1: ◆30lx83ehPU:2018/12/16(日) 12:42:29.31 :4uI0l+dSO
モバP「後悔先に立たず、とはよく言ったもので」
モバP「まさしくその通りだ、反論の余地もない」
モバP「俺は愚か者だ。」
モバP「人の助言に耳を傾けず」
モバP「目先の欲にくらみ、ただ目の前の灯りに釣られてしまう」
モバP「得られるものなど、何もないと知っていたのに」
モバP「後悔先に立たず、とはよく言ったもので」
モバP「まさしくその通りだ、反論の余地もない」
モバP「俺は愚か者だ。」
モバP「人の助言に耳を傾けず」
モバP「目先の欲にくらみ、ただ目の前の灯りに釣られてしまう」
モバP「得られるものなど、何もないと知っていたのに」
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2: ◆30lx83ehPU:2018/12/16(日) 12:48:34.85 :4uI0l+dSO
モバP「俺は蒙昧な豚だ」
モバP「喰われる運命にありながら、ただ日々を無意味に重ねる家畜のように」
モバP「浅はかで、汚らしく、快楽のみを追い求め享受する醜い生き物だ」
モバP「与えられた餌に疑いなど持たず」
モバP「意味など考えず、目の前の物事こそが真実だと盲目に信じ」
モバP「そして、勝手に裏切られる」
モバP「全てが終わったあとでようやく気付き、裏切られたと騒ぎ立てる」
モバP「俺は蒙昧な豚だ」
モバP「喰われる運命にありながら、ただ日々を無意味に重ねる家畜のように」
モバP「浅はかで、汚らしく、快楽のみを追い求め享受する醜い生き物だ」
モバP「与えられた餌に疑いなど持たず」
モバP「意味など考えず、目の前の物事こそが真実だと盲目に信じ」
モバP「そして、勝手に裏切られる」
モバP「全てが終わったあとでようやく気付き、裏切られたと騒ぎ立てる」
3: ◆30lx83ehPU:2018/12/16(日) 12:54:49.15 :4uI0l+dSO
モバP「無知は罪である、とはよく言ったものだ」
モバP「実際のところ、騙される方が悪いのだ」
モバP「そういうものだと知っていたのに」
モバP「世界は悪意に満ち溢れているのだと、幼い頃から母に聞かされながら寝かしつけられていたのに」
モバP「それなのに、人間は騙される」
モバP「他人を信じ、真実から目をそらす」
モバP「それは優しさではなく、自らの愚劣さからのものだということにすら気付けずに」
モバP「無知は罪である、とはよく言ったものだ」
モバP「実際のところ、騙される方が悪いのだ」
モバP「そういうものだと知っていたのに」
モバP「世界は悪意に満ち溢れているのだと、幼い頃から母に聞かされながら寝かしつけられていたのに」
モバP「それなのに、人間は騙される」
モバP「他人を信じ、真実から目をそらす」
モバP「それは優しさではなく、自らの愚劣さからのものだということにすら気付けずに」
4: ◆30lx83ehPU:2018/12/16(日) 13:00:20.47 :4uI0l+dSO
二宮飛鳥「…………」
千川ちひろ「…………」カタカタ
飛鳥「…彼…どうしたんだい?」
ちひろ「どうもこうもありませんよ」ツ-ン
飛鳥「ちひろさん、何か怒ってないか?」
ちひろ「怒ってなんていませんっ」プイッ
飛鳥「…?」
二宮飛鳥「…………」
千川ちひろ「…………」カタカタ
飛鳥「…彼…どうしたんだい?」
ちひろ「どうもこうもありませんよ」ツ-ン
飛鳥「ちひろさん、何か怒ってないか?」
ちひろ「怒ってなんていませんっ」プイッ
飛鳥「…?」
5: ◆30lx83ehPU:2018/12/16(日) 13:07:10.10 :4uI0l+dSO
モバP「時々、身体の奥底から沸々と黒い何かが溢れそうになる」
モバP「これを心と云うのなら、それは心臓よりも雄弁に自身に語りかけてくる」
モバP「『お前は失敗した』『失った物は帰ってこない』」
モバP「昨日の自分と、今日の自分、果たして何がち構うのだろう」
モバP「何も変わらない」
モバP「例え毛髪が数百、数千と生えかわろうと、古い皮膚が剥げ、全て新たな角質に身体の表面が包まれようと」
モバP「何も変わらず、自分は自分のままだ」
モバP「時々、身体の奥底から沸々と黒い何かが溢れそうになる」
モバP「これを心と云うのなら、それは心臓よりも雄弁に自身に語りかけてくる」
モバP「『お前は失敗した』『失った物は帰ってこない』」
モバP「昨日の自分と、今日の自分、果たして何がち構うのだろう」
モバP「何も変わらない」
モバP「例え毛髪が数百、数千と生えかわろうと、古い皮膚が剥げ、全て新たな角質に身体の表面が包まれようと」
モバP「何も変わらず、自分は自分のままだ」
6: ◆30lx83ehPU:2018/12/16(日) 13:13:50.77 :4uI0l+dSO
モバP「昨日の自分になく、今日の自分にあるものがある」
モバP「足枷だ」
モバP「失敗したと云う事実が、四肢の動きを、思考を、未来を、妨げる」
モバP「まさしく囚人の足に括り付けられた鉄球のように、ただ冷たく、鈍重に自分自身をその場に縫い付ける」
モバP「人間は失敗から学ぶ生き物だ」
