94:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 21:48:04.51 :EdmFs/Vfo
みく「そうにゃ! Pチャン、ハッキリして!」
李衣菜「言うまでもないですよね、プロデューサー!」
武内P「いえ……あの」
みく・李衣菜「どっちの方が、仲が良いの!?」
ビシィッ!
夏樹「おーい、指を指すな、指を」
菜々「あ、あはははは……!」
武内P「……」
みく「そうにゃ! Pチャン、ハッキリして!」
李衣菜「言うまでもないですよね、プロデューサー!」
武内P「いえ……あの」
みく・李衣菜「どっちの方が、仲が良いの!?」
ビシィッ!
夏樹「おーい、指を指すな、指を」
菜々「あ、あはははは……!」
武内P「……」

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
95:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 21:52:20.88 :EdmFs/Vfo
みく「Pチャンは、菜々チャンの方が仲良しだよね!?」
武内P「そう……でしょうか」
みく「菜々チャンも、そう思うでしょー!?」
菜々「な、ナナは……ど、どうなんでしょう……!?」
李衣菜「いやいや! なつきちの方が、仲が良いですよね!?」
武内P「どう……でしょうか」
李衣菜「ねえ、なつきち! なつきちも思うよね!?」
夏樹「はぁ……おいおい、だりー」
夏樹「アタシの方が、仲が良いに決まってるだろ?」
武内P「……」
武内P「えっ!?」
みく「Pチャンは、菜々チャンの方が仲良しだよね!?」
武内P「そう……でしょうか」
みく「菜々チャンも、そう思うでしょー!?」
菜々「な、ナナは……ど、どうなんでしょう……!?」
李衣菜「いやいや! なつきちの方が、仲が良いですよね!?」
武内P「どう……でしょうか」
李衣菜「ねえ、なつきち! なつきちも思うよね!?」
夏樹「はぁ……おいおい、だりー」
夏樹「アタシの方が、仲が良いに決まってるだろ?」
武内P「……」
武内P「えっ!?」
96:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 21:56:54.66 :EdmFs/Vfo
李衣菜「! やっぱり! そうだよね、なつきち!」
夏樹「おう、そうだとも。なっ、アンタもそう思うだろ?」
武内P「えっ!? いえ、あの……!?」
夏樹「……っくくく!」
武内P「木村さん……!?」
みく「菜々チャン!? 夏樹チャン、あんな事言ってるよ!?」
菜々「あ、アハハ……まあまあ!」
菜々「そう言う事にしておきましょうよ! ねっ!」
武内P「……」
武内P「えっ!?」
李衣菜「! やっぱり! そうだよね、なつきち!」
夏樹「おう、そうだとも。なっ、アンタもそう思うだろ?」
武内P「えっ!? いえ、あの……!?」
夏樹「……っくくく!」
武内P「木村さん……!?」
みく「菜々チャン!? 夏樹チャン、あんな事言ってるよ!?」
菜々「あ、アハハ……まあまあ!」
菜々「そう言う事にしておきましょうよ! ねっ!」
武内P「……」
武内P「えっ!?」
97:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:01:46.53 :EdmFs/Vfo
みく「にゃああ……! 菜々チャン、大人の対応にゃああ……!」
菜々「ふえっ!? な、ナナは17歳ですよ!?」
武内P「いえ、あの……今の言い方では、その……!?」
菜々「? ナナ……何か、変なこと言いましたか?」
武内P「あ、安部さん……!?」
李衣菜「なつきち!? なんか、譲られたみたいになってるけど!?」
夏樹「……おいおい、だりー」
夏樹「実際、アタシの方が仲が良いから、他に言い方が無いだろ?」
武内P「……」
武内P「えっ!?」
みく「にゃああ……! 菜々チャン、大人の対応にゃああ……!」
菜々「ふえっ!? な、ナナは17歳ですよ!?」
武内P「いえ、あの……今の言い方では、その……!?」
菜々「? ナナ……何か、変なこと言いましたか?」
武内P「あ、安部さん……!?」
李衣菜「なつきち!? なんか、譲られたみたいになってるけど!?」
夏樹「……おいおい、だりー」
夏樹「実際、アタシの方が仲が良いから、他に言い方が無いだろ?」
武内P「……」
武内P「えっ!?」
98:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:11:03.69 :EdmFs/Vfo
李衣菜「そっ、そうだよね! うん……確かにその通りだよ!」
夏樹「それにホラ、アタシとこの人が並んでるのを見て、どう思う?」
武内P「き、木村さん?」
李衣菜「……カッコイイ! なんか、すっごくカッコイイ!」
武内P「……た、多田さん? あの……!?」
夏樹「だろ? まあ、多少身長のバランスは悪いけどな、ハハッ!」
李衣菜「ううん! それも含めて、最高にロックだよ!」
夏樹「はっはっは! そうだろそうだろ!」
みく・菜々「……」
李衣菜「そっ、そうだよね! うん……確かにその通りだよ!」
夏樹「それにホラ、アタシとこの人が並んでるのを見て、どう思う?」
武内P「き、木村さん?」
李衣菜「……カッコイイ! なんか、すっごくカッコイイ!」
武内P「……た、多田さん? あの……!?」
夏樹「だろ? まあ、多少身長のバランスは悪いけどな、ハハッ!」
李衣菜「ううん! それも含めて、最高にロックだよ!」
夏樹「はっはっは! そうだろそうだろ!」
みく・菜々「……」
99:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:18:15.39 :EdmFs/Vfo
みく「ナナちゃん! こっちも負けてられないにゃ!」
グイッ!
