105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 00:45:03.26 :KjJi+viHo
メイド「ご、ご主人様…大変なことになりました」
ご主人様「どうした?」
メイド「掃除してたら…エプロンがやぶれちゃって…」ボロッ
ご主人様「どんだけ無理な体勢で掃除してたんだよ」
メイド「寝るときと外出るとき以外はずーーーっと着っぱなしだったので、多少傷んでたのかもしれません」
ご主人様「うーん…代わり用意してないからな…もうエプロンなしでいいか!」
メイド「それって大丈夫なんです?」
ご主人様「大丈夫って…?ないと支障あるか?平気だろ?」
メイド「支障というか、メイドとしてのアイデンティティがなくなってしまうよーな気がして」
ご主人様「…変わんねぇよ!なにがアイデンティティだ!一丁前に」
メイド「ま、そうですよね!エプロンがないくらいでね…」
メイド「……」ゴシゴシ
ご主人様(とは言ったものの、確かにエプロンつけてないだけでメイドっぽさが大幅に薄れたような気がする)
メイド「…なに見てるんです?」
ご主人様「なんかその格好だと、ピアノの発表会みたいだな」
メイド(ピアノの発表会見たことないからどう反応したらいいのか分からない…)
ご主人様「メイド服そのまんま着てるよりもコスプレするんだよな」
メイド「でも買い物とかで外に出るときはいつもこの格好ですよ。ちょっとシックなワンピースに見えるでしょう?」
ご主人様「いやシックっていうかゴシックだよ。お前たぶん街ゆく人に変なやつだと思われてるぞ」
メイド「…家の中とはいえ常にメイド服着てる時点でたいがい変だと思いますよ」
ご主人様「バカだな…メイド服は男のロマンなんだぞ」
メイド「そのロマンを実践するのがおかしいんですってば。別にお客さんお迎えするわけじゃないんだし、どんな格好でもいいはずでしょう?」
ご主人様「お前もしかして、そのメイド服…嫌々着てる?」
メイド「……!」
メイド「嫌々…ってことはないですけど…正直たまーに、なんでこんな格好してるんだろうって我に帰る瞬間はあります…」
ご主人様「…そうか…そうだったのか…そりゃそうだよな」
メイド「ご、ご主人様…大変なことになりました」
ご主人様「どうした?」
メイド「掃除してたら…エプロンがやぶれちゃって…」ボロッ
ご主人様「どんだけ無理な体勢で掃除してたんだよ」
メイド「寝るときと外出るとき以外はずーーーっと着っぱなしだったので、多少傷んでたのかもしれません」
ご主人様「うーん…代わり用意してないからな…もうエプロンなしでいいか!」
メイド「それって大丈夫なんです?」
ご主人様「大丈夫って…?ないと支障あるか?平気だろ?」
メイド「支障というか、メイドとしてのアイデンティティがなくなってしまうよーな気がして」
ご主人様「…変わんねぇよ!なにがアイデンティティだ!一丁前に」
メイド「ま、そうですよね!エプロンがないくらいでね…」
メイド「……」ゴシゴシ
ご主人様(とは言ったものの、確かにエプロンつけてないだけでメイドっぽさが大幅に薄れたような気がする)
メイド「…なに見てるんです?」
ご主人様「なんかその格好だと、ピアノの発表会みたいだな」
メイド(ピアノの発表会見たことないからどう反応したらいいのか分からない…)
ご主人様「メイド服そのまんま着てるよりもコスプレするんだよな」
メイド「でも買い物とかで外に出るときはいつもこの格好ですよ。ちょっとシックなワンピースに見えるでしょう?」
ご主人様「いやシックっていうかゴシックだよ。お前たぶん街ゆく人に変なやつだと思われてるぞ」
メイド「…家の中とはいえ常にメイド服着てる時点でたいがい変だと思いますよ」
ご主人様「バカだな…メイド服は男のロマンなんだぞ」
メイド「そのロマンを実践するのがおかしいんですってば。別にお客さんお迎えするわけじゃないんだし、どんな格好でもいいはずでしょう?」
ご主人様「お前もしかして、そのメイド服…嫌々着てる?」
メイド「……!」
メイド「嫌々…ってことはないですけど…正直たまーに、なんでこんな格好してるんだろうって我に帰る瞬間はあります…」
ご主人様「…そうか…そうだったのか…そりゃそうだよな」

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106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 00:51:02.69 :KjJi+viHo
ご主人様(やることはきっちりやってるんだし、無理にメイド服着せる必要ももうないか…よし)
ご主人様「分かった!いい機会だし思い切ってメイド服は卒業ってことで…」
メイド「でも…」
ご主人様「…ん?」
メイド「今、エプロンつけてない自分に、すっごく違和感があるんですよ。なんか落ち着かないっていうか…」
メイド「たぶん私、ご主人様と一緒にいるうちに、変なところが移っちゃったんでしょうね」
ご主人様「……」
メイド「だから責任取って、新しいエプロン買ってくださいよ!」
ご主人様「…責任ってお前なぁ……ま、今回ばかりはしょうがねぇ。買ってやるよ!」
メイド「今度はもっと生地のちゃんとしたやつにしてくださいね。あんな安っぽいのじゃなくて!」
ご主人様「や…安っぽいだと!?そんなはずは…!」
