1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:48:45.90 :EdTvcWAU0
ピンポンパンポン ピヨピヨ
小鳥「時刻は24時ちょうどになりました。」
小鳥「本日もやってまいりました。アイドル事務所の事務員がお送りするハイカラな寸劇番組、765プロむかしばなしの時間です」
小鳥「皆さん、絵本や昔話は、子供だけのためのものではございません。オトナだって楽しんでいいんです!」
小鳥「この番組は、レポートに追われてるそこの夜更かし学生さんや、残業帰りで割引シールのついた刺身と発泡酒を嗜むそこの独身女性…グスン…に、ひとときの癒しを与える番組でございます。」
ピンポンパンポン ピヨピヨ
小鳥「時刻は24時ちょうどになりました。」
小鳥「本日もやってまいりました。アイドル事務所の事務員がお送りするハイカラな寸劇番組、765プロむかしばなしの時間です」
小鳥「皆さん、絵本や昔話は、子供だけのためのものではございません。オトナだって楽しんでいいんです!」
小鳥「この番組は、レポートに追われてるそこの夜更かし学生さんや、残業帰りで割引シールのついた刺身と発泡酒を嗜むそこの独身女性…グスン…に、ひとときの癒しを与える番組でございます。」
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2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:49:37.20 :EdTvcWAU0
小鳥「さて、本日は『やよいのおつかい』というお話です。」
小鳥「これは、有名な落語家『津軽家空色(つがるや れいんぼう)』という方の落語を元に絵本向けに簡略化されて作られたお話です」ピヨピヨ
小鳥「むかしむかし、といっても時代設定は曖昧ですが…コホン。あるところに、律子という女性がおりました。」
小鳥「彼女は一人娘のやよいを大事に育てていましたが、あまり過保護に育てるあまり、やよいがやや世間知らずに育ってしまったのではないかと感じるようになっておりました。」
小鳥「そこで律子は、世間を覚えさせるためにやよいにおつかいを頼むことにしました…」
~~~~~~
小鳥「さて、本日は『やよいのおつかい』というお話です。」
小鳥「これは、有名な落語家『津軽家空色(つがるや れいんぼう)』という方の落語を元に絵本向けに簡略化されて作られたお話です」ピヨピヨ
小鳥「むかしむかし、といっても時代設定は曖昧ですが…コホン。あるところに、律子という女性がおりました。」
小鳥「彼女は一人娘のやよいを大事に育てていましたが、あまり過保護に育てるあまり、やよいがやや世間知らずに育ってしまったのではないかと感じるようになっておりました。」
小鳥「そこで律子は、世間を覚えさせるためにやよいにおつかいを頼むことにしました…」
~~~~~~
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:50:41.12 :EdTvcWAU0
律子「おーい、やよい!ちょいと来てくれないかね」
やよい「へい!なんでしょうか!」
律子「へい!だなんて男勝りな返事はよくないね、もっとおしとやかに、はい!って」
やよい「はい!なんでしょうか!」
律子「よーし、ちょっとお前さんにおつかいを頼もうかと思ってな。」
やよい「おつかい…?」
律子「お前さんももう9つになる。一人で物を買うてくることくらい出来んと立派な女にゃなれんからねぇ」
やよい「りっぱ…りっぱなオンナになりたい!あたしおつかいします!」
律子「おーい、やよい!ちょいと来てくれないかね」
やよい「へい!なんでしょうか!」
律子「へい!だなんて男勝りな返事はよくないね、もっとおしとやかに、はい!って」
やよい「はい!なんでしょうか!」
律子「よーし、ちょっとお前さんにおつかいを頼もうかと思ってな。」
やよい「おつかい…?」
律子「お前さんももう9つになる。一人で物を買うてくることくらい出来んと立派な女にゃなれんからねぇ」
やよい「りっぱ…りっぱなオンナになりたい!あたしおつかいします!」
