1:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2019/03/30(土) 14:22:46.52 :aRFEMj/w0
やあ。こんにちは。
このSSは「けものフレンズR」のSSだよ。
せってい、もとネタはしたのURLからみてね。
もとネタのフレンズさん
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im9095726
せっていのフレンズさん
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im9098445
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2:だい1わ 「おうち」:2019/03/30(土) 15:17:01.50 :aRFEMj/w0
崩れた音と共に、目を覚ます。
そこは薄暗く、よく分からない所。
いや、知っているようで知らない場所と言った方が正しいだろうか。
少しだけ体が少し冷たいものの、しばらくすると手足が動くようになった。
「うわっ!」
どうやら何かにつまずいてしまったみたいだ。
「いててて……」
足元を見るとそれは石とは違う四角い何か。
そこに散らばる色とりどりの棒きれと紙の束。
何故だろうか。自然と手が伸びてしまう。
「沢山つながった紙と……木の棒……?」
よく見ると「SKETCHBOOK」と「色鉛筆」と書かれていた。
「スケッチブック……?」
不思議な事に、それらで何をどうすればいいのか分かっていた。
まずは色鉛筆を集める。幸い、全部折れていない様だ。
適当な場所に座り、スケッチブックを開く。真新しい白が目に入る。
色鉛筆の中の一つである黒色を取り、辺りを描く。俗にいう風景画。
「なんだか寂しい『絵』だなぁ」
絵と言う物は確か、明るくて楽しい、そんな気がしてならない。
立とうとすると、今度は足を滑らせてしまう。
「うーん……あれ?」
ふと自分が先ほど転んだ位置に大きな石とは違うものがあった。
どうやら、四角い何かは大切なものらしい。
「動物図鑑……?うわっ!重い!」
やがて気が付く。スケッチブック。色鉛筆。図鑑。
全て自分が必要なものだったことに。
「そうだ!かばん!」
出口と書かれたところにかかっていた『それ』を手に取ると、先ほどの3つを詰め、肩にかける。
ずしんと来る重さは少し痛いが、心地いい。
ドアを開けるとそこには――
広大な自然が広がっていた。
思わず立ち尽くしてしまう。
眼下に広がるその光景は。
先ほどの所よりも寂しくはなくて。
楽しい。
面白い。
嬉しい。
素敵。
凄い。
様々な感情が沸き起こる。
何とも言えない気持ち。
それを味わっていると誰かが自分に声をかけてきた。
崩れた音と共に、目を覚ます。
そこは薄暗く、よく分からない所。
いや、知っているようで知らない場所と言った方が正しいだろうか。
少しだけ体が少し冷たいものの、しばらくすると手足が動くようになった。
「うわっ!」
どうやら何かにつまずいてしまったみたいだ。
「いててて……」
足元を見るとそれは石とは違う四角い何か。
そこに散らばる色とりどりの棒きれと紙の束。
何故だろうか。自然と手が伸びてしまう。
「沢山つながった紙と……木の棒……?」
よく見ると「SKETCHBOOK」と「色鉛筆」と書かれていた。
「スケッチブック……?」
不思議な事に、それらで何をどうすればいいのか分かっていた。
まずは色鉛筆を集める。幸い、全部折れていない様だ。
適当な場所に座り、スケッチブックを開く。真新しい白が目に入る。
色鉛筆の中の一つである黒色を取り、辺りを描く。俗にいう風景画。
「なんだか寂しい『絵』だなぁ」
絵と言う物は確か、明るくて楽しい、そんな気がしてならない。
立とうとすると、今度は足を滑らせてしまう。