メイド「だってしょせんはコスプレ用でしょう?年中着ることなんか想定してないだろうし…そりゃー糸も解れるし穴だって空きますよ」
メイド「そうだ!こうなったらもう職人さんに作ってもらおう!オートクチュールって言うんですか?いくらかかるか知らないけど、どうせご主人様が出してくれるんだし高級素材ふんだんに使って…」ブツブツ
ご主人様「…てめぇ、調子乗ってんなぁ!?」
ご主人様「よし!じゃあこれからは『メイド服風ビキニ』着て仕事しな!結構きわどいやつ!そしたら大事なところがこんにちはしないように大事に着るだろ!!」
メイド「なっ!?それじゃ私、変を通り越してただの変態じゃないですか!!」
ご主人様「いいじゃん変態メイド!もちろん買い物するときもそのまんまな!」ケタケタ
メイド「絶っっっ対イヤですよ!普通のでいいです!」
ご主人様「…普通の『で』?まだ立場が分かってねぇようだな?」
メイド「……普通の『が』いい!です!間違えました!お願いします!!ビキニだけはどうかご勘弁を!!!!」
ご主人様「分かればよろしい」
その後
ご主人様(うげー本格的なのってこんなに値段するのかー…)カチカチ
ご主人様(やることはきっちりやってるんだし、無理にメイド服着せる必要ももうないか…よし)
ご主人様「分かった!いい機会だし思い切ってメイド服は卒業ってことで…」
メイド「でも…」
ご主人様「…ん?」
メイド「今、エプロンつけてない自分に、すっごく違和感があるんですよ。なんか落ち着かないっていうか…」
メイド「たぶん私、ご主人様と一緒にいるうちに、変なところが移っちゃったんでしょうね」
ご主人様「……」
メイド「だから責任取って、新しいエプロン買ってくださいよ!」
ご主人様「…責任ってお前なぁ……ま、今回ばかりはしょうがねぇ。買ってやるよ!」
メイド「今度はもっと生地のちゃんとしたやつにしてくださいね。あんな安っぽいのじゃなくて!」
ご主人様「や…安っぽいだと!?そんなはずは…!」
メイド「だってしょせんはコスプレ用でしょう?年中着ることなんか想定してないだろうし…そりゃー糸も解れるし穴だって空きますよ」
メイド「そうだ!こうなったらもう職人さんに作ってもらおう!オートクチュールって言うんですか?いくらかかるか知らないけど、どうせご主人様が出してくれるんだし高級素材ふんだんに使って…」ブツブツ
ご主人様「…てめぇ、調子乗ってんなぁ!?」
ご主人様「よし!じゃあこれからは『メイド服風ビキニ』着て仕事しな!結構きわどいやつ!そしたら大事なところがこんにちはしないように大事に着るだろ!!」
メイド「なっ!?それじゃ私、変を通り越してただの変態じゃないですか!!」
ご主人様「いいじゃん変態メイド!もちろん買い物するときもそのまんまな!」ケタケタ
メイド「絶っっっ対イヤですよ!普通のでいいです!」
ご主人様「…普通の『で』?まだ立場が分かってねぇようだな?」
メイド「……普通の『が』いい!です!間違えました!お願いします!!ビキニだけはどうかご勘弁を!!!!」
ご主人様「分かればよろしい」
その後
ご主人様(うげー本格的なのってこんなに値段するのかー…)カチカチ
109:ちゅー編①:2019/06/14(金) 23:01:13.14 :KjJi+viHo
メイド「うぎゃー!!!」
ご主人様「!?な、なんだぁ?」
メイド「ちゅ…ちゅ…ちゅー!!!はひぇーーー!!!」
ご主人様「おいどうした!なにチューチュー騒いでんだ」
メイド「て、テレビでぇ…いきなり…ちゅ…注射のシーンが!!」
ご主人様「は…?それと今叫んでたのとなんの関係が?」
メイド「私!!注射!!!怖いんですよ!!!!!」
ご主人様「声がでけぇわ!」バシッ
メイド「だ、だってぇ…」
ご主人様「注射が怖いだぁ?そんなもん好きなやつのほうが珍しいだろ。痛いしな」
メイド「痛いのは別にいいんですよ。我慢できます。でも、でも…でも…」
メイド「どうしても、肌に刺さってるところを直視できないんです!ドラマとかでも無理!」
ご主人様「そりゃあれか?先端恐怖症ってやつか?」
メイド「違いますよ。画鋲とかは平気ですし…そんな大袈裟なものではないです」
ご主人様「悲鳴あげるほどビビってる時点で相当大袈裟だと思うが…」
メイド「注射以外にも、ピアスが怖いです。タトゥーも怖い。たぶん、体に針を刺すとか通すとかそういう行為全般が無理なんですよ…」
ご主人様「なるほど…まぁ分からなくもないが…」
メイド「あ、でも鍼治療はやってみたいなぁ」
ご主人様「こいつはどうだ?」ゴソゴソ
メイド「?ご主人様、なにしてるんです?」
ご主人様「爪楊枝」シャキーン
メイド「は?」
ご主人様「これでつんつんされるのも怖いのか?」ジリジリ
メイド「ちょっ…!!なにしてるんですか!!ほんと無理なんですって!!!」
ご主人様「ぐへへ」ジリジリ
メイド「……」フラッ
ご主人様「!?」
メイド「はっ…恐怖のあまり一瞬意識が…」
ご主人様「悪いやりすぎた…確かに重症だな」
メイド「ど、どうしたら克服できますかね…」
ご主人様「克服もなにも…実際に注射打ってるところ見て、大したことないと思い込むしかねーだろ」
メイド「でも私ご覧の通り超健康ですし、病院行く用なんてないですよ」
ご主人様「そういえば俺も、もう長いこと注射なんて打ってない気がする…最後に打ったのはいつだったかな」
