292: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 21:41:00.29 :AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
何をする? >>293
幸子「....」
幸子「....」チラ
P「....」カタカタ
P「....」カタカタ
幸子「....」
幸子「(....)」
幸子「(少しずつ調子が上がっているような気がします)」
幸子「....」
幸子「(....昨日は上手いモノマネができましたね!)」
幸子「(....とは言えませんが)」
幸子「(初めてにしては及第点と言ったところでしょう!)」
幸子「(さらに調子を上げたいです!)」
何をする? >>293
293:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/26(火) 21:41:29.46 :PZIPr/+70
弁当を作る

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
294: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 21:52:31.39 :AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「これはもう」
幸子「Pさんにお弁当を作ってあげるしかないですね!」
幸子「あの人基本的にお昼は時間が惜しいとか言って食べませんから」
幸子「きっと、温かいお昼ご飯に飢えていることでしょう!」
幸子「....」
幸子「事務所で作って、事務所にいるPさんに出すなら」
幸子「普通に作って出せばよくない?」
幸子「と考えているそこのあなた!」
幸子「わかっていませんねぇ」フフーン
幸子「....」
幸子「これはもう」
幸子「Pさんにお弁当を作ってあげるしかないですね!」
幸子「あの人基本的にお昼は時間が惜しいとか言って食べませんから」
幸子「きっと、温かいお昼ご飯に飢えていることでしょう!」
幸子「....」
幸子「事務所で作って、事務所にいるPさんに出すなら」
幸子「普通に作って出せばよくない?」
幸子「と考えているそこのあなた!」
幸子「わかっていませんねぇ」フフーン
295: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 21:53:49.85 :AqGTjszP0
幸子「単にお昼ご飯を作るのではなく」
幸子「お弁当というのがミソなんですよ!」
幸子「確かに」
幸子「お皿に美しく盛られた料理は」
幸子「さらに味を美味しくします」
幸子「しかし!」
幸子「ボクはそんな盛り付けできません!」
幸子「だったら、普通に盛るよりも」
幸子「お弁当箱に入れて出した方が」
幸子「開けるときのワクワク感の分だけ後者が勝つんです!」バーン
幸子「単にお昼ご飯を作るのではなく」
幸子「お弁当というのがミソなんですよ!」
幸子「確かに」
幸子「お皿に美しく盛られた料理は」
幸子「さらに味を美味しくします」
幸子「しかし!」
幸子「ボクはそんな盛り付けできません!」
幸子「だったら、普通に盛るよりも」
幸子「お弁当箱に入れて出した方が」
幸子「開けるときのワクワク感の分だけ後者が勝つんです!」バーン
296: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 21:54:32.84 :AqGTjszP0
幸子「元々はPさんのためを思って始めたこの企画!」
幸子「これはもはや最適解なのでは?」
幸子「....」チラ
幸子「....11時半ですか」
幸子「少し出遅れましたね....」
幸子「ボクだけの力でお弁当を作るとなると」
幸子「お昼の時間を過ぎてしまいます....」
幸子「1人で完成させたいところですが」
幸子「今はボクのエゴよりも、Pさんにお昼ご飯を届ける方が大事です」
幸子「誰かに助っ人を頼みましょう!」
誰に頼む? >>297
幸子「元々はPさんのためを思って始めたこの企画!」
幸子「これはもはや最適解なのでは?」
幸子「....」チラ
幸子「....11時半ですか」
幸子「少し出遅れましたね....」
幸子「ボクだけの力でお弁当を作るとなると」
幸子「お昼の時間を過ぎてしまいます....」
幸子「1人で完成させたいところですが」
幸子「今はボクのエゴよりも、Pさんにお昼ご飯を届ける方が大事です」
