2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/04/22(日) 21:10:40.74 :Z+WX3E8w0
~晶葉のラボ~
池袋晶葉「そう、つまりSF作家アイザック・アシモフが著書の中で提唱したロボット三原則とは現代でも通用する優れた理念なのだ」
晶葉「いや、違うな。優れた理念だったからこそ現代の人間が現実のロボット工学に取り入れた、と言った方が正確だな」
鷺沢文香「なるほど・・・フィクションと言えども突き詰めていけば現実味を帯びる、ということなのでしょうか?」
晶葉「うむ、アシモフの先見性の高さは目を見張るものがあるな」
晶葉「サイエンス・フィクションという分野は創造性が重要だが、それに任せすぎると荒唐無稽にもなりかねない」
晶葉「そういう意味では、小説ではないが士郎正宗の攻殻機動隊などの作品群は極めて・・・」
文香「あの、待ってください」
文香「もしかすると、『突き詰める』という言葉の認識に齟齬があるかもしれません」
晶葉「ん?私は物語を作る上で必要となる土台、すなわち科学的考証あるいは歴史的・政治的な背景の考証、という意味合いで捉えたのだが」
文香「私は、その・・・著者がどうしても伝えたかった言葉や思想・・・そういったモノを物語として昇華する」
文香「・・・という意味合いで捉えています」
晶葉「なるほど、そういうことか。ならばアシモフの創作に対する姿勢から見直さなければならないな」
文香「はい、著者がなぜそれを作るに至ったのか?という点も含めると、読書はもっと趣深いものになるのではないかと」
ダッダッダッダッ
晶葉「ふむ、思い返してみればその点を追及した経験は少ないな」
ダッダッダッダッ!
晶葉「今度から・・・ん?なんの音だ?」
文香(・・・この足音は・・・)
バンッッッ!!!
日野茜「おはようございます!!晶葉さん!!!!」
~晶葉のラボ~
池袋晶葉「そう、つまりSF作家アイザック・アシモフが著書の中で提唱したロボット三原則とは現代でも通用する優れた理念なのだ」
晶葉「いや、違うな。優れた理念だったからこそ現代の人間が現実のロボット工学に取り入れた、と言った方が正確だな」
鷺沢文香「なるほど・・・フィクションと言えども突き詰めていけば現実味を帯びる、ということなのでしょうか?」
晶葉「うむ、アシモフの先見性の高さは目を見張るものがあるな」
晶葉「サイエンス・フィクションという分野は創造性が重要だが、それに任せすぎると荒唐無稽にもなりかねない」
晶葉「そういう意味では、小説ではないが士郎正宗の攻殻機動隊などの作品群は極めて・・・」
文香「あの、待ってください」
文香「もしかすると、『突き詰める』という言葉の認識に齟齬があるかもしれません」
晶葉「ん?私は物語を作る上で必要となる土台、すなわち科学的考証あるいは歴史的・政治的な背景の考証、という意味合いで捉えたのだが」
文香「私は、その・・・著者がどうしても伝えたかった言葉や思想・・・そういったモノを物語として昇華する」
文香「・・・という意味合いで捉えています」
晶葉「なるほど、そういうことか。ならばアシモフの創作に対する姿勢から見直さなければならないな」
文香「はい、著者がなぜそれを作るに至ったのか?という点も含めると、読書はもっと趣深いものになるのではないかと」
ダッダッダッダッ
晶葉「ふむ、思い返してみればその点を追及した経験は少ないな」
ダッダッダッダッ!
晶葉「今度から・・・ん?なんの音だ?」
文香(・・・この足音は・・・)
バンッッッ!!!