メイド「なんか…病気じゃなくても使えて、元々な健康な体がさらにハッピーになれる薬とかないかなぁ」
ご主人様「それはいろいろとまずいだろ…」
メイド「うぎゃー!!!」
ご主人様「!?な、なんだぁ?」
メイド「ちゅ…ちゅ…ちゅー!!!はひぇーーー!!!」
ご主人様「おいどうした!なにチューチュー騒いでんだ」
メイド「て、テレビでぇ…いきなり…ちゅ…注射のシーンが!!」
ご主人様「は…?それと今叫んでたのとなんの関係が?」
メイド「私!!注射!!!怖いんですよ!!!!!」
ご主人様「声がでけぇわ!」バシッ
メイド「だ、だってぇ…」
ご主人様「注射が怖いだぁ?そんなもん好きなやつのほうが珍しいだろ。痛いしな」
メイド「痛いのは別にいいんですよ。我慢できます。でも、でも…でも…」
メイド「どうしても、肌に刺さってるところを直視できないんです!ドラマとかでも無理!」
ご主人様「そりゃあれか?先端恐怖症ってやつか?」
メイド「違いますよ。画鋲とかは平気ですし…そんな大袈裟なものではないです」
ご主人様「悲鳴あげるほどビビってる時点で相当大袈裟だと思うが…」
メイド「注射以外にも、ピアスが怖いです。タトゥーも怖い。たぶん、体に針を刺すとか通すとかそういう行為全般が無理なんですよ…」
ご主人様「なるほど…まぁ分からなくもないが…」
メイド「あ、でも鍼治療はやってみたいなぁ」
ご主人様「こいつはどうだ?」ゴソゴソ
メイド「?ご主人様、なにしてるんです?」
ご主人様「爪楊枝」シャキーン
メイド「は?」
ご主人様「これでつんつんされるのも怖いのか?」ジリジリ
メイド「ちょっ…!!なにしてるんですか!!ほんと無理なんですって!!!」
ご主人様「ぐへへ」ジリジリ
メイド「……」フラッ
ご主人様「!?」
メイド「はっ…恐怖のあまり一瞬意識が…」
ご主人様「悪いやりすぎた…確かに重症だな」
メイド「ど、どうしたら克服できますかね…」
ご主人様「克服もなにも…実際に注射打ってるところ見て、大したことないと思い込むしかねーだろ」
メイド「でも私ご覧の通り超健康ですし、病院行く用なんてないですよ」
ご主人様「そういえば俺も、もう長いこと注射なんて打ってない気がする…最後に打ったのはいつだったかな」
メイド「なんか…病気じゃなくても使えて、元々な健康な体がさらにハッピーになれる薬とかないかなぁ」
ご主人様「それはいろいろとまずいだろ…」
110:ちゅー編②:2019/06/14(金) 23:04:03.57 :KjJi+viHo
ある日の夜
ご主人様「おいメイド!起きろ!」
メイド「うーんむにゃむにゃ…もうこれ以上食べられないですよ…」
ご主人様「なんてベタな寝言だ…ほら!起きろって!」ペシペシ
メイド「うぅ…なんですかぁ…まだ真っ暗じゃないですか」
ご主人様「ネズミが出たんだ!!」
メイド「…ねずみ??」
ご主人様「さっき部屋で作業してたら天井のほうからカサカサ聞こえてきてな」
ご主人様「最初は無視してたんだがしばらくしたら…」
『キキキッ』
ご主人様「って鳴ったんだよ!これネズミだろ!?」
メイド「うーん。たしかに怪しいですけど…姿を見せたわけじゃないんでしょう?屋根裏でちょろちょろしてるだけなら別にいーじゃないですか」
ご主人様「よくねぇよ!家にネズミなんかがいるってだけで気分悪いわ!」
メイド「…ていうか作業ってなにを?」
ご主人様「仕事だよ!しれっと聞き出そうとするんじゃねぇよ。契約違反だぞ」
メイド「チッ…」
ご主人様「とにかく来い!」
メイド「ご主人様、ネズミ怖いんです?」
ご主人様「いや怖いとかじゃなくてフツーにキモいだろ」
メイド「キモいかなぁ。よく見たら結構かわいいですよ。瞳がつぶらで」
ご主人様「かわいくねーよネズミなんか!」
メイド「でもご主人様、ピカピー好きじゃないですか」
ご主人様「バカにしてんのか!あれはゲームのキャラだろが!」
メイド「わ、分かってますよ」
ご主人様「そもそもピカピーはネズミポコモンといいつつモチーフはキンクマハムスターなんだぞ。俺はハムスターは好きだ」
メイド(なにその蘊蓄…)
ご主人様「キモいのは見た目だけじゃねぇ。あいつら菌とかいっぱい持ってんだろ?」
メイド「それはたしかに気になりますけど…」
ご主人様「ペストにでもなったらどうする!」
メイド「なるかなぁ…」
ご主人様「俺、虫とかネズミとか汚ねぇの無理なんだよ。あと心が汚いメイドもダメ」
メイド「さーて寝よっと」
ご主人様「待て待て待て!!!冗談だから!!!!」
ある日の夜
ご主人様「おいメイド!起きろ!」
メイド「うーんむにゃむにゃ…もうこれ以上食べられないですよ…」
ご主人様「なんてベタな寝言だ…ほら!起きろって!」ペシペシ
メイド「うぅ…なんですかぁ…まだ真っ暗じゃないですか」
ご主人様「ネズミが出たんだ!!」
メイド「…ねずみ??」
ご主人様「さっき部屋で作業してたら天井のほうからカサカサ聞こえてきてな」
ご主人様「最初は無視してたんだがしばらくしたら…」
『キキキッ』
ご主人様「って鳴ったんだよ!これネズミだろ!?」
メイド「うーん。たしかに怪しいですけど…姿を見せたわけじゃないんでしょう?屋根裏でちょろちょろしてるだけなら別にいーじゃないですか」
ご主人様「よくねぇよ!家にネズミなんかがいるってだけで気分悪いわ!」
メイド「…ていうか作業ってなにを?」
ご主人様「仕事だよ!しれっと聞き出そうとするんじゃねぇよ。契約違反だぞ」
