235:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/04/26(日) 02:20:48.23 :hZQoByK7o
メイド「たったらたった~♪」
メイド「小(シャオ)小(シャオ)小(シャオ)小(シャオ)小籠包(シャオロンパオ)~♪」
メイド「あつあつたぷたぷ肉汁入り~♪」
ご主人様「なんだァそのマヌケな歌は?」
メイド「小籠包の歌。作詞・作曲わたし」
ご主人様「へぇ!てことは、この蒸し器の中は小籠包か」パカッ
メイド「あっ」
ブワアッ
ご主人様「熱ッちぃ!?湯気熱っちぃ!!!!」
メイド「えぇ~…大丈夫ですか?」
ご主人様「お、おう…火傷したかと思ったわ」
メイド「いや、頭のほうです」
ご主人様「どういう意味だコラ!?」
メイド「さて、そろそろいい頃ですかね。リビングへGO!」ソソクサ
ご主人様(逃げやがった)
ご主人様「小籠包は酢醤油とショウガで食べるもんだったよな」
メイド「もちろん用意してます」
ご主人様「でも俺はこういうの最初はなにも付けずに食う主義だから」パクッ
メイド「あっ」
ジュワッ
ご主人様「熱ッッッッ!??!???!!」
メイド(さっきのから何も学習していない…)
ご主人様「ま、マグマが…マグマが口の中で弾けた…」
メイド「あつあつたぷたぷ肉汁入り~♪ハイお水どうぞ」
ご主人様「くそっ、お前の変な歌のせいだ。呪いの歌だそれは」ゴクゴク
メイド「関係ないですよ…ちなみに私これで歌手デビュー目指してるんで」
ご主人様「なーにバカなこと…」
メイド「あっつい小籠包一口で食べようとする方がよっぽどバカでは?」
ご主人様(返す言葉がねぇ)
メイド「仕方ないですね」フーフー
ご主人様「えっ」
メイド「これでもう熱くないですよ。ほら…」スッ
ご主人様「…」アーン
メイド「ぱくっ。うーん美味しい!さすが私!」モグモグ
メイド「おやご主人様、なにアホみたいに口開けてるんですか?」
ご主人様「……」プルプル
メイド「えっ、もしかして食べさせてもらえると思ったとか!?んなわけないでしょ~甘えん坊さんかな~?」ニヤニヤ
ご主人様「…ダメだ今日はコイツに勝てん!」
メイド「いや別に勝ち負けとかないですから…」
メイド「たったらたった~♪」
メイド「小(シャオ)小(シャオ)小(シャオ)小(シャオ)小籠包(シャオロンパオ)~♪」
メイド「あつあつたぷたぷ肉汁入り~♪」
ご主人様「なんだァそのマヌケな歌は?」
メイド「小籠包の歌。作詞・作曲わたし」
ご主人様「へぇ!てことは、この蒸し器の中は小籠包か」パカッ
メイド「あっ」
ブワアッ
ご主人様「熱ッちぃ!?湯気熱っちぃ!!!!」
メイド「えぇ~…大丈夫ですか?」
ご主人様「お、おう…火傷したかと思ったわ」
メイド「いや、頭のほうです」
ご主人様「どういう意味だコラ!?」
メイド「さて、そろそろいい頃ですかね。リビングへGO!」ソソクサ
ご主人様(逃げやがった)
ご主人様「小籠包は酢醤油とショウガで食べるもんだったよな」
メイド「もちろん用意してます」
ご主人様「でも俺はこういうの最初はなにも付けずに食う主義だから」パクッ
メイド「あっ」
ジュワッ
ご主人様「熱ッッッッ!??!???!!」
メイド(さっきのから何も学習していない…)
ご主人様「ま、マグマが…マグマが口の中で弾けた…」
メイド「あつあつたぷたぷ肉汁入り~♪ハイお水どうぞ」
ご主人様「くそっ、お前の変な歌のせいだ。呪いの歌だそれは」ゴクゴク
メイド「関係ないですよ…ちなみに私これで歌手デビュー目指してるんで」
ご主人様「なーにバカなこと…」
メイド「あっつい小籠包一口で食べようとする方がよっぽどバカでは?」
ご主人様(返す言葉がねぇ)
メイド「仕方ないですね」フーフー
ご主人様「えっ」
メイド「これでもう熱くないですよ。ほら…」スッ
ご主人様「…」アーン
メイド「ぱくっ。うーん美味しい!さすが私!」モグモグ
メイド「おやご主人様、なにアホみたいに口開けてるんですか?」
ご主人様「……」プルプル
メイド「えっ、もしかして食べさせてもらえると思ったとか!?んなわけないでしょ~甘えん坊さんかな~?」ニヤニヤ
ご主人様「…ダメだ今日はコイツに勝てん!」
メイド「いや別に勝ち負けとかないですから…」
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
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237:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 02:39:48.42 :NzlTKjoHo
ガタガタ…ガタ…
ご主人様(ずいぶん風が強くなってきたな…)
メイド「~♪」トタトタ
ご主人様「…ん?」
メイド「窓を開けましょ♪ルルル♪呼んでみましょうメイドさん♪」ガラッ
ご主人様「おまっ」
ビュオオオオオオオオ!!!!
メイド「ぎゃーーーっ突風!!!!」
ご主人様「アホか!なにやってんだ!?」ガタッ
メイド「洗濯物をっ…取り込もうと……うわあああやばい、立ってられないぃ!」ヨロヨロ
ご主人様「閉めろよ!中入れ!」
メイド「ダメです!だってほらシャツとか靴下とか!今にも飛ばされそう!!!」バタバタ
ご主人様「お前のほうが飛ばされそうじゃねぇか!」
メイド「ご主人様も手伝ってください!私一人じゃ無理です!」
ご主人様「チッしゃーねぇな、俺は自分の洗濯物しか取り込まんからな!」
ゴオオオオオオオ…
メイド「これ、春の嵐ってやつですかね!?」
ご主人様「なんでもいいよ!ちゃっちゃと取り込まねーと…ぶおっ!」パフッ
メイド「あっ!?」
ご主人様「な、なんだこのスケベな下着は!明るい窓のお向いさんから飛んできたのか!?」バッ
メイド「それ…私です!!」
ご主人様「はぁ!?お前こんなの持ってたのかよ!?」
メイド「勝負下着ってやつですよ!」
ご主人様「勝負下着!?ってことは…お前まさか…」
ビュオオオオオオオオオオ
ご主人様「…それどころじゃなかった!さっさと戻るぞ!」
メイド「はいいいぃ…!」
ガタガタ…ガタ…
ご主人様(ずいぶん風が強くなってきたな…)
メイド「~♪」トタトタ
ご主人様「…ん?」
メイド「窓を開けましょ♪ルルル♪呼んでみましょうメイドさん♪」ガラッ
ご主人様「おまっ」
ビュオオオオオオオオ!!!!
メイド「ぎゃーーーっ突風!!!!」
ご主人様「アホか!なにやってんだ!?」ガタッ
メイド「洗濯物をっ…取り込もうと……うわあああやばい、立ってられないぃ!」ヨロヨロ
ご主人様「閉めろよ!中入れ!」
メイド「ダメです!だってほらシャツとか靴下とか!今にも飛ばされそう!!!」バタバタ
ご主人様「お前のほうが飛ばされそうじゃねぇか!」
メイド「ご主人様も手伝ってください!私一人じゃ無理です!」
ご主人様「チッしゃーねぇな、俺は自分の洗濯物しか取り込まんからな!」
ゴオオオオオオオ…
メイド「これ、春の嵐ってやつですかね!?」
ご主人様「なんでもいいよ!ちゃっちゃと取り込まねーと…ぶおっ!」パフッ
メイド「あっ!?」
ご主人様「な、なんだこのスケベな下着は!明るい窓のお向いさんから飛んできたのか!?」バッ
メイド「それ…私です!!」
ご主人様「はぁ!?お前こんなの持ってたのかよ!?」
メイド「勝負下着ってやつですよ!」
ご主人様「勝負下着!?ってことは…お前まさか…」
ビュオオオオオオオオオオ
ご主人様「…それどころじゃなかった!さっさと戻るぞ!」
メイド「はいいいぃ…!」
238:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 02:48:21.28 :NzlTKjoHo
ピシャン!