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:51:45.79 :EdTvcWAU0
律子「すぐそこの八百屋は分かるね?あそこでいくつか買ってきてほしいんだ」
やよい「えっと…しょうちいたした!じゃあいってき!」ガタッ
律子「待て待て、まだ何を買うか言ってないじゃないか。今から言うから、よーく覚えるんよ」
律子「まずはチンゲン菜、あとは豆腐ね、きぬともめんがあるんだけど、もめんを買ってきてほしい」
やよい「チンゲン…さい、きぬ、…もめん…」
律子「あと、大根なんだが…そうだ!紅大根ってのがあるからそれを頼もうかしらね」
やよい「くれないだいこん…くれないだいこん…わかった!」
律子「よーし、じゃあこのお金を持って…気を付けていってらっしゃいよ!」
小鳥「なんてやり取りを致しまして、意気揚々とおつかいにでかけましたわけですが、やよいはかしこいので品物を忘れないようにしっかり復唱しながら歩いていきます」
律子「すぐそこの八百屋は分かるね?あそこでいくつか買ってきてほしいんだ」
やよい「えっと…しょうちいたした!じゃあいってき!」ガタッ
律子「待て待て、まだ何を買うか言ってないじゃないか。今から言うから、よーく覚えるんよ」
律子「まずはチンゲン菜、あとは豆腐ね、きぬともめんがあるんだけど、もめんを買ってきてほしい」
やよい「チンゲン…さい、きぬ、…もめん…」
律子「あと、大根なんだが…そうだ!紅大根ってのがあるからそれを頼もうかしらね」
やよい「くれないだいこん…くれないだいこん…わかった!」
律子「よーし、じゃあこのお金を持って…気を付けていってらっしゃいよ!」
小鳥「なんてやり取りを致しまして、意気揚々とおつかいにでかけましたわけですが、やよいはかしこいので品物を忘れないようにしっかり復唱しながら歩いていきます」
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:54:21.57 :EdTvcWAU0
やよい「ちんげんさい…とうふ…きぬ、もめん…くれない…だいこん…」
亜美「おーい!やよいっちじゃん!遊ぼうよ!」
やよい「ごめんよ、いまおつかいの最中なんだ!」
亜美「おつかいだと!悪い奴め!なんてことしてるんだ!!…で、おつかいってなに?」
やよい「えっとね…立派なオンナになることっておっかぁが言ってた!」
亜美「ほほう…エロエロですなぁ」
真美「亜美~、それじゃ言葉遣いが全然ラテン風じゃないよ!」
やよい「えっと、ラテンじゃなくて古典…?」
亜美「気にしちゃいかんよ、真美ィ!やよいィ!」
やよい「はわわ!そうだった、おつかいのもの忘れないようにしなきゃ…ちん…きぬ…もめん…くれない…くれない?」
小鳥「なんてよくわからない話をしつつ、ようやく八百屋へと到着しました。八百屋では、元気で中性的な風貌の少女が表で呼び込みをしていました。」
やよい「ちんげんさい…とうふ…きぬ、もめん…くれない…だいこん…」
亜美「おーい!やよいっちじゃん!遊ぼうよ!」
やよい「ごめんよ、いまおつかいの最中なんだ!」
亜美「おつかいだと!悪い奴め!なんてことしてるんだ!!…で、おつかいってなに?」
やよい「えっとね…立派なオンナになることっておっかぁが言ってた!」
亜美「ほほう…エロエロですなぁ」
真美「亜美~、それじゃ言葉遣いが全然ラテン風じゃないよ!」
やよい「えっと、ラテンじゃなくて古典…?」
亜美「気にしちゃいかんよ、真美ィ!やよいィ!」
やよい「はわわ!そうだった、おつかいのもの忘れないようにしなきゃ…ちん…きぬ…もめん…くれない…くれない?」
小鳥「なんてよくわからない話をしつつ、ようやく八百屋へと到着しました。八百屋では、元気で中性的な風貌の少女が表で呼び込みをしていました。」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:55:42.72 :EdTvcWAU0
真「へい!いらっしゃい!!おや、お嬢ちゃんおつかいか?」
やよい「は、はい!(へい!いらっしゃい…へい!って挨拶してるってことは…きっと男勝りな人ってことです!)」
真「そうかあ、若いのに偉いね!何を買いに来たか言ってみ」
