142: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:10:12.16 :GtmaGAy20
私達がEランクに上がってから一週間とちょっと
プロデューサーさんの見立て通り突如現れた超新星アイドルとして私と周子は業界の目に留まったらしく、多くの仕事が舞い込んできた
私はモデルやドラマのエキストラ、周子は食レポとかのローカル番組の仕事をメインにこなしている
そして時には、またあの時のように二人そろって先輩アイドルのライブのゲストやバックダンサーを務めたり...
アイドルになる前では考えられなかった様な忙しくも充実した日々を過ごしている
そんな日々を送っていたある朝、私達はPさんに、「プロダクションの今後の方針について話したいことがある」と呼び出された
私達がEランクに上がってから一週間とちょっと
プロデューサーさんの見立て通り突如現れた超新星アイドルとして私と周子は業界の目に留まったらしく、多くの仕事が舞い込んできた
私はモデルやドラマのエキストラ、周子は食レポとかのローカル番組の仕事をメインにこなしている
そして時には、またあの時のように二人そろって先輩アイドルのライブのゲストやバックダンサーを務めたり...
アイドルになる前では考えられなかった様な忙しくも充実した日々を過ごしている
そんな日々を送っていたある朝、私達はPさんに、「プロダクションの今後の方針について話したいことがある」と呼び出された
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143: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:11:39.40 :GtmaGAy20
P「本題に入る前にまずは二人にお礼を言っておく」
「お前達のがんばりのおかげで、我が事務所は業界にも認知され始めて、かなり仕事が回るようになってきた」
「ありがとな、奏、周子」
奏「私もプロデューサーに感謝してるわ、約束通り退屈な日常から私を連れだしてくれたこと」
周子「まあその分忙しくなっちゃったけどね、アイドルだけじゃなくて事務仕事もさ」
P「そういう意味でもホントに周子には感謝してるよ、ありがとな」
周子「いえいえ、どういたしまして♪」
P「んで本題なんだが、無事Eランクに上がって波に乗ってきてる今こそ、次の我が社の目標を発表したいと思う」
P「本題に入る前にまずは二人にお礼を言っておく」
「お前達のがんばりのおかげで、我が事務所は業界にも認知され始めて、かなり仕事が回るようになってきた」
「ありがとな、奏、周子」
奏「私もプロデューサーに感謝してるわ、約束通り退屈な日常から私を連れだしてくれたこと」
周子「まあその分忙しくなっちゃったけどね、アイドルだけじゃなくて事務仕事もさ」
P「そういう意味でもホントに周子には感謝してるよ、ありがとな」
周子「いえいえ、どういたしまして♪」
P「んで本題なんだが、無事Eランクに上がって波に乗ってきてる今こそ、次の我が社の目標を発表したいと思う」
144: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:12:50.18 :GtmaGAy20
次の目標...それってやっぱり...
奏「Dランク昇格かしら?」
周子「まぁ、順当にいけばそうなるよねー」
P「残念、外れ」
奏「えっ?」
周子「でも、それ以外なんかある?注目浴びたとはいえまだEランクだし、そんな大きな番組のオーディションには出られないでしょ?」
P「いやまぁ、昇格も勿論目指したいんだけど...もう一つやっておきたいことがある」
奏「やっておきたいこと?」
次の目標...それってやっぱり...
奏「Dランク昇格かしら?」
周子「まぁ、順当にいけばそうなるよねー」
P「残念、外れ」
奏「えっ?」
周子「でも、それ以外なんかある?注目浴びたとはいえまだEランクだし、そんな大きな番組のオーディションには出られないでしょ?」
P「いやまぁ、昇格も勿論目指したいんだけど...もう一つやっておきたいことがある」
奏「やっておきたいこと?」
145: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:13:41.23 :GtmaGAy20
P「新しいアイドルのスカウトだ」
P「新しいアイドルのスカウトだ」
146: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:14:07.28 :GtmaGAy20
Chapter4 「Come on New Stars!」
Chapter4 「Come on New Stars!」
147: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:15:21.14 :GtmaGAy20
周子「新しい子雇うの?」
P「ああ、ウチも軌道に乗って、多少新規のアイドルを育てる余裕も出てきた」
「やっぱり人の数は手札の数、いろんなタイプの子がいた方がより多くの仕事の依頼が来るようになるからな」
「逆に人数が少ないと、事務所のイメージが硬くなりすぎて仕事の内容も偏って来る」
「実際、ウチは周子と奏のクールっぽい雰囲気のイメージが強くなりすぎてきてて、既に方向性が偏り始めてるんだ」
周子「新しい子雇うの?」
P「ああ、ウチも軌道に乗って、多少新規のアイドルを育てる余裕も出てきた」
「やっぱり人の数は手札の数、いろんなタイプの子がいた方がより多くの仕事の依頼が来るようになるからな」
「逆に人数が少ないと、事務所のイメージが硬くなりすぎて仕事の内容も偏って来る」
「実際、ウチは周子と奏のクールっぽい雰囲気のイメージが強くなりすぎてきてて、既に方向性が偏り始めてるんだ」
148: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:17:51.18 :GtmaGAy20
確かに、最近似たような仕事が多いような気もしてきてたけど、成程ね
奏「どんな子を探すつもりなの?」