ご主人様「ふぅ…えれー強風だったな。いやもはや暴風かアレは」
メイド「そうですね…」パタパタ
ご主人様「って、なにしれーっと何事も無かったかのように洗濯物畳んでんだよ」
メイド「な、何事もなかったでしょう!?」
ご主人様「説明しろや!勝負下着ってどーいうことだ!」
メイド「どーもこーもないですよ!私が持っててなにか問題がありますか!?」
ご主人様「やっぱりお前、俺のカラダ目当てで…!」
メイド「ちっがいますよ!!どっちかって言うと私のセリフですそれ!」
ご主人様「誰がテメーみたいな貧乳にそそられるか!うぬぼれてんじゃねーぞ!!」
メイド「あ゛ぁ!?シバくぞワレ、コラ!」
ご主人様「し、しかし普段のお前はともかく、こんなエロい下着で迫られたら話は別かもしれん…」
メイド「迫りませんって!」
ご主人様「じゃあなんでこんなもん持ってんだよ!」
メイド「勝負下着ってのは勝負のときにつける下着なんだから別に私が持ってたっていいでしょう!」
ご主人様「勝負って誰との勝負だよ!」
メイド「誰?誰っていうか…!」
ご主人様「言いよどむってことは…こりゃーもう間違いなくアレだな!」
メイド「特売の日に、他のお客さんに負けずに目当てのものを手に入れたいときに、それを履いて気合いを入れるんですよ!」
ご主人様「はっ??」
メイド「分からないんですか!?特売とは主婦にとって、同じ主婦との戦いなんですよ!私は主婦ではないけど!」
ご主人様「いや…分からないですか!?じゃなくてさ…お前こそ、勝負下着の意味分かってんの?」
メイド「…意味って…今言ったような状況のときに着けるものじゃないんですか??」
ご主人様「……まぁ、そういう使い方するやつもいるにはいるだろうが…」
ご主人様「いいか?基本的に勝負下着ってのはな…」ゴニョゴニョ
メイド「……!?」
ピシャン!
ご主人様「ふぅ…えれー強風だったな。いやもはや暴風かアレは」
メイド「そうですね…」パタパタ
ご主人様「って、なにしれーっと何事も無かったかのように洗濯物畳んでんだよ」
メイド「な、何事もなかったでしょう!?」
ご主人様「説明しろや!勝負下着ってどーいうことだ!」
メイド「どーもこーもないですよ!私が持っててなにか問題がありますか!?」
ご主人様「やっぱりお前、俺のカラダ目当てで…!」
メイド「ちっがいますよ!!どっちかって言うと私のセリフですそれ!」
ご主人様「誰がテメーみたいな貧乳にそそられるか!うぬぼれてんじゃねーぞ!!」
メイド「あ゛ぁ!?シバくぞワレ、コラ!」
ご主人様「し、しかし普段のお前はともかく、こんなエロい下着で迫られたら話は別かもしれん…」
メイド「迫りませんって!」
ご主人様「じゃあなんでこんなもん持ってんだよ!」
メイド「勝負下着ってのは勝負のときにつける下着なんだから別に私が持ってたっていいでしょう!」
ご主人様「勝負って誰との勝負だよ!」
メイド「誰?誰っていうか…!」
ご主人様「言いよどむってことは…こりゃーもう間違いなくアレだな!」
メイド「特売の日に、他のお客さんに負けずに目当てのものを手に入れたいときに、それを履いて気合いを入れるんですよ!」
ご主人様「はっ??」
メイド「分からないんですか!?特売とは主婦にとって、同じ主婦との戦いなんですよ!私は主婦ではないけど!」
ご主人様「いや…分からないですか!?じゃなくてさ…お前こそ、勝負下着の意味分かってんの?」
メイド「…意味って…今言ったような状況のときに着けるものじゃないんですか??」
ご主人様「……まぁ、そういう使い方するやつもいるにはいるだろうが…」
ご主人様「いいか?基本的に勝負下着ってのはな…」ゴニョゴニョ
メイド「……!?」
239:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 02:52:23.03 :NzlTKjoHo
メイド「えー…『勝負』ってそういう意味だったんだー…うわー……」
ご主人様「マジで知らんかったんかい…」
メイド「そ、それよりも!…いつまでも人の下着握ってないで、返してください!」
ご主人様「お、おう…悪かったな…」
メイド「……」カァアアア
ご主人様「顔真っ赤だぞ…でも『そういうつもり』で持ってたわけじゃないなら、別に照れるこたぁねーだろ?」
メイド「…そりゃ、そうですけど……」
ご主人様「ところでお前は…」
ご主人様「『そういうつもり』じゃないにしても、今まで何食わぬ顔して、時々そのパンツ履いて生活してたわけだ?」
メイド「……」プルプル
ご主人様「俺ぁそんないやらしいメイドに育てた覚えはないんだけどなぁ…」ボソッ
メイド「私は別にいやらしくないです!!!」
ご主人様「いーや、めちゃくちゃいやらしいね!よく見ろそのパンツを!!!」
メイド「こんなのちょっと、色が派手で、おしりの辺りが透けてるだけじゃないですか!!ちっっっともいやらしくないですね!!」
ご主人様「ああそうかい!じゃあ今ここでソレ履いて俺に見せてみろ!いやらしくないならできるよな!?」
メイド「ええいーですとも!!」スッ
メイド「……」ピタッ
メイド「あっぶな~…!乗せられるところだった…!」
ご主人様「ちっ、いけると思ったのに…」
メイド「とにかく私がこれ持ってるのはそういう意味じゃないですから!いいですね!」
ご主人様「わかったわかった…ところでさっきからあそこではためいてるの、色的にそのパンツとセットのブラじゃねーの?」
メイド「早く言ってくださいよ!?飛んでったらどうするんですか!」ガラッ
ご主人様「お前の場合、ブラなら別になくたって問題ないだろ」ケラケラ
メイド「あー、なんだか手が滑って今取り込んだご主人様の洗濯物まとめて吹き飛ばしちゃいそう…」
ご主人様「ごめんウソウソウソ!!!」
メイド「えー…『勝負』ってそういう意味だったんだー…うわー……」
ご主人様「マジで知らんかったんかい…」
メイド「そ、それよりも!…いつまでも人の下着握ってないで、返してください!」
ご主人様「お、おう…悪かったな…」
メイド「……」カァアアア
ご主人様「顔真っ赤だぞ…でも『そういうつもり』で持ってたわけじゃないなら、別に照れるこたぁねーだろ?」
メイド「…そりゃ、そうですけど……」
ご主人様「ところでお前は…」
ご主人様「『そういうつもり』じゃないにしても、今まで何食わぬ顔して、時々そのパンツ履いて生活してたわけだ?」
メイド「……」プルプル
ご主人様「俺ぁそんないやらしいメイドに育てた覚えはないんだけどなぁ…」ボソッ
メイド「私は別にいやらしくないです!!!」
ご主人様「いーや、めちゃくちゃいやらしいね!よく見ろそのパンツを!!!」
メイド「こんなのちょっと、色が派手で、おしりの辺りが透けてるだけじゃないですか!!ちっっっともいやらしくないですね!!」
ご主人様「ああそうかい!じゃあ今ここでソレ履いて俺に見せてみろ!いやらしくないならできるよな!?」
メイド「ええいーですとも!!」スッ
メイド「……」ピタッ
メイド「あっぶな~…!乗せられるところだった…!」
ご主人様「ちっ、いけると思ったのに…」
メイド「とにかく私がこれ持ってるのはそういう意味じゃないですから!いいですね!」
ご主人様「わかったわかった…ところでさっきからあそこではためいてるの、色的にそのパンツとセットのブラじゃねーの?」
メイド「早く言ってくださいよ!?飛んでったらどうするんですか!」ガラッ
ご主人様「お前の場合、ブラなら別になくたって問題ないだろ」ケラケラ
メイド「あー、なんだか手が滑って今取り込んだご主人様の洗濯物まとめて吹き飛ばしちゃいそう…」
ご主人様「ごめんウソウソウソ!!!」
240:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/04(月) 02:55:21.23 :NzlTKjoHo
2日後
ご主人様「おいメイド、今日は特売らしいけど、ちゃんと勝負下着履いてるか?」ニヤニヤ
メイド「……」ガチャ
ご主人様(…怒ったかな?ま、あんまりいじめないでおいてやるか)
メイド「……確めてみます?」
ご主人様「!?!?」
メイド「なーんちゃって…じゃ行ってきまーす」バタン
ご主人様(やっぱドスケベメイドだろアイツ…)ドキドキ
2日後
ご主人様「おいメイド、今日は特売らしいけど、ちゃんと勝負下着履いてるか?」ニヤニヤ
メイド「……」ガチャ
ご主人様(…怒ったかな?ま、あんまりいじめないでおいてやるか)
メイド「……確めてみます?」
ご主人様「!?!?」
メイド「なーんちゃって…じゃ行ってきまーす」バタン
ご主人様(やっぱドスケベメイドだろアイツ…)ドキドキ
243:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/08(金) 21:51:46.56 :AzgcZs66o
ご主人様「今日のメシはうんまいなぁ!俺好みの味付けだ」ムシャムシャ
メイド「主人とメイドは一心同体ですから!味の好みも分かってきましたよ」
ご主人様「お、格言が出たねぇ」パクパク
メイド「ところで『今日のメシは』って言い方に含みがありません?」
ご主人様「い、いやお前のメシはいつも美味いぞ!?ハハハハハ…」モグモグ
ご主人様「パ゙ッ゛!?!?」ガブッ
メイド「…?どうしたんです?」
ご主人様「~~~ッッ!!!」
ご主人様「か、噛んだッ…頬の内側をガリっと…」
メイド「あー…食べながら喋るから…」
ご主人様「ちょ…ティッシュ取って…」
メイド「はい」シュッ
ご主人様「ペッ」
ご主人様「ぎゃあ!ティッシュに血が!!なんじゃあこりゃああ!!!!」
メイド(ジーパン…?)
