の鞄を置く)
照「え、菫?どうしたの?もう時間ないのに……忘れ物?」
菫「何を言っている。今日は私も休む」
照「!?」
菫「驚くことじゃないだろう?照が体調不良なのに、呑気に学校に行っていられるか」
照「あ……や……その……」
照(それはまずい。菫がいない間に昨日のぬいぐるみとか色々探るつもりなのに……どうしよう……なんて言えば……)
菫「?どうした」
照「……その……私のせいで菫が学校を休むってなると、罪悪感によってもっと体調が悪くなる」
菫「ふふ……照のせいで休むのではない。わた、しの意思で休むんだ。照が。気にすることはない」
照「あ……えと……わ、私は菫がちゃんと学校に行ってくれた方が嬉しい、な」
菫「…………」
照「…………」
菫「…………そう、か」
照「う、うん……」
菫「あはははは!!…………」(笑顔から一転、無表情になる)
照「っ!?」ビクン
菫「……そうなのかどうしてだわたしのおもいをこばむいやちがうてるはやさしさでいっているのであってすべてはわたしへのあいにつながる……はは、ははは」ブツブツブツ...
照「…………」ゾク..
菫「っ!!」バンッッ!!(自分の鞄を床に叩き付ける)
照「ひ…っ!」
菫「…………あーーーー……うあーーあーーー……」
照「す、菫……」
399:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:15:57.15 :8MnlR9I2o
菫「…………行ってくる」ニコリ
照「え……あ……う、うん」
菫「学校終わったら、すぐ帰ってくる」スッ(鞄を拾う)
照「…………ぃ、いってらっしゃい」
菫「あぁ……いってきます……ふふ、ははは」
照「…………」
ガチャ....バタン!!!!!
照「っ!」ビクン!
カチャッ..スタスタ..スタ...スタ....
照「………………こ、こわかった……」ドキドキ..
照(あんな菫、初めて見たよ……どうしちゃったんだろう?)
照(…………そ、そうだ。早いとこ菫の荷物をチェックしよう。こんなこと友達相手にするのはダメだけど……嫌な予感がするから……ごめん、菫)サッ
照(まずは……菫用ののクローゼットを……)ガチャ
照(……ふむ。服以外には…………)ゴソゴソ
照「あ」
照(昨日のぬいぐるみがあった)ガソッ
照「……ぅわ」
照(暗くて見えなかったけど……これ、女の子のぬいぐるみだ……)
照「ん?胸のところに字が………………!!!!!」ハッ!
『照』
照「あ……あ……ああ……」ゾクゾクゾクッ!
照(こ、このぬいぐるみ……私……?)
照(じゃあ菫は昨日、私のぬいぐるみにお菓子をあげてた……?)
照(……あ、このぬいぐるみ……膝に絆創膏が……この箇所って確か……)
照(私が体育の時に擦りむいたところだ。あ、こっちもその時の傷……)
照(………と、いうことは……このぬいぐるみ……私とわざわざ同じ状態にしてる……!?)ゾク
照(なんでそこまで…………あっ……背中……にも絆創膏が……え、ちょっと待って。ここって……)
照(こないだぶつけちゃって赤くなってたところだ……誰にも話してないのに…………どうして……?)
照「…………あ」ハッ
照(まさか…………私が寝てる時に菫が見て…………)ゾワワワッ!
菫「…………行ってくる」ニコリ
照「え……あ……う、うん」
菫「学校終わったら、すぐ帰ってくる」スッ(鞄を拾う)
照「…………ぃ、いってらっしゃい」
菫「あぁ……いってきます……ふふ、ははは」
照「…………」
ガチャ....バタン!!!!!
照「っ!」ビクン!
カチャッ..スタスタ..スタ...スタ....
照「………………こ、こわかった……」ドキドキ..
照(あんな菫、初めて見たよ……どうしちゃったんだろう?)
照(…………そ、そうだ。早いとこ菫の荷物をチェックしよう。こんなこと友達相手にするのはダメだけど……嫌な予感がするから……ごめん、菫)サッ
照(まずは……菫用ののクローゼットを……)ガチャ
照(……ふむ。服以外には…………)ゴソゴソ
照「あ」
照(昨日のぬいぐるみがあった)ガソッ
照「……ぅわ」
照(暗くて見えなかったけど……これ、女の子のぬいぐるみだ……)
照「ん?胸のところに字が………………!!!!!」ハッ!
『照』
照「あ……あ……ああ……」ゾクゾクゾクッ!
照(こ、このぬいぐるみ……私……?)
照(じゃあ菫は昨日、私のぬいぐるみにお菓子をあげてた……?)
照(……あ、このぬいぐるみ……膝に絆創膏が……この箇所って確か……)
照(私が体育の時に擦りむいたところだ。あ、こっちもその時の傷……)
照(………と、いうことは……このぬいぐるみ……私とわざわざ同じ状態にしてる……!?)ゾク
照(なんでそこまで…………あっ……背中……にも絆創膏が……え、ちょっと待って。ここって……)
照(こないだぶつけちゃって赤くなってたところだ……誰にも話してないのに…………どうして……?)
照「…………あ」ハッ
照(まさか…………私が寝てる時に菫が見て…………)ゾワワワッ!
400:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:16:26.17 :8MnlR9I2o
照「ひ……」ギュッ
照は、恐怖から思わず手に力が入り、ぬいぐるみを強く握る。すると……
ブツッ..
ぬいぐるみ『三連覇は、私たちの一大目標です!そのためにも、明後日の準決勝は負けられません』
照「ッッ!?!?」ビクゥッ!
ぬいぐるみの内部から、照の声が流れた。
ぬいぐるみ『今年も、手強いチームが多くて、試合がとても楽しみです』
照「こ、これ……」
ぬいぐるみ『一生懸命頑張ります!応援、よろしくお願い致します』
照(インハイの記者会見の時の私……?)
照「…………」ゴソゴソ
照(あ……ぬいぐるみの中に、何か入ってる……じゃあ今のって)カチッ
ぬいぐるみ『三連覇は、私たちの一大目標です!そのためにも、明後日の準決勝は負けられません』
照(テープレコーダー…………ぬいぐるみの中にこんなのまで入れて……)
照「……………………」
照(たった今、確信した……)
照(…………菫が…………病んだ……)
照「ひ……」ギュッ
照は、恐怖から思わず手に力が入り、ぬいぐるみを強く握る。すると……
ブツッ..
ぬいぐるみ『三連覇は、私たちの一大目標です!そのためにも、明後日の準決勝は負けられません』
照「ッッ!?!?」ビクゥッ!
ぬいぐるみの内部から、照の声が流れた。
ぬいぐるみ『今年も、手強いチームが多くて、試合がとても楽しみです』
照「こ、これ……」
ぬいぐるみ『一生懸命頑張ります!応援、よろしくお願い致します』
照(インハイの記者会見の時の私……?)
照「…………」ゴソゴソ
照(あ……ぬいぐるみの中に、何か入ってる……じゃあ今のって)カチッ
ぬいぐるみ『三連覇は、私たちの一大目標です!そのためにも、明後日の準決勝は負けられません』
照(テープレコーダー…………ぬいぐるみの中にこんなのまで入れて……)
照「……………………」
照(たった今、確信した……)
照(…………菫が…………病んだ……)
401:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:17:35.77 :8MnlR9I2o
照「……………………」
照(どうしよう!?)
照(今までは『女の子が好きすぎて病んじゃう女の子はイイ!』とか思ってたけど……ばかばか!いざとなったら怖いよ!)
照(と、とにかく……誰かに相談…………あ!)
咲『頭が良くてクール………そして感情表現が下手そうな弘世さんみたいなタイプは………………………病むよ』フッ
照(そうだ…………咲は菫のヤンデレ化を予知してた……なら、対処法も知ってるかも!咲に聞こう!)ピピピ..
プルルル..ガチャ
久『もしもし?』
照「あ、久?ごめんね朝早く」
久『ううん、全然構わないけど。どうしたの?』
照「えと……咲、近くにいる?」
久『咲?どうかしら?通学時間は結構重なることが多いけど…………………………あ、いた』
照「いた?あの、代わってもらっていい?」
久『ええ。いいわよ…………なんか声が固いというか、焦ってるみたいに聞こえるけど、何かあったの?』
照「うん、ちょっとしたバッドニュースが……」
久『そっか………私で力になれることがあったらいつでも言ってね』
照「久…………ありがとう」
久『いいえー。じゃあ咲に代わるわね。ちょっと離れたところにいるから少し待ってて』
照(相変わらず優しい…………その優しさにつけこむ後輩が、久を後ろから羽交い絞めにして、目隠し……そのまま太ももから股間を撫でて……)ムラ
照「……………………」
照(どうしよう!?)
照(今までは『女の子が好きすぎて病んじゃう女の子はイイ!』とか思ってたけど……ばかばか!いざとなったら怖いよ!)
照(と、とにかく……誰かに相談…………あ!)
咲『頭が良くてクール………そして感情表現が下手そうな弘世さんみたいなタイプは………………………病むよ』フッ
照(そうだ…………咲は菫のヤンデレ化を予知してた……なら、対処法も知ってるかも!咲に聞こう!)ピピピ..
プルルル..ガチャ
久『もしもし?』
照「あ、久?ごめんね朝早く」
久『ううん、全然構わないけど。どうしたの?』
照「えと……咲、近くにいる?」
久『咲?どうかしら?通学時間は結構重なることが多いけど…………………………あ、いた』
照「いた?あの、代わってもらっていい?」
久『ええ。いいわよ…………なんか声が固いというか、焦ってるみたいに聞こえるけど、何かあったの?』
照「うん、ちょっとしたバッドニュースが……」
久『そっか………私で力になれることがあったらいつでも言ってね』
照「久…………ありがとう」
久『いいえー。じゃあ咲に代わるわね。ちょっと離れたところにいるから少し待ってて』
照(相変わらず優しい…………その優しさにつけこむ後輩が、久を後ろから羽交い絞めにして、目隠し……そのまま太ももから股間を撫でて……)ムラ
402:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:18:02.44 :8MnlR9I2o
咲『……もしもし』
照「もしもし。咲?」
咲『うん……なあに?』
照「えっと……朝からいきなりで悪いんだけど、咲に相談に乗ってほしくて」
咲『相談?お姉ちゃんが私に?』
照「うん」
咲『へ、へぇー。私、お姉ちゃんに頼ってもらえるようになれたんだね。えへへ』
照「もちろん」
咲『それで、相談ってなぁに?』
照「……その……結構デリケートな話だから、誰にも言わないでほしいんだけど……」
咲『わかった。約束する』
照「ありがとう。それで、相談っていうのは菫のことなんだけど……」
咲『………………』
照「前にさ、インハイで咲が『菫は病む』って言ってたよね?実は、そんな感じの状況になってるみたいで……」
咲『………………』
照「女の子のぬいぐるみを私に見立てて、お菓子を食べさせたりとか……その……ちょっと怖くて……」
咲『その…ま…………と………………すればいいんじゃない?』
照「え?なに?」
咲『っ、そのまま弘世さんとイチャイチャすればいいんじゃないの!』
照「…………え?」
咲『……もしもし』
照「もしもし。咲?」
咲『うん……なあに?』
照「えっと……朝からいきなりで悪いんだけど、咲に相談に乗ってほしくて」
咲『相談?お姉ちゃんが私に?』
照「うん」
咲『へ、へぇー。私、お姉ちゃんに頼ってもらえるようになれたんだね。えへへ』
照「もちろん」
咲『それで、相談ってなぁに?』
照「……その……結構デリケートな話だから、誰にも言わないでほしいんだけど……」
咲『わかった。約束する』
照「ありがとう。それで、相談っていうのは菫のことなんだけど……」
咲『………………』
照「前にさ、インハイで咲が『菫は病む』って言ってたよね?実は、そんな感じの状況になってるみたいで……」
咲『………………』
照「女の子のぬいぐるみを私に見立てて、お菓子を食べさせたりとか……その……ちょっと怖くて……」
咲『その…ま…………と………………すればいいんじゃない?』
照「え?なに?」
咲『っ、そのまま弘世さんとイチャイチャすればいいんじゃないの!』
照「…………え?」
403:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:18:34.02 :8MnlR9I2o
咲『だ・か・ら!ヤンデレ弘世さんとイチャイチャすればいいんじゃないかなぁ!それで解決だよっ!!』
照「いや、その……咲?」
咲『そのあとは!白糸台の皆さんで一緒に愛し合えばいいと思うよ!!』
照「あ…………咲、あのね、前も言ったけど、本当に未遂で…………だから怒らないで」
咲『べ、別に怒ってないよっ!ちゃんと客観的な視点からのアドバイスだもん!そう、主観とか全然入ってないやつのアレで……』
照「でも……怒ってる……」
咲『怒ってないもん!いつもの私だもん!』
照「咲……」
咲『もういいよね!?解決策は、白糸台の皆さんでラブラブチュッチュすればい・い・ん・じゃ・な・い・で・しょ・う・か!はい!終了!ふんっ!』プツッ!
ツーッ..ツーッ..
照「………………」
照(咲、すっごく怒ってる…………怖い)
照(菫に続いて、怖い人が増えちゃった……)ズーン..
照(本当にどうしよう…………他に頼れる人…………あ)
照(久保さん!人生経験豊富だろうし、きっといいアドバイスもらえる)ピピピ..
咲『だ・か・ら!ヤンデレ弘世さんとイチャイチャすればいいんじゃないかなぁ!それで解決だよっ!!』
照「いや、その……咲?」
咲『そのあとは!白糸台の皆さんで一緒に愛し合えばいいと思うよ!!』
照「あ…………咲、あのね、前も言ったけど、本当に未遂で…………だから怒らないで」
咲『べ、別に怒ってないよっ!ちゃんと客観的な視点からのアドバイスだもん!そう、主観とか全然入ってないやつのアレで……』
照「でも……怒ってる……」
咲『怒ってないもん!いつもの私だもん!』
照「咲……」
咲『もういいよね!?解決策は、白糸台の皆さんでラブラブチュッチュすればい・い・ん・じゃ・な・い・で・しょ・う・か!はい!終了!ふんっ!』プツッ!
ツーッ..ツーッ..
照「………………」
照(咲、すっごく怒ってる…………怖い)
照(菫に続いて、怖い人が増えちゃった……)ズーン..
照(本当にどうしよう…………他に頼れる人…………あ)
照(久保さん!人生経験豊富だろうし、きっといいアドバイスもらえる)ピピピ..
404:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:19:10.25 :8MnlR9I2o
【長野 久保家 貴子の部屋】
貴子「よし……最初から通してやってみるか……」
貴子「…………」
貴子「♪レッツプレイ!プリキュアモジュレーション!!」
貴子「♪ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ……」
貴子「爪弾くはビンタの調べ!キュアコーチ!」キュルルーン!
貴子「届け!池田ァァッ!の組曲!」シュバッ!
プルルル....
貴子「っ!?だ、誰だァァッ!変身途中で現実に引き戻すんじゃねェぞコラァ!!」
『宮永ァァッ 照』
貴子「ぬぅぅ……」ピッ
照『あ、もしもし、宮永で…』
貴子「コラァァァッ!!!!」
照『ひ……っ!!』
貴子「せっかく爪弾いてんのに……野暮すんじゃねェァァッ!!」
照『ご、ごめんなさい……』
貴子「あっ……いや、その……」ポリポリ
貴子(うっかり逆上しちまった……落ち着かねェと)スゥー..ハァァッ!スゥー..ハァァッ!
貴子「……で、なんの用だ?」
照『あ、その……実は相談したいことがありまして……』
貴子「相談?なんだ?話してみろ」
照『はい。実は……――――』
【長野 久保家 貴子の部屋】
貴子「よし……最初から通してやってみるか……」
貴子「…………」
貴子「♪レッツプレイ!プリキュアモジュレーション!!」
貴子「♪ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ……」
貴子「爪弾くはビンタの調べ!キュアコーチ!」キュルルーン!
貴子「届け!池田ァァッ!の組曲!」シュバッ!
プルルル....
貴子「っ!?だ、誰だァァッ!変身途中で現実に引き戻すんじゃねェぞコラァ!!」
『宮永ァァッ 照』
貴子「ぬぅぅ……」ピッ
照『あ、もしもし、宮永で…』
貴子「コラァァァッ!!!!」
照『ひ……っ!!』
貴子「せっかく爪弾いてんのに……野暮すんじゃねェァァッ!!」
照『ご、ごめんなさい……』
貴子「あっ……いや、その……」ポリポリ
貴子(うっかり逆上しちまった……落ち着かねェと)スゥー..ハァァッ!スゥー..ハァァッ!
貴子「……で、なんの用だ?」
照『あ、その……実は相談したいことがありまして……』
貴子「相談?なんだ?話してみろ」
照『はい。実は……――――』
405:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:19:52.20 :8MnlR9I2o
照『―――…という感じで……』
貴子「……………」
照『どうしたらいいのか……困ってるんです』
貴子(……弘世菫……確かにヤンデレの素質はあると思うが………いきなりその段階まで病むだろうか?)
貴子(まさか…………あの人が関わっているんじゃ………だとすると、安易に動くわけには……)
照『…………はぁぁ……』
貴子(……どうやら大分堪えているようだな…………それも当然か。身の危険を感じているだろうし)
貴子「………………」
貴子(…………様子見してる場合じゃねェか)
照『…………………』
貴子「……宮永」
照『…はい』
貴子「とりあえず、私に任せろ」
照『え?』
貴子「弘世は私がなんとかしてみる。お前ァァッは今まで通り接して…………いや」
貴子(もし私ァァッの想像通り、あの人が絡んでいるとすると……手遅れになるか)
貴子「……お前はしばらくの間、髪型を変えて香水を付けろ」
照『え?それはどういう……』
貴子「いいから言うとおりにするんだ。そして弘世とはある程度の距離をとれ」
照『………でも』
貴子「これはお前の安全のためだ」
照『………………わかりました』
照『―――…という感じで……』
貴子「……………」
照『どうしたらいいのか……困ってるんです』
貴子(……弘世菫……確かにヤンデレの素質はあると思うが………いきなりその段階まで病むだろうか?)
貴子(まさか…………あの人が関わっているんじゃ………だとすると、安易に動くわけには……)
照『…………はぁぁ……』
貴子(……どうやら大分堪えているようだな…………それも当然か。身の危険を感じているだろうし)
貴子「………………」
貴子(…………様子見してる場合じゃねェか)
照『…………………』
貴子「……宮永」
照『…はい』
貴子「とりあえず、私に任せろ」
照『え?』
貴子「弘世は私がなんとかしてみる。お前ァァッは今まで通り接して…………いや」
貴子(もし私ァァッの想像通り、あの人が絡んでいるとすると……手遅れになるか)
貴子「……お前はしばらくの間、髪型を変えて香水を付けろ」
照『え?それはどういう……』
貴子「いいから言うとおりにするんだ。そして弘世とはある程度の距離をとれ」
照『………でも』
貴子「これはお前の安全のためだ」
照『………………わかりました』
406:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:20:35.69 :8MnlR9I2o
貴子「それと、そのぬいぐるみを写メで送ってくれ。前後左右上下全てを写してな」
照『ぬいぐるみの……?』
貴子「ああ。予備を用意しておかないとな。今のぬいぐるみが壊れた時、本人に襲い掛かる可能性が…」
照『っ!?また怖い情報が増えた……』
貴子「い、いや、なんでもねぇ、とにかく送れ」
照『わ、わかりました……』
貴子「おう、じゃあ切るぜ」
照『はい。あの……ありがとうございます』
貴子「気にするな」
照『いえ……どうしたらいいかわからなかったので、本当に助かりました』
貴子「……ん。じゃあ写メ送ってこいよ」
照『はい』
貴子「んじゃな」ピッ
貴子「………………」
貴子(…………正直、嫌な予感は尽きねェが……このまま放っておくわけにもいかねぇ……)
貴子「…………」ピッピッピッ...トゥルルルル...
貴子「それと、そのぬいぐるみを写メで送ってくれ。前後左右上下全てを写してな」
照『ぬいぐるみの……?』
貴子「ああ。予備を用意しておかないとな。今のぬいぐるみが壊れた時、本人に襲い掛かる可能性が…」
照『っ!?また怖い情報が増えた……』
貴子「い、いや、なんでもねぇ、とにかく送れ」
照『わ、わかりました……』
貴子「おう、じゃあ切るぜ」
照『はい。あの……ありがとうございます』
貴子「気にするな」
照『いえ……どうしたらいいかわからなかったので、本当に助かりました』
貴子「……ん。じゃあ写メ送ってこいよ」
照『はい』
貴子「んじゃな」ピッ
貴子「………………」
貴子(…………正直、嫌な予感は尽きねェが……このまま放っておくわけにもいかねぇ……)
貴子「…………」ピッピッピッ...トゥルルルル...
407:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:21:18.03 :8MnlR9I2o
数時間後
【東京 白糸台の寮 照と菫の部屋】
ガチャ
菫「照……帰ってキたよ」
照「!」ビクン
菫「遅くなってすまないな部員。たちがジャマをしてくるんだ照がい。ないのに残っても、しょうが、ないの、になぁふふっ」
照「う、うん……」ゾク
菫「具合がどうか?気になるか?照なら大丈夫か?とにかくな?」テクテク
照「…………」
菫「照……?ん?」クンクン
照「…………」
菫「……なんだ匂いは……?照じゃないのかこの匂いは…………おい……髪型も……」
照「…………」
菫「…………はは」
照「…………」
菫「いつのまに変えたんだ?その匂いと神?紙?かみ……髪型か?教えてくれるないのにか?」
照「…………」
菫「ああ……そうだ。ちゃんと照とにしないと……形が……ははっ……楽しイイ時間が……だ」フラフラ..
ガチャ
菫「…………ふふは」(照人形を取り出す)
菫「照……照になろうーな?髪ノケも……こうして……」サッサッ
菫「後は匂い……だ…………な照その。匂いは……?匂い……探せないと……出かけてくるのか?」フラ..(照のそばへ近付く)
照「…………っ」
菫「くんくん……………覚えた……これが新しイテルの匂いっひひ」
照「」ゾク
数時間後
【東京 白糸台の寮 照と菫の部屋】
ガチャ
菫「照……帰ってキたよ」
照「!」ビクン
菫「遅くなってすまないな部員。たちがジャマをしてくるんだ照がい。ないのに残っても、しょうが、ないの、になぁふふっ」
照「う、うん……」ゾク
菫「具合がどうか?気になるか?照なら大丈夫か?とにかくな?」テクテク
照「…………」
菫「照……?ん?」クンクン
照「…………」
菫「……なんだ匂いは……?照じゃないのかこの匂いは…………おい……髪型も……」
照「…………」
菫「…………はは」
照「…………」
菫「いつのまに変えたんだ?その匂いと神?紙?かみ……髪型か?教えてくれるないのにか?」
照「…………」
菫「ああ……そうだ。ちゃんと照とにしないと……形が……ははっ……楽しイイ時間が……だ」フラフラ..
ガチャ
菫「…………ふふは」(照人形を取り出す)
菫「照……照になろうーな?髪ノケも……こうして……」サッサッ
菫「後は匂い……だ…………な照その。匂いは……?匂い……探せないと……出かけてくるのか?」フラ..(照のそばへ近付く)
照「…………っ」
菫「くんくん……………覚えた……これが新しイテルの匂いっひひ」
照「」ゾク
408:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:22:07.19 :8MnlR9I2o
菫「…………」スクッ
菫「買いー物、。行かないと…………大丈夫か照?行ってくるんだね?」フラフラ..
ガチャ バタン
照「………………」
照「………………」
照「…………っぷはぁーー!怖かっ…」
菫「」ガチャ!!
照「!!!」ビクッ!
菫「…………行ってきます」
照「い、いってらっしゃぃ……」ビクビク
菫「………………くはは」
バタン..
照「………………」
照(なんか……今朝よりも……おかしくなってる気がする)
照(菫が………菫が菫じゃなくなっていくみたい……怖い)
菫「…………」スクッ
菫「買いー物、。行かないと…………大丈夫か照?行ってくるんだね?」フラフラ..
ガチャ バタン
照「………………」
照「………………」
照「…………っぷはぁーー!怖かっ…」
菫「」ガチャ!!
照「!!!」ビクッ!
菫「…………行ってきます」
照「い、いってらっしゃぃ……」ビクビク
菫「………………くはは」
バタン..
照「………………」
照(なんか……今朝よりも……おかしくなってる気がする)
照(菫が………菫が菫じゃなくなっていくみたい……怖い)
409:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:22:37.30 :8MnlR9I2o
翌朝
照「………………」
照(だめだ……全然眠れなかった……)
照(当然だよ……寝てる間に何かされるかも、とか考えたら……)ゾワ
ヴヴヴ..
照(メール……)ピッ
照(久保さんからだ…………!!)
貴子『弘世の件、思ったより早く対処出来ることになった』
照(!すごい!昨日の今日で……)
貴子『今日の夕方に、ある人物がそちらに向かう。宮永は弘世をどこか近所の公園にでも連れ出してくれァァッ。寮内には入れないからな』
照(久保さん……ありがとう)
翌朝
照「………………」
照(だめだ……全然眠れなかった……)
照(当然だよ……寝てる間に何かされるかも、とか考えたら……)ゾワ
ヴヴヴ..
照(メール……)ピッ
照(久保さんからだ…………!!)
貴子『弘世の件、思ったより早く対処出来ることになった』
照(!すごい!昨日の今日で……)
貴子『今日の夕方に、ある人物がそちらに向かう。宮永は弘世をどこか近所の公園にでも連れ出してくれァァッ。寮内には入れないからな』
照(久保さん……ありがとう)
410:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:23:14.56 :8MnlR9I2o
夕方
【公園】
菫「負居……照。綿死は、照ヲ釣レ手個内問い懸ナイン駄……照ハ魔打、癒え似射る野弐……」
照「ごめん、ちょっとだけだから」
照(菫……私を照だと認識してるのに、ぬいぐるみのことも照って……どんどん病んでいってる……)
照(本当に……元の菫に戻るのかな…………あの頃の菫ともう会えないなんて……嫌だよ)シュン
菫「亜阿……照2語反。を揚下NIGHT……絶VS小名、カオス貸設定る波図堕……ァ唖……」ブツブツ..
照(菫……)
?「お待たせしちゃってごめんなさいね」ザッ
照「!」クルッ
霞「」ニコリ
照「あなたは……」
照(永水女子の石戸霞さん……)
菫「照邪菜イヒト書き他……銅仕手照蛇9楕…?……」
霞「ふんふむ……これはなかなかみたいねぇ」
照「あ、あの……菫は……」
霞「うふふ、安心して。私に任せて」ニッコリ
照「あ……はい」
照(すごい余裕……)
菫「照、照蛇奈胃、照、照蛇奈胃……」ブツブツ..
霞「さて……とりあえず静かにしてもらおうかしら」スッ
夕方
【公園】
菫「負居……照。綿死は、照ヲ釣レ手個内問い懸ナイン駄……照ハ魔打、癒え似射る野弐……」
照「ごめん、ちょっとだけだから」
照(菫……私を照だと認識してるのに、ぬいぐるみのことも照って……どんどん病んでいってる……)
照(本当に……元の菫に戻るのかな…………あの頃の菫ともう会えないなんて……嫌だよ)シュン
菫「亜阿……照2語反。を揚下NIGHT……絶VS小名、カオス貸設定る波図堕……ァ唖……」ブツブツ..
照(菫……)
?「お待たせしちゃってごめんなさいね」ザッ
照「!」クルッ
霞「」ニコリ
照「あなたは……」
照(永水女子の石戸霞さん……)
菫「照邪菜イヒト書き他……銅仕手照蛇9楕…?……」
霞「ふんふむ……これはなかなかみたいねぇ」
照「あ、あの……菫は……」
霞「うふふ、安心して。私に任せて」ニッコリ
照「あ……はい」
照(すごい余裕……)
菫「照、照蛇奈胃、照、照蛇奈胃……」ブツブツ..
霞「さて……とりあえず静かにしてもらおうかしら」スッ
411:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:23:47.55 :8MnlR9I2o
照「?」
霞「失礼するわね…………えい」ボミュ
照(!!?胸を菫の顔に押しつけた!?)
菫「むぐ……ご……お……」
霞「よいしょ、っと……」スッ
照(離れた……一体なんの意味が……)チラ
菫「…………バブー……」
照「!?」
照(菫が……放心状態になった!?)
菫「だぁだぁ……」
照(まるで赤ちゃんみたい……)
霞「では…………」スゥー..
霞が右の手の平を大きく開き、ゆっくりと菫の額へと近付ける。
手が額に触れるか触れないかの位置で止め、
霞「…………」ブツブツ..
一言二言、何かを呟く。
照「…………」ゴクリ
霞「…………っ!」
すると、霞の表情が突然険しくなった。そして次の瞬間、
霞「はぁっ!!」
裂帛の気合と共に、菫の額へ差し出していた手を握る。
照「?」
霞「失礼するわね…………えい」ボミュ
照(!!?胸を菫の顔に押しつけた!?)
菫「むぐ……ご……お……」
霞「よいしょ、っと……」スッ
照(離れた……一体なんの意味が……)チラ
菫「…………バブー……」
照「!?」
照(菫が……放心状態になった!?)
菫「だぁだぁ……」
照(まるで赤ちゃんみたい……)
霞「では…………」スゥー..
霞が右の手の平を大きく開き、ゆっくりと菫の額へと近付ける。
手が額に触れるか触れないかの位置で止め、
霞「…………」ブツブツ..
一言二言、何かを呟く。
照「…………」ゴクリ
霞「…………っ!」
すると、霞の表情が突然険しくなった。そして次の瞬間、
霞「はぁっ!!」
裂帛の気合と共に、菫の額へ差し出していた手を握る。
412:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:24:42.26 :8MnlR9I2o
照「………………」
霞「はぁぁぁ~~……」
その手は小刻みに震えており、まるで手の中に何かが存在して暴れているようだ。
霞は、その何かを閉じ込めるかのように強く手を握る。
そしてその手を……
霞「ふぅぅ……」
自身の豊満な胸の谷間へと差し込んだ。
照「?」
霞「…………」
数秒ほどの間が空き、谷間から手を抜き取った。
先ほどまでとは違い、その手は開かれている。
照「??」
霞「…………はッ!」
照がわけもわからず戸惑っていると、霞が鋭い声を上げた。
そして両胸の外側を両肘で強く打ち、谷間に振動を送る。
照「!!!」
照(な、なんかよくわからないけど……すごいことをしてる……ような気がする)
霞「…………」
照「…………」
沈黙。
霞「…………」
照「…………」
さらに沈黙。その後……
照「………………」
霞「はぁぁぁ~~……」
その手は小刻みに震えており、まるで手の中に何かが存在して暴れているようだ。
霞は、その何かを閉じ込めるかのように強く手を握る。
そしてその手を……
霞「ふぅぅ……」
自身の豊満な胸の谷間へと差し込んだ。
照「?」
霞「…………」
数秒ほどの間が空き、谷間から手を抜き取った。
先ほどまでとは違い、その手は開かれている。
照「??」
霞「…………はッ!」
照がわけもわからず戸惑っていると、霞が鋭い声を上げた。
そして両胸の外側を両肘で強く打ち、谷間に振動を送る。
照「!!!」
照(な、なんかよくわからないけど……すごいことをしてる……ような気がする)
霞「…………」
照「…………」
沈黙。
霞「…………」
照「…………」
さらに沈黙。その後……
413:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:25:21.18 :8MnlR9I2o
菫「うっ……」ドサッ
バブー状態だった菫がいきなり倒れた。雑菌まみれの公園の土の上に。
照「菫!」タタッ
霞「…………」フキフキ(ハンカチを取り出して汗を拭く)
照「……あの、菫は……」
霞「もう大丈夫。穢れは乳滅させたわ」ニッコリ
照「にゅう……めつ?」
霞「ええ。あ、響きは同じでも入滅とは意味が違うの。ええと……なんて言えばいいのかしらね……」
照「??」
霞「……そう。簡単に言えば、弘世さんに憑いていた悪い子をやっつけたということなの」ニッコリ
照「じゃあ……菫は……」
霞「もう大丈夫よ」
照「あ……」
霞「うふふ」
照「あ……ありがとう!本当に……っ」
霞「いいのよ」ニッコリ..プルルン
照「……ぁ」ゴクリ
照(石戸さんは菫の恩人なのに……恩人の乳揺れに反応するなんて……私のばか……)
菫「う……」ムクリ
照「菫……!」
菫「なんだ……?何故私は公園で寝てる?」
照「それは……その……健康法?」
菫「そんなわけあるか」
菫「うっ……」ドサッ
バブー状態だった菫がいきなり倒れた。雑菌まみれの公園の土の上に。
照「菫!」タタッ
霞「…………」フキフキ(ハンカチを取り出して汗を拭く)
照「……あの、菫は……」
霞「もう大丈夫。穢れは乳滅させたわ」ニッコリ
照「にゅう……めつ?」
霞「ええ。あ、響きは同じでも入滅とは意味が違うの。ええと……なんて言えばいいのかしらね……」
照「??」
霞「……そう。簡単に言えば、弘世さんに憑いていた悪い子をやっつけたということなの」ニッコリ
照「じゃあ……菫は……」
霞「もう大丈夫よ」
照「あ……」
霞「うふふ」
照「あ……ありがとう!本当に……っ」
霞「いいのよ」ニッコリ..プルルン
照「……ぁ」ゴクリ
照(石戸さんは菫の恩人なのに……恩人の乳揺れに反応するなんて……私のばか……)
菫「う……」ムクリ
照「菫……!」
菫「なんだ……?何故私は公園で寝てる?」
照「それは……その……健康法?」
菫「そんなわけあるか」
414:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:26:12.84 :8MnlR9I2o
照「……えと……大丈夫?」
菫「なんだ急に……そういう照こそ大丈夫か?」
照「私は平気」
霞「ちょっといいかしら?」ヒソヒソ
照「?うん」
菫「?石戸霞……何故東京に……」
霞「弘世さんはもう大丈夫なんだけど、少し注意点があるの」
照「!?」
霞「……私が乳滅させたことによって、弘世さんは病んでいたことを完全に忘れているの。その影響から、ここ数日間の記憶がかなり薄れているわ」
照「え!」
霞「とはいえ、記憶が消失したわけではないの。だから上手に間を取り持ってあげてね」
照「あ……うん、わかった」
霞「そうそう。人形は今度うちの神社の方へ送ってもらえるかしら?供養が必要だから」
照「え?どうして?」
霞「……怨念……いえ、強い想いが込められてる可能性があるの。下手に扱うとほぼ確実に呪い殺され……いえ、痛手を被るかもしれないのよ」
照「っ……わ、わかった。今度送る」
照(こわすぎる……)
霞「それじゃあ、私は帰るわね」
照「え、あの……何かお礼を……」
霞「大丈夫。これはお仕事だから」
照「仕事……?」
霞「ええ。そういうことだから、照ちゃんは気にしないで」
照「て、照ちゃん……?」
照「……えと……大丈夫?」
菫「なんだ急に……そういう照こそ大丈夫か?」
照「私は平気」
霞「ちょっといいかしら?」ヒソヒソ
照「?うん」
菫「?石戸霞……何故東京に……」
霞「弘世さんはもう大丈夫なんだけど、少し注意点があるの」
照「!?」
霞「……私が乳滅させたことによって、弘世さんは病んでいたことを完全に忘れているの。その影響から、ここ数日間の記憶がかなり薄れているわ」
照「え!」
霞「とはいえ、記憶が消失したわけではないの。だから上手に間を取り持ってあげてね」
照「あ……うん、わかった」
霞「そうそう。人形は今度うちの神社の方へ送ってもらえるかしら?供養が必要だから」
照「え?どうして?」
霞「……怨念……いえ、強い想いが込められてる可能性があるの。下手に扱うとほぼ確実に呪い殺され……いえ、痛手を被るかもしれないのよ」
照「っ……わ、わかった。今度送る」
照(こわすぎる……)
霞「それじゃあ、私は帰るわね」
照「え、あの……何かお礼を……」
霞「大丈夫。これはお仕事だから」
照「仕事……?」
霞「ええ。そういうことだから、照ちゃんは気にしないで」
照「て、照ちゃん……?」
415:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:27:03.95 :8MnlR9I2o
霞「あ、ごめんなさいね。癖でつい……照ちゃんなんて呼ばれるの、嫌よね?」
照「…………べ、別に嫌、では……ない……」
照(でも……そんな風に呼ばれたら、搾乳百合の可能性を妄想しちゃう……///)モンモン
霞「そう?じゃあ今度から照ちゃんって呼ばせてもらうわね」ニッコリ
照「……うん」コクリ
霞「ふふ……それじゃあね」
照「あ、あの……本当にありがとう」
霞「ぁ………」
照「…………」
霞「…………ええ」ニコリ
照「…………」
霞「…………ごめんなさいね」ボソ
照「?今何か……」
霞「それではまた……」
霞は照に別れを告げ、プルルンと帰って行った。
菫「………………」
照「………………」
公園には、ヤンデレから復帰した菫と、菫が元通りになったことを喜ぶ照の2人。
照(あ、このあとはどうしよう?菫が元気になった記念に一緒にお菓子を食べに行こうかな……あ、その前に久保さんにお礼の電話を…)
菫「……おい照。事情を話してもらうぞ」
照「え?」
菫「何故石戸霞がいたのか、そして、お前とどんな関係なのか」
照「それは……」
菫「照ちゃんなんて呼ばせて……じっくりと話を聞こうか」
照「え……と」
照(……これはこれで大変そうだけど…………うん、菫が元に戻ったのなら……よかった)
霞「あ、ごめんなさいね。癖でつい……照ちゃんなんて呼ばれるの、嫌よね?」
照「…………べ、別に嫌、では……ない……」
照(でも……そんな風に呼ばれたら、搾乳百合の可能性を妄想しちゃう……///)モンモン
霞「そう?じゃあ今度から照ちゃんって呼ばせてもらうわね」ニッコリ
照「……うん」コクリ
霞「ふふ……それじゃあね」
照「あ、あの……本当にありがとう」
霞「ぁ………」
照「…………」
霞「…………ええ」ニコリ
照「…………」
霞「…………ごめんなさいね」ボソ
照「?今何か……」
霞「それではまた……」
霞は照に別れを告げ、プルルンと帰って行った。
菫「………………」
照「………………」
公園には、ヤンデレから復帰した菫と、菫が元通りになったことを喜ぶ照の2人。
照(あ、このあとはどうしよう?菫が元気になった記念に一緒にお菓子を食べに行こうかな……あ、その前に久保さんにお礼の電話を…)
菫「……おい照。事情を話してもらうぞ」
照「え?」
菫「何故石戸霞がいたのか、そして、お前とどんな関係なのか」
照「それは……」
菫「照ちゃんなんて呼ばせて……じっくりと話を聞こうか」
照「え……と」
照(……これはこれで大変そうだけど…………うん、菫が元に戻ったのなら……よかった)
416:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:27:52.98 :8MnlR9I2o
その頃―――
【???】
伝令「伝令!ただいま問い合わせが殺到しております!内容は…」
??「わかってる。さすが耳が早いわぁ」
??「狙い通り、ということでしょうか」
??「せや。ここまで順調だと笑けてくるなぁ」ハハハ
??「では、作戦の方は……」
??「予定通り決行ですね」
??「くく……やっと東の奴らに一泡吹かせられるでぇ…」
??「……それでは……?」
??「ああ……宣戦布告や!」
その頃―――
【???】
伝令「伝令!ただいま問い合わせが殺到しております!内容は…」
??「わかってる。さすが耳が早いわぁ」
??「狙い通り、ということでしょうか」
??「せや。ここまで順調だと笑けてくるなぁ」ハハハ
??「では、作戦の方は……」
??「予定通り決行ですね」
??「くく……やっと東の奴らに一泡吹かせられるでぇ…」
??「……それでは……?」
??「ああ……宣戦布告や!」
417:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:31:15.73 :8MnlR9I2o
翌日
【長野 久保家 貴子の部屋】
プルルルル..
貴子「!はい、もしもしァァッ!!」
貴子「はい、はい………はい…………………はい」
貴子「わかりました…………はい。では……失礼します……」
貴子「…………くっ!」
貴子(恐れていたことが現実ァァッになっちまァァッた……)
貴子(くそ……どうする…………)
プルルル..
貴子(?まだ何かあるのか……?)
『宮永ァァッ 照』
貴子(宮永ァァッから……?)ピッ
貴子「……もしもし」
照『あ、もしもし……宮永です』
貴子「…どうした?」
翌日
【長野 久保家 貴子の部屋】
プルルルル..
貴子「!はい、もしもしァァッ!!」
貴子「はい、はい………はい…………………はい」
貴子「わかりました…………はい。では……失礼します……」
貴子「…………くっ!」
貴子(恐れていたことが現実ァァッになっちまァァッた……)
貴子(くそ……どうする…………)
プルルル..
貴子(?まだ何かあるのか……?)
『宮永ァァッ 照』
貴子(宮永ァァッから……?)ピッ
貴子「……もしもし」
照『あ、もしもし……宮永です』
貴子「…どうした?」
418:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:32:29.57 :8MnlR9I2o
照『菫の件でお礼を言いたかったので………昨日も電話したのですが繋がらなくて……』
貴子「あ、ああ……そうか……悪ぃな」
貴子(あのあと、あちこちに電話しまくって充電切れたまま寝ちまったんだったな……)ハァ
照『……あの、どうかしたんですか?』
貴子「んぁ?なにがだ……?」
照『いえ……声に元気がないようなので……』
貴子「………………」
照『……久保さん?』
貴子「すまねぇ」
照『え?』
貴子「お前を……いや、お前たちを……とんでもない事件に巻き込んじまうかもしれねェ」
照『!…………とんでもない……事件?』
貴子「ああ…………ァァッ……」
照『…………それは……どんな事件なんですか?』
貴子「結構やばげな事件だ……話すわけにはいかねェ」
照『そうですか。でも……私、久保さんに助けられました……だから今度何かあった時は力に…』
貴子「なるほど……『私にできることならなんでもします』ってか……はッ!言うじゃねェか!!」
照『えっ?いえ、私は次回に…』
貴子「よし!そうと決まれば、部外者には絶対話しちゃいけねェことを全部教える!聞いたらもう引き返せねェ!逃げたら逆賊!」
照『っ!?あ、その、私、用事を思い出したので失礼し…』
貴子「切ったら聞いたとみなすァァッ!!!」
照『ぁう……っ』
貴子「…………」
照『……………』
照『菫の件でお礼を言いたかったので………昨日も電話したのですが繋がらなくて……』
貴子「あ、ああ……そうか……悪ぃな」
貴子(あのあと、あちこちに電話しまくって充電切れたまま寝ちまったんだったな……)ハァ
照『……あの、どうかしたんですか?』
貴子「んぁ?なにがだ……?」
照『いえ……声に元気がないようなので……』
貴子「………………」
照『……久保さん?』
貴子「すまねぇ」
照『え?』
貴子「お前を……いや、お前たちを……とんでもない事件に巻き込んじまうかもしれねェ」
照『!…………とんでもない……事件?』
貴子「ああ…………ァァッ……」
照『…………それは……どんな事件なんですか?』
貴子「結構やばげな事件だ……話すわけにはいかねェ」
照『そうですか。でも……私、久保さんに助けられました……だから今度何かあった時は力に…』
貴子「なるほど……『私にできることならなんでもします』ってか……はッ!言うじゃねェか!!」
照『えっ?いえ、私は次回に…』
貴子「よし!そうと決まれば、部外者には絶対話しちゃいけねェことを全部教える!聞いたらもう引き返せねェ!逃げたら逆賊!」
照『っ!?あ、その、私、用事を思い出したので失礼し…』
貴子「切ったら聞いたとみなすァァッ!!!」
照『ぁう……っ』
貴子「…………」
照『……………』
419:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:33:26.25 :8MnlR9I2o
貴子「……前も言ったが私はある組織に属していてな……」
照『あ、このままの流れで…?』
貴子「その名も『百合花嫁(リリーブライド)』。百合妄想士たちが集まる組織だ」
照『!!』
貴子「……リリーブライドは、百合に絡む案件のみを扱う。それは漫画、小説、アニメ、ゲーム、ドラマ、舞台、CM、歌、広告……ジャンルは様々だ」
照『……初めて知りました』
貴子「だろうな。百合というジャンルにおいてはかなりの部分に関わっているが、リリーブライドという名前は決して表に出さないようにしてきたからな」フッ
照『?それは何故ですか?』
貴子「知らねェァァッ!!!!」ビビビ!
照『っっ…………突然くるから怖い……』キーン...
貴子「……で、だ。リリーブライドは、百合を扱う組織として今現在トップとして君臨している。今後アニメ化する百合案件はリリーブライドを必ず通すことになっているしな」
照『すごい……』
貴子「その陰には、優れた百合妄想士たちの活躍がある。百合に対する激しい情熱、震える魂、熱い愛……これらを持つ百合妄想士たちと共に、リリーブライドは成長してきた」
照『なるほど……では、リリーブライドが関わった作品に触発された人の中から新たな百合妄想士が生まれ、その子がリリーブライドへ加入する……という理想的なサイクルになる……』
貴子「ああ、そうだ……………ただ……百合妄想士たちが集まる組織は他にもあってな」
照『!』
貴子「……その内の1つに、関西を中心に活動している『百合花園(リリーフラワーガーデン)』という組織がある」
照『…………』
貴子「今回問題になってるのはそいつらだ…」
照『それで……問題というと……?』
貴子「……もしかしたら……いや、もうその段階じゃねェ……」
照『?一体どういう……』
貴子「それはなァァッ!!!!」
照『~~っ!!』キ--ン..
貴子「……前も言ったが私はある組織に属していてな……」
照『あ、このままの流れで…?』
貴子「その名も『百合花嫁(リリーブライド)』。百合妄想士たちが集まる組織だ」
照『!!』
貴子「……リリーブライドは、百合に絡む案件のみを扱う。それは漫画、小説、アニメ、ゲーム、ドラマ、舞台、CM、歌、広告……ジャンルは様々だ」
照『……初めて知りました』
貴子「だろうな。百合というジャンルにおいてはかなりの部分に関わっているが、リリーブライドという名前は決して表に出さないようにしてきたからな」フッ
照『?それは何故ですか?』
貴子「知らねェァァッ!!!!」ビビビ!
照『っっ…………突然くるから怖い……』キーン...
貴子「……で、だ。リリーブライドは、百合を扱う組織として今現在トップとして君臨している。今後アニメ化する百合案件はリリーブライドを必ず通すことになっているしな」
照『すごい……』
貴子「その陰には、優れた百合妄想士たちの活躍がある。百合に対する激しい情熱、震える魂、熱い愛……これらを持つ百合妄想士たちと共に、リリーブライドは成長してきた」
照『なるほど……では、リリーブライドが関わった作品に触発された人の中から新たな百合妄想士が生まれ、その子がリリーブライドへ加入する……という理想的なサイクルになる……』
貴子「ああ、そうだ……………ただ……百合妄想士たちが集まる組織は他にもあってな」
照『!』
貴子「……その内の1つに、関西を中心に活動している『百合花園(リリーフラワーガーデン)』という組織がある」
照『…………』
貴子「今回問題になってるのはそいつらだ…」
照『それで……問題というと……?』
貴子「……もしかしたら……いや、もうその段階じゃねェ……」
照『?一体どういう……』
貴子「それはなァァッ!!!!」
照『~~っ!!』キ--ン..
420:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:34:14.13 :8MnlR9I2o
貴子「……全面衝突だ……」
照『え』
貴子「リリーフラワーガーデンがリリーブライドへ宣戦布告してきた」
照『!!』
貴子「……近いうちに大規模な戦闘が始まる。リリーフラワーガーデンに所属する百合妄想士たちが……大勢押し寄せてくるァァッ!!」
照『そんな……』
貴子「…………」
照『で、でも……リリーブライドは百合妄想士の組織としてトップなんですよね?だったら…』
貴子「……確かにトップなのは間違いねェ。だが……今のリリーブライドじゃ直接的な戦闘じゃ勝てねェよ」
照『え?それは何故ですか?』
貴子「……両者の戦力差はそれほどじゃねェんだ……でも今回は……ただの直接対決とは違う」
照『???』
貴子「だからよぉ………リリーブライドの会長も頭を悩ませてるんだァァッ!!!!」
照『~~っ!!』キーン!!
貴子「……おそらく、今もそのことについて色々悩んでるはずだ」
照(…………それは一体どういうことだろう…………あと久保さんはもう少し声量についても考えてほしい)
貴子「……全面衝突だ……」
照『え』
貴子「リリーフラワーガーデンがリリーブライドへ宣戦布告してきた」
照『!!』
貴子「……近いうちに大規模な戦闘が始まる。リリーフラワーガーデンに所属する百合妄想士たちが……大勢押し寄せてくるァァッ!!」
照『そんな……』
貴子「…………」
照『で、でも……リリーブライドは百合妄想士の組織としてトップなんですよね?だったら…』
貴子「……確かにトップなのは間違いねェ。だが……今のリリーブライドじゃ直接的な戦闘じゃ勝てねェよ」
照『え?それは何故ですか?』
貴子「……両者の戦力差はそれほどじゃねェんだ……でも今回は……ただの直接対決とは違う」
照『???』
貴子「だからよぉ………リリーブライドの会長も頭を悩ませてるんだァァッ!!!!」
照『~~っ!!』キーン!!
貴子「……おそらく、今もそのことについて色々悩んでるはずだ」
照(…………それは一体どういうことだろう…………あと久保さんはもう少し声量についても考えてほしい)
421:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:35:37.40 :8MnlR9I2o
【東京 高層ビル 最上階】
東京のオフィス街に堂々と佇む高層ビル群の中の1つに、リリーブライドの本部があった。
その最上階。カタカタ……と、女性オペレーターがパソコンのキーボードを叩く音が響く。
薄暗い照明、光を放つのはパソコンのモニターと、部屋の中心に置かれている大型ディスプレイのみ。
ピカピカに磨かれた床の大理石が、部屋の暗さをほんのりと和らげる。
衝立もないだだっ広い空間に置かれているのは、オペレーター用のデスクの他に、机とソファーが1つずつのみ。
窓には遮光カーテンが張り巡らされており、景色など見えやしない。
壁も、無地の壁紙が貼られているだけで、どこを見ても同じだ。唯一、違いがあるとすれば、エレベーターのドアがあるだけである。
この部屋は、リリーブライドの作戦室として使用される場所だ。
しかし今現在、この部屋にいるのは1人の女性オペレーターのみ。作戦など立てようもない。
ただ、静かに……主の到着を待つのみだ。
……カタン!
しばらくして、キーを叩く音が止む。それとほぼ同時に……音もなく到着したエレベーターのドアが開き、1つの影が部屋へと足を踏み入れた。
そして一歩、また一歩と、作戦室の中心へと歩を進める。
セーラー服に身を包んだその体からは、気品が溢れており、清楚さが見てとれる。
スカートのプリーツは乱さないように。白いセーラーカラーは翻さないように。ゆっくりと歩くこの人物こそ……。
女性オペレーター「お疲れ様です。会長」
??「……お疲れ様」
リリーブライドの会長であり、原村和の父でもある、原村恵だ。
【東京 高層ビル 最上階】
東京のオフィス街に堂々と佇む高層ビル群の中の1つに、リリーブライドの本部があった。
その最上階。カタカタ……と、女性オペレーターがパソコンのキーボードを叩く音が響く。
薄暗い照明、光を放つのはパソコンのモニターと、部屋の中心に置かれている大型ディスプレイのみ。
ピカピカに磨かれた床の大理石が、部屋の暗さをほんのりと和らげる。
衝立もないだだっ広い空間に置かれているのは、オペレーター用のデスクの他に、机とソファーが1つずつのみ。
窓には遮光カーテンが張り巡らされており、景色など見えやしない。
壁も、無地の壁紙が貼られているだけで、どこを見ても同じだ。唯一、違いがあるとすれば、エレベーターのドアがあるだけである。
この部屋は、リリーブライドの作戦室として使用される場所だ。
しかし今現在、この部屋にいるのは1人の女性オペレーターのみ。作戦など立てようもない。
ただ、静かに……主の到着を待つのみだ。
……カタン!
