158: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:32:00.91 :jLXoir2i0
恵美「おーっ!アレ富士山じゃない?綺麗だねー」キラキラ
P「あんまりはしゃぐなよ恵美……」
恵美「いーじゃん!折角二人で旅行なんだし!」
恵美「二人で思い出、作っちゃおーね☆」
P「……一応、向こうでお仕事あるんだけど」
恵美「むぅ……仕事の話ばかりで息詰まっちゃうじゃーん」プクー
恵美「おーっ!アレ富士山じゃない?綺麗だねー」キラキラ
P「あんまりはしゃぐなよ恵美……」
恵美「いーじゃん!折角二人で旅行なんだし!」
恵美「二人で思い出、作っちゃおーね☆」
P「……一応、向こうでお仕事あるんだけど」
恵美「むぅ……仕事の話ばかりで息詰まっちゃうじゃーん」プクー
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159: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:32:40.08 :jLXoir2i0
P「悪かった悪かった……それじゃ、帰りに道頓堀でも歩くか」
恵美「おっ、気が利くねプロデューサー!」
恵美「その後二人で現地のたこ焼きとか食べたりするのも楽しそうだし……」
恵美「あー!迷っちゃうなー!」ニコニコ
P「……日帰りだからな?」
P「悪かった悪かった……それじゃ、帰りに道頓堀でも歩くか」
恵美「おっ、気が利くねプロデューサー!」
恵美「その後二人で現地のたこ焼きとか食べたりするのも楽しそうだし……」
恵美「あー!迷っちゃうなー!」ニコニコ
P「……日帰りだからな?」
160: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:33:16.79 :jLXoir2i0
—————
琴葉「……兄さんがいない」ゴロゴロ
琴葉「休みなのに出張なんて……兄さんのバカ」
琴葉「出発して2時間くらい経つけど……兄さん、もう向こうに着いたかな」
琴葉「それとも、まだ新幹線の中だったり……?」
琴葉「……!」ティン!
—————
琴葉「……兄さんがいない」ゴロゴロ
琴葉「休みなのに出張なんて……兄さんのバカ」
琴葉「出発して2時間くらい経つけど……兄さん、もう向こうに着いたかな」
琴葉「それとも、まだ新幹線の中だったり……?」
琴葉「……!」ティン!
161: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:33:56.33 :jLXoir2i0
―――――
恵美「えー!一緒にお泊まりするくらいいいじゃーん!」
P「明日レッスンあるだろ……」
恵美「折角の大阪なのにもったいないじゃーん……」
P「また今度、ちゃんと時間は取るからさ」
P「今回は日帰りだ、な?」
恵美「むぅ……」
―――――
恵美「えー!一緒にお泊まりするくらいいいじゃーん!」
P「明日レッスンあるだろ……」
恵美「折角の大阪なのにもったいないじゃーん……」
P「また今度、ちゃんと時間は取るからさ」
P「今回は日帰りだ、な?」
恵美「むぅ……」
162: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:34:38.42 :jLXoir2i0
P「な、今度来る時に——」ピロピロ
P「悪い、電話だ……?」
恵美「誰から?仕事先の人?」
P「いや、妹からだ……なんだ?」ピッ
P「な、今度来る時に——」ピロピロ
P「悪い、電話だ……?」
恵美「誰から?仕事先の人?」
P「いや、妹からだ……なんだ?」ピッ
163: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:35:11.68 :jLXoir2i0
―――――
琴葉「もしもし、兄さん?琴葉です」
P「琴葉、どうかしたのか?もしかして、忘れ物とか……」
琴葉「いえ、忘れ物とかはなかったですよ?」
P「良かった、何か忘れたのかと焦ったよ」
琴葉「今、お時間良いですか?」
―――――
琴葉「もしもし、兄さん?琴葉です」
P「琴葉、どうかしたのか?もしかして、忘れ物とか……」
琴葉「いえ、忘れ物とかはなかったですよ?」
P「良かった、何か忘れたのかと焦ったよ」
琴葉「今、お時間良いですか?」
