1:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:26:06 :3kG
数年前に別所に投下した過去作で、お目汚しにあがりました。
では、お付き合いのほど、よろしくお願いします。
では、お付き合いのほど、よろしくお願いします。
2:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:26:27 :3kG
加蓮「けほ、こほ…っ」
加蓮「…風邪なんて、いつぶりだろ」
加蓮「最近は…お仕事も順調だし、ライブもあったし…休む暇もなかったしなぁ…」ボフッ
加蓮「疲れが一気に噴き出しちゃった、かな」
加蓮「……寂しいな」ポソリ
加蓮「けほ、こほ…っ」
加蓮「…風邪なんて、いつぶりだろ」
加蓮「最近は…お仕事も順調だし、ライブもあったし…休む暇もなかったしなぁ…」ボフッ
加蓮「疲れが一気に噴き出しちゃった、かな」
加蓮「……寂しいな」ポソリ
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3:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:26:53 :3kG
「すう…すう…」
P「加蓮、お見舞い……寝てるか…」
P「最近バタバタしてたしな…弱音吐くこともなくなってきて。俺…ちょっと寂しいんだよな」
P「って、いかんいかん…喜ばしい事じゃないか、成長は…」
P「…なあ、加蓮…強くなったよな、お前…」ナデ…
加蓮「……」パチクリ
P「うおおおっ!?」ビクッ
「すう…すう…」
P「加蓮、お見舞い……寝てるか…」
P「最近バタバタしてたしな…弱音吐くこともなくなってきて。俺…ちょっと寂しいんだよな」
P「って、いかんいかん…喜ばしい事じゃないか、成長は…」
P「…なあ、加蓮…強くなったよな、お前…」ナデ…
加蓮「……」パチクリ
P「うおおおっ!?」ビクッ
4:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:27:19 :3kG
加蓮「驚きすぎ…」
P「ど、どっから聞いて…」
加蓮「俺…ちょっと寂しいんだよな、辺りから」
P「よりによって…そこからかよ…うう」
加蓮「来てくれたんだ、お見舞い」
P「そりゃ来るよ、大事な担当アイドルだし…それに…」
加蓮「…それに?」
P「何て言うか…その、一蓮托生、って言うだろ」
加蓮「…及第点かな」
P「…厳しいな…」
加蓮「驚きすぎ…」
P「ど、どっから聞いて…」
加蓮「俺…ちょっと寂しいんだよな、辺りから」
P「よりによって…そこからかよ…うう」
加蓮「来てくれたんだ、お見舞い」
P「そりゃ来るよ、大事な担当アイドルだし…それに…」
加蓮「…それに?」
P「何て言うか…その、一蓮托生、って言うだろ」
加蓮「…及第点かな」
P「…厳しいな…」
5:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:27:46 :3kG
加蓮「来てくれてありがと。それでサービスしてあげるよ」
P「そりゃどうも…寝てなくて平気か?」
加蓮「まだちょっとくらくらしてる。…横になるね」
P「ああ、無理はするな」
加蓮「Pさん、今日はお仕事…残ってる?」
P「残ってたらすぐ帰らなきゃいけないだろ?寂しい思いさせたくないし、片付けてから来たよ」
加蓮「お互い寂しんぼだもんね」
P「だな」
加蓮「じゃあ、泊まってってよ…熱、あるし」
P「はは、すっぱ抜かれるぞ?」
加蓮「む…その辺りはどうにかうまいことさ…」
P「まぁ、すぐには帰らないさ」
加蓮「来てくれてありがと。それでサービスしてあげるよ」
P「そりゃどうも…寝てなくて平気か?」
加蓮「まだちょっとくらくらしてる。…横になるね」
P「ああ、無理はするな」
加蓮「Pさん、今日はお仕事…残ってる?」
