1:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:18:26 :kBk
・「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSSです
・描写について、複数のコンテンツの要素や独自の解釈を含むことがあります
前作(のようなもの)
中野有香「スイカ割りがしたい?」水本ゆかり「ええ」
※話の展開に繋がりはさほどありません
道明寺歌鈴「昨日は、ほんっとうにありがとうごじゃいましたっ! あのジャンボパフェ、私たちだけじゃ食べ切れたかどうか……」
依田芳乃「皆さんのお力添えのおかげで、ぱふぇへの礼を尽くすことができましたー」
槙原志保「そんな、こちらこそお礼を言いたいくらいですよ! 美味しいパフェをみんなで食べることができて、楽しかったですから♪」
三村かな子「むしろ、ああいうのはいつでも誘ってほしいな♪」
緒方智絵里「ふふっ……♪ さすがかな子ちゃん、頼りになるねっ」
椎名法子「みんなで力を合わせれば、ジャンボドーナツパフェも怖くない、だねっ!」
歌鈴「ど、ドーナツは法子ちゃんが自分で足していっただけのような……」
アハハ
キャッキャ
デシテー
水本ゆかり「……」
中野有香「……このパターンは……」
・「アイドルマスター シンデレラガールズ」のSSです
・描写について、複数のコンテンツの要素や独自の解釈を含むことがあります
前作(のようなもの)
中野有香「スイカ割りがしたい?」水本ゆかり「ええ」
※話の展開に繋がりはさほどありません
道明寺歌鈴「昨日は、ほんっとうにありがとうごじゃいましたっ! あのジャンボパフェ、私たちだけじゃ食べ切れたかどうか……」
依田芳乃「皆さんのお力添えのおかげで、ぱふぇへの礼を尽くすことができましたー」
槙原志保「そんな、こちらこそお礼を言いたいくらいですよ! 美味しいパフェをみんなで食べることができて、楽しかったですから♪」
三村かな子「むしろ、ああいうのはいつでも誘ってほしいな♪」
緒方智絵里「ふふっ……♪ さすがかな子ちゃん、頼りになるねっ」
椎名法子「みんなで力を合わせれば、ジャンボドーナツパフェも怖くない、だねっ!」
歌鈴「ど、ドーナツは法子ちゃんが自分で足していっただけのような……」
アハハ
キャッキャ
デシテー
水本ゆかり「……」
中野有香「……このパターンは……」
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2:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:21:33 :kBk
----翌日----
ゆかり「私も、ジャンボパフェというものに挑戦してみたいです……!」ズイッ
法子「わわっ、ゆかりちゃん、近いよ〜」
有香「あはは、やっぱり……」
法子「もしかして、この間の話、聞いてた?」
ゆかり「はい。そのことをお話している法子ちゃんが、とても楽しそうだったので……」
法子「えへへっ。芳乃ちゃんたちがジャンボパフェに挑戦してるところに、偶然あたしたちが通りかかったんだー♪」
有香「なるほど……ピンチの時に現れる助っ人みたいで、ちょっとカッコいいですね!」
法子「主に活躍してたのはかな子ちゃんと志保さんで、あたしはあんまり役に立ってなかったけどね……」アハハ
法子「あっ、でも! ドーナツをちょい足しして、パフェをもっと豪華にしてきたよっ」フンス
ゆかり「さすが、法子ちゃんですっ♪」
有香「いや大盛りメニューに嵩増しって、なんでそんな難易度上げるようなことしちゃうんですか」
法子「でも、かな子ちゃんは美味しそうに食べてくれたよ?」キョトン
----翌日----
ゆかり「私も、ジャンボパフェというものに挑戦してみたいです……!」ズイッ
法子「わわっ、ゆかりちゃん、近いよ〜」
有香「あはは、やっぱり……」
法子「もしかして、この間の話、聞いてた?」
ゆかり「はい。そのことをお話している法子ちゃんが、とても楽しそうだったので……」
法子「えへへっ。芳乃ちゃんたちがジャンボパフェに挑戦してるところに、偶然あたしたちが通りかかったんだー♪」
有香「なるほど……ピンチの時に現れる助っ人みたいで、ちょっとカッコいいですね!」
法子「主に活躍してたのはかな子ちゃんと志保さんで、あたしはあんまり役に立ってなかったけどね……」アハハ
法子「あっ、でも! ドーナツをちょい足しして、パフェをもっと豪華にしてきたよっ」フンス
ゆかり「さすが、法子ちゃんですっ♪」
有香「いや大盛りメニューに嵩増しって、なんでそんな難易度上げるようなことしちゃうんですか」
法子「でも、かな子ちゃんは美味しそうに食べてくれたよ?」キョトン
3:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:22:37 :kBk
ゆかり「私は、これまで一般的なパフェしか口にしたことがありませんから……ジャンボの名を冠するパフェが一体どのようなものか、すっかり興味が湧いてしまって」
有香(……ゆかりちゃんの場合、一般的なのはサイズだけで、中身はものすごく高級なパフェとか、食べたことがあったりして……)ヒソヒソ
法子(あー、そうかも。すっごく高いフルーツとか、一流パティシエが作った超高級ドーナツとかが乗ってるのかな)ヒソヒソ
有香(ドーナツはどうだろう……)ヒソヒソ
ゆかり「……お二人とも、どうかしましたか?」
有香「い、いえ何もっ!」ビクゥ
有香「……こほん。しかし、ゆかりちゃんは普段どちらかといえば小食なほうだと思っていたのですが……大丈夫、なんですか?」
法子「そういえば、三人でゴハン行くとき、ゆかりちゃんが一番食べる量少ない気がする」
ゆかり「……確かに、その通りだとは思います」