しばらくして、キーを叩く音が止む。それとほぼ同時に……音もなく到着したエレベーターのドアが開き、1つの影が部屋へと足を踏み入れた。
そして一歩、また一歩と、作戦室の中心へと歩を進める。
セーラー服に身を包んだその体からは、気品が溢れており、清楚さが見てとれる。
スカートのプリーツは乱さないように。白いセーラーカラーは翻さないように。ゆっくりと歩くこの人物こそ……。
女性オペレーター「お疲れ様です。会長」
??「……お疲れ様」
リリーブライドの会長であり、原村和の父でもある、原村恵だ。
422:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:36:36.82 :8MnlR9I2o
恵「久美子くん、仕事の方はどうかね」
久美子「え?あ、はい。最近は大分慣れました」
恵「そうか。それはよかった」
オペレーターの子の名前は埴淵(はにぶち)久美子。
WEEKLY麻雀TODAYという雑誌の女性記者をしている。
彼女の記事から百合妄想士としての素質を見抜いた恵がリリーブライドへスカウトし、現在に至る。
久美子「会長のおかげです。色々と教えてもらいましたから」
恵「そうか。ふふふ……」
口元に手を添えて笑う。清楚炸裂。つられて久美子も笑う。
これはとても微笑ましい光景であり、見るものは心を洗われるだろう。
しかし、中には恵の格好を見ただけで拒否反応を示す者もいるかもしれない。
男なのにセーラー服。男なのに百合妄想士、と。
確かに、最もだ。今の恵の姿を見て『いいね!』を押す者は少ない。
だが彼の百合に対する情熱を知れば、誰もが認めざるをえないだろう。
彼の脳内には、古今東西様々な百合物件が記憶されており、作品とページ数を言えば即座に内容を答えることができ、その作品の舞台……聖地も把握している。当然、作者名とその出身地、在籍していた部活動等、作品に関わる人物の情報までカバーしている。
そして役者としての才能も持ち合わせており、百合に限りどんなタイプの女の子にもなりきれる。
百合に関わる全ての人間に感謝の気持ちを持っており、百合を愛する者であれば、本業である弁護士としての相談料他を無料で承っている。
結婚する際も、現妻から百合結婚の可能性を奪うことを悩みすぎたて仏門に入りかけたが、やがて周囲の勧めと説得により結婚。
プロポーズの言葉は『百合の次に君を愛している』。
恵「久美子くん、仕事の方はどうかね」
久美子「え?あ、はい。最近は大分慣れました」
恵「そうか。それはよかった」
オペレーターの子の名前は埴淵(はにぶち)久美子。
WEEKLY麻雀TODAYという雑誌の女性記者をしている。
彼女の記事から百合妄想士としての素質を見抜いた恵がリリーブライドへスカウトし、現在に至る。
久美子「会長のおかげです。色々と教えてもらいましたから」
恵「そうか。ふふふ……」
口元に手を添えて笑う。清楚炸裂。つられて久美子も笑う。
これはとても微笑ましい光景であり、見るものは心を洗われるだろう。
しかし、中には恵の格好を見ただけで拒否反応を示す者もいるかもしれない。
男なのにセーラー服。男なのに百合妄想士、と。
確かに、最もだ。今の恵の姿を見て『いいね!』を押す者は少ない。
だが彼の百合に対する情熱を知れば、誰もが認めざるをえないだろう。
彼の脳内には、古今東西様々な百合物件が記憶されており、作品とページ数を言えば即座に内容を答えることができ、その作品の舞台……聖地も把握している。当然、作者名とその出身地、在籍していた部活動等、作品に関わる人物の情報までカバーしている。
そして役者としての才能も持ち合わせており、百合に限りどんなタイプの女の子にもなりきれる。
百合に関わる全ての人間に感謝の気持ちを持っており、百合を愛する者であれば、本業である弁護士としての相談料他を無料で承っている。
結婚する際も、現妻から百合結婚の可能性を奪うことを悩みすぎたて仏門に入りかけたが、やがて周囲の勧めと説得により結婚。
プロポーズの言葉は『百合の次に君を愛している』。
423:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:38:09.35 :8MnlR9I2o
そして何より、セーラー服を着ている理由だ。それは『女の子になりたい』などという俗なものではない。
恵はパンチラが何よりも許せない。女性のパンツは愛する女性以外に見せるべきではない。というのが恵の理念。
それを体現するため、恵はセーラー服を身に纏い、スカート丈は膝下、
『俺より清楚にしてみせろ』と無言で訴えているのだ。恵は過去一度もパンチラを許したことがない。
……もちろん、社会的な立場の都合上、セーラー服を着ているのはリリーブライドの活動時、しかも屋内に限ってのみではあるが……。
床が大理石なのも、反射によるパンチラから身を守りつつおしとやかにする訓練のため。光らない床はただの床だ。
エレベーターも『チン』という男を連想する破廉恥な擬音がなることを嫌い、業者に依頼して鳴らないようにしている。
その他、恵が行っている清楚周りの徹底ぶりは枚挙にいとまがない。
そんな恵だからこそ、妙齢にセーラー服という格好に対して誰も文句を言わないのだ。ちなみに当然ムダ毛は処理済。清楚を保てる女子となら脱毛トークも可能だ。
久美子「……それで、ですね……会長」
恵「……わかっている。リリーフラワーガーデンの件だろう?」
久美子「はい……つい先ほど宣戦布告されました」
恵「そうか……」
久美子「しかも……リリーフラワーガーデンに所属していない百合妄想士たちも続々と加わっているという話です」
恵「…………好機と見て連合を組んだか」
久美子「……はい。どう計算しても、戦力差がありすぎて……このままですと……」
恵「…………そう、だな……」
久美子「こちらの助っ人としましては、四天王の協力は得られることとなっています」
恵「それはありがたい……」
久美子「………しかしそれでも戦力差がありますので………あの方々にも協力を要請したいのですが……どうされますか?」
恵「…………やむをえまい。おそらく条件付きではあるだろうが、手を貸してくれるはずだ」
久美子「では、早速連絡します」カタカタカタ!
恵「……辛い戦いになるな……」
久美子「はい…………」チラ
その時、キーを叩いていた久美子が横目で恵を見る。
恵は、リリーフラワーガーデンとの戦いの厳しさを予感し、考え込んでいるようだ。
久美子「……っ!」ピッ
その姿を確認した久美子は、机の側面に付いているボタンを押した。すると次の瞬間、一部の窓が小さく開いた。
この作戦室は高層ビルの最上階。ともなれば、窓の外は強風が吹き荒れている。そこで窓を開けようものなら、隙間から強風が室内へ吹き込んでくるのは当然。
恵「!」
風が作戦室で暴れまわる。右へ左へ、上へ下へ。永遠に続く輪舞曲のようだ。
そして何より、セーラー服を着ている理由だ。それは『女の子になりたい』などという俗なものではない。
恵はパンチラが何よりも許せない。女性のパンツは愛する女性以外に見せるべきではない。というのが恵の理念。
それを体現するため、恵はセーラー服を身に纏い、スカート丈は膝下、
『俺より清楚にしてみせろ』と無言で訴えているのだ。恵は過去一度もパンチラを許したことがない。
……もちろん、社会的な立場の都合上、セーラー服を着ているのはリリーブライドの活動時、しかも屋内に限ってのみではあるが……。
床が大理石なのも、反射によるパンチラから身を守りつつおしとやかにする訓練のため。光らない床はただの床だ。
エレベーターも『チン』という男を連想する破廉恥な擬音がなることを嫌い、業者に依頼して鳴らないようにしている。
その他、恵が行っている清楚周りの徹底ぶりは枚挙にいとまがない。
そんな恵だからこそ、妙齢にセーラー服という格好に対して誰も文句を言わないのだ。ちなみに当然ムダ毛は処理済。清楚を保てる女子となら脱毛トークも可能だ。
久美子「……それで、ですね……会長」
恵「……わかっている。リリーフラワーガーデンの件だろう?」
久美子「はい……つい先ほど宣戦布告されました」
恵「そうか……」
久美子「しかも……リリーフラワーガーデンに所属していない百合妄想士たちも続々と加わっているという話です」
恵「…………好機と見て連合を組んだか」
久美子「……はい。どう計算しても、戦力差がありすぎて……このままですと……」
恵「…………そう、だな……」
久美子「こちらの助っ人としましては、四天王の協力は得られることとなっています」
恵「それはありがたい……」
久美子「………しかしそれでも戦力差がありますので………あの方々にも協力を要請したいのですが……どうされますか?」
恵「…………やむをえまい。おそらく条件付きではあるだろうが、手を貸してくれるはずだ」
久美子「では、早速連絡します」カタカタカタ!
恵「……辛い戦いになるな……」
久美子「はい…………」チラ
その時、キーを叩いていた久美子が横目で恵を見る。
恵は、リリーフラワーガーデンとの戦いの厳しさを予感し、考え込んでいるようだ。
久美子「……っ!」ピッ
その姿を確認した久美子は、机の側面に付いているボタンを押した。すると次の瞬間、一部の窓が小さく開いた。
この作戦室は高層ビルの最上階。ともなれば、窓の外は強風が吹き荒れている。そこで窓を開けようものなら、隙間から強風が室内へ吹き込んでくるのは当然。
恵「!」
風が作戦室で暴れまわる。右へ左へ、上へ下へ。永遠に続く輪舞曲のようだ。
424:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:38:45.09 :8MnlR9I2o
その風は久美子の元にも届き、髪を激しく叩く。目を開けるのがやっとの強風だ。
これほどの風を前にしたら人間は無力。当然、恵であろうともパンチラを防ぐことは不可能と思える。
久美子はそう感じ、恵の方へ視線を向ける。すると……
恵「っ!」
恵は激しい風を浴び、スカートのプリーツを乱しかけるが……腰のひねりで風の勢いを殺して清楚をキープ。
前後から同時に吹き、スカートをめくり上げようとする風も……
恵「ふぉっ!」
左手でスカートの前を押さえ込み、右手を広げながら背中の方へ回して風の流れを弱め、若干めくれたスカートは右のかかとを上げてお尻を押さえる形で対処。
この押さえ方は少し上品とは言えないが……。
恵「……ですわ」
語尾の優雅さでプラスマイナスゼロにした。
久美子「すごい……」
恵「っ……」
しかし窓が開いている限り、風は吹きやまない。永遠に防ぐのは不可能だろう。では、どうしたらいいのか?
恵がとった方法は、至ってシンプルだった。
恵「うふふ……」スッ
女の子座りだ。
スカートの後ろ部分は、座る際にお尻で挟むことにより、めくれることはない。
そして前は両手でしっかりガード。
スカートを挟むのは若干マイナスポイントだが、姿勢の良さと、時折の流し目でチャラ。
久美子「……さすがです、会長」
そう言うと、再びボタンを押し、窓を閉める。
久美子「今のタイミングなら絶対パンチラすると思ったんですけどね……」クス
恵「ふ、まだ甘い」
2人は笑い合う。
そう。今のは久美子による反逆ではなく、以前に恵が発した『いつでもパンチラを狙うといい。それでも私はパンツを見せない』という鉄壁宣言によるもの。
これから始まる戦いを前に、その信念が揺らいでいないかを確かめたかったというわけだ。
恵「安心していい。私は負けるつもりはない」
久美子「……はい」
恵「リリーブライドの勝利……その一点を目指し、最後まで戦うさ」
久美子「…………はいっ!」ニッコリ
久美子は確信する。
恵がパンツを見せない限り、希望はある。
この人なら……会長ならきっとなんとかしてくれる、と。
その風は久美子の元にも届き、髪を激しく叩く。目を開けるのがやっとの強風だ。
これほどの風を前にしたら人間は無力。当然、恵であろうともパンチラを防ぐことは不可能と思える。
久美子はそう感じ、恵の方へ視線を向ける。すると……
恵「っ!」
恵は激しい風を浴び、スカートのプリーツを乱しかけるが……腰のひねりで風の勢いを殺して清楚をキープ。
前後から同時に吹き、スカートをめくり上げようとする風も……
恵「ふぉっ!」
左手でスカートの前を押さえ込み、右手を広げながら背中の方へ回して風の流れを弱め、若干めくれたスカートは右のかかとを上げてお尻を押さえる形で対処。
この押さえ方は少し上品とは言えないが……。
恵「……ですわ」
語尾の優雅さでプラスマイナスゼロにした。
久美子「すごい……」
恵「っ……」
しかし窓が開いている限り、風は吹きやまない。永遠に防ぐのは不可能だろう。では、どうしたらいいのか?
恵がとった方法は、至ってシンプルだった。
恵「うふふ……」スッ
女の子座りだ。
スカートの後ろ部分は、座る際にお尻で挟むことにより、めくれることはない。
そして前は両手でしっかりガード。
スカートを挟むのは若干マイナスポイントだが、姿勢の良さと、時折の流し目でチャラ。
久美子「……さすがです、会長」
そう言うと、再びボタンを押し、窓を閉める。
久美子「今のタイミングなら絶対パンチラすると思ったんですけどね……」クス
恵「ふ、まだ甘い」
2人は笑い合う。
そう。今のは久美子による反逆ではなく、以前に恵が発した『いつでもパンチラを狙うといい。それでも私はパンツを見せない』という鉄壁宣言によるもの。
これから始まる戦いを前に、その信念が揺らいでいないかを確かめたかったというわけだ。
恵「安心していい。私は負けるつもりはない」
久美子「……はい」
恵「リリーブライドの勝利……その一点を目指し、最後まで戦うさ」
久美子「…………はいっ!」ニッコリ
久美子は確信する。
恵がパンツを見せない限り、希望はある。
この人なら……会長ならきっとなんとかしてくれる、と。
425:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:44:15.59 :8MnlR9I2o
【東京 白糸台の寮 照と菫の部屋】
照「なるほど……会長は原村さんですか………」スッ(携帯を耳から離す)
貴子『ああ……私の尊敬する人物だ』
照「そうなんですか」
貴子『ああ。だからまずは娘さん共々絶対に守り切らなきゃならねぇ』
照「え?共々、ですか?娘さんは百合妄想士じゃないんですよね?だったらこの戦いには…」
貴子『でも狙われる可能性があるから逃がさねェとなァァッ!!!!』
照「っ……」
照(携帯を離しておいてよかった)ホッ
貴子『会長の娘となれば、使い道は色々あると考えるだろうからな』
照「!そんなことまでしてくるんですか……?」
貴子『ああ……』
照「一体どうして……」
貴子『……リリーフラワーガーデン……いや、複数の組織が集まっているって話だから『連合軍』とでも言うべきか。この連合軍の狙いは、リリーブライドを倒すことだ』
照「倒す、とは具体的には……」
貴子『トップである原村会長と戦い、勝利することだ』
照「…………百合妄想士としての強さを証明するために戦うってことですか?」
貴子『いや、違う。もちろんそういった側面もあるだろうが、やつらが欲しいのはその先だ』
照「その先……」
【東京 白糸台の寮 照と菫の部屋】
照「なるほど……会長は原村さんですか………」スッ(携帯を耳から離す)
貴子『ああ……私の尊敬する人物だ』
照「そうなんですか」
貴子『ああ。だからまずは娘さん共々絶対に守り切らなきゃならねぇ』
照「え?共々、ですか?娘さんは百合妄想士じゃないんですよね?だったらこの戦いには…」
貴子『でも狙われる可能性があるから逃がさねェとなァァッ!!!!』
照「っ……」
照(携帯を離しておいてよかった)ホッ
貴子『会長の娘となれば、使い道は色々あると考えるだろうからな』
照「!そんなことまでしてくるんですか……?」
貴子『ああ……』
照「一体どうして……」
貴子『……リリーフラワーガーデン……いや、複数の組織が集まっているって話だから『連合軍』とでも言うべきか。この連合軍の狙いは、リリーブライドを倒すことだ』
照「倒す、とは具体的には……」
貴子『トップである原村会長と戦い、勝利することだ』
照「…………百合妄想士としての強さを証明するために戦うってことですか?」
貴子『いや、違う。もちろんそういった側面もあるだろうが、やつらが欲しいのはその先だ』
照「その先……」
426:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:45:25.48 :8MnlR9I2o
貴子『……現在、色々な百合漫画や百合アニメがある。登場人物は大体が標準語だ』
照「そうですね」
貴子『その理由はな、過去にリリーブライドが勝ち続けてきた結果、得た権利なんだ』
照「……え?」
貴子『……リリーブライドにはスポンサーが付いている。それも莫大な資産を持つスポンサーだ。我らが優れた百合妄想士の組織だと証明したから、資金提供してくれている』
照「…………まさか……」
貴子『そう……そのまさかだ。もし仮に、今度の戦いでリリーブライドが敗れた場合、おそらくスポンサーは連合軍につく』
照「そ、そんな……たった一度の勝負で……」
貴子『それがスポンサーの意向なんだ。強い者を望む。力なき正義は無力だから、とな』
照「…………」
貴子『いまいちピンと来てないみてェだな。よし、説明してやる。スポンサーが付いていることでどんなメリットがあるか』
照「はい、お願いします」
貴子『まず、新たな百合雑誌の創刊の可能性が増える。そして、本来なら休刊も止むなしの部数しか捌けていなくても、ある程度までならスポンサーが肩代わりしてくれる』
照「!」
貴子『そして、百合漫画がアニメ化する際、豊富な資金提供によって、高クオリティに仕上がる……とかな。金絡みのメリットがとてつもなくデケェ』
照「!!」
貴子『その他にも、少しでも百合に関わることには協力を惜しまない。その結果、百合関係の教育機関の設備は整い、生徒のレベルも上がる。つまり、優れた百合妄想士が育つ。そして、優れた百合妄想士に憧れる者が増えれば、さらにレベルは上がっていく』
照「!!!」
貴子『……メリットの例を挙げればキリがねェ』
照「すごい……本当にすごいです」
貴子『…………ただし、このような恩恵を受けられるのは、勝利した組織の活動地域内に限る』
照「あ……」
貴子『……現在、色々な百合漫画や百合アニメがある。登場人物は大体が標準語だ』
照「そうですね」
貴子『その理由はな、過去にリリーブライドが勝ち続けてきた結果、得た権利なんだ』
照「……え?」
貴子『……リリーブライドにはスポンサーが付いている。それも莫大な資産を持つスポンサーだ。我らが優れた百合妄想士の組織だと証明したから、資金提供してくれている』
照「…………まさか……」
貴子『そう……そのまさかだ。もし仮に、今度の戦いでリリーブライドが敗れた場合、おそらくスポンサーは連合軍につく』
照「そ、そんな……たった一度の勝負で……」
貴子『それがスポンサーの意向なんだ。強い者を望む。力なき正義は無力だから、とな』
照「…………」
貴子『いまいちピンと来てないみてェだな。よし、説明してやる。スポンサーが付いていることでどんなメリットがあるか』
照「はい、お願いします」
貴子『まず、新たな百合雑誌の創刊の可能性が増える。そして、本来なら休刊も止むなしの部数しか捌けていなくても、ある程度までならスポンサーが肩代わりしてくれる』
照「!」
貴子『そして、百合漫画がアニメ化する際、豊富な資金提供によって、高クオリティに仕上がる……とかな。金絡みのメリットがとてつもなくデケェ』
照「!!」
貴子『その他にも、少しでも百合に関わることには協力を惜しまない。その結果、百合関係の教育機関の設備は整い、生徒のレベルも上がる。つまり、優れた百合妄想士が育つ。そして、優れた百合妄想士に憧れる者が増えれば、さらにレベルは上がっていく』
照「!!!」
貴子『……メリットの例を挙げればキリがねェ』
照「すごい……本当にすごいです」
貴子『…………ただし、このような恩恵を受けられるのは、勝利した組織の活動地域内に限る』
照「あ……」
427:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:46:52.80 :8MnlR9I2o
貴子『リリーブライドなら東日本だ。西はノータッチになる』
照「……………どうしてでしょう?」
貴子『ん?』
照「資金に限りがあるのはわかります。でも、全国的に万遍なく成長していけば、結果として百合百合な国になるのに、どうして争うんですか?協力すればいいと思いますけど」
貴子『……確かにな。そう思う気持ちもわかるが、スポンサーは褒美を用意して競わせることでそれぞれを切磋琢磨させ、追いつき追い越せ、嫌よダメよ、いいじゃないの、今日はダ~メ、を狙ってるんだろうな』
照「…………」
貴子『…………だからある程度筋は通る。負けたらしょうがねェ、次こそ頑張れ……ってな。でも……』
照「?」
貴子『……もし連合軍が勝った場合、百合アニメの構造が変わっちまうかもしれねェ』
照「え?それは……どんな風に…?」
貴子『まず、登場人物の大半が関西弁になるだろうな』
照「!!!!」
貴子『食事シーンではお好み焼きが増え、リビングの背景にはたこ焼き器と阪神の野球帽が映る』
照「なんてこと……いえ、食事シーンや背景はいいんです。それに関西弁のキャラも可愛くて好き……だけど……」
貴子『全員は……な』
照「はい……全員は…………ちょっと…………たまにいるからいいのであって…………うん」
貴子『ん?ちょっと声が遠いな……』
照「あ、すいません……これで聞こえますか?」スッ(携帯を耳に当てる)
貴子『うぉらあァァッ!!!』ビビビ
照「~~っ!!」キーン!
照(もしかして……確信犯?)
貴子『リリーブライドなら東日本だ。西はノータッチになる』
照「……………どうしてでしょう?」
貴子『ん?』
照「資金に限りがあるのはわかります。でも、全国的に万遍なく成長していけば、結果として百合百合な国になるのに、どうして争うんですか?協力すればいいと思いますけど」
貴子『……確かにな。そう思う気持ちもわかるが、スポンサーは褒美を用意して競わせることでそれぞれを切磋琢磨させ、追いつき追い越せ、嫌よダメよ、いいじゃないの、今日はダ~メ、を狙ってるんだろうな』
照「…………」
貴子『…………だからある程度筋は通る。負けたらしょうがねェ、次こそ頑張れ……ってな。でも……』
照「?」
貴子『……もし連合軍が勝った場合、百合アニメの構造が変わっちまうかもしれねェ』
照「え?それは……どんな風に…?」
貴子『まず、登場人物の大半が関西弁になるだろうな』
照「!!!!」
貴子『食事シーンではお好み焼きが増え、リビングの背景にはたこ焼き器と阪神の野球帽が映る』
照「なんてこと……いえ、食事シーンや背景はいいんです。それに関西弁のキャラも可愛くて好き……だけど……」
貴子『全員は……な』
照「はい……全員は…………ちょっと…………たまにいるからいいのであって…………うん」
貴子『ん?ちょっと声が遠いな……』
照「あ、すいません……これで聞こえますか?」スッ(携帯を耳に当てる)
貴子『うぉらあァァッ!!!』ビビビ
照「~~っ!!」キーン!
照(もしかして……確信犯?)
428:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:47:34.55 :8MnlR9I2o
貴子『……とまぁ、こんな感じだ』
照「…………あの」
貴子『ん?』
照「今回、全面衝突することになった理由はなんなんですか?」
貴子『それは…………』
照「…………」
貴子『…………今言ったように、スポンサーを巡る争いも理由の1つだが…………実際はプライド、だろうな』
照「プライド……?」
貴子『…………宮永、四天王全員の名前を言ってみろ』
照「?はい。沢村さん、エイスリンちゃん、塞、深堀さん…………あ」
貴子『気付いたか?』
照「はい……全員東の人……ということですよね?」
貴子『そうだ。四天王は何度も入れ替わってきた。百合の歴史と共にな。だが、四天王全員が東の人間と言うのは過去一度もない』
照「…………」
貴子『少し前までは九州の石戸が四天王の一角だった。しかし、石戸に代わってエイスリンが四天王になった時から、西のお偉方は怒りを隠せなくなってるようでな』
照「!石戸さんが……」
貴子『……期待の新星である沖縄の銘苅が深堀に負けたこともあって全面衝突の機会を狙っていたはずだ』
照「……機会……」
貴子『……………弘世菫の件だ』
照「えっ」
貴子『……とまぁ、こんな感じだ』
照「…………あの」
貴子『ん?』
照「今回、全面衝突することになった理由はなんなんですか?」
貴子『それは…………』
照「…………」
貴子『…………今言ったように、スポンサーを巡る争いも理由の1つだが…………実際はプライド、だろうな』
照「プライド……?」
貴子『…………宮永、四天王全員の名前を言ってみろ』
照「?はい。沢村さん、エイスリンちゃん、塞、深堀さん…………あ」
貴子『気付いたか?』
照「はい……全員東の人……ということですよね?」
貴子『そうだ。四天王は何度も入れ替わってきた。百合の歴史と共にな。だが、四天王全員が東の人間と言うのは過去一度もない』
照「…………」
貴子『少し前までは九州の石戸が四天王の一角だった。しかし、石戸に代わってエイスリンが四天王になった時から、西のお偉方は怒りを隠せなくなってるようでな』
照「!石戸さんが……」
貴子『……期待の新星である沖縄の銘苅が深堀に負けたこともあって全面衝突の機会を狙っていたはずだ』
照「……機会……」
貴子『……………弘世菫の件だ』
照「えっ」
429:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:48:15.63 :8MnlR9I2o
貴子『宮永ァァッから話を聞いた時、弘世の症状の進行度合いに疑問を持った。あまりにも急すぎるァァッ。普通じゃありえねェくらいのペースでヤンデレになろうとしてたからな』
照「…………」
貴子『……もし……私の予想が正しければ、弘世のヤンデレ化の背後には、ある百合妄想士が絡んでる……そう踏んだ』
照「!」
貴子『となると……そこらの医者じゃあ手も足も出ねェ……頼れるのは……優れた百合妄想士しかいねェ。そして……私が知る限り、弘世をなんとか出来るのは霧島神社の巫女どもだけだ』
照「……それで……石戸さん」
貴子『ああァァッ!!!依頼してすぐ、東京まで向かってくれた……後はお前も知っての通り、弘世からヤンを抜いた』
照「はい」
貴子『……これで問題は解決かと思われたが…………どこからか情報が漏れたのか、私……いや、リリーブライドの人間が石戸を東京まで呼び出してこき使ったという風に歪曲されてリリーフラワーガーデンへと伝わっちまったァァッ!』
照「そんな……」
貴子『そうなればもう奴らの思う壺ァだ。東の連中は西の人間を舐めてるだのなんだのと難癖をつけて周りを煽り、味方を集め、連合軍を結成しちまった』
照「…………」
貴子『石戸に依頼する際、リリーフラワーガーデンとの繋がりはないと確認をとったんだが………はッ、そんなのは後でどうにでもなるか……東京に向かう道中に繋がりを持ったということにしてもいいしなァ』
照「………では……菫が病んだことから治療まで含めた全部が……」
貴子『間違いなく罠ァァッだ!石戸に頼るぐらいしか解決策がない以上、私のとる行動は読めただろうしな』
照「…………」
貴子『……ま、もう戦いは避けられねェ。なるようにしかならねェってこった』
照「…………ですね。頑張ります」
貴子『お、やる気じゃねェか』
照「…はい。さっきまでは、強引な導入で巻き込まれた感が強かったんですけど……」
貴子『宮永ァァッから話を聞いた時、弘世の症状の進行度合いに疑問を持った。あまりにも急すぎるァァッ。普通じゃありえねェくらいのペースでヤンデレになろうとしてたからな』
照「…………」
貴子『……もし……私の予想が正しければ、弘世のヤンデレ化の背後には、ある百合妄想士が絡んでる……そう踏んだ』
照「!」
貴子『となると……そこらの医者じゃあ手も足も出ねェ……頼れるのは……優れた百合妄想士しかいねェ。そして……私が知る限り、弘世をなんとか出来るのは霧島神社の巫女どもだけだ』
照「……それで……石戸さん」
貴子『ああァァッ!!!依頼してすぐ、東京まで向かってくれた……後はお前も知っての通り、弘世からヤンを抜いた』
照「はい」
貴子『……これで問題は解決かと思われたが…………どこからか情報が漏れたのか、私……いや、リリーブライドの人間が石戸を東京まで呼び出してこき使ったという風に歪曲されてリリーフラワーガーデンへと伝わっちまったァァッ!』
照「そんな……」
貴子『そうなればもう奴らの思う壺ァだ。東の連中は西の人間を舐めてるだのなんだのと難癖をつけて周りを煽り、味方を集め、連合軍を結成しちまった』
照「…………」
貴子『石戸に依頼する際、リリーフラワーガーデンとの繋がりはないと確認をとったんだが………はッ、そんなのは後でどうにでもなるか……東京に向かう道中に繋がりを持ったということにしてもいいしなァ』
照「………では……菫が病んだことから治療まで含めた全部が……」
貴子『間違いなく罠ァァッだ!石戸に頼るぐらいしか解決策がない以上、私のとる行動は読めただろうしな』
照「…………」
貴子『……ま、もう戦いは避けられねェ。なるようにしかならねェってこった』
照「…………ですね。頑張ります」
貴子『お、やる気じゃねェか』
照「…はい。さっきまでは、強引な導入で巻き込まれた感が強かったんですけど……」
430:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:49:15.97 :8MnlR9I2o
貴子『そうか?』
照「でも……話を聞いていくうちに、私と菫を助けたせいでこういう事態になったと知りました……そうなる可能性を考慮しながらも、私たちのために動いてくれた、ということですし……ありがとうございます」
貴子『そうだな。よく気付いた。だが気付くのが少し遅ェぞ』
照「え……あ、はい…………あれ?」
貴子『……よっしゃ!宣戦布告の理由がわかったところで、次はこれからどうするかだ!』
照(なんか……釈然としないのはどうして?)ウーム
貴子『聞いてるのかァァッ!?…………ッァァッ!?』
照「あ、はい。どう動けばいいのか……気になります」
貴子『よし。だがその前に、まず奴らの目的だ!最終目標はリリーブライドをぶっ倒すつもりだろう。ようするに、総大将である会長に勝つことだな』
照(確かに総大将撃破は勝利条件として基本。無双OROCHIで勉強したからわかる…………ああ、星彩……稲姫……)ムラッ
貴子『次に西の人間を四天王にすること。そのためには、ある程度の実績に加え、四天王を撃破する必要がある』
照「あ、そういう決まりがあったんですね……じゃあ今の四天王も……」
貴子『ああァァッ!!深堀、沢村は武者修行に来た相手をことごとく返り討ち。エイスリンは強い弱い関係なく片っ端から百合妄想士を操りまくって勝ち星を荒稼ぎ…』
貴子『臼沢は幼女見たさにちょくちょく東京に行ってたからな。で、ムラムラを抑えるために近くに居合わせた百合妄想士を幼女にしておさわり……といった具合に実績を重ねた上で四天王を撃破した、という流れだ』
照「なるほど……」
照(塞……よく今まで捕まらなかったね……というか、そんなことしておいて堂々とインハイに出場して顔出しする精神はすごい…………近代的)
貴子『つまり、四天王以外の百合妄想士も、実績を得るために狙われるだろうな』
照「あ……じゃあ……」
貴子『そうだ。お前も狙われる。いや、お前の場合、深堀を倒したということで、注目されてるからなァァッ!下手すると、一番に狙われるかもしれねェ』
照「!!」
貴子『そうか?』
照「でも……話を聞いていくうちに、私と菫を助けたせいでこういう事態になったと知りました……そうなる可能性を考慮しながらも、私たちのために動いてくれた、ということですし……ありがとうございます」
貴子『そうだな。よく気付いた。だが気付くのが少し遅ェぞ』
照「え……あ、はい…………あれ?」
貴子『……よっしゃ!宣戦布告の理由がわかったところで、次はこれからどうするかだ!』
照(なんか……釈然としないのはどうして?)ウーム
貴子『聞いてるのかァァッ!?…………ッァァッ!?』
照「あ、はい。どう動けばいいのか……気になります」
貴子『よし。だがその前に、まず奴らの目的だ!最終目標はリリーブライドをぶっ倒すつもりだろう。ようするに、総大将である会長に勝つことだな』
照(確かに総大将撃破は勝利条件として基本。無双OROCHIで勉強したからわかる…………ああ、星彩……稲姫……)ムラッ
貴子『次に西の人間を四天王にすること。そのためには、ある程度の実績に加え、四天王を撃破する必要がある』
照「あ、そういう決まりがあったんですね……じゃあ今の四天王も……」
貴子『ああァァッ!!深堀、沢村は武者修行に来た相手をことごとく返り討ち。エイスリンは強い弱い関係なく片っ端から百合妄想士を操りまくって勝ち星を荒稼ぎ…』
貴子『臼沢は幼女見たさにちょくちょく東京に行ってたからな。で、ムラムラを抑えるために近くに居合わせた百合妄想士を幼女にしておさわり……といった具合に実績を重ねた上で四天王を撃破した、という流れだ』
照「なるほど……」
照(塞……よく今まで捕まらなかったね……というか、そんなことしておいて堂々とインハイに出場して顔出しする精神はすごい…………近代的)
貴子『つまり、四天王以外の百合妄想士も、実績を得るために狙われるだろうな』
照「あ……じゃあ……」
貴子『そうだ。お前も狙われる。いや、お前の場合、深堀を倒したということで、注目されてるからなァァッ!下手すると、一番に狙われるかもしれねェ』
照「!!」
431:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:49:58.38 :8MnlR9I2o
貴子『当然、エイスリンを倒した妹さんもなァァッ!』
照「咲も……!?」
貴子『ァァッ……連合軍の実力者たちが次々と襲い掛かるだろうな』
照「!」
貴子『だから、早いとこ妹へ電話して現状を教えてやれ。今すぐにな』
照「あ、はい。わかりました。では、失礼しま…」
貴子『コラァァッ!話の途中だろうが!切るんじゃねェ!!』
照「っ!?え、でも……今すぐって……」
貴子『そう思ってたけどやっぱり変更してこれから連合軍で注意すべき相手について話すことにしたんだろうがァァッ!!』
照「は、はい……すみません……」
貴子『いいか?まず気を付けるべきなのは……――――』
照はその後、貴子によって連合軍の情報を聞いた。
照「―――……では、失礼します」
貴子『ああァァッ!!!』
ガチャ ツーッツー..
照「……ふぅ」
照(久保さんと電話する時は携帯を耳から少し離すことと、受話口を定期的に右左って変えないと耳がキーンってなるね)ウン
照「………………さて」
照(決戦のこと……咲に電話して教えないと。あ、久にもか)
照「…………」
照(まずは家にかけてみよう)ピピピ..プルルル..
プルルルル..プルルルル..プルルルル..
照(…………出ない。帰ってきてないのかな?)
照(でも……菫の件があってからは、電話しても全然出てくれないし……まだ怒ってるのかも……)
照「………」
照(先に久に話そう……その時に咲のことも聞けばいいよね)
貴子『当然、エイスリンを倒した妹さんもなァァッ!』
照「咲も……!?」
貴子『ァァッ……連合軍の実力者たちが次々と襲い掛かるだろうな』
照「!」
貴子『だから、早いとこ妹へ電話して現状を教えてやれ。今すぐにな』
照「あ、はい。わかりました。では、失礼しま…」
貴子『コラァァッ!話の途中だろうが!切るんじゃねェ!!』
照「っ!?え、でも……今すぐって……」
貴子『そう思ってたけどやっぱり変更してこれから連合軍で注意すべき相手について話すことにしたんだろうがァァッ!!』
照「は、はい……すみません……」
貴子『いいか?まず気を付けるべきなのは……――――』
照はその後、貴子によって連合軍の情報を聞いた。
照「―――……では、失礼します」
貴子『ああァァッ!!!』
ガチャ ツーッツー..
照「……ふぅ」
照(久保さんと電話する時は携帯を耳から少し離すことと、受話口を定期的に右左って変えないと耳がキーンってなるね)ウン
照「………………さて」
照(決戦のこと……咲に電話して教えないと。あ、久にもか)
照「…………」
照(まずは家にかけてみよう)ピピピ..プルルル..
プルルルル..プルルルル..プルルルル..
照(…………出ない。帰ってきてないのかな?)
照(でも……菫の件があってからは、電話しても全然出てくれないし……まだ怒ってるのかも……)
照「………」
照(先に久に話そう……その時に咲のことも聞けばいいよね)
432:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:50:48.79 :8MnlR9I2o
プルルル..ガチャ
久『もしもし?』
照「あ、久?ちょっと話があるんだけど、今大丈夫?」
久『ええ。大丈夫よ』
照「よかった……あ、近くに咲いる?」
久『ううん、いないけど。咲に用?』
照「あ、うん。2人に話があって」
久『そっかー。咲、携帯持ってないから連絡とりたい時困るわよねぇ。あ、じゃあ和の番号教えようか?』
照「え……どうして原村さんが出てくるの?」
久『だって、いつも一緒にいるから』
照「……………………そう」
久『多分今も一緒じゃないかなー』
照「………………へぇ」
久『和も照になら教えても大丈夫だと思うし。で、番号はね、090……』
照「いい」
久『え?』
プルルル..ガチャ
久『もしもし?』
照「あ、久?ちょっと話があるんだけど、今大丈夫?」
久『ええ。大丈夫よ』
照「よかった……あ、近くに咲いる?」
久『ううん、いないけど。咲に用?』
照「あ、うん。2人に話があって」
久『そっかー。咲、携帯持ってないから連絡とりたい時困るわよねぇ。あ、じゃあ和の番号教えようか?』
照「え……どうして原村さんが出てくるの?」
久『だって、いつも一緒にいるから』
照「……………………そう」
久『多分今も一緒じゃないかなー』
照「………………へぇ」
久『和も照になら教えても大丈夫だと思うし。で、番号はね、090……』
照「いい」
久『え?』
433:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:51:21.76 :8MnlR9I2o
照「原村さんの番号はいい」
久『どうして?』
照「どうしてって…………なんか……咲と話すのに原村さんのアポイントメントがいるみたいでやだ」
照(咲がもし携帯持ってたら毎日のように『お姉ちゃん!』って電話とかメールしてくれてたはず。なのに、わざわざ原村さんを通すのは変だもん……)
久『そう?でも前に私を通して咲と電話で話さなかった?』
照「えっ、あ、えと……そ、その時はまだ平気だった」
久『平気って何が?』
照「え?それは……」
照(何がって言われても……)
久『それは……?』
照「その……世間の感じが」
久『はぁ?』
照(私、何言ってるんだろ?頭が混乱してきた……)フルフル..
照「と、とにかく!咲が近くにいないなら、今は久との話が優先!」
久『ふーん……ま、いいけど』
照「大事な話だから、しっかり聞いて。まず…――――」
照は、東西決戦について久に話した。
照「原村さんの番号はいい」
久『どうして?』
照「どうしてって…………なんか……咲と話すのに原村さんのアポイントメントがいるみたいでやだ」
照(咲がもし携帯持ってたら毎日のように『お姉ちゃん!』って電話とかメールしてくれてたはず。なのに、わざわざ原村さんを通すのは変だもん……)
久『そう?でも前に私を通して咲と電話で話さなかった?』
照「えっ、あ、えと……そ、その時はまだ平気だった」
久『平気って何が?』
照「え?それは……」
照(何がって言われても……)
久『それは……?』
照「その……世間の感じが」
久『はぁ?』
照(私、何言ってるんだろ?頭が混乱してきた……)フルフル..
照「と、とにかく!咲が近くにいないなら、今は久との話が優先!」
久『ふーん……ま、いいけど』
照「大事な話だから、しっかり聞いて。まず…――――」
照は、東西決戦について久に話した。
434:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:52:02.58 :8MnlR9I2o
久『……ちょっとちょっと、シャレにならない事態じゃないの』
照「うん」
久『早く咲にも知らせないと』
照「そう、だね……もう一度家にかけてみる」
久『私から連絡しようか?』
照「…………どうやって?」
久『え?まずは和に電話して、それから…』
照「……意地悪出た」
久『へっ?』
照「私がさっき拒否したのに……」
久『いやいや……照が自分で和に電話するのが嫌なんだと思ったから、私からかけたらどうかなーってだけよ。意地悪じゃないわ』
照「むぅ……」
久『というか……なんか拗ねてる?』
照「す、拗ねるとか……絶対違う」
久『もしかして……照は私のことが気になってて、私が和の名前を出すことに嫉妬して…』
照「ううん、それはないよ」
久『……早いわね……この前は結構いい雰囲気になったのに……』
照「な……っ///」
久『って……ごめん。思い出したら私も恥ずかしいわ……///』
照「も、もう……っ///」
照(確かにドキドキしたけど、久に対する感情は咲と違って…………ぁ)
久『冗談はここまでにしようかしら。実際、どうする?早いうちに教えてあげた方がいいと思うんだけど……』
照(咲と違って…………何?私は咲に……)
久『……ちょっとちょっと、シャレにならない事態じゃないの』
照「うん」
久『早く咲にも知らせないと』
照「そう、だね……もう一度家にかけてみる」
久『私から連絡しようか?』
照「…………どうやって?」
久『え?まずは和に電話して、それから…』
照「……意地悪出た」
久『へっ?』
照「私がさっき拒否したのに……」
久『いやいや……照が自分で和に電話するのが嫌なんだと思ったから、私からかけたらどうかなーってだけよ。意地悪じゃないわ』
照「むぅ……」
久『というか……なんか拗ねてる?』
照「す、拗ねるとか……絶対違う」
久『もしかして……照は私のことが気になってて、私が和の名前を出すことに嫉妬して…』
照「ううん、それはないよ」
久『……早いわね……この前は結構いい雰囲気になったのに……』
照「な……っ///」
久『って……ごめん。思い出したら私も恥ずかしいわ……///』
照「も、もう……っ///」
照(確かにドキドキしたけど、久に対する感情は咲と違って…………ぁ)
久『冗談はここまでにしようかしら。実際、どうする?早いうちに教えてあげた方がいいと思うんだけど……』
照(咲と違って…………何?私は咲に……)
435:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:52:42.74 :8MnlR9I2o
久『……照?』
照「………………」
久『……あー……もしかして怒っちゃった?』
照「え?」
久『ごめん……そうよね、太ももを舐められて気持ちよくなってたなんて、思い出すだけで恥ずかしいもんね……』
照「ちょ…ちょっと!私は怒ってない!」
久『そう?ならよかった』
照「もう……今のこそ意地悪」
久『ふふふ』
照(…………でも、咲のことはどうしよう?夜にもう一度電話する?いや、私からの電話はとってくれないかも……)
久『それで、どうする?私が直接咲の家に出向いてもいいけど』
照「あ……!」
照(直接……咲の家に出向く……その手があった!)
久『そうする?』
照「……ううん、大丈夫。気を遣ってくれてありがとう」
久『自分で連絡する?』
照「うん」
久『そっか。わかった。じゃあ咲と話したあと、また連絡ちょうだい。私たちはどう動くべきか、話し合った方がいいだろうし』
照「そうだね。うん」
久『じゃ、切るわね。情報教えてくれてありがと』
照「あ、うん」
久『それじゃあまた』
ツーッ..ツーッ..
照「……………………」
照「………………よし」
照(長野まで遠いけど……今からならなんとか……)
久『……照?』
照「………………」
久『……あー……もしかして怒っちゃった?』
照「え?」
久『ごめん……そうよね、太ももを舐められて気持ちよくなってたなんて、思い出すだけで恥ずかしいもんね……』
照「ちょ…ちょっと!私は怒ってない!」
久『そう?ならよかった』
照「もう……今のこそ意地悪」
久『ふふふ』
照(…………でも、咲のことはどうしよう?夜にもう一度電話する?いや、私からの電話はとってくれないかも……)
久『それで、どうする?私が直接咲の家に出向いてもいいけど』
照「あ……!」
照(直接……咲の家に出向く……その手があった!)
久『そうする?』
照「……ううん、大丈夫。気を遣ってくれてありがとう」
久『自分で連絡する?』
照「うん」
久『そっか。わかった。じゃあ咲と話したあと、また連絡ちょうだい。私たちはどう動くべきか、話し合った方がいいだろうし』
照「そうだね。うん」
久『じゃ、切るわね。情報教えてくれてありがと』
照「あ、うん」
久『それじゃあまた』
ツーッ..ツーッ..
照「……………………」
照「………………よし」
照(長野まで遠いけど……今からならなんとか……)
436:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:53:16.08 :8MnlR9I2o
【長野 宮永家 咲の部屋】
咲「……………」
咲(お姉ちゃんからの着信……無視しちゃった)
咲(……お姉ちゃん、怒ったかな?)
咲(…………でも)
純代『じゃ、じゃあ!白糸台の……チーム虎姫の面々に愛されたのも!?』
照『き、キスまでなら……その……あ、ある///』カァアア..
咲「むぅぅ~……」ムスー..
咲(私以外の人とイチャイチャしてたお姉ちゃんが悪いんだもん……)
咲「………………」
咲(キスまで、っていうのは本当なのかな……?攻められたらすぐメロメロになっちゃうっぽい紙装甲のお姉ちゃんが大勢から迫られて無事とか……信じられない)
咲(もちろん、最後までしてない方が嬉しいんだけど……)
咲「…………はぁ~」
咲(私が近くにいたから、キスまでしかしてないって嘘ついたのかな?本当は『らめぇ!』のオンパレードだったのかも…………ううぅ、考えただけで……やだよぉ)グス
ピンポーン
咲「?」
咲(もう夜も遅いのに………お客さん?)
【長野 宮永家 咲の部屋】
咲「……………」
咲(お姉ちゃんからの着信……無視しちゃった)
咲(……お姉ちゃん、怒ったかな?)
咲(…………でも)
純代『じゃ、じゃあ!白糸台の……チーム虎姫の面々に愛されたのも!?』
照『き、キスまでなら……その……あ、ある///』カァアア..
咲「むぅぅ~……」ムスー..
咲(私以外の人とイチャイチャしてたお姉ちゃんが悪いんだもん……)
咲「………………」
咲(キスまで、っていうのは本当なのかな……?攻められたらすぐメロメロになっちゃうっぽい紙装甲のお姉ちゃんが大勢から迫られて無事とか……信じられない)
咲(もちろん、最後までしてない方が嬉しいんだけど……)
咲「…………はぁ~」
咲(私が近くにいたから、キスまでしかしてないって嘘ついたのかな?本当は『らめぇ!』のオンパレードだったのかも…………ううぅ、考えただけで……やだよぉ)グス
ピンポーン
咲「?」
咲(もう夜も遅いのに………お客さん?)
437:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:54:11.99 :8MnlR9I2o
ピンポーン
咲(お父さんは仕事で帰ってこないって言ってたし……セールスウーマンかな?)
?「……きー……」
咲「?」
咲(今、何か聞こえたような……)
?「咲ー!」
咲(え……私の名前を呼んでる?)
?「咲ー!!」
咲(この個人情報保護が重要視されてるご時世に大声で名前を叫んで住所バレを誘発するなんて……誰だかわからないけど、なんて世間知らずな人間なんだろう……?)ゾゾ
咲(出て行ったら個人が特定されちゃうし、ここは無視の一択だよね!音楽でも聞こう!)ピッ
♪好き!好き!!大好き!!!お姉ちゃん大好きっ……
咲「いい歌詞…」ウンウン
ピンポーン
咲(お父さんは仕事で帰ってこないって言ってたし……セールスウーマンかな?)
?「……きー……」
咲「?」
咲(今、何か聞こえたような……)
?「咲ー!」
咲(え……私の名前を呼んでる?)
?「咲ー!!」
咲(この個人情報保護が重要視されてるご時世に大声で名前を叫んで住所バレを誘発するなんて……誰だかわからないけど、なんて世間知らずな人間なんだろう……?)ゾゾ
咲(出て行ったら個人が特定されちゃうし、ここは無視の一択だよね!音楽でも聞こう!)ピッ
♪好き!好き!!大好き!!!お姉ちゃん大好きっ……
咲「いい歌詞…」ウンウン
438:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:54:40.76 :8MnlR9I2o
【宮永家前】
照「………………」
照(出てこない……咲の部屋の明かりは点いてるし、音楽を聴きながら頭を振ってるのもカーテンに映る影でわかるから、家にいるのは間違いない)
照「………………」
照(それなのに私の呼びかけを無視してる…………よっぽど怒ってるのかな……)シュン
照(…………どうしよう)
照(もう二度と咲と仲良くできないなんてことになったら……)
咲『お姉ちゃん♪』
照(あんな風に笑ってくれることも……なくなって…………うぅ)ジワ
照「やだ……そんなのやだよ……咲ぃ……」グス..
【宮永家前】
照「………………」
照(出てこない……咲の部屋の明かりは点いてるし、音楽を聴きながら頭を振ってるのもカーテンに映る影でわかるから、家にいるのは間違いない)
照「………………」
照(それなのに私の呼びかけを無視してる…………よっぽど怒ってるのかな……)シュン
照(…………どうしよう)
照(もう二度と咲と仲良くできないなんてことになったら……)
咲『お姉ちゃん♪』
照(あんな風に笑ってくれることも……なくなって…………うぅ)ジワ
照「やだ……そんなのやだよ……咲ぃ……」グス..
439:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:55:27.13 :8MnlR9I2o
【咲の部屋】
咲「はっ!?」ピキーン
咲(今……近くでお姉ちゃんの声が聞こえたような……)
咲「…………」
咲(って、そんなわけないよね。ここは長野だもん)
咲「………………」
咲(……でも一応確認してみよう)テクテク
【咲の部屋】
咲「はっ!?」ピキーン
咲(今……近くでお姉ちゃんの声が聞こえたような……)
咲「…………」
咲(って、そんなわけないよね。ここは長野だもん)
咲「………………」
咲(……でも一応確認してみよう)テクテク
440:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:56:13.70 :8MnlR9I2o
【宮永家前】
照「っぐ……す…………あ」
照(私、何してるんだろう……高3にもなって、外で泣いて……だめだめ。みっともない)フキフキ
照(…………それに……私だって咲を無視してた……泣く資格はないよね……)グス
ガチャ
照「!」
咲「」ソローリ..
照「咲……」
咲「ぇ……お、お姉ちゃん!!?」
照「咲ぃ……」グス
咲「お、お姉ちゃん、どうしてここに……?え、なんで泣いて……」
照「べ、別に泣いてはない……」
咲「嘘だよ。私わかるもん」
照「う……」
咲「どうしたの……?一体何があったの?教えて?」
咲(お姉ちゃんを泣かすなんて……絶対許せない!)
照「…………」
咲「お姉ちゃん……お願い」
照「………何回か家に電話したけど……咲は出てくれなくて……きっと私のこと怒ってると思った……」
咲「あ……」
照「だから、電話がダメなら直接会おうとして…………今、大きな声で何度も呼んだんだけど……それでも出てきてくれなかったから……」
咲「……………」
照「咲は……もう私のことを嫌いになったんだって……悲しくなって……」
咲「そ、そんなわけないよ!私がお姉ちゃんを嫌いになるなんて!」
【宮永家前】
照「っぐ……す…………あ」
照(私、何してるんだろう……高3にもなって、外で泣いて……だめだめ。みっともない)フキフキ
照(…………それに……私だって咲を無視してた……泣く資格はないよね……)グス
ガチャ
照「!」
咲「」ソローリ..
照「咲……」
咲「ぇ……お、お姉ちゃん!!?」
照「咲ぃ……」グス
咲「お、お姉ちゃん、どうしてここに……?え、なんで泣いて……」
照「べ、別に泣いてはない……」
咲「嘘だよ。私わかるもん」
照「う……」
咲「どうしたの……?一体何があったの?教えて?」
咲(お姉ちゃんを泣かすなんて……絶対許せない!)
照「…………」
咲「お姉ちゃん……お願い」
照「………何回か家に電話したけど……咲は出てくれなくて……きっと私のこと怒ってると思った……」
咲「あ……」
照「だから、電話がダメなら直接会おうとして…………今、大きな声で何度も呼んだんだけど……それでも出てきてくれなかったから……」
咲「……………」
照「咲は……もう私のことを嫌いになったんだって……悲しくなって……」
咲「そ、そんなわけないよ!私がお姉ちゃんを嫌いになるなんて!」
441:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:56:57.41 :8MnlR9I2o
照「……でも……明らかに家にいるのに……ピンポンも無視したし、声も…」
咲「ご、ごめんね!?あの……音楽のせいで声が聞こえなくて……聞こえたら飛んできたのに!」
照「声はそうだとしても……ピンポンは結構大きい音だし……」
咲「え?あ、その……うちのピンポン根性なしで、壊れちゃってるんだ」
照「?でも押した時、鳴ってるの聞こえたよ?」
咲「い、一瞬だけ頑張ったんだよ。断末魔のやつだよきっと。最後の悪あがきだね」
照「…………」
咲「…………」
照「じゃあ…………私のこと…………嫌ってない?」
咲「っ!も、もちろんだよ!私がお姉ちゃんのことを嫌いになる可能性はゼロパーセントだもん!」
照「…………ほんと?」
咲「うん!」
照「………………よかった」ホッ
咲「!」
咲(お姉ちゃん……緊張の糸が切れてフニャってなった感じ……すっごくかわいい!)
照「あ、そうだ。実は咲に話があって……」
タタタッ..
?「さ、咲さん!遅れてごめんなさい」
咲「あ……」
照「え?」
和「あ、お姉さん……こんばんは」ペコリ
照「…………こんばんは」
照(原村和……?)
照「……でも……明らかに家にいるのに……ピンポンも無視したし、声も…」
咲「ご、ごめんね!?あの……音楽のせいで声が聞こえなくて……聞こえたら飛んできたのに!」
照「声はそうだとしても……ピンポンは結構大きい音だし……」
咲「え?あ、その……うちのピンポン根性なしで、壊れちゃってるんだ」
照「?でも押した時、鳴ってるの聞こえたよ?」
咲「い、一瞬だけ頑張ったんだよ。断末魔のやつだよきっと。最後の悪あがきだね」
照「…………」
咲「…………」
照「じゃあ…………私のこと…………嫌ってない?」
咲「っ!も、もちろんだよ!私がお姉ちゃんのことを嫌いになる可能性はゼロパーセントだもん!」
照「…………ほんと?」
咲「うん!」
照「………………よかった」ホッ
咲「!」
咲(お姉ちゃん……緊張の糸が切れてフニャってなった感じ……すっごくかわいい!)
照「あ、そうだ。実は咲に話があって……」
タタタッ..
?「さ、咲さん!遅れてごめんなさい」
咲「あ……」
照「え?」
和「あ、お姉さん……こんばんは」ペコリ
照「…………こんばんは」
照(原村和……?)
442:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:57:32.92 :8MnlR9I2o
【咲の部屋】
照「………………」
咲「………………」
和「………………」
咲「あ、あのね、今日は和ちゃんとお泊り会をする約束で……」
照「……そうなんだ……」
咲「う、うん………」
照「…………お父さん、いないんだね」
咲「あ、うん。なんか仕事があるみたいで………今日は帰ってこないらしくて……」
照「そう…………」フーン..
咲「………………」
照「………………」
和「………………」
咲「もう遅いし……お、お姉ちゃんも泊まってくよね?」
照「……そのつもり……だったけど……急に来ておいて図々しかったよね……」
咲「え?そんなわけ…」
照「気を遣わなくていいよ。私なら平気。公園で1人寂しく震えながら寝るよ。お腹も空いてるけど我慢して寝る。蚊に刺されたくもないし、辛いことがいっぱいあるだろうけど……耐える」ムス..
咲「野宿なんてダメだよっ!お姉ちゃんも泊まってって!食べ物もあるから!ね?ムヒもあるし!」
照「……でもぉ?せっかくのお泊まり会なのに部外者がいるとイベントが台無しになるじゃないですかぁ?それって超嫌な感じじゃないですかぁー?」
咲「お姉ちゃん……そんな言い方しないでよぉ」
【咲の部屋】
照「………………」
咲「………………」
和「………………」
咲「あ、あのね、今日は和ちゃんとお泊り会をする約束で……」
照「……そうなんだ……」
咲「う、うん………」
照「…………お父さん、いないんだね」
咲「あ、うん。なんか仕事があるみたいで………今日は帰ってこないらしくて……」
照「そう…………」フーン..
咲「………………」
照「………………」
和「………………」
咲「もう遅いし……お、お姉ちゃんも泊まってくよね?」
照「……そのつもり……だったけど……急に来ておいて図々しかったよね……」
咲「え?そんなわけ…」
照「気を遣わなくていいよ。私なら平気。公園で1人寂しく震えながら寝るよ。お腹も空いてるけど我慢して寝る。蚊に刺されたくもないし、辛いことがいっぱいあるだろうけど……耐える」ムス..
咲「野宿なんてダメだよっ!お姉ちゃんも泊まってって!食べ物もあるから!ね?ムヒもあるし!」
照「……でもぉ?せっかくのお泊まり会なのに部外者がいるとイベントが台無しになるじゃないですかぁ?それって超嫌な感じじゃないですかぁー?」
咲「お姉ちゃん……そんな言い方しないでよぉ」
443:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:58:15.30 :8MnlR9I2o
照「…………」プイ
和「あ、あの………お、お姉さんもご一緒しませんか?」オロオロ
照「え……」
和「せっかくお姉さんが来てくださったのですから……お話とか、したいです」
照(あ……私、つい拗ねちゃったけど…………そうだよね。友達の姉がノウハウもなしに野宿とか言い出したら気を遣うよね……)
照「……2人ともごめ…」
和「私なら、いつでもお泊まり会できますから」ニッコリ
照「…………」ム
咲「あはは、そうだね」
照「…………」ムムー
和「今年に入って、もう何回目でしょうね?うふふっ」
照「…………」ヌムムム...
