283: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:11:04.31 :pkrsX4Fxo
子供「わーい、当たった当たったぁ~!」
レイ「これじゃあ毎回のクリーニング代も、バカにならないわね」
ヒカリ「せめて自分でお洗濯できる時間くらい、ほしいわよね」
トウジ「重とーてかなわんわ」
ヒカリ「それは溜め込むのが悪いんでしょ」
トウジ「なんやとぅ!?」
レイ「あら、副司令」
レイ・ヒカリ「おはようございます」
トウジ「おはよーさん」
ヒカリ「コラ!敬語!!」
トウジ「うるさいのぉ、またお小言かいな」
ヒカリ「そうやってすぐ崩すから!戦闘中にも出ちゃうんでしょ!」
カヲル「ふふ…おはよう。相変わらず賑やかだね」
子供「わーい、当たった当たったぁ~!」
レイ「これじゃあ毎回のクリーニング代も、バカにならないわね」
ヒカリ「せめて自分でお洗濯できる時間くらい、ほしいわよね」
トウジ「重とーてかなわんわ」
ヒカリ「それは溜め込むのが悪いんでしょ」
トウジ「なんやとぅ!?」
レイ「あら、副司令」
レイ・ヒカリ「おはようございます」
トウジ「おはよーさん」
ヒカリ「コラ!敬語!!」
トウジ「うるさいのぉ、またお小言かいな」
ヒカリ「そうやってすぐ崩すから!戦闘中にも出ちゃうんでしょ!」
カヲル「ふふ…おはよう。相変わらず賑やかだね」
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284: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:12:03.19 :pkrsX4Fxo
レイ「今日はお早いですね」
カヲル「葛城司令の代わりに上の町だよ」
レイ「ああ…今日は評議会の」
カヲル「定例だよ……つまらない仕事さ。昔から雑務はみんな僕に押し付けるんだ、断らなかった僕も悪いんだが。ふふっ…MAGIがいなかったらお手上げだったよ」
レイ「そう言えば、市議選が近いですよね。上は」
カヲル「あれは形骸に過ぎない…ここの市政は事実上MAGIのものだよ」
ヒカリ「あの3台のスーパーコンピューターが…」
カヲル「3系統のコンピュータによる多数決だからね…民主主義の基本に乗っ取ったシステムではある」
ヒカリ「じゃあ、議会はその決定に従うだけですか?」
カヲル「最も無駄の少ない、効率的な政治だよ」
レイ「今日はお早いですね」
カヲル「葛城司令の代わりに上の町だよ」
レイ「ああ…今日は評議会の」
カヲル「定例だよ……つまらない仕事さ。昔から雑務はみんな僕に押し付けるんだ、断らなかった僕も悪いんだが。ふふっ…MAGIがいなかったらお手上げだったよ」
レイ「そう言えば、市議選が近いですよね。上は」
カヲル「あれは形骸に過ぎない…ここの市政は事実上MAGIのものだよ」
ヒカリ「あの3台のスーパーコンピューターが…」
カヲル「3系統のコンピュータによる多数決だからね…民主主義の基本に乗っ取ったシステムではある」
ヒカリ「じゃあ、議会はその決定に従うだけですか?」
カヲル「最も無駄の少ない、効率的な政治だよ」
285: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:13:06.69 :pkrsX4Fxo
ヒカリ「…凄い時代ですね。何でも科学でやれちゃうなんて…」
トウジ「いけすかんのぉ、機械に踊らされとんのと違うか?」
ヒカリ「また!そういうこと言って!!」
カヲル「……そう言えば、零号機の実験だったかな、そっちは」
レイ「ええ、本日1030より第2次稼動延長試験の予定です」
カヲル「朗報を期待してるよ…それと」
カヲル「シンジくんにもよろしく…」
レイ・ヒカリ・トウジ(……)
ヒカリ「…凄い時代ですね。何でも科学でやれちゃうなんて…」
トウジ「いけすかんのぉ、機械に踊らされとんのと違うか?」
ヒカリ「また!そういうこと言って!!」
カヲル「……そう言えば、零号機の実験だったかな、そっちは」
レイ「ええ、本日1030より第2次稼動延長試験の予定です」
カヲル「朗報を期待してるよ…それと」
カヲル「シンジくんにもよろしく…」
レイ・ヒカリ・トウジ(……)
286: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:14:01.18 :pkrsX4Fxo
レイ「実験中断、回路を切って」
ヒカリ「回路切り替え」
オペレータ「電源、回復します」
レイ「問題は…ここね」
ヒカリ「はい、変換効率が理論値より0.008も低いのが気になります」
オペレータ「ぎりぎりの計測誤差の範囲内ですが、どうしますか?」
レイ「もう一度同じ設定で、相互変換を0.01だけ下げてやってみましょう」