P「そうだなぁ...やっぱりつり合いを取るために、キュートで、元気なアッパータイプの娘が欲しいところなんだよな」
「というわけで、しばらく俺はスカウトと営業に専念することになると思うから、あまりお前らの仕事に同伴は出来なくなると思う」
奏「大丈夫よ、私も最近は仕事慣れてきたし」
周子「あたしも自分の事は自分でなんとかできるから大丈夫だよー」
P「そうか?じゃあ今日のスケジュールを確認するぞ」
確かに、最近似たような仕事が多いような気もしてきてたけど、成程ね
奏「どんな子を探すつもりなの?」
P「そうだなぁ...やっぱりつり合いを取るために、キュートで、元気なアッパータイプの娘が欲しいところなんだよな」
「というわけで、しばらく俺はスカウトと営業に専念することになると思うから、あまりお前らの仕事に同伴は出来なくなると思う」
奏「大丈夫よ、私も最近は仕事慣れてきたし」
周子「あたしも自分の事は自分でなんとかできるから大丈夫だよー」
P「そうか?じゃあ今日のスケジュールを確認するぞ」
150: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:21:23.94 :GtmaGAy20
P「まず奏は11時からファッション雑誌のモデルが一つ、午後は周子と一緒にレッスンだ」
「んで周子は奏が帰ってくるまで溜まってる事務仕事を頼む」
「俺はテレビ局へ売り込みと、新人アイドルのスカウト」
奏「分かったわ、場所は渋谷の○△ビル前で合ってる?」
P「ちゃんと合ってるぞ、確かに慣れてきたみたいだな」
周子「しゅーこちゃんも了解でーす。書類とか溜まってたし、ちょっと片付けないとやばいよね」
P「電話番も頼むぞ、仕事の依頼の電話とかあるかもしれないからな」
「分かんないことがあったら俺に連絡してくれ」
周子「はーい」
新しい目標を胸に、今日も811プロの一日が始まった
P「まず奏は11時からファッション雑誌のモデルが一つ、午後は周子と一緒にレッスンだ」
「んで周子は奏が帰ってくるまで溜まってる事務仕事を頼む」
「俺はテレビ局へ売り込みと、新人アイドルのスカウト」
奏「分かったわ、場所は渋谷の○△ビル前で合ってる?」
P「ちゃんと合ってるぞ、確かに慣れてきたみたいだな」
周子「しゅーこちゃんも了解でーす。書類とか溜まってたし、ちょっと片付けないとやばいよね」
P「電話番も頼むぞ、仕事の依頼の電話とかあるかもしれないからな」
「分かんないことがあったら俺に連絡してくれ」
周子「はーい」
新しい目標を胸に、今日も811プロの一日が始まった
151: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:23:17.39 :GtmaGAy20
今日の撮影内容は女子高生の放課後がテーマ
確かもう一人一緒に撮影をするアイドルがいたはずだけど...
美嘉「あれっ、奏?」
奏「美嘉!久しぶりね」
美嘉「久しぶり!今日の共演者って奏だったんだね!」
「一緒にライブしたの、一か月くらい前だっけ?」
奏「その位になるかしらね」
美嘉「そっかー、もうそんな経ったのかぁ」
「最近ちょくちょく奏と周子ちゃんの話聞くよ?今期待されてる超新星だって★」
今日の撮影内容は女子高生の放課後がテーマ
確かもう一人一緒に撮影をするアイドルがいたはずだけど...
美嘉「あれっ、奏?」
奏「美嘉!久しぶりね」
美嘉「久しぶり!今日の共演者って奏だったんだね!」
「一緒にライブしたの、一か月くらい前だっけ?」
奏「その位になるかしらね」
美嘉「そっかー、もうそんな経ったのかぁ」
「最近ちょくちょく奏と周子ちゃんの話聞くよ?今期待されてる超新星だって★」
152: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:24:35.15 :GtmaGAy20
奏「超新星か...まだまだ駆け出しだけどね」
美嘉「いやー実際凄いよ、デビューからすぐこんな話題になることなかなかないよ?」
奏「そうなの?でも、私はまだここで満足する気はないわ。早く美嘉に追いつきたいしね」
美嘉「あたしに?」
奏「そうよ、美嘉はあたしたちの憧れだもの」
「私はステージに立つ貴方の魅力に惹かれたからこそ、本気でアイドルになりたいと思ったんだから」
美嘉「そうなの!?嬉しいなぁ...」
「じゃあ、あたしも奏ちゃんの憧れであれるようにもっと頑張らないとねっ★」
奏「えぇ、お互い頑張りましょ?」
奏「超新星か...まだまだ駆け出しだけどね」
美嘉「いやー実際凄いよ、デビューからすぐこんな話題になることなかなかないよ?」
奏「そうなの?でも、私はまだここで満足する気はないわ。早く美嘉に追いつきたいしね」
美嘉「あたしに?」
奏「そうよ、美嘉はあたしたちの憧れだもの」
「私はステージに立つ貴方の魅力に惹かれたからこそ、本気でアイドルになりたいと思ったんだから」
美嘉「そうなの!?嬉しいなぁ...」
「じゃあ、あたしも奏ちゃんの憧れであれるようにもっと頑張らないとねっ★」
奏「えぇ、お互い頑張りましょ?」
153: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:26:29.63 :GtmaGAy20
「はいオッケーでーす!お疲れさまでした」
奏&美嘉「「お疲れさまでした!」」
監督「いやー今日はありがとう二人とも!想像以上にいい絵が撮れたよ!」
監督さんは興奮した様子でそう私達に告げた
私自身も、今日の撮影は会心の出来だったと思う
カメラを持っている人が今どういう画を欲しがっているか、雑誌を読む人の印象に残るにはどうすればいいか
今日ははそれが、手に取るように分かった
でも、今日私がここまで集中できたのはやっぱり...
「はいオッケーでーす!お疲れさまでした」
奏&美嘉「「お疲れさまでした!」」
監督「いやー今日はありがとう二人とも!想像以上にいい絵が撮れたよ!」
監督さんは興奮した様子でそう私達に告げた
私自身も、今日の撮影は会心の出来だったと思う
カメラを持っている人が今どういう画を欲しがっているか、雑誌を読む人の印象に残るにはどうすればいいか
今日ははそれが、手に取るように分かった
でも、今日私がここまで集中できたのはやっぱり...
