2:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 19:39:15.48 :BkpBdhZbO
ちひろ「ふんふふー、ふーん♪」ペラッ
P「はい、たまには俺が淹れたお茶でもどうぞ」
ちひろ「ありがとうございます。んー…、いい塩梅……」
P「雑誌……、今時どんなのが流行ってるんですか? 若い女の子の間では」
ちひろ「それはもちろん……」
ちひろ「これ、バレンタインですよ!」
P「…………」
ちひろ「気の早い子ならもう準備始めてる頃じゃないですかねー……」
P「う……」
ちひろ「プロデューサーさん?」
P「うわあぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
ちひろ「プロデューサーさん!?」
ちひろ「ふんふふー、ふーん♪」ペラッ
P「はい、たまには俺が淹れたお茶でもどうぞ」
ちひろ「ありがとうございます。んー…、いい塩梅……」
P「雑誌……、今時どんなのが流行ってるんですか? 若い女の子の間では」
ちひろ「それはもちろん……」
ちひろ「これ、バレンタインですよ!」
P「…………」
ちひろ「気の早い子ならもう準備始めてる頃じゃないですかねー……」
P「う……」
ちひろ「プロデューサーさん?」
P「うわあぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
ちひろ「プロデューサーさん!?」
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3:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 19:43:29.42 :BkpBdhZbO
P「も、もう……。もう……! うぉあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
ちひろ「プロデューサーさん! お、落ち着いてください!」
P「はっ!? す、すみません……。取り乱してしまいました……」
ちひろ「い、いったいどうしたんですか? なにかバレンタインに嫌な思い出でも……」
P「はい……。その、去年アイドル達がこぞって俺にチョコをプレゼントしてくれたんですよ……」
ちひろ「まぁ! みんな女の子ですねー♪ ファンの方からしたら相当羨ましいですよ!」
P「はい…、俺も最初は喜んでいたんです……。ハート型のチョコ、トリュフチョコ、デパートの高級チョコ……、ちょっと形が歪ながらも苦労の跡が見えるチョコ……」
ちひろ「私が男性だったら泣いて喜びますよ! あんなに可愛い子達からもらえれば!」
P「嬉しかった…、嬉しかったんです……」
P「も、もう……。もう……! うぉあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
ちひろ「プロデューサーさん! お、落ち着いてください!」
P「はっ!? す、すみません……。取り乱してしまいました……」
ちひろ「い、いったいどうしたんですか? なにかバレンタインに嫌な思い出でも……」
P「はい……。その、去年アイドル達がこぞって俺にチョコをプレゼントしてくれたんですよ……」
ちひろ「まぁ! みんな女の子ですねー♪ ファンの方からしたら相当羨ましいですよ!」
P「はい…、俺も最初は喜んでいたんです……。ハート型のチョコ、トリュフチョコ、デパートの高級チョコ……、ちょっと形が歪ながらも苦労の跡が見えるチョコ……」
ちひろ「私が男性だったら泣いて喜びますよ! あんなに可愛い子達からもらえれば!」
P「嬉しかった…、嬉しかったんです……」
4:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 19:47:41.76 :BkpBdhZbO
P「そのチョコが、100個を超えるまでは……」
P「…………」
ちひろ「…………」
P「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」
ちひろ「うわあぁぁぁぁぁぁ!!?」
P「事務所内だけでも200個ちょいもらえるのに、仕事先の女性からも義理チョコをちょいちょい貰ったりもするんですよ!」
P「結局去年のチョコは223個です!」
ちひろ「凄まじいですね……」
P「失礼な事言ってしまえば他所で貰ったチョコはみんなで食べて消費して、適当な物をホワイトデーに返すんですけど……」
P「その、大切なアイドル達から貰ったチョコはそんな扱いできないじゃないですか。慶ちゃんのも、もちろんちひろさんのも」
ちひろ「Pさん……」
P「そのチョコが、100個を超えるまでは……」
P「…………」
ちひろ「…………」
P「うわあぁぁぁぁぁぁ!!!」
ちひろ「うわあぁぁぁぁぁぁ!!?」