ヒカリ「了解」
レイ「では、再起動実験、始めるわ」
レイ「実験中断、回路を切って」
ヒカリ「回路切り替え」
オペレータ「電源、回復します」
レイ「問題は…ここね」
ヒカリ「はい、変換効率が理論値より0.008も低いのが気になります」
オペレータ「ぎりぎりの計測誤差の範囲内ですが、どうしますか?」
レイ「もう一度同じ設定で、相互変換を0.01だけ下げてやってみましょう」
ヒカリ「了解」
レイ「では、再起動実験、始めるわ」
287: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:15:01.28 :pkrsX4Fxo
アスカ「ちょっとそこのエレベーター!私も乗るわ!」
シンジ「えっ?うわっ、わ、あっ」
アスカ「うらっ」ガッッ
アスカ「……サイッテー。あんた今「閉」押したでしょ」
シンジ「ご…ごめん…間違っちゃって…」
アスカ「はぁーあ、ショボくれてんわねぇ相変わらず」
アスカ「ちょっとそこのエレベーター!私も乗るわ!」
シンジ「えっ?うわっ、わ、あっ」
アスカ「うらっ」ガッッ
アスカ「……サイッテー。あんた今「閉」押したでしょ」
シンジ「ご…ごめん…間違っちゃって…」
アスカ「はぁーあ、ショボくれてんわねぇ相変わらず」
288: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:16:01.59 :pkrsX4Fxo
(通話)
オペレータ「はい、しばらくお待ちください」
葛城「なんだ?」
ミサト「あ、あの…お父さん…?」
葛城「そうだ」
ミサト「あっあの…今日、学校で進路相談の面接があることを父兄に報告しとけって、言われて…」
葛城「……そういう事はすべて碇君に一任してある。用件はそれだけか?」
ミサト「いや、えっと…」ブツッ
ミサト「あら?」
(通話)
オペレータ「はい、しばらくお待ちください」
葛城「なんだ?」
ミサト「あ、あの…お父さん…?」
葛城「そうだ」
ミサト「あっあの…今日、学校で進路相談の面接があることを父兄に報告しとけって、言われて…」
葛城「……そういう事はすべて碇君に一任してある。用件はそれだけか?」
ミサト「いや、えっと…」ブツッ
ミサト「あら?」
289: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:17:04.01 :pkrsX4Fxo
シンジ「うわっ…!」
アスカ「停電…?」
シンジ「そんな。ありえないよ」
シンジ「…変だな。何か事故かな…」
アスカ「あの研究バカがやらかしたんじゃないの?」
ヒカリ「主電源ストップ、電圧、ゼロです」
オペレータ達「……」
レイ「……私じゃないわ」
シンジ「綾波が?」
アスカ「でもまぁ、すぐに予備電源に切り替わるでしょ」
シンジ「うわっ…!」
アスカ「停電…?」
シンジ「そんな。ありえないよ」
シンジ「…変だな。何か事故かな…」
アスカ「あの研究バカがやらかしたんじゃないの?」
ヒカリ「主電源ストップ、電圧、ゼロです」
オペレータ達「……」
レイ「……私じゃないわ」
シンジ「綾波が?」
アスカ「でもまぁ、すぐに予備電源に切り替わるでしょ」
290: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:18:07.45 :pkrsX4Fxo
オペレータ「だめです、予備回線つながりません」
カヲル「……そんなはずはない。生き残っている回線は?」
職員「全部で1.2%、2567番からの9回線だけです!」
カヲル「生き残っている回線はすべてMAGIとセントラルドグマの維持へ廻して。最優先だ」
オペレータ「全館の生命維持に支障が生じますが…」
カヲル「背に腹は代えられない…」
オペレータ「だめです、予備回線つながりません」
カヲル「……そんなはずはない。生き残っている回線は?」
職員「全部で1.2%、2567番からの9回線だけです!」
カヲル「生き残っている回線はすべてMAGIとセントラルドグマの維持へ廻して。最優先だ」
オペレータ「全館の生命維持に支障が生じますが…」
カヲル「背に腹は代えられない…」
291: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:19:35.61 :pkrsX4Fxo
ケンスケ「まったく…気ぃ使うよなあ…あの二人。いつになったらくっつくんだか……アレ??」
加持「単に忙しかっただけじゃないのか?」
ミサト「いや…そういう感じじゃなくて…こう、ブツッと……」
加持「ま、考えてもしょうがない。本人に直接聞くのが早いさ……ん?」
リツコ「?」
ミサト「どうしたの?」
加持「いや、カードキーが……故障か?」
ミサト「そんな」シャッ
