1: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:04:11.65 :BzbZGJDm0
藍「~~♪ ~~♪」 テトテト
藍(今日はお休みの日だから、らんひとりで街に遊びにきたよ。でも無駄づかいしちゃダメなんだって、かずはに言われたの)
藍「だいじに使わないとね。たい焼き屋さんどこかな~……あれ?」
優珂「このアイス、二段にしてくれるかしら? ありがとう、待たせて貰うわ」
藍「あーっ! ようをいじめた悪いやつ!」
優珂「チッ、ヘルヴォルの序列47位か。休日まであんた達に付き合う義理はないんだけど?」
藍「むー、やっぱりいじわる。らん、ふーかのこと嫌い!」
藍「~~♪ ~~♪」 テトテト
藍(今日はお休みの日だから、らんひとりで街に遊びにきたよ。でも無駄づかいしちゃダメなんだって、かずはに言われたの)
藍「だいじに使わないとね。たい焼き屋さんどこかな~……あれ?」
優珂「このアイス、二段にしてくれるかしら? ありがとう、待たせて貰うわ」
藍「あーっ! ようをいじめた悪いやつ!」
優珂「チッ、ヘルヴォルの序列47位か。休日まであんた達に付き合う義理はないんだけど?」
藍「むー、やっぱりいじわる。らん、ふーかのこと嫌い!」
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2: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:06:47.40 :BzbZGJDm0
優珂「はいはい、悪い奴で結構。ねえ、面倒なのに絡まれたからアイス急いで欲しいんだけど?」
藍「あ! ふーか、アイスふたつも重ねてる……」
優珂「それが何? 人がなにを食べようが勝手でしょ」
藍「ちかるが言ってたよ。アイスはいっこまでにしないと、お腹が冷えちゃうからダメなんだって」
優珂「はぁ……? くだらない、貧乏性のお子様は一段のアイスでも齧ってれば?」 シャリ
藍「……ふーかズルい、らんもアイス二段にしたいのに……」 チラ
優珂(まったく、久々の休みをヘルヴォルに邪魔されるなんてついてないわね)
優珂「目障りな奴。そんなに欲しければ自分で買えばいいじゃない」
藍「でも、らんのおこづかい足りない……」
優珂「そんなわけないでしょう、ヘルヴォルで撃破スコアトップのあんたがどうして金欠なのよ」
優珂「はいはい、悪い奴で結構。ねえ、面倒なのに絡まれたからアイス急いで欲しいんだけど?」
藍「あ! ふーか、アイスふたつも重ねてる……」
優珂「それが何? 人がなにを食べようが勝手でしょ」
藍「ちかるが言ってたよ。アイスはいっこまでにしないと、お腹が冷えちゃうからダメなんだって」
優珂「はぁ……? くだらない、貧乏性のお子様は一段のアイスでも齧ってれば?」 シャリ
藍「……ふーかズルい、らんもアイス二段にしたいのに……」 チラ
優珂(まったく、久々の休みをヘルヴォルに邪魔されるなんてついてないわね)
優珂「目障りな奴。そんなに欲しければ自分で買えばいいじゃない」
藍「でも、らんのおこづかい足りない……」
優珂「そんなわけないでしょう、ヘルヴォルで撃破スコアトップのあんたがどうして金欠なのよ」
3: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:07:50.17 :BzbZGJDm0
藍「だって……この前たい焼きたくさん買いすぎちゃってから、かずはがあんまりおこづかいくれないんだもん」
優珂(ふーん? これはいい事を聞いたわ。序列1位は隊員の資産を没収して個人管理してるのか)
優珂「あーあ、可哀想に。じゃあわたしがあんたのアイスをおごってあげましょうか?」
藍「えっ! ふーか、いいの!?」 パァァ
優珂「ええ。いままで意地悪しすぎてたから、仲直りの印よ」 ニコ
藍「ほんとうに? なんか怪しい……」 ジト
優珂「疑り深い奴ね。なら──そこのあんた、こいつにアイス三段積みなさい。お代はわたしが持つわ」
藍「え!? さっ、ささ──さんだんも!?」
優珂「なに、足りないわけ? ならもう一段積みましょうか♪」
藍「わぁぁぁぁ!」 パァァ
藍「だって……この前たい焼きたくさん買いすぎちゃってから、かずはがあんまりおこづかいくれないんだもん」
優珂(ふーん? これはいい事を聞いたわ。序列1位は隊員の資産を没収して個人管理してるのか)