「うーん……あれ?」
ふと自分が先ほど転んだ位置に大きな石とは違うものがあった。
どうやら、四角い何かは大切なものらしい。
「動物図鑑……?うわっ!重い!」
やがて気が付く。スケッチブック。色鉛筆。図鑑。
全て自分が必要なものだったことに。
「そうだ!かばん!」
出口と書かれたところにかかっていた『それ』を手に取ると、先ほどの3つを詰め、肩にかける。
ずしんと来る重さは少し痛いが、心地いい。
ドアを開けるとそこには――
広大な自然が広がっていた。
思わず立ち尽くしてしまう。
眼下に広がるその光景は。
先ほどの所よりも寂しくはなくて。
楽しい。
面白い。
嬉しい。
素敵。
凄い。
様々な感情が沸き起こる。
何とも言えない気持ち。
それを味わっていると誰かが自分に声をかけてきた。
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3:だい1わ 「おうち」:2019/03/30(土) 15:50:57.61 :aRFEMj/w0
「居ましたよ!『ヒト』です!」
「これがヒト……ふーん。なんか大したことなさそう」
明るい茶色と黄土色の様な帽子をかぶった人が居た。
だが人にしては腰からしっぽの様なものが生えて?いる。
「うわぁ!な、なんですかぁ!?」
思わず腰を抜かしてしまう。
「おーい。ヒトさん。大丈夫?」
「えっ。あ、はい。ありがとうございます」
「センちゃん、これが『ヒト』?」
「はい。間違いありません。さ、ヒトのフレンズさん。私たちと一緒に」
何がどうなっているのか分からない。
だが、少なくとも凄く興味が湧く。
「あの!」
「なぁに?」
「その……お二人は何と言う名前なのですか?」
すると二人?はすっかり忘れてたと言わんばかりの顔をする。
「申し訳ありません。私はオオセンザコウと言います。探偵をしているものです」
「私はアルマー。アルマジロのアルマーだよー。気軽にアルマーって呼んでね。センちゃんと同じ事してるよ」
どうやらオオセンザコウさんとアルマジロさんと言うらしい。
「その……オオセンザコウさん。アルマジロさん。ここは一体……」
「ここは。ジャパリパークです」
「……ジャパリパーク?」
そんな国や地名があったのだろうか。
だが。
どこか懐かしくて、良い響き。
アルマジロはせかす様に言う。
「さて、ヒトのフレンズさん。」
「フレンズ……?私は」
「センちゃーん」
「分かりました。フレンズとはですね」
オオセンザコウ――センちゃん――が言うには、フレンズとはここでは動物を指す言葉との事。
サンドスターの力で人の形になるらしい。
「動物!」
図鑑を取り出し、めくる。
「ええっと……アルマジロさんは丸くなるのが得意と!」
「うん、そうだねー」
「それでオオセンザコウさんは……棘のウロコがあると!」
「ええ、まぁ……」
二人?二匹?は少し引き気味という事に彼女は気づいていない。
「あのー……」
「連れて行く前に出来ればあなた達を描きたいです!いいですよね?」
アルマーはやや照れ臭そうに「いいよー。センちゃんはー?」と言う。
「仕方ありません。ヒトさん。それが終わったらついてきてもらいます。良いですね?」
「はい!ありがとうございます!」
取り出すや否や、手際よく描き進めていく。
やがて絵が完成する。
「出来ました!どうぞ!」
それはセンちゃんとアルマーの仕事風景が書かれていた。
「これぞ探偵だね!センちゃん!」
「悪くはないですね。ありがとうございます」
「ヒトさん、これ貰っていい?」
どうやら、絵が気に入った様だ。
「居ましたよ!『ヒト』です!」
「これがヒト……ふーん。なんか大したことなさそう」
明るい茶色と黄土色の様な帽子をかぶった人が居た。
だが人にしては腰からしっぽの様なものが生えて?いる。
「うわぁ!な、なんですかぁ!?」
思わず腰を抜かしてしまう。
「おーい。ヒトさん。大丈夫?」
