百合子「第2回の放送もMCになりました、七尾百合子です」

可奈「同じく矢吹可奈です！……百合子ちゃん、大丈夫？」

百合子「私のは終わったから、もう怖いものなんてないよ」

可奈「そっか、よかったよかった」

百合子「はい、それじゃあさっそく、みんなの妄想をかなえていこう！」

可奈「おー！」

百合子「このBOXからくじを引いて、名前が書いてるアイドルの妄想をかなえます」

可奈「百合子ちゃん、引く？」

百合子「ううん、可奈ちゃんに引いて欲しいな」

可奈「いいの？」

百合子「うん、可奈ちゃんの歌、好きだし」

可奈「わかった！じゃあ、引くね」

可奈「きょうはだれかな♪やぶきかな♪」

百合子「ふふ」

可奈「おひるごはんも食べたいな♪」

百合子「ふふふ」

可奈「らんらんらんらんらーん♪はいっ！」

百合子「ふふふはい、誰ですか？」

可奈「じゃじゃん！」

"松田亜利沙"

可奈「亜利沙さーん！」

百合子「わあ……たしか亜利沙さん、劇場にいるよね」

可奈「いつもいるから、多分いるんじゃない？」

百合子「それじゃ、さっそく行こう！」

可奈「おー！……え？　なんですか、スタッフさん？」

百合子「これを……？　はい、わかりました」

……

松田亜利沙「みなさん、こんにちは！　松田亜利沙です！　かわいい2人に呼ばれてきました！」

可奈「何をするか知ってますか？」

亜利沙「もちろんです！　前回放送もしっかりチェックしましたよ！」

百合子「そこは触れないでください」

可奈「ということで、亜利沙さんの妄想をかなえたいと思います！」

百合子「何て言ったか覚えてますか？」

亜利沙「もちろん！と言いたいところですが、ありさは、いろいろな妄想を、いろいろな所でしゃべってるので……」

可奈「なるほど～。それじゃあ、これをつけてください」

亜利沙「……アイマスクですか？」

百合子「これから車で移動します。どこに行くかはお楽しみです」

可奈「何かも現地で発表します」

亜利沙「……怖いこと言いますね……でも、これはやらないと終わらないタイプのやつですよね」

百合子「さすが亜利沙さん」

亜利沙「えーい、もうどこへでも連れていってください！」

可奈「それでは」ｷﾞｭｯ

百合子「行きましょう」ｷﾞｭｯ

亜利沙「ムヒョッ。両手に花です、役得です！」

※1時間後

百合子「着きました、それでは亜利沙さん、アイマスクを取ってください」

可奈「まだ後ろは振り向いちゃダメですよ」

亜利沙「はい……えっと、ここは？」

百合子「それでは、ここで亜利沙さんの妄想を見ていきましょう」

可奈「2つあるみたいだね、まずは、こちら！」

"松田亜利沙①→空を飛びたい"

亜利沙「んー？」

百合子「言った記憶ないですか？」

亜利沙「これはですね……多分ですけど、ライブで、ワイヤーを使」

可奈「2つ目はこちら！」

亜利沙「ちょちょっと、聞いてくださいよ～」

"松田亜利沙②→そして、宇宙へ"