やよい「はい!えっと…えっと……なんだっけ!?どわすれしてしまいました…」
真「いいよいいよ、落ち着いてゆっくり思い出してな!」
やよい「かっこよくて優しい人だなぁ、照れてしまいます…//」
やよい「えーっと……ちん…ちん…」
真「なっ!!待てえ!間違えるのはしょうがねえが教えておく!ボk…あたしはれっきとした女将でい!!そんなもんついてな…」
やよい「チンゲン菜!思い出しました、チンゲン菜です!」
真「あいよ!あいよ!もちろんわかってたよ!べつに勘違いとかしてないからねー?大丈夫よ?んねー?」
真「へい!いらっしゃい!!おや、お嬢ちゃんおつかいか?」
やよい「は、はい!(へい!いらっしゃい…へい!って挨拶してるってことは…きっと男勝りな人ってことです!)」
真「そうかあ、若いのに偉いね!何を買いに来たか言ってみ」
やよい「はい!えっと…えっと……なんだっけ!?どわすれしてしまいました…」
真「いいよいいよ、落ち着いてゆっくり思い出してな!」
やよい「かっこよくて優しい人だなぁ、照れてしまいます…//」
やよい「えーっと……ちん…ちん…」
真「なっ!!待てえ!間違えるのはしょうがねえが教えておく!ボk…あたしはれっきとした女将でい!!そんなもんついてな…」
やよい「チンゲン菜!思い出しました、チンゲン菜です!」
真「あいよ!あいよ!もちろんわかってたよ!べつに勘違いとかしてないからねー?大丈夫よ?んねー?」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:56:55.50 :EdTvcWAU0
やよい「あと、あとは…うーんと…」
真「大丈夫かい?一度おうち帰って確認してきたほうがいいんじゃないかい?」
やよい「でも、せっかくおつかいに行かせてくれたのに戻っちゃったら…それじゃ立派なオンナになれないです…」
真「はっはっは、立派なオンナねえ…いい心がけじゃないか。お前さんも将来はそれはそれはいいオンナになれるさ。ボk…あたしみたいにね!」
やよい「は、はい…!でももうちょっとで思い出せる…あっ!!(思い出したかも)」スルスル
真「おいおいお嬢ちゃん、着物の帯がゆるんでるよ?直してあげるからおいで」
やよい「きぬ!!」
真「??」
やよい「あと、あとは…うーんと…」
真「大丈夫かい?一度おうち帰って確認してきたほうがいいんじゃないかい?」
やよい「でも、せっかくおつかいに行かせてくれたのに戻っちゃったら…それじゃ立派なオンナになれないです…」
真「はっはっは、立派なオンナねえ…いい心がけじゃないか。お前さんも将来はそれはそれはいいオンナになれるさ。ボk…あたしみたいにね!」
やよい「は、はい…!でももうちょっとで思い出せる…あっ!!(思い出したかも)」スルスル
真「おいおいお嬢ちゃん、着物の帯がゆるんでるよ?直してあげるからおいで」
やよい「きぬ!!」
真「??」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:58:08.60 :EdTvcWAU0
やよい「き、きぬ……!」
真「き、着ぬ?そうは言ったってこのままじゃ脱げちまうよ…?」
やよい「も、もめ…!んっ…!」
真「っ!!??着ぬ!?揉め!?な、なにを言い出すんだ!?//」
やよい「えへへ…思い出せました……///」
やよい「これで立派なオンナになれますか…?」
真「待て待て!立派なオンナって…ええ…そういうこと?…え、ええ…?」
やよい「だめ…ですか?」キョトン
やよい「き、きぬ……!」
真「き、着ぬ?そうは言ったってこのままじゃ脱げちまうよ…?」
やよい「も、もめ…!んっ…!」
真「っ!!??着ぬ!?揉め!?な、なにを言い出すんだ!?//」
やよい「えへへ…思い出せました……///」
やよい「これで立派なオンナになれますか…?」
真「待て待て!立派なオンナって…ええ…そういうこと?…え、ええ…?」
やよい「だめ…ですか?」キョトン
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 01:59:18.61 :EdTvcWAU0
真「ああもう!!親は何を教えたんだ!お前さん、いくつなんだい!?」