メイド「チッ…」
ご主人様「とにかく来い!」
メイド「ご主人様、ネズミ怖いんです?」
ご主人様「いや怖いとかじゃなくてフツーにキモいだろ」
メイド「キモいかなぁ。よく見たら結構かわいいですよ。瞳がつぶらで」
ご主人様「かわいくねーよネズミなんか!」
メイド「でもご主人様、ピカピー好きじゃないですか」
ご主人様「バカにしてんのか!あれはゲームのキャラだろが!」
メイド「わ、分かってますよ」
ご主人様「そもそもピカピーはネズミポコモンといいつつモチーフはキンクマハムスターなんだぞ。俺はハムスターは好きだ」
メイド(なにその蘊蓄…)
ご主人様「キモいのは見た目だけじゃねぇ。あいつら菌とかいっぱい持ってんだろ?」
メイド「それはたしかに気になりますけど…」
ご主人様「ペストにでもなったらどうする!」
メイド「なるかなぁ…」
ご主人様「俺、虫とかネズミとか汚ねぇの無理なんだよ。あと心が汚いメイドもダメ」
メイド「さーて寝よっと」
ご主人様「待て待て待て!!!冗談だから!!!!」
111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:06:31.05 :KjJi+viHo
ご主人様「俺の部屋からは天井覗けないが、隣のこの部屋からなら入れるはずだ…」
ご主人様「よいしょ」パカッ
ぶわぁっ
メイド「うわー!すごい埃!」
ご主人様「ゲェッホゲッホ!!や、やばい!一旦閉めるからマスク持ってきてくれ!あとライトも」
メイド「はい」
メイド「…持ってきました」スチャ
ご主人様「じゃあ代わってくれ。いきなりネズミ出てきそうで怖い!」
メイド「分かりました……」モゾモゾ
ご主人様(今メイド服着てたら絶対パンツ見えてるな)
メイド「うーん…」スポッ
メイド「埃がひどくてよく分かりませんでしたが、特にネズミらしい姿は…」
ご主人様「そうか…まぁどのくらいの大きさかわかんねぇしな…」
メイド「…たぶん、ご主人様の手のひらと同じくらいか、それより少し大きいくらいだと思いますよ」スッ
ご主人様「!」ピクッ
メイド「そんな今さら、手を触られたくらいで照れなくても!乙女ですか!」
ご主人様「埃だらけのきたねぇ手で触られたからびっくりしたんだよ」
メイド「!?」ガーン
ご主人様「なんで見てないのに大きさが分かるんだ?」
メイド「もしこの屋根裏にネズミがいるとしたら、それはきっとクマネズミですよ。あれはだいたいこれくらいの大きさですから、ウロウロしていたら分かるはず…」
ご主人様「クマネズミ?強そうな名前だな…他になにネズミがいる? 」
メイド「有名なのはハツカネズミとドブネズミですね」
ご主人様「あー知ってる知ってる」
メイド「ハツカネズミはかなり小さいので、狭い家具の隙間などに入り込むことが多いです。一度入り込まれると見つけるのに苦労しそうですが、屋根裏にはあまり居着かないのでおそらく違うと思います。実験用のネズミで『マウス』と呼ぶのは小さなハツカネズミのことです」ペラペラ
メイド「逆にドブネズミはクマネズミ以上に大きいです。水がある場所を好むので床下にいることが多いです。やはり屋根裏にはなかなか現れないでしょうね。実験用のネズミで『ラット』と呼ぶのはドブネズミを改良して作られたやつです」ペラペラ
メイド「そもそもこういう民家に出没するネズミって大半がクマネズミなんですよね」
ご主人様「…なんか妙に詳しいな、おめーオタクか??ひくわ」
メイド「そっちから聞いてきたくせに!…別にオタクではないですけど、いろいろ調べてた時期がありまして」
ご主人様「…なんで?」
メイド「昔住んでた家がボロかったから、よくネズミが出たんですよ。捕まえなきゃいけない→そのためにはまず敵を知る必要がある→図書館でネズミの本を読む…という感じで」
ご主人様「捕まえて…食ってたのか!?貴重な食料として!?」
メイド「さすがに食べませんよ」
ご主人様「俺の部屋からは天井覗けないが、隣のこの部屋からなら入れるはずだ…」
ご主人様「よいしょ」パカッ
ぶわぁっ
メイド「うわー!すごい埃!」
ご主人様「ゲェッホゲッホ!!や、やばい!一旦閉めるからマスク持ってきてくれ!あとライトも」
メイド「はい」
メイド「…持ってきました」スチャ
ご主人様「じゃあ代わってくれ。いきなりネズミ出てきそうで怖い!」
メイド「分かりました……」モゾモゾ
ご主人様(今メイド服着てたら絶対パンツ見えてるな)
メイド「うーん…」スポッ
メイド「埃がひどくてよく分かりませんでしたが、特にネズミらしい姿は…」
ご主人様「そうか…まぁどのくらいの大きさかわかんねぇしな…」
メイド「…たぶん、ご主人様の手のひらと同じくらいか、それより少し大きいくらいだと思いますよ」スッ
ご主人様「!」ピクッ
メイド「そんな今さら、手を触られたくらいで照れなくても!乙女ですか!」
ご主人様「埃だらけのきたねぇ手で触られたからびっくりしたんだよ」
メイド「!?」ガーン
ご主人様「なんで見てないのに大きさが分かるんだ?」
メイド「もしこの屋根裏にネズミがいるとしたら、それはきっとクマネズミですよ。あれはだいたいこれくらいの大きさですから、ウロウロしていたら分かるはず…」
ご主人様「クマネズミ?強そうな名前だな…他になにネズミがいる? 」
メイド「有名なのはハツカネズミとドブネズミですね」
ご主人様「あー知ってる知ってる」