咲「ね。あ、そういうわけだから、お姉ちゃん、今日は…」
照「いい。私は歩いて東京帰る」
咲「ええっ!?」
照「何も食べずに出発もする」
咲「お腹空いてるのに!?自分を追い込み過ぎだよお姉ちゃん!」
照「…………」プイ
和「あ、あの………お、お姉さんもご一緒しませんか?」オロオロ
照「え……」
和「せっかくお姉さんが来てくださったのですから……お話とか、したいです」
照(あ……私、つい拗ねちゃったけど…………そうだよね。友達の姉がノウハウもなしに野宿とか言い出したら気を遣うよね……)
照「……2人ともごめ…」
和「私なら、いつでもお泊まり会できますから」ニッコリ
照「…………」ム
咲「あはは、そうだね」
照「…………」ムムー
和「今年に入って、もう何回目でしょうね?うふふっ」
照「…………」ヌムムム...
咲「ね。あ、そういうわけだから、お姉ちゃん、今日は…」
照「いい。私は歩いて東京帰る」
咲「ええっ!?」
照「何も食べずに出発もする」
咲「お腹空いてるのに!?自分を追い込み過ぎだよお姉ちゃん!」
444:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:58:46.58 :8MnlR9I2o
照「…………むー」
咲「と、とにかく、お姉ちゃんも泊まって。ね?お願い」
照「………………わかった」
咲「よかった」ホッ
和「はい」ニコ
照「……………」
照(……………つい意地を張っちゃう……私、ダメだ)ハァ..
咲「あ、お布団持ってこないと!お姉ちゃんは私のベッド使って。私と和ちゃんは床でお布団敷いて寝よう」
照「え、でも……」
咲「えっと、枕はどうしよう……」
和「あ、枕は私が出します。ここですよね?」
咲「ありがとう。その下に入ってるから………あれ?シーツが………」
和「ないですか?あ、前に泊まった時、こっちの押入れを開けてませんでした?もしかしたらこっちに………ありました!」
咲「わ、ありがとう!」
和「いえ」クス
照「…………むー」
咲「と、とにかく、お姉ちゃんも泊まって。ね?お願い」
照「………………わかった」
咲「よかった」ホッ
和「はい」ニコ
照「……………」
照(……………つい意地を張っちゃう……私、ダメだ)ハァ..
咲「あ、お布団持ってこないと!お姉ちゃんは私のベッド使って。私と和ちゃんは床でお布団敷いて寝よう」
照「え、でも……」
咲「えっと、枕はどうしよう……」
和「あ、枕は私が出します。ここですよね?」
咲「ありがとう。その下に入ってるから………あれ?シーツが………」
和「ないですか?あ、前に泊まった時、こっちの押入れを開けてませんでした?もしかしたらこっちに………ありました!」
咲「わ、ありがとう!」
和「いえ」クス
445:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:59:26.93 :8MnlR9I2o
照「…………………」
照(このやりとり……なんか……すごく親しげ……何もかもわかり合ってるみたい……)
咲「あとは掛け布団だね」
照(出会って1年も経ってないのに……)
和「それならこっちに…」
照「…………いい」
咲「え?」
照「私の部屋………まだ残ってるし、私はそこで寝るよ」
咲「……お姉ちゃん……でも……」
照「……やっぱり、先に約束してた原村さんを優先する方が正しいよ。私は泊まらせてもらえればそれでいいから」
咲「……………」
和「……………」
照「それじゃ………おやすみ」
咲「あ、おやすみ……なさい」
和「おやすみなさい……」
バタン
照「……………」
照「……………」
照「……………」ハァ..
照(……………もう寝よう)
照「…………………」
照(このやりとり……なんか……すごく親しげ……何もかもわかり合ってるみたい……)
咲「あとは掛け布団だね」
照(出会って1年も経ってないのに……)
和「それならこっちに…」
照「…………いい」
咲「え?」
照「私の部屋………まだ残ってるし、私はそこで寝るよ」
咲「……お姉ちゃん……でも……」
照「……やっぱり、先に約束してた原村さんを優先する方が正しいよ。私は泊まらせてもらえればそれでいいから」
咲「……………」
和「……………」
照「それじゃ………おやすみ」
咲「あ、おやすみ……なさい」
和「おやすみなさい……」
バタン
照「……………」
照「……………」
照「……………」ハァ..
照(……………もう寝よう)
446:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 03:59:55.10 :8MnlR9I2o
【照の部屋】
照「……………」
照(眠れない……)
照「はぁー……」
キィ..
照「?」
咲「お姉ちゃん………寝てる?」
照「咲……?」ムクリ
咲「よかった………まだ起きてた」
照「…………」
咲「ちょっとお話、いいかな?」
照「…………うん」
咲「………………隣、座るね?」
照「…………うん」
咲「よいしょ」スッ
照「…………」
咲「…………お姉ちゃん、怒ってるよね」
照「…ぁ……………う、うん」
咲「やっぱり」
照「その……咲が……わ、私のこと大好きとか言うくせに、原村さんとすごく仲良かったり……私が全然入り込めないみたいで……」
咲「え?そ、それが怒ってた理由だったの?」
【照の部屋】
照「……………」
照(眠れない……)
照「はぁー……」
キィ..
照「?」
咲「お姉ちゃん………寝てる?」
照「咲……?」ムクリ
咲「よかった………まだ起きてた」
照「…………」
咲「ちょっとお話、いいかな?」
照「…………うん」
咲「………………隣、座るね?」
照「…………うん」
咲「よいしょ」スッ
照「…………」
咲「…………お姉ちゃん、怒ってるよね」
照「…ぁ……………う、うん」
咲「やっぱり」
照「その……咲が……わ、私のこと大好きとか言うくせに、原村さんとすごく仲良かったり……私が全然入り込めないみたいで……」
咲「え?そ、それが怒ってた理由だったの?」
447:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:01:12.21 :8MnlR9I2o
照「う……確かに子供っぽいというか……拗ねたみたいで……ばかみたいだけど……」
咲「違くて!お姉ちゃんからの相談の時に嫌な態度をとっちゃったり、電話をかけ直さなかったから怒ってた……じゃなくて?」
照「………………」
咲「そのことについて謝ってないのに、はしゃいじゃったから怒ったと……思ってた、んだけど…………」
照「っ///」ボフッ!
咲「や、ヤキモチ……だったの?」
照「ちが、違う!その…………今のはひっかけ問題!」
咲「え」
照「咲の言うのが正解でした。残念、咲の負け」
咲「……正解なら、私の勝ちなんじゃ……?」
照「ぁう……それは…//」
咲「お姉ちゃん……わ、私にヤキモチ……//」
照「ほ、本当に違うから!」
咲「…………」
照「ふぅ……あ、暑いね。長野も意外と暑い」パタパタ
咲「……ごめんね」
照「え?いや、だから……その……別に//」
咲「…………弘世さんについての相談の時……嫌な態度とっちゃって……」
照「あ……」
咲「私……お姉ちゃんが白糸台の人たちと……って聞いた時、頭が真っ白になって……」
照「…………」
照「う……確かに子供っぽいというか……拗ねたみたいで……ばかみたいだけど……」
咲「違くて!お姉ちゃんからの相談の時に嫌な態度をとっちゃったり、電話をかけ直さなかったから怒ってた……じゃなくて?」
照「………………」
咲「そのことについて謝ってないのに、はしゃいじゃったから怒ったと……思ってた、んだけど…………」
照「っ///」ボフッ!
咲「や、ヤキモチ……だったの?」
照「ちが、違う!その…………今のはひっかけ問題!」
咲「え」
照「咲の言うのが正解でした。残念、咲の負け」
咲「……正解なら、私の勝ちなんじゃ……?」
照「ぁう……それは…//」
咲「お姉ちゃん……わ、私にヤキモチ……//」
照「ほ、本当に違うから!」
咲「…………」
照「ふぅ……あ、暑いね。長野も意外と暑い」パタパタ
咲「……ごめんね」
照「え?いや、だから……その……別に//」
咲「…………弘世さんについての相談の時……嫌な態度とっちゃって……」
照「あ……」
咲「私……お姉ちゃんが白糸台の人たちと……って聞いた時、頭が真っ白になって……」
照「…………」
448:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:02:05.14 :8MnlR9I2o
咲「キスまでだって言われても全然だめで……悲しくて……イライラして……自分でも制御できなかった」
照「咲……」
咲「インハイの時、お姉ちゃんが経験済みでもいい……なんて言ってたのに」
照「…………」
咲「私、勝手だよね」
照「…………」
咲「お姉ちゃんの気持ちとか、そういうのとか考えずに、ただチームメイトの人とキスしたっていう事実だけで怒って……菫さんのことで相談された時も、話を聞こうともしなかった……」
照「咲……」
咲「挙句の果てに、電話も無視して……そのくせ、お姉ちゃんが会いに来てくれたのが嬉しくて……謝ることも忘れてはしゃいで……私、本当に勝手」グス
照「……私だって勝手だよ」
咲「…え……」
照「咲を置いて一方的に家を出て……インハイで仲直りはしたけど……それまでずっとひどい態度をとってた」
咲「それは……私がドジで色々しちゃったせいだもん。私の方が悪いよ……」
照「……ううん、私の方がお姉ちゃんなんだから、ちゃんと受け止めてあげるべきだった」
咲「お姉ちゃん……」グス
照「だから……おあいこ、でどう?」
咲「…………」
照「……その……ファーストキスのことを咲に謝ると……なんか……さ、咲とするはずだったみたいな風に思われちゃうかもだけど……でも!客観的にね?妹に黙って勝手にキスするとか……アレだし……///」
咲「あー…………そう、だね」
照「別に変な意味じゃなくて……でも、うん……///」
咲(……ごめんお姉ちゃん……お姉ちゃんのファーストキスは小学生の時、お姉ちゃんが寝てる隙に奪っちゃったよ。あっさりとね)
照「つまり……そういうわけ。だから……おあいこ」
咲「うん……」
照「ふぅ、暑い……長野、また気温上がった」パタタ
咲「キスまでだって言われても全然だめで……悲しくて……イライラして……自分でも制御できなかった」
照「咲……」
咲「インハイの時、お姉ちゃんが経験済みでもいい……なんて言ってたのに」
照「…………」
咲「私、勝手だよね」
照「…………」
咲「お姉ちゃんの気持ちとか、そういうのとか考えずに、ただチームメイトの人とキスしたっていう事実だけで怒って……菫さんのことで相談された時も、話を聞こうともしなかった……」
照「咲……」
咲「挙句の果てに、電話も無視して……そのくせ、お姉ちゃんが会いに来てくれたのが嬉しくて……謝ることも忘れてはしゃいで……私、本当に勝手」グス
照「……私だって勝手だよ」
咲「…え……」
照「咲を置いて一方的に家を出て……インハイで仲直りはしたけど……それまでずっとひどい態度をとってた」
咲「それは……私がドジで色々しちゃったせいだもん。私の方が悪いよ……」
照「……ううん、私の方がお姉ちゃんなんだから、ちゃんと受け止めてあげるべきだった」
咲「お姉ちゃん……」グス
照「だから……おあいこ、でどう?」
咲「…………」
照「……その……ファーストキスのことを咲に謝ると……なんか……さ、咲とするはずだったみたいな風に思われちゃうかもだけど……でも!客観的にね?妹に黙って勝手にキスするとか……アレだし……///」
咲「あー…………そう、だね」
照「別に変な意味じゃなくて……でも、うん……///」
咲(……ごめんお姉ちゃん……お姉ちゃんのファーストキスは小学生の時、お姉ちゃんが寝てる隙に奪っちゃったよ。あっさりとね)
照「つまり……そういうわけ。だから……おあいこ」
咲「うん……」
照「ふぅ、暑い……長野、また気温上がった」パタタ
449:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:02:43.30 :8MnlR9I2o
咲「……ねえ、お姉ちゃん」
照「なに?」
咲「あのね………和ちゃんは……大切な友達なんだ」
照「あ…………」
咲「私、あんまり友達たくさん作れるタイプじゃないし……」
照「知ってる……」
咲「うん………だから和ちゃんと仲良くなれて………嬉しかった」
照「………うん」
咲「和ちゃんとは………思ってることを素直に言い合えるんだ」
照「………うん」
咲「和ちゃんと出会わなかったら………麻雀部にも入ってないし、お姉ちゃんともこうして話せなかった」
照「……………」
咲「だから………お姉ちゃんと仲直りできたのは、和ちゃんのおかげ。和ちゃんは、私の人生の中で一番の友達………」
照「うん」
咲「でも………私は……」
照「…………」
咲「………私が好きなのは………ずっと………」チラ
咲「……ねえ、お姉ちゃん」
照「なに?」
咲「あのね………和ちゃんは……大切な友達なんだ」
照「あ…………」
咲「私、あんまり友達たくさん作れるタイプじゃないし……」
照「知ってる……」
咲「うん………だから和ちゃんと仲良くなれて………嬉しかった」
照「………うん」
咲「和ちゃんとは………思ってることを素直に言い合えるんだ」
照「………うん」
咲「和ちゃんと出会わなかったら………麻雀部にも入ってないし、お姉ちゃんともこうして話せなかった」
照「……………」
咲「だから………お姉ちゃんと仲直りできたのは、和ちゃんのおかげ。和ちゃんは、私の人生の中で一番の友達………」
照「うん」
咲「でも………私は……」
照「…………」
咲「………私が好きなのは………ずっと………」チラ
450:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:03:16.71 :8MnlR9I2o
照「…………!」
咲「……………」
ドクンドクン..
照「……………」
咲「……………」
ドクンドクン..
照「……………」
咲「……………」
ドクンドクン..
照「……………」
咲「……………」
ガチャ バタン
照・咲「!!」ハッ!
咲(今の音は……私の部屋のドアが開いた音……和ちゃん、起きたのかな)
スタ..スタ..スタ....スタ......ガチャ バタン
咲「………トイレみたいだね」
照「…………うん」
咲「………………」
照「…………咲」
咲「……何?」
照「もう寝よう」
咲「…………うん」
照「明日……あ、もう今日かな。大事な話があるの」
咲「だ…………大事な……?」
照「うん」
咲(プロポーズ……とか?今の雰囲気なら……あるかも……)ドキドキド
咲「え、えと……午前中いっぱいは和ちゃんと遊ぶ約束なんだ。だから……午後からでもいい?」
照「うん」
咲「それじゃ私、部屋戻るね?お姉ちゃん……おやすみ」
照「おやすみ」
パタン
照(………………咲………)
照「…………!」
咲「……………」
ドクンドクン..
照「……………」
咲「……………」
ドクンドクン..
照「……………」
咲「……………」
ドクンドクン..
照「……………」
咲「……………」
ガチャ バタン
照・咲「!!」ハッ!
咲(今の音は……私の部屋のドアが開いた音……和ちゃん、起きたのかな)
スタ..スタ..スタ....スタ......ガチャ バタン
咲「………トイレみたいだね」
照「…………うん」
咲「………………」
照「…………咲」
咲「……何?」
照「もう寝よう」
咲「…………うん」
照「明日……あ、もう今日かな。大事な話があるの」
咲「だ…………大事な……?」
照「うん」
咲(プロポーズ……とか?今の雰囲気なら……あるかも……)ドキドキド
咲「え、えと……午前中いっぱいは和ちゃんと遊ぶ約束なんだ。だから……午後からでもいい?」
照「うん」
咲「それじゃ私、部屋戻るね?お姉ちゃん……おやすみ」
照「おやすみ」
パタン
照(………………咲………)
451:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:03:42.35 :8MnlR9I2o
翌日 午後
【咲の部屋】
咲「…………」
咲(リビングではお姉ちゃんが待ってる………)
咲(私に大事な話……か)
咲「………………」
咲(……ほ、本当にプロポーズだったらどうしよう……)
咲「…………///」
咲(い、一応オシャレな格好だけはしておこう)
翌日 午後
【咲の部屋】
咲「…………」
咲(リビングではお姉ちゃんが待ってる………)
咲(私に大事な話……か)
咲「………………」
咲(……ほ、本当にプロポーズだったらどうしよう……)
咲「…………///」
咲(い、一応オシャレな格好だけはしておこう)
452:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:04:14.74 :8MnlR9I2o
【リビング】
咲「…………」
照「…………」
咲「そ、それでその………大事な話って何?」ドキドキ
照「……………あ、うん」
咲「………………」ドキドキ
照「……………」
咲(『私は……咲を愛してる。私と結婚して!』なんて……)
照「実は………」
咲(い、いやいや、さすがにそれは…………でも……もしかしたら……)ドキドキドキドキ..
照「……来週末、大規模な戦いが起こる」
咲「………………へ?」
照「西の百合妄想士たちが……攻めてくる」
咲「……………」
照「………咲?」
咲「………あ!ごめんね。ちょっとボーっとしてて。もう大丈夫だから」
照「そう?」
咲(……まだわからない。『西の百合妄想士たちが攻めてくる……だから私は、咲への愛を今ここで告げる!』とかいう展開に……)
咲「………………」
咲(…………うん、ないよね)ハァ..
照「詳しく説明すると………―――」
【リビング】
咲「…………」
照「…………」
咲「そ、それでその………大事な話って何?」ドキドキ
照「……………あ、うん」
咲「………………」ドキドキ
照「……………」
咲(『私は……咲を愛してる。私と結婚して!』なんて……)
照「実は………」
咲(い、いやいや、さすがにそれは…………でも……もしかしたら……)ドキドキドキドキ..
照「……来週末、大規模な戦いが起こる」
咲「………………へ?」
照「西の百合妄想士たちが……攻めてくる」
咲「……………」
照「………咲?」
咲「………あ!ごめんね。ちょっとボーっとしてて。もう大丈夫だから」
照「そう?」
咲(……まだわからない。『西の百合妄想士たちが攻めてくる……だから私は、咲への愛を今ここで告げる!』とかいう展開に……)
咲「………………」
咲(…………うん、ないよね)ハァ..
照「詳しく説明すると………―――」
453:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:04:55.29 :8MnlR9I2o
咲「そ、そんなことが………」
咲(大変だよ……浮かれてる場合じゃなかった……もし関西弁キャラオンリーになったら声優さんの勢力図も変わっちゃう)ゾクッ..
照「うん」
咲(それに……現実として、西の百合妄想士たちがやってきて……)
咲「私たちも……狙われる……大勢に迫られて……」
照「…………」コクリ
咲「……怖い」
照「そう、だね……」
咲「…………」
照「でも……」
咲「…………」
照「咲は……私が守る」
咲「っ!」
照「…………絶対に」キュッ
照の手が、優しく咲の手を握る。
咲「お姉ちゃん……///」
照「うん」
咲「…………なら……私も…」
照「?」
咲「私も……お姉ちゃんを守るよ」
照「あ……」
咲「…………」
照「……ありがとう」ナデナデ
咲「ん……//」
この宮永家での誓いから1週間後の土曜。
いよいよ、東西決戦の日がやってくる……。
咲「そ、そんなことが………」
咲(大変だよ……浮かれてる場合じゃなかった……もし関西弁キャラオンリーになったら声優さんの勢力図も変わっちゃう)ゾクッ..
照「うん」
咲(それに……現実として、西の百合妄想士たちがやってきて……)
咲「私たちも……狙われる……大勢に迫られて……」
照「…………」コクリ
咲「……怖い」
照「そう、だね……」
咲「…………」
照「でも……」
咲「…………」
照「咲は……私が守る」
咲「っ!」
照「…………絶対に」キュッ
照の手が、優しく咲の手を握る。
咲「お姉ちゃん……///」
照「うん」
咲「…………なら……私も…」
照「?」
咲「私も……お姉ちゃんを守るよ」
照「あ……」
咲「…………」
照「……ありがとう」ナデナデ
咲「ん……//」
この宮永家での誓いから1週間後の土曜。
いよいよ、東西決戦の日がやってくる……。
454:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:05:45.07 :8MnlR9I2o
開戦1時間前―――
【東京 回転寿司屋】
店内は賑わっている。
友人同士、家族連れ、百合妄想士、百合妄想士、あっちもこっちも百合妄想士……。
聞こえる会話は、世間話、子供の話、百合妄想、百合妄想、百合妄想。
この店のほとんどの席を、西からやってきた百合妄想士たちが占拠していた。
その中、ひときわ目立つ3人組がカウンター席に座っている。
洋榎「あーんむ…………うん……んまい」モグモグ
竜華「怜、何食べたい?」
怜「うーん…………タコ」
竜華「ちょっと待ってな。今とったるから………よいしょ………はい、あーん」
怜「ぁー……んむ。もぐもぐ……」
洋榎「……なぁ。あんたら」
竜華「なにー?」
怜「もぐー?」
洋榎「メシん時くらいは膝枕はええんちゃうん?」
竜華「えー?嫌やぁ……なぁ怜?」
怜「もぐー……」
洋榎「いや『もぐー』じゃわからんて」
開戦1時間前―――
【東京 回転寿司屋】
店内は賑わっている。
友人同士、家族連れ、百合妄想士、百合妄想士、あっちもこっちも百合妄想士……。
聞こえる会話は、世間話、子供の話、百合妄想、百合妄想、百合妄想。
この店のほとんどの席を、西からやってきた百合妄想士たちが占拠していた。
その中、ひときわ目立つ3人組がカウンター席に座っている。
洋榎「あーんむ…………うん……んまい」モグモグ
竜華「怜、何食べたい?」
怜「うーん…………タコ」
竜華「ちょっと待ってな。今とったるから………よいしょ………はい、あーん」
怜「ぁー……んむ。もぐもぐ……」
洋榎「……なぁ。あんたら」
竜華「なにー?」
怜「もぐー?」
洋榎「メシん時くらいは膝枕はええんちゃうん?」
竜華「えー?嫌やぁ……なぁ怜?」
怜「もぐー……」
洋榎「いや『もぐー』じゃわからんて」
455:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:06:17.62 :8MnlR9I2o
怜「もご?」
洋榎「『もご』も一緒や。飲み込んでからにしいや」
怜「…………」ゴクン
洋榎「ほれ、喋り」
怜「竜華、タコもう1個」
洋榎「注文!?先に会話しようや!」
怜「……別にええやん、膝枕ぐらい」
洋榎「食事中やろ。マナー悪いで」
怜「そんなん……寿司かてネタがシャリに膝まくらされてるようなもんやからええやん」
洋榎「は?」
竜華「わ、すごい!論理的な怜~♪」ナデナッデ!
怜「ふふ、こんなもんやで」ニコリ
洋榎「待て待て。勝ち名乗るな。先走り過ぎや」
怜「えー」
洋榎「あんな?世の中を生きるには守らんとあかんもんが…」
竜華「タコやでー♪」
怜「待ちわびたわー」
怜「もご?」
洋榎「『もご』も一緒や。飲み込んでからにしいや」
怜「…………」ゴクン
洋榎「ほれ、喋り」
怜「竜華、タコもう1個」
洋榎「注文!?先に会話しようや!」
怜「……別にええやん、膝枕ぐらい」
洋榎「食事中やろ。マナー悪いで」
怜「そんなん……寿司かてネタがシャリに膝まくらされてるようなもんやからええやん」
洋榎「は?」
竜華「わ、すごい!論理的な怜~♪」ナデナッデ!
怜「ふふ、こんなもんやで」ニコリ
洋榎「待て待て。勝ち名乗るな。先走り過ぎや」
怜「えー」
洋榎「あんな?世の中を生きるには守らんとあかんもんが…」
竜華「タコやでー♪」
怜「待ちわびたわー」
456:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:06:48.28 :8MnlR9I2o
洋榎「おい!今はタコより愛宕の話が優先やろ!」
竜華「…………」
怜「……………」
洋榎「………………」
怜「説明するとな?今のはタコと愛宕の響きが似ていることが発端となった、周りを静かにさせるギャグなんや」
竜華「エコやなぁ♪」
洋榎「や、やめぇ!説明すな!大体そない笑いとろう思ったわけやなくて、その…」
怜「タコもう1個」
洋榎「もうタコやめろ!貝食え貝!!」
家族連れ(父)「んんっ!んんっ!」ゴホン!
洋榎「っと……」
竜華「洋榎が騒ぐから……」
洋榎「あ、アホ。うちだけのせいにすな。膝枕の責任もある」
怜「おっちゃんの咳払いは最初のが洋榎の騒音に対して。次の咳払いは年齢からくる痰。洋榎の1敗1分けや」
洋榎「両方とも注意の咳払いや。あとメシ食うてるのに痰とか言うな」
竜華「あ、怜、ご飯粒ついてる」
怜「え?どこー?」
竜華「……怜の可愛いところに///」
洋榎「…………」
怜「んー?どこやろ?」
竜華「ぷにぷにの……ほっぺやで///」
洋榎「…………」
洋榎「おい!今はタコより愛宕の話が優先やろ!」
竜華「…………」
怜「……………」
洋榎「………………」
怜「説明するとな?今のはタコと愛宕の響きが似ていることが発端となった、周りを静かにさせるギャグなんや」
竜華「エコやなぁ♪」
洋榎「や、やめぇ!説明すな!大体そない笑いとろう思ったわけやなくて、その…」
怜「タコもう1個」
洋榎「もうタコやめろ!貝食え貝!!」
家族連れ(父)「んんっ!んんっ!」ゴホン!
洋榎「っと……」
竜華「洋榎が騒ぐから……」
洋榎「あ、アホ。うちだけのせいにすな。膝枕の責任もある」
怜「おっちゃんの咳払いは最初のが洋榎の騒音に対して。次の咳払いは年齢からくる痰。洋榎の1敗1分けや」
洋榎「両方とも注意の咳払いや。あとメシ食うてるのに痰とか言うな」
竜華「あ、怜、ご飯粒ついてる」
怜「え?どこー?」
竜華「……怜の可愛いところに///」
洋榎「…………」
怜「んー?どこやろ?」
竜華「ぷにぷにの……ほっぺやで///」
洋榎「…………」
457:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:07:21.39 :8MnlR9I2o
怜「ほなとって?」
竜華「うん…………ちゅ……」
怜「ん……」
洋榎「…………」
竜華「えへへ……///」
怜「///」
洋榎「………………」
連合軍の百合妄想士(以下連合軍)A「あ、あの……愛宕さん」
洋榎「……え?何?」
連合軍A「開戦後の作戦についてなんですが……」
洋榎「あ、そやな」
連合軍A「現時点で変更はなく…」
洋榎「ちょい待ち」
連合軍A「はい?」
洋榎「……この作戦、誰が決めたんがしらんけど詰めが甘いわ」
連合軍A「……と言いますと?」
洋榎「エイスリンと臼沢、それぞれに担当するやつが付いてるけど、この組み合わせは間違うてるで。逆や」
連合軍A「……なるほど」
洋榎「いくら戦力差で圧倒してる言うても、油断したらあかん」
連合軍A「あ、はい。わかりました。変更を伝えてきます」
洋榎「おう…………あんたらも、聞いとるか?」
竜華「軍艦巻きやで~♪怜の可愛いお口に、着艦やー」
怜「あー……んむっ」
竜華「やったー♪接岸成功やなぁ」
竜華・怜「」イチャイチャ..
洋榎「………………」
怜「ほなとって?」
竜華「うん…………ちゅ……」
怜「ん……」
洋榎「…………」
竜華「えへへ……///」
怜「///」
洋榎「………………」
連合軍の百合妄想士(以下連合軍)A「あ、あの……愛宕さん」
洋榎「……え?何?」
連合軍A「開戦後の作戦についてなんですが……」
洋榎「あ、そやな」
連合軍A「現時点で変更はなく…」
洋榎「ちょい待ち」
連合軍A「はい?」
洋榎「……この作戦、誰が決めたんがしらんけど詰めが甘いわ」
連合軍A「……と言いますと?」
洋榎「エイスリンと臼沢、それぞれに担当するやつが付いてるけど、この組み合わせは間違うてるで。逆や」
連合軍A「……なるほど」
洋榎「いくら戦力差で圧倒してる言うても、油断したらあかん」
連合軍A「あ、はい。わかりました。変更を伝えてきます」
洋榎「おう…………あんたらも、聞いとるか?」
竜華「軍艦巻きやで~♪怜の可愛いお口に、着艦やー」
怜「あー……んむっ」
竜華「やったー♪接岸成功やなぁ」
竜華・怜「」イチャイチャ..
洋榎「………………」
458:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:08:13.62 :8MnlR9I2o
【リリーブライド本部前】
リリーブライド軍(以下LB軍)「………………」
辺りはすっかり暗くなり、開戦の時刻が近付く。
200人を超えるであろう、本部を守るリリーブライド所属の百合妄想士たちの表情も固く、緊迫した空気が流れている。
そんな軍勢の中に、照たちの姿があった。
照「…………」
咲「…………」
久「…………」
照(ついに……始まるんだ……戦いが……)ドクン..
貴子「……揃ァァッたな!」
照「!」
咲「はい」
久「はい」
貴子「プライベート回線のブロック、マスターしただろうなァ?」
照「大丈夫です」
貴子「よし。それができねェと大人数相手はキツイからな…………今回なんか特に大勢相手だしなァ」
照「…………」
咲「…………」
久「…………」
【リリーブライド本部前】
リリーブライド軍(以下LB軍)「………………」
辺りはすっかり暗くなり、開戦の時刻が近付く。
200人を超えるであろう、本部を守るリリーブライド所属の百合妄想士たちの表情も固く、緊迫した空気が流れている。
そんな軍勢の中に、照たちの姿があった。
照「…………」
咲「…………」
久「…………」
照(ついに……始まるんだ……戦いが……)ドクン..
貴子「……揃ァァッたな!」
照「!」
咲「はい」
久「はい」
貴子「プライベート回線のブロック、マスターしただろうなァ?」
照「大丈夫です」
貴子「よし。それができねェと大人数相手はキツイからな…………今回なんか特に大勢相手だしなァ」
照「…………」
咲「…………」
久「…………」
459:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:09:10.34 :8MnlR9I2o
貴子「……さて、もうすぐ開戦だ。覚悟はできてるか?」
照「……はい」
咲「正直……怖いです」
久「そうね……私も」
貴子「……だろうな。今の段階で戦力差が半端ねェ。リリーブライドの兵力が約500。それに対し、連合軍は1000以上は確実だ」
照「…………」
咲「倍……!?」
久「……厳しいわね」
貴子「ああ。四天王の協力があるとはいえ、この差はな…………ただ1ついい知らせがある」
照「?それはどういう……」
貴子「宮守女子の協力が得られることになったァァッ!!その数100人!!」
照「宮守……って確か」チラ
咲「うん……インハイで清澄が戦った相手…」
久「そうね」
貴子「……そうか。お前らァァッ!は知らねェんだった。実は宮守女子は百合妄想士の名門なんだァァッ!」
照「え」
咲「!」
久「初耳ね……」
貴子「……さて、もうすぐ開戦だ。覚悟はできてるか?」
照「……はい」
咲「正直……怖いです」
久「そうね……私も」
貴子「……だろうな。今の段階で戦力差が半端ねェ。リリーブライドの兵力が約500。それに対し、連合軍は1000以上は確実だ」
照「…………」
咲「倍……!?」
久「……厳しいわね」
貴子「ああ。四天王の協力があるとはいえ、この差はな…………ただ1ついい知らせがある」
照「?それはどういう……」
貴子「宮守女子の協力が得られることになったァァッ!!その数100人!!」
照「宮守……って確か」チラ
咲「うん……インハイで清澄が戦った相手…」
久「そうね」
貴子「……そうか。お前らァァッ!は知らねェんだった。実は宮守女子は百合妄想士の名門なんだァァッ!」
照「え」
咲「!」
久「初耳ね……」
460:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:10:08.47 :8MnlR9I2o
貴子「宮守女子というのはな、平安時代に宮中に仕えていた百合妄想士の女性を先祖にもつ方が創立者で、その頃から百合妄想に励んでいたという誇りを守る女子………ということで宮守女子。長い歴史を持つ高校だァァッ!!」
咲「そうなんですか……」
照「百合に歴史あり……」
貴子「無論、通っている全員が百合妄想士なわけではないがな。歴史ある学校だが、知らずに入学する奴も少なくねェし」
久「なるほど」
久(だから塞とエイスリンは百合妄想士としてのお互いを知らなかったわけね)フム
貴子「だが、戦力としてありがたいのは間違いねェァァッ!東には優秀な百合妄想士はまだまだいるが、締め切り間際の百合漫画家をはじめ、忙しくて手を借りれない人たちが多いからな」
久「じゃあ……これ以上の援軍は期待できない、と?」
貴子「……ああァァッ……!」
照「…………」
咲「…………」
貴子「あとは……私らの頑張り次第だ」
久「そう、ね……やるだけやるしかない」
照「……うん」
咲「…………」コクリ
久「……あの、質問なんですけど」
貴子「なんだ?」
久「東京で1000人っていう規模の戦い……無理じゃないですか?いくら直接的な戦闘ではないと言っても……」
貴子「ふっ……その点は問題ねェ」
久「?」
貴子「人気のない戦場を確保すため、各地でスポンサーが交通規制をかける」
久「えっ!?」
貴子「そして、百合妄想士だけ戦場に立ち入れるようにするという仕組みだ」
久「…………」ポカーン
照「すごい……」
咲「そんなの……いいのかな?」
貴子「ああァァッ!それだけの力をスポンサーは持っているからな」
照「なるほど……」
咲(スポンサー……どんな人たちなんだろう?)
貴子「宮守女子というのはな、平安時代に宮中に仕えていた百合妄想士の女性を先祖にもつ方が創立者で、その頃から百合妄想に励んでいたという誇りを守る女子………ということで宮守女子。長い歴史を持つ高校だァァッ!!」
咲「そうなんですか……」
照「百合に歴史あり……」
貴子「無論、通っている全員が百合妄想士なわけではないがな。歴史ある学校だが、知らずに入学する奴も少なくねェし」
久「なるほど」
久(だから塞とエイスリンは百合妄想士としてのお互いを知らなかったわけね)フム
貴子「だが、戦力としてありがたいのは間違いねェァァッ!東には優秀な百合妄想士はまだまだいるが、締め切り間際の百合漫画家をはじめ、忙しくて手を借りれない人たちが多いからな」
久「じゃあ……これ以上の援軍は期待できない、と?」
貴子「……ああァァッ……!」
照「…………」
咲「…………」
貴子「あとは……私らの頑張り次第だ」
久「そう、ね……やるだけやるしかない」
照「……うん」
咲「…………」コクリ
久「……あの、質問なんですけど」
貴子「なんだ?」
久「東京で1000人っていう規模の戦い……無理じゃないですか?いくら直接的な戦闘ではないと言っても……」
貴子「ふっ……その点は問題ねェ」
久「?」
貴子「人気のない戦場を確保すため、各地でスポンサーが交通規制をかける」
久「えっ!?」
貴子「そして、百合妄想士だけ戦場に立ち入れるようにするという仕組みだ」
久「…………」ポカーン
照「すごい……」
咲「そんなの……いいのかな?」
貴子「ああァァッ!それだけの力をスポンサーは持っているからな」
照「なるほど……」
咲(スポンサー……どんな人たちなんだろう?)
462:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:10:38.56 :8MnlR9I2o
【長野 龍門渕家】
透華「…………ついに始まりますわ」
一「ともきー………大丈夫かな?」
透華「………わたくしも心配ですが………手を貸す訳にはいきません」
一「うん…」
透華「わたくしたちに出来るのは見守ることだけ……」
一「……そうだね……」
透華(この戦いの勝者を支援する……それが龍門渕グループの答え)
一(ボクもリリーブライドに協力したいけど、透華の立場を考えると無理だ…………みんな………頑張って)
【長野 龍門渕家】
透華「…………ついに始まりますわ」
一「ともきー………大丈夫かな?」
透華「………わたくしも心配ですが………手を貸す訳にはいきません」
一「うん…」
透華「わたくしたちに出来るのは見守ることだけ……」
一「……そうだね……」
透華(この戦いの勝者を支援する……それが龍門渕グループの答え)
一(ボクもリリーブライドに協力したいけど、透華の立場を考えると無理だ…………みんな………頑張って)
463:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:11:24.69 :8MnlR9I2o
【東京 リリーブライド本部前】
貴子「……それじゃ作戦内容を再確認するぞァァッ!」
照「はい」
貴子「リリーブライドは東西南北に軍勢を割いている。どれもおよそ100人ずつで宮守女子は北側だ。それに加え、この本部前の200。基本的には攻めより守りァァッ!重視だ」
咲「…はい」
貴子「だが四天王とお前たちは遊撃部隊として各地に出向いて相手を攻めてほしい。少数精鋭にしては少なすぎるが、近くの軍勢と協力しながらやってくれ」
久「はい」
貴子「まず最初は、東側の宮守女子のところへ行けァァッ!その後のことはこちらから指示する。さっき教えた時間までに連絡がなければ作戦通り動けァァッ!!」
照「わかりました」
貴子「よし!」
久「じゃあ、戦いが始まる前に、宮守女子と合流します」
貴子「ああァァッ!」
久「行こう?」
照「うん」
咲「はい」
タタタタッ..
貴子「………………」
貴子(頼むぜお前ら……)
【東京 リリーブライド本部前】
貴子「……それじゃ作戦内容を再確認するぞァァッ!」
照「はい」
貴子「リリーブライドは東西南北に軍勢を割いている。どれもおよそ100人ずつで宮守女子は北側だ。それに加え、この本部前の200。基本的には攻めより守りァァッ!重視だ」
咲「…はい」
貴子「だが四天王とお前たちは遊撃部隊として各地に出向いて相手を攻めてほしい。少数精鋭にしては少なすぎるが、近くの軍勢と協力しながらやってくれ」
久「はい」
貴子「まず最初は、東側の宮守女子のところへ行けァァッ!その後のことはこちらから指示する。さっき教えた時間までに連絡がなければ作戦通り動けァァッ!!」
照「わかりました」
貴子「よし!」
久「じゃあ、戦いが始まる前に、宮守女子と合流します」
貴子「ああァァッ!」
久「行こう?」
照「うん」
咲「はい」
タタタタッ..
貴子「………………」
貴子(頼むぜお前ら……)
464:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:11:55.66 :8MnlR9I2o
【ホテルの一室】
??「……まもなく開戦の時間です」
??「ついに……西が覇権を握る時が来るのね」
??「相手の陣容は?」
??「東西南北にそれぞれ約100。北側は宮守女子の軍勢です。あとは本部前に200ほど」
??「600ちょいか……楽勝やな」
??「油断は禁物では?」
??「わかってるわ。ただ、そのぐらいの心持ちやないと勝てへんで」
??「そうでしょうか……」
??「そや。ほな、うちは出るわ」
??「え!?」
??「無理はせえへんから心配いらんで」
??「……わかりました。お任せします……愛宕様」
雅枝「了解や。さぁて、暴れさせてもらおかなぁ」ニヤリ
大阪が生んだ百合妄想士、愛宕雅枝。絶対の自信を胸に、戦場へ向かう。
戦える喜びを抑えきれず、口元が自然と三日月型に歪む。
雅枝「ハハッ……」
笑い声が零れると同時に、時計の針がカチリと開戦を告げた。
【ホテルの一室】
??「……まもなく開戦の時間です」
??「ついに……西が覇権を握る時が来るのね」
??「相手の陣容は?」
??「東西南北にそれぞれ約100。北側は宮守女子の軍勢です。あとは本部前に200ほど」
??「600ちょいか……楽勝やな」
??「油断は禁物では?」
??「わかってるわ。ただ、そのぐらいの心持ちやないと勝てへんで」
??「そうでしょうか……」
??「そや。ほな、うちは出るわ」
??「え!?」
??「無理はせえへんから心配いらんで」
??「……わかりました。お任せします……愛宕様」
雅枝「了解や。さぁて、暴れさせてもらおかなぁ」ニヤリ
大阪が生んだ百合妄想士、愛宕雅枝。絶対の自信を胸に、戦場へ向かう。
戦える喜びを抑えきれず、口元が自然と三日月型に歪む。
雅枝「ハハッ……」
笑い声が零れると同時に、時計の針がカチリと開戦を告げた。
465:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:13:07.97 :8MnlR9I2o
【東側】
初美「とうとう始まりましたですよー!」
憧「そうですね。気合入れないと」
連合軍・東側の軍勢の先頭に立つのは、永水女子の薄墨初美と阿知賀女子の新子憧。
ツインテールとツーサイドアップ。結び目4つの胸4つ。
攻め気強気の負けん気2人。ロリとイマドキのスーパータッグ。
そんな2人が、開戦と同時に仕掛ける。
初美「よい…しょっ」パサ..
LB軍「!?」
LB軍(ふ、服を……脱いだ!?)
半裸初美「うふふ……見ちゃダメー、ですよー?」クネリ
LB軍「…………」ゴクリ
生唾を飲み込むLB軍。無理もない。褐色少女が目の前で全裸への道を突き進んでいるのだ。
しかも、そばにいるイマドキ少女は止めようとしない。
これではまるでイマドキ少女が褐色少女に脱ぐよう命令させ、体が火照ったところでパクリといただくという作戦であるように連想させる。
全裸初美「はぁぁ……すっぽんぽんですよー」パサ!
LB軍「!!」
ついに全裸への道を完走した初美。しかしLB軍が驚いたのは、初美が完走したからではない。
全裸になっているはずの初美なのに、肝心な部分が全く見えないからだ。そのことに驚愕したのである。
LB軍(バカな……全然見えないわ……)
全裸初美「いやーん、ですよー」フリフリ
挑発的なポーズをとる初美。
しかし、その挑発に乗せられて体を見るも、胸の大事なところと股間部分には謎の光が発せられており、見えない。
その光は、初美がどれほど動こうと決して外れない。
【東側】
初美「とうとう始まりましたですよー!」
憧「そうですね。気合入れないと」
連合軍・東側の軍勢の先頭に立つのは、永水女子の薄墨初美と阿知賀女子の新子憧。
ツインテールとツーサイドアップ。結び目4つの胸4つ。
攻め気強気の負けん気2人。ロリとイマドキのスーパータッグ。
そんな2人が、開戦と同時に仕掛ける。
初美「よい…しょっ」パサ..
LB軍「!?」
LB軍(ふ、服を……脱いだ!?)
半裸初美「うふふ……見ちゃダメー、ですよー?」クネリ
LB軍「…………」ゴクリ
生唾を飲み込むLB軍。無理もない。褐色少女が目の前で全裸への道を突き進んでいるのだ。
しかも、そばにいるイマドキ少女は止めようとしない。
これではまるでイマドキ少女が褐色少女に脱ぐよう命令させ、体が火照ったところでパクリといただくという作戦であるように連想させる。
全裸初美「はぁぁ……すっぽんぽんですよー」パサ!
LB軍「!!」
ついに全裸への道を完走した初美。しかしLB軍が驚いたのは、初美が完走したからではない。
全裸になっているはずの初美なのに、肝心な部分が全く見えないからだ。そのことに驚愕したのである。
LB軍(バカな……全然見えないわ……)
全裸初美「いやーん、ですよー」フリフリ
挑発的なポーズをとる初美。
しかし、その挑発に乗せられて体を見るも、胸の大事なところと股間部分には謎の光が発せられており、見えない。
その光は、初美がどれほど動こうと決して外れない。
466:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:13:39.08 :8MnlR9I2o
全裸初美「ふふふっ……」
全裸初美「〔 規 制 防 止 障 壁 ( セ ー フ テ ィ バ リ ア )〕」
全裸初美(私の趣味である露出を合法的に行える上に、ストレートに裸体を晒すことによって相手の妄想力を消耗させる………素晴らしい技ですよー!)フフフ
全裸初美「開放的でいい気分ですー」ノビー
LB軍(そ、そんなポーズ……股間を見せつけてるみたいじゃない……でも……あぁ!光で見えない!)
見せつけるから、見たくなる。
見たくなるのに、あそこは見えない……。
開けられない袋とじのような拷問。LB軍は悶々とするしかない。
このような絶望の中、ある者がふと閃いた。
LB軍A(そうだ……直接触っちゃえばいいのよ……)
そう、おさわりである。見えぬなら触ってしまおうホトトギス。
LB軍A(よおし……)ジリ
その少女が手をわきわきさせながら初美の元へ向かおうとした瞬間、
憧「そうはいかないんだなぁ……ふぅーっ」
LB軍A「!?」ビクン
耳元に息を吹きかけられた。
LB軍A「っ///」チラ
憧「ふふ……」
LB軍A「あ、あんた……///」
憧「よろしくね」
LB軍A(って、まずいわ!攻めないと……っ)
憧「遅いっ」
リリーブライドの少女より早く、憧の妄想が発動する。
穏乃を想いながら毎日繰り広げてきた妄想。
恋人同士になった自分たちのラブラブシチュエーションが、相手へと叩き込まれる。
LB軍A「うっ……」ガク..
憧「次……っ!」
初美の〔規制防止障壁(セーフティバリア)〕によって体力を削り、憧がとどめを刺す。
脅威の連携である。
全裸初美「ふふふっ……」
全裸初美「〔 規 制 防 止 障 壁 ( セ ー フ テ ィ バ リ ア )〕」
全裸初美(私の趣味である露出を合法的に行える上に、ストレートに裸体を晒すことによって相手の妄想力を消耗させる………素晴らしい技ですよー!)フフフ
全裸初美「開放的でいい気分ですー」ノビー
LB軍(そ、そんなポーズ……股間を見せつけてるみたいじゃない……でも……あぁ!光で見えない!)
見せつけるから、見たくなる。
見たくなるのに、あそこは見えない……。
開けられない袋とじのような拷問。LB軍は悶々とするしかない。
このような絶望の中、ある者がふと閃いた。
LB軍A(そうだ……直接触っちゃえばいいのよ……)
そう、おさわりである。見えぬなら触ってしまおうホトトギス。
LB軍A(よおし……)ジリ
その少女が手をわきわきさせながら初美の元へ向かおうとした瞬間、
憧「そうはいかないんだなぁ……ふぅーっ」
LB軍A「!?」ビクン
耳元に息を吹きかけられた。
LB軍A「っ///」チラ
憧「ふふ……」
LB軍A「あ、あんた……///」
憧「よろしくね」
LB軍A(って、まずいわ!攻めないと……っ)
憧「遅いっ」
リリーブライドの少女より早く、憧の妄想が発動する。
穏乃を想いながら毎日繰り広げてきた妄想。
恋人同士になった自分たちのラブラブシチュエーションが、相手へと叩き込まれる。
LB軍A「うっ……」ガク..
憧「次……っ!」
初美の〔規制防止障壁(セーフティバリア)〕によって体力を削り、憧がとどめを刺す。
脅威の連携である。
467:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:14:06.05 :8MnlR9I2o
LB軍B「ちょ、ちょっと、陣形を立て直して!」
LB軍C「で、でも……見ちゃうんですぅ……///」
全裸初美「ゃん。M字開脚になっちゃいましたー!」
LB軍B&C「っ!!」ギラッ!
視線は股間へと向く!
しかし光で見えない!
その瞬間、彼女たちは苛立ちを覚え、舌打ちしてしまう。このように光は闇を浮き彫りにする。
憧「今よ!」
連合軍「わあああ!!」ダダダァッ!
このタイミングで憧の号令。
連合軍がLB軍に襲い掛かる。短期決戦狙いだ。
憧「ふふ……いい感じ。これなら楽勝かも」
?「なんだ?やけに騒がしいが……何かのイベントか?」
憧「?」チラ
ゆみ「ん?君は……」
憧「え……加治木さん?」
憧(ここにいるということは……加治木さんも百合妄想士?いや、それにしてはなんか……)
ゆみ「新子さんじゃないか。どうして東京にいるんだ?」
憧「あたしは……ちょっと用事があって。加治木さんはどうしてここに?」
ゆみ「あぁ、1泊だが旅行でな。遊びに来ているんだ」
憧「そうなんですか」
憧(……この感じ……嘘はついてない。あたしをだまし討ちしようとかじゃなくて、たまたまここに居合わせちゃったのかな?)
憧(…………スポンサーが部外者は入れないようにしてるみたいだけど……ということは、加治木さんも百合妄想士……?)
LB軍B「ちょ、ちょっと、陣形を立て直して!」
LB軍C「で、でも……見ちゃうんですぅ……///」
全裸初美「ゃん。M字開脚になっちゃいましたー!」
LB軍B&C「っ!!」ギラッ!
視線は股間へと向く!
しかし光で見えない!
その瞬間、彼女たちは苛立ちを覚え、舌打ちしてしまう。このように光は闇を浮き彫りにする。
憧「今よ!」
連合軍「わあああ!!」ダダダァッ!
このタイミングで憧の号令。
連合軍がLB軍に襲い掛かる。短期決戦狙いだ。
憧「ふふ……いい感じ。これなら楽勝かも」
?「なんだ?やけに騒がしいが……何かのイベントか?」
憧「?」チラ
ゆみ「ん?君は……」
憧「え……加治木さん?」
憧(ここにいるということは……加治木さんも百合妄想士?いや、それにしてはなんか……)
ゆみ「新子さんじゃないか。どうして東京にいるんだ?」
憧「あたしは……ちょっと用事があって。加治木さんはどうしてここに?」
ゆみ「あぁ、1泊だが旅行でな。遊びに来ているんだ」
憧「そうなんですか」
憧(……この感じ……嘘はついてない。あたしをだまし討ちしようとかじゃなくて、たまたまここに居合わせちゃったのかな?)
憧(…………スポンサーが部外者は入れないようにしてるみたいだけど……ということは、加治木さんも百合妄想士……?)
468:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:14:34.92 :8MnlR9I2o
憧「あの……実はここは今、立ち入り禁止になってまして……」
ゆみ「……やはりそうか……だが、その……知り合いがこっちの方に向かったのでな。様子を見に…」
全裸初美「あれー?新しい人が来たですよー?」
憧「あ、初美さん、ちょっと待……」
ゆみ「な……っ!な、な……///」カァァ
全裸初美「どうし」クネ
胸を強調し、
全裸初美「たんで」スーッ..
お尻を撫で、
全裸初美「すかー?」
腰を突き出す。
ゆみ「ど、どうしてそんな格好……な、なぜ光が……?!」
憧「加治木さんは違うんですって!」
初美の体が見えないように、ゆみと初美の間に体を入れた。
全裸初美「あー、なにするですかー?」
憧「いや……加治木さんは部外者みたいで……」
全裸初美「でもー……そういう風に装ってるかもですよー?」
憧「それは……」
全裸初美「どっちかわからないなら、倒しておくのが間違いないですよー!」クネリ!
憧「あの……実はここは今、立ち入り禁止になってまして……」
ゆみ「……やはりそうか……だが、その……知り合いがこっちの方に向かったのでな。様子を見に…」
全裸初美「あれー?新しい人が来たですよー?」
憧「あ、初美さん、ちょっと待……」
ゆみ「な……っ!な、な……///」カァァ
全裸初美「どうし」クネ
胸を強調し、
全裸初美「たんで」スーッ..
お尻を撫で、
全裸初美「すかー?」
腰を突き出す。
ゆみ「ど、どうしてそんな格好……な、なぜ光が……?!」
憧「加治木さんは違うんですって!」
初美の体が見えないように、ゆみと初美の間に体を入れた。
全裸初美「あー、なにするですかー?」
憧「いや……加治木さんは部外者みたいで……」
全裸初美「でもー……そういう風に装ってるかもですよー?」
憧「それは……」
全裸初美「どっちかわからないなら、倒しておくのが間違いないですよー!」クネリ!
469:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:15:11.46 :8MnlR9I2o
【リリーブライド本部】
久美子「……伝令より入電。東側にて薄墨初美、新子憧率いる軍勢と交戦。劣勢です」
恵「ふむ……」
久美子「それと、部外者と思われる人物と接触。薄墨はその人物に対し攻撃を仕掛けてます」
恵「部外者?誰だかわかるか?」
久美子「えー……はい。長野県の鶴賀高校3年生、加治木ゆみです」
恵「……なるほど」
久美子「この子がどうかしましたか?」
恵「いや、部外者は部外者なんだが……おそらく、その子が今日一緒に行動しているであろう人物が百合妄想士でな」
久美子「!あの……その人物って、まさか……」
恵「ああ……」
【リリーブライド本部】
久美子「……伝令より入電。東側にて薄墨初美、新子憧率いる軍勢と交戦。劣勢です」
恵「ふむ……」
久美子「それと、部外者と思われる人物と接触。薄墨はその人物に対し攻撃を仕掛けてます」
恵「部外者?誰だかわかるか?」
久美子「えー……はい。長野県の鶴賀高校3年生、加治木ゆみです」
恵「……なるほど」
久美子「この子がどうかしましたか?」
恵「いや、部外者は部外者なんだが……おそらく、その子が今日一緒に行動しているであろう人物が百合妄想士でな」
久美子「!あの……その人物って、まさか……」
恵「ああ……」
470:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:15:37.77 :8MnlR9I2o
【東側】
サワ..
全裸初美「っ!?な、なんですかー!?」
憧・ゆみ「?」
初美の体にビクンと跳ねる。
それは自らの演出ではなく、アクシデント的なエロス。余計興奮する。
だが初美の傍には誰もいない。
全裸初美「ど、どういうことですかー……」
??「先輩に……あそこを見せつけるとか……許せないっす」ユラー
全裸初美・憧「!!」
2人は目を見開いた。
さっきまで何もなかった空間に、1人の少女が現れたからだ。
憧「あ、これって……」
??「お久しぶりっす」
憧「!やっぱり……」
ゆみ「……モモ……」
その少女の名前は東横桃子。
存在感の薄さから人付き合いを避け続け、妄想に浸る日々を経て、愛しい先輩と結ばれた百合妄想士である。
【東側】
サワ..