「えっ。あ、はい。ありがとうございます」
「センちゃん、これが『ヒト』?」
「はい。間違いありません。さ、ヒトのフレンズさん。私たちと一緒に」
何がどうなっているのか分からない。
だが、少なくとも凄く興味が湧く。
「あの!」
「なぁに?」
「その……お二人は何と言う名前なのですか?」
すると二人?はすっかり忘れてたと言わんばかりの顔をする。
「申し訳ありません。私はオオセンザコウと言います。探偵をしているものです」
「私はアルマー。アルマジロのアルマーだよー。気軽にアルマーって呼んでね。センちゃんと同じ事してるよ」
どうやらオオセンザコウさんとアルマジロさんと言うらしい。
「その……オオセンザコウさん。アルマジロさん。ここは一体……」
「ここは。ジャパリパークです」
「……ジャパリパーク?」
そんな国や地名があったのだろうか。
だが。
どこか懐かしくて、良い響き。
アルマジロはせかす様に言う。
「さて、ヒトのフレンズさん。」
「フレンズ……?私は」
「センちゃーん」
「分かりました。フレンズとはですね」
オオセンザコウ――センちゃん――が言うには、フレンズとはここでは動物を指す言葉との事。
サンドスターの力で人の形になるらしい。
「動物!」
図鑑を取り出し、めくる。
「ええっと……アルマジロさんは丸くなるのが得意と!」
「うん、そうだねー」
「それでオオセンザコウさんは……棘のウロコがあると!」
「ええ、まぁ……」
二人?二匹?は少し引き気味という事に彼女は気づいていない。
「あのー……」
「連れて行く前に出来ればあなた達を描きたいです!いいですよね?」
アルマーはやや照れ臭そうに「いいよー。センちゃんはー?」と言う。
「仕方ありません。ヒトさん。それが終わったらついてきてもらいます。良いですね?」
「はい!ありがとうございます!」
取り出すや否や、手際よく描き進めていく。
やがて絵が完成する。
「出来ました!どうぞ!」
それはセンちゃんとアルマーの仕事風景が書かれていた。
「これぞ探偵だね!センちゃん!」
「悪くはないですね。ありがとうございます」
「ヒトさん、これ貰っていい?」
どうやら、絵が気に入った様だ。
5:だい1わ 「おうち」:2019/03/30(土) 16:11:58.79 :aRFEMj/w0
「もちろんです!」
ここまで気に入っているなら、寧ろ渡さない方がおかしいだろう。
「さあ、行きますよヒトさん」
「はい!」
☆
「ええっと、その会いたいって人……じゃなかった、フレンズさんはどこに?」
「この森を抜けたところにいますよ。もう少しの辛抱です」
薄暗いものの、最初の所とは違って寂しさはあまり感じない。
「しかしヒトのフレンズなんてすごいね。噂でしか聞いたことないから」
「ヒト、ですか」
「そういえば名前を聞いてないね。なんて言うの?」
うーん、と唸る。
「もしかするとそのかけてあるものに何か手がかりがあるかもしれません」
そう言うので彼女は、かばんを調べる。
すると、図鑑に名前らしきものが書かれていた。
「と……もえ……?」
「ふむ。ともえさんですか」
「よろしくねー。ともえちゃん」
「はい、よろしくお願いします」
三人は和気あいあいとした中、森を進む。
途中に猫の様な、変な色と形をしたフレンズ?に出会った。
「これもフレンズですか?」
「そっ!それは―」
彼女が指を指したその時、フレンズ?が襲いかかる。
「えい!……終わったよー」
フレンズ?は砕けた。
「あれは一体……」
「あれはセルリアン。悪い奴だよ」
「幸い、小さいものだからよかったですが」
「ご、ごめんなさい!」
「気にしなくていいですよ。知らない事はフレンズにもある事ですから」
「もちろんです!」
ここまで気に入っているなら、寧ろ渡さない方がおかしいだろう。
「さあ、行きますよヒトさん」
「はい!」
☆
「ええっと、その会いたいって人……じゃなかった、フレンズさんはどこに?」