164: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:35:53.48 :jLXoir2i0
P「あぁ、恵美と話してただけだからな」
琴葉「恵美と……?」
P「恵美ったら、旅行気分で賑やかでなぁ……」ハハハ
琴葉「……二人で新幹線乗ってるんですか?」
P「ああ、隣に座ってるぞ」
琴葉「…………」
P「あぁ、恵美と話してただけだからな」
琴葉「恵美と……?」
P「恵美ったら、旅行気分で賑やかでなぁ……」ハハハ
琴葉「……二人で新幹線乗ってるんですか?」
P「ああ、隣に座ってるぞ」
琴葉「…………」
165: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:36:57.27 :jLXoir2i0
P「琴葉?」
琴葉「……忘れ物、一つだけありました」
P「え?」
琴葉「私も……兄さんと一緒に旅行したかったです」プクー
P「仕事だから仕方ないだろう……」
琴葉「……それは、そうですけど」ムスッ
P「琴葉?」
琴葉「……忘れ物、一つだけありました」
P「え?」
琴葉「私も……兄さんと一緒に旅行したかったです」プクー
P「仕事だから仕方ないだろう……」
琴葉「……それは、そうですけど」ムスッ
166: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:37:37.95 :jLXoir2i0
P「さっき、恵美が大阪の美味しいスイーツの話してくれたんだ」
P「それ買って帰るからさ、な?」
琴葉「…………」
P「あ、あれ?ダメだったか?」
琴葉「……女心の分からない兄さんなんて」
P「ん?ごめん、聞こえな——」
琴葉「……兄さんなんて嫌い!」ピッ
琴葉「兄さんのバカぁ……!」グスグス
P「さっき、恵美が大阪の美味しいスイーツの話してくれたんだ」
P「それ買って帰るからさ、な?」
琴葉「…………」
P「あ、あれ?ダメだったか?」
琴葉「……女心の分からない兄さんなんて」
P「ん?ごめん、聞こえな——」
琴葉「……兄さんなんて嫌い!」ピッ
琴葉「兄さんのバカぁ……!」グスグス
167: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:39:13.42 :jLXoir2i0
―――――
P「えっ、琴葉!琴葉!?」
P「…………」ポカーン
恵美「どったの、プロデューサー?なんか顔青いけど……」
P「……妹に、嫌いって言われた」
恵美「え、琴葉に?仲良いんじゃなかったの?」
P「良かったつもりだけど……」
―――――
P「えっ、琴葉!琴葉!?」
P「…………」ポカーン
恵美「どったの、プロデューサー?なんか顔青いけど……」
P「……妹に、嫌いって言われた」
恵美「え、琴葉に?仲良いんじゃなかったの?」
P「良かったつもりだけど……」
168: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:39:45.54 :jLXoir2i0
P「……なぁ恵美、俺って女心分かってないかなぁ?」
恵美「分かってないとは思うけど」バッサリ
P「そっか……そうだよなぁ……」ズーン
P「ごめん琴葉、俺が悪かった……」
恵美「お、落ち込んでちゃダメだって!今からお仕事でしょ!?」
P「恵美に任せた……俺は寝る」
恵美「それじゃ意味ないじゃん!?」
P「……なぁ恵美、俺って女心分かってないかなぁ?」
恵美「分かってないとは思うけど」バッサリ
P「そっか……そうだよなぁ……」ズーン
P「ごめん琴葉、俺が悪かった……」
恵美「お、落ち込んでちゃダメだって!今からお仕事でしょ!?」
P「恵美に任せた……俺は寝る」
恵美「それじゃ意味ないじゃん!?」
169: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:40:33.90 :jLXoir2i0
恵美「だーっ!ほら、アタシはそんなプロデューサーも大好きだからさ!ね?」
P「……本当か?」
恵美「う、うん!モチロン!」
恵美 (……あ、あれ!?よく考えたら、これって告白じゃ)カァアアア
P「……そうか、ありがとな」
恵美「ど、どういたしまして!?」
恵美「だーっ!ほら、アタシはそんなプロデューサーも大好きだからさ!ね?」
P「……本当か?」
恵美「う、うん!モチロン!」