全裸初美「っ!?な、なんですかー!?」
憧・ゆみ「?」
初美の体にビクンと跳ねる。
それは自らの演出ではなく、アクシデント的なエロス。余計興奮する。
だが初美の傍には誰もいない。
全裸初美「ど、どういうことですかー……」
??「先輩に……あそこを見せつけるとか……許せないっす」ユラー
全裸初美・憧「!!」
2人は目を見開いた。
さっきまで何もなかった空間に、1人の少女が現れたからだ。
憧「あ、これって……」
??「お久しぶりっす」
憧「!やっぱり……」
ゆみ「……モモ……」
その少女の名前は東横桃子。
存在感の薄さから人付き合いを避け続け、妄想に浸る日々を経て、愛しい先輩と結ばれた百合妄想士である。
471:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:16:25.37 :8MnlR9I2o
桃子「……先輩、すみません。私が離れたせいで巻き込んでしまって……」
ゆみ「いや、悪いのは私だ。待っているように言われたのに、モモのあとを追ってきてしまったから……」
桃子「……いえ、やっぱり私が悪いっす。戦いの様子を気にせずに先輩とのデートを楽しめばよかったんすから」
ゆみ「モモ……」
全裸初美「…………」
全裸初美(何もないところから現れる、語尾が『っす』、黒髪で巨乳の美少女……ということは……)
全裸初美「あなたが東横さんですかー?」
桃子「…………そうっすよ」
全裸初美「ふふ……ふふふ……」
桃子「…………」
全裸初美「私が唯一憧れる能力の持ち主………会いたかったですよー」
桃子「………でしょうね」クス
桃子「私の全裸露出は日常と同じ……繁華街での自慰行為も誰も気付かない……百合エッチに混ざっても相手が喜ぶだけ………」
全裸初美「…………」ゴクリ
桃子「私は存在しない」
全裸初美「その能力を聞いた時……羨ましいと同時に悔しかったですよー」
桃子「……………」
全裸初美「そこまで望めなかった自分に対して怒りも湧きましたし」
桃子「……………」
全裸初美「…………とにかく………あなたは絶対倒しますよー」
桃子「そうはさせないっす。先輩を誘惑した罪……償ってもらうっすから」
桃子「……先輩、すみません。私が離れたせいで巻き込んでしまって……」
ゆみ「いや、悪いのは私だ。待っているように言われたのに、モモのあとを追ってきてしまったから……」
桃子「……いえ、やっぱり私が悪いっす。戦いの様子を気にせずに先輩とのデートを楽しめばよかったんすから」
ゆみ「モモ……」
全裸初美「…………」
全裸初美(何もないところから現れる、語尾が『っす』、黒髪で巨乳の美少女……ということは……)
全裸初美「あなたが東横さんですかー?」
桃子「…………そうっすよ」
全裸初美「ふふ……ふふふ……」
桃子「…………」
全裸初美「私が唯一憧れる能力の持ち主………会いたかったですよー」
桃子「………でしょうね」クス
桃子「私の全裸露出は日常と同じ……繁華街での自慰行為も誰も気付かない……百合エッチに混ざっても相手が喜ぶだけ………」
全裸初美「…………」ゴクリ
桃子「私は存在しない」
全裸初美「その能力を聞いた時……羨ましいと同時に悔しかったですよー」
桃子「……………」
全裸初美「そこまで望めなかった自分に対して怒りも湧きましたし」
桃子「……………」
全裸初美「…………とにかく………あなたは絶対倒しますよー」
桃子「そうはさせないっす。先輩を誘惑した罪……償ってもらうっすから」
472:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:17:04.79 :8MnlR9I2o
全裸初美「…………〔規制防止障壁(セーフティバリア)〕、レベルMAX」シュー
初美が呟くと、大事な部分を隠していた光が細くなり、一瞬だけ強く発光し、消えた。そしてその代わりにどこからともなく湯気が発生した。
桃子「む………」
全裸初美「はぁー……腰をくねりますかー」クネックネックネ!
光も湯気も、見えにくい点では同じかと思われがちだが、明確な違いがある。
光の場合は、眩しさにより直視しにくい部分があり、タイミングによっては体全体が見えなくなる可能性がある。。
しかし湯気の場合は、はっきりと直視できる上に、透き通って見える気がする。無論、本当に際どい部分は見えないようになっているが、まさにギリギリのため、想像力を掻き立てまくる。
桃子(なんか……もうアレの形まんまに近いような気すらするっす……)ムラ..
全裸初美「ふふふ……ですよー」
全裸初美(一度この姿を見たらしばらく脳裏から離れないはず……ひたすら妄想力を奪い続けるですよー)
桃子(……こっちからも仕掛けさせてもらうっす)ユラー
桃子「」スー...
桃子の体が、右、左と繰り返し揺れる。初美の目がその動きを追う。
全裸初美(ステルスモモとか言われてるみたいですけど……消えるとわかってれば、ずぅっと目で追い続けて、存在感を消させないようにするまでですよー!)ジィー..
桃子「…………」スゥー..
全裸初美「!?」
桃子の姿が消える。ずっと見ていた初美でも、いつ消えたのかがわからない。気が付けばいなくなっていた、としか言いようがない。
全裸初美(ステルスって………これほそのモノですかー?)キョロキョロ
桃子「あなたの大事なトコロ………見てるっすよ」ボソ
全裸初美「!!」(振り返る)
全裸初美「……………………」
全裸初美(いない…)
フニュ..
全裸初美「ぅっ!!」ビク
全裸初美「い、今……どこを触ったですかー!?」
全裸初美「……………………」
全裸初美「へ、返事をするですよー!!」
全裸初美「…………〔規制防止障壁(セーフティバリア)〕、レベルMAX」シュー
初美が呟くと、大事な部分を隠していた光が細くなり、一瞬だけ強く発光し、消えた。そしてその代わりにどこからともなく湯気が発生した。
桃子「む………」
全裸初美「はぁー……腰をくねりますかー」クネックネックネ!
光も湯気も、見えにくい点では同じかと思われがちだが、明確な違いがある。
光の場合は、眩しさにより直視しにくい部分があり、タイミングによっては体全体が見えなくなる可能性がある。。
しかし湯気の場合は、はっきりと直視できる上に、透き通って見える気がする。無論、本当に際どい部分は見えないようになっているが、まさにギリギリのため、想像力を掻き立てまくる。
桃子(なんか……もうアレの形まんまに近いような気すらするっす……)ムラ..
全裸初美「ふふふ……ですよー」
全裸初美(一度この姿を見たらしばらく脳裏から離れないはず……ひたすら妄想力を奪い続けるですよー)
桃子(……こっちからも仕掛けさせてもらうっす)ユラー
桃子「」スー...
桃子の体が、右、左と繰り返し揺れる。初美の目がその動きを追う。
全裸初美(ステルスモモとか言われてるみたいですけど……消えるとわかってれば、ずぅっと目で追い続けて、存在感を消させないようにするまでですよー!)ジィー..
桃子「…………」スゥー..
全裸初美「!?」
桃子の姿が消える。ずっと見ていた初美でも、いつ消えたのかがわからない。気が付けばいなくなっていた、としか言いようがない。
全裸初美(ステルスって………これほそのモノですかー?)キョロキョロ
桃子「あなたの大事なトコロ………見てるっすよ」ボソ
全裸初美「!!」(振り返る)
全裸初美「……………………」
全裸初美(いない…)
フニュ..
全裸初美「ぅっ!!」ビク
全裸初美「い、今……どこを触ったですかー!?」
全裸初美「……………………」
全裸初美「へ、返事をするですよー!!」
473:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:17:36.81 :8MnlR9I2o
【リリーブライド本部】
久美子「東横桃子……?」
恵「知らないのも無理はない。完全に個人で活動しているからな」
久美子「え?では、いつ東横さんのことを知ったんですか?」
恵「私が街を散策している時に、百合の波動を感じ取ってな」
久美子「波動……」
恵「ああ。そして私が彼女に話しかけたのが出会いだ」
久美子「すごい……見知らぬおっさんにいきなり話しかけられても逃げないなんて……」
恵「…………」
久美子「あ、すみません会長」
恵「いや、かまわんさ。実際、見知らぬおっさんだからな」フフ
久美子「はい、そうですよね」
恵「…………」
久美子「…………それで?」
恵「あ、ああ。それからは百合関係のイベントで顔を合わせるたびに話すようになってな。つい先日のイベントでも会った。そこで今回の東西決戦について話して協力を依頼したんだ」
久美子「なるほど……」
恵「旅行の約束があるからと断られたんだが……ふふ、優しい子だな」
【リリーブライド本部】
久美子「東横桃子……?」
恵「知らないのも無理はない。完全に個人で活動しているからな」
久美子「え?では、いつ東横さんのことを知ったんですか?」
恵「私が街を散策している時に、百合の波動を感じ取ってな」
久美子「波動……」
恵「ああ。そして私が彼女に話しかけたのが出会いだ」
久美子「すごい……見知らぬおっさんにいきなり話しかけられても逃げないなんて……」
恵「…………」
久美子「あ、すみません会長」
恵「いや、かまわんさ。実際、見知らぬおっさんだからな」フフ
久美子「はい、そうですよね」
恵「…………」
久美子「…………それで?」
恵「あ、ああ。それからは百合関係のイベントで顔を合わせるたびに話すようになってな。つい先日のイベントでも会った。そこで今回の東西決戦について話して協力を依頼したんだ」
久美子「なるほど……」
恵「旅行の約束があるからと断られたんだが……ふふ、優しい子だな」
474:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:18:05.72 :8MnlR9I2o
久美子「それにしても……薄墨はかなりの実力者です。彼女を圧倒するなんて……」
恵「ああ。東横君の特性を活かした攻撃は、かなり強力だ」
久美子「特性?」
恵「そう。存在を見失うほどの影の薄さを利用し、攻める……彼女に狙われたものは、決して逃げられない」
久美子「…………」ゴクリ
恵「どこまでも付き纏い、白昼堂々と体をまさぐり、耳元で囁き、プライベート回線で性的妄想を垂れ流す」
恵「どれほど触られ、責められても………周りからは東横君の姿は見えない。ただ1人の女の子が悶えているだけに映る」
久美子「そ、そんな……」
恵「周りは変態を見るような目で見てくるだろう。それはMにとってはとてつもない快感であり、Sにとってはとてつもない屈辱……」
久美子「でしょうね……」
恵「その行為は、東横君が満足するまで終わることはない。そんな彼女を人はこう呼ぶ。『目に見えぬ追跡者(インビジブルチェイサー)』と」
恵「彼女の実力は、四天王たちと比べてもそう劣るものではないだろう」
久美子「それにしても……薄墨はかなりの実力者です。彼女を圧倒するなんて……」
恵「ああ。東横君の特性を活かした攻撃は、かなり強力だ」
久美子「特性?」
恵「そう。存在を見失うほどの影の薄さを利用し、攻める……彼女に狙われたものは、決して逃げられない」
久美子「…………」ゴクリ
恵「どこまでも付き纏い、白昼堂々と体をまさぐり、耳元で囁き、プライベート回線で性的妄想を垂れ流す」
恵「どれほど触られ、責められても………周りからは東横君の姿は見えない。ただ1人の女の子が悶えているだけに映る」
久美子「そ、そんな……」
恵「周りは変態を見るような目で見てくるだろう。それはMにとってはとてつもない快感であり、Sにとってはとてつもない屈辱……」
久美子「でしょうね……」
恵「その行為は、東横君が満足するまで終わることはない。そんな彼女を人はこう呼ぶ。『目に見えぬ追跡者(インビジブルチェイサー)』と」
恵「彼女の実力は、四天王たちと比べてもそう劣るものではないだろう」
475:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:18:41.28 :8MnlR9I2o
【東側】
全裸初美「や………もう………触らない………でくださ……いー」フラフラ
桃子「そんなこと言って………本当は嬉しいんじゃないっすか?」
全裸初美「ち、違いますー」
桃子「だって………ホラ」
全裸初美「うううー………」
初美の股間を隠す湯気の中、2人の激しい戦いが繰り広げられていた。
ゆみ「……一体何がどうなっているんだ?あちらでも何やら騒いでいるが……」
憧「えーと……とりあえずここから離れましょう」
ゆみ「いや、しかし……」
憧「東横さんのことは、あたしが責任持ちますから」
ゆみ「……わかった。元々、向こうで待っている約束だったしな」
憧「……なんかすいません」
ゆみ「いや、謝る必要はない。なんとなくだが、この場においては私の方がイレギュラーな存在なのだろうしな」
憧「……加治木さん」
ゆみ「迷惑をかけてしまったか?」
憧「いえ……全然です」
ゆみ「モモには、約束した場所で待っていると伝えてくれるか?」
憧「はい。わかりました……あ、そこまで送ります。途中ちょっとややこしいんで」
ゆみ「そういえば見張りの人がいたな……」
憧「はい。なので一緒に行きましょう」
ゆみ「すまない」
憧「いえ…」
憧(……本来なら、加治木さんを人質にとるとか色々手はあるかもだけど……インハイの時にお世話になった恩を仇で返したくない)テクテク
【東側】
全裸初美「や………もう………触らない………でくださ……いー」フラフラ
桃子「そんなこと言って………本当は嬉しいんじゃないっすか?」
全裸初美「ち、違いますー」
桃子「だって………ホラ」
全裸初美「うううー………」
初美の股間を隠す湯気の中、2人の激しい戦いが繰り広げられていた。
ゆみ「……一体何がどうなっているんだ?あちらでも何やら騒いでいるが……」
憧「えーと……とりあえずここから離れましょう」
ゆみ「いや、しかし……」
憧「東横さんのことは、あたしが責任持ちますから」
ゆみ「……わかった。元々、向こうで待っている約束だったしな」
憧「……なんかすいません」
ゆみ「いや、謝る必要はない。なんとなくだが、この場においては私の方がイレギュラーな存在なのだろうしな」
憧「……加治木さん」
ゆみ「迷惑をかけてしまったか?」
憧「いえ……全然です」
ゆみ「モモには、約束した場所で待っていると伝えてくれるか?」
憧「はい。わかりました……あ、そこまで送ります。途中ちょっとややこしいんで」
ゆみ「そういえば見張りの人がいたな……」
憧「はい。なので一緒に行きましょう」
ゆみ「すまない」
憧「いえ…」
憧(……本来なら、加治木さんを人質にとるとか色々手はあるかもだけど……インハイの時にお世話になった恩を仇で返したくない)テクテク
476:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:19:19.80 :8MnlR9I2o
全裸初美「ちょ、新子さん?どこに行…ひゃっ!そ、そこはダメですよー///」モジモジ
憧(ごめん薄墨さん。戻るまでは1人で頑張って)
憧は初美の方を振り返り、親指をグッと立てて微笑む。
全裸初美「き、急に戦線離脱してその笑顔、わけわかんないですよー!?ぁんっ!ゃ……///」プルプル..
桃子《ほら、どうっすか?ここを触られるの、気持ちよくないっすか?》
全裸初美「そ、それは……///」
桃子《いっそこのまま、能力を完全に解いて……裸で街中を歩いてみないっすか?》
全裸初美「!!」
桃子《みんな、薄墨さんを見てくれるっすよ?すごく……いやらしい目で…》
全裸初美「そんな……だ、ダメですよー……///」
桃子《どうしてっすか?ちょっと湯気を消すだけでいい……それで、全てをさらけ出せる……》サワ..
全裸初美「っ……!」ビクン
耳元で囁かれる桃子の言葉。それは、初美の心に甘く染み込んでいく。
姿の見えない存在からの囁きは、まるで自分が考えているかのような錯覚を呼ぶ。
連合軍B「……薄墨様?どうかしたんですか」タタッ
全裸初美「へ?」
そんな時、LB軍と交戦中の百合妄想士が初美の元へやってきた。
初美を心配してきたのだろう。しかし、彼女が初美に向ける目は、怪しい物を見るような目だ。
桃子の姿が見えないのだから当然だが、傍から見た初美は、全裸で巫女で湯気で褐色で……。
戦場の中にいながら1人悶えているという、高レベルな存在である。
全裸初美「ちょ、新子さん?どこに行…ひゃっ!そ、そこはダメですよー///」モジモジ
憧(ごめん薄墨さん。戻るまでは1人で頑張って)
憧は初美の方を振り返り、親指をグッと立てて微笑む。
全裸初美「き、急に戦線離脱してその笑顔、わけわかんないですよー!?ぁんっ!ゃ……///」プルプル..
桃子《ほら、どうっすか?ここを触られるの、気持ちよくないっすか?》
全裸初美「そ、それは……///」
桃子《いっそこのまま、能力を完全に解いて……裸で街中を歩いてみないっすか?》
全裸初美「!!」
桃子《みんな、薄墨さんを見てくれるっすよ?すごく……いやらしい目で…》
全裸初美「そんな……だ、ダメですよー……///」
桃子《どうしてっすか?ちょっと湯気を消すだけでいい……それで、全てをさらけ出せる……》サワ..
全裸初美「っ……!」ビクン
耳元で囁かれる桃子の言葉。それは、初美の心に甘く染み込んでいく。
姿の見えない存在からの囁きは、まるで自分が考えているかのような錯覚を呼ぶ。
連合軍B「……薄墨様?どうかしたんですか」タタッ
全裸初美「へ?」
そんな時、LB軍と交戦中の百合妄想士が初美の元へやってきた。
初美を心配してきたのだろう。しかし、彼女が初美に向ける目は、怪しい物を見るような目だ。
桃子の姿が見えないのだから当然だが、傍から見た初美は、全裸で巫女で湯気で褐色で……。
戦場の中にいながら1人悶えているという、高レベルな存在である。
477:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:19:48.09 :8MnlR9I2o
全裸初美(あ……この子の目……なんか……)ゾク
連合軍B「…………」
桃子《変態を見るようっすね》
全裸初美「っ……///」カァァ..
桃子《こんなところで脱ぐだけでも露出狂の変態なのに……こうして……触られて……》フニッ
全裸初美「ゃ!あっ……ん……///」モジーン!
連合軍B「あの……体調が悪いのですか?」
全裸初美「ちが、いますよー……//」ハァハァ
桃子《いっそのこと、お願いしてみたらどうっすか?『この場で、私をメチャクチャにして』って……》フゥー..(耳に息を吹きかける)
全裸初美「はぁ…んっ!ぁ……は……///」ビク
全裸初美(そんな……だめですよー……)
桃子《そっか……わかったっす。薄墨さんは、この子に触られるよりも…………快感を貪っている浅ましい姿を、見られる方が好きなんすね》フフッ
全裸初美《違っ……》
桃子《じゃあなんで……こんなに興奮してるんすかね》
全裸初美《!!》
全裸初美(私は……確かに……露出が好きで……でもそれはあくまで解放感を味わいたいだけで…………見られて喜ぶ変態じゃ……ない…)
桃子《変態》
全裸初美「ぁ……っ//」ビク
桃子《街中で裸になっている自分に向けられる冷たい視線に感じるなんて……本当の変態っす》
全裸初美(そんな……違う……私はただ……)
桃子《よぉく思い出すっすよ。今まで、こうやって裸を見せてきた人たちの視線を……》
全裸初美(視線………私を見て興奮してる目と…………あ…………み、見下したような……目……)ゾクゾクッ!
桃子《ほぉら……気付いた》フニフニッ
全裸初美「あぁんっ!!」ビク!
連合軍B「薄墨さん……」
全裸初美(あ……っ、なんて……冷たい……目…ッ!)
桃子《素直になるっすよ……そして、向こうにいる全員の前で、全てを晒しましょう》
全裸初美(そんな……こと……したら……)ハァ..ハァ..ハァ..
桃子《そうすれば……今まで味わったことのない快感が……待ってるっす》
全裸初美(あ……この子の目……なんか……)ゾク
連合軍B「…………」
桃子《変態を見るようっすね》
全裸初美「っ……///」カァァ..
桃子《こんなところで脱ぐだけでも露出狂の変態なのに……こうして……触られて……》フニッ
全裸初美「ゃ!あっ……ん……///」モジーン!
連合軍B「あの……体調が悪いのですか?」
全裸初美「ちが、いますよー……//」ハァハァ
桃子《いっそのこと、お願いしてみたらどうっすか?『この場で、私をメチャクチャにして』って……》フゥー..(耳に息を吹きかける)
全裸初美「はぁ…んっ!ぁ……は……///」ビク
全裸初美(そんな……だめですよー……)
桃子《そっか……わかったっす。薄墨さんは、この子に触られるよりも…………快感を貪っている浅ましい姿を、見られる方が好きなんすね》フフッ
全裸初美《違っ……》
桃子《じゃあなんで……こんなに興奮してるんすかね》
全裸初美《!!》
全裸初美(私は……確かに……露出が好きで……でもそれはあくまで解放感を味わいたいだけで…………見られて喜ぶ変態じゃ……ない…)
桃子《変態》
全裸初美「ぁ……っ//」ビク
桃子《街中で裸になっている自分に向けられる冷たい視線に感じるなんて……本当の変態っす》
全裸初美(そんな……違う……私はただ……)
桃子《よぉく思い出すっすよ。今まで、こうやって裸を見せてきた人たちの視線を……》
全裸初美(視線………私を見て興奮してる目と…………あ…………み、見下したような……目……)ゾクゾクッ!
桃子《ほぉら……気付いた》フニフニッ
全裸初美「あぁんっ!!」ビク!
連合軍B「薄墨さん……」
全裸初美(あ……っ、なんて……冷たい……目…ッ!)
桃子《素直になるっすよ……そして、向こうにいる全員の前で、全てを晒しましょう》
全裸初美(そんな……こと……したら……)ハァ..ハァ..ハァ..
桃子《そうすれば……今まで味わったことのない快感が……待ってるっす》
478:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:20:14.68 :8MnlR9I2o
全裸初美(あぁ……私……あぁ…………だめ……もう…………何も……考え…ら、れ……………………)フラッ
初美の目が閉じられ、全身から力が抜ける。
その瞬間、湯気は消え去り、生まれた後にスク水を着て日焼けしてスク水を脱いだままの姿になった。
連合軍B「あ、危ない!」ガシッ
倒れ込む初美を、Bが受け止める。
連合軍B「大丈夫ですか!」
全裸初美「ち、がうですよー……私は……へん、たいじゃ……な……い……」
朦朧とする意識の中、M女であることを否定するのが精一杯の初美。力を完全に使い切ったわけではないが、もはや戦闘どころではない。
そんな初美の姿を見た桃子は、ゆっくりとその場を去る。
桃子「…………」スッ
憧「あ、薄墨さんが負けてる」テクテク
桃子「!新子さん」
憧「薄墨さんを倒すとか……東横さんすごっ…」
桃子「……それほどでもないっすよ」ユラー
憧「うわっ!」ビクン!
桃子「…………驚きすぎっす」
憧「いやいや……急に現れたら誰でも驚きますって!」
桃子「ふふ……」
憧「……って、次はあたしを倒しに来た……んですよね?」
憧(薄墨さんより強いとか……あたしの手に負えないっつの)
桃子「……いや、私はもう行くっす」
憧「え……」
桃子「……新子さんは先輩を守ってくれた……そんな人と戦う気にはなれないっす」
憧「東横さん……」
桃子「……では、またいつかっす」ユラー..
その言葉と共に、桃子は夜の闇に消えていった。
全裸初美(あぁ……私……あぁ…………だめ……もう…………何も……考え…ら、れ……………………)フラッ
初美の目が閉じられ、全身から力が抜ける。
その瞬間、湯気は消え去り、生まれた後にスク水を着て日焼けしてスク水を脱いだままの姿になった。
連合軍B「あ、危ない!」ガシッ
倒れ込む初美を、Bが受け止める。
連合軍B「大丈夫ですか!」
全裸初美「ち、がうですよー……私は……へん、たいじゃ……な……い……」
朦朧とする意識の中、M女であることを否定するのが精一杯の初美。力を完全に使い切ったわけではないが、もはや戦闘どころではない。
そんな初美の姿を見た桃子は、ゆっくりとその場を去る。
桃子「…………」スッ
憧「あ、薄墨さんが負けてる」テクテク
桃子「!新子さん」
憧「薄墨さんを倒すとか……東横さんすごっ…」
桃子「……それほどでもないっすよ」ユラー
憧「うわっ!」ビクン!
桃子「…………驚きすぎっす」
憧「いやいや……急に現れたら誰でも驚きますって!」
桃子「ふふ……」
憧「……って、次はあたしを倒しに来た……んですよね?」
憧(薄墨さんより強いとか……あたしの手に負えないっつの)
桃子「……いや、私はもう行くっす」
憧「え……」
桃子「……新子さんは先輩を守ってくれた……そんな人と戦う気にはなれないっす」
憧「東横さん……」
桃子「……では、またいつかっす」ユラー..
その言葉と共に、桃子は夜の闇に消えていった。
479:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:20:41.80 :8MnlR9I2o
【ホテルの一室】
伝令「伝令!薄墨様が敗れたそうです」
??「えっ!?」
伝令「ただ、完全な敗北ではなく、少し休めば戦闘は可能とのこと」
??「トドメをささなかった……?相手は優しい方なのですね」
??「そうかもしれないね。にしても、薄墨が負けるなんて予想外だ……相手は誰?」
伝令「鶴賀学園2年の東横桃子です」
??「……なるほど。噂には聞いたことがあるわ」
??「…………新子さんはどうされてますか?」
伝令「新子様は無事です」
??「それも妙な話だね……最初から薄墨狙いだったのか……?」
伝令「ちなみに、東横は薄墨様と戦闘後、離脱しています」
??「何故でしょうか……?」
??「……わからない。でも、薄墨が抜けた穴は大きい。そこはある程度の人数で埋めないと。東の外れに待機してた軍勢を新子の元へやってくれ」
伝令「はっ!かしこまりました!」
【ホテルの一室】
伝令「伝令!薄墨様が敗れたそうです」
??「えっ!?」
伝令「ただ、完全な敗北ではなく、少し休めば戦闘は可能とのこと」
??「トドメをささなかった……?相手は優しい方なのですね」
??「そうかもしれないね。にしても、薄墨が負けるなんて予想外だ……相手は誰?」
伝令「鶴賀学園2年の東横桃子です」
??「……なるほど。噂には聞いたことがあるわ」
??「…………新子さんはどうされてますか?」
伝令「新子様は無事です」
??「それも妙な話だね……最初から薄墨狙いだったのか……?」
伝令「ちなみに、東横は薄墨様と戦闘後、離脱しています」
??「何故でしょうか……?」
??「……わからない。でも、薄墨が抜けた穴は大きい。そこはある程度の人数で埋めないと。東の外れに待機してた軍勢を新子の元へやってくれ」
伝令「はっ!かしこまりました!」
480:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:21:46.16 :8MnlR9I2o
【東側 外れ】
連合軍C「本部より入電!新子様の軍勢と合流!LB軍を挟み撃ちにするわよ!」
連合軍「ええ!」
薄墨・新子軍から少し離れた場所で待機していたC軍。
数は50程度で、機動力重視の部隊である。
薄墨軍と交戦中のLB軍を背後から突く作戦であった。
時は来たり……。意気揚々と進軍するC軍の前に、1つの影が立ちふさがった。
??「…………」
連合軍C「…………誰?」
連合軍D「な、なに……この迫力は……」タジッ
??「………………」
連合軍C「……味方、ではないようね……なら……」チラ
連合軍D「はい」スッ
連合軍C「蹴散らすわよ!」
連合軍「ええ!」ダダッ!
進軍中の50人の軍勢の前に突如現れた1人の少女。
彼女は何も語らず、ただ立ちふさがる。
戦場において無駄な時間は命取り。となれば、邪魔者が蹴散らされるは必然。
連合軍C(どきなさい……っ!!)
??「………………」
少女へ迫る連合軍の彼女たちの脳裏には、たった今現れた1人の邪魔者のことよりも、LB軍をどう攻めるかというシミュレーションに移っている。
『この子をさっさと片付けて、それから急いでLB軍の背後から急襲して……』
などと脳内で繰り広げられるシミュレーション。その中に……巨大なう○ちが降ってきた。
連合軍「!?!?」
進軍に急ブレーキがかかる。
連合軍の百合妄想士たちは戸惑いの表情で騒ぎ出す。あちらこちらで、『どうしてう○ちが?』『どうしてう○ちが?』の嵐が巻き起こっている。
【東側 外れ】
連合軍C「本部より入電!新子様の軍勢と合流!LB軍を挟み撃ちにするわよ!」
連合軍「ええ!」
薄墨・新子軍から少し離れた場所で待機していたC軍。
数は50程度で、機動力重視の部隊である。
薄墨軍と交戦中のLB軍を背後から突く作戦であった。
時は来たり……。意気揚々と進軍するC軍の前に、1つの影が立ちふさがった。
??「…………」
連合軍C「…………誰?」
連合軍D「な、なに……この迫力は……」タジッ
??「………………」
連合軍C「……味方、ではないようね……なら……」チラ
連合軍D「はい」スッ
連合軍C「蹴散らすわよ!」
連合軍「ええ!」ダダッ!
進軍中の50人の軍勢の前に突如現れた1人の少女。
彼女は何も語らず、ただ立ちふさがる。
戦場において無駄な時間は命取り。となれば、邪魔者が蹴散らされるは必然。
連合軍C(どきなさい……っ!!)
??「………………」
少女へ迫る連合軍の彼女たちの脳裏には、たった今現れた1人の邪魔者のことよりも、LB軍をどう攻めるかというシミュレーションに移っている。
『この子をさっさと片付けて、それから急いでLB軍の背後から急襲して……』
などと脳内で繰り広げられるシミュレーション。その中に……巨大なう○ちが降ってきた。
連合軍「!?!?」
進軍に急ブレーキがかかる。
連合軍の百合妄想士たちは戸惑いの表情で騒ぎ出す。あちらこちらで、『どうしてう○ちが?』『どうしてう○ちが?』の嵐が巻き起こっている。
481:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:22:21.03 :8MnlR9I2o
連合軍C「う○ち……映像…………まさか!」
??「…………」
Cがハッと気付く。こんなことをするのは1人しかいない。
連合軍C「まさか……あなたは…………四天王の……スカトロマスター・深堀純代!?」
純代《そうです…………って私、別にスカトロだけというわけじゃないんだけど……》
連合軍C「くっ……」ジリ
連合軍C(一番会いたくない人物に会ってしまったわ……でも、この人数なら……)
連合軍C「みんな!冷静になって!う○ちは毎日するわ!恐れないで!」
連合軍D「そ、そうよね……うん。毎日見てるもの」
連合軍E「ええ。怖がる必要はない…」
純代(もう立て直すんだ……なかなかのリーダーシップ)
連合軍C「いい?一気に攻めるわよ?油断せずに……今よっ!」ダッ
50人の妄想が純代に襲い掛かる。
全てをブロックするのは不可能であり、受け止めるのも大ダメージ必至だ。
そんな中、純代がとった行動は、
純代《脱・食・糞!!》グァアッ!!!
守りを捨てて攻撃するという、カウンターう○ちであった。
純代が言う『脱・食・糞』とは、るろうに剣心に登場する新撰組の斎藤一が掲げる信念である『悪・即・斬』と同様、
『脱いだら出す、食べたら出す、糞』という、人間の自然な在り様に対し何ら忌避すべきことはないという純代のスカに対する信念と愛を秘めた言葉である。
強い想いに裏打ちされたう○ちは決してぶつ切りにならない。
螺旋を描くようにクルクルと高みへと登り、重なっていく。
連合軍「ぎゃああああ!!!」
視覚のみではなく、激臭による襲撃により、純代を倒すという夢は潰え、モブ物語は終劇を迎えた……。
連合軍C「う○ち……映像…………まさか!」
??「…………」
Cがハッと気付く。こんなことをするのは1人しかいない。
連合軍C「まさか……あなたは…………四天王の……スカトロマスター・深堀純代!?」
純代《そうです…………って私、別にスカトロだけというわけじゃないんだけど……》
連合軍C「くっ……」ジリ
連合軍C(一番会いたくない人物に会ってしまったわ……でも、この人数なら……)
連合軍C「みんな!冷静になって!う○ちは毎日するわ!恐れないで!」
連合軍D「そ、そうよね……うん。毎日見てるもの」
連合軍E「ええ。怖がる必要はない…」
純代(もう立て直すんだ……なかなかのリーダーシップ)
連合軍C「いい?一気に攻めるわよ?油断せずに……今よっ!」ダッ
50人の妄想が純代に襲い掛かる。
全てをブロックするのは不可能であり、受け止めるのも大ダメージ必至だ。
そんな中、純代がとった行動は、
純代《脱・食・糞!!》グァアッ!!!
守りを捨てて攻撃するという、カウンターう○ちであった。
純代が言う『脱・食・糞』とは、るろうに剣心に登場する新撰組の斎藤一が掲げる信念である『悪・即・斬』と同様、
『脱いだら出す、食べたら出す、糞』という、人間の自然な在り様に対し何ら忌避すべきことはないという純代のスカに対する信念と愛を秘めた言葉である。
強い想いに裏打ちされたう○ちは決してぶつ切りにならない。
螺旋を描くようにクルクルと高みへと登り、重なっていく。
連合軍「ぎゃああああ!!!」
視覚のみではなく、激臭による襲撃により、純代を倒すという夢は潰え、モブ物語は終劇を迎えた……。
482:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:23:11.06 :8MnlR9I2o
【ホテルの一室】
伝令「報告します!風越女子を攻略中の40名!壊滅状態です!」
??「?この短時間に一体何が起きたのかしら?」
伝令「……四天王の深堀から攻撃を受けた模様です」
??「……それはキツいね……勝てるわけない」
??「早急に手を打たないとまずいですよね……」
??「……ですが、1人で動いてる彼女に対して軍を動かすのは得策ではありません」
??「ええ。彼女と真っ向勝負をするのは危険です。直接戦うのは愛宕様にお任せして、他の者は深堀さんと対峙した場合、守備に専念するよう通達をお願いします」
伝令「はっ!」
【ホテルの一室】
伝令「報告します!風越女子を攻略中の40名!壊滅状態です!」
??「?この短時間に一体何が起きたのかしら?」
伝令「……四天王の深堀から攻撃を受けた模様です」
??「……それはキツいね……勝てるわけない」
??「早急に手を打たないとまずいですよね……」
??「……ですが、1人で動いてる彼女に対して軍を動かすのは得策ではありません」
??「ええ。彼女と真っ向勝負をするのは危険です。直接戦うのは愛宕様にお任せして、他の者は深堀さんと対峙した場合、守備に専念するよう通達をお願いします」
伝令「はっ!」
483:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:23:47.25 :8MnlR9I2o
【北側】
照「はぁ、はぁ……」タッタッタッ..
咲「っ、はぁ……」
久「結構、距離が……あるのね……」ハァ..ハァ..
咲「そう、ですね…………あ!」
照「い、いた……宮守、女子…」ゼェゼェ
宮守A「あ、いらっしゃいました!小瀬川さん!」
白望「……んー?来た?」
宮守A「はい!」
白望「じゃあ……3人にジュースでもあげて。私がお金出すから」
宮守A「は、はい」
白望「あ、ポッケにお金入ってるから、とって」
宮守A「わ、私がですか?」
白望「うん……ポッケに手を突っ込むの、ダルい……」
宮守A「では、し、失礼します」ゴソゴソ
宮守A(キャー!小瀬川さんの顔が近ーい///)
白望「じゃあ、よろしく……」
宮守A「は、はい……///」
照「はぁ……はぁ…」ヨロヨロ
咲「お、お姉ちゃ……だ、大丈夫?」フラフラ
久「しんどいわぁ……運動不足かしら……」ゼェゼェ
【北側】
照「はぁ、はぁ……」タッタッタッ..
咲「っ、はぁ……」
久「結構、距離が……あるのね……」ハァ..ハァ..
咲「そう、ですね…………あ!」
照「い、いた……宮守、女子…」ゼェゼェ
宮守A「あ、いらっしゃいました!小瀬川さん!」
白望「……んー?来た?」
宮守A「はい!」
白望「じゃあ……3人にジュースでもあげて。私がお金出すから」
宮守A「は、はい」
白望「あ、ポッケにお金入ってるから、とって」
宮守A「わ、私がですか?」
白望「うん……ポッケに手を突っ込むの、ダルい……」
宮守A「では、し、失礼します」ゴソゴソ
宮守A(キャー!小瀬川さんの顔が近ーい///)
白望「じゃあ、よろしく……」
宮守A「は、はい……///」
照「はぁ……はぁ…」ヨロヨロ
咲「お、お姉ちゃ……だ、大丈夫?」フラフラ
久「しんどいわぁ……運動不足かしら……」ゼェゼェ
484:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:24:19.79 :8MnlR9I2o
宮守A「あ、あの!お疲れ様です。ジュースをどうぞ」
照「!ありがとう……」
咲「あ、すみません」
久「ありがと。いただくわー」
ゴクゴクゴク..
久「……っぷはぁ!生き返るわー!」
咲「……っはぁぁ……美味しい……」
照「……………………ぷぁ……ふぅ」
咲(一気飲みの『ぷはぁ』を我慢するおしとやかお姉ちゃんかわいい!!)
久「っと、あんまりのんびりしていられないんだったわね。あの、私たちはどうすればいいのかしら?」
宮守A「えっと、その辺のことは小瀬川さんに……」
咲「小瀬川さん……って確か……」
ガラガラガラ...
白望「私が説明する……」
照「…………?」
ガラガラという音に反応してそちらを見ると、
キャスター付きのダイニングチェアに座ったまま、足をちょこちょこと動かしながらこちらに近付いてくる小瀬川白望の姿があった。
久「……ちょ、ええっ?」
白望「あー……みんなその反応するんだよね……ただ、あんまり動きたくないからこれに座ってるだけ。以上」
咲「そ、そうなんですか」
宮守A「あ、あの!お疲れ様です。ジュースをどうぞ」
照「!ありがとう……」
咲「あ、すみません」
久「ありがと。いただくわー」
ゴクゴクゴク..
久「……っぷはぁ!生き返るわー!」
咲「……っはぁぁ……美味しい……」
照「……………………ぷぁ……ふぅ」
咲(一気飲みの『ぷはぁ』を我慢するおしとやかお姉ちゃんかわいい!!)
久「っと、あんまりのんびりしていられないんだったわね。あの、私たちはどうすればいいのかしら?」
宮守A「えっと、その辺のことは小瀬川さんに……」
咲「小瀬川さん……って確か……」
ガラガラガラ...
白望「私が説明する……」
照「…………?」
ガラガラという音に反応してそちらを見ると、
キャスター付きのダイニングチェアに座ったまま、足をちょこちょこと動かしながらこちらに近付いてくる小瀬川白望の姿があった。
久「……ちょ、ええっ?」
白望「あー……みんなその反応するんだよね……ただ、あんまり動きたくないからこれに座ってるだけ。以上」
咲「そ、そうなんですか」
485:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:24:59.63 :8MnlR9I2o
白望「……で、もう戦闘中だから簡潔に言うけど………………はぁ」
久「ど、どうしたの?」
白望「いや……何も」
白望(陣頭指揮とか、私の柄じゃないんだよなぁ……)ハァ
照「??」
白望「えと……まずはこれからの動きだけど………あー……その前に状況を把握した方がいいかな?…………ねぇ、君」
宮守A「は、はい!」
白望「現状説明をお願い」
宮守A「わ、わかりました!」
宮守A「現在リリーブライドは、本部前と東西南北のそれぞれに1チームずつ、合計5チームが配置されています。総数は約600人です」
宮守A「連合軍もそれに合わせる形で、東西南北それぞれに軍を1つずつ分けていますが、どれもLB軍を上回る数です。他にも遊撃部隊が多数確認されています。連合軍の総数は現在のところ、約1200人です」
照「!1200……?」
咲「聞いてたより多い……」
久(倍……かなりキツイわね……それに『現在のところ』というからには、今後さらに増える可能性があるってこと……?)
白望「それで……聞いてるかもしれないけど宮永さんたちには遊撃部隊をお願いしたい。正面からぶつかっても数で負けるから、守備主体で戦いつつ少数精鋭の遊撃部隊で隙を付いて相手の陣形を乱して一気に畳み込む……とかって流れになると思う」
宮守A「遊撃部隊には皆さんの他に、四天王の方々も含まれます」
白望「少数精鋭なんだから、負けないように……ということみたい」
久「四天王はともかく、私たちは精鋭って言われるほどじゃないと思うけど……ねぇ?」
照「うん」コク
白望「……どんな形で勝ったかは知らないけど、四天王を負かした時点で精鋭なのは確実。自信を持ったらいいんじゃないかな……」ハァ..
咲「お、お姉ちゃん、頑張ろう?」
照「…………ん」
白望「……で、もう戦闘中だから簡潔に言うけど………………はぁ」
久「ど、どうしたの?」
白望「いや……何も」
白望(陣頭指揮とか、私の柄じゃないんだよなぁ……)ハァ
照「??」
白望「えと……まずはこれからの動きだけど………あー……その前に状況を把握した方がいいかな?…………ねぇ、君」
宮守A「は、はい!」
白望「現状説明をお願い」
宮守A「わ、わかりました!」
宮守A「現在リリーブライドは、本部前と東西南北のそれぞれに1チームずつ、合計5チームが配置されています。総数は約600人です」
宮守A「連合軍もそれに合わせる形で、東西南北それぞれに軍を1つずつ分けていますが、どれもLB軍を上回る数です。他にも遊撃部隊が多数確認されています。連合軍の総数は現在のところ、約1200人です」
照「!1200……?」
咲「聞いてたより多い……」
久(倍……かなりキツイわね……それに『現在のところ』というからには、今後さらに増える可能性があるってこと……?)
白望「それで……聞いてるかもしれないけど宮永さんたちには遊撃部隊をお願いしたい。正面からぶつかっても数で負けるから、守備主体で戦いつつ少数精鋭の遊撃部隊で隙を付いて相手の陣形を乱して一気に畳み込む……とかって流れになると思う」
宮守A「遊撃部隊には皆さんの他に、四天王の方々も含まれます」
白望「少数精鋭なんだから、負けないように……ということみたい」
久「四天王はともかく、私たちは精鋭って言われるほどじゃないと思うけど……ねぇ?」
照「うん」コク
白望「……どんな形で勝ったかは知らないけど、四天王を負かした時点で精鋭なのは確実。自信を持ったらいいんじゃないかな……」ハァ..
咲「お、お姉ちゃん、頑張ろう?」
照「…………ん」
486:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:25:57.40 :8MnlR9I2o
白望「……とりあえずここには宮守からの援軍の半分がいて、残り半分はすでに連合軍と交戦中。私たちは今から少し移動して連合軍の横を突く」
照「………わかった」
照(ついに…………戦いが始まるんだ……)ドクン
咲「……お姉ちゃん」キュッ(照の手を握る)
照「……大丈夫。私が守る」
久「えー?咲だけなの?私も守って欲しいなぁ~♪」
照「あ……//」カァァ..
久「ふふっ」
照「久は……大丈夫」
久「ちょ、どういう意味よもうっ!私だって寂しい時もあるのよ?咲も何か言ってやってよぉ!」プイ
咲(部長にプイッてされるお姉ちゃんかわいい……///)ポー
久「…………ま、まぁいいか。じゃあ行きましょう」
白望「ダル……」
白望(さて……いよいよ本格的な戦闘開始か……)ハァ..
宮守A「あの……小瀬川さん、椅子は危ないのでこの担架に寝てください。私たちが運びますから」
白望「あ……どうも」
宮守A「い、いえ……///」
宮守A(小瀬川さんにお礼言われちゃったー///)
照「……どうして担架……?」
白望「移動、ダルい……」
照「そ、そう……」
照(世の中は広い……色んな人がいる)フーム
白望「……とりあえずここには宮守からの援軍の半分がいて、残り半分はすでに連合軍と交戦中。私たちは今から少し移動して連合軍の横を突く」
照「………わかった」
照(ついに…………戦いが始まるんだ……)ドクン
咲「……お姉ちゃん」キュッ(照の手を握る)
照「……大丈夫。私が守る」
久「えー?咲だけなの?私も守って欲しいなぁ~♪」
照「あ……//」カァァ..
久「ふふっ」
照「久は……大丈夫」
久「ちょ、どういう意味よもうっ!私だって寂しい時もあるのよ?咲も何か言ってやってよぉ!」プイ
咲(部長にプイッてされるお姉ちゃんかわいい……///)ポー
久「…………ま、まぁいいか。じゃあ行きましょう」
白望「ダル……」
白望(さて……いよいよ本格的な戦闘開始か……)ハァ..
宮守A「あの……小瀬川さん、椅子は危ないのでこの担架に寝てください。私たちが運びますから」
白望「あ……どうも」
宮守A「い、いえ……///」
宮守A(小瀬川さんにお礼言われちゃったー///)
照「……どうして担架……?」
白望「移動、ダルい……」
照「そ、そう……」
照(世の中は広い……色んな人がいる)フーム
487:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:26:41.70 :8MnlR9I2o
【北側】
宮守B「くっ……」
連合軍「はああっ!」
北側で繰り広げられている戦闘は連合軍が圧倒していた。
戦力の差はわかりやすいほどの優位を連合軍にもたらしている。
しかし、名門宮守はしぶとくガードを固め、劣勢ながらもある程度の均衡を保っていた。
そんな戦況を、余裕の表情で見つめる3人がいた。
洋榎「…………」ムン
1人は背筋を伸ばして胸の前で腕を組み、威厳をアピールする。
怜「……………」
1人は棒立ちのジト目。
竜華「♪~」
1人は両手いっぱいに宝物を抱えるように、棒立ちの子を抱きしめる。
三者三様のポーズである。
しかし、彼女たちに共通するのは、これからの戦いに対し、怯えなど全く抱いていないこと。
己の勝利、そして連合軍の勝利を確信しているのだ。
洋榎「さすが名門だけあるなぁ。粘っとるわ」
竜華「ほんまやなぁ。怜~?」
怜「……………」
洋榎「おう、園城寺。さっきから黙ってどないしたん?」
怜「いや……さっきの寿司屋、タコ美味しなかったなって」
洋榎「どないやねん!バクバク食うといて!」
竜華「あはは」
【北側】
宮守B「くっ……」
連合軍「はああっ!」
北側で繰り広げられている戦闘は連合軍が圧倒していた。
戦力の差はわかりやすいほどの優位を連合軍にもたらしている。
しかし、名門宮守はしぶとくガードを固め、劣勢ながらもある程度の均衡を保っていた。
そんな戦況を、余裕の表情で見つめる3人がいた。
洋榎「…………」ムン
1人は背筋を伸ばして胸の前で腕を組み、威厳をアピールする。
怜「……………」
1人は棒立ちのジト目。
竜華「♪~」
1人は両手いっぱいに宝物を抱えるように、棒立ちの子を抱きしめる。
三者三様のポーズである。
しかし、彼女たちに共通するのは、これからの戦いに対し、怯えなど全く抱いていないこと。
己の勝利、そして連合軍の勝利を確信しているのだ。
洋榎「さすが名門だけあるなぁ。粘っとるわ」
竜華「ほんまやなぁ。怜~?」
怜「……………」
洋榎「おう、園城寺。さっきから黙ってどないしたん?」
怜「いや……さっきの寿司屋、タコ美味しなかったなって」
洋榎「どないやねん!バクバク食うといて!」
竜華「あはは」
488:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:27:19.52 :8MnlR9I2o
洋榎「しゃあないやっちゃなぁ……ほれ、もう時間や。行くで」ダッ
竜華「行こか、怜」
怜「ん……」
宮守B「ぐ……ぅ……まだ、大丈夫……」
連合軍「この子たち……しぶといっ……」
洋榎「どいたどいたぁ!うちに任せぇ!」
連合軍「!愛宕さん……」
宮守B(愛宕洋榎!これは……チャンス!ここであの子を倒せば、戦況が有利になる!)
宮守B《ちよちゃんに恋心を抱いた大阪!そしてちよちゃんもそれに応える!》
宮守B(大阪弁キャラを絡めれば、きっとダメージを…)
洋榎「ははっ!」ニヤリ
宮守B「え?」
洋榎「大阪、ちよちゃん、智、榊さん、神楽、暦。全員うちの嫁や!!」
宮守B「!?」
洋榎「勿論……あずまんがで百合妄想する……お前もうちの嫁やぁ!!」
宮守B「!!!!」
宮守B(な、なに……なんなのこの感じ。強引に嫁にされるなんて……普通なら嫌なはずなのに……)
洋榎「うちの嫁妄想に酔えや!!」
宮守B(だ、だめ……もう……夢中になっちゃう……///)
怜「……さすがやな」
竜華「感心してる怜好き~♪」ナデナデナーデナ!
洋榎「ほれ!次の嫁は誰や!」
宮守軍「う……」
洋榎のあまりの迫力に、宮守軍がたじろぐ。自信に満ち満ちた表情で他者を嫁にする洋榎。
相手の妄想をねじ伏せるその様は、まさに剛腕。
妄想内のキャラを嫁にし、対戦相手である百合妄想士をも嫁にする。
これが愛宕洋榎。百合界の独占禁止法違反者。
洋榎「しゃあないやっちゃなぁ……ほれ、もう時間や。行くで」ダッ
竜華「行こか、怜」
怜「ん……」
宮守B「ぐ……ぅ……まだ、大丈夫……」
連合軍「この子たち……しぶといっ……」
洋榎「どいたどいたぁ!うちに任せぇ!」
連合軍「!愛宕さん……」
宮守B(愛宕洋榎!これは……チャンス!ここであの子を倒せば、戦況が有利になる!)
宮守B《ちよちゃんに恋心を抱いた大阪!そしてちよちゃんもそれに応える!》
宮守B(大阪弁キャラを絡めれば、きっとダメージを…)
洋榎「ははっ!」ニヤリ
宮守B「え?」
洋榎「大阪、ちよちゃん、智、榊さん、神楽、暦。全員うちの嫁や!!」
宮守B「!?」
洋榎「勿論……あずまんがで百合妄想する……お前もうちの嫁やぁ!!」
宮守B「!!!!」
宮守B(な、なに……なんなのこの感じ。強引に嫁にされるなんて……普通なら嫌なはずなのに……)
洋榎「うちの嫁妄想に酔えや!!」
宮守B(だ、だめ……もう……夢中になっちゃう……///)
怜「……さすがやな」
竜華「感心してる怜好き~♪」ナデナデナーデナ!
洋榎「ほれ!次の嫁は誰や!」
宮守軍「う……」
洋榎のあまりの迫力に、宮守軍がたじろぐ。自信に満ち満ちた表情で他者を嫁にする洋榎。
相手の妄想をねじ伏せるその様は、まさに剛腕。
妄想内のキャラを嫁にし、対戦相手である百合妄想士をも嫁にする。
これが愛宕洋榎。百合界の独占禁止法違反者。
489:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:27:58.80 :8MnlR9I2o
宮守C(愛宕洋榎はダメでも……この人たちなら!)
怜「?」
竜華「あ」
宮守C(病弱っ子は萌えるけど……戦場では手加減無用!)
怜「……りゅーか」
竜華「怜ー♪」
お互いの名前を呼び、恋人繋ぎをする。すると怜と竜華の周りをピンク色の光が包んだ。
宮守C「え……っ!」
怜「ごめんなぁ。これだけ敵味方が入り乱れとったら、範囲を絞り切るのが面倒や。せやから……みんなまとめて…………」
怜「〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕」
ギュアアアアア!!
宮守C「っきゃあ!!」
激しい光。その場にいた200を超える百合妄想士たち全員が思わず目を瞑る。
キー...リューカー..
宮守C(な、なに?今、何か聞こえ……)
トキー..リューカー..
宮守C(これは……2人の声!?)
光によって目を閉じることを余儀なくされた面々の耳に、甘く、とろける響きが訪れる。
ダイスキヤデー ウチモー イッショヤナー
それは、2人のラブラブな日常であり、イチャイチャの記憶。
トキー ナニー? ヨンデミタダケヤデー? カワイイナァモウ!
宮守C(うぅ……私が休日に早起きしてLの世界をシーズン1から観てる時も……こんな風にイチャイチャしてたのっ!?ああぁあ!!)
強烈な精神攻撃。
一撃必殺ではないものの、相手の魂に語り掛け、気力を奪うには最適な技だ。
実際、倒れた者はいないものの、この攻撃によって力を消耗し、宮守側が連合軍の攻撃に耐えられなくなってきている。
カワイイトキー! シタッタラズ デ 「リューカァ..」 ッテ ヨブトキー! モウ..ヤメテェヤ..ハズイワァ..//
宮守C(愛宕洋榎はダメでも……この人たちなら!)
怜「?」
竜華「あ」
宮守C(病弱っ子は萌えるけど……戦場では手加減無用!)
怜「……りゅーか」
竜華「怜ー♪」
お互いの名前を呼び、恋人繋ぎをする。すると怜と竜華の周りをピンク色の光が包んだ。
宮守C「え……っ!」
怜「ごめんなぁ。これだけ敵味方が入り乱れとったら、範囲を絞り切るのが面倒や。せやから……みんなまとめて…………」
怜「〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕」
ギュアアアアア!!
宮守C「っきゃあ!!」
激しい光。その場にいた200を超える百合妄想士たち全員が思わず目を瞑る。
キー...リューカー..
宮守C(な、なに?今、何か聞こえ……)
トキー..リューカー..
宮守C(これは……2人の声!?)
光によって目を閉じることを余儀なくされた面々の耳に、甘く、とろける響きが訪れる。
ダイスキヤデー ウチモー イッショヤナー
それは、2人のラブラブな日常であり、イチャイチャの記憶。
トキー ナニー? ヨンデミタダケヤデー? カワイイナァモウ!
宮守C(うぅ……私が休日に早起きしてLの世界をシーズン1から観てる時も……こんな風にイチャイチャしてたのっ!?ああぁあ!!)
強烈な精神攻撃。
一撃必殺ではないものの、相手の魂に語り掛け、気力を奪うには最適な技だ。
実際、倒れた者はいないものの、この攻撃によって力を消耗し、宮守側が連合軍の攻撃に耐えられなくなってきている。
カワイイトキー! シタッタラズ デ 「リューカァ..」 ッテ ヨブトキー! モウ..ヤメテェヤ..ハズイワァ..//
490:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:28:41.16 :8MnlR9I2o
洋榎「っく……しゃあないとはいえ、こっちにも……っ!お前らもうちの嫁やのに……うちを置いてイチャイチャしなや!くっ!」
怜「っと……」フラ..
竜華「怜!」
怜「へ、平気平気。さすがにこれだけの大人数にやるのは無茶やったな」
竜華「回復する?」
怜「うん……」
竜華「ごめん、椅子お願い」
連合軍「はい!園城寺様用と清水谷様用を2つ用意しました」サッ
竜華「ありがとう。よいしょ、っと……ほら、膝枕やでー♪」
怜「ん……」
連合軍の子が用意した2つの折り畳み椅子の片方に座り、膝をポンポンと叩く竜華。
その隣の椅子に腰かけ、竜華の膝にコロンと寝ころぶ怜。流れるような一連の流れは、まさにこの行為こそが日常だからだろう。
怜「はぁ……」
竜華「ふふふ……怜~♪」
怜の頭を優しく撫でる竜華。すると、消耗した怜の力が、少しずつ回復していく。
そう、怜にとって竜華の膝は元気の源。レッドブル以上、養命酒以上、リポビタンD以上、未満なし。
怜(回復して……もっかい攻撃すればここは制圧できるなぁ)
竜華「怜~♪」ナデリーノ
劣勢の宮守軍、もしも怜が全回復してしまえば、持ちこたえるのは不可能。
いや、愛宕洋榎の活躍を見るに、もはや怜を抜きにしても限界か……。
宮守の百合妄想士たちが諦めかけたその時……
宮守Aと数人「はぁ……はぁ……」
白望「間に合った……ダル……」
照「はぁ……はぁ……」
咲「危なかった……」
久「ギリギリセーフね!」
汗をダラダラ垂らしながら担架を運んできた宮守女子の子たちと、その担架に寝てるダルダル王女、そして照たちを先頭に、残りの宮守軍団が戦線に加わった。
洋榎「っく……しゃあないとはいえ、こっちにも……っ!お前らもうちの嫁やのに……うちを置いてイチャイチャしなや!くっ!」
怜「っと……」フラ..