「この森を抜けたところにいますよ。もう少しの辛抱です」
薄暗いものの、最初の所とは違って寂しさはあまり感じない。
「しかしヒトのフレンズなんてすごいね。噂でしか聞いたことないから」
「ヒト、ですか」
「そういえば名前を聞いてないね。なんて言うの?」
うーん、と唸る。
「もしかするとそのかけてあるものに何か手がかりがあるかもしれません」
そう言うので彼女は、かばんを調べる。
すると、図鑑に名前らしきものが書かれていた。
「と……もえ……?」
「ふむ。ともえさんですか」
「よろしくねー。ともえちゃん」
「はい、よろしくお願いします」
三人は和気あいあいとした中、森を進む。
途中に猫の様な、変な色と形をしたフレンズ?に出会った。
「これもフレンズですか?」
「そっ!それは―」
彼女が指を指したその時、フレンズ?が襲いかかる。
「えい!……終わったよー」
フレンズ?は砕けた。
「あれは一体……」
「あれはセルリアン。悪い奴だよ」
「幸い、小さいものだからよかったですが」
「ご、ごめんなさい!」
「気にしなくていいですよ。知らない事はフレンズにもある事ですから」
7:だい1わ 「おうち」:2019/03/30(土) 16:36:10.21 :aRFEMj/w0
「セルリアンの弱点はどこかにある石だよ」
「石ですか?」
「それさえ見つければ後はぱっかーん!」
「まあ、そう言う事です」
先ほどのは、セルリアンと言う動物らしい。
図鑑を開く。
「あれ?載っていない」
「セルリアンは動物じゃなくてジャパリパークでの……」
「敵、ですね」
どうやらジャパリパークはのんびりできる所では無い様だ。
ぐぅ、とお腹がなる。
「ほい、ジャパリまん。美味しいよ」
「ありがとうございます。……美味しい!」
「いっぱいありますから、遠慮せず食べてください」
「では。ん~!」
3人はしばらくジャパリまんを頬張った。
その味は、なんとも言えない美味しさであった。
森を抜けようとしたその時、セルリアンに遭遇する。しかも2体。
しかも先ほどの物より大きい上に石が見当たらない。
「どうするセンちゃん……」
「こうなれば私達、ダブルスフィアで何とかしましょう。ともえさんは下がっていて下さい」
セルリアンは灰色かつ腕の様なものを多く生やしている。
「きゃあ!」
こちら側の攻撃が当たらない上に、引き付けようにも連携を取っているのか、中々当たらない。
(私は何もできないの……?)
ただ見ているだけ。
それも友人たちが痛めつけられている姿をじっと隠れて。
するとコツリと足に当たる。
(石……?そうだ!)
それを手にとり、セルリアンに一つへと投げつける。
「こっちだよ!」
予想外の攻撃にセルリアンの一体がこちらへと向かってくる。
「セルリアンの弱点はどこかにある石だよ」
「石ですか?」
「それさえ見つければ後はぱっかーん!」
「まあ、そう言う事です」
先ほどのは、セルリアンと言う動物らしい。
図鑑を開く。
「あれ?載っていない」
「セルリアンは動物じゃなくてジャパリパークでの……」
「敵、ですね」
どうやらジャパリパークはのんびりできる所では無い様だ。
ぐぅ、とお腹がなる。
「ほい、ジャパリまん。美味しいよ」
「ありがとうございます。……美味しい!」
「いっぱいありますから、遠慮せず食べてください」
「では。ん~!」
3人はしばらくジャパリまんを頬張った。
その味は、なんとも言えない美味しさであった。
森を抜けようとしたその時、セルリアンに遭遇する。しかも2体。
しかも先ほどの物より大きい上に石が見当たらない。
「どうするセンちゃん……」
「こうなれば私達、ダブルスフィアで何とかしましょう。ともえさんは下がっていて下さい」
セルリアンは灰色かつ腕の様なものを多く生やしている。
「きゃあ!」
こちら側の攻撃が当たらない上に、引き付けようにも連携を取っているのか、中々当たらない。
(私は何もできないの……?)