ご主人様「メイド…俺が死んだら…お前が俺の跡を継ぐんだぞ…」
メイド「いや死にませんよ…そもそも何を継げってんですか」
ご主人様「まぁいいやメシ食お」パクッ
ご主人様「っ痛てぇえ!!!」
メイド「無理して食べない方がいいですよ!滲みるでしょう」
ご主人様「いや食う!」パクッ
ご主人様「ぐううううううう」ジタバタ
メイド「ご主人様って実はマゾ?」モグモグ
ご主人様「てめーはなに平気な顔してメシ食ってんだよ!?」
メイド「そりゃだって私はなんともないですもん」
ご主人様「主人とメイドは一心同体じゃねぇのかよ!」
メイド「は…?誰がそんなことを?」
ご主人様「お前じゃあ!!!」
ご主人様「今日のメシはうんまいなぁ!俺好みの味付けだ」ムシャムシャ
メイド「主人とメイドは一心同体ですから!味の好みも分かってきましたよ」
ご主人様「お、格言が出たねぇ」パクパク
メイド「ところで『今日のメシは』って言い方に含みがありません?」
ご主人様「い、いやお前のメシはいつも美味いぞ!?ハハハハハ…」モグモグ
ご主人様「パ゙ッ゛!?!?」ガブッ
メイド「…?どうしたんです?」
ご主人様「~~~ッッ!!!」
ご主人様「か、噛んだッ…頬の内側をガリっと…」
メイド「あー…食べながら喋るから…」
ご主人様「ちょ…ティッシュ取って…」
メイド「はい」シュッ
ご主人様「ペッ」
ご主人様「ぎゃあ!ティッシュに血が!!なんじゃあこりゃああ!!!!」
メイド(ジーパン…?)
ご主人様「メイド…俺が死んだら…お前が俺の跡を継ぐんだぞ…」
メイド「いや死にませんよ…そもそも何を継げってんですか」
ご主人様「まぁいいやメシ食お」パクッ
ご主人様「っ痛てぇえ!!!」
メイド「無理して食べない方がいいですよ!滲みるでしょう」
ご主人様「いや食う!」パクッ
ご主人様「ぐううううううう」ジタバタ
メイド「ご主人様って実はマゾ?」モグモグ
ご主人様「てめーはなに平気な顔してメシ食ってんだよ!?」
メイド「そりゃだって私はなんともないですもん」
ご主人様「主人とメイドは一心同体じゃねぇのかよ!」
メイド「は…?誰がそんなことを?」
ご主人様「お前じゃあ!!!」
244:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/08(金) 21:59:52.14 :AzgcZs66o
ご主人様「いいか、俺が一口メシを食うたびに激痛が襲う、そしたら俺はお前を一発ずつ殴る!」
メイド「意味が分からないんですけど!?」
ご主人様「痛みによるストレスは、他人を痛めつけることでしか発散できねぇんだよ!」
メイド「なんて無茶な理屈…左頬が痛いなら、うまいこと右側で食べればいいだけの話でしょう」
ご主人様「…ほーん??」パクッ
ご主人様「……」モグモグ
ご主人様「うん…食べづらいけどこれなら痛くないな」
メイド「ね?」
ご主人様「よーし完食しちゃうぞー!」ムシャムシャ
メイド「あっ!そんなに調子に乗ってがっついたら…」
ご主人様「う゛っ!!!!」ガリッ
メイド「……あーあ、右も噛みましたね?」
ご主人様「だあああああなんでこうなるんだよおおおおお…」
メイド「一番気をつけるところでしょう普通……」
ご主人様「お前が変なこと言うから!」
メイド「なんでもかんでも私の責任にしないでくださいよ!」ムカッ
メイド「ご主人様の!食べ方が!不!器!用!なんですよ!!!」
ご主人様「んだとぁ!?」バッ
メイド「叩く気ですか?フフン、言っときますが今のご主人様では私に勝てませんよ!」
ご主人様「あぁ…?」
メイド「なんなら指先ひとつで返り討ちにしてさしあげましょう」ピッ
ご主人様「やってみろやコラそんな漫画みたいなこと」ペシッ
メイド「………」
メイド「忠告はしましたからね」スッ
メイド「ほーっぺ」つん
ご主人様「おごォ!!!??」ズキィン!!
メイド「冥 道 指 激 殺!!!!」
メイド「外から相手の口内炎(弱点)を刺激して致命傷を与える、冥道暗殺拳の秘技のひとつです」
ご主人様「メイド暗殺拳て…なんだ…」ガクッ
メイド「…明日の朝はお粥にしますよ。いいですね?」
ご主人様「お、お願いします…」
ご主人様「いいか、俺が一口メシを食うたびに激痛が襲う、そしたら俺はお前を一発ずつ殴る!」
メイド「意味が分からないんですけど!?」
ご主人様「痛みによるストレスは、他人を痛めつけることでしか発散できねぇんだよ!」
メイド「なんて無茶な理屈…左頬が痛いなら、うまいこと右側で食べればいいだけの話でしょう」
ご主人様「…ほーん??」パクッ
ご主人様「……」モグモグ
ご主人様「うん…食べづらいけどこれなら痛くないな」
メイド「ね?」
ご主人様「よーし完食しちゃうぞー!」ムシャムシャ
メイド「あっ!そんなに調子に乗ってがっついたら…」
ご主人様「う゛っ!!!!」ガリッ
メイド「……あーあ、右も噛みましたね?」
ご主人様「だあああああなんでこうなるんだよおおおおお…」
メイド「一番気をつけるところでしょう普通……」
ご主人様「お前が変なこと言うから!」
メイド「なんでもかんでも私の責任にしないでくださいよ!」ムカッ
メイド「ご主人様の!食べ方が!不!器!用!なんですよ!!!」
ご主人様「んだとぁ!?」バッ
メイド「叩く気ですか?フフン、言っときますが今のご主人様では私に勝てませんよ!」
ご主人様「あぁ…?」
メイド「なんなら指先ひとつで返り討ちにしてさしあげましょう」ピッ
ご主人様「やってみろやコラそんな漫画みたいなこと」ペシッ
メイド「………」
メイド「忠告はしましたからね」スッ
メイド「ほーっぺ」つん
ご主人様「おごォ!!!??」ズキィン!!