ゆかり「私は、これまで一般的なパフェしか口にしたことがありませんから……ジャンボの名を冠するパフェが一体どのようなものか、すっかり興味が湧いてしまって」
有香(……ゆかりちゃんの場合、一般的なのはサイズだけで、中身はものすごく高級なパフェとか、食べたことがあったりして……)ヒソヒソ
法子(あー、そうかも。すっごく高いフルーツとか、一流パティシエが作った超高級ドーナツとかが乗ってるのかな)ヒソヒソ
有香(ドーナツはどうだろう……)ヒソヒソ
ゆかり「……お二人とも、どうかしましたか?」
有香「い、いえ何もっ!」ビクゥ
有香「……こほん。しかし、ゆかりちゃんは普段どちらかといえば小食なほうだと思っていたのですが……大丈夫、なんですか?」
法子「そういえば、三人でゴハン行くとき、ゆかりちゃんが一番食べる量少ない気がする」
ゆかり「……確かに、その通りだとは思います」
4:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:24:13 :kBk
ゆかり「空手経験者の有香ちゃんは、運動をたくさんしているぶん、食べる量も多めですし……」
有香「そ、そう言われると恥ずかしいですね……。でも、エネルギーを蓄えるためには、たくさん食べることが大事ですから!」
ゆかり「法子ちゃんも、普段からドーナツで鍛えられてますしね」
法子「えっへん!」ドヤァ
有香「その鍛え方が通用するの、たぶん法子ちゃんだけですけどね」
ゆかり「ですが、私もアイドルになってから、以前よりも食というものに興味を持つようになったのです」
ゆかり「お仕事でいろいろと美味しいものをいただいたり、差し入れや、打ち上げなども……」
ゆかり「それに、先ほど法子ちゃんが言ったように、アイドル仲間やプロデューサーさんとお食事を共にする機会なども増えましたから」
有香「確かに、仕事やレッスンが遅くなった時は、そういう流れになることも多いですね」
法子「みんなで食べるの、美味しいもんね♪」
有香「法子ちゃんがいると、大抵シメはドーナツになっちゃいますけどね」アハハ
法子「終わりよければすべてドーナツ! だよっ」
有香「すみませんその諺は完全に初耳です」
ゆかり「空手経験者の有香ちゃんは、運動をたくさんしているぶん、食べる量も多めですし……」
有香「そ、そう言われると恥ずかしいですね……。でも、エネルギーを蓄えるためには、たくさん食べることが大事ですから!」
ゆかり「法子ちゃんも、普段からドーナツで鍛えられてますしね」
法子「えっへん!」ドヤァ
有香「その鍛え方が通用するの、たぶん法子ちゃんだけですけどね」
ゆかり「ですが、私もアイドルになってから、以前よりも食というものに興味を持つようになったのです」
ゆかり「お仕事でいろいろと美味しいものをいただいたり、差し入れや、打ち上げなども……」
ゆかり「それに、先ほど法子ちゃんが言ったように、アイドル仲間やプロデューサーさんとお食事を共にする機会なども増えましたから」
有香「確かに、仕事やレッスンが遅くなった時は、そういう流れになることも多いですね」
法子「みんなで食べるの、美味しいもんね♪」
有香「法子ちゃんがいると、大抵シメはドーナツになっちゃいますけどね」アハハ
法子「終わりよければすべてドーナツ! だよっ」
有香「すみませんその諺は完全に初耳です」
5:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:26:44 :kBk
ゆかり「何よりアイドルとして、見識を広めるために、新しいことには積極的にチャレンジしていきたいと、そう思うのです」
有香「確かに……チャレンジと言われれば、私の胸の内もこう、燃えるものがあります! ……それにその、単純にスイーツにも興味はありますし」
法子「えへへっ♪ ゆかゆか、やる気満々だねー!」
ゆかり「さすがに一人で食べ切るのは困難でしょうから……お二人にもご協力をお願いしたくて。よろしいでしょうか……?」
有香「はいっ! ゆかりちゃんのためなら、この不肖中野有香! 全力でお手伝いしましょう!」
法子「あたしももちろん、ドーナツオッケーだよっ」
ゆかり「ありがとうございます……!」
有香「三本の矢……もとい、三本のスプーンで! 打倒、ジャンボパフェですっ!」
法子「おー!」
ゆかり「三本のスプーンを……! 二刀流、というのは聞いたことがありますが……さすが有香ちゃん。空手の達人ともなれば、スプーン三本を同時に操ることもできるのですね……」ゴクリ
有香「一人一本の合わせて三本です、ゆかりちゃん」
ゆかり「何よりアイドルとして、見識を広めるために、新しいことには積極的にチャレンジしていきたいと、そう思うのです」
有香「確かに……チャレンジと言われれば、私の胸の内もこう、燃えるものがあります! ……それにその、単純にスイーツにも興味はありますし」
法子「えへへっ♪ ゆかゆか、やる気満々だねー!」
ゆかり「さすがに一人で食べ切るのは困難でしょうから……お二人にもご協力をお願いしたくて。よろしいでしょうか……?」
有香「はいっ! ゆかりちゃんのためなら、この不肖中野有香! 全力でお手伝いしましょう!」
法子「あたしももちろん、ドーナツオッケーだよっ」
ゆかり「ありがとうございます……!」
有香「三本の矢……もとい、三本のスプーンで! 打倒、ジャンボパフェですっ!」
法子「おー!」
ゆかり「三本のスプーンを……! 二刀流、というのは聞いたことがありますが……さすが有香ちゃん。空手の達人ともなれば、スプーン三本を同時に操ることもできるのですね……」ゴクリ
有香「一人一本の合わせて三本です、ゆかりちゃん」
6:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:29:10 :kBk
-----翌日、とあるファミレス-----
有香「さあ、無事に注文も済ませましたし、あとは運ばれてくるのを待つだけですね!」