菜々「えっ、ちょっ、ちょっと!? あっ、あわわわわっ!」
ヨロヨロッ…
武内P「――っと」
…ポスンッ
武内P「……安部さん、大丈夫ですか?」
みく「ふにゃあああ! 今の! 今の、最高だよ!」
武内P「ま、前川さん……!?」
みく「ドジっ娘メイドを支える、出来る男の組み合わせにゃああ!」
菜々「ドジっ娘という歳じゃ……って、あわわ!///」
菜々「すっ、すみません!/// 助かりました!///」
武内P「い、いえ……当然のことをしたまでです」
李衣菜・夏樹「……」
みく「ナナちゃん! こっちも負けてられないにゃ!」
グイッ!
菜々「えっ、ちょっ、ちょっと!? あっ、あわわわわっ!」
ヨロヨロッ…
武内P「――っと」
…ポスンッ
武内P「……安部さん、大丈夫ですか?」
みく「ふにゃあああ! 今の! 今の、最高だよ!」
武内P「ま、前川さん……!?」
みく「ドジっ娘メイドを支える、出来る男の組み合わせにゃああ!」
菜々「ドジっ娘という歳じゃ……って、あわわ!///」
菜々「すっ、すみません!/// 助かりました!///」
武内P「い、いえ……当然のことをしたまでです」
李衣菜・夏樹「……」
100:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:23:56.54 :EdmFs/Vfo
李衣菜「ちょっと、みくちゃん!? ボディタッチはズルくない!?」
みく「ふっふーん! そう思うなら、そっちもやれば良いでしょー?」
李衣菜「~~っ! なつきち! こっちもボディタッチだよ!」
夏樹「……はぁ、しょうがないな」
…ぎゅっ
武内P「き、木村さん? あのっ!?」
夏樹「ほら、手を繋いだぜ?///」カァァァッ!
夏樹「最高にロックで、仲が良さそうに見えるだろ///」カァァァッ!
李衣菜「なつきち――~~っ!?」
みく「真っ赤にゃあ!? ものっすごく顔が真っ赤にゃああ!?」
菜々「……」
李衣菜「ちょっと、みくちゃん!? ボディタッチはズルくない!?」
みく「ふっふーん! そう思うなら、そっちもやれば良いでしょー?」
李衣菜「~~っ! なつきち! こっちもボディタッチだよ!」
夏樹「……はぁ、しょうがないな」
…ぎゅっ
武内P「き、木村さん? あのっ!?」
夏樹「ほら、手を繋いだぜ?///」カァァァッ!
夏樹「最高にロックで、仲が良さそうに見えるだろ///」カァァァッ!
李衣菜「なつきち――~~っ!?」
みく「真っ赤にゃあ!? ものっすごく顔が真っ赤にゃああ!?」
菜々「……」
101:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:32:46.44 :EdmFs/Vfo
夏樹「誰が真っ赤だって?///」モジモジッ
武内P「いえ……あの」
夏樹「見てみろよ/// 全然平然としてるぜ///」モジモジッ
夏樹「さすがに、手を繋いだだけで照れるわけないだろ///」モジモジモジモジッ
李衣菜「な――つき――~~ちっ!?」
みく「あっ、駄目にゃ!/// 見てるこっちが照れるにゃ!///」
夏樹「おいおい、だらしないぜみく///」ソワソワッ
夏樹「そんなんじゃ、この先困る事も出てくるぞ///」ソワソワソワソワッ
…ちょんっ
武内P「あ……あの」
李衣菜「もうやめて――っ! やめてよ、なつき――~~ちっ!」
みく「手を繋ぐのが恥ずかしいのか、指でつまむだけになったにゃああ!///」
菜々「……」
夏樹「誰が真っ赤だって?///」モジモジッ
武内P「いえ……あの」
夏樹「見てみろよ/// 全然平然としてるぜ///」モジモジッ
夏樹「さすがに、手を繋いだだけで照れるわけないだろ///」モジモジモジモジッ
李衣菜「な――つき――~~ちっ!?」
みく「あっ、駄目にゃ!/// 見てるこっちが照れるにゃ!///」
夏樹「おいおい、だらしないぜみく///」ソワソワッ
夏樹「そんなんじゃ、この先困る事も出てくるぞ///」ソワソワソワソワッ
…ちょんっ
武内P「あ……あの」
李衣菜「もうやめて――っ! やめてよ、なつき――~~ちっ!」
みく「手を繋ぐのが恥ずかしいのか、指でつまむだけになったにゃああ!///」
菜々「……」
102:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:38:12.60 :EdmFs/Vfo
武内P「……」
夏樹「――と、まあ……」ソワソワッ
…パッ!
夏樹「……こんな所かな」
李衣菜「どんな所!? 全然わかんないよ、なつきち!」
夏樹「? アタシと菜々、どっちがこの人と仲が良いか、って話だろ?」
李衣菜「そうだったけど、また違う話が出てきたよ!」
夏樹「おいおい……最後まで貫くのがロック、だろ」
李衣菜「ロックって言うか、ショックだよ!」
夏樹「ははーん? 妬いてるのか、だりー?」
みく「……夏樹チャンの、意外な一面を見たにゃ」
菜々「……」
武内P「……」
夏樹「――と、まあ……」ソワソワッ
…パッ!