P「事務所内だけでも200個ちょいもらえるのに、仕事先の女性からも義理チョコをちょいちょい貰ったりもするんですよ!」
P「結局去年のチョコは223個です!」
ちひろ「凄まじいですね……」
P「失礼な事言ってしまえば他所で貰ったチョコはみんなで食べて消費して、適当な物をホワイトデーに返すんですけど……」
P「その、大切なアイドル達から貰ったチョコはそんな扱いできないじゃないですか。慶ちゃんのも、もちろんちひろさんのも」
ちひろ「Pさん……」
5:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 19:52:15.44 :BkpBdhZbO
P「だから一つずつ食べて味とかの感想を用意しつつ、ちゃんと重すぎず軽すぎずなお返しも用意したんです」
ちひろ「さすがはプロデューサーさん! 男の中の男です!」
P「ちなみに去年のホワイトデーのお返しに120万円くらい使いました」
ちひろ「うわああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
P「いわゆる『俺の給料◯ヶ月分』ですよ……」
ちひろ「そ、そんな!? ひとりあたり6000円ぐらいとはいえ、たかがホワイトデーのお返しに使う額じゃないですよ!」
P「け、計算はやいですね……」
P「だから一つずつ食べて味とかの感想を用意しつつ、ちゃんと重すぎず軽すぎずなお返しも用意したんです」
ちひろ「さすがはプロデューサーさん! 男の中の男です!」
P「ちなみに去年のホワイトデーのお返しに120万円くらい使いました」
ちひろ「うわああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
P「いわゆる『俺の給料◯ヶ月分』ですよ……」
ちひろ「そ、そんな!? ひとりあたり6000円ぐらいとはいえ、たかがホワイトデーのお返しに使う額じゃないですよ!」
P「け、計算はやいですね……」
6:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 19:56:52.95 :BkpBdhZbO
P「……まあ、みんなの笑顔を拝む為には安いくらいですよ」
ちひろ「か、返します! 取り敢えず私の分の代金だけでも返します!」
P「い、いいですよ! そんな! あれは俺の誠意です! 返さずに受け取ってください!」
ちひろ「でも……」
P「でももないですよ」
ちひろ「……それにしても、そんなに食べてお体に異常は?」
P「50個過ぎたあたりで鼻血が止まらなくなり、100個食べたあたりから足が震え、150個食べた頃には排泄物が甘い匂いを放ち、200個過ぎた頃にはチョコと言う概念そのものを恐れるようになっていました」
ちひろ「なにかの呪いですか?」
P「……まあ、みんなの笑顔を拝む為には安いくらいですよ」
ちひろ「か、返します! 取り敢えず私の分の代金だけでも返します!」
P「い、いいですよ! そんな! あれは俺の誠意です! 返さずに受け取ってください!」
ちひろ「でも……」
P「でももないですよ」
ちひろ「……それにしても、そんなに食べてお体に異常は?」
P「50個過ぎたあたりで鼻血が止まらなくなり、100個食べたあたりから足が震え、150個食べた頃には排泄物が甘い匂いを放ち、200個過ぎた頃にはチョコと言う概念そのものを恐れるようになっていました」
ちひろ「なにかの呪いですか?」
8:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 20:06:14.51 :BkpBdhZbO
ちひろ「しかし、凄まじいですね……。それをちゃんと食べて感想まで用意したんですよね」
P「ええ、200通り以上の『美味しい』に代わる言葉を選び抜きましたよ……」
ちひろ「す、凄い……」
ちひろ「あ、ちなみに誰からのどんなチョコが印象的でした?」
P「……卯月のチョコは結構記憶に残ってますね」
ちひろ「へぇー、卯月ちゃん。あの子は一体どんな?」
P「ハート型のミルクチョコ。以上」
ちひろ「普通……」
P「美味しかったですよ? もちろん。でもシンプルな分コメントには悩みましたね……」
ちひろ「しかし、凄まじいですね……。それをちゃんと食べて感想まで用意したんですよね」
P「ええ、200通り以上の『美味しい』に代わる言葉を選び抜きましたよ……」
ちひろ「す、凄い……」
ちひろ「あ、ちなみに誰からのどんなチョコが印象的でした?」
P「……卯月のチョコは結構記憶に残ってますね」
ちひろ「へぇー、卯月ちゃん。あの子は一体どんな?」
P「ハート型のミルクチョコ。以上」
ちひろ「普通……」
P「美味しかったですよ? もちろん。でもシンプルな分コメントには悩みましたね……」
11:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 20:33:31.63 :BkpBdhZbO
ちひろ「他にはどうでした?」
P「うーん……。あ、友紀。あいつは数少ないホワイトチョコでしたね」
ちひろ「友紀ちゃんが白……。あ、野球ボールのチョコですか?」
P「そう。丸いホワイトチョコにチョコペンで縫い目描いてましたね」
ちひろ「ふふ、友紀ちゃんらしいですね」
P「それに 『Dear Yuki』って書いてありました」
ちひろ「……親愛なる友紀へ?」
P「笑いましたね、あれには」
ちひろ「他にはどうでした?」
P「うーん……。あ、友紀。あいつは数少ないホワイトチョコでしたね」
ちひろ「友紀ちゃんが白……。あ、野球ボールのチョコですか?」
P「そう。丸いホワイトチョコにチョコペンで縫い目描いてましたね」
ちひろ「ふふ、友紀ちゃんらしいですね」
P「それに 『Dear Yuki』って書いてありました」
ちひろ「……親愛なる友紀へ?」
P「笑いましたね、あれには」
13:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 20:43:56.46 :BkpBdhZbO
ちひろ「後は後は?」
P「うーん、奈緒! あいつはチロルを10個くれましたね」
ちひろ「あら、可愛らしい♪」
P「ちゃんと10個とも色んな種類を楽しめましたし。何よりお返しをあげた時のリアクションがよかったですねぇ」
ーー以下回想ーー
奈緒『お、プロデューサー! 今日は何の日か知ってるか? そう! ホワイトデー!』
奈緒『女の子へのお返しは3倍返し! ってな! ……へ?』
奈緒『な、なんだこの可愛い包み! へ? これがホワイトデーのお返し……? えぇー!!』
奈緒『だ、だって! あたしチロルチョコ10個だぞ!? それでこんなの、あたし貰えないって……』
ちひろ「後は後は?」
P「うーん、奈緒! あいつはチロルを10個くれましたね」
ちひろ「あら、可愛らしい♪」
P「ちゃんと10個とも色んな種類を楽しめましたし。何よりお返しをあげた時のリアクションがよかったですねぇ」
ーー以下回想ーー
奈緒『お、プロデューサー! 今日は何の日か知ってるか? そう! ホワイトデー!』
奈緒『女の子へのお返しは3倍返し! ってな! ……へ?』
奈緒『な、なんだこの可愛い包み! へ? これがホワイトデーのお返し……? えぇー!!』
奈緒『だ、だって! あたしチロルチョコ10個だぞ!? それでこんなの、あたし貰えないって……』
14:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 20:56:05.56 :BkpBdhZbO
奈緒『受けとれ、っても……。でも、あたしのアレに3倍返し、って言ったらアルフォートとか、そんなもんだろ……?』
奈緒『あ、違う! 嫌とかじゃないんだ! その、プロデューサーのお返しは、あの、女として、すごく嬉しいし……』
奈緒『けど、あんな冗談半分がこんなになって帰ってくるなんてさ……。なんか、プロデューサーに申し訳なくって……』
奈緒『って! 押し付けてくんな! あぁっ! 待って! いや、欲しいんだけど! あーー!!』
奈緒『じゃあ受け取るかんな! も、もうあたしのもんになるから返さないぞ! 本当にいいんだな!?』
奈緒『ほら! 受け取ったぞ!ったく……。プレゼント一つでこんなに……。……開けていい?』
奈緒『……わぁ! 可愛いなぁ、これ……!』
奈緒『その、プロデューサー……!ありがとうな!』
奈緒『受けとれ、っても……。でも、あたしのアレに3倍返し、って言ったらアルフォートとか、そんなもんだろ……?』
奈緒『あ、違う! 嫌とかじゃないんだ! その、プロデューサーのお返しは、あの、女として、すごく嬉しいし……』
奈緒『けど、あんな冗談半分がこんなになって帰ってくるなんてさ……。なんか、プロデューサーに申し訳なくって……』
奈緒『って! 押し付けてくんな! あぁっ! 待って! いや、欲しいんだけど! あーー!!』
奈緒『じゃあ受け取るかんな! も、もうあたしのもんになるから返さないぞ! 本当にいいんだな!?』
奈緒『ほら! 受け取ったぞ!ったく……。プレゼント一つでこんなに……。……開けていい?』
奈緒『……わぁ! 可愛いなぁ、これ……!』
奈緒『その、プロデューサー……!ありがとうな!』
18:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 21:07:59.07 :BkpBdhZbO
ーー回想終了ーー
P「可愛かったです」グッ
ちひろ「それは可愛いですね」グッ
P「その後凛と加蓮にそれとなく自慢してましたよ」
ちひろ「で、またそれをからかわれたと」
P「ベソかいて俺のデスクの下でうずくまってました」
ちひろ「奈緒ちゃんは本当に可愛いですね」グッ!