ゆかり「はい。……少し、ドキドキしてきました……!」
法子「えへへっ、楽しみだねー♪」
有香「しっかりレッスンもこなして、お腹も空いていますし、準備は万全ですっ!」グッ
法子「あたしも、これに備えて、今日は事務所でドーナツを食べるの、ガマンしてきたんだからっ」
ゆかり「法子ちゃんがドーナツを食べていないから、今日は色々な人がびっくりしていましたね……」
有香「びっくりを通り越して、心配している人もいましたよね。時子さんなんか、無言で法子ちゃんの額に手を当ててましたし」
ゆかり「プロデューサーさんは、何度か自分の頬をつねっていましたね」
法子「もう、みんな大袈裟なんだからぁ」
有香「日頃の行い、ですね」
-----翌日、とあるファミレス-----
有香「さあ、無事に注文も済ませましたし、あとは運ばれてくるのを待つだけですね!」
ゆかり「はい。……少し、ドキドキしてきました……!」
法子「えへへっ、楽しみだねー♪」
有香「しっかりレッスンもこなして、お腹も空いていますし、準備は万全ですっ!」グッ
法子「あたしも、これに備えて、今日は事務所でドーナツを食べるの、ガマンしてきたんだからっ」
ゆかり「法子ちゃんがドーナツを食べていないから、今日は色々な人がびっくりしていましたね……」
有香「びっくりを通り越して、心配している人もいましたよね。時子さんなんか、無言で法子ちゃんの額に手を当ててましたし」
ゆかり「プロデューサーさんは、何度か自分の頬をつねっていましたね」
法子「もう、みんな大袈裟なんだからぁ」
有香「日頃の行い、ですね」
7:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:30:15 :kBk
法子「ゆかりちゃんは、何か準備してきた?」
ゆかり「私、ですか? そうですね……」ガサゴソ
ゆかり「とりあえずは、何かがあった時のために、フルートは持参しました」スッ
有香「それ役に立ちます?」
法子「ゆかりちゃん、真面目〜!」ケラケラ
有香「あの、店内での演奏はたぶん迷惑になると思うので、やめておきましょうね?」
ゆかり「そうですか……残念です」シュン
法子「……はっ! でも、ちょっと待って!」
ゆかり「……法子ちゃん?」
法子「……フルートとフルーツって、似てない!?」
有香「だから何だっていうんですか」
ゆかり「確かに……!」
有香「確かにじゃなくて!!」
法子「ゆかりちゃんは、何か準備してきた?」
ゆかり「私、ですか? そうですね……」ガサゴソ
ゆかり「とりあえずは、何かがあった時のために、フルートは持参しました」スッ
有香「それ役に立ちます?」
法子「ゆかりちゃん、真面目〜!」ケラケラ
有香「あの、店内での演奏はたぶん迷惑になると思うので、やめておきましょうね?」
ゆかり「そうですか……残念です」シュン
法子「……はっ! でも、ちょっと待って!」
ゆかり「……法子ちゃん?」
法子「……フルートとフルーツって、似てない!?」
有香「だから何だっていうんですか」
ゆかり「確かに……!」
有香「確かにじゃなくて!!」
8:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:32:48 :kBk
ゆかり「あっ。それともうひとつ、今日事務所でお会いしたアイドルの方に、コツを伺ってきましたよ」
有香「それは心強いですね! コツというと、効率的な食べる順序とか、でしょうか?」
法子「誰に聞いてきたの?」
ゆかり「城ヶ崎美嘉さんです」
有香「美嘉ちゃんですか。意外ですね……こういった、大食いチャレンジみたいなものをするイメージはありませんが……」
法子「でもでも、カリスマなんだし、話題のスイーツとかには詳しいのかも!」
有香「なるほど……それで、コツというのは一体、どのような?」
ゆかり「それは……あっ」
店員「お待たせしましたー。ご注文の、スペシャルジャンボパフェでーす」
ドォォォォン
有香「おおお……! こ、これが噂の……!」ゴクリ
ゆかり「あっ。それともうひとつ、今日事務所でお会いしたアイドルの方に、コツを伺ってきましたよ」
有香「それは心強いですね! コツというと、効率的な食べる順序とか、でしょうか?」
法子「誰に聞いてきたの?」
ゆかり「城ヶ崎美嘉さんです」
有香「美嘉ちゃんですか。意外ですね……こういった、大食いチャレンジみたいなものをするイメージはありませんが……」
法子「でもでも、カリスマなんだし、話題のスイーツとかには詳しいのかも!」
有香「なるほど……それで、コツというのは一体、どのような?」
ゆかり「それは……あっ」
店員「お待たせしましたー。ご注文の、スペシャルジャンボパフェでーす」
ドォォォォン
有香「おおお……! こ、これが噂の……!」ゴクリ
9:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:35:36 :kBk
ゆかり「こうして実際に目にすると、圧巻ですね……」
法子「おっきーい! ねぇねぇ、あたしの顔、隠れちゃうんじゃない?」
店員「ふふっ。ごゆっくりどうぞー」
有香「あっ、ありがとうございます!」ペコリ
法子「食べる前に写真撮っとこうっと♪」スマホトリダシ
ゆかり「そうですね。ジャンボパフェ、挑戦記念ですっ」
有香「なら、私も……! こういうのを、『映え』っていうんですよね? えへへ、なんだか今時の女の子みたい……!」ソワソワ
法子「有香ちゃん、今時の女の子じゃなかったの?」
有香「そ、そうでしたっ。今時の女の子で、アイドルですからねっ」
ゆかり「こうして実際に目にすると、圧巻ですね……」
法子「おっきーい! ねぇねぇ、あたしの顔、隠れちゃうんじゃない?」
店員「ふふっ。ごゆっくりどうぞー」
有香「あっ、ありがとうございます!」ペコリ
法子「食べる前に写真撮っとこうっと♪」スマホトリダシ
ゆかり「そうですね。ジャンボパフェ、挑戦記念ですっ」