夏樹「……こんな所かな」
李衣菜「どんな所!? 全然わかんないよ、なつきち!」
夏樹「? アタシと菜々、どっちがこの人と仲が良いか、って話だろ?」
李衣菜「そうだったけど、また違う話が出てきたよ!」
夏樹「おいおい……最後まで貫くのがロック、だろ」
李衣菜「ロックって言うか、ショックだよ!」
夏樹「ははーん? 妬いてるのか、だりー?」
みく「……夏樹チャンの、意外な一面を見たにゃ」
菜々「……」
103:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:46:23.88 :EdmFs/Vfo
みく「ナナチャン! あれなら、楽勝だよ!」
菜々「えっ!?」
みく「どうしたの、ボーッとして?」
菜々「いっ、いえ! 別に、ボーッとなんてしてませんよ!?」
みく「ナナちゃん! こっちも、ボディタッチで対抗にゃ!」
菜々「対抗!? ど、どうやって!?」
みく「? 腕でも組めば良いんじゃない?」
菜々「腕を組む!? 前でですか!? 後ろでですか!?」
みく「へっ? そうじゃなく、普通に……」
みく「――いや、待つにゃ」
みく「前! 前で、おしとやか~な感じで!」
一同「……?」
みく「ナナチャン! あれなら、楽勝だよ!」
菜々「えっ!?」
みく「どうしたの、ボーッとして?」
菜々「いっ、いえ! 別に、ボーッとなんてしてませんよ!?」
みく「ナナちゃん! こっちも、ボディタッチで対抗にゃ!」
菜々「対抗!? ど、どうやって!?」
みく「? 腕でも組めば良いんじゃない?」
菜々「腕を組む!? 前でですか!? 後ろでですか!?」
みく「へっ? そうじゃなく、普通に……」
みく「――いや、待つにゃ」
みく「前! 前で、おしとやか~な感じで!」
一同「……?」
104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:53:44.16 :EdmFs/Vfo
菜々「え、えっと……こう、でしょうか?」
みく「そう! それで……Pチャン!」
武内P「えっ!?」
みく「ナナチャンの後ろに立って! 早く!」
武内P「はっ、はい!」
みく「そう! それで、ナナチャンの肩に両手を置いて!」
武内P「こう……でしょうか」
…そっ
菜々「えっ、っと……これは……?」
みく「どうにゃ! この、二人の姿を見てどう思う!?」
李衣菜・夏樹「……できてるっぽい……!」
武内P・菜々「!?」
菜々「え、えっと……こう、でしょうか?」
みく「そう! それで……Pチャン!」
武内P「えっ!?」
みく「ナナチャンの後ろに立って! 早く!」
武内P「はっ、はい!」
みく「そう! それで、ナナチャンの肩に両手を置いて!」
武内P「こう……でしょうか」
…そっ
菜々「えっ、っと……これは……?」
みく「どうにゃ! この、二人の姿を見てどう思う!?」
李衣菜・夏樹「……できてるっぽい……!」
武内P・菜々「!?」
105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 22:59:34.56 :EdmFs/Vfo
みく「――そのまま! 二人共、そのまま動かないで!」
武内P・菜々「っ!?」ビクッ!
みく「笑って笑って~……はい、チーズ!」
菜々「キャハッ☆」ニコッ!
武内P「……」ニゴォッ
ピピッ、カシャッ!
みく「……あー……Pチャンは笑顔をせず、もう一枚お願いしまーす」
みく「ナナチャンは、穏やかに笑って~……はい、チーズ!」
菜々「……」ニコリ
武内P「……」
ピピッ、カシャッ!
みく「……くう~っ! カンッペキ! 完璧な写真にゃ!」
李衣菜・夏樹「……確かに……!」
みく「――そのまま! 二人共、そのまま動かないで!」
武内P・菜々「っ!?」ビクッ!
みく「笑って笑って~……はい、チーズ!」
菜々「キャハッ☆」ニコッ!
武内P「……」ニゴォッ
ピピッ、カシャッ!
みく「……あー……Pチャンは笑顔をせず、もう一枚お願いしまーす」
みく「ナナチャンは、穏やかに笑って~……はい、チーズ!」
菜々「……」ニコリ
武内P「……」
ピピッ、カシャッ!
みく「……くう~っ! カンッペキ! 完璧な写真にゃ!」
李衣菜・夏樹「……確かに……!」
107:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 23:10:42.46 :EdmFs/Vfo
李衣菜「なんで……!? 私と同い年な筈なのに……!?」
菜々「あっ、いえあのっ……!?」
みく「しっくりくるでしょー!? これが、仲が良い事の証明だよ!」
菜々「そのしっくり感は、ちょっと違うやつと言うか、あのですね……!?」
みく「結論! 夏樹チャンより、菜々チャンの方がPチャンと仲良しにゃ!」
菜々「こっ、構図! 構図が良いからですよ! ねっ!?」
武内P「えっ!?」
菜々「ジェネレーションじゃなく、シチュエーションです!」
菜々「だから、皆も同じポーズで写真を撮ってみましょう! ねっ!?」
菜々「ねっ!?」
みく・李衣菜・夏樹「は……はあ」
李衣菜「なんで……!? 私と同い年な筈なのに……!?」
菜々「あっ、いえあのっ……!?」
みく「しっくりくるでしょー!? これが、仲が良い事の証明だよ!」
菜々「そのしっくり感は、ちょっと違うやつと言うか、あのですね……!?」
みく「結論! 夏樹チャンより、菜々チャンの方がPチャンと仲良しにゃ!」
菜々「こっ、構図! 構図が良いからですよ! ねっ!?」
武内P「えっ!?」
菜々「ジェネレーションじゃなく、シチュエーションです!」
菜々「だから、皆も同じポーズで写真を撮ってみましょう! ねっ!?」
菜々「ねっ!?」
みく・李衣菜・夏樹「は……はあ」