恵美 (……あ、あれ!?よく考えたら、これって告白じゃ)カァアアア
P「……そうか、ありがとな」
恵美「ど、どういたしまして!?」
170: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:42:56.81 :jLXoir2i0
―――――
琴葉「……やっちゃった」ポカーン
琴葉「も、文句言いたかったわけじゃないのに……!」
琴葉「こんな事言ったら、兄さんに嫌われちゃう……!」フルフル
琴葉「……ぅ」ポロポロ
琴葉「あ、謝らないと……」
琴葉「……でも、向こうは二人で楽しそうにしてるし」
―――――
琴葉「……やっちゃった」ポカーン
琴葉「も、文句言いたかったわけじゃないのに……!」
琴葉「こんな事言ったら、兄さんに嫌われちゃう……!」フルフル
琴葉「……ぅ」ポロポロ
琴葉「あ、謝らないと……」
琴葉「……でも、向こうは二人で楽しそうにしてるし」
171: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:46:11.47 :jLXoir2i0
琴葉「うぅ……」モヤモヤ
琴葉「だ、ダメ!やっぱりすぐに謝らないと!」ピッピッピッ
≪ただいま電話を繋ぐことができません≫
琴葉「……え?」
琴葉「ま、まさか兄さん私の電話受けたくなくなって……!」
琴葉「うぅ……」モヤモヤ
琴葉「だ、ダメ!やっぱりすぐに謝らないと!」ピッピッピッ
≪ただいま電話を繋ぐことができません≫
琴葉「……え?」
琴葉「ま、まさか兄さん私の電話受けたくなくなって……!」
172: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:46:50.77 :jLXoir2i0
―――――
P「このトンネル……かなり長いな」
恵美「そだねぇ……外の景色見えないからつまんないね」コテン
P「そこ、肩をもたせかけない」
恵美「いーじゃん、だーれも気付かないって!」
恵美「それに、アイドルのワガママ聞くのがプロデューサーの仕事でしょ?」
P「拡大解釈だと思うんだけどな……」ナデナデ
恵美「えっへへー……♪」ニマニマ
―――――
P「このトンネル……かなり長いな」
恵美「そだねぇ……外の景色見えないからつまんないね」コテン
P「そこ、肩をもたせかけない」
恵美「いーじゃん、だーれも気付かないって!」
恵美「それに、アイドルのワガママ聞くのがプロデューサーの仕事でしょ?」
P「拡大解釈だと思うんだけどな……」ナデナデ
恵美「えっへへー……♪」ニマニマ
173: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:47:56.19 :jLXoir2i0
―――――
琴葉「嘘……そんな、兄さんが」
琴葉「ううん、大丈夫……兄さんなら謝ったら許してくれる」
琴葉「……よね?」ウルウル
琴葉「と、とりあえず何しよう……」キョロキョロ
(散らかされた部屋)
琴葉「……よし!」
―――――
琴葉「嘘……そんな、兄さんが」
琴葉「ううん、大丈夫……兄さんなら謝ったら許してくれる」
琴葉「……よね?」ウルウル
琴葉「と、とりあえず何しよう……」キョロキョロ
(散らかされた部屋)
琴葉「……よし!」
174: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:49:26.87 :jLXoir2i0
―――――
恵美「よし、無事買えたね!」
P「悪いな……付き合わせちゃって」
恵美「ヘーキヘーキ!ここの奴一回食べてみたかったし!」
P「そう言ってもらえると助かるよ」
―――――
恵美「よし、無事買えたね!」
P「悪いな……付き合わせちゃって」
恵美「ヘーキヘーキ!ここの奴一回食べてみたかったし!」
P「そう言ってもらえると助かるよ」
175: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:50:18.46 :jLXoir2i0
恵美「美味しいものもいっぱい食べたし!うーん、アタシ的には80点かな!」
P「後の20点は?」
恵美「もーちょっとプロデューサーとデートしたかったかなーって……」
恵美「にゃはは、変な事言うと恥ずかしいね?」テレテレ
P「……まぁ、デートかどうかは置いておいてもな」
P「今度来た時はもう少しゆっくりしようか」
恵美「……そだね!」