幸子「誰かに助っ人を頼みましょう!」
誰に頼む? >>297
298:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/26(火) 21:55:22.51 :A0/qTiLoo
ちとせ
303: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:11:26.83 :AqGTjszP0
ちとせ「....」テクテク
幸子「通りすがりのちとせさん!」
ちとせ「幸子ちゃん?」
幸子「頼まれてくれませんか?」
ちとせ「?」
ちとせ「....」テクテク
幸子「通りすがりのちとせさん!」
ちとせ「幸子ちゃん?」
幸子「頼まれてくれませんか?」
ちとせ「?」
304: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:12:12.93 :AqGTjszP0
ちとせ「お弁当?」
幸子「はい、どうしてもお昼の時間に間に合わせたいので」
幸子「お手伝いを頼めませんか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「私、あまり料理はしないんだけど、それでもいい?」
幸子「今回は凝った物を作る予定はないので大丈夫です!」
幸子「ボクも料理はあまりしませんけど」
幸子「どうにかなるでしょう!」
ちとせ「そうだね♪」
ちとせ「お弁当?」
幸子「はい、どうしてもお昼の時間に間に合わせたいので」
幸子「お手伝いを頼めませんか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「私、あまり料理はしないんだけど、それでもいい?」
幸子「今回は凝った物を作る予定はないので大丈夫です!」
幸子「ボクも料理はあまりしませんけど」
幸子「どうにかなるでしょう!」
ちとせ「そうだね♪」
305: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:13:17.91 :AqGTjszP0
ちとせ「それで、何を作るの?」
幸子「特に材料を買ってきているわけではないので」
幸子「事務所の冷蔵庫に入っているもので作れるものにします!」
ちとせ「すご~い、幸子ちゃん慣れてる人みたい」
幸子「フフーン、それほどでもありません!」
冷蔵庫の中身① >>306
冷蔵庫の中身② >>307
冷蔵庫の中身③ >>308
ちとせ「それで、何を作るの?」
幸子「特に材料を買ってきているわけではないので」
幸子「事務所の冷蔵庫に入っているもので作れるものにします!」
ちとせ「すご~い、幸子ちゃん慣れてる人みたい」
幸子「フフーン、それほどでもありません!」
冷蔵庫の中身① >>306
冷蔵庫の中身② >>307
冷蔵庫の中身③ >>308
306:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/26(火) 22:14:26.35 :SVNK+2Uno
ちとせの手首から先(料理番組でうっかり食材ごと切ってしまったもの)
307:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/26(火) 22:14:32.86 :gGIWlxWqO
山形りんご
308:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/26(火) 22:14:54.81 :0rFezw7so
あの子(生前の姿)
314: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:32:16.30 :AqGTjszP0
幸子「まずは冷凍庫から見てみましょう....」ガサゴソ
幸子「....」ガサゴソ
幸子「ん、これは?」
ちとせ「あ、それ!」
幸子「なんですか?」
ちとせ「開けていいよ♪」
幸子「はぁ」
幸子「まずは冷凍庫から見てみましょう....」ガサゴソ
幸子「....」ガサゴソ
幸子「ん、これは?」
ちとせ「あ、それ!」
幸子「なんですか?」
ちとせ「開けていいよ♪」
幸子「はぁ」
315: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:33:24.65 :AqGTjszP0
幸子「結構大きいですね、手のひらくらいのサイズがありますよ」
幸子「ブロック肉か何かでしょうか....」
【ちとせの手首から先】
幸子「」
幸子「さささ殺人事件です!!!」