メイド「冥 道 指 激 殺!!!!」
メイド「外から相手の口内炎(弱点)を刺激して致命傷を与える、冥道暗殺拳の秘技のひとつです」
ご主人様「メイド暗殺拳て…なんだ…」ガクッ
メイド「…明日の朝はお粥にしますよ。いいですね?」
ご主人様「お、お願いします…」
245:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/08(金) 22:03:33.87 :AzgcZs66o
次回更新も近日中に。ちなみに最終回です。よろしくお願いします。
248:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/08(金) 23:59:11.66 :MNnfXiBHo
俺達は一心同体じゃないのかよ!
249:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/09(土) 10:36:51.65 :LW1erCVOo
冗談…だよな…?
250:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 02:09:08.10 :YuJlHyFm0
生きがいがなくなる
252:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:30:26.74 :POcsq7kgo
メイド「今年もこの日が来ましたね!」
ご主人様「ん…なんだっけ?」
メイド「忘れたんですか!?今日5月10日はメイドの日!去年も言ったでしょう?」
ご主人様「あーそれか…俺ぁてっきりお前がでっちあげた架空のイベントかと」
メイド「まぁ実際のところ世間にはあんまり浸透してないでしょうけどね」
ご主人様「前回はナデナデしてやったらお前がすごくドキマギして終わったんだよな、じゃ続きやるか…」
メイド「アレはもういいです!!!」
メイド「今年は別の方法で労ってくださいよ~」
ご主人様「うーん、そう言われてもな」
ご主人様「こんな時だから、好きなとこ連れていくとな、美味いもん食いに行くとかそういうのは難しいしなぁ」
ご主人様「なんか欲しいものがあれば、通販で買ってやってもいいぞ」
メイド「…たぶんそう言われるだろうと思ってここ3日くらい考えてたんですけど、欲しいものは特にないんですよね」
ご主人様「お前って物欲ねぇよな…俺も人のこと言えんが」
メイド「で、思いついたんですが…今日1日だけ、ご主人様が私のメイドになってみるというのはどうでしょう?」
ご主人様「俺がメイドに???」
メイド「いつも私がやってることをそのまんま再現する形で生活してみるんです」
ご主人様「お前がメイドとしてのいろはを手取り足取り教えてくれんのか?」
メイド「いえ、今日の私はご主人様の役なので、基本的には何もしません。ただダラダラ見てるだけです」
ご主人様「普段の俺は部屋で仕事してるだろが…」
ご主人様「ま、いいか。1日だけなら」
メイド「やった!じゃあさっそく…」
メイド「このメイド服に着替えてください!」スッ
ご主人様「はァ!!??メイド服着んの!?」
メイド「当たり前じゃないですか!メイド服着てないメイドはメイドとは言えませんよ」
メイド「とは言えスカート履くのはさすがにキショ…まずいんで、今回はメイドエプロンだけにしておきましょう」
ご主人様「今なに言おうとした…?」
メイド「今年もこの日が来ましたね!」
ご主人様「ん…なんだっけ?」
メイド「忘れたんですか!?今日5月10日はメイドの日!去年も言ったでしょう?」
ご主人様「あーそれか…俺ぁてっきりお前がでっちあげた架空のイベントかと」
メイド「まぁ実際のところ世間にはあんまり浸透してないでしょうけどね」
ご主人様「前回はナデナデしてやったらお前がすごくドキマギして終わったんだよな、じゃ続きやるか…」
メイド「アレはもういいです!!!」
メイド「今年は別の方法で労ってくださいよ~」
ご主人様「うーん、そう言われてもな」
ご主人様「こんな時だから、好きなとこ連れていくとな、美味いもん食いに行くとかそういうのは難しいしなぁ」
ご主人様「なんか欲しいものがあれば、通販で買ってやってもいいぞ」
メイド「…たぶんそう言われるだろうと思ってここ3日くらい考えてたんですけど、欲しいものは特にないんですよね」
ご主人様「お前って物欲ねぇよな…俺も人のこと言えんが」
メイド「で、思いついたんですが…今日1日だけ、ご主人様が私のメイドになってみるというのはどうでしょう?」
ご主人様「俺がメイドに???」
メイド「いつも私がやってることをそのまんま再現する形で生活してみるんです」
ご主人様「お前がメイドとしてのいろはを手取り足取り教えてくれんのか?」
メイド「いえ、今日の私はご主人様の役なので、基本的には何もしません。ただダラダラ見てるだけです」
ご主人様「普段の俺は部屋で仕事してるだろが…」
ご主人様「ま、いいか。1日だけなら」
メイド「やった!じゃあさっそく…」
メイド「このメイド服に着替えてください!」スッ
ご主人様「はァ!!??メイド服着んの!?」
メイド「当たり前じゃないですか!メイド服着てないメイドはメイドとは言えませんよ」
メイド「とは言えスカート履くのはさすがにキショ…まずいんで、今回はメイドエプロンだけにしておきましょう」
ご主人様「今なに言おうとした…?」
253:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:31:40.51 :POcsq7kgo
メイド「っ……ww」プルプル
ご主人様「エプロンだけなら…と思ったけど…やっぱやめねぇ??」フリフリ
メイド「着てから言います?」
ご主人様「だって見ろよこれ、辞書で『滑稽』って引いたら今の俺の姿が出てきそうだぞ」
メイド「そんなことないですよ、お似合いですよご主人様」プルプル
ご主人様「なら顔を背けるんじゃねえ」
メイド「服装の次はその口調です!」
ご主人様「あ?」
メイド「メイドは謙譲語が基本!そして穏やかな口調で主人を常に心地よくさせるものです」
ご主人様「おめぇいつもラフな敬語じゃん」
メイド「私はほら距離感を大事にしてますから」
ご主人様「意味が分から…分かりませんわ」
メイド「それメイドというよりお嬢様口調ですよね」
ご主人様「関西弁かもしれませんよ」
メイド「そう!その感じ!今のかなり自然でしたよ!」
メイド「見た目と口調がメイドならそれはもうメイド!というわけでここからは私もご主人様モードでやらせていただきます」
ご主人様「おう…はい」
メイド「まぁしっかりやっとくれや!ガハハハ!」
ご主人様「……」
メイド「…こんな感じじゃないですか?いつものご主人様」
ご主人様「いや、むしろいつものメイドと変わってねぇなと思った」
メイド「あんですとぉ!?」
ご主人様「んで俺ぁ何すればいいんだ『メイド様』?」
メイド「いつも私がやってることを思い出してみてください」
ご主人様「お前いつも何してるっけ?」
メイド「すっごくテキパキ働いてますよぉ~?」
ご主人様「誰も使ってねえ部屋も毎日掃除してるもんな」ハハハ
メイド「…!?」ガーン
ご主人様「よし、俺に任せとけ。メイド様はそこでテレビでも見てな」
メイド「あ、ハイ…じゃお願いしまーす」
メイド「っ……ww」プルプル
ご主人様「エプロンだけなら…と思ったけど…やっぱやめねぇ??」フリフリ
メイド「着てから言います?」
ご主人様「だって見ろよこれ、辞書で『滑稽』って引いたら今の俺の姿が出てきそうだぞ」