108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 23:16:42.98 :EdmFs/Vfo
菜々「そもそもですね!?」
菜々「どうして、ナナとなつきちさん、どっちの方が仲が良いかなんて話に!?」
みく・李衣菜「へっ?」
夏樹「あぁ、そういえば聞いてなかったな」
みく・李衣菜「どうして、って……あれ?」
武内P「次に撮られる方は、誰でしょうか?」
みく「えっ?」
李衣菜「あっ、じゃあ……なつきちで」
夏樹「アタシか?……まあ、構わないけどさ」
菜々「……」
菜々「そもそもですね!?」
菜々「どうして、ナナとなつきちさん、どっちの方が仲が良いかなんて話に!?」
みく・李衣菜「へっ?」
夏樹「あぁ、そういえば聞いてなかったな」
みく・李衣菜「どうして、って……あれ?」
武内P「次に撮られる方は、誰でしょうか?」
みく「えっ?」
李衣菜「あっ、じゃあ……なつきちで」
夏樹「アタシか?……まあ、構わないけどさ」
菜々「……」
109:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 23:22:32.68 :EdmFs/Vfo
・ ・ ・
みく「全員、撮ってみた……けど」
李衣菜「うーん……やっぱり、菜々ちゃんがしっくりくるね」
夏樹「なあ、なんかアタシの顔だけ夕日が当たってないか?」
菜々「きっ、気のせいですよ! 色々と!」
武内P「では……皆さん。そろそろ――」
みく・李衣菜「あっ」
武内P「――仕事……に」
みく・李衣菜「思い出した!」
武内P「っ!?」
夏樹「思い出したって……」
菜々「……何をですかね?」
・ ・ ・
みく「全員、撮ってみた……けど」
李衣菜「うーん……やっぱり、菜々ちゃんがしっくりくるね」
夏樹「なあ、なんかアタシの顔だけ夕日が当たってないか?」
菜々「きっ、気のせいですよ! 色々と!」
武内P「では……皆さん。そろそろ――」
みく・李衣菜「あっ」
武内P「――仕事……に」
みく・李衣菜「思い出した!」
武内P「っ!?」
夏樹「思い出したって……」
菜々「……何をですかね?」
110:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 23:30:42.11 :EdmFs/Vfo
みく「Pチャン!」
李衣菜「プロデューサー!」
みく「ネコミミと!」
李衣菜「ロックの!」
みく・李衣菜「どっちが好きなの!?」
夏樹「それが……アタシ達と、どう関係あるんだよ」
武内P「頑張って、話を逸らし誤魔化していたら……はい」
菜々「丁度ナナ達が来て、動物成分とロックの対決に……なったんですね」
武内P「申し訳、ありません……それしか、方法が」
みく・李衣菜「どっち!?」
武内P・夏樹・菜々「……」
みく「Pチャン!」
李衣菜「プロデューサー!」
みく「ネコミミと!」
李衣菜「ロックの!」
みく・李衣菜「どっちが好きなの!?」
夏樹「それが……アタシ達と、どう関係あるんだよ」
武内P「頑張って、話を逸らし誤魔化していたら……はい」
菜々「丁度ナナ達が来て、動物成分とロックの対決に……なったんですね」
武内P「申し訳、ありません……それしか、方法が」
みく・李衣菜「どっち!?」
武内P・夏樹・菜々「……」
111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 23:35:41.02 :EdmFs/Vfo
みく「! そうだ! さっき撮った写真!」
李衣菜「私とみくちゃんのを比べてみれば!」
みく・李衣菜「どっちの方が好きかわかるかも!」
みく・李衣菜「……」
みく・李衣菜「何この写真!?」
みく「李衣菜ちゃん、デレデレしすぎにゃ! 微塵もロックを感じないよ!」
李衣菜「みくちゃん、ネコミミ外してるじゃん! 前川さんだよ、これじゃ!」
みく・李衣菜「はあっ!?」
武内P・夏樹・菜々「……」
みく「! そうだ! さっき撮った写真!」
李衣菜「私とみくちゃんのを比べてみれば!」
みく・李衣菜「どっちの方が好きかわかるかも!」
みく・李衣菜「……」
みく・李衣菜「何この写真!?」
みく「李衣菜ちゃん、デレデレしすぎにゃ! 微塵もロックを感じないよ!」
李衣菜「みくちゃん、ネコミミ外してるじゃん! 前川さんだよ、これじゃ!」
みく・李衣菜「はあっ!?」
武内P・夏樹・菜々「……」
112:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 23:45:42.01 :EdmFs/Vfo
みく「ネコミミは常に付けてるわけじゃないもん!」
李衣菜「そうだけど! これじゃ、参考にならないよ!」
みく「ムッカーッ! それを言うなら、李衣菜ちゃんだって!」
李衣菜「しょうがないでしょ!? だって、手が肩に乗ったんだよ!?」
みく「わかるけど! Pチャンの手、大きくてドキッとしたけど!」
李衣菜「だよね!? みくちゃんも、ドキッとしたよね!?」
みく「こう、肩に後から手が乗せられた時の感触が、こう……」
李衣菜「わかるわかる! こっそり後ろに体重をかけて……」
みく「したした! やっぱり、李衣菜ちゃんもした!?」
李衣菜「するに決まってるって! 誰だってするよ!」
夏樹・菜々「……うんうん」コクコク
武内P「……」
みく「ネコミミは常に付けてるわけじゃないもん!」
李衣菜「そうだけど! これじゃ、参考にならないよ!」
みく「ムッカーッ! それを言うなら、李衣菜ちゃんだって!」
李衣菜「しょうがないでしょ!? だって、手が肩に乗ったんだよ!?」
みく「わかるけど! Pチャンの手、大きくてドキッとしたけど!」
李衣菜「だよね!? みくちゃんも、ドキッとしたよね!?」
みく「こう、肩に後から手が乗せられた時の感触が、こう……」