やよい「ひとつ、ひとつだけでいいです!」
真「いやいやいや…そういうことじゃなくて!…そもそもいくつだいって聞くのもちょっと違うか!?色々と違うな!?」
やよい「あれ、どっちだったっけ…きぬ…もめん…ああ、そうか!」
やよい「揉め…ください…?」チラッ
真「うわああああ!//ダメ!ボk…あたしの何かがおかしくなるから、ダメだ!」
やよい「はわわ…お豆腐はダメでした…そもそも八百屋さんでお豆腐を買うのは正しいのでしょうか」
真「ああもう!!親は何を教えたんだ!お前さん、いくつなんだい!?」
やよい「ひとつ、ひとつだけでいいです!」
真「いやいやいや…そういうことじゃなくて!…そもそもいくつだいって聞くのもちょっと違うか!?色々と違うな!?」
やよい「あれ、どっちだったっけ…きぬ…もめん…ああ、そうか!」
やよい「揉め…ください…?」チラッ
真「うわああああ!//ダメ!ボk…あたしの何かがおかしくなるから、ダメだ!」
やよい「はわわ…お豆腐はダメでした…そもそも八百屋さんでお豆腐を買うのは正しいのでしょうか」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 02:00:50.85 :EdTvcWAU0
やよい「ああ、もうひとつあった気が!えっと…」
真「ま、まだ何かあるのかい?」
やよい「だいこん、だいこんを買う…」
真「お、大根か。よかった普通で…この白いのでいいかい?」
やよい「あ、待ってください!えっと…なんだっけ…あっ!」
やよい「あの…あげない大根をください!」
やよい「ああ、もうひとつあった気が!えっと…」
真「ま、まだ何かあるのかい?」
やよい「だいこん、だいこんを買う…」
真「お、大根か。よかった普通で…この白いのでいいかい?」
やよい「あ、待ってください!えっと…なんだっけ…あっ!」
やよい「あの…あげない大根をください!」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 02:01:48.04 :EdTvcWAU0
真「ん?あげない…なんだい?揚げ料理に使わないってことか?」
やよい「えっと、そうじゃなくて、ほんとにあげちゃいけないやつです」
真「渡しちゃいけないってことだよね?」
やよい「はい、絶対にあげちゃダメな大根なんです。」
真「うん」
やよい「それをください。」
真「うん?」
真「ん?あげない…なんだい?揚げ料理に使わないってことか?」
やよい「えっと、そうじゃなくて、ほんとにあげちゃいけないやつです」
真「渡しちゃいけないってことだよね?」
やよい「はい、絶対にあげちゃダメな大根なんです。」
真「うん」
やよい「それをください。」
真「うん?」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 02:02:41.91 :EdTvcWAU0
やよい「あげない大根なんです…」グズッ
真「うう…この娘の目が嘘をついているようには思えぬ…あげちゃいけない…一番良い大根ってことか?だとしたら…」
真「おーい!雪歩!アレを持ってきてくれないか?」
やよい「持ってきて…くれない…はっ!」
雪歩「はいはいただいま…でもこの我が家自慢の大根を、どうするんです?」
真「このお嬢ちゃんにあげちまおうと思ってな」
雪歩「ええ!?また唐突に…何故そのような考えを?」
やよい「あげない大根なんです…」グズッ
真「うう…この娘の目が嘘をついているようには思えぬ…あげちゃいけない…一番良い大根ってことか?だとしたら…」
真「おーい!雪歩!アレを持ってきてくれないか?」
やよい「持ってきて…くれない…はっ!」
雪歩「はいはいただいま…でもこの我が家自慢の大根を、どうするんです?」
真「このお嬢ちゃんにあげちまおうと思ってな」
雪歩「ええ!?また唐突に…何故そのような考えを?」
13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 02:04:12.38 :EdTvcWAU0
真「お嬢ちゃんがね、あげちゃいけない大根をくれって言うんだ。何事かと思ってたけど…ボk…あたしもこのお嬢ちゃんのこの純粋な瞳に心奪われちまってね…」