154: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:27:51.46 :GtmaGAy20
奏「今日の撮影、隣に美嘉がいたからすごく集中できたわ。ありがとう、美嘉」
美嘉「私も奏ちゃんと一緒だからすっごく楽しかったよ!」
「最近調子悪かったんだけど、奏ちゃんと会えて久々にいい仕事ができた気がする。ありがとねっ★」
「あたしは次の仕事があるけど、奏ちゃんはこれからどうするの?」
奏「これから事務所に戻ってレッスンよ」
「注目されてきたとはいえ、まだまだ経験不足だからもっと基礎を固めておかなきゃね」
美嘉「そっか、じゃあまたいつかね!」
「またあたしのライブ見に来てねー★お客さんとしても共演としても大歓迎だから!」
奏「ええ、また会いましょ」
今日は美嘉にも会えたし撮影も上手く言って、本当にいい仕事だったわ
この高揚感、レッスンにぶつけに行かなくてはね!
奏「今日の撮影、隣に美嘉がいたからすごく集中できたわ。ありがとう、美嘉」
美嘉「私も奏ちゃんと一緒だからすっごく楽しかったよ!」
「最近調子悪かったんだけど、奏ちゃんと会えて久々にいい仕事ができた気がする。ありがとねっ★」
「あたしは次の仕事があるけど、奏ちゃんはこれからどうするの?」
奏「これから事務所に戻ってレッスンよ」
「注目されてきたとはいえ、まだまだ経験不足だからもっと基礎を固めておかなきゃね」
美嘉「そっか、じゃあまたいつかね!」
「またあたしのライブ見に来てねー★お客さんとしても共演としても大歓迎だから!」
奏「ええ、また会いましょ」
今日は美嘉にも会えたし撮影も上手く言って、本当にいい仕事だったわ
この高揚感、レッスンにぶつけに行かなくてはね!
155: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:31:37.37 :GtmaGAy20
美嘉「...奏ちゃん、頑張ってるなぁ」
「あたしが、憧れかぁ...」
でも、今のあたしは、あの子の期待に応えられるのかなぁ...
今日は久々に奏ちゃんのおかげで楽しい仕事だったけど、最近お仕事を楽しく感じることがすごく減った
ここのところずっとランク昇格のチャンスもないし...
美嘉「いつも、今日くらい楽しく仕事できればいいんだけど...」
「最近休んだの、いつだったっけ...?」
美嘉「あぁ...疲れたなぁ」
でも、パパにママ、莉嘉の為に、あたしは休んでなんかいられない
美嘉「...奏ちゃん、頑張ってるなぁ」
「あたしが、憧れかぁ...」
でも、今のあたしは、あの子の期待に応えられるのかなぁ...
今日は久々に奏ちゃんのおかげで楽しい仕事だったけど、最近お仕事を楽しく感じることがすごく減った
ここのところずっとランク昇格のチャンスもないし...
美嘉「いつも、今日くらい楽しく仕事できればいいんだけど...」
「最近休んだの、いつだったっけ...?」
美嘉「あぁ...疲れたなぁ」
でも、パパにママ、莉嘉の為に、あたしは休んでなんかいられない
156: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:32:12.69 :GtmaGAy20
美嘉「...へこたれてなんて、いられないよね!」
よし行こう、次の現場に!
美嘉「...へこたれてなんて、いられないよね!」
よし行こう、次の現場に!
157: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:34:05.59 :GtmaGAy20
???「あれ?なんか落ちてる?何かのカード?」
「よっと...カードは拾った!」
「何のカードだろ?遊○王かな?ヴァ○スかな?どれどれ~...」
「『芸能事務所 811プロダクション』...?」
???「あれ?なんか落ちてる?何かのカード?」
「よっと...カードは拾った!」
「何のカードだろ?遊○王かな?ヴァ○スかな?どれどれ~...」
「『芸能事務所 811プロダクション』...?」
158: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:35:25.80 :GtmaGAy20
P「ただいまぁ~.....」
レッスンが終わり、周子と一緒にプロデューサーさんが買い置きしていた饅頭をつまんでいると、営業に出てたプロデューサーさんが戻ってきた
だけど...
周子「Pさんどしたん?めっちゃ死んだ顔してるけど」
奏「営業が上手くいかなかったのかしら?」
P「いや、営業のほうは上手くいったんだ、何件か仕事もらえたよ」
周子「じゃあ良かったじゃん、なんでそんな凹んでるの?」
P「ただいまぁ~.....」
レッスンが終わり、周子と一緒にプロデューサーさんが買い置きしていた饅頭をつまんでいると、営業に出てたプロデューサーさんが戻ってきた
だけど...
周子「Pさんどしたん?めっちゃ死んだ顔してるけど」
奏「営業が上手くいかなかったのかしら?」
P「いや、営業のほうは上手くいったんだ、何件か仕事もらえたよ」
周子「じゃあ良かったじゃん、なんでそんな凹んでるの?」
159: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:37:16.00 :GtmaGAy20
P「スカウトの方がな...全然ダメだった...」
「街中でよさそうな子に片っ端から声かけても全部興味ないって断られるし、挙句の果てにお回りさんに職質されるし...」
「街中がダメなら養成所ならどうだって思って行ってみたんだけど、ティンとくる子は軒並み条件の良い大きいプロダクションからも声がかかっててさ」
「ちょっと話題になったとはいえまだまだ小さいウチを選んでくれる子はいなかったよ...」
周子「あー...」
確かに、アイドル戦国時代なんて言われてる時代だもの
プロダクション同士の競争率も高いでしょうね...
P「スカウトの方がな...全然ダメだった...」
「街中でよさそうな子に片っ端から声かけても全部興味ないって断られるし、挙句の果てにお回りさんに職質されるし...」
「街中がダメなら養成所ならどうだって思って行ってみたんだけど、ティンとくる子は軒並み条件の良い大きいプロダクションからも声がかかっててさ」
「ちょっと話題になったとはいえまだまだ小さいウチを選んでくれる子はいなかったよ...」
周子「あー...」
確かに、アイドル戦国時代なんて言われてる時代だもの
プロダクション同士の競争率も高いでしょうね...