有香「なら、私も……! こういうのを、『映え』っていうんですよね? えへへ、なんだか今時の女の子みたい……!」ソワソワ
法子「有香ちゃん、今時の女の子じゃなかったの?」
有香「そ、そうでしたっ。今時の女の子で、アイドルですからねっ」
10:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:36:42 :kBk
ゆかり「えぇと、背景が暗めで、自然光が当たるような場所から……被写体が真っ直ぐになるように……」パシャリ
ゆかり「やりましたっ。いい感じに撮れましたよっ」
法子「ほんとだ! ゆかりちゃんすごーい! パフェ美味しそうっ」
有香「ゆかりちゃん、こういうの得意なんですね! ちょっと意外ですっ」
ゆかり「ありがとうございます♪ コツを教えてくださった美嘉さんに、感謝ですね」
有香「コツって写真のコツだったんですかっ!? てっきり食べ方のほうかと……」
法子「そうだ! ジャンボパフェなんだし、大きさが分かりやすいように何か隣に置いてみたら?」
ゆかり「それでしたら、このフルートを……」スッ
有香「いや、パフェより大きなものを使うのはちょっと違くないですか?」
法子「じゃあドーナツ?」スッ
有香「おもむろにバッグからドーナツを取り出すのはやめてください!」
ゆかり「食べるのは我慢しても、持ってきてはいたんですね」
法子「布教用だよっ」ドヤァ
ゆかり「えぇと、背景が暗めで、自然光が当たるような場所から……被写体が真っ直ぐになるように……」パシャリ
ゆかり「やりましたっ。いい感じに撮れましたよっ」
法子「ほんとだ! ゆかりちゃんすごーい! パフェ美味しそうっ」
有香「ゆかりちゃん、こういうの得意なんですね! ちょっと意外ですっ」
ゆかり「ありがとうございます♪ コツを教えてくださった美嘉さんに、感謝ですね」
有香「コツって写真のコツだったんですかっ!? てっきり食べ方のほうかと……」
法子「そうだ! ジャンボパフェなんだし、大きさが分かりやすいように何か隣に置いてみたら?」
ゆかり「それでしたら、このフルートを……」スッ
有香「いや、パフェより大きなものを使うのはちょっと違くないですか?」
法子「じゃあドーナツ?」スッ
有香「おもむろにバッグからドーナツを取り出すのはやめてください!」
ゆかり「食べるのは我慢しても、持ってきてはいたんですね」
法子「布教用だよっ」ドヤァ
11:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:38:02 :kBk
有香「というか、あまりのんびりしていると、パフェに乗っているアイスが溶けてしまうんじゃ……?」
法子「あわわ、本当だ」
ゆかり「そうですね。では、『メロウ・イエローのジャンボパフェ攻略大作戦』、これよりスタートですっ」
法子「せーのっ♪」
ゆかゆかのりこ「いただきますっ!」
有香「これ、どこから手を付けるか、迷いますね……!」
法子「あたし、イチゴもーらいっ♪」ヒョイパク
有香「あっ、法子ちゃんずるい! では私は、この中央に陣取るプリンから攻めますっ」
ゆかり「ん……♪ 滑らかな生クリームと、フルーツのほのかな酸味が、豊かな二重奏を奏でています……!」
有香「おぉ……ゆかりちゃん、相変わらず個性的な食レポ……!」
有香「というか、あまりのんびりしていると、パフェに乗っているアイスが溶けてしまうんじゃ……?」
法子「あわわ、本当だ」
ゆかり「そうですね。では、『メロウ・イエローのジャンボパフェ攻略大作戦』、これよりスタートですっ」
法子「せーのっ♪」
ゆかゆかのりこ「いただきますっ!」
有香「これ、どこから手を付けるか、迷いますね……!」
法子「あたし、イチゴもーらいっ♪」ヒョイパク
有香「あっ、法子ちゃんずるい! では私は、この中央に陣取るプリンから攻めますっ」
ゆかり「ん……♪ 滑らかな生クリームと、フルーツのほのかな酸味が、豊かな二重奏を奏でています……!」
有香「おぉ……ゆかりちゃん、相変わらず個性的な食レポ……!」
12:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:40:33 :kBk
法子「有香ちゃんも、イチゴどーぞ! はい、あーん♪」
有香「わわっ。あ、あーん……」パク
有香「うん、美味しいです!」
ゆかり「では、法子ちゃんにはこちらのアイスを」
法子「わーい♪ ありがとー!」パク
有香「あはは、三人で食べさせ合っていたら、なかなか進みませんよ」
ゆかり「あら……すみません。つい楽しくなってしまって……。これは単なるお茶会ではなく、ジャンボパフェへの挑戦、ですものね」キリッ
法子「まあまあ。そんなに真剣にならなくても、美味しいから大丈夫だよー♪」
有香「その言葉を聞くと、なんだか本当に大丈夫な気になってきますよね」
ゆかり「ふふっ♪ ……あ。こちらにはマンゴーが……本当に、フルーツがふんだんにあしらわれていますね」
法子「有香ちゃんも、イチゴどーぞ! はい、あーん♪」
有香「わわっ。あ、あーん……」パク
有香「うん、美味しいです!」
ゆかり「では、法子ちゃんにはこちらのアイスを」
法子「わーい♪ ありがとー!」パク
有香「あはは、三人で食べさせ合っていたら、なかなか進みませんよ」
ゆかり「あら……すみません。つい楽しくなってしまって……。これは単なるお茶会ではなく、ジャンボパフェへの挑戦、ですものね」キリッ
法子「まあまあ。そんなに真剣にならなくても、美味しいから大丈夫だよー♪」
有香「その言葉を聞くと、なんだか本当に大丈夫な気になってきますよね」
ゆかり「ふふっ♪ ……あ。こちらにはマンゴーが……本当に、フルーツがふんだんにあしらわれていますね」
13:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:41:17 :kBk