モバP「一度失敗したなら、もう一度挑戦すればいい。二度目で駄目なら三度目、三度目で駄目なら四度目。」
モバP「努力をすれば夢は叶う。諦めなければ必ず実る。」
モバP「美しい言葉だ。世界が真にそうであることを、俺はただ祈る。」
モバP「昨日の自分になく、今日の自分にあるものがある」
モバP「足枷だ」
モバP「失敗したと云う事実が、四肢の動きを、思考を、未来を、妨げる」
モバP「まさしく囚人の足に括り付けられた鉄球のように、ただ冷たく、鈍重に自分自身をその場に縫い付ける」
モバP「人間は失敗から学ぶ生き物だ」
モバP「一度失敗したなら、もう一度挑戦すればいい。二度目で駄目なら三度目、三度目で駄目なら四度目。」
モバP「努力をすれば夢は叶う。諦めなければ必ず実る。」
モバP「美しい言葉だ。世界が真にそうであることを、俺はただ祈る。」
7: ◆30lx83ehPU:2018/12/16(日) 20:18:03.64 :ktGLdBro0
モバP「ただ、人間は弱い」
モバP「努力を続けることは容易ではなく」
モバP「好きなものを好きで居続けることすら、出来ない事もある」
モバP「自身のプライドが。周囲の期待が。怠惰な甘い誘惑が。権利が、義務が」
モバP「いつの間にか、蜘蛛の糸のように自身を蝕む」
モバP「いずれ臆病になり、挑戦することを恐れるようになる」
モバP「その先に、成功が待っていると口先だけで信じ続けながら」
モバP「ただ、人間は弱い」
モバP「努力を続けることは容易ではなく」
モバP「好きなものを好きで居続けることすら、出来ない事もある」
モバP「自身のプライドが。周囲の期待が。怠惰な甘い誘惑が。権利が、義務が」
モバP「いつの間にか、蜘蛛の糸のように自身を蝕む」
モバP「いずれ臆病になり、挑戦することを恐れるようになる」
モバP「その先に、成功が待っていると口先だけで信じ続けながら」
8: ◆30lx83ehPU:2018/12/17(月) 12:23:31.35 :NY4L2n8OO
飛鳥「随分と…参っているようだね」
モバP「飛鳥…」
飛鳥「ボクに翼を与えたキミが…そんなことを言う姿なんて、正直なところ、見たくなかったよ」
モバP「…すまないとは思う。お前達には、こんな姿見せてはいけないんだ。導く者として、強かな背中を見せる責任が俺にはある」
飛鳥「P…」
モバP「それでも…俺は弱かった。結局俺は誰より孤独で、愚かで、お前達を導く権利なんてない弱い人間だったんだ」
飛鳥「……それは…」
モバP「…………」
飛鳥「それは…………違う」
モバP「…飛鳥…?」
飛鳥「随分と…参っているようだね」
モバP「飛鳥…」
飛鳥「ボクに翼を与えたキミが…そんなことを言う姿なんて、正直なところ、見たくなかったよ」
モバP「…すまないとは思う。お前達には、こんな姿見せてはいけないんだ。導く者として、強かな背中を見せる責任が俺にはある」
飛鳥「P…」
モバP「それでも…俺は弱かった。結局俺は誰より孤独で、愚かで、お前達を導く権利なんてない弱い人間だったんだ」
飛鳥「……それは…」
モバP「…………」
飛鳥「それは…………違う」
モバP「…飛鳥…?」
9: ◆30lx83ehPU:2018/12/17(月) 12:29:39.56 :NY4L2n8OO
飛鳥「キミはいつだって、ボクたちのことを第一に考えてた。下げたくない頭を下げて…ボクたちを安心させようと笑顔を作って」
モバP「………」
飛鳥「知ってるんだよ。キミが無理してることも…ボクたちが、無理をさせていることも…」
モバP「……飛鳥…」
ちひろ「飛鳥ちゃん…」
飛鳥「だからさ…せめてさ…言ってくれよ…辛いことがあったなら…打ち明けてくれよ…」
飛鳥「ボクたちは…仲間だろ…?」
飛鳥「キミはいつだって、ボクたちのことを第一に考えてた。下げたくない頭を下げて…ボクたちを安心させようと笑顔を作って」
モバP「………」
飛鳥「知ってるんだよ。キミが無理してることも…ボクたちが、無理をさせていることも…」
モバP「……飛鳥…」
ちひろ「飛鳥ちゃん…」
飛鳥「だからさ…せめてさ…言ってくれよ…辛いことがあったなら…打ち明けてくれよ…」
飛鳥「ボクたちは…仲間だろ…?」
10: ◆30lx83ehPU:2018/12/17(月) 12:33:07.44 :NY4L2n8OO
モバP「…ありがとう。その一言だけで…随分と救われる」
飛鳥「キミは決して独りぼっちなんかじゃないさ…たとえ世界中が敵になっても…ボクは味方だ」
モバP「………」
飛鳥「だから…話してくれないか…?一体何があったのか…何が一体キミを…そんなに苦しめているのか…」
モバP「…あぁ…分かった。話すよ…」
ちひろ「Pさん…でも…」
モバP「いいんです…これは、俺の業(カルマ)だから…」
飛鳥「…………」
モバP「……実は昨日の夜…」
モバP「…ありがとう。その一言だけで…随分と救われる」
飛鳥「キミは決して独りぼっちなんかじゃないさ…たとえ世界中が敵になっても…ボクは味方だ」
モバP「………」
飛鳥「だから…話してくれないか…?一体何があったのか…何が一体キミを…そんなに苦しめているのか…」
モバP「…あぁ…分かった。話すよ…」
ちひろ「Pさん…でも…」