百合子「亜利沙さん、後ろを振り返って見てください」

亜利沙「……えっ」

可奈「ということで、亜利沙さんには、今から、バンジージャンプに挑戦してもらいます！」

亜利沙「ちょちょちょっと、待ってくださいよー！」

百合子「更に、飛びながら、『Take！3.2.1.→S・P・A・C・E↑↑』を歌唱してもらいます！」

亜利沙「いやいやいやいやおかしいですおかしいですよ」

可奈「これで①②同時達成できますね！」

百合子「亜利沙さん、どうぞ！」

亜利沙「うわー……これ、やらないと終わらないタイプのやつですよね……」

可奈「さすが亜利沙さん」

亜利沙「……わかりましたよ！飛んでやりますよ！」

百合子「おお」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

……
百合子「亜利沙さーん、準備はいいですかー？」

亜利沙「」ﾏﾙ

可奈「それでは、どうぞ」

亜利沙「ありさ、いっきま～～～～～っす！」

亜利沙「成層けぎゃあああああああああ……」

ﾋﾞﾖｰﾝﾋﾞﾖｰﾝ……

……
百合子「いかがでしたか？」

亜利沙「……もうやりたくないです」

可奈「歌えてなかったですけど、大丈夫ですか？」

亜利沙「可奈ちゃん、ありさが歌えるまでやると、帰れなくなりますよ？」

"松田亜利沙→空を飛びたい他"　済

百合子「それでは、次のアイドルを決めます。亜利沙さん、引いてください」

亜利沙「わかりました」

可奈「てーて♪てーて♪みちへのだいぼうけーん♪」

亜利沙「ありさ、ひっきま～～～～～っす！」ｽｯ

可奈「さすが亜利沙さん！」

亜利沙「今のはわかりましたよ！……さて、次のターゲットは……」

"田中琴葉"

亜利沙「琴葉ちゃんです！」

可奈「おお！」

百合子「はい、それではシアターに帰りましょう」

※1時間後

可奈「じゃじゃーん、動画の前のみなさん、サービスです」

百合子「なんと……」

百合子「トライスタービジョンのお弁当タイムです！」

可奈「おいしそう！」

所恵美「にゃはは、これ食べる？」

可奈「わーい、あーん……おーいひー！」

島原エレナ「カナ、こっちもいいヨー」

可奈「あーん……おいひー！」

田中琴葉「ふふっ、かわいい」

百合子「今日はみなさん、レッスンですか？」

恵美「そうそう、さっきまで一緒で、このあとは個別だよー」

百合子「ちょっとお時間大丈夫ですか？」

琴葉「撮影よね？　大丈夫よ」

可奈「ほれでは、だれかはっぽうしまふ」

エレナ「ゴックンしてからしゃべろうネ」

可奈「……琴葉さんです！」

琴葉「え？私なの？」

百合子「はい！撮影は……向こうのソファーの前で」

琴葉「え？」

……

琴葉「改めまして、田中琴葉です。よろしくお願いします」

百合子「よろしくお願いします！　さて、琴葉さんの妄想ですが……」

可奈「ライブの特典ですけど、覚えてますか？」

琴葉「ええ……でも、精一杯ふざけて、というディレクションがあったから……」

百合子「琴葉さんがふざけるって珍しくないですか？」

琴葉「そうなの。だから、困っちゃって」

可奈「見てみましょう！じゃじゃん！」

"田中琴葉→金髪になる"