ただ見ているだけ。
それも友人たちが痛めつけられている姿をじっと隠れて。
するとコツリと足に当たる。
(石……?そうだ!)
それを手にとり、セルリアンに一つへと投げつける。
「こっちだよ!」
予想外の攻撃にセルリアンの一体がこちらへと向かってくる。
8:だい1わ 「おうち」:2019/03/30(土) 16:50:41.51 :aRFEMj/w0
「と、ともえさん――!」
彼女は走る。
慣れない体で必死に走り続ける。
「ぜぇ、はぁ……」
(もう……ダメだ……)
その場に座り込む。
セルリアンの大きな目がこちらを見降ろす。
逃げようにも足が、体が動かない。
さながら舌なめずりしている様。
腕がこちらへと向かってくる。
これが当たれば『寂しくなる』。
嫌だなぁと思った――その時。
セルリアンが、砕けた。
「大丈夫、ですか?」
手を差し伸べるそれは、白い姿をしたふわふわと柔らかそうな『フレンズ』。
握った時、どこか懐かしい感じがした。
「あ、ありがとうございます。あなたは……」
「私の名前は―」
その時、大きな声がそれをかき消した。
「あー!」
「居ましたね。依頼人」
「依頼人……?え?」
センちゃんは説明をした。
自分を助けてくれたフレンズが依頼人である事。
そして、依頼がヒトを探す事を。
「これで終わりですね。さて、事務所に帰りますか」
「だねー」
ダメだ。ここで帰られてはダメだ、と自身の心が告げている。
「あの!私からもお願いが!」
「何です?」
依頼の内容。それは1つ。
「と、ともえさん――!」
彼女は走る。
慣れない体で必死に走り続ける。
「ぜぇ、はぁ……」
(もう……ダメだ……)
その場に座り込む。
セルリアンの大きな目がこちらを見降ろす。
逃げようにも足が、体が動かない。
さながら舌なめずりしている様。
腕がこちらへと向かってくる。
これが当たれば『寂しくなる』。
嫌だなぁと思った――その時。
セルリアンが、砕けた。
「大丈夫、ですか?」
手を差し伸べるそれは、白い姿をしたふわふわと柔らかそうな『フレンズ』。
握った時、どこか懐かしい感じがした。
「あ、ありがとうございます。あなたは……」
「私の名前は―」
その時、大きな声がそれをかき消した。
「あー!」
「居ましたね。依頼人」
「依頼人……?え?」
センちゃんは説明をした。
自分を助けてくれたフレンズが依頼人である事。
そして、依頼がヒトを探す事を。
「これで終わりですね。さて、事務所に帰りますか」
「だねー」
ダメだ。ここで帰られてはダメだ、と自身の心が告げている。
「あの!私からもお願いが!」
「何です?」
依頼の内容。それは1つ。
9:だい1わ 「おうち」:2019/03/30(土) 17:31:02.40 :aRFEMj/w0
「私の……『おうち』を一緒に探しては貰えませんか?」
すると、二人は少し悩むも
「申し訳ありませんが、それは出来ませんね」
「時間がかかりそうだし……うーん……」
「ならっ!私が!いいですよね!?ヒトさん!」
先ほどのフレンズがこちらに話しかけてきた。
「いいの、ですか?」
「はいっ!私はヒトのために何かをする事が好きですから~」
かなり嬉しそうに話すフレンズ。
「あっ!私、イエイヌって言います!」
「私はともえ。よろしくね、イエイヌさん」
「はいっ!」
「私たちの方でも探してみますね、ともえさん」
「ありがとうございます」
「じゃあね~お二人とも~」
ダブルスフィアが手を振り、去っていく。
「でも、『おうち』をどう探そう……」
「まずはパーク内を巡っていけば見つかるかもしれませんっ」
イエイヌの提案はこれほどにないものだった。
「そうですね。あの、イエイヌさんって言うんですよね」