ちとせ「私生きてるよ?」
ちとせ「こんなところにあったんだ~」
幸子「こ、これ、ちとせさんのなんですか!?」
ちとせ「うん、この前料理番組に出た時にうっかり切っちゃったの」
幸子「うっかりって程度じゃありませんよ!?」
幸子「結構大きいですね、手のひらくらいのサイズがありますよ」
幸子「ブロック肉か何かでしょうか....」
【ちとせの手首から先】
幸子「」
幸子「さささ殺人事件です!!!」
ちとせ「私生きてるよ?」
ちとせ「こんなところにあったんだ~」
幸子「こ、これ、ちとせさんのなんですか!?」
ちとせ「うん、この前料理番組に出た時にうっかり切っちゃったの」
幸子「うっかりって程度じゃありませんよ!?」
316: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:33:50.31 :AqGTjszP0
ちとせ「それでね、あとでくっつけようと思って冷凍庫に入れてたんだけど」
ちとせ「忘れてた♪」
幸子「忘れないでくださいよこんなに大切なもの!」
幸子「というかこれどうするんですか?」
ちとせ「取っておいたの忘れてたから、新しいのをもう生やしちゃった」
幸子「相変わらずですねこの事務所は」
ちとせ「それでね、あとでくっつけようと思って冷凍庫に入れてたんだけど」
ちとせ「忘れてた♪」
幸子「忘れないでくださいよこんなに大切なもの!」
幸子「というかこれどうするんですか?」
ちとせ「取っておいたの忘れてたから、新しいのをもう生やしちゃった」
幸子「相変わらずですねこの事務所は」
317: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:34:55.30 :AqGTjszP0
ちとせ「....」
ちとせ「....私、名案が浮かんじゃったかも」
幸子「?」
ちとせ「せっかくだし使っちゃおう」
幸子「せっかくの意味わかってます?」
幸子「いくらちとせさんの手といっても、人肉はちょっと....」
ちとせ「でも、動物の手足を使った食材って意外とない?」
ちとせ「クマノテ、豚足、モミジ、カメノテ....」
幸子「順に熊、豚、鶏ですね」
幸子「カメノテは亀の手ではなく甲殻類の一種ですけど」
幸子「それ以外は確かに....」
ちとせ「....」
ちとせ「....私、名案が浮かんじゃったかも」
幸子「?」
ちとせ「せっかくだし使っちゃおう」
幸子「せっかくの意味わかってます?」
幸子「いくらちとせさんの手といっても、人肉はちょっと....」
ちとせ「でも、動物の手足を使った食材って意外とない?」
ちとせ「クマノテ、豚足、モミジ、カメノテ....」
幸子「順に熊、豚、鶏ですね」
幸子「カメノテは亀の手ではなく甲殻類の一種ですけど」
幸子「それ以外は確かに....」
318: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:35:25.85 :AqGTjszP0
ちとせ「....私、手はいつも洗ってるから綺麗だと思うよ?」
幸子「気にしているのはそこではないです....」
ちとせ「お願い幸子ちゃん」ギュッ
ちとせ「私、あの人の身体の中に自分のお肉が巡っていく姿を想像するだけで....」
ちとせ「....んっ////」キュン
ちとせ「いい....////」ハァハァ
幸子「業が深すぎます」
ちとせ「吸血鬼の末裔だからかな?」
幸子「さぁ....」
ちとせ「....私、手はいつも洗ってるから綺麗だと思うよ?」
幸子「気にしているのはそこではないです....」
ちとせ「お願い幸子ちゃん」ギュッ
ちとせ「私、あの人の身体の中に自分のお肉が巡っていく姿を想像するだけで....」
ちとせ「....んっ////」キュン
ちとせ「いい....////」ハァハァ
幸子「業が深すぎます」
ちとせ「吸血鬼の末裔だからかな?」
幸子「さぁ....」
319: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:35:54.54 :AqGTjszP0
幸子「....」
幸子「仕方ないですねぇ....」
幸子「本当に少しだけですよ?」
ちとせ「指一本くらい?」
幸子「爪の切れっ端で我慢してください」
ちとせ「え~」
幸子「そのくらいなら事務所のヤンデレ軍の人たちが常日頃から入れているので」
幸子「ボクが許容できるギリギリのラインです」
ちとせ「ありがとう幸子ちゃん」ニコ
幸子「自分の身体の一部を食べさせようとしているとは思えないほど爽やかな笑み」