李衣菜「わかるわかる! こっそり後ろに体重をかけて……」
みく「したした! やっぱり、李衣菜ちゃんもした!?」
李衣菜「するに決まってるって! 誰だってするよ!」
夏樹・菜々「……うんうん」コクコク
武内P「……」
113:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/19(木) 23:54:33.34 :EdmFs/Vfo
みく「まあ、その……Pチャンの事は、頼りにしてるし」
李衣菜「そんなの……私だって、そうだよ」
みく「あっ、でも……みくの方が頼っちゃってるかも」
李衣菜「そう? 私も、かなり頼っちゃってると思うな」
みく・李衣菜「……」
みく・李衣菜「いやいやいやいや」
みく「ストライキの件もあるし? Pチャンを大分頼っちゃってるにゃ~」
李衣菜「何がロックかの答えを見つけられたのは、プロデューサーのおかげかな~」
みく・李衣菜「……」
みく・李衣菜「いやいやいやいや!」
武内P「あ、あの……お二人とも……?」
夏樹「なんだか、話が……」
菜々「変な方向にいってませんか……?」
みく「まあ、その……Pチャンの事は、頼りにしてるし」
李衣菜「そんなの……私だって、そうだよ」
みく「あっ、でも……みくの方が頼っちゃってるかも」
李衣菜「そう? 私も、かなり頼っちゃってると思うな」
みく・李衣菜「……」
みく・李衣菜「いやいやいやいや」
みく「ストライキの件もあるし? Pチャンを大分頼っちゃってるにゃ~」
李衣菜「何がロックかの答えを見つけられたのは、プロデューサーのおかげかな~」
みく・李衣菜「……」
みく・李衣菜「いやいやいやいや!」
武内P「あ、あの……お二人とも……?」
夏樹「なんだか、話が……」
菜々「変な方向にいってませんか……?」
115:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/20(金) 00:05:47.11 :ddppTFcpo
みく「李衣菜ちゃん、この写真を見るにゃ」
みく「この、みくの安心しきった顔!」
李衣菜「みくちゃんこそ、この写真を見なって」
李衣菜「この、私の穏やかな顔!」
みく「よく見て! ほら、なんか『♡』が見える気がしない!?」
李衣菜「そんなの私もだよ! 『♡』が一つ、二つ……そっちより多く見える!」
みく「にゃあ~っ!? 李衣菜ちゃんの方が、Pチャンを好きって言いたいの!?」
李衣菜「じゃあ、みくちゃんの方がプロデューサーを好きだとでも!?」
みく・李衣菜「う~っ……!」
みく・李衣菜「解散!」
武内P「……!」ホッ!
夏樹・菜々「……」
みく「李衣菜ちゃん、この写真を見るにゃ」
みく「この、みくの安心しきった顔!」
李衣菜「みくちゃんこそ、この写真を見なって」
李衣菜「この、私の穏やかな顔!」
みく「よく見て! ほら、なんか『♡』が見える気がしない!?」
李衣菜「そんなの私もだよ! 『♡』が一つ、二つ……そっちより多く見える!」
みく「にゃあ~っ!? 李衣菜ちゃんの方が、Pチャンを好きって言いたいの!?」
李衣菜「じゃあ、みくちゃんの方がプロデューサーを好きだとでも!?」
みく・李衣菜「う~っ……!」
みく・李衣菜「解散!」
武内P「……!」ホッ!
夏樹・菜々「……」
116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/20(金) 00:18:57.26 :ddppTFcpo
武内P「それでは……皆さん、仕事に――」
夏樹「写真だけで判断するなら……みく、だな」
李衣菜「なつきち!?」
菜々「いえいえ、この写真を見る限りでは……李衣菜ちゃん、ですね」
みく「ナナチャン!?」
夏樹「いや、だってこれ……メスの顔って感じだぞ?」
菜々「これが、リアルJK……17歳の乙女の顔ですよ」
みく・李衣菜「~~っ!?」
みく「みくの方が――」
李衣菜「私の方が――」
みく・李衣菜「好きだもんっ!」
武内P「っ……!?」
みく・李衣菜「……」
みく・李衣菜「あれっ!?」
おわり
武内P「それでは……皆さん、仕事に――」
夏樹「写真だけで判断するなら……みく、だな」
李衣菜「なつきち!?」
菜々「いえいえ、この写真を見る限りでは……李衣菜ちゃん、ですね」
みく「ナナチャン!?」
夏樹「いや、だってこれ……メスの顔って感じだぞ?」
菜々「これが、リアルJK……17歳の乙女の顔ですよ」
みく・李衣菜「~~っ!?」
みく「みくの方が――」
李衣菜「私の方が――」
みく・李衣菜「好きだもんっ!」
武内P「っ……!?」
みく・李衣菜「……」
みく・李衣菜「あれっ!?」
おわり
117:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/20(金) 00:20:19.07 :fU2Q7UXSo
おつ
ニヨニヨした
ニヨニヨした
127:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/20(金) 22:06:08.89 :ddppTFcpo
「「ケンカ?」」
正直に言いなさい、って言われたから、本当の事を言ったのに。
早苗さんも、瑞樹さんも、信じられないという顔でこっちを見てる。
一度顔を見合わせたと思ったら、また、私に視線を向ける。
缶コーヒーの縁を指でなぞりながら、同じことを言う。
「はい。彼と……些細なことで、ケンカを」
普段は、ほとんどそういう事は無いのだけど。
……でも、やっぱり駄目ね。
一緒に生活するとなると、それにあたって、考え方の違いが出てくる。
今回のケンカの原因も、それ。
「二人がケンカ……って」
「……想像出来ないわ」
これでも、ちょっとした事での言い合いはするんですよ?