メイド「そんなことないですよ、お似合いですよご主人様」プルプル
ご主人様「なら顔を背けるんじゃねえ」
メイド「服装の次はその口調です!」
ご主人様「あ?」
メイド「メイドは謙譲語が基本!そして穏やかな口調で主人を常に心地よくさせるものです」
ご主人様「おめぇいつもラフな敬語じゃん」
メイド「私はほら距離感を大事にしてますから」
ご主人様「意味が分から…分かりませんわ」
メイド「それメイドというよりお嬢様口調ですよね」
ご主人様「関西弁かもしれませんよ」
メイド「そう!その感じ!今のかなり自然でしたよ!」
メイド「見た目と口調がメイドならそれはもうメイド!というわけでここからは私もご主人様モードでやらせていただきます」
ご主人様「おう…はい」
メイド「まぁしっかりやっとくれや!ガハハハ!」
ご主人様「……」
メイド「…こんな感じじゃないですか?いつものご主人様」
ご主人様「いや、むしろいつものメイドと変わってねぇなと思った」
メイド「あんですとぉ!?」
ご主人様「んで俺ぁ何すればいいんだ『メイド様』?」
メイド「いつも私がやってることを思い出してみてください」
ご主人様「お前いつも何してるっけ?」
メイド「すっごくテキパキ働いてますよぉ~?」
ご主人様「誰も使ってねえ部屋も毎日掃除してるもんな」ハハハ
メイド「…!?」ガーン
ご主人様「よし、俺に任せとけ。メイド様はそこでテレビでも見てな」
メイド「あ、ハイ…じゃお願いしまーす」
254:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:33:00.21 :POcsq7kgo
1時間後
ご主人様「終わったぞ」
メイド「ちゃんとやったんですか?…確認します!」ツイー
メイド「ほぉらここにホコリが残ってますわよ!?」オホホホ
ご主人様「そのうっとうしいキャラやめろや」
メイド「まぁ普段の私もそこまでやってないんで別にいいでしょう!」
ご主人様「いいんかい…んで次は?」
メイド「ではお昼ご飯の支度を…」ハッ
メイド「そういえばご主人様の手料理って初めて…??」
ご主人様「お前が来てからは作ったことねぇなぁ…なにが食いたい?」
メイド「ご主人様の一番得意な料理を!」
2分後
ご主人様「へいお待ちィ」
メイド「早くないですか!?って、これは…」
ご主人様「エッグ・オン・ザ・ライス~だし醤油をかけて~」
メイド「カッコつけてますけど要は卵かけご飯ですよね…?」
ご主人様「フッ、一部地域ではそう呼ぶらしいな」
メイド「全国どこでも卵かけご飯ですよ!…ていうかまさか、これしか作れないとかそういうオチじゃないですよね…」
ご主人様「まさか!他にも作れるに決まってんだろ。楽なのを選んだだけだ」
メイド「私が頼んだのは楽なのじゃなくて得意料理ですよ」
ご主人様「いいから早く食え!ご飯が冷めるだろ!」
メイド「はぁ、いただきます…おいしい、そりゃおいしいですよ…だって卵かけご飯なんだから」
ご主人様「食ったら食器洗うからそのままにしとけよ」
メイド「洗い物、お茶碗とお箸だけじゃないですか」
ご主人様「一人暮らしのコツは洗い物を増やさねぇことだからな」
メイド「二人いますけど…」
1時間後
ご主人様「終わったぞ」
メイド「ちゃんとやったんですか?…確認します!」ツイー
メイド「ほぉらここにホコリが残ってますわよ!?」オホホホ
ご主人様「そのうっとうしいキャラやめろや」
メイド「まぁ普段の私もそこまでやってないんで別にいいでしょう!」
ご主人様「いいんかい…んで次は?」
メイド「ではお昼ご飯の支度を…」ハッ
メイド「そういえばご主人様の手料理って初めて…??」
ご主人様「お前が来てからは作ったことねぇなぁ…なにが食いたい?」
メイド「ご主人様の一番得意な料理を!」
2分後
ご主人様「へいお待ちィ」
メイド「早くないですか!?って、これは…」
ご主人様「エッグ・オン・ザ・ライス~だし醤油をかけて~」
メイド「カッコつけてますけど要は卵かけご飯ですよね…?」
ご主人様「フッ、一部地域ではそう呼ぶらしいな」
メイド「全国どこでも卵かけご飯ですよ!…ていうかまさか、これしか作れないとかそういうオチじゃないですよね…」
ご主人様「まさか!他にも作れるに決まってんだろ。楽なのを選んだだけだ」
メイド「私が頼んだのは楽なのじゃなくて得意料理ですよ」
ご主人様「いいから早く食え!ご飯が冷めるだろ!」
メイド「はぁ、いただきます…おいしい、そりゃおいしいですよ…だって卵かけご飯なんだから」
ご主人様「食ったら食器洗うからそのままにしとけよ」
メイド「洗い物、お茶碗とお箸だけじゃないですか」
ご主人様「一人暮らしのコツは洗い物を増やさねぇことだからな」
メイド「二人いますけど…」
255:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:34:58.16 :POcsq7kgo
ご主人様「さて次は何したらいいのかな」
メイド「えーとお皿片付けたあとは…いつもの私はご主人様と少し喋ってますね…」
ご主人様「お前ヒマなん?」
メイド「も、もうちょっと言い方ってものが…」
ご主人様「んじゃ買い物でも行ってくるかな~」
メイド「あ、でしたら買うものをメモしますので…」
ご主人様「いいよ俺が決めるから」
メイド「…家に足りないものやなくなりそうなものがないか確認するのもメイドの仕事ですよ」
ご主人様「…お前がきっちり管理してんだから平気だろ?どうせ俺がメイドやるのも今日だけだしな」
メイド「まぁ確かに…」
ご主人様「夕飯のリクエストはあるか」
メイド「えー…今食べたばっかりで何にも…じゃあ今度こそ、ご主人様の正真正銘の得意料理を!」
ご主人様「……」
ご主人様「行ってくらあ」
メイド(今すごい嫌そうな顔したなぁ…)
バタン…
メイド「うーん……」
メイド(なんか思ってたのと違うような)
メイド(こんな淡々とした感じじゃなくて、もっとこう、ご主人様に私の日々の苦労を理解してもらう予定だったのに)
メイド(今のところご主人様、そんなに苦と思ってなさそう…もしかして私が甘いのかな??)
メイド(そもそも私だって相応の対価はきちんと頂いてるわけで…こんなことさせてなんの意味があるんだろう…)
メイド「…ていうか、あれ?」
ご主人様「エプロン着たままだった!」ガチャ
メイド「ですよねぇ!」
ご主人様「さて次は何したらいいのかな」
メイド「えーとお皿片付けたあとは…いつもの私はご主人様と少し喋ってますね…」
ご主人様「お前ヒマなん?」
メイド「も、もうちょっと言い方ってものが…」
ご主人様「んじゃ買い物でも行ってくるかな~」
メイド「あ、でしたら買うものをメモしますので…」
ご主人様「いいよ俺が決めるから」
メイド「…家に足りないものやなくなりそうなものがないか確認するのもメイドの仕事ですよ」
ご主人様「…お前がきっちり管理してんだから平気だろ?どうせ俺がメイドやるのも今日だけだしな」
メイド「まぁ確かに…」
ご主人様「夕飯のリクエストはあるか」
メイド「えー…今食べたばっかりで何にも…じゃあ今度こそ、ご主人様の正真正銘の得意料理を!」
ご主人様「……」
ご主人様「行ってくらあ」
メイド(今すごい嫌そうな顔したなぁ…)
バタン…
メイド「うーん……」
メイド(なんか思ってたのと違うような)
メイド(こんな淡々とした感じじゃなくて、もっとこう、ご主人様に私の日々の苦労を理解してもらう予定だったのに)
メイド(今のところご主人様、そんなに苦と思ってなさそう…もしかして私が甘いのかな??)