ミサト「ほんとだ……」
ミサト「またIDが変わったのかしら」
加持「いや…それにしてもおかしい。エラー音もならないなんて」
ケンスケ「まったく…気ぃ使うよなあ…あの二人。いつになったらくっつくんだか……アレ??」
加持「単に忙しかっただけじゃないのか?」
ミサト「いや…そういう感じじゃなくて…こう、ブツッと……」
加持「ま、考えてもしょうがない。本人に直接聞くのが早いさ……ん?」
リツコ「?」
ミサト「どうしたの?」
加持「いや、カードキーが……故障か?」
ミサト「そんな」シャッ
ミサト「ほんとだ……」
ミサト「またIDが変わったのかしら」
加持「いや…それにしてもおかしい。エラー音もならないなんて」
292: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:20:16.43 :pkrsX4Fxo
レイ「とにかく、発令所へ急ぎましょ。7分たっても復旧しないなんて…」
シンジ「…ただ事じゃない」
アスカ「ここの電源は?」
シンジ「正・副・予備の3系統。それが同時に落ちるなんて、考えられないよ」
アスカ「ってことは…」
葛城「ブレーカーは落ちたと言うより落とされた、と見るべきだ」
カヲル「原因はどうであれ、こんな時に使徒が現れたら一巻の終わりだよ」
レイ「とにかく、発令所へ急ぎましょ。7分たっても復旧しないなんて…」
シンジ「…ただ事じゃない」
アスカ「ここの電源は?」
シンジ「正・副・予備の3系統。それが同時に落ちるなんて、考えられないよ」
アスカ「ってことは…」
葛城「ブレーカーは落ちたと言うより落とされた、と見るべきだ」
カヲル「原因はどうであれ、こんな時に使徒が現れたら一巻の終わりだよ」
293: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:21:01.20 :pkrsX4Fxo
戦自「索敵レーダーに正体不明の反応あり!予想上陸地点は旧熱海方面!」
戦自司令官「おそらく、8番目の奴だ」
司令官「ああ、使徒だろう」
戦自「どうします」
司令官「一応、警報シフトにしておけ。決まりだからな」
司令官「どうせまた奴の目的地は、第3新東京市だ」
司令官「そうだな。俺達がすることは何も無いさ」
戦自「使徒、上陸しました!」
戦自「依然、進行中」
司令官「第3進東京市は?」
戦自「沈黙を守っています」
司令官「一体ネルフの連中は、何をやってるんだ!」
戦自「索敵レーダーに正体不明の反応あり!予想上陸地点は旧熱海方面!」
戦自司令官「おそらく、8番目の奴だ」
司令官「ああ、使徒だろう」
戦自「どうします」
司令官「一応、警報シフトにしておけ。決まりだからな」
司令官「どうせまた奴の目的地は、第3新東京市だ」
司令官「そうだな。俺達がすることは何も無いさ」
戦自「使徒、上陸しました!」
戦自「依然、進行中」
司令官「第3進東京市は?」
戦自「沈黙を守っています」
司令官「一体ネルフの連中は、何をやってるんだ!」
294: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:22:05.57 :pkrsX4Fxo
レイ「備えあれば憂いなし、とはよく言ったものね…」
ヒカリ「まさかこの時代にタラップを使うことになるなんて…」
加持「…駄目だ、ここも動かない」
リツコ「どの施設も動かない…異常ね」
ミサト「下で何かあったってこと!?」
リツコ「恐らくは」
加持「とにかく、ネルフ本部へ連絡してみよう」
レイ「備えあれば憂いなし、とはよく言ったものね…」
ヒカリ「まさかこの時代にタラップを使うことになるなんて…」
加持「…駄目だ、ここも動かない」
リツコ「どの施設も動かない…異常ね」
ミサト「下で何かあったってこと!?」
リツコ「恐らくは」
加持「とにかく、ネルフ本部へ連絡してみよう」
295: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:23:01.05 :pkrsX4Fxo
アスカ「駄目。非常電話もつながらない」
トウジ「77号線も繋がらん…!」
リツコ「駄目ね、繋がらない」
加持「こっちもだ、有線の非常回線もイカれちまってる」
ミサト「どうしよう…」
リツコ「……」ゴソ…
加持「おっ、その手があったか」
ミサト「何?」
加持「緊急時のマニュアルだよ」
リツコ「…とにかく本部へ行きましょう」
加持「だな」
リツコ「こっちの第7ルートから下に入れるわ」
ミサト「…手動、ドア…?」
加持「俺の出番かな?」
アスカ「駄目。非常電話もつながらない」
トウジ「77号線も繋がらん…!」
リツコ「駄目ね、繋がらない」
加持「こっちもだ、有線の非常回線もイカれちまってる」
ミサト「どうしよう…」
リツコ「……」ゴソ…