「そうですよ。あっ!棒を投げれば取りに行くこともできますから!」
あはは、と彼女――ともえは笑う。
「私の……『おうち』を一緒に探しては貰えませんか?」
すると、二人は少し悩むも
「申し訳ありませんが、それは出来ませんね」
「時間がかかりそうだし……うーん……」
「ならっ!私が!いいですよね!?ヒトさん!」
先ほどのフレンズがこちらに話しかけてきた。
「いいの、ですか?」
「はいっ!私はヒトのために何かをする事が好きですから~」
かなり嬉しそうに話すフレンズ。
「あっ!私、イエイヌって言います!」
「私はともえ。よろしくね、イエイヌさん」
「はいっ!」
「私たちの方でも探してみますね、ともえさん」
「ありがとうございます」
「じゃあね~お二人とも~」
ダブルスフィアが手を振り、去っていく。
「でも、『おうち』をどう探そう……」
「まずはパーク内を巡っていけば見つかるかもしれませんっ」
イエイヌの提案はこれほどにないものだった。
「そうですね。あの、イエイヌさんって言うんですよね」
「そうですよ。あっ!棒を投げれば取りに行くこともできますから!」
あはは、と彼女――ともえは笑う。
10:だい1わ 「おうち」:2019/03/30(土) 19:04:47.93 :aRFEMj/w0
「イエイヌさん、よろしくお願いしますね」
「こちらこそ!……あの」
イエイヌはもどかしいようなそんな表情をしている。
「……ダメです!もう我慢できません!」
「ん?うわあ!」
なんと自分に抱き着いてきた!
予想外の出来事にたじろいでしまう。
「わわ!」
「あ~♪これです!これぇ!ん~♪」
頬をこすりつけてくる上に、しっぽをブンブンと振っている。
嫌な気分にはならない。むしろ嬉しさを感じるまでだ。
頭をなでる。
すると、イエイヌは余計嬉しそうにするのであった。
「あ~♪」
しばらく、イエイヌと付き合う事となった。
☆
森を抜けてしばらくたった後の事。
「ともえさん、まずはどこへ行きましょう?」
「うーん。まっすぐ、かな」
するとイエイヌはうふふ、と懐っこく笑う。
「じゃあまっすぐ!行きましょうか!」
「イエイヌさん。フレンズになってくれてありがとう」
礼を言う。
「いえいえ。フレンズは誰にでもなれますから!」
ともえはあはは、と笑う。
「イエイヌさん。一緒におうちを探しましょう!」
こうして二人の『おうち』を探す旅が始まった。
だい1わ「おうち」
<終>
「イエイヌさん、よろしくお願いしますね」
「こちらこそ!……あの」
イエイヌはもどかしいようなそんな表情をしている。
「……ダメです!もう我慢できません!」
「ん?うわあ!」
なんと自分に抱き着いてきた!
予想外の出来事にたじろいでしまう。
「わわ!」
「あ~♪これです!これぇ!ん~♪」
頬をこすりつけてくる上に、しっぽをブンブンと振っている。
嫌な気分にはならない。むしろ嬉しさを感じるまでだ。
頭をなでる。
すると、イエイヌは余計嬉しそうにするのであった。
「あ~♪」
しばらく、イエイヌと付き合う事となった。
☆
森を抜けてしばらくたった後の事。
「ともえさん、まずはどこへ行きましょう?」
「うーん。まっすぐ、かな」
するとイエイヌはうふふ、と懐っこく笑う。
「じゃあまっすぐ!行きましょうか!」
「イエイヌさん。フレンズになってくれてありがとう」
礼を言う。
「いえいえ。フレンズは誰にでもなれますから!」
ともえはあはは、と笑う。
「イエイヌさん。一緒におうちを探しましょう!」
こうして二人の『おうち』を探す旅が始まった。
だい1わ「おうち」
<終>
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