メイド(そもそも私だって相応の対価はきちんと頂いてるわけで…こんなことさせてなんの意味があるんだろう…)
メイド「…ていうか、あれ?」
ご主人様「エプロン着たままだった!」ガチャ
メイド「ですよねぇ!」
256:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:35:55.48 :POcsq7kgo
ご主人様「ただいま」
メイド「…おかえりなさい~。何を買ったんですか?」
ご主人様「大したもんは買ってねぇけど…ほらこれ」ゴソゴソ
メイド「あ!このスイーツ、テレビでやってたやつ!」
ご主人様「おう、お前それ食べたいって言ってただろ」
メイド「気が利きますねぇ…ありがとうございます」
ご主人様「さて、買ったものしまって、洗濯物取り込んで…風呂掃除もしねぇとな。そんでまた飯の支度だ…」スタスタ
メイド「あの…もうちょっとゆっくりやってもいいのでは?」
ご主人様「ん?別に急いでねぇぞ俺は」
メイド「あー……」
メイド「ふ…普段の私より早い気がして…」
ご主人様「じゃあなんか取りこぼしてる作業があるかもな」
メイド「いえ、そういうのは特に…ないんですけど…」
ご主人様「まぁ俺いろいろ雑にやってるかもしれねーからよ、気になるところがあったら言ってくれや」
メイド「は、はい…」
メイド「なんか違う…なんか違う…なんか違う…」ズーン
メイド「これじゃ普段の私がのんびりやってるダメメイドみたい…そんなつもりないんだけどな~」
メイド(でも私、ご主人様が部屋から出てくると何かにつけて話しかけたりしちゃうから、その時間が…)
メイド「…無駄、なのかなぁ?」ハァ…
メイド「……」
メイド(あ、違うか…もともとは私もあんな感じだったんだ…無言でテキパキやることだけやってて…そしたら)
ご主人様『俺の話し相手を務めるのもお前の仕事だ!会話はストレス解消になるからな』
メイド(なんて言ってたけど、今じゃ私のこと叩いてるときの方がストレス解消になってたりして…)
メイド(…眠くなってきちゃった…)ウトウト
ご主人様「ただいま」
メイド「…おかえりなさい~。何を買ったんですか?」
ご主人様「大したもんは買ってねぇけど…ほらこれ」ゴソゴソ
メイド「あ!このスイーツ、テレビでやってたやつ!」
ご主人様「おう、お前それ食べたいって言ってただろ」
メイド「気が利きますねぇ…ありがとうございます」
ご主人様「さて、買ったものしまって、洗濯物取り込んで…風呂掃除もしねぇとな。そんでまた飯の支度だ…」スタスタ
メイド「あの…もうちょっとゆっくりやってもいいのでは?」
ご主人様「ん?別に急いでねぇぞ俺は」
メイド「あー……」
メイド「ふ…普段の私より早い気がして…」
ご主人様「じゃあなんか取りこぼしてる作業があるかもな」
メイド「いえ、そういうのは特に…ないんですけど…」
ご主人様「まぁ俺いろいろ雑にやってるかもしれねーからよ、気になるところがあったら言ってくれや」
メイド「は、はい…」
メイド「なんか違う…なんか違う…なんか違う…」ズーン
メイド「これじゃ普段の私がのんびりやってるダメメイドみたい…そんなつもりないんだけどな~」
メイド(でも私、ご主人様が部屋から出てくると何かにつけて話しかけたりしちゃうから、その時間が…)
メイド「…無駄、なのかなぁ?」ハァ…
メイド「……」
メイド(あ、違うか…もともとは私もあんな感じだったんだ…無言でテキパキやることだけやってて…そしたら)
ご主人様『俺の話し相手を務めるのもお前の仕事だ!会話はストレス解消になるからな』
メイド(なんて言ってたけど、今じゃ私のこと叩いてるときの方がストレス解消になってたりして…)
メイド(…眠くなってきちゃった…)ウトウト
257:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:37:18.78 :POcsq7kgo
ご主人様「おいメイド様!飯できたぞ!め・し!」
メイド「へえぁ!さっき食べたばっかり…あれ!?もう6時!?」
ご主人様「おめー爆睡してたぞ。ヨダレまで垂らして」
メイド「あ、ほんとだ…机で寝るのなんて何年ぶりだろう…」ゴシゴシ
ご主人様「なんか、メイド服着てないだけですげえだらしなく見えるな」
メイド「別にだらしなくないですよ…でもたしかに、いつもより気が緩んでしまって…」
メイド「そう、普段の私はメイド服と一緒に緊張感もまとってるんです!」
ご主人様「うまいこと言ったつもりか?」
メイド「ご主人様も気が緩んで敬語とか完全に忘れてるじゃないですか」ニヤ
ご主人様「うるせーんですよ、それよりほれ」ドンッ
メイド「おー、チャーハンですか!…あれ、卵かけご飯と少しかぶってるような…」
ご主人様 「全然違ぇよ、火使ってんだからこっちは!手間が段違いだ!文句あんなら…」
メイド「い、いただきまーす…」パクッ
メイド「…うん!美味しい!!ちゃんとしたチャーハンだ!」
ご主人様「なんだと思ったんだよ」
メイド「パラパラで、味付けもしっかり…でもなにか入れてますね?」
ご主人様「具は卵とネギとハムだけだぞ」
メイド「調味料ですよ!何か変わったもの入れたでしょう?」
ご主人様「そりゃ企業秘密だ」
メイド「あ、もしかして、隠し味に愛情♡とか?」
ご主人様「そんなんで味は変わんねーよ」
メイド「も~野暮なこと言わないでくださいよ!こういう小粋なシャレを駆使してこそ真のメイドなんですよ?」
ご主人様「くだらねーこと言うとメイド様に引っぱたかれちまうからな」
メイド「私は誰かさんと違って、そんな乱暴なことしませんよ~」
メイド「で……どうですか?メイドやってみて」
ご主人様「意外だったのは…」
ご主人様「この一見わずらわしいエプロンも、着けちゃえば特に気にならないってことだな」
メイド「でしょう!?機能美と言いますか、うまいこと作ってあるんですよ!」
メイド「それに、メイド服着てると自然に、頑張ろう!って気持ちになってくるでしょう?」
ご主人様「いや俺は別に…」
メイド「あれ!?そっかー…じゃあもう脱いでいいですよ」
ご主人様「いや、まだ俺のメイドライフは終わりじゃないからな、最後までこの格好でやりきるぞ」
メイド(もしかして結構楽しんでるのかな)
ご主人様「おいメイド様!飯できたぞ!め・し!」
メイド「へえぁ!さっき食べたばっかり…あれ!?もう6時!?」
ご主人様「おめー爆睡してたぞ。ヨダレまで垂らして」
メイド「あ、ほんとだ…机で寝るのなんて何年ぶりだろう…」ゴシゴシ
ご主人様「なんか、メイド服着てないだけですげえだらしなく見えるな」
メイド「別にだらしなくないですよ…でもたしかに、いつもより気が緩んでしまって…」
メイド「そう、普段の私はメイド服と一緒に緊張感もまとってるんです!」
ご主人様「うまいこと言ったつもりか?」
メイド「ご主人様も気が緩んで敬語とか完全に忘れてるじゃないですか」ニヤ
ご主人様「うるせーんですよ、それよりほれ」ドンッ
メイド「おー、チャーハンですか!…あれ、卵かけご飯と少しかぶってるような…」
ご主人様 「全然違ぇよ、火使ってんだからこっちは!手間が段違いだ!文句あんなら…」
メイド「い、いただきまーす…」パクッ
メイド「…うん!美味しい!!ちゃんとしたチャーハンだ!」
ご主人様「なんだと思ったんだよ」
メイド「パラパラで、味付けもしっかり…でもなにか入れてますね?」
ご主人様「具は卵とネギとハムだけだぞ」
メイド「調味料ですよ!何か変わったもの入れたでしょう?」
ご主人様「そりゃ企業秘密だ」
メイド「あ、もしかして、隠し味に愛情♡とか?」
ご主人様「そんなんで味は変わんねーよ」
メイド「も~野暮なこと言わないでくださいよ!こういう小粋なシャレを駆使してこそ真のメイドなんですよ?」
ご主人様「くだらねーこと言うとメイド様に引っぱたかれちまうからな」
メイド「私は誰かさんと違って、そんな乱暴なことしませんよ~」
メイド「で……どうですか?メイドやってみて」
ご主人様「意外だったのは…」
ご主人様「この一見わずらわしいエプロンも、着けちゃえば特に気にならないってことだな」
メイド「でしょう!?機能美と言いますか、うまいこと作ってあるんですよ!」
メイド「それに、メイド服着てると自然に、頑張ろう!って気持ちになってくるでしょう?」
ご主人様「いや俺は別に…」
メイド「あれ!?そっかー…じゃあもう脱いでいいですよ」
ご主人様「いや、まだ俺のメイドライフは終わりじゃないからな、最後までこの格好でやりきるぞ」
メイド(もしかして結構楽しんでるのかな)
258:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:40:39.36 :POcsq7kgo
ご主人様「さぁ風呂が沸いたぞ。入れ入れ」
メイド「メイドさんなんだから、背中流してくださいよ」クネクネ
ご主人様「……」
メイド「…なんて、私だってそんなことしたことないのに…」
ご主人様「しょうがねぇな」グイッ
メイド「ぎゃーーちょっと!脱がないで!冗談ですから!!」
ご主人様「だったらさっさと入ってこい!」
メイド「びっくりした~…」
メイド「ふーさっぱり…あれ、エプロン脱いじゃったんですか?可愛かったのに」
ご主人様「この格好でやることはもうないからな」
メイド「じゃあご主人様のメイド体験は、これでおしまいですね」
ご主人様「…『この格好』でやることはな」
メイド「…?」
ご主人様「んじゃ俺も風呂入ってくるわ」
メイド「ん…?なんか意味深…?」
メイド(ご主人様…メイドというよりただの主夫って感じだったような…)
メイド(それにしてもご主人様、ちゃんと料理できるんですね)
メイド(……ま、今年のメイドの日はこんなもんですかねぇ)
ご主人様「上がったぞー」
メイド「はーい」クルッ
メイド「ってうわぁ!?なんでパンイチなんですか!風邪引きますよ!」
ご主人様「俺はまだメイドだぞ」
メイド「はい…?どういうことです??」
ご主人様「こういうことだよ」ドンッ
メイド(…壁ドン????)