P「奈緒は本当に可愛いです」グッ!
ーー回想終了ーー
P「可愛かったです」グッ
ちひろ「それは可愛いですね」グッ
P「その後凛と加蓮にそれとなく自慢してましたよ」
ちひろ「で、またそれをからかわれたと」
P「ベソかいて俺のデスクの下でうずくまってました」
ちひろ「奈緒ちゃんは本当に可愛いですね」グッ!
P「奈緒は本当に可愛いです」グッ!
19:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 21:29:57.07 :BkpBdhZbO
ちひろ「うーん、後は……。こういうお菓子作りが不慣れそうなちっちゃい子達はどうでした?」
P「あー……。こずえと桐野が2人でクッキーを作ってプレゼントしてくれましたね」
ちひろ「あら、クッキー♪ バレンタインはチョコと並んでクッキーもいいですよね!」
P「こずえがクッキーの形をデザインして、桐野が焼き上げたらしいんですけど」
P「身体の一部がなんか長ーいクッキーがあったんです」
ちひろ「うーん、キリンか象です?」
P「こずえ曰くヌートリアだそうです」
ちひろ「さすが子供は独創的……」
P「でも桐野も綺麗に焼き上げてたんで美味しかったですね」
ちひろ「うーん、後は……。こういうお菓子作りが不慣れそうなちっちゃい子達はどうでした?」
P「あー……。こずえと桐野が2人でクッキーを作ってプレゼントしてくれましたね」
ちひろ「あら、クッキー♪ バレンタインはチョコと並んでクッキーもいいですよね!」
P「こずえがクッキーの形をデザインして、桐野が焼き上げたらしいんですけど」
P「身体の一部がなんか長ーいクッキーがあったんです」
ちひろ「うーん、キリンか象です?」
P「こずえ曰くヌートリアだそうです」
ちひろ「さすが子供は独創的……」
P「でも桐野も綺麗に焼き上げてたんで美味しかったですね」
22:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 21:47:00.03 :jrdfHnTM0
P「……あっ! あいつだ! 1番凄いチョコを作ってたのは!」
ちひろ「あら、そんなインパクトが強かったんですか? どの子のチョコです?」
P「ありすですよ! あいつのチョコは……」
ちひろ「……イチゴですか?」
P「イチゴです……」
ちひろ「で、でもストロベリーチョコとかあるじゃないですか! 案外味は……」
P「ストロベリー イン チョコ、でした……」
ちひろ「……イン?」
P「……あっ! あいつだ! 1番凄いチョコを作ってたのは!」
ちひろ「あら、そんなインパクトが強かったんですか? どの子のチョコです?」
P「ありすですよ! あいつのチョコは……」
ちひろ「……イチゴですか?」
P「イチゴです……」
ちひろ「で、でもストロベリーチョコとかあるじゃないですか! 案外味は……」
P「ストロベリー イン チョコ、でした……」
ちひろ「……イン?」
23:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 21:54:33.83 :jrdfHnTM0
P「チョコの包みを受け取った時も、なーんかずっしり重みがあって……」
ちひろ「ええ……」
P「中身を見たら卵くらいの大きさのチョコがみっつ……」
ちひろ「チョコエッグですか?」
P「ありすがこの場で食えって言うから食ったんですが。まあ、味はいいんですが硬いんです、デカイから」
ちひろ「ふむふむ」
P「で、ある程度食べ進んでいくといきなり口に広がるみずみずしさ」
ちひろ「あ、まさかイチゴ?」
P「ええ! 生のイチゴを厚さ1センチくらいのチョコで包んでたんです!」
ちひろ「発想が凄いですね!」
P「チョコの包みを受け取った時も、なーんかずっしり重みがあって……」
ちひろ「ええ……」
P「中身を見たら卵くらいの大きさのチョコがみっつ……」
ちひろ「チョコエッグですか?」
P「ありすがこの場で食えって言うから食ったんですが。まあ、味はいいんですが硬いんです、デカイから」
ちひろ「ふむふむ」
P「で、ある程度食べ進んでいくといきなり口に広がるみずみずしさ」
ちひろ「あ、まさかイチゴ?」
