1: ◆NjOgVWN4E2:2019/04/21(日) 20:18:40.60 :IQ/I3zo/O
あの期末試験の後の告白から数ヶ月後。
波乱の修学旅行から帰ってきた後、俺は二乃の告白の返事をする事にした。
最初は二乃の言う通り最悪の出会いだった。性格がひねくれていて、俺はこいつに何度も煮え湯を飲まされていた。
お洒落にばかり気を使って、中身のないすっからかんの今どきの馬鹿。
そう思っていたが、告白されてから二乃を意識して見ると今まで二乃のわかりやすい外見しか見ていなかったのは馬鹿な俺の方だと気が付かされた。
社交的で料理上手、姉妹思いの二乃にどこか惹かれていく自分がいた。
最初はきっぱり断るつもりだったが、修学旅行を経て、二乃の魅力に気が付き、どう返事していいのかわからなくなっていた。
二乃の事が好き?いや、好きかと問われるとわからない。
でも、日が立つにつれ、俺の中で二乃が嫌な奴からちょっと気になる奴に変わっていたのは事実だ。
そんな二乃にいつまでも返事をせず、キープしておくような真似をするのは不誠実だと思った。
そんなわけで、バイト中に二人っきりで皿を洗っている時、俺は二乃に告白の返事をした。
風太郎「なあ、俺たち付き合ってみないか?」
読む →
あの期末試験の後の告白から数ヶ月後。
波乱の修学旅行から帰ってきた後、俺は二乃の告白の返事をする事にした。
最初は二乃の言う通り最悪の出会いだった。性格がひねくれていて、俺はこいつに何度も煮え湯を飲まされていた。
お洒落にばかり気を使って、中身のないすっからかんの今どきの馬鹿。
そう思っていたが、告白されてから二乃を意識して見ると今まで二乃のわかりやすい外見しか見ていなかったのは馬鹿な俺の方だと気が付かされた。
社交的で料理上手、姉妹思いの二乃にどこか惹かれていく自分がいた。
最初はきっぱり断るつもりだったが、修学旅行を経て、二乃の魅力に気が付き、どう返事していいのかわからなくなっていた。
二乃の事が好き?いや、好きかと問われるとわからない。
でも、日が立つにつれ、俺の中で二乃が嫌な奴からちょっと気になる奴に変わっていたのは事実だ。
そんな二乃にいつまでも返事をせず、キープしておくような真似をするのは不誠実だと思った。
そんなわけで、バイト中に二人っきりで皿を洗っている時、俺は二乃に告白の返事をした。
風太郎「なあ、俺たち付き合ってみないか?」