法子「そういえば、この間志保さんに聞いたんだけどね?」
法子「パフェって、もともとフランス語で『パルフェ』って言ってたんだけど、『完璧』っていう意味なんだって!」
有香「えぇっ、そうなんですか? それは知りませんでした……」
ゆかり「言われてみれば、英語の『パーフェクト』と響きが似ていますね」
有香「……つまり、このジャンボパフェを完食できれば、私たちはアイドルとして、より完璧な存在へと近づけるかも……!」ゴクリ
法子「でも、こんなに美味しいんだもん。いくらでも入っちゃいそうな気がするよー♪」パクパク
ゆかり「私も法子ちゃんに負けないように、頑張りますねっ」パク
有香「その意気です、ゆかりちゃん! 私も、ここから気合いを入れ直しますよ! 押忍っ!」
法子「そういえば、この間志保さんに聞いたんだけどね?」
法子「パフェって、もともとフランス語で『パルフェ』って言ってたんだけど、『完璧』っていう意味なんだって!」
有香「えぇっ、そうなんですか? それは知りませんでした……」
ゆかり「言われてみれば、英語の『パーフェクト』と響きが似ていますね」
有香「……つまり、このジャンボパフェを完食できれば、私たちはアイドルとして、より完璧な存在へと近づけるかも……!」ゴクリ
法子「でも、こんなに美味しいんだもん。いくらでも入っちゃいそうな気がするよー♪」パクパク
ゆかり「私も法子ちゃんに負けないように、頑張りますねっ」パク
有香「その意気です、ゆかりちゃん! 私も、ここから気合いを入れ直しますよ! 押忍っ!」
14:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:44:58 :kBk
〜〜〜
有香「……」パク…
ゆかり「……」パク…
法子「……」パク…
有香「……三人とも、スプーンが止まってきましたね……」
ゆかり「……器の底が見える気配がありません……」
法子「むー、あたしもちょっと、お腹ぱんぱんになってきたかも……ドーナツなら別腹なんだけどなぁ」
ゆかり「法子ちゃんでさえ、苦戦してしまうとは……」
有香「食べても食べてもなお襲い掛かる甘味の波状攻撃……うぅむ、これは思っていた以上の難敵ですね」
ゆかり「クリームとチョコソースの層が交互に並ぶ様は、まるで五線譜のよう……見た目にも楽しめるパフェ、ではあるのですが……」
有香「その層の多さが、今の私たちにとっては目の前に立ちはだかる高い壁、ですね……」
〜〜〜
有香「……」パク…
ゆかり「……」パク…
法子「……」パク…
有香「……三人とも、スプーンが止まってきましたね……」
ゆかり「……器の底が見える気配がありません……」
法子「むー、あたしもちょっと、お腹ぱんぱんになってきたかも……ドーナツなら別腹なんだけどなぁ」
ゆかり「法子ちゃんでさえ、苦戦してしまうとは……」
有香「食べても食べてもなお襲い掛かる甘味の波状攻撃……うぅむ、これは思っていた以上の難敵ですね」
ゆかり「クリームとチョコソースの層が交互に並ぶ様は、まるで五線譜のよう……見た目にも楽しめるパフェ、ではあるのですが……」
有香「その層の多さが、今の私たちにとっては目の前に立ちはだかる高い壁、ですね……」
15:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:47:10 :kBk
有香「ちょっとだけ、休憩しましょうか? お腹が落ち着けば、まだ食べられるはず!」
ゆかり「そうですね……少し、ペースを落としてみましょう」
法子「そういえば、芳乃ちゃんは途中でポテトをつまんで、味に変化を付けて飽きがこないようにしてたっけ」
有香「なるほど……それも一つの手かもしれませんが」
ゆかり「では、注文してみますか? ポテトを……三人だから、三人前?」
有香「さ、さすがにそんなに食べる量を増やすのは、得策じゃないかと……」
有香「うーん、いっそ少し体を動かせれば……でも、店内で走り回るわけにもいかないですよね」
法子「走れないなら、瓦割りとか?」
有香「それだって迷惑でしょう! というか、瓦なんてありませんし」
有香「ちょっとだけ、休憩しましょうか? お腹が落ち着けば、まだ食べられるはず!」
ゆかり「そうですね……少し、ペースを落としてみましょう」
法子「そういえば、芳乃ちゃんは途中でポテトをつまんで、味に変化を付けて飽きがこないようにしてたっけ」
有香「なるほど……それも一つの手かもしれませんが」
ゆかり「では、注文してみますか? ポテトを……三人だから、三人前?」
有香「さ、さすがにそんなに食べる量を増やすのは、得策じゃないかと……」
有香「うーん、いっそ少し体を動かせれば……でも、店内で走り回るわけにもいかないですよね」
法子「走れないなら、瓦割りとか?」
有香「それだって迷惑でしょう! というか、瓦なんてありませんし」
16:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:48:09 :kBk
ゆかり「えっ……瓦、持っていないのですか?」キョトン
有香「持ってませんよ! ゆかりちゃんのフルートじゃないんですから……」
法子「フルートを割っちゃったら困るもんねー」
ゆかり「ですが、演奏するときのフルートの角度を少し工夫すれば、割れるのを抑えることができるんですよ」
有香「それは音割れの話では」
法子「音割れ! チョップじゃなくて音だけで瓦を割れるようになったら、すごいよね! せいやー! って、気合いの掛け声で!」
ゆかり「まぁ……! 空手の達人ともなれば、そのような技をも会得できるのですね」
有香「ゆかりちゃんは空手の達人をびっくり人間的なものと混同していませんか?」
法子「うーん、ここのクリームのところ、ドーナツの上に乗ってるところを想像したら、食べられるかも……?」パク
ゆかり「では、私も頑張ってこちら側を……」パク