モバP「いいんです…これは、俺の業(カルマ)だから…」
飛鳥「…………」
モバP「……実は昨日の夜…」
11: ◆30lx83ehPU:2018/12/17(月) 12:36:29.42 :NY4L2n8OO
モバP「歌舞伎町で一人で飲み歩いてて何となく入ったガールズバーがぼったくりで8万ぐらい取られた」
飛鳥「は?」
モバP「え?」
ちひろ「…ハァ…」
飛鳥「ガールズバーって?」
モバP「女の子とお話ししながら呑むお店」
飛鳥「は?」
モバP「え?」
飛鳥「………」
モバP「………」
飛鳥「……し」
モバP「し?」
モバP「歌舞伎町で一人で飲み歩いてて何となく入ったガールズバーがぼったくりで8万ぐらい取られた」
飛鳥「は?」
モバP「え?」
ちひろ「…ハァ…」
飛鳥「ガールズバーって?」
モバP「女の子とお話ししながら呑むお店」
飛鳥「は?」
モバP「え?」
飛鳥「………」
モバP「………」
飛鳥「……し」
モバP「し?」
12: ◆30lx83ehPU:2018/12/17(月) 12:50:04.49 :NY4L2n8OO
飛鳥「死ねッ!!!!!」ガツッ!
モバP「いっっった!?!?!?」
飛鳥「バーカバーカ!!!死ねクソP!!!!!」ガチャッバタン!!
モバP「ちょっ待っ…脛…え、えぇ…?」
ちひろ「………」カタカタ...
モバP「……ちひろさん…?」
ちひろ「…ふーんだ」ツ-ン
モバP「…えぇ…?」
ちひろ「あの調子じゃ1週間くらいは無視されるでしょうね」
モバP「…人間と云うのは…あまりに愚かで…」
モバP「失敗を取り返すというのは、成功することよりも難しい…哉…」
ちひろ「いいからとっとと仕事して下さい」
飛鳥「死ねッ!!!!!」ガツッ!
モバP「いっっった!?!?!?」
飛鳥「バーカバーカ!!!死ねクソP!!!!!」ガチャッバタン!!
モバP「ちょっ待っ…脛…え、えぇ…?」
ちひろ「………」カタカタ...
モバP「……ちひろさん…?」
ちひろ「…ふーんだ」ツ-ン
モバP「…えぇ…?」
ちひろ「あの調子じゃ1週間くらいは無視されるでしょうね」
モバP「…人間と云うのは…あまりに愚かで…」
モバP「失敗を取り返すというのは、成功することよりも難しい…哉…」
ちひろ「いいからとっとと仕事して下さい」
13: ◆30lx83ehPU:2018/12/17(月) 12:53:15.33 :NY4L2n8OO
終わり
歌舞伎町なんてもう絶対行かない
歌舞伎町なんてもう絶対行かない
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/12/17(月) 13:48:38.89 :J5+rtNV9o
お前もしかして…
コメント 15
コメント一覧 (15)
森きのこ
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森きのこ
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森きのこ
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森きのこ
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それは納得してやってるだろ
森きのこ
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森きのこ
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必ず金をドブに捨てることになる
飲み屋でも風俗でも客引きにはついていったらダメ絶対
三回ついて行って三回とも痛い目見てる俺が言うんだから間違いない
森きのこ
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なぜ2回目で懲りなかったんですかねぇ…(困惑)
森きのこ
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森きのこ
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森きのこ
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仕事が終わったら、真っ直ぐ家に帰って、奥さんと仲良くすれば良いじゃない。
森きのこ
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※11
自分の書いた内容に、なにか変な部分がある事に気がつかないかい?特に後半部分とか
森きのこ
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天井を三回経験したことが無いものだけ私に石を投げなさい。
森きのこ
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森きのこ
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