P「ええ! 生のイチゴを厚さ1センチくらいのチョコで包んでたんです!」
ちひろ「発想が凄いですね!」
24:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 22:05:31.55 :jrdfHnTM0
P「まあ、今までねっとりした甘さしか味わって無かったんで正直涙が出るほど嬉しかったです」
ちひろ「あぁ、それで去年のバレンタインからありすちゃんがプロデューサーさんにデレデレなわけですね」
P「自分のチョコを食べた相手が美味しい美味しいって言いながら泣き始めたら……」
ちひろ「……嬉しいですね!」
P「……そうだ、ホワイトデーにはマフラーをプレゼントしてあげたんだったな」
ちひろ「ああ、今つけてるマフラーはプロデューサーさんの」
P「気に入ってくれてよかった」
P「まあ、今までねっとりした甘さしか味わって無かったんで正直涙が出るほど嬉しかったです」
ちひろ「あぁ、それで去年のバレンタインからありすちゃんがプロデューサーさんにデレデレなわけですね」
P「自分のチョコを食べた相手が美味しい美味しいって言いながら泣き始めたら……」
ちひろ「……嬉しいですね!」
P「……そうだ、ホワイトデーにはマフラーをプレゼントしてあげたんだったな」
ちひろ「ああ、今つけてるマフラーはプロデューサーさんの」
P「気に入ってくれてよかった」
25:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 22:11:13.56 :jrdfHnTM0
ちひろ「そういえば桃華ちゃんや琴歌ちゃん辺りの、その……」
P「お金持ちのチョコはですね……。その、凄かったですね……」
P「よくない事だとはわかっていたんですけど、貰ったチョコを検索してみると……」
ちひろ「…………」
P「一箱3万円だとか、そういうハイレベルなバレンタインチョコが……」
ちひろ「うぇあっ!? さ、さすがお金持ち……」
P「なんかもう、口溶けとか色々が……」
ちひろ「食べてみたいなぁ…、1度くらい……」
ちひろ「そういえば桃華ちゃんや琴歌ちゃん辺りの、その……」
P「お金持ちのチョコはですね……。その、凄かったですね……」
P「よくない事だとはわかっていたんですけど、貰ったチョコを検索してみると……」
ちひろ「…………」
P「一箱3万円だとか、そういうハイレベルなバレンタインチョコが……」
ちひろ「うぇあっ!? さ、さすがお金持ち……」
P「なんかもう、口溶けとか色々が……」
ちひろ「食べてみたいなぁ…、1度くらい……」
27:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 22:18:52.53 :jrdfHnTM0
P「で、それだけでも十分ありがたいのにそれとは別に手作りのも用意してくれていて……」
ちひろ「1人から2つのチョコ……」
P「…………」
ちひろ「その、お疲れ様でした……」
P「……あっ! 巴! 巴のチョコが1番キツかった!」
ちひろ「巴ちゃん? そんなにお料理とか苦手な子でしたっけ?」
P「チョコ自体は生チョコなんて手のかかる物を作ってくれたんですよ。とっても美味しかったんですが……」
P「で、それだけでも十分ありがたいのにそれとは別に手作りのも用意してくれていて……」
ちひろ「1人から2つのチョコ……」
P「…………」
ちひろ「その、お疲れ様でした……」
P「……あっ! 巴! 巴のチョコが1番キツかった!」
ちひろ「巴ちゃん? そんなにお料理とか苦手な子でしたっけ?」
P「チョコ自体は生チョコなんて手のかかる物を作ってくれたんですよ。とっても美味しかったんですが……」
28:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 22:26:06.05 :jrdfHnTM0
P「受け渡し場所が、黒塗りの車の中で……」
ちひろ「ひっ……」
P「運転席にサブ、助手席に親父さん、後部座席に俺と巴……」
P「そして車の周りにはスーツとサングラスとスキンヘッドのおじさん達……」
ちひろ「違法な物の受け渡しですか……」
P「あの巴が可愛く包んだチョコをモジモジしながら俯いて、なかなか渡してくれなかったんですよ」