有香「話を散らかすだけ散らかして急にパフェに戻りましたね」パク
ゆかり「えっ……瓦、持っていないのですか?」キョトン
有香「持ってませんよ! ゆかりちゃんのフルートじゃないんですから……」
法子「フルートを割っちゃったら困るもんねー」
ゆかり「ですが、演奏するときのフルートの角度を少し工夫すれば、割れるのを抑えることができるんですよ」
有香「それは音割れの話では」
法子「音割れ! チョップじゃなくて音だけで瓦を割れるようになったら、すごいよね! せいやー! って、気合いの掛け声で!」
ゆかり「まぁ……! 空手の達人ともなれば、そのような技をも会得できるのですね」
有香「ゆかりちゃんは空手の達人をびっくり人間的なものと混同していませんか?」
法子「うーん、ここのクリームのところ、ドーナツの上に乗ってるところを想像したら、食べられるかも……?」パク
ゆかり「では、私も頑張ってこちら側を……」パク
有香「話を散らかすだけ散らかして急にパフェに戻りましたね」パク
17:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:50:50 :kBk
有香「……今更なんですけど、先日の芳乃ちゃん達は、始め三人で挑戦して、食べ切れなかったんですよね?」
法子「うん」
有香「だとすると、私たちも同じ三人なわけですし……やはり、無謀な挑戦だったのは……?」
ゆかり「す、すみません……私が軽率な提案をしたばかりに……」シュン
有香「あぁ、違います! ゆかりちゃんを責めているわけじゃなくて! 私も、考えが甘かったなぁと思った次第でっ」
法子「むー、どうしよう……」
有香「諦めたくはないですが、どうすれば完食できるのか、分かりません……!」クッ
ゆかり「これ以上はもう、ダメなのでしょうか……?」
??「もう大丈夫!」
??「助けに来たよぉ!」
ゆかゆかのりこ「その声は……っ!?」
有香「……今更なんですけど、先日の芳乃ちゃん達は、始め三人で挑戦して、食べ切れなかったんですよね?」
法子「うん」
有香「だとすると、私たちも同じ三人なわけですし……やはり、無謀な挑戦だったのは……?」
ゆかり「す、すみません……私が軽率な提案をしたばかりに……」シュン
有香「あぁ、違います! ゆかりちゃんを責めているわけじゃなくて! 私も、考えが甘かったなぁと思った次第でっ」
法子「むー、どうしよう……」
有香「諦めたくはないですが、どうすれば完食できるのか、分かりません……!」クッ
ゆかり「これ以上はもう、ダメなのでしょうか……?」
??「もう大丈夫!」
??「助けに来たよぉ!」
ゆかゆかのりこ「その声は……っ!?」
18:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:53:34 :kBk
今井加奈「ふーっ! 間に合ったぁ!」
真中美里「三人とも、カワイイアイドルが、そんな重ぉい表情してちゃダメだよぉ」クスクス
有香「加奈ちゃん! 美里さん!」
ゆかり「どうしてここに……?」
加奈「プロデューサーに教えてもらったんだっ! みんなが今日ここのお店で、巨大パフェに挑戦してるって!」メモカクニン
美里「だから私たちも混ぜてもらおうって、お仕事が終わってすぐに駆け付けたんだよねぇ、加奈ちゃん」
加奈「はいっ!」
法子「おぉー! さすがぁ! 強力な助っ人だね♪」
ゆかり「ありがとうございます……! これで希望が湧いてきました……♪」
美里「ふふっ。旅は道連れ……じゃないけど、ユニットみんなで協力すれば、きっと何だってできるよねぇ♪」ウィンク
有香「では……メロウ・イエロー改め、『イエローリリーのジャンボパフェ攻略大作戦』! ここからが本番ですっ!」
加奈「みんなで、ファイファイ、おー!」
全員「おーっ♪」
今井加奈「ふーっ! 間に合ったぁ!」
真中美里「三人とも、カワイイアイドルが、そんな重ぉい表情してちゃダメだよぉ」クスクス
有香「加奈ちゃん! 美里さん!」
ゆかり「どうしてここに……?」
加奈「プロデューサーに教えてもらったんだっ! みんなが今日ここのお店で、巨大パフェに挑戦してるって!」メモカクニン
美里「だから私たちも混ぜてもらおうって、お仕事が終わってすぐに駆け付けたんだよねぇ、加奈ちゃん」
加奈「はいっ!」
法子「おぉー! さすがぁ! 強力な助っ人だね♪」
ゆかり「ありがとうございます……! これで希望が湧いてきました……♪」
美里「ふふっ。旅は道連れ……じゃないけど、ユニットみんなで協力すれば、きっと何だってできるよねぇ♪」ウィンク
有香「では……メロウ・イエロー改め、『イエローリリーのジャンボパフェ攻略大作戦』! ここからが本番ですっ!」
加奈「みんなで、ファイファイ、おー!」
全員「おーっ♪」
19:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:55:43 :kBk
〜〜〜
加奈「そうだ! こういう時のために、必勝法をメモしておいたんだった!」
法子「おぉー! どんなどんな?」
加奈「確かこのメモに……えっと、背景が暗いところを選んで、自然光が当たるようにして、被写体が真っ直ぐに……」
有香「ってそれ! いい写真を撮るための必勝法ですよね!? あとそれ教えてくれたの、美嘉ちゃんですよねっ!?」
加奈「すごい! どうして分かったの!?」
法子「でも、いくら上手に撮れても、食べかけのパフェじゃあ、微妙だよね」
ゆかり「なら、もうひとつ新しいものを注文しますか?」
有香「やめてゆかりちゃん! そんなの絶対食べ切れないでしょう!?」
美里「む〜〜……むむむ〜〜〜!」
有香「ほら、美里さんを見習ってください! こんなに真剣な顔で……」
美里「こっちのチーズケーキも美味しそうだけどぉ……こっちのクレープも、春らしくて素敵……! 迷っちゃうなぁ……」