メイド「ハツカネズミはかなり小さいので、狭い家具の隙間などに入り込むことが多いです。一度入り込まれると見つけるのに苦労しそうですが、屋根裏にはあまり居着かないのでおそらく違うと思います。実験用のネズミで『マウス』と呼ぶのは小さなハツカネズミのことです」ペラペラ
メイド「逆にドブネズミはクマネズミ以上に大きいです。水がある場所を好むので床下にいることが多いです。やはり屋根裏にはなかなか現れないでしょうね。実験用のネズミで『ラット』と呼ぶのはドブネズミを改良して作られたやつです」ペラペラ
メイド「そもそもこういう民家に出没するネズミって大半がクマネズミなんですよね」
ご主人様「…なんか妙に詳しいな、おめーオタクか??ひくわ」
メイド「そっちから聞いてきたくせに!…別にオタクではないですけど、いろいろ調べてた時期がありまして」
ご主人様「…なんで?」
メイド「昔住んでた家がボロかったから、よくネズミが出たんですよ。捕まえなきゃいけない→そのためにはまず敵を知る必要がある→図書館でネズミの本を読む…という感じで」
ご主人様「捕まえて…食ってたのか!?貴重な食料として!?」
メイド「さすがに食べませんよ」
112:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:09:36.99 :KjJi+viHo
メイド「ついでにもうひとつ教えておきますと、クマネズミの中にはスーパーラットという優れた個体が存在するそうです」
ご主人様「スーパーラットぉ?なにがスーパーなんだ」
メイド「一見同じネズミでも、生き物ですから当然個体差がありますよね。たとえば罠に気づかずすぐに捕まってしまうおバカなネズミと、罠を罠と理解し警戒できる賢いネズミがいたとして…」
ご主人様「ネズミにバカとか賢いとかあんの?」
メイド「ありますよ!奴らの知能をナメちゃいけませんよ…」
メイド「で、その賢いほうのネズミが子供を産むと、その中に親から賢さを受け継いだのが出てきます」
ご主人様「遺伝か」
メイド「その賢い子供が、もし別の賢い個体と子供を産んだら、その子はさらに賢いネズミになるかもしれませんよね。ネズミの繁殖ペースはご存知のようにとても早いので…」
ご主人様「なるほど…繰り返すほどに賢いやつが誕生していくわけだ」
メイド「そう。そいつらがスーパーラットです」
ご主人様「へー…でもしょせんネズミだろ?」
メイド「だからそーやって侮ってはいけないんですって。知能に限らず、運動能力とか毒エサへの耐性とかで驚くほど優秀なのがいるそうですから…」
ご主人様「じゃあもしかしたら、おまえよりネズミのほうが優秀かもな」
メイド「寝ます」
ご主人様「だから冗談だよ!!」
メイド「さて、目視はできませんでしたが…一応『いるかもしれない』と仮定して、罠を仕掛けましょうか」
ご主人様「おっ!罠といえば…バチン!って挟むタイプのネズミ捕りだよな。粘着シートもあるか。スーパーラットも殺せる猛毒エサとか!?せっかくだし全部買おう!」
メイド「なにが全部ですか、バカなこと言わないでください!ひとつも買いません。家にあるもので作ります」
ご主人様「自作かよ!?」
メイド「そうです、Do It Yourself!ってやつですよ!わざわざ罠を買ったって、結局ネズミいませんでしたじゃお金の無駄になるでしょう?」
ご主人様「…それはネズミどもを子々孫々に至るまで根絶やしにできるような罠なのか?」
メイド「それはちょっと期待しすぎです。既製品でもそこまではたぶん無理ですよ。とりあえず、今から言うものを用意してもらえますか」
ご主人様「え、俺が?」
メイド「そうですよ。私はここで屋根裏見張ってますから。さぁ早く!」
ご主人様(くっ、こいつに知識でマウントを取られ、上から指示を出される日が来るなんて)
メイド「ついでにもうひとつ教えておきますと、クマネズミの中にはスーパーラットという優れた個体が存在するそうです」
ご主人様「スーパーラットぉ?なにがスーパーなんだ」
メイド「一見同じネズミでも、生き物ですから当然個体差がありますよね。たとえば罠に気づかずすぐに捕まってしまうおバカなネズミと、罠を罠と理解し警戒できる賢いネズミがいたとして…」
ご主人様「ネズミにバカとか賢いとかあんの?」
メイド「ありますよ!奴らの知能をナメちゃいけませんよ…」
メイド「で、その賢いほうのネズミが子供を産むと、その中に親から賢さを受け継いだのが出てきます」
ご主人様「遺伝か」
メイド「その賢い子供が、もし別の賢い個体と子供を産んだら、その子はさらに賢いネズミになるかもしれませんよね。ネズミの繁殖ペースはご存知のようにとても早いので…」
ご主人様「なるほど…繰り返すほどに賢いやつが誕生していくわけだ」
メイド「そう。そいつらがスーパーラットです」
ご主人様「へー…でもしょせんネズミだろ?」
メイド「だからそーやって侮ってはいけないんですって。知能に限らず、運動能力とか毒エサへの耐性とかで驚くほど優秀なのがいるそうですから…」
ご主人様「じゃあもしかしたら、おまえよりネズミのほうが優秀かもな」
メイド「寝ます」
ご主人様「だから冗談だよ!!」
メイド「さて、目視はできませんでしたが…一応『いるかもしれない』と仮定して、罠を仕掛けましょうか」
ご主人様「おっ!罠といえば…バチン!って挟むタイプのネズミ捕りだよな。粘着シートもあるか。スーパーラットも殺せる猛毒エサとか!?せっかくだし全部買おう!」