雪歩「ぐぐ…貴女の心まで奪うとは!!危ないわね!!そこのお前さん!」
やよい「は、はい!」
雪歩「この大根はあげるけど、うちの亭主はあげないからね!」
真「て、亭主って…待て待て」
やよい「わ、わかりました!くれない大根!ありがとうございます!」スタコラ
真「くれない大根…えっ。」
真「お嬢ちゃんがね、あげちゃいけない大根をくれって言うんだ。何事かと思ってたけど…ボk…あたしもこのお嬢ちゃんのこの純粋な瞳に心奪われちまってね…」
雪歩「ぐぐ…貴女の心まで奪うとは!!危ないわね!!そこのお前さん!」
やよい「は、はい!」
雪歩「この大根はあげるけど、うちの亭主はあげないからね!」
真「て、亭主って…待て待て」
やよい「わ、わかりました!くれない大根!ありがとうございます!」スタコラ
真「くれない大根…えっ。」
14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 02:05:36.97 :EdTvcWAU0
真「…もしかして、何か勘違いしていたのかもしれない…?」
雪歩「まあいいじゃないですか。にしても、不思議な娘でしたねぇ…」
真「ああ、ひどく強く記憶に残りそうな娘だ………あの娘のおかげで新しい献立が浮かんだなぁ」
小鳥「その夜、八百屋の亭主(?)は新しい大根料理を作りました。その料理は、不思議なおつかい娘のように後に残るおいしさから、『あとひき大根』という名前がつけられ、今も世間で食べられる料理になりましたとさ」
小鳥「めでたし、めでたし」
小鳥「今週もお付き合いいただきありがとうございました。来週は、星井美希氏のミリオンセラーになった絵本『劇場版おむすびころりん:ババロア編』をお送りいたします、お楽しみに」
終
NHK
真「…もしかして、何か勘違いしていたのかもしれない…?」
雪歩「まあいいじゃないですか。にしても、不思議な娘でしたねぇ…」
真「ああ、ひどく強く記憶に残りそうな娘だ………あの娘のおかげで新しい献立が浮かんだなぁ」
小鳥「その夜、八百屋の亭主(?)は新しい大根料理を作りました。その料理は、不思議なおつかい娘のように後に残るおいしさから、『あとひき大根』という名前がつけられ、今も世間で食べられる料理になりましたとさ」
小鳥「めでたし、めでたし」
小鳥「今週もお付き合いいただきありがとうございました。来週は、星井美希氏のミリオンセラーになった絵本『劇場版おむすびころりん:ババロア編』をお送りいたします、お楽しみに」
終
NHK
15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/08/23(木) 02:08:38.71 :EdTvcWAU0
~~~~~~~~~~~
P「皆喋り方とかボロボロだけど…これ大丈夫なんですかね?」
高木「それが…あの時間のNHKで視聴率16%を記録したらしい。むしろあのぎこちなさがたまらんという声が」
P「うそやん…」
貴音「大事なのは話し方ではございませんよ」
P「そういえば、喋り方的には貴音が一番違和感無さそうだけど、出ないのか?」
貴音「…出るとしたら語り部の立ち位置が良いので、小鳥嬢が落ちるのを待っているのです」
P「そ、そっかぁ…」
千早「これが本当の、飛ぶ鳥を落とす…プッククク」
春香「千早ちゃん、何笑ってるの?」
おわり
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P「皆喋り方とかボロボロだけど…これ大丈夫なんですかね?」
高木「それが…あの時間のNHKで視聴率16%を記録したらしい。むしろあのぎこちなさがたまらんという声が」
P「うそやん…」
貴音「大事なのは話し方ではございませんよ」
P「そういえば、喋り方的には貴音が一番違和感無さそうだけど、出ないのか?」
貴音「…出るとしたら語り部の立ち位置が良いので、小鳥嬢が落ちるのを待っているのです」
P「そ、そっかぁ…」
千早「これが本当の、飛ぶ鳥を落とす…プッククク」
春香「千早ちゃん、何笑ってるの?」
おわり
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