どれも、小さな事で……すぐ、仲直りしますけど。
だって、彼ったら、すぐに私を優先しようとするんですもの。
支え合っていくって、そういう事じゃないと思うんです。
「長引きそうなの?」
早苗さんが、横に座りながら、聞いてくる。
その表情は心配そうで、それが、ちょっと心苦しい。
だって、きっとケンカの原因は、人から見たら大した事じゃないんですもの。
言ったら、そんな事でケンカしたらタイホ、って怒られちゃうかも。
「どうでしょう……わかりません」
これに関しては、お互い譲るつもりがないんです。
だから、余計に話がこじれちゃって。
お仕事中、顔や態度に出さないように気を遣っていたつもり。
でも、この二人には、バレちゃうのね。
「良ければ、話してみない?」
瑞樹さんが、早苗さんとは反対側に座りながら、聞いてくる。
その表情は優しげで、それが、ちょっと嬉しい。
だって、こんな風に気兼ねなく接してくれる人は、とっても少ないから。
そんな、素敵なお友達が居る事は、とても幸せだと、そう、思う。
「……居酒屋で?」
なんて言ったら、
「「んっ!」」
と、両側から、肩で小突かれた。
「……ふふっ!」
そのせいで……ううん、おかげで、笑みがこぼれた。
「「ケンカ?」」
正直に言いなさい、って言われたから、本当の事を言ったのに。
早苗さんも、瑞樹さんも、信じられないという顔でこっちを見てる。
一度顔を見合わせたと思ったら、また、私に視線を向ける。
缶コーヒーの縁を指でなぞりながら、同じことを言う。
「はい。彼と……些細なことで、ケンカを」
普段は、ほとんどそういう事は無いのだけど。
……でも、やっぱり駄目ね。
一緒に生活するとなると、それにあたって、考え方の違いが出てくる。
今回のケンカの原因も、それ。
「二人がケンカ……って」
「……想像出来ないわ」
これでも、ちょっとした事での言い合いはするんですよ?
どれも、小さな事で……すぐ、仲直りしますけど。
だって、彼ったら、すぐに私を優先しようとするんですもの。
支え合っていくって、そういう事じゃないと思うんです。
「長引きそうなの?」
早苗さんが、横に座りながら、聞いてくる。
その表情は心配そうで、それが、ちょっと心苦しい。
だって、きっとケンカの原因は、人から見たら大した事じゃないんですもの。
言ったら、そんな事でケンカしたらタイホ、って怒られちゃうかも。
「どうでしょう……わかりません」
これに関しては、お互い譲るつもりがないんです。
だから、余計に話がこじれちゃって。
お仕事中、顔や態度に出さないように気を遣っていたつもり。
でも、この二人には、バレちゃうのね。
「良ければ、話してみない?」
瑞樹さんが、早苗さんとは反対側に座りながら、聞いてくる。
その表情は優しげで、それが、ちょっと嬉しい。
だって、こんな風に気兼ねなく接してくれる人は、とっても少ないから。
そんな、素敵なお友達が居る事は、とても幸せだと、そう、思う。
「……居酒屋で?」
なんて言ったら、
「「んっ!」」
と、両側から、肩で小突かれた。
「……ふふっ!」
そのせいで……ううん、おかげで、笑みがこぼれた。
128:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/20(金) 22:45:33.75 :ddppTFcpo
・ ・ ・
「これなんか、どうですか?」
「いえ、二つに分けましょう」
当然、受け入れられると思った提案が、却下された。
彼の発言に驚いて、カタログに向けていた顔を上げる。
向けた視線の先には、平然とした、彼の顔がある。
自分の発言が、当り前の事だと思っている時の表情で。
「? どうか、されましたか?」
キョトンと、こっちを見ている。
私の指は、まだ、二人が一緒に寝られる大きなサイズのベッドから、動いていない。
今は、どんな家具にしようかと、カフェで相談中。
とっても楽しい時間だったのに、どうして、そんな事を言うのかしら。
「そのお話、お受け出来ません」
絶対に、ベッドは一つです。
見てください、このベッド。
二人で寝ても十分に広いし、背の高い貴方も、ゆっくり出来ますよ。
シーツを替えるのがちょっと大変そうだけど……でも、それだけです。
「……」
彼は、困ったような顔をして、右手を首筋にやった。
そして、ビシッと人差し指をカタログに突き立ててる私の左手を取り、優しく持ち上げた。
そのまま、ツイッと横に滑らせて――トスリ。
隣のページの、シングルサイズだけど、大きめなベッドの位置に、置き換えた。
「……むー」
カタログに接した指先を支点に、左手をグリグリと動かして、抗議。
すると彼は、また、私の左手を包み込み、さっきと同じ様に移動させていく。
ふふっ! 寝具にシングルベッドは使いません……うふふっ!
トスリ。
指先が、さっきの場所のすぐ近く……シングルベッドの位置に、置かれた。
「……むーっ!」
今度は、指を動かさずに、目で抗議する。
子供っぽいとは思うけれど、少し、ほっぺたも膨らませて。
だって、こういう風にした方が、私の意見を聞いてくれるんですもの。
……下手に口を開いたら、説得されちゃうかもしれないでしょう?