160: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:38:04.26 :GtmaGAy20
P「ちくしょう...なんかいきなりアイドル志望の美少女が事務所に乗り込んでこねぇかなぁ...」
奏「そんな都合のいい話があるわけ...」
P「ちくしょう...なんかいきなりアイドル志望の美少女が事務所に乗り込んでこねぇかなぁ...」
奏「そんな都合のいい話があるわけ...」
161: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:38:33.23 :GtmaGAy20
その時だった
???「たのもー!」
事務所の扉が勢いよく開き、知らない声が響く
その時だった
???「たのもー!」
事務所の扉が勢いよく開き、知らない声が響く
162: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:39:31.54 :GtmaGAy20
???「ごきげんうるわしるぶぷれー?アイドルになりに来ました!面接お願いしまーす!」
P「 採 用 ! !」
???「ワーオ!秒速合格!フレちゃん選手、世界新記録更新だよー!」
周子「....あったね、都合の良い話...」
奏「奇跡って起こるものなのね....」
???「ごきげんうるわしるぶぷれー?アイドルになりに来ました!面接お願いしまーす!」
P「 採 用 ! !」
???「ワーオ!秒速合格!フレちゃん選手、世界新記録更新だよー!」
周子「....あったね、都合の良い話...」
奏「奇跡って起こるものなのね....」
163: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:41:24.29 :GtmaGAy20
そう、彼女こそ811プロの3人目のアイドル
そのアイドルの名前は...
フレデリカ「てなわけで、たった今ここのアイドルになっちゃった、宮本フレデリカだよー!」
「皆よろしくねー!」
そう、彼女こそ811プロの3人目のアイドル
そのアイドルの名前は...
フレデリカ「てなわけで、たった今ここのアイドルになっちゃった、宮本フレデリカだよー!」
「皆よろしくねー!」
164: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:42:38.67 :GtmaGAy20
速水奏のウワサ
・やたら年齢を間違えられるらしい
速水奏のウワサ
・やたら年齢を間違えられるらしい
165: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:44:08.14 :GtmaGAy20
フレデリカ「自己紹介しまーす!」
「あたし、宮本フレデリカでーす!歳は19で、今は短大でデザインのお勉強をしてまーす!呼びにくかったらフレちゃんでいいよー♪」
周子「変わった名前だね、ハーフ?」
フレデリカ「そうだよー、パパが日本人で、ママがフランス人のハーフなんだ♪」
「でもアタシ、フランス語全然喋れないの!てへぺろ♪」
周子「フランスかー、どおりで可愛い見た目してると思ったわ」
「んじゃアタシたちも自己紹介、あたしは塩見周子で、こっちは」
奏「速水奏よ。よろしく、でいいのかしら?811プロのアイドルになりに来たのよね?」
フレデリカ「そうだよー!これからよろしくねー♪」
フレデリカ「自己紹介しまーす!」
「あたし、宮本フレデリカでーす!歳は19で、今は短大でデザインのお勉強をしてまーす!呼びにくかったらフレちゃんでいいよー♪」
周子「変わった名前だね、ハーフ?」
フレデリカ「そうだよー、パパが日本人で、ママがフランス人のハーフなんだ♪」
「でもアタシ、フランス語全然喋れないの!てへぺろ♪」
周子「フランスかー、どおりで可愛い見た目してると思ったわ」
「んじゃアタシたちも自己紹介、あたしは塩見周子で、こっちは」
奏「速水奏よ。よろしく、でいいのかしら?811プロのアイドルになりに来たのよね?」
フレデリカ「そうだよー!これからよろしくねー♪」
166: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:45:16.20 :GtmaGAy20
周子「なんで811プロ選んだん?Pさんのスカウト?」
P「いや、見覚えがないな。こんな美人スカウトしたっけか...?」
フレデリカ「フレちゃんも覚えてないよー、初対面だからね♪」
奏「えっ、じゃあどうして?」
所属してる私が言うのもなんだけれど、アイドル志望なら今時811プロよりも条件が良いプロダクションは山ほどある
その中からわざわざウチを選ぶ理由って、一体...?
周子「なんで811プロ選んだん?Pさんのスカウト?」
P「いや、見覚えがないな。こんな美人スカウトしたっけか...?」
フレデリカ「フレちゃんも覚えてないよー、初対面だからね♪」
奏「えっ、じゃあどうして?」
所属してる私が言うのもなんだけれど、アイドル志望なら今時811プロよりも条件が良いプロダクションは山ほどある
その中からわざわざウチを選ぶ理由って、一体...?