幸子「....」
幸子「仕方ないですねぇ....」
幸子「本当に少しだけですよ?」
ちとせ「指一本くらい?」
幸子「爪の切れっ端で我慢してください」
ちとせ「え~」
幸子「そのくらいなら事務所のヤンデレ軍の人たちが常日頃から入れているので」
幸子「ボクが許容できるギリギリのラインです」
ちとせ「ありがとう幸子ちゃん」ニコ
幸子「自分の身体の一部を食べさせようとしているとは思えないほど爽やかな笑み」
320: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:47:30.49 :AqGTjszP0
幸子「ちとせさんの手はいいとして」
幸子「まともな食材が欲しいですねぇ」ガサゴソ
幸子「あ、これ」スッ
ちとせ「りんご?」
幸子「いえ、これはりんごろうの死体です」
ちとせ「死体?」
幸子「ちとせさんの手はいいとして」
幸子「まともな食材が欲しいですねぇ」ガサゴソ
幸子「あ、これ」スッ
ちとせ「りんご?」
幸子「いえ、これはりんごろうの死体です」
ちとせ「死体?」
321: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:48:33.98 :AqGTjszP0
幸子「正確には」
幸子「あかりさんがりんごろう風に皮を剥いたりんごです」
ちとせ「お料理に使うの勿体ないね」
幸子「いえ、むしろ積極的に使っていきます」
幸子「りん子ちゃんにとってりんごろうは目の上のたん瘤なので」
ちとせ「?」
幸子「正確には」
幸子「あかりさんがりんごろう風に皮を剥いたりんごです」
ちとせ「お料理に使うの勿体ないね」
幸子「いえ、むしろ積極的に使っていきます」
幸子「りん子ちゃんにとってりんごろうは目の上のたん瘤なので」
ちとせ「?」
322: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:49:02.92 :AqGTjszP0
幸子「あとはー....」
ちとせ「ここは見たの?」
幸子「これ、なんなんでしょう」
幸子「家庭用冷蔵庫の隣に」
幸子「やたらと大きい業務用の冷凍庫があるのはアンバランスのような....」
ちとせ「....」パカッ
幸子「あとはー....」
ちとせ「ここは見たの?」
幸子「これ、なんなんでしょう」
幸子「家庭用冷蔵庫の隣に」
幸子「やたらと大きい業務用の冷凍庫があるのはアンバランスのような....」
ちとせ「....」パカッ
323: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:49:39.74 :AqGTjszP0
『....』
ちとせ「....」バタン
幸子「中を確認しないんですか?」
ちとせ「....」
幸子「ちとせさん?」
ちとせ「....」
ちとせ「何もなかったよ」
ちとせ「食べ物は」
幸子「そうですか、残念です....」
幸子「普通の冷蔵庫の方をもう一度見てみましょう」パカッ
ちとせ「....」
『....』
ちとせ「....」バタン
幸子「中を確認しないんですか?」
ちとせ「....」
幸子「ちとせさん?」
ちとせ「....」
ちとせ「何もなかったよ」
ちとせ「食べ物は」
幸子「そうですか、残念です....」
幸子「普通の冷蔵庫の方をもう一度見てみましょう」パカッ
ちとせ「....」
324: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:50:22.31 :AqGTjszP0
幸子「これはなんでしょう?」
ちとせ「お肉....?」
幸子「お肉っぽいんですけど、ラベルも何もないので」
幸子「何の肉かわかりませんねぇ....」
ちとせ「腐ってはいないみたいだし、使ってもいいんじゃない?」
幸子「このままじゃ食材がなさすぎますし、そうするしかありません....」
幸子「これはなんでしょう?」
ちとせ「お肉....?」
幸子「お肉っぽいんですけど、ラベルも何もないので」
幸子「何の肉かわかりませんねぇ....」
ちとせ「腐ってはいないみたいだし、使ってもいいんじゃない?」
幸子「このままじゃ食材がなさすぎますし、そうするしかありません....」
325: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 22:50:54.09 :AqGTjszP0
幸子「ということで材料はこちら!」
【チトセテの爪】
【りんごろう】
【謎肉】
ちとせ「....」
ちとせ「こういう料理はあるの?」