有香「美里さん!? だから追加注文は無しですって! 迷うも何もありませんよっ!」
美里「あ、ごめんねぇ。メニューを見てみたら、ついいろいろ目移りしちゃってぇ」
〜〜〜
加奈「そうだ! こういう時のために、必勝法をメモしておいたんだった!」
法子「おぉー! どんなどんな?」
加奈「確かこのメモに……えっと、背景が暗いところを選んで、自然光が当たるようにして、被写体が真っ直ぐに……」
有香「ってそれ! いい写真を撮るための必勝法ですよね!? あとそれ教えてくれたの、美嘉ちゃんですよねっ!?」
加奈「すごい! どうして分かったの!?」
法子「でも、いくら上手に撮れても、食べかけのパフェじゃあ、微妙だよね」
ゆかり「なら、もうひとつ新しいものを注文しますか?」
有香「やめてゆかりちゃん! そんなの絶対食べ切れないでしょう!?」
美里「む〜〜……むむむ〜〜〜!」
有香「ほら、美里さんを見習ってください! こんなに真剣な顔で……」
美里「こっちのチーズケーキも美味しそうだけどぉ……こっちのクレープも、春らしくて素敵……! 迷っちゃうなぁ……」
有香「美里さん!? だから追加注文は無しですって! 迷うも何もありませんよっ!」
美里「あ、ごめんねぇ。メニューを見てみたら、ついいろいろ目移りしちゃってぇ」
20:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:58:04 :kBk
法子「春らしいっていえば、今日食べた春限定の桜ドーナツ、すっごく美味しかったよ♪」
有香「……あれ? 法子ちゃん、今日はドーナツ食べるのを我慢していたんじゃ……?」
法子「事務所では我慢してたよ? だからそのぶん、朝ごはんの時に寮で食べてきたんだー♪ ……12コくらい?」
有香「結構がっつりいってる!!」
ゆかり「ふふ……♪ さすがです、法子ちゃん」
加奈「ちょっと待って法子ちゃんっ。正確には、全部で14個だったよ、食べた数」メモカクニン
有香「なんでそんなのメモしてるんですか」
加奈「どれだけお腹に入るんだろう、すごいなぁって思って……」
美里「法子ちゃんにとってのドーナツは、車にとってのガソリンみたいなものだもんねぇ」
法子「えへへっ」ニパー
法子「春らしいっていえば、今日食べた春限定の桜ドーナツ、すっごく美味しかったよ♪」
有香「……あれ? 法子ちゃん、今日はドーナツ食べるのを我慢していたんじゃ……?」
法子「事務所では我慢してたよ? だからそのぶん、朝ごはんの時に寮で食べてきたんだー♪ ……12コくらい?」
有香「結構がっつりいってる!!」
ゆかり「ふふ……♪ さすがです、法子ちゃん」
加奈「ちょっと待って法子ちゃんっ。正確には、全部で14個だったよ、食べた数」メモカクニン
有香「なんでそんなのメモしてるんですか」
加奈「どれだけお腹に入るんだろう、すごいなぁって思って……」
美里「法子ちゃんにとってのドーナツは、車にとってのガソリンみたいなものだもんねぇ」
法子「えへへっ」ニパー
21:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)03:59:41 :kBk
有香「ほ、ほら法子ちゃん! 今はそのガソリン理論をパフェにも応用して、頑張りましょう! ねっ?」
法子「もー、何言ってるの有香ちゃん? パフェはパフェだよ?」キョトン
有香「わかってますけど!!」
ゆかり「うーん、ガソリンに相当するものが、自身の活力になるもの、という意味なのでしたら……」
ゆかり「私にとってのガソリンは、ここにいる皆さんと一緒に行うアイドル活動……でしょうか♪」ニコッ
美里・加奈「ゆかりちゃん……!」ジーン
有香「な、なんだか照れますね……///」
有香「って、そう言ってもらえるのはとても嬉しいんですけど、今はそういう話じゃないといいますか……」
加奈「あっ、パフェ!」
有香「そうそう、まずは目の前のパフェを……」
美里「ふふ♪ 気づいちゃったぁ? じゃーん、今日のためにスマホに付けてきた、パフェのストラップ〜♪」ユラユラ
加奈「わぁー! かわいいですねっ!」
有香「そ、そうじゃなくてぇ……」ガクー
有香「ほ、ほら法子ちゃん! 今はそのガソリン理論をパフェにも応用して、頑張りましょう! ねっ?」
法子「もー、何言ってるの有香ちゃん? パフェはパフェだよ?」キョトン
有香「わかってますけど!!」
ゆかり「うーん、ガソリンに相当するものが、自身の活力になるもの、という意味なのでしたら……」
ゆかり「私にとってのガソリンは、ここにいる皆さんと一緒に行うアイドル活動……でしょうか♪」ニコッ
美里・加奈「ゆかりちゃん……!」ジーン
有香「な、なんだか照れますね……///」
有香「って、そう言ってもらえるのはとても嬉しいんですけど、今はそういう話じゃないといいますか……」
加奈「あっ、パフェ!」
有香「そうそう、まずは目の前のパフェを……」
美里「ふふ♪ 気づいちゃったぁ? じゃーん、今日のためにスマホに付けてきた、パフェのストラップ〜♪」ユラユラ
加奈「わぁー! かわいいですねっ!」
有香「そ、そうじゃなくてぇ……」ガクー
22:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)04:04:11 :kBk
美里「これねぇ、去年の秋頃だったかな? 表参道の雑貨屋さんで、偶然見つけたの。他にもイイ感じのストラップとか小物、たくさんあったよぉ」
加奈「表参道の雑貨屋さん……あ、あの! お店の名前、教えてほしいですっ」
法子「ねぇねぇ、ドーナツのストラップはあった!?」ガタッ
ゆかり「あの、フルートを模したものなどは……? あっ、それが無ければ、音符やト音記号をモチーフとしたものでも……」
美里「んー、探してみたんだけどね、そこには無かったかなぁ……。あ、でも待って? こっちの雑誌に載ってたお店でぇ……」ガサゴソ
ワイワイ
ナルホドーナツ!