167: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:46:44.37 :GtmaGAy20
フレデリカ「ん~......ついカッとなってやったって感じかな?」
奏「カッとなって?」
周子「なんか志望動機っていうより、犯行動機だねー」
フレデリカ「そう、話は1時間前のフレちゃんに遡る...」
「きまぐれに街を歩いていた宮本フレデリカは道端に怪しげな紙が落ちてるのを目撃したの」
「そしてそれを拾ってみたら...なんと!名刺だったんだー!」
フレデリカはそう言いながらポケットから一枚の名刺を取り出した
P「ああ!?それ俺の名刺だ!」
周子「きっとスカウトしてるときに落としたんやねー」
フレデリカ「ん~......ついカッとなってやったって感じかな?」
奏「カッとなって?」
周子「なんか志望動機っていうより、犯行動機だねー」
フレデリカ「そう、話は1時間前のフレちゃんに遡る...」
「きまぐれに街を歩いていた宮本フレデリカは道端に怪しげな紙が落ちてるのを目撃したの」
「そしてそれを拾ってみたら...なんと!名刺だったんだー!」
フレデリカはそう言いながらポケットから一枚の名刺を取り出した
P「ああ!?それ俺の名刺だ!」
周子「きっとスカウトしてるときに落としたんやねー」
168: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:51:23.77 :GtmaGAy20
フレデリカ「それで名刺を見てみたらここの住所が書いてあってね、思ったより近い場所だったし、これもきっと何かの運命!てな感じで、乗り込んじゃった♪」
「それに、アイドルって皆を笑顔にする仕事でしょ?だったら、折角ママから貰った自慢のルックス、活かさない手はないよね!」
P「ああもちろん!そのルックス、アイドルにすっごく向いてるぞ!」
「ぜひ、ぜひウチのプロダクションでアイドルになってくれ!」
周子「ちょっ!Pさんはしゃぎすぎ!」
「急に大声出されるとびっくりするじゃん、Pさんの声よく響くんだから」
P「す、すまん」
奏「少し落ち着きなさい、はしゃぎたくなる気持ちは分からないでもないけど」
何せ本当にアイドル志望の子が飛び込んできて、しかも飛び込んできた子はぱっちり開いた瞳とフランス由来のキュートなルックスの持ち主
そして性格も望んでいた元気でアッパーときた
そんな奇跡が本当に起こったんだから、まあ子供のようにはしゃぐのも無理はない
フレデリカ「それで名刺を見てみたらここの住所が書いてあってね、思ったより近い場所だったし、これもきっと何かの運命!てな感じで、乗り込んじゃった♪」
「それに、アイドルって皆を笑顔にする仕事でしょ?だったら、折角ママから貰った自慢のルックス、活かさない手はないよね!」
P「ああもちろん!そのルックス、アイドルにすっごく向いてるぞ!」
「ぜひ、ぜひウチのプロダクションでアイドルになってくれ!」
周子「ちょっ!Pさんはしゃぎすぎ!」
「急に大声出されるとびっくりするじゃん、Pさんの声よく響くんだから」
P「す、すまん」
奏「少し落ち着きなさい、はしゃぎたくなる気持ちは分からないでもないけど」
何せ本当にアイドル志望の子が飛び込んできて、しかも飛び込んできた子はぱっちり開いた瞳とフランス由来のキュートなルックスの持ち主
そして性格も望んでいた元気でアッパーときた
そんな奇跡が本当に起こったんだから、まあ子供のようにはしゃぐのも無理はない
169: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:52:58.08 :GtmaGAy20
フレ「それでそれでー?結局あたしアイドルになれるのー?」
P「もちろん大歓迎さ!なぁ?」
周子「意義なーし!」
奏「私もないわ。これからよろしくね、フレデリカ」
フレデリカ「やったー!よろしくねーみんな!」
P「よし!じゃあ歓迎会もかねて今日は俺が夕飯奢ってやる!」
周子「マジで!?今焼き肉奢ってくれるって言った!?」
P「言ってない、ファミレスとかで...」
フレデリカ「わーい!焼き肉屋なら近くにいいところ知ってるよー!パフェが美味しいんだってー♪」
P「いや肉じゃねえのかよ、ていうかマジで焼肉なの?4人分?」
奏「あら、歓迎会なんだから豪勢にやらないと、ねっ?」
P「アッハイ...」
奏「ふふっ、ごちそうさま❤」
周フレ「「ゴチになりまーす!」」
フレ「それでそれでー?結局あたしアイドルになれるのー?」
P「もちろん大歓迎さ!なぁ?」
周子「意義なーし!」
奏「私もないわ。これからよろしくね、フレデリカ」
フレデリカ「やったー!よろしくねーみんな!」
P「よし!じゃあ歓迎会もかねて今日は俺が夕飯奢ってやる!」
周子「マジで!?今焼き肉奢ってくれるって言った!?」
P「言ってない、ファミレスとかで...」
フレデリカ「わーい!焼き肉屋なら近くにいいところ知ってるよー!パフェが美味しいんだってー♪」
P「いや肉じゃねえのかよ、ていうかマジで焼肉なの?4人分?」
奏「あら、歓迎会なんだから豪勢にやらないと、ねっ?」
P「アッハイ...」
奏「ふふっ、ごちそうさま❤」
周フレ「「ゴチになりまーす!」」
170: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:54:51.39 :GtmaGAy20
その後向かった焼肉屋は実はちょっと高級な店だったらしい
値段を見て、やっぱり私達も少し払ったほうがいいのではと3人でこっそり話し合っていたのだけれど...
P「なんだ、思ったより安いじゃん。拍子抜けだわ」
と、結局プロデューサーさんさんが全部払ってしまった
プロデューサーさん、なんか金銭感覚おかしくない?
事務所、まだそこまで儲けが出てるわけではないと思うのだけれど...
その後向かった焼肉屋は実はちょっと高級な店だったらしい
値段を見て、やっぱり私達も少し払ったほうがいいのではと3人でこっそり話し合っていたのだけれど...
P「なんだ、思ったより安いじゃん。拍子抜けだわ」
と、結局プロデューサーさんさんが全部払ってしまった
プロデューサーさん、なんか金銭感覚おかしくない?
事務所、まだそこまで儲けが出てるわけではないと思うのだけれど...
171: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:56:30.98 :GtmaGAy20
次の日、フレちゃんの初レッスンが行われた
...だけど
ベテトレ「おい宮本ッ!ダンスを勝手にアレンジするんじゃない!」
フレデリカ「んー?じゃあこっちのほうがいいかな~?」
「タンタンターンでクルっとしてキメッ♪」
ベテトレ「違う!そもそも手本通りにやれと言っているんだ!」
フレデリカ「お手本通りねー、わかったよ!」
ベテトレ「まったく...もう一度いくぞ!ハイ、ワン、ツー、ワン、ツー、ワンツースリーで」
フレデリカ「キメデリカ!」ビシィ!
ベテトレ「だから違うッ!!!」
まあ所謂、「問題児」ね...