恵美「美味しいものもいっぱい食べたし!うーん、アタシ的には80点かな!」
P「後の20点は?」
恵美「もーちょっとプロデューサーとデートしたかったかなーって……」
恵美「にゃはは、変な事言うと恥ずかしいね?」テレテレ
P「……まぁ、デートかどうかは置いておいてもな」
P「今度来た時はもう少しゆっくりしようか」
恵美「……そだね!」
176: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:51:05.99 :jLXoir2i0
―――――
琴葉「ふぅ……これだけやれば、兄さんも褒めてくれるかな」キラキラ
琴葉「兄さんが許してくれるか分からないけど……」
琴葉「……でも、私にはこれくらいしか」
ピロピロ
琴葉「電話?」ピッ
琴葉「はい、田中です」
P「ああ、俺だ」
琴葉「に、兄さん!どうしたんですか!?」
P「いやぁ、仕事終わったからそろそろ帰るって連絡をな」
琴葉「そ、そうだったんですか……」
―――――
琴葉「ふぅ……これだけやれば、兄さんも褒めてくれるかな」キラキラ
琴葉「兄さんが許してくれるか分からないけど……」
琴葉「……でも、私にはこれくらいしか」
ピロピロ
琴葉「電話?」ピッ
琴葉「はい、田中です」
P「ああ、俺だ」
琴葉「に、兄さん!どうしたんですか!?」
P「いやぁ、仕事終わったからそろそろ帰るって連絡をな」
琴葉「そ、そうだったんですか……」
177: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:52:08.59 :jLXoir2i0
琴葉「……あの、兄さん」
P「悪かったな、琴葉」
琴葉「……え?」
P「琴葉だって、そりゃ旅行したかったよな……」
P「それをお土産だけで済まそうと思ったら……そりゃ、怒るよな」
琴葉「…………」
P「今度、長い休みに二人で旅行に行くって事で……手を打ってもらえないか?」
琴葉「……もう、本当に分かってないんですから」
琴葉「分かりました、約束ですよ?」
P「……悪いな」
琴葉「……あの、兄さん」
P「悪かったな、琴葉」
琴葉「……え?」
P「琴葉だって、そりゃ旅行したかったよな……」
P「それをお土産だけで済まそうと思ったら……そりゃ、怒るよな」
琴葉「…………」
P「今度、長い休みに二人で旅行に行くって事で……手を打ってもらえないか?」
琴葉「……もう、本当に分かってないんですから」
琴葉「分かりました、約束ですよ?」
P「……悪いな」
178: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:53:40.54 :jLXoir2i0
琴葉「……でも、結局私がなんで怒ったかは分からないんですね?」フフッ
P「……え、違うのか?」
琴葉「違いますよ、全然違います」
琴葉「もう兄さんったら……それじゃ、女の子に愛想つかされちゃいますよ?」
P「ぐぅ……否定したいけど、出来そうにないな」
P「アイドルの気持ちが分からないようじゃ……プロデューサー失格かな」ハハハ
琴葉「そ、そこまで言ってないですよ!?」
P「良いよ、前から莉緒にも言われてた事だし」
P「こんなんじゃ、結婚も出来そうにないなぁ……」
琴葉「……でも、結局私がなんで怒ったかは分からないんですね?」フフッ
P「……え、違うのか?」
琴葉「違いますよ、全然違います」
琴葉「もう兄さんったら……それじゃ、女の子に愛想つかされちゃいますよ?」
P「ぐぅ……否定したいけど、出来そうにないな」
P「アイドルの気持ちが分からないようじゃ……プロデューサー失格かな」ハハハ
琴葉「そ、そこまで言ってないですよ!?」
P「良いよ、前から莉緒にも言われてた事だし」
P「こんなんじゃ、結婚も出来そうにないなぁ……」
179: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:54:15.65 :jLXoir2i0
琴葉「結婚……」
琴葉 (そうか……兄さんも、いつかは……)
P「まぁ、先の話だろうけどなー」
琴葉「……私は、兄さんが結婚できなくても良いって思ってます」
P「……え?それはどういう」ブツッ
琴葉「だって、それなら兄さんとずっと一緒にいられますから……」
琴葉「それに、血が繋がってないならお嫁さんにだって……」
琴葉「えへへ、こういうの照れちゃいますね……?」
琴葉「……あれ?」
琴葉「結婚……」