幸子「....地球上をくまなく探せばあるいは」
ちとせ「....」
何を作る? >>326
幸子「ということで材料はこちら!」
【チトセテの爪】
【りんごろう】
【謎肉】
ちとせ「....」
ちとせ「こういう料理はあるの?」
幸子「....地球上をくまなく探せばあるいは」
ちとせ「....」
何を作る? >>326
326:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2020/05/26(火) 22:52:28.61 :gvm/x0+Co
りんご入りポルペッティの赤ワイン煮
328: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:00:59.17 :AqGTjszP0
幸子「この材料たちで作れそうな料理って何かありますか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「ちょっと待ってね」
ちとせ「Hey,千夜」
千夜「何なりと」
幸子「そういうシステムなんですか!?」
ちとせ「この材料で作れそうな料理を教えて」
千夜「ぴこん」
千夜「お嬢様の爪、りんごろう、謎肉で作れるレシピを検索しています」
千夜「1件該当しました」
幸子「あるんですか!?」
千夜「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮はいかがでしょうか」
幸子・ちとせ「「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮?」」
幸子「この材料たちで作れそうな料理って何かありますか?」
ちとせ「うーん....」
ちとせ「ちょっと待ってね」
ちとせ「Hey,千夜」
千夜「何なりと」
幸子「そういうシステムなんですか!?」
ちとせ「この材料で作れそうな料理を教えて」
千夜「ぴこん」
千夜「お嬢様の爪、りんごろう、謎肉で作れるレシピを検索しています」
千夜「1件該当しました」
幸子「あるんですか!?」
千夜「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮はいかがでしょうか」
幸子・ちとせ「「りんご入りポルペッティの赤ワイン煮?」」
331: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:19:00.19 :AqGTjszP0
ちとせ「千夜ちゃんが置いていってくれたレシピを参考にして作ろう」
幸子「千夜さんも混ざりたそうにしてましたけどよかったんですか?」
ちとせ「千夜ちゃんがいると全部完璧に出来ちゃうから」
幸子「まあそれではつまらないですねぇ」
ちとせ「えーっと」
ちとせ「まずはりんごろうをみじん切りにする」
幸子「みじん切り....」
幸子「結構難しいんですよね....」
幸子「まずは皮を剥いて....」モタモタ
幸子「あっ」
幸子「あの皮が繋がった状態で剥きたいんですけど、無理そうです....」
ちとせ「千夜ちゃんが置いていってくれたレシピを参考にして作ろう」
幸子「千夜さんも混ざりたそうにしてましたけどよかったんですか?」
ちとせ「千夜ちゃんがいると全部完璧に出来ちゃうから」
幸子「まあそれではつまらないですねぇ」
ちとせ「えーっと」
ちとせ「まずはりんごろうをみじん切りにする」
幸子「みじん切り....」
幸子「結構難しいんですよね....」
幸子「まずは皮を剥いて....」モタモタ
幸子「あっ」
幸子「あの皮が繋がった状態で剥きたいんですけど、無理そうです....」
332: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:19:51.57 :AqGTjszP0
ちとせ「幸子ちゃんがりんごろうをやっている間に私は....」
ちとせ「よいしょ」
ちとせ「この謎肉をフードプロセッサーでミンチにする、と」ポイ
ちとせ「ついでに爪も入れちゃお」ポイポイ
ちとせ「....」
ちとせ「....1本くらいいいよね♪」ジョキ
ちとせ「えい」ポイ
ちとせ「....」ピッ
ガーッ!
ちとせ「お~」パチパチ
ちとせ「幸子ちゃんがりんごろうをやっている間に私は....」
ちとせ「よいしょ」
ちとせ「この謎肉をフードプロセッサーでミンチにする、と」ポイ
ちとせ「ついでに爪も入れちゃお」ポイポイ
ちとせ「....」
ちとせ「....1本くらいいいよね♪」ジョキ
ちとせ「えい」ポイ
ちとせ「....」ピッ
ガーッ!