メイド「なにが全部ですか、バカなこと言わないでください!ひとつも買いません。家にあるもので作ります」
ご主人様「自作かよ!?」
メイド「そうです、Do It Yourself!ってやつですよ!わざわざ罠を買ったって、結局ネズミいませんでしたじゃお金の無駄になるでしょう?」
ご主人様「…それはネズミどもを子々孫々に至るまで根絶やしにできるような罠なのか?」
メイド「それはちょっと期待しすぎです。既製品でもそこまではたぶん無理ですよ。とりあえず、今から言うものを用意してもらえますか」
ご主人様「え、俺が?」
メイド「そうですよ。私はここで屋根裏見張ってますから。さぁ早く!」
ご主人様(くっ、こいつに知識でマウントを取られ、上から指示を出される日が来るなんて)
113:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:11:48.31 :KjJi+viHo
ご主人様「持ってきたぞ!まずは水を半分くらい入れたバケツに、空のペットボトルだろ、細長いものってのは…竹ひごでいいよな?」
ご主人様「錐…はなかったからドライバー。あとガムテ。食パン、魚肉ソーセージ、バター。これ餌?チーズじゃなくていいのか?」
メイド「ありがとうございます。別にネズミはチーズしか食べないわけじゃないですよ。なんだって食べますよ」
メイド「あ、ちゃんと軍手してます?人間の匂いがついたものは避けられるかもしれませんからね」
ご主人様「してるよちゃんと。お前の分も持ってきた」
メイド「…では作り方を説明しましょう。最初に言っときますがわりと簡単です」
ご主人様「ふむ」
メイド「まず、ペットボトルの蓋と底、それぞれ中央にドライバーを使って、竹ひごが余裕で通るくらいの大きさの穴を開けます。ほんとは錐があれば楽なんですけどねー」
メイド「で、…竹ひごを、ペットボトルの穴に通します…長さが足りなければ2本をガムテープでつないで延長するか、なんだったら丈夫な紐とかで代用した方が早いかも」
メイド「そしたらバケツの縁に竹ひごの両端を乗せて、橋のようにかかってる状態にします。竹ひごは動かないようにガムテで固定しましょう」
ご主人様「ふむふむ」
メイド「あとはペットボトルの表面…できれば中央あたりにガムテをペタペタ貼って、そこに食パンとソーセージをちぎってくっつけるだけです。バターはそれ以外のところにテキトーに塗っておいてください」
ご主人様「…それだけ?これどういう罠なんだ?」
メイド「まず、ネズミがエサの匂いにつられてやってきますよね。ネズミはエサを取るためにペットボトルに乗るわけですが」
メイド「竹ひごを通しただけのペットボトルはゆるゆるですから、重さがかかった瞬間に、くるっと回転しちゃうわけです」
ご主人様「あー、それで乗ってるネズミは振り落とされると」
メイド「そう。で下の水にドボン。この高さを登る方法はありませんから、あとは溺れ死ぬか餓死するかのどちらかです」
ご主人様「たまんねーなそりゃ。でもよ、ネズミが落ちる寸前にペットボトルにしがみついたりしねぇのか?」
メイド「ネズミの小さな手でツルツルしたペットボトルを掴むのは無理でしょうね」
ご主人様「…そもそも、ネズミはどうやってこのペットボトルのところまでたどり着くんだ?バケツは内からも外からも登れないだろ」
メイド「あっ…それは素で忘れてました。バケツの縁まで登っていくための道を作っておかないといけませんでしたね…」
メイド「ダンボールを適当な長さに切って、バケツの縁から滑り台みたいにかけておけば、ネズミが登ってくれるはずです」
ご主人様「ふーん…なるほどね」
ご主人様「持ってきたぞ!まずは水を半分くらい入れたバケツに、空のペットボトルだろ、細長いものってのは…竹ひごでいいよな?」
ご主人様「錐…はなかったからドライバー。あとガムテ。食パン、魚肉ソーセージ、バター。これ餌?チーズじゃなくていいのか?」
メイド「ありがとうございます。別にネズミはチーズしか食べないわけじゃないですよ。なんだって食べますよ」
メイド「あ、ちゃんと軍手してます?人間の匂いがついたものは避けられるかもしれませんからね」
ご主人様「してるよちゃんと。お前の分も持ってきた」
メイド「…では作り方を説明しましょう。最初に言っときますがわりと簡単です」
ご主人様「ふむ」
メイド「まず、ペットボトルの蓋と底、それぞれ中央にドライバーを使って、竹ひごが余裕で通るくらいの大きさの穴を開けます。ほんとは錐があれば楽なんですけどねー」
メイド「で、…竹ひごを、ペットボトルの穴に通します…長さが足りなければ2本をガムテープでつないで延長するか、なんだったら丈夫な紐とかで代用した方が早いかも」
メイド「そしたらバケツの縁に竹ひごの両端を乗せて、橋のようにかかってる状態にします。竹ひごは動かないようにガムテで固定しましょう」
ご主人様「ふむふむ」
メイド「あとはペットボトルの表面…できれば中央あたりにガムテをペタペタ貼って、そこに食パンとソーセージをちぎってくっつけるだけです。バターはそれ以外のところにテキトーに塗っておいてください」
ご主人様「…それだけ?これどういう罠なんだ?」
メイド「まず、ネズミがエサの匂いにつられてやってきますよね。ネズミはエサを取るためにペットボトルに乗るわけですが」