ちひろ「可愛い……」
P「そこまではよかったんですけど、問題はサブが……」
P「受け渡し場所が、黒塗りの車の中で……」
ちひろ「ひっ……」
P「運転席にサブ、助手席に親父さん、後部座席に俺と巴……」
P「そして車の周りにはスーツとサングラスとスキンヘッドのおじさん達……」
ちひろ「違法な物の受け渡しですか……」
P「あの巴が可愛く包んだチョコをモジモジしながら俯いて、なかなか渡してくれなかったんですよ」
ちひろ「可愛い……」
P「そこまではよかったんですけど、問題はサブが……」
29:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 22:33:04.76 :jrdfHnTM0
『お嬢! ひと月前から練習してたじゃないっすか! 大丈夫っすよ!』
『お嬢のチョコはめっちゃうまいんすよ! いいっすねぇ、プロデューサーさんは俺たちやオヤジと違ってそんな可愛い包みの本命チョコで!』
『オヤジ、ずっとソワソワしてたんすよ! 女っ気のない巴がワシの為にチョコを作ってくれようる! って!』
『ささ、お嬢! パーっと渡して村上組も世代交代の準備っすね! もしそんときにはこのサブを幹部の座に……。なんつってね!』
P「……そうサブが茶化すたびに車内は……。うっ……」
P「……まだ生きてるかな」
ちひろ「サブさん、無茶して……」
『お嬢! ひと月前から練習してたじゃないっすか! 大丈夫っすよ!』
『お嬢のチョコはめっちゃうまいんすよ! いいっすねぇ、プロデューサーさんは俺たちやオヤジと違ってそんな可愛い包みの本命チョコで!』
『オヤジ、ずっとソワソワしてたんすよ! 女っ気のない巴がワシの為にチョコを作ってくれようる! って!』
『ささ、お嬢! パーっと渡して村上組も世代交代の準備っすね! もしそんときにはこのサブを幹部の座に……。なんつってね!』
P「……そうサブが茶化すたびに車内は……。うっ……」
P「……まだ生きてるかな」
ちひろ「サブさん、無茶して……」
32:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 22:42:49.77 :jrdfHnTM0
P「……まぁ、ともかく、今年はしっかり身体作りをして望まないと」
ちひろ「……私は、プレゼントした方がいいですか?」
P「貰えればそれはもちろん嬉しいですよ。去年は……、そう、ちひろさんは赤いリボンにハートの飾りの包みでしたね」
ちひろ「あっ、覚えててくれたんですね……」
P「もちろん。今年も楽しみにしています。……は、ちょっと図々しいか」
ちひろ「いえ! こんなに私達の事を考えてくれるプロデューサーさんですもの! 期待していてくださいね♪」
P「……まぁ、ともかく、今年はしっかり身体作りをして望まないと」
ちひろ「……私は、プレゼントした方がいいですか?」
P「貰えればそれはもちろん嬉しいですよ。去年は……、そう、ちひろさんは赤いリボンにハートの飾りの包みでしたね」
ちひろ「あっ、覚えててくれたんですね……」
P「もちろん。今年も楽しみにしています。……は、ちょっと図々しいか」
ちひろ「いえ! こんなに私達の事を考えてくれるプロデューサーさんですもの! 期待していてくださいね♪」
34:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 22:51:03.77 :jrdfHnTM0
P「ありがとうございます! あっ、じゃあそろそろ仕事に戻りますか」
ちひろ「ちょっと休憩しすぎちゃいましたね。さ、みんながチョコ作りに集中出来るようにお仕事頑張りましょうね」
P「はい!」
ーーーーー………
まゆ「…………」
まゆ(事務所に入るに入れなくて盗み聞きしちゃったけど……)
まゆ(Pさん…、そっか……)
まゆ「うふふ……。Pさぁん? 今年は安心してくださいねぇ?」
まゆ「まゆが、Pさんの為に……。うふふっ♪」
P「ありがとうございます! あっ、じゃあそろそろ仕事に戻りますか」
ちひろ「ちょっと休憩しすぎちゃいましたね。さ、みんながチョコ作りに集中出来るようにお仕事頑張りましょうね」
P「はい!」
ーーーーー………