「その……ですね」
彼は、ベッドを分ける理由を語りだした。
帰りが遅くなった時、先に眠っている貴女を起こしてしまうかも知れない。
眠る時は、一人の方がゆっくり眠れるだろう。
そうやって、色々と、ベッドを分けるメリットを言ってくる。
「一緒が、良いです」
お互いお仕事があるから、一緒に居られる時間が少ないんだもの。
寝る時くらい一緒で……目が覚めたら、すぐ近く、手の触れられる所に居て欲しいの。
・ ・ ・
「これなんか、どうですか?」
「いえ、二つに分けましょう」
当然、受け入れられると思った提案が、却下された。
彼の発言に驚いて、カタログに向けていた顔を上げる。
向けた視線の先には、平然とした、彼の顔がある。
自分の発言が、当り前の事だと思っている時の表情で。
「? どうか、されましたか?」
キョトンと、こっちを見ている。
私の指は、まだ、二人が一緒に寝られる大きなサイズのベッドから、動いていない。
今は、どんな家具にしようかと、カフェで相談中。
とっても楽しい時間だったのに、どうして、そんな事を言うのかしら。
「そのお話、お受け出来ません」
絶対に、ベッドは一つです。
見てください、このベッド。
二人で寝ても十分に広いし、背の高い貴方も、ゆっくり出来ますよ。
シーツを替えるのがちょっと大変そうだけど……でも、それだけです。
「……」
彼は、困ったような顔をして、右手を首筋にやった。
そして、ビシッと人差し指をカタログに突き立ててる私の左手を取り、優しく持ち上げた。
そのまま、ツイッと横に滑らせて――トスリ。
隣のページの、シングルサイズだけど、大きめなベッドの位置に、置き換えた。
「……むー」
カタログに接した指先を支点に、左手をグリグリと動かして、抗議。
すると彼は、また、私の左手を包み込み、さっきと同じ様に移動させていく。
ふふっ! 寝具にシングルベッドは使いません……うふふっ!
トスリ。
指先が、さっきの場所のすぐ近く……シングルベッドの位置に、置かれた。
「……むーっ!」
今度は、指を動かさずに、目で抗議する。
子供っぽいとは思うけれど、少し、ほっぺたも膨らませて。
だって、こういう風にした方が、私の意見を聞いてくれるんですもの。
……下手に口を開いたら、説得されちゃうかもしれないでしょう?
「その……ですね」
彼は、ベッドを分ける理由を語りだした。
帰りが遅くなった時、先に眠っている貴女を起こしてしまうかも知れない。
眠る時は、一人の方がゆっくり眠れるだろう。
そうやって、色々と、ベッドを分けるメリットを言ってくる。
「一緒が、良いです」
お互いお仕事があるから、一緒に居られる時間が少ないんだもの。
寝る時くらい一緒で……目が覚めたら、すぐ近く、手の触れられる所に居て欲しいの。
129:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/20(金) 23:24:05.99 :ddppTFcpo
・ ・ ・
「お兄さ――ん! 生! 大ジョッキで!」
「二つで! 飲まなきゃやってられないわ!」
早苗さんと瑞樹さんが、大声で注文する。
二人は、さっき来たばかりの唐揚げを自分のお皿に取り、
早苗さんはそのままで、瑞樹さんはレモンを絞って、パクリと一口で頬張った。
やっぱり熱かったのか、ちょっとだけ顔を歪めた後、
半分ほど残っていたジョッキの残りを盛大に飲み干し、
「「――ノロケか!」」
口を揃えて、言った。
私としては……そんなつもりは無かったんですけど。
だって、ベッドを分けようなんて言われたんですよ?
それが、どうしてノロケになるんですか、もうっ。
ちょっとムッとしちゃって、お猪口に残っていた日本酒をクイッと飲み干す。
「まあ、そうは言っても、重要な事よね」
「わかるわ。ノロケなのは、置いておいて」
二人が、うんうんと、頷いてる。
……てっきり、そんな事でケンカするなと言われると、思ってたんですけど。
もしかして……このまま、彼を説得するのを手伝ってくれるのかしら?
ふふっ! 強力な、協力者ね……うふふっ!
「ベッド、分けるべきよ」
「ええ、その方が良いわ」
えっ?
「えっ……と、待ってください」
もしかして、早苗さんも瑞樹さんも……彼の味方をするんですか?
「だって、ねえ? 帰りが遅くなった時、起こしちゃ悪いじゃないの」
私は、むしろ起こして欲しいです。
美容のために夜更かしは出来ないけれど、せめて、「おかえりなさい」は言いたい。
その位なら何の苦にもなりませんし、全く問題ありませんから。
「眠る時は、一人の方がよく眠れるもの。むしろ、寝室も分ける?」
寝室も分ける!?
瑞樹さんは、どうしてそんな怖い事を言うんですか!?
あぁ……ビックリしちゃった。
「だって……」
「……ねえ?」
目を見開いて、固まる私に、
「「ゆっくり、休んで欲しいじゃない?」」
二人は、笑いながら言った。
その言葉の意味を理解して、私は、ベッドを分ける事に決めた。
寝室を分けるのは、さすがに……寂しいから、嫌です。
・ ・ ・
「お兄さ――ん! 生! 大ジョッキで!」
「二つで! 飲まなきゃやってられないわ!」
早苗さんと瑞樹さんが、大声で注文する。
二人は、さっき来たばかりの唐揚げを自分のお皿に取り、
早苗さんはそのままで、瑞樹さんはレモンを絞って、パクリと一口で頬張った。
やっぱり熱かったのか、ちょっとだけ顔を歪めた後、
半分ほど残っていたジョッキの残りを盛大に飲み干し、
「「――ノロケか!」」
口を揃えて、言った。
私としては……そんなつもりは無かったんですけど。
だって、ベッドを分けようなんて言われたんですよ?
それが、どうしてノロケになるんですか、もうっ。
ちょっとムッとしちゃって、お猪口に残っていた日本酒をクイッと飲み干す。
「まあ、そうは言っても、重要な事よね」
「わかるわ。ノロケなのは、置いておいて」
二人が、うんうんと、頷いてる。
……てっきり、そんな事でケンカするなと言われると、思ってたんですけど。
もしかして……このまま、彼を説得するのを手伝ってくれるのかしら?
ふふっ! 強力な、協力者ね……うふふっ!
「ベッド、分けるべきよ」
「ええ、その方が良いわ」
えっ?
「えっ……と、待ってください」
もしかして、早苗さんも瑞樹さんも……彼の味方をするんですか?