ご主人様「夜の相手すんのもメイドの仕事、だろ?」
メイド「夜の…相…手……」
メイド「え?ええええええええ!!!??」
メイド「な、ななななに言ってんですか!私ふだんそんなことしてませんし!!」
ご主人様「そりゃお前とはそういう契約だからな。だが今日1日メイドやってる俺に契約もクソもねー」
ご主人様「安心しろ、メイドらしく優しく丁寧に御奉仕してやるから」
メイド「そ、そんな御奉仕いりませんよ!」
ご主人様「でも逃げねーんだな?…どうしても恥ずかしいなら目瞑っとけ」
メイド(……今の私はメイドじゃない…なら…)
メイド「いいのかな……?」ギュッ
ご主人様「……」
メイド「……!!」ドキドキ
ご主人様「さぁ風呂が沸いたぞ。入れ入れ」
メイド「メイドさんなんだから、背中流してくださいよ」クネクネ
ご主人様「……」
メイド「…なんて、私だってそんなことしたことないのに…」
ご主人様「しょうがねぇな」グイッ
メイド「ぎゃーーちょっと!脱がないで!冗談ですから!!」
ご主人様「だったらさっさと入ってこい!」
メイド「びっくりした~…」
メイド「ふーさっぱり…あれ、エプロン脱いじゃったんですか?可愛かったのに」
ご主人様「この格好でやることはもうないからな」
メイド「じゃあご主人様のメイド体験は、これでおしまいですね」
ご主人様「…『この格好』でやることはな」
メイド「…?」
ご主人様「んじゃ俺も風呂入ってくるわ」
メイド「ん…?なんか意味深…?」
メイド(ご主人様…メイドというよりただの主夫って感じだったような…)
メイド(それにしてもご主人様、ちゃんと料理できるんですね)
メイド(……ま、今年のメイドの日はこんなもんですかねぇ)
ご主人様「上がったぞー」
メイド「はーい」クルッ
メイド「ってうわぁ!?なんでパンイチなんですか!風邪引きますよ!」
ご主人様「俺はまだメイドだぞ」
メイド「はい…?どういうことです??」
ご主人様「こういうことだよ」ドンッ
メイド(…壁ドン????)
ご主人様「夜の相手すんのもメイドの仕事、だろ?」
メイド「夜の…相…手……」
メイド「え?ええええええええ!!!??」
メイド「な、ななななに言ってんですか!私ふだんそんなことしてませんし!!」
ご主人様「そりゃお前とはそういう契約だからな。だが今日1日メイドやってる俺に契約もクソもねー」
ご主人様「安心しろ、メイドらしく優しく丁寧に御奉仕してやるから」
メイド「そ、そんな御奉仕いりませんよ!」
ご主人様「でも逃げねーんだな?…どうしても恥ずかしいなら目瞑っとけ」
メイド(……今の私はメイドじゃない…なら…)
メイド「いいのかな……?」ギュッ
ご主人様「……」
メイド「……!!」ドキドキ
259:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:43:13.25 :POcsq7kgo
ご主人様「くっ」プルプル
メイド(…あれ?)パチッ
ご主人様「だはははははははははははははは!!!!!」
メイド「…へ?」
ご主人様「去年と同じじゃん!まったく同じパターンじゃん!!お前ほんとチョロいな!!!」ゲラゲラ
メイド「去年……」
メイド「…はっ…!!!!!」
メイド「だ…騙しましたね!!?」
ご主人様「うはははは!!!目ぇギュッと瞑って『いいのかな?』だってよ!ノリノリじゃんお前ぇ!!」ゲラゲラ
メイド「ちがっ…くっ……うわーもう最悪!!!」
ご主人様「はーおもろ…久しぶりに涙出るほど笑ったわー」
メイド「私こそ涙出そうですよ!まんまとやられました!ご主人様のいけず!色情魔!」
ご主人様「色情魔!?そりゃ言い過ぎだろゴラァ!!」スッ
メイド(やばい!叩かれる!)ビクッ
ポン
メイド「!」
ご主人様「いつもありがとな」ナデナデ
メイド「……こ、こちらこそ…」
メイド「いつも『虐めてくれて』ありがとうございますゥウウウグルルルゥ…」
ご主人様「そ、そこまで怒るか…?」
メイド「もう、怒髪天を衝く一歩手前ですよ!」
ご主人様「……ははははは!!!!」
メイド「なーにがおかしいんですか!!」
ご主人様「だってお前のあのキス待ち顔思い出したらよー!!!写メ撮っとけばよかった!!!」
メイド「んなことしたらマジで裁判沙汰ですよ!!」
メイド(でも…そうか。別にご主人様にメイドやってもらう必要なんてなかったんだ)
メイド(ただひと言、こうやって『ありがとう』って言ってもらえるだけで、こんなに…)
ピンポーン
ご主人様「?」
メイド「こんな時間になんでしょう?…あ!もしかして私へのサプライズプレゼントとか?」
ご主人様「あるわけねぇだろそんなもん」
メイド「……ですよね~。今開けまーす」パタパタ
ガチャ
ご主人様「くっ」プルプル
メイド(…あれ?)パチッ
ご主人様「だはははははははははははははは!!!!!」
メイド「…へ?」
ご主人様「去年と同じじゃん!まったく同じパターンじゃん!!お前ほんとチョロいな!!!」ゲラゲラ
メイド「去年……」
メイド「…はっ…!!!!!」
メイド「だ…騙しましたね!!?」
ご主人様「うはははは!!!目ぇギュッと瞑って『いいのかな?』だってよ!ノリノリじゃんお前ぇ!!」ゲラゲラ
メイド「ちがっ…くっ……うわーもう最悪!!!」
ご主人様「はーおもろ…久しぶりに涙出るほど笑ったわー」
メイド「私こそ涙出そうですよ!まんまとやられました!ご主人様のいけず!色情魔!」
ご主人様「色情魔!?そりゃ言い過ぎだろゴラァ!!」スッ
メイド(やばい!叩かれる!)ビクッ
ポン
メイド「!」
ご主人様「いつもありがとな」ナデナデ
メイド「……こ、こちらこそ…」
メイド「いつも『虐めてくれて』ありがとうございますゥウウウグルルルゥ…」
ご主人様「そ、そこまで怒るか…?」
メイド「もう、怒髪天を衝く一歩手前ですよ!」
ご主人様「……ははははは!!!!」
メイド「なーにがおかしいんですか!!」
ご主人様「だってお前のあのキス待ち顔思い出したらよー!!!写メ撮っとけばよかった!!!」
メイド「んなことしたらマジで裁判沙汰ですよ!!」
メイド(でも…そうか。別にご主人様にメイドやってもらう必要なんてなかったんだ)
メイド(ただひと言、こうやって『ありがとう』って言ってもらえるだけで、こんなに…)
ピンポーン
ご主人様「?」
メイド「こんな時間になんでしょう?…あ!もしかして私へのサプライズプレゼントとか?」
ご主人様「あるわけねぇだろそんなもん」
メイド「……ですよね~。今開けまーす」パタパタ
ガチャ
260:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:44:45.69 :POcsq7kgo
妹「こんばんは…」
メイド「あら、妹さん!どうしたんですか!?」
ご主人様「なんだァ、お前かよ」
妹「急にごめんね。今日はメイドの日だって聞いて…いつもお兄ちゃんが世話になってるだろうし、お礼にケーキを買ってきたの」
メイド「これこそホントのサプライズですよ~。女神かな?」ダーッ
ご主人様「怒ったり泣いたり情緒不安定なヤツだな」
妹「…それに、ゆうべ変な夢を見て…心配で見に来たの」
メイド「夢…?」