加持「おっ、その手があったか」
ミサト「何?」
加持「緊急時のマニュアルだよ」
リツコ「…とにかく本部へ行きましょう」
加持「だな」
リツコ「こっちの第7ルートから下に入れるわ」
ミサト「…手動、ドア…?」
加持「俺の出番かな?」
296: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:24:01.81 :pkrsX4Fxo
戦自司令官「統幕会議め、こんな時だけ現場に頼りおって!」
司令官「政府は何と言ってる?」
司令官「フン、第2東京の連中か?逃げ支度だそうだ」
戦自「使徒は依然健在、進行中」
司令官「とにかく、ネルフの連中と連絡を取るんだ」
司令官「しかし、どうやって?」
司令官「直接行くんだよ」
セスナ「こちらは第3管区航空自衛隊です。ただいま正体不明の物体が本書に対し移動中です。住民の皆様は速やかに指定のシェルターに避難してください」
ケンスケ「ヤバイな…!急いで本部に知らせなきゃ!でもどうやって…」
選挙カー「こういった非常時にも動じない、高橋、高橋覗をよろしくお願いいたします!」
ケンスケ「ナ~イスタイミング!」
戦自司令官「統幕会議め、こんな時だけ現場に頼りおって!」
司令官「政府は何と言ってる?」
司令官「フン、第2東京の連中か?逃げ支度だそうだ」
戦自「使徒は依然健在、進行中」
司令官「とにかく、ネルフの連中と連絡を取るんだ」
司令官「しかし、どうやって?」
司令官「直接行くんだよ」
セスナ「こちらは第3管区航空自衛隊です。ただいま正体不明の物体が本書に対し移動中です。住民の皆様は速やかに指定のシェルターに避難してください」
ケンスケ「ヤバイな…!急いで本部に知らせなきゃ!でもどうやって…」
選挙カー「こういった非常時にも動じない、高橋、高橋覗をよろしくお願いいたします!」
ケンスケ「ナ~イスタイミング!」
297: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:25:01.20 :pkrsX4Fxo
アスカ「それにしてもあっついわねぇ…」
シンジ「たぶん…残った回線を全部MAGIとセントラルドグマに使ってるんだ…」
アスカ「~~~~あ~ッもうっ!」バサッ
シンジ「うわ!?あ、アスカ!!何してんだよ!??」
アスカ「仕方ないでしょう!?暑いんだからぁ!」
シンジ「な…っ、な…」
アスカ「誰が見ていいって言ったのよ!変態!あっち向いてなさいよ!」
シンジ「ぬっ脱ぐ前に言ってよ…!」
アスカ「はぁーっ。こういう状況下だからって、変なこと考えないでよ?」パタパタ
シンジ「考えないよっ!もう…!」
アスカ「それにしてもあっついわねぇ…」
シンジ「たぶん…残った回線を全部MAGIとセントラルドグマに使ってるんだ…」
アスカ「~~~~あ~ッもうっ!」バサッ
シンジ「うわ!?あ、アスカ!!何してんだよ!??」
アスカ「仕方ないでしょう!?暑いんだからぁ!」
シンジ「な…っ、な…」
アスカ「誰が見ていいって言ったのよ!変態!あっち向いてなさいよ!」
シンジ「ぬっ脱ぐ前に言ってよ…!」
アスカ「はぁーっ。こういう状況下だからって、変なこと考えないでよ?」パタパタ
シンジ「考えないよっ!もう…!」
298: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:26:10.36 :pkrsX4Fxo
レイ「…空気がよどんできた……近代科学の粋を凝らした最大施設も、こうなると形無しね…」
ヒカリ「でも、さすがは司令と副司令、この暑さにも動じないわね」
カヲル「……ぬるいね」
葛城「ああ…」
ウグイス嬢「当管区内における非常事態宣言に伴い緊急車両が通ります…って、あの、行き止まりですよぉ!」
ケンスケ「止まるな止まるなぁっ!今は非常時!すべて私が許可するッ!」ビシッ
運転手「リョーカイッ!」
ウグイス嬢「いやぁ、もう止めてぇ!」
レイ「…空気がよどんできた……近代科学の粋を凝らした最大施設も、こうなると形無しね…」
ヒカリ「でも、さすがは司令と副司令、この暑さにも動じないわね」
カヲル「……ぬるいね」
葛城「ああ…」
ウグイス嬢「当管区内における非常事態宣言に伴い緊急車両が通ります…って、あの、行き止まりですよぉ!」
ケンスケ「止まるな止まるなぁっ!今は非常時!すべて私が許可するッ!」ビシッ
運転手「リョーカイッ!」
ウグイス嬢「いやぁ、もう止めてぇ!」
299: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:27:03.04 :pkrsX4Fxo
カヲル「このジオフロントは外部から隔離されても自給自足できるコロニーとして作られている。そのすべての電源が落ちると言う状況は、理論上はありえない」