次の日、フレちゃんの初レッスンが行われた
...だけど
ベテトレ「おい宮本ッ!ダンスを勝手にアレンジするんじゃない!」
フレデリカ「んー?じゃあこっちのほうがいいかな~?」
「タンタンターンでクルっとしてキメッ♪」
ベテトレ「違う!そもそも手本通りにやれと言っているんだ!」
フレデリカ「お手本通りねー、わかったよ!」
ベテトレ「まったく...もう一度いくぞ!ハイ、ワン、ツー、ワン、ツー、ワンツースリーで」
フレデリカ「キメデリカ!」ビシィ!
ベテトレ「だから違うッ!!!」
まあ所謂、「問題児」ね...
172: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:57:17.93 :GtmaGAy20
さっきからずっと彼女はトレーナーさんの指示に反して勝手にアレンジを加えては怒られるのを繰り返してる
ボーカルレッスンではフレデリカソングなる鼻歌を急にに差し込んだり、ダンスも所々で変なキメポーズを取ったり...
気まぐれな野良猫を見てる気分だわ
でも...
周子「不思議だねぇ」
奏「えぇ、あんなにめちゃくちゃなのに、何故かイラつかない...むしろ心地よいというか...」
さっきからずっと彼女はトレーナーさんの指示に反して勝手にアレンジを加えては怒られるのを繰り返してる
ボーカルレッスンではフレデリカソングなる鼻歌を急にに差し込んだり、ダンスも所々で変なキメポーズを取ったり...
気まぐれな野良猫を見てる気分だわ
でも...
周子「不思議だねぇ」
奏「えぇ、あんなにめちゃくちゃなのに、何故かイラつかない...むしろ心地よいというか...」
173: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/25(月) 23:58:51.29 :GtmaGAy20
P「ただむちゃくちゃなパフォーマンスをしてるわけでは無いってことだろうな」
「きっと、自分と自分を見る人がどうすれば楽しくなれるか、それを頭の中で常に考えてるんだろう」
「無意識なのかわざとやってるかは分からないが、どっちにしろアイドルとして大事なことをちゃんとわかってるって事だな」
周子「そうやねぇ、実際青木さんもなんだかんだツッコミ続けてるだけで本気で止めに入ってないしね」
P「そうだな、あの人本気でキレると正座させて一時間くらい説教するもんな...」
奏「そうなの?...というか、まるで経験したような口ぶりだけど」
周子「奏ちゃんが来る前に一度ね...あれはもう二度と経験したくないよ...」
奏「あら、そう...」
周子がここまで怯える程の光景...
ちょっと見てみたかったわね...
P「ただむちゃくちゃなパフォーマンスをしてるわけでは無いってことだろうな」
「きっと、自分と自分を見る人がどうすれば楽しくなれるか、それを頭の中で常に考えてるんだろう」
「無意識なのかわざとやってるかは分からないが、どっちにしろアイドルとして大事なことをちゃんとわかってるって事だな」
周子「そうやねぇ、実際青木さんもなんだかんだツッコミ続けてるだけで本気で止めに入ってないしね」
P「そうだな、あの人本気でキレると正座させて一時間くらい説教するもんな...」
奏「そうなの?...というか、まるで経験したような口ぶりだけど」
周子「奏ちゃんが来る前に一度ね...あれはもう二度と経験したくないよ...」
奏「あら、そう...」
周子がここまで怯える程の光景...
ちょっと見てみたかったわね...
174: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:00:00.74 :n3qMAkef0
P「それにしても、型に嵌らない独特なテンションにあのアドリブ力...」
「これ...あの仕事ピッタリなんじゃないか...?」
周子「どしたんPさん?」
P「ちょっと出かけてくる、お前らは引き続きレッスン受けててくれな」
周子「?...まあいいや、行ってらっしゃーい」
P「ああ、行ってくる」
P「それにしても、型に嵌らない独特なテンションにあのアドリブ力...」
「これ...あの仕事ピッタリなんじゃないか...?」
周子「どしたんPさん?」
P「ちょっと出かけてくる、お前らは引き続きレッスン受けててくれな」
周子「?...まあいいや、行ってらっしゃーい」
P「ああ、行ってくる」
175: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:00:47.40 :n3qMAkef0
トゥルルルルルルルルル....
P「...どうも!811プロのPと申します」
「はい、昨日伺った例のお仕事の件なのですが...まだ見つかってない?よかった!」
「実は、どうしても見てほしい映像があるのですが...はい、今すぐそちらに向かわせていただきます」
トゥルルルルルルルルル....
P「...どうも!811プロのPと申します」
「はい、昨日伺った例のお仕事の件なのですが...まだ見つかってない?よかった!」
「実は、どうしても見てほしい映像があるのですが...はい、今すぐそちらに向かわせていただきます」
176: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:01:21.78 :n3qMAkef0
P「ただいまー」
奏「お帰りなさい、プロデューサーさん」
周子「それで、どこ行ってたの?」
P「ちょっとばかし心当たりのあった所にフレデリカの売り込みをな...そしてその結果!」
「なんと!フレデリカの初仕事を頂きました!」
フレデリカ「ホント!?」
周子「やるじゃんPさん!」
P「ただいまー」
奏「お帰りなさい、プロデューサーさん」
周子「それで、どこ行ってたの?」
P「ちょっとばかし心当たりのあった所にフレデリカの売り込みをな...そしてその結果!」
「なんと!フレデリカの初仕事を頂きました!」
フレデリカ「ホント!?」
周子「やるじゃんPさん!」
177: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:02:11.58 :n3qMAkef0
奏「それで、その仕事って?」
P「ローカルだが、ある芸人コンビと一緒のグルメ番組だ」
周子「えっ、いきなりテレビ!?」
フレデリカ「ワーオ!最初からクライマックスだよ!」
奏「でも、テレビ番組の出演って普通まずオーディションがあるんじゃ...?」
ローカルとはいえ、テレビ出演というのはアイドルにとって名前を売るための最も大きな手段
だからこそ、出演するためには多くのアイドルが参加する倍率の高いオーディションを受ける必要があるはずなのだけれど...