妹「お兄ちゃんとメイドさんが…」
妹「……!!」
メイド「ど、どうしたんですか、固まっちゃって…」
妹「お兄ちゃん…堂々としすぎててスルーしそうになったけど…なんでパンイチなの…」
ご主人様「ん?」
妹「そうか…やっぱりあれは予知夢だったんだわ…お兄ちゃんとメイドさんが一線を超えて…」
メイド「え!一線!?ち、違います!未遂…そう未遂ですよ!」
妹「なんとなく、この家から、ラブコメの波動みたいなのが見えていたのよね…」
メイド「ラブコメの波動!?」
ご主人様「なんじゃそら」
妹「こんばんは…」
メイド「あら、妹さん!どうしたんですか!?」
ご主人様「なんだァ、お前かよ」
妹「急にごめんね。今日はメイドの日だって聞いて…いつもお兄ちゃんが世話になってるだろうし、お礼にケーキを買ってきたの」
メイド「これこそホントのサプライズですよ~。女神かな?」ダーッ
ご主人様「怒ったり泣いたり情緒不安定なヤツだな」
妹「…それに、ゆうべ変な夢を見て…心配で見に来たの」
メイド「夢…?」
妹「お兄ちゃんとメイドさんが…」
妹「……!!」
メイド「ど、どうしたんですか、固まっちゃって…」
妹「お兄ちゃん…堂々としすぎててスルーしそうになったけど…なんでパンイチなの…」
ご主人様「ん?」
妹「そうか…やっぱりあれは予知夢だったんだわ…お兄ちゃんとメイドさんが一線を超えて…」
メイド「え!一線!?ち、違います!未遂…そう未遂ですよ!」
妹「なんとなく、この家から、ラブコメの波動みたいなのが見えていたのよね…」
メイド「ラブコメの波動!?」
ご主人様「なんじゃそら」
261:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:47:41.00 :POcsq7kgo
妹「当然よね…ひとつ屋根の下で男女が共同生活してて、何も起きないはずがなく…」
メイド「何も起きてませんってば!」
ご主人様「変なこと言ってねぇでさっさとそれ置いて帰れ」シッシッ
メイド「そんなこと言ったら可哀想ですよ!鬼!鬼畜だ!」
妹「いいの…お邪魔だったみたいだし…」
メイド「いや、ホントに違うんですって…!ほら!ご主人様も説明を…」アタフタ
ご主人様「…そうだな、今から2回戦だからな」キリッ
メイド「ちょっ…だからそういうバカみたいな悪ノリしないでくださいって!!!」
ご主人様「あぁ?誰がバカだとテメェ!!」ベチッ
妹(うわ、いきなりビンタ…いつもこんな感じなの…?)
メイド「……」プツン
メイド「言わせてもらいますけどねご主人様…」
ご主人様「あ?」
メイド「この世にあなた以上にバカで、そして野蛮な人は存在しませんよ!」
メイド「野生のゴリラだって、絶対もっと賢いし紳士的です!ご主人様はゴリラ以下!」
ご主人様「ゴ……」ブチッ
ご主人様「オイ!表出ろや!!!」
メイド「上等ですよコラ!!!」
妹(なるほどいつもこうなのね…)
妹「私、ケーキを分けておくわ」
メイド「ええどうぞお上がりください、すぐ終わらせて戻りますから!」
ご主人様「俺のケーキは大きめに切れよ!コイツのはコイツの胸みてーに薄くすりゃいいから!」
メイド「…フッ、バカの一つ覚えみたいに胸のことばっかり!まぁ私ってそれ以外は完璧ですものね!」
ご主人様「てめぇのどこが完璧だよ!絶壁の間違いだろうが!つーかまたバカっつったなぁ!?」ベシッ
メイド「痛ったぁ!!このっ…何度でも言ってやりますよ!バーカバーカ!ご主人様のバーカ!!」
ご主人様「てめぇってやつは…ほんっとに…」
ご主人様「メイドのくせに生意気だ!!!」
メイド「ご主人様こそすぐ叩く!!!」
おわり
妹「当然よね…ひとつ屋根の下で男女が共同生活してて、何も起きないはずがなく…」
メイド「何も起きてませんってば!」
ご主人様「変なこと言ってねぇでさっさとそれ置いて帰れ」シッシッ
メイド「そんなこと言ったら可哀想ですよ!鬼!鬼畜だ!」
妹「いいの…お邪魔だったみたいだし…」
メイド「いや、ホントに違うんですって…!ほら!ご主人様も説明を…」アタフタ
ご主人様「…そうだな、今から2回戦だからな」キリッ
メイド「ちょっ…だからそういうバカみたいな悪ノリしないでくださいって!!!」
ご主人様「あぁ?誰がバカだとテメェ!!」ベチッ
妹(うわ、いきなりビンタ…いつもこんな感じなの…?)
メイド「……」プツン
メイド「言わせてもらいますけどねご主人様…」
ご主人様「あ?」
メイド「この世にあなた以上にバカで、そして野蛮な人は存在しませんよ!」
メイド「野生のゴリラだって、絶対もっと賢いし紳士的です!ご主人様はゴリラ以下!」
ご主人様「ゴ……」ブチッ
ご主人様「オイ!表出ろや!!!」
メイド「上等ですよコラ!!!」
妹(なるほどいつもこうなのね…)
妹「私、ケーキを分けておくわ」
メイド「ええどうぞお上がりください、すぐ終わらせて戻りますから!」
ご主人様「俺のケーキは大きめに切れよ!コイツのはコイツの胸みてーに薄くすりゃいいから!」
メイド「…フッ、バカの一つ覚えみたいに胸のことばっかり!まぁ私ってそれ以外は完璧ですものね!」
ご主人様「てめぇのどこが完璧だよ!絶壁の間違いだろうが!つーかまたバカっつったなぁ!?」ベシッ
メイド「痛ったぁ!!このっ…何度でも言ってやりますよ!バーカバーカ!ご主人様のバーカ!!」
ご主人様「てめぇってやつは…ほんっとに…」
ご主人様「メイドのくせに生意気だ!!!」
メイド「ご主人様こそすぐ叩く!!!」
おわり
262:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/10(日) 23:50:16.03 :POcsq7kgo
前回お伝えしたように、今作はこれにて終了とさせていただきます。
完結というよりは単なるネタ切れなので、少々唐突な感じはあるかもしれませんが
書きたいと思った話はほぼ全部書いたつもりです。お楽しみいただけましたでしょうか。
ちょっとズレた主人とメイドでしたが、こんなふたりの日常にお付き合いくださり、ありがとうございました!
完結というよりは単なるネタ切れなので、少々唐突な感じはあるかもしれませんが
書きたいと思った話はほぼ全部書いたつもりです。お楽しみいただけましたでしょうか。
ちょっとズレた主人とメイドでしたが、こんなふたりの日常にお付き合いくださり、ありがとうございました!
263:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/11(月) 00:19:59.34 :BbMOBqIm0
乙
おもしろかった
気が向いたらまた描いてくれねえかなー
おもしろかった
気が向いたらまた描いてくれねえかなー
264:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/11(月) 01:16:30.97 :V08WeMPmo
乙ー
また書いてくれよなー!
また書いてくれよなー!
コメント 2
コメント一覧 (2)
この二人の掛け合い好きだったから残念やわ
森きのこ
がしました
それにしても、このシリーズも長い事やってたモンだな
森きのこ
がしました