P「残ってたらすぐ帰らなきゃいけないだろ?寂しい思いさせたくないし、片付けてから来たよ」
加蓮「お互い寂しんぼだもんね」
P「だな」
加蓮「じゃあ、泊まってってよ…熱、あるし」
P「はは、すっぱ抜かれるぞ?」
加蓮「む…その辺りはどうにかうまいことさ…」
P「まぁ、すぐには帰らないさ」
6:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:28:06 :3kG
加蓮「…寝るまで一緒にいて」
P「ダメだ。ずっと起きてるだろそれ」
加蓮「じゃあ時間決めよ?じゃないとだらだらしちゃうし…」
P「…一時間半、かな」
加蓮「やった、思ったより長い」
P「短くしてごねられてもなぁ」
加蓮「ふふふ、Pさんわかってるよね、私のこと」
P「そりゃ長い付き合いだしな…」
加蓮「そうだよね。…何か嬉しいな、こういうの」
P「そうだな…」
加蓮「…寝るまで一緒にいて」
P「ダメだ。ずっと起きてるだろそれ」
加蓮「じゃあ時間決めよ?じゃないとだらだらしちゃうし…」
P「…一時間半、かな」
加蓮「やった、思ったより長い」
P「短くしてごねられてもなぁ」
加蓮「ふふふ、Pさんわかってるよね、私のこと」
P「そりゃ長い付き合いだしな…」
加蓮「そうだよね。…何か嬉しいな、こういうの」
P「そうだな…」
7:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:28:39 :3kG
加蓮「…手、握って?」スッ
P「おう」ギュ…
加蓮「…あったかいね」
P「加蓮は…少しひんやりしてるな」
加蓮「手が冷たい人って、心が暖かいんだって」ドヤッ
P「お、おう…お前の場合、心配だからもうちょい暖かくなってほしいけどな…」
加蓮「そしたら…昔のアタシに戻っちゃうかもね?」
P「うへ、勘弁してくれ〜、やっと手がかからなくなってきたのに」
加蓮「そうかな?…って言うか、やっぱあの頃の私って、迷惑かけてたよね」
P「迷惑…とは違うんじゃないか?あの頃からレッスンにも真面目だし、人当りだって最低限は…」
加蓮「でも、今より全然ダメだったし」
加蓮「…手、握って?」スッ
P「おう」ギュ…
加蓮「…あったかいね」
P「加蓮は…少しひんやりしてるな」
加蓮「手が冷たい人って、心が暖かいんだって」ドヤッ
P「お、おう…お前の場合、心配だからもうちょい暖かくなってほしいけどな…」
加蓮「そしたら…昔のアタシに戻っちゃうかもね?」
P「うへ、勘弁してくれ〜、やっと手がかからなくなってきたのに」
加蓮「そうかな?…って言うか、やっぱあの頃の私って、迷惑かけてたよね」
P「迷惑…とは違うんじゃないか?あの頃からレッスンにも真面目だし、人当りだって最低限は…」
加蓮「でも、今より全然ダメだったし」
8:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:28:54 :3kG
P「加蓮、昔と今を比べて今の方が優れているなら、それは喜ぶべき事じゃないか」
加蓮「…まあ。それは、うん」
P「それに、何だかんだあの頃の手のかかる加蓮も、俺は好きだったぞ?」
加蓮「へ?……………すっ!?///」
P「お、暖かくなってきたな」
加蓮「熱いよっ!」カアア
P「ははは、照れるな照れるな」
加蓮「う〜…Pさん反則だからね、今の…」
P「加蓮、昔と今を比べて今の方が優れているなら、それは喜ぶべき事じゃないか」
加蓮「…まあ。それは、うん」
P「それに、何だかんだあの頃の手のかかる加蓮も、俺は好きだったぞ?」
加蓮「へ?……………すっ!?///」
P「お、暖かくなってきたな」
加蓮「熱いよっ!」カアア
P「ははは、照れるな照れるな」
加蓮「う〜…Pさん反則だからね、今の…」
9:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:29:29 :3kG
〜〜〜〜〜
加蓮「すう…すう…」