レイ「…誰かが故意にやったと言うことですね」
葛城「おそらく目的はここの調査だ」
レイ「復旧ルートから本部の構造を推測するわけですか」
カヲル「連中、小癪なマネをしてくれるよ」
レイ「MAGIにダミープログラムを走らせます。全体の把握は困難になると思いますから」
葛城「頼む」
レイ「はい」
カヲル「…本部初の被害が、使徒によるものではなく同じ人間からのものになるとはね…」
葛城「……同じ人間などいない。だがこのやり方は不当だ」
カヲル「このジオフロントは外部から隔離されても自給自足できるコロニーとして作られている。そのすべての電源が落ちると言う状況は、理論上はありえない」
レイ「…誰かが故意にやったと言うことですね」
葛城「おそらく目的はここの調査だ」
レイ「復旧ルートから本部の構造を推測するわけですか」
カヲル「連中、小癪なマネをしてくれるよ」
レイ「MAGIにダミープログラムを走らせます。全体の把握は困難になると思いますから」
葛城「頼む」
レイ「はい」
カヲル「…本部初の被害が、使徒によるものではなく同じ人間からのものになるとはね…」
葛城「……同じ人間などいない。だがこのやり方は不当だ」
300: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:28:12.35 :pkrsX4Fxo
加持「…路が左右に別れてる」
ミサト「右じゃないの?」
リツコ「…左」
加持「じゃ、左だな」
ミサト「ちょっと!なんでよっ」
加持「さっきから二回も行き止まりを選んでるだろ?」
ミサト「う~…」
加持「ははっ、明るくったって葛城にとっちゃここは迷路だからなァ。この前だって…」
ミサト「ア~ッ!リツコには言わないでよっ!」
リツコ「シッ」
ミサト「えっ?」
リツコ「人の声がするわ…」
ミサト「?」
加持「…路が左右に別れてる」
ミサト「右じゃないの?」
リツコ「…左」
加持「じゃ、左だな」
ミサト「ちょっと!なんでよっ」
加持「さっきから二回も行き止まりを選んでるだろ?」
ミサト「う~…」
加持「ははっ、明るくったって葛城にとっちゃここは迷路だからなァ。この前だって…」
ミサト「ア~ッ!リツコには言わないでよっ!」
リツコ「シッ」
ミサト「えっ?」
リツコ「人の声がするわ…」
ミサト「?」
301: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:29:01.15 :pkrsX4Fxo
ケンスケ「使徒、接近中!繰り返す!使徒、接近中!」
ミサト・加持「相田さんだ!」
ケンスケ「使徒、接近中、繰り返す、現在、使徒、接近中!」
ミサト・加持「使徒接近!?」
リツコ「時間が惜しいわ。近道しましょう」
加持「分かるのか?」
リツコ「確信があるわけじゃないけど…だいたいの構造は頭に入ってるから」
加持「頼もしいな」
リツコ「あなたたちより少し長くここにいるだけよ」
ケンスケ「使徒、接近中!繰り返す!使徒、接近中!」
ミサト・加持「相田さんだ!」
ケンスケ「使徒、接近中、繰り返す、現在、使徒、接近中!」
ミサト・加持「使徒接近!?」
リツコ「時間が惜しいわ。近道しましょう」
加持「分かるのか?」
リツコ「確信があるわけじゃないけど…だいたいの構造は頭に入ってるから」
加持「頼もしいな」
リツコ「あなたたちより少し長くここにいるだけよ」
302: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:30:05.32 :pkrsX4Fxo
シンジ「……ねぇ、アスカ」
アスカ「なによ」
シンジ「…使徒って何なのかな…」
アスカ「…!」
アスカ「はぁ!?なに言ってんのよ、こんな時に」
シンジ「いいだろ別に……どうせ何もできないんだから…」
シンジ「使徒。神の使い。天使の名を持つ僕らの敵…」
シンジ「でも遺伝子上ではたった2%の違いしかないんだ。…栄えるはずだったもうひとつの人類…」
シンジ「……ねぇ、アスカ」
アスカ「なによ」
シンジ「…使徒って何なのかな…」
アスカ「…!」
アスカ「はぁ!?なに言ってんのよ、こんな時に」
シンジ「いいだろ別に……どうせ何もできないんだから…」
シンジ「使徒。神の使い。天使の名を持つ僕らの敵…」
シンジ「でも遺伝子上ではたった2%の違いしかないんだ。…栄えるはずだったもうひとつの人類…」
303: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:31:09.09 :pkrsX4Fxo
シンジ「なぜ戦わなければいけないんだろう…」
アスカ「……あんたバカぁ?訳わかんない連中が攻めてきてんのよ、降りかかる火の粉は払い除けるのがあったりまえでしょ!?あんたそのもうひとつの人類とやらに立場を譲って、人間が滅びてもいいっての!?」