アハハ
有香「……に、人数が増えた分、会話があっちこっち脱線しすぎて、パフェを食べるのが一向に進まない……!」パク…
ゆかり「有香ちゃん、有香ちゃん」ツンツン
有香「あ、はい。なんでしょう?」
美里「これねぇ、去年の秋頃だったかな? 表参道の雑貨屋さんで、偶然見つけたの。他にもイイ感じのストラップとか小物、たくさんあったよぉ」
加奈「表参道の雑貨屋さん……あ、あの! お店の名前、教えてほしいですっ」
法子「ねぇねぇ、ドーナツのストラップはあった!?」ガタッ
ゆかり「あの、フルートを模したものなどは……? あっ、それが無ければ、音符やト音記号をモチーフとしたものでも……」
美里「んー、探してみたんだけどね、そこには無かったかなぁ……。あ、でも待って? こっちの雑誌に載ってたお店でぇ……」ガサゴソ
ワイワイ
ナルホドーナツ!
アハハ
有香「……に、人数が増えた分、会話があっちこっち脱線しすぎて、パフェを食べるのが一向に進まない……!」パク…
ゆかり「有香ちゃん、有香ちゃん」ツンツン
有香「あ、はい。なんでしょう?」
23:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)04:05:37 :kBk
ゆかり「見てください。この雑誌の、ほら、ここを」スッ
有香「……! こ、これはっ!?」
法子「なになにー?」ヒョコ
加奈「す、すごいっ! 『期間限定、10段重ねのメガ盛りタワーパンケーキ』だって!」
美里「あ、スイーツ特集のページに乗ってるやつ? それ、インパクトあるよねぇ」
有香「写真でも伝わるこの威圧感……! 昔、初めて瓦割り10枚に挑んだときのことを思い出します……!」
ゆかり「今度は、こちらのお店へも行ってみませんか? 今日のように、みんなで」
法子「さんせーい! あたし、パンケーキも大好きー♪ ドーナツには負けちゃうけどっ」
有香「そうですね、ぜひ!」
ゆかり「ふふ……♪ 今から楽しみですっ」
有香「……って! なんだか今日はおしまい、みたいな空気出してますけど、ジャンボパフェまだ残ってるんですからねー!?」
ゆかり「見てください。この雑誌の、ほら、ここを」スッ
有香「……! こ、これはっ!?」
法子「なになにー?」ヒョコ
加奈「す、すごいっ! 『期間限定、10段重ねのメガ盛りタワーパンケーキ』だって!」
美里「あ、スイーツ特集のページに乗ってるやつ? それ、インパクトあるよねぇ」
有香「写真でも伝わるこの威圧感……! 昔、初めて瓦割り10枚に挑んだときのことを思い出します……!」
ゆかり「今度は、こちらのお店へも行ってみませんか? 今日のように、みんなで」
法子「さんせーい! あたし、パンケーキも大好きー♪ ドーナツには負けちゃうけどっ」
有香「そうですね、ぜひ!」
ゆかり「ふふ……♪ 今から楽しみですっ」
有香「……って! なんだか今日はおしまい、みたいな空気出してますけど、ジャンボパフェまだ残ってるんですからねー!?」
24:名無しさん@おーぷん:20/04/20(月)04:06:59 :kBk
〜〜〜
有香「ぷふー……」グッタリ
ゆかり「結局、残りはほとんど有香ちゃんが頑張ってくれましたね」
美里「『ツッコミばかりしてたら逆にお腹が空いてきましたよ!』って言ってたねぇ」
法子「大きな声出してカロリー消費したのかな?」
加奈「つまり、ツッコミはダイエットにも効果あり、と……!」メモメモ
ゆかり「ごめんなさい、有香ちゃん……私が言い出したことなのに、ついお喋りに夢中になってしまって……」
有香「い、いいんです……ゆかりちゃんが楽しければ、それで……」
ゆかり「……いつも有香ちゃんの厚意に甘えているばかりでは、いけませんね……。次の機会では、私ももっと頑張りますね」
法子「ゆかりちゃん……」
ゆかり「そしてゆくゆくは私も、立派な大食いアイドルになってみせます!」フンス
有香「いや、アイドルの方向性まで変えなくてもいいですから!!」
おわり
〜〜〜
有香「ぷふー……」グッタリ
ゆかり「結局、残りはほとんど有香ちゃんが頑張ってくれましたね」
美里「『ツッコミばかりしてたら逆にお腹が空いてきましたよ!』って言ってたねぇ」
法子「大きな声出してカロリー消費したのかな?」
加奈「つまり、ツッコミはダイエットにも効果あり、と……!」メモメモ
ゆかり「ごめんなさい、有香ちゃん……私が言い出したことなのに、ついお喋りに夢中になってしまって……」
有香「い、いいんです……ゆかりちゃんが楽しければ、それで……」
ゆかり「……いつも有香ちゃんの厚意に甘えているばかりでは、いけませんね……。次の機会では、私ももっと頑張りますね」
法子「ゆかりちゃん……」
ゆかり「そしてゆくゆくは私も、立派な大食いアイドルになってみせます!」フンス
有香「いや、アイドルの方向性まで変えなくてもいいですから!!」
おわり
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