竜華「怜!」
怜「へ、平気平気。さすがにこれだけの大人数にやるのは無茶やったな」
竜華「回復する?」
怜「うん……」
竜華「ごめん、椅子お願い」
連合軍「はい!園城寺様用と清水谷様用を2つ用意しました」サッ
竜華「ありがとう。よいしょ、っと……ほら、膝枕やでー♪」
怜「ん……」
連合軍の子が用意した2つの折り畳み椅子の片方に座り、膝をポンポンと叩く竜華。
その隣の椅子に腰かけ、竜華の膝にコロンと寝ころぶ怜。流れるような一連の流れは、まさにこの行為こそが日常だからだろう。
怜「はぁ……」
竜華「ふふふ……怜~♪」
怜の頭を優しく撫でる竜華。すると、消耗した怜の力が、少しずつ回復していく。
そう、怜にとって竜華の膝は元気の源。レッドブル以上、養命酒以上、リポビタンD以上、未満なし。
怜(回復して……もっかい攻撃すればここは制圧できるなぁ)
竜華「怜~♪」ナデリーノ
劣勢の宮守軍、もしも怜が全回復してしまえば、持ちこたえるのは不可能。
いや、愛宕洋榎の活躍を見るに、もはや怜を抜きにしても限界か……。
宮守の百合妄想士たちが諦めかけたその時……
宮守Aと数人「はぁ……はぁ……」
白望「間に合った……ダル……」
照「はぁ……はぁ……」
咲「危なかった……」
久「ギリギリセーフね!」
汗をダラダラ垂らしながら担架を運んできた宮守女子の子たちと、その担架に寝てるダルダル王女、そして照たちを先頭に、残りの宮守軍団が戦線に加わった。
491:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:29:12.36 :8MnlR9I2o
連合軍「!?」
横から不意を突かれる形になった連合軍は戸惑い、戦列を乱した。
白望「あー……突撃」
宮守軍「はいっ!!」ドドド
そのタイミングで白望の号令。優勢の連合軍を押し返す。
洋榎「………………」
洋榎「ほぉ……宮永照………あいつも百合妄想士やったんか」
宮守D(!考え事をしてる?隙あり!)
宮守D《ウラヌス…》バッ!
洋榎「嫁!!」
宮守D「あぁ…………っ……」ガクリ
洋榎「へへ……おもろなってきた」ニヤリ
白望「ありがと……後は自分の足で立つ」
宮守A「あ……だ、ダイニングチェアーは……どう、しますか?い、一応っ……持ってきてますが」ゼェゼェ
白望「うーん……戦闘中はやめとく。ありがと」
宮守A「い、いえ……///」
白望「さて……と」
連合軍F「宮守女子の小瀬川白望!覚悟!」
白望(……来たか……だるいけどやらないと……)
連合軍「!?」
横から不意を突かれる形になった連合軍は戸惑い、戦列を乱した。
白望「あー……突撃」
宮守軍「はいっ!!」ドドド
そのタイミングで白望の号令。優勢の連合軍を押し返す。
洋榎「………………」
洋榎「ほぉ……宮永照………あいつも百合妄想士やったんか」
宮守D(!考え事をしてる?隙あり!)
宮守D《ウラヌス…》バッ!
洋榎「嫁!!」
宮守D「あぁ…………っ……」ガクリ
洋榎「へへ……おもろなってきた」ニヤリ
白望「ありがと……後は自分の足で立つ」
宮守A「あ……だ、ダイニングチェアーは……どう、しますか?い、一応っ……持ってきてますが」ゼェゼェ
白望「うーん……戦闘中はやめとく。ありがと」
宮守A「い、いえ……///」
白望「さて……と」
連合軍F「宮守女子の小瀬川白望!覚悟!」
白望(……来たか……だるいけどやらないと……)
492:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:30:16.74 :8MnlR9I2o
白望「すぅーー…………はあぁあ…………」
白望「…………」キッ
連合軍F「!」
白望《君は、どのカップリングが好き……?》
連合軍F「え……あ……ラブライブの……ほのうみ……っ!?」
連合軍F(ど、どうして!?答えるつもりなんてなかったのに!口が勝手に……!)
白望《『ほのうみ』が一番?『ことほの』はどう?》
連合軍F「うぅ……ほのうみが一番……好き」
ザ..ザザ....ザァ....
連合軍Fの周りに立ち込める霧。この霧は本人と白望にしか見えていない。
白望《でも……ことりの方が穂乃果と息が合うかも……海未は絵里を好きなのかも……》
連合軍F「う……っ」
白望《他にも『にこまき』というのもある》
連合軍F「あ……確かに『にこまき』も……いい……」
白望《迷ったね……》
白望の言葉と共に、霧が一段と深くなる。そして目の前に巨大な木造の家が現れる。
ザァァアァアァ!!
連合軍F(え?い、家……!?)
その存在に気付いた瞬間、連合軍Fはいきなり開いた扉に吸い込まれ、家の中に引きずり込まれていた。
連合軍F(な、なに!?なんなのこれっ!?)
白望《〔 カ ッ プ リ ン グ 迷 い 家 ( マ ヨ ヒ ガ )〕。もう扉は閉ざされた》
連合軍F(!?あ、うあ……あ……ほのうみ……ことほの……にこまき……あぁ……)
〔カップリング迷い家(マヨヒガ)〕。
カップリングに迷った相手を閉じ込め、答えの出ない思考のループへと誘う能力。
迷い。悩み。常に付きまとう人間の性に狙いを定めるが故、効力は絶大。
自分の好きなカップリングを無理やり答えさせるという強制力をも備えているため、攻撃における能力という面では、かなりの上位につけるだろう。
白望「すぅーー…………はあぁあ…………」
白望「…………」キッ
連合軍F「!」
白望《君は、どのカップリングが好き……?》
連合軍F「え……あ……ラブライブの……ほのうみ……っ!?」
連合軍F(ど、どうして!?答えるつもりなんてなかったのに!口が勝手に……!)
白望《『ほのうみ』が一番?『ことほの』はどう?》
連合軍F「うぅ……ほのうみが一番……好き」
ザ..ザザ....ザァ....
連合軍Fの周りに立ち込める霧。この霧は本人と白望にしか見えていない。
白望《でも……ことりの方が穂乃果と息が合うかも……海未は絵里を好きなのかも……》
連合軍F「う……っ」
白望《他にも『にこまき』というのもある》
連合軍F「あ……確かに『にこまき』も……いい……」
白望《迷ったね……》
白望の言葉と共に、霧が一段と深くなる。そして目の前に巨大な木造の家が現れる。
ザァァアァアァ!!
連合軍F(え?い、家……!?)
その存在に気付いた瞬間、連合軍Fはいきなり開いた扉に吸い込まれ、家の中に引きずり込まれていた。
連合軍F(な、なに!?なんなのこれっ!?)
白望《〔 カ ッ プ リ ン グ 迷 い 家 ( マ ヨ ヒ ガ )〕。もう扉は閉ざされた》
連合軍F(!?あ、うあ……あ……ほのうみ……ことほの……にこまき……あぁ……)
〔カップリング迷い家(マヨヒガ)〕。
カップリングに迷った相手を閉じ込め、答えの出ない思考のループへと誘う能力。
迷い。悩み。常に付きまとう人間の性に狙いを定めるが故、効力は絶大。
自分の好きなカップリングを無理やり答えさせるという強制力をも備えているため、攻撃における能力という面では、かなりの上位につけるだろう。
493:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:31:21.69 :8MnlR9I2o
白望「ふぅ……まぁまぁか。さ、次」
白望《君たちは、どんなカップリングが好き……?》
連合軍G・H《!?》
白望(こっちはこのままでいけそう…………宮永さんたちは……?)チラ
照《……そんなロサ・キネンシスだった…》
連合軍I「うっ……」ドサッ
照(いける……!私、四天王との戦いで強くなってるのかも……)
咲《お姉ちゃんの検尿カップを見つめているうちに………私の手がそっと伸びて……》
連合軍J「いっやぁあ!!」バタッ
咲(いい調子!)
久《いつの間にか………すぎさんは、まりを目で追うようになった……》
連合軍K「え………でも………あっこが………うぅ」バタ
洋榎「……おいおい、盛り返してきおったで」
洋榎(うちの嫁たちを蹴散らすなんて……舐めた真似をする嫁どもやでぇ)
洋榎「こら、おしおきせなあかんなぁ!」ニヤリ
白望(……来るか、愛宕洋榎……)
白望「ふぅ……まぁまぁか。さ、次」
白望《君たちは、どんなカップリングが好き……?》
連合軍G・H《!?》
白望(こっちはこのままでいけそう…………宮永さんたちは……?)チラ
照《……そんなロサ・キネンシスだった…》
連合軍I「うっ……」ドサッ
照(いける……!私、四天王との戦いで強くなってるのかも……)
咲《お姉ちゃんの検尿カップを見つめているうちに………私の手がそっと伸びて……》
連合軍J「いっやぁあ!!」バタッ
咲(いい調子!)
久《いつの間にか………すぎさんは、まりを目で追うようになった……》
連合軍K「え………でも………あっこが………うぅ」バタ
洋榎「……おいおい、盛り返してきおったで」
洋榎(うちの嫁たちを蹴散らすなんて……舐めた真似をする嫁どもやでぇ)
洋榎「こら、おしおきせなあかんなぁ!」ニヤリ
白望(……来るか、愛宕洋榎……)
494:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:32:15.26 :8MnlR9I2o
【リリーブライド本部】
恵「…………」
恵(我が軍は劣勢、か……残念だが予想通りだ)
恵「……久美子君。四天王の動向はどうなっている?」
久美子「…………深堀さんは、東側の連合軍と接触し、戦闘中です。西側の臼沢さんは……街中で配っていた風船を持って幼女に話しかけて、『それ、ちょーだい!』という言葉を引き出し、その言葉をヤラシイ意味で妄想して興奮しているようです。まだ戦闘に参加してません」
恵「……なるほど」
久美子「ですので、久保さんに西側へ向かってもらいました」
恵「ふむ。それでいいだろう。彼女なら安心して任せられる」
久美子「はい。そして沢村さんは……開戦後、全く連絡がとれません。東京に来ているのは間違いないのですが……」
恵「そうか……」
恵(西の妨害、だろうな)
久美子「エイスリンたん……失礼。エイスリンちゃんは現在……公園のトイレにいるようです。おそらく掃除と思われます」
恵「掃除なわけがないだろう。お花摘みではないのか?」
久美子「エイスリンちゃんはそっち系統のはしませんので掃除です」
恵「…………そう、かもしれないな」
久美子「ようやく親衛隊が揃ったみたいですので、これから戦線に参加することになります」
【リリーブライド本部】
恵「…………」
恵(我が軍は劣勢、か……残念だが予想通りだ)
恵「……久美子君。四天王の動向はどうなっている?」
久美子「…………深堀さんは、東側の連合軍と接触し、戦闘中です。西側の臼沢さんは……街中で配っていた風船を持って幼女に話しかけて、『それ、ちょーだい!』という言葉を引き出し、その言葉をヤラシイ意味で妄想して興奮しているようです。まだ戦闘に参加してません」
恵「……なるほど」
久美子「ですので、久保さんに西側へ向かってもらいました」
恵「ふむ。それでいいだろう。彼女なら安心して任せられる」
久美子「はい。そして沢村さんは……開戦後、全く連絡がとれません。東京に来ているのは間違いないのですが……」
恵「そうか……」
恵(西の妨害、だろうな)
久美子「エイスリンたん……失礼。エイスリンちゃんは現在……公園のトイレにいるようです。おそらく掃除と思われます」
恵「掃除なわけがないだろう。お花摘みではないのか?」
久美子「エイスリンちゃんはそっち系統のはしませんので掃除です」
恵「…………そう、かもしれないな」
久美子「ようやく親衛隊が揃ったみたいですので、これから戦線に参加することになります」
495:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:32:54.78 :8MnlR9I2o
恵「心強いことだ。彼女の活躍に期待しよう」
久美子「はい」
恵「………………」
久美子「…………」チラ
恵「………………」
久美子「…………あっ」パラッ
恵「ん?」
久美子「すみません。資料が落ちてしまって…………膝を曲げずに拾っていただけますか?」
恵「ああ」スッ
資料を拾おうと、前かがみになる恵。久美子のお願い通り、膝を曲げていない。このままではパンチラになってしまう。
久美子「…………」
劣勢のLB軍の動向に気を取られるあまり、遂にパンチラしてしまうのだろうか?不安にかられる久美子。
恵「……フゥッ!!」
久美子「!!」
しかし、やはり上に立つ者は違った。少し前かがみになった恵は息を強く吐き出し、資料の下に滑り込ませて資料を浮かせた。
ひらり、ひらりと舞う1枚の紙。恵は手を伸ばし、2本の指で挟み、回収した。
その際、ピラピラとスカートが揺れたがパンチラには至らず。相変わらずの鉄壁である。
久美子「会長……!」
恵「いくら我が軍が劣勢でも、パンチラは許さんさ」
この人がいる限り、リリーブライドは負けない。久美子はそう再確認したのだった。
恵「心強いことだ。彼女の活躍に期待しよう」
久美子「はい」
恵「………………」
久美子「…………」チラ
恵「………………」
久美子「…………あっ」パラッ
恵「ん?」
久美子「すみません。資料が落ちてしまって…………膝を曲げずに拾っていただけますか?」
恵「ああ」スッ
資料を拾おうと、前かがみになる恵。久美子のお願い通り、膝を曲げていない。このままではパンチラになってしまう。
久美子「…………」
劣勢のLB軍の動向に気を取られるあまり、遂にパンチラしてしまうのだろうか?不安にかられる久美子。
恵「……フゥッ!!」
久美子「!!」
しかし、やはり上に立つ者は違った。少し前かがみになった恵は息を強く吐き出し、資料の下に滑り込ませて資料を浮かせた。
ひらり、ひらりと舞う1枚の紙。恵は手を伸ばし、2本の指で挟み、回収した。
その際、ピラピラとスカートが揺れたがパンチラには至らず。相変わらずの鉄壁である。
久美子「会長……!」
恵「いくら我が軍が劣勢でも、パンチラは許さんさ」
この人がいる限り、リリーブライドは負けない。久美子はそう再確認したのだった。
496:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:33:37.43 :8MnlR9I2o
【南側 外れ 公園のトイレ】
エイスリン「フー、スッキリ」フキフキ
親衛隊「清掃業務、お疲れ様です。エイ様」
エイスリン「セイソー?チガウヨ?オシッ…」
親衛隊「エイ様は天使!エイ様は天使!」ワアアアァア!
エイスリン「ホント?」
親衛隊「ホントです!」
エイスリン「アリガト♪」
親衛隊「エイ様ぁぁあ~~~////」
親衛隊の黄色い声援が女子トイレに響く。エイスリンの一言でモチベーションはうなぎ上りだ。
この士気を維持したまま戦闘に入れれば、かなりの戦果が期待できるだろう。
エイスリン「ジャア、コレカラ、シュッパ………ツ?」
勢いそのままに、いざ出陣……というところで、エイスリンが親衛隊の背後を見て止まる。
親衛隊「エイ様?」
疑問に思い、後ろを振り返ると、そこには1人の少女がいた。
??「あ、あの……」
エイスリン「ア……!」
ポニーテールに紺色ジャージ。上は着てるが下は着てない。忘れたわけでは決してない。
??「どうも……」
そんな彼女の名は……。
エイスリン「タカカモ!シズノ!」
穏乃「あ、知ってくれてたんですか?ありがとうございます」
阿知賀女子学院1年、高鴨穏乃だ。
【南側 外れ 公園のトイレ】
エイスリン「フー、スッキリ」フキフキ
親衛隊「清掃業務、お疲れ様です。エイ様」
エイスリン「セイソー?チガウヨ?オシッ…」
親衛隊「エイ様は天使!エイ様は天使!」ワアアアァア!
エイスリン「ホント?」
親衛隊「ホントです!」
エイスリン「アリガト♪」
親衛隊「エイ様ぁぁあ~~~////」
親衛隊の黄色い声援が女子トイレに響く。エイスリンの一言でモチベーションはうなぎ上りだ。
この士気を維持したまま戦闘に入れれば、かなりの戦果が期待できるだろう。
エイスリン「ジャア、コレカラ、シュッパ………ツ?」
勢いそのままに、いざ出陣……というところで、エイスリンが親衛隊の背後を見て止まる。
親衛隊「エイ様?」
疑問に思い、後ろを振り返ると、そこには1人の少女がいた。
??「あ、あの……」
エイスリン「ア……!」
ポニーテールに紺色ジャージ。上は着てるが下は着てない。忘れたわけでは決してない。
??「どうも……」
そんな彼女の名は……。
エイスリン「タカカモ!シズノ!」
穏乃「あ、知ってくれてたんですか?ありがとうございます」
阿知賀女子学院1年、高鴨穏乃だ。
497:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:34:25.80 :8MnlR9I2o
親衛隊「エイ様!この子は……」
エイスリン「……テキ?」
穏乃「ぅ……あ……そのぅ………」
エイスリン「オシエテ?」(首を傾げる)
穏乃「っ……は、はい。私は…………敵です……///」
敵かと聞かれ、言いよどむ穏乃だったが、エイスリンの可愛すぎさにより真実を吐露する。
エイスリンの首傾げは、気功の達人が手をグルグル回し、対象相手に触れずに転倒させる技と同じようなものだ。
心を右へ左へと揺すぶられ、ノックアウトされてしまう。
エイスリン「ッ、テキ!!」キュポン!
穏乃「あ、しまった……」
親衛隊「っ!!」ザッ
穏乃の『敵』という一言を受けて、エイスリンは一歩後ずさり、イラストボードに絵を描く。
そして絵が完成する前に邪魔されるのを防ぐため、親衛隊がエイスリンの前に壁を作って立ち塞がる。
エイスリン「」カキカキカキ!
エイスリン「デキタ!!」
『親衛隊の1人と穏乃がキスをしている』
親衛隊A「あ……わわ……」フラフラ
描かれた通り、穏乃のそばへ向かう。
穏乃「あ……」
親衛隊A「……私のファーストキスでエイ様のお役に立てる……幸せ………」フラー
親衛隊「エイ様!この子は……」
エイスリン「……テキ?」
穏乃「ぅ……あ……そのぅ………」
エイスリン「オシエテ?」(首を傾げる)
穏乃「っ……は、はい。私は…………敵です……///」
敵かと聞かれ、言いよどむ穏乃だったが、エイスリンの可愛すぎさにより真実を吐露する。
エイスリンの首傾げは、気功の達人が手をグルグル回し、対象相手に触れずに転倒させる技と同じようなものだ。
心を右へ左へと揺すぶられ、ノックアウトされてしまう。
エイスリン「ッ、テキ!!」キュポン!
穏乃「あ、しまった……」
親衛隊「っ!!」ザッ
穏乃の『敵』という一言を受けて、エイスリンは一歩後ずさり、イラストボードに絵を描く。
そして絵が完成する前に邪魔されるのを防ぐため、親衛隊がエイスリンの前に壁を作って立ち塞がる。
エイスリン「」カキカキカキ!
エイスリン「デキタ!!」
『親衛隊の1人と穏乃がキスをしている』
親衛隊A「あ……わわ……」フラフラ
描かれた通り、穏乃のそばへ向かう。
穏乃「あ……」
親衛隊A「……私のファーストキスでエイ様のお役に立てる……幸せ………」フラー
498:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:35:10.81 :8MnlR9I2o
穏乃「…………」
そして穏乃の唇へとゆっくり迫る。百合キスまであと3秒。
……しかし、
穏乃「…………よっと」スッ
穏乃は身を躱し、キスから逃れた。
エイスリン「!?!!?」
エイスリン(ナンデ!?ワタシ、チャントカイタ!)
エイスリンが可愛く驚くのも無理はない。
エイスリンが持つ魅了に対しては相手によって効果が薄かったり、
好きな人がいる相手には通用しなかったりした。
しかし絵に関しては自分が描いた通りに動かせた。
咲には最後の最後で通用しなかったが、それ以外の時は操ることができた。
それなのに穏乃は最初から通用しない。
今まで味わったことのない展開にエイスリンは動揺を隠せない。
穏乃「危ない危ない」
エイスリン「ッ!」
エイスリン(…………カキマチガイ!キットソウ!モウイッカイ……!)キュキュキュ...
エイスリン(デキタ!!)
『裸の穏乃がエッチなポーズで親衛隊を誘惑している』
エイスリン(ヌゲ!!)Come on!
穏乃「…………」
エイスリン「!!!」
エイスリン(コノコ…………ワタシノ、チカラ………キカナイ!?ナンデ!!?)
エイスリンは確信する。穏乃には自分の能力が通じていない。
その事実に放心状態になってしまうエイスリン。
自分の武器が相手に通用しない時、彼女は一体どう可愛くなってしまうのだろうか……?
穏乃「…………」
そして穏乃の唇へとゆっくり迫る。百合キスまであと3秒。
……しかし、
穏乃「…………よっと」スッ
穏乃は身を躱し、キスから逃れた。
エイスリン「!?!!?」
エイスリン(ナンデ!?ワタシ、チャントカイタ!)
エイスリンが可愛く驚くのも無理はない。
エイスリンが持つ魅了に対しては相手によって効果が薄かったり、
好きな人がいる相手には通用しなかったりした。
しかし絵に関しては自分が描いた通りに動かせた。
咲には最後の最後で通用しなかったが、それ以外の時は操ることができた。
それなのに穏乃は最初から通用しない。
今まで味わったことのない展開にエイスリンは動揺を隠せない。
穏乃「危ない危ない」
エイスリン「ッ!」
エイスリン(…………カキマチガイ!キットソウ!モウイッカイ……!)キュキュキュ...
エイスリン(デキタ!!)
『裸の穏乃がエッチなポーズで親衛隊を誘惑している』
エイスリン(ヌゲ!!)Come on!
穏乃「…………」
エイスリン「!!!」
エイスリン(コノコ…………ワタシノ、チカラ………キカナイ!?ナンデ!!?)
エイスリンは確信する。穏乃には自分の能力が通じていない。
その事実に放心状態になってしまうエイスリン。
自分の武器が相手に通用しない時、彼女は一体どう可愛くなってしまうのだろうか……?
499:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:36:01.57 :8MnlR9I2o
【西側】
その頃、西側では久保貴子が奮戦していた。
貴子《……という結末だった》
連合軍L「ひぃっ!」バタッ..
貴子「はぁ……ァァッ……はぁ……ァァッ……はぁ……ァァッ……」
連合軍「つ、強い……」
LB軍(さすが久保様!圧倒的ですわ!)
貴子(本部前を留守にするのは不安だが……ここで数を減らしておけば後々楽になるはずだ……というか、臼沢ァァッ……早く来てくれよ……)
自身の攻撃に加えて、味方を指揮し、流れるように攻めたてる。兵力差を物ともせず連合軍を次々と蹴散らす久保貴子……まさしくコーチ無双である。
もしかしたらこのまま西側の軍勢を跳ね返すのではないか。
そう期待できる奮戦ぶりだ。
だが、そこに待ったをかける存在がいた。
雅枝「おーおー、気張っとんなぁ」
腰近くまで伸びた長髪。その毛先はアッパーカットの如く天へ跳ね上がっている。
眼鏡越しに光る強気な目。スーツをスマートに着こなし、大人の色香を放つ。
愛宕洋榎の母であり、千里山の監督を務める百合妄想士、愛宕雅枝だ。
貴子「?」チラ
貴子「!あいつは……」
LB軍D「やああっ!」タタッ!
貴子「ま、待て!不用意に近付くと……」
雅枝「ふふ……ほな、さようなら」
手を広げ、横に薙ぐ。
LB軍D「え?あっ……きゃ……」フラ..
すると、迫ってきたDが急にフラつき、膝をつく。
雅枝「ははは……ごめんなぁ」
貴子「くっ……みんな!やつには近付くな!」
雅枝「やつ、なんて言わんと……うちには愛宕雅枝っちゅう名前があるんやから、そう呼びぃな」クス
雅枝「なぁ……久保貴子ちゃん?ははは!」
貴子「…………ァァッ……」
貴子(愛宕雅枝……若くしてリリーフラワーガーデンの会長に上り詰め、今なおその椅子に座り続ける女傑………おそらく今回の東西決戦の首謀者であり、総大将。それがこんな前線に出てくるとは……)
【西側】
その頃、西側では久保貴子が奮戦していた。
貴子《……という結末だった》
連合軍L「ひぃっ!」バタッ..
貴子「はぁ……ァァッ……はぁ……ァァッ……はぁ……ァァッ……」
連合軍「つ、強い……」
LB軍(さすが久保様!圧倒的ですわ!)
貴子(本部前を留守にするのは不安だが……ここで数を減らしておけば後々楽になるはずだ……というか、臼沢ァァッ……早く来てくれよ……)
自身の攻撃に加えて、味方を指揮し、流れるように攻めたてる。兵力差を物ともせず連合軍を次々と蹴散らす久保貴子……まさしくコーチ無双である。
もしかしたらこのまま西側の軍勢を跳ね返すのではないか。
そう期待できる奮戦ぶりだ。
だが、そこに待ったをかける存在がいた。
雅枝「おーおー、気張っとんなぁ」
腰近くまで伸びた長髪。その毛先はアッパーカットの如く天へ跳ね上がっている。
眼鏡越しに光る強気な目。スーツをスマートに着こなし、大人の色香を放つ。
愛宕洋榎の母であり、千里山の監督を務める百合妄想士、愛宕雅枝だ。
貴子「?」チラ
貴子「!あいつは……」
LB軍D「やああっ!」タタッ!
貴子「ま、待て!不用意に近付くと……」
雅枝「ふふ……ほな、さようなら」
手を広げ、横に薙ぐ。
LB軍D「え?あっ……きゃ……」フラ..
すると、迫ってきたDが急にフラつき、膝をつく。
雅枝「ははは……ごめんなぁ」
貴子「くっ……みんな!やつには近付くな!」
雅枝「やつ、なんて言わんと……うちには愛宕雅枝っちゅう名前があるんやから、そう呼びぃな」クス
雅枝「なぁ……久保貴子ちゃん?ははは!」
貴子「…………ァァッ……」
貴子(愛宕雅枝……若くしてリリーフラワーガーデンの会長に上り詰め、今なおその椅子に座り続ける女傑………おそらく今回の東西決戦の首謀者であり、総大将。それがこんな前線に出てくるとは……)
500:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:36:54.69 :8MnlR9I2o
LB軍E「愛宕雅枝……?それってリリーフラワーガーデンの…?だったら、チャンス!」タタッ
雅枝「そやなぁ。うちを倒せば、士気はガタ落ちやろうな」クス
LB軍E「みんな!一気に行くわよ!」
LB軍「はいっ!」
貴子「!待っ…」
雅枝「ってられへんねんて。残念」ヒュヒュン!
LB軍「!!」バタバタバタッ!
貴子「!!」
雅枝「ははは。脆い、弱い」
貴子(……やっぱり、強ェ……そこらのやつじゃ歯が立たねェから、堂々と出てきたわけかよ……)
雅枝「ほれほれ」ヒュヒュ!
LB軍「きゃあっ!!」
貴子(くっ……このまま、こいつをここで戦わせたら、こっちの被害がひどくなる一方だァァッ!だったら……ここから愛宕雅枝を連れ出して、私がタイマンを張る形にするしかねェ……)
貴子「あ、あのっ!!」
雅枝「あん?」
貴子「私と……1対1で勝負しませんか!?」
雅枝「嫌や、そんなん」
貴子「!」
雅枝「タイマン張るより、ここであんたらの兵を減らす方が効率ええ。うちと戦いたいなら勝手にかかってこんかい。まとめてやったるわ」
貴子「……は、はい。その通りですよね……元々そちらの方が優位ですし……」
雅枝「わかっとんならええねん」
貴子「は、はい。すみませんお忙しいところ……」ペコペコ
貴子(……くそっ……ダメか……)
弱気になる貴子。
彼女は自分より年下、または立場が下の人間には罵倒やビンタの雨を降らせるのが得意だが、
目上や権力持ち、ビンタをしたあとに報復されるような相手にはめっぽう弱いという、なかなかな人間だ。
そのため雅枝相手には威張れず、強気にいけない。これは心に染みついた性根であり個性なのである。
LB軍E「愛宕雅枝……?それってリリーフラワーガーデンの…?だったら、チャンス!」タタッ
雅枝「そやなぁ。うちを倒せば、士気はガタ落ちやろうな」クス
LB軍E「みんな!一気に行くわよ!」
LB軍「はいっ!」
貴子「!待っ…」
雅枝「ってられへんねんて。残念」ヒュヒュン!
LB軍「!!」バタバタバタッ!
貴子「!!」
雅枝「ははは。脆い、弱い」
貴子(……やっぱり、強ェ……そこらのやつじゃ歯が立たねェから、堂々と出てきたわけかよ……)
雅枝「ほれほれ」ヒュヒュ!
LB軍「きゃあっ!!」
貴子(くっ……このまま、こいつをここで戦わせたら、こっちの被害がひどくなる一方だァァッ!だったら……ここから愛宕雅枝を連れ出して、私がタイマンを張る形にするしかねェ……)
貴子「あ、あのっ!!」
雅枝「あん?」
貴子「私と……1対1で勝負しませんか!?」
雅枝「嫌や、そんなん」
貴子「!」
雅枝「タイマン張るより、ここであんたらの兵を減らす方が効率ええ。うちと戦いたいなら勝手にかかってこんかい。まとめてやったるわ」
貴子「……は、はい。その通りですよね……元々そちらの方が優位ですし……」
雅枝「わかっとんならええねん」
貴子「は、はい。すみませんお忙しいところ……」ペコペコ
貴子(……くそっ……ダメか……)
弱気になる貴子。
彼女は自分より年下、または立場が下の人間には罵倒やビンタの雨を降らせるのが得意だが、
目上や権力持ち、ビンタをしたあとに報復されるような相手にはめっぽう弱いという、なかなかな人間だ。
そのため雅枝相手には威張れず、強気にいけない。これは心に染みついた性根であり個性なのである。
501:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:37:29.21 :8MnlR9I2o
貴子(だが……これは戦い…………負けたら関西色の強すぎる百合業界になるかもしれねェ……今までリリーブライドがやってきたことが全て破壊される……)
連合軍「わああ!!」
雅枝「それそれっ!」
貴子「……っ!」
貴子(……ここは……退けねェ!!)
貴子「…………愛宕雅枝ェァァッ!!」
雅枝「ぁん!?」ギラリ!
貴子「……さん!!」
雅枝「おう。なんや。タイマンは張らへんぞ」
貴子「…………」
貴子(……おそらく彼女を動かす方法は1つしかねェ…………あとが怖いが…………根性出すぜァァッ!)
貴子「そ、そんなこと言わず、私と勝負だァァッ!」
雅枝「あ゛?タメグチか?」
貴子「う、るさいっ!いいからかかってこい!!」
雅枝「…………は!挑発か?ガキやあるまいし、そんなんに乗るほどうちはアホちゃうで?」
貴子「………オ」
雅枝「今の状況でタイマン張るとか無意味やしな。ははは」
貴子「オーバーハン……」
雅枝「は…………」ピタ
貴子「オーバーハン…………オーバーハン……」
雅枝「……………」
貴子「オーバーハン……オーバーハン。オーバーハン。オーバーハン。オーバーハン」
雅枝「……………」
オバハンを連呼しながら雅枝を見つめる。そして雅枝の顔を指さし、なお続ける。
貴子(だが……これは戦い…………負けたら関西色の強すぎる百合業界になるかもしれねェ……今までリリーブライドがやってきたことが全て破壊される……)
連合軍「わああ!!」
雅枝「それそれっ!」
貴子「……っ!」
貴子(……ここは……退けねェ!!)
貴子「…………愛宕雅枝ェァァッ!!」
雅枝「ぁん!?」ギラリ!
貴子「……さん!!」
雅枝「おう。なんや。タイマンは張らへんぞ」
貴子「…………」
貴子(……おそらく彼女を動かす方法は1つしかねェ…………あとが怖いが…………根性出すぜァァッ!)
貴子「そ、そんなこと言わず、私と勝負だァァッ!」
雅枝「あ゛?タメグチか?」
貴子「う、るさいっ!いいからかかってこい!!」
雅枝「…………は!挑発か?ガキやあるまいし、そんなんに乗るほどうちはアホちゃうで?」
貴子「………オ」
雅枝「今の状況でタイマン張るとか無意味やしな。ははは」
貴子「オーバーハン……」
雅枝「は…………」ピタ
貴子「オーバーハン…………オーバーハン……」
雅枝「……………」
貴子「オーバーハン……オーバーハン。オーバーハン。オーバーハン。オーバーハン」
雅枝「……………」
オバハンを連呼しながら雅枝を見つめる。そして雅枝の顔を指さし、なお続ける。
502:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:38:16.76 :8MnlR9I2o
貴子「オバハンオバハンオバハンオバハン…」
テンポアップ。
雅枝「……………」
貴子「………いや、オバハンじゃなくてお姉さんかも……?」
自問自答。
雅枝「!」ピク..
貴子「…………いやいやいや!絶対オバハン!オバハンオバハン!オバハンオバハン……」
やっぱりオバハン。
雅枝「……ろや」
貴子「オバッハン!オバハン!オバッハン!オバハン!」
雅枝「やめろ言うてるやろが!クソガキがァ!!」ダダッ!!
貴子「オバッ!?」
額の青筋をピキピキさせながら貴子に向かって突進する雅枝。
外見は二児の母にしてはかなり若く見えるのだが、やはりオバハンは禁句ワードだったようだ。
ハンター試験でゴンにバッジをとられる直前のヒソカのような表情で貴子へ迫る。
貴子「オバハンオバハンオバハンオバハン!!」ダダダッ!
雅枝「待てやコラァァァァ!!」ダダダダダ!!
貴子「オバハァーーーーン!!」
貴子(よし!このまま引き離す!!)
貴子「オバハンオバハンオバハンオバハン…」
テンポアップ。
雅枝「……………」
貴子「………いや、オバハンじゃなくてお姉さんかも……?」
自問自答。
雅枝「!」ピク..
貴子「…………いやいやいや!絶対オバハン!オバハンオバハン!オバハンオバハン……」
やっぱりオバハン。
雅枝「……ろや」
貴子「オバッハン!オバハン!オバッハン!オバハン!」
雅枝「やめろ言うてるやろが!クソガキがァ!!」ダダッ!!
貴子「オバッ!?」
額の青筋をピキピキさせながら貴子に向かって突進する雅枝。
外見は二児の母にしてはかなり若く見えるのだが、やはりオバハンは禁句ワードだったようだ。
ハンター試験でゴンにバッジをとられる直前のヒソカのような表情で貴子へ迫る。
貴子「オバハンオバハンオバハンオバハン!!」ダダダッ!
雅枝「待てやコラァァァァ!!」ダダダダダ!!
貴子「オバハァーーーーン!!」
貴子(よし!このまま引き離す!!)
503:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:38:45.64 :8MnlR9I2o
【北側】
洋榎「行くでぇ、オラアアア!!」ダダダッ
白望「…………」チラ
怜「……眠なってきた」ウトウト
竜華「うとうとの怜、好き~♪ウトウトキスキー♪」ナデナッデデ..
白望(あの2人が戻ってくるまでに……片付けたい)
洋榎「嫁嫁嫁嫁ェェ!!」
白望《……君の好きなカップリングは………?》ユラー..
洋榎「お?」
白望の体から霧が発生する。
ゆらゆら、ゆりゆららと、2人を包んでいく。
白望(よし……取り込めた。後は……)
白望《どんな作品でもいい……君の好きなカップリングを教えて…………》
洋榎「…………」
〔カップリング迷い家(マヨヒガ)〕からは逃れられない。
この能力に支配された者は、心の底から好きなカップリングを口に出してしまう。それは愛宕洋榎も例外ではない。
白望(さあ……飲み込んであげるから…………答えて)ユラ..
洋榎《…………お》
白望「…………」
洋榎《女の子は………みんなうちの嫁や!!》
白望「!!?」
洋榎《可愛い女の子は全部うちのもんや!!》
白望(……カップリングという概念を持ってない?………いや、そうと決まったわけじゃない……)
【北側】
洋榎「行くでぇ、オラアアア!!」ダダダッ
白望「…………」チラ
怜「……眠なってきた」ウトウト
竜華「うとうとの怜、好き~♪ウトウトキスキー♪」ナデナッデデ..
白望(あの2人が戻ってくるまでに……片付けたい)
洋榎「嫁嫁嫁嫁ェェ!!」
白望《……君の好きなカップリングは………?》ユラー..
洋榎「お?」
白望の体から霧が発生する。
ゆらゆら、ゆりゆららと、2人を包んでいく。
白望(よし……取り込めた。後は……)
白望《どんな作品でもいい……君の好きなカップリングを教えて…………》
洋榎「…………」
〔カップリング迷い家(マヨヒガ)〕からは逃れられない。
この能力に支配された者は、心の底から好きなカップリングを口に出してしまう。それは愛宕洋榎も例外ではない。
白望(さあ……飲み込んであげるから…………答えて)ユラ..
洋榎《…………お》
白望「…………」
洋榎《女の子は………みんなうちの嫁や!!》
白望「!!?」
洋榎《可愛い女の子は全部うちのもんや!!》
白望(……カップリングという概念を持ってない?………いや、そうと決まったわけじゃない……)
504:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:39:19.95 :8MnlR9I2o
白望「…………」
白望《可愛い女の子………例えば?》
洋榎《ささめきことの純夏………可愛いとこあるやん!うちの嫁や!!》
白望《でも………純夏は汐が好き………2人の間に入るつもり?》
洋榎《汐もうちの嫁や!!めっちゃ好きや!!》
白望《…………まゆやシャルロッテは》
洋榎《嫁と嫁や!!作者もアシスタントも嫁や!》
白望(この揺るぎない信念………迷いがまったくない……)
宮守軍「白望様……?」ザワザワ
白望(……っ……私の攻撃が通用しないことに動揺してる……このままだと士気が……)
白望「……ごめん、バトンタッチ」
照「え?」
白望「愛宕洋榎を食い止めて」
照「わかった」
咲「わ、私も!」
久「任せて!」
白望「ありがとう。お願い」テクテク
洋榎「む?逃げるんか!?嫁!!」
白望(……嫁じゃないし……)
宮守軍「あ、あの……小瀬川さん、その……」
白望「大丈夫。今のは様子見だから」
宮守軍「そ、そうだったんですか」ホッ
白望「うん。安心して」
宮守軍「はい!では、行ってきます」タタタ
白望「…………ふぅ」
白望(愛宕洋榎とは相性が悪いみたい……なら、園城寺さんたちを落とす)テクテク
白望「…………」
白望《可愛い女の子………例えば?》
洋榎《ささめきことの純夏………可愛いとこあるやん!うちの嫁や!!》
白望《でも………純夏は汐が好き………2人の間に入るつもり?》
洋榎《汐もうちの嫁や!!めっちゃ好きや!!》
白望《…………まゆやシャルロッテは》
洋榎《嫁と嫁や!!作者もアシスタントも嫁や!》
白望(この揺るぎない信念………迷いがまったくない……)
宮守軍「白望様……?」ザワザワ
白望(……っ……私の攻撃が通用しないことに動揺してる……このままだと士気が……)
白望「……ごめん、バトンタッチ」
照「え?」
白望「愛宕洋榎を食い止めて」
照「わかった」
咲「わ、私も!」
久「任せて!」
白望「ありがとう。お願い」テクテク
洋榎「む?逃げるんか!?嫁!!」
白望(……嫁じゃないし……)
宮守軍「あ、あの……小瀬川さん、その……」
白望「大丈夫。今のは様子見だから」
宮守軍「そ、そうだったんですか」ホッ
白望「うん。安心して」
宮守軍「はい!では、行ってきます」タタタ
白望「…………ふぅ」
白望(愛宕洋榎とは相性が悪いみたい……なら、園城寺さんたちを落とす)テクテク
505:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:39:58.22 :8MnlR9I2o
連合軍「この先は通さない」ザッ..
白望「………残念だけど、愛宕洋榎以外は私の敵じゃないよ」ボソッ..
連合軍「え……?」
白望《…………君たちの理想のカップリングは……?》
連合軍《えっ!?》
ザァアァアア..―――
連合軍《あぁあ………違う………これは………樹里×雪乃………でも………あいが………うぅ……》バタバタ..
怜「…………」
竜華「………………」
怜「……あの宮守の子、強いなぁ」
竜華「ほんまやなぁ…………でも人の強さを認める怜好き~♪」ナデッデッデデッデ..ッデッ!
怜(小瀬川白望……やったっけ?その実力は宮守随一と言われながらも『ダルい』の一言で表舞台を避け続けてきた……今回は本気やってことか。普通の子らじゃ歯が立たんようやなぁ)
竜華「思案してる顔もめっちゃかわええなぁ、怜は///」NDND..
怜「…………いこか」
竜華「え?」
怜「竜華のおかげで全快したわ」ムクリ
竜華「えー、うちまだ膝枕してたい」
怜「……そんなん言わんと」
竜華「でもー……」
怜「……ほ、ほな、こっち向き」
竜華「?」
怜「…………ん//」チュ..
竜華「っ……///」
怜「……これで、ええやろ///」
竜華「と、怜……恥ずかしがりの怜が自分からチューしてくれたあ……///」ポワァァ..
怜「ほないくで//」
竜華「うんっ!」
連合軍「うぅ……っ……あぁ……」バタバタ..
白望「………………」
白望(うん、このまま数を減らしつつ……)
怜「……後はうちらを潰そう、って?」
白望「…………」
白望(その通り……向こうから来てくれるとは……だるさが省ける)
連合軍「この先は通さない」ザッ..
白望「………残念だけど、愛宕洋榎以外は私の敵じゃないよ」ボソッ..
連合軍「え……?」
白望《…………君たちの理想のカップリングは……?》
連合軍《えっ!?》
ザァアァアア..―――
連合軍《あぁあ………違う………これは………樹里×雪乃………でも………あいが………うぅ……》バタバタ..
怜「…………」
竜華「………………」
怜「……あの宮守の子、強いなぁ」
竜華「ほんまやなぁ…………でも人の強さを認める怜好き~♪」ナデッデッデデッデ..ッデッ!
怜(小瀬川白望……やったっけ?その実力は宮守随一と言われながらも『ダルい』の一言で表舞台を避け続けてきた……今回は本気やってことか。普通の子らじゃ歯が立たんようやなぁ)
竜華「思案してる顔もめっちゃかわええなぁ、怜は///」NDND..
怜「…………いこか」
竜華「え?」
怜「竜華のおかげで全快したわ」ムクリ
竜華「えー、うちまだ膝枕してたい」
怜「……そんなん言わんと」
竜華「でもー……」
怜「……ほ、ほな、こっち向き」
竜華「?」
怜「…………ん//」チュ..
竜華「っ……///」
怜「……これで、ええやろ///」
竜華「と、怜……恥ずかしがりの怜が自分からチューしてくれたあ……///」ポワァァ..
怜「ほないくで//」
竜華「うんっ!」
連合軍「うぅ……っ……あぁ……」バタバタ..
白望「………………」
白望(うん、このまま数を減らしつつ……)
怜「……後はうちらを潰そう、って?」
白望「…………」
白望(その通り……向こうから来てくれるとは……だるさが省ける)
506:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:40:35.76 :8MnlR9I2o
白望《……君たちの好きなカップリングは…………?》ユラー..
怜・竜華「!!」
怜(……この強制力……さすがやな……どうあがいても答えたなる……けど……)
怜《私×竜華や!!》
竜華《うち×怜や!!》
怜(私たちに迷いはないっ!!)
白望「……っ……!!」
白望(そうくるか……だったら……)
白望《本当に?江口セーラ………二条泉………船久保浩子………みんな魅力的な子。他の学校にも…》
怜《私×竜華や!それ以外はない!!》
竜華《うちもやで~//》
白望(なるほど……惑わせようと思ったけど、ダメか……)
白望《……じゃあ…………二次元キャラではどのカップリングが好き?》
白望(三次元に執着するなら、こっちから攻める……)
怜「……に」
白望(に?矢澤にこ?その場合、相手は…)
怜《…二次元になった私と竜華や!》
竜華《二次元になったうちと怜や!》
白望「っ!」
白望(……愛宕洋榎だけじゃなくてこの2人も…)
白望(私と相性悪い相手が3人もいるなんて……これは偶然じゃない…………相手の作戦、か)
宮守軍「ぐぅ……ぁあ……」
連合軍「いけーっ!」
白望(……押され始めてる……)チラ
白望《……君たちの好きなカップリングは…………?》ユラー..
怜・竜華「!!」
怜(……この強制力……さすがやな……どうあがいても答えたなる……けど……)
怜《私×竜華や!!》
竜華《うち×怜や!!》
怜(私たちに迷いはないっ!!)
白望「……っ……!!」
白望(そうくるか……だったら……)
白望《本当に?江口セーラ………二条泉………船久保浩子………みんな魅力的な子。他の学校にも…》
怜《私×竜華や!それ以外はない!!》
竜華《うちもやで~//》
白望(なるほど……惑わせようと思ったけど、ダメか……)
白望《……じゃあ…………二次元キャラではどのカップリングが好き?》
白望(三次元に執着するなら、こっちから攻める……)
怜「……に」
白望(に?矢澤にこ?その場合、相手は…)
怜《…二次元になった私と竜華や!》
竜華《二次元になったうちと怜や!》
白望「っ!」
白望(……愛宕洋榎だけじゃなくてこの2人も…)
白望(私と相性悪い相手が3人もいるなんて……これは偶然じゃない…………相手の作戦、か)
宮守軍「ぐぅ……ぁあ……」
連合軍「いけーっ!」
白望(……押され始めてる……)チラ
507:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:42:26.48 :8MnlR9I2o
洋榎「嫁とりどりやなぁ!はははっ!」
照「っ……」
咲「お姉ちゃんを嫁になんて……させない!!」
久「勝手に人を嫁にしないでっ!」
白望(愛宕洋榎は宮永さんたちが頑張って抑えてくれてる……ここで私が引いたら園城寺さんたちが愛宕洋榎に加わる……そうなったらもう勝てない……)
怜「……おしまいなん?ならこっちからいかせてもらうで?」
竜華「T to the O to the K to the I~♪」
白望(……私の能力が通用しないなら……通常の妄想で仕掛ける)
白望《おかっぱでお団子頭の少女は至って普通な女の子。優しくて、面倒見がよくて……時に無茶してしまう危なさも持っている》
白望《そう……普通の女の子。だから性に対して興味を持つことも年齢を考えれば当然と言える》
怜「む……」
竜華「あ……」
怜(プライベート回線か。ブロック…………ちっ、弾かれてもうた……強引やな……)
竜華(あん……怜と一緒におる間は怜のこと以外考えたないのに……)ブー
白望《麻雀牌を掴むキレイな指で、夜な夜な自分の体を撫でている彼女。奥底から波打つような快感によって漏れ出る声が周りに聞こえないよう、布団を噛みながら声を押し殺す》
怜(ちっ……このまま受け続けるのもあかん。仕掛けるで)チラ
竜華「あ…………えへへ」ニコッ
怜「…………」
怜(かわいい///)
白望《必死に耐えるその頬はきめ細かい白い肌に映える赤。純白を染める血の色。彼女自身を撫でるその指は想像の中で、誰のどんなものへと変換されているのだろうか?》
怜「竜華!」
竜華「あ……うん!」キュッ
白望(恋人繋ぎ!やばい…)
洋榎「嫁とりどりやなぁ!はははっ!」
照「っ……」
咲「お姉ちゃんを嫁になんて……させない!!」
久「勝手に人を嫁にしないでっ!」
白望(愛宕洋榎は宮永さんたちが頑張って抑えてくれてる……ここで私が引いたら園城寺さんたちが愛宕洋榎に加わる……そうなったらもう勝てない……)
怜「……おしまいなん?ならこっちからいかせてもらうで?」
竜華「T to the O to the K to the I~♪」
白望(……私の能力が通用しないなら……通常の妄想で仕掛ける)
白望《おかっぱでお団子頭の少女は至って普通な女の子。優しくて、面倒見がよくて……時に無茶してしまう危なさも持っている》
白望《そう……普通の女の子。だから性に対して興味を持つことも年齢を考えれば当然と言える》
怜「む……」
竜華「あ……」
怜(プライベート回線か。ブロック…………ちっ、弾かれてもうた……強引やな……)
竜華(あん……怜と一緒におる間は怜のこと以外考えたないのに……)ブー
白望《麻雀牌を掴むキレイな指で、夜な夜な自分の体を撫でている彼女。奥底から波打つような快感によって漏れ出る声が周りに聞こえないよう、布団を噛みながら声を押し殺す》
怜(ちっ……このまま受け続けるのもあかん。仕掛けるで)チラ
竜華「あ…………えへへ」ニコッ
怜「…………」
怜(かわいい///)
白望《必死に耐えるその頬はきめ細かい白い肌に映える赤。純白を染める血の色。彼女自身を撫でるその指は想像の中で、誰のどんなものへと変換されているのだろうか?》
怜「竜華!」
竜華「あ……うん!」キュッ
白望(恋人繋ぎ!やばい…)
508:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:42:53.40 :8MnlR9I2o
【北側 外れ】
貴子「オバ……ハァン…………オッババ……ハァァッ……ン……」ゼェゼェ..
貴子(さ、さすがに……オバハン連呼ランニングはキツイ……もう、限界だ……)
雅枝「コラアアァア!!」
貴子(……あの人は、どうしてあんなに元気なんだ?秘訣が知りてェ)
雅枝「おうおう……ようやく止まったなぁ。観念したんか?」
貴子「はぁ……はぁ……」
雅枝「あんたは言うてはならんことを言うた。覚悟はできとるんやろな?」ギロリ
貴子「っ……!」
貴子(怖ェ……本場のメンチじゃねェか……味わいたくなかったぜ)
雅枝「おぅ?」ギロリリ!
貴子「…………」
貴子(とはいえ、目的は達成した。全然人がいないところまで引き連れてこれた……これでLB軍の被害は最小限に食い止められる)
雅枝「だんまりかい。まあええわ。とっとと片付けたる」
貴子(あとは…………私が愛宕雅枝を倒せばいいだけ)ドン..ッ!
雅枝「お」
貴子「………………」
雅枝「ようやくやる気になったか」
貴子「……以前の私とは違います」
雅枝「…………」
貴子「……昔あなたに敗れて以来、私がどれだけ生徒をビンタしてきたと思います?」
雅枝「知らんがな。っちゅうか生徒殴るのやめぇ」
【北側 外れ】
貴子「オバ……ハァン…………オッババ……ハァァッ……ン……」ゼェゼェ..
貴子(さ、さすがに……オバハン連呼ランニングはキツイ……もう、限界だ……)
雅枝「コラアアァア!!」
貴子(……あの人は、どうしてあんなに元気なんだ?秘訣が知りてェ)
雅枝「おうおう……ようやく止まったなぁ。観念したんか?」
貴子「はぁ……はぁ……」
雅枝「あんたは言うてはならんことを言うた。覚悟はできとるんやろな?」ギロリ
貴子「っ……!」
貴子(怖ェ……本場のメンチじゃねェか……味わいたくなかったぜ)
雅枝「おぅ?」ギロリリ!
貴子「…………」
貴子(とはいえ、目的は達成した。全然人がいないところまで引き連れてこれた……これでLB軍の被害は最小限に食い止められる)
雅枝「だんまりかい。まあええわ。とっとと片付けたる」
貴子(あとは…………私が愛宕雅枝を倒せばいいだけ)ドン..ッ!
雅枝「お」
貴子「………………」
雅枝「ようやくやる気になったか」
貴子「……以前の私とは違います」
雅枝「…………」
貴子「……昔あなたに敗れて以来、私がどれだけ生徒をビンタしてきたと思います?」
雅枝「知らんがな。っちゅうか生徒殴るのやめぇ」
509:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:43:22.56 :8MnlR9I2o
貴子「教育論はともかく、あれから時は経った……もう過去の私じゃない!ァァッ!」
雅枝「…………ほぅ」
貴子「ここであなたを倒します」
雅枝「そうかいな…………ほな、やってみぃや!」スッ!
愛宕雅枝が右手を開き、腰の下まで伸びた髪の毛の先端を掴む。
そして天に向かって跳ねている毛先をなぞる様に滑らせる。
するとその手の平に、毛先と酷似した刀身を持つ鎌が現れた。
その鎌は本物ではない。妄想で作り上げた物であり、本人と百合妄想士にしか見えない。
貴子「!!」
雅枝「オラァ!!」
右手を振りかぶり、貴子へ向けて鎌を放つ。
貴子「ッ!」サッ!
慌てて避ける貴子。彼女が必死になるのには理由がある。
それは、この鎌には愛宕雅枝の能力が影響されており、ひとたび受ければ、恐ろしいペナルティーが課されるのだ。
その名も〔希望を刈り取る鎌(ペナルティーシックル・壱)〕。
鎌に触れた人間は、大ダメージを受けると同時に、百合要素が少しでも含まれる次期のアニメを、原作も含めて放送期間終了まで決して見ることができなくなる能力だ。
テレビはもちろん、パソコンでも視聴は不可能。人から内容を教えてもらおうとしても、耳がキーンとなって聞こえない。
かろうじて録画は可能だが、放送期間中は視聴できない。
百合好きにとっては、『来期は百合モノが大豊作だ!』などと期待していればしているほどダメージは大きく、リアルタイムで観れないため、話題にもついていけない。
まさに希望を根こそぎ奪う能力である。
貴子「教育論はともかく、あれから時は経った……もう過去の私じゃない!ァァッ!」
雅枝「…………ほぅ」
貴子「ここであなたを倒します」
雅枝「そうかいな…………ほな、やってみぃや!」スッ!
愛宕雅枝が右手を開き、腰の下まで伸びた髪の毛の先端を掴む。
そして天に向かって跳ねている毛先をなぞる様に滑らせる。
するとその手の平に、毛先と酷似した刀身を持つ鎌が現れた。
その鎌は本物ではない。妄想で作り上げた物であり、本人と百合妄想士にしか見えない。
貴子「!!」
雅枝「オラァ!!」
右手を振りかぶり、貴子へ向けて鎌を放つ。
貴子「ッ!」サッ!