シンジ「……そうじゃ、ないけど…」
アスカ「あぁ、もう!あんたのそういうウジウジしたとこ、いい加減直んないわけェ!?」
シンジ「ウジウジって……アスカだってその沸点低いのどうにかしたら?ただでさえ暑いんだから…」
アスカ「あ~ッもう我慢ならないわっ!」
シンジ「うわっごめん言い過ぎたよ!」
アスカ「シンジっ!肩貸しなさい!」
シンジ「えっ」
アスカ「漏れそうなのよッ」
シンジ「なぜ戦わなければいけないんだろう…」
アスカ「……あんたバカぁ?訳わかんない連中が攻めてきてんのよ、降りかかる火の粉は払い除けるのがあったりまえでしょ!?あんたそのもうひとつの人類とやらに立場を譲って、人間が滅びてもいいっての!?」
シンジ「……そうじゃ、ないけど…」
アスカ「あぁ、もう!あんたのそういうウジウジしたとこ、いい加減直んないわけェ!?」
シンジ「ウジウジって……アスカだってその沸点低いのどうにかしたら?ただでさえ暑いんだから…」
アスカ「あ~ッもう我慢ならないわっ!」
シンジ「うわっごめん言い過ぎたよ!」
アスカ「シンジっ!肩貸しなさい!」
シンジ「えっ」
アスカ「漏れそうなのよッ」
304: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:32:26.29 :pkrsX4Fxo
ケンスケ「現在、使徒接近中!直ちにエヴァ発進の要有りと認む!」
ヒカリ「…大変!」
葛城「渚、後を頼む」
カヲル「どこへ?」
葛城「…ケイジでエヴァの発進準備を進めておく」
カヲル「手動でかい?司令直々に?」
葛城「緊急用のディーゼルがある」
カヲル「ふふ…分かったよ。ここは任せて」
ケンスケ「現在、使徒接近中!直ちにエヴァ発進の要有りと認む!」
ヒカリ「…大変!」
葛城「渚、後を頼む」
カヲル「どこへ?」
葛城「…ケイジでエヴァの発進準備を進めておく」
カヲル「手動でかい?司令直々に?」
葛城「緊急用のディーゼルがある」
カヲル「ふふ…分かったよ。ここは任せて」
305: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:33:00.95 :pkrsX4Fxo
加持「次は?」
リツコ「右よ」
ミサト「それにしてもスッゴいわね…私もう帰り道分かんないわよ」
加持「大丈夫さ…帰りはちゃんとした道を通って行ける」
ミサト「リツコっていつからここにいるの?」
リツコ「覚えてないわ。ただこの下の道は実験でよく通るから…」
ミサト「実験って…零号機だけでやるあの実験よね?…プロトタイプにしかできないことなの?」
リツコ「……ごめんなさい。答えられないわ」
ミサト「……」
加持「赤木を問い詰めたって仕方ないだろう?ここはネルフなんだ。情報漏洩は命取りになる」
ミサト「…そうね。ごめんリツコ、つまんないこと聞いたわ」
リツコ「…………」
加持「次は?」
リツコ「右よ」
ミサト「それにしてもスッゴいわね…私もう帰り道分かんないわよ」
加持「大丈夫さ…帰りはちゃんとした道を通って行ける」
ミサト「リツコっていつからここにいるの?」
リツコ「覚えてないわ。ただこの下の道は実験でよく通るから…」
ミサト「実験って…零号機だけでやるあの実験よね?…プロトタイプにしかできないことなの?」
リツコ「……ごめんなさい。答えられないわ」
ミサト「……」
加持「赤木を問い詰めたって仕方ないだろう?ここはネルフなんだ。情報漏洩は命取りになる」
ミサト「…そうね。ごめんリツコ、つまんないこと聞いたわ」
リツコ「…………」
306: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:34:08.23 :pkrsX4Fxo
作業員「いよーいしょ、よーいしょ、よーいしょ、よーいしょ!」
作業員「了解、停止信号プラグ、排出終了」
葛城「よし、3機ともエントリープラグ挿入準備」
作業員「しかし、いまだにパイロットが」
レイ「大丈夫。きっと来るわ…あの子達なら」
加持「ここは……手じゃ無理だな」
リツコ「仕方ないわ。ダクトを破壊してそこから進みましょう」
ミサト「…リツコって普段は大人しいのに、使徒が絡んでくると大胆よね」
リツコ「命に関わるもの」
加持「はは…そりゃそうだ」
作業員・葛城「いよーいしょ、よーいしょ、よーいしょ、よーいしょ!」
ヒカリ「プラグ、固定準備完了」
レイ「…後はあの子達ね」
作業員「いよーいしょ、よーいしょ、よーいしょ、よーいしょ!」
作業員「了解、停止信号プラグ、排出終了」
葛城「よし、3機ともエントリープラグ挿入準備」
作業員「しかし、いまだにパイロットが」
レイ「大丈夫。きっと来るわ…あの子達なら」
加持「ここは……手じゃ無理だな」