百合子「……なるほど」

可奈「……なるほど」

琴葉「グレたいわけじゃないの。ちゃんと、ウィッグにするって……」

百合子「そういうことじゃなく……」

可奈「ハードル上げてごめんなさい」

琴葉「えっと……こちらこそごめんね？」

百合子「ということで、金髪ウィッグをつける……と言いたいのですが」

琴葉「え？」

可奈「ウィッグが用意できなかったみたいです」

琴葉「あら」

百合子「ということで、妥協案としまして、こちらでシエスタ中の」

可奈「美希さんに協力してもらおうと思います」

美希「」zzz

琴葉「……へ？」

……
百合子「琴葉さん、もう少し上に……それでもう少し毛をこっちに……」

可奈「こんな感じ？」

百合子「そうそう……あ、いい感じ」

琴葉「……ねぇ、今更だけど、おかしくない？」

百合子「大丈夫です、もう少しで良い1枚が撮れますから」

可奈「もう少し美希さんの前で寝転がっててくださいね」

琴葉「……いいのかな」

百合子「あ、バッチリです。では撮りまーす。はい、チーズ」ｶｼｬ

百合子「ほら、まるで金髪みたい」

可奈「本当だ、見える！」

琴葉「……強引な気もするけど、写真は上手ね」

百合子「それでは、達成ですね」

可奈「やった！」

琴葉「えっと……ありがとう……？」

"田中琴葉→金髪になる"　済

百合子「美希さんもご協力ありがとうございます」

可奈「あと、お誕生日おめでとうございます！」

美希「」zzz

琴葉「……全然起きないのね」

百合子「さすが美希さんです……さて、それでは次を決めるくじを引いてください」

琴葉「わかった」

可奈「琴葉さん、ちょっといい？」

琴葉「？」

……
百合子「準備はいいですか？　それではお願いします！」

可奈「テテテ」

琴葉可奈「アツいアツい情熱が　ジレるハートに火をつける♪」

琴葉「だってタフな夢じゃなきゃ始まらない♪」

琴葉可奈「胸の隙間ジリジリと　燻ってた導火線♪」

琴葉可奈「今すぐに　燃やしてよ真っ赤な♪」

琴葉「DESIRE♪」ｽｯ

可奈「イエーイ！　ありがとう！」

百合子「フリに合わせて引けるってすごい」

可奈「それでは、その手のくじをあけてください！」

琴葉「はい……あ」

百合子「？」

琴葉「恵美だ」

百合子可奈「……」

百合子可奈「」ﾌﾞﾜｯ

琴葉「えっ、なんで泣くの」

可奈「うわーん、おかえりー琴葉さーん」ﾀﾞｷｯ

百合子「おかえりなさーい」ﾀﾞｷｯ

琴葉「ああ、曲……そうね、ただいま、でいいのかな？」

……
恵美「あ、おかえりー、どうだった？」

琴葉「そうね、楽しかった……かな？」

エレナ「コトハ、よかったネ！」

琴葉「それで、次は恵美の番よ」

恵美「アタシ？　オッケー！」

百合子「ということで、これをどうぞ」

恵美「アイマスク？　いいよ任せて……これでいい？」

可奈「亜利沙さん、また今朝のところに一緒に来てくれますか？」

亜利沙「ええっ！いくら可奈ちゃんのお願いでも、撮り直しは嫌ですよ！」

可奈「違いますよ、次は恵美さんの妄想です」

亜利沙「な、なるほど……」

百合子「恵美さんの準備できたよー」

可奈「こちらも亜利沙さん確保したよー」

亜利沙「恵美ちゃん、ナム……」

※移動車中

恵美「亜利沙、どこ行くか知ってるの？」

亜利沙「そ、そうですねぇ……でも、言えませんよ」

恵美「まあ、そうだよねぇ。楽しいとこ？」

亜利沙「……人によりますね」

恵美「そっかー」

※到着

百合子「恵美さん、後ろは振り向いちゃダメですよ」

可奈「それでは、アイマスクを取って自己紹介」

恵美「まぶしっ……やっほ♪所恵美でーすっ」

百合子「それでは、恵美さんの妄想を見ていきましょう」

可奈「一つめはこちら、じゃじゃん！」

"所恵美①→設営からチケットの手売りまでする、手作りの武道館"

恵美「あー、なんか言った気がする」

可奈「事務所補足……次があったらお願いね、だって」

恵美「オッケー。照明もやっちゃうよ！」

百合子「ということで、かなえたい妄想は②になります」

恵美「後ろに何があるんだろ？」

可奈「まずは振り返って見てください！」

恵美「……おお！バンジー！」

亜利沙「……よくその反応ができますね」

恵美「え？楽しそうじゃん、1回やってみたかったんだよねー」

亜利沙「た、高いとこは大丈夫なんですか？」

恵美「普通くらいじゃない？怖いのは怖いよねー」

亜利沙「ひええ……恵美ちゃんは強いですね……」

百合子「さて、では発表しますよ」

可奈「こちら！じゃじゃん！」

"所恵美②→亜利沙に空を飛んで欲しい"

亜利沙「……ってちょっと！えええ！」

恵美「あー、言った気がする」

亜利沙「ウソでしょ！あ、ありさはもう飛びたくないですよ！」

百合子「……わかりました、じゃあ代わりに私が飛びます」

可奈「……いやいや、ここは私が飛びます」

恵美「えー、アタシが飛ぶよー」

百合子「私が」

可奈「私が」

恵美「アタシが」

亜利沙「じゃ、じゃあ、ありさが」

百合子可奈恵美「どうぞどうぞ」

亜利沙「お約束じゃないですかあああ」

……
ED曲『アフタースクールパーリータイム』

映像『亜利沙、本日2回目のバンジー』

映像『それを見て楽しそうな3人』

百合子「次回は誰の妄想をかなえるのでしょうか」

可奈「お楽しみに！」

百合子「ここまでのお相手は七尾百合子と」

可奈「矢吹可奈でした」

百合子「またね♪」

おわり

完結報告してきます。