慌てて避ける貴子。彼女が必死になるのには理由がある。
それは、この鎌には愛宕雅枝の能力が影響されており、ひとたび受ければ、恐ろしいペナルティーが課されるのだ。
その名も〔希望を刈り取る鎌(ペナルティーシックル・壱)〕。
鎌に触れた人間は、大ダメージを受けると同時に、百合要素が少しでも含まれる次期のアニメを、原作も含めて放送期間終了まで決して見ることができなくなる能力だ。
テレビはもちろん、パソコンでも視聴は不可能。人から内容を教えてもらおうとしても、耳がキーンとなって聞こえない。
かろうじて録画は可能だが、放送期間中は視聴できない。
百合好きにとっては、『来期は百合モノが大豊作だ!』などと期待していればしているほどダメージは大きく、リアルタイムで観れないため、話題にもついていけない。
まさに希望を根こそぎ奪う能力である。
510:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:44:11.33 :8MnlR9I2o
雅枝「ほれほれ!どんどん行くでー!」ヒュヒュヒュ!
貴子「っ!はっ!くっ……」サササッ
貴子(これだけ連続で……キツイ……が、当たるわけにはいかねェ!)
雅枝「上手いこと避けんなぁ。ほな、次のステップ行ってみよか?」サッ
希望を刈り取る鎌を投げた雅枝が左手を毛先へと向ける。すると違う色の鎌が現れ、握られる。
貴子(それは……!)
雅枝「はは、懐かしいやろ?昔はこれ食らうて負けたんやもんなぁ?」
貴子「く……!」
左手に握られている鎌、その名も〔生きがいを刈り取る鎌(ペナルティーシックル・弐)〕。
〔希望を刈り取る鎌(ペナルティーシックル・壱)〕と同等の規制に加え、録画すら禁止。
観られない期間はさらに伸び、ブルーレイ・DVD全巻レンタル解禁後まで見ることはできないという鬼畜の所業。想像すらしたくないだろう。
貴子は以前、雅枝と戦ったことがあるのだが、その際にこの鎌を受けたせいでストロベリーパニックを観ることができなかった。
怒りの収まらない貴子は、後輩や生徒を定期的にビンタすることでなんとか辛い日々を凌いだのだった。
雅枝「うらぁ!」ヒュン
貴子「ちィッ!」サッ!
雅枝「よう動くなぁ!どこまでもつか見届けたるわ!」ヒュヒュン!
貴子「ぅおっ……!」
貴子(くそっ、ハンパねェ波状攻撃だ!今は避け続けるしかねェ……反撃はその後だァァッ!)
雅枝「ほれほれ!どんどん行くでー!」ヒュヒュヒュ!
貴子「っ!はっ!くっ……」サササッ
貴子(これだけ連続で……キツイ……が、当たるわけにはいかねェ!)
雅枝「上手いこと避けんなぁ。ほな、次のステップ行ってみよか?」サッ
希望を刈り取る鎌を投げた雅枝が左手を毛先へと向ける。すると違う色の鎌が現れ、握られる。
貴子(それは……!)
雅枝「はは、懐かしいやろ?昔はこれ食らうて負けたんやもんなぁ?」
貴子「く……!」
左手に握られている鎌、その名も〔生きがいを刈り取る鎌(ペナルティーシックル・弐)〕。
〔希望を刈り取る鎌(ペナルティーシックル・壱)〕と同等の規制に加え、録画すら禁止。
観られない期間はさらに伸び、ブルーレイ・DVD全巻レンタル解禁後まで見ることはできないという鬼畜の所業。想像すらしたくないだろう。
貴子は以前、雅枝と戦ったことがあるのだが、その際にこの鎌を受けたせいでストロベリーパニックを観ることができなかった。
怒りの収まらない貴子は、後輩や生徒を定期的にビンタすることでなんとか辛い日々を凌いだのだった。
雅枝「うらぁ!」ヒュン
貴子「ちィッ!」サッ!
雅枝「よう動くなぁ!どこまでもつか見届けたるわ!」ヒュヒュン!
貴子「ぅおっ……!」
貴子(くそっ、ハンパねェ波状攻撃だ!今は避け続けるしかねェ……反撃はその後だァァッ!)
511:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:44:56.80 :8MnlR9I2o
【北側】
怜「〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕!!」ギュアアアアア!!
リューカァ トキー イヤン ドコサワッテンノー? エヘヘ..
LB軍「うぅぅ……」
連合軍「あぁ……」
白望「く……」
怜(小瀬川……防御力もかなりあるんやな。このまま全体攻撃しとっても決め手にならんか……しゃあない。範囲を絞るのはかなり消耗するけど……)
怜(対象を……全体から……小瀬川周辺へと狭める……!)ギリリ..
白望「!?」ズン..
白望「ぁ……ぐ……ぁあっ!?」
白望(な……急に重く……)
トキートキー リューカリューカー..
白望(頭の中で……2人のイチャイチャが響く……)ズシャッ..
怜(!膝をついた。よし……このまま浴びせ続けたる……っ……)ギリリ..
竜華「怜……」
怜「へ、平気や」
白望(やっば……倒れないようにするのがやっととか……)クラクラ..
連合軍M「小瀬川白望!覚悟っ!」
白望「!」
白望(こんな時に……っ!)
【北側】
怜「〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕!!」ギュアアアアア!!
リューカァ トキー イヤン ドコサワッテンノー? エヘヘ..
LB軍「うぅぅ……」
連合軍「あぁ……」
白望「く……」
怜(小瀬川……防御力もかなりあるんやな。このまま全体攻撃しとっても決め手にならんか……しゃあない。範囲を絞るのはかなり消耗するけど……)
怜(対象を……全体から……小瀬川周辺へと狭める……!)ギリリ..
白望「!?」ズン..
白望「ぁ……ぐ……ぁあっ!?」
白望(な……急に重く……)
トキートキー リューカリューカー..
白望(頭の中で……2人のイチャイチャが響く……)ズシャッ..
怜(!膝をついた。よし……このまま浴びせ続けたる……っ……)ギリリ..
竜華「怜……」
怜「へ、平気や」
白望(やっば……倒れないようにするのがやっととか……)クラクラ..
連合軍M「小瀬川白望!覚悟っ!」
白望「!」
白望(こんな時に……っ!)
512:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:45:24.80 :8MnlR9I2o
白望《……君の好きなカップリングは……?》ユラ..
連合軍M「!!」
怜(ちっ……まだ力が残っとるんか)
竜華「なぁ怜……もうそろそろ止めんと……」オロオロ
白望《……扉は閉ざされた……》
連合軍M「…………」バタッ
白望「…………っはぁ~!」
白望(もう……限界……せめて…最後に……一太刀…)チラ
怜「!」ゾクッ
白望《彼女が……夜に自分を悦ばせていたと……想像すると……普段何気なく……触れた指先に……っ……》
白望(だ、め、、だ…………とど……かな、い…………)フラ..
白望「………………」ガクッ
怜「!」
怜(や、やった……小瀬川を……倒し…)フラッ..
竜華「と、怜!!」ガシッ
怜「ぁ……りゅーか……ごめんなぁ」
竜華「ううん、うちは平気。それより、早く回復せな」
怜「うん……」
竜華「早よ椅子に座っ…………あ」
怜「どしたん……?」
竜華「椅子持ってた子、やられてもうたみたいや……あそこに椅子が落ちてる……周りは敵だらけ……」
怜「そうか……しゃあないな……」
竜華「しゃあないって……怜が辛いのにしゃあないことない!」
怜「けど……」
竜華「何か手は…………あ!ちょっと待っとって!」タタタ
白望《……君の好きなカップリングは……?》ユラ..
連合軍M「!!」
怜(ちっ……まだ力が残っとるんか)
竜華「なぁ怜……もうそろそろ止めんと……」オロオロ
白望《……扉は閉ざされた……》
連合軍M「…………」バタッ
白望「…………っはぁ~!」
白望(もう……限界……せめて…最後に……一太刀…)チラ
怜「!」ゾクッ
白望《彼女が……夜に自分を悦ばせていたと……想像すると……普段何気なく……触れた指先に……っ……》
白望(だ、め、、だ…………とど……かな、い…………)フラ..
白望「………………」ガクッ
怜「!」
怜(や、やった……小瀬川を……倒し…)フラッ..
竜華「と、怜!!」ガシッ
怜「ぁ……りゅーか……ごめんなぁ」
竜華「ううん、うちは平気。それより、早く回復せな」
怜「うん……」
竜華「早よ椅子に座っ…………あ」
怜「どしたん……?」
竜華「椅子持ってた子、やられてもうたみたいや……あそこに椅子が落ちてる……周りは敵だらけ……」
怜「そうか……しゃあないな……」
竜華「しゃあないって……怜が辛いのにしゃあないことない!」
怜「けど……」
竜華「何か手は…………あ!ちょっと待っとって!」タタタ
513:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:46:04.23 :8MnlR9I2o
怜「うん……」
怜(…………疲れた……)ハァァ...
ガラガラガラ..
竜華「怜!お待たせ!」
怜「おかえり…………それは……」
竜華「ガラガラの車輪付きの椅子や!宮守が使ってたやつかな?落ちとった!」
怜「落ちとったって……置いてあるだけやろ……」
竜華「ちょっとだけ借りて、あとで返せば問題ない!」
怜「それはどうやろか……」
竜華「とにかく!これやったら膝枕しながら移動できるで!」
怜「え?どうやって?」
竜華「こうや!怜をお姫様抱っこして……っと」ヒョイ!
怜「ぅわ……!」
竜華「うちが椅子に座る。そんで腕をちょっとズラして……怜の頭を膝に……っと」
怜「あ……膝枕や……けど、竜華の腕が辛いんちゃう?」
竜華「そんなん、怜のためなら全然平気や!」ニッコリ
怜「りゅーか……///」
竜華「えへへ……」
LB軍「覚悟ー!」タタタッ
竜華「あっ」
連合軍N「させない!」サッ!
竜華「!」
連合軍N「今のうちに下がってください!」
竜華「ありがとう!」
怜「ごめんな……」
竜華「ほな、行くで?ちょっと揺れるけど我慢してな?」
怜「うん……」
椅子に座った竜華が、両足でチョコチョコと地面を蹴りながら移動する。
回復しながら動けるという、まさに一挙両得である。
ただ……
怜(……さっきから膝が頭にゴツゴツ当たって痛い……)
膝枕としては快適ではないようだ。
怜「うん……」
怜(…………疲れた……)ハァァ...
ガラガラガラ..
竜華「怜!お待たせ!」
怜「おかえり…………それは……」
竜華「ガラガラの車輪付きの椅子や!宮守が使ってたやつかな?落ちとった!」
怜「落ちとったって……置いてあるだけやろ……」
竜華「ちょっとだけ借りて、あとで返せば問題ない!」
怜「それはどうやろか……」
竜華「とにかく!これやったら膝枕しながら移動できるで!」
怜「え?どうやって?」
竜華「こうや!怜をお姫様抱っこして……っと」ヒョイ!
怜「ぅわ……!」
竜華「うちが椅子に座る。そんで腕をちょっとズラして……怜の頭を膝に……っと」
怜「あ……膝枕や……けど、竜華の腕が辛いんちゃう?」
竜華「そんなん、怜のためなら全然平気や!」ニッコリ
怜「りゅーか……///」
竜華「えへへ……」
LB軍「覚悟ー!」タタタッ
竜華「あっ」
連合軍N「させない!」サッ!
竜華「!」
連合軍N「今のうちに下がってください!」
竜華「ありがとう!」
怜「ごめんな……」
竜華「ほな、行くで?ちょっと揺れるけど我慢してな?」
怜「うん……」
椅子に座った竜華が、両足でチョコチョコと地面を蹴りながら移動する。
回復しながら動けるという、まさに一挙両得である。
ただ……
怜(……さっきから膝が頭にゴツゴツ当たって痛い……)
膝枕としては快適ではないようだ。
514:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:46:47.50 :8MnlR9I2o
【リリーブライド本部】
久美子「報告!宮守の小瀬川さんが敗北しました!」
恵「!……そうか……」
久美子「……まさか彼女が敗れるなんて……」
恵「ああ……よほど相性の悪い相手だったんだろう…………奴らはこちらの戦力を研究し尽くしてるのかもしれん」
久美子「はい……それで、どうしましょう?小瀬川さんが抜けたことによって北側は連合軍に制圧される危険性が増しました。久保さんを向かわせようにも……」
恵「……様子を見よう」
久美子「しかし……」
恵「彼女たちが頑張ってくれている」
久美子「……あ!」
恵「もしかしたら……この状況でもなんとか持ちこたえてくれるかもしれん」
久美子「はい……」
【リリーブライド本部】
久美子「報告!宮守の小瀬川さんが敗北しました!」
恵「!……そうか……」
久美子「……まさか彼女が敗れるなんて……」
恵「ああ……よほど相性の悪い相手だったんだろう…………奴らはこちらの戦力を研究し尽くしてるのかもしれん」
久美子「はい……それで、どうしましょう?小瀬川さんが抜けたことによって北側は連合軍に制圧される危険性が増しました。久保さんを向かわせようにも……」
恵「……様子を見よう」
久美子「しかし……」
恵「彼女たちが頑張ってくれている」
久美子「……あ!」
恵「もしかしたら……この状況でもなんとか持ちこたえてくれるかもしれん」
久美子「はい……」
515:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:47:21.93 :8MnlR9I2o
【北側】
洋榎《嫁ェェッ!!》
照「うぅ……!」ジリ..
照(強い……どんな妄想をぶつけても全部嫁にされちゃう……愛宕さんにはモラルとかないの……?)
久《宮神学園の生徒が見たのは、新聞部部長の三浦さんと市川まゆらの密会であった……》
連合軍O「っ……」バタッ!
久(連合軍の人たちと戦いながら愛宕さんを抑えるのはかなりキツいわね……咲が仕掛けてくれてるけど……)
咲《お姉ちゃんは私の嫁!お姉ちゃんのために私は働く!》
洋榎《そんなお前もうちの嫁や!!2人の嫁を娶ったる!!》
咲(またこの展開……ヨメヨメ言われすぎてなんか……嫁の意味がわからなくなってきたよ……)
洋榎「はは……しぶといのは認めたる。けどそれももう限界とちゃうか?」
照・咲・久「…………」
照(…確かにこのままじゃジリ貧。LB軍は押されてるし、愛宕さんを放ってもおけない。どうすれば……)
久(一番理想的なのは、私たちがここで愛宕さんを倒すこと。そうすれば連合軍は戸惑う。その隙を付けば形勢逆転……までは無理でも、多少は盛り返せる)
咲(愛宕さんの弱点を考えるしかない……)ウーン
咲(私の嫁であるお姉ちゃんをも嫁にする強引さ……独占欲の塊……あ……)
咲(これって……お姉ちゃんに対する私の気持ちと、ちょっと似てるかも)
咲(……じゃあ……私がやられたら嫌なことを愛宕さんにぶつければ、いけるかも!)
洋榎「よ~め~よ~め~……よーっ!!」
LB軍「きゃあああ!」バタタッ!
洋榎「ははは!すまんなぁ嫁たち!嫁の嫁を嫁にしてもうて!」
咲(よぉし……)スッ
【北側】
洋榎《嫁ェェッ!!》
照「うぅ……!」ジリ..
照(強い……どんな妄想をぶつけても全部嫁にされちゃう……愛宕さんにはモラルとかないの……?)
久《宮神学園の生徒が見たのは、新聞部部長の三浦さんと市川まゆらの密会であった……》
連合軍O「っ……」バタッ!
久(連合軍の人たちと戦いながら愛宕さんを抑えるのはかなりキツいわね……咲が仕掛けてくれてるけど……)
咲《お姉ちゃんは私の嫁!お姉ちゃんのために私は働く!》
洋榎《そんなお前もうちの嫁や!!2人の嫁を娶ったる!!》
咲(またこの展開……ヨメヨメ言われすぎてなんか……嫁の意味がわからなくなってきたよ……)
洋榎「はは……しぶといのは認めたる。けどそれももう限界とちゃうか?」
照・咲・久「…………」
照(…確かにこのままじゃジリ貧。LB軍は押されてるし、愛宕さんを放ってもおけない。どうすれば……)
久(一番理想的なのは、私たちがここで愛宕さんを倒すこと。そうすれば連合軍は戸惑う。その隙を付けば形勢逆転……までは無理でも、多少は盛り返せる)
咲(愛宕さんの弱点を考えるしかない……)ウーン
咲(私の嫁であるお姉ちゃんをも嫁にする強引さ……独占欲の塊……あ……)
咲(これって……お姉ちゃんに対する私の気持ちと、ちょっと似てるかも)
咲(……じゃあ……私がやられたら嫌なことを愛宕さんにぶつければ、いけるかも!)
洋榎「よ~め~よ~め~……よーっ!!」
LB軍「きゃあああ!」バタタッ!
洋榎「ははは!すまんなぁ嫁たち!嫁の嫁を嫁にしてもうて!」
咲(よぉし……)スッ
516:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:48:58.31 :8MnlR9I2o
咲《愛宕さん!》
洋榎《ん?おぉ、嫁やないか。なんや?》
咲《私は……愛宕さんの嫁ですよね?》
洋榎《そやで》
咲《…………じゃあ……浮気ですよね》
洋榎《へ?》
咲《愛宕さんには、世界中の誰よりも愛する妹さんがいます。いわばオンリーワン嫁です…………なのに知人を嫁にしてる。これは許されないこと!》
洋榎《??》
咲《小さい頃から手を繋ぎ、お医者さんごっこに間接キス……おままごとでやる夫婦役。そしてその流れでお股スリスリ……》
洋榎《???》
咲《深く結ばれた絆を……姉妹愛を失ってもいいんですか!?人を嫁にするのはもうやめましょう!?》
咲(うん、これならいける!私がされたら嫌なこと……それは好きな人を傷付けることによる罪悪感!お姉ちゃんに『裏切り者!』とか言われたら涙枯れるまで泣いちゃうもん)ウンウン
洋榎《えと……》
咲《……本来なら、嫁が1人じゃないことも浮気です……でもハーレム百合を愛する気持ちもわかるからそれに対しては責めません。ただ……愛する妹がいるなら、もう嫁作りは…》
洋榎《待て待て》
咲《…なんですか?》
洋榎《色々間違うてんで。確かに絹は大事な妹。けど絹は嫁ちゃうし》
咲《えっ!?》
洋榎《何を驚いてんねん》
咲《だ、だって……妹なのに嫁じゃないなんて……間違ってますよ》
洋榎《お前や、間違うてんの》
咲《そんな……》
咲(ここまで倫理観がズレてるなんて……関西の教育現場はどうなってるの……?)ワナワナ..
洋榎《何が言いたいんか、いまいちわからんな……けどそれも嫁のやることやし、可愛いもんやと受け止めるわ》ニヤリ
咲《く……》
咲(妹はダメ……なら、他の人を持ち出すしか……考えられるのは………………あ!)
咲《愛宕さん!》
洋榎《ん?おぉ、嫁やないか。なんや?》
咲《私は……愛宕さんの嫁ですよね?》
洋榎《そやで》
咲《…………じゃあ……浮気ですよね》
洋榎《へ?》
咲《愛宕さんには、世界中の誰よりも愛する妹さんがいます。いわばオンリーワン嫁です…………なのに知人を嫁にしてる。これは許されないこと!》
洋榎《??》
咲《小さい頃から手を繋ぎ、お医者さんごっこに間接キス……おままごとでやる夫婦役。そしてその流れでお股スリスリ……》
洋榎《???》
咲《深く結ばれた絆を……姉妹愛を失ってもいいんですか!?人を嫁にするのはもうやめましょう!?》
咲(うん、これならいける!私がされたら嫌なこと……それは好きな人を傷付けることによる罪悪感!お姉ちゃんに『裏切り者!』とか言われたら涙枯れるまで泣いちゃうもん)ウンウン
洋榎《えと……》
咲《……本来なら、嫁が1人じゃないことも浮気です……でもハーレム百合を愛する気持ちもわかるからそれに対しては責めません。ただ……愛する妹がいるなら、もう嫁作りは…》
洋榎《待て待て》
咲《…なんですか?》
洋榎《色々間違うてんで。確かに絹は大事な妹。けど絹は嫁ちゃうし》
咲《えっ!?》
洋榎《何を驚いてんねん》
咲《だ、だって……妹なのに嫁じゃないなんて……間違ってますよ》
洋榎《お前や、間違うてんの》
咲《そんな……》
咲(ここまで倫理観がズレてるなんて……関西の教育現場はどうなってるの……?)ワナワナ..
洋榎《何が言いたいんか、いまいちわからんな……けどそれも嫁のやることやし、可愛いもんやと受け止めるわ》ニヤリ
咲《く……》
咲(妹はダメ……なら、他の人を持ち出すしか……考えられるのは………………あ!)
517:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:49:35.29 :8MnlR9I2o
洋榎《へへへ……嫁ぇ……》ジリ..
咲《末原さん……》
洋榎《!》ピクン!
咲(あ、この反応……いけそう。よぉし……)
咲《…愛宕さんは末原さんとかなり仲が良いようですけど……私が嫁ということは、末原さんを裏切ってるわけですね》
洋榎《うら、ぎってへんわ!》
咲《じゃあ私を裏切るんですか?私も嫁ですよね?》
洋榎《よ、嫁……や》
咲《末原さんは……?》
洋榎《嫁……》
咲《おかしいですよね?嫁が2人って》
洋榎《ぐ……っ》
咲(やっぱり効いてる……。さっきまでの愛宕さんなら、嫁が何人いようが関係ないって感じだろうけど、末原さん……つまり好きな人が絡むと、途端に現実的な話になる)
咲(そうなればハーレム願望への強い執念を持つことは愛する嫁への反逆行為……心が揺らぐのは間違いない!)
照「…………」
照(咲が押してる?すごい……)
洋榎《恭子は……嫁や……けど……宮永姉妹も……嫁!等しく愛したる!!》
咲《!?そ、それはダメ!嫁は1人だけ!》
洋榎《そんなことない!ギャルゲやとヒロインがロボットや宇宙人なんてのもあるし、クリア後にもっかい最初から始めれば違う子を攻略できる!せやったら嫁が2人おるのもありやろ!!それと同じや!》
咲「……!」
洋榎《そや……恭子は嫁……カナタもりかりんもうちの嫁……宮永姉妹もうちの嫁……伊集院メイも琴子も嫁…………全員攻略したる……》
咲(現実世界を二次元に放り込んだ!?そんな理屈……)フラ..
照「!咲……」タタッ
洋榎《嫁ェん!!》
照「ぐっ……!」
咲「お姉ちゃん!」
連合軍「やぁっ!」
久「ちょ……っ、うぅ……このままじゃ……抑えきれな…い」
咲「部長……」
咲(どうしよう……もう打つ手がないよ……)
洋榎《へへへ……嫁ぇ……》ジリ..
咲《末原さん……》
洋榎《!》ピクン!
咲(あ、この反応……いけそう。よぉし……)
咲《…愛宕さんは末原さんとかなり仲が良いようですけど……私が嫁ということは、末原さんを裏切ってるわけですね》
洋榎《うら、ぎってへんわ!》
咲《じゃあ私を裏切るんですか?私も嫁ですよね?》
洋榎《よ、嫁……や》
咲《末原さんは……?》
洋榎《嫁……》
咲《おかしいですよね?嫁が2人って》
洋榎《ぐ……っ》
咲(やっぱり効いてる……。さっきまでの愛宕さんなら、嫁が何人いようが関係ないって感じだろうけど、末原さん……つまり好きな人が絡むと、途端に現実的な話になる)
咲(そうなればハーレム願望への強い執念を持つことは愛する嫁への反逆行為……心が揺らぐのは間違いない!)
照「…………」
照(咲が押してる?すごい……)
洋榎《恭子は……嫁や……けど……宮永姉妹も……嫁!等しく愛したる!!》
咲《!?そ、それはダメ!嫁は1人だけ!》
洋榎《そんなことない!ギャルゲやとヒロインがロボットや宇宙人なんてのもあるし、クリア後にもっかい最初から始めれば違う子を攻略できる!せやったら嫁が2人おるのもありやろ!!それと同じや!》
咲「……!」
洋榎《そや……恭子は嫁……カナタもりかりんもうちの嫁……宮永姉妹もうちの嫁……伊集院メイも琴子も嫁…………全員攻略したる……》
咲(現実世界を二次元に放り込んだ!?そんな理屈……)フラ..
照「!咲……」タタッ
洋榎《嫁ェん!!》
照「ぐっ……!」
咲「お姉ちゃん!」
連合軍「やぁっ!」
久「ちょ……っ、うぅ……このままじゃ……抑えきれな…い」
咲「部長……」
咲(どうしよう……もう打つ手がないよ……)
518:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:50:09.11 :8MnlR9I2o
【北側 外れ】
雅枝「しゃああっ!」ヒュゥン!
貴子「はぁ……はぁ……ぅおっ!」サッ!
雅枝「……しぶとい……まだ避けるか」チッ
貴子(なんとか……一度も受けずにきている……そろそろいいだろう)ゼェゼェ
貴子(私はただ逃げ回っていたわけじゃねェ……愛宕さんが消耗するのを待ってたんだ)
雅枝「まだまだ……」
貴子(よし、今だァァッ!!)クワッ!
目を見開き、気合を入れる貴子。
そして次の瞬間、彼女は久保貴子ではなかった。
雅枝「む……?」
貴子「……雅枝さん」
雅枝「な……!!」
凛とした姿勢、そして美しい声……。
雅枝の前にいるのは、ストロベリーパニックのエトワール様そのものだった。
雅枝「エトワール様……?バカな……!」
モノマネと言うのは容易い。貴子が行っているのはエトワール様の物腰と声を真似ているだけなのだから。
しかし、大学時代にサークルにも入らず、合コンなどの誘いも断り、ひたすら自宅で練習してきた百合アニメキャラモノマネはもはや神業の域へ達している。
青春を犠牲に、貴子は大きな武器を手に入れたのだ。
【北側 外れ】
雅枝「しゃああっ!」ヒュゥン!
貴子「はぁ……はぁ……ぅおっ!」サッ!
雅枝「……しぶとい……まだ避けるか」チッ
貴子(なんとか……一度も受けずにきている……そろそろいいだろう)ゼェゼェ
貴子(私はただ逃げ回っていたわけじゃねェ……愛宕さんが消耗するのを待ってたんだ)
雅枝「まだまだ……」
貴子(よし、今だァァッ!!)クワッ!
目を見開き、気合を入れる貴子。
そして次の瞬間、彼女は久保貴子ではなかった。
雅枝「む……?」
貴子「……雅枝さん」
雅枝「な……!!」
凛とした姿勢、そして美しい声……。
雅枝の前にいるのは、ストロベリーパニックのエトワール様そのものだった。
雅枝「エトワール様……?バカな……!」
モノマネと言うのは容易い。貴子が行っているのはエトワール様の物腰と声を真似ているだけなのだから。
しかし、大学時代にサークルにも入らず、合コンなどの誘いも断り、ひたすら自宅で練習してきた百合アニメキャラモノマネはもはや神業の域へ達している。
青春を犠牲に、貴子は大きな武器を手に入れたのだ。
519:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:50:49.57 :8MnlR9I2o
貴子「大好きよ」ウフフ
雅枝「エトワール様……」
恍惚の表情で貴子を見つめる雅枝。
それは貴子のことをエトワール様そのものだと思い込んでいるからに他ならない。
貴子(よし……話しながら距離を詰めて、攻撃を叩き込む!)テクテク
貴子「これがら゛……っ!ごほっ!ごほっ!」
雅枝「!?」ハッ!
貴子(しまった………昨日酒飲んだ時に塩辛を食べ過ぎたせいで負担が………くっ)ゲホホ
急なせき込みにより、雅枝の視界からエトワール様は消え、
目の前にいるのはただの久保貴子となる。
雅枝「ふぅー、あやうく騙されるとこやった……けど!」
貴子「!」
雅枝「これで……終わりや!」サッ!
両手を広げる雅枝。そして、左右同時に現れる鎌。
貴子(まずい!)
雅枝「くらえ!」ヒュヒュヒュ!
貴子(2つ同時……!くっ、避けられるか!?)グッ
雅枝(……両方いっぺんに来たことに意識は向いてるやろ?せやから気付けへん。3つ目の可能性を……)スッ
雅枝が体を沈めて地面を蹴り、2つの鎌を追いかける。
雅枝(もし両方とも避けたとしても、この〔ヤミの鎌(ヤンデレシックル)〕が待ってる。逃げられへんで)ダダッ
〔ヤミの鎌(ヤンデレシックル)〕
右手を手刀の形にし、相手の上半身前面に触れることで効果を発揮する能力。
精神に闇・病み・悩み・悔やみといったマイナスの効果をもたらす。相手にヤンデレの要素があれば、さらに効果は絶大だ。
ただしヤンデレにこの力を数回使うと、ヤンデレのデレ部分は吹き飛び『ヤンヤン』となり、ただの怖い病み人となるため、使用法には注意が必要だ。
ちなみに、東西決戦のきっかけとなった弘世菫のヤンデレ騒動は、この〔ヤミの鎌(ヤンデレシックル)〕によってもたらされたものである。
貴子「大好きよ」ウフフ
雅枝「エトワール様……」
恍惚の表情で貴子を見つめる雅枝。
それは貴子のことをエトワール様そのものだと思い込んでいるからに他ならない。
貴子(よし……話しながら距離を詰めて、攻撃を叩き込む!)テクテク
貴子「これがら゛……っ!ごほっ!ごほっ!」
雅枝「!?」ハッ!
貴子(しまった………昨日酒飲んだ時に塩辛を食べ過ぎたせいで負担が………くっ)ゲホホ
急なせき込みにより、雅枝の視界からエトワール様は消え、
目の前にいるのはただの久保貴子となる。
雅枝「ふぅー、あやうく騙されるとこやった……けど!」
貴子「!」
雅枝「これで……終わりや!」サッ!
両手を広げる雅枝。そして、左右同時に現れる鎌。
貴子(まずい!)
雅枝「くらえ!」ヒュヒュヒュ!
貴子(2つ同時……!くっ、避けられるか!?)グッ
雅枝(……両方いっぺんに来たことに意識は向いてるやろ?せやから気付けへん。3つ目の可能性を……)スッ
雅枝が体を沈めて地面を蹴り、2つの鎌を追いかける。
雅枝(もし両方とも避けたとしても、この〔ヤミの鎌(ヤンデレシックル)〕が待ってる。逃げられへんで)ダダッ
〔ヤミの鎌(ヤンデレシックル)〕
右手を手刀の形にし、相手の上半身前面に触れることで効果を発揮する能力。
精神に闇・病み・悩み・悔やみといったマイナスの効果をもたらす。相手にヤンデレの要素があれば、さらに効果は絶大だ。
ただしヤンデレにこの力を数回使うと、ヤンデレのデレ部分は吹き飛び『ヤンヤン』となり、ただの怖い病み人となるため、使用法には注意が必要だ。
ちなみに、東西決戦のきっかけとなった弘世菫のヤンデレ騒動は、この〔ヤミの鎌(ヤンデレシックル)〕によってもたらされたものである。
520:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:51:38.13 :8MnlR9I2o
貴子「!!」
雅枝(最後の時やで!)ニヤリ
貴子(こちらに飛んできている2つの鎌……そのすぐ後ろに迫る愛宕雅枝……絶対絶命……)
貴子(避けるか?避けたらおそらく愛宕雅枝にやられる………私の……負け……か)
迫る鎌と雅枝を前にして、貴子は敗北を覚悟する。
その時、貴子の頭にある映像がフラッシュバックした。
それはインハイ県予選団体決勝の大将戦、停電から復旧した南3局1本場。
絶望的点差を前に、笑顔の池田華菜。
貴子「!」
貴子(そうだ……あいつはあの状況でも諦めてなかった……それを……私が諦めてどうすんだ……)
貴子の目に炎が宿る。
雅枝「!?」
貴子(避けられねェんなら………)
貴子(跳ね返しちまえばいいッ!!)ニヤリ
貴子「池田ァァァァァァァァァァッッ!!」
咆哮と共に右手を振り上げ、目の前に迫った鎌へ向かってビンタを食らわせた。
すると、鎌は雅枝の方へ向かって飛んでいった。
雅枝「なっ!?」
雅枝(弾き返したやと!?)
雅枝が驚くのは当然である。
ビンタは貴子の技の1つで、〔妄想内強制指導(愛なき時代)〕という、
相手の妄想内のキャラをビンタするという非道な技だが、貴子より立場が下の人間―――自分が圧倒的優位に立てる弱者相手―――にしか使用できないという枷があった。
そのため、雅枝相手には使えないはずだったからだ。
雅枝(うち相手に使えるはずが……しかも、こんな使い方……って…………あかん!!)
鎌のすぐ後ろまで来ていた雅枝には、いきなり返ってきた鎌を回避することはできず、
雅枝「ぐ、はあああっ!!」
自らの体で、自らの刃を受け止めることとなった。
貴子「!!」
雅枝(最後の時やで!)ニヤリ
貴子(こちらに飛んできている2つの鎌……そのすぐ後ろに迫る愛宕雅枝……絶対絶命……)
貴子(避けるか?避けたらおそらく愛宕雅枝にやられる………私の……負け……か)
迫る鎌と雅枝を前にして、貴子は敗北を覚悟する。
その時、貴子の頭にある映像がフラッシュバックした。
それはインハイ県予選団体決勝の大将戦、停電から復旧した南3局1本場。
絶望的点差を前に、笑顔の池田華菜。
貴子「!」
貴子(そうだ……あいつはあの状況でも諦めてなかった……それを……私が諦めてどうすんだ……)
貴子の目に炎が宿る。
雅枝「!?」
貴子(避けられねェんなら………)
貴子(跳ね返しちまえばいいッ!!)ニヤリ
貴子「池田ァァァァァァァァァァッッ!!」
咆哮と共に右手を振り上げ、目の前に迫った鎌へ向かってビンタを食らわせた。
すると、鎌は雅枝の方へ向かって飛んでいった。
雅枝「なっ!?」
雅枝(弾き返したやと!?)
雅枝が驚くのは当然である。
ビンタは貴子の技の1つで、〔妄想内強制指導(愛なき時代)〕という、
相手の妄想内のキャラをビンタするという非道な技だが、貴子より立場が下の人間―――自分が圧倒的優位に立てる弱者相手―――にしか使用できないという枷があった。
そのため、雅枝相手には使えないはずだったからだ。
雅枝(うち相手に使えるはずが……しかも、こんな使い方……って…………あかん!!)
鎌のすぐ後ろまで来ていた雅枝には、いきなり返ってきた鎌を回避することはできず、
雅枝「ぐ、はあああっ!!」
自らの体で、自らの刃を受け止めることとなった。
521:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:52:16.30 :8MnlR9I2o
貴子「………………」
雅枝「………………」フラ...
バタ..ン..
貴子「………………」
貴子「…………勝った……のか?」
貴子(……信じられねェ……私が弱者以外にビンタできるとはな……)
貴子「…………はは」
貴子(池田の野郎に助けられちまったなァ……今度の部活の時は少し優しくしてやるか)ニヤリ
貴子「……っと、まだ戦いは終わっちゃいねェんだった。本部に連絡し…」
雅枝「そうや……終わってへん」
貴子「っ!?」
雅枝「ハアっ!」ヒュン!
貴子「ぐおおあ!」
貴子(まだ力が残って……!?く……これは〔希望を刈り取る鎌(ペナルティーシックル・壱)〕か……)フラ..
ドサッ....
雅枝「は、はは……油断大敵やな」ムクリ
貴子「…………う……く」
雅枝(……危ないところやった。大げさに倒れへんかったら追撃されて負けとったかもしれへん)
雅枝「…ぉ……っと」フラ...
雅枝「………………ふぅぅ……」
雅枝(こらしばらく戦闘は無理やな。しゃあない。久保を沈めただけでよしとするか)テクテク
雅枝「…………」
雅枝(来期アニメの百合成分はお預けか……めっちゃ辛いわぁ……)テクテク
貴子「……………く、っ……」
貴子「ダメだ……立てねェ……」
貴子(池田ァァッ……てめェ次の部活はマラソンだこの野郎……!)
地面へ倒れたまま動けない貴子は、立ち去る雅枝の後姿を悔しげに眺めながら池田への罰を考えることしかできず……。
コーチとオバハンの対決は、オバハンに軍配が上がったのだった。
貴子「………………」
雅枝「………………」フラ...
バタ..ン..
貴子「………………」
貴子「…………勝った……のか?」
貴子(……信じられねェ……私が弱者以外にビンタできるとはな……)
貴子「…………はは」
貴子(池田の野郎に助けられちまったなァ……今度の部活の時は少し優しくしてやるか)ニヤリ
貴子「……っと、まだ戦いは終わっちゃいねェんだった。本部に連絡し…」
雅枝「そうや……終わってへん」
貴子「っ!?」
雅枝「ハアっ!」ヒュン!
貴子「ぐおおあ!」
貴子(まだ力が残って……!?く……これは〔希望を刈り取る鎌(ペナルティーシックル・壱)〕か……)フラ..
ドサッ....
雅枝「は、はは……油断大敵やな」ムクリ
貴子「…………う……く」
雅枝(……危ないところやった。大げさに倒れへんかったら追撃されて負けとったかもしれへん)
雅枝「…ぉ……っと」フラ...
雅枝「………………ふぅぅ……」
雅枝(こらしばらく戦闘は無理やな。しゃあない。久保を沈めただけでよしとするか)テクテク
雅枝「…………」
雅枝(来期アニメの百合成分はお預けか……めっちゃ辛いわぁ……)テクテク
貴子「……………く、っ……」
貴子「ダメだ……立てねェ……」
貴子(池田ァァッ……てめェ次の部活はマラソンだこの野郎……!)
地面へ倒れたまま動けない貴子は、立ち去る雅枝の後姿を悔しげに眺めながら池田への罰を考えることしかできず……。
コーチとオバハンの対決は、オバハンに軍配が上がったのだった。
522:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:52:50.60 :8MnlR9I2o
【北側】
洋榎《そろそろ、トドメといこか?》
咲「………………」
洋榎《嫁を倒すのは気が重いわ。けど、うちにはまだ嫁がおる。いや、嫁しかおらん》ニヤリ
咲(……罪悪感を覚えさせる作戦は失敗……誰の名前を出しても嫁にされる……鉄板カプすら丸ごと嫁に…………もうどうしようも……)
照《……咲、下がって》ザッ
咲《…お姉ちゃん……》
照《私が時間を稼ぐから、逃げて》
咲《っ!そんな……》
照《この人は私たちの手に負えない》
咲《お、お姉ちゃんを置いていけないよ!すでに嫁にされてるんだよ!?嫁相手にすることと言ったら……色々と夢が広がるやつだよ!?》
照《大丈夫……愛宕さんが勝手に嫁にしただけで、私は嫁になったつもりはないから》
咲《でも……》
照《久が向こうで連合軍と戦ってるから、合流して一緒に逃げて。ここで愛宕さんを止めないと、3人ともやられてしまう》
洋榎「んんー?嫁同士で相談か?冷たいなぁ。うちにも教えてーや」
照「……教えない」
洋榎「そんなところも嫁らしいて可愛いわぁ」ニマァ..
照「…………」
咲《お姉ちゃん……》
【北側】
洋榎《そろそろ、トドメといこか?》
咲「………………」
洋榎《嫁を倒すのは気が重いわ。けど、うちにはまだ嫁がおる。いや、嫁しかおらん》ニヤリ
咲(……罪悪感を覚えさせる作戦は失敗……誰の名前を出しても嫁にされる……鉄板カプすら丸ごと嫁に…………もうどうしようも……)
照《……咲、下がって》ザッ
咲《…お姉ちゃん……》
照《私が時間を稼ぐから、逃げて》
咲《っ!そんな……》
照《この人は私たちの手に負えない》
咲《お、お姉ちゃんを置いていけないよ!すでに嫁にされてるんだよ!?嫁相手にすることと言ったら……色々と夢が広がるやつだよ!?》
照《大丈夫……愛宕さんが勝手に嫁にしただけで、私は嫁になったつもりはないから》
咲《でも……》
照《久が向こうで連合軍と戦ってるから、合流して一緒に逃げて。ここで愛宕さんを止めないと、3人ともやられてしまう》
洋榎「んんー?嫁同士で相談か?冷たいなぁ。うちにも教えてーや」
照「……教えない」
洋榎「そんなところも嫁らしいて可愛いわぁ」ニマァ..
照「…………」
咲《お姉ちゃん……》
523:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:53:22.50 :8MnlR9I2o
照《大丈夫……最悪、私が犠牲になってでも咲を助けるから……》
咲「!」
照(それが……私の……お姉ちゃんとしての役目…)
??《その必要はないわ》
照・咲「!?」
洋榎「誰や!」
ピンチを迎えた照と咲の前にゆっくりと現れる影。
この状況下に先のセリフで登場するということは、まどマギのほむらを真似たのだろう。
照「あなたは…………」
??「…………」
咲「…………誰?」
ただ、長い黒髪が風のせいで顔面をわさわさと覆い隠しており、表情が全く見えない。
そして彼女もまた視界が塞がれてるので、足元に気を付けて若干へっぴり腰になっている。これではほむらは気取れない。
??「わぷ……か、風……強……」
照・咲「………………」
洋榎「…………………」
??「」バサバサッ!
髪を必死に顔からどかしている闖入者。
とりあえず待つ3人。優しい世界。
??「…………っ……やっと風が止んだ」フゥ
照「!」
咲「……あなたは……」
洋榎「!!」
??「…………………こほん」
??「その必要はないわ」ファサッ
洋榎「挽回できるかぁ!」
??「うぅ……」
やはりほむらとは違い、やり直しはできなかった。
照《大丈夫……最悪、私が犠牲になってでも咲を助けるから……》
咲「!」
照(それが……私の……お姉ちゃんとしての役目…)
??《その必要はないわ》
照・咲「!?」
洋榎「誰や!」
ピンチを迎えた照と咲の前にゆっくりと現れる影。
この状況下に先のセリフで登場するということは、まどマギのほむらを真似たのだろう。
照「あなたは…………」
??「…………」
咲「…………誰?」
ただ、長い黒髪が風のせいで顔面をわさわさと覆い隠しており、表情が全く見えない。
そして彼女もまた視界が塞がれてるので、足元に気を付けて若干へっぴり腰になっている。これではほむらは気取れない。
??「わぷ……か、風……強……」
照・咲「………………」
洋榎「…………………」
??「」バサバサッ!
髪を必死に顔からどかしている闖入者。
とりあえず待つ3人。優しい世界。
??「…………っ……やっと風が止んだ」フゥ
照「!」
咲「……あなたは……」
洋榎「!!」
??「…………………こほん」
??「その必要はないわ」ファサッ
洋榎「挽回できるかぁ!」
??「うぅ……」
やはりほむらとは違い、やり直しはできなかった。
524:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:54:13.22 :8MnlR9I2o
洋榎「……っと、ずいぶんノリノリでのご登場やないか」
??「…………一度やってみたかった」
洋榎「はは!気持ちはわかるけどな。ま、ええわ。よう来てくれた。見せてもらおうやないか、四天王の実力っちゅうやつを!!」
髪によって隠されていた乱入者の正体は、百合妄想士四天王の1人……。
照「沢村さん……」
智紀「お待たせしました」
絶望の支配者……紫の服の隠れ巨乳、沢村智紀だった。
智紀「………………」
洋榎「………………」
照(沢村さんが来てくれた。これは心強い)
咲《お姉ちゃん、下がろう?》
照《……うん》
照(私たちの攻撃は愛宕さんに通用しない。だったら、邪魔しないように下がって他の敵を減らした方がいい)スッ
洋榎「四天王を嫁にする……こら滾るでぇ……」
智紀「…………」
咲《……沢村さん!この人、全てのキャラを嫁にするんです!罪悪感を狙って三次元の人を持ち出しても、二次元に放り込んで嫁にして……もう嫁だらけで……》
智紀《なるほど……ハーレム使いですか》
咲《はい……戦いようがなくて……》
智紀《わかりました。それだけわかれば十分。教えてくれてありがとう。2人は竹井さんの援護に向かってください》
咲《あ、はい》
照《そうだった!早くしないと……じゃあ沢村さん、お願い》タタッ
智紀《はい》
照「咲」キュッ(咲の手を繋ぐ)
咲「うん!」
照・咲「」タタタッ..
洋榎「……っと、ずいぶんノリノリでのご登場やないか」
??「…………一度やってみたかった」
洋榎「はは!気持ちはわかるけどな。ま、ええわ。よう来てくれた。見せてもらおうやないか、四天王の実力っちゅうやつを!!」
髪によって隠されていた乱入者の正体は、百合妄想士四天王の1人……。
照「沢村さん……」
智紀「お待たせしました」
絶望の支配者……紫の服の隠れ巨乳、沢村智紀だった。
智紀「………………」
洋榎「………………」
照(沢村さんが来てくれた。これは心強い)
咲《お姉ちゃん、下がろう?》
照《……うん》
照(私たちの攻撃は愛宕さんに通用しない。だったら、邪魔しないように下がって他の敵を減らした方がいい)スッ
洋榎「四天王を嫁にする……こら滾るでぇ……」
智紀「…………」
咲《……沢村さん!この人、全てのキャラを嫁にするんです!罪悪感を狙って三次元の人を持ち出しても、二次元に放り込んで嫁にして……もう嫁だらけで……》
智紀《なるほど……ハーレム使いですか》
咲《はい……戦いようがなくて……》
智紀《わかりました。それだけわかれば十分。教えてくれてありがとう。2人は竹井さんの援護に向かってください》
咲《あ、はい》
照《そうだった!早くしないと……じゃあ沢村さん、お願い》タタッ
智紀《はい》
照「咲」キュッ(咲の手を繋ぐ)
咲「うん!」
照・咲「」タタタッ..
525:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:54:43.71 :8MnlR9I2o
洋榎「……これでタイマンやな」
智紀「…………はい」
智紀(あらゆるキャラを嫁にする、か……それなら宮永さんの言う通り、現実を持ち出して罪悪感を狙うのが有効)
洋榎「何を……企んどるんか知らんが……無駄やで」ニヤリ
智紀「それは……どうでしょうか」スゥゥ...
智紀《……末原恭子……彼女はあなたの何?》
洋榎《嫁や!》
智紀《嫁……末原恭子は、あなたの嫁?》
洋榎《そや!》
智紀(なるほど……確かな信念……迷いがない……心の内に絶望など存在しない)
智紀《…………ふふ》
智紀(……それならば……)
洋榎《何笑てんねん……》
智紀(……私が絶望を作り出し、あなたの心へ植えつければいい……)ザァアアァア..
智紀《あなたは…………知らない》
洋榎《……何がや》
智紀《末原さんが……他人の嫁であることを……》
洋榎《はぁ!?何言うてんねん!!そんな訳ないやろ》
智紀《なぜ?あれだけ魅力的な人……あなた以外に彼女を想う人がいないはずがない》
洋榎《そ、それは……》
智紀《あなたは気付いていない……こうしている今も末原恭子は、誰かの妄想の中で……嫁として愛されている》
洋榎「!!」
智紀《服を脱がされ、頬を赤らめ……体中を撫でられてカタカタする……》
洋榎《や、やめぇや》
智紀《それを喜んで受け入れている末原恭子…》
洋榎《ちゃう!恭子はうちの嫁や!》
洋榎「……これでタイマンやな」
智紀「…………はい」
智紀(あらゆるキャラを嫁にする、か……それなら宮永さんの言う通り、現実を持ち出して罪悪感を狙うのが有効)
洋榎「何を……企んどるんか知らんが……無駄やで」ニヤリ
智紀「それは……どうでしょうか」スゥゥ...
智紀《……末原恭子……彼女はあなたの何?》
洋榎《嫁や!》
智紀《嫁……末原恭子は、あなたの嫁?》
洋榎《そや!》
智紀(なるほど……確かな信念……迷いがない……心の内に絶望など存在しない)
智紀《…………ふふ》
智紀(……それならば……)
洋榎《何笑てんねん……》
智紀(……私が絶望を作り出し、あなたの心へ植えつければいい……)ザァアアァア..
智紀《あなたは…………知らない》
洋榎《……何がや》
智紀《末原さんが……他人の嫁であることを……》
洋榎《はぁ!?何言うてんねん!!そんな訳ないやろ》
智紀《なぜ?あれだけ魅力的な人……あなた以外に彼女を想う人がいないはずがない》
洋榎《そ、それは……》
智紀《あなたは気付いていない……こうしている今も末原恭子は、誰かの妄想の中で……嫁として愛されている》
洋榎「!!」
智紀《服を脱がされ、頬を赤らめ……体中を撫でられてカタカタする……》
洋榎《や、やめぇや》
智紀《それを喜んで受け入れている末原恭子…》
洋榎《ちゃう!恭子はうちの嫁や!》
526:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:55:34.37 :8MnlR9I2o
智紀《……確かにあなたの嫁かもしれない。でも……私の嫁でもある》
洋榎《!!》
智紀《あなたが気付いてないだけ……末原恭子は……すでに寝取られているの。みんなの嫁にされてるのよ》
洋榎《あ……ぅあ……あ》ジリ
洋榎が顔面蒼白で後ずさる。
嫁が人の嫁にされていると嫁に言われたショックは嫁にしかわからない、と嫁は嫁に嫁のように言うだろう。
智紀によって増幅された絶望が、洋榎の心へと入り込む。
智紀《あなたが他の女の子や二次元の女の子に浮気してると知ったら………末原恭子は………その人のところに行くかもしれない》
洋榎《や…………絶対…………そんなん………嫌やぁ………》グス
智紀《『主将の嫁にだけはなりたないです!』と言われてしまうかも……そうなれば、嫁ですらなくなる……》
洋榎《嫌……嫌やぁぁ……》
智紀「………………」
智紀《………………そんなに…………嫌なの?…………どうして?》
声のトーンが変わる。
優しく、泣きじゃくる子供に語りかけるように。
洋榎《だって…………好きなんやもん………絶対嫁なんやもん………》
智紀《………そうだよね………でもそれだけあなたが好きだったら………恭子ちゃんも……あなたの傍にいてくれるかもね》
洋榎《ぅん…………でも…………うち、信用失ってんねん…》
智紀《それはどうして?》
洋榎《前に………長野で………なんかようわからんうちに絹とキスしてもうて………あれ絶対エイスリンのやつや。あいつまじ最悪や……》グス..
智紀《そう。それで?》
洋榎《それからなんか絹とぎくしゃくするようなって、それを恭子に指摘されて………》
洋榎《うち、正直に言うてん……絹とキスしてもうたって》
智紀《そう……》
洋榎《そしたら………恭子、怒ったんかちょっと冷たなって……》
智紀《…………うん》
智紀《……確かにあなたの嫁かもしれない。でも……私の嫁でもある》
洋榎《!!》
智紀《あなたが気付いてないだけ……末原恭子は……すでに寝取られているの。みんなの嫁にされてるのよ》
洋榎《あ……ぅあ……あ》ジリ
洋榎が顔面蒼白で後ずさる。
嫁が人の嫁にされていると嫁に言われたショックは嫁にしかわからない、と嫁は嫁に嫁のように言うだろう。
智紀によって増幅された絶望が、洋榎の心へと入り込む。
智紀《あなたが他の女の子や二次元の女の子に浮気してると知ったら………末原恭子は………その人のところに行くかもしれない》
洋榎《や…………絶対…………そんなん………嫌やぁ………》グス
智紀《『主将の嫁にだけはなりたないです!』と言われてしまうかも……そうなれば、嫁ですらなくなる……》
洋榎《嫌……嫌やぁぁ……》
智紀「………………」
智紀《………………そんなに…………嫌なの?…………どうして?》
声のトーンが変わる。
優しく、泣きじゃくる子供に語りかけるように。
洋榎《だって…………好きなんやもん………絶対嫁なんやもん………》
智紀《………そうだよね………でもそれだけあなたが好きだったら………恭子ちゃんも……あなたの傍にいてくれるかもね》
洋榎《ぅん…………でも…………うち、信用失ってんねん…》
智紀《それはどうして?》
洋榎《前に………長野で………なんかようわからんうちに絹とキスしてもうて………あれ絶対エイスリンのやつや。あいつまじ最悪や……》グス..
智紀《そう。それで?》
洋榎《それからなんか絹とぎくしゃくするようなって、それを恭子に指摘されて………》
洋榎《うち、正直に言うてん……絹とキスしてもうたって》
智紀《そう……》
洋榎《そしたら………恭子、怒ったんかちょっと冷たなって……》
智紀《…………うん》
527:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:56:09.35 :8MnlR9I2o
洋榎《なんか……あんま………恭子から話しかけてくれへんようなって。新喜劇のノリとかも……すかされてまう日々で……》グスッ..ウゥ..
智紀《………そう………なら私が協力してあげる》スタスタ
洋榎《え………》ウル
智紀《あなたがこんなに末原さんのことを好きなんだよって……私が教えてあげる》
洋榎《………ほ、ほんま?》グス
智紀《だから………泣かないで》
智紀が洋榎の頬を優しく撫でる。
洋榎《う………うん!》
すると、洋榎は心から安心したように、満面の笑みを見せた。
絶望に支配された心に、智紀の存在が入り込んだ瞬間だった。
智紀《よし。いーこいーこ》ナデナデ
洋榎《えへへ……………あ》フラッ
智紀《………疲れたのね》
洋榎《うん……疲れてもーた》
智紀《じゃあ………少し休みましょう?どこか座れる場所は…………あ、椅子》
智紀が目を付けたのは、地面に落ちている怜と竜華用の折りたたみ椅子。
持ち歩いていた連合軍の子が敗北したことにより、持ち主不在。
智紀《この椅子……貸してもらいましょう。さ、洋榎ちゃん、ここに座ろう?》カチャカチャ(椅子を並べる)
洋榎《うん……ありがとう》スタスタ
智紀《どういたしまして》
洋榎《ん……》(椅子に座り、目を瞑る)
洋榎「……………」
智紀「……………」
洋榎「……………」スー..スー..
智紀「…………疲れて寝たみたい」フゥ
洋榎《なんか……あんま………恭子から話しかけてくれへんようなって。新喜劇のノリとかも……すかされてまう日々で……》グスッ..ウゥ..