メイド「竹ひごを通しただけのペットボトルはゆるゆるですから、重さがかかった瞬間に、くるっと回転しちゃうわけです」
ご主人様「あー、それで乗ってるネズミは振り落とされると」
メイド「そう。で下の水にドボン。この高さを登る方法はありませんから、あとは溺れ死ぬか餓死するかのどちらかです」
ご主人様「たまんねーなそりゃ。でもよ、ネズミが落ちる寸前にペットボトルにしがみついたりしねぇのか?」
メイド「ネズミの小さな手でツルツルしたペットボトルを掴むのは無理でしょうね」
ご主人様「…そもそも、ネズミはどうやってこのペットボトルのところまでたどり着くんだ?バケツは内からも外からも登れないだろ」
メイド「あっ…それは素で忘れてました。バケツの縁まで登っていくための道を作っておかないといけませんでしたね…」
メイド「ダンボールを適当な長さに切って、バケツの縁から滑り台みたいにかけておけば、ネズミが登ってくれるはずです」
ご主人様「ふーん…なるほどね」
114:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:14:44.27 :KjJi+viHo
メイド「どうです?家にあるものだけで作れて、難しい工作はいらない」
メイド「一度の設置で、餌が残ってる限りは何匹でも捕獲できる可能性がある。電気とか使わないから危なくないし、中が水だからネズミの死骸もグロくない。…完璧じゃないですか!?」
ご主人様「たしかに聞いてる分にはいい感じだが、完璧かどうか決めるのは実際に捕獲できてからだろ?」
ご主人様「そう都合よく来るかなぁネズミ」
メイド「どうでしょうねぇ。こればかりはどんな罠だって一緒です。結局はネズミの気分次第。そもそもいると決まったわけでもありませんし」
メイド「まぁこんなの別に、うまくいくまでずーーーっと置いとけばいいんですよ」
ご主人様「…よし、じゃあさっそく作るか!」
メイド「一人でできますよね?やり方は教えましたし…」
ご主人様「だめだ!手伝え」
メイド「えー……」グラグラ
ご主人様「なんだよ…おまえもしかして眠いのか?」
メイド「当たり前でしょう…今何時だと思ってるんです」
ご主人様「えーと……2時…40分…」
メイド「5分で終わらせますよ」
ご主人様「…おう」
てきぱき…
ご主人様「できた。あとはこれを天井裏に置いとくだけだな」
メイド「……はい…」ウトウト
ご主人様「よし名付けて『地獄のプール』だ。頼むぞ~」
ご主人様(でも寝てるときに、ネズミがバシャバシャ泳ぐ音とか聞こえてきたらすげー嫌だなぁ)
メイド「どうです?家にあるものだけで作れて、難しい工作はいらない」
メイド「一度の設置で、餌が残ってる限りは何匹でも捕獲できる可能性がある。電気とか使わないから危なくないし、中が水だからネズミの死骸もグロくない。…完璧じゃないですか!?」
ご主人様「たしかに聞いてる分にはいい感じだが、完璧かどうか決めるのは実際に捕獲できてからだろ?」
ご主人様「そう都合よく来るかなぁネズミ」
メイド「どうでしょうねぇ。こればかりはどんな罠だって一緒です。結局はネズミの気分次第。そもそもいると決まったわけでもありませんし」
メイド「まぁこんなの別に、うまくいくまでずーーーっと置いとけばいいんですよ」
ご主人様「…よし、じゃあさっそく作るか!」
メイド「一人でできますよね?やり方は教えましたし…」
ご主人様「だめだ!手伝え」
メイド「えー……」グラグラ
ご主人様「なんだよ…おまえもしかして眠いのか?」
メイド「当たり前でしょう…今何時だと思ってるんです」
ご主人様「えーと……2時…40分…」
メイド「5分で終わらせますよ」
ご主人様「…おう」
てきぱき…
ご主人様「できた。あとはこれを天井裏に置いとくだけだな」
メイド「……はい…」ウトウト
ご主人様「よし名付けて『地獄のプール』だ。頼むぞ~」
ご主人様(でも寝てるときに、ネズミがバシャバシャ泳ぐ音とか聞こえてきたらすげー嫌だなぁ)
115:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:20:07.92 :KjJi+viHo
翌日
メイド「おはよーございます…」
ご主人様「……」じーっ
メイド「あ、バケツ…どうですか?」
ご主人様「3匹浮いてる」
プカー…
メイド「おおー…まさか一晩で3匹も捕まるとは。ていうかほんとにいたんですね」
ご主人様「これはクマネズミか?」
メイド「…そうですね。この大きさなら間違いないと思いますよ」
ご主人様「……」
メイド「ど、どうしたんです?ネズミ捕まってよかったじゃないですか」
ご主人様「虚しい…」
メイド「はい…?」
ご主人様「こんな小動物をいたぶるなんて人間のすることじゃねぇよ」
メイド「…?…????」
ご主人様「こいつら3匹仲良く、美味しそうな匂いに惹かれてやってきただろうに…脱出不可能の水中にドボン。必死でもがいたんだろうな…」
メイド「いや…いやいやいやいや…ご主人様、キモいキモいって散々言ってたじゃないですか」
ご主人様「どこがキモいんだ。よく見ろよ。こんなにつぶらな瞳の可愛い生き物が他にいるか?」
メイド「それ私も言った覚えが…」
ご主人様「でもこいつらはもう動かない。かわいそうに。生きたまま捕まえる罠がよかったな。そんでどっかに離してやればよかった」
メイド「えー……」