奏「それで、その仕事って?」
P「ローカルだが、ある芸人コンビと一緒のグルメ番組だ」
周子「えっ、いきなりテレビ!?」
フレデリカ「ワーオ!最初からクライマックスだよ!」
奏「でも、テレビ番組の出演って普通まずオーディションがあるんじゃ...?」
ローカルとはいえ、テレビ出演というのはアイドルにとって名前を売るための最も大きな手段
だからこそ、出演するためには多くのアイドルが参加する倍率の高いオーディションを受ける必要があるはずなのだけれど...
178: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:03:42.42 :n3qMAkef0
P「この前周子が○○局のローカル番組に出演しただろ?その時のディレクターさんがウチの事務所の事をえらい気にいってくれたみたいでな」
「今度もウチのアイドルを使いたいって新しい番組の話をされたんだけれど、奏と周子のイメージが番組に合わないからって結局見送りになってたんだよ」
周子「あ~前言ってた仕事の偏りって、こういう事か...」
P「でも、今日のフレデリカのレッスンを見て、この子のイメージなら合うんじゃないかって録画してたレッスン映像を持ちこんでみたんだ」
「そしたら見事ディレクターさんの心を掴めてな、是非この子を使わせてほしいって言ってもらえたのさ」
奏「成程、人の数は手札の数って事ね」
「手札が多ければ多いほど、取れる選択肢は広くなる...」
P「そういう事だ」
一人の仕事が他の人の仕事につながり、また他の人へとつながっていく...
確かに、プロデューサーさんの言葉は正しかったみたいね
P「この前周子が○○局のローカル番組に出演しただろ?その時のディレクターさんがウチの事務所の事をえらい気にいってくれたみたいでな」
「今度もウチのアイドルを使いたいって新しい番組の話をされたんだけれど、奏と周子のイメージが番組に合わないからって結局見送りになってたんだよ」
周子「あ~前言ってた仕事の偏りって、こういう事か...」
P「でも、今日のフレデリカのレッスンを見て、この子のイメージなら合うんじゃないかって録画してたレッスン映像を持ちこんでみたんだ」
「そしたら見事ディレクターさんの心を掴めてな、是非この子を使わせてほしいって言ってもらえたのさ」
奏「成程、人の数は手札の数って事ね」
「手札が多ければ多いほど、取れる選択肢は広くなる...」
P「そういう事だ」
一人の仕事が他の人の仕事につながり、また他の人へとつながっていく...
確かに、プロデューサーさんの言葉は正しかったみたいね
179: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:04:22.33 :n3qMAkef0
フレデリカ「やったー!ありがとプロデューサーさん!周子ちゃん!」
周子「えっ?あたしも?」
フレデリカ「だって、アタシにこの仕事来たのって周子ちゃんが前にお仕事を頑張ってくれたからでしょ?」
「だから、フレちゃんのテレビデビューは、周子ちゃんのおかげでもあるのだー!」
P「ああ、お前のおかげだ周子」
奏「お手柄ね、周子」
周子「いやーなんか照れるなあ...」
フレデリカ「やったー!ありがとプロデューサーさん!周子ちゃん!」
周子「えっ?あたしも?」
フレデリカ「だって、アタシにこの仕事来たのって周子ちゃんが前にお仕事を頑張ってくれたからでしょ?」
「だから、フレちゃんのテレビデビューは、周子ちゃんのおかげでもあるのだー!」
P「ああ、お前のおかげだ周子」
奏「お手柄ね、周子」
周子「いやーなんか照れるなあ...」
180: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:06:29.68 :n3qMAkef0
P「というわけだ、明後日撮影だから頑張れよフレデリカ!」
フレデリカ「うん!フレちゃんにおまかせビシソワーズ!」
周子「明後日って、あたしたちはどっちもお仕事だったよね?」
P「ああ、二人ともドラマのエキストラと雑誌インタビューがある」
「そして俺はフレデリカの初仕事に同伴だ。流石に初めての仕事にはついててやらんとな」
奏「ええ、二人とも頑張ってきてね?」
フレデリカ「うん!フレちゃん頑張る!」
P「期待してるぞ、フレデリカ」
P「というわけだ、明後日撮影だから頑張れよフレデリカ!」
フレデリカ「うん!フレちゃんにおまかせビシソワーズ!」
周子「明後日って、あたしたちはどっちもお仕事だったよね?」
P「ああ、二人ともドラマのエキストラと雑誌インタビューがある」
「そして俺はフレデリカの初仕事に同伴だ。流石に初めての仕事にはついててやらんとな」
奏「ええ、二人とも頑張ってきてね?」
フレデリカ「うん!フレちゃん頑張る!」
P「期待してるぞ、フレデリカ」
181: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:09:40.36 :n3qMAkef0
フンフンフフーン、フレデリカー♪
えへへ、分かっちゃった?そうなの、すっごく良いことがあったんだ!
ななな、なんと!アタシ今度テレビに出てくるのー!
同じ事務所の皆が頑張ってくれたから、アタシにもお仕事が来たんだー!
奏ちゃんにしゅーこちゃん、それにプロデューサー
いい友達がいっぱい出来てアタシすっごくご機嫌なの!
ママも、明後日はテレビでフレちゃんが立派にアイドルやってるとこ、絶対見てねー!
あれ?でも明後日収録だけど放送するのは明後日じゃないんだっけ?
まあいいや!楽しみだなー♪
フンフンフフーン、フレデリカー♪
えへへ、分かっちゃった?そうなの、すっごく良いことがあったんだ!
ななな、なんと!アタシ今度テレビに出てくるのー!
同じ事務所の皆が頑張ってくれたから、アタシにもお仕事が来たんだー!
奏ちゃんにしゅーこちゃん、それにプロデューサー
いい友達がいっぱい出来てアタシすっごくご機嫌なの!
ママも、明後日はテレビでフレちゃんが立派にアイドルやってるとこ、絶対見てねー!
あれ?でも明後日収録だけど放送するのは明後日じゃないんだっけ?