智紀《………そう………なら私が協力してあげる》スタスタ
洋榎《え………》ウル
智紀《あなたがこんなに末原さんのことを好きなんだよって……私が教えてあげる》
洋榎《………ほ、ほんま?》グス
智紀《だから………泣かないで》
智紀が洋榎の頬を優しく撫でる。
洋榎《う………うん!》
すると、洋榎は心から安心したように、満面の笑みを見せた。
絶望に支配された心に、智紀の存在が入り込んだ瞬間だった。
智紀《よし。いーこいーこ》ナデナデ
洋榎《えへへ……………あ》フラッ
智紀《………疲れたのね》
洋榎《うん……疲れてもーた》
智紀《じゃあ………少し休みましょう?どこか座れる場所は…………あ、椅子》
智紀が目を付けたのは、地面に落ちている怜と竜華用の折りたたみ椅子。
持ち歩いていた連合軍の子が敗北したことにより、持ち主不在。
智紀《この椅子……貸してもらいましょう。さ、洋榎ちゃん、ここに座ろう?》カチャカチャ(椅子を並べる)
洋榎《うん……ありがとう》スタスタ
智紀《どういたしまして》
洋榎《ん……》(椅子に座り、目を瞑る)
洋榎「……………」
智紀「……………」
洋榎「……………」スー..スー..
智紀「…………疲れて寝たみたい」フゥ
528:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:56:39.41 :8MnlR9I2o
照・咲・久「……………」
照「すごい……」
咲「あんなにあっさり……」
久「お見事としか言えないわね」
智紀「いえ………それに、敵はまだ残ってます」
久「そうね………………ぁつっ!またプライベート回線……行ってくるわ」タタッ
智紀「私も行きます…………あの、宮永さん」
照「なに?」
智紀「私と竹井さんでこの付近にいる連合軍の数を減らします。竹井さんのマイナーカプ攻撃は王道派に効果的ですから。宮永さんたちは園城寺さんと清水谷さんの相手をお願いします」
照「園城寺さん……」
智紀「はい。彼女は膝枕で体力を回復します。ですので、それを阻止してください。倒せなくても構いません。少ししたら私がそちらに向かいますので」
咲「わかりました」
照「…………」コクリ
照(全体的にLB軍は数で押されてる……ここは沢村さんと久が大勢相手に戦った方が得策。私たちは時間稼ぎを頑張ろう)
智紀「ではお願いします。無理はせず、もし危なくなったら逃げてください」タタタ
照「………わかった」
咲「…お姉ちゃん」
照「ん、行こう」
咲「うん!」
2人は怜たちのところを目指し走り出す。
照・咲・久「……………」
照「すごい……」
咲「あんなにあっさり……」
久「お見事としか言えないわね」
智紀「いえ………それに、敵はまだ残ってます」
久「そうね………………ぁつっ!またプライベート回線……行ってくるわ」タタッ
智紀「私も行きます…………あの、宮永さん」
照「なに?」
智紀「私と竹井さんでこの付近にいる連合軍の数を減らします。竹井さんのマイナーカプ攻撃は王道派に効果的ですから。宮永さんたちは園城寺さんと清水谷さんの相手をお願いします」
照「園城寺さん……」
智紀「はい。彼女は膝枕で体力を回復します。ですので、それを阻止してください。倒せなくても構いません。少ししたら私がそちらに向かいますので」
咲「わかりました」
照「…………」コクリ
照(全体的にLB軍は数で押されてる……ここは沢村さんと久が大勢相手に戦った方が得策。私たちは時間稼ぎを頑張ろう)
智紀「ではお願いします。無理はせず、もし危なくなったら逃げてください」タタタ
照「………わかった」
咲「…お姉ちゃん」
照「ん、行こう」
咲「うん!」
2人は怜たちのところを目指し走り出す。
529:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:57:57.08 :8MnlR9I2o
照「あの2人……強敵だけど、頑張って戦えばきっ…」タッタッ..
ゲシッ..
照「と!?」
ドシーーン!
照「がふっ……………うぅ……」
咲「お、お姉ちゃん!」タタタッ!
照(…………転んじゃった)
咲「大丈夫!?」
照(……しかも、あんなに僅かな地面の出っ張りに躓くなんて……運動能力的に恥ずかしい)ムクリ
咲「お姉ちゃん、痛いところない?」
照「……うん」
咲「よかった」ホッ
照「………………」パッパッ(服の汚れをはらう)
咲「………………」
照「………………えと……その……」
咲「うん……」
照(なんとか転んだことを誤魔化さないと……)
咲「………………」
照「なんていうか……咲も大きくなったよね」
咲「うん。昔より大きくなったよ。だからお姉ちゃんが今みたいに派手な転び方した時にどう対処すればいいかも少しはわかるよ。転んだことに触れない方がいいんだよね?」
照「…………う、うん……」
咲「…………」
照「…………」
咲「…………」
照「じゃ、じゃあ……行こう///」
咲「うん……」
照「///」タタタッ..
咲「…………」
咲(はぁぁ……今度こそ転ばないようにってチラチラと地面を見ながら走るお姉ちゃんかわいい……///)キュン
照「あの2人……強敵だけど、頑張って戦えばきっ…」タッタッ..
ゲシッ..
照「と!?」
ドシーーン!
照「がふっ……………うぅ……」
咲「お、お姉ちゃん!」タタタッ!
照(…………転んじゃった)
咲「大丈夫!?」
照(……しかも、あんなに僅かな地面の出っ張りに躓くなんて……運動能力的に恥ずかしい)ムクリ
咲「お姉ちゃん、痛いところない?」
照「……うん」
咲「よかった」ホッ
照「………………」パッパッ(服の汚れをはらう)
咲「………………」
照「………………えと……その……」
咲「うん……」
照(なんとか転んだことを誤魔化さないと……)
咲「………………」
照「なんていうか……咲も大きくなったよね」
咲「うん。昔より大きくなったよ。だからお姉ちゃんが今みたいに派手な転び方した時にどう対処すればいいかも少しはわかるよ。転んだことに触れない方がいいんだよね?」
照「…………う、うん……」
咲「…………」
照「…………」
咲「…………」
照「じゃ、じゃあ……行こう///」
咲「うん……」
照「///」タタタッ..
咲「…………」
咲(はぁぁ……今度こそ転ばないようにってチラチラと地面を見ながら走るお姉ちゃんかわいい……///)キュン
530:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:58:32.49 :8MnlR9I2o
照「…………そ、それで……あの2人はどこだろう?」
咲「近くにいるはずだけど…………あっ!いた!あそこ!」
2人から20メートルほど離れた辺り……そこには、キャリー付きの椅子に座りながら攻撃を繰り返す怜と竜華の姿があった。
LB軍「うぅ……だめ……イチャイチャが眩しすぎる……」ガクッ..
怜「ふぅ……」
竜華「ええなぁこれ。怜が倒れる心配ないし♪」ガラガラガラ
怜「そやな」
怜(移動するたびに竜華の膝がゴツゴツ当たんねんけど……だんだん心地良うなってきた。愛の力やな)
照「…………」
咲「…………」
照「どうしよう。回復しながら攻撃とかずるい」
咲「うん……」
照(どうやって引き離せばいい?膝枕のまま移動できないなら、遠くから2人の注意を引き付けて、こっちに向かってくる途中に分断させる方法もあるけど……膝枕のまま動けるからダメ…)
照(かといって、2人を放っておけばどんどん犠牲は増える……)
咲《お姉ちゃん、どうしよう?》
照「………………」
照(園城寺さんたちをこのまま野放しにはできない以上……)
照《……戦おう》
咲《!うん……》
照《ある程度仕掛けて2人の目をこっちに向けよう。そうすれば少なくともLB軍のダメージを減らせる》
咲《わかった》
照《…………じゃあ……後ろから回り込むように行こう。せーの…》
照・咲「!」ダダッ!!
照「…………そ、それで……あの2人はどこだろう?」
咲「近くにいるはずだけど…………あっ!いた!あそこ!」
2人から20メートルほど離れた辺り……そこには、キャリー付きの椅子に座りながら攻撃を繰り返す怜と竜華の姿があった。
LB軍「うぅ……だめ……イチャイチャが眩しすぎる……」ガクッ..
怜「ふぅ……」
竜華「ええなぁこれ。怜が倒れる心配ないし♪」ガラガラガラ
怜「そやな」
怜(移動するたびに竜華の膝がゴツゴツ当たんねんけど……だんだん心地良うなってきた。愛の力やな)
照「…………」
咲「…………」
照「どうしよう。回復しながら攻撃とかずるい」
咲「うん……」
照(どうやって引き離せばいい?膝枕のまま移動できないなら、遠くから2人の注意を引き付けて、こっちに向かってくる途中に分断させる方法もあるけど……膝枕のまま動けるからダメ…)
照(かといって、2人を放っておけばどんどん犠牲は増える……)
咲《お姉ちゃん、どうしよう?》
照「………………」
照(園城寺さんたちをこのまま野放しにはできない以上……)
照《……戦おう》
咲《!うん……》
照《ある程度仕掛けて2人の目をこっちに向けよう。そうすれば少なくともLB軍のダメージを減らせる》
咲《わかった》
照《…………じゃあ……後ろから回り込むように行こう。せーの…》
照・咲「!」ダダッ!!
531:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:58:59.96 :8MnlR9I2o
怜「ええ感じやな」
竜華「満足気な怜めっちゃかわええなぁ♪」ナディッ!
照・咲「…………」タタタタッ!
照(よし)
怜「ん?誰か近付いてきとる?」
竜華「警戒心の強い怜もキュートやー♪」ナ・デーデル・デルナデ
照(気付かれた?けど、こっちの方が早い。先制できる)チラ
咲「」コクリ
照《松本とななおは、お互いの愛を確かめるため…》
咲《姉は、妹を手にしたい強い愛情により、壁ドンからの胸サワ、股ナデ、口チュパへと自然に移行していき、最終的には婚姻届ポンへと…》
怜「っ!」
竜華「わぁ!後ろから!?」
怜「竜華、反撃や」
竜華「うん!」ガララ!
怜の合図と同時に、竜華が地面を蹴り、椅子を反転させる。
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアアア!!
照「っ…!」
トーキ? リューカ? トーキ? リューカ? エヘヘヘ..
咲(うぅ……ぞわぞわする……私もいつかお姉ちゃんとこんな風にイチャイチャしたい……)
照(……反撃しないと…!)
怜「ええ感じやな」
竜華「満足気な怜めっちゃかわええなぁ♪」ナディッ!
照・咲「…………」タタタタッ!
照(よし)
怜「ん?誰か近付いてきとる?」
竜華「警戒心の強い怜もキュートやー♪」ナ・デーデル・デルナデ
照(気付かれた?けど、こっちの方が早い。先制できる)チラ
咲「」コクリ
照《松本とななおは、お互いの愛を確かめるため…》
咲《姉は、妹を手にしたい強い愛情により、壁ドンからの胸サワ、股ナデ、口チュパへと自然に移行していき、最終的には婚姻届ポンへと…》
怜「っ!」
竜華「わぁ!後ろから!?」
怜「竜華、反撃や」
竜華「うん!」ガララ!
怜の合図と同時に、竜華が地面を蹴り、椅子を反転させる。
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアアア!!
照「っ…!」
トーキ? リューカ? トーキ? リューカ? エヘヘヘ..
咲(うぅ……ぞわぞわする……私もいつかお姉ちゃんとこんな風にイチャイチャしたい……)
照(……反撃しないと…!)
532:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 04:59:30.64 :8MnlR9I2o
照《お、園城寺さんは清水谷さん以外に裸を見せたことがあるっ!》
竜華「!?ほ、ほんまなん!?怜!!」
照(よし……効いてる)
咲(今がチャンス!)
咲《滅多に肌を見せない園城寺さん。しかしある女の子の前ではやけに肌を露出している……これはわかりやすい誘惑だった》
竜華「怜!はだ…裸て!あの子って誰!!」
怜「…竜華、落ち着きぃな。事実無根や」
竜華「うぅ……ほんま?」
怜「安心しぃな。私が自分から見せたぁて見せるんは……り、竜華だけやから……///」カァァ..
竜華「と、怜……///」
怜「ゎ、わかった……?」
竜華「うん!本音言うてくれてありがとう!怜めっちゃ好き~♪」ナデダダダ!
怜「ん…//」
照「………………」
照(やっぱりこの2人はいい……もっともっとラブラブしてほしい…)ポワー..
怜「…さて、落ち着いたところで……行こか」
竜華「うん」
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアア!
照「!」
照(しまった……今は戦闘中。集中しないと)
怜《まだまだいくで》
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアアアア!
照「う……」
照(連発……回復されながらだとこうなるか。このままじゃ耐えきれない。ここは……)
咲《お姉ちゃん。一旦退こう》
照《うん》ザッ!
怜「む。逃げる気ぃや」
竜華「させへんよ!」グッ..
照《お、園城寺さんは清水谷さん以外に裸を見せたことがあるっ!》
竜華「!?ほ、ほんまなん!?怜!!」
照(よし……効いてる)
咲(今がチャンス!)
咲《滅多に肌を見せない園城寺さん。しかしある女の子の前ではやけに肌を露出している……これはわかりやすい誘惑だった》
竜華「怜!はだ…裸て!あの子って誰!!」
怜「…竜華、落ち着きぃな。事実無根や」
竜華「うぅ……ほんま?」
怜「安心しぃな。私が自分から見せたぁて見せるんは……り、竜華だけやから……///」カァァ..
竜華「と、怜……///」
怜「ゎ、わかった……?」
竜華「うん!本音言うてくれてありがとう!怜めっちゃ好き~♪」ナデダダダ!
怜「ん…//」
照「………………」
照(やっぱりこの2人はいい……もっともっとラブラブしてほしい…)ポワー..
怜「…さて、落ち着いたところで……行こか」
竜華「うん」
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアア!
照「!」
照(しまった……今は戦闘中。集中しないと)
怜《まだまだいくで》
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアアアア!
照「う……」
照(連発……回復されながらだとこうなるか。このままじゃ耐えきれない。ここは……)
咲《お姉ちゃん。一旦退こう》
照《うん》ザッ!
怜「む。逃げる気ぃや」
竜華「させへんよ!」グッ..
533:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:00:09.97 :8MnlR9I2o
照・咲「」タタタタッ..
照「…………」チラ
怜・竜華「」ガラガラガラ!
照「!追ってくる」
竜華「待てー!」
逃げようとする照と咲を追う怜と竜華。
ガラガラと音を立て、キャリーを回しながら滑走し、距離を詰めていく。
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアア!!
照「う!」ズキッ..
照(……2人の射程から出られない限り、これがずっと続く……それは危険。なんとかしないと。走っても逃げられず、真っ向からだと打ち負ける……なら……)
咲《お姉ちゃん、どうしよう……?》
照《…………あ!》
咲《お姉ちゃん?》
照《いい方法を思いついた。まず……》
怜(……なんの相談かしらんけど、そろそろチェックメイトやで)
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアア!!
照《ぐ……っ……せ、説明は後。私についてきて》
そう告げると、照は急にUターンする。
咲《わわ……》
慌てながらも、照のあとをついていく咲。
照はそのまま道を引き返し、怜たちの横をすり抜ける。
照・咲「」タタタタッ..
照「…………」チラ
怜・竜華「」ガラガラガラ!
照「!追ってくる」
竜華「待てー!」
逃げようとする照と咲を追う怜と竜華。
ガラガラと音を立て、キャリーを回しながら滑走し、距離を詰めていく。
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアア!!
照「う!」ズキッ..
照(……2人の射程から出られない限り、これがずっと続く……それは危険。なんとかしないと。走っても逃げられず、真っ向からだと打ち負ける……なら……)
咲《お姉ちゃん、どうしよう……?》
照《…………あ!》
咲《お姉ちゃん?》
照《いい方法を思いついた。まず……》
怜(……なんの相談かしらんけど、そろそろチェックメイトやで)
怜《〔 怜 と 竜 華 の 日 常 ( バ カ ッ プ ル デ イ ズ )〕》
ギュアアア!!
照《ぐ……っ……せ、説明は後。私についてきて》
そう告げると、照は急にUターンする。
咲《わわ……》
慌てながらも、照のあとをついていく咲。
照はそのまま道を引き返し、怜たちの横をすり抜ける。
534:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:00:50.54 :8MnlR9I2o
竜華「わあ!?」
怜「!」
竜華「び、びっくりしたぁ……けど、逃がさへん」クルッ..ガラガラ...
照「はぁ……はぁ……はぁ……」タタタッ!
咲《待って…よ、お姉ちゃんっ》ハァ..ハァ..
早くも息切れする2人。無理もない。
宮永姉妹は文科系。運動不足の女子高生。
足もさほど速くないため、竜華が怜をお姫様抱っこで膝枕をしながら地面をちょこちょこと蹴って移動するという荒業を駆使している状態でも振り切れない。
スタートが早かった分、〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕の射程から出ることに成功したが、それ以上の距離を稼げず、
そのまま広がりも縮まりもしない距離のまま4人は移動を続ける。
咲「はぁ……はぁ……」フラフラ..
照《咲……耐えて》
咲《うぅ………お姉ちゃんがキスしてくれたら頑張れる…》
照《咲……耐えて》
咲《お姉ちゃんがキス…》
照《咲……耐えて》
咲(うぅ……お姉ちゃんが言質をとらせない生き方を学んでるよぉ………でもそれもかわいい///)フラフラ..ポッ
怜「…………」ガラガラガラ
怜(仲間のところまで逃げよう思てんねやろうけど、甘いで)ニヤ
照「!」ピタッ..
咲「あ…」
照が立ち止まる。それに合わせて咲も足を止める。
怜「!」
照たちの正面には戦闘中の連合軍とLB軍が入り乱れ、壁ができている。
怜(どないする?前は壁。後ろはうちら。右左はまだ多少逃げ道があるけど、連合軍がめっちゃおるエリアに入る。追い詰められてもうたなぁ)フフ
竜華「わあ!?」
怜「!」
竜華「び、びっくりしたぁ……けど、逃がさへん」クルッ..ガラガラ...
照「はぁ……はぁ……はぁ……」タタタッ!
咲《待って…よ、お姉ちゃんっ》ハァ..ハァ..
早くも息切れする2人。無理もない。
宮永姉妹は文科系。運動不足の女子高生。
足もさほど速くないため、竜華が怜をお姫様抱っこで膝枕をしながら地面をちょこちょこと蹴って移動するという荒業を駆使している状態でも振り切れない。
スタートが早かった分、〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕の射程から出ることに成功したが、それ以上の距離を稼げず、
そのまま広がりも縮まりもしない距離のまま4人は移動を続ける。
咲「はぁ……はぁ……」フラフラ..
照《咲……耐えて》
咲《うぅ………お姉ちゃんがキスしてくれたら頑張れる…》
照《咲……耐えて》
咲《お姉ちゃんがキス…》
照《咲……耐えて》
咲(うぅ……お姉ちゃんが言質をとらせない生き方を学んでるよぉ………でもそれもかわいい///)フラフラ..ポッ
怜「…………」ガラガラガラ
怜(仲間のところまで逃げよう思てんねやろうけど、甘いで)ニヤ
照「!」ピタッ..
咲「あ…」
照が立ち止まる。それに合わせて咲も足を止める。
怜「!」
照たちの正面には戦闘中の連合軍とLB軍が入り乱れ、壁ができている。
怜(どないする?前は壁。後ろはうちら。右左はまだ多少逃げ道があるけど、連合軍がめっちゃおるエリアに入る。追い詰められてもうたなぁ)フフ
535:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:02:15.07 :8MnlR9I2o
照「…………」クルッ
怜「む」
怜(こっちを向きよった。ほう、うちらと戦うことを選んだんか)
照「…………」
怜(その判断が間違いやったっちゅうことを教えたる)
動かない照と咲。近付く怜と竜華。
今まさに〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕の射程内に入ろうとしていた。
そして……
怜(連発で決める…)
怜《〔 怜 と 竜 華 の……〕》
照と咲を射程に捉え、攻撃を仕掛けようとした瞬間、
怜と竜華を乗せたダイニングチェアのキャリーが地面のでっぱりに引っかかった。
怜「あ」
竜華「わぁ!?」
竜華がとっさに足でふんばろうとするものの、スピードに乗っていたため勢いを殺せない。2人は椅子の外へ投げ出される。
お姫様抱っこをされながら膝枕状態だった怜は、きりもみ状に回転したまま落下し、丸めた絨毯が広がるように、地面を真っ直ぐ転がっていく。
竜華は直前で足を出したのが幸いし、軽い転倒で済んだ。
しかし、転がり離れていく怜の姿を心配すると同時に、『自分が手を離したせいだ』と自分を強く責める。
照「!今…」タタッ
その瞬間、照は駆け出した。
まるで、最初から2人が転倒するとわかっていたかのように。
咲(どうしてこうなるってわかったんだろう…………あ!そうか。ここはさっきお姉ちゃんが無様に転んだ場所……)
咲(ただ逃げてたんじゃなくて、無様の原因になったでっぱりを利用するために誘導したんだ!お姉ちゃんすごい!かわいい!)
照「…………」クルッ
怜「む」
怜(こっちを向きよった。ほう、うちらと戦うことを選んだんか)
照「…………」
怜(その判断が間違いやったっちゅうことを教えたる)
動かない照と咲。近付く怜と竜華。
今まさに〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕の射程内に入ろうとしていた。
そして……
怜(連発で決める…)
怜《〔 怜 と 竜 華 の……〕》
照と咲を射程に捉え、攻撃を仕掛けようとした瞬間、
怜と竜華を乗せたダイニングチェアのキャリーが地面のでっぱりに引っかかった。
怜「あ」
竜華「わぁ!?」
竜華がとっさに足でふんばろうとするものの、スピードに乗っていたため勢いを殺せない。2人は椅子の外へ投げ出される。
お姫様抱っこをされながら膝枕状態だった怜は、きりもみ状に回転したまま落下し、丸めた絨毯が広がるように、地面を真っ直ぐ転がっていく。
竜華は直前で足を出したのが幸いし、軽い転倒で済んだ。
しかし、転がり離れていく怜の姿を心配すると同時に、『自分が手を離したせいだ』と自分を強く責める。
照「!今…」タタッ
その瞬間、照は駆け出した。
まるで、最初から2人が転倒するとわかっていたかのように。
咲(どうしてこうなるってわかったんだろう…………あ!そうか。ここはさっきお姉ちゃんが無様に転んだ場所……)
咲(ただ逃げてたんじゃなくて、無様の原因になったでっぱりを利用するために誘導したんだ!お姉ちゃんすごい!かわいい!)
536:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:02:54.66 :8MnlR9I2o
怜「ああああ…」ゴロロロ..
怜(止まらへん……めっちゃ目が回る……りゅーかぁ……)ロロロロ..
フワッ..
怜「お……」
怜(止まった……竜華が抱き上げてくれたんやな。またお姫様だっこされてもうた……恥ずかしいなぁ//)チラ
照「…………」
怜「…………」
照「…………」
怜「……………………え?」
怜(宮永…照……?わ、私、宮永照にお姫様抱っこされてる……)
咲・竜華「!!」
照「ごめん。でも勝負だから……」タタタ
怜「わ」
照が怜を抱え、竜華から離れるように走り出す。
竜華「と……怜ーーーーーーーっ!!!!!」
咲「お、お姉ちゃーーーーーーん!!!!!」
2人が離れれば膝枕はできず、回復もできない。照の狙いはここにあった。
照《咲。私は園城寺さんを相手する。咲は清水谷さんをお願い》
咲《!あ、相手するって……お姉ちゃん一体何をする気!?まさか園城寺さんにエッチな奉仕をする気じゃ……》
照《しない。相手を転ばせて抱きかかえて運んだ後に奉仕とか手順がおかしい》タタタ
咲《でも……》
照《とにかくお願い…………っ》フラ
咲「!」
快調に走っていた照がフラつく。
麻雀と読書と妄想しかしてこなかった照にとって、人を抱えて走ることはかなりの無理難題。怜は軽いが荷が重い。
照(読書中にも使える、腹筋がブルブル震えるマシンでも買っておけば……もっと体力もついたのに……)ウゥ..
怜「ああああ…」ゴロロロ..
怜(止まらへん……めっちゃ目が回る……りゅーかぁ……)ロロロロ..
フワッ..
怜「お……」
怜(止まった……竜華が抱き上げてくれたんやな。またお姫様だっこされてもうた……恥ずかしいなぁ//)チラ
照「…………」
怜「…………」
照「…………」
怜「……………………え?」
怜(宮永…照……?わ、私、宮永照にお姫様抱っこされてる……)
咲・竜華「!!」
照「ごめん。でも勝負だから……」タタタ
怜「わ」
照が怜を抱え、竜華から離れるように走り出す。
竜華「と……怜ーーーーーーーっ!!!!!」
咲「お、お姉ちゃーーーーーーん!!!!!」
2人が離れれば膝枕はできず、回復もできない。照の狙いはここにあった。
照《咲。私は園城寺さんを相手する。咲は清水谷さんをお願い》
咲《!あ、相手するって……お姉ちゃん一体何をする気!?まさか園城寺さんにエッチな奉仕をする気じゃ……》
照《しない。相手を転ばせて抱きかかえて運んだ後に奉仕とか手順がおかしい》タタタ
咲《でも……》
照《とにかくお願い…………っ》フラ
咲「!」
快調に走っていた照がフラつく。
麻雀と読書と妄想しかしてこなかった照にとって、人を抱えて走ることはかなりの無理難題。怜は軽いが荷が重い。
照(読書中にも使える、腹筋がブルブル震えるマシンでも買っておけば……もっと体力もついたのに……)ウゥ..
537:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:03:25.71 :8MnlR9I2o
咲「お姉ちゃん……」
咲(いくら作戦だからって私より先に園城寺さんをお姫様抱っこするなんて……やっぱり嫌だよぉ)ムー
怜「ぅわゎ……揺れて…怖い」
照(……もう少し距離をとって、それから攻撃を…………あ)
照の爪先に地面の感触。度重なる道路工事により生まれた僅かな高低差だ。
引っかかった足は前へ出ず、怜を抱えたまま体が前へ傾く。
怜「わああ!!」
照「!!」
照(しまった!また転んじゃう………園城寺さんが頭とか打たないようにしないと!)ギュッ
怜「ぁ……」
怜の体を気遣い、抱きかかえる照。衝撃に備えて目を閉じ、そのまま前方へ倒れる。
チュッ..
照(?今、なんか……柔らかい感触が……)パチリ
怜「…………な、な……」
照「………………あ」
怜「…うぅ……//」
照が目を開けると、自分の唇が怜の頬へ触れているのが見えた。
そして、怜の頭を守るように抱えた左手は怜の胸を鷲掴み、右手はお尻のラインに添えてある。
照(これは…………ラブコメでよくある展開……)ドキドキ
怜(な、なんやこれ……転んだ思ったら、急にほっぺにチューされて……しかも胸とお尻を……こんな……///)
咲「お姉ちゃん……」
咲(いくら作戦だからって私より先に園城寺さんをお姫様抱っこするなんて……やっぱり嫌だよぉ)ムー
怜「ぅわゎ……揺れて…怖い」
照(……もう少し距離をとって、それから攻撃を…………あ)
照の爪先に地面の感触。度重なる道路工事により生まれた僅かな高低差だ。
引っかかった足は前へ出ず、怜を抱えたまま体が前へ傾く。
怜「わああ!!」
照「!!」
照(しまった!また転んじゃう………園城寺さんが頭とか打たないようにしないと!)ギュッ
怜「ぁ……」
怜の体を気遣い、抱きかかえる照。衝撃に備えて目を閉じ、そのまま前方へ倒れる。
チュッ..
照(?今、なんか……柔らかい感触が……)パチリ
怜「…………な、な……」
照「………………あ」
怜「…うぅ……//」
照が目を開けると、自分の唇が怜の頬へ触れているのが見えた。
そして、怜の頭を守るように抱えた左手は怜の胸を鷲掴み、右手はお尻のラインに添えてある。
照(これは…………ラブコメでよくある展開……)ドキドキ
怜(な、なんやこれ……転んだ思ったら、急にほっぺにチューされて……しかも胸とお尻を……こんな……///)
538:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:04:33.63 :8MnlR9I2o
竜華「怜っ!!」スッ!
咲「っ!」ガシッ!
怜の元へ行こうと八艘飛びの体勢に入る竜華を咲が抱き着いて止める。
竜華「離して!何すんの!!」
咲(すみません……でも清水谷さんを止めるのが私の役目……きちんと守らないと……)ガッシリ
咲(…………でも…………お姉ちゃん……)ゴゴゴゴ...
照「………………」
怜「…………////」
照(どうしよう……事故だって謝ればいいのかな。それとも、お互い無言で何もなかったことにする?)
怜(な、なんやねん、チューしたままじっと見つめて……覆いかぶさられたまま見つめられたら、何されるかわからん怖さと……)
怜(って……『と』ってなんやねん。怖い以外ないはずやろ私……竜華以外に迫られたってそんなん……///)
照「………………」
怜「…………////」
照(……なんだかタイミングを逃した気がする。この手も、いつ胸から離せばいいんだろう)
怜(迫られる……宮永照に……攻められる………)
竜華「怜っ!!」スッ!
咲「っ!」ガシッ!
怜の元へ行こうと八艘飛びの体勢に入る竜華を咲が抱き着いて止める。
竜華「離して!何すんの!!」
咲(すみません……でも清水谷さんを止めるのが私の役目……きちんと守らないと……)ガッシリ
咲(…………でも…………お姉ちゃん……)ゴゴゴゴ...
照「………………」
怜「…………////」
照(どうしよう……事故だって謝ればいいのかな。それとも、お互い無言で何もなかったことにする?)
怜(な、なんやねん、チューしたままじっと見つめて……覆いかぶさられたまま見つめられたら、何されるかわからん怖さと……)
怜(って……『と』ってなんやねん。怖い以外ないはずやろ私……竜華以外に迫られたってそんなん……///)
照「………………」
怜「…………////」
照(……なんだかタイミングを逃した気がする。この手も、いつ胸から離せばいいんだろう)
怜(迫られる……宮永照に……攻められる………)
539:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:05:03.85 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~
照「どう?清水谷さんの目の前でこうやって触られるのは……」
怜「嫌や……嫌に決まってるやろ」
照「じゃあどうして抵抗しないの?」
怜「それは……」
照「……わかってるよ。好きな人に見られながらしたいんだよね」
怜「そんなん……違う!」
照「素直になる方がいい」サワ..
怜「っ……//」ビク
照「ほら、私が園城寺さんに迫る姿を見た清水谷さんが嫉妬に狂ってる……よほど園城寺さんのことが好きなんだね」
怜「りゅーか……」ハァ..ハァ..
照「それなのに……清水谷さん以外の人に抱かれるなんて……絶対にイケナイ……イケナイからこそ……燃え上がる」
怜「な……そんなわけ……」
照「ずるい人…………フゥー…」(耳に息を吹きかける)
怜「っ……」
照「園城寺さんは、もし私に抱かれたとしても、清水谷さんは自分から離れないと確信してる……ううん、むしろ前以上に清水谷さんの心を自分へ向けさせられると思ってる。小悪魔だね」
怜「……何をデタラメ……」
照「私はそれでもいい。例え利用されるんだとしても、園城寺さんを抱けるなら……構わない」クスッ..
怜「あ……///」ドキッ..
怜(こんな……あかん……りゅーかの前で……)
~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~
照「どう?清水谷さんの目の前でこうやって触られるのは……」
怜「嫌や……嫌に決まってるやろ」
照「じゃあどうして抵抗しないの?」
怜「それは……」
照「……わかってるよ。好きな人に見られながらしたいんだよね」
怜「そんなん……違う!」
照「素直になる方がいい」サワ..
怜「っ……//」ビク
照「ほら、私が園城寺さんに迫る姿を見た清水谷さんが嫉妬に狂ってる……よほど園城寺さんのことが好きなんだね」
怜「りゅーか……」ハァ..ハァ..
照「それなのに……清水谷さん以外の人に抱かれるなんて……絶対にイケナイ……イケナイからこそ……燃え上がる」
怜「な……そんなわけ……」
照「ずるい人…………フゥー…」(耳に息を吹きかける)
怜「っ……」
照「園城寺さんは、もし私に抱かれたとしても、清水谷さんは自分から離れないと確信してる……ううん、むしろ前以上に清水谷さんの心を自分へ向けさせられると思ってる。小悪魔だね」
怜「……何をデタラメ……」
照「私はそれでもいい。例え利用されるんだとしても、園城寺さんを抱けるなら……構わない」クスッ..
怜「あ……///」ドキッ..
怜(こんな……あかん……りゅーかの前で……)
~~~~~~~~~~~~~~~
540:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:05:48.09 :8MnlR9I2o
怜(……最初は無理やりやったはずが、次第に私も積極的になってもうて……途中、竜華と目が合うた時、めっちゃ気持ちええようなって……)
照「園城寺さん?」
怜「………………あ」ハッ!
照「あの……ごめん。触っちゃったのはわざとじゃない……なんて言うか……ランダムなアレで……」
怜「う、うん、偶然なんはわかってん。せやから気にせんでええよ」
照「ありがとう」
怜「…………///」
怜(わ、私……何を考えてんねん!!戦闘中やのにあんな妄想して……めっちゃ力を使ってもうた!アホか私……)
照「…………」スッ(立ち上がる)
照(よかった……謝るタイミングはズレたけどなんとかなった。痴漢したとか騒がれたら、また呼び名が増えちゃう)ホッ
照(あ、呼び名と言えば……咲は…)チラ
咲「」ワナワナワナ..
照(!咲……怖い顔…)ゾク
咲「お、お、お……」
照(お?)
咲「おねーーーーーちゃぁーーーーーーん!!!」
悟空ばりに激昂する咲。
過去最大級の声量で叫ぶ。
照「!!」ビク
咲「フゥーッ……フゥーッ……」
怜(……最初は無理やりやったはずが、次第に私も積極的になってもうて……途中、竜華と目が合うた時、めっちゃ気持ちええようなって……)
照「園城寺さん?」
怜「………………あ」ハッ!
照「あの……ごめん。触っちゃったのはわざとじゃない……なんて言うか……ランダムなアレで……」
怜「う、うん、偶然なんはわかってん。せやから気にせんでええよ」
照「ありがとう」
怜「…………///」
怜(わ、私……何を考えてんねん!!戦闘中やのにあんな妄想して……めっちゃ力を使ってもうた!アホか私……)
照「…………」スッ(立ち上がる)
照(よかった……謝るタイミングはズレたけどなんとかなった。痴漢したとか騒がれたら、また呼び名が増えちゃう)ホッ
照(あ、呼び名と言えば……咲は…)チラ
咲「」ワナワナワナ..
照(!咲……怖い顔…)ゾク
咲「お、お、お……」
照(お?)
咲「おねーーーーーちゃぁーーーーーーん!!!」
悟空ばりに激昂する咲。
過去最大級の声量で叫ぶ。
照「!!」ビク
咲「フゥーッ……フゥーッ……」
541:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:06:41.52 :8MnlR9I2o
照「さ、咲。今のは違う。本当にたまたまで……」
咲「そんなの……知らないもん!お姉ちゃんのばか!」
照「ば、ばか……!?」ガーン..
咲「……あ!」
咲(しまった!めいっぱい怒鳴るために、つい手を離しちゃった!このままじゃ清水谷さんが…)
竜華「がおおおおおお!!!」
咲「へ?」
照・怜「!!」
怜「竜華……待って。それはあかん!」
照(『がおお』って、ライオンみたいな鳴き声……つまり清水谷さんは攻め?夜は獣のように園城寺さんを…)ムラ
竜華「がおおおお!!」
照を睨みつけ、二度目の咆哮。すると、竜華は目から赤い光線を発した。
照「え……?」
バシュ!
照「…………!」
その光線は、照の足元ギリギリの地面へと吸い込まれ、そこから焦げたような匂いが立ち込めた。
照(今の……なに?)
怜「竜華!落ち着いて!」
竜華「がおおお!!」バシュッ!
照(!?全然違う方向に撃った?)
連合軍「きゃあっ!」バタン!
照(味方に当てた?どうして……)
照「さ、咲。今のは違う。本当にたまたまで……」
咲「そんなの……知らないもん!お姉ちゃんのばか!」
照「ば、ばか……!?」ガーン..
咲「……あ!」
咲(しまった!めいっぱい怒鳴るために、つい手を離しちゃった!このままじゃ清水谷さんが…)
竜華「がおおおおおお!!!」
咲「へ?」
照・怜「!!」
怜「竜華……待って。それはあかん!」
照(『がおお』って、ライオンみたいな鳴き声……つまり清水谷さんは攻め?夜は獣のように園城寺さんを…)ムラ
竜華「がおおおお!!」
照を睨みつけ、二度目の咆哮。すると、竜華は目から赤い光線を発した。
照「え……?」
バシュ!
照「…………!」
その光線は、照の足元ギリギリの地面へと吸い込まれ、そこから焦げたような匂いが立ち込めた。
照(今の……なに?)
怜「竜華!落ち着いて!」
竜華「がおおお!!」バシュッ!
照(!?全然違う方向に撃った?)
連合軍「きゃあっ!」バタン!
照(味方に当てた?どうして……)
542:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:07:25.71 :8MnlR9I2o
竜華「がおお!がおっおー!」バシュバシュバシュ!
照「っ!」
連合軍「わあー!」バタン
LB軍「ひぃい!」ガクッ
照「これは……」
照(敵味方もなく、ただメチャクチャに暴れてる……しかも一発一発がものすごい威力……)
怜「……あかん。私の声も聞こえてへん」
照「どういうこと?清水谷さんは一体……」
怜「…………竜華は目の前で私がやられるとブチ切れてまうんや。まるで竜の逆鱗に触れたみたいに………」
照「……逆鱗……」
照(確かモンスターハンターでリオレイアが落とすやつ。女の子ハンターがメスであるリオレイアに拘束攻撃されて……色んなところをガブガブと……///)ムラァー
怜「ああなった竜華は力使い果たすまで止まらへん。〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕の威力を極限まで高めてビーム状に放出すんねん」
竜華「…………」バシュバシュバシュ!
照「!!」ヒョイ!
怜「っ!」サッ!
照(危ない……モンハンで妄想してる場合じゃなかった)
竜華「がおおお」バシュシュ!
照「止めるには力を使い果たすしかない?」
怜「……と思う」
照(どうしよう。それまで避け続けるとは思えない。ううん、私よりも近くにいる咲の方が危険。どうにかして止めないと)
竜華「がおお!がおっおー!」バシュバシュバシュ!
照「っ!」
連合軍「わあー!」バタン
LB軍「ひぃい!」ガクッ
照「これは……」
照(敵味方もなく、ただメチャクチャに暴れてる……しかも一発一発がものすごい威力……)
怜「……あかん。私の声も聞こえてへん」
照「どういうこと?清水谷さんは一体……」
怜「…………竜華は目の前で私がやられるとブチ切れてまうんや。まるで竜の逆鱗に触れたみたいに………」
照「……逆鱗……」
照(確かモンスターハンターでリオレイアが落とすやつ。女の子ハンターがメスであるリオレイアに拘束攻撃されて……色んなところをガブガブと……///)ムラァー
怜「ああなった竜華は力使い果たすまで止まらへん。〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕の威力を極限まで高めてビーム状に放出すんねん」
竜華「…………」バシュバシュバシュ!
照「!!」ヒョイ!
怜「っ!」サッ!
照(危ない……モンハンで妄想してる場合じゃなかった)
竜華「がおおお」バシュシュ!
照「止めるには力を使い果たすしかない?」
怜「……と思う」
照(どうしよう。それまで避け続けるとは思えない。ううん、私よりも近くにいる咲の方が危険。どうにかして止めないと)
543:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:07:54.90 :8MnlR9I2o
怜「………私がなんとかしてみるわ」ムクリ
照「え?」
怜「早いとこ止めんと」
照「うん…」
怜「竜華!もうええで!やめよ!?」
竜華「がおおお!」バシュシュ!
怜(全く聞こうとせんか……なら回線で……)
怜《竜華!私は竜華が好きや!せやからもう落ち着こ?》
竜華「がおおお!」バッシュシュ!
怜(あかん……私の声も届かへん………いや、諦めずにもう1回試し…っ……)フラ..
照(!危ない)ガシッ!
怜「あぁ……ごめんなぁ……」
照(園城寺さん、すごく弱ってる……もう力を使い果たしちゃったのかな)
怜(……宮永で妄想したのが余計やったか……回復できるからって〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕を連発してもうたのも痛い……)ハァ
竜華「がおおお!」バシュシュ!
照・怜「!!」
照(この軌道……園城寺さんに当たる!)
怜(うわ……避けられへん……しゃあないか。諦めよ…)フゥ
照「っ!」サッ
怜「え」
怜(私の前に体を入れた!?そんなことしたら……)
怜「………私がなんとかしてみるわ」ムクリ
照「え?」
怜「早いとこ止めんと」
照「うん…」
怜「竜華!もうええで!やめよ!?」
竜華「がおおお!」バシュシュ!
怜(全く聞こうとせんか……なら回線で……)
怜《竜華!私は竜華が好きや!せやからもう落ち着こ?》
竜華「がおおお!」バッシュシュ!
怜(あかん……私の声も届かへん………いや、諦めずにもう1回試し…っ……)フラ..
照(!危ない)ガシッ!
怜「あぁ……ごめんなぁ……」
照(園城寺さん、すごく弱ってる……もう力を使い果たしちゃったのかな)
怜(……宮永で妄想したのが余計やったか……回復できるからって〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕を連発してもうたのも痛い……)ハァ
竜華「がおおお!」バシュシュ!
照・怜「!!」
照(この軌道……園城寺さんに当たる!)
怜(うわ……避けられへん……しゃあないか。諦めよ…)フゥ
照「っ!」サッ
怜「え」
怜(私の前に体を入れた!?そんなことしたら……)
544:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:08:39.22 :8MnlR9I2o
バシュゥッ!!
照「うっ……!」
トキー?リューカー?トキリューカー?トキリュー.トキリュー.トキリューカー!
照(なんていう甘々な日々……脳が溶けそう……きつい……///)ハァァ..
怜「な、なぁ……どうして敵の私をかばうん?)
照「……だって……清水谷さんは今冷静さを失ってるけど、本心では大好きな園城寺さんを攻撃したくないだろうし、園城寺さんもそうでしょ?」
怜「!」
照「私ならトキーリューカー、トキリューカー、トッキトキーのリュカリューカー……あれ?なんか言葉が勝手に……」
怜(宮永……思考を埋め尽くしてまうほどの威力の〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕を受けてんのに、それでも私らを心配して……)
咲「お姉ちゃん!!」タタタタッ!
怜「あ……」
咲「大丈夫!?」
照「あ、うん………多分リューカトキリューだと思う」
咲「どういう意味!?」
照「えと……」
怜「……ごめんなぁ妹さん。私をかばってあのビームを食ろうてもうたんや。せやから言葉もおかしなってんねん」
咲「そうだったんですか……お姉ちゃん……」
照「……咲、ここは危ないから……トキリュ……逃げた方がいい」
咲「そ、そんなことできないよ。お姉ちゃんを置いていくなんて!」
照「でも……リューカ……」
咲「私はリューカじゃないもん」グス..
照「そうじゃない。トキリュリュリュー……一度久の方へ行って、少し経ってからリュトキー…」
バシュゥッ!!
照「うっ……!」
トキー?リューカー?トキリューカー?トキリュー.トキリュー.トキリューカー!
照(なんていう甘々な日々……脳が溶けそう……きつい……///)ハァァ..
怜「な、なぁ……どうして敵の私をかばうん?)
照「……だって……清水谷さんは今冷静さを失ってるけど、本心では大好きな園城寺さんを攻撃したくないだろうし、園城寺さんもそうでしょ?」
怜「!」
照「私ならトキーリューカー、トキリューカー、トッキトキーのリュカリューカー……あれ?なんか言葉が勝手に……」
怜(宮永……思考を埋め尽くしてまうほどの威力の〔怜と竜華の日常(バカップルデイズ)〕を受けてんのに、それでも私らを心配して……)
咲「お姉ちゃん!!」タタタタッ!
怜「あ……」
咲「大丈夫!?」
照「あ、うん………多分リューカトキリューだと思う」
咲「どういう意味!?」
照「えと……」
怜「……ごめんなぁ妹さん。私をかばってあのビームを食ろうてもうたんや。せやから言葉もおかしなってんねん」
咲「そうだったんですか……お姉ちゃん……」
照「……咲、ここは危ないから……トキリュ……逃げた方がいい」
咲「そ、そんなことできないよ。お姉ちゃんを置いていくなんて!」
照「でも……リューカ……」
咲「私はリューカじゃないもん」グス..
照「そうじゃない。トキリュリュリュー……一度久の方へ行って、少し経ってからリュトキー…」
545:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:09:17.54 :8MnlR9I2o
咲「やだ!お姉ちゃんが心配なんだもん」
照「……咲リュー……」
咲「私……お姉ちゃんを守る……」
照「!」
咲「……お姉ちゃんは……園城寺さんを守ったことをネタに、後々体を要求したりするつもりかもしれないけど……」
照「しない。絶対しない」
咲「でも……」
咲「それでも……そんなお姉ちゃんでも……私は守る!」
キィィィイイィ........ン.....
咲「!」
その瞬間、咲の脳内に電流が走った!
脳の回路が全て開かれるようなその感覚は、過去味わったことがないもの。
そして咲は理解した。
たった今、自分が能力に目覚めたことと、
その能力は、ずっと昔から自分の中に眠っていたことを。
咲「…………」
照「咲?」
咲「やだ!お姉ちゃんが心配なんだもん」
照「……咲リュー……」
咲「私……お姉ちゃんを守る……」
照「!」
咲「……お姉ちゃんは……園城寺さんを守ったことをネタに、後々体を要求したりするつもりかもしれないけど……」
照「しない。絶対しない」
咲「でも……」
咲「それでも……そんなお姉ちゃんでも……私は守る!」
キィィィイイィ........ン.....
咲「!」
その瞬間、咲の脳内に電流が走った!
脳の回路が全て開かれるようなその感覚は、過去味わったことがないもの。
そして咲は理解した。
たった今、自分が能力に目覚めたことと、
その能力は、ずっと昔から自分の中に眠っていたことを。
咲「…………」
照「咲?」
546:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:10:15.82 :8MnlR9I2o
竜華「がおおおおお!」バシュバシュバシュ!
照「っ…危ない!」
咲「…………」スッ
怜「!」
怜(今度は妹さんが私らの前に……!?あかん、直撃や)
バシュゥッ!
照「咲……!」
咲「…………大丈夫だよ、お姉ちゃん」ニコリ
照「え……」
怜「!」
怜(無傷……?いや、ダメージは受けとる……けど、微々たるもんや……)
咲「…………」
咲(今、頭の中に響いた言葉……本当だ……お姉ちゃんを守るためなら、なんでもできそうな気がする)
咲が目覚めた力……それは〔姉妹の愛(シスターラブ)〕。
姉、または妹を強く愛する想いにより、知力体力時の運、その他もろもろを底上げする能力である。
従姉妹から発動可能であり、血の繋がりがあれば上昇値は増し、愛情が深くければさらに効果はアップする。
以前エイスリンと戦った際、咲がエイスリンの魅了に対抗できたのは、照を想う気持ちと、この能力が目覚めかけていたためだ。
竜華「がおおおおお!」バシュバシュバシュ!
照「っ…危ない!」
咲「…………」スッ
怜「!」
怜(今度は妹さんが私らの前に……!?あかん、直撃や)
バシュゥッ!
照「咲……!」
咲「…………大丈夫だよ、お姉ちゃん」ニコリ
照「え……」
怜「!」
怜(無傷……?いや、ダメージは受けとる……けど、微々たるもんや……)
咲「…………」
咲(今、頭の中に響いた言葉……本当だ……お姉ちゃんを守るためなら、なんでもできそうな気がする)
咲が目覚めた力……それは〔姉妹の愛(シスターラブ)〕。
姉、または妹を強く愛する想いにより、知力体力時の運、その他もろもろを底上げする能力である。
従姉妹から発動可能であり、血の繋がりがあれば上昇値は増し、愛情が深くければさらに効果はアップする。
以前エイスリンと戦った際、咲がエイスリンの魅了に対抗できたのは、照を想う気持ちと、この能力が目覚めかけていたためだ。
547:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:10:48.07 :8MnlR9I2o
竜華「がおおっ!」
バシュシュシュシュ!
咲「…………」バシュ!バシュ!
照「すごリュー……」
照(一発受けただけでもトキーリューカー……かなり辛いのにーカー、トキー……何発も受けて、平気な顔してリューカトキスキー……)
竜華「はぁ……はぁ……がおお……」バシュ!バシュ!
咲《…………もうやめて!!》
竜華「がお……?」ピクッ!
怜(!あの反応は……妹さんからの回線か?私でも届かんかったのに……どんだけ強力なアクセスやねん)
咲《清水谷さん……》
竜華「…がおおお」バシュ!
咲《……あなたの攻撃から園城寺さんを守ったお姉ちゃんを撃つんですか!?》
竜華「………!!」ピタッ..
照・怜「!」
咲「………………」
竜華「……………」
咲「………………」
照(清水谷さんの動きが止まった……)
怜(竜華……)
竜華「がおおっ!」
バシュシュシュシュ!
咲「…………」バシュ!バシュ!
照「すごリュー……」
照(一発受けただけでもトキーリューカー……かなり辛いのにーカー、トキー……何発も受けて、平気な顔してリューカトキスキー……)
竜華「はぁ……はぁ……がおお……」バシュ!バシュ!
咲《…………もうやめて!!》
竜華「がお……?」ピクッ!
怜(!あの反応は……妹さんからの回線か?私でも届かんかったのに……どんだけ強力なアクセスやねん)
咲《清水谷さん……》
竜華「…がおおお」バシュ!
咲《……あなたの攻撃から園城寺さんを守ったお姉ちゃんを撃つんですか!?》
竜華「………!!」ピタッ..
照・怜「!」
咲「………………」
竜華「……………」
咲「………………」
照(清水谷さんの動きが止まった……)
怜(竜華……)
548:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:12:00.66 :8MnlR9I2o
竜華「…………宮永」チラ
照「…………!」ビク
怜「…………ん」コクリ
竜華「そっか……」
照「………………」
竜華「…………うち、また暴れてもうて……」
怜「……ええって。気にしてへんから。なんも問題ない」
竜華「そう?ありがとう」ニコリ
怜「うん」クス
照「…………」ホッ
竜華「………お姉ちゃんを傷付けてもうてごめんな?」
咲「あ、いえ……私こそ、清水谷さんを止める時、胸をちょっと触ってしまってて……ごめんなさい」
照「!」
竜華「あはは。ええよ、そんなん。余裕ない場面やったし」
怜「そやな」
照「…………」
照(胸……清水谷さんは確かに大きい……私より全然……)
咲「ありがとうございます。あ、お姉ちゃん。具合はどう?」
照「……別に普通」プイ
咲「え」
照「私のことより、清水谷さんの胸の感触を思い出すことに時間を使えばいい」
咲「そんな……私はお姉ちゃんの胸が一番好きだよ!」
照「…………例えばどこが好き?」ピク
咲「えっと……小さくて平坦で可愛いところ///」
照「………………」プーイ
咲(ああっ!私の回答が気に入らなかったお姉ちゃんかわいい!)
竜華「…………宮永」チラ
照「…………!」ビク
怜「…………ん」コクリ
竜華「そっか……」
照「………………」
竜華「…………うち、また暴れてもうて……」
怜「……ええって。気にしてへんから。なんも問題ない」
竜華「そう?ありがとう」ニコリ
怜「うん」クス
照「…………」ホッ
竜華「………お姉ちゃんを傷付けてもうてごめんな?」
咲「あ、いえ……私こそ、清水谷さんを止める時、胸をちょっと触ってしまってて……ごめんなさい」
照「!」
竜華「あはは。ええよ、そんなん。余裕ない場面やったし」
怜「そやな」
照「…………」
照(胸……清水谷さんは確かに大きい……私より全然……)
咲「ありがとうございます。あ、お姉ちゃん。具合はどう?」
照「……別に普通」プイ
咲「え」
照「私のことより、清水谷さんの胸の感触を思い出すことに時間を使えばいい」
咲「そんな……私はお姉ちゃんの胸が一番好きだよ!」
照「…………例えばどこが好き?」ピク
咲「えっと……小さくて平坦で可愛いところ///」
照「………………」プーイ
咲(ああっ!私の回答が気に入らなかったお姉ちゃんかわいい!)
549:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:12:43.47 :8MnlR9I2o
照「小さいという言い方は嫌い。慎ましいとか、なだらかとか……他に言いようがあるはず。それをしない咲は悪意がある。悪意があるのは嘘つきとみなす」
咲「でも……本当に好きなんだもん。私、お姉ちゃんみたいな胸になりたくて……結果、私の胸はこんな感じだもん」
照「咲……」
咲「それに……お姉ちゃんの胸だったら、どんな胸でも愛せるもん。もしも、おっぱいが1つしかなくても……」
照「っ……あ、愛せるとか……真顔でそんな……もうっ//」プイ
咲「でも本当だよ?」
怜「…………あのー」
照「あ……」
照(そうだった……今は戦場にいて、戦闘中で、戦ってる相手がすぐそばにいたんだった……いっぱい忘れてた)
怜「この勝負、私らの負けや」
竜華「そやなー」
照「え……でも……」
怜「私はもう力は残ってへんし。それに……助けてもうといて、今さら敵対なんてでけへんよ」
照「園城寺さん……」
竜華「そうそう。うちらはもう戦闘には参加せん。成り行きを見守るだけにしとくわ」
怜「私らが言うんも変やけど、2人とも頑張ってな」
咲「……はい」クス
照「…………ん」コクリ
竜華「……にしても」チラ
照「?」
竜華「宮永照が百合妄想士やったなんて、ほんまビックリしたなぁ」
怜「ああ、確かにそやな。作戦会議の時に聞いて驚いたわ」
照(……ということは、インハイでの妄想はオープン回線じゃなかったんだ……よかった)ホッ
照「小さいという言い方は嫌い。慎ましいとか、なだらかとか……他に言いようがあるはず。それをしない咲は悪意がある。悪意があるのは嘘つきとみなす」
咲「でも……本当に好きなんだもん。私、お姉ちゃんみたいな胸になりたくて……結果、私の胸はこんな感じだもん」
照「咲……」
咲「それに……お姉ちゃんの胸だったら、どんな胸でも愛せるもん。もしも、おっぱいが1つしかなくても……」
照「っ……あ、愛せるとか……真顔でそんな……もうっ//」プイ
咲「でも本当だよ?」
怜「…………あのー」
照「あ……」
照(そうだった……今は戦場にいて、戦闘中で、戦ってる相手がすぐそばにいたんだった……いっぱい忘れてた)
怜「この勝負、私らの負けや」
竜華「そやなー」
照「え……でも……」
怜「私はもう力は残ってへんし。それに……助けてもうといて、今さら敵対なんてでけへんよ」
照「園城寺さん……」
竜華「そうそう。うちらはもう戦闘には参加せん。成り行きを見守るだけにしとくわ」
怜「私らが言うんも変やけど、2人とも頑張ってな」
咲「……はい」クス
照「…………ん」コクリ
竜華「……にしても」チラ
照「?」
竜華「宮永照が百合妄想士やったなんて、ほんまビックリしたなぁ」
怜「ああ、確かにそやな。作戦会議の時に聞いて驚いたわ」
照(……ということは、インハイでの妄想はオープン回線じゃなかったんだ……よかった)ホッ
550:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:13:14.40 :8MnlR9I2o
竜華「それに、妹さんのことがめっちゃ好きやっちゅうのもビックリやわ」
照「…え」
怜「うん。胸サワとか婚姻届けポンとかな」
照「!」
咲「えへへ……いい思い出です」
照「ち、違う。咲の妄想に出てくる私は、咲が勝手に作った私!」
怜「そうなん?」
咲「あはは。お姉ちゃん、恥ずかしがり屋なんです」ニコニコ
怜「あー、わかるわー」
竜華「恥ずかしがらんでもええやん」ニコー
照「咲……」ハァ..