「だって、ねえ? 帰りが遅くなった時、起こしちゃ悪いじゃないの」
私は、むしろ起こして欲しいです。
美容のために夜更かしは出来ないけれど、せめて、「おかえりなさい」は言いたい。
その位なら何の苦にもなりませんし、全く問題ありませんから。
「眠る時は、一人の方がよく眠れるもの。むしろ、寝室も分ける?」
寝室も分ける!?
瑞樹さんは、どうしてそんな怖い事を言うんですか!?
あぁ……ビックリしちゃった。
「だって……」
「……ねえ?」
目を見開いて、固まる私に、
「「ゆっくり、休んで欲しいじゃない?」」
二人は、笑いながら言った。
その言葉の意味を理解して、私は、ベッドを分ける事に決めた。
寝室を分けるのは、さすがに……寂しいから、嫌です。
130:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/07/21(土) 00:09:59.59 :NEnjp6wvo
・ ・ ・
「……」
カチャリ。
寝室のドアを開けて、ベッドに向かう。
今日は、彼は帰りが遅くなると、前から聞いていた。
だから、今日は先に寝ておくの。
「……」
ベッドに腰掛け、枕元に置かれた時計に手を伸ばす。
私は、明日の仕事は午後からだけど、彼はいつも通り、朝早くに起きる。
その時間に合わせて、アラームをセット。
彼ったら、食には関心があると言っておきながら、朝ご飯を抜いたりするんですもの。
「明日は、トーストにしようかしら」
ご飯とお味噌汁が続いたから、少し、気分を変えて。
冷蔵庫には、えっと……レタスを千切って、トマトもあったわね。
目玉焼きかスクランブルエッグかは……うん、明日聞いてから決めれば良いわ。
何にせよ、ちゃんと食べて、元気を出して貰わないと!
「……」
トースト、トースト……トースト……通すと。
トースト、食べる、通すと……トーストを食べるまで、通すと……思わないでくださいね?
……ふふっ! うふふっ!
ダジャレの仕込みも、バッチリ。
「……うん」
ボフリと、横になる。
ベッドのシーツは、白。
枕カバーは、青と緑で、どちらも淡い色合い。
これを決める時にも、彼は、私が顔を赤くするような事を言ったのよね。
「……ふふっ」
そんな、ちょっとした一幕を思い出しながら、布団に潜り込む。
イメージカラーという事で、私の枕カバーは、緑色。
だけど私は、青いカバーがかかっている枕に、顔を沈めた。
「……うふふっ!」
きっと彼は、帰って来て、仕方の無い人だと、右手を首筋にやるのだろう。
その姿を見られないのは残念だけど……でも、良いの。
早く寝た分、私の方が、寝起きはハッキリしてますから。
可愛らしい、寝ぼけた顔をゆっくり見られるんだから、ベッドを分けて正解だったわ。
「おやすみなさい」
彼のベッドは、私のもの。
私のベッドは、彼のもの。
ベッドを分ける事には同意したけど、一緒に寝たいとは、思ってるのよ?
だから、こうする事くらいは、許してくださいますよね。
ふふっ! 眠りにね、無理、は禁物……うふふっ!
おわり
・ ・ ・
「……」
カチャリ。
寝室のドアを開けて、ベッドに向かう。
今日は、彼は帰りが遅くなると、前から聞いていた。
だから、今日は先に寝ておくの。
「……」
ベッドに腰掛け、枕元に置かれた時計に手を伸ばす。
私は、明日の仕事は午後からだけど、彼はいつも通り、朝早くに起きる。
その時間に合わせて、アラームをセット。
彼ったら、食には関心があると言っておきながら、朝ご飯を抜いたりするんですもの。
「明日は、トーストにしようかしら」
ご飯とお味噌汁が続いたから、少し、気分を変えて。
冷蔵庫には、えっと……レタスを千切って、トマトもあったわね。
目玉焼きかスクランブルエッグかは……うん、明日聞いてから決めれば良いわ。
何にせよ、ちゃんと食べて、元気を出して貰わないと!
「……」
トースト、トースト……トースト……通すと。
トースト、食べる、通すと……トーストを食べるまで、通すと……思わないでくださいね?
……ふふっ! うふふっ!
ダジャレの仕込みも、バッチリ。
「……うん」
ボフリと、横になる。
ベッドのシーツは、白。
枕カバーは、青と緑で、どちらも淡い色合い。
これを決める時にも、彼は、私が顔を赤くするような事を言ったのよね。
「……ふふっ」
そんな、ちょっとした一幕を思い出しながら、布団に潜り込む。
イメージカラーという事で、私の枕カバーは、緑色。
だけど私は、青いカバーがかかっている枕に、顔を沈めた。
「……うふふっ!」
きっと彼は、帰って来て、仕方の無い人だと、右手を首筋にやるのだろう。
その姿を見られないのは残念だけど……でも、良いの。
早く寝た分、私の方が、寝起きはハッキリしてますから。
可愛らしい、寝ぼけた顔をゆっくり見られるんだから、ベッドを分けて正解だったわ。
「おやすみなさい」
彼のベッドは、私のもの。
私のベッドは、彼のもの。
ベッドを分ける事には同意したけど、一緒に寝たいとは、思ってるのよ?
だから、こうする事くらいは、許してくださいますよね。
ふふっ! 眠りにね、無理、は禁物……うふふっ!
おわり
コメント 1
コメント一覧 (1)
今日、つまり今しがた周子がダーツバーで意気投合したチャラ男とハメ撮り画像を送り付けてきた夢を見て目が覚めた。
明日は唯が町でナンパされたゴリマッチョ黒人とガチハメしているのを俺が縛られて猿轡をされた状態で目の前で見せ付けられる夢が見れるといいな。
森きのこ
が
しました