まあいいや!楽しみだなー♪
182: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:10:43.32 :n3qMAkef0
~~~~当日、撮影現場~~~~
P「それでは、今日はよろしくお願いします」
フレデリカ「よろしくお願しるぶぷれー♪」
ディレクター(以下D表記)「こちらこそ、よろしく頼むよ」
~~~~当日、撮影現場~~~~
P「それでは、今日はよろしくお願いします」
フレデリカ「よろしくお願しるぶぷれー♪」
ディレクター(以下D表記)「こちらこそ、よろしく頼むよ」
183: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:13:07.09 :n3qMAkef0
D「それにしても、塩見さんといい宮本君といい、君は一体どこからこんな逸材を拾ってくるんだい?」
「先日出来たばかりの事務所では人脈も資金も厳しいだろう?何かコツでもあるのかね?」
P「いやいや、コツなんてないですよ、ただ運が良かっただけです。」
「この子も、つい先日色々な偶然が重なってウチに乗り込んでくれただけで、私がやったことなどなにもありません。」
「それより、彼女にスタッフの皆さんへ挨拶をさせておきたいのですが」
D「それにしても、塩見さんといい宮本君といい、君は一体どこからこんな逸材を拾ってくるんだい?」
「先日出来たばかりの事務所では人脈も資金も厳しいだろう?何かコツでもあるのかね?」
P「いやいや、コツなんてないですよ、ただ運が良かっただけです。」
「この子も、つい先日色々な偶然が重なってウチに乗り込んでくれただけで、私がやったことなどなにもありません。」
「それより、彼女にスタッフの皆さんへ挨拶をさせておきたいのですが」
184: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:14:23.74 :n3qMAkef0
D「挨拶?」
フレデリカ「うん!だって今日の撮影の為にこんなに人が集まってくれてるんだもん!」
「よろしくーとか、ありがとーとか、しるぶぷれーとか、挨拶はしっかりしておきたいんだー♪」
D「成程、いい心がけだ!スタッフもこんな美人に声をかけられたら士気も上がるだろう」
「案内するよ、着いてきなさい」
フレデリカ「はーい!行ってくるねプロデューサー♪」
P「ああ、張り切って行ってこい!」
D「挨拶?」
フレデリカ「うん!だって今日の撮影の為にこんなに人が集まってくれてるんだもん!」
「よろしくーとか、ありがとーとか、しるぶぷれーとか、挨拶はしっかりしておきたいんだー♪」
D「成程、いい心がけだ!スタッフもこんな美人に声をかけられたら士気も上がるだろう」
「案内するよ、着いてきなさい」
フレデリカ「はーい!行ってくるねプロデューサー♪」
P「ああ、張り切って行ってこい!」
185: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:17:12.42 :n3qMAkef0
P「さて、俺は一応今日の流れを確認しておくかな...」
???「ねぇねぇ、キミ」
P「ん?俺か?」
???「そうそう、キミだよ」
「キミイイ匂いするねー、一体ナニモノ?」
P「ただのしがないプロデューサーだよ。ほら、名刺どうぞ」
???「ふむふむ...芸能事務所811プロダクションプロデューサー兼社長...」
「へー、じゃあさっきの子ってアイドルなんだー!おもしろそー!」
P「そうだよ、あの子これからめちゃくちゃ売れる予定だから、今のうちにファンになっとくのをお勧めする」
「ていうか、君は一体...?」
???「あたし?あたしはねぇ」
志希「一ノ瀬志希、ふつーのjkだよ。志希ちゃんってよんでねー♪」
to be continued...
P「さて、俺は一応今日の流れを確認しておくかな...」
???「ねぇねぇ、キミ」
P「ん?俺か?」
???「そうそう、キミだよ」
「キミイイ匂いするねー、一体ナニモノ?」
P「ただのしがないプロデューサーだよ。ほら、名刺どうぞ」
???「ふむふむ...芸能事務所811プロダクションプロデューサー兼社長...」
「へー、じゃあさっきの子ってアイドルなんだー!おもしろそー!」
P「そうだよ、あの子これからめちゃくちゃ売れる予定だから、今のうちにファンになっとくのをお勧めする」
「ていうか、君は一体...?」
???「あたし?あたしはねぇ」
志希「一ノ瀬志希、ふつーのjkだよ。志希ちゃんってよんでねー♪」
to be continued...
186: ◆FuHrdA/9sY:2019/03/26(火) 00:26:24.56 :n3qMAkef0
次回予告!
突如地球に襲来した謎の生物、「UEKI」
地球に降り立ったUEKIは、人類を滅ぼし地球をわがものとすべく東京都心に大量のスギ花粉テロをぶちまける!
もはや人類に未来はないと誰もが諦めたその時、一人の少女がUEKIと心を通わせた!
フレデリカ「オー!メルシージュテームしるぶぷれー?」
そして少女は、UEKIの地球侵略に隠されたさらなる陰謀を知ることになる!
果たしてその陰謀とは!?
志希「正解は...じゃじゃん!一ノ瀬志希でーす!」
次回!Chapter5 「Golden Perfume」
志希フレ「「次回もお楽しみに!」」
なお、本編は予告と一部異なる場合がございます
突如地球に襲来した謎の生物、「UEKI」
地球に降り立ったUEKIは、人類を滅ぼし地球をわがものとすべく東京都心に大量のスギ花粉テロをぶちまける!
もはや人類に未来はないと誰もが諦めたその時、一人の少女がUEKIと心を通わせた!
フレデリカ「オー!メルシージュテームしるぶぷれー?」
そして少女は、UEKIの地球侵略に隠されたさらなる陰謀を知ることになる!
果たしてその陰謀とは!?
志希「正解は...じゃじゃん!一ノ瀬志希でーす!」
次回!Chapter5 「Golden Perfume」
志希フレ「「次回もお楽しみに!」」
なお、本編は予告と一部異なる場合がございます
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