リツコ「仕方ないわ。ダクトを破壊してそこから進みましょう」
ミサト「…リツコって普段は大人しいのに、使徒が絡んでくると大胆よね」
リツコ「命に関わるもの」
加持「はは…そりゃそうだ」
作業員・葛城「いよーいしょ、よーいしょ、よーいしょ、よーいしょ!」
ヒカリ「プラグ、固定準備完了」
レイ「…後はあの子達ね」
307: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:35:01.82 :pkrsX4Fxo
加持「危ないから少し離れて」
加持「じゃあいくぞっ」
ガンッ ガンッ
レイ「……?」
ガンッ
加持「おわっ」ドスンッ
ミサト「だっ大丈夫?加持くん…あっ」
リツコ「……」
レイ「あなたたち!」
加持「危ないから少し離れて」
加持「じゃあいくぞっ」
ガンッ ガンッ
レイ「……?」
ガンッ
加持「おわっ」ドスンッ
ミサト「だっ大丈夫?加持くん…あっ」
リツコ「……」
レイ「あなたたち!」
308: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:36:00.90 :pkrsX4Fxo
葛城「各機、エントリー準備」
作業員「了解、手動でハッチ開け」
ミサト「エバーは…?」
レイ「スタンバイできてるわ」
ミサト「何も動かないのに、どうやって…」
レイ「人の手でね。あなたのお父さんのアイディアよ」
ミサト「父の…」
作業員・葛城「ふぬーっ、ふぬーっ、ふぬーっ…」
レイ「葛城司令は、あなたたちが来ることを信じて、準備してたのよ」
葛城「各機、エントリー準備」
作業員「了解、手動でハッチ開け」
ミサト「エバーは…?」
レイ「スタンバイできてるわ」
ミサト「何も動かないのに、どうやって…」
レイ「人の手でね。あなたのお父さんのアイディアよ」
ミサト「父の…」
作業員・葛城「ふぬーっ、ふぬーっ、ふぬーっ…」
レイ「葛城司令は、あなたたちが来ることを信じて、準備してたのよ」
309: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:37:00.67 :pkrsX4Fxo
ヒカリ「プラグ挿入」
レイ「全機、補助電源にて起動完了」
葛城「第一ロックボルト、外せ」
作業員「2番から32番までの油圧ロックを解除」
ヒカリ「圧力ゼロ、状況フリー」
葛城「構わん。各機実力で拘束具を除去、出撃しろ!」
ケンスケ「目標は直上にて停止の模様!繰り返す!」
レイ「作業、急いで!」
オペレータ「非常用バッテリー搭載完了!」
レイ「行ける…!」
レイ「発進!」
ヒカリ「プラグ挿入」
レイ「全機、補助電源にて起動完了」
葛城「第一ロックボルト、外せ」
作業員「2番から32番までの油圧ロックを解除」
ヒカリ「圧力ゼロ、状況フリー」
葛城「構わん。各機実力で拘束具を除去、出撃しろ!」
ケンスケ「目標は直上にて停止の模様!繰り返す!」
レイ「作業、急いで!」
オペレータ「非常用バッテリー搭載完了!」
レイ「行ける…!」
レイ「発進!」
310: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:38:01.27 :pkrsX4Fxo
加持「マグマの次は排気口……平時の戦闘が懐かしくなるな」
リツコ「縦穴に出るわ」
加持「お次は山登りか……」
加持「!」
リツコ「いけない、よけて!」
加持「おわっ」
ミサト「きゃあっ」
リツコ「……目標は、強力な溶解液で本部に直接侵入を図るつもりのようね」
ミサト「どうすんのよ…!?」
加持「やるしか、ないだろうな」
ミサト「やるったって…!ライフルは落としちゃったし、背中の電池は切れちゃったから、後3分も動かないし…!」
加持「待て待て、落ち着くんだ…作戦はある」
加持「マグマの次は排気口……平時の戦闘が懐かしくなるな」
リツコ「縦穴に出るわ」
加持「お次は山登りか……」
加持「!」
リツコ「いけない、よけて!」
加持「おわっ」
ミサト「きゃあっ」
リツコ「……目標は、強力な溶解液で本部に直接侵入を図るつもりのようね」
ミサト「どうすんのよ…!?」
加持「やるしか、ないだろうな」
ミサト「やるったって…!ライフルは落としちゃったし、背中の電池は切れちゃったから、後3分も動かないし…!」
加持「待て待て、落ち着くんだ…作戦はある」
311: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:39:10.70 :pkrsX4Fxo
ミサト「作戦?」
加持「…ここにとどまる機体がディフェンス。A.T.フィールドを中和しつつ奴の溶解液からオフェンスを守る」
加持「バックアップは下降。落ちたライフルを回収しオフェンスに渡す。そしてオフェンスはライフルの一斉射にて目標を破壊……簡単だろ?」