ご主人様「…殺しちまったものはしょうがない。こいつらは丁寧に埋葬してやろう。それが俺にできるせめてもの償いだ」
メイド「あの…そんなに落ち込まなくてもよくないですか?」
ご主人様「俺はな…ダメなんだ…こういういたいけな生物をいじめることができないんだ…根っからの善人だからな」
メイド「は?私のことはいじめるのに?」
ご主人様「今日はやめよう…そういういがみ合いは」
メイド(えー…なにこの…悪いことしたみたいな空気。言われた通りにやっただけなのに)
メイド(しかし…ご主人様にこんなナイーブな面があるとは意外でしたね…見直したというか…らしくないというか…)
翌日
メイド「おはよーございます…」
ご主人様「……」じーっ
メイド「あ、バケツ…どうですか?」
ご主人様「3匹浮いてる」
プカー…
メイド「おおー…まさか一晩で3匹も捕まるとは。ていうかほんとにいたんですね」
ご主人様「これはクマネズミか?」
メイド「…そうですね。この大きさなら間違いないと思いますよ」
ご主人様「……」
メイド「ど、どうしたんです?ネズミ捕まってよかったじゃないですか」
ご主人様「虚しい…」
メイド「はい…?」
ご主人様「こんな小動物をいたぶるなんて人間のすることじゃねぇよ」
メイド「…?…????」
ご主人様「こいつら3匹仲良く、美味しそうな匂いに惹かれてやってきただろうに…脱出不可能の水中にドボン。必死でもがいたんだろうな…」
メイド「いや…いやいやいやいや…ご主人様、キモいキモいって散々言ってたじゃないですか」
ご主人様「どこがキモいんだ。よく見ろよ。こんなにつぶらな瞳の可愛い生き物が他にいるか?」
メイド「それ私も言った覚えが…」
ご主人様「でもこいつらはもう動かない。かわいそうに。生きたまま捕まえる罠がよかったな。そんでどっかに離してやればよかった」
メイド「えー……」
ご主人様「…殺しちまったものはしょうがない。こいつらは丁寧に埋葬してやろう。それが俺にできるせめてもの償いだ」
メイド「あの…そんなに落ち込まなくてもよくないですか?」
ご主人様「俺はな…ダメなんだ…こういういたいけな生物をいじめることができないんだ…根っからの善人だからな」
メイド「は?私のことはいじめるのに?」
ご主人様「今日はやめよう…そういういがみ合いは」
メイド(えー…なにこの…悪いことしたみたいな空気。言われた通りにやっただけなのに)
メイド(しかし…ご主人様にこんなナイーブな面があるとは意外でしたね…見直したというか…らしくないというか…)
116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:21:48.38 :KjJi+viHo
その日の夜
ご主人様「おいメイド!!!また天井から音がした!」
メイド「そうですか…あの3匹以外にもまだ何匹かいたんでしょうね。生け捕りするなら、今度は空のバケツ設置しましょうか」
ご主人様「はぁ?生け捕り?」
メイド「え?」
ご主人様「ふざけんな、ぬるいこと言ってないでぶっ殺せよ!迷惑してんだぞこっちはよぉ」
メイド「いや…ご主人様?今朝はあんなに悲しんでたじゃないですか…」
ご主人様「知るか。気が変わったんだよ。というかお前の罠は確実性がなくてまどろっこしい!毒ガスでも炊いて全滅させろ!」
メイド「えぇ…こっわ…同一人物とは思えない。ご主人様マジで多重人格なんじゃないですか??」
ご主人様「いいからなんとかしてくれ!早くやれ!今やれ!すぐ殺れ!」バシバシ
メイド「痛たた!分かりましたから!なんでそう感情の振れ幅が大きいかなぁ!?」
メイド(…まぁでも…ご主人様はこうでなきゃって感じもしますけどね…)
このあとめちゃくちゃネズミ捕った。
その日の夜
ご主人様「おいメイド!!!また天井から音がした!」
メイド「そうですか…あの3匹以外にもまだ何匹かいたんでしょうね。生け捕りするなら、今度は空のバケツ設置しましょうか」
ご主人様「はぁ?生け捕り?」
メイド「え?」
ご主人様「ふざけんな、ぬるいこと言ってないでぶっ殺せよ!迷惑してんだぞこっちはよぉ」
メイド「いや…ご主人様?今朝はあんなに悲しんでたじゃないですか…」
ご主人様「知るか。気が変わったんだよ。というかお前の罠は確実性がなくてまどろっこしい!毒ガスでも炊いて全滅させろ!」
メイド「えぇ…こっわ…同一人物とは思えない。ご主人様マジで多重人格なんじゃないですか??」
ご主人様「いいからなんとかしてくれ!早くやれ!今やれ!すぐ殺れ!」バシバシ
メイド「痛たた!分かりましたから!なんでそう感情の振れ幅が大きいかなぁ!?」
メイド(…まぁでも…ご主人様はこうでなきゃって感じもしますけどね…)
このあとめちゃくちゃネズミ捕った。
117:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2019/06/14(金) 23:25:48.06 :KjJi+viHo
ちゅー編①と②の2本立てでお送りしました
この物語はフィクションですが、ネズミの話は少しノンフィクションです
この物語はフィクションですが、ネズミの話は少しノンフィクションです









































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