ちとせ「お~」パチパチ
333: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:20:55.91 :AqGTjszP0
幸子「ちとせさ~ん、りんごろうを木っ端微塵にしましたよ~」
ちとせ「お疲れ様、こっちも終わったよ」
幸子「この2つと、つなぎのパン粉と卵を入れて捏ねるんですよね」コネコネ
ちとせ「粘りが出るまでだって」
幸子「了解です」コネコネ
幸子「....」コネコネ
幸子「これ、ハンバーーーーーーーグ!ですか?」
ちとせ「イタリアの肉団子だって~」
幸子「へ~」
幸子「ちとせさ~ん、りんごろうを木っ端微塵にしましたよ~」
ちとせ「お疲れ様、こっちも終わったよ」
幸子「この2つと、つなぎのパン粉と卵を入れて捏ねるんですよね」コネコネ
ちとせ「粘りが出るまでだって」
幸子「了解です」コネコネ
幸子「....」コネコネ
幸子「これ、ハンバーーーーーーーグ!ですか?」
ちとせ「イタリアの肉団子だって~」
幸子「へ~」
335: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:21:24.83 :AqGTjszP0
幸子「これくらいでいいでしょう!」
ちとせ「うんうん、おっけ~」
幸子「これを丸めて....」
幸子「いよいよ!お馴染みの両手でキャッチボールするやつです!」ペチ
幸子「....」ペチ
ちとせ「これは万国共通なんだ~」ペチ
ちとせ「....」ペチ
幸子「これくらいでいいでしょう!」
ちとせ「うんうん、おっけ~」
幸子「これを丸めて....」
幸子「いよいよ!お馴染みの両手でキャッチボールするやつです!」ペチ
幸子「....」ペチ
ちとせ「これは万国共通なんだ~」ペチ
ちとせ「....」ペチ
336: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:22:13.49 :AqGTjszP0
幸子「成型が終わったので、次はお鍋の準備ですか」
ちとせ「赤ワイン1カップ、お水も同じ量」
幸子「はーい」ジョボジョボ
ちとせ「トマトの缶詰を全部」
幸子「いい感じです」ドボッ
ちとせ「あとはローリエ、ローズマリー、お塩、ブラックペッパーを入れて」
幸子「....」サッサッ
ちとせ「そこにさっきのお肉をどぼ~ん」
幸子「飛び散るので静かに入れます」ソロリソロリ
ちとせ「あとはしばらく煮込んで完成!」
幸子「疲れました....」
幸子「成型が終わったので、次はお鍋の準備ですか」
ちとせ「赤ワイン1カップ、お水も同じ量」
幸子「はーい」ジョボジョボ
ちとせ「トマトの缶詰を全部」
幸子「いい感じです」ドボッ
ちとせ「あとはローリエ、ローズマリー、お塩、ブラックペッパーを入れて」
幸子「....」サッサッ
ちとせ「そこにさっきのお肉をどぼ~ん」
幸子「飛び散るので静かに入れます」ソロリソロリ
ちとせ「あとはしばらく煮込んで完成!」
幸子「疲れました....」
337: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:22:41.63 :AqGTjszP0
幸子「....」ジー
幸子「これ、思いのほかいい感じじゃないですか!」
ちとせ「さすが千夜ちゃん♪」
千夜「ありがとうございます」ペコ
幸子「呼ばれるために戻ってこなくても....」
千夜「いえ、それが私の役目ですから」
幸子「そういうものですか....」
幸子「....」ジー
幸子「これ、思いのほかいい感じじゃないですか!」
ちとせ「さすが千夜ちゃん♪」
千夜「ありがとうございます」ペコ
幸子「呼ばれるために戻ってこなくても....」
千夜「いえ、それが私の役目ですから」
幸子「そういうものですか....」
340: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:33:59.10 :AqGTjszP0
P「....」カタカタ
幸子「Pさん!」
P「幸子、どうした?」
幸子「実はボク....」
幸子「Pさんにお弁当を作ってきたんです!」バーン
P「お、お弁当!?」
P「どうしたんだ突然?」
幸子「今日はそういう気分だったんです」
P「へー、お前料理できたんだな」
幸子「ま、まあボクくらいのアイドルならそれはもう義務のようなものですよ」フフーン
P「そりゃ楽しみだ」
P「....」カタカタ
幸子「Pさん!」
P「幸子、どうした?」
幸子「実はボク....」
幸子「Pさんにお弁当を作ってきたんです!」バーン
P「お、お弁当!?」
P「どうしたんだ突然?」
幸子「今日はそういう気分だったんです」
P「へー、お前料理できたんだな」
幸子「ま、まあボクくらいのアイドルならそれはもう義務のようなものですよ」フフーン
P「そりゃ楽しみだ」
341: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:35:02.63 :AqGTjszP0