まゆ「…………」
まゆ(事務所に入るに入れなくて盗み聞きしちゃったけど……)
まゆ(Pさん…、そっか……)
まゆ「うふふ……。Pさぁん? 今年は安心してくださいねぇ?」
まゆ「まゆが、Pさんの為に……。うふふっ♪」
35:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 23:13:33.18 :jrdfHnTM0
「プロデューサーへのチョコどうしようかな……」
「あ、なんか今年はみんなで大っきいチョコ作って、それをプレゼントするんだって」
「へー、誰が言い出したんです?」
「さあ? ちひろさんじゃないかな?」
「でもチョコをもらい過ぎてプロデューサー、ホワイトデー大変だったらしいよ?」
「そっか……。悪い事しちゃったかなぁ」
「ま! そういう事ならみんなで計画を練らなきゃね! もちろん、プロデューサーには内緒で……」
「「「ねーー?」」」
まゆ「うふふ……♪ さ、みんなでどんなチョコにするか話し合いましょう?」
「はーい! やっぱり私はねー、ハートが……」
「プロデューサーへのチョコどうしようかな……」
「あ、なんか今年はみんなで大っきいチョコ作って、それをプレゼントするんだって」
「へー、誰が言い出したんです?」
「さあ? ちひろさんじゃないかな?」
「でもチョコをもらい過ぎてプロデューサー、ホワイトデー大変だったらしいよ?」
「そっか……。悪い事しちゃったかなぁ」
「ま! そういう事ならみんなで計画を練らなきゃね! もちろん、プロデューサーには内緒で……」
「「「ねーー?」」」
まゆ「うふふ……♪ さ、みんなでどんなチョコにするか話し合いましょう?」
「はーい! やっぱり私はねー、ハートが……」
36:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 23:22:57.54 :jrdfHnTM0
まゆ(Pさんがチョコの食べ過ぎにならないように、今年はみんなでチョコを作りますから安心してくださいねぇ……♪)
まゆ(でも、もうひとつくらい。まゆの特製チョコなら食べられますよね?)
まゆ(期待して待っててくださいね? Pさん♪)
完
まゆ(Pさんがチョコの食べ過ぎにならないように、今年はみんなでチョコを作りますから安心してくださいねぇ……♪)
まゆ(でも、もうひとつくらい。まゆの特製チョコなら食べられますよね?)
まゆ(期待して待っててくださいね? Pさん♪)
完
37:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 23:24:24.60 :w+xxUInTo
出し抜こうとするのはまゆだけじゃないだろうなあ
乙
乙
38:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします:2016/01/18(月) 23:24:57.80 :6k8FYYNDO
おつ
サブ……惜しい人を亡くしたよ……
サブ……惜しい人を亡くしたよ……
コメント 28
コメント一覧 (28)
数ブラス1されるだけだわ
けど、サブすげー、人気だな
奈緒は本当にかわいいなぁ!
かわいいなぁかわいいなぁかわいいなぁ!
しかし、普通に考えれば羨ましく贅沢な悩みだが、本当にお返しとか消化とか考えると恐ろしいイベントなんだね、バレンタインて
しかも並みの大きさじゃなさそう
加蓮「もう1つ位大丈夫だよね…」
うん、去年の数にデカいチョコがプラスされるだけだな
奈緒の所だけ何度も読んでしまう
かわいい
何がええかお返し考えるんも楽しいことは楽しいけど
場を和ませようと盛り上げるほどに絡まわるあの空気、しかも黒塗りカー車内でか…
グッバイサッブフォーエバーサッブ
そのうちサブ美になってプロダクションに来る可能性もある…か?
ヨックモックのシガールも美味いで。
自虐風自慢?
それ以上に、朴念仁だった当時への罪悪感とフラグブレイクへの後悔が酷い
森久保「!?」
予言なのか去年と同じだったのか
去年の記憶がないなぁ
あと組員が一人減っ……
チョコレートは全員で合同の巨大チョコを贈って、別個に各人が小物を渡す……なら現実的だろうか…。
デレデレありすかわいい。