琴葉 (そうか……兄さんも、いつかは……)
P「まぁ、先の話だろうけどなー」
琴葉「……私は、兄さんが結婚できなくても良いって思ってます」
P「……え?それはどういう」ブツッ
琴葉「だって、それなら兄さんとずっと一緒にいられますから……」
琴葉「それに、血が繋がってないならお嫁さんにだって……」
琴葉「えへへ、こういうの照れちゃいますね……?」
琴葉「……あれ?」
180: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:55:09.83 :jLXoir2i0
―――――
P「………あ、電池切れた」
恵美「……琴葉、なんて言ってたの?」
P「いやー……俺は結婚できなくても良いって」
P「まぁ、アテもないし当然といえば当然だけどな」
恵美「……そんな事ないと思うけど」
P「そうか?恵美に言われると自信が湧いてくるな」
P「ま、独り身にならない事を祈ってるよ」
―――――
P「………あ、電池切れた」
恵美「……琴葉、なんて言ってたの?」
P「いやー……俺は結婚できなくても良いって」
P「まぁ、アテもないし当然といえば当然だけどな」
恵美「……そんな事ないと思うけど」
P「そうか?恵美に言われると自信が湧いてくるな」
P「ま、独り身にならない事を祈ってるよ」
181: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:55:48.93 :jLXoir2i0
恵美「……もし、そんな事になったらさ」
P「ん?」
恵美「そうなったら、アタシが貰ったげるからね♪」ニコッ
P「……それは、恵美に貧乏くじ掴ませる訳にはいかないな?」
恵美「……貧乏くじなんかじゃないのに」ボソッ
P「?」
恵美「な、何でもない!ほら、早く帰ろ?」
恵美「……妹さんだって待ってるんでしょ?」
P「……ああ、そうだな!」
恵美「……もし、そんな事になったらさ」
P「ん?」
恵美「そうなったら、アタシが貰ったげるからね♪」ニコッ
P「……それは、恵美に貧乏くじ掴ませる訳にはいかないな?」
恵美「……貧乏くじなんかじゃないのに」ボソッ
P「?」
恵美「な、何でもない!ほら、早く帰ろ?」
恵美「……妹さんだって待ってるんでしょ?」
P「……ああ、そうだな!」
182: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:58:19.34 :jLXoir2i0
―――――
琴葉「に、兄さん!兄さん!!」
琴葉「繋がらない……今度こそ、嫌われちゃった……?」
琴葉「……ふぇ」ウルウル
琴葉「ごめんなさい、ごめんなさい……!」ポロポロ
―――――
琴葉「に、兄さん!兄さん!!」
琴葉「繋がらない……今度こそ、嫌われちゃった……?」
琴葉「……ふぇ」ウルウル
琴葉「ごめんなさい、ごめんなさい……!」ポロポロ
183: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 00:59:18.96 :jLXoir2i0
―――――
P「……とは、琴葉ってば」
琴葉「あれ……に、いさん?」
P「ああ、ただいま」
P「……目が赤いぞ、泣き腫らしたのか?」
琴葉「っ!」ダキッ
P「琴葉?」
琴葉「ごめんなさい、兄さんに酷い事言うつもりじゃなかったんです……」
P「分かってるよ、琴葉がそんな事言わない子なのは分かってるから」
琴葉「本当、ですか……?」ジッ
P「あぁ、俺の自慢の妹だからな」
琴葉「……もう、兄さんったら」グスン
―――――
P「……とは、琴葉ってば」
琴葉「あれ……に、いさん?」
P「ああ、ただいま」
P「……目が赤いぞ、泣き腫らしたのか?」
琴葉「っ!」ダキッ
P「琴葉?」
琴葉「ごめんなさい、兄さんに酷い事言うつもりじゃなかったんです……」
P「分かってるよ、琴葉がそんな事言わない子なのは分かってるから」
琴葉「本当、ですか……?」ジッ
P「あぁ、俺の自慢の妹だからな」
琴葉「……もう、兄さんったら」グスン
184: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 01:00:19.69 :jLXoir2i0
琴葉「そんなに優しくされたら、甘えちゃうじゃないですか……」
P「もっと甘えてくれても良いんだぞ?」
P「俺は、琴葉の兄貴なんだしな」
琴葉「……それじゃあ、一つお願いです」