幸子「ただ、時間がなかったので....」
幸子「ご飯とおかず1品だけなんですけど....」オズオズ
P「んなのどうでもいいよ!」
P「幸子が俺のために作ってくれたのだろ?」
幸子「一応は....」
P「無問題無問題!」
P「早く食べさせてくれ!」
幸子「!」
幸子「ただ、時間がなかったので....」
幸子「ご飯とおかず1品だけなんですけど....」オズオズ
P「んなのどうでもいいよ!」
P「幸子が俺のために作ってくれたのだろ?」
幸子「一応は....」
P「無問題無問題!」
P「早く食べさせてくれ!」
幸子「!」
342: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:36:12.10 :AqGTjszP0
幸子「どうぞ!」スッ
P「おお、なんだこれ」
P「変わった形のタッパーだな」
幸子「これはですね、スクリュートップキーパーという容器なんです!」
P「なんだそれ?」
幸子「蓋にパッキンがついているので、とにかく密閉力が凄いんです!」
幸子「汁物を入れてもまったく零れません!」
幸子「(と千夜さんが教えてくれました)」
P「へー、凄いなぁ」パカッ
幸子「どうぞ!」スッ
P「おお、なんだこれ」
P「変わった形のタッパーだな」
幸子「これはですね、スクリュートップキーパーという容器なんです!」
P「なんだそれ?」
幸子「蓋にパッキンがついているので、とにかく密閉力が凄いんです!」
幸子「汁物を入れてもまったく零れません!」
幸子「(と千夜さんが教えてくれました)」
P「へー、凄いなぁ」パカッ
343: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:36:43.08 :AqGTjszP0
P「お、いい匂い....」
P「湯気まで立ってるし....」
幸子「ついさっき思いついたので、出来立てです!」
P「嬉しいなあ....」
P「昼に温かいご飯が食べられるの、いつぶりだろ....」
幸子「毎日でも食べるべきですよ....」
P「色々あってな....」
P「幸子、いただきます」
幸子「どうぞどうぞ!」
P「お、いい匂い....」
P「湯気まで立ってるし....」
幸子「ついさっき思いついたので、出来立てです!」
P「嬉しいなあ....」
P「昼に温かいご飯が食べられるの、いつぶりだろ....」
幸子「毎日でも食べるべきですよ....」
P「色々あってな....」
P「幸子、いただきます」
幸子「どうぞどうぞ!」
344: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:37:55.87 :AqGTjszP0
P「....」パクッ
P「....」モグモグ
P「....」ゴクン
幸子「....」
幸子「....どうですか?」チラ
P「....」
P「....」
P「....」
P「....美味い」
幸子「!!!」パァッ
P「....」パクッ
P「....」モグモグ
P「....」ゴクン
幸子「....」
幸子「....どうですか?」チラ
P「....」
P「....」
P「....」
P「....美味い」
幸子「!!!」パァッ
347: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:55:11.01 :AqGTjszP0
P「この肉団子、一口大で食べやすいが」
P「口の中に入れると、大きさ以上の旨みが詰まってる」
P「そして噛んだ時にホロホロと崩れる肉の食感に加えて」
P「野菜の食感もいいな、かなりしっかりしているから肉とのギャップがあってよい」
P「ハンバーグかと思ったが、これ玉ねぎじゃないな」
幸子「はい、玉ねぎではなくりんごを使っています」
P「なるほどりんごか....」
P「加熱してもこれだけ食感が残っているということは、陸奥とか紅玉、王林とかその辺りか?」
幸子「わかりません!」
P「わからんのかい」
P「この肉団子、一口大で食べやすいが」
P「口の中に入れると、大きさ以上の旨みが詰まってる」
P「そして噛んだ時にホロホロと崩れる肉の食感に加えて」
P「野菜の食感もいいな、かなりしっかりしているから肉とのギャップがあってよい」
P「ハンバーグかと思ったが、これ玉ねぎじゃないな」
幸子「はい、玉ねぎではなくりんごを使っています」
P「なるほどりんごか....」
P「加熱してもこれだけ食感が残っているということは、陸奥とか紅玉、王林とかその辺りか?」
幸子「わかりません!」
P「わからんのかい」
348: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:56:00.88 :AqGTjszP0
P「....」モグモグ
P「ん?」
P「ぺっ」
P「なんか細長くてデカい骨付き肉が入ってた」