ミサト「簡単って…守りは誰が」
リツコ「いいわ。ディフェンスは私が」
加持「却下。発案者は俺だ…危険な役は俺がやる」
ミサト「いえ……私がいくわ!弐号機はまだ前回の傷が…!」
加持「そう言うなよ。たまにはいい格好させてくれ」
加持「大丈夫。…うまくやるよ」
ミサト「…………」
ミサト「作戦?」
加持「…ここにとどまる機体がディフェンス。A.T.フィールドを中和しつつ奴の溶解液からオフェンスを守る」
加持「バックアップは下降。落ちたライフルを回収しオフェンスに渡す。そしてオフェンスはライフルの一斉射にて目標を破壊……簡単だろ?」
ミサト「簡単って…守りは誰が」
リツコ「いいわ。ディフェンスは私が」
加持「却下。発案者は俺だ…危険な役は俺がやる」
ミサト「いえ……私がいくわ!弐号機はまだ前回の傷が…!」
加持「そう言うなよ。たまにはいい格好させてくれ」
加持「大丈夫。…うまくやるよ」
ミサト「…………」
313: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:41:02.05 :pkrsX4Fxo
加持「じゃあ確認だ」
加持「葛城がオフェンス、赤木がバックアップ、俺は守りに徹する」
ミサト「…分かった」
リツコ「了解」
加持「それじゃあ、いくぞっ!」
ミサト「リツコっ!」
ミサト「! 加持くん、よけてっ!」
加持「うぐっ、ぅ…!」
加持「……惚れ直しただろ…?」
ミサト「馬鹿……無理しちゃて」
加持「じゃあ確認だ」
加持「葛城がオフェンス、赤木がバックアップ、俺は守りに徹する」
ミサト「…分かった」
リツコ「了解」
加持「それじゃあ、いくぞっ!」
ミサト「リツコっ!」
ミサト「! 加持くん、よけてっ!」
加持「うぐっ、ぅ…!」
加持「……惚れ直しただろ…?」
ミサト「馬鹿……無理しちゃて」
314: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:42:04.17 :pkrsX4Fxo
ガンッ ガンッ ガンッ
アスカ「も~ぅ、何で開かないのよ~!非常事態なのよ~!はぁっ、もう、もれちゃう!こら、もう!上見るな、って言ってるでしょ!」
シンジ「あ…アスカ!暴れないでよ、重いんだから…!」
アスカ「ぬわんですって!?」
シンジ「わっ、わ、わあっ!」ガタン
レイ「……」
ヒカリ「…不潔…!」
ガンッ ガンッ ガンッ
アスカ「も~ぅ、何で開かないのよ~!非常事態なのよ~!はぁっ、もう、もれちゃう!こら、もう!上見るな、って言ってるでしょ!」
シンジ「あ…アスカ!暴れないでよ、重いんだから…!」
アスカ「ぬわんですって!?」
シンジ「わっ、わ、わあっ!」ガタン
レイ「……」
ヒカリ「…不潔…!」
315: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:43:02.49 :pkrsX4Fxo
ミサト「電気…人工の光が無いと、星がこんなにきれいだなんて、皮肉なもんね」
加持「葛城は星が好きなのか?」
ミサト「んー? 最近は、ちょっちね…」
加持「ロマンチストだな…俺はどうも暗闇が落ち着かない」
ミサト「………」
加持「光があったほうが……」
リツコ「…人は闇を恐れ、火を使い、闇を削って生きてきた」
加持「おっ、なんかの詩かい?」
リツコ「習ったの。綾波博士から…」
ミサト「電気…人工の光が無いと、星がこんなにきれいだなんて、皮肉なもんね」
加持「葛城は星が好きなのか?」
ミサト「んー? 最近は、ちょっちね…」
加持「ロマンチストだな…俺はどうも暗闇が落ち着かない」
ミサト「………」
加持「光があったほうが……」
リツコ「…人は闇を恐れ、火を使い、闇を削って生きてきた」
加持「おっ、なんかの詩かい?」
リツコ「習ったの。綾波博士から…」
316: ◆gcWj88zLkc:2020/11/28(土) 14:44:02.42 :pkrsX4Fxo
ミサト「続きは?」
リツコ「分からない…」
ミサト「そう…」
加持「……作ればいいさ」
加持「人がこの先、何を使い、どうやって生きていくのか…」
ミサト「…まずは「生」を掴み取らないとね」
加持「その通り」
リツコ「……負けないわ」
加持「ああ。負けないさ、俺たちは」
拾壱話分終わり
ミサト「続きは?」
リツコ「分からない…」
ミサト「そう…」
加持「……作ればいいさ」
加持「人がこの先、何を使い、どうやって生きていくのか…」
ミサト「…まずは「生」を掴み取らないとね」
加持「その通り」
リツコ「……負けないわ」
加持「ああ。負けないさ、俺たちは」
拾壱話分終わり
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