優珂「あーあ、可哀想に。じゃあわたしがあんたのアイスをおごってあげましょうか?」
藍「えっ! ふーか、いいの!?」 パァァ
優珂「ええ。いままで意地悪しすぎてたから、仲直りの印よ」 ニコ
藍「ほんとうに? なんか怪しい……」 ジト
優珂「疑り深い奴ね。なら──そこのあんた、こいつにアイス三段積みなさい。お代はわたしが持つわ」
藍「え!? さっ、ささ──さんだんも!?」
優珂「なに、足りないわけ? ならもう一段積みましょうか♪」
藍「わぁぁぁぁ!」 パァァ
4: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:08:24.06 :BzbZGJDm0
藍「はっ! だ……ダメなんだよ! いっきにアイスよっつも食べたら、お腹きゅーってなっちゃう!」
優珂「強化リリィがその程度でお腹を壊すはずないじゃない? 一つ目はオレンジ。最後に口をさっぱりさせるには丁度いいわね」
藍「で、でもちかるとかずはに怒られる……!」
優珂「そんなの黙ってりゃバレないわよ。二段目はラムネね、炭酸の粒ラムネを一緒に溶かすのが美味しいわ」
藍「う、うぅぅ……! ダメだよふーか、らん悪い子になっちゃうから……!」
優珂「いつまでいい子ぶってんのよ。三段目はチョコミント、鼻に抜ける爽やかな香りがアイスと相性がいいのよね」
藍「~~っ、らんいらない! ふーかに全部あげる!」
優珂「あら、本当にいいの? 最後はストロベリーよ、あんた甘いの好きなんじゃなかったっけ?」
藍「ふわぁぁぁああ~~! イチゴだぁぁぁ~~!」 キラキラ
藍「はっ! だ……ダメなんだよ! いっきにアイスよっつも食べたら、お腹きゅーってなっちゃう!」
優珂「強化リリィがその程度でお腹を壊すはずないじゃない? 一つ目はオレンジ。最後に口をさっぱりさせるには丁度いいわね」
藍「で、でもちかるとかずはに怒られる……!」
優珂「そんなの黙ってりゃバレないわよ。二段目はラムネね、炭酸の粒ラムネを一緒に溶かすのが美味しいわ」
藍「う、うぅぅ……! ダメだよふーか、らん悪い子になっちゃうから……!」
優珂「いつまでいい子ぶってんのよ。三段目はチョコミント、鼻に抜ける爽やかな香りがアイスと相性がいいのよね」
藍「~~っ、らんいらない! ふーかに全部あげる!」
優珂「あら、本当にいいの? 最後はストロベリーよ、あんた甘いの好きなんじゃなかったっけ?」
藍「ふわぁぁぁああ~~! イチゴだぁぁぁ~~!」 キラキラ
5: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:08:52.36 :BzbZGJDm0
優珂「でもざーんねん、わたしに全部くれるのよねぇ?」
藍「や、やっぱりなし! らんが食べるの!」
優珂「ふん、まあ流石にわたしもこんなには食べきれないわよ。早くそれ持ってどっかいけば?」
藍「…………」 オズ
優珂「しつこい。言いたいことがあればはっきりと──」
藍「んっ! ふーか、らんのアイス半分あげる!」
優珂「……なんのつもりかしら?」
優珂「でもざーんねん、わたしに全部くれるのよねぇ?」
藍「や、やっぱりなし! らんが食べるの!」
優珂「ふん、まあ流石にわたしもこんなには食べきれないわよ。早くそれ持ってどっかいけば?」
藍「…………」 オズ
優珂「しつこい。言いたいことがあればはっきりと──」
藍「んっ! ふーか、らんのアイス半分あげる!」
優珂「……なんのつもりかしら?」
6: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:09:18.32 :BzbZGJDm0
藍「ふーかはらんにアイス買ってくれたから、ちょっとだけ悪いやつじゃないかも。だからはんぶんこ!」
優珂「思考回路がガキね。まあ元々わたしの金で買った物だし、くれるって言うのなら遠慮なく頂くわよ」 カジ
藍「ああ~っ、イチゴから食べたぁ~っ!」
優珂「うるさい、先にさっさと食べない方が悪──んぐっ!?」 ピキィ
優珂(し、しまった……! これで三個目のアイスだから、頭がぁ……!) ズキズキ
藍「? ふーか、どうしたの?」 ペロペロ
優珂「な、なんでもない……これ以上は付き合いきれないわ、帰る……」
藍「まってふーか、はんぶんこだからもういっこ食べなきゃだよ!」 ガシ
優珂「」