P「おぅ、なんだ?」
琴葉「これから、どんな事があっても……私の側に居てくれますか?」
P「勿論だ、兄さんを舐めるんじゃないぞ?」
P「琴葉が呼んでくれたら、すぐに駆けつけるともさ」
琴葉「そんなに優しくされたら、甘えちゃうじゃないですか……」
P「もっと甘えてくれても良いんだぞ?」
P「俺は、琴葉の兄貴なんだしな」
琴葉「……それじゃあ、一つお願いです」
P「おぅ、なんだ?」
琴葉「これから、どんな事があっても……私の側に居てくれますか?」
P「勿論だ、兄さんを舐めるんじゃないぞ?」
P「琴葉が呼んでくれたら、すぐに駆けつけるともさ」
185: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 01:01:40.78 :jLXoir2i0
琴葉「……もう、まーた分かってないんですから」プイッ
P「えっ、俺またなんか意味を取り違えたのか!?」
琴葉「……もう良いです、兄さんはそういう人ですから」
P「……なーんか、しっくり来ないなぁ」
琴葉「もう、乙女心を弄んだ罰ですよ?」
琴葉「ちゃーんと考えてくださいね♪」
P「わ、分かった……」
琴葉「……もう、まーた分かってないんですから」プイッ
P「えっ、俺またなんか意味を取り違えたのか!?」
琴葉「……もう良いです、兄さんはそういう人ですから」
P「……なーんか、しっくり来ないなぁ」
琴葉「もう、乙女心を弄んだ罰ですよ?」
琴葉「ちゃーんと考えてくださいね♪」
P「わ、分かった……」
186: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 01:02:55.45 :jLXoir2i0
P「……それでさ、お土産にこれ買ってきたんだけど……」
琴葉「わぁ……果物、ですか?」
P「良いや、これ実はお餅なんだってさ!」
P「こういうの、琴葉好きだろ?」
琴葉「確かに好きですけど……」
P「良かった、それなら遠慮なく食べてくれ!」
P「……それでさ、お土産にこれ買ってきたんだけど……」
琴葉「わぁ……果物、ですか?」
P「良いや、これ実はお餅なんだってさ!」
P「こういうの、琴葉好きだろ?」
琴葉「確かに好きですけど……」
P「良かった、それなら遠慮なく食べてくれ!」
187: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 01:03:52.68 :jLXoir2i0
琴葉「…………」
P「……どうした、口を大きく開けて?」
琴葉「もう、兄さんのいけず……」
琴葉「……食べさせてください♪」ニコニコ
P「俺、やらなきゃダメか?」
琴葉「ダメですよ、仲直りの証なんですから!」
P「分かった分かった……」
P「まったく……なーんで、こんな甘えん坊になっちゃったんだろうなぁ」
琴葉「さぁ、どうでしょう?でも……」
琴葉「私が甘えるのは、兄さんにだけなんですからね♪」
第七話 完
琴葉「…………」
P「……どうした、口を大きく開けて?」
琴葉「もう、兄さんのいけず……」
琴葉「……食べさせてください♪」ニコニコ
P「俺、やらなきゃダメか?」
琴葉「ダメですよ、仲直りの証なんですから!」
P「分かった分かった……」
P「まったく……なーんで、こんな甘えん坊になっちゃったんだろうなぁ」
琴葉「さぁ、どうでしょう?でも……」
琴葉「私が甘えるのは、兄さんにだけなんですからね♪」
第七話 完
189: ◆SESAXlhwuI:2018/11/22(木) 01:10:05.41 :jLXoir2i0
一週間続けてきた妹琴葉もこれにておしまいです
最後までお付き合いいただいた方には盛大な感謝をば
単純なイチャイチャでも続けるの結構大変なのね、という教訓を得た
最後までお付き合いいただいた方には盛大な感謝をば
単純なイチャイチャでも続けるの結構大変なのね、という教訓を得た
コメント 8
コメント一覧 (8)
シアターは琴葉いないし結構大変そうだな…
最後はアイドルになり公私共にいちゃ付くもんだとばかり…
森きのこ
がしました
まあ好きな人は好きなんだろうなこういうの
森きのこ
がしました
森きのこ
がしました
森きのこ
がしました
森きのこ
がしました
アイドルww
これはアイドルじゃなく妹なんですがw w
※4
お前の中ではそうなんだろうな、自演乙
森きのこ
がしました
森きのこ
がしました
森きのこ
がしました