P「指みたいな形と大きさだったな」
幸子「あっ....」
P「....」モグモグ
P「ん?」
P「ぺっ」
P「なんか細長くてデカい骨付き肉が入ってた」
P「指みたいな形と大きさだったな」
幸子「あっ....」
349: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:56:29.52 :AqGTjszP0
P「ごちそうさまでした」
幸子「お粗末様でした!」
P「しかし、りんごを使った肉団子の赤ワイン煮込みとは」
P「本当に料理できたんだな!」
幸子「それほどでも....」
幸子「ありますね!」フフーン
P「邪道は王道をこなせないとできないからな」
P「美味しかったよ、ありがとう幸子」
幸子「////」
P「ごちそうさまでした」
幸子「お粗末様でした!」
P「しかし、りんごを使った肉団子の赤ワイン煮込みとは」
P「本当に料理できたんだな!」
幸子「それほどでも....」
幸子「ありますね!」フフーン
P「邪道は王道をこなせないとできないからな」
P「美味しかったよ、ありがとう幸子」
幸子「////」
350: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:57:13.95 :AqGTjszP0
P「これ、洗って返すよ」
幸子「いえいえ!そのままボクに返してもらって大丈夫ですよ!」
P「そうか?悪いな」
幸子「そこまでがボクの仕事ですからいいんですよ!」
P「そっかー、いや本当ありがとな」
幸子「....また、気が向いたら作ってあげますよ」
P「頼むわ~、どうせ俺いつでも昼は空いてるからさ」
幸子「もう、仕方のない人ですねぇ....」
P「これ、洗って返すよ」
幸子「いえいえ!そのままボクに返してもらって大丈夫ですよ!」
P「そうか?悪いな」
幸子「そこまでがボクの仕事ですからいいんですよ!」
P「そっかー、いや本当ありがとな」
幸子「....また、気が向いたら作ってあげますよ」
P「頼むわ~、どうせ俺いつでも昼は空いてるからさ」
幸子「もう、仕方のない人ですねぇ....」
351: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:58:21.04 :AqGTjszP0
ガチャリ
幸子「....ふぅ」
幸子「....」
幸子「(Pさん、喜んでくれました....////)」ピョンピョン
幸子「////」
幸子「ハッ!?」チラ
幸子「....」ジー
幸子「(....このタッパー)」
幸子「(Pさんが食べた後の、タッパー....)」
幸子「....!」ゴクリ
幸子「....」
ガチャリ
幸子「....ふぅ」
幸子「....」
幸子「(Pさん、喜んでくれました....////)」ピョンピョン
幸子「////」
幸子「ハッ!?」チラ
幸子「....」ジー
幸子「(....このタッパー)」
幸子「(Pさんが食べた後の、タッパー....)」
幸子「....!」ゴクリ
幸子「....」
352: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:58:51.97 :AqGTjszP0
幸子「(いやでも、洗うって言っちゃったし....)」
幸子「....」
幸子「(....ちょっとだけなら)」
まゆ「幸子ちゃん」
幸子「ヒェッ!?」
まゆ「Pさんの食べ終わった後のタッパーの独占は条約違反ですよぉ?」
幸子「じょ、条約違反!?」
まゆ「楽しむのは、然るべきところで所有権を得てから♪」
幸子「???」
幸子「(いやでも、洗うって言っちゃったし....)」
幸子「....」
幸子「(....ちょっとだけなら)」
まゆ「幸子ちゃん」
幸子「ヒェッ!?」
まゆ「Pさんの食べ終わった後のタッパーの独占は条約違反ですよぉ?」
幸子「じょ、条約違反!?」
まゆ「楽しむのは、然るべきところで所有権を得てから♪」
幸子「???」
353: ◆bL5b7ovQmQ:2020/05/26(火) 23:59:29.65 :AqGTjszP0
まゆ「ということでこちらは一旦回収しますね」
幸子「あっ!?いつの間に!」
まゆ「本日の事務所内オークションは午後6時から、C会議室で行われます」
まゆ「幸子ちゃんの参加、私たちは歓迎しますよ」ニッコリ
幸子「???????????」
7日目に続く
まゆ「ということでこちらは一旦回収しますね」
幸子「あっ!?いつの間に!」
まゆ「本日の事務所内オークションは午後6時から、C会議室で行われます」
まゆ「幸子ちゃんの参加、私たちは歓迎しますよ」ニッコリ
幸子「???????????」
7日目に続く









































コメント 1
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森きのこ
が
しました