藍「ふーかはらんにアイス買ってくれたから、ちょっとだけ悪いやつじゃないかも。だからはんぶんこ!」
優珂「思考回路がガキね。まあ元々わたしの金で買った物だし、くれるって言うのなら遠慮なく頂くわよ」 カジ
藍「ああ~っ、イチゴから食べたぁ~っ!」
優珂「うるさい、先にさっさと食べない方が悪──んぐっ!?」 ピキィ
優珂(し、しまった……! これで三個目のアイスだから、頭がぁ……!) ズキズキ
藍「? ふーか、どうしたの?」 ペロペロ
優珂「な、なんでもない……これ以上は付き合いきれないわ、帰る……」
藍「まってふーか、はんぶんこだからもういっこ食べなきゃだよ!」 ガシ
優珂「」
7: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:09:58.64 :BzbZGJDm0
優珂(わざとなの? くっ、序列47位……意外と狡猾な奴ね──!) ズキズキ
藍「ふーかぁ……」 ウルウル
優珂「チッ、本当に面倒な連中ね! ほら、これでいいでしょ──うぐぅっ!?」 ズキン
藍「えへへ。アイス美味しいね、ふーか」 ニコニコ
恋花「お~い、藍~! あんたそんな所でなにやってん──げ、松村優珂……!」
千香瑠「……優珂さん、奇遇ですね。藍ちゃんを連れ出して今度はなにを企んでいるんですか?」
優珂「こんな時に、やかましい連中がきたわね……本当についてないわ、最悪の休日よ……」 フラ
藍「ふーか、またね。アイス、おいしかったー」
優珂(わざとなの? くっ、序列47位……意外と狡猾な奴ね──!) ズキズキ
藍「ふーかぁ……」 ウルウル
優珂「チッ、本当に面倒な連中ね! ほら、これでいいでしょ──うぐぅっ!?」 ズキン
藍「えへへ。アイス美味しいね、ふーか」 ニコニコ
恋花「お~い、藍~! あんたそんな所でなにやってん──げ、松村優珂……!」
千香瑠「……優珂さん、奇遇ですね。藍ちゃんを連れ出して今度はなにを企んでいるんですか?」
優珂「こんな時に、やかましい連中がきたわね……本当についてないわ、最悪の休日よ……」 フラ
藍「ふーか、またね。アイス、おいしかったー」
8: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:10:29.57 :BzbZGJDm0
千香瑠「アイス……? まあ藍ちゃん、口元がカラフルになってるわ! アイスは1日1個までって教えたでしょう?」
藍「あっ……! ち、違うのちかる。ふーかがね、らんにアイス買ってくれたの!」 アセ
恋花「あいつがぁ~? 藍、こっそり毒とか盛られてんじゃない?」
藍「え!? そういえばふーか、アイス食べたあと頭痛そうにしてた。らんも頭痛くなっちゃう?」 フルフル
恋花「あちゃー、気付いちゃったかぁ。実は時間が経ってくると、だんだん耐えられなくなるような激痛が……!」
千香瑠「恋花さん?」 ニコォ
恋花「うそうそ、冗談だって千香瑠! でも珍しいこともあるわねー、あの陰険序列2位様が藍にアイスをおごるなんてさぁ?」
藍「ふーかは悪いやつだけど、ちょっとだけ良いやつだよ?」
千香瑠・恋花「「それはない」です」
竜胆「優珂、大丈夫……?」
優珂「うるさい、頭に響く……!」 ズキズキ
おわり
千香瑠「アイス……? まあ藍ちゃん、口元がカラフルになってるわ! アイスは1日1個までって教えたでしょう?」
藍「あっ……! ち、違うのちかる。ふーかがね、らんにアイス買ってくれたの!」 アセ
恋花「あいつがぁ~? 藍、こっそり毒とか盛られてんじゃない?」
藍「え!? そういえばふーか、アイス食べたあと頭痛そうにしてた。らんも頭痛くなっちゃう?」 フルフル
恋花「あちゃー、気付いちゃったかぁ。実は時間が経ってくると、だんだん耐えられなくなるような激痛が……!」
千香瑠「恋花さん?」 ニコォ
恋花「うそうそ、冗談だって千香瑠! でも珍しいこともあるわねー、あの陰険序列2位様が藍にアイスをおごるなんてさぁ?」
藍「ふーかは悪いやつだけど、ちょっとだけ良いやつだよ?」
千香瑠・恋花「「それはない」です」
竜胆「優珂、大丈夫……?」
優珂「うるさい、頭に響く……!」 ズキズキ
おわり
9: ◆0OFFzs.gSU9k:2022/04/10(日) 13:13:17.48 :BzbZGJDmo
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