P「寝たか…一時間半って言ったのに、二時間喋ってたな、結局」
P「…なあ、加蓮。俺さ、まだまだ一人前だなんて全然言えないし…お前の事、本当は尊敬してるんだぞ?」
加蓮「すう…」
〜〜〜〜〜
加蓮「すう…すう…」
P「寝たか…一時間半って言ったのに、二時間喋ってたな、結局」
P「…なあ、加蓮。俺さ、まだまだ一人前だなんて全然言えないし…お前の事、本当は尊敬してるんだぞ?」
加蓮「すう…」
10:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:30:02 :3kG
P「昔の自分の弱いとこを認めて、必死で足掻いて藻掻いて、泥の中から這い出して輝いてる」
P「蓮の花みたいにさ…。俺は、何もそこまで上れなくても構わないんだ」
P「ただ…お前の根差す泥の中で、花弁が沈まぬよう一生懸命に支えてやりたい。蓮の茎みたいにさ」
P「それで、許してくれるか?側で…ただ、共にあることをさ」
加蓮「………合格。」
P「…ありがとな。」ナデ
P「昔の自分の弱いとこを認めて、必死で足掻いて藻掻いて、泥の中から這い出して輝いてる」
P「蓮の花みたいにさ…。俺は、何もそこまで上れなくても構わないんだ」
P「ただ…お前の根差す泥の中で、花弁が沈まぬよう一生懸命に支えてやりたい。蓮の茎みたいにさ」
P「それで、許してくれるか?側で…ただ、共にあることをさ」
加蓮「………合格。」
P「…ありがとな。」ナデ
11:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:30:29 :3kG
加蓮「Pさん…これ、寝言だから」
P「うん」
加蓮「…大好きだよ」
P「…俺もさ」スクッ
加蓮「…行ってらっしゃい。すぐ、戻るから」
P「ああ。待ってるぞ、事務所で」
加蓮「…ん。」
バタン
加蓮「Pさん…これ、寝言だから」
P「うん」
加蓮「…大好きだよ」
P「…俺もさ」スクッ
加蓮「…行ってらっしゃい。すぐ、戻るから」
P「ああ。待ってるぞ、事務所で」
加蓮「…ん。」
バタン
12:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:30:55 :3kG
加蓮「………」
加蓮「…ぐすっ」
加蓮「余計寂しいよ、ばか…」
加蓮「いつか、本当の意味で一蓮托生になりたいから…Pさん」
加蓮「手…ちゃんと握っててよ…花と茎じゃダメなんだよ」
加蓮「花の上で…ちゃんと寄り添ってて…」グス
加蓮「………」
加蓮「…ぐすっ」
加蓮「余計寂しいよ、ばか…」
加蓮「いつか、本当の意味で一蓮托生になりたいから…Pさん」
加蓮「手…ちゃんと握っててよ…花と茎じゃダメなんだよ」
加蓮「花の上で…ちゃんと寄り添ってて…」グス
13:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:31:26 :3kG
加蓮「…強くならなきゃ」…スン
加蓮「絶対、Pさんを泥から引き上げて隣に座らせてやる…」
加蓮「のんびり寝てる場合じゃない…!早く治さなくちゃ」
加蓮「…よし、頑張る…!」ボフッ
加蓮「…強くならなきゃ」…スン
加蓮「絶対、Pさんを泥から引き上げて隣に座らせてやる…」
加蓮「のんびり寝てる場合じゃない…!早く治さなくちゃ」
加蓮「…よし、頑張る…!」ボフッ
14:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:32:54 :3kG
おしまい。
15:◆6RLd267PvQ:19/07/21(日)00:33:58 :3kG
加蓮の健気さが少しでも伝われば、と思って描いた掌編です。
少しでも、伝わったなら。
では、お目汚し、失礼をば。
少しでも、伝わったなら。
では、お目汚し、失礼をば。
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森きのこ
がしました