日野茜「おはようございます!!晶葉さん!!!!」

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3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/04/22(日) 21:13:02.70 :Z+WX3E8w0
晶葉「ああ、おはよう。珍しいお客さんだな」キーン
文香「おはようございます、茜さん」キーン
晶葉(凄まじい勢いで扉が開いたな・・・後で蝶番の調子を確認しておくか)
文香(ラボの扉は防音や耐衝撃のためにかなり重いのですが・・・意に介していませんね)
茜「文香さんもおはようございます!!!」
茜「突然なんですが、私に直し方を教えて欲しいんです!!」
晶葉「・・・?」
文香「・・・?」
晶葉「何をなお・・・」
茜「不器用なので上手く出来るかわかりませんが是非!!!」
晶葉「いやだから何を・・・」
文香「茜さん、まずはお茶を一杯どうぞ。落ち着いてから、お話しましょう」
茜「ありがとうございます!!いただきます!!!」
茜「・・・ッ!!」グビッ!グビッ!
茜「ぷはぁーっ!落ち着きました!!」
晶葉(ダメだ全然落ち着いたように見えない。まともな説明は期待できるのかコレ?)
晶葉「ああ、おはよう。珍しいお客さんだな」キーン
文香「おはようございます、茜さん」キーン
晶葉(凄まじい勢いで扉が開いたな・・・後で蝶番の調子を確認しておくか)
文香(ラボの扉は防音や耐衝撃のためにかなり重いのですが・・・意に介していませんね)
茜「文香さんもおはようございます!!!」
茜「突然なんですが、私に直し方を教えて欲しいんです!!」
晶葉「・・・?」
文香「・・・?」
晶葉「何をなお・・・」
茜「不器用なので上手く出来るかわかりませんが是非!!!」
晶葉「いやだから何を・・・」
文香「茜さん、まずはお茶を一杯どうぞ。落ち着いてから、お話しましょう」
茜「ありがとうございます!!いただきます!!!」
茜「・・・ッ!!」グビッ!グビッ!
茜「ぷはぁーっ!落ち着きました!!」
晶葉(ダメだ全然落ち着いたように見えない。まともな説明は期待できるのかコレ?)
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/04/22(日) 21:14:46.83 :Z+WX3E8w0
文香「では、何があったのか、何を直したいのかを教えていただけますか?
茜「はい!昨日、学校のラグビー部に顔を出して来たんです!」
茜「そしたら丁度タックルの練習中でして!」
茜「全力でぶつかりに行く熱い光景を目の前にすると私もいてもたってもいられなくなってしまい!」
茜「思わず私も皆さんに混じって全力でトライしてしまいました!!!」
文香「え・・・なおす、ということは・・・もしかして、部員の方に怪我をさせてしまったのですか?」
晶葉「さすがに怪我人の治療は専門外だぞ?サイボーグ化を希望しているのならまだしも・・・」
茜「いいえ!そうではなくてですね!」
茜「タックルを受け止めるトレーニング器具を壊してしまったんです!!」
茜「晶葉さんは工作が得意と聞いていたので修理のアドバイスを頂こうと思って来ました!!」
文香「そういうことでしたか・・・失礼しました」
文香「では、何があったのか、何を直したいのかを教えていただけますか?
茜「はい!昨日、学校のラグビー部に顔を出して来たんです!」
茜「そしたら丁度タックルの練習中でして!」
茜「全力でぶつかりに行く熱い光景を目の前にすると私もいてもたってもいられなくなってしまい!」
茜「思わず私も皆さんに混じって全力でトライしてしまいました!!!」
文香「え・・・なおす、ということは・・・もしかして、部員の方に怪我をさせてしまったのですか?」
晶葉「さすがに怪我人の治療は専門外だぞ?サイボーグ化を希望しているのならまだしも・・・」
茜「いいえ!そうではなくてですね!」
茜「タックルを受け止めるトレーニング器具を壊してしまったんです!!」
茜「晶葉さんは工作が得意と聞いていたので修理のアドバイスを頂こうと思って来ました!!」
文香「そういうことでしたか・・・失礼しました」









































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この人のSSすき
まあ博士も担当なんだけどね