咲「えへへ」
照(外堀を埋めようとする咲こわい…………でも、笑顔はかわいい)
久《おーい、照、咲ー!》タタタッ!
智紀「…………」タタタ
照「!久……」
久《今、どういう状態?その2人の能力で動けないとか?》
照《ううん、違う。勝負はついた。今は話してただけ》
久《…………どんな展開でそうなったのか気になるわね。けど、それは後にしましょう。現状だけど……》
照《うん》
久《とりあえずこの辺りは沢村さんのおかげで大分持ち直した。だから次は他の場所へ援軍に向かうわ》
照《わかった》
怜「……これから移動?」
照「うん」
怜「ほなら、私らは退場しよか」
竜華「そやな」
竜華「それに、妹さんのことがめっちゃ好きやっちゅうのもビックリやわ」
照「…え」
怜「うん。胸サワとか婚姻届けポンとかな」
照「!」
咲「えへへ……いい思い出です」
照「ち、違う。咲の妄想に出てくる私は、咲が勝手に作った私!」
怜「そうなん?」
咲「あはは。お姉ちゃん、恥ずかしがり屋なんです」ニコニコ
怜「あー、わかるわー」
竜華「恥ずかしがらんでもええやん」ニコー
照「咲……」ハァ..
咲「えへへ」
照(外堀を埋めようとする咲こわい…………でも、笑顔はかわいい)
久《おーい、照、咲ー!》タタタッ!
智紀「…………」タタタ
照「!久……」
久《今、どういう状態?その2人の能力で動けないとか?》
照《ううん、違う。勝負はついた。今は話してただけ》
久《…………どんな展開でそうなったのか気になるわね。けど、それは後にしましょう。現状だけど……》
照《うん》
久《とりあえずこの辺りは沢村さんのおかげで大分持ち直した。だから次は他の場所へ援軍に向かうわ》
照《わかった》
怜「……これから移動?」
照「うん」
怜「ほなら、私らは退場しよか」
竜華「そやな」
551:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:13:46.72 :8MnlR9I2o
照「…………」
怜「……宮永照。守ってくれてありがとうな」ニコ
照「え、あ、う、うん」
竜華「やーん!怜のハニカミめっちゃ可愛い~♪」
咲「素直なお礼に照れるお姉ちゃんかわいい!!」
智紀「……似た者同士?」
久「ふふ……」
竜華「ほな、またなー」バイバイ
照「ん。また……」
智紀「……それにしても、あの2人を倒すとは……すごいです」
照「……倒してないし勝ってもいないんだけどね」
久「?ま、結果的に勝ちならいいんじゃない?」
照「そう、なのかな」
智紀「……さて、次の行動についてですが」
咲「はい」
智紀「二手に別れて、東と南の援護に行きましょう」
照「西は?」
智紀「………まだ情報が入ってきていません。ですので、とりあえずは後回しに」
咲「あ、あの……沢村さん以外の四天王の人は……いないんですか?」
智紀「……3人とも戦闘には参加してるけど状況が伝わってきてない……私の場合は、かなりの精鋭部隊に絡まれて、こちらに来るのが遅れた……」
久「向こうにしてみれば四天王は最も警戒すべき相手だもの……他の3人も似たような感じで妨害にあってるでしょうね」
智紀「はい、おそらく……」
照「それで、チーム分けはどうする?」
照「…………」
怜「……宮永照。守ってくれてありがとうな」ニコ
照「え、あ、う、うん」
竜華「やーん!怜のハニカミめっちゃ可愛い~♪」
咲「素直なお礼に照れるお姉ちゃんかわいい!!」
智紀「……似た者同士?」
久「ふふ……」
竜華「ほな、またなー」バイバイ
照「ん。また……」
智紀「……それにしても、あの2人を倒すとは……すごいです」
照「……倒してないし勝ってもいないんだけどね」
久「?ま、結果的に勝ちならいいんじゃない?」
照「そう、なのかな」
智紀「……さて、次の行動についてですが」
咲「はい」
智紀「二手に別れて、東と南の援護に行きましょう」
照「西は?」
智紀「………まだ情報が入ってきていません。ですので、とりあえずは後回しに」
咲「あ、あの……沢村さん以外の四天王の人は……いないんですか?」
智紀「……3人とも戦闘には参加してるけど状況が伝わってきてない……私の場合は、かなりの精鋭部隊に絡まれて、こちらに来るのが遅れた……」
久「向こうにしてみれば四天王は最も警戒すべき相手だもの……他の3人も似たような感じで妨害にあってるでしょうね」
智紀「はい、おそらく……」
照「それで、チーム分けはどうする?」
552:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:14:35.13 :8MnlR9I2o
智紀「そうですね………私と竹井さんが南側、お2人は東側でお願いします」
照「わかった」
咲「は、はい」
久「南側なら、西側に動きがあった時、沢村さんがすぐ動ける……ってわけね。了解」
智紀「それでは………また後で」タタタ
久「頑張りましょう!」タタタ
咲「はい」
照「うん」
咲「……じゃあ、行こ?お姉ちゃん」
照「……あ」
咲「?」
照「咲……清水谷さんのビーム、何度も受けてたけど、体は大丈夫?」
咲「え、うん。私なら平気だよ」ニコリ
照「そう……」
咲「うん」
照「…………ありがとう」
咲「え」
照「咲のおかげで助かった」ニコリ
咲「へ、あ……う、ううん、そんな……///」
照「でも、無理はしないで」
咲「あ……」
照「……いや、違う」
咲「?」
照「私が咲を守る……咲に無理させないように」
咲「お姉ちゃん……」
照「…………」
咲「…………」
照「…………行こうか」キュッ(咲の手を握る)
咲「…………うん」ニコリ
智紀「そうですね………私と竹井さんが南側、お2人は東側でお願いします」
照「わかった」
咲「は、はい」
久「南側なら、西側に動きがあった時、沢村さんがすぐ動ける……ってわけね。了解」
智紀「それでは………また後で」タタタ
久「頑張りましょう!」タタタ
咲「はい」
照「うん」
咲「……じゃあ、行こ?お姉ちゃん」
照「……あ」
咲「?」
照「咲……清水谷さんのビーム、何度も受けてたけど、体は大丈夫?」
咲「え、うん。私なら平気だよ」ニコリ
照「そう……」
咲「うん」
照「…………ありがとう」
咲「え」
照「咲のおかげで助かった」ニコリ
咲「へ、あ……う、ううん、そんな……///」
照「でも、無理はしないで」
咲「あ……」
照「……いや、違う」
咲「?」
照「私が咲を守る……咲に無理させないように」
咲「お姉ちゃん……」
照「…………」
咲「…………」
照「…………行こうか」キュッ(咲の手を握る)
咲「…………うん」ニコリ
553:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:15:11.26 :8MnlR9I2o
【ホテルの一室】
伝令「報告します!!愛宕洋榎様、園城寺様、清水谷様が敗北!北側の我が軍、被害甚大!LB軍に押し込まれ、戦況は拮抗しています!」
??「あらー?」
??「……愛宕雅枝さんがいてそのような事態になるとは思えませんけど……」
伝令「愛宕雅枝様は途中で戦列を離れ、以後連絡ありません」
??「う~ん………裏切ったとも思えないし………けれどあの方が負けるとも思えませんね」
??「普通に考えたらね……LBの会長が戦場に出張ってるわけないだろうし……」
伝令「四天王の動きですが、沢村が移動を開始。南側へ向かっています。エイスリンは今現在も無力化に成功しています。深堀は東側で我が軍に大打撃を与えましたが、スカ耐性持ちの精鋭部隊を投入し、被害を最小限に抑えました」
??「あら、深堀さん対策が上手い具合に効いているようね」
伝令「はい。その……大便に対しては医学的な見方をするよう鍛え上げましたので……」
♪~
伝令「!失礼します。もしもし…………え!わかりました……はい……それではまた」
??「どうかしたの?」
伝令「はい……対深堀用の精鋭部隊ですが、つい先ほど撃破されてしまったようで……その後、深堀は移動し、行方をくらましたと……」
??「……大変です……」
??「そうね……でも、仕方ないわ。相手が相手だもの。それで、臼沢さんはどうなっているのかしら?」
伝令「は!臼沢は幼女での淫語妄想を終えた後、戦闘に参加。最初は我が軍を圧倒しましたが、臼沢専用の精鋭部隊を当ててからは、戦況は一変。我が軍有利とのことです」
??「すごいです……」
??「ええ……この調子で頑張ってもらいましょう」ニコリ
【ホテルの一室】
伝令「報告します!!愛宕洋榎様、園城寺様、清水谷様が敗北!北側の我が軍、被害甚大!LB軍に押し込まれ、戦況は拮抗しています!」
??「あらー?」
??「……愛宕雅枝さんがいてそのような事態になるとは思えませんけど……」
伝令「愛宕雅枝様は途中で戦列を離れ、以後連絡ありません」
??「う~ん………裏切ったとも思えないし………けれどあの方が負けるとも思えませんね」
??「普通に考えたらね……LBの会長が戦場に出張ってるわけないだろうし……」
伝令「四天王の動きですが、沢村が移動を開始。南側へ向かっています。エイスリンは今現在も無力化に成功しています。深堀は東側で我が軍に大打撃を与えましたが、スカ耐性持ちの精鋭部隊を投入し、被害を最小限に抑えました」
??「あら、深堀さん対策が上手い具合に効いているようね」
伝令「はい。その……大便に対しては医学的な見方をするよう鍛え上げましたので……」
♪~
伝令「!失礼します。もしもし…………え!わかりました……はい……それではまた」
??「どうかしたの?」
伝令「はい……対深堀用の精鋭部隊ですが、つい先ほど撃破されてしまったようで……その後、深堀は移動し、行方をくらましたと……」
??「……大変です……」
??「そうね……でも、仕方ないわ。相手が相手だもの。それで、臼沢さんはどうなっているのかしら?」
伝令「は!臼沢は幼女での淫語妄想を終えた後、戦闘に参加。最初は我が軍を圧倒しましたが、臼沢専用の精鋭部隊を当ててからは、戦況は一変。我が軍有利とのことです」
??「すごいです……」
??「ええ……この調子で頑張ってもらいましょう」ニコリ
554:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:15:38.59 :8MnlR9I2o
【西側 外れ】
塞「はぁー……」
塞(嬉しいんだけど辛い……複雑だわー)
大きくため息をつく塞。
その理由は目の前にいる集団にあった。
合法ロリ予備軍「…………」ジリ..
塞に対抗するために作られた精鋭部隊。
それぞれが童顔で小柄。近い将来、成人を迎えようとも、ロリという称号を抱え続けるであろう若人だ。
うさぎさん、いちご、ボンボンヘアゴム、ペロペロキャンディー大大大ちゅき。舌足らずな甘えっ子ボイス。
傍から見たならなかなかあざとい。でもあざとさすら超愛おしい。
幼女を見ただけで妄想し、力を使ってしまう塞にとって、相性は最悪である。
塞(格好もマジやっばいわー……ニーソ、ハイソ、キャラ物の靴下……しかも上のゴム部分をクルクル畳んでるのもポイント高い……)ムララ
そう。合法ロリ予備軍は、全てにおいてロリを貫く。
園児服、キュロットスカート、ブルマ。膝にはにゃんこの絆創膏。
ランドセル、ナップザック、ぬいぐるみ型のリュックサックにNカバン。
ド幼女風から小学校高学年風まで、幅広くカバーしている。
塞(……手を繋いでる子もいるし、あっちの子は縄跳びしてる。時々失敗して、舌をペロッと出して『引っかかっちゃった』って言う……やっばい可愛い……)
塞(ああ……ホントやりずらい……〔幼女領域(ようじょ・フィールド)〕は基本幼女以外を対象とする技だから、あの子たちにはあんまり意味ないし……)
合法ロリ予備軍A「あー、Bちゃんずるーい!ポップコーン食べてるー!私にもちょうだい!」
塞「!」
【西側 外れ】
塞「はぁー……」
塞(嬉しいんだけど辛い……複雑だわー)
大きくため息をつく塞。
その理由は目の前にいる集団にあった。
合法ロリ予備軍「…………」ジリ..
塞に対抗するために作られた精鋭部隊。
それぞれが童顔で小柄。近い将来、成人を迎えようとも、ロリという称号を抱え続けるであろう若人だ。
うさぎさん、いちご、ボンボンヘアゴム、ペロペロキャンディー大大大ちゅき。舌足らずな甘えっ子ボイス。
傍から見たならなかなかあざとい。でもあざとさすら超愛おしい。
幼女を見ただけで妄想し、力を使ってしまう塞にとって、相性は最悪である。
塞(格好もマジやっばいわー……ニーソ、ハイソ、キャラ物の靴下……しかも上のゴム部分をクルクル畳んでるのもポイント高い……)ムララ
そう。合法ロリ予備軍は、全てにおいてロリを貫く。
園児服、キュロットスカート、ブルマ。膝にはにゃんこの絆創膏。
ランドセル、ナップザック、ぬいぐるみ型のリュックサックにNカバン。
ド幼女風から小学校高学年風まで、幅広くカバーしている。
塞(……手を繋いでる子もいるし、あっちの子は縄跳びしてる。時々失敗して、舌をペロッと出して『引っかかっちゃった』って言う……やっばい可愛い……)
塞(ああ……ホントやりずらい……〔幼女領域(ようじょ・フィールド)〕は基本幼女以外を対象とする技だから、あの子たちにはあんまり意味ないし……)
合法ロリ予備軍A「あー、Bちゃんずるーい!ポップコーン食べてるー!私にもちょうだい!」
塞「!」
555:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:16:13.14 :8MnlR9I2o
合法ロリ予備軍B「いいよー。はい、あーん」
塞(ポップコーン……響きが可愛いし、コーンは胸のポッチを連想させる……それに、あーんさせた時にベタベタになった手は……)
合法ロリ予備軍A「わ、手がベタベタする…………Bちゃん、舐めて?」
塞(出た!!)
合法ロリ予備軍B「もー、しょうがないなぁ。んむ……ちゅぱ……」
塞(まったく……小学生は最高ね!って……違う違う……あの子たちは小学生っぽいだけで、実年齢はもう…)チラ
合法ロリ予備軍C「♪゛~♪゛……♪」(笛を吹いている)
塞(!?小学生を象徴するリコーダー!顔を真っ赤にして一生懸命なのに上手に吹けない姿は愛らしさ満点!やっぱリコーダーはすごいわ……幼女の唾入れという側面も兼ね備える、最強のアイテムね)
トシ「…………」
トシ(しょうがないねぇ。いくら相手が塞の気を惹くのが上手いからといって、こうまでハマるとは……)
塞「………!」ハッ..
塞(危ない……また夢中になってたわ……そろそろちゃんと戦わないと。〔絶対幼女(アブソリュート・ようじょ)〕を発動させて……)
合法ロリ予備軍C「さえおねえたま!おしっこしたい!おトイレつれてって!」
塞「私に任せなさい」キラッ
合法ロリ予備軍C「う、うん……ありがとう……」
塞「ちゃんと成長してるか、目の前で見てあげるわね。あ、一応写メも撮らないと」
合法ロリ予備軍C「え……そ、それはちょっと……」
塞「?」
合法ロリ予備軍B《Cちゃん!ちゃんと幼女を貫いて!》
合法ロリ予備軍C《でも……この人、予想以上の高みにいるんだもの……目もギラついてて怖いし》
塞(戦いは後でいいよね。まずは成長具合を確かめてからの方が後腐れもないし)ウンウン
塞「じゃあ一緒におトイレ行こうか?」サワ(お尻に手を回す)
合法ロリ予備軍C「!?あ、あぅ……その……手が……」
塞「うん。急いでおトイレしないとでしょ?私がお尻を押して、歩くのをお手伝いしてあげるよ」ニコリ
合法ロリ予備軍C「うぅ……」
??「あらら……いい具合に変態さんな絵面ですねー。通報レベルですよー」
合法ロリ予備軍B「いいよー。はい、あーん」
塞(ポップコーン……響きが可愛いし、コーンは胸のポッチを連想させる……それに、あーんさせた時にベタベタになった手は……)
合法ロリ予備軍A「わ、手がベタベタする…………Bちゃん、舐めて?」
塞(出た!!)
合法ロリ予備軍B「もー、しょうがないなぁ。んむ……ちゅぱ……」
塞(まったく……小学生は最高ね!って……違う違う……あの子たちは小学生っぽいだけで、実年齢はもう…)チラ
合法ロリ予備軍C「♪゛~♪゛……♪」(笛を吹いている)
塞(!?小学生を象徴するリコーダー!顔を真っ赤にして一生懸命なのに上手に吹けない姿は愛らしさ満点!やっぱリコーダーはすごいわ……幼女の唾入れという側面も兼ね備える、最強のアイテムね)
トシ「…………」
トシ(しょうがないねぇ。いくら相手が塞の気を惹くのが上手いからといって、こうまでハマるとは……)
塞「………!」ハッ..
塞(危ない……また夢中になってたわ……そろそろちゃんと戦わないと。〔絶対幼女(アブソリュート・ようじょ)〕を発動させて……)
合法ロリ予備軍C「さえおねえたま!おしっこしたい!おトイレつれてって!」
塞「私に任せなさい」キラッ
合法ロリ予備軍C「う、うん……ありがとう……」
塞「ちゃんと成長してるか、目の前で見てあげるわね。あ、一応写メも撮らないと」
合法ロリ予備軍C「え……そ、それはちょっと……」
塞「?」
合法ロリ予備軍B《Cちゃん!ちゃんと幼女を貫いて!》
合法ロリ予備軍C《でも……この人、予想以上の高みにいるんだもの……目もギラついてて怖いし》
塞(戦いは後でいいよね。まずは成長具合を確かめてからの方が後腐れもないし)ウンウン
塞「じゃあ一緒におトイレ行こうか?」サワ(お尻に手を回す)
合法ロリ予備軍C「!?あ、あぅ……その……手が……」
塞「うん。急いでおトイレしないとでしょ?私がお尻を押して、歩くのをお手伝いしてあげるよ」ニコリ
合法ロリ予備軍C「うぅ……」
??「あらら……いい具合に変態さんな絵面ですねー。通報レベルですよー」
556:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:16:43.01 :8MnlR9I2o
塞「ん?一体誰………………ぅおおおお!!」
塞が猛る。そして叫ぶ。
何故なら、目の前に立っていたのは……
全裸初美「小さい子のお尻を触るとか……」クネ
全裸初美「いけないこと…」クネネ
全裸初美「なんですよー?」クネェェェ..
ストライクゾーンど真ん中、
露出大好き悪癖の巫女、褐色幼女の薄墨初美だったからである。
塞「ちょ、ちょ、ちょ……///」
塞(うぉい!モロ裸じゃん!いいの!?いや、なんか湯気が……でも…………やっばい……///)
全裸初美「やん。目がエッチですよー…………っとと」フラッ
塞(!見せつけてフラつくとかっ!おっちょこちょいで服を着忘れた設定!?それもいいかも……)ムラ
フラついた姿をプラスにとった塞。
しかし実際は、桃子との戦いで負ったダメージが抜けていないからであり、今の初美は全開時の1割程度の力しか残っていない。
全裸初美(……私は臼沢キラーとして期待されてますよー。だから……あなただけは倒しますー)ギラリ
塞「ちょっと……そんなに見つめて……誘ってるの?」ハァハァ..
全裸初美「さ、さあ……」ククネ
全裸初美「どうで…」クククネ
全裸初美「しょう、ねー……」クネクネ!
気力を振り絞ってクネる初美。
その表情には余裕はなく、一目で限界が近いのだとわかる。
しかし塞にとってロリボディの日焼け跡は、『見ないことが罪』と言えるレベルのもの。集中力の全てをつぎ込んで凝視する。
今の状態なら財布をすられても気付かないだろう。
現に、さっきまであれほど執着していた合法ロリ予備軍Cのおしっこのことなど、頭の片隅へと押し込まれている。
塞「ん?一体誰………………ぅおおおお!!」
塞が猛る。そして叫ぶ。
何故なら、目の前に立っていたのは……
全裸初美「小さい子のお尻を触るとか……」クネ
全裸初美「いけないこと…」クネネ
全裸初美「なんですよー?」クネェェェ..
ストライクゾーンど真ん中、
露出大好き悪癖の巫女、褐色幼女の薄墨初美だったからである。
塞「ちょ、ちょ、ちょ……///」
塞(うぉい!モロ裸じゃん!いいの!?いや、なんか湯気が……でも…………やっばい……///)
全裸初美「やん。目がエッチですよー…………っとと」フラッ
塞(!見せつけてフラつくとかっ!おっちょこちょいで服を着忘れた設定!?それもいいかも……)ムラ
フラついた姿をプラスにとった塞。
しかし実際は、桃子との戦いで負ったダメージが抜けていないからであり、今の初美は全開時の1割程度の力しか残っていない。
全裸初美(……私は臼沢キラーとして期待されてますよー。だから……あなただけは倒しますー)ギラリ
塞「ちょっと……そんなに見つめて……誘ってるの?」ハァハァ..
全裸初美「さ、さあ……」ククネ
全裸初美「どうで…」クククネ
全裸初美「しょう、ねー……」クネクネ!
気力を振り絞ってクネる初美。
その表情には余裕はなく、一目で限界が近いのだとわかる。
しかし塞にとってロリボディの日焼け跡は、『見ないことが罪』と言えるレベルのもの。集中力の全てをつぎ込んで凝視する。
今の状態なら財布をすられても気付かないだろう。
現に、さっきまであれほど執着していた合法ロリ予備軍Cのおしっこのことなど、頭の片隅へと押し込まれている。
557:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:17:21.18 :8MnlR9I2o
塞「――――」
塞(なによあれ……インハイの時は試合に集中してたから意識してなかったけど……この子、こんなにエッチだったの?薄墨さん……いや、はつみたんやっばい!!)ジュルリ
全裸初美「はぁ……はぁ……」クネ
塞(もう!湯気が邪魔だわー……あそこまでさらけ出してるのに……ほんの、ほんの少しじゃない)
ただ見ているだけ……それだけで、塞の力がどんどんと消耗していく。
塞(あの湯気の下はどうなってるの!?ねえ……ねえ!!)
もっと見たい……その想いだけで、塞の力はさらに失われていく。
全裸初美(いい具合ですよー……後は、ここで…………今です!)スッ!(素早く体育座りをし、両腕で胸と股間を隠す)
塞「!!」
塞(な、な……いきなり隠した……!)
全裸初美「………………」
塞(ちょっと!何してるのよ!せっかく見せつけてくれたのに……それじゃあ胸もあそこも全然……)
全裸初美「………………」
塞「………………」
沈黙が場を支配する。
2人の間にあるのは湯気のみ。
全裸初美(……そろそろ10秒経ちました……では、いくですよー)
塞「――――」
塞(なによあれ……インハイの時は試合に集中してたから意識してなかったけど……この子、こんなにエッチだったの?薄墨さん……いや、はつみたんやっばい!!)ジュルリ
全裸初美「はぁ……はぁ……」クネ
塞(もう!湯気が邪魔だわー……あそこまでさらけ出してるのに……ほんの、ほんの少しじゃない)
ただ見ているだけ……それだけで、塞の力がどんどんと消耗していく。
塞(あの湯気の下はどうなってるの!?ねえ……ねえ!!)
もっと見たい……その想いだけで、塞の力はさらに失われていく。
全裸初美(いい具合ですよー……後は、ここで…………今です!)スッ!(素早く体育座りをし、両腕で胸と股間を隠す)
塞「!!」
塞(な、な……いきなり隠した……!)
全裸初美「………………」
塞(ちょっと!何してるのよ!せっかく見せつけてくれたのに……それじゃあ胸もあそこも全然……)
全裸初美「………………」
塞「………………」
沈黙が場を支配する。
2人の間にあるのは湯気のみ。
全裸初美(……そろそろ10秒経ちました……では、いくですよー)
558:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:18:10.10 :8MnlR9I2o
全裸初美「…………はいっ!」ガバッ!(立ち上がって大の字ポーズ)
塞「ぬぎゃーー!!」
歓声とも悲鳴ともとれる声を上げる塞。
見せてたあの子が隠して、見せた。全裸~体育座り~全裸というプログラム。
格闘ゲームなら↓タメ↑+Pで出すであろうこの技。脱、着、脱のギャップはすごまじい。
塞の立場からすると、体育座りをしている初美を見ている時は、
『さっきまで見えてたのに今は見えない』という状態にさせられ、かなり辛い。
『あの頃の私は輝いてた……毎日が楽しかったなぁ』と過去を美化させることで自分を慰めるしかないレベルだろう。
そんな飢えた状態の中、初美が大の字になった。再び栄光の時代を見せられた衝撃は半端なものではない。
塞「ぅあああぅぅ……はつみたぁん……」ゾワワワ..
急速に失われていく力。しかし、塞の表情は晴れやかだ。何故なら、なんだかんだで再び裸を見れたから。
トシ「…………」
トシ(このままだと、力を使い果たしちまうねぇ……)
全裸初美(ふふふ……どうやら、私の勝ちのようですよー。後は、油断せずに大の字キープですよー)ンパー..
トシ(勝利を確信しているようだけど、残念だったね……私が脱げば塞は全快するんだよ)スッ
初美に気付かれぬように、塞の視界に入る位置に移動したトシ。
トシ(表で脱ぐのは恥ずかしいけど、仕方ない)
塞の敗北を防ぐため、トシは満を持して脱衣モーションに入る。
トシ(塞……)
そして、ブラの肩紐に手をかけたその時、ドサリ……という音がした。
全裸初美「…………はいっ!」ガバッ!(立ち上がって大の字ポーズ)
塞「ぬぎゃーー!!」
歓声とも悲鳴ともとれる声を上げる塞。
見せてたあの子が隠して、見せた。全裸~体育座り~全裸というプログラム。
格闘ゲームなら↓タメ↑+Pで出すであろうこの技。脱、着、脱のギャップはすごまじい。
塞の立場からすると、体育座りをしている初美を見ている時は、
『さっきまで見えてたのに今は見えない』という状態にさせられ、かなり辛い。
『あの頃の私は輝いてた……毎日が楽しかったなぁ』と過去を美化させることで自分を慰めるしかないレベルだろう。
そんな飢えた状態の中、初美が大の字になった。再び栄光の時代を見せられた衝撃は半端なものではない。
塞「ぅあああぅぅ……はつみたぁん……」ゾワワワ..
急速に失われていく力。しかし、塞の表情は晴れやかだ。何故なら、なんだかんだで再び裸を見れたから。
トシ「…………」
トシ(このままだと、力を使い果たしちまうねぇ……)
全裸初美(ふふふ……どうやら、私の勝ちのようですよー。後は、油断せずに大の字キープですよー)ンパー..
トシ(勝利を確信しているようだけど、残念だったね……私が脱げば塞は全快するんだよ)スッ
初美に気付かれぬように、塞の視界に入る位置に移動したトシ。
トシ(表で脱ぐのは恥ずかしいけど、仕方ない)
塞の敗北を防ぐため、トシは満を持して脱衣モーションに入る。
トシ(塞……)
そして、ブラの肩紐に手をかけたその時、ドサリ……という音がした。
559:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:19:00.74 :8MnlR9I2o
トシ「?」
合法ロリ予備軍A「…………」ウゥ..
トシ(……何が起きたんだい?何故あの子が倒れて……)
合法ロリ予備軍「あ、あ、あ……」ガタガタガタ..
トシ(?)チラ
トシ「……あ」
合法ロリ予備軍B「で、出た……ふ、深堀……純代」
全裸初美「えっ……」
純代「………………」
塞「あ……深堀さん……」
トシ「…………はは」
トシ(どうやら脱がなくてすみそうだね)フゥ
純代「………………」
全裸初美「う……」ゴクリ
合法ロリ予備軍「ひぃぃ……」ガタガタガタ
純代の登場により、場の空気が一変した。
彼女の並外れた攻撃力は知れ渡っているため、初美とは違う意味で周りの視線を集め、一挙手一投足が注目されている。
『どう動くのか』……いや、人によってはすでに『どうやられるのか』と敗北する想像をしているかもしれない。
純代「…………」
合法ロリ予備軍D「う、う……うわあああ!!」
トシ(!深堀に向かっていった?玉砕覚悟か、それともプレッシャーのあまり血迷ったか)
トシ「?」
合法ロリ予備軍A「…………」ウゥ..
トシ(……何が起きたんだい?何故あの子が倒れて……)
合法ロリ予備軍「あ、あ、あ……」ガタガタガタ..
トシ(?)チラ
トシ「……あ」
合法ロリ予備軍B「で、出た……ふ、深堀……純代」
全裸初美「えっ……」
純代「………………」
塞「あ……深堀さん……」
トシ「…………はは」
トシ(どうやら脱がなくてすみそうだね)フゥ
純代「………………」
全裸初美「う……」ゴクリ
合法ロリ予備軍「ひぃぃ……」ガタガタガタ
純代の登場により、場の空気が一変した。
彼女の並外れた攻撃力は知れ渡っているため、初美とは違う意味で周りの視線を集め、一挙手一投足が注目されている。
『どう動くのか』……いや、人によってはすでに『どうやられるのか』と敗北する想像をしているかもしれない。
純代「…………」
合法ロリ予備軍D「う、う……うわあああ!!」
トシ(!深堀に向かっていった?玉砕覚悟か、それともプレッシャーのあまり血迷ったか)
560:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:19:27.19 :8MnlR9I2o
純代「…………」スゥー...
純代《〔 野 外 で 我 慢 で き ず に 脱 糞 ( ト ラ ウ マ メ モ リ ー )〕》
純代が自身の妄想を相手の脳内に叩き付ける。
それはスカによるトラウマドラマだ。
合法ロリ予備軍D「ぎゃあああああ!!!」バターン!
合法ロリ予備軍「D!こ、この……よくもDを……」
純代《〔 遠 足 で 山 登 り 中 に 脱 糞 ( ト ラ ウ マ メ モ リ ー )〕》
合法ロリ予備軍「いやああああ!!」バタ...バタ..バタ..
全裸初美「そ、そんな……あっという間に全滅……」
塞(……!あの子、こっちに足向けて倒れてる。スカートの中、見えそう……)ソローリ
全裸初美「ふ……ふふ………さすがですねー。でも……野外は私のフィールドですよー」ヨロヨロ...
純代「…………」
純代《…………》ピキィィン..
純代「…………」スゥー...
純代《〔 野 外 で 我 慢 で き ず に 脱 糞 ( ト ラ ウ マ メ モ リ ー )〕》
純代が自身の妄想を相手の脳内に叩き付ける。
それはスカによるトラウマドラマだ。
合法ロリ予備軍D「ぎゃあああああ!!!」バターン!
合法ロリ予備軍「D!こ、この……よくもDを……」
純代《〔 遠 足 で 山 登 り 中 に 脱 糞 ( ト ラ ウ マ メ モ リ ー )〕》
合法ロリ予備軍「いやああああ!!」バタ...バタ..バタ..
全裸初美「そ、そんな……あっという間に全滅……」
塞(……!あの子、こっちに足向けて倒れてる。スカートの中、見えそう……)ソローリ
全裸初美「ふ……ふふ………さすがですねー。でも……野外は私のフィールドですよー」ヨロヨロ...
純代「…………」
純代《…………》ピキィィン..
561:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:20:09.68 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
巴「ハッちゃんの二の腕、プニプニで美味しい……」ペロペロ..
初美「ゃ……っ、舐めないで……ほしいですよー……///」
小蒔「チュ………ンム……可愛いです」
初美「姫様ぁ……!そこ、おへそは……///」モジモジ
春「…………」レロレロ
初美「ひぅっ!」ビクン..
霞「あら……こんなになっちゃって………うふふふ」サワサワ
初美(あぁぁ……気持ちよすぎるですよー……)ポワー...
~~~~~~~~~~~~~~~~
全裸初美「はっ!!」
全裸初美(な、今のは……深堀さんの技ですかー!?)
全裸初美(こんなにリアルなんて……噂以上ですよー……)ハァ..ハァ..
純代《ヤラシイ顔……そんな顔もできるんだね》
全裸初美「う……///」
全裸初美(やっぱりこの人………危険ですー)
塞(あああ……幼くて色っぽいとか……捨てるところないじゃない///)ポー
純代「…………」ジリ
全裸初美「っ…!」
全裸初美(そもそも………私は臼沢さんの相手をするのが仕事……この人の相手は別の人にお願いするですよー)ジリ..
純代《逃がさない》ピキィィン..
全裸初美「あ………っ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~
巴「ハッちゃんの二の腕、プニプニで美味しい……」ペロペロ..
初美「ゃ……っ、舐めないで……ほしいですよー……///」
小蒔「チュ………ンム……可愛いです」
初美「姫様ぁ……!そこ、おへそは……///」モジモジ
春「…………」レロレロ
初美「ひぅっ!」ビクン..
霞「あら……こんなになっちゃって………うふふふ」サワサワ
初美(あぁぁ……気持ちよすぎるですよー……)ポワー...
~~~~~~~~~~~~~~~~
全裸初美「はっ!!」
全裸初美(な、今のは……深堀さんの技ですかー!?)
全裸初美(こんなにリアルなんて……噂以上ですよー……)ハァ..ハァ..
純代《ヤラシイ顔……そんな顔もできるんだね》
全裸初美「う……///」
全裸初美(やっぱりこの人………危険ですー)
塞(あああ……幼くて色っぽいとか……捨てるところないじゃない///)ポー
純代「…………」ジリ
全裸初美「っ…!」
全裸初美(そもそも………私は臼沢さんの相手をするのが仕事……この人の相手は別の人にお願いするですよー)ジリ..
純代《逃がさない》ピキィィン..
全裸初美「あ………っ!!」
562:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:20:47.24 :8MnlR9I2o
~~~~~~~~~~~~~~~~
小蒔「大変。大勢の人たちが集まって………みんなが見てます」
巴「ハッちゃん度胸あるね。いや、ただの変態かな」クス
霞「これから裸で舞をするのよ?大事なところも………全て晒して……」
春「みんな………軽蔑した目で見てるよ………あ、カメラ持ってる人もいるね………ふふ………さあ、どうぞ」
~~~~~~~~~~~~~~~~
全裸初美「あうああうあうあ………」グルグルグル...
全裸初美(そんな……色んな人に見られちゃいますよー…………きっと……すご…く…………気持ち…………いい………)
純代によって、身内を前にした露出決行のイメージを叩き込まれる初美。
それはとても甘美で、凄まじい快感。
ただでさえ力尽きそうだった初美にとって、このご褒美はあまりにも強烈すぎた。
恍惚の表情を浮かべたまま、ゆっくりと体が傾いていく。
~~~~~~~~~~~~~~~~
小蒔「大変。大勢の人たちが集まって………みんなが見てます」
巴「ハッちゃん度胸あるね。いや、ただの変態かな」クス
霞「これから裸で舞をするのよ?大事なところも………全て晒して……」
春「みんな………軽蔑した目で見てるよ………あ、カメラ持ってる人もいるね………ふふ………さあ、どうぞ」
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全裸初美「あうああうあうあ………」グルグルグル...
全裸初美(そんな……色んな人に見られちゃいますよー…………きっと……すご…く…………気持ち…………いい………)
純代によって、身内を前にした露出決行のイメージを叩き込まれる初美。
それはとても甘美で、凄まじい快感。
ただでさえ力尽きそうだった初美にとって、このご褒美はあまりにも強烈すぎた。
恍惚の表情を浮かべたまま、ゆっくりと体が傾いていく。
563:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:21:17.98 :8MnlR9I2o
純代「!危な…」
塞「役得!!」ガシッ!
全裸初美「……………」クター
純代「………ふぅ……ありがとうございます」
塞「お礼なんて……倒れそうな人を受け止めるのは人として当然じゃない」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代「はい、そうですけど……」
塞「敵味方なんて関係ない……ううん、むしろ好敵手だからこそ、戦いが終われば強い絆で結ばれるものなのかもね」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代「あの……」
塞「ん?」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代「ほどほどにした方が……」
塞「え?ごめんなさい、音がガサガサうるさくて聞こえないわ」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代《…………その音を鳴らしてるのは臼沢さんです。そして薄墨さんを触るのはもうやめましょう》
塞「……そ、そうね。こりゃ失敬」
純代《いえ……》
塞「…………」
純代「えと、それで…」
塞「あ、ごめん。ちょっと待って」
純代「!危な…」
塞「役得!!」ガシッ!
全裸初美「……………」クター
純代「………ふぅ……ありがとうございます」
塞「お礼なんて……倒れそうな人を受け止めるのは人として当然じゃない」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代「はい、そうですけど……」
塞「敵味方なんて関係ない……ううん、むしろ好敵手だからこそ、戦いが終われば強い絆で結ばれるものなのかもね」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代「あの……」
塞「ん?」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代「ほどほどにした方が……」
塞「え?ごめんなさい、音がガサガサうるさくて聞こえないわ」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代《…………その音を鳴らしてるのは臼沢さんです。そして薄墨さんを触るのはもうやめましょう》
塞「……そ、そうね。こりゃ失敬」
純代《いえ……》
塞「…………」
純代「えと、それで…」
塞「あ、ごめん。ちょっと待って」
564:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:25:55.61 :8MnlR9I2o
純代「?はい」
塞「最後にもう少し…」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代「…………」
塞「…………うん、これでよし」
純代「ふう……で、これからについてで…」
塞「あのさ、やっぱ写メだけいい?」
純代「ダメです犯罪です」
塞「……うぅ……はつみたん……」
純代「とりあえず、薄墨さんは近くのベンチに寝かせておきましょう。連合軍の誰かが救助してくれるはずです」
塞「……私、こう見えて意外と献身的だから、はつみたんは私が…」
純代「ここから少し行ったところが西側の主戦場となっています」
塞(無視……後輩なのに冷たいわー)サワリサワリ
純代「私たちは中心地から少し離れた地点で戦いましょう。そこで優勢になれば…」
塞「……主戦場で戦う連合軍の裏を突ける」
純代「!はい…」
塞「ふむ……だったら先生もいるし、ここは私が請け負うから深堀さんは他行っていいよ」
純代「でも……」
塞「だって数で負けてるし、その方がいいでしょ?」
純代「?はい」
塞「最後にもう少し…」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ
純代「…………」
塞「…………うん、これでよし」
純代「ふう……で、これからについてで…」
塞「あのさ、やっぱ写メだけいい?」
純代「ダメです犯罪です」
塞「……うぅ……はつみたん……」
純代「とりあえず、薄墨さんは近くのベンチに寝かせておきましょう。連合軍の誰かが救助してくれるはずです」
塞「……私、こう見えて意外と献身的だから、はつみたんは私が…」
純代「ここから少し行ったところが西側の主戦場となっています」
塞(無視……後輩なのに冷たいわー)サワリサワリ
純代「私たちは中心地から少し離れた地点で戦いましょう。そこで優勢になれば…」
塞「……主戦場で戦う連合軍の裏を突ける」
純代「!はい…」
塞「ふむ……だったら先生もいるし、ここは私が請け負うから深堀さんは他行っていいよ」
純代「でも……」
塞「だって数で負けてるし、その方がいいでしょ?」
565:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:26:55.36 :8MnlR9I2o
純代「…………そうですね。わかりました。私は北側に加勢します」
塞「うん、よろしくー。気を付けて」
純代「はい」
塞「……………」
純代「…………」
塞「……………」
純代「…………」
塞「……………」
純代「…………」
塞「…………どうして行かないの?」
純代「…………いえ、私が行ったあと薄墨さんを触りまくる気かなと思って」
塞「そ!…………」
塞「………………そんなわけないじゃない」ニ..ニコ..
純代「……………」ジィー..
塞「……う、わかったわよ。じゃあこれで最後!」サワリサワリサワリサワリ!
純代「……………」
塞「しょうがないじゃない。すごくスベスベで気持ちいいんだから……」テクテク..トサ..(初美をベンチに寝かせる)
純代「……服……」パサ(初美の体に服をかける)
全裸初美「うーん……むにゃむにゃ……」
塞「うぇへへ……はつみたんかわいい……///」
トシ「……塞、行くよ」
塞「あ、はい…………それじゃあまた後で」
純代「はい」
塞(……もう少しはつみたんに触れたかったなー)テクテク..
純代「…………そうですね。わかりました。私は北側に加勢します」
塞「うん、よろしくー。気を付けて」
純代「はい」
塞「……………」
純代「…………」
塞「……………」
純代「…………」
塞「……………」
純代「…………」
塞「…………どうして行かないの?」
純代「…………いえ、私が行ったあと薄墨さんを触りまくる気かなと思って」
塞「そ!…………」
塞「………………そんなわけないじゃない」ニ..ニコ..
純代「……………」ジィー..
塞「……う、わかったわよ。じゃあこれで最後!」サワリサワリサワリサワリ!
純代「……………」
塞「しょうがないじゃない。すごくスベスベで気持ちいいんだから……」テクテク..トサ..(初美をベンチに寝かせる)
純代「……服……」パサ(初美の体に服をかける)
全裸初美「うーん……むにゃむにゃ……」
塞「うぇへへ……はつみたんかわいい……///」
トシ「……塞、行くよ」
塞「あ、はい…………それじゃあまた後で」
純代「はい」
塞(……もう少しはつみたんに触れたかったなー)テクテク..
566:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/23(土) 05:27:39.59 :8MnlR9I2o
【リリーブライド本部】
久美子「……深堀さん、臼沢さんと合流!薄墨を撃破しました!」
恵「さすがだな……行く手を阻む精鋭部隊を振り切って臼沢と合流し、あっという間に薄墨を撃破するその技量……素晴らしい」
久美子「会長の読みもさすがです!臼沢さんが道行く幼女に淫語を言わせ飽きる時間をピタリと当てた…」
久美子「そして、そこからの臼沢さんがどう動くかを読んだ上で、連合軍が薄墨さんを仕向けてくると予測し、あらかじめ深堀さんに指示をしておくという手腕……感服です」
恵「そう褒めることではないさ」
久美子「ご謙遜を。会長にしかできないことです…………ただ……」
恵「ただ……なんだ?」
久美子「…………会長、パンツ見えてますよ?」
恵「………………」
久美子「…………」
恵「………………」
久美子「……やっぱり、引っかかりませんでしたか」
恵「ああ。どう動けば自分のパンツが見えるかは完璧に把握している。それに、そこの机の隅に鏡を仕込んだだろう?」
久美子「気付かれてましたか……」
恵「うむ。鏡の角度を考えると、少しでも動けばパンツが見えてしまうだろう。となれば久美子君の作戦は私を動揺させること……」
久美子「はい……パンツが見えていると言えば、驚いて確認する……その際、わずかでもスカートが揺れればパンツが見える……そう思いました」
恵「ふふふ……まだ青いな。だが着眼点は悪くない」
久美子「ありがとうございます…………あ、新情報です」
恵「なんだ?」
久美子「臼沢さんが戦闘を開始しました」
恵「そうか……」
恵(彼女なら問題はあるまい。頼んだぞ……)
恵は凛とした顔で、宮守女子、四天王、照たちを含めたLB軍への強い信頼を胸に、そっと後ろ手でパンツの食い込みを直した―――
【リリーブライド本部】
久美子「……深堀さん、臼沢さんと合流!薄墨を撃破しました!」
恵「さすがだな……行く手を阻む精鋭部隊を振り切って臼沢と合流し、あっという間に薄墨を撃破するその技量……素晴らしい」
久美子「会長の読みもさすがです!臼沢さんが道行く幼女に淫語を言わせ飽きる時間をピタリと当てた…」
久美子「そして、そこからの臼沢さんがどう動くかを読んだ上で、連合軍が薄墨さんを仕向けてくると予測し、あらかじめ深堀さんに指示をしておくという手腕……感服です」
恵「そう褒めることではないさ」
久美子「ご謙遜を。会長にしかできないことです…………ただ……」
恵「ただ……なんだ?」
久美子「…………会長、パンツ見えてますよ?」
恵「………………」
久美子「…………」
恵「………………」
久美子「……やっぱり、引っかかりませんでしたか」
恵「ああ。どう動けば自分のパンツが見えるかは完璧に把握している。それに、そこの机の隅に鏡を仕込んだだろう?」
久美子「気付かれてましたか……」
恵「うむ。鏡の角度を考えると、少しでも動けばパンツが見えてしまうだろう。となれば久美子君の作戦は私を動揺させること……」
久美子「はい……パンツが見えていると言えば、驚いて確認する……その際、わずかでもスカートが揺れればパンツが見える……そう思いました」
恵「ふふふ……まだ青いな。だが着眼点は悪くない」
久美子「ありがとうございます…………あ、新情報です」
恵「なんだ?」
久美子「臼沢さんが戦闘を開始しました」
恵「そうか……」
恵(彼女なら問題はあるまい。頼んだぞ……)
恵は凛とした顔で、宮守女子、四天王、照たちを含めたLB軍への強い信頼を胸に、そっと後ろ手でパンツの食い込みを直した―――
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2015/05/23(土) 05:33:05.75 :8MnlR9I2o
【西側 中心地】
連合軍「やああ!」
LB軍「く……まずいわ……そろそろ持ちこたえられない……」
連合軍「ふふふ……どうやら、このエリアは私たちの物になりそうね」ニヤリ
LB軍「うぅ……」タジッ
塞「そうはいかないわよ」
連合軍「えっ?」
塞「………………」
LB軍「う、臼沢さん!」
塞「待たせちゃったみたいね。でも、私が来たからには安心していいわよ」
LB軍「は、はい!ありがとうござ…」
塞「〔 幼 女 領 域 ( よ う じ ょ ・ フ ィ ー ル ド )〕」
パァアアアアアアアア!!!
LB軍「へ?」
連合軍「な、なんや?」
キィィィイイィ........ン.....
れんごうぐん「………………」
りりーぶらいどぐん「…………」
塞「ふう……」
れんごうぐん「な、な、なんやぁあ!!?」
りりーぶらいどぐん「ど、どうしてわたしたちまで!!??」
塞「ごめんね?敵味方が入り乱れてるから丸ごとの方が手っ取り早くて……」
りりーぶらいどぐん「て、てっとりばやい?それってまさか……」
塞「みんな可愛いから、愛でたり撫でたり舐めたり吸ったり色々なことをいっぱいしたいけど……時間もないし……」
キィイィイン...
れんごうぐん「う、ぐぅう……からだが……」
りりーぶらいどぐん「…うごかない………」グググ
塞「…………」
コォォッオオオオ...
塞《〔 絶 対 幼 女 (ア ブ ソ リ ュ ー ト ・よ う じ ょ )〕》
ゴァアアアアアアア!!
れんごうぐん「わああああ!!」
りりーぶらいどぐん「あたまのなかが……ろりだらけ……!」
塞「っ……」
トシ「………………」
トシ《塞……大丈夫かい?こんな大勢相手に使うのは相当負担なはずだよ》
塞《そう……ですね。かなりきついです……なので……》
トシ「??」
【西側 中心地】
連合軍「やああ!」
LB軍「く……まずいわ……そろそろ持ちこたえられない……」
連合軍「ふふふ……どうやら、このエリアは私たちの物になりそうね」ニヤリ
LB軍「うぅ……」タジッ
塞「そうはいかないわよ」
連合軍「えっ?」
塞「………………」
LB軍「う、臼沢さん!」
塞「待たせちゃったみたいね。でも、私が来たからには安心していいわよ」
LB軍「は、はい!ありがとうござ…」
塞「〔 幼 女 領 域 ( よ う じ ょ ・ フ ィ ー ル ド )〕」
パァアアアアアアアア!!!
LB軍「へ?」
連合軍「な、なんや?」
キィィィイイィ........ン.....
れんごうぐん「………………」
りりーぶらいどぐん「…………」
塞「ふう……」
れんごうぐん「な、な、なんやぁあ!!?」
りりーぶらいどぐん「ど、どうしてわたしたちまで!!??」
塞「ごめんね?敵味方が入り乱れてるから丸ごとの方が手っ取り早くて……」
りりーぶらいどぐん「て、てっとりばやい?それってまさか……」
塞「みんな可愛いから、愛でたり撫でたり舐めたり吸ったり色々なことをいっぱいしたいけど……時間もないし……」
キィイィイン...
れんごうぐん「う、ぐぅう……からだが……」
りりーぶらいどぐん「…うごかない………」グググ
塞「…………」
コォォッオオオオ...
塞《〔 絶 対 幼 女 (ア ブ ソ リ ュ ー ト ・よ う じ ょ )〕》
ゴァアアアアアアア!!
れんごうぐん「わああああ!!」
りりーぶらいどぐん「あたまのなかが……ろりだらけ……!」
塞「っ……」
トシ「………………」
トシ《塞……大丈夫かい?こんな大勢相手に使うのは相当負担なはずだよ》
塞《そう……ですね。かなりきついです……なので……》
トシ「??」
570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2015/05/23(土) 05:34:08.05 :8MnlR9I2o
塞《ちょっと……ここで脱いでもらっていいですか?》
トシ《…………はぁ……だろうと思った》フフッ
塞《すみません。こんな都心で裸に……》
トシ《いいんだよ。それが私の役目だからね》
塞《先生……》
感動する塞を横目に、服に手をかけるトシ。
野外で脱ぐことに対し、恥ずかしさはあるものの、周りにいる人間は〔絶対幼女(アブソリュート・ヨウジョ)〕によって前後不覚状態のため、さほど気にならないようだ。、
シャツ、ズボン、ブラ、右靴下、腹巻き、コルセット、パンツ、左靴下……トシなりのリズムで服を脱ぎ、全裸へと到達する。
全裸トシ《初期装備の私になったよ》
塞《ありがとうございます。それでは早速……》
塞《……………》ジィーーーー..
全裸トシ「…………」
塞《……力が戻ってきた……》フゥゥ..
全裸トシ《……だったら私は服を着るよ》ゴソゴソ
塞《はい…………よし》
れんごうぐん「たばさ……だめ……そんな…やらしい……///」
りりーぶらいどぐん「ろーざ……こはる……りょうおもいだからって、いきなりおしりは……//」
塞(……いい感じ。このままいけば全員幼女趣味にできる…………けど……)チラ
左靴下トシ「…………」フルフル
塞(…………しょうがない。寸止めにしておこう)
れんごうぐん・りりーぶらいどぐん「ぱ……いぱ…………ぅぅ」ガクッ
バタバタバタ...
塞「……………よし」
コルセットシ「全員倒した、か……さすがだねぇ」ニコリ
塞「いえ。結構消耗しちゃいましたし」
腹巻きトシ「だろうね。人数が人数だ」
塞「はい」
右靴下トシ「……でも、ここを制圧できたのは大きい」
塞「そうですね……」テクテク
ブラトシ「ん?どこへ行くんだい?主戦場はあっちだよ」
塞「はい。わかってます」テクテク
トシズボン「じゃあ、どうして?忘れ物でもあるのかい?」
塞「いえ…………何人か、すごく好みの子がいたので……その子たちをちょっとだけ触りに……」テクテク
シャツトシ「……はは、そういうことかい……ちょっとだけにするんだよ?」
塞「はい!」ニコリ
味方を含む大軍を蹴散らした塞は、
最高の笑顔を浮かべ、手をわきわきさせながら戦果を得るために歩いて行った―――
塞《ちょっと……ここで脱いでもらっていいですか?》
トシ《…………はぁ……だろうと思った》フフッ
塞《すみません。こんな都心で裸に……》
トシ《いいんだよ。それが私の役目だからね》
塞《先生……》
感動する塞を横目に、服に手をかけるトシ。
野外で脱ぐことに対し、恥ずかしさはあるものの、周りにいる人間は〔絶対幼女(アブソリュート・ヨウジョ)〕によって前後不覚状態のため、さほど気にならないようだ。、
シャツ、ズボン、ブラ、右靴下、腹巻き、コルセット、パンツ、左靴下……トシなりのリズムで服を脱ぎ、全裸へと到達する。
全裸トシ《初期装備の私になったよ》
塞《ありがとうございます。それでは早速……》
塞《……………》ジィーーーー..
全裸トシ「…………」
塞《……力が戻ってきた……》フゥゥ..
全裸トシ《……だったら私は服を着るよ》ゴソゴソ
塞《はい…………よし》
れんごうぐん「たばさ……だめ……そんな…やらしい……///」
りりーぶらいどぐん「ろーざ……こはる……りょうおもいだからって、いきなりおしりは……//」
塞(……いい感じ。このままいけば全員幼女趣味にできる…………けど……)チラ
左靴下トシ「…………」フルフル
塞(…………しょうがない。寸止めにしておこう)
れんごうぐん・りりーぶらいどぐん「ぱ……いぱ…………ぅぅ」ガクッ
バタバタバタ...
塞「……………よし」
コルセットシ「全員倒した、か……さすがだねぇ」ニコリ
塞「いえ。結構消耗しちゃいましたし」
腹巻きトシ「だろうね。人数が人数だ」
塞「はい」
右靴下トシ「……でも、ここを制圧できたのは大きい」
塞「そうですね……」テクテク
ブラトシ「ん?どこへ行くんだい?主戦場はあっちだよ」
塞「はい。わかってます」テクテク
トシズボン「じゃあ、どうして?忘れ物でもあるのかい?」
塞「いえ…………何人か、すごく好みの子がいたので……その子たちをちょっとだけ触りに……」テクテク
シャツトシ「……はは、そういうことかい……ちょっとだけにするんだよ?」
塞「はい!」ニコリ
味方を含む大軍を蹴散らした塞は、
最高の笑顔を浮かべ、手をわきわきさせながら